糸島市議会 2014-09-19
平成26年 決算審査特別委員会(第3日) 本文 2014-09-19
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◯委員長(笹栗純夫君)
おはようございます。これより本日の会議を開きます。
昨日に引き続き、議案第74号 平成25年度糸島市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから議案第83号 平成25年度糸島市
下水道事業会計決算の認定についてまでを一括議題とします。
これより
建設都市部所管の決算を審査します。
建設都市部所管の決算の概要説明を求めます。
三角建設都市部長。
2
◯建設都市部長(三角孝志君)
おはようございます。それでは、
建設都市部所管の平成25年度一般会計決算の概要について御説明をさせていただきます。
歳入につきましては、事業実施に必要な財源といたしまして、国庫支出金等がございますが、説明は省略をさせていただきます。
決算書の318ページから341ページの8款.土木費、408ページから409ページの11款2項.
公共土木施設災害復旧費となります。
平成25年度におきましては、特に道路利用者等の被害防止の観点から、道路の危険性の有無を判定する市道のストック点検、主要幹線道路の継続事業の推進、
交通安全施設整備、橋梁点検、
前原東土地区画整理事業の推進、都市公園整備、
土砂災害防止対策等を実施いたしまして、良好な都市基盤整備のための事業の推進を図りました。
それでは、歳出につきまして、ページを追って、主なものについて備考欄で説明をさせていただきます。
まず、8款.土木費でございますが、決算書の321ページ、
道路維持管理費、13節.委託料のうち、道路点検委託2,143万3,650円につきましては、
道路ストック点検といたしまして、道路路面とのり面を合わせまして250キロメートルの点検を行っております。
次に、325ページ、
市単独道路整備事業費、15節.工事請負費4,463万6,550円につきましては、市道14路線の新設改良工事を実施いたしております。
同じページの
道路整備事業費3,562万6,500円につきましては、福永武線の工事費でございまして、進捗率60%となっております。
次に、327ページ、
交通安全施設整備事業費3,554万6,700円につきましては、通学路のカラー舗装を14キロメートル実施をいたしまして、児童・生徒の登下校時におきます交通安全対策を講じております。
同じページの
橋梁長寿命化修繕事業費1,046万5,350円につきましては、橋梁の点検委託でございまして、377橋の橋梁点検を実施いたしました。残り84橋につきましては、今年度、実施することといたしております。
次に、333ページの
前原東土地区画整理事業費、繰越明許費分を合わせまして、2億6,938万8,080円につきましては、
土地区画整理地内の都市計画道路及び区画道路、水路、雨水管渠等の整備にかかります区画整理組合への補助金でございます。
次に、335ページの
都市計画街路整備事業費、337ページの繰越明許費分を合わせまして、1億1,601万8,405円につきましては、前原駅南停車場線の整備費でございまして、
予定どおり事業が進捗しております。
同じく337ページの
都市公園整備事業費3,632万3,850円につきましては、
波多江コミュニティ広場の整備費でございます。このほか公園整備といたしまして、長糸中央公園、加布里公園の
土砂災害防止対策事業を実施いたしております。
同じページの筑前深江駅
周辺整備事業費766万5,000円につきましては、予備設計及び
事業認可図書作成業務の委託料でございます。
次に、409ページの現
年発生道路橋りょう災害復旧費につきましては、2カ所の災害復旧工事を実施いたしております。
以上が建設都市部の決算の概要でございます。よろしくお願いをいたします。
3 ◯委員長(笹栗純夫君)
これより質疑に入ります。
質疑のある委員は挙手をお願いします。柳委員。
4 ◯5番(柳 明夫君)
おはようございます。質疑をさせていただきます。
私は、ページ数でいいますと、321ページ、今、御説明もありましたが、これは8款2項2目になりますかね、
道路維持管理費の中の点検委託、それから323ページ、
市単独道路整備事業、これについてお伺いしたいと思います。
これは地域からさまざまな、ここを直してほしい、こうしてほしいという要望がたくさん出てくるところだと思うんですけれども、どれだけ市として、地域の要望に応えられているのかということですが、この道路の維持管理、あるいはのり面の維持管理、あるいは道路の整備、修復、これについての要望で、まだ工事が行われていない、着工されていない、これは何件ぐらいあるのか、お伺いしたいと思います。
5 ◯委員長(笹栗純夫君)
井上建設課長。
6 ◯建設課長(井上祐二君)
地域からの要望でございますけれども、さまざまな要望がございまして、緊急性がある修繕等については、もうその都度、大体対応してきております。道路の新設改良、側溝を入れてほしいとか舗装をしてほしいとかいう部分での要望につきましては、平成21年から平成25年まで、合計で312路線の要望が上がっております。そのうち、完了いたしましたのが180路線、現在、継続中及びまだ未着手の状態にあるのが132路線ということでございます。
7 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
8 ◯5番(柳 明夫君)
この5年間で180路線が着工されたということで、そうしますと、5で割りますと、1年間について36件ぐらい、平均しますとそうなります。平成26年度、今年度にわたるわけですけれども、どのくらい着工されているのか、これもちょっとお伺いしたいと思います。
9 ◯委員長(笹栗純夫君)
井上建設課長。
10 ◯建設課長(井上祐二君)
平成26年度の予定箇所でございますけれども、現在、約37路線を予定いたしております。現在、132路線が未着手ということで、恐らく100件程度まで減ってくると思っております。
11 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
12 ◯5番(柳 明夫君)
その状況はよくわかりました。
これらの整備、修繕、これは金額的にはそう大きくないと思います。こういうものが大いに市内の企業に発注されることが地域経済にとってもプラスになっていくと思うんですけれども、何社に発注されているのか。これは平成25年度中で結構でございます。そして、そのうち、市内の企業、市内に本社を有する企業に、建設業者に何社発注があるのか、これをお答えいただければと思います。
13 ◯委員長(笹栗純夫君)
井上建設課長。
14 ◯建設課長(井上祐二君)
道路の維持補修、新設改良、この2つの部分で申しますと、維持補修工事が2,957万2,000円、これにつきましては、29件の工事を行っておりまして、そのうち同じ業者がやった部分もございますので、19社の方が仕事をされております。全て市内業者でございます。
もう1件の新設改良の4,463万7,000円、これにつきましては、14件の工事を発注しておりまして、これを行ったのが10社の全て市内業者さんということになっております。
以上です。
15 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
16 ◯5番(柳 明夫君)
こういう事業というのは、まさに生活密着型でありまして、市民の住環境の改善と直結をしている。そしてまた、市民のニーズは非常に高いと思うんですね。今、お答えいただいたように、これは全て市内の企業だというふうにお聞きをいたしました。この市内の建設業者の仕事の確保、あるいは雇用の増大に直結をする取り組みでありまして、少ない予算で、市内に対する経済効果は高いというふうに思います。
ですから、ぜひこの部分、地域の
元気臨時交付金を充てられているようですけれども、これから安倍政権が地方の時代ということで予算措置もするかもしれない。そういうものも積極的に使いながら、この事業の規模をぜひ拡大をして、住民の要求に速やかに応えていただきたいというふうに思いますが、これが私の最後の質疑でございますけれども、いかがでしょうか。
17 ◯委員長(笹栗純夫君)
井上建設課長。
18 ◯建設課長(井上祐二君)
私どもも要望については早く対応したいというふうに考えておりますが、要望について大小、多くのものが出されておりますので、補助事業等を活用しながら、実施計画等に計上して、計画的に進めてまいりたいというふうに考えております。
19 ◯委員長(笹栗純夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
20 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で質疑を終わります。
これをもちまして、
建設都市部所管の決算の審査を終わります。
執行部の交代がありますので、このまましばらくお待ちください。
〔部の入れかえ〕
21 ◯委員長(笹栗純夫君)
これより
消防本部所管の決算を審査します。
消防本部所管の決算の概要説明を求めます。浜地消防長。
22 ◯消防長(浜地広喜君)
おはようございます。
消防本部所管の平成25年度決算概要について御説明を申し上げます。
歳入につきましては、歳出に伴う起債等が主なものでございますので、説明は省略をさせていただきます。
それでは、歳出の説明をさせていただきます。
決算書340ページから353ページまでのうち、
消防本部所管の消防費が対象となります。
歳出のうち、主な事業を説明させていただきます。
まずは343ページ、9款1項1目18節.備品購入費のうち、
防火服一式購入669万9,840円でございます。これは、現配備の防火服が8年以上経過をしていることから、消防活動の充実を図るため、経年劣化しているものの更新を行ったものでございます。
続きまして、349ページ、9款1項3目18節.
消防ポンプ自動車、決算額1,926万3,468円でございます。これは、消防団、桜井分団と芥屋分団の
小型動力ポンプ積載車の更新でございまして、老朽化した消防団車両を更新していくことにより、消防団における消火活動等のさらなる充実を図ることができております。
続きまして、353ページ、9款1項6目15節.消防・
救急無線デジタル化工事1億924万2,000円でございます。これは、国の
電波法関係審査基準が改正され、平成28年5月までに現在のアナログ無線からデジタル無線への移行が必要となります。このことに伴う
通信指令無線関係の
デジタル化工事でございます。
当該工事は、平成25年度から平成27年度までの3カ年の継続費事業で施工しており、このうちの平成25年度の決算額となっております。
最後に、同ページ、
志摩出張所整備事業費5,706万2,995円と
常備消防施設整備費、継続費分914万9,280円でございます。
これは、平成24年度から平成25年度の継続費事業で行いました
消防署志摩出張所建設工事に係る平成25年度分の決算額でございます。
以上が
消防本部所管の決算概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
23 ◯委員長(笹栗純夫君)
これより質疑に入ります。
質疑のある委員は挙手を願います。堀田委員。
24 ◯16番(堀田 勉君)
353ページ、9款1項6目.
