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平成26年 第3回糸島市議会定例会(第5日) 議事日程・名簿 2014-06-16
平成26年 第3回糸島市議会定例会(第5日) 本文 2014-06-16

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  1. 糸島市議会 2014-06-16
    平成26年 第3回糸島市議会定例会(第5日) 本文 2014-06-16


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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      (午前10時00分 開議) ◯議長(浦 伊三次君)  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりでございます。  これより議事に入ります。 日程第1 一般質問 2 ◯議長(浦 伊三次君)  日程第1.一般質問を行います。  質問は事前の抽せん順に許可いたします。  18番伊藤千代子議員の発言を許可します。伊藤議員。 3 ◯18番(伊藤千代子君)  おはようございます。日本共産党建設産業委員伊藤千代子でございます。  まず、きょうは3つの質問をしてまいります。  まず、池田、板持、志登住民の避難所と旧波多江公民館の活用についてです。  瑞梅寺川と雷山川に挟まれた池田、板持は、過去何回かの水害のため、床下浸水床上浸水の被害に遭ってきました。  池田、板持、志登住民の水害時の公的な避難所はどこに指定をされているのか、伺います。 4 ◯議長(浦 伊三次君)  田浦総務部長。 5 ◯総務部長田浦晃幹君)
     池田、板持、志登の住民の指定避難所ということでございます。  まず、池田、板持の住民につきましては、波多江公民館波多江小学校の体育館でございます。  また、志登の住民につきましては、東風公民館東風小学校体育館指定避難所としております。  以上でございます。 6 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 7 ◯18番(伊藤千代子君)  今、池田と板持の住民は、波多江公民館と体育館とおっしゃいましたが、波多江公民館は今、瑞梅寺川の向こうの高田地域にあります。ゲリラ豪雨のとき、瑞梅寺川を渡って高田にある新しい公民館に避難するのは非常に危険だという声が住民の中にたくさんあります。  そこで、旧波多江公民館は、まだ築30年であり、駅からも近く、非常に利便性がいい、解体はもったいない、公共施設として活用してほしいとの声が高齢者を中心にたくさんあります。  人口1万2,000人のマンモス校区の中で、公民館以外に公的施設が全くないのは、前原では波多江校区だけです。避難所、住民サービスの拠点として活用を再検討していただきたいが、市長、いかがでしょうか。 8 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 9 ◯教育部長(泊 早苗君)  このことにつきましては、3月議会におきまして、解体する予算が決定しております。既に事業にも着手しておりますことから、再検討することはできません。 10 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 11 ◯18番(伊藤千代子君)  それでは、大雨のとき、その川を渡って避難しなければならないのかという点に関しては、どうお考えなんでしょうか。  つい最近も、近所の足の悪い高齢者の皆さんが私に、伊藤さん、私たち足が悪いのに、雨が降り出して、逃げている最中に、もう川が氾濫しちゃいます、川が大雨で増水しますよというふうなことを言っていらっしゃるんですけれども、その点に関しては、市はどのような見解を持っていらっしゃるんでしょうか。 12 ◯議長(浦 伊三次君)  田浦総務部長。 13 ◯総務部長田浦晃幹君)  波多江、旧公民館のほうですね、今、波多江小学校の横にございますが、先ほど申し上げましたように、波多江小学校の体育館と波多江公民館ということで2カ所、指定避難所といたしておりますので、今おっしゃっております住民の方は、波多江小学校体育館のほうを御利用いただくというふうに考えております。 14 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 15 ◯18番(伊藤千代子君)  私は、西方沖地震のときに波多江公民館に様子を見に行きました。そのとき、たくさんの、二、三十人の方たちが避難していたんですけれども、その方たちのほとんどが高齢者でした。こういう高齢の方々が体育館に避難するというのは、本当につらいことです。畳がある公民館、安心して横になれる公民館だからこそ、そのときも二、三日の避難が可能だったのではないかと思います。市役所の職員が来てくれて、ありがたいとおっしゃっていました。  そういう意味で、体育館があるからいいというふうにはならないと思うんですけれども、いかがですか。 16 ◯議長(浦 伊三次君)  田浦総務部長。 17 ◯総務部長田浦晃幹君)  市内に何カ所か避難所ございますけれども、先ほど申し上げましたように、地域の公民館、あるいは小学校体育館ということで指定させていただいておりますので、それぞれ近いところにお寄りいただくと、まず安全を守っていただくということが最優先だというふうに考えております。  以上でございます。 18 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 19 ◯18番(伊藤千代子君)  糸島市が、やはり今後、人口をふやしていくためには、高齢者とか障がい者とか、こういう方々に対して温かい市政をする。その姿勢が見えなければ、人は引っ越しては、なかなか来ないんじゃないかと私は思うんですね。そういう意味で、今の質問をいたしました。  次に、2番目に行きます。  福吉駅、一貴山駅の無人化計画新駅建設についてです。  二丈の住民の方々は、来月7月1日から福吉駅と一貴山駅が無人駅になるということで張り紙を先月ごらんになって、本当に驚き、心配をしています。  JRから糸島市に、この件で相談があったのは、いつですか。 20 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 21 ◯企画部長(柴田 潔君)  7月1日から福吉駅と一貴山駅を無人化するということと、6月2日から駅にそういった周知のポスターを張るということは、JR九州のほうからあったのは4月23日でございます。  以上です。 22 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 23 ◯18番(伊藤千代子君)  しかし、その前に、例えば、1月ぐらいにJRのほうから、この件については相談があったのではないですか。 24 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 25 ◯企画部長(柴田 潔君)  さっき言いましたように、7月1日から無人化する、そして6月2日からですけれども、実際ポスターを張るということについては、4月23日からございました。  議員おっしゃいますが、その前には、そういったことがまだはっきりしない段階での話はございました。  以上です。 26 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 27 ◯18番(伊藤千代子君)  そのはっきりしない段階で、これは大変なことだというふうに考えて、JRのほうに思いとどまってほしいというようなお話はされましたか。 28 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 29 ◯企画部長(柴田 潔君)  市としても、これは旧の二丈町時代から、有人駅の存続についてはお願いをしてきた経過がございますし、今回も存続については話をしてまいりました。  そういった中で、JR九州管内では566の駅がございます。そのうち、もう既に242駅、約43%の駅が無人化されております。  今回、7月1日からということでございますけれども、これについては、全体で8駅の、そういった無人駅化がされるという話を聞いております。  先ほど申しますように、市としては、存続をお願いしたという経過はございますけれども、やはりJRの経営方針等から、やむを得ないと判断しております。  以上です。 30 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 31 ◯18番(伊藤千代子君)  今回、この2つの駅が無人化をされると、二丈の5つの駅のうち、何と4つまでが無人になってしまいます。これは非常に、私は深刻だと思うんですね。  しかも、無人になると、非行少年等のたまり場になるおそれがあるんじゃないかというふうな地域の心配もあります。防犯上ですね。駅員さんがいらっしゃることで、掃除も行き届き、朝8時から夜8時まで、非常に安心して駅を使うことができました。  そこで、市はこの件に関して、JRには要望してくださったと今おっしゃったんですけれども、それは感謝いたします。  市は、このことに関して、二丈の現地に足を運んで、直接、住民の声をお聞きになったでしょうか。 32 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 33 ◯企画部長(柴田 潔君)  この話が来まして、5月でしたけれども、該当の校区の代表区長のほうにも話をさせていただいております。我々も、駅の現地も見させていただきました。そういった状況です。  以上です。 34 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 35 ◯18番(伊藤千代子君)  福吉駅というのは、御存じのように、非常に立派なんですけど、階段が多いですよね。たしか100段近くあります。それで、以前、日本共産党の前議員で檜和田議員が、この100段近くもある階段は大変だということで、福吉駅にエレベーターをつけてほしいという要望を議会でしました。このときに、駅員さんがいて、スロープを通してくれるから、まあまあ必要ないというかね、何とかなるというふうな御答弁がありました。  今回、無人になった場合、住民が乗車できないだけではなくて、4つの無人駅には高齢者とか障がい者はなかなかおりることができません。福岡市とかからおいでになったり、観光になったり、あるいは二丈の家族を訪ねてこられる方も来にくくなるわけですね、そういう方々は。  やはり、そういう点ではどのような対応を市としてはお考えになっていますか。 36 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 37 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほど申しました部分で懸念される部分について、その1つとして、そういった車椅子の対応について確認をさせていただきました。  今、議員おっしゃいますように、車椅子の方については保安通路から乗車されていると。今後、事前に、深江駅のほうになりますけれども、連絡をいただいて、係員が出向いて対応するということになっております。  車椅子の利用者については、これはJRのほうがそのように言っておるんですけれども、JRのほうで、この車椅子利用者には直接説明に出向くということで言っております。  そういったことで、実質的に直接影響がなくなるような形ではございませんけれども、そういった対応を確認させていただいております。  以上です。 38 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 39 ◯18番(伊藤千代子君)  私たちがよくわからないところで、そういう対応に力を尽くしていただいたのは、とてもうれしいと思います。  しかし、ただ、やはり、あの広い二丈で、いわゆる対応ができる駅が5つのうち深江駅だけだというふうになるのは、本当に、地元の皆さんにとっては大変なことではないでしょうか。やはり、高齢化に対する対応という点では、私はもっと地元の皆さんとともに、区長だけではなくて、地域の方々と話をする必要があるのではないかというふうに考えるんですね。  今おっしゃった、乗るときにはいいんですけれども、おりるときも同じような対応になるということですか。
    40 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 41 ◯企画部長(柴田 潔君)  はい。連絡していただくようになると思っております。  以上です。 42 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 43 ◯18番(伊藤千代子君)  JRの無人化をする基準というのは、1日の利用者が700人というふうな基準をJRは持っているようですよね。そうなりました場合に、今、700人ぎりぎりなのが加布里駅なんですよ。ということは、今後、JRの、いわゆる、やはり企業ですから、やはり採算が合わないとか言って、どんどん切り捨てていく可能性あるんですけれども、本当に糸島市が、それこそ前原から先の西のほうが、もう無人駅ばかりになってしまう、そういう心配があるわけです。  二丈は合併後、人口が467人減って、過疎、高齢化が進んでいる。これは市の都市計画マスタープランにも書いてあります。人口減少対策が急がれるのは、前原地区ではありません。前原の中でも、例えば、長糸、雷山の山間地、あるいは桜野とか一貴山、深江、福吉、こういう糸島市の周辺部こそ、今、少子・高齢化の対策を取り組まなければならないときではないかと考えるんですけれども、それに関しましては、市長はどうお考えですか。 44 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 45 ◯企画部長(柴田 潔君)  まず、先ほど、加布里駅の話をされました。やはり、公共交通、バスでもそうでございますけれども、やはり地域の方が乗り支えていただくといいますか、そういったことが、やっぱり大切だと考えております。  そういったことで、まずは、やはり住民の方にも、そういったことで、やっぱりアピールもさせていただきたいと思いますし、市民の方もそのように御理解、1つには考えていただきたいと思っております。 46 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 47 ◯18番(伊藤千代子君)  福吉校区の方がお手紙を下さいました。それを読みますと、JRに電話で抗議をしたが、上が決めたことだと言って、電話を切られたそうです。この方は、福吉がとても環境がよくて、福岡市から引っ越してこられたそうなんですけれども、糸島市が人口をふやしたいのなら、住民の生活を便利にしてほしい、特に弱者に対して切り捨てるようなことをしないで、やはり温かい政治をやってほしいということを書いておられました。  私は、JRに対して、今、糸島市は、新駅でもそうですし、深江の駅でもそうですけれども、駅の建設資金を、莫大なお金を市の税金で行おうとしておりますし、これまでも一企業であるJRの建設資金を、お金出してきました。  そういう意味では、私は市長に、たとえ、だめもとでもいいから、やっぱり市長のほうから住民の声を届けて、無人化の中止をやはり要望していただけないでしょうかということをお願いしたいんですけど、いかがでしょうか。 48 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 49 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほどから申しておりますように、議員おっしゃいますとおり、JRとしての一定の基準を設けて、経営の方針の中でやっておられることで、先ほど、市の考えも、JR九州の全体の状況等から、やむを得ないということでお答えさせていただきましたが、そういったふうに考えております。  以上です。 50 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 51 ◯18番(伊藤千代子君)  市長の答弁が欲しかったんですけれども。  次に、新駅建設について伺います。  市長が会長を務めていらっしゃる新駅設置促進会ですね。以前は期成会でした。そこの事務局長を今、市の企画課長が務めておられます。一民間団体の非常に重い責任、事務局長というですね。それをなぜ、市の課長が担わなければならないのか。これだけ職員が減らされて、課長職というのは、どこも非常に大変な忙しいお仕事されているんですけれども、なぜ市の課長が担わなきゃならないのか、その法的な根拠を伺いたいと思います。 52 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 53 ◯企画部長(柴田 潔君)  新駅の建設につきましては、議会でも議論していただいて議決されております市の長期総合計画の基本構想にも上げられたものでございます。  この新駅につきましては、通勤通学、それから高齢者の交通弱者対策、それから自動車依存の抑制、地域経済の活性化、定住の増進といいますか、定住の促進等につながる公共の利益のために行うものでございます。そういった業務については公務と考えております。  市の職務執行規則というのを定めておりますけれども、経営企画課の業務として、今は筑肥線新駅設置促進期成会に関することを、その中にも上げさせていただいております。  以上です。 54 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 55 ◯18番(伊藤千代子君)  それでは、例えば、こういう法律に基づいて、この一民間団体に事務局長として課長を派遣しているんだという法的な明文というのは、今、ここにはないということですよね。 56 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 57 ◯企画部長(柴田 潔君)  今言いますように、そういったことで、職務として上げさせていただいております。事務局長が誰がするとかいうことまでは明文化されておりませんけれども、さっきも言いますように、規則の中に所掌業務として上げさせていただいておるということでございます。 58 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 59 ◯18番(伊藤千代子君)  駅をつくるのは公共の利益だからといって、その運動をしていらっしゃる人たちの一民間団体に、市役所の課長が事務局長で派遣されるというのは、私は納得がいきません。  例えば、促進会会長がもし市長ではなく、一般の市民であった場合でも、課長が促進会の事務局長になって、そこの事務を行うんですか。 60 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 61 ◯企画部長(柴田 潔君)  仮定の話でございますけれども、今先ほどから申しておりますように、そういった位置づけを市としてはさせていただいておりますので、そのようになろうかと思っております。  以上です。 62 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 63 ◯18番(伊藤千代子君)  私がこの質問をなぜするかというと、職員は市長の部下であって、促進会会長の部下ではないと思うからですよね。  その件は、じゃあ、置いておきますが、次に、昨年12月にJRと覚書を結んだのは、糸島市市長ですか、それとも新駅設置促進期成会の会長ですか。 64 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 65 ◯企画部長(柴田 潔君)  覚書は、新駅をつくることにつきまして、JR九州、それから新駅建設促進会、それと市の3者で合意した文書でございます。  以上です。 66 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 67 ◯18番(伊藤千代子君)  3者ということは、じゃあ、JRと糸島市長、前市長ですよね、そして新駅設置促進期成会の、これもまた前市長、2カ所に同じ方の名前を出しているわけなんだけれども、ということになりますよね。  私は、5月23日の西日本新聞を見て、驚きました。新駅をつくるのに、駅前広場や自由通路などの周辺整備は市の負担であると、JRとの覚書にあるそうです。  どれくらいの整備費用が必要なのでしょうか。 68 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 69 ◯企画部長(柴田 潔君)  以前の質疑の中でもお答えしたと思いますけれども、駅舎、ホームとか以外の、要するに駅前広場であったり、自由通路であったり、そういった部分については、都市施設については市がつくるということになっております。  今、覚書を締結しまして、いろいろJR九州、それから地元とも話をして、その具体的な中身について今協議をしておる段階でございます。  ですから、事業費については、まだ今の時点では確定しておりません。  以上です。 70 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 71 ◯18番(伊藤千代子君)  私が、前原市のときに、それこそ、もう十二、三年前のころに、この事業費が実施計画書に出たときは、その当時、6億円て出ていたんですよ。今は多分、6億円では済まないと思いますけれども、莫大なお金がかかる、そういう整備費用について、全くわからない段階で、もう既に、そのお金を出しますと、その整備費用は市が負担しますというような覚書を結んでいるということですね。 72 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 73 ◯企画部長(柴田 潔君)  先ほどから申しますように、新駅設置については、市の長期総合計画にも掲げた重要な施策であります。そういった中で事務を進めております。  さっきも言いますように、やはり、そういった重要課題を対応していくという部分で、今、覚書を締結させていただいて、3者でございますけれども、そして、その中で一定固めていって、やると、施設整備をやっていくということでございます。  ですから、ちょっと申しわけございませんけれども、丸々総事業費がわかって、やるということでは、ちょっと今の段階ではできません。  以上です。 74 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 75 ◯18番(伊藤千代子君)  新駅設置がすばらしいものだと、もうこれは糸島市全員の願いなんだということが前提にあって、このことを推進しているということがよくわかりました。  そこで、新聞では、駅舎やホームの建設費用が、本来はJRが持つべきものなんですけれども、この約9億円も地元の地権者などが負担するとありました。4億円は国の補助事業、残りの5億円は募金で集めるというふうに書いてあったんですけれども、もし募金が不足した場合、税金で穴埋めするような約束が覚書にはないかどうか、お聞きします。 76 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 77 ◯企画部長(柴田 潔君)  駅舎、ホームの建設費用は地元が負担するということでしか明文はされておりません。
