• 児童虐待(/)
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  1. 糸島市議会 2019-03-20
    平成31年 第1回糸島市議会定例会(第6日) 本文 2019-03-20


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       (午前10時00分 開議) ◯議長(田原耕一君)  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付しているとおりでございます。  これより議事に入ります。 日程第1 一般質問 2 ◯議長(田原耕一君)  日程第1.一般質問を行います。  質問は事前の抽せん順に許可します。  7番並里弘二議員の発言を許可します。並里議員。 3 ◯7番(並里弘二君)  おはようございます。議席番号7番、建設産業常任委員会、公明党の並里弘二です。議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。  なお、私、きょう、一般質問11番目でございますので、昨日以前、かなり重複質問、かぶっている部分がございます。そこは省略、または一部省略して質問をさせていただきます。  では、最初です。  最初は、平成31年度施政方針についてでございます。  平成31年度は平成30年度施策の継続強化を図り、ワンランク上のまちづくりを目指して、糸島市の新しい時代とオンリーワンのまちづくりを推進していくとの方針を示されました。その中で、糸島ブランドを生かして産業振興を図るからお聞きいたします。  昨年6月の定例会でも触れましたけれども、依存財源安定確保が不透明な中、昨日、小島議員も指摘されていましたけれども、今後の本市にとって自主財源率、きのう発表ありました40%の目標に向けて、これからいかに伸ばしていくかが市民サービス継続の上からも本市にとっての命題とも言えます。  そこで、稼ぐ力がこの1年でどのように進捗しているのかを主眼に、本日は観光振興企業誘致に絞って質問をさせていただきます。  まず、観光の振興についてです。
     (1)の消費額の増加策については、昨日の小島議員と重複しておりますので省略いたします。  (2)の具体的な方策についてです。官民挙げての努力の結果、観光入り込み客数が648万人まで伸びてきました。これをバス事業者鉄道事業者に出向き聞き取りをしたところ、シーズンはあるにしても、土日祝日はかなりの利用者があるとのことでした。  平成30年度の当初予算新規事業等説明資料も拝見いたしましたけれども、それを踏まえて、より具体的な長時間滞在や宿泊客増加の方策をお聞きいたします。 4 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 5 ◯産業振興部長平野謙二君)  より具体的な宿泊、あるいは長時間滞在の増加方策ということでございます。  市におきましては、観光協会と連携して、もう既にレンタサイクルの拡充、それから、貸出拠点の整備、レンタサイクルによる周遊ルートの紹介、それから、買い回りチケットの販売など、観光客のニーズに沿った取り組み等を通して、滞在時間や回遊性を高めているところでございます。  また、宿泊客の増加策につきましては、市や観光協会のホームページ、観光マップ「いいね、糸島」に宿泊施設を紹介させていただいて、観光客にPRをしているところでございます。  今後につきましては、レンタカーやレンタサイクルと今言いました買い回りチケット等を組み合わせた企画や糸島市での宿泊、食事、体験を組み合わせたツアーなど、マーケティングに基づいた取り組みを展開して、回遊性と観光消費の増加を図ってまいりたいというふうに考えております。 6 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 7 ◯7番(並里弘二君)  では関連して、長時間滞在の成功事例がございましたらお伺いいたします。 8 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 9 ◯産業振興部長平野謙二君)  成功事例ということでございます。  今年度、観光協会レンタサイクルを10台増台し、貸出拠点志摩地区の野北と芥屋の2カ所新設をさせていただいて、それぞれ5台配置して利用を開始させていただいたところでございます。その結果、1月末現在で利用者数が前年度に比べまして34%、また、収入につきましても28%増加をしているところでございます。また、3月に入りまして、さらに利用者数がふえているというふうに把握をしております。  また、「糸島を歩いて巡る とこてく糸島」、これを4地域で作成して、これをもとに散策いただける観光客も増加しているというふうに思っております。  これらの取り組みにつきましては、市内観光の回遊につながり、長時間滞在を生み出しているというふうに考えております。 10 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 11 ◯7番(並里弘二君)  さらに推進をお願いいたします。  (3)です。糸島版DMOの役割については、昨日の小島議員と完全に重複しておりましたので、省略いたします。  648万人の観光入り込み客が現状リピーター大型産直施設だけとは申しませんが、主にその占める割合が多いと思いますが、そこだけにとどまらず、糸島市が持つ潜在的な需要を掘り起こすためにも、昨日も議論がありました糸島オリジナル物産品郷土産品の開発など、さらなる仕組みづくり環境整備で本市が持続した稼げるまちになるよう、役所が主導しての取り組みを望みます。  次に移ります。  企業誘致についてです。  まず、前原インター北産業団地販売面積と現在の誘致率をお聞きします。 12 ◯議長(田原耕一君)  川上商工観光課長。 13 ◯商工観光課長川上重則君)  前原インターチェンジ地区北産業団地1期分の全体の販売面積は、約2ヘクタールでございます。そのうち1.3ヘクタールを3社に販売いたしております。誘致率につきましては、68.6%でございます。 14 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 15 ◯7番(並里弘二君)  では、今後の誘致の見通しをお伺いいたします。 16 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 17 ◯産業振興部長平野謙二君)  今後の誘致見通しということでございますが、現在、販売が可能な産業団地研究団地は、糸島市土地開発公社が造成をいたしました前原インターチェンジ地区北産業団地と福岡県が造成しております糸島リサーチパークの2カ所でございます。  前原インターチェンジ地区北産業団地の残地については約0.6ヘクタール、これにつきましては、糸島市土地開発公社特定企業1社と、現在、土地売買に向けた調整中でございます。  それから、糸島リサーチパークの残地約5.5ヘクタールにつきましては、企業2社と福岡県、それから本市と共同で調整中でございます。 18 ◯議長(田原耕一君)  甘利副市長。 19 ◯副市長(甘利昌也君)  今、土地開発公社のお話がございまして、私のほうが理事長を務めておりますので一言ちょっとつけ加えさせていただきますと、誘致率が今68.6%という答弁がありましたけれども、これを本来であれば100%という御報告をさせていただきたかったところですけれども、早急に今交渉している会社とも話を詰めて、この数字を100%に持っていきたいというふうに思っております。 20 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 21 ◯7番(並里弘二君)  今後の誘致面積の拡大及び造成計画についてお伺いいたします。 22 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 23 ◯産業振興部長平野謙二君)  今後の誘致面積の拡大の予定ということでございます。  前提として申し上げさせていただきますが、今、副市長のほうから答弁ございましたように、北産業団地の100%の完了が前提ということでございます。  前原インターチェンジ地区北産業団地については、1期分の完了を前提として、今、2期分の整備を予定しております。現在、糸島市土地開発公社測量設計業務を開始しておりまして、本年6月に完了の予定でございます。造成時期につきましては、1期分の販売完了及び2期分への企業の立地の動向により判断をしてまいりたいというふうに考えております。 24 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 25 ◯7番(並里弘二君)  前原インターチェンジ周辺に新たな進出企業の立地に伴い、雇用率は以前の重冨議員の中で質問がありましたので、きょうは固定資産税税収見込みをお伺いいたします。 26 ◯議長(田原耕一君)  川上商工観光課長。 27 ◯商工観光課長川上重則君)  税収の見込みにつきましては、固定資産税だけで答弁をさせていただきます。  5年間の課税免除が終了します7社で推計いたしますと、約3,000万円の固定資産税の税収を見込んでおります。  以上です。 28 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 29 ◯7番(並里弘二君)  ただいまの産業団地への誘致のほかにも、平成30年度振り返りの中で、庁舎第3別館の遊休空きスペースを活用して、富士通の誘致につながるという御報告がございました。福岡市は起業、仕事を起こすですね、それと創業、仕事をつくるを後押しするために、旧大名小学校跡地ベンチャー企業を誘致しています。皆さん御承知のとおりです。