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平成28年 第3回糸島市議会定例会(第2日) 議事日程・名簿 2016-09-06
平成28年 第3回糸島市議会定例会(第2日) 本文 2016-09-06

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  1. 糸島市議会 2016-09-06
    平成28年 第3回糸島市議会定例会(第2日) 本文 2016-09-06


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      (午前10時09分 開議) ◯議長(谷口一成君)  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりでございます。  これより議事に入ります。 日程第1 議案第78号       糸島市健康ふれあい施設条例を廃止       する条例について 2 ◯議長(谷口一成君)  日程第1.議案第78号 糸島市健康ふれあい施設条例を廃止する条例についてを議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。堀田勉議員。 3 ◯15番(堀田 勉君)  議案第78号について質疑をいたします。  これは、そもそもきらら温泉というのは、本市で湧出する温泉を利用して、市民の健康づくり及び福祉の増進並びに都市との交流を図る、こういう目的で設置をされた施設でございます。  本館が平成16年、別館が平成21年に竣工してあるわけでございますが、このきらら温泉は、そもそもどこが運営をして、またその運営会社の経営状況はどうなってあるのか、まずお尋ねをします。 4 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 5 ◯健康増進部長内野孝治君)
     経営でございますが、株式会社リフレッシュ二丈に指定管理者としてお願いをしておるところでございます。  経営状況でございますが、平成25年度までは累積欠損金を抱えておりましたが、26年度に解消し、平成27年度の当期純利益は約1,270万円となっております。  以上でございます。 6 ◯議長(谷口一成君)  堀田勉議員。 7 ◯15番(堀田 勉君)  3年前から黒字に転向したと今おっしゃっていますが、これは、去年はリフレッシュ二丈に経営、運営委託料が1,050万円、3件の地主に526万9,000円、備品購入費に480万円、修繕料が400万円、2,600万円糸島市が出しているわけです。それで黒字とおっしゃっている。本当は赤字でしょう。この数字を見ると、私に言わせると、これがなかったら1,400万円の赤字です。昨年はたしか黒字だということで配当もしてあるというふうに聞いています。ついでに入湯税も取っていない。本当にこれは黒字ですか、赤字ですか。糸島市トータルとしてはどうなんですか。お願いします。 8 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 9 ◯健康増進部長内野孝治君)  糸島市トータルとしてどうなのかということでございますが、議員おっしゃいますように、市が支出しております管理委託料、修繕等の工事費、土地、賃借料などが約2,200万円程度ございまして、これらの経費を加えますと、実質的には赤字の施設でございます。  以上でございます。 10 ◯議長(谷口一成君)  堀田議員。 11 ◯15番(堀田 勉君)  赤字なんです。それで、ちょっと話を変えますけど、きららの湯の入湯客が年間15万人から16万人、65歳以上の方が去年は4万2,428人、約3割弱の方が65歳以上が利用してあるわけです。温泉ですから、当然、効能効果も明記してあるし、健康に役立っていると。そういう観点から、高齢者の健康増進の事業費が毎年2,000万円、事業費だと思えば、糸島市が持ち続けるべきではないかと、そういう意見も実際あるんです。  そんな中、この施設を廃止して、民間に譲渡して、民間の施設とすることになった理由、至った理由を教えてください。 12 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 13 ◯健康増進部長内野孝治君)  今回の民間移譲を行う理由でございますが、大きく2つございます。  まず1つ目は、市民の健康づくりを図る健康増進施設と、地域の活性化を図る拠点施設としての機能を維持し、より充実した市民サービスを長く継続して提供すること、これが1つ目でございます。  2つ目は、民間にお願いできるものは民間にやってもらうという行財政健全化の取り組みの1つとして進めているもので、民間移譲によって行政コストを削減すること、この2つが理由でございます。 14 ◯議長(谷口一成君)  続いて、伊藤千代子議員。 15 ◯17番(伊藤千代子君)  議案第78号は、健康ふれあい施設の廃止条例となっておりますが、これは今、堀田議員のほうから質疑がありましたけれども、二丈温泉きららの湯を株式会社日食システム無償譲渡することに伴って、市の施設として廃止をする条例です。  旧二丈町のときに税金でつくった施設であり、昨年度の利用者はおよそ16万7,000人にも上ります。多くの方に影響する施設であります。  そこで、この健康ふれあい施設を何の目的でつくったのか、そして、事業費の総額と建築年度はどうなっているのか。これは市民の皆さんにきちっと報告すべきだと思います。  それから、廃止に当たって非常に重要なのは、市民協働のまちづくりの観点から、利用者とか市民の声を市はどのように聞いたのか、この3点をお願いします。 16 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 17 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず設置の目的でございますが、先ほど堀田議員もおっしゃいましたが、本市で湧出する温泉を活用し、市民の健康づくり及び福祉の増進並びに都市との交流を図るということを目的といたしております。  それと、事業費総額建築年度でございますが、事業費といたしましては、約8億3,100万円でございます。  次に、建築年月日でございますが、本館が平成15年2月竣工、別館が平成21年11月竣工となっております。  廃止に当たっての市民の声をどのように聴いたかということでございますが、まず地域性の関係から、地元である深江校区区長会において、民営化方針の説明、実施要項案の説明、選定結果の説明という3度にわたって説明をし、意見を聴いてきております。また、議会に対しても同じようにその都度説明をさせていただいておるところでございます。  また、民間移譲については新聞報道等もなされ、市民の皆さんからのお問い合わせや御意見等も賜り、きちんと説明をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 18 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 19 ◯17番(伊藤千代子君)  私が聞いているのは、決定した後に説明をするんじゃなくて、この大事な無償譲渡をするということを決定する前にきちんと市民の声を聴いたのかということの説明を求めているんですよ。  つまり、図書館とか市民プールが赤字だからといって、民間にただでやるようなことは普通せんわけですよね。だから、健康づくり及び福祉の増進のために、市民サービスのためにつくった施設であるので、しかもまだ新しいわけですよ。ですから、例えば、きららの湯に通って膝がよくなったとか、65歳になって500円の利用料が300円になってよかったとか、障害のある人が寝たきりにならないように通っているとか、市民プールもないからなくさんでほしいとか、こういう声を、市とか市長が利用者から、無償譲渡を決定する前に市民の声を聴いたんですかということを私は聞いているんですよ。それは市と市長とお答え願います。 20 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 21 ◯健康増進部長内野孝治君)  先ほどの答弁にもありましたように、本健康増進施設は、その機能を維持する、民間に移譲してもその機能は維持されます。だから、利用される方に特段の迷惑をおかけすることはないと考えております。  そこで、今回につきましては、先ほど説明いたしました地元の行政区長会及び議会への説明という判断をさせていただいておるところでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(谷口一成君)  月形市長。 23 ◯市長(月形祐二君)  今、部長がお答えいたしましたように、市民の皆様には今までのサービスを維持できるものと思っておりますので、皆様の御意見についてはお伺いをいたしておりません。 24 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 25 ◯17番(伊藤千代子君)  意見を聴いていないで決定をしたというのは間違いないわけですね。しかし、どうせ迷惑をかけないんだから、聴かんでよかろうがというのは非常に官僚的だなと思って驚きます。市の施設なら、民間のプールが受け入れないような障害の重い子どもとかも受け入れるサービスが今後できるんですよね。だから、市民が健康に──最後の質疑です、3回目だからね。市民が健康になることで医療費が下がったりすれば、税金が節約できるんですよ。今、赤字、赤字とおっしゃっているけれども。ですから、このきららの湯の廃止条例を出すに当たって、医療費の削減とか、寝たきり予防などで介護費用が節約できるとか、そういう大きな経済的メリットも含めた検討を市がやったのかということを最後に聞きます。 26 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 27 ◯健康増進部長内野孝治君)  先ほども答弁させていただきましたように、民間でお願いできることは民間にお願いするという方針のもと、また施設の機能は維持されますので、そういう利用者の方に継続したサービスは提供していくということで、こういう方針を決定したものでございます。  以上でございます。 28 ◯議長(谷口一成君)  続いて、柳明夫議員。 29 ◯5番(柳 明夫君)  同じく議案第78号 糸島市健康ふれあい施設条例を廃止する条例について質疑をさせていただきます。  通告しております2項目、これに沿って質疑をさせていただきます。  まず、市の出資金についてということですけれども、市はリフレッシュ二丈に幾ら出資金を出しているのか。回収可能になったというお話も聞いておりますが、それはどのような状況でそうなったのか。そして、今、出資金のお話も先ほど出たと思いますけれども、30万円ほど市は出資金をもらったという話も聞いておりますが、それは事実かどうか。  それから、1回目の質問として2つ目でございます。この施設を廃止して、民間譲渡という計画を市は立てておられるわけですけれども、今もずっとおっしゃっていた、つまり、市の健康増進施設としてずっと維持できます、こういうお話でございましたけれども、これを質を落とさずに機能させることが本当にできるのかどうか、まずこの点をお伺いしたいと思います。 30 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 31 ◯健康増進部長内野孝治君)  リフレッシュ二丈に対しての市の出資金でございますが、2,000万円でございます。  それから、配当金のことかと思いますが、30万円を平成27年度に市のほうに受け入れております。  それから、質を落とさず機能させることができるのかということでございますが、施設で実施する健康増進事業につきましては、これまで市が実施しておる事業に加えまして、譲り受け法人のほうで特定健診対策教室、子育て支援教室などの新たな教室の開催や、地域高齢者生活支援として、送迎サービス時の買い物支援などが計画されており、健康増進施設としてのサービスに低下を生じることはございません。  以上でございます。 32 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 33 ◯5番(柳 明夫君)  2回目の質問ですけれども、募集実施要項には、施設の譲渡条件として、健康増進施設として機能させること、ほか7項目あるわけですね。移譲後にこの7項目の1つでも守れなかったというふうに判断された場合は返還を求めることになるんでしょうか、いかがでしょうか。 34 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 35 ◯健康増進部長内野孝治君)  応募条件といいますか、条件を議員おっしゃっておりますように設けておりますので、その条件に違反した場合という項目で記載させておりますが、その場合、返還になるという形で理解しております。 36 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 37 ◯5番(柳 明夫君)  3回目でございます。7項目の1つでも違反ということになれば返還になるというお答えを今いただいたわけであります。では、どのようにそれを客観的に判断していくのか。その点ですけれども、選定委員会の議事録には、移譲後は市は何か報告を受けたり、チェックに入ったりしないのかと、委員さんからこういう質問が出ております。市はそれに対して、業務状況の報告の聴取などをしていく予定であるというふうに答えておられます。  ただ、聴取をするだけなのか。聴取して、譲渡条件が外れている場合は厳しく対応していくのか。そこら辺が市の募集要項を見ても、この議事録を見ても不明確だと私は感じております。その点を明確に御返答いただきたいと思います。 38 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 39 ◯健康増進部長内野孝治君)  移譲後の法人との関係でございますが、当然、経営状況等も見守る必要もございますので、定期的なそういう状況報告を求め、市の考え等も当然その中で言わせていただいていくということになると思います。 40 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして、質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第78号は、市民福祉常任委員会に付託します。 日程第2 議案第79号       糸島市長及び副市長の給与の特例に
          関する条例について 41 ◯議長(谷口一成君)  日程第2.議案第79号 糸島市長及び副市長の給与の特例に関する条例についてを議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。伊藤千代子議員。 42 ◯17番(伊藤千代子君)  議案第79号は、糸島市長と副市長の給与を1割カットする条例です。行政事務がきちんとやれずに、市民に迷惑をかけたり、あるいは市の財政に損害を与えたりした場合は、トップがきちんと責任をとる、これは非常に大事なことであると思います。  今回、市長、副市長が給与減額となった理由、それと、それぞれ減額をされる金額はどうなっているのか伺います。  また、今回の行政上のミスで、市が受けた財政上の損害は幾らになるのか伺います。 43 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 44 ◯総務部長(洞 孝文君)  今回の条例の理由でございますけれども、職員の会計の不適正事務を重く受けとめまして、市のトップとして責任を明確にするため、給料の減額を行うものでございます。  それぞれの減額される金額ということでございますけれども、市長が8万9,800円、副市長が7万1,900円でございます。  次に、財政上の損害についてということでございますけれども、平成27年度に歳入済みでありました国の補助金902万円の返還が見込まれますので、その分が市の損失になるというふうに考えております。  以上です。 45 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 46 ◯17番(伊藤千代子君)  つまり、902万円損害があった分を市長と副市長が15、6万円をまずここで責任をとるということなんだと思いますが、ただ、金額的に責任をとるというだけではなくて、やはりミスがあった場合は、それを隠さずに、なぜそのようなことが起きたのかということを総括をして、そして、再発防止に役立てるということが何よりも大事だと思います。これは……(発言する者あり) 47 ◯議長(谷口一成君)  質疑を続けてください。 48 ◯17番(伊藤千代子君)続  1,800万円の損害と隣が言っていますけど、ちょっと私は先に行きますからね。  これは建設都市部における建設課のミスだったんですけれども、私は、建設都市部は昨年まで4人の課長がたしかいたと思うんですよね。しかし、今年度から3人に減っており、3人の課長が15億円という多額のお金の出し入れをチェックしているのではないかというふうに思うんですよね。そういう職員体制の問題とかも含めて、この会計が不適切であったというようなことについての総括をなさったのかということをお聞きしたいと思います。 49 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 50 ◯総務部長(洞 孝文君)  ちょっと順番を入れかえて答弁させていただきますけれども、まず職員体制、建設都市部の課長が4人から3人に減ったということでございます。職員の数が減少、少なくなったということが今回の原因であるというふうには考えておりません。支出負担行為の起票を失念したこと、あるいは課内でのチェック体制が確立されていなかったこと、これらが原因であるというふうに考えております。  最初に言われました、なぜそのようなことが起きたのか、あるいは再発防止策についてということでございますけれども、これは全庁的な取り組みとして、現在、各部において、今回のような支払い遅延が発生する理由は何か。これまでの状況分析を行いながら、具体的な対応策を検討して、取りまとめを行うというふうに進めております。  また、基礎的な事務知識の習得を行うために、全課を対象とした研修会も今後計画をしていきたいと考えております。  以上です。 51 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 52 ◯17番(伊藤千代子君)  職員体制について問題はなかったみたいに今おっしゃいますよね。やはり市長と副市長が責任をとるということは、やはり職員体制にも何らかの問題がなかったのかということを厳しく総括すべきだと思うんですよ。  例えば、合併後、市の面積は2倍になりました、前原のときと比べたら。また、職員は合併後、物すごく減っているんですよね。