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  1. 糸島市議会 2019-03-01
    平成31年 第1回糸島市議会定例会(第1日) 本文 2019-03-01


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    〔午前10時00分 開会(開議)〕 ◯議長(田原耕一君)  ただいまから平成31年第1回糸島市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりです。  これより議事に入ります。 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(田原耕一君)  日程第1.会議録署名議員の指名を議題とします。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、13番三嶋栄幸議員、14番小島忠義議員を指名いたします。 日程第2 会期の決定 3 ◯議長(田原耕一君)  日程第2.会期の決定を議題とします。  お諮りします。本定例会は、本日から3月25日までの25日間としたいと思います。御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(田原耕一君)  御異議なしと認めます。会期は25日間と決定しました。
    日程第3 諸報告 5 ◯議長(田原耕一君)  日程第3.諸報告をいたします。  平成30年度例月現金出納検査報告書及び平成30年度定期監査結果報告書が、お手元に配付のとおり監査委員から提出されておりますので、報告いたします。 日程第4 平成31年度糸島市施政方針及び教育方      針について 6 ◯議長(田原耕一君)  日程第4.平成31年度糸島市施政方針及び教育方針についてを議題とします。  施政方針について説明を求めます。月形市長。 7 ◯市長(月形祐二君)  おはようございます。平成31年第1回糸島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、出席を賜りまことにありがとうございます。  このたびの議会は、市政運営の基本となります平成31年度当初予算をはじめといたしまして、多くの重要案件について御審議をお願いするものでございます。  議案の説明に先立ちまして、私の平成31年度の市政運営に関する所信の一端を述べさせていただき、議員の皆様をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力をお願いするものでございます。  31年度の市政方針の説明に入る前に、30年度の総括について少し述べさせていただきます。  昨年1月の市長選挙におきまして、市民の皆様の負託を受け、2期目の市政運営を担わせていただくことになりました。そのスタートの年である30年度につきましては、「安心のまちづくりと豊かな糸島の創造」を基本テーマに、“安心のまちづくり”で5つ、“豊かな糸島の創造”で5つ、計10の重点施策を掲げてまちづくりに取り組んでまいりました。  まず、“安心のまちづくり”について、全体的な総括といたしましては、防災関係においてはじめて校区避難所運営訓練を深江校区で実施するとともに、子育て支援関係では、ファミリー・サポート・センター事業を開始するなど、少しずつではございますが、市民の皆様の安心感の向上につながってきたのではないかと思っております。  それでは、重点施策ごとに総括させていただきますと、まず初めに、「災害に強いまちづくり」につきましては、昨年7月の西日本豪雨では、岡山県や広島県を中心に甚大な被害が発生しました。本市においては、幸い人的な被害は発生しなかったものの、道路や河川、水路の破損、また浸水被害など、多くの災害が発生しました。  30年度につきましては、土砂災害警戒区域内の全ての世帯に防災行政無線戸別受信機を配布するとともに、先ほど述べましたが、深江校区で初めて実施した校区避難所運営訓練では、小・中学生を含む559人の地域の皆様が避難所運営や炊き出しなどの訓練を行いました。  また、防災ハンドブックの改定及び全戸配布をはじめ、防災業務支援システムの運用開始、広域避難計画の検証と地域防災計画見直し作業消防ポンプ自動車の更新、浸水対策としての雨水幹線整備などに取り組んできました。  次に、「子育て全力応援まちづくり」につきましては、子育て世代の転入増加により、子供たちの転入もふえてきています。そこで、東風第2放課後児童クラブの建設を初め、子育て短期支援事業、病児・病後児保育事業などに取り組むとともに、先ほども述べましたファミリー・サポート・センター事業を10月から開始し、会員数も昨年12月末現在で109人と順調に伸びてきております。  また、子育て支援に関する施策を総合的・計画的に進めていくための次世代育成支援対策行動計画の策定に向けた準備を開始しました。  次に、「地域福祉の充実と健康寿命を延ばすまちづくり」につきましては、地域でともに支え合う福祉の実現に向け、我が事・丸ごと地域づくり推進事業を展開するとともに、生活困窮者自立相談支援事業就労準備支援事業、また、認知症施策の推進などにも取り組んでいきました。  市民の皆様の健康づくりに関しましては、ヤングシニア生きいきプロジェクトの中で、九州大学との共同によるフレイル研究や運動教室の開催、校区単位での健康づくりなどに取り組むとともに、30年度は特定健診の受診率向上対策に加え、胃がんリスク検査胃内視鏡検査をスタートさせ、市民の皆様の健康づくりに取り組んできました。  次に、「市民協働と男女共同参画まちづくり」につきましては、市内で人口が増加している地域と減少している地域があり、人口の二極化が進んでおります。そこで、人口減少地域活性化策モデル事業に取り組み、長糸、福吉、桜野、加布里の浜の園団地の4地域で活性化策の検討・実践に取り組んできました。今後、モデル事業の状況をしっかりと検証し、第2次長期総合計画に反映させていきたいと考えています。  また、合併直後から実施してきた校区まちづくり推進事業では、各校区でこれまでの取り組みを検証・総括し、全校区で校区まちづくり計画書である“共創プラン”の見直しを行うとともに、地域コミュニティのさらなる活性化を目指して、校区公民館コミュニティセンター化の検討・準備を始めました。  男女共同参画の推進につきましては、「女性が輝くミライ事業」の中で、若年層を中心にジェンダーの視点からの啓発やキャリア教育出前講座、女性の再就職支援などに取り組むとともに、ママライタースタートアップ事業を展開し、子育て中のお母さんたちの活躍を支援してきました。  次に、「自然を守り、環境にやさしい循環型のまちづくり」につきましては、エネルギー構造高度化転換理解促進事業を実施し、公共施設への太陽光発電の導入に取り組んでいます。30年度はし尿処理センターに導入し、31年度以降も順次、公共施設に太陽光発電を導入していく予定です。  また、松林保全アダプト事業竹林整備事業荒廃森林再生事業耕作放棄地対策事業など、継続して自然環境保全対策に取り組んできました。  続きまして、もう一つの基本テーマである“豊かな糸島の創造”でございますが、まず全体的な総括といたしまして、定住促進では、総合的なまちづくりが功を奏して、過去最高の住基人口を更新し続けており、近い時期に10万2,000人を突破するものと思われます。  また、都市基盤の整備におきましては、関係者の御尽力が実を結び、長年の夢でありました新駅“糸島高校前駅”と、その周辺整備が終わり、無事に開業を迎えることができるようになりました。  さらに、糸島の次の10年に向け、市民参画で第2次長期総合計画の策定を開始し、“豊かな糸島の創造”に向け、一歩一歩前へ進んでいるところであります。  それでは、重点施策ごとに総括させていただきますと、「糸島ブランドを生かした産業振興と定住促進のまちづくり」につきましては、まず産業振興の取り組みとして、市単独の各種農業振興補助金を整理・統合し、30年度から担い手農家支援事業を開始しました。予想を上回る申請があり、農業振興や農家数の維持などに効果があったと思っております。  また、漁港施設の維持・改修や地域おこし協力隊による水産物のブランド化など、水産振興に取り組むとともに、市内林産材の活用に向けた糸島型森林再生プロジェクト事業など、林業振興にも取り組んでまいりました。  商工業及び観光につきましても、マーケティングモデル事業、がんばる中小企業者応援補助、いとしまブランド推進事業などに取り組むとともに、糸島版DMO設立支援事業観光情報発信事業などに取り組み、観光入り込み客は648万人を超える状況となっています。  企業誘致につきましては、前原インターチェンジ地区北産業団地I工区の造成が終了し、3社と立地協定を締結しました。市内雇用の拡大、地域経済の活性化につながるものと思っております。  加えて、庁舎の遊休施設を活用して、市内ではじめてとなるコールセンター機能を持つ糸島サテライトオフィスの誘致を行い、若い人や女性のニーズが高い事務系の雇用の受け皿を確保することができました。  定住促進につきましては、マイホーム取得奨励金定住促進情報発信事業定住コーディネート事業など、直接的な定住促進施策に加え、子育て支援や教育環境の充実、住環境の整備など、本市の総合力により、住基人口は平成30年12月末で10万1,643人となりました。