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  1. 糸島市議会 2019-03-05
    平成31年 予算特別委員会(第2日) 本文 2019-03-05


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       (午前11時19分 開議◯委員長笹栗純夫君)  ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  これより総括質疑に入ります。  平成31年度当初予算概要について、執行部説明を求めます。洞総務部長。 2 ◯総務部長(洞 孝文君)  平成31年度予算特別委員会冒頭に当たり、平成31年度当初予算概要について御説明申し上げます。  まず、予算編成の基本的な考え方につきまして、2点挙げさせていただきます。  まず1点目は、第1次糸島長期総合計画後期基本計画に掲げる5つ重点プロジェクトをはじめ、各施策目標を達成するため、より一層推進する予算としています。  2点目は、これから更新時期を迎える公共施設等の適正な配置や維持、更新を定める公共施設等総合管理計画第1期アクションプランを本格的、計画的に進めるため、関連経費予算に反映させています。  続きまして、予算規模でございます。  一般会計及び特別会計企業会計を合計した予算総額は636億6,573万5,000円で、前年度との比較では2億5,751万5,000円、0.4%の減となっております。  一般会計総額は344億7,908万円で、前年度比7,338万2,000円、0.2%の減となっています。  続きまして、一般会計概要について御説明いたします。  歳入予算では、市税が95億3,510万3,000円で全体の27.6%を占め、続いて地方交付税が80億127万1,000円で23.2%、続いて国庫支出金県支出金市債の順となっております。  市税などの自主財源割合は37.0%で、前年度より0.6ポイント増加していますが、地方交付税国県支出金などの依存財源割合63.0%を大きく下回っている状況でございます。  続きまして、歳出予算でございます。  目的別では民生費が156億9,589万7,000円で全体の45.5%と大きな割合を占めております。次に多いのが総務費で33億6,180万4,000円、9.7%となっております。続いて公債費教育費衛生費の順となっております。  性質別では人件費が51億7,930万3,000円で前年度比3,406万9,000円、0.7%の減、扶助費は102億2,718万円で前年度比2億9,959万5,000円、3.0%の増、公債費は31億1,947万5,000円で前年度比1億5,665万8,000円、5.3%の増となっております。これら義務的経費の合計は、前年度比4億2,218万4,000円、2.3%の増となり、予算総額に占める割合は52.4%から53.7%、1.3ポイント増加しています。  投資的経費は32億3,167万4,000円で前年度比9億1,480万円、22.1%の減となっております。
     また、その他の経費では物件費が52億3,068万円で前年度比2億8,950万8,000円、5.9%の増、補助費等が25億3,362万9,000円で前年度比1億332万3,000円、3.9%の減、繰出金が39億8,006万4,000円で前年度比2,147万2,000円、0.5%の減となっております。  次に、財政調整基金につきましては、6億9,200万円の繰り入れを行います。  次に、市債年度末現在高見込みは290億5,905万円となり、前年度末より8億6,733万6,000円減少する見込みでございます。  最後に、第2表継続費に2件、第3表債務負担行為に28件、第4表地方債に27件を計上しています。  以上が平成31年度の当初予算概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 3 ◯委員長笹栗純夫君)  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可いたします。柳委員。 4 ◯10番(柳 明夫君)  総括質疑を行わせていただきます。  まず、本年10月からの消費税増税に伴って、市民が支払う公共料金使用料手数料等消費税増税分増額予算となっていると考えますけれども、間違いないかどうか。  そして、どのようなものが、これはもうたくさんあると思います。主なものは結構ですけれども、市民負担増となるか。これは項目だけまずお答えいただければと思います。 5 ◯委員長笹栗純夫君)  馬場企画部長。 6 ◯企画部長馬場 貢君)  まず、消費税増税に関する考え方でございますけれども、消費税につきましては、消費税法に基づき地方公共団体を含む事業者事業として対価を得て行う資産の譲渡、資産の貸し付け及び役務の提供に課税されるものでありまして、該当するものについては増額を見込んで予算措置をいたしております。  