そんな中で、特に建設課は、市の面積がふえて、道路や橋の老朽化が非常に著しい、インフラの点検修理、現場での作業、地域住民との折衝とか、仕事量が非常に増大しているというふうな中で、そういう職員の労働環境の問題、幅広くそういうことも含めて、やはりこういうミスが起きたということを総括しておかないと、不注意とか、そういうような問題だけでは済まないところがあると思うんですけれども、やはり先ほどから言うように、1,000万円前後のお金の損失になるわけですから、そういう点はどのようになさったのかを最後にお聞きします。 53 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 54 ◯総務部長(洞 孝文君)  合併して、市の面積が2倍になったとか、道路、橋梁の老朽化が激しいということでございます。  先ほど言いました職員の削減、組織の見直しの関係でございますけれども、一律的に職員を削減しているものではございません。職員が行っております事務事業の性質、種類によってすみ分けを行いまして、嘱託員、臨時職員を適正に配置しながら、職員を計画的に削減しておるところでございます。  以上です。 55 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして、質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第79号は、総務文教常任委員会に付託します。 日程第3 議案第80号       糸島市農業公園条例について 56 ◯議長(谷口一成君)  日程第3.議案第80号 糸島市農業公園条例についてを議題とします。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。黒田公二議員。 57 ◯14番(黒田公二君)  議案第80号 糸島市農業公園条例についてお伺いをいたします。  この条例は、ファームパーク伊都国の指定管理者制度の導入に伴う条例改正でございます。  最初に、現在のファームパークの運営状況の詳細についてお伺いします。 58 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 59 ◯産業振興部長(平野謙二君)  現在の運営状況について御説明をさせていただきます。  現在、市直営で4名の嘱託員によりまして、講座運営全般から施設使用の受け付け、使用料徴収等を行っておりまして、運営面で申しますと、平成27年度決算で申し上げますが、ファームパークの収入は、施設使用料など約162万円でございます。支出につきましては、嘱託員報酬、光熱水費、各種委託料など、約1,632万円の支出となっております。  ただ、このうち、27年度は臨時的な改修費用がございましたので、これを除けば、通常の経常経費としては1,488万円の支出となっているところでございます。こういった形で運営をさせていただいております。 60 ◯議長(谷口一成君)  黒田議員。 61 ◯14番(黒田公二君)  私が聞きたかったのは、実はそういうことではなくて、この条例が採択をされれば、指定管理者の公募の準備に入っていかれるわけですが、特ににぎわいの館については、あそこは実態的な運営としては、市内でも数少ない障害者の就労支援A型で運営をされています。  そこで、この指定管理者制度を導入しようと至るまでの課内、あるいは部内でさまざまな議論をされて、この制度の導入の決定をされたと思います。どのような議論をされてこの決定をされたのか。  それと、今先ほど申しましたように、障害者の働く場の確保ですね。これは今回の公募条件とされるのか。あわせて、制度導入による効果についてもお伺いいたします。 62 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 63 ◯産業振興部長(平野謙二君)  お答えをさせていただきます。  指定管理者制度の導入の経過につきましては、平成26年度から全庁的に取り組んでまいりました仕事総点検によりまして、運営委託による職員工数の減、それから、民間の創意工夫による運営の充実、こういったものを求める指摘がございましたので、これを受けまして、内部で検討を重ねてまいりました。  その結果、より望ましい運営のためには指定管理者制度による運営という結論に至ったところですが、検討につきましては、3点ほどの視点をもって検討をさせていただいています。  まず第1に運営費などのコスト削減、それから、第2に民間のノウハウや専門的な知識を持った運営による施設の役割を高度化すると。第3に原課の職員の人的負担の削減といったところで検討を行わさせていただきました。  導入の効果ということでございますけれども、当然、コスト削減という意味から、今、嘱託員を直営の施設として4名配置をしております。今回の仕事総点検の見直しにおきまして結果が出ておりますのが、4名の嘱託員の縮減が大体1.9人程度縮減ができるということで、コスト面としては、今860万円程度かかっている嘱託員の報酬が、半分程度に減らせるのかなというふうには考えております。  それから、最後に議員がおっしゃいました就労継続支援A型の事業者ということでございますけれども、こちらが今、議員おっしゃいましたにぎわいの館、伊都国即売会というところに行政財産の貸し出しをしておりますが、そこの運営に携わってあるところでございます。このA型事業所につきましては、今後、指定管理者の公募を行っていくこととなりますので、ぜひ応募いただいて、今後のファームパークの機能向上に有効な事業運営の提案をしていただきたいなというふうには考えているところです。  以上です。 64 ◯議長(谷口一成君)  黒田議員。 65 ◯14番(黒田公二君)  私が先ほど聞いたのは、公募条件に、いわゆる障害者の就労を確保するのかどうかということを聞きました。それは答えになっていないですね。  それと、今、削減効果が約半分になるとおっしゃったけれども、要するに指定管理料が入るわけですよね。半分にはならないと私は思います。  いろんな議論の中で、業務委託と指定管理者、この検討をされたのかどうか。それと、いわゆる管理範囲ですよね、にぎわいの館があって、広場があって、駐車場があって、それから木工体験ですかね、これはどのような管理範囲をされるのかをお伺いしたいと思います。 66 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 67 ◯産業振興部長(平野謙二君)  まず1点目の公募条件につきましてですが、公募条件については今後検討をしてまいりますが、当然、今このA型の事業所については、市内の障害者の雇用をいただいているところでございます。こういった状況でございますので、公募条件として検討を加えることを検討することは考えられるというふうに思っております。  それから、施設の管理範囲でございますけれども、農業公園につきましては、農業公園のにぎわいの館なり、ふれあい広場、共用部分も含めて農業公園のほうで指定管理者のほうで管理をいただきたいと思っております。  木工体験館については、また別途になるかどうかわかりませんけれども、指定管理者の公募をかけるということにしておりますので、同じ指定管理者になるとは限りませんが、木工体験館については別途公募をしたいというふうに考えております。  共用部分につきましての管理は、当然、農業公園の指定管理者にお願いするわけですが、費用負担については、今後、面積按分等で詰めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。(発言する者あり)  業務委託と指定管理については検討させていただきました。その上で、指定管理のほうはより幅広い民間の活力を利用できるというふうに考えましたので、指定管理者を導入することで決定をさせていただきました。 68 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして、質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第80号は、建設産業常任委員会に付託します。 日程第4 議案第81号       糸島市木工体験実習館条例について 69 ◯議長(谷口一成君)
     日程第4.議案第81号 糸島市木工体験実習館条例についてを議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。笹栗純夫議員。 70 ◯16番(笹栗純夫君)  議案第81号 糸島市木工体験実習館条例について質疑をいたします。  現在のトンカチ館でファームパークと分離して管理運営される予定でございます。この条例の第3条、読みませんが、その3条の事業を実施する上で、トンカチ館の5事業を現スペースで実施可能なんでしょうか。これに関連いたしまして、隣接するファームパークの利用が不可欠と思いますけれども、見解を伺います。 71 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 72 ◯産業振興部長(平野謙二君)  お答えをさせていただきます。  トンカチ館につきましては、木材の乾燥倉庫を除きまして、全体で239平米ほどございます。主に展示研修室、木工芸室、それから、事務室のスペースを使って、議員おっしゃいました条例第3条の事業を実施させていただいているところでございます。  ただし、木工体験実習につきましては、収容人員以上、30人なんですけれども、これ以上の団体申し込み、あるいは林業体験、それから、木工体験などのイベント事業、こういったものの開催については、トンカチ館だけではスペースが不足するということは考えられます。こういった不足が生じる場合につきましては、ファームパークの研修室等を事前予約させていただいて利用させていただきたいというふうに考えております。  それから、2点目でございますが、ファームパークの利用が不可欠と思うがということでございますが、議員御指摘のとおり、ファームパークの研修室等を利用させていただくということは予定しておりまして、ファームパークの利用が必要不可欠であるというふうには捉えております。  以上です。 73 ◯議長(谷口一成君)  笹栗議員。 74 ◯16番(笹栗純夫君)  今、部長の答弁をいただきました。場合によっては、隣接するファームパークを利用するという回答でございます。少し安心したところでございますが、この条例の第24条、損害賠償についてお聞きをいたします。  24条では、「指定管理者又は利用者は、木工体験実習館の施設等、設備又は木工芸品等を故意又は過失により破損し、又はそれによって生じた損害を賠償しなければならない。」と。ただし、「市長が特別の事由があると認めるときは、この限りでない。」とうたってあります。特別の事由とは何を指すのでしょうか。前述いたしましたように、糸島市木工体験実習館の条例3条の事業をファームパークで実施して、あってはなりませんけれども、残念ながら、本条例の24条のような事象が発生した場合、利用者は当然として、その責めは糸島市木工体験実習館の指定管理者が負うのか、場所を提供した糸島市農業公園の指定管理者が負うのか、どちらなのかお尋ねをいたします。 75 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 76 ◯産業振興部長(平野謙二君)  24条に定めます「市長が特別の事由があると認めるとき」といいますのは、施設の管理運営に関する協定書というものを指定管理者と締結させていただきます。リスク分担表を定める予定でございます。その特段の期すべき事由によりまして、市または指定管理者がその責任を負うということとなってくるというふうに考えております。  具体的には、通常の指定管理業務の実施に伴いまして、利用者あるいは第三者に生じました損害は、指定管理者がその責任を負うということでございます。  また、施設の構造上の瑕疵や老朽化などによりまして、利用者、第三者に生じました損害につきましては、施設の管理者である市がその責任を負うということになろうかと思います。  条例3条の事業をファームパークで実施して、24条のような事象が発生した場合ということでございますが、さきに申しましたように、その責めに帰すべき事由によりまして、市または木工体験実習館の指定管理者がその責任を負うということとなると考えております。  以上でございます。(「以上です」と呼ぶ者あり) 77 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして、質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第81号は、建設産業常任委員会に付託します。 日程第5 議案第82号       糸島市公の施設の暴力団排除に関す       る条例の一部を改正する条例につい       て 78 ◯議長(谷口一成君)  日程第5.議案第82号 糸島市公の施設の暴力団排除に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。伊藤千代子議員。 79 ◯17番(伊藤千代子君)  議案第82号の糸島市の公の施設の暴力団排除に関するこの条例の一部を改正する条例というのは、これもきららの湯の無償譲渡にかかわる条例ですよね。二丈温泉きららの湯を株式会社日食システム無償譲渡することによって、ここが、きららの湯が公の施設ではなくなる。そのために暴力団排除条例からきららの湯を外すわけですよね。  そこで、私の質疑は、まず暴力団排除条例は何のために市の施設に設けられているのか、その目的と効果について伺います。 80 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 81 ◯総務部長(洞 孝文君)  ちょっと答弁する前に確認をしておきたいんですけれども、通告いただいております暴力団排除条例の、今言われました目的、効果についてということでございますが、今回、議案第82号で条例の改正をしておりますのが、公の施設の暴力団排除に関する条例でございます。それとは別に、糸島市には糸島市暴力団排除条例というのがございます。  伊藤議員の御質疑は、議案第82号の公の施設の暴力団排除に関する条例の目的と効果ということでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)それでは、それで答弁させていただきますけれども、この条例の目的は、暴力団による公の施設の利用を制限するものでございます。それを目的といたしております。条例の効果でございますけれども、暴力団の利用を抑止する効果がありますし、事案が発生した場合に、不許可や許可取消の根拠となるものでございます。  以上です。 82 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 83 ◯17番(伊藤千代子君)  となると、今回、この条例の改正によって、糸島市健康ふれあい施設きららの湯が、言うたらこの条例から外れるわけですよね。そうなった場合に、きららの湯の利用者を暴力団から守るのは市役所ではなくて、だれの責任になるのでしょうか。明確に御答弁をお願いします。 84 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 85 ◯総務部長(洞 孝文君)  今回のこの公の施設の暴力団排除に関する条例でございますけれども、先ほど言いました糸島市暴力団排除条例の規定に基づいたものでございます。  この暴力団排除条例でございますが、事業者の役割といたしまして、明確に規定をしております。第5条の2項を読ませていただきますと、事業者はその行う事業により暴力団を律することがならないようにするとともに、市が実施する暴力団の排除に関する施策に協力するものとするということでございますので、公の施設ではなくても、事業者としてちゃんと役割を果たしていただけるものというふうに考えております。  以上です。 86 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 87 ◯17番(伊藤千代子君)  つまり、今の市の執行部の答弁は、事業者にその責任があるというふうに今おっしゃいましたよね。特に、やはり犯罪から市民を守るというのは本当に大事なことだと思うんですよね。  特に私たち、今ここにいる議員は、同僚議員がついこの前覚せい剤で逮捕されたと。ああいうふうな、本当に市民の皆さんに申しわけないようなことがあったわけですよ。頭下げても下げきれないぐらいの大きな不祥事が起きたわけです。そういう意味では、暴力団とか犯罪とか、あらゆることに対して、市や議会が毅然とした態度で子供たちや市民を守る、その姿勢を私は市は持つべきだといつも思っているわけですけれども、ただ今回、今の話を聞くと、きららの湯は市から外れた場合は事業者が守ると。ということは、今のお話によると、今回ここを譲渡される日食システムが本当にきちんとした信頼のできる会社でないと、利用者を暴力団の魔の手から守ることはできないわけですよね。  そういう点で、最後の確認なんですけれども、ここの業者選定においては、リフレッシュ二丈のきららの湯の社長である副市長が一番責任者だと思うんですけれども、副市長として、この日食システムが市にかわって利用者をきちっと暴力団から守ることができるというふうな信頼を持っていらっしゃるのかどうか、そのことだけ確認したいと思います。 88 ◯議長(谷口一成君)  谷口副市長。 89 ◯副市長(谷口俊弘君)  暴力団排除の取り組みにつきましては、行政のみならず、市民の皆様、事業所、一体となって取り組むものでございます。  きららの湯の暴力団排除につきましては、これまでもきちんとやってきたところでございますし、今後、譲渡をしましてもやってくれるものと思っております。また、そうでなければ営業は成り立たないというふうに思っているところでございます。 90 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 91 ◯総務部長(洞 孝文君)  先ほど私は条例の中で事業者の役割だけを申しましたけれども、ちゃんと市の役割も定めております。暴力団の排除に関する施策を総合的に市も推進していくということで取り組んでおりますので、どうぞ御理解をよろしくお願いいたします。 92 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして、質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第82号は、総務文教常任委員会に付託します。 日程第6 議案第83号       糸島市ひとり親家庭等医療費の支給       に関する条例の一部を改正する条例       について 93 ◯議長(谷口一成君)  日程第6.議案第83号 糸島市ひとり親家庭等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。  これより質疑に入ります。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 94 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして、質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第83号は、市民福祉常任委員会へ付託します。 日程第7 議案第84号       糸島市交流体験広場条例の一部を改       正する条例について 95 ◯議長(谷口一成君)  日程第7.議案第84号 糸島市交流体験広場条例の一部を改正する条例についてを議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。井上健作議員。 96 ◯18番(井上健作君)  議案第84号 糸島市交流体験広場条例の一部を改正する条例について御質疑をさせていただきます。  この件につきましては、同僚議員が前回等々でいろいろな質問をされてまいりました。しかしながら、今回、条例の一部変更が出ております。  こういう中で、私も先週行ってまいりまして、管理をされているシルバーの方々にいろいろなことを聞かせていただきました。