1市2町合併前を含めても過去最高の人口を更新しました。  次に、「九州大学等と連携した学術研究都市づくり」につきましては、昨年10月に九州大学の移転が完了し、現在、学生・教職員合わせて、約1万9,000人が伊都キャンパスに通っています。  30年度につきましては、サイエンスパーク構想の策定や国際村の整備促進の取り組みを進めるとともに、泊大塚地区における土地区画整理事業の推進や九大関連道路の整備促進などに取り組んできました。  また、大学が持つ知的資源を生かした組織対応型連携研究九州大学連携研究事業などに取り組み、ハード・ソフトの両面から学術研究都市づくりを進めてきました。  さらに、九州大学だけでなく、中村学園大学、西南学院大学、福岡医療専門学校との連携も図ってきました。  次に、将来を見据えた持続可能なまちづくりにつきましては、20年、30年後を見据え、持続可能な糸島市をつくっていくため、第2次長期総合計画の策定を開始しました。次世代を担う高校生による未来会議いとしまや中学生未来への提言、まちづくり市民委員会市民満足度調査など、市民参画に重点を置き、市民の皆様の想いやニーズを可能な限り反映した総合計画となるよう策定作業を進めています。  また、少子高齢化に伴う社会保障費の増大に対応するとともに、老朽化する公共施設のマネジメントや運動公園等整備、新庁舎整備といった大型プロジェクトなどを確実に実行していくため、これまでの単に今後の財政状況を見通す中期財政見通しではなく、財政運営の目標を設定し、規律や実効性を確保した31年度から10年間の中期財政計画を策定しました。  次に、大型プロジェクト等の準備・実施につきましては、現在、運動公園等整備と新庁舎整備という2つの大型プロジェクトを進めております。  まず運動公園等整備につきましては、アドバイザリー契約を締結し、サウンディング調査をはじめ、スポーツ団体などとの意見交換会地権者説明会などを行いながら、実施方針や要求水準書の策定を進めております。近日中に実施方針、要求水準書を策定し、31年度から事業者の公募・選定に入っていくことにしています。  新庁舎整備につきましては、新庁舎の規模、整備費用、整備スケジュールなどをまとめた建設計画を策定するとともに、本議会に上程させていただいております新市基本計画の変更について、福岡県と協議を進めてきました。  最後に、「教育力向上まちづくり」につきましては、小・中学校の大規模改造事業を計画的に進めながら、小・中学校施設改修事業の予算を増額し、学校施設の維持・改修に努めるとともに、さらに施設整備を進めていくため、昨年6月からふるさと応援寄附のその他項目を学校教育施設整備事業とさせていただきました。  また、九大寺子屋やいとしま学など、特色ある教育の推進にも努めております。詳しい内容については、後ほど、教育長が教育方針の中で説明いたします。  続きまして、31年度の施政方針の説明に移らせていただきます。  まず、基本テーマでございますが、「1ランク上のまちづくりを目指して~糸島の新しい時代を創って行く~」を31年度の基本テーマにさせていただきます。  この基本テーマとした理由は、31年度は糸島市制10周年の節目の年となります。  そのような中、第1次長期総合計画新市基本計画に掲げていた施策を実行に移してきたことにより、正職員の削減については、本年4月に達成予定で、また、将来目標人口についても確実に達成に近づいてきている状況にあります。あわせて、糸島市の知名度も向上してきました。  また、九州大学伊都キャンパスの移転完了、前原東土地区画整理事業と新駅「糸島高校前駅」とその周辺整備など大きな事業も完了いたしました。そして、次の大型プロジェクト運動公園等整備、新庁舎整備も動き出しているところであります。このように、10万都市「いとしま」の基盤が整っていく中、これまでの10年を基礎として、もう1ランク上のまちづくりを目指していく必要があると考えております。  あわせて、現在、次の10年のまちづくりの羅針盤となる第2次長期総合計画の策定を行っていることも理由の一つであります。  では、私が考える1ランク上のまちづくりですが、財政面、市民協働面をはじめ、まちとしての自立度を高めること、次に、全国的な課題である少子高齢化対策、防災対策などを確実に講じて、市民の安心感をより高めること、そして、「観光都市いとしま」、「いとしま学術研究都市」、「多文化共生のまち糸島」、「起業・創業したいまち糸島」など、糸島市としての新しい顔、魅力を持つこと、この3点により、今以上に「住みたい、住み続けたい、そして、誰もが憧れるオンリーワンのまちに」したいと考えたからです。そして、「糸島の新しい時代をみんなで創っていこう」というメッセージを発信することにより、市民協働のまちづくりをより進化させていきたいと考えております。  なお、この基本テーマに沿った重点施策につきましては、私の選挙公約との関係から、本年度とほぼ同じ施策とさせていただくこととしました。  それでは、重点施策ごとに、31年度の取組方針を説明させていただきます。  まず初めに、「災害に強いまちづくり」です。  昨年は西日本豪雨、一昨年は九州北部豪雨、そして、その前の年は熊本の震災と、本市の近隣で大災害が発生しており、いつ本市で発生するか、常に危機感を持っておかなければなりません。  万一、災害が発生した場合、行政の公的支援が開始されるまでは、“自助”“共助”で乗り越えていく必要があります。  そこで、30年度に深江校区でモデル的に実施した校区避難所運営訓練を、31年度から3年間で全校区で実施していくことにしました。  また、現在作業を進めておりますが、市民の皆様の安全の確保に向け、広域避難計画地域防災計画の改定を行います。  さらに、自主防災組織の活動支援や原子力防災訓練などを継続的に実施するとともに、UPZ圏外の幼稚園、保育園、小中学校に、児童・職員分の安定ヨウ素剤の備蓄を行います。ハード面においては、避難所機能の強化に向けた長糸公民館の改修や雨水管渠整備河川維持管理事業などによる浸水対策、また、消防団装備整備事業や高規格救急自動車整備事業などにより、計画的に消防力の強化にも努めていきます。  次に、「子育て全力応援まちづくり」です。  人口減少時代においては、選ばれるまちになるには、子育て支援子育て環境の充実は欠かせません。そのためには、子供たちに対する支援だけでなく、保護者へのサポートや子育ての負担軽減を行政だけでなく、地域ぐるみで行う視点が重要になってくると考えております。  そこで、妊娠期から子育て期における母子などに対して、子育てに関する悩み相談や家庭訪問、必要に応じた支援カルテの作成、関係機関との連携など、切れ目ない支援を行う子育て世代包括支援センターの2020年度設置に向けた準備を本格化するとともに、子ども医療費助成については、所得制限を廃止し、通院助成を中学生までに拡大することといたしました。  また、30年度に開始したファミリー・サポート・センター事業子どもたちを一時的に保護する子育て短期支援事業などにより、親の負担軽減や地域ぐるみ子育て支援を強化するとともに、ハード面においては、波多江と加布里の放課後児童クラブの改修や民間保育所施設整備事業をはじめ、地域の拠点公園に遊具を設置する公園遊具設置事業を開始し、子育て環境の充実を図っていきます。  次に、「地域福祉の充実と健康寿命を延ばすまちづくり」です。  昨年の施政方針でも述べさせていただきましたが、高齢者福祉障害者福祉、児童福祉などの福祉制度の充実を図ることはもちろんですが、やはり、子供から高齢者まで住みなれた地域で、健康で安心して暮らし続けられる仕組みを構築していく必要があると思っています。  そこで、まず福祉の面においては、我が事・丸ごと地域づくり推進事業で総合的な相談体制の構築に向けた検討を行うとともに、生活困窮者対策として、これまで行ってきた自立相談支援事業就労準備支援事業に加え、31年度からは家計の管理に課題がある人に家計相談や家計管理訓練などを行う家計改善支援事業を開始し、3本セットで支援を行うことにしています。  また、認知症、知的障害、精神障害などで、物事を判断する能力が十分でない人を支援するため、市民後見人を養成する市民後見推進事業を開始します。  あわせて、高齢者を支えるため、地域包括支援センターの機能強化や生活支援体制整備事業認知症施策に取り組みます。  健康づくりの面においては、健康寿命の延伸に向けた健康づくりを推進するため、引き続きヤングシニア生きいきプロジェクトや特定健診、がん検診の受診率向上糖尿病重症化予防などに取り組んでいきます。  次に、「市民協働と男女共同参画まちづくり」です。  総括のほうでも述べましたが、現在、人口減少地域の活性化に向け、4地域でモデル的に取り組みを進めております。地域の皆様と検討・協議を進める中で、地域が望んでいることは、人口を維持・増加させることだけではなく、たとえ人口が一定減少したとしても、地域住民が支え合う仕組みを維持していくこと、つまり、持続可能な地域コミュニティをつくっていくことでありました。  そのためには、市民協働によるまちづくりをさらに進め、地域を引っ張っていく担い手の育成、新たな担い手の発掘が大変重要になってきます。  そこで、31年度は、30年度に各校区で改定された校区まちづくりの計画書“共創プラン”に基づく地域活動を支援するため、支援内容を充実させた新たな校区まちづくり推進事業をスタートさせます。  