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  1. 糸島市議会 2012-09-21
    平成24年 決算審査特別委員会(第3日) 本文 2012-09-21


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      (午前10時00分 開議) ◯委員長(浦 伊三次君)  おはようございます。ただいまの出席委員は23名で定足数を満たしておりますので、ただいまから決算審査特別委員会を開会いたします。  これより、経済振興部所管の決算を審査いたします。  経済振興部所管の決算の概要説明を求めます。馬場経済振興部長。 2 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  それでは、経済振興部が所管をいたします歳出科目等の決算概要について説明をさせていただきます。  まず、所管する歳出科目につきましては、決算書の138ページから147ページまでの2款1項7目の企画費の一部、252ページから257ページまでの5款.労働費、292ページから305ページまでの7款.商工費となります。  なお、歳入につきましては、さきに申しました歳出を賄う財源といたしまして県補助金等がございますが、説明は省略をさせていただきます。  次に、歳出の主な事業について説明をさせていただきます。  まず、143ページの上段、九州大学連携推進費2,775万5,134円、主なものは、白糸の滝小水力発電、空き家プロジェクトなど、10件の連携研究助成と、井原行政区、親山行政区のコイ攻め、留学生交流の長糸ウエルカムワールド事業など、11件の連携交流補助でございます。  次に、145ページ中段、いとしま応援プラザ運営事業費492万5,113円、昨年10月にオープンをいたしました、いとしま応援プラザの運営経費でございます。  なお、昨年10月からことし3月までの6カ月間で、来場者数が5,087人、販売額が141万2,000円、企業相談が34件となっております。  次に、ページ飛びますけれども、253ページ下段になりますけれども、シルバー人材センター関係費1,810万6,000円、シルバー人材センターに対しての運営補助、各種事業補助などでございます。  なお、平成23年度のシルバー人材センターの受託件数につきましては6,411件、延べ就業人員が9万8,385人、契約金額が約4億7,800万円となっております。  次に、255ページ中段、緊急雇用創出事業費1億6,804万8,913円、全部で33件の事業を実施いたしておりまして、延べ196人、1万2,324日の雇用を創出をいたしております。  次に、295ページ中段、商工会運営補助事業費1,821万1,000円ですかね、3商工会に対する運営補助、各種事業補助でございまして、全体で現在の会員数が1,397人、加入率が56.9%となっております。  次に、295ページ下段、企業誘致事業費945万7,577円、嘱託員報酬、職員旅費などの経費でございます。平成23年度の訪問した企業数につきましては、63社訪問をいたしております。  次のページの297ページ上段の雇用奨励金720万円につきましては、五洋食品産業株式会社の36人の新規雇用に対する奨励金でございます。  次に、297ページ中段、いとしまブランド推進事業費463万5,302円、嘱託員報酬、広告掲載手数料などの経費でございます。
     同じく297ページ下段、新産業創出事業費297万7,800円、食品加工研究センター事業計画策定業務委託経費でございます。現在、この事業計画をもとに、事業スキーム等につきまして、JA糸島等と協議を行っておるところでございます。  次に、同じく297ページ下段、その他商工振興費398万486円、主なものは、299ページですね、次の次のページ、299ページ上段のがんばる中小企業者応援補助金、全部で25件ございまして、391万8,000円が主なものでございます。  次に、299ページ中段、観光協会運営補助事業費726万6,000円、糸島市観光協会に対する補助でございまして、現在の観光協会の会員数が282名となっております。  同じく299ページ中段、糸島ふるさと大使事業費56万3,086円、現在のふるさと大使の数が46名で、本年1月に市政報告会を開催をさせていただきましたけれども、32名の大使に出席をいただいております。また、年間を通しまして、大使への情報提供については8回行っております。  次に、303ページ下段でございますが、その他消費者行政費689万7,539円、消費生活嘱託員報酬などの経費でございます。平成23年度の相談件数につきましては575件ございまして、救済した金額が約4,400万円となっております。また、出前講座等の開催につきましては、年間40回行っております。  以上が経済振興部所管の決算概要でございます。どうかよろしくお願いをいたします。 3 ◯委員長(浦 伊三次君)  これより質疑に入ります。質疑のある委員におかれましては、挙手をお願いいたします。伊藤委員。 4 ◯16番(伊藤千代子君)  経済振興部の質疑をさせていただきます。  まず、295ページなんですけれども、この中に商工会の運営補助金がございます。これにつきましては、先ほど部長の御説明がございましたが、56.9%の加入率というふうにおっしゃいました。これは糸島市内の全事業者を何社というふうに考えていらっしゃるんでしょうか。  そして、その事業者というふうに考えたときに、それは、どのような規定に基づいて事業者というふうに判断をしてあるのか、伺いたいと思います。 5 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞商工観光課長。 6 ◯商工観光課長(洞 龍二郎君)  事業所数は2,456でございます。 7 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 8 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  先ほど課長が申しましたけれども、全体の事業所数につきましては2,456で、先ほど申しましたけれども、1,397ということで56.9%というような部分でございます。市内の部分での、卸小売業、製造業、またサービス業等の部分での数でございます。よろしくお願いいたします。 9 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 10 ◯16番(伊藤千代子君)  なぜそのことを申し上げたかというと、以前お聞きしたときには、業者数を三千幾らというふうにおっしゃったような気がするんですけれども、それとの整合性はどうなっているんですか。 11 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 12 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  この事業所数の部分につきましては、統計上、商業統計、また事業所企業統計等いろいろございまして、そこらの把握の仕方の部分で、前の一般質問等で三千幾ばくかというような答弁をさせてもらったりだとか、いろいろありましたけれども、一応今回の2,456という部分につきましては、前原市商工会、二丈町商工会、志摩町商工会、それぞれがつかんである事業所数を分母という形で2,456とさせていただきました。ですから、前に申しました事業所統計だとか、商業統計の部分と少しずれがあるというふうには、行政といたしましても認識をしておるところでございます。 13 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 14 ◯16番(伊藤千代子君)  この補助金なんですけれども、商工の振興のためにはとても大事な補助金だと思います。ただ、今お聞きしていると、56.9%の組織率となれば、商工会がつかんでいる業者の中でも、まだやっぱり6割いっていないわけですよね。ということは、糸島市内全体の商工業の発展における振興として、この残りの4割以上の方々については、どのような施策をこの中で講じているか、伺います。 15 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 16 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  商工業者に対する部分といたしましては、先ほども御説明をいたしましたけれども、がんばる中小企業の補助制度、また、セーフティーネット等の資金運営の補助等がございまして、この部分につきましては、別に商工会に加入をされていない事業者に対しましても、補助だとか助成等を行っておるところでございます。 17 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 18 ◯16番(伊藤千代子君)  その299ページにありますがんばる中小企業の応援補助金なんですけれども、391万8,000円ですよね。これに関しまして、先ほど25件とおっしゃいました。糸島市の商工会がつかんでいる2,500件ぐらいの業者の中で、この25件が、これを利用されたということなんですよね。この1件当たりは、大体この事業によって、どれくらいの支援になっていたんですか。 19 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 20 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  平均いたしまして、大体15万円ぐらいの助成ということになっております。 21 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 22 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。やはり2,450件ほどあって、その中で25件と、そして1件当たりが15万円ほどということですよね。  それでは、その前の297ページなんですけれども、企業誘致の関係で、地元の方々が納めた税金で、今おっしゃったようながんばる中小企業、そういうメリットがあったわけですけど、企業誘致の場合の、この297ページの、例えば724万9,000円あたりの雇用奨励金とかですね。こういう関係は、糸島市に来てくださったから、これだけの手厚いことをなさるわけですけれども、これは、たしか五洋食品さんにということでしたけれども、1社に対して720万円の雇用奨励金が行くということですかね。 23 ◯委員長(浦 伊三次君)  川上企業立地課長。 24 ◯企業立地課長(川上重則君)  おっしゃるように、1社に対しての雇用奨励金で、36人分の雇用奨励金を交付しております。 25 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 26 ◯16番(伊藤千代子君)  36人分ということは20万円ということですよね。そしたら、この36人というのは全て正社員と理解してよろしいんですかね。 27 ◯委員長(浦 伊三次君)  川上企業立地課長。 28 ◯企業立地課長(川上重則君)  雇用奨励金につきましては、正規職員、それから、パート職員も含まれるということになっております。  以上です。 29 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 30 ◯16番(伊藤千代子君)  パート職員が含まれるとおっしゃいましたけれども、それでは正規職員は、この中で何名だったんですか。 31 ◯委員長(浦 伊三次君)  川上企業立地課長。 32 ◯企業立地課長(川上重則君)  正職員は2人、パートが34人でございます。 33 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 34 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。  それから、前のページなんですけれども、企業誘致事業費で63社に面接をしたということですけれども、それのもうちょっと詳しい内容と成果等があればお知らせ願います。 35 ◯委員長(浦 伊三次君)  川上企業立地課長。 36 ◯企業立地課長(川上重則君)  63社の内訳につきましては、主に食品加工物センターの関係もございますので、食品メーカー、それから、半導体メーカーと水素の関係のメーカーに回っております。  以上です。 37 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 38 ◯16番(伊藤千代子君)  63社回られて、具体的にやはり年に1回の決算委員会ですから、それによってどういうふうな、やはりどこの会社でも費用対効果とか申し上げますでしょう、その辺はどうなっていますかと、お聞きしています。 39 ◯委員長(浦 伊三次君)  川上企業立地課長。 40 ◯企業立地課長(川上重則君)  成果といたしましては、二丈地域でございますが、吉田酸素さんが二丈地域に移転をされたということで、立地協定も結ばせていただいております。1社でございます。 41 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 42 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  なかなか企業誘致の部分については、成果を出すという大変難しいところがございます。平成23年度の部分につきましては、今、課長申しましたとおり、吉田酸素株式会社ということで、一応3人の新規雇用ということでございます。  ただ、平成23年度、いろんな活動を行ってきたということで、本年度につきましては、今現在、決まっておる分としては、富士食品さんの部分が企業立地が決まっておるということで、あと今、幾つか積極的に攻めておる企業がございますので、結果が出次第、市議会のほうにも御報告をさせていただきたいというふうに思っております。  以上です。 43 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 44 ◯16番(伊藤千代子君)  145ページです。この中に、いとしま応援プラザの運営事業費が計上してあります。そこで、先日も糸島クラフトフェスとか、ああいうことがいろいろあって、地元のたくさんの業者の方たちが、さまざまな創意工夫した展示会をされておりましたけれども、そういう商工会だけじゃなくて、あらゆる支援をしていくことが大事だとは思っておりますが、この中の応援プラザのプレイベントに関しましては、先日来行われました、あのクラフトフェス等の支援補助というふうに理解してよろしいんでしょうか。 45 ◯委員長(浦 伊三次君)  溝口ブランド推進課長
    46 ◯ブランド推進課長(溝口和也君)  平成23年度につきましては、オープニング、初めてオープンするということで、糸フェスと一緒になって連携事業としてやっております。  以上です。 47 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 48 ◯16番(伊藤千代子君)  集客数がかなり多かったような気がしますけれども、その辺の地域産業に及ぼす影響というのは、文化的にも、また経済的にも大きなものがあると思いますけれども、昨年度の集客状況はつかんでいらっしゃいますか。 49 ◯委員長(浦 伊三次君)  溝口ブランド推進課長。 50 ◯ブランド推進課長(溝口和也君)  聞くところによりますと、おおむね2万人ということで聞いております。  以上です。 51 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 52 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。糸島市のイメージアップとか、あるいは産業振興に非常に効果があっている部分であろうと思いますが、あのあたりは駐車場がありませんので、市の駐車場とかを使ってされているわけですけれども、そういう駐車場とかのやはり料金の補助とかも、この補助金の中でしてあげたということですかね、去年の場合は。 53 ◯委員長(浦 伊三次君)  溝口ブランド推進課長。 54 ◯ブランド推進課長(溝口和也君)  駐車場については徴収をさせていただいております。  以上です。 55 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 56 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。どちらにしても、商工費関係の振興の関係では、さまざまな方法で振興に努力していただきたいということだけ述べて終わります。 57 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 58 ◯13番(江頭晶子君)  済みません。ただいまのいとしま応援プラザについて、ページ、145ページです。先ほど部長の報告では、売り上げが111万円というふうにおっしゃいました。半年間で。この応援プラザに展示をされているクラフト作家さんは何人いらっしゃいますか。作家。 59 ◯委員長(浦 伊三次君)  溝口ブランド推進課長。 60 ◯ブランド推進課長(溝口和也君)  大体50人程度いらっしゃいます。 61 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 62 ◯13番(江頭晶子君)  この50名、糸島市にはもっとたくさんいらっしゃると思いますが、応援プラザができた効果として、多分今、観光バスとかもできてきている、その効果だろうというふうに思いますが、これが、応援プラザができたことによる、糸島市のクラフト作家さんたちのいろんな波及効果というのを調査してありますでしょうか。 63 ◯委員長(浦 伊三次君)  溝口ブランド推進課長。 64 ◯ブランド推進課長(溝口和也君)  波及効果までは調査はしておりませんが、クラフト作家さんからは効果として、他の作家の作品を見ることによって創作のヒントが出てくる、刺激になるといったことや、作家同士の情報交換、交流の場になると。また、販売できる場所、手段がふえたということで、喜びの声を聞いておるところです。  以上です。 65 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 66 ◯13番(江頭晶子君)  ぜひこの応援プラザの波及効果というか、経済的効果を含めて調査すべきではないかというふうに思っています。できた意義としてですね。ということを申し上げて、次に行きます。  