本市も、公共施設マネジメント推進室との調整が必要ですが、有効活用の視点からも期間限定でも対応できるのであれば、本市施設空きスペースを活用しての誘致も必要かと思います。  加えて、本市の持つ物流交通網の利便性や福岡市内からの交通アクセスの優位性など、糸島市が持っております強みを生かしながら、さらなる商工観光課地域振興課が中心となって連携しての誘致を望みます。執行部の受けとめ、考え方がございましたらお伺いいたします。 30 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 31 ◯産業振興部長平野謙二君)  求職者のニーズ等を踏まえまして、誘致企業の業種の拡充など今後検討してまいり、庁内関係課と連携を図りながら、誘致時期を失しないように、積極的に誘致活動は行わせていただきたいと思います。 32 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 33 ◯7番(並里弘二君)  3番目の問いは、小・中学校の、ここには諸問題ですけど、実際は諸課題です、について御質問をいたします。  (1)の1)不登校の状況については、15日、後藤議員が質問されたのと重複しておりますので、省略をさせていただきます。  2)です。その不登校の主な要因をお聞きします。 34 ◯議長(田原耕一君)  泊教育部長。 35 ◯教育部長(泊 早苗君)  不登校の要因につきましては、最も多いのが家庭に係る状況で53.9%、次いで、いじめを除く友人関係をめぐる問題と学業の不振がそれぞれ19.4%となっております。  家庭に係る状況では、家庭環境の急激な変化や親子関係をめぐる問題等の要因も含まれますため、必要に応じましてスクールソーシャルワーカーを活用しておるところでございます。  また、学校生活におきましては、これまで以上に人間関係づくりや魅力ある授業への改善を図ることが必要だと考えておるところでございます。  以上です。 36 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 37 ◯7番(並里弘二君)  3)関連部署の連携についてです。  ここ数年、全国各地で保護者の幼い我が子への暴力、また、虐待し、死に至らしめる、まことに残念ながら痛ましい事件が続発しております。  本市では事件性のある案件は今のところ露見しておりませんが、未然にその予兆をつかみ、防止していくことが肝要になってまいります。そのためにも、学校、教育委員会児童相談所、警察の一層の連携が肝となると思います。現状において連携が機能しているのか、お伺いをいたします。 38 ◯議長(田原耕一君)  泊教育部長。 39 ◯教育部長(泊 早苗君)  連携ということでございますが、本市では人権福祉部子ども課を事務局といたしまして、糸島市要保護児童ネットワークを組織しております。この中で課題に応じて学校支援部会問題行動部会登校支援部会の3つを設置しておりまして、各小・中学校、警察、児童相談所、子ども課教育委員会等で情報交換をはじめ、現状、問題点の共有、支援のための協議等を行い、連携を図っているところでございます。
     以上です。 40 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 41 ◯7番(並里弘二君)  通告にはないんですけれども、答えられたら答えてください。  それは敏速に対応できるような機能をしているんでしょうか。 42 ◯議長(田原耕一君)  泊教育部長。 43 ◯教育部長(泊 早苗君)  敏速に迅速に対応しておるところです。 44 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 45 ◯7番(並里弘二君)  (2)です。スクールロイヤーについてです。  学校教職員教育委員会職員が高圧的な保護者と対応する際の御苦労は大変だと感じております。その心理的負担軽減のためにも、弁護士の支援が必要かと思われます。  予算や常駐等、諸課題があるのは十分承知しておりますけれども、本市の顧問弁護士とか福岡県の弁護士会と連携してスクールロイヤー導入を提案しますが、検討してはいかがかお聞きします。 46 ◯議長(田原耕一君)  泊教育部長。 47 ◯教育部長(泊 早苗君)  議員仰せスクールロイヤーにつきましては、多様化する児童・生徒を取り巻く問題に関して、法的見地からの助言、相談を行うものとして国の中央教育審議会の意見等から必要性は認識しておりますが、検討までは至っていないところでございます。  現状を申し上げますと、本市ではここ数年、いじめ等に関する重大事案は発生しておりませんが、スクールソーシャルワーカーのほかに、警察官OBを生徒指導専門員として、嘱託員として雇用しておりまして、日ごろの生徒見守り活動をはじめといたしまして、先ほどおっしゃられたような保護者等への対応で、学校で対応が難しい案件等につきまして、その警察官OBの嘱託員が対応を行っておりまして、安全・安心な教育環境づくりを行っているところでございます。  それから、弁護士等に相談をすべき案件ということでございますが、現状におきましては年に一、二件程度でございまして、必要に応じまして弁護士資格を有します総務課配置の担当課長等への相談を行っておるところでございます。  以上です。 48 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 49 ◯7番(並里弘二君)  一、二件ということで、安心というか、ないのがあれなんですけれども、対応しているということで、私の一番の、きょう質問させていただいたのは、かなりモンスターというか、大変な保護者の方がいらっしゃるのを対応される現場の教職員の皆様とか教育委員会の皆様の御苦労は、全国各地で恒常的な問題ということでマスコミも取り上げております。それを少しでも軽減して、本来の学校業務に邁進できるように、そういう体制をとられたらいいということで、部長のお話で警察OBの方をしていただいているということで、準備ということを兼ねて申し上げました。ありがとうございました。  それから、(3)です。児童虐待通報及び児童相談電話189、これは一般的には「いちはやく」ということで知られております。これについての周知です。  この番号にかけると、最寄りの児童相談所につながります。これまでさまざまな広報をされてきているのは重々承知しておりますが、私が話した市民の方で、多くの方から知らないということを聞きました。それで、まだまだ浸透しておりませんので、あえて改めてお知らせいただきますようお願いします。 50 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 51 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  189(いちはやく)の通報の周知の御質問でございます。  この児童虐待通報電話189、通称いちはやくと言われておりますが、国におきましては、テレビCMをはじめ、ホームページやリーフレット等、各種媒体からの周知が行われております。  また、市としてもPRを行っております。具体的に申し上げますと、全戸配布の健康情報誌での掲載、子育て応援ハンドブックに掲載して、生後2カ月の子供がおられる全世帯を訪問する赤ちゃん訪問で手渡し配布、それから、児童虐待防止月間に合わせた市の広報11月号に掲載、それから、10月30日の街頭啓発PRで啓発素材を1,000部配布、そのほか、庁舎内の子ども課のほか、健康福祉センターあごら、保育園、幼稚園、放課後デイサービス、公民館等にポスター掲示等を行っているところでございます。  おかげさまで、児童相談所からの通報を含む市への通報件数は平成27年度26件から平成29年度は96件に、また、平成30年度2月末現在では113件とふえてきております。児童虐待等の早期発見、早期対応に結びついておるというふうに考えております。  以上でございます。 52 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 53 ◯7番(並里弘二君)  それでは、(4)番、性的マイノリティーについてです。  今定例会において、同僚議員からも多文化共生や多様性の取り組みに関する多数の質問がございました。本市は外国人御家族の移住も増加傾向で、受け入れ側の多文化対応が必要不可欠となってきています。一方で、全国各地で性的マイノリティーの方々が性的多様性を認めてほしい旨の訴訟や、福岡市など他自治体では中学校入学の際、制服の自由選択制の取り組みがなされています。  そこで本日は、性的多様性を容認していこうという視点から、性的マイノリティーについての学校現場の教育はどうなっているのか、お伺いします。 54 ◯議長(田原耕一君)  泊教育部長。 55 ◯教育部長(泊 早苗君)  本市では、人権教育の授業づくりのため、教員が活用いたします人権教育の手引を課題ごとに3種類作成しておりまして、この手引をもとに、障がい者差別、SNSに関する人権侵害、性的マイノリティーに関する人権等の課題について、その解決に向けた計画的な指導を進めておるところでございます。  また、各学校には人権教育の手引のほか、人権・男女共同参画推進課が作成した啓発冊子を児童・生徒に配布し、男女共同参画の面においても学習を進めておるところでございます。  以上です。 56 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 57 ◯7番(並里弘二君)  今、主に3つを中心に教育しているということでしたが、私が聞きたい性的マイノリティーについて、具体的にはどのような内容で学習指導されているのか、お伺いします。 58 ◯議長(田原耕一君)  泊教育部長。 59 ◯教育部長(泊 早苗君)  多様な性につきましては、人権教育の手引シリーズ3で取り扱っておりまして、全ての学校で実践できるように指導事例を掲載しております。  