ツイート シェア
  1. 糸島市議会 2017-09-21
    平成29年 決算審査特別委員会(第3日) 本文 2017-09-21


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       (午前10時00分 開議) ◯委員長田原耕一君)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  昨日に引き続き、議案第64号から議案第73号までを一括議題とします。  これより産業振興部所管の決算を審査します。  産業振興部所管の決算の概要説明を求めます。平野産業振興部長。 2 ◯産業振興部長平野謙二君)  おはようございます。それでは、産業振興部が所管をしております一般会計並びに特別会計決算概要について説明をさせていただきます。  なお、歳入につきましては、歳出に伴います特定財源等でございますので、説明については省略をさせていただきます。  まず一般会計でございますが、決算書の264ページ下段から267ページにかけまして、5款.労働費でございます。まず265ページ下段シルバー人材センター関係費1,838万2,211円でございますが、運営補助金及び高齢者ニーズに合った就業機会の拡大を図る高齢者生きがい就業事業に対する補助金が主なものでございます。  それから、次に267ページ、雇用創出事業500万6,175円につきましては、地方創生推進交付金を活用させていただき、市内企業雇用情報企業情報の発信等を目的といたしましたウェブサイトの開設等にかかわります委託料が主なものでございます。  次に、266ページ下段から313ページにかけまして、6款.農林水産業費でございますが、まず農業費といたしましては、271ページ中段、耕作放棄地対策事業費として、耕作放棄地再生利用事業を216万3,000円で実施をいたし、8件、3.39ヘクタールの再生に取り組んだところでございます。  また、275ページ下段地域農政推進事業費として、277ページ上段、中山間地域等直接支払事業を3,680万8,182円で実施をし、18集落で農地農業用施設適正管理に取り組んでいただいております。  次に、担い手育成対策事業費として、新規就農定着支援事業、それから、新たな担い手就農支援事業におきまして、就農開始販路拡大などの取り組みを行われます農業者の支援を市単独事業で実施をしてまいったところでございます。  続きまして、279ページ下段鳥獣被害防止対策事業834万3,316円でございますが、有害鳥獣捕獲委託報償金制度によりまして、イノシシにおきましては2,152頭の捕獲実績を上げているところでございます。  また、283ページ下段農業施設整備事業費4,007万920円では、水路改良工事ため池防災工事など32件の地元要望工事に取り組んでいるところでございます。  次の285ページ下段多面的機能支払交付金事業1億5,372万7,415円では、地域住民が農地や農業用施設等の景観に配慮しながら、保全管理を行うことに対する支援でございますが、80の組織、集落が取り組んでいただいております。  次に、林業費でございますが、299ページ中段、広域基幹林道開設事業3,111万3,591円につきましては、30年度完成予定の50.52キロメートルの林道開設県営事業負担金が主なものとなっております。  また、303ページ下段森林再生プロジェクト事業費繰越明許費分)2,173万2,934円につきましては、市内産材の活用に向けましては、サプライチェーンの構築に伴います森林林業マスタープラン、このプランの作成委託料が主なものとなっております。  次に、水産業費でございますが、309ページ上段、水産生産基盤整備事業として、芥屋沖に鋼製漁礁6基を設置する漁礁設置工事、また、311ページ下段野北漁港整備事業費として、西防波堤消波施設の工事、313ページ上段、岐志漁港整備事業費として、防風柵工事加布里漁港整備事業費として、物揚げ場等改修工事が主なものとなっているところでございます。
     次に、7款.商工費でございますが、315ページ上段、商工会運営補助事業費として、運営補助金1,392万9,000円、新規起業者応援事業補助金652万3,618円、また、317ページ上段、起業家支援等を行いますいとしま応援プラザ運営事業555万9,036円、中段のその他商工振興費農商工連携事業補助金206万円、がんばる中小企業者応援補助金として784万2,000円、これらが主なものとなっているところでございます。  次に、観光費でございますが、本年から産業振興部所管となっております。323ページ上段、選定事業となっております観光のまちづくり事業繰越明許費分)でございますが、30年度のDMO設立につなげる入り込み客の動向調査、それから、広告宣伝トイレ等観光施設整備工事などが主なもので、5,007万1,809円の決算となっているところです。  次に、同ページ下段消費者行政費のその他消費者行政費968万1,340円でございますが、3名の消費生活嘱託員報酬が主なものでございまして、28年度の相談件数は804件というふうになっております。  次に、11款.災害復旧費でございますが、423ページ、425ページに農業用施設災害復旧費、それから、林業施設災害復旧費、合わせまして2,638万7,381円の決算となっているところでございます。  続きまして、二丈福吉財産特別会計でございますが、536ページから539ページでございます。管理委員会委員6名分の経費及び直営林の整備委託料が主なものでございます。  次に、二丈一貴山財産区特別会計でございますが、542ページから545ページでございます。管理委員会委員5名分の経費及び財産管理費として森林病害虫防除委託料、区有林の立木売払収入によります681万3,000円の財政調整基金への積み立てを行っております。  以上が産業振興部所管の各会計の決算概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 3 ◯委員長田原耕一君)  これより質疑に入ります。質疑のある委員の挙手を求めます。波多江貴士委員。 4 ◯2番(波多江貴士君)  それでは、調書の99ページ、いとしま応援プラザ運営事業費についてお伺いいたします。  まず、こちらの設置目的、こちらを教えてください。 