ハローワーク、これは何ページやったかな。 67 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 68 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  いとしま応援プラザを設置しての効果なり、経済的効果という部分ですけど、正直どういう形で図るべきなのかという部分について大変難しいというふうに思っておりますので、きょうの部分につきましては、御意見を賜ったということでよろしくお願いをしたいと思っております。 69 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 70 ◯13番(江頭晶子君)  経済振興部ですので、地域の経済の活性化を図るために多分応援プラザができたというふうに私は認識をしております。ですので、ぜひクラフト作家の所得、いろんな意味でですね。そういう意味では、そういう効果を調査すべきで、事業費として使っている以上すべきではないかと思います。  次、行きます。  255ページの糸島市ふるさとハローワーク事業費ですが、これについて、どれくらい利用者があっているか、お尋ねをいたします。 71 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞商工観光課長。 72 ◯商工観光課長(洞 龍二郎君)  平成23年度、それぞれの相談業務とそれぞれ検索とかにお見えになりますので、その全ての数字を申し上げたいと思います。検索パソコンの利用につきましては3万993件、相談につきましては7,443件、新規の相談につきましては1,296件、紹介をできた件数、紹介した件数ですけれども6,670件、就職の件数につきましては1,043件でございます。相談に対します就職率を申しますと14%になっております。 73 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 74 ◯13番(江頭晶子君)  糸島市の失業率はわかりますでしょうか。 75 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 76 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  済みません。今ちょっと手元に持っておりませんので、後でまた御報告させていただきます。 77 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 78 ◯13番(江頭晶子君)  ハローワークが糸島市にあるので、やはり年代別、それから、そういう意味での雇用の拡大は、産業振興部の仕事だというふうに思いますので、ぜひ把握をしていただきたいということで、終わります。 79 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 80 ◯5番(小島忠義君)  私は、299ページの糸島ふるさと大使事業について、二、三質疑というか、確認したいと思うんですが、平成23年度で46名の任用があるという、今、報告でしたけれども、このふるさと大使事業はもう何年になるんですかね。 81 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞商工観光課長。 82 ◯商工観光課長(洞 龍二郎君)  平成20年度からでございます。 83 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 84 ◯5番(小島忠義君)  ということは4年か、平成20年度からね。そして、今回、その報告会を、大使の皆さんの集まった報告会を開かれたということでしたね。32名が集まられたというんですが、これは一堂に糸島市かどこかに集まったということですか。 85 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞商工観光課長。 86 ◯商工観光課長(洞 龍二郎君)  東京都で開催しております。 87 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 88 ◯5番(小島忠義君)  東京都で32名が一堂で報告会があった、その中の話を少し聞きたいんですけれども、例えば、大使の皆さんから、こうしてほしいとか、こういうのがあったらいいなとかいう要望があったんじゃなかろうかと思うんですけれども、いかがですか。 89 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 90 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  要望といいますか、今まで市政報告会の部分については、前年度だけでなく、前も開催をさせてもらっております。やはりふるさと大使の皆さんからの要望の部分について、やはり糸島市の最新の情報を知りたいというような部分がございましたので、先ほども言いましたけれども、年間8回の情報提供を行っておりますし、また、市政報告会におきましても、市長も出席をいただいて、糸島市の現状等の部分の報告もさせてもらっています。  また、糸島市の特産品等の部分につきましても、東京都のほうに持ち込みまして、実際に試食もしていただきました。  また、ふるさと大使になってもらっております山内惠介さんもその日来ていただきまして、ふるさと大使の前で歌等の部分についても御披露いただきまして、やはり糸島市から出られておる人も含めて、応援をいただくように、ふるさと大使の皆さんのほうにはお願いをしてきたところでございます。 91 ◯委員長(浦 伊三次君)
     小島委員。 92 ◯5番(小島忠義君)  今回、32名だったんですけれども、任用が46名、この方たちは具体的にどういう活動をしていただいておるんでしょうか。おもだったもので結構なんですが。 93 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 94 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  一つは、やはり先ほど言いましたけれども、糸島市のほうからの特産品等あたりの分の御紹介、宣伝活動、PR活動と、もう一つ、大きな部分といたしまして、ふるさと大使については、やっぱり大きな企業のOBの方、また、現在勤めてある方等ございますので、いわゆる企業情報等をお持ちですので、私たちが進めております企業誘致の部分について、いろんな情報をいただきながら、私たちは、その情報をもとに、関東等において企業立地等を進めさせてもらっているところでございます。 95 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 96 ◯5番(小島忠義君)  行政側としては、こういう事業、ふるさと大使制度を設けて以来、こういうことがしてもらいたいというような期待があるかと思うんですけれども、それに対して、この4年進めて、平成20年度から始めて、効果のぐあいはどのような判断というか、物足りんとか、こうせないかんとか、あるかと思うんですけど、その辺の考えをちょっと伺いたいです。 97 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 98 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  ふるさと大使の部分につきましては、先ほど課長が答弁しましたけれども、平成20年からということで、もう4年を経過したということになります。私どもも、やっぱり一つ、きちんと総括をしなければならないというふうに思っておりまして、やはりこの糸島市という部分につきましては、この福岡都市圏においては、それなりに糸島ブームということで名が売れてきたかなというふうに思っています。  ただ、これが全国的な部分、また関東方面ではどうなのかというと、確かに全国誌等の部分について、だんだん取り上げてきてはもらっておりますけど、まだまだ名前が売れてきておるというところではございませんので、やはりふるさと大使を通じて、この糸島市をやっぱり積極的にアピールをしていきたいというふうに思っています。  それともう一つは、やはり先ほど申しました企業誘致、企業立地についても有力な情報をいただいて、より雇用が大きい企業を糸島市のほうに引っ張ってきたいというふうに思っております。  以上です。 99 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 100 ◯5番(小島忠義君)  それじゃ、最後に、今、部長の答弁のようにやっていこうとしたときに、予算が平成23年度が53万円余りと。これについて、少し少な過ぎるんじゃないかなという私は気もしますけれども、担当されておって、報告会の雰囲気とかで、ちょっと足りんじゃなかろうかという気がしませんか。 101 ◯委員長(浦 伊三次君)  馬場経済振興部長。 102 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  予算の計上、また決算の部分につきましては、市行政として、執行部として判断をさせてもらって、議会のほうに予算計上等をさせてもらっておりますので、予算、決算について、どうのこうのということは言えないのかなと思っています。  ただ、予算は別にして、やっぱり中身についてはより濃いものをやっていきたいというふうに思っております。 103 ◯委員長(浦 伊三次君)  これをもちまして、経済振興部所管の決算の審査を終わります。  ここで、部の入れかえのために暫時休憩します。再開は10時35分としたいと思います。      (午前10時31分 休憩)      (午前10時36分 再開) 104 ◯委員長(浦 伊三次君)  再開いたします。  これより農林水産部所管の決算を審査いたします。  農林水産部所管の決算の概要説明を求めます。洞農林水産部長。 105 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  おはようございます。  それでは、農林水産部決算の説明をさせていただきます。  農林水産部所管の決算でございますが、一般会計におきましては、決算書256ページから293ページまでの6款.農林水産業費、及び390ページから393ページまでの11款.災害復旧費でございます。また、決算書514ページから519ページまでの二丈福吉財産区特別会計、及び522ページから525ページまでの二丈一貴山財産区特別会計となります。  最初に、一般会計での主な事業について説明をいたします。  まず、256ページから261ページにかけまして、農業委員会の運営費等を決算として計上いたしております。  次に、267ページ、農業農村6次産業化支援事業費につきましては、糸島で生まれた柑橘「はるか」を使った新商品開発販路開拓支援事業に取り組んだところでございます。一部はOEM生産でありますが、一次加工から商品化、販売まで福ふくの里で行い、3月には博多大丸で春を呼ぶ糸島フェアを開催して商品の販売促進、糸島のPRを図ったところでございます。  同じページの下段になりますが、鳥獣被害防止総合対策事業費につきましては、国の交付金を活用しまして、ソフト事業としてイノシシ用箱わな25基の購入、ハード事業として侵入防止柵3.3キロメートル、及び二丈・吉井上地区の食肉加工処理施設整備などに取り組んでおります。  また、5款に戻りますが、255ページの緊急雇用創出事業費、イノシシ捕獲報奨金、257ページ、イノシシ捕獲推進業務委託、及び269ページ、市単独のイノシシ被害防止対策事業補助金などとあわせまして、ハード、ソフト両面から有害鳥獣対策に取り組んできたところでございます。  次に、林業費でございますが、285ページ、広域基幹林道開設事業費につきましては、第3・第4雷山浮嶽線1,601メートルの開設事業を実施しております。昭和61年度から進めております広域基幹林道開設事業でございますが、平成27年度完了予定でございまして、平成23年度末の進捗率は約87%となっております。  また、287ページ、森林整備事業費につきましては、県補助金等を活用いたしまして、荒廃森林の間伐約180ヘクタールを実施しております。  次に、水産業費でございますが、291ページ、沿岸漁場整備開発事業費につきましては、水産物の漁獲増大と魚貝類の繁殖保護を図るために、野北沖に鋼製魚礁設置を実施しております。  次に、293ページ、深江漁港整備事業費につきましては、深江漁港物揚げ場の老朽化に伴う改修でございまして、平成23年度は調査設計を行っております。なお、平成24年度、工事に着手することとしております。  次に、災害復旧費でございます。  393ページ、現年発生林業施設災害復旧費につきましては、第3雷山浮嶽線の林道災害復旧工事を実施しております。  次に、二丈福吉財産区特別会計、519ページでございますが、管理会委員経費と直営林の草刈り業務委託料を計上いたしております。  次に、二丈一貴山財産区特別会計、525ページでございますが、管理会委員経費と箱島の病害虫防除委託料を計上いたしております。  以上が農林水産部所管の一般会計及び特別会計の決算概要でございます。よろしくお願いいたします。 106 ◯委員長(浦 伊三次君)  これより質疑に入ります。質疑のある委員は挙手を求めます。伊藤委員。 107 ◯16番(伊藤千代子君)  まず、263ページですね。この中に、農業振興地域整備計画の事業費が出ています、397万5,000円ですね。これについてなんですけれども、まず、農業が基幹産業である糸島市における農業振興地域の保全整備、非常に重要なんですが、昨年度、平成23年度に除外をした総面積及び──まず総面積はどうなっていますか。 108 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 109 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  済みません。今持ち合わせておりませんので、ちょっとすぐ調べさせていただきます。 110 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 111 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。大規模開発によって、昨年度ですね、例えば県とか国とかの許可が要るような、特に糸島市に大きな影響を与えるような、そういう除外もありましたか。 112 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 113 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  御質問の点は、前原東土地区画整理事業のことと考えますが、この点につきましては、20.18ヘクタール、これを都市計画区域に編入しております。うち農用地は13.39ヘクタールでございます。 114 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 115 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。ちなみに、1ヘクタール当たり市としては水田の保水能力というのはどのように計算をしてあるのか、教えていただければありがたいんですけど。 116 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 117 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  農地の保水能力ということでございますけれども、この場ではその計算式、算定方法については資料を持ち合わせておりません。申しわけございません。 118 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 119 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。以前はたしか1ヘクタール当たり、もう五、六年前の話ですけど、1万トンとか3万トンとかいうようなお話を聞いていたので、ちょっと念のためにお聞きしたんですね。非常に水害が多いですからね。  次に、267ページなんですが、この中に、バイオマスの活用推進計画の策定事業があります。これに関しましては、この委託先をどのようにお決めになって、どこに決められたか、伺います。 120 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 121 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  7社の指名競争入札をいたしました。株式会社トレースというところに決定をしております。 122 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 123 ◯16番(伊藤千代子君)  これは策定事業として進めてあるわけなんですけれども、もちろん業者が、業者というか、こういう専門の業者がやはり策定の中心を担うかもしれませんが、やはり地元の糸島市のことをよく知っている農林水産部がかかわるというふうになっていると思うんですけど、そこらあたりは、この平成23年度に市とこことのやはりきちんとした業務の分け方とか、あるいは一緒の協議などをしながらじゃないと本当にいいものはできないと思うんですけど、そこらあたりは会合とか開きながらされているんですよね。 124 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 125 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  この策定につきましては、糸島市バイオマス活用推進計画策定協議会、九州大学の中司教授を会長としまして、農協、漁協、森林組合、市民、もちろん市も入っております。それで協議会をつくりまして、この点について協議をして決定しております。 126 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 127 ◯16番(伊藤千代子君)  これはとても大事だと思います。今おっしゃった市民協働のまちづくりを今後進めていくという上では、非常に役に立つというふうに思います。はい、わかりました。  次ですね、269ページなんですけれども、この下段に畜産業費というのが、予算、当初予算額が160万円ぐらいで、決算にしても700万円ぐらいになっているんですけれども、今現在、平成23年度でやはり畜産業が、口蹄疫があったりとか、さまざまな社会の荒波の中で畜産業やめていかれる方たちもいらっしゃるんですけど、今、市がカバーしている畜産農家の状況、戸数とか、どのようにつかんでありますか。
