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平成30年 第6回糸島市議会定例会(第3日) 本文 2018-12-12
平成30年 第6回糸島市議会定例会(第3日) 議事日程・名簿 2018-12-12

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  1. 糸島市議会 2018-12-12
    平成30年 第6回糸島市議会定例会(第3日) 本文 2018-12-12


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       (午前10時00分 開議) ◯議長(田原耕一君)  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりでございます。  これより議事に入ります。 日程第1 一般質問 2 ◯議長(田原耕一君)  日程第1.一般質問を行います。  質問は事前の抽せん順に許可します。  16番伊藤千代子議員の発言を許可します。伊藤議員。 3 ◯16番(伊藤千代子君)  皆さんこんにちは。私は伊藤千代子です。  まず、福祉のまちづくりについて質問をいたします。  月に6万円の年金で、ひとり暮らしをしている高齢の女性がいます。生活が本当に苦しい、大変ですと。わかりますよね。ひとり暮らしの高齢者の経済的な状況を調査したことがありますか。また、年金の受給で多いのは幾らになっていますかお尋ねします。 4 ◯議長(田原耕一君)  嘉村健康増進部長。 5 ◯健康増進部長(嘉村文枝君)  年金暮らしの一人世帯を特定した経済状況を調査したことはございません。ただ、介護保険料のほうから類推してお答えをさせていただきたいと存じますので、担当の介護・高齢者支援課長のほうから答弁をさせていただきます。 6 ◯議長(田原耕一君)
     阿部介護・高齢者支援課長。 7 ◯介護・高齢者支援課長(阿部聡寛君)  介護保険料で65歳以上の第1号被保険者の所得段階は、年金の所得だけで分けられているわけではありませんので、年金の受給額で一番多い方の区分というのはわかりません。  なお、平成30年度当初賦課時点における介護保険料の所得段階では、第1段階から第3段階の非課税世帯という方が8,974人おられ、約31%となっております。  また、厚生労働省が公表しております平成28年度厚生年金保険国民年金事業の概況では、厚生年金受給者が平均月額で約14万8,000円、国民年金受給者が平均月額で約5万5,000円というふうになっております。  以上でございます。 8 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 9 ◯16番(伊藤千代子君)  夫婦が2人一緒だったらばまだ生活もできると。しかし、配偶者と死別をする、あるいは病気になる、そういうときには本当に孤独に陥りやすい。そういう高齢者の方たちに対して必要な支援は何をしていらっしゃいますか。 10 ◯議長(田原耕一君)  阿部介護・高齢者支援課長。 11 ◯介護・高齢者支援課長(阿部聡寛君)  市では、高齢者支援策といたしまして、配食サービス事業移送サービス事業緊急通報措置貸与事業、小地域福祉活動見守り事業、地域見守りネットワーク事業SOSネットワーク事業などの事業を実施しております。  なお、高齢者の総合相談窓口といたしまして、地域包括支援センターを市内5カ所に配置し、高齢者福祉サービスの利用、内容などの相談に対応しております。 12 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 13 ◯16番(伊藤千代子君)  高齢者の方々の自殺が多いというふうに聞きますが、市において、昨年度の自殺者の数、そして、一番多い年代はどうなっていますか。 14 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 15 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  私は手話が苦手です。大変申しわけございませんが、口頭で回答させていただきます。  平成29年度におきます本市の自殺者数は13人でございます。そのうち、最も多い年代は60代の7人でございます。  以上でございます。 16 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 17 ◯16番(伊藤千代子君)  やはりそうという感じですよね。  ことし、市内の高齢の男性の方が妻を亡くした後に、障がいのある子供さんと無理心中をしたという事件がありました。この親子を支援していた福祉関係の方々は、非常にショックを受けられたというふうに思います。市として、障がい者の老後について、今取り組んでいる支援はどのようなものがありますか。 18 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 19 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  市では、障がい者や家族が地域の中で安心して生活できますように、個別の相談を受けながら必要な福祉サービスの提供、それから、成年後見制度の活用、関係機関との連携した包括的な支援を行っております。  また、障がい者の親亡き後を見据え、グループホーム等入所施設設置を促進するとともに、成年後見制度の活用を周知するために市民講座等を開催しております。  さらに、障がい者を含む市民全体を対象としまして、自殺防止に関する計画書を策定するために、現在、市民の意識を把握するためのアンケート調査を実施しているところでございます。  以上でございます。 20 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 21 ◯16番(伊藤千代子君)  はい、わかりました。  国の福祉の制度が非常に充実をしていない中で、やはりさまざまな、自分が死んだ後に子供たちが心配という親御さんたちがたくさんいます。この悲しい事件を教訓にして、やはり障がい者、そして、その家族が孤独にならないような支援というのが必要だと思うんですけれども、それはいかがでしょうか。 22 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 23 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  市といたしましては、これまで以上に地域や団体と連携しながら、障がい者やその家族を見守り、各世帯の状況に応じたきめ細かな支援を関係機関とともに行ってまいりたいというふうに考えております。  また、障がい者やその家族が孤立せずに地域の中で居場所があって生きがいを感じ、自己有用感が得られるような活躍の場を設けることも取り組みの一つとして推進をしてまいります。  以上でございます。 24 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 25 ◯16番(伊藤千代子君)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。  最後に、子供たちの貧困についてなんですけれども、さまざまな状況で子供たちが非常につらい環境にあります。一人で子供たちを育てているお母さんが私に言うんですね。一生懸命働いているけれども、派遣の仕事や、あるいはパート、これでは生活が苦しいと。大変苦しいんだということ、経済的に本当に大変だということを言っておられます。  今、市民の皆さんが一緒になって貧困の子供たちを助けたいと今頑張っています。例えば、子供食堂、それからフードバンクですね、これが始まりました。設立や活動の状況について伺いたいと思います。 26 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 27 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  子供食堂、フードバンクの活動状況ということでございます。  子供食堂につきましては、民間企業やボランティアの3団体が市内で取り組みを進めておられます。  また、フードバンクにつきましては、ことし6月にボランティア団体が設立をされました。講演会やフェイスブックによるPR、インスタント、レトルト食品の収集と提供というフードドライブなどを行いまして、市内の子供食堂や母子寡婦福祉会主催学習支援事業とも連携をしているところでございます。  以上でございます。 28 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 29 ◯16番(伊藤千代子君)  ボランティアの皆さんは非常に一生懸命です。悩んだとき、困ったとき、そして、つらいときですね、諦めないで連絡をしてほしいというふうに言っておられます。私はもっともっと福祉に税金を使うことが大事だと考えるんですが、最後に市長、いかがでしょうか。 30 ◯議長(田原耕一君)  月形市長。 31 ◯市長(月形祐二君)  福祉にということでございます。今、議員から御質問いただきましたように、高齢者の皆様、また障がい者、子供たちの問題もございます。私どもも、これまでもしっかりとできる範囲の中では一生懸命福祉政策に取り組んできたつもりでございます。だれもが本当に笑顔で生き生きとこの糸島市に住み続けられる、そういった地域社会、地域市民の皆様のお力もお借りをしながら、福祉の充実には努めてまいりたいと存じます。 32 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 33 ◯16番(伊藤千代子君)  ありがとうございます。  では、次に2番目に行きたいと思います。私もへたな手話はこれで終わりたいと思います。  次に、前原東土地区画整理事業と法令順守について伺ってまいります。  まず1番目、土地区画整理組合への補助金について。  組合というのは、土地区画整理法で法人となっております。まずこの組合の組合員数を伺います。 34 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 35 ◯建設都市部長(井上義浩君)  土地区画整理組合が設立されましたときは51名でございまして、現在、平成30年10月時点では156名となっております。 36 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 37 ◯16番(伊藤千代子君)  念のためにお聞きをしますが、組合員の中に現職の議員がいましたか。 38 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 39 ◯建設都市部長(井上義浩君)  個人情報にかかわることでございますので、答弁は控えます。 40 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 41 ◯16番(伊藤千代子君)  個人情報なので言えないんですか。議員は公的な立場にあるので、言えると思いますよ。言えないんですか。  私はこのごろ、市民の方、あるいはそこの住民の方、また職員からも組合員に議員がいると聞きました。それで驚いたんですよ。なぜかというと、議会でそのことを全く説明も聞いていないし、聞いた覚えもないからです。なぜかというと、土地区画整理法において、組合員は地権者です。つまり、利害関係者ですよ。清水建設が出しているマニュアルの中にも、組合員というのは本同意を取得した地権者だと書いてあります。地権者は組合員じゃないんですか。 42 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 43 ◯建設都市部長(井上義浩君)  今おっしゃった、同意を取得されているかどうかにかかわらず、土地区画整理事業の区域内の地権者は組合員です。 44 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。
    45 ◯16番(伊藤千代子君)  それならば、議員がいるということをお認めになったらいいんじゃないですか。この件はまた後で伺います。  土地区画整理事業については、建設産業委員長だった浦伊三次前議員が何度も議会で取り上げてきました。平成20年12月議会で費用負担はどうなるのかと聞くと、当時の増江建設水道部長が約8億5,000万円を国、県、市で補助しますと答弁をしました。しかし、平成25年度に事業が始まると、補助金は8億5,000万円じゃなく、16億円になっていました。このように、5年間で2倍近くになった要因は何でしょうか。 46 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 47 ◯建設都市部長(井上義浩君)  平成20年ごろに想定をしておりました8億5,000万円につきましては、事業の検討段階におきまして、都市計画決定をする施設に対する補助金として見込んでおったものでございます。その後、事業化をするまでに都市計画施設以外の区画道路、あるいは公園、水路、そのような公共施設全般の整備が補助金の採択要件に該当することが確認できましたので、資金計画を見直して、現在の補助金約16億円という計画になっております。 48 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 49 ◯16番(伊藤千代子君)  いろいろあっても5年間でこれだけ変わったのは確かです。  平成25年9月議会では、小島忠義議員が一般質問で、土地区画整理事業は、費用対効果の高い開発事業だと発言をしました。しかし、今お聞きしたように、総事業費が5年で17億円から32億円にふえ、補助金もほぼ倍増したのは、私は市にとって財政には非常に重い負担だったと考えています。組合の計画策定には、ゼネコンの清水建設が策定段階から、事業を請け負う前の策定段階からずっと相談に乗ってきたというふうに聞きましたが、これは事実でしょうか。 50 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 51 ◯建設都市部長(井上義浩君)  まず財政負担が重いというお話をいただきましたので、答弁をさせていただきます。  この16億円の補助金の中で市が負担したのは6億2,000万円でございます。それに対しまして、この前原東土地区画整理事業では、固定資産税、市民税、地方交付税等を合わせますと、毎年3億3,000万円ほどの増収となるというのは以前の議会で答弁したとおりでございます。  それから、清水建設は、この前原東土地区画整理事業におきまして、業務代行者でございますので、この事業に参画をされておられるということでございます。 52 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 53 ◯16番(伊藤千代子君)  私が聞いているのは、この清水建設が業務代行になる前から、その前から組合の策定にかかわってきたんじゃないですかということをお聞きしているんですよ。これも後で聞きましょう。  浦前議員は、平成20年12月議会でも区画整理事業と新駅はセットだというふうに言いました。それで、増江部長がそのときに、新駅と一体的な整備が必要というふうに同意をしておられます。  さらに、平成22年12月議会では、浦議員は新駅建設を要望し、松本前市長がこのとき先頭に立って頑張ると答弁をして、ありがたい答弁をいただきましたというふうに感謝をしています。翌年、平成23年には新駅設置促進期成会が結成をされ、松本市長が会長に、浦議員が会長代理に就任をなさいました。このとき、この土地区画整理組合の理事長も促進会の会長代理に就任なさったと思いますが、それはいかがですか。 54 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 55 ◯建設都市部長(井上義浩君)  そのとおりでございます。 56 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 57 ◯16番(伊藤千代子君)  そうですよね。つまり、土地区画整理組合も新駅の実現に相当なエネルギーを使っていらっしゃったというのを私はずっと見てきました。  それで、平成25年3月議会では、井上健作議員がこれについて、前原東土地区画整理事業は、定住促進に一番効果があると述べられました。そして、これに不可欠なのが新駅なんです。ここには絶対駅がないと土地も売れん、土地の評価も上がらんと発言をしました。これは会議録の91ページに書いてあります。市は、この土地区画整理事業と新駅の建設を一体で進めてきたんですよね。その点で、この新駅舎の建設費及び新駅整備事業費は、それぞれ幾らになっているか伺います。 58 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 59 ◯建設都市部長(井上義浩君)  JR九州との基本協定によりますと、駅舎の建設費は9億3,400万円でございます。  それから、この駅舎、それから自由通路、南北交通広場、北口の停車場線、それから周辺の道路整備等を含めた全体の事業費は約25億円でございます。 60 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 61 ◯16番(伊藤千代子君)  次に、この新駅のあるところ、今できたところには、市が協働所有する柱田ため池がありました。ことしの3月議会で市はこの土地を1,913平米売却して、1億5,000万円の財産収入が入ると説明をしましたよね。私はそれを聞いて驚きました。1億5,000万円というと、1平米7万8,000円になります。ため池がこれほどのお金になるとは思いませんでした。市が協働所有していたのは、1万6,699平米のうち、1万1,812平米だったんですけれども、ことしこの土地をもう一回不動産鑑定をするというふうにおっしゃいましたが、その結果はいかがだったですか。