具体的には、小学校ではランドセルなどの色を教材に、性差に関係なく好みなどが個別に異なっていることや、職業を教材としまして、性差に関係なく職業を選んでよいこと、また、中学校では性に関する差別的な言動を教材に、多様な性、LGBTへの理解を深めることを指導しております。  以上です。 60 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 61 ◯7番(並里弘二君)  冒頭も申し上げましたけれども、国際化ということからいえば、食べ物が限定されるお国の方もいらっしゃいますし、性的マイノリティーの方もいらっしゃるし、そのように我々が今まで予見、体験していなかった場面に確実に本市は入っておりますので、きめの細かい御対応を、御準備をよろしくお願いいたします。  続いて(5)番、学校のエアコン設置についてでございます。  本市では普通教室は100%設置が終了しています。体育館は使用頻度が少ないこともあり、夏は大型冷風機で対応中とのことですけれども、総務省所管の緊急防災・減災事業債を活用して体育館のエアコン整備を検討してはいかがか、お聞きいたします。 62 ◯議長(田原耕一君)  宗教育総務課長。 63 ◯教育総務課長(宗 真司君)  体育館へのエアコン整備について、有利な事業債を使って整備してはどうかというお尋ねでございます。  まず、教育委員会といたしましては、体育館での授業や学校行事等のために体育館に空調設備を整備することにつきましては、必要性が低いというようなことで考えております。現在、体育館で夏の熱中症予防としましては、通常の対応に加えまして、エアコンのある普通教室でのクールダウン、また、夏の学校授業につきましては、エアコンを既に設置している部屋を活用するというような対応をしております。  また、災害時におきましては、初期の段階では普通教室の活用、また、長期にわたる場合につきましては、冷房設備を臨時設置する、そのような対応をしております。  今後もこのような対応を続けてまいりたいということで考えているところでございます。 64 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 65 ◯7番(並里弘二君)  昨年の猛暑を受けて、本年の猛暑がどうなるかというのは、まだ気象庁が長期予報を出していませんのでわかりませんけれども、もし仮に昨年並みの猛暑ということになった場合に、現状、普通教室100%でしのげるとは思いますが、念のために事前に確認等をしていただければ子供たちにとってもありがたいなと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、最後に4項目め、国の制度改正に伴う本市の対応についてお伺いいたします。  (1)システム改修についてです。  平成も来月末で終わり、5月1日より新元号となります。国は、元号を定める政令を4月1日に公布します。窓口での待ち時間の増加、納税など電子申請に伴うトラブル、書類や帳票類が煩雑にならないためにも、万全なシステム改修がなされた上で5月7日からのスムーズな運営が望まれますけれども、それについてのお取り組みをお聞きいたします。 66 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 67 ◯企画部長(馬場 貢君)  今、議員申されました政令公布後、新元号を速やかに財務会計を初めとする全てのシステムに設定できるよう、3月下旬から4月にかけて順次改修を行う予定にいたしております。現在、システム導入業者と準備を進めておるところでございます。  以上です。 68 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 69 ◯7番(並里弘二君)  次に、広報いとしまの周知強化についてです。  4月27日から5月6日は10連休という長期にわたり、市役所をはじめ、各機関や事業所が休みとなります。特にお子様や高齢者の同居の市民の皆様から、連休中にあいている医療機関のお尋ねがあります。  広報いとしまの毎月1日号、巻末ページ、生活便利帳にその分を含めての情報は広報中ですが、来月の連休に備えて、10連休中にあいている医療機関の情報提供を強調して行うべきだと思いますけれども、その御対応をお聞きします。 70 ◯議長(田原耕一君)  山崎秘書広報課長。 71 ◯秘書広報課長(山崎義人君)  医療機関の休日、夜間などの当番医につきましては、議員言われるとおり、毎月1日号の広報いとしま巻末の生活便利帳内でお知らせをしているところでございます。  今回の10連休につきましては、4月と5月にまたがっておりますので、4月1日号と5月1日号にそれぞれ掲載し、特別に10連休への対応としまして、注意書きを併記し、周知を図ることとしております。  また、4月1日号と5月1日号の間の4月15日号で、10連休中の関係機関と状況を1ページにまとめてお知らせすることで、重ねて周知を図ることとしております。 72 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 73 ◯7番(並里弘二君)  ありがとうございます。大変喜ばれる市民の方も多いと思います。
     ただいま関係機関とおっしゃいましたけど、それはどういう内容になるんでしょうか。 74 ◯議長(田原耕一君)  山崎秘書広報課長。 75 ◯秘書広報課長(山崎義人君)  医療機関に関する情報のほか、バスや渡船の運行、クリーンセンターへの搬入、し尿処理やごみの収集、図書館の休館などについてお知らせをする予定でございます。 76 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 77 ◯7番(並里弘二君)  今の情報は紙媒体でしたけれども、その情報をホームページやSNS上での周知の予定はございますか。 78 ◯議長(田原耕一君)  山崎秘書広報課長。 79 ◯秘書広報課長(山崎義人君)  4月上旬にホームページ及びフェイスブックに掲載してお知らせをする予定としております。 80 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 81 ◯7番(並里弘二君)  ありがとうございます。  次にいきます。  県が設置した#7119という緊急電話相談、医療機関案内がございます。この番号にかけると看護師さんが対応し、対処法や最寄りの病院を教えてくれます。これは、国の第2次補正予算が整い次第、相談通話料がこれまでの有料から無料となります。  一方で、本市消防本部にお聞き取りしたところ、不要不急と思われる電話も相当数ある中で対応しているとのことでした。緊急時は迷わず119番ですが、それ以外は#の7119に電話すると、相談者にとっても大変に便利な番号です。これも広報いとしまに小さく掲載中ですが、知らない市民の方も多数いらっしゃいますので、#7119の活用や周知をさらに図るべきだと思いますが、お伺いいたします。 82 ◯議長(田原耕一君)  嘉村健康増進部長。 83 ◯健康増進部長(嘉村文枝君)  御指摘のように、今後は活用内容をさらに詳しく広報のほうに掲載いたしまして、目にとまりやすいページなどへ掲載し、そういう周知をしていきたいと思います。  さらに、そのほかの方法といたしまして、市役所の市民課の広告モニターなどに掲載しまして、PRを行ってまいりたいと思っております。 84 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 85 ◯7番(並里弘二君)  ありがとうございます。  ちなみに、健康づくり課窓口に名刺大の、議長、これ見せてよろしいですか。 86 ◯議長(田原耕一君)  はい。 87 ◯7番(並里弘二君)続  こういうのを(現物を示す)健康づくり課の窓口に名刺大の大きさで、「救急車?病院?迷ったら#の7119」というチラシが、チラシというか、名刺大のものがございます。私も山北課長に御無理言って80枚ほどもらって、知り合いの市民の方に差し上げています。大変好評です。これを冷蔵庫とか電話のところとかに貼ってくださいと言ったら、そうですね、早速利用しますということで、大変好評になっておりますので、議員の方をはじめ、議場におられる方はぜひ手にとられて、市民の皆様にお伝えいただければ便利かなと思います。  次、(3)番です。10月1日に消費税が10%に引き上げとなります。それに伴い、プレミアムつき商品券が支給されます。対象者、制度内容、申請の仕方等の概要を大まかで結構です、お聞きします。 88 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 89 ◯産業振興部長平野謙二君)  プレミアムつき商品券の対象者、制度内容、それから、申請の仕方ということでございます。  対象者につきましては、平成31年度の住民税非課税者及び平成31年9月30日現在の3歳未満の子が属する世帯の世帯主となる予定でございます。  それから、制度の概要につきましては、消費税増税に伴います対象者の消費に与える影響の緩和とともに、消費喚起を目的に、2万円で2万5,000円分のプレミアムつき商品券を販売し、市内店舗で利用していただく内容となっております。  申請につきましては、購入時に必要な引きかえ券を市が送付いたしまして、販売会場で商品券を購入する方法で、商品券の使用期間につきましては、平成31年10月1日から平成32年3月30日までを予定しているところでございます。  現在、関係課となります子ども課、それから税務課、私どもの商工観光課のほうで実施に向けた協議を進めているところでございます。  以上でございます。 90 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 91 ◯7番(並里弘二君)  10月1日から逆算すると半年余りです。事務処理とか大変だと思いますけれども、万全の準備をお願いいたします。  