糸島市議会 2018-03-22
平成30年 予算特別委員会(第4日) 本文 2018-03-22
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 (午前9時57分 開議)
◯委員長(笹栗純夫君)
おはようございます。これより本日の会議を開きます。
本日は、議案第24号 平成30年度糸島市
一般会計予算の歳出、10款から14款までを審査した後、各特別会計及び各
公営企業会計予算を審査し、その後討論を省略して、議案ごとに採決を行います。
3月20日に引き続き、議案第24号 平成30年度糸島市
一般会計予算を議題とします。
208ページから247ページ、10款.教育費の説明を求めます。
泊教育部長。
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◯教育部長(泊 早苗君)
おはようございます。10款.教育費の説明をさせていただきます。予算書は208ページから247ページでございます。
歳出総額は26億5,368万7,000円、対前年比2億2,202万7,000円、9.1%の増となっております。増額の主な理由は、2項.小学校費の
小学校改修事業費及び小学校大
規模改造事業費の増によるものです。
主な事業について説明いたします。
10款1項.
教育総務費では、211ページ、
学校給食運営施設整備検討業務委託費950万円、215ページ、
特別支援学校建設用地取得事業費1,862万2,000円を新規に計上するほか、継続事業として、
学力向上推進事業費195万円、
生徒指導充実事業費1,629万円、
英語教育推進事業費367万9,000円などを計上いたしております。
2項.小学校費では、221ページ、
小学校改修事業費に6,978万9,000円を計上し、
桜野小学校屋内運動場改修事業及び
危険個所調査点検委託などを行うとともに、小学校大
規模改造事業費に2億4,810万9,000円を計上し、
加布里小学校及び
前原小学校の大
規模改造事業を実施します。
3項.中学校費では、227ページ、
中学校改修事業費3,671万1,000円を計上し、通常の
小規模営繕工事に加え、小学校と同様に
危険個所調査点検委託を実施いたします。
4項.
社会教育費は、235ページ、
公民館改修工事費1,209万6,000円を計上し、
公民館空調設備の改修を行うとともに、237ページ、
埋蔵文化財発掘調査事業費3,041万9,000円を計上し、
県道拡幅事業等に伴う発掘調査を実施します。
最後に、5項.
保健体育費では、245ページに、5回目となる
福岡マラソン実施事業費1,400万円、継続して実施する
ヤングシニア生きいきプロジェクト事業費260万5,000円を計上しております。
以上が当初予算の概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
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◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いいたします。
初めに井上委員。
4 ◯17番(井上健作君)
ページは215ページ、10款.教育費、1項.
教育総務費、2目.事務局費で、2番目の丸でございますが、
特別支援学校建設用地取得事業費として1,862万2,000円の予算がつけられております。この内容については、ここに書かれておりますように、
不動産鑑定委託、それから
測量分筆等の委託、
物件等調査委託ということで上がっておりますけれども、まずは、この県の
特別支援学校をやろうと福岡県が思い立って、どのくらいの規模で、何カ所ぐらいで、どの地区を中心としてこの計画が行われたか、いつの時点からか、御説明をお願い申し上げます。
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◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
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◯学校教育課長(石硯昭雄君)
県の整備方針についてのお尋ねでございますので、方針をお伝えいたします。
平成28年11月に
県教育委員会が今後の
特別支援学校の設置にかかわる方針を出されました。その中においては、現在の
太宰府特別支援学校区、それから
古賀特別支援学校区、それから糸島市またはその近隣地域を含む3カ所に新たな学校設置を計画しておられます。平成37年度を目途の計画でございます。
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◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
8 ◯17番(井上健作君)
そういった中で、候補地が3地区、太宰府、それから古賀地区、それから糸島市内または近隣の、近隣地区といった、糸島の部分だけ特別に近隣まで含まれておりますね。この意味がちょっと理解ができないんですが、多分福岡市じゃないかなと思っておりますけれども、その辺のところの事情等について御説明をお願いします。
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◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
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◯学校教育課長(石硯昭雄君)
太宰府と古賀につきましては、既に
特別支援学校を有しておりますが、その規模が児童・生徒数が大幅に収容できる人数を超えておりますので、それを分離して新設するという方針でございます。
糸島市につきましては、現在、
特別支援学校はございませんので、そして、福岡市に委託を行っている状況がございますので、糸島市またはその近隣地域に新たな1校をという考えでございます。
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◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
12 ◯17番(井上健作君)
わかりました。また疑問点はお聞きしたいと思っておりますが、今課長が申されました、その中で福岡市に委託しているという御説明がございました。これは福岡市にある生の松原か、それから今津のところじゃないかなと思っております。これはなぜ福岡市に委託という形になるんですか。そして、どのくらい毎年お支払いになっておるんですか。
13
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
14
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
現在、本市の子供たちですが、高校につきましては、
太宰府特別支援学校に通学していらっしゃるお子さんもいらっしゃいますが、小学部、中学部については、福岡市の
生の松原特別支援学校と
今津特別支援学校に
実施協議書に基づき委託をお願いしております。その負担金でございますが、生の松原につきましては、平成28年度、生徒1人につき79万6,000円、
今津特別支援学校につきましては、生徒1人につき116万円で、平成28年度につきましては、計1,260万円の委託金を払っております。
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◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
16 ◯17番(井上健作君)
それでは、今のは大体
小・中学生だと思うんですが、太宰府のほうは高校もあると思うんですが、そこの委託はされておるんですか。
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◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
18
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
まず、
小・中学生だけかということでございますが、高等部につきましても、現在、平成27年以降、生の松原の
生徒収容数が限界を超えてしまったために
受け入れ凍結となっておりますが、小・中学部から福岡市の
特別支援学校に通っていた子供につきましては、現在高等部への受け入れも行っていただいております。
それから、
太宰府特別支援学校につきましては、
県立特別支援学校ということで、委託金はございません。
19
◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
20 ◯17番(井上健作君)
わかりました。そういった中で、糸島のこの支援学校に通っている子供さん、小・中・高ございますが、その大体の数、1人当たり何十万円か払っていますので、人数は把握できていると思いますが、その辺のところをお知らせ願いたいと思っております。
21
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
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◯学校教育課長(石硯昭雄君)
平成28年度の完了値ということでお答えさせていただきます。
小学部につきましては26名、中学部につきましては17名、高等部につきましては43名で、計75名、本年度につきましては、まだ完了しておりませんが、やはり80名前後になります。
23
◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
24 ◯17番(井上健作君)
大変糸島のほうからもたくさんの方が支援学校に通われている。よく見かけるんですが、市役所のすぐそこの前の道路で行かれるとき、そして、送りのバスからおりられるとき、御父兄の方がお迎えに来られている様子を見ております。私は大変最近こういう
特別支援学校に通わなければすぐには普通の学校には行けないという
お子さんたちがふえてきているんじゃないか、その傾向についてはどのように分析されておりますか。
25
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
26
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
特別支援学校に入学する児童・生徒もふえておりますが、市内におきまして、
特別支援学級に入級する児童・生徒数一つをとりましても、平成24年度までは年間140名程度でございましたが、現在は330名を超えるということで、特別支援の対象となる児童・生徒の増加が見られます。
27
◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
28 ◯17番(井上健作君)
たくさんの方々が対象者である。しかし、そこに、支援学校に行けない、普通の学校に、今学校の中にもそういった学級がございますので、その辺のところで先生たちが教育をされていると私は思っております。
300名を超すということは、やはりぜひとも糸島にこういった施設ができればと私は望んでおります。過去も今までも何十回となく保護者の方々がこの要請をされました。市としても県とかに行かれてこの支援学校の増設等についてはお願いをされたと思いますけれども、そういった中で、近隣の地区ではなく、この糸島にぜひつくってほしいと私は思っております。これだけの願いがあるということを、やはり執行部の皆さんも御存じですし、我々も知っております。
そういった中で、県としてはこの糸島地区にどのくらいの規模で、どういう子供たちが高校生まで行けるのか、小・中だけじゃなく高校生まで行けるのかというのは把握されておりますか。
29
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
30
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
御質問にお答えする前に、先ほどの数値について若干確認をさせていただきますが、現在、
特別支援学級に通っている子供が300名を超えるほどに大きくなっているというふうに申し上げましたが、これらの全てが
特別支援学校の対象ということではなく、就学の判定によって
特別支援学級入級相当であったり、
特別支援学校への入学が望ましいというお子さんがいらっしゃいます。
それから、県の方針でございますが、県が糸島市またはその近隣地域に計画しております学校につきましては、知的障害及び肢体不自由の小・中学部と高等部に対応できる学校で、最大150人、40学級程度を見込んでおられます。
31
◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
32 ◯17番(井上健作君)
小・中学校、これは知的と身体障がい者、それから高等学部も含めた支援学校ということで理解をさせていただきます。
それと同時に、これだけの150人が最高の数だと私は理解しておりますけれども、どのくらいの広さで、この用地に関する条件というのがあると思いますが、その辺のところも御説明をお願いします。
33
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
34
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
特別支援学校に適しました用地としては、県が考えておられますのは、最低2万平方メートルの面積を有し、
交通利便性として、送迎の大型バスの進入が可能であることや、公共機関の今後の
整備条件等が案件となります。また、周辺環境としても騒音や
自然環境等が考慮されております。
以上です。
35
◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
36 ◯17番(井上健作君)
その中に、もう一つ大事なことがあるんじゃないですか。
UPZ圏内はこういった施設は建てられますか。
37
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
38
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
UPZ圏内を特に禁止するといったような項目はございませんが、
肢体不自由等のお子さんもいらっしゃいますので、避難の際の条件として、そのようなことも考慮して、候補地というものは協議いたします。
39
◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
40 ◯17番(井上健作君)
やはり今課長がおっしゃったように、何かあったとき、結局、原発がどうのこうのじゃなくて、水害とかいろんなものも含まれていると思います。避難をするときに、こういう方々がやはり健常者とは違って先生たちの誘導等々が必要になってきますし、また、交通機関に対しても、学校もそういったバスはあると思いますけれども、私は大変これは大事なところではなかろうか、ほかの災害に対しての危険性も考慮しなければいけないということだと私は理解をしております。
そういった中で、この用地というのは、今回の予算の中にあります測量費とか委託費、これは全て糸島市が払って調査をして候補地を、費用を出してやるものなのか、その用地については、もし決定したら、これは県との間でこの用地の所有者というのはどのようになるんですか。
41
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
42
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
まず、今回の事業の目的でございますが、糸島市への
県立特別支援学校、市内設置に向けて、本市が用地を取得できる、準備できるという、準備のために年度当初から
不動産鑑定との
調査委託事務を本市が行うための費用でございます。
そして、今後この土地を取得した後のことでございますが、糸島市の市有の財産としたまま県に貸与するという方針でございます。
43
◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
44 ◯17番(井上健作君)
それは、その用地については無料で貸すということになってこようかと思っております。それと同時に、私はこれは多分そのように、もし決まればなっていこうと思っておりますけれども、近隣地区というのは、県有地も基本的な県有地だと私は思います。だからその辺で、やはり高校の跡地とか残っていると私も聞いておりますけれども、その辺のところでじゃなくて、糸島がこんなにいいよというものを私はこの費用を使って場所を決めていくという作業がこれから30年度に行われると理解をしたいと思っておりますが、そのように理解しとってよろしいですか。
45
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
46
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
県への借地の条件につきましては、今後、県と協議していく予定でございます。それから、近隣の県有地ではなく糸島市へということにつきましては、本市は長らく請願等も通じまして、ぜひとも市内に設置をお願いしたいということを県に伝えてまいりましたので、そのための準備として積極的に市内に用地を取得していくという方針で臨んでおります。
47
◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
48 ◯17番(井上健作君)
今課長がおっしゃいましたように、絶対にこれは糸島に持ってこなければいけないと、先ほどから申し上げているとおりでございます。
それでは、これは平成28年から始まっておりますので、かなりの県との協議をなさっていると思いますが、糸島市としてどこのあたりにこれを設定しようという計画があるのか、最後の質疑になりますが、お聞かせ願いたいと思っております。
49
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
50
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
