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  1. 糸島市議会 2018-03-20
    平成30年 予算特別委員会(第3日) 本文 2018-03-20


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       (午前10時00分 開議) ◯委員長(笹栗純夫君)  これより本日の会議を開きます。  昨日に引き続き、議案第24号 平成30年度糸島市一般会計予算を議題とします。  148ページから177ページ、6款.農林水産業費の説明を求めます。平野産業振興部長。 2 ◯産業振興部長(平野謙二君)  6款.農林水産業費の御説明を申し上げます。  6款.農林水産業費につきましては、ただいま御紹介ありましたように、148ページから177ページでございまして、総額13億7,242万円を計上させていただいております。骨格予算のため未計上予算もございますことから単純比較はできませんが、前年度より9,394万円の増額となっております。  増額の理由は、2項.農業費、6目.農業土木費1億4,839万3,000円、3項.林業費、5目.森林整備事業費1,532万9,000円、これらの増によるものが主なものでございます。  予算の主な内容でございますが、まず2項.農業費でございますが、155ページ、地域農政推進事業費として継続実施しております福吉地域元気づくり事業として、地域おこし協力隊にかかわります経費に加えまして、156ページ、中山間地域等直接支払事業補助金を含みます4,411万9,000円、157ページ、新規就農総合支援事業としまして6,000万円、159ページ、県の単独補助事業であります高収益型園芸農業関係費5,000万円、161ページ、ため池耐震調査経費を含みます農業施設整備事業費1億6,275万9,000円、同じく同ページ、県営用排水施設整備事業負担金などの農業水利施設等整備事業費5,096万5,000円、農業・農村が有します多面的機能の維持・発揮を図る地域活動を支援いたします多面的機能支払交付金事業1億4,968万2,000円を計上いたしております。  次に、3項.林業費では、169ページ、広域基幹林道開設事業費4,979万8,000円、同ページ、林業専用道の開設工事などの林道新設改良事業費3,112万1,000円、171ページ、森林再生プロジェクト事業費として1,328万円、173ページ、森林整備事業費として6,973万6,000円を計上いたしております。  4項.水産業費では、175ページ、継続事業として、地域おこし協力隊を活用いたします経費を含みますその他水産振興事業費1,272万5,000円を計上させていただいております。  説明につきましては以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 3 ◯委員長(笹栗純夫君)  質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いいたします。  初めに、井上委員。 4 ◯17番(井上健作君)  ページ数は169ページ、6款3項2目.林業振興費でございますが、ここに書かれております広域基幹林道開設事業費として今年度4,979万8,000円の予算がついておりますけれども、もうかなり前からこの事業は行われております。日向峠から二丈、福吉のところまでの距離だと思っております。この前の説明の中で、50キロです、5万520メートルということでお聞きしておりますけれども、もうそろそろこの事業も終了するんじゃないかなと思っておりますけれども、この事業目的について、まず基本的なことでございますので、お聞かせ願いたいと思っております。 5 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長
    6 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  広域基幹林道の開設事業の事業の目的としましては、森林の保全及び森林施業の省力化を図るため、広域基幹林道を軸とした林道のネットワーク化を推進することを目的としております。  以上でございます。 7 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 8 ◯17番(井上健作君)  そうですね、森林の荒廃等々、かなり現在では問題になってきておりますけれども、その林業のやはり手入れ、車が通れるということの利便性、そういったことが目的だということを確認申し上げました。  それが、この事業というのは、先ほども申し上げましたように、いつから始まって、いつ終わるのか。基本的なことでございますので、この辺のところについて御説明をお願い申し上げます。 9 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 10 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  昭和61年度から事業を開始しまして、全長、先ほど言われました50.5キロメートルのうち、平成28年度末で48.6キロが完成しております。進捗率にしましては約96%で、平成30年度で完成する予定で事業を進めております。  以上でございます。 11 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 12 ◯17番(井上健作君)  それでは、ことしが最終年度ということで理解を申し上げます。  そういった中で、この工事に関することで、昭和61年から始まって来年度までということでございますけれども、33年間の日月を費やしております。  こういった中で、この基幹林道をつくるに当たっての費用、県との役割分担等々について幾つかあると思いますので、この辺のところの御説明をお願い申し上げます。 13 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 14 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  この事業につきましては、福岡県が事業主体として事業を行っております。事業費の10%を市のほうで負担金として拠出しております。  あと、用地購入費については、福岡県から40%の補助をいただきまして、60%が市の負担になります。  あと、立木あたりの補償につきましては、福岡県からの委託事業として、費用は全額県の負担になります。  あと、用地測量費については、全額市の負担で事業を進めております。  以上でございます。 15 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 16 ◯17番(井上健作君)  こういった中で、事業費としては10%だという御説明でございます。それから、用地購入費、これは、福岡県が40%、市が60%、立ち木補償については全額県の負担ということでございます。用地測量費については全額市の負担、糸島市の負担ということで御説明を受けましたけれども、平成30年度に完成するということですが、今後の管理、それから、いろんな災害が起きる可能性もございますけれども、その辺の県との関係はどうなってまいりますか。 17 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 18 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  平成30年度で事業が完了しますと、その後は市のほうが維持管理をするような形になります。全線開通しますと、市のほうの維持管理の費用も若干ふえていくかと思います。  以上でございます。 19 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 20 ◯17番(井上健作君)  確かに維持管理は県から、もう移譲するということでございますが、先ほど私が質疑しまして、例えば、もう全て市がするということで理解していいのか、例えば、過去も災害が起こりました。水害が起こって、斜面が崩れてきて道を塞いだということもございますけれども、その辺のところの関係についてはどのようにお考えなっていますか。 21 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 22 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  大規模な災害復旧につきましては、補助事業を活用しながら実施していきたいと思います。小規模な災害については、機械使用料とかで事業を進めていきたいと思っております。 23 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 24 ◯17番(井上健作君)  わかりました。ほとんどが市の負担になってこようかと思っております。大規模災害の場合は特別な交付金とかというのがございますので、その辺を利用していただきたいと思っております。  あと工事の残りが、96%まで行って、あと2キロほど残っておる。福吉のほうは、早くから白糸滝の浮嶽、ちょっと白糸滝までできましたけれども、なぜ日向峠から雷山までの、あのそんなに遠くない距離ですが、なぜ雷山より東側が工事がおくれてきたのか、この理由についてお知らせ願いたいと思っております。 25 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 26 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  事業がおくれた理由につきましては、2点ございます。  まず、豪雨によるのり面の崩壊が頻繁に発生しまして、その復旧に時間と経費を要しましたので、開設計画どおりの工事進捗ができなかったこと。もう一点が、ほかの路線に比べまして急峻な地形や脆弱な地質によりまして切り盛り土が多く、擁壁の設置などにより事業がかさみまして進捗がおくれた状況でございます。  以上でございます。 27 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 28 ◯17番(井上健作君)  それと、やはり僕が見た目では、雷山から東側については、山の勾配がどうしても二丈地区に比べると急勾配ではなかろうかと思っておりますが、その辺のところも、やはりおくれの原因ではなかろうかと私は思っておりますが、どのようにお考えなんですか。 29 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 30 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  そのとおりでございます。 31 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 32 ◯17番(井上健作君)  それでは、この工事が来年で終わるということで5,000万円ほどの費用がついておりますけれども、この工事に費やされた予算金額、どのようになっておりますか。 33 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 34 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  工事費と用地買収費あと立木補償費測量委託費などになります。(発言する者あり)工事負担金が2,200万円、用地費が1,170万円、立木補償費が300万円、測量委託費が……(発言する者あり) 35 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員に申し上げます。  先ほどの質疑の中で、もう一度明確に、どの期間かとか、そういうのをおっしゃってください。 36 ◯17番(井上健作君)続  今、課長が言ったのは今年度の予算の内容でございまして、私が言っておるのは、当初からの、今まで費やされた金額の内容について御説明をお願い申し上げます。 37 ◯委員長(笹栗純夫君)  平野産業振興部長。 38 ◯産業振興部長(平野謙二君)  私のほうから答えをさせていただきます。  平成28年度までの負担金といいますよりも、基幹林道の事業費ということでお答えをさせていただきます。  開設事業費につきましては、114億4,000万円というふうになっております。それ以外にも、委員御指摘のように、急傾斜地でございますので、開設にかかわりますその期間で、災害復旧、あるいは改良等をやってきておりますので、その経費が6億3,000万円程度かかっていると。合計で120億7,000万円というのが平成28年度までの事業費ということでございます。  以上でございます。 39 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 40 ◯17番(井上健作君)  ありがとうございます。  それでは、もう30年ほどたっておりますので、この効果、雷山のほうは、東側はまだそういう見込みができませんけれども、今までのその効果についてどのように、これは林業の振興が目的でございますので、この辺のところについて御説明をお願い申し上げます。 41 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 42 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  効果ということですので、木材の素材生産業者や労務班などが木材の搬出での広域基幹林道の利用が増加します。  また、植林や下草刈り作業でも広域基幹林道が利用されます。  また、観光の面におきましても、雷山や白糸の滝、真名子の木の香ランドなどにも広域基幹林道を利用して行けるようになります。  以上でございます。 43 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 44 ◯17番(井上健作君)  確かにそうですね。伊都山燦もできまして、林業のことを伊万里の木材店に委託をしながら、素材の再利用、それから、間伐材の利用等々が私は進んできたのではなかろうかと思っております。  そういった中で今後とも、やはり二丈には福吉の財産区もございますし、一貴山の財産区もございます。そういったところも含まれているこの道路でございますので、やはり今後、この利用を推進していただく事業、また、糸島市の魅力としても、私は山間部の魅力が発揮できるのではなかろうかと考えております。