    128 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 129 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  市内の畜産農家数は約80戸ぐらいあると思っております。  現在、飼料の高騰なり畜産物の消費低迷がございまして、畜産農家にとっては少し厳しい時代だというふうにとらえております。 130 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 131 ◯16番(伊藤千代子君)  80戸の中で、やっぱり今、肉牛とか乳牛農家では全然違うとは思うんですけれども、昨年から平成23年度までの間にやはり閉業されたとか、そういうふうな形での戸数の状況はどのように変動しているのかということですね。そして、やはり、その辺どうなっているのかということと、それから、ちなみに、もうちょっと時間もありますので、そういう戸数のせめて状況をちょっと教えてください。 132 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 133 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  済みません。内訳については、乳用牛農家が30戸、肉用牛農家が、これは繁殖もあわせますけど、20戸、養豚が15戸、鶏が15戸となっております。前年度の(発言する者あり)ああ…… 134 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 135 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  先ほど課長が畜産農家数が80戸というふうに申しましたけれども、やはり高齢化等によりまして、農家数は、年2戸程度でございますが、減少しておる状況でございます。 136 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 137 ◯16番(伊藤千代子君)  跡継ぎができて多額の借り入れをして施設をさらに整備したんだけれども、やはりそれがなかなかうまくいかないというような声もよくお聞きしますので、私がちょっとお尋ねしたんですけれども、この決算額の700万円ということを聞くと、畜産農家に対して、正直言うと、市としてどんな支援をしたかというのが余りイメージが浮かばないんですよね。今のこの中では、1年間の中で、ここの、ここに上げられない、例えば別に施設の整備費にお金を出したとかいうようなことじゃなくて、例えばいろんな会合の中でさまざまな相談に乗ったとか支援の話、いろんな何というんですかね、その事業のこう、そういうことはされているんですよね。 138 ◯委員長(浦 伊三次君)  上げられんとのあると。ここに上げられんとのあると。どうぞ。洞農林水産部長。 139 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  伊藤委員のほうから、この畜産業費700万ちょっとでは少ないのではないかといった趣旨だろうと思います。  この決算書に上げている分は、畜産農家に限定した畜産業の振興に特化した予算の決算を上げているわけでございます。これ以外にも3目の農業振興費の中に全農家を対象とした事業もございます。一例を申し上げますと、糸島市農業活性化事業、この中でも、多くの畜産農家の方が利用いただいております。これ以外にも農業制度資金の利子補給事業等で活用をいただいておりますので、私ども、農業者全てを公平に支援する体制を整えておるつもりでございます。  以上でございます。 140 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 141 ◯16番(伊藤千代子君)  271ページなんですけれども、農業施設の整備事業費、農業土木という費用が3億3,000万円出ておりますね。本当にこの実施計画書、調書を見ても、実に農林土木の仕事たくさんあるんだなということがよくわかるんですけれども、この中で、この農業施設整備事業費は、今年度1,700万円なさっているんですけれども、これは100万円以下の大体工事が多いんですけれども、この工事の発注の仕方はどのようになさっているんですか。 142 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 143 ◯農林土木課長(井上義浩君)  工事につきましては、緊急性とか必要性、あるいは地域の公平性等を勘案しながら優先順位を考えまして、あとは入札によって発注をいたしております。 144 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 145 ◯16番(伊藤千代子君)  今入札とおっしゃいましたけれども、工事の中には、ほとんどが例えば20万円とか50万円とか30万円とか、随意契約でできるものがほとんどになっているんですけど、入札でやっているんですか。 146 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 147 ◯農林土木課長(井上義浩君)  随意契約でできるものは随意契約で対応をしております。 148 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 149 ◯16番(伊藤千代子君)  ちょっと明確に御答弁願いたいんですけれども、随意契約でできるものはという、いわゆる条例にのっとった金額の以下はそうしているんですか。それとも、例えばここに書いてあるような、60万円とか70万円のあたりでも入札をしているんですかということを聞いているんです。 150 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 151 ◯農林土木課長(井上義浩君)  おっしゃいましたように、130万円未満の分は随意契約で行っておりまして、それ以上については入札で対応をいたしております。 152 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 153 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。  つまりここに載っているのは130万円以下なんです、全部。このここはね。だから、随意契約で、やはり今仕事がない、なかなかないような地域の業者さんたちに上手に発注をしていただきたいなというふうに思いました。  そこでですね、次は279ページの水路の維持管理費です。これは多分、市単独の事業として市がなさっていただいていると思います。  やはり農家の方たちの農業生産155億円でしたかね、それのもとになるさまざまな管理費だと思うんですけれども、この修繕に関しまして、たしか40カ所ぐらい、ことし、この平成23年度されていると思うんですが、これは住民負担がたしかあった、ある分ではないかと思うんですけれども、そこ辺ではやはり住民負担の問題等で地域でトラブル等は起きてはいないかどうか、確認したいと思います。 154 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 155 ◯農林土木課長(井上義浩君)  トラブルは起きておりません。 156 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 157 ◯16番(伊藤千代子君)  それと同時に、やはり非常に要望がたしか多いんじゃないかと思うんですけれども、その要望に対する、何ですかね、実施した率というのはどのようになっていますか。 158 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 159 ◯農林土木課長(井上義浩君)  さきの議会でも議論をいたしましたように、まだ80カ所ぐらい、2億7,000万円程度は要望にこたえきれていない工事が残っております。 160 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 161 ◯16番(伊藤千代子君)  重要な農業生産にかかわる要望であり、まだ2億円もあるとなれば、地域の産業振興にも役立つわけですから、そこ辺は本当にぜひ力を入れていただきたいというふうに思います。  それから、283ページなんですけれども、ここにやっぱり林道の維持管理費が800万円ほど出ています。これは、いわゆる糸島市の何路線、いわゆる網の目林道の分だと思うんですけれども、この800万円ということは、林業振興全体の1割ぐらいしかないわけなんですよね。それについては、やはり、例えば離合ができるようにしてほしいとか、あるいはもうちょっと直してほしいとかというような、これに関する要望の達成率はどのような状況でしょうか。 162 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 163 ◯農林土木課長(井上義浩君)  林道につきましては、土砂が崩れてきたりとか、あるいは路面が荒れたりとか、そういったことに対して対応をさせていただいておりますが、現在のところ、地元からの要望については、ほぼ全て対応ができている状況です。 164 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 165 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。  それから、最後に287ページですけれども、ここに指定管理者の選定委員の報償費が9,400円出ております。これの内訳を説明していただいて、終わります。 166 ◯委員長(浦 伊三次君)  時間になりました。  今の質疑を聞きよって、自分の考えが出ます。自分の考えは極力質疑の中では削除していただきたいと。  ほかにありますか。波多江一正委員。 167 ◯10番(波多江一正君)  ページ265ページ、担い手育成対策事業費、糸島農業活性化事業補助金というのがございますが、この事業内容を教えてください。 168 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 169 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  事業の目的については、担い手対策として、5年以内に農業者を目指すものを含めた認定農業者、これに対して国県補助事業に採択されない施設及び機械の購入に対して市単独で補助を行うものでございます。  目的は、この農業の省力化や生産向上をこれで図るということでございます。  また、ソフト事業としまして、農業の活性化、景観の保全等のための特産品の研究開発、6次産業化の調査研究、耕作放棄地解消対策、鳥獣被害防止対策等への補助も行っております。  ちなみに、補助率については事業費の20%、補助の上限が50%でございます。選定事業でございます。 170 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員、これはですね、(「わかりました」と呼ぶ者あり)何の。何も言ってないとわかりましたて、何ですか。これは選定事業でありますんで、考えて質疑していただきたいと思います。(「わかりました」と呼ぶ者あり)どうぞ。波多江委員。 171 ◯10番(波多江一正君)
     次は267ページの地域食文化認知度向上事業貸付金というのがございますが、これ具体的な事業内容を教えてください。 172 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 173 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  これにつきましては、糸島の──ああ、済みません、伝統の糸島の郷土料理でございますそうめんちりの復権とPRを行いまして、地域食文化に対する認知度の向上を図ることとあわせて、そうめんちりの普及を目指すための事業を行っております。そうめんちりの統一味のスープなり調理マニュアルの開発、普及を行っております。  ちなみに、糸島のお店でも2件そうめんちりを採用されている店が出ておるところでございます。  以上でございます。 174 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員。 175 ◯10番(波多江一正君)  貸付金というのはどういうことになりますか。 176 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 177 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  この事業で国庫補助事業を受けましたが、これが精算でしか補助金の支給がないということでございまして、当該年度中に補助事業を実施するために一時事業主体に貸し付けて事業を行っております。  なお、この貸付金については、事業終了後この決算、歳入において歳入をされております。  以上でございます。 178 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員。 179 ◯10番(波多江一正君)  次、285ページの広域基幹林道開設事業費でございますが、ただいま平成27年完成予定ということで話されましたけど、もう一度この事業目的を確認したいんですけど。 180 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 181 ◯農林土木課長(井上義浩君)  森林施業、それから林業の振興、それから森林の保全等のために広域基幹林道は開設をしておりまして、当然レクリエーション等の利用も考えております。 182 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員。 183 ◯10番(波多江一正君)  今おっしゃいました森林の保全の面で、地元の人は、これが開通した場合、不法投棄になるというデメリットの心配をしてあります。これに対してはどんなふうに思ってありますでしょうか。 184 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 185 ◯農林土木課長(井上義浩君)  そういった心配をされている方もいらっしゃるかとは思いますけれども、林道パトロールを週2回実施させていただいております。そういった部分でパトロールで管理もいたしますし、やはり市民の方々の意識を向上していただくということが一番大事じゃないかなと思いますので、そういったほうの取り組みも進めていきたいと思っております。 186 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員。 187 ◯10番(波多江一正君)  市民の方の意識の向上というのがちょっとわかりませんけど、市民は、現地の人は非常に心配しているわけです。通常のパトロールぐらいでは防ぎ切らないと思うんですけど、開通した場合のメリットよりデメリットのほうの心配のほうが今現地ではされておるんですけど、もうこれ以上質問しても同じですかね。 188 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員、ただいまの発言は質疑の枠を超えておりますので、もう少し考えて発言していただきたいと思います。(「はい」と呼ぶ者あり)波多江委員。 189 ◯10番(波多江一正君)  この広域林道開設費がどういう意図でもって使われているかというのをちょっと確認したかったもので質問しました。  それでは、283ページの水源保全基金運営事業費の19節で、水源林整備促進事業負担金というのがございますが、これはどんな事業でございますか。 190 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 191 ◯農林土木課長(井上義浩君)  この負担金につきましては、瑞梅寺ダムの上流の区域を福岡市、それから糸島市で水源林の保全に努めておる事業でございまして、お互い同じずつ出しまして、間伐、あるいは除伐、あるいは造林等の施業をさせていただいております。 192 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員。 193 ◯10番(波多江一正君)  はい、わかりました。  291ページの水産推進費の中で、環境生態系保全対策事業費の補助金が出ておりますが、この事業内容を教えてください。 194 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 195 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  環境生態系保全対策事業といいますのは、海岸線が、現在、地球温暖化も含めてなんでしょうけれども、ガンガゼというのが異常発生をいたしまして、その駆除をしています。その後に、駆除をした後に、4カ所しているんですけれども、その後に藻の移植を行う事業でございまして、今、野北、姫島、芥屋、船越、岐志、福吉という形でその漁場を復旧させている事業でございます。  以上です。 196 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員。 197 ◯10番(波多江一正君)  ありがとうございました。287ページの森林整備事業費の中で、荒廃森林調査委託というのがございますが、具体的な内容と委託先を教えてください。 198 ◯委員長(浦 伊三次君)  委員会で聞いとらんと、委員会で。井上農林土木課長。 199 ◯農林土木課長(井上義浩君)  これは荒廃森林ということかどうか、その調査をして間伐等の施業が必要かどうかを判断するために調査をしておりまして、福岡広域森林組合さんが実施をしておられます。 200 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員。 201 ◯10番(波多江一正君)  その森林整備というのは、今のところ間伐だけですか、整備のやり方。 202 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 203 ◯農林土木課長(井上義浩君)  今おっしゃっているところの少し上に森林整備委託というのが載っておりますけれども、これは間伐180ヘクタール、それから除伐20ヘクタールでございます。 204 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員。 205 ◯10番(波多江一正君)  植林の部分は入っていないわけですね。そしたら、確認ですけど、間伐して植林をしない管理の仕方がありますけど、その辺は踏まえてやっておられますかどうか、ちょっと確認したいんですけど。 206 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江委員、確認ですから、確認ですから、はいかいいえかでいいんですね。井上農林土木課長。 207 ◯農林土木課長(井上義浩君)  間伐は混み合った木を間引くために行いますので、その後植林は行いません。(「じゃ、終わります」と呼ぶ者あり) 208 ◯委員長(浦 伊三次君)  先ほどの伊藤委員の質疑の中で、藤山農業振興課長が答弁を後回ししましたんで、ここで藤山農業振興課長に答弁をさせます。藤山農業振興課長。 209 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  263ページの農業振興地域整備計画事業費の件で、平成23年度の除外地面積でございますけど、12件、1万6,948.78平米の農振用地の除外をいたしております。  以上でございます。 210 ◯委員長(浦 伊三次君)  ほかに何かありますか。吉丸委員。 211 ◯14番(吉丸克彦君)  265ページの農村女性活動促進事業、23万4,234円の予算が組んでありますが、その農村女性のどういう活動を促進してあるのでしょうか、お尋ねします。 212 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 213 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  この事業の目的になりますが、やはり農村女性というものの地位の向上を図らなければいけないということで、女性農業者が連帯と交流を行いまして地域の農業に、女性の感性を反映させまして、先ほど申しましたように、女性の地位向上を図ること、こういうことを目的とした活動に対して補助を行っております。  以上でございます。 214 ◯委員長(浦 伊三次君)  吉丸委員。 215 ◯14番(吉丸克彦君)  農村の地位の、女性の地位の向上ということでございますが、具体的にどういう成果が得られたのでしょうか。その輪は広がっているのでしょうか。 216 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。
