糸島市議会 2012-06-01
平成24年 第4回糸島市議会定例会(第1日) 本文 2012-06-01
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 〔午前10時00分 開会(開議)〕
◯議長(
有田継雄君)
改めておはようございます。ただいまの出席議員は23名です。よって、平成24年第4回
糸島市議会定例会は成立いたしましたので、ここに開会いたします。
これより、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりでございます。
これより議事に入ります。
日程第1
会議録署名議員の指名
2 ◯議長(
有田継雄君)
日程第1.
会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、9番
中嶋正信議員、10番
波多江一正議員を指名いたします。
日程第2 会期の決定
3 ◯議長(
有田継雄君)
日程第2.会期の決定を議題とします。
お諮りします。本定例会は、本日から6月15日までの15日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
4 ◯議長(
有田継雄君)
御異議なしと認めます。会期は15日間と決定いたしました。
日程第3 諸報告
5 ◯議長(
有田継雄君)
日程第3.諸報告をいたします。
まず、私から、
例月出納検査の結果報告書の提出が監査委員からありましたので、御報告いたします。
市長から報告の申し出があっておりますので、許可します。
松本市長。
6 ◯市長(
松本嶺男君)
2点報告させていただきます。
まず、職員の
不祥事再発防止策についてでございます。
公務員倫理の確立につきましては、常日ごろから公務、公務外とを問わず、公務員としての自覚と責任を持って市民の信頼を裏切ることのないよう綱紀粛正の徹底を図っていたにもかかわらず、合併後2年5カ月の間に職員が5人も逮捕されたことは大変な異常事態であり、たび重なる不祥事は行政に対する信頼を著しく損ない、議員の皆様を初め、市民の皆様に多大な御迷惑をおかけすることとなり、深くおわび申し上げます。
5月13日に
恐喝未遂事件を起こしました職員の処分につきましては、可能な限り速やかに事実確認を行い、厳正に対処する所存であります。
職員の
不祥事再発防止策につきましては、二度と不祥事は起こさないとの強い決意のもとに
不祥事発生の
原因究明を行い、
外部委員で構成する
職員倫理審査会、
入札監視委員会の提言を受け、
再発防止策の検討をいたしました。
再発防止策の主なものを申し上げますと、
職員倫理研修会の継続的な開催、
公益通報制度である
職員相談サポートライン制度の導入並びに
入札制度改革としては、
指名停止期間の見直し、
入札予定価格や
最低制限価格の事前公表の額の見直し及び
外部委員による入札制度の監視体制の整備など、
不祥事防止に向けた実効性のある取り組みを実施してまいります。
また、各部長、課長のリーダーシップのもと、各職場における
職場内研修を定期的かつ継続的に実施し、職員の指導教育を徹底するとともに、
公務員倫理の確立はもとより、なお一層の法令遵守に努め、市職員としての自覚と責任を持って行動するよう全職員に厳しく指導してまいります。
議員の皆様を初め、市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしたことに対し、改めて深くおわび申し上げます。
2点目、
電力不足対策による
節電対策でございます。
ことしの夏の電力不足に関しましては、5月18日に政府から
電力需給対策が公表されたことを受けまして、糸島市の
電力不足対策について御報告いたします。
政府の今夏の
電力需給対策の公表内容では、7月2日から9月7日まで、お盆期間の8月13日から15日を除く平日の9時から20時については昨年並みの7%、またはそれ以上の節電、この間のピーク時間帯の13時から17時については、さらに3%程度以上、昨年夏の節電実績7%程度を含めると、一昨年からは10%程度以上の節電目標が設定されております。
九州電力からも5月22日に本市に対して
節電対策に関する要請がなされたところでございます。これを受けまして、5月29日に私を本部長とする
電力不足対策本部を設置いたしました。メンバーは、副本部長に副市長と教育長、本部員に各部長を充てております。
今後、精力的にこの
対策本部会議を開催し、市の公共施設における
節電対策や、市民、事業者への節電PR、計画停電になった場合の市の事務や、市民、事業者への影響調査とその対策を進め、市みずから率先した
節電対策に取り組むとともに、行政と
市民事業者が一体となって
電力不足対策に取り組んでいくことといたしております。
以上、御報告させていただきます。よろしくお願いします。
7 ◯議長(
有田継雄君)
これで諸報告を終わります。
日程第4 諮問第3号
人権擁護委員の候補者の推薦につい
て
8 ◯議長(
有田継雄君)
日程第4.諮問第3号
人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題とします。
当局の
提案理由の説明を求めます。
松本市長。
9 ◯市長(
松本嶺男君)
諮問第3号
人権擁護委員の候補者の推薦について、
提案理由の御説明を申し上げます。
本件は、
人権擁護委員、
秋吉登喜子氏の任期が平成24年9月30日をもって満了となりますので、その後任として柴田至氏を同委員に推薦いたしたく、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
10 ◯議長(
有田継雄君)
ただいま提案されました諮問の質疑等は、後日の本会議で行います。
日程第5 議案第53号
福岡県
後期高齢者医療広域連合規約
の一部変更に関する協議について
議案第54号
糸島市
行政組織条例等の一部を改正
する条例について
議案第55号
糸島市
火災予防条例の一部を改正す
る条例について
11 ◯議長(
有田継雄君)
日程第5.議案第53号 福岡県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に関する協議についてから議案第55号 糸島市
火災予防条例の一部を改正する条例についてまでを一括議題とします。
当局の
提案理由の説明を求めます。
松本市長。
12 ◯市長(
松本嶺男君)
議案第53号から議案第55号まで一括して
提案理由の御説明を申し上げます。
議案第53号 福岡県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に関する協議については、
住民基本台帳法の一部改正及び
外国人登録法の廃止に伴い、福岡県
後期高齢者医療広域連合規約を変更することについて、
地方自治法第291条の11の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
次に、議案第54号 糸島市
行政組織条例等の一部を改正する条例については、
住民基本台帳法の一部改正及び
外国人登録法の廃止に伴い、
行政組織条例外2件の条例の改正を行うものでございます。
次に、議案第55号 糸島市
火災予防条例の一部を改正する条例については、危険物の規則に関する政令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
13 ◯議長(
有田継雄君)
ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。
日程第6 議案第56号
職員の公務中に生じた
車両事故の損
害賠償及び和解について
議案第57号
職員の公務中に生じた
車両事故の損
害賠償及び和解について
議案第58号
市道路線の認定について
14 ◯議長(
有田継雄君)
日程第6.議案第56号 職員の公務中に生じた
車両事故の損害賠償及び和解についてから議案第58号
市道路線の認定についてまでを一括議題とします。
当局の
提案理由の説明を求めます。
松本市長。
15 ◯市長(
松本嶺男君)
議案第56号から第58号まで一括して
提案理由の御説明を申し上げます。
議案第56号及び議案第57号 職員の公務中に生じた
車両事故の損害賠償及び和解については、事故の相手方と
別紙和解書案の内容で了解が得られましたので、
地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
次に、議案第58号
市道路線の認定については、
路線番号M1696号及びM1697号につきましては、開発に伴う道路の認定でございます。
いずれの路線も地域住民にとって重要な路線で、市道として認定することが適当であると認められますので、御提案するものでございます。
以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
16 ◯議長(
有田継雄君)
ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。
日程第7 議案第59号
平成24年度糸島市
一般会計補正予算
(第2号)
17 ◯議長(
有田継雄君)
日程第7.議案第59号 平成24年度糸島市
一般会計補正予算(第2号)を議題とします。
当局の
提案理由の説明を求めます。
松本市長。
18 ◯市長(
松本嶺男君)
議案第59号 平成24年度糸島市
一般会計補正予算について、
提案理由の御説明を申し上げます。
今回の補正予算は、国県等の事業採択に伴うものや当初予算編成後、明らかになった緊急的なものなどの予算を主に追加計上いたしております。
また、国の予算変更や市の
組織改編等に伴う予算の組み替えも行っております。
歳出の中で追加します主な事業を款ごとに申し上げますと、2款.総務費では、元職員による
官製談合防止法違反事件の
再発防止策としての
職員研修費16万円及び
入札監視委員会運営経費10万5,000円、
コミュニティ推進事業費390万円、3款.民生費では、一人暮らし高齢者等見守り
ネットワーク事業75万2,000円、
保育所移管先選定委員会運営経費及び
電算システム開発等経費として、
保育所関係費217万円、4款.衛生費では、福岡市との
連携事業めじゃー
リーグ運営委託として、健康の
まちづくり事業200万円、6款.
農林水産業費では、
市有ため池での事故を防止するための
注意看板作成委託として、
水路維持管理費59万7,000円、7款.商工費では、サイクリングロードに
サイクルスタンド等を設置する
観光施設等整備事業費35万5,000円、8款.土木費では、
地籍管理事業費98万4,000円、10款.教育費では、中学校の
体育事業の
安全確保策として、教材・
備品等購入事業費219万2,000円でございます。
歳入で増額しますのは、14款.
国庫支出金199万6,000円、15款.県支出金302万1,000円、20款.諸収入831万2,000円でございます。
今回の補正により、歳入歳出それぞれ1,332万9,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ319億4,847万4,000円とするものでございます。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
19 ◯議長(
有田継雄君)
ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。
日程第8 報告第1号
糸島市
土地開発公社の
経営状況につ
いて
報告第2号
株式会社リフレッシュ二丈の経営状
況について
報告第3号
株式会社志摩海洋センターの経営状
況について
報告第4号
平成23年度糸島市一般会計継続費繰
越計算書の報告について
報告第5号
平成23年度糸島市
一般会計繰越明許
費繰越計算書の報告について
20 ◯議長(
有田継雄君)
日程第8.報告第1号 糸島市
土地開発公社の
経営状況についてから報告第5号 平成23年度糸島市
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてまでを一括議題とします。
当局の説明を求めます。
松本市長。
21 ◯市長(
松本嶺男君)
報告第1号から報告第5号まで一括して御報告申し上げます。
報告第1号 糸島市
土地開発公社の
経営状況、報告第2号
株式会社リフレッシュ二丈の
経営状況、報告第3号
株式会社志摩海洋センターの
経営状況については、
地方自治法第243条の3第2項の規定により、
経営状況についての関係書類を提出するものでございます。
次に、報告第4号 平成23年度糸島市
一般会計継続費繰越計算書の報告については、平成23年度に継続費の
逓次繰り越しを行った事業は、9款.消防費の
防災行政無線整備事業外2事業で、入札減に伴う不用額について、
繰越計算書のとおり、翌年度に繰り越しましたので、
地方自治法施行令第145条第1項の規定により、報告するものでございます。
次に、報告第5号 平成23年度糸島市
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告については、平成23年度に
繰越明許費により繰り越した事業は、6款.
