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令和2年第7回定例会(第2日) 名簿 開催日:2020年12月14日
令和2年第7回定例会(第2日) 本文 開催日:2020年12月14日

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  1. 宮若市議会 2020-12-14
    令和2年第7回定例会(第2日) 本文 開催日:2020年12月14日


    取得元: 宮若市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    2020年12月14日:令和2年第7回定例会(第2日) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開議 ◯議長(遠藤 嘉昭君) おはようございます。  本日の出席議員は17名で、定足数に達しております。  これより、令和2年第7回宮若市議会定例会を再開いたします。  それでは、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。よって、この議事日程に従って本日の会議を進めてまいります。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、2番、山元議員、3番、藤嶋議員を指名します。       ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 日程第2、一般質問を行います。  今回は、お手元の一般質問通告書のとおり8名の議員から13件の通告があっております。したがって、この一般質問通告書の順により質問をお受けします。  なお、地方自治法第121条の規定により、市民窓口課長会計課長監査事務局長には出席を求めていませんので、御了承をお願いいたします。  また、1日目をどこで終了するかについては、会議の推移を見ながら私のほうで判断し、会議に諮って決めたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願いいたします。  また、いつも申し上げておりますが、的確な質問と簡潔なる答弁を、よろしくお願い申し上げます。  それでは、山元議員の質問を一括してお受けします。2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君)〔登壇〕 おはようございます。それでは、一般質問をさせていただきます。  質問事項としましては、1点目、保育士の支援制度について、2点目が不法投棄についてです。
     質問要旨といたしましては、1点目、保育士の就労に関わる様々な制度が準備されていますが、その狙いと効果を伺います。  2点目、不法投棄については、市内の不法投棄の現状とその対策について伺いたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。  ただ今、山元議員から2点にわたりまして御質問いただいております。順次、御答弁申し上げます。  まず、1点目の保育士の支援制度についてでございますけれども、保育士の就労に係る施策につきましては、待機児童が発生をいたしておる原因の一つに、保育士の確保が困難となっている現状を踏まえまして、待機児童の解消に向けた施策の一つとして実施をいたしておるところでございます。  まず、保育士の確保と離職防止に向けた取組といたしまして、平成30年度より、市内の民間賃貸住宅に居住する保育士の家賃の一部を補助する保育士等家賃補助事業を実施するとともに、市内の認可保育所に勤務する保育士の就労年数に応じた就労支援金を給付する、保育士等就労支援給付金事業を実施いたしております。  各事業の実施状況でございますが、家賃等補助事業につきましては、平成30年度に3名、令和元年度に2名の方に、就労支援給付金事業につきましては、平成30年度に12名、令和元年度に6名の方に支給をいたしております。  また、保育士の業務負担を軽減する取組といたしまして、保育園等保育士業務を補助する短時間勤務の保育補助者を雇用した場合に、その経費の一部を補助する保育補助者雇強化事業を実施いたしております。  実施状況でございますが、平成30年度、令和元年度ともに、2つの民間保育園で本事業を活用した雇用がなされておるところでございます。  さらに、令和2年度からは、給食の配膳や清掃等の周辺業務を行う者を雇用した場合に、その経費の一部を補助する保育体制強化事業を実施いたしておるところでございます。  いずれの事業につきましても、保育士、保育園等事業者ともに活用されておりまして、保育士の確保に一定の効果があると考えておるところです。  2点目の不法投棄についてでございますけれども、市内の不法投棄の現状といたしましては、大型ごみ不法投棄は大幅に減少をいたしておりますが、ペットボトル等ポイ捨てごみは後を絶たない状況でございます。  また、対策といたしましては、不法投棄防止看板の設置や、不法投棄が多い箇所への4台の監視カメラの設置など、効果的な対策に努めるとともに、宮若市環境衛生連合会をはじめ、各自治体、自治会や市内企業に御協力をいただきまして、市内全域を対象に、年2回、清掃活動不法投棄ごみの回収などの活動を継続しながら、不法投棄防止対策に取り組んでおるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 再質問を行います。  宮若市の保育士支援の狙いが待機児童の解消にあるということは、今の市長の御答弁でよく理解できました。一般的にでありますけども、保育士の仕事は子供の安全に関わる責任があるにもかかわらず、それに見合う賃金を頂くことができないということで、就労に結びついていないというのが原因の一つと、よく言われております。  宮若市においては、今、公立の保育所がもう既にないわけですけども、実際、市民の声、今、就労していない人の声として、公営の保育園であれば就労も考えているという声があるのも現実であります。  そのようなことから、宮若市は今、公営の保育所がありませんので、それに係る経費は当然にかかっていないわけであります。  そこで、保育士の月額の給与に市から上乗せをする。そのような施策が一番、保育士就労に結びつくのではないかというふうに考えられますけども、その辺の施策についてはどのようにお考えでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。  今、お尋ねがありました保育士への給料の上乗せということだと思いますけれども、確かに公立の保育所がなくなりまして、その保育所の運営に係る経費というものは、現在かかっていない部分がございます。  ただ、子供さんの数につきましては、公立がある、ないに関わらず、保育が必要な子供さんの数というのは変わりませんので、その子供さんにつきましては、私立の保育園で保育をしていただいているという状況がありますので、公立はなくなりましたけれども、その分、私立の保育園への委託料が増加をしているという状況でございます。  経費的な面から言いますと、そういう状況でございますけれども、保育士の支援ということを考えたときに、現在、家賃補助事業、それから就労支援給付金事業というものをやっておりますが、こちらがそれぞれ期限付の事業としてやっております。  で、こちらの事業が期限を迎えたときに、そのときに、待機児童の状況ですとか、保育園の状況を見て、必要があれば、検討する材料の一つとして考えていきたいというふうには考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 保育士確保に、周辺の自治体でも同じような悩みを抱えておりまして、様々な施策がなされております。宮若市も市内の待機児童解消に向けて、もっととんがった施策をやっていってもいいのではないかと思いますが、その辺のところをどうお考えか、お聞かせください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。  保育士確保の市町村の各取組というのは、県のほうで待機児童対策協議会をいうものがありまして、その中でも議論がなされております。  その中で、各市町村の取組状況というのもいろいろ紹介があっておりまして、参考になるものもございます。  先ほども御答弁いたしましたように、現在、やっております事業がございますので、その事業の効果、それから、各市町村の事業の実施状況等を見ながら、今、行っている事業の期限に合わせて、また検討していく必要があるのかなというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 今の事業が終了して、様々なことを検討していくというようなことでありますけども、最初に戻りますが、支援の狙いは待機児童の解消ということであります。ですが、今の制度では、市長の答弁でもありましたように、認可型保育施設に就労する保育士さんだけが対象となっているわけです。しかし、認可外の保育所に勤める保育士さんや、障がい児を持つ保育施設、ここの保育士さんには、このような制度の適用は現在のところあっておりません。  つまり、何が言いたいかといいますと、施設間で補助を受けれるところと、補助を受けられないところがあるということは、今求められている社会全体で潜在保育士を発掘というところではなくて、就労している保育士さんのパイの奪い合いの制度になると思うんです。  つまり、何が言いたいかといいますと、一番社会で求められているのは、保育士の資格を持っているけど、責任に見合う対価がないということで、実際に勤めていない、そういう人の掘り起こしだと思うんです。  つまり、宮若市だけよければいいということではありませんが、社会全体でそのようなふうに取り組む必要があると思うわけです。  そこで、やはり施設による補助のある・なしではなく、今後の対策としては、保育士全体のパイを増やすというような政策のほうにかじを切っていただきたいなと思いますが、いかがお考えか、じゃ、ちょっとだけ聞かせていただければ、お願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。  今、お話がありましたように、現在の取組というのは、認可の保育所または認定こども園を対象に実施をいたしております。  で、先ほどから話があっておりますように、この対策の大きな狙いというのは、待機児童の解消のためというのが、その狙いにあるわけなんですけれども、待機児童の定義を考えたときに、まず、その保育が必要な子供さんをどこに預けるかということで、市町村のほうでは認可の保育所または認定こども園のほうに申し込みをしていただいて、そのときに入れなかった子供さんが待機児童という形になってまいります。  ですので、市町村で対策を行うとか、待機児童対策を行うということを考えたときに、どうしても認可保育所または認定こども園が対象になってくるという状況がございます。  ただ、先ほどからお話があっておりますように、企業主導型の保育所であったりとか、認可外の保育所等もございますので、こちらにつきましては、保育士の対策というよりは、利用者の方が利用しやすいように、利用者に向けた多子減免ですとか、認可保育所を利用されたときの、現在無償化の事業があっておりますけれども、そこに差額が生じた場合に、その差額分を補助するといった制度を実施しておりますので、そういったところで対策は取っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 重ねてになるかもしれませんが、利用者によくなるような制度というのは、逆に利用促進になりますので、より保育士さんが逼迫する。もちろん、いい制度ではありますけども、社会全体の働くお母さんたちお父さんたちも含めてですけど、支援するというところからいえば、幾つか矛盾すると思うんですよね。そういう意味では、利用者に対する補助と保育士さんとしっかり掘り起こしができる制度をセットでやっていただきたいなというふうに思います。  この一般質問をするに当たって、課長よりいろいろ御説明を受けたわけですけども、現在の待機児童の人数が4人というふうになっております。これは、やはりゼロを目指さなければいけないわけですけども、少し前の100人を超すような状況から見れば、非常に減っているわけでありまして、これは、やはり一定の市の成果が、施策の成果が現れているのではないかなというふうに思います。ゼロに向けて、今後、同じような取組、それから、さらに、よりよい取組にしていただくようにお願いして、最初の分を終わりたいと思います。  それでは、2点目の不法投棄についてですが、大型ごみはもう随分減っているというような市長の御答弁でありました。市内の活動として、自治会や市内企業に協力を頂いて、年2回の清掃活動というふうなことが行われているそうですけども、これ、具体的にどのような団体とか、どのような感じで実際行われているのか、少し具体的に事例を教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 環境保全課長◯環境保全課長(関岡 雄二君) 環境保全課長です。市内で2回、5月はごみゼロに合わせまして、遠賀川一斉清掃の取組として河川の不法投棄を回収しております。  令和2年度につきましては、コロナ感染症拡大防止のために、令和2年度は中止をいたしております。  それと、11月の第3日曜日につきまして、市内全域一斉清掃をするとともに、今年は本城地区を2か所、それと鶴田地区を1か所、それと金生地区を1か所、重点的にしております。地元の自治会からの参加や市内の進出企業等からも参加を頂いて、不法投棄ごみの回収に至っております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) それでは、先ほどの御答弁でもありましたけども、監視カメラについてもお聞きしたいと思います。  市内に4か所監視カメラが設置されているということですけども、やはり監視カメラ不法投棄については非常に効果があるんではないかなというふうに、私も思います。  しかし、やはり監視カメラということで、取扱いについては注意せないかん部分があるんではないかなと思いますけど、市としては、どのような感じで注意喚起、それから、その効果についても教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 環境保全課長◯環境保全課長(関岡 雄二君) 環境保全課長です。  まず、監視カメラを設置しておる箇所でございますが、市内4か所、今、設置しております。四郎丸地区に1か所、それと磯光地区に1か所、それと龍徳地区に1か所、それと鶴田地区に1か所、合計4か所設置しております。  監視カメラを設置する際に、個人情報等の関係があろうかと思いますので、こちらのほうにつきましては、設置要綱を定めておりまして、みだりに外部には出さないというふうな規定をいたしております。  それと、過去に監視カメラを設置してきているんですが、その箇所での不法投棄は現在発生をいたしておりません。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 監視カメラについては、非常に、やはり見られているという意識があれば効果があると思いますので、これからもプライバシー等には十分注意しながら、不法投棄がなくなるように取り組んでいただきたいと思います。  それから、産業廃棄物の取扱いについて、ちょっとここでお聞きしたいんですけども。幾つか個別の事例はお話ししませんが、やはり業者の不法投棄が一部あるというふうにお聞きしたことがあります。  宮若市において、宮若市が発注する工事ですね、例えば解体工事とかになりますけども、それらが、産廃が適切に処理されているのかどうか、そのような管理はどのようにされているか教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 環境保全課長◯環境保全課長(関岡 雄二君) 環境保全課長です。産業廃棄物不法投棄につきましては、福岡県の管轄になっております。  実際のところ、公共工事ではないんですけど、一、二か月前に、市民の方から通報がございまして、建築廃材、ブロックを埋めていると。道路を通行、自分のところに入る、敷地に入るために埋めているという通報がございましたので、福岡県の嘉穂鞍手環境事務所と私どもの職員と現地に赴きました。  そこで、通報者から会社名を情報を頂きましたので、その会社のほうに赴きまして事実確認をいたしました。その会社によると、確かに捨てたということで、県の環境事務所の指導の下で適正に処理をされたというふうな報告を受けております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 先ほども質問させていただきましたけど、市発注の解体工事等、それら産廃が出る場合、これが不法投棄になってはいけませんので、この産廃が適切に処理されているかどうかの管理についてお聞かせください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 管財課長◯管財課長(竹田 和彦君) 管財課長でございます。それぞれ産廃の種類があるわけでございますけれども、それぞれの内容に応じて、法に基づいて処理されるものでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) ちょっと、なかなか私の質問が下手なので伝わってないかなと思いますけど。  例えば、市発注の工事で産業廃棄物が出るような工事というのはありますよね、特に解体工事と。それらが適切に処理されていますよという証明、その管理はどのようにされているかをお聞かせください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 御質問は一般的な公共工事の発注における産業廃棄物の処理の仕方ですが、基本的には、設計書の中に特別な処理が要る部分は明記をして、このようにしろということをして受けてもらっていますので、各所管等々、施工管理の中で具体的に指示し、適切な対応を取るように指示をいたしているところでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 課長、マニフェストの関係を言ったら終わるんじゃないの。環境保全課長◯環境保全課長(関岡 雄二君) 環境保全課長です。私ども、し尿処理場を抱えておりまして、そこでも産業廃棄物は発生しております。そちらで完了届を出していただく際に、マニフェストの通知表を一緒に提出を求めています。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) やっと、よく分かりました。マニフェストで数量、それから、きちっと適切に処理されているということを管理しているということですね。分かりました。  それでは、不法投棄を見つけたときの処置、宮若市、これまでどうしているか。体制としてどのようにするようにしているか、教えていただきたいと思います。  不法投棄については、刑罰も併せて教えていただければと思いますけども、分からなければ、刑罰についてどのような考えでおられるかも併せて教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 環境保全課長◯環境保全課長(関岡 雄二君) 環境保全課長です。  まず、不法投棄が発生したという連絡を受けた場合につきましては、私ども環境保全課の職員で、まずは現地確認を行っています。  そこで、排出者が特定できるものが判明した場合につきましては、警察署のほうに報告、通知をいたしております。  それと、中には産業廃棄物と思わしきものがございますので、その際は県のほうに連絡をして、連携をして対応いたします。  それと、不法投棄をした場合の罰則ということでありますが、廃棄物の処理、清掃に関する法律の第25条に規定があるわけなんですが、5年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金、若しくはこれを併科するというふうに規定をされております。
