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  1. 糸島市議会 2015-03-17
    平成27年 予算特別委員会(第2日) 本文 2015-03-17


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      (午前10時00分 開議) ◯委員長(谷口一成君)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  昨日に引き続き、議案第36号 平成27年度糸島市一般会計予算を議題といたします。  138ページから157ページ、4款.衛生費の説明を求めます。馬場健康増進部長。 2 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  それでは、4款.衛生費の御説明を申し上げます。  予算書につきましては、138ページから157ページまでとなります。  予算額につきましては38億8,936万6,000円で、前年度に比べ10億3,806万9,000円の増額となります。増額の主な理由は、ごみ焼却処理施設中間改修事業によるものでございます。  次に、主な事業といたしましては、健康増進事業母子保健事業予防接種事業救急医療対策事業などの保健費に8億4,485万1,000円、火葬場管理運営費上水道事業補助金などの衛生費に3億7,038万1,000円、塵芥収集費ごみ焼却処理施設管理運営費及び中間改修事業費、そして、し尿処理施設管理運営費などの清掃費に26億7,413万4,000円を計上いたしております。  新年度より小学校区単位の健康づくり支援システムをスタートし、「健康づくりを市民運動へ」を基本方針として、市民の皆様の健康づくりを積極的に支援するとともに、ごみ減量化、塵芥収集、ごみ処理などの事業を、安全、確実に進めてまいります。  説明については以上でございます。どうかよろしくお願いをいたします。 3 ◯委員長(谷口一成君)  質疑に入ります。質疑ありませんか。松月委員。 4 ◯9番(松月よし子君)  4款.衛生費、1項2目.保健予防費、143ページ、予防接種事業費についてお伺いをいたします。風しん予防接種の必要性について、まず伺います。 5 ◯委員長(谷口一成君)  松永健康づくり課長。 6 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  風しん予防接種事業につきましては、一昨年度から実施をいたしておりまして、ひところよりも風しんの発生状況というのは減ってはおりますけれども、まだ根絶には至っておりませんので、来年度につきましても、継続して実施していきたいということで予算を計上させていただいております。市の単独でございます。
    7 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 8 ◯9番(松月よし子君)  今、風しんの予防の目的はわかりましたけれども、本来的な目的はどういうことなのか、お伺いいたします。 9 ◯委員長(谷口一成君)  松永健康づくり課長。 10 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  妊婦さんが風しんに罹患されますと生まれてくる赤ちゃんに影響を及ぼしますので、これを予防するということで実施をさせていただいております。 11 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 12 ◯9番(松月よし子君)  風しんの予防接種の助成を行っておられますけれども、どういう対象者になっているかをお伺いいたします。 13 ◯委員長(谷口一成君)  松永課長。 14 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  原則20歳以上の人で妊娠を希望する人、それから妊婦の配偶者、これは、パートナーも含みます。抗体検査を受けまして、抗体価が低いという方を対象といたしております。 15 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 16 ◯9番(松月よし子君)  対象者なんですけれども、原則20歳以上ということですが、厚労省のチラシのほうには、10代後半から30代前半の方が多く風しんは発生しているというチラシが載っております。現在、10代後半の方の妊娠、出産の方もありますけれども、そのような方に対しての対象ということはどのようになっているか、お伺いをいたします。 17 ◯委員長(谷口一成君)  松永課長。 18 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  原則ということで年齢制限は定めておりますので、その方が妊娠を希望されるような状況であれば、この対象とさせていただいております。 19 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 20 ◯9番(松月よし子君)  妊娠を希望する希望しないで、妊娠をしてしまったっていう場合もあるんですが、結局、予防的な予防接種でございますので、10代の後半の方にも予防接種が受けられるという、そういうふうな助成、ホームページに載っているのは原則20歳以上ということですので、要するに10代後半の方にも間口を広げるということとかは検討の余地とかをどのように考えてあるか、お伺いをいたします。 21 ◯委員長(谷口一成君)  松永課長。 22 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  あくまでも年齢につきましては原則ということで定めておりますので、そのような方につきましては対象とさせていただいております。 23 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 24 ◯9番(松月よし子君)  しつこいと言われるかもしれませんが、要するに、原則でこうですよということなんだけれども、結局、最終的な、本来的な目的は、赤ちゃんにそういうふうな障がいが出ないようにということでございますので、もっと若い方たちの妊娠も、今、可能性としてはたくさんあるので、若い方たちは、なかなかこういうふうに情報を得るということが難しいので、できれば考える余地があればということで思っておりますが、思うことは言ってはいけませんので、よろしく。検討ができるかどうかということをお願いいたします。 25 ◯委員長(谷口一成君)  要するに、馬場部長、原則て書いておるから、基本的にはもう20歳以上ていう、見た人が思うけん、そこいらが何とかならんかということですので。馬場部長。 26 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  今、課長が答えておりますのは、原則20歳以上はあくまでも原則ですので、20歳未満の方についても対象とさせていただきますというような答弁をさせていただいておりますので、御了解をよろしくお願いいたします。 27 ◯委員長(谷口一成君)  ホームページか何かは、わかりやすう書いてやらにゃいかんとばい。20歳以上て書いてあるけん、そういう人が、ああ、20歳以上やなというような誤解をするけん、それば言いよんなはるけん。だけん、ただし書きか何かして、20歳以下でも認めますよみたいなことば。馬場部長。 28 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  20歳未満の方にも対象ですよというような部分のわかりやすい説明等につきましてもさせていただきたいというふうに思っております。  以上です。 29 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 30 ◯9番(松月よし子君)  よろしくお願いいたします。  次に、火葬場管理費について、147ページ、よろしくお願いいたします。  今回、改修工事費が入っておりますが、改修の目的についてお伺いをいたします。 31 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 32 ◯環境施設課長(矢野正文君)  火葬場の改修工事でございますけれども、施設開設後14年と経過しまして一部施設が老朽化していることによるもので、随時、必要の都度、工事を行っておるものでございます。 33 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 34 ◯9番(松月よし子君)  今、老朽化ということでお伺いいたしました。  先日の説明では、昨年は、対象の方が減であるということを説明受けましたが、今後の対象者の予測はどのようにお考えか、お伺いいたします。 35 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 36 ◯環境施設課長(矢野正文君)  平成25年度時点で火葬炉、平均しますと約2,140体ほど既に火葬で使っております。  火葬炉の状態につきましては、プラントメーカーによりますと、3,000体で大体、中間改修の目安というふうに言われておりますので、その時期があと三、四年で参ってまいります。その段階で中間改修工事等も視野に入れながら随時工事等は行っているというところでございます。 37 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 38 ◯9番(松月よし子君)  確認でございますが、今回もう簡単にお伺いしておりますけれども、対象者増に向けて改修工事も視野に入れているということだろうと思いますが、ちょっと確認でお願いいたします。 39 ◯委員長(谷口一成君)  矢野課長。 40 ◯環境施設課長(矢野正文君)  そのとおりでございます。火葬件数は年々増加しておりますので、とめることができない施設でございますので、順次、改修工事等を進めてまいりたいというふうに思っております。 41 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 42 ◯18番(伊藤千代子君)  4款.衛生費の3項.清掃費についてお尋ねをいたします。ページは148ページです。  塵芥処理費が24億3,159万円入っています。これのうち10億7,000万円は中間改修工事費でありますので、大体、例年度並みに約13億円がごみの処理費として通常のごみ処理費になると考えられます。  そこで、この中には多くの委託料が含まれているんですけれども、この委託料の総額は幾らになるのでしょうか。 43 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 44 ◯環境施設課長(矢野正文君)  お答えいたします。  平成27年度の塵芥処理費の委託料の総額でございますけれども、9億2,097万1,000円となっております。 45 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 46 ◯18番(伊藤千代子君)  なぜこのことを聞いたかというと、ごみの処理の問題は市民の生活に非常に密着したサービスです。しかも、環境にもかかわり、さらに、税金の節約につながる部門です。  そこで、次の質問をさせていただきます。151ページに移ります。  一般ごみと粗大ごみの収集運搬費がここに計上をしてあります。合わせますと4億5,865万円という非常に大きな金額なんですけれども、これは、収集運搬のごみの総量を幾らと想定した結果ですか。 47 ◯委員長(谷口一成君)  宗生活環境課長。 48 ◯生活環境課長(宗 真司君)  平成27年度のごみの収集運搬総量につきましては2万6,736トンを想定しております。  なお、このごみの収集運搬委託費につきましては、1世帯当たり収集委託費の単価に収集世帯数を乗じて算出するということから、ごみの収集運搬量とは直接は関連いたしませんので御理解をお願いいたします。 49 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 50 ◯18番(伊藤千代子君)  そうですね、そこが非常に重要ではないかと思います。つまり13億円の処理費のうち、家庭からクリーンセンターに運ぶ経費が4億5,000万円を超えるわけですから、収集運搬の経費は3割を超えています。そこで、収集運搬の委託費が、今おっしゃったように世帯数で契約をしているとなると、ごみをどんなに減量をしても、ごみの総量が減っても、世帯数がふえれば収集運搬費は減らすことができずにふえていくというふうに認識しなきゃいけませんよね、いかがですか。 51 ◯委員長(谷口一成君)
     宗生活環境課長。 52 ◯生活環境課長(宗 真司君)  議員おっしゃるとおり、世帯数が増加すれば委託費がふえるということでございます。 53 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 54 ◯18番(伊藤千代子君)  糸島市において、核家族とか九大生とか、非常に世帯数がふえている。そんな中で、ごみの総量はそんなにふえていないのに、ごみの収集運搬費が非常に大きくなっているというのは、私はちょっとこれは問題じゃないかと思っているので今申し上げました。  151ページの同じページに、ごみの減量化推進費というのがございます。有価資源の回収活動奨励補助金1,120万円です。これは、地域で資源回収した雑誌、アルミ缶、ペットボトル、瓶などの、そういう方々への奨励金として非常に大事なことなんですけれども、この総量が市としてわかっていますか。 55 ◯委員長(谷口一成君)  宗生活環境課長。 56 ◯生活環境課長(宗 真司君)  資源回収量の見込みにつきましては、新聞、雑誌、段ボールなど、古紙2,800トンを見込んでおります。また、アルミ缶、ペットボトル等につきましては補助の対象とはなっておりません。ただ、集団回収等で平成25年度の実績でございますけれども、アルミ缶27トン、瓶33トン、古布136トンがありまして、同程度の回収があるのではないかと見込んでおります。 57 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 58 ◯18番(伊藤千代子君)  先ほどおっしゃったように、ごみの総量が減っても収集運搬の委託費は減らすことはできません。しかし、集団回収でごみを減量すれば、クリーンセンターで溶融をする、燃やすコークス代は減額をさせることができますよね。例えば、これ、来年度は、今おっしゃったように資源回収をやって、また3,000トンぐらいのごみの減量を地域でやっていただけるだろうと私も思うんですけど、それによってコークス代がどの程度の節約になるというふうに見込んでいらっしゃいますか。 59 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 60 ◯環境施設課長(矢野正文君)  先ほど生活環境課長がお答えいたしました数量見込みで計算いたしますと、コークスだけではちょっと計算できませんでしたので、コークスとか灯油等の燃料、薬品等を含めましたランニングコストで計算いたしますと、集団回収によります節減額は約1,790万円になると試算をいたしております。 61 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 62 ◯18番(伊藤千代子君)  わかりました。ということは、一般市民の皆さんに1,120万円の集団回収の奨励金の出すことで、今おっしゃったように1,790万円──2,000万円近い節約が糸島市としてはやはりできるということになりますよね。  次に、155ページに行きます。  155ページに、ここの委託料は9,293万円ですかね、これは、クリーンセンターで運ばれたごみの中で、リサイクルをするための──緑とか黄色の袋に入っているもののリサイクルなんですよね。糸島市、私がこの前、新聞読んでいましたら、全国でリサイクル率が1位になったのは、たしか昨年度が鹿児島県の大崎町だったと思うんですけれども、糸島市はリサイクル率は今何%になっていますか。 63 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 64 ◯環境施設課長(矢野正文君)  平成25年度のリサイクル率でお答えさせていただきますと、26.4%となっております。 65 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 66 ◯18番(伊藤千代子君)  糸島市が自然環境が美しく恵まれている中でリサイクル率がまだ3割に満たないというのは、今後やはりまだまだ課題が大きいのではないかというふうに今思うんですけれども、この中で、委託料として、このリサイクルプラザの運転管理業務委託8,300万円というのがあります。この委託は、先ほども言ったように、クリーンセンターでペットボトルとか空き缶を潰したりする、そういう作業をすることになるわけですけれども、ここの委託はどこにしているのか。それから、2番目に、稼働日数はどうなっているか。3番目に、処理総量はどうなっているか。それによる収入見込みはどうなっているかの4点をお答えください。 67 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 68 ◯環境施設課長(矢野正文君)  リサイクルプラザの処理等の委託先でございますけれども、現在、株式会社伊都環境設備サービスに委託をいたしております。  稼働日数でございますけれども、平成26年度、年間247日となっております。このうち資源物の選別作業は214日行っております。  次に、処理量でございますけれども、大体年間、搬入量が2,000トンございます。それを処理いたしております。  最後に収入でございますけれども、平成27年度につきましては2,567万円ほど見込んでおります。 69 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 70 ◯18番(伊藤千代子君)  今のお話を聞いていて、約2,000トンを214日稼働しているとおっしゃいましたけど、2,000トンであれば、年間で200日ということは1日に10トンぐらいになると思うんですけど、丸一日稼働をしないでといったら、何時間ぐらい1日に稼働をしているということですか、そんなにたくさんの量じゃないですよね。 