具体的な調査や用地購入の交渉等はこれからでございますが、現在想定地域として、糸島市泊地区を考えております。
51
◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
52 ◯17番(井上健作君)
九大も近うございますし、利便性も中央ルート等々ありますし、市外、駅のほうにもかなり近いということで、私はその近辺じゃなかろうかと思っておりましたけれども、ぜひともこれからことし測量もされますし、委託をされます。そして、土地の件についても御相談があると思いますが、ぜひとも教育委員会の皆さん、力を合わせて県との交渉をやっていただきたいと要望しまして、私の質疑を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
53
◯委員長(笹栗純夫君)
次に、後藤委員。
54 ◯4番(後藤宏爾君)
私、文化財の仕事をしていまして、文化財事業、237ページの第10款4項5目の
埋蔵文化財発掘調査事業費、これについて質問したいと思います。
先ほど県道拡幅工事などに伴う調査を実施すると言っておられましたけれども、一般質問の私の質問で、文化財事業については現状維持で対応できているとおっしゃっていました。今回、平成30年度に予定されている発掘調査の件数は、県道拡幅工事を含めて何件予定されていますか。
55
◯委員長(笹栗純夫君)
角文化課長。
56 ◯文化課長(角 浩行君)
平成30年度に予定しております発掘調査事業でございますが、議員おっしゃいました県道拡幅に伴うものが1件、それから民間の宅地造成に伴うものが1件、また、例年急な民間の開発事業が行われますために1件を想定しております。その分を予算化しておりまして、計3件の発掘調査事業を予定しておるところでございます。
以上です。
57
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員。
58 ◯4番(後藤宏爾君)
県の調査も予定されているということですか。
59
◯委員長(笹栗純夫君)
角文化課長。
60 ◯文化課長(角 浩行君)
県の分につきましては、委員がおっしゃいましたように、県道の拡幅に伴うものが1件でございます。
以上です。
61
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員。
62 ◯4番(後藤宏爾君)
ちょっとその部分が聞こえなかったものですから、確認でした。
それと、その発掘調査については一応作業員の方々も御苦労が大変あると思うんですけども、今現在、発掘調査作業員の賃金で2,131万円を計上されています。今現在、発掘調査作業員は何人確保されておられるのでしょうか。
63
◯委員長(笹栗純夫君)
角文化課長。
64 ◯文化課長(角 浩行君)
これは予算の根拠ということで、総計で延べ人数でございますが、3,468人の作業員で積算をいたしておるところでございます。
65
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員。
66 ◯4番(後藤宏爾君)
わかりました。発掘作業員の方々が気持ちよく調査ができるようにしていただきたいと思います。
次に、最後の質問ですけれども、委託料で空中写真撮影、これしか上げられていません。592万8,000円が計上されていますけれども、発掘調査により多くの遺物が出土するというのは考えられると思います。自分も文化財学芸員をしていたのでそういった経験があります。例えば土器、陶磁器以外、木片や木漆器、木器などの出土遺物が出てくると思いますけれども、その木片とか木器などの出土遺物の保存処理についての委託もこの委託料の中に含まれているのでしょうか。
67
◯委員長(笹栗純夫君)
角文化課長。
68 ◯文化課長(角 浩行君)
木器等の保存処理の委託につきましては、この費用の中には含まれておりません。
69
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員。
70 ◯4番(後藤宏爾君)
わかりました。発掘調査により、木片などの遺物というのは貴重な遺物だと思います。篠原南公民館での(81ページで訂正)歴史講座で中世の木簡には結構貴重な漢字とか手紙が書かれていました。そういった木器などの処理についても適切に処理、維持が図られるよう私は望みたいと思います。
以上で質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
71
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員に申し上げます。今の発言の中で、篠原南公民館とあったんですけど、そういう公民館はございますか。後藤委員。
72 ◯4番(後藤宏爾君)続
済みません。たしか篠原のほうで、公民館で歴史講座があったということで、済みません。前原南公民館でした。済みません、訂正いたします。
73
◯委員長(笹栗純夫君)
次に、徳安委員。
74 ◯11番(徳安達成君)
213ページ、10款1項2目、下から4つ目の丸のところに生活指導充実事業費が上げられております。ここには、スクールソーシャルワーカー嘱託員報酬がございますが、これまでスクールソーシャルワーカーへは謝礼という形で予算化されていたと思います。この点の変更について、どうしてこのような変更になっているかについてお知らせをいただきたいと思います。
75
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
76
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
議員お尋ねの
生徒指導充実事業費の中のスクールソーシャルワーカー配置でございますが、昨年度までは本市のスクールソーシャルワーカーは県採用の雇用水準に準拠して時間給での雇用というのを行ってまいりました。しかしながら、全県下的に補助事業というのもなくなりまして、現在スクールソーシャルワーカーが各市町で争奪的な状況が生じております。この機に本市におきましては、スクールソーシャルワーカーを安定確保したいという考えから月額での雇用を行い、社会保障等の条件整備を行いました。これによりまして報酬、そしてワーキングに関する車両の交通費、そしてスクールソーシャルワーカーへの携帯電話等を含めて事業費として上げさせていただいております。
77
◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
78 ◯11番(徳安達成君)
その場合に、スクールソーシャルワーカーさんの賃金といいますか、その部分が上がったり下がったりという部分があるんではないかと思いますが、そこら辺と実際に働いている方の意向についてはマッチングされているのかどうか、そこら辺の調査をされてあるのかどうかをお知らせいただきたいと思います。
79
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
80
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
スクールソーシャルワーカーの報酬につきましては、本年1月の時点で調査をいたしまして、近隣市の雇用条件等を加味しながら、本市の嘱託の規定に照らし合わせて総務課との協議の中で決定をいたしております。
以上です。
81
◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
82 ◯11番(徳安達成君)
つまり、調査をされてこのような形態のほうがよろしいということでされたんだろうと思いますが、この募集については、どのような形態で募集されて、どのように選考されたのか、お尋ねしたいと思います。
83
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
84
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
募集につきましては、市のホームページや広報、それからハローワークへの周知、それから社会福祉士協会、あるいはスクールソーシャルワーカー協会等を通じて広報を行いました。結果、6名の応募があり、2名の選考をしております。
以上です。
85
◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
86 ◯11番(徳安達成君)
わかりました。募集で6名の方が来られて2名の採用ということで、実際スクールソーシャルワーカーさんも確保が大変だということを課長もおっしゃったとおり、そういう中で6名の方が募集に来られたということはよかったんではないかなと思います。
スクールソーシャルワーカーがこれまで市の中で相談や問題解決の事例にかなり寄与していただいているということを聞いていますが、今回の変更で勤める形態といいますか、今まで週3回、3日間がお二人だったと思いますが、その形態がどのように変わっているのかについてお尋ねいたします。
87
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
88
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
本市のスクールソーシャルワーカーの勤務日数につきましては、平成27年度までが2名で週4日、平成28年度からは2名で3日ずつの週6日という体制をとってきておりましたが、今回の雇用に当たりまして、平成30年度はお一人、週4日、計8日の体制となります。
89
◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
90 ◯11番(徳安達成君)
わかりました。ということは、恐らくより多くの相談に乗れるし、解決に当たって動くことができるということで判断いたします。そこら辺も含めますと、学校や子供たち、また、糸島市にとってこういう形態がどのようなメリット、今少し申し上げましたが、具体的にはどういう効果があると考えていらっしゃるのかを答弁をお願いしたいと思います。
91
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
92
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
スクールソーシャルワーカーのこれまでの活用の結果でございますが、平成28年度は年間で対応回数が1,231回、2,256時間に及んでいます。その中で、特に本市が力を入れております不登校への活用につきましては、93件の事案のうち、23件の問題が解消し、53件に改善が見られました。全国的なものとの比較をいたしますと、全国を100とした場合、本市の不登校の復帰率は小学校で159、中学校で162とともに1.5倍以上の復帰率を示しており、スクールソーシャルワーカーの活用効果が見てとれるというふうに判断しております。
以上です。
93
◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
94 ◯11番(徳安達成君)
わかりました。ぜひよりよい子供たちの環境をつくるのにスクールソーシャルワーカーさんによりよい環境で働いていただきたいと思います。
そして、もう一つお尋ねいたします。215ページ、先ほど井上委員からも御質疑がありました10款1項2目、上から二つ目の丸、
特別支援学校建設用地取得事業でございます。
多くの質疑については、さきの先輩委員である井上委員にしていただきましたが、実施計画の40ページにもこの事業は書かれております。その中に1点だけお尋ねしたいと思います。真ん中ら辺に求められる成果という形でございます。活動指標としては、
不動産鑑定等
測量分筆等が完了、そして、成果指標として、
特別支援学校に係る用地取得環境が整う、これが成果指標としてなっております。この事業については、事業期間が平成30年度の1年間、右上のほうに進捗状況、現況というものがございます。そこに3つの丸があって、一番下の丸がございますが、県は現段階で県内の計画3校のうち、用地の整備が整った地域から学校設置に着手するという情報を得ているというふうに書かれております。そこを総合的に判断しますと、今年度この用地取得事業が終われば、ある程度の
特別支援学校に係る用地取得の条件が整う、そのように判断していいのかどうか、この点だけお尋ねしたいと思います。
95
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
96
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
今回の予算の計上につきましては、最初に申しましたように調査の費用でございます。この調査費用の結果を受けまして、今後、肉づけ予算の時期等に、また、購入等につきかかる予算を概算で計上させていただき、鑑定結果報告後に地権者との交渉等を経て取得を目指しております。最終的には本年度をもってこの事業を完了させるということで考えております。(「以上です」と呼ぶ者あり)
97
◯委員長(笹栗純夫君)
次に、伊藤委員。
98 ◯16番(伊藤千代子君)
今、213ページのスクールソーシャルワーカーについての御質疑がありましたけれども、ちょっと私も少し、若干1つだけお聞きをしたいと思います。
嘱託員の報酬ということは、正職員ではないので、やはり何年間に1回試験があったりとか、職員が変わるということになりますが、それはどんなふうになっているんでしょうか。
99
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
100
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
スクールソーシャルワーカーという制度そのものが、まだ確立されてから日が浅うございますので、適宜嘱託員等の試験というのは必要に応じて行ってまいりますが、引き継ぎ等につきましては、現在情報等は全てスクールソーシャルワーカー個人ではなく、市教委においてワーキングを行っているお子様の情報等は管理しておりますので、もし交代の際には適切な引き継ぎがなされるようにという体制をとっております。
101
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
102 ◯16番(伊藤千代子君)
先ほどの御質疑を聞いておりまして、やはり糸島において非常によく活用されて、子供たちの不登校の解決とかに効果を上げているということがわかってとてもよかったと思います。そのことはとても評価したいと思います。
私がやはり1つ心配するのは、嘱託員である以上、今おっしゃったように、スクールソーシャルワーカーが変わることによって子供たちが同じ悩みを繰り返しまた言わなきゃいけないような状況になるとやっぱり困るので、その点は本当にそういう引き継ぎだとか、あるいはできるだけ長く働いていただけるような状況を続けていただきたいと要望しておきます。
それから、その前のページの211ページなんですけれども、やはり全国的にいじめの件数が、いじめの防止対策委員会の報酬というのが出ておりますが、やはり全国的にいじめの状況というのが、さらにまた近年深刻な状況になってきておりますけれども、糸島市における状況についてはどのようになっていますか。
103
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
104
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
状況ということについてお尋ねでございますので、件数と、その対応について回答させていただきます。
平成28年度問題行動等調査におきましては、小学校においては33件、中学校においては49件のいじめを認知しております。内容につきましては、からかいや冷やかし、無視といった心理的攻撃が多数でございます。
105
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
106 ◯16番(伊藤千代子君)
そのようなことになかなか、例えば消防のパワハラでも何年も続いていたのがわからなかったわけですけど、そういうことに対してはどのような対応を教育委員会としてはなさっておりますか。
107
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
108
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
まず、いじめにつきましては、未然防止ということが最重要課題でございますので、教師がいじめに素早く気づくために、従来から行っているアンケートだけでなく、教師が児童・生徒と相談しやすい関係づくりをこれまで以上に進めるために月に1回とかいう形で相談タイムなどを学校で設けております。
また、そのために、いじめはどこの学校でも、どの子供にも起こり得るという認識を強く持つことが必要と考えております。
アンケートにつきましては、毎月の調査の中で毎学期に必ず1回以上は無記名でのアンケート調査を実施することとしております。また、チェックシートを用いた観察や保護者へのチェックリスト配布、学校生活に対する意識調査、通常QUと呼んでおりますが、こういった結果分析等も行いながら、本人の訴え以外の部分でも素早く気づくといった対応をとっております。
また、これが認知しました後は、再発防止のために、いじめられた側のみならず、いじめた側にも指導を丁寧に行うためにスクールカウンセラーやスーパーバイザー等を含めた校内の対策委員会の援助を教育委員会で行っております。
以上です。
109
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
110 ◯16番(伊藤千代子君)
はい、わかりました。とにかくひどいときには子供の命が奪われるようなことも全国で起きていますので、細やかな対応をよろしくお願いします。
それから、215ページの
特別支援学校の建設用地の取得事業に関しましては、お二人の方が質疑をなさいましたのでとてもよくわかったんですけれども、その中で、私もやはり、この実施計画書の40ページにありますように、用地の取得がきちっとできたところから県が始めるということは、ほかの2カ所に先立って、とにかく糸島市が、非常に福岡市があって離れている中で、やはり急いでやらなければいけないという認識でとにかく一生懸命進めているんだということを確認していいですか。
111
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