常備消防施設整備費についてお尋ねをいたします。
まず、志摩出張所の整備事業についてお尋ねをするんですが、新しい志摩出張所の建物、敷地面積についてお尋ねをいたします。
25 ◯委員長(笹栗純夫君)
井手消防総務課長。
26
◯消防総務課長(井手正信君)
延べ床面積が357.49平米、敷地面積が1,094.16平米でございます。
以上でございます。
27 ◯委員長(笹栗純夫君)
堀田委員。
28 ◯16番(堀田 勉君)
面積と敷地面積は、それじゃ、旧志摩出張所がありましたね。あそことはどういうふうな比較になるんですか、教えてください。
29 ◯委員長(笹栗純夫君)
井手消防総務課長。
30
◯消防総務課長(井手正信君)
延べ床面積で204.49平米の増、敷地面積では466.1平米の減となっております。
敷地面積が減となっておりますが、消防職員の駐車場は
志摩支所駐車場を利用させていただいていることから、現在の敷地面積で十分適正な活動ができております。
以上でございます。
31 ◯委員長(笹栗純夫君)
堀田委員。
32 ◯16番(堀田 勉君)
少し心配したんですね。駐車場がないかなと思ったら、志摩出張所を使ってあるということで、少し安心しました。
志摩出張所は新しくなったんですが、ほかにまだ2カ所、出張所があると思うんですが、その建築年数とか、またほかに整備が必要な箇所があるのかなと思っているんですが、お尋ねをします。
33 ◯委員長(笹栗純夫君)
井手消防総務課長。
34
◯消防総務課長(井手正信君)
他の出張所の状況でございますが、前原出張所は建築年月日が平成17年3月30日、建築面積が399.92平米、敷地面積が1,800平米でございます。
二丈出張所は建築年月日が平成19年3月28日、建物面積が349.05平米、敷地面積が1,519.20平米でございます。
いずれも、ここ10年の間に建てかえをすることができておりますので、現在のところ、整備等が必要な出張所はございません。
以上でございます。
35 ◯委員長(笹栗純夫君)
堀田委員。
36 ◯16番(堀田 勉君)
よくわかりました。
じゃ、昨年度における志摩区域内における消防、あるいは救急の出動状況はどうなっていますか。
37 ◯委員長(笹栗純夫君)
内場消防署長。
38 ◯消防署長(内場祐二君)
平成25年中におきます志摩地区の火災件数は15件となっております。また、救急出動については600件でございます。
以上でございます。
39 ◯委員長(笹栗純夫君)
堀田委員。
40 ◯16番(堀田 勉君)
はい、よくわかりました。
それで、新しい志摩出張所が建築をされたわけですが、消防本部が思う、新しくなった効果はどういう点が上げられますでしょうか。
41 ◯委員長(笹栗純夫君)
内場消防署長。
42 ◯消防署長(内場祐二君)
新しい出張所が建設されましたことによる効果でございますけれども、重立ったものを上げますと、1番に、全てのドアが電子ロックになり、また、車庫のシャッターがオートシャッターとなりまして、その分、従来よりも約6秒程度出動時間を短縮することができております。
2番目としまして、車庫が県道に面しておりますことから、円滑に救急車、緊急車両等の出動ができているということが上げられます。
3番目としまして、執務室や食堂等が区分されましたことにより、また空調機器が整備されたこと、仮眠室等が整備されましたことによりまして、職員の体調管理も良好に行うことができまして、消防、救急活動の充実を図ることができておることなどが効果として上げられるところでございます。
以上です。
43 ◯委員長(笹栗純夫君)
堀田委員。
44 ◯16番(堀田 勉君)
今、出動が6秒短くなったとおっしゃいましたね。貴重な6秒なんでしょうね。その辺は本当にいいことだなと思いました。
最後になりますが、市民の生命、あるいは身体、財産を守っていただくわけですが、今後とも、厳正な勤務の継続を強く要望いたします。あわせて、新しい出張所での活躍を期待いたしまして、私の質疑を終わります。
45 ◯委員長(笹栗純夫君)
答弁要りますか。(「要りません」と呼ぶ者あり)
ほかに質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
46 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で質疑を終わります。
これをもちまして、
消防本部所管の決算の審査を終わります。
執行部の交代がありますので、このまましばらくお待ちください。
〔部の入れかえ〕
47 ◯委員長(笹栗純夫君)
これより教育部所管の決算を審査します。
教育部所管の決算の概要説明を求めます。泊教育部長。
48 ◯教育部長(泊 早苗君)
おはようございます。教育部所管の一般会計決算について説明をさせていただきます。
まず、歳入でございますが、主なものは、事業の実施に伴う国と県からの補助金や経常的収入である使用料等でございまして、前年度と大差はありませんので、説明を省かせていただきます。
次に、歳出でございますが、教育部の所管分は、決算書127ページ、2款.総務費の1つ目の二重丸、特別職交際費のうちの教育長分、147ページ、2款.総務費の1つ目の1つ目の二重丸、その他企画費2,700万円のうちのいとしま天文台にかかる費用1,656万円、それから353ページから始まります10款.教育費のうち、4項2目.人権・同和教育費を除く分でございます。
それでは、今からこのうちの10款.教育費の主な事業について説明させていただきます。
平成25年度の決算総額は、26億1,345万円で、対前年比0.9%の減となっております。
361ページ、2番目の二重丸、活力ある学校づくり事業は、糸島市教育基本方針の基本施策の一つである生きる力を育む学校づくりを具体的に推進するため、退職教職員や地域人材を活用した学力支援事業、九大連携による学力向上事業や英語力向上事業を初め、スクールソーシャルワーカー派遣による学校問題解決支援事業、各学校の特色化を鮮明にする特色ある学校づくり、ボランティア団体等による学校ホームページ充実事業など、多様な事業を実施いたしました。
367ページ、一番下の小学校防災機能強化事業費は、災害発生時において、児童・生徒のための応急避難場所としての必要な機能が発揮できるよう実施するもので、福吉小学校体育館の外壁等の落下防止工事を実施しました。
また、中学校では、375ページ、上から4番目の中学校防災機能強化事業費で、前原東中学校の既存天井板の撤去を実施しました。
同ページ5番目の中学校空調設備整備事業費は、各中学校の6校の特別教室各2教室、全12教室に空調設備を設置いたしました。
また377ページ、1番目の二重丸、前原中学校校舎改築事業費は、実施設計業務、プレハブ校舎のリース開始及び旧校舎の解体工事を行っております。
391ページの二重丸、国宝、重要文化財保存事業費は、国の史跡指定に向けた三雲・井原遺跡の発掘調査の実施や国指定史跡であります志摩支石墓群、怡土城跡の買い上げ事業を実施しております。
その下の埋蔵文化財発掘調査事業費は、国・県、または民間から委託を受けて行う発掘調査等で、平成25年度は
前原東土地区画整理事業に伴う篠原東遺跡群1万1,600平方メートルの発掘調査を行いました。
403ページ上段の二重丸、波多江公民館整備事業費は、平成23年度から3年間の事業で、ことし1月に新公民館を開館しました。内訳は、3年間で建設費3億9,300万円、用地購入費4,700万円の計4億4,000万円になっております。
同じページの下段の二重丸、図書館等教育関連施設整備事業費6,600万円は新規事業で、主なものは図書館、ぱぴるす館の移転用地として、九州電力前原営業所跡を購入するための土地建物購入費でございます。
以上が教育部の所管決算概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
49 ◯委員長(笹栗純夫君)
これより質疑に入ります。
質疑のある委員は挙手をお願いします。岡村委員。
50 ◯4番(岡村一伸君)
それでは、質疑をさせていただきます。
今回は、2款1項7目の企画費の中の、147ページですね。天文台の件で質疑をいたします。
この天文台の求められる成果ということで、年50回の鑑賞会ですかね、これを当初計画されておりましたが、昨年度、平成25年度の実績、それから今年度、平成26年度における実績並びに延べ人数がわかりましたらお願いをいたします。
51 ◯委員長(笹栗純夫君)
吉富生涯学習課長。
52 ◯生涯学習課長(吉富一雄君)
平成25年度の校区観望会としまして15回、それと警察署で1回開催しておりまして、大規模な観望会を16回、それと指導ボランティアの育成ということで、星空ナビゲーター養成講座を6回開催しております。
なお、校区観望会につきましては約800名、延べ人数で参加していただいております。
また、ボランティア養成講座につきましては、受講生で総数68名です。
平成26年度につきましては、今、いろんな要望に応じて開催しておるところですが、現在まで8回開催しておりまして、予定では、あと15回、大規模な観望会を開催する予定でございます。
以上でございます。
53 ◯委員長(笹栗純夫君)
岡村委員。
54 ◯4番(岡村一伸君)
そうしますと、大体50回の予定に対して約半分だということだろうと思いますが、この50回にまだまだ遠く及ばないわけですけれども、今後はそこの辺はどういうふうな対策をされるのか、お伺いをいたします。
55 ◯委員長(笹栗純夫君)
吉富生涯学習課長。
56 ◯生涯学習課長(吉富一雄君)
現在、出前講座ということで広く市民のほうに広報しております。ホームページ、あるいは広報等で要望に応じていっております。これからも広報しながら、たくさんの方にこの観望会のほうに参加していただきたいと思っております。
以上でございます。
57 ◯委員長(笹栗純夫君)
岡村委員。
58 ◯4番(岡村一伸君)
そうですね。もうとにかく周知の徹底と、私が記憶しているのは、たしか日本にまだ7台しかないと、そのうちの1台が糸島にあると、天体望遠鏡ですね。ですから、やはりもっともっと皆さんにそこら辺の有効活用を図っていただきたいというところでございますが、1つだけちょっとお尋ねしたいんですが、実は、4月の広報にこの星空ナビゲーター養成講座というのがございました。直近でいけば、9月30日、来週火曜日にあるんですが、これをきのう市のホームページで確認をしました。ところが、「現在掲載されている情報はありません」と、こういうふうに出てくるんですよ。これが全くホームページに掲載されていないんですね。そこら辺はどうなっておりますか。
59 ◯委員長(笹栗純夫君)
吉富生涯学習課長。
60 ◯生涯学習課長(吉富一雄君)
講座等の開催につきましては、サブサイトを設けまして、そこに情報を掲載しております。
随時、要望、あるいは申し込みがありましたら、そこにどこで何があるかを掲載していきたいと思っております。
以上でございます。
61 ◯委員長(笹栗純夫君)
岡村委員に申し上げます。決算と少し外れておりますので、御注意をお願いいたします。
岡村委員。
62 ◯4番(岡村一伸君)
わかりました。失礼しました。
とにかく先ほども申しましたように、やはりたくさんの人に活用してもらうということがいいかと思います。せっかくこういう子供たちに夢を与える創造プロジェクトでございますので、将来、糸島からひょっとしたら宇宙飛行士が誕生といった可能性を秘めた事業だと思いますので、宝の持ち腐れにならないように、ひとつそこら辺は十分に活用をお願いしたいと思います。
以上で終わります。
63 ◯委員長(笹栗純夫君)
答弁を求めますか。(「大丈夫です」と呼ぶ者あり)
高橋委員。
64 ◯3番(高橋徹郎君)
10款.教育費、2項.小学校費、1目.学校管理費と、同じく3項.中学校費、1目.学校管理費についてお伺いします。
小学校と中学校の改修事業費についてなんですけれども、この小学校、中学校の改修してほしいという要請はどのくらい上がっているのか、それからどういったところから上がっているのか、校長先生ですとか、どなたから上がっているのかというのをお伺いいたします。
65 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
66 ◯教育総務課長(平野謙二君)
お答えをさせていただきます。