農林水産業費の
野北漁港整備事業外3事業で、年度内に事業が完了しなかったものについて、
繰越計算書のとおり、翌年度に繰り越しましたので、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。
以上、御報告申し上げます。
22 ◯議長(
有田継雄君)
ただいま提案されました議案の質疑等は、後日の本会議で行います。
日程第9 請願第5号
原子力発電所の再稼働に反対する意
見書提出の請願
23 ◯議長(
有田継雄君)
日程第9.請願第5号
原子力発電所の再稼働に反対する
意見書提出の請願を議題といたします。
紹介議員の趣旨説明を求めます。
伊藤千代子議員。
24 ◯16番(
伊藤千代子君)
原子力発電所の再稼働に反対する
意見書提出の請願の
提案理由を述べさせていただきます。
私が、この女性団体から出ましたこの請願について
紹介議員になった理由はただ1つ、国の安全神話のもとで福島の
原発事故のような過酷事故を二度と引き起こしてはならない、その思いです。
先日、福島から避難をしてこられたお母さんに会いました。子供の甲状腺に異常があるということで大変心配をしておられました。私は、今まだ福島の
原発事故の原因も究明をされていない、そして、安全神話のもとでまだ安全性が確立してもいない、こんな中で原発の再稼働を認めることは本当に心配です。そういう意味で、この
原子力発電所の再稼働に反対する意見書の提出の請願の
紹介議員となっております。
この請願の中身に関しましては、請願の提案を書かれました請願理由を述べまして、
提案理由とさせていただきます。
昨年の
東日本大震災では、死者、行方不明者合わせて約1万9,000人という未曾有の大災害となりました。巨大地震、大津波に襲われた福島第一
原子力発電所の事故によって大量の放射能が放出され、農業、漁業、商工業に甚大な被害を及ぼし、今なお16万人もの住民が苦しい避難生活を強いられています。40キロから60キロも離れている福島県飯館村は、放射能の風下地域であったため、全村避難させられました。
糸島市は、玄海原発から40キロ圏内に10万人が住んでいます。二丈鹿家は20キロ圏内です。糸島市は風下地域であり、最悪の場合わずか1時間で放射能が到達すると言われています。
しかし、国は福島の
原発事故の原因も究明されていない中で、多くの国民の不安を無視して原発の再稼働を進めています。放射能の恐ろしさ、ひとたび過酷事故が起きた場合の原発災害のすさまじさは、他の災害とは比べ物になりません。特に、将来を担う子供たちへの放射能の影響は非常に心配です。
よって、原発の再稼働に反対する意見書を国に提出されるようお願いいたします。
以上、よろしく御審議のほどお願いをいたします。
25 ◯議長(
有田継雄君)
これより、質疑に入ります。質疑はございませんか。三嶋議員。
26 ◯8番(三嶋俊蔵君)
請願第5号
原子力発電所の再稼働に反対する
意見書提出の請願について質疑いたします。
1回目は2点いたします。
まず1点目は、国は原発の再稼働を進めていると請願の中にうたってあります。この再稼働につきまして、国は具体的にどのような方法で、どういう形で進めているのか、御説明をお願いいたします。
2点目でございます。意見書案の中では、福島の
原発事故の原因が究明されない中で、原発の再稼働は絶対に行わないよう強く求めると明記されております。このことについても、具体的に説明をお願いいたします。
27 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
28 ◯16番(
伊藤千代子君)
三嶋議員の御質疑に対して、答弁をいたしたいと思います。
まず第1に、国が再稼働を具体的にどのように進めているかという御質疑でございました。これに関しましては、最近のテレビなどの報道でしか知る由もありませんけれども、国は
立地自治体の賛同、そしてまた、最近の報道では、例えば、何ていいますか、現地との間にテレビ局を設けるとか、
テレビ会議を設けるとかいうようなことも申しております。しかし、そういうことに関しまして、まだまだ私たちの情報は少ない。そういう中で、
マスコミ等の報道でしか知る由もありませんが、そういうふうになっております。
それから、
原発事故の
原因究明に関する御質疑でございました。これに関しましては、福島の
原発事故に関して、大地震によって起きたのか、また、大津波によって起きたのかということもまだしっかりと
原因究明がなされておりません。そういう意味で、
原発事故の
原因究明に関しましては、きちんとした究明がまだ国においてなされていないというふうな認識を持っております。
29 ◯議長(
有田継雄君)
三嶋議員。
30 ◯8番(三嶋俊蔵君)
2点目の
原発事故の究明でございますが、意見書の中でそういうふうに書かれております。これを読みますと、この
原因究明は、今伊藤議員が言った、大地震か大津波か、はっきりまだされていないです。正式にですね。そういう
原因究明が起こった後で安全管理基準ができれば、きちっとなれば、再稼働は認めるというふうに理解していいのかどうかがまず1点でございます。
それからもう1つ、きょうも市長のほうから、九電との協議の中で、ことし夏の電力不足の対応は糸島市ではどうするのかと、2.2%の不足になるということで、いろんな取り組みをなされて、市民の方にお願いするということが提示されました。
その中で、原発を再稼働しない場合、これはことしの夏に限りません、ずっとですね。そういう場合に、こう言われております。今、原発のかわりに、今電力不足になっておりません。火力発電所を物すごく今まで休止しておったのを全部今稼働させております、電力会社は。そのために一応私ども市民の生活の電気は満足されているという──満足という表現はどうかわかりませんが、なっています。これを今からもなさっていくと、火力発電ですから当然燃料費が、非常にコストが上がってきております。
マスコミ等の報道では、東京電力の場合は値上げだったという形で非常にテレビ報道等でも中小企業の皆さんが大変な経費を負担すると。
特に伊藤議員さんはこの議会の中でも中小企業の方に本当に、どう中小企業を守っていくのか、いつもそういう質問をなさってあります。特に中小企業の中でも零細業者の方が一番経費負担増になってくると想定されます。もう来年夏は10%程度、これはもう政府の見通しです、電気料金が上がるだろうというふうな報道をされております。このことにつきましてはどのように考えてあるのか、お尋ねいたします。
31 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
32 ◯16番(
伊藤千代子君)
大変非常に重要な御質疑だったと思います。
まず第1点目の、原発の安全面が確立されたら再稼働に関しては認めるのかというような御質疑であったというふうに受けとめております。
それに関しまして、私自身は、原発は停止していくべきだと、認めるべきではないというふうに思っております。しかし、この女性団体の皆さんが出された請願は、とにかく原発に関して、また、原発を容認している方たちも含めて、危険な段階で、事故の原因もわからない段階では一緒になって原発の再稼働をやめさせていこうよというふうな気持ちで出された請願であろうというふうに私は思いました。ですから、私の個人的な意見としましては、たとえどんなことがあっても、原発の再稼働をせずに将来的に近い、できるだけ早く廃炉にすべきだという考えを私自身は持っておりますが、この今回の請願は、
原因究明がされるまでは安全確立もされていない中で、この原発の再稼働は、とにかく原発を認める人たちも含めて、ぜひ今の危険な状態では認めないでほしいという多くの方の願いであろうというふうに思いまして、この請願の
紹介議員となりました。
それから、2点目の電力不足の問題です。これに関しましては、本当に心配なことだと思います。特にテレビ等で電力、電気がなくなった場合のいろんな企業の方たちの声なども私も聞いております。
ただ、私が思いますのは、先日、福島から避難をしてこられた企業の方がおっしゃっていました。その方は、福島の
原発事故ですべてを失ってこられた方です。つまり、この原発の事故で5,000から1万、本当にたくさんの中小業者が家も職場も仕事も失いました。そして、こう言っておられました。お金ではかえられないものも失ったと。私は、この被害が今何兆円かかるか、福島の事故だけでもどれだけ、何兆円もの損害賠償しなければならないかというようなお話を聞いておりますと、火力発電所で幾らか経費が高くなるかもしれないとか、そういうようなことのリスク……
33 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員に申し上げます。簡潔にお答えお願いします。
34 ◯16番(
伊藤千代子君)続
わかりました。済みません。
電力不足の関係におきましては、私が九州大学の自然エネルギーの研究者の方や、あるいは原発に関連をして働いている方たちから聞きますと、決して電気は足りないことはない、足りているというふうにお聞きをしています。今国が、原発を再稼働したいがために電力が不足するということを一生懸命言っておりますけれども、私は安全神話と同様に、そういう国の主張は信用することができないなというふうに考えております。
35 ◯議長(
有田継雄君)
三嶋議員。
36 ◯8番(三嶋俊蔵君)
少し2点目のほうの中小企業さんのいろんなお苦しみの問題等については、明確な答えがなかったというふうに今感じております。やはり再稼働、原発そのものの安全性、それから、そういう今、電力不足に対して、本当に火力発電はCO2が非常に出ています。今、地球温暖化対策で京都議定書もありました。そういう問題いろいろ総合的に私どもはやっぱり考えて、議会、市長も検討していくと、審議していくという形だろうと思います。その中では、この意見書の中では、安全性や
原因究明等がされれば、この団体の方は、即じゃなくても再稼働はいいんじゃないかというようなニュアンスがあるという答弁と私は聞きました、今。伊藤議員は違うということで。
その中で、本当に10%も上がるということになったときに、伊藤議員のほうから明確にその中小企業の問題については御答弁がなかったと思いますが、再度その点についてお尋ねいたします。
37 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
38 ◯16番(
伊藤千代子君)
電力の削減の件に関しましては、これは私自身は、先ほども言ったように電力は足りているというふうに考えておりますので、そういう、何ていうんですかね、今後の節電等のことや、あるいは今まで使っていなかった先日の天山の揚水の発電所等、さまざま利用することによって解決できていくというふうに考えております。先ほど三嶋議員がおっしゃいましたように、本当におっしゃるとおり、CO2の問題、深刻です。しかし、原発の場合は使用済み核燃料という、本当に将来に向けて大変なものを生み出すわけで、それを考えましたときには、やはり今回この原発の再稼働をしてはならないのではないかというふうに思っております。
以上です。
39 ◯議長(
有田継雄君)
電気料値上げの件は。伊藤議員。(「もういいです」と呼ぶ者あり)いいですか。
ほかにございませんか。谷口議員。
40 ◯19番(谷口一成君)
1つ確認させていただきます。
この請願趣旨は、
原子力発電所の再稼働に反対するということでございますが、これは国内に存在しておるすべての
原子力発電所の再稼働に反対してくれという請願趣旨なのか。
それともう1つ、三嶋議員さんとかぶるかもしれませんが、条件がついております。先ほどおっしゃいましたように、安全性が、事故の原因が究明されない中での再稼働は行わないよう強く求めるということでございますので、究明されたら再稼働してもよいのか、そういうお考えなのかどうかというのを確認させていただきます。
41 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
42 ◯16番(
伊藤千代子君)
まず、第1点目の、非常に重要なことだと思います。というのは、ここに玄海というふうに書いていないからだと思います。これは、玄海
原子力発電所のとなっていないのは、やはり特に今、国が一番再稼働を進めているのは大飯の原発です。ですから、そこを皮切りに日本じゅうの原発が再稼働してしまうのではないか、そういう意味で、この
原子力発電所の再稼働に反対する意見書のところでは全国の原発ということを意味しております。
それから2番目に、究明されたらということですけれども、私は、この団体の代表者の方たちとお話をする中で、決して原発の再稼働に、原因が究明されたとか、あるいはそういうことがあっても、また糸島市民の避難計画もできていない、こんな中で究明されても、私たちは反対ですと。しかし、まだまだ市民の中には原発の賛成の方たちもいらっしゃる。でも、そういう方たちも危険な中での再稼働はきっと認めてくださらないだろう、そういう意味で多くの方たちが納得できる請願としてこういうふうにまとめられたというふうにお聞きしました。
以上でよろしいでしょうか。
43 ◯議長(
有田継雄君)
谷口議員。
44 ◯19番(谷口一成君)
確認いたしますが、請願者の皆さんは、原因が究明されたとしても、原子力発電はやめてくれと、再稼働はやめてくれという気持ちなのですかね。──そのままでお願いします。もう首振るだけでいいです。そうせんと、質問時間なくなりますので。3回までと言われていますので。頭振るだけでいいです。座ったらもう3回までて言われる。
じゃあ、ちょっと続けます。
