糸島市議会 2019-12-17
令和元年 第4回糸島市議会定例会(第6日) 本文 2019-12-17
平成23年の
一般職の
給与は、
平均マイナス0.1%下がっていきました。また、市民の
方たちの収入の
伸び悩みを指摘されておりますけれども、
労働賃金、1時間の時給ですけれども、福岡県の
最低賃金は、2010年の692円から毎年
引き上げが行われ、昨年、2018年が814円、また2019年、ことしは841円になりました。10年間で150円程度が上がっているわけです。毎年3%ほどの
引き上げが行われています。
国の働き方改革における指導、働いておられる
方たちの
労働賃金の上昇や、待遇の改善などから見ても、確実に生活の水準も上がっていると思われます。
そういったことから、
議案第121号
糸島市職員の
給与に関する
条例等の一部を改正する
条例について、
賛成をいたします。
修正案には反対をします。
27
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして討論を終了します。
これより
議案第121号
糸島市職員の
給与に関する
条例等の一部を改正する
条例についてを採決します。
まず、
修正案を採決します。
修正案に
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
28
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員少数です。したがって、
修正案は否決されました。
次に、原案について採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。
本案は
委員長の報告のとおり可決することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
29
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第121号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第123号から125号までの討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
30
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして討論を終了します。
これより
議案第123号 財産の処分について(旧
糸島市立長
糸小学校白糸分校)を採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。本案は
委員長の報告のとおり可決することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
31
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第123号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第125号
工事請負契約の変更について(
前原小学校校舎大
規模改造工事)を採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。本案は
委員長の報告のとおり可決することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
32
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第125号は原案のとおり可決されました。
日程第2
議案第124号
糸島市
高齢者福祉施設 二丈苑の指
定管理者の指定について
33
◯議長(
田原耕一君)
日程第2.
議案第124号
糸島市
高齢者福祉施設 二丈苑の指定管理者の指定についてを議題とします。
本件については、市民福祉常任
委員会に付託しておりましたので、
委員長の報告を求めます。笹栗純夫
委員長。
34 ◯市民福祉常任
委員長(笹栗純夫君)
委員長報告を行います。
今
定例会において市民福祉常任
委員会に付託されました
議案1件について、審査の経過と結果を報告します。
議案第124号については、それぞれ
提案理由等の説明を
執行部より受け、質疑を行った後、討論・採決を行った結果、
全員賛成でお手元に配付のとおり
原案可決と決しました。
以上、報告を終わります。
35
◯議長(
田原耕一君)
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして質疑を終わります。
これより
議案第124号の討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
37
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして討論を終了します。
これより
議案第124号
糸島市
高齢者福祉施設 二丈苑の指定管理者の指定についてを採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。本案は
委員長の報告のとおり可決することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
38
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第124号は原案のとおり可決されました。
日程第3
議案第120号
福岡市の区域内における
糸島市道の
設置に関する協議について
議案第122号
糸島市準用河川占用に関する
条例の
一部を改正する
条例について
議案第126号
市道路線の廃止について
議案第127号
市道路線の認定について
39
◯議長(
田原耕一君)
日程第3.