     そういった意味で、今後のやはり平成30年には開通をしますので、これからの、日向峠から、福岡市から、それから唐津市で走れる、佐賀市まで走れる道路がまた1つふえたと。これは、目的とは違いますけれども、観光だけじゃございませんけれども、林道の産業振興でございますので、主体的なものは林業だと思っておりますけれども、これに付随した、やはり効果というのが発揮できるのではなかろうかと思っております。  最後に、今後の考え方についてお答え願って、質問を終わらせていただきます。 45 ◯委員長(笹栗純夫君)  平野産業振興部長。 46 ◯産業振興部長(平野謙二君)  委員御指摘のとおりでございまして、広域基幹林道につきましては、先ほど課長が答弁させていただきましたように、木材生産の拠点となるものでございます。  それに加えまして、今、委員お話のありましたように、山側の観光道路という位置づけも確かにございます。広域基幹林道の整備にかかわりましても、展望所等を数カ所整備しているところでございます。そういったところも生かしながら、山側観光を図っていきたいというふうに思っております。  県の観光客の入り込みにつきましては、平成27年度で613万人というふうに言われております。今回、平成28年はまだ公表されておりませんけれども、ハイキング、あるいは山歩き、こういったものが大きな伸びを示してきているという状況にございます。今後も観光面で、こういった広域基幹林道も、本来の目的プラス観光面で生かしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 47 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、柳委員。 48 ◯10番(柳 明夫君)  質疑させていただきます。  159ページですが、2項3目.農業振興費のその他農業振興費、バイオマス活用推進協議会委員報酬費が計上されております。恐らくこれは会議出席の報償費だと思いますが、何回分か、そしてその会議の構成についても教えていただければと思います。 49 ◯委員長(笹栗純夫君)  溝口農業振興課長。 50 ◯農業振興課長(溝口和也君)  おっしゃるとおり、バイオマス活用推進協議会のときの委員出席に対する報償費でございまして、2回分を計上しておるところです。委員16人のうち6人が支払い対象となっておりまして、1人5,000円ということで支払いをしております。  メンバーの構成になりますけれども、1号委員から9号委員まであるわけですけれども、学識経験を有する者ということで、九州大学大学院の農学研究院の教授、こちらが会長をしてございます。それから、農業関係者として、JA糸島からお二人に入っていただいております。また、水産関係者としてJF糸島、林業関係としては、福岡県広域森林組合のほうから入っていただいております。また、食品産業関係者、NPO、それから県の職員。県の職員は、福岡普及指導センター、それから、筑紫保健福祉環境事務所、それと市の職員が、農業振興課もそうですけれども、農林水産課、それから生活環境課ということになっております。それと、9号委員として、市長が特に必要と認める者ということで計画策定に携わっていただきました株式会社トレスの代表取締役2人の方に入っていただいて、トータル16人ということになってございます。 51 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 52 ◯10番(柳 明夫君)  それでは、どのようなことを話し合っていくのか。議題ですね、これはどのように考えておられますか。 53 ◯委員長(笹栗純夫君)  溝口農業振興課長。 54 ◯農業振興課長(溝口和也君)  協議会に諮る議題につきましては、規定上は、計画の推進及び振興管理に関すること、2つ目に、計画の見直しに関すること、3つ目として、その他バイオマスの活用に必要な事項に関すること、これが規定上うたわれております。  それで、本年度につきましては、先月の2月2日にこの協議会を開催いたしまして、バイオマス産業都市構想の事業化プロジェクト、この分の進捗状況の報告をしたところでございます。また、それが終わりまして、当日、市内の木質バイオマス関連施設としまして、木の駅「伊都山燦」と元気クラブの木質チップを使ったボイラーの視察を行ったところでございます。  以上でございます。 55 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 56 ◯10番(柳 明夫君)  今お伺いして、市がバイオマス産業都市に選定されて、それに沿ってバイオマス活用の振興というか普及というか、それについての議題が予定されているということは理解できたわけですけれども、このバイオマス産業都市に平成28年10月に選定されていますよね。それで、ずっとこの予算書を見ても、このバイオマス推進の予算というのが、どうもこれだけのような感じがするわけですね。昨年、バイオマスの北海道で頑張っていらっしゃる方々を呼んで講演会がありました。私もそれに参加したわけですけれども、そのときの市の資料を見ますと、事業化プロジェクトとして2つありまして、1つは、バイオガス化発電設備を整備し、乳用牛と豚のふん尿を活用した発電売電と液肥の供給、2つ目が、木質チップ製造施設及び竹粉砕物等製造施設を整備し、未利用材と竹を活用した木質チップ燃料化及び土壌改良剤等を製造、この2つのプロジェクト、今おっしゃった事業化プロジェクトというのはこのことだろうと思うんですけれども、これをどのようにこれから進めていくのか、ちょっとその予算措置が見えないので、お伺いしたいと思います。 57 ◯委員長(笹栗純夫君)  溝口農業振興課長。 58 ◯農業振興課長(溝口和也君)  バイオマスの予算は、この委員報償費の6万円だけかという御質疑だと思いますけれども、委員報償費の6万円以外には、同じ、その他農業振興費の中に職員旅費18万6,000円というものがございます。このうち7万3,000円が含まれておりますが、これは職員旅費として構想を選定された地域、全体で61、市町村で言いますと79市町村あるわけですけれども、こういうところで組織をされたバイオマス産業都市連絡協議会というものがございます。その協議会の総会と推進シンポジウム、これに参加するために東京1回分の旅費を計上しておりますが、トータルとしまして、6万円と7万3,000円、13万3,000円がバイオマス関連の予算ということになります。  以上でございます。 59 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 60 ◯10番(柳 明夫君)  そうしますと、この2つの事業化について、直接市が措置をするとか助成するとか、それは平成30年度にはないわけですね。 61 ◯委員長(笹栗純夫君)  溝口農業振興課長。 62 ◯農業振興課長(溝口和也君)  助成につきましてはございません。国のほうからいろんな補助事業がございますので、該当するものをとっていただくということで、ちょっとその部分に触れさせていただきますけれども、先ほど委員おっしゃった事業化プロジェクトの整理も含めて、ちょっと答弁をさせていただきたいと思いますが、事業化プロジェクトには大きく分けて2つあるわけでございます。1つが、家畜排せつ物バイオガス化プロジェクト、それからもう一つが、木質バイオマス燃料化プロジェクトでございます。  家畜排せつ物等バイオガス化プロジェクトにつきましては、今現在、浦ファームさんと糸島バイオさんが、この2つの事業者が取り組んであるという状況でございます。  浦ファームさんについては個別型の事業でございまして、自家発生分の豚のふん尿等を使いまして発電をして自家電力とするほか、余剰分を売電すると。それから、消化液につきましては、液肥として市内耕種農家に配布をいたしまして、またそれを飼料作物に利用するということになってございます。現在は、国の補助事業を使って施設を整備中でございまして、国の補助金は8,400万円を採択されて、それを使って今整備中というところでございます。それで、ことしの秋ごろ本格稼働という予定になっております。  それから、糸島バイオさんにつきましては、集約型事業でございまして、乳用牛、それから豚のふん尿を使いまして、発電、売電をして、消化液については液肥として市内耕種農家に、また、固形物が出ますが、それは牛の再生敷料として畜産農家に販売をするという予定になっております。平成30年度からは、市内農家の協力を得まして液肥効果の実証実験を行うということになっておりまして、平成31年度に着工に向けて今準備を進めてあるという状況でございます。  市といたしましては、補助事業ということではなくて、これまでこれら2事業者に対して30回ほどいろんな協議をさせていただきました。今後も引き続き事業が実現するように、情報提供、それから、必要なアドバイスなどで支援をしてまいりたいというふうに思っております。  また、木質バイオマス燃料化プロジェクトにつきましては、産業都市構想の中期計画として位置づけておりますので、調査研究を行って検討をしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 63 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 64 ◯10番(柳 明夫君)  糸島市の企業、糸島市の市民を担い手として進められていっているということはよくわかりましたし、また、糸島市、バイオマスについては大変可能性が高いということも、昨年の集まりでさまざまな御意見ありましたので、しっかり進めていっていただきたいと思います。  それから、161ページですが、2項6目.農業土木費のため池耐震調査業務委託です。ため池の耐震の調査ですけれども、これはどんな調査をやっているのか、お伺いしたいと思います。 65 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 66 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  今回の調査につきましては、大規模地震においても、ため池の堤体が安定しているか否かを調査するものでありまして、ため池の堤体の土質ボーリング調査、堤体測量、堤体の安定計算を実施するものでございます。  以上でございます。 67 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 68 ◯10番(柳 明夫君)  平成29年度の調査結果はどういうものでしたか。 69 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 70 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  昨年の6月議会で補正予算が承認されまして、7カ所のため池を調査しました。  結果につきましては、今後、地元行政区役員や関係者、県を交えまして、現状の説明を行い、今後の対応について十分な説明をさせていただいた後に公表してまいりたいと考えております。  以上でございます。 71 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 72 ◯10番(柳 明夫君)  そうしますと、現段階では公表もできないということですか。やっぱりちょっとこれは問題があるよというふうなため池があったかどうか、そのあたりは公表できませんか。 73 ◯委員長(笹栗純夫君)  平野産業振興部長。 74 ◯産業振興部長(平野謙二君)  課長が申し上げましたとおり、耐震調査の結果につきましては、2月末までに提出をいただきました。履行の確認も終わったところでございます。  ただ、耐震調査の数値をいただいたというところでございまして、その耐震調査をもとに、どういった箇所の工事、改修工事、あるいは補強工事、あるいは更新の必要があるのか、こういったものの分析も今からやるということになります。  それから、結果のみ、例えば耐震の強度が1.