     以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 不法投棄に対する罰則は非常に厳しいですよね。やはり、ごみを自分の処分じゃないところで勝手に捨てるということは非常に罪として重いということですよね。  宮若市については、私も、すごくごみが、今、減ったなというふうに思います。かつては、桐野工業団地の奥のほうですか、非常にごみが多くて、あそこ通るのも嫌だなと思うぐらいでしたけど、今、非常にきれいになって、随分と環境的にはよくなったかなと思います。これも、やはり担当課の少しずつの取組の成果ではないかなというふうに思います。  これからも、自分たちのまちは、しっかり自分たちできれいにしていくという考えの下で、行政も引き続き取組に励んでいただきたいと思います。  これで、私の一般質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、山元議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、茅野議員の質問を一括してお受けします。16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。16番、茅野でございます。今回、2点ほど質問させていただきます。  1点目が、(仮称)宮田北部工業造成工事についてお伺いいたします。  質問要旨といたしまして、今日までの進捗状況と今後の取組について。  2点目が、候補地5か所のうちに、この場所に決定された経過についてお尋ねします。  3点目が、地元町内会で、どのような説明会でどのような意見が出たのか、お尋ねします。このことにつきましては、打合せしたわけではございませんけれども、事業内容がはっきりしなかったので、進捗状況と今後の取組について説明していただいた中で質疑をしたいと思いますので、そこのところ、議長、よろしくお願いしておきます。  2点目は、タブレットの導入による教育行政についてお伺いいたします。  タブレットを教育事業の中でどのように活用していくのか、教育委員会のほうにお尋ねします。  以上2点について、的確に答弁のほどよろしくお願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次、答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、茅野議員から2点にわたりまして、御質問をいただきました。1点目につきましては、私のほうから御答弁させていただきたいと思います。  宮田北部工業用地の造成工事でございますけれども、その中の1点目、今日までの進捗状況と今後の取組についてでございますが。  令和元年6月定例会において御報告をさせていただきましたが、平成30年度に実施をいたしました、宮若市工業団地適地調査におきまして、倉久尾ノ上地区を優先候補地として選定をし、福岡県に対しまして工業団地造成の要望を行い、協議を重ねてまいりました。  今般、福岡県におきまして、宮若北部工業用地造成事業として、倉久尾ノ上地区に新たな工業団地を造成する方針が打ち出され、県議会9月定例会におきまして、当地に係る調査・設計費の予算が措置をされたところでございます。このことから、本年10月25日に、事業主体であります福岡県企業局の同席の下、倉久自治会を対象とした説明会を開催をし、現在、工業用地候補地に該当する地権者の皆様に、測量同意の手続を進めておるところでございます。  今後の取組といたしましては、市において測量同意を取りまとめ、福岡県が実施をいたします調査・設計業務に着手をしていくことといたしておりまして、年度内には本事業に係る、市と福岡県の役割を位置づけた基本協定を締結いたしたいと考えております。  2点目の、候補地5か所のうち、この場所に決定された経過でございますが、宮若市工業団地適地調査におきまして、5か所の候補地を抽出をいたしており、法的規制や地理的条件など総合的に比較検討を行った結果、トヨタ自動車九州株式会社の敷地北側に隣接する倉久尾ノ上地区を、最も優れた候補地として位置づけをいたしております。  3点目の、地元説明会でどのような意見が出たかということでございますが、先ほど申し上げましたとおり、本年10月25日に、倉久自治会を対象とした説明会を開催をいたしました。  倉久自治会より26名の方々に御出席をいただく中、本事業について御意見をいただいておりまして、新たな工業用地造成に伴う交通渋滞や騒音、ごみ問題等、笠松地域の環境保全に関する意見等が寄せられております。本市といたしましては、事業主体であります福岡県と連携を図り、地域の諸課題の解決に取り組みながら、本事業を推進をしてまいりたいと考えておるところでございます。  2点目については、教育長のほうで答弁をしていただきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 教育長。 ◯教育長(中村 直史君)〔登壇〕 茅野議員からの、タブレット導入による教育行政について、タブレットを教育事業の中でどのように活用していくのかという御質問に対して、御答弁を申し上げます。  GIGAスクール構想とは、タブレット端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、一人一人の子供に最適化された学習を目指そうとするものでございます。  今年度、このGIGAスクール構想の前倒しにより、国の全小中学校、児童生徒に対し、1人1台のタブレット端末を整備することとなっております。本市においては、現在、各学校にタブレットの端末を整備中であり、来年の1月中に整備が完了する予定でございます。  タブレットの活用についてでございますが、タブレットの利点として、短時間で遠く離れた場所からの情報収集が可能であること、双方向のやり取りが可能であること、一人一人の学習状況を把握しやすいことなどが期待されており、今後、これらの利点を生かした授業づくりに取り組んでまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わらせていただきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) この団地の全体の面積は、何平米になるんでしょうか。それと、事業主体である県が、工事費の金額はどのくらい見込んであるのか。まず、そのうちに宮若市の負担分はいくらなのか。ちょっとお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  まず、この工業団地の造成の規模という御質問でございますが、現段階での適地調査では、約21ヘクタールを見込んでおります。  それから、事業費でございますが、全体の事業費につきましては、一部新聞報道等はされましたが、県のほうからは正式な発表等がございませんので、現段階での総事業費というのは把握できておりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 新聞報道では、六十何億ぐらいかかるんじゃなかろうかと。宮若市の用地の買収費、その他の負担分が20億ぐらいというような話を聞いたんですけど。そこんところは、端数、いろいろな細かいのは別ですよ。金額的に。概算としたら、大体どれくらいのことになっておるんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  先ほども答弁いたしましたように、新聞社1社により、「総事業費が55億、宮若市の負担が20億」というような報道がされておりました。この内容につきましては、県が公式に発表した数字ではございませんので、宮若市としてもコメントのしようがございません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) ちゅうことは、新聞社が勝手に書いたっちゅうことですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  その辺は、ちょっと私では分かりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) いや、私は分からんから聞いているんですけどね。新聞社がこういう金額を適当に書いたと。それが分からない。じゃあ、そういう金額が勝手に走ったっちゅうことですか。それを分からん言われても、私も分からんから聞きよるとですけどね。質問ですので、分からんち言われても。  そやけど、現実問題としては、新聞報道では、あなた今、言われたとおりの金額が出ているということは、現実問題ですからね。そこんところは、きちっと把握しとってくださいよ。  それじゃあ、ちょっとお尋ねしますけど、21ヘクタールのうち、これ、緑地面積は入っとるんですか。入っていないんですかね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  この約21ヘクタールの中には、造成した区域を含めますので、緑地も含めた面積ということで考えてもらってよろしいです。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) ちゅうことは、工業団地としてはこれ、何ヘクタールなるんですかね。緑地が何ヘクタールなのか。そこの内訳、ちょっと教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  一般的な工業団地になりますと、緑地面積は大体25%となりますので、大体、5ヘクタールぐらいです。約5ヘクタールとなります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) ちゅうことは、21ヘクタールから5ヘクタール引いたところで、16ヘクタールが工場用地と考えていいわけですか。いや、いうて、きちっとした数字は出ていないと思いますけど、概算数量で、平米。そう理解していいですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  単純に今、差引きしまして残りが16ヘクタールで、その中で、やはり造成、団地内には道路ができますし、また、調整池、そういった施設もできます。そういったものを差し引いた残りが、造成した、売買できる宅地の面積ということにはなります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 道路と宅地と含めたところが造成区域になるわけでしょ。(発言する者あり)ですね。調整池とかいろいろなところがありますね。それが、一つの工場団地の面積になるわけでしょう。その面積の、今、言われた25%が緑地帯として要るっちゅうことでしょ。そうして答弁していただかんと、ちょっと私、頭が悪いけえね、混雑して分からんごとなるよ。そやけえ、面積とか道路とかいうことじゃなくて。だから、今、私が尋ねたことで理解していいですね。  それじゃあ、このことについてプロジェクトチームができとるちゅうことで、これは打合せん中で聞きましたけども。このプロジェクトチームはどういうメンバーで、どういう仕事をしてあるんですかね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  今回、この工業団地の造成事業に伴いまして、まちづくり推進課の中の地域振興係内に、推進班を設置をいたしております。メンバーといたしましては、再任用の方が2名で、会計年度職員の方が2名で構成をいたしておりまして、主には、土地の所有権調査や相続調査で、今後、予定されております用地交渉などの業務に担ってもらうということになっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 今、私が、けど、参事ちゃあ現職じゃないとですか。参事ちゅう役職があったら現職じゃないんですか。参事とそのほかに入ってあるちゅうて聞いとるわけですから、職責の中で参事ちゅう意味をちょっと教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。参事につきましては、課長補佐級ということでの位置づけをいたしております。  今回、まちづくり推進課内には参事職ということで再任用職員を充てておりますが、再任用職員ですので、基本的には一般の正規職員と同等というような考え方でよろしいかと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) あなたの考え方を聞いておるんじゃないんです。機構として聞いておるんです。組織の体系の中での参事ちゅうことは、参事級じゃないんですよ。違うでしょう。参事という職責があるわけでしょう。ちゅうことは現職ちゅうことなんよ。そこのところ、きちっともう1回整理しとってください。これ以上言いません。  それじゃあ、その人たちが大体何を、どういう具合の仕事をしてあるかちゅうことは、細かくちょっと説明していただけますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。この宮若北部の工業用地造成事業につきましては、福岡県が過去に取り組みました久留米・うきはの工業団地に準じた事業となるということが想定されておりまして、今後、県とは役割分担をする基本協定を締結するという予定で進めております。  その中ででございますが、用地の補償交渉や契約につきましては宮若市が行いまして、売買代金の支払い及び登記に関する事務については、福岡県が行うということになっております。  この事業用地につきましては、地権者数が七十数名に上るために、こういった方の土地の所有権調査や、先ほど申した相続調査、それから今後予定されます用地交渉など、事務量が膨大になるということがございまして、こういった業務を担っていただくということになっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) それでは、買収とかそういうことに携わるという具合に理解しましたので、買収基準ちゅうとがあると思いますので、どういう具合の、宮若市が地権者の方から買収されていくのか。その買収基準をちょっとお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。買収事例、金額等のお尋ねだと思いますが、現在のところ、まだ価格等については決定をいたしておりません。近隣で取引が行われた事例等を参考に、今後、価格については検討してまいりたいというふうに考えております。  これにつきましては、事業主体であります県との協議も必要になってきますので、連携して価格については決定していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。
