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  1. 糸島市議会 2020-03-02
    令和2年 第1回糸島市議会定例会(第1日) 本文 2020-03-02


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    〔午前10時00分 開会(開議)〕 ◯議長(田原耕一)  ただいまから令和2年第1回糸島市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりでございます。  これより議事に入ります。 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(田原耕一)  日程第1.会議録署名議員の指名を議題とします。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、3番加茂正彦議員、4番後藤宏爾議員を指名いたします。 日程第2 会期の決定 3 ◯議長(田原耕一)  日程第2.会期の決定を議題とします。  お諮りします。本定例会は、本日から3月23日までの22日間としたいと思います。御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(田原耕一)  御異議なしと認めます。会期は22日間と決定いたしました。
    日程第3 諸報告 5 ◯議長(田原耕一)  日程第3.諸報告をいたします。  令和元年度例月現金出納検査報告書及び令和元年度定期監査結果報告書及び令和元年度工事監査結果報告書が、お手元に配付のとおり監査委員から提出されておりますので、報告いたします。 日程第4 請願の取り下げについて 6 ◯議長(田原耕一)  日程第4.請願の取り下げについてを議題とします。  継続審査となっておりました令和元年請願第2号 入札条件の変更を求める請願については、総務文教常任委員会において審査中でありましたが、2月10日に請願者から請願取下げ申出書が提出されました。  お諮りします。令和元年請願第2号の取下げについては、これを承認することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 7 ◯議長(田原耕一)  御異議なしと認めます。よって、令和元年請願第2号の取下げについては、これを承認することに決しました。 日程第5 令和2年度糸島市施政方針及び教育方      針について 8 ◯議長(田原耕一)  日程第5.令和2年度糸島市施政方針及び教育方針についてを議題とします。  施政方針について説明を求めます。月形市長。 9 ◯市長(月形祐二)  おはようございます。  令和2年第1回糸島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては御出席を賜り、誠にありがとうございます。  このたびの議会は、市政運営の基本となります令和2年度当初予算をはじめといたしまして、多くの重要案件について御審議をお願いするものでございます。  令和2年度に向けまして施政方針を述べさせていただく前に、現在、全国的に感染が拡大している新型コロナウイルスについて述べさせていただきます。  議員の皆様も御承知のとおり、新型コロナウイルスが全世界に感染が拡大し、日本においても多数の方が感染され、重症化し、亡くなられる方も発生しており、亡くなられた患者の皆様には心から哀悼の意を表するところでございます。  本市も2月20日に対策本部を設置し、市民の生命と健康を守るため、感染拡大防止に向けた対策を講じているところでございます。  特に、子供たちの健康、安全確保については、市内小・中学校につきまして、明日3日から24日までは休校とし、また、一部公共施設についても2週間休館とさせていただきました。今後も感染患者の発生状況や国、県の動きも見ながら、市民の生命と健康を守るため迅速に対応をしていきたいと考えておりますので、引き続き、市民、議員の皆様の御協力をお願いをいたします。  それでは、私の令和2年度の市政運営に関する所信の一端を述べさせていただき、議員の皆様をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力をお願いするものでございます。  令和2年度の施政方針の説明に入る前に、令和元年度の総括につきまして、少し述べさせていただきます。  本年1月1日に、本市は市制施行10周年を迎えました。この10年、新鮮な農林水産物をはじめ、風光明媚な自然環境や観光名所、また、移住・定住の地として、本市は全国から脚光を浴び、“ブランド糸島”が定着してきました。  これも、先人の皆様の御努力、御尽力のたまものであり、心から感謝するとともに、先人の皆様が築いてこられた糸島の礎をしっかりと守りながら、次のステップへ発展していくため、令和元年度につきましては「ワンランク上のまちづくりを目指して~糸島の新しい時代を創って行く~」を基本テーマに、10の重点施策を掲げてまちづくりに取り組んできました。  まず初めに、「災害に強いまちづくり」につきましては、昨年も9月から10月にかけて、連続して台風が日本列島を襲い、河川の堤防決壊や大規模停電など、東日本を中心に甚大な被害が発生しました。  このような大規模な自然災害が発生している中、公助に加え、自助、共助の機能を高めていくことが大変重要であり、令和元年度は怡土、長糸、一貴山、桜野、加布里、東風の6校区で校区避難所運営訓練を実施しました。  また、地域防災計画と原子力災害広域避難計画の改定を行うとともに、自主防災組織の活動支援や原子力防災訓練を継続的に実施しました。  さらに、避難所機能の強化に向けた長糸公民館の改修をはじめ、急傾斜地の保全対策としての地がけ事業、浦志地区での雨水管渠整備事業、また、高規格救急自動車の更新などに取り組んできました。  次に、「子育て全力応援のまちづくり」につきましては、妊娠期から子育て期における母子などに対して、子育てに関する悩み相談や家庭訪問など、切れ目ない支援を行う子育て世代包括支援センターの設置に向けた準備を進め、本年4月に開設する運びとなっております。  また、昨年10月に子ども医療費助成の所得制限を廃止し、通院の対象を中学生までに拡大するとともに、ファミリー・サポート・センター事業や子育て支援センターでの障がい児等療育相談事業、教室・広場事業などにより、保護者などの負担軽減や地域ぐるみの子育て支援の強化に取り組んでまいりました。  さらに、民間保育所施設整備事業により、受入れ定員の拡大を図りながら、保育人材確保事業により保育人材の確保に取り組み、待機児童の解消に努めてきました。  このほかに、福吉しおさい公園への遊具の新設や、波多江と加布里の放課後児童クラブの改修などにも取り組んできました。  次に、「地域福祉の充実と健康寿命を延ばすまちづくり」につきましては、全ての市民が住み慣れた地域で、健康で安心して暮らし続けられるよう、まず福祉の面においては、我が事・丸ごと地域づくり推進事業で総合的な相談体制を整えながら、生活困窮者対策として、自立相談支援事業就労準備支援事業に加え、家計改善支援事業をスタートさせました。  また、健康寿命の延伸に向けた健康づくりを推進するため、校区単位の健康づくり事業をはじめ、特定健診やがん検診の受診率向上などに継続的に取り組むとともに、風疹の予防接種などを実施しました。  さらに、九州大学と連携し、高齢者の介護予防に向けたフレイル予防の研究を進めています。  次に、「市民協働と男女共同参画のまちづくり」につきましては、まず支援内容を見直し、校区まちづくり推進事業をリニューアルスタートしました。各校区で様々な地域活動が継続的に行われていますが、さらなる地域の活性化に向け、校区公民館のコミュニティセンター化の準備を進め、本年4月1日から全校区でコミュニティセンターがスタートすることになります。  