1平米幾らか、そして、総額幾らだったかを伺います。 62 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 63 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  糸島市所有の柱田ため池跡地1,913平米の不動産鑑定評価額につきましては、1平米当たり7万9,000円、総額1億5,100万円でございました。  なお、この不動産鑑定評価額を最低売却価格とした入札を10月24日に行っておりまして、落札額は1平米当たり16万6,375円、総額3億1,835万円で既に売買契約締結済みでございます。 64 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 65 ◯16番(伊藤千代子君)  鑑定した結果が、ちょっと今驚きました。不動産鑑定をしたら1平米7万9,000円だったけれども、入札をしたら1平米16万円だったと今おっしゃいましたか。1平米が、坪じゃなくて。1平米16万円ということは、1坪でその3倍ぐらいだから、1坪50万円近くになっているということですか。 66 ◯議長(田原耕一君)  市丸経営戦略課長。 67 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  坪当たりに換算しますと55万円ということでございます。 68 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 69 ◯16番(伊藤千代子君)  つまり、柱田ため池はこの事業で埋め立てて造成をしたことによって、1坪55万円という莫大な財産に変わったということを、私も今のは非常に驚きました。先月、不動産業者に聞いたときは、1坪35万円ぐらいでしょうと聞いていたので、非常に驚きましたね。  次、事業の公平性、透明性を図るためには、遵守すべき法令があります。この区画内には、議員名義の土地があったと思います。区域内にため池が2つあって、柱田ため池のほかに相之町ため池というのがありました。これは面積が5,669平米あって、2人の名義になっており、そのうちの1人は議員の方だったというふうに思いますが、それはいかがですか。 70 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 71 ◯建設都市部長(井上義浩君)  相之町ため池につきましては、所有者は浦志土木水利組合さんでございまして、この水利組合さんは法人格を持たれませんので、組合の代表者のお名前で登記をされているということでございます。 72 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 73 ◯16番(伊藤千代子君)  ことし、ある議員の方の資産報告書を調べました。私たち議員は、政治倫理条例によって資産報告が配偶者とともに義務づけられています。それは市の事業とかで議員が、ある意味では不正なことをしないように市民に資産を公開するわけですよ。ですから、皆さんもどんどん議会事務局で議員の資産をお調べになったらいいと思うんですが、平成30年1月1日時点で、この名義の方の資産を調べますと、所有していた土地は1万3,991.8平米、これ以外に浦志相之町19-2、区画整理2-4、5,060平米、共同所有と書いてありました。私は非常に驚いたんですよ。なぜかというと、前原東土地区画整理事業で開発をした20万平米の土地に、議員が共同所有する土地があって、それを御自分でそう書いてあるからですよ。さっき、市は共同所有していた柱田ため池が1平米16万円になったというふうにおっしゃっていましたけれども、となると、共同所有でも莫大な財産になるということなんですよね。  この件に関して、市は先ほど名前はおっしゃらないけれども、この方が組合員なんですね、確認します。 74 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 75 ◯建設都市部長(井上義浩君)  組合員ではございません。最初に申しましたように、組合員は地権者でございます。ため池は浦志土木水利組合の所有でございます。  先ほどの分につけ加えますと、自然人とか法人でないと登記名義になれませんので、組合員の名前で登記をされているということでございます。  また、民法では、動産については更新の原則というのが採用されておりますけれども、不動産につきましては更新の原則が採用されておりませんので、登記名義人が真の所有者ではないという場合もございます。 76 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 77 ◯16番(伊藤千代子君)  私の質問をよく聞いていただきたいんですが、市長や議員は政治倫理条例で資産公開しますね。それは不正の疑惑を抱かれないようにするためなんですよ。この人は共同所有と書いています。共同所有は地権者ですよ。それはどこの自治体に電話をしてもそう言いますよ。なぜならば、共同所有していたら必ずそのうちの何分の1かは自分に入るからですよ。ですから、この土地を何人で共同所有しているか伺います。 78 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 79 ◯建設都市部長(井上義浩君)  今おっしゃっておられる所有というのは、イコール地権者だと思いますけれども、今言っておられる、なぜ所有と書かれているか私はわかりませんが、前原東土地区画整理事業の事業の内容から申した我々の判断は先ほど答弁したとおりでございます。 80 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 81 ◯16番(伊藤千代子君)  じゃ、この議員が自分で区画整理2-4の土地、5,060平米共同所有していますと言っているのはどういうことですか。この人はこの資産報告書にうそを書いているというんですか。私は本当のことを書いていると思いますよ。(「名寄帳に入っておるから書いております」と呼ぶ者あり)  今誰が言いましたか、私の質問の邪魔をなさったのは誰ですか。(「所有と違うと。よく勉強して」と呼ぶ者あり)  議長、小島議員を注意してください。議員が質問しているときに不規則発言をなさった人は注意してください。議長お願いします。 82 ◯議長(田原耕一君)  お静かに願います。伊藤議員。 83 ◯16番(伊藤千代子君)  そうですよ。  ことしの春、私は市民から電話があって、相之町ため池が埋め立てられて、宅地になっていますよと言いました。すぐ現地に行くと、もう半分は家が建っており、あとの空き地のところに「へいせいの木の家」という看板が立っていました。これを見たときに、区画整理2-4の土地は、既に住宅メーカーに売却をされたのではないかというふうに思ったんですけど、いかがですか。 84 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 85 ◯建設都市部長(井上義浩君)  相之町ため池の土地は売却されているところが多いのではなかろうかと思っております。 86 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員に申し上げます。資産報告については、執行部は答えられないと思いますので、質問の形を変えてください。伊藤議員。
    87 ◯16番(伊藤千代子君)  では、これは総務部長に伺いたいんですけど、利害関係のある議員がこの議場にいて、それに反対する議員にやじを飛ばしたり、またその事業はすばらしいと、賛成だ賛成だというふうに発言したりすれば、公平、公正な審議ができると思いますか。 88 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 89 ◯総務部長(洞 孝文君)  私にお尋ねでございますが、議会運営に関することでございますので、私の答弁は差し控えさせていただきます。 90 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 91 ◯16番(伊藤千代子君)  総務部長は、地方自治法を読んでいらっしゃいませんか。地方自治法には第117条に議員の除斥ということが定められています。どういう中身であるかというと、議長及び議員は、自己もしくは父母、祖父母、配偶者、子、孫に至るまで、利害関係のある事件についてはその議事に参与することができないと書いてあるんですよ。つまり、もし開発区域内に議員の土地がある、あるいはそれに自分の親戚や兄弟や孫や子供たちや妻や親や祖父母、そういう人たちがいるかいないかというのは、議会の中での審議にとても大事なんですね。組合員名簿を見て、あるいは地権者名簿を見て、その中に議員やその親族の名前はありませんでしたか。 92 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 93 ◯建設都市部長(井上義浩君)  きょうおっしゃっておられることについては、以前も議会で議論されておられます。きょう私も何度か答弁をいたしました。それでも御理解いただけないようでございますので、伊藤議員が一番御理解されていると思いますが、平成26年5月14日に伊藤議員御自身がブログに掲載された内容をここで読ませていただきます。  「複数回にわたり『前原東土地区画整理事業で対象となっているため池の土地は、糸島市議会議員K氏が相続によって得た個人所有であり、K氏はそのことを隠しており、巨額の利権が絡んでいる。』『K議員は、浦志の水利組合が、二つのため池の所有者だというウソを平気で言っている。』などと記載しました。しかし、実際には、その土地は浦志土木水利組合が所有する土地であり、K氏は、相続ではなく、組合の役員として名義を表示していたに過ぎず、私の誤った判断でした。私が、間違った情報を複数回にわたってブログに掲載したため、K氏に対して著しく名誉を棄損し、多大の迷惑をおかけしたことを認め、ここに謝罪し、訂正いたします。」というのを記載しておられますので、伊藤議員がため池の所有者というのは誰かというのは一番御存じだと理解しております。 94 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 95 ◯16番(伊藤千代子君)  ところが、このごろ、この資産報告を見てわかったんですよ。やっぱり本人は共同所有と書いているじゃないですか。あのとき私はそのことがわからなかったです。ところが、本人が資産報告書に自分が共同所有していますと書いているんですよ。皆さんうそだと思ったら、議会事務局に行って情報公開してください。そして、今そのKさんの情報公開の中で、5,060平米を共同所有していたら、必ずその中に例え1平米であっても持っていたら所有者ですよ。私はそのときにわかりませんでした。やっとここで資産報告を調べることでわかったんです。そのことを申し上げます。  そして、地方自治法第117条、これはそこに利害関係のある議員がいたらまともな審査ができないと。だから、その議員はこの議場から出ていかなきゃいけないということを述べているんだと私は思います。  平成25年12月議会で、私が土地区画整理事業の予定地に議員名義の土地があると質問をしたら、この方は動議とみずから手を挙げて発言を求めて、伊藤議員は私の名義というが、法律に照らして誤りでありますと言ったんですよ。122ページに載っています。議員が議場で自分の利害にかかわることで発言したり、弁明をすることが、地方自治法第117条に許されますか。私は違反する、おかしいと思いますけど、洞部長、どう思いますか。 96 ◯議長(田原耕一君)  甘利副市長。 97 ◯副市長(甘利昌也君)  議員に申し上げます。議会と執行部、これは地方自治法の中で二元代表制となっております。先ほどからの議論をお聞きしていると、多分に議会の判断、議会運営の判断によるところが多いと思います。  私ども執行部として提案している話について、その御審議いただく運営手法というのはまさに議会の判断、運営のことだと認識しております。 98 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員に申し上げます。通告外に入るおそれがありますので、注意してください。伊藤議員。 99 ◯16番(伊藤千代子君)  副市長、まさにそのとおりだと私も思います。  で、問題はその後なんですよ。このとき議長は私にこう言ったんです。「伊藤議員に申し上げます。議員が事実と違うとのことですので、この件については質問を変えるように注意します。」と言って、それ以上私に質問をさせませんでした。これをあなたが今おっしゃっているんだと思うんだけれども、これを執行部はずっと黙って見ていたんですよ。私はどうして市が執行部に、ここには議員名義の土地がありますよと、組合員の中に議員がいますよという事実を議長に言っていたのかなと思ったんですね。議長がそのことを知っていながら、私ははじめて、私は知らなかった、ほかの方たちはどうだったんでしょうか。私だけが知らなかったんですか。議長は知りながらそういうことをしたのか。だから、私は執行部にお尋ねしたいと思います。執行部は議長に組合員に議員がいたのか、いた、そして、共同所有の土地を持っていますよということを議長に伝えたのかどうかを聞きたいと思います。 100 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 101 ◯建設都市部長(井上義浩君)  土地区画整理事業の組合員というのは、その区域に土地を持たれた地権者でございます。したがって、議員の方は組合員にはおられません。 102 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 103 ◯16番(伊藤千代子君)  私、数年前にある職員が困ったような顔をして私に議員も組合員ですと言ったのを覚えているんですけど、じゃそれは彼がとても小さな声で困ったような顔をして私に言ったんですが、それは違うんですね。絶対に違うんですね。 104 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 105 ◯建設都市部長(井上義浩君)  先ほどから申しておりますように、相之町ため池が議員が所有者とおっしゃっておりますが、その件についてはブログで伊藤議員の話も(「共同所有でしょう」と呼ぶ者あり)所有ではないと言っております。相之町ため池は浦志土木水利組合が所有者でございますというのは何度も答弁しております。 106 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 107 ◯16番(伊藤千代子君)  もう換地処分とかしたでしょう。先ほど150人になったとおっしゃったでしょう。この至るところで組合員だったという情報がもうみんな流れています。この件について、組合員であった場合、この質問についてはまた次回やりましょう。  私は、はっきり言って自分の資産が共同所有という言葉を書いている以上は、私は重大な問題だと思いますよ。そして、この方は、私は不動産会社の社長さんだったと知っていますが、その前に、やはり市民を代表する議員である以上、この共同所有の土地については明らかにすべきだと思います。政治家が公の事業を利用して、もし自分の財産をふやすようなことをしたら、政治への信頼は失墜します。政治倫理条例第3条には、市長や議員は不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないことと書いてあります。土地区画整理事業で固定資産評価額がゼロだったため池が、1平米16万円で売れたりする、これは共同所有でも大変な財産になる可能性があるでしょう。例え1平米であってもきちんと共同所有していた5,060平米について、私はきちんと自分で言うべきだと思います。これは次回、3月議会で続きをやります。  次に、ことしの10月22日、大手ゼネコンによるリニア中央新幹線の入札談合事件で、東京地裁は清水建設に1億8,000万円の罰金を言い渡しました。裁判官は、談合体質が根深いと批難をしました。この事件、御存じでしょうか。 108 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 109 ◯建設都市部長(井上義浩君)  概要については知っております。 110 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 111 ◯16番(伊藤千代子君)  たくさん建設会社がある中で、なぜ組合は随意契約で清水建設に業務を代行させると決定をしたんですか。 112 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 113 ◯建設都市部長(井上義浩君)  この質問の冒頭に議員おっしゃいました、組合は法人ですとおっしゃいましたように、土地区画整理組合が独立した法人として意思決定をされたことでございますので、市は答弁する立場にはございません。 114 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 115 ◯16番(伊藤千代子君)  しかし、16億円も国の税金が入っているんですよ、国、県、市の。前原市のときに組合設立準備会が設立をされました。理事長に就任したのは、当時前原市議の井上智議員でした。現職議員が地権者の代表になって事業を推進しても、地方自治法上、問題はありませんか。 116 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 117 ◯建設都市部長(井上義浩君)  そこまで地方自治法に照らして今判断はできかねます。 118 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 119 ◯16番(伊藤千代子君)  私は許されないと思います。