宮若市議会 > 2020-09-14 >
令和2年第4回定例会(第3日) 本文 開催日:2020年09月14日
令和2年第4回定例会(第3日) 名簿 開催日:2020年09月14日

  • 緊急地震速報(/)
ツイート シェア
  1. 宮若市議会 2020-09-14
    令和2年第4回定例会(第3日) 本文 開催日:2020年09月14日


    取得元: 宮若市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    2020年09月14日:令和2年第4回定例会(第3日) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開議 ◯副議長(谷口 重隆君) おはようございます。地方自治法第106条第1項の規定により、副議長が議長の職務を行います。  本日の出席議員は16名で定足数に達しております。これより令和2年第4回宮若市議会定例会を再開いたします。  それでは、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。よって、この議事日程に従って、本日の会議を進めてまいります。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯副議長(谷口 重隆君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、6番、染矢議員、7番、安河議員を指名します。       ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯副議長(谷口 重隆君) 日程第2、一般質問を行います。  今回は、お手元の一般質問通告書のとおり、10名の議員から14件の通告があっております。したがって、この一般質問通告書の順により質問をお受けします。  なお、地方自治法121条の規定により、市民窓口課長、会計課長、監査事務局長には出席を求めておりませんので、御了承お願いいたします。  また、1日目をどこで終了するかについては、会議の推移を見ながら私のほうで判断し、会議に諮って決めたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願いします。  また、いつも申し上げておりますが、的確な質問と簡潔なる答弁をお願いいたします。  それでは、和田議員の質問をお受けします。10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。質問通告に従いまして、1回目の質問をさせていただきます。  今回は、質問事項としまして、学校再開後の子供たちの学び、心身のケアについてお尋ねをいたします。  質問事項としましては、3点ほど上げました。
     1点目、子供たちの現状は今、どうなっているのか、お尋ねをいたします。  2点目については、新型コロナ禍での授業の中身についてお尋ねをいたします。  3点目、「学びの保障」総合パッケージが出されております。その件についてお尋ねをいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。教育長。 ◯教育長(中村 直史君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。  和田議員からの学校再開後の子供たちの学び、心身のケアについて問うという御質問に対して御答弁を申し上げます。  まず、1点目の子供たちの現状についてでございますが、学校を再開した6月は、コロナ不安や環境の変化により、欠席する子供が各学校に数名おりましたが、1か月経過した頃には、コロナ不安等により欠席する子供は減少し、現時点では同様の理由で欠席する子供の報告はほとんどあっておりません。  次に、2点目の新型コロナ禍での授業についてでございますが、現在、各学校が本年度の教育指導計画を見直して進めており、3密対策を講じて教育活動を進めております。  最後に、3点目の「学びの保障」総合パッケージでございますが、このパッケージには、長期的な新型コロナウイルス感染症対策と子供の学びの保障の両立に向けた人的、物的な体制整備等の国の施策が取りまとめられております。本市では、このパッケージを活用して対策を行っているところであります。引き続き、子供たちの学びの保障、心身のケアを大切にして、コロナウイルス対策に取り組んでまいります。  以上で、答弁終わらせていただきます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。 ◯議員(10番 和田 善久君) ただ今、教育長の答弁では、1か月を経過して、コロナに関する欠席が見られないということでありました。  それでは、再質問をさせていただきますけども、今回の長期の休み、そして短い夏休みを終えて、子供たちは学校が始まってうれしい反面、コロナのことを考えると嫌だ、集中できない、すぐいらいらしてしまうなどの不安などとか、ストレスを抱えているのではないかというふうに思っております。と同時に、手厚い教育、柔軟な教育が必要ではないかというふうに思うのですが、その点について。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  新型コロナウイルス感染対策による臨時休業の影響は、目に見える姿はなくとも、全ての子供の心の中に何らかの不安やストレスを抱えているものと思っております。そのような子供たちへの対応は、和田議員の御指摘のとおり、手厚い教育、柔軟な教育が必要であります。  本市では、学校再開に当たり、心のケアを柱とした基本方針を策定し、子供一人一人の心身の状況把握に努めながら、スクールカウンセラースクールソーシャルワーカー等の関係機関と連携した取組を行っているところでございます。  また、一人一人の学習状況を把握しながら、個に応じた学習指導や補充学習などの学習支援を通して、確実な学習の定着を目指して、現在取り組んでいるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) スクールカウンセラーなどということで、子供に対して取り組んでいるということでありました。  今回の質問に当たって、私は課長に資料を渡しております。この資料は、国立成育医療開発センターが出したものであります。その中で、子供たちの困り事、子供たちの心の影響、そして子供たちが相談したいこと、子供たちの回答の集計が渡した資料であります。今、子供が置かれている立場が、この資料でよく分かると思います。これを参考に、子供に寄り添うことが求められているのではないかというふうに思うんですが、その点についてお尋ねします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  事前に頂きました国立育成医療開発センターの資料ですが、子供たちの困り事や相談したいことの上位が、友達と会えないこと、学校に行けないこと、そして勉強のことの相談がありました。コロナ禍の中で子供たちは今までにない経験を重ねておりますので、一人一人の困り事に寄り添うことが学びの保障につながるものと思っております。  特に勉強のことに関しては、小学校6年生や中学3年生の最終学年には、学習に対する不安感を解消するために、進路保障に向けた指導の充実を図り、補充学習等を丁寧に行うようにしております。また、最終学年以外の子供たちにとっても、不安に寄り添いながら、学習の理解状況を見極め、実態に応じた対応に取り組んでいるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 最終学年、小学校6年生と中学3年については、やはり不安があると思います。それによって詰め込みという授業はなるべく避けていただきたいというふうに思っております。  新型コロナウイルス感染症対策専門会議の新しい生活様式の事例として、身体距離の確保を提言をしております。これは前回の6月議会の中でも聞きましたけども、これを受けて、本市の教室でも行われているというふうに聞きました。当時、レベル1でありましたが、6年生は1メーターの身体距離が確保できないということで、体育館で授業したというのを聞いております。今の学校の身体距離の確保はできているのかどうか、お尋ねをします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  国が示しております学校の新しい生活様式では、密集を避けるために身体的距離の確保として、人との間隔は最低1メートルを空けることとしております。  御指摘の体育館を教室とした6年生ですが、その学級は学校を再開した6月は、教室よりも広い体育館を活用しました。7月からは本来の教室に戻っております。その際、教室に置いていた給食テーブルや棚、移動できるものを教室の外に出して、子供と子供との距離が1メートル以上確保できていることを教育委員会も確認しております。  本市では、学校再開に当たり、全ての学校の教室の実際を見て、1メートル以上の距離が確保できていることを確認しました。  また、身体的距離の確保と併せて、換気を十分に行うこと、マスクを着用することで、3つの密を避けることに取り組んでおります。  今後の感染状況が厳しくなる場合は、空き教室を活用するなどのさらなる取組の工夫が必要になってくると考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 今後、コロナがどういうふうになっていくかちゅうのは誰も分かりませんけども、今、課長の答弁におきましては、そういう場合、空き教室などを使って対応したいということであります。で安心をいたしました。  それでは、質問に入ります。日本教育学会が提言を、9月入学よりも、今、本当に必要な取組を、より質の高い教育を目指す改革ということで、5月12日に発表いたしました。この提言の中で、教員10万人を増員するという提案をいたしております。  しかし、国の第2次補正におきましては、僅か教員は3,100人であります。小中学校10校に1人の割合であります。それと同時に、学習指導員は6万1,200人、スクールサポートスタッフは2,600人の配置の第2次補正予算でありました。  教育学会が提言しているものに届かないもののことがあっております。教育学会の提言は根拠があって、教員の10万人を提言しておると思います。  本市宮若市におきまして、宮若市の教育委員会として、教員数の情報は何らかの形でつかんでおられるのかどうか、その点について。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  先ほどの情報を何らかの形で持っているかという御質問でございますが、国の第2次補正で3,100人の教員ということにつきましては、最終学年の指導に充てるという国の説明は受けております。その後の教員数の動きについては、まだ説明を受けておりません。  また、少人数学級の動きにつきましては、教育再生実行会議において、その方向で提言がなされるということを聞いているところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 3,100人の教員は最終学年に充てるということで、小学6年生、中学生3年と思うんですけども、今、私が先ほど言いましたように、10校に1人で、宮若市において、これが当てはまるかどうかちゅうのは、全く見当がつきません。  そこで、教育委員会としては、教員数の把握はしてないということでありましたので、私が持っている資料で説明というよりも、質問ではないんですけども、お伝えしておきたいというふうに思います。  教育学会の提言の分析によりますと、60歳で教員免許保持者が約10万人のプールが存在しているということであります。そこでは、退職者について、過去10年の定年退職教員は全国で20万人、そのうちの半分が既に任期つきの任用教員や非常勤講師で活躍をしていると想定しますと、60歳で約10万人の潜在的な人材のプールがあるということになります。  20代、30代で100万人を超える人材があるとも分析をしております。40代においては教職氷河期というのがありました。教員になりたかった方が大勢いると分析をされております。この氷河期のときに教員になれなかったという方々が相当おられるということが、分析で分かっております。  そこで、6月5日、事務次官の通知が届いておると思うんですけども、コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン及び新型コロナウイルス感染症対策に伴う児童生徒の「学びの保障」総合パッケージに沿った教育を行うのが、子どもの権利保障ができるのではないかというふうに思うんですけども、その点について。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  先ほど和田議員がおっしゃられたとおり、国が示す「学びの保障」総合パッケージには、新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドラインと子供の学びの保障に関する基本的な考え方と支援策がまとめられております。  その中には、学校における感染防止対策、そして児童生徒の心身の状況の把握の在り方、学習指導の進め方などが示されており、本市では、このパッケージを活用して行っているところでございます。  