     そういった中で、これは深江行政区が持っておったお墓の一部であるというようなこともお聞かせ願いました。  そういった中で、これは二丈町時代にでき上がって、そして、農業のことを通じてやる広場だということでございますけれども、その内容について詳しく聞くことができませんでした。どうしてあの場所に糸島市の交流体験広場ができたのか、その過程について、深江行政区が持っていた当初からの御説明をお願いして、これに理解を深めたいと考えております。そして、どのくらいの面積があるのか、ちょっと補足じゃわかりませんでしたので、そのことについてもお答え願いたいと思っております。 97 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 98 ◯産業振興部長(平野謙二君)  議員がおっしゃいましたように、交流体験広場の用地につきましては、当初、深江区が所有していたというふうに存じております。  用地につきましては、深江区が所有していた土地を平成4年に株式会社九州銀行が取得をいたしております。その後、九州銀行、親和銀行との合併がございまして、名義が変わっておりますが、その後、平成21年4月に旧二丈町が用地を取得しております。  広場整備につきましては、平成21年9月に着工いたしまして、11月に整備が完了したものでございます。議員おっしゃいましたように、農業を核とした交流体験広場ということで整備をいたしております。これにつきましては、当時の旧二丈町の農業推進の施策の関係で、こういった整備をやっているところでございます。  交流体験広場の使用開始につきましては、平成22年4月からとなっておりまして、今の現行条例、施行規則によりまして管理運営を行ってきております。  しかしながら、議員おっしゃいましたように、1スポーツ団体によります広場の一部占用等に関しまして、ことしの3月議会、それから6月議会におきまして、適正利用と開放についての御指摘を受けたところでございます。そこで、議会の御指摘を踏まえまして、広場利用範囲の明確化を図るというために、今回、条例を見直しまして、今議会に一部改正条例を上程させていただいたところでございます。  それから、おっしゃいました2点目ですが、面積につきまして、ふれあい広場、それから、体験農園駐車場、農業研修施設等ございますが、総面積につきましては、1万9,845平米でございます。ふれあい広場につきましては、1万5,145平米ということになっております。今回、条例でお願いしております運動広場、これにつきましては大体8,500平米ということになろうかと存じます。  以上でございます。 99 ◯議長(谷口一成君)  井上議員。 100 ◯18番(井上健作君)  流れについてはよくわかりました。それから、二丈町時代にこれを21年に九州銀行のほうから購入されたということでございます。  そういった中で、次の質疑に入る前に、ここが農業体験広場ということで、全部を農業関係、今、産業振興部のほうで管理されておるわけでございますが、私が行って一番気になったのは、研修農園なんです。もう雑草が生えて、これが本当に農業体験広場かなという思いがしました。  そういった中で、今回の条例について、1条から幾つか上げておりますけれども、私はこれはいいことだなと思っております。しかしながら、今まで放っておったということで、旧というのが、これは最初からあった条例ではなかろうかというような気がします。都市市民との農業体験、どこが都市で、どこが田舎かというようなことで、私も不思議に思いましたけれども、今回、市民の農業体験の場、憩いの場、交流の場を提供することにより、農業に対する理解を促進し、新たな農業の担い手の確保に努めるとともに、地域の活性化を図るため、糸島市交流体験広場を設置すると、これが設置目的でございます。このことが、今後、地域の活性化というのは、確かにこれは二丈町時代からつくられたものでございますので、二丈地区の活性化だと私は思っておりますけれども、糸島全体のこともそれは同じだという理解をさせていただきました。  そういった中で、この1条をこういうふうな都市市民からということに変えられた理由を述べていただきたいと思います。  それと施設、3条にありますけれども、運動広場と交流体験広場を、500平方メートル以上あるわけですが、運動広場とふれあい広場がございますけれども、どこからどこまでが運動広場か、どこからどこまでがふれあい広場か、私も現地に行ってもわかりません。防御フェンスはございました。この辺のことを、やはり市民の方が理解しなければいけないと思いました。  運動広場のほうは各団体が使える。それと子供だけではなく、お年寄りからも使える、こういった使用ができるわけですので、ボールとかが飛んできて、本当に危険性がないのか、この辺の管理体制についてもお伺いしたいと思っております。  それから、6条については、僕は間違えて記載してあるんですが、運動広場の利用範囲ということで聞きたかったんですが、これは6条についてはふれあい広場ということで、そう変わりませんので、これは削除させていただきます。  それと、12条の交流広場の使用料、これは、今までは無料でございました。これは施設もそうだと思います。施設の使用料は無料とすると旧のほうには書かれておりますので、全てが無料だと。しかしながら、今回、1時間当たり100円の使用料を納めなければならないというものが挿入されております。これも当然だと思っておりますけれども、これの受け付け範囲、事前にいつまで受け付けて、そして、決定をされるのかというのを明記されておりませんので、これはたしか規則の中にあるんじゃないかなと思いますので、御説明をお願い申し上げます。私もそのときに8月の申し込みを見てみますと、同じ団体が半分以上の使用、そこだけでございました。だから、今後、どのようにこの辺のところを考えていらっしゃるのか、お伺いをさせていただきます。 101 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 102 ◯産業振興部長(平野謙二君)  まず第1条の改正におきまして、都市住民を削除しているがということでございます。前回、「市民と都市住民の交流」というふうなうたい方をしておりました。それで、都市住民は削除させていただきました。ただし、第6条の第3号で規定する「その他市長が必要と認めるとき」ということで、そういった申請をいただければ、都市住民についても利用を一定認めるところはあるというふうに考えております。  しかしながら、今回、市民に限定させていただきましたのは、あくまで市民中心の利用施設ということで捉えさせていただいております。  それから、第3条でございます。これにつきましては、議員御指摘のとおり、あそこに可動式のフェンスを設置しております。今回、条例を可決いただきまして、実際に運動広場とふれあい広場というふうに区分をさせていただく際には、きちっとした基準点を設けさせていただくというふうに考えているところでございます。  それから、第12条でございますが、これにつきましては、使用料をいただくということにさせていただいているところでございます。これについては、今回の改正につきまして、基本的に運動広場の利用につきましては、現在、教育部所管のほうで行われております小中学校施設の開放事業という形で、本来のふれあい体験交流広場、体験広場の設置目的なりに反しないように利用させていただくために、こういった運動広場に分けさせていただく中で、小中学校施設の開放事業と合わせて整理をさせていただいたところでございます。小中学校につきましては、運動場が1時間当たり100円の使用料ということになっているところで、当然、今後利用いただく団体につきましては、学校施設を利用してある団体も当然利用してこられるということでございますので、公平性を保つために100円にさせていただいたところです。  ただし、教育部のほうも、今のスポーツ少年団につきましては、減免規定を設けてその100円を徴収されていない、減免されているという状況でございますので、規則の中で使用料の金額なり、それから、減免の規則なり、規定なりについては設けさせていただこうというふうに考えております。  今後につきましては、今議会で可決いただきましたならば、来年、29年度、4月1日からこの条例が施行されますが、それに向けた準備に入らせていただきたいというふうに考えております。  実際、小学校と同じような形での開放事業にいたしますので、登録団体の申請を受け付けるという形になってまいりますので、周知等を図って、その準備にかからせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 103 ◯議長(谷口一成君)  井上議員。 104 ◯18番(井上健作君)  今部長がお答えになりましたように、小中学生の時間外というか、課外授業の一環として、同じような規定を設けたいということでございますが、先ほど今後の規定については検証し、4月1日からきちっとやっていきたいということ、これは全て産業振興部が受け付けをやって、その選定に臨むということですね。そういうふうに理解をさせていただきます。間違っていたら後で答弁してください。  それで、今後なんですが、来年の4月1日までちょっと時間がございますけれども、これは使用料を年度途中で取るというのは、大変使用者にとっては負担が急にかかるということでございますので、理解をさせていただきます。しかしながら、私はこれから大人の方も使えるということで、事前説明のときにも聞かせていただきました。  そういった中で、やはり危険性を伴う改修、フェンスが低い、すぐ横には民家が4、5軒ございます。損害は全てそこで利用している方々が支払うと。これは人的被害も含めてということで、ここの中に書かれておりますので、理解はしますけれども、市の責任として、私は施設のもう一度点検をきちっとやっていただいてやるべきではなかろうかと考えておりますが、今後の運営について、最後の質問とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 105 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 106 ◯産業振興部長(平野謙二君)  議員おっしゃっていただきましたとおり、来年4月1日から使用料をいただくということで改正をさせていただいておりますので、当然のことながら、市民の方にそういった義務を課すということで条例を改正させていただきますので、そういった周知期間が十分必要だというふうに考えて、今回、提案をさせていただいているところでございます。  それから、今おっしゃられましたように、当然、大人のスポーツ団体の方も学校の開放事業には当然使われているわけでございまして、この施設についても当然使っていただくということになります。その方たちにつきましては、使用料100円をいただくと。それぞれ減免規定があるとすれば減免をさせていただきますが、いただくということでございます。そういった形で使用料をいただいて施設を開放するということでございますので、十分施設のほうは点検をさせていただいて、そういった危険箇所等がないように努めさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 107 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして、質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第84号は、建設産業常任委員会へ付託します。  ここで暫時休憩します。なお、再開は11時15分とします。      (午前11時06分 休憩)      (午前11時15分 再開) 108 ◯議長(谷口一成君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第8 議案第85号       財産の処分及び貸付けについて 109 ◯議長(谷口一成君)  日程第8.議案第85号 財産の処分及び貸付けについてを議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。堀田勉議員。 110 ◯15番(堀田 勉君)  これは議案第78号に関連をする質疑でございますが、私、先ほどから何度も赤字会社ですよということを言い続けているんですが、実は昨年は2,600万円、市が出しています。それでどうにか1,300万円の赤で済んだということですよ。平成25年は2,100万円の赤字です。平成26年は約1,600万円の赤字なんです。これは当然、入湯税の700万円は入っていないんです。これ、入湯税が入ると莫大な赤字になる。  そんな中で、若干経営が好転してきたから民間に譲渡をしようというふうになったのかな、重たい荷物を早くおろしたいなというような執行部の思惑が見えるんですが、民間へ譲渡をしようと決定をした時期、また、その経過ですね。それと、これが問題になっております。無償譲渡ということになっているんですが、その理由について説明をお願いします。 111 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 112 ◯健康増進部長内野孝治君)  民間譲渡の経過でございますが、きららの湯の運営のあり方につきましては、平成24年6月定例会におきまして経営状況の質疑がなされまして、民間委託等も踏まえて今後は検討しなければならないが、まずは現状の推移を見守っていきたいとの答弁を行っており、執行部において検討課題としてきていたところでございます。  その後、経営状況が改善しました平成27年度当初から具体的に民営化の調査検討を始め、本年1月に民間移譲計画を方針決定したところでございます。  その後、市議会への説明や地元深江校区区長会への説明をしながら、行財政健全化計画、これは平成28年度から平成32年度の取り組みといたしまして、平成29年度から民間移譲を行うことを決定し、あわせまして、平成28年度施政方針で本年度民間移譲の取り組みを進めることを示したところでございます。  その後、平成28年度当初予算に民営化委員会関係予算を計上し、審議をお願いしたところでございます。予算可決後、募集要項を検討、また、5月から6月にかけまして募集、1法人の応募、それから7月1日、7月7日、選定委員会を開催し、選定がなされました。その報告を受けまして、7月8日、市として選定業者を決定させていただいております。そして、今回9月定例会への議案の上程となったというところが経過でございます。  続きまして、無償譲渡とした理由でございますが、これも、有償譲渡も検討はさせていただきましたが、株式会社リフレッシュ二丈の収支決算は、収益は出ているものの、現在、市が支出している修繕料や用地賃借料、管理運営費を費用に加えますと、実質マイナス収支となること、また、浴場や空調設備等の大規模改修が今後必要となってくること、そういう中で、引き渡し時点での負担を求めないほうが施設の長期運営につながると判断し、無償譲渡としたところでございます。  また、財政効果額として、市の運営経費の削減並びに税収の増などで毎年約3,500万円の効果が上がることなどを勘案して、無償譲渡という判断をしたところでございます。  以上でございます。 113 ◯議長(谷口一成君)  堀田議員。 114 ◯15番(堀田 勉君)  大体意味はわかりました。施設の老朽化という話を今されましたね。これ、14年目になるわけですが、今でももう結構古くなっているんですよ、実は。建物にひびは入ってきた、露天風呂のヒノキは、副市長御存じでしょう、色が変わって穴がほげて、シリコンで塞いでありますよ。脱衣室のエアコンはききが悪いんでね、扇風機4台回していますよ。3階のスタッフルームというのがあるんです。そこはスタッフルームになっていますけど、こんな夏の暑いときは、あそこにいれるはずがない。職員の方は地下室の入り口の階段の下で食事をしてあります。それが現実なんです。そこでよう1社応募してきたなと感心しておるんですが、そんな状況の中で応募してきた1社の、選定委員会にかけられた選定の方法、また、審査の内容について教えてください。 115 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 116 ◯健康増進部長内野孝治君)  審査の内容でございますが、具体的には応募書類、書類審査とプレゼンテーションによる面接審査、この2つを行っておるところでございます。  まず、書類審査といたしましては、審査の視点といたしまして、応募申込書につきまして市民の健康増進に熱意と識見を有し、積極的に推進する法人であるか、また、法人の概要につきましては、応募資格を満たし、移譲する法人として適切であるか、経営方針につきましては、健康増進施設としての事業計画、地域の活性化、地域との連携の考え方がすぐれているか、市民ニーズを的確に把握し、サービス向上につなげる方針が示されているか、事業計画につきましては、譲渡条件を満たす事業計画であるか、また、提案内容につきましては、独自の取り組み内容等、特色がある提案がなされているか、収支計画書につきましては、事業計画を達成するための資金能力、経営能力があり、長期の運営が見込めるか、収支計画の見込みは適切か、次に、面接審査の中では、応募者によるプレゼンテーションを実施しまして、応募理由や運営に対する熱意、健康増進施設としての施設活用、事業計画、収支計画等について説明を受けました。また、選定審査基準に基づき、内容の疑問点や確認できない点等について質疑をいたしました。そういう中で、選定結果といたしまして、委員の合計点数が選定基準を上回りましたので選定としたところでございます。  以上でございます。 117 ◯議長(谷口一成君)  堀田議員。 118 ◯15番(堀田 勉君)  これですね、相当の経営努力をしないと、この数字では黒字転換はできませんよ。