要望につきましては、毎年、小学校、中学校より要望を取り寄せております。
平成25年度の要望につきましては、小学校が228カ所、中学校が118カ所、計の346カ所となっております。
以上でございます。
67 ◯委員長(笹栗純夫君)
高橋委員。
68 ◯3番(高橋徹郎君)
その中で、工事に至ったものは、こちらの主要施策の成果に関する調書で書いてあるのでわかるんですけれども、その工事の優先順位というのがどういうふうになっているのか、教えてください。
69 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
70 ◯教育総務課長(平野謙二君)
優先順位につきましては、緊急度の高いもの、それから危険度の高いものを優先的にやっております。限られた予算枠で執行しておりますので、そういった形でやらせていただいております。
緊急度の高いものといいますと、例えば、給食施設等の改修等が考えられます。ここにつきましては、毎日の給食提供に支障が出ないように緊急的に、優先的にやっている状況でございます。
以上でございます。
71 ◯委員長(笹栗純夫君)
高橋委員。
72 ◯3番(高橋徹郎君)
この小学校、それから中学校の改修事業費というのは年々増加しているのかどうか、お答えをお願いいたします。
73 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
74 ◯教育総務課長(平野謙二君)
対前年では増加をしてきておりますが、ただし、通常決めておりますのは、小学校、中学校を合わせて、計で5,000万円程度を予算枠として確保をお願いしているところでございます。しかしながら、先ほど質疑の中でもございましたけれども、国の交付金等の事業がございますと、そういった交付金事業をほかの事業に充てて、そこで捻出できた財源をこちらに持ってくるという形で対応しておりますので、年によっては、その5,000万円枠よりも多い場合もございます。
以上です。
75 ◯委員長(笹栗純夫君)
高橋委員。
76 ◯3番(高橋徹郎君)
小学校、中学校の要望の中に、グラウンドの排水溝、砂が詰まっているところが非常に多くあるのではないかと思っているんですけれども、そこに対する要望というのはございますか。
77 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
78 ◯教育総務課長(平野謙二君)
確かに存じ上げております。学校からの要望の中でも上がってきておりますが、私どものほうからの確認、点検でもそういった箇所は確認させていただいております。要望としても上がってきているところです。
79 ◯委員長(笹栗純夫君)
高橋委員。
80 ◯3番(高橋徹郎君)
グラウンドの排水溝に砂がたまって排水が悪くなりますと、グラウンドに水がたまりやすくなって、そうすると、そこに草がどうしても生えてくると。そして、グラウンド全体がちょっと荒れているような感じになりまして、PTAでも草取りなどをするんですけれども、やっぱり追いつかない。抜本的にどうにかしようと思うと、やっぱりそこの排水溝の砂をとらないといけない。ただ、これが重機がないと、なかなかふたが重いものですから、とれないということがありまして、ぜひ一度そういうところも検討していただきたいと、予算をつけていただきたいと思うのと、それから、あと波多江小学校、校舎の一番古いところを見上げますと、ところどころモルタル、もしくはコンクリートの剥落が見受けられまして、鉄筋が露出していると。そして、小学生がやっぱり出入りするようなところが露出している部分があるんですけれども、その点は御存じかどうか、お伺いいたします。
81 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
82 ◯教育総務課長(平野謙二君)
まず、グラウンドのほうの水はけが悪いという状況でございます。こちらにつきましても、対応させていただきたいと存じますが、先ほど申しましたように、小学校、中学校、緊急度、危険度を検討した結果、優先的にやらせていただいております。そういうことで御理解をいただきたいと思います。
校舎の外壁等の剥落につきましては存じ上げております。加布里小学校についても同じような状況がございます。極力そういう危険箇所につきましては工事を早急に行うようにはいたしますが、早急にできない場合等もございます。あと、屋上の漏水等も見受けられる学校もございます。そういったところも順次検討して実施をさせていただきたいと思っておりますが、危険箇所につきましては、児童・生徒に危険が及ばないように、バリケード等をして緊急の対応をさせていただいているところです。
以上です。
83 ◯委員長(笹栗純夫君)
高橋委員に申し上げます。
執行部の答弁はございましたけれども、決算審査から少し外れておりますので、御注意をお願いします。
高橋委員。
84 ◯3番(高橋徹郎君)
小学校、中学校の校舎に関して、危険度、それから緊急度の高い分での工事が必要だと思えるところがやはりまだあると思っておりますので、予算的にもうちょっとつけていただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
85 ◯委員長(笹栗純夫君)
答弁を求めますか。(「結構です」と呼ぶ者あり)
柳委員。
86 ◯5番(柳 明夫君)
私も同じように小・中学校の改修について質問を用意しておりました。高橋委員がかなり私の聞きたいことも聞いていただきました。
それで、10款2項1目、ページ数でいきますと、367ページ、375ページでありますが、先ほどもお答えがありましたが、平成25年度は地域の
元気臨時交付金があった。それで、少し、1年間に5,000万円と、そういうベースが拡大できたということですね。今後も、先ほどもちょっと建設課のほうにお尋ねしましたけれども、そういう国からの手当があった場合、交付金等があった場合は、私としてはぜひ優先的に、今、学校生徒の学習環境をよくするためも、こういう改修に回してほしいと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
87 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
88 ◯教育総務課長(平野謙二君)
先ほどもお答えしましたように、交付金等の事業がございましたらば優先的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。しかしながら、今、論議いただいておりますこの改修事業につきましては、あくまで単独の事業でございますので、これに交付金を充てるということにはならないかと存じます。
ほかの事業関係で交付金事業が活用できれば、そこで捻出できた財源で改修事業については取り組んでまいりたい、単独事業については取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
89 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
90 ◯5番(柳 明夫君)
それでは、いわゆる学校の備品の関係でございますけれども、これも367ページ、373ページに教材・備品等購入事業の決算の数字がございますけれども、学校のほうからこれについてはさまざまな要望が出ていると思います。具体的な件数は結構でございますけれども、大体何割ぐらい、そういう備品の要求に応えられているか、お答えいただければと思います。
91 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
92 ◯教育総務課長(平野謙二君)
学校側の要望というのは、当方の予算要求時に聴取をさせていただいております。あくまで予算編成に関しては、私どものほうから学校のほうにこの枠内でという予算の配分をさせていただいております。ですから、何割かという御質問にちょっとお答えいたしかねるところでございます。
予算枠は、それぞれ実績に応じまして配分させていただいておりますので、その中で学校のほうで順次備品等については選択をして購入いただいているところです。
以上でございます。
93 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
94 ◯5番(柳 明夫君)
ということは、学校現場から直接声を聞くということではなくて、もうことしはこれくらいの予算だと、この範囲で調整してほしいと、そういうやり方だというふうに理解してよろしいわけですよね。
じゃ、その予算枠というのは、合併以降どうなんでしょうか。拡大、あるいは同じぐらい、あるいは縮小、この3つのうちどの傾向なんでしょうか。
95 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
96 ◯教育総務課長(平野謙二君)
平成25年度の決算についてお話しさせていただきますと、対前年という形で申し上げますと、これは実質の伸び率ということで御理解をいただきたいんですが、小学校につきましては、備品関係で15%の増、それから中学校につきましては大体6.4%の増という形になっております。単純に決算書の中の数字だけで見比べていただきますと、ちょっと御理解をいただけないかもしれませんけれども、理科教材備品等を教材備品等で平成24年度まで購入をいただいていた、そういう部分については、平成25年度は理科教材備品という項目を設けまして、国庫補助事業を利用してやっていただいているというところでございます。
そういった形で、トータルとしては対前年を小中、上回るという形でございます。
以上です。
97 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
98 ◯5番(柳 明夫君)
そうしますと、それは国からの援助等もあって、理科教材、それにかなり重点的に備品の購入を行ったというふうなことだろうと思うんですね。しかし、それ以外の、どうしてもやっぱり使っていきますと、なくなったり、老朽化してまいりますから、そういう要望についてできるだけお応えをいただければというふうに思っておりますが、これは最後の質疑になりますけれども、教育委員会の平成25年度糸島市教育委員会の点検評価に関する報告書というのがございますね。これは私ども総務文教委員会がちょっと説明を受けました。これの14ページなんですけれども、成果と課題、今後の方向性というところに、市長マニフェストによる一般財源2億5,000万円ベースのハード事業の実施で、少しずつであるが施設の改善はできてきたけれども、老朽化に伴う改善が必要な施設が数多く存在していると。毎年2億5,000万円程度の予算では、老朽化した全ての学校施設をリニューアルすることはできない状況だと。はっきり言って予算が足りないと、こういうぐあいに教育委員会も報告をしているわけですね。
これはぜひ子供たちのためにも、あるいは学校の老朽化、修繕、修復の工事をする、それは市内の業者に大体回るケースが多いので、地域の経済の活性化にもプラスになる、そういうこともあると思います。ぜひこの点は頑張って、もっともっと事業を拡大していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。これが私の最後の質疑です。
99 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
100 ◯教育総務課長(平野謙二君)
お答えをさせていただきます。
確かに、委員おっしゃるとおり、予算枠について充足された状況というふうには私どもも捉えておりません。しかしながら、厳しい財政状況の中で、2億5,000万円という枠を平成25年度までいただいてまいりました。平成26年度については、ちょっと今、限定を申し上げることはできない状況でございますが、その中で、先ほど申しましたように、いろんな事業をさせていただいていますし、工事関係についても執行させていただいているところですが、そういった部分について、極力交付金事業なり、国の補助金なりというものを受けながら、何とか限られた財源の中で早期に老朽化施設等の改修は行ってまいりたいというふうには考えております。
以上です。
101 ◯委員長(笹栗純夫君)
ほかに質疑ございませんか。藤井委員。