本年度は、コロナ対策により規模の縮小や、あらゆる場面での感染防止策を十分に講じ、学校ならではの教育活動となるよう努めて取り組んでいるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) パッケージに沿って行っているということであります。  それでは、質問に入りますけども、今回の補正予算にも上がっておりますオンラインの整備についてですが、次の感染拡大の波に備えて、教員と各家庭のオンラインの整備を進めることも必要ではないかなというふうに思いますが、その点についてお尋ねします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  お尋ねのオンラインの整備を進める必要性についてでございますが、本市では、臨時休業中に家庭学習等の課題を解説する動画を作成し、映像配信より取組を行ってきました。  今回のGIGAスクール構想の前倒しにより、第2次補正予算で、市内の全小中学校の児童生徒に1人1台端末の整備費を計上させていただいたところです。  次の感染拡大の波に備えるためにも、また子供の学びを止めないためにも、これから整備していく環境を生かし、ICT機器を活用した双方向性のある授業づくりの取組を積極的に進めていきたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 新型コロナウイルスによって、我々もそうですけども、生活様式が一変いたしました。子供への感染リスクは、できるだけ低く抑えたい。しかしながら、学校の閉鎖は、先ほど聞きましたように、子供に別の極めて深刻なリスクを与えることが分かっております。  現時点での国の臨時休校の方針は、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式が出されております。その内容についてお尋ねします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  学校の新しい生活様式につきましては、感染状況に合わせて、これまでも改訂版が数回出されております。最新版としましては、9月3日のバージョン4で、臨時休業の方針が3つ、示されておりました。  1つは、学校で子供や教職員等の感染者が発生した場合の臨時休業です。その場合は、保健所による濃厚接触者の範囲の特定や検査に必要な日数等で臨時休業が措置されます。濃厚接触者がいない場合においては、必ずしも臨時休業の必要はないとされています。現在は、感染症が発生した後、1日から3日間の臨時休業を実施してから学校を再開する例が多く見られております。  2つ目でございますが、感染者が発生していない学校の臨時休業です。これは地域の感染状況が悪化し、感染経路不明の感染者が多数発生している場合に、社会経済活動を一律自粛することで行われます。その場合は、感染者が発生していない学校であっても、児童生徒や教職員の通学・通勤圏の行動範囲における蔓延状況により、臨時休業の措置が取られるようになっております。  3つ目が、特措法に基づく臨時事態宣言の対象地域となった場合の臨時休業です。市長による休校の要請、あるいは休校の協力要請がある場合に、感染者が発生していない学校であっても、臨時休業の措置が取られることとなっております。  以上が、国が示している臨時休業の3つの方針でございます。  いずれも臨時休業の措置については、衛生主管部局教育委員会と連携し、専門家からの助言を受けて判断されることとなっております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 3つの方針で対応すると、いずれかで対応するということでよろしいですね。  7月初め、全国知事会会長、市長会の会長、町村会の会長の3者が連名で緊急提言を出しました。その中で少人数学級編制を可能とする教員の確保を文部科学大臣に要請をしております。  学校教室で、先ほども伺いましたけども、身体距離が確保できない学校もあるわけであります。スーパーあるいはコンビニ辺りは、レジに2メーターの身体距離の確保をしております。しかしながら、学校での距離が1メーターしかできないという矛盾が出てきておるわけであります。  そこで、9月8日の政府の教育再生実行会議の中で、少人数学級の議論がなされたという報道がありました。この3者の提言がよりよい、いよいよ動き出したのかというふうな思いであります。3者の提言が実現することを望みまして、一般質問を終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、和田議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) 次に、神谷議員の質問をお受けいたします。8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。8番、神谷でございます。  今回、学童保育の運営について伺うということと、要旨といたしましては、学校保育の安全面及び対策について、事業計画の中にて9月の補正予算計上に当たり、学童保育建設計画にて所管課の事業計画に当たり、保育園も隣接している状況にて、各所管と協議をなされた中にて事業計画が進められたかという点についても、お伺いをさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。ただ今、神谷議員からの御質問、学童保育の運営について伺うという御質問に対しまして御答弁申し上げます。  御質問の宮若西小学校から宮若西学童保育所までの登所につきましては、県道福岡・直方線及び市道福丸・下有木線を経由して移動をいたしておるところでございます。  登所時の安全対策につきましては、年度の初めに宮若西学童保育所の指導員、子育て福祉課及び教育委員会の職員により、交差点等における安全指導を実施をいたしておるところでございます。  また、教員、県警、県道整備事務所等道路管理者による通学路の合同点検におきまして、学童保育所の登所に係る要改善箇所について要望を行うとともに、学校に対しても児童生徒への注意喚起を依頼しておるところでございます。今後も学童保育所を利用する児童が安全に登所できる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 先ほど市長答弁の中で、合同点検がなされたということでございますが、この点検でどれぐらいの箇所が指摘をなされたのかという点を、まず1点、聞きたいと思います。
    ◯副議長(谷口 重隆君) 子育て福祉課長◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。  宮若西小学校、それから西学童保育所に関しての合同点検につきましては、まず県道と市道が交わっております交差点の、車などが交差点に進入してきた場合の安全対策、それから市道福丸・下有木線の歩道の整備について要望をいたしております。数としては2か所ということでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 点検箇所、改善箇所2か所ということですけど、少し視点を変えてお話をさせていただくと、学童保育の整備をする前に、要するにインフラ整備というのが一番大事じゃないんですか。要するに本市のインフラ整備、多くの議員の方々も発言をなされております。市民の安全、安心の確保をすべき内容が、本当に学童保育施設建設に当たって、十分に協議をなされたのかという点についてお伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 子育て福祉課長◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。  今回の学童の整備に当たりまして、今、神谷議員さんから御指摘頂きましたように、過去にも教育民生委員会のほうから提言書の提出などもなされまして、安全性についての御指摘を頂いております。  旧若宮小学校の跡地の整備につきましては、利活用方針を定めまして、これまで協議がなされてきております。そういった中でも西学童の整備、それから西学童への登所時の安全対策については、協議をしてきた経緯もございます。  ただ、なかなか難しい部分もございまして、登所につきましては、先ほど市長答弁にもありましたように、交通安全指導などを中心とした安全対策をやるということで協議を行ってきたところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) それでは、事業計画を行うに当たって、安全の確保については、どのような検討をされたのか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 子育て福祉課長◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。  旧若宮小学校の定住ゾーンの整備などにおきましては、セットバックなどの方法についても話があっておりまして、そういった安全対策を取るということも協議をしてまいりました。ただ現状、旧若宮小学校の跡地利用に関しては、現在、計画の見直しも行われておりますので、現状としては、交通安全指導を実施をしていくという対策を取らせていただいております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) それでは、建設課のほうにお聞きをさせていただきますが、市道福丸・下有木線、これは当初県道でございました。町道、そして今度、合併してから市道というふうになっております。  この現状、今の歩道の設置年数、それから現状までの歩道の点検回数、年間、どれぐらい点検を行われているのか。それと、この歩道の補修・改修、今の現状の確認をされたかということをお聞きさせてください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。  今、神谷議員お尋ねの過去の経緯のほうでございますが、市道福丸・下有木線でございます。昭和55年12月27日付、これ告示をされておりまして、このとき県道室木・下有木・若宮線から旧若宮町において、町道福丸・水原線として移管されております。平成18年2月の合併により宮若市になりまして、路線名を市道福丸・下有木線と改めております。  このときに、昭和55年12月の時点で歩道は整備されていたのであろうということで、これは確実な確認はしておりませんけど、周りの方からお聞きする中では、そういう状況であったということでございます。  点検回数ですけど、目視等の点検は行っており、近年では平成26年、これ合同点検の折にもありましたが、この歩道に鉄でできた、歩道から水路のほうに転落を防止するための防護柵がございました。この防護柵は、平成26年度の点検時で、腐食状態がかなりのところ見受けられましたので、平成27年と28年度、2か年におきまして、総延長で約120メーター間、転落防止柵を今、敷設替えを行っております。  そして、これが続きまして、今、現状についてなんですけど、先ほど子育て福祉課長のほうからもありましたが、合同点検も含め、それとこれが去年でした。令和元年6月定例会において、産業建設委員会及び教育民生委員会の連名で、福岡県に通学路の安全対策を早急に進めるよう意見書を提出していただき、県道の交差点のたまり場のところについては、安全柵のほうが県のほうで設置され、本市としましては、土木建設課としましては、交差点の改良、県道から約、福丸・下有木線、約100メーター区間の左折レーン等も含めたところで、現在、整備計画を実施中です。この折にも、今年度、詳細設計のほうを発注して、一部歩道の確認等も行っておる状況でございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) なぜ、こういう質問をさせていただくかということは、学童保育事業は、もう2年前から建設を行わなくてはいけないという形で事業は進められております。要するに安全面を考えた中で、所管課同士、話合いをなされた中で事業計画を進められているのかということなんですよ。  この現状の歩道というのは、今、建設課の、土木建設の課長、おっしゃいましたけど、入り口は、それは結果的にコンクリートか舗装か分かりませんけど、あの間、約百何十メーターは鉄板ですよ。鉄の上を歩いていっているんですよ、水路の上を。それが劣化して、結果的に私も何度もあの道、歩道を通らさせていただいていますが、これ大丈夫かなと。劣化状況がどういう状況なのか。そういう点検をなされた中で、事業計画を進めていっているのが、僕は正しいんじゃないかと思うんです。それが学童と市民との安全を守るための歩道になっているのかということなんです。  なぜ、こういう計画をなされる前に、結果的に所管課同士が子供たちの安全、市民の安全を守るためには、インフラ整備が一番重要だという考えを所管課同士、意見が出なかったのかと。これが非常に僕としては悲しく思うんです。  昭和55年と今、おっしゃいました。昭和55年に今の歩道ができて、結果的に合併して18年、これ劣化状況を詳しく説明してください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。  先ほども御説明させていただきましたが、26年度において、まず歩道の現況調査を行った際、手すりのところ、防護柵のほうの腐食が非常に危険だったために、ここは変えております。  それと直近でも水路の下側のほうから確認する中で、腐食している状況も一部見受けられますので、ここの区間の補修整備は検討していかなくてはならないと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 若宮小学校、この跡地、これ結果的に測量終わっているんですよね。