だから、相当決意を持って応募されたんだろうと思います。これに、しかも入湯税まで今度はもらうと言いよんしゃあですね。すると、2,000万円以上の赤字になるわけです。本当によう応募したなと僕は感心しておるんですが、そこで、最後の質疑になりますが、譲渡に当たり、多額な国税、あるいは県税がかかるとうわさがなされておりますが、それはどうなのか。また、無償譲渡は糸島市の条例違反だという指摘もございますが、これはどうなのか。また、今度応募されました日食システムは応募資格がないという指摘もあるようでございますが、この点はどう考えられるのか、3点お尋ねします。 119 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 120 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず、譲渡に当たりまして、多額な国税、県税がかかるというネット情報等だと思いますけれども、まず、譲渡時には県税といたしまして不動産取得税、国税として登録免許税等は確かにかかります。ただ、譲渡時には、譲渡に当たって生じる受贈益に対しましては税はかかってきません。したがいまして、ネット等で言われております1億円を超すような納税額は譲渡時には発生いたしません。  次に、無償譲渡は条例違反との指摘があるがどうなのかという点でございますが、地方自治法第96条第1項第6号に規定されていますように、条例で定める場合を除き、財産を適正な対価なくしてこれを譲渡する場合は、議会議決を受ける必要がございます。このため、法律にのっとり議案として提案しているものでございます。したがって、可決をいただいた後に行う無償譲渡は当然合法であり、条例違反ではございません。  最後に、応募法人の応募資格があるのかというところでございますが、応募資格は当該施設におきまして、施設の運営と連携した事業運営を行っている法人も対象としておりまして、入湯者増加の取り組みを指定管理者と連携、協力して企画、実施し、市民の健康づくりや介護予防の取り組みに貢献していることから、選定委員会に諮ったところでございます。  また、3,000万円以上の資金を持ち、かつ安定的な運営が継続できる法人であることということにつきましても、選定委員会において応募資格を満たしていると判断され、選定されたところでございます。  以上でございます。 121 ◯議長(谷口一成君)  続いて、伊藤千代子議員。 122 ◯17番(伊藤千代子君)  議案第85号 財産の処分及び貸付けについてとだけ、この議案を見たら、どういうことかというのは市民の皆さんはわからないだろうと思います。この議案は、先ほどから言うように、本館が築13年、新館が築7年しかならない二丈温泉きららの湯の建物と温泉設備等一切の財産を日食システムに無償、つまりただであげるというような議案なんですけれども、そこでまず1点目、3回しか質疑ができませんので、よろしくお願いします。
     まず、1点目ですね。まず、私がこの質疑内容の通告に基づいてお尋ねをさせていただきます。  無料で処分される市の財産と資産価値なんですけれども、この議案を見ていますと、鉄筋コンクリート建て3階づくりの1,957平米の建物、そして、別館が木造瓦ぶきですか、平家建て、376平米、やはりすごい建物なんだなというふうに思うんですが、そして、これとまたほかには源泉ですね、温泉を引く源泉が2つと、そして送水管、そこから1,366メートル引かれている送水管ですね、それから、きららの商標、二丈温泉きららの湯という商標、これら全てを無償で日食システムにあげるということなんですけれども、この全ての資産価値については総額幾らになるのかというのが1点目。  そして2点目に、次に、無償、つまりただで貸し付ける財産なんですけど、これについては、こう書いていますね、宅地が116.7平米、宅地が62平米、水道用地が214平米、水道用地が100平米というように、400、500ぐらいの土地をただで貸すわけなんですけれども、これは市が市民に市の財産をただで貸すということはないわけですよ。ですから、正当に使用料を取った場合、本当は幾らになるのか、これぐらいの試算はなさっていると思うんですけれども、それをお尋ねしたいと思います。2番ですね。  次3番、契約の相手方です。この場合、日食システムなんですけれども、先ほどから言うように、市が契約する相手方は、何より大事なのは信用ができる会社かということなんですよね。日食システムは現在きららの中にあるテナントを借りて、人材派遣によって食堂を経営していらっしゃいます。まず、会社を設立して2年ぐらいと聞いていますけれども、設立年月日はどうなっているのか、次に、温泉とかプール経営の実績があるのか、本社の従業員は何人か、そして最後ですね、とても大事なことですけれども、社会的信用についてです。  先ほど副市長がおっしゃったように、暴力団のね、そういうところから毅然と利用者を守らなきゃいけないわけですよ。ということは、本当にこの会社がきちんとしたそういう、市民に堂々と安心できる会社かどうかということなんですけれども、副市長はきららの責任者として、この契約相手方の日食システムの本社、前原駅南1丁目26の11と書いてありますが、そこに行って社長にお会いされたことはあるんでしょうか。本社に行ったことがあるのかということを私は聞いています。  それから、その次ですね、この会社は会社名義の不動産、土地とか建物を持っているかということをお尋ねします。  次、最後ですね、財政と経営状況なんですけれども、昨年の決算では、税金を払ったら赤字であると聞いていますが、本当なんでしょうか。つまり、先ほどから堀田議員のほうから、きららは赤字、赤字というふうにおっしゃっていますけれども、赤字のきららを赤字の会社に譲渡する、そんなような話になっているのかということを確かめたいので、税金を払ったら赤字になっているという状況が決算報告の中にあっているというふうに聞いていますけれども、本当なのかということ。  それから最後、会社は、先ほど部長がおっしゃった、資金が3,100万円ある、だから大丈夫なんだというふうにおっしゃいましたけれども、じゃ借金は、負債はどれだけあるんでしょうか。つまり去年の決算報告では、資産と同じくらいの借金というか負債があったと聞いているんですけど、負債総額は幾らあるのかをお尋ねしたいと思います。  1回目は以上です。 123 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 124 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず、資産価値ということでございますが、きららの湯の建物等の固定資産税仮評価額といたしまして、約2億7,200万円と評価が出ておるところでございます。  それから、土地の評価でございますが、同じく固定資産税の仮評価額といたしまして、合計で748万2,000円となっております。  次に、契約の相手方の日食、応募法人の部分のことでございますが、まず、人材派遣によって食堂を経営しているとおっしゃいましたが、ここは確認いたしましたところ、直接雇用されているということで、よろしくお願いいたしたいと思います。  設立年月日が平成26年6月で、現在3年目でございます。温泉、プールの直接的な経営はございません。従業員は58人でございます。  それから、社会的信用についての質疑でございますが、応募資格に該当する法人であるということで選定いたしておりますので、当然あるものと認識をいたしております。  それから、この会社が不動産を所有しているのかということでございますが、応募書類では固定資産として建物を有してあるようになっております。  次に、会社の財政経営状況ということでございますが、資本金500万円で、第1期の当期利益はわずかに赤字となっておりましたが、その後の第2期の決算を確認したところ、黒字に転換しているところでございます。  それから、負債額でございますが、負債額につきましては後で答弁させていただきます。 125 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 126 ◯17番(伊藤千代子君)  負債の額がわからないと、貯金だけあるから3,000万円大丈夫だというふうに、普通の常識では考えませんよね。ですから、きちっと後で答弁してくださいね。  それから、契約の相手方なんですけれども、社会的信用のところで、副市長、答弁しませんでしたよね。ちゃんとこの会社に社長として行ってみたのかと。例えば、私は本社の従業員は何人かって聞いたんですよ。部長が答弁したのは全従業員であって、本社の従業員じゃないでしょう。ちゃんと正直にきちんと答弁をしないといけないと思いますよ。ですから、たった3回しかできないんだから、今の件をもう1回次のところにプラスして、本社の従業員は何人なのかということの確認。  それから、副市長はきちっと、きららの社長としてこの会社に行ったのかと、会社の所在を確かめたのかということを私は聞きたいんですよ、いいですか。  それから、会社名義の不動産を持っているかということについて、部長、どうして調べないんですか。会社が書類に書いているから、それであなたたちは信用するんですか。固定資産を持っているかどうかは、市の固定資産税を払っているかどうか調べたら、すぐわかるんだから、きちんと調べなきゃいけませんよね。ここに書いてあるからといって、これが会社の名義のものなのかどうかわかりませんよ、私は調べましたけど。ですから、きちっとそういうことは、虚偽の記載をしたら失格なんですよ。なのに、虚偽があるかどうかも調べないで、向こうの言いなりに返事してどうするんですか。  それから、人材派遣じゃないと今言いましたね、直接雇用していますって。この会社はハローワークに派遣で働きませんかという広告を出しているんですよ。何で会社が言うことをそのまま信じて調べないんですか。何もここで聞いても本当のことはわからないじゃないですか。間違いなく会社はハローワーク等には、主婦がパートで働けますとか、そういうことをやっていますから、正直にきちんと調べたことを言ってください。会社が言ったとおりのことをここで答弁したら、何もなりません。いいでしょうか。先ほどのことはもう1回お願いしますよ。  つまり、今のお話を聞くと、わずか2年前にきららのテナントを借りて食堂を始めた人が、3年後にはきららをただでもらえるという夢のような話が、たったこの議案1枚で実現するわけですよ。それも、この議会の多数決だけでね、というふうに今おっしゃっています。  そこで、市の財産を営利企業にただであげるということ自体は、やはりこれは0円だから、はっきり言って要らないものを処分する、ただで、それは理解できます。しかし、3億円近いものをただで処分するというのは理解できないんですよ。そこで、この会社にあげることによる公益性ですよね、この会社にあげることによる公益性を教えてください。  それと最後に、契約相手方の信用の問題なんですけど、副市長は行ったかどうかをもう1回後で聞きますが、私には、今、市民の人たちが、一体どんな会社が3億円のものをもらうんやろうかと非常に関心が高まっているんですよ。そこで、ここに行ってみたら、会社はない、看板もないって、一体本当やろうかというような心配の声が寄せられているんですよ。市はだまされているんじゃないのかとか、いろいろと。  ですから、確認したいのは、日食システムがこの前原駅南1丁目26の11で確実に事業を行っているかどうか、そのことを教えてください。財政状況はいいですね、2回目はそれだけです。 127 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 128 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず、応募法人の従業員数でございますが、本社支社との区分はございませんので、全体の従業員数で申し上げさせていただいたところでございます。  それから、きらら庵の食堂につきましては直接的雇用をされておるということで、答弁をさせていただいたところでございます。  それから、選定法人の住所でございますが、前原駅南の部分の住所につきましては、当然その場所等は確認しておりますが、そこで代表と会ったりとか、そういうことをしたことはございません。  それから、負債額につきましては、応募書類によりますと約1,180万円となっております。  それから、公益上の必要性ということでございますが、今回の無償譲渡につきましては、市における健康増進施設としての機能を維持し、市民の健康づくりと地域の活性化を図るため、施設を有効活用することを条件としており、これまで市が運営してきたサービスを継続するとともに、さらなるサービスの向上を図っていくこととなっております。  加えまして、民間移譲によって生じる財政効果は、ほかの市民サービスの充実向上に充てることができ、市民福祉の向上につながることなどから、公益上の必要性があると判断いたしております。  以上でございます。 129 ◯議長(谷口一成君)  谷口副市長。 130 ◯副市長(谷口俊弘君)  応募資格があるかと、そういった観点から会社を訪問したことがあるかと、そういうことだろうと思いますが、応募資格につきましては、選定委員会においてプレゼンテーション並びに書類審査をもって的確に判断をさせていただいたところでございます。  日食システム株式会社の代表取締役、これは、社名は変更になりましたが、実際は7年前からきらら庵の経営に携わっておりまして、我々と一緒に入湯客の増加対策、経営改善に努めていただいて、必要に応じて、きららの湯において社長とも協議をしている、そういったことで、あえて会社を訪問する必要はないというふうに思っています。 131 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 132 ◯17番(伊藤千代子君)  変なことをおっしゃいますよね。だって、前の会社って、フードサプライでしょう、フードサプライとこの会社は全く別な会社ですよ。ということは、前のフードサプライから、この計画が続いているような感じの御答弁をされましたね。それはおかしいですよ。きちっとこの日食システムを審査したかどうかを聞いているんですよ。  なぜならば、市民の皆さんが、この前原南1丁目の26の11に行っても会社はないし看板もないと、こういうところが本当に暴力団の排除条例から、暴力団とかああいうところから毅然と市民を守れるのかということなんですよ。堂々と自分の会社の看板も上げないで、ここで本当にやっていなかったら、私はね、市民をだましていることになりますよ、きちっとこの場所で事業をしていないような会社であれば。そういう会社と市が契約を結ぶのかという問題なんです。  ですから、先ほど言った、もう1回です、3回目の最後なんですけれども、もう1回整理しますね。日食システムにきららの全てを寄附する公益上の必要性とは何かということが1点目、それから、ここに私も行きました。そしたら、先ほどから副市長は、私びっくりしましたよ、ここは市役所から徒歩2分じゃないですか。市役所の別館と職員駐車場の間にあるんですよ。行こうと思えばいつでも見られる。それなのに、行ってもいないし見たこともない、確認しようともしない。どうしてこういうことをなさるのか驚くんですよ。  なぜならば、暴力団の排除のところでも言ったけれども、副市長がやったときに、4年前もこういう同じようなことをして、結局解約したことがあるんですよ、契約を。覚えてあるでしょう。こんなことまで言いたくはないけど、それぐらい物すごく大事なことなんです、3億円のものをやるかやらんかというのは。それなのに、会社を見に行ってもいないし、ちょっと余りに無責任さに驚いてしまうんですけれども、会社が本当にきちっとここで事業をしていなかったら、私は市民や市をだましていることになると思いますけれども、そういう点での確認をなぜしないのかということを最後に、その点と公益上の必要性、そのことをお聞きしたいと思います。  それから、会社の名義に確実になっているのか、建物が、この会社が。会社の資産のところに確かに書いてあります、土地と建物があるって。私は、あれは社長の名義だと思いますよ。そこ、ちゃんと確認してください。 133 ◯議長(谷口一成君)  公益上は答弁したろう。谷口副市長。 134 ◯副市長(谷口俊弘君)  日食システム株式会社の代表取締役松本謙二氏とフードサプライの関係を申されましたが、平成21年5月から、福岡フードサプライにきらら庵をお任せしております。テナントとして入っていただいています。このときは日食システムの松本氏は取締役として、きらら庵の現場責任者の統括をなされております。平成26年6月に日食システムを設立されたと、その後も引き続き、きらら庵の経営に携わってあるという意味でございます。  何度も申し上げますが、幾ら近くであろうが何だろうが、応募資格については書類審査、プレゼンテーション等できちんと審査をしておりますので、行く必要はないというふうに思っています。 135 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 136 ◯健康増進部長内野孝治君)  公益上の必要性につきましては、先ほど答弁させていただいたとおりでございます。  それから、土地の部分でございますが、応募書類では土地の分については確認はできておりません。ありません。  以上でございます。 137 ◯議長(谷口一成君)  続いて、柳明夫議員。 138 ◯5番(柳 明夫君)  同じく議案第85号 財産の処分及び貸付けについて質疑を行わせていただきます。私は通告した項目に沿って質疑をいたします。よろしくお願いいたします。  まず、1回目ですけれども、ちょっと申しわけありません。通告は書いておりませんでしたが、今の伊藤議員の質問に対して、さまざまな財産をどうするのかと。温泉権というものがございますね。これはかなり市場では高額で取引されるわけですけれども、きららの湯そのもの、あのラドン温泉の温泉権は今回は譲渡の対象になっているのかいないのか、そもそもそれはどこが所有しているのか、これをまずお尋ねいたします。  それで、まず(1)のところでございます。ここは主に3項目あります。応募した企業は1社のみ、これはもうそういうことでございますけれども、選定が1社のみでは大変公平性を欠くのではないか、そういう市民の声はかなり強くあります。比較のしようがないではないか。募集要項には、最もすぐれた移譲先の選定というふうに書かれてあるわけですけれども、1社では、最もすぐれているかどうか、これは全く判断がつかない。常識的にこういう場合、再度募集をかけるのが筋だと思うんですけれども、なぜ1社のみで選定を行ったのか。これが(1)の1項目めでございます。  2項目めです。  この企業は、日食さんですね、温浴施設やスポーツ施設の運営の実績があることを基本的な要件とした募集実施要項と、私はかけ離れていると思います。関連するというくだりが実施要項の中にありますけれども、関連する業務といっても、きららの湯の中で食堂を経営してきただけだと、私はそう思います。  