糸島市議会 > 2016-03-08 >
平成28年 第1回糸島市議会定例会(第3日) 本文 2016-03-08
平成28年 第1回糸島市議会定例会(第3日) 議事日程・名簿 2016-03-08

ツイート シェア
  1. 糸島市議会 2016-03-08
    平成28年 第1回糸島市議会定例会(第3日) 本文 2016-03-08


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      (午前10時00分 開議) ◯議長(谷口一成君)  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりでございます。  これより議事に入ります。 日程第1 一般質問 2 ◯議長(谷口一成君)  日程第1.一般質問を行います。  質問は事前の抽せん順に許可いたします。  2番波多江貴士議員の発言を許可します。波多江議員。 3 ◯2番(波多江貴士君)  皆さんおはようございます。建設産業常任委員会波多江貴士です。ただいま議長の許可を得ましたので、通告に従い質問させていただきます。  本日の一般質問は、まず、観光振興の取り組みについて御質問いたします。  早速ですが、観光の取り組みにつきましては、平成28年度の施政方針の中の基本方針中、1つ目の仕事づくりや、2つ目の人口増加に向けた住みたい、住み続けたいまちづくり、また、4つ目の糸島ブランドを生かした産業のまちづくり、そういった幅広く関係した本市にとって重要な施策であると考えております。  昨年9月議会において私の質問に対し市長より、移住を促すには、まずは知ってもらい、訪れてもらうことが大切で、観光を積極的に振興することは大変重要であるとの御答弁もございました。  そこで今回は、観光振興基本計画をもとに、昨年9月に取り上げた以外の部分について御質問いたします。  まずは、ことし1月に発表されました平成26年の観光入り込み客数の内容とその分析についてお願いいたします。 4 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長
    5 ◯企画部長(柴田 潔君)  観光入り込み客については580万人となっておりまして、それは平成26年でございますけれども、平成25年についてはたしか533万人ほどだったと思います。そうしますと、約10%ほど伸びておると思っております。  やはりいろいろ観光についての施策等を取り組んでまいりました中で、そういったことで、かなりこういったことでふえてきているのではないかと考えております。  以上でございます。 6 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 7 ◯2番(波多江貴士君)  ありがとうございます。確かに、10%ほどの伸びを示しております。今までは市長のお話にもよく出てきます伊都菜彩に引っ張られていた感がありますけれども、伊都菜彩の伸び率に対しまして、本市580万人の1割というものは、それを超えた伸び率となっておりますので、独自の取り組み等が生きているのかなというふうに判断しておりますけれども、先ほどお話しした基本計画の中の29ページ、こちらに課題として上げられております、まず1番目、低い回遊性という部分なんですが、読み上げます。「糸島地域への来訪者は多いものの、約半数が1カ所の観光スポットにとどまり、滞在時間が短い状況です。観光における滞在時間は地元で消費する機会に大きくつながるため、地元経済の振興を左右する重要な要素と言える。」というふうに書いてありますけれども、この中の約半数が1カ所の観光スポットにとどまりと、こちらの部分について、根本的な分析というものはどういうふうにされていますでしょうか。 8 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 9 ◯企画部長(柴田 潔君)  この観光振興計画策定時に、アンケート調査等を実施しております。それでいきますと、滞在時間、要するに、訪れる観光地が議員おっしゃいますように1カ所だけの観光客が全体の約半数を占めているということで、大体49%ほどになっております。  あわせて、滞在時間についてもその中でお尋ねしておるんですが、2時間程度が約3割、それから、半日が約5割ということで、ほとんどもう滞在時間は半日以下ということで、滞在時間も短いと。要するに、回遊性が低くて、1カ所にとどまっておられて、その結果、滞在時間も短いのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 10 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 11 ◯2番(波多江貴士君)  今おっしゃったのも確かに当てはまると思うんですが、私が考えるに、幾つか原因が考えられる中のその1つに、渋滞の問題というのがあるかと思います。  この渋滞について、旅行情報サイトの「じゃらん」をこの間確認したんですが、その中に白糸滝についての書き込みが257件載っております。そのうち、7月、8月に訪れた方の中で、日にちの確認ができるもののうち週末のみを抽出した数が49件ございました。その中で、渋滞についての苦情ともとれる書き込みは全体の80%、39件に上ります。中には、5時間待ちというプラカードを係員が持っていたであるとか、余りの長さに途中で引き返した、そういった記述もありました。  また、今の時期であれば、カキ小屋についても、加布羅橋から、ひどいときでは商工会付近まで渋滞が延びております。こちらに関しても同じような状況であると言えると思います。  カキ小屋等の渋滞に関しましては、市民生活のほうにも非常に関係しておりまして、例えば、志摩地区に農地を持っている農業者の方がもう仕事に行けないと、そういった苦情も聞こえております。こちらに対する現状は把握されていらっしゃいますでしょうか。 12 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 13 ◯企画部長(柴田 潔君)  まず、白糸の滝でございますけれども、白糸の滝については、議員おっしゃいますように、夏場であるとかゴールデンウイーク等にはやはり渋滞が発生しております。そういった状況でございまして、実際、指定管理者でございます白糸の行政区のほうでもその対応をしていただいております。  あと、岐志でございますけれども、岐志の関連──あっ、ごめんなさい、カキ小屋でございますけれども、カキ小屋については、具体的にその渋滞の状況を数値で調査したというのはございませんが、加布羅の付近であったり、それから、御床のところですね、加布里のほうに分岐する部分であったり、そういったところが渋滞しているという状況は把握して、確認といいますか、数値的な分ではございませんけど、把握はしております。  以上でございます。 14 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 15 ◯2番(波多江貴士君)  今おっしゃったとおり、そういった状況の中で、例えば、白糸の滝であれば、長糸峠から右に入りますよね。あそこで渋滞につかまると、もう何時間も身動きとれないんですね。後ろにも行けない、左右には道がない。特にやはり小さなお子さまとか乗せてあれば、トイレの問題、また気分が悪くなるとか、そういった問題も含んでおりますし、カキ小屋に関しましても、先日、私が芥屋方面から帰ってきていた、逆方向に走っていたんですが、5時までの営業時間で、4時半の状態でまだまだ長蛇の列なんですね。絶対もう着いたら閉店という状況です。こういった状況があると、やはりもう、せっかく訪れた糸島に対する総合的なイメージがマイナスのイメージになって帰られる。じゃ、それがまた行く行くリピートにつながるかとなると、これ厳しいと思うんですね。  今、白糸地区にお願いしているとかありましたけど、行政としてもっと根本的、具体的な対応策というのは今後考えられていらっしゃいますでしょうか。 16 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 17 ◯企画部長(柴田 潔君)  白糸については、今、県のほうと広域連携プロジェクトの取り組みをやっておりますけれども、まだ事業としては組み立ててはおりませんが、そういった県と市、それから地元の方と一緒になって、例えば、バス停付近に駐車場を確保して、そこからあちらの白糸の滝のほうに行けないかとか、遊歩道の設置であるとか、そういったことを今検討しておる段階でございます。  また、カキ小屋の関係でございますけれども、これについては、さっきも言いますように、数値的な部分についてはまだ把握しておりませんので、まずは混雑の場所、それから状況、原因等を把握して対応していく必要があると考えております。そういったことで、今後、県土事務所のほうとも協議をさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 18 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 19 ◯2番(波多江貴士君)  わかりました。先ほどの「じゃらん」のサイトの書き込みの中で、私が1つ気になったものが、これはお1人だけなんですが、散々待たされて、どれだけよいものかと期待していたと、期待が高まったと。結果、何時間もかかって着いてみて、がっかりしたという書き込みがありました。今まで、これほど糸島がブームになる前であれば、思ったよりもよかったなという評価につながったと思うんですけど、これからは、期待して行ったけどそれほどでもというふうな流れに、時代になってくるんじゃないかというふうに、そこを危惧しているんですね。  ですから、まずは今、部長がおっしゃったとおり、現状の把握というものをきちんとされて、その対応策というものを早急にお願いしたいと思います。  また、基本計画の25ページには、周遊の特徴として、志摩地区から前原地区といったほかの地区への周遊が1割強にすぎないというふうに書いてあります。この記載にあります前原地区、特に中心市街地の現状について、どのように分析されていらっしゃいますでしょうか。 20 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 21 ◯企画部長(柴田 潔君)  市街地のほうでも、例えば、軽トラ市であったり、そういったイベント等もされております。そういった中で、市街地も活用して一定の周遊の部分が進むような形で推進していきたいと思っております。今現在、そういった周遊の部分については、観光ガイドマップであったり、ホームページ等でそういった情報を発信してきておりますので、そういった形で、なお一層、周遊については進めていきたいと考えております。  以上です。 22 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 23 ◯2番(波多江貴士君)  行政であったり商工会であったり、また市民活動であったり、過去の具体的な取り組みというものはどういったものがありましたでしょうか、その活性化に対してですね。お願いします。 24 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 25 ◯企画部長(柴田 潔君)  過去取り組んできたどういった取り組みがあるかということでございますけれども、さっき軽トラ市の話はしました。あと、前原宿をめぐるウォーキングイベントも行われております。また、平成27年度から平成29年度にかけては、糸島歩きウォーキング、さっき言いましたけれども、ウォーキングマップの作成に取り組んできております。平成28年度、来年度でございますけれども、唐津街道前原宿をめぐるコースを、そういったマップの中にも作成していくというふうに考えております。  以上でございます。 26 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 27 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  商店街関係の取り組み、私のほうから答弁させていただきますけれども、これまで過去の取り組みといたしまして、平成25年度に商店の店主に参加いただいて活性化に向けた討論会を開催したり、地産地消の店等の整備に対します支援、それと、市単独事業によります新規起業者応援補助金、あるいはがんばる中小企業者応援事業、これらを活用しまして商店の活性化、空き店舗に出店を促すなど、こういった取り組みをしたところでございます。  以上です。 28 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 29 ◯2番(波多江貴士君)  今、柴田部長、洞部長のほうからも御答弁いただきましたけれども、過去、私もちょっと調べたんですが、平成19年まちづくりですね、これは町なか居住推進という観点ですが、こういったものであるとか、先日、2月には前原未来会議というものが民間のほうで行われたんですが、こういった中で出てくる意見として、まだまだ古い町並みが残っているであるとか、今、柴田部長のほうからもお話ありました、平成28年度には前原宿をテーマにした取り組みということがありました。こちらの基本計画の中でも、観光資源、本市の観光の現状として、その中に前原市街地や二丈、深江に残る江戸時代の旧唐津街道宿場町では、伝統的な町家や神社などが残り、今でも当時をしのばせてくれますと書いてあります。私はやはり、前原の市街地、特に名店街を考えたときに、やはり生かすべきはまだまだ残されている町並みや歴史、それらが強みであるというふうに本当に強く感じております。  そこで、平成24年に策定されました糸島市文化財保存整備基本計画についてお伺いいたします。  この基本計画の策定の経緯と目的、そちらを教えていただきたいと思います。 30 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 31 ◯教育部長(泊 早苗君)  計画の策定の経緯につきましては、平成22年1月に、前原市、志摩町、二丈町が合併いたしました。それで、糸島市となりまして、1市2町にありました文化財を取りまとめまして適切に保存、整備し、市民生活に活用していくための基本的な計画を策定することを目的として整備されたものでございます。 32 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 33 ◯2番(波多江貴士君)  この基本計画の中で、前原の中心地についてはどのように評価されていらっしゃいますか。 34 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 35 ◯教育部長(泊 早苗君)  この保存整備計画におきましては、ゾーンごとに、ほぼ20年の目標値を定めながら計画を整備しているところでございますが、町並みの部分につきましては、現在、唐津街道につきましては、市内に前原宿と深江宿の2つの宿場町がありまして、前原宿につきましては、唐津藩主の参勤交代の宿場として、1685年と記載しておりますが、茶屋でありますとか関所等が設けられたと。この時点で、問屋場、宿代官所が設けられまして、周辺の民家もこの当時移転させられた経緯があるようでございます。  その後、幕末まで宿場町として栄えておりまして、現在は前原名店街の場所になりますけれども、茶屋、町茶屋、関番所、構口跡などが現在わかっておるところでございます。 36 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 37 ◯2番(波多江貴士君)  今おっしゃったとおり、前原宿は非常に江戸時代からの歴史のある通りでありまして、建物自体はその当時を残すものはほとんど残っていないと。ただ、前原宿をイメージさせる、要は古い町並みはまだまだ残っていて生かせる部分ではないかというふうに考えているんですが、こちらの整備基本計画の26ページ、計画の対象として、この文化遺産、市民が後世に残したいと考える物、事、わざ、これらは現段階では文化財ではないが、数十年、数百年にわたり伝えられれば文化財となる可能性があるものであると。これについては、市民が主体となり保存、継承することとし、文化財関係以外の法令、条例、制度などで対応可能なものにより助成するというふうに記載してあります。要は、文化財になる前の段階ということですね。これらに対して、この文化遺産という観点で、今までに調査をされたことはありますか。 38 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 39 ◯教育部長(泊 早苗君)  後世に残したいもの、文化遺産につきましては、現段階ではまだ調査には至っておりません。 40 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 41 ◯2番(波多江貴士君)  まだ調査されていないということですが、平成22年度の市民提案型まちづくり事業、その中で、旧前原宿町家調査報告書というものが市民の提案型として上がっております。こちらは確認されたことはありますか。 42 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 43 ◯教育部長(泊 早苗君)  そちらについては確認いたしておりません。 44 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員
    45 ◯2番(波多江貴士君)  こちらは、歴史家の有田さんがまとめられたものなんですが、この中では、明治、昭和初期の22の名店街に現存する家屋を調査しております。中には、建築年代が江戸までさかのぼる可能性があるものも含まれているそうです。残念ながら、この22のうち、平成22年につくられたこの報告書、その作成された後、2つが既に取り壊されております。平成24年に策定された基本計画にのっとり、早急にまずは見出す、この作業を始められるべきと考えますが、その点いかがでしょうか。 46 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 47 ◯教育部長(泊 早苗君)  建築物と申しますか、建造物に関しましては、市教委としても直接まだ調査研究には至っていないところでございまして、民間の調査につきましては、最近のものですと、糸島の古い建造物を保全、活用する会の調査を私どものほうでは確認いたしておりまして、明治以降から昭和初期に建てられたものが市内に90棟以上あるということを現在確認しておるところでございます。  あと、建造物に加えまして、名店街の中にある、主に明治から昭和初期の建造物になろうかと思うんですが、そうしたものの中にある有形文化財ですね、古文書等の分については十分に調査研究の対象になりますし、その調査研究の上、また指定等の検討もしていかなければならないと考えておりますので、今後の課題として十分認識いたしているところでございます。 48 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 49 ◯2番(波多江貴士君)  先日も三雲・井原遺跡から国内最古級の石が発見されました。文字文化がこの糸島から始まった可能性もあるとの話に、非常にわくわくしたところでございます。現地説明会にはたくさんの方が詰めかけたそうです。  このように文化財を活用すれば、地域活性化につなげることができます。名店街の旧西原邸の古材の森は、その価値を見出されずに解体が決まっていたところ、依頼を受けた解体業者からその価値を見出されたそうです。今では、年間1万人を集める施設として生まれ変わりました。  同じように、古民家の価値を見出し、まちとして、行政として守り、利活用することこそ、今後の活性化の鍵であるというふうに考えております。次の旧西原邸を生まないためにも、ぜひ早急な対応をお願いいたします。  続いて、中心市街地の課題を考えたときに、当然、行政頼りばかりではなく、個店としての集客努力であったり、通りとしての取り組みも当然重要となってきます。しかし、現状はといいますと、例えば、イリスロード連合会では、今20数店舗加盟しているんですが、その会費のほとんどは商店街の所有物である街路灯の電気代、またはその保険代となっています。実際、新しいことを取り組むための体力がないのが現状なんですね。  そこで質問ですが、このように市が所有する以外の街路灯は市内に幾つございますでしょうか。 50 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 51 ◯総務部長(田浦晃幹君)  今、平成28年1月末時点でございますけれども、危機管理課のほうで管理をしております防犯灯といたしましては、8,607基でございます。 52 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 53 ◯2番(波多江貴士君)  それ以外で、市が管理する以外、例えば、商工会であったり、そういったものは幾つでしょうか。 54 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 55 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  防犯灯といいますか、商工会が管理する街路灯ということで答弁をさせていただきます。  前原駅辺に155基設置をされております。また、商店街が直接管理されております街路灯、これは商店街の中に42基設置をされております。  以上です。 56 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 57 ◯2番(波多江貴士君)  その商店街が管理されている155本、こちらの現状はどういった現状でしょうか。 58 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 59 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  商工会が管理されております155基でございますけれども、平成5年から7年度にかけまして県の補助金を活用されまして、もちろん市も補助しておりますけれども、整備をされております。これにつきましては、まだ正式に商工会のほうからお話は来ておりませんけれども、情報によりますと、撤去する、したいということで現在、商工会のほうで協議が行われておるようでございます。  以上です。 60 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 61 ◯2番(波多江貴士君)  撤去後は、その場所はどういった形で街路灯は設置されますか。 62 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 63 ◯総務部長(田浦晃幹君)  失礼いたしました。市の分につきましては先ほどお答えした数字でございますが、商工会の設置された街路灯が撤去される、その後どうなるのかということでございますけれども、当然、撤去された場合に、夜間暗くなる場所が予想されます。新たな防犯灯の設置につきましては、市内のほうで行政区の要望によりまして設置を行っておりますので、この設置につきましては、商工会の防犯灯の撤去につきましても、撤去の時期を含めながら協議が必要ではないかというふうに思っております。 64 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 65 ◯2番(波多江貴士君)  わかりました。イリスロード、また名店街のほうでも、そのうち老朽化が進めば、撤去、その前にはまた点検費用というものもかかってきます。先ほどもお話ししたとおり、その負担というものが財政的に厳しいのが現状です。ここはぜひ、道路照明や防犯灯として市へ所有を移管することを検討していただけませんでしょうか。 66 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 67 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  市へ移管できないかということでございますけれども、ただいま波多江議員のほうから申されました商店街、イリスロードと名店街でございますけれども、これにつきましては、平成24年度に経済産業省の補助金を活用されております。国と県と市がそれぞれ負担をいたしまして整備をしておるところでございますけれども、商店街活性化を目的に設置をされたものでございまして、商店街において主体的な管理をするのが基本であるというふうに考えております。  以上でございます。 68 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 69 ◯2番(波多江貴士君)  その方法はないということでしょうか。 70 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 71 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  市での管理は考えておりません。  以上でございます。 72 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 73 ◯2番(波多江貴士君)  やはり市街地、あそこ前原の糸島の玄関口として、あの明かりを消すわけにはいかないというふうに思うんですね。