総務委員会の中で、財産処分に当たり、市民の安全を守るためには、今の水路では、水路の上に歩道がかかっているのでは、安全性が保たれないから、セットバックをするようにという指示まで出して、マンションの建設計画の提案がなされた時点では図面ができているんですよね。その辺は確認をされて、この事業計画を進められて、安全、安心な学童保育事業が行えるかという点についてお聞きします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。  議員、今の御質問ですが、当時、方針としましては、該当する区間、これが旧若小の左側になります。今、話の中でもあります、市道の福丸・下有木線、それと今度、逆に、これが西側に位置します。これも市道で糸遊・福丸線、それと南側、これがバスセンターに隣接するところの千田・宮ノ後線の3路線について、当時、若宮小学校跡地の定住化計画の中で、歩道部分についてセットバックという考えの下、協議はしておりましたが、その中で定住化の計画書に一部行わせることも検討しておりましたが、若小の跡地の整備計画については現在白紙の状況であるため、また今後、若宮小学校跡地の整備計画と整合を図りながら、必要な箇所、整備を検討していきたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) そしたら、もう一点聞きます。今の歩道を結果的にマットはぐられて、結果的に現状どうなっているか。排水溝の下に潜られて目視ということですが、そういう点検はなされた経緯がございますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。  舗装面についてははぐっておりませんが、水路の下、潜って、要は裏面のほう、目視での確認は行っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) これ以上、申し上げませんが、本市の事業計画、子育て福祉課だけの問題じゃない。要するに学童保育を建設すれば、子供たちの安全は守られるんですか。そうじゃないんだと僕は思うんですよ。  皆さんがおうちを建てられるとしましたら、結果的に自分のうちの計画を立てるためには、まず道でしょう。入り口をどういうふうにして確保していって、そこに自分の車が入るように、安全な道を確保するかということが、一番大事なことじゃないんですか。  これ学校教育の一環ですよ、これ、子育て支援、学童保育事業というのは。そういう意見が皆さんから出ない。そして、建物だけ建てれば、結果的に子供たちの安全は守られるかということではないと僕は思うんですよ。早急に今の歩道をセットバックしていますんで、同時の施工を考えるべきだと思い、私の一般質問終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、神谷議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) 次に、安河議員の質問をお受けします。7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。私は、災害対策について伺うということで、令和2年7月の豪雨災害をはじめ、度重なる自然災害において、亡くなられた方の御冥福を心からお祈り申し上げるとともに、被災された全ての方々に御見舞を申し上げます。  質問要旨といたしましては、災害時におけるコロナ対策について伺う。  2、本市における分散避難の考え方について伺う。  3、指定避難所の考え方について伺う。  以上、3点を伺います。よろしくお願いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、安河議員からの御質問、災害対策について伺う。  まず、1点目でございますけれども、災害時における新型コロナウイルス感染症対策についてでございますが、避難所等における感染のリスクを下げながら、災害リスクに対応をしていかなければならないことから、各避難所には、手指消毒液や非接触型の体温計、マスクをはじめ、従事する職員にはゴム手袋等を配置することとし、避難者の検温チェックを行うとともに、マスクの着用や人と人の間隔を空けるなどの3密対策の徹底を図ることといたしております。  次に、2点目の本市における分散避難の考え方についてでございますが、新型コロナウイルス感染症の流行により、指定避難所以外に避難する分散避難の重要性が高まっております。本市におきましても、自宅等で安全が確保できる方には在宅での避難をはじめ、知人や親戚宅等への避難、車中泊避難等の複数の避難方法について、市広報紙等にて、この周知を行っております。また、トヨタ自動車九州等の民間企業に協力を要請し、民間施設についても一時避難所として活用するなど、避難所での3密対策を講じることといたしておるところでございます。  3点目の指定避難所の考え方でございますが、災害発生時の避難所につきましては、災害対策基本法により、市町村長が指定をしなければならないと定めております。また、指定に際しましては、同法施行令により施設の規模、速やかな受入れ体制の確保等、複数の要件が定められておることから、小中学校や社会教育施設等の公共施設を指定をすることといたしております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 再質問をさせていただきます。  まず、避難所での感染対策についてお聞かせください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  まず、避難所での感染症対策ということでのお尋ねでございますが、避難所の運営につきましては、3密を防ぐようなスペースの確保あるいは避難者の健康状態のチェック等の感染防止対策の徹底が必要であるというふうに考えております。  先般の台風10号の折にも、自主避難所として開設をさせていただいた経緯がございますが、発熱者等を隔離するパーティションあるいは消毒液、それから感染症対策備品の配備等々を行っておるところでございます。あわせまして、避難して来られた方につきましては、検温による健康状態のチェックを行いながら、その徹底を図ってまいったところでございます。万が一、避難されて来られた方に感染を疑うような方がいらっしゃった場合には、避難者名簿というのは当然作っておるわけですが、その後の追跡調査ができるように、もう漏れなく今回は記載をしていただいたというところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) それでは、本市の備蓄品の状況や避難所の環境については、どのようになっていますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  まず、本市の備蓄品の状況でございますが、現在、食料品については約6,900食、それから、水、飲料水、これにつきましては約2,000リッターの備蓄をいたしております。それから、その他、毛布やマット等の寝具、それから、パーティション等の備蓄をいたしておりまして、また今回、補正予算のほうにもお願いをいたしておりましたが、パーティションや簡易ベッド、これらの追加費用ということでお願いをいたしておるところでございます。  避難所の環境ということでの御質問でございますが、現在、開校中の小中学校等、公共施設におきましては、基本的にはエアコンが設置されておるところでございます。また、一部の避難所には、先般、Wi─Fiの環境整備も行っておりますので、そういったところで災害情報等をスマートフォン等で入手できるというような状況が現在は整っておるというところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 課長の答弁では、食料が6,900食、水は2,000リットルと言われましたが、備蓄の数は十分なのかお尋ねします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  備蓄の数が十分なのかというお尋ねでございます。  なかなかこの備蓄、どの程度備蓄しておったら十分なのかというふうなところがあるわけでございますが、現在、本市におきましては、福岡県が地震に関する防災アセスメント調査報告書というのを出しております。これによりますと、本市域を含みます西山断層帯、これによる地震が起きた場合の避難者を2,255人というふうに想定をいたしております。この数値を基本にしまして、福岡県備蓄基本計画というのが定められておりまして、その中におきまして、令和3年度までに避難者の一日分以上の備蓄に努めなさいというようなことで定められております。それから申しますと、本市の場合は、食料で申し上げますと6,765食ということで、この分についてはクリアできているかと思います。  ただ、それ以外の部分につきましても不足されるものであったり、あるいは消費期限が来るものもございます。そういったとこから引き続き、備蓄については継続して行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 食料等の期限のあるものについて、活用方法についてお尋ねします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  食料あるいは飲料水等、これ期限がございます。こういった部分の活用につきましては、消費期限が近いものから防災研修会や、あるいは地区で行います防災訓練等に防災備品、備蓄品の紹介を兼ねましてその場で参加者の方に配布をしたり、その場で試食をしていただいたりということで活用をさせていただいておるところでございます。  今後もそういった無駄にならないような形で活用はしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 備蓄品は各避難所に保管されておりますか。
    ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  備蓄品の保管状況というところでございます。  備蓄品につきましては、現在、市が指定しております各避難所の全てに備蓄という形は取れていない状況でございます。現在は、本庁舎の備蓄倉庫であったり、あるいは旧校舎棟、中学校の校舎棟・小学校の校舎棟を活用したところで保管をいたしております。  今後になりますが、現在整備中であります消防団拠点施設、あるいは建設が今後進めていかれる予定になっております光陵小学校、こういった部分につきましては、備蓄のスペースを設けていただくような形で、現在進めておるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 引き続き、避難所における感染症対策を進めていただくとともに、今後も感染症対策備品や食料等の備蓄に努めていただきたいと思います。  また、災害時においては、速やかな避難所開設が求められると思いますので、避難所での備蓄品の保管について御検討いただければと思います。  次に、本市における分散避難の考え方について、再質問させていただきます。  まず、災害時における避難の基本的な在り方についてお尋ねします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  災害時における避難の基本的な在り方という部分でございますが、これにつきましては、過去から私もいろいろとこの場で御答弁させていただいておりますが、非難所に避難することだけが避難ではないということで、安全なところで身の安全を保っていただく、これが避難という考え方になろうかというふうに思っております。  現在、コロナ禍においては、特にやっぱり避難所において、コロナの感染のリスクというのも出てきておりますので、そういった部分から申し上げますと、安全な場所にいる方はもう避難所に避難する避難行動を取るような必要はないというふうに考えております。  先ほど、市長答弁にもございましたとおり、自宅で安全が確保できる方は在宅での避難、それから、知人や親戚宅への避難です。それから、車中泊避難、これはそれを行う場所によっては余りお勧めできない部分もありますが、こういった避難もございます。  そうした多様な避難を実施していただくことで、御自分の安全と避難所へ避難をしなくてはならない方々に対しても現在、コロナの感染のリスクがありますので、そういった感染のリスクを低減するといった形で市のほうの考え方での取組に協力をいただきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) それでは、避難方法等に関わる周知は、いつ、どのように行ったのかお伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  避難方法に関わる周知ということでございます。  これにつきましては、今年度はコロナの関係で残念ながら防災訓練等が実施できておりません。そうしたことから、広報紙であったりホームページあるいは関係機関の機関紙等に避難方法や避難所における感染症対策、避難の際の携行品等について周知を行いまして、避難される方に関して、そのような形での対応をお願いしておるというところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 先ほどの答弁の中に、民間企業に一時避難場所の協力要請を行ったとありました。