この原子力発電というのは、皆さんも御承知のように、国のエネルギー政策の一つでございまして、これはエネルギー政策というのは、国の根幹にかかわる問題になっております。それで、この原発の再稼働、あるいは廃止、これの判断は、慎重かつ真剣に議論して判断を下すべきだと私は考えております。
そこで幾つかお尋ねいたしますが、再稼働しないと経済状況が悪くなると。ひいては、今不景気、不景気と日本は言っておりますが、さらに雇用条件なんかも悪くなって、国民が本当に困るような事態になるんじゃないかと懸念しておるわけですが、そこのお考え、どう思っておられるのか。
それから、電力料金の問題ですが、調達コスト、外国から原料輸入しておりますが、その調達コストが23年度は、たしか新聞報道に書いてあったと思うんですが、九電だけでも7,000億円ぐらい調達コストが多くかかったと。そういったことですので、当然いずれ電力料金にもこれは転嫁されるというふうになっております。
今の段階で7,000億円ということでございますが、今後、日本が原子力発電をやめると、輸出国のほうは足元を見て、値段を上げてくる可能性もございます。そうしますと、さらに電気料金の家庭での負担がふえてまいります。さらには、このことを外交の武器、輸出国が、我が日本に対して外交の武器として使うんじゃなかろうかという懸念を私はしております。外交の武器といいますと、例を挙げますと……(「質疑でしょう。超えてないですか」「質疑です」「質疑じゃないですか」と呼ぶ者あり)お尋ねしている、見解を。答弁するほうがわかってもらわな答弁できないじゃないですか。外交上の問題になるおそれがあるという……
45 ◯議長(
有田継雄君)
議員間の御発言はお控えいただきたいと思います。
46 ◯19番(谷口一成君)続
そういうことで、直近の例を申しますと、中国との尖閣諸島問題のときに、レアアースを中国は日本には輸出しないぞとおどしをかけてまいりました。そういうものに使われるんじゃないかという懸念も持っております。
さらには、三嶋議員も言われましたように、日本じゅうが率先してCO2の削減に努力しようというかけ声をかけておりましたが、そのCO2との整合性、その辺はどのようにお考えになっているのか、見解をお聞かせください。
47 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
48 ◯16番(
伊藤千代子君)
非常に長い御質疑だったのであれなんですけれども、まず第1に、再稼働に関しましては、先ほど申し上げたとおりです。そして、私はぜひ、谷口委員のところでの所管の委員会になると思いますので、そこできちんとした審議を、この件に関しましてはしていただきたいというふうに思っております。
それから、経済状況に関しますところなんですけれども、再稼働に関して経済が悪くなるのではないかという御心配は本当によくわかります。多分、多くの国民の方がそのことを心配していらっしゃるでしょう。しかし、一つまた視点を変えますと、1回の
原発事故で何兆円の被害が出たでしょうか。そして、それをいまだにきちんとした損害賠償をすることもできずにおります。被害の甚大さ、そのことを考えたときに、先ほどの火力発電所の原料の問題とかいろいろおっしゃいましたけれども、そこら辺のコストに関しては、厳しい資料をそろえて委員会で審議していただきたいというふうに思います。
先日、この件で国会の審議を見ておりますと、原発のコストに関してずっと研究してこられた方が、原発を稼働するよりも原発の事故が起きた場合、あるいは使用済み核燃料の処理を考えた場合には、コスト的にはもう明らかに原発のほうがお金がかかるというふうなことを言っていらっしゃいました。そういう意味でも、コスト的にもこれはクリアできると私は考えております。
また、それから先ほどもおっしゃいました御質問の中に、エネルギー政策のことやら再稼働の問題に関しては、
原因究明の件に関しても、もう三嶋議員と同じ御質疑ですので、もう答弁は差し控えさせていただきます。
49 ◯議長(
有田継雄君)
CO2は。(「先ほど申し上げました」と呼ぶ者あり)いいですか。谷口議員。
50 ◯19番(谷口一成君)
今コスト云々という話、お答えございましたけれども、私が心配しておるのは、国民が許容できるのかということを非常に心配しております。直接国民の負担になりますので、電気料金あたりが、えらい国民が想定していた料金よりも、もっと上になるとか、あるいは企業の負担も想定していた部分よりもっとなる。ああ、こんなはずやなかったと、国民がそういうふうに後々になって思われる懸念もありますので、その辺をきちっと精査して判断していきたいなというふうに考えておる次第でございまして、以上で私の質疑は終わります。
51 ◯議長(
有田継雄君)
古川議員。
52 ◯20番(古川忠正君)
原発の問題ですが、使用済み核燃料が全国的にどのぐらいたまっているのかということと、あと、使用済み核燃料の処理、どういう方法でできるのかということについて伺います。
53 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
54 ◯16番(
伊藤千代子君)
申しわけございません。この請願の中には、使用済み核燃料に関しては書いておりません。そういう意味で、きょうちょっと資料を持ち合わせておりませんので、答弁を差し控えさせていただきますが、ただ、使用済み核燃料に関して、今非常に心配な状況であるというのは間違いございません。特に、最近の新聞報道で、福島の4号機の使用済み核燃料がまた爆発するのではないかという不安の中で報道陣に説明があったということが新聞に載っておりました。そういう状況は確かにございますが、今ちょっと答弁はできませんので、御了解願います。(発言する者あり)
55 ◯議長(
有田継雄君)
わからんちゃろう。(発言する者あり)ございませんか。いいですか。ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
56 ◯議長(
有田継雄君)
これをもちまして、質疑を終わります。
ただいま議題となっております請願第5号は、お手元に配付の請願文書表のとおり、総務文教常任委員会に付託いたします。
日程第10 請願第6号
「子ども・子育て新システム」に基
づく保育制度改革に反対する意見書
提出を求める請願
57 ◯議長(
有田継雄君)
日程第10.請願第6号 「子ども・子育て新システム」に基づく保育制度改革に反対する
意見書提出を求める請願を議題といたします。
紹介議員の趣旨説明を求めます。檜和田正子議員。
58 ◯15番(檜和田正子君)
先ほどの新日本婦人の会糸島支部から出されております請願の
紹介議員になりました檜和田正子です。
この請願につきましては、「子ども・子育て新システム」に基づく保育制度改革に反対する
意見書提出を求める請願書ということで、請願趣旨を申し上げます。
現在、野田内閣は、税と社会保障の一体改革で、国と市町村が責任を負う現行保育制度を改変し、保育をもうけの対象とする子ども・子育て新システム関連法案を今国会で成立させようとしています。
現行の保育制度は、法的な責任、最低基準の遵守、公費による財源保障と応能負担を制度の柱にしており、すべての子供の保育を受ける権利を保障してきました。しかし、この子ども・子育て新システムは、児童福祉法第24条に定められた市町村の保育実施義務をなくし、保育事業に企業参入を容認するだけでなく、最低基準の切り下げなど、規制緩和により保育の質の低下や保育料の上乗せ徴収など、子供と保護者にさらなる負担を強いるものとなっております。
子供の貧困や子育ての困難が広がる中、都市部では保育所の待機児が急増し、過疎地では保育の場の確保が困難になっております。
今、必要なことは、国と自治体の責任で、保育・子育て保育の支援などの制度拡充し、そのための十分な財源を確保することです。
すべての子供に質の高い保育を保障し、女性の働く権利を保障するために、貴議会より国に対して「子ども・子育て新システムに基づく保育制度改革に反対し、現行保育制度の拡充を求める意見書」を提出していただくように請願をいたします。
請願項目、1、国に対して、「子ども・子育て新システムに基づく保育制度改革に反対し、現行保育制度の拡充を求める意見書」を提出してください。
以上です。
これが請願の趣旨でございます。
59 ◯議長(
有田継雄君)
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。黒田議員。
60 ◯7番(黒田公二君)
それじゃ、1つだけお伺いをいたします。
この表題にもあります現行保育制度の拡充を求めると、こういうふうにありますが、現行保育制度というのは、平成18年に自公政権下でスタートした認定こども園、この制度を指すのかどうか、お伺いをいたします。
61 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
62 ◯15番(檜和田正子君)
現行制……、済みません、もう一度。
63 ◯議長(
有田継雄君)
黒田議員。
64 ◯7番(黒田公二君)
現行制度というのは、平成18年にスタートした認定こども園、これを指すのかどうか。
65 ◯15番(檜和田正子君)
現行というのは現行です。(「認定こども園をちゃんとわかっとるとねて」と呼ぶ者あり)それは、これには書いておりませんけれども……(発言する者あり)
66 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員、質疑ですので、きちんとした答弁をお願いします。
67 ◯15番(檜和田正子君)続
新システムについての反対ということですので、現行については書いておりません。
68 ◯議長(
有田継雄君)
黒田議員。
69 ◯7番(黒田公二君)
いや、あのですね、いわゆる民主党が子ども・子育て新システムを今回つくるわけですよね。これは今までの自公政権でつくってきた認定こども園、これを要するに新たに変えるわけですよ。だから、現行制度というのは、認定こども園の制度のことなんです。だから、ここに書いてあるように、現行制度の拡充というのは、今のこの認定こども園をどう拡充されるように考えてあるのか、これ2点目お願いします。
70 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
71 ◯15番(檜和田正子君)
答弁が済みません、きちっとできていないということで指摘を受けましたけれども、現行制度の拡充という意味では、国を初め、そういう子供を育てるための予算、それをもっとふやしていけということで拡充するということです。
72 ◯議長(
有田継雄君)
黒田議員。
73 ◯7番(黒田公二君)
恐らくそれだけじゃないと思うんですが、出された趣旨はですね。これ以上やっても恐らくもう無駄と思いますので、これでやめます。
74 ◯議長(
有田継雄君)
堀田議員。
75 ◯11番(堀田 勉君)
子ども・子育て新システムについてお伺いいたします。
恐らくこれは市民福祉委員会のほうに付託をされますので、私は審議の場所に、傍聴はできますが、意見を出すことができませんので、ここで少しお尋ねをさせてもらいます。
まず、この新システムができようとした背景には、国の財政的な問題があるというふうに私聞いておりますが、そういう認識でいいのかというのが1点。
それと、この中に書かれておりませんが、幼保の一元化、社会全体で子供を育てていこうという意味では幼保一元化というのも陰にあると思うんですが、この見解はどうなのか。また、民間企業が参入をすると、保育の低下につながるというふうに書いてありますが、その根拠はどこにあるのでしょうか。
それと、糸島においては、待機児童はいませんというふうに聞いております。ここでは待機児童が都市部ではふえているというふうに聞いておりますが、福岡市の保育所関係はすごく反対をしてあるようでございますが、私が糸島管内で聞いたところによりますと、反対はしているけれども、渋々これに向けて準備をしてあるという保育園が幾つもあるようでございます。その中で糸島として、この意見書を出す意味がどこにあるのか、4点お伺いします。
76 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
77 ◯15番(檜和田正子君)
国の財政が厳しいからこういう制度が出てきたかといいますと、もともと子供を育てるという、手をかけ、お金をかけて子供を育てるという考えが、やはりそこにお金をかけないということから来ている問題と私は思います。
それから、幼保一元化につきましては、保育所に行っている子供が仮にいますね。幼稚園が、子供が仮に減ってきたと、そういう場合にもう両方一緒にいいんじゃないかというふうに言われるけれども、3歳未満の子供については、やはりそこを預かるかどうかになると、やはりそこは預からないとか、あなたの子供は元気がいいからということじゃないですけど、預からないとか、いろいろあるし、一元化して、それが果たして働くお母さんですね、3歳未満の子供を抱えて職場に戻られる方の、そういう保育所が足りるのかといった場合に、幼保一元化ということについては、なかなか厳しいと。
それから、民間が参入してどんなふうになるかというふうに心配されておりますけれども、例えば、企業がですね、株式会社がそれで保育園を経営するとなると、例えば、今まである基準がこういう、どのくらいのスペースといいますか、それから、子供にはこういう運動場が要るとかいう基準が規制緩和といいますか、そこで改悪されて、居酒屋て言うたらいかんけどね、そういうところにちょっと子供を預かるような、そういう施設ができたり、そういうことで民間が参入して本当にいいのかというのを心配しております。