幾つというふうな結果のみを公表しますと、そこの地元の関係者、非常に不安を与えるわけでございます。私どもといたしましては、きちっとした分析を行った後、あるいは県と協議を行った後、地元とも協議を行って、今の現状について御説明をさせていただいて、それから公表に踏み切りたいと。公表をする際には、今後の改修方針等も含めたところで行っていきたいというふうに考えております。  ため池につきましては、災害対応ということで改修等はやっていきたいというふうに考えておりますが、これについても、国なり県の補助事業を活用するということになりますが、あくまで地元の分担金も発生するということになりますので、そこは地元への十分な御説明が必要かと思いますので、その後に公表をさせていただきたい、御理解をいただきたいと思います。 75 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 76 ◯10番(柳 明夫君)  それでは、お答えができればですが、その地元への説明というのがいつごろになりそうかというところと、それから朝倉市、東峰村等の去年の7月の大水害ですけれども、もうたくさんのため池が決壊をして大変な被害が起こった。それは、県が危険だという想定をしていない、ちょっと表現はおかしいかもしれませんが、普通のため池が決壊をして大変な被害を生んでいるわけですが、この水害対策についての調査はこの中には含まれていないわけですね。よろしくお願いします。 77 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 78 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  先ほど部長も答弁していたように、今後、県と協議しまして、地元の行政区役員、関係者に、4月以降になりまして説明してまいりたいと思っております。  それから、水害の対策につきましては、今回の調査は地震災害に対するため池の耐震調査でありまして、朝倉地方のような豪雨災害とちょっと異なるものでございます。  以上です。 79 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、伊藤委員。 80 ◯16番(伊藤千代子君)  6款.農林水産業費、2目.林業振興費の169ページ、広域基幹林道開設事業費についてです。  先ほどの同僚委員の質疑の中で幾つか関連するところもありましたので、私の質疑、ちょっと変えていかなきゃいけなくなったんですが、まず確認をいたします。  32年かけて120億円を使って50キロメートルの広域基幹林道をつくってきたと。これに関して、道路の幅に関しては5メートルというふうに、ずっと基本的にはその基準でやってきたんですね。 81 ◯委員長(笹栗純夫君)
     吉村農林水産課長。 82 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  基本幅員は5メートルでございます。第2雷山浮嶽線の起点側から飯原の不動池付近までは7メートルで施工されております。 83 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 84 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。5メートルが基本で、ところによっては7メートルあるということですよね。私が市民の方々と見にいったりしたときに、こういう多くの車が走るところの基本的な市道でも4メートルの幅員であるのに、あの山の中に5メートル、あるいは7メートルの幅員の道路をつくることに関して非常に違和感を感じてきたわけですね。  そこで、例えば九大の知っている先生によれば、山林の中に、森林の中に、こういう大きな道路をつくると生態系が破壊される、動物の住環境を破壊する部分があるというふうに聞いたことがあるんですが、来年度もこれだけの4,979万円の予算をつけて非常に急峻な怡土校区のところの工事をなさるわけですけれども、やはり土地の、山林の形状、あるいは動植物に与える影響とか、そういうことの調査をなさってはいらっしゃるんでしょうか。 85 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 86 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  調査はしていません。 87 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 88 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました、わかりましたしか言いようがないんですが。  それから、先ほど部長が平成28年度までに114億4,000万円、それから6億3,000万円というふうなお話をされましたが、6億3,000万円のほうの修繕費のほうだったと思うんですけど、これに関しては、県がやったんでしょうか、それとも市がやったんでしょうか。 89 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 90 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  市が実施しております。 91 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 92 ◯16番(伊藤千代子君)  つまり広域基幹林道に関しては、つくるのは県がするけれども、あとの維持とか、そういうことに関しては市が責任を持たなきゃいけないという点では非常に大きな負担になる可能性がありますよね。先ほどの答弁の中で、豪雨によるのり面の崩壊で頻繁に修繕とかが必要になったので、今度の怡土校区にかかわる事業がおくれてきたんだというふうな御説明があったんですが、この豪雨によるのり面の頻繁な崩壊等の修繕に関しても、これも市がしなければならなかったんですか、それとも、まだ工事中ですから、これは県がしたんですか。 93 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 94 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  県の治山事業でも整備しております。 95 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 96 ◯16番(伊藤千代子君)  県の治山事業でも整備しているというふうに、でもということは、じゃ、配分としては、基本的には、そういう災害での崩落等とか修繕の関係は、とにかく市がするということが基本であるというふうに考えていいですよね。 97 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 98 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  市が事業をしますが、災害復旧費あたりも補助事業を活用しながら実施してきております。  以上でございます。 99 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 100 ◯16番(伊藤千代子君)  それ、最後のほうの後で災害復旧の予算が出てくるわけなんですけれども、しかし、例えば1回ののり面崩壊とか、ああいうことになると、以前もそうでしたけど、3,000万円とか、そういうお金が必要になったりするわけですよ。言ったら、市の道路補修の市道の補修費全部が飛ぶようなお金になるんですよね、小さな補修費が、1カ所のために。それぐらいの大きなお金がこの山のほうに、これから災害復旧とかで、今、近年非常に大雨が降ったりとか、先ほどおっしゃったけど、豪雨がふえておりますので、今後のそういう点では非常に心配なんじゃないかなというふうなことを、私これは問題指摘をして、次に行きます。予算特別委員会なので。  じゃ、次に、広域基幹林道の中で、お金のことはそれでいいんですが、不法投棄の心配ですよね。つまり、以前から申し上げているように、福岡市とつながって、来年度でつながるということになるわけですけれども、やはり道は5メートルも広さがあると…… 101 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員に申し上げます。  広域基幹林道の質疑でしょうか、ページ数をおっしゃってください。 102 ◯16番(伊藤千代子君)続  委員長、これは169ページの広域基幹林道に関連しまして、いつもこの道ができた場合の不法投棄とかに関してはどのような対応をきちっとしますかということなんです。 103 ◯委員長(笹栗純夫君)  はい。吉村農林水産課長。 104 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  不法投棄の防止策につきましては、週2回の林道パトロールを実施しております。また、一部の林道では、地域の方々に草刈りや点検をお願いしておりますので、そのような活動で不法投棄を防止したいと考えております。  また、観光シーズンには、林道パトロールを強化するため、2名から4名体制で強化しております。  以上でございます。 105 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 106 ◯16番(伊藤千代子君)  はい、わかりました。  保安林の関係とかはどうなっていますか。つまり糸島市の、言ったら売りというか、自然の森林のところに大量のやはり家電だとか、あるいはいろんなごみが捨てられるというようなことがいろんな地域であっているわけですけど、糸島市でそういうことがないようにしていくためには、山間地の水源を守るという意味でも重要だと思いますが、その辺はいかがですか。 107 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員に申し上げますけれども、少し予算書から外れているようでございます。  答弁できますか。吉村農林水産課長。 108 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  先ほどと一緒ですけど、パトロールを強化して、保安林の指定のほうも促進してまいりたいと思っております。 109 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 110 ◯16番(伊藤千代子君)  その点は、じゃ、よろしくお願いします。  それに関連して、173ページの森林の整備事業なんですけれども、やはり全国的な森林の荒廃の中で、それを整備していくということは大変骨の折れる事業であると思います。  今回、森林整備委託事業としては、5,500万円ですかね、これ、委託料として事業費が出ておりますが、これはどういうところに委託をするのか。また、委託の条件とか、あるいは委託の内容について御説明を願います。 111 ◯委員長(笹栗純夫君)  吉村農林水産課長。 112 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  森林整備委託の内容につきましては、木材価格の長期低迷によりまして、長期間手入れがなされずに放置されて荒廃した森林が増加しておりまして、森林の持つ公益的機能が低下し、災害が発生することなどが懸念されるため、荒廃した森林を間伐や除伐を実施して整備する事業であります。平成30年度は129ヘクタールを整備する予定としております。  それと、委託先につきましては、福岡県広域森林組合に委託しております。  以上でございます。 113 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  これで6款.農林水産業費を終わります。  執行部の交代がありますので、しばらくお待ちください。   〔部の入れかえ〕 114 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、176ページから185ページ、7款.商工費の説明を求めます。平野産業振興部長。 115 ◯産業振興部長(平野謙二君)  7款.商工費の御説明を申し上げます。  7款.商工費につきましては、176ページから185ページでございます。  総額2億4,795万9,000円を計上させていただいておりまして、前年度より1,535万8,000円の減となっているところでございます。減の主な理由につきましては、1項.商工費、2目.商工振興費729万2,000円、3目.観光費923万円の減によるものでございます。  予算の主な内容でございますが、179ページ、商工会経営改善普及事業補助金、新規起業者応援事業補助金を含みます商工会補助事業費として2,114万5,000円、同ページ、糸島ブランド推進事業費におきまして1,079万7,000円、継続事業費のDMO設立支援業務委託を含みます観光のまちづくり事業費として2,267万7,000円、183ページ、その他の消費者行政費として908万2,000円を計上いたしております。  説明につきましては以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 116 ◯委員長(笹栗純夫君)  質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。小島委員。 117 ◯14番(小島忠義君)  予算書181ページ、これ、実計には150ページに記載があります。DMO設立支援業務委託について質疑いたします。  糸島市版DMO設立支援事業についてですけれども、このDMOという言葉は聞きなれない言葉なんですが、地域の中心になって観光を盛り上げる団体というふうに解釈するそうですけれども、これをもう少し具体的に言えばどういうことになりましょうか。 118 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 119 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  DMO、今、小島委員簡単に、地域が中心となって盛り上げる団体ということでございますけれども、観光庁の定義でもう少し詳しく言いますと、DMOとは、地域の「稼ぐ力」を引き出し、地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、これを実現するための戦略を策定、マーケティングなどを行い、着実にこれを実施するための調整機能を備えた法人のことというふうに定められております。 120 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。