5 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 6 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  いとしま応援プラザ設置目的でございますけれども、地域課題の解決または地域資源を生かしました地域活性化ビジネスの手法を用いて取り組みますコミュニティビジネスを希望する起業家並びに芸術文化活動者、いわゆるクラフト作家の支援を行うことを目的にして、住民福祉の向上につなげていくために設置しているものでございます。 7 ◯委員長田原耕一君)  波多江委員。 8 ◯2番(波多江貴士君)  わかりました。  では日常、どのような業務をされているか、こちらをお願いします。 9 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 10 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  日常行っておる主な業務につきましては、市内のクラフト作家の作品の展示委託販売並びにコミュニティビジネス等の起業をしたいという方への相談業務などを行っておるところでございます。 11 ◯委員長田原耕一君)  波多江委員。 12 ◯2番(波多江貴士君)  それでは、調書に載っております590万円という売り上げが書いてありますが、この売り上げ以外に出てくる効果というものをどのように分析されていますでしょうか。 13 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 14 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  売り上げ以外の効果でございますけれども、現在の応援プラザが元の志摩庁舎ということで、非常に志摩地域の回遊の拠点として、一番立地が適したところでございますので、市内を訪れます観光客が一番に訪れて、そういった応援プラザも見ていただきながら、かつ、そういった観光への案内とかもできる、観光客の誘致に、いわゆる入り込み客の増加に対する効果があっているというふうに思っております。 15 ◯委員長田原耕一君)  波多江委員。 16 ◯2番(波多江貴士君)  その中で、売り上げ等伸びている現状がありますが、企業及び芸術活動相談来場件数ですね、こちらが前年度の1,143件から877件、こちらの数字だけが減っているんですけど、そこのあたりの原因は何でしょうか。 17 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 18 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  相談件数につきましては、確かに起業家としての相談件数は減っておるのは実情でございますけれども、その分、商工会等への相談であるとか、そちらのほうにもいっている分があるのではないかというふうに思っております。 19 ◯委員長田原耕一君)  波多江委員。 20 ◯2番(波多江貴士君)  では、今現在、何人の作家の展示がされていますでしょうか。 21 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 22 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  今、応援プラザのほうに展示をいたしております作家の数は、75工房の作品を展示いたしております。 23 ◯委員長田原耕一君)  波多江委員。 24 ◯2番(波多江貴士君)  たしかオープン当初は30人程度だったと思うんですけど、こちらもすごく伸びています。それで、オープン当初、月に840人だった来場者が、今現在は1,800人と。売り上げも当初半年で140万円だったものが今600万円、特に27年からで言うと、売り上げで130万円アップしています。これは28%ですね。人数としては2.2%の増加なんですけど、この急激に売り上げが伸びた要因というものは把握してありますでしょうか。 25 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 26 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  応援プラザ売り上げが増加、来場者に比べて収入が大幅にふえたという要因でございますけれども、1つ目は指定管理者によります継続したPRの効果が出てきたのではないか、あわせて、地元のクラフト作家のいい商品が置いてある店という認知度が高まってきたことによりまして、購入される客層が上がってきたのではないかというふうに思っております。 27 ◯委員長田原耕一君)  波多江委員。 28 ◯2番(波多江貴士君)  現場の方の声を拾うと、まずやっぱり大きいのが集客であるとか、リピートがふえたとか、何より買えるところ、もともと今までギャラリー的なイメージを持ってあったところが、ここで買えるんだという認知がされてきたと。どんどん今伸びているということなんですけど、その中で、今後考えられる課題というのは何か。(発言する者あり) 29 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 30 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  課題として考えておりますのは、来場者数がふえてきて、収入も上がっておりますけれども、施設の運営経費はそれ以上にかかっておりますので、売り上げを上げていくための手だてをどうしていくかというのが大きな課題であると思っております。  合わせまして、それは機能強化でありますとか、収益向上に向けた手だてをどういったふうにしていったらいいのかなどを考えていかにゃいかんのじゃないかというふうに考えております。 31 ◯委員長田原耕一君)  波多江委員。 32 ◯2番(波多江貴士君)  これで最後になりますが、業務として、かなり相談内容とか、観光案内、また、場合においては定住の案内だとか、かなりもともとの設置目的以外のところがふえているということなんですね。それで、今後、観光に力を入れていく、観光を押していくという部分も考えますと、求める機能であるとか委託料の見直し、そういったものもすべきかなと思うんですけど、そういった検討はされたことはありますか。 