また、地域コミュニティとしての活動の幅を広げ、さらなる地域の活性化につなげていくため、2020年度のコミュニティセンター化を目指して準備を進めていきます。  あわせて、“先人に感謝し、市民とともに祝い、次代につなぐ”をコンセプトに、市制施行10周年記念事業を実施するとともに、市民の皆様と力をあわせて、市民まつりも10周年を祝う形で開催したいと考えています。  男女共同参画につきましては、若年層を中心に男女共同参画を啓発したり、女性の再就職を支援したりする女性が輝くミライ事業ママライタースタートアップ事業などを継続的に取り組んでいくとともに、地域での多種多様な人材の育成・発掘に向け、地域での女性活躍を促進する自治会の男女共同参画促進事業もあわせてスタートさせます。  また、31年度からは、性的マイノリティーの人権が尊重される社会を目指して、人権擁護推進事業を新たにスタートさせます。  次に、「自然を守り、環境にやさしい循環型のまちづくり」です。  自然環境の保全や循環型社会の形成は、本市のみならず、全国的な課題ではありますが、特に本市においては、“糸島ブランド”の根幹と言っても過言ではない自然環境は、必ず守り続けていかなければなりません。  そのような中、単に自然環境を保全する取り組みや再生可能エネルギーを導入する取り組みにとどまらず、それらの取り組みを通じて、新たな経済活動や市民交流など、糸島の豊かな自然環境を今より高付加価値化していく必要があると考えています。  そこで、林業成長産業化地域創出モデル事業では、木材の生産、供給、利用拡大の一連の流れを構築し、糸島産材での住宅を建築するなど、森林の環境保全だけでなく、そこから産業につなげていく取り組みを進めていきます。  また、松林保全アダプト事業では、14の団体が松林保全のボランティア活動に取り組まれていますが、単に松林を保全するのではなく、ボランティア、市民、観光客との交流により環境保全が観光資源の魅力向上につながる仕組みづくりを大切にして、取り組みを進めていきます。  31年度においても、これらの事業とあわせて、森林再生プロジェクト事業や森林・山村多面的機能発揮対策事業耕作放棄地対策事業などに取り組んでいくとともに、エネルギー構造高度化転換理解促進事業に取り組み、公共施設への太陽光発電の導入を計画的に進めていくことにしています。  次に、「糸島ブランドを生かした産業振興と定住促進のまちづくり」です。  現在、国が先頭に立って“地方への人の流れをつくる”、“地方にしごとをつくる”、“結婚・出産・子育ての希望をかなえる”、“安心して暮らせる地域をつくる”の4本柱で地方創生が進められていますが、私は中でも、“地方にしごとをつくる”ことが最重要であると捉えています。 それは、“しごと”が“ひと”を呼び、“ひと”が“しごと”を呼ぶからであります。産業振興・定住促進の取り組みにおいては、この好循環を実現させなければならないと考えております。  そこで、31年度は、第2次糸島市総合戦略を策定し、行政だけでなく“ALL糸島”で「しごとの創生」に取り組んでいく土台を固めていきたいと思っています。  あわせて、産業振興の取り組みとしましては、国、県の各種補助制度を有効に活用した農業基盤整備や農業機械の導入、また、林道や漁港施設の整備事業やカキ小屋整備事業など、生産基盤を整えていくとともに、新規就農の支援や地域おこし協力隊による産業の活性化などに取り組んでいきます。  また、夢プロジェクトである糸島キッズファーム事業は、耕作放棄地も活用しながら農業への理解、多世代交流の促進、観光資源づくりなどを進める先導的な事業者を財政的に支援し、糸島市DMOとの連携を図っていきたいと思っています。  商工業及び観光につきましては、農商工連携事業補助金をがんばる中小企業者応援補助金に一本化し、31年度から中小企業者が使いやすい制度をスタートさせるとともに、新規起業者応援事業、マーケティングモデル推進事業など、やる気のある事業者には積極的に支援を行っていきたいと考えています。  また、31年度から観光協会が中心となって糸島市DMOがスタートします。市も観光協会と連携を密にしながら、効果的に観光情報を発信していくとともに、体験型観光を展開しながら、観光客の満足度を高めることはもちろん、より一層の誘客と、糸島の魅力を高めていきたいと思っています。  移住・定住の促進につきましては、移住促進情報発信事業などを継続的に行っていくとともに、市内における人口の二極化を少しでも是正していくため、定住コーディネート事業において、子育て世代の地域コーディネーターを配置するなど、新たな取り組みを展開し、人口減少地域への誘導を図っていきたいと考えています。  次に、「九州大学等と連携した学術研究都市づくり」ですが、九州大学は、本市の大事な資源であります。国内外には大学と連携した先進的な都市が幾つもありますが、それらの都市に追いつけ、追い越せの勢いで、真の意味での学研都市づくりに取り組んでいかなければならないと考えています。  そこで、これまでは、大学と連携した“研究”と“交流”という2つの柱で取り組みを進めてきましたが、移転完了を1つの契機とし、“交流”に関する事業は、一旦整理させていただき、大学の知的資源を生かした組織対応型連携事業、協定締結大学連携研究事業など、“研究”に関する事業に力を入れていきたいと考えています。  また、民間主導で進めている国際村の整備やサイエンスパーク実現化事業、泊大塚土地区画整理事業など、面的な九大学術研究都市づくりにも取り組んでいきます。
     次に、「大型プロジェクトと都市基盤整備の推進」です。  まず、運動公園等整備につきましては、先ほども述べましたとおり、31年度は、地権者の皆様の御理解を得ながら用地を確保し、事業者の公募・選定を行うこととしており、2020年度に設計、2021・2022年度に建設、2023年度に供用開始と、順調に事業が進んでいくものと確信しております。  新庁舎整備につきましては、2024年度の竣工を目指して、30年度に策定した建設計画に基づき、31年度は基本設計に入っていくことにしております。  また、都市環境・基盤の整備としましては、夢プロジェクトの“どこでもバス”の実現に向けた地域公共交通網再編実施計画策定事業をはじめ、波多江駅自由通路整備事業、加布里停車場線歩道設置事業、前原潤線整備事業などに取り組むとともに、都市計画道路の必要性や実現性を調査する都市計画道路検証事業やJR筑前前原駅などに転落防止柵を設置するバリアフリー化施設等整備事業などに取り組んでいきます。  次に、「教育力向上まちづくり」です。  計画的に小・中学校の施設整備や改修に努めるとともに、本市の特色を生かした教育を展開し、教育においても、“糸島の新しい時代”を目指していきたいと思っております。具体的な取り組みについては、後ほど教育長が教育方針の中で説明いたします。  最後に、「将来を見据えた持続可能なまちづくり」です。  2020年1月1日で、糸島市は10周年を迎えますが、他の自治体がうらやむほど、本市はすばらしいスタートを切れたと思っております。  現在のところ、人口も過去最高を更新していますが、全国的な人口減少・少子高齢化の時代において、いつまでもこの状況は続きません。持続可能な糸島市をつくっていくには、20年、30年後を見据え、さまざまな課題に今のうちから向き合っていく必要があります。そして、“1ランク上のまち”として、自立した糸島市を実現していくためには、新たなまちづくりの戦略が必要になってきます。  それが、30年度より策定に取り組んでいる第2次長期総合計画となりますが、31年度につきましても、まちづくり市民委員会や総合計画審議会など、多くの市民の皆様の参画を得ながら、知恵を集めて策定作業を進めていくこととしています。  あわせて、長期総合計画に基づく各分野別計画の策定も開始する予定です。  また、公共施設マネジメントにつきましては、31年度より第1期アクションプランに基づいた管理を開始することとしています。  なお、行財政健全化の取り組みにつきましては、ICTやAIの活用による業務の効率化など、行財政健全化計画に計上した取り組みを確実に進めるとともに、今回策定しました中期財政計画を確実に堅持していかなければならないと肝に銘じているところであります。  以上が31年度における施政方針でございますが、詳しいことにつきましては、各議案の提案理由、また、議案審議の中で説明させていただきます。  最後になりますが、新年度は元号の改元が行われ、本市も市制10周年を迎える本当に節目の年になります。 この節目の年だからこそ、将来をしっかりと見据え、地に足のついたまちづくりを行っていかなければならないと考えております。  新年度の施政方針の基本テーマを「1ランク上のまちづくりを目指して」とさせてもらったのは、これまでの糸島をつくってきていただいた先人に感謝するとともに、今を生きる私たちが、もっと住みよい、そして、元気な糸島をつくり、次の世代に引き継いでいく責任があると強く思ったからであります。  当然のことながら、まちづくりは、市行政だけで実現できるものではありません。市議会はもちろんのこと、市民の皆様、市内の事業所や各種団体、また、市外で糸島市を応援してくださる方々、みんなでつくり上げていくものであります。  そこで、糸島市長として、「この節目の年、糸島の新しい時代をみんなで知恵を出し、汗をかき、つくっていこう」というメッセージを送るとともに、その責任と覚悟を持って市政運営に臨んでいく所存でございます。  つきましては、市民の皆様、市議会の皆様におかれましては、御理解と御協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げ、私の平成31年度の施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。 8 ◯議長(田原耕一君)  次に、教育方針について説明を求めます。家宇治教育長。 9 ◯教育長(家宇治正幸君)  おはようございます。ただいま市長から平成31年度施政方針を説明されましたが、引き続き、教育委員会として、平成31年度教育方針を申し上げます。  教育行政につきましては、基本目標教育・文化先進都市『いとしま』の創造~21世紀を担う“時代の変化に対応できる”人づくり~の実現に向け、確かな学力、豊かな人間性・人権意識、健やかな体をもつ人づくり、ライフステージに対応した生涯にわたる人づくり、歴史・文化を尊重し、郷土を愛する人づくり、安全に安心して学べる環境づくりの4点を重点目標に掲げ、引き続き、これからの社会並びに糸島の新しい時代を創る担い手を育てるべく、市長と十分に連携を図りながら、的確かつ着実に取り組みを進めてまいります。  特に、平成31年度は、子どもを取り巻く新しい教育に対応すべく教育環境の整備に努めることとしております。  1点目の重点目標「確かな学力、豊かな人間性・人権意識、健やかな体をもつ人づくり」についてでございますが、まずは、喫緊の課題である教育の情報化について、新学習指導要領の実施を見据え、学校において最低限必要で、かつ優先的に整備すべきICT環境を具体化する「糸島市教育情報化推進計画」を平成30年11月に策定いたしました。平成31年度からの4年間で、普通教室の無線LANの整備、学習者用タブレットPC、指導者用タブレットPCなどの整備を段階的に進めるほか、教職員の働き方改革の一環として校務支援システムの整備などについても取り組んでいくこととしております。  また、特別な支援を要する児童生徒数が年々増加傾向にあり、特別支援教育に関するさまざまな教育相談、教員への研修・指導助言を充実させる必要があることから、教育委員会に特別支援教育専門員1名の配置を計画しております。  学力の育成につきましては、地域の教育力を活用する土曜授業、中学校区を単位とする小中連携事業、教員の指導力向上を目指す糸島力構想や教育センターの研修などに取り組んでいるところでございまして、引き続き、これらの取り組みを充実させてまいりたいと考えております。  あわせまして、学校・家庭・地域が一体となって子どもたちを育てるシステムづくりを目指した全小中学校のコミュニティ・スクールの推進、世界で活躍できるグローバルな糸島人の育成を目指す英語教育の充実、ふるさとを愛し、未来の糸島人の育成を目指したいとしま学の実施など、糸島市ならではの取り組みにつきましても一層充実させてまいります。  第2に「ライフステージに対応した生涯にわたる人づくり」です。  市民の皆様が学習やスポーツにより、生きがいのある心豊かな生活を送れるよう、多様な学びの機会を提供してまいります。  生涯学習については、学校授業へのボランティア派遣事業をはじめ、いとしま天文台事業に代表されるような市民講師、博物館ボランティア等、市民が市民に伝える学習の発展を目指して、ボランティア育成や学んだことを活かせる環境を整えてまいります。  さらに、多くの社会教育団体、ボランティア団体、大学などとの連携により、市民の皆様の幅広い学習機会の充実・拡大にも取り組んでまいります。  スポーツについては、健康づくりや体力づくりといった生涯スポーツの充実に向け、「みる・する・支える」スポーツを目指して、スポーツチャレンジ事業や福岡マラソン実施事業、スポーツ体験教室などを継続して実施してまいります。  第3は、「歴史・文化を尊重し、郷土を愛する人づくり」です。  本市には、国の内外に誇れる貴重な文化財が多数存在しています。これらを維持し未来に継承するため、各種文化財の調査を進めてまいりますとともに、博物館や資料館での企画展や講座・講演会などを通じて、その重要性を広く市民の皆様にお知らせしたいと考えております。  また、公有化を進めてまいりました史跡、新町支石墓群につきましては、平成31年度中にその将来的な保存活用についての計画書を策定し、将来の整備や活用に向けての準備を進めてまいりたいと考えております。  市民の文化活動につきましては、文化会館、美術館、図書館などの施設の活用を促しながら、サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。  第4は、「安全に安心して学べる環境づくり」についてですが、教育施設については、本年3月策定予定の公共施設等総合管理計画、第1期アクションプランに基づき、計画的に整備を進めてまいります。  まず、学校施設ですが、平成31年度は、前原小学校大規模改造工事、波多江小学校校舎大規模改造工事実施設計、小中学校トイレ改修工事実施設計などを実施します。  また、生涯学習の拠点となる公民館や図書館、体育施設などの施設については、より安全・快適に利用できるよう、長糸公民館空調機器改修工事、東風公民館他2館太陽光発電設備等設置工事、芥屋・曽根野球場防球ネット改修・設置工事、志摩体育館アリーナ改修工事などを実施します。  さらに、少子化、特別支援教育への対応でございますが、まず児童・生徒数の減少に伴う教育環境の課題については、関係する市の計画と調整を図った上で、学校規模適正化の実施方針を平成31年度に策定いたします。  県立特別支援学校の新設校の市内誘致につきましては、本3月議会で財産取得の御承認をいただければ、県と貸借契約を締結し、具体的な学校整備や九州大学との連携等について協議を進めさせていただきたいと考えております。  最後に、社会問題となっております教職員の働き方改革については、本市、「教職員の働き方改革取組指針」に基づき、教員の部活動負担軽減策として、専門的な知識・技能を有する部活動指導員を各中学校1名ずつ配置することのできる環境を整えることといたしております。  以上、平成31年度における教育に関する方針と主要な施策について述べさせていただきました。  今後は、変貌する社会に対応できる人づくり、そして、それを支える教育環境の整備に努めてまいりますので、議員各位並びに市民の皆様の深い御理解と御協力を賜りますよう心からお願いを申し上げます。 10 ◯議長(田原耕一君)  ここで暫時休憩します。再開は11時の予定です。       (午前10時50分 休憩)       (午前11時00分 再開) 11 ◯議長(田原耕一君)  再開します。 日程第5 諮問第1号       人権擁護委員の候補者の推薦につい       て 12 ◯議長(田原耕一君)  日程第5.諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 13 ◯市長(月形祐二君)  諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について、提案理由の御説明を申し上げます。  本件は、人権擁護委員小川陽子氏の任期が平成31年6月30日をもって満了となりますので、同氏を再度同委員に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 14 ◯議長(田原耕一君)  ただいま提案されました諮問の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第6 議案第1号       専決処分について(平成30年度糸島       市一般会計補正予算(第7号)) 15 ◯議長(田原耕一君)  日程第6.議案第1号 専決処分について(平成30年度糸島市一般会計補正予算(第7号))を議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 16 ◯市長(月形祐二君)  議案第1号 専決処分について、提案理由の御説明を申し上げます。  本案は、平成30年度糸島市一般会計補正予算について、平成31年1月17日付で専決処分を行いましたので、報告し、承認を求めるものでございます。  今回の専決処分は、平成30年7月豪雨で被災した白糸の滝ふれあいの里の復旧に係る経費について緊急に予算措置が必要となったものでございます。  歳出につきましては、11款.災害復旧費で206万3,000円を増額し、14款.予備費で6万3,000円を減額するものでございます。  歳入につきましては、18款.繰入金で200万円を増額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ200万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ370億8,317万6,000円とするものでございます。  次に、繰越明許費の補正では、変更が1件でございます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 17 ◯議長(田原耕一君)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第7 議案第2号       農業委員会委員の任命について      議案第3号       農業委員会委員の任命について      議案第4号       農業委員会委員の任命について      議案第5号       農業委員会委員の任命について      議案第6号       農業委員会委員の任命について      議案第7号       農業委員会委員の任命について      議案第8号       農業委員会委員の任命について      議案第9号