副市長は、9月3日の朝日新聞の記事の中で、記者の指摘に対して、「リフレッシュ二丈と連携して入湯者をふやしてきた実績がある」、先ほどもそのようなお答えがございました。そのように答えておられますけれども、それは食事と入湯をセットにしたチケットを販売したと、それは確かに一生懸命やってこられたと思うんですけれども、今後のきららの湯の経営にとって最も肝心なことは、温浴スポーツ施設の運営の経験、ノウハウ、能力の評価ではないかと思うんですけれども、この点はどのように考えておられますか。  3つ目です。  また、募集要項で3期分の決算書の提出が求められているわけです。ところが、1期分しか出せていない。先ほど2期分も確認したというお話もありましたが、選定委員会に出されたのは、設立後間もありませんから、たしか平成27年5月末付の決算書、この1期分だけです。こういうことで本当にきちんとした選定ができたのか、できたと思われるなら、その理由をお示しいただきたいと思います。  1回目の、通告に従いました(2)の部分です。市民のための施設として存続させるためには、譲渡先が長期にわたって安定した経営を維持できるかどうか、この判断が非常に大事であるし、まず優先されなければならないと思います。これはるる、それに関連するお答えもありましたが、その判断を具体的に、計数的にどのように判断されたのか、これをできるだけ詳しくお答えいただきたいと思います。  1回目の(3)のところです。(3)まで参ります。  無償で譲渡する大きな理由として、これも今回の今の御答弁、再三ございましたけれども、大規模改修が必要である、これを大きな理由にされてきました。総務文教委員会で私が聞いたところですと、たしか5,200万円とか300万円ぐらいの、そういう高額な改修が必要だと、私はこれは早急にやっぱり必要なのかなというふうに思いました。  ところが、私が情報公開で取り寄せましたプレゼンテーションの資料を見ますと、日食さんの今後のこれから10年間の改修計画には、大規模改修の記述は全くありません。毎年300万円から700万円、具体的にこの箇所という表示がありますけれども、これは市が今まで通常やってきた改修とほぼ同じ中身であります。  また、選定委員会でもこの大規模改修をどうするのかと、そういうやりとりは私は全くないと、私が取り寄せた議事録には書かれておりません。  そうであれば、この大規模改修は無償譲渡の理由には私は全くならないのではないかと。なぜ大規模改修が必要だということを、譲渡の無償のそれに上げながら、このようなことを認めたのか、私は不思議でなりません。その点について、まず1回目の質疑とさせていただきます。 139 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 140 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず1点目の、温泉権についてでございますが、これは温泉法に基づくものでございますが、募集の中では温泉権は設定することはできないとはっきり明記いたしております。  次に、なぜ1社なのに選定をしたのかというところでございますが、募集実施要項には、1社だけだったら審査しないよとか、そういう制限は求めておりません。あくまでも審査によって選定することとしており、審査の結果、選定されないこともあるとしております。したがって、複数の応募があって、選定基準に満たなければ選定されなかったということでございます。今回は1社で、他社との比較はできませんでしたが、選定基準を満たしたため、選定をしたものでございます。  次に、資格で運営能力という部分でございますが、その部分につきましては、先ほどから堀田議員の質疑でも答弁しましたように、選定委員会におきまして応募書類の審査、応募法人によるプレゼンテーションによる総合的な審査で運営能力があると判断されたということでございます。  次に、3期分の書類が出ていないのに、なぜ選定できたのかという件でございますが、その件につきまして、この分につきましては先ほども答弁いたしましたが、設立3年目の会社でありまして、直近の決算報告書につきましては、まだ決算が1回しか出ておりませんので、1回分の決算報告書を提出していただいたということでございます。募集要項では直近3年分を求めてはおりますが、会社の設立年数は条件としておりません。また、直近3年分の提出を義務づけているわけでもございません。  次に、安定して経営を維持できるかどうかの判断は、具体的に何を根拠に行われたか、計数をもってということでございますが、これも先ほど答弁いたしたとおり、選定委員会において応募書類の審査、プレゼンテーション、総合的な審査で判断されたということで、何か1つをとってということではございません。  それから、大規模改修の必要性が無償譲渡の理由の1つであったが、譲渡先企業の計画に入っておらないということでございますが、この分につきましては、事業計画の中に施設の改修計画及び工程表が入っております。市が建物調査を行いまして、今後修繕を要する箇所について報告書が上がっているのを渡しておったんでございますが、その分についての年次的な改修計画が記載されております。その経費は収支計画の中の修繕費に含まれております。  また、その上で、譲渡後に改めて設備点検を行い、必要な修繕、改修の計画作成の上、適宜改修、修繕を行っていくと示されておるところでございます。  以上でございます。 141 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 142 ◯5番(柳 明夫君)  2回目の質疑であります。  まず、(1)についてですけれども、私が聞いているのは、これは温泉、温浴施設ですね、それからスポーツ施設も兼ねている、それを入湯者が、あるいはお客さんがしっかり確保できるような料金設定、あるいはプランをもって、しかも企業として黒字を出して運営していくというのは、よほどのこれは、さまざまな議員の方もおっしゃいましたけれども、経営能力必要である。これは専門的な力がどうしても私は必要だと思うわけです。  それで、日食さんのきららの湯の事業計画書を見ますと、移譲後の人員配置は、社員は支配人と業務管理の2人だけ。この業務管理の2人というのは2交代制ですから、常時は支配人と業務管理の1人だけということになります。あとはみんなパートさんという計画が示されていますね。社長は常駐するというふうに言われるわけですけれども、これで果たしてきちんとした管理運営ができていくのか、市民としても大変これは大きな不安だと思います。そのことをお尋ねしたいと思います。
     それから、1期目しか出されていないのは設立後間がないからと、これは当たり前の話で、それは私は答えになっていないと思いますよ。私が聞いているのは、3期分と、これは後で質問される方もありますから余り突っ込んでは申し上げませんけれども、金融機関がお金を貸すときの常識なんですね。やっぱりそれぐらい経過を見ないと、その企業の本当の経営体力がわからない。そういうことで私は聞いたつもりですけれども、極めて、はっきり申し上げまして、お答えになっていないようなお答えで、大変残念でございました。この点は、後でお聞きになる方がありますから、そこに譲りたいと思います。  それで、経営状況の問題、(2)のところに来るわけですけれども、資金調達能力を示すものとして、確かに私も情報公開で見ましたけれども、3,000万円を超える程度の預金残高の証明書がありました。それが判断の理由の1つだというふうに先ほどお答えがありました。しかし、この残高証明というのは、瞬間的な残高とも言えるわけです。そのときにそのお金が銀行に入っていれば、銀行は証明してくれます。金融機関は、ですからそういうものですから、残高証明だけで資金調達能力を判断することはいたしません。  私は情報公開請求で公開された日食さんの1期目の決算書を見ました。これは具体的な数字を言うと差しさわりがあるかと思います。公開されたものですけれども、具体的な数字は言いませんけれども、流動資産の合計は残高証明に近い金額でした。対して流動負債の合計、先ほどの伊藤議員の質問に、負債の金額をお答えになりませんでしたが、流動負債のほうは、未払金とか短期借入金とか、それは流動資産よりも100万円上回っています。これに長期借入金を足しますと約500万円上回っている、そういう実態であります。フローを見れば、負債のほうが大きいんです。これだけでも安定した経営能力がかなり疑われる、そういうことではないかと思うんですけれども、この点はいかがでしょうか。  それから、資本金500万円ということは先ほど申し上げられました。そして、利益剰余金積立金、これは0なんですね。剰余金とか積立金がなければ、いざというときの資金繰りは大変厳しいものになります。また、経営実績から見て、果たして銀行が緊急融資に応じるかという問題もあるかと思います。リフレッシュ二丈も指定管理者としては黒字を重ねてきました。それで、1,900万円の利益剰余金を直近の決算では出しているわけです。このように、利益剰余金がリフレッシュ二丈だってちゃんと確保できている。にもかかわらず、残念ながら、日食さんには大変申しわけないんですけれども、剰余金も積立金もない。ですから、客観的に見れば、経営体力にかなり疑問があると私は思います。  こういうふうな内容に基づく計数的な検討が、これは議事録にも何も出てきていません。それはどのように検討されたのか、そのことについてお伺いします。  それから、(3)にかかわる部分ですが、大規模改修については、今後移譲されるとすれば、議決によって、そうなるとすれば、日食さんが改めて見て計画を立てるだろうというふうな、要するに、はっきり申し上げて、あなた任せの話なんですよね。私が聞いたのは、市として責任を持って維持、運営されるように、大規模改修は、これは早急に必要ではないかというふうな受けとめをいたしました。移譲先に任せればいいということなんでしょうか。少なくとも10年間はやらないのであれば、それでいいということなのか、そのことをお尋ねします。  (4)に行きます。  これは広報広聴なんですけれども…… 143 ◯議長(谷口一成君)  柳議員、質疑、簡潔にお願いします。 144 ◯5番(柳 明夫君)続  はい、わかりました。  ほとんどの市民は無償で譲渡されることを知りません。二丈の方々も知らない方が大半です。深江校区に説明されたと言っていますが、深江校区の方も知らないという方が多い。この点を先ほど、経営は維持できるから市民に知らせる必要はないというふうに言われましたが、私は極めてこれは不十分なことだと思います。  そこで、この点は1つここだけお答えいただきます。きららの湯移譲先の選定結果についての告知がホームページ上、7月11日に掲載されました。しかし、それが8月の下旬に見ますと、いつの間にかなくなっているんですよ。消されています。これはなぜ消したのか、そのことをお尋ねしたいと思います。  これが2回目です。 145 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 146 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず1点目の、従業員の件でございますが、健康づくり関係の事業の従業員につきましては、自前の従業員で行うのでなく、それぞれの健康づくり事業メニューを実施していく上で、専門の関係機関等の協力を得て実施していくことが、より効果的、効率的であることから、そのような体制を考えられているということでございます。  それから、運営能力、計数的に含めてということでございますが、この部分につきましては先ほど答弁いたしたとおりでございます。  それから、大規模改修の必要性につきましては、当然必要であるということで、市からも修繕必要箇所等を示しておりますし、法人においても改めて点検を行って計画をつくるということで、先ほど答弁したとおりでございます。  それから、ホームページで選定結果先法人を掲示しておったのを消したのはなぜかということでございますが、ホームページ上の掲示につきましては、一定期間を置きますと、募集要項につきましても同じようなことでございまして、結果については1カ月ぐらいで削除をさせていただいておるところでございます。最初からそういうことで予定をさせていただいて、そのとおりにしたところでございます。  以上でございます。 147 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。簡潔にお願いします。 148 ◯5番(柳 明夫君)  じゃ、(5)で示しているところですけれども、移譲先が経営の維持が10年もたなくなったというふうな場合、先ほども私の質問に対して、7項目の移譲条件に1つでも欠ければ、これは返還を求めることになるというお答えもあるし、そのような事態が起こった場合、そのときの対応はどうされるのかということです。  選定委員会の7月7日の2回目の議事録では、この質問に対して、市は再度募集をかけることになるというふうに答えています。この委員の方が、再度募集となると、条件を緩和することなのかというふうに聞かれますと、市は、そうであると答えています。つまり条件を緩和するということですね。これはどのように条件を緩和するのか、何を緩和するのか、そのことをお聞きしたいと思います。  それから、(6)の無償譲渡の適法性についてであります。私は営利を目的とする団体、組織へ公有財産を無償で譲渡することは、糸島市には糸島市財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例、これで定めている、公共の用に供するために公共団体という範囲ですね、これを逸脱するものだと思います。条例に反するのではないかというふうに考えております。  市は、先ほど御答弁がありました。地方自治法第96条によって、議会の議決があれば法的に問題はないというふうに言われるわけですけれども、この議案が上程されたのは今の議会ですね。この間、すなわち議決がない状態、それから市条例にも、地方自治法第96条にも、しっかり法的根拠を持たない状態で移譲先を決めている、これは既成事実をつくって、市民にはもう決まったのだから仕方がないと思わせるような、うがった見方をすれば、そういう状態をつくって議決に持ち込むということ、そういう批判も起こっているわけでありました。公有財産の低額、あるいは無償譲渡は、もし裁判で公益上の必要性に欠けると判断されれば、議会の議決があっても違法となるとするのが定説だと。ですから、この間の一連の流れを見ると、私は適法性に欠ける部分、かなりあると思うんですが、この点についてのお答えをお願いいたします。  以上です。 149 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 150 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず、再募集するときの条件でございますが、選定委員会では、そうなるであろうということを答えておるのであって、その内容について具体的に決まっているものではございません。  それから、適法性ということでございますが、先ほど堀田議員の質疑で答弁したとおり、適法でございます。適法でありますし、条例違反ではございません。 151 ◯議長(谷口一成君)  ここで暫時休憩します。  なお、再開は午後1時とします。      (午後0時03分 休憩)      (午後0時58分 再開) 152 ◯議長(谷口一成君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑について御注意申し上げます。糸島市議会会議規則第55条によりまして、「発言は、すべて簡明にするものとし、議題外にわたり又はその範囲を超えてはならない。」「議員は、質疑に当たっては、自己の意見を述べることができない。」と規定されておりますので、発言に当たっては十分注意いただきますようお願いします。これは朝にも申しておりましたとおりでございまして、質疑される議員におかれましては、十分そこいら慎重に判断されますように改めてお願いいたします。  質疑を続けます。藤井芳広議員。 153 ◯1番(藤井芳広君)  議案第85号に関して、午前中の質疑にかぶらない範囲で質疑させていただきます。  まず、まず1点目、きららの湯の無償譲渡の条件ですが、これは確認のためにこれに関してお聞きします。  それから、通告2点目の、その条件が履行されなかった場合の施設はどうなるのかというのは午前中の質疑で1つでも履行されなければ市に返還されるということでしたので、これに関しては省略させていただきます。  その後の通告3点目ですね。条件が履行されなかった場合、きららの湯を通じた市民サービスとはどのように継続していくのかですが、これは具体的に市に返還された後、市がサービスを行うのか、再度民間に譲渡するのか。先ほどの柳議員の質疑で、再譲渡に関しては決まっていないという御答弁でしたが、決まってはいないと思いますが、市の方針として今後のサービス継続に関してどのようにお考えか、お聞きいたします。 154 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 155 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず、施設の譲渡条件でございますが、7つございます。簡潔に申し上げます。  拠点施設としての機能を維持し施設を有効に活用することが1つ。それから、譲渡条件を守り10年以上を継続して施設の運営を行うこと。施設の利用料金体系については、消費税増及び入湯税等による要因を除き5年間は現行料金を継続すること。市が実施する健康増進事業について積極的な支援協力をすること。株式会社リフレッシュ二丈に雇用される職員のうち希望する者があるときは積極的に雇用すること。産直きらら利用組合が出店を希望するときは継続して受け入れること。移譲を受ける上において知り得た秘密や個人情報を他に漏らしてはならない。以上7点でございます。  それから、条件が履行されなかった場合の市民サービスをどのように継続していくのかという点につきましては、先ほどの答弁のとおりでございますが、新たな移譲先を見つけるような形になりますが、その間に市が直接運営していくことはないと考えております。  以上でございます。 156 ◯議長(谷口一成君)  藤井議員。 157 ◯1番(藤井芳広君)  ただいま新たな移譲先を見つけていくことになるということでしたが、その場合の条件などは考えておられるかどうか、その点に関して1点お聞きします。  それから、2点目、無償譲渡に関する市民への説明に関して、午前中の質疑で、深江区長会で3回説明をされたということでしたが、区長への説明の際、区長からの質問や意見が上がったかどうか、もし上がっていたらどのような声が上がっていたか、お尋ねいたします。  それから、この件に関して市役所に多数の市民から意見が寄せられているかと思いますが、それに関して何件ぐらいあったか、それからそれはどのようなものだったか、そしてその意見に対してどのような対応をされたか、お聞きいたします。 