自分がそういうふうに地権者の代表になって、私自身が、伊藤千代子が、この事業をやりますよというふうなことは、私はちょっと許されないというふうに思います。私はそのことを議会で何度も言いました。ところが、全く無視され続けて20年来ました。  平成24年3月30日、井上理事長と清水建設は、前原東土地区画整理事業の基本協定を結びました。御存じですよね、基本協定。組合であっても税金を使っているから、市はちゃんとかかわっているんですよ。これはその基本協定書を私、読みましたら、第4条にこう書いてあるんです。工事請負契約では、最大限の配慮を清水建設にするものと書いてあったんです。16億円も税金を使うんだから、地場業者に配慮すると書いてあったらわかるんですよね。しかし、最大限の配慮を清水建設にするというのはどういう意味か市はわかりますか。 120 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 121 ◯建設都市部長(井上義浩君)  組合施工の土地区画整理事業の仕組みを御紹介させていただきますと、土地区画整理事業を完成させるためには、その事業費を賄うために組合員の方から土地を出していただいて、その土地を保留地として数十億円売却して資金を稼ぐ必要がございます。その保留地を責任を持って買う、あるいは責任を持って販売するという業者、これは業務代行者といいますが、これを事業開始する前に確保することが必要になります。その業務代行者は、それだけのリスクを持ってこの事業に参画をされますので、当然、その業務代行者が工事をするというのが土地区画整理事業の仕組みでございます。  前原東土地区画整理事業につきましては、この業務代行者をいろいろ募集しましたが、手を挙げられたのは清水建設さんだけだったということでございます。 122 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 123 ◯16番(伊藤千代子君)  私はそうじゃなくて、初めからこの会社に決まっていたんじゃないかという疑いを持ちました。それはちょっとその後言いますが、組合が平成28年だから、この前ですよね。平成28年に報告した事業報告を見ますと、補助金が3億6,400万円、そして、保留地の処分金が2億7,000万円なんですが、やった工事を見ますと1億6,300万円清水建設、1億5,300万円清水建設、1,800万円清水建設、1億6,200万円清水建設、1億1,200万円清水建設というふうに、どれもこれもやはり清水建設が請け負っていますよね。これは最大限の配慮を清水建設にしたのは、ほかが手を挙げなかったというよりも、計画段階から清水建設と組合が協力関係にあった疑いがあると思いました。  それで、そんなふうに思っていらっしゃらないですね、もちろん。部長はそう思っていないでしょう。 124 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 125 ◯建設都市部長(井上義浩君)  この事業は、私も平成18年ごろ、1年だけ担当したことがございますけれども、清水建設ではなくて、ほかのゼネコンと話をされておられたこともありました。そういった中で、いろんなこの業務代行者になっていただける方を探した中で、最終的に清水建設だったということでございます。 126 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 127 ◯16番(伊藤千代子君)  私は内部にいた人から、本命は清水建設だったというふうに聞いたので、調べたんですよ。そしたら、これは前原東土地区画整理事業に関しまして、組合の理事長だった井上智氏と、そして、清水建設が覚書を結んでいるんですよ。もう事業の始まる随分前に。どういう中身の覚書を結んでいるかというと、これはコピーなんですけど、実は私、本物を持っているんですね。それは、内容は利害関係者である地権者と請負業者が約束を交わしているんです。どういう中身かというと、清水建設が委託業務を円滑に遂行できるよう、全面的に協力するというふうな中身になっています。これは欲しければ後で皆さんに配ります。きょうは用意していませんけどね。  これには直筆で、委員長の名前と、そして、実印も押してあります。平成15年10月14日ということは相当な前から、もう事業が始まる10年も前から、それは32億円の大工事を請け負うかもしれないということなので、それは会社も一生懸命だとは思いますが、平成15年だから、それがこの前やっと今回終わったわけでしょう。だから、相当な年月かけているなというふうに思うんですけど、こういう会社、利害関係者同士が地権者の代表と、そして、請け負った会社がこういう随分前から協力してやっていきましょうねというような約束をしているような文書をつくっているというのは、これは市はごらんになったことがありますか。 128 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 129 ◯建設都市部長(井上義浩君)  今おっしゃった覚書は、私は見ておりません。 130 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 131 ◯16番(伊藤千代子君)
     つまり、市も知らない、そして、多分議員の多くの方も知らない、とにかく市が知らないところで利害関係者同士が手を組んだらわかりませんね。  私は、補助金が8億5,000万円から始まるときには16億円になった事業費が、とにかく事業費が32億円にも膨らんだということについて、非常に疑問を持っているわけです。このとき、井上氏は前原市の市会議員だったんですよ、この約束をしたときに。政治倫理条例第3条にはこう書いてあります。議員は特定の業者を推薦し、紹介するなど、有利な取り計らいをしないことと書いてあります。それにもかかわらず、議員でありながら、この覚書でこの会社と約束をしたことで協力態勢をつくってこの事業を推進してきたということになったら、私は非常に問題だというふうに思います。請負業者が初めから決まっていたじゃないかと。本命は決まっていたんだなというふうに思うからですよ。  月形市長に伺います。事業を発注する組合と、請け負う業者が、こんな10年も前にこんなようなものを結んでいいかどうかについては、どうお考えになりますか。まだ見ておられないからね、そばでね。それについては、じゃ今度、私は多くの方たちに見ていただくようにしたいと思います。  今、準備をなさっている泊の土地区画整理事業も、清水建設が既にかかわっているというふうにお聞きするんですけど、それは事実でしょうか。 132 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 133 ◯建設都市部長(井上義浩君)  今いろいろ協力はしていただいているとお聞きしております。 134 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 135 ◯16番(伊藤千代子君)  たしかまだ…… 136 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員に申し上げます。通告外でございますので、質問を変えてください。伊藤議員。 137 ◯16番(伊藤千代子君)  私は今、清水建設のことをちょっとおっしゃったけど、月形市長は泊に新駅をつくる構想を発表なさったりしましたよね、今回。300億円で九大まで鉄道を引いて、浦志の駅と同じで、そんなことをしたらここも地価が上がると思いますよ。しかし、関係なくないでしょう、井上議員ちょっと静かに。(発言する者あり)あなたが言わなくてもいいでしょう。しかし、生活困窮者がたくさんいるんですよ。お金がないから、今歴史資料館を廃止するとか、二丈苑を廃止するとか言っていらっしゃいますよね。しかし一方で、莫大な税金をね…… 138 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員に申し上げます。2度目です。通告外になっておりますので、注意してください。 139 ◯16番(伊藤千代子君)続  意見を言っているんですけどね、税金の使い道について。  これらの資料は、随時インターネットで公開しますので、ぜひごらんください。  では、3番に行きます。  財産の無償貸付と無償譲渡について。  2012年2月3日の指定管理者選考会で、市はまだ会社が設立されていない、存在しない会社を業者選考しました。これについて、どのような審査をしたのか、具体的に伺っていきたいと思います。  まず応募要項を見ますと、出さなきゃいけない書類がいっぱい書いてあるんですよ。その中で、一番大事な、会社がちゃんとした会社かどうかを見る登記簿証明書を出すように求めています。ところが、会社がないため、存在していないから、登記簿証明書は出せるわけないですよね。登記簿証明書は出せません。応募者は何を出していたんでしょうか。 140 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 141 ◯産業振興部長(平野謙二君)  お答えさせていただきます。  今議員おっしゃいました応募要項でございますが、この中に登記事項証明書が応募書類として記載されております。ただし、非法人の場合は、代表者の身分証明書を提出していただくということで記載をしております。 142 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 143 ◯16番(伊藤千代子君)  会社の登記簿証明書が出せなかったら、じゃ、社長になる人の身分証明でいいよと言ったわけですね、部長ね。その身分証明書は、じゃ何を出したんですか。 144 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 145 ◯産業振興部長(平野謙二君)  代表者の運転免許証ということになっております。 146 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 147 ◯16番(伊藤千代子君)  ちょっとよく聞こえなかったんですが、指定管理者の選考会に出す書類に、会社の登記簿証明書を出しなさいよと言ったのに出せないから、運転免許証を出させたんですか。ちょっと驚きますよね。存在しない会社の業者選定とかするからですよ。 148 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員、手が挙がりよりますが、どうしますか、副市長から。 149 ◯16番(伊藤千代子君)続  いや、結構です。まだ次があります。  応募要項には財産目録と事業報告書を出しなさいと書いてありますね。これも、でも実際出していないと思いますね。私が弁護士と話をするとよく言われるんですが、財政的な審査をきちんとする、会社を選ぶときはそれが本当に大事だと思うんですね。これに関しては、財産目録も事業報告書も出ていません。資産や財政状況は何の書類で審査をしたのかを教えてください。 150 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 151 ◯産業振興部長(平野謙二君)  お答えします。  先ほども申し上げましたけれども、応募要項の中には、今申されました事業報告書、あるいは収支計算書もございますけれども、こういったものも応募書類として入っております。しかしながら、平成23年度に設立をされる会社につきましては、当然事業報告書、収支計算書がございませんので、提出の義務づけはいたしておりません。 152 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 153 ◯16番(伊藤千代子君)  つまり、その会社の資産とか財産とか、何一つ調べなかったということですよね。わかります。なぜならば、私がこの会社のあれを見たら、出ている書類が運転免許証と市県民税の納入証明書だけなんですよ。その2つだけで議員が口ききをすれば、運転免許証と市県民税の納入証明書だけで指定管理者をパスするということにはちょっと驚きますね。  時間がないので1点、平成24年2月6日の公文書に、会社がないのに株式会社ネイチャースピリットと書いたのは、これは前市長の指示ですか。これだけはっきり答えてください。 154 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 155 ◯産業振興部長(平野謙二君)  前市長の指示ではございません。 156 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 157 ◯16番(伊藤千代子君)  つまり、みんなで相談をしてそうしたということですか。 158 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 159 ◯産業振興部長(平野謙二君)  今までの議会で再三答弁をさせていただいておりますけれども、株式会社の設立を予定してありましたので、株式会社ネイチャースピリットという記載をしております。これについては、起案作成者から作成責任者、市長までの統一した考え方でこの決定書については作成をしております。 160 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員に申し上げます。時間がありませんので、まとめに入ってください。伊藤議員。 161 ◯16番(伊藤千代子君)  つまり、これは書き間違えたのではなくて、もうこんなふうになるんだろうと思ってやったということですね。わかりました。  じゃ最後に、運動公園の建設なんですけど、ここにいいことが書いてあるじゃないですか。このマネジメントのところに、改修や建てかえの経費がふえたら大変なんだというふうに書いてあるけれども、50億円をどんなふうに選定して、50億円で運動公園をつくったら、6,000万円の維持費が新たにかかるわけですよ。それがこれに全く書いていないのね、今回のこれに。  それで伺いたいんだけど、この50億円の一括発注、私は全く市の業者選定を信用していないから聞くんですけど、選定方法と選定時期を教えてください。これについては次回また質問します。 162 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 163 ◯企画部長(馬場 貢君)  まず、選定方法でございますけれども、今回の運動公園の整備事業につきましては、要求水準書を策定した上で事業者から提案を求めていきますので、高度技術提案型の総合評価、一般競争入札により事業者を選定するということにいたしております。  次に、時期でございますけれども、選定時期は来年の6月ごろに公募を行い、11月ごろ、落札者を決定し、来年度中に契約を締結する予定でございます。  以上でございます。 164 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 165 ◯16番(伊藤千代子君)  総合評価制度というのがどんなものかについては次回丁寧に申し上げたいと思います。  私がほかにも決定書を持っているんだけど、驚くような、設立年月日が違ったりとか、悪いけど、本当に私よくこんなようなことをしてきたなと思うんです。業者選定を全く信用していません。それらは今後順番にインターネットに載せていきますから、ぜひ皆さん見てください。  以上で終わります。 166 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 167 ◯企画部長(馬場 貢君)  運動公園の整備に当たりましては、透明性、公平性、客観性をきちんと確保した中で事業者を選定させていただきたいというふうに思っております。 168 ◯議長(田原耕一君)  伊藤議員。 169 ◯16番(伊藤千代子君)  運転免許証と市県民税の納入証明書だけで業者選定するようなことだけは絶対やめてくださいね。お願いします。 170 ◯議長(田原耕一君)  これをもちまして、伊藤議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は11時10分の予定です。       (午前11時01分 休憩)