71 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 72 ◯環境施設課長(矢野正文君)  設備の分別作業に時間的なものは大体1日5時間程度になっております。当然その前に準備でありますとか片づけ等がございますので、どうしても1日に処理できる数量としては、単純に割ると約100トン程度(48ページで訂正)ということになります。(発言する者あり) 73 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 74 ◯環境施設課長(矢野正文君)続  失礼しました。1日10トン程度というふうになります。 75 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 76 ◯18番(伊藤千代子君)  まだちょっときょうは質疑なので、それでいいです。  151ページのごみ焼却処理施設管理運営費、ここも、ごみをリサイクルする一方で溶融をするわけなんですけど、これの管理運営費は7億383万円という非常に巨額のお金になっていますよね。この溶融にかかる経費として、これは、新日鉄の子会社に随意契約で毎年市が委託をしているわけなんですけれども、この中で、ごみ焼却処理施設、これの管理業務委託が1億9,132万円というふうになっていますが、先ほど言った新日鉄の子会社は何という会社だったですかね。 77 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 78 ◯環境施設課長(矢野正文君)  委託先でございますけれども、日鉄住金環境プラントソリューションズ株式会社でございます。 79 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 80 ◯18番(伊藤千代子君)  日鉄住金環境プラントソリューションズは、たしか私が当時、何年か前に質問をしたときには職員が16人だったというふうに思うんですけど、今も同じですか。 81 ◯委員長(谷口一成君)  矢野課長。 82 ◯環境施設課長(矢野正文君)  現在の就業人員につきましては、26人が従事をいたしております。 83 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 84 ◯18番(伊藤千代子君)  ごめんなさい、26人でしたね。ごみの総量が減れば、つまり糸島市が今後26%のごみのリサイクル率をどんどん高めてクリーンセンターに運ぶごみの総量がどんどん減っていけば、運転業務というのはもっと簡素化できるわけですよね。ですから、職員を、このソリューソンズが減らして1億9,000万円もある委託費を減らすことは可能なのかを伺いたいと思います。 85 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 86 ◯環境施設課長(矢野正文君)  現在も施設につきまして、見直しができるところは随時見直しておりますし、飛灰の資源化等によって搬入方法を変えて従事する人員等も削減をしておりまして、できる限り運転委託に関する経費を削減する努力はいたしております。 87 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 88 ◯18番(伊藤千代子君)  それでは、その下に、焼却処理施設の改修工事費、これも非常に巨額なんですけど、1億6,000万円というお金が出ているんですよ。つまり今回、このごみ処理経費が、衛生費が膨れ上がった原因は、中間改修工事費として10億円ものお金をあのクリーンセンターの改修工事に使うから膨れ上がっているんですが、それとはまた別に、毎年のように2億円近いお金があの焼却炉の改修工事に使われるわけですよね。これは今回どんな工事に使われる内容になっているんですか。 89 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 90 ◯環境施設課長(矢野正文君)  中間改修工事以外で実施してあります工事につきましては、毎年実施しております定期整備工事、平成27年度につきましてはごみクレーン等の定期整備工事等を予定いたしております。 91 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 92 ◯18番(伊藤千代子君)  それは、先ほどの新日鉄関連に発注を、それもやっぱり随意契約でされるんですよね。それに関しては、新日鉄のほうが、ここがちょっと、しかも新しいのにかえなきゃいけないとか、そういう判断もすれば、発注も新日鉄にするというようなことになっていますけれども、その辺ではどなたがそれに対して、いや、まだ使えるとか、例えばきのうも、冷蔵庫を10年以上使ったのをさらにまだ使うという話がちょっとここで出ていましたけれども、1億何千万円もするようなものに対するチェックというか、それはどこがするんでしょうか。 93 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 94 ◯環境施設課長(矢野正文君)  定期整備工事につきましては、市と運転管理会社、プラントメーカー等々双方で協議して作成をいたしております年度別整備計画書というのをつくっておりますけれども、これに基づいて定期的に整備工事を進めておるところでございます。 95 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 96 ◯18番(伊藤千代子君)  なかなか難し過ぎて溶融炉を何遍勉強しても、新日鉄に、いや、この工事は要りませんよと言うのはなかなか難しいですよね。ちょっと、ま、いいです。  次、153ページに行きますけれども、非常に重要な、ここにはこの前から取り上げられている埋め立て飛灰に関する調査、新規事業として処理調査委託費が計上されていますけれども、飛灰というのは、一般廃棄物を焼却溶融する過程で発生をします。これは、鉛とか亜鉛とか、有害なカドミウムなどの重金属、あるいはまたダイオキシンを含んでいるため、そのまま直接の埋設はできません。そこで、糸島市は薬剤処理の後に埋め立て処分をしているんですけど、現在、毎年──来年度は何トン埋設するような──埋設は今しないというふうになっていますけれども、何トンが発生するというふうに見込んでいらっしゃいますか。 97 ◯委員長(谷口一成君)
     矢野環境施設課長。 98 ◯環境施設課長(矢野正文君)  溶融施設から出ます飛灰につきましては、平成25年度が約1,466トン、今年度も同程度の量を見込んでおります。 99 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 100 ◯18番(伊藤千代子君)  その1,466トンということは、1,500トンということは相当な量なんですけど、さっき言ったように、そのまま埋め立てができないような非常に有害なものです。そこで、薬剤にはキレート処理を糸島市は使っていらっしゃいますけれども、これは、例えば飛灰1トン当たりどの程度のお金がかかっているんでしょうか。 101 ◯委員長(谷口一成君)  矢野課長。 102 ◯環境施設課長(矢野正文君)  飛灰で、キレートの件をお尋ねでございますけれども、飛灰は平成24年5月から資源化を開始したことによりまして埋め立てをしておりません。そのため、埋め立てをしませんので、キレート処理はもう行っておりません。  参考ですけれども、平成23年度まではキレート処理をいたしまして最終処分場に埋めておりましたけれども、その当時は1トン当たり約1万2,000円程度のキレート代がかかっておりました。 103 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 104 ◯18番(伊藤千代子君)  1トン当たり1万2,000円ということは、産業廃棄物の中でも特にやはり有害な処理にかかるお金なんですよね。同じページの上に、飛灰の資源化の委託費が7,200万円計上してあります。つまり、先ほどの話からいうと、1,400トンを埋め立てて資源化するために、トン当たり5万円使ってこの飛灰を、言ったらどっかに持っていくわけなんですけれども、これ、どこに持っていくんでしたかね。どこの何ていう会社に。 105 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 106 ◯環境施設課長(矢野正文君)  現在は大牟田市にございます三池製錬株式会社に委託して資源化を行っていただいております。 107 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 108 ◯18番(伊藤千代子君)  わかりました。それがどのような資源化になっているのかを──と言うのが、この飛灰の資源化に関しては、つい最近に開発された技術なので、ある意味ではまだまだ検証が必要な部分もあるのではないかと思うんですね。  そこで、この飛灰が1トン当たり6万円というのは、管理型廃棄物、産業廃棄物の中でも特に汚染のひどいものを廃棄する場合以上の非常に高いお金がかかっている。処理するというよりも資源化というふうに名前はなっているけれども、非常に大きいですよね。そこで、先ほどの埋立場には、今この飛灰がキレート処理をされて何立米埋設をされているんでしょうか。 109 ◯委員長(谷口一成君)  矢野課長。 110 ◯環境施設課長(矢野正文君)  現在、最終処分場には飛灰が約2万立方メートル埋め立てております。 111 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 112 ◯18番(伊藤千代子君)  ということは、この新規事業で計上された、この飛灰の調査委託というのは、飛灰をどうすればいいのかということが大きな狙いということですよね。つまり1トン5万円もかかるような資源化というのは、はっきりいって──資源化というのは、普通、資源にすれば税金が節約できるというふうに私たちは思います。ところが、飛灰の場合は、資源化にとんでもない大変なお金がかかるわけですよね。今あそこにあるものを全部処理するとなれば、1トン5万円なら2万立米で10億円かかるということになりますよね。だから、それをどうにかするために、今回、調査委託を計上して、何とかしなきゃいけないというような新規事業になったというふうに理解していいんですね。 113 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 114 ◯環境施設課長(矢野正文君)  最終処分場に埋め立てております飛灰につきましては、地元行政区からも将来的に搬出してほしいという強い要望もございました。そのことを受けて、実際、2万立米の飛灰をどのように将来的に処理をしていくのかということを検証、その手法等を導き出すために今回調査委託をお願いしているものでございます。 115 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 116 ◯18番(伊藤千代子君)  私は糸島市が非常に厳しい財政の中でごみ処理経費をいかに節約していくかという点は、今回は26億円ぐらいの塵芥経費が計上してあるので思うわけなんですね。そこで、やはり税金の節約につながり、さらに、環境にもメリットのあるやり方としては、これほど多額のお金のかかる飛灰を出さないごみ処理の仕方をやっぱり早いうちから検討をすべきではないかというふうに考えますけれども、それについても、今回この検討調査委員会の中では検討項目に入っているんでしょうか。 117 ◯委員長(谷口一成君)  矢野環境施設課長。 118 ◯環境施設課長(矢野正文君)  そのことについては入っておりません。 119 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。(「もういいです、もう1分だからいいです」と呼ぶ者あり)いいですか。ほかに質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 120 ◯委員長(谷口一成君)  これで4款.衛生費を終わります。  部の入れかえがございますので、皆さんしばらくお待ちください。   〔部の入れかえ〕 121 ◯委員長(谷口一成君)  続けます。  156ページから159ページ、5款.労働費の説明を求めます。洞経済振興部長。 122 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  5款.労働費の説明を申し上げます。  予算書156ページから159ページをお願いいたします。  予算額は3,873万3,000円で前年度対比2,489万9,000円の減額であります。減額の主な理由は、緊急雇用創出事業の減によるものでございます。  予算の主な内容でございますが、シルバー人材センター関係費として1,844万3,000円、地域人づくり事業として5事業、1,852万1,000円の予算を計上しております。どうぞよろしくお願いいたします。 123 ◯委員長(谷口一成君)  質疑に入ります。質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 124 ◯委員長(谷口一成君)  これで5款.労働費を終わります。  部の入れかえがありますので、しばらく。   〔部の入れかえ〕 125 ◯委員長(谷口一成君)  続けます。  158ページから187ページ、6款.農林水産業費の説明を求めます。金谷農林水産部長。 126 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  それでは、6款.農林水産業費につきまして御説明をさせていただきます。  6款.農林水産業費につきましては、158ページから187ページでございまして、総額13億8,507万8,000円を計上させていただいておりまして、前年度より2億8,300万7,000円の増額となっております。  まず、2項の農業費でございますが、161ページ、拡充事業といたしまして新規作物の導入のためのモデル事業を補助いたします耕作放棄地対策事業1,103万9,000円を計上させていただいております。  あわせて169ページ、新規事業といたしまして、九州大学が研究、育成をいたしましたブドウの新品種を、栽培、産地化を推進いたしまして、農産物のブランド力の向上を図ります極旨ブドウを栽培支援事業補助金79万2,000円計上いたしております。  あわせて171ページ、農業、農村が有します多面的機能の維持発揮を図るための地域活動を支援いたします多面的機能支払交付金事業1億4,405万8,000円を計上いたしております。  次に、3項の林業費におきましては、179ページ、地球温暖化や災害を防止し、水源涵養の機能を有する森林を維持管理するための広域基幹林道開設事業3,776万4,000円、同じく179ページ、木の駅伊都山燦を拠点といたしました林業振興、森林保全に取り組みます森林再生プロジェクト事業2,125万2,000円を計上いたしております。  次に、4項.水産業費におきましては、185ページ、漁獲の拡大、魚介類の繁殖保護のために芥屋沖に鋼製魚礁を設置いたします水産生産基盤整備事業2,730万円、187ページ、防波堤増設、物揚げ場等のかさ上げを行い、漁港の安全対策を行います船越漁港整備事業1億100万円、加布里漁港整備事業4,867万3,000円などを計上いたしております。よろしくお願いをいたします。 127 ◯委員長(谷口一成君)  質疑に入ります。質疑ありませんか。井上委員。 128 ◯19番(井上健作君)  6款.農林水産業費の中で、1項.農業委員会費の、161ページに、耕作放棄地の対策事業費1,103万9,000円の中で耕作放棄地再生利用事業補助金ということで19節に載っておりますけれども、実際、糸島市の中で農地と呼ばれるのは田と畑だと思っております。その総面積をお知らせください。 129 ◯委員長(谷口一成君)  友池農業委員会事務局長。 130 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  糸島市内の農地の面積ということでございます。全体の面積が約5,800ヘクタールほどございます。田んぼの面積が3,763ヘクタール、畑が2,117ヘクタールということになっております。 131 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 132 ◯19番(井上健作君)  モデル地区をつくられるということで御説明を受けましたけれども、そういった中で、田んぼの放棄地、畑の放棄地、それぞれどのくらいございますか。 133 ◯委員長(谷口一成君)  友池農業委員会事務局長。 134 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  糸島市内に5,800ヘクタールほどの農地がありまして、平成23年度に調査をいたしました結果で、全体のうちの1,155ヘクタールが耕作放棄地となっております。  その中で、田んぼと畑の割合でございますが、約8割が畑でございます。田んぼが14%、畑が86%という結果になっております。 135 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 136 ◯19番(井上健作君)  そういった中で、今回されるモデル事業というのはどこを中心とした地区を選定されてこの事業をなさろうとしておるのか。何カ所でやろうと思っていらっしゃるのか、お知らせください。 137 ◯委員長(谷口一成君)