    121 ◯14番(小島忠義君)  それじゃ、この糸島版のDMO設立支援事業をする目的は何でしょうか。 122 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 123 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  このDMO設立支援事業でございますけれども、この事業につきましては、糸島市観光協会を核としました糸島市版DMOの設立、自走までの支援を行うとともに、DMOの財源となります体験型観光、あるいは企業研修プログラムなどの、いわゆる収益性の高い事業を確立し、あわせてマーケティングの実施によりまして、糸島市を訪れます来訪者、観光客の増加を初め、関係事業者の仕事づくりや所得の向上、あるいは市内消費の拡大並びに地域の活性化等を目指していくものでございます。 124 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 125 ◯14番(小島忠義君)  今の説明の中で、今、糸島市には観光協会がありますけど、この観光協会と大きく異なる点と言えばどういうものがあるんですかね。 126 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 127 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  今の観光協会と、今、議員もおっしゃったDMO、それは別の事業体ではございません。観光協会みずからがDMOに衣がえをして、より糸島市での観光事業を盛り上げていくというふうにしていくためのものでございます。別の事業体をつくるわけではありません。 128 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 129 ◯14番(小島忠義君)  それじゃ、このDMO設立支援事業を平成29年度にはイデアパートナーズ株式会社に委託をされております。このイデアパートナーズという会社はどういう会社で、どういう業務をされている会社なんですか。 130 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 131 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  今回、DMO支援事業を委託しておりますイデアパートナーズ株式会社でございます。こちらは長年にわたりまして、地域づくり、まちおこし等のコンサルティングをされております。あわせまして、DMOの支援事業についても実績のある会社となっております。 132 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 133 ◯14番(小島忠義君)  そうしますと、この平成29年度に委託された内容はどういうものなんでしょうか。 134 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 135 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  平成29年度に委託しました業務内容、幾つかございますので御報告させていただきます。  1つがプロジェクトマネジメントということで、内容としましては、専任のマネジャーを委託先のコンサルタント、イデアパートナーズから観光協会のほうに派遣をしていただきまして、DMO取得のためのノウハウの取得指導、あるいは全事業の進行管理を行っているほか、DMOの事業委員会というのをつくっておりますけれども、こちらの設立、あるいは開催等の円滑な事業運営を行うこと、それから、あわせてDMOの構築に向けた全体事業計画の策定などを行っております。  また、観光庁への日本版DMOを候補法人として登録を踏まえまして、各種データの収集分析及びDMOの事業計画の策定なども今準備をしておるところでございます。  最後、平成29年度には、これらを踏まえて、試行的事業、パイロット事業を実施しております。平成29年度に実施しておる分が、1つが、春、ゴールデンウイーク向けのイベントガイドブック、あるいは企業向けの宿泊体験プログラムの実施、それと、観光協会のレンタサイクルを拡充いたしまして利用者の活用調査を行っております。  以上でございます。 136 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 137 ◯14番(小島忠義君)  それじゃ、この平成29年度に引き続いて平成30年度も今度予算計上されていますけれども、同じように、このイデアパートナーズに委託の予定なんでしょうか。もしその予定だったら、どういう内容になりますか。 138 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 139 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  事業につきましては、平成30年度も引き続き、現在委託していますイデアパートナーズのほうに委託をしたいというふうに考えております。  平成30年度の事業委託する内容につきましては、引き続きDMOの設立に係りまして専任のマネジャーを派遣していただいてノウハウの習得指導などの技術支援を行っていただくほか、マーケティング戦略、あるいは事業計画の策定、引き続き試行的事業の実施、そして、DMOの構成組織や役割分担の確定などを行いながら、糸島市版DMOを発足させて観光庁への地域DMO登録法人を目指していきたいというふうに考えております。 140 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 141 ◯14番(小島忠義君)  今最後に言われた地域DMO何でしたっけ、ちょっと聞こえにくかったんですが。 142 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 143 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  官公庁への地域DMO登録法人を最初のステップとして目指していくことにしております。 144 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 145 ◯14番(小島忠義君)  地域DMO登録法人、これを取得した場合には、市にとってはどんなメリットがあるんでしょうか。 146 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 147 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  地域DMOを候補地に観光庁へ登録をすることによりまして、国、主に官公庁や経済産業省が主になりますけれども、こちらのほうの補助金などの各種メニューをDMO自体が受託できるようになる、あるいはDMOの運営に関する総合的なアドバイスあたりも観光庁から受けることができるなどのメリットがございます。 148 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 149 ◯14番(小島忠義君)  この項目の最後ですけど、じゃ、この糸島市版DMO、これが軌道に乗って稼働し始めた、そしたら、糸島市にとってはどのような効果が期待できるようになるでしょうか。 150 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 151 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  この支援事業でDMOができた後、期待をしている効果でございますけれども、まずは観光協会がDMO、いわゆる総合観光マネジメント会社として地域の舵取り役になって、多様な関係者と連携しながら、みずからが収益性のある事業を展開することができるのが1点。  また、DMOによりまして、このような着地型体験事業、あるいはプロモーションなどを行うことによりまして来訪者もふやしていく、あるいは関係事業者の仕事づくり、市内消費の拡大、あるいは地域資源の活用が図られていくものと、そのようにしてまいりたいというふうに思っております。 152 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 153 ◯14番(小島忠義君)  年間600万人を超す方が入り込み客で見えていますこの糸島市ですから、ぜひこの事業をしっかり進めていただきたいと思います。  もう1項目、予算書は同じページですけれども、7款1項2目のほうの食品産業クラスター事業補助金についてです。実計は153ページにあります。  この食品産業クラスター事業協議会、これを立ち上げた経緯と、その目的は何なんでしょうか。 154 ◯委員長(笹栗純夫君)  川上商工観光課長。 155 ◯商工観光課長(川上重則君)  立ち上げました目的ということでございますが、糸島市の農林水産物を活用いただき、新商品の開発、販路開拓による農林水産業者の所得の向上、食品産業製造業の売り上げの向上を図ることによって地域経済の活性化と他の産業への波及効果を狙ったものでございます。  以上です。 156 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 157 ◯14番(小島忠義君)  この協議会の会員数が今44と聞いております。この入ってある業種の、どのような業種の方が入っていらっしゃるのか。また、今後、加入するには何か条件があるんでしょうか。 158 ◯委員長(笹栗純夫君)  川上商工観光課長。 159 ◯商工観光課長(川上重則君)  今いただきました44件につきましては、ことしの3月5日現在の数字でございます。  内訳としましては、食品製造販売業が28、農業者が6、小売業が7、その他、糸島農業協同組合、糸島漁業協同組合、糸島市の商工会でございます。  それから、入会条件ということでございます。条件につきましては、クラスターの協議会の規約がございます。この中では法令を遵守した事業者で市内に事業所を有する食品関連事業者、農林水産事業者、流通販売事業者、そのほか、商工会、漁協と農協さんということになっております。それから、幹事会で承認を得た事業者ということになっております。 160 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 161 ◯14番(小島忠義君)  じゃ、最後になりますけど、この行政の財政支援が、来年、平成30年度までというふうに規定されておるんですけれども、その後、自立した運営ができるというめどはあるんでしょうかね。 162 ◯委員長(笹栗純夫君)  川上商工観光課長。 163 ◯商工観光課長(川上重則君)  おっしゃるとおりに、3年間で一応、事業補助の支援を終わらせるということで考えておりまして、平成30年度からは規約の改正等を行いまして、一応、年会費をいただくように幹事会と総会で諮っていくということにしておりますので、その事業費をもって、会費をもって事業に充てていただくということで前々から話はしております。 164 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、藤井委員。 165 ◯8番(藤井芳広君)