158 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 159 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず、新たな移譲先の条件でございますが、先ほど答弁いたしましたとおり、まだ詳細について決定はいたしておりません。  それから、市民への説明の部分でございますが、深江校区の区長会においては否定的な意見はございませんでした。ただ、現在のリフレッシュ二丈の運営状況とかそういう部分について、もっとこうしたほうがいいとか、こうしたらもっとお客さんが入るとか、そういう意見を賜ったところでございます。  それから、市役所に寄せられている市民の声ということでございますが、やはり民間移譲の目的や無償譲渡の理由、選定方法などについて御意見が寄せられておりまして、それにつきましては市が方針決定した理由等で説明を行っております。  件数等につきましては、これまで10数件程度ということでございます。  以上でございます。 160 ◯議長(谷口一成君)  藤井議員。 161 ◯1番(藤井芳広君)  今の10数件程度ということでしたが、声に対する対応としてはどうされたのかという点をお聞きしたいのと、それから今後の市民への説明に関して、先ほど柳議員の質疑の中で、選定結果をホームページに上げたのが、今上がっていないという点があるんですけど、やはりこれは市民の関心の高いことですので、市民に対して十分な説明が必要だと思いますが、今後、説明会などされるのか、今後どのように市民に説明されていくのか、お聞きいたします。 162 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 163 ◯健康増進部長内野孝治君)  市民の声に対する対応でございますが、先ほど言いましたとおり、市が方針決定した理由等の説明を行いまして御理解をお願いしておるというところでございます。  それから、今後の市民へのお知らせというところでございますが、どういうことができるかについて、ちょっと今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 164 ◯議長(谷口一成君)  続いて、徳安達成議員。 165 ◯8番(徳安達成君)  簡明に質疑をしていきたいと思います。  議案第85号について、私の通告は自治法と市の条例について及び公益上の必要性についてという通告でございました。  おもだったところは、これまでの答弁の中で理解しておりますので、ある程度割愛しますが、この質疑については奈良県にある斑鳩町に対する行政裁判の判例をもとに質疑を通告いたしました。先ほどから議論があっているとおり、普通財産を無償譲渡する場合には公益上の必要性があるというところをもとに質疑をしようと思っております。  その中で広域上の必要性というのは客観的に判断すべきであるという、この判旨に対する解説があるわけなんですが、現在、8月31日付で糸島市に対してきららの湯の民間営利企業への無償譲渡中止を求める署名が提出されたと聞いております。この署名の中身が先ほどから議論があっている条例違反である、もしくはきららの湯は赤字ではないとの内容によるものだと聞いておりますが、この点を確認させてください。 166 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 167 ◯健康増進部長内野孝治君)  きららの民間企業への無償譲渡中止を求める要請書が8月31日に市に対して出されましたが、その趣旨の中にはきららの湯について1,300万円もの純利益を出す経営が好転し借金が0や、民間営利企業への公有財産の無償譲渡は市の条例に違反するなどと書かれております。 168 ◯議長(谷口一成君)  徳安議員。 169 ◯8番(徳安達成君)  先ほど申し上げた判例の解説には、住民の意思が明らかな場合には、やはりその意思に反した場合には議会の議決があったとしても公益性が認められないというふうな判旨もあります。しかし、今の署名の内容というのは、これまでの議会の流れを見ておりますと、事実と異なるものだと判断いたします。全てを読んだわけではございませんが、執行部の見解として、その署名の中身というのは事実と異なるものと判断してよいのかどうか、お尋ねいたしたいと思います。 170 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 171 ◯健康増進部長内野孝治君)  要請書の趣旨だけで署名の同意をされたということであれば、そのとおりだと認識をしております。
    172 ◯議長(谷口一成君)  続いて、三嶋栄幸議員。 173 ◯11番(三嶋栄幸君)  議案第85号に対して質疑を行います。  直近の3年分の決算資料の添付を義務づけられていますが、これはその会社の信用や信頼性を見きわめるためではないかと思いますけど、先ほどの質疑に対して答弁が絶対的に求めるものではないような旨の答弁だったと思いますが、これはいかがでしょうかというのが1つですね。  もう1つですね。確認ですけど、大規模修繕の費用は施設の改修計画書に織り込まれているのかという質疑に対して、先ほどの答弁で日食も必要であると認識している、譲り受けた後、企業が考えることである旨の答弁をなさったんですが、これちょっと再度この2点、お願いします。 174 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 175 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず、1点目の直近の決算報告書ということでございますが、趣旨としましては直近3年分の書類を求めてはおりますが、会社の設立年数は条件としておりませんため、直近3年分の提出を義務づけられているわけではないということでございます。設立2年目でありますと、3年分はございませんので、そういう趣旨でございます。  それから、改修計画でございますが、先ほど答弁いたしましたように、応募法人の申込書の中の事業計画の中に、市が調査した要修繕箇所、そういうところの改修計画が入っておる、また収支計画にはその修繕費も計上されておるということでございます。  また、応募資料の中では、譲渡後に改めて設備点検を行って、必要な修繕改修計画を作成の上、適宜改修、修繕を行っていくという説明でございます。  以上でございます。 176 ◯議長(谷口一成君)  三嶋栄幸議員。 177 ◯11番(三嶋栄幸君)  今、直近の3年度分の決算資料の添付書類は義務づけではない、設立が浅く1年分の決算書しか出せないというふうなお話でしたけど、そうなると、この募集要項を見て募集してきた会社がこの1社しかないんですけど、もしも私が設立1年目の会社やったら、ああ自分はこれに該当しないんだなということになってやめた方もおられるんじゃないかと思いますし、通常、融資をするときにはその会社の信用、信頼度を得るために、必ず金融機関は3年度分の決算資料を出させるんですよね。それを見きわめるために、この添付を必要として義務づけられたはずなのに、もしもこれが新しい会社であれば、日本政策金融公庫か何かに融資を受けるのであれば、その会社の実績がないのであれば、それにかわる個人の信用に値するだけの資料の再提出を求めるのが当然の筋と思いますけど、それはいかがでしょうかというのが1つ。  今の話ですけど、そうなったら、実際に大修繕で何千万円もかかるからこれを譲渡したいとふうな提案でこれを議会に投げかけられたにもかかわらず、それが明確に打ち出されていなくて、後から収支計画書を出してもらうという話だったら、そもそもの収支計画が誤りであるという話にはならないか、この2点ですね。  もう1つ。当然見られたと思いますが、「きららの湯をただでやるな」というこのチラシが数多く配布されていまして、私のほうも何人かの市民の皆さんからこれは事実なのかというふうなお問い合わせを受けております。  再度確認します。条例にも違反する暴挙なのか、1,200万円の利益を出している優良企業なのか、これは正しいか正しくないか、それだけお答えお願いします。 178 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 179 ◯健康増進部長内野孝治君)  まず、改修計画の件でございますが、応募法人が出してきている事業計画の中に、改修計画は市が点検をして修理が必要と報告書が出ておるところについては、その分について10年間分の改修計画、日程、工程が示されております。まずそこを御理解いただきたいと思います。  そして、かつその上で、譲渡後に改めて設備点検を行って、必要な修繕、改修の計画作成の上、適宜改修、修繕を行っていく。だから、今示しておるのは、市が点検した平成26年度の状況でございますから、時点修正もありましょうから、再度法人のほうで行っていくということ。その前に、既に現在の応募書類の中にも改修計画、費用の収支計画への計上もあっておるということでございますので、御理解いただきたいと思います。  それから、条例違反、利益、黒字、赤字ではない、その点につきましては、先ほど答弁したとおり条例違反でございませんし、適法でございますし、市全体で見たら赤字の施設でございます。  それから、最初の1番目の3年分の提出云々の話でございますが、これも選定委員会の中で応募資格、書類審査、面接審査、その中で総合的に判断して適格であるということで結果が出ておると認識しております。  以上でございます。 180 ◯議長(谷口一成君)  三嶋栄幸議員。 181 ◯11番(三嶋栄幸君)  このようなチラシが数多く配布されて、市に対して約1,500もの署名が既に集まっておる。5,000名の署名を目標に頑張っているというふうに、「きららの湯」をただでやるな!の会の方もおっしゃっていました。こういう情報がいろいろ流れている中で、議会がこの議決をしていかなきゃいけないんですよね。数億円もする市民の大切な財産を渡して、市民の健康づくりを図る施設を譲渡するという大変重要な議案なのに、議会が適切な判断をするために選考委員会の審査内容や、その経過を含めて説明をされておられません。やはり議会に対してもっと詳しい説明や資料の提出が必要と思いますが、それはいかがでしょうか。 182 ◯議長(谷口一成君)  内野健康増進部長。 183 ◯健康増進部長内野孝治君)  議会の説明でございますが、堀田議員のときの質疑に答弁いたしましたように、民営化方針の説明──方針が決まったときに、まず1回説明。それから、募集実施要綱案の段階での説明、それから、選定結果の説明ということで、その都度、資料の御提示と説明を行っておるところでございますので、よろしくお願いいたします。 184 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第85号は、市民福祉常任委員会へ付託します。 日程第9 議案第86号       財産の処分について(五反田集会       所) 185 ◯議長(谷口一成君)  日程第9.議案第86号 財産の処分について(五反田集会所)を議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。伊藤千代子議員。 186 ◯17番(伊藤千代子君)  第86号も財産の処分をする条例なんですよね。今回、3つも財産の処分が出ているんで、一体どれもこれも市はいろんな財産を処分という形でやっているのかと。先ほどは3億円近いものだったんですけど、確認したいと思います。  今回、第86号における財産というのはどういうものなのか。これは築年度と資産価値についてをお願いします。契約の相手方については、ここに書いてあるんですけれども、何て書いてありますかね。五反田隣組自治会ということで、ここの相手方に関してはいわゆる営利企業とかではないということだけ、その辺の確認だけをさせていただきたいと思います。 187 ◯議長(谷口一成君)  井土人権福祉部長。 188 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  まず、この集会所でございますけれども、昭和49年度にこちらのほうで建築したものでございますけれども、平成18年度に増改築を加えたものでございます。  それから、資産価値でございますけれども、建物の資産価値につきましては、固定資産仮評価でございますけれども、こちらのほうで約950万円となっているところでございます。  それから、契約の相手方でございますけれども、この集会所を現在利用されております地域の方々で構成された団体でございます。  以上でございます。 189 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 190 ◯17番(伊藤千代子君)  つまり地域の方々に使っていただく集会所を皆さんで使っていただくように処分をするというような中身なんですね。わかりました。はい、いいです。 191 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第86号は、市民福祉常任委員会へ付託いたします。 日程第10 議案第87号       財産の処分について(五反田地区農       機具保管施設) 192 ◯議長(谷口一成君)  日程第10.議案第87号 財産の処分について(五反田地区農機具保管施設)を議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。伊藤千代子議員。 193 ◯17番(伊藤千代子君)  これに関しましても同じことなんですけれども、財産の処分というのが同じ形でどんどん出てくると、やっぱり確認をしとかなきゃいけないということでお尋ねをしておきます。  この件に関しましても、財産の築年度と先ほどおっしゃったような資産価値の状況はどうなっているのかというのと、この契約の相手方は、今度は──ちょっと待ってください。相手方に関しましては、五反田隣組自治会、これもそうですかね、この関係に関してもやはり地域のそういう住民の団体だというふうに理解していいですね。 194 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 195 ◯産業振興部長(平野謙二君)  まず1点目でございます。この財産の築年度につきましては、昭和47年建築でございます。  それから、資産価値ということでございます。固定資産の仮評価で約11万1,000円でございます。それから、2点目でございます。契約の相手方について議員おっしゃるとおりでございます。  以上です。 196 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第87号は、建設産業常任委員会へ付託いたします。 日程第11 議案第88号       市道路線の認定について 197 ◯議長(谷口一成君)  日程第11.議案第88号 市道路線の認定についてを議題とします。  これより質疑に入ります。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 198 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして質疑を終わります。  ただいま議題となっております議案第88号は、建設産業常任委員会へ付託いたします。 日程第12 議案第89号       平成28年度糸島市一般会計補正予算       (第2号) 199 ◯議長(谷口一成君)  日程第12.議案第89号 平成28年度糸島市一般会計補正予算(第2号)を議題とします。
     これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。黒田公二議員。 200 ◯14番(黒田公二君)  それじゃ、補正予算書の33ページ、5款.労働諸費、雇用創出事業、これは新規事業でございますが、お伺いいたします。  先日の議案説明で、雇用状況あるいは事業の目的について説明をいただきました。その中で、特に雇用状況については、福岡市西区管内の求人倍率をベースとして説明をされたわけですが、糸島と西区というのは企業の数も、あるいは規模も違います。また、求人倍率だけではつかめない部分もあると思います。今回の新規事業に当たって、糸島の雇用状況の詳細なデータ、あるいは課題を掌握された上で新規事業として取り組まれるのか。それとも、この本事業に取り組むことによって雇用の課題や問題等を整理して今後の具体的な雇用の支援につなげていかれるのか、どちらを目的とされているのか、お伺いいたします。 201 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 202 ◯産業振興部長(平野謙二君)  議員おっしゃいますように、この間の考案日については、福岡市西区管内の有効求人倍率で説明させていただきました。  本市の雇用状況の詳細でございますが、平成28年7月の糸島市の有効求人倍率は0.63でございます。考案日に話しました福岡市西区管内は0.49ということでございます。  それから、糸島市民の15歳以上の就業者数につきましては4万5,794人ということでございます。このうち市外への流出人口は2万926人。このうち約1万8,900人程度が福岡市ということでございます。この結果、市内労働者のうち45.7%ほどは市外への流出をしているという状況でございまして、市内での雇用の状況は大変厳しい状況にあるというふうに課題としては捉えております。  それから、本市の雇用状況の詳細につきましては、今回、上程をさせていただいています雇用創出事業によりまして、なお一層の求人倍率だけではない数値、企業の要望、あるいは市民の方の要望等を踏まえて詳細にデータを把握させていっていただきたいというふうに思っております。  今回のコーディネーター等を配置します雇用創出事業で、こういった課題の解決に取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 203 ◯議長(谷口一成君)  黒田議員。 204 ◯14番(黒田公二君)  西区管内の数字よりも糸島はいいということですよね。両面でやっていくと。具体的なデータを今から収集しながら支援につなげていくと、こういうことだと思います。  次に、雇用コーディネーターの役割でございますが、このフロー図でこの前──先日、説明をいただきました。この中で、企業訪問をやって情報収集、あるいは雇用相談をやると。それから、ホームページによる情報発信、あるいは更新事務をやると。それから、企業セミナー、あるいは合同説明会、あるいは企業見学会をやる。さらにハローワーク、大学、高校、専門学校、シニア、女性、障がい者の連携をやると。こういうことをやりながら糸島における具体的な雇用の課題を整理して支援をしていく。非常に膨大な仕事量になるのではないかと思うんですが、これをお1人のコーディネーターで本当にできるのか、非常に心配するわけですけれども、いかがでしょうか。 