具体的には住民票交付手数料介護保険サービスなどは非課税となりますけれども、公共施設使用料上下水道料金は課税の対象であり、適正な転嫁を行うものであります。  以上です。 7 ◯委員長笹栗純夫君)  柳委員。 8 ◯10番(柳 明夫君)  それでは、金額でどのくらいの負担増になるのか。今幾らで、10月増税以降幾らになるのかという形で示していただければと思います。  それで、これもたくさんありますから、私のほうでこの点についてお答えいただきたいということを申し上げます。  まず、上下水道料金ですけれども、これもランクでさまざまな金額に分かれております。一例として、水道は家事用口径13ミリで、使用量が40立方メートル、下水道も同じ40立方メートルの場合の2カ月分の金額。  2つ目に、伊都文化会館の大ホール、舞台、ホワイエ、楽屋を含む場合ですね。それから、多目的ホールのそれぞれ両方、土日の午後の時間帯の基本使用料がどうなるか。  3つ目に、市の体育館団体で全館利用する場合の1時間の使用料がどうなるか。  4番目に、市営姫島渡船料金ですね。  5番目に、市営駐輪場料金。  そして最後ですが、6番目に住民票印鑑証明戸籍謄本発行手数料、市の窓口とコンビニのそれぞれでどうなるか。  以上6点お願いいたします。 9 ◯委員長笹栗純夫君)  馬場企画部長。 10 ◯企画部長馬場 貢君)  現段階といたしましては改定案ということで答弁をさせていただきます。  まず、上下水道料金につきましては、上水道、下水道合わせて、今、委員言われましたけれども、家事用口径13ミリで40立方メートルの使用で2カ月分、現在が1万5,550円、これが1万5,830円に。  次に、伊都文化会館ホール土日の午後1時から5時の基本使用料、これは上限の金額3万3,480円が3万4,100円に。多目的ルームの8,100円が8,250円に。  次に、体育館全館市民団体使用した場合の1時間、現在が1,850円、これが1,890円に。  次に、姫島渡船料金の大人の片道運賃につきましては、端数処理関係から、現行の470円が据え置きということになります。  次に、市営駐輪場ですけれども、現在無料でございますので、これはそのまま無料。  最後に、住民票印鑑証明等手数料非課税でございますので、現行のままと、こういうような改定案でございます。 11 ◯委員長笹栗純夫君)  柳委員。 12 ◯10番(柳 明夫君)  それでは、市民への周知、そして、引き上げの時期、こういう増税になりますよというこのスケジュールについてお伺いいたします。 13 ◯委員長笹栗純夫君)  馬場企画部長。 14 ◯企画部長馬場 貢君)  今後のスケジュールについてでございますけれども、6月議会に消費税引き上げに伴う使用料等の改正に関する一括条例を上程させていただきます。議決をいただければ、その後、ホームページや広報いとしまにおきまして、これは8月1日号で市民皆さんのほうに周知し、10月1日から施行の予定でございます。  以上です。 15 ◯委員長笹栗純夫君)  柳委員。 16 ◯10番(柳 明夫君)  それでは、消費税の問題は終わりまして、次に、2019年度予算編成方針の大きな項目で4、予算編成に際しての留意事項の(5)に、扶助費抑制とあります。この中に、縮小や廃止など徹底した見直しを行うとありますが、2019年度でそのようにされた事業は何があるか。そして、2019年度予算案にどのように反映されたか。それから、次年度以降見直しになるものがあれば何か。このことをお尋ねします。 17 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 18 ◯財政課長大神哲広君)  扶助費抑制についてでございますが、2019年度予算におきまして、扶助費抑制策として、市単独事業事業縮小や廃止した事業はありませんが、国県補助事業におきましては、その過去の利用実績伸び率を推計して減額を行っている事業等がございます。  2019年度、翌年度以降の見直しにつきましては、今後、行財政健全化取り組みとして市単独事業必要性有効性等を調査、検討していくこととしております。  以上です。 19 ◯委員長笹栗純夫君)  柳委員。 20 ◯10番(柳 明夫君)  国県補助がある分については減額になっているということですが、具体的にどういうものか今お答えできれば、お願いしたいのですが。 21 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 22 ◯財政課長大神哲広君)  具体的な事業といたしましては、ひとり親家庭医療費生活保護医療扶助費などが減額をしております。 23 ◯委員長笹栗純夫君)  続いて、藤井委員。 24 ◯8番(藤井芳広君)  総括質疑をいたします。  予算編成方針に関して、今回いただいた予算編成方針資料の中に、先ほど洞部長から冒頭説明もあったんですが、今回の予算編成の基本的な考え方として、長期総合計画の着実な推進、特に後期基本計画で掲げる5つ重点プロジェクトについては、施策の実現を図るため、その推進に寄与する事業に対しては積極的に予算措置を行うと資料に書かれております。