     7款.商工費について、予算書181ページ、7款1項3目、観光のまちづくり事業費の中のDMO設立支援業務委託について、先ほどの小島委員の質疑と重ならない範囲で質疑させていただきます。  このDMOに関しては、昨年の決算審査の際に建設産業常任委員会において、選定事業として選び、活発な議論をいたしました。  そこでまず1点目として、平成29年度より糸島市版DMOのあり方を検討するDMO事業委員会が立ち上がっているかと思いますが、この委員会のメンバーについて、どのような方に委員になっていただいているのか、お聞きいたします。 166 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 167 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  現在、糸島市版DMOを構築していくためのDMO事業委員会に当たります組織として、観光協会のほうの組織として糸島未来会議というのを設置させていただいております。  この糸島未来会議のメンバーでございますけれども、市内の飲食業や宿泊業、運送業、製造業、クラフト関連業、メディア等の幅広いジャンルから、若手の事業者の皆さん10人を選定して構成をいたしております。 168 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 169 ◯8番(藤井芳広君)  昨年の委員会において、若者や移住者をメンバーに入れていただくことを提案させていただいていましたので、今回のメンバーの構成には大変期待をしているんですが、今回の委員を選ばれた意図について、先ほど若手を中心にと言われましたが、その意図についてお聞きいたします。 170 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 171 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  糸島市の魅力を高めていくには、やっぱりどうしてもさまざまな分野で活躍されている人との連携、協力が欠かせないという点が1つ。  もう一つは、やはり次の糸島市、5年後、10年後、20年先の糸島市を見据えた中では、やっぱり次代を担います若い方の御意見を取り入れていく、そして、新しいものをつくっていく必要があるというふうに考えております。そのため、現在、糸島ブランドの向上、あるいは事業拡大、地域づくりなどの分野で努力、活躍されております市内の若手の事業者、大体30代から40代の方を中心に、個別にお願いして御協力をいただいているところでございます。 172 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 173 ◯8番(藤井芳広君)  では、その委員会では、平成30年度、どのようなことを検討されるのか、話し合われるのか、その内容についてお聞きいたします。 174 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 175 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  平成30年度につきましても、本年度、平成29年度に引き続きまして、観光協会が事務局となりまして観光庁へのDMO地域法人の登録を視野に入れて、糸島市の観光振興におけるDMOのビジョン、いわゆる目的や役割の検討を初めとしまして、DMOに必要となります観光戦略づくり、あるいはマーケティング、効果的なプロモーション、収益事業などの企画内容の検討を平成30年度も行うことにしております。 176 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 177 ◯8番(藤井芳広君)  では、最後に1点だけ。  このDMOに関して、昨年、建設産業常任委員会においても行政視察を行いました。その報告書にも書かせていただきましたが、視察先の一つであるDMOでは、旅行会社のような役割をDMOの方が果たされ、修学旅行を積極的に誘致するとともに、それを農家民泊や体験型観光につなげておられました。今回、糸島版のDMOを設立されるということで、先ほども理念のところや目指すところについては小島委員の質疑の中でお答えいただいていましたが、具体的にどのような働き、どのような動き方をこのDMOに期待して設立を目指されているのか。理念よりも少し踏み込んだところでお聞きできたらと思います。いかがでしょうか。 178 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野商工観光課企画監。 179 ◯商工観光課企画監(矢野正文君)  具体的なものだろうと思います。  平成29年度も、例えば春、ゴールデンウイーク向けの春のイベントガイドブック的なものをつくっておりますし、企業向けの宿泊研修体験等も実施をするようにしておるところでございます。  そういった個別の事業をもっといろんな形とか、たくさんのプランを出してもらって実現可能性のあるものを集約していく。具体的にどれといってまだ決まってはおりませんけれども、とにかく収益性が高い体験型観光事業を、この未来会議のメンバー、あるいは観光協会を交えた中で企画立案し、それに伴いますマーケティング等も同時に行って、まずは第1ステップとして、ビジョン、ミッション等を決め、観光協会の意識も当然変わっていただく中で、国の、いわゆる観光庁へDMO候補法人としての登録をまずステップとして進めたいというふうに考えております。 180 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  これで7款.商工費を終わります。  ここで暫時休憩をいたします。再開は11時15分の予定といたします。       (午前11時06分 休憩)       (午前11時14分 再開) 181 ◯委員長(笹栗純夫君)  再開します。  次に、184ページから201ページ、8款.土木費の説明を求めます。井上建設都市部長。 182 ◯建設都市部長(井上義浩君)  8款.土木費の御説明を申し上げます。  ページにつきましては、184ページから201ページになります。  歳出総額は22億4,874万6,000円で、対前年度比14億5,912万5,000円の減、39%の減額となっております。  減額の主な要因は、板持の久保田橋の架け替え工事の終了、前原東土地区画整理事業の工事終了、深江駅や新駅の事業進捗に伴う事業費の減額などでございます。  新たな事業としましては、橋梁長寿命化事業費におきまして、波多江の幸田橋の架け替え設計費1,800万円、駅施設整備事業費としてバリアフリー化設備整備事業補助金3,541万6,000円、公園工事費として志摩中央公園と二丈コミュニティプラザのトイレ改良工事費2,210万円などを計上しております。  継続事業としましては、新田久保田線、新駅北口停車場線、浦志有田線などの道路整備事業費4億811万6,000円、筑前深江駅関連整備事業費1億5,244万8,000円、新駅関連施設整備事業費8億810万円などを計上しております。  どうぞよろしくお願いいたします。 183 ◯委員長(笹栗純夫君)  質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。伊藤委員。 184 ◯16番(伊藤千代子君)  8款.土木費について質疑をいたします。  まず、187ページなんですけれども、道路の維持管理費として、5,000万円の中で修繕費2,800万円というのは、糸島市の中の市道の軽微な修繕に対する予算だと考えておりますが、いかがですか。 185 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 186 ◯建設課長(友池光洋君)  そのとおりでございます。 187 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 188 ◯16番(伊藤千代子君)  200平方キロメートルの非常に広い地域の中で、この修繕料というのが2,800万円ですけれども、大体これは住民からの要望に対して応えられるような予算が組んであるんでしょうか。 189 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 190 ◯建設課長(友池光洋君)  市民の方からの要望については、対応させていただいております。  不足する場合については、補正等でまたお願いすることになると思います。 191 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 192 ◯16番(伊藤千代子君)  それから、この2,800万円ですけれども、これに関しては軽微なものというのが多分中心だと思うんですね、でこぼこだとかいろんな。そういう意味では、これは財源としては全て市の一般財源から出るということになりますか。 193 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 194 ◯建設課長(友池光洋君)  そのとおりでございます。 195 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 196 ◯16番(伊藤千代子君)  しかし、それでも非常に重要な道路ということになりますよね。ちなみに、糸島市の市道の延長はわかりますか。 197 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 198 ◯建設課長(友池光洋君)  937キロメートルでございます。 199 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 200 ◯16番(伊藤千代子君)  はい、わかりました。ちょっと先ほどの基幹林道と重ねながら、私、聞いているんですけれども、それから、その下のほうの市単独道路整備事業費が3,000万円出ていますよね。これは20路線になっています。ということは、大体150万円程度の道路の工事費になるのではないかというふうに思うんですけど、これは先ほどとは違って軽微だというふうには、軽微よりもちょっと事業の内容が変わってくると思うんですが、ここはどのような工事をなさるんでしょうか。  それから、一番大きな工事としてはどこがありますか。 201 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 202 ◯建設課長(友池光洋君)  先ほどの2,800万円の工事の内容につきましては、市道の点々舗装や陥没箇所などの修繕箇所の補修になります。  先ほどの質疑の中の3,000万円につきましては、道路側溝の修繕とか、のり面の補修、そういう工事になってきます。  一番大きい工事としましては、篠原の桃山団地の中の側溝の修繕工事になります。 203 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。
    204 ◯16番(伊藤千代子君)  じゃ、ここには、例えば、市道の拡幅等の工事は入らないんですね。それはどこに入りますか。 205 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 206 ◯建設課長(友池光洋君)  今の質問の市道単独道路整備につきましては、189ページの説明欄のほうで申し上げますと、8款2項3目、市単独道路整備事業費4,000万円のほうで対応するようになります。 207 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 208 ◯16番(伊藤千代子君)  それでは、その189ページに参りますけれども、ここは今度はまたさらに金額が上がりましたよね、4,000万円と。ここはどのような工事を行うのか、そして、一番大きな工事、例えば、どのようなものがありますか。 209 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 210 ◯建設課長(友池光洋君)  こちらの4,000万円の工事につきましては、市内16路線を予定しておりまして、一番大きな工事につきましては、久家線という市道で全面舗装の工事をする予定にしております。 211 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 212 ◯16番(伊藤千代子君)  全面舗装で、どれぐらいかかるんでしょうか。  それから、この4,000万円は財源的には、先ほど言ったでこぼこ等の補修の関係、あれは一般財源でしょうけれども、この4,000万円に関しては、財源はどのような形になりますか。 213 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 214 ◯建設課長(友池光洋君)  単独の財源になります。 215 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 216 ◯建設課長(友池光洋君)  申しわけありません。先ほど久家線ということで申し上げましたが、一番大きい工事につきましては別の工事箇所になります。ちょっと今、調べておりますので、お時間のほうをもう少し。 217 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 218 ◯16番(伊藤千代子君)  はい、わかりました。じゃ、その別の工事箇所に関しては、それがどこで、幾らかかるのか教えてください。  それから、今、この4,000万円に関しては、これも一般財源でするというふうに理解していいですよね。  