    ◯議員(16番 茅野  勝君) 買収に対する交渉について、どういう金額でどういう具合にしていくちゅう方法がまだ決まっていないわけですか。それじゃあ、地権者の人はこれだけですと言われたら、それだけの金額になるんでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。価格につきましては、先ほど申し上げましたように、今から調査を行って価格は決定していきます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 調査をするんですから、例えば、地域の参考事例でどうこうして、この金額でするとかいうような方法があると思うんで、そこんとこを聞いている。今からそれを考えるという話じゃなかろうと思うんですけど。  別に、ここの工業団地だけじゃなくて、行政が用地を取得するときの基準があるでしょう。そこんところを聞きよる。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。価格については、県が予算措置されております予算範囲内において、不動産鑑定を行いまして決定を行いたいと思っております。  以上です。  すいません、決定ではございません。価格を、交渉する金額を決めていきたいと思っています。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) じゃあ、不動産鑑定で単価が決まるということですか。そこの近隣の売買事例とか不動産単価を調べた中でされるというのが普通の常識と思うんですけど、何かまだその金額の選定も何かいい加減なことがありますね。  それじゃあ、ちょっとお尋ねしますけど、等値交換してくれちゅう話が出たときはどうしますか。売買したくないと、私は農業だから、農業をするんだから、代物──別に代替地を見つけてくれという話になったときはどうされますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。具体的にそういった代替地等、替え地のお話が出ましたら、協議に乗って進めていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) あなた、本当にそんなことを考えておられるんですか。今後、行政が何だか事業をするときに、全部、代替地が要ります、代替地が要りますって言われたとき、どうするんですか。  買収なら買収ちゅうところ、市長はいいですけど副市長、そこんところの考え方、どうなんですか。代替地が要るちゅうたら全部代替地で、宮若市の行政は今後、用地の買収をしていくんですか。そこんところ、ちょっと考え方をお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。先ほどから担当課長が説明申し上げておりますが、現在の段階は、地権者に調査設計に入ることについて同意を求めておりますが、いずれ議員が言われるように、用地交渉になった場合にどういうことをするのか。  基本的には県の予算ですので、不動産鑑定は1つの基準としながら、県と打合せしながら基準を整理しながら相手と交渉することになりますが、課長が言いますように代替地の要望があったらもう絶対だめですよと、買収しかないですよということではなくて、個別の案件でどういうことを求めてあるのか、どの場所に求めてあるのか等々を、ある程度詰めて、個別な対応をしていくということになると思います。  ただ、ほかの公共工事でも代替地が適当な対応ができるならば、代替地をする場合もありますし、なければもう買収をさせていただくということ。必ずこういう形で行くということは決まってはいないというふうに考えております。  ある程度、方針を定めながら臨機応変に対応していかざるを得ないのではないかということと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 全然答弁になっていないです。  じゃあ、今後、行政が用地の買収をしていくときには代替地を臨機応変に対応していくと。その場、その場で対応していくと、基準はないんだと。  それじゃああなた、これ言ったら悪いですけど、21ヘクタールか16ヘクタールの人がみんな代替地をくれって言ったら、別にどこかそれだけ代替地を見つけるんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。先ほどから話をしていますように、個別の案件でみんなが代替地を求めるかどうかというのは、(「分からんでしょう」と呼ぶ者あり)ですから、そのとき必ず代替地をするとかせんとかいう話ではなくて、やはりこの工業団地を実現していかなきゃなりませんので、それぞれ地権者の要望があれば、内容に詳しく入っていって協議をしながら、どうしても代替地等以外に求められなければ、一定の程度は取得するという話も整理せないかん。  あくまでもまず、予算自体が福岡県の予算ですので、県とよく連携をしながら、個別に当たりながらどういう対応をしていくかと、今からの課題になります。基準も方針も決めますが、議員が言われるように、可能性として全部が代替をくれという可能性があるじゃないかというのはゼロじゃないでしょうけれども、基本的にはほとんど考えられませんので、個別にしながら、どうしても農業をしているので農地が欲しい、代わりがないかというような話があれば、個別に対応できるかどうか、具体的な内容に応じて対応していきたいと思います。  現実に、他の市の工事でも、家が係ったときにちょっと代わりの土地が、どこか代替がないかという話があって、相手との希望を聞きながら適当な土地があって市が取得できて、交換ができればそれは対応いたしておりますが、やはりそれぞれの地権者の御意向も踏まえながら、個別に対応していくというのが通常のやり方だろうと思っております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 全然、認識が違うから、これ押し問答になって、そんなばかな話があるわけない。  じゃあ、別の方向でちょっとお尋ねしますけど、この5か所を選定方針、選定されたことについて、どういう時系列でどういう具合に選定されたのか。詳細にちょっと説明してください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。5か所の選定についてのお尋ねでございますが、この5か所につきましては、昨年の6月の定例会で報告書をお配りして、市長報告それから全員協議会、総務委員会にて報告、説明を申し上げております。  今回、またお尋ねですので改めて御説明をいたしますが、業務委託業者が市内全体の法的規制、インフラ状況それから交通アクセス等、様々な条件について調査、分析を行っております。  また、本市におきましては、トヨタ自動車九州が立地をいたしておりまして、関連する企業の進出が近接に進んでいるということを踏まえまして、宮田団地の近接性を考慮することとし、候補地の選定及び基準項目について決定をしております。  このように、様々な調査、分析を業務委託業者、コンサルタントが行いまして、その結果に対しまして市が決定をいたしております。  評価の基準は、各項目ごとにとても望ましいが5点、望ましいが3点、やや劣るが1点、問題ありが零点の4段階で評価をいたしまして、総合点でこの尾ノ上地区が最高点となりまして、優先候補地としていたしております。  評価項目は、大きくは4項目ございまして、その中にそれぞれの細目がございます。まず、1つ目が土地利用規制でございます。その中には、農業振興地域、例えば浸水想定区域、保安林区域などに関してでございます。  それから、交通アクセスにつきましては、トヨタ自動車九州までの距離、それからインターチェンジまでの距離、それと隣接する道路の構造などに関してでございます。  その次に、用地条件といたしましては、候補地の面積や平坦性の有無、現状の土地利用状況、それから埋設文化財の状況などに関してでございます。  最後に、供給施設といたしまして、工業用水までの距離、それから上水道の整備状況、電線の整備状況などに関して、それぞれ評価をいたしまして採点をいたしております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 非常にきめ細やかに評価されたと思います。  この評価基準は、そこの業者に宮若市がその業者を選定して、そこの業者に対するデータは、宮若市が出したわけですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。先ほど申し上げましたとおり、調査分析をコンサルタントが行いまして、その結果については市が決定をしたということでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) ちゅうことは、宮若市が評価したちゅう話じゃないですか。  それじゃあちょっとお尋ねしますけど、昨年の6月、このときにもう事業主体は決まっておったんですか。県との話はできとったんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。昨年の6月時点、この業務委託の結果を報告した時点で、県が事業主体になるというようなことは決まっておりませんでした。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) それじゃあ、事業主体じゃないところがここが候補地決めたちゅう話ですか。候補地5か所の中で、事業主体となるところはどこがいいか。付加価値や今後のいろんな問題でここが適切だとかいうようなことを決めたというんだったら私、分かりますよ。事業主体が何も決まらんのに、宮若市がここが最適地とすると決めたということですか。そこの業者は宮若市が決めて、そこのデータは宮若市が全部出したという具合に理解していいですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  調査は宮若市のほうが行いまして、この結果につきましては、報告書につきましては、県にもう提出を致しておりまして、その後、県に対して事業化にならないかというような協議を進めてまいっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 答弁にならん答弁をせんとってくださいよ。事業主体でもないところが、ここは候補地です。そして、事業主体はそうですかという話じゃないでしょう。5か所の候補地の中で、この中で選定していただけませんかというのが事業主体に言うべき話でしょ。事業主体もまだ決まってないのであれば、宮若市が勝手にするという話なんです。宮若市が自分のところで工業団地を造成するという話なんです。私の言ってること、分かられますか。それだったら、別に問題ないもん。宮若市が造成するからここ、自分のところでいろんなデータをして、ここは最適だと思ったから、倉久のそこの地域に選定したという話だったら別ですよ。後になってあんた、事業主体がここで、ここに決めましたからと、後先ないようなちぐはぐな話はせんとってください。  次に、時間がないので進めますけどね。これ、納得したことを言っとるんじゃないんですよ。地元説明会の中で反対意見は出なかったんですかね。それと、インフラ整備については話はなかったんですか。インフラ整備のことはちょっと聞きましたけど、反対意見とかインフラについてはどうしていくということを話し合われたんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  説明会の中での御意見でございますが、様々な御意見をいただいております。  具体的には、工業団地の用地を確定する測量同意について前向きな御答弁や、新たな工業団地造成に伴いまして、先ほど言われた交通渋滞の関係ですね。こういったこと、騒音問題、ごみのポイ捨て問題など、そういった環境悪化について危惧される御意見が出ております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) いろんな意見が出たということは、もう分かりました。そのことについて、プロジェクトチームはどう取り組んでいかれるつもりですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  いろいろな意見出されておりまして、一番は環境問題、環境悪化についての御意見でございました。プロジェクトチームがどう取り組むかということではなくて、この説明会の中で、地元の自治会長より、本事業に特化した対策委員会を設置したいという提案がなされております。今後は、このように対策委員会、倉久自治会を含めまして協議を重ねて、関係所管と連携いたしまして対応してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 先ほど、市長答弁の話と全然違うから私が聞いとるんです。市長は答弁されたとき、今年度中にはある程度の方向性を出したいというような具合で言われたと思うんですけど、私の聞き間違いだったら訂正さしていただきますけど。まだそんな段階じゃあんた、今年年内にあんた、あと何日ですか。できるんですか。全然話にならないやないですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  市長答弁の中では、年度内に本事業にかかわります役割分担ということで、市と県の役割を位置づけた基本協定の締結に向けて進めていきたいということで答弁をさしていただいております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) その役割分担についてきちっと決めていくということになると、もう決まっとかないと締結できんでしょう。そういう問題、全部市の中でやるんですか。事業主体やったら事業主体で、ここからここまで、宮若市の責任範囲、ここからここまではあなたのとこですよという話がきちっと決めた中でないとできんでしょう。地元説明会の中でも、そういう話がまだ決まってない。今からそういうことに取り組んでいくというのにできるんですか。ちぐはぐな話したらだめですよ。  それで、ちょっと聞いたところによると、これ非常にいいことですよ。なかなか話がつかなかったから、地元の方のところに副市長が何度も何度も行って、事業が進みますようにというお願いをされておるということを風のうわさで聞きました。そういううわさ話は聞くなと言われれば、不謹慎だと言われればそうかも分かりませんけど、行ってあることは事実だろうと思います。これ、行かれることは非常にいいことですよ。どんな話をしに行かれているんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。先ほど、課長が答弁申し上げましたが、ちょっと戻って申し訳ないんですけども、工業団地5候補地を決めるのを、市のほうで候補地を選択し、その中から優先していくに当たっては、まず、何が目的かと。  企業誘致を大きな事業施策として位置づけていきまして、その中で候補地を絞り、また、最適な候補地を選んでいったわけですが、開発整備の手法とすれば、民間にしていただく手法もありますし、茅野議員が言われるように、市がする部分もありますし、県にお願いをする分もあります。  県南のほうで県がした事例がございましたので、県のほうに要請をしていた。ただ、その役割をどうするかというのは、具体的には書き物、書面にして役割を決めていこうというのは、先ほど、市長の答弁で年度内にということがございましたが、今まで、県が予算化してくれる中での話では、用地に関することは市が責任を持って主体的に取り組むという形で話になっている。  そういう中で、まず、先ほどから言いますように説明会を開きましたが、用地交渉の前に、調査、設計が必要なわけです。県も予算は調査、設計だけを今上げておるわけですが、調査、設計をするには、地権者に入って調査をすることの同意が必要ですので、まず、用地交渉の前に、その協議をさせていただいております。  先ほどから、いろいろ工事の金額等が出ていますが、用地調査、設計をして、初めて具体的な数字がある程度固まるわけです。それは県のほうでするということですので、まだ決まってないと、公式には決まってないという状況でございます。  それから、私が出向いておりますが、多岐にわたる地権者の方が、多岐にわたる課題を提案をされております。各所管にわたる話をされております。ただ単に、用地の交渉の条件ではなくて、市の市政全般に対しての話があっておりますので、関係課を含めて、関係課協議をしながら、私も必要に応じてお願いをしに行って、協議を進めておるところでございますが、なかなか困難な状況等も見えますけども、全く可能性がないというわけでありませんで、可能性はありますので、粘り強く話をしていきたいというふうに考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) プロジェクトチームがあるのに副市長が出向いていかなければならないというほど難しい話だろうと思います。行かれることが悪いと。行くべきだと思います。何回ぐらい行かれましたか、もう。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。回数はかなりの回数行っておりますが、10回ぐらい行ったかと思いますが、まだ相手と話をしておる段階ですので、詳細な内容は控えさせていただきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。
    ◯議員(16番 茅野  勝君) これと同じような話があるんですね。事業主体が県で、過疎法の適用が切れたから県にして、そして地権者の方、こっちのほうは勝野・長井鶴線のことですけどね。地権者の方は、何も反対しておられるわけじゃない。売ると言ったら、売るお金の値段の折り合いがつかない。何度か副市長とは会われたらしいですけど、その方のところに副市長、1回でも行かれましたか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。御質問のその用地交渉だけで行ったことはございませんが、何度も家にお話をしに行った、過去には経過がございます。よく、人となりも存じております。  勝野・長井鶴線の県過疎でやっている工事につきましては、もうこの方が最後、茅野議員言われるように、用地の中の金額のことだけになっておりますが、いろんな角度から話をいっておりますが、なかなか金額が折り合って御同意をいただけないという状況になっておる。ただ、そういうことは大変厳しい状況になっておるのは事実でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) また答弁になってない。だから、その金額のことで、本人は何か、あなたに会いに何回か来られたらしいけど、あなたが本人のところに行かれたことはありますかと聞いとるだけですね。もう、それ答弁いいです。もう行ってないこと分かっとるわけやから。こっちは行かれる、こっちは行ってない。  それで、ちょっとお尋ねしますけど、この工業団地ができたときに、雇用される人数は大体どれぐらいになるんです。想定してあるわけですかね。従業員数が。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  立地する企業が、どういった企業が立地するかというのがまだ決まっておりませんので、それに対して、雇用人数はまだ想定できておりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) こんなに大きな事業をされて、地元からインフラ整備等の話が出ているのに、大体、これくらいの団地ができたら、雇用人数はどれぐらいになるということの把握もまだしてないと言われるんですか。  そして、ましてなおさら、聞かないかんのがあったんですけどね。地元の雇用はどの程度、そこで雇用できるのか。そして、地元に対して、それだけの雇用人数が確保できるのか。それによって、インフラ整備変わってくるんですよ。何にもできてないじゃないですか。  こんだけの面積でこれだけの工場ができてくると、大体、これぐらいの雇用人口は想定できるというようなことは想定しながら事業というのは進めていくんじゃないですか。まだそんなこともできてないんですか。そして、プロジェクトチームですか。早急に考えてください。  それじゃあ、この質問の最後に聞きますけど、この土地の地権者の中で、一番ようけ持ってあるのは何ヘクタールぐらい持ってあるんですか。それはもう、分かっておられると思いますのでね。名前を言えと言うたら問題になるから、一番ようけ持ってある方は大体、何ヘクタールぐらい持ってあるんですかね、これ。かかる土地の中で。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  今、ちょっと手元に資料がございませんので、数値的なものは分かりません。