だからといって、いつか来る耐用年数を迎えて放置することもできず、今、各通りで四十数本立っております。この撤去もできない、今ぎりぎり電気代が払えている状況に関して、どのように考えられますか。 74 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 75 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  確かに、駅から商店街の通り、非常に夜間もお客さんも多い状況ではございますけれども、当初の事業に取り組まれた目的、これはやはり基本とすべきだろうというふうに現在考えております。  以上です。 76 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 77 ◯2番(波多江貴士君)  平成24年にそういった経緯で設置したことではありますが、ぜひ国、県のほうとも協議いただいて、糸島の現状を伝えていただいて改善する方向で協議いただければというふうに今後も継続してお願いしたいと思います。  それともう1点、商店街の防犯対策についてお伺いします。  まず、平成26年、平成27年で新たに設置した防犯カメラについてお伺いいたします。糸島全体でですね。 78 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 79 ◯総務部長(田浦晃幹君)  まず、現在の数ということでお答えをさせていただきますが、平成28年3月の調査時点でございますけれども、今、市のほうが設置をいたしました防犯カメラが80基でございます。それから、市以外で設置をしておりますのが22基ということで、合計102基でございます。 80 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 81 ◯2番(波多江貴士君)  部長、新たに平成26年、平成27年で設置したカメラの数と、その設置に至った経緯、そちらもお願いします。 82 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 83 ◯総務部長(田浦晃幹君)  新たに設置をいたしました箇所ということでございますけれども、まず、波多江コミュニティ広場、それから、志摩中央公園、丸田池公園、中学校ということで、合わせて12基ほどでございます。  設置をした経緯につきましては、それぞれの施設の管理者と、あるいは警察署との協議等によりまして設置が必要である、防犯上対策として必要であるという観点から設置をさせていただいたものでございます。 84 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 85 ◯2番(波多江貴士君)  わかりました。市街地の中でも、特に南本町には数年前より警察から設置に対する要望があっております。  ここで、あるデータを御紹介いたします。先日、消防本部のほうよりいただいたデータなんですが、平成27年中に救急搬送された件数です。こちらは急病や病気は省いております。そちらが前原、志摩、二丈、合計で1,156件ございまして、その中で加害による搬送は市内全体で14件発生しております。そのうち8件が前原小学校区であり、その8件全てが前原中央で発生しております。  救急搬送まで至らなかったもの、わかりやすく言うと、例えば、けんかで殴られたとか、そういったものまで含めると、これは私の考えですが、この数倍になるのではというふうに考えられると思います。  このような状況を危惧して、例えば、商店主らがチャリティーゴルフコンペを行い防犯カメラ設置をと市へ寄附をされているという動きもございます。  そういった現状を踏まえて、市の施設の中からとの基準も十分理解いたしますけれども、こういった危険度という基準もぜひ考えていただけないかなと思いますが、いかがでしょうか。
    86 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 87 ◯総務部長(田浦晃幹君)  まずは、この防犯カメラの設置、今、議員おっしゃいましたように、市の方針といたしましては、まず市が管理をいたします施設に設置をするという考え方で進めさせていただいております。  そういう地域のいろんな実情について、それぞれの地域のほうで御検討いただいて御提案等いただければなというふうに思いますが、基本的には、市は市の施設、それ以外についてはそれぞれの対応をしていただきたいというふうに考えております。  ただ、そういった設置をされる際の市の支援といいますか、協議については十分対応させていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 88 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 89 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  私のほうから商店街関係の防犯カメラの設置について答弁をさせていただきますけれども、前原の名店街でも平成25年度に名店街が事業主体となって3台設置をされております。当時は、国の補助事業もあったんですけれども、現在はこの事業は廃止をされておるようでございます。福岡県のほうが、行きたくなる商店街づくり事業補助金ということで、県の補助金プラスこれも市の補助というのが条件になってきますけれども、御要望の箇所があれば、予算との調整も必要ではございますけれども、こういう事業を活用していただければと思っております。  以上です。 90 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 91 ◯建設都市部長(三角孝志君)  今、前原中央付近で犯罪が多いというような話がありました。駅、公園でいいますと、当然、議員言われますように、危険度を考えながら警察と協議をしながら前原駅と丸田公園については増設を平成26、27年度で防犯カメラを設置させていただいたというところでございます。  以上でございます。 92 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 93 ◯2番(波多江貴士君)  わかりました。南本町や中心市街地に関しては、あくまでテナントであって、住民ではないという現状があるんですね。ですから、そういった夜間の危険度等は商店主は十分把握しているんですが、そういった声が行政区には届きにくいという現状があります。また、中には、前原ではトラブル等が多いので飲みたくないであるとか、友人と飲むときはいいけど会社関係で飲むときは避けているとか、そういった声もちらほら聞かれます。  先ほどお話しした設置に関して、公共施設の中からの優先順位というものもわかりますが、ぜひ今後、検討の中で危険度等を警察等と協議いただいて、改めて設定していただければというふうにお願いいたします。  続いて、2番目の質問の市内のグラウンドの有効活用についてお伺いいたします。  まず、屋外運動施設の利用状況を教えてください。 94 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 95 ◯教育部長(泊 早苗君)  市内にはグラウンドが野球場4カ所、運動場5カ所の計5カ所(71ページで訂正)ございまして、平成26年度実績で年間2,070件の利用がございました。利用率に換算しますと、平成27年度の最新データでは49%となっておるところでございます。 96 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 97 ◯2番(波多江貴士君)  その49%の数字なんですが、週末に特化した数字としてはいかがでしょうか。 98 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 99 ◯教育部長(泊 早苗君)  まず、先ほどの訂正をさせていただきたいと存じます。  市内グラウンドは野球場4カ所、運動場5カ所の計9カ所でございます。  それから、週末の利用状況でございますが、平成27年度の実績で、土日、祭日の利用率は74.2%でございまして、雨天による利用取りやめやキャンセルを含めますと、9割近い利用率になります。 100 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 101 ◯2番(波多江貴士君)  その数字というのは現状としてスポーツ団体の希望を満たされているというふうには考えにくいと思うんですが、先日も、前回の議会でもお伝えしましたが、福岡県体育協会のデータでは、久留米市や北九州市、福岡市等も含めた県内43市町村の中で、団体数、団員数ともにスポーツ少年団の数は、糸島市は3位となっております。それだけ多くの団体が活動しているわけなんですが、このことは本市の青少年の健全育成に大きく寄与していると言えると思います。  そんな中で、深江の2万平米ある二丈交流体験広場、こちらが生涯学習課のホームページの運動施設一覧に載っていないという現状がございます。市民からすると、まさか農業振興課のページにこれだけ広大な広場の情報が載っているとは思わない、見つけ切れないと思うんですね。せめてホームページ上では一覧の中に加えることはできませんでしょうか。 102 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 103 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  この糸島市交流体験広場でございますが、設置条例がございまして、一般のグラウンドと同じ取り扱いとはなっておりません。この条例の中では、住民と都市住民の農業体験の場、憩いの場及び交流の場ということで、そういう目的で設置されておりますので、現在のところ同じ取り扱いということにはならないかというふうに思っております。  以上です。 104 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 105 ◯2番(波多江貴士君)  しかし、現状として、週に4回、少年野球が練習していますよね。今の御答弁は実情にはそぐわないというふうに思いますが、いかがですか。 106 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 107 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  現在の交流体験広場の利用状況ですけれども、通常は開放型で家族連れ、グループ、あるいは校区の行事等に利用していただいております。今、波多江議員言われますように、地域の少年野球、現在のところ毎週火曜日と木曜日、それと土日、祝日ということで利用されております。  先ほど教育部のほうから市内のグラウンドの利用状況もございました。この芝生の広場の一部に土のグラウンドの部分もございますので、このあたりの利用について、今後検討する必要もあるというふうに考えております。  以上です。 108 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 109 ◯2番(波多江貴士君)  今の御答弁ちょっとはっきりわからなかったんですが、多目的体育館の整備構想の中でも、3つの目標の1つとして、いつでもどこでも誰でも気軽に参加できるスポーツ環境づくりというものが上げられております。現在の利用に関して、一方で少年野球が使っている状況があるとすれば、当然、市民に対しては広く公平に利用を許可するべきであるというふうに考えますが、いかがですか。 110 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 111 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  先ほど条例上の設置目的を答弁させていただきました。開放するということを第一の目的として現在使用しております。その中で、深江の地元の少年野球チームが利用しておる状況でございますので、今後、スポーツ団体の利用状況を鑑みながら、この施設の活用方法についても検討してまいらないといけないというふうに考えております。  以上です。 112 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 113 ◯2番(波多江貴士君)  今後の検討ということですが、あちらの施設、別の見方をすれば、交流施設、宿泊施設がありますよね。ああいったものも考えたときに、例えば、あそこの施設の近くにはスーパーがあったり、コインランドリーがあったり、また海があったり、また宿泊、また近くにはホテルもあります。そういった部分まで考えると、今後、スポーツ合宿であるとか、そういったものも十分検討できる施設であると思うんですね。そういったものを県内外から誘致できれば、本当に二丈、深江地区の活性化にもつながりますし、今後、体育館の議論を進める中で、今の段階からそういうことに対する考え方や意識、そういったものも必要になってくる大事な部分じゃないかなと思いますが、そういった活用に関してはいかがですか。 114 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 115 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  この交流体験広場、先ほど申しましたけれども、農業分野での活用というものもございます。今言われました農業研修施設でございますけれども、農業研修生の受け入れ宿泊施設として、あるいはいろんな体験をする場のための、農業体験をする場のための宿泊施設でございます。この施設を整備するに当たりましては、県の交付金も活用、農業関係の交付金の活用、また地方債も活用させていただいておりますので、そういう財源といいますか、県の交付金との考え方も整理していく必要があろうかというふうに考えております。  現時点では、農業研修施設として宿泊施設については活用をしておる、そのような状況でございます。 116 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 117 ◯2番(波多江貴士君)  その点に関してはわかりました。  先ほどの質問に戻りますけど、野球と同じく、ほかの、例えば、サッカー、ラグビー、ラグビーに関しましては、引津ヤングラガーズ、40年続いたクラブチームなんですが、こちらはもう存続ができなくなり、中学生チームの伊都ヤングラガーズに吸収されたんですが、さきのワールドカップにて、15人だった部員数が50人に膨れ上がっております。今まで週に1回、引津小学校と、あと1日、あごらのグラウンドでしていたんですが、とても50人ではもうできない状況なんですね。とても本当、練習場所というものに困ってあります。そういったことも考えて、野球と同じく、ほかのスポーツも使うことは可能になりますよね。 118 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 119 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  先ほどから答弁いたしておりますが、市内のグラウンドの利用率、雨天時を含めると9割近い状況だということと、スポーツ少年団の数も県内第3位、非常に多いということでございます。この二丈交流体験広場のふれあい広場、土の広場部分に限定して答弁をさせていただきますけれども、これを開放するということにつきましては、どのようなスポーツが土のグラウンド部分で利用できるのか、このあたりを十分、条件がやはり出てこようかと思いますので、この諸条件をどういうスポーツが利用できるかを含めまして整理をして検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 120 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 121 ◯2番(波多江貴士君)  例えば、済みません、何度も。どのようなスポーツがというのは、どういう考えなんでしょうか。 122 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 123 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  野球の練習のときは、見られたらわかると思いますけれども、移動式のフェンス等を整備されております。芝生広場の南側部分につきましては開放型、お子さま連れで遊んでいただくといった、そういう広場でございますので、フェンスよりも北側部分でどういったスポーツができるのか、そのあたりを検討してまいりたいということでございます。土のグラウンド部分を含めてということで御理解いただきたいと思います。 124 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 125 ◯2番(波多江貴士君)  今までの答弁を振り返って、今現状として野球は当たり前のように使用している、週に4回使用している。その中で、ほかのスポーツもできますよねという質問に対して、何で歯切れのいい回答がいただけないのか、今後の検討になるのか、そこに対して疑問が残るんですが、いかがですか。 126 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 127 ◯産業振興部長(洞 孝文君)
     歯切れのいい回答をということでございますけれども、現在、野球は利用しておるわけでございますけれども、それ以外のスポーツ、例えば、今言われましたラグビーがあの土のグラウンド部分、移動式のフェンスまでの範囲内でできるものなのか、そのあたりの整理が必要であるということで答弁をさせていただいております。  決してほかのスポーツがだめだということで現在私答弁をしているつもりではございませんので、よろしくお願いしたいと思います。 128 ◯議長(谷口一成君)  谷口副市長。 129 ◯副市長(谷口俊弘君)  今、御指摘の交流体験広場、これは農業体験の場、憩いの場、交流の場、これを目的として設置した施設でございます。特に、広場につきましては、原則として少年野球の練習場として使用するということになっておりまして、これについては野球関係者との覚書が入っておりますので、非常に歯切れが悪い答弁になって申しわけないんですが、多額の経費をもって整備した広場でございますので、今後、より多くの方に御利用いただき、利用効率を高めていく必要があろうかと思います。  そこで、現在は公共施設等総合管理計画の策定中でございまして、どういった利用に範囲を広めていくのか、その辺はしっかりと計画の中で検討させていただきたい。ただ、方向としては、より多くの方々が御利用できるように前向きに検討していきたいということで御理解をお願いいたします。 130 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 131 ◯2番(波多江貴士君)  今の副市長の答弁の中にありました覚書についてなんですが、私ちょっと不勉強で詳しくないんですが、その覚書というものは、市のいろいろな条例や規則や決まり事の中で、どういった取り扱い、位置づけになるんですか。また、いつの時代に、どこと誰が交わした覚書になるんでしょうか。 132 ◯議長(谷口一成君)  谷口副市長。 133 ◯副市長(谷口俊弘君)  これは合併前の旧二丈町のときに整備をしたものでございますが、平成21年12月10日に、当時の二丈町長と深江ホープス保護者会と結んだ覚書でございます。  この覚書の性質でございますが、これは通常の契約と変わらない、私法上の契約と変わらない効力を持っておるものというふうに思っております。 134 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 135 ◯2番(波多江貴士君)  そういった覚書等は公表されているんですか。 136 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 137 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  必要であれば公表──必要であればというか、公表する書類である、公文書であるというふうに考えております。 138 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 139 ◯2番(波多江貴士君)  何度も済みません、最後に確認ですが、その条例をも上回るというものになるんでしょうか。条例の中には、利用に関して2カ月前から15日前までに申請を出すと。これは確認したんですが、同時であれば先着順であるというふうに確認がとれています。それをも上回る覚書の効力があるということでしょうか。 140 ◯議長(谷口一成君)  谷口副市長。 141 ◯副市長(谷口俊弘君)  条例と覚書の性質の話でございますが、条例を上回るとかいう、そういうものではございません。条例は条例、そしてこの覚書については、お互いに結んだ紳士協定でございます。それはそれとて確実に守っていかなければならないというふうに思っておるところでございます。  それで、条例に今そのように規定されているということでございますが、まずは覚書で原則として少年野球の練習場として使用することができるという規定がございますので、今のところはそれ以外のあいた時間で優先順位を決めて受け付けをしているということでございます。 142 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 143 ◯2番(波多江貴士君)  先ほどから何度も繰り返しますとおり、広く公平にという観点でいうと、例えば、極端な話、あしたの朝一に開庁と同時に2カ月後の予約を入れたとします。その場合、市の判断としては、当然、覚書をもとに野球が優先され、野球を否定しているわけではないんですよ、言いますけど。野球が優先されるということになるんですか。確認です。 144 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 145 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  先ほど副市長のほうから答弁をいたしましたけれども、この覚書で優先的にということになっておりますので、野球のほうを優先して使用ということで考えております。 146 ◯議長(谷口一成君)  あいたときはよかっちゃろうもん、あいたときは。谷口副市長、どうぞ。 147 ◯副市長(谷口俊弘君)  公平性に欠けるという御指摘でございますが、これは今、覚書を締結している以上、これは守っていかなくちゃいけませんので、まずもって、この締結をしている深江ホープス保護者会とこの覚書について再度協議をさせていただきたい。  それから、幅広く御利用していただくために、先ほど申し上げました、今、策定中の公共施設等総合管理計画においてその利用範囲等も検討していきたい、そのように思っております。 148 ◯議長(谷口一成君)  月、水、金はよかったい。あいとう。月、水、金はくさ、今……(発言する者あり)波多江議員。 149 ◯2番(波多江貴士君)  いや、今、議長がおっしゃったとおり、そこに対する明確な歯切れのいい答えもないので、ちょっとこういう感じになっていますけど、先ほどの部長のお話をもとに話しますと、今、私、何回も確認しに行ったんですけど、野球に関しても移動式のフェンスも6割ぐらいのところに設置してあるんですね。だから、広さ的にも十分ありますし、また、条例の中にはスパイクの使用に関してうたってありませんが、ホームページ上にはあります。ただ、このスパイクに関しましても、芝生の管理と芝生のグラウンド等の設計等をやっている九州グラウンドというところに確認したんですが、例えば、ラグビーの練習が週に1回行われましたといっても、何のダメージもないと。かえって芝生の成長を促進する場合もあるというふうに聞いております。多分、これは僕の推測でしかないんですが、芝生の中はスパイクは禁止となっている部分に関して、多分検証はされていないと思うんですね。ですから、先ほどの部長のお話の今後の検討の中に、スパイクの使用、当然、ラグビーはボールも蹴ります。その中で、サッカーもそうですが、スパイクを履かずに練習というものはちょっと厳しいと思うんですね。今、現状、野球が芝生の部分も大きくせり出して、土の部分と芝生の部分と6割ぐらい使ってやっている現状もありますので、そこを最後にお願いします。 150 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 151 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  確かに、ホームページ上で注意事項として、ふれあい広場の利用に際してスパイクなどの使用は認められませんということでしております。しかしながら、現在、少年野球チーム、当然、野球の練習をする際はスパイクを使用しておりますので、これはふれあい広場全体、芝生の部分を含めてスパイクの使用を禁止ということであらわしておりますので、今後、土のグラウンドの部分を含めて、どのようなスポーツができるのか、スパイクの使用も含めて、そういう点で諸条件を整理させていただきたいということで、よろしく御理解をお願いしたいと思います。 