市内の宿泊施設等への避難についてはどのようにお考えでしょうか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  先ほどの市長答弁の中でも、トヨタ自動車九州をはじめとするそういった民間企業さんのほうに、避難所の開設についての協力要請を行っております。先般、台風10号の折にも、トヨタ自動車九州さんのほうからいつでも開設に応じられるというような連絡も受けておったところでございます。  御質問の中の宿泊施設等への避難ということで、これにつきましては、今般、コロナの感染症の関係から、ホテルや旅館への避難というような考え方が出てきております。福岡県におきまして、そういう避難者の受入れが可能なホテル・旅館等についての調査がされておりまして、本市の宿泊施設におきましても、一部のホテル・旅館において受入れが可能ということで情報提供をいただいております。  今後は、その受入れの細かな対応等について、協定書の締結に向けて協議を進めていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 続きまして、指定避難所の考え方について再質問させていただきます。  指定避難所とはどのような施設なのか、また自主避難所についてお尋ねをいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  指定避難所につきましては、先ほども市長答弁にありましたが、災害対策基本法の中で定められておりまして、災害の危険性があり、避難した住民等を災害の危険がなくなるまでの間、滞在させる。あるいは、災害によって家に戻れなくなった、こういった住民の方等を一時的に滞在させるための施設として、市町村長が指定することになっております。指定に関しまして、細かな部分は災害対策基本法施行令によって、その基準が定められているというところでございます。  自主避難所の考え方でございますが、基本的には本市におきましては、近くの公民館等をまず一時的な自主避難場所として活用していただくようにお願いしておりますが、市町村から避難情報、避難準備とか避難勧告、避難指示、こういった情報が発令される前で自宅等に不安があって、事前に避難を希望される方のために開設するような場所、これが自主避難所という考え方になろうかと思います。  なお、市がそういった避難情報を発令する前ということから、避難の際には必要な日用品、飲食物であったり、毛布、常備薬、それから現在においては、マスクや消毒液、こういった部分の準備については避難者のほうにお願いをしておるというところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) それでは、指定避難所の基準についてお尋ねします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  指定避難所の基準ということでございます。  これにつきましては、災害対策基本法施行令の第20条の6にその基準が設けられております。どういったことが記載されてあるかというと、まず、被災者を滞在させるために必要かつ適切な希望のものであること。それから、速やかに被災者等を受入れ、また、生活関連物資を配布することが可能なものであること。想定される災害の影響が比較的少ない場所にあること。それから、車両などによる輸送が比較的安易な場所にあること等が規定をされております。これらの要件を満たすことが基本的には必要になってまいります。民間の施設におきましては、速やかな被災者の受入れという部分が若干ちょっと問題となってくる部分もありますので、基本的には公の施設というのを指定避難所ということで、現在、指定をしておるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 最後に、本市の防災会議の構成についてお伺いします。  また、女性委員はおられますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  防災会議の構成についてということでございますが、これは、市の防災会議条例の中に定めておりまして、まず、会長は市長という形になっております。それから、警察等の関係機関の職員であったり、福岡県の職員、それから消防団員等で構成をされておるところでございます。  各委員さんにおきましては、現状、関係団体からの推薦という形でいただいておりますが、充て職的な形で恐らく来られてある部分がございますので、現在、御質問の女性の委員さんにつきましてはいない状況でございます。かつては、婦人会がございましたので、こちらのほうに推薦をお願いしておった状況ですが、現在としては、女性不在という形になっております。  また、女性の視点に立った防災対策ということの意味合いが恐らく質問の中にはあろうかと思いますが、現在、市のほうでは、防災対策について、備蓄品等については、女性の視点に立った必要な備蓄品という形も現在少しずつですが進めておるという状況にございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 引き続き、感染症対策備品や食料等をしっかりと予算を確保いただき、備蓄に努めていただきたいと思います。  また、避難所における授乳スペース確保や避難所での性暴力や性犯罪防止への意識啓発等、女性の視点から命を守る防災対策もお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、安河議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) ここで10分間休憩いたします。                  午前11時09分休憩       ………………………………………………………………………………                  午前11時20分再開 ◯副議長(谷口 重隆君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、清水議員の質問を一括してお受けします。4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君)〔登壇〕 4番、清水です。私から2つ、質問をさせていただきたいと思います。  まず、1つ目ですが、年明けから世界中で極めて大きな危機が生じました。こうした危機への対応の中で、宮若市の未来が問われていると思います。  今回は、コロナ禍の学校教育について伺います。  質問趣旨といたしましては、1つ目に、2か月遅延し学校がスタートしたが、その影響について問う。2つ目に、教職員への影響はどうか問う。3つ目に、児童生徒への影響はあるのか問う。  次に、2つ目の質問ですけど、毎年のように起きる集中豪雨により、本年も多くの方が犠牲になり被災しました。このような事態と異常気象の中で、改めて宮若市の防災安全について伺いたいと思います。  質問趣旨といたしましては、1つ目に、エリアメールについて問う。2つ目に、福祉避難所とその対象者について問う。  以上、お願いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。教育長。 ◯教育長(中村 直史君)〔登壇〕 清水議員からの、コロナ禍の学校教育について伺うという御質問に対して御答弁を申し上げます。  1点目の、2か月遅延し学校がスタートしたことの影響についてでございますが、まず、各学校においては、感染症予防対策の取組に時間がとられております。また、遅れた授業時間を確保するとともに、一人一人の子供の学習状況を把握しながら指導を進めることが求められております。  次に、2点目の教職員への影響についてでございますが、通常の学習指導等に加えて、児童生徒が登校してきたときの健康状態の把握、放課後の教室等の消毒作業を毎日行うなどの業務が加わっておりまして、そのための負担が増えている現状がございます。  最後に、3点目の、児童生徒への影響についてでございますが、学校生活における様々な制約に対するストレス、コロナウイルスに感染する不安、遅れた学習についての不安など、姿としては見えにくいストレスを抱えているものと考えております。  この中の学校教育につきましては、学校の中にコロナウイルスを入れないということを大前提に、様々な課題に対応しながら進めているところでございます。  以上でございます。  2つ目の質問については、市長より答弁をしていただきます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 2点目の、近年の水害に対する防災安全についての1点目でございますけれども、エリアメール、いわゆる緊急速報メールについてでございますけれども、これは携帯電話会社4社による災害情報伝達サービスでございまして、災害時における避難情報等の伝達手段として、防災行政無線等と併用して活用をいたしております。  また、災害時以外におきましても、昨年度、中央ブロックにおいて開催をされました防災訓練時に、同情報サービスを活用しておりまして、引き続き、防災行政無線や福岡県の「防災メール・まもるくん」等と併せた防災情報の伝達に努めてまいりたいと考えております。  2点目の、福祉避難所とその対象者でございますが、災害が発生した場合には公共施設等を避難所として開設をし、避難者を受け入れることになりますが、避難者の中でも特別な配慮を必要とする方々については、国の定めたガイドラインに沿って市が設置をいたします2か所の福祉避難所に避難をしていただくことになります。その対象者といたしましては、身体等の状況が特別養護老人ホーム等へ入所するには至らない程度のものであって、避難所の生活において特別な配慮を要する高齢者、障害者、妊産婦、乳幼児、そして、病弱者等が想定をされておるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 学校教育から伺いたいと思います。所管ですけど、現状を知っていただくため、あえてお聞きします。  幸い、宮若市では、2か月遅れで学校がスタートした後、コロナ等で休校等は至っておりませんけど、予防としてもう一度、現在どのようなことを行っているのか、お聞きします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  約2か月間の遅れた学習を行うために、まず、夏休みの短縮、又は学校行事等の精選、土曜日授業等の実施を行いまして、まず必要な授業時間数の数を計上し、その年間の授業実施可能数を計上しました。それが、190日確保すれば、もし今後臨時休業の必要性が出てきたときも対応できるということで、これで計画を立てているところです。  なお、感染リスクが高い教科がありますので、それにつきましては、本年度限り中止とさせていただいております。その内容は、水泳指導でございます。更衣室での感染防止策や学習中の安全確保が難しいと判断したため、本年度は、小学校、中学校、水泳に関しては中止とし、来年度にするようにしております。  なお、行事につきましてですけれども、例年、年間65時間程度の計画が必要だったんですが、それを感染リスクの高い学校行事につきましては、規模を縮小して進めております。  2学期に特にあります運動会、体育祭につきましては、準備時間を短縮、又は規模を縮小して行っております。  修学旅行につきましては、現時点では小学校6年生対象、中学校2年生対象ですが、3密を講じた形で実施する方向で進めているところでございます。  以上です。
    ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 学校と教育委員会に対して、保護者からどのような要望とか意見があったか、教えてください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  保護者からの要望等について、あったかどうかというお尋ねですが、学校からの報告では、保護者から特に大きな要望等は聞いておりません。しかしながら、コロナ感染に対する不安を抱いている児童生徒、保護者がおられますので、その不安に寄り添った対応に各学校とも努めていただいているところです。  また、本年度は、「外からウイルスを持ち込まない」を大前提にしておりますので、保護者の授業参観を実施しないこととしておりますので、学校には学校の様子を視聴できる方策を工夫して、学校の教育活動の様子を保護者等に知らせるようにしております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 次の質問に行きますけど、現在、児童生徒等が使う共用部分等の消毒作業は、誰がどのように行っているのか伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  今、現在につきましては、教職員が放課後に毎日教室の机、子供たちが共有している使うもの、大勢がよく触れる箇所等を消毒しております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 教職員が消毒を行っているということですけど、昨年度ですか、3月にも質問させていただきましたけど、教職員の若年化、離職が進んでいる中、今年度から新学習指導要領になったと思いますが、当市でも英語教育に力を入れていると思いますけど、道徳教育、プログラミング教育もするようになったというふうに思います。  このコロナ禍で2か月遅れで始まって、授業日数が少ない中、教職員は消毒作業も行っている現状であります。