じゃ、その次、ここまでいろいろ道路に関係して、糸島中のいろんな1,000キロメートルに及ぶ道路をきちんと建設課のほうで管理をしていらっしゃるということがわかりました。  それから、道路整備事業費の中で、今度はその下の工事請負費のところに、3億7,240万円という17路線分の市道の新設改良工事が出ていますよね。これに関しても、これ、どのような工事であって、例えば、どこの工事が一番大きな工事かというようなことがわかりますか。 219 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 220 ◯建設課長(友池光洋君)  一番大きな工事につきましては、新田久保田線整備事業で1億7,200万円でございます。 221 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 222 ◯16番(伊藤千代子君)  今、工事請負費のところの3億7,000万円のところは、今のお話では市道を新しく新設改良するという、この工事に関しては、私もちょっと見にいったことがあるんですけど、たしか道路幅を広げて、そして、1億7,000万円かけて道を広げる工事であったと思うんですよね。  それから、これに関しては、市道ではあっても新設改良工事となると財源はどうなりますか。 223 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 224 ◯建設課長(友池光洋君)  財源につきましては、社会資本整備総合交付金50%の交付金になります。 225 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 226 ◯16番(伊藤千代子君)  つまり、ちょうど今ここですね、地元の業者の方が工事をしてありますね。1億7,000万円もの工事となると、市だけの単独ではなかなか難しいと、しかし、この道路ができれば非常に利便性が増すであろうということは、私も行って思いました。こういう役に立つ必要な道路というのは、きちんとやっていただきたいというのは、私も同じ思いです。  それから、193ページ、これ、都市計画総務費のところの土地利用関係費のところの地区計画等策定業務委託というのがありますね、340万円の。これは、志摩のほうで地区計画をなさるというふうなことだと思うんですが、これはどこの地域で、それから、市としてこの地区計画、何カ所目になりますかね。 227 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 228 ◯都市計画課長(林 良典君)  こちらは志摩の馬場地区を想定しておりまして、何カ所目かといいますと、地区計画は市内たくさんあるんですけれども、このような形で志摩地域の調整区域の土地利用緩和をするという目的での地区計画は5カ所目になります。 229 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 230 ◯16番(伊藤千代子君)  例えば、駅の近くの1キロメートル範囲内の、そういうところの地区計画とかという場合と違いますよね。これは、どういうところが主体となって、この地区計画を進めて、そして、これは地区計画の中のどのメニューでなさるということになるんでしょうか。 231 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 232 ◯都市計画課長(林 良典君)  この地区計画につきましては、市街化調整区域の土地利用規制の緩和を目指したものでございますので、都市計画法に基づいた地区計画になります。  また、先ほど言われました駅近辺で行うような隣接タイプですね、この地区計画とはまた種類的には違うものになります。 233 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 234 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。これはこれで今回は置いておいて、そしたら、その次ですけれども、197ページなんですけれども、都市計画街路整備事業費の中の5,275万円というのが出ていますよね。この県営街路整備負担金の中で波多江泊線に関する予算が500万円計上されているというふうに聞きましたけれども、この中央ルートの件ですが、この500万円はどのような中身で予算化をされているのか、その根拠を伺います。 235 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 236 ◯都市計画課長(林 良典君)  こちらにつきましては、県営街路整備事業になります。県が主体で事業をしていただく予定でございますが、実施設計、来年度におきましては地形測量、それから、ボーリング調査、道路設計等を予定しておりまして、県事業3,000万円のうちの6分の1の500万円を市で負担するものでございます。 237 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 238 ◯16番(伊藤千代子君)  6分の1を市が負担と今おっしゃいましたかね、3,000万円のうちの。これに関しては、非常にもうちょっと、今ここで言う時間がないのでもういいですけど、しかし、今後この500万円がどうなっていくのかについては見ていかなきゃいけないと思いますが、県はことしじゅうに今おっしゃった測量と道路の設計とかをしてしまうということですか、平成30年度中に。 239 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 240 ◯都市計画課長(林 良典君)  予定では来年度行うと、平成30年度に行うという予定でございます。 241 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 242 ◯16番(伊藤千代子君)  1つだけ確認したいんですけど、道路法でアンダーパスでなければいけないということを、ずっと私にもおっしゃってきたけれども、私が県に聞きに行ったら、民意が大事ですとおっしゃたんですが、そこら辺のあなた方の考え方が、どれも全然違うなということを私は考えたんですけれども、その辺に関してはちゃんと地域の民意を酌んだというふうにお考えですか。 243 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員に申し上げます。  質疑が議題の内容を超えているようですので、注意して発言をお願いします。答弁できますか。(「いい、もういい、じゃ」と呼ぶ者あり)答弁要らないですか。伊藤委員。 244 ◯16番(伊藤千代子君)  じゃ、199ページなんですけど、この新駅関連施設整備事業費8億810万円、これ実施計画書の中では69ページに載っていますよね。  それで、私も今でも思い出すんだけれども、合併直後の年の議会で、浦伊三次議員が当時の松本市長に対して新駅をつくれというような質問をしたときに、駅舎にはお金はかからないというようなことをあの場でおっしゃっていたし、かけないということをおっしゃっていたんだけれども、今回、この新駅駅舎等整備事業という、この実施計画を見たときに、ちょっと幾つか確認したいんですが、国庫支出金というところの、ここ来年度は8,000万円ですけれども、総額では国庫支出金はどうなっているんでしょうか。 245 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 246 ◯都市計画課長(林 良典君)  新駅の駅舎等整備事業に係ります国の交付金につきましては、8,000万円の予定でございます。(「総額、事業全部」と呼ぶ者あり)実施計画における新駅の総事業費ということですか。こちらにつきましては、平成30年度実施計画におきますと3億500万円でございます。 247 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 248 ◯16番(伊藤千代子君)  税金を使わないと言ったので、私、国の税金も使わんと思っていたんですよね。でも、やっぱり使うんですね。そして、県の支出金はゼロと、そして地方債もゼロ、その他の総計が3億5,000万円ですか、総計はその他は幾らで、その財源はどこになっているんでしょうか、その他の。 249 ◯委員長(笹栗純夫君)
     林都市計画課長。 250 ◯都市計画課長(林 良典君)  先ほどお答えしましたのは、3億500万円は国の交付金ということでございます。その他の財源につきましては、寄附等で7億269万4,000円、合計で10億769万4,000円ということでございます。 251 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 252 ◯16番(伊藤千代子君)  それから、この工事請負費の2億6,300万円ですけれども、街路整備工事というのが書いてありますが、これに関しては、どういうものになりますか。 253 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 254 ◯都市計画課長(林 良典君)  これは、新駅の南北の交通広場の整備事業費でございます。 255 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 256 ◯16番(伊藤千代子君)  南北の交通広場ですね。この工事の発注に関しては、市は指名競争入札、あるいは総合評価、いろんなやり方されますけど、これらのあたりで、ここら辺あたりはどんな考え方で進められるんでしょうか。 257 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 258 ◯都市計画課長(林 良典君)  まだ実施設計中でございますが、工事は分割して行う、当然、北と南を分割いたしますし、分割した金額に応じて入札の基準がございますので、それに合わせた発注の指名の仕方になろうかと思っております。 259 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池建設課長。 260 ◯建設課長(友池光洋君)  先ほどの市単独道路整備事業費4,000万円の中で一番高い工事箇所につきましては、高田沼是永線擁壁工事で300万円の工事費でございます。  以上です。 261 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、三嶋委員。 262 ◯13番(三嶋栄幸君)  ページで申しますと195ページ、8款.土木費、4項.都市計画費、1.都市計画総務費の木造戸建て住宅耐震改修促進事業補助金について質疑をさせていただきます。  この事業は、平成29年度から取り組まれておられるみたいですが、この実績はどうなっているか、まず御質疑申し上げます。 263 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 264 ◯都市計画課長(林 良典君)  この補助制度につきましては、平成26年度から行っております。今までの補助件数につきましては、1件もあっておりません。 265 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 266 ◯13番(三嶋栄幸君)  平成26年度から取り組まれているにもかかわらず、実績がゼロ、この主な理由というのは何だか分析されておられますでしょうか。 267 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 268 ◯都市計画課長(林 良典君)  理由につきましては、いろいろと想定するところでございますけれども、耐震化に要する費用が大きいと、それから、西方沖地震から10年以上経過しておりまして、認識が薄れてきていると、それから、これは耐震改修のみになりますので、耐震改修をしたというところで住宅の利便性が向上しないというところで、なかなか踏み切っていただけないのかなと、そういったところで分析をしております。 269 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 270 ◯13番(三嶋栄幸君)  では、確かに今の御指摘よくわかるんですけれども、どのように市民の皆様に告知をなさってあるか、その方法を御説明お願いします。 271 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 272 ◯都市計画課長(林 良典君)  今年度ですけれども、耐震改修の補助事業のリーフレットを全戸配布いたしております。  それから、窓口におきましてアドバイザー制度や補助制度、それから税制の優遇制度、そういったものを相談できる体制をとっております。 273 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 274 ◯13番(三嶋栄幸君)  これ、国の国庫支出金と県の支出金がついておるんですけれども、実際にこの実績であれば課題も見えておられるのであれば、そういうことを県等々に御相談なさった経緯等はないんでしょうか。 