その中で、ほぼ5つのうち4つは同額か増額されている中、子育て支援プロジェクトに関しましては、実施計画で示されている数値を見ると、昨年度に比べて約2億円削減になっているんですが、その要因に関してまず1点目お聞きいたします。 25 ◯委員長笹栗純夫君)  馬場企画部長。 26 ◯企画部長馬場 貢君)  子育て支援プロジェクトについての御質問で、平成30年度につきましては、この子育て支援プロジェクト予算といたしまして、特別支援学校用地取得費2億5,000万円を計上しておりまして、その関係から平成31年度と比較すると、平成31年度のほうが事業費は減少しておるというような状況でございまして、用地取得費を除くと、平成31年度平成30年度より約4,500万円の増額というような状況になっております。  以上です。 27 ◯委員長笹栗純夫君)  藤井委員。 28 ◯8番(藤井芳広君)  その分を除くと4,500万円の増加ということで、そこは理解いたしました。  同じく子育て支援プロジェクトに関しまして、実施計画の233ページに成果指標が載ってございます。その中で成果指標として糸島市が好きな中学3年生の割合というのが成果指標として上がっております。この成果指標が妥当かどうかというのは今後検討が必要かと思うんですが、そこは今回は取り上げません。この指標が、平成29年度が71%だったのに対して、平成30年度実績で67.2%と指標が下がっております。これを目標値として平成31年度は78%まで上げると、総合計画目標として80%まで上げるという目標を掲げられている中で、平成30年度が下がった。その中で平成31年度どのようにしてこれを上げていくのか。これを上げるための施策が、どれがその施策に当たるのか。その施策の中でどのようにしてこれを上げていこうとされているのか、お聞きいたします。 29 ◯委員長笹栗純夫君)  馬場企画部長。 30 ◯企画部長馬場 貢君)  今、委員のほうから中学3年生のアンケートの部分の指標関係ですが、少しこの分を先に説明させていただきます。  委員申されましたとおり、好きの割合につきましては、平成29年度が71.0%、これが平成30年度67.2%で、委員言われるように3.8%下がっております。また、嫌いの割合は1.5%から2.1%と、これは少数でございます。そして、どちらでもないというのが27.5%から30.8%ということになっております。このどちらでもないの3割、30%を好きに持っていけるようにやっていかなければならない。子供たちが生まれ育った地域に誇りや愛着を持ってもらえるような取り組みをしていかなければならないというふうに思っております。  それで、引き続き糸島の未来の人材をつくる「いとしま学プロジェクトを展開していきたいというふうに思っております。これをやはり地道にやっていく必要があると。これがやっぱり好きになってもらうというところにつながっているのではないかというふうに思っています。  あわせて、子供たちに自慢できるものをふやすために観光情報発信事業だとか糸島ブランド推進事業など市民皆さんと一緒に取り組み糸島の魅力を高め、中学生が糸島誇りを持ってもらうように進めていきたいというふうに考えております。  それともう一つ、ちょっとついでで言わせてもらいますけれども、同じアンケート調査の中で、糸島市外の人に糸島市を自慢できますかという問いがございます。これは前年度より少しは下がっておりますけれども、自慢できるという生徒が81%おられると。8割の生徒がやっぱり自慢できるというふうに回答しておりますので、この数値をもっとふやせるように取り組みを強化していきたいというふうに思っております。  以上です。 31 ◯委員長笹栗純夫君)  藤井委員。 32 ◯8番(藤井芳広君)  ただいま上げるための施策、具体的に挙げていただいたので、残りは個別の事業でお聞きしたいと思いますので、これで終わります。ありがとうございました。 33 ◯委員長笹栗純夫君)  続いて、徳安委員。 34 ◯11番(徳安達成君)  総括質疑をさせていただきます。  2019年度予算編成方針についてお尋ねいたします。少しテクニカルな質疑になるかもしれませんが、御了承ください。
     この予算編成方針には、主に国の動向や市の財政状況を見込んで予算を編成されたということが示されております。先ほどから質疑があっております。3ページに予算編成に際しての留意事項が書かれておりまして、予算編成における注意点であると私は認識しております。この中にもあるとおり、2017年度決算においては不用額が約10%増加しているということが書かれているわけでございますので、ちょっとそこら辺についてお尋ねしたいと思っております。  まず、(1)の総計予算主義についてですが、総計予算主義についての簡単な説明、そして、ここに書かれているとおり、予算の見積もりには年間で予測される全ての収入支出が計上されていると理解してよいのかどうか、確認の質疑をさせていただきます。 