新聞等の報道では、時間外勤務が月80時間以上あるところもあるというふうに聞いておりますが、それに対して教育委員会としての何か考えがあるのか、お聞きします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  お尋ねの、教職員の業務の負担があるのではないかということで、この業務を軽減するために、今回の第二次補正予算で、消毒等の作業を担ってくれるスクールサポートスタッフの配置が、予算上計上することができましたので、すぐさまそちらのほうの対応をさせていただこうと思っております。  教員が毎日行っている教室等の消毒作業、民間委託すれば、教員の負担も軽減されるというように考えております。  また、担任が毎日行っております家庭学習の準備や授業の補助など、子供の学びの保障をサポートする学習指導員というのも、学校規模に応じて配置することができます。その予算も計上させていただいておりますので、併せて先生方の負担軽減をしていきたいと思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 消毒作業と学習指導員、よろしくお願いしときます。どれだけ教職員の負担が減るかはちょっと分かりませんけど、極力減るようにお願いしときます。  3つ目の質問に行きます。  以上を踏まえたこの状況下で、子供たちの学力等に影響がないのか。また、体育、音楽など比較的子供が好きな教科が減ったりしているのですけど、子供のモチベーションへの影響はどうか、お伺いします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  子供の好きな教科、音楽、体育等が、今、言われましたけれども、音楽、体育に関しては、3密を避ける配慮をしてほしいという国の中に内容が入っておりました。本市におきましても、3密を避ける対策を講じながら、音楽、体育、又は図工等で子供の意欲が低下しないように、それを基盤とした学習指導を進めているところでございます。  なお、このような配慮する教科ではございますが、授業時間数は一切減らすことはしておりません。その年度の必要な授業時間数をしっかり確保して、教育活動を進めておりますので、子供の意欲を大切にして進めていきたいというふうに思っております。  また、子供の学力の定着についての御質問でございますが、このような中、各学校では2か月遅れではありますが、子供たちがまず、学校生活を安心して過ごせるようにという本市の基本方針に基づきまして、6月から進めております。引き続き、学力の向上に当たっては、学びの土台であります生活習慣と学習習慣、これを基盤にしっかり培っていかなければいけないと思っています。これに関しては、これまで同様、家庭と連携して取り組んでまいりますので、学校の中では、子供たちが、「できた」とか、「分かった」とか、一日一日の学校生活が楽しいと思えるように、学力の定着に向けて取り組んでまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 市民から、新1年生なんですけど、7月に算数の1桁引き算の文章問題が宿題で出たということをお伺いしました。「1年生で引き算がまだ分からない、答えが出ない、ましてや式すら分からない、文章だって理解できてないし」という保護者からの話がありました。うちの子だけが授業についていけてないのかと不安になっている現状でしたけど、教員が日々の業務に加え、授業日数が少なく、生徒一人一人と向き合うことができずに、授業だけが早く進んでいるのではないでしょうかということで、伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  清水議員さんに寄せられた保護者の声、不安な毎日を過ごした中での一つの声だと、貴重な声だというふうに思っております。  児童生徒一人一人の学習の理解状況を把握しないで、今、言われましたように、授業時間数だけの確保を優先した教育活動であっては、子供のための学びの保障にはつながらないと思っております。今の声を貴重な声と受け止めて、進めていきたいと思いますが、本年度小学校においては、新学習指導要領の実施年度でございました。これが、コロナ禍において少し遅れた形でやっておりますが、新学習指導要領では、学び続ける学習者の育成というのが大きな土台にあります。このことを私たち教員はしっかり肝に銘じ、一人一人の理解状況を確実に見届け、学ぶ意欲の向上とともに、個に応じた指導の充実が重要だと考えておりますので、引き続き、それを持って取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) これが最後ですけど、コロナ禍で子供の命を預かる学校現場は大変でしょうけど、教職員への影響、子供への影響を考え、今、課長が答弁した以外に、今後の対応と教育長の考えを伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 教育長。 ◯教育長(中村 直史君) 今後の、大きなものの考え方についての御質問だというふうに思います。  コロナ禍のもとでございますけれども、子供たちにとりましては、自分が成長していくために必要な一日一日であり、一時間一時間である。これも変わりませんので、このことはもう大前提に各学校での取り組みを進めてまいりたいというふうに、根本的にそう考えております。  学校側の、再開されまして、6月1日から8月31日までの3か月間のデータが出ておりますが、国内のコロナウイルス感染症、感染者が大体7万4,000人から5,000人近くになっているんだろうというふうに思いますけども、小学校での罹患者が428名であります。中学校での罹患者が266名であります。そのうち、学校内で感染したというのが、小学校では9名、2%であります。中学校では18名の7%。これが、高校になり、大学になっていくとだんだん増えていくということになりますが、それは、いろんな人との関わりが増えていくということの表れではあろうと思います。  現在、学校の子供たちが登校いたしましたら、体温を測る、あるいはその体温に応じて先生たちが健康観察を入念にする等の時間がかかっておりますけれども、この2%というのは、やっぱり学校がきちっと子供たちの生命を守るために、きちんと対応している成果だというふうには思っております。ですから、そういう面での取組がルーズにならないように、これは気をつけたいと思います。  しかし、今回の学習指導要領で、何を育てないけんのかということははっきりしておりますので、そのことは全ての学校で共有しながら、宮若らしい教育を進めてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) お願いしておきます。  2つ目の質問に入ります。  毎年の大雨で、集中豪雨、ゲリラ豪雨、線状降水帯、バックウオーター現象など、多くの気象用語が出てきましたけど、現在、防災無線やエリアメールなど、市での対策を行っているが、何回も聞きますけど、訓練は行わないのか、伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  議員お尋ねの、エリアメールを使っての訓練は行わないかということでよろしいでしょうか。エリアメールを使用した訓練というのは、先ほど市長答弁でもございましたが、昨年度、1ブロックで実施をしております。中央ブロックでの防災訓練のときに、このエリアメールを活用しまして、避難場所、指定の場所に参集いただいたという訓練はいたしております。  議員がおっしゃる部分については、エリアメールを使った訓練、できるだけ頻繁にしたほうがいいんではないかというような思いからだというふうに思うんですが、このエリアメールの使用に当たっては、携帯各社のほうとの利用規約というのがございまして、その中で、生命に関わる危険性の高い情報を発信するツールということで定められておりますので、基本的には配信可能な項目というのが定められております。その中で、訓練においては活用が認められておりますので、今後、各地区で訓練を実施してまいりますが、その折にそういう想定を組み込んでほしいというような地域の要望もあれば、こういったエリアメールを活用した訓練というのは実施可能であろうというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 課長に伺います。MVNO(仮想移動体通信事業)は御存じか、伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 議員お尋ねの、MVNOということで、皆さんも聞き慣れない言葉かなと思うんですが、今、議員言われましたとおり、仮想移動体通信事業ということで、モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーターという、これの頭文字を取ってそのように呼ばれておるというところでございます。  これらにつきましては、要は、大手の携帯会社から回線を借り受けてサービスを提供する事業者というふうに認識をしております。一般的に、どういったところがわかりやすいかなというところで考えますと、格安スマホ、こういったところがそういった部分に当たるんじゃなかろうかというふうには考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) ありがとうございます。大体、合っています。エリアメールについてなんですけど、先ほど課長、答弁いただきましたけど、携帯大手3キャリアです。今は、楽天モバイルも入れて4大キャリアということになっていますけど、MVNO、先ほどから出ています、仮想移動体通信事業者、いわゆるノンキャリアというところでございます。例えば、UQモバイルとか、ワイモバイルとか、LINEモバイルとか、そういった部分ですけど、日本全国で大体800社ぐらいあるんですけど、このノンキャリアも同様に、このエリアメールが受信できるのか、できない場合はどういったことが考えられるのか、伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  議員お尋ねの、要は、MVNOが提供するスマホが、エリアメールに対応できているのかというところだろうと思うんですが、私どものほうとしても、800社程度と言われていましたので、全てどういう状況かということで確認がとれているという状況ではございません。  この情報提供サービスは、あくまでも、要は携帯会社さんのほうが開発をして、我々はそれを利用させていただいているという状況でございますので、その辺の個々の把握はできていないわけですが、一般的には、先ほど言われました、大手3キャリアプラス1といいますか、4大携帯会社です。こちらの回線を使用していれば、おそらく受信は可能ではなかろうかと思いますが、いろいろを見る中で、特に海外で生産されたスマホについては、一部そういう対応ができてないんじゃないかなというような情報も聞く部分がございます。ですから、その辺については、購入時に、できれば各個人さんで確認をしていただくというような形をお願いしたいというふうには考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) そうですね。現在、SIMフリーを使用している方は、多くおられると思います。そのほとんどが、ノンキャリア、先ほど言った800社のうちのどれかだと思いますけど、スマホ本体も有名どころで言うと、Huawei、Xiaomi、OPPOなど中華スマホがあり、この頃、最近でも端末を変えた人は多くおられると思います。だとしたら、訓練として年に一、二回エリアメールを送る必要があるのではないでしょうか、伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  訓練においては、利用可能だというふうに先ほども御答弁を申し上げたと思います。単なる受信確認だけでは、これはちょっと使用はできないというふうに利用規約の中にあります。  例えば、一定のエリアには、訓練で使用した場合も電波が飛ぶんじゃなかろうかと思いますので、全地域的な訓練とかいうのが今後想定されれば、そういったときには、メールのやり方もありかなと思いますが、繰り返しになりますけども、受信確認のための情報発信といいますか、エリアメールの活用というのは、これは携帯会社のほうから利用できないというふうになっておりますので、その辺は御理解いただきたいと思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 日々、キャリア変更やスマホの機種変更が多分行われていると思います。エリアメール受信調査を行ったほうがいいんじゃないかなというふうに考えます。  今回、台風10号において、私の携帯は、福津と宗像と鞍手町が入ってきましたけど、宮若市が入ってこないかなと思っていたんですけど、入ってきませんでした。いざとなったときに受信ができていないという状況で避難が遅れることのないようにお願いして、次の質問に移ります。  次です。福祉避難所について伺います。  福祉避難所について、避難の流れとしては、どこがあるのか、お聞きします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  議員お尋ねの、福祉避難所に避難する流れということでございますけれども、福祉避難所については、指定避難所での生活が困難な方を対象にした、必要に応じて開設される二次的な避難所になりますので、最初から福祉避難所を利用するということは、基本的にはできないようになっております。  ただ、避難する方の生命と身体の安全確保を最優先に、取り急ぎ、お近くの指定避難所に避難していただいて、その避難所での生活が困難な方については、福祉避難所に移っていただくという流れになっております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) わかりました。今回の台風を入れ、ここ近年で福祉避難所に避難された方はおられるのか、また周知等はどう行っているのか、伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  福祉避難所の利用状況ということでよろしかったですか。  これまでは、自主避難所として施設のほうを開放しておりましたので、福祉避難所へ移っていただいた方というのは、おそらく過去いらっしゃらないのかなと思っております。  そして、周知につきましては、一般の方が殺到して、本当に必要とされる方が利用できないことがないように、福祉避難所については、事前の周知というのは行ってはいないという状況でございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) だと思います。自分もググりましたけど、福祉避難所は出てきませんでした。  皆様も御存じのとおり、球磨川の氾濫で福祉施設において多くの犠牲になった方がおられると思います。当市でも、洪水・浸水想定区域に福祉施設があると思いますけど、福祉施設には、それぞれ消防計画があると思います。どの福祉施設がどの避難所に避難してくるのか、把握はしていますか、伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。