112
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
委員おっしゃったとおり、何としても糸島市にこの用地を取得し、市内での設置を行っていただくよう懸命に努力していきたいと思っております。
以上です。
113
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
114 ◯16番(伊藤千代子君)
わかりました。この件に関しては、前原市のときにも全会一致で議会で採択をしたことがありました。やはり障がいのある
お子さんたち、また、その保護者とか関係者にとっては、それこそ40年来ぐらいの悲願であるわけですよね。このことを思うときに、非常にこういう予算が出たということに対して、もう何というか、胸が熱くなる思いがするんですけれども、私がもう一つこれに関しては、先ほど用地の取得に関しては、事前説明のときには、用地に関して3カ所ほどの案があるというふうなことを聞いた気がするんですが、もう既に先ほどの答弁では、泊というふうに確定をしているんでしょうか。
115
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員に申し上げます。思いはよくわかるんですけども、質疑は簡潔にお願いいたします。
石硯学校教育課長。
116
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
伊藤委員のおっしゃった3カ所という言葉の出どころが、申しわけございませんが、わからないんですけれども、
特別支援学校設置に必要な用地等の条件については、これまで県と協議いたしまして、6つの候補地につきまして県に情報提供いたしました。その中で、面積や交通アクセス、周辺環境を条件として、泊地区が最適であるというふうに判断をしております。
以上です。
117
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
118 ◯16番(伊藤千代子君)
はい、わかりました。やはり場所てとても大事ですよね。後からやれアクセスが悪いとか、環境がよくなかったというふうになってはならないし、また、今おっしゃった場所に関しては、九州大学の教育学部だとか、あるいは心理学部だとか、さまざまなそういう特別支援が必要な子供たちにかかわる研究をしているところの近くであるという点もメリットではあるかと思います。
ただ、この件に関して1つ確認をしたいのは、2万平米というと相当な公共用地です。そういう公共用地の取得に関して、やはり過去においても、公共用地の場所を先に言ったらいろいろ漏れてしまって土地の取得にいろいろ問題があったというようなことが実際あるわけなんですけど、こういうことに関してはきちんと、内部情報はきちんとした形でこれは進めてあるということは確認していいですよね。
119
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
120
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
おっしゃるとおり、これから購入等にかかりますので、その点につきましては、我々も引き締めて管理をしております。
以上です。
121
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
122 ◯16番(伊藤千代子君)
それでは次に、219ページの小学校給食事業費のところなんですけれども、これに関しては、さまざまな委託だとか、あるいは給食関係の予算が出ておりますが、今、糸島市の子供たちが食している食材に関しては、地産地消の状況とかはどのようになっておりますか。
123
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
124
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
いわゆる地場産食材の使用率でございますが、野菜と果物のみでいいますと、平成27年度が39.1%、平成28年度が31.0%、米につきましては、ほぼ地場産を使用しております。平成28年度は落ちておりますが、これは特に天候害によるものが大きゅうございました。
以上です。
125
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
126 ◯16番(伊藤千代子君)
多分、平均的には39%とか31%なんですけど、その中では、やはり学校によって非常に差があると思うんですが、個別な名前は結構ですけれども、特徴がありますか。
127
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
128
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
市内でいいますと、野菜、果物につきましては40%以上を示している学校が6校、30%から40%が5校、20%から30%が5校、20%未満が5校でございます。
129
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
130 ◯16番(伊藤千代子君)
ゼロ%の学校もありましたね、たしかですね。それで、市としては、やっぱり各ところの糸島ブランドというように糸島の野菜が全国で喜ばれている。でもそれを地元の子供たちが食べられるようにしてあげたいというのが願いだと思うんですが、課題としてはどのようなことがあると考えていらっしゃいますか。
131
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
132
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
課題はさまざまな面がございますけれども、一番今大きいのは、やはり生産と流通の課題でございます。目標値である44%を超える月が毎年5~6カ月は市内の平均でございますが、どうしても地場産野菜の生産時期の切れ目、いわゆる端境の時期に当たる9月や10月が20%台に落ち込んでしまうという現状がございます。また、学校によってはなかなか農家との契約がスムーズにいかない場合がございますので、その点につきましては、本年度から農林水産課(90ページで訂正)との連携のもとに学校と生産者とのマッチングという形に乗り出しております。
以上です。
133
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
134 ◯16番(伊藤千代子君)
つまり、生産者の高齢化とか、いろんな問題もあると思います、また地域的にですね。ですから、今おっしゃったのは、縦割り行政というだけじゃなくて、やっぱり横の連携もとって今改善に向けて努力をしているというようなことですよね。
今、給食調理の委託に関しては、何校が委託になって、そして、地元で委託を受けているというような状況はどのようになっていますか。
135
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
136
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
本年度は、糸島市内小・中学校22校のうち、自校直営方式による学校給食実施が6校、自校民間委託方式が14校、民間施設調理方式が2校でございます。
委託業者につきましては、市内における業者への委託はございません。
137
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
138 ◯16番(伊藤千代子君)
ちょっとこの件に関しては簡単には済まないので、またちょっと次回にお尋ねしたいと思いますが、ただ、やはり大事な子供たちの命を預かる給食をつくっている調理員さんたちの待遇がよくないといけないと私は思うんですよね。実際、私もその中に入ったことがありますが、本当に夏とか暑い中で、熱い調理器具の、中はムンムンとする中でつくっていらっしゃるというようなことを思ったときに、委託先の調理員の待遇などについても市はちゃんと把握をしているんでしょうか。
139
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員に再度申し上げます。議題の内容がどうも超えているようでございますので、注意して発言をお願いいたします。(「じゃ、答えられたら」と呼ぶ者あり)
答弁しますか。
石硯学校教育課長。
140
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
学校における調理場は、民間委託であっても本市の管理下に置かれておりますので、そのような形につきましては、当然把握をしております。
労働条件等につきましては、民間委託でございますので、本市としては深く立ち入ることはできない部分はございます。
以上です。
141
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
142 ◯16番(伊藤千代子君)
一般質問ではないので、委員長わかります。ただ、私はやっぱり待遇をよくしてほしいという願いがあるので申し上げました。
それから、今ちょっと見ながら、事前に申し上げていなかったんですが、教材備品のところにですね。
143
◯委員長(笹栗純夫君)
何ページでしょうか。
144 ◯16番(伊藤千代子君)続
同じページ、219ページの今の給食関係の下に図書室用の図書のところが、小学校の図書が299万1,000円とありますよね。これは小学校何校分の図書費ということになっているんですか。同じページです。
145
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
146
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
小学校16校分の費用でございます。
147
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
148 ◯16番(伊藤千代子君)
ということは、225ページの図書室用の図書で205万8,000円というのは、これは何校分なんですか。
149
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
150
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
これにつきましても全校分でございます。(発言する者あり)恐れ入りました。中学校6校でございます。
151
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
152 ◯16番(伊藤千代子君)
ということは、中学校6校、大体200万円で、小学校16校で300万円だから、22校分で500万円ということは、1校当たりが、ちょっと計算が私は苦手でぱっとし切りませんが、正直言って1桁違うんじゃないかと思うぐらい少なかったので、改めてちょっとびっくりしたんですけれども、この予算に関しては、学校現場から図書の費用に関して増額を求める現場の声とかいうのは全くないんでしょうか。
153
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
154
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
図書の購入につきましては、学校からの要望を吸い上げた上で、本市の予算と照らし合わせて決定をしております。
以上です。
155
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
156 ◯16番(伊藤千代子君)
ということは、要望があっていないというふうに理解していいですか。
157
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
158
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
学校から要望があっていないということではなく、本市から一定の額を示した上で、その上で学校からの要望を聞いております。
159
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
160 ◯16番(伊藤千代子君)
九大が近くにあって、学術研究のそういうところのお膝元である市として、この図書の金額はちょっと桁が違うと私は改めて思いました。学校に行って見たときに、余りに古い本がいっぱいあって、ちょっと衝撃を受けたんですよね。きょう質問する予定にしていなかったんですけど、改めてこうして見たときにね。だから、一回ぜひここの議員さん方々も、あるいは市の市長もですね……
161
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員に申し上げます。再三、私申し上げているように、質疑は簡潔に……(「そうですね」と呼ぶ者あり)お願いします。
162 ◯16番(伊藤千代子君)続
じゃ、市長は学校の図書室の本が並んでいるのをごらんになったことがありますか。それで終わりますから。
163
◯委員長(笹栗純夫君)
月形市長。
164 ◯市長(月形祐二君)
全ての小学校は見ていませんが、行ったところの小学校で見たことはございます。
165
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
166 ◯16番(伊藤千代子君)
ぜひいろんなところを見ていただいて、もうビニールテープで補修してあったりとか、もう本当に10年、20年前のじゃないかと思うような本があったりするのを見ると、これは教育委員会じゃなくてお金を出す市の責任だと思うので、ぜひ増額を市長お願いします。
以上です。
167
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
168
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
学校図書館の充実につきましては、議員おっしゃるとおり、購入費の増額も大事ですが、空調の設置であったり図書館司書を置くことであったり、あるいは図書検索システムの充実であったりという形で、本市におきましては、図書標準達成率は小・中学校ともに100%を超え、全国平均に対して2倍の学校司書等の配置も行っております。そういうことをトータルで学校図書の充実ということで考えてまいりたいと思っております。
また、図書購入費の増額につきましては、さきの一般質問、藤井委員のお尋ねに対しましても答弁しましたとおり、今後努力していきたいというふうに考えております。
以上です。
169
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
170 ◯16番(伊藤千代子君)
わかりました。ただ、図書の数が達成したのはあれだけ古い本が置いてあるからですよ。だから数が足りているんですよ。ですから、司書のこととかも全部トータルそうなんですが、やはりきちんとした本を置いていない図書室は魅力がないというふうに思うので、これはもう市長に図書費を増額すべきだということを心から要望しまして、終わります。
171
◯委員長(笹栗純夫君)
次に、藤井委員。
172 ◯8番(藤井芳広君)
10款.教育費から2点お聞きいたします。
予算書211ページ、10款1項2目.事務局費の中の学校規模適正化検討委員会委員報償費についてお聞きします。
先日、この委員会によって望ましい学校規模、配置についての検討報告書が取りまとめられ、現在3月31日までパブリックコメントを募集されているかと思いますが、平成30年度にはこの委員会においてどのような検討が行われるのか。現在募集中のパブリックコメントを委員会においてどのように取り扱われるのかとあわせてお聞きいたします。
173
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
174 ◯教育総務課長(平野真也君)
学校規模適正化検討委員会の平成30年度の取りまとめの状況でございますけども、現在、議員御発言ありましたように、3月いっぱいで市民の方へこの検討報告書の最終取りまとめの報告案につきましてパブリックコメントをお願いしているところでございます。
平成30年度につきましては、最終的にこのパブリックコメント、出された意見を踏まえまして、検討委員会として最終的な報告書をどのようにするのかという分の取りまとめを行っていただくということに予定しておるところでございます。
以上です。
175
◯委員長(笹栗純夫君)
藤井委員。
176 ◯8番(藤井芳広君)
ただいま平成30年度中に最終的な報告の取りまとめを委員会のほうでされるという御答弁でした。では、この委員会から出された最終報告書を、市として、それがそのまま市の方針にはならないのではないかと思いますが、委員会からの最終報告を受け、市としては今後どのようにそれに対応されるのか、どのようにして方針を最終決定されるのか、お聞きいたします。
177
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
178 ◯教育総務課長(平野真也君)
検討委員会の報告を受けまして、最終的には市としての方針を今後決定していくことになろうかと思います。
その際には、当然地元の意見も伺いながら決定していくことを予定しております。また、実施時期につきましては、今後、地元協議も踏まえまして決定していくことになろうかと思っております。
以上です。
179
◯委員長(笹栗純夫君)
藤井委員。
180 ◯8番(藤井芳広君)
先日、現在の取りまとめ、パブリックコメント前の取りまとめの中では、一定の具体的方策として、小規模校、クラスがえが困難な学校は適正化すべき範囲という一定の方針が今のところ出されています、まだ最終決定ではありませんが。これはやはり大きく住民の方、それから地域の方に影響が大きなところだと思いますし、関心の高いところだと考えます。
先ほど地元の声を聞きながら最終決定されるということでしたが、今後、この地元の方の声をどのような方法で聞いていかれるのか、そして、聞いた声をどのような形で反映されていくのか、お聞きいたします。
181
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