     ただ、以前から、この駅舎、ホームの建設費については、市民の税金は使わないということでお答えしてきておりますが、そういうことで進めます。  ですから、そういった財源、財源といいますか、お金を集める努力をやらなければならないと考えております。  以上です。 78 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 79 ◯18番(伊藤千代子君)  市がそれこそ、この5億円を集めるために、本当に市を挙げてお金集めをする、そこに多大なエネルギーを使っていくということになるわけですよね。その覚書を私たち議員には配られていないんですよ。  先ほど、覚書を結んだのは期成会とだけ結んだわけではなく、糸島市とも結んでいるんですよね。市民の代表である議員が新聞を見て驚くわけですよ。えっ、こんなことが決まっていたのと。やはり、市民の代表である議員に、こんな重大な覚書は、きちんと配るべきだと思うんですよね。  この議会中に、議員にきちんと配っていただきたい。そうしなければ、本当に、どういう費用負担とかがJRとの間で交わされたかがわかりません。チェックのしようもありません。  その件に関して、きちんと議員にその点は情報公開をするということは約束していただけますか。 80 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 81 ◯企画部長(柴田 潔君)  新駅設置につきましては、その設置の請願、それから交渉は、さっきから申しておりますけれども、地元各種団体、それから市議、県議、市などで構成した建設促進会が主体となって進めておられます。  意思形成過程の未確定の情報が流出し、取り組みに支障が出るということを防ぐために、発表についても、先ほど、新聞にもありましたが、一斉に発表させていただきました。  こういった新駅の設置につきましては、地元からの請願によって実現されるものでございますけれども、JRに対する一種の誘致活動でございます。  覚書につきましても、おおまかな合意事項で、現状は、さっきから言っておりますように、未確定な部分が多うございます。今から詳細な中身について固めていくと。そういうことで、交渉中の、そういった未確定な情報については、提供はできないと考えております。  市として、JRと建設促進会の意向を踏まえまして、市が整備する施設、それから道路の計画について、今後、そういった部分がはっきり出てくれば、きちんと説明をさせていただきたいと考えております。  以上です。 82 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 83 ◯18番(伊藤千代子君)  長々おっしゃったけど、覚書を出せんということでしょう。どうしてですか。促進会は、この議会より上にあるんですか。  糸島市がJRに対して、駅の建設に関する莫大な税金を負担すると、そういう約束をした覚書がもう結んであるんですよ。途中じゃなくて。それであるならば、きちんと、この議会の議員には、そのコピーを渡すべきですよ。  市長、できませんか。市長、できるか、できないか、おっしゃってください。 84 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 85 ◯企画部長(柴田 潔君)  さっきから申しておりますように、相手がございます。例えば、企業誘致でもそうでございますけれども、企業と、やはり約束をしていく部分で誘致とかやっていく部分では、やはり、いろいろな、出せる情報も、やはり考えて、未確定情報については、やはり出せないということがございます。  そういったことで御理解をいただきたいと思います。 86 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 87 ◯18番(伊藤千代子君)  未確定ではなくて、もう既に既成事実として覚書はあるんですよ。そういうふうなことで、きちんとした情報公開をしなかったら、後で知る市民は、本当に迷惑ですよ。  例えば、今回、新駅建設の周辺への影響ということを私、書いておりますけれども、新駅建設のために桂田踏切を廃止するということが新聞で報道されました。これも、既に半年前の12月にJRと結んだ覚書に書いてあったのではないですか。 88 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 89 ◯企画部長(柴田 潔君)  踏切廃止については、覚書にございます。  以上です。 90 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 91 ◯18番(伊藤千代子君)  ところが、それがそんな重大なことが、市の交通体系に大変な影響を及ぼす、大勢の市民に迷惑をかける、そんなことが半年間も秘密にされておったわけですよね。  そして、お尋ねしますが、この桂田踏切を廃止した場合に、踏切と踏切ですね、駅のサイドにある、その間は、今度、何百メートル離れることになるんですか。 92 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 93 ◯企画部長(柴田 潔君)  桂田踏切の東側には、貝添踏切という踏切がございます。西側には、糸高の下に浦志踏切という踏切がございますけれども、距離は570メートルでございます。  以上です。 94 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 95 ◯18番(伊藤千代子君)  570メートルというのは、もうそんなね、線路で地域が分断されてしまいますよ。波多江駅が、私はしょっちゅう、あそこまで利用していますけど、両側サイドは大体百五、六十メートルじゃないでしょうか。  この桂田踏切を廃止すれば、市道の浦志有田線というのは行きどまりになってしまうんですよね。そこで、新聞配達、運送業、あるいは建設業者の方々、その地域の商店、農家で物を運んであるいらっしゃるトラックの方々、あらゆる地場産業にも相当な影響を与えます。サニーとAZホテルの前に通っている市道浦志有田線、今、区画整理事業で通行どめになっていますでしょう。住民の皆さんが、一体いつになったら通れるんですかと、本当に迷惑しているんですけどということを言っていらっしゃるんですが、もう通れなくなるということなわけですよ。  ですから、本来は、この南北を結ぶ重要な生活道路である浦志有田線、この道路こそ、雷山から今拡幅してきているわけですから、広く拡幅をして、国道まできちんとつなげる、それを多くの人は望んでいたわけですね。ですから、ここを本当は拡幅をして、そしてアンダーパスに予定をしている、潤の東側に予定をしている中央ルートをですね、地下を通るような、それを見直したほうが、ずっと地域の皆さんに喜ばれる施策だと思うんですけれども、その点はいかがですか。 96 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 97 ◯企画部長(柴田 潔君)  今、浦志有田線が、もう、あそこの桂田踏切がなくなれば行きどまりになると言われましたが、雷山のほうからは、今度、区画整理事業によって、その地内に道路が整備されます。それで浦志踏切のほうに、糸島農協前の交差点のほうに出るルートができるようになります。  以上です。(「糸島農協」と呼ぶ者あり) 98 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 99 ◯18番(伊藤千代子君)  私が主婦の皆さんに話を聞いたんですよ。そのときに皆さんがおっしゃるのは、駅よりも踏切のほうがいいとおっしゃるんですね。それは、例えば、あそこの伊都の杜にもし住んだら、あの線路の南側というのはお店がないんですよ。今のように踏切があったら、歩いて、あるいは自転車で、さっと浦志に買い物に行けるんです。そして、車で国道に出るのも便利なんですよ。踏切が廃止になったら、そこの住宅に来られる方たちも、私は、大変な不便をおかけするんじゃないかというふうに思うんですね。なぜならば、すぐそばにスーパーでも国道でも見えているのに、570メートルも踏切が、線路があって、ぐるっと遠回りをしないと行けないわけですよね。  私は、今からでも、この踏切の廃止を中止して、計画を変更ができるのかどうか、そのことをできるかどうかを伺います。 100 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 101 ◯企画部長(柴田 潔君)  まず、何といいますか、区画整理地内に住宅を建てられた方が北側のほうに買い物にも行けないという話をされましたけど、自由通路については設置をさせていただきます。そうしますと、人については直接、自由通路を通っていけます。  それと、570メートル丸々回るという話もされますけれども、要は、浦志踏切と貝添踏切の間が570メートルでございます。ですから、浦志踏切付近の人が貝添踏切まで、わざわざ行くということは考えられないと思います。まだ距離的には短くなると思います。  それと、この踏切廃止につきましては、前原駅と波多江駅の中間地点につくるということで、あの地点になるわけでございますが、あそこの西側にはJRの変電所がございます。その変電所については、JRの運行関係、安全に運行させていくという部分で、変更はできないと、移転はできないということになります。  そうしますと、それを外して、皆さんが安全に乗降できる部分で130メートルのホームを確保しようとすれば、桂田踏切を廃止せざるを得なくなります。そうしますと、この踏切を廃止しなければ、もう駅がやはり難しくなると。1つの、これが条件だということになっております。  以上です。 102 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 103 ◯18番(伊藤千代子君)  踏切の廃止か、駅かと、二者択一のような感じですよね。  私は、計画の変更ができないというふうになった場合は、それでは、これを最近発表して、今、地域に、市の職員を初め、踏切の廃止に同意をしてくださいと回っていらっしゃるでしょう。私は、同意を求めていくのは、本来ならば、変更がきく計画段階でやるべきことだと思うんですよ。もうどうにもならない、もう計画の変更できませんというような状況になってから同意を求めても、それは事後承諾なんですよね。  例えば、こういうことが想定できなかったですか。雷山とか篠原の住民の方々は、立派な県道がバイパスまでできて、本当に喜んでいます。あと浦志の国道までつながれば、本当に便利で安心と喜んでいたのに、ショックを受けているんですよね。  なぜなら、先ほどからおっしゃる糸島高校の踏切は、住宅街にあって、周辺の市道が非常に狭いです。御存じでしょう。そして、離合も、やっとです。また、潤南のもう1つの踏切も、これも住宅街にあって、離合ができません。狭い道です。今でも地域のお母さんたちが、通り抜けの道路、車はやめてほしいと、子供がたくさんいるから危ないということでおっしゃっているんですよね。  もし、ここを、踏切を閉鎖した場合に、雷山から来る人たち、篠原の住民、こういう方たちはどの踏切を利用して浦志の国道に出ればいいんですか。通り抜けに使うということですか、糸高のところの踏切と潤の住宅街の中の踏切を。いかがですか。 104 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 105 ◯企画部長(柴田 潔君)  議員のほうから、地元説明の話をされました。日常の生活等に影響のあると考えられる行政区、9の行政区に説明することで今進めておりまして、今、6行政区に説明に入っておりますけれども、この反応といいますか、それを見ますと、説明もある程度してきておりますので、その反応をちょっと説明させていただきますが、新駅についての反対意見は、今までやった中ではございませんでした。それと、踏切廃止については、説明とか意見交換の中で、やむを得ないという反応と判断しております。ちょっと、その分を補足させていただきました。  以上です。 106 ◯議長(浦 伊三次君)  三角建設都市部長。 107 ◯建設都市部長(三角孝志君)  代替道路の件で、雷山、あるいは篠原の方がどの踏切を通って浦志に抜けられるのかという御質問でございますけれども、確かに、代替道路としましては、貝添踏切、それから糸高下の浦志踏切が考えられますけれども、そのほかに、雷山方面の方で言えば、県道雷山前原線もございます。県道の雷山前原線です。それから、東側で言いますと、瑞梅寺池田線もございます。それから、アゴラの東側に市道が走っておりますけれども、将来、中央ルートとなります浦志西沖線という、この3路線もございますので、今言いましたように、貝添踏切、あるいは浦志踏切を通る2ルート、プラス3ルート、合わせて5ルートが代替道路としてなり得るというふうに考えております。  以上でございます。 108 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 109 ◯18番(伊藤千代子君)  今のお話を聞くと、ここの踏切を廃止しても、そんなにね、いっぱい幾つでもあるから大丈夫というような雰囲気のお話をされますよね。しかし、それは実際、地域で住んでいる者とは、大分、感覚が私は違うと思いますね。  今、説明会に回っているのは、1キロ以内の行政区でしょう。しかし、例えば、雷山の方たちが、今、雷山のこっち側の線を使えばいいとおっしゃったけど、せっかく、あの立派な道路が、県道ができたのに、それを使わないで、今度は、じゃあ、また、あのくねくねした向こうの道路を使わなきゃならないのかというふうなことを私におっしゃいましたけれども、やっぱり、駅ありきで進めてきたことについて、私は本当に疑問を感じざるを得ません。  一昨年、2011年に、前市長及び当時の区画整理組合理事長の方々ですね、JRに署名を持って新駅設置の要望に行かれましたよね。このときに、便利になると言われて署名をしましたと、踏切が廃止になるかもしれないとわかっていたら署名はしなかったとおっしゃる方もいらっしゃるんです。  なぜかというと、例えば、高齢の方たちとか、主婦の方たちとか、駅を利用しない方たちもたくさんいらっしゃるんです。そういう方たちにとっては日常の生活こそが非常に大事なんですよね。  この署名は、踏切が廃止されるかもしれないというデメリットを説明しないで集めたのですか。
    110 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 111 ◯企画部長(柴田 潔君)  この踏切の廃止につきましては、覚書締結して確定したものでございます。ですから、署名のときについて、そこまでチラシ等に書くとか、説明はしておりません。  以上です。 112 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 113 ◯18番(伊藤千代子君)  しかし、あの予定地には、真ん中にJRの変電所がどどんとあるんですよ。それを見たら、あなた方、市としては、踏切を廃止しなければ、駅はつくれないということは当然想定できたことですよ、それぐらいのことは。  ということは、駅をつくれば踏切が廃止になるとは言わなくても、なるかもしれませんが、いいですかということは、言う必要がありますよ。必要な情報をきちっと市民に言わないで、署名をとって、今、署名に協力して、たくさん集めた方たちが、困っていらっしゃる方もいらっしゃるんですね。私は、そういう点で、非常に、先ほどの覚書の件でもそうですけれども、納得がいかないですね、今の御答弁に対しては。  月形市長は、県議時代に、新駅設置期成会の役員をされていましたよね。市長自身は、この踏切の廃止の件は、いつ知ったのでしょうか、お尋ねします。 114 ◯議長(浦 伊三次君)  月形市長。 115 ◯市長(月形祐二君)  県議時代には知りませんでした。 116 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 117 ◯18番(伊藤千代子君)  県議のときには知らなかったということは、役員をしていた、ですね、この期成会の。名簿に載っておりましたよね、顧問の。そういう方々、内部の役員の方たちでさえも、踏切が廃止されるかもしれないということを知らないで、推進の役員とかになってあったんでしょうか。私は、本当に、そういうやり方は、ちょっと、民主主義、問題なのではないかというふうに考えます。  少なくとも、昨年の12月、覚書を発表しませんでしたけれども、今も出そうとしませんが、覚書を結んだ時点で、すぐに議会や市民に、こういう覚書を結びましたということを報告すれば、2月2日の選挙のときに、新駅か、踏切か、そういう市民の意見を聞くことができたと思うんですよ。もう、今になってというような、本当につらい気持ちになります。潤、浦志は、中央ルート、前原東土地区画整理事業、新駅建設の3大プロジェクトが集中をして、今、住環境が激変をしています。私は、きょう、時間ないんですけれども、莫大な税金を使う問題であって、そのことをやはり議会や市民に、議会にも覚書さえ出さずに進める、こういうことは、いけないことだと思うんですよね。  続きは、また次に行いたいと思います。  それでは、3番目に行きます。  農業振興地域へのコンビニ出店についてです。これは3月議会の続きとなっております。  まず、農振除外を求める申請についてです。  昨年の平成25年3月26日、糸島市長宛てに出された農振除外の申請書を農業振興課が受理し、7月2日、農業振興地域整備促進協議会で、二丈波呂北交差点の水田3,031平米はコンビニ建設のために農振地域から除外をされ、現地は既に造成が完了をしています。  そこで、お聞きをします。  申請に先立ち、農業振興課に、ここの農振を除外してコンビニを建築したいと相談に来たのは、土地の所有者ですか、それともコンビニ会社でしょうか。 118 ◯議長(浦 伊三次君)  金谷農林水産部長。 119 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  お答えさせていただきます。  コンビニ会社のほうでございます。 120 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 121 ◯18番(伊藤千代子君)  コンビニ会社ですね。申請書には、水利土木委員の承諾書が添付をされています。承諾書ですね。で、私も、ここに持っています、コピーを。この中で、変更目的、店舗建築、転用事業者名、ここは、そのコンビニの名前と東京の住所、そして代表取締役の方の名前が書いてあります。  これは、水利土木委員が作成をし、申請書に合わせて市に提出をしたものでしょうか。 122 ◯議長(浦 伊三次君)  金谷農林水産部長。 123 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  こちらにつきましては、一旦、事業者のほうで説明をされまして、最終的に、この部分について、波呂行政区のほうで説明があった部分について、この分の添付を承諾書として提出されておるものでございます。  以上でございます。 124 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 125 ◯18番(伊藤千代子君)  事業者ということは、じゃあ、この件に関しては、かなり、申請者というよりも、事業者が前面に立って、この申請にかかわっているという印象を受けますよね。  この承諾書の、この下の半分は、間違いなく水利土木委員の筆跡で書かれています。しかし、上半分は印刷になっていますよね。本来、水利土木委員が承諾書をもらったら、上のほうは空欄になっていて、これを手書きで書いて出すようになっているというふうに、これまで申請書を見るたびに私は理解していたんですけれども、どうして、この変更目的や転用事業者名、また、変更の土地の所在、こういうことが細かく活字で書いてあるんでしょうか。伺います。 126 ◯議長(浦 伊三次君)  金谷農林水産部長。 127 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  この分につきましては、地元の説明会という形で、地元のほうの波呂行政区のほうの区長、あるいは水利委員等に説明をされてあります。その段階で、説明した部分について、この資料につきましては、事業者側で、書く手間の部分を省くということで、この部分の記載をされて、この内容を下記側の条件つき承諾というふうな形で、ここの部分については地元の意見をしっかり書かれた内容というふうになっているかと思います。  以上でございます。 128 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 129 ◯18番(伊藤千代子君)  ということは、この申請の事務に関しては、店舗建築を行う事業者が、今も、その地元の説明会までやったというふうに理解していいですよね。私は、申請者が、この農振除外に関して、そこでコンビニを建てるコンビニ会社自体が出てきて、市役所に相談に行ったり、書類を書くようなことをしていたということについては、今聞いて知りました。  次に、じゃあ、申請書をごらんください。  これも、土地の住所、地目、面積、事業者の名前と住所が全て活字で入力をされています。ここに、申請者の住所とありますけど、ということは、申請者は、この非常に貴重な、大事なこの申請書の名前だけを書いて、そのほかのことに関しては事業者がこれを書いたということになりますよね、今のお話を聞いておったら。そういうことですか。 130 ◯議長(浦 伊三次君)  金谷農林水産部長。 131 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  基本的には、事業者のほうで全体的な、手間といいますか、そういう部分も含めまして、割愛できる分という形で数字の、面積、あるいはそういう部分について入れてある部分かと思います。  基本的には、最終的に本人が印鑑を打たれて、最終的に、この申請書を出すということで、御本人が承知で、この部分について出されたということで、私どもはそれを受け取ったということでございます。  以上でございます。 132 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 133 ◯18番(伊藤千代子君)  私は、農振除外のこういう申請書を農家の方々がいろんなところで書いていらっしゃいますけど、皆さん、必死に苦労しながら書かれていますよ。  もう、そこに、農振除外をして店舗を建てる業者、それが出てきて、そこまでやっていたんだなということに非常に驚きを感じます。  計画変更の申請のところ、ここのところには、ここ見てくださいね、申請書のね。そこは、以下余白とかいうようなことまで書いてあるんですよ。私は、これまでいろんな申請書を見てきました。こういう以下余白なんていうのは、申請者が持ってきて、大体、職員が間違いないか見て、そして、以下余白の判こを押すんですよ。もう初めから、こういう以下余白の、こういう判こまで押してあるというのは、どういうことなんでしょうか。本当にきちんと窓口で、この申請書は受理をされたものなのか。いかがでしょうか。 134 ◯議長(浦 伊三次君)  金谷農林水産部長。 135 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  先ほどから申し上げておりますように、最終的に本人の方が自署で最終的に申請をされております。それで、今回の部分の申請につきましては、提出自体は土地家屋調査士等が代理で申請書を作成している場合が多うございますが、そういうことで、今回は、本人様の意思を確認したという形で受理をしております。  以上でございます。 136 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 137 ◯18番(伊藤千代子君)  私は、非常に、この件に関しては、ちょっと市の事務に関して不信を持ちました。  この申請書には、申請書の中に、一番大事なのは、計画変更の内容及び理由です。なぜ、農振を除外しなければならないのかと。国の農業振興地域整備促進に関する法律、あるいは農林水産省のホームページ等を見ますと、それは、そこに書かれているのは、何と言ったらいいんですかね、農地の転用ができるかどうかで除外を判断しなさいと書かれているのではなく、この法律の中できちんと判断をしなさいと書かれているんですよね。その点、後でもう一回申し上げますが。  申請理由について、ここに別紙て書かれていますね。別紙とね。そして、その後に長々と、農地利用計画、この農振除外をする理由が書かれているんですよ。私は、これを見て、正直言って、ちょっと違和感を覚えました。なぜかというと、この中には、農振除外をしたいという理由が、こう書いてあるんです。申請地は、立地上、周辺農地に対する影響は極めて小さいものと考えられますと。こういうことを、許可を求める申請者が、これは言うことじゃないですよね。こういうことは、許可を与える役人の側が言う言葉ですよね。  私は、この申請が本当に窓口に出されたんだろうかという疑問を持っているんですけれども、この農振除外の申請書は、課長決裁ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 138 ◯議長(浦 伊三次君)  金谷農林水産部長。 139 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  課長決裁でございます。 140 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 141 ◯18番(伊藤千代子君)  それでは、そこに窓口職員の決裁の判こも押してあるということですね。 142 ◯議長(浦 伊三次君)  金谷農林水産部長。 143 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  担当者の分の印鑑はございません。 144 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 145 ◯18番(伊藤千代子君)  私は、それがとても気になったんですよ。なぜかというと、窓口の担当者が、はっきり言って、店舗建築目的の農振除外の申請書を普通、受理するとは私には思えないからです。法律によって事務をしているからですね。  時間がないので、次、進めますが、この大手コンビニは、東京本社、売上高3兆5,000億円、従業員6,000人以上の大企業です。それが今回、糸島市にやってきて、この農振地域の農地を除外する申請書をつくるのにもかかわり、説明会にもかかわり、そして最後は、こうやって、今、造成工事になっているわけですけれども、それは担当の職員の受理の判こは押していなかったということだけは今わかりました。  今回、土木水利委員の承諾書には、東京本社の社長のお名前も記入をしてあります。つまり、社長のお名前がある以上、今、この間の申請にかかわった、この会社のさまざまなことについては、東京本社社長の責任で行われたと理解してもよろしいですね。