          (午前11時10分 再開) 171 ◯議長(田原耕一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、12番松月よし子議員の発言を許可します。松月議員。 172 ◯12番(松月よし子君)  建設産業委員の松月よし子です。議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  早速入らせていただきます。  多文化共生のまちづくりについて。  先般12月8日、改正出入国管理法が成立し、外国人労働者の受け入れの拡大について喫緊の課題となりました。このような時期、外国人労働者と外国人生活者とセットで地域社会が受け入れていく多文化共生社会がクローズアップされております。  そこで、糸島市の現在または将来を見据えて、外国人とともに暮らす糸島市に視点を合わせて伺ってまいりたいと思います。  過去、旧前原市におきましてアメリカ合衆国エスカンディット市との先進的交流が1991年になされ、国際交流の門戸を開くことになったと聞いております。当時1990年、糸島市において外国人は140人であったと記録しておりました。  そこで、1番目に入りますが、糸島市に住む外国人がなぜふえているのか、質問の都合上2を先に、1とあわせて伺います。  外国人の人口の現状と推移、その取り巻く背景と要因についてあわせて伺います。 173 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 174 ◯市民部長(末松隆明君)  まず、外国人の人口の現状でございますけれども、10月末現在の外国人は1,068人で、平成22年1月の合併当時が518人ですので、外国人の数は倍増しておるという状況でございます。その増加の要因でございますが、平成28年度以降ベトナムからの技能実習生がふえたこと、本年度九州大学の伊都キャンパスへの移転統合に伴う留学生が増加したことなどが関係しておると推測しております。 175 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 176 ◯12番(松月よし子君)  このごろは市内でさまざまな外国の方に会います。  そこで、糸島市在住者の傾向について伺ってまいります。  国籍は何カ国に広がっているか、その要因と、人口の多い国順と人数についてお伺いをいたします。 177 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 178 ◯市民部長(末松隆明君)  まず、国籍でございますけれども、合併当時39カ国で平成28年ごろまでは40カ国前後で推移をしておりました。平成29年から増加しまして、本年度は56カ国になっております。  九州大学の移転完了に伴う留学生の増加がその要因であるというふうに考えております。  国籍別の人口でございますけれども、一番多いのがベトナムで238人、続きまして、中国が210人、韓国136人、フィリピン92人、ネパール82人というふうになっております。 179 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 180 ◯12番(松月よし子君)  次に、どのような年齢層の方が多いのか、そして、人数と在留資格者で多い順を続けてですがお願いをいたします。 181 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 182 ◯市民部長(末松隆明君)  まず、年齢別の人口でございますけれども、一番多いが20代557人、次に30代205人、40代105人、50代78人、10代39人となっております。20代から40代の人が80%以上占めておる状況でございます。  次に、在留資格別の人数でございますけれども、多い順に、留学が417人、永住者203人、技能実習196人、特別永住者69人、日本人の配偶者等61人となっております。平成28年度に一番多い在留資格が永住者から留学に変わりました。また、留学と技能実習がこの2年間で倍増しておる状況でございます。 183 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 184 ◯12番(松月よし子君)  今御答弁ありましたように、年齢層が20代から40代が80%ということで、800人以上の若い方たちがふえているということですので、糸島市としまして、これに対する効果はどこにあるのかとか、トラブルとか、今後こういうことで考えていかないといけない課題が出てくると思います。  それから、留学は九州大学の関係でふえているということでございますけど、技能実習者は非常にベトナムの方が多いと聞いております。ベトナムの技能実習生がふえているのはなぜなのか、お伺いをいたします。 185 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 186 ◯市民部長(末松隆明君)  糸島市内にベトナム人の技能実習生の受け入れ、指導、支援を行う施設がございますので、その存在が大きいというふうに考えております。 187 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 188 ◯12番(松月よし子君)  そういうことでベトナム人の技能実習者がふえているということですけれども、行政区とか隣組の地域の中で技能実習に向かう外国人の方を多く見かけるようになりました。生活面、特に医療面や税金面で日本人市民との違いがあるかどうか、お伺いをいたします。 189 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 190 ◯市民部長(末松隆明君)  まず、医療面でございますけれども、被用者保険に加入されない方は全て国民健康保険に加入されますので、病院には安心していける状況であるというふうに考えております。もちろん国保に加入されれば保険税の支払いも必要となってまいります。また、市県民税に関しましても所得によって税額が決定しますので、日本人、外国人によっての違いというのはございません。  以上でございます。 191 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 192 ◯12番(松月よし子君)  ということは、在留外国人は糸島市で納税義務者として生活し働き、そして学び、外国人市民として糸島市の地域社会でともに暮らす傾向であるということがわかりました。  それでは、外国人に対する市役所の窓口での現状と課題についてお伺いします。  個別な案件になりますけれども、学歴、就学前の外国人市民の子供の数をお伺いいたします。 193 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 194 ◯市民部長(末松隆明君)  子供の数でございますけれども、未就学児が17名、小学生11名、中学生6名、高校生等が4名という状況でございます。 195 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 196 ◯12番(松月よし子君)  未就学児について保育園、幼稚園の入園の手続等でトラブルはないのか、課題も含めてお伺いをいたします。 197 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 198 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  保育園、幼稚園の入園の手続でのトラブル、課題ということでございます。  窓口におきまして日本語でコミュニケーションがとれない外国人に対しまして、子供の保育園や幼稚園等の入所手続案内を行う際に、母国と日本との幼児保育制度や教育制度の違いによる幼稚園、保育園、認定こども園等の施設の違いや、保育園入所選考の考え方等について御理解をいただくまでに時間を要したり、また、誤解が生じてトラブルになったりすることがございます。  したがいまして、制度の根本に関する説明ツールの整備が必要というふうに考えております。 199 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 200 ◯12番(松月よし子君)  現実的にそういう課題が出てきているということであると思います。  それでは、糸島市では外国人の子供の公立小・中学校への受け入れに当たっての現状と課題についてお伺いをいたします。 201 ◯議長(田原耕一君)  泊教育部長。 202 ◯教育部長(泊 早苗君)  現状と課題ということでございますが、現状につきましては、保護者が就学を希望する場合、国際人権規約を踏まえまして、日本人の児童・生徒と同様に無償で受け入れを行っております。  本市の小・中学校に就学している外国人児童・生徒のうち現在2名が日本語指導を必要としており、担任以外の教員が毎日1時間程度、日本語指導や教科指導を別室で実施しております。今後は日本語指導を必要とする児童・生徒が増加した場合には、該当校の教員だけでは指導が困難となるため、県の日本語指導に係る加配教員を活用し巡回指導等を実施していく考えでございます。  課題についてでございますが、多様な国籍の児童・生徒に対しまして母語を理解できる教員がおらず指導が難しいこと、多様な国籍に対応した教材が少ないことが課題でございます。これらの課題に対しましては、文部科学省が紹介する多言語翻訳の無料アプリや日本語能力に応じた教材等の情報提供を行うポータルサイトを活用し対応していく考えでございます。  以上です。 203 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 204 ◯12番(松月よし子君)  ありがとうございます。教育現場としては大きな課題だと思っております。多言語の課題とともに子供たちに多文化共生の醸成を図るということが今からは大きな課題になっていくと思います。  それでは、65歳以上の状況はいかがですか。介護認定等の課題はあるかどうか、お伺いをいたします。 205 ◯議長(田原耕一君)  嘉村健康増進部長。 206 ◯健康増進部長(嘉村文枝君)  65歳以上の方の人数は44人でございます。介護保険の状況についてでございますけれども、外国人の方で現在、介護保険の要介護認定を受けておられるのは7人いらっしゃいます。この方々は長く日本に住んでおられますので、日本語に堪能ということで、特に介護保険の手続等で困っておられるという状況はございません。 207 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 208 ◯12番(松月よし子君)
     それでは、次の質問に参りますが、10月末の人口、3月末から10月末の総人口の伸び、日本人と外国人の人口と世帯数の伸びについてお伺いをいたします。 209 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 210 ◯市民部長(末松隆明君)  10月末現在の人口は10万1,493人で、3月末10万721人となっておりますので、772人の増加というふうになっております。増加の内訳でございますけれども、日本人は525人、560世帯の増、外国人が247人、231世帯の増という状況でございます。 211 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 212 ◯12番(松月よし子君)  日本人は人口増よりも世帯数が多いというのは世帯分離の関係と思いますけれども、人口も世帯数も今現在、糸島市は非常に伸びているということですが、1カ月おおよそ何件の外国人市民の手続があるのか、お伺いします。 213 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 214 ◯市民部長(末松隆明君)  異動に関する手続につきましては、転入、転出、転居等がございます。4月から10月までの7カ月間で外国人の手続は540件あっております。これを月平均に直しますと約77件という状況でございます。 215 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 216 ◯12番(松月よし子君)  ここ数年で増加している多様な外国人ということで今窓口の件数をお伺いしましたけれども、これは窓口業務や相談など全般的にかかわっておられるわけですけれども、言語の問題によってコミュニケーションや情報が得られない場合についてどのように対応しているか、お伺いいたします。 217 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 218 ◯市民部長(末松隆明君)  窓口での対応でございますけれども、会話シートの活用でありますとか、翻訳ツールを活用し対応しております。また、必要に応じまして英語、中国語等の会話ができる職員に応援を頼むこともございます。また、パンフレットや母子手帳等、日常使用するものにつきましては、英語、中国語、ハングル語、タガログ語版などを準備し対応しておるところでございます。 219 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 220 ◯12番(松月よし子君)  近年、英語、中国語圏域だけではなくてさまざまな国籍の方がおられます。このような配慮が必要になってくると思いますけれども、どのような対応をお考えか、お伺いいたします。 221 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 222 ◯市民部長(末松隆明君)  先ほど答弁しましたように、現在、国籍が56カ国に上っておりますので、多言語に対応できるマニュアル等の整備が必要であるというふうに考えております。特にベトナムの方が増加しておりますので、ベトナム語に対応したマニュアルの早急な整備が必要だというふうに考えております。 223 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 224 ◯12番(松月よし子君)  結局、直接コミュニケーションをとりながら必要な情報を的確に伝えねばならない大変な窓口業務だと思っておりますが、必要に応じて語学が堪能な他部署の職員に応援を頼むこともあるとのこと。今度増加する多様な外国人市民への対応について課題を共有して対策を講じることが必要ではないかと思っておりますが、その辺についてはいかがでしょうか。 225 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 226 ◯市民部長(末松隆明君)  現在は翻訳ツールなどもよいものが出ておりますので、それらを十分活用していきたい。職員も窓口で積極的に外国人の方に話しかけるなど、コミュニケーションを十分に図っていきたいというふうに考えております。 227 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 228 ◯12番(松月よし子君)  部署によっては翻訳ツールでは済まない個別の相談もあると思います。今後は全庁的にやっぱり課題の教育化を図って、多様な外国人市民が増える中、どのように対策を組んでいくかは考えていっていただきたいと思っております。  3番に入る前に訂正をお願いいたします。糸島市九州大学を入れてください。九州大学国際村構想です。  3番、糸島市九州大学国際村構想の進捗状況について入ります。  糸島市九州大学国際村構想は、平成29年5月に策定されたと記憶をしておりますが、この構想は何を目指してどのような方向に進んでいるのか、また、現在の構想の進捗状況についてお伺いをいたします。 229 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 230 ◯企画部長(馬場 貢君)  この構想につきましては、九州大学の留学生等を本市に温かく受け入れ、地域の国際化、国際交流、国際教育、国際理解等の促進につなげることを目的とし、留学生等の居住、宿泊施設、生活利便施設、文化交流施設、研究コンベンション施設等の立地導入に向けた必要な事項を定めておるものでございます。  現在の進捗状況でございますけれども、現在、国際村の拠点となる泊カツラギ地区において、民間事業者による学生寄宿舎240室、ホテル85室を建設する整備計画が2020年8月の竣工を目指して進行中でございます。  以上です。 231 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 232 ◯12番(松月よし子君)  今後の外国人の増加の見込みでございますが、それはどのように思っておられるか、お伺いをいたします。 233 ◯議長(田原耕一君)  浦志地域振興課長。 234 ◯地域振興課長(浦志素彦君)  今後の留学生の予測といたしましては、九州大学の計画によりますと、2023年5月1日現在で3,600人の留学生の在籍を目標に掲げられておりまして、うち8割に当たります2,880人が伊都キャンパスで学ぶと想定されているところでございまして、このことからも今後も九州大学の留学生数の増加に加え、市内企業の外国人労働者の増加など、今後も外国人が増加するものと予測しているところでございます。 235 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 236 ◯12番(松月よし子君)  外国人市民への対応と課題に入ります。  外国人市民が地域で暮らすことへの対応と課題についてどのように把握をしておられるか、お伺いをいたします。 237 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 238 ◯企画部長(馬場 貢君)  現在、市内で生活する外国人市民は地域の一員となって生活をされておりますが、日本人市民との言葉や文化、生活習慣の違いから、お互いに理解が不足し、地域において生活面などで幾つかの課題が生じておるというふうに認識をいたしております。  外国人が地域で暮らしていく上での課題といたしまして、具体的なものといたしましては、外国人市民に理解しやすい情報の発信、外国籍の子供の教育環境の整備や子育て環境の整備、外国人市民の緊急時や災害時の対応、外国人市民の生活環境の整備、多文化共生社会への市民理解の促進などが考えられます。 239 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 240 ◯12番(松月よし子君)  次に質問を続けるところでしたが、今の答弁で全て網羅された外国人市民、日本人市民に対しての市の心強いサポートの方向性に期待をいたしますので、次に入りますが、多文化共生の社会に向けて糸島市国際交流推進計画が策定されておりますけれども、日本人と外国人の交流はもちろんのことですが、先ほどからの御答弁から、交流という見方から、外国人市民が生活者として糸島市を支える市民としてともに生きる多文化共生を醸成し進める計画が必要ではないかと思っておりますが、その辺についてお伺いをいたします。市長からお伺い、いいでしょうか。 241 ◯議長(田原耕一君)  月形市長。 242 ◯市長(月形祐二君)  多文化共生ということでございますが、本市におきましても国籍や民族などの異なる人々が互いの文化的違いを認め合いながら対等な関係を築き、そして、地域の構成員としてともに生きていける多文化共生の仕組みづくりが必要というふうに考えております。  