102 ◯1番(藤井芳広君)
399ページ、10款4項9目.図書館管理運営費についてお尋ねします。
ここに報酬、賃金として、図書館司書報酬、臨時職員賃金の額が書かれていますが、それぞれ平成25年度、司書さんの数と臨時職員さんの数は何名おられますでしょうか。
103 ◯委員長(笹栗純夫君)
吉富生涯学習課長。
104 ◯生涯学習課長(吉富一雄君)
まず、図書館の嘱託員でございますが、9名でございます。それと、臨時職員につきましては11名を雇用しております。
以上でございます。
105 ◯委員長(笹栗純夫君)
藤井委員。
106 ◯1番(藤井芳広君)
では、来年度はこの人数が変わる予定はありますでしょうか。(発言する者あり)
107 ◯委員長(笹栗純夫君)
藤井委員に申し上げます。
来年度というのは、今年度のことでしょう。平成27年。(発言する者あり)答えられますか。
ちょっと決算から外れているようですので、質疑を変えてください。
藤井委員。
108 ◯1番(藤井芳広君)
では、18節の備品購入費ですね。図書館用図書は、平成25年度は何冊購入されましたでしょうか。
109 ◯委員長(笹栗純夫君)
吉富生涯学習課長。
110 ◯生涯学習課長(吉富一雄君)
まず最初に本館のほうでございますが、3,846冊を購入しております。また、二丈館・志摩館におきましては5,230冊を購入しております。
以上でございます。
111 ◯委員長(笹栗純夫君)
藤井委員。
112 ◯1番(藤井芳広君)
その図書の購入に当たり、どのような基準で選ばれておられますでしょうか。そういう基準がございますか。
113 ◯委員長(笹栗純夫君)
吉富生涯学習課長。
114 ◯生涯学習課長(吉富一雄君)
予算の範囲の中で、委託職員、あるいは職員の中で選定しながら進めております。
以上でございます。
115 ◯委員長(笹栗純夫君)
藤井委員。
116 ◯1番(藤井芳広君)
来年度から本館も移転し、3館体制が整うという中で、ぜひこの図書館の図書購入、それから職員さん、ぜひ充実させていただきたいと思います。答弁は要りません。
117 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で決算書についての質疑を終わります。
ここで暫時休憩といたします。
(午前10時54分 休憩)
(午前11時02分 再開)
118 ◯委員長(笹栗純夫君)
再開をいたします。
先ほどの質疑で、決算の範囲を超えた発言が続いておりますので、注意をいたします。
続きまして、選定事業の審査に入ります。
活力ある学校づくり事業についての説明を求めます。泊教育部長。
119 ◯教育部長(泊 早苗君)
決算審査選定事業概要説明書に基づきまして、説明をさせていただきます。
事業名は、活力ある学校づくり事業でございます。
本事業の目的ですが、児童・生徒の生きる力を育むための学力や体力の向上、学校ホームページの更新管理の支援、不登校や問題行動等の諸問題の解決、学校の特色化の推進、小学校での英語学習の充実等を行い、学力向上や不登校の解消、教育環境の充実を図ることにございます。
事業内容でございますが、全部で8事業ございますので、事業ごとに概要を説明いたします。
事業内容欄の上から、学力支援事業は、子供たちの学力向上を図るために、地域の人材を活用した個別学習、放課後学習を実施したもの。学力向上事業は、子供たちの基礎学力の定着と学習意欲の向上を目的に、九州大学伊都キャンパスにおいて、夏期休業中に伊都塾を開催したもの。体力向上事業は、まず小学校では、スポーツに対する意欲の向上を目的に、スポーツ競技を行っている人材を授業に活用するもの。中学校では、武道の必修化に伴い、安全確保のために外部人材を指導者として活用するもの。学校ホームページ充実事業は、ボランティア団体など外部人材の力をかりながらホームページの更新管理の支援を行うもの。学校問題解決支援事業は、子供の不登校や問題行動、保護者対応等の問題を解決するためにスクールソーシャルワーカーを配置するもの。特色ある小学校づくり・中学校づくり事業は、小・中学校の特色化を鮮明化するため、また学校の独自性を引き出すため、事業を希望する学校に対し必要な予算を配当するもの。最後に、英語力向上事業は、九州大学の留学生や外部講師を招き、主に小学校1年生から4年生の総合学習の時間を活用して英語力の向上を目指したもの。以上、8事業でございます。
事業実施期間は、平成25年から平成26年までの2年間でございます。
事業実施後の状況は、学力の向上や不登校の解消、教育環境の充実が図られているところでございます。
次に、事業費ですが、平成25年度決算額は1,357万5,000円でございます。
裏面をお願いします。指標の達成状況でございますが、本事業実施によりまして、各学校における事業改善や生徒指導の充実が図られ、結果として学力向上、不登校の解消率が進むと考え、この2点から指標を設定いたしました。
まず、学力の向上につきましては、全国学力・学習状況調査の平均正答率において、国語、算数・数学、全ての教科区分で、全国平均を上回ることを指標といたしました。平成26年4月に実施した学力・学習状況の調査の結果、全ての教科区分で全国平均を上回ることができ、達成率100%といたしております。
不登校の解消率は、目標値50%に対しまして48.6%の結果となりましたので、達成率は96.4%といたしております。
次に、事業実施上の問題点、課題でございますが、特に不登校解消につきましては、まずは不登校を出さないことも重要であるため、学校や市教委、関係機関の連携をさらに強化すること、また各事案から得られた課題を分析し、不登校を出さない取り組みにつなぐことなどが課題として取り上げられます。
事業の効果、成果についてですが、指標とした学力向上、不登校解消におきまして、一定の改善が図られ、目標値もほぼ達成することができました。今後も各事業の効果、成果を分析、改善し、継続した取り組みを行うことにより、糸島市教育基本方針の基本施策の一つである生きる力を育む学校づくりの具体的な推進ができるものと考えます。
以上で選定事業、活力ある学校づくり事業の説明を終わります。よろしくお願いします。
120 ◯委員長(笹栗純夫君)
これより質疑に入ります。質疑のある委員の挙手を求めます。小島忠義委員。
121 ◯12番(小島忠義君)
選定事業、活力ある学校づくり事業について質疑いたします。
決算書は361ページで、主要施策が88、89ページに記載されております。
ただいまの説明並びにこの報告書を見ておりますと、なかなか順調にいっておるというふうに理解します。指標の最初にある、この学力テストの平均回答率、今回は100%になったということですけど、私の記憶じゃ、数年前まで平均にいかんのが幾つかあったと思うんですけど、それ間違いなかったですかね。
122 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
123 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
おっしゃるとおりでございます。
124 ◯議長(浦 伊三次君)
小島委員。
125 ◯12番(小島忠義君)
そうしますと、今回の、昨年度から始まったこの事業によって、全国学力調査で平均回答率を全て全教科で上回ったというのは、この事業のせいだというような理解もでき得るわけですよね。どうお考えですか。
126 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
127 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
この事業の果たした役割は大きいと考えます。しかしながら、各学校が各学校の子供たちの実態に応じて精いっぱい努力したという点も忘れてはならない点だと考えております。
以上です。
128 ◯委員長(笹栗純夫君)
小島委員。
129 ◯12番(小島忠義君)
なかなかいい答弁だと思います。そういうことだとすれば、こういう事業で具体的にちょっと説明がありましたけども、どのような指導方法がこういう成果につながったんでしょうか。
130 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
131 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
今、求められている学力と申しますのは、一方的に教えられていく、そういったものではなくて、みずから獲得するというところが大事であるというふうに考えております。いろいろな研修会を通して、子供たちがみずから学び合うというのはどういうことか、そういったことを積み重ねていった結果が、こういった学力の向上につながっているというふうに考えています。
132 ◯委員長(笹栗純夫君)
小島委員。
133 ◯12番(小島忠義君)
子供の教育には、よく知育・徳育・体育と3育言いますよね。この事業にも8つの項目の中に、体力向上事業がちゃんと組み込まれております。ただ、どういうことをやったかという説明ありましたけれども、体力というか、体格はよくなるけども、体力が落ちているという話をよく聞くんですけれども、この事業の成果で、糸島市の子供たち、児童たちの体力はどのレベルになったかというのは、おわかりですか。
134 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
135 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
答弁に入ります前に、この体力向上事業がどのような事業であるのかということを先に説明をいたします。
小学校におきましては、スポーツ競技を行っている方々をゲストティーチャーとして授業に活用することで、スポーツに対する関心、それから、すぐれた技能を見せていただくことで、憧れ、自分もこんなふうになりたい、そういったことを通しまして、生涯にわたって運動に親しむ、そういった気持ちを持った子供たちを育てていきたいというふうに考えております。そういった気持ちが日ごろの運動につながっていくものでございますので、大事なものであろうかと思っております。
これらの結果で、体力はどうなのかということでございますが、糸島の子供たちの体力テストの結果でございますけれども、小学校5年生の男子、女子、中学校男子、中学校女子を国、県と比較したデータがございますけども、これを見ますと、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、シャトルラン、50メートル走、立ち幅跳び、ボール投げを総合した結果でございますが、国、県の平均を糸島の子供たちは全て超えております。
以上でございます。
136 ◯委員長(笹栗純夫君)
小島委員。
137 ◯12番(小島忠義君)
この事業もなかなか好成績ですよね。最初言われた、こういう事業を通してスポーツを日ごろから親しんで、将来的にスポーツをやる人をふやすという考えは、全く私も同感です。
次に、英語に関する英語力向上事業についてですけれども、現在、これとは別にALTを採用した事業を行っていますよね。このALT事業と今回の英語力向上事業というのは、ある意味重なると思うんですけど、どういうふうな関連があるんでしょう。
138 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
139 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
まず、ALTの活用でございますが、ALTの活用につきましては、5、6年生の外国語活動の時間に活用をしております。そして、英語力向上事業につきましては、主に1年生から4年生までの外国語活動の事業に入る前の子供たちを対象とした事業としておるところが大きな違いでございます。
140 ◯委員長(笹栗純夫君)
小島委員。
141 ◯12番(小島忠義君)
わかりました。それじゃ、この英語力向上事業は、1年生から4年生が対象ということですね。英語というのは、読み書き、いろいろありますよね。何を主眼になさっておられるんですかね、この事業で。
142 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