    146 ◯議長(浦 伊三次君)  金谷農林水産部長。 147 ◯農林水産部長(金谷康彦君)  先に、窓口の対応のほうから説明をさせていただきますが、基本的には、農地の除外、農地転用につきましては、許認可の対応につきましては、基本的に農業委員会、あるいは農業振興課で受け付けをさせていただいております。その中で、十分、その内容を聞かせていただきまして、その内容が転用ができるのか、その辺も含めて十分確認をさせていただいておりますので、先ほど、印鑑がないとかという話をされてありますが、そもそも入り口の段階で、きちっと確認をして、担当者はその分について受け付けをして行っていくということで、事務も当然その中で決定をしたり、農振促進協議会にかけたりしていきますので、そこも十分把握をした段階で進めさせていただいております。  先ほどの部分の、代表者がという形になりますが、一応、代表者が氏名として記載されておりますので、基本的には代表者が転用事業者というふうな形で、この段階の受け付けは行っております。  以上でございます。(「社長の責任で行われたと理解していいかという点は」と呼ぶ者あり)  基本的に、転用の事業者という形で社長が出されてあるわけですから、社長の名前で出されたという形で理解はしております。 148 ◯議長(浦 伊三次君)  伊藤議員。 149 ◯18番(伊藤千代子君)  この店舗ができると、もとからあった地元の人が経営する店舗とかに影響を与えたり、農振地域を流れる羅漢川が大型トラックの油やたばこの灰殻、ごみ等で汚れる心配があるわけですね。  私は、この会社が本当に今、昨今、後期高齢化に対応したデリバリー事業をやったりとか、マスコミからもイメージアップの注目をされているわけですよ。そんな中で、今回、このことがあったことに非常に私は憤りを感じております。  公平、公正な市政の観点という点から、私は、コンビニ目的、店舗目的の農振除外は認められないというふうに考えています。  この件について、農業委員会会長の見解を最後に伺いたいと思います。市の見解は3月議会でお聞きしましたので、農業委員会会長の見解を伺います。 150 ◯議長(浦 伊三次君)  友池農業委員会事務局長。 151 ◯農業委員会事務局長(友池康英君)  農業委員会の会長は、きょう議場には参っておりません。農業委員会の総会の中で、この件については議論をして、採決をさせていただきましたので、会長の意思ということで、事務局のほうから説明をさせていただきます。  今回の件につきましては、伊藤議員がおっしゃっているような不公平ということは、全くございません。転用の目的がコンビニと休憩所ということで目的が違いますので……。 152 ◯議長(浦 伊三次君)  時間になりましたので、伊藤議員の発言をここで終了いたします。  ここで暫時休憩いたします。  なお、再開は11時10分の予定でございます。      (午前11時01分 休憩)      (午前11時08分 再開) 153 ◯議長(浦 伊三次君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、19番井上健作議員の発言を許可します。井上議員。 154 ◯19番(井上健作君)  おはようございます。議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。  市民福祉常任委員会の井上健作でございます。実は、市民関係の委員会になったのは12年ぶりでございまして、大変時代背景も変わってまいりました。そういった中での福祉というのが大変重要なことになっておるという現実を見たときに、今回の一般質問をさせていただきます。  まずは、母子生活支援施設笹山苑、これは昭和28年にできたと聞いておりますけれども、私は近所に住んでおりまして、小さいときからよく遊びに行っておりました。そういった中で大変な年月をかけて糸島に1カ所建設をされました。そういった中で、まずは母子生活支援施設の概要、上位法等について質問をさせていただきます。  母子生活支援施設とは何ぞや、これはたしか児童福祉法に定められた施設だと聞いております。その児童福祉法というのはどういった法律なのか、いつできたのか、この辺の変遷についてお伺いを申し上げます。 155 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  まず、児童福祉法でございますけれども、昭和22年に制定をされた法律でございます。この内容でございますけれども、議員質問されております母子生活支援施設、あるいは保育所と規定しておる法律でございまして、基本的には児童の健全育成を目指すための法律ということでございまして、母子もその中に含まれて、母子家庭の支援ということも含まれている状況でございます。  以上でございます。 156 ◯19番(井上健作君)  確かに児童福祉法とは、単なる母子生活支援施設だけではなく、保育園等々の法律にかかわっておるということ、それじゃ、ここに入る入所条件、そして、昔は母子寮と言っていたんですが、母子寮からかわった法律の変遷も含めて御質問をさせていただきます。 157 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 158 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  入所条件でございますけれども、児童福祉法第23条第1項のほうに規定がございます。読み上げさせていただきたいと思います。「保護者が、配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子であって、その者の監護すべき児童の福祉に欠けるところがある場合」、この場合、措置することとなっております。このときの児童といいますのは、満18歳未満を原則考えられております。  それから、変遷でございますけれども、母子寮の変遷につきましては、現在、母子生活支援施設と呼んでおるわけでございますけど、母子寮の時代から説明をさせていただきたいと思いますが、これは昭和7年に施行されました援護法(150ページで訂正)というのがございまして、これが母子寮の起源というふうに言われております。現在の形となりましたのは戦後でございます。昭和22年に制定されました、先ほど答弁させていただきました児童福祉法の定める施設となったところでございます。当時、戦後ということで、全国で212カ所でございましたけれども、母子支援が必要ということで、この法律が制定され、その後、昭和30年代には650カ所、全国で650カ所という形までふえております。戦後ということでございまして、母子寮、特に戦争によって夫を失い、家を失い、また、家族を失って、まさに生きるか死ぬかといった切実な課題を抱えられた母子家庭に対する生活支援策といたしまして、大きな役割を果たしてきたところでございます。  平成になりまして、平成10年の児童福祉法の改正によりまして、母子寮から現在の母子生活支援施設というふうに改称されたところでございます。  また、近年、平成16年になりますと、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律、通称DV法と言っておりますけれども、この改正によりまして、DV被害者の一時保護施設として母子生活支援施設が位置づけられたという形で今日に至っております。  以上でございます。 159 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 160 ◯19番(井上健作君)  日本の戦後、戦死をなさった母子が、やはり自分の家庭の中では住めない状況の中で、その方々の支援、また、自立を促すための施設だということが大変よくわかりました。しかしながら、最近、先ほどおっしゃいました平成14年、16年にかけて、DVという一つの社会現象、夫が嫁、子供を殴る、蹴る、暴力を振るう、そういった時代の裏側の部分が表に出てきて大変入所者がふえた、また、行くところがないというような状況が続いたという御説明でございます。  そういった中で、いち早く糸島に母子支援施設、笹山苑、昔は母子寮と言っておりました。ここに笹山のふもとにできました。4月の委員会でも私たち委員会は、現場に行って視察をさせていただきました。そういった中で、大変よくわかったわけでございますが、それでは、糸島の笹山苑のできたころ、また、その変遷、沿革につきまして、どのような理由で、またどのような流れで現在に至っているのか、その辺をお答え願いたいと思っております。 161 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 162 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  先ほど私、援護法と申し上げましたけれども、救護法の間違いでございます。訂正させていただきます。それから、笹山苑の今日までの変遷と申しますか、そのようなことにつきまして、若干説明をさせていただきたいと思います。  議員が申されましたように、この施設、昭和28年12月に現在の地に笹山苑として開園をいたしております。当時、やはり戦後まだ10年満たないという状況の中で、冒頭申し上げました家を失い、夫を失いという、そうした非常に悲惨な状況の中での母子生活支援施設として立ち上げられたものというふうに認識をいたしております。その後、昭和48年になりまして、老朽化が進みまして、現在の同じ場所でございますけれども、全面改築を行って今日に至っているという状況でございます。当時、設置間もないころにつきましては、やはり満床といいますか、16世帯入所施設となっておりますけれども、満床に近い、あるいは満床の状況がずっと続いてきたかというふうに考えておりますが、現時点では、平成26年4月1日でございますけれども、定員16に対しまして、8世帯が入所されていると、このような状況となっているところでございます。  以上でございます。 163 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 164 ◯19番(井上健作君)  そういった中で、昭和26年の9月に申請をなされて、そして昭和28年の12月に完成したということを私も調べてわかっておりますけれども、その間、この笹山苑の昭和48年に全面改築をされて、昭和55年の8月に、ここが、我々がたしか議会の1期生のころ行ったことがございますけれども、集中豪雨がございまして、一番南西の角のところの1号室が土砂の被害があったということを聞いております。そのときに見たときに、この施設が本当に今の社会の中で家族が住めていくのかなと。その当時までふろは1つでございました。黒いセメントのふろでございました。男女一緒なんです。よう、こんかとこでどうやって入りようとて、やっぱり質問をさせていただいた。やはりこれでは大変だなという思いでいっぱいでございました。その後、改築をされまして、水洗にもなったり、そういったことでなされております。  先ほど施設の概要について説明がございませんでしたけれども、16世帯が入っているということでございますが、間取りとして、現在どのようになっているのか、それから、施設の中の保育関係とかいろいろあると思いますが、その辺のところももう少し詳しく御説明をお願い申し上げます。 165 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 166 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  施設の概要でございますけれども、まず、施設の敷地面積でございますけれども、約1,500平米でございます。建物の延べ面積、床面積でございますけれども、573平米でございまして、建物の構造につきましては、コンクリートブロックづくり2階建てでございます。部屋のほうでございますけれども、母子室、母子の部屋が16室ございます。ほかに管理人室、事務室、調理室、学習静養室、集会室、それから、先ほど議員おっしゃいました共同浴場でございますけれども、共同ぶろがございます。建物のほかに園内に砂場、滑り台、ジャングルジム、この設備を整えております。  それから、間取りの関係でございますけれども、母子室の内容でございますけれども、3畳半と6畳の部屋でございます。そのほかに約2畳半の広さの中でございますけれども、トイレ、これは水洗化したトイレでございます。それと、台所のキッチン、それから玄関、このようなことで構成をされております。  以上でございます。 167 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 168 ◯19番(井上健作君)  ただいま説明がございましたように、畳敷きの3畳半と──何で3畳半になるのかちょっとわかりませんが、6畳と、それから玄関入ったらすぐもう台所なんです。すぐ左、こういったものが今回行ったときも、これで住めるのかなということで、今8世帯入ってらっしゃるとおっしゃいました。こういった中で家族構成、それから離婚したのか、未婚の母子家庭、この辺の入所状況についてお知らせ願いたいと思います。 169 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 170 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  家族構成でございますけれども、現在8世帯入っておりますが、そのうちの世帯員が2名というところが3世帯、それから3人家族が1世帯、それから、4人家族が4世帯、合計が8世帯でございます。  それから、入所の理由、お1人になられている理由でございますけれども、離婚が5世帯、それから未婚という方が3世帯でございます。  以上でございます。 171 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 172 ◯19番(井上健作君)  皆さんにも考えてほしいと思うんですが、4人家族の方がいるわけですね。もうかなりの年齢になっている方もいますよね。こういった中で3畳半と、寝るところは6畳の一間しかございません。こういった中で、本当に一般的な生活ができる施設だろうかなという思いもございます。だから、構成の中で、大体幼稚園ぐらいの人、それと就業をやっているかどうか、この辺のところ、それともう1つは、簡単でございますので、まとめて聞きますけれども、ここの家賃についてはどのようになっておるのか、この説明もなかったので、どれだけのことを払わなければいけないというのもお知らせ願いたいと思っております。 173 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 174 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  入所の内訳でございますけれども、子供さんのもちろん基本的に18歳未満の方が入所する施設でございますので、母親といいますか、大人が8名なんですけれども、そのほか3歳未満児が1名、それからその上になりますけれども、小学校に上がる前の3歳以上児が6名、小学生が5名、中学校に行っている人が3名、それから、高校生2名と、このような状況になっております。  それから、徴収、いわゆる入所の費用でございますけれども、収入と申しますか、税金を納めてある、なし等で金額が変わりますけれども、例えば、生活保護法によります生活保護を受けてある場合はゼロ、いわゆる無料となっております。それから、市町村民税の非課税世帯につきましては、月額1,100円、あるいは均等のみの世帯につきましては、月額2,200円等々になっております。  以上でございます。 175 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 176 ◯19番(井上健作君)  今おっしゃったのは、保護世帯を除いてということでございますが、基本的に払っているというのは、それだけの千円とか2,000円だと思いますが、ガス代、それから水道代、下水道処理代、何かもう一つぐらいありましたね。これが基本的な入所の条件だと思っております。  先ほど井土部長お答えにならなかった、就業はどのような今8家族ございますが、ございますか。 177 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 178 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  済みません、手元に資料を持っておりませんので、今取り寄せます。しばらくお待ちください。 179 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 180 ◯19番(井上健作君)
     そういった状況が戦後からずっと続いて、糸島の地にございます。それじゃ、福岡県内にどのくらいの施設があるのかというのに触れたいと思います。  二丈も志摩もございませんでした。どのくらいのこういった施設があって運営されているのか、お知らせ願いたいと思っております。 181 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 182 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  福岡県内の状況でございますけれども、本年4月1日現在でございますけれども、県内に12施設がございます。12施設のうち、本市と同様、自治体で行っておる箇所が5施設でございまして、1団体は北九州市ですけれども、こちらが2つの施設を持ってございますので、公立でやっている自治体数といたしましては4団体という形になります。そのほか、7施設につきましては、社会福祉協議会が開設をされております。  定員でございますけれども、これは世帯数になりますが、315世帯が定員となっております。このうち、4月1日現在で入所しておる世帯数でございますけれども、219世帯でございまして、入居率につきましては69.5%、このようになっております。また、入所世帯の中でDVの関係で入所されておりますのが119世帯でございまして、全体の54%ほど占めていると、このような県内の状況となっております。  以上でございます。 183 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 184 ◯19番(井上健作君)  ただいまお伺いしまして、県内に12の施設しかない。そういった中で公的にやっているのは、糸島を含めて5施設だと聞いている。こういった中で、今はまだあいている場所もあるし、最後におっしゃいましたDVがかなりふえている。これは普通の母子家庭以上に119という方々がお住まいだと。それじゃ、糸島はこのDVの受け入れができるのか、この辺についてはどうですか。 185 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 186 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  現在の笹山苑につきましては、DV対応ではございません。受け入れができるのかという御質問でございます。受け入れをしております。と申しますのは、いわゆる施設、DVを措置する場合につきましては、いわゆる被害を受けてある家族でございますので、加害者、いわゆる旦那さんのほうからできるだけ遠くへ逃がすといいますか、ちょっと言葉があれですけれども、わからないところに移すというのが基本原則になります。したがいまして、これは笹山苑に仮にあったといたしましても、DV対応ができる施設であったといたしましても、ここに居住といいますか、入居させることにつきましては、居場所をすぐ知られてしまって、子供さんが例えば学校に行く、あるいはお母さんが買い物に行く、こうしたときの被害が当然予測されますので、現在、やっておりますけれども、県内、あるいは県外等の施設のほうに移すと。これは市の責任で移す、措置するという形になりますけれども、そうした対応でDV対策をとっておるという状況でございます。  以上でございます。 187 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 188 ◯19番(井上健作君)  今の話で私が思うのは、糸島はDVを受け入れているけれども、その受け入れが糸島の施設の中では対応してないと。