205 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 206 ◯産業振興部長(平野謙二君)  議員おっしゃいますとおり、雇用コーディネーターにつきましての役割については、今議員、種々おっしゃいましたいろいろな業務をしていただきながら、最終的には市内の労働者を市外へ流出させることを抑制する、あるいは市内で働けるための政策に反映をさせていただくということで成果を期待しているところでございます。  今度、コーディネーター1人でできるのかと。当然、コーディネーター1人で全ての本事業が目的どおり達成できるというふうには考えておりません。当然、所管でございます水産商工課、こちらの職員もかかわりながらやらせていただくということでございます。  特に企業訪問等につきましては、今現在もう既に企業100社ということで回らせていただいているところでございます。こういった部分もコーディネーターも、それから所管の課も含めたところで対応をとらせていただくということで考えております。  それから、ホームページ等のシステム管理につきましても当然コーディネーターの方にもデータを収集していただいて、その管理については正規職員等も協力しながらやらせていただくということにしておるところでございます。  以上です。 207 ◯議長(谷口一成君)  黒田議員。 208 ◯14番(黒田公二君)  よくわかりました。後ほど同僚議員のほうから成果目標について恐らくお話があると思いますが、私も定住化を推進する上で、地元に雇用の場があるということは、これは必須条件になってくると思います。そういう意味で大事な新規事業になってくると思います。  そのためには、やっぱり継続的、あるいは計画的にこの新規事業に取り組んでいく必要があると思います。そういう意味で国の助成金がある間とか、そういうことではなくて、長期的に腰を据えてこの事業に取り組んでいただきたい。そして、やっぱりここが糸島地域の雇用の司令塔にぜひしていただきたいと思っています。そういう意味で、もう1回、執行部のその辺の決意とか思いをお話ししていただきたいと思います。 209 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 210 ◯産業振興部長(平野謙二君)  本事業につきましては、今回、補正として上程をさせていただいておりますけれども、実施期間につきましては、現段階でございますけども3年間、平成28年から30年までを予定しておりまして、それまでの間はここのコーディネーターの雇用等も継続してまいりたいというふうに考えているところでございます。  その間は、ハローワーク職員や専門家、IT事業者など幅広い方の御意見等も踏まえながら事業の検証等をやっていこうというふうには思っております。  4年目以降につきましては、実際にこの事業効果を検証させていただく中で、事業の見直し、あるいは廃止、そういったものも含めて検討させていただきたいと思います。  本年については国の交付金を半額予定すると、あるいは半額特別交付税の補填があるという中で始めさせていただいておりますけれども、事業実施については現段階で3年間を予定しているということでございます。  以上でございます。 211 ◯議長(谷口一成君)  続いて、伊藤千代子議員。 212 ◯17番(伊藤千代子君)  議案第89号の補正予算について質疑をさせていただきます。  後のほうからなんですけど、39ページ、教育費の10款3項3目.中学校改修事業費として工事費が2,304万4,000円出ていますよね。これに関して中学校の改修事業なんですけれども、ここで結構途中にしては大きな改修予算になっていますが、改善の理由、そしてどのような改修になるのか、築何年での改修かという、まずこの3点をお願いします。  次に、21ページ、庁舎維持管理費として、庁舎の耐震補強計画策定業務委託というのがあります。庁舎の件については、庁舎を60億円で建て替えるというような新庁舎の計画があるわけですよね、私はそれには納得していませんけれども。庁舎の耐震の策定はどの部分をなさるのかということと、その新庁舎計画との整合性はどのようになっているのかというのが2点目です。  ちょっと前後しますけれども、その最後、21ページの2款1項7目.運動公園等整備事業費について、検討委員会の報償費が出ています。この委員についてと検討内容についての御質疑をしたいんですけれども、これに関しては、今回、運動公園というか、スポーツの充実のために公園とか体育館の整備はいいことなんですが、ただ事業費74億円というと、非常に財政的懸念があります。そこで、身の丈に合ったものでないということが心配なんですけれども……。  質問の1点目。運動公園等整備検討委員会というのは、検討内容を財政的な裏づけまで考えて検討をなさる委員会なんでしょうかということなんですよね。お金に関係なく、いいものをどんどんつくれというような委員会じゃちょっと困るので、そういう意味でそのことをお聞きします。  次、2点目。計画段階で委員の中に利害関係者が入っていると、公平公正な審査ができません。利害関係者というのはこういう工事を受注する業者とか、そういうような人たちになるわけなんですが、運動公園等整備検討委員会の委員にはそのような利害関係者を市として任命をしていないかどうかについて確認をしたいと思います。  以上、3項目の答弁をお願いします。 213 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 214 ◯教育部長(泊 早苗君)  中学校改修事業費についてでございますが、まず理由ということでございますが、前原東中学校の管理特別教室棟の外壁のモルタルが剥離落下しており、生徒の安全確保のためモルタルの落下防止工事の実施が必要となりましたので、補正予算への計上をお願いするものでございます。  内容につきましては、落下防止対策といたしまして、モルタル剥離部分の補修やモルタル浮き部の特別樹脂による補修や塗装など、管理特別教室棟の外壁の約7割程度の補修を行うものでございます。  築何年での改修なのかということに関しましては、今回の改修の対象となる管理特別教室棟は昭和54年の建築であり、築37年の建物となっております。  以上でございます。 215 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 216 ◯総務部長(洞 孝文君)  2点目の庁舎の耐震補強計画策定業務委託についてでございます。  まず1点目といたしまして、庁舎のどの部分かということでございます。  耐震診断におきまして指摘されておりました強度不足の部分を補強改修するものでございまして、具体的には本館1階部分の南北方向の強度不足が指摘されているため、その部分を補強する予定でございます。  2点目の新庁舎計画との整合性はということでございます。  今回の耐震補強計画でございますけれども、全体を改修するものでなく、必要最小限の補強工事を行うものでございまして、現在策定中の新庁舎の基本構想、基本計画は継続をして進めていきます。  以上です。 217 ◯議長(谷口一成君)  馬場企画部長。 218 ◯企画部長(馬場 貢君)  運動公園等整備検討委員会で、検討内容の部分について財政的なことについても考慮するのかという御質疑でございますけれども、考慮させていただきまして、整備費、また整備手法、また運営管理手法等について調査検討をしていただくようにいたしております。  もう1つの質疑、利害関係者はこの整備検討委員会の中に入っていないのかと。入っておりません。  以上です。 219 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 220 ◯17番(伊藤千代子君)  まず、前原東中学校なんですけれども、37年目ということは結構な年数がたっていますよね。私も何年か前、渡り廊下のモルタルが落下したのは覚えているんですけれども、まず1つは、モルタルが落下したことでけが人はいなかったのかということが1点ですね。  それから、やはり黒カビが生えて、もう正直言って築25年ぐらいのころから、もう大丈夫かなというふうに、見た目も悪かったし、だからそういう点ではモルタルが落ちるまで工事をしないのか。本当は20年以上になったらもう、するようにしたほうがいいと思うんですけれども、その辺の教育委員会のお考えですよね。それを最後に聞かせていただきたいと思います。  それから、運動公園の関係なんですけど、お金を払うのは市民ですから、市民がやはり70何億円もかけてというところに理解ができなきゃいけないんですけど、その点はちょっとお金のことも今、考えるとおっしゃいましたけれども、わかりました。だけど、そうなっているかなと思うから聞くんですが……。  利害関係者の関係なんですけれども、利害関係者は今入っていないとおっしゃいましたけど、入っていますよ。やっぱり、例えば1回目の検討委員会のときには、へいせいグループの関係者の人が委員になっていました。市長、任命してありましたでしょう。そして、今回の委員には福岡銀行の社員というか部長の代理が任命されているじゃないですか。ですから、銀行というのは自治体にお金を融資してもうけるところだから、市が大きな事業をしたほうがもうかるんですよ。そういう今言ったような建設業者とか銀行関係者というのは、私は利害関係者だというふうに思うんです。  こんな方たちが計画段階の中で入っていたら、はっきり言って事業はどんどん膨らんでしまいますよね。それが普通だと思いますけど、そういう意味での利害関係者というふうには認識はないのかということを2番目に伺います。 221 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 222 ◯教育部長(泊 早苗君)  前原東中学校の外壁の工事に関しまして、モルタルの落下によりけが人等がなかったかということでございますが、けが人はございません。現在、生徒の立ち入り禁止の柵等を設置しておりまして、応急工事につきましては中学校改修工事の中で対応しており、安全対策は実施しておるところでございます。  それから、今後の改修についてということになるかと存じますが、前原東中の大規模改修事業に関しましては、現在の実施計画では平成39年度から実施予定としておりますが、管理特別教室棟の外壁につきましては、今回、モルタルの剥離が著しく生徒の安全確保のため、早急な対応が必要なことから、補正予算での対応をお願いするものでございます。  以上です。 223 ◯議長(谷口一成君)  馬場企画部長。 224 ◯企画部長(馬場 貢君)  今回の整備検討委員会の中に利害関係者が入っておるんじゃないか、実際には福岡銀行の職員さんの分については利害関係者ではないかということでございますけれども、市のほうといたしましては、そのような認識は持っておりません。  逆に言いますと、福岡銀行の方につきましては、パブリックソリューション部の主任調査役というような役職の方でございまして、いろんな公共事業等の部分につきまして、いろんな手法、事業手法等、運営管理手法等についてアドバイスをいただく的な委員さんでございまして、逆に事業費だとか、管理運営費等を抑える側の部分についていろいろ御意見をいただいておりますので、そのような認識はございません。  それと議員申されましたけれども、74億円の事業費というふうに言われましたけど、まだ事業費等は決まっておりませんので、その点についてはどうか御配慮のほうよろしくお願いいたします。  以上です。 225 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 226 ◯17番(伊藤千代子君)  ちょっと今の答弁を聞いてて、正直におっしゃったほう……。だって、先ほどのへいせいの関係にしてもそうですけど、へいせいグループのコンサルタントの方がワン・ツウ・スイミングの経営を任されているような人が1回目のときなんてちゃんとその中に入れてあるんですよ。そして、2回目は、福岡銀行パブリックソリューション部というのは、お金を自治体に融資して、そして利益を上げるところなんですよ。そんな自治体に対して、できるだけ大きく──ここの部長とか部長代理の人は、市の事業が大きくなったら自分の成績が上がるんですよ、この方たちは。市役所の立場で、市民の立場でするわけじゃないんです。  ですから、そういう意味ではどう考えても今のお話を聞いていて、やはり公共事業が必要以上に膨れ上がる懸念があるわけです。計画段階でこういうような利害関係者が入っていると。そういう最低限のルールを市が守っていなかったら、今後、公共事業が膨らんで市民が税金で苦しむということになってしまう心配があるから私は言っているんですけど、そういう最低限のルールは守っていないんですか。 227 ◯議長(谷口一成君)  馬場企画部長。
    228 ◯企画部長(馬場 貢君)  前の部分の委員さん等の話もあっておりましたけれども、前の委員さんの部分につきましては、いわゆる運動施設ということの中で、いわゆるスポーツ等の専門的な知識を持ってある方ということで委員の選任をしておったというふうに思っております。  それと、市のほうといたしましても、運動公園等の整備につきましては、市議会のほうでも調査特別委員会が立ち上げられまして、市のほうにも提言をいただいております。その中の提言の1つといたしまして、最小限の費用を持って最大限の効果が得られるように努めることというような御提言をいただいておりますので、市のほうといたしましても、このような提言をきちんと踏まえた中で最小限の経費、また最大限の効果を得られるように調査検討を進めておるところでございますので、どうか御理解のほうをよろしくお願いいたします。 229 ◯議長(谷口一成君)  続いて、笹栗純夫議員。 230 ◯16番(笹栗純夫君)  議案第89号 平成28年度糸島市一般会計補正予算(第2号)について2点質疑をさせていただきます。  21ページ、2款.総務費、1項.総務管理費の庁舎維持管理費でございます。先ほども質疑がありましたけれども、ダブらないようにいたします。  昭和45年建設された庁舎本館に対して耐震補強策定業務委託として259万2,000円計上されております。耐震補強は具体的にいつ実施される予定なのか。耐震補強が実施されるまで、市民、職員をどのように守ろうとされているのか、これがまず1点でございます。  次が、33ページ、5款.労働費、これも先ほど同僚議員の質疑がございましたので、ダブらないようにいたします。  雇用創出事業費でございますけれども、最大の眼目は雇用のミスマッチを軽減するための事業であるということで、私も非常に期待をしておるわけでございますけれども、先ほどの答弁をお聞きしますと、課題の解決という言葉は出ましたけれども、具体的な目標をどのように設定されているのかというのはお聞きすることはできませんでした。  また、私が聞こうとしておりましたけれども、先ほど答弁がございました。3年間は継続事業をすると明言されたわけでございます。3年の見通しがあれば、雇用率の向上だとか、このミスマッチをどの程度軽減するかとか、糸島が強い農業だとか、製造業だとか、そういう雇用をどのくらい人数としてふやすか、この辺の具体的な目標を出して取り組んでもいいのではないかと、このように思っておるわけですけれども、御回答できればお願いしたいと思っております。 231 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 232 ◯総務部長(洞 孝文君)  まず、1点目の耐震補強計画についてでございます。耐震補強はいつ実施される予定かということでございます。  今回、9月補正に耐震補強計画の予算をあげさせていただいております。この中で補強工法、補強箇所などを決定していくわけでございます。それに基づきまして、平成29年度に耐震補強の実施設計に入らせていただきます。この実施設計後、耐震補強、改修工事を発注いたしまして、平成29年、来年の12月完了を目指していきたいというふうに考えております。  次に、耐震補強が実施されるまで、市民、職員をどのように守るのかということでございます。  庁舎管理におきましては、危険箇所などがないか常に監視していくことが必要であるというふうに考えておりますが、災害に対しましては建物の強靭性も大事でございますけれども、一人ひとりの災害に対する意識づけも大変重要であると考えております。そのため、職員の火災訓練、そして市民の誘導訓練、職員の避難訓練を行っているところでございます。本年度におきましては地震災害を想定しました職員の参集訓練、行政機能立ち上げのためのBCP訓練、そして市民誘導訓練、避難訓練等を実施することで計画をしております。  今後も職員の災害時におけます対応力の向上、そして危機管理に対する意識の高揚を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 233 ◯議長(谷口一成君)  平野産業振興部長。 234 ◯産業振興部長(平野謙二君)  雇用創出事業の関係でお答えをさせていただきます。  議員おっしゃいますように、雇用のミスマッチ、これを軽減させていただくための事業効果を非常に期待しているところでございます。3年間を予定させていただくというふうにお話をいたしましたけれども、目標といたしましては後期基本計画に掲げさせていただいております、しごとづくり重点プロジェクト、この成果指標を目標として今させていただいておりますが、糸島市に就職した件数、平成26年度が今1,021件でございますが、平成32年度の目標として、これを1,600件というふうにさせていただいておりまして、雇用創出事業、その目標達成の1つの事業であるというふうに認識をしているところでございます。  ミスマッチについて、やはり先ほど求人倍率を申し上げましたけれども、確かに求人が少ない中で企業訪問をさせていただく中での企業の代表者の方、あるいは幹部の方のお話の中で、求人を求めても製造業等なかなか人が求職をされてこないと。そういったところで、やはり求人がなかなか厳しい条件であるというお話も聞いております。  そういったところで、ミスマッチ解消のために、今回の補正にあげております事業については、今後も進めさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 235 ◯議長(谷口一成君)  続いて、徳安達成議員。 236 ◯8番(徳安達成君)  通告しておりました33ページ、5款1項1目の雇用創出事業については、ただいまお2人の先輩議員から質疑がなされ、答弁をお聞きしましたので、私がお伺いしたいところは全てその範囲内だとして割愛させていただきたいと思います。  その上で、37ページ、10款1項2目の学校規模適正化検討委員会について質疑をさせていただきたいと思います。  1点目といたしまして、考案日に説明をいただきました資料の中に、学校規模の適正化検討委員会の設置についてという資料、その中で委員に向けた組織として14名の委員で構成する予定だと伺っております。また、その中には学識経験者、地域代表、そして小・中学校、PTA代表、小・中学校長代表、公募委員という枠組みであるということも伺っております。  