143 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
1番は英語になれ親しむということでございます。特にこの事業の特徴といたしましては、九大の留学生を呼んできて、そこで実際に触れ合って、いろいろな体験をさせていくというところが目玉でございます。そういった中で、実際に外国の方とコミュニケーションを図ったり、実際にお話をすることで、ああ、もっと話したい、話せるようになりたいという気持ち、それから簡単にコミュニケーションをとれるように、垣根をどんどん低くしていく。そういったことが狙いとなっておるところでございます。ですから、活動といたしましては、歌であったりゲームであったり、一緒に活動するようなことが主なものとなっております。
144 ◯委員長(笹栗純夫君)
小島委員。
145 ◯12番(小島忠義君)
今言われた、いわゆるカンバセーション、我々のころは、本当、文法とか単語を覚えるとか、ああいう、今となってみれば余り役に立たんような授業をたくさん時間費やしたような気がするんですけれども、そういうふうなことで、身近に外国、それから外国人を感じるような取り組みというのは、まさしく僕は英語授業の基本だろうというふうに思います。
じゃ、そういうことで、留学生の方を活用してやられておるということなんですけれども、当然ネイティブですよね、彼ら。その人たちの活用によって、学校関係者とか保護者の方々の評価のほうはいかがですか。
146 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
147 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
申しわけございません。保護者の声については、拾うことができておりません。拾うことができている分で申し上げますと、さまざまな国の留学生からそれぞれの国の国土、文化、歴史について紹介してもらい、外国に関する興味、関心を高めることができた。九大留学生に、日本に留学している思いを聞き、英語を通してコミュニケーションできることを知り、英語への意欲が高まった。九大留学生との交流で、外国の文化等に触れ、積極的にコミュニケーションする楽しさを味わうことができた。これは主に教職員の感想でございますが、こういった声が寄せられております。また、子供たちの反応もおおむね好評であったというふうに聞いております。
また、留学生にとりましても、自国の文化等を話すことや児童と触れ合うことができ、大変喜んでいると、そういった声も聞いておるところでございます。
148 ◯委員長(笹栗純夫君)
小島委員。
149 ◯12番(小島忠義君)
もう時間もないので、以上の報告をもし保護者が聞かれたら、大変喜ばれると思うんですよ。この事業を今年度、2カ年で終わらせることなく……
150 ◯委員長(笹栗純夫君)
時間になりました。
151 ◯12番(小島忠義君)
継続してください。
以上です。
152 ◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
153 ◯8番(徳安達成君)
選定事業、活力ある学校づくり事業について質疑をいたします。
まず、この概要説明書の事業費にあります事業費内訳、報償費、需用費、備品購入費等とありますが、これらの内訳をお知らせください。
154 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
155 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
まず、報償費でございます。報償費につきましては、先ほど部長が説明いたしました、各事業における諸謝礼や講師謝礼として活用させていただいておるところでございます。
それから、需用費についてですが、需用費につきましては、学校問題解決支援事業、特色ある小学校づくり事業、特色ある中学校づくり事業、英語力向上事業等の消耗品費として活用させていただいております。
備品費につきましては、特色ある小学校づくり事業、中学校づくり事業の中で、必要なものを購入するための備品費として使わせていただいておるところでございます。
156 ◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
157 ◯8番(徳安達成君)
使途はわかりました。幾らずつかかっているかというところをお聞きしてよろしいでしょうか。
158 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
159 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
それでは申し上げます。
まず、報償費でございます。学力支援事業が、項目ごとですか、まとめていいですかね。(発言する者あり)事業ごと。失礼しました。事業ごとにお答えいたします。
学力支援事業の報償費が77万2,500円でございます。
学力向上事業の講師謝礼が3万5,000円、諸謝礼が26万7,500円でございます。
体力向上事業の講師謝礼が17万……(「書いてあるからわかります」と呼ぶ者あり)そうですか。(「ここい書いちゃろうもん」と呼ぶ者あり)はい。(「何ば言いよっか」「報償費が全体で幾らですか」と呼ぶ者あり)
160 ◯委員長(笹栗純夫君)
答弁、時間かかりますか。
161 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
済みません、ちょっとお待ち……
162 ◯委員長(笹栗純夫君)
そしたら、先に進んでください。徳安委員。
163 ◯8番(徳安達成君)
後で結構でございます。
では、事業内容の中の学校問題解決支援事業、これについてお聞きしたいんですが、先ほどの部長の答弁でも、これはスクールソーシャルワーカーを配置して問題解決を図ったというふうな御説明でしたが、これはいわゆるスクールソーシャルワーカーの人件費だけなのか、それとも具体的に何か事業をされたのか、この点についてお尋ねします。
164 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
165 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
学校問題解決支援事業についてですが、今おっしゃいましたスクールソーシャルワーカーの派遣、それから児童・生徒の問題行動や保護者対応に関する研修会を開催するための講師の謝礼、それから、教職員全体研修会の講師の謝礼等を含んでおるものでございます。
166 ◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
167 ◯8番(徳安達成君)
研修等の費用がかかるということを理解いたしました。
続いて、説明書の裏面の指標の達成状況でございまして、不登校の解消率が事業開始よりも上がっているという状況を確認させていただきました。この数値が上がった要因と、これはどのような事業で、どのくらいの予算をかけて、この成果が出たとお考えなのか、お尋ねいたします。
168 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
169 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
スクールソーシャルワーカーが果たした役割は大変大きいものがございます。スクールソーシャルワーカーがやるべき仕事は、子供たちの教育環境の改善というところでございますが、今、子供たちの不登校等の現状等見ますと、さまざまな原因で不登校が発生しておるわけでございますが、その中には、学校だけではどうしても解決ができないような家庭の問題等もございます。そういった側面にスクールソーシャルワーカーが切り込むことで改善が進んでおるというのが1点ございます。
さらには、一般質問の中でも出ていたかと思いますけれども、不登校になりそうだというふうになった場合の取り組み、なったときの取り組み等、マンツーマンというふうな言葉で表現しておりましたが、そういった体制をとることで、不登校の解消につながっていると思います。
なお、不登校と申しましても、30日を超えると不登校という扱いをしますので、ずっと定期的に来ていても、30日を超えると不登校というふうな扱いになってしまうということもございます。そういった子供たちには、継続的にマンツーマン体制でやることで、学校に来ることができるようにしていく。そういったことをやっているところでございます。
170 ◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
171 ◯8番(徳安達成君)
わかりました。
先ほど課長の答弁の中に、不登校になる要因はさまざまだということをおっしゃってありますが、私はその不登校になる原因の一つに、発達障害のお子さんがいらっしゃって、そういう環境の中で、例えば、勉強についていけなくなって不登校になるお子さんもいらっしゃるのではないかと思うんですが、そういうお子さんはどのくらいいらっしゃるか、把握されてありますでしょうか。
172 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
173 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
結論を先に申し上げますと、把握はしておりません。と申しますのが、発達障害だったら、即そのまま不登校になるというわけではないからです。不登校が原因で、もちろん2次障害的に人間関係がうまくいかなくなるとか、いろんな理由が複合的に絡むところで不登校が発生しております。ですので、発達障害があるから不登校になるというふうに結びつけておるわけではございませんので、そういった調査についてはしておらないところでございます。
174 ◯委員長(笹栗純夫君)
申し上げます。発言は簡潔にお願いいたします。徳安委員。
175 ◯8番(徳安達成君)
不登校になる要因の、必ずしもということで理解するんですが、ただ少なくとも発達障害のお子さんが勉強についていけなくなるケースはあると私は考えております。この活力ある学校づくり事業においては、そういうお子さんのための学力保障というのはないというふうに理解しておりますが、その確認をお願いいたします。
176 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
177 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
この事業の中で、直接的にはございません。
178 ◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
179 ◯8番(徳安達成君)
わかりました。
こういうケースもあるということを、ちょっとこの質疑の中で明らかにしたかったところでございます。
最後の質疑になります。担当部長による総合評価、この説明文の中にありますが、今後も本事業の目的達成のために必要な予算を確保し、継続的な取り組みを行う必要があると。これは部長の評価でございますが、この事業目的には、先ほどから取り上げております不登校や問題行動の諸問題の解決というものがございます。実際に部長のお考えの中には、不登校の解消に必要な予算というのは、具体的にどのくらいと考えてあるのか、この点をお聞きして終わりたいと思います。
180 ◯委員長(笹栗純夫君)
泊教育部長。
181 ◯教育部長(泊 早苗君)
今後のことについてお尋ねかと存じます。今後のことに関しましては、平成25年度の事業の成果を十分に分析をさせていただきまして、必要に応じて不登校も含めまして、予算の編成要求等をさせていただきたいと思います。
182 ◯委員長(笹栗純夫君)
井上健作委員。
183 ◯19番(井上健作君)
決算概要の説明書の中にございますように、この事業の目的については、3点僕はあるんじゃないかなと思います。学力の向上、それから不登校、それと学校の特色化の推進。先ほど、8つの事業でそれを補うというような説明がございましたけれども、評価の中に、学校の特色化という評価が何にも書いていないんです。これは私は事業目的に沿っていない。やはり学校の特色化はいかなるものかというものの説明もあっておりませんのでね。この辺のところはどのようにお考えなのか、お答え願います。