          農業委員会委員の任命について      議案第10号       農業委員会委員の任命について      議案第11号       農業委員会委員の任命について      議案第12号       農業委員会委員の任命について      議案第13号       農業委員会委員の任命について      議案第14号       農業委員会委員の任命について      議案第15号       農業委員会委員の任命について      議案第16号       農業委員会委員の任命について      議案第17号       農業委員会委員の任命について      議案第18号       農業委員会委員の任命について      議案第19号       農業委員会委員の任命について      議案第20号       農業委員会委員の任命について 18 ◯議長(田原耕一君)  日程第7.議案第2号 農業委員会委員の任命についてから議案第20号 農業委員会委員の任命についてまでを一括議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 19 ◯市長(月形祐二君)  議案第2号から議案第20号まで、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  議案第2号から議案第20号までの農業委員会委員の任命については、農業委員会委員の19人全員の任期が平成31年3月31日をもって満了となりますので、平成31年4月1日からの同委員として、磯部絹代氏、井上孝治氏、内野敏一氏、奥功氏、宗孝幸氏、田中正一氏、東司時隆氏、中園秀輝氏、中原誠也氏、成吉隆義氏、西原芳幸氏、原田正成氏、平野利延氏、藤嶋政秀氏、増田耕一郎氏、松尾幸子氏、丸山文子氏、三坂勝弥氏、三苫幹治氏を任命いたしたく、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 20 ◯議長(田原耕一君)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第8 議案第21号       財産区管理委員の選任について      議案第22号       財産区管理委員の選任について      議案第23号       財産区管理委員の選任について      議案第24号       財産区管理委員の選任について      議案第25号       財産区管理委員の選任について      議案第26号       財産区管理委員の選任について      議案第27号       財産区管理委員の選任について      議案第28号       財産区管理委員の選任について      議案第29号       財産区管理委員の選任について      議案第30号       財産区管理委員の選任について 21 ◯議長(田原耕一君)  日程第8.議案第21号 財産区管理委員の選任についてから議案第30号 財産区管理委員の選任についてまでを一括議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 22 ◯市長(月形祐二君)  議案第21号から議案第30号まで、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第21号から議案第25号までの財産区管理委員の選任については、糸島市二丈福吉財産区の財産区管理委員の5人の委員の任期が平成31年3月31日をもって満了となりますので、平成31年4月1日からの同委員として、種岡興治氏、瀬戸利三氏、安部千年氏、大庭武己氏、横尾俊一氏を選任いたしたく、糸島市二丈福吉財産区管理会設置条例第3条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  次に、議案第26号から議案第30号までの財産区管理委員の選任については、糸島市二丈一貴山財産区の財産区管理委員の5人全員の任期が、平成31年3月31日をもって満了となりますので、平成31年4月1日からの同委員として、川邊良治氏、和田春幸氏、稗田弘佑氏、松尾重明氏、濱野春利氏を選任いたしたく、糸島市二丈一貴山財産区管理会設置条例第3条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 23 ◯議長(田原耕一君)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第9 議案第31号       福岡県市町村職員退職手当組合を組       織する地方公共団体の数の増減及び       福岡県市町村職員退職手当組合規約       の変更について 24 ◯議長(田原耕一君)  日程第9.議案第31号 福岡県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増減及び福岡県市町村職員退職手当組合規約の変更についてを議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 25 ◯市長(月形祐二君)  議案第31号 福岡県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増減及び福岡県市町村職員退職手当組合規約の変更について、提案理由の御説明を申し上げます。  本案は、平成31年3月31日限り、ふくおか県央環境施設組合、飯塚市・桂川町衛生施設組合、浮羽老人ホーム組合及び東山老人ホーム組合が解散により脱退し、平成31年4月1日からふくおか県央環境広域施設組合が新規設置により加入することに伴い、福岡県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数を増減し、福岡県市町村職員退職手当組合規約を変更するため、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 26 ◯議長(田原耕一君)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第10 議案第32号       糸島市附属機関の設置に関する条例       の一部を改正する条例について      議案第33号       糸島市職員の自己啓発等休業に関す       る条例の一部を改正する条例につい       て      議案第34号       糸島市特別職の職員で非常勤のもの       の報酬及び費用弁償に関する条例の       一部を改正する条例について      議案第35号       糸島市職員等の旅費に関する条例の       一部を改正する条例について      議案第36号       糸島市放課後児童クラブ条例の一部       を改正する条例について      議案第37号       糸島市子ども医療費の支給に関する       条例の一部を改正する条例について      議案第38号
          糸島市災害弔慰金の支給等に関する       条例の一部を改正する条例について      議案第39号       糸島市廃棄物の減量及び適正処理に       関する条例の一部を改正する条例に       ついて      議案第40号       糸島市準用河川占用に関する条例の       一部を改正する条例について      議案第41号       糸島市建築行為等に伴う道路後退に       関する条例の一部を改正する条例に       ついて      議案第42号       糸島市駐車場条例の一部を改正する       条例について      議案第43号       糸島市地区計画の区域内における建       築物の制限に関する条例の一部を改       正する条例について      議案第44号       糸島市立学校設置条例の一部を改正       する条例について      議案第45号       糸島市布設工事監督者及び水道技術       管理者の資格等に関する条例の一部       を改正する条例について 27 ◯議長(田原耕一君)  日程第10.議案第32号 糸島市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例についてから議案第45号 糸島市布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等に関する条例の一部を改正する条例についてまでを一括議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 28 ◯市長(月形祐二君)  議案第32号から議案第45号まで、一括して提案理由の御説明申し上げます。  