     友池農業委員会事務局長。 138 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  まず、箇所数でございますけれども、6カ所予定をしております。1事業当たり30万円を限度ということで180万円の予算を要求しております。  地区がどこかということは、4月以降に応募を受けまして決定しますけれども、予算の想定の6カ所という意味では、志摩地区、前原地区、二丈地区、それぞれ気候条件、地形等が違いますので、それぞれ2カ所ずつということで6カ所を想定いたしております。 139 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 140 ◯19番(井上健作君)  そういった中で、6カ所想定をしておると。これは本予算が通らなければなりませんけれども、予算金額としては520万円組まれておりますね。6カ所で大体1カ所30万円ですので180万円で済むんですが、この予算の使い方についてはどのように考えていらっしゃるのか。受け皿として、どういう方々をこのモデル地区の管理者に考えていらっしゃるのか、この辺どのようになっておりますか。 141 ◯委員長(谷口一成君)  友池農業委員会事務局長。 142 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  この耕作放棄地の再生利用事業につきましては、平成25年度から取り組みを開始させていただいております。平成25年度に、先ほど申し上げました耕作放棄地を対象にしまして、再生利用に対する国の補助金、これに上乗せをする形で市の補助金を出してきました。平成26年度、種代、苗代等についても拡充をさせていただき、平成27年度からこのモデル事業に取り組みをしたいと考えております。  対象とする農地でございますが、農業振興地域内の農用地、これが140ヘクタールほど、今、耕作放棄地になっております。先ほど申し上げました1,155ヘクタールのうちの約900ヘクタールは山林化をしておりまして耕作放棄地に戻すことはできないというふうに考えております。残る200ヘクタールのうち農振の用地が140ヘクタールということで、この140ヘクタールを目標として再生をしていきたいというふうに考えております。  先ほどの予算規模でございますが、180万円がモデル事業、それ以外は、先ほど申し上げました再生利用に係る補助金として340万円、これを520万円の内訳ということで組んでおります。(発言する者あり)  あ、済みません。受け皿というところでございますが、今申し上げましたような補助事業の流れからしまして、まず、耕作放棄地を再生利用した方、この方々が耕作放棄地を再生利用した後、その農地を使ってモデル事業に取り組む場合、この場合に補助金を交付したいと考えております。  それについて、どういった方かということになりますと、これまでの間に耕作放棄地再生利用事業に取り組んでこられた方々が約20人いらっしゃいますので、そういった方々が平成27年度に新規にモデル事業に取り組む場合、それから、平成27年度に入って耕作放棄地を再生利用してそのままモデル事業に取り組む方、この2つのパターンがあろうかと思っております。 143 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 144 ◯19番(井上健作君)  今の説明だと、先ほど言われましたほとんどは、もうこれは、モデル事業としては田んぼだと思っております。畑も田んぼ以上にたくさん放棄地がございますね。田んぼは14%とおっしゃいました。あとの残りは全部畑だと。これは、全て放棄地の田んぼを再生するのか。今、課長が説明の中では、もう山林に近い、そういった中で、放棄地をもとに戻すことはできないというような説明もした上で、あえてこのモデル事業を行うということですので、大変難しい事業になってこようかと思いますが、その辺の考え方についてもう一度、済みません。 145 ◯委員長(谷口一成君)  友池農業員会事務局長。 146 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  モデル事業の目的をもう少し補足したいと思いますけれども、まず、耕作放棄地のうちの8割以上が畑ということで、この畑の存在している場所が山間地に多いと。山間地では、やはり圃場整備等も行き届いていないところもございまして、形が悪い、それから、イノシシや猿などの有害鳥獣も出ると。また、高齢化、それから後継者不足、こういったところで耕作放棄地が発生して、それを再生利用しましても、また同じ原因で耕作放棄地に戻ってしまうと。そういったところから、耕作放棄地に適した作物があって、その作物がうまく収益に結びつけば耕作放棄地の解消と未然防止につながると。そういった意味で、収益の上がる可能性のある作物の検証というところで、耕作放棄地のモデル事業に取り組むというふうに考えています。ですから、対象となる農地の田んぼと畑の割合としては、畑のほうがモデル事業としては申請が上がってくるんじゃないかというふうに考えております。  それで、どういった作物を期待しておるかといいますと、収益性が上がるもの、それから、耕作放棄地で適した作付ができる、こういったところを期待したモデル事業ということで考えております。 147 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 148 ◯19番(井上健作君)  わかりました。本当に放棄地をもとに戻して耕作をするには人手が足らず。昔の農業だったら人手もたくさんいましたし、それなりの、収益は上がらなくても農地を守ろうという意識が高かったんですが、やはり今の現状では大変難しい部分があろうかと思っておりますけれども、ぜひともこれだけの面積の放棄地がございますので、戻せるところは戻して、そして、やっていただきたいということを申し添えて、この件については終わります。  もう1件、先ほど部長が説明されました169ページ、九州大学との連携の中で、2項.農業費、4目の園芸振興費、極旨ブドウをつくろうということで、新聞にも出ておりました。こういった中で、かつて糸島市も、桜井、それから寺山のほうでブドウ栽培が行われていたことをよく知っております。私もつくっておりました。  そういった中で、この極旨ブドウたるものが糸島市の地質に合うのか、どのような経路をもって今後をやられるのか。新聞では7名の方が希望を上げられているということでございますけれども、すぐ植えたけんいうて、ことしからなるわけじゃございません。そういった中でのこれからの対応についてどのように考えていらっしゃるのか、お聞かせください。 149 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 150 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  お答えいたします。  現在、BKシードレス研究会というのを昨年設置しまして、6の農家で取り組んでいただいております。まだことしの2月に試験栽培を開始したばかりでございまして、先々の目標としましては、ことし5反で作付をしておりますので、平成27年度で1ヘクタールまで拡大をしたいと思っております。  今後の進め方でございますが、事業年度を平成29年度までとしておりますので、普及センターとかJAとかと糸島市と農家と連携しながら、目標は3ヘクタールぐらいまでに拡大をしていきたいと思っております。  以上でございます。 151 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 152 ◯19番(井上健作君)  6名の方が昨年よりこれを植えてやっていらっしゃるということでございますが、地区的にはどのようにされておるんですか。 153 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 154 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  志摩地域が2農家で、前原地域が4農家でございます。 155 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 156 ◯19番(井上健作君)  6名の方が志摩地区、それから、前原地区でやられておるということでございますが、これをブランド化しようというもともとの考え方があって、この極旨ブドウを植えられるわけです。ブランド化するためには、少しの量ではなかなか宣伝、販売、難しい。こういった中で、3ヘクタールというような面積では、私はなかなかブランド化はできないだろうというような気がしております。食べる人が少ないんですよ。口に入る量が少ないんです。それで、やはり今後はもう少し夢を持って広げる努力、課長か部長か、この極旨ブドウを食われたことはありますか。 157 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 158 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  はい、いただきました。(「感想」と呼ぶ者あり)大変甘くておいしゅうございました。 159 ◯委員長(谷口一成君)  金谷農林水産部長。 160 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  私もいただきました。実際、現場を見させていただいて、狭い場所でたくさんの収量が、通常のブドウの倍以上の収量がとれると。甘さも20度以上の甘さがあるというふうな状況でございますので、定着すればかなり今後売れる品種だと思っております。  以上でございます。 161 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 162 ◯19番(井上健作君)  部長も食べられたということですが、私はまだ食べておりませんので。しかし、20度以上のブドウがなる、それと、面積が今までのような棚方式じゃないかもしれません。集約的にブドウをつくれるというヨーロッパ方式もございますので、やはり今後ブランド化に向けて、せっかく九州大学との連携事業でやっていらっしゃいますので、これをぜひとも進めて糸島市のブランド化に進められるよう心から切望をしまして終わります。 163 ◯委員長(谷口一成君)  ほかに質疑ありませんか。高橋委員。 164 ◯3番(高橋徹郎君)  6款3項2目.林業振興費森林再生プロジェクト事業費、ページ数は181ページの展望所整備工事についてお伺いします。  この展望所はどこの展望所で、どういった整備を行う予定なのか、お聞きします。 165 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 166 ◯農林土木課長(井上義浩君)  平成27年度に予定をいたしておりますのは、瑞梅寺と雷山の間で非常に眺望がいいところがございますので、そこの残った山を少し切らせていただいて玄界灘が見えるような展望所を整備したいと予定をさせていただいております。 167 ◯委員長(谷口一成君)  高橋委員。 168 ◯3番(高橋徹郎君)  そうすると、今ある広域基幹林道の中の何カ所か見晴らしのいい展望所があると思うんですが、あそこの椅子とかテーブルとかを置くような、そういう整備ではないということですか。 169 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 170 ◯農林土木課長(井上義浩君)  毎年1カ所、2カ所、ずっと継続しておりまして、平成27年度に予定させていただいておるのは、新たな場所を予定しております。 171 ◯委員長(谷口一成君)  高橋委員。 172 ◯3番(高橋徹郎君)  そうしましたら、広域基幹林道の今ある極楽展望所とか、あそこら辺の展望所の整備というのはここには入っていないということになるんですかね。 173 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 174 ◯農林土木課長(井上義浩君)  平成25年度、はろと一貴山をつくらせていただいております。平成26年度は白糸に整備を今しております。そういった整備したところにベンチ等は本年度設置するようにしておりますが、平成27年度分のこの予算は、新たな場所を予定しております。 175 ◯委員長(谷口一成君)  高橋委員。 176 ◯3番(高橋徹郎君)  はい、ありがとうございます。  そしたら、もう1つ、6款2項3目、ページ数でいうと163ページになるかと思いますが、こちらの糸島市当初予算の概要のほうの糸島ブランドを生かした産業のまちづくりの中に、6款2項3目で、糸島まるごと農学校事業51万4,000円という予算が入っておりまして。これが、この予算書の6款2項3目の、あとどこに入るのかはちょっとわからないんですが、やろうとしている農学校事業について、もうちょっと詳しく事業内容を教えていただければと思います。 177 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 178 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  お答えいたします。  糸島まるごと農学校事業につきましては、糸島地域を、丸ごと学びの場というふうに捉えまして、直接農に触れていただいたり、そういう機会を地域住民の方とか都市住民の方、学生さんあたりに提供しているものでございます。  糸島まるごと農学校の事業としましては、野菜をつくる講座と赤米をつくる講座とサツマイモを作付から収穫までやる、こういう事業を展開しております。  以上でございます。
    179 ◯委員長(谷口一成君)  課長、今、高橋委員の質疑ですが、どこかいな。どれに入っとっとかいな。岩永課長。 180 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  165ページの1番上の講師謝礼とか、それと、まるごとコメ道場ほ場管理等委託の13節.委託料33万円、この中に予算が入っております。 181 ◯委員長(谷口一成君)  高橋委員。 182 ◯3番(高橋徹郎君)  そしたら、これは、ファームパークでやる事業という、そういうことになりますか。 183 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 184 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  野菜づくりとかサツマイモがファームパーク周辺で行っております。赤米については、二丈の吉井地区等で行っております。  以上でございます。 185 ◯委員長(谷口一成君)  ほかに質疑はありませんか。藤井委員。 186 ◯1番(藤井芳広君)  6款から2件お聞きします。  1件目が、6款3項1目、177ページ、水源保全基金運営事業費に関してですが、まず初めに、確認のために、水源保全基金とはどのような基金か、お聞きします。 187 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 188 ◯農林土木課長(井上義浩君)  水源の保全、あるいは水源涵養機能の向上を図るために森林を整備するという目的で積み立てておる基金でございます。 189 ◯委員長(谷口一成君)  藤井委員。 190 ◯1番(藤井芳広君)  この水源保全基金運営事業費を含めて幾つかの事業に基金が使われているかと思うんですけれども、どの事業にどれぐらい使われているか、お聞きします。 191 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 192 ◯農林土木課長(井上義浩君)  まずは、177ページの水源保全基金運営事業費が400万円を予定しております。  次に、179ページ、森林再生プロジェクト事業費、この中で840万円を予定しております。  続きまして、183ページ、森林整備事業費というのがございまして、その中の13節.委託料、森林整備委託5,200万円のうちの100万円を予定しております。それから、19節の負担金補助及び交付金のところの森林整備事業補助金340万円を予定しておりまして、合計1,680万円を充当させていただきたいと考えております。 193 ◯委員長(谷口一成君)  藤井委員。 194 ◯1番(藤井芳広君)  では、その基金を何に使うかというのを決める基準がありましたらお聞かせください。 195 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 196 ◯農林土木課長(井上義浩君)  これは、平成12年に、昔の前原市の時代に基金の積み立てを開始されております。そして、平成18年から事業を実施しておりますけれども、その事業実施のときにどういったことをするかというのを市民の方々にも入っていただいて決めておられます。そのときに、実施する事業としては、間伐等の森林整備の事業、それから公有林化の事業、それから広葉樹の植林、それから、啓発事業ということで決められております。 197 ◯委員長(谷口一成君)  藤井委員。 198 ◯1番(藤井芳広君)  実施計画の中で啓発事業というのを上げられていると思うんですけれども、平成27年度啓発事業として考えられていることをお聞きします。 199 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 200 ◯農林土木課長(井上義浩君)  先週土曜日、皆様にもおいでいただきましたけれども、真名子で植樹祭を開催いたしました。あのときは310名ほどの市民の方々来ていただきましたけれども、そういう植樹祭で森林の大切さというのを皆様にお伝えをしておりますし、また、この水源保全基金事業の消耗品で20万円組ませていただいておりますが、これは、森林保全をされる団体等に対する道具ですとか苗木等を支給しまして市民の方々が森林を大事にされる活動を支援すると、そういった啓発事業を予定しております。 201 ◯委員長(谷口一成君)  藤井委員。 202 ◯1番(藤井芳広君)  水源保全の大切さと糸島市が水道料の一部を基金にして森林再生しているという件は、ぜひ市民にも強く広くアピールしていただけたらと、こう思っております。  では、2件目お聞きします。  6款3項2目、179ページ、森林病害虫防除事業費についてお聞きします。  1つ目は、薬剤を散布されると思うんですけれども、その薬剤散布の時期と住民への周知の方法についてお聞きします。 203 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 204 ◯農林土木課長(井上義浩君)  平成26年度の実績で申しますと、5月の下旬に薬剤を散布いたしております。平成27年度も同じ時期を想定しております。  