また、“先人に感謝し、市民とともに祝い、次代につなぐ”をコンセプトに、市制施行10周年記念事業として、1月19日の記念式典をはじめ、「10周年記念市民まつり」の開催や「開運なんでも鑑定団」の収録・放映、「“いとしま”おせち」の販売、一蘭やキリンビール、博多大丸など、民間企業による記念ポスターや記念商品の製作・販売など、市民や事業者と一体となって10周年を祝う取組を行ってきました。  男女共同参画につきましては、令和元年度から自治会の男女共同参画促進事業をスタートさせ、長糸、加布里、可也、深江の4校区で、多種多様な人材の育成や女性活躍を促進する研修会を開催しました。  また、性の多様性が尊重される社会を目指す人権擁護推進事業を開始し、性的マイノリティに関する講演会などを開催しました。  次に、「自然を守り、環境にやさしい循環型のまちづくり」につきましては、エネルギー構造高度化転換理解促進事業に取り組み、公共施設への再生可能エネルギーの導入を進めており、令和元年度は一貴山公民館に太陽光発電システムを導入しました。  また、森林の環境保全だけでなく、林業振興にも目を向け、糸島産木材の生産、供給、利用拡大を図るためのサプライチェーン体制づくりを行い、糸島産木材による住宅建築を促進しています。  さらに、松林保全アダプト事業や環境美化活動など、市民や協賛企業・団体などとともに環境保全の活動に取り組んできました。  次に、「糸島ブランドを生かした産業振興と定住促進のまちづくり」につきましては、まず本市の“しごとの創生”をメインテーマとした第2期まち・ひと・しごと創生糸島市総合戦略を本年度末に策定し、令和2年度以降、この総合戦略に基づき、市内経済の好循環を図りながら、“糸島しごと”の創生を図っていきたいと考えています。  産業振興の取組としましては、国、県の各種補助制度を有効に活用した農業基盤整備や農業機械の導入、林道や漁港施設の整備事業など、生産基盤の整備を進めるとともに、岐志漁港では常設型カキ小屋の整備が完了しました。  商工業につきましては、農商工連携事業補助金をがんばる中小企業者応援補助金に一本化し、中小企業者が使いやすい補助制度をスタートさせ、中小企業の経営革新を促進するとともに、プレミアム付商品券による地域における消費喚起などに取り組んできました。  また、地域おこし企業人の活用によるマーケティング推進事業などにより、地域資源を生かした新たなビジネスの展開なども動き出してきております。  さらに、糸島市観光協会が中心となった糸島版地域DMOがスタートしました。今後、DMOを中心に、体験型観光や企業間・産業間連携による取組などにより、観光客の満足度を高めることはもちろん、観光を基軸に各産業が発展していくことを期待しているところでございます。  移住・定住の促進につきましては、昨年12月末現在の人口が10万1,857人となり、過去最高を記録したものの、農山漁村部では人口が減少してきており、今後、人口減少地域対策や関係人口の拡大に向けた取組が重要になってくると考えております。  次に、「九州大学等と連携した学術研究都市づくり」につきましては、民間主導による国際村の整備が開始され、その第1弾として令和2年度にコンベンション機能を備えた85室を有するホテルと、240室からなる留学生寮が完成する予定です。  また、糸島サイエンス・ヴィレッジ構想につきましては、民間主導による事業スキームについて、関係企業や金融機関などと具体的な協議を進めています。  さらに、泊地区での土地区画整理事業につきましては、昨年9月に地元で設立準備会が組織され、今後、事業が本格化していくものと期待しております。  次に、「大型プロジェクトと都市基盤整備の推進」につきましては、まず運動公園整備についてですが、地権者の皆様の御理解を得て用地を確保することができました。本年4月には事業者を選定し、6月議会に契約議案を上程させていただきたいと考えております。  新庁舎整備につきましては、本年6月を目途に基本設計を完了させ、その後実施設計に移り、令和3年度から工事に着手する予定です。  このほかにも、波多江駅自由通路整備事業新田久保田線整備事業、幸田橋架替事業、都市計画道路検証事業など、都市基盤の整備を着実に進めるとともに、地域の長年の願いでもありました光インターネットにつきましても、福吉・怡土地区で整備を開始し、本年3月末の完成予定となっております。これで、本市のほぼ全域において光インターネットが利用できる環境が整い、住環境や教育環境、事業環境などが向上することになります。  次に、「教育力向上のまちづくり」につきましては、小・中学校の大規模改造事業を計画的に進めながら、トイレ改修事業や学校施設改修事業などに取り組み、教育環境の整備を図るとともに、「いとしま学」などの本市の特色を生かした教育の推進に取り組んでいます。  具体的な内容につきましては、後ほど教育長が教育方針の中で説明いたします。  最後に、「将来を見据えた持続可能なまちづくり」につきましては、現在、第2次糸島市長期総合計画の策定に取り組んでいます。市民満足度調査や高校生未来会議、まちづくり市民委員会総合計画審議会など、市民参画による計画づくりを進め、先日、総合計画審議会から基本構想(案)の中間答申をいただきました。  公共施設マネジメントにつきましては、令和元年度より第1期アクションプランをスタートし、公共施設の機能集約や整理・統廃合などの準備を開始しました。  行財政健全化の取組につきましては、業務の効率化に向け、RPAというロボットによる業務の自動化に取り組み、5つの業務について、令和2年度から業務の自動化を図ります。  また、適正な受益者負担という観点から、事業所の御理解をいただきながら、事業所用ごみ袋の料金を改定させていただきました。  以上が、令和元年度における主な取組になりますが、引き続き、令和2年度の施政方針の説明に移らせていただきます。  まず、令和2年度のまちづくりの基本テーマにつきましては、「いとしま新時代へのチャレンジ~ワンランク上のまちづくりを目指して~」とさせていただきます。  先ほども申しましたが、1市2町合併後、新鮮な農林水産物をはじめ、風光明媚な自然環境や観光名所、また移住・定住の地として、本市は全国から脚光を浴び、この10年、糸島市としてすばらしいスタートが切れたと思っております。  ただ、ここで満足してはならないと考えています。市内外から注目を浴びるだけでなく、市民が夢を持って、安心して暮らし続けられ、真の意味で豊かさが実感できるまちになっていくには、これから始まる10年間が正念場になると考えています。  そこで令和元年度の基本テーマである「ワンランク上のまちづくりを目指して」に付け加える形で、「いとしま新時代へのチャレンジ」を基本テーマの始めに持ってきました。  これは令和2年度が、市制施行10周年から次の時代に向かって新たなスタートの年であること、ワンランク上のまちづくりに向け、第2次糸島市長期総合計画を決定する年であること、また、大規模自然災害や超高齢社会、人口減少地域への対策など、直面する課題に真正面から立ち向かっていかなければならないこと、そして、新庁舎建設や運動公園整備といった大型プロジェクトが本格的に始動すること、以上のように糸島の新しい時代の幕開けの年になると考えたからであります。  なお、この基本目標に基づく重点施策につきましては、現在策定中の第2次糸島市長期総合計画・基本構想(案)の基本目標に、「時代を見据えた大型プロジェクトの推進」、「持続可能なまちづくり計画の策定」を加えて設定いたしました。  それでは、重点政策ごとに新年度の取組方針を説明させていただきます。  まず、「未来社会で輝く子どもを育むまちづくり」です。  糸島や日本の未来を担う子供たちの健やかな成長は、私たち大人の責任であると考えています。  学力はもちろんのこと、よく遊び、人とつながり、地域とつながり、豊かな人間性や人生を生き抜いていく力、郷土を愛する気持ちなどを育みながら、自らの可能性を信じチャレンジしていける子供たちを、地域が一体となって育んでいく必要があります。  