議案第120号 福岡市の区域内における
糸島市道の設置に関する協議についてから
議案第127号 市道路線の認定についてまで4件を
一括議題とします。
本件については、建設産業常任
委員会に付託しておりましたので、
委員長の報告を求めます。小島忠義
委員長。
40 ◯建設産業常任
委員長(小島忠義君)
委員長報告を行います。
今
定例会において建設産業常任
委員会に付託されました
議案4件について、審査の経過と結果を報告します。
まず、
議案第126号、
議案第127号について報告します。
本
議案について、
執行部より市道路線の廃止、認定の説明を受け、質疑を行いました。
議案第126号に対する討論では、「廃止予定の路線のうち、市役所新庁舎の建設に係る路線があるため、反対である」との意見が出されました。
その後、2
議案について採決を行った結果、
賛成多数で
原案可決と決しました。
最後に、
議案第120号、
議案第122号について報告いたします。
これら2
議案について、それぞれ
執行部より説明を受け、質疑を行った後、討論・採決を行った結果、
全員賛成でお手元に配付のとおり、
原案可決と決しました。
以上、報告を終わります。
41
◯議長(
田原耕一君)
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
42
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして質疑を終わります。
これより
議案第120号から
議案第122号までの討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
43
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして討論を終了します。
これより
議案第120号 福岡市の区域内における
糸島市道の設置に関する協議についてを採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。本案は
委員長の報告のとおり可決することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
44
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第120号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第122号
糸島市準用河川占用に関する
条例の一部を改正する
条例についてを採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。本案は
委員長の報告のとおり可決することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
45
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第122号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第126号 市道路線の廃止についての討論を行います。
討論の通告があっておりますので、発言を許可します。柳
議員。
46 ◯10番(柳 明夫君)
議案第126号 市道路線の廃止についての
反対討論を行います。なお、この
議案は
議案第127号と一体のものだと考えております。
本
議案には、路線番号M454、西町公園線の市役所側27メートルを廃止することが含まれています。これは丸田公園に市庁舎を新設するために行われるものであり、市庁舎新設を行わなければ廃止の必要がなかったものです。市民合意を得られているとは言えない市庁舎新設を進めるために行われる案件が含まれている本
議案は容認できません。
以上が反対の
理由です。
47
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして討論を終了します。
これより
議案第126号 市道路線の廃止についてを採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。本案は
委員長の報告のとおり可決することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
48
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第126号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第127号 市道路線の認定についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
49
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして討論を終了します。
これより
議案第127号 市道路線の認定についてを採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。本案は
委員長の報告のとおり可決することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
50
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第127号は原案のとおり可決されました。
日程第4
議案第118号
専決処分について(
令和元年度
糸島
市一般会計
補正予算(第4号))
日程第5
議案第119号
教育
委員会委員の任命について
51
◯議長(
田原耕一君)
日程第4.
議案第118号 専決処分について(
令和元年度
糸島市一般会計
補正予算(第4号))から日程第5.
議案第119号 教育
委員会委員の任命についてまで2件を
一括議題とします。
これより討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
52
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして討論を終了します。
これより
議案第118号 専決処分について(
令和元年度
糸島市一般会計
補正予算(第4号))を採決します。
本案は承認することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
53
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第118号は承認することに決定しました。
これより
議案第119号 教育
委員会委員の任命についてを採決します。
本案は同意することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
54
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第119号は同意することに決定しました。