周知方法でございますが、関係行政区への回覧板での周知、それから、小・中学校、保育園、幼稚園、それから、漁協、養蜂組合、たばこ耕作者等への周知、それから、糸島市内で、二丈、志摩、前原、それぞれ1つの病院さんに市民から相談があった場合の対応の依頼、それから、薬剤散布中には自動車への被覆をするとか、あるいは薬剤散布後には立て看板で注意喚起をする、そういった周知を行っております。 205 ◯委員長(谷口一成君)  藤井委員。 206 ◯1番(藤井芳広君)  化学物質過敏症の人など、農薬による健康被害がある方もおられると思うんですけれども、その方たちに対して対策や対応など、特に考えられているかどうか、お聞きします。 207 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 208 ◯農林土木課長(井上義浩君)  今申しましたそういった周知でそういう過敏な方は対応していただきたいと考えております。  薬剤の散布に対して不安をお持ちのようなので、ちょっと事例を1つ紹介させていただきますが、松林に散布しましたスミパインという殺虫剤は、一般的に農業とか家庭菜園で使われておりますスミチオンという殺虫剤でございます。  私が住んでおります集落では、40年以上前から、菊とかリンドウを栽培しておりまして、田んぼにそういう菊があるときは1週間に1回程度、スミチオンをはじめとする殺虫剤とか殺菌剤を散布しておりますが、現在まで、人体とか環境に問題はあっておりません。 209 ◯委員長(谷口一成君)  藤井委員。 210 ◯1番(藤井芳広君)  今おっしゃられたスミパインですね。昨年、ネオニコチノイドからスミパインに変更されたかと思うんですけれども、その変更の理由とスミパインの特徴、ネオニコチノイドなどと比べての特徴についてお聞きします。 211 ◯委員長(谷口一成君)  井上課長。 212 ◯農林土木課長(井上義浩君)  ネオニコチノイド系を平成25年度まで散布しておりまして、平成26年度からこのスミパインに変えました。それは、玄界灘の近隣市町でネオニコチノイド系のエコワン3フロアブルとこのスミパインと両方各自治体は使っております。そこで、他自治体と意見交換しましたところ、スミパインのほうが松枯れの予防効果が高いというような兆候がございましたので、平成26年度からスミパインにしております。  また、スミパインというのは、これはマイクロカプセルという形で非常に微小な、人がお薬飲む場合もカプセル状になっておりまして、そういう小っちゃなのが中に液剤が入っているということで、残効期間も長いので1回の散布でいいと、そういうことからスミパインを使わせていただきました。 213 ◯委員長(谷口一成君)  藤井委員。 214 ◯1番(藤井芳広君)  最後にですけれども、松枯れを食いとめるために農薬散布以外の方法も検討や研究調査などされているかどうかをお聞きします。 215 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 216 ◯農林土木課長(井上義浩君)  松枯れを低減するには、今の薬剤散布のほかにも、枯れた松を伐倒して、きちんとその中にいるマツノマダラカミキリの幼虫を駆除するということが必要ですので、松枯れ通報システム等で市民の方から枯れた松を通報していただいてきちんと処理するということですとか、あるいは今、平成26年度からアダプト事業を始めましたけれども、市民の方々のお力をいただいて団体・企業さんに清掃活動をしていただく、あるいは福吉、深江校区等は地域の振興協議会で清掃活動をしていただいておりますが、そういった形で、市民の力をかりて白砂青松に戻していきたいと、そういうふうに考えております。 217 ◯委員長(谷口一成君)  ここで暫時休憩します。  なお、再開は11時15分とします。      (午前11時05分 休憩)      (午前11時15分 再開) 218 ◯委員長(谷口一成君)  再開します。  質疑ありませんか。柳委員。 219 ◯5番(柳 明夫君)  2項の農業費の3目.農業振興費、167ページに当たりますけれども、ここに、バイオマスに関連いたしまして、バイオマス活用推進協議会委員報償費3万円ほど計上されておりますけれども、バイオマスに関連する予算はこれだけでしょうか。まず、そのことをお伺いしたいと思います。 220 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 221 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)
     当初予算で計上いたしておりますのはこの報償費3万円でございます。ただ、3月議会の補正予算で委託費を繰り越させていただいております。  以上でございます。 222 ◯委員長(谷口一成君)  柳委員。 223 ◯5番(柳 明夫君)  この質問をいたしましたのは、昨年私が12月議会で質問させていただいたときに、これからバイオマスによるエネルギーづくりに取りかかっていくというふうなお答えがありました。今後の展開に期待をしているところなんですが、昨年の実施計画書、肉づけの部分ですね、これによりますと、バイオマス産業都市構想策定事業に170万円の事業費が充てられています。これは全国100都市を国が選定するといいますか、産業都市構想策定、これを目指しているという、そういう国の施策の一環であると思うんですが、これに関連する今後の事業計画についてお伺いしたいんですが、まず、昨年度取り組んだ産業都市構想、これがどのようなものか、ちょっと教えていただけませんでしょうか。 224 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 225 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  国が推進しておりますバイオマス産業都市構想につきましては、平成25年に農林水産省を中心にいたしまして7府省が連携して進めているプロジェクトでございます。先ほど申されましたように、全国で100都市、100地域のバイオマス産業都市構想を目標に国が進めております。  以上でございます。 226 ◯委員長(谷口一成君)  柳委員。 227 ◯5番(柳 明夫君)  「創エネルギーのまち・いとしま」ということを目指されているわけですけれども、今、100都市、100地域というお答えだけでしたけど、今後の糸島にとって非常に重要な施策の展開にもなると思いますから、どういうものなのかというのをもう少し具体的にお答えいただきたい、これを私の最後の質疑にいたします。 228 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 229 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  バイオマスの、具体的には例えば発電とかそういうものもございます。このバイオマス産業都市構想に具体的な事業計画を掲載することによりまして申請を行います。国のほうの認定がおりますと、そういう発電等に取り組みたいという事業者の方が補助を受けられるようなものになります。  以上でございます。 230 ◯委員長(谷口一成君)  質疑。伊藤委員。 231 ◯18番(伊藤千代子君)  私は農林水産業費の中の3項林業費、179ページについて質疑をさせていただきます。  この中で、まず、森林再生プロジェクト事業費2,125万2,000円。これは糸島市にある1万ヘクタールほどの森林の中で、大体市が責任を持つべき8,000ヘクタールの民有林をどう再生させていくかという中身なんでしょうけれども、まず、この伊都山燦をおつくりになったことによって、来年度はここに2,000万円が計上してあるわけなんですけど、森林の再生においては何立米を目標にされるのか、つまり実績も含めてこの伊都山燦に関して簡潔にお答え願いたいと思います。 232 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 233 ◯農林土木課長(井上義浩君)  伊都山燦でございますが、平成25年10月にオープンをいたしました。平成25年10月から平成26年3月までは杉、ヒノキ470トンが搬入されました。平成26年の4月から2月末まで、これは2,040トンの杉、ヒノキが搬入されておりますので、期間を考慮しましても、2.2倍ぐらいの木材の搬入になっております。  さらに、12月の補正予算でお願いをさせていただいて、高性能林業機械をつい先日導入されました。これによりまして建築用材も伊都山燦で取り扱えるようになりましたので、4月以降は月500立米、年間6,000立米を取り扱いたいというふうに考えております。 234 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 235 ◯18番(伊藤千代子君)  森林が全国的に荒廃することで、水源を守ることが難しくなったり、あるいは海が豊かじゃなくなるというような、さまざまな問題が起きているわけで、糸島市としても1万ヘクタールにもなる森林の再生は非常に重要だと思うんですけれども、伊都山燦ができたことによって、今おっしゃった年に400トンか500トンが、2,000立米を超える木材のあれに使えるようになったということはいいことなんですけれども、今おっしゃったように木材は、先ほどバイオマスの話がありましたけれども、やはり建築用材として使われるのが一番値打ちがあるわけですよね。そして、バイオマスというのはある意味では最後のチップとかくずとかいうふうなところが使われるわけで、やはり一番建築用材としてきちんと使われなきゃいけない。そのときに、お話を伺うと、糸島の製材業者は糸島市内でこの建築用材を買うんじゃなくて、伊万里木材のほうに行ったりとかしているというのを聞くと、今おっしゃった糸島市で、この伊都山燦が来年度からは建築用材も扱えるようになるというふうになるわけですよね、ちょっと確認します。 236 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 237 ◯農林土木課長(井上義浩君)  そのとおりでございます。 238 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 239 ◯18番(伊藤千代子君)  それによって、やはりさまざまなメリットが生まれてくると思うんですよね。やはり、山を間伐したら植えなきゃいけませんよね。そういう点での県の補助金等が活用されるように、この伊都山燦の事業が建築用材にも至ることによって、県のそういう補助事業を活用できるならというふうに思うんですけど、それのメニューがわかっていればちょっとお知らせ願いたいと思います。 240 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 241 ◯農林土木課長(井上義浩君)  一般的に造林事業で県の補助事業、これと国の補助事業もですが、間伐等をする場合には国県の補助がございまして、今おっしゃったのは主伐と申しまして、全部木を切って新たに若い苗を植える、そういう再造林の事業の場合の補助メニューだと思いますが、それは福岡県が平成26年度から始められた事業で、1立米当たり800円の補助金を出されるようになっております。 242 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 243 ◯18番(伊藤千代子君)  わかりました。  福岡県のそういう補助金等を活用しながら、森林再生に取り組んでほしいと思ったわけですよね。去年たしかお話を伺うと、一貴山のほうで10ヘクタールを伐採して3,000立米ぐらいの木材を切り出すことができたけれども、実際はそれは伊万里木材のほうに納入されたので、県の補助金が得られなかったというふうにお聞きしましたが、これはやはり職員の皆さんがそれぞれの山間地の地域と一緒になって取り組まないとできないと思うんですけれども、そういう点での職員の皆さんの御苦労が今後かかってくると思うんですけれども、やはりそういう点に関して今までやっていなかった仕事なんですが、そういう点に関してもやっぱり力を入れていくというような態勢で臨まれるということですよね。 244 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 245 ◯農林土木課長(井上義浩君)  平成26年度は職員を林野庁の研修に行かせたり、県内の研修等で森林施業プランナーとしての実力を磨かせております。  今おっしゃりましたように、一貴山財産区で100ヘクタールの材を切って新たに植えるという事業もやっておりますし、新たに長石行政区のほうもそのような事業を40ヘクタールで思い立っていただいております。  そういうことで、今後も他の地域にもそのようなモデルを見ていただきながら、森林の整備というのを進めていきたいと考えております。 246 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 247 ◯18番(伊藤千代子君)  森林の整備をするためには、木を切り出さなきゃいけないわけですよね。各地のバイオマスが失敗というか、困難を抱えている大きな理由は、バイオマスを建設してもチップが集まらないというか、木を切り出すことができずに困っています。  そこで、次に林道新設改良事業費ですか、500万円の予算がその上に計上してありますよね。これはいわゆる小さい林道の整備予算だと思うんですけれども、これに関しましては、糸島市は何路線あって何キロあるのか、そして、これを整備するためには1メートル当たりどれくらいのお金をかけてつくっているのかを伺います。 248 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 249 ◯農林土木課長(井上義浩君)  まず、この179ページの林道新設改良事業費については、これは二丈の林道一の原線の舗装の工事でございます。もう既にある林道の舗装をするという工事です。  それから、糸島市内には47路線で123キロメートルの林道がございます。  それから、林道を整備する事業費でございますが、例えばこれは広域基幹林道の場合には道幅も5メートルと広うございますし、舗装、側溝、それから安全施設等、きちんとやっておりますので、これはメートル当たり24万円ほどかかっております。  一方で、実施計画に計上させていただいておりますけれども、平成27年から平成29年にかけて整備をする予定の林業専用道、これは1メートル当たり2万円から3万円の開設の事業費を想定いたしております。 250 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 251 ◯18番(伊藤千代子君)  わかりました。林業が非常に盛んな長野県あたりでも、やはりこの小さな作業道となる林道を網の目状に張りめぐらすことによって、木材の搬入というか、搬出をしやすくするということが非常に行われているわけなんですけれども、今回は舗装だとおっしゃいましたが、それは例えば災害のときとかの危ないところがあるでしょうけれども、でも普通は舗装する必要がないような状況での林道づくりはできると思うんですけど、それはいかがですか。そして、道幅もそんなに広くなくてつくれるはずなんですけど、それはいかがですか。 252 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 253 ◯農林土木課長(井上義浩君)  やはり主になるのと従になる路線が一体となって路網を形成すると思っておりますので、広域基幹林道みたいにきちんとした広さもあって舗装しているもの、あるいはその次、それにつながる林道、それからそれにつながる作業道、そういったものは舗装もしておりませんし、側溝もございません。ただ、林内作業者等が通れるだけの道でございます。そういったものが一体となって路網は構成をしております。 254 ◯18番(伊藤千代子君)  わかりました。とにかくこの件に関しては、やはり糸島市の広大な山林、森林を管理していくためには、作業道としての小さい林道の整備が不可欠だというふうに思います。  それから、その上の広域基幹林道の開設事業費が今回は3,776万円出ています。大体毎年、広域基幹林道関係は9,000万円から1億円の大きな巨額のお金が出るわけですが、今回は予定の工事ができないということで、少ないといっても3,000万円超えているわけなんですけれども、これに関してはもう92%済んだわけですけれども、残が4キロメートルになりましたね、いよいよ。そこで1つは、まずこの開設年度はどうなっているのか。そして、工事費あるいは災害復旧も含めて、総額どれだけになったのかということを伺います。 255 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 256 ◯農林土木課長(井上義浩君)  広域基幹林道の開設は昭和61年から始めておりまして、平成26年度に終わりの期間が見直されて3年延びまして、平成30年度までの33年間でございます。  今までの事業費につきましては、開設の工事費が106億7,000万円、それから災害復旧の費用が5億4,000万円、合わせて112億円でございます。 257 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 258 ◯18番(伊藤千代子君)  最後に、これからさらに今から川原とか怡土校区、さまざまなところに、最後のほうに4キロメートル行かれるわけですけど、非常に地形が急峻ということをおっしゃっていますよね。そこで、先ほどおっしゃった1メートル24万円ぐらいの金額では、私は難しいんじゃないかと思うんですけれども、非常に困難な工事が予想されますが、その辺に関してはどのような御見解なのかということを聞いて終わりたいと思います。 259 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。 260 ◯農林土木課長(井上義浩君)  1メートル24万円というのは全体の平均でございます。なので、高いところも低いところもあると思います。  それから、残りの4キロメートルについては、当然、これ県営事業でございますので、そういう急峻な地形にもきちんと設計をして壊れない林道を県のほうでつくっていただけるというふうに考えております。 261 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 262 ◯18番(伊藤千代子君)  その件に関してなんですけれども、このことをお尋ねするたびに非常に思うのは、これがつながったときに、山間地の山に福岡市等から林道を通ってごみを、産業廃棄物の処分場等にされるんじゃないかという心配がありますけれども、この周辺の保安林の状況とか、あるいはこの辺の山間地を守るための取り組みとしては、今どのようなことを来年度は考えていらっしゃいますか。 263 ◯委員長(谷口一成君)  井上農林土木課長。