そこで、先ほども述べましたが、これまで準備を進めてきました子育て世代包括支援センターを今年の4月にオープンさせ、妊娠期から子育て期まで、切れ目のない子育て相談・支援を強化するとともに、このセンターを拠点に関係機関などと連携しながら、地域が一体となって子育てに取り組む環境の充実を図っていきます。  また、待機児童の解消は喫緊の課題であると捉えておりまして、受入れ定員の拡大に向けた民間保育所施設整備事業を継続しながら、3歳児未満の受入れ拡大を支援する3歳未満児保育所等入所確保事業、保育士の負担軽減に向け、保育補助者の雇上げを支援する保育補助者雇上げ強化事業、人材確保フェアに参加する保育園などを支援する保育士等人材確保フェア開催事業などに取り組み、市内の保育園などと連携を強化しながら待機児童の解消に努めていきます。  なお、教育における主な取組につきましては、後ほど教育長が教育方針の中で説明させていただきます。  次に、「人と人とがつながり助け合うまちづくり」です。  人口減少や少子高齢化、人間関係の希薄化など、各地域で様々な課題を抱えています。  そのような課題を克服するためには、地域住民が自分たちで地域を創っていくという意識を持つことが大切であり、地域住民がつながり合いながら、多様な人材が、その個性や能力を発揮できることで、地域コミュニティの活性化、持続可能な地域になっていくものと考えています。  そこで、令和2年度からスタートするコミュニティセンターを拠点として、令和元年度にリニューアルした校区まちづくり推進事業を中心に、地域の自立や活力の向上に向けた地域づくりを推進していきます。  また、定住コーディネート事業による人口減少地域への移住促進、空き家予備軍へのアプローチ強化、また、関係人口の拡大に向けた調査・研究などにも取り組んでいきたいと考えております。  さらに、自治会の男女共同参画促進事業を推進し、地域における女性の参画を進めるとともに、外国人住民が本市の人口1%を超えている中、多文化共生推進計画を本年度末に策定し、令和2年度において推進計画に基づく行動計画を策定して、多文化共生社会の実現に向けた取組を本格的にスタートさせたいと考えています。  次に、「みんなの命と暮らしを守るまちづくり」です。先ほども述べましたが、近年、熊本地震、九州北部豪雨、西日本豪雨、そして、度重なる台風の上陸など、自然災害が頻発、かつ大規模化してきております。  市民の生命や財産を守ることは、自治体の根幹・使命であり、いわゆる公助の取組をしっかりやっていくことはもちろん、自助、共助の取組も強化していく必要があり、万一、災害が発生したとしても、この自助、共助、公助の機能を発揮できるようにしておくことが重要であると考えています。  そこで、令和元年度から3年間で、全15校区で実施を予定している校区避難所運営訓練を行うとともに、自主防災組織の活動支援や原子力防災訓練などを継続的に実施していくことで、自助、共助の強化を図っていきます。  また、災害対策本部の機能強化に向け、関係機関との連携強化はもちろん、防災業務支援システムの運用・改善に努めながら、災害情報の収集、把握や災害対応の迅速化などを図っていきます。  さらに、消防・救急機能の機能強化に向け、消防団のポンプ自動車や装備品などを計画的に更新・充実を図りながら、令和2年度につきましては、高規格救急自動車の更新と併せて、近年、高層マンションの建設が増えてきている中、導入後21年が経過するはしご付消防自動車の更新を行うことにしています。  加えて、聴覚や言語に障がいがある人の救急活動を円滑・迅速に行うため、福岡都市圏の共同事業としてスマートフォンのアプリで外出先からも119番通報ができるNET119緊急通報システム導入事業に取り組みます。  次に、「健康で安心して暮らせるまちづくり」です。  超高齢社会を迎えている中で、「人生100年時代」を見据え、福祉・介護・保健・医療といった分野を包括的に取り組んでいく必要があります。  あわせて、地域において助け合い、支え合う仕組み、支援の輪を充実させていくことで、全ての市民が住み慣れた地域で自立した生活を送ることができる地域共生社会を創っていかなければならないと考えています。  そこで、我が事・丸ごと地域づくり推進事業などにより、子育てや介護、障がい、貧困など、総合的に相談に対応しながら、地域で解決できる仕組みづくりに取り組んでいきます。  生活困窮者への対策としましては、自立相談支援事業就労準備支援事業家計改善支援事業の3セットで継続的に支援を進めていきます。  保健・医療に関しましては、小学校区単位での健康づくり活動推進事業や、高齢者の保健事業と介護の一体的な実施などにより、ハイリスク者への早期の支援により、重症化・重度化を予防していきます。  また、5年目を迎える九州大学との健康支援プログラム研究開発事業につきましては、フレイル予防に向けた本市ならではの介入・支援方法をまとめ、その研究成果を持って具体的な取組を進めていきたいと考えています。
     加えて、令和3年度から令和12年度までの10年間における市民の健康づくりを総合的に推進するための「健康いとしま21」の策定に取り組みます。  次に、「ブランド糸島で活気あふれるまちづくり」です。  “ブランド糸島”の柱となっている第1次産業の振興を図るとともに、本年4月から第2期まち・ひと・しごと創生糸島市総合戦略をスタートさせますが、産業間や産学金官の連携による地域経済の活性化、担い手や労働力の育成・確保、新たな働き方の実現など、糸島で仕事をすること、働くこと、起業することが憧れとなるような“糸島しごと”のブランド化を図っていきたいと考えています。  国・県の補助制度などを有効に活用しながら、農業機械や生産基盤・施設などの整備・導入支援をはじめ、産直施設の活性化支援やキッズファーム事業の推進、環境保全活動の推進、漁港施設の計画的な整備や船越漁港での常設カキ小屋の整備、計画的な林道整備や林業成長産業化地域創出モデル事業による糸島産木材の利用促進などに取り組んでいきます。  また、糸島版地域DMOの活動を支援しながら、体験型観光の充実やインバウンド対策に取り組むとともに、中小企業の経営基盤の強化に向けた取組を行っていくため、中小企業振興基本条例の議会上程を予定しています。  加えて、新たな企業誘致の受け皿として、前原インターチェンジの北部に約4.6ヘクタールの産業団地整備に着手していくこととしております。  次に、「快適で住みよいまちづくり」です。  快適で“住み続けたいまち”となるよう、自然と都市との調和を図り、都市部や農漁村部など、それぞれの地域の特性を生かしながら、住環境や生活環境の充実を図っていく必要があると考えています。  そこで、まず、道路・交通環境として、本市の交通ネットワークの根幹である西九州自動車道や波多江泊線、北新地新田線の整備を促進するとともに、浦志有田線などの市道整備事業、橋梁長寿命化事業、交通安全施設整備事業などを実施していきます。あわせて、都市計画道路の検証作業を進め、総合的に道路網の評価を行うこととしています。  また、波多江駅の自由通路や筑前前原駅、糸島高校前駅、波多江駅のホーム柵の整備を促進していきます。  さらに、路線バスやコミュニティバスの維持・運行に努めるとともに、自主運行バスの拡大に向けた取組を進めていきます。  加えて、市民生活に支障となっている公園の高木を伐採するなど、適正な維持管理に努めながら、地域の拠点公園の遊具整備を計画的に進めていきます。  上下水道につきましては、志摩地区と前原地区を結ぶ緊急連絡管整備などを行い、水の安定的な供給に努めるとともに、下水処理施設などを安定的に維持するためのストックマネジメント計画の策定作業を進めます。  次に、「次代を見据えた大型プロジェクトの推進」です。  平成24年3月の請願採択に始まった糸島市運動公園の整備もいよいよ本格化します。令和2年度につきましては、事業者決定後、設計に取り組むことになりますが、市民の想いを形にし、将来にわたって市民に愛され、親しまれる運動公園を造っていきたいと考えています。  