182 ◯教育総務課長(平野真也君)
現在、この検討委員会の報告につきましては検討段階でございまして、今後、この検討結果を踏まえまして市の方針を決定していくわけでございますが、直接の関係者であります保護者、あるいは学校関係者はもちろんのこと、地域の方々の御意見につきましても伺っていくこととしておりまして、現在手法につきましては、今後検討していきたいというふうに思っております。
以上です。
183
◯委員長(笹栗純夫君)
藤井委員。
184 ◯8番(藤井芳広君)
手法に関してはこれからの検討ということで、でも平成30年度中に聞かれるということなので、ぜひしっかりといろんな声を聞いていただけたらと思います。これは手法がまた決定次第、取り上げさせていただけたらと思います。
同じく211ページ、10款1項2目.事務局費の中の学校給食運営施設整備検討業務委託についてお聞きいたします。
これに関しては、学校給食の運営方法などについて検討する事業だと伺っていますが、学校給食の運営についての検討が必要な理由についてお聞きいたします。
185
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
186 ◯教育総務課長(平野真也君)
給食施設につきましては、校舎と同様に老朽化が進んでおりまして、築30年以上経過した施設が現在6校ほどある状況でございます。
衛生上の課題も県の指摘を受けておりまして、施設改善が必要になっているが、給食施設の改修が必要な費用を今後検討することから、効率的な改修方法でありますとか、運営方法を検討する必要があるものでございます。
以上です。
187
◯委員長(笹栗純夫君)
藤井委員。
188 ◯8番(藤井芳広君)
ただいま理由としては老朽化や衛生面などが上げられていましたが、それでは、具体的に平成30年度にどのようなことを委託先が検討されるのか、検討内容についてお聞きいたします。
189
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
190 ◯教育総務課長(平野真也君)
本市の学校給食につきましては、基本的には自校方式、あるいは福吉につきましてはデリバリ方式で実施しておりますが、今回の検討内容としましては、現在の自校方式と一部の学校の調理場を統合する調理場、いわゆる親子方式との計画条件の整理でありますとか、施設規模及び機能、運営方法及び配置計画並びにコスト等について検討をお願いするものでございます。
以上です。
191
◯委員長(笹栗純夫君)
藤井委員。
192 ◯8番(藤井芳広君)
この件も先ほどの規模適正化と同じく、業務委託をした委託先から出た最終報告、平成30年度中に出される報告をそのまま市の方針にはならないと思いますが、その報告を受けて、市としてどのような対応をされるのか。先ほどと同じく、これに関しても市民の声などを聞かれるのかどうかもあわせてお聞きいたします。
193
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
194 ◯教育総務課長(平野真也君)
今後、来年度予算を可決いただきますと、検討業務を実施させていただくわけですけども、それを受けまして、最終的な市の方針を決定することとしております。
また、先ほど市民の声という分につきましては、今のところ、今後、市の方針決定段階においてどういうふうに取り組んでいくかについては今後検討してまいりたいと思っております。
また、実際の事業化につきましては、これは財政負担等も必要になりますので、そのあたりも考慮しながら実施計画等も要求していくことになろうかと思います。
以上です。
195
◯委員長(笹栗純夫君)
よろしいですか。
ここで暫時休憩といたします。
再開は11時10分を予定いたします。
(午前10時58分 休憩)
(午前11時07分 再開)
196
◯委員長(笹栗純夫君)
再開します。
学校教育課から、先ほどの答弁に関して訂正と補足説明がありますので、発言を許可します。
石硯学校教育課長。
197
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
訂正をさせていただきます。
先ほどの伊藤委員の御質問で学校給食の地場産使用を向上させていくための取り組みとして、学校教育課と農林水産課との連携のもとにチームを行っているというふうに答弁いたしましたが、正しくは学校教育課と農業振興課との連携のもとに行っております。訂正させていただきます。
2点目は補足についてですが、井上委員の
特別支援学校の御質問の中で、福岡市への委託金のところについてお答えした部分で、1,260万円を福岡市にお支払いしているといった部分ですが、これは高等部を受け入れてもらっていることへの負担金でございまして、小・中学部につきましては福岡県による福岡市への事務委託のため、糸島市の負担金というものはございません。
以上です。大変失礼いたしました。
198
◯委員長(笹栗純夫君)
休憩前に引き続き質疑を行います。
松月委員。
199 ◯12番(松月よし子君)
3点質疑をいたします。
まず、213ページ、10款.教育費、1項.
教育総務費の2目.事務局費、
生徒指導充実事業費でございます。
2名の委員から質疑があっておりますので、重複部分については割愛をして質疑させていただきます。
スクールソーシャルワーカーの取り扱い事案で、先ほど不登校という御答弁いただいておりますけれども、そのほかにどのような事案にかかわっておられるか、伺います。
200
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
201
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
スクールソーシャルワーカーは、学校だけでは解決しがたい家庭の状況等も踏まえた問題にかかわっております。
平成28年度、継続的に対応したものを種別で申しますと、不登校44件、虐待8件、虐待以外の家庭環境の問題22件、心身の健康や保健に関する問題3件、発達障がい等に関する問題13件、非行7件等でございます。
以上です。
202
◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
203 ◯12番(松月よし子君)
今の御答弁から、スクールソーシャルワーカーは児童・生徒の本人だけではなく、家族とかそういう教育現場だけでない活動もしていかれるということだろうと思いますが、実際にはどの活動範囲まで、活動範囲を限定しておられるのか、フリーにどこでも地域にも入ってもいいというような連携のもと課題解決をするという形になっているのかをお伺いいたします。
204
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
205
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
スクールソーシャルワーカーは、直接、学校や当事者を訪問して行う相談事業やスクールソーシャルワーカーが講師となって教員を対象とした校内研修を行ったり、関係機関との連携等を行っています。
市内におきましては、子ども課との連携をもとに虐待等の事案に当たったり、福岡県の児童相談所との連携をとりながら活動を行っております。
以上です。
206
◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
207 ◯12番(松月よし子君)
次に参ります。
215ページ、10款.教育費、1項.
教育総務費、2目.事務局費、
特別支援学校建設用地取得事業費についてお伺いをいたします。
今回の骨格予算に計上してでも新設校を早期に糸島市内に設置されること、このタイミングを逃すことはできないという、この意気込みを感じる予算計上でございます。
糸島市に
県立特別支援学校の誘致の要望活動を、障がいを持つ子供たちの保護者が長く地道な要望活動を続けてこられ、市や教育委員会としても県にその声を反映すべく交渉に当たっていただいた結果が、この今のチャンスだと思いますが、今、このチャンスが今のようなことになっているのか、またこの機を逃すことは誘致が難しくなるということになるのか、お伺いをいたします。
208
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
209
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
委員おっしゃったように、本市においては長らく請願等を保護者の代表からも、そして市の教育委員会からも要望活動を行ってまいりました。
そういう中で、今回、県の整備方針として平成37年度まで、今後10年近くにわたる方針が示されております。この機を逃すことなく誘致することが、本市にとっての
特別支援学校設置にとって不可欠であるというふうに考えております。
210
◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員に申し上げます。
質疑は簡潔にお願いいたします。松月委員。
211 ◯12番(松月よし子君)
ここの部分、今から質疑する部分は井上委員も質疑をしておられましたので、割愛しながら質疑をさせていただきます。
3校の新設校とありますけれども、県は糸島市内でなく近接地域、また近隣地域という言い方もなさいますけれども、それの選定もあり得るのかと。要するに、糸島市内でなくほかのところにも、近接地帯にも選定があり得るのかというところで、それがどのような状況で起こるのか、伺います。
212
◯委員長(笹栗純夫君)
石硯学校教育課長。
213
◯学校教育課長(石硯昭雄君)
学校設置の主体者は
県教育委員会でございますので、その判断につきましては本課ではお答えしかねます。
214
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑が議題の内容を超えているようですので、注意して発言をお願いいたします。松月委員。
215 ◯12番(松月よし子君)
今の質疑ですけれども、私は糸島市内でなく近隣地域の選定もあるということが、ここに実計のほうにも書かれておられますので、近隣地域ということになると予算計上の点でも非常に困ることになると思いますけれども、その点で他の近隣地域の選定もあり得るのか、それをしないためにはどうするのかというところの質疑でございますが、予算を超えていますか。
216
◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員に申し上げます。
先ほどの答弁を聞かれたと思うんですけれども、予定地を泊地域にということで、もう明確に答弁があっておりますので、今の質疑は予算特別委員会ではふさわしくないと委員長は判断いたします。内容を変えてください。松月委員。
217 ◯12番(松月よし子君)
非常に質疑が難しいですけれども……
218
◯委員長(笹栗純夫君)
決して難しくありませんよ。
219 ◯12番(松月よし子君)続
はい。それでは、用地の取得の計画に向けてしっかりと準備していっていただきたいと思います。
次、245ページ、10款.教育費、5項.
保健体育費、1目.保健体育総務費、スポーツ推進委員費、スポーツ推進委員が行う職務についてお伺いをいたします。
220
◯委員長(笹栗純夫君)
波多江生涯学習課長。
221 ◯生涯学習課長(波多江修士君)
スポーツ推進委員の職務についてお答えします。
スポーツ事業実施のための実技指導や連絡調整、スポーツ組織の育成、教育機関や行政機関、スポーツ関係団体への協力、市民へのスポーツに対する理解促進や指導助言などスポーツ推進全般を担ってもらっております。
222
◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
223 ◯12番(松月よし子君)
このたび平昌パラリンピックが行われて、それとともに障がい者スポーツの推進が図られたわけですけど、市民のスポーツ推進を行っている糸島市では障がい者へのスポーツ推進についてどのように認識され、普及を図っておられるか、伺います。
224
◯委員長(笹栗純夫君)
波多江生涯学習課長。
225 ◯生涯学習課長(波多江修士君)
本市では、障がいのあるなしにかかわらず、市民に対してスポーツ人口の拡大を図りたいと考えております。そのきっかけとなりますよう、誰もが幾つからでも、いつまでも楽しめるニュースポーツの体験講座や出前講座を実施しておるところでございます。
また、そのニュースポーツ用具等の貸し出し等も行っており、その実技指導もスポーツ推進委員が行っております。
以上でございます。
226
◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
227 ◯12番(松月よし子君)
今現在まで、糸島市として障がい者のスポーツのかかわりは非常に推進してみえたということと思いますが、今後どのように発展的にお考えがあるか、お伺いをいたします。
228
◯委員長(笹栗純夫君)
波多江生涯学習課長。
229 ◯生涯学習課長(波多江修士君)
まず、現在、体育館使用等につきましては、使用料を減免するなどして数団体の方が利用なされております。そういったことで推進しておるわけですが、今後はこのような施設利用、また出前講座、スポーツ講座の受講等がふえるよう情報発信に努めるとともに、障がい者やその家族、関係施設にも働きかけながら連携協力し、積極的に障がい者へのスポーツ普及を図りたいというふうに思っております。
230
◯委員長(笹栗純夫君)
よろしいですか。
次に、柳委員。
231 ◯10番(柳 明夫君)
質疑いたします。
私は、211ページ、1項2目.事務局費の学校給食運営・施設整備検討業務委託について、藤井委員の質問に重ならないように質疑いたしますが、まず委託先についてですけれども、恐らくこれはこれから決めていくということになると思うんですが、どういう業務をやっているところに委託をしようとされているか、お尋ねしたいと思います。
232
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
233 ◯教育総務課長(平野真也君)
委託先につきましては、予算の可決をいただいた後に新年度に入りまして、実際、入札という形で決定をしていくことになろうかと思っております。
委託先につきましては、基本的にコンサルタント業者のほうに委託をお願いするようになろうかと思っております。
234
◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
235 ◯10番(柳 明夫君)
それで、この委託作業といいますか、委託する期間は本年度中というお答えがありました。その後、方針策定ということに向かっていくわけですが、市としてこの業務委託の報告を受けて方針を決めていくそのスパン、それはどの程度の長さを考えておられますか。
236
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
237 ◯教育総務課長(平野真也君)
基本的には、この委託につきましては年度末まで、平成30年度は委託業務の期間としてかかろうかと思っております。
市の最終的な方針決定につきましては、平成31年度以降という形になろうかと思っております。
以上でございます。
238
◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
239 ◯10番(柳 明夫君)
先ほど、この目的は、1つは恐らく大きな方向だと思うんですが、給食室をもし改修するとすれば大きなコストがかかる、その効率化という点があると思うんですけれども、その中でいわゆる親子方式ということも検討していくというお答えがありました。
親子方式とはどういうものなのかお伺いしたんですが、ちょっとイメージすれば、1つある小学校か中学校に給食室、これをよくして、この周辺の学校がそれを受け取るといいますかね、何かこの糸島市内でのセンター方式に準ずるような、そんな印象を受けるわけです。学校給食室がなくなる小・中学校が出てくるのかなというふうにもイメージするんですが、その点はいかがでしょうか。
240
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
241 ◯教育総務課長(平野真也君)
先ほど御答弁させていただきました親子方式につきましては、例えば、1つの学校で複数の学校の給食をつくるというものでございまして、センター方式とは若干異なりますけれども、先ほど柳委員がおっしゃったように、給食の調理場がない学校が出てくることにはなろうかと思います。
以上でございます。
242
◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
243 ◯10番(柳 明夫君)
糸島市の場合、自校方式がずっと続けられてきた。民間委託にはなったけれども、もうこれはやっぱり自分の学校でちゃんと自分たちの児童・生徒の給食を調理する、温かい給食が出てくる。そういうことがずっと続けられ守られてきたわけですけれども、そうなりますと、やはり学校給食のあり方が大きく変わってくる。
先ほど藤井委員の質問で、市民の声をどう聞くかということについては、これから考えますということでありましたけれども、やはり一番聞くべきなのは、その学校にかかわる保護者、子供たちの声だと思うんですが、そういうところも含めて、もう少しこのあり方の変更について、もしそうなったとした場合、どのような形で市民の声を聞こうとするか、例えばアンケート方式みたいなことをやるのかとか、そこら辺の検討はまだされていないでしょうか、いかがでしょうか。
244
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
245 ◯教育総務課長(平野真也君)
来年度、予算が可決いただいた後にこの委託業務をお願いするわけでございまして、自校方式になるのか、先ほど言いましたように、親子方式のほうがメリットがあるのか、このあたりは結果にもよりますが、先ほど言いましたように、変更になると、例えば親子方式のほうが運営方式、あるいはイニシャルコスト等で有利とかいう話になりますと、実際、給食方式が変わってまいりますので。
ただ、先ほど言われましたように、市民の方の意見をどう聞くかということについては、今後検討してまいりたいというふうに思います。
246
◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
247 ◯10番(柳 明夫君)
それでは、次の質問です。
221ページ、2項3目.