275 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 276 ◯都市計画課長(林 良典君)  特に申請がないことについて、県と協議をしたということはございませんが、県が事業主体となってまいりますので、県と連携して、今後も広報活動等で何とか認識をしていただいて、申請が出るようなところで啓発を行っていきたいというふうに考えております。 277 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 278 ◯13番(三嶋栄幸君)  では、今の木造戸建ての下のほうの崖地近接等危険住宅移転事業補助金について質疑させていただきますが、これも、いつから取り組まれて、実績がどうなっているか御説明をお願いします。 279 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 280 ◯都市計画課長(林 良典君)  ちょっといつからというのは、今、調べておりますけれども、こちらにつきましても、今のところ申請は上がっておりません。 281 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 282 ◯13番(三嶋栄幸君)  これ、事業目的が土砂災害から市民の生命、安全、身体、財産を守るためという目当てになっているんですよね。これも国及び県の補助等が財源で入っているんですけれども、これ、特に生命、財産にかかわることですけど、どのような告知を今までなさってきたか、御説明をお願いします。 283 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 284 ◯都市計画課長(林 良典君)  こちらにつきましても、窓口等で相談を受けるなどして、複数件相談はあっておりますけれども、今のところ、移転まで至っていないということでございます。  これは崖地近接地区、レッドゾーンとかにございます家についての移転費用、除去費とか建物助成費でございます。 285 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 286 ◯13番(三嶋栄幸君)  では、同じく195ページの8款4項2目.公園費の中の需用費、修繕費438万9,000円、これは公園遊具の修繕費かどうか、お尋ね申し上げます。 287 ◯委員長(笹栗純夫君)  船越施設管理課長。 288 ◯施設管理課長(船越誠一君)  これにつきましては、公園の遊具の修繕工事になります。 289 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 290 ◯13番(三嶋栄幸君)  では、新しい遊具への更新費は、この中に入っているのでしょうか、お尋ねします。 291 ◯委員長(笹栗純夫君)  船越施設管理課長。 292 ◯施設管理課長(船越誠一君)  入ってございません。 293 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 294 ◯13番(三嶋栄幸君)  これはあくまで遊具の修繕だというふうに予算化されているんですけど、じゃ、新しい遊具への更新費用の予算というのは、どこか載っておりますでしょうか。 295 ◯委員長(笹栗純夫君)  船越施設管理課長。 296 ◯施設管理課長(船越誠一君)  今回の予算につきましては、計上はいたしておりません。 297 ◯委員長(笹栗純夫君)
     三嶋委員。 298 ◯13番(三嶋栄幸君)  今回の予算には計上していないと言われましたけど、過去の実績として、昨年、一昨年、予算計上された形跡があるかどうか、御説明お願いいたします。 299 ◯委員長(笹栗純夫君)  船越施設管理課長。 300 ◯施設管理課長(船越誠一君)  ございません。 301 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 302 ◯13番(三嶋栄幸君)  説明はきちっとしていただきたいんですけど、じゃ、老朽化した遊具を撤去なさる、そのときには地元からの御相談等々があって、また、定期で点検に行かれての上の判断だとは思うんですけれども、そういうときに撤去だけの話をなさるのか、新しい遊具の話というのはなさるのか、御説明お願いいたします。 303 ◯委員長(笹栗純夫君)  船越施設管理課長。 304 ◯施設管理課長(船越誠一君)  遊具の点検につきましては、点検業務を行っております。その分について、修繕が必要なもの、また、撤去が必要なものについては、年度を分けまして対応していくという形で行っております。  撤去をする場合、地元のほうには区長等に相談をいたしまして、もう撤去をしますということで撤去をさせていただいております。  ただ、地元のほうから新しく遊具の要望等があれば、地元から要望書という形で提出をしていただいて、あとは周りの状況を勘案しながら検討していくという形をとっております。 305 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 306 ◯13番(三嶋栄幸君)  今の御説明を聞きますと、地元からの要望等々があれば、新しい遊具を新設するかどうかの検討に入るという内容で間違いないでしょうか。 307 ◯委員長(笹栗純夫君)  船越施設管理課長。 308 ◯施設管理課長(船越誠一君)  間違いございません。 309 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 310 ◯13番(三嶋栄幸君)  何でこれ質問しているかと申しますと、市長公約の中に、2期目の市長公約として、1つ目、災害に強いまちづくり、2つ目、子育て全力応援のまちづくりというふうに掲げられておられるんですよね。  住みたいまちナンバーワンに子育て世代からも選ばれていますけど、私の感覚としましては、確かに大きい公園も必要かと思いますが、子育て世代の方については、子供たちの足で遊べるところに公園がないという声を多々聞きますけれども、そういう取り組みに対して予算が全然つけられていないように見えますが、この点についてはどう思われますか。 311 ◯委員長(笹栗純夫君)  船越施設管理課長。 312 ◯施設管理課長(船越誠一君)  今、糸島市におきまして、公園の数が242公園ございます。その中で遊具があるところ、ないところございますが、公園行政の今後のあり方といたしまして、拠点型公園づくりというのを、大きな遊具を設置したりとか、また、そういったところに足を運んでいただくような方向性を考えていけたらなというふうなことも、今、思案しております。  遊具については、全ての公園に対して遊具を設置するということは難しい話でございますので、地元から要望があれば検討をしていきたいというふうには考えております。 313 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 314 ◯13番(三嶋栄幸君)  個人的見解を申し上げたらよろしくないんでしょうけれども、あくまで子育て世代の定住促進を促していくという市の大きな方針があるのであれば、やはりそういう世代の方のニーズをもう少し拾って予算化すべきではというふうに思ったりもするんですけど、そういうお考え、あるかないか。 315 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上建設都市部長。 316 ◯建設都市部長(井上義浩君)  おっしゃったように、糸島市は子育て支援を積極的に推進しております。今おっしゃっておられます遊具につきましては、申しましたように二百何十カ所公園がございまして、その公園それぞれ必要な機能というのがそこそこの地域の状況で違うと思います。そこにお住まいの方々で、特に子供が多いような場所ですと、今、委員御指摘のように当然遊具も必要になってまいりますので、そういう状況をきちんと我々把握いたしまして、遊具が必要なそういう機能が求められる公園につきましては、実施計画でまず要求をいたしまして、必要な場所には設置を考えていきたいというふうに考えております。 317 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋委員。 318 ◯13番(三嶋栄幸君)  それでは、子育て世代の方の御意見を酌み取る努力をしていただきますようお願い申し上げて、質問を終わらせていただきます。 319 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 320 ◯都市計画課長(林 良典君)  先ほど崖地近接等危険住宅移転事業補助金がいつからということでしたけれども、平成28年度からということでございます。 321 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、柳委員。 322 ◯10番(柳 明夫君)  私が予定していた項目が、今の2人と重なってまいりますので、重ならないように質問いたしますが、まず、195ページの木造戸建て住宅耐震改修促進事業補助金ですが、昨年度までは5件分300万円の計上でした。今年度4件分240万円に減っているわけです。この原因は、国、県の補助金が実績がないことで減らされたというようなことはありませんか。 323 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 324 ◯都市計画課長(林 良典君)  それはございません。 325 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 326 ◯10番(柳 明夫君)  それでは、利用が少ないということで、市として4件に減らしたということでよろしいわけですね。  同じく、その下の崖地隣接等危険住宅移転事業補助金ですが、これも昨年度までは2件分900万円以上が計上されておりましたが、1件分に減らしているわけですね。その理由というのは、結局申請する人がいないということが最大のものでしょうか。 327 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 328 ◯都市計画課長(林 良典君)  実績からということでございます。 329 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 330 ◯10番(柳 明夫君)  この崖地隣接の対象の住宅なんですけれども、平成28年度の予算の審議の中で、市のほうから835戸、2,505人と説明がありましたが、これは変化はありませんか。 331 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 332 ◯都市計画課長(林 良典君)  済みません、その後につきまして、この数値は持ち合わせておりません。 333 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 334 ◯10番(柳 明夫君)  大きくふえるということもないだろうとは思うんですけれども、大体こういう見当で見ていて、そのときに内訳が、撤去費が80万2,000円、住宅分319万円、土地が96万円と、そういう内容について説明がありましたけれども、相談はあっても申請に至らないというのは、ちょっとこの費用では足りないといいますか、実際に住居を移転する、そしてまた、どこかに建てなきゃいけないわけで、これでは金額的に引き合わないというようなところが多いんでしょうか。そのあたり市としてどのようにお考えか、お尋ねしたいと思います。 335 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 336 ◯都市計画課長(林 良典君)  こちらにつきましては、耐震改修等と違いまして移転をしなくてはいけないということで、家族の同意でありますとか、また、その危険区域以外に出ていかなくてはいけないということで、集落を出なくてはいけないような状況にもなってまいりますので、そういったことでなかなか申請が出ないのではないかというふうに考えております。 337 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 338 ◯10番(柳 明夫君)  そうしますと、金額の問題よりも、そういう家族の問題であるとか、地域のコミュニティであるとか、そういうことの要因のほうが大きいというふうに捉えていらっしゃるわけですね。 339 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 340 ◯都市計画課長(林 良典君)  はい、そのように捉えております。 341 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 342 ◯10番(柳 明夫君)  それでは、次に199ページの、実施計画書でいきますと69ページになるんですけれども、新駅の駅舎等整備負担金なんですが、この財源のうち、国庫支出金、これは昨年度の実施計画書を見ますと、今年度分として、たしか2億1,000万円ぐらいが予定されていました。それが8,000万円に大きく減額をされている。  そもそも、この国庫支出金、駅舎整備については、ほぼ5億円、4億9,000万円前後、これが昨年度、一昨年度の実施計画書で予定されていたわけですね。先ほどお話を聞きましたが、3億500万円ということで、全体の国庫支出金が大きく減りました。この大幅減額の理由というのは何なんでしょうか。 343 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 344 ◯都市計画課長(林 良典君)