     それぞれの施設が、どこに避難されるかということで、消防計画等については、うちのほうでは把握ができておりません。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 把握できていないということです。どこに避難してくるか分からないということですね。  次ですけど、福祉避難所は、大体災害時に福祉施設やホテルが福祉避難所となるというふうに思っておりますが、福祉避難所として利用可能な施設を把握しているのか、伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  避難所として利用可能な施設を把握しているかという質問でございますが、内閣府のガイドラインによりますと、福祉避難所として利用可能な施設については、一般の避難所となっております小中学校などの施設、そしてデイサービスセンター、小規模多機能施設等の老人福祉施設、それから、障害者支援施設、児童福祉施設、民間の宿泊施設ということになっております。  市内にありますこれらの施設の中で、公共施設ではない民間の施設等になりますと、要配慮者とその家族も避難できるような避難スペースが確保できるのかどうか、また、施設の耐震性などの安全面について、各個別に確認をしておりませんので、実際にどれぐらいの施設が利用可能であるかという把握はできていないという状況でございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 把握していないということですね。  次に、現在、福祉避難所に指定している施設、2か所あると思います。指定場所において、誰がどのような対応をとるのかなど、福祉避難所の協定や事前協議を行っているのか。後、福祉避難所を指定している年です、いつ指定をしていたのかを伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  福祉避難所の指定そのものは、平成23年度に社会福祉センターと若宮コミュニティセンターの2か所を指定しておりますが、実際に福祉避難所として運営するには、物資であるとか、人材の確保というのが課題になります。今後、関係課、そして関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。  ただ、協議が調うまでの間については、専門職の市の職員を派遣するなどの方法を想定しております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) もう終わりたいと思います。  繰り返しになりますけど、毎年の大雨、台風、地震など自然災害が発生している中、本市においては、およそ10年前の平成23年度に福祉避難所を指定しております。また、4年前、平成28年度です、内閣府が出した福祉避難所のガイドラインを出しておりますけど、今伺った内容はそれに沿ったことを伺いましたけど、宮若市の今後の防災安全について、いま一度、市長の考えをお聞きします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。  我々といたしましては、市民の安全、安心、命を守るこの行動をしっかりと把握して、この対応をしていかなければいけないというふうに思っています。  災害等々におきましては、受動型というか、災害が発生をしたときに市民が自らの判断において行動することが第一義的ではあるんですけれども、ある程度行政のほうがもう少し踏み込んだ形での防災情報等々も含めまして、しっかりした対応をとっていかなければならないというふうに思っています。  そういうことから、いろんな過去の経験を踏まえた上で、防災体制をしっかり取り組んでいきたいと思っています。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 先ほど市長、ありがとうございます。市長が言われたのは多分、自助、共助、公助のことだと思っておりますけど、本市において福祉避難所への避難する対象者、先ほど課長答弁でもありました、結構な数がいると思います。要支援者、要介護者やハンディキャップがある方々、スムーズに避難ができるように早急な対応をお願いいたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて清水議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) ここで昼食のため一旦休憩し、午後1時より再開いたします。                  午前11時58分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後1時00分再開 ◯副議長(谷口 重隆君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、安永議員の質問を一括してお受けします。11番、安永議員。 ◯議員(11番 安永 友則君)〔登壇〕 私のほうから2点出しておりますが、1点については、コロナの関係でいろいろ先輩議員が聞いてありますので、なるべく控えたいと思います。  まずは1点目の、通学バスにつきましてです。いわゆるスクールバスでございますが、現在、宮若西小学校につきまして、バス通学ということでされております。いろいろ問題があるわけでございますけれども、もう数年たっておりますが、それについて、今後、バス通学に対して、対象地域とか対象者の見直し等について、どういうふうに考えているのかということ。それから、今度また、東中学校区ですか、宮田小、東小学校の再編も考えているようになっておりますけれども、これについてのバスの検討はどうなっているのかということ。  それと、もう一点につきましては、コロナウイルスの関係ですが、これも先ほどから和田議員、あるいは清水議員からいろいろ出ておりました。なるべく割愛していきたいと思います。各小中学校でのコロナウイルスの感染対策防止、どのようにしているかということと、先ほど答弁もありましたが、欠席者もあまりいないといいうようなことでございましたけど、以上を質問をいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。教育長。 ◯教育長(中村 直史君)〔登壇〕 安永議員からの、通学バスについて、宮若西小学校については、現在通学バスが運行されているが、バス通学の対象地区の見直し等を検討するのか。また、宮若東中学校区再編小学校について、バス通学はどうするのかという御質問について、御答弁を申し上げます。  現在、通学バスにつきましては、旧笠松小学校、旧山口小学校、旧若宮西小学校、旧吉川小学校、それぞれの通学区域を対象として運行をしております。この通学バスの運行に当たりましては、一定の基準が必要でございましたので、旧若宮小学校の通学区域とその他の通学区域で区域分けを行っております。その結果、通学バスの乗車対象となる児童と対象とならない児童に課題が生じていることは把握いたしており、今後は、この課題の解消に向けた方策を検討してまいりたいと考えております。  また、宮若東中学校区再編小学校については、保護者及び住民の方を対象とした説明会でも説明をいたしておりますが、通学バスの運行は考えておりません。  続きまして、各小中学校での新型コロナ感染対策についてという御質問に対して御答弁を申し上げます。  まず1点目の、各小中学校でのコロナの感染防止対策についてでございますが、本市では国が示した学校の新しい生活様式に基づき、感染防止の3つの基本である身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いに留意して感染対策を行っているところでございます。  次に2点目の、休みが続いたが、欠席者の状況はについてでございますが、学校を再開した6月は、コロナ不安や環境の変化により欠席する子供が各学校に数名おりましたが、1か月経過した頃にはコロナ不安等により欠席する子供は減少し、現時点では、同様の理由で欠席する子供の報告はほとんどあっておりません。引き続き、感染対策を講じながら一人一人の子供の状況把握に努めて教育活動に取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。11番、安永議員。 ◯議員(11番 安永 友則君) ありがとうございました。その前にひとつ確認をしておきたいんですが、現在のバスの台数です。当初と変わっていないのか、運行路線等について、何本あるのか、確認します。 ◯副議長(谷口 重隆君) 教育総務課長。 ◯教育総務課長(尾藤 康弘君) 教育総務課長です。  現在のバスの台数ですけども、10台でございます。これは、当初と変わっておりません。それから、運行路線は、今、10路線なんですが、これは再編した当初は11路線ありました。しかしながら、児童数の減少等とがございまして、再編いたしまして、現在10路線というところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 11番、安永議員。 ◯議員(11番 安永 友則君) わかりました。バスも、私が見たところでは、そんなに乗られていない、定員を超えるような乗り方はされていない。それはいいですが、運行路線についても見直しをするというようなことでございますけれども、もともと、当初、バス通学の区域を定めるために、いわゆる一定の基準があったというふうに思うわけですが、その中でされたと思いますけど、どういったものを基準にして考えられたのか、今のようになったのか、お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 教育総務課長。 ◯教育総務課長(尾藤 康弘君) 教育総務課長です。  小学校を再編する際、本来行くべきであった小学校が再編されたために通学距離が長くなることが想定されました。それと、再編される4小学校に通学する児童には、格差が生じない、要するに、旧若宮小学校と再編される旧の小学校、この辺の格差が生じないようにするために一つの緩和措置としては、再編される小学校に対してはバスを配置すると。旧若宮小学校については、徒歩での通学というところの基準を設けたところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 11番、安永議員。 ◯議員(11番 安永 友則君) 答弁で分かりましたが、そういったことの中で矛盾なり問題が、いろいろ出てきております。そういうことで検討されて実施されておりますけれども、この矛盾といいますか、問題をどのように把握してあるのか、ひとつ伺いたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 教育総務課長。 ◯教育総務課長(尾藤 康弘君) 教育総務課長です。  矛盾といいましょうか、課題になろうかと思うんですけれども、実際に旧若宮小学校の通学区域で遠いところから行きますと、原田とか金生、そういった場所は旧若宮小学校に児童は通っておったわけですけれども、それから再編になりますと、沼口とか、あそこは山口小学校になるんですが、そういうところからいきますと、旧山口小学校の児童たちは、バス通学になるんですけれども、旧若宮小学校の児童については徒歩というところで、距離的にも沼口と、あるいは原田、どちらが遠いかというと、当然原田のほうが遠いわけなんですが、現状では、近いほうの子供たちのほうが旧山口小学校区域というところでバス通学をやっているというようなところが矛盾といいましょうか、現状では課題ということになろうかと思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 11番、安永議員。 ◯議員(11番 安永 友則君) そうですね。いわゆる通学、今のままでいけば、通学距離が遠かっても乗れない、バスを利用できない。