    264 ◯農林土木課長(井上義浩君)  林道のパトロールを週2回行っております。それと、平成26年度から林道の草刈り、あるいは側溝清掃を地域の方々にお願いしておりますので、そういった地域の方々と一緒になって見守りをしたいと思っております。  また、あと産業廃棄物とか残土を入れられないための対応でございますが、1つは林道管理条例がございますし、保安林の指定を促進するということから守っていきたいというふうに考えております。 265 ◯委員長(谷口一成君)  ほかに質疑は。松月委員。 266 ◯9番(松月よし子君)  農業振興費165ページ、3件お伺いをいたします。  農村女性活動促進事業費についてお伺いをいたしますが、農村女性のどのような活動の促進をするための事業費なのかお伺いし、取り組みについてもあわせてお伺いいたします。 267 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 268 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  まず、目的でございます。農業に従事されます女性の地位の向上と意識の高揚を図りながら、農業女性の感性を生かした農業の新たな展開を推進いたしまして、農業面での女性の進出を促進するということで取り組んでおります。  事業の内容といたしましては、視察研修を行われましたり、農業委員さんとの意見交換も行っております。  あと、市民まつりの物産店への出店などもしております。  この事務局を農業振興課でやっております。  以上でございます。 269 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 270 ◯9番(松月よし子君)  今、目的について、るる答弁いただきましたが、農村での女性の担い手としては大きな力になっていると思いますが、今の御答弁ですと、そういうことを認めていて、じゃ、今からどのように活動を活発にしていこうかということだろうと思いますが、さらに活動を農村女性として促進されるのに、どのような課題とか期待とかがあるのか、お伺いいたします。 271 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 272 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  会員同士の意見交換等を重ねる中で、食育など共通の目的に向かって活動していっていただくように進めております。  以上でございます。 273 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 274 ◯9番(松月よし子君)  はい、わかりました。今ので食育とか、そういう女性ならではの課題とか、そういうものに取り組んでいこうと、力を入れていこうとしておられるということだろうと思います。  次に、農業振興費の167ページなんですが、新規就農総合支援事業費、青年就農給付金についてお伺いをいたしますが、合併の平成22年度から給付された件数と就農、いわゆる仕事として農業に全ての方が定着はしておられるんだろうとは思いますが、どのような状態か、お伺いいたします。 275 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 276 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  青年就農給付金の経営開始型につきましては、平成24年度から平成26年度、現在まで31名の方に給付をしております。全ての方が営農を継続してあります。  以上でございます。 277 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 278 ◯9番(松月よし子君)  済みません、ちょっと最後がわからなかった。 279 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 280 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  31名の方、全ての方が営農をされております。 281 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 282 ◯9番(松月よし子君)  その中で、仕事の指導、あるいはフォローとか、そういうところについての仕組みというか、その辺はどのようになっているかをお伺いいたします。 283 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 284 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  JAさんと福岡普及指導センターと糸島市で構成しております新規就農支援班という組織がございます。こちらのほうで、青年就農給付金の経営開始型を受ける前の相談とか、実際受けられた場合は年に2回ほど現地を確認したり、営農指導もあわせてやらせていただいております。 285 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 286 ◯9番(松月よし子君)  今、相談と、そして営農指導ということをおっしゃったけれども、営農指導に関してはどのような体制がとられているか、お伺いいたします。 287 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 288 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  営農指導につきましては、年2回でございますが、営農状況の報告書を提出いただきます。ヒアリングを行いまして、支援班で現地の確認、こちらは必要があれば支援班で指導も行っております。 289 ◯委員長(谷口一成君)  金谷農林水産部長。 290 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  それとあわせまして、新規就農者の方につきましては、機械とか、いわゆる雇用とかいう部分で市の単独補助という形で支援をさせていただきながら、そういう形で営農がスムーズにいくような形の支援も含めてさせていただいている状況でございます。  以上でございます。 291 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 292 ◯9番(松月よし子君)  わかりました。日常的な支援もぜひともその中に含んでいると思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、167ページですが、バイオマス活用推進協議会委員報償費、先ほど柳委員が質疑をなさいましたので、重複している分は割愛をさせていただきます。  この協議会の設置期間についてお伺いをいたします。 293 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 294 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  このバイオマス活用推進協議会の設置規程は平成24年12月に告示を行っております。特に期間は定めておりません。 295 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 296 ◯9番(松月よし子君)  期間は定めていないということでございますけれども、結局、目標ですね、目標はどのように持っておられるか、先ほどバイオマス産業都市構想という言葉が出ましたけれども、そこら辺の策定も含めてこの協議会をなさっておられるか、お伺いいたします。 297 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 298 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  平成24年3月にバイオマス活用の推進計画を策定いたしております。この計画につきましては、動植物から生まれました再生可能な生物資源、いわゆるバイオマスでございますが、これの活用を推進するために策定しております。  このバイオマス推進計画は平成24年度から平成33年度までの10年間の期間でございまして、本市の農業農村を基幹といたしました社会特性を踏まえたバイオマス活用の将来像及び基本方針を示すとともに、その実現するために必要な目標、施策、計画の総合的、横断的な推進、進行管理のあり方を示しておるものでございます。そのため、バイオマス活用推進協議会ではこういう進行管理あたりもやっております。  以上でございます。 299 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 300 ◯9番(松月よし子君)  平成24年3月にバイオマス、この前段の分の策定をなさったという答弁だったと思いますが、要するに糸島市としてはどうなのか、糸島市の地域課題としてはどういうものがバイオマスとして利用できるのかというところまでの、現時点どのようなものが上がっているのか、お伺いをいたします。 301 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 302 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  ちょっと詳しく説明させていただきますと、平成24年につくりましたバイオマス活用推進計画につきましては、先ほど言いましたように10年間、平成24年当時の10年間で糸島市内で活用できると想定される全てのことを網羅した計画でございます。今回バイオマス産業都市構想で掲げることにしておりますことにつきましては、事業化を含めてより具体的に取り組める内容を入れる予定にしております。具体的には事業計画を出していただいたり、その事業が実現可能であるかどうか、先導性といいますか、全国のモデルになるような事業かどうか、このあたりもバイオマス産業都市構想には盛り込む予定にしております。  以上でございます。 303 ◯委員長(谷口一成君)  金谷農林水産部長。 304 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  バイオマスの産業都市構想につきましては、今いわゆる家畜ふん尿あたりを使いました電気の部分とか、食品残渣を使いましたエネルギー発電といいますか、その辺が今構想の段階で上がっております。まだ、具体的な状況にはなってきておりませんが、今その部分を具体化するための部分として、今回繰り越しもさせていただきながら継続をさせていただいておるというふうな状況でございます。  以上でございます。 305 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。
    306 ◯9番(松月よし子君)  ありがとうございます。  今、課長のほうからも部長のほうからも、結局、課長の言葉の中では事業化ということと、事業計画という言葉が出てきましたけれども、費用対効果の検証というところも含めて今からバイオマスの計画を進めていかれるんだろうと思いますので、ぜひとも頑張ってください。よろしくお願いいたします。  終わります。 307 ◯委員長(谷口一成君)  ほかに。田原委員。 308 ◯13番(田原耕一君)  私は、161ページの井上委員が聞かれたことについて、もう少しお尋ねしたいと思いますが、この耕作放棄地対策のモデル事業ですね、これはやっぱり農業委員会の方が一生懸命すばらしいことを考えられたなというふうに思うわけですが、その中で、これは国からの補助もありますよね、耕作放棄地対策の。それとの関連性がどうなっておるのかと、もう1つは、農業って1年こっきりでできるもんじゃなかとやが、何年か継続するものか、その辺ばちょっとつらっと教えてください。 309 ◯委員長(谷口一成君)  友池農業委員会事務局長。 310 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  まず、国との関係という部分でございますけれども、今回、平成27年度で予算要求させていただいておりますモデル事業につきましては、市の単独事業でございます。国との関連としましては、国のほうで耕作放棄地の緊急対策事業というものが打たれておりまして、これについては耕作放棄地を再生利用する経費に対する補助金でございます。  その内容としましては、定額の補助と重機の補助に分かれますけれども、定額のほうが草刈り機や耕うん機など比較的簡単にできるものということで、10アール当たり5万円の国の補助、これに対して市のほうで2万円の上乗せをしておるというところでございます。それから重機につきましては、重機使用の実費の半額、これが国から出まして、これに対して市のほうから5万円上乗せで補助をすると。  平成25年度にこの再生利用補助事業に取り組みました、その課題が見えてきたということで、5年間の継続作付が義務づけになっております。その5年間作付する種や苗代、これについても補助できないかということで平成26年度から種代、苗木代の補助を市の単独で上乗せしておるということでございます。  それで、平成27年度から新規で拡充しますモデル事業は、さらに耕作放棄地に対する課題に取り組むための事業でございますが、大きく考えておる課題の一つに、せっかく再生してもまた収益が上がらないがために耕作放棄地に戻るということを防ぎたいということから、高齢者の方でも作付がしやすい軽い作物とか、または有害鳥獣等に強い作物、こういった物で、かつ収益性も上がる作物を検証したいということがモデル事業の目的でございます。  まだ具体的にどういった作物が上がってくるかというのは各申請者の方のアイデアに頼っておるところでございます。なかなか今までの行政では考えつかなかったようなことも、モデル事業の募集をすることで計画が上がってくるものと期待をしております。  この実施期間につきましては、今のところ実施計画査定をいただきました2年間、この2年間をモデル事業の実施期間ということで考えております。 311 ◯委員長(谷口一成君)  田原委員。 312 ◯13番(田原耕一君)  よくわかりますが、そしたら国のその5万円というとはもう一緒にはならんということですね。30万円と5万円、それに重機代の云々というとは一緒にはもらえんということですね、モデル事業については。 313 ◯委員長(谷口一成君)  友池農業委員会事務局長。 314 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  今申し上げました国と市の上乗せとモデル事業の補助金、関連をしておりますので、まず耕作放棄地から始まって、その農地を再生して、そして種、苗代を補助しながらモデル事業にも取り組んでいただくということで、仮に単年度で、平成27年度に耕作放棄地の再生利用と種、苗代とモデル事業というふうに、1年度で同じ申請者の方が連続して実施されれば全てが対象となりますが、年度が分かれれば合計した金額が1年度では出ないということになります。 315 ◯委員長(谷口一成君)  田原委員。 316 ◯13番(田原耕一君)  わかりました。  ただですね、やはりもうかる農業、それこそ耕作放棄地を使うてでも、これをすりゃ何とか生活されるよというような形がとれにゃいかんと思うとですよね。そうせんと、市の単独事業でやりよった30万円というのが浮いてしまうごたあ形になると思います。それで、ぜひともこれは継続していかないかん。  その中には、ちょっと見てみますと、例えば耕作放棄地をつくり出した人はその事業にはかたれんよとか、別の人がせないかんよというような縛りがある。そこら辺が私はちょっと不満に思うとは、結局、農業をしよる人たちというのはやっぱりもうかるものがあったら、そっちさい行きたいということもありますたいね。だけん、そういうところの間違いの起こらんごとしてもらわないかんと思うとですよ。しっかりとした指導はしてもらわないかんと思う。ただ、余りにも縛り過ぎたら、これがまた何も出てこんと思うとですたいね。それこそ、もう何十年前は糸島にブロッコリーなんてめったにつくりよらんかった。それが今や糸島のブロッコリーいうたら有名な物になった。これは誰かが最初にしたことやけん、これは大事なことと思います。それを引き出すための予算としては、私はこの30万円というとはすばらしいものと思うとります。ばってですたい、これ、先ほどから聞きよったら、耕作放棄地がたくさんあります。それをずっと全部にそういう補助を、単独補助でも出しよったら、えらいしこ予算も要るわけですね。そんだけんこそ、これはどう考えられるかわからんばってん、もともとの山やったところはもう山に戻したがいいっちゃないですかって。分母を減らして、そしてできるだけ耕作放棄地をなくそうやって、本当の耕作放棄地を。そのために予算を使ってほしいなと思うとですが、どげんですかいね。 317 ◯委員長(谷口一成君)  友池農業委員会事務局長。 318 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  前段のほうに出ました部分からですけれども、まず、農地の所有者に対してはこの補助事業による補助金の交付はしないということにしております。その理由としましては、農地法という法律の中で、農地の所有者に対して農地を有効かつ効率的に使うという義務がなされておりますので、その義務を果たせなかった結果、耕作放棄地になったということから、所有者責任というところで補助金の対象には今のところはしておりません。 319 ◯委員長(谷口一成君)  金谷農林水産部長。 320 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  今、御指摘をいただいております事業につきましては、今後の糸島市の農業に大きくかかわってくる問題になってくるかと思いますので、可能な限り農業者の方が多く取り組めるような形で事業を運営できるような方向に持っていきたいと。