これはなぜかといいますと、私が今想像するに、糸島管内の方しか糸島の母子支援施設では受け付けてないということですか。 189 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 190 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  まず、笹山苑につきましては、DVの対応をとっておりません。したがいまして、他の地区から受け入れることはできません。ただ、糸島の住民の方につきましては、他の施設、他地区の施設、これは県であったり、市であったり、社会福祉法人がつくった施設等々ございますけれども、この県内、あるいは県外を含めまして、他の地域での措置をしていると、このような状況でございます。  以上であります。 191 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 192 ◯19番(井上健作君)  そろそろ核心をついてまいりたいと思っております。  実は、3月議会までにはこういうお話はなかったんですが、この笹山苑がレッドゾーンに入っているということをお伺いした。これは議会が終わってです。そして、井土部長のほうからも報告がございました。今、管内に公的な施設の中でこのレッドゾーンと呼ばれる特別警戒区域に指定をされている。これは県からの指定だと思っております。この辺で何カ所ほど、具体的な場所も含めてお願い申し上げます。 193 ◯議長(浦 伊三次君)  田浦総務部長。 194 ◯総務部長田浦晃幹君)  土砂災害特別警戒区域のこういう施設ということでございますけれども、今、御質問いただいております母子生活支援施設笹山苑、それから、長糸小学校の校舎、一貴山小学校の校舎、長糸高齢者いこいの家、瑞梅寺山の家、それぞれの施設の一部分がかかっているという状況でございます。 195 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 196 ◯19番(井上健作君)  他のところは、それぞれの所管の中できちっとした把握をやっていただきたい。それと、避難場所になっているというものも頭の中に入れて対応をやっていただきたい、このことだけ申し上げました。  それでは、笹山苑、3月25日に多分、県のほうからそういったものが来たと思います。私も見せていただきました。完全に正面から入って西側の宿舎がかかっております。こういったことを踏まえて、それからの6月、この議会の今日までどのような対応をなさったのかお聞かせ願いたいと思っております。 197 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 198 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  答弁させていただきます前に、先ほど入所者の就業の状況について、答弁をさせていただきます。  8世帯のうち、就業している母親は6人でございます。まだ仕事についていらっしゃらない世帯が2世帯あるわけですけれども、病気によるもの、あるいは子供さんが不登校という状況の中で子供さんを見てあると、このような状況でございます。  それから、特別警戒区域に指定をされた後の対応でございますけれども、先ほど議員申されますように、西側が全体的にかかりました。笹山苑、いわゆる母子室がありますのは西棟と北棟、この2棟に分かれております。北棟につきましては、レッドゾーンに入りませんでした。そこに2室、2部屋分あきがございましたので、まず西棟に住んであります4世帯のうちの2世帯、こちらについては、北棟のほうに転居していただくということでレッドゾーンから外に出ると。もう2世帯につきましては、市営住宅のほうに転居をしていただくということで安全策を講じるということとしているところでございます。  以上であります。 199 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 200 ◯19番(井上健作君)  ただいま部長から説明がございましたが、8世帯入っている中で2世帯は市営住宅にお入りになったと。これは、私は1つ思うのは、やはり母子支援施設という特別な支援施設、それと市営団地というのは、私は成り立ちが違う。こういった中で1つ確認したいんです。笹山苑を退所なさって市営団地に行かれたのかどうかをはっきりこの辺はしておかないと、そんなにレッドゾーンだからどこでもいいというようなことでは済まされてはいけないと私は思っておりますが、その辺のところはどうですか。 201 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 202 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  母子寮を市営住宅のほうに移っていただく2世帯でございますけれども、あの母子寮の西棟につきましては、レッドゾーンにかかったということで、不適格住宅になったというふうに理解しております。このため、本市の住宅条例の規定の中でその対応についてはできるようになっておりますので、条例に基づいて対応しているという状況でございます。  以上であります。 203 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 204 ◯19番(井上健作君)  お答えはわかったんですが、やはり母子寮の施設に入った家族だという認識で8世帯とずっとおっしゃっています。ですね。入所者は8世帯と、最初からずっと言いよる。そういった中で6にはならん。なってないですよ、あなたの答え。それはどうなんですか。 205 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 206 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  済みません、説明が不足しているようでございます。8世帯入っておられまして、北棟へ移す、そして2世帯につきましては市営住宅に移るということで、移った後につきましては、母子生活支援施設の入所世帯につきましては6世帯という形になります。  以上でございます。 207 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 208 ◯19番(井上健作君)  はい、わかりました。  それでは、確かに、もう古い建物、時代背景も変わった中で、今後あの場所では建てかえができない、これは重々わかっていると思っております。  長糸小学校の体育館を建てるときも、そういった質疑をさせていただいた。今回も不思議に3月の予算特別委員会の中で、市長知っていますかと言うて質問した。それが何でここまで来るっちゃろうかと私も思っておりますけれども、何かの縁でしょう。そういった中で、今後どうなさるのか。今入っている方は、今のままおれると思っています。また、相談もたくさん来ています。受け入れができない中で、今後、どのような考え方でこの母子支援施設を維持するのか。民間に委託するにしても、今のままではできません。それでは、別のところに移すのか、こういった幾つかの選択肢がございます。今後のこの母子支援施設について、どのようなお考えなのか、これは市長も視察に行っていらっしゃいますので、最後の質問となるかもしれませんので、お答えを願いたいと思っております。 209 ◯議長(浦 伊三次君)  月形市長。 210 ◯市長(月形祐二君)  お答えをさせていただきます。  井上議員の前回の議会の折にも見たことがあるかということで、私も議会終了後に笹山苑を視察させていただきました。そうした中で、この笹山苑につきましては、昭和48年、今お話しのとおり、その改築後、約40年経過しておりまして、大変老朽化をいたしております。それに加えまして、先ほどのお話のとおり、3月25日は、県のほうから土砂災害特別警戒区域の指定という2つの大きな課題を抱えることになりました。今後このまま運営していくことは適当でないというふうに判断をさせていただいております。  そうした中で、現在、公設公営、公設民営、民設民営の3つのパターンの存続方法と、廃止した場合の合わせて4つのパターンを想定いたしまして、慎重に検討を重ねているところでございます。  今後、本市の母子世帯支援の全体のあり方を含めまして、議会とも御相談を申し上げながら、総合的に検討をして、一日も早く結論を出していきたいというふうに考えております。 211 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 212 ◯19番(井上健作君)  それでは、ちょっと部長に一言、二言お伺いします。  今、市長がお答えになりました。選択肢が幾つかある。そういった中で、これは委員会でもちょっと聞いたことがあるんですが、施設として新しく建てる場合、現在の県、国の状況下の中で建てることができるのか。確かに、平成16年と14年ですか、建てたところがございますよね、最近。宮田町か、どこかあっちの嘉穂のほう。そういったところができるのか。そしたら、この母子施設に入るだけで糸島はいいのか。今、施策とおっしゃいました。そういった中で、今、糸島の中にどれだけの母子家庭があるのか、この辺もつかんでいらっしゃいましたら、お答え願いたいと思っております。 213 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 214 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  現在の国県の補助制度のことであろうかというふうに存じます。平成16年度ぐらいにおきましては、他の社会福祉法人、このようなところで福岡県内で2施設ほど建設がなされておる状況がございます。ただ、私ども今回の先ほど市長答弁いたしました施設の老朽化、加えてレッドゾーンの指定ということで、年度変わりまして、早々に県、あるいは国のほうにも確認作業を今進めておるところでございます。  そうした中、いわゆる県内における今の母子生活支援施設の充足状況といいますのは、全国でも3番目に高い状況ということになっております。加えて、入所率と申しますか、どれだけ利用されているかということになりますと、7割程度という状況でございます。この糸島につきましては、福岡地区という、福岡市を含めたところが1つのエリアというふうに大きくとらえられているというところでございまして、福岡県としては、この福岡地区については充足しているという判断がなされているところでございます。  このような状況の中で、いわゆる国の補助、あるいは県の補助につきましては、大変厳しいという話を聞いておるところでございます。難しいという話を聞いているところでございます。  それから、現在、母子の世帯数でございますけれども、大体1,000世帯を少し上回ったところでここ四、五年推移しているという状況でございます。  以上でございます。 215 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 216 ◯19番(井上健作君)  はい、わかりました。そういった中で、これからどうするのか、市長も早急にとおっしゃいました。私も早急にこれは対応しなければならない事案だと思っております。ことしも梅雨が7月ごろには明けるでしょう。しかしながら、今まで余り雨も降りませんでしたけれども、豪雨の可能性もございます。そういった中で、行政が持っている施設がレッドゾーンに入ったということであれば、私はもう早急にこの施設については、解決をしていかなければならないと思います。そういった中で、もう今年度中に何とか入っている方のことも思いながら、今の方を出ていただく、すぐ出ていただくということはできないと思っております。そういった中で、年限を切った形で母子生活支援施設の今後の糸島としての考え方、それと1,000名近くいらっしゃいます母子家庭の方々を総合的に考えた母子支援策とあわせて、私はやっていただきたいということを申し述べて、この件については終わらせていただきます。  次に、私も8月には65になりますが、高齢者の一員になりました。前期というのがついておりますけれども。そういった中で、いろいろ年金のことやら、はがきが来ますけれども、ああいい年こいてきたなと思っております。  そういった中で、前回、金曜日だったか、徳安議員がこの件について触れられておりましたので、触れられた部分は私は除外させていただいて、国民健康保険事業の現状についてというのは、その中にはほとんど聞かれましたので、省かせていただきますが、そういった中でちょっと聞きたいことがございます、1点だけ。税の賦課額、それから収納額の推移、この件については、余り触れられてなかったかなと、もう忘れておりますが、この件についてもう一度確認だけさせていただいて、上の項目は省かせていただきます。 217 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 218 ◯健康増進部長(馬場 貢君)
     現状の中で、国民健康保険税の賦課額と収納額の推移でございますけれども、現年度分で答弁をさせていただきますけれども、平成26年度が25億6,433万1,000円でございました。平成24年度でございますけれども、24億2,358万3,000円ということで、この分につきましては減少傾向にあるというような状況でございます。  収入額におきましても、平成20年度が24億1,469万8,000円、平成24年度が23億3,434万4,000円ということで、調定額と同様に収入額も減少傾向にあるというような状況でございます。 219 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 220 ◯19番(井上健作君)  そういった中で、糸島の当初予算の中で、国民健康保険の特別会計が130億円を超えております。介護保険事業についても70億円、71億円近くになっております。そして、後期高齢者の医療特別会計、これを合わせますと212億円という膨大な、これは高齢者の増加、それからいろんな状況の中で少子化等でこれだけの膨大な費用が今、要っている。しかし、このままで大丈夫なのかなというのが私の基本的な考え方でございます。  そういった中で、第1の項の質問は終わらせていただきますけれども、高齢化に伴う影響について、被保険者の高齢化、それから、国保世帯の状況についてはどのようになっておるのか、この辺についてお伺いをさせていただきます。 221 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 222 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  被保険者の高齢化、または国保世帯の状況でございますけれども、合併以降の平成21年度と平成25年度の比較で答弁をさせていただきます。まず、被保険者数ですけれども、平成21年度が2万9,474世帯、これが平成25年度が2万9,474人、平成25年度が3万132人ということで658人増加をいたしております。そのうち、64歳以下の方が、平成21年度が2万1,471人、平成25年度が2万685人ということで、64歳以下の方は786人減少です。それに比べまして、65歳から74歳までの方が、平成21年度が8,003人、これが平成25年度が9,447人ということで1,444人の増加ということになっております。世帯数につきましては、平成21年度が1万4,996、平成25年度が1万6,036で1,040、確実に被保険者においては高齢化が進んでおるというような状況でございます。 223 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 224 ◯19番(井上健作君)  本当に平成21年から5年間、合併以前、合併から数えて大体1,444人、65歳以上ということになってまいりました。これからもこれは進むという推定はできます。  そういった中で、高齢化と医療費、それから、税収、税負担の軽減策をどのように今後考えてらっしゃるのか、本当に大丈夫なのかという心配がございます。その辺についてお伺いをさせていただきます。 225 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 226 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  先ほど被保険者の高齢化の状況を説明をさせていただきました。この高齢化と医療費、または税収の関係、また、軽減世帯の関係がどうなっておるのかという分を答弁させていただきますけれども、高齢化に伴いまして、1人当たりの医療費でございますが、平成21年度が31万8,262円、これが平成24年度32万8,955円と、4年間で1万693円の増加となっております。  次に、国保税の1人当たりの保険税収入額でございますけれども、平成21年度が8万4,252円、これが平成24年度が8万474円と、3,778円減少ということになっております。  次に、国保税の軽減世帯数でございますけれども、平成22年の7,497世帯、これが8,047世帯ということで550世帯増加ということでございます。分析をいたしますと、高齢化に伴いまして、医療費は増加傾向、一方で国保税収入は減少傾向というような状況になっておるところでございます。  以上です。 227 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 228 ◯19番(井上健作君)  被保険者の数はふえる、高齢者の数はふえる。税収はマイナスだ、そうしたらどげんするとなという本当に単純な話が出ている。それでは、大体2億円から2億5,000万円、合併当初は4億円ほどの法定外の一般繰り入れ、この件については、むやみにやったら、やはり税の二重取り、そういった感覚で市民はとらえます。何で、国保というのは、本当は独立採算制じゃないのと、何で一般会計から繰り入れないかんとと。しかしながら、どうしてもやっぱりその世情に応じて、最低の──最低というか、2億円ほど出してきました。それと、基金、我々も12年以上前になりますけれども、基金は大体5億円から6億円から7億円はありました。今その状況というのは、これは先日聞いたかと思いますが、そのことについてはどのように関係部署として馬場部長、思ってらっしゃるのか、この辺の数字的なものも一緒にお答え願いたいと思っております。 229 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 230 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  まず初めに、一般会計の法定外の繰り入れの状況でございますが、合併後で答弁をさせていただきます。  平成22年度が4億5,000万円、平成23年度と平成24年度が2億5,000万円、平成25年度と本年度平成26年度が2億円というような状況になっております。財政調整基金の状況でございますけれども、実際の基金額、年度末の基金額を説明させていただきますけれども、平成22年度が2億1,300万円、平成23年度が1億8,100万円、平成24年度が3億2,700万円、平成25年度が7,100万円、平成26年度、本年度につきましては、すべて取り崩しをする予定でございますので、年度末におきましては、財政調整基金につきましてはゼロというような状況になるというふうに思っております。  この法定外の繰り入れ、また、財政調整基金の取り崩し等の部分につきましては、保険給付費の状況、また、被保険者の方の負担等を考えさせていただきながら、繰り入れ、または基金の取り崩し等を行ってきた次第でございます。  以上です。 231 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 232 ◯19番(井上健作君)  本当に一般会計からの繰り入れが2億円、しかし、基金が今年度で7,000万円はつぶれるよという状況です。私たちが一番心配するのは、今いろんなインフルエンザ、豚でも何でも、人もあります。またことしの冬、どうなるかわかりませんけれども、そういった感染症の風邪等が、もし、はやって、何千人という方が病気にかかる。こうなったときに、果たしてこの特別会計の国保会計が運営できるのかな。最悪のときは一般会計から繰り入れられにゃいかんたい、そういう甘っちょろい考えでは、今後の私は国保運営についてはできないと思っておりますが、いかがですか。 233 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 234 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  国民健康保険事業につきましては、特別会計という中で独立採算制というものが原則でございます。ただ、議員御指摘のように、風邪等、インフルエンザ等、そういう部分がはやりますと、1つくしゃみすれば、1億飛んでいくというようなのがこういう医療費の関係の部分でございます。なるべくそういうインフルエンザ等がはやらないことを祈っております。ただ、あわせまして、経営努力も行っていく必要があるというふうに思っておりますので、先日も答弁をさせていただきましたけれども、医療費の適正化事業、また、健康づくり、また、被保険者の方の適正受診等の啓発等、経営努力等も一生懸命やらさせていただきたいというふうに思っているところでございます。 235 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 236 ◯19番(井上健作君)  事業のことについては、確かに徳安議員の質問の中でも出ました。健康づくり、それから定期検診、特定検診、無料化もされて、大変推移としては上がってきておるんです。やはり事前の健康管理、事業、やはりそれをやらなければ、実際、この費用はかさんでいくだけという思いでございます。あと15分しかございません。そういった中で、その事業内容については、今後また検証をさせていただこうと思っておりますので、それでは、本年度130億円を超す一般会計の予算ではございます。そういった中で、私はことし、来年、再来年、どのようなここの国保運営をなさっていくのか、見通し等がありましたら、報告を願いたいと思っております。 237 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 238 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  平成26年度、本年度、また平成27年度、平成28年度の国保会計の収支の見込みについてでございますけれども、先ほども答弁をいたしましたけれども、保険給付費につきましては、毎年度3億円を超えるところで伸びがしてきております。今後においても、その伸びは続くのかなというふうに思います。そうすると、また片方で、これも答弁いたしましたけれども、保険税収入につきましては横ばいの状況ということでございます。ここら辺の予想からいたしますと、平成26年度、本年度におきましても、3月に当初予算を計上したばかりではございますけれども、赤字が出る可能性もあるかなというふうに思っております。また、今後3億円を超える保険給付費の伸びが平成27年度、平成28年度も続くということになれば、平成27年度、平成28年度におきましても数億円規模の赤字が出るのではないかというようなことも予想されます。もちろん、平成27年度、平成28年度におきましては、今と同様に一般会計からの2億円の法定外の繰り入れをしても、平成27、28年度については赤字が出るのではないかというような予測を立てておるところでございます。  