次に、新庁舎建設につきましては、市民の利便性向上はもちろん、市民の生命と財産を守る防災の拠点として、着実に整備を進めていきたいと考えており、先ほども申しましたが、令和2年度に実施設計を行い、令和3年度から工事に着手する予定です。  真の意味での学術研究都市づくりに向けた糸島サイエンス・ヴィレッジ構想につきましては、民間主導による推進体制を組織し、民間主導でサイエンス・ヴィレッジの事業に取りかかっていきたいと考えています。  あわせて、大学門前町の空間整備として、仮称泊土地区画整理事業の促進にも取り組んでいきます。  最後に、「持続可能なまちづくり計画の策定」です。  全国的に人口減少が進む中、超高齢社会の本格化や経済成長の鈍化など、将来にわたり持続可能な糸島を創っていくには、これからの10年間が大きなポイントになると強く考えています。  「自立度の高い糸島づくり」、「魅力を磨き上げる糸島づくり」、「住みやすい・住み続けたい糸島づくり」を通して、“新しい時代の糸島”を描く第2次糸島市長期総合計画を本年12月議会に上程させていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  また、第2次長期総合計画の策定と併せ、国土利用計画や都市計画マスタープラン、環境基本計画など、持続可能なまちづくりに向けた各種分野別計画の改定作業も開始することとしております。  大型プロジェクトや各種計画に基づく様々な政策などに取り組んでいきますが、民間資金・民間活力などを十分に活用するとともに、中期財政計画をしっかりと守り、健全で規律ある財政運営に努めていきます。  以上が令和2年度における施政方針でございますが、詳しいことにつきましては、各議案の提案理由、また、議案審議の中で御説明させていただきます。  最後になりますが、真の意味で糸島の真価が問われる10年がスタートしようとしています。当然のことながら、まちづくりは市行政だけで実現できるものではありません。市議会はもちろんのこと、市民力や地域力を発揮しながら、ALL糸島で創り上げていくものであります。  市民の皆様、市議会の皆様におかれましては、御理解と御協力を賜りますよう心よりお願い申し上げ、私の令和2年度の施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。 10 ◯議長(田原耕一)  次に、教育方針について説明を求めます。家宇治教育長。 11 ◯教育長(家宇治正幸)  ただいま市長から令和2年度施政方針が説明されましたが、引き続き、教育委員会として、令和2年度教育方針を申し上げます。  教育委員会では、市長が策定しました第2期糸島市教育大綱と連動し、平成30年4月に第2期糸島市教育振興基本計画を定め、「教育・文化先進都市『いとしま』の創造」を基本目標とし、「21世紀を担う“時代の変化に対応できる”人づくり」に取り組んできました。  令和2年度は、本計画の最終年度となりますので、設定しました4つの重点目標の実現に向け、市長と十分に連携を図りながら、全力で各施策に取り組んでまいります。  1点目の重点目標は、「確かな学力、豊かな人間性・人権意識、健やかな体をもつ人づくり」です。  近年は、人工知能やビッグデータの活用などの技術革新が急速に進んでおり、このような変貌していく社会を乗り越え、全ての人が豊かな人生を生き抜くために必要な力を身につけ、Society5.0という新たな時代に活躍できるようになるために、教育の果たす役割は大変大きいと考えております。  喫緊の課題でございます学校の通信ネットワーク環境の整備につきましては、糸島市教育情報化推進計画に基づき、令和元年度から、普通教室の無線LANの整備及びタブレットPCの整備を始めましたが、令和元年12月の国の経済対策に盛り込まれた児童生徒1人1台端末の方針に基づく補正予算等を活用し、令和2年度から4年間で高度なICT学習環境を整備するとともに、学校におけるプログラミング教育をはじめとするICT教育の強化に努めてまいります。  また、本市では、近年、不登校児童・生徒の数が増えており、その対策として、家庭に閉じこもりがちな児童・生徒の居場所を作り、臨床心理士等の支援により、市の適応指導教室で校内適応指導教室に通えるように心理状況を改善するとともに、不登校対応指導員を増員して、不登校児童・生徒の状況に合わせた細やかな支援を行うことによって、学校復帰を促進していきます。  学習指導要領の改訂により、令和2年度から小学校3年生以上に外国語が導入されることを見据え、本市では、平成28年度から英語の学習を先行実施しております。令和2年度に、小学校1、2年生用の英語テキストを独自に作成し、全学年での英語教育を推進します。  学力の向上につきましては、地域や保護者と連携した土曜授業や放課後の学習支援、小中連携事業、中学校勉強合宿、九州大学と連携した伊都塾、西南学院大学と連携したイングリッシュキャンプ、教員の指導力を向上する教育センターの研修などに取り組んでおり、令和2年度も確実に実施し、児童・生徒の学力向上に努めます。  また、少子高齢化の進行や地域活性化の取組の進展に伴い、地域における児童・生徒の役割に一層期待が高まると考えておりますので、全小中学校のコミュニティスクールをより充実させてまいります。  2つ目の重点目標は、「ライフステージに対応した生涯にわたる人づくり」です。  市民の皆様の多様な学習ニーズに対応できるよう、NPO、市民団体、連携協定を締結している各大学、ボランティアの方々などと連携・協力し、出前講座やボランティア派遣事業をはじめ、多様な学びの機会を提供してまいります。  令和2年には、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されます。  本市においても、5月にオリンピックの聖火リレー、8月にパラリンピックの聖火の採火行事を行い、機運を盛り上げるとともに、スポーツへの関心を高め、一流アスリートによる講演会や指導、スポーツ推進委員等にニュースポーツの指導やスポーツ体験教室などを実施し、市民の皆様の体力づくりや健康づくりにつなげます。  また、令和2年度から公民館がコミュニティセンターに移行しますが、引き続きコミュニティセンターにおいては従来どおり生涯学習講座などを実施するとともに、目的に応じたサークル等の市民団体の育成に努めます。  3つ目の重点目標は、「歴史・文化を尊重し、郷土を愛する人づくり」です。  糸島の魅力を学ぶテキスト「いとしま学」を活用した授業、多くの小学校で実施している「コメづくり体験」、JF糸島の協力による「魚っ子料理教室」、九州大学の協力による「いとしま学チャレンジ教室」、福吉中学校生徒の福井神楽の修得など、糸島でしかできない、糸島の特色を生かした教育活動により、糸島を愛する子供たちを育成します。  また、広く市民の皆様にテキスト「いとしま学」を活用し、出前講座や博物館講座も実施します。  本市には、8か所の国指定史跡が存在しますので、各史跡1か所ずつ順番に取り上げ、市民ボランティアの学習発表などを含むシンポジウムを開催するとともに、博物館・資料館で魅力的な企画展や講座を開催し、本市の豊かな歴史・文化の魅力を市内外の皆様に発信し、理解を求めるとともに郷土愛を育成します。  令和2年度のシンポジウムは、令和元年度に保存活用計画を策定した新町支石墓群を対象とします。  文化・芸術に関しましては、関係団体の協力を得ながら、文化会館でのみんなのコンサートや文化講演会の開催、美術館で郷土出身画家の作品展示会や子どもアート展の開催、図書館での読み聞かせ会や企画展示など、市民の皆様が心にゆとりと潤いを持ち、生活を豊かにできるよう環境づくりに努めてまいります。  4つ目の重点目標は、「安全に安心して学べる環境づくり」でございます。  本市が平成31年3月に策定いたしました公共施設等総合管理計画第1期アクションプランに基づき、計画的に教育施設の整備を進めます。  