地域によってはですけども、近い、極端に言えば、学校まで1キロしかない子が乗っている、2キロも3キロもある子は乗れないという、こういったところがあるわけですよね。それについていろいろ検討するということでございましょうが、そういった問題についても保護者等からもいろいろ相談なり、あるいは問題提起があっていると思いますが、そこら辺は把握してありますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 教育総務課長。 ◯教育総務課長(尾藤 康弘君) 教育総務課長です。  そのような、通学距離に対して矛盾がある、そういったことについて、保護者のほうから教育委員会のほうに電話、あるいはそういった問い合わせ等があっているということは、把握はいたしております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 11番、安永議員。 ◯議員(11番 安永 友則君) そういった相談の中で、しっかりとした見直しを考えていただきたいと思いますけれども、この問題なり、こういったことを解消するためにどのようなことを検討して、そしてまた、もう今、既にそういうことが起きておりますけれども、時間的なこともあります。時期的にはどういった時期ぐらいになるのか、それをお伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 教育総務課長。 ◯教育総務課長(尾藤 康弘君) 教育総務課長です。  この通学バスの見直しの時期についてなんですけども、現在通学バスに乗っている児童というのは、一番上が、本来ならば再編される前の小学校に行ってあった児童、その児童が最終的に小学校6年生になって、そこが卒業して初めて宮若西小学校に当初から通う予定であったもの、そこの時期が一番見直す時期であろうかと思います。そういったところからいきますと、令和4年度が、その子供たちが小学校6年生を卒業する形になりますので、4年度にある程度の通学バスの見直しが一つの時期になろうかと思いますので、それから逆算いたしますと前年度、令和3年度あたりから通学の距離に対して一定の基準をどのような形で距離を設けるか、あるいはその子供の人数等々を考えて検討していく時期になるのかなというふうには考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 11番、安永議員。 ◯議員(11番 安永 友則君) 分かります。理解はいたしますけれども、乗れる距離が近い、遠いとかじゃなくて、希望する子供たちはなるべく利用させるようにしたほうがいいと思います。というのが、バスを見てみますと、定員にとても満たっていない、十分乗車できる、席が空いている部分があると思いますので、それも、距離が近くても遠くても、希望する子供たちには、なるべく乗せてやるというような検討もしていただきたいと思います。それは、しっかりと検討してください。答弁はいいですけれども。  それで、もう一つだけお聞きしておきますが、先ほど言いました宮田小、東小学校、これについて、バス通学は検討しないと明確に言われましたけれども、それについて答えは出ているんでしょうけれども、保護者、児童等については理解がいっているのか、ひとつ伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 教育総務課長。 ◯教育総務課長(尾藤 康弘君) 教育総務課長です。  これにつきましては、先ほど教育長の答弁の中でも申し上げましたとおりです。再編の説明会、そういった中でも通学バスは利用しないというような説明もいたしております。そういった中で、一定の御理解はいただいているのかなというふうには考えております。  それと、新しい再編小学校は、要するに宮田小学校と宮田東小学校、ちょうど中間の位置にします。そこから直線距離にいたますと、大体2キロぐらいです。2キロをすれば、全部の区域が入ります。そこに例えば通学バスをという話になれば、宮田北小学校、宮田南小学校、そちらのほうが2キロ超えて通学している児童がおります。いきますと、新しい再編小学校のほうが、通学区域が短いという形になりますので、そこに通学バスとなれば、ほかの小学校との兼ね合いからも、なかなか厳しいのではないかというふうには考えているところです。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 11番、安永議員。 ◯議員(11番 安永 友則君) 分かりました。そういうことなら、児童、あるいは保護者が理解されておれば、問題はないと思いますけれども、あくまでも子供たちが困らないようにお願いをしたいと思います。  それから、もう一点でございますが、各小中学校での、要するにコロナウイルスの感染防止対策について、お伺いしたいと思いますけれども、これは、先ほどから先輩議員も質問されておりましたので、割愛したいと思いますが、1つだけ、欠席者等もないというようなことが先ほどの答弁でもありましたので、いいと思います。  1つだけ答弁をお願いしたいと思いますが、ここではないとは思いますけれども、ほかの市町村では、児童たちよりも保護者のほうが心配をして、学校に長期間やらないというか、保護者が欠席をさせるというような状況も出てきているところも、ここではありませんけれども、実際にあるわけです。ここら辺の保護者たちは、ないと思いますが、そこら辺は、学校のほうには何か相談なり要望なり、あっているのかどうかをお伺いしておきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  コロナ不安による長期の欠席等の保護者の考え方によってということですが、先ほどの答弁にもありましたように、それが理由でということは現在あっておりません。ただ、やはり当初、スタートしたときには、そういった相談を保護者のほうが学校に相談した例はあります。それに対して学校のほうが、保護者の不安に寄り添ってどのようにしたらいいかということを考えて、今は、現在その分がありません。  2学期がスタートしましても、各学校からの欠席状況、ずっと教育委員会の報告をまとめているわけですけれども、「コロナ不安」という、その一くくりである理由で欠席をしている子は、今いません。ただし、最近の感染状況によりまして、御家族の中で濃厚接触者になったり、又はPCR検査を受けるようになったりということがありますので、また子供たちには違う意味での新たなコロナ不安というところが生じてきているだろうというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 11番、安永議員。 ◯議員(11番 安永 友則君) もう終わりたいと思いますけれども、このコロナにつきましては、まだまだ全国でもそうだし、福岡県でも収束というのがなかなか見えないわけでございますので、そこら辺は十分に注意していただきたいと思います。  学校の中で、保護者、児童、いろいろ今、答弁されましたけれども、相談があっていると思いますけども、教育委員会のほうも、状況をいつも常に把握しながら、指導していただきたいと思います。  以上、終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて安永議員の質問を終了いたします。
          ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) 次に、山元議員の質問を一括してお受けします。2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君)〔登壇〕 私からの一般質問は、質問事項として2つ上げております。1点目、ドリームホープの今後について。もう一点目が、行政運営における法務についてであります。  質問要旨といたしましては、1点目については、トライアルによる脇田ドリームプロジェクトとして、ドリームホープの今後の運営が発表されていますが、農産物直売所に対する宮若市の考えや今後の在り方について伺います。  2点目につきましては、行政事務の執行において法規の解釈等を行うに当たり、どのような体制で行われているのか、伺います。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、山元議員から2点にわたりまして御質問をいただいております。順次、御答弁申し上げます。  まず、脇田ドリームプロジェクトについてでございますけれども、本市を事業主体とする事業でございまして、旧吉川小学校校舎等をAI等研究開発施設に改修をし、体育館を地元の農産物等を使用するレストランに改修、そして、グラウンドに、ドリームホープ若宮の機能を含む商業施設を新設するという3つの事業を柱として、本市が企業と連携をいたしまして取り組むプロジェクトでございます。  現在、新設をする商業施設の運営等について、農事組合法人ドリームホープ若宮の意向を十分に尊重することを基本として、同法人トライアルホールディングス及び本市との三者において協議を重ねておるところでございます。  基本的な考え方といたしましては、現在のドリームホープ若宮をメインとし、市内で生産をしていない作物等をトライアルが保管をすることを基本として協議をいたしております。今後の詳細等につきましては、協議や調整を進めてまいりたいと考えております。  2点目の、行政運営における法務についてでございますが、行政事務を行うに当たっての法令等の解釈につきましては、各所管課において関係する法律等に係る各省庁からの通知や行政実例、又は逐条解説などを参照するとともに、必要に応じて国、若しくは県の関係機関、又は顧問弁護士に相談をし、その解釈についての助言等をいただきながら、適正な事務の執行に努めているところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) それでは、ドリームホープ若宮について、再質問を行いたいと思います。  これまでの整備計画から一転、トライアルが関わる業務形態へと変更が変わったというふうになっておりますけども、ドリームホープ若宮のこれまでの整備計画は、どのようなものであるのか、お聞かせください。  また、今回の整備計画へと変更されることで、市民にどのようなメリットが得られるのか、その点についてもお聞かせいただければと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。  まず、ドリームホープのこれまでの整備計画についてでございますけども、まず、第一次総合計画、合併以降、平成20年度に第一次総合計画の重点プログラムに掲げておりまして、それ以降、基本方針等を作成しながら、平成26年度に現在のドリームホープ若宮の施設を増改築するプランとして、農業観光振興センターを整備するというプランでございました。それ以降、増改築するには多大な費用がかかるということで、そんな費用をかけるのであれば、新たに新築をして一旦見直すべきではないかという御意見等も頂戴いたしまして、平成28年度以降、整備の方針を検討してきておりました。  それで、それ以降、最終的には、吉川小学校のグラウンドに新築をするということで、農業観光振興センターの整備を進めるという計画で進めておったわけですけども、今回、こういった脇田ドリームプロジェクトというすばらしい提案をいただいたことにおきまして、今回こういったプランの変更があったということでございます。  それから、このプランで市民の方のメリットということでございますけども、メリットについては、これまでのドリームホープ若宮の産直機能も当然、今までどおりその新しい施設に組み込むことにしております。そういった産直機能が今後も継続されるということ、当然その産直機能に農産物を納めてある方につきましては、今までどおり納めることが可能になること。それから、その他の市民の方については、あの地区に新たな施設、商業施設ができるということで、周辺の方にとりましては、買物困難者の方を中心といたしまして、新たな買物ができる場所が確保できるということで、そういったところが市民の方のメリットにつながるのではないかというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 今のメリットというところでお聞かせいただいたんですけども、よくよく聞きおけば、新しい施設に産直が入ると。今後も同じようにその産直機能が使えるというところがメリットであれば、そもそも別にトライアルが運営する必要はないんやないですか。今回、トライアルが入るというところが大きな変更点というところですよね。もともとの、先ほどから説明がありました、もともと進められた計画がありましたよね。増改築であるか新築であるか、新たな整備計画があったという、今、お話やったですよね。  ただ、今回トライアルが絡むことになった、計画変更になったことによってです、その変更になったことによって得られるメリットですよ。その点について、詳しくお聞かせください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。  今回、トライアルがこの事業に賛同することによって得られるメリットということでございますけども、少し重複する部分もあると思いますけども、まず、周辺の買物弱者の方の購買する場所ができるというのは、一つの大きなメリットであろうとは思います。  それと併せまして、何でそのトライアルなのかということでございますけども、今回、脇田ドリームプロジェクトと併せまして拡大的に、リモートワークタウン宮若という、市全体を挙げてのプランでございます。