小学校改修事業費、3項3目、227ページ、
中学校改修事業費、大いに関連があるので、まとめて質疑いたします。
実施計画書ですと41ページ、42ページになります。
これまで小・中学校のこういう通常の改修事業は、大体小学校が3,600万円、中学校1,500万円、5,000万円ぐらいの規模だったわけですね。それで実施計画書等を見ますと、平成30年度は、小学校の場合、桜野小体育館を除いて考えていきますと6,900万円、小・中合わせてですね。平成31年度、平成32年度は6,400万円ぐらい、3割から4割増になっているわけですね。特に中学校の改修工事費は5割から6割増となっています。増額になっていることは大いに歓迎したいと思うんですけれども、その問題は中身ですけれども、増額の理由と目的、これは何なんでしょうか。
248
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
249 ◯教育総務課長(平野真也君)
今回の小・中学校改修事業の増額の理由、あるいは目的でございますけれども、学校施設の老朽化に伴いまして学校からの改修要望、これは年々増加しておる状況でございます。近年、特に空調設備など1件当たりの工事費が高額な費用を要する工事も発生しておりまして、これらに対応するため、平成30年度の予算につきましては、小・中合わせまして工事費で約1,100万円ほどの増額をお願いしているものでございます。
以上です。
250
◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
251 ◯10番(柳 明夫君)
そうしますとね、平成30年度で予定している改修工事、小学校、中学校でそれぞれ何件ぐらいあるんでしょうか。
252
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
253 ◯教育総務課長(平野真也君)
現時点での平成30年度の改修工事の予定でございますけれども、特に先ほど言いましたように、1件当たりの金額の上昇も見込みまして、小学校で40カ所、中学校で20カ所、合計で60カ所ぐらいの予定をさせていただいているところでございます。
254
◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
255 ◯10番(柳 明夫君)
これまで小学校、中学校から来る改修の要望について応えられているのが20%台だというお答えを聞いてまいりましたが、こうなりますと何%ぐらいになるのか、これまでどのくらいアップするのか、その点をお尋ねしたいと思います。
256
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
257 ◯教育総務課長(平野真也君)
実施率のお話だろうと思いますけれども、先ほど言いましたように、今回、1件当たりの金額が近年特に上がっておりますので、合計としましては60件ということでお答えをさせていただきました。
平成30年度の要望につきましては、現時点では322件ほど要望が上がっておりまして、実施率としましては18.6%ということになっておるところでございます。
258
◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
259 ◯10番(柳 明夫君)
18.6%。322件というのは小・中合わせてですかね。そうですね、2割となりますと60件超えますから、そうしますと今までと余り変わらないか、むしろ下がっている印象がありますが、これはそういうことになるんですかね。
260
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
261 ◯教育総務課長(平野真也君)
実施率につきましては、先ほど来申し上げておりますように、1件当たりの事業費、これによって改修率といいますか、こういった部分は大きく変わってまいります。
特に学校から出される要望につきましては、やはり大規模改造等で実施せざるを得ないような要望、あるいは委託で実施すべき業務、こういったものも上がってまいりますので、そういった部分も含まれておりますので、この要望につきましては、平成31年度の要望からは一定の整理についてはさせていただきたいというふうには思っております。
以上です。
262
◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
263 ◯10番(柳 明夫君)
平成31年度からは一定の整理といいますか、それはもう少し要望に応えられる方向でというふうに受け取っていきたいと思いますけれども、いずれにしても予算の増額はあったにしても、まだまだ要望に応えられる率は低いということがわかりました。
最後の質疑ですが、さらに増額するということは検討されておりませんか。
264
◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
265 ◯教育総務課長(平野真也君)
先ほどのお答えの中で、平成31年度からは要望に応えていくというふうなお話でございましたけれども、先ほど私が答えました部分につきましては、平成31年度要望からは、その要望の内容を一定程度事業化するものか、要はもう改良事業的なものについては、うちの改修計画には乗せないということで要望内容の精査をさせていただきたいということでございます。
それから、予算の増額につきましては、財政状況等も見ながら、引き続き確保には努めてまいりたいというふうには思っております。
以上です。
266
◯委員長(笹栗純夫君)
これで10款.教育費を終わります。
執行部の交代がありますので、しばらくお待ちください。
〔部の入れかえ〕
267
◯委員長(笹栗純夫君)
次に、248ページから249ページ、11款.災害復旧費の説明を求めます。平野産業振興部長。
268 ◯産業振興部長(平野謙二君)
11款.災害復旧費の御説明を申し上げます。
248ページから249ページをお願いいたします。
総額2,000万円を今回計上させていただいておりまして、前年度と同額となっております。
1項.農林水産施設災害復旧費につきましては、1目.農業用施設災害復旧費、2目.林業施設災害復旧費といたしまして、災害時の対応分として500万円をそれぞれ計上いたしております。
また、2項.公共土木施設災害復旧費につきましては、道路橋りょう災害復旧費、災害時対応分といたしまして1,000万円を計上させていただいております。
説明につきましては、以上です。よろしくお願いいたします。
269
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
270
◯委員長(笹栗純夫君)
これで11款.災害復旧費を終わります。
次に、248ページから251ページ、12款.公債費の説明を求めます。洞総務部長。
271 ◯総務部長(洞 孝文君)
248ページをお願いいたします。
12款.公債費でございますが、元金と利子を合わせて29億6,281万7,000円を計上いたしております。前年度に比べ1億4,237万2,000円、5.0%の増となっております。
説明は以上でございます。
272
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
273
◯委員長(笹栗純夫君)
これで12款.公債費を終わります。
次に、250ページから255ページ、13款.諸支出金の説明を求めます。洞総務部長。
274 ◯総務部長(洞 孝文君)
250ページをお願いいたします。
13款.諸支出金、1項1目の公営企業出資金は下水道事業に対する補助金で、11億2,474万2,000円を計上いたしております。前年度に比べ3,989万9,000円、3.7%の増となっております。
2項の基金費は各基金の合計で3億8,288万1,000円を積み立てることとしております。
説明は以上でございます。
275
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
276
◯委員長(笹栗純夫君)
これで13款.諸支出金を終わります。
最後に、254ページから255ページ、14款.予備費の説明を求めます。洞総務部長。
277 ◯総務部長(洞 孝文君)
254ページをお願いいたします。
14款.予備費は4,945万9,000円を計上いたしております。
以上で
一般会計予算の説明を終わります。
278
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
279
◯委員長(笹栗純夫君)
これで14款.予備費を終わります。
以上をもちまして、議案第24号 平成30年度糸島市
一般会計予算の質疑を終わります。
執行部の交代がありますので、しばらくお待ちください。
〔部の入れかえ〕
280 ◯委員長(笹栗純夫君)
次に、議案第25号 平成30年度糸島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算を議題とします。
執行部の説明を求めます。藤田人権福祉部長。
281 ◯人権福祉部長(藤田 晋君)
糸島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の説明を申し上げます。
委員長御指摘のとおり、予算書は273ページから288ページまででございます。
歳入歳出予算の総額は703万2,000円で、前年度に比べマイナス141万3,000円、16.7%の減となっております。
274ページ、歳入の主なものにつきましては、4款2項、国県貸付金の元利収入で、275ページ、歳出の主なものは1款.総務費と2款.公債費の元金利子でございます。
以上、説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。
282 ◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
283 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で議案第25号の質疑を終わります。
次に、議案第26号 平成30年度糸島市国民健康保険事業特別会計予算を議題とします。
執行部の説明を求めます。内野健康増進部長。
284 ◯健康増進部長(内野孝治君)
議案第26号 平成30年度糸島市国民健康保険事業特別会計予算の御説明を申し上げます。
予算書は289ページから335ページまででございます。
予算総額は125億3,956万円で、前年度に比べ36億1,140万6,000円、22.4%の減となっております。減額の主な理由は、国保財政運営の県単位化による共同事業の廃止等によるものでございます。
歳出の主なものとして、2款.保険給付費に88億8,672万7,000円、3款.国民健康保険事業費納付金に32億9,654万7,000円をそれぞれ計上いたしております。
次に、歳入の主なものとして、1款.国民健康保険税に23億8,649万7,000円、3款.県支出金に89億5,325万4,000円、5款.繰入金に11億7,282万2,000円をそれぞれ計上いたしております。
このたびの国保制度改革の趣旨を踏まえ、医療費の適正化、健康づくり事業の推進、国保税の収納率向上に努め、被保険者の皆様が安心して医療を受けられるよう国民健康保険事業の安定運営に向け努力してまいります。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
285 ◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。柳委員。
286 ◯10番(柳 明夫君)
国保特別会計について質疑させていただきます。
大きく財政運営が変わるということで、全般にわたる質疑になることを御容赦いただきたいと思います。
まず、今もお話がありましたが、平成30年度から県が国保財政の運営主体になることで国保税の決め方が大きく変わるということです。かいつまんでいうと、どういうふうに変わるでしょうか。
287 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
288 ◯国保年金課長(松永伸英君)
かいつまんでということでございますので、基本的なところで御説明をさせていただきますけれども、国保税率につきましては、これまで保険給付費、いわゆる医療費の部分に当たりますけれども、これを賄うために必要な額としておりました。
これが、制度改革後につきましては、今後、県に支払うこととなります国民健康保険事業費納付金、これを支払うために必要な額として決定をするということとなっております。
289 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
290 ◯10番(柳 明夫君)
そうすると、その納付金ですが、国民健康保険事業費納付金、ちょっとややこしいので納付金と言わせていただきますが、この292ページにありますね、3款として32億9,600万円ほどがあります。要するに、これを納められる国保税になればいいということになるんでしょうか。
291 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
292 ◯国保年金課長(松永伸英君)
先ほどの御質疑に答弁いたしましたように、国民健康保険事業費納付金、これを賄うための保険税となりますけれども、事業費納付金、これの算定に当たりましては、保険税だけではございませんで、市町村に交付されます国、県、こういったところからの公費を加えたものとなっております。
こういったことから、納付金から市町村に対する公費を除いた部分と歳出の一部分、保険事業等に要する費用、これを加えた部分が保険税で今後集める額となってまいります。
293 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
294 ◯10番(柳 明夫君)
その結果、今年度、平成30年度は保険税の値上げはしないで済むと。マスコミ報道で、こうなったら上がるんじゃないか、いろいろ取り沙汰されておりましたが、本市においては値上げをしないで済むということですけれども、一方で305ページの上のほうにありますね、5款.繰入金の一般会計繰入金の6節.その他一般会計繰入金の、これが大体昨年度まで3億円ということでしたが、今回1億円、2億円減額になっているわけですね。単刀直入にお伺いいたしますけれども、この2億円を減らさなければ値下げも可能だったということでしょうか。
295 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
296 ◯国保年金課長(松永伸英君)
今、おっしゃいますように、今回の制度改革に伴います公費拡充の結果、本市におきましては法定外繰り入れが2億円削減できておりますけれども、なお1億円が不足するという結果となっております。
また、国保運営に必要な経費につきましては、基本的には受益者が負担することが適切な運営であること、また法定外繰り入れにつきましては、国保の被保険者でない市民の方に税負担を課しておると、二重の保険料負担というふうになっておると、そういった課題がありますことから、今度の法定外繰り入れの方向性といたしまして、国、県の方針におきまして計画的、段階的に削減、解消するというふうになっておりまして、その旨、福岡県の国民健康保険運営方針のほうにも定められておるところでございます。
したがいまして、この方針に従いまして全ての市町村が今後進めていくというふうになりますことから、税率を下げて法定外繰り入れを維持するという検討は行っておりません。
297 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
298 ◯10番(柳 明夫君)
もう少し言いたいところですが、一般質問ではありませんので、そういうお考えだということですね。
それで、この県へのいわゆる納付金、これがどのようにして決められるのかということについてお尋ねしたいと思います。
299 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
300 ◯国保年金課長(松永伸英君)
翌年度の医療費の見込み等から算定されるというところが基本的なところでございます。
301 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
302 ◯10番(柳 明夫君)
そうしますと、県への納付金というのが毎年変動していくことになるんでしょうか。
国は今回の措置による激変緩和措置というのも行いますということなんですが、そのことも含めて、ちょっと御説明をお願いしたいと思います。
303 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
304 ◯国保年金課長(松永伸英君)
先ほど申しましたように、医療費の見込みというのが毎年度変わってまいりますので、この納付金につきましては毎年度算定されて変わるということとなってまいります。
ただし、制度移行後3年間につきましては、一定の基準で激変緩和措置というものがなされますので、納付金の上限というのがございます。これを超えることはございません。
305 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
306 ◯10番(柳 明夫君)
要するに、その納付金の上限を超えることはない、上限を超えたときは、その線でおさまるといいますか、県に納付すればいいということですが、市民の皆さんにとって、加入者にとって、今後、国保税が上がるのかどうなのかというのは一番の関心事なんですが、少なくとも今後3年間、国保税が据え置きということなのか、毎年、やっぱりそれは変わっていくのかというところをお尋ねしたいと思います。
307 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
308 ◯国保年金課長(松永伸英君)
今回、3年間の保険税の見込み額の試算を行いまして税率の検討を行っておりまして、その予定でございます。