これらが具体的にどのような形でどのような方が何名ずつで構成される予定になっているのかをお尋ねいたします。  あわせまして、この裏面に説明資料の中で検討委員会の検討フローというものが4番で記されております。この委員会では学校規模などの基本的な考え方と、そこで出された適正規模の推進のために、具体的な方策まで検討することとなっていると聞いております。  この中で調査検討依頼、そして検討委員会の報告、その後に市の実施方針(計画の作成)という四角囲みがございます。この実施計画(実施方針)計画となっているこの意味合いについてどういうものなのか、お尋ねいたします。 237 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 238 ◯教育部長(泊 早苗君)  学校規模適正化検討委員会に関しまして、まず委員の構成ということでございますが、学識経験者1名、地域代表者3名、小学校PTA代表3名、中学校PTA代表3名、小・中学校長代表2名、公募委員2名で構成する予定でございます。  それから、考案日の折に説明をさせていただいた資料の中での実施の方針と実施計画ということに関してでございますが、市で作成いたします実施方針は検討委員会の検討結果を踏まえ、他の計画などとの整合も必要となりますことから、総合的な視点で作成したいと考えております。  実施計画につきましては、この実施方針に基づく具体的な方策の内容、実施期間等を定めるものでございます。 239 ◯議長(谷口一成君)  徳安議員。 240 ◯8番(徳安達成君)  具体的な方策に関しては実施計画をつくっていくということで理解いたしました。  1点目の委員の分ですが、糸島市にはやっぱり人口増加地域、人口減少地域など、地域ごとに抱える課題が違う、また地域ごとにそれぞれの思いというものもあると思います。学校規模の適正化を検討するというものではあるものの、小学校で15、中学校でも6の校区が糸島にはあります。あわせて姫島もあるわけでございます。それで、委員の数というのが、これだけ多様な校区があるわけでございますが、14人で足りるのかという部分が1つ疑問で残っております。  次にですが、検討フローで先ほど御答弁がされたとおり、委員会で出された報告のもとに市の実施方針、または実施計画を作成するということになっていますが、ここに市としてどのような考えを入れていこうとされているのか。  具体的に申し上げますと、現在、糸島市では公共施設等の総合管理計画が策定されているところでございます。今回は学校規模の検討委員会でございますが、学校規模だけ考えますと──考案日の説明においては、少人数でも存続させる可能性も残した上でこの委員会では検討していくということを聞いておりました。もし仮にそういう結論が出た場合に、総合管理計画との整合性をとろうとすると、そこが潰されてしまうんではないかと思います。私は子供が一番適正な形で学習するためには、この検討委員会の結論というのはある程度独立しておかなければいけないと思いますので、市の検討委員会の報告から市の実施計画策定までの間に、そういう他の計画との関連性をどのようにされているのか、この2点についてお尋ねをしたいと思います。 241 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 242 ◯教育部長(泊 早苗君)  まず、委員の数は十分なのかということでございますが、検討委員会の構成につきましては、教育的観点に重点を置きながら、糸島市全体の学校規模を検討していただきたく、各個別の校区等からの委員の選任は考えておりません。  しかしながら、委員会の検討過程におきましては、地域の意見も聴取していきたいと考えております。  それから、検討委員会の報告と、それから報告を受けた実施計画と他の計画との関連性ということでお尋ねでございますが、今、議員のお尋ねの実施計画に関しましては、実施方針、正確には学校規模適正化実施方針のことになりますが、この学校規模適正化の実施方針ないし計画に関しましては、検討委員会の検討結果を踏まえまして、公共施設等総合管理計画やまちづくりの視点などとの整合も必要となることから、総合的な検討を行った上で策定していきたいと考えております。  しかしながら、学校規模の適正化でございますとか、配置に関しましては地域に与える影響も考慮し、慎重な検討が必要でございますから、やはり基本的には地域や保護者のお考え等も十分に伺いながら計画を策定していくことになるかと存じます。 243 ◯議長(谷口一成君)  徳安議員。 244 ◯8番(徳安達成君)  ただいまの答弁で確認したいんですが、この実施方針というのは、あくまでやはり市の公共施設等の総合管理計画も踏まえていかなければいけない。しかし、地元の要望も踏まえた形で、ある意味独立した形で考えていきたいとおっしゃっているんだと理解しますが、その確認が1点です。  それと検討フローの中で、議会の説明の後に地元の説明、了解が入っております。議会に説明した内容をこのまま地元に説明して、しかも了解までとっていくというふうな形で見てしまうわけですが、先ほど部長のおっしゃっている内容の中では地域の声なども拾っていきたいというふうな御答弁があったと思います。  具体的にどういう形で──本来であれば計画を作る段階で地域の声が入っていかなければならないと思いますが、その点をお聞きして終わりたいと思います。 245 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 246 ◯教育部長(泊 早苗君)  まず、公共施設等総合管理計画との関係についてでございますが、総合管理計画については今策定過程にあるかと考えます。その総合管理計画が策定されるのが今年度、そして来年度以降に個別の管理計画という形になっておりまして、個別の管理計画の策定については40年を超える長期の計画になります。その中では全体の公共施設の統廃合でございますとか、あと複合化の検討等もございます。その辺については学校施設のあり方においても地域コミュニティの中核として、あるいは公民館等々の関連等もございますので、そういう総合的な視点で公共施設等総合管理計画との関係はあるかと存じますので、その辺についても当然、将来にわたって整合を図っていくというような考え方になるかと存じます。  それと、検討過程において地域の意見を聴取するということで、先ほどもお答えしておりますが、考案日の説明の資料の中を見ての御指摘かと存じますが、地元の意見を事前に聴取するべきではないかということでございますが、検討委員会におきましては幅広い検討をお願いすることとしております。検討過程においても保護者や地域の意見を聴取するなどの活動を通しまして検討をすることとしております。  また、議会に対しましても一定の方向が見えた段階におきまして報告をいたし、御意見を伺ってまいりたいと考えておるところでございます。  以上です。 247 ◯議長(谷口一成君)  続いて、三嶋栄幸議員。 248 ◯11番(三嶋栄幸君)  事前に質疑通告を出しておりましたが、今までの先輩議員に対する答弁を聞いて十分だったので、質疑を取り下げさせていただきます。 249 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして質疑を終わります。  お諮りします。ただいま議題となっております議案第89号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 250 ◯議長(谷口一成君)  御異議なしと認めます。議案第89号は委員会付託を省略することに決定しました。  議案第89号の討論、採決は後日の本会議で行います。 日程第13 議案第90号       平成28年度糸島市国民健康保険事業       特別会計補正予算(第2号) 日程第14 議案第91号       平成28年度糸島市介護保険事業特別       会計補正予算(第1号) 日程第15 議案第92号       平成28年度糸島市渡船事業特別会計       補正予算(第1号) 日程第16 議案第93号       平成28年度糸島市水道事業会計補正       予算(第1号) 251 ◯議長(谷口一成君)  日程第13.議案第90号 平成28年度糸島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)から日程第16.議案第93号 平成28年度糸島市水道事業会計補正予算(第1号)までを一括議題とします。  これより質疑に入ります。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 252 ◯議長(谷口一成君)
     これをもちまして質疑を終わります。  お諮りします。ただいま議題となっております議案第90号から議案第93号までは会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 253 ◯議長(谷口一成君)  御異議なしと認めます。議案第90号から議案第93号までは委員会付託を省略することに決定しました。  議案第90号から議案第93号までの討論、採決は後日の本会議で行います。 日程第17 報告第10号       平成27年度糸島市継続費精算報告書       について 254 ◯議長(谷口一成君)  日程第17.報告第10号 平成27年度糸島市継続費精算報告書についてを議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。伊藤千代子議員。 255 ◯17番(伊藤千代子君)  報告第10号についてちょっとお尋ねしたいと思います。  これはこの中で──ちょっと字が小さいんだけどね。前原中学校校舎の改修事業というものが出ておりまして、これは支出総額として2億4,400万円というような金額が出ておりますが、これについてなんですけど、公共の事業が減っていく中では学校の大規模改修とか、あるいは下水道工事等が非常に大きな工事になってくるわけですが、特に学校というところは安全面で非常に大事なところなんですね。  そこでこの受注の関係では約2億5,000万円はどのような受注状況になっているのかをまず伺います。 256 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 257 ◯教育部長(泊 早苗君)  前原中学校校舎改築事業の受注状況ということでございますが、監理業務工事請負契約で6つの契約となっております。それぞれの受注業者につきましては、改築工事が株式会社へいせい、電気設備工事が株式会社九電工糸島営業所、機械設備工事が株式会社稗田設備工業、機械警備機器設置工事が株式会社セコム、校庭舗装工事が越智建設工業株式会社、監理業務委託が鎌田設計事務所となっております。  以上でございます。 258 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 259 ◯17番(伊藤千代子君)  4,000万円を超えると、発注の仕方としては総合評価制度になってくるわけなんですが、改築に関して、株式会社へいせいが受注した入札結果表を見ますと、入札に関しては1億7,300万円で落札をしているわけなんですが、これは松吉建設も同じ金額で入札をしておりますよね。へいせいと松吉の金額が同じで入札をしたのにもかかわらず、へいせいが落札したのはどのような事情になっているのかということ。それから、指名競争入札であれば10社以上が参加をして競争が行えるというふうに思うんですけど、今回見ると、入札の金額を入れたのは、あとアスミオさんの3社だけで、市の学校改修に関する公共事業がたった3社で争われているんですよね。  学校というのは子供たちに道徳とか倫理を教えるような大事な場所ですから、やっぱりそれなりのきちんとした会社が請け負ってほしいと思うわけなんですけれども、だから質問の1点目はへいせいと松吉に関して金額が同じに入札したのに、なぜへいせいが落札をしたのかということをまず伺います。 260 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 261 ◯総務部長(洞 孝文君)  なぜ株式会社へいせいが落札をしたのかということでございますが、総合評価方式でございますので、評価値に差がございましたので、株式会社へいせいが落札をしております。  以上です。 262 ◯議長(谷口一成君)  伊藤議員。 263 ◯17番(伊藤千代子君)  評価値に差があったということは、つまり今のお話では、へいせいさんが同じ金額でも、入札をしたときにいい点数を持っているからこの会社が選ばれるということになるということですよね。  私が聞きたいのは、そうなったら市内の業者さんたちから、どの工事をしても、結局へいせいがいい点数を持っているから取られてしまうと。同じ会社に集中しているというふうな、そういう苦情が来ているんですけれども、市としては総合評価方式のデメリットはどう考えてあるんですか。  つまり内閣府によっては、総合評価方式のデメリットについては、市役所が項目を設定するわけでしょう、部長。つまり点数をつけるときに、市役所が点数のもとをつくるわけですよ。その項目次第によっては、特定の業者が有利になるというようなことは国も言っているんですね。ですから、そういう項目の中で、やはり市内業者の中で不公平感がある場合は改善が必要だと私は思うんですけど、そういう点に関する市の検討がされているのかなというのが今1点ですね。  それからもう1点は、その項目の中に環境とか景観とか、そういうものに配慮するような項目、あるいは地域住民への貢献とかそういうお金にかかわらない、もっと倫理的な企業倫理が問われるような中身は含まれていないんですかということを私は最後に聞きたいと思います。  なぜかというと、一方で住民紛争しながら1番いい点数を取っているとかいうようなことはちょっとおかしいんじゃないかと思うから聞きよるんですよ。いいでしょうか。 264 ◯議長(谷口一成君)  洞総務部長。 265 ◯総務部長(洞 孝文君)  私のほうも総合評価方式の評価項目については、また評点ですか、配点についても毎年度、見直しをしております。  今、伊藤議員のほうから言われました地域貢献について評価をしておるのかということでございますけれども、地域貢献についても全部で2項目ですかね、評価項目を設けまして、災害協力等ができるのかどうか、そういうことも評価欄に加えております。  以上です。 266 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして質疑を終わります。  これで報告第10号を終わります。 日程第18 報告第11号       平成27年度決算に基づく糸島市財政       健全化判断比率及び資金不足比率に       ついて 267 ◯議長(谷口一成君)  日程第18.報告第11号 平成27年度決算に基づく糸島市財政健全化判断比率及び資金不足比率についてを議題とします。  これより質疑に入ります。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 268 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして質疑を終わります。  これで報告第11号を終わります。 日程第19 報告第12号       議会の委任による専決処分について       (市が管理する道路の陥没による車       両事故の損害賠償及び和解) 269 ◯議長(谷口一成君)  日程第19.報告第12号 議会の委任による専決処分について(市が管理する道路の陥没による車両事故の損害賠償及び和解)を議題とします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。笹栗純夫議員。 270 ◯16番(笹栗純夫君)  報告第12号 議会の委任による専決処分について。経年劣化等による市道の陥没とも想定されるわけでございますが、道路管理者である糸島市と車両運転者にも損害を与えております。その状況はどうか。また、この事象をどのように受けとめ、今後、どのような対策を講じていかれるのか、お聞きいたします。 271 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 272 ◯建設都市部長(三角孝志君)  道路の陥没事故でございますけれども、これによりまして車両運転者に損害を与えているということについては、道路管理者として重く受けとめておるところでございます。  道路の陥没は、場合によっては重大事故が発生する可能性もございます。今後さらに陥没箇所の把握を強化いたしまして、事故を未然に防ぐ手だてを講じていかなければならないというふうに思っておるところでございます。  対策といたしましては、現在、道路パトロールのほか、市と郵便局、それからヤクルトと道路の破損状況の情報提供に関する協定を締結いたしておりまして、集配人の方等に道路陥没箇所の通報をお願いいたしまして、情報の収集に努めているところでございます。また、行政区長さんにも通報をお願いいたしております。  今後も引き続き広報、あるいはホームページによりまして、市民等に広く情報の提供をお願いしていきたいというふうに思っておるところでございます。  以上でございます。 273 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして質疑を終わります。  これで報告第12号を終わります。 日程第20 報告第13号       議会の委任による専決処分について       (市が管理する道路の陥没による車       両事故の損害賠償及び和解) 日程第21 報告第14号       議会の委任による専決処分について       (市が管理する道路の陥没による車       両事故の損害賠償及び和解) 日程第22 報告第15号       議会の委任による専決処分について       (自主運行バスの運行中に生じた車       両事故の損害賠償及び和解) 274 ◯議長(谷口一成君)  日程第20.報告第13号 議会の委任による専決処分について(市が管理する道路の陥没による車両事故の損害賠償及び和解)から日程第22.報告第15号 議会の委任による専決処分について(自主運行バスの運行中に生じた車両事故の損害賠償及び和解)までを一括議題とします。  これより質疑に入ります。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 275 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして質疑を終わります。  これで報告第13号から報告第15号までを終わります。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもちまして散会いたします。      (午後2時09分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...