最後、4番に入ります。  同じく10月1日から幼稚園、認可保育所、認定こども園の利用料が対象者には無償化となります。  まず、準備作業や市民への周知等、現時点での状況をお伺いいたします。 92 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 93 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  保育利用料の無償化についてでございますが、市といたしましても10月1日からの幼児教育の無償化の事務に遺漏がないように対応してまいる所存でございます。  ただ、現時点では国から無償化実施における各事例の対応方針等の資料は提供されているものの、個々のケースにおきます必要な申請書、それから確認書等の様式、詳細な必須事項の記載事項、それから、添付資料等々が示されておりません。そこで、具体的な準備作業や市民への責任ある周知には、いまだ行うには至っていないという状況でございます。  今後、急ピッチで実務面での詳細も確定されていくと考えておりますので、その都度、10月1日実施を逆算しながら作業等を進めてまいる所存でございます。  以上でございます。 94 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 95 ◯7番(並里弘二君)  次に、無償化実施に当たり、待機児童についてです。  これは、昨日、徳安議員も触れられましたので、かぶらない範囲でお聞きしますけれども、無償化が開始される10月1日を境として、申し込みが集中し、待機児童が増加するのではないかという保護者の方からの不安の声が上がっています。お話ししていて、8人から伺いました。  これに応えるために、市は18日に保育士確保の緊急対策の補正予算を上程されました。ありがとうございました。ただ、慢性的な保育士不足で、市役所や教育現場に事前の問い合わせが殺到することは予測されますけれども、現時点での考え方をお聞きします。 96 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 97 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  保育所等の入所申し込みについてでございますが、平成31年度に向けました入所申し込みは現時点がピークではないかというふうに考えております。  ただ、議員御指摘のとおり、平成31年11月から開始の翌々年度に向けます入所申し込みは、相当数の申し込みがあると推測をいたしております。年度途中の未就学児の人口や保育園等の入所状況の推移を見ながら、待機児童解消の取り組みを継続してまいります。  また、無償化開始の前後では、例えば、届け出保育施設と病児・病後児保育施設の利用の併用が可能かというような個別具体的なケースに係る問い合わせが増加すると思われます。こういったことに対しましても、混乱が生じないように事前の周知、それから、窓口等の説明を行ってまいりたいと、このように考えております。 98 ◯議長(田原耕一君)  並里議員。 99 ◯7番(並里弘二君)  ここでよく言われているのが、保育士不足もありますけれども、保護者が希望しているところと抱えている施設の場所が遠い、いわゆるマッチングということですね。ここがなかなか解消されなくて、待機児童がなかなか減らない一つの要因にもなっておりますので、その辺、保護者の希望に沿った所在地に入れたいという希望にできるだけ沿えるような御対応を大変だとは思います、場所がないのにここに行きたいと言われても実際入れないというのも事実ですので、それを踏まえたところで対応をお願いいたします。  まだ、国の制度設計が策定中なので、あわせて大変だとは思いますが、保護者の無償化への期待も非常に大きいものがございますので、万全の体制をよろしくお願いいたします。  以上、多岐にわたりましたが、施政方針で示された、今以上に住みたい、住み続けたい、そして誰もが憧れるオンリーワンのまち糸島を進化、これは進めるですね、それからもう一つの深化、深めるために、PDCAをさらに回していかれることを強く要望するとともに、私も市民や事業者の皆様からいただいている思いや要望を、市役所の皆様に引き続き知恵を出して提言させていただくこととし、本日の質問を終わります。ありがとうございました。 100 ◯議長(田原耕一君)  これを持ちまして、並里議員一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は10時55分の予定です。       (午前10時44分 休憩)       (午前10時55分 再開) 101 ◯議長(田原耕一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、5番平田雅紹議員の発言を許可します。平田議員。 102 ◯5番(平田雅紹君)  5番、建設産業常任委員の平田雅紹でございます。ただいま田原議長の許可がありましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  本定例会、12番目の大トリを務めさせていただきます。わかりやすく質問をさせていただきますので、執行部の皆さん、よろしくお願いいたします。  まず、1つ目の質問のテーマですが、糸島市における災害に強いまちづくりについてお伺いいたします。  私は、3月11日、建設産業常任委員会の行政視察でお世話になりました宮城県南三陸町の東日本大震災慰霊祭に出席し、その後、復旧現場の視察に行ってまいりました。いまだに復旧作業は続いております。まだ原発事故を含めると5万人以上の方が避難生活を強いられています。復興はまだ道半ばであります。  九州においても、一昨年、昨年は災害が非常に多い年でありました。各地で被災され、避難生活を続けられている方々が、一日も早く日常生活に戻れることを願っております。  我が市でも、昨年の7月5日未明の豪雨により、市内各地の道路、水路、崖地で被害が出ました。激甚災害に指定されたことにより、早急な復旧事業ができるようになり、復旧作業が続いておりますが、まず、現在までの復旧状況の進捗についてお伺いいたします。 103 ◯議長(田原耕一君)  久保危機管理課長。 104 ◯危機管理課長(久保 孝君)  復旧工事の進捗状況ということでございますが、総務部のほうで、各部のほうから状況を取りまとめさせていただきましたので、私のほうから説明をいたしたいと思います。  まず、道路、河川の復旧工事につきましては、補助事業、単独事業を合わせて82件に対しまして81件が完了。それと、年度内にあと1件が完了という状況でございます。  次に、農業用施設の災害復旧工事につきましては、補助事業、単独事業を合わせまして、54件中39件が年度内に完了しまして、残り15件が繰り越す予定となっております。  次に、林道災害復旧工事につきましては、77件中36件が年度内に完了しまして、41件が繰り越し及び次年度の発注予定となっております。  次に、公園災害復旧工事につきましては、のり面復旧工事が1件で、年内の完了となっております。
     それと、白糸の滝ふれあいの里駐車場公衆便所建替工事につきましては、4月26日完成予定ということで、スケジュールどおりに進捗しておる状況でございます。  以上でございます。 105 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 106 ◯5番(平田雅紹君)  復旧が進んでいることはわかりましたが、農業施設及び林道で繰越事業未発注箇所が多数あります。今後の工事発注予定をお伺いいたします。 107 ◯議長(田原耕一君)  吉村農林水産課長。 108 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  まず、農業用施設の災害復旧工事につきましては15件が繰り越しする予定でございますが、3月中に発注しまして、かんがい期について、地元協議を実施しながら、かんがい期前に工事を完了させる予定でございます。  林道災害復旧工事につきましては、補助事業による災害復旧工事が完了しないと施工できない箇所がございますので、進捗状況を確認しながら、順次発注していきたいと考えております。 109 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 110 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。一日も早く復旧できるようにお願いいたします。  次に、白糸の滝付近の復旧状況についてお伺いいたします。  県道から入っていく林道は、かなりの復旧工事だったと思いますが、白糸の滝に向かう林道の供用開始時期についてお伺いをいたします。 111 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 112 ◯産業振興部長平野謙二君)  白糸の滝付近の林道災害復工事につきましてですが、平成30年度末で全て完了予定でございますので、竣工検査が完了次第、早急に供用の開始を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 113 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 114 ◯5番(平田雅紹君)  安心いたしました。ただ、県発注の治山工事、白糸の滝のトイレが壊れた原因の工事ですが、これがゴールデンウイークまでには完成しないので、ゴールデンウイーク期間中は工事をストップするように依頼していると説明がありましたが、万が一大雨が降ったときなど、工事ストップ時の安全対策についてお伺いをいたします。 