152 ◯議長(谷口一成君)  波多江議員。 153 ◯2番(波多江貴士君)  平成28年の教育方針の中にも、2019年のラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピックを前に、スポーツ人口をふやす大きなチャンスと考えているとあります。既存の体育施設を適正に管理し、利用者の安全性、快適性を確保しますと。最初に戻れば、体育施設じゃないということでしょうが、現状として、実情として、実際運動がされていますので、そこの部分も踏まえて早急に検討していただいて、利用規約、また条例等を見直すこともあるかもしれませんが、対応をよろしくお願いします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 154 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして、波多江議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は11時10分といたします。      (午前10時58分 休憩)      (午前11時08分 再開) 155 ◯議長(谷口一成君)  再開します。  次に、5番柳明夫議員の発言を許可します。柳議員。 156 ◯5番(柳 明夫君)  5番、総務文教常任委員、日本共産党の柳明夫でございます。議長の許可がありましたので、通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。  まず私は、新駅の建設についてお伺いいたします。  最初に、駅舎・ホーム新設、あるいは自由通路、それから周辺整備、それぞれに分けての現在の費用の見積もりをお答えいただければと思います。 157 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 158 ◯建設都市部長(三角孝志君)  新駅関係の現時点での金額についてでございます。実施計画ベースでお答えをさせていただきます。  駅舎、それから、ホームにつきましては、9億9,300万円、それから、自由通路につきましては、4億5,305万5,000円、それから、南北交通広場につきましては、6億4,400万円、それから、周辺整備といたしまして北口停車場線でございますけれども、3億6,082万円、それから、その他道路の周辺整備といたしまして、8,480万円、合計で25億3,567万5,000円を予定いたしておるところでございます。  以上でございます。 159 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 160 ◯5番(柳 明夫君)  今そういうお答えがありました。  それで、まず駅舎・ホームについてですけれども、私が当選いたしまして議会に入ったころは、ちょうど新設が発表された時点でした。そのときは8億円という話。去年は9億円というお話が議会の中でも出てきました。  ところが、今回の実施計画で具体的な数字が初めて出てきたわけですけれども、先ほどのお答えのように、もう10億円近く、要するに1年で1億円ずつふえてきているわけですね。そのほかも、私もちょっと昨年とことしの実施計画書を比べてびっくりしたわけですけれども、昨年度の実施計画の金額、これが周辺整備で新駅交通広場、自由通路、北口の整備、それから、いわゆる新駅周辺整備で糸高のあの踏切等々、そこら辺の合計が昨年は10億6,000万円でした。ところが、ことしは15億4,200万円ですね。5億円近くふえているわけです。この理由は何なんでしょうか。 161 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 162 ◯建設都市部長(三角孝志君)  まず、駅舎の金額の増加についてお答えをさせていただきますけれども、2014年の発表時の8億円につきましては、工事費のみでございました。昨年の9億円につきましては、ホーム柵1億円を設置することとなった場合の工事費の増加分でございます。今回の実施計画の額でございますけれども、昨年説明をいたしました9億円に、設計委託費の4,100万円、それから、建設資材、労務費の高騰などの工事費の精査による増加分として5,000万円、総額で9億9,300万円となっておるところでございます。  それから、その他、駅舎以外の増加の原因でございますけれども、まず、用地費の高騰がございます。不動産鑑定士に相談をいたしました結果、昨年から近隣の不動産取引価格、これは実勢価格でございますけれども、駅ができることを先取りして高騰しているということでございましたので、用地買収費が増額をいたしております。  それから、設計の関係でございますけれども、当初は基本設計を概算事業費で精査を──基本設計で当初は行っておりました。その基本設計を、概算事業費を精査しましたところ、近年の建設資材、あるいは労務費の高騰等によって増額になったというものでございます。  それから、駅周辺整備事業につきましては、新たに新駅北口の交通混雑の解消のために、北口の広場西側に道路を新設するということにいたしましたので、その分が増加をしたということでございます。  以上でございます。 163 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 164 ◯5番(柳 明夫君)  駅舎について、8億円は工事費のみでした、9億円はそれにホーム柵1億円を設置するということで9億円にしました。  今回、設計費4,000万円、それから、工事費の高騰分5,000万円、それを積み上げて10億円近いと。そしたら、なぜ最初からそういう数字を検討しておっしゃらないんでしょうか、いかがですか。 165 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 166 ◯建設都市部長(三角孝志君)
     まず、2014年当時でございますけれども、まだ駅舎の詳細設計が決まっておりませんでした。その関係から、その当時は、ただ単に概算の工事費のみを発表しておったものでございまして、設計委託をなぜ組まなかったのかという理由は、特にはございません。  それから、ホーム柵につきましては、覚書の締結時にJR九州の方針がまだ決まっておりませんでした。その当時、着工までに下山門駅、それから筑前前原駅間に一斉にこのホーム柵の整備を決定したときは、新駅にも設置するという書面を交わしておりました。  現時点で、まだJR九州のほうでホーム柵の設置というのは決定はしておりませんけれども、国の移動等円滑化の促進に関する基本方針におきまして、可能な限り設置を促進するということになっておりますので、今回、この実施計画の中にホーム柵の経費分も含んで計上をさせていただいたというものでございます。  以上でございます。 167 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 168 ◯5番(柳 明夫君)  るる説明があったんですけれども、我々議会としては、8億円で済むのか、それにしても募金は4億円だなと、大変だなと。10億円になったら半分の5億円になるわけですよね。そういう計画なんでしょう。後でそれはお伺いいたしますけれども。  それで、この駅舎・ホームの費用は、これでほぼ決まりなんでしょうか。それとも今後また変動する余地は大いにあるということなんでしょうか。 169 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 170 ◯建設都市部長(三角孝志君)  来年度、詳細設計を行う予定でございます。現時点の事業費につきましては、基本設計における概算費でございます。先ほども言いますように、近年、建設資材、あるいは労務費が急騰しておりまして、ふえる可能性はあるのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 171 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 172 ◯5番(柳 明夫君)  やっぱりふえる可能性があるということですね。そういう御答弁をいただきました。  そのほかの、去年、10億6,000万円、それがことし15億4,200万円、5億円近くふえているわけですけれども、この費用についても、そういうことであれば私は今後またさらに高騰していくんではないか、増嵩していくんではないかという懸念を持っておりますが、いかがでしょうか。 173 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 174 ◯建設都市部長(三角孝志君)  現時点でどの程度上がるというのはなかなか申し上げにくいというところがありますけれども、先ほども言いますように、近年の社会情勢あたりを考えてみますと、やはり若干上がるのではないかというふうには思っておるところでございます。 175 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 176 ◯5番(柳 明夫君)  市としては、これはもう上がるだろうと、上がるという認識を持っているということは今はっきり御答弁いただいたわけです。そのことが今後、市の財政の圧迫要因になるんではないかと、非常に私はその点懸念しておりますが、それはまた後の論議に譲りたいと思います。  それで、これまでのJR九州との交渉の経過についてですけれども、ある市民の方がJRとの協議書を情報公開請求されて、その資料をいただきました。それに基づいて幾つか質問したいと思います。  まず、新駅建設は、市と、それから、今の建設促進会、このどちらが中心になって進めているのか、両者の役割分担はどうなっているか、お伺いしたいと思います。 177 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 178 ◯企画部長(柴田 潔君)  それにつきましては私のほうから答弁させていただきます。  新駅設置については、覚書を締結したJR九州、それから市、建設促進会の3者で取り組んでおるものでございます。  周辺整備、それから地域対策、費用負担等につきましては、市と建設促進会で役割分担しまして、市民との協働で進めております。  建設促進会については、その役割でございますけれども、寄附の推進であったり、用地や地域合意対策、それから、新駅を中心にしたまちづくりの合意形成などを受け持っていただいております。  また、市につきましては、基金への寄附の受け入れと管理、それから、交付金獲得のための事務、自由通路や駅前広場などの周辺整備、またそのためのJRとの調整などを役割としております。  以上でございます。 179 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 180 ◯5番(柳 明夫君)  促進会の事務局が市に置かれているわけですけれども、市は事務局としてどのような役割を果たされて、今ちょっとお話もありました。もう少し具体的にお答えいただきたいと思います。 181 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 182 ◯企画部長(柴田 潔君)  市の事務局としての役割ということでございますけれども、新駅設置の請願、それから、覚書締結に際しまして、建設促進会の意思を文書にまとめてJRに伝えるという役目を担ってまいりました。また、寄附活動や地域対策では、各部会の意思を実行するための事務的な役割を担ってまいりました。具体的には以上でございます。 183 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 184 ◯5番(柳 明夫君)  そういうふうにおっしゃるわけですけれども、情報公開請求で明らかにされたJRとの協議、これは平成24年から平成27年まで9回行われています。9回分の資料が出てきているということですね。それで、全て市の職員のみが参加しているわけですね。駅舎の新設、駅前広場や道路整備など、そういう問題でJRと突っ込んだ協議をやっています。ですから、事実上、市が中心になって新駅の建設を進めているというふうに考えてもおかしくない状況だと思うんですが、その点はいかがですか。 185 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 186 ◯企画部長(柴田 潔君)  市は、まず促進会の事務局だったと、事務局の役割を果たしているということで申し上げましたが、新駅周辺整備の取り組みにつきましては、駅舎の設置だけの事業ではございません。新駅を核としたまちづくりを進めるために取り組んでいるものでございます。第1次の糸島市の長期総合計画の基本構想にも掲げられた事業でございまして、JR、先ほども言いますように、建設促進会、市で役割分担をして進めているということで御理解いただきたいと思います。  以上です。 187 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 188 ◯5番(柳 明夫君)  周辺整備は市の仕事であるから、それに一体となって駅舎・ホームの建設もやっぱり協議するという、そういうことはわかるわけです。そうであれば、実際、もう市が中心になって、もちろん周辺の方々がつくられておられる期成会ですね、それと一体という意味ではわかりますけれども、実務的にはそうだというふうにはっきりもうお答えいただいたほうが、我々議会としても理解しやすいと思うんですよ。そのことはまた、これは私の意見です。  次の質問に移りますけれども、公開された協議書、これなんですよね。非常に黒塗りが多いんです。黒い部分が多い。これはなぜこんなに黒塗りが多いのか。JRの方が言われた部分は、相手のこともあるからというのはわかるんですけれども、市が発言された部分もかなり黒塗りなんです。それはなぜなんでしょうか。 189 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 190 ◯企画部長(柴田 潔君)  情報公開条例に基づいて公開についてはしてきております。JR九州の事業活動上の利益が損なわれるため、また、公開することによって、自由で率直な意見交換、提案等が阻害される、そういったおそれもございます。そういったことから、さっき申しますように、条例に基づいて一部非公開としたものでございます。  以上です。 191 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 192 ◯5番(柳 明夫君)  一部といっても恐らく4割ぐらいかなと、特に最初の協議は、いう感じがするわけです。そういう認識だということはわかりました。  そこで、少し具体的な、この協議書の中にある問題についてお伺いしますけれども、平成27年8月4日の事務協議では、駅舎の設計費用はJRの請求に対して、それじゃ払い切れないから、俗に言えば、平易な言葉で言えば、払い切れないから200万円引き下げられないかと。これは理由は、自由通路の設計時に2カ所ボーリングをやっているから、そのボーリング調査がもう要らない、そのデータが使えるということで、JR側もそれを納得しましてそういうことになっているわけですけれども、それで、つまりボーリング調査を改めてやらないということで、安全性が保てるのか、ちょっとそこは不安なんですが、いかがですか。 193 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 194 ◯建設都市部長(三角孝志君)  ボーリング調査の関係でございますけれども、当初、駅舎の基本設計では2カ所のボーリング調査を予定しておりました。自由通路の基本設計時に2カ所のボーリング調査を行った結果、そのデータが駅舎の基本設計にも活用できるということがわかりました。駅舎の基本設計では、あと1カ所の調査で事足りると判断したものでございまして、安全性には何ら問題はないというふうに考えております。  以上でございます。 195 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 196 ◯5番(柳 明夫君)  私も専門家でありませんから、そういう市の言葉を信用するしかありませんけれども、安全性に問題はないということを今確かにおっしゃったわけですね。  それからもう1つ、私は、これは推測なんですけれども、この協議書の黒塗りのところで話し合われたのかなという気もするんですが、結局、この協議の結果、交わされた覚書がございますね。その第13条に、市はJR九州が新駅舎等の取得のために生じる税負担の減免について、関係機関に最大限の働きかけを行うものとするという文言があります。これは間違いありませんですね。 197 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 198 ◯企画部長(柴田 潔君)  はい、覚書に記載されている分については、今おっしゃった分については間違いございません。  以上です。 199 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 200 ◯5番(柳 明夫君)  率直に言って、JRはもう民間企業ですよ。その民間企業の税の減免のためになぜ市が覚書まで交わして奔走しなきゃいけないのかということを思うわけですけれども、この条文の中身ですね、具体的にお願いしたいと思うんですけれども、取得のために生じる税負担とは何なのか。何を指すのか。それから、関係機関とはどこなのか。どのような働きかけを行うのか。これをお聞きしたいと思います。 201 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 202 ◯企画部長(柴田 潔君)  この覚書については、その条文についてでございますけれども、具体的な想定はございません。しかし、もし該当するものが発生した場合の基本的な協力体制を確認する規定にすぎません。  これは、この部分については、JRから示されたひな形にございまして、加えることを求められたということから、これを規定の中に入れているということでございます。  関係機関についても、そういったことで具体的には想定しておりません。  以上です。 203 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 204 ◯5番(柳 明夫君)  具体的な想定はないということですね。これちょっと私、意外なお答えなんですよ。もう少しこの税目でこうだと、そういうものがあってならまだ話はわかるんです。具体的な想定がないというお答えは、ちょっとこれはやっぱり市民の立場から見ると、無責任なことではないか。なぜ市はそういうものをのまされてしまうのかということなんですよね。そのことについてはいかがですか。
    205 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 206 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほどから申しますように、課税庁といいますか、そういったことについても具体的に想定はしておりません。基本的には、こういった減免等については、それぞれの条例であるとか規定に基づいて対応されるものだと思っております。そういったことが基本にはあると考えております。  以上です。 207 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 208 ◯5番(柳 明夫君)  税というのはそうなんですよね。かなり細かい規定がある。税法がある。条例がある。規程がある。それに従って減免できるものは減免できる。できないものはできないんです。この条項があるということは、そういう具体的な取り決めがないところでJRが税の減免をしてほしいと、市は、そういうJR側の要望に応じて関係諸機関と協議してくれ、奔走してくれ、そういうぐあいに受け取れるんですよね。ちょっとしつこいでしょうけど、その点はいかがですか。 209 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 210 ◯企画部長(柴田 潔君)  最大限の協力という部分でございますけれども、やはり減免等については、そういった規定に基づいてなされるものだと思っておりますが、例えば、その適用に必要な資料、それを市からの資料を提供するとか、事実の説明などを行うということが考えられると思っております。  以上です。 211 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 212 ◯5番(柳 明夫君)  そういうことであれば、はじめからそうおっしゃればいいわけですよ。具体的な規定が、具体的な想定がないというふうなお答えがあったわけですけれども、しかし、私、本当にこのくだりを読みまして、なぜJRのためにそれだけしなきゃいけないのかと。これはやっぱり、こういう事実を知った市民からは素朴な疑問が出てくるだろうというふうに考えております。  次に、駅舎・ホーム新設の費用の調達なんですけれども、設計と工事はJRに委託するとなっていますね。これは間違いないと思います。そうなりますと、もうこれは委託してしまうわけですから、入札をして安いほうにと、そういうこともないわけですね。もうJRのほうに任せてしまう。そうなりますと、先ほど9億円が9億9,000万円というぐあいに増高しているわけですけれども、この金額もJRが言ってくることに結局従う、そういうふうになってしまうおそれが強いと思うんですが、その点はいかがですか。 213 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 214 ◯建設都市部長(三角孝志君)  まず、駅舎については委託ではございませんで、JR九州が行う設計、工事費の費用を市が負担をするというものでございます。  それから、その負担額でございますけれども、公共工事の透明性確保に向けた国と鉄道会社の申し合わせに従いまして、工事費の明細を市に提示することとなっておりますので、JR九州が提出する設計書を市のほうで精査をいたしまして、同社と市が協議の上、決定をするということになってまいりますので、一方的に従うということではないというふうに思っております。  以上でございます。 215 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 216 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、一方的に従うということではないと、そのことを確認したいと思います。  この費用の調達は、約5億円が国庫補助、残りの約5億円、これが寄附金ということになるわけですね。  それで、市は市議会で繰り返し、駅、ホームには税金は投入しないという答弁をしてきました。例えば、2014年6月16日の伊藤議員の質問に対して、「以前から、この駅舎、ホームの建設費については、市民の税金は使わないということでお答えしてきておりますが、そういうことで進めます」というふうにお答えになっています。  改めて聞きますけれども、市民の税金を投入しない、その理由は何なんでしょうか。 217 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 218 ◯企画部長(柴田 潔君)  合併前は、土地区画整理組合が主体となって、この新駅設置については、その区画整理事業と一体のものとして取り組んでおられました。  当時の法律では、市が、自治体がJRに対して新駅の建設費を寄附することはできませんでした。その後、法律改正がございまして、工事費の負担が可能になったり、先ほど申します区画整理事業から新駅設置の取り組みが切り離されたりといった状況がございました。そういったことはございましたけれども、市民に対しては、先ほどから議員おっしゃいましたけれども、引き続きこの駅舎建設費に市民の税金は使わないという方針を維持してきたものでございます。  以上でございます。 219 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 220 ◯5番(柳 明夫君)  2011年に法の改正があって、2010年に浦議員に、財政の健全化に関する法律があるからできないというお答えがありましたね。しかし、それは変わった。しかし、その後も、市民の税金は使わないということは貫いておられるということなんですが、なぜかということに対してのお答えがもうひとつあれなんですが、いかがですか。 221 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 222 ◯企画部長(柴田 潔君)  合併時にもそういったことで市民の方にも市民の税金は投入しないということでお伝えしてきております。それは約束だと考えておりますので、それについて、それを対応してきているということでございます。 223 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 224 ◯5番(柳 明夫君)  わかりました。