184 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
185 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
この活力ある学校づくり事業の全ての事業を充実させることで子供たちの学校生活が充実をする。その結果として学力が向上する、そして不登校も減る。残念ながら不登校になった場合も、復帰率、解消率が高まる、そういった取り組みがなされるというところで、この2つを指標として上げさせていただいております。
186 ◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
187 ◯19番(井上健作君)
私の質疑に答えていない。特色ある学校とは何ぞやと、目的に上げているじゃない。このことについては、どのようにお考えなのかということをお尋ねしているんです。
188 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
189 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
本事業の目的につきましては、各学校の特色を鮮明にするため、また各学校の独自性を引き出すために行うものでございます。学校は、そこそこの学校において地域性なり子供たちの実態に応じてやっております。具体的な内容を申し上げますと、例えば、地域との連携をやっておるのが4校、郷土愛の醸成が2校、学力向上が1校、道徳教育の充実が1校、環境・エネルギー教育が1校、九大との連携事業等が1校となっております。こういったことをやることで、子供たちの教育環境が改善されよくなると、さらに高まっていくというふうに考えておるところでございます。
190 ◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
191 ◯19番(井上健作君)
それで、その評価については、どのようにお考えなのかというのが、平成25年度の決算なんです。これを平成26年までの事業として継続的にやる。平成26年で一応予算は組まれました。そういった中で、どういう評価をしているんですかということなんです。その辺はどうですか。
192 ◯委員長(笹栗純夫君)
川邊学校教育課長。
193 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
事業の効果の成果といたしまして、地域連携による地域の教育力の向上や地域文化の継承、学習意欲の向上、環境・エネルギー教育の推進等、各学校の特色化が図られております。
具体的にもう少し申し上げます。例えば、加布里小学校の実践で申し上げますと、校内環境を整えたことで、子供たちの前向きな学校生活への態度の育成と自尊感情を高めることになり、落ちついた学習の様子が見られるようになった。それからまた、ある学校では、住みたい、住み続けたいまちづくりを進める地域の方々の願いや思いを聞き取ることで、児童自身にできることを考え、行動しようとする意欲を高めることができた。また、ある学校では、地域のよさや伝統文化を活動を通して体験させることで、児童の自尊感情を高めることにつながり、学ぶ意欲を高めることができた等、生きる力の……
194 ◯委員長(笹栗純夫君)
済みません、ちょっと私のほうから申し上げます。
今、井上委員からの質疑は、特色化の推進の効果を問われておりますので、今の川邊課長の答弁は、少し外れているようにございますが。(「委員長、いいですか」と呼ぶ者あり)はい。
195 ◯19番(井上健作君)
あのですね、2ページの指標名が書かれておりますけれども、これには100%なり96%なりというやり方をやっているわけですよね。それじゃ、特色ある学校というのを目標値を各学校が例えば決めたとしますよ。まだ不十分ですよと、よかとこばっかり言いよる。じゃなくて、不十分ですよと、地域との連携もまだ不十分ですよ。そういったものをきちっと聞き取りをやって、平成26年につながないと、やっていますから、やっていますからじゃだめなんです。何のための決算の委員会ですか。この辺をどのようにお考えなのか、お答え願います。
196 ◯委員長(笹栗純夫君)
泊教育部長。
197 ◯教育部長(泊 早苗君)
井上委員御指摘のとおり、それぞれ事業については、個別に分析評価はしなければならないと思っております。今回、この選定調書におきましては、代表的な指標ということで、学力と不登校の解消ということで上げさせていただいておりますけれども、個別に今おっしゃっていらっしゃいます特色ある学校づくりについても、十分に分析をし、平成26年度につきましても、事業の見直し等も行っているところです。平成25年度については、もう各学校、自由にやっているところがありましたので、ある程度方向性を教育委員会のほうから出してきているところはあります。
198 ◯委員長(笹栗純夫君)
井上委員。
199 ◯19番(井上健作君)
わかりました。そういった意味でね、2年間の事業でございますので、学力にしても100%だから達成したとかじゃなくて、違うでしょう。目標値をやはり決めないと、100%になったから、学力がそのとき全国のテストで上回ったから、そんなことじゃ糸島の教育というのは、こういうことですよと、日本一までなれて。やっぱりそういうふうな目標を掲げた上で事業をやってほしいということを最後に申し添えて、終わります。
200 ◯委員長(笹栗純夫君)
答弁要りますか。(「要りません」と呼ぶ者あり)
ほかに質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
201 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で活動ある学校づくり事業……(発言する者あり)回答する。はい。
202 ◯学校教育課長(川邊哲雄君)
先ほどの徳安委員のお尋ねの回答でございます。
報償費の総額でございますが、968万7,000円、備品購入費でございますが、109万4,320円となっております。
以上でございます。
203 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で活力ある学校づくり事業についての質疑を終わります。
これより討論に入ります。徳安委員。
204 ◯8番(徳安達成君)
討論をさせていただきます。
先ほどの質疑の中で伺いましたが、先ほどの答弁の中では、発達障害が必ず不登校になるとは限らないというふうな御答弁でございましたけれども、問題は、不登校の生徒の中に発達障害の子がどのくらいいらっしゃるのかということを質疑させていただきました。具体的にはそういうところがまだ把握されていないのではないかと思いますので、この点については早急な把握をお願いしたいと思います。
また、こうした発達障害のお子様は、子供たちは、今、同じ教室の中で一般の子と一緒に勉強をしている状況です。勉強がおくれることによって、いじめにつながることも懸念されております。そうした中で、これを解決するためには、やっぱり現場の先生方のレベルアップが必要ではないかと思います。先ほどの答弁の中にも、学校の先生の研修等も含まれてある事業であるということを理解いたしました。さらなるこの研修制度というものをぜひとも活用していただいて、子供たちの未来が明るくて元気であるような、そういう事業の展開を望みます。
205 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で活力ある学校づくり事業についての討論を終わります。
次に、小中学校給食調理等委託事業について説明を求めます。泊教育部長。
206 ◯教育部長(泊 早苗君)
決算審査選定事業概要説明書に基づきまして説明をいたします。
事業名は、学校給食調理等業務の民間委託でございます。
まず、事業の目的でございますが、糸島市行財政健全化計画に基づきまして、民間活力の導入を図り、低コストの行政運営を図るため、小・中学校における給食調理業務の民間委託を行うものでございます。
事業内容でございますが、平成25年度につきましては、南風小学校の給食調理業務を委託しておりまして、市合併前に既に小学校9校、中学校6校、計15校が民間委託を実施しており、今回、市内小・中学校22校中16校が民間委託となったものです。
事業期間としましては、合併後、初めて民間委託開始を計画いたしました平成25年度からとなりますが、終期につきましては、新市基本計画にも、学校給食については、自校調理民間委託方式で進める旨、記載されておりますことから、今後の状況を踏まえて委託を進めていくところでございまして、事業期間は限定しておりません。
事業実施後の状況でございますが、委託への移行に関しましても、円滑に行われ、支障なく安全・安心な学校給食が提供できているものと考えております。
次に、事業費についてでございますが、平成25年度の事業費につきましては、1億6,021万2,000円であり、内訳は、小学校7,153万4,000円、中学校8,867万8,000円となっております。
裏面の指標の達成状況でございますが、平成25年度、小学校1校の民間委託を計画いたしまして、結果、南風小学校の委託を開始いたしましたことから、100%の達成率とさせていただいております。
なお、小・中学校全22校に占める委託の割合につきましては、73%程度となるところでございます。
事業の効果、成果につきましては、直営方式による経費と、委託方式による経費を比較いたしますと、平成25年度では1億7,780万円の経費削減効果が認められますが、二丈中、福吉中につきましては、民間施設調理方式となっておりますことから、両経費には含めておりませんので、申し添えます。
また、ここに数値としてあらわれてはおりませんが、受託業者によります地域人材の雇用にもつながっているものと考えております。
次に、事業実施上の問題点や課題でございますが、各学校の抱えます状況による委託校の決定あるいは保護者説明、また、3年ごとに委託契約を実施いたしますことから、業者決定後の円滑な業務移行などが挙げられると存じます。
総合評価としましては、業務委託による多大の財政縮減効果が認められ、持続可能な自治体経営のため、今後も引き続き給食調理業務につきましては、関係者との調整を図りながら、順次、民間委託を実施していくことが必要であると考えております。
以上で選定事業の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
207 ◯委員長(笹栗純夫君)
これより質疑に入ります。質疑のある委員の挙手を求めます。松月委員。
208 ◯9番(松月よし子君)
今、財政縮減効果は数値で確かに理解できますけれども、給食のおいしさとか、食育等に関しての検証はなさっておられるか、お伺いいたします。
209 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
210 ◯教育総務課長(平野謙二君)
お答えさせていただきます。
食味等、給食のおいしさということでございます。それにつきましては、今回、平成25年度給食調理を民間委託しました南風小学校につきまして、保護者の試食会を開催いたしまして、アンケートをとらせていただいております。これを御紹介させていただきたいと思いますが、満足、やや満足、普通、やや不満、不満、この5段階でアンケートをとらせていただきました。普通から満足するとされた方が、大体88.1%ございました。かなり南風小学校については、委託の際に、こういった食味あるいは安全性ということで、御意見があったというふうにはお伺いしておりますが、そういった形で保護者の方にも御理解をいただいていると。
子供たちの評価につきましては、学校の先生方も一緒に食されておりますので、満足いただいているというふうには考えております。
それから、食育の関係でございますが、食育につきましては、栄養教諭あるいは栄養士等が給食時間外も含めて食育に努めているわけでございます。民間委託あるいは直営にかかわらず、食育については今後も努めてまいりたいというふうに考えておりますので、民間、直営というところで食育あるいは食味に差が出るというふうには考えておりません。