後で報告させていただきます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 後で報告じゃないのよこれ。大事な話しとるんですから、今聞きたい。すぐ分かるんでしょ。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  個別な案件、個人情報となりますので、御回答は控えさせていただきます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 今、副市長が耳打ちされてしよるんな。個人情報って、相手の名前を聞きよるんじゃないんですよ。持ってあるのが、一番最大の地権者の人は何ヘクタールぐらい持ってあるんですかと。それが何で個人情報になるんですか。名前を言えって言えば個人情報でしょう。20ヘクタールのうちの一番大きな地権者は何ヘクタールぐらい持ってあるんですかっと。一番肝心なことを聞いとるんです、私が。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。  細かい数字、先ほど申しましたように、資料を持ち合わせておりませんで、1ヘクタールぐらいお持ちかなと思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 私がちょっと聞いたところによると、げなげな話をしたら問題になりますので、分かりました。早急に教えてください。最大持ってある地権者の人が何ヘクタール持ってあるかですね。それは何ヘクタールぐらいということを言えないことはないわけですから、言ってください。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  これはいろいろ押し問答をしたってまだ、この問題は解決しとる問題じゃございませんのでね。それだけ言っておきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで10分間休憩します。                  午前11時20分休憩       ………………………………………………………………………………                  午前11時30分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) それでは、2点目の質問に入らせていただきます。  福岡県の中でもタブレットの授業について、いろいろ福岡市とか宮若市、北九州市、取り扱いがいろいろ違うと思うとですけど、どういう具合でそういう具合にこういろいろ取り扱いが変わるんですかね。大体義務教育やから一体化された中でが、1番いいと思うんですけど。それで、宮若市は大体どういう方法でどうされるのか、ちょっとお伺いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 学校教育課長。 ◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  お尋ねの福岡市、又は北九州市、そして宮若市の今後のということで答弁させていただきたいと思います。  まず、福岡市の状況のところですけれども、福岡市のほうはやっと1人1台のタブレットのICT環境が整って、報道でもありましたように、12月からの全小中学校での運用がスタートした。取組の状況でございますが、各教科の授業を中心に取組を進めているというふうに伺っております。  ただ、各教室の大型掲示板といいますか電子黒板等もありますけれども、それにつきましては今、整備中というふうに聞いております。  福岡市の特徴的なといいますか、先進的な取組をしているものがありまして、長期欠席の児童生徒の支援としてタブレットの端末を学校内の環境整備された別室を作って、そこに各教室での授業をライブ配信できるようにしている。そのような活用の仕方も福岡市では先進的に行われているように聞いております。  北九州市の状況ですけれども、北九州市は年度内、つまり12月中に1人1台のタブレット整備が完了予定と聞いております。その後運用がスタートするということで、具体的な内容等はまだ承知しておりません。  宮若市においてですけれども、宮若市は先ほどの教育長の答弁にありましたように、1月中にある程度整備が整います。今、宮若市で基本方針を策定しておりまして、情報教育推進計画を策定済みでおりまして、その作成を福岡教育大学教授からの指導を受けながらその取組を進めているところです。また、本年度より情報推進部会というのを立ち上げて、各先生方が授業を中心にこの活用を進めるようにしていきたいというふうに考えております。そのために研修の計画も進めているところでございます。  以上が状況と宮若市のこれからの方針でございます。以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 宮若市の義務教育の子供たちが1番いい方法でタブレットを利用されるのが1番いいと思うんですけれども、各地域でいろいろ格差があると。宮若市は学校にタブレットを置いておくと。持って帰られないと。福岡辺りは個人に。そういう計画を今、もう福岡はできておるんだと思うんですけどね。今、答弁の中では課長が言われたのは、今、それの計画を立てているんだと。私、今、聞いた範囲内では。それほど福岡の教育行政と宮若の教育行政の格差がもう既に出ていると。福岡は各自に持って帰らせるんだと。テレビでいろいろ報道しています。多分、一長一短があると思いますけどね。そういう格差がないように、今後1番いい方法でしていかれるのが教育委員会の方法だと思いますので。  教育長にお尋ねしますけど、最終的にはどういう方向でどうされていくのか。福岡地域と格差がないように、やっぱりできるだけ格差が少ないような教育行政を進めていくべきだと思います。教育長の答弁の中でもタブレットがあると随分家庭との連携が保てる、いろんな面で授業等もプラスになるというように私、理解したんですけど。そうだったらなおさらタブレットはみんなに持ち帰らせて、その中で授業を進めていくべきだと私は私なりに考えるんですけど。宮若市の教育委員会としての考え方をちょっと教育長にお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 教育長。 ◯教育長(中村 直史君) 限られた時間ですが、御答弁を申し上げます。  そもそもGIGAスクール構想の国が目指しておりますのは、1人1台端末を早期実現すること。校内でのネットワークを整備すること。それから、スクールGIGAサポーター、これを配置すること。そして、緊急時における家庭でのオンライン学習環境の整備というのがございます。ですから、今、おっしゃっていますように、家庭に持ち帰るということは十分想定した上での整備ということになります。ただ、学校に今、置いておくということについてどこからお聞きになったかちょっと私、分かりませんが、子供にもうとにかく投げ渡して、あんた持って帰っていいよっていうようなそういう整備の仕方は、これは管理がむずかしゅうございますので、ある程度のルールを作らねばならんかというふうに思っています。学習の中で、家庭で使ったほうがいいような場面が出てくるんだろうというふうに思いますので、そのときには子供たちが自分でインタビューをして写真を撮るとか、あるいは家庭で作業をしてくるとかいうような、そういう使い方は十分できるというふうに思いますので。どういう使い方がいいのか、これは国もこれからガイドラインを出すというふうに言っておりますので、子供たちによりよいそういう格差のないようなタブレットの使い方を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 宮若市の義務教育の大事な子供たちですので、いつも教育先進地でやっていかないかんということで聞いておりますので。当然、タブレットは投げ渡してぽんとやれるもんじゃない。授業の中でタブレットの有効な使い方を先生方が指導されていくと思いますので、1番いい方法で宮若市の義務教育の教育行政が先進地に引けを取らないような教育方針でやっていただきたいということをお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、茅野議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、清水議員の質問を一括してお受けします。4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君)〔登壇〕 4番、清水です。一般質問通告書のとおり質問いたします。質問内容といたしまして、本市における農業政策について問う。AI開発拠点について問う。リモートワークタウンムスブ宮若構想について問う。質問要旨といたしまして、それぞれ離農者及び新規就農者の推移は。AI開発センターと地元雇用と外国人雇用はどのようになっているのか。本構想について本市はどのような政策を行っていくのか。以上、3点について伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次、答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今清水議員から3件にわたりまして御質問をいただいております。順次、御答弁申し上げます。  まず、本市における農業政策でございます。その中で、この離農者、就農者の推移でございますけれども、まず離農者の推移ですが、毎年農家から提出をしていただいております営農計画書の申請件数を基に算出をいたしますと、過去3年間におきましては、平成29年度で9名、平成30年度で48名、令和元年度は7名で合計64名の方が離農されております。次に、新規就農者の推移でございますが、農政課におきまして受付をいたしました就農相談件数からの推計では、同じく過去3年間で申し上げますと、平成29年度2名、平成30年度3名、令和元年度7名で、合計12名の方が新規就農者になっておる状況でございます。  2点目のAI開発センターにおける地元雇用と外国人の雇用でございますけれども、現在旧吉川小学校の校舎を改修し、整備をいたしておりますAI研究開発施設につきましては、整備後の施設の運営についてはPFI法に基づくコンセッション方式を採用いたしまして、トライアルグループのいずれかの企業に運営権を付与する予定で整備を進めております。トライアルの計画によれば、同施設で働く従業員の数は開設当初は日本人エンジニアが主体となるとのことでありまして、外国人エンジニア等も含め、最終的には150人程度が働く見込みとなっておるようでございます。  地元雇用につきましては、同施設がエンジニア主体での利用となる施設であることから現時点では未定とのことでございます。  続きまして、リモートワークタウンムスブ宮若のプロジェクトでございますけれども、本年9月に株式会社トライアルホールディングスと連携協定を締結をいたしております。公共施設跡地等の多角的な利活用事業を推進をし、もって本市の地域振興と活性化を図ることを目的といたしておるところでございます。内容といたしましては、AI研究開発施設、農業観光振興センター及び地元農産物を使用したレストランについては官民が連携協力して整備運営に取り組むとともに、その他公共施設の跡地等で実施される事業について、協定の目的を達成するため必要な支援を行うことといたしております。これらの取組を推進することによりまして、今後、AI教室の開催による子供たちへの先端技術に触れる機会の提供や産官学が連携したインターンシップ受入など様々な分野での波及効果を期待いたしておるところでございます。  そのほかに、新たな取組といたしまして、文化芸術を活用したまちづくりを推進するため、宮若市、九州大学及びトライアルグループが連携をして、本市で国際アートフェスティバルの開催を予定いたしております。この事業を通じて、この事業を通して、本市文化芸術の振興はもとより、廃校の利活用による効果的な地域環境のリノベーション、若年世代を中心とした新たな層の交流人口の増加や本市のブランディング等に大きく寄与をしていくものと考えております。  今後も引き続き、リモートワークタウンムスブ宮若プロジェクト連携協定に基づき、トライアルグループと協力をしながら、多様な施策の展開により本市の活性化を図ってまいります。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 4番、清水です。農業政策から聞いていきたいと思いますけど、先ほど、市長答弁で離農者、3年間で64名ということでしたけど、離農者を減らすためにどのような政策を行っているのか、教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。議員お尋ねの離農者を減らす施策についてでございますけども、離農者を減らすと言いますよりも、農業全般の振興ですか、そういった形で現在、取組を進めているところでございます。  離農者については、詳細な内容については把握はしておりませんけども、基本的には離農される方の傾向といたしまして、高齢化、それから転居等による就農不能が主な原因、要因というふうに考えておりますので、離農者を減らすというよりも農地を守るという観点から、そういった方々が新たな農業経営に委託をされるとか、近所の方や知人等に農地の管理を任せていただけるような推進を現在、取り組んでおるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 分かりました。そしたら次に、新規就農について、本市独自でどのような政策を行っているのか、伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。新規就農者に対する市独自の施策ということですけども、基本的には国等の施策を中心に対応をさせていただいております。宮若市独自の新規就農者支援というのは、現在のところ実施はいたしておりません。市内全体の農業者を対象とした取組として、市独自の施策といたしましては、農業経営体の安定した収益につながりますように、農作物鳥獣被害防護柵等の購入費の補助ですね、いわゆるワイヤーメッシュ等の設置補助、それから土壌改良事業といたしまして、堆肥を圃場に散布する、それからジャンボタニシ駆除等の事業について、営農推進対策事業費補助金として、利用者に対しまして半額の補助を現在行っているところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) そうでしたね。農作物を檻の中に入れる政策やったですね。そしたら、先ほど、その分なんですけど、効果、その効果は分かる範囲でいいので、どんな感じなのか教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。効果といたしましては、例えば鳥獣防止策等の補助の、購入補助については、実質昨年度で申し上げますと57件の申請者がございまして、260万程度の補助金の交付を行っております。これによりまして、一定の被害の防除は実施できたんじゃなかろうかというふうに考えております。  それから、土壌改良事業、堆肥をまく分とか、ジャンボタニシの駆除等の補助助成についても、確かに一定の目に見える効果と、数字で表す効果というのは申し上げられませんけども、堆肥をまくことによって圃場が豊かになると。それから、なかなか駆除しても駆除しきれない、ジャンボタニシについても一定の、例えば稲の被害を守るとかそういった効果はあるというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) そうですね、僕から見て、私から見てですけど、大規模農家など認定農業者は優遇されているように感じますけど、小規模農家や兼業農家に対しての政策はどういったものがあるのか、お示しください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。確かに議員御指摘のとおり、認定農業者等を中心にいろんな各種施策の後押しはしている状況なんですけども、先ほども少し触れましたけども、離農の関係で触れましたけども、今、後継者不足、それから農業従事者の高齢化等によりまして、後継者の不在がだんだん増えてきているということは、農地の数は変わりませんけども、耕作する方が減っているということになれば、誰かがその離農される方の農地を守っていかなくちゃならないということにつながると思います。  そういった意味から、農地の集約化ですか、地域で農地を担っていただく方に農地の集約をお願いしていくというのは、やむを得ない流れなのかなというように考えています。  それから、土地利用者、小規模農家に対する施策につきましては、全体的な流れといたしましては、そういった小規模農家の方たちもだんだん高齢化になってきている状況でございます。そういったことからも、そういった農家の方につきましても、地域の一定程度の面積を耕作されてある農家に対しまして、農業の委託等のお願い等も今後発生するのではなかろうかというふうに考えています。そういった小規模農家に対する支援等については、先ほど御答弁申し上げました、鳥獣被害防止策等、そういった事業の活用をお願いしているというふうになろうかと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。