令和2年度の学校施設につきましては、前原小学校校舎大規模改造工事の継続、波多江小学校校舎大規模改造工事の着手、小・中学校トイレ改修工事、小・中学校プール循環ろ過設備改修工事などを実施します。  生涯学習施設につきましては、令和2年度からコミュニティセンターとなります現前原南公民館の建て替えのための設計、芥屋野球場外野防球ネット設置工事、しおさい運動場防球ネット改修工事などを実施します。  また、少子化が進行する中で、よりよい教育環境を構築するための学校規模適正化につきましては、地域の要望が強い校区外から児童を受け入れる特認校制度や小中一貫校制度の導入に向け地域と協議を進めます。  さらに、子供の教育環境として最も大切な教職員の働く環境の整備として、中学校部活動指導員の配置や学校間での教育情報の相互活用ができるシステムの充実、公務支援としてのソフトの導入などを進めていくこととしております。  最後に、国際化の進展に伴い増加する外国人子女への対応につきましては、語学力に優れた学校活動支援員を必要な学校に配置することとしております。  以上が令和2年度の教育方針でございます。  議員各位並びに市民の皆様の深い御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。 日程第6 諮問第1号       人権擁護委員の候補者の推薦につい       て      諮問第2号       人権擁護委員の候補者の推薦につい       て      諮問第3号       人権擁護委員の候補者の推薦につい       て 12 ◯議長(田原耕一)  日程第6.諮問第1号から諮問第3号までの人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 13 ◯市長(月形祐二)  諮問第1号から諮問第3号まで、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  人権擁護委員の候補者の推薦については、令和2年6月30日をもって、3人の委員の任期が満了となりますので、令和2年7月1日からの同委員として、仲西まゆみ氏、山崎満司氏、仲西優満氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 14 ◯議長(田原耕一)  ただいま提案されました諮問の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第7 議案第1号       専決処分について(令和元年度糸島       市一般会計補正予算(第6号)) 15 ◯議長(田原耕一)  日程第7.議案第1号 専決処分について(令和元年度糸島市一般会計補正予算(第6号))を議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 16 ◯市長(月形祐二)  議案第1号 専決処分について、提案理由の御説明を申し上げます。  本案は、令和元年度糸島市一般会計補正予算について、令和2年1月31日付で専決処分を行いましたので、報告し、承認を求めるものでございます。  今回の専決処分は、ふるさと応援寄附金額の増に伴い、記念品代や諸手数料等の経費について緊急に予算措置が必要となったものでございます。  歳出につきましては、2款.総務費で3,646万1,000円を増額し、14款.予備費で46万1,000円を減額するものでございます。  歳入につきましては、18款.繰入金で3,600万円を増額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ3,600万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ370億6,585万3,000円とするものでございます。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 17 ◯議長(田原耕一)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第8 議案第2号       公平委員会委員の選任について 18 ◯議長(田原耕一)  日程第8.議案第2号 公平委員会委員の選任についてを議題とします。
     当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 19 ◯市長(月形祐二)  議案第2号 公平委員会委員の選任について、提案理由の御説明を申し上げます。  本案は、公平委員会委員吉村靖博氏の任期が令和2年3月8日をもって満了となりますので、その後任として友池重藤氏を同委員に選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 20 ◯議長(田原耕一)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第9 議案第3号       糸島市校区まちづくり応援基金条例       を廃止する条例について      議案第4号       糸島市職員の服務の宣誓に関する条       例の一部を改正する条例について      議案第5号       糸島市職員の勤務時間、休暇等に関       する条例の一部を改正する条例につ       いて      議案第6号       糸島市職員等の旅費に関する条例の       一部を改正する条例について      議案第7号       糸島市手数料条例の一部を改正する       条例について      議案第8号       糸島市印鑑条例の一部を改正する条       例について      議案第9号       糸島市農漁業用施設工事分担金徴収       条例の一部を改正する条例について      議案第10号       糸島市公園条例及び糸島市体育施設       条例の一部を改正する条例について      議案第11号       糸島市営住宅条例の一部を改正する       条例について      議案第12号       糸島市水道事業及び下水道事業の設       置等に関する条例の一部を改正する       条例について 21 ◯議長(田原耕一)  日程第9.議案第3号 糸島市校区まちづくり応援基金条例を廃止する条例についてから議案第12号 糸島市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてまでを一括議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 22 ◯市長(月形祐二)  議案第3号から議案第12号まで、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第3号 糸島市校区まちづくり応援基金条例を廃止する条例については、糸島市校区まちづくり応援基金を廃止するため、条例を廃止するものでございます。  