今後もそれは変わらないですね、確認したいと思います。 225 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 226 ◯企画部長(柴田 潔君)  その方針は現時点では変わりございません。  以上です。 227 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 228 ◯5番(柳 明夫君)  はい、わかりました。  ふるさと納税、これで今、広範に寄附金を集めるという方策もとっておられます。現在のふるさと納税の新駅建設分、これはどれだけ集まっているか、また、それはどのような取り扱いをされるか、お答えいただきたいと思います。 229 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 230 ◯企画部長(柴田 潔君)  ことしの2月末時点でございますけれども、累計が約4,400万円でございます。その取り扱いということでございますけれども、寄附金については、ふるさと応援基金に積み立てていきまして、JR九州への負担金の支払いの際に、一般会計予算に歳出計上して支出させていただくということでございます。  以上です。 231 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 232 ◯5番(柳 明夫君)  今年度予算を見ますと、糸島市のふるさと納税も大分ふえてきているわけですけれども、ふるさと納税は歳入の17款にふるさと応援寄附金として1億2,000万円が計上されています。  一方、歳出の2款に、ふるさと応援寄附推進事業費として7,440万2,000円が計上されています。つまり、黒字は4,559万8,000円。結局、市に純粋に入ってくるのは寄附された金額の38%。62%が一般会計からの支出ということになるわけですね。  このふるさと納税の新駅建設分に対する市の財政負担分、今4,400万円というお答えが入ってくるほうでありました。同じような比率であれば、大体7割近く、3,000万円ぐらいあると思うんですが、その点はいかがですか。 233 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 234 ◯企画部長(柴田 潔君)  7割までは行っておりませんで、約2,500万円の経費を負担していると考えております。  以上です。 235 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 236 ◯5番(柳 明夫君)  予算書を見ますと、このふるさと応援寄附金の歳入分の1億2,000万円は、そのままふるさと応援基金に積み立てられることになっているわけです。この中に現状4,400万円と言われる新駅建設分も入ってくるということになるわけですよね。それをそのまま新駅建設分の寄附ですよということで、駅舎、ホーム建設に充てたら、市の財政負担分もそのまま投入されることになるんじゃないでしょうかね。そうなりますと、市民の税金は使わない、そういう方針の変更ということになりませんか、いかがでしょうか。 237 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 238 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほどの4,400万円というのは累計でございます。今年度末の累計ということで御理解いただきたいと思いますけれども、考え方といいますか、取り扱いについては、このふるさと応援基金のうちの、その寄附の目的で新駅建設にされた分については、全額を新駅建設の寄附金に充当、要するに支出に充当したいと考えております。  ただ、それについては、今4,400万円でございますけれども、今後、なお一層、建設促進会等と一緒になって、この寄附金については額をふやしていって、そういった部分で一般財源を充当しないでいいような形で進めさせていただきたいと考えております。  以上です。 239 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 240 ◯5番(柳 明夫君)  私が聞いているのは、そのまま、今4,400万円、これからふやすと。それを新駅建設分に充てれば、一般会計分の支出もあるわけですから、その分も一緒に充てることになるでしょうということです。いかがですか。 241 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 242 ◯企画部長(柴田 潔君)  はい、そのとおりでございます。 243 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 244 ◯5番(柳 明夫君)  そうなりますと、市民の税金は使わないという方針と違ってきます。それはどのように考えておられますか。 245 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長
    246 ◯企画部長(柴田 潔君)  それで、さっきちょっと言いましたけれども、お礼品の相当額が上乗せできますように、基金の中に上乗せできますように、さっき言いますように、促進会とともに、新駅設置に係る寄附を募っていきたいと考えております。  以上です。 247 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 248 ◯5番(柳 明夫君)  いや、だから、お礼品をどうのこうのとおっしゃるけれども、それは委託費として払うわけですよ、一般会計から。結局、黒字になっているのは今の時点で38%ぐらい。新駅分はもっと黒字が多いのかもしれません。一方でまた税額控除もあるわけでしょう。要するに、1万円納めれば、2,000円だけ市に入ってくる。一方で交付税措置もあるみたいですけれども、そういうことも考えれば、例えば、1億円集まっても、恐らく6割、7割、あるいはもうちょっと行くかもしれません、それは一般会計からの持ち出しもあるよと、その分も含めて新駅の建設費用に充てるんですかと。そうであれば方針の変更でしょうというふうに私は言っているわけです。その点いかがですか。 249 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 250 ◯企画部長(柴田 潔君)  ですから、そういった分、これはあれですけれども、そういった部分が、要するに贈答品分、経費分が賄えるように寄附を募っていきたい、いくということでございます。 251 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 252 ◯5番(柳 明夫君)  ふるさと納税全体のことを言っているわけではなくて、市の税金は使いませんというふうに先ほど私確認いたしました。しかし、そうなれば、結局使うでしょうということなんですよ。それはいかがですか。そうであれば、ちゃんと市民に説明するべきですよ。 253 ◯議長(谷口一成君)  谷口副市長。 254 ◯副市長(谷口俊弘君)  寄附金の取り扱いでございますけど、ふるさと応援寄附条例では、寄附金は寄附者が指定した費用に充てる場合でなければ使えないということになっております。したがいまして、返礼の経費に充てることはできませんので、その経費については一般財源から支出しておるというのが現状でございます。  ただ、部長が申しましたように、その経費分も上積みしていきたいということでございますが、当然、上積みになった場合、新駅の負担金以上に寄附金が集まるわけでございますので、その分につきましては、新駅周辺の自由通路、あるいは広場、そういった経費に充てさせていただきたいと思っております。  一旦は一般財源から返礼に伴う経費は出させていただきますが、寄附金のほうから駅舎じゃなくて、その周辺整備等に充てさせていただきたいというふうに思っています。 255 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 256 ◯5番(柳 明夫君)  その周辺整備に充てるとか、それはたくさん集まればそういうことも可能になるかもしれませんが、何度も何度も言っていますけれども、市民の税金を使わないということにもうならないわけですよ、これは。そのことはやっぱりはっきりね、そういうことだからそうなりますよということを市民に言うべき、議会にまずはっきり言うべきですよ。先ほど確認したように、市民の税金を使わない、これは変わりませんというふうにおっしゃった後で、そういうふうに説明される、これは非常に言っていることと実際のことと違うじゃないかということを私申し上げたいと思うんです。  時間もありませんから次の質問に移りますけれども、工事費用が今の10億円よりふえていくだろうということを先ほどおっしゃいました。まず間違いないでしょう、それは。もし寄附金、そうなりますと5億円を恐らく超えるかもしれません。これが集まらなかった場合はどう対応されますか。 257 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 258 ◯企画部長(柴田 潔君)  寄附については、事業の進捗に合わせて、まだ今からますますといいますか、そういった活動については進めていきたいと、これは促進会のほうと一緒になって進めさせていただきたいと思っております。  今の状況では4,400万円でございますけれども、先日も新聞等に出ましたけれども、平成28年から平成30年にかけては、市内の企業のほうからも一定の寄附をいただけるということもあっておりますので、そういった部分での対応も今後は見込めるのではないかと考えております。  以上でございます。 259 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 260 ◯5番(柳 明夫君)  だから、頑張るという話はわかるんです。かなり頑張ってこられたと思います。しかし集まらなかったらどうするんですか。大変な金額です、これは。5億円でしょう。その場合どうするんですかというのは明確な方針をお持ちじゃないんでしょうか。 261 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 262 ◯企画部長(柴田 潔君)  交付金以外で5億円ほど見込まれるわけでございますけれども、まず、土地区画整理組合等からの関係で約2.8億円ほど確保できるのではないかと考えております。それと、残りの2.2億円については、さっきから申しますように、企業、それから、市民、市外からの応援団等の寄附で賄っていきたいと考えております。  以上でございます。 263 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 264 ◯5番(柳 明夫君)  土地区画整理組合からの寄附を2.8億円見込んでいるという話がありました。これはちょっと具体的な数字ですが、大丈夫かなと思う。要するに、自発性、無理やり強制するわけにいかないわけですよね。その見通しはございますか。 265 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 266 ◯企画部長(柴田 潔君)  さっき言います2.2億円(84ページで訂正)の寄附でございますけれども、さっき言いましたが、新聞にも載っておりますように、単年5,000万円、計の1億5,000万円寄附をいただけるという話を、そういった目録をいただいております。そういったことから、この寄附の額については可能であると考えております。  以上です。 267 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 268 ◯5番(柳 明夫君)  2.8億円でしょう。 269 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 270 ◯企画部長(柴田 潔君)  済みません。この2.8億円の区画整理組合からの寄附といいますか、負担についても、これもそういったことで話がいただいておりますので、間違いないと考えております。  以上です。 271 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 272 ◯5番(柳 明夫君)  それは土地区画整理組合の話し合いの中でそれがはっきり打ち出されたというふうに理解してよろしいんですか。 273 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 274 ◯企画部長(柴田 潔君)  済みません、まだ確定ではないということでございます。 275 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 276 ◯5番(柳 明夫君)  ちょっと何ともあやふやなお話で、不安を非常に私感じてしまうんですけれども、あと質問される方もおられますので、また別の質問に移りたいと思います。  この駅舎、ホームがJRの所有となるわけで、今後、維持管理の費用はかからないと思いますけれども、それは確認したいと思いますが、いかがですか。駅舎、ホームの維持管理の費用ですね。 277 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 278 ◯企画部長(柴田 潔君)  駅舎及びホームの鉄道施設につきましては、完成後、JR九州が所有することになります。そういったことから、維持管理はJR九州が行うということでございます。  以上です。 279 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 280 ◯5番(柳 明夫君)  はい、わかりました。  それから、この新駅建設、前原東土地区画整理事業の費用対効果等々についてですけれども、前市長、松本さんは、新駅建設でかなり大きな財政投入になるけれども、その結果、土地区画整理事業もあわせまして人口増の経済効果でこれは取り戻せるというふうにおっしゃったという、そういう新聞記事を読んだ記憶があります。現在もこのように考えておられるかどうか。  それから、この新駅建設や土地区画整理事業の経済効果、税収効果の見通し、これをどのように立てておられるか、お答えいただきたいと思います。 281 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 282 ◯企画部長(柴田 潔君)  税収の話でございますけれども、この新駅の建設につきましては、周辺地域だけでございませんで、子育て世代の定住化であるとか、人口増加による経済の活性化など、本市全体の波及効果を見込んでおります。考えは変わらないのかということでございますけれども、変わりはございません。  あとについては建設都市部長のほうがお答えします。 283 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 284 ◯建設都市部長(三角孝志君)  新駅設置の効果につきましては、今、企画部長が答弁したとおりでございます。私のほうからは区画整理事業に限ってお答えをさせていただきたいと思います。  区画整理が完成しますと、固定資産税の土地と家屋につきまして、概算でございますけれども、固定資産税、それから市民税、合わせまして毎年約1億2,000万円程度の税収が見込まれるというふうに思っております。  それから、これ以外に市内での消費活動、あるいは定住促進などで、数字にはしがたい効果も大きいというふうに考えておるところでございます。例えば、市内小売業への支出について、住民1人当たり年間約70万円という統計データもあるというところでございます。  以上でございます。 285 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 286 ◯5番(柳 明夫君)  前原東土地区画整理事業に限って言えば、限ってというか、その辺の周辺の人口増ということだけ起こるというふうに考えれば、そういう答えも出てくると思います。しかし、全体をやっぱり見ていく必要がある。  2月26日に発表された国勢調査速報値では、福岡都市圏の福岡市を含む九州の中で、糸島市がただ1つ人口を減らしているわけですね。それで、もともと社人研の予測では9万7,600人ぐらいというのがありました。それよりも1,000人少ない9万6,600人という人口なんです。例えば、西区であれば、人口増がたしか1万4,000人近くで、この5年間、7.1%程度人口はふえている。お隣の西区ですね。なぜそういうことが起こっているのか。ここはやっぱり深い分析をする必要があると思います。
     そういうことを総体として考えたときに、仮に新駅建設で一時的に3,000人、今後5年、10年、ふえる可能性はあるでしょう。その一方で、周辺部の人口減の圧力、現状ではそっちのほうが強いと思うんです。で、3,000人ふえても、その圧力がある。そしてさらに、こういう大型宅地開発というのは、12月議会で私も言いましたけれども、高齢化、それから人口減少、同じ世代が一斉に入居しますから、30年、40年たつと、それが一気に表面化してくるわけですね。そういうことを考えたときに、今、福岡市寄りの筑肥線沿いの開発に新駅も含めて大きく財政をシフトさせている、そういうやり方をとっておられるわけですけれども、これはもう本当に、根本的に反省すべきではないかと私は思います。  浦志の新駅はできるんですが、JRは3月26日から一方的に加布里駅を無人化するわけですよ。深江駅を除いて、加布里から西は全て無人駅となる。これでは前原から西の地域の人口減少と高齢化、拍車をかけることになるのではないか、そう心配しています。30年、50年という長期の見通しに立って、バランスのとれたまちづくり、そのための財政の投入、これを計画的に行うべきだと思いますけれども、これはぜひ市長の御意見をお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 287 ◯議長(谷口一成君)  月形市長。 288 ◯市長(月形祐二君)  今、区画整理事業のことについて御意見をいただいたというふうに思っております。この区画整理のことにつきましては、九州大学の学研都市構想による事業、あるいは土地区画整理事業もあわせまして、それとあわせた新駅の設置、これらは市民ニーズと今後の本市の発展を見据えて長期総合計画、そして基本構想にも記載している取り組みであります。  あわせまして、良好な住環境の創出のためには、今言われましたその土地区画整理事業だけではなくて、地区計画制度などを活用いたしまして、豊かな自然と共生する暮らしを実現する田園居住のまちづくりも推進をしていきたいというふうに考えております。  今後も、市民のニーズを捉えまして、最少の経費で最大の効果を出す積極的な取り組みと、市民満足度向上や人口増の対策を組み合わせまして、堅実と発展のバランスをとりながら、まちづくりに取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 289 ◯議長(谷口一成君)  柳議員、質問の前に、時間配分、よろしくお願いします。通告事項は全て質問するということになっておりますので、よろしく。 290 ◯5番(柳 明夫君)  はい。  今、市長の御答弁もありましたけれども、それじゃ、将来の財政の見通し、人口ビジョンをもとにした長期の見通し、これくらいになるだろうという見通しは立てておられますか。 291 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 292 ◯総務部長(田浦晃幹君)  財政見通しということでございますが、今定例会前に御説明させていただきました5年間の中期財政見通しにつきましては作成をいたしておりますけれども、長期の見通しについては作成をいたしておりません。  以上でございます。 293 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 294 ◯5番(柳 明夫君)  私は、そういうお答えを予想しとったんですよ。見通しについてはまだ立てておりませんと。しかし、それで長期の計画、これから新駅建設、多目的体育館、それから庁舎の整備とか新設、それが見通せるのかということなんです。  前回の私の12月議会での質問に対して、今あるものをそのまま持ち続けた場合、公共施設等ですね、60億円。これは一般会計、上下水道予算のほぼ15%に当たります。そのコストがかかりますと。この中には、新規のもの、総合運動公園、多目的体育館、市庁舎新設などは入っていない、新駅も入っていませんと。  まずお伺いしますけれども、ちょっと時間もなくなってきましたが、60億円の施設累計別の内訳、これはちょっとお伺いしたいと思います。いかがですか。 295 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 296 ◯総務部長(田浦晃幹君)  累計別ということでございます。まず、教育系施設が15億円でございます。それから、行政系施設が3.5億円、福祉系施設が2.5億円、その他施設が3億円、合わせましてインフラ施設が36億円ということで、合計の60億円でございます。これにつきましては、総務省の更新費用試算ソフトのデータで推計をさせていただきました。  以上でございます。 297 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 298 ◯5番(柳 明夫君)  じゃ、総合運動公園、多目的体育館、市庁舎新設、JR新駅、これは含まれていないわけですよね。それを見通したとき、含めたとき、60億円という数字がどのくらいになるのか、それはちゃんとやっておられますか。 299 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 300 ◯総務部長(田浦晃幹君)  今申し上げましたのが、ランニングコストのイメージで60億円というお話をさせていただきましたので、新規の整備、建設分につきましては、このランニングコストの中には試算をいたしておりません。  以上でございます。 301 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 302 ◯5番(柳 明夫君)  それがはっきり出てこないと、私は議会としても議論のしようがないんではないかと思うんですよ。総合計画の中で、先ほど私申し上げた新設のものがいっぱいあるわけです。それがいいのかどうなのか、財政を窮迫させないのかどうなのか、その判断はつきません。やっぱりお答えはいただけないわけですね。いかがですか。 303 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 304 ◯総務部長(田浦晃幹君)  今、コストといいますか、今までも幾つかの議論の中で、整備費用というお話はずっとされてきたかというふうに思います。例えば、運動公園ですと74億円、庁舎ですと、前回の委員会で30億円から60億円と、こういった整備をするという費用では、おおむね現時点で140億円から170億円ぐらいの金額ではないかというふうには推計ができます。  以上でございます。 305 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 306 ◯5番(柳 明夫君)  ですから、140億円から170億円、これはランニングコストではありませんけれども、それを今後ランニングコストに換算した場合、これは国交省のソフトで出てくるわけですけど、やっぱり5億円から10億円ぐらい上積みになるんじゃないですかね。そうなりますと、今、一般会計、上下水道予算が15%、将来、財政は絶対縮小しますよ、人口が減りますから、どう考えても。ちょっと持ちこたえられなくなるんじゃないかと私、本当に危惧しています。  それで、大体この公共施設等の管理コスト、予算規模の何%が適正か、それはどのように考えておられますか。 307 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 308 ◯総務部長(田浦晃幹君)  今、60億円という数字もございましたが、私どものほうで先ほど説明いたしました一般会計の中期財政見通し、こちらのほうに予定をしております投資的経費、あるいは維持補修費、また運営費、こういったものを加えますと、60億円という金額になります。そういたしますと、大体割合では20%弱ぐらいではないかなというふうには思っております。  以上でございます。 309 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 310 ◯5番(柳 明夫君)  将来の見通しとして20%弱が適正だというお答えだと理解してよろしいわけですね。 311 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 312 ◯総務部長(田浦晃幹君)  そういった割合で推移をさせないと維持ができないだろうというふうに思っております。  以上でございます。 313 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 314 ◯5番(柳 明夫君)  例えば、神奈川県秦野市、人口17万人です。ここは、もう2008年ごろから公共施設のマネジメントをやっています、ずっと長期に。