それから、待機児童については、私たちも子供を預かってもらえるまでは、本当に子供を措置してもらうまでは本当に心配でした。もし断られたらどうしようかということで来ておりましたけれども、15%ぐらいの枠の拡大では預かってもらっているようですから、それでは足りているというふうに糸島はなっているというふうに思います。
特に子供たちがちっちゃい場合が、本当に私は産後40日目から保育所というかな、託児所でしたけど、預けたんですけれども、そういう意味では……
78 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員に申し上げます。なるべく簡潔に御答弁をお願いします。
79 ◯15番(檜和田正子君)続
糸島としては、この問題がどうかということで今言われましたけれども、こういう自公のときはよかったのかな、今度、民主党になって悪くなったのかちょっとわかりませんけど、その糸島としてこれを上げる必要があるかということで今質疑をされましたけれども、制度としてこれが通れば、本当に心配されているようなことが起こるんじゃないかということで、福岡県もこれについては県も異議ありということで、それを提案しておりますし……
80 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。もう2回目です。簡潔に御答弁をお願いします。
81 ◯15番(檜和田正子君)続
だから、全国的にも20の県が新システムに反対の、異議ありの意見書を出しておりますので、糸島市におきましても、一つの行政団体としまして上げていただきたいなと私も思っておりますので、よろしくお願いします。
82 ◯議長(
有田継雄君)
堀田議員。
83 ◯11番(堀田 勉君)
ちょっとわからんやったです。
このシステムの中には、女性の働く機会を設けようということが掲げてあります。ちょっと読みます。
日本では少子・高齢化が進み、労働力が極端に不足をしております。今後はますます労働力不足が進んでいきます。そんな中で唯一労働力として期待できるのが子育て中の女性なのですということが掲げてあります。この件についてはどうお考えでしょうか。
84 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
85 ◯15番(檜和田正子君)
済みません、女性が働くことについての質問ですか。
当然、男……(「これが通ることによって女性の働く場が多くなるよというふうに政府は言われる。だから、それはどうですかとお尋ねをしています」と呼ぶ者あり)子供を預けて働くことについての質問ですか。
86 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員、直接のやりとりは、何遍も申し上げておりますように──堀田議員。
87 ◯11番(堀田 勉君)
わかりやすく質問します。
労働力がすごく今から不足してくるんです。それで、子育て世代の若い女性の方にも働く場を提供していくのがよかっちゃなかろうかということがこの陰にあるんですかと、そういうふうに書いてあるので、そうなんですかとお尋ねをしているんです。
88 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
89 ◯15番(檜和田正子君)
女性が働くことでそういう施設に預けることがいいのかどうか。(「終わります」と呼ぶ者あり)
90 ◯議長(
有田継雄君)
ほかにございませんか。小島議員。
91 ◯3番(小島忠義君)
なかなか前の議員の質疑、答弁を聞いておりますとね、期待薄いような気がしますけれども、
紹介議員なされておるんで、しっかり答弁お願いしたいんですけれども、今度この制度改革に反対の請願趣旨のところに、保育をもうけの対象にするというふうに断定されておりますが、これはどういう根拠のもとでこういう趣旨になるか、確認したいと思います。
92 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
93 ◯15番(檜和田正子君)
安上がりで簡易な保育がふえるという意味で、それは理解しておりますけれども、今までの保育については、これだけの基準、これだけの園庭が要るとか、そういったことで保育の形態がきちっと守られてきたんですけれども、それをないがしろにするようなことで保育がふえるのではないかと、そういうことで株式会社がそれに参入して、保育室を設ければ、子供をそこで預かることができると。こんな無責任な保育はよろしくないということで、基準を引き下げて詰め込みにするという、そういう保育園についての批判をしておるところです。
94 ◯議長(
有田継雄君)
小島議員。
95 ◯3番(小島忠義君)
今回もはっきりわからんのですけど、簡潔に言いましょう。もうけの対象にすると断定されておるのは、こうこういう事例があったから、こういう言葉になったと思うんですけれども、その辺をもう一度はっきり答えてください。
96 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
97 ◯15番(檜和田正子君)
もともと保育所の設立については、何ももうけとかじゃなく、子供を育てる、そして、健全に育てるということで、福祉の面ではお金をそれにはつぎ込んできているんですよね。それがないがしろにされるんじゃないかということで、それがもうからなかったら、それはそういうことをする人はいないでしょうけれども、今まで公的な施設として行ってきたものがなし崩しに崩されたら、それが株式会社とかが参入してきて、それがもうけの対象になるんではないかという心配です。
98 ◯議長(
有田継雄君)
小島議員。
99 ◯3番(小島忠義君)
どうもらち明かん気はしますけれども、心配とかいうのをね、この趣旨にきっちり書いとんですよ、もうけの対象にするような法案を成立させようとしておると。檜和田議員が、そう思いますぐらいな話じゃないんですよ。我々これは真剣に今から審議しようとすれば。
それともう1つ、今度、糸島市も公営の保育園を民営化の計画をしておりますよね、御存じと思いますけど。その中に、過去民営化した保育園のアンケート調査がありました。その結果、報告を受けておると思いますけど、あれ聞きますと、おおむねよかったという人が多いんですよ。この趣旨とちょっと反するようなことが。この糸島市の状況というか、民営化したことが悪くなかったということに対しての答弁を最後にお願いします。
100 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
101 ◯15番(檜和田正子君)
公立公営で行われてきていた保育園の保育の内容について、いろいろ心配されたんだろうと思いますけれども、働く人たちが正式の公務員として務め上げると。しかし、公立の中でも今パートとか臨時で働くような現場がふえてきているということで、民間の保育園はこういう太鼓だ、英語だ、体育だとか、そういう目立ったのを取り上げるから、やっぱり公立とは違うんだというふうに思われて、今までの公立の保育園よりも民間のほうがいいというふうに思われたんじゃないかと思うんですけれども、実際に働く人たちが公務員としてきちっと保障されて働くというのが私は大前提というふうに思っていますので、今度の民営化をするということで、8,000万円の財政が浮くとかいう報告は受けましたけれども、そういう問題で子供の大事な、福祉的な保育がないがしろにされるのには私はいかがかなと思います。
102 ◯議長(
有田継雄君)
三嶋議員。
103 ◯8番(三嶋俊蔵君)
関連して質疑いたします。
まず第1点に、この表題にあります子ども・子育て新システム、具体的にこれ幾つかポイントがあるんですね。どういうことを新しい制度はしようとしているのか、それについてまずお答えいただきたいと思います。
それから、もう6月21日までですね、今国会。その中で今民主党が提案されております。この中には社会保障と税の一体改革の中で提起されておりますけど、いろんな法律が改正されて提案されておりますが、そういう法律を御存じなのかどうか。もう御存じなければないで結構です。
それから、ここに書いてあります児童福祉法第24条、1つ、簡単にしか書いてありませんが、これも改正されようとしております。なぜか。その辺もし御存じだったらお答えください。御存じなければ、もうそのまま結構でございます。
104 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
105 ◯15番(檜和田正子君)
保育制度がどのように変わるかと、民主党が提案しているから皆さん御存じかもわかりませんけれども、保育所に現在は市が措置をするということで、市のほうに申し込んで、あなたはどこどこの保育園にというふうになっているんですけど、今度は自己責任で保育園を、自分で探してどこかに申し込まないと、その保育園が預かりませんて言われたら、もう預かってもらえないし、働く女性として本当に不安な状況になると思います。
それで、この第24条がどうかて言われましたけど、ここに書いてあるんですよね。市町村は、保護者の労働、または疾病その他の事由により、その監護すべき乳児、幼児、または児童の保育に欠けるところがある場合において、保護者から申し込みがあったときは、それらの児童を保育所において保育しなければならないというふうに書いてありますので、それが自己責任で保育園を探さないかんようになるから、本当に働く人にとっては、これは大変な制度だということで、これが通ったら大変なことになるということで反対の請願を出されているんです。
以上です。
106 ◯議長(
有田継雄君)
三嶋議員。
107 ◯8番(三嶋俊蔵君)
まず第1点目の子ども・子育て新システムの具体的なポイント、内容等はお答えになりませんでしたから、それはもうそれで結構でございます。
それから、今の第24条関係、これまさしくそうなんです。保育に欠けるんですね、今は。檜和田議員、聞いてありますか。今私が話しているのを聞いてありますか。
第24条、今、檜和田議員がお答えになった、いろいろ看護とか仕事、そういう中で親が保護者が子供の保育をされない、欠けます、ですから、そういう形の中で保育を今するというのが第24条です。しかし、今度の改正の中では、それが大きく変わろうとしているんです。保育が必要な場合と、保育が必要な場合。非常に今度の民主党さんの案の中では、いいも悪いも私は申しません。しかし、保育が必要な場合。市町村長の関与が物すごく法律で定められております。今何かこう聞きますと、もう勝手に申し込んだらそこで保育園がだめだと言うたら入れられんと、そうじゃないんです。今、檜和田議員が言われた。それは、きちっと市町村長も関与していくということが今度の関連法案の中に設置されております。もう少し
紹介議員となられた以上は勉強されて、していただきたいと思うところでございます。少し今んとはあれですが、それました。
それから、最低基準の切り下げとか、保育の質とか、保育料の上乗せ徴収、保育料はどうなるんでしょうか、その辺を3点お尋ねいたします。
108 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
109 ◯15番(檜和田正子君)
措置をするのが保育園で個人で契約すると。だから、その人が働く時間がこれだけしかなかったら、これだけしか預からないとか、そういうふうに変わってくるんじゃないかと思うんですけど、追加徴収のことについて言えば、今まではそういう自己負担がなかったんでしょうね、それがいろいろ追加して、あなたはこういうふうに受けませんか、何をしませんかとか言われたら、お金がある人はいいですけどね、それに応じていろいろと負担が追加徴収をされるというふうになって、施設を利用する場合に、お金がないから利用できないということで大変困られるというふうに思っております。
だから、第24条の適用については児童福祉法でそういうふうにされているものですから、市は責任持って今子供たちを預かってあるんですけれども、それが民間になってしまうと、民間といいますか、こういう新システムになると、それが変わるというふうに思っておりますが。いかがかな、ちょっとおかしいかな。
110 ◯議長(
有田継雄君)
三嶋議員。
111 ◯8番(三嶋俊蔵君)
今質疑いたしたんですが、ほとんど明確なお答えはなかったようでございます。質疑でございます。私のほうの意見は言われませんので、もう質疑はこれで終わらせていただきます。
112 ◯議長(
有田継雄君)
ここで暫時休憩いたします。
なお、再開は11時15分を予定いたしております。
(午前11時08分 休憩)
(午前11時15分 再開)
113 ◯議長(
有田継雄君)
休憩前に引き続き、質疑を行います。
江頭議員。
114 ◯13番(江頭晶子君)
子ども・子育て支援の新システムとは、3つの法律から成り立っているということは御存じですよね。子ども・子育て支援法と総合こども園法案と、それから関連整備法案、この3つの法案に成り立っているのが今度新しいシステムと言われているというふうに私は認識しているんですが、それぞれの支援法、それから総合こども園法、それから関連整備法ですね、これをつかさどる法が内閣府に設置されることになるわけですが、そのそれぞれに課題があるのかないのか、わからなければわからないで結構です。お答えください。
115 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
116 ◯15番(檜和田正子君)
課題については私はよくわかっておりません。それで、今度、委員会が開かれるということを聞いておりますので、委員会の中で詳しくその話を討議してもらいたいというふうに思っております。それで、国会では5月になって衆議院で提案されているというふうに聞いておりますけれども、各自治体でそういうふうに反対の声も上がっているというふうに聞いておりますので、その中身については、済みません、よく知っておりませんでしたので、ごめんなさい。