まず、議案第32号 糸島市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例については、糸島市多文化共生推進計画審議会を附属機関として設置するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第33号 糸島市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例については、学校教育法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第34号 糸島市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、投票管理者及び投票立会人の投票所の開設時間等に応じた報酬の支給の実施に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第35号 糸島市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例については、職員の旅費の支給対象について明確にするため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第36号 糸島市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例については、東風第2放課後児童クラブ及び前原南第3放課後児童クラブを設置するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第37号 糸島市子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例については、子ども医療費の支給制度を見直し、支給対象を拡大するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第38号 糸島市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例については、災害弔慰金の支給等に関する法律及び災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第39号 糸島市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第40号 糸島市準用河川占用に関する条例の一部を改正する条例については、準用河川の流水の占用に係る流水占用料の額及び徴収に関し必要な事項を定めるため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第41号 糸島市建築行為等に伴う道路後退に関する条例の一部を改正する条例については、建築基準法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第42号 糸島市駐車場条例の一部を改正する条例については、糸島高校前駅南口自転車駐車場、糸島高校前駅北口自転車駐車場及び筑前深江駅東口自転車駐車場を設置するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第43号 糸島市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例については、本年1月24日に都市計画の変更をいたしました泊カツラギ地区地区計画の内容を条例に反映させることにより、地区計画の目標に即した適正かつ合理的な土地利用を図り、もって健全で良好な都市環境を確保するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第44号 糸島市立学校設置条例の一部を改正する条例については、糸島市立怡土小学校王丸分校を廃止するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第45号 糸島市布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等に関する条例の一部を改正する条例については、水道法施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 29 ◯議長(田原耕一君)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第11 議案第46号       新市基本計画の変更について 30 ◯議長(田原耕一君)  日程第11.議案第46号 新市基本計画の変更についてを議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 31 ◯市長(月形祐二君)  議案第46号 新市基本計画の変更について、提案理由の御説明を申し上げます。  本案は、新市基本計画を変更するに当たり、市町村の合併の特例に関する法律第6条第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 32 ◯議長(田原耕一君)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第12 議案第47号       財産の取得について      議案第48号       市が管理する道路の段差による車両       転倒事故の損害賠償及び和解につい       て      議案第49号       東風第2放課後児童クラブの指定管       理者の指定について      議案第50号       前原南第3放課後児童クラブの指定       管理者の指定について      議案第51号       糸島市瑞梅寺山の家の指定管理者の       指定について      議案第52号       市道路線の認定について 33 ◯議長(田原耕一君)  日程第12.議案第47号 財産の取得についてから議案第52号 市道路線の認定についてまでを一括議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 34 ◯市長(月形祐二君)  議案第47号から議案第52号まで、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第47号 財産の取得については、福岡県立特別支援学校建設用地を取得するため、糸島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第48号 市が管理する道路の段差による車両転倒事故の損害賠償及び和解については、相手方と別紙和解書案の内容で了解が得られましたので、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第49号 東風第2放課後児童クラブの指定管理者の指定については、特定非営利活動法人いとしま児童クラブを、平成31年4月1日から3年間、東風第2放課後児童クラブの指定管理者として指定し、管理運営を行うため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第50号 前原南第3放課後児童クラブの指定管理者の指定については、社会福祉法人ますみ会を平成31年4月1日から3年間、前原南第3放課後児童クラブの指定管理者として指定し、管理運営を行うため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第51号 糸島市瑞梅寺山の家の指定管理者の指定については、瑞梅寺行政区を平成31年4月1日から5年間、糸島市瑞梅寺山の家の指定管理者に指定し、管理運営を行うため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第52号 市道路線の認定については、波多江駅自由通路線整備事業に伴う路線の認定につきまして、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 35 ◯議長(田原耕一君)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第13 議案第53号       平成30年度糸島市一般会計補正予算       (第8号)      議案第54号       平成30年度糸島市住宅新築資金等貸       付事業特別会計補正予算(第1号)