    217 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  平成23年度の決算時点では、前原地区、二丈地区、志摩地区にそれぞれの農業女性の会がございました。農業女性の会が集まっていろいろお話する中で、統合して発展して糸島全体の農業女性の会をつくろうということになりまして、ことし8月25日に糸島市農業女性の会ふたばが誕生しております。これに基づきましていろいろな事業を展開されるというふうに考えておるところでございます。 218 ◯委員長(浦 伊三次君)  吉丸委員。 219 ◯14番(吉丸克彦君)  ありがとうございました。  次に、283ページ、先ほど説明を部長のほうからいただきましたが、有害鳥獣駆除事業の中で、今25基のわなとか木柵3.3キロメートル、それから食肉加工の話もしていただきましたけれども、有害鳥獣被害というのは現在少なくなっているのでしょうか、お尋ねいたします。 220 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 221 ◯農林土木課長(井上義浩君)  今、お手元にありますのは、平成17年度から23年度までの全ての鳥獣による被害の額がありますので、それを報告させていただきます。  平成17年度は約1億円、それから平成18、19は約9,000万円、それから平成20年度が約6,300万円、平成21年度5,800万円、平成22年度が1億円、平成23年度約6,000万円ということでございますが、平成22年度は、これはヒヨドリの被害が例年より4,000万円以上多かったので、全体的な傾向としては努力が実っておるというふうに考えております。 222 ◯委員長(浦 伊三次君)  吉丸委員。 223 ◯14番(吉丸克彦君)  特にイノシシですね、それから猿あたりのまだまだ被害があるなというふうに感じるんですが、そういう、例えば生殖といいますか、ふえることですね、子供を持つ、ふえる、これの抑制とか、あるいは山に実のなる木を植えるとか、そういう施策は考えてあるのでしょうか。 224 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 225 ◯農林土木課長(井上義浩君)  緊急雇用創出事業を活用させていただきまして、イノシシ捕獲報償金というのを交付させていただきました。1頭2,000円でございますが、これで1,070頭捕獲できました。このうちの56%がいわゆるウリボウと言われております15キログラム以下のイノシシでございますので、今まで捕獲されていなかった部分がかなり捕獲されたという効果があっております。  それから、先ほど実のなる木の植栽というふうにおっしゃいましたが、今、我々でそういったことも考えておりますが、広域基幹林道を活用して、その周辺にそういった実のなる木を植えたらどうかというのを今検討中でございまして、まだ詳しいところは控えさせていただきます。 226 ◯委員長(浦 伊三次君)  ほかにありますか、江頭委員。 227 ◯13番(江頭晶子君)  256ページから261ページにかけて農業委員会について、運営費についてお尋ねをいたします。  まず、農業委員会の開催は定期的なのか不定期、課題があるたびの開催なのか、お尋ねをします。 228 ◯委員長(浦 伊三次君)  富岡農業委員会事務局長。 229 ◯農業委員会事務局長(富岡隆治君)  農業委員会の総会につきましては、毎月6日を基本としまして、月に1回開催しております。  以上です。 230 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 231 ◯13番(江頭晶子君)  平成23年度農業委員会で議論された主な内容、議題は何だったのですか。 232 ◯委員長(浦 伊三次君)  富岡農業委員会事務局長。 233 ◯農業委員会事務局長(富岡隆治君)  主に毎月20日までに申請をされたものを申請の許可ができるかどうかという内容を審議しております。  平成23年度の実績としまして、3条で87件、4条が5件、5条が36件、これが主な申請の内容です。  以上です。 234 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 235 ◯13番(江頭晶子君)  農業委員会の中で糸島市の耕作放棄地などの調査等はされなかったのか、お尋ねします。 236 ◯委員長(浦 伊三次君)  富岡農業委員会事務局長。 237 ◯農業委員会事務局長(富岡隆治君)  何度か議会で報告をしておりますけど、平成20年度に、その当時はまだ合併をしていませんけど、それぞれ1市2町で調査をしております。その結果につきましては、何度か報告をしておりますが、平成23年度も円滑化事業を活用しまして臨時の方を雇用して全体調査を行っております。  以上です。 238 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 239 ◯13番(江頭晶子君)  その面積は糸島市のどれぐらい、農地の中の割合はどれくらいですか。 240 ◯委員長(浦 伊三次君)  富岡農業委員会事務局長。 241 ◯農業委員会事務局長(富岡隆治君)  平成23年度に全域の調査をいたしました。その結果としまして、全体で区分を1、2、3という分け方をしておりますけど、区分の1につきましては、人の手を加えれば農地に復旧ができるものが区分の1でございます。2については、機械を入れれば農地に復旧ができるというのが2になります。3につきましては、もう山林化が非常に進んでいて、農地に復旧することもできないと、そのような区分をいたしまして調査をいたしております。  区分1につきましては約180ヘクタール、区分2につきましては約70ヘクタール、区分3につきましては、約1,000ヘクタールという結果になっております。  以上です。 242 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 243 ◯13番(江頭晶子君)  農業委員会の費用の中に対策費として農業委員会の研修費用が上がっております。これはどこに行かれましたか。 244 ◯委員長(浦 伊三次君)  富岡農業委員会事務局長。 245 ◯農業委員会事務局長(富岡隆治君)  大分県の宇佐市のほうに研修に行っております。 246 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 247 ◯13番(江頭晶子君)  目的は何だったんですか。 248 ◯委員長(浦 伊三次君)  富岡農業委員会事務局長。 249 ◯農業委員会事務局長(富岡隆治君)  宇佐市のほうでは土木事業をしてある方が農業のほうも参入してありましたので、そういった、今、一般法人が農地を借りて農業をやっていけるような法律の改正があっておりますので、そういったところを視察研修したいということで行っております。  以上です。 250 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 251 ◯13番(江頭晶子君)  農業委員会で調査をされたものが実現した事業が糸島市の中にありますでしょうか、平成23年度。 252 ◯委員長(浦 伊三次君)  富岡農業委員会事務局長。 253 ◯農業委員会事務局長(富岡隆治君)  なかなか実績というあれを言われますと難しいところもありますが、一つの例で言いますと、農地対策委員会というのを毎月1回、農地パトロールということで実施をしております。  それで、A班とB班とありまして、交互に月に1回農地パトロールを行っておりますけど、糸島市の中に、今、農業委員会で把握している違反の物件が60件ほどありまして、面談とか文書指導を行っております。昨年の解消を迎えられたのが約10件ほどあります。  以上です。 254 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 255 ◯13番(江頭晶子君)  次へ参ります。263ページの地域農政推進事業費の中に、農力を育む市民推進会議委員会費等があります。その中で私がお尋ねしたいのは、その中の分だろうと思うんですが、農業研修生受け入れまちづくり事業はその経費の中でよろしいんですかね。  受け入れ実数は実績の中に書いてあるんですが、この研修生の受け入れは糸島市民だけなのでしょうか。 256 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 257 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  これについては、農業に関心を持つ若者を募集し糸島市に定着をさせるということでございますから、糸島市に限ってはおりません。 258 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 259 ◯13番(江頭晶子君)  それに対するいわゆる啓発じゃなくて広報ですね、お知らせはどのようになさってあるんですか。
    260 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 261 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  ホームページ等、また県で総合的に農業研修生を受け入れるという事業をやって、農業研修生の受け入れの窓口というものがございます。そこについても糸島市でこういう農業研修生を受け入れる事業をやっておるということで周知をさせていただいているところでございます。 262 ◯委員長(浦 伊三次君)  江頭委員。 263 ◯13番(江頭晶子君)  最後です。震災の被災地へは、特にお知らせを特別にされるということはありましたでしょうか。 264 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 265 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  昨年の3月11日に震災が起きまして、市の支援策、いろんな住宅の支援だとか、いろんな支援策があったわけでございますけれども、農業分野においても研修生、農業研修施設がございますので、そちらでの研修が可能であるということで支援の申し入れをしております。現実に、平成23年度、研修生として、この施設は利用されていないんですけれども、福島県のほうから1名農業研修生ということで受け入れをしております。  以上でございます。 266 ◯委員長(浦 伊三次君)  古川委員。 267 ◯20番(古川忠正君)  255ページ、労働費で、1目.労働費諸費、イノシシ捕獲報奨金、257ページ、イノシシ捕獲推進業務委託、また、269ページには農業振興費のイノシシ被害防止対策事業補助金について伺います。  この事業で何頭のイノシシが捕獲されたのか、伺います。 268 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上農林土木課長。 269 ◯農林土木課長(井上義浩君)  まず、イノシシ捕獲報奨金につきましては、1,070頭でございます。それから、有害鳥獣駆除によりまして138頭捕獲をいたしております。 270 ◯委員長(浦 伊三次君)  古川委員。 271 ◯20番(古川忠正君)  イノシシの食肉加工場が福吉の吉井に建設されております。この施設の処理能力は何頭ぐらいになっていますか。 272 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 273 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  当初の計画は、130頭で計画しております。計画によりましては約200頭ぐらいを計画しておるところでございます。 274 ◯委員長(浦 伊三次君)  古川委員。 275 ◯20番(古川忠正君)  200頭になっていますが、先ほどでは合計1,500頭ほど捕獲されていますね、糸島で。(発言する者あり)はっ、1,200。1,200頭を捕獲されておりますが、この福吉で加工されたイノシシは何頭になりますか。 276 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 277 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  現在休猟期でございまして、10月にオープンする予定でございますので、現在、処理加工した頭数はございません。 278 ◯委員長(浦 伊三次君)  古川委員。 279 ◯20番(古川忠正君)  まだ稼働はしていないんですね。  それでは、休猟期ですね、鳥獣の休猟期、この期間は稼働はどうなりますか。 280 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 281 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  イノシシの捕獲期間は、箱わなの捕獲期間が10月から4月の中旬ぐらいになります。そのイノシシをとる期間については、解体処理なり販売を行います。それ以外の、休猟期間でございますが、その間についても、保管した肉がございますので、冷凍保存した精肉の販売、それと、その肉のスライス、また、包装作業、加工品の在庫管理等を行う計画でございます。 282 ◯委員長(浦 伊三次君)  古川委員。 283 ◯20番(古川忠正君)  267ページになりますけれども、3目の農業振興費、バイオマス活用推進計画策定事業費について伺います。  これはどのような計画になっているのか、伺います。 284 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 285 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  糸島市のバイオマス、生物資源でございますが、その活用のビジョンを定めた計画でございます。平成33年度までの10カ年を目標にしております。  目標数値等については、国が示したものを参考にいたしまして、先ほど申しましたけど、九州大学の中司教授を会長としまして、各市民を入れた協議会をつくりまして、平成24年3月に計画を策定しております。  バイオマスの活用については、課題が多い分野もあり、全てが一律に進行するものではありませんが、実効性を確保するために24の施策、7つの重点プロジェクトを定めまして、短期目標、中期目標、長期目標に分類しまして、10年以内にそれぞれの推進を図っていく計画になっております。  以上でございます。 286 ◯委員長(浦 伊三次君)  古川委員。 287 ◯20番(古川忠正君)  この具体的な事業計画というのは出ているでしょうか、これからでしょうか、伺います。 288 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 289 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  現在でもこのバイオマス推進計画に沿いまして、食品残渣等を使いましたエコフィードでの家畜等への給餌試験、カキ殻の高度利用、稲わら等の耕畜連携利用でバイオマスの活用を進めているところでございます。  以上でございます。(「終わります」と呼ぶ者あり) 290 ◯委員長(浦 伊三次君)  これをもちまして、決算書についての質疑を終わります。  続きまして、選定事業の審査に入ります。  糸島農業活性化事業についての説明を求めます。洞農林水産部長。 291 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  決算選定事業の5番、糸島市農業活性化事業について説明をさせていただきます。  