117 ◯議長(
有田継雄君)
江頭議員。
118 ◯13番(江頭晶子君)
最後もう1点。
この新システムが成立した場合、私たち自治体がどのようにこの子ども・子育てにかかわるのか、行政側のかかわり方についての課題も御存じかどうか、もしわからなければ、これもわからないで結構です。
119 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
120 ◯15番(檜和田正子君)
その制度が通った場合、来年と思いますけれども、その後どうなるかということは、先ほど言いましたように、通れば今のシステムが変わるということでお母さんたちは自分で保育所を自己責任で探さないといけないというふうになるというふうに聞いております。
以上です。
121 ◯議長(
有田継雄君)
いいですか。ほかにございませんか。伊藤議員。
122 ◯16番(
伊藤千代子君)
今回の「子ども・子育て新システム」に基づく保育制度改革に反対するこの請願に関しまして、ちょっと若干質疑、そして確認をさせていただきたいと思います。
私は、これを聞いたときに、一番心配したのが、親が自己責任で保育園を探さなければならなくなるということを聞いたときでした。私たち親は、何としても子供を保育園に預けて働かなければならない。そういうときに、今までは市役所に行って相談すれば、市役所の職員と一緒に相談しながら保育園を探すことができました。本当に心強かったです。ところが、今回、このシステムになると、それこそ本当に忙しい中で、自己責任で、あっちの保育園に断られたら、こっちに行かなきゃいけないとか、そういうふうなことになってしまったら、本当に正直なところ大変です。そういう意味でのこの必要なことは、国と自治体の責任でというのは、そういう意味のことを指していらっしゃるかを確認したいと思います。
123 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
124 ◯15番(檜和田正子君)
今度変わるということになってしまうと、本当に自治体の責任がなくなるというか、そういうふうになるというふうに私は聞いておりますので、これは大変だというふうに思っております。
125 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
126 ◯16番(
伊藤千代子君)
次にですね、私は公立保育園も民間の保育園も大事だと思っています。そして、糸島のいろんな保育園に行きますと、本当に一生懸命ですね、いろんな工夫をして子供たちを一生懸命保育に取り組んでいらっしゃる。本当に心強いというふうに思います。それと同時に、また民間の保育所とは違う公的保育園の役割があるというふうに思っているんですけれども、ここの中で、保育に対するもうけの話が出ましたが、私が非常に心配しているのは、親にとって子供の安全がやっぱり一番大事なんですよね。そこで、この例えば、先日ちょうど資料を見ておりましたら、数年間で、特に無認可の保育所の中での乳幼児の死亡が本当にふえておりました。そういう意味で、やはり例えば、小さなマンションなどの小さい狭い部屋での、企業のそういうふうな企業が参入して、そして、そういう子どもを、それこそ金もうけができればいいというような形でするような保育園になったらいけないと思うわけです。たしか昨年か、その前もそういうことで事故が起きて、保育園が廃止になったところもありましたが、そういうことも含めて委員会で審議をしていただきたいというふうな意図を持って今回請願をされたのかを伺いたいと思います。イエスかノーかで結構です。
127 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員。
128 ◯15番(檜和田正子君)
子供をですね、育て上げるという、そういう大事な仕事ですので、これから保育所で働かれる方たちが、本当に長時間労働で大変だろうと思いますけれども、それで今頑張ってあるというところを見ていますので、保育の制度については、これから変わるということは大変不安を感じます。それで、この反対の請願については、ぜひ皆さんで審議していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
129 ◯議長(
有田継雄君)
檜和田議員、もう何遍も申し上げておりますように、質疑でございますので、質疑者のことにきちっとお答えをいただきたいと思います。伊藤議員。
130 ◯16番(
伊藤千代子君)
では、最後です。
私たちはいつも次代を担う子供の育成ということで、皆同じ考えであると思います。そういう意味で、今回この新しい保育制度が出てくるという段階でいろんな不安、先ほどのことについても不安があります。
紹介議員になった檜和田議員が国会議員ではないわけですから、本当に知らないことは多いと思いますが、しかし、このことが糸島の保育行政に大きな影響を与えるというのは間違いございません。また、親が自己責任で保育園を探さなきゃいけないという点でもそうなりますので、この件に関して、とにかく委員会で深い審議をしていただきたいということだけ要望して終わります。
131 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員に申し上げます。質疑でございますのでね、要望じゃありませんので。(「わかりました」と呼ぶ者あり)これで質疑を終わります。
ただいま議題となっております請願第6号は、お手元に配付の請願文書表のとおり、市民福祉常任委員会に付託いたします。
日程第11 請願第7号
福島第一
原発事故を受け、玄海原発
を再稼働させない意見書を国に提出
する請願書
132 ◯議長(
有田継雄君)
日程第11.請願第7号 福島第一
原発事故を受け、玄海原発を再稼働させない意見書を国に提出する請願書を議題といたします。
紹介議員の趣旨説明を求めます。
波多江一正議員。
133 ◯10番(波多江一正君)
請願第7号、ここに6団体から国に意見書を提出する請願書が出されました。
請願趣旨と意見書は皆様のお手元にあるとおりでございます。
紹介議員として趣旨説明をいたします。
東電福島
原発事故により、原発の安全神話は崩壊し、現在、日本で稼働している原発はありません。しかしながら、国は確たる安全策もなく、安全性の保証もないままで再稼働に踏み切ろうとしています。玄海原発で想定外の事態が発生した場合、第2の福島になると思われる玄海原発から最短20キロの糸島市として、このまま何も発信しないでいるわけにはまいりません。今回の請願は、その権限を有する国に対し、我々住民の生活の安全を守るため、再稼働をやめるよう意見書の提出を求めるものであります。
今まさに我々の声を届けるときであります。何とぞ議員の皆様の御理解を賜りますようよろしくお願いします。
134 ◯議長(
有田継雄君)
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。浦委員。
135 ◯18番(浦 伊三次君)
今、
紹介議員から請願趣旨を言われましたけれども、まず、どこに載っているんですか、それ。請願者が書いてあるのを素直に読まんとですね、我々は請願趣旨にのっとって審査するんです。今言われたのは
紹介議員の自分の考えやないですか。それが1つ。何で自分の考えを言ったのか。
さきの議会までは、あなたも徳安議員もこれと違ったほうに手を挙げられた。2カ月の間に何が起こって変わったのかですね。考え方がどうして変わったのか、できれば納得するならば私もそれに賛同したいと思いますので、その2つをまずお答えください。何で自分で請願趣旨をつくったのか。
136 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
137 ◯10番(波多江一正君)
それでは、請願事項と意見書を読まさせていただきますけど……(「議長。答えになっとらんと呼ぶ者あり)
138 ◯議長(
有田継雄君)
答えになっていないでしょう。今、質疑ですから。
139 ◯10番(波多江一正君)続
それでは、この請願事項と意見書を皆様と同じように読みまして、この要約するところを簡単に私が請願趣旨として述べたわけです。
140 ◯議長(
有田継雄君)
もう1点。
141 ◯10番(波多江一正君)続
もう1点は、今まで反対をしてきたとおっしゃることに関しては、今までの請願書は、糸島市議会に対して玄海原発をやめろとか、とめろとか、そういう内容の請願でございました。で、糸島市議会としては、そういう権限は持たないということで請願を却下しております。2回同じような形で却下しております。今回は、その権限を有する国に意見書を提出してくれと。この意見書の提出は、この糸島市議会の権限でできることであります。それで、今回は私は
紹介議員としてここに立っております。よろしゅうございますでしょうか。
142 ◯議長(
有田継雄君)
浦議員。
143 ◯18番(浦 伊三次君)
まずですね、
紹介議員になられた。結構ですよ、なって。それならば、請願者の意思を伝える。請願者の意思を曲げて、自分の意思で要約して言うこと自体まず間違っているんじゃないかと私は思います。ここにきれいに書いてあるんですよ。請願趣旨は。ですね。それで、何らそれも、何で自分が自分で請願趣旨をつくったかということを言われなかった。
それともう1つは、結局、原発に反対だったんでしょう。昔も。反対やったんでしょう。原発稼働するのにあなたは反対やったんでしょう。それをここになって、稼働は反対だというのはいかなるもんかと、どこで変わったのかということで、まず自分で何で請願趣旨をつくったのかと。議員がつくるべきじゃないと私は思いますが、どうですか。
144 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
145 ◯10番(波多江一正君)
私は請願趣旨をつくった覚えはありません。この請願の趣旨に基づいて、要約して意見を述べたつもりでございます。
それと2点目の質問に対しては、私ちょっと理解が行き届かんのですが、もう一度お願いします。
146 ◯議長(
有田継雄君)
浦議員。
147 ◯18番(浦 伊三次君)
あのですね、つくった覚えはございませんて、僕はどこに載ってるっちゃろうかと思った、この請願趣旨は。読みござあとき。自分でつくってあるんですよ、載っていないんです。それで、請願者の趣旨を議会の中で、あるいは委員会の中で徹底して伝えるのが
紹介議員の仕事と私は思います。
そういった中で、もう時間も私は三遍目ということになりますので、今や日本じゅう、毎日毎日、我々が小さいころ30度ぐらいやった気温が今では35度、36度、毎日毎日熱中夜。それで、計画停電、節電、いろいろとありますけれども、節電はしなければいけないけれども、いつも言われる弱者の方、毎日毎日、もういっときしたら熱中症で倒れられます。そういった意味でも、皆さん方はこの趣旨の中にそれが入っているのかどうか、お尋ねしたいと思います。
148 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
149 ◯10番(波多江一正君)
そういう趣旨が入っているかどうかということは、この陰にどういう意図で出されたかというところまでしんしゃくしないといけませんけど、今この趣旨と意見書ではそこまでは言及しておりませんので、ここでどうこう言うことはできません。
150 ◯議長(
有田継雄君)
井上議員。
151 ◯17番(井上健作君)
今回出されております請願の中で、私もよくわかりませんので、
紹介議員であれば当然知っておかなければいけないことが、まず、この表紙に載っております風下の会、いとしま菜の花プロジェクト、子どもの未来を考える会、女性会議糸島支部、平和都市推進糸島市民会議、糸島地区労働組合協議会、この6団体が出ておりますけれども、この方々の団体の中身、この辺どういう会なのか、労働組合はわかりますけれども、ほかの市民でつくられた団体のことは御存じでしょうか。
152 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
153 ◯10番(波多江一正君)
団体の中身まではよく承知しておりません。しかし、この団体が何を訴えようとしているかというのは、ちゃんとわかっております。
154 ◯議長(
有田継雄君)
井上議員。
155 ◯17番(井上健作君)
それでは、ふだんすべてこういうことにされているとは私も思っておりませんけれども、わかっております限り、波多江議員のこのそれぞれの団体の活動内容等について、お答え願いたいと思っております。
156 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
157 ◯10番(波多江一正君)
ここで各団体の活動内容を述べるつもりはございません。
158 ◯議長(
有田継雄君)
井上議員。
159 ◯17番(井上健作君)
あのですね、
紹介議員になる限りは、その団体の内容については熟知しておかなければ、なかなかできない。それと同時に、この6つもの団体なんですよ。あなたがそれぞれにお会いになって、
紹介議員になられたと思うんですが、この辺のところをやはり議会の中で、こういう立派な団体であるということを言えなければ、私は
紹介議員たる議員として、最初にやらなければいけないのはそのことじゃないでしょうか。そのことについてお答えを願いたい。
160 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
161 ◯10番(波多江一正君)