         議案第55号       平成30年度糸島市国民健康保険事業       特別会計補正予算(第3号)      議案第56号       平成30年度糸島市介護保険事業特別       会計補正予算(第3号)      議案第57号       平成30年度糸島市後期高齢者医療特       別会計補正予算(第3号)      議案第58号       平成30年度糸島市渡船事業特別会計       補正予算(第3号)      議案第59号       平成30年度糸島市水道事業会計補正       予算(第3号)      議案第60号       平成30年度糸島市下水道事業会計補       正予算(第3号) 36 ◯議長(田原耕一君)  日程第13.議案第53号 平成30年度糸島市一般会計補正予算(第8号)から議案第60号 平成30年度糸島市下水道事業会計補正予算(第3号)までを一括議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 37 ◯市長(月形祐二君)  議案第53号から議案第60号まで、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第53号 平成30年度糸島市一般会計補正予算については、ふるさと応援寄附事業費の増額や基金への積み立ての予算措置を行うとともに、年度末に当たり、各事務事業の精算による減額補正を行っております。  歳出の中で追加します主なものを申し上げますと、2款.総務費で、ふるさと応援寄附推進事業費1,627万8,000円、3款.民生費では、子ども・子育て支援事業費2,426万6,000円、障害児保育事業費615万4,000円、8款.土木費では、河川等災害関連事業費9,871万7,000円、波多江駅自由通路整備事業費2,977万2,000円、10款.教育費では、小学校改修事業費1,296万8,000円、13款.諸支出金では、財政調整基金積立金3億3,000万円、ふるさと応援基金積立金2億円などでございます。  次に、歳入で増額します主な款は、1款.市税8,000万円、16款.財産収入1億9,212万1,000円、17款.寄附金2億円、18款.繰入金7,689万円でございます。  一方、減額します主な款は、6款.地方消費税交付金4,900万円、14款.国庫支出金1億9,176万4,000円、15款.県支出金5,432万6,000円、21款.市債4億3,250万円でございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ1億9,203万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ368億9,113万9,000円とするものでございます。  次に、継続費の補正では、変更が2件でございます。  繰越明許費の補正では、追加が8件、変更が4件でございます。  債務負担行為の補正では、追加が5件、変更が2件でございます。  地方債の補正では、追加が1件、変更が26件、廃止が1件でございます。  次に、議案第54号 平成30年度糸島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算については、歳出につきましては、1款.総務費で88万2,000円を減額し、3款.諸支出金で981万4,000円を増額するものでございます。  歳入につきましては、1款.県支出金で601万2,000円、3款.繰越金で292万円を増額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ893万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,596万4,000円とするものでございます。  次に、議案第55号 平成30年度糸島市国民健康保険事業特別会計補正予算については、歳出につきましては、1款.総務費で144万1,000円、2款.保険給付費で2億7,020万円、3款.国民健康保険事業費納付金で130万1,000円、5款.保健事業費で407万4,000円を減額し、9款.予備費で1億1,532万3,000円を増額するものでございます。  歳入につきましては、1款.国民健康保険税で1,504万5,000円、3款.県支出金で1億519万1,000円、5款.繰入金で4,733万7,000円を減額し、7款.諸収入で588万円を増額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ1億6,169万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ131億8,530万9,000円とするものでございます。  次に、議案第56号 平成30年度糸島市介護保険事業特別会計補正予算については、主な内容としまして、歳出につきましては、2款.保健給付費で9,300万円を増額し、4款.地域支援事業費で4,175万3,000円を減額するものでございます。  歳入につきましては、3款.国庫支出金で2,396万4,000円、4款.支払基金交付金で1,425万2,000円、5款.県支出金で1,130万3,000円を増額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ4,962万3,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ89億627万6,000円とするものでございます。  次に、議案第57号 平成30年度糸島市後期高齢者医療特別会計補正予算については、歳出につきましては、2款.後期高齢者医療広域連合納付金で789万4,000円を増額するものでございます。  歳入につきましては、1款.後期高齢者医療保険料で789万4,000円を増額するものでございます。  今回の補正により歳入歳出それぞれ789万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億3,277万6,000円とするものでございます。  次に、議案第58号 平成30年度糸島市渡船事業特別会計補正予算については、歳出につきましては、2款.運航費で56万1,000円を増額するものでございます。  歳入につきましては、1款.事業収入で75万9,000円、3款.県支出金で38万円を減額し、4款.繰入金で170万円を増額するものでございます。  今回の補正により、歳入歳出それぞれ56万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9,190万9,000円とするものでございます。  次に、議案第59号 平成30年度糸島市水道事業会計補正予算については、収益的支出で消費税の納税額の増により、329万3,000円を増額するものでございます。  資本的収入では、事業費の減により企業債で2,240万円を減額し、資本的支出で建設改良費の入札減等により3,283万2,000円を減額するものでございます。  次に、議案第60号 平成30年度糸島市下水道事業会計補正予算については、収益的収入で固定資産売却益及び一般会計補助金の増により41万円を増額し、収益的支出で固定資産除却費の減等により279万1,000円を減額するものでございます。  資本的収入では、事業の減による企業債及び補助金の減等により2億3,467万8,000円を減額し、資本的支出で事業の減等により2億4,013万1,000円を減額するものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 38 ◯議長(田原耕一君)  ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。 日程第14 議案第61号       平成31年度糸島市一般会計予算      議案第62号       平成31年度糸島市住宅新築資金等貸       付事業特別会計予算      議案第63号       平成31年度糸島市国民健康保険事業       特別会計予算      議案第64号       平成31年度糸島市介護保険事業特別       会計予算      議案第65号       平成31年度糸島市後期高齢者医療特       別会計予算      議案第66号       平成31年度糸島市渡船事業特別会計       予算      議案第67号       平成31年度糸島市二丈福吉財産区特       別会計予算      議案第68号       平成31年度糸島市二丈一貴山財産区       特別会計予算      議案第69号       平成31年度糸島市水道事業会計予算      議案第70号       平成31年度糸島市下水道事業会計予       算 39 ◯議長(田原耕一君)  日程第14.議案第61号 平成31年度糸島市一般会計予算から議案第70号 平成31年度糸島市下水道事業会計予算までを一括議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。月形市長。 40 ◯市長(月形祐二君)  議案第61号から議案第70号まで、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第61号 平成31年度糸島市一般会計予算については、予算編成の基本的な考え方といたしまして、施政方針の平成31年度の基本テーマ「1ランク上のまちづくり」を目指すとともに、平成32年度を最終年度とする第1次糸島市長期総合計画後期基本計画に掲げる5つの重点プロジェクトをはじめ、各施策を着実に推進するための予算といたしております。  あわせて、今後の公共施設のあり方等の指針となる「公共施設等総合管理計画第1期アクションプラン」を確実に反映させた予算編成等を行っております。  予算の規模でございますが、歳入歳出総額344億7,908万円で、昨年1月に市長選挙がありましたので、平成30年度6月補正後の肉づけ予算と比較しますと、7,338万2,000円、0.2%の減となっております。  では、予算の概要につきまして、前年度の肉づけ予算と比較して御説明申し上げます。  まず、歳入でございますが、市税は市民税や固定資産税などの増により95億3,510万3,000円で、前年度に比べ2億6,972万3,000円、2.9%の増を見込んでおります。  地方消費税交付金は、15億8,000万円で、前年度に比べ1,000万円、0.6%の増を見込んでおります。  地方交付税は、国の地方財政計画に基づき80億127万1,000円で、前年度に比べ1億127万1,000円、1.3%の増を見込んでおります。  国庫支出金は、保育所等整備交付金や私立保育所等運営費の増などにより60億9,918万円で、前年度に比べ1億3,346万7,000円、2.2%の増を見込んでおります。  県支出金は33億6,048万円で、前年度に比べ2億397万5,000円、6.5%の増を見込んでおります。  市債は、投資的経費の減に伴い19億2,272万3,000円で、前年度に比べ7億4,917万2,000円、28.0%の減を見込んでおります。  なお、地方交付税の代替財源であります臨時財政対策債は、国の地方財政計画に基づき9億52万3,000円で、前年度に比べ1億7,157万2,000円、16.0%の減を見込んでおります。  次に、歳出でございますが、性質別経費で御説明申し上げます。