それと私どもとしては、今後もこのモデル事業を続けながら新たな作物を多く生み出して、農業者の方が農業振興、いわゆる農業として食っていけるといいますか、経営できるような状況をつくっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 321 ◯委員長(谷口一成君)  田原委員。 322 ◯13番(田原耕一君)  ありがとうございました。  私は、今回のこのモデル事業については、大変期待しております。ただ、一つ申し上げるなら、ことしは出とらんばってん、本来の農業振興に対する施策があらないかん、糸島単独事業で。ということをしっかりと市長、副市長に言いながら終わりたいと思います。 323 ◯委員長(谷口一成君)  答弁しますか。友池農業委員会事務局長。 324 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  済みません、先ほどの後段の部分で答弁をしておりませんでした。  耕作放棄地の解消の面積につきましては、先ほど申し上げられました山林化しておるところは市のほうとしても対象とはせずに、見込みが高い140ヘクタールを耕作放棄地再生利用の目標面積として掲げております。  以上です。 325 ◯委員長(谷口一成君)  浦委員。 326 ◯22番(浦 伊三次君)  今の質疑に関連しますが、165ページの19節.負担金補助及び交付金というのがございます。糸島の農業で一番重大なものは耕作放棄地をなくすということでございますし、今、同僚議員が申しましたのはごもっともなこと。  しかしながら、今まで糸島の農業を支えてきたのは、執行部は誰と思われますか。はっきりと私は、大型農家よりも小規模農家、この人たちが一生懸命頑張ってきた。しかしながら、補助金というのは大型農家にほとんど集約しております、集中しております。これから先、耕作放棄地を絶対ふやさないと、あるいは減らすという目標でやっておられるならば、小規模農家にも、年はとったけれども農業はできるというような、農機具に対する補助金、これがいまだに組まれていない。一生懸命頑張っておられる、それをくわで、あるいは手でということになりますと誰も耕作放棄しようえと。そして、農機具を買うといっても小さな田んぼが幾つもあって、もうはっきり言ってできない。そこら辺を、今まで支えてこられた小規模農家の方に対してどのような考えがあるか、教えていただきたい。この補助金につきましても、何らかの形で小規模農家でやる気のある農家に与えていただけますならばと思うんですが、いかがですか。 327 ◯委員長(谷口一成君)  金谷農林水産部長。 328 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  お答えをさせていただきます。  今、御指摘があっておりますように、確かに今、国が施策を進めております認定農業者への補助が多い状況でございます。  言われますような部分として、小規模農家の方が糸島の農業を支えてこられて、現実、今たくさんまだ多くの方がおられるという状況でございます。その分につきましては、今後、私どもとしても、農業全体を支えていくという部分も含めまして、十分な検討が必要だというふうに考えておりますので、この部分については十分研究をさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 329 ◯委員長(谷口一成君)  浦委員。 330 ◯22番(浦 伊三次君)  早急にやらないと耕作放棄地はふえますよ。年齢もとった、そういった意味で、小規模農家にもこれからまだ頑張ってくださいよと言っていただかないと、大規模農家は今の小規模農家の土地はつくりませんよ。そういった意味では早急にやっていただきたい。  ならば、何ページか忘れましたけれども、もういいですけれども、認定農業者というのがある。認定農業者というのは糸島市の農家にとってどういった立場の方でしょうか、お尋ねしたいが。すばらしいモデルの方と私は思います。農家経営としてすばらしい方と思いますが、補助金をかなり出してありますが、畜産農家の処理施設について苦情がないですか。苦情がないような申請を全部されています。しかしながら、地域から苦情が上がってくることが多々あります。ページで言いますと、169ページですね。  そこで、そういった指導はしてありますでしょうか。そこまでお尋ねして終わります。 331 ◯委員長(谷口一成君)  岩永農業振興課長。 332 ◯農業振興課長(岩永剛彦君)  お答えいたします。  畜産に伴う苦情は確かにございます。その都度、生活環境課を通してやっておりましたり、農業振興課に直で、電話とかで相談にお見えになります。すぐにうちの職員で現地を確認いたしまして、田んぼの持ち主の方とか、苦情を言われる方がわかればまたそのあたりを説明して、そういう対応をさせていただいております。  以上でございます。 333 ◯委員長(谷口一成君)  いいですか。ほかに。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 334 ◯委員長(谷口一成君)  これで6款.農林水産業費を終わります。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は午後1時といたします。      (午前11時59分 休憩)      (午後0時57分 再開) 335 ◯委員長(谷口一成君)  それでは、会議を再開いたします。  186ページから195ページ、7款.商工費の説明を求めます。洞経済振興部長。 336 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  それでは、7款.商工費の説明を申し上げます。  予算書は、186ページから195ページをお願いいたします。  予算額は、2億2,575万6,000円でございまして、前年度対比1億1,081万3,000円の減額でございます。  減額の主な理由でございますが、サイン整備事業の終了及び地方創生先行型事業として、3月補正予算で7事業を計上したことによるものでございます。  予算の主な内容ですが、189ページ、企業誘致事業費、誘致企業3社に対する雇用奨励金として1,100万円、191ページ、糸島ブランド推進事業として、広告宣伝等委託800万円、193ページ、観光施設等整備事業、幣の浜駐車場のトイレ設置費用として1,400万円、195ページ、その他消費者行政費として820万9,000円を計上いたしております。  どうぞよろしくお願いいたします。 337 ◯委員長(谷口一成君)  質疑に入ります。質疑ありませんか。小島委員。 338 ◯12番(小島忠義君)  191ページ、7款1項3目の体験型観光推進事業について質疑いたします。  糸島市の地域資源を生かした体験型観光の推進は、市の活性化、また、新たな働き場の創出に非常に貢献すると思うんですけれども、最近の観光スタイルはいろいろ変化をして、この体験型というのは欠かせないものになっているというふうに思います。そこで確認したいんですけれども、実計の中に書いてありますが、地域にお金が落ちるシステムを確立しますというふうにあるんですけれども、このシステムというのは具体的にどういうものか、もう構想があるんでしょうか。 339 ◯委員長(谷口一成君)
     溝口シティセールス課長。 340 ◯シティセールス課長(溝口和也君)  お金が落ちるシステムということでございます。体験型観光は今から非常に重要になってまいりまして、いろんな農林水産物をその場で売るとか、体験することによって、その体験料をいただく、また、宿泊につなげて宿泊料としていただくというようなことで、糸島に来られていろんな体験をされる、魅力を感じていただいて、そこでお金を落としていただくということで考えております。  あとは、具体的には、まだ宿泊ということにはつながっておりませんので、今後可能性のある地域と十分に詰めて、できるだけお金を落としていただくようなシステムを考えたいというふうに思っております。 341 ◯委員長(谷口一成君)  小島委員。 342 ◯12番(小島忠義君)  今の答弁のように、お金が落ちるというのは、やはり滞在時間が長くなる、具体的には宿泊してもらうのが一番ということで、そういう答弁だったと思うんですけれども、じゃ、その宿泊ですけれども、今年間530万人ぐらいという発表というか、報告があっておりますけれども、宿泊者はたしか1万人ぐらいでしたかね、一遍聞いたことがあったんですけど。ちょっと再度確認したいんですけど。 343 ◯委員長(谷口一成君)  溝口シティセールス課長。 344 ◯シティセールス課長(溝口和也君)  平成25年度中、1月から12月でございますけれども、533万2,000人の観光入込客数があっておりますが、その中で6万2,000人が宿泊をしておられます。  以上です。 345 ◯委員長(谷口一成君)  小島委員。 346 ◯12番(小島忠義君)  6万2,000人ですか。それから、やはり実計の中に、体験メニューを現在のところは15項目、これを最終年度、これは平成28年には30までふやそうという計画になっておりますけれども、現在の15のメニューがどんなものか、そして、再来年度になるか、平成28年度30になるという計画の中で、どういうメニューを現在準備してあるのか、またしようとしているのか、お伺いしたいと思います。 347 ◯委員長(谷口一成君)  溝口シティセールス課長。 348 ◯シティセールス課長(溝口和也君)  実施計画の上で、現在値を15としておりますけれども、平成26年中で申し上げますと、21回の事業を計画いたしまして、19の事業を実際に行ったということです。あと3回残っておりますが、全体で19回の実施を行うということです。  それで、その中身としては、健康づくりの面でもウオーキングということとか、あと地引き網体験、それに観光スポットをめぐるツアー、それから歴史の場所をめぐるツアー、それから漬物を漬けるという体験も行っております。また、地域のいろんな行事に触れる、そういったことも計画しております。また、酒蔵開きのツアーですとか、これも健康ですが、ピラティス体操ときららの湯とタイアップしたような事業も考えております。そういったことを平成26年度やっておりますけれども、平成27年度はさらにそれにいろんな知恵を絞りながら実施をしたいと考えております。 349 ◯委員長(谷口一成君)  小島委員。 350 ◯12番(小島忠義君)  今言われた地引き網であったり、もう1つ、いろいろ言われたのが、この中にある農漁村体験に含まれるということですかね。 351 ◯委員長(谷口一成君)  溝口シティセールス課長。 352 ◯シティセールス課長(溝口和也君)  今申し上げました事業ですね、農村であるとか漁村であるとかの地域でいろんな体験をしてもらうということで、今おっしゃるとおりでございます。 353 ◯委員長(谷口一成君)  小島委員。 354 ◯12番(小島忠義君)  そうしましたら、金の落ちるシステムということで宿泊をふやして、今の農漁村の体験をうまくマッチさせたやり方に農家民泊があります。私、去年の何月かの一般質問でこの推進を上げたんですけど、あのときは今から検討しましょうという答弁があったと思うんですけれども、今後、体験型観光を推進する上で農家民泊の進め方については、どのようなお考えをお持ちでしょうか。お伺いいたします。 355 ◯委員長(谷口一成君)  溝口シティセールス課長。 356 ◯シティセールス課長(溝口和也君)  今、我々のほうでやっておりますことは、今おっしゃったように、農家民泊云々ということではございませんで、まずは宿泊につなげるためのメニューをできるだけ多くつくる。そのことによって、きょうはここで体験をした、そして、あしたは漁村で体験をしよう、そういう宿泊する理由づくり、そのための体験メニューを数そろえたいというふうに思っておりますので、今の段階で我々として民泊を積極的に推進するというような考えは持ち合わせておりません。 357 ◯委員長(谷口一成君)  小島委員。 358 ◯12番(小島忠義君)  いや、今の方法でも十分だと思うんですけれども、そういうとき宿泊はどういうふうなイメージを持っておられるんですかね。宿泊する場所というか。 359 ◯委員長(谷口一成君)  溝口シティセールス課長。 360 ◯シティセールス課長(溝口和也君)  今、山間部では瑞梅寺山の家もございます。それから、駅周辺であればAZさんとかも来られましたけれども、芥屋の旅館街とかもあります。今うちのほうで把握しておりますのが、宿泊施設が23施設ございます。そこに年間38万人のキャパがあるということで、今泊まろうと思えば十分な施設の数がございますので、できるだけそちらのほうに回して泊まっていただきたいなというふうに思っておるところでございます。  以上です。 361 ◯委員長(谷口一成君)  小島委員。 362 ◯12番(小島忠義君)  わかりました。それじゃ、最後になりますけれども、今後の進め方としては、新しいメニューもふやしながら、そういう宿泊施設をセットにして売り出していこうとお考えなんですね。確認します。 363 ◯委員長(谷口一成君)  溝口シティセールス課長。 364 ◯シティセールス課長(溝口和也君)  おっしゃるとおり、できるだけ多くの体験メニューをつくりまして、宿泊につなげたいというふうに思っております。  以上でございます。(「以上です」と呼ぶ者あり) 365 ◯委員長(谷口一成君)  ほかに。三嶋栄幸委員。 366 ◯11番(三嶋栄幸君)  191ページ、7款1項2目の真ん中辺にございます出向く商店街事業補助金36万円について質疑をさせていただきます。  実施計画書の222ページを見ておりますと、この事業の目的は買い物弱者支援のための事業で、買い物不便を感じている高齢者地域に前原名店会が出向いて日用雑貨品を販売するというふうに書いておられますが、この点は間違いございませんでしょうか。 367 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 368 ◯商工振興課長(川上重則君)  出向く商店街事業の御質問ですが、まず、長糸校区からの要望を受けまして、前原名店会のほうが月に1回出向かれて衣料品等を販売されているというふうな状況でございます。これを拡大していこうということで、公民館等の使用がある場合がございますので、その使用料についての補助をやっていくという予算を計上いたしております。  以上です。 369 ◯委員長(谷口一成君)  三嶋栄幸委員。 370 ◯11番(三嶋栄幸君)  では、平成26年度の開催実績は長糸公民館で月1回実施されたということになるんですかね。 371 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 372 ◯商工振興課長(川上重則君)  まず、平成26年度につきましては7回というふうに聞いております。 373 ◯委員長(谷口一成君)  三嶋栄幸委員。 374 ◯11番(三嶋栄幸君)  実施計画書の中に、現在値で書いてあるのが、開催回数が年6回と書いてあって、そのときのサービス利用者数が年間80人と書いてあるんですけど、これ間違いないんですかね。 375 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 376 ◯商工振興課長(川上重則君)  間違いございません。 377 ◯委員長(谷口一成君)  三嶋栄幸委員。 378 ◯11番(三嶋栄幸君)  となると、今7回とおっしゃったのとちょっと整合性があるんですけど、そこはどういうことなんでしょうか。 379 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 380 ◯商工振興課長(川上重則君)  申しわけございません。確認時期が違っておりまして、12月末で7回ということになっております。トータルで8回という計算でございます。 381 ◯委員長(谷口一成君)  三嶋栄幸委員。 382 ◯11番(三嶋栄幸君)  では、具体的に出向かれたのは、今は長糸だけですかね。 383 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 384 ◯商工振興課長(川上重則君)  現在のところ、長糸だけでございます。 385 ◯委員長(谷口一成君)  三嶋栄幸委員。