そこで、外国人市民に対しまして総合的な支援を行い、また、地域社会への参画を促す仕組みづくりを目的に、これまでございました国際交流基本計画を発展させました多文化共生推進計画の策定に取りかかりたいというふうに思っております。 243 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 244 ◯12番(松月よし子君)  今の御答弁、計画策定に取りかかっているということですので、早期の計画策定に期待をいたしまして、次に参ります。  公共施設等総合管理計画とふれあい周辺施設のマネジメント案について、都合上3の次に7のアクションプランの件を進めさせていただきます。1番の公共施設が果たす役割とはどういうことかということから始めます。よろしくお願いします。 245 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 246 ◯総務部長(洞 孝文君)  公共施設が果たす役割でございます。公共施設は各施設でそれぞれ果たす役割は異なりますが、さまざまな行政分野の施策、時代のニーズや地域住民の要望等に対応するために公共施設の整備を行ってきておりまして、それぞれの設置目的を達成することによりまして、住民福祉の増進を図ることである、このように考えております。 247 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 248 ◯12番(松月よし子君)  御答弁のように、公共施設というのは、特にふれあい周辺公共施設等の場合、長年やっぱり志摩エリアの住民が利用してきた果たす役割があって、行政分野の施策が反映された個別の公共施設を複合化するというのですから、丁寧に市民の声を聞きながら市民の合意を図り、そして、私は進めていくべきだと思っておりますが、いかがでしょうか。 249 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 250 ◯総務部長(洞 孝文君)  複合化等の公共施設の再配置につきましては、ワークショップなどを通じまして、公共建築物の実態、そして、将来に向けた公共施設マネジメントの必要性など、市民の方に丁寧に説明をし、情報を共有するとともに、複合施設等のレイアウトや機能など市民からのアイデアや提案を受けながら、使いやすい施設になるように進めていきたいというふうに考えております。 251 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 252 ◯12番(松月よし子君)  それを基本に置きましてよろしくお願いしたいんです。  それでは、次の公共施設等総合管理計画について、基本理念について確認してから進めていきたいと思います。  基本理念は何でしょうか、また、取り組み方針とかさまざまなこともお伺いしていきたいと思います。
     まず、基本理念はいかがでしょうか。 253 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 254 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  計画の基本理念につきましては、豊かな糸島生活を次世代に継承するための公共施設マネジメント、未来の糸島へ向けた質・量・コストの最適化としております。 255 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 256 ◯12番(松月よし子君)  もう一つ、基本理念と取り組み方針を目的と手段に分けるとどういうことになるか、お伺いをいたします。 257 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 258 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  目的と手段に分けるとどうなるかという御質問でございます。  目的につきましては、豊かな糸島生活を次世代に継承すること。手段につきましては、質・量・コストの最適化でございまして、目的を達成するために手段を講じる必要があるというふうに考えております。 259 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 260 ◯12番(松月よし子君)  それでは、個別の質問に入っていきます。  ふれあい周辺のマネジメント案の概要とワークショップ開催状況と課題について伺いますが、ふれあい周辺の公共施設マネジメントの対象施設と施設の複合化としての案についてお伺いをいたします。 261 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 262 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  対象施設につきましては、可也公民館、いとしま応援プラザ、健康福祉センターふれあい、志摩歴史資料館などが対象施設でございます。  施設の複合化につきましては、健康福祉センターふれあいの建物を大規模改修し、老朽化した可也公民館といとしま応援プラザの機能を複合するという案でございます。  以上でございます。 263 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 264 ◯12番(松月よし子君)  今の御答弁なんですけれども、健康福祉センターふれあいの複合化案で、施設だけの複合化でしたが、機能についてはどのようになるのか、お伺いします。 265 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 266 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  健康福祉センターの事務所につきましては、あごらに集約していくということになりますけれども、その他の機能につきましては、市民の方とレイアウトなどを検討する中で決定していくことになるというふうに考えております。 267 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 268 ◯12番(松月よし子君)  今のはあごらの集約の件ですが、後からまた質問に出していきます。  ふれあい周辺の公共施設を考える市民ワークショップを開催されておりますが、開催状況とそれぞれの参加者数及び課題についてお伺いをいたします。 269 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 270 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  ワークショップの開催状況という御質問でございます。  市民ワークショップにつきましては、本年6月から9月にかけまして延べ86人の参加により3回のワークショップを開催している状況でございます。参加者につきましては、1回目が34名、2回目が23名、3回目が29名の方に参加をいただいております。  課題でございますけれども、若い世代の方の参加が少なかったということ、また、50名程度の方に参加をいただく予定にしておりましたけれども、欠席者が多かったという点が課題であるというふうに考えております。 271 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 272 ◯12番(松月よし子君)  それはすごい課題だと私は思います。今後もそういう説明とか意見収集の場を今から広げていくのかどうかですね。今答弁のように、少ない数の中で進めるというのはどうかなと思います。 273 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 274 ◯総務部長(洞 孝文君)  ワークショップにつきましては、3回実施をしまして市民の方からさまざまな御意見やアイデアを提案いただきました。その後も引き続き施設利用者や関係団体、施設利用事業者や社会福祉協議会、志摩地域の行政区長会などと意見交換を重ねて、現在マネジメント案を修正しておる状況でございます。マネジメント案に記載しておりますとおり、改修の設計を行うまでに建物内のレイアウトや機能などにつきまして、市民協働で検討し意見を反映してまいりたいと考えております。 275 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 276 ◯12番(松月よし子君)  確かにさまざまな団体に説明や意見収集に行っておられることは伺っておりますが、初めのワークショップが基本になりまして、そこが数が少ないというのは非常に課題だと私は思っております。今後、やっぱり多くの人の意見を聞く体制というのをもっと強めていっていただきたいと思います。  次に、市民に説明、意見を聞く情報の共有化を課題として伺います。  ワークショップ第3回目の最終案として施設の複合化による削減率は、市がマネジメント案としてまとめられたのは、ふれあい、交流プラザ志摩館はそのまま残る中で、公共施設等総合管理計画、44年間の延べ床面積削減25%を市のほうはうたってありますけれども、それを上回る約39%の削減と、ワークショップで最終案として出された資料の中に市民が見て、これは納得いかん、結局、もう決まっとるやないですかというような、こういう決定を拙速にしたと不安がられていることが一つ。  次に2点目、志摩体育館も平成42年度で廃止。子供たちの身近な体育施設の確保ができなくなるという市民の意見の中に、さらに削減率がこれも含めますと44.8%以上になります。ある市民団体との公共施設マネジメント推進室との意見交換会で、削減率は決定している数字ですかとの市民の質問に、まだ決まっているわけではなく検討の中で増減しますと回答がありましたけれども、確認をいたしますが、削減率は増減の検討がまだ可能なのかどうか、お伺いいたします。 277 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 278 ◯総務部長(洞 孝文君)  まず1点目の、第3回目のワークショップでマネジメント案の最終案を出したことについての市民の方から御意見が出たということでございます。  第3回目のワークショップで提示をさせていただきました案につきましては、2回目のワークショップで出された意見を参考に修正をしたものでございまして、市民ワークショップでの最終案ということでございまして、これが最終決定ではございません。このことをまず答弁させていただきます。  次に、削減率の問題で御質問でございます。  目標とする削減率は決定をしていきますけれども、ふれあいを改修する際のレイアウト、そして、機能について、設計前までに市民と検討を進めていくことになりますので、今後、削減率が変動する可能性はございます。よろしくお願いいたします。 279 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 280 ◯12番(松月よし子君)  削減率は変動するという答弁だったと思います。  それから、特に公共施設複合化に初めて取りかかるのが旧志摩町の中心部であるということも御理解をいただきたい。このふれあい周辺が大規模な複合化としては糸島市で初めてということを丁寧にやっぱり説明を続けてほしい。もう合併して10年たったろうがという人もおられて、合併したから一本化という方もおられます。それでもやっぱり丁寧に説明というのは非常に必要と思っております。人口が多い前原に全て一極集中されるという意識が働く方も非常に多くありまして、元志摩町長から某シンポジウムで、志摩が糸島市からいじめのターゲットに遭っているように感じると公共施設のあり方について御発言がありましたが、そこで、その発言が何を伝えたいのかということがやっぱり大切なんじゃないかなと思っております。また、社協機能ふれあいからあごらに統合とか、志摩歴史資料館が伊都国歴史博物館に統合。このような報道に市民の反対意見が目立ち増長する中で、市民理解を得ないまま強行に進めるイメージが糸島市にあるので、これは私はやっぱり得策ではないと思っております。公共施設マネジメント検証委員会や検討委員会でも合併効果がないとかならないように市民への説明の仕方が重要だ。市民理解を得られるように地域の同意の方法についてしっかり考えていきたいと丁寧に進めるとあるが、この辺のお考えをお伺いいたします。 281 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 282 ◯総務部長(洞 孝文君)  公共施設等総合管理計画につきましては、平成29年2月に策定をしたわけでございます。この計画を策定に当たって、総合管理計画の検討委員会のほうから答申をいただいております。この中でも特に留意することといたしまして、市民がマネジメントの取り組みが必要であるということを十分に理解して主体的に参画できるような土台づくりを行うことと、このようなことが答申書の中にうたわれております。このことから、今後も公共施設の情報を市民に説明、公表し、情報を共有しながら同じ認識のもとで公共施設のマネジメントを進めていきたいというふうに考えております。 283 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 284 ◯12番(松月よし子君)  よろしくお願いいたします。  3番のふれあい周辺の現在の機能と複合化案による機能のあり方について入りますが、ふれあい周辺の施設には公民館機能や健康増進機能など多くの機能があると思いますが、社協のヘルパー機能、障がい者や高齢者などの福祉機能があごらに統合されると、先ほど中村室長のほうから御発言あっておりましたが、この報道には相当の市民の反発があり、また、可也公民館の体育施設の解体案について、若い方は特に初めての経験で理解がしにくいということがあります。  まず2つ、ここは質問しますけれども、1つは、あごら等の統合とか歴史資料館の件とかは、先に市民のほうに情報提供をしたり、市民の聞き取り調査をしたのか、それと、市民の意見を反映させる担当部署があるのか、お伺いします。 285 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 286 ◯総務部長(洞 孝文君)  今回ワークショップに当たりまして提示をさせていただきましたけれども、本市の庁内で施設の担当課、所管課がございます。その中でふれあい周辺部会というのを設置いたしまして、公共施設マネジメント推進室が横断的な取りまとめを行って、今回提示をさせていただいたものでございます。 287 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 288 ◯12番(松月よし子君)  それは市役所の横断的な取り組みの中と思いますが、市民側の声を聞いたりということをしているかというのをさっきお伺いしました。 289 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 290 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  まず、平成29年に策定をしております公共施設等総合管理計画におきまして、あごら、ふれあいを含みます施設につきましては、集約をしていこうという基本的な方針がまずございます。その中でワークショップを3回ほど地域のほうで開催をさせていただきました。その中で、マネジメント案につきまして住民の方に意見をいただいたということで、当初、市のほうで考えておりましたマネジメント案を修正かけながら、今回マネジメント案の最終的な部分をつくってきたというところでございます。  以上でございます。 291 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 292 ◯12番(松月よし子君)  社協機能を統合するということはどういう課題があるかというのは相当な課題があると思うんですね。障がい者にしろ、高齢者にしろ、ほかにもたくさんあると思いますが、その課題一つ一つを洗い出して、こういうふうに統合しようというような計画とかがあったのかどうかということを、これはもう余り言いますと長くなりますので、今からしっかりと市民の声を聞くようにしていただきたいと思います。これは市長の施策のほうにも、先ほど伊藤議員もおっしゃったように、福祉も関係しますので、ぜひともきちっと福祉施策に反映されるような形もとっていただきたいと思います。  現在の機能の複合化案についてあくまでも決定でなく案ということでございますが、その辺についてお伺いをいたします。 293 ◯議長(田原耕一君)