    ◯議員(4番 清水健太郎君) 小規模農家や兼業農家に対して政策がないのは、離農者を増やすということで、新規就農者が定着しない原因じゃないかなというふうに私は考えますけど、そこの点についてお示しください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。確かに、小規模等に対しまして、そういった主だった支援がないために、離農者が増えるということは一定考えられると思います。  しかしながら、小規模事業者に対しても一定程度の、先ほど申しました施策等を行っておりますので、直接の事業の後押しになるかどうかというのは分かりませんけども、小規模事業農業者に対しましても、そういった形での対応はさせていただいているところでございます。それが、新規農業者につながらないということではなくて、新規就農者につきましては、今後、新たに農業で生計を立てていこうという方たちでございますので、どちらかというと若年層の方が、40代、30代の若年層の方が中心となってこられてあると思います。  我々が営農相談、新規就農の相談を受け付けるときでも、大体そういった方が意欲をもって相談に来られるという状況でございますので、そういった方たちを拾い上げと言いますか、相談に真摯に対応していきながら、そういった意欲のある方たちについて後押しをしていきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) そうだと思います。そしたら、ちょっと重複する部分があるかもしれませんが、ここ1年間、コロナ禍において、新規就農者が増えていったのか、また、そこの年代別が分かったらお示しください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。今年度の、令和2年度の新規就農者の把握というのは、まだ行ってはおりません。今、窓口で受け付け対応をしている新規就農予定の方については、今、2名ほどいらっしゃいます。これは、専業農家として、今後も頑張って行こうということでございます。  令和元年度につきましては、令和元年度の新規就農者については7名がいらっしゃったわけでございますけども、その年代から申しますと40代が2名、30代の方が2名、20代の方が2名及び1企業で新規就農をされておる状況でございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) コロナ禍において、都会から田舎へ移住している傾向があるというふうに思います。この点を踏まえて、ちょっと次の質問にいきたいと思うんですけど。  AI開発センター…… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次、いくの。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 次にいきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで昼食のため一旦休憩し、午後1時から再開いたします。                  午前11時58分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後1時00分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 2点目について、AI開発センターについて伺いたいと思いますけど、AI開発センターの地元雇用について、今後、増えていく、未定ということでしたけど、予定があるのか伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(戸井 一晶君) 産業観光課長です。  地元雇用については、トライアルさんのほうに聞いておりますけど、具体的にどのタイミングで行うか等も含めて、まだ現在のところ、未定ということでございました。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) AI開発センター隣接でトライアル従業員寮を設けるということですが、外国人雇用について、どこの国で、どれぐらいの人数を考えてあるのか、お示しください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(戸井 一晶君) 産業観光課長です。  日本人を含めて、AIセンターでフルの従業員の状態になって約150名というふうに聞いておりますが、そのうち、あくまでも見込みという前提でございますけど、半分程度が中国人のエンジニア、それ以外にインド人などアジア系の外国人が入る予定と、そういう計画だというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 視点を変えたいと思いますけど、ファーウェイとティックトックに関して、ティックトックについて何か御存じであればお示しください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(戸井 一晶君) すみません。詳しい情報については、私、認識しておりませんけど、ファーウェイはたしか中国系の企業、ティックトックも中国関係が関係しているのではないかというふうに記憶はしております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) ファーウェイは中国に本拠地がある通信機器メーカー、ティックトックは日本でもはやっていますけど、アプリですね、スマートフォンのアプリになります。これに関して、アメリカはファーウェイ、ティックトックについて禁止、排除をしています。  それに関して、中国人雇用についてなんですけど、中国の国家情報法第10条で、国家情報活動機構は、業務上の必要に基づき、法に従い必要な方法、手段、経路を利用し、国内外で情報活動を行う旨規定している。そして、第7条で、国民と組織は、法に基づいて国の情報活動に協力し、国の情報活動の秘密を守らなければならず、国は、そのような国民及び組織を保護する旨規定をしております。  したがって、中国国家情報法の規定の適用を受けていない日本企業であっても、当該企業に中国人が関係している場合、そのような中国人が、中国の国家情報活動機構に協力を求められた場合には、中国国家情報法に基づいて協力を義務づける。そのため、日本企業が保有するデジタル情報が不当に中国の国家情報活動機構により収集される現実的、潜在的な危険性が現に認められております。  サイバー攻撃やサイバーテロなど問題になっている中、また、中国発祥の新型コロナ禍、本市において雇用されるであろう中国人は、AI開発、AIというのは人工知能です、人工知能を開発する。要はシステムエンジニアだというふうに思うんですけど、この点について、本市とトライアル側で話合いを行ったのか。また、話合いを行ったのであれば、どのような取決めになったのか、お示しください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(戸井 一晶君) 産業観光課長です。  トライアルと市との間で、今、議員が言われた内容について、具体的に協議とか話し合ったことはございません。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) と思います。この点に関して、自分はうんっみたいな感じに考えているんですけど、果たしてそれでいいのかというのを、もう一度、確認していただけたらなというふうに思います。宮若市民の情報等々を垂れ流しになるんじゃなかろうかなといふうに懸念がしていますけど、こうした中、今後、どのように把握していくのか。市民説明等行うのか。そこら辺をお示しください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(戸井 一晶君) まず、今後、トライアルとそういう面について話し合う必要性があるのかどうなのかということでございますが、基本的にトライアルと雇用される中国人エンジニアさんとの雇用信頼関係の中で、日本の中でビジネスを展開していただくということになりますので、日本の法に従って事業が行われるものというふうに、まずはそういうふうに考えておりまして、宮若市の市町村の課長としては、このぐらいしか答えは、今のところは、お答えはできない状況ではございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) トライアル側とのなんですけど、中国の法律でそういう法律があるんで、しっかりとそこら辺、確認して、協議してもらいたいというふうに思います。  このような法律があって、宮若市内で雇用されている以上、懸念があるというふうに考えますが、本市のシステムのセキュリティー等は安全なのか伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 情報政策担当課長。 ◯情報政策担当課長(吉田 哲也君) 情報政策担当課長です。  議員が御質問になられております、本市の業務システムについてでございますが、本市に限らず、各自治体の業務システムにつきましては、総務省のほうから厳しい基準を持って情報セキュリティーを保つように指導があっており、また、それに関して、随時、文書等により検査が行われております。  当然、本市におきましても、総務省の基準に基づいてシステム構築をしておりまして、情報セキュリティーについて万全の体制を取っておりますので、外部からの侵入ができないような措置は取っているところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 万全なセキュリティーということで、破る人は破るというふうに思うんですけど、ここら辺に関しては置いていきたいんですけど、AI開発で便利な世の中ができているのは、僕も実感しております。スマホ一つで何でもできる世の中に今、なっている状況ですけど、しかし、先ほどの質問でも聞いたと思いますけど、サイバーテロなどにおいて、近年では情報漏えいが多発しております。先日ではPayPayでさえ、何千万件という漏えいしたばかりです。こういった大手企業でも、こういったことがあり得るということです。デジタル上の人権侵害、ネット上での人権侵害、こういった状況の中、本市においても対策を考えていく必要があるというふうに考えております。  そのまま、次、最後の質問に行きたいと思いますけど、リモートワークタウンムスブ宮若構想についてですが、5月にトライアルの会長から説明会で聞いたとき、私は、私個人ですけど、宮若市は非常に便利な町になるんじゃないかなというふうに感じました。  しかし、そもそも、今、ネットショッピングの利用者は全体の58%、20代、30代では8割が利用している中、トライアルは本構想で小売のスーパー及びリテールAI開発を打ち出していますが、ほかにどのような事業を行うのか伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 秘書政策課長。 ◯秘書政策課長(吉村 浩子君) 秘書政策課長です。  トライアルの今後の事業についてでございますけれども、現在、施設整備を行いながら、様々な事業展開を検討されていると聞いております。とりわけ、今の質疑の中にもございました、旧ショッピングセンター跡地を活用しましたスーパーセンターにおきましては、配食サービスについて検討を進めているというふうに伺っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 配食サービスということですけど、先日、日本経済新聞の一部において、アメリカのアマゾンはトライアル同様、アマゾンゴー、また、アマゾンフレッシュというプロジェクトがあり、生鮮食品のオンライン販売を2時間以内に宅配ができるという名目で行っています。  アメリカアマゾン、中国ではアリババが行っていることを、今後、宮若市でも5年から10年ぐらいには、トライアルと一緒にやっていくんだろうというふうに私は思っております。  トライアルもドローンを飛ばしたり、又は宮若市はトヨタ自動車九州がありますので、トヨタの電気無人自動車などで自宅配達ができるような町になるんじゃないかなというふうに期待をしております。  もちろん、そういった中で、この構想で具体的に本市は特区申請など、今後、どのような政策を行っていくのか伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 秘書政策課長。 ◯秘書政策課長(吉村 浩子君) 秘書政策課長です。  それぞれ、今、おっしゃいました事業、トライアルさんが取り組んでいかれる場合におきましては、言われておりますとおり、規制緩和等ございますので、特区の申請等々、前向きにそういった規制を取り除くような協議を進めていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 次に、先ほど市長答弁でありました国際アートフェスティバルについて、どのような考えでいるのかお示しください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 秘書政策課長。 ◯秘書政策課長(吉村 浩子君) 国際アートフェスティバルについてでございますが、これはトライアルホールディングス、九州大学と本市、共同で実施するものでございます。  旧笠松小、それから旧西中学校、旧吉川小学校の廃校跡地のリノベーションに併せまして、九州を中心に活躍する若手アーティストの作品や国内外の学生のアート作品を募集し、選定された優秀作品の展示を行うというものでございます。  市長答弁にもございましたとおり、本市へ若年世代の新たな交流人口の増加が期待できることや、このアートによります新たなブランドの構築につながるなど、地方創生に資する産官学連携による事業であります。  まずは、このアートを活用した地域ブランディングに取り組みまして、宮若市の地域活性化を推進してまいりたいと考えておるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 大々的に打ち出したリモートワークタウンムスブ宮若をトライアルと宮若市が期待を裏切らないようにしていただきたいなというふうに思っております。  全体を通して、リモートワークタウンと聞いて、先ほども聞きましたが、コロナ禍において、都会から田舎へと移住している傾向があります。自分の近いところでも、30代現役世代が3名ほど、近隣の市町村に都会から移住してきて、リモートワークと農業を行っている状況であります。  ここで提案なんですけど、リモートワークというふうに打ち出したのであれば、リモートワーキング世代が空き家と耕作放棄地など、農地を抱き合わせて購入賃貸等ができ、移住して来る人が新規就農者としてスタートしやすいようにするなど、農業政策と空家対策、定住にもつながる、先ほど市長答弁にもありました若年世代を中心とした新たな層の交流人口の増加になると思いますが、最後に市長の考えや、今後の政策を伺いたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。リモートワークタウンムスブ宮若は大変期待をいたしておるところでございます。今後のトリエンナーレ国際アートコンペティションになるわけでございますけれども、今までにないような発想でございまして、これはトリエンナーレということですから、3年に1回のアートが実施をされるということで、ずっと継続していけるんじゃないかなと。  質問にありましたように、今、東京の人口が転入が転出を下回っているという、いわゆる転出が多くなっておる状況でございまして、まさにこの一極集中が徐々に解除していくんじゃないんかなというふうに私も期待をいたしておるところです。したがって、これは私どもにとって大変なチャンスであるわけで、これを受け入れるということになりますと、やっぱり職の確保。農業を中心として、いろんな職の提供という働く場所の提供が必要になってくるわけでございまして、いろんなパターンが農業に限らず想定をされるというふうに思っておりますし、提案のあるような空き家等も活用をしていきたいなというふうに思っておるところでございます。  質問にはなかったんですけれども、この国際コンペ、明日プレスリリースをトライアルのほうがされるようでございますので、これも大変併せて期待をしておるところです。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) トライアルが来るということで、せっかく打ち出したリモートワークタウンムスブ宮若構想について、市も独断でじゃないですけど、市もいろんな政策を打ち出して、先ほど市長答弁でもありましたように東京等、流出してくる人口が宮若市にも入ってきたらいいなというふうに思っております。  以上で、私の質問を終わりたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、清水議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 質問者と答弁者、マスクをされている関係上、非常に聞き取りにくいもんで、もう少し大きな声で発言をよろしくお願いしておきます。  次に、柴田議員の質問をお受けします。5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君)〔登壇〕 5番、柴田です。今回の私の一般質問は、コロナ禍における高齢者福祉支援について質問いたします。