35 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 36 ◯財政課長大神哲広君)  総計予算主義の原則につきましては、地方自治法第210条で「一会計年度における一切の収入及び支出は、すべてこれを歳入歳出予算に編入しなければならない。」と規定されておりますので、委員の御理解のとおりでよろしいかと思います。 37 ◯委員長笹栗純夫君)  徳安委員。 38 ◯11番(徳安達成君)  1年間の分については全ての収支が計上されているということですが、この年間で予測される収支というのは、これは各課から上がってくる数字だと思います。当然それは中長期を見据えた中で、この1年間でどのような経費が必要になっているかということが考えられて計上されているということでよろしいでしょうか。 39 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 40 ◯財政課長大神哲広君)  各部各課におきましては、この予算編成方針に基づきまして、年間を通して必要となる経費を検討して、予算要求を行っているところでございます。 41 ◯委員長笹栗純夫君)  徳安委員。 42 ◯11番(徳安達成君)  それでは、この(1)の下のほうに補正予算の原則について書かれております。4項目ありまして、丸ポツで制度改正に伴う経費国県支出金の変更などがあった場合の経費、災害復旧などの緊急を要する経費、そして、特別の理由により当初予算に見積もることが困難な経費とございます。この特別な理由により当初予算に見積もることが困難な経費とは具体的にどのようなものなのか、お知らせください。 43 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 44 ◯財政課長大神哲広君)  補正予算の原則に記載しております特別な理由とは、一般的には経済情勢の変化や緊急施策必要性の高まり、著しい財源の過不足、年度当初ではつかめなかった財源がはっきりしたこと、設計変更による事業費見直し必要性が生じたことなどが挙げられます。  以上です。 45 ◯委員長笹栗純夫君)  徳安委員。 46 ◯11番(徳安達成君)  よくわかりました。  続きまして、この3ページの(2)、(4)、(5)を総じて質疑をさせていただきたいと思います。  経費の削減や予算の妥当性は、この項目でしっかりと検証されているということで理解させていただいておりますが、これらの考え方予算設定がされてきた中で、どのくらいの経費の削減等々の効果があったのか。また、特に効果が見受けられる取り組みというのはどういうものがあったのか、御答弁をお願いいたします。 47 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 48 ◯財政課長大神哲広君)  予算編成方針に基づきます経費削減の効果額につきましては、おおむね8,600万円程度と見込んでおります。具体的な科目で申し上げますと、需用費が2,300万円の減、時間外勤務手当が2,000万円の減、備品購入費が1,500万円の減、賃金が1,200万円の減、工事請負費が1,000万円の減となっております。  これらの経費削減につきましては、前年度の当初予算額を上限とするゼロシーリングを基本に決算額の状況を踏まえ、総合的な判断により査定をしているところでございます。  以上です。 49 ◯委員長笹栗純夫君)  徳安委員。 50 ◯11番(徳安達成君)  御検討された点や御努力なされた点などの確認をさせていただきました。  私については最後質疑とさせていただきます。  予算編成時にできるだけ適正に予算をつくったとしても、多くの場合、どの事業にも執行残が出てくると思います。それを否定するわけではありませんが、やはり議会としてはこの事業にこれだけの予算を使いますということで、そういう約束のもとで議決をしていると理解しております。ですので、執行残の予算を流用されたり、予算説明されていない事業に使われるということはなかなか議会としては認めることはできないと思っております。  事業の内容にもよりますが、中には事業を執行した後、結構な額の執行残がそのままになっていることがあると認識しております。中には残しておいても基金になるからいいじゃないかというふうな意見もあるかと思いますけれども、やはりこれは早期に減額補正を行って、一般財源に戻しておく必要があると思います。  先ほど補正の考え方も聞かせていただきましたけれども、急な災害対応に対する財源であったり、こうした形の財源の確保、そして、不用額に対して多額にならないように、そういうふうな取り組みになると思いますけれども、この考え方についての御見解をお尋ねいたします。 51 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 52 ◯財政課長大神哲広君)  執行残額の取り扱いにつきましては、毎年、予算執行方針というものを定めておりますが、その中で原則として減額補正を行うこととし、やむを得ず残額の執行を必要とする事情が生じた場合には必ず事前に財政課と協議を行うこととしております。