     中村公共施設マネジメント推進室長。 294 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  健康福祉センターふれあいのマネジメント案につきましては、6点ほどございます。  まず1つ目が、ふれあいの建物を大規模改修し、長寿命化を図るとともに可也公民館やいとしま応援プラザの機能を含みます多機能の複合施設としてリニューアルをすること。それから2つ目に、大規模改修時に柔剣道や卓球、軽運動に対応ができ、小規模なホールとしても使用可能な整備を検討すること。それから3つ目に、調理室を整備し、調理室内には食事ができるスペースの確保を検討すること。それから4つ目に、ユニバーサルデザインを考慮した大規模改修を実施すること。5つ目に、施設内のレイアウトについては設計前に市民ワークショップ等を開催し決定をしていくこと。それから6つ目に、現在ふれあいにあります浴場、食の提供サービスは、その継続やレイアウトをあわせて検討していくというマネジメント案でございます。 295 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 296 ◯12番(松月よし子君)  今のは検討していくという御答弁だったと思います。じゃ、ふれあいや志摩歴史資料館のマネジメント案で検討するという文言がすごく多いわけですけれども、最終的にはいつ決めるということになるんですか。 297 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 298 ◯総務部長(洞 孝文君)  ふれあいにつきましては、建物の大規模改修をするということでございまして、そのことを本年度アクションプランにより決定をいたします。その建物のレイアウト、そして機能につきましては、先ほども答弁をいたしましたけれども、設計前までに市民等との協働により、市民意見を反映しながら決定をしていきます。歴史資料館の施設の活用につきましては、民間事業者からの提案を受けて決定していくことにしております。 299 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 300 ◯12番(松月よし子君)  後でアクションプランのほうで触れますので、これ以上は伺いませんけれども、志摩歴史資料館の件なんですが、今、民間事業者から提案を受けてということですが、提案がない場合どのようにお考えか、お伺いします。 301 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 302 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  現在のマネジメント案につきましては、志摩歴史資料館を民間活用していくということで案をつくっておるところです。志摩歴史資料館につきまして民間事業者から提案がない場合はどのようにお考えかということで、まずはどのような民間サービスを市民の方が望まれるのか、意見を集約いたしまして提案を受けていくということになると考えております。  その後、民間から提案がない場合は、さらに市民の方と協議をしながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。 303 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 304 ◯12番(松月よし子君)  さらに進めていくて、検討を進めるということですね。 305 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 306 ◯総務部長(洞 孝文君)  そうです。活用について市民の方の御意見をもとにその施設の活用について検討を進めていくということです。 307 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 308 ◯12番(松月よし子君)  ということは、もう決まらないから検討を続けますということでいいですか。 309 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 310 ◯総務部長(洞 孝文君)  本年度中にアクションプランを決定していきますので、その間に使用、活用方法について検討していきたいということでございます。現時点ではいつどうしますということはアクションプラン策定前でございますので、そのことについては触れることはできませんけれども、いずれにしても、基本的には(「急いでください」と呼ぶ者あり)急ぎます。今後も検討を続けていくということで御理解いただきたいと思います。 311 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 312 ◯12番(松月よし子君)  検討を続けていくということで理解しました。  それでは、庁内横断的取り組みについてお伺いをいたしますが、ふれあい周辺の公共施設については、施設の所管課が8課くらいあると思いますが、市民ワークショップにおいてふれあい周辺施設のマネジメント案を提示されたけれども、それぞれの施設の所管課は複数にまたがっておりまして、調整等を行って横断的な取り組みとして案を提示されたのかどうか、その辺をお伺いします。 313 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 314 ◯総務部長(洞 孝文君)  ふれあい周辺の公共施設の所管課が複数ございます。関係課職員によるプロジェクトチーム施設所管課長で組織をいたします推進委員会で検討後、外部機関でございます附属機関の検証委員会並びに庁議メンバーで組織する推進本部で確認された案を提示してきたところでございます。 315 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 316 ◯12番(松月よし子君)  そういうとき、確認とか言われたら確認が決定になるんじゃないかと非常に心配するんですけれども、その辺についてお伺いをいたします。 317 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 318 ◯総務部長(洞 孝文君)  マネジメント案につきましては、附属機関の検証委員会や推進本部で確認したものをワークショップや地域で説明をしまして、その案に市民意見を反映させながらマネジメント案をブラッシュアップさせたものでございまして、確認ということが決定ではございません。 319 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 320 ◯12番(松月よし子君)  確認いたしました。  初めに申し上げましたように、7を先に質問をいたします。  7の第1期アクションプラン策定に向けて検討の進め方について、アクションプランで決定する内容についてお伺いをいたします。 321 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 322 ◯総務部長(洞 孝文君)  本年度策定をいたします第1期アクションプランでございますが、計画期間を2019年度から2030年度までとしております。事業化する時期や財源を平準化した上で個別の公共施設をいつ改修、あるいは更新をするのか、また、その際の事業費などを具体的に定めまして、その後パブリックコメントを実施した後、決定をしていくことになります。  なお、公共施設の複合化など最適化を図るものにつきましては、目標時期を定めて市民意見を集約し設計等に反映していくことにしております。 323 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 324 ◯12番(松月よし子君)  今、実際にふれあい周辺施設の複合化のマネジメント、答弁いただいた文章ですけれども、後の分の複合化などの最適化を図るものになるのかをお伺いします。 325 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 326 ◯総務部長(洞 孝文君)  ふれあい周辺施設については目標時期までにレイアウト、機能などを市民協働で検討しながら進めていきたいというふうに考えております。 327 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 328 ◯12番(松月よし子君)  いろいろと市民との意見交換とかそういうときに、検討していくことをアクションプランにのせる、検討していくことをアクションプランにのせると何度も御答弁いただいていることを伺っておりますけれども、その理解でいいですか。 329 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 330 ◯総務部長(洞 孝文君)  市民の方と検討しながら進めるものにつきましては、検討していくという表現を使いましてアクションプランにのせていくことになります。  以上です。 331 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 332 ◯12番(松月よし子君)  ちょっと時期等も後で伺いますが、スケジュール案はどうなっているのか、伺います。 333 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 334 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  アクションプランにつきましては、1月中旬までに案をまとめましてパブリックコメントにより市民意見を聴取した上で、今年度末までに策定をすることにしております。 335 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 336 ◯12番(松月よし子君)  それでは、いろいろ言われたらわからなくなりますので、目標時期まで市民協働で検討。それでは、検討というのはどういうことなのか、目標時期ですね。それと、具体的な改修はいつになるのかということをお答えいただけますか。 337 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 338 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  具体的な改修時期につきましては、まだアクションプランを策定しておりませんので、決定はしておりませんけれども、ふれあいにつきましては、建築30年を基本に大規模改修を行いますので、平成38年度以降になるというふうに考えております。 339 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。
    340 ◯12番(松月よし子君)  じゃ、平成38年度までは検討するということになりますか。 341 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 342 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  機能、レイアウトにつきましては、住民の皆さんが望む機能、あるいは望むレイアウトにして検討を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 343 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 344 ◯12番(松月よし子君)  今上手に機能とそういうものということを分けて言われましたけれども、全体的な構想アクションプランの中で定めながら、機能とか市民が使うところは平成38年度までをめどに検討するということなんですか、はっきりちょっとそこを教えてください。 345 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 346 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  改修時期まで10年近くございますので、その間に市民のニーズとかも変わってくるというふうに思っておりますので、当然、設計前までには市民の方の意見を聞きながら、市民の方が使いやすい公共施設にリニューアルをしていくというふうな考え方で御理解をいただきたいと思います。 347 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 348 ◯12番(松月よし子君)  公共施設等総合管理計画とは別に、その中でのふれあいに関して周辺施設の公共施設の複合化に関しては、今の御答弁ということで確認をいたしました。平成38年までにさまざまな市民との協働の検討をするということで、これでいいですね。 349 ◯議長(田原耕一君)  中村公共施設マネジメント推進室長。 350 ◯公共施設マネジメント推進室長(中村隆暢君)  先ほど御答弁させていただきましたけれども、まだアクションプランを策定しておりませんので、平成38年度という時期が決定しているものではございません。ただ、ふれあいの改修時期が平成38年度以降になりますので、以降というふうに捉えていただきたいと思います。 351 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 352 ◯12番(松月よし子君)  済みません、私のほうが悪かったです。平成38年度以降ですね。わかりました。  次に、まちづくり基本条例に掲げられておられます協働まちづくりの推進とふれあい周辺のマネジメント案との関係についてお伺いしますが、まちづくり基本条例にまちづくりの拠点というのを定めてあります。公民館ということが定めてありますが、市民と行政の協働まちづくりの行動と実績を高め進めるべきだと思っておりますが、どのようなお考えか、お伺いをいたします。 353 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 354 ◯総務部長(洞 孝文君)  ふれあい周辺のマネジメント案につきましては、市民参加によるワークショップ、そして施設利用者、団体等の関係者、社会福祉協議会、また、志摩地域の行政区長会など約20回の意見交換の場を設けていただきまして、公共施設の現状などの情報を共有した上で、意見、アイデアを反映してマネジメント案を現在、修正しておる状況でございます。  また、先ほども答弁いたしましたが、ふれあいの改修時期まで今後10年程度ございます。その期間内で市民ニーズの変化等も予測されます。改修時期まで施設のレイアウトや機能を含めた詳細な内容についてまちづくり基本条例に基づく市民協働により検討を進めていきたいと、このように考えております。 355 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 356 ◯12番(松月よし子君)  それでは5番の、将来都市構造としての糸島市版拠点連携型都市について入りますが、都市計画マスタープランに位置づけられている将来都市構造としての糸島市版拠点連携型都市とはどういうものか、お伺いをいたします。 357 ◯議長(田原耕一君)  井上建設都市部長。 358 ◯建設都市部長(井上義浩君)  拠点連携型都市とは、旧市町の中心的役割を果たします地区、あるいは鉄道駅、小学校校区の中心地区を拠点として位置づけておりまして、そして、それぞれの拠点ごとに必要な都市機能を集約させるとともに、不足する都市的サービスにつきましては、拠点間を効率的に結ぶ交通ネットワークの強化によりまして補完し合うとしております。このように、拠点相互、拠点と九州大学との連携を図る都市構造を糸島市版拠点連携型都市とさせていただいております。 359 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 360 ◯12番(松月よし子君)  ふれあい周辺というのは都市拠点の一つになると思いますが、ふれあい周辺のマネジメント案として都市拠点地域としての土地利用の考え方が反映されているかどうか、お伺いをいたします。 361 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 362 ◯総務部長(洞 孝文君)  都市計画マスタープランにおきまして、志摩初地区は地区拠点として位置づけられておりまして、生活利便性が高くゆとりある拠点を形成していく上で、ふれあい周辺のマネジメント案で示している機能は十分にその役割を果たすものであるというふうに考えております。 363 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 364 ◯12番(松月よし子君)  それでは、どのようなまちづくりにするのかのビジョンについて、公共施設は非常に大切と思っております。ふれあい周辺のマネジメント案のまちづくりについてお伺いをいたしますが、持続可能なまちづくりに向けた機能の集約化について、市民が集まる地域拠点として施設の総量は減らしても複合化するが、必要な市民サービスを維持し地域のにぎわいづくり、まちづくりを複合化するという計画ができないか、お伺いをいたします。 365 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 366 ◯総務部長(洞 孝文君)  公共施設マネジメントというものは単に廃止する、削減することばかりではございません。廃止削減ということが注目されますけれども、必要な施設はきちんと更新をして、市民にとってよりよい施設に生まれ変わらせる取り組みでございます。第1期に大規模改修時期を迎えますふれあい周辺の施設は、地域の将来のまちづくりに生かすチャンスとして捉えて、隣接する志摩中央公園も含めて検討していく必要があると、このように考えております。 367 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 368 ◯12番(松月よし子君)  志摩地区は地区拠点として、まちづくりの拠点として公共施設を核とする、公共施設の複合化計画に合わせさまざまな条件を活用して地域の総合的な成長発展を考えるというようなことになると思いますが、その視点はどのようにお考えですか。 369 ◯議長(田原耕一君)  松月議員に申し上げます。間もなく時間となりますので、まとめに入ってください。  洞総務部長。 370 ◯総務部長(洞 孝文君)  ふれあいが改修時期を迎えるまで施設の詳細な内容について今後検討していくことになりますので、その検討の中で公共施設の改修だけではなく、公共施設を核とした地域のまちづくりについても市民の方からさまざまなアイデアや提案を受けることができると、このように考えております。 371 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 372 ◯12番(松月よし子君)  最後の質問に入りますが、アクションプランを策定した後、特にふれあい周辺は糸島市で初めての大規模な公共施設の複合化であり、にぎわいのまちづくりを進め市民と行政等の協働による公共施設等マネジメントを本格的に進める必要があると思っております。