日程第6
議案第128号
令和元年度
糸島市一般会計
補正予算
(第5号)
55
◯議長(
田原耕一君)
日程第6.
議案第128号
令和元年度
糸島市一般会計
補正予算(第5号)を議題とします。
これより討論を行います。
討論の通告があっておりますので、発言を許可します。柳
議員。
56 ◯10番(柳 明夫君)
議案第128号
令和元年度
糸島市一般会計
補正予算(第5号)に
反対討論を行います。
この
補正予算は、中小企業基本
条例を前向きに進めていくものが含まれているなど、積極的な要素もありますが、以下に述べる、主に2点が容認しがたいため、反対するものであります。
まず第1は、債務負担行為、(1)第3表の債務負担行為補正で、長糸小学校の給食調理等業務委託3,487万2,000円が計上されていることであります。民間委託の最大の目的は、市の行政改革、すなわち学校給食にかける費用のコストダウンであります。しかし、学校給食の最大の目的は、安全・安心、そして、健やかな成長をはぐくむことにあります。その点は、本議会の質疑で、市は民間委託になっても変わりはないと答弁がありましたけれども、委託を受ける民間業者にとって、経営上の最大の関心時は、
子供たちに喜ばれる食事をつくることよりも、利益を確保することに傾きがちです。調理員の賃金を低く抑えていく傾向があることは否めません。その結果、離職する調理員が少なくないことを私は学校給食の委託を受けている会社の社員の方から聞いたことがあります。
学校給食の調理の現場で求められる技量の向上や経験の蓄積は二の次となり、不安定な雇用環境に、
子供たちにとって大事な調理員が置かれることになります。
しかし、市は、私が以前質疑したときに調理員の
給与等の労働条件はつかんでいないと答弁しています。これでは市として学校給食に十分責任を持っているとは、私は言いがたいと思います。
また、委託先は質疑に対する答弁にあったように、本社は横浜市、福岡市、大野城市である。委託で計上している予算は市外に流出をしていきます。地域経済にとって
マイナスとなる要素があります。
以上の
理由が長糸小学校の給食調理等業務委託に反対する
理由です。
次に、主な2点目ですけれども、歳出の1款、2款、10款に市三役、
議員の
期末手当引き上げ分が計上されていることです。これは先ほどの
議案第121号に対する
修正動議提案理由のとおり認めることができません。
以上が反対の
理由でございます。
57
◯議長(
田原耕一君)
長田
議員。
58 ◯2番(長田秀樹君)
令和元年度
糸島市一般会計
補正予算(第5号)について、
賛成討論を行います。
本
補正予算は、総額6億9,000万円の増額となっており、その大半の約4億7,000万円、全体の7割が8月下旬に発生した本市を含む九州北部を襲った前線による豪雨と、台風17号により被災した農業施設や林道、ため池、漁港などの復旧を行うための予算で、緊急を要するものとなっております。
今後の防災・減災を考えると早期に復旧を講じないと二次的被害が発生する可能性もあります。そのため、本予算の成立後、速やかに事業に着手する必要があります。
このほか、3款.民生費では、
社会保障制度関連経費として、1億1,000万円の増額補正となっていますが、国の制度変更や利用者増に対応したものとなっています。
内容は、保育士の処遇改善加算の変更等による給付費の増額や、児童発達支援、放課後等デイサービスの利用者増加による給付費の増額、受給者の所得状況等の変動に伴う児童扶養手当の増額などで、いずれも子育て支援や子育て環境の充実強化を図るものです。
また、児童の通学時の安全確保を図るための道路用地購入費や、小学校における危険箇所の改修工事費なども計上されております。よって、今回の
補正予算は、市民の安全・安心の向上につながる非常に重要な予算だと考えますので、本
議案に
賛成いたします。
59
◯議長(
田原耕一君)
波多江
議員。
60 ◯9番(波多江貴士君)
議案第128号
令和元年度
糸島市一般会計
補正予算(第5号)について
賛成討論を行います。
はじめに結論から申し述べますが、このたびの
補正予算については、歳入歳出の両面において総じて適正かつ妥当なものであると判断いたしております。
この
補正予算の中には、農業機械、施設災害復旧支援事業費として約4,700万円、その他、農業用施設、林道、漁港等の災害復旧費として約4億2,000万円など、
災害対策費に多くの予算が計上されております。
ことしも8月27日からの大雨及び台風17号による被害が発生いたしました。こうした災害が続く中で、災害から市民の命と財産を守ることは、
自治体の大きな責務であり、課題でもあります。
そうした中で、今回、スピード感をもって計上された災害復旧費の中でも、特に農業、漁業における施設の復旧は、日常生活、日常業務の早期再開のために必要性、緊急性も非常に高いと考えます。
災害対策に全体の7割に及ぶ多額の予算を計上された今回の
補正予算を、私は理解、そして、評価いたしますが、今後、地球規模の気候変動により、今までに経験したことのない災害の発生も予想されます。それらを未然に防ぐことのできる、過去のデータに依存しない災害に強いまちづくりに対する取り組みを今後期待しております。
このほかにも、対象者、利用者とも年々増加している障害児福祉サービス事業費として6,700万円、また、本市の移住・定住者の増加に寄与しているマイホーム取得奨励金事業の申請者の増加に伴う900万円、その他、中小企業振興
条例の関係予算など、今、本市に必要な施策に対し、しっかりとした目的意識を持った予算配分がなされております。
以上のことから、
令和元年度
糸島市一般会計
補正予算(第5号)に
賛成をいたします。
以上です。
61
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして討論を終了します。
これより
議案第128号
令和元年度
糸島市一般会計
補正予算(第5号)を採決します。
本案は原案のとおり決定することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
62
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第128号は原案のとおり可決されました。
日程第7
議案第129号
令和元年度
糸島市国民健康保険事業
特別会計
補正予算(第2号)
日程第8
議案第130号
令和元年度
糸島市介護保険事業特別
会計
補正予算(第3号)
日程第9
議案第131号
令和元年度
糸島市後期
高齢者医療特
別会計
補正予算(第2号)
日程第10
議案第132号
令和元年度
糸島市渡船事業特別会計
補正予算(第1号)
日程第11
議案第133号
令和元年度
糸島市水道事業会計補正
予算(第2号)
日程第12
議案第134号
令和元年度
糸島市下水道事業会計補
正予算(第1号)
63
◯議長(
田原耕一君)
日程第7.