次に、議案第4号 糸島市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例については、地方公務員法の一部改正に伴い、会計年度任用職員の服務の宣誓に関し必要な事項を定めるため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第5号 糸島市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例については、国家公務員の超過勤務命令の上限の設定に係る措置が講じられたことに伴い、正規の勤務時間以外の時間における勤務に関し必要な事項を定めるため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第6号 糸島市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例については、職員の旅費の支給について、国家公務員に準じた取扱いとする等のため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第7号 糸島市手数料条例の一部を改正する条例については、住民基本台帳法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第8号 糸島市印鑑条例の一部を改正する条例については、印鑑の登録資格を見直すため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第9号 糸島市農漁業用施設工事分担金徴収条例の一部を改正する条例については、農業用施設の工事に係る分担金の額等について明確にするため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第10号 糸島市公園条例及び糸島市体育施設条例の一部を改正する条例については、糸島市運動公園の設置等及び多久野球場の廃止のため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第11号 糸島市営住宅条例の一部を改正する条例については、民法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第12号 糸島市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例については、地方自治法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 23 ◯議長(田原耕一)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第10 議案第15号       令和元年度糸島市一般会計補正予算       (第7号)      議案第16号       令和元年度糸島市住宅新築資金等貸       付事業特別会計補正予算(第1号)      議案第17号       令和元年度糸島市国民健康保険事業       特別会計補正予算(第3号)      議案第18号       令和元年度糸島市介護保険事業特別       会計補正予算(第4号)      議案第19号       令和元年度糸島市後期高齢者医療特       別会計補正予算(第3号)      議案第20号       令和元年度糸島市渡船事業特別会計       補正予算(第2号)      議案第21号       令和元年度糸島市水道事業会計補正       予算(第3号)      議案第22号       令和元年度糸島市下水道事業会計補       正予算(第2号) 24 ◯議長(田原耕一)  日程第10.議案第15号 令和元年度糸島市一般会計補正予算(第7号)から議案第22号 令和元年度糸島市下水道事業会計補正予算(第2号)までを一括議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 25 ◯市長(月形祐二)  議案第15号から議案第22号まで、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第15号 令和元年度糸島市一般会計補正予算については、国の補正予算の成立等により令和2年度に予定しておりました事業の前倒しに係る事業費等の増額やふるさと応援基金への積立ての予算措置を行うとともに、年度末に当たり、各事務事業の精算による減額補正を行っております。  歳出の中で追加します主なものを申し上げますと、2款.総務費では、ふるさと応援寄附推進事業費1,017万9,000円、3款.民生費では、障害福祉サービス事業費2,176万9,000円、障害者自立支援医療事業費2,397万円、子ども・子育て支援事業費6,270万8,000円、障害児保育事業費2,378万7,000円、6款.農林水産業費では、畜産環境対策事業費484万4,000円、農業施設整備事業費3,194万2,000円、農業水利施設等整備事業費6,019万7,000円、林道新設改良事業費2,279万1,000円、10款.教育費では、情報教育推進事業費2億7,174万円、小学校改修事業費6,031万円、小学校設備設置事業費2,140万8,000円、中学校改修事業費1億539万円、13款.諸支出金では、ふるさと応援基金積立金2億600万円でございます。  次に、歳入で増額します主な款は、1款.市税1億5,200万円、9款.地方特例交付金1,195万1,000円、14款.国庫支出金2億6,095万7,000円、17款.寄附金2億600万円、21款.市債1億6,320万円でございます。  一方、減額します主な款は、4款.配当割交付金1,018万8,000円、6款.地方消費税交付金9,862万3,000円、15款.県支出金2億4,944万3,000円、18款.繰入金3億2,985万8,000円でございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ1億1,243万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ371億7,828万6,000円とするものでございます。  次に、継続費の補正では、追加が3件、変更が4件でございます。  繰越明許費の補正では、追加が13件、変更が1件、廃止が2件でございます。  債務負担行為の補正では、追加が2件、変更が6件、廃止が1件でございます。  地方債の補正では、追加が5件、変更が16件、廃止が1件でございます。  次に、議案第16号 令和元年度糸島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算については、元号を改める政令の施行に伴い、予算における元号の表示を令和に改めることといたしております。  歳出につきましては、1款.総務費で177万6,000円を減額し、3款.諸支出金で1,480万3,000円、4款.予備費で116万9,000円を増額するものでございます。  歳入につきましては、1款.県支出金で1,034万7,000円、3款.繰越金で254万9,000円、4款.諸収入で130万円を増額するものでございます。
     今回の補正により、歳入歳出それぞれ1,419万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,009万4,000円とするものでございます。  次に、議案第17号 令和元年度糸島市国民健康保険事業特別会計補正予算については、歳出につきましては、1款.総務費で402万7,000円、3款.国民健康保険事業費納付金で17万4,000円、5款.保健事業費で574万5,000円、9款.予備費で2,334万9,000円を減額し、8款.諸支出金で6,483万8,000円を増額するものでございます。  歳入につきましては、3款.県支出金で17万2,000円、8款.国庫支出金で256万7,000円を減額し、5款.繰入金で205万1,000円、7款.諸収入で3,223万1,000円を増額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ3,154万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ130億2,180万5,000円とするものでございます。  次に、議案第18号 令和元年度糸島市介護保険事業特別会計補正予算については、主な内容としまして、歳出につきましては、2款.保険給付費で500万円を増額し、4款.地域支援事業費で2,681万2,000円を減額するものでございます。  歳入につきましては、3款.国庫支出金で850万2,000円を増額し、4款.支払基金交付金で373万8,000円、5款.県支出金で326万3,000円、7款.