     まず人件費は、職員数の減等により51億7,930万3,000円で、前年度に比べ3,406万9,000円、0.7%の減となっております。  扶助費は、児童保護費や子ども医療対策費などの増により102億2,718万円で、前年度に比べ2億9,959万5,000円、3.0%の増を見込んでおります。  公債費は31億1,947万5,000円で、前年度に比べ1億5,665万8,000円、5.3%の増でございます。  これら義務的経費の合計は、対前年度比2.3%の増となり、予算総額に占める割合は52.4%から53.7%へ1.3ポイント増加となっております。  投資的経費は、新駅駅舎等整備事業やし尿処理センター基幹的設備改良事業、特別支援学校建設用地取得事業等が終了したことなどにより32億3,167万4,000円で、前年度に比べ9億1,480万円、22.1%の減となっております。  また、繰出金では、39億8,006万4,000円で、前年度に比べ2,147万2,000円、0.5%の減となっております。  次に、財政調整基金の状況でございますが、基金繰入金は6億9,200万円で、前年度に比べ9,900万円の減となっております。  一方、市債の平成31年度末現在高見込みは290億5,905万円となり、前年度末見込みより8億6,733万6,000円減少する見込みでございます。  続きまして、本年度の主な事業につきまして、新規及び拡充事業などを中心に申し上げます。  2款.総務費では、新庁舎整備事業、協定締結大学等連携推進事業、ふるさと応援寄附推進事業、市制施行10周年記念事業、男女共同参画社会推進事業、参議院議員通常選挙費。  3款.民生費では、性的マイノリティー支援事業、生活困窮者自立支援事業、ヤングシニア生きいきプロジェクト事業、民間保育所施設整備事業、障害児通所給付費、子ども医療対策費、放課後児童クラブ整備事業。  4款.衛生費では、火葬施設基幹的設備改良事業。  6款.農林水産業費では、糸島キッズファーム事業、担い手農家支援事業、林道点検診断事業、カキ小屋整備事業、姫島漁港整備事業。  7款.商工費では、人材確保促進事業、外国人観光客観光情報発信事業。  8款.土木費では、浦志有田線整備事業、前原潤線整備事業、高齢者運転免許証自主返納支援事業、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業、ブロック塀等撤去促進事業、公園遊具設置事業。  9款.消防費では、消防団員準中型自動車免許等取得事業、高規格救急自動車整備事業、土砂災害ハザードマップ作成事業、校区避難所運営訓練事業。  10款.教育費では、特別支援教育専門員配置事業、長寿命化計画策定事業、給食室空調設備整備事業、前原小学校校舎大規模改造事業、小中学校トイレ改修事業、文化財保存整備事業、体育施設改修整備事業などでございます。  最後に、継続費は2件、債務負担行為は28件、地方債は27件でございます。  次に、議案第62号 平成31年度糸島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は589万8,000円で、前年度に比べ113万4,000円、16.1%の減となっております。  次に、議案第63号 平成31年度糸島市国民健康保険事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は125億2,078万7,000円で、前年度に比べ1,877万3,000円、0.1%の減となっております。  その主な要因といたしまして、被保険者数の減に伴う保険給付費の減少によるものでございます。  次に、議案第64号 平成31年度糸島市介護保険事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は85億6,120万7,000円で、前年度に比べ2億320万7,000円、2.4%の増となっております。  その主な要因といたしましては、高齢化等による介護サービス利用者数の増に伴う保険給付費の増加によるものでございます。  次に、議案第65号 平成31年度糸島市後期高齢者医療特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は14億3,718万6,000円で、前年度に比べ1億1,710万4,000円、8.9%の増となっております。  その主な要因といたしましては、被保険者数の増に伴う後期高齢者医療広域連合納付金の増加によるものでございます。  次に、議案第66号 平成31年度糸島市渡船事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は8,939万4,000円で、前年度に比べ114万2,000円、1.3%の増となっております。その主な要因といたしましては、燃料費等の増加によるものでございます。  次に、議案第67号 平成31年度糸島市二丈福吉財産区特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は67万3,000円で、前年度に比べ1,000円、0.1%の減となっております。  次に、議案第68号 平成31年度糸島市二丈一貴山財産区特別会計予算については、歳入歳出予算の総額は45万5,000円で、前年度に比べ801万3,000円、94.6%の減となっております。その主な要因といたしましては、立木売払収入の減少によるものでございます。  次に、議案第69号 平成31年度糸島市水道事業会計予算については、収益的収入17億6,070万円、収益的支出17億18万3,000円、資本的収入4億1,159万1,000円、資本的支出9億5,164万9,000円を予定いたしております。  主な建設改良事業として、原水施設整備、浄水施設整備、配水施設整備、第8次拡張、緊急連絡管整備及び重要給水施設配水管整備の6事業を計画いたしております。  次に、議案第70号 平成31年度糸島市下水道事業会計予算については、収益的収入24億7,670万9,000円、収益的支出20億9,359万円、資本的収入9億9,360万7,000円、資本的支出18億2,563万3,000円を予定いたしております。  主な建設改良事業として、既成市街地整備を、公共下水道、特定環境保全、農業集落排水及び個別排水の4事業で計画いたしております。  以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 41 ◯議長(田原耕一君)  お諮りします。本案については質疑を省略し、議員全員で構成する予算特別委員会を設置し、付託の上、審査することにしたいと思います。御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(田原耕一君)  御異議なしと認めます。本案については質疑を省略し、議員全員で構成する予算特別委員会を設置し、付託の上、審査することに決定しました。 日程第15 報告第1号       議会の委任による専決処分について       (市が管理する側溝への歩行者転落       事故の損害賠償及び和解) 43 ◯議長(田原耕一君)  日程第15.報告第1号 議会の委任による専決処分について(市が管理する側溝への歩行者転落事故の損害賠償及び和解)を議題とします。  当局の説明を求めます。月形市長。 44 ◯市長(月形祐二君)  報告第1号 議会の委任による専決処分について、御説明申し上げます。  本件は、市が管理する側溝への歩行者転落事故の損害賠償及び和解について、地方自治法第180条第1項の規定により、2月7日付で専決処分を行いましたので、報告するものでございます。  以上、御報告申し上げます。 45 ◯議長(田原耕一君)  ただいま説明されました報告の質疑は、後日の本会議で行います。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもちまして散会いたします。  なお、散会後、準備ができ次第、予算特別委員会を開会しますので、そのままお待ち願います。       (午前11時45分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...