115 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 116 ◯産業振興部長平野謙二君)  平田議員が今おっしゃいましたように、県の治山事業につきましては、12月議会の一般質問におきまして3月25日完了予定というふうに県のほうからお伺いしておりましたので答弁をさせていただきましたが、その後、県のほうから、繰越事業となるという旨の報告を受けているところでございます。また、議員おっしゃいますように、ゴールデンウイーク期間中につきましては林道も復旧されますことから、非常に観光客が多くなると思いますので、安全対策については万全を期してまいりたいと思います。そのため、県や請負業者に作業をゴールデンウイーク期間中については中止するようにお願いをして、既に了解をいただいております。  また、ゴールデンウイーク期間中につきましては作業を中止いたしますため、現場への立入禁止措置等、確実に実施をさせていただいて、来客者への安全対策を万全に講じるように、県、請負業者にお願いし、徹底していきたいというふうに考えております。 117 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 118 ◯5番(平田雅紹君)  ありがとうございます。  今おっしゃるように、ゴールデンウイークはかなりの人出が予想されておりますので、万全な安全対策をお願いいたします。  次に、糸島市地域防災計画についてお伺いいたします。  昨年9月の私の一般質問の中で、地域防災計画や避難計画を更新するとの答弁がありました。更新時期と更新内容の進捗状況についてお伺いいたします。 119 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 120 ◯総務部長(洞 孝文君)  糸島市の地域防災計画の見直しについてでございますが、本年度改定されました福岡県地域防災計画の修正を反映させた見直しをほぼ完了しておるところでございまして、今後、関係機関と協議を行いまして、当初の予定よりも若干おくれますけれども、出水期であります6月中旬ごろまでには防災会議を開催して、見直しを完了したいというふうに考えております。  防災計画の見直しの主な内容でございますけれども、受援体制、そして避難所の管理運営体制、そして原子力災害対策におけます複合災害発生時の避難について、これらを見直す予定としております。  以上です。 121 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 122 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。関係機関との協議は大変だとは思いますが、また大雨が降る可能性もありますので、梅雨時期までの見直しをお願いしたいと思っております。  次に、これも9月の答弁の中で県が運用を開始するとあったLアラートは、ことし梅雨時期までに運用を開始するのか、お伺いをいたします。 123 ◯議長(田原耕一君)  久保危機管理課長。 124 ◯危機管理課長(久保 孝君)  Lアラートについての御質問です。  Lアラートにつきましては、県のほうが整備しておりますけれども、昨年12月にシステムが完成しまして、それからまた試験運転、試験運用を経まして、本年4月1日から運用が開始されることを確認しております。 125 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 126 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。4月よりの運用開始となれば、万が一災害が発生したときに、市から県に情報伝達することにより、テレビ、携帯電話、インターネットなどを通じて、迅速、確実に市民へ情報提供ができるということになるということなので、これについてはいいことだなと思っております。  次に、糸島市における国土強靱化計画策定についてお伺いします。  最近、この国土強靱化計画という言葉をよく耳にしますが、調べてみますと、全国の市町村でも策定が進んでいるようです。福岡県内でも、福岡県や県内他市では国土強靱化計画を策定しているようですが、糸島市が策定するかどうかをお伺いいたします。 127 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 128 ◯総務部長(洞 孝文君)  県内におけます国土強靱化計画の策定状況をまず答弁をさせていただきたいと思います。  県内では、北九州市が策定済み、そして、現在福岡市が策定中ということでございます。その他の自治体につきましては、現時点では策定に向けた動きはないというような状況でございます。  この国土強靱化計画でございますけれども、各自治体ごとに策定をするわけでございます。地方公共団体の取り組みだけではなく、国、県等の機関、そして住民、あるいはライフライン事業者等との連携、協力による取り組みについても反映させる必要がございます。今後も、他の自治体も策定を進められると思いますけれども、策定済みの自治体あたりの状況も見ながら、策定方法、どのように策定をしていくのかを研究しながら進めてまいりたいというふうに考えております。 129 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 130 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。私、福岡県の国土強靱化計画を見たんですが、かなり細かいところまで記載してありましたので、糸島市としても一からつくるのは大変だと思いますが、いろいろ研究をしていただきたいと思っております。  では、昨年12月に閣議決定された防災・減災国土強靱化のための3カ年緊急対策について、糸島市が使えるようなプログラムがあるかどうか、お伺いいたします。 131 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 132 ◯総務部長(洞 孝文君)  現在、上程をしております平成31年度当初予算に計上しております一例を申しますと、前原小学校校舎大規模改修事業、あるいは消防団装備整備事業など、14事業が今回の緊急対策事業に該当すると思われます。  今後、各省から具体的な要綱等が示されると思います。示されましたら、申請事務を進めていく予定としております。 133 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 134 ◯5番(平田雅紹君)  この国土強靱化計画を策定していると、いろんなプログラムができるとか、そういうことが今後わかってくると思いますので、いろいろな補助事業を見つけていただいて、防災・減災対策事業が確実に行えるように進めていただくことを期待しております。  では、第2次長期総合計画における国土強靱化計画の位置づけについてお伺いいたします。 135 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 136 ◯総務部長(洞 孝文君)  長期総合計画につきましては、現在、企画部のほうで策定中ということでございます。本市が国土強靱化へ取り組むことを明確化するために、今回策定をします長期総合計画に国土強靱化地域計画を策定するという旨を明記させていただきたい。これを足がかりとして、地域の特性を十分踏まえた地域計画を策定したいと、このように考えております。 137 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 138 ◯5番(平田雅紹君)  ありがとうございます。  昨年行われました校区避難所運営訓練でも、多数の市民の参加があったと聞いております。今、防災に対する市民意識は非常に高まっていると思います。安全・安心のまちづくりは、第2次長期総合計画の最重要課題になります。糸島市の地形に則した国土強靱化計画を策定し、災害に強いまちづくりのより一層の促進を執行部にお願いいたしまして、次の、持続可能なまちづくりについての質問に移ります。  まず、糸島市国土利用計画の策定についてですが、上位計画である第2次長期総合計画が、第2次となりますが、糸島市国土利用計画も第2次となりますでしょうか。それは、策定時期はいつぐらいになりますでしょうか。 139 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 140 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  現在の国土利用計画につきましては、第1次長期総合計画に即した形で策定をしておりまして、計画期間も、平成23年度から平成32年度の10年間としておるところでございます。  そこで、第2次国土利用計画につきましても、第2次長期総合計画と平行して、平成31、32年度に策定し、平成33年度から10年間の計画としてスタートさせたいというふうに考えておるところでございます。 141 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 142 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。国土利用計画には国土利用構想図、都市計画マスタープランには土地利用方針図が記載されております。両方とも、将来のまちづくりの基本方針を示している図面でありますが、ここに将来の土地利用計画が示していないと、地区計画や土地区画整理事業がスムーズに進まないと聞いております。  では、土地利用構想図や土地利用方針図を変更するのはどういうときに行うか、お伺いいたします。