本事業は、農業施設の整備や農業機械の導入、及び本市の新たな特産品の開発、6次産業化導入の調査研究、農業分野におきます課題解決等に対する支援によりまして、農業経営体の育成確保、地域農業の振興、農業農村の活性化を図ることを目的といたしまして、産業振興基金、現在のいとしま元気基金でございますけれども、これを財源といたしまして、平成23年度から25年度までの3年間実施することといたしておりまして、平成23年度が初年度でございました。平成23年度決算につきましては、総事業費6,648万1,000円に対しまして、決算額で1,000万円の補助金を交付したところでございます。  事業内容でございますが、施設整備事業につきましては、補助率が20%以内、上限額50万円、改修につきましては、上限額が20万円としております。機械導入事業につきましては、補助率20%以内、上限額50万円、調査研究開発事業につきましては、補助率100%以内、上限額50万円となっております。  平成23年度に補助金を交付しました事業区分別の内訳でございますが、格納庫、作業所の新築、ハウス、堆肥舎等の改修を含む施設整備事業が11件でございます。このうち改修が9件となっております。  次に、トラクター、移植機、田植え機等の機械導入事業が25件となっております。  また、規格外農産物や糸島産牛乳を使いました商品開発、雑草を抑制する緑肥作物、ナギナタガヤでございますが、この作物の作付によります耕作放棄地対策などの調査研究開発事業が3件、以上39事業主体の取り組みに対する支援を行っております。  裏面になりますけれども、本事業の効果につきましては、概要説明書の指標の達成状況にありますように、認定農業者数の増加を事業効果の指標としておりました。認定農業者数は、予想を上回る高齢化の進展等に伴いまして微減で推移している現状でございます。そのような中、本事業の実施に伴いまして新たに認定農業者4名が誕生したところでございます。  また、調査研究開発事業につきましては、加工品の試食やアンケートを実施しましたが、解決すべき課題もあることから、現在、年内の販売に向けて準備が進められているところであります。  また、雑草を抑制する緑肥作物の作付による耕作放棄地対策につきましては、平成23年度において樹園地における草刈り作業が例年より1回減少し、除草剤も散布不要だったため、一定の効果は見込めるとの結果が出ております。さらに、ことし1年間も播種の時期、播種量等を調査いたしまして、その結果を公表する予定でございます。  いずれの取り組みも今後も継続して各事業主体において調査研究を実施し、成果を出したいと考えているところでございます。  以上が糸島農業活性化事業の説明でございます。よろしくお願いいたします。 292 ◯委員長(浦 伊三次君)  これより質疑に入ります。  質疑のある委員の挙手を求めます。小島委員。 293 ◯5番(小島忠義君)  今、説明もらいました糸島市農業活性化事業ですけれども、まず最初に、この概要説明書の中に事業主体が認定農業者及び目指すものを含んだ者、及び調査研究開発を行う者、事業対象が市内の農業者とありますが、間違いないですかね。 294 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 295 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  間違いございません。 296 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 297 ◯5番(小島忠義君)  実施計画書のこの117ページに同じのがあるんですけれども、この項には、事業対象者は認定農業者と及び調査研究を行う者というふうになっておりますけど、ちょっとこれ内容が違うんじゃないか。内容というのは、市内の農業者が正解なのか、実施計画書の中に書いてあるこの認定農業者と調査研究を行う者、その辺の確認をちょっとしたいんですが。 298 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 299 ◯農業振興課長(藤山裕志君)
     糸島市農業活性化事業補助金交付規程というのがございます。この第3条に、補助対象者というものがございます。施設整備事業、または機械導入事業の補助対象者は市内に居住、または存する認定農業者となっております。もう1つ、ソフト事業でございますけど、調査研究開発事業の補助対象者については、市内に活動拠点を置く農業者団体、本市の農業の活性化を取り組む者、また、その他市長が認める者ということになっております。事業対象等については、市内の農業者等ということで表示をさせてもらっておる次第でございます。  以上でございます。 300 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 301 ◯5番(小島忠義君)  今の説明でわかったんですけど、それじゃ、対象者に新規就農者も含まれるという理解でよろしいんですかね。 302 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 303 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  先ほども申しました規程に、市内に居住、または存する認定農業者、または5年以内に認定を目指す者となっております。新規就農者についても、5年以内に認定農業者を目指す方であれば対象になります。  以上でございます。 304 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 305 ◯5番(小島忠義君)  わかりました。  それから、この実績、事業実施、平成23年度に36件と3件ありましたよね。この3件の調査研究開発の内容は幾つか今聞きましたが、これ全てが全て農業者じゃないですよね。 306 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 307 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  1つが、規格外の農産物の加工費、例で言えば、炊き込む御飯の具材パック等でございます。この開発につきましては、市内のNPO団体でございまして、食育子育て支援、世代交流に関する事業を行っておられ、また、地産地消を進めておられる団体でございます。これで農業活性化に取り組む団体と判断しております。  もう1つの草切り作業の省力化については、糸島市でミカン農園等を営む農業者団体でございます。  もう1つが、糸島産の牛乳を使った新商品の開発でございますけど、これは原料の全てが糸島産の農産物ということと、畜産農家との連携もございました。これで農業活性化に取り組む団体と判断いたしました。  農家以外にも対象になりますが、それぞれの申請に応じて農業の活性化を目的とするものか、それを個々に判断させていただいておる次第でございます。  以上でございます。 308 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 309 ◯5番(小島忠義君)  よくわかりました。  最後ですが、この事業が3年間ですね、平成25年度まで。今年度が、いや、今年度じゃない、平成23年度が1,000万円の決算をされたということで決定件数が全部で39件という報告になっております。それじゃ、この申し込み件数はどれくらいあったですか。 310 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 311 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  42件でございます。 312 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 313 ◯5番(小島忠義君)  その42件、本当はですね、あなたたちにとって認めたかったけれども、予算が足りんけん切ったという経緯はなかったですか。 314 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 315 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  39件、先ほど42件でございましたが、3件については辞退をされております。  以上でございます。 316 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 317 ◯5番(小島忠義君)  ということは、こういう事業に対して申請希望された方はみんな認定されたという理解でよろしいんですね。 318 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 319 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  申請があった分については、施設の整備、機械購入についてはそのようなことで、希望があった分については希望どおりいったわけでございますけれども、ソフト事業の分については、申請書を出されまして、必要なものなのかどうか、私ども市のほうで査定をさせていただいて補助金額を決定させていただいております。  以上でございます。 320 ◯委員長(浦 伊三次君)  小島委員。 321 ◯5番(小島忠義君)  私が言いたい、これは言いたいという場面じゃないんですけれども、農林水産部のこういう事業目的も踏まえたときに、本当は予算が足らんっちゃんねという希望が、考えがありゃ、ここではっきり述べてもらいたいなと思ったわけです。 322 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 323 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  予算が不足しておればということでございますけれども、説明書のほうにも記載をしておりますが、平成23年度が1,000万円、平成24年度、平成25年度が800万円ずつというふうになっております。若干前年度よりも本年度は金額が下がっておりますけれども、農家のほうにもいろんな機会を使いまして、この事業がありますよという紹介をしております。現在のところ、何とかこの予算の範囲内でいけているのか、初年度に1,000万円という金額がございましたので、今年度以降はまず大丈夫かなというふうに考えております。  以上でございます。(「終わります」と呼ぶ者あり) 324 ◯委員長(浦 伊三次君)  吉丸委員。 325 ◯14番(吉丸克彦君)  小島委員がほとんど聞かれましたので、聞かれていない部分だけお尋ねしたいと思います。  この調査研究開発事業によって執行部のほうが新たな特産品として有望なものというか、そういうものがありましたら教えてほしいと思います。 326 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 327 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  有望ということかどうかはちょっとわかりませんが、規格外農産物の加工品については、現在も研究を重ねて、来年の春ぐらいに発売されると。私も試食させてもらいましたが、非常においしかったという印象を受けております。  あと、商品でありませんけど、草切り作業については、ナギナタガヤという、80センチぐらいに育つんですけど、これが枯れたら倒伏します。それで草刈り作業が少なくなるんですけど、これについても効果が出ております。  また、糸島産牛乳の分でございますけど、これについても、新商品として近々売り出されるということになっておる次第でございます。  以上でございます。 328 ◯委員長(浦 伊三次君)  吉丸委員。 329 ◯14番(吉丸克彦君)  ありがとうございます。この説明書の中に、本市のイメージアップや雇用機会の創出という言葉が出ておりますが、執行部のほうとしては、この雇用機会、あるいはイメージアップの展望といいますか、そういうのはどのようにとらえてあるでしょうか。 330 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 331 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  この事業を使いまして、吉丸議員がおっしゃったような形で、なるような形で私たちも支援をしていきたいというふうに考えておる次第でございます。  以上でございます。(「終わります)と呼ぶ者あり) 332 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 333 ◯16番(伊藤千代子君)  糸島市農業活性化事業について質疑をいたします。  まず、ちょっと基本的なことを伺います。認定農業者のメリット、そして、他の農家との違いについては明快に答弁を願いたいと思います。 334 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 335 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  認定農業者というものは、農業経営改善促進法という法に定められておりまして、具体的に言えば、農業所得で年間530万円、年間の労働時間で2,000時間、週休2日で8時間働くということでございます。そういうものでございます。  メリットについては、認定を受けた者については、補助事業等が優遇措置があるとか、税制の優遇措置があるとか、あらゆる面において農業支援を受けることができるということがございます。  以上でございます。 336 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 337 ◯16番(伊藤千代子君)  先ほどの御説明の中に、高齢化の問題とかをおっしゃっておられましたね。それは市のほうとしても、この調査の中で、例えば平均年齢だとか、あるいは所得の状況をつかんで、把握していらっしゃいますか。 338 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 339 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  農家の平均年齢ということでございますけれども、ちょっとデータは持ち合わせておりませんが、私が過去において調べたところによりますと、全国平均、県平均よりも若干糸島市の場合は低いというふうに理解をしております。
     それと、所得の状況でございますけれども、最新のデータではございませんが、福岡農林統計協会発行の統計年報等がございますので、所得については把握はしております。ただし、これは最新のデータではございません。  以上でございます。 340 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 341 ◯16番(伊藤千代子君)  私がお尋ねしたことは、何もちょっと御答弁がなかったわけですよ。つまり糸島市の農業において、やはり所得の問題、所得がきちっとあれば、認定農業者はやっぱりふえていくと思うんですね。今おっしゃった県平均よりも若いとおっしゃっても、ちょっとわかりませんので、やはりこの中に高齢化が問題だということをきちっと書いてあるわけですから、どのような状況かというのをちょっと、まだ時間がありますからね、調べてください。  それと、平均所得に関しても、過去のデータとして、今ないのであれば、過去のデータとしてどうなっているのかを、後で調べてください。  それから、その次に言っておきます、その間に。  平成23年度の事業として機械の導入、施設の整備、これに36件あったということは、これは評価できるというふうに思います。そして、これらによって、農業機械は高いですから、多くの農家の方々がこれによって非常に助かったのではないかと思うんですね。この、ここの裏面には指標の達成状況と書いてあるんですよね。そして、事業の効果とか成果のところに、計画どおり事業が進んでいるが、目標の達成は期待できないというふうになっています。この目標というのを、認定農業者をふやすということにおいてあるという点で目標の達成ができないというふうにおっしゃっているんですよね。 342 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 343 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  先ほど説明の中でも申しましたけれども、達成状況の指標を認定農業者数ということであらわしておりますので、高齢化等が進むことによって、事業そのものは進んでおりますけれども、この認定農業者数の確保という目標数、400名ですか、この目標の達成は今のところ非常に厳しい状況であるということで記載をしております。 344 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 345 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  基幹的農業従事者数の平均年齢は62.8歳になっております。  所得の関係でございますけど、認定農業者そのものが経営改善計画書を出します。それに、年間530万円という目標にしております。それに近づけるような形で施策を進めるというものが、この認定農業者制度でございますので、農家の所得が上がるような形で市としては頑張っておる次第でございます。 346 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 347 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  私のほうで答弁するのを忘れておりました、申しわけございません。  福岡県におきます農業所得、これは市町村レベルで出ておりませんので、県平均ということで説明をさせていただきます。  農業所得プラス農業関連所得、農外所得、年金等の収入を合わせました農家総所得でございますが、これは平成18年から19年の統計年報の数字でございます。507万3,000円というふうになっています。  以上でございます。 348 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 349 ◯16番(伊藤千代子君)  ありがとうございます。県のはわかりました。今おっしゃった平均所得130万円に近づくように頑張っているということですけれども、これは、今おっしゃった県の関係からすると、そういう年金とかは省いて、とにかく純農業の所得というふうなことですよね。  