以上です。 239 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 240 ◯19番(井上健作君)  なら、どげんするとかいな。国保の被保険者の方々は、やはり不安と。病院に行くなということはできません。こういった方々のやはりこれからの安定的な通院、または健康管理等の事業については、大変な重要な課題が残っておると私は思っております。  そういった中で、もう1つ気になるのは、今、後期高齢者は、福岡県内一律の県が、市町村すべて集まって運営をしております。平成28年まで聞きましたけれども、平成29年に広域化をすると。具体的にどこまでいっておるかわかりませんけれども、そういったお話もあっております。この辺の状況についてどのようにお考えなのか、お答え願います。 241 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 242 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  議員の御質問につきましては、平成29年度からの国民健康保険の広域化の御質問であろうというふうに思っております。国のほうで社会保障改革プログラム法におきまして、平成29年度を目途とします国民健康保険の都道府県化、いわゆる広域化が決定をいたしておる状況でございます。それを受けまして、福岡県におきましても県の広域化等支援方針に基づきまして、広域化に向けた事務統一化の検討、また、保険税のあり方について、試算、または影響分析等行っておるところでございます。現状といたしましてはそのような状況でございます。 243 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 244 ◯19番(井上健作君)  それで、1つ問題なのは、僕は小さい市町村ほど大変だと思うんですよ。今、60の市町村が福岡県内にあります。そういった中で調定額、この国民健康保険税の調定額というのは、それぞれに違うと思うんですよ、個別割、それから資産割、それから家族割、人数、資産割も入っている部分があるんです。昔はなかったんですよ、前原は。二丈、志摩はありましたけれども、資産割が入っているところもございます。そういった中で、ばらつきの中でどのくらいの格差があるのか、最低と最高、この辺も含めて御説明をお願いします。 245 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 246 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  県内の国保税の算定方式、または1人当たりの調定額の差ということでございますけれども、県内60市町村のうち、算定方式で所得割、資産割、均等割、平等割の4方式が26団体、所得割、均等割、平等割の3方式が33団体、所得割、均等割の2方式が1団体ということになっております。その中で、被保険者1人当たりの調定額でございますけれども、一番低いのは、添田町で5万5,795円、一番高いのは広川町で9万8,405円ということです。ちなみに糸島市におきましては8万250円ということで、60団体中27番目というような状況でございます。ちなみに、県内平均につきましては、1人当たり調定額が8万1,843円となっております。  以上です。 247 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 248 ◯19番(井上健作君)  これだけの差があるわけですよね、4万。やはり自治体によってはすごいばらつきがあるんです。かなりの一般会計からの繰り入れをやっている市町村もあるというふうに想像をいたします。  それでは、来年、私は介護保険の見直し、特別会計、これも特別会計ですが、見直しがやってくるだろうと思っております。消費税も上がってまいります。そういった中で、今後どのようにこの国民健康保険の税収と、これと支払い額、このバランスをとっていけるのかなと。今後のやはり見通しというのは、被保険者にとっては大変重要なことでございます。65歳超したら介護保険の税金もかかってきます。こういったことを踏まえて、今後、糸島の国民健康保険会計の道筋、また、先行きについてどのようにお考えなのか、最後に市長にお伺いして、この質問を終わらせていただきます。 249 ◯議長(浦 伊三次君)  月形市長。 250 ◯市長(月形祐二君)  国保の運営につきましては、今、馬場部長がるる答弁をさせていただきましたとおり、大変今後厳しいものがあるというふうに認識をいたしております。引き続きまして、国保税の収納率の向上、あるいは医療費の適正化を図っていきますとともに、特に徳安議員からも御指摘をいただきました健康づくり対策、こういったものを進めながら、現在検討中の小学校単位での健康づくり支援システムを含めまして、力を入れていかなければいけないというふうに思っております。  なお、本年度につきましては、赤字となった場合は、一般会計繰入金の追加も検討しなければならないのではないかというふうに考えております。また、平成27年度以降につきましては、国民健康保険運営協議会に国民健康保険事業の運営について、これを諮問させていただきまして、御審議いただく予定とさせていただいております。答申を受けまして、今後の動向を見定めて慎重に対応してまいりたいと考えております。 251 ◯議長(浦 伊三次君)  井上議員。 252 ◯19番(井上健作君)  ありがとうございました。本当にいろんなものが絡んでまいります。収納率は糸島はかなり高くなって、96%ほど国保税も上がってきております。  それから、健康づくり、4校区に分けて検診を行っていただく、この推進もやるという市長の明言です。しかしながら、気になるのは、やはり一般会計からの繰り入れをやむなしとする時期がことしの正月前に来なければなと思っておりますけれども、それともう1つは、やっぱり税金を上げるということが、どれだけ市民にとっては負担になるのかというものも踏まえて、最少限度の踏み出しというものを私は希望してこの質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 253 ◯議長(浦 伊三次君)  これをもちまして、井上議員の一般質問を終了いたします。  ここで暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時の予定です。      (午後0時03分 休憩)      (午後1時00分 再開) 254 ◯議長(浦 伊三次君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  午前中に続いて一般質問を行います。  7番那須英仁議員の発言を許可します。那須議員。 255 ◯7番(那須英仁君)  7番、建設産業常任委員の那須英仁です。通告書に基づき、議長の許可を得て質問をいたします。  大きくは1問でございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。  私の公約の1つの柱でございますが、若い世代が積極的に移り住む、子育てしやすいふるさとにしたい、その趣旨から、主に人口対策としての若い世帯の誘致についてお伺いをしたいと思います。  合併して4年、高齢化が進んでおりますこの糸島市で、人口減と聞いております。糸島市発展のためには、この年齢構成を考えた人口の確保と維持、中でも若い世帯の増加とその出生率、そして、出生数の増が継続的に必要であることは極めて重要であると思います。  そして、まさに今、日本国の人口減対策の話題があちらこちらで上がっております。その危機感から、関係機関から、人口問題の発表が相次いでおるところであります。
     そこで、この糸島の、ウエルカム糸島の投資施策についてお尋ねをしてまいります。  まず最初に、過去の10年間程度の糸島の人口の動向というのはどういうふうになっているか、お伺いをいたします。 256 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 257 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  過去10年間の糸島の人口の推移ということでございます。  平成17年3月末の住基人口の日本人のみで答弁をさせていただきます。  平成17年3月末が9万9,462人、以降、増加傾向にございまして、合併時、平成21年12月末でございますけれども、10万808人となりました。その後減少に転じまして、本年3月末の人口が9万9,248人というふうになっております。  以上でございます。 258 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 259 ◯7番(那須英仁君)  人口の、総人口につきましては御答弁いただきましたが、その中でも、私が特に注目をしているのが、若い世帯がどういう動きをしているかということであります。この社会を支える若い世帯がふえているのか減っているのかが最大の関心事に私は思っております。年齢別の人口、あるいは若い世帯数について、数字的にわかるものがあればお知らせを願いたいと思います。 260 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 261 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  年代別の人口ということで答弁をさせていただきます。  先ほど、答弁の中で合併時が10万808人ということで答弁をさせていただきましたので、合併時と本年3月末の比較で答弁をさせていただきます。年代別ということで御質問をいただきましたけれども、年少人口、生産年齢人口で答弁をさせていただきます。  まず、年少人口でございますが、合併時と本年3月末を比較しますと836人の減、生産年齢人口が4,281人の減、ちなみに、高齢人口が3,557人の増というふうになっています。  次に、若い世帯数の動向ということでございますけれども、国勢調査のデータで、平成12年、平成17年、平成22年を比較させていただきます。  総世帯数を先に答弁をさせていただきますが、平成12年の総世帯数が2万8,310人で、平成22年の総世帯数が3万3,720世帯です。うち、40歳未満の世帯数でございます。平成12年が5,532世帯、平成22年が6,088世帯ということで、総世帯数も40歳未満の世帯数も増加をしております。しかしながら、総世帯数に対する若い世代の世帯数の割合、平成12年の国勢調査で19.5%だったものが、平成22年の国勢調査では18.1%減少しておりまして、全世帯に占める若い世帯の比率は下がってきておるような状況でございます。  以上です。 262 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 263 ◯7番(那須英仁君)  るる数字をいただきました。ありがとうございます。  糸島市は、合併して若い市であるというふうにいわれておりますが、構成している人間たちは、若い人たちばかりではないと。今言われました平成22年の18.1%ですが、現在の平成25年、平成26年を見ますと、現在は、福岡県の中でも最低の比率になっているのではないかと思っているわけです。その若い世帯が、糸島市の中でこれだけ少ないということに対する危機感を、きょうの質問の中の根底に据えて、人口対策としての若い世代の誘致ということで質問の趣旨にさせていただいておるところです。特に、ここだけは数字として外せないものがあろうかと思いますので、できるだけ直近の数字があれば、平成22年ではなくて本年に近いところの数字がほしいなと。先ほど言われましたように、人口が減ってきたと、本当に危機感を持ってあるところであろうと思います。  この件につきましては、市長も、人口の減については、何とかせないかんというふうにおっしゃっているところでありますので、どういうふうに若い世帯、この若い世帯が社会を構成する上で、それこそ子供を産み、ここで、糸島で育つ子供たちを糸島っ子として、それこそふるさとになってもらうような地域をつくっていかなければならないと思うわけですが、それも人口が減るならば、本当に寂しい限りであります。ぜひ、直近の数字でわかればお願いをしたいと思います。 264 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 265 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  先ほど、若い世帯数の動向ということで、国勢調査のデータで答弁をさせていただいておりますので、平成22年の国勢調査が最新でございますので、御了解をお願いしたいと思います。  以上です。 266 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 267 ◯7番(那須英仁君)  ありがとうございます。私の手元に持っているデータによりますと、これは、先日の同僚議員さまのほうからもいただきました資料ですが、ふくおかデータウェブに掲載さされている人口動態調査から作成された表であります。これを見ますと、25歳から39歳の糸島市における総人口比というのがございます。これが、福岡県のほかの地域、幾つかありますが、その中でも、表の中では最低の17.79%ということになっております、構成比ですね。ちなみに、福岡市は21.99%、これだけ差がある。言い方を変えますと、田舎から大都市圏へ若い人たちが流出しているという数字ではないかなというふうに心配をしているところであります。  それで、次にお伺いしていきたいと思いますが、若い世帯の出産から子育てに対しまして、どのような対策がなされているのか。そして、その取り組みというものは、この糸島に移住しようという気にさせる、魅力ある取り組みになっているのかどうかお伺いします。 268 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 269 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  幾つかの事業を紹介させていただきながら、答弁とさせていただきたいと思います。  まず、出産までの対応でございますけれども、子ども課のほうでとっております支援でございますけれども、子育て支援センターにおきまして、出産、育児に関する講話、お話や沐浴等の実習、または妊婦体操等を行い、出産育児の正しい知識と、あるいは親御さんの不安解消等に努めているところでございます。  また、子育て中の対応といたしましては、まず保育関係でございますけれども、18歳未満の兄弟姉妹の中で、第3子以降の3歳未満時の保育料の無料化を実施しております。これは、県内28市ございますけれども、同時入所以外で第3子以降の保育料の無料化を国の制度に上乗せした形で行っておりますのは、本市を含めて4市のみという状況でございまして、本市は充実している状況でございます。  また、保育所の延長保育でございますけれども、糸島市では5つの保育園が午後8時まで実施をいたしております。これもまた県内との比較になりますが、60市町村あるうちで、同じように午後8時まで延長保育を実施しておりますのは17の市町村のみということでございまして、本市が充実した状態ということでございます。  また、御案内のとおり療育事業でございますけれども、全国的にも先駆的な事業として、九州大学と連携をいたしまして、発達障がい児及び発達に特性のある年長児の学校等への円滑な移行に向けました移行支援キャンプ等を毎年開催いたしまして、高い評価を得ております。  生後2カ月の赤ちゃんがいらっしゃる全家庭を訪問するこんにちは赤ちゃん事業というのをやっておりますけれども、本市では100%の赤ちゃんを把握いたしておりまして、また、家庭訪問の実施率でございますけれども、96%という状況でございます。周辺自治体で75%程度の訪問率ということでございますので、大変きめの細かな取り組みをしているというふうに考えておるところでございます。  また、乳幼児医療の関係でございますけれども、来年4月から小学校3年生までの入院費の無料化、これの拡大に向けた準備を今しておるところでございます。  このほかにも、多種多様の事業を行っております全国的にも先駆的な事業、あるいは県内でもすぐれた事業、また市民ニーズに合ったきめ細やかな事業等を展開しておりまして、糸島市のこのような取り組みというのは、本市に対します移住希望といいますか、それに対する魅力的な取り組みというふうに考えておるところでございます。  以上です。 270 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 271 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  出産から子育ての部分につきまして、市の健康づくり課のほうでも安全・安心な出産に向けた支援、またお子さまの健やかな成長を支援する取り組みを行っておりまして、妊婦の方へは母子健康手帳の交付を初めといたしまして、妊婦健診の費用助成、また平成25年度から妊婦歯科健診助成、それと、先ほど人権福祉部のほうでも答弁がありましたけれども、出産を控えた妊婦の方とその家族を対象としたママ・パパ教室の開催。また、出産後におきましては、未熟児など小さく生まれた赤ちゃんの家庭、また保護者の方の希望に応じまして、保健師、助産師による訪問指導等を行っております。  また、健康福祉センターあごらにおきましては、4カ月児、10カ月児、1歳6カ月児、3歳児の乳幼児健診についても行っておりまして、健診の中では、育児相談、離乳食、生活習慣に関する保健指導等もあわせて行っておるところでございます。  以上でございます。 272 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 273 ◯7番(那須英仁君)  るる、いろいろと取り組みをなされているという状況でありますが、不思議なことに、それでも減っていっているということですね。これだけのことをしていても減っているというのが、どうも不思議に思います。  先ほどちょっとよくわからなかったので、聞き漏らしなんですが、家庭訪問が26%とおっしゃったんですかね。 274 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 275 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  家庭訪問率96%でございます。 276 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 277 ◯7番(那須英仁君)  ありがとうございます。大変すばらしい制度になっているのではなかろうかと思います。やはり知らない土地に移住してきて──あえて移住と言わせてもらいますが、生活をすると。その中で、誰に聞くこともできないと、困って子育てをしておられる方も多かろうと思いますし、またそういう不安があったら引っ越すことができないなというふうにも、心配事の1つに挙げられているのではなかろうかと思います。その中で、家庭訪問でそういう事情を詳しく聞く、あるいは御支援をしていくということは、大変きめの細かいことではなかろうかと思います。ぜひ、96%と言わずに100%を目指して頑張っていただきたいと思います。  それから、小学校3年生までの医療費無料化の話につきましては、先般の話から出ておりました。もちろん、よその自治体でもやっているんだろうとは思うんですが、糸島だからこれができるというようなことを、これは施策としての英断になってくるのかもしれませんが、ぜひそういうことやったら糸島に住みたいという内容に、今後とも取り組んでいっていただきたいと思う次第であります。  以下、具体的に、その若い世代に対してどういう提案をしていってあるのかをお聞きしていきたいと思います。  私の場合は、衣食住を提案すべきではないかということで、衣食住を読みかえさせていただきました。  衣というのは「育」、子育て環境についてであります。  食は就職の「職」、職場の「職」、働く環境と読みかえます。  それから、住は「家」です。住む環境であります。  以下、それぞれについてお伺いをしていきたいと思います。  もう子育ての時期を過ぎたという方々も多いかもしれませんが、子育ての環境こそ、親がどこに住居を決めるか、最大の要件であるというふうに思っています。どんな親でも、自分の子どもを育てるときには、この自然豊かな糸島の中で、心も体も元気に、そして健全に育てる環境であってほしい、そういう場所で育てたいと思うものではなかろうかと思っています。  それで質問ですが、若い世帯に必須の、この子育てしやすい糸島の環境として、わかりやすいうたい文句、若い人たちに糸島はこうですよというものがありましたら教えていただきたいと思います。 278 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 279 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  本市の第1次糸島市長期総合計画におきまして、この3大重点プロジェクトというのを定めております。それの筆頭に子育て支援というのを掲げておるところでございます。その中で、基本目標といたしまして、子どもが健やかに育つまちづくりをうたっておるところでございます。  以上でございます。 280 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 281 ◯7番(那須英仁君)  ありがとうございます。それはわかるんですけど、じゃ、それをバックアップする施策が本当に相手に届いているのか。あるいは、あったとしても、知らないということもあるのではないかと思います。子どもを持つ親が糸島に引っ越してきたら、ここでこれだけのことを子育てができるんだ、将来の設計がこうできるというものが見えてくるようにしていただきたいと思います。きっと、第一番目に住みたいまちに糸島がなってくると思います。そして、住んでよかった糸島、そのようになるものと確信をいたします。ぜひ、そのことが伝わるようにお願いをしたいと思います。  もう1つお伺いしますが、この子育てしやすい環境であることは、先ほども言いましたように必須条件でありますが、この若い世帯の親や子たちが、相互に影響し合う、いわゆるコミュニティとしては一定の数も必要になってくるのではなかろうかと思います。特に、この中で心配しているのは、地域的な偏重、集まるところには集まる。過疎になっていくところは過疎になる。言い方を変えると、1人っ子に地域でなってしまうようなところもあるではないかとさえ危惧をしております。そういう地域的な偏重まで含めまして、コミュニティとしての数が足りているのかどうか、お尋ねをいたします。 282 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 283 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  まず、年少人口の関係、年少率の関係で答弁をまずさせていただきたいと思います。  平成24年10月1日現在でございますけれども、糸島市における15歳未満の人口の全体人口に占める割合、これは年少率でございますけれども、13.9%でございます。ちなみに、同日付の全国平均値は13.0%となっております。糸島市が0.9ポイント上回っている状況ということでございます。  それから、地域別ということだと思います。地域別に見た場合でございますけれども、高いところでいきますと南風校区、こちらが一番高うございまして20.8%。一番低いところでは、深江校区の10.2%、このような状況となっておるところでございます。 284 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 285 ◯7番(那須英仁君)  ありがとうございます。地域では、子どもが主体になってする伝統文化事業もございますし、子ども会の活動もあるわけですが、成り立たないところも出てきているんですね。二丈の深江ですが、川祭りというお祭りがありまして、これは子どもたちが主体的にやるお祭りなんですけれども、もう子どもがいないと。おったとしても女の子が1人でどうしようもない。そうなってきますと、子ども会同士一緒になって、統合して1つのお祭りをするという方法を選びながらやっている段階であります。  今言われましたように深江が最低になっておりますが、この糸島の中でも、偏重という意味では、非常にやりにくい情勢というんでしょうか、そういうものが起こっていると思います。日本全国で見た場合でも、大都市圏に若い女性がスポイルされているという先日の発表がありました。その傾向は抑えることができない。その結果、6月5日の西日本新聞、「出生数最少102万9千800人、13年統計人口減の流れ加速」、「出産世代の女性人口は年々減っており、今後も少子化は進む」。この結果を受けて、研究所が出した数字もございます。後で御紹介をしていきたいと思いますけれども、国を挙げてこの人口問題が今取り沙汰されております。  この糸島のマスタープランにつきましても、人口の計画というのは一番大変、根底をなす大事な政策ではなかろうかと思います。全てはこの人口計画の上に成り立っているものと思っています。
     それで、施策の中の1つとして、先ほどお話がありましたが、保育所とかには待機児童がいないというふうに聞きました。この状況について、どういうふうな状況になっているのか、実情をお知らせください。 286 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 287 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  まず待機児童でございますけれども、糸島市おいては、待機児童は発生いたしておりません。  ただ、どうしてもこの保育園に入れたいんだということで、そこをお待ちの方は21名おってございます。こういった状況でございます。 288 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 289 ◯7番(那須英仁君)  ありがとうございます。せめてものことであろうかと思います。やはりどうしても、親が働く世代でもあったり、あるいは預けて生活をしなくちゃならないところもあるわけですので、十分にそういう受け皿があることをアピールしていただきたいと思います。  先ほど触れましたが、こちらに引っ越して子育てをしようと思っておられる親御さんもいらっしゃると思いますが、やっぱり相談相手がいないとか、どなたに話していいかわからないとか、どんな手だてがあるのかわからないとか、そういうことがあろうかと思いますが、こういう福祉関連の支援について不安に思っている方を探し出すのは難しいかもしれませんが、わかりやすいお知らせの仕方というのは何かしてあるんでしょうか。 290 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 291 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  本市の場合、子育て支援センターを設置いたしております。こちらのほうの利用を呼びかけるという形でございまして、ホームページ等にも掲載いたしておりまして、情報提供を市民の方にしていると、このような状況でございます。  以上です。 292 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 293 ◯7番(那須英仁君)  先ほどの家庭訪問の話に戻りますが、どういう内容といいますか、どういうことを相手にお伝えしようというのがメインになっていくんでしょうか。 294 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 295 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  家庭のほうに訪問をいたしまして、いわゆる先ほど議員おっしゃいましたような悩みと、私どもが出向きますので、そこで何か心配事はありませんかとか、あるいは御相談をされたいことは何かないんでしょうかということでそこで聞いてまいります。ただ、そこで全てが結論を出せるかどうかということは別でございまして、そこでいただいた質問に対して回答できるものはその場で回答をいたしますけれども、できないものにつきましては、持ち帰りまして庁舎内のいろんな部署に問い合わせた結果といたしまして、結論をまた相手方に伝えると、このような形で対応をしているところでございます。  以上です。 296 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 297 ◯7番(那須英仁君)  戸惑いといいますか、どこにどう相談をしていいかわからない方もたくさんいらっしゃると思いますので、ぜひ、きめの細かい情報をお渡し願いたいと思います。  2人目、3人目という部分については、子育てについても少し余裕は出るかもしれませんけれども、特に、最初のお子さんを育てるときには問題も多かろうと思いますので、ぜひお力になってやっていただきたいと思います。  それから、先日このようなアンケート調査の報告書をいただいたわけです。糸島市子ども・子育て支援事業計画策定のためのアンケート調査結果報告書というのをいただきました。大変よくまとめてあるかと思いますが、これは、どのように活用されるのか、お聞かせ願いたいと思います。 298 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 299 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  このアンケート調査でございますけれども、表題にございます子ども・子育て支援事業計画、これは市のほうで策定をする必要がございます。これのための基礎資料としてとったものでございます。  以上です。 300 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 301 ◯7番(那須英仁君)  このアンケートをとられた対象というんでしょうか、子育て世代にアンケートをとられたのか、あるいは、まだ今から先、子育てをするかもしれないという人たちにとられた資料なんでしょうか。 302 ◯議長(浦 伊三次君)  井土人権福祉部長。 303 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  就学前児童の保護者。ですから、学校に上がる前の子どもを持ってある保護者の方が2,000件、それから小学校の保護者から2,000件と、こういったことでアンケートをとっております。  以上でございます。 304 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 305 ◯7番(那須英仁君)  私も全部を見たわけではありませんが、このようなアンケートに答えられた方々は、きっとそのアンケートの趣旨も理解をしながら答えられたと思いますし、期待をされると思います。このようなアンケートをとられるから、きっと皆さんの意見を入れた施策が生まれるんであろうという期待を込めて答えられたものと思いますので、ぜひ生かしていただきたいと思います。単なる帳面消しにならないようにお願いを申し上げます。よくそういうことがあったりしますので、ぜひお願いいたします。  この感想を1つ言いますと、私はこの中で35ページが一番出ているのかなと思うんですけどね。宛名も多分それで出されたと思いますが、不定期の教育、保育事業や宿泊を伴う一時保育などの利用についてというのがあるんですが、保護者の通院とか私用とか、あるいは不定期の就労などの目的で不定期に利用しますかというのがあるんです。利用していないというのがあるんですが、これはどちらかというと、余り当てにされていないのかなと、あるいはサービス内容がよくわかっていないのではないかと。単に、中には利用しないからだけの話なのかもしれませんけれども、これだけの事柄について一生懸命サービスを充実させていこうというアンケートをとるほう側の気持ちから言いますと、もう少し利用したいなというような気持ちが入っておってもいいのじゃなかろうかと思っています。このアンケートにつきましては、ぜひ実現を目指して次の策定に進んでいきたいと思います。  その中でも、最終の結論として出ております、93ページですが、これは、子育てのための経済的支援をしてくれんかというところに、重要なもの5つの中の最大限に入ってきています。確かに、経済的に大変であろうかと思います。今度、国のほうも今までにない子育て支援をして出生率を上げますというふうに言っております。何とか、30年後においても1億人をキープしたいと、日本の政府が、本気を出して、数字を挙げて、今示しをしているところであります。子育て支援につきましては、中身のある厚い支援をぜひお願いしたいと思っているところです。  それで、アンケートは、ぜひこれに基づいてやっていただきたいと思います。  それで、子どもが小学校に入ってまいりますと、この糸島の義務教育では、どんな子どもに育てようとしているのか、お聞きしたいと思います。 306 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 307 ◯教育部長(泊 早苗君)  若い世代の移住誘致の取り組みの一連の御質問の中で、教育環境の取り組みということでお答えしてまいりたいと思いますが、教育環境の整備と、それから教育内容の充実の2つの柱をもとに取り組んでおるところでございます。  1つ目の柱の教育環境の整備につきましては、二丈中学校のプールや新設や特別教室の改修、教材備品等の整備、図書館の整備など、子どもが学ぶ場の整備を行っております。  また、保護者や地域の声が学校運営や経営に反映されますコミュニティスクールの推進、さらには、児童・生徒の登下校中の安全確保やいじめの防止、災害からの避難計画など、児童・生徒の安全に配慮した体制の整備に努めております。  2つ目の柱でございます教育内容の充実につきましては、学力や体力の向上が不可欠でございまして、授業時間を確保するための土曜授業や九大と連携した伊都塾、中学校における少人数学級の推進などの取り組みを行っております。  また、糸島のよさである自然、歴史、伝統文化、産業等を教材としまして、歴史教育、環境教育、食育などの教育に取り組み、糸島を知り糸島を愛し、糸島を誇れる子どもを育てる教育を総合的な学習の時間を中心に取り組んでいるところでございます。 308 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 309 ◯7番(那須英仁君)  子どもたちは、この糸島で育ち大人になっていくわけですが、子どものころに学んだ自分たちの伝統やら歴史やら、そして空気の臭いまで含めて、ふるさとと思うことになっていくと思います。ぜひ、ふるさととしみ込むような、そういう教育をしていただきたいと思います。  ひところ昔までは、若者よ世界へ羽ばたけと、いっぱい努力してすばらしい技術を身につけて世界で働いてこいというふうに言っていましたが、帰ってきてもらわないかんと、出ていきっぱなしじゃどうもこうもならんと、ぜひ、若いうちに帰ってきていただいて、この糸島で起業をしてほしいというふうに思うこのごろでございます。  小学校、中学校、義務教育の間に、ぜひこのふるさとを誇れる、糸島を誇れるそういう人材を育成していただきたいと思います。  そこで、このような十分な体制が整ってきていると思いますが、それでも実際の数字には反映されていないのが、この若い世帯の誘致であります。  こういう取り組みがいつからなされたかはわかりませんが、数字に反映されてきているという実感があるのかどうか。私は、実感がないというふうに思うわけですが、そのあたり、担当としての感想で結構ですので、聞きたいと思います。 310 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 311 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  子育て世代の推移が、いろんな施策により数字にあらわれてきているのかということだろうと思います。一般的に人口の増減といいますと、自然増減と社会増減というものがございます。過去3年間、平成22年から平成24年の平均でいいますと、35歳から44歳では、若干転入のほうが増加をしてきておるような数字もございます。平成25年度も、転入のほうが79人多かったということでございますので、いろんな各種施策によります、また糸島のブランド力といいますか、糸島のよさを実感いただいて転入がふえてきているのかなというふうに思っています。ただ、25歳から34歳までは、やはり転出のほがふえておるような状況でございます。  以上でございます。 312 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 313 ◯7番(那須英仁君)  わかりました。35歳から44歳の人は転入がふえているということですね。何よりでございます。人口増につきまして、私は若い世帯ということでくくってはおりますが、ぜひ、ふえる施策をとっていかなければならないと。今度の糸島高校横の造成につきましても、一気に1,200世帯ぐらいふえるということですから、人口増、あるいは若い世帯の増に期待をしたいというふうに思います。  次にまいります。  「職」、いわゆるここに移り住むためには、働く環境が必要であろうと思います。これは、誰でも理想のふるさとで暮らし、家の近くで環境に適した安定した職場に勤め、生活基盤を築くことが望みであろうかと思います。そこでお尋ねいたします。  職場の確保としての企業誘致が必要であると思いますが、現状をお聞きしたいと思います。 314 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 315 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  企業誘致の現状でございます。合併した平成22年1月以降に操業されました企業誘致の現在までの実績でございますが、食品関連を主に、製造業が5社、運送業1社、研究施設3機関の合計9件でございます。  以上です。 316 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 317 ◯7番(那須英仁君)  その9社ございますが、どの程度の労働者を必要としている、雇用数を聞きたいと思います。 318 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 319 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  ただいま申しました9社の誘致企業の雇用状況でございますが、合計612人でございます。 320 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 321 ◯7番(那須英仁君)  相当な人数になろうかと思いますが、612名で、もしわかりましたらで結構ですが、地元の方はどのくらいぐらいいらっしゃるんでしょうか。 322 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。
    323 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  612人中、糸島市在中の方が320人でございます。  以上です。 324 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 325 ◯7番(那須英仁君)  大変な御努力の企業誘致で、そのような数値が上がってきたものと思います。ぜひぜひ、働く場所の確保として、企業誘致は今後とも続けていっていただきたいと思います。ただ、この糸島には、年齢構成にもよりますが、労働力というんでしょうかね、供給する力、労働力を供給する力というのは、どういうふうに見てございますでしょうか。 326 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 327 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  労働力という御質問でございますが、有効求人倍率という指標で答弁をさせていただきたいと思います。  福岡県全体の平均が0.93倍でございまして、糸島市を含む福岡市西地区が0.42倍ということで、例えば10人働きたいと希望があっても、糸島市及び福岡西地区では4人しか求人がないという状況で、逆にいいますと、労働力はまだまだあるというふうに御理解をいただきたいと思います。 328 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 329 ◯7番(那須英仁君)  糸島に来ていただければ、いつでも就職するところはたくさんあるよということであろうかと思います。優秀な企業をたくさん呼んでございますので、ぜひぜひそういう職場の確保にしていただきたいと思うところです。  ただ1つ、近ごろのニュースで心配になったことがあります。有名な企業でも、働き手がいないので、出店をやめたとか、あるいはお店を閉鎖したとか、そういう話を聞きました。この糸島には、そういう心配はないということですね。 330 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 331 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  糸島市内で、従業員不足により、例えば事業の縮小を行っているような、そのような企業はないということでございます。  以上です。 332 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 333 ◯7番(那須英仁君)  次にお伺いします。糸島市から福岡市内にお勤めになっているのが、もう大多数の方だろうと思います。そこでお尋ねしますが、交通手段として、バス、あるいはJR、あるいはマイカーとか、船で通ってある方はないだろうと思いますが、そういう交通手段が現在十分かということでお伺いをしたいと思います。特に、このバスにつきましては、路線が廃止になりまして、地域では大変寂しい思いをしておるわけですけど、やはり当時は、まだバスを使って通勤、あるいは通学をしてあった方もたくさんいらしたように思っていたわけですが、交通の計画、あるいは利用状況をどのように把握してあるかお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。わかる範囲で結構です。 334 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 335 ◯企画部長(柴田 潔君)  まず、議員おっしゃいましたように、外に働きに行かれる場合の交通手段ということで、それも廃止ということでありますと、旧二丈町で過去廃止になった部分ではなかろうかと思いまして、まず、そのときの利用の状況について御説明させていただきますが、旧二丈町では、平成15年度までバス事業者によりバスの運行が行われておりましたけれども、乗車密度が1便当たり1.5人と極端に低いということで廃止されたという経過があるということで聞いております。  今、糸島市としては、このバス、それから渡船等も含めてですけれども、そういった地域の公共交通については、地域交通計画というのを平成22年度末でございましたけれども策定しまして、それに基づいて、今いろいろな取り組みをやっております。そういった計画は持っております。  以上です。 336 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 337 ◯7番(那須英仁君)  平成22年末の交通計画で計画をしておるということですが、やはり行き来がスムーズにできる交通の手段というのは、本当に大変大事なことではなかろうかと思っています。ただ、これは道路の場合ですが、利用計画をちょっと変えるだけで世の中の風が一遍で変わるといいますか、先ほどの同僚議員の質問と兼ね合いが出てくる部分もあるんですが、一例を挙げますと、二丈浜玉有料道路、これが無料化されました。そして、あっという間に国道202号線の状況が変わりまして、国道202号線の交通量の多いというのを利用した商売をしておられる方にとっては、もう本当に破壊的な状況であります。現在、そのおかげで引っ越しまで考えておられる方もいらっしゃるわけですが、そういう状況になっていることは把握してありますでしょうか。 338 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 339 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  私のほうで、商売をされている方についての調査は実施をしております。  以上です。 340 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 341 ◯7番(那須英仁君)  道路がそのままで、何も形状が変わっていないんですよね。ただ、使い方をちょっと変えただけであんなに劇的に変わるとは思いもよりませんでした。昔は、国道202号線は、ほとんどが大きいダンプとか、あるいは荷物を運ぶ車、そういうのが通っておりましたけれども、今は1台も通っていません。全部上の、昔のバイパス、あの二丈浜玉有料道路のほうを通っております。本当にこういう交通というのは、ちょっとしたことだけでも、周辺はそれこそ商売をしてある方については破壊的な状況がすぐ生まれるということであります。使い方については十分やっぱり研究をしていかなければならないと思いますし、また、何らかの方策があってもよいのではなかろうかと思っています。大変困っている方がたくさんいらっしゃいます。  もう1つお聞きしますが、これは、実質JRの問題なんですが、筑肥線で見た場合に、たくさんの方が通勤、通学の柱として使っておられると思います。特にこの筑肥線は、JRと福岡市営地下鉄が相互乗り入れで使われております。その関係かどうかわかりませんが、私は、その料金が大変割高であるというふうに思っています。行政として、どういうふうに思ってあるかということなんですが、これは例を言わないとわからないので、例として出しますけれども(発言する者あり)はい、本当だ。博多駅から波多江駅が19.9キロメートルなんです。これ距離で単純に見まして、これが580円なんですね。博多駅から原田駅という鹿児島本線の下りがありますが、これが19.7キロメートル、ほぼ一緒なんです。それが370円なんです。先ほどの580円と370円で210円の差があります。実は交通料金の話は、倍掛けしてみないと、行きっぱなしならいいんですけど、戻ってこんといかんもんですから420円、毎日、この420円差額があるんですね。これはやっぱりちょっと高いだろうと思います。先日も、東京で山手線に乗ってまいりましたが、160円でしたけどね、随分の違い──一緒に比べるわけにはまいりませんが、実はこの事業も、JRと福岡市営地下鉄の事業なんで、料金をどうのこうのということじゃないんですけれども、この状況については、どうあったらいいというふうに思われるのかをお聞きしたいと思います。 342 ◯議長(浦 伊三次君)  柴田企画部長。 343 ◯企画部長(柴田 潔君)  今、議員おっしゃいますように、相互乗り入れという部分で、通勤、通学される市民にとっては、JRと福岡市営地下鉄が相互乗り入れになったことによって、大変便利であるということについては間違いないと思いますけれども、議員おっしゃいますように、そういった相互乗り入れによって高い料金となっているということについては認識しております。ただ、ここについては、この欠点について、例えば東区とか筑紫野のほうからJRを使ってさらにその後福岡市の中心地、天神まで行こうとすれば、やはりそこに乗りかえと、要するに乗りかえということが起こりますから、料金も当然、JRだけでの場合に比べると割高になっているという状況がございます。  このように乗り継ぎを行った場合、割高になる料金については本市だけの課題ではないと思っておりまして、やはり広域的な課題になろうと考えております。  以上です。 344 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 345 ◯7番(那須英仁君)  広域的な中で交通体系も考えながら、料金もやっぱり市民が利用するわけですので、ぜひ注意を払っていただきたいと思います。  もし機会がありましたら、見直しをしていただきますように、御進言いただくと大変ありがたいかと思います。  次にまいります。時間がなくなりました。  「住」、住む家のことですが、現在、いろんな取り組みがなされておると思いますけれども、こういう家があるので、ぜひ若い世帯に家族ごと来てここで暮らしてくださいという提案ができるのではなかろうかと思います。  その中でも、空き家バンクと空き家対策を実施しておられると思いますが、その成果とか問題点についてお伺いしたいと思います。 346 ◯議長(浦 伊三次君)  洞経済振興部長。 347 ◯経済振興部長(洞 孝文君)  空き家バンクの成果と問題点ということで答弁をさせていただきます。  空き家バンクでございますけれども、空き家の所有者の申請によりまして登録をしていただきます。仲介、宅建業者を通じて空き家を販売、あるいは賃貸借するものでございまして、平成25年度につきましては登録件数が23件で、うち6件の契約成立となっております。  問題点ということでございますけれども、ただいま答弁しましたように、登録件数が少ないことが問題点であろうかと思います。  また、昨年の9月でございましたけれども、福岡県宅地建物取引業協会と協定を締結して、市のホームページの中で市内の物件情報、常時800件以上ございますけれども、これをリアルタイムに閲覧できるようになったために、空き家バンクに少し意味が薄れてきているのではないかと思っております。  今後は、例えば農園つきの住宅であったり、古民家などの一定の目的に特化した空き家バンクとして活用できないか、現在検討を進めておるところでございます。  以上です。 348 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 349 ◯7番(那須英仁君)  ぜひ魅力ある物件を若い人たちに提示していただきまして、移住を促進するような、そういう施策につなげていただきたいと思います。本当に若い世帯の誘致というのは、長期の取り組みになるかと思います。そして、必要欠くことのできない重要施策であると思いますので、これは未来への投資ということで、いつするかということで、今でしょということで、お願いをしたいと思う次第です。  それで、いろいろお話ししてまいりましたが、私がびっくりしたのは、先ほど後で紹介すると申しましたが、「896自治体が“消滅”か 日本創成会議」、5月8日ですね。2040年の国内人口を独自に推計した結果、全国で896の市、区、町村が、人口減少による消滅の可能性がある消滅可能性都市ということで発表されました。これは、先ほど言いましたように、地方から大都市に移る人の動きがおさまらないと、そのまま進行すると。特に、子ども産む20代と30代の女性の人口が2010年時点から半減する自治体を消滅可能性都市ということで分類したとあります。本当にそれぞれが、大都市は地方から、こういう市であっても、またさらに内部においてそういう人口の張りつきのばらつきが顕著になってきよるということであります。  最後になりますが、市長の人口減については何とかしたいという決意を表明してありますので、所信をお伺いしたいと思います。 350 ◯議長(浦 伊三次君)  月形市長。 351 ◯市長(月形祐二君)  お答えをさせていただきたいと思います。  私の公約の1つには、住みたい、住み続けたい、定住の促進を掲げております。今、議員からもるる御指摘をいただきましたが、平成22年1月の時点では10万人を超えておりました人口も年々減少をいたしまして、本年3月末には10万人を割り込むということになっております。人口減少による財政的課題への対応もございますが、私自身、糸島の魅力の発揮を初め地域経済の活性化、そしてコミュニティ活動の維持、伝統文化の継承、こういったことが糸島の活力を高めていくためには、この10万人という人口をぜひとも確保し続けたいというふうに考えております。また、維持、増加をさせたいという気持ちは一緒でございます。特に若い世代、そして子育て世代はメーンターゲットと考えておりまして、今議会に提案をさせていただいておりますマイホーム取得奨励金も、ぜひ若い世代、子育て世代にも活用していただきまして、これは短期的、そして集中的な施策であるというふうに考えております。これを含めまして、定住促進策、今度は、それに加えて中長期的なものもあわせて考える中におきましては、教育の充実、あるいは働く場所の確保、九州大学の関係者の皆さんにも、定住促進などに御協力をいただきながら、若い世代、そして子育て世代の皆さんから選ばれる糸島市になるように、今後とも努力を続けてまいりたいと存じます。どうぞ先生方の御協力のほどよろしくお願いをしたいと存じます。 352 ◯議長(浦 伊三次君)  那須議員。 353 ◯7番(那須英仁君)  ありがとうございました。ぜひ、この施策につきましては息の長い取り組みになろうかと思いますが、力を入れて頑張っていただきますように。そして、全国にこういう取り組みをしているという発信をしていただきますようにお願いを申し上げます。ありがとうございました。 354 ◯議長(浦 伊三次君)  これをもちまして那須議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は午後2時10分といたしておきます。      (午後1時58分 休憩)      (午後2時07分 再開) 355 ◯議長(浦 伊三次君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  11番三嶋栄幸議員の発言を許可します。三嶋議員。 356 ◯11番(三嶋栄幸君)  総務文教常任委員会、三嶋栄幸でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、通告に従い、一般質問に入らせていただきます。  本日は、健康寿命を延ばす対策について、旧波多江校区公民館の利活用について、この2点について質問をさせていただきます。  まず、健康寿命を延ばす対策について。  議員になりたてのころ、校区の老人クラブの総会に出席しました。そのときの老人クラブの会長が、挨拶で、命より健康が大切と、非常に感銘を受ける御挨拶をされたことを今でも鮮明に焼きついております。  先日の徳安議員の一般質問の中で、市長は、豊かさを実感できる糸島の土台は、皆さんの健康だと御答弁なされました。私もそうだと思います。もし、1億円、2億円というお金があっても、健康でなければ幸せを感じないのではないかと思います。  所信表明の中でも、健康寿命を延ばし、健康市民をふやす取り組みを進めると言われましたが、健康寿命といっても、いろいろな定義がございます。糸島市が考える健康寿命の定義とはどのようなものか、平均寿命との違いはどのようなものか、御答弁お願い申し上げます。
    357 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 358 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  健康寿命の定義については、3つほど定義が示されております。ちょっと3つ紹介させていただきますが、1つ目が、日常生活に制限のない期間の平均、2つ目が、自分が健康であると自覚している期間の平均、3つ目が、日常生活動作が自立している期間の平均という3点が示されております。国のほうでは、健康日本21の中では、1つ目の日常生活に制限のない期間の平均というふうに定めておりまして、本市におきましても、この1つ目の日常生活に制限のない期間の平均ということで健康寿命を捉えております。  一方、平均寿命につきましては、もう御存じかと思いますけれども、生まれてから死ぬまでの寿命の平均でございます。  以上でございます。 359 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 360 ◯11番(三嶋栄幸君)  では、本市における健康寿命は何歳なのか。また、平均寿命は何歳なのかを教えていただきたい。  あわせて、全国、福岡県のデータも教えていただければと思いますが。 361 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 362 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  平均寿命につきましては、市町村単位でのデータは公表されておりますけれども、健康寿命については全国平均と県平均までしか出ておりませんので、それを受けたところで答弁をさせていただきます。  まず、健康寿命、全国ですけれども、男性が70.42歳、女性が73.62歳。福岡県におきましては、男性が69.67歳、女性が72.72歳です。  平均寿命につきましては、全国の男性が79.55歳、女性が86.30歳。福岡県におきましては、男性が79.30歳、女性が86.48歳。糸島市の平均寿命につきましては、男性が79.2歳、女性が87.4歳となっております。  以上でございます。 363 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 364 ◯11番(三嶋栄幸君)  市町村別の健康寿命がちょっとわからないというのは残念なんですけど、今の御説明ですと、平均値ではおおよそ元気に人生を過ごした後、亡くなられるまで健康では余りない期間が男性なら9年、女性なら13年、寿命があるというふうに理解してよろしいですか。 365 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 366 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  はい、そのとおりでございます。 367 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 368 ◯11番(三嶋栄幸君)  私もアラ還世代に入ってきましたので、他人事ではございませんけど、人間なかなかぴんぴんころりとはいかないようでございますけど、では、市町村レベルの健康寿命が把握できないということでしたら、では、都道府県レベルで健康寿命が1番なところと最下位との差はどれくらいあるか、御説明お願いします。 369 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 370 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  健康寿命の都道府県の比較でございますが、男性の1位は愛知県でございまして、71.74歳、47位、最下位が青森県でございまして、68.95歳、差が2.79歳となっております。  女性におきましては、第1位が静岡県で75.32歳、最下位、47位が滋賀県でございまして、72.37歳、差が2.95歳というふうになっております。  以上です。 371 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 372 ◯11番(三嶋栄幸君)  今の御説明ですと、男女とも約3年弱ぐらい、トップと最下位には開きがあるんですね。もし仮に、当市において健康寿命が1年延びた場合、介護保険の介護給付金と後期高齢者医療費はどれぐらい浮くか御試算なさっているでしょうか。 373 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 374 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  この健康寿命が1歳延びた場合、保険給付費等どうなるかということでございまして、研究した方法が神奈川県の政策研究大学連携センターが研究いたしておりまして、そこの推計を使いますと、この介護給付費、後期高齢者医療費につきましては、1年延びることによりまして、給付費の伸びが12%抑制できるというような推計方法が出されております。これを本市に当てはめますと、介護給付費で約5億5,000万円、後期高齢者医療給付費で約15億5,500万円、合わせて21億500万円の給付費が抑制されるというような概算ではございますけれども、試算をしておるところでございます。  以上です。 375 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 376 ◯11番(三嶋栄幸君)  今の説明ですと、今の21億500万円ですかね。ということは、健康寿命が1年延びた場合、浮くであろう給付費の総額ということですかね、1年延びた場合。  ということは、言い方を変えれば、健康寿命が1年延びた場合、市の負担が21億500万円浮くということになるんですけど、これは実現できたら当然市民の皆様も喜ばしいことでございますし、経営を任されている市の執行部の方も喜ばしいことだと思います。  これ逆説的に申しますと、健康寿命が延びるのであれば、市民の方の健康づくりのために保健師さんを多く雇うとか、皆さんが生き生きと暮らせる居場所づくりを多くつくるとかなどに21億500万円まで投資ができるということになると思いますけど、どうでしょうかね。 377 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 378 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  この部分につきましては、あくまでも推計でございまして、ちょっと説明をもう少し加えますと、やはりこの健康寿命を1歳延伸するということにつきましては、相当の努力が要るというふうに思っております。今の計算の部分を少し詳しく説明させていただきますと、今後10年間で、あるいは平成25年度までにこの1歳の健康寿命を延ばすことができたというような中で、平成25年度の介護給付費で5億5,000万円、後期高齢者の医療費給付費で15億5,500万円と。合わせて、先ほど私ちょっと答弁を間違えましたけれども、21億500万円の削減になるということでございますので、この10年間でそれなりの投資をして健康づくりを進めていけば、概算ではございますけれども、これだけの効果が得られるのではないかというような推計でございます。  よろしくお願いいたします。 379 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 380 ◯11番(三嶋栄幸君)  確かに部長が言われるとは、今のは推計の話ですけど、計算上はそうなってくるということですよね。  人間は誰しも目標がないと頑張れないと思うんですね。マラソンを走るにしても、もしもゴールがなかったら、あんなきついもん誰も走らんと思うんですよ。本市においても、健康寿命を延ばす目標を設定することが可能かどうか、その点について御答弁お願い申し上げます。 381 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 382 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  本市におきましても、この健康寿命を設定することが私も望ましいというふうに思っております。  ただ、先ほど答弁いたしましたとおり、市町村単位での健康寿命の数値がないということでございますので、市独自の設定は困難であるというふうに思っております。  ただ、先ほどの御質問からもありますように、健康寿命を延ばす取り組みは大変重要であるというふうに思っておりますので、市といたしましては、市民がそれぞれに健康寿命の目標を持ってもらうということは重要ではないかというふうに思っています。私は80歳まで元気で頑張るばい、私は90歳まで、私は100歳までというような形で、それぞれに目標を持って健康に留意して長生きをしていただければというふうに思っておるところでございます。  以上です。 383 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 384 ◯11番(三嶋栄幸君)  確かに、平均、平均と言いますけど、私の同級生とかを見ていますと、元気に過ごしておるやつもおるし、何かもうしょぼくれとるやつもいっぱいいるから、なかなか、これ個々の、一人一人の課題だということで、今、部長おっしゃったとおり、一人一人が目標設定するのは大切だと思いますけど、やはり行政としてサポートしていかなきゃいけないと思うんですけど、健康寿命を延ばす取り組みを進める上で、所管として何が一番課題だと思っておられるのでしょうか。 385 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 386 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  健康寿命を延ばしていく上で、本市も健康づくりを一生懸命取り組みをさせてもらっておりますけれども、疾病予防とか健康増進、介護予防が担う役割は大きいというふうに思っております。  ただ、先ほど議員も御指摘をされましたとおり、いわゆる市民一人一人が自分自身の健康管理の意識を高めて実践をしていただくと。ここが一番大事ではないかというふうに思っております。そして、こういう意識を持った市民を広げて、一人でも多く広げていくということが課題ではないかというふうに考えておるところでございます。 387 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 388 ◯11番(三嶋栄幸君)  では、今、御指摘されました課題の解決策について、具体的な方策はお考えでしょうか。 389 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 390 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  市民一人一人の健康意識を変えていくという分につきましては大変難しいというふうに思っております。個人的に考えても、健康づくりをしようと思っても、三日坊主で終わることが多くあるというふうに思っております。  それで、これまでどおりの全市一律的な健康づくり対策をやっていても、なかなか難しいのではないかと。また、行政の力だけでは推進していくのにも限界があるのではないかというふうに考えておりまして、これは徳安議員のときにも答弁をいたしましたけれども、小学校区単位で身近なところで健康づくりを支援していくシステムを立ち上げられないかということで検討を進めておるところでございます。  そして、若い世代から健康づくりに取り組んでいただきたいというふうに思っております。  この部分につきましては、介護における地域包括ケアシステムも同様でございますけれども、行政だけの力だけでは難しいものがございますので、市民の力、地域の力、民間の力、借りれる力は借りて、健康づくり等を進めていく必要があるのではないかというふうに判断をしておるところでございます。  以上です。 391 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 392 ◯11番(三嶋栄幸君)  確かに市全体で何とかとか言われても、身近な感じがしないんですけど、今、部長が言われたとおり、小さい単位でやれば、身近な自分の課題だと感じるかもしれないから、とてもいいことだと思います。  市長の所信表明の最後のほうにもいろんな施策を書いておられるんだけど、「しかしながら、行政の力だけでは、市民の皆さんの満足度を高めることにも限界がございます。校区まちづくり推進事業をはじめとする各種事業に市民力を生かし、市民、議会、行政の三者が対等協力の立場で計画の策定段階から英知を結集し、それぞれの役割と責務を果たしながら、協力し合う、参画と協働”をさらに進めてまいります。」というふうに書いておられます。とても私もこれ大切だと思います。  ならですね。健康づくりのアイデアを、せっかくなら市民の方から公募してはどうかというふうに考えますが、いかがでしょうか。 393 ◯議長(浦 伊三次君)  馬場健康増進部長。 394 ◯健康増進部長(馬場 貢君)  先ほど答弁いたしましたとおり、小学校区単位での健康づくりを進めていこうというふうに思っておりますので、各地域におきまして、健康づくりをどうしていくのかというような議論をしていく必要があるというふうに思っておりますので、おのずから市民の皆さんの健康づくりに対するアイデア等が集まって、それぞれの校区で健康づくり事業がなされていくものというふうに判断をいたしておるところでございます。  以上です。
    395 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 396 ◯11番(三嶋栄幸君)  高齢化が進む中、健康寿命を延ばすということは、大きなまちづくりのテーマだと私も考えます。  最後に、市長にお尋ねしますが、市民にとって、いいまちとはどんなまちだというふうに市長お考えでしょうか。 397 ◯議長(浦 伊三次君)  月形市長。 398 ◯市長(月形祐二君)  健康寿命を延ばすことはまちづくりのテーマであり、市民にとって、いいまちとはどのようなまちであるかという御質問でございますが、高齢化が進む中では、単に寿命が延びただけでは健康でなければ日常生活の面でもさまざまな制限を受けることになります。このため、平均寿命の延び以上に、先ほどからお話になっております健康寿命を延ばすこと、そして、人々が幸福を感じて過ごすには人生の中でいかに長く健康である期間を過ごすかということが重要であるかと思っております。そして、誰もが住みなれたこの糸島のまちで、家族や地域の支え合いの中で、安心して健康で生き生きと暮らせる、そういうまちが市民にとって、いいまちであるというふうに考えております。  このため、現在、進めております、先ほど部長からも答弁をさせていただきましたが、地域包括ケアシステムの構築に合わせまして、議員にも御評価をいただいた、新たな健康づくり支援としての小学校区単位での健康づくり支援システムの検討を現在進めさせていただいているところであります。  これら合わせた支援システムの構築を図ることで豊かさが実感できる糸島づくりに取り組んでまいりたいと存じます。 399 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 400 ◯11番(三嶋栄幸君)  ありがとうございました。  では、きょうの通告しております2番目の質問のほうに入らせていただきます。  旧波多江公民館の利活用についてということで1番目でございます。  3月の予算特別委員会の私の質疑の中で、小学校の駐車場が狭隘なため、解体して駐車場にする。学校の施設、学校用地とすることは決めておりますが、何をそこに持ってくるのか、その場を何の目的で使うということについてはまだ決定いたしておりませんと御答弁なされました。  しかし、その1カ月半後の総務文教委員会では、給食室用地としたいとの御説明がございました。  まず、敷地の利用方法が急に決まった経緯について、御説明をお願いします。 401 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 402 ◯教育部長(泊 早苗君)  お答えします。  市教育委員会としましては、利用方法については一貫して小学校用地ということで御説明しております。区長会、波多江公民館整備事業説明会等におきましても、小学校用地として使うと説明してまいったところでございます。今、議員のほうから御指摘の3月の予算特別委員会、3月定例会のお話でございますが、三嶋議員の御質疑に対しまして、波多江小学校は、学校用地が大変狭く、学校運営上不足を来しておる。懸案事例として給食室が非常に老朽化し、施設整備が必要なこと。また、駐車場が狭く、学校安全管理上問題があること。これら課題の早期解決に向け、教育委員会として種々検討していることをお伝え申し上げております。  新年度に入りまして、5月開催の波多江校区区長会におきまして、当面は教職員等の駐車場用地として利用をするのが現在のところ最も有力だと考えられるものとして、老朽化した給食施設の建てかえ用地である旨を説明しているところでございます。  決してこれが利用方法の変更とは考えていないところでございます。 403 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 404 ◯11番(三嶋栄幸君)  もしかしたら私の聞き忘れかもしれません、申しわけございません。  では、波多江小学校の給食室は、今、築何年経過しておるでしょうか。 405 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 406 ◯教育部長(泊 早苗君)  現給食室でございますが、昭和55年建設、築34年でございます。 407 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 408 ◯11番(三嶋栄幸君)  確かに波多江小学校の給食室は、床を水で流す旧式の湿式でございます。施設が老朽化していることは理解します。3月に配付なされました実施計画書には、旧波多江公民館の解体費のみ計上されておりました。  本議会で配付なされた実施計画書、肉付け分に、波多江小学校の給食室建設の事業費が計上されていないと思いますが、これは私の見落としでしょうか。 409 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 410 ◯教育部長(泊 早苗君)  議員仰せのとおりです。現状におきましては、骨格においても、肉付けにおいても実施計画には給食室は計上されておらないところでございます。 411 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 412 ◯11番(三嶋栄幸君)  私、8年間議員をやっておりますが、実施計画書の中で解体費のみ計上されたというケースは、私の記憶の中では初めてだと思いますが、過去にこのようなケースはありましたでしょうか。別に教育委員会さん以外でも御答弁していただいて構いませんけど。 413 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 414 ◯教育部長(泊 早苗君)  過去の状況については御説明申し上げることはできかねますが、現給食室のことで若干説明をさせていただきたいと思いますが、給食室につきましては、議員仰せのとおり、実施計画にも計上しておりません。それで、現段階で給食室の整備を、議会に上程もしておりませんし、整備費の予算化もできている状況ではございません。しかし、教育委員会としまして、厳然たる事実があるというか、明らかに給食室の整備は今後の給食の安全、安定的な供給の面から必要であるということはお答えできるかとございます。  現状を申し上げさせていただきますと、老朽化ということもございますが、それに加えまして、面積ですね、必要面積が不足するという状況でございまして、学校衛生管理基準における作業動線もとりづらい状況で、また、衛生管理上必要な備品等の配置にも苦慮している状況でございます。  教育委員会といたしましては、まずは公民館解体後は給食施設整備を視野に入れながら、小学校教職員の駐車場として利用をさせていただき、児童の安全確保を優先させていただきまして、今後、具体的に給食施設整備方針を策定したり、また、実施計画計上等の準備を進める方針でございます。  どうぞ御理解を賜りたいと存じます。 415 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 416 ◯11番(三嶋栄幸君)  非常にわかりやすい教育部長の御説明です。  教育委員会としては、給食室の建てかえは喫緊の課題だというふうにお考えだということは間違いございませんでしょうか。 417 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 418 ◯教育部長(泊 早苗君)  ここが波多江公民館の解体と抱き合わせになっていることで加えて説明をさせていただきますが3月定例会においても、部長のほうから波多江小学校は大変狭隘であるということで、駐車場や給食室整備の課題があるということを申し上げておりますが、波多江小学校の学校用地としては、もう公民館側にしか学校用地を拡大するほか、拡大するすべがございません。それで、子供たちの安全・安心を確保するためにも、教育委員会としては駐車場の整備と給食室の整備というのは喫緊の課題と捉えているところでございます。 419 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 420 ◯11番(三嶋栄幸君)  ちょっとわかりにくい御説明で、教育委員会は、給食室の建てかえは喫緊の課題だというふうに認識されているかどうか、これだけ御答弁お願いします。 421 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 422 ◯教育部長(泊 早苗君)  はい、そのような認識でございます。 423 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 424 ◯11番(三嶋栄幸君)  ということは、喫緊の課題だと教育委員会はお考えだということは、あとは予算をつけるだけだということですね。 425 ◯議長(浦 伊三次君)  谷口副市長。 426 ◯副市長(谷口俊弘君)  今、教育部長が申し上げましたとおり、現、波多江小学校の給食室は老朽化、なおかつ必要面積が確保できないといった、そういった問題があるということで、今回、夏場過ぎの実施計画の要求があると思っております。その中で、実施事業を含め検討してまいりたいと思っております。 427 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 428 ◯11番(三嶋栄幸君)  この件につきましては、4月以降の波多江校区の区長会でも御説明されたと思いますけれども、この旧公民館の建物を残してほしいという意見は、その場では全く出なかったかどうか、御答弁お願いします。 429 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 430 ◯教育部長(泊 早苗君)  新年度に入ってからの説明ということでよろしいんでしょうか。(「4月以降」と呼ぶ者あり)はい。  4月以降の説明については、まず、解体等の説明をさせていただいているところですが、特に解体について中止をするような御要望というのは上がっておりません。 431 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 432 ◯11番(三嶋栄幸君)  私が区長さんとお話しした中身と若干違いますけど、それは置いておきまして、何で今回の一般質問で日ごろは意見がぶつかる伊藤議員と私が、同時にこのテーマについて一般質問に上げているか、おわかりでございますでしょうか。  私も伊藤議員も、旧波多江公民館がある池田地区に住んでおります。1カ月ほど前に、波多江公民館で政治学級がありました。私と伊藤議員が出席しました。その席でも、池田地区には防災拠点がないのに台風などの災害時に増水した橋を渡って新公民館に避難しろというのかという意見を伺いました。地域を歩いてみましても、まだ使える建物を、地元の説明なしになぜ早急に壊すのかという御意見も多々聞いております。  旧波多江公民館を解体し、給食室用地にするということを区長会以外の地元住民の方には説明なさったでしょうか、御説明お願いします。 433 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 434 ◯教育部長(泊 早苗君)  これまで3月定例会までのやりとりの中でも説明申し上げておりますが、地元に対しましては、学校施設、用地、一貫して小学校用地として使うということで、直接給食室整備の説明はしておりません。
    435 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 436 ◯11番(三嶋栄幸君)  ちょっとわかりづらい御説明でしたけど、区長会以外の地元の住民の方にはこの説明はされたかされなかったか、その1点だけ御答弁をお願いします。 437 ◯議長(浦 伊三次君)  家宇治教育長。 438 ◯教育長(家宇治正幸君)  教育委員会としては、区長会の方々は地域の声を代表する方というような前提に立っておりますので、私どもとしては区長会のほうに御報告申し上げたということでございます。 439 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 440 ◯11番(三嶋栄幸君)  3月の予算特別委員会で御答弁されましたとおり、旧波多江公民館は鉄筋コンクリート造で、今、築30年です。耐震性もクリアしております。  市には建物の簿価というのがないので、ちょっと初めて気づいたんですけど、旧波多江公民館の残存価格はそれでわかりません。新公民館の建設費で計算しますと、旧公民館を今、同様の面積で建築した場合、2億3,500万円かかります。当時の建設費がちょっと今わかりませんので、鉄筋コンクリートの法定耐用年数が50年ですので、現在の残存価格は、これ計算しますと、簿価的には9,400万円になると思います。  ちょっとお手元に配付しました資料のほうをごらんいただきたいと思いますけど、公民館周辺の1枚目の地図をごらんになってください。  旧波多江公民館は、JR波多江駅より距離で400メートルでございます。これは不動産屋的に申しますと、駅から徒歩5分、好立地、日当たり良好、学校近しという広告の打ち方になるとは思うんですけどね。  糸島市には、JR駅からこれほど近い、利便性の高い社会教育施設がほかにあるでしょうか、御答弁お願いします。どなたでも構いません。 441 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 442 ◯教育部長(泊 早苗君)  正確には今、認識していないところでございますが、波多江が一番近いのではないかと考えます。 443 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 444 ◯11番(三嶋栄幸君)  急な質問で申しわけないです。これは、今議会で議員の皆さんにも配付されたと思いますけど、波多江校区区長会から浦議長に出された要望書の写しでございます。全部読み上げるのは時間がかかりますので、下段のほうだけ読み上げさせていただきます。  宛て名が浦議長様で、波多江校区区長会のほうから要望書が出ています。  波多江校区には、特に地域コミュニティ行事が活発で、各行政区での球技大会の開催や校区での球技大会の開催、秋には校区体育祭を開催しており、いずれも、波多江小学校を会場としております。このような波多江小学校を会場とした地域行事や社会教育行事に支障が出ないよう、トイレや簡易調理室機能を備えた施設を旧波多江公民館跡地等にぜひとも整備していただきますようお願い申し上げますという要望書でございます。  教育委員会さん、これはごらんになられたでしょうか。 445 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 446 ◯教育部長(泊 早苗君)  拝見させていただいております。 447 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 448 ◯11番(三嶋栄幸君)  先日、波多江校区の区長会長である吉岡会長にこの要望書の意図について、どういうことねというふうに尋ねに行きました。そうすると、今まで小学校のバザーを初め、多くの地域行事に公民館と学校施設が一体となって利用してきた。できれば残してほしいが、議会の承認を得たのであれば、やむを得ない。よって、公民館にかわる施設を再建築してほしいんだけどという内容だというふうに聞いております。  解体の入札も終わり、夏休みには解体工事に入る予定だと聞いております。老朽化した給食室の建てかえも大切とは思いますが、来年建てかえるという話でないのであれば、解体工事を延長されまして、いま一度、地元の住民の方と話し合いの場を設けていただいて、解体して学校施設として利用したほうがいいのか。建物を残して再活用したほうがいいのか、じっくり話し合われたほうが地域の皆様も御納得いくと思うんですけど、いかがでしょうか。 449 ◯議長(浦 伊三次君)  家宇治教育長。 450 ◯教育長(家宇治正幸君)  少し話を整理させていただきますが、教育委員会といたしましては、まずは学校の跡地、この波多江小学校が何を抱えているかといいますと、1つは給食施設、それからもう1つは、やはり職員の駐車場、子供たちの登下校にやはり職員の車がかかわりますので、その駐車場を確保するというのが大きな目的でございます。  その際、給食室を現公民館跡に建てるというようなことになりましても、当然、職員の駐車場はその横に確保することができる。両方とも一挙に解決ができる方策だというふうに思っております。  しかしながら、予算等の関係で、まずは駐車場ということを表に出しながら解体の費用を議会のほうでお願いをしたという状況であるということを御理解いただきたいと思っております。  そういう経緯をもちまして、この解体に取り組んでおりますので、公有公民館の解体並びに跡地の活用ということについては、地元住民の代表でございます区長会、これに説明を繰り返し私どもとしては行わせていただいたところでございます。  工期も既に決まっております。議会の中で承認を得ております。そうですので、ここであえてもう一度、住民の方に説明するという機会は必要がないと私どもとしては考えておるところでございます。 451 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 452 ◯11番(三嶋栄幸君)  教育委員会さん、職務に忠実といいましょうか、頑なといいましょうか、お立場は理解しました。ちょっと視線を変えてさせていただきます。  今、配付いたしました2枚目のほうをごらんいただきますようにお願いします。  去る5月22日と23日に、東京の明治大学で開催されました日本自治創造学会に、数人の同僚議員と参加させていただきました。  学会で紹介されました事例ですが、執行部の皆さんは既に御存じとは思いますけど、一番上が新潟県南魚沼市ですね、ここも合併が進んでおりまして、遊休施設の活用ということで、合併後に使われていない旧議場をクロネコヤマト運輸のコールセンターに貸し出しております。そこで110人の地元雇用ができて、月額100万円の賃料収入が入ってきて、また新たな法人税収が確保されたそうでございます。  2番目が、千葉県市川市の新しい中学の建設ですけど、公立中学を中心として複合施設、これはおもしろいですね、中学校、ケアハウス、保育園、デイサービス、市民ホールを1つの建物にまとめてPFIで整備なさってあります。こうなると、給食室とかいろいろ利活用できますから、建設コストやランニングコストが大幅に削減されるということですね。  それと、3番目は、その翌日の5月24日、土曜日に視察に行った千葉県習志野市の秋津小学校の写真です。ここですね、ベッドタウン化して非常に1,150人まで膨れ上がったんですけど、児童数が急に減少して、300人台になった二十数年前から(発言する者あり)はい、そのためにやっております。あいた教室4つを地域に開放して、約40の団体が365日、朝の9時から夜の9時まで利活用されております。このおかげで児童の見守りとかいろんなこと、三世代交流とかもされておられます。  私これ、こういうやはり今から投資できない時代ですから、ある物を利活用していくということはとても大切だと思います。  私はなぜこの公民館にこだわっているかというと、大変いい場所にあります。それに、これ、波多江校区を利用されるサークルの活動スケジュールでございます。現在40のサークルが公民館を利用されています。活動運用を見ますと、1サークル多くても月3回となっております。これどうしてかおわかりでしょうか。 453 ◯議長(浦 伊三次君)  泊教育部長。 454 ◯教育部長(泊 早苗君)  各サークルの活用が競合している状況ということかと存じます。 455 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 456 ◯11番(三嶋栄幸君)  そうですね。普通、本来であれば毎週やりたいというのがあるんでしょうけど、どうしても部屋数とかで月3回に抑えられているという状況があるみたいでございます。  波多江校区の人口は、ことし4月1日現在で1万2,346人です。比較して申しわけございませんが、ちなみに二丈地区の人口合計は1万2,872名です。資料の1の雷山川と瑞梅寺川に挟まれましたこの地区には、約7,000人の皆さんが暮らしていますが、このエリアに防災拠点はありますでしょうか。 457 ◯議長(浦 伊三次君)  田浦総務部長。 458 ◯総務部長田浦晃幹君)  午前中の質問でも答弁させていただきましたけれども、避難所ということで小学校が波多江小学校、それから、東風小学校と公民館ということでございます。 459 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 460 ◯11番(三嶋栄幸君)  波多江小学校区には、午前中の質問、答弁のとおり、皆さんが集う社会教育施設は新公民館1つしかございません。旧公民館は延べ床730平米、部屋数が8つあって調理室も5つございます。残して利活用することがあれば、ポジショニングも非常にいいところにありますので、高齢者が集う地域の居場所とか健康づくりの場所、また、サークルや趣味の活動の場所や、これは学校の横でございますから通学合宿の場所などに、いろんな利活用があると思うんですけど、いま一度、自主的な運用を含めて地域の皆さんと利活用について十分話し合うべきではと思いますが、どうでしょうか。 461 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員に申し上げます。  答弁終わっておりますので、答弁を再度変える気はないということでございますので、その答弁はもう差し控えさせていただきます。  三嶋議員。 462 ◯11番(三嶋栄幸君)  申しわけございませんでした。  では、少し視線を変えます。全国的に見ますと、今、議会基本条例とまちづくり基本条例を制定するところが急速にふえております。議会基本条例は、全国の1,700の地方議会のうち、既に500以上が制定しています。しかし、調べますと、条例にのっとり十分に活動されている議会もありますけど、片や、つくっただけの条例になっているところもあります。  まちづくり基本条例については、現在200以上の地方自治体が制定済みと思います。糸島市においても、職員の皆様の英知と熱意により、平成25年4月1日より実施されていると思います。(発言する者あり)この問題についてのお話ですから。  条例の位置づけですね。この条例は本市のまちづくりにおける最高規範であり、市民、議会、市は、この条例の趣旨を最大限に尊重しなければならないと書いておられますが、これは間違いないですか。 463 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員に申し上げます。  質問が通告の範囲を超えていると思われます。通告の範囲内での質問をされますようお願いしておきます。  三嶋議員。 464 ◯11番(三嶋栄幸君)  じゃあ、質問をちょっと変えさせていただきます。(発言する者あり)  まちづくり基本条例の第8条の中に、市は積極的に地域の実情及び市民の意思を把握するよう努めなければならないと書いてあるんですけれども、この公民館の話の中で、市は積極的に地域の実情及び市民の意思を把握する努力を努めてこられたかどうか、教育委員会の御答弁をお願いします。 465 ◯議長(浦 伊三次君)  家宇治教育長。 466 ◯教育長(家宇治正幸君)  公民館の建設が始まり次第、平成23年度、協議にのってきました。その間、24回、代表区長会、区長会があっております。そのそれぞれに私ども課長が出席いたしまして、さまざまに御説明を申し上げてきたという経緯がございます。 467 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員。 468 ◯11番(三嶋栄幸君)  これは今回の議会で配付されました資料でございますけど、月形市長が各校区を訪問させていただきます、まちづくり懇談会、校区どこでも出張会という御案内でございます。これは市長にちょっとお尋ねしますけれども、旧波多江公民館については解体業者も決まっていることですけど、せめて波多江校区でのまちづくり校区懇談会の後に壊したほうがいいのか、利活用したほうがいいのか、地域住民の方の思いを聞いていただければと思いますけど……。 469 ◯議長(浦 伊三次君)  三嶋議員に申し上げます。  何度も注意しますけれども、先ほど答弁があっておるんですよ。そういった意味で、その質問に対しては既に答弁があっておりますので、教育委員会からでもあっていますので、重複した質問はされませんようにということで再三再四注意しましたけれども、やめられませんので、先日申し上げておりましたように、2回、3回ということで違法発言ということで、発言を停止します。これだけは三嶋議員、了解していただきたいと思います。どうぞ。  これをもちまして、三嶋栄幸議員の一般質問を終了します。
     以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもちまして、散会いたします。      (午後2時52分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...