議案第129号
令和元年度
糸島市国民健康保険事業特別会計
補正予算(第2号)から日程第12.
議案第134号
令和元年度
糸島市下水道事業会計
補正予算(第1号)まで6件を
一括議題とします。
これより
議案第129号から
議案第134号までの討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
64
◯議長(
田原耕一君)
これをもちまして討論を終了します。
これより
議案第129号
令和元年度
糸島市国民健康保険事業特別会計
補正予算(第2号)を採決します。
本案は原案のとおり決定することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
65
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第129号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第130号
令和元年度
糸島市介護保険事業特別会計
補正予算(第3号)を採決します。
本案は原案のとおり決定することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
66
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第130号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第131号
令和元年度
糸島市後期
高齢者医療特別会計
補正予算(第2号)を採決します。
本案は原案のとおり決定することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
67
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第131号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第132号
令和元年度
糸島市渡船事業特別会計
補正予算(第1号)を採決します。
本案は原案のとおり決定することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
68
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第132号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第133号
令和元年度
糸島市水道事業会計
補正予算(第2号)を採決します。
本案は原案のとおり決定することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
69
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第133号は原案のとおり可決されました。
これより
議案第134号
令和元年度
糸島市下水道事業会計
補正予算(第1号)を採決します。
本案は原案のとおり決定することに
賛成の
議員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
70
◯議長(
田原耕一君)
賛成議員多数です。したがって、
議案第134号は原案のとおり可決されました。
日程第13 議会活動に関する調査特別
委員会の中
間報告について
71
◯議長(
田原耕一君)
日程第13.議会活動に関する調査特別
委員会の中間報告についてを議題とします。
同
委員会より中間報告を行いたいとの申し出があっておりますので、許可します。三嶋栄幸
委員長。
72 ◯議会活動に関する調査特別
委員会委員長(三嶋栄幸君)
それでは、議会活動に関する調査特別
委員会の中間報告を今からさせていただきます。
本
委員会は、二元代表制の一翼を担う議会の活性化を図ることを目的に、平成30年3月に設置され、これまでに議会のあり方や運営方法について調査・検討を行ってまいりました。
調査が必要な項目として、1)市政への市民参加の促進、2)政策力の向上、3)議論の活性化、4)大災害時にも機能する議会を抽出し、協議の優先順位をつけ調査・検討を行ってまいりました。
その中で、今回は、大災害時にも機能する議会について報告をいたします。
近年、各地で大規模な災害が発生していますが、本市において大規模な災害が発生した場合、庁舎が利用不能となったり、
市職員のほとんどが災害対応に従事することになるなど、市役所機能が麻痺するような状況に陥ることが懸念されます。
このような状況においては、議会においても必要な連絡や意思決定などを行うことが困難となることが想定されるため、あらかじめ災害時における議会の役割やルールづくり、議会の行動等を定めておく必要があるとの考えから、他市議会の状況等について調査を実施しました。
その結果、議会の機能を維持、発揮し、災害からの早期復興、復旧を図るため、所在確認のルール、情報の伝達のルール、議会としての行動、