     新型コロナウイルス感染が、世界を、今、なお震撼させている現状であります。日本全国的にも第3波とも言われる感染の拡大があり、福岡でも再びコロナ警報が発令されました。医療関係施設、福祉施設、学校、中小企業、ひとり親、生活困窮者など、どのジャンルを考えても支援は必要でありますが、その対策に注目が集まっており、本市においても様々な対策を講じていただいていることと思います。  その中で、この春からのコロナの自粛を受けた高齢者への支援策があまり浮き彫りにされていないのではないかと感じます。高齢者がコロナウイルスに感染すると、重症化に至るリスクは高く、感染予防は最大の課題であることやそれに対する警戒感、不安も大きなものであることは十分に承知をしております。高齢者の外出自粛には、高齢者自身が賛成の意見も多く、真面目に予防に取り組んでおられる方が多い中、一方ではその我慢のストレスが大きく、うつやフレイルの状態に陥る傾向も考えられます。実際に外出を控えて体力が衰えたり、認知機能が低下したり、栄養状態の悪化など、負の連鎖につながってフレイル、いわゆる虚弱の状態になっている高齢者が増えている状況もあるとお聞きしております。そうであるならば、これから未知の波に備える必要があり、行政はしっかりとその予防と支援に取り組む責任があるのではないかと、今回の質問内容になりました。  質問要旨としては、新型コロナウイルス感染予防で、外出自粛が多くなった高齢者の実態をどのように把握しているのか。高齢者福祉計画について、新しい生活様式に対応した高齢者への支援策について、以上の通告に従って質問いたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。  市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、柴田議員からコロナ禍における高齢者福祉支援についてということで御質問いただいております。  まず、1点目の外出自粛が多くなった高齢者の実態をどのように把握をしておるかということでございますけれども、市が現在委託をいたしております在宅介護支援センターの訪問による健康状態や生活状況等の調査のほか、市独自で実施をしております各種の福祉サービスや社会福祉協議会及び老人クラブなどの関係団体が行う見守り活動を通して、高齢者の実態について把握をさせていただいておるところでございます。  2点目の高齢者福祉計画についてですが、この計画は老人福祉法第20条の8に基づきまして、本市における高齢者福祉施策について、取り組むべき事項を定めるものでございます。  現計画におきましては、令和2年度末をもって計画期間が終了するため、今年度中に令和3年度から令和5年度までの3か年を計画期間とする宮若市高齢者福祉計画を策定することとし、10月10日からパブリックコメントを実施しておるところでございます。  3点目の新しい生活様式に対応した高齢者への支援策でございますが、感染拡大防止の観点から高齢者向けに行っている事業の一部について、一時期実施を見合わせておりましたが、現在では、厚生労働省から示されております新しい生活様式に沿って、感染予防などを講じながら再開をいたしておるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。市長より御答弁いただきましたが、もう少し掘り下げてお尋ねしたいと思います。  まず、コロナフレイルとも言われる状況をどのように認識されているのでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。先ほど、議員さんのお話にもありましたように、新型コロナウイルスの感染リスクを回避するために、重症化しやすいとされる高齢者については、外出を控える傾向にあると言われております。外出を控えることによって活動量が減る、そして人との交流が減ることで認知機能が衰えるといったことが懸念されますので、運動や栄養改善、そして社会参加など、何かできる対策を日常の生活の中に取り入れていくことが必要であると思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。コロナ禍になる以前は、外出や活動にも積極的に生活をされていた方が巣篭もり生活に変化することにより、社会や人とのつながりが切れたことで、心と体への影響は大きなものであると思います。  宮若市内においても、そのような状況の把握はされているのでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。先日、市内のある地域において、コロナ禍における生活についてアンケートを実施されたということで、その結果を市のほうに提出をしていただいております。  そのアンケートには、地域の皆様の様々なお気持ちが書かれてあって、「気軽に外出したい」「皆さんと交流し語り合いたい」といった声や、「コロナの前後で全てが変わってしまった」といった御意見もありました。  市でも介護予防教室等を再開しておりますが、感染対策のために以前とは違う制限の多い内容に変更になったにもかかわらず、それでも「外に出られるだけでもいい」「人と話ができるだけでもいい」「みんなの顔を見られることがうれしい」といった、以前であれば当たり前にできていたことに喜びの声をいただいておりますので、外に出られない、人に会えないということに大変大きなストレスを抱えておられるということを痛感しております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。実際に高齢者の方からは、「どうしていいのか分からない」「もうどうかなりそう」「助けてほしい」などの御意見や声が上がっております。  行政の相談窓口はどのような状況であるのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。コロナに関連した相談は、保健所に相談窓口が設置されているため、市への相談件数は多くはありませんけれども、市内のコロナの感染者数のお尋ねであったり、予防接種がいつから始まるのかなどのお問い合わせをいただいている状況でございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。なかなか声を上げられない、どこに相談していいのか分からないと悩んでいる高齢者や家族も多いのではないかと思います。  相談体制の強化や周知方法については、どのように考えられているのかお尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。新型コロナに限らずとも、メンタル面についての相談は市役所では健康福祉課のほうでお受けをしております。  新型コロナウイルス感染症についての相談は、主として保健所が窓口となっておりますが、市役所でも相談は受けておりますので、相談がある場合はとりあえず市役所のどこかに御相談をいただければ担当課につながることになりますので、遠慮なく御相談いただきたいと思います。  現在のところは、相談体制の強化の予定はございませんが、相談窓口の周知については広報やホームページなどにおいて継続して行っていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。コロナに対する直接の相談、先ほど言われましたメンタルヘルスに関する相談は、健康対策係の御担当の答弁でありましたが、まさにコロナ禍におけるこのような懸念が多くなる状況で、そこは担当係をまたいで連携を取ってしっかりと状況の確認を行っていただきたいと思います。  次に、行政窓口のみならず、もっと身近に高齢者が関われる自治会、社会福祉協議会、老人クラブなどの介護予防事業の実施状況はどうなっているのか、お聞きしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。各自治会の活動については把握ができておりませんが、健康福祉課では自治会からの依頼を受けて講師を派遣して介護予防教室を行っておりますが、昨年度の実績が95回であったのに対して、今年度は2回にとどまっております。  あと、社協の事業としまして、ボランティアの方がひとり暮らしの高齢者を対象に電話で声かけを行う「ふれあい電話」を実施しておられますけれども、こちらも昨年度と比較して、総じてお一人当たりのお話をする時間が長くなっているということをお聞きしております。  最後に、老人クラブについては、連合会で毎年開催しております健康ゲートボール大会が中止となった一方で、ふれあい訪問員の方が担当地区の高齢者宅を訪問して、健康状態や困っていることの相談相手として活動を続けておられると伺っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。昨年12月議会でも私、一般質問でいたしました。そして、9月議会においても、染矢議員からも質問ありましたが、このような緊急事態の対応のためにも、行政が行う高齢者の実態調査、アンケート調査は必要ではないかと思いますが、どのように考えられますでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。まず、介護保険のサービスを受けている方については、サービスを提供している事業所において、その方の状態の把握ができていると考えております。また、市の福祉サービスはもとより行政以外の関係団体による見守り活動などから、何らかの支援が必要と思われる方の情報が寄せられた場合は、改めて包括支援センターが訪問させていただいておりますので、アンケートのように一度に多くの方の情報を得ることはできておりませんが、市で実施している福祉サービス、あと関係団体の活動によって支援を必要とされる方について、ある程度は把握ができるのではないかなと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。関係機関や団体による活動も活発に行われていることは承知いたしました。そのような総括的な意見の集約や状況の報告は、今、お聞きした中では十分ではないと思います。ここが一番大事なところではないでしょうか。コロナ禍のこのような状況のときこそ介護支援が必要になる前の対策として必要ではなかろうかと思います。  先ほど、ある地域で行われたアンケートを提供していただいたとのことですが、そのような状況が必要と感じられたならば、なぜ自治体がそれを実施できないのでしょうか。市内には約9,000人の高齢者がおられます。全員とまでは言いません。無作為抽出の一部でも、より多くの生の声が拾えると思います。ぜひ御検討をいただきたいと思います。  次に、高齢者福祉計画についてお尋ねいたします。  来年度から3年間の計画を改定されるとのことですが、市民からのパブリックコメントも今月10日から市役所窓口やインターネットでも行われるとお聞きしております。しかし、3年前の改定のときのパブリックコメントは回答数はゼロ、今回の収集に当たっては、同じやり方では、さほど期待が持てるものではないのかと思いますが、そのあたりに対するお考えはいかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。パブリックコメントにつきましては、今月10日から令和3年の1月12日までを期間として、市役所の情報公開室、総合支所、生涯学習センター「リコリス」のほか、今回新たに市役所1階の多目的ホールでも実施して、より多くの方が計画案を見ることができるようにいたしました。  また、高齢者福祉係の窓口にチラシの掲示や、高齢者を対象とした事業の際にパブリックコメントについてのチラシを配布するなど周知に努めていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。高齢者福祉計画の今期までの計画と、現在つくられている素案はどのような変化があるのでしょうか。また、その内容の中に、新型コロナウイルス関連対策なども含まれているのかお尋ねしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。今回の計画の中に、コロナ対策に特化したものはありませんが、今後の計画として、新たに高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施することを盛り込んでおります。  この事業は、後期高齢者などを対象に保健師等の医療専門職が医療レセプトや検診のデータ、介護レセプト、要介護度等の情報などを把握して、フレイル対策や疾病予防といった高齢者の特性に応じたサービスに結びつけて、健康寿命の延伸、維持向上を目標とする事業になります。  この事業において、課題を抱える高齢者や閉じこもりがちで健康状態が不明な高齢者を把握していき、積極的に対象者のいる場所へ出向く訪問型の支援を通じて、必要なサービスにつないでいくことなどを予定しております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。福祉計画の施策項目の実際の事業は、これからも計画予定どおりにはいかないことも多くなると予想されますが、ここを見据えた対処が本当の支援につながっていくのではないかと思います。そういった場合、どのような対策を講じていかれる予定でしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。新型コロナウイルスの感染を想定した計画とはなっておりませんので、事業を進めていく中で、今後も不測の事態が起こることも考えられますので、そのときの状況に応じて、事業の内容や実施方法について見直しを行うなど臨機応変に対応していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。コロナ禍において、新しい生活様式やいろいろな制限の中、高齢者福祉に対する支援は、大きな柱に基づいて具体的なサービス支援も求められると思います。  私も、外出できなくても家でできる健康対策や家でも楽しめることなど、いろいろな支援内容について考えてみました。これは私が考えた中なんですけど、例えば、生き生きグッズ、脳トレとか筋トレグッズの配布、それからオンライン講習会、今ズームや動画の配信もよく見られている方もいらっしゃると思います。そのためには、インターネット環境を整える助成金など、ほかの自治体の取組事例も参考にできることも多いと思います。  市民の方からも、防災無線から聞こえる5時の音楽に合わせて炭坑節を踊ったら、これ結構いいよというアイデアも聞かせていただきました。こんな小さなアイデア、行動から生まれる一つ一つがとても大事だと思います。予算措置も必要になってくることもあるかと思いますが、先ほどの具体案に対する回答は要りませんが、今後、積極的な取組を期待いたします。  続いて、私は去年の12月の一般質問で、高齢者フレイル予防について質問、御提案をしておりました。先日、社会教育課担当の高齢者大学教養講座が開催されたとお聞きしましたが、私、参加できておりませんでしたので内容が分かりましたらお教えいただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 社会教育課長。 ◯社会教育課長(松尾 竜彦君) 社会教育課長であります。今年度は、コロナ禍におきまして様々な事業の中止や変更が多かった中、12月3日の日に宮田地区の高齢者大学の教養講座におきまして、「宮若いきいきスポーツクラブ」で健康運動実践指導者として活躍されております作本先生を講師にお招きしまして、「フレイル予防でいきいき健康長寿」と題しまして講座を開催いたしたところでございます。  講座の内容といたしましては、まずフレイルについての基礎知識を学習しながら、最終的にはフレイル予防のための筋肉トレーニングまで行ったわけでございますが、まずフレイルとは何か、また参加者個人のフレイル度チェック、またフレイルの原因について、フレイルを予防できる運動の種類について、そして最後に高齢者でも簡単にできる椅子を使った筋肉トレーニング、このようにフレイル予防につきまして順を追って丁寧に講座が進められておりました。  参加人数は、マリーホールの利用定員が現在40名としております関係上、高齢者大学受講者、また市内在住、在勤の方を対象として募集を募り、おかげさまで定員いっぱいの40名の参加があったところでございます。  受講者の反応といたしましては、「講師の話が上手でフレイルの説明も分かりやすかった」、「筋肉トレーニングは簡単な動きなので高齢者でも動きやすかった」、「トレーニングの中に脳トレを含めたストレッチがあり、楽しんで運動ができた」、このように受講者には大変好評な講座であったというふうに理解しております。  今年度につきましては宮田会場での実施でございましたので、来年度におきましては、若宮会場、いわゆる若生学級というところでございますが、そこでの開催を現在検討しておるところでございます。  内容につきましては、以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。先ほどの報告にもありましたように、これは一例ですが、フレイル講座などは同じ目的に向かった事業内容が社会教育課、高齢者福祉係、所管をまたいで実施できるものもあると思います。このような好評な講座や研修などは、もっと多くの高齢者や市民の方々に広めて、喜ばれるものであれば、社会教育の高齢者大学だけでなく、健康福祉課の高齢者福祉事業として行えるのではないでしょうか。  自治会や、もっと小さな単位の集まりの中で行われれば、大人数の集まりを回避することや、身近なところでの開催であれば、参加者も多くなる効果もあるでしょうし、要は行政内でも横の連携をしっかり図っていただき、このような取組にしてほしいという思いがあります。地域担当制の活用も、このような場では発揮していただけるでしょうし、ぜひ検討をいただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。現在、こういった御時世ですので、たくさんの方を集めての事業を開催するというのは難しい部分もありますので、身近なところでの講座の開催ということで、例えば、まちづくり出前講座における健康づくりに関する話であったり、あとは地域からの依頼を受けて、高齢者福祉係のほうで地域介護予防教室も行っておりますので、今後も感染の状況を踏まえながらの対応とはなりますけれども、予防の対策を講じて実施していければと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。行政内にとどまらず、行政職員や関係機関、関係団体、市民も含め、いろんな方が持っておられる知恵とアイデアを生かすために、例えば各代表者の検討会議を開催するなど横の連携をつくる体制づくりを早急に取り組んでいただきたいと思いますが、この点についていかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。現在、行政と社会福祉協議会、そして在宅介護支援センターを集めて、住民同士の支え合いの地域づくりに向けて、地域資源の洗い出しや地域課題などについて、定期的に協議を行っておりますので、そういった既存の組織を活用していく形で、老人クラブの方や民生委員の方などに協議に参加していただけるよう検討していきたいと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。そのような、市民も含めた連携体制をしっかりとっていただきたいと思います。  また、これは高齢者福祉だけに関係することではありませんが、「情報提供が欲しい」、「市役所に聞きたいことがあるんだけど」などの市民の方々の声をよくお聞きしますが、SNSを使ったツールとして、宮若市のLINEの公式アカウントの開設を提案したいと思います。  市のホームページはチャットポットの質問コーナーを設けられていいますが、スマートフォンの利用者の中では、多くの方がLINEを利用しているとの調査結果もあります。全国の自治体でもLINE公式アカウントを利用しているのは、自治体は約500、福岡県内でも、福岡県を含め24自治体、直鞍管内では直方市、鞍手町、小竹町も開設しています。