答申にもありますように、公民連携の手法も活用すべきではないかと思っておりますが、この辺の手法を使ったり市民協働という意味のまちづくりの手法をいかに反映させるかということはどのようにお考えか、お伺いをいたします。 373 ◯議長(田原耕一君)  洞総務部長。 374 ◯総務部長(洞 孝文君)  市民生活とかかわりがある公共施設マネジメントの取り組みにつきましては、市民の皆さんに公共施設のあり方を我が事として当事者意識を持ってもらうことが必要でございます。このようなことから、今後も地域での勉強会、出前講座の活用、時には地域での会合等が開催される際にお時間をいただいて説明をさせていただく押しかけ講座、これらのことを行いまして、積極的に計画等に対する理解促進に取り組みまして、市民の提案や公民連携の手法を取り入れた安全で使いやすい公共施設になるようマネジメントしていきたいと考えております。 375 ◯議長(田原耕一君)  松月議員。 376 ◯12番(松月よし子君)  最後にですが、ふれあい周辺は第1期の計画での初めての大規模な公共施設の複合化ですが、市民協働、公民連携、市役所の横断的取り組み等で行うこと、志摩初地区拠点として複合化した公共施設を核としたまちづくりを展開していくこと、改修時期は平成38年以降で目標時期まで市民協働でレイアウトや機能のあり方等を検討する。削減率もその中で検討する。住民福祉の向上を目指し人が集まるまちづくりの核となる公共施設が10年後にでき上がることを期待して、本日の一般質問を終わります。 377 ◯議長(田原耕一君)  これをもちまして松月議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は午後1時の予定です。       (午後0時10分 休憩)       (午後0時57分 再開) 378 ◯議長(田原耕一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前中に引き続いて一般質問を行います。  15番笹栗純夫議員の発言を許可します。笹栗議員。 379 ◯15番(笹栗純夫君)  皆さんこんにちは。ただいま議長のお許しをいただきました市民福祉常任委員、公明党の笹栗純夫でございます。今回は市制10周年記念事業を含め、4つのテーマで質問をいたします。市長をはじめ執行部におかれましては、簡潔で的を射た答弁をしていただくよう要望いたします。  最初のテーマ、市制10周年の記念事業及び「白糸の滝ふれあいの里」復活イベント開催・夜間の観光スポット化をしないかでございます。  まず、前段の市制10周年記念事業から質問してまいります。  来年5月に新しい元号に変わり、その翌年の2020年1月1日で糸島市誕生10周年となります。平成の大合併をした自治体で、市制10周年記念イベントを行ったところが多くございます。本糸島市でも、大事な節目の年ではないかと私は思っております。  そこで市長にお尋ねをいたします。市長は市制10周年をどのように捉えてあるのか、御答弁を願います。 380 ◯議長(田原耕一君)  月形市長。 381 ◯市長(月形祐二君)  市制10周年をどのように捉えているかという御質問でございますが、糸島市誕生からこの10年を振り返りますと、市長として率直な感想を述べさせていただきますが、1市2町合併は、これは間違っていなかったというふうに感じております。その理由といたしましては、他市町村がうらやむほど脚光を浴びておりますブランド糸島、一時は減少いたしましたが、回復増加傾向にある人口、また年間630万人を超える観光の入り込み客、こういったものなど、旧1市2町のそれぞれの魅力や資源、そして人々が融合し、この元気な糸島を築くことにつながったというふうに感じております。この10年で、まさに新市基本計画や第1次総合計画で皆さんとともに描いてきました夢のまち、これが現実のものになってきたというふうに考えております。  来年度、市制施行10周年を迎えますが、10万都市としての基盤が整いつつある中におきまして、人口減少地域対策など、地域課題の解決を図りながら、真に自立したまちを目指して新たなステップを踏み出す節目であると捉えておりますので、記念事業を実施したいというふうに考えております。 382 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。
    383 ◯15番(笹栗純夫君)  冒頭、市長に御答弁いただきまして、はっきり10周年記念事業をやるという市長の御決意をお聞きすることができました。市長の今の答弁を聞きまして、次の20年、30年を展望して、しっかり糸島発展の磐石なる飛躍を目指すという意欲は十分伝わってまいりました。  そこで、市長答弁を受けまして、具体的な質問に入らせていただきます。  通告しておりますように、10周年記念事業の意味合いと、どのような取り組みを考えていらっしゃるのか。企画するに当たり、全体を貫く観点やテーマ、すなわちコンセプトは何かをお尋ねいたします。 384 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 385 ◯企画部長(馬場 貢君)  まず、10周年記念事業の意味合い、事業目的といたしましては、大きく3点を考えております。  まず1点目は、糸島市誕生からの軌跡を振り返りながら、10年の節目を市民の皆さんと一緒に祝うとともに、次の10年、20年を見据え、市民の皆さんと協働して自立した糸島を目指すきっかけ、機会とすること。これが1点目でございます。  2点目につきましては、本市の中高生や大学生など、若者が郷土糸島を再認識し、次の時代の糸島を担っていくんだという意識を持ってもらうこと、これが2点目でございます。  3点目につきましては、糸島市の魅力や市民力を市内外に発信し、糸島のさらなる飛躍につなげること。以上3点を事業の目的にしたいというふうに考えております。  次に、コンセプトと言われましたけれども、この10周年記念事業につきましては、先人に感謝し、市民とともに祝い、次代につなぐ、このようなことを全体的なコンセプトにしたいというふうに考えております。  現段階での具体的な取り組み案としましては、まだ企画段階ではございますが、10周年を祝う記念式典の開催、テレビ等のメディアと連携した元気な糸島の情報発信、糸島産品を活用した記念商品の開発、10周年を記念した関連イベントの開催などを考えておるところでございます。 386 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 387 ◯15番(笹栗純夫君)  今、馬場部長のお話の中で具体的にコンセプトも出していただきました。最初、市長にお尋ねをして、市長はこうしたいというのが部長の答弁でより具体化をいたしました。糸島市は、市民協働のまちづくりを標榜しております。ここは10周年記念事業にどのようにかかわっていただくのか、市民や事業者の皆様にお願いすることは、私ははっきりお伝えしたがいいと考えます。具体的な施策は今からだと思いますけれども、方向性は持っていなければなりません。市民や事業者の皆様が10周年記念事業のとき、協力して本当によかったなと、そのおかげで現在の暮らしがあると、まちに勢いが出たと振り返ってくだされば最高ではないでしょうか。御答弁をお願いいたします。 388 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 389 ◯企画部長(馬場 貢君)  この記念事業につきましては、先ほど申しましたけれども、単に10周年を祝う単発の取り組みではなく、自立したまちに向け、次につながる取り組みにしていきたいというふうに考えておりまして、そのためには市民参画や事業者との連携は重要であり、意義のあることであるというふうに考えております。  具体的には、現段階といたしましては、若者の記念式典への参画、市民参加型テレビの招致、誘致企業を含む市内事業者と連携し、糸島にこだわった商品の開発やサービスの提供などを取り組んでいきたいというふうに考えております。 390 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 391 ◯15番(笹栗純夫君)  今回の一般質問で、本テーマを取り上げました。現在、執行部におかれましては、来年度の予算編成中であろうかと思います。月形市長がはっきりやりますと明確な答弁をいただきました。それで、今の予算審議の中身は私は知る由もございませんけれども、10周年記念事業をやると決められたわけでございます。しかし、考えますと、大きな経費はやっぱり見込めません。であるならば、一般財源を使わずに10周年記念事業をやる方法はないのか。多分検討されているかと思いますけれども、私が思うに、ふるさと納税を募っていただきまして、投資額の数倍の継続的な事業効果を上げればよいのではないかと考えました。見解をお聞きいたします。 392 ◯議長(田原耕一君)  馬場企画部長。 393 ◯企画部長(馬場 貢君)  市制施行10周年記念事業につきましては、市民の皆さんとともにお祝いするだけでなく、糸島から出て行った方々や糸島にゆかりのある方々にも郷土糸島を思い返してもらうよい機会になるのではないかというふうに考えております。そういう意味からも、10周年記念事業に寄附をしたいと思われる方も多いかと思いますので、議員御提案のふるさと納税の活用につきましては、前向きに検討させていただきたいというふうに思っております。 394 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 395 ◯15番(笹栗純夫君)  ありがとうございました。ふるさと納税という手法だけじゃなくて、ファンドだとか、ほかにもございますので、しっかり検討していただきたいと思います。企画されるイベントや取り組みが市民生活に密着にかかわり、励みとなるよう、どうか職員の皆様、知恵を絞っていただきたいと念願をしております。  次に入ります。西日本豪雨災害で激甚災害指定を受け、糸島市は復旧に向け、設計作業の最中ではないかと推察をいたします。白糸の滝に通じる広域基幹林道の崩落で、従来の市道を利用して、ことしの夏は交互通行による営業で、一番顧客が来られる夏場を何とかしのいでくださいました。私も夏休みの期間中に白糸の滝に向かったわけでございますけれども、県道の渋滞を恥ずかしながら辛抱できなくて、県道をUターンして戻ってまいりました。私のような行動をとられた方を何人も見受けました。昨年と比較して、来客数はどうであったか、もしわかれば売上高はどうであったか、把握してあればお知らせください。 396 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 397 ◯産業振興部長(平野謙二君)  白糸の滝の集客状況と売上額ということでございますけれども、議員おっしゃいましたように、夏場でお答えをさせていただきますが、7月から9月までの入り込み客数で比較をさせていただきます。本年度が9万7,700人、売上額につきましては4,888万円、昨年度が14万2,600人、売り上げにつきましては7,128万円という結果でございます。今回の豪雨災害の影響によりまして、観光客が4万4,900人、売り上げにつきましては2,240万円、率にいたしまして31%の減少ということになっておるところでございます。 398 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 399 ◯15番(笹栗純夫君)  明確な御答弁をいただきまして、私はこの白糸の滝も風評被害をこうむったと思っております。糸島の山側の一番の景勝地、白糸の滝に通じる道が通れなくなったとの報道は瞬く間に広がりました。私の知人から聞かれたときに、手前の市道からも行けますよと、ただし交互通行ですけどとお答えして行っていただくようにお薦めしたんですけれども、説得できませんでした。復帰宣言、安全宣言がいかに伝わりにくいか。それを打破するためには思い切って5月の大型ゴールデンウイーク、今度、国会の審議もございまして、連休が一つふえまして、10連休になりました。広域基幹林道4月1日開通予定。トイレの新築4月末を受けまして、工事の進捗にもよりますけれども、4月の後半、もしくは5月のゴールデンウイークの始めに大々的に白糸の滝復活イベント、または白糸の滝リニューアルオープンを行い、内外に周知する必要があろうかと思います。  一般質問を取り上げる動機をいただいたのは、また私の心に火をたきつけていただいた方がいらっしゃいます。その方は白糸の滝ふれあいの里の店長さんでございます。店長さんとお話ししました。店長は毎日、業務が終わると白糸の滝周辺に広葉樹を2本から3本植えていらっしゃいます。店長がおっしゃった言葉ですけれども、10年後、日本一の白糸の滝にしてみせる、秋の紅葉で白糸の滝を真っ赤にしたいんですと話してくれました。それから私、家に戻りまして、全国に白糸の滝が幾つあるんだろうかということで、ネットで調べるとすぐわかりますね。ベストアンサーがあるんですよ。それ見ますと、今わかっているだけで全国で45ございます。非常に感動いたしました。私が訪れたのは月曜日でした。絶好の日和にもかかわらず、お客は数人でした。店長が言われました。お手伝いしていただいている御婦人に少しでも給料を払いたいと、ぽつりとおっしゃったんです。これは何とかしなければならないと強く心に決めて、本日の一般質問になったわけでございます。  イベント開催に関しましては、糸島市のホームページ、各種SNSを活用して、情報発信に努めていただきたいと思います。提案を受けていただけるかも、これからの交渉になろうかと思いますが、商工観光課の皆様が中心となって、できれば全職員で応援体制をつくっていただければ幸いでございますが、御答弁をお願いいたします。 400 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 401 ◯産業振興部長(平野謙二君)  議員おっしゃいますように、白糸の滝につきましては、本市を代表する観光地でございます。減少した観光客を呼び戻していくという取り組みは大変重要というふうに認識をしているところでございます。  現在、ふれあいの里指定管理者におきまして、復活イベントの一つといたしまして、来年のゴールデンウイークから内容を充実いたしましたヤマメ釣り祭り、これを皮切りに白糸地区内の事業者等と連携した滝周辺のウオーキングなど、こういったイベントを計画しているところでございますが、さらに集客に向けた取り組みについて、指定管理者と本市で協議を進めていきたいというふうに考えているところでございます。  また、情報発信でございますけれども、市も広域基幹林道の開通時やふれあいの里のイベント内容が決まったときなど、随時SNSやマスコミなどへ積極的に情報発信を行っていくということと、減少した観光客を取り戻すために、産業振興部を初め関係各課と協力しながら、白糸の滝への集客に力を入れていきたいというふうに考えております。 402 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 403 ◯15番(笹栗純夫君)  今の部長の答弁お聞きしまして、関係者の皆様、非常にお喜びになるんじゃないでしょうか。  このテーマの最後の質問でございますが、昼間のにぎわいがうそのように静まりかえった夜でも、滝の流れは途絶えず、激しい波しぶきを上げております。私は何度となく白糸の滝を訪れ、十数年来、私の心の中にしまっていたことがございます。それは夜間の観光スポットとして楽しんでいただけないかということでございまして、今やインスタグラム大流行の時代でございます。長糸校区にお住まいの皆様の御理解や警備や防犯の課題もあると私は思いますけれども、白糸の滝を夜間に楽しんでいただくために、幸いなことに小水力発電がございます。これを活用し、実現化を検討できないか、御答弁をお願いいたします。 404 ◯議長(田原耕一君)  平野産業振興部長。 405 ◯産業振興部長(平野謙二君)  ただいまの夜間のライトアップ、イルミネーションについて検討できないかということでございました。議員御指摘の小水力電力、これについては利用が可能だろうというふうに考えておりますが、ふれあいの里敷地内につきましては、議員おっしゃいますように、夜間危険となる場所が多くありますことから、すぐの実施は大変難しいというふうには考えております。  ただ、議員も先ほどおっしゃいましたように、指定管理者も滝周辺の魅力の向上、それから秋冬の観光客の誘致、このためにふれあいの里で広葉樹等の植樹や周辺整備にもこれまで積極的に取り組んでおられます。こういったことから、将来的には指定管理者においては安全面や経費などの環境が整備されてくれば実施できていくのではないかという考えではございます。 406 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 407 ◯15番(笹栗純夫君)  ありがとうございました。本当に楽しみにしております。  それでは、第2番目のテーマ、子ども医療費拡大についてに入らせていただきます。  通告では、これまでの経過としておりますけれども、漠然としておりますので、平成22年、糸島市誕生以降に限りまして、議会において多くの議員から子ども医療費制度充実について提言がなされてきたところでございます。平成27年6月議会では、私も紹介議員になった一つでもございますけれども、1つは、子ども医療費の助成拡大を求める請願、中学3年生までの医療費無料化を進める請願の2つの請願について、このように附帯意見がつきました。市は市民の一定の自己負担や所得制限等の導入についても検討しながら、財政の見通しを立てた上で時期を示して、中学3年生までの医療費の助成に努められたいという附帯意見をつけたわけでございます。これは当時の議会、全会一致で採択をされました。この意味は、重たく私も受けとめております。それを前提として、確認の意味も含めまして、これまでの糸島市子ども医療費制度の経過をお願いいたします。 