そうですね、この400の最終目標を掲げていらっしゃって、それに届かないというのはわかるんですけれども、しかし、もっと指標としては細かく打ち出されたほうがいいんじゃないかなと思ったんですよ。というのが、何も認定農業者の数をふやすだけじゃなくて、この事業によって助かる方たちがたくさんいらっしゃったわけですから、そう思います。  ちょっとまだ時間があるので、具体的にちょっとお尋ねしますけれども、施設整備と機械導入のところで、特に施設整備は11件とおっしゃいましたが、現実にハウス等でそのような施設整備の中身、具体的にはどのようなものがあったですか。 350 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 351 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  指標については、これ担い手対策事業というふうに事業費になっております。これで認定農業者数という指標を立てております。認定農業者、確かに少なくなっておりますけど、この事業で新たに2年間で4人の認定農業者を出したということで御理解を願いたいと思います。 352 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 353 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  施設の整備で11件ということで説明をさせていただきました。どういった内容か、中身になるかということで幾つか説明をさせていただきますが、畜舎の改良ということで、換気扇の設置、あるいは堆肥舎の改修、農機具倉庫の新設、加温機、温風機の新設等が今回の事業で実施をされております。 354 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 355 ◯16番(伊藤千代子君)  それでは、この最後に、施設整備では本当に要望をいろいろ聞きますけど、この機械の導入に関しましては、36件とありますが、やはり金額的には最高どのような、どれぐらいの金額がありましたか。 356 ◯委員長(浦 伊三次君)  藤山農業振興課長。 357 ◯農業振興課長(藤山裕志君)  ちょっと調べてから回答したいと思いますので、ちょっとお待ちください。 358 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 359 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  機械の導入の補助金の最高額、大体もう上限に近い金額でございます。50万円の補助金となっております。  以上です。 360 ◯委員長(浦 伊三次君)  いいですか。   〔「はい」と呼ぶ者あり〕 361 ◯委員長(浦 伊三次君)  これをもちまして糸島農業活性化事業についての質疑を終わります。  これより討論に入ります。  糸島農業活性化事業に対して意見がある委員の挙手を求めます。田原委員。 362 ◯6番(田原耕一君)  認定事業について一言意見を述べさせていただきます。  いろんな形で今も質疑が出ておりましたが、農業をする者にとって、こういう補助事業というのは非常に大切なものであります。まして糸島市単独のものをしたということは、私はすばらしいことじゃないかなと思うとります。これにいちゃもんつける気は全くございません。  ただ、一言言わせてもらうなら、今、農業機械、農業設備、非常に高うございます。そしたら、これはこれで置いとってよかばってん、もう少しやっぱり、今国、県の補助率が低うございます。そしたら、やっぱり農業をしよんもんなやおいかん、もうちょっと助けようかという気持ちのあったならば、それに県、国の補助金に上乗せできるような制度もつくってもらえたなら、農業者は大変助かるっちゃなかろうか、そこんところはあんばいよう考えてもらうならば、糸島の農業はまだまだ捨てたもんじゃない、今からも活性化していく、まして、担い手がどんどん多くなっていくという感じがしますので、その辺をよろしゅうお願いしまして、討論といたします。 363 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 364 ◯16番(伊藤千代子君)  糸島市農業活性化事業に対する討論をさせていただきます。  私もこのような市単独で農家を元気にするような事業を小まめにやることはとても大事だというふうに考えています。  先ほどもお聞きしたように、県の農業、この認定農業者の所得に関しましても年金をあわせても500万円と、平均が、となりましたときに、糸島市でもし、今62歳が平均とおっしゃっていましたけれども、若い方々が130万円の所得になるようにというのは本当にかなりやっぱりまだまだ低いわけです。そういう点で、今多くの方々の、農家の方たちのお話を聞いていると、やはり高額な農業機械、あるいは園芸でも施設整備にお金がかかることが非常に大変だということ、そして、今のように風水害が多く、台風が来たり大風が来たり水害が来たり、そういう場合に施設が、園芸用の施設が壊れたりとか、さまざまなことがあるわけです。そういう意味で、農家の方々への小まめな援助というものが今後も非常に大事ではなかろうかというふうに思います。  そして、特に山間地等になっていきますと、認定農業者になるにはなかなか農地が低い方たちもいらっしゃいますけれども、そういうところも含めた農業の活性化の事業を創意豊かにしていっていただきたいということを要望して、これについて推進の拡大をお願いして、終わります。 365 ◯委員長(浦 伊三次君)  これをもちまして討論を終了いたします。  ここで暫時休憩いたします。  なお、再開は13時00分としたいと思います。      (午前11時54分 休憩)      (午後1時00分 再開) 366 ◯委員長(浦 伊三次君)  再開いたします。  続きまして、地域水産物供給基盤整備事業についての説明を求めます。洞農林水産部長。 367 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  それでは、決算審査選定事業の6番、地域水産物供給基盤整備事業について説明をさせていただきます。  本事業につきましては、共同漁業圏内や地先漁場と関連する漁港を計画的かつ一体的に整備し、水産物の安定供給と漁業地域の活性化を図ることを目的とした事業でございまして、平成14年度から28年度を計画期間としました特定漁港漁場整備事業計画に基づきまして、船越漁港、野北漁港、魚礁整備を一体として整備を進めているところでございます。  計画期間内の全体事業費は、22億6,200万円、うち漁港整備が19億1,200万円、魚礁整備が3億5,000万円でございまして、このうちの漁港整備では、平成23年度までの総事業費が8億4,500万円でございます。平成23年度末の漁港整備工事の整備率が44%となっております。  本事業の必要性でございますが、野北漁港、船越漁港は台風や季節風などの南風によりまして、防波堤の越波や港内での波が高くなり、その都度、旧漁港に移動避難を要する状況でございました。  このことから、港内の静穏度を高め、安心して係留できる安全な漁港を整備することとあわせまして、野北漁港におきましては蓄養や養殖等、港内で安全に漁労活動ができるよう整備する必要がございます。  平成23年度において実施しました事業でございますが、当初予算では国庫補助事業、水産基盤整備事業を活用しまして、野北漁港の南防波堤12メートルと、西防波堤20メートルを実施する計画でございましたが、国の内示額が減額となりましたために、西防波堤20メートルにつきましては、県の単独事業、災害に強い漁港等整備事業を活用しまして、事業を実施したところでございます。  また、資材運搬等の地元協議に時間を要するために、4,010万円を平成24年度に繰り越ししまして、本年6月に工事が完了したところでございます。  本事業の実施によります効果でございますけれども、平成23年度をもって野北漁港の外郭施設はほぼ完了しております。漁船70隻の安全係留、漁労活動の安全、台風時の安心確保ができたことや、何よりも野北漁港内での蓄養、カキ養殖が安全に行われ、生産量の増加、魚類の出荷調整等、付加価値向上が期待できることとなりました。さらに、これら防波堤等の整備によりまして、近年の自然災害によります津波等、漁港背後の漁村集落の安全等も確保できることとなりました。  なお、平成24年度以降の事業内容でございますが、船越漁港の東防波堤の延長工事に取りかかることとしておりまして、平成24年度は設計測量委託、25年度から工事に着工する計画でございます。  以上、選定事業の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 368 ◯委員長(浦 伊三次君)  これより質疑に入ります。  質疑のある委員の挙手を求めます。中村進委員。 369 ◯3番(中村 進君)  私も少しばかり、この水産事業には関係をしてきた時期がございます。ちょっと二、三お尋ねしますが、名称がちょっと変わったように書いてありますが、この名称変更によって、事業内容というのは変わることはあるんでしょうか。  例えば、ここで上げてある平成23年度事業につきましては、防波堤が中心になっているようですが、陸上関係、道路関係とか、港内の道路とか係船岸壁あたりも含んだ事業になっているのかどうか、お伺いします。 370 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 371 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  選定事業になりましたのは、地域水産物基盤供給整備事業でございます。これが名称は変わりまして、水産生産基盤整備事業というものになっております。事業はそのまま引き継がれています。ですから、岸壁とか用地とか、あるいは道路整備、浮き桟橋、そういうものも引き続きこの計画の中でやっていこうと思っているところであります。
    372 ◯委員長(浦 伊三次君)  中村委員。 373 ◯3番(中村 進君)  ありがとうございます。それで安心しましたけれども、まず、図面を参考資料としてつけてありますが、これは野北漁港のようですが、当然この平成23年度の事業で、防波堤と西防波堤の、これは堤頭巻ですかね──が実施されたことによって静穏度が高まるということですが、私も事情、少しばかりわかるんですが、旧防波堤内に停泊してある漁船等が、少しばかりこの新しい漁港のほうに移動ができるようになったのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。 374 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 375 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  今、野北の漁港には70隻の漁船がいます。休憩といいますか、漁から帰ってきまして、この旧港にはとまります。しかし、物揚げ場、あるいはものを揚げるとき、道具を揚げるとかロープ、それから網を揚げるときには、この広いほうの漁港を利用します。今後、漁船が多くなってくれば、この新しい漁港の中にも入ってくるだろうと思っております。 376 ◯委員長(浦 伊三次君)  中村委員。 377 ◯3番(中村 進君)  大体わかります。ただ、ちょっと心配しよったのが、旧防波堤の入り口といいますか、あそこがどうしても河川とも隣接している関係で、何といいますか、土が堆積して、しゅんせつ工事をしなきゃいかんという時期が必ずあるわけですけれども、この形態を見ると、かなりそれも解消されよるのかなというふうには思います。  それから、この提示されておりますのは野北の漁港の図面ですが、ほかにも糸島の中には基本となる漁港が8つと、あとサブといったら、ちょっと語弊があるかもしれませんが、ほかにも数カ所漁港がありますが、この長期計画の中で、どの程度の計画をされておったのか、そして、今の進捗といいますか、平成23年度までの進捗というところをお聞かせ願いたいと思います。 378 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 379 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  先ほど部長も申しましたように、総額で約22億6,200万円の計画をしております。そのうちに、できたのが約44%です。金額としまして、野北があと残りが6億7,000万円、船越が3億9,700万円になります。進捗率としては、44%ですけれども、今後もこれについて推進していきたいと思っています。  ただ、今は平成23年度ですから、平成28年度までの計画としております。ただ、この後、浮き桟橋、そういうものを計画していますが、それが金額によって高額になった場合、あるいは工法によって難しくなった場合は、この平成28年度がまた延長をして計画をし直す、そういう形になろうかと思います。  以上です。 380 ◯委員長(浦 伊三次君)  中村委員。 381 ◯3番(中村 進君)  はい、ありがとうございました。  それから、部長の説明の中にも魚礁事業もこれに含まれるということがありましたが、今、今回は野北沖やったかな、でありますが、今後の計画といいますか、たしか構想としてはいろいろあったように思いますが、継続してこの魚礁事業も続けなければ意味がないというふうに思いますが、その辺お聞かせ願えたら、お願いしたいと思います。 382 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 383 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  糸島沖に魚礁を投入をずっとしてきました。昭和52年から投入をしまして、ことしまで、平成23年までに59カ所の魚礁を投入してきたところです。これは糸島の漁船、535隻いるんですけれども、漁法はいろいろ違いますが、その漁船が一堂に会して利用できるような魚礁を、今計画をしているところです。  魚礁にも、とる魚礁ですね、生産礁といいますけれども、とる魚礁もありますし、あるいは沖合から糸島の海岸まで──海岸じゃありません、中のほうに引き込む誘導礁、あるいは回遊魚ですね、これを一時、長期に停留、滞留させます滞留礁、そういうものも含めております。ですから、魚礁も、ただ生産礁じゃなくて、それをつけて、いろんな魚礁になっておりますので、漁業操業に問題ないところに、組合と協議をしまして投入しているところです。今後も1,200空立米、鋼製魚礁ですけれども、これを平成28年までに投入したい、そして、これにつきましては、カキ殻を入れて、稚魚の生育を図るような魚礁も図っていきたいと思います。  そして、今後の計画としましては、漁港から遠くに入れるんじゃなくて、近場といいますか──に魚礁の投入をしながら、高齢者の方たちが近場で操業できるように、あるいは、それによって燃油の経費を抑えるとか、しけでも操業できる、そういう場所に魚礁を今後も投入していきたいと思っているところです。また推進していきたいと思っています。  以上です。 384 ◯委員長(浦 伊三次君)  中村委員。 385 ◯3番(中村 進君)  ありがとうございます。後継者不足や高齢化していく中での対策も、しっかりと考えてあるようです。安心しました。  それで、実は参考資料、私は大体わかるんですが、この色分けの意味合いというのを説明していただいたら、これを最後にしたいと思います。 386 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 387 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  よろしいでしょうか、図面を見ていただきたいと思います。  まず、ブラック、黒のところは、今までにずっと、昭和26年、漁港法が制定されてから、逐次、政策、できてきたところであります。そして、ブルーのところは、これは漁協が単独で埋めた用地でございます。要するに、前面に補助事業で堤体をつくりますと、その後ろがあります。それを組合が埋めたと、単独用地になっています。ただ、これは今、公有水面の許可上、糸島市の市有地となっているところであります。  それからグリーン、これは今後の計画です。道路、あるいは消波施設を西防波堤にしております。赤が平成23年度に実施した区域になります。ですから、まだ消波施設、あるいは道路、そして浮き桟橋、そこに突堤がちょっと出ていると思うんですが、そこに書いていますように、そういう計画。そして、今、黒と、旧入り口の中にブルーで90メートルあると思いますが、これは今計画中ですけれども、これは地元と話してもらって、今後どうするのかというのを進めていきたいと思います。  といいますのが、今言われましたように、砂の堆積が起こり得るかもしれませんので、ここをあけておくかということで、ちょっと今、今後組合と検討していきたいと思っているところです。 388 ◯委員長(浦 伊三次君)  ほかに。笹栗委員。 389 ◯12番(笹栗純夫君)  事業ナンバー6番の水産生産基盤整備事業について、何点かお尋ねいたします。  事業目的に書かれているんですが、この下のほうに事業期間が平成14年から28年、15年間ということで、ちょうど10年間過ぎました。事業目的というのは、当初の事業目的と、ここにお書きになってある事業目的というのは途中で変わったのか、ずっと最初から、この事業目的で事業なさったのか、まずお尋ねをいたします。 390 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 391 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  当初からは変わっておりません。港内静穏度を高めるために整備してきたものでございます。 392 ◯委員長(浦 伊三次君)  笹栗委員。 393 ◯12番(笹栗純夫君)  わかりました。ここで野北漁港、船越漁港に限ってということで以後話をしますけれども、それぞれの漁港で大潮、完璧に水が引いたときの堤防の高さ、平均で大体どのくらいの高さがあるのか、それと、満潮時のときの堤防の余裕度といいますか、どこまで堤防が海水で満たされるのかについて教えてください。 394 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 395 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  マイナス2.5メートル、水深の高さが2.5メートルという形でします。