     やはり国からの交付率の低下というものがございます。 345 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 346 ◯10番(柳 明夫君)  国からの交付率の低下というのは、これは予測することは難しいかもしれませんけれども、当初計画したときに、そういうこともあり得るということは想定はしていなかったんでしょうか。 347 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 348 ◯都市計画課長(林 良典君)  こういった事業におきまして、国の交付金を組み込む場合におきまして、交付率をあらかじめ安全率を見るとか、そういったことは行っておりません。 349 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 350 ◯10番(柳 明夫君)  しかし、これだけ大きな減額になる、そうしますと、ほかの財源を探さなければならない、そういうことになってくるわけですね。  それで、財源のその他が3億5,000万円、去年の実施計画書を見ますと、2億1,550万円という予定でした。これが1億4,000万円ぐらいふえているわけですが、この内訳は何でしょうか。 351 ◯委員長(笹栗純夫君)  市丸経営戦略課長。 352 ◯経営戦略課長(市丸直広君)  新駅整備事業費の補助金以外の内訳でございますが、昨日も答弁しました旧柱田ため池の売却費として1億5,000万円、それから、前原東土地区画整理組合から負担金として2億5,000万円、ふるさと応援寄附金として3億5,000万円を見越しておるところでございます。  なお、先ほど言われました予算書上では社交金の見込みは基準額で見込んでおりますが、昨年の実際の見込み額としては、先ほど言いましたとおりの額で、社交金につきましても、2億円程度というところで、ほかの財源を確保するというところで、今、現状進めておるところでございます。 353 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 354 ◯10番(柳 明夫君)  お伺いしているのは、大体国から5億円来るよということで議会にも説明があり、実施計画書にもあった。そういうことで、大変大きな金のかかる事業ですから、市としても財源探しは大変苦労はされていると思うんですけれども、今までの私たち議会に対する説明になかったものが出てきているということでお尋ねをしているわけであります。  それで、このため池の売却費1億5,000万円も私はそうだと思うんですけれども、もともとこれは駅舎の建設に使う予定というのはなかったのではないかと、実は去年、岡村議員が質問されました。そのときは国庫支出金が2億円ということになって、岡村議員が減らされているじゃないかという質問で、1億5,000万円のため池の売却を充てますよというお答えがありました。初めてそこで出てきたわけですけれども、売却を予定していたということだと思いますが、それはもともとほかの用途に使う予定があったのではないかと私は思うんですが、その点だけお答えいただきたいと思います。 355 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員に申し上げます。  質疑の際は、予算書のページ番号、款項目を先に言って質疑してください。簡潔にお願いします。 356 ◯10番(柳 明夫君)続  その点だけ申し上げます。199ページの駅関連事業費の駅舎等整備負担金、実施計画書は69ページです。 357 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上建設都市部長。 358 ◯建設都市部長(井上義浩君)  この柱田ため池は、ため池の面積が1万6,699平米ございまして、この中の1万1,990平米を浦志の水利土木組合から、昔は前原町、それから、糸島市までに寄附をいただいております。一番古いのは昭和44年、一番新しいのは平成9年でございまして、17筆中13筆の寄附をいただいております。  この寄附をいただいたのは、浦志の方々が地域の振興、あるいはここには昔に駅がございましたけれども、その駅の復活と、そういったことにぜひ使っていただきたいということで、このため池の土地を寄附されたということでございます。 359 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 360 ◯10番(柳 明夫君)  これ以上はよろしゅうございます。  最後ですけれども、実施計画書を見ますと、新駅乗降客数が、これ昨年度は乗降客数で4,000人という計画の計上がありましたが、今回2,000人で半分になっているわけですね。これはどういうことなんだろうと思うんですけれども、多分、私の推測ですが、乗降客となると、乗る人、おりる人、両方で4,000人と去年は計上している。同じ乗降客の表現で、大体JRの資料を見ますと、乗客数という表示なんですよね。それで、前原駅が7,400人とか、波多江駅も2,000人を超えているんですが、これは乗客数と直したほうが正確ではないんでしょうか。 361 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 362 ◯都市計画課長(林 良典君)  乗降客数のその2,000人と申しますのは、多分、新規にふえる方が2,000人ということで、乗降にしますと、その倍ということで4,000人、さらに、800人の波多江駅と前原駅からも転移がございますので、合計しました4,800人が新駅の最終的な乗降客数ということで推測をしております。 363 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 364 ◯10番(柳 明夫君)  それなら、なぜその数字、4,800人というのをここに持ってこないのか。2,000人になっているんですよね。その点いかがですか。 365 ◯委員長(笹栗純夫君)  林都市計画課長。 366 ◯都市計画課長(林 良典君)  おっしゃるとおり、ここは乗降客数と書いておりますが、乗降客数とすれば4,000人と書くべきところであったと思います。これは訂正が必要であると思っております。 367 ◯委員長(笹栗純夫君)  これで8款.土木費を終わります。  ここで暫時休憩をいたします。再開は13時ちょうどの予定といたします。       (午前11時57分 休憩)       (午後0時55分 再開) 368 ◯委員長(笹栗純夫君)  再開します。  次に、200ページから209ページ、9款.消防費の説明を求めます。岸原消防長。 369 ◯消防長(岸原昌広君)  9款.消防費について御説明を申し上げます。  予算書では、200ページから209ページでございます。  歳出総額は11億8,335万8,000円で、対前年度当初予算比1億1,990万3,000円の減となっております。  それでは、主な事業等について説明をさせていただきます。  予算書201ページ、9款1項1目におきまして、外部から観察員を配置し、訓練の一層の向上を図ることを目的とした消防本部観察員配置事業、同じく9款1項1目におきまして、初期消火協力者に対し、使用した消火器と同等のものを提供し、防災意識の高揚等を図ることを目的とした初期消火協力者への消火器提供事業。  203ページ、9款1項1目におきまして、大規模災害等の際に活用する防災テントの購入。  209ページ、9款1項5目におきまして、平成30年度中に保存期限が到来する備蓄食料品等の入れかえを行う災害時支援物資備蓄事業。  以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 370 ◯委員長(笹栗純夫君)  質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。伊藤委員。 371 ◯16番(伊藤千代子君)  1つだけ、ちょっと質疑をしておきたいと思います。  消防費の201ページ、観察員の報償費45万円ですよね。これは、昨年度の前代未聞の消防署におけるパワハラ事件に関連した予算であるというふうに御説明を願いました。本当にもう1年たつのかなと思うんですけれども、生き生きと元気で本当に明るく、市民の命を助けるために働いている消防の職員の方々が、こういうつらい思いをして働いていたのかということについては、本当に一般市民の一人として衝撃を受けました。  1年たったわけですけれども、この事業の、ことし1年間努力をして、消防署の中を働きやすい、そういう職場にするために努力をなさってこられたというふうに思うんですが、さらにこの観察員を入れることによって、どのような目的というか、どのようにしていきたいと考えていらっしゃるんでしょうか。 372 ◯委員長(笹栗純夫君)  井手消防総務課長。 373 ◯消防総務課長(井手正信君)  この観察員制度につきましては、外部の方に観察員になっていただき、訓練を観察してもらい、その訓練に係る報告、助言を受けることで、消防職員の厳正な服務規律の保持及びハラスメントの撲滅等を図ることを目的としております。  以上でございます。 374 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 375 ◯16番(伊藤千代子君)  ハラスメントというと、例えば、肉体的なハラスメントもあれば、精神的なハラスメントもあります。そういう意味で、今回、外部の方にとおっしゃいましたね。じゃ、その外部の方というのが、ここに観察員2人と書いてありますね。月に1回と書いてありますが、この警察とか自衛官、県の消防関係者等のOBを予定と書いてありますね、ここに。この方々の人選はどのようにされるんですか。 376 ◯委員長(笹栗純夫君)  井手消防総務課長。 377 ◯消防総務課長(井手正信君)  依頼するに際しましては、それぞれの機関宛てに観察員の目的、依頼内容等を明確に伝え、適切な人材を推薦していただくようにお願いをしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 378 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 379 ◯16番(伊藤千代子君)  私がどうしてこういうこと聞くかというと、私、防衛大学校でのいじめ事件とか、あるいは自衛隊のパワハラ事件とかの被害者の裁判の支援をしてきたことがあるんですね。そんな中で、こういう、例えば警察、あるいは自衛隊、そういう中の人たちが完璧に必ずそういう人権感覚をきちんと持った良識ある人たちばっかりだというふうには思えない事例に遭遇してきたわけです。  そういう意味で、この人選に当たっては、良識、そして、人権感覚をきちんと持った方を人選していただきたいということを、まず要望をしたいと思います。その点はよろしいでしょうか。 380 ◯委員長(笹栗純夫君)  井手消防総務課長。 381 ◯消防総務課長(井手正信君)  はい、そのようにしていきたいと思っております。 382 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員に申し上げます。  質疑は簡潔にお願いします。伊藤委員。
    383 ◯16番(伊藤千代子君)  はい、わかりました。  それから、ここに1人1回につき1万5,000円を予定と書いてありますが、この方々の権限としては、月に1回4時間程度、訓練をごらんになって、その中で、例えば、訓練の名前を借りた、いじめのようなことがあってはならないわけなんですが、そういうことについて、きちんと見て、そして、問題点を消防長に報告するというような形になるということですよね。 384 ◯委員長(笹栗純夫君)  井手消防総務課長。 385 ◯消防総務課長(井手正信君)  はい、基本的にはそのとおりでございます。訓練を見ていただきまして、そして、報告及び助言をいただくという形になります。  以上でございます。 386 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 387 ◯16番(伊藤千代子君)  はい、わかりました。とにかく全国のニュースで流れたような重大な事件であったので、その後の皆さんが本当に変わっていったというところの見本となるように、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  以上です。 388 ◯委員長(笹栗純夫君)  これで9款.消防費を終わります。  お諮りします。本日はこれにて散会したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 389 ◯委員長(笹栗純夫君)  御異議なしと認めます。  本日はこれにて散会いたします。       (午後1時03分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...