309 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
310 ◯10番(柳 明夫君)
そうしますと、3年間は少なくとも国保税は変わらないと受け取ってよろしいわけですね。
それから、国から国保財政の安定のために保険者支援金が来ております。それで、これは私が12月議会でも一般質問で取り上げましたけれども、国から平成30年度から今までの1,700億円から2倍の3,400億円、これを各市町村に配分すると、こういうふうに言われているわけですね。国としては、これは被保険者1人当たり1万円の財政効果があるというふうに言っています。
しかし、この303ページ、5款1項1目ですかね、保険基盤安定繰入金の中で保険者支援分繰入金が2億3,500万円ぐらいですかね、去年が2億4,200万円、大体同じような金額で、ということは、国としては倍に措置しますということなんですが、残りはどこに充てられているのか、お尋ねしたいと思います。
311 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
312 ◯国保年金課長(松永伸英君)
3,400億円のうちの残りの1,700億円、これにつきましては、今回は財政調整機能の強化と、それから保険者努力支援制度、ここの部分として拡充された予算でございます。
したがいまして、本市の予算におきましては、3款の県支出金の保険給付費等交付金に当たっておりますし、歳出におきましては3款の保険事業費納付金の算定の中で反映をされておるという形となっております。
313 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
314 ◯10番(柳 明夫君)
納付金に充てられている、2億5,000万円ほど充てられていますね、県の支出金として。これが大半なんでしょうか。ちょっとよくわからないので、済みません。
315 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
316 ◯国保年金課長(松永伸英君)
充てられておりますところは、歳入の3款.県支出金の保険給付費等交付金、それから歳出におきまして市のほうが県のほうに払うこととなります保険事業費納付金、この算定の中で反映されておるというところでございます。
317 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
318 ◯10番(柳 明夫君)
はい、わかりました。
それから、316ページになりますけれども、これは2款の保険給付費、1項.療養諸費ですね。昨年の82億5,000万円から76億4,000万円、6億1,000万円、7%ぐらいですかね、減っているわけですが、かなり大きな減額ですけれども、この原因は何なんでしょうか。
319 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
320 ◯国保年金課長(松永伸英君)
国保の被保険者数が減少しておりまして、その減少見込みによりますところと、診療報酬改定、これがマイナス改定となっておりますことから減少しておるというところでございます。
321 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
322 ◯10番(柳 明夫君)
そうしますと、この給付費の減少傾向ですね、1つは加入者、被保険者の減少ということをお答えになりました。まだ傾向として、ちょっと続いているような感じもいたします。
診療報酬改定、診療報酬の見直し、これは2年に1回でしたかね、薬価も下げられているという話もありますけれども、今度の見通しというのは、いや、その反転してふえていくのか、あるいは減少傾向が続くのか、難しいところかもしれませんが、そこら辺の判断はいかがでしょうか。
323 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
324 ◯国保年金課長(松永伸英君)
雇用状況の部分にもよってまいります。国保から社保へ移行される部分があったりとか、それから先ほどありましたように、診療報酬の改定というのが2年に1回というところで、これが上がるのか下がるのか、そういったところもございますので、なかなか今後の見通しというところはわかりませんけれども、おおむね現状よりも若干下がっていくような、総額といたしましてですね、なってくるというふうな傾向になるんではなかろうかというふうには思っております。
325 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
326 ◯10番(柳 明夫君)
同じページの中身を見てみますと、2款1項.療養諸費、それから318ページ、2項.高額療養費、これは今までにないこととして国県支出金が財源として充てられているわけです。この療養諸費で99%、高額療養費で95%、これが充てられている。市の実費負担、一般財源からの支出はわずかな金額に割合としてはなっているわけですね。
それで、国県支出金としてこのように充てられる財源というのは、医療給付がふえても大体同じ比率で来るようになるのかということと、それから一般財源は、これは何に使われるものなのか、お尋ねしたいと思います。
327 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
328 ◯国保年金課長(松永伸英君)
保険給付につきましては、基本的に県から市町村に交付されます交付金で賄われるというところになるわけでございますけれども、今回、当初予算要求時での保険給付費の見込みと県交付金の算定時での保険給付費の見込みとの差異によりまして一般財源が生じているという形となっております。
329 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
330 ◯10番(柳 明夫君)
その点はわかりました。
それで、医療給付費、先ほどお尋ねして減少傾向の見込みが強いようなお話もありましたけれども、もし仮にふえていくとすれば、県への納付金も上がっていくということになりますか。
331 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
332 ◯国保年金課長(松永伸英君)
納付金につきましては、医療給付費等の見込み等で算定されることになりますので、上がっていくと県の納付金も上がっていくという形と連動してまいります。
333 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
334 ◯10番(柳 明夫君)
それでは、最後のお尋ねになります。
320ページ、321ページ、2款5項の葬祭諸費ですけれども、これが昨年度予算に比べて116万円減額になっております。これは議案として出されている基金条例の改定ですけれども、その中で葬祭費が4万円から3万円に減額と、これに連動したものだと考えるわけですが、それがそうかということと、それとこの葬祭費の支給人数といいますかね、これは大体どの程度見込んでいるのか、お尋ねしたいと思います。
335 ◯委員長(笹栗純夫君)
松永国保年金課長。
336 ◯国保年金課長(松永伸英君)
今おっしゃいました条例に連動した形で4万円から3万円に減額したところでの予算計上となっております。
平成30年度の件数の見込みにつきましては、160件で見込んでおります。
337 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で議案第26号の質疑を終わります。
次に、議案第27号 平成30年度糸島市介護保険事業特別会計予算を議題とします。
執行部の説明を求めます。内野健康増進部長。
338 ◯健康増進部長(内野孝治君)
議案第27号 平成30年度糸島市介護保険事業特別会計予算の御説明を申し上げます。
予算書は337ページから385ページまででございます。
予算総額は、83億5,800万円で前年度に比べ1億7,752万3,000円、2.2%の増となっております。増額の主な理由は、高齢化等に伴う介護給付費の増加によるものでございます。
歳出の主なものとして、2款.保険給付費に75億8,170万2,000円、4款.地域支援事業費に5億3,390万8,000円をそれぞれ計上いたしております。
次に、歳入の主なものとして、1款.保険料に19億7,649万2,000円、3款.国庫支出金に17億9,889万7,000円、4款.支払基金交付金に21億3,715万5,000円、5款.県支出金に11億8,037万2,000円、7款.繰入金に12億5,490万9,000円をそれぞれ計上いたしております。
引き続き、介護保険事業の安定運営及び地域包括ケアシステムの構築、進化に努力してまいります。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
339 ◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。松月委員。
340 ◯12番(松月よし子君)
375ページ、4款.地域支援事業費、3項.包括的支援事業・任意事業費、2目.権利擁護事業費、成年後見制度利用支援事業費について質疑をいたします。
成年後見等助成金は昨年度より増加になっておりますけれども、利用者数と予算額の推移について伺います。
341 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
342 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
平成29年度の予算は、201万6,000円の計上で10件を想定しておりました。
今年度、平成30年度の予算につきましては372万円、15件を想定しての計上となっております。
343 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
344 ◯12番(松月よし子君)
権利擁護事業として成年後見制度利用支援事業は非常に大切な事業ですけれども、どのような状況の方の利用がふえているのか。また、糸島市の高齢者の状況から今後の見通しについてお願いいたします。
345 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
346 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
どのような状況の方がふえているのかということにつきましては、認知症の方で、かつ成年後見人の報酬を負担する親族等がおられない方がふえておられます。
今後につきましては、高齢化のさらなる進展、特に後期高齢者の増加に伴いまして認知症の方がふえ、またその中で親族等の身寄りがいない方などもふえると思われます。
以上でございます。
347 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
348 ◯12番(松月よし子君)
次に参ります。
377ページ、認知症カフェ事業助成金、認知症施策推進事業費、この事業なんですけれども、国の認知症施策推進総合戦略、新オレンジプランでの事業なのかということでお伺いをいたします。
349 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
350 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
お見込みのとおり、新オレンジプランでの施策でございます。
351 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
352 ◯12番(松月よし子君)
その中で、この事業、糸島市ならでの独自の認知症施策推進事業も含まれているのか、お伺いをいたします。
353 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
354 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
認知症カフェにつきましては、オレンジプランの中では、その設置の推進という文言が上がっております。具体的なカフェの設立ですとか運営に関する助成金については、市独自のものと考えております。
355 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
356 ◯12番(松月よし子君)
それでは、その下の19節の負担金補助及び交付金の中で、認知症カフェ事業助成金についてお伺いをいたします。
今回、介護保険事業特別会計に予算計上された経緯と理由についてお伺いします。
357 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
358 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
経緯につきましては、今回の介護保険法の改正に伴いまして、認知症施策をより一層推進させるため、新オレンジプランで基本的な考え方が、この介護保険制度に位置づけられたところでございます。
一般会計から特別会計へ計上した理由につきましては、この経緯に伴いまして介護保険事業特別会計の中の地域支援事業に計上することで市の一般会計からの負担が19.25%と財政的に有利であるということで、こちらに計上することがより適当であると判断したものでございます。
359 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
360 ◯12番(松月よし子君)
それによりまして、安定的に経営していかれるという効果もあると思いますが、どのようにお思いですか。
361 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
362 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
おっしゃるとおり、安定的に継続して実施ができていくものと考えます。
363 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
364 ◯12番(松月よし子君)
それでは、現在、認知症カフェの糸島市での現在の状況についてお伺いをします。
まず、数とか、情報交換会とか、体験発表会とか、いろいろな事業をされていると思いますが、その状況について、お答えできる範囲内でお願いいたします。
365 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
366 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
現時点での設置の箇所数は7カ所でございます。
また、状況につきましては、年2回、認知症カフェの代表者会議などを行いまして情報交換などを行っておるところでございます。
367 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
368 ◯12番(松月よし子君)
現在、7カ所ということでございますが、目指す箇所数としては、どのようにお考えでしょうか。
369 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
370 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
目標といたしましては、平成32年度に15カ所を目標としております。
371 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
372 ◯12番(松月よし子君)
それから、認知症カフェ事業のこの効果としては、どのように把握をしておられるか、お伺いいたします。
373 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
374 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
効果といたしましては、先ほど申し上げました情報交換会などでの発言された内容といたしまして、カフェに参加することで家族が安心できた、また同じような状況の家族同士で思いを共有できたなどが上げられておりまして、このようなことが効果だと考えております。
375 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
376 ◯12番(松月よし子君)
それでは、認知症カフェ、先ほど平成32年までに15カ所ということでございますが、今おっしゃった効果をもとに発展的に展開をするとすると、どのようなお考えがあるか、お伺いをして最後にします。
377 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
378 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
今後につきましては、今、出たような効果を地域包括支援センターですとか、ケアマネジャーのほうに情報を発信いたしまして、まだ参加されていない別の認知症家族様などへ案内していくことなどで展開できると考えます。
379 ◯委員長(笹栗純夫君)
よろしいですか。
ここで暫時休憩いたします。なお、再開は13時ちょうどの予定といたします。
(午後0時03分 休憩)
(午後0時55分 再開)
380 ◯委員長(笹栗純夫君)
再開します。
休憩前に引き続き質疑を行います。
後藤委員。
381 ◯4番(後藤宏爾君)
346ページ、第1款第1項の介護保険料の1目.第1号被保険者保険料について質疑したいと思います。
平成28年度は17億3,625万3,000円、平成29年度は17億9,178万9,000円、5,583万6,000円の伸びになっていました。しかし、平成30年度を見てみますと19億7,649万2,000円となっており、一気に1億8,470万3,000円の伸びになっていますけれども、これだけ上がっている要因は何が考えられるでしょうか。