    143 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 144 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  まず、国土利用計画の土地利用構想図につきましてお答えをさせていただきます。  国土利用計画の土地利用構想図につきましては、原則、計画期間中の見直しは行いません。ただし、例えば、大きな道路の開通など、特殊な要因で見直しが必要な場合につきましては、計画期間中であっても福岡県と協議しながら一部を変更することもあり得るというふうに考えております。 145 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 146 ◯建設都市部長(井上義浩君)  都市計画マスタープランにつきましては、上位計画でございます国土利用計画が変更された場合は、必要に応じて国土利用計画と整合する形に変更をいたします。 147 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 148 ◯5番(平田雅紹君)  期間中、見直しを行わないということは、一度決めると10年は見直しをしないということでありますが、私は、社会情勢の変化や市民の要望に対応するため、柔軟に変更するのがいいのではないかと考えますが、今回の国土利用計画策定で、宅地や企業立地地域の位置づけの決定を行うに当たり、都市計画の専門家や市民にヒアリングや要望を聞くのか、お伺いをいたします。 149 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 150 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  国土利用計画の策定については、糸島市土地利用計画審議会規則によりまして、農業委員会委員、学識経験者、公募による市民などで組織することにしておりまして、都市計画や環境などの学識経験者の専門的な見地、また、市民の視点で国土利用計画を審議していただくというふうに考えております。 151 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 152 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。では、都市計画マスタープランはいつ策定するのか、お伺いをいたします。 153 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 154 ◯建設都市部長(井上義浩君)  国土利用計画が変更される際に連動いたしまして、遅滞なく変更をさせていただきます。 155 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 156 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。先ほども申しましたが、国土利用計画と都市計画マスタープランに、宅地化や企業立地計画地域に指定されないと地区計画や土地区画整理事業が進められないのであれば、計画変更を柔軟に行っていったほうが、まちづくりが進むのではないかと考えます。  今回の見直しで10年先を見据えたまちづくりの基礎となる計画作成を期待しております。  次に、今年度から現在の都市計画図で整備決定されている都市計画道路の検証作業が始まると予算が計上されております。建設産業予算分科会の答弁では、検証作業が終わるまで都市計画道路整備を全く進めないということではないということの答弁がありましたが、私は、まちづくりを進めていく中で、道路などの社会資本整備が重要だと思います。  現在の都市計画道路の整備、優先順位をお伺いいたします。 157 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 158 ◯建設都市部長(井上義浩君)  当面は県と協力して整備を進めております中央ルートであります波多江泊線や学園通り線西回りルートの一部でございます北新地新田線が優先と考えております。 159 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 160 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。波多江泊線、いわゆる中央ルートは、筑肥線を横断する南北道路の最重要な路線であります。この計画は福岡県が進める道路事業でありますので、工法決定には糸島市は決定権はないと考えますが、工法について反対意見があることは承知しております。  調べてみますと、道路法第31条には、新しい踏切は立体交差としなければならないとの記載があります。平面踏切での事故も後を絶ちません。現実に、糸島市でも毎年踏切事故が起き、死亡事故も起こっております。202号線の日常的な渋滞緩和のためにも、安全な工法で一日も早い整備開通を福岡県と一緒に進めていただくよう、執行部にお願いをいたします。  次に、新駅が完成し、糸島市への利便性がよくなりました。第1次長期総合計画で、人口10万2,000人の目標設定がされておりますが、私は十分達成できると思います。  来年度、九州大学入学予定者は住まい探しに苦労していると報道がありました。統合移転が完了し、新入学生が今宿より西側の住まいを希望しても、物件が少ないようです。  今後も、人口増加施策を推進するには、市街化区域内の用途地域の見直しなど、施策が必要ではないかと考えますが、執行部の意見をお伺いいたします。 161 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 162 ◯建設都市部長(井上義浩君)  用途地域につきましては、長期的に安定的なものとして定められます。したがって、基本的には何らかの合理的な要因が生じない限り、見直しは行いません。  そういった中で、例えば再開発事業等の市街地開発事業で、既成市街地を面的に整備する上で進出してくる事業所の用途が、既存の用途では納まらないなどの場合、その建物の用途が、市民福祉、あるいは市民の利便性向上につながって、隣接区域との整合もとれる、そういった条件が整う場合には、用途の見直しも可能であると考えております。 163 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 164 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。では、前原・志摩地域の市街化調整区域、いわゆる線引きの変更はないと以前答弁されております。今後、市街化調整区域内のまちづくりを行う場合は、どんな方法があるかをお伺いいたします。 165 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 166 ◯建設都市部長(井上義浩君)  これは、都市計画マスタープランに位置づけられまして、土地区画整理事業の着手が確実な区域については、市街化区域から市街化調整区域への編入ができます。  事例としましては、前原東土地区画整理事業、南風台、美咲が丘などがございます。  それから、市街化調整区域のままでまちづくりを行う手法としましては、地区計画の指定、あるいは県条例に基づく区域の指定などございまして、地区計画の事例としては長糸、井田原、津和崎など。それから、県条例に基づく区域指定としては、吉田とか大門などがございます。(発言する者あり)済みません、逆を言うたみたいです。  済みません、私答弁を間違えておったみたいで修正させていただきます。  土地区画整理事業の着手が確実な区域は、市街化調整区域から市街化区域に編入することができるということで修正させていただきます。 167 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 168 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。私は、糸島市の自然を守り、糸島市の産業である農業を守るためには、優良農地も当然残していかなければならないと思っております。あちこち宅地化をするのはまずいと考えますが、地権者の同意や地元の要望があれば、地区計画や土地区画整理事業を進めて、糸島市への移住、定住をしてもらえるような、新しいまちづくりを進めていかなければ、人口増加にはならないのではないかと考えます。  国土利用計画や都市計画マスタープランの策定は、糸島市の次の10年のまちづくりの方向を決める重要な計画決定となりますので、執行部の皆さんにおかれましては、市民の意見を反映して、慎重に作業を進めていただくことを要望いたします。  次に、今後のまちづくりについて質問いたします。  今までずっとまちづくりの質問をしてきているわけですが、次は九大関連地域のまちづくりについて質問をいたします。  まず、糸島サイエンス・ヴィレッジ構想が新規事業として計画されておりますが、この構想は、福岡市との連携は考えていないかどうかをお伺いいたします。 169 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 170 ◯企画部長(馬場 貢君)  本事業につきましては、本市の独自事業でございまして、福岡市との連携は考えておりません。ただ、本事業については、九州大学学術研究都市構想に基づいた事業と位置づけていることから、九州大学学術研究都市推進協議会の構成員でございます福岡市を初め、九州大学、福岡県、九州経済連合会と情報共有は行うことといたしております。  以上です。 171 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 172 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。福岡市は、九州大学周辺に区画整理事業を4つ計画されていると聞いております。一部では、オフィスビルもできるのではないかという話を聞きます。糸島市でも、早急に計画案を策定しなければ、九大に関連する企業は福岡市に拠点を置くのではないかと危惧していますが、執行部の考えをお伺いいたします。 