以上です。
211 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
212 ◯9番(松月よし子君)
今、御答弁の中に、移行時に少し意見が保護者からあったということでございますけれども、その問題解決には、どの点について問題解決をするということがなさったのか。88.1%までよいという状況になったということですね。その辺の移行時にいろいろと問題があったということは私も聞いておりますけれども、その辺、改善されたのはどういうふうに改善されたか、お伺いします。
213 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
214 ◯教育総務課長(平野謙二君)
先ほどの私の御答弁がちょっと紛らわしかったかと思います。申しわけございませんでした。
南風小学校でそういう御意見がありましたのは、民間に業務委託を開始するということで、保護者の方に説明会を開催させていただきました。その際に、そういった御心配をなさったというふうに聞いております。実際、給食が開始されましてからは、そういう御意見、御不満というのはございません。給食調理については、民間委託業者につきましても、日々研修を重ねておりますし、各関係機関の研修会等も積極的に参加をして、技術力向上に努めておりますので、そういったところで日々改善が図られているというふうに理解しております。
以上です。
215 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
216 ◯9番(松月よし子君)
それでは、質疑変えまして、地産地消率が高い給食を目指しておられると思いますけれども、食材購入に対しての基本的な考え方をお伺いいたします。
217 ◯議長(浦 伊三次君)
平野教育総務課長。
218 ◯教育総務課長(平野謙二君)
地産地消につきましては、確かに学校給食におきまして、推進していくべき課題でございます。食材の調達につきましては、各学校の栄養士、栄養教諭等によりまして、翌月の食材につきまして、前月、調達注文を発注するという形で行われております。その際には、極力、やっぱり地産地消ということで、糸島産の農産物なり海産物なりを利用できるような状況であれば、極力そちらから納入をいただくということでお願いをしているところでございます。
以上です。
219 ◯委員長(笹栗純夫君)
松月委員。
220 ◯9番(松月よし子君)
最後になりますけれども、今、栄養教諭に全てお任せしているということで、今、御答弁いただいたかと思いますけれども、地元の食材購入に関しましても、地元の農業者等のグループがあって、そこから買い上げておられると思いますけれども、その辺も栄養教諭に全てお任せをしているということなのかを最後に聞きまして、終わります。
221 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
222 ◯教育総務課長(平野謙二君)
全て栄養教諭にお任せしっ放しということではございませんけれども、農産物につきましては、それぞれの糸島の生産者の方、あるいは直売所、そういったところから納品をいただいているところでございます。肉とか加工品につきましては、限られた業者になりますので、市内業者で、そこが賄えれば、そちらのほうから納品をいただくということになります。
まず、今、農産物で、学校給食のほうにそれぞれ提供をいただいていますところは、それぞれの生産者グループであったり、直売所であったり、あるいは市で持っておりますファームパーク伊都国であったり、それからJAであったりという形であります。その中には、栄養士と納入者だけで、そこの提供を協議しているというところもございますが、あくまでそれは調理員等さんの意見を参考にしながら、やらせていただいているところです。
1つ申し上げますと、志摩地区につきましては、従来からですが、合併してもまだ続いておりますけれども、農林水産部の所管の部署がかかわりをもって、生産者と、それから学校側とつないでいるという状況もございます。
以上です。
223 ◯委員長(笹栗純夫君)
ほかに質疑ございますか。徳安委員。
224 ◯8番(徳安達成君)
簡単に2点だけお尋ねいたします。
1点目は、業者選定の基準をどのようにされているか。地元優先に選定しているとか、そういう基準があればお知らせください。
225 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
226 ◯教育総務課長(平野謙二君)
お答えさせていただきます。
給食業務の調理委託につきましては、指名競争入札で実施をさせていただいておりまして、契約につきましては、3年間の長期継続契約という形をさせていただいております。指名につきましては、私どもがどうこう申し上げる所管ではございません。管財契約課の所管になろうかと思いますので、そちらでお伺いいただきたいと存じますが、指名業者に糸島市内の業者を加えるということは、常に実施していただいているところでございます。選定に際しましては、その糸島の業者が落札できるかどうかというのはわからない状況ではございますが、そういった地元業者を指名の中に入れていただくということは実施をいただいている状況でございます。
以上です。
227 ◯委員長(笹栗純夫君)
徳安委員。
228 ◯8番(徳安達成君)
わかりました。あとは管財のほうでしょうね。
それと、2点目ですが、二丈中、福吉中は、民間施設の調理方式ということで、先ほども部長の御説明がありました。これが二丈地域と他の民間委託されている学校と、そこに差があるのかないのか、そこら辺の課題や違いというものをどのように把握されて考えてあるのか、この点をお尋ねしたいと思います。
229 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
230 ◯教育総務課長(平野謙二君)
二丈中、福吉中につきましては、大野城市の調理場で民間の業者が調理したものをこちらに運搬をしてまいります。そこが自校調理方式とどのように違うのかという御質問ですので、当初、委託を開始した時点では、給食が冷えたりとか、それから麺類が伸びたりとかという問題も多々あったというふうには伺っております。ですが、今は、運搬方法なり運搬の食缶なりというものを見直されまして、そういった問題はほとんどないというふうに私ども捉えているところでございます。
学校のほうでのそういった調理運搬方式というのが不満だと、おいしくないとかですね、という御意見はいただいていないところでございます。
以上でございます。
231 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
232 ◯5番(柳 明夫君)
質疑させていただきます。
この学校給食で、地産地消率を高める、糸島産をできるだけ食材に使うということですけれども、今の徳安委員の質疑とも関連いたしますが、二丈中、福吉中は、大野城市にある日米クックですね、ここに委託をしている。そうしますと、食材の調達もここに任せているという状態であるわけですね。糸島産の食材をここが使うということは、これをどうするかということは、市として意見を言うなり、そういうことはございませんでしょうか。
233 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
234 ◯教育総務課長(平野謙二君)
今、委員おっしゃいましたように、二丈、福吉の業者、日米クックでございますが、こちらのほうには、毎回、毎月、給食献立が、もう毎学期編成されますので、それに基づいて毎月、前月に打ち合わせをさせていただくんですが、その際には、日米クックのほうに糸島産の農産物なりを極力購入して調理をするようにという依頼は、これはもう合併以後ずっと学校側から要望を続けさせていただいていると、業者側にも可能な限りそこは努力をいただいているというふうには判断しております。
以上です。
235 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
236 ◯5番(柳 明夫君)
その点は何%ぐらい使っているかという数字はつかんでおられませんか。
237 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
238 ◯教育総務課長(平野謙二君)
二丈、福吉中、両方含めてになりますけれども、精米含めて33.94%、34%程度という形になっております。
以上です。
239 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
240 ◯5番(柳 明夫君)
わかりました。
それから、糸島産の食材を学校給食に使う割合ですけれども、お米が90%超えている。それから、野菜、果物、これが40%超えているというお話はお伺いしておりますが、肉とか魚、糸島産でおいしいものたくさんございますけれども、これについては、調査はされていないんでしょうか、いかがでしょうか。
241 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
242 ◯教育総務課長(平野謙二君)
実際に糸島産のそういった加工品については確かに利用はいたしますけれども、糸島産の肉ということに関しては、給食費等の価格の問題ございまして、なかなかそこまで地産地消という形ではございますが、糸島産を利用するというのは難しい状況ではございます。
243 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
244 ◯5番(柳 明夫君)
給食は保護者の負担にならないように、安くという使命も確かにございますから、現状の中では、それは理解をするわけですが、その点はちょっと後でまた意見を申し上げる機会があればと思っております。
この民間委託に移行いたしまして、かなり、これは6割ぐらい削減されているわけですね。これは私もちょっとびっくりしたわけですが、中身を見てみますと、例えば、自校直営の場合が3億円ぐらいである。そのうち2億8,000万円ぐらいが人件費だと、このように数字がここにあります。もう大半がこれは人件費ということですね。それを6割も削減して、よくできているなというのが私の率直な印象なんですが、民間委託になった場合、学校調理員の数というのは、これは同じ数、同じ人数を維持できているのか、それとも減らされているのか、いかがなんですか。
245 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
246 ◯教育総務課長(平野謙二君)
民間委託への考え方といたしまして、今まで進めてきてまいっておりますのは、平成25年度の南風小学校についてもそうでございますが、直営校の正規の市の職員、調理員が退職しましたことに伴いまして、民間委託を計画し、実施をさせていただいたということでございます。
職員数でございますが、民間の調理に携わっている職員数というのは、本来、文科省が配置基準を示しております直営校の調理員数の大体倍以上となっております。調理員数としては、倍程度、倍以上になっているところでございます。実際に、今、調理員数として16校のうち、雇用しております人数というのが87名でございます、民間の場合はですね。決して雇用者が減っているということではございません。
247 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員。
248 ◯5番(柳 明夫君)
自校直営よりも倍ぐらいになっているということですかね。しかし、委託料は自校直営の場合の6割減。そうなりますと、かなり調理員の方の受け取る賃金といいますか、給料ですね。これは相当安く抑えられるというふうに思います。そういう形で、よく言われている……
249 ◯委員長(笹栗純夫君)
柳委員に申し上げます。民間のお話をなさっておりますけれども、決算の範囲外でございますので、質問を変えてください。
250 ◯5番(柳 明夫君)
はい、わかりました。
それで、ちょっと松月委員からも御指摘があったように、この総合評価で私が感じるのは、経費の削減、コストの削減、これについては論及があるんですけれども、やっぱり一番の問題は食育、子供の健康ですね、これを学校給食を通じてしっかり育てていく。この視点での総括というのはいかがでしょうか。