住民との話し合いも続けて、出してきた結論は、31%削減しなければ財政はもたないという結論を出しているわけですね。それから見ると、今のお答えというのは、ちょっとそれで大丈夫かと、本当に私は思ってしまうんですよ。これはもう時間がありませんからこれ以上お話できませんけれども、だから私は、本当にこれから持続可能なまちづくり、地域づくりのために、今ある新設の計画、思い切った見直しが必要ではないかと思うんです。これはなかなか勇気の要ることでしょう、執行部としては。それは、きちんと公共施設等のマネジメントをやって、数字を出して、その上でどうしていくのか、要するに、あれですね、合成の誤謬という言葉がありますよね。この施設は絶対必要だ、これも必要だ、あれも必要だと。それぞれ必要だと。いいものをつくろう。じゃ、結果的に総合すると、全体が破綻してしまう。そうなることを非常に私懸念しているんですが、私は思い切ってやるべきだと思うんですが、その点はいかがですか。 315 ◯議長(谷口一成君)  谷口副市長。 316 ◯副市長(谷口俊弘君)  議員御案内のとおり、平成27年度、平成28年度の2カ年で公共施設等総合管理計画の策定をさせていただいております。その後、平成29年度、平成30年度で個別の計画に入っていく予定でございます。  総量としては、今のところ20%以上を抑制しなければならないだろうというふうにしておりますが、この計画の中で、今後、どういった施設を改修するのか、あるいは統廃合していくのか、それを明らかにしていきたい、まさに議員がおっしゃる作業は今からやっていくということでございます。 317 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 318 ◯5番(柳 明夫君)  その作業の中で、私が言いたいのは、新設、これも思い切って考えていく必要があるということだと思うんですよ。  ちょっと調べてみました。先進的にもうやっているよというところです。例えば、埼玉県さいたま市は、これから40年間の年平均コストが700億円近くかかるから、原則として、箱物三原則というのを立てていまして、新規整備は原則として行わない、施設の更新は複合施設とする等々の原則。あるいは神奈川県秦野市、ここも新規の公共施設の建設は行わない、また優先度をつけて優先度の低いものは統廃合する、優先度、これは最も高いというのは義務教育、子育て支援、行政事務スペース、これは何とか確保しようと、そういう発想なんだそうです。近いところでは、熊本県大津町、昨年、総合管理計画を発表していますけれども、原則として新設はしないということを明確にしています。こういう見直しが本当に私今必要だと。議会として確かに、私が入る前ではありますけれども、庁舎の新設ですとか、あるいは総合運動公園とか、議会としてもやるべきだということは出しているわけですけれども、しかし、その時点では、このような公共施設等のマネジメントはできていなかったんです。これからやろうとしている。ですから、そこで私はもう一歩白紙に戻して、新たに検討し踏み出していくという、そういう思い切った転換が必要ではないかというふうに思います。  申しわけありません。次の質問に移らせていただきます。安定ヨウ素剤の問題に申しわけないが移らせていただきます。  廃炉作業が玄海原発で始まります。これは非常に高濃度の中での作業ですから、危険を伴うということが言われています。  伊万里市は、ことし九電との間で結んだ安全協定の中で、廃炉作業に入る前の事前説明を入れています。今の協定の中に入っていません。市として、この点を求めていくことが必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 319 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 320 ◯総務部長(田浦晃幹君)  協定の件ということでございますけれども、今回の原子炉の廃炉作業についての説明というのは事前に私どものほうも説明をいただいております。そういったことから、原子炉施設の変更等の平常時におけます具体的な情報の提供、こういったものは同様の規定がございます。協定を行っておりますので、事前に説明もいただいておりますことから、協定の変更は必要ではないというふうに思っております。  以上でございます。 321 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 322 ◯5番(柳 明夫君)  今の協定で大丈夫だという認識ですね。その点を確認します。  それで、ヨウ素剤の効果や今後の配備状況、計画、ちょっと2つまとめてですけど、お答えいただけますか。 323 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 324 ◯総務部長(田浦晃幹君)  まず、効果の部分でございますけれども、安定ヨウ素剤の服用につきましては、原発事故等で放出された放射性ヨウ素が呼吸とか、あるいは飲食物を通して体内に摂取された場合に、甲状腺への集積を低減する効果があるということでございます。  また、配備につきましては、現在のUPZ内の住民分につきましては、この安定ヨウ素剤につきましては平成24年度から備蓄を行っております。また、平成27年度に更新をさせていただいております。  あともう1つが、今後の計画ということでございますけれども、このUPZ圏外の住民分の安定ヨウ素剤につきましては、平成28年度の当初予算のほうに計上させていただいておりますので、予算を可決いただきましたら対応させていただきたいと思っております。
     以上でございます。 325 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 326 ◯5番(柳 明夫君)  まず、効果についてですが、市のわかりやすいパンフレットがあります。この中に、安定ヨウ素剤は放射能が来る24時間前に服用すれば90%以上の効果がある。来てしまったら、6時間から8時間以内であれば40%だが、それを過ぎるとほとんど効果がない。これはそういうことですね。はい。  それから配備状況ですが、全体的なことをおっしゃったんですけど、各地域への配備状況はどうなっていますか。 327 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 328 ◯総務部長(田浦晃幹君)  先ほどUPZ内ということでございますが、こちらのほうにはそれぞれの校区の公民館のほうに配備をさせていただいております。まず、福吉、深江、引津、一貴山、要するにUPZ圏内の校区公民館ということでございます。1万8,000人分の3回分ということで配備をさせていただいております。 329 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 330 ◯5番(柳 明夫君)  そういう配備状況なんですけれども、私がおととしの9月11日に一般質問で取り上げさせていただいたときに、田浦部長だったと思いますが、基本的には、じゃ、事故の場合どうしますかと、1週間をめどに屋内退避します。で、一時移転が行われるということなので、配布、服用は可能だと。プルームの通過前という部分については、PAZの区域だというお答えがありました。しかし、プルームが来るのはUPZも同じなんですよね。PAZとどういう違いがあるか。そのおそれが強いからUPZ圏が定められたわけですね。  それから、要するに放射能が来る前に服用しなければ、先ほど申し上げましたように、効果がほとんどないわけです。この答弁どおりの、1週間あるからその間に配布、服用ができますよ、あるいは服用できない人の診断もお医者さんができますよということであれば、結局、配備されているのは校区公民館、放射能の中で、誰がとりに行くのか、誰が住民に配っていくのか、その人たちは被曝するでしょう、恐らく。木造家屋が多いから、建物を通して放射能が入ってくるかもしれない。こういうことでは、安定ヨウ素剤の効果は全くない。予算計上しただけもったいないということになりかねないんです。そのあたり、今どのようにお考えでしょうか。 331 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 332 ◯総務部長(田浦晃幹君)  先ほどの配備の中で、姫島のはまゆうのほうにも配備をさせていただいております。  この配備、配布の体制、あるいは配布の方法、あわせまして安定ヨウ素剤を服用できない方、こういった方への対応等につきましては、現在、国、あるいは県と協議をさせていただいておりまして、協議が調い次第、服用マニュアルのほうを作成いたしまして体制を整えていきたいという状況でございます。  以上でございます。 333 ◯議長(谷口一成君)  柳議員。 334 ◯5番(柳 明夫君)  私、ここで提案したいのは、兵庫県篠山市、ここは原発から50キロ以上離れているところなんですけれども、そういうところでも昨年の12月から安定ヨウ素剤の事前配布、これに踏み切っています。もちろん、事前に診断もします。この人は大丈夫かどうかと、ちゃんと地域ごとに説明会を開いて丁寧にやっています。  確かに、事前配布をしますと、この前もニュースがありましたが、なくしたりとか、どこいってしまったかわからないとか、そういうことも起こり得るでしょう。しかし、もしもの場合を考えたときに、やっぱりそれはそうしたほうが住民の健康は、少なくともヨウ素だけは守れるわけですよね。  そこで私は、そういう対応を思い切って踏み切るべきではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。 335 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 336 ◯総務部長(田浦晃幹君)  先ほど答弁させていただきましたように、現在、国、県のほうと配備の方法等について協議をさせていただいております。  今、議員おっしゃいましたように、事前の配布というようなことも含めてということでございますが、そういったことも含めまして、県との協議、あるいは国との協議を進めながら検討させていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。(「終わります」と呼ぶ者あり) 337 ◯議長(谷口一成君)  これで柳議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は午後1時の予定です。      (午後0時08分 休憩)      (午後1時00分 再開) 338 ◯議長(谷口一成君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前中に続いて一般質問を行います。  19番浦伊三次議員の発言を許します。浦議員。 339 ◯19番(浦 伊三次君)  市民福祉常任委員会の浦でございます。議長の許可を得ましたので、一般質問させていただきます。  長い間この席に立つことはございませんでしたし、足が震えておりますが、私思いますに、市長の答弁はこれからの糸島市が進む道、また、部長の答弁も私は同じだと思っております。  午前中の問答を聞いておりますと、質問と答弁がかみ合わないところがかなりあったようでございますし、執行部におかれましても、てきぱきと自信を持って答弁していただきたいと思います。  きょう通告しております運動公園、避難場所、そういったものにつきまして一般質問しますけれども、前の柳議員の質問の中で、余り新しい事業を取り組まんがいいじゃないかというようなことを受けましたが、執行部のほうでも計画も立ててあるように感じます。あえて、私も柳議員と同じでしたけれども、新規事業に質問をさせていただきたいと思います。  さて、運動公園でございますが、現在までとこれからの計画について、まずお示しいただきたいと思っております。 340 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 341 ◯企画部長(柴田 潔君)  この運動公園の進め方につきまして、今までの状況と今後の進め方ということでございますけれども、簡単に概要を報告させていただきますが、平成27年度にPFI導入可能性調査を実施しました。その中で一定の報告等が出ておりますけれども、市としましては、その中で、やはり合併推進債を活用しようとすれば、一定、既存体育施設の統廃合、そういったことについての整理をする必要があるということで、それを総合管理計画の中で今後検討させていただくということと、PFI導入可能性調査の結果を受けまして、実質的な、具体的な規模でありますとか機能、そういったことをやはり市議会、それから、市民等々の意見も聞きながら固めていく必要があると考えておりまして、平成28年、平成29年でそういったものをつくる、総合管理計画ということでしておりますけれども、それをつくっていきたいと考えております。  当面の進め方については以上でございます。 342 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 343 ◯19番(浦 伊三次君)  正月の元旦号に、糸島新聞ですけれども、一面に大きく出ました。やっと動き出した運動公園、らしきものが出ました。あそこの土地ですけれども、蔵持地区にございますが、雷山運動広場というのと、ため池がございます。合わせてどのくらいの面積なのか。それから、周りに市民が持ってある農地がございます。それまで含めて記事に書いてあったんです。部長が今言われますけれども、決定しているんですか。 344 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 345 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほどPFI導入可能性調査のことを説明しましたけれども、今は、以前、市のほうで出しました整備構想に基づきまして、1万平米の体育館ということで想定してああいった絵といいますか、配置図を、それから調査をやったわけでございまして、これについてはまだ決定ではございません。先ほど申しますように、今から規模等についても検討していくということになります。  以上です。 346 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 347 ◯19番(浦 伊三次君)  それでは、今あります現状の広場、ため池跡と、御存じでしょうか、古川さんという方が田んぼを5反、糸島市、当時の前原市に寄附された。その方が、あるとき偶然、病院の待合室で一緒になったんです。そのとき言われたことが1つ、私はあそこに5反、前原にやってよかったと、糸島にやってよかったと。何でですなと言いますと、子供たちが一生懸命ソフトボールやら、お年寄りがグラウンドゴルフして遊びよる姿を見ると、本当によかったと。で、後に、まだ大きなグラウンドができますよ、大きな広場ができますよと。何年後でしょうかと。さあ、わからんと言いますと、古川さんという方が善意で糸島市にやられたんです。寄附されたんです。部長も知ってあると思いますが、なら、そのため池、ため池の面積はどのくらいあるか知りませんけれども、ため池はどうして今手に入れられたんですか、聞かせてください。 348 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 349 ◯企画部長(柴田 潔君)  まず、全体の面積、運動広場とため池の面積をちょっとお答えしていませんでしたのでお答えしますけど、全体で2.8ヘクタールほどになります。  あのため池は、旧名称は耕地池でございますけれども、あそこについては関係の農家といいますか、地権者等から寄附をいただいたということでございます。  以上です。 350 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 351 ◯19番(浦 伊三次君)  その50アールの田んぼ、寄附された古川さんと、ため池の水利権を放棄されたんでしょう、農家の方が。でしょう。当然でしょう。水利権を放棄しないとあれ埋め立てられんですよ。水利権者の、多分70人ぐらいおらっしゃるじゃないですか。糸島のために使ってくださいといって放棄された、また寄附された。それに対して糸島市は、この公園は、この土地は、周囲の農地を所有してある方まで入っているんでしょう。入っているんですか。 352 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 353 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほど申しますように、PFI導入可能性調査の中で図面等を引いておりますけれども、それは周辺の農地も含んででございます。それは含んでおります。  以上です。 354 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 355 ◯19番(浦 伊三次君)  それじゃ、やり方がまずいと思う。糸島新聞に1月1日、元旦号に出たときには、周辺の農地と書いてある。わかるんですよ、すぐ。地権者は、知らなかったと言わっしゃる人もおらっしゃるとです。知らんうちに自分の土地に線引いたと。非常に、何といいますか、憤慨してある方もおられます。やり方は、糸島新聞に、あるいは新聞に載る前に、そういった地権者に御相談というか、できるできんは別、まずは挨拶に行くべきじゃなかったかなと思いますが、いかがですか。 356 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 357 ◯企画部長(柴田 潔君)  議員おっしゃられますように、そういったこともあったかとは思いますけれども、まずはこれは構想として書かせていただいておりますので、そういったことで御理解いただけるのではないかと思います。  以上です。 358 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 359 ◯19番(浦 伊三次君)  構想というのは、市民にはわからんわけですよ。新聞にあれだけ載れば、うちの土地が入っとる、全然相談も来んやったということになります。そういった意味で、用地買収を協力願わにゃいかんというなら、もう少し慎重に当たるべきじゃないかなと思います。その件について一言と、今のままの土地でずっと置いておかれるわけですか。平成34年、平成35年が何か完成と聞きましたけれども、あと7年、8年あります。そういった意味で、今のままでずっと置かれるわけですか。 360 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 361 ◯企画部長(柴田 潔君)  今後、規模等が確定しましたら、買収等にもお願いしていくようになりますけれども、誠心誠意、協力を地権者にはお願いしたいと思います。  あと、今のままずっと整備するまで置いておくのかということでございますけれども、これも今後の方針の中でちょっと考えておりますけれども、さっき申しますように、平成28年、平成29年で整備計画を立てていって、その後、用地買収であったり実施設計であったり、そういったPFIの事業の準備等もやっていきますけれども、実際、買収等については平成31年ごろではないかと思っております。ただ、これはあくまでも想定のスケジュールでございます。
     それまでは、ため池を今埋めておりますけれども、これについては今度の平成28年度の予算でお願いしておりますけれども、一定の木柵等を設置して、一定、運動広場等に使えるような形にしていきたいと考えております。  以上でございます。 362 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 363 ◯19番(浦 伊三次君)  古川さんという方の善意の気持ちを考えると、早く子供たちがあそこで、今の子供が遊びよる数の10倍ぐらい遊ぶというならばうれしかと、本当にそういった姿を見るのが私は楽しみですよと言われた。人の善意をいつまでたったっちゃ延ばすようなことで果たしていいのかということと、今度の平成28年度の予算にため池についての予算がついているということですけれども、それは糸島市が所有するため池が、草が生えたりするのの整備なんです。当たり前のことですよ、それは。自分の土地が草の生えたらするとが当たり前でしょう。それを予算をつけたとかいうのはおかしいじゃないかな。私が言っている予算というのは、いつになったらあそこを造成、あるいは地域の方の協力を得て、周りの田んぼまで御相談できるのか、わからんとでしょう、それは。わからないでしょう。 364 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 365 ◯企画部長(柴田 潔君)  まず、古川様の話がございましたけれども、古川様の寄附いただいた土地については、今現在、運動広場として整備をさせていただいておりまして、今後も運動公園として整備するまでの間は、あそこも範囲に予定しておりますので、それまでは今の形態で子供たち等にも利用していただけると思っております。  それと、今のところ、言われるように、本格的な整備の予算ということでございますけれども、これにつきましては、やはり先ほど申します規模であるとか、機能であるとか、そういったことを固めて、その後、予算等にお願いしていくような形になろうかと思いますので、もう少し期間がかかるといいますか、そういったふうに考えております。  以上です。 366 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 367 ◯19番(浦 伊三次君)  そうですと、2011年に、運動公園、要するに柔道、剣道、弓道の道場をつくってくださいという請願が出たんです。12月議会でした。当時の所管としまして、柔道、剣道、弓道だけじゃだめばいということで、糸島市にはそういった運動場がないということで、3月に新しく請願が出ました。さきに出た請願は余りいい返事じゃございませんでしたけれども、3月はいろんなスポーツの団体から出まして、採択ということになった。それで、議会も運動公園特別委員会というのをつくって、いろんな先進地を見て回りましたし、糸島市内の全ての球場、あるいは全てのグラウンド、全てのスポーツ施設を見て回った。確かに、余りいいものはない。ほとんどいいものはなかった。  で、やはりつくらにゃいかんということで、考えてみますと、ちょうど福島の地震、あるいは当時の前原にも大水が降ったんです。それで、当時の市長が、スポーツするところだけじゃいかんと、避難場所もつくれというようなことで、避難場所というのは当時の市長が言うたことは、雨で流されてきた人が、あるいは水で溺れよる人が、とりあえず溺れんごと拾い上げて水の来んところに置くことと、雨で濡れて死にゃあせんと、一時でもよかけん置いとこうと、そういったことで言われて、また大型ヘリコプターなり、自衛隊なり、来るかもしれん。来んがいいんですけれども、来るかもしれん。そのときの対応として、避難場所ということになった。  で、糸島の中に、議会としては、前原にも1つ、志摩にも1つ、二丈にも1つというようなことで運動施設をつくろうということに議会で決めたような気がしますが、そういった計画はあるんですか。 368 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 369 ◯企画部長(柴田 潔君)  質問された部分でいいますと、さっき議員もおっしゃいますけれども、議会の調査特別委員会の報告書において、メーンとなる総合体育館を早急に整備し、衛星的に立地する既存の運動施設を必要に応じて整備や統廃合しながら有効活用し、相互補完を図ることが本市にふさわしいというふうに記されておりました。  それで、今言いますように、今も進めておりますけれども、運動公園の場所については、市で策定しました運動公園整備構想におきまして、利便性であるとか、立地環境、周辺環境、用地取得の難易をもとに評価しまして、雷山運動広場を候補地としております。そこに決定しております。  予定地以外のそういった施設については、今後も既存施設を活用していこうということでございます。  以上でございます。 370 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 371 ◯19番(浦 伊三次君)  聞いているのは、前原だけじゃなくして、志摩、二丈にもそういった計画はあるんですかと聞いているんです。あるんですか。 372 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 373 ◯企画部長(柴田 潔君)  今ちょっと言いましたけれども、まずは運動公園を整備していくと。さっきも言いますように、それ以外の志摩、二丈にございます運動施設については現状の施設を利用していただくということで、そのように考えております。  以上です。 374 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 375 ◯19番(浦 伊三次君)  長い答弁はもう嫌ですよ。ありませんと言えばいいんですよ。ないんでしょう。志摩と二丈にはないんでしょう。志摩と二丈に災害が及ぶことはないんですか。皆さん方は災害がいつ来るかわかってあるんですか。志摩も二丈も海岸は近くですよ。どこに逃げるんですか。  