33 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 34 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  今議員御指摘のとおり、応援プラザにおきましては、委託業務でございますクラフト作家コミュニティビジネス支援業務以外にも、観光客への案内でありますとか、おもてなし、もちろん、議員今御発言されました移住定住相談、さまざまなことを現状として行っていただいております。市としましても、現在準備作業に入っておりますDMOの展開も視野に入れまして、その拠点として、応援プラザは必要というふうな判断をしておりまして、機能強化でありますとか、収益向上の手だてについて総合的に考えていきたいというふうに考えておるところでございます。 35 ◯委員長田原耕一君)  波多江委員に申し上げます。決算を超したところがありますので、今後、注意してください。  笹栗委員。 36 ◯16番(笹栗純夫君)  7款1項3目、ページが323ページでございます。観光のまちづくり事業費繰越明許費分)で、通常、DMO創設基盤づくり事業と呼ばれているものでございます。先ほど平野部長の冒頭の説明の中で少し触れられましたけれども、もう少し私のほうで質疑をさせていただきます。  地方創生加速化交付金で事業を行われております。糸島版DMOの創設の基盤づくりの事業だとは認めます。そして、観光庁に対しての法人登録のスケジュールが、この28年度の取り組みで見通しがたったのか、御答弁をお願いいたします。 37 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 38 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  糸島市版DMOでございますけれども、本年度から2カ年の予定でDMOの設立に向けまして、コンサルタントを導入しながら、観光協会が中心となりまして、NPO法人、あるいは事業者などと協力しながら、市と一緒になりながら現在準備を進めておるところでございます。  委員御質問のDMOとしての観光庁への法人登録でございますけれども、平成30年度末を目標に作業を進めておるところでございます。 39 ◯委員長田原耕一君)  笹栗委員。 40 ◯16番(笹栗純夫君)  わかりました。30年度末ということですね。ぜひキープしていただきたいと思います。  登録の取り組みが、政府のほうですけれども、観光庁から3パターン提示をされておりますけれども、広域連携DMO地域連携DMO地域DMOとございます。資料を見ますと、糸島版DMOというのが何度も出てまいりますけれども、地域DMOとして登録するつもりでしょうか、これは確認でございます。 41 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監。 42 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  糸島市版DMOにつきましては、委員御指摘のとおり地域DMOとして観光庁に登録をしたいというふうに考えております。DMOとして登録していく中での団体としましては、観光協会を登録に向けてその作業を進めておるところでございます。 43 ◯委員長田原耕一君)  笹栗委員。 44 ◯16番(笹栗純夫君)  最後でございます。登録の5要件があるんですけれども、詳しくは申しませんが、私この5要件を見ますと幾つかの課題がありますけれども、進捗ぐあいはどうでしょうか。 45 ◯委員長田原耕一君)  矢野商工観光課企画監
    46 ◯商工観光課企画監矢野正文君)  委員御指摘のとおり、観光庁にDMOとして登録をいたすためには、観光地域づくりについての多様な関係者の合意形成でありますとか、各種データ等に基づきました戦略の策定、あるいはKPIの設定、PDCAサイクルの確立など、5つの要件が求められております。  現在、DMOの設立に向けまして、着手したばかりでございます。今後、これら5つの要件を一つ一つクリア、解決していきながら、真の糸島市版DMOの設立に向けて鋭意努力してまいりたいと思っておるところでございます。 47 ◯委員長田原耕一君)  柳明夫委員。 48 ◯5番(柳 明夫君)  質疑させていただきます。  私は決算書で5款1項1目、267ページ、主要施策の成果に関する調書で81ページ、雇用機会創出・企業情報発信事業についてお伺いいたします。  この事業で、昨年度ホームページを作成するというふうに書かれてあるんですが、ホームページをつくる意義というのはここに書いてあるのでわかるんですけれども、どういう成果を狙っているのか、そこをお伺いしたいと思います。 49 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 50 ◯商工観光課長(川上重則君)  昨年100社訪問を行いまして、課題としまして、人材の確保、また市民の意見としましては、市内には働くところが少ないなどを解消する上で、市内の労働力の掘り起こし、それから、市外の通勤者の市内への誘導、市外からの労働力の流入を期待いたしております。 51 ◯委員長田原耕一君)  柳委員。 52 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、求人する企業は、産業別に言うとどういうところが多いのか、それから、求人する側が求めている職種ですね、このあたりはいかがでしょうか。 53 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 54 ◯商工観光課長(川上重則君)  内容につきましては、ハローワーク福岡西の調査から糸島市を抽出しまして、平成28年4月から11月の8カ月の平均値のデータで答弁をいたします。  特に求人の多いのはサービス産業でございます。企業が求めている職種の上位を申しますと、第1位が介護サービスの職業、次に、商品販売の職業、次に接客の職業となっております。 55 ◯委員長田原耕一君)  柳委員。 56 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、職を求める側ですね、求職する側はどういう職種を求めているか、この傾向についてはいかがですか。 57 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 58 ◯商工観光課長(川上重則君)  先ほどのハローワークのデータで答弁をさせていただきますが、市民が求めている職種の上位は、第1位が一般事務員でございます。次に、食品販売の職業、次に運搬業の職業となっております。 