382 ◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
383 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
要因といたしましては、第1号被保険者数の増加及び介護保険料の引き上げでございます。
384
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員。
385 ◯4番(後藤宏爾君)
よくわかりました。65歳以上のお年寄りの人口がふえている、それは第7期介護保険計画の第7章で見ても理解できます。つまり、それにつれて被保険者も増加していくということで理解していいでしょうか。
386
◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
387 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
はい、そのとおりでございます。
388
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員。
389 ◯4番(後藤宏爾君)
それでは、独自の減免措置、軽減措置を実施している市町村について、福岡県の全県の状況について把握なされているでしょうか。そして、今、糸島市が現在減免措置は実施していると思われるんですけれども、どれほどの数でしょうか。
390
◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
391 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
市独自の保険料減免につきまして、県内の状況は把握しておりません。また、本市の保険料減免についての状況につきましては、平成28年度の実績といたしましては6件、18万1,270円、今年度、29年度2月末現在では2件、25万4,080円の減免を実施しております。
392
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員。
393 ◯4番(後藤宏爾君)
手元に資料があるんですけれども、福岡県内で保険料の減免を実施している市町村は、数えてみたところ20ありました。特に、飯塚市の場合、所得の激減による減免の場合、収入減に応じて減免がなされていると、2017年の6月14日に更新されたホームページを見たときに記載されていました。糸島市の場合、非課税の低所得者に対する減免措置などを含めた市独自の負担軽減措置について、平成30年度の予算に計上されているでしょうか。
394
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員に申し上げます。質疑が議題の内容を超えているようですので、注意して発言をお願いします。
395 ◯4番(後藤宏爾君)続
わかりました。済みません。
396
◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
397 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
糸島市独自で保険料を軽減するための予算は計上しておりません。
398
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員。
399 ◯4番(後藤宏爾君)
じゃ、今後、介護保険の引き上げ等による減免措置というのは、検討されるお考えはありますか。
400
◯委員長(笹栗純夫君)
嘉村介護・高齢者支援課長。
401 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)
災害などに遭われた場合の市単独の減免措置につきましては、引き続き実施してまいる所存でございます。ただ、保険料の引き上げ分などを軽減するために、新たな一般会計からの繰り入れなどの予算措置をする予定はございません。
以上でございます。
402
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員。
403 ◯4番(後藤宏爾君)
一応これでちょっと最後にしますけれども、私の考えですけれども、これ以上の低所得者に対する(発言する者あり)済みません、失礼しました。これ以上の低所得者に対する負担は、介護保険の崩壊を私は招くと思います。予防措置をすると常任委員会でもありましたけれども、65歳以上の人口がふえるために負担が増大していく。それでは意味がないように思います。本来なら、国が50%の負担をし……
404
◯委員長(笹栗純夫君)
後藤委員に申し上げます。質疑が議題の内容を超えているようですので、注意して発言をしてください。
405 ◯4番(後藤宏爾君)続
はい、済みません。私が言いたいのは、介護保険料の市民の負担を軽くするよう、市として国に要望していくべきだということで、これで質問を終わらせていただきます。済みません。
406
◯委員長(笹栗純夫君)
以上で議案第27号の質疑を終わります。
次に、議案第28号 平成30年度糸島市後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。
執行部の説明を求めます。内野健康増進部長。
407 ◯健康増進部長(内野孝治君)
議案第28号 平成30年度糸島市後期高齢者医療特別会計予算の御説明を申し上げます。
予算書387ページから409ページまででございます。
予算総額は13億2,008万2,000円で、前年度に比べ3,443万6,000円、2.7%の増となっております。
増額の主な理由は、被保険者の増加に伴う後期高齢者医療広域連合納付金の増額によるものでございます。
歳出の主なものとして、2款.後期高齢者医療広域連合納付金に12億7,392万9,000円を計上いたしております。
次に、歳入の主なものとして、1款.後期高齢者医療保険料に9億2,556万1,000円、4款.繰入金に3億7,232万9,000円をそれぞれ計上いたしております。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
408
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
409
◯委員長(笹栗純夫君)
以上で議案第28号の質疑を終わります。
執行部の交代がありますので、しばらくお待ちください。
〔部の入れかえ〕
410
◯委員長(笹栗純夫君)
次に、議案第29号 平成30年度糸島市渡船事業特別会計予算を議題とします。
執行部の説明を求めます。馬場企画部長。
411 ◯企画部長(馬場 貢君)
それでは、議案第29号 平成30年度糸島市渡船事業特別会計予算の御説明を申し上げます。
予算書は411ページから431ページまでとなります。
予算総額につきましては8,825万2,000円で、前年度に比べ2,789万6,000円の増額となっております。
歳出につきましては、4款.公債費が前年度に比べ2,395万1,000円の増額になっておりますが、これは新船建造時の起債の元金償還が始まることによるものでございます。
歳入につきましては、公債費の増額などにより、4款.繰入金が前年度に比べ3,075万6,000円の増額となっております。
なお、新年度も渡船の運行に当たりましては、安全で安定的な運行に努めてまいります。
説明については以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
412
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
413
◯委員長(笹栗純夫君)
以上で議案第29号の質疑を終わります。
次に、議案第30号 平成30年度糸島市二丈福吉財産区特別会計予算を議題とします。
執行部の説明を求めます。平野産業振興部長。
414 ◯産業振興部長(平野謙二君)
議案第30号 平成30年度糸島市二丈福吉財産区特別会計予算の御説明を申し上げます。
433ページから445ページをお願いいたします。
歳入歳出それぞれ前年度対比37万4,000円の減でございまして、67万4,000円を計上いたしております。
歳入の財政調整基金繰入金、歳出の財産管理費、直営林整備委託の減によるものでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
415
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
416
◯委員長(笹栗純夫君)
以上で議案第30号の質疑を終わります。
次に、議案第31号 平成30年度糸島市二丈一貴山財産区特別会計予算を議題とします。
執行部の説明を求めます。平野産業振興部長。
417 ◯産業振興部長(平野謙二君)
議案第31号 平成30年度糸島市二丈一貴山財産区特別会計予算の御説明を申し上げます。
447ページから457ページとなります。
本年度予算額は、前年度より454万9,000円増額をさせていただきまして、歳入歳出それぞれ846万8,000円を計上いたしております。
増額の理由につきましては、財産売払収入の増に伴います財政調整基金積立金の増額によるものでございます。
主な内容でございますが、区有林106ヘクタールの再造林事業を計画的に進めておりまして、本年度はそのうち約22ヘクタールを対象として取り組みをいたします。その歳入といたしまして、立ち木の売り払い収入801万1,000円を計上いたし、歳出では802万3,000円を財政調整基金に積み立てることといたしております。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
418
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。伊藤委員。
419 ◯16番(伊藤千代子君)
1点だけちょっと気になるところを伺っておきます。
455ページ、財産貸付収入というのがあります。土地の貸付料が24万6,000円というのが、この一貴山の財産区にはあるんですけれども、この24万6,000円は、どういうものをどこに貸しているのかということをまず御説明を願います。
420
◯委員長(笹栗純夫君)
吉村農林水産課長。
421 ◯農林水産課長(吉村浩次君)
1つがフォレストアドベンチャーの駐車場700平米と、もう一つがソフトバンクの鉄塔77平米でございます。貸し付けの相手方につきましては、駐車場のほうが有限会社パシフィックネットワーク、鉄塔のほうがソフトバンクでございます。
以上でございます。
422
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
423 ◯16番(伊藤千代子君)
フォレストアドベンチャーに貸している700平米は幾らで貸しているんですか。
424
◯委員長(笹栗純夫君)
吉村農林水産課長。
425 ◯農林水産課長(吉村浩次君)
年額4万6,200円でございます。
426
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
427 ◯16番(伊藤千代子君)
わかりました。4万円ということは、後で計算したら1平米幾らというのはわかりますね。ということは、市が20万平米貸していて、年間10万円よりも随分高いというふうになるんですが、これに関しては、財産区は不動産の鑑定等をして、こういうふうな貸付料に決まったんでしょうか。
428
◯委員長(笹栗純夫君)
吉村農林水産課長。
429 ◯農林水産課長(吉村浩次君)
行政財産使用徴収条例、現在では行政財産の使用に関する条例なんですけれども、それに準じて計算しております。
430
◯委員長(笹栗純夫君)
よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
以上で議案第31号の質疑を終わります。
次に、議案第32号 平成30年度糸島市水道事業会計予算を議題とします。
執行部の説明を求めます。三角上下水道部長。
431 ◯上下水道部長(三角孝志君)
議案第32号 平成30年度糸島市水道事業会計予算について御説明をいたします。
別冊の糸島市
公営企業会計予算書をお願いいたします。
1ページをお願いいたします。
まず、第2条の業務の予定量は、給水戸数3万100戸、対前年度比で500戸の増。年間総給水量は660万立方メートル、対前年度比で10万立方メートルの増。1日平均給水量は1万8,082立方メートル、対前年度比で274立方メートルの増を見込んでおります。いずれも前年度実績に基づき予定量を算出いたしております。
次に、主要な建設改良事業の主な内容を説明いたしますと、原水施設整備事業といたしまして、瑞梅寺ダム堰堤改良工事に係る県への負担金、水道施設のIP化工事、福吉水源更新工事、浄水施設整備事業といたしまして、瑞梅寺浄水場改良工事に係る福岡市への負担金、配水施設整備事業といたしまして、配水管や消火栓の整備を市内14カ所で、第8次拡張事業といたしまして、前原地区の東地区、志摩西貝塚地区、二丈松末地区での配水管工事、緊急連絡管整備事業と重要給水管整備事業につきましては、災害など緊急時に備えるため、笹山配水池と師吉配水池並びに医師会病院等を結びます配水本管の接続、管路の耐震化工事を予定いたしております。
以上、6事業で6億222万3,000円の計上をいたしておるところでございます。
次に、第3条の収益的収入及び支出でございますけれども、収入の水道事業収益といたしまして、17億1,188万4,000円、支出の水道事業といたしまして、16億7,748万9,000円。
第4条の資本的収入及び支出では、収入の資本的収入といたしまして3億4,367万4,000円、次のページになりますけれども、支出の資本的支出といたしまして9億1,007万6,000円を計上いたしております。
第5条の企業債につきましては、それぞれ事業ごとに記載しているとおりでございます。
第7条では、一般会計から受ける補助金の額を1億1,918万3,000円と定めております。
水道事業会計予算につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
432
◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。伊藤委員。
433 ◯16番(伊藤千代子君)
公営企業会計の予算書の中の、まず糸島市の水道事業会計について、ちょっとお尋ねをしたいと思います。
この1ページのところに第8次拡張事業費1億3,205万6,000円が載っておりますが、新規水道整備計画第8次拡張のことなんですけれども、糸島市が第7次拡張まで、大体58平方キロメートルぐらいの整備を行ってきたわけですが、今回、ここで20平方キロメートルの拡張をするということになった経緯を伺います。
434
◯委員長(笹栗純夫君)
林水道課長。
435 ◯水道課長(林 忠敏君)
第7次拡張事業から第8次拡張事業につきましては、合併によって給水区域の統一性がなかったということで、旧前原に合わせて、旧志摩、二丈を整備し、公平性を保ったという状況になっております。
以上です。
436
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
437 ◯16番(伊藤千代子君)
一日も欠かすことができないライフラインですので、水道事業は本当に大事なんですが、ただ、この間、7次拡張までの何十年間の間に60平方キロメートルぐらいということは、20平方キロメートルは結構広いような感じがしますが、その面積に関しては、どのようなお考えで決定をされたのかなと思いますが。
438
◯委員長(笹栗純夫君)
林水道課長。
439 ◯水道課長(林 忠敏君)
旧前原のときに、現水道施設で水道が乗る高さ、標高になります。二丈、志摩についても、同じ現施設で水道が乗る高さを給水区域に編入した状況です。
以上です。
440
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
441 ◯16番(伊藤千代子君)
確かに、例えば、井戸世帯であっても、水質問題とか、あるいは出る状況が悪くなったりすれば、水道を引いてほしいと望んでいるところとか結構あると思いますよね。そういういわゆる市民、住民の声というか、その辺の把握はどんなふうにされて、こうなったんですか。
442
◯委員長(笹栗純夫君)
林水道課長。
443 ◯水道課長(林 忠敏君)
合併後、皆様の要望を聞きながら、水質が悪い状況、また水道が欲しいという状況も踏まえながら検討し、編入を行いました。
444
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
445 ◯16番(伊藤千代子君)
相当広い地域なので、今後、工事が相当進められるというふうに思うんですが、例えば、実施計画では、これは90ページに第8次拡張のことは載っていますね。これを見たりすると、例えば、平成30年度では9,800万円ですかね、こういうふうな予算が計上されており、また、この6ページの中では、工事請負費としていろんなのが入っているとは思いますが、2億3,700万円というふうに載っています。公共事業の発注が減る中では、上下水道事業の工事というのは、とても地元の業者にとっては大事なんだとは思いますが、その業者の発注の仕方というのは、どのようになさる予定になっていますか。
446
◯委員長(笹栗純夫君)
田中業務課長。
447 ◯業務課長(田中幸昌君)
発注の方法、工事の価格によって、いろいろ指名の方法とか、そういうことでよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)一応、公営企業のほうでは、まず総合評価方式、今、下水道工事では3,000万円以上が総合評価、そして水道工事につきましては、建設工事扱いですので、こちらは総合評価は5,000万円以上になっております。それからあと、2,000万円以上については一般競争入札、2,000万円未満が指名競争入札ということで、あとは業者さんのランク分けによって指名をさせていただくようになっております。
448