173 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 174 ◯企画部長(馬場 貢君)  福岡市のほうが土地区画整理事業手法を使って宅地を整備されるのか、商業地を整備されるのか、また、議員言われるように企業誘致、研究所誘致のために整備されるのか、情報を得ておりませんのでよくわかりませんけれども、福岡市とは切磋琢磨しながら、また、連携協力しながら、真の学術研究都市づくりを進めていきたいというふうに考えております。  そのような考えのもと、本事業につきましては、確実性とスピード感を持ち、サイエンスパーク構想を具体化した糸島サイエンス・ヴィレッジを構築するため、新年度、実施計画、予算に計上し、具体化のための事務を進めていくというふうにいたしております。  以上です。 175 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 176 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。まだ福岡市の内容が見えてこないので、そういう答弁になるのかなと思いますが、では、これからの事業だと思いますが、ある程度場所を特定して計画を進めるのか、お伺いをいたします。 177 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 178 ◯企画部長(馬場 貢君)  現在策定中の九州大学サイエンスパーク構想におきまして、九州大学伊都キャンパス周辺部に適地を選定するということにいたしております。  また、具体的な事業主体決定後、事業計画に合わせて地区計画等を策定するというような運びになります。 179 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 180 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。先ほども申しましたが、福岡市では、民間主導で多くの計画があります。都市部だけでなく、九州大学北側に区画整理事業の計画があり、そこが進むと、糸島市と同じ自然に囲まれた地区に企業誘致ができるようになります。  先ほど答弁がありましたが、確実性とスピード感と緊張感を持って、計画を着実に進めてもらうことを要望いたします。  次に、九州大学の統合移転は完了いたしましたが、そのほかの大学や専門職大学の糸島市への設置の可能性があるかどうか、お伺いいたします。 181 ◯議長(田原耕一君)
     馬場企画部長。 182 ◯企画部長(馬場 貢君)  前にも議会のほうに少し報告をさせてもらったことがあったかと思いますけれども、専門職大学の市内設置を目指しておられました福岡医療専門学校は、昨年9月に専門職大学の設置認可申請を取り下げられ、今後は設置認可の可能性がより高い一般大学に切りかえて市内設置を目指されておるところでございます。  現在、市のほうでは、本校との連携協定に基づき、福岡医療専門学校と協議を重ね、想定する学部、学生数、必要な敷地面積、建物の種類などの概要を確認するとともに、候補地に関する法的な規制の有無や手続方法など、関係課と協議を進めておるところでございます。  福岡医療専門学校のほうも、大学設置認可に向け、市内での土地の選定など、認可条件の整備に取り組まれているところでございまして、実現に向け、福岡医療専門学校、また、糸島市双方で努力を行っているところでございます。  以上です。 183 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 184 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。申請を取り下げられたことは残念ですが、まだ計画を諦めたわけではないとのことですので、土地の斡旋など、一般大学の設置計画が進むように、連携し、協議を重ねていただきたいと思います。  昨日の一般質問で名前が出ていましたが、東広島市に視察に行ってまいりました。広島大学があることは広く知られておりますが、ほかに大学は3つあります。広島大学と隣接するサイエンスパークに事務所を置くのは、順番待ちの状態であります。企業誘致にも成功して、市内19カ所の企業団地は全て完売です。そして、一番の特徴は、就職する企業があるため、広島大学卒業生の3%が東広島市内に就職しております。東広島市の担当者は、就職率を5%まで上げることが目標だというふうに語っておられます。  糸島市も、九州大学卒業生が1人でも多く糸島市内企業に就職してもらえるよう、企業誘致の成功や市内企業の成長を期待して次のテーマに移ります。  長期総合計画についてお伺いいたします。  現在、第1次長期総合計画後期計画をもとに事業計画を進めておりますが、第1次長期総合計画目標に対する成果検証を行い、公表するかどうかお伺いします。 185 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 186 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  長期総合計画後期基本計画に掲げております66の施策につきましては、毎年進捗状況を確認すること、それから、有効性、効率性の評価、今後の改革案の検証などを行い、施策評価として取りまとめ、現在も公表しているところでございます。 187 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 188 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。第1次長期総合計画の状況を検証して、第2次長期総合計画を策定する必要があるのではないかと私は考えますが、執行部の意見をお伺いいたします。 189 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 190 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  議員仰せのとおり、第1次長期総合計画を検証して、次期総合計画を策定する必要があると考えております。現在、平成33年度から第2次長期総合計画をスタートさせるため、現在策定作業を進めております。  そこで、平成30年度までの施策、事務事業評価の検証を踏まえた上で、第2次長期総合計画を策定していきたいというふうに考えております。 191 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 192 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。では、目標達成しない施策は、第2次長期総合計画から外すか、目標の変更が必要ではないかと考えますが、執行部の意見をお伺いいたします。 193 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 194 ◯企画部長(馬場 貢君)  第1次長期総合計画で掲げている目標が達成しない施策につきましては、達成しなかった原因の分析、また、その分野の現状の再整理、そして有効な施策の検討、施策を適正に評価する指標の設定などを行いながら、第2次長期総合計画のほうに反映をさせていきたいというふうに思っております。 195 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 196 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。平成31年度予算は、総合計画目標を着実に達成できるよう重点施策に予算を配分しているようでありますが、無理やり達成するのではなく、状況を検証して施策を進めていただき、結果を第2次長期総合計画目標設定に確実に反映させていただきたいと思います。  次に、スケジュールについてお伺いいたします。  事前説明でスケジュールをいただいておりますが、市民参加のワークショップの開催は、市民ニーズを把握するためには大変いいことだと思います。私も、高校生未来会議やまちづくり市民委員会を傍聴しましたが、皆さん真剣に議論をされておりました。  スケジュールでは、ワークショップ開催後、総合計画審議会を立ち上げるというふうになっていますが、どういったメンバーで構成されるか、お伺いをいたします。 197 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 198 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  総合計画審議会のメンバーにつきましては、糸島市総合計画審議会規則に基づき、学識経験者や市内の公共的団体、行政委員会、金融機関、一般公募に加え、今回は若い視点で九州大学の学生、また、外部からの視点で報道関係者、また、市民満足度調査等で交通環境に関して満足度が低く、要望が多かったことから、交通事業者などを加えて、審議会を組織したいというふうに考えております。 199 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 200 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。今も一部答弁はありましたが、市外からの委員の参加予定と、前回の委員の数よりふやすのかどうなのか、お伺いいたします。 201 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 202 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  市外からの委員につきましては先ほども答弁しましたが、外部からの視点で、市外の報道関係者の方に入っていただきたいというふうに思っております。  