その点から考えますと、これまで課題となっておりました宮若ショッピングセンター跡地もそうですし、学校の跡地の利活用につきましても、今回併せて進められるということでございます。そういった市内全体から見ても、大きなメリットではなかろうかというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 質問に端的にお答えいただければ結構ですので、詳しくありがとうございます。  ただ、私がお聞きしよるのは、リモートワークタウンが何とかって聞きよるわけやないんですよ。今ある産直にトライアルの機能がつくことで得られるメリットはどういうことか、ちゅうふうに聞きよるんです。あまり聞いてもあれなので、今の答弁からすると、近所の人の買物について便利になるというところが大きなメリットというように解釈していいのかなと思いますけど。  であれば、今回のドリームプロジェクトは、近くの人ですね。市内に住んでいる人の買物の利便性を向上するのが大きなメリットであるというふうに、そういうふうに捉えとってよろしいですか。あくまでも、ドリームホープが、トライアルが関わるということについてですよ。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。  トライアルがドリームの運営に携わることによって得られるメリットということで、ドリームホープのほうの面から考えてみますと、現在のドリームホープ若宮につきましては、組織としては、高齢化が進んでいるという実態がございます。新たな担い手の確保もだんだん難しくなる中、5年、10年先を見据えた場合に、組織の存続に不安要素があるというのも事実でございます。  こうした中、今回、トライアルとドリームホープが一緒の店舗内に入る計画が浮上しまして、販売品目につきまして、直売部分を現在のドリームホープ、その他の販売品目をトライアルにお願いしながら、店舗の総括を小売の専門業者であるトライアルにお願いをするということを基本としながら計画を進めております。  そういった面から申しますと、将来的な直売所の運営についても、確保が見込めるのでないかというところもメリットの一つではないかというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 上手にトライアルと今のドリームホープと融合した施設ということで考えられているのかなというように、今の答弁で感じましたけど。  それでは、先ほどの市長の答弁にもありましたが、農事組合法人ドリームホープの若宮の意向を十分に尊重することを基本とする。そして、現在のドリームホープをメインとする、というような答弁がありましたけども、先日、生産者向けの説明会では、販売する農産物に関する手数料について、トライアルが幾らだとか説明がありました。こういうことは、結局、産直部分に関わる運営は、トライアルが主体となるという計画を表しているんではないでしょうかね。先ほどの市長の答弁と少し整合性がとれないと思うんですよね。  説明会の話が本当であるのであれば、現在の農事組合法人の意向の尊重といっても、既にそれはもう存在し得ないものになるのではないでしょうか。そこの先ほどの答弁との整合性についてお聞かせください。  トライアルの計画が逐次変わっていると言われるんであれば、もうそれはそれで言いようがありませんので、そのところを詳しくお聞かせください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。  ドリームホープの組合員さんに対する説明会の折に、トライアルさんのほうから手数料のお話も出されております。それは、あくまでも、今、トライアルさんが腹案として持ってある案でございます。  今現在、トライアル、それからドリームホープ若宮、それから行政、三者で今後の運営等についての協議を行っているところでございます。その中で、最終的にどういった運営を行っていくのか、運営をするのかということで、その中で今後確定していくというふうになりますので、この間の説明会の分では、あくまでもそれはプランの一つというふうに捉えていただければと思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 分かりました。  それでは、市長の先ほど答弁されました、農事組合法人のドリームホープ若宮の意向を十分尊重することを基本として、現在のドリームホープをメインとする施設であると、そのように理解しとってよろしいというわけですね。  そうであれば、補正予算の討論のところにも少し触れましたけども、吉川小学校のAI開発センターの整備について、国に交付金を申請しておりますね。その交付金の申請の概要説明の中に、隣接する敷地内にある整備を予定されている農産直施設、これを実証フィールドとする、というふうに国に申請書を出しておるんですよね。これ、このまま言葉どおりに受け取れば、AI開発センターで何かやったものを産直施設で生かすと、実証フィールドするっち書いてあるわけですから、生かすと、いわゆる連携施設だということだと思うんです。  では、農事組合法人ドリームホープ若宮が、これらが実証フィールドとするところと一緒に加わって運営を行っていくというふうに、そのようなこところに踏み込んで協議がなされているというふうに理解しとってよろしいですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。  先ほども少し触れましたけども、最終的な運営の方法、運営形態については、今現在進めております協議の中で、最終的に確定がなされるだろうというふうに思っています。  当然、AI開発等との連携というのは、交付金申請の中でもうたわれておりますので、それは当然、そういうふうになるという前提でございます。  例えば、AI開発等のほうで、今後どういった開発がなされるかというのは、まだ深くは聞いてはおりませんけども、例えば、スマートレジの方法であったり、タブレットやスマートフォンによってリアルタイムで販売状況を伝達するとか、販売データや、その収集や、AIによる品ぞろえの検討、そういった新しい技術で、今までできなかったところ、補っていったほうがいいところというのも、今後協議の中でそれは出てくるかと思います。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) それでは、先ほども少し触れられましたが、現在のドリームホープの運営に関して、問題点というのは、具体的には、運営の問題点ですよ、今現在の。高齢化で、10年後が心配だと、そういうことじゃないですよ。今現在、経営として非常に厳しい状態にあるのか、運営が非常にまずい状態であるのか、その問題点があればお聞かせいただけませんか。  なぜなら、今回の整備の目的です。目的は何か、計画を推進する理由、またそのニーズがあるのかです。その整備の必要性が問われると思うんです。そういうところについて、誰のための整備なのか、そういうところを具体的に教えてください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。  具体的に、今の経営の、運営の問題点というところでございますけれども、確かに、これまでの傾向として、出荷数が少なくなってきた、それから売上げも減少してきたということで、ここ1年の間にいろんな改善はなされていることも事実ございます。それと併せまして、やはり売り方、それから販売促進の方法等についても専門家を交えながら、ドリームホープの役員さん、それから行政といろんな協議をしてきたこともございます。  その中で、今回の整備の目的は何かということでございますけども、確かに今、ドリームホープが年間約3億5,000万円程度の売上げを維持しながら、20万人以上の利用者がこれまでも継続してあったということも認識はいたしております。  今回、この新たな施設については、当然、今までの農業観光振興センターの機能を含めながら、今回AIの実証実験の店舗、それから買物難民対策、2つの目的が追加されたというような形で計画を進めております。そうした中で、販売活動やその集荷対策等は、当然、今現在でも強化していかなければならない課題として上がっているのも事実でございます。  そういった中で、例えば、直売所であれば、若い方とか、生活に必要なものを直接買いに来られるということでございますし、産直施設であれば、遠出がてら、言うなれば、観光的な要素も十分ございます。そういった、少し形態の違うお客様同士が、一つの新しい施設に、それぞれが利用されるということで、その相乗効果によってお客様、それから売上げもアップ、お互いにしていくんじゃなかろうかということで、そういったニーズ、新しいお客様の掘り起こしにもつながるというふうには思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) いろいろ説明していただきましたけども、考えに少し相違する部分があるのかなと思いますけども、もう先日の補正予算の本会議におきまして、AI開発センター、一体化したドリームホープの整備についても予算が議決されておりますので、行政としてはこのまま進めていくんであろうと思います。  しかし、ドリームホープ若宮の現在の運営法人の方々と、今、協議を進められているわけですよね。そういう中で、本当のことをきちんと説明してください。市が、それがいいと思って事業を進めてあるんであれば、100%みんなの理解を得られんとしても、きちんと話をして理解していただいて、本当にみんながいい方向になるようなことを、合意を持って進めてください。既にここは、トライアルが中心となって運営するということは決まって、国の交付金を受けているわけですから、そこは隠さず、しっかり説明して進めていただきたいなと思います。  ちょっと、ドリームホープについては、非常に私はとても気に入っていましたので残念な気持ちはありますが、ちょっと市長にお聞かせいただきたいと思います。答えていただければ、答えてください。農産物直売所の概念についてです。どのようにお考えであるか、ちょっとお聞かせください。もしよければ、産直とか行かれるか、行ったことあるかです、よければ教えてください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。  直売所は、ドリームホープに限らず、何箇所か行った経験もございます。それぞれ特徴があって、活気に満ちあふれておるところが非常に多いなというふうに思っておるところでございます。  概念と言われますけれども、非常に難しい質問ですが、直売所そもそもが、やっぱり地産地消をいかに拡大していこうかということからスタートしたということにあると思いますし、またそのまちのそれぞれの直売所の良さを広く広げていきたいということもあっただろうというふうに思いますし、またこの農業者、生産者がこの利潤を上げる、近くにそういう直売所ができる、これも行く行くは就農者を増やす、さらには高齢就農者の生きがい対策にもなる。併せて、消費者の利便性の向上を図ることができるというふうに考えております。  また、先ほどトライアルが直売所を吸収してしまって、ドリームホープ若宮が好きやったということが非常に残念と言われましたけれども、これは直売所として、ドリームホープ若宮として、しっかり残していきますので、そこら辺は御心配をされんでいいというふうに思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 市長から、ドリームホープ若宮も残していただくということで、一定の安心は得られたかなというふうに思っておりますけども。  私は、少し違う見方を持っておるんです。これは、あくまでも私の持論を言っても仕方がないと思いますが、課長にちょっとお聞きします。農産物直売所とスーパーマーケットの違い、そういうのをどのようにお考えですか。  例えば、売上げ構成、消費者の消費行動とかです。何か、これまでもともとあった計画で進められていたわけですから、どのようなお考えを持っておられて進められていたのかです。お聞かせいただければ、あれば教えてください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長。 ◯農政課長(荒牧 裕次君) 農政課長です。  まず、直売所についてでございますけども、直売所については、生産者が自ら価格設定を行える、そういうことができて、また消費者側から見れば、新鮮で安全な農産物が購入できる場所、そして、やり方によることもありましょうけど、生産者の顔が見えてくる施設であることによって、生産者と利用者、消費者の交流が可能となる、そういったところは産直の考え方ではないかなというふうに思っています。  一方、スーパーといいますか、量販店については、言い方はちょっと適切かどうか分かりませんけども、薄利多売というのが、量販店の大きなところじゃないかなというふうに思っています。  ですから、議員が心配されてあるところではございますけども、やはり大きくその売り方、それから、店の考え方というのは非常に異なるところというのは十分認識はいたしております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 課長の答弁で、しっかりと、これまでのやはり計画を進められただけあって、いろいろ勉強されていたんだなというふうに伺いました。  私も、まさに今、課長が答弁していたとおり、せっかく商品の大半が宮若の地元の物を売っているという、なかなかこういう施設はあまりないんです、実は。しかも顧客の8割が市外なんです。つまり、先ほどの説明からこのトライアルが加わることのメリットちゅうのは、残りの2割の方、しