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  1. 糸島市議会 2016-09-20
    平成28年 決算審査特別委員会(第2日) 本文 2016-09-20


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      (午前10時00分 開議) ◯委員長(田原耕一君)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  9月16日に引き続き、議案第94号から議案第103号までを一括議題とします。  これより健康増進部所管の決算を審査します。  健康増進部所管の決算の概要説明を求めます。内野健康増進部長。 2 ◯健康増進部長(内野孝治君)  健康増進部が所管いたします一般会計、国民健康保険事業特別会計介護保険事業特別会計後期高齢者医療特別会計の決算概要につきまして、説明をさせていただきます。  まず、一般会計でございますが、所管する歳出科目につきましては、決算書184ページからの3款.民生費において、特別会計への繰出金、老人福祉費、国民年金事務費、健康福祉センター等管理費など、244ページからの4款.衛生費におきまして、保健総務費、保健予防費、救急医療対策費などを所管しており、合計額で53億6,154万4,000円の決算額となっております。  なお、歳入につきましては、さきに申しました歳出を賄う財源として、国県支出金等がございますが、説明は省略させていただきます。  次に、歳出の主な事業につきまして説明させていただきます。  まず、201ページ下段の老人福祉施設入所措置事業費1億2,734万7,000円で、平成27年度末の養護老人ホーム措置者数は55人となっております。  次に、203ページ上段の在宅老人福祉費4,685万3,000円、主なものは、緊急通報装置対応事業生きがい健康づくりデイサービス事業高齢者生活支援ハウス運営事業などでございます。  次に、247ページ中段の健康増進事業費8,212万9,000円、主なものは、がん検診及び健康診査の委託などでございます。  次に、249ページ上段の母子保健事業費8,935万1,000円、主なものは、妊婦健康診査委託などでございます。  次に、同じく249ページ下段の予防接種事業費2億3,363万円、主なものは、定期の予防接種委託などでございます。  次に、251ページ下段の休日・夜間急患センター管理運営費1億9,329万8,000円などでございます。  次に、決算書452ページからの国民健康保険事業特別会計でございますが、歳入総額156億4,103万6,000円、歳出総額156億1,777万7,000円、差し引き2,325万9,000円の黒字決算となっております。  なお、468ページ中段の歳出の2款.保険給付費につきましては90億5,985万7,000円で、前年度に比べ2.9%の増となっております。  次に、決算書484ページからの介護保険事業特別会計でございますが、歳入総額77億9,703万2,000円、歳出総額75億7,397万3,000円、差し引き2億2,305万9,000円の黒字決算となっております。
     なお、498ページ中段の歳出の2款.保険給付費につきましては70億7,255万8,000円で、前年度に比べ5.3%の増となっております。  最後に、決算書516ページからの後期高齢者医療特別会計でございますが、歳入総額11億4,987万3,000円、歳出総額11億2,185万3,000円、差し引き2,802万円の黒字決算となっております。  なお、522ページ上段の歳出の2款.後期高齢者医療広域連合納付金につきましては10億8,359万7,000円で、前年度に比べ1.8%の増となっております。  以上が健康増進部所管の一般会計、特別会計の決算概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 3 ◯委員長(田原耕一君)  これより質疑に入ります。質疑のある委員の挙手を求めます。高橋委員。 4 ◯3番(高橋徹郎君)  主要施策の169ページ、予算書の509ページ、徘徊高齢者家族支援事業についてお伺いいたします。  徘徊の症状が見られる高齢者等に現在地を検索する装置を貸与するサービスの利用者数が7名ということなんですけれども、非常に御家族にとってはありがたいサービスなのかなと思っているんですけど、利用者数が7名という、余り利用者数が多くない、もっと多い方に利用してもらってもいいのではと思っているんですが、何か見えてきた問題点などがあったんでしょうか、お願いいたします。 5 ◯委員長(田原耕一君)  嘉村介護・高齢者支援課長。 6 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)  このサービスにつきまして、利用者数が7人と少ない状況でございます。なぜ少ないかと申しますと、この装置、携帯電話のようなコンパクトな器具でございますけれども、これを対象となる高齢者が持って歩かないといけないというものでございます。対象となるのは、認知症の高齢者の方でございますので、実際に外出されるときにそれを持って出るというケースが少ないということで、御家族の方からはそのサービスを受けても余り効果がないという現状がございます。ということで利用者が少ないというふうに判断をしております。 7 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 8 ◯3番(高橋徹郎君)  今現在ですと、ウエアラブル端末がいいのが出てきておりまして、例えば、靴などにそういう機能を持たせたようなものもあるようなんですが、その問題点から見えてくる今後の改善として、そういったものも検討されるのか、もしくは今検討しているのかなどはいかがでしょうか。 9 ◯委員長(田原耕一君)  嘉村介護・高齢者支援課長。 10 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)  このサービスの別の器具への取りかえについては、現在検討しておりませんでした。  認知症徘徊高齢者などの支援につきましては、ほかの取り組み、警察との連携のSOSシステムですとか、認知症カフェの取り組み、それから、認知症地域支援推進員の嘱託員の配置ですとか、または5つの包括支援センターでの取り組み、また民生委員さんなどの見守りなどを現在やっておりますので、そこの部分で対応しておるところでございました。  ただ、やはり7人というのは私どもも考えまして、利用者が少ないサービスをこのまま継続していくのかということについては、新しいサービス情報も研究して、その利用者さんの御負担の金額の状況もございますので、今後の課題とさせていただきたいと考えております。 11 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 12 ◯3番(高橋徹郎君)  今後の課題ということで、御家族の方にとってはやっぱり実効性のあるものを求めていらっしゃるのではないかなという気がいたしますので、ぜひとも課題の中でいい御家族にとってのサービスが見つかるようにお願いしたいと思います。  以上です。 13 ◯委員長(田原耕一君)  ほかに。柳委員。 14 ◯5番(柳 明夫君)  国民健康保険特別会計のページ数で言うと469ページです。2款.保険給付費で、不用額が平成25年、平成26年決算と比べて飛び抜けて多いわけですけれども、平成25年の不用額が3,500万円余り、平成26年が759万円余り、平成27年度が1億5,138万円という数字になっております。特に、その下の療養給付費の療養諸費ですね、これが1億4,500万円余りですか、かなりの割合を占めている。この要因についてお伺いいたします。 15 ◯委員長(田原耕一君)  岡本国保年金課長。 16 ◯国保年金課長(岡本 昇君)  毎年、療養給付費の予算計上については、大変苦労しているわけでございますけれども、今回、補正で2億9,973万4,000円させていただきました。これは、平成27年11月からインフルエンザの流行によりまして、療養給付費の増加が見込まれましたので、支払いを確保するためにその額を予算計上させていただきましたけれども、決算では、結果的に1億4,523万1,000円の残となりました。  これは、保険給付費全体の率でいきましたら1.67%の誤差でございました。  以上でございます。 17 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 18 ◯5番(柳 明夫君)  そうしますと、大体インフルエンザの流行というのは相当大きな影響を与えてきた、過去にもそういうことだったんでしょうか、いかがでしょうか。 19 ◯委員長(田原耕一君)  岡本国保年金課長。 20 ◯国保年金課長(岡本 昇君)  平成26年度分につきましても同様にインフルエンザの流行が見られましたので、急遽、3月補正予算に計上させていただきましたけれども、結果的には、平成27年度はちょうどよかったということで、非常にインフルエンザの流行が療養給付費に及ぼす影響は大きいものとなっております。 21 ◯委員長(田原耕一君)  ほかにありますか。伊藤委員。 22 ◯17番(伊藤千代子君)  今の国民健康保険のことで質疑をさせていただきたいんですが、1つはちょっとここで通告していなかったので、わかるかわかりませんが(発言する者あり)はい、わかりました。  国民健康保険の歳入の中で、やはり滞納とかがあっていると思うんですけど、その徴収率が幾らだったのかということと、それからもう一つ、やはり払えない人の場合は、災害の場合は…… 23 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員、ページ数をお願いします。 24 ◯17番(伊藤千代子君)続  452ページの国民健康保険税の歳入にかかわって今質疑をしておりますので、それでよろしくお願いします。  それと、何というんですかね、市が昨年度減免した実績を教えていただきたいと思います。その2点。 25 ◯委員長(田原耕一君)  岡本国保年金課長。 26 ◯国保年金課長(岡本 昇君)  徴収率につきましては、収税課になりますけれども、手元の資料で、昨年度の徴収実績が平成27年度は98.1%でございました。  それから、減免した実績でございますけれども、平成27年度でございますが、合計232万7,900円で、99世帯でございました。  以上でございます。 27 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 28 ◯17番(伊藤千代子君)  その99世帯は、首切りとか、そういう状況になった方たちの国の制度がありますよね。その制度に乗っかった部分ですか。 29 ◯委員長(田原耕一君)  岡本国保年金課長。 30 ◯国保年金課長(岡本 昇君)  それは含んでおりません。 31 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 32 ◯17番(伊藤千代子君)  では、内容はどのような理由でということでしょうか。 33 ◯委員長(田原耕一君)  岡本国保年金課長。 34 ◯国保年金課長(岡本 昇君)  先ほどの99件の内訳でございますけれども、2号保険者、被用者保険の旧扶養者分が81件、それから、生活扶助等によるものが18件、合計99件でございます。 35 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 36 ◯17番(伊藤千代子君)  そしたら、次に主要施策の報告でいきますと70ページ、そして、決算書でいきますと249ページになります。母子保健事業費、健康づくり課の事業です。この8,935万1,000円についてお尋ねをします。  糸島市の次代を担う乳幼児の子供たちの健康診断の事業費なんですけれども、昨年度の実施の状況、特に対象者数と、まず受診率はどのようになっていたかを伺います。 37 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 38 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  乳幼児健診の実施状況でございますけれども、主要施策の75ページに書いておりますが、4カ月健診で736名、10カ月健診で734名、1歳半で737名、3歳で760名、合計で2,967名の方に行っております。  回数といたしましては、それぞれの健診が、月2回行っておりますのが4カ月と10カ月、それから、2回から3回で行っておりますのが1歳半と3歳でございます。  受診率につきましては、4カ月健診が99.2%、10カ月健診が96.5%、1歳半健診が96.3%、3歳児健診が97.4%という状況でございます。 39 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 40 ◯17番(伊藤千代子君)  こういう健診というのは、特に乳幼児のいろんな発達のおくれだとか、あるいは、虐待などを発見するのに非常に役立っているというふうに思うんですけれども、その受診ができなかったケースの理由とかは把握ができていますか、また、そのフォローはできていますか。 41 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 42 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  先ほどの受診率で、100%には満たっておりませんけれども、未受診者につきましては、翌日にはがき、封書によります勧奨を行っております。  それから、なおかつまた未受診者の方につきましては、翌々月に子ども課とも連携いたしまして、保育園の就園状況の確認を行ったりとか、場合によっては、未受診者宅の訪問を実施しているところでございます。  受診できなかった理由につきましては、入院中であったりとか、あるいは住民票は糸島市にあるんですけれども、海外居住中であったりとか、場合によりましては忙しかったとか、そういった内容のところで理由は把握いたしているところでございます。 43 ◯委員長(田原耕一君)
     伊藤委員。 44 ◯17番(伊藤千代子君)  特に、市民の皆さんと直接接する非常に重要なお仕事をなさっているわけですね。この職員体制は、特に女性の方たちが中心に担っていらっしゃるわけですが、何人の保育士、あるいは看護師等で対応しているか、伺いたいと思います。 45 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 46 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  スタッフといたしましては、まず健康づくり課の正職員、嘱託員、保健師ですね、それから、嘱託の助産師、嘱託の栄養士、嘱託の看護師がおりますけれども、合わせて6名から7名で当たっております。  それ以外に、保育士が2名、これは子育て支援センターの保育士に来てもらったりしておるところでございます。  そのほかに、医師、歯科医師、歯科衛生士、臨床心理士、そういったスタッフに来てもらって健診は行っておるというところでございます。 47 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 48 ◯17番(伊藤千代子君)  特にいろんな、例えば、問題が起きたとき、例えば、虐待とか極度の貧困とか、あるいは障がいのあるなしとか、そういうことがわかったときなどの支援としては、他の課との連携が必要になってきますけれども、その辺は昨年度はなさったんでしょうか、どのようになさったんでしょうか。 49 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 50 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  糸島市に要保護児童対策協議会という外部の機関も含めました関係機関が連携して対応しておる組織がつくられております。市役所のほうに相談がありました場合には、その相談を受けた部署がその相談内容に関します関連の部署を集めまして、随時ケース連絡会議を行いまして、その対応を図っておるというところでございます。 51 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 52 ◯17番(伊藤千代子君)  子供のネグレクトのような、本当に我が子に関心を持たない親の存在がやはり今社会問題となっていますけれども、やはりそういうことがあってはならないわけですが、そういうのをやはり市のさまざまな施策のところで発見して、支援をするということが重要になってくると思います。  次に、予防接種事業についてなんですけれども、ページは、決算書は同じく249ページで、主要施策のほうも同じ70ページですね、2億3,363万円の事業を行っていらっしゃいます。これに関しましては、やはり予防接種は非常に重要なんですけれども、市における予防接種において、昨年度被害の状況があったのか、また救済制度についてはどのように行われているのかの御説明を願いたいと思います。 53 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 54 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  予防接種によります健康被害の救済制度の申請につきましては、昨年度、子宮頸がんワクチンの予防接種によりますものが1件ございます。これにつきましては、現在、厚生労働省の方に申請を行っておるという段階になっております。  救済措置につきましては、まず今申しました制度の流れですけれども、市のほうに健康被害を受けられました方から請求を受けまして、市のほうで予防接種健康被害調査委員会を開催いたします。この中で認定と、予防接種との因果関係があるというふうな判断がされますと、県を経由いたしまして、厚生労働省へ進達するという形になります。  厚生労働省の方におきましては、さらに疾病・障害認定審査会という専門機関に意見調査を行いまして、こちらの申請結果を受けまして、厚生労働省が認定、否認の通知を、県を通じまして市に行うという形になりまして、市の方は申請者に支給、不支給の通知を行うという形になっておるところでございます。 55 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 56 ◯17番(伊藤千代子君)  わかりました。とにかく泣き寝入りにならないような状況で支援をしていただきたいというふうに思いますが、例えば、乳幼児健診とか予防接種、さまざまやっていらっしゃいますが、私も自転車で子供を育てていたので、車の免許を持っていなかったから、このときにやはり乳幼児健診の場所が以前は3カ所だったのが、志摩、二丈ですね、今はあごら1カ所でやっていますが、その乳幼児健診のときだけでも、例えば、通えるようなバスの増設とか、そういうのを求めていらっしゃる方たちもいらっしゃいましたけど、そういう要望は昨年度市には来ていないでしょうか。 57 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 58 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  乳幼児健診につきましては、合併後、あごらで一括でやるようにしておりまして、現在もあごらで乳幼児健診を行っておるというところがなかなか定着いたしておりまして、そういった御要望はあがっていないという状況でございます。 59 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 60 ◯17番(伊藤千代子君)  もしかしたらあるのかもしれませんし、そんなことがあったら、またバスの対応とかを考えていただきたいと思います。  それから最後に、救急医療の関係で、251ページに救急医療の予算としては2億700万円が計上されています。この中で、私が昨年度お聞きしたいのは、医師会病院の関係で言うと、やはりそこを利用されている方たちのいろんな、例えば、非常に重要な仕事になりますよね、これはね。最近は、病院としても皆さんにとても信頼されている病院になってきたと思うんですけれども、それでもさらにその中で、いろいろな要望とか、あるいは苦情等を聴くシステムとしてはどのようになっているのか伺います。 61 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 62 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  利用者の声を把握する方法といたしましては、まず待合いロビーの中に利用者の御意見箱というものが設置されております。そのほか、直接、そこの中で苦情を受け付けられるというようなところになっておりまして、こういった御意見、苦情への対応につきましては、毎月、急患センター運営委員会というのが開催されておりまして、そこの中で毎月の診療実績の報告のほかに、苦情があった事例の情報を共有いたしまして、逐次、その改善が図られておるというところでございます。 63 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 64 ◯17番(伊藤千代子君)  その会議の中では、例えば、利用者の方たちのメンバーとしては、どのような方たちで構成されているということですか。 65 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 66 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  メンバーといたしましては、糸島医師会の救急医療部会の方がメンバーとなっておりまして、私ども市職員も時々入って、その状況を把握させていただいております。 67 ◯委員長(田原耕一君)  ほかに。三嶋栄幸委員。 68 ◯11番(三嶋栄幸君)  決算書の251ページ、4款1項4目、主要施策の成果に関する調書で言えば70ページの健康ふれあい施設管理運営費についてお尋ねをさせていただきます。  この中に、加圧ポンプ修繕工事代404万円、備品購入費として、自動券売機が480万6,000円が計上されていますが、これは開設以来初めての工事なのかというのが1つと、これ以外に喫緊に係る多額の費用が係るような工事が必要なものがあるのかということ、この2点について御質問させていただきます。 69 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 70 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  まず、備品購入費の自動券売機につきましては、開設以来初めての更新でございます。  空調機につきましては、それぞれの箇所がございまして、故障が起きた際に取りかえておりますので、ちょっとその部分が新規なのかどうかというところは、ちょっと把握はいたしておりません。  ほかに多額の工事があるのかという部分でございますけれども、これは施設の総点検結果のところで、浴場の防水工事、それから、GHP空調設備の更新というところが今後必要になってくるというところでございます。 71 ◯委員長(田原耕一君)  三嶋委員。 72 ◯11番(三嶋栄幸君)  これは、毎年いろんな修繕費がかかってはいるんではございますが、市が大規模改修工事を見積もられた金額は幾らなのかと、その時期はいつぐらいが適時と考えておられるか、御答弁をお願いします。 73 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 74 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  大規模改修が必要な概算の見積りにつきましては約5,300万円でございます。  また、それ以前に、急を要する工事につきましては、平成27年度に実施をいたしておりまして、緊急を要するものの工事といたしましては、温泉用の熱交換機の洗浄、あるいは中央監視装置、本体バッテリーの更新工事、そういったものも対応しておりますので、今後はこの改修、施設総点検で出ました計画を、急を要するものが出てきた場合に行っていくというような形になっております。 75 ◯委員長(田原耕一君)  三嶋委員。 76 ◯11番(三嶋栄幸君)  先ほどあと防水工事なんかをやらなきゃいけないというふうに言われたんですけど、通常、マンションとかで考えた場合、大規模改修工事費用と通常の工事費、修繕費というのは、勘定科目的には普通分けるんですけど、逆に言うと、大規模改修工事に対して、通常は、施設の場合は修繕積立金とかを計上していくんですけど、そういう発想はないのかあるのか、それが計上されているのか、それをちょっと聞きたいんですが。 77 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 78 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  改修の時期につきましては、その計画は立てておりません。と申しますのは、この施設の総点検を行いました以降に、民間譲渡の計画が出てまいりましたので、市のほうでそこの部分の改修計画を策定するというところまでは至っておりません。 79 ◯委員長(田原耕一君)  いいですか。内野健康増進部長。 80 ◯健康増進部長(内野孝治君)  健康増進施設の修繕費につきましては、一定額以上の部分で緊急を要するものについては市のほうで行っております。それ以外のものについては指定管理者のほうで行っておるところでございます。  以上でございます。 81 ◯委員長(田原耕一君)  三嶋委員。 82 ◯11番(三嶋栄幸君)  確かにそうかもしれないんですけれども、今までもそうなさってあったかもしれないですけどね。指定管理者さんで多額の費用が発生するか、それは指定管理者が受けるのか、市がやるべきかというライン引きはどこでされているんですか。 83 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 84 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  金額でその基準を決めておりまして、修繕費が20万円以下につきましては指定管理者のほうで行っております。 85 ◯委員長(田原耕一君)  三嶋委員。 86 ◯11番(三嶋栄幸君)  ですから、私が尋ねているのは、大規模改修工事の費用は5,300万円かかると書いて…… 87 ◯委員長(田原耕一君)  三嶋委員に申し上げます。大規模改修につきましては決算から離れておりますので、注意して質疑してください。
    88 ◯11番(三嶋栄幸君)続  はい。この工事について、じゃ、もう1つだけ。積み立てとかそういう発想はないとですね。その都度、その都度工事が、大規模修繕がかかるときに計上していくという発想なのかどうか、それだけ確認させてください。 89 ◯委員長(田原耕一君)  松永健康づくり課長。 90 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  大規模改修を実施するということになりますと、市の実施計画のほうに事業計画を上げていって対応していくという形になってまいります。 91 ◯委員長(田原耕一君)  ほかにありますか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 92 ◯委員長(田原耕一君)  以上で健康増進部の決算についての質疑を終わります。  執行部の交代がありますので、しばらくお待ちください。   〔部の入れかえ〕 93 ◯委員長(田原耕一君)  これより人権福祉部所管の決算を審査します。  人権福祉部所管の決算の概要説明を求めます。井土人権福祉部長。 94 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  それでは、人権福祉部所管の決算概要の説明を申し上げます。  まず、一般会計でございます。  歳入につきましては、歳出に伴う国と県の補助金や負担金などが主なものでございますので、説明のほうは省略させていただきます。  歳出で所管しておりますのは、決算書の156ページ、2款.総務費の中の1項11目.男女共同参画推進費、ここでは、男女共同参画基本計画の策定などを新たに行いました。  それから、ページ飛びまして、184ページの3款.民生費の中の1項1目.社会福祉総務費から198ページの3目.重度障害者医療対策費、ここでは、生活困窮者の自立支援事業、また障がい者の生活介護や就労支援などのサービス事業、重度障害者の医療費軽減事業などを行いました。  210ページの6目.人権・同和対策費と7目の人権センター費では、同和問題をはじめとするあらゆる人権問題の解決に向けた取り組みを行いました。  216ページ、9目.臨時福祉給付金給付事業費では、1人につき6,000円の給付金を1万7,709人に対し支給をいたしました。2項.児童福祉費では、月平均2,693人の児童に対する保育や、1,174人の小学生に対する学童保育を実施するとともに、子ども医療費の軽減事業や児童手当、児童扶養手当の支給、要保護児童対策など、さまざまな子育て支援事業を行いました。  3項.生活保護費では、月平均943人の被保護者に対しまして、扶助費を支給するとともに、自立支援などのケースワークを行いました。  4項.災害救助費では2件の災害に対しまして見舞金を支給いたしました。  最後に、400ページになります。10款.教育費の中の4項2目.人権同和教育費では、同和問題啓発事業などを行い、人権のまちづくりを進めてまいりました。  人権福祉部全体の歳出決算総額は、96億7,161万円余りでございまして、前年度に比べますと約3億2,500万円余り、率にいたしまして3.5%の増加となっております。  その主な増加要因でございますけれども、保育所整備補助金2億3,548万円の支出や、私立保育所運営委託費の単価改正に伴うものでございます。  続きまして、住宅新築資金等貸付事業特別会計の決算概要の説明を申し上げます。  決算書では、442ページからとなります。  歳入総額3,643万8,000円に対しまして、歳出総額は3,119万4,000円でございます。524万4,000円の黒字となっておるところでございます。  歳入の主なものは、県補助金と繰越金、貸付金元利収入でございます。  歳出の主なものは、公債費と基金積立金でございまして、前年度に比べ徴収率の向上により、貸付金元利収入が204万円余りの増加となっております。  平成27年度は基金に2,249万円余りを積み増しいたしまして、年度末の基金残高は1億4,480万円余りとなりました。  以上で説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 95 ◯委員長(田原耕一君)  これより質疑に入ります。質疑のある委員の挙手を求めます。伊藤委員。 96 ◯17番(伊藤千代子君)  まず、245ページの決算書なんですけど、災害の見舞金が33万円出ていますよね。ちょうど今も台風が来ているわけですけれども、この見舞金はどのような事情で出されたのか、ちょっと実績がわかればお知らせ願います。 97 ◯委員長(田原耕一君)  安田福祉保護課長。 98 ◯福祉保護課長(安田龍二君)  平成27年度の災害の見舞金につきましては、火事による見舞金でございます。全焼が1件、半焼が1件で33万円を支給しております。 99 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 100 ◯17番(伊藤千代子君)  33万円の全焼、半焼の内訳はどうなっているんでしょうか。 101 ◯委員長(田原耕一君)  安田福祉保護課長。 102 ◯福祉保護課長(安田龍二君)  糸島市の災害見舞金支給規程に基づきまして、全焼1軒につきまして30万円、これは世帯主の方が死亡されたということで30万円になっております。半焼1軒で3万円でございます。 103 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 104 ◯17番(伊藤千代子君)  わかりました。半焼が3万円ということは、全焼の場合亡くなったということがあったので、家だけが全焼した場合は違いますよね。家だけ全焼した場合はどうなりますか。 105 ◯委員長(田原耕一君)  安田福祉保護課長。 106 ◯福祉保護課長(安田龍二君)  全焼の場合は6万円となっております。 107 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 108 ◯17番(伊藤千代子君)  次に、その確認をさせていただきたいと思いますが、昨年度は幸いにも自然災害による見舞金の支給はなかったということですよね。例えば、自然災害の土砂災害あるいは水害、今回のような台風のような家屋の倒壊等の災害の見舞金は、市の規程ではどうなっているのか伺います。 109 ◯委員長(田原耕一君)  安田福祉保護課長。 110 ◯福祉保護課長(安田龍二君)  災害見舞金規程で申し上げますと、災害による全壊が1世帯当たり6万円ということになっております。 111 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 112 ◯17番(伊藤千代子君)  半壊というようなものはないということですよね。  それでは次に、主要施策では48ページで、決算書は197ページになります。障がい者の地域生活支援事業費として、5,266万円の事業をしていただいておりますが、この中で、障がい者の相談支援事業が、たしかこれは去年かおととしぐらいからだったような気がするんですけれども、見ると890万円ぐらいの事業費であるにもかかわらず、相談件数が6,391件と非常に多いのに驚きました。この事業の内容についてはどのようになっているのか伺います。 113 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 114 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  障害者相談支援センターは、障がい者や障がい児、また、その家族や地域の方々が障がい福祉に関することを身近に相談できるように市が委託して開設しております。  平成27年度より2カ所増設し、3カ所設置しております。その委託費となっております。 115 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 116 ◯17番(伊藤千代子君)  じゃ、3カ所だけで6,391件も相談があったということは、相当な障がい者の方たちが悩みを相談されて、解決したり、さまざまお力になっていらっしゃると思うんですけれども、その中で、特に昨年度特徴的なこととかがございましたら、一般的なことでよろしいので、御説明願いたいと思います。 117 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 118 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  現在、3カ所の相談支援センターで、月約530件の相談を受けております。1日当たり7件ぐらいの相談を受けている計算になりますが、特徴的なものということですが、相談の内容としましては、一番多いのは障がい福祉サービスの利用に関することで、障がい福祉サービスの利用者増加に伴って、非常に相談件数がふえております。  また、障がいごとの相談で見ますと、一番多いのが知的障がい、2番目が精神障がいと、3番目が身体障がいですが、障がいの相談の内容は、知的が1番と言いましたが、精神障がいが平成26年度1,238件から2,287件と約1.8倍にふえておりまして、精神障がいの方の相談がふえているのが特徴で、またその精神障がいの方の就労に関する相談もふえているという方が特徴ではないかというふうに分析しております。 119 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 120 ◯17番(伊藤千代子君)  わかりました。みずからは非常に声を上げにくい精神障がいの方々の相談がふえているということは、非常に力に、支援になっているんじゃないかと思いますが、次に、今のこの相談は、例えば、3カ所というか、市が社協とか志摩学園とかに委託した形でなさっているということなんでしょうが、当事者の専門のそういう相談員ではなくて、やはり障がいのある方々の場合は、当事者の方たちが相談に乗ってくれることによって非常に励まされたり、また、参考になったりするわけですけど、そういう点での相談活動も、今もまた別にされてはいるんですよね。 121 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 122 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  障害者相談支援員が10名おりまして、その方による2カ月に一遍の相談は現在も実施しております。 123 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 124 ◯17番(伊藤千代子君)  それでは次に、主要施策では45ページになりますよね。これは生活困窮者自立支援事業というのは、生活保護のほうですかね、そちらのほうに、先ほどのページ数で言うと、決算書で言うと241ページとか、このあたりになると思うんですけれども、自立相談支援事業のこの中で、生活困窮からの相談に包括的に対応するというふうなことが書かれており、これはたしか昨年度からの事業だったと思うんですけど、これについてはどのような事業を行って実績があったのかを伺いたいと思います。 125 ◯委員長(田原耕一君)
     林福祉支援課長。 126 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  決算書の189ページになります。一番下の生活困窮者自立支援事業費が生活困窮に関する事業ですが、この事業は、生活保護に至る前の段階の人たちに対し、早期から支援を行い、本人の状態に応じた自立を支援するためにつくられた事業で、平成26年度はモデル事業、平成27年度からは新規事業として福祉支援課で実施しております。  以上です。 127 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 128 ◯17番(伊藤千代子君)  特に格差と貧困の中で、貧困世帯の把握とか、あるいは支援が非常に大事なんですが、昨年度、特に子ども関係では、この生活困窮者の事業の中で、子どもの貧困等の実態等は、各課で連携をされているとは思うんですけれども、そういう中での把握等がされましたでしょうか。 129 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 130 ◯子ども課長(藤田 晋君)  先ほど健康づくり課長も述べさせていただきましたが、まず実態把握につきましては、子どもの生活実態、態度にあらわれるケースが多いです。そういった場合、要保護児童対策協議会、ネットワーク会議、個別検討会議等で学校、それから人権福祉部が協議しながら、ケースそれぞれに対応していっているという状況でございます。  以上でございます。 131 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 132 ◯17番(伊藤千代子君)  昨年度から困窮世帯に対する、貧困世帯に対するたしかそういう、例えば、特にそういう家庭の子供たちへの学習支援とか、あるいは食事の支援のようなことを全国的にもやられてきているんですけど、糸島市では、まだ食事の支援とか、あるいは学習支援等については、昨年度実績としてはあるのでしょうか。 133 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 134 ◯子ども課長(藤田 晋君)  県が貧困対策推進計画を平成28年度に策定したことから、平成27年度に予算化をした市の新規事業はございません。ただ、糸島市の母子寡婦福祉会、それから篠原の里、こういった公共的団体が行う学習ボランティア事業、それから、不登校児童の居場所づくり、世代間交流、こういった事業の導入を市民協働の視点から公務としてお手伝いをさせていただきました。  以上でございます。 135 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 136 ◯17番(伊藤千代子君)  つまり、貧困の連鎖をとめるための貧困世帯の学習支援ということについては、まだ市の事業ではないけれども、寡婦会などが行っていることに対して、市としては支援をなさったということですよね。 137 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 138 ◯子ども課長(藤田 晋君)  そのとおりでございます。 139 ◯委員長(田原耕一君)  ほかに。小島委員。 140 ◯12番(小島忠義君)  決算書が235ページ、調書には61ページに記載の放課後児童クラブ管理運営費についてお尋ねしたいと思うんですが、この事業概要はどんなものだったんですかね。 141 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 142 ◯子ども課長(藤田 晋君)  放課後児童クラブの事業概要でございますが、小学生の保護者が労働等により、昼間家庭にいない場合、授業の終了後に施設を利用して適切な遊び、生活の場を与えて健全な育成を図るという児童福祉法の規定に基づく事業でございます。  以上でございます。 143 ◯委員長(田原耕一君)  小島委員。 144 ◯12番(小島忠義君)  もうちょっと詳しく。これはあれでしょう、開所時間の延長と受け入れ学年の拡大が入っているんですよね。そうでしょう。  それで、その目的は今言われたかと思うんですけど、もう一度時間の延長と学年の拡大を実行した目的というのは何だったんですか。 145 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 146 ◯子ども課長(藤田 晋君)  まず、開所時間の延長の目的でございますが、これにつきましては、保護者の就労時間、それから、帰宅時刻に合わせたニーズに対応するため、また、子どもの安全の向上を図ることが目的でございます。  一般的に小1の壁というものが言われておりました。これは保育所につきましては延長保育がございますが、小学校1年生に上がった途端にこういった措置がなかった、そういった部分で放課後児童クラブの開所時間も延長を図るという施策でございます。  もう一方、受け入れ学年の拡大につきましても、保護者の就労を助けて、子供の放課後の孤立を防止して安全性を確保するためということで、保護者のニーズに応えてサービスの向上を図っていきたいということで始めたものでございます。  以上でございます。 147 ◯委員長(田原耕一君)  小島委員。 148 ◯12番(小島忠義君)  その保護者のニーズがあって、時間延長並びに学年の拡大が実施された結果、利用者数はどれくらい増加したんですかね。 149 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 150 ◯子ども課長(藤田 晋君)  まず、開所時間の延長についてでございます。平成25年度は実施しておりませんでした。平成26年度に1万314人、これは延べの人数です。月860人程度ございました。  それから、平成27年度につきましては延べ1万4,814人、月1,235人ということで、時間延長については年々増加傾向にございます。  他方、受け入れ学年の拡大についてでございます。これは平成27年から行っておりますが、4年生以上の登録者の月平均は83人でございます。平成27年当初の人数を申し上げます。4年生68人、5年生11人、6年生9人の計88人、考案日の学習会では、6年生の数字のみを誤って勘違いをして報告させていただきました。訂正をさせていただきます。4月1日現在、4年生、5年生、6年生が88人登録をしていたということでございます。  以上でございます。 151 ◯委員長(田原耕一君)  小島委員。 152 ◯12番(小島忠義君)  今の答弁の中で、私、時間延長したことでどれくらい増加したかというのも聞きたかったんですが、それはわかるんですかね。 153 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 154 ◯子ども課長(藤田 晋君)  時間延長したことで、平成26年度が月860人だったのが平成27年度は1,235人まで増加いたしております。よろしいでしょうか。 155 ◯委員長(田原耕一君)  小島委員。 156 ◯12番(小島忠義君)  こういうふうに年齢拡大したり、時間延長するということでふえて、潜在的な需要があるというのはわかったんですね。そうしたときに、今後の利用者数の予測はどんなふうに考えておられますかね。 157 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 158 ◯子ども課長(藤田 晋君)  糸島市の子ども・子育て支援事業計画では、年齢拡大、延長分を含めて、平成27年度の全学年の合計入所者推計を1,114人というふうに推計をしておりました。結果は、平成27年度実績で、平均1,110人ということで、ほぼ推計どおりでございます。ただ、今後につきましては、子供の人口が減っておりますので、微減で減っていくというような推計を立てているところでございます。  以上でございます。 159 ◯委員長(田原耕一君)  ここで暫時休憩します。  なお、再開は11時5分とします。      (午前10時55分 休憩)      (午前11時04分 再開) 160 ◯委員長(田原耕一君)  再開します。  執行部から発言の申し出があっておりますので、許可します。安田福祉保護課長。 161 ◯福祉保護課長(安田龍二君)  先ほどの伊藤委員の御質疑で、災害救助費で自然災害の半壊につきましてお答えしておりました。半壊につきましては、3万円でございます。 162 ◯委員長(田原耕一君)  よございますか。  それでは、続けます。笹栗委員。 163 ◯16番(笹栗純夫君)  234ページ、放課後児童クラブ管理運営費、放課後児童クラブ整備事業費、主要施策の61ページから62ページでございます。  前半の部分は小島委員から質疑がございましたので、省略いたします。  次から申し上げます。  この事業で、市当局としては受け入れ人数増に対する平成25年度から平成27年度にかけて準備をさまざまされてきたんじゃないかと思いますけれども、どのような準備をされて、その準備が整ったところで受け入れをされたのかどうか、確認をいたします。 164 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 165 ◯子ども課長(藤田 晋君)
     年齢拡大、時間延長の準備ということでございますが、平成25年度には前原第2放課後児童クラブを増設いたしました。それから、平成27年度に南風第3、波多江第3、引津第2放課後児童クラブを増設したところでございます。  そこで、余裕を持ってできたかということでの御指摘でございますが、特に波多江第3と南風第3は1月の児童数の確定を待って2月に空き教室の場所を決め、また、整備費を当初予算で計上していたために4月1日の入所と施設整備が重なってしまいました。このような中で、指定管理者、現場支援員の理解、協力によりまして、利用希望者を全員無事に受け入れることができました。  課題は、児童の推移を的確に見きわめて余裕を持って受け入れ体制を整えていくと、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 166 ◯委員長(田原耕一君)  笹栗委員。 167 ◯16番(笹栗純夫君)  ありがとうございました。  特別支援学級、ひまわり学級などと呼ばれておりますけれども、ここで学んでいらっしゃる児童は担任の先生と数名のお友達でございます。その児童が放課後児童クラブの中にいらっしゃいます。主要施策の成果に関する調書を見ますと、放課後児童健全育成事業で支援員を13人配置されております。その方々が対応されているのではないかと思っておりますけれども、その13人の方で十分対応できているのかどうか、お尋ねをいたします。 168 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 169 ◯子ども課長(藤田 晋君)  障がい児加配の部分につきましては、国の加配基準がございまして、この加配基準によって、障がいの程度によって1対1の加配、または2対1の加配を行っているところでございます。  十分かどうかという部分につきましては、支援員に対しまして臨床心理士が子供の対応について助言を行っていると、そういったことで対応を図っているところでございます。  以上でございます。 170 ◯委員長(田原耕一君)  笹栗委員。 171 ◯16番(笹栗純夫君)  最後の質疑でございます。  放課後児童クラブ整備事業費で、先ほど御答弁なかったんですけれども、トイレ改修工事が一部なされていますけれども、高学年を受け入れたことにより、男女別のトイレに改修する必要はないでしょうか。  それと、25クラブございますけれども、トイレの男女別に設置をしてある数と男女一緒のトイレの数も一緒に御報告をお願いします。 172 ◯委員長(田原耕一君)  藤田子ども課長。 173 ◯子ども課長(藤田 晋君)  児童クラブのトイレにつきまして、25クラブ中、トイレの使用につきましては、男女別の便器が15クラブ、男女兼用の便器が10クラブとなっております。  それから、男女別のトイレに改修する必要はないかという御質問でございますが、マスタープランの重点プロジェクト、後期基本計画の中にも児童クラブの施設整備を掲げております。指定管理者と協議しながら、今後もできるところから順次施設環境の改善を図ることとしているところでございます。  以上でございます。 174 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 175 ◯5番(柳 明夫君)  決算書の195ページ、調書で言うと46ページになります。障害福祉サービス事業費についてですけれども、特にこの中の扶助費が平成26年度よりも9,000万円以上ふえて、9,170万円という御説明も聞きました。  その要因についてなんですけれども、障害者総合支援法に基づくものだと思うんですが、この障害者訓練等給付事業の大きな増額ということだと思います。その中身として、自立訓練、それから就労移行支援、就労継続支援、共同生活援助、この4つの事業ということで理解してよろしいですか。 176 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 177 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  決算書195ページの障害福祉サービス事業費、扶助費の中で、障害者訓練等給付事業につきましては、中ほど自立訓練から下3つの共同生活援助までの4つの事業ですが、前年に比べて増額しているのは、就労移行支援と就労継続支援、共同生活援助の3つのサービスです。自立訓練につきましては、前年と大差はありません。  以上です。 178 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 179 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、この就労移行支援と就労継続支援、共同生活援助それぞれが平成26年度からどの程度決算金額がふえているのか、それから、単価がどうなっているのかをお知らせください。 180 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 181 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  増額、ふえた金額の多い順に説明させていただきます。  まず、一番多いのは就労継続支援で、平成26年度が約2億9,970万円、平成27年度が3億5,698万円で、約5,722万円の増です。  月1人当たりの単価ですが、就労継続支援は雇用型のA型と非雇用型の2種類ありますので、それぞれで単価を申し上げさせていただきます。A型が平均約11万7,000円、B型が平均約10万4,000円になっております。  続きまして多いサービスは共同生活援助で、平成26年度が3,557万円、平成27年度が4,629万円で、約1,072万円の増です。  月1人当たりの単価は、平均9万1,000円になっております。  3番目が就労移行支援で、平成26年度が5,889万円、平成27年度が6,821万円で、約931万円の増です。  単価につきましては、月1人当たり単価は平均約14万9,000円というふうになっております。  以上です。 182 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 183 ◯5番(柳 明夫君)  最後の就労移行支援の1人当たりの単価が19万円ですかね。ちょっと聞き取れなかった。 184 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 185 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  就労移行支援の月1人当たりの単価は、平均14万9,000円です。 186 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 187 ◯5番(柳 明夫君)  失礼いたしました。ありがとうございました。  特に3つの事業ですね、かなりの大きな金額なんですけれども、国と県と市の支出割合、これはどうなっているでしょうか。 188 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 189 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  国2分の1、県4分の1、市4分の1というふうになっております。 190 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 191 ◯5番(柳 明夫君)  急速に伸びてきた要因、非常に大きな伸びがあるんですが、この要因はどのように分析されていますか。 192 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 193 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  それぞれのサービスによって理由は違いますが、一番の要因は利用者がふえたことです。特に就労継続支援は、月の平均利用者が平成26年度241人、平成27年度277人と、月単位で36人ふえており、金額がふえた大きな要因になっております。ほかには、区分の引き上げによる1人当たりの単価の増、それから、就労定着支援の加算なども要因となっております。  以上です。 194 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 195 ◯5番(柳 明夫君)  利用者がふえたということですけど、この利用者がふえた要因はどのようにお考えでしょうか。 196 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 197 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  就労して自立したいという障がい者の方がふえたということで、その方々の就労に対する支援を行うサービス事業所あたりがしっかり支援をしていただいているおかげで、そこを利用する方がふえているという状況です。 198 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 199 ◯5番(柳 明夫君)  今のお答えですと、1つは自立志向ですね、これが障がい者の方々の中で強まってきているということと、それをサポートする事業所の支援体制もかなり充実をしてきたというふうに見てよろしいわけでしょうね。  それで、就労に結びつけたり、障がい者の自立を促す、これが4つの事業の大きな目的だと思うんですけれども、新規就労者や継続の実績、施策全体の効果について、市も4分の1は出さなきゃいけないということもありますから、その政策効果についてどのように評価されていますか。 200 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 201 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  委員おっしゃるとおり、国は障がい者の自立のために、就労に力を入れておりますが、就労支援サービスから一般就労などの就職率は全国平均が約25.8%です。このような中にあって、糸島市内には、先ほど申しましたように、障がい者就労に非常に力を入れている事業所がありまして、就職率80%と全国平均の3倍、平成27年度には13名の障がい者を就労させています。また、仕事をやめてしまわないように積極的に継続支援し、定着率が88%と、障がい者の方々の就労を推し進めております。  糸島市としましても、障がい者が就労して自立することは社会参加と自己実現を図るための重要な要素であり、これからも就労支援に力を入れていきたいというふうに思っております。 202 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 203 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、221ページになりますけれども、障害児福祉サービス事業費、その放課後等デイサービスについてなんですが、これも昨年度に比べて7,000万円以上と大きくふえています。その要因はどのようなところにありますか。
    204 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 205 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  放課後等デイサービスにおきましても、一番大きな要因は利用者がふえたことです。また、1人当たりの月平均単価が平成26年度は約7万5,500円、それから、平成27年度は約10万5,000円と月単価が上がっております。  この2つが大きな要因ですが、利用者がふえた要因は、市内に利用できる事業者が1事業者から3事業者にふえ、利用しやすくなったと考えております。  以上です。 206 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 207 ◯5番(柳 明夫君)  事業者がふえたということがあったということはよくわかりました。  事業者は現在3つということですけれども、単価がかなりふえていますね。その中身についてはということと、それは多分サービスが多様になってきた。国もガイドラインを示していますけれども、そういうものに沿って多様になってきたということだろうというふうに想像はするんですけれども、そういうことかどうかということも含めてというのが1つ。  それから、人数のほうですね、人数が何人になっているか、お願いいたします。 208 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 209 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  まず、放課後等デイサービスを利用した人数のほうから先に報告させていただきます。  平成27年度は63人の方が利用をされております。  大幅増の要因ですけれども、サービスが多様になっているということで、放課後デイサービスは単なる放課後や休日のお預かりのサービスではなく、障がい児一人ひとりの特性に合った療育を計画し、実施していくものです。また、障がい者などは障害者手帳を取得していなくても、診断書により療育が必要な方は利用できますので、対象が広がったことと、それから、送り迎えなどのサービスがありますので、このことで利用者の大幅増につながったというふうに分析しております。  以上です。 210 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 211 ◯5番(柳 明夫君)  それではまた、これの国、県、市の支出割合についてお伺いいたします。 212 ◯委員長(田原耕一君)  林福祉支援課長。 213 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  支出割合ですが、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1というふうになっております。  以上です。 214 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 215 ◯5番(柳 明夫君)  わかりました。  続いて、243ページの生活保護各種扶助費についてなんですけれども、合併以降、平成22年度からの各年度ごとの推移についてということと、それから、国、県、市の支出割合についてお伺いいたします。 216 ◯委員長(田原耕一君)  安田福祉保護課長。 217 ◯福祉保護課長(安田龍二君)  平成22年度からの扶助費の支出の推移でございます。平成22年度が15億2,738万5,000円、平成23年度が16億454万7,000円、平成24年度が17億8,068万1,000円、平成25年度が17億1,357万6,000円、平成26年度が16億8,504万2,000円、平成27年度が16億8,506万8,000円でございます。  扶助費の国、県、市の支出割合につきましては、まず国が4分の3、市が4分の1の支出になりますので、国が約12億5,000万円、市が約4億3,500万円となります。ただし、県費負担の生活保護者の方がいらっしゃいますので、毎年8,000万円ほど県から負担金として歳入されます。実質的には国が75%、県が4%、市が21%となっております。 218 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 219 ◯5番(柳 明夫君)  今のお答えを聞きますと、平成24年度をピークにして、だんだん扶助費の金額、総額が下がってきているということがわかるんですけれども、私も施策に関する調書等を調べまして、生活扶助費が平成24年度が4億円を少し超えている。それがだんだん下がってきて、平成27年度は3億4,600万円余り、この生活扶助費が1割以上下がってきた、この要因についてどのように分析されていますか。 220 ◯委員長(田原耕一君)  安田福祉保護課長。 221 ◯福祉保護課長(安田龍二君)  平成24年度の年度末の被保護者の人数が1,015人でございます。平成27年度末の被保護者の数が902人となっております。ですから、被保護者の減少によるものと考えております。 222 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 223 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、最後の質問ですけれども、これも調書でわかってまいりますけれども、生活保護の開始件数が、例えば昨年は94件、廃止件数が91件、前年も開始件数、始める件数のほうが多いんですが、平成27年度は開始が77件に対して、廃止が134件、開始が減って廃止がふえたと。これについてどのようにお考えか、最後の質問です。 224 ◯委員長(田原耕一君)  安田福祉保護課長。 225 ◯福祉保護課長(安田龍二君)  開始の件数につきましては、平成22年度、平成23年度、平成24年度が130件程度ございましたが、平成25年度を境に減少傾向になってきております。  廃止の主な理由といたしましては、死亡が32件、転出が30件、就労等による自立が26件、これが主な理由となっております。 226 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 227 ◯3番(高橋徹郎君)  主要施策の35ページ、予算書の159ページです。男女共同参画社会推進事業費の女性のチャレンジ応援事業についてお伺いいたします。  平成27年度はマイクロソフトオフィススペシャリストの資格取得を支援というふうに書いてあります。受講者数が13人なんですけれども、そのうち、このマイクロソフトオフィススペシャリストに合格した方が何名で、それが就職にどのように役立ったのか、お願いいたします。 228 ◯委員長(田原耕一君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 229 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  13名の方が受講されておりますが、9名の方が資格を取得されております。また、後日、うちのほうが受講者に対しましてアンケート調査を行っておりますが、8名の方が就業されているということで回答されております。 230 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 231 ◯3番(高橋徹郎君)  これは毎年同じマイクロソフトオフィススペシャリストの資格取得になりますか、それとも、メニューが毎年変わるようなものですか。 232 ◯委員長(田原耕一君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 233 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  これにつきましては、毎年、ニーズ調査等を行いまして、講座は変えております。  以上でございます。 234 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 235 ◯3番(高橋徹郎君)  それでは、わかる範囲で、平成26年、平成25年あたりがどのような資格取得をされたのか、お願いします。 236 ◯委員長(田原耕一君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 237 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  平成26年度におきましては、ファイナンシャルプランナー資格ですね、こちらのほうで20名が受講されまして、10名の方が資格を取得されております。  平成25年度につきましては、医療事務ということで、ちょっとこちらのほうは受講者数は今把握しておりませんので、よろしくお願いいたします。 238 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 239 ◯3番(高橋徹郎君)  それでは、受講者にとって魅力があるように、毎年毎年プランというか、勉強できることを変えている。それで、10名から20名ぐらいの方がそれを受講しているということかなというふうに思いますが、就職支援講座委託で65万円というのが恐らく講師の方にお支払いする金額だと思うんですけれども、受講者数がふえても少なくても、この就職支援講座委託の65万円という金額は変わらないと考えてよろしいでしょうか。 240 ◯委員長(田原耕一君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 241 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  講座の種類によりまして委託料というのは変わってきます。ただ、受講者数が多い少ないの分につきましては、そのときの講座の内容によりまして若干変わってくるのかなと考えております。 242 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 243 ◯3番(高橋徹郎君)  つまり今回のマイクロソフトオフィススペシャリストですと、いいことをされているんですけど、受講者数が若干少ないと。この受講者数が20名、30名になっても就職支援講座委託の65万円という金額が変わらないのであれば、たくさんの方に来ていただいて資格を取ってもらって、それで就職に結びつけば、なおいいのかなというふうに思っておりますが、そういう意味でこの就職支援講座委託の65万円というのは受講者数がふえても減っても変わらない金額だったんでしょうか。 244 ◯委員長(田原耕一君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 245 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  今回の委託契約につきましては、受講者数20名までということで打ち合わせをさせていただいております。 246 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。
    247 ◯3番(高橋徹郎君)  せっかくのこういう施策になりますので、もうちょっと広報になりますかね、力を入れていただいて受講者数がふえて、それが合格者がふえ、就職に役立っていくようになっていただくよう期待いたします。  以上です。 248 ◯委員長(田原耕一君)  以上で人権福祉部所管の決算についての質疑を終わります。  執行部の交代がありますので、しばらくお待ちください。   〔部の入れかえ〕 249 ◯委員長(田原耕一君)  これより産業振興部所管の決算を審査します。  産業振興部所管の決算の概要説明を求めます。平野産業振興部長。 250 ◯産業振興部長(平野謙二君)  それでは、産業振興部が所管をしております一般会計、特別会計の決算概要について御説明をさせていただきます。  なお、一般会計の歳入につきましては、歳出の各事業に係ります歳入事項でございますので、説明については省略をさせていただきます。  まず、一般会計でございますが、決算書の269ページ下段から271ページにかけての5款.労働費、シルバー人材センター関係費1,844万2,211円でございますが、運営補助金及び高齢者ニーズに合った就業機会の拡大を図る高齢者生きがい就業事業に対する補助金が主なものでございます。  また、地域人づくり事業としまして、林業人材育成委託403万1,000円、介護能力活用型高齢者就業機会開拓委託136万5,060円の決算となっております。  次に、270ページから317ページにかけましての6款.農林水産業費でございますが、275ページ中段、耕作放棄地対策事業費としまして701万586円で実施をしておりまして、283ページ中段、新規就農総合支援事業費、青年就農給付金(経営開始型)といたしまして、新規の10経営体を含む40経営体に対しまして4,987万5,000円を交付いたしております。  次に、285ページ下段でございます。高収益型園芸農業関係費、活力ある高収益型園芸産地育成事業補助金といたしまして3,512万7,000円、287ページ下段、水路井堰、ため池等の整備費としまして、農業施設整備事業費4,439万3,573円、289ページ下段、地域住民が農地や農業用施設等の景観に配慮しながら保全管理を行うことに対する支援でございます多面的機能支払交付金事業費1億4,584万5,323円、また、293ページ中段、普通作振興費のうち高性能機械導入に対します補助であります水田農業担い手機械導入支援事業補助金でございますが、1,508万1,000円の決算となっております。  次に、3項.林業費でございますが、303ページ上段、広域基幹林道開設事業費といたしまして3,248万2,667円、また、305ページ中段、貯木場運営委託、間伐材等搬出補助金、木材の市内活用型サプライチェーン構築を図る森林の測量解析委託を含みます森林再生プロジェクト事業費4,773万2,778円の決算となっているところでございます。  次に、4項.水産業費でございますが、313ページ中段、水産生産基盤整備事業費として、芥屋沖に鋼製の漁礁6基を設置する漁礁設置工事2,513万1,600円、また、313ページ下段、その他水産振興事業費でございますが、3漁協によります漁港のまき揚げ施設の更新に係ります補助金を含む731万9,894円、また、315ページ下段、船越漁港整備事業費として、東防波堤新設工事等の工事費、合わせまして8,559万3,340円の決算となっているところでございます。  次に、7款.商工費でございますが、319ページ上段、商工会運営補助事業費として、商工会運営補助金1,392万9,000円、新規起業者応援事業補助金388万4,165円、企業誘致活動に伴います職員旅費、雇用奨励金等を含みます企業誘致事業費といたしまして605万9,919円、また、323ページ上段、農商工連携事業補助金226万2,000円、がんばる中小企業者応援補助金として702万円の決算となっているところでございます。  次に、329ページ下段、その他消費者行政費803万7,670円でございますが、3名の消費生活嘱託員の報酬が主なものでございまして、平成27年度の相談件数につきましては891件となっているところです。  次に、11款.災害復旧費でございますが、430ページ、431ページに現年発生農業用施設災害復旧費並びに現年発生林業施設災害復旧費、合わせまして4,208万7,167円の決算となっているところでございます。  続きまして、二丈福吉財産区特別会計でございますが、540ページから543ページでございます。管理委員会委員6名分の経費及び直営林の整備委託料が主なものでございます。  次に、二丈一貴山財産区特別会計でございますが、546ページから549ページでございます。管理委員会委員5名分の経費及び財産管理費として森林病害虫防除委託料、それから区有林の立木売払収入575万円の財政調整基金への積み立てを行っているところでございます。  以上が産業振興部所管の各会計の決算概要でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 251 ◯委員長(田原耕一君)  これより質疑に入ります。質疑のある委員の挙手を求めます。波多江委員。 252 ◯2番(波多江貴士君)  主要施策の成果に関する調書の86ページ、その他農業振興費の中の糸島ブランド商品販路開拓事業に関して質疑いたします。  こちらの開発商品とありますが、その内容をお願いします。 253 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 254 ◯農業振興課長(溝口和也君)  お答えいたします。  平成23年度から平成26年度まで糸島の農産物、それから水産物を使った商品を開発しておりますが、全12品でございます。 255 ◯委員長(田原耕一君)  波多江委員。 256 ◯2番(波多江貴士君)  こちらの12品の選定方法はどういった形で行われましたでしょうか。 257 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 258 ◯農業振興課長(溝口和也君)  選定に当たりましては、まず食材をどうしようかということで、糸島の特産品、特に甘夏であるとかタイというものを有効に使っていきたい、無駄になっているものは有効に、高く売っていこうということで、供給ができるだけ多くできるように、そういった農産物、海産物を使って、まず最初に、そこを協議して、その後どういう商品に仕立てていこうかということを協議して商品を開発しております。 259 ◯委員長(田原耕一君)  波多江委員。 260 ◯2番(波多江貴士君)  ということは、平成25年度、平成26年度で行われた農山漁村6次産業化、あちらで開発された商品とかも入っているということで間違いないですか。 261 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 262 ◯農業振興課長(溝口和也君)  間違いございません。 263 ◯委員長(田原耕一君)  波多江委員。 264 ◯2番(波多江貴士君)  では、この事業の実績に関してお願いします。 265 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 266 ◯農業振興課長(溝口和也君)  平成27年度の販売額で申し上げます。総額が642万624円でございます。  以上です。 267 ◯委員長(田原耕一君)  波多江委員。 268 ◯2番(波多江貴士君)  そもそもの目標額は設定されていましたでしょうか。 269 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 270 ◯農業振興課長(溝口和也君)  それぞれの年度で目標額は定めておりませんでした。  以上でございます。 271 ◯委員長(田原耕一君)  波多江委員。 272 ◯2番(波多江貴士君)  そもそも、先ほどお話ししました6次産業化、平成26年度までの事業だったと思うんですけど、これは当初の予定では平成27年度までの事業だったと思うんですが、その点、間違いないでしょうか。 273 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 274 ◯農業振興課長(溝口和也君)  平成27年度までの予定でございましたけれども、平成26年度に外部評価の事業にも選定をされまして、その中で廃止というような評価をいただいております。それを受けまして、市のほうで検討して、商品開発そのものは平成26年度で終了をして、これまでつくったものをできるだけ幅広く販売していこうということに方針を決定したところでございます。 275 ◯委員長(田原耕一君)  波多江委員。 276 ◯2番(波多江貴士君)  平成25年度が1,000万円の目標に対して545万円、平成26年度が413万円に対して約60万円の売り上げと、全然実績が残っていない中での平成27年度の廃止、そういった経緯だったと思うんですが、では、今回、糸島ブランド商品販路開拓事業と名前は変わりましたが、どういった平成25年度、平成26年度との違いを持った事業なのか、そこの部分に関してお願いします。 277 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 278 ◯農業振興課長(溝口和也君)  先ほども少しお話ししましたけれども、平成23年度から平成26年度、これが商品開発の期間であったということでございます。それで12品を開発いたしまして、平成27年度はその12の商品を糸島市内、福岡市、市外と、それ以外、首都圏も含めてですけれども、そこのところで販路を広げていこうと、その12品をできるだけ販売していこうという内容に変わっております。  以上です。 279 ◯委員長(田原耕一君)  波多江委員。 280 ◯2番(波多江貴士君)  一昨年413万円に対して60万円、これは対象が3商品だったと思うんですけど、今回12品目で642万円で、これは単純比較はできないと思うんですけど、この642万円の実績に対してどういう評価をされていますでしょうか。 281 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 282 ◯農業振興課長(溝口和也君)  昨年度のトータルで申し上げますと、平成26年度の実績が483万5,741円、それから、平成27年度の実績は先ほど申しました642万624円ということで、数字的には伸びてきております。  それで、今回の事業で実績を申し上げますと、首都圏を含む30店舗の販売店を回っていただきまして、この12商品を説明いただいて、そして期間を限定して、いつからいつまでの限定ということで店頭販売をいただいたということもございますし、その店舗のイベント時に合わせて糸島の商品を販売したと。また、サンプル等の販売もさせていただいたというところが11店舗ございます。また、商談会とかも福岡市内であったもの、それから大阪であったものにも出品をさせていただいて、その後の商談につながるものも出てきております。全体で申し上げますと、福岡市内、糸島市も含めてでございますが、商談の約束がとれたというものは14件ございます。そういうことで、非常に効果はあったというふうに思っております。 283 ◯委員長(田原耕一君)  波多江委員。 284 ◯2番(波多江貴士君)  では、この委託先の糸島のめぐみ事業協同組合、こちらの選定方法をお願いします。 285 ◯委員長(田原耕一君)
     溝口農業振興課長。 286 ◯農業振興課長(溝口和也君)  この事業の委託先は糸島のめぐみ事業協同組合でございます。この事業協同組合は商品開発に平成24年度からずっとかかわりを持っていただいておりまして、営業で回るときに一番重要なのは、その商品の説明ができることというのが必要でございます。それで、生産物、何を加工したのか、どういったふうに加工したのかという生産工程も含めて、その商品の特徴なりを十分に説明できなければなりませんので、その能力があるということと販路開拓に対するノウハウを持っているというようなことで、随意契約で相手方を決めておるという状況です。 287 ◯委員長(田原耕一君)  波多江委員。 288 ◯2番(波多江貴士君)  今、ノウハウというお話がありましたけど、平成25年の外部評価委員の中で、多分一番いわば悪い評価を受けたときも、たしかここだったと思うんですけど、昨年も目標に対して約20%を切る実績額。そんな中で、何でことしもこの協同組合に、ことしは確かに昨年に比べると実績は残していると思うんですけど、何でここと流れで随意契約になったのか、ほかの方法とかは検討されなかったのか、そこに関してお願いします。 289 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 290 ◯農業振興課長(溝口和也君)  ここにつきましては、商品開発が非常に時間がかかると。この商品の開発と販路拡大というものを、今、委員おっしゃった期間でやっていただきましたけれども、年度のかなりの部分を商品開発のほうにどうしても使ってしまいますので、販路が十分拡大できていなかったということもございましたので、今度は販路拡大に特化した事業ということで、今回実施をさせていただいたものでございます。 291 ◯委員長(田原耕一君)  藤井委員。 292 ◯1番(藤井芳広君)  決算書276ページから285ページの6款2項3目.農業振興費の中で、小規模農家の支援につながる事業はどれか、まずはじめにお聞きいたします。 293 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 294 ◯農業振興課長(溝口和也君)  お答えいたします。  小規模農家の機械導入や施設整備等に対する市の単独事業としては3事業がございます。決算書281ページの上から2つ目の○、担い手育成対策事業費の中の農村地域活性化事業補助金、これと、新たな担い手就農支援事業補助金、それに、ページで言いますと285ページの上から3つ目の○、担い手育成対策事業費の繰越明許費分でございますけれども、この中の新規就農定着支援事業補助金、この3つでございます。 295 ◯委員長(田原耕一君)  藤井委員。 296 ◯1番(藤井芳広君)  では、小規模農家を支援する必要性や意義についてどのように考えておられるか、お聞きいたします。 297 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 298 ◯農業振興課長(溝口和也君)  本市の基幹産業は農業でございますけれども、国県の政策では主に大規模農家、それから、高度化を進めるというものでございまして、補助事業につきましては基本的に認定農業者というものが対象になっております。  本市の場合、認定農業者については現在375人いらっしゃいますけれども、その他の農家の方は国県の補助事業を受けることができないというような状況がございます。糸島市の農業を支えておられますのは、認定農業者はもちろんでございますけれども、多くの小規模農家であると思っております。そのため、農機具購入、それから、施設整備等に対する市の補助事業によって小規模農家を支援し、農業の振興を図っていくということは非常に重要であるというふうに思っております。 299 ◯委員長(田原耕一君)  藤井委員。 300 ◯1番(藤井芳広君)  では、先ほどあげていただいた3つの事業のそれぞれの目的とそれぞれの利用実績についてお聞きいたします。 301 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 302 ◯農業振興課長(溝口和也君)  まず、それぞれについて目的のほうを述べます。  農村地域活性化事業については、遊休農地の利用促進、発生防止や経営改善によって農村地域の活性化を図るというのが目的でございます。また、新たな担い手就農支援事業については、脱サラをして農業を始める人や新たに農業を始めようとする青年等を支援いたしまして、農家の後継者不足を解消していきたいということでございます。新規就農定着支援事業につきましては、離農することなく新規就農者が継続して農業ができるよう営農開始後の経営安定をサポートするということを目的にしております。  実績についてでございますが、これもそれぞれ申し上げますと、農村地域活性化事業については26件で781万4,000円、新たな担い手就農支援事業については15件で355万7,000円、新規就農定着支援事業については13件で72万5,000円、合計をいたしますと54件に対して補助金1,209万6,000円となっております。  以上です。 303 ◯委員長(田原耕一君)  藤井委員。 304 ◯1番(藤井芳広君)  では、これらの事業の課題と、今後その課題を小規模農家の支援にどのように生かしていくか、お聞きいたします。 305 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 306 ◯農業振興課長(溝口和也君)  この3つの事業がどう役に立っているかというようなことですが、3つの事業がそれぞれの段階で分かれておりまして、就農段階、それから、経営が不安定な段階、経営改善の段階ということで、それぞれの段階がございますので、それぞれの段階で離農してしまうというようなこともありますので、そこをどうやめないでつなげていくかということが非常に重要になってまいります。それぞれの段階において必要な支援があるということによって、農業機械の導入、それから、施設整備等の農家の負担が軽減されるということがございます。そのことによって小規模農家が安定的に経営をできる、継続をしていけるというようなことが農家にとって非常に役立っておるということで考えておりますが、そのことはひいては糸島の農業を守っていくということにつながっておりますので、金額的には市の単独事業でございますので、大きな金額とは言えませんが、こうした事業は非常に重要であると思っています。 307 ◯委員長(田原耕一君)  藤井委員。 308 ◯1番(藤井芳広君)  では、別の点で。  決算書319ページ、7款1項2目、商工会運営補助事業費の中の新規起業者応援事業補助金についてお聞きいたします。  平成27年度に実施した創業塾の内容と参加者数、そして、そのうちの起業に至った件数をお聞きいたします。 309 ◯委員長(田原耕一君)  川上水産商工課長。 310 ◯水産商工課長(川上重則君)  平成27年度の創業塾の参加者でございますが、41人でございます。このうち創業に至った方が5人ということでございます。  なお、商工会が別に把握しております創業の件数は市全体で53件となっております。  それから、内容につきましては、新規起業に当たりまして必要な知識を習得するようなセミナーを開催したと。専門的な知識を習得するセミナーでございます。  以上です。 311 ◯委員長(田原耕一君)  藤井委員。 312 ◯1番(藤井芳広君)  ただいま新規起業者全体数が53件とありましたが、その業種の内訳についてお聞きいたします。 313 ◯委員長(田原耕一君)  川上水産商工課長。 314 ◯水産商工課長(川上重則君)  主なもので申し上げます。飲食店、カフェなどの飲食業が11件、それから、農産物加工、パンとか家具の製造、雑貨等が9件、それから、美容室、学習塾、介護サービスなどの部分が8件でございます。 315 ◯委員長(田原耕一君)  藤井委員。 316 ◯1番(藤井芳広君)  では、この事業を通して見えてきた新規起業者をふやしていくための課題はどのようなものがあると考えているか、お聞きいたします。 317 ◯委員長(田原耕一君)  川上水産商工課長。 318 ◯水産商工課長(川上重則君)  創業塾の受講生のアンケートをとりまして、創業者同士の既存事業者との交流を希望されております。また、産学官とか製品開発のネットワークづくりを希望されておりますので、この分については支援をしていきたいと。また、本年度立ち上げました食品産業クラスター協議会等にネットワークを張っていきたいというふうに考えております。  また、創業に対して一番必要なのは、やっぱり創業後のアフターフォローと思っておりますので、その分については、また商工会とあわせながら支援を継続していきたいと思っています。 319 ◯委員長(田原耕一君)  ここで暫時休憩いたします。  なお、再開は13時の予定です。      (午前11時56分 休憩)      (午後0時57分 再開) 320 ◯委員長(田原耕一君)  再開します。  質疑のある方。柳委員。 321 ◯5番(柳 明夫君)  279ページの、調書には84ページにあります中山間地域等直接支払事業補助金、それから、決算書でいきますと285ページ、ここに中山間地域総合整備事業活性化施設管理運営費というのがあります。決算書を見ますと、中山間地域とはっきりうたっているのはこの2つの施策だけなんですけれども、この2つだけなんでしょうか、いかがでしょうか。 322 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 323 ◯農業振興課長(溝口和也君)  特定農山村法におきます中山間地域というものに限定された事業につきましては、推進費を除きまして中山間地域等直接支払事業補助金と中山間地域総合整備事業活性化施設管理運営事業、今おっしゃいました2事業でございます。  ただ、決算書にはございませんけれども、これ以外に県が直接行います事業として、福吉地域づくり推進協議会が取り組みます直売所を拠点とした地域の元気づくり事業というものがございます。これは市が事務局としてサポートしております。  また、そのほか、地域は限定をしておりませんけれども、一般の事業になるわけですけれども、その中で活力ある高収益型園芸産地育成事業、これは285ページにございますが、それと水田農業担い手機械導入支援事業、293ページでございます。この2つがございますけれども、中山間地域の場合は要件の緩和、それから補助率の優遇、そういったものがございます。  以上でございます。 324 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 325 ◯5番(柳 明夫君)  今おっしゃった県の直売所対策、これは県の補助はどのくらいなのか、わかったら教えてください。 326 ◯委員長(田原耕一君)
     溝口農業振興課長。 327 ◯農業振興課長(溝口和也君)  福ふくの里の県の事業でございますが、これは全額県費でございまして、平成27年度は465万円となっております。  以上です。 328 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 329 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、それぞれの内容、中山間地域等直接支払事業補助金、18集落が対象だというふうにお聞きしております。それから、中山間地域総合整備事業活性化施設管理運営費、それと、それぞれの国県補助の割合、これを教えてください。 330 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 331 ◯農業振興課長(溝口和也君)  中山間地域等直接支払事業につきましては、中山間地域の農地の多面的な機能を維持するために、生産条件が不利な中山間地域を対象に、平坦部との生産コストの差を支援するものでございます。  単価については、田畑等の農地の区分、傾斜の程度によって変わりますが、10アール当たり3,000円から2万1,000円というふうになっております。  割合でございますけれども、中山間地域の国指定分については、補助率が国が2分の1、県と市それぞれ4分の1でございます。  それともう1つ、県指定分というのがございますが、それは全て、国、県、市いずれも3分の1となっております。  それから、中山間地域総合整備事業活性化施設管理運営費については、これは市費でございまして、ほとんどが借地料となっております。  以上でございます。 332 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 333 ◯5番(柳 明夫君)  中山間地域の対策というのは、糸島のいわばブランドの一つの大きな宝庫だと私は思っているわけですけれども、今後、やはり振興を図っていく必要があると思うんですが、この施策によってこれまでどのような効果が発揮されてきたと、その分析はいかがでしょうか。 334 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 335 ◯農業振興課長(溝口和也君)  施策の目的、内容についてはそれぞれ異なりますけれども、総じて評価をするならば、中山間地域の自然環境、多面的機能の維持保全、これをはじめとして農地の維持、耕作放棄地の発生の抑制、農業生産活動の維持、地域の活性化などがあると思っております。  また、直売所の取り組みからは地域の農産物や海産物、加工品の販売等による生産者の所得向上、それから高齢農家等がたくさんいらっしゃいますので、その生きがいづくり、都市住民と地元の交流ということなど、中山間地域の振興にこれらの事業が大いに貢献をしたのではないかというふうに思っております。 336 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 337 ◯5番(柳 明夫君)  それでは続いて、決算書でいくと285ページ、調書ですと86ページですけれども、地域経済循環創造事業ということがあります。これは100%国庫補助の国の事業のようですけれども、まずこの事業の趣旨や目的、これはどういうものなんですか。 338 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 339 ◯農業振興課長(溝口和也君)  国の要綱から申し上げますと、地域の経済循環をつくり出すために、地域の資源、それから資金を活用し、産学金官が連携をして雇用を生み出す事業化を推進するというふうになっております。  交付金の対象事業名については少々長うございますが、未利用ガラス温室と洋ラン生産者の生産技術を活用した高付加価値なイチゴの生産および海外展開事業となっておりまして、事業としてはガラス温室改修工事と光殺菌装置の導入をしておるところでございます。 340 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 341 ◯5番(柳 明夫君)  今言われた、いわゆる洋ラン技術を生かしたイチゴの生産といいますかね、国の目的もそれに特化しているわけですか。どういうことでしょうか。 342 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 343 ◯農業振興課長(溝口和也君)  特化した事業でございます。ガラス温室につきましては、ビニールハウスと比べまして幾つか特徴があるわけですが、温度変化が少ない、それから気密性が高いため湿度が低い、病害が発生しにくいと、こういった特性がございまして、光殺菌装置につきましては、出荷前にその機械を通すことによって劣化を防止するというようなことがございます。  これらの施設、設備を生かしまして、糖度、酸味等の味のばらつきがない高付加価値なイチゴを生産していくということで、ガラス温室を活用する、技術を有効に活用するということでございます。 344 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 345 ◯5番(柳 明夫君)  なかなか表現しにくいと思うんですけれども、今おっしゃった高付加価値、付加価値の高いイチゴ、バランスのとれたイチゴというふうな表現がありましたけど、要するに付加価値の高いイチゴというのはどういうふうなイメージなのか、ちょっといま一つよくわからないんですけれども、いかがですか。 346 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 347 ◯農業振興課長(溝口和也君)  まずは、この施設、器具を使うということが1つあると思います。それから、先ほど申し上げましたように、イチゴ、個体によってはやっぱり味に差が出てくるということがございますが、それをなくしていくということがここで表現しておる高付加価値ということでございます。 348 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 349 ◯5番(柳 明夫君)  目指すものはわかりましたけれども、これは外国の輸出用のみなのか、そういう表現が調書の中にあるんですが、それはいかがですか。 350 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 351 ◯農業振興課長(溝口和也君)  外国への輸出のみかという御質疑でございますが、この事業については、先ほど長い事業名を申し上げましたけれども、海外展開というのが選定をされたポイントでございます。これは全国で6地域しか選定を受けていないわけですけれども、こういう技術を使って海外輸出するということで選定を受けております。それで、輸出中心に事業展開がされるものというふうに思っております。 352 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 353 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、商品化のめどという点ではいかがでしょうか。 354 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 355 ◯農業振興課長(溝口和也君)  この平成27年度の事業につきましては、先ほど申しましたハウスの整備と機械の光殺菌装置の導入、これをするところまでが平成27年度の事業で、9月がイチゴの定植時期になりますので、まだ商品化はされておりません。  ただ、本格輸出をする前に、平成27年度で既存のハウスで栽培したイチゴを中東に4回ほど輸出をされてございます。150キロということで聞いておりますけれども、事前の輸出で、空輸によりますイチゴの品質がどう変わるかということとか消費者のニーズがどうなのかといった調査をしてあります。まだ、商品としては出ておらないという状況です。 356 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 357 ◯5番(柳 明夫君)  商品としてはまだということなんですが、これは商品化できるという展望はあるんですかね。 358 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 359 ◯農業振興課長(溝口和也君)  展望はございます。既に定植は先週の17日から始まったということでございますが、もう輸出に向けて生産が始まっておりまして、既に500キロ注文が入ったということでございます。  それから、向こうの中東のニーズに合わせまして、大玉よりも中玉のほうがいいというような調査結果も出ておりまして、中玉をつくりたいということでございます。  それからまた、イチゴだけではなくて、ほかに5戸の農家が非常に輸出に興味を持ってありまして、また、連携の企業のほうからもイチゴ以外で何かないかというようなことがございまして、新しい品目についても検討をされておるということでございます。 360 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 361 ◯5番(柳 明夫君)  積極的な方向に進んでいるということはわかりました。  それじゃ、最後ですけれども、これは短く行きます。  283ページに鳥獣被害防止対策事業費858万7,000円が計上されているわけですが、ずっとこの事業を取り組んできておられて、被害はどうなんでしょうか。縮小してきたのかということ。それから、県の補助金が114万1,000円ほど出ているんですけれども、これは何に使われているのかということですね。その点はいかがでしょうか。 362 ◯委員長(田原耕一君)  浦志農林土木課長。 363 ◯農林土木課長(浦志素彦君)  鳥獣被害対策の被害額ですけれども、糸島市内の農産物の被害額は平成27年度で6,108万9,000円となっております。被害額につきましては、毎年6,000万円から7,000万円が発生しておりまして、横ばいという状況でございます。  次に、県の補助金につきましてですが、この県の補助金につきましては、鳥獣捕獲許可事務を市のほうが県より委託事務を受けました市町村権限移譲事務交付金が交付されているものでありまして、鳥獣被害防止対策全体に充当しているものでございます。 364 ◯委員長(田原耕一君)  柳委員。 365 ◯5番(柳 明夫君)  そうしますと、捕獲した報償金には直接は使われていないということだと思うんですけれども、これは他県の例ですけれども、例えば、大分でしたかね、かなり県が捕獲の報償金について助成をした。そうすると、かなり被害の規模も少なくなってきたと、そういうふうな話も聞いております。  市費としてやるというのは、なかなか予算上、難しい。県にもっと補助をつくれと、それから大きくしてほしいというふうな要望はされたことがありますか。これが最後の質問です。 366 ◯委員長(田原耕一君)  浦志農林土木課長。 367 ◯農林土木課長(浦志素彦君)  捕獲報償金につきましては、国の緊急捕獲活動支援事業によりまして、イノシシ1頭当たり8,000円、アナグマ等の小動物1頭当たり1,000円が交付されております。糸島市では特に著しい被害が多いイノシシ、アナグマ、アライグマにつきまして、市単独の捕獲報償金1頭当たり2,000円を交付し、上乗せ交付を行っております。これによりまして、イノシシについては平成27年度で1,982頭と、約2,000頭近く捕らえております。  県のほうへの要望につきましては、市長会等を通じまして、国の捕獲報償金の増額及び継続について重点要望をしているところでございます。
    368 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 369 ◯3番(高橋徹郎君)  主要施策の成果に関する調書の86ページ、予算書の285ページ、糸島ブランド商品販路開拓事業についてお伺いいたします。  先ほど午前中の波多江委員の質疑でもありましたが、その中で平成27年度の糸島ブランド商品販路開拓事業における目標額の設定をしていないというお話だったんですが、平成27年から平成29年の実計を見ますと、目標額が500万円というふうに設定をされております。まず、その違いからお伺いいたします。 370 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 371 ◯農業振興課長(溝口和也君)  実施計画上では500万円という目標をあげておったと思いますけれども、契約の中ではなかなか数字としてあげにくい状況がございますので、その分ではあげていないということでございます。 372 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 373 ◯3番(高橋徹郎君)  じゃ、市としての目標額というのは500万円であったけど、委託先との話の中で、数字としてはあがってこなかったということかと理解しました。  それでは、実施計画事業事後評価結果についてというこちらのほうを見ますと、この糸島ブランド商品販路開拓事業の最終実績値というのが出ていまして、345万4,000円という記載があります。先ほど商品が全部売れて642万円ということでしたが、この違いについてお尋ねいたします。 374 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 375 ◯農業振興課長(溝口和也君)  先ほど波多江委員の御質疑でお答えしたのは642万624円、これはこれまで開発いたしました全商品の販売額でございます。それから、高橋委員がおっしゃった345万9,420円あるんですけれども、この分については、特に今回の販路拡大で力を入れていくといったものを4つ絞り込んでおります。甘夏ドレッシングと甘夏の羊かん、アクアパッツアと味噌バターっ鯛、この4品について、そこに数字を上げておるという状況でございます。 376 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 377 ◯3番(高橋徹郎君)  そうしますと、この実施計画事業事後結果評価によりますと、ここにも500万円と目標が書いてあって、実際売れたのが345万4,000円で、達成率で見ますと66%で、余りよろしくない達成で事業全体も終わったという評価になっております。  先ほど東京とかいろんなデパートとかで販売というようなお話をされたかと思うんですけれども、その販売と、それから福岡市内とか大阪での実施というお話でした。これら全部の予算が200万円で、糸島のめぐみ事業協同組合がその200万円の予算の中でこれだけの販促を行ったということでよろしいでしょうか。 378 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 379 ◯農業振興課長(溝口和也君)  おっしゃるとおりでございます。東京に行く旅費、それから向こうに物品を持っていく、大阪もそうですけれども、福岡の中の移動も全て含めて200万円でやっていただいたという状況でございます。 380 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 381 ◯3番(高橋徹郎君)  それでは、この評価結果の一文をちょっと読ませてもらいますと、「販路販売、数量拡大ともに振るわなかった。興味を示す店舗もあったが、価格の問題、首都圏での知名度の低さから継続的な拡大には結びつかなかった」云々と、こういうふうに書いてあります。先ほどの御答弁ですと、商談で14件ほど約束がとれたということが言われておりました。そうしますと、ここに書いてあることと先ほどの答弁とで評価が随分違ってきておりますので、そこのところをお願いします。 382 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 383 ◯農業振興課長(溝口和也君)  中身的には何も変わっていないわけですけれども、表現として厳しく見たのか、ここで言います評価が高かったというか、こういう実績がありますということでございまして、30件を回って、その中で11店舗でいろんな販売を行った。そして、14件については平成28年度以降に商談をやっておるということで、その結果をそちらのほうでは厳しく見てしまったのかなというふうに思っております。実態は、中身的には何も変わるものではございません。 384 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 385 ◯3番(高橋徹郎君)  それでは、この糸島ブランド商品販路開拓事業は平成27年度で事業を終了しました。平成28年度を見ましても、この手のものはついておりませんので、もうこれで終わったのだろうと思います。そうしますと、今後、開発した12の商品はどのようになっていくのか、販売は続いていくのか、そして、どこが責任を持って販売していくのか、この辺をお願いいたします。 386 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 387 ◯農業振興課長(溝口和也君)  今現在もそうでございますけれども、それぞれの商品において、生産加工に一番適したところが責任を持って販売しておるというような状況でございます。水産物でいえば漁協のほうでお願いをしておる。それから、甘夏関係においては糸島のめぐみ事業協同組合、それから、はるかの部分については福ふくの里というようなことで、それぞれが責任を持ってやってございますので、今後もその商品については継続して販売がなされていくというふうに思っております。 388 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 389 ◯3番(高橋徹郎君)  そうしますと、ずっと平成23年だったですかね、開発を行って、12の商品ができました。そして、平成27年度の予算も使って販路拡大をしていきました。数字としてはなかなかいい数字にはなりませんでしたが、一旦はここで終了します。あとは生産加工をしている会社が自分たちで販路拡大して、この商品をどんどん売り続けていってください。糸島市としてはここからのお手伝いはしませんということになったということでよろしいですか。 390 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 391 ◯農業振興課長(溝口和也君)  これまでやってきた部分については、第1ステージというような見方をしております。4年間で商品を開発して、その商品を販路拡大するということで、一応この事業は終わったと。今から先につきましては、平成28年7月1日に設立をいたしました食品産業クラスター協議会というのが設置をされております。ここは食品産業関係の会社、それから生産者が一堂に会して、いろんな商品の開発とか、糸島の商品がいろいろありますけれども、それを今からどう売り込んでいこうか、またマーケティングをどうするか、それとまた自分たちの知識も身につけていかないかんというような、いろいろな課題がございますので、それを今からクラスター協議会というところが担っていくということになっておりますので、今後はこのクラスター協議会の支援に我々は努めていきたいなというふうに思っております。  参考までに、事務局につきましては、今のところ水産商工課とシティセールス課と農業振興課、3課が一体となって組織の支援をしていきたいというふうに思っております。 392 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 393 ◯3番(高橋徹郎君)  ちょっとわからなかったんですが、じゃ、開発したこの12商品は、食品産業クラスター協議会が受け持って、今後も食品産業クラスター協議会の中で販売のお手伝いをしていくということになったという理解でよろしいでしょうか。 394 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 395 ◯農業振興課長(溝口和也君)  それぞれの商品につきましては、先ほど言ったようなところが責任を持って販売をしていくということになりますけれども、クラスター協議会のほうに御加入いただければ、その商品をどう販路拡大していくかということについてもその中でやっていくことになろうかと思います。 396 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 397 ◯3番(高橋徹郎君)  それでは、もう1つ質疑をさせていただきます。  主要施策の成果に関する調書86ページ、バイオマス産業都市構想策定事業、これでどのような構想ができ上がって、今後それをどう活用していくのか、お伺いいたします。 398 ◯委員長(田原耕一君)  溝口農業振興課長。 399 ◯農業振興課長(溝口和也君)  この事業につきましては、糸島バイオマス活用推進計画というのを平成24年3月に策定したわけですけれども、その取り組みを具体化、具現化するために産業都市構想というものをつくっております。これは平成28年度から平成37年度までの10カ年計画でございます。  その中で、具体的には短期計画と中期的な計画、2つあると思っていただきたいと思うんですが、短期計画といたしましては、家畜排せつ物等バイオガス化プロジェクト、これが2つの事業がございます。それから、中期的な計画としては、木質バイオマス燃料化等プロジェクト、これが1事業ございます。この事業を構想の中に盛り込みまして、事業を具体的にやっていこうというところでございます。  それで、この計画を立てることによって、今、具体的に進んでおりますのは短期的事業2つ、2事業あると申しましたけれども、その2つの事業がございます。この構想をもって国のほうに申請をする。そしたら、糸島市がこうした構想を持った市町村であるという選定を受けたら、その後、先ほどの2つの事業が具体的に補助申請をして、国の事業の申請をすることになります。補助金をとって事業を実施するというような中身になって、とにかく事業をされる方は補助事業をもらわな、なかなか大きな金額でございますので、そのためにはこの構想をつくらなければいけないという状況でございます。  計画の中身とすれば、短期的、中期的なものがあるということでございます。 400 ◯委員長(田原耕一君)  高橋委員。 401 ◯3番(高橋徹郎君)  はい、わかりました。バイオマス産業都市構想に関しましては、家畜排せつ物とか木質バイオマスで、今からうまくいったら発電ができる、その大もとになるものを策定──大もとというか、それを国に申請するためのものをつくったということで理解いたしました。進めていってほしいなというふうに思っております。  以上です。 402 ◯委員長(田原耕一君)  以上で産業振興部所管の決算についての質疑を終わります。  ここで執行部の交代がありますので、しばらくお待ちください。   〔部の入れかえ〕 403 ◯委員長(田原耕一君)  これより建設都市部所管の決算を審査します。  建設都市部所管の決算の概要説明を求めます。三角建設都市部長。 404 ◯建設都市部長(三角孝志君)  それでは、建設都市部所管の平成27年度一般会計決算の概要について御説明をさせていただきます。  歳入につきましては、事業実施に必要な財源といたしまして国庫支出金等がございますが、説明は省略をさせていただきます。  歳出につきましては、決算書の330ページから357ページの8款.土木費、432ページから433ページの11款2項.公共土木施設災害復旧費となります。  それでは、歳出につきまして、ページを追って主なものについて備考欄で説明をさせていただきます。  まず、決算書の337ページ中段の市単独道路整備事業費2,996万5,000円につきましては、市道45路線の維持補修工事を、339ページ、市単独道路整備事業費5,302万2,000円につきましては、市道16路線の新設改良工事を実施いたしております。  その下の道路整備事業費5,744万1,000円につきましては、小金丸師吉線ほか7路線の道路整備費でございます。  同じページ下段の道路整備事業費(繰越明許費分)5,035万6,000円につきましては、二丈福永地区の福永武線の工事費でございます。  なお、福永武線につきましては、平成27年度で完了をいたしております。  次に、341ページ上段、交通安全施設整備事業費2,200万7,000円につきましては、通学路のカラー舗装1,708メートル、ガードレール204メートル、カーブミラー23基、区画線2,317メートルを設置いたしまして、児童・生徒をはじめとする歩行者などの交通安全対策を講じております。  同じページ中段の橋梁長寿命化事業費1億2,000万3,000円につきましては、福吉駅跨線橋の近接目視点検委託業務費、板持地区久保田橋及び深江地区川口橋の改築と工事費が主なものでございます。  次に、343ページ上段の河川維持管理費1,799万3,000円につきましては、市内8河川のしゅんせつ工事を実施いたしております。  次に、347ページ、公園緑地管理費5,790万4,000円につきましては、市内232カ所の都市公園の維持管理費でございます。  同じページ下段の前原東土地区画整理事業費1億8,190万4,000円、次の349ページ上段の繰越明許費分4,278万円につきましては、土地区画整理地内の都市計画道路及び区画道路、水路、雨水管渠等の整備に係る土地区画整理組合への補助金でございます。  次に、351ページ下段の都市計画街路整備事業費2億3,914万1,000円、次の353ページ上段の繰越明許費分4,300万円につきましては、前原駅南停車場線の整備費でございまして、平成27年度で完了をいたしております。  同じページ上段の県営街路整備事業費4,800万円につきましては、波多江泊線、下新開線、北新地新田線の県に対します街路整備負担金でございます。
     同じページ中段の筑前深江駅関連施設整備事業費3,074万2,000円につきましては、駅東口広場整備工事費、駅自由通路等新設工事に係ります負担金等が主なものでございます。  同じページ下段の新駅関連施設整備事業費1,272万1,000円につきましては、浦志新駅自由通路及び駅前広場の予備設計等業務委託費が主なものでございます。  次に、433ページの現年発生道路橋りょう災害復旧費3,621万8,000円につきましては2つの市道、それから、現年発生河川災害復旧費1,266万3,000円につきましては3つの河川の災害復旧工事を実施いたしておるところでございます。  以上が建設都市部の決算の概要でございます。よろしくお願いをいたします。 405 ◯委員長(田原耕一君)  これより質疑に入りますが、事業の趣旨とか目的は予算の審査で終了しておりますので、決算に対する質疑を行われますようよろしくお願いいたします。  質疑のある委員の挙手を求めます。伊藤委員。 406 ◯17番(伊藤千代子君)  決算書でいうと335ページの職員人件費というものが8,000万円出ていますよね。職員人件費にかかわってはいろいろ載っているんですけど、私がお聞きしたいのは、昨年度は職員数の推移として、この調書の中には都市計画課と建設課は1人ずつ、計2名が職員の削減になっておりますよね。それは昨年の事業の中で、削減の原因というか、教えていただきたいと思います。 407 ◯委員長(田原耕一君)  三角建設都市部長。 408 ◯建設都市部長(三角孝志君)  この職員の削減につきましては、行革に伴います、あるいは組織のスリム化に伴います人員の減でございます。  以上でございます。 409 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 410 ◯17番(伊藤千代子君)  先日、昨年度の不適切な会計のミスによる原因は職員の削減が原因じゃなかったのかというようなことを私が聞いたら、職員は削減していないというような御答弁があったように思うんですよね。そういうことはないというふうに。それは整合性はどうなっているんでしょうか。 411 ◯委員長(田原耕一君)  三角建設都市部長。 412 ◯建設都市部長(三角孝志君)  御指摘のミスにつきましては建設課分でございまして、建設課につきましては人員の減は起きておりません。  それから、さきの議会でも答弁ありましたと思いますけれども、今回のミスにつきましては職員の減に伴うものではございませんで、職員の事務の単純なミスということで発生したというものでございます。  以上でございます。 413 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 414 ◯17番(伊藤千代子君)  わかりました。とにかくいいです。  そしたら、まず主要施策のほうで110ページに行きますけれども、橋梁長寿命化事業費1億2,000万円の中の、ここに久保田橋の工事の件が載っておりますが、この工事に関しましては委託とか、それはどのような業者になっているんでしょうか。 415 ◯委員長(田原耕一君)  友池建設課長。 416 ◯建設課長(友池光洋君)  こちらにつきましては、橋梁の詳細設計、ボーリング調査等を行っておりまして、コンサルタント2業者のほうに発注をしております。 417 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 418 ◯17番(伊藤千代子君)  今、コンサル2業者に発注とおっしゃましたが、その発注の仕方と発注先を伺いたいと思います。 419 ◯委員長(田原耕一君)  友池建設課長。 420 ◯建設課長(友池光洋君)  会社の名称ということですか。(発言する者あり)  委託先につきましては、中央コンサルタンツと大栄開発株式会社でございます。こちらは指名競争入札でございます。(77ページで訂正) 421 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 422 ◯17番(伊藤千代子君)  指名競争入札とおっしゃいましたが、指名競争入札する場合は何者を指名して、それに対して応募があったということですか。 423 ◯委員長(田原耕一君)  友池建設課長。 424 ◯建設課長(友池光洋君)  済みません、調べさせていただいて、後ほど回答させていただきたいと思います。 425 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 426 ◯17番(伊藤千代子君)  それでは先に、111ページなんですけど、前原東土地区画整理事業に関しては、昨年度も合計で2億2,000万円を超える非常に大きな金額の支出となっておりますよね。  そこで、この前原東土地区画整理事業につきましては、組合に出した補助金であるというふうにおっしゃられました。昨年度は工事が行われたことによる、実際に発注はどこがやっているのかということと、そして、その事業を糸島の業者としてはどの程度受けているのかということを伺います。 427 ◯委員長(田原耕一君)  林都市計画課長。 428 ◯都市計画課長(林 良典君)  区画整理事業地内の工事につきましては、昨年もお答えしましたとおり、業務代行方式で行っておりまして、清水建設が行っております。  下請ということで市内業者が参入しておりまして、主に上水道工事、それから下水道工事につきまして市内業者が下請で受注しているところでございます。 429 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 430 ◯17番(伊藤千代子君)  清水建設が発注したときに、例えば、発注の最低金額とかさまざまなことがあって、お金が余ったときと言ったらおかしいですけど、そういう場合はどのような形になるんですか。市だったら、例えば補正なんかで不必要額としてあがってくるじゃないですか。そういうのはどんなふうにこういう補助金は処理をするんですか。 431 ◯委員長(田原耕一君)  林都市計画課長。 432 ◯都市計画課長(林 良典君)  工事としましては、補助金以上の工事を実施しておりまして、補助金で足りないものは組合のほうの予算で対応しているという状況でございます。 433 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 434 ◯17番(伊藤千代子君)  たしか16億円が税金から出ることになっていますが、今おっしゃった組合のほうに、先ほどから組合とおっしゃいましたけれども、今、組合の代表者はどのようになっているんですか。 435 ◯委員長(田原耕一君)  林都市計画課長。 436 ◯都市計画課長(林 良典君)  組合の理事長は柴田さんでございます。(発言する者あり) 437 ◯委員長(田原耕一君)  いいですか。 438 ◯都市計画課長(林 良典君)続  柴田昭生氏でございます。 439 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 440 ◯17番(伊藤千代子君)  この事業は平成29年度というふうになっていますが、ということは、市の補助金としては、あと2年ぐらいで終わるというふうになりますよね。ということは、ほとんどのインフラの整備は、この時点で何%ぐらい完了したということになりますか。 441 ◯委員長(田原耕一君)  林都市計画課長。 442 ◯都市計画課長(林 良典君)  補助事業といたしましては、平成29年度までの予定でございます。  平成27年度末の事業費ベースの進捗率でございますが、64.1%でございます。 443 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 444 ◯17番(伊藤千代子君)  先に、先ほどの件はわかりましたか。 445 ◯委員長(田原耕一君)  友池建設課長。 446 ◯建設課長(友池光洋君)  済みません、ちょっと訂正をさせていただきたいと思います。  決算書の341ページの御質疑のほうは、工事損害調査委託226万4,760円、こちらの御質問ということでお答えさせていただきます。  先ほどお答えした内容につきましては、久保田橋の設計委託をした業者ということで、こちら決算書に載っておりますこの金額の契約した会社につきましては、(株)ランド・コンサルタント九州支社で、指名競争入札で7者の入札ということでございます。申しわけありませんでした。 447 ◯委員長(田原耕一君)
     伊藤委員。 448 ◯17番(伊藤千代子君)  はい、わかりました。  じゃ、主要施策のほうの114ページですけど、新駅関連施設整備事業費が1,272万円を計上してありますよね。これは2つの事業でなっておりますけれども、上と下はどのような委託料の内容になっているんですか。 449 ◯委員長(田原耕一君)  林都市計画課長。 450 ◯都市計画課長(林 良典君)  委託料でございます。1件は浦志自由通路線の地質調査業務、それからもう1件が浦志自由通路線及び駅前広場予備設計等作成業務、この2件の業務委託を行っております。 451 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 452 ◯17番(伊藤千代子君)  いわゆるあの地域の今おっしゃる設計をするということなんですけど、これは交通が変わってくるわけですから、住民にとって、また市民にとっては非常に大きな影響を与えるわけなんですけれども、これに伴う事前の住民の動向調査とか意向調査みたいなものは委託の前にされたんですかね。 453 ◯委員長(田原耕一君)  林都市計画課長。 454 ◯都市計画課長(林 良典君)  今回の委託の中ではそういったものは行っておりませんが、その前段としまして都市計画決定を行っているところでございまして、その段階でお知らせしたということでございます。 455 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 456 ◯17番(伊藤千代子君)  いよいよ駅ができるとなると、踏切が閉まることになるので、やっぱりその辺に関して地域の方々からいろいろ御意見を伺うので、そのことをちょっとお尋ねしました。  じゃ、この委託料としては、どこの会社に委託をしたかをちょっと伺っておきたいと思います。 457 ◯委員長(田原耕一君)  林都市計画課長。 458 ◯都市計画課長(林 良典君)  1件目の地質調査につきましては、平成地研株式会社でございます。2件目の予備設計等につきましては、JR九州コンサルタンツ株式会社でございます。 459 ◯委員長(田原耕一君)  伊藤委員。 460 ◯17番(伊藤千代子君)  今、JR九州とおっしゃいましたけれども、この駅の関連事業は全てにおいて──全てにおいてというか、ほとんどの場合においてはJRが発注することになっていたんじゃなかったでしょうか。 461 ◯委員長(田原耕一君)  林都市計画課長。 462 ◯都市計画課長(林 良典君)  入札できるものについては入札を行う。それから、軌道敷内等安全確保が必要になるもの、責任を明確にしなければいけないものについてはJRに発注するということでございまして、このJR九州コンサルタンツにつきましても指名競争入札で落札したものでございます。 463 ◯委員長(田原耕一君)  以上で建設都市部所管の決算についての質疑を終わります。  ここで暫時休憩します。  再開は13時55分とします。      (午後1時45分 休憩)      (午後1時53分 再開) 464 ◯委員長(田原耕一君)  再開します。  これより消防本部所管の決算を審査します。  消防本部所管の決算の概要説明を求めます。浜地消防長。 465 ◯消防長(浜地広喜君)  それでは、消防本部所管の平成27年度決算につきまして説明をさせていただきます。  歳入につきましては、歳出に伴う起債等が主なものでございますので、説明は省略をさせていただきます。  決算書では、356ページから369ページまでのうち、消防本部所管の消防費が対象となります。  それでは、主な事業について説明をさせていただきます。  決算書359ページ、9款1項1目18節.備品購入費、消防用備品909万7,047円のうち、空気ボンベ充填用コンプレッサー購入、決算額475万2,000円でございます。これは消防活動の充実及び空気充填経費削減のため購入したものでございます。今まで空気ボンベの空気充填は業者に委託をしておりましたけれども、このコンプレッサーを導入したことにより職員で空気充填ができ、訓練等も空気残量を気にせず行うことができるようになり、消防職員の技術力向上を図ることができております。  続きまして、363ページ、非常備消防関係費(繰越明許費分)、9款1項2目11節.需用費、消耗品費、決算額865万7,496円でございます。これは国の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用した事業で、消防団活動の充実を図ることを目的として、長靴456足、かっぱ995着、耐切創手袋995双を購入したものでございます。  続きまして、369ページ、9款1項6目15節.工事請負費、消防・救急無線デジタル化工事、決算額1億1,227万6,500円でございます。これは国の電波法関係審査基準の改正に伴い、消防・救急無線をアナログ無線からデジタル無線に移行する工事で、平成25年度から平成27年度までの継続費事業で実施してきたものの最終年度分の事業費でございます。平成28年3月22日に完成検査を終えまして、現在、デジタル無線による運用を行っております。  最後に、同ページ、9款1項6目18節.備品購入費、消防ポンプ自動車、決算額6,738万1,165円でございます。これは老朽化しておりました消防署配置の化学消防ポンプ自動車を更新したものでございます。ガソリンなどの危険物火災の場合、水をかけると逆に火の勢いが強くなってしまうため、通常の放水では消火ができません。このような火災に対応するために、約500リットルの薬液槽を備えている特殊車両でございます。また、約1,500リットルのタンク水槽も備えておりまして、近くに水利がない西九州自動車道などにおける車両火災等においても大きな効果がございます。  以上が消防本部所管の決算概要でございます。よろしくお願いをいたします。 466 ◯委員長(田原耕一君)  これより質疑に入ります。質疑のある委員の挙手を求めます。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 467 ◯委員長(田原耕一君)  以上で消防本部所管の決算についての質疑を終わります。  お諮りします。本日はこれにて散会したいと思いますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 468 ◯委員長(田原耕一君)  御異議なしと認めます。本日はこれをもちまして散会します。      (午後1時57分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...