繰入金で2,331万3,000円を減額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ2,181万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ89億4,440万3,000円とするものでございます。  債務負担行為の補正では、変更が2件でございます。  次に、議案第19号 令和元年度糸島市後期高齢者医療特別会計補正予算については、歳出につきましては、2款.後期高齢者医療広域連合納付金で910万9,000円を減額するものでございます。  歳入につきましては、3款.繰入金で910万9,000円を減額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ910万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ14億4,211万3,000円とするものでございます。  次に、議案第20号 令和元年度糸島市渡船事業特別会計補正予算については、歳出につきましては、2款.運航費で324万2,000円、3款.営業費で34万6,000円を減額するものでございます。  歳入につきましては、1款.事業収入で96万4,000円、3款.県支出金で199万8,000円、4款.繰入金で62万6,000円を減額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ358万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8,580万6,000円とするものでございます。  次に、議案第21号 令和元年度糸島市水道事業会計補正予算については、収益的支出では、入札減等により、500万円を減額するものでございます。  資本的収入では、事業の精算見込みにより、企業債及び負担金の減で3,629万2,000円を減額し、資本的支出では、事業の精算見込み及び入札減により、建設改良費で1億189万7,000円を減額するものでございます。  次に、議案第22号 令和元年度糸島市下水道事業会計補正予算については、収益的収入では、事業の精算見込みにより、営業収益及び営業外収益の減で80万2,000円を減額し、収益的支出では、事業の精算見込みにより、営業費用の減及び消費税額の見込み増等で291万3,000円を増額するものでございます。  資本的収入では、事業の精算見込みにより、企業債及び補助金の減で、1億1,302万7,000円を減額し、資本的支出では、事業の精算見込み及び入札減等により、建設改良費で1億1,302万7,000円を減額するものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 26 ◯議長(田原耕一)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第11 議案第23号       令和2年度糸島市一般会計予算      議案第24号       令和2年度糸島市住宅新築資金等貸       付事業特別会計予算      議案第25号       令和2年度糸島市国民健康保険事業       特別会計予算      議案第26号       令和2年度糸島市介護保険事業特別       会計予算      議案第27号       令和2年度糸島市後期高齢者医療特       別会計予算      議案第28号       令和2年度糸島市渡船事業特別会計       予算      議案第29号       令和2年度糸島市二丈福吉財産区特       別会計予算      議案第30号       令和2年度糸島市二丈一貴山財産区       特別会計予算      議案第31号       令和2年度糸島市水道事業会計予算      議案第32号       令和2年度糸島市下水道事業会計予       算 27 ◯議長(田原耕一)  日程第11.議案第23号 令和2年度糸島市一般会計予算から議案第32号 令和2年度糸島市下水道事業会計予算までを一括議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 28 ◯市長(月形祐二)  議案第23号から議案第32号まで、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第23号 令和2年度糸島市一般会計予算については、予算編成の基本的な考え方といたしまして、将来にわたる健全な財政運営を行っていくため、中期財政計画を基本とし、市債残高及び基金残高の財政指標を遵守した予算といたしております。  また、施政方針で述べました令和2年度の基本テーマ「いとしま新時代へのチャレンジ~1ランク上のまちづくり」を目指すとともに、今年度を最終年度とする「第1次糸島市長期総合計画後期基本計画」に掲げる5つの重点プロジェクトをはじめ、各施策を着実に推進するための予算といたしております。  あわせて、公共施設等総合管理計画第1期アクションプランを確実に実施するため、計画的に予算措置を行っております。  予算の規模でございますが、歳入歳出総額363億5,862万8,000円で、令和元年度予算と比較しますと18億7,954万8,000円、5.5%の増となっております。  では、予算の概要につきまして、前年度の予算と比較して御説明申し上げます。  まず、歳入でございますが、市税は、市民税や固定資産税などの増により、95億9,345万4,000円で、前年度に比べ5,835万1,000円、0.6%の増を見込んでおります。  地方消費税交付金は18億779万円で、前年度に比べ2億2,779万円、14.4%の増を見込んでおります。  地方交付税は、国の地方財政計画に伸び率はあるものの、合併算定特例措置の終了等により、78億8,651万9,000円で、前年度に比べ1億1,475万2,000円、1.4%の減を見込んでおります。  国庫支出金は、私立保育所等運営費や私立幼稚園等運営費の増などにより、65億3,516万2,000円で、前年度に比べ4億3,598万2,000円、7.1%の増を見込んでおります。  県支出金は36億9,735万1,000円で、前年度に比べ3億3,687万1,000円、10.0%の増を見込んでおります。  市債は、消防施設整備事業や小学校大規模改造事業の増などにより、25億1,334万6,000円で、前年度に比べ5億9,062万3,000円、30.7%の増を見込んでおります。  なお、地方交付税の代替財源であります臨時財政対策債は、国の地方財政計画に基づき、8億4,974万6,000円で、前年度に比べ5,077万7,000円、5.6%の減を見込んでおります。  次に、歳出でございますが、性質的経費で御説明申し上げます。  まず人件費は、会計年度任用職員の新設などにより55億7,595万1,000円で、前年度に比べ3億9,664万8,000円、7.7%の増となっております。  扶助費は、幼児教育・保育無償化に伴う児童保護費の増などにより、110億6,310万4,000円で、前年度に比べ8億3,592万4,000円、8.2%の増を見込んでおります。  公債費は29億9,823万1,000円で、前年度に比べ1億2,124万4,000円、3.9%の減でございます。  これら義務的経費の合計は、対前年度比6.0%の増となり、予算総額に占める割合は53.7%から54.0%へ0.3ポイント増加となっております。  投資的経費は、波多江小学校校舎大規模改造事業やはしご付消防自動車整備事業の増などにより、36億4,620万4,000円で、前年度に比べ4億1,453万円、12.8%の増となっております。  また、繰出金は41億9,642万5,000円で、前年度に比べ2億1,636万1,000円、5.4%の増となっております。  次に、財政調整基金の状況でございますが、基金繰入金は9億2,200万円で、前年度に比べ2億3,000万円の増となっております。  