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
449 ◯16番(伊藤千代子君)
決算委員会ではないので、落札率のことは今回いいんですけれども、ただ、やはり私が入札結果評価を見ると、上下水道ではないんですが、99%とか100%とかの落札率を見るときがあるんですよね。だから、本当に公平な競争が行われたのかなと疑問に思うときがあるわけです。ですから、ここがそうだとは申し上げておりません。ただ、これだけの工事費用がある中では、やはり公平・公正な業者選定をしながら、地場産業の振興になるように努めていただきたいということを申し上げて終わります。
450
◯委員長(笹栗純夫君)
以上で議案第32号の質疑を終わります。
次に、議案第33号 平成30年度糸島市下水道事業会計予算を議題とします。
執行部の説明を求めます。三角上下水道部長。
451 ◯上下水道部長(三角孝志君)
議案第33号 平成30年度糸島市下水道事業会計予算について説明をいたします。
同じく別冊の糸島市
公営企業会計予算書の20ページをお願いいたします。
第2条の業務予定量でございますけれども、公共下水道、特定環境保全、農業集落排水、漁業集落排水、個別排水の5事業、それぞれ記載のとおりの業務を予定いたしております。
各事業の主要な建設改良事業を御説明いたします。
公共下水道事業では、雨水管築造工事といたしまして、前原地区の東、富、井原、香力等で、志摩地区では、師吉、大浦台等で事業を予定いたしております。
また、雨水の浸水対策といたしまして、引き続き浦志、高田地区等での水路改修工事を、前原下水管理センターの長寿命化工事につきましては、平成29年度に引き続き施設の更新事業を実施する予定といたしておりまして、事業費といたしましては9億2,650万円を予定いたしております。
特定環境保全事業では、取付管の設置工事として350万円。
農業集落排水事業では、長糸、瑞梅寺地区で汚水管築造工事を予定いたしておりまして、事業費として1億5,000万円を計上いたしております。
姫島の漁業集落排水事業につきましては、本年度の新規事業の予定はございません。
個別排水事業では、合併処理浄化槽20基分の予算といたしまして、3,692万6,000円を計上いたしております。
以上、5事業で11億1,692万6,000円の事業費を計上いたしているところでございます。
次に、第3条の収益的収入及び支出でございますが、収入の下水道事業収益といたしまして24億3,203万6,000円、支出の下水道事業費用として21億735万6,000円、第4条の資本的収入及び支出では、収入の資本的収入といたしまして15億547万1,000円。
次のページでございますが、支出の資本的支出といたしまして23億5,279万9,000円を計上いたしております。
第5条の債務負担行為、第6条の企業債につきましては、それぞれ事業ごとに記載しているとおりでございます。
第9条では、一般会計から受ける補助金の額を10億3,944万3,000円と定めております。
下水道事業会計予算につきましては以上でございます。よろしくお願いをいたします。
452 ◯委員長(笹栗純夫君)
質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。伊藤委員。
453 ◯16番(伊藤千代子君)
第33号議案の下水道事業会計について質疑をいたします。
まず、下水道会計は、非常に事業費が大きいんですけれども、まずその中で、24ページなんですが、非常に大きいのは、処理場費の3億8,754万6,000円ですが、これに関しては、3億4,943万9,000円の委託料は、昨年度と比べてどのような状況かをまず伺います。
454 ◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
455 ◯下水道課長(田中輝昭君)
動力費、汚泥処理費についてはふえておりますが、施設の更新工事に伴いまして、保全管理費が減少したこともあり、昨年と同様な額となっております。
456 ◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
457 ◯16番(伊藤千代子君)
契約業者に対する委託料としては、金額は変わっておりませんか。
458
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
459 ◯下水道課長(田中輝昭君)
変わっておりません。
460
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
461 ◯16番(伊藤千代子君)
はい、わかりました。
では次に、26ページですけれども、8億5,400万円の工事請負費とかに関しては、これは既成の市街地の整備費ということで理解をいたしました。
そこで、処理場の延命化に関する工事も、今なさっていると、来年度はなさるというふうに思うんですが、この実施計画の中では、97ページのほうにたしか載っていますよね。公共下水道の処理場の延命化として、これは来年度の予算としては、一般財源を含めまして2億750万円ですかね、これはちょっと確認したいのは、この中で、処理場の延命に関しては、どれぐらいかかるんでしょうか。
462
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
463 ◯下水道課長(田中輝昭君)
延命化につきましては、約2億2,000万円ほどかかります。
464
◯委員長(笹栗純夫君)
田中業務課長。
465 ◯業務課長(田中幸昌君)
済みません、補足で言いますと、はっきりわかるのは、26ページの今おっしゃっている既成市街地の備考欄のところに、委託料とございます。そちらのところが2億2,050万円ですね、そちらが長寿命化の更新業務の委託料というところで載っている、これが2億2,000万円になります。
466
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
467 ◯16番(伊藤千代子君)
委託料でもおっしゃいましたけど、その委託料は、ちょっともう一回確認したいんですけど、どこに委託しているんでしたかね。
468
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
469 ◯下水道課長(田中輝昭君)
日本下水道事業団でございます。
470
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
471 ◯16番(伊藤千代子君)
ということは、日本下水道事業団がこの委託をして延命化の工事をするということですよね。じゃ、その事業団がここに来て、その事業を、工事を直接やるとは思えないんですが、それはどのようにするわけですか。
472
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
473 ◯下水道課長(田中輝昭君)
日本下水道事業団のほうで入札を行いまして、そこの決まった業者で工事を行います。
474
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
475 ◯16番(伊藤千代子君)
それは毎年毎年入札をするんですか、それとも例えば、一括して入札をして、そこに頼むというふうな形になっているんですか。
476
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
477 ◯下水道課長(田中輝昭君)
2年間分をまとめて入札を行っております。
478
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
479 ◯16番(伊藤千代子君)
これは来年の予算になっていますけど、じゃ、今、連続性がないといけないような気もするんですが、これまでというか、ことしと来年はどこがするんでしょうか。ことし、来年というか、去年、ことしでもいいんですけど。
480
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
481 ◯下水道課長(田中輝昭君)
日本下水道事業団がやっているのはわかるんですけど、直接行っている業者が、今、手持ち資料がありませんので、少しお待ちください。
482
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
483 ◯16番(伊藤千代子君)
なぜそのことをお聞きするかというと、やはりこれも大きな金額ですので、もちろん皆さんそう思っていらっしゃると思うけど、地場業者の振興とかいうことがまずあると思います。それと同時に、市民の生活にかかわる下水道の整備なので、きちんとした工事をやっているかどうかは、皆さんにとってもとても大事なことだと思うので、私はお尋ねをしているわけなんですよね。だから、ちょっと今そのことは、また後でお聞きをしたいと思います。
484
◯委員長(笹栗純夫君)
次の質疑に入ってください。
485 ◯16番(伊藤千代子君)続
それでは、今ちょっと調べていらっしゃる間に、ちょっと予定外なんですが、下水道事業会計においては、公共下水道と農業集落排水等が、今、一緒になったわけなんですけれども、農業集落排水に関しましては、公共下水道と比べて……
486
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員、ページを。
487 ◯16番(伊藤千代子君)続
済みません、20ページです。この農業集落排水事業は、つなぎ込みの現状というか、例えば、下水道でもそうですけど、せっかくその地域に整備をしても、それを使われなかったら、結局、なかなか収入的に苦しくなるわけなんですが、公共下水道もそうですし、農業集落排水でも、その辺のつなぎ込みの状況はどうなっているか、お尋ねしたいと思います。
488
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
489 ◯下水道課長(田中輝昭君)
水洗化率のほうで答えさせていただきます。
82%でございます。
490
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
491 ◯16番(伊藤千代子君)
それは全部の標準じゃないですか。例えば、農業集落排水事業だけだったらどんな状況というのはわかりませんか。
492
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
493 ◯下水道課長(田中輝昭君)
今お答えした分が農業集落排水のみの率です。
494
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
495 ◯16番(伊藤千代子君)
ということは、公共下水道はもちろんもっと高くなりますよね。それもわかればお知らせ願いたいと思います。あれは今もやっていらっしゃいますか。公共下水道工事をやったら、例えば、1年以内にやった場合の推進のための援助金みたいなというか、ああいうことは今もされてありますか。
496
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員に申し上げます。質疑は簡潔にお願いします。田中下水道課長。
497 ◯下水道課長(田中輝昭君)
まず、1点目の公共下水道だけでは、水洗化率が95.9%ございます。また、農業集落排水を含めて供用開始後3年以内に下水道につなぎ込みがあれば、1万円の補助をやっております。
498
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員。
499 ◯16番(伊藤千代子君)
それから、農業集落に関してはやっぱり2割程度の人がつなぎ込みがあっていないという、その課題については、課のほうではどのような理由だと思われていますか。
500
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
501 ◯下水道課長(田中輝昭君)
一概には言えないんですけど、主な原因といたしまして、やはり資金不足が原因だろうと思っております。
502
◯委員長(笹栗純夫君)
田中下水道課長。
503 ◯下水道課長(田中輝昭君)
先ほどの日本下水道事業団の工事の業者ということで、3業者あります。まず1点目が株式会社竹澤建設、2番目に鎌田バイオ・エンジニアリング株式会社、最後に、株式会社明電エンジニアリングでございます。
504
◯委員長(笹栗純夫君)
伊藤委員、いいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
以上で議案第33号の質疑を終わります。
以上をもちまして、議案第24号から議案第33号までの質疑を終了いたします。
ここで執行部が退席されますので、しばらくお待ちください。
〔部の入れかえ〕
505
◯委員長(笹栗純夫君)
これから採決に入りますけれども、採決で挙手をお願いいたしますが、そのときは、こちらで確認をいたしますので、少し長目に手を挙げておいてください。
では、お諮りします。議案第24号から議案第33号までについては、討論を省略して、議案ごとに採決を行うことにしたいと思います。御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
506
◯委員長(笹栗純夫君)
御異議なしと認めます。議案第24号から議案第33号までについては、討論を省略して、議案ごとに採決を行うことに決定しました。
議案第24号 平成30年度糸島市
一般会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
507
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第24号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第25号 平成30年度糸島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
508
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第25号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第26号 平成30年度糸島市国民健康保険事業特別会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
509
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第26号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第27号 平成30年度糸島市介護保険事業特別会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
510
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第28号 平成30年度糸島市後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
511
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第28号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第29号 平成30年度糸島市渡船事業特別会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
512
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第29号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第30号 平成30年度糸島市二丈福吉財産区特別会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
513
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第30号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第31号 平成30年度糸島市二丈一貴山財産区特別会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
514
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第31号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第32号 平成30年度糸島市水道事業会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
515
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第32号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第33号 平成30年度糸島市下水道事業会計予算を議題とします。
これより採決を行います。
本案は原案のとおり決定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
516
◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。したがって、議案第33号は原案のとおり可決されました。
お諮りします。本日はこれにて散会したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
517
◯委員長(笹栗純夫君)
御異議なしと認めます。
本日は、これをもちまして散会いたします。
(午後1時39分 散会)
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