     LINEは、最近では高齢者の利用も増加しており、新しい情報を配信してもらえたり、一方通行の情報配信にとどまらず双方向のやり取りも可能なこと、高齢者へのサービスや災害、子育てなど多くの利用価値も生まれてくるものと思います。ぜひ御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 情報政策担当課長。 ◯情報政策担当課長(吉田 哲也君) 情報政策担当課長です。議員さんお尋ねのLINEの公式アカウントの開設についてでございますが、先ほど、議員さん申されたとおり、AIチャットポットというものを今、運用をしております。その運用を行う際に、LINEの公式アカウントというのが必要になりましたので、現在LINEの公式アカウント自体はございます。  その公式アカウントを使って市民の皆さんへ情報提供行うことについて、内部で検討を行ってまいりました。市の公式ということですので、一定のルールづくりが当然必要となりますことから、内部で検討を行いまして、来年の1月から実際にLINEの公式アカウントを使った情報提供を開始することとして、現在準備を進めております。  そのことに関しましては、1月の広報にも周知するようにしておりますので、そちらのほうを御覧になっていただいて、LINEの登録をお願いしたいと思っております。  実際に配信する情報につきましてですが、現在、考えておりますのが、災害であったりとかの緊急情報、それとあと、市からの行政の各種情報、そういったものを随時配信をしていきたいと考えておりますが、先進自治体の例を確認をしておったところ、情報の出し過ぎであったりとか、出さな過ぎであったりとか、そういったところが、市の公式のLINEが、いまいち普及しない原因であるというふうなところが、分析をされておりますので、そちらについても適度な量であったり、間隔であったり、そういったものを考慮しながら、運用を行っていきたいと思います。  来年度になるんですけれども、LINEのほうで市民の方、利用者の方が本当に必要としている情報を配信、それだけを配信するという機能が追加されるというふうに聞いておりますので、そちらについても導入の検討を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。宮若市LINE公式アカウントの運用が1月からされるということで、とてもよかったと思います。これも利用者が増えないと、先ほども言われましたとおり、意味がないことですし、普及のためには御家族間や知人関係で、利用に詳しい若い方から高齢者への周知も広めていただければと思います。  私も運用開始になりましたら、すぐに友達登録をして知り合いにも勧めていきたいと思います。  あと、もう一つ御検討いただきたいものに、コロナ禍で図書館の閉館や利用縮小も行われていたところですが、ほかの自治体では電子書籍の貸出システム導入が進んでいるとお聞きしました。この件につきましても御意見を伺いたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 社会教育課長。 ◯社会教育課長(松尾 竜彦君) 社会教育課長であります。先ほど、議員お尋ねの電子図書の貸出システムの関係でございますが、このシステムというのは、従来の出版物で用いられております紙、インク、そういった形式ではなくて、デジタルデータで作成された出版物をインターネット経由で、紙の本と同じように、検索、貸出し、返却、閲覧できるのが電子書籍の貸出システムと理解しております。  現在の普及状況を確認いたしましたが、全国におきましても113の自治体で普及率が8.2%、県下におきましても4自治体で導入されており、普及率としましては7.5%となっておりまして、決して普及率としては高いほうではないと思われます。  しかしながら、メリットといたしまして、24時間いつでも図書館が利用できるという、現在のコロナ禍では非常にありがたいシステムかなというふうには感じます。また、デメリットといたしましては、インターネットを経由しますので、利用者に端末とネット環境の整備が必要なのかなと、また、電子化された書籍の単価が紙ベースよりもちょっと高価になるというような情報もありますので、そういった新たな負担、また、電子化されている書籍に限りがあるということもありまして、読みたい本が電子化されていないという利用者の声も聞かれているようでございます。  しかしながら、現在のコロナ禍の状況を考えますと、外出しなくても手軽に本に親しめるという環境づくり、これにつきましても支援の一つであるのかなと思いますので、この件につきましても、ちょっと検討すべきものではないかなと思っておるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。今回はコロナ禍における高齢者への支援に目を向けていただきたいという思いで質問いたしました。市民の困り事に丁寧に耳を傾け、具体的な支援も早く取り入れてほしいと思います。みんなが大変なこの時期だからこそ、誰もが住みやすい優しいまちづくりをしていただきたいと願っております。  最後に、今までの具体的な質問、提案に対して市長のお考えをお示しいただければと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。高齢者福祉、私も高齢者の一人でございますけれども、これは非常に大切なことでございまして、今から長寿命化がもっともっと進んでいくであろうという時期には、しっかりとした対策が必要だと思っております。  ただ、コロナ禍だからこそ、高齢者に対して特別の手当というのは、所管のほうでは不十分ながらもやっておるところでございますけれども、これはやっぱり高齢者施策として日々の行政の業務の中で、統一して取り組んでいく必要があるだろうと思っておるところでございます。  ただ、最後の質問にありました、電子書籍については、ちょっと私は否定的でございまして、電子化進むのは、これは結構なことでございますけれども、やっぱり文化は文化としてしっかり守るような環境も併せて整えていかなきゃいかんのかなというふうには思っておるところです。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) ありがとうございました。電子書籍の貸出システムは少し後ろ向きな市長の御意見でありましたけれども、日常の生活の中でも高齢者の支援、対策というのも十分していただきたいと思いますけれども、私が今回、質問したのは、コロナ禍における環境の変化にもっと注視をしていただきたいという思いでございました。  新型コロナウイルス感染による困難は、まだまだ続いていくかもしれませんが、行政と市民が手を携えて、この難局を乗り切っていけたらと思っております。  これで、私の一般質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、柴田議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで10分休憩します。                  午後1時56分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後2時05分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、染矢議員の質問をお受けします。6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君)〔登壇〕 6番、染矢です。質問事項は、新型コロナウイルス対策についてお伺いいたします。  質問要旨は、新型コロナウイルス感染症の予防と啓発活動についてお伺いいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、染矢議員から質問を頂きました新型コロナウイルス対策についてでございますけれども、現在、新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的にもまた福岡県でも感染者が増加をしております。  本市におきましては、12月5日までで、陽性の方が、14名発生をいたしておるところでございます。  本感染症の予防につきましては、人にうつさない、人からうつされないよう、市民の皆様が意識を持ち、日常生活を送ることが大変重要であるというふうに考えております。  このような予防対策の啓発といたしましては、広報宮若生活において、感染予防対策や、医療機関受診についての流れ等を、掲載をするとともに、市の公式ホームページにおきましても、国や福岡県の施策等を含めまして、情報を公開し、啓発を行っておるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 6番、染矢です。毎日のように、感染者過去最多というニュースが流れてきています。市民も、不安を抱いていると思うんですけども、そこで、市民からコロナに関する相談等の状況をお尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。健康福祉課で、これまで受けてきた相談につきましては、今年の2月、3月頃は、マスクの購入先についての問合せを主に受けておりました。その後は、マスクをしていない人がいる、若者が集まって騒いでいるといったような情報が寄せられたこともありました。また、国からの給付金が交付されるといった報道が始まりましてからは、給付金の受付開始日や、交付時期についての問合せを多く頂いておりました。  新型コロナに関する症状等についての相談は、保健所が窓口になっておりますので、市民の方からの相談は少なく、症状がある場合の連絡先や市内の感染者の件数、ワクチン接種についてのお問合せが時々あっているといった状況となっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 6番、染矢です。インフルエンザは、38度以上の高熱が出る確率が高い一方、新型コロナウイルスでは、37.5度以上を発熱の目安としておりますが、発熱があるといった相談等はあっているのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。発熱などの症状がある場合の相談については、ホームページや広報で、医療機関や保健所に相談していただくよう周知を行っているためか、支援の相談は特にあっておりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 6番、染矢です。病院等で感染対策のため、消毒、検温を行っておりますが、この頃は手の消毒のところに、顔認識で自動検温器の設置をよく見かけます。本市での来庁者の感染対策は、どうなっておりますか、お尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。市役所でも、入り口に消毒液を設置しておりますので、庁舎内にお入りいただく前に、消毒をお願いしているほか、窓口のパーティションやカウンターなど、こまめに消毒を行っております。  また、トヨタ自動車九州の課長会様からの寄附金を活用しまして、体温検知器を購入させていただく予定で、今議会において、補正予算をお願いしているところでございます。購入後は、市役所の本庁舎に設置をして、来庁される方の感染対策に役立てていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 6番、染矢です。今月、熊本や北海道等で、自治体職員の感染者が出ております。職員の感染予防対策については、どのようにしておるのか。また、職員が感染した場合の対応は、どうなされているのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。職員に関してのお尋ねでありますので、私のほうで御答弁させていただきます。  職員の感染予防対策につきましては、これ、市民の方にお願いしておる部分とほぼほぼ変わりません。当然、マスクの着用、それから、手指消毒、手洗いの徹底、こういった部分を職員にも徹底させるようにしております。  併せまして、登庁前に検温するように、職員の方には促しております。37.5分以上の熱、発熱がある場合は、まず上司のほうに報告して、指示を仰ぐというような形の態勢を取っております。仮に発熱がある場合は、一応登庁せずに、医療機関を受診すると、その後の報告を行わせるというようにしております。  また、職員の家族等が、例えば、濃厚接触者ということで、そういう形で、何ていいますか、指定された場合、これにつきましても、同様に、その家族の方のPCR検査等を行った結果が出るまでは、登庁を控えるようにということでしております。  ただ、いろいろ対策を講じておりますが、職員が感染した場合は、基本的には庁舎の除染作業等々がまた出てくるかと思いますので、状況によっては、業務を停止して、除染作業に当たると。除染の期間にもよりますが、場合によっては、本庁を閉鎖した場合は、支所でできる業務を行うと、そういった形で、臨機応変な対応が出てくるかと思います。  あと、職員関係につきましては、現在、年末で、飲食を伴う機会が多い時期ではございますが、基本的には、大人数での会食は控えるように、指示をいたしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 6番、染矢です。コロナ禍で、病院の受診の控えとか、また、外出自粛をしている方も多いと思いますが、宮若市でインフルエンザの予防接種の状況、また、インフルエンザワクチンも、足りていないという話も聞いておりましたが、ワクチンの流通状況がどうなっておるのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。インフルエンザの予防接種につきましては、10月から実施されておりますけれども、65歳以上の定期接種の対象者について、今年度は、自己負担分を福岡県が助成を行っている効果もあるためか、昨年の同時期と比較しまして、かなり多くの方が接種している状況でございます。  ワクチンの流通については、一度に全てのワクチンが出荷されるわけではありませんので、10月の末には、予防接種の予約ができないという市民の方からの相談も受けましたけれども、医療機関も、入荷の予定がはっきりと分からないために、予約を受けられないといった時期も発生したようでございます。  市においても、医療機関の状況を確認し、市民の方からの相談に対応できるよう、努めているところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 宮若市の特定健診が、毎年行われておりますけども、密にならないための対策、また、コロナの影響でどうだったのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。市が実施しております健診、総合健診については、毎年6月から2月まで実施している分のうち、6月については中止をして、7月から再開をいたしました。  密を避ける対策としまして、受付時間を延長して、15分ごとに区切って受付を行っております。  受診者の数につきましては、現在のところ、昨年の同時期よりやや少なくなっておりますが、6月に中止した分の健診については、1月と2月に追加して、実施することとしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 時間の延長とかで、対策に取り組んでいるので、ちょっと安心いたしましたけれども、この間、テレビで、大分県の日出町が、コロナ対策ということで、ニュースで流れておりました。ハローキティで有名な、ハーモニーランドがある日出町では、こんなときだからこそ、皆に元気と笑顔を届けたいと、人気キャラクターを活用し、町民が、日本全国を元気づけるためのショートムービーを作成しておりました。これは、ユーチューブでも御覧になれる、閲覧できるんですけども、大変町民が、みんなでコロナを吹き飛ばすというような、とても明るく、元気の出るようなショートムービーでありました。  宮若市でも、キャラクターを使って、何らかの取組を行ってはどうかと思いますが、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。本市のイメージキャラクターとしましては、追い出し猫がありますけれども、今のところ、健康福祉課では、具体的な取組についての検討は行っておりません。  宮若追い出し猫振興会におきまして、追い出し猫を活用した新型コロナウイルス感染症の啓発チラシを作っておられますので、こちらを窓口に掲示したり、配布を行うなど、必要に応じて活用をさせていただいているところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 6番、染矢です。次の質問は、柴田議員とちょっと重なるかもしれませんけども、平成27年に、宮若市市制10周年記念講演を行いました。医学博士でもある、参議院議員の秋野公造氏の講演でしました。胃がんは、ピロリ菌駆除でなくせるという講演で、何人かの方がこの講演を聞いて、ピロリ菌を駆除したという話も聞いております。議員さんの中にも、早速ピロリ菌を駆除するということで、された方もおります。ピロリ菌を駆除された方は、ほとんどの方がもう胃がんにならないということで、大変安心されている方もおると思うんですけども、大変効果があったと思います。  そこで、こういう専門家によるコロナ対策、またコロナ予防についての、市民向けの講演や、またセミナーを行ってはどうかと思いますけども、よろしくお願いいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。専門医によるセミナーを開催することにつきましては、「密」を避ける対策が必要となるために、市民全体を集めての開催は難しいと考えます。市では、出前講座を実施していますので、自治会単位等の小集団での開催や感染対策が可能な状況であれば、保健師等での対応は可能かと考えております。  以上です。
    ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 最後に、ちょっと市長にお尋ねするんですけども、本当にデジタル化の時代で、来年の1月からもアカウントを始めるということでしたけども、多くの人が集まることができないのであれば、ライン配信などを使って開催していただきたいと思いますけども、市長にお考えをお尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。コロナ対策に関しまして、様々なツールを使っての情報発信というのは、これは当然、必要だというふうに思っておりますが、ただ、コロナ対策に関して言えば、今も情報があふれておりまして、その中でどういう情報選択をするのかというのが、私どもにとっても非常に分かりづらいところ、いろんな論点から議論が交わされておりますので、これがベストという、基本的な手洗い、うがい、消毒、それから「3密」を避けるとかいうものは、これは基本的なスタンスでいいんだろうと思いますけれども、これ以上の情報提供というのが、何か特化された情報提供ということになればいいんでしょうけれども、なかなか難しいのかなと。ただ、情報発信としていろいろなツールを使っての発信は、しっかりやっていきたいというふうに思っております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 以上で、一般質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、染矢議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、和田議員の質問を一括してお受けいたします。10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君)〔登壇〕 10番、和田です。質問通告に従いまして、1回目の質問をいたします。  今回は、2点ほど質問事項を上げました。  1点目は、国保の減免についてであります。  質問要旨としましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、3割以上の収入減少が見込まれる世帯については、国保税が減免されると聞いております。どのような制度なのかお尋ねをいたします。  2点目については、職員等の公正な職務の執行に関する条例について質問をいたします。  この質問は、私は何回も質問をしております。今回は、質問要旨を変えてみました。要旨としましては、制定したこの条例の目的を果たしている条例となっているか、お尋ねをいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次、答弁を求めます。  市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、和田議員から2点にわたりまして御質問いただいております。順次、御答弁申し上げます。  まず、国保の減免についてでございますけれども、その内容についてでございますが、新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免制度の概要についてでございますが、主たる生計維持者が新型コロナウイルス感染症によって死亡した場合や、重篤な傷病を負った場合には、国民健康保険税は全額免除となります。また、新型コロナウイルス感染症の影響によって、収入が3割以上減少した場合など一定の基準を満たす世帯においては、2割から10割までの範囲で国民健康保険税が減免となります。  なお、本市の新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免の状況は、令和2年11月末時点で、申請件数が27件、減免金額は503万7,300円となっておるところでございます。  続きまして、職員等の公正な職務の執行に関する条例についてでございますが、本条例につきましては、公正な市政の運営と、市政に対する市民の信頼の確保を目的といたしまして、職員等による法令遵守の確保、不正行為の防止及び職員等に対する不当要求行為に対して講じる措置、併せて平成18年4月に施行されまし公益通報者保護法に基づく公益通報者の保護及び通報に係る措置を定め、平成21年4月から施行をいたしておるところでございます。  本条例の運用状況につきましては、第1回広報等で周知を行っております。条例制定後、現在まで不当要求等に該当する案件の報告はあっておりませんが、潜在化が懸念される事案への対応策として、アンケートの実施や相談体制の充実など必要な措置を講じてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 先ほどの市長答弁の中では、11月末現在で27件の申請があったということが言われました。これが多いかどうかはちょっと分かりませんけども、この減免については、国保の世帯にいろんな条件がまた関わってくるというふうな複雑な問題が書かれておりますので、一つ一つ尋ねてまいります。厚労省から、このことに関して事務連絡あるいは通知が来ていると思います。その内容についてお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(斉藤  潔君) 税務収納課長です。国からは2回に分けて文書が届いております。  1回目は、本年の4月8日付で厚生労働省の国民健康保険課長並びに総務省の市町村課長の連名で発出された事務連絡が1点ございます。  2回目は、5月1日付で厚生労働省の国民健康保険課長名で発出されました、新型コロナウイルス感染症に関する通知がございました。こちらはどちらも国民健康保険税の減免基準とその減免基準に従いまして、市町村が国民健康保険税を減免した場合の減収分につきまして、国が補助金で補填をするといった内容となっております。  本市では、国の基準どおりに対応しております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 2回に分けて通知が来たということであります。今、課長は、本市はこの国の通知に従って行っているということであります。  私はこの質問に当たりまして、ほかのある自治体においては厚労省の理念に反する申請の手続きを行っているところがありました。ですので、この質問を行ったわけでありますが、宮若市においては厚労省の理念に沿ったものであるということで、安心をいたしました。と同時に、この減収分は国が補填するということでありますが、全額補填するのか。それと、この減免に当たってどのような人が減免の対象になるのか、お尋ねをいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(斉藤  潔君) 税務収納課長です。1点目の減免に対する国の補填についてでございますけれども、国からの通知によりますと、減免した分については全て国が補填を行うという内容になっております。  2点目の、どのような人が国民健康保険税の減免の対象となるかということでございますけれども、国基準によりますと、まず、主たる生計維持者が新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになった場合、又は重篤な傷病を負った場合には、国民健康保険税は全額免除となります。  また、新型コロナウイルス感染症の影響で、主たる生計維持者の収入が前年と比べて3割以上の減収が見込まれる世帯であって、なおかつ生活維持者の前年の所得が1,000万円以下であること、そして、事業収入以外の前年の所得の合計が400万円以下であることが減免の要件となされております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 今、課長は事業収入など3割減少についての方と言われました。であるならば、この判断はどのようにするのかお尋ねをします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(斉藤  潔君) 税務収納課長です。収入の3割減の判断につきましてですけれども、国民健康保険税の減免に当たりまして、減免申請書を提出していただきます。その場合、申請時までの一定の期間の帳簿ですとか、あとは給与明細書などから年間を通じた収入の見通しを立てた収入状況申告書というのも、併せて御提出していただくことになっております。  市では、この提出していただきました申請書と関連資料の内容を確認させていただいた上で判断をして、減免額を計算させていただいております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 確認の方法を、今、課長が言われましたけども、3割の減収はと言われました。しかし、基本的には3割となっておりますが、厚労省とのある団体がヒアリングをしました。その中で、直近の合理性が認められれば、直近の1か月でも申請を受けなさいということがなされております。課長、そのことを十分、3割じゃなくて1割でも申請ができるということを念頭においてください。  それから、見込みで3割以上減少すると判断して、減免はしたものの結果として収入が3割以上減少しなかった、そういう場合はどうなるのか。これも、私、先ほど申しましたように、ある自治体においては3割減少していなかったと、厚労省は見込みでいいというふうな理念を、見解を持っております。しかしながら、3割減少しなかった場合、不正とみなすというように申請書に書いてありました。本市についてはいかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(斉藤  潔君) 税務収納課長です。  申請時点において、年間の収入が3割以上減少する見込みであったものの、結果として3割以上の減収にならなかった場合も考えられます。  ただ、これは国からのQ&Aにも追加で説明がございましたけれども、不正に収入を過少に見込んで申請していると認められる場合を除いては、減免の変更や取消しを行うものではないというふうにされておりますので、本市においても国からの通知に従いまして事務処理を進めてまいります。  国の基準におきましては、申請時において減収は見込みであって差し支えないというふうにされておりますので、こちらの減収分につきましては、国からの減収補填も認められるということになっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 国保の加入者にはいろいろと世帯構成で違います。ここでお尋ねしたいのは、世帯主が社会保険に加入していて世帯員のみ国保に加入している場合、世帯主の収入が減少した場合でも対象になるのか、お尋ねをいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(斉藤  潔君) 税務収納課長です。  和田議員おっしゃいますように、国保の加入の仕方にはいろいろなパターンがございます。先ほどおっしゃいましたように、世帯主が社会保険に加入している場合であっても、世帯員が国民健康保険に加入しているのであれば、その方は国民健康保険税の納付の義務を負っていると判断いたします。その方の国民健康保険税の減免の要件が満たされるのであれば、その方は減免の対象になるということでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) それでは、世帯主以外の世帯構成員の収入によって生計を維持している場合もあります。その人が、今、言われる主たる生計維持者になるのかどうか、その点について。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(斉藤  潔君) 税務収納課長です。  和田議員おっしゃるとおり、世帯主以外の世帯構成員の収入で生計が維持されている場合、その世帯の実情を考慮いたしまして、その方を主たる生計維持者とみなしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 分かりました。  減免の割合なんですが、先ほどの市長答弁では10割もあるというようなことを言われました。段階によって違うんだろうと思いますので、その点についてお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(斉藤  潔君) 税務収納課長です。  先ほどの御説明と重複する部分もございますけれども、主たる生計維持者が新型コロナウイルス感染症によって死亡した場合や、重篤な傷病を負った場合には国民健康保険税を全額免除いたします。  次に、新型コロナウイルス感染症の影響によって、主たる生計維持者の収入が前年に比べて3割以上減少した世帯の場合につきましては、前年の合計所得金額に応じまして、今後、支払うべき国民健康保険税の2割免除から10割免除の5段階の免除割合というふうになっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 先ほどの社会保険の加入の件でありますけども、今度の場合は、世帯主は社会保険に加入し収入は減少していません。しかし、自営業を営んでいる妻は国保に加入し収入が減りました。その場合は減免の対象になるのか、お尋ねをいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(斉藤  潔君) 税務収納課長です。  世帯主が社会保険に加入で収入の減少がない、そして、自営業の妻は国保加入で収入が減少した場合でございますけれども、この場合は減免の対象になるのかというお尋ねでございますけれども、世帯主が主たる生計維持者であって、世帯主の収入が減少していない場合になりますので、この場合は国民健康保険税の減免の適用外ということでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) この制度を知らない国保加入者に対して、どのような周知をしているのかお尋ねしたいのと、売上減少による、例えば持続化給付金、あるいは宮若市独自の中小企業等緊急支援金などの申請を商工振興係で行ったりしております。せっかく窓口に持続化給付金、あるいは中小企業等緊急支援金の申請に来たにもかかわらず、同じく国保加入者であった場合、この制度を知らないまま帰っているというのを見受けておりますし、私も相談を受けております。そういう場合、横のつながりの連携というのはどうなっているのか、お尋ねをいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(斉藤  潔君) 税務収納課長です。  1点目の、国保税の減免に関する周知方法についてでございますけれども、国民健康保険税の納期が始まりますのが7月末からということになっておりますので、私どもといたしましては、広報、宮若生活の6月以降から、新型コロナウイルスの影響で納付できない場合などは猶予できる場合がございますのでお早めに御相談をというようなお呼びかけを、各納期のお知らせに併せて、簡単な文書ではございますけれども、お呼びかけをさせていただいております。  また、7月号の広報、宮若生活におきましては、新型コロナ対策の主な支援策を見開きで、いろいろな事業、いろいろな部署にまたがる政策を見開きで分かりやすく紹介した経緯がございます。また、市の公式ホームページにおきましても、国保税の減免に関する情報は掲載させていただいておるところでございます。  2点目の、各所管の連携はどうなっているのかというお尋ねでございます。御承知のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響に対します各種支援策、今、和田議員さんおっしゃいましたように、国の持続化給付金にはじまりまして県の持続化緊急支援金、市の中小企業等緊急支援金などの給付制度に加えまして、緊急小口資金の特別貸付ですとか、新型コロナウイルス感染症対応資金などの貸付制度、さらには税になりますけれども、市税や国保税、それから国民年金保険料などの支払の猶予制度とか、減免制度、多岐にわたってそれぞれの部署が対応している状況でございます。  そのような状況の中、国保税の減免制度の周知を図るための横連携についてでございますけれども、議員おっしゃいますように、支援金の給付は受けたけれども国保税の減免を知らないまま、ちょっとお帰りになってしまった方がいらっしゃるということでございます。ちょっとその件については、現実問題として連携が不十分であったと言わざるを得ないと反省をいたしております。  現状をしっかりと受け止めまして、それぞれの窓口において、例えば国民健康保険税の減免は税務収納課に行ったら相談が受けられますよ、御相談されましたかというような、そういった一言が申し上げられるように、言って差し上げられるように、逆に税務収納課の窓口にいらっしゃった方に、ほかの支援制度を活用なさったかどうかをお尋ねができるように、共通のチラシを作成するなどをいたしまして、各所管の連携強化と周知方法の改善に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 横の連携をしっかりとやっていただきたいというふうに思います。私がこの質問をしたきっかけというのは、先ほど申しましたように、ある自治体においては水際作戦とも取られるようなこと、厚労省の理念に沿ったものでないものを行っているのが明らかになったので、本市においてどのような状況かお尋ねをしました。横の連携、あるいは厚労省の理念に沿ったものにするということで安心をいたしました。  それでは、次の質問に移ります。  職員等の公正な職務の執行に関する条例について、先ほど言いましたけども、これは何回も質問をしています。質問要旨としまして、今回は、この条例は制定した目的の条例となっているかとの質問に対して、先ほどの市長答弁では、アンケートの実施、相談体制など必要な措置を講じるという答弁でありましたので、再質問はもういたしません。  ただ、この条例の中の19条、この場でもう文言は言いません、19条と25条、これをしっかりと守っていただきたい、そのことを申し上げて、私の質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、和田議員の質問を終了いたします。       ────────────・────・──────────── ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここでお諮りいたします。冒頭で申し上げましたように、本日の一般質問は、10番、和田議員の質問で終了したいと思いますが、これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 御異議なしと認めます。
     それでは、これにて本日の会議は終了し、残る質問については、明日15日にお受けすることにいたします。  本日は、これにて散会いたします。                  午後2時47分散会       ────────────────────────────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃  会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃    令和2年12月14日                           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 宮若市議会議長  遠藤 嘉昭          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  山元 秀一          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  藤嶋 嘉子          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ Copyright (c) MIYAWAKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....