ですから、高さ的には4メートルぐらい、漁港の高さはございます。岸壁というのがマイナス3メートル、水深3メートルあるんですけれども、高さ的には5メートル近くあります。満潮のときの余裕高と言いますけれども、現在では2.5メートル、要するに、今の高さから5センチから10センチぐらいは余裕がございます。今の高さの物揚げ場からですね──物揚げ場というか、岸壁の高さからは、10センチぐらいは余裕はありますけれども、ただ、大潮とか高潮になったところになると、ぎりぎりになります。加布里についても、あそこは低いですから、かぶっている状況です。  以上です。 396 ◯委員長(浦 伊三次君)  笹栗委員。 397 ◯12番(笹栗純夫君)  この事業目的、読みますと、両漁港について、台風や春一番、季節風などの南風により、波浪や港内波が立ち、その都度、旧漁港に移動避難しているというふうに書いてあるんですけれども、津波という文字がこの中にはないんですよ。これは、私ども3.11を経験して、そして、このシートはつくっていただいていると思うんですけれども、津波はどのくらい想定されるのか。  今聞きますと、2.5メートルという余裕度があるということですよね。しかし、台風とか大潮のときには、やっぱり打ち寄せてくるということになりますと、平常時でも台風あたりでも、陸のほうに少しせり上がってくるのかなということを想定するわけですけれども、現在の防波堤の高さで、津波に対して万全であるかどうかというのは検証なさったことがあるんでしょうか。 398 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 399 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  漁港の防波堤を設計するときには、設計指針というのがございます。それに沿ってやるんですけれども、福岡県は耐震化のほうはやっております、福岡県といいますか、やっています。ただ、津波の想定の高さとか、そういうものは加味してはおりません。しかし、御存じと思いますけれども、野北の防波堤、あれは水面から7メートルの高さがございます。そういうものを考えると、どのような波が来るというのは想定していませんけれども、耐え得ると思っておるところでございます。 400 ◯委員長(浦 伊三次君)  笹栗委員。 401 ◯12番(笹栗純夫君)  それじゃ、私の最後でございますけれども、平成23年度事業、一部繰り越しをなさったんですけれども、平成23年度で予定された事業は完了しているというのを確認いたしました。それで、防波堤でございますけれども、今まで過去の分も含めまして、この工事というのは延伸のみの工事だったのか、それとも、随分昔から、この事業を開始なさる平成14年から防波堤はあったと思うんですね。その事業費の中に補修等も含まれていたのか、今後も補修も含まれるのかですね、防波堤の。防波堤は、そんじょそこらで壊れるものじゃないとは思うんですけれども、それとあわせて、この工事の中に長寿命化を考慮した工事を今後なさっていくのか、お尋ねをいたします。 402 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 403 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  今までやってきたところで補修というものの事業はしておりません。この事業の中には、あくまでこの事業を遂行する、防波堤を延長していく、あるいは物揚げ場をつくる、そういうものの事業でございまして、補修等はございません。  今後、言われるように、昭和二十何年から漁港はずっとできてきています。ですから、補修機能が、改修といいますか、そういうものは出てくると思いますけれども、それにつきましては、機能保全事業というのがございます。それも国の指定を受けなければなりませんけれども、今それの許可をとっているところであります。ですから、今後は補修については、機能保全事業の中であればですね、やっていく予定にしております。  以上です。 404 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 405 ◯16番(伊藤千代子君)  事業ナンバー6、水産生産基盤整備事業についてお尋ねをします。  まず、豊かな農水産物というのは糸島市の魅力の一つなんですけれども、この糸島市の漁業における生産高、あるいは漁獲高ですね、その辺についてはどうなっておりますか。 406 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 407 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  糸島漁協の全体でいいますと、平成23年度で3,465トンの水揚げがなされています。そして、陸揚げ金額として22億6,200万円でございます。 408 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 409 ◯16番(伊藤千代子君)  この15年間のプロジェクトは、やはりこういう漁業の振興のために行われているというふうに考えられるわけなんですけれども、今、野北と船越の漁協の組合員さん、百六十何名ですかね、これ10年前にこの事業を始めたときには、どのような状況だったんでしょうか。 410 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 411 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  野北と船越なんですけれども、当時、10年前になりますけれども、当初よりか28名の組合員が減っているという状況になります。 412 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 413 ◯16番(伊藤千代子君)
     ちなみに、やはりこうやって力を入れてしてくださっているんですが、減ってきた原因は分析をされておりますか。 414 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 415 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  10年前ですと、平成23年ですから、22年、13年です。糸島漁業協同組合が合併をする前の組合員数なんですね。現在は合併をしまして減っていますけれども、というのが、当時はお父さん、あるいは息子さんも含めて入ってあるところがございました。今はそういうところもあるんですけれども、どちらかというと、もうお父さんが組合員になっていたら、息子さんは入らないというのがあります。その分が大きく減ったということと思っているところであります。 416 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 417 ◯16番(伊藤千代子君)  糸島市における第1次産業を、どのように振興するかがとても大事だと思うんですよね。先ほど農業分野において、やはり高齢化の問題とか、あるいは、何ですかね、やっぱり所得の向上がなかなか難しいという点などの議論があっていたと思うんですけれども、この漁業の分野に関しては、それはどのような状況になっているかというのを伺いたいんです。 418 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 419 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  漁業におきましても、後継者不足というのはあります。ただ、お父さんが組合員でございます。1人では漁業というのは成り立たないということで、必ず──必ずじゃありませんけれども、長男の方、あるいは次男の方が残っております。若い人たちも今現在残ってきているところであります。強いて言えば、海女の漁業がございますけれども、これは113名の海女をする人たちがおります。20代から60代、70代とあるんですけれども、その中に22名の二十以下の若者がいます。後継者としては、減ることはないと思いますけれども、今までのとおりで今後も推移していくんじゃないかなと思っております。 420 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 421 ◯16番(伊藤千代子君)  ここに事業費がですね、ことしの平成23年度分出ておりますけれども、4,800万円の工事費が出ているんですが、これは発注の仕方としては、やはり海洋土木等の専門業者の中で入札をなさったんでしょうか。 422 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 423 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  結果を見ますと、それ以外もあります。あくまで漁港だから、船を持っている方ということではないようです。 424 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 425 ◯16番(伊藤千代子君)  できましたら、やはりこれ22億円というと、結構な金額ですよね。それの23年度分に関します入札の結果表について、業者名とか、あるいは落札業者名をお知らせ願います。 426 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 427 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  野北漁港におきまして、2,700万円につきましては6社で行っています。加布里の久保建糸島支店が落札しているところであります。  もう1つの災害に強い漁港等の整備事業におきましては、12社で行われております。東区箱崎の藤原組さんが落札をされています。これは一般条件つき指名競争入札であります。 428 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 429 ◯16番(伊藤千代子君)  ちょっと確認をしたいんですけど、たしか糸島市内に本社がなければできないというのは、入札に参加できないというのは、あれは一般競争入札のほうでしたかね、指名のほうでしたかね。 430 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 431 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  はっきりしたことはちょっと、私どもで入札の担当事務を行っておりませんので、総務部の管財契約課ですかね、そちらのほうが事務を行っておりますので、この場ではちょっと答弁はできません。 432 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 433 ◯16番(伊藤千代子君)  わかりました。ただ、入札に関してはおのおののところでされるから、そのことをきちんと知ってあるかなと思ったんですけれども、それで、今後もやはりこれ、結構な事業費になっていきますし、工事の発注についてはですね──あっ、最後に、この、今おっしゃった2つの発注に関しましては、落札率等はどうなっていましたか。 434 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 435 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  落札率については、ちょっと今ここではわかっていませんけど……わかりません。 436 ◯委員長(浦 伊三次君)  洞農林水産部長。 437 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  これも先ほどと同じように、総務部のほうで所管をしておりますので、申しわけございませんけれども、答弁できません。 438 ◯委員長(浦 伊三次君)  何ですか、はっきり大きい声で言ってくださいよ、こっちが話しよっとやけん、何ですか、はいどうぞ。 439 ◯16番(伊藤千代子君)  やはり大事な工事をなさったんだったら、所管としては、それはやっぱりつかんでおくべきだと思うので、もう、それの発表をされたら、それでいいです。 440 ◯委員長(浦 伊三次君)  本来ですね、所管外でしょう。所管外でしょう、委員長がそう言っていますので、よろしくお願いします。発表する、(発言する者あり)いいですか、はい。(発言する者あり)静かにしてくださいよ。指さんですよ、これから。  松月よし子委員。 441 ◯2番(松月よし子君)  今回この説明書で文字がたくさん出ておりますので、簡単な質疑でございますけれども、質疑をいたします。  野北漁港の漁船数は70そうと書いておりますけれども、船越の漁港の漁船数についてお伺いをいたします。 442 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 443 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  船越は現在114隻でございます。 444 ◯委員長(浦 伊三次君)  松月委員。 445 ◯2番(松月よし子君)  その中で、この事業目的の中に、台風とか春一番、季節風などのことを書いておりますけれども、この辺の生産現場としての現状として、理解はできます。でも、相当な高価な漁船でございますので、移動避難すべき年間の回数というかな、その辺はどの程度なのか。また、できれば船越と野北と、漁港別に回数がどのくらい行っているかをお伺いいたします。 446 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 447 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  台風時ですから、そう多くはないんですけれども、季節風も含めて、大体20日、20日から25日になるかと思います。 448 ◯委員長(浦 伊三次君)  松月委員。 449 ◯2番(松月よし子君)  その中で、事業効果、成果というところに、漁船の安全係留が可能となり、係留経費の削減とありますけれども、どのように削減効果があるのか、また、漁船の耐用年数延長も、どのように期待ができるのかをお伺いいたします。 450 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 451 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  削減効果ですけれども、1つはプラスチックの耐用年数が大体9年でございます。それを3年延長するという試算をしております。  それと、係留経費の削減ですけれども、これは、移動するとか、台風が来たときに、いかりを打ったり、ロープを打ったり、防舷材をつけたりします。その削減となるところであります。  以上です。 452 ◯委員長(浦 伊三次君)  松月委員。 453 ◯2番(松月よし子君)  その辺の事業効果、成果というのはよくわかります。それから、問題点、課題の中に、福岡県の補助率の削減とありますけれども、この削減の状況ですね、その辺どのように把握をしておられるか、お伺いいたします。 454 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 455 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  平成20年度から漁港の県の補助金が削減されています。平成19年度までは25%、県の補助がありました。その次は、平成22年度になりまして、23%になりまして、21年度以降、17%できていたわけです。ですから、この地域水産物も17%の県の補助でしたけれども、通達は来ていないんですけれども、担当者と話す上で、25年度以降は国庫補助がつくものについては、県の補助金はつけませんよということを聞いております。それで、今、対策をとっているところであります。 456 ◯委員長(浦 伊三次君)  松月委員。 457 ◯2番(松月よし子君)  今、対策をということでお伺いいたしましたけど、実際に削減になると、ここに書いておられるように、地元分担金の増大と事業のおくれということが書いてありますが、漁業者の現状として、これ、事業のおくれがあると、非常に困られると思うんですね。それと、非常に大切な、必要な事業計画と思っておりますので、生産性の問題とか、さまざまな問題が出てくると思いますが、この辺の解消策ということで、今、対策ということをおっしゃいましたけれども、本当にこの計画がうまく進んでいくような方法って、何か考えられるものとかがあるのかどうか、その辺は難しいのかな、お願いいたします。 458 ◯委員長(浦 伊三次君)  畑中水産振興課長。 459 ◯水産振興課長(畑中鶴見君)  これといったものはないんですけれども、今後も活動をしながら、皆さんにお願いをしていきたいと思っております。 460 ◯委員長(浦 伊三次君)  松月委員。
    461 ◯2番(松月よし子君)  ぜひ、大事な事業でございますので、前に進むように、皆も協力しながら……と言いましたら変になりますので、じゃ、これで終わります。 462 ◯委員長(浦 伊三次君)  これをもちまして、地域水産物供給基盤整備事業についての質疑を終わります。  これより討論に入ります。  地域水産物供給基盤整備事業に対して、意見のある委員の挙手を求めます。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 463 ◯委員長(浦 伊三次君)  これをもちまして討論を終了いたします。  これをもちまして農林水産部所管の決算の審査を終わります。  委員の皆さんは、配付しております選定事業評価審査表に審査結果を記入し、議員控室で書記に渡してください。  ここで暫時休憩いたします。なお、再開は1時50分といたしたいと思います。      (午後1時35分 休憩)      (午後1時48分 再開) 464 ◯委員長(浦 伊三次君)  再開いたします。  午前中の江頭委員の質疑に対し、執行部より、後で報告しますという回答をいただいておりましたので、執行部の発言を求めたいと思います。馬場経済振興部長。 465 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  午前中、江頭委員のほうから、糸島市の失業率について御質疑があっておりました。実際に糸島市というか、市単位での失業率という分については出されておりません。  それで、参考ではございますけれども、福岡県では5.4%、国では4.6%の失業率になっております。  あともう1つ、有効求人倍率というのがあるとですけれども、いわゆる職を求めてある人に対する、実際に職がある数という分ですけれども、これは福岡西、いわゆる糸島市と福岡西区では0.23、ちょっと簡単に言えば、100人職を求めてある方があるけれども、実際に職があるのは23しかないと、このような状況でございます。  以上でございます。 466 ◯委員長(浦 伊三次君)  これより建設都市部所管の決算を審査します。  建設都市部所管の決算の概要説明を求めます。波多江建設都市部長。 467 ◯建設都市部長(波多江隆春君)  それでは、建設都市部が所管します平成23年度一般会計決算の概要を説明させていただきます。  決算書では8款.土木費で、304ページから327ページになります。  8款.土木費の予算現額につきましては、9億8,571万4,192円に対し、支出済額9億3,367万3,279円、翌年度繰越額2,045万6,600円で、不用額が3,158万4,313円となっております。  翌年度繰越額につきましては、313ページ、狭あい道路整備事業費のうち、怡土・川原地区の狭あい道路整備費605万600円が、相続事務で時間を費やしまして事業を繰り越したことや、317ページ、計画事業費の都市計画マスタープラン選定につきまして、全体構想、地域別構想を十分論議するために、平成24年度まで1年繰り延べたことにより、1,440万6,000円を繰り越したことによるものでございます。  不用額の主な要因につきましては、315ページ、荻浦地区の国道202号と接続します市道拡幅の用地買収が不調に終わり、公有財産購入費541万5,000円、補償補填及び賠償金104万1,000円を支出できなかったことによるもので、あとの不用額につきましては、事業精算に伴うものでございます。  それでは、主な事業について説明させていただきます。  決算書315ページの中段、橋梁長寿命化修繕計画策定委託、1,506万150円ですが、平成23年度は橋長8メートル以上の橋梁176橋について調査を行っております。8メートル以下についても調査を行い、平成25年度までに修繕計画を策定予定でございます。  次に、317ページ、上から2番目の計画事業費、このうちの報償費84万円につきましては、平成23年度完了予定であった都市計画マスタープランの策定を1年間繰り延べたことから、昨年度は全体構想について策定委員会で検討いたしております。引き続き本年度、地域別構想を検討し、今後のまちづくりの指針となる都市計画マスタープランを策定予定であります。  同じくその下の都市計画基礎調査業務委託147万円は、都市計画法第6条に基づく基礎調査で、人口規模、それから市街地の面積、土地利用、交通量等について、おおむね5年ごとに行っておりまして、今回は二丈地区の基礎調査を行っております。  次に、323ページ、県営街路整備事業費1億2,594万円は、北新地加布羅線、それから波多江泊線、下新開線の3路線の街路整備負担金であります。  その下、かふりんぱーく整備事業費1,480万1,083円については、加布里の宮東ため池の埋め立て面積が約7,900平米で、大きな広場を有する都市公園として整備したものでございます。  同じく、その下の都市公園整備事業費の公園用地5,420万9,365円は、波多江校区公民館の建設とともに、整備を予定します仮称池田第6公園に必要な用地4,200平米を購入いたしたものでございます。  以上が建設都市部所管の決算概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 468 ◯委員長(浦 伊三次君)  これより質疑に入ります。  質疑のある委員は挙手を求めます。伊藤委員。 469 ◯16番(伊藤千代子君)  まず、309ページです。  道路維持管理費7,700万円についてお尋ねをします。  この道路維持費の事業は、主に道路の小さな小さな修繕、危険な場所の修繕というふうにお聞きしているんですけれども、どのくらいの工事を、修繕をなさっているのか、そして、それの業者への発注の仕方はどのようになさっているのか、全部でどれぐらいの数があったのか、お知らせ願います。 470 ◯委員長(浦 伊三次君)  できるだけ一問一答でお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。井上建設課長。 471 ◯建設課長(井上祐二君)  道路修繕関係の御質疑でございますけれども、この内容につきましては、道路の陥没でありますとか、路肩の補修、側溝等の修繕がございまして、それを約371カ所施工いたしております。あと点々舗装、小さい舗装の修繕ですが、これが103カ所、合計474カ所修繕工事を行っております。そのほとんどが10万円未満の工事でございますので、契約の方法としてはもう随意契約ということになります。  以上です。 472 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 473 ◯16番(伊藤千代子君)  やはり昨年、一昨年と市道の不備によってけがとかをすると、賠償しなきゃいけないようなことにもなりますので、これは丁寧にしていただければというふうに思います。  次に、313ページなんですが、市単独の道路整備事業費、これは25路線あるんでしたよね。そして、ほかにも道路の市道関係のことが載っておりますが、地域からさまざま出てくる道路整備、道路要望、市道の拡幅等、たくさんあると思うんですけれども、それに対しましては、やはり積み残しがあっていると思うんですけど、平成23年度の状況として、どのようなふうになっていますか。 474 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上建設課長。 475 ◯建設課長(井上祐二君)  地元要望に対する、どのような実施状況かということでございますが、これにつきましては6月議会の一般質問の中でもお答えをしたとおりでございます。  平成21年度からの道路事業の要望件数といたしましては、255路線を受けております。そのうち完了したものが125、未完了路線が130路線ということでございます。  以上です。 476 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 477 ◯16番(伊藤千代子君)  済みません、パーセンテージにした達成率を出してありますか。 478 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上建設課長。 479 ◯建設課長(井上祐二君)  工事の大小、大きいものから小さいもの、いろいろございますので、パーセンテージとしては出しておりません。  以上です。 480 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 481 ◯16番(伊藤千代子君)  次に、323ページなんですけれども、県営街路整備事業費1億2,594万円の中で、波多江泊線、いわゆる中央ルートに関しましては1億1,230万円という非常に巨額のお金が出ております。これは県の事業としてされておりますけれども、市の負担金としては非常に大きなものです。これに関します概要について伺います。 482 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上建設課長。 483 ◯建設課長(井上祐二君)  県営街路整備事業波多江泊線の平成23年度の事業概要として御報告申し上げます。  平成23年度におきましては、工事費といたしましては水路工事を50メートル行っております。あと用地買収が22筆で2,415平米、補償費、物件補償が24件でございます。あと測量試験、文化財調査という概要でございます。  以上です。 484 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 485 ◯16番(伊藤千代子君)  非常に物件の補償が大きいですけど、物件の補償だけで幾らぐらいかかっているかというのはわかりますか。 486 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江建設都市部長。 487 ◯建設都市部長(波多江隆春君)  件数につきましては、24件ということでお答えさせていただきましたけれども、費用につきましては、今調べておりますので、しばらく時間をいただきたいと思います。 488 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 489 ◯16番(伊藤千代子君)  では、次に、319ページなんですが、ここに公園の緑地管理費というのがあります。公園の緑地管理費が5,573万円計上してあります。これに関連しまして、糸島市及び県ですよね、平均的な1人当たりの公園面積は、平成23年度ではどのような状況になっておりますでしょうか。 490 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上建設課長。 491 ◯建設課長(井上祐二君)  済みません、先ほどの物件補償費の金額でございますが、約3億3,000万円でございます。 492 ◯委員長(浦 伊三次君)  大庭施設管理課長。 493 ◯施設管理課長(大庭和年君)
     公園の管理費についての1人当たりの面積でございますが、県平均が9.4平方メートルとなっております。それから、前原地域におきましては5.39平方メートルとなっております。  以上でございます。(「糸島全部では」と呼ぶ者あり)糸島全体におきましては、4.85平方メートルでございます。  以上です。 494 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 495 ◯16番(伊藤千代子君)  やはりかなり少ないということがわかりますよね。それから、公園の管理委託は4,535万円ですけれども、これは糸島市内の都市公園50カ所ぐらいを管理してあると思うんですけど、この委託先はどこになっているかをお尋ねします。 496 ◯委員長(浦 伊三次君)  大庭施設管理課長。 497 ◯施設管理課長(大庭和年君)  委託先でございますが、シルバー人材センターのほうに委託しております。  以上です。 498 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 499 ◯16番(伊藤千代子君)  全部ですよね。  次ですね、その下のほうに、土地区画整理事務費の当初予算額は6万7,000円ですけれども、支出済額としては2万5,560円となっております。これに関しまして、これは職員の旅費というふうになっています。この旅費というのは、何回、どこに行った金額が計上してあるんですか。 500 ◯委員長(浦 伊三次君)  田中都市計画課長。 501 ◯都市計画課長(田中幸昌君)  今おっしゃっているのは、319ページのところですかね──はい、これについては、回数は現在はっきり覚えておりません。調べないとわかりません。ただ、これにつきましては、昨年の平成23年度の土地区画整理事業に向けての協議ということで、県庁等に行ったところでございます。  回数は、はっきり出張の請求を見ないと、回数まではちょっとはっきりわかりません。 502 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 503 ◯16番(伊藤千代子君)  確認したいんですけど、私どもが合併協議会を傍聴しているときには、土地区画整理事業は組合施工の事業だから、市の事業じゃないんだというようなことで、税金使わんというようなことを、私は議員の方々がそこの中でおっしゃっているのを聞いているんですよね。それで、今ちょっと聞いているんですけれども、やはり市として、こうやって旅費を使って事務を、この区画整理事業について行うようなお金を計上していると、決算にですね、職員の──間違いないですよね、それは。 504 ◯委員長(浦 伊三次君)  田中都市計画課長。 505 ◯都市計画課長(田中幸昌君)  それにつきましては、平成24年度の当初予算、ことしの3月のときも、この事業でなぜ補助金なりそういうのが投入できるかということにつきましては、国と県と市とそれぞれ都市計画法、国の通達、それに基づいてやっております。  ですから、何回も申し上げますように、これについての事業費、例えばこの旅費につきましても、なぜ使うのかと。これはあくまでも、いろんな意見はございますけど、これからの市にとって重要な施策ということで進めさせておりますので、よろしく御理解をお願いしたいと思います。 506 ◯委員長(浦 伊三次君)  波多江建設都市部長。 507 ◯建設都市部長(波多江隆春君)  たしか6月議会のときも、私お答えさせていただいたと思いますけれども、街路とか公園、こういった公共施設につきましては、市が当然する事業でございますので、当然それに伴う費用は上げさせていただきます。 508 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 509 ◯16番(伊藤千代子君)  私はね、きちんと正直に言わないのが大嫌いなんですよ。つまり、こういう、そんなところにお金を使うということは、やはりこの事業を二丈や志摩に説明するときには言うべきだったと思いますよ。全く使わないような説明をしたから、なんべんも言っているんです。(「今そんなの言うときじゃなかろう」と呼ぶ者あり)はい、だから次に行きます。  321ページの駐輪場の管理費の750万円なんですけれども、これは市内の9カ所の駅の管理費というふうに伺いました。これに関しまして、特に乗降客の多い前原、波多江に関しましてはどのような状況になっているか、伺います。 510 ◯委員長(浦 伊三次君)  大庭施設管理課長。 511 ◯施設管理課長(大庭和年君)  この波多江駅につきましては、週に月曜、火曜、木曜、金曜日の週4回で、3人で2時間の作業をしていただいております。  それから、次に前原駅の駐輪場でございますが、ここにつきましても同じく週4回の回数で、ここにつきましては1人で2時間作業をしていただいておるという状況でございます。  以上でございます。 512 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 513 ◯16番(伊藤千代子君)  駐輪場の整備は、これもシルバーに今委託されているんですけど、福岡市から来られた方たちが、あそこの駅におりたときに、やはりきちんと駐輪場が管理されていると、本当に気持ちがいいというふうにおっしゃってありますので、ぜひよろしくお願いします。  それから、その下のほうに放置自転車の管理業務委託が書いてあります。これ、やはり放置自転車の対応は大変困難というか、苦慮してあるとは思いますが、どのような対応をしてあるかをお尋ねします。 514 ◯委員長(浦 伊三次君)  大庭施設管理課長。 515 ◯施設管理課長(大庭和年君)  放置自転車の対応でございますが、これにつきましては、各駅の駐車場におきまして、明らかに放置自転車と認められた場合に、まず、整理札をその自転車に張ります。そして、一定期間といいますか、1週間経過いたしまして、その後に警告札、また、この後2週間経過いたしまして、通告札を張っていきます。それでもこの自転車が放置してあるということになりますと、その後、市が指定いたしております保管場所にこの自転車を移動し、告示後、前原警察署のほうに盗難届の照会、あるいは防犯登録や、それから車体番号によりまして所有者の有無の照会を行います。もし防犯登録で盗難車ということがわかれば、警察署のほうに引き渡しますし、所有者が判明すれば、所有者のほうに連絡をいたしまして、とりに来てくださいということを行います。  所有者がわからない場合、また、連絡してもとりに来られない場合は、告示後6カ月を過ぎまして、この自転車については、市のほうで業者のほうに処分を依頼するという状況でございます。  以上でございます。 516 ◯委員長(浦 伊三次君)  伊藤委員。 517 ◯16番(伊藤千代子君)  決算の計上額は23万円しかないのに、かなり人的にはいろいろ御苦労されているんだなということが今わかりました。  それから、街路の整備は言いましたね、ただ、これに関しましては、やはり1億円も使うと思ったら、とても重大なお金じゃないかなと私は思ったから、聞いたんですよ。  それから、325ページ、1分しかありません、住宅に関しては、後で個別に聞きます、いいです。 518 ◯委員長(浦 伊三次君)  少し時間を考えて、やっていただきたいと思いますよ。  古川委員。 519 ◯20番(古川忠正君)  307ページ、1目.土木総務費、負担金補助及び交付金の前原富士線整備促進期成会の負担金についてお伺いいたします。  春田元市長のときに、長野峠にトンネルを掘るために結成されたのだと思っておりますが、現在はどのような目的になっているのか、何回ぐらい会議を開いてあるのか、お伺いします。 520 ◯委員長(浦 伊三次君)  井上建設課長。 521 ◯建設課長(井上祐二君)  主要地方道前原富士線につきましては、福岡佐賀両県にとりまして大変重要な道路でございます。しかしながら、委員も御存じのとおり、幅員が狭いということ、また、カーブが多いと、また、特に冬場には積雪や路面凍結等による交通規制を余儀なくされているということで、大変通行に支障を来しております。  このために、当時の前原町と佐賀県の富士町におきまして、両県に対して、前原富士線の改良整備を強力に推進するということを目的に、平成4年7月に設立されたものでございます。  今、春田市長と言われましたけど、当時の藤山町長の時代でございます。  今、何回ぐらいの会議かということですが、本期成会の1年間の事業としましては、総会と、あと福岡佐賀両県に対します要望活動を行っております。あと、このほか、ふれあい交流事業ということで、糸島の市民まつり、また、富士町のふれあい祭にそれぞれ参加をして、交流を深めているという状況でございます。(「なし」と呼ぶ者あり) 522 ◯委員長(浦 伊三次君)  これをもちまして建設都市部所管の決算の審査を終わります。  お諮りいたします。本日はこれで散会したいと思います。御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 523 ◯委員長(浦 伊三次君)  御異議なしと認めます。  よって、本日はこれをもちまして散会いたします。      (午後2時12分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...