そういった意味で、ないということですが、ならば、体育館も平成35年か平成36年かにできるんですが、あと8年あります。体育館のほうは、もうつくる意思がないということでございます。野球場も陸上競技場もつくることはないということでございますので、ならば、避難場所、あえて通告に運動公園、避難場所と書いた。事務局のほうから、避難場所に括弧が要るんですかと言われたんで、要らんと。  避難場所に移りますが、今から25年ぐらい前、一晩で140ミリ以上の雨が降ったんです、糸島の中に。そして、土砂崩れが起こり、地域の人が、寝とったが、頭の前に大きな木が流れてきたと、家を突き破ってきたと言われたときもあった。それから、10年前に、もうほとんど知ってあろうと思いますけれども、綿打川で女性が1人、綿打川に車ごと流されて、明けの日、丸田池で発見されたということ。  綿打川の死亡事故について、詳しいこと御存じですか。死亡事故のあって、綿打川を上りましたよ。綿打川は知らん職員、執行部いっぱいおるんじゃないですか。どげなふうになっているか。綿打川は、はっきり言って、前、もう今はありませんけれども、サンリブというのがあった。あそこの横をずっと流れていた。もう機械は入らないんです。だから、サンリブが解けたらやりましょうねと。解けたんですよ。何もしていない。昔の綿打川。どんなふうにその女性が川の中に入っていたか、御存じの部長、答弁を求めたいと思います。  市長、綿打川は御存じですか。どこにあるか、どこからどこまで流れておるか、おわかりですか。消防長は知ってあるでしょうね。どげなふうな格好で女性が流されたか、答弁してください。 376 ◯議長(谷口一成君)  わかりますか。浜地消防長。 377 ◯消防長(浜地広喜君)  状況といたしましては、車に乗っておられました女性の方が、増水して道路上に水があふれておりまして、そこに車で乗り入れられまして、そのまま車と一緒に綿打川、線路の下をくぐるような形で流されまして、結局発見されたのは、丸田池で発見されたというようなことであったというふうに記憶しております。 378 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 379 ◯19番(浦 伊三次君)  消防長、ちょっと違うんです。確かに大水が出た。しかし、綿打川は急流ですから流れていたんです。ところが、そこの地域に笹山から降った水がどっと来たんです。地域の方、御老人でしたけれども、私と前市長と回るときに、水がブロック塀の5段まで来たよと。  それで、ある方が、その女性が車に乗ってこられたと。ここに来たらいかんよと、だめと言ったけれども、女性も一生懸命運転しよった。運転しても、何しろ車が浮いているんですよ。地についていないんです。だから、水の流れとともに綿打川に自然と、嫌々言いながら、女性は出たかったと思うけれども、ドアの下10センチぐらい水に埋まれば、出きらんですよ、女性は。男も出きらん。そういったことで、嫌々言いながら車が市道を伝って川の中に流れた。それで亡くなられた。  亡くなられた後、やっぱり市役所はこげなもんかなと思った。車がじわっと流れていったところに、今、このくらいのパイプがこうしとんな。あれがあれば車は絶対流されんやった。  運動公園に戻りますが、早くかさ上げして運動公園として使えんとかなと。どうせそういった災害が起きらんとせんとかなと。人の善意を無視して全然つくらんというのはいかなるもんかなと、つくづく思いました。  かなり議員の中にも今まで一般質問で、公園が足らんとか、運動場がないとか、公園をつくりましょうよとお願いしたけれども、新しくできた公園はない。今がチャンスやないかな。平成28年度につくればいいんだ。できますよ、埋め立てぐらい。平成29年、平成30年、平成31年と、平成32年、平成33年まで遊ばせていいんですよ、あそこで。多くの子供やら大人が遊びますよ。それをあえて何で平成33年か平成34年まであのままの状態でほったらかすとかいなと、つくづく思った。本当にやる気があるのかなと、つくづく思った。  午前中の波多江議員の深江の公園の話にいきますけれども、新聞の見出しには、誰でも手軽に気軽に使える公園と書いてある。波多江議員が言いましたことに対して、気軽に誰でも使えんでしょう。何かあるんですか。本当に、あの公園ぐらいのことはラグビーであろうとサッカーであろうと野球であろうと、あいとうときに使わせればいいんです。今度の公園もそうでしょう。見出しだけはきれいなこと書いとる。市民は喜びますよ。しかしながら、いざでき上がったら、あんたたちはだめばいと、こうなるんじゃないですか。  検討しますとか、努力しますとか、そういったこっちゃないでしょう。自信持って、やりますと何で言わんとですか。できんとですか。と思いますが、どうですか。 380 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 381 ◯企画部長(柴田 潔君)  糸島新聞の記事のことでおっしゃっておられますけれども、市が平成27年4月に策定しました整備構想、糸島新聞はそれをもとに記事を書かれてあると思うんですが、その中に、いつでもどこでも誰でも気軽に参加できるスポーツ環境づくりとさせていただいております、1つの目標がですね。  やはり、おっしゃいますけれども、公園等については一定やはり使われる方の、何といいますか、環境、それから、ごみを散らかさないとか、そういったのは当然出てこようと思います。むやみやたらに使っていただくものではないと思いますし、また、多目的体育館等については当然申し込んでいただいて、時間を設定していただいて利用していただくような形になろうかと思います。そういったことで、運動公園については、そういったものを整備していきたいと考えております。  以上です。 382 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 383 ◯19番(浦 伊三次君)  それじゃ何で早く造成せんとですか。それから、何かこんなに待たせる理由があるとですか。あるんですか。合併特例債を使わにゃいかんけんでしょうが、志摩、二丈ではもうでけんということになっているんですよ、あなたたちは。果たして市民が何て言うかですね。志摩、二丈はもう津波が来たっちゃ逃げるところないばいと、野球もすることはないばいと言われて、納得するかどうかですね、つくづく思うごとなりました。誰でも気軽に使える公園。  波多江議員の質問の中に、防犯灯というのが出た。公園等の防犯灯もかなりついている。たしか一番に行った公園は、波多江の公民館のところの公園というのがあった、防犯灯、じゃなか、カメラ。あれだけの広いところですから、誰でもかんでも来てもろうたら、当然やりますよ、いろいろな。私としては、一日も早く何で埋め立てんとかいなと、不思議でなりません。埋め立てない理由を言ってください。 384 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 385 ◯企画部長(柴田 潔君)  議員おっしゃってあるのは、早く周辺の農地を取得して造成を早くするべきではないかということだろうと、そういったことで答弁させていただきますけれども、この特別委員会の報告の中にも、補助金であるとか合併推進債の活用など積極的な市の負担軽減に努めることということを記されております。用地買収に国の交付金を活用するためには、用地買収、それから設計、工事を継続した年度にすることが必要です。ですから、用地買収だけ先行するというのは、そういった間を置いてするのはやっぱり難しいと考えております。  また、先ほどから申しておりますけど、平成28年度、平成29年度で整備計画の検討をするようにしておりますが、その中で区域の確定をさせていきたいと思っております。やはり区域の確定が未確定の中で用地の先行取得はできないと、そのように考えております。  以上です。 386 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 387 ◯19番(浦 伊三次君)  何か取ってつけたようなことを言って、やろうと思えばできるでしょう。市長がいつも言われるよ、糸島ブランドって。県とか国の機嫌ばっかり伺うからこうなるんです。だから、深江の公園も答弁ができんでしょう。糸島独自のブランドをつくったらどうですか。あそこの公園は糸島がつくったんだと。  日本中、いや、世界中、今は自然災害、また原発もありますけれども、どうなるかわからんきょうこのごろ。そのときに逃げ込む場所がないというようなことになったら、総務部長、どうですか。危機管理課はどう考えますか。自衛隊も入るところないと。大型トラックも来ん。ヘリコプターも来んと。溺れる人を誰が救うんですか。そういった意味では、できるだけ来んほうがいいけれども、そういったのは来んほうがいいけれども、綿打川じゃないけれども、終わった後から、結果が出た後からどうこう言うたっちゃつまらん。来る前の手段でしょう。そして、最終的には運動公園として箱物が建つんですから。先に広場をつくったらどうですか。どうせ埋め立てるんでしょう。違いますか。埋め立てんで建てられるならそれでいいですよ。全部、せめてあのため池ぐらいまでの高さに埋めるんでしょう。何もせんのって事故が起こったときにはどうするとですか。危機管理課のほうからそういったことに対しての意見を聞きたいと思います。 388 ◯議長(谷口一成君)  田浦総務部長。 389 ◯総務部長(田浦晃幹君)  今回、運動公園につきましては、今おっしゃいますように、この運動公園の整備が行われた後にきちっとした防災拠点として活用させていただきたいということで整理をさせていただいております。  今おっしゃいます、万が一のときに広場が足らないというようなことにつきましては、各地域それぞれ避難場所等につきましては指定をさせていただいておりますので、そちらのほうで対応可能であろうかというふうに思います。  ただ、これができ上がりました際には、場所と建物、同時に有効な活用をさせていただきながら、この避難場所等について対応させていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 390 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 391 ◯19番(浦 伊三次君)  その運動公園とため池は、善意の寄附ですよ。有効利用させていただきます、当たり前のことでしょう。有効利用というのは早くつくって、避難場所として生き生きさせるのがいいんじゃないか。避難場所は、毎日そこに避難をするわけじゃございませんので、あとはスポーツ少年団なり、お年寄りの憩いの場に使えれば、少なくとも少しは糸島市の公園の減少、足らない分は満足度が出てくるんじゃないかなと思います。  有効に使わせてくださいて、使いますて、人がやった財産をどうやらこうやら使うてもろうたら困るですよ。そういった意味で、答弁ももう少し考えてもらわんと、はっきり言って寄附した人は頭にくる。本当に答弁がざまないと私は思います。  結局、造成する気はないということですね。 392 ◯議長(谷口一成君)  谷口副市長。 393 ◯副市長(谷口俊弘君)  この運動公園の整備につきましては、今回、PFI導入可能調査によりまして、ある一定の方向性は出ました。ただ、この調査は、延べ面積5万平米、多目的体育館の延べ床面積が1万平米という前提条件のもとに調査をかけたところでございます。  また、事業費の74億円ということについても確定したものではございません。今後、この調査結果をもとに、議会等の御意見をいただきながら、糸島市として適切な事業量、事業費等を詰めていく必要があるというふうに思っております。  現在の予定では、平成31年度の用地購入、平成32年度の実施設計、平成33年度、平成34年度、2カ年にかけて工事を実施していくという予定でございますが、今御指摘のとおり、災害対策には万全を期していかなくてはならないという思いは一緒でございます。できる限り前倒しをして用地購入、そして早期完成を目指してまいりたい、そのように思っております。 394 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 395 ◯19番(浦 伊三次君)
     言いたいことは、PFIであろうと何であろうと、皆さん方の考えですよ。こっちは、いろんな22人議員がおりますけれども、考え方も違うかわからんけれども、思いは1つ。糸島市民の命を守ること、これに関しては絶対反対する議員はおらんと思います。それに対してPFIがどうのこうのて、それは後の話ですよ。だから、先に何で埋め立てをせんとかと、造成をせんとかと。だから、できないというならできないで結構。本当に情けないと、つくづく思うようになりました。  まずはじめに、あそこの広場をつくったほうが私はいいかなと。何かあった後から、綿打川のごと棒くいを打ったら、行政というのはそげなもんかなと、つくづく思った。  そういった意味でも、情けないということを、幾ら言っても聞かんならば情けないということだけを言っておきたいと思います。 396 ◯議長(谷口一成君)  ちょっと浦議員、よかですか。できない理由を明確に言うて。 397 ◯19番(浦 伊三次君)続  する気がないんですよ。 398 ◯議長(谷口一成君)  前もって運動されるような広場をつくったらどうかと言いよんなあっちゃろうが。(「そうそう」と呼ぶ者あり)早うつくれて。ところが、何か計画がて。早うつくられん理由かなんか明確なもんがあったら、そればちょっと答弁しちゃらんですか。柴田企画部長。 399 ◯企画部長(柴田 潔君)  今現在といいますか、まず、古川さんから寄附いただいた分については、雷山の運動広場として整備して今使える状態です。  そして、さらにため池については、これについては、今もう面整備についてはダスト舗装という部分まではされております。これについて、一定、平成28年度に柵等をして転落防止とかそういったことをやって、そこも使えるようにしていきたいと考えております。  あと、周辺の農地については、先ほど申しますように、まだ交付金であるとか、そういったのを活用しようとすれば、また区域をはっきりさせる前に、周辺の農地まで買って造成するのはやっぱり難しいということでお答えしているものでございます。  以上です。 400 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 401 ◯19番(浦 伊三次君)  ため池と古川さんからいただいた運動広場は、かなり高低差がありますよ。運動公園をつくるなら、その高低差をなくさにゃいかんでしょう、最終的には。あの高低差で何かできるんですか。だから、先に埋め立てたがいいっちゃないかということですけれども、私としては、あなた方は先にする気持ちは毛頭ないということで、お互い意見が平行線でございますので、しっかりとこの件についてはいつまでちゃ僕は言いたいねと思います。  理屈じゃないんです。理屈なら黙っておきますよ。本当に私は情けないということだけを議長に申し上げて、次の質問に移ります。  これから先、絶対悔やまんごとしとくようにお願いしたいと、後悔しないようにしてください。  次は、浦志駅、この件につきましては、午前中、柳議員と午後から岡村議員が質問されますので、簡単にいきたいと思います。  まず、この駅の財源でございますが、新聞に載っておりました。私がこの通告書を出した後から、新聞に九星飲料さんから1億5,000万円、合計の1億8,000万円ぐらいになるんですか、寄附されたと。市長は、ありがたいことというコメントが載っておった。確かに、1億8,000万円もろうて腹かくとはおらんじゃないかなと思いますし、間違いございませんね、これで。 402 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 403 ◯企画部長(柴田 潔君)  企業さんのほうから1億5,000万円、それと過去の分を合わせると、大体1億7,800万円ほどになるということでございます。  以上です。 404 ◯議長(谷口一成君)  柴田部長、寄附されたと、もう既にお金が入ったという意味。 405 ◯企画部長(柴田 潔君)  失礼しました。それについては、目録をいただいたと。意向は、平成28年から平成30年にかけて毎年5,000万円ずつということで聞いております。  以上です。 406 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 407 ◯19番(浦 伊三次君)  工事の着工は来年度から、平成29年からということが載っていたような気がしますけれども、平成28年からですか。どうぞ。 408 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 409 ◯建設都市部長(三角孝志君)  工事の着工は平成29年度からを予定いたしております。 410 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 411 ◯19番(浦 伊三次君)  単純な考えですけれども、九星飲料から1億8,000万円ぐらいもろうた、よし、金はできた、なら来年からやろうか、工事が始まります。再来年ですか、再来年度ね。  また戻りますけれども、古川さんから田んぼもろうた、もろうてから15年、20年になる。いっちょん進まん。今の公園まで、古川さんの、今の雷山スポーツ広場、運動公園までできるに当たっては、すぐできたんだ。それから先がでけん。何でかいなと思ったけれども、執行部のさじかげんかなと思いました。まあ、できれば寄附してもろうたら、いいほうにさっとつくるのが本来じゃないかなと思います。  次に、耕作放棄地に参ります。あとは岡村議員に任せますので、岡村議員によろしくお願いしたいと思います。  農業委員会局長にお尋ねします。農業委員が前原、糸島市の耕作放棄地を調査したことございましたが、平成何年でそのときの地図に、青、黄、赤というのをチェックした。何年に調査したか、そのときの耕作放棄地が何ヘクタールやったか、教えていただきたいと思います。 412 ◯議長(谷口一成君)  友池農業委員会事務局長。 413 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  平成23年度に全体の調査をいたしております。合併前にも一部について1市2町でやった経過はございますけれども、全体の調査をしましたのは、合併後の平成23年度でございます。  そのときの結果でございますが、登記面積で農地が糸島市に約5,900ヘクタールあるんですけれども、そのうちの1,155ヘクタールが耕作放棄地化しておるという結果でございました。さらに、その1,155ヘクタールのうちの924ヘクタールにつきましては、もう既に山林化しておりまして、農地に戻すことはできないという判断をしております。  残る231ヘクタール、これが現在の糸島市の耕作放棄地というふうに捉えております。  以上でございます。 414 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 415 ◯19番(浦 伊三次君)  その調査したときと、あれから何年か日にちがたちましたが、今まで青色やったものが黄色になったり、黄色のものが赤になったり、赤やったものがもう全然つけられんというようなことになった面積というのはふえたんですか、減ったんですか。 416 ◯議長(谷口一成君)  友池農業委員会事務局長。 417 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  実は、平成23年度以降に全筆調査をやっておりますのは、今年度がそれ以来ということで、現在、平成27年度に全筆の調査を実施中でございます。その結果を見れば推移が出せるというふうに思っておりますが、今は具体的な数字を持ち合わせておりません。  しかし、おっしゃるとおり、平成23年度から平成27年度、4年たちまして、手をつけられていない農地については荒廃の状況は進んでいくというふうに考えております。  以上でございます。 418 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 419 ◯19番(浦 伊三次君)  なぜ耕作放棄地になるのか、単純な考えですけれども、行政としてはどう考えてありますか。 420 ◯議長(谷口一成君)  友池農業委員会事務局長。 421 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  まず、大きな原因としましては、農業をやっていただいております農家の方の高齢化、それから、耕作を担う方々の後継者不足、こういったところが大きな原因だというふうに考えております。また、耕作放棄地が糸島市内の場合は旧ミカン畑の跡というのが多いことから、ミカンの農業上の経済的な衰退というところが大きな原因ではないかというふうに思っております。  3番目としましては、有害鳥獣等のイノシシとか猿等の被害が大きい、または農業をやっても収益が上がらないというような4つの原因があるのではないかというふうに考えております。  以上です。 422 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 423 ◯19番(浦 伊三次君)  もう農家の方が自分で、自分の私費で荒れた田んぼをつくれるか。つくれない。それで、耕作放棄地は1番最後に言われたイノシシとか猿とか荒らすということで、もうつくらんと。頭が悪いですね。猿やらイノシシが食べんとをつくりゃいいんでしょう。  それと、こういったこと御存じですか。耕作放棄地をしてある方をチェックして、何でつくらんかと、何でつくれませんかといってアンケートをとったときに、高齢者というのも今、局長言われたけれども、あるでしょうし、つくりたいけれども、もう農機具を買うような収入が上がってこんと、そういった人もおらっしゃる。だったら、今の日本の農業を支えているのは、糸島市が、いや、国が支援する大型農業、集団化、あるいは集積化、そういったのに力を入れ過ぎて、本当に小規模農家、これに対する支援がない。  で、言いますけれども、アンケートをとったあげく、畑はまだつくりきると、畑は耕作しきるという方もおられます。だったら、大型農家や認定農業者を切れと言いよっじゃないんだ、認定農業者は農業者で頑張ってもらわにゃいかんけれども、小さな農家も頑張ってもらわにゃいかん。農機具の補助金を出すとか、認定農業者の大きいトラクターとかコンバインを買うなら、1台出すなら小さなコンバイントラクターなら何台も買えますよ。そういったのを何もせんのって、ただただ、荒れた、荒れた、荒れた。イノシシのせいに、猿のせいにしよったらですね。  洞部長、御存じですか。昔、大分県の、今は合併して何になったか知りませんけれども、大山村というのがあった。かなり中山間地ですよ。もう議員の方も御承知と思いますけれども、「梅栗植えてハワイに行こう!」、あすはハワイへの旅路だと、ほとんどの村民が、村長と農協の組合長が手を握って、つくったのが梅、栗です。大変な事業でした。糸島もやってみらんねて。全て後ろで聞いていますと、県の事業、国の事業、国の言うとおり、全部ひものついとっ。糸島独自でやれると私は思うんですが。  それから、去年の6月議会で田原議員が竹のお皿というのを一般質問しました。聞きよって、いいことやなと思うたけれども、田原議員が、僕が言いたいことは、全部竹林、竹を潰してやれと言いよっじゃない、1つの耕作放棄地の解消となればということで言ってあるんじゃないかなと思うんですけれども、そういったヒントを与えておきながら、何の答えもない。そこら辺どうなっているんですかね。  一般質問は多くの議員がしますけれども、浅草の落語を聞きよっじゃないんだよ。落語やけん黙って聞いときゃよかたいて、そげなもんじない。いいことならいいことで、やっぱり実践してもらわにゃ困るやないですか。1時間黙っときゃもうよかくさい、もうよかたいというぐらいのもんじゃ困る。  その竹細工の竹のお皿の結果はどうなったのか。それは、あのときは教育部でどうのこうの答弁しよったけれども、教育部だけに言っているんじゃないんだ。学校のお皿も含めて、家庭の皿もできたらどうかいなということで、そういったのもありますよと。竹はイノシシも猿も食べん。そういった結果はどうなったんですか。 424 ◯議長(谷口一成君)  洞産業振興部長。 425 ◯産業振興部長(洞 孝文君)  まず、前段部分の認定農業者ばかりの支援ということでございました。確かに、国、県の事業というのは認定農業者中心ではございますけれども、そういうことから糸島市では、平成26年度から小規模農家への施設整備、あるいは機械購入に対する補助もスタートしております。また、議会からのいろんな御指摘もございましたので、本年度からさらに補助率、また対象者を拡大いたしまして、より多くの小規模農家に活用いただけるように取り組んでまいっております。ちなみに、平成27年度は15名の小規模農家の方にこの事業、新たな担い手就農支援事業を御活用いただいておるところでございます。  それと、竹の活用でございますけれども、田原議員のほうから竹食器ということで、給食の食器として活用いただけないかということでございました。これにつきましては、教育部のほうで検討いただいておるというふうに私ども理解をしております。よろしくお願いいたします。 426 ◯議長(谷口一成君)  泊教育部長。 427 ◯教育部長(泊 早苗君)  竹食器の活用という観点から答弁をさせていただきます。  6月定例会で田原議員のほうから竹食器を学校の給食に導入をという一般質問でございました。これに関しましては、供給メーカーが現在実証段階でございまして、使用している団体については長期モニターとして有償で協力をいただいているような状況でございます。この食器の耐久性のデータ等がまだ整っていない段階でございまして、メーカーに確認しましたところ、今年度中には一定のデータが収集できるだろうと。さらに、その分析というか、評価については、一定の期間が必要と考えられます。  本市におきまして、給食の食器の更新については、直近では波多江小学校が考えております。波多江小学校の更新の食器決定が平成29年度ごろになると見込んでおりますので、そのころには、今、竹食器を製造しているメーカーが実際に製品ができるかできないのかというところの確認ができると考えております。 428 ◯議長(谷口一成君)  浦議員。 429 ◯19番(浦 伊三次君)  質問されて、そういった研究もしたと、そういうこともしたというなら、やはり報告してもらわんと、何しよっとかいなと。言いましたごと、あの人たちは落語言いよんなはるっちゃけん黙って聞いときゃよかていうよなことじゃいかんと思いますので。  それから、荒れる山、言いましたように、荒れないものをつくったらどうかと。例えば、そればかりつくったっちゃだめと思いますけれども、ツゲ、サカキ、ツバキ、そういったものを若干つくれば、イノシシが食わん。まだまだ皆さん方の頭で考えればあるっちゃないかなと思います。