251 ◯委員長(笹栗純夫君)
平野教育総務課長。
252 ◯教育総務課長(平野謙二君)
学校給食につきましては、委託、それから直営にかかわりませず、食育について重要な要素の一つであろうというふうに考えております。食育のためには、学校給食を十分に活用して、子供たちに食育を進めることが大事だというふうには考えておりますが、直営委託という観点から食育のことをおっしゃってありますと思いますので、委託につきましては、あくまで調理、あるいは調理後の施設清掃、片づけ、そういったものでございます。実際の食育の関係、あるいは献立をつくる、そういったものにつきましては、学校側が責任を持ってやっておりますので、食育に関してとか、食味の関係とかということに対しては、直営委託について差異はないというふうに考えております。
以上です。(「なし」と呼ぶ者あり)
253 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で小中学校給食調理等委託事業についての質疑を終わります。
これより討論に入ります。
小中学校給食調理等委託事業に対して、意見のある委員の挙手を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
254 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で小中学校給食調理等委託事業についての討論を終わります。
これをもちまして、教育部所管の決算の審査を終わります。
ここで暫時休憩といたします。
なお、再開は午後1時ちょうどでございます。
(午前11時59分 休憩)
(午後0時58分 再開)
255 ◯委員長(笹栗純夫君)
再開いたします。
これより上下水道部所管の決算を審査します。
上下水道部所管の決算の概要説明を求めます。瀬戸上下水道部長。
256 ◯上下水道部長(瀬戸道孝君)
上下水道部所管の糸島市水道事業会計及び下水道事業会計の概要について説明をいたします。
別冊の公営企業会計決算書をごらんいただきたいと思います。
まず、平成25年度糸島市水道事業会計の概要について説明をいたします。
7ページをお願いいたします。
平成25年度末の給水人口は7万4,084人、年間総給水量が635万6,000立方メートル、年間総有収水量が603万3,000立方メートル、有収率が94.91%となりました。前年度比0.99ポイント減となっております。
当該年度の建設改良工事につきましては、9ページから11ページに工事概要を記載いたしておりますので、御参照ください。
工事状況でございますが、老朽化したポンプ等の更新工事、配水管布設工事、鉛製給水管更新工事等を実施いたしました。
工事費合計で3億3,445万7,788円、工事件数は78件、工事延長が7.4キロメートルの管を布設いたしております。
恐れ入りますが、1ページをお願いいたします。
水道事業決算報告書について説明をいたします。
収益的収入及び支出につきましては、水道事業収益が15億4,995万7,258円、水道事業費用が14億5,950万5,779円となりました。
2ページをお願いいたします。
収益的収入及び支出につきましては、資本的収入が1億4,202万2,608円、資本的支出が6億6,627万8,764円となりました。
資本的収入額が資本的支出額に不足する額5億2,425万6,156円は、当該年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,481万9,127円及び過年度分損益勘定留保資金5億943万7,029円で補填をいたしました。
3ページをお願いいたします。
水道事業損益計算書について説明をいたします。
下から3行目でございます。当年度純利益は7,561万7,078円となり、前年度繰越利益剰余金2億4,951万9,148円と合わせまして、当年度未処分利益剰余金3億2,513万6,226円を計上いたしております。
以上が、平成25年度水道事業会計の概要でございます。
続きまして、平成25年度糸島市下水道事業会計の概要について説明をいたします。
公営企業会計決算書、下水道事業会計の7ページをお願いいたします。
本市の下水道は、表に記載いたしましたとおり、5事業で整備を進めております。5事業を合計しますと、平成25年度末の水洗化人口は6万1,866人、配水戸数が2万4,950戸、有収水量は522万1,000立方メートルとなりました。
当該年度の建設改良工事としまして、9ページから11ページに、事業ごとの工事内訳を記載いたしておりますので、御参照ください。
公共下水道事業は、工事費合計5億5,679万8,800円、工事件数は25件でございます。
特定環境保全公共下水道事業は、工事費合計73万5,000円、1件の取付管工事を行いました。
農業集落排水事業は、工事費合計3億6,930万2,850円、工事件数は17件でございます。
個別排水処理施設整備事業は、工事費合計375万6,900円、浄化槽を4基整備いたしました。
下水道事業会計の1ページをお願いいたします。
下水道事業決算報告書の説明をいたします。
収益的収入及び支出につきましては、下水道事業収益が17億1,507万157円、下水道事業費用が18億7,028万5,333円となりました。
2ページをお願いいたします。
資本的収入及び支出につきましては、資本的収入が15億4,965万8,000円、資本的支出が21億1,913万1,547円となりました。
資本的収入額が資本的支出額に不足する額5億6,947万3,547円は、当該年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,330万8,366円及び過年度分損益勘定留保資金5億5,616万5,181円で補填をいたしました。
3ページをお願いいたします。
下水道事業損益計算書について説明をいたします。
下から4行目でございます。
過年度損益修正損3億4,776万7,365円は、公営企業法が大幅に改正され、会計基準の見直しが行われました。最も大きな改正点は、補助金等により取得した資産の償却制度の変更でございます。改正前は、国庫補助金等の部分は減価償却の対象外とされておりましたが、今後は全て減価償却の対象となります。
そこで、固定資産の財源等を全て見直し、修正した結果、差額が生じましたので、過年度収益修正損を計上いたしております。
その下段の当年度純損失は1億6,850万9,177円となり、前年度繰越欠損金8,970万6,025円と合わせまして、当年度未処理欠損金2億5,821万5,202円を計上いたしております。
以上が平成25年度糸島市下水道事業会計の決算概要でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
257 ◯委員長(笹栗純夫君)
これより質疑に入ります。
質疑のある委員は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
258 ◯委員長(笹栗純夫君)
以上で質疑を終わります。
これをもちまして、上下水道部所管の決算の審査を終わります。
以上をもちまして、決算書による各部所管の審査と選定事業の審査を終了いたします。
ここで執行部が退席されますので、しばらくお待ちください。
〔執行部退席〕
259 ◯委員長(笹栗純夫君)
お諮りします。議案第74号 平成25年度糸島市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから議案第83号 平成25年度糸島市
下水道事業会計決算の認定についてまでの10議案については、討論を省略して直ちに採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
260 ◯委員長(笹栗純夫君)
御異議なしと認めます。
これより議案第74号 平成25年度糸島市
一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
261 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第74号は認定とすることに決定いたしました。
これより議案第75号 平成25年度糸島市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
262 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第75号は認定とすることに決定いたしました。
これより議案第76号 平成25年度糸島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
263 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第76号は認定とすることに決定しました。
これより議案第77号 平成25年度糸島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
264 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第77号は認定とすることに決定しました。
これより議案第78号 平成25年度糸島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
265 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第78号は認定とすることに決定しました。
これより議案第79号 平成25年度糸島市渡船事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
266 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第79号は認定とすることに決定しました。
これより議案第80号 平成25年度糸島市二丈福吉財産区特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
267 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第80号は認定とすることに決定しました。
これより議案第81号 平成25年度糸島市二丈一貴山財産区特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
268 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第81号は認定とすることに決定しました。
これより議案第82号 平成25年度糸島市水道事業会計決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
269 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第82号は認定とすることに決定しました。
これより議案第83号 平成25年度糸島市
下水道事業会計決算の認定についてを採決します。
本案は認定とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
270 ◯委員長(笹栗純夫君)
賛成委員多数です。議案第83号は認定とすることに決定しました。
以上をもちまして、本特別委員会に付託されました10議案全ての審査を終了しました。
お諮りします。本日はこれにて散会したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
271 ◯委員長(笹栗純夫君)
御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもちまして散会します。
(午後1時14分 散会)
糸島市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。
糸島市議会決算審査特別委員会
委員長 笹 栗 純 夫
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