59 ◯委員長田原耕一君)  柳委員。 60 ◯5番(柳 明夫君)  そこでちょっとミスマッチを私感じているわけですけれども、昨年、先ほどおっしゃったように産業振興部、企画部で市内の100社企業訪問を行われました。これは本当に大変積極的な取り組みだと私は思います。  それで、けさの糸島新聞に、去年そういうことをやった感想といいますか、いとしま就職面談会において、平野産業振興部長が昨年行った市内の企業訪問では、採用が難しく、人材確保に苦労していると。企業の側がその人材確保に苦労している、これはどういうところで苦労しているということでしょうか。 61 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 62 ◯商工観光課長(川上重則君)  苦労していると申しますのは、企業訪問した中で、やっぱり求人してもなかなか人が来てくれないということで、募集しても人が集まらないというのが現状であって、その分が厳しいという御意見をいただいております。 63 ◯委員長田原耕一君)  柳委員。 64 ◯5番(柳 明夫君)  そうですね。やっぱりお互い求めているものがちょっと食い違っているようなところが先ほどの御答弁でもあったわけですけれども、きのう、私が生活保護について質問したときに、糸島地域の有効求人倍率が、たしか0.5幾つというお答えがありました。県内に比べてかなり低い。しかし、今お話があったように、企業の側は、自分たちが求めたいという人材の確保に苦労している。このミスマッチですよね、これが多いように感じますけれども、この点は市としてどのように考えておられますか。 65 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 66 ◯商工観光課長(川上重則君)  先ほど申しましたように、企業訪問とか、ハローワークの聞き取りから、やっぱり事務系など特定の職種に求職が偏っておりまして、製造業、医療、介護、サービス業の人材確保が課題というふうに考えております。このことについて、やはりミスマッチがあるというふうに考えております。 67 ◯委員長田原耕一君)  柳委員。 68 ◯5番(柳 明夫君)  最後の質疑ですが、じゃ、そのミスマッチをできるだけ解決して、市内の雇用を広げていく、この上で、市としてこれからどういうことを課題にしてどう取り組むか、そういうものがございましたらお答えいただきたいと思います。 69 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 70 ◯商工観光課長(川上重則君)  重複する答弁になるかもしれませんが、就業者の市外流出、それから、市内の労働力の掘り起こし、また企業は魅力ある環境の整備を行うことが課題というふうに考えております。この課題を解決するために、今回、雇用創出事業を広くPRしていきたいというふうに考えております。 71 ◯委員長田原耕一君)  藤井芳広委員。 72 ◯1番(藤井芳広君)  決算書303ページ、森林再生プロジェクト事業費の中の森林・林業マスタープラン策定委員会委員報償費及び森林・林業マスタープラン作成委託費についてお聞きいたします。  まず初めに、森林・林業マスタープランをどのようにして策定されたのか、策定委員会の構成メンバーと、委員会での協議内容についてお聞きいたします。 73 ◯委員長田原耕一君)  吉村農林水産課長。 74 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  マスタープランの作成につきましては、マスタープラン検討委員会並びにその下部組織として、山づくりワーキンググループ及び木材需要創出ワーキンググループを設置しまして、その検討を行ってきました。  各委員の構成につきましては、検討委員会のほうが九州大学から2名、福岡森林管理署、福岡農林事務所、福岡県広域森林組合から各1名の5名で構成されまして、山づくりワーキンググループのほうが九州大学、福岡森林管理署、福岡農林事務所、糸島市林業研究クラブなどの7名の構成になります。  木材需要創出ワーキンググループの委員は、福岡農林事務所、九州森林管理局、福岡県広域森林組合、糸島市内の製材所や工務店などの11名の構成になります。  協議の内容といたしましては、まず受託者と糸島市で協議しまして、実施計画案を作成し、それぞれのワーキンググループの中で協議しまして、修正案を作成して、検討委員会に付議、承認を得まして、最終案を取りまとめております。  以上でございます。 75 ◯委員長田原耕一君)  藤井委員。 76 ◯1番(藤井芳広君)  そのワーキンググループで、協議の内容としてはどのようなテーマというか、議題で話し合われたのか、お聞きいたします。 77 ◯委員長田原耕一君)  吉村農林水産課長。 78 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  山づくりワーキンググループのほうがマスタープランの作成についてと実行体制の構築について、2回協議しております。  木材需要創出ワーキンググループのほうが、地産地消の木材需要創出について2回協議しております。 79 ◯委員長田原耕一君)  藤井委員。 80 ◯1番(藤井芳広君)  そのマスタープランは、27年に実施したレーザー計測をもとにつくられていると思いますが、レーザー計測によってどのようなことがわかったのかと、それがマスタープランにどのように反映されているのか、お聞きいたします。 81 ◯委員長田原耕一君)  吉村農林水産課長。 82 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  平成27年度の基礎調査業務によりまして実施した航空レーザー計測の解析結果と、森林簿をもとに森林現況データを作成しております。その結果、杉が森林簿では約4,990ヘクタールに対しまして、解析結果は約4,060ヘクタールとなりまして、約930ヘクタール少ないことがわかっています。  杉が大幅に減少している要因としましては、手入れ不足や成長不良による天然化、竹の侵入を受けたことが推測されます。この森林現況データをもとにゾーニングを実施しております。ゾーニングの内容については、人口林、天然林の区分、施業制限、所有形態等について区分して行っております。このゾーニング結果をもとに、マスタープランにおける伐採計画、伐採可能量の推計を行っているところでございます。 83 ◯委員長田原耕一君)  藤井委員。 84 ◯1番(藤井芳広君)  では、今回策定されたマスタープランを、今後の糸島市の森林整備や林業振興にどのように役立てていかれるのか、お聞きいたします。 85 ◯委員長田原耕一君)  吉村農林水産課長。 86 ◯農林水産課長(吉村浩次君)  平成29年度はマスタープランを策定したときに設置しましたワーキンググループを発展させる形で、仮称ではございますが、山づくり協議会と、市産材活用協議会を設立する予定としております。  今後は、山づくりの面から、糸島市産材の活用の面までのサプライチェーンを構築しまして、森林整備や林業振興に役立てたいと考えております。 87 ◯委員長田原耕一君)  藤井委員。 88 ◯1番(藤井芳広君)  では、別の事業のほうで、調書の98ページ、新規起業者応援事業についてお聞きします。  創業塾はどのような内容なのか、まず初めにお聞きいたします。
    89 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 90 ◯商工観光課長(川上重則君)  創業塾は、カリキュラムを4項目設定されております。内訳としまして、経営に関すること、財務に関すること、それから、人材育成、販路開拓の4項目の専門的知識を習得する内容となっております。この内容で年間2回開催いたしております。 91 ◯委員長田原耕一君)  藤井委員。 92 ◯1番(藤井芳広君)  では、創業塾の受講者の数と、そのうち創業につながった件数についてお聞きいたします。 93 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 94 ◯商工観光課長(川上重則君)  平成28年度は77人の受講生でございます。そのうち、12人が創業につながったということでございます。 95 ◯委員長田原耕一君)  藤井委員。 96 ◯1番(藤井芳広君)  では、創業塾の受講者の年代と、受講者が希望する業種はどのようなものが多いのか、お聞きいたします。 97 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 98 ◯商工観光課長(川上重則君)  受講生77人のうち、年齢は、多い順に40代が23人、30代が17人でございます。  希望業種につきましては、多い順にサービス業が24人、飲食・宿泊業が20人、卸・小売業が16人でございます。 99 ◯委員長田原耕一君)  藤井委員。 100 ◯1番(藤井芳広君)  では、新規企業を希望する人は、起業するためにどのようなサポートを必要とされているのか、把握されている範囲でお聞きいたします。 101 ◯委員長田原耕一君)  川上商工観光課長。 102 ◯商工観光課長(川上重則君)  商工会等に相談が最も多いのが、出店する際の改装経費が大きな負担ということでございまして、少しでも補助があれば起業につながる、後押しになるということで、財政的な支援を要望されているのが多うございます。このため、空き店舗を活用しました事業者の増加、それから、創業に対するサポートを目的にこの事業に取り組んでおります。  以上です。 103 ◯委員長田原耕一君)  以上で、産業振興部所管の決算についての質疑を終わります。  執行部の交代がありますので、しばらくお待ちください。   〔部の入れかえ〕 104 ◯委員長田原耕一君)  これより建設都市部所管の決算を審査します。  建設都市部所管の決算の概要説明を求めます。井上建設都市部長。 105 ◯建設都市部長(井上義浩君)  おはようございます。建設都市部所管の平成28年度一般会計決算の概要について説明をさせていただきます。  歳入につきましては、事業実施に必要な財源としまして、国庫支出金、あるいは市債等ございますが、説明は省略をさせていただきます。  歳出につきましては、決算書の324ページから349ページの8款.土木費、それから、424、425ページの11款2項.公共土木施設災害復旧費で、合わせた事業費は約16億5,000万円で、前年度から約8,000万円の増となっております。  それでは、歳出につきまして、ページを追って主なものについて備考欄で説明をさせていただきます。  まず決算書の329ページ中段の市単独道路整備事業費2,984万4,000円につきましては、市道61路線の維持補修工事を、次の331ページの市単独道路整備事業費3,949万6,000円につきましては、市道14路線の新設改良工事を実施しております。  その下の道路整備事業費1億6,405万4,000円につきましては、小金丸師吉線、新田久保田線、新駅北口停車場線などの整備費でございます。  次に、333ページの中段、交通安全施設整備事業費2,647万6,000円につきましては、通学路のカラー塗装、防護柵やカーブミラーの設置などにより、児童・生徒をはじめとする歩行者の交通安全を図っております。  同じページ下段の橋梁長寿命化事業費1億2,416万1,000円につきましては、534橋の近接目視点検委託業務費、板持地区の久保田橋の改築工事費などでございます。  次に、339ページ、公園緑地管理費6,257万円につきましては、市内237カ所の都市公園の維持管理費でございます。  次に、341ページ下段の前原東土地区画整理事業費2億2,801万1,000円につきましては、土地区画整理地区内の都市計画道路及び区画道路、公園、緑地、水路等の整備に係る土地区画整理組合への補助金等でございます。  次に、345ページ中段の筑前深江駅関連施設整備事業費2億9,475万8,000円につきましては、自由通路新設工事委託費、東西の駅前広場整備工事費等でございます。  同じページ下段の波多江駅自由通路整備事業費5,669万8,000円につきましては、自由通路の詳細設計の委託費等でございます。  同じページ下段の新駅関連施設整備事業費8,912万5,000円につきましては、浦志新駅自由通路及び駅舎、駅前広場の詳細設計の業務委託費等でございます。  次に、347ページ中段の住宅維持管理費1,684万8,000円につきましては、14団地、274戸の市営住宅の維持管理費でございます。  以上が建設都市部の決算の概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 106 ◯委員長田原耕一君)  これより質疑に入ります。質疑のある委員の挙手を求めます。高橋委員。 107 ◯3番(高橋徹郎君)  調書の110ページ、波多江駅自由通路整備事業費についてお伺いします。  これは詳細設計の委託費という、今御説明がありましたが、この詳細設計の時点で、壁をつくる予定があったのかなかったのか、まずお伺いします。 108 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 109 ◯建設都市部長(井上義浩君)  詳細設計の結果、壁をつくることといたしております。 110 ◯委員長田原耕一君)  高橋委員。 111 ◯3番(高橋徹郎君)  その辺が僕ちょっと素人でよくわからないんですけれども、詳細設計の結果、壁をつくることになったということは、その時点でJRと協議をして壁をつけましょうとなったのか、ちょっとその辺の時系列をもうちょっと詳しく教えていただいて、詳細設計自体がどういうものなのかまで詳しく教えてください。 112 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 113 ◯建設都市部長(井上義浩君)  詳細設計は、当然市とJRが協議しながら、詳細な部分について進めていきます。で、壁については、鉄道の保安管理上の観点から、JRのほうが必要であるということでその協議の結果、壁をつけることを詳細設計に入れたということでございます。  詳細設計というのは、実際その内容で自由通路の工事に入るための詳細設計でございますので、事細かな設計図から構造計算から、全てそういったものが入っております。 114 ◯委員長田原耕一君)  高橋委員。 115 ◯3番(高橋徹郎君)  今のお話しですと、JRが壁が必要であるということだったんですけれども、その前の段階では、市の計画としては、壁は必要ではないと恐らく考えていたと思うのですが、この段階において、市は壁は必要ないと思っています、JRは壁が必要だと思っています、折り合うところがなかったんですか。それとも、市はあくまでも壁は必要ないというので、JR側に通すということはできなかったんですか。 116 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 117 ◯建設都市部長(井上義浩君)  詳細設計の前に予備設計というのをやっております。予備設計の段階では、市としては壁は要らないということで判断をしておりましたが、詳細設計、28年度にJRと協議する中で、JRのほうがどうしても壁が必要ということで協議の結果つけるということになりました。 118 ◯委員長田原耕一君)  高橋委員。 119 ◯3番(高橋徹郎君)  それでは、JRがどうしても壁が必要という理由はお聞きになりましたか。 120 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 121 ◯建設都市部長(井上義浩君)  軌道上に自由通路がかかるものですから、そこを歩行者が歩いたりしていたときに、物を投げられたりとかいうことがございますので、保安上の観点から、壁をつけてくださいということでございました。 122 ◯委員長田原耕一君)  高橋委員。 123 ◯3番(高橋徹郎君)  もしだめだったら質疑はいいんですけれども、今の理由からですと、今後も壁が必要なものになりそうな気がするのですが、今回のこの詳細設計を踏まえて、そして、今また協議をされているということなんですが、JRの言い分を聞く限りですと、今後も壁が必要な気がしますが、その点はいかがですか。 124 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 125 ◯建設都市部長(井上義浩君)  ほかの事例で壁がない自由通路等もございますので、そういったことをもとに協議はしたいと考えております。  また、現在、JRの施設で南北を結ぶ跨線橋とかがございますが、そういったものの撤去についても、JRさんのほうに幾らかは負担をお願いできないかと、そういった協議もさせていただきたいというふうに考えております。 126 ◯委員長田原耕一君)  高橋委員。 127 ◯3番(高橋徹郎君)  そうすると、今回のこの詳細設計なんですけれども、全部が無駄になるのか、それとも一部は生かされるのか、どれぐらい生かされるのか。
     それからまた、新たに今から詳細設計をしていかないといけないと思うんですが、その中に、今回の詳細設計の10分の1程度は生かされます。もしくは半分程度は生かされます。金額にするとこれぐらいは生かされるんじゃないか、そういうのがわかったらお願いいたします。 128 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 129 ◯建設都市部長(井上義浩君)  これはJRとの今後の交渉によりますけれども、市のほうの考えとしましては、今申しておりますように壁を外すということによって、その風の荷重がなくなるということから、橋脚ですとか、基礎ですとか、そういった寸法を小さくしたい。そういったことで事業費を低減したいと考えておりまして、基本的な構造の部分は現在の詳細設計を活用できるものというふうに考えております。ただ、それが金額でどれぐらいなのかというのは、ちょっと今現在ではお答えできません。 130 ◯委員長田原耕一君)  高橋委員。 131 ◯3番(高橋徹郎君)  僕はその辺が素人なので、全然わからないんですけれども、今回のこの5,669万8,000円のほとんどが無駄になるのか、ほとんどが生かされるのか、そこら辺がすごく微妙にわからないところなんですが、お答えはしにくいとは思いますけれども、その辺がもし感覚としてもちょっとでもわかればいいなと思うんですが、いかがでしょうか。 132 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 133 ◯建設都市部長(井上義浩君)  今申しましたように、基本的な部分は活用できると考えておりますので、さっき申しました寸法を縮小するといったようなことで、修正の設計というのは出てきますが、現在やりました詳細設計のかなりの部分はそのまま活用ができるというふうに判断しております。 134 ◯委員長田原耕一君)  高橋委員。 135 ◯3番(高橋徹郎君)  それでは、最後の質疑にさせてもらいますが、この5,669万8,000円の中に国からの補助が3,118万円出ておりますが、この3,118万円はそのまま補助金としていただけるのか、それとも返還しないといけない分が出てくるのか、いかがでしょうか。 136 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 137 ◯建設都市部長(井上義浩君)  先ほど答弁しましたように、この詳細設計を活用して自由通路を設置すれば、返還は必要ないというふうに考えております。 138 ◯委員長田原耕一君)  三嶋栄幸委員。 139 ◯11番(三嶋栄幸君)  質疑させていただきます。  決算書のページ、337ページの8款4項1目.都市計画総務費の中の計画事業で、備考からで言うと上から二、三行目の委託料、都市計画基礎調査業務委託費について質疑をさせていただきます。  まず、この調査の目的は何なのかについて御説明をお願いします。 140 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 141 ◯建設都市部長(井上義浩君)  都市計画基礎調査につきましては、都市計画法の第6条に規定されており、おおむね5年ごとに実施するものとなっております。  人口あるいは就業人口、土地利用、交通量などの現況、それから、将来の見通しについて調査をしまして、都市政策の立案、あるいは都市計画の運用に反映させることを目的としております。 142 ◯委員長田原耕一君)  三嶋委員。 143 ◯11番(三嶋栄幸君)  では、この業務自体はもう完了しているのかどうか、確認させていただきます。 144 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 145 ◯建設都市部長(井上義浩君)  県と市で調査項目を分担して調査をしておりまして、二丈地域の市の調査は平成28年度に完了しておりますが、県は平成29年度に現在調査中でございます。 146 ◯委員長田原耕一君)  三嶋委員。 147 ◯11番(三嶋栄幸君)  志摩地区の方から、市街化調整区域の線引きの見直しの要望が上がっているとは思いますが、これに対する市の見解としては、今どうお考えか、御答弁お願いします。 148 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 149 ◯建設都市部長(井上義浩君)  農林漁業と調和したまちづくりを進める上で、いわゆる線引き制度というのは大きな役割を果たしていると考えております。  前原と志摩地域は福岡市にも近く、また、九州大学もありますので、土地需要は高いと考えておりまして、線引き制度は継続することが必要というふうに考えております。  農山漁村集落の活性化のための土地利用の規制緩和につきましては、市街化調整区域の法律の弾力的な運用により進めるほうが適切であるというふうに判断をいたしております。 150 ◯委員長田原耕一君)  三嶋委員に申し上げます。質疑の内容が決算審査を逸脱しておりますので、御注意願います。三嶋委員。 151 ◯11番(三嶋栄幸君)  この調査の目的が、今部長も答弁されましたが、都市計画の立案だという内容でございますので、それについて少しお話をさせていただきます。  現在、福岡都市圏の人口増加によって、前原地区等の市街化区域内の住宅建築がえらく進んでおりまして、ほとんど空き地がなくなってきております。今後、この人口の受け皿として、宅地開発が必要と思いますが、その辺についてはどのような方向性を考えておられるか、御答弁をお願いします。 152 ◯委員長田原耕一君)  井上建設都市部長。 153 ◯建設都市部長(井上義浩君)  本市は、JR各駅を中心としました、歩いて生活できるコンパクトなまちづくりと、それから、九大学研都市づくりを進めております。したがいまして、人口の受け皿としましては、駅勢圏における計画的なまちづくりと九大門前町づくりによってそれを確保していきたいというふうに考えております。(発言する者あり) 154 ◯委員長田原耕一君)  三嶋委員。 155 ◯11番(三嶋栄幸君)  では、決算書のページ、341ページ、8款4項2目.公園費について、公園費の中の公園緑地管理費、13.委託料、公園遊具点検委託費について質疑をさせていただきます。  この業務は何のために行っているのか、また、この委託先はどこなのかについて御答弁をお願いします。 156 ◯委員長田原耕一君)  船越施設管理課長。 157 ◯施設管理課長(船越誠一君)  公園、遊具の点検は、これまで職員によりまして目視、触診、打診等のチェックによって行っておりました。ただ、平成27年の5月、桃山公園のブランコの倒壊事故がありまして、専門的なプロの視線、また技術的な目線というものが必要だというふうに判断をいたしまして、遊具の安全性を確認するために今回の業務委託を行っております。請負業者さんにつきましては、有限会社伊都製作所でございます。  以上です。 158 ◯委員長田原耕一君)  三嶋委員。 159 ◯11番(三嶋栄幸君)  調査が行われた折に、危険な遊具と判断なさった場合、当然撤去という形になりますけど、そのときの説明というのは市がなさるのか、また、その相手方はだれに説明をなさるのか、御答弁をお願いします。 160 ◯委員長田原耕一君)  船越施設管理課長。 161 ◯施設管理課長(船越誠一君)  業者からそういった修繕が必要な遊具、また撤去が必要な遊具につきましては、全て市のほうに報告があっております。それを受けまして、市のほうから行政区長さんのほうに御説明を行っておるところでございます。  以上です。 162 ◯委員長田原耕一君)  三嶋委員。 163 ◯11番(三嶋栄幸君)  最後の質問になりますけれども、その行政区長さんに撤去をしますと、危険ですからと御説明に上がられたときに、当然、地域の承認等も要ると思うんですけれども、撤去なさった後に、新しくまたつくってくれとかいう要望等の御意見は聞かれるのか、聞かれないのか、御答弁をお願いします。 164 ◯委員長田原耕一君)  船越施設管理課長。 165 ◯施設管理課長(船越誠一君)  行政区長さんに説明する際には、遊具の危険箇所の説明をまず行います。そして、撤去をする旨の説明も行っております。そのときに行政区長さんのほうから、撤去した後、新設をしてほしいというような新設要望等があれば、その地域の実情等も勘案しまして判断をしていきたいというふうに考えております。 166 ◯委員長田原耕一君)  三嶋委員。 167 ◯11番(三嶋栄幸君)  再確認なんですけれども、撤去をしますと御説明なさいます。そのときに、新設なさるかなさらないかというのは、市のほうから確認されるんですか。撤去するだけとしか説明されないか、そこをお願いします。 168 ◯委員長田原耕一君)  船越施設管理課長。 169 ◯施設管理課長(船越誠一君)  お互いの協議の中で、いろいろな行政区長さんとも話をさせていただきます。公園の中のほかの施設の遊具についてもいろいろな御要望等もございますので、その中でいろいろなことを総合的に判断をして、撤去したのであれば必要であるというふうな要望があれば、そういったことをお聞きして、今後の判断材料として検討していきたいというふうに考えております。 170 ◯委員長田原耕一君)  以上で建設都市部所管の決算についての質疑を終わります。  ここで暫時休憩します。なお、再開は11時5分とします。       (午前10時55分 休憩)       (午前11時06分 再開) 171 ◯委員長田原耕一君)
     再開します。  これより上下水道部所管の決算を審査します。  上下水道部所管の決算の概要説明を求めます。三角上下水道部長。 172 ◯上下水道部長(三角孝志君)  おはようございます。それでは、上下水道部が所管をいたします水道事業会計、それから、下水道事業会計について御説明をさせていただきます。  別冊の28年度糸島市公営企業会計決算書をお願いいたします。  まず初めに、水道事業会計決算について御説明をいたします。  決算書の1ページをお願いいたします。  収益的収入及び支出につきましては、収入といたしまして、水道事業収益が17億1,530万4,673円、支出につきましては、水道事業費用が15億2,235万293円となりました。  2ページをお願いいたします。  資本的収入及び支出につきましては、収入といたしまして、資本的収入は2億4,631万1,358円、支出といたしまして、資本的支出が7億4,158万1,529円となっております。  資本的収入額が資本的支出額に不足いたします4億9,527万171円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,226万1,503円、減債積立金1億5,451万9,320円及び過年度分損益勘定留保資金3億1,848万9,348円で補填をいたしております。  3ページの水道事業損益計算書をお願いいたします。  下から4行目になりますけれども、当年度純利益は1億7,074万3,524円となりました。これに前年度繰越利益剰余金2億4,951万9,148円と、その他未処分利益剰余金変動額1億5,451万9,320円を加えた5億7,478万1,992円を当年度未処分利益剰余金として計上いたしております。  次に、8ページの水道事業報告書をお願いいたします。  総括事項に記載しておりますとおり、平成28年度末の給水人口は7万3,536人、年間総給水量は649万3,000立方メートル、年間総有収水量は601万6,000立方メートル、有収率は92.66%となりました。  次に、11ページに建設改良工事の概要を記載しておりますけれども、平成28年度は原水施設工事、配水施設工事、鉛製給水管更新工事、第8次拡張事業及び福吉水道施設改修事業等を実施しておりまして、工事件数57件、総延長5,192メートルの管布設を行いまして、工事費合計で3億2,293万4,040円となっておるところでございます。  以上が28年度水道事業の決算概要でございます。  続きまして、下水道事業会計について御説明をいたします。  決算書の1ページをお願いいたします。  収益的収入及び支出につきましては、収入といたしまして、下水道事業収益が24億7,588万1,680円、支出といたしまして、下水道事業費用が21億2,886万5,910円となっております。  2ページをお願いいたします。  資本的収入及び支出につきましては、収入といたしまして、資本的収入14億27万1,300円、支出といたしまして、資本的支出22億5,508万1,613円となっております。  資本的収入額が資本的支出額に不足いたします8億5,481万313円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額3,339万6,145円、減債積立金3億1,321万4,260円、過年度分損益勘定留保資金5億819万9,908円で補填をいたしております。  3ページの下水道事業損益計算書をお願いいたします。  下から4行目でございます。当年度純利益でございますけれども、3億1,372万9,157円となっております。これにその他未処分利益剰余金変動額3億1,321万4,260円を加えた6億2,694万3,417円を当年度未処分利益剰余金として計上いたしております。  次に、7ページの下水道事業報告書をお願いいたします。  本市の下水道事業でございますけれども、総括事項に記載のとおり、公共下水道事業等5事業を計画的に進めておりまして、平成28年度は処理区域内人口6万9,263人、人口普及率69.2%となりました。  また、5事業それぞれの平成28年度末の水洗化人口、排水件数、有収水量は、事業ごとに記載しておるとおりでございます。  次に、9ページから11ページ、建設改良工事の概要を記載しております。平成28年度は公共下水道事業、工事件数32件、工事費7億7,602万548円、特定環境保全公共下水道事業は、工事件数3件、工事費115万1,247円、農業集落排水事業は工事件数8件、工事費1億1,914万4,520円、個別排水処理施設整備事業は、合併処理浄化槽4基を整備いたしておりまして、工事費は1,020万600円となっております。  以上が28年度糸島市下水道事業会計の決算概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 173 ◯委員長田原耕一君)  これより質疑に入ります。質疑のある委員の挙手を求めます。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 174 ◯委員長田原耕一君)  以上で上下水道部所管の決算についての質疑を終わります。  お諮りします。本日はこれにて決算書による審査を終了し、建設産業分科会による選定事業審査に移行したいと思いますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 175 ◯委員長田原耕一君)  御異議なしと認めます。  本日はこれをもちまして、決算書による審査を終了し、建設産業分科会による選定事業審査に移行します。       (午前11時14分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...