     それから、あのきれいな脊振山脈の棚田として残すためには、せめて稲を植えた後の草切りというのはしなきゃいけない。それだけはやはりされるようにしないと、美田が失われるし、観光地にも、何か福吉のほうでは田んぼにアートというのをつくってあるような気がします。かなりのお客が来ているんじゃないですか。  市長、脊振山脈に夢を描きましょうえ。下から見て脊振山脈が五色の色をつけた虹がかかっとるというふうな夢を描いたらどうですか。イチョウとかもみじとかを広域基幹林道の周りにずっと植える。40キロ植える。どうですか、下から見たら観光でしょう。本当にそういったことが糸島でやる糸島の中山間地のブランド、農業のブランドじゃないかなと思います。それで、中山間地の形を見れば、そのまちの勢いがわかる、つくづく思いました。  運動公園から耕作放棄地まで言いましたけれども、余りいい返事はもらえなかった。もう少しやる気でやっていただかないと、私はそれぞれ議員も愛想が尽きてくるんじゃないかなと、つくづく思いました。  答弁も、言いましたように、部長が言うた答弁は市長が言うた答弁であり、市長が言うた答弁は糸島市が歩む姿ということを肝に銘じて、発言は慎重にやっていただかないと、うかつに言うと間違いが起きてくるということで、これをもちまして私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 430 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして浦議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は2時10分といたします。      (午後1時56分 休憩)      (午後2時07分 再開) 431 ◯議長(谷口一成君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、4番岡村一伸議員の発言を許可します。岡村議員、どうぞ。 432 ◯4番(岡村一伸君)  総務文教委員の岡村一伸でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、これより通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  きょうは、新駅設置事業に関しての質問でございますが、私で3人目でございます。既にもうお2人の議員が質問をされておりますので、重複しないように気をつけながらお尋ねをしたいと思います。  先ほど浦議員のほうにおかれましては、私の3人目ということで質問の時間をちょうだいいたしまして感謝申し上げます。  さて、冒頭に申し上げておきますけれども、私はこの新駅設置に反対ではございません。しかし、新駅設置のための資金調達方法が、当初の建設資金の予想が大幅に膨らんでいること、またその理由なども明らかにされていない点、これは先ほど建設都市部長のほうからお話がございましたが、そして何よりも、議会にもそれまでの経緯などの報告がなされていない、こういう見地からきょうは質問をいたします。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  まず、本市のホームページには、新駅設置は30年前からの願いだったとございます。前原東土地区画整理組合なのかどうかはわかりませんけれども、過去にJR九州に請願駅設置を要望して断られた経緯があると聞いておりましたので、そのような事実があったのかどうかを最初に伺いたいと思います。 433 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 434 ◯企画部長(柴田 潔君)  前原市時代に、平成13年でございますけれども、JR九州に要望書を提出しております。断られたということではなくて、これまで実現しなかったのは、やはり新規乗降客数の確保であるとか費用の負担など、さまざまな条件について双方合意に至らなかったということで、その当時、断念したといいますか、そういったことになっているというふうに承知しております。  以上です。 435 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 436 ◯4番(岡村一伸君)  一度は平成13年に要望書を提出したと。しかし、当時の見込み客数のことですかね、その数字がJRと双方で折り合いがつかなかったということが原因だということですが、そういうふうに理解してよろしいですか。 437 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 438 ◯企画部長(柴田 潔君)  これは詳細に十分検証といいますか、把握をしておりませんが、そういったことであったというふうに承知しております。  以上です。 439 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 440 ◯4番(岡村一伸君)  その後、多分、紆余曲折があったのかもわかりませんけれども、2011年1月に地元住民で発足させた筑肥線新駅設置促進期成会、ここが新駅設置の請願を進めてきたわけですよね。まず、そのメンバー構成はどのようになっているのか教えてください。 441 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 442 ◯企画部長(柴田 潔君)  建設促進期成会は、今現在は建設促進会という名称に変わっておりますけれども、構成組織は、糸島高校、それから糸島高校の同窓会、それからPTA、関係校区、それから農協、社会福祉協議会、それから区画整理事業組合、商工会、観光協会、シルバー人材センター、宅建協会、金融協会、そして糸島市が構成組織となっております。  以上です。 443 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 444 ◯4番(岡村一伸君)  たくさんの方が当時の促進期成会に入っていらっしゃるということがわかりました。  ただ、この当時の筑肥線新駅設置促進期成会は、民間の団体だと思うんですね。そこの団体の会長が、通常であれば地域住民の中から選出されるのが通例ではないかと思うんです。しかし、実際は促進期成会の会長はその当時の市長がなされておられます。それはなぜなのか、また、その理由は何だったのか、お願いいたします。 445 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 446 ◯企画部長(柴田 潔君)  この新駅の設置については、長期総合計画の基本構想にも掲げられた市の重要施策でございます。市民福祉の向上に取り組むものでございます。そういったことで、市も市民協働のまちづくりの視点から、構成員の一員として積極的に参加しておるものでございまして、詳細の部分についてはわかりませんが、やはりその中で参加者、役員といいますか、そういった中で、互選で決められたものであると思っております。  以上です。 447 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 448 ◯4番(岡村一伸君)  その理由を今お聞きましたけど、よくわからなかったんですが、もう1点確認したいと思うんですが、30年以上前からと先ほど、ホームページにもありましたが、そして、平成13年に一度要望書を出したということでございますが、もともとの請願者というのは、本自治体、当時の自治体だったのか、あるいは地域住民だったのか、区画整理組合だったのか、その点はおわかりでしょうか。 449 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 450 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほど申しましたけど、平成13年度のときは前原市から要望書を出したということでございます。 451 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 452 ◯4番(岡村一伸君)  前原市ですね。なるほど。ということは、自治体が請願をそのときは要望書を出したと。その前はわかりませんよね、住民かどうかは。地域住民が当初の請願というか、そういう話が持ち上がったのは住民から持ち上がったのかという点についてはいかがでしょうか。 453 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 454 ◯企画部長(柴田 潔君)  これの記録としては、昭和57年に前原町から国鉄に陳情を提出されたということでございます。  以上です。 455 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 456 ◯4番(岡村一伸君)  前原町から当時は国鉄にということでございました。  今現在、地域住民の団体である当時の筑肥線新駅設置促進期成会ですね、これが交渉に当たるわけではなくて、実質は本市がJRと直接交渉を重ねてきたという答弁も先ほどの議員の質問の中でございました。その本市が、ちょっと私もその部分は聞き取れなかったんで、もう一度済みません、確認の意味で質問をしたいんですけれども、なぜ本市がそういった期成会に成りかわって交渉を進めるようになったのか、その理由をもう一度よろしいでしょうか。 457 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 458 ◯企画部長(柴田 潔君)  柳議員のときもお答えしましたけど、新駅周辺整備の取り組みにつきましては、駅舎の設置だけでなく、それだけの事業だけではなく、新駅を核としたまちづくりを進めるために取り組んでいるものでございます。市の第1次長期総合計画にも掲げられた事業をJR、それから建設促進会、市で役割分担を持って対応しているということで、そういった市の事務局として、また市の職員として、そういった部分で対応してきているということでございます。 459 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 460 ◯4番(岡村一伸君)  2011年12月当時の新聞記事を拝見させていただきました。駅舎は、筑肥線新駅設置促進期成会が全額負担をすると。財源は寄附で賄うということです。自由通路や駅前広場などの周辺整備は本市が負担することになっています。そこには、先ほどもありましたように、多額の経費がかかってまいります。市税は駅舎には使用しない、こう公約されています。  そこでお尋ねをしますが、まず、この駅舎の建設の施主、これはどこになりますか。 461 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 462 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほど柳議員のときもお答えしましたけど、この新駅については、覚書を締結したJR九州、それから促進会、そして市が共同で周辺整備も含めて、それから、地権者の同意等も含めてやっているということで御理解をいただきたいと思います。 463 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 464 ◯4番(岡村一伸君)  普通、民間であれば施主というのは必ず、どこが建てますかと、建主がいるんですけれども、共同でJR九州、促進会と糸島市が、3人が施主になるということの理解ですか。 465 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 466 ◯建設都市部長(三角孝志君)  駅舎につきましてはJRが建設をいたします。自由通路、周辺整備につきましては市が事業を行います。じゃ、この駅、あるいは駅舎周辺を誰が一番主体になってやっているのかというと、これはあくまでも企画部長申し上げますように、JR九州であり促進会であり市だという認識でございまして、費用負担につきましてはそれぞれちゃんと役割分担は決まっているということでございます。 467 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 468 ◯4番(岡村一伸君)  ちょっと確認したいんですけど、国のほうから5億円の補助金が今の計画ですとあるじゃないですか。その5億円は、JR九州は民間ですので、通常、民間には多分補助金は出さないと思うんですよね。ということは、糸島市がその補助金をもらって、要するにそれを寄附という形でJRのほうに建設資金分を差し上げるということになるわけでしょう。 469 ◯議長(谷口一成君)
     三角建設都市部長。 470 ◯建設都市部長(三角孝志君)  言われますように、補助金につきましては一旦市が受け入れをいたします。JRが駅舎をつくりますので、その費用につきまして、市がJRのほうに負担金として支払いをするというものでございます。 471 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 472 ◯4番(岡村一伸君)  それはもう法律でよろしいと、要するに市が一旦受けて、それを民間会社のJRに建設資金という形で提供する分は問題ないという認識でよろしいんでしょうか。 473 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 474 ◯建設都市部長(三角孝志君)  そのとおりでございます。 475 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 476 ◯4番(岡村一伸君)  前の法律ではたしかだめだったですよね。今はもうそれが可能になったということで理解はしますけれども、請願駅にはいろんなケースがあります。自治体がいわゆるJR九州、鉄道会社に請願する場合、あるいは地域住民が請願する場合、あるいはそこの立地にいる企業等が請願する場合、いろんなケースがあると思うんですが、そのいろんなケースがある中で、役割分担、それから資金の提供の割合もいろいろ決まってくるんだろうと思うんですよ。国の補助金は補助金で、5億円もよく国のほうからももらえるなと思うんですが、国の補助金は国民の税金ですよね。ということは、糸島市民の税金とも私は少しは言えるんだろうと思うんですよ。なぜかというと、そういうことをやっぱり市民の方が言う人もいらっしゃるわけですよ、正直。ですから、そういうことも言えますねということなんですが、本来は期成会、それから糸島市が主体となって、その組合も含めてでしょうが、建設資金をそれぞれが出し合うと。その出し合う分担というのは、何割はここ、何割はここと、そういうのは今まで決められたことはありましたか。 477 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 478 ◯企画部長(柴田 潔君)  ちょっと的を射てお答えできるかどうかあれですけれども、覚書の中で都市施設であるとか、駅施設、これについては地元及び市のほうで期成会、それから市のほうで負担するということになっております。  あと、その負担割合という部分で、例えば、国の交付金であれば補助率、今は2分の1という部分がございますけど、そういったことで残りを負担するということになろうかと思います。  以上です。 479 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 480 ◯4番(岡村一伸君)  基本的には、期成会と糸島市、税金をできるだけ使わずに期成会とか、あるいは糸島市、あるいは区画整理事業組合がそれぞれやはり請願の駅舎についての建設資金の調達はやるのが私は道理ではないかと考えるところでありますが、この期成会、先ほど柴田部長がおっしゃった促進期成会の住所と事務局がこの市役所の中にございますよね。その期成会が今は筑肥線新駅建設促進会に変わっております。その理由は何でしょうか。 481 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 482 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほどちょっとお答えの中で言いましたけど、この名称変更については、平成25年12月に、先ほど申します覚書を締結しております。それで、新駅建設が実現に向かって動き出すことになりました。期成会は、覚書を締結するまでは期成会ということで進めておりましたけれども、そういったことで建設実現に向けて動き出すことになりましたので、それで今後は次のステップということで建設を促進するという意味で名称変更がなされているということでございます。  以上です。 483 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 484 ◯4番(岡村一伸君)  私は余り意味がなかったんじゃなかろうかと思うんですが、まあいいでしょう。  実は、午前中の柳議員の質問の中に、実は私も同じ資料をここにどういうわけか持ち合わせておりますね。これも先ほど午前中の質問にもありましたが、一般市民の方からの資料をいただいたわけでありますが、真っ黒でございます。これは覚書締結に至るまでのJR九州側と本市との会議の報告書でございます。その中から少し質問をさせていただきますが、6回の平成25年12月25日に糸島市と当時の筑肥線新駅設置促進期成会、それとJR九州との3者で覚書が締結をされました。それまで6回の会議がされております。その経緯と内容をこの議会に報告、説明はされましたか。 485 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 486 ◯企画部長(柴田 潔君)  JRに対して請願を出し、そして覚書締結に向けて取り組んでまいりました。覚書の中身については、大まかな条件を定めるものであるということ、それから、未確定な情報が多いということから、議会のほうには説明はいたしておりません。  以上です。 487 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 488 ◯4番(岡村一伸君)  正直におっしゃっていただきました。報告されていないということですが、私はこういう重要なお金の係る重大案件につきましては、やはりきちんと議会にその経緯と説明をしていただかなければならないと、こう考えます。  新駅に対して我々はどこを基本として審議をしていいのか、慎重審議をしてくださいとよく執行部の皆様方は言われますけれども、その経緯すらわからず、覚書の内容すら情報を共有していただいていないわけですから、わかるはずもありません。いいかどうかも判断がつきません。そういう意味では、やはり私はきちんと議会には報告することが必要であったということをここで申し上げたく思います。  それで、この覚書の交渉経過の中から、JR九州も一応採算がとれるかどうかこれは積算しなければなりませんから、当然、本市のほうから利用見込み客数をJRのほうに上げていると思います。その新駅の利用見込み客数は何人でございましょうか。 489 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 490 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほどの議会説明の部分で、過去から一般質問等でございましたけれども、その辺についてまず説明させていただきたいと思います。  先ほど言いましたように、説明はしてきておりませんけれども、そのときも市としてはJRと建設促進会の意向を踏まえながら、市が整備する駅前広場であったり、道路の計画について、それは議会に実施計画であったり予算のときにはきちんと報告させていただくということでしておりました。実際、昨年でございますけれども、平成27年4月に新駅を橋上駅にすること、それから、自由通路や駅前広場並びに停車場線の整備方針、それから、踏切廃止の方針が決定したということから、さっき言います、昨年4月に全員協議会において覚書に基づきます新駅設置を含めた整備計画を説明させていただいていると考えております。 491 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 492 ◯建設都市部長(三角孝志君)  新駅の乗降客数の想定でございますけれども、4,800人を予定いたしております。 493 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 494 ◯4番(岡村一伸君)  4,800人ですね。かなり多いですね。(発言する者あり)乗降客と。 495 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 496 ◯建設都市部長(三角孝志君)  乗降ですから、乗り降りで4,800人、単純に割っていただければ2,400人ということでございます。乗る人2,400人、降りる人2,400人ということでございます。 497 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 498 ◯4番(岡村一伸君)  利用者は2,400人ということで(発言する者あり)請願駅というのは往々にして、どうしても設置してほしいという願望があるもんですから、利用客数を水増ししたりするケースも所によってはあるようでございまして、この件に関しては、平成25年4月25日の会議で、覚書の締結に至るときの会議ですね、平成25年4月25日です。そのときにJR九州側から、お互いの信頼関係で収支を見込むため、利用者数を多目に見込んだりしないように注意していただきたいと、こういう指摘をされております。ですから私が今お尋ねをしたのですけれども、新駅設置の場合は、新駅と既存駅との駅間の距離が、一般に駅勢圏とされる2キロメートル以下である場合には、隣接駅から新駅に利用者が転移するにとどまる可能性が十分にあるんだそうです。筑肥線前原駅と波多江駅間の距離は2.6キロメートルしかないんですよ。2.6キロメートルです。その間に新駅をつくるわけですから、真ん中につくったとしても1.3キロメートル、1.3キロメートル、ちょっと浦志の場合は前原寄りだろうと思いますので、1.1キロメートル、1.5キロメートルかもわかりません。いずれにしましても、2キロメートルを極端に割っていると。この点についてはいかがでしょう。 499 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 500 ◯企画部長(柴田 潔君)  乗降客数の見込みの中で、今までよりも近い駅ができればそちらを利用される方は当然あろうかと思います。  ただ、やはり請願のときには、新規に乗客を見込む必要がございました。それについては、その当時、請願では、三角部長は4,800人と言いましたが、それはそういったほかの駅から流れてこられる方も含めてだと思いますけれども、新規の分としては乗降で2,000人を見込んでJRのほうに請願を出しております。  以上です。 501 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 502 ◯4番(岡村一伸君)  私は、この数字は非常に大事だろうと思いますよ。ここの数字を万が一間違いますと、大変なことになってしまいます。  今、最終的には2,000人ということでございますが、実は請願駅が、3月26日に九州の熊本市のほうで西熊本駅というのが請願で開業されます。3月26日です。その紹介をちょっとさせていただきますと、場所は県道熊本港線沿いと。KKT住宅展示場の東側にあり、熊本駅から3.2キロメートル、隣の川尻駅からは2.1キロメートル、いずれも先ほど私が言った2キロメートル以上あるわけですね。  それで、ここは前原と同じように土地区画整理事業で、これが平成15年に完了しておりますが、38.2ヘクタールございます。うちの前原東土地区画整理はたしか20.3ヘクタールだったと記憶しておりますが、熊本のほうが、こちらのほうが大きいです。ここも自治体が請願をしたということで、この建設費用は全て熊本市が支出をしております。  ここの駅の乗車人数、ここでは乗車人数になっておりますが、1,200人なんです。1,200人です。うちは2,000人。本当に2,000人の乗客がそこを利用されるのかどうか、それが非常に私は心配なんですよね。その点もう一度お尋ねしますが、いかがですか。 503 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 504 ◯企画部長(柴田 潔君)  請願のときに新規乗降客2,000人ということで我々は提出しております。当然、JRのほうで独自にいろんな状況を調べて判断されて、ここに新駅設置することが可能だという判断をされて覚書を締結されたものだと。向こうが中身についてどのような試算をされたかというのまではわかりませんが、結果としてはそういったことであったということでございます。  以上です。 505 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 506 ◯4番(岡村一伸君)  1点確認したいんですが、JRのほうから、今月の開業ですから、この西熊本駅の話は出ませんでしたか。 507 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 508 ◯企画部長(柴田 潔君)  JRとの協議の中では出ておりません。  以上です。 509 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 510 ◯4番(岡村一伸君)  JRは、新駅をつくりました、しかし、運賃は姪浜までしかもらえません。姪浜からは地下鉄があるからです。それで、現在の姪浜までの乗車運賃は筑前前原駅から乗っても波多江駅から乗っても片道280円です。恐らく新駅ができても、同じ280円になる可能性が高いと思われます。  筑前前原駅始発の福岡方面の電車、平日で1日76本ございます。あっ、ごめんなさい、福岡行きが76本ですね。そのうちの筑前前原駅始発、始発する電車が57本あります。76本のうち57本あります。運賃は一緒ですから、通勤客、あるいは通学の生徒さんたちは、やはり朝の通勤ラッシュで立っていくのはつらい、当然、前原駅に早目に行って乗車される人もかなりいるのではないかと思います。そうすると、さらにまた新駅を利用される方が少なくなるのではないか、その点はどう考えていらっしゃいますか。 511 ◯議長(谷口一成君)