紹介議員としての資格といいますか、それは今おっしゃるとおりだと思いますけど、私は何を訴えてあるかというところを主体に聞いておりますので、一々各団体の運動方針とか、どういう活動をしてあるとかまでは立ち入っておりません。
162 ◯議長(
有田継雄君)
ほかにございませんか。谷口議員。
163 ◯19番(谷口一成君)
これも先ほどの請願第5号と同じような内容ですので、請願者が違いますので、同じ質疑で恐縮ですが、同じ質疑をさせていただきたいと思います。
請願者の気持ち、お考えを答弁していただきたいと思います。
この意見書案の中にも『安全確認ができない限り「玄海原発の再稼働は認められない」との判断を下していただきたく』云々とあります。安全確認ができたら、玄海原発は再稼働してもよいというお考えなのでしょうか、この団体ですけれども。いかがでしょうか。
164 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
165 ◯10番(波多江一正君)
慎重に検討されて、この請願文を書いておられます。内容については、この請願文のとおりです。これ以上踏み込んだ判断をするとなったら、これは私個人の意見ということになりますけど、それでよろしゅうございますか。(「いいえ、請願者の判断、お考えを聞きたい」と呼ぶ者あり)
166 ◯議長(
有田継雄君)
谷口議員。
167 ◯19番(谷口一成君)
安全確認ができたら稼働してもいいのかどうかという、請願者はどのように考えているか。
168 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
169 ◯10番(波多江一正君)
安全確認ができないと今判断しております。安全確認ができるなら早く手を打ってあるし、そういう発表もしてあると思いますけど、今に至っても安全確認はできていないと。今後もできないだろうと、そういう考えのもとにこの文は書かれてあると思います。
170 ◯議長(
有田継雄君)
谷口議員。
171 ◯19番(谷口一成君)
では、続いて先ほどと同じになりますが、原発が再稼働されない場合は、想定できる問題、懸念される問題幾つか申し上げました。経済がどうなるのか、いろいろ懸念材料がございます。今でも景気が悪いのにこれ以上景気が悪くなったら、雇用が悪くなったらどうなのか。あるいは電気料金が実際想定以上に、住民が想定している以上に上がったとき、それを本当に日本国の国民の多くが許容できるのか、あるいは外交の武器にされた場合には、今でも日本国の国力は衰退しているように私は感じているんですが、さらに日本国が世界の中で埋没していくんじゃなかろうか。あるいはCO2の問題がどのように、この請願者の人たちは、その整合をどのように考えてあるのか、その辺をおわかりでしたら答弁していただきたいと思います。
もう国民が許容できるのかどうかです。私が一番心配しているのは。
172 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
173 ◯10番(波多江一正君)
まさに国会で討議してもらわなければいけない問題と思います。どこに軸足を置いて話すかという問題でございますが、経済よりも安全、自分たちの子供の代になっても、安心して生活できる、まずそこに軸足を置いて考えを述べてあります。電力の問題は、ちょうど1年前の一般質問のときに私はここで皆さんに資料配付をして、原発がとまっても電力は不足することはございませんという資料を皆さんに渡しました。今も原発はとまっていますけど、電力が不足していることはございません。今後、夏にどうなるかという心配でございますが、これは節電とかいろいろ皆さんの英知を集めて乗り切っていかなければいけないと思っております。いろいろ心配はあると思いますが、まず、我々の生活の安全を考えて、そこから発信していきたいというふうに考えております。請願者もそういう考えでこの請願を、意見書を提出しております。
174 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員、電気料金とか、CO2のことも質疑してありますので、そのことも、もしわかりましたら答弁をお願いします。
175 ◯10番(波多江一正君)
電気料金は、今明確な答えを私持ち合わせておりません。CO2の問題は、糸島市も発信しております再生可能エネルギー、この方向に踏み出せば、CO2の問題はおのずと解決していく方向性が見えております。そういうふうに理解しております。
176 ◯議長(
有田継雄君)
谷口議員。
177 ◯19番(谷口一成君)
今、請願者は、自分たちも含めて子供の将来の安全、これに軸足を置いてこういう意見書、請願をなされたと。まさに立派なことでございます。しかしながら、日本国民は、この請願者だけではございません。多くの日本国民がおられます。この請願者のように、いいよ、もううちは貧しくなっても電気料金は倍になった、あるいは3倍になった、あるいは勤め先がない、今以上に景気が後退して、そういう境遇になってもやはり安全のほうがいいんだよと、これやったら立派なお考えと思います。ただし、そのように考える方が国内に、日本国民にどれだけおられるか、そういうことも私どもは審議していく中で検討していきたいと考えますし、また、波多江議員がおっしゃいました、まさにこれは国がすることと、まさにそのとおりなんです。私ども糸島市議会ぐらいでこういう議論をしても、私はせんなきことかなと半分心の中では思っております。まさにこれはエネルギー問題ですので、国がきちっとした、今私が申し上げたようなことはどうなりますということを出して、国民にこれでもいいですかということで推進するなり、国民がノーということであれば、やめなければならない。そういうことであろうと存じております。
まとめはどげんしますかね。まさにそういうことでありますので、今後とも、そういう方向でもお互いに努力していきたいと、国のけつをたたかにゃいかんと考えておりますので。
以上でございます。
178 ◯議長(
有田継雄君)
波多江議員。
179 ◯10番(波多江一正君)
まさにそうだと思います。糸島市議会としても、そういう検討をしてもらいたいという意思表示を意見書をもって国に諮ってもらいたいという、そういう趣旨の請願でございますので、皆様の御理解をよろしくお願いしたいと思います。
180 ◯議長(
有田継雄君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
181 ◯議長(
有田継雄君)
これをもちまして質疑を終わります。
ただいま議題となっております請願第7号は、お手元に配付の請願文書表のとおり、総務文教常任委員会に付託いたします。
日程第12 請願第8号
教育予算の確保と充実に関する請願
182 ◯議長(
有田継雄君)
日程第12.請願第8号 教育予算の確保と充実に関する請願を議題とします。
紹介議員の趣旨説明を求めます。徳安達成議員。
183 ◯1番(徳安達成君)
請願第8号 教育予算の確保と充実に関する請願の
紹介議員となりました徳安でございます。
請願の趣旨及びその理由について、御説明をさせていただきます。
請願趣旨としては2点ございます。
少人数学級を推進すること、2年生以上の学級編制標準改定を早期に実現すること。
2点目といたしまして、教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国庫負担割合を2分の1に復元すること。
これらの請願の理由と申しまして、1点目につきましては、35人以下学級について、昨年の義務標準法が改正され、小学校1学年の基礎定数化が図られたものの、今年度、小学校2学年については加配措置にとどまっています。義務標準法改正条文の附則には、小学校の2年生から中学校3年生までの学級編制標準を順次改定することの検討と、その結果に基づき、法制度を含めた措置を講ずること。その措置を講ずる際には、必要な安定した財源の確保に努めることが明記されています。一人一人の子供に丁寧な対応を行うためには、1クラスの学級規模を引き下げる必要があります。文部科学省が実施した今後の学級編制及び教職員定数に関する国民からの意見募集では、約6割が小・中・高校の望ましい学級規模としまして、26人から30人を上げております。少人数教育は、保護者や子供たちからも歓迎され、教育効果も上がっております。より充実した教育の実現のためには、小学校2年生以上の学級編制標準改定を早期に実現し、少人数学級を推進することが必要であります。
2点目といたしまして、その理由は、義務教育費国庫負担制度の国負担割合は、2分の1から3分の1に引き下げられております。自治体財政を圧迫し、自治体において教育予算の確保が困難となっております。自治体の財政力や保護者の所得の違いによって、子供たちが受ける教育水準に格差があってはなりません。将来を担い、社会の基盤づくりにつながる子供たちへの教育は極めて重要です。教育予算は国全体として確保、充実を図る必要があります。
以上について、請願の
紹介議員となっておりますので、よろしくお願いいたします。
184 ◯議長(
有田継雄君)
これより質疑に入ります。笹栗議員。
185 ◯12番(笹栗純夫君)
徳安議員の、教育予算の確保と充実に関する請願ということで、今御説明をいただきました。
それで、
紹介議員になられまして、今お読みになりました趣旨につきましても、非常に尊重をいたします。しかし、私は徳安議員のお立場として、あなたは政権を持っている民主党に所属をされております。民主党への要望とも受けとめられるんです、これ。実は。政府と民主党は別とあなたは言うかもしれないけれども、考えられます。じゃあ、あなたがこの
紹介議員になるまでに、この教育予算の確保と充実に関するこの請願の趣旨の内容について、どのような行動、政党に対しても要望活動、また、そういうことをなさったかどうか、まずお聞きします。
186 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
187 ◯1番(徳安達成君)
答えさせていただきます。
私といたしましては、この趣旨の請願について、昨年も、その前の年も請願者に対して
紹介議員となって議会に提出させていただいております。今回の請願の趣旨に関しましては、今のところは国のほうに働きかけはございません。しかし、昨年、その前の年につきましては、きちんと国会議員、私たちの所属する国会議員のほうに対して請願なり要望として上げております。これは申し上げております。
188 ◯議長(
有田継雄君)
笹栗議員。
189 ◯12番(笹栗純夫君)
請願の理由の中に、昨年、義務標準法が改正されて云々ということで、残念ながら加配措置にとどまっているということなんですけれども、なぜこのように、附則にきちっと書いているんですね。小学校1年生が35人になったら、次年度もなるだろうと私たちも期待をしておりましたよ。その附則にまで書いていてね、これがなぜ実現できなかったかというのは、
紹介議員としてどのように御判断をなさっているでしょうか。
190 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
191 ◯1番(徳安達成君)
お答えさせていただきます。
紹介議員としてとの見解とは違うかもしれませんが、一般的に
東日本大震災、この影響によって、予算措置がつけにくくなっている。また、
東日本大震災で被害に遭われた自治体におかれましては、やはりこの制度に対応できない、そういう懸念があることを確認しております。こちらが私の見解でございますので、よろしくお願いいたします。
192 ◯議長(
有田継雄君)
笹栗議員。
193 ◯12番(笹栗純夫君)
それでは、最後でございますけれども、今、はっきり申し上げまして、決められない政治というのが日本じゅうに蔓延しております。果たして徳安議員がこの請願を
紹介議員と出されて、糸島市議会が仮に可決したとして、今の民主党の政権の体制でこれが立派に審議、受けとめていただいて、それが成就できる政権であると思いますか。
194 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
195 ◯1番(徳安達成君)
ちょっと請願の趣旨と──難しい質問であるなというふうな見解ですが、私の所属する民主党でございます。いろんな御意見をいただいている中で政権運営、なかなか大変だというふうに思っていただいていると思いますが、私の心情といたしましては、請願を上げ、必ずこの意思を受け取っていただけるだろうと信じて、この請願の
紹介議員になっておりますので、よろしくお願いいたします。
196 ◯議長(
有田継雄君)
浦議員。
197 ◯18番(浦 伊三次君)
紹介議員と福岡県教職員組合糸島支部支部長、この組み合わせで過去何回も出てきた、これは。(「毎年」と呼ぶ者あり)毎年出る。請願趣旨もほとんど変わらない。その都度、糸島市議会、これは総務文教委員会に付託され、議会としては採択ということをやってきたんだ。徳安議員におかれましては、議会に請願が出たときに採択以上のことがあるとお思いですか。まず、お聞きします。
198 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
199 ◯1番(徳安達成君)
請願の処理につきましては、採択以上はないだろうと思っております。
200 ◯議長(
有田継雄君)
浦議員。
201 ◯18番(浦 伊三次君)
ないだろうじゃなか、ないんですよ。それに、去年おととし、さきおととし、いろんなこの請願を出して全部採択してきた。そう簡単に請願が採択されたのが不採択になったら別として、ずっとなっていないんです。何を求めて請願
紹介議員になられたんですか。どういったものを求められるんですか。
202 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
203 ◯1番(徳安達成君)
この請願の
紹介議員になって何を求めたかということでございます。
請願の趣旨といたしましては、国に対して法改正、一部の法の改定と教職員に対する義務教育国庫負担の割合の引き上げでございます。これはいわゆる予算に関するものでございます。予算については、毎年つくられていくものでございますので、こういう趣旨の請願については、やはり言い続けていくことが重要であると私は考えております。その上で、議会の皆様におかれましては、この趣旨を理解していただき、今まで過去2年、採択していただいたことに心より御礼申し上げるとともに、この請願者の思いというものを国に届けられる機会をこの議会の中できちんと図っていただけるようお願い申し上げているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
204 ◯議長(
有田継雄君)
浦議員。
205 ◯18番(浦 伊三次君)
毎年毎年ですね、請願趣旨なり内容が変わるならですね、世の中が変わるように変わっていいんですけれども、ただ変わっているのは24年と23年の違いだけでしょう。何でそういったことが言えるんですか、はっきり言って。糸島市議会としては採択しているんですよ、過去において。それを毎年毎年、23と24を変えただけで、それでよくぞまた
紹介議員という形でこの支部長に、採択しているんでしょうということを何で言えなかったんだ。はっきり言って、私は議会の内容を乱すんじゃないかなと私は思いますよ。そういった意味で
紹介議員の考え方を聞かせていただきたい。
206 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
207 ◯1番(徳安達成君)
お答えさせていただきます。
毎年度ということでございます。年度が変わっただけの請願ではないかという御指摘でございますけれども、社会情勢がかなり変わっております。先ほど笹栗議員の質疑にもお答えさせていただいたとおり、予算措置についてできるもの、できないものがございました。ということであれば、毎年、年度を変えて出すということが一つの趣旨であろうと思います。そして、もう一方、2年前の請願においては、30人以下の学級の請願を出させていただいておりました。それが昨年から35人以下の学級というふうな趣旨に変わっております。これは法が改正され、一歩進んだということでございます。この請願を出すことで、少しずつでも一歩ずつ進んでいっているこの状況が今、この請願の趣旨の先にあると私は考えております。そのため、毎年同様の趣旨であると御指摘いただきましたけれども、訴え続けていく、これは大変重要なことだと思い、
紹介議員になりました。
以上です。
208 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
209 ◯16番(
伊藤千代子君)
教育予算の確保と充実に関する請願について、多少質疑をさせていただきます。
私は、この請願趣旨にあります少人数学級の推進とか、あるいは国庫教育の負担制度の堅持、そして、負担割合を2分の1に復元するんだということについては、全く共感しております。この請願団体の方が、これ以上、教育水準を引き下げてほしくないという熱い思いで毎年出されているんだろうなと思うんですね。たしか14年前、私が議員になったときから毎年のように出しています。そのことは今おっしゃった、同じ請願でもこれ以上悪くしないために出し続けることの意義は同じように思います。私が、質疑ですから、ちょっともしわかればお尋ねしたいんですけれども、ここの2番目に、義務教育費国庫負担制度の国の負担の割合が2分の1から3分の1に引き下げられたと、これは大変なことだと思うんですよね。自治体の財政を圧迫して、自治体において教育予算の確保が困難となってきている。私は議会でしょっちゅう学校教育の予算が少ないということを言っているんですが、これを見まして、この2分の1から3分の1に引き下げられて、糸島市ではどれくらいの自治体財政が、負担割合が少なくなったのかというようなことがもし具体的にわかっていれば、お知らせを願いたいと思います。
210 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
211 ◯1番(徳安達成君)
大変申しわけございません。この割合の変更が平成18年に行われたと聞いております。ということであれば、現在の状況でどのように下がったかということは、ちょっと言及しようがないということで御理解いただきたいと思います。
212 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
213 ◯16番(
伊藤千代子君)
わかりました。では、その点では詳しく委員会でぜひ御審議をしていただきたいと思います。
最後に、この教育関係の請願に関しましては、やはりこれ以外には出ておりませんので、これに関しては、やっぱり今回出していただいてよかったというふうに思っております。
35人以下学級に関しましても、大変たくさんの要望を私も聞いておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
214 ◯議長(
有田継雄君)
質疑ですか、要望ですか。(「谷口議員もしなかったよ」と呼ぶ者あり)よそのことば言わんごと。(「しなかった、注意しなかった」と呼ぶ者あり)質疑されますか。谷口議員。
215 ◯19番(谷口一成君)
この請願につきまして、幾つか質疑させていただきますが、今何人からも出ていますように、毎年この内容ほとんど一緒で出ております。内容を見てみますと、いつも要望、要望してありますね。学級を少なくしてくれとか、国庫負担云々をもとに戻せとか、そういう要望ばかりで、この請願を出された先生、あるいは関係者の皆さんの自助努力が全然伝わってこないわけですね。私どもは、今現場でこれだけ一生懸命やっていますけど、これだけ1クラス多いから、子供たちの教育に手が完璧に回らん。ついては、少人数学級にして先生をふやしてくれとか、自助努力というのが伝わってこないわけですね。そこいらを先生とか、教育現場におられる方はどのようにお考えになっておるのかということと、この中に、さも少人数学級がいいように書いてありますたいね。で、私は経験で物言いますが、私が小学校の時代は40人も50人もおりました。それでもやっぱりちゃんと九大通った人やらもおりますよ。それを、さも少人数にしないと優秀な生徒ができないみたいな、一方的に書いてありますが、どのような教育効果が少人数にしたら上がるのか。文章では書いてありますけれども、実際そうなのか。30人にしたら20人に優秀な学生が出て、50人にしとったら10人しか出ないとか、そういう検証結果があるのかないのか、その辺もわかるならお願いいたします。
216 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
217 ◯1番(徳安達成君)
お答えさせていただきます。
先生方の自助努力ということでございました。大変申しわけございません。自助努力については、それぞれの先生方でされていることだと思います。トータルでどのようにされているかというところまでは聞き取りができておりません。しかし、先生の実情というものについては、お話を伺ってまいりました。先生方、朝早くから夜遅くまで一生懸命頑張ってあって、その中で身内の方に先生をされている方もいらっしゃればわかると思うんですが、なかなか夜も帰ってこれない、土日も仕事をされている、こういう現状があると聞いております。そして、この少人数学級についてでございますけれども、先生たちのお話の中では、生徒は人間です。一方的に教科書を読んで伝わるものではありません。学校で授業をして、その理解度について、やはりすべての生徒が満足に理解しているかどうか、これをチェックするための時間が必要です。そしてまた、同時に、ただ単に教科書を読むだけではありません。どのようにすれば授業がわかりやすく進むのか、スムーズに進むのかについて、じっくりと検討する時間が必要。そのためにも少人数学級が必要であるというふうな理解をしております。
また、この少人数学級にしてどのような効果があるのかという点でございます。
少し資料を出させてもらいますが、これはちょっと古いデータと言うと申しわけないんですが、ここに少し例が出ております。秋田県と山形県の例が出ております。秋田県は平成13年度より小学校1・2年と中学校1年生で30人程度の学級を実施されています。その中で、全国の学力・学習状況調査の中で、4年連続上位をとっていらっしゃいますし、今でも上位に位置するということは確認しております。また、同様に山形県でも平成14年度より小学校の全学年、そして、中1、中2の学校では、21人から33人の学級を実施しているというデータがございます。山形県においては、小学校の不登校の児童数が全国に比べて格段に減っております。平成12年度では全国平均だったんですが、0.1ポイント以上下がっている。これはかなり大きい差でございます。同様に、欠席率としても、平成13年で年間4.1日の欠席率が平成17年で2.9日の欠席率になっている。これが顕著にあらわれているデータであると思います。
最後に申し上げます。
生徒のそれぞれの資質というものも今変わってきております。日本語がわかりにくい生徒もいらっしゃれば、特別な支援が必要な生徒もいらっしゃいます。この点を理解していただき、少人数学級の実現というものを願われている。これは請願者の方より聞いてきた話でございますので、お伝えさせていただきます。
以上でございます。
218 ◯議長(
有田継雄君)
谷口議員。
219 ◯19番(谷口一成君)
今、いろいろ効果みたいなものを言われました。その効果が本当に少人数学級によるものなのか。あるいは先生の質によるものか、あるいは教育の中身によるものか、そういうのをやっぱり検証する必要はあろうかと存じますが、とにかく先生たちにも資質を磨くとか、努力をするとか、そういう部分もあってしかるべきじゃないかなというふうに──何の仕事でも自助努力、皆さんそれぞれ努力して、会社の経営でちゃサラリーマンでもやっておられますので、何もかんも人に頼るんじゃなくて、やはり自分たちの努力も必要じゃないかというふうに考えておるところでございます。この点いかがですか。
220 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
221 ◯1番(徳安達成君)
谷口議員のおっしゃるとおりでございます。自助努力は必ず必要でございます。その上で、自助努力でどうしようもない部分、これはやはり予算であったり、法改正であると思います。その点についての要望でございますので、自助努力のほうも引き続き行っていただき、そして、請願の審議のほうも何とぞよろしく御検討いただくことをお願い申し上げます。
222 ◯議長(
有田継雄君)
小島議員。
223 ◯5番(小島忠義君)
今のやりとりを聞いておりますと、私は個人的には数は少ないほうがいいんじゃないかなという考え、これは学校の先生にこの問題はやっぱりよく議論になる話で、聞くと、少ないほうがいいというふうにはおっしゃっているのは事実です。
質疑は、教育予算の確保と充実という請願ですので、この理由のところに小学校2年生から35人以下を実現したならば、できたならば、また、国の負担がもとに戻って2分の1になったらですね、国の予算としては大体どれくらい必要なんでしょう。わかったらお教えください。
224 ◯議長(
有田継雄君)
徳安議員。
225 ◯1番(徳安達成君)
申しわけございません。国の予算までは存じ上げておりません。
226 ◯議長(
有田継雄君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
227 ◯議長(
有田継雄君)
これをもちまして、質疑を終わります。
ただいま議題となっております請願第8号は、お手元に配付の請願文書表のとおり、総務文教常任委員会に付託いたします。
日程第13 請願第9号
玄海
原子力発電所を再稼働しないよ
う国へ意見書を提出することを求め
る請願
228 ◯議長(
有田継雄君)
日程第13.請願第9号 玄海
原子力発電所を再稼働しないよう国へ意見書を提出することを求める請願を議題といたします。
紹介議員の趣旨説明を求めます。
伊藤千代子議員。
229 ◯16番(
伊藤千代子君)
玄海
原子力発電所を再稼働しないよう国へ意見書を提出することを求める請願の
紹介議員になりました
伊藤千代子です。
私は、まず、この請願事項と請願理由を読み上げる中で、この請願の提案をしたいと思います。
請願事項。玄海
原子力発電所を再稼働しないこと。
請願理由。昨年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発した東京電力福島第一
原子力発電所の大事故は、国や電力会社がつくり上げてきた原子力発電の安全神話を根底から突き崩し、一度過酷事故が発生すれば広範囲の地域に放射能汚染の被害をもたらし、平和な暮らしを一瞬のうちに奪い去ることを身をもってしらしめました。
今なお、約16万人の方々が、故郷を追われ、なれぬ土地で厳しい避難生活を余儀なくされていますが、国は、事故の
原因究明や検証も済んでいない段階で、大飯
原子力発電所3号機及び4号機の再稼働を進めています。
しかも、本年4月1日から発足する予定であった原子力規制庁もいまだ設置されていない状況では、いかに国が安全と宣言しても、国民は疑問や不安を抱かざるを得ません。
私たちが暮らす糸島市は、玄海
原子力発電所から18キロから40キロ圏内にあり、福島第一
原子力発電所の大事故と同じ事故が起きれば、全市民が避難をしなければなりません。