議員の行動マニュアルを盛り込んだ「災害時活動マニュアル(案)」を策定しておくことが必要であるとの結論に達しました。
次に、今回調査が終了しました議会のICT化の推進、政務活動費、
議案の提案、討論、採決、傍聴について御報告いたします。
議会のICT化の推進につきましては、調査、検討した結果、ペーパーレスシステムの導入には高額の費用がかかること、紙の利便性も高いこと、いつでもどこでも膨大な資料を閲覧できるのは
議員にとって利便性が高いことなどがわかりました。
委員会で協議した結果、全面的なペーパーレス化は行わず、議会活動に関するデータ・資料を電子書庫化し、クラウド環境で共有するシステムの導入、タブレット端末等の議場への持ち込みを決しました。
政務活動費につきましては、近年、より厳格な運用が求められており、使途の透明性の確保、支出費目の整理、カード払い等の支出証明、旅費の計算方法、支給方法について調査・検討を行い、平成31年4月より後払い精算方式に改正することに決しました。
議案の提案については、
定例会初日に市長から日程ごとの提案を受けていますが、日程ごとの説明では、市長が毎回登壇することとなるため、提案方法に検討の余地があるのではとの意見が出されました。
執行部の意向等を確認するとともに、近隣他市の状況等を調査した結果、現行のままでよいとの結論に達しました。
討論につきましては、主に通告制について調査・検討を行いました。
現在は通告外の発言が認められていないため、例えば、
反対討論のみが通告された場合、
賛成討論がなされないにもかかわらず、採決では
賛成多数と決するような場合が生じています。
このような場合においては、通告なしでも
賛成の意見等を出せるよう通告外の発言を必要に応じて可とすべきとの意見が出されましたが、通告なしでの討論では、
議員間での感情的な討論となることなどが懸念されることから、現状のままでよいと決しました。
採決につきましては、主に採決の方法等について調査・検討を行いました。
可否等の意思を表示する方法として、挙手、起立、電子のいずれの方法においても大きな問題はないが、電子採決では、より正確な意思表示と記録を行うことができることがわかりました。
協議の結果、挙手による採決は現行のままでよいが、新庁舎建設の際、電子採決の導入の検討を行うように提案いたします。
傍聴につきましては、市民にとって傍聴しやすい環境の整備を図る観点から、傍聴規則等の調査・検討を行い、調査の結果、現在の傍聴規則では、傍聴者に帽子、コート、マフラーの着用、杖等の持ち込みを禁止していたり、障がい者、
高齢者、外国人などに対する項目が不足していることがわかりました。
協議の結果、議会運営において、傍聴には一定の規制は必要であるが、より多くの市民に議会を傍聴していただくためには、規制は最低限とすべきであると考えられ、時代の変化に対応した傍聴規則への見直しを行うように提言いたします。
報告した各事項については、今後の議会運営に生かしていただくことをお願いし、議会活動に関する調査特別
委員会の中間報告を終了いたします。
以上です。
日程第14
委員会の視察調査報告について
73
◯議長(
田原耕一君)
日程第14.
委員会の視察調査報告についてを議題とします。
最初に、
総務文教常任委員会の報告を求めます。
井上健作委員長。
74
◯総務文教常任委員長(
井上健作君)
それでは、
総務文教常任委員会の視察調査報告を申し上げます。
11月5日から7日まで、
総務文教常任委員会で実施した視察調査について報告いたします。
今回の視察調査では、
糸島市サイエンスビレッジ構想の参考とするため、全国での「サイエンスパークでの取り組み」の調査を行いました。
まず、山形県鶴岡市では、鶴岡サイエンスパーク内に立地する大学の先端生命研究所の取り組みについて、調査を行いました。
次に、神奈川県川崎市高津区では、日本初の都市型のサイエンスパークで、新産業の創出に向けた知と情報発信の拠点である「かながわサイエンスパークの取り組み」について、調査をいたしました。
最後に、神奈川県川崎市川崎区では、世界的な成長が見込まれるライフサイエンス、環境分野を中心に、研究開発から新産業創設までを目指す「殿町国際戦略拠点 キングスカイフロントの取り組み」について調査を行いました。
なお、視察内容及び本市にとって活用すべき事項や課題については、お手元に配付の報告書に記載のとおりでございます。
以上、報告を終わります。
75
◯議長(
田原耕一君)
次に、市民福祉常任
委員会の報告を求めます。笹栗純夫
委員長。
76 ◯市民福祉常任
委員長(笹栗純夫君)
視察報告を行います。
11月6日から8日まで、市民福祉常任
委員会で実施した視察調査について報告します。
石川県白山市では、全国的にも問題となっている児童虐待等に関連して「子ども子育て支援及び児童虐待防止」の取り組みについての調査を行いました。
富山県射水市では、
糸島市で来年度から設置される予定の子育て世代包括支援センターに関連して「キッズポートいみず」の取り組みについて調査を行いました。
富山県小矢部市では、子どもの保護者への支援に関連して、「子育て支援コーディネーター及び保育コンシェルジュ」の取り組み等について調査を行いました。
なお、視察内容及び本市にとって活用すべき事項や課題については、お手元に配付の報告書に記載のとおりです。
以上、報告を終わります。
77
◯議長(
田原耕一君)
次に、建設産業常任
委員会の報告を求めます。小島忠義
委員長。
78 ◯建設産業常任
委員長(小島忠義君)
11月6日から8日まで、建設産業常任
委員会で実施した視察調査について報告いたします。
新潟県長岡市では、「長岡市観光戦略プラン」を調査事項とし、滞在型観光ルートの開拓や情報発信の方法など、観光入り込み客や宿泊客増加に向けた取り組み等について調査を行いました。
次に、新潟県上越市では、「上越市食料・農業・農村基本計画」について、本市でも課題となっている農家の担い手確保や中山間地対策等の取り組みについて調査を行いました。
最後に、新潟県三条市では、「商工業活性化」をテーマに、ものづくりのまちとして発展してきた経過や地場産業の強みを生かした取り組みの内容等について調査を行いました。
なお、視察内容及び本市にとって活用すべき事項や課題については、お手元に配付の報告書に記載のとおりです。
以上、報告を終わります。
79
◯議長(
田原耕一君)
次に、議会活動に関する調査特別
委員会の報告を求めます。三嶋栄幸
委員長。
80 ◯議会活動に関する調査特別
委員会委員長(三嶋栄幸君)
議会活動に関する調査特別
委員会において、8月20日から22日までに実施した視察調査について報告をいたします。
今回の視察調査では、
糸島市議会での議会改革の参考とするため、
議員間討議を中心とした議会改革の取り組みについて調査を行いました。
まず、愛知県犬山市では、市民参加と議会機能向上の取り組みとして、市民フリースピーチ、
議員間討議、女性議会、市民との意見交換会、オープンドアポリシーについて、調査を行いました。
次に、兵庫県宝塚市では、
議員間の議論を活性化し、政策力を向上させる取り組みとして、
議員間自由討議、
委員会内での論点整理、政策研究会、市民との意見交換会について、調査を行いました。
最後に、兵庫県加西市では、議会の活動を市民に浸透させ、開かれた議会となることを目的とした政策検討会、
議員間討議、議会基本
条例について、調査を行いました。
なお、視察内容及び本市にとって活用すべき事項や課題については、お手元に配付の報告書に記載のとおりです。
以上、報告を終わります。
日程第15
議員の派遣について(
糸島市議会主催
議員研修会)
81
◯議長(
田原耕一君)
日程第15.
議員の派遣についてを議題とします。
本件につきましては、お手元に配付のとおり、令和2年2月12日に
糸島市議会主催
議員研修会が予定されております。
お諮りします。
糸島市議会会議規則第167条の規定により、当該
議員研修会に
議員を派遣したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
82
◯議長(
田原耕一君)
御異議なしと認めます。当該
議員研修会に
議員を派遣することに決定しました。
日程第16 閉会中の
委員会継続審査の申し出につ
いて
83
◯議長(
田原耕一君)
日程第16.閉会中の常任
委員会の
継続審査の申し出についてを議題とします。
総務文教常任
委員長から、
委員会において審査中の請願につき、会議規則第111条の規定により、お手元に配付のとおり閉会中の
継続審査の申し出があっております。
お諮りします。
委員長からの申し出のとおり閉会中の
継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
84
◯議長(
田原耕一君)
御異議なしと認めます。
委員長からの申し出のとおり閉会中の
継続審査に付することに決定しました。
日程第17 閉会中の
委員会継続調査の申し出につ
いて
85
◯議長(
田原耕一君)
日程第17.閉会中の
委員会継続調査の申し出についてを議題とします。
議会運営
委員長及び各常任
委員長から、お手元に配付のとおり目下
委員会において調査中の事件につき、会議規則第111条の規定により閉会中の継続調査の申し出があっております。
お諮りします。
委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
86
◯議長(
田原耕一君)
御異議なしと認めます。
委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定しました。
以上をもちまして、
令和元年第4回
糸島市議会定例会を閉会します。
(午前11時05分 閉会)
地方自治法第123条第2項及び
糸島市議会会議規則第88条の規定により、ここに署名する。
糸島市議会議長 田 原 耕 一
糸島市議会議員 長 田 秀 樹
糸島市議会議員 川 上 伸 悟
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