    386 ◯11番(三嶋栄幸君)  では、その1年間に、そのとき出向かれた店舗数並びに総売り上げはお幾らか把握されておられますでしょうか。 387 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 388 ◯商工振興課長(川上重則君)  店舗数につきましては、4店舗と聞いております。売り上げについては、そこまでは把握いたしておりません。 389 ◯委員長(谷口一成君)  三嶋栄幸委員。 390 ◯11番(三嶋栄幸君)  この事業は、見ていますと、平成24年度から6年間の事業期間でされておられます。ということは、もう3年目に入っているのでございますけれども、これ年間サービス利用者が80人、なのに補助金36万円使っているんですよ。簡単に割ると、サービスを受けた方1人当たり4,500円の補助金を使ってこの事業をされているんですよ。確かに買い物難民のためには大切な事業だと思いますけど、効率的に非常に悪いと思うんですけど、この打開策について何かお考えがあったら御答弁をお願いします。 391 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 392 ◯商工振興課長(川上重則君)  36万円につきましては、平成26年からの事業でございまして、今回予定しておりますのは、今申し上げましたように、長糸に今行ってありますが、それを拡大していくということで考えておりますので、広報等でその辺はお知らせしながら拡大をしていきたいというふうに思っております。 393 ◯委員長(谷口一成君)  三嶋栄幸委員。 394 ◯11番(三嶋栄幸君)  現況のほうはよく理解したんですけれども、これだけのお金を投資されて効率的に非常にまだ悪いと思うので、やはりこれは告知の方法を十分考えていくとか、そうしないと果たして本当にこの補助金が役立っているのかというところがありますので、活用については十分御検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 395 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 396 ◯商工振興課長(川上重則君)  もう1つ御訂正ですが、平成25年度につきましては、実際そういう費用はかかっていなかったんですね。今回公民館で必要な場合にそういうお金を使うということで36万円を計上させていただいております。  先ほど言いましたような告知については、幅広くやっぱりやっていかにゃいかんというふうに思っております。 397 ◯委員長(谷口一成君)  いいですか。三嶋栄幸委員。 398 ◯11番(三嶋栄幸君)  確認しますけれども、じゃ、平成26年度は36万円という予算はついていなかったんですかね。 399 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 400 ◯商工振興課長(川上重則君)  決算でゼロでございます。使用料は使われておりません。 401 ◯委員長(谷口一成君)  ほかに、柳委員。 402 ◯5番(柳 明夫君)  私も今、191ページの出向く商店街事業に関連してまずお伺いいたしますが、商店街についての予算というのは、まず確認したいと思うんですが、平成27年度はこれだけでしょうか、いかがでしょうか。 403 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 404 ◯商工振興課長(川上重則君)  商店街の費用はこれだけかというお話ですが、一応商工業者につきましては、このほかに補正で議決いただきました、がんばる中小企業補助金とかいうのもございます。それから、出向く商店街の事業でございまして、あと商工業振興計画も持っておりますので、その進捗状況あたりはその委員会の中で議論をいただいておりますので、そういった中で進めていくというふうにしております。 405 ◯委員長(谷口一成君)  柳委員。 406 ◯5番(柳 明夫君)  確かにいろんな政策があることは私も承知しております。私が問いたいのは、商店街の振興そのものにかかる予算ですね。これが商店街という言葉が使われているのがこれだけということでありますので、商店街の振興そのものにかかわる予算がどうなのかということなんですが、昨年は、平成26年度は商店街活性化事業補助金が53万1,000円ほど計上されておりました。これはもう終了したかということなんですけれども、では、この事業がどのように使われて、今後せっかくやってきた事業ですから、平成27年度に継続するというような中身がないのかあるのか、そのことをお伺いしたいと思います。 407 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 408 ◯商工振興課長(川上重則君)  今おっしゃっているのは、前原中央商店街協同組合が平成24年、平成25年で行われた事業だと思っております。内容的には、地産地消の店ということで店舗をオープンされました。それから、防犯面での街路灯の整備ですね、それから、くつろぎカフェということで整備をされて運営をされているというふうな事業でございまして、一部地産地消の店につきましては、経営が悪化しまして閉店はいたしておりますが、引き続き次のテナントが入るというふうに伺っております。  ですから、こういう事業をされた中で引き続きやっていくように組合と今協議をしていただいております。 409 ◯委員長(谷口一成君)  柳委員。 410 ◯5番(柳 明夫君)  地産地消の店は、経営が悪化して閉店ということですが、今のお話では、今後またそこを入居があって、いわば復活といいますか、新たな形態になるかどうかわかりませんが、では、それがあった場合に予算的にどうなるんでしょうか。平成27年度は、それはもうゼロなんですね。いかがでしょうか。 411 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 412 ◯商工振興課長(川上重則君)  一応にぎわい市場につきましては、5月オープン予定ということで伺っております。  予算につきましては、一応これは組合申請事業でございまして、国とか県の補助金をもらわれた事業でございます。一応事業としては完了しておりますので、市の補助は今のところ考えておりません。あとは組合運営でやっていっていただきたいということで考えております。 413 ◯委員長(谷口一成君)  柳委員。 414 ◯5番(柳 明夫君)  その点は了解いたしました。  それで、私がこの商店街の活性化にかかわる問題で質疑させていただいているのは、1つデータがありまして、小売吸引力指数というのがありますよね。それをちょっと専門の方にお願いして出してもらったんですけれども、2005年の数値でいうと、糸島市は0.699、これは県を1としまして、1を下回りますと、要するに糸島の市民の購買力がむしろよそに使われている。1を上回りますと、購買力を上回ってよそから、他地域から小売客、お客さんを吸引していると、そういうことになるわけですから、0.699という数字です。それで、2011年がこれが0.685と、ちょっと下がるんですよ。私、この間に伊都菜彩というもの、すごい他地域からお客さんを呼んでくる、ああいう産直のお店がオープンしましたから上がるだろうと思ったら、むしろ下がっているわけですね。ということは、糸島市内の小売商業が非常に弱体化、その進行をとめられていない、伊都菜彩みたいなお店がオープンしたら若干低減が、低下していくのは弱まっていると、そういう状況、大まかにいうとそういうことではないだろうか。  前原の駅前の商店街を見ても、非常に個性的なお店、それから昔の宿場町の面影を残す、そういう建物もまだありまして、もう本当にあそこ力を入れると観光名所としても十分にこれからお客さんを呼べる、そういうところでもあるわけで、それを考えたときに、やっぱり市として主体的に商店街の振興にもっともっと力を入れないといけないし、やっぱり施策を充実させて予算化もしていく必要があると思うんですが、最後の質問ですけれども、そういう方向性を持って、いかがでしょうか、市として検討されておられますか。されているとすれば、先ほどの商工業振興計画のお話もありましたが、そのことについてお答えいただきたいと思います。 415 ◯委員長(谷口一成君)  川上商工振興課長。 416 ◯商工振興課長(川上重則君)  先ほど言われました市外に3割近くお買い物が逃げているというようなお話ですが、小売販売力係数のことだと思いますが、そういう実態はちょっと把握しております。  商店街の活性化について、先ほどちょっと申し上げましたが、がんばるの補助金だとか、あと、新規起業者応援補助事業がございます。新たに起業される方については、リフォームの補助だとか、セミナーとかやっていただいて、これは商工会の補助なんですが、商工会に補助をかけまして、そういうリフォームだとかセミナーの補助ですね、そういったもので新しい方を呼び込んで、糸島の空き店舗も中心市街地にはかなり多うございますので、その辺をあけていっていただきたいという思いがございます。  それで、そういう補助金を活用しながら、新規起業者を応援していきたいし、既存の商工業者については、がんばるを使って支援していきたいというふうに思っております。 417 ◯委員長(谷口一成君)  ほかにありませんでしょうか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 418 ◯委員長(谷口一成君)  これで7款.商工費を終わります。  部の入れかえがございますので、しばらくお待ちください。   〔部の入れかえ〕 419 ◯委員長(谷口一成君)  続けます。  194ページから211ページ、8款.土木費の説明を求めます。三角建設都市部長、どうぞ。 420 ◯建設都市部長(三角孝志君)  8款.土木費について御説明をさせていただきます。  予算書は194ページから211ページまでとなります。  歳出総額は18億9,567万6,000円、対前年度比2億6,281万8,000円、16.1%の増となっております。  主な事業を御説明いたします。  新規事業といたしまして、浦志新駅関連事業費5,167万円、波多江泊線の都市計画変更図書作成費501万2,000円、継続事業といたしまして、筑前深江駅関連事業費4億618万円、橋梁の長寿命化事業費1億6,970万円、新田久保田線整備事業費3,129万円、小金丸師吉線2,400万円、前原駅南停車場線整備事業2億8,313万円、前原東土地区画整理事業補助金1億9,515万円、県営街路整備事業負担金5,750万円が主なものでございます。  そのほか、市道関連といたしまして、新設改良費5,582万7,000円、維持補修費3,000万円、交通安全施設整備事業費2,600万円等の予算を計上いたしております。  よろしくお願いをいたします。 421 ◯委員長(谷口一成君)  質疑に入ります。質疑ありませんか。笹栗委員。 422 ◯17番(笹栗純夫君)  201ページでございます。  8款.土木費、2項.道路橋梁費の4目.交通安全対策費でございます。ここで2,600万円計上されておりますけれども、ここの工事請負費の工事概要について、まず説明をお願いいたします。 423 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 424 ◯建設課長(井上祐二君)  交通安全対策の工事概要ということでございますが、まず、通常、毎年行っておりますカーブミラー、ガードレール、区画線等の設置、それと本年度は通学路の合同点検で出てまいりました通学路のカラー舗装工事、これを2,300メートル計画をいたしております。  以上でございます。 425 ◯委員長(谷口一成君)  笹栗委員。 426 ◯17番(笹栗純夫君)
     その中で、財源の内訳について国県補助等があろうかと思いますけれども、内訳を教えてください。 427 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 428 ◯建設課長(井上祐二君)  この部分で申しますと、カラー舗装、先ほど申しましたカラー舗装工事が、これは防災安全交付金を活用して行いますので、55%の国庫補助ということになります。 429 ◯委員長(谷口一成君)  笹栗委員。 430 ◯17番(笹栗純夫君)  従来のカーブミラーだとか、停止線だとか、路側帯、それプラス、グリーンベルトが2,300メートルということでございますが、今、事業概要で言われた部分で、平成26年度に要望された箇所は、今回の予算で全て完了するのか、それとプラス、もう使い切るので、まだ余裕がこの2,600万円の中にございますか。 431 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 432 ◯建設課長(井上祐二君)  カラー舗装につきましては、平成26年度の要望を全てこれで終わるようになります。あとの部分につきましては、今、今年度で大分要望箇所については終了してきておるわけですが、あと、カーブミラーが約10基、それとガードレール等が約200メートル、残事業として残っております。 433 ◯委員長(谷口一成君)  笹栗委員。 434 ◯17番(笹栗純夫君)  今言われました残事業の分ですね、カーブミラー10基とガードレール200メートル、これは平成27年度事業で取り組めるということですか。そこはちょっと明確に。 435 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 436 ◯建設課長(井上祐二君)  平成27年度事業で取り組む分でございます。 437 ◯委員長(谷口一成君)  笹栗委員。 438 ◯17番(笹栗純夫君)  最後でございますけれども、今回の分は、平成26年度に要望がございまして、たしか締め切りがあったと思うんですよ。学校、また行政区から言われて、昨年の5月か6月に締め切りがあったと思うんですけれども、新たにことし平成27年度に、例えばカラー舗装の分でございますけれども、このPTAとか校区から要望された場合、どこかまた締め切りの日を決めるとか、そういうことはお考えなのか、随時要望を受け付けるようになさるのか、この辺はどうなっておるでしょうか。 439 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 440 ◯建設課長(井上祐二君)  要望の締め切りということ、通常は締め切りというのはございません。ただ、通学路の合同点検につきましては、これは所管が教育委員会になっておりますので、その部分で、ちょっといつかは存じませんけれども、締め切りがあると思っております。 441 ◯委員長(谷口一成君)  ほかに。伊藤委員。 442 ◯18番(伊藤千代子君)  土木費の質疑をさせていただきます。  まず、201ページからお願いします。  この中に、橋梁の長寿命化事業費として1億6,970万円が計上してあります。この中で、特に老朽化がひどいということで申し上げていた久保田橋の事業内容については、幅員とか総事業費、完成年度はどうなっておりますでしょうか。 443 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 444 ◯建設課長(井上祐二君)  久保田橋の概要ということでございますが、まず、橋長、橋の長さでございますが、これが36メートル、幅員が9.25メートル、車道が6.75メートル、歩道が2.5メートルでございます。  総事業費としては、現在のところでございますが、2億3,000万円から2億4,000万円程度ではないかと考えております。  なお、完成年度としましては平成30年度を予定いたしております。 445 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 446 ◯18番(伊藤千代子君)  次に、199ページですけれども、このところの上のほうに、市の単独道路整備事業費として3,000万円、そしてその次に、市単独道路整備事業費として5,500万円というふうに載っているんですけれども、特に上のほうは、市民とか行政区が要望の多い市民の生活道路等の維持補修関係だと思うんですけれども、これに関して、今回何件ほどの工事をなさろうとされているのか、それから、大体毎年積み残しがある中で、行政区の要望に応えられないということがこの間の質疑でわかっていますが、現在その充当率はどうなっていて、これをどのようにされるつもりなのかを伺います。 447 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 448 ◯建設課長(井上祐二君)  まず、市単独道路整備事業費、この3,000万円とその下の4,700万円、これにつきましては、来年度、合わせまして約40路線を予定いたしております。  それと、各行政区等からの要望に対します対応率と申しますか、そのお尋ねだったと思いますけれども、平成22年度以降296路線の要望があっておりまして、それに対して216路線が完了いたしております。約72%を完了いたしております。  まだあと28%程度残っておりますが、これをどうするかということでございますが、昨年から見ますと5%ほど伸びておりますので、このまま少しずつですが、要望に対応していきたいというふうに考えております。 449 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 450 ◯18番(伊藤千代子君)  やはり通学路とか身近な生活道路の関係のこういう道路整備は非常に重要なんですけれども、今おっしゃった48路線とかなってくると、こういうふうになってくると、この工事自体は結構、小さな工事というか、随意契約内の発注になるのではないかというふうに思うんですけど、そうじゃない場合もあるでしょうが、地元の土木業者等の発注がほぼできるような内容になるんでしょうか。 451 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 452 ◯建設課長(井上祐二君)  通常の土木工事でございますと、今の発注の方法から申しますと、地元、まず100%近く地元になるというふうに御理解いただいていいと思います。 453 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 454 ◯18番(伊藤千代子君)  わかりました。  それから、199ページの道路整備事業費の中の委託料で5,360万円が計上してありますよね。これは測量とか設計とか、業務としては非常に高い金額になっていますけれども、これは内訳として、この中で新駅関連の分は幾らになっているんですか。 455 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 456 ◯建設課長(井上祐二君)  委託料の分の新駅関連の分ということでございますが、これは新駅から国道を結びます新駅北口停車場線、これの測量及び実施設計、これが約1,300万円でございます。それと、新駅周辺整備、これは局部的な改修工事でございますが、これの測量分筆委託の分が450万円を見込んでおります。 457 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 458 ◯18番(伊藤千代子君)  そしたらば、209ページのところの、ここに新駅の関連施設整備事業費が1,380万円出ていて、これにも地質調査の委託だとか予算設計及び事務事業認可の図書作成業務委託とか、これ1,000万円も出ていますけれども、今回市としては、この実施計画書を見ると、この前の総務部長の答弁にあったように、総事業費で大体10億6,000万円を使って4つの事業をするようにこの実施計画書に載っていますよね。ということは、今回、新駅関連でなさる4つの事業というのは、具体的に、ここでは調査とか、そういうのばっかしが載っていますけれども、きちっとどういう事業をするということをちょっと御説明願えませんか。 459 ◯委員長(谷口一成君)  林都市整備課長。 460 ◯都市整備課長(林 良典君)  209ページの新駅関連でございますけれども、こちらのほうで自由通路、それから南北駅前広場、それから駅北の停車場線、それと、建設課関連では周辺の市道等の整備工事でございます。 461 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 462 ◯18番(伊藤千代子君)  ということは、南北の駅前広場ということは、駅の北側と南側に広場をつくるということですよね、広場を。だから、それは例えば、私は波多江に住んでいるんだけど、北の広場、駅広をつくるときでも相当なお金がかかったわけですけど、今回は南北それぞれにどれぐらいの面積の広場をつくる予定になっているわけですか。そして、これだけの事業費はどうなっているんですか。 463 ◯委員長(谷口一成君)  林都市整備課長。 464 ◯都市整備課長(林 良典君)  駅前広場の面積等につきましては、まだ設計で詰めているところで、確かな数字は出ておりませんけれども、実施計画の金額で申し上げますと、南北駅前広場で約4億8,000万円の予算の計上でございます。 465 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 466 ◯18番(伊藤千代子君)  なるほど、わかりました。つまり南北の駅広をつくって4億8,000万円ぐらいかかり、そして、そこの駅から国道までの道をきちっとするのに幾らとおっしゃいましたかね、それと、駅からバイパスのほうにまた道を、あそこの狭いところがありますよね、あの信号からバイパスへ向けて、そこの道にかかるのが何億で、全部で10億6,000万円というふうなことなんですね、確認したいんですけど。 467 ◯委員長(谷口一成君)  林都市整備課長。 468 ◯都市整備課長(林 良典君)  10億6,000万円のうちですけれども、自由通路で3億円ほど、それから、先ほど申しました駅前広場で4億8,000万円、それから北側の停車場線で2億3,000万円ほどの実施計画での計上でございます。 469 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 470 ◯18番(伊藤千代子君)  わかりました。  それから、次に203ページなんですけれども、この203ページのところに波多江泊線の事業費のところで500万円、南側の変更というふうにお聞きしました都市計画決定の図書作成委託というのがあります。これに関しては、実施計画書などを見ておりますと、これ81ページでしたかね、載っていますが、交通量の解析に関しては、平成17年度の解析をもとにというふうになっておりますけれども、それは間違いありませんよね。 471 ◯委員長(谷口一成君)  中園都市計画課長。 472 ◯都市計画課長(中園道也君)