一旦減額補正をした予算を再度、他の経費に充てるため、増額補正を行うとなると、想定以上に執行額が膨らんでいく可能性がありますので、執行残については基本的には他の経費使用することなく減額補正を行っていく方針でございます。  以上です。 53 ◯委員長笹栗純夫君)  続いて、伊藤委員。 54 ◯16番(伊藤千代子君)  まず1点目は基金の状況についてなんですけれども、基金は多ければよいというものでもありません。やはり適正な状態が必要なんですけれども、今、県内の類似団体において基金残高の順位というか、糸島市の状況はどのようになっていますか。 55 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 56 ◯財政課長大神哲広君)  平成29年度末の普通会計の基金残高は、98億5,604万7,000円でございます。政令市を除きます県内27市の中で17番目となっております。  なお、財政調整基金の残高は53億838万6,000円で7番目となっております。  以上です。 57 ◯委員長笹栗純夫君)  伊藤委員。 58 ◯16番(伊藤千代子君)  財政調整基金についてはどのような役割があるというふうに考えていますか。 59 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 60 ◯財政課長大神哲広君)  財政調整基金の役割ですが、地方公共団体の健全な財政運営を確保するために設置した積立金で、いわば地方公共団体の貯金であり、経済事情の変動等による減収や災害により生じる予期せぬ支出、減収を埋めるときの経費に充てることとしております。  以上です。 61 ◯委員長笹栗純夫君)  伊藤委員。 62 ◯16番(伊藤千代子君)  健全な財政運営ということがとても大事なんですけど、4年前に比べて残高が半分に減っておりますが、これは今後、例えば、平成31年度に地震とか水害等の大きな災害が起きた場合、備えは十分と言えるのかどうか伺います。 63 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 64 ◯財政課長大神哲広君)  財政調整基金が4年前に約半分になっていることにつきましては、平成28年度に約90億円ありました財政調整基金から新設しました公共施設等総合管理推進基金に35億円を積みかえたものでございます。県内27市の財政調整基金の平均残高は41億5,672万円で、糸島市の残高は平均残高より約10億円多い状況ですが、どれだけ持っていれば十分であるかの明確な基準はございません。  なお、公共施設等総合管理推進基金は市民が安全・安心して生活するためのインフラ施設や公共施設を計画的に建設、改修等を行うために活用するもので、これは自然災害への備えも含んでいるものと理解しております。 65 ◯委員長笹栗純夫君)  伊藤委員。 66 ◯16番(伊藤千代子君)  他団体との比較はなかなか難しいところがありますが、他団体の場合、例えば、糸島市が今度市長が大型プロジェクト推進するということで2つを挙げていらっしゃる、新庁舎と雷山の運動公園、大体120億円ぐらいになるんでしょうか。ですから、そういう点ではそういうような大型公共事業を持っているところと持っていないところでは基金の残高が違っても、中の財政状況は変わってくると思うんですね。  次に、大型プロジェクトについてなんですけど、財政計画における大型プロジェクトについてですが、平成31年度市債の発行総額のうち大型プロジェクトについての予算は合計幾らになっていますか。 67 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 68 ◯財政課長大神哲広君)  平成31年度市債発行総額は19億2,272万3,000円で、そのうち新庁舎分が2,610万円、運動公園分が1億570万円、合計の1億3,180万円となっております。 69 ◯委員長笹栗純夫君)  伊藤委員。 70 ◯16番(伊藤千代子君)  以前、クリーンセンターをつくったときに、非常に長い、14~5年だったと思いますが、その償還のために非常に財政が苦しかったというような記憶があります。ですから、大きな事業をすると、長年にわたって、やはり市の財政に大きな影響を与えます。今後、この市債の発行総額幾ら見込み、また、これを何年間で償還する予定になっていますか。 71 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 72 ◯財政課長大神哲広君)  新庁舎の市債発行額は50億4,000万円、運動公園の市債発行総額は39億5,000万円を見込んでおり、それぞれ20年償還を予定しております。 73 ◯委員長笹栗純夫君)  伊藤委員。 74 ◯16番(伊藤千代子君)  やはりその50億円と39億円となると、89億円を借金するわけですが、交付税措置があるといっても、かなり、ちょっとこれは事前に言っていなかったのでわからないかもしれませんが、やはり相当な利子とかも見込まれるんじゃないかと思いますが、その辺はわかっていなければいいですが、わかっていますか。 75 ◯委員長笹栗純夫君)  大神財政課長。 76 ◯財政課長大神哲広君)