     柴田企画部長。 512 ◯企画部長(柴田 潔君)  済みません、ちょっとわかりかねるんですが、新駅の利用が減るということですか。(「済みません、もう1度」と呼ぶ者あり) 513 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 514 ◯4番(岡村一伸君)  前原駅から福岡方面では76本電車があります。唐津から来る電車も含めて76本。そのうちの今言うように57本が筑前前原駅始発です。ということは、早目に前原駅に行って座って行こうという方が今でも前原駅を見ますとかなりいらっしゃるわけですよ。  だから、そういう意味においては、わずか1.1キロメートルか1.2キロメートルしか離れていない新駅から乗って立ったまま天神方面に行くのと座ったまま行くのとでは、全然やっぱり疲れ方が違いますから、そういった意味では、移る客もいらっしゃるでしょうし、乗車運賃も一緒ですから、多分定期の購入価格も一緒だろうと思いますので、そういう意味合いからすると、前原駅のままで行く方もいらっしゃるんじゃなかろうかと、そう思うわけですよ。その点はそこまで分析されていらっしゃいますかということです。 515 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 516 ◯企画部長(柴田 潔君)  そういった乗降客の動向といいますか、その辺についてもある程度JRについてはわかっておられるのではないかと思いまして、その辺も含めてJRが判断されて今回取り組んでいるということだろうと思っております。  以上です。 517 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 518 ◯4番(岡村一伸君)  今、部長がおっしゃるとおり、最終的な判断はJR九州が判断したんだから、これは何があってもJR九州のほうが判断した以上は、その責任を受けるものというふうに聞こえますけれども、しかし、何度も何度も交渉を重ねて、それでもどうしてもここに駅が欲しいんだということが、この会議のほとんどが塗り潰していますけれども、感じ取れるんですよ。どうしてもつくってほしいんだと。だから、それはいいです、JRが賛成したんですから、つくっていただいて結構ですよ。結構ですけど、万が一本当にその見込み人数に達しない場合はどうするんですかということが一番問題なわけでして。  それから、それに伴って、当然、筑前前原駅と波多江駅の利用客は多少なりとも減少します。そうなると、両駅の消費が下がってしまい、経済が低下していき、ますます閑散とした状況になることも予想されます、当然。前原のイリスロードあたりもそうですよ、ほとんど人が通っていない状況なんですから。  だから、そこら辺のいわゆる解決策ですね、駅ができることによって減った、経済が低下する、そこら辺の解決策についてはどのようにお考えか、お伺いをいたします。 519 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 520 ◯企画部長(柴田 潔君)  まず、乗降客の利用見込みに達しなければということでございますけれども、基本的には、駅の運営、それからJRの筑肥線の運営はJR九州がやりますので、その辺についてはやはり十分JR九州の中で検討されて進められるものだと思っております。  それと、乗降客の影響で波多江であるとか筑前前原の消費が減るのではないかということでございますけれども、今現在もその辺の消費の動向といいますか、消費の状況を市としても把握しておりません。そういった中で、具体的にまずは、どのくらい影響があるのかというのはちょっと把握できませんが、ただ、新駅ができれば、人の移動はどちらからの移動もふえるというふうに考えております。そういった部分では、やはり人の移動による経済の活性化といいますか、そういったことも起こり得るのではないかと考えております。  以上です。 521 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 522 ◯4番(岡村一伸君)  もちろん、今御答弁ありましたように、活性化もすると思います。利便性はもちろんよくなるでしょう。しかし、皆さんが本当に計画したその活性化につながり、利便性がよくなって、定住者がふえて、どんどん浦志周辺が活気づいていくということに本当になるのかどうか、それは私は非常に懸念を持っていますが、JRが最終的に決断をしたのは、逆を言えば、本市がいろんなJRからの要件をのんだということもあるんじゃないでしょうかね。駅をつくる以上は、JR側も採算をとらなきゃいけないので、とる場合にはこういうものを、ああいうものを、全てこの条件を満たしていただかないと、なかなか首は縦に振りませんよと。それがまさにこの覚書の中にも入っているんですね。例えば、工事の費用負担、これはもういいです。踏切撤去、南北交通広場、自由通路、路線バス乗り入れ、道路整備、駐車場の確保、自転車駐車場の確保、駅周辺の活性化、公衆トイレ、土地の処理、諸々、この交渉の経過を見ても、もうそれがありありと見えます。しかし、それは、それをのまないとつくってもらえないわけですから、それはいたし方ありません。のんで覚書も交わしたわけですから。ですから、その点を1番私は心配しているんですね。  それから、この覚書の第2条に、開業時期についての条文がございます。ここには、平成31年度春を目標とするとあります。前原東土地区画整理事業の進捗状況を踏まえ、その決定はJR九州が決定すると書いてございます。つまり、区画整理事業の住宅販売状況が悪ければ、開業時期がずれ込むことは十分にあり得るということの条文が書いているわけですね。本市は、この覚書の締結に至るまでの経過は、JR九州に対して平成31年春の開業を要請しています。この時期じゃないとだめだと。しかし、こういう条文ですから、平成31年春の開業には、その点は固執しないという理解でよろしゅうございましょうか。 523 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 524 ◯企画部長(柴田 潔君)  幾つか言われましたので、まず、最後の質問の部分でお答えしますけど、この平成31年春という部分について、これについては、その条文の意味合いでございますけれども、土地区画整理事業の進捗は鉄道事業上、重要な事項でございます。そういったことから、進捗のおくれについて担保した規定になっているものと、この条文については受け取っております。  土地区画整理事業については、今現在、予定どおり進んでおりまして、それを原因に開業時期がおくれることは現時点ではないと考えております。  それと、平成31年春の開業時期の理由でございますけれども、開業目標時期については、土地区画整理事業の進捗、それから住宅の張りつき、議員おっしゃいますようにそういったこと、それから周辺整備の工事期間、それから寄附金を集めるのに必要な期間、それからJR側の準備期間などを総合的に判断されて調整された結果だと受け取っております。  以上です。 525 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 526 ◯4番(岡村一伸君)  私は、請願駅ですから、新駅設置に要する寄附金が集まった時期とか、あるいは周辺住民の駅利用者が十分に見込まれることが明確に把握できた際に駅の建設をすることが妥当ではないかなと思うんですね。もし、今答弁の中にありましたが、平成31年春に開業するとしたときに、駅利用者がそんなにまだなかったとか、あるいは住宅の張りつき状況が今後、あと何年ですか、2年、3年ありますが、今は予定どおり進んでいるかもわかりませんけれども、それが本当に全戸販売できるのかどうか、張りつき状況がどうなのか、そこも含めて、もしそうならない場合においても無理やり平成31年春にそれでも開業したいということなのか、その点はいかがでしょう。 527 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 528 ◯企画部長(柴田 潔君)  この件については、さっきも言いますように、この条文にもございますけれども、土地区画整理事業の進捗状況を踏まえてと、そういったことでJRが決定するということになっていますので、その辺も見られて判断されるものと思っております。  以上です。 529 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 530 ◯4番(岡村一伸君)  ということは、春を過ぎることもやはりあり得るということで理解してよろしいですかね。 531 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 532 ◯企画部長(柴田 潔君)  確認でございますけれども、現時点では平成31年春で進んでいると、それで大体固まっているということで御理解いただきたいと思います。  以上です。 533 ◯議長(谷口一成君)  柴田部長、どっちが決定権持っとるとな、その駅の平成31年というのは。市な、JRな。  それともう1点、質問者がえらい心配しよんしゃあとは、利用客が少のうなったら糸島市にかなりのデメリットがあるんじゃないかというようなことを心配して質問しよんしゃあごたあ。そこいらをくさ、利用者が少なくても糸島市にはデメリットはございません、あるのはJRですというようなことを明確にちょっとせんと。一生懸命ね、岡村議員は利用者が少なかったらどうするとかて。柴田企画部長。 534 ◯企画部長(柴田 潔君)  まず、開業時期については、JRが決定します。さっきも言いますように、この駅の運営、そういった利用者を踏まえて、運営についてはJR九州が、もうそちらが主体でやられることですから、市のほうにそれで乗降客が減ったということでの影響は考えられないと思っております。  以上です。 535 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 536 ◯4番(岡村一伸君)  いや、それはもう私も理解できるんですよ。いやいや、その言っている意味は理解できても、結局それだけの多額のお金をそこに投資をして、投資した分の回収ができるかできないかも含めて、当然、駅をつくるということは1年間の管理費用も当然ながらかかってくるわけでありますから。わかりました。  今の建設促進会、以前の促進期成会ですが、そこで寄附を集められたと思いますけれども、今までの累計の金額を教えてください。 537 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 538 ◯企画部長(柴田 潔君)  そうやって集められて、今、ふるさと応援寄附に市のほうに納めていただいています。それが新駅の分については、柳議員のときもお答えしましたが、4,400万円ということでございます。  以上です。 539 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 540 ◯4番(岡村一伸君)  私がお尋ねしたいのは、ふるさと応援寄附ではなくて、実際にそれを使わずに期成会、あるいは建設促進会が寄附を集められたわけでしょう。その金額を(「違う」と呼ぶ者あり)あっ、それはなかったということですね。集められた経緯はないと。わかりました。 541 ◯議長(谷口一成君)  ちょっと待って。応援寄附以外には寄附はないと。 542 ◯4番(岡村一伸君)続  それでは、じゃ、後ろからそういう声が上がりましたので、私、今ここに平成26年度の筑肥線新駅建設促進会決算書という案の書類がありますけれども、この平成26年度に予算額の中に寄附金で1,000万円の予算が上がっていたんですね、1,000万円ですよ。ところが、平成26年度決算書案では、寄附金の収入が0円になっているんですよ。0円ですよ。これは意味がわかりません、私。今は期成会ではふるさと応援寄附で寄附をしていますということですが、実際は予算額としてはここに1,000万円計上しているわけですから、ここの1,000万円を計上した以上は、努力をやっぱり皆さんがなさらないといかんのやないですか。それが0円です。いかがでしょう。 543 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 544 ◯企画部長(柴田 潔君)  もともと最初は、やはり期成会のほうで集めていこうという考えも持っておられました。しかし、市のほうで、ふるさと応援寄附で新駅については集めていくということになりました。それで、ここに書いておりますように、1,000万円については期成会の会計には入っておりません。そういうことでございます。 545 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 546 ◯4番(岡村一伸君)  それから、今そういうことでふるさとの応援寄附のほうで集めていらっしゃるということでございますけれども、ふるさと納税寄附金の使途について、寄附者が選択できる項目があります。その8番目に、その他、市長が特に必要と認めた事業(筑肥線新駅設置事業)がございます。これは、おととしまでなかったと思います。去年この項目が追加されたと思います。このことは議会にも報告もございません。これを見てみても、寄附金が集まらないために、この項目をここに8番目として追加したと考えますけれども、いかがですか。 547 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 548 ◯企画部長(柴田 潔君)  ふるさと応援寄附の件については、以前、やはり集めていく部分で、いろいろ議員のほうからもございました。その中で、1つの目標を持って集める、要するに何かに充てるということで集めてはどうかという御意見もございました。そのとき私は、新駅についてこれを集めさせていただきたいと、そういった考えを持っておるということで議会にお答えしたと思います。それは、平成26年度だったと思っております。  以上です。 549 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 550 ◯4番(岡村一伸君)  しかしながら、このふるさと応援寄附をされた方々に返礼品を送っていますね。これはまさに市税を使って返礼をしているわけでありますから、やっぱりこれはある意味、市税を使用した寄附行為と市民の方に解釈されても仕方ないのではなかろうかというふうに思いますよ。私は市民からそう、あんたこれ、市税を使ってやっとるやないかと、1万円寄附したら送ってきたよというふうに言われたときには説明ができません。どうしましょう。 551 ◯議長(谷口一成君)  この質問は、そんならもう一遍答弁してやんない。柴田企画部長。 552 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほどの柳議員のときもこの質問はございました。ちょっと自分ももう少し説明が足らなかったのではないかと思いますが、この新駅に、それ以外の分でもそうですけれども、基本的に、これは条例で寄附者の意向に沿ってこれを取り崩していくということになっております。新駅については、そういった寄附者の意向に基づいて支出していく、それに充当していくわけでございますけれども、実際それを集めるためには一定の一般財源がかかっているということでございます。
     それで、それについては、基本的に、さっき申しますように、この額については全額を充てていきたいと考えておりますが、これについてはまだ今から期成会、促進会等で寄附を募っていただいて、まだまだ集めていく必要があると思っておりますが、そういった中で、結果としては、経費がかかる分については上乗せして、新駅に係る分に上乗せして集めることで、市民の税金を使わないという部分については対処していきたい、対応していくことができると考えております。  以上です。 553 ◯議長(谷口一成君)  ちょっとその答弁が午前中もありよったばってん、なかなか理解でけんたいな。両議員がおっしゃっていたのは、税金は使わないというけど実際使いよるやないかと、商品として。そこが明確に、自分も聞きよってわからんけん、もう一遍と言うたんですが。 554 ◯企画部長(柴田 潔君)続  結果的に、要するにそれは、今は別の部分から、一般財源の別の会計から、別のお金から、お金に印はないですけれども、出しよるわけですたいね、お礼については。しかし、結果的には、寄附を集めることにかかった経費については、寄附としてそれを上乗せして集めて、結果的には一般財源と市民の税金を使わないという結果に持っていけると。(発言する者あり)済みません、駅舎に。これはあくまでも駅舎の分だけでございますが、済みません、そういったことで御理解いただきたいと思います。 555 ◯議長(谷口一成君)  わかる、岡村議員。岡村議員、どうぞ。(発言する者あり)谷口副市長。 556 ◯副市長(谷口俊弘君)  柳議員のときにも答弁させていただきましたが、今の条例では、返礼品の経費に充てることはできないということになっております。  そこで、寄附者の意向としては、新駅そのものもですが、多分に周辺整備、自由通路の整備に当たっても寄附目的とされているんじゃないかというふうに理解しています。  そこで、御指摘のように、税金を使っているんじゃないかということに対しては、一般財源から支出する以上、そのとおりでございます。ただし、一般財源から返礼品の経費は出しますが、基金からその分の新駅周辺整備、自由通路等の、市が本来支出すべき経費を充当していきたい、そういうことでございます。 557 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 558 ◯4番(岡村一伸君)  ただいま副市長のほうから、市税を使っているという答弁がありました。いや、そういうふうに言っていただいたほうが本当に話が早いんですよ。いや、そう思われても仕方ありませんという答弁で全然構いませんし、そう言っていただくと、我々も市民に対してそう言えるんですね。だから、駅舎に関してはあくまでも公約でお金を使わないということを言っているわけですから、そこはしっかりとやっぱり今の答弁のようにはっきりおっしゃっていただいたほうがそれはいいです。(発言する者あり)いや、大事なことです、これ。大変なことです。本当ですよ。税金ですから。  時間もちょっと差し迫ってきましたけれども、ずばり、今のところは寄附金は予定どおり集まると、民間の会社から1億5,000万円、それまでの寄附金も集めたら1億7,800万円の寄附額もほぼ確定ということでございますので、寄附金が集まって駅舎の費用については今のところ順調に推移していて問題はないのかどうか、その点についてもう一度お願いします。 559 ◯議長(谷口一成君)  柴田企画部長。 560 ◯企画部長(柴田 潔君)  ふるさと応援寄附については、今まで市民と共同ということで取り組んで、そして新駅を実現させるということで活用させていただいております。  そういったことから、これについては我々としては問題ないと考えておりますし、それで進めたいと考えております。  以上です。 561 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 562 ◯4番(岡村一伸君)  それから、今の計画の駅舎は橋上駅ですよね。橋上駅は、やっぱりかなりのお金がかかります。ですので、まだ間に合うようであれば、JR九州に対して、無人駅にできないのかとか、平家プレハブの、そういった契約というか、条件等について、もう一度交渉ができるのかどうか。というのがやっぱり、これだけの費用でどんどん今膨れ上がってきているわけですよね。  ですから、先ほど私が熊本市の西熊本駅の請願の話もしましたけれども、ここは無人駅です。加布里駅も無人駅になるわけですよ。だから、有人駅でないとだめだということではなくて、そういう交渉の中で案が出なかったのかどうかもちょっと私、不思議なんですね。できるだけコストをかけないようにするという本市のほうの意見もJRに対して申し入れもしていますので、その点についてはいかがでしょう。 563 ◯議長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 564 ◯建設都市部長(三角孝志君)  まず、無人化の関係でございますけれども、利用の乗降客数を申し上げました。そういう観点から申し上げますと、無人駅に合うような駅ではない、やはり駅員がいる駅でなければならないというふうに思っております。  それから、橋上化につきましては、利用される方の利便性、あるいはバリアフリーに対応していくということから考えますと、やはり両サイドに駅広を設けまして、両方から自由通路で橋上駅に行ってホームの上に降りていただくと、これがやっぱり一番利用しやすい駅のスタイルだというふうに思っておりますので、橋上化、あるいはもう有人の駅ということで、JRとは今後もこのまま進めたいというふうに思っております。  以上でございます。 565 ◯議長(谷口一成君)  岡村議員。 566 ◯4番(岡村一伸君)  わかりました。もう時既に遅しということで、仕方ありませんですね。とにかく、しかし、今後、建設に至って、その間にやはり材料費の高騰とか労務費の高騰、今、先ほども執行部のほうからも答弁ありましたように、そういうことも十分考えられるので、ますます建設コストが上がっていくかもしれないと。しかし、それはそれでしっかりとした説明をしていただきたいというように思います。やはりこの新駅だけではなくて、今から多額の経費がかかる重要案件が幾つもございますから、やはりそういった情報の提供をしっかりと議会のほうにもしていただかないと、我々は慎重審議はできないと思います。そういった情報を共有し合い、その中でお互いが議論を重ね合いながら、市長がいつも言う、住みよい豊かさの実感できる糸島、そういうものをつくっていくのがこれはお互いの役目だと思っておりますので、こういうことは議会には報告しなくていいだろうということではなくて、重要案件についてはしっかりと今後も説明なり報告をここでお願いしたいと思います。答弁をお願いします。 567 ◯議長(谷口一成君)  月形市長。 568 ◯市長(月形祐二君)  今、岡村議員から御指摘をいただきましたことにつきましては、しっかりと議会の皆様にも御報告等を申し上げながら、御意見を伺いながら、進めさせていただくようにしたいと思っております。 569 ◯議長(谷口一成君)  これをもちまして岡村議員の一般質問を終了します。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもちまして散会いたします。      (午後3時06分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...