また、学識経験者や金融機関の方など、外部の方にも加わっていただきたいというふうに考えております。  委員数につきましては、前回が20名でございました。今回は2人ふやして22名程度にふやしたいというふうに考えておるところでございます。 203 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 204 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。では、基本構想(案)と書いてありますが、決定時に、まちづくり市民委員会の開催を予定しておりますが、このまちづくり市民委員会のメンバーは、前回と変わるかどうか、お伺いいたします。 205 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 206 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  今年度行いましたまちづくり市民委員会につきましては、総勢87人の方に参加をいただいたところでございます。  来年度、平成31年度につきましては、今年度の検証結果を踏まえ、より具体的な基本計画部分の検討を行うことになります。  そこで、昨年参加していただいた方には、可能な限り今回も引き続き参加いただくよう協力いただきたいというふうに考えております。  あわせて、新たな募集も行い、昨年の87名から、来年度につきましては100人体制でまちづくり市民委員会を開催していきたいというふうに考えておるところでございます。 207 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 208 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。100人と特定せずに、希望者全ての市民の方々に参加してもらえるようにしてもらいたいのですが、前回、一般市民からの公募が少なかったのは、まちづくりについての作文の提出を必須としたことが影響したのではないかと思います。執行部はどう考えられているか、お伺いをいたします。 209 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 210 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  今年度行いましたまちづくり委員会につきましては、応募時に作文の提出を求めておりました。その求めていました理由としましては、応募者の総合計画策定に対する熱意、また、どの分野にかかわりたいのか、また、考え方に偏りがないかなどを把握するために実施をしておりました。  来年度は議員仰せのとおり、より多くの市民の皆様に参加していただけるよう、作文までは求めないにしましても、応募者の考えや思いを把握するため、応募動機を提出してもらいたいというふうに考えておるところでございます。 211 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 212 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。1人でも多くの方に参加してもらうようにしていただきたいと思います。  今、ママライター育成事業というものがありますが、その参加者をまちづくり市民委員会に加えるなど、子育て世代を多くしたほうがいいと思いますが、この件について執行部の意見をお伺いいたします。 213 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 214 ◯企画部長(馬場 貢君)  総合計画、また市政に対しまして議員御指摘のように、子育て中のお母さんの声を反映させることはとても大事であるというふうに思っております。ママライター、また、ママトコはもちろんのこと、多くのお母さんたちにこのまちづくり市民委員会の委員になっていただきまして、第2次長期総合計画のほうに、このお母さんたちの声を反映させていきたいというふうに思っております。 215 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 216 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。ふだん人とのかかわりを持たれている方も大事だとは思いますが、広く市民の意見を反映されるよう、委員会の立ち上げをお願いいたします。  次に、いろいろな計画を決定する前に、パブリックコメントの実施を糸島市でも行っておりますが、市民協働の観点からパブリックコメントだけではなく、再度募集して、ワールドカフェを開催し、委員会以外の多くの市民意見を聞くのがいいのではないかと考えますが、執行部の意見をお伺いいたします。 217 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 218 ◯企画部長(馬場 貢君)  議員御指摘のように、多くの市民の方の御意見を聞くということはとても大事であるというふうに思っておりまして、まちづくり市民委員会などで、ワールドカフェ方式で市民意見やニーズの集約を行っていきたいというふうに思っております。  ただ、最終的には総合計画審議会で検討した計画案については、市民の皆さんに広く意見を聞くために、パブリックコメントについては実施をさせていただきたいというふうに思っております。 219 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 220 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。1件でも多いパブリックコメントが集まるように、募集の周知を徹底していただきたいと思います。  次に、専門家による諮問委員会についてですが、それぞれの専門家による諮問委員会を立ち上げ、分科会方式での提言をしてもらったほうがいいのではないかと思いますが、執行部の意見をお伺いいたします。
    221 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 222 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  専門家による諮問委員会というものが、まさしく私どもの考えています第2次長期総合計画を策定するための総合計画審議会というものであろうと思っております。  その総合計画審議会におきまして、より専門的な協議、検討を行うため、審議会の中で総合計画の基本目標レベルの5から6分野で分科会を組織して検討を進めていきたいというふうに考えております。 223 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 224 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。私は、審議会以外の分科会を設置して、専門的な助言をもらうのがいいのではないかと考えますが、審議会の分科会方式で進めるということであれば、審議会メンバーには幅広い専門家の方々を入れていただくようにお願いをいたします。  最後に、先ほども申しましたが、私は糸島市を強靱化し、災害に強いまちづくり施策を推進していくことは最重要課題と考えております。防災・減災対策をより強固にするために、災害時死亡者ゼロを目指すという目標設定ができないか、お伺いをいたします。 225 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 226 ◯企画部長(馬場 貢君)  市民の皆さんの生命、財産を守ることは行政の使命でございまして、災害死亡者ゼロを目指すのは当然のことでございます。  ただ、この長期総合計画において目標に掲げることは考えておりません。目標よりも、どのような対策をとっていくかに重点を置きたいというふうに考えております。 227 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 228 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。私は、防災、減災対策は最も力を入れていきたい課題でありますので、今後ともいろいろ質問をさせていただきたいと思っております。  では、最後の質問ですが、今後10年間の糸島市が目指すビジョン、将来像についてお伺いをいたします。 229 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 230 ◯企画部長(馬場 貢君)  議員御存じのとおり、第2次長期総合計画は現在策定中でございまして、議員仰せの将来ビジョンにつきましてはとても重要なものであり、現状をしっかりと分析し、市民の皆さん、また学識経験者などの声を聞きながら決定していきたいというふうに考えております。  以上です。 231 ◯議長(田原耕一君)  平田議員。 232 ◯5番(平田雅紹君)  わかりました。市長の施政方針にもありますが、第2次長期総合計画が糸島市の次の10年に向け、新しい時代をつくっていく羅針盤となるよう、執行部の皆様には計画策定を頑張っていただくことをお願いいたしまして、私の一般質問を終わりにいたします。どうもありがとうございました。 233 ◯議長(田原耕一君)  これをもちまして、平田議員の一般質問を終了します。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもちまして散会いたします。       (午前11時39分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...