     利子はちょっと今お答えはできませんが、償還のピーク時の公債費、払う額ですが、新庁舎が大体3億2,000万円ほど、運動公園につきましては2億4,000万円ほどがピーク時での償還額となります。 77 ◯委員長笹栗純夫君)  伊藤委員。 78 ◯16番(伊藤千代子君)  投資的経費がやはり、確実にこの3億円が必要だとなると、とても老朽化していく施設の整備の中では大変になっていくんじゃないかと私は思うんですけれども、今後、市の財政計画の中にも、今後の財政運営は極めて厳しいと考えられるというふうな記述があります。たしか12ページだったと思います。市民の立場で、やっぱり最優先する事業というのをきちっと考えていかないといけないと私は思うんですが、その点についてはどのように考えていますか。 79 ◯委員長笹栗純夫君)  馬場企画部長。 80 ◯企画部長馬場 貢君)  事業関係でございますので、実施計画を担当しておる私のほうから答弁をさせていただきます。  実施計画に計上します事務事業につきましては、総合計画に基づき住民福祉の向上を目的に実施するものでございまして、全ての事務事業が重要であるというような認識のもと、限られた財源の中で各分野のバランスをとりながら、事業を実施していくということになります。そのような考え方の中で、市民皆さんの安全・安心につながる事業、特に市民皆さんの生命、財産を守る事業は重要であるというような認識を持っております。  また、今、委員のほうから今後の財政運営について御心配の御意見がありましたけれども、市民皆さんに必要な行政サービスを提供し続けていくために、行財政健全化計画を裏づけとする中期財政計画を策定させていただきました。この計画に沿った行財政運営を今後やっていかなければならないというふうに考えておるところでございます。  以上です。 81 ◯委員長笹栗純夫君)  伊藤委員。 82 ◯16番(伊藤千代子君)  やはり先ほどもちょっと質疑がありましたけど、消費税増税とか、それに伴う公共料金の値上げ、そういうものが市民生活に大きな負担となってくるということが想像されます。その中で、市自体もあらゆるものに消費税増税をされてくる。あるいはオリンピックにかかわって資材が高騰するというようなことが起きてくると思います。そんな中で、この大きな大型プロジェクト推進するということ、例えば、先ほどおっしゃった89億円もの市債を発行しながら行うということについて私が懸念するのは、やはり扶助費とか民生費とかいうのはしわ寄せがあるのではないかということが一番懸念をされるわけなんですけど、その点についてはいかがでしょうか。 83 ◯委員長笹栗純夫君)  馬場企画部長。 84 ◯企画部長馬場 貢君)  詳細な数値は持っておりませんけれども、市長のほうも今回の施政方針の中で安全・安心のまちづくりについて重点施策を述べられました。災害に強いまちづくりだとか、子育て全力応援のまちづくり、また、地域福祉の充実と健康寿命を延ばすまちづくり等の分について重点施策として掲げておるというような施政方針を述べられました。その中で、実施計画書の部分につきましては、委員のほうにもお渡しをさせていただいておると思いますけれども、実施計画の4ページのほうに基本目標別の事業費を掲げさせていただいております。全部で平成31年度が54億8,600万円の総額になっております。そういう中で、委員が心配されておるようなところがあるかもしれませんけれども、子供が健やかに育つまちづくりにつきましては約10億円、そして、先ほどしました快適に暮らすことができる安全・安心のまちづくりにつきましては24億8,000万円という形で、各分野バランスを置きながら市民皆さんに安全・安心を味わっていただけるような予算措置、また、実施計画等にさせてもらっておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 85 ◯委員長笹栗純夫君)  以上で総括質疑を終了いたします。  次に、各議案については詳細な審査を行うために、お手元に配付のとおり、糸島市議会会議規則第102条の規定に基づき、分科会を設置し、審査したいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯委員長笹栗純夫君)  御異議なしと認めます。各分科会を設置し、審査を行うことに決定いたしました。  お諮りします。本日はこれにて散会したいと思いますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯委員長笹栗純夫君)  御異議なしと認めます。本日はこれにて散会いたします。       (午前11時55分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...