408 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 409 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  市といたしましても、子ども医療に対する支援が、子育て環境の充実策の重要な要素であるという認識のもとで、財政状況やその他の関連事業等とのバランス等を総合的に勘案しながら進めてまいりました。糸島市発足当時、対象は入院、通院ともに就学前まで、4歳以上は自己負担あり、所得制限なしであったものを、平成22年10月1日に自己負担を撤廃、平成27年4月1日には入院について対象年齢の上限を就学前から小学3年生までに拡大しました。平成28年10月1日には県制度に合わせまして、3歳以上について自己負担と所得制限を設けながら、対象の上限を通院については就学前から小学校6年生まで、入院につきましては小学3年生を中学3年生までに拡大してまいりました。  以上でございます。 410 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 411 ◯15番(笹栗純夫君)  今の藤田部長の御答弁で、糸島市発足当時から少しずつ確実に前進してこられたことを確認できました。新制度に対して、市民の反応はどのようになっているのか、御答弁願います。 412 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 413 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  平成28年度に入院、通院ともに助成対象の上限を拡大したことに対しましては、一定の評価をいただいているというふうに考えております。特に入院分につきましては、一般的に通院よりも医療費が高額となり、家計にかかる負担が大きいとの判断から、対象を中学3年生にまで拡大させていただきました。これにつきましては、子供の入院が決まった際などに保護者の安堵の声を聞くことがたびたびございます。  一方で所得制限を設けたことにつきましては、年数件ですが、撤廃の要望を伺います。また、通院分について、助成対象の年齢を小学6年生から中学3年生まで拡大してほしいというニーズもあるということを認識いたしております。  以上でございます。 414 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 415 ◯15番(笹栗純夫君)  2番目の通告に入ります。  午前中の一般質問でもありましたけれども、糸島市の人口も合併後は減少傾向にあったわけでございますが、V字型に復調しておりまして、私が活動で回るときに、空き地には家が建ち始めました。表現はいいかどうかわかりませんが、今や糸島バブルと言う方もいらっしゃいます。急激な開発でインフラ整備、待機児童対策なども出てまいりますが、人口増加の流れを本物にするチャンスが到来したと私は思っております。子育てしやすい条件の一つは、間違いなく子ども医療費の自己負担額であると私はかたく信じております。  現在の糸島市の子ども医療費支援制度は、県内の自治体と比較してどんな状況にあるのか、御答弁ください。 416 ◯議長(田原耕一君)  小嶋子ども課長。 417 ◯子ども課長(小嶋智嗣君)  県内市28団体の平成30年4月1日現在の状況で申し上げます。  糸島市と同様に通院を小学6年生までとしている団体は20市、入院を中学3年生までとしている団体26市、何らかの自己負担を設けている団体は通院で26市、入院で20市、所得制限を設けているのは2市となっております。  以上でございます。 418 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 419 ◯15番(笹栗純夫君)  月形市長2期目の今回取り上げた項目は、市長公約でございます。子ども医療費の助成拡大を掲げてございます。中学生の通院助成と所得制限の廃止を敢行すべきであると思いますけれども、見解をお聞きします。 420 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長
    421 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  現在、中学生までの通院助成と所得制限の廃止について、予算計上のための財源、それから事務作業について具体的な検証を行っているところでございます。  以上でございます。 422 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 423 ◯15番(笹栗純夫君)  市民の皆様からたくさんの御意見、私いただいているわけでございますけれども、自己負担を撤廃して、完全無料化を願う声も実際お聞きします。もちろん、そうなれば対象者に大きな支援になると私も思います。しかし、私は議会であれだけ請願が出て、一生懸命考えて附帯意見もつけた人間でございます。私は慎重に考えるべきと思います。市はどのように考えておられるのか、見解をお聞きします。 424 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 425 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  中学生までの通院助成と所得制限の撤廃だけでも多額の財源を要します。これに加えまして、自己負担を撤廃した場合には、さらに莫大な財源を毎年捻出する必要があり、その他の行政サービスへの影響が懸念されます。また、自己負担廃止がコンビニ受診、はしご受診の増加要因となり、医療費そのものを膨張させる懸念もございます。医療費の助成制度は、一度拡大するとその後の軌道修正が非常に難しいという性格を持ちます。したがいまして、自己負担の撤廃までは現段階では考えておりません。  以上でございます。 426 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 427 ◯15番(笹栗純夫君)  たびたび市長公約という錦の御旗を掲げておりますけれども、子ども医療費の助成拡大については、中学生の通院助成と所得制限の廃止を決断し、具体的に今、部長答弁もございましたけれども、検討されていることは確認をいたしました。では、その実施はいつとお考えでしょうか。 428 ◯議長(田原耕一君)  藤田人権福祉部長。 429 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)  市長公約でもございますし、糸島市への子育て世代の転入も増加しております。このタイミングを逃さないよう鋭意検討してまいります。  以上でございます。 430 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 431 ◯15番(笹栗純夫君)  ありがとうございました。それでは、3番目のテーマに入らせていただきます。  私はふれあいラボ開所式にも参加した一人でございます。そのときに私が思ったのは、大きな期待を持った一人でございます。去る11月29日木曜日でございますが、ふれあいラボに出向き、フレイルチェックを体験してまいりました。結果は残念ながらフレイルの判定で1個該当しましたが、ノンフレイルへの指導をいただいて帰ってまいりました。毎日実践をしております。  フレイルとは、高齢になって心や体の活力が低下した状態です。そのままにしておくと要介護状態に陥る可能性のある危険な状態です。通告のとおり、平成27年12月15日、糸島市、国立大学法人九州大学及び住友理工株式会社との連携協力に関する協定書を交わしております。市として協定により見込んでいた事業効果はあったのか、また役割は果たせたのか、御答弁を願います。 432 ◯議長(田原耕一君)  嘉村健康増進部長。 433 ◯健康増進部長(嘉村文枝君)  3者協定におきまして、市にとっての成果としては大きく3点あると認識しておるところでございます。  まず、1点目でございますけれども、平成28年4月に健康福祉センターふれあいの中に、九州大学ヘルスケアシステムLABO糸島というものを産学官連携の拠点として開設をすることができました。  また、2点目でございますけれども、このふれあいラボに機器であります歩行アシストスーツや指圧バランス計、リハビリゲームなどを常設いたしまして、市民の皆様への介護予防活動の普及啓発に寄与できておると思っております。ちなみに平成29年度の来場者数につきましては、2,590人に達しておるところでございます。  また、3点目でございますけれども、平成29年度より九州大学との組織対応型連携事業といたしまして、フレイル疫学研究を開始し、フレイル予防の普及啓発に寄与しております。平成29年度の研究について、糸島市民の協力者は1,641名あっておるところでございます。  このように、多くの市民の皆様に参加していただきながら事業を進めることができておりまして、フレイル予防事業の創出など当初見込んでいた以上の効果も上がっておると思っております。市民の健康、医療、介護など、地域福祉の向上に寄与するという協定の本来の目的に照らしまして、市としては、この協定に基づく役割は十分果たせておるというふうに考えておるところでございます。 434 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 435 ◯15番(笹栗純夫君)  御答弁ありがとうございました。  じゃ、2番目の要旨に入りますけれども、通告どおりでございますが、活動が協定当時の、私が見た感じでは、介護予防の中でも、「フレイルの予知・早期発見と予防」「フレイルからノンフレイルへの復帰支援」と具体化しております。健康寿命増進の方向に向かっていると認識しておりますけれども、市の見解はどうでしょうか。 436 ◯議長(田原耕一君)  嘉村健康増進部長。 437 ◯健康増進部長(嘉村文枝君)  同様でございます。今後の市の方向性でございますが、ことし6月には国の方針といたしまして、フレイル対策の検討を行う考えが示されておりまして、市としてもこの方針も踏まえ、事業の構築を進めておるところでございます。フレイルを早期に発見し対応することは、要介護状態に至ることを予防することに直結しておりますため、健康寿命の延伸につながる取り組みであると認識いたしております。将来的には介護予防事業として展開することを見据えまして、フレイルチェック、運動介入、行動変容などのフレイル予防サイクルを回しながら、産学官連携による新たな事業モデルを構築したいというように考えておるところでございます。 438 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 439 ◯15番(笹栗純夫君)  3番目の要旨でございますけれども、3者協定の取り組みは、超高齢化社会となった日本の国家戦略であると私はかたく信じております。  そこで、市長にお願いがございます。私は政府にと言っておりますけれども、主管省庁は厚生労働省ではないでしょうか。この糸島モデルを政府にしっかりアピールしていただき、できれば国家戦略特区の指定をいただいてもらえないか。またハードルは高いように思いますが、まずは挑戦しなければ一歩も前に進みません。市長のお考えを聞かせてください。 440 ◯議長(田原耕一君)  月形市長。 441 ◯市長(月形祐二君)  フレイルに対する我々の取り組みについての今後の考え方ということでございますが、本市で取り組んでおります産学官連携によります本市の新たなフレイル予防事業、これは全国に発信できる先進的な取り組みであるというふうに考えて取り組みを始めたところであります。  この事業モデルを構築することができれば、糸島市民のみならず、我が国の超高齢社会の課題解決につながる重要な取り組みであるというふうに考えております。  今後、フレイル予防事業のさらなる発展のために、厚生労働省、これをはじめといたしまして、関係省庁へ積極的に働きかけを行っていく所存であります。 442 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 443 ◯15番(笹栗純夫君)  市長、私もいろいろ今まで一般質問してきましたけど、きょうは気合が入っておりますね。いい答弁ありがとうございます。  最後のテーマに入りますけれども、市役所窓口に葬儀後の手続を支援する「おくやみコーナー」を設置してはどうかと通告をさせていただきました。  私は市議会議員として、葬儀後の諸手続の相談もお受けしてまいりました。今はほとんどの御家庭で葬儀はされず、斎場でされる場合が多くなりました。私は通告した後ではございますけれども、11月29日木曜日、市内の葬儀社2社に伺いまして、葬儀後に渡される葬儀後の諸手続一覧を受領するとともに、御担当の方と意見交換してまいりました。斎場で用意されている書類は、先ほど言いました葬儀後の諸手続一覧ですけれども、1社は手続項目が15項目列記されておりました。もう1社は、何と26項目あるんです。必ず家族か代理人が手続に市役所には一回は最低でも出向かなくてはなりません。一般的な手続が列記されておりまして、遺族にとっては大変な心労を伴います。  そこで、遺族の立場で窓口対応はできているのか、私、不安です。通告しておりますように、葬儀後の役所での手続が煩雑であるとの市民の声は届いていますでしょうか、お尋ねをいたします。 444 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 445 ◯市民部長(末松隆明君)  死亡に伴う手続は、亡くなられた方が高齢者なのか若い人なのかによって、また使っているサービスや制度によって異なってまいりますけれども、役所内の手続で関係する課は12課に上っております。  どこで何の手続をしたらいいのかわからなかったり、亡くなられた方の氏名などを申請書に何度も記入する必要があるという声も聞いております。また、手続のために何度も来庁する方もあり、時間もかかり、御負担であろうことは想像ができます。また、遠方から来られておる御遺族から、葬儀が終わったら、すぐに帰らなければならないということで、手続を1日で済ませたいというような相談も受けたことがございます。  以上でございます。 446 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 447 ◯15番(笹栗純夫君)  状況はよくわかりました。私は本テーマを通告した後でございます。これも11月30日金曜日、大分県の別府市役所を訪れました。月末でもあり、12月議会の初日でもございました。邪魔にならないように視察をさせていただきました。私の訪問は、遺族の立場、市役所はどのような姿勢で遺族に寄り添っておられるのか、視察をいたしました。失礼な通告となりましたが、幾つもの窓口を回る手続を一括して手助けする窓口開設が全国で進んでいると、いち早く取り組んだ別府市の取り組みは御存じか、お尋ねをいたします。 448 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 449 ◯市民部長(末松隆明君)  別府市のおくやみコーナーは、市長公約のワンストップサービスを導入し、市民サービスの向上を図ることを目的に、平成28年5月に、死亡の届出に特化した窓口を設置されております。多くの利用者がありまして、利用者からは、「どこで何をしたらよいのか、わかりやすく大変助かった」「親切に説明してくれた」というような声があり、大変好評で市民の満足度も上がっていると聞いております。  本市においても、別府市の取り組みを参考にするために、市民課の職員が別府市を訪れて、視察研修を実施したところでございます。 450 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 451 ◯15番(笹栗純夫君)  最後の質問になりますけれども、私も実際見ましたが、職員の配置は当然のことながら必要でございます。おくやみコーナーの件でございますが、私は聞いた限りでは、システム改修は発生していないと聞いております。であるならば、糸島市も全部まねするというわけじゃございませんが、このような取り組みを実施しないか、御答弁をいただきたいと思います。 452 ◯議長(田原耕一君)  末松市民部長。 453 ◯市民部長(末松隆明君)  本市においても、死亡に関する手続をパンフレットにして、死亡届出時にお渡しをしております。また、申請書の記入を最小限にするために、移動届書を4部複写にするなど、少しでも負担を軽減する取り組みを行っておるところでございます。  おくやみコーナーにつきましては、設置スペースや人員配置等の課題はありますが、さらに市民の皆様にとってわかりやすく利用しやすい窓口にするために、視察させていただいた別府市などの取り組みを参考に、すぐに実行に移せるものについては実施できるよう、現在、検討を進めておるところでございます。  以上でございます。 454 ◯議長(田原耕一君)  笹栗議員。 455 ◯15番(笹栗純夫君)  12月議会ですぐにやるという御答弁をいただきまして、私も年が越せそうです。今回の一般質問も、市民の皆様からの御要望や糸島市が取り組んでいらっしゃる事業からテーマを抽出させていただきました。全テーマともに真摯な答弁をいただきました。物事が成就するか否かは、チャンスを物にできるかどうかにかかっております。事業に取り組んでいただける答弁もたくさんいただきました。もっともっと私自身精進し、再チャレンジすることをお誓いし、一般質問を終わります。  御清聴まことにありがとうございました。 456 ◯議長(田原耕一君)  これをもちまして、笹栗議員の一般質問を終了します。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもちまして散会いたします。       (午後1時41分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...