     当初この波多江泊線を計画決定するときにつきましては、平成17年のときの分で、実際は平成5年のパーソントリップを使ったデータで算出をしております。 473 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 474 ◯18番(伊藤千代子君)  平成5年のパーソントリップは余りに古いから平成17年度にもう一回調査をしたわけじゃないんですか。それをもとに解析をしたというわけじゃないんですか、今度。 475 ◯委員長(谷口一成君)  中園都市計画課長。 476 ◯都市計画課長(中園道也君)  昨年行われました交通解析の件を聞かれているかと思います。昨年、波多江泊線の交通解析の結果としましては、4車線から2車線への変更が可能という結果を得ております。 477 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 478 ◯18番(伊藤千代子君)  これにはこう書いていますよね。ちょっと待ってください。81ページに「4車線から2車線への方針変更がなされた」と書いてあるんですよ。なされたというのは、もうなされたと決定して書かれているじゃないですか。これは誰がこんな決定をしたんですか。 479 ◯委員長(谷口一成君)  林都市整備課長。 480 ◯都市整備課長(林 良典君)  まず、パーソントリップ調査でございますが、これは平成17年のパーソントリップ調査をもとに今回、今年度解析をしたものでございます。  それから、解析の結果でございますが、2車線でも十分に可能であるというふうな交通解析結果が出ましたので、2車線で進めるというところで県との協議を詰めているところでございます。 481 ◯委員長(谷口一成君)  三角建設都市部長。 482 ◯建設都市部長(三角孝志君)  2車線か4車線かの話でございますけれども、今段階では、今、課長が申し上げましたように、決定にまでは至っておりません。交通解析をもとに2車線でも可能だという結果が出ておりますので、それをもとに、今、県のほうで協議が進められているというところでございます。 483 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 484 ◯18番(伊藤千代子君)  ここに方針変更がなされたと書いてあったので、私はもう県でそういう決定をしたのかなと思ったので、ちょっと聞いたんですけど、それから、平成17年度をもとに交通解析をしたということは、平成17年度のパーソントリップ調査はもう10年近く前じゃないですか。この間に、例えば高速道路が無料化をされたり、あるいはバイパスが4車線に一部なったりするような中で、交通状況は非常に変わってきているわけですけれども、そういうことがあっても、平成17年度の調査結果をもとにやっぱり解析したことで進めるということですか。 485 ◯委員長(谷口一成君)  林都市整備課長。 486 ◯都市整備課長(林 良典君)  パーソントリップの調査と申しますのが、どこでどういった交通が発生して、どういった目的で行くという調査をしたもので、これは交通量調査をしたものではございません。全体の傾向を調査したものでございます。  それに対して、モデルとしてのルートは現在の一番新しいルート、それに解析をするということですから、パーソントリップ調査が古いからといって古いということではございませんで、ただ、平成17年のパーソントリップ調査と申しますが、これが一番新しい分のパーソントリップ調査になりますので、これをもとに解析を行ったということでございます。 487 ◯委員長(谷口一成君)  伊藤委員。 488 ◯18番(伊藤千代子君)  そんなおっしゃることはわからんことはないんですけれども、ただやはり、福岡市でも地下鉄をつくるときに非常に利用者が多いということを打ち出していたのに、全然それだけの利用がなかったりとかして赤字になっているとか、いろんな状況が西日本新聞等でも出るわけですから、公共事業をする場合のそういう調査というのが本当に正確じゃないと後で困るわけですよね。だから、今回も2車線にする、2車線でもオーケーな状況が出たというふうにおっしゃいましたけど、平成5年の結果であったらできなかったわけで、やはりそういう点での正確な状況が非常に気になったので、今の御質問をしたわけです。  じゃ、私の質問はこれで終わります。 489 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 490 ◯19番(井上健作君)  ページ数209ページ、8款4項、駅関連、6目なんですが、筑前深江駅の関連施設整備事業費で4億600万円ほど上がっておりますが、この中で、長い間、21年から実際この実施計画書には書いてございまして、深江駅広の関係では、平成27年には4,300万円、来年度、このような事業、これが背景にあろうかと思っております。  もう1つ実施計画にあるのが、深江駅自由通路及び軌道とか新設、駅の新設等々が8億9,400万円、500万円ほどあるわけです。そういった中で、やっと平成21年からかかって土地買収も進んできておりますけれども、この流れについて、大まかで結構でございます。実施計画書に小さく書いていらっしゃいますので、細かくは要りませんけれども、今後の流れ、過去の流れ、そして、最終的にはこの駅広が南北、両方合わせますと3,000平米、3反ほどの面積だということでございますが、もう当然僕は土地買収は終わっているかと思っておりましたけれども、来年度の実施計画には用地買収費も含まれておりますけれども、この辺の経過についてお答え願いたいと思っております。 491 ◯委員長(谷口一成君)  林都市整備課長。 492 ◯都市整備課長(林 良典君)  深江駅の整備事業につきましては、合併前の旧二丈町の時代から平成21年にJRと協定を結びまして整備を進めてきたところでございます。この間、昨年度までに都市計画決定等を行いまして、今年度予備設計(78ページで訂正)を行ったところでございます。  それから、来年度の予算をもちまして広場等の工事、それから実施設計を行う予定でございます。それを経て平成28年度、自由通路、駅舎、駅前広場工事を行いまして、平成29年度末の事業完了を目指しておるところでございます。  それから、土地買収の予算でございますが、駅の南側といいますか、駅の山側のほうになりますが、そちらのほうの買収は終わっておりますが、駅の北側、国道側のほうでございますが、そちらのほうの一部買収が残っておりまして、この買収費用の計上でございます。 493 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 494 ◯19番(井上健作君)  わかりました。  そういう中で、私は、大変深江駅周りには住宅もございますし、いち早くの自由通路並びに駅舎の、この駅舎については、たしか橋上駅になるというようなことを聞いておりましたけれども、そのようになるわけですね。 495 ◯委員長(谷口一成君)  林都市整備課長。 496 ◯都市整備課長(林 良典君)  おっしゃるとおりで、自由通路等とあわせまして駅舎を橋上化する予定でございます。  先ほど今年度予備設計と申し上げましたが、今年度実施設計を行っているところでございます。訂正させていただきます。 497 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 498 ◯19番(井上健作君)  これはもう一体的な、実施計画は2つに分かれておりますけれども、実際的には、これはもう一緒に進んでいくわけでございますので、総工費は大体、駅舎、自由通路については平成28年度に終わるという計画になっております。そういった中で、平成24年から始まって28年で、あと2年しかございません。そういった中で、この見通しについては確実なんでしょうね。先ほど課長が答えていたとおりですね。 499 ◯委員長(谷口一成君)  林都市整備課長。 500 ◯都市整備課長(林 良典君)  現在のところはそれを目指して事業を進めているところでございます。 501 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 502 ◯19番(井上健作君)  それを信じます。  そういったことで、大変深江駅には長い間の希望であったと、先ほどの答弁の中にもございました。今後、平成29年までに完成するだろうとみんな市民は願っておりますので、よろしくお願い申し上げます。  もう1つ、自由通路について、波多江駅がございます。波多江駅の自由通路、これも都市計画決定をされた自由通路でございます。  波多江駅は普通の真っすぐした階段でもございませんし、駅舎も途中にございますが、この辺の計画の概要と最終年度について、費用についてお知らせ願いたいと思います。 503 ◯委員長(谷口一成君)  林都市整備課長。 504 ◯都市整備課長(林 良典君)  自由通路につきましては、幅員2.5メートル、階段部分を含めまして総延長約80メートルといったところでの計画でございます。  事業年度につきましては、平成28年から平成30年、総事業費につきましては、これも実施計画で計上でございますが、3億3,796万円の計上でございます。平成26年、今年度予備設計を行いまして、平成27年度、来年度は関係部署協議、それから事業認可申請を行いまして、平成28年度に実施設計、平成29年度、30年度、2カ年で工事を実施するという予定でございます。 505 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 506 ◯19番(井上健作君)  波多江駅周辺の整備事業も絡んでおりますし、駅を中心とした道路形態というのをやはりしなければ、私はこの自由通路、また利便性に欠けてくると思っておりますが、特に前のほうは計画として上がっておりますが、南側のほうについては現況のままでこの自由通路の開通をされるわけですか。 507 ◯委員長(谷口一成君)  井上建設課長。 508 ◯建設課長(井上祐二君)  波多江駅の南側につきましては、県道瑞梅寺池田線から現在の波多江駅の南側の部分のあの道路につきまして、来年度予備設計を計画いたしております。 509 ◯委員長(谷口一成君)  井上委員。 510 ◯19番(井上健作君)  ありがとうございます。そこだけ直せばいいというもんじゃございませんので、大変費用がかかってまいりますけれども、やはり周辺整備も含めて総合的な人の乗りおりする玄関口でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。  以上です。 511 ◯委員長(谷口一成君)  ほかに質疑ありませんか。松月委員。 512 ◯9番(松月よし子君)  4目の交通安全対策費について、201ページです。  交通安全対策協議会の目的と子供たちの安全のための通学路整備についての協議もあるのか、内容が含まれているのか、お伺いをいたします。 513 ◯委員長(谷口一成君)  友池危機管理課長。 514 ◯危機管理課長(友池光洋君)  交通安全対策協議会の目的につきましては、糸島市の交通事故防止の対策につきまして、各支部長さんや学校の校長先生等集まっていただいて糸島市の交通安全対策を協議する場でございます。 515 ◯委員長(谷口一成君)
     松月委員。 516 ◯9番(松月よし子君)  今の答弁で、子供たちの安全のための通学路も関係しているということだろうと思いますが、横断歩道の設置について、市の権限、要するに警察と公安委員会の権限があると思いますが、市はどこまで横断歩道についての権限があるのか、関係をしているのかをお伺いいたします。 517 ◯委員長(谷口一成君)  友池危機管理課長。 518 ◯危機管理課長(友池光洋君)  横断歩道の設置の権限につきましては、県の公安委員会のほうが決定するということで、糸島市の立場としましては、地元からの要望をいただきまして、それを糸島警察署を通じて公安委員会のほうに要望していただくというところで、市としては対応しております。 519 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 520 ◯9番(松月よし子君)  その辺の努力は、市のほうが本当によくしていただいているんですけれども、結局、新規道路開通に伴いまして、子供たちの通学路の安全確保のための横断歩道が間に合わないという現状が身近でありますが、この辺の解決ですね、その辺の解決方法とかがあるのかどうか、それか、連携を深めて市のほうから教育委員会も含めて横断歩道の確保は早目にやっていただけるかとか、そういうふうなことができるのか、お伺いをいたします。 521 ◯委員長(谷口一成君)  友池危機管理課長。 522 ◯危機管理課長(友池光洋君)  横断歩道の設置につきましては、緊急性が高いところがほとんどでございますので、市とすれば、県のほうに強く要望はしているところでございます。  要望につきましては、行政区長、道路管理者、警察が立ち会いまして、その必要性についても十分その場で糸島警察署の担当の方にはお話をしているところでございます。 523 ◯委員長(谷口一成君)  松月委員。 524 ◯9番(松月よし子君)  そのような案件が実際にありますので、警察等にぜひ働きかけていただきたいと思いまして、終わります。 525 ◯委員長(谷口一成君)  ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 526 ◯委員長(谷口一成君)  これで8款.土木費を終わります。  ここでしばらく休憩いたします。  再開は2時5分といたします。      (午後1時53分 休憩)      (午後2時02分 再開) 527 ◯委員長(谷口一成君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  221ページ、9款.消防費の説明を求めます。浜地消防長。 528 ◯消防長(浜地広喜君)  9款.消防費について御説明を申し上げます。  予算書212ページから221ページまででございます。  歳出総額は12億9,278万6,000円で、対前年度当初予算比1億4,715万8,000円の増となっております。  それでは、主な事業等について説明をさせていただきます。  予算書213ページ、9款1項1目におきまして、空気ボンベ充填用コンプレッサーの購入、219ページ、9款1項3目におきまして、前原・志摩地域の防災行政無線拡声子局デジタル化方式移行事業の設計委託、同じく9款1項5目におきまして、自衛官OBを防災指導員として任用し、防災講座等の指導を行う防災指導員配置事業、同じく9款1項5目におきまして、避難所における女性等のプライバシー保護を図るためのワンタッチパーテーションの備蓄事業、同じく9款1項6目におきまして、国の電波法関係審査基準が改正されたことに伴い、平成25年度から平成27年度の継続事業で実施をしております消防救急無線デジタル化工事の最終年度としての平成27年度工事、同じく9款1項6目におきまして、消防署化学消防ポンプ自動車の購入。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。 529 ◯委員長(谷口一成君)  質疑に入ります。質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 530 ◯委員長(谷口一成君)  これで9款.消防費を終わります。  お諮りします。本日はこれにて散会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 531 ◯委員長(谷口一成君)  御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会いたします。      (午後2時05分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...