原子力発電所の事故を二度と繰り返してならないことは糸島市民多くの願いですが、こうした状況のもとで、
原子力発電所を再稼働することには大きな問題があります。よって、玄海
原子力発電所の再稼働をしないよう求める意見書を国へ提出してくださいますようにお願いいたします。
以上をもって
提案理由とかえさせていただきます。
よろしく御審議のほどお願いいたします。
230 ◯議長(
有田継雄君)
これより質疑に入ります。谷口議員。
231 ◯19番(谷口一成君)
これも同じような請願なんですが、請願者が違いますので、あえて同じ質疑をさせていただきますが、この意見書案の中にも「原子力規制庁もいまだ設置されていない」、「こうした状況のもとで、原子力発電を再稼働することには大きな問題がある」というような記述がございますが、原子力規制庁ができたら再稼働を認めるという請願者のお考えでしょうか、その辺を確認いたします。
232 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
233 ◯16番(
伊藤千代子君)
私は、あくまで……(「請願者は。伊藤議員の……」と呼ぶ者あり)違います。
私は、あくまで今の請願に関して
紹介議員になっております。ですから、これ以上のことは推測になりますし、仮定のことにはお答えはできません。
234 ◯議長(
有田継雄君)
谷口議員。
235 ◯19番(谷口一成君)
紹介議員になられるんでしたら、その辺のことも確認して趣旨説明していただきたかったなというふうには思います。
続けて、これも先ほどと同じことになりますが、経済とか雇用に対する不安、あるいは電気料金、これに国民が耐え得るか云々、CO2の関係からそういう質疑をいたしましたが、その辺のことについて請願者はどのようにお考えになっているのか、お願いいたします。
236 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
237 ◯16番(
伊藤千代子君)
そのことに関しましても、請願者は書いておりませんので、その件に関しましても、もう先ほど御答弁した限りです。
しかし、ただですね、私が1つだけ先ほどから何遍も同じ質問をされておりますが、大切なことは、再稼働しなかったらどんな被害があるのかということ以上に、ここの請願者の趣旨は、再稼働してどんなに大きな被害が起きた場合はどうするのかということを中心に書いておられます。
例えば、私も、あの「チェルノブイリ・ハート」という映画を見て、本当におびただしい子供たちが放射能で奇形になったり、また、さまざまな病気に苦しんでいる。その姿を見ると、やはり親として、この再稼働に関して安全でもないときに認めてはならない、この請願には全く賛成します。
ですから、その関係に関しましては、ぜひ委員会できちっとした議論をしていただきたいというふうに考えます。
238 ◯議長(
有田継雄君)
谷口議員。
239 ◯19番(谷口一成君)
先ほど何で私がこのような質疑をするのかというのはですね、先ほどから申していますように、エネルギー政策は、国の根幹にかかわる政策の一つであります。そして、このことは、多くの国民の普通の生活に影響をもたらしてきます。ですから、冒頭言いましたように、慎重かつ真剣に議論をして結論を出さなければいけないと、そういう問題であるという認識をしておるわけです。
もちろんこの請願者の方はこういう思いでしょうが、ほかにも国民はたくさんおられますので、そういう方たちが、じゃあ、納得するのかどうか、そういうことも当然考えて議論していかなければいけない、そういう使命感に基づいて、その辺のことをどういうふうにお考えになっているのか、請願者が。聞けたらよかったなというふうなことで質疑いたしたわけでございますので。全体のことを私は考えます。
240 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
241 ◯16番(
伊藤千代子君)
谷口議員のおっしゃることもよくわかります。私は電気が足りなくなったらどうするんだという、電気が足りないという国の宣伝をそのまま信じたらそうなると思います。しかし、私どもは、たしか先ほどもありましたけれども、ある議員の方の、電気は足りなくはならないんだという資料もいただきました。私は非常に信頼性が厚い資料だと思いました。ですから、たとえ原発を再稼働しなくても、私自身は電気は足りるというふうに考えておりますが、しかし、まずはこの請願の中身は、先ほどから言うような、この趣旨でございますので、それに沿った審議を委員会でしていただきますようにお願いいたします。
242 ◯議長(
有田継雄君)
ほかにございませんか。三嶋議員。
243 ◯8番(三嶋俊蔵君)
1点だけお尋ねいたします。
第7号議案でも井上議員が質疑されたんですが、この請願者の方の住所が加布里となっておりますよね。そして、原発をなくす糸島の会代表者に3名、だれかこの3名の中でこの住所にお住まいか、そういう関係があるんでしょうか、まず1点目です。
244 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
245 ◯16番(
伊藤千代子君)
原発をなくす糸島の会の事務所が、この加布里にございます。この中に書いてある3名は、この加布里の住所ではなくて自宅の方になっておりますので、加布里にはなっておりません。
246 ◯議長(
有田継雄君)
三嶋議員。
247 ◯8番(三嶋俊蔵君)
それと、この糸島の会の構成といいますか、どのくらいの方が構成されてあるのか、どういう内容の活動をされてあるのか、それをお尋ねいたします。
248 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
249 ◯16番(
伊藤千代子君)
私は、詳しいことまではわかりませんが、ただ、この活動に関しましては、例えば、先日、佐賀市でさよなら原発集会がございました。それに糸島市民の皆さん、大型バスで50人ほどの方たちが行かれました。私もそれに参加させていただきました。また、ほかには福岡市でございました1万6,000人を集めたさよなら原発集会にもたくさんの方々が参加をされておりました。また、糸島市の伊都文化会館を使って原発の学習会をしたり、映画会をしたり、つい先日は、チェルノブイリに行かれたお医者さんをお呼びになって、いかにチェルノブイリがどういう状況になっているのか、あるいは子供たちにどういう放射能の影響があるのか等の講演をされておりました。そういうような活動をされております。
250 ◯議長(
有田継雄君)
ほかございませんか。田原議員。
251 ◯6番(田原耕一君)
私も1つだけ質問をしたいと思います。
今、よう似た請願が3つ出ておるわけですたいね。そして、紹介者の方皆さん口をそろえて言われるのは、こういう事故が起こったらどうするんだという言い方、想定ですね、仮定ですね。そしたら、今、伊藤議員言われました、電気の足らんごとはならんて言われましたが、これも確定じゃない。だから、私はそこでお聞きしたい。
原発は私も反対はします。ばってんですたい、あなたがいつも言わっしゃあ水道をとめた、そしたらそれをどうかしてやらん、市長の権限でとめたごたる言い方もいつもされるあなたがですよ、その電気が足らんと想定したときには、それこそ先ほど浦議員も言ってありましたが、ほんなごと死人が出るかもしれん。我々はそれこそ風通しのよか家で過ごしよるけん、ひょっとしたら楽かもしれません。ばってん、マンションあたりで本当に一人で寂しく生活をしよる人たちが、電気をとめられたばかりにぞろぞろっと死んでしもうたというようなこともあり得んとも限りません。その辺のところはどのように考えてあるか。そして、それに対する対応なしに勝手な、我々はこれは大事なこっちゃと言うわけにはいかんちゃないか。そして、今の我々の立場として、やっぱり糸島の市民がどうなるかというとは絶対考えにゃいかん。ただ、その陰で、そのために苦しむ人が、亡くなる人があるて、そういうことは絶対避けにゃいかんと私は思いますけん、その辺のところはどういうふうに理解したらいいとか、すらっとお願いします。
252 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
253 ◯16番(
伊藤千代子君)
田原議員の質疑にお答えをいたします。
先ほどから高齢者の方々や障がい者の方々が、電気が使えずに亡くなったらどうするんだということですが、私も本当にそういうことが絶対にあってはならないと思います。それに関しましては、やはり先ほどから言うように、電気は原発が再稼働しなくても私は足りているというふうに考えておりますので、その件に関してはちょっといまお答えはできません。
それから、もし亡くなったらという話をしましたが、まず私たちが一番真剣に考えなければいけないことは、原発が事故を起こして、今、毎日のように多くの方たちが苦しみ、そして、自殺をしたり亡くなっている。こういう方々の遺志を受けとめたときに、まずは原発の事故を防ぐこと。そして、もし今回事故が起きたら、西日本一帯が放射能で汚染されるかもしれないと言われています。そうなったら、私たちはこの日本を捨てて出ていかなきゃいけないような、そういうこともあり得るわけです。これも仮定ですね。
ですから、そういうことを考えたときに、私たちはこの余りにも大きな原発被害のことをしっかりと議会で議論する必要がある。そのことを委員会の中できちっと議論をしていただきたい、そのことを心からお願いします。
254 ◯議長(
有田継雄君)
田原議員。
255 ◯6番(田原耕一君)
今さっき私が申しましたように、ほんなごと原発、起こるとは限っとらん、起こらんとも限らん。それよりも電気が、あなたは絶対あるて言われるばってん、もしのうなってそういう事態が起こったとき、そこを我々は考えておくべきじゃないかていうふうなことを言いよります。そうせんと、ほんなごと自分の思いばっかりを通すために、いろんな理屈をつけて言うとは簡単ですよ。ばってん、糸島市民全体を考えたときに、たった今の問題として、こういう問題がことしの夏に起こるかもしれん。そういうとに目を向けながら、こういう反対運動というとはしていかにゃいかんというのが私の思いですたい。よろしゅう。
256 ◯議長(
有田継雄君)
質疑でございますので……(「質疑です。それに対してあなたはどう思われますか」と呼ぶ者あり)伊藤議員。
257 ◯16番(
伊藤千代子君)
質疑がちょっとはっきりしないんで、どういう質疑かをちょっとクリアに……(「あなたの言い方ばまねただけです」と呼ぶ者あり)
原発に対しては賛成の意見も反対の意見も再稼働に対してはあるでしょう。ですから、いろんな御意見が出るだろうと思います。
私は先日農家の方から、もう一回原発が爆発したら、もううちらはおしまいたいというような、頑張ってくださいという話も言われました。ですから、私はもう本当にこれだけの被害を及ぼす原発に対して、十分な安全性もない中での再稼働は嫌だという声はもっともだと思って
紹介議員になりました。
以上です。
258 ◯議長(
有田継雄君)
笹栗議員。
259 ◯12番(笹栗純夫君)
伊藤議員の今の御説明に関しまして、1点だけ質問します。
伊藤議員は、
原子力発電所の再稼働をしないようにということですけれども、危険度からいきますと、再稼働しなくても私は危険性があると思うんですよ。大飯原発にしても、玄海にしても。それはどういうふうに──危険度は、もし事故が起きた場合100%としますと、再稼働していないときの危険度は何%ですか。
260 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
261 ◯16番(
伊藤千代子君)
ちょっと私は科学者でないので、今の質疑には御答弁ができかねます。
262 ◯議長(
有田継雄君)
笹栗議員。
263 ◯12番(笹栗純夫君)
私もね、自分の意見を言ったらいけないということですから、脱原発依存、一言だけ言いますけれども、私は現場でいろんなところでお話ししていますよ。私も脱原発大好きですよ。大好きなんだけど、市民の方はこう言われます。そうあなたが言うけどもね、とめているだけで大丈夫なのと。北朝鮮がこの前テポドン上げましたよ。ミサイル全然違うと、地球は丸いということさえわかっていなかったんじゃないですか。もし玄海原発に落ちたらどうなりますか。稼働しとろうが稼働してまいが危険度は一緒ですよ。そういう意味でね、
紹介議員になっていただくからには、市民の声はそうですよ、あなたをいじめているわけじゃない。だからね、やっぱり稼働していないときの危険率は調べていただいて、ぜひ後日、私に教えてください。
264 ◯議長(
有田継雄君)
伊藤議員。
265 ◯16番(
伊藤千代子君)
きちんと数字で危険率が出るかどうかはわかりませんが、そのように努力いたします。
それから、私は非常にうれしく思いました。なぜなら、原発があるだけで危険だという認識は私も持っておりますので、同じ意見であるということがわかって非常にうれしゅうございます。
266 ◯議長(
有田継雄君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
267 ◯議長(
有田継雄君)
これをもちまして、質疑を終わります。
ただいま議題となっております請願第9号は、お手元に配付の請願文書表のとおり、総務文教常任委員会に付託をいたします。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
本日は、これをもちまして散会いたします。
(午後0時26分 散会)
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