一方、市債の令和2年度末現在高見込みは、283億3,018万円となり、前年度末見込みより3,809万1,000円減少する見込みでございます。  続きまして、本年度の主な事業につきまして、新規及び拡充事業などを中心に申し上げます。  2款.総務費では、新庁舎整備事業、新庁舎周辺環境整備事業、運動公園整備事業、創エネルギーのまち・いとしま推進事業、渡船事業会計繰出金、前原南コミュニティセンター整備事業、国勢調査費。また、10款.教育費の公民館費を2款.総務費のコミュニティセンター費に移管します。  3款.民生費では、障害児通所給付費、子育て世代包括支援センター事業、施設等利用給付事業、施設型給付事業認定こども園分、認定こども園施設整備事業、保育補助者雇上強化事業、3歳未満児保育所等入所確保事業。  4款.衛生費では、風疹追加的対策事業、予防接種事業、休日・夜間急患センター空調設備整備事業。  6款.農林水産業費では、ため池防災・減災事業、県営農地防災事業、福吉駅周辺地区水路改修事業、広域基幹林道開設事業、離島漁業再生支援事業、漁港施設機能保全事業。  7款.商工費では、企業誘致事業。  8款.土木費では、浦志有田線整備事業、前原潤線整備事業、加布里停車場線歩道設置事業、交通安全施設整備事業、自転車通行空間整備事業、県営街路整備事業。  9款.消防費では、NET119緊急通報システム導入事業はしご付消防自動車整備事業、消防施設改修事業、防災行政無線移動系整備事業。  10款.教育費では、学校生活支援事業、一人一台端末整備事業、教科書指導書等購入事業、波多江小学校校舎大規模改造事業、長糸小学校バリアフリー設備等設置事業、東京2020オリンピック聖火リレー事業などでございます。  最後に、継続費は1件、債務負担行為は19件、地方債は30件でございます。  次に、議案第24号 令和2年度糸島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は、1,629万2,000円で、前年度に比べ1,039万4,000円、176.2%の増となっております。  次に、議案第25号 令和2年度糸島市国民健康保険事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は126億5,371万9,000円で、前年度に比べ1億3,293万2,000円、1.1%の増となっております。その主な要因といたしましては、国民健康保険事業費納付金の増加によるものでございます。  次に、議案第26号 令和2年度糸島市介護保険事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は87億8,137万3,000円で、前年度に比べ2億2,016万6,000円、2.6%の増となっております。その主な要因といたしましては、高齢化等による介護サービス利用者数の増に伴う保険給付費及び地域包括支援センターの機能強化に伴う包括的支援事業費の増加等によるものでございます。  次に、議案第27号 令和2年度糸島市後期高齢者医療特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は14億8,708万3,000円で、前年度に比べ4,989万7,000円、3.5%の増となっております。その主な要因といたしましては、被保険者数の増に伴う後期高齢者医療広域連合納付金の増加によるものでございます。  次に、議案第28号 令和2年度糸島市渡船事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は1億2,381万7,000円で、前年度に比べ3,442万3,000円、38.5%の増となっております。その主な要因としましては、市営渡船ひめしまの定期検査に伴う修繕料等の増加によるものでございます。  次に、議案第29号 令和2年度糸島市二丈福吉財産区特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は67万3,000円で、前年度と同額となっております。  次に、議案第30号 令和2年度糸島市二丈一貴山財産区特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は45万7,000円で、前年度に比べ2,000円、0.4%の増となっております。  次に、議案第31号 令和2年度糸島市水道事業会計予算については、収益的収入18億1,039万2,000円、収益的支出17億786万5,000円、資本的収入3億3,279万5,000円、資本的支出9億6,969万8,000円を予定いたしております。  主な建設改良事業として、原水施設整備、浄水施設整備、配水施設整備、第8次拡張、緊急連絡管整備及び重要給水施設配水管整備の6事業を計画いたしております。  次に、議案第32号 令和2年度糸島市下水道事業会計予算については、収益的収入24億8,079万8,000円、収益的支出21億3,788万円、資本的収入9億4,170万4,000円、資本的支出17億5,770万9,000円を予定いたしております。  主な建設改良事業として、既成市街地整備事業を、公共下水道、農業集落排水及び個別排水の3事業で計画しているほか、下水処理施設などを安定的に維持するためのストックマネジメント計画の策定作業を進めることといたしております。  以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 29 ◯議長(田原耕一)  お諮りします。本案については質疑を省略し、議員全員で構成する予算特別委員会を設置し、付託の上、審査することにしたいと思います。御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(田原耕一)  御異議なしと認めます。本案については質疑を省略し、議員全員で構成する予算特別委員会を設置し、付託の上、審査することに決定いたしました。 日程第12 報告第1号       議会の委任による専決処分について       (市が管理する植樹帯の樹木の倒壊       による車両事故の損害賠償及び和解       について)      報告第2号       議会の委任による専決処分について       (市が管理する道路の陥没による車       両事故の損害賠償及び和解について) 31 ◯議長(田原耕一)  日程第12.報告第1号 議会の委任による専決処分について(市が管理する植樹帯の樹木の倒壊による車両事故の損害賠償及び和解について)から報告第2号 議会の委任による専決処分について(市が管理する道路の陥没による車両事故の損害賠償及び和解について)までを議題とします。  当局の説明を求めます。月形市長。 32 ◯市長(月形祐二)  報告第1号及び報告第2号の議会の委任による専決処分について、一括して御説明を申し上げます。  まず、報告第1号については、市が管理する植樹帯の樹木の倒壊による車両事故の損害賠償及び和解について、地方自治法第180条第1項の規定により、令和2年1月30日付で専決処分を行いましたので、報告するものでございます。  次に、報告第2号については、市が管理する道路の陥没による車両事故の損害賠償及び和解について、地方自治法第180条第1項の規定により、令和2年2月4日付で専決処分を行いましたので、報告するものでございます。  以上、御報告申し上げます。 33 ◯議長(田原耕一)  ただいま説明されました報告の質疑は、後日の本会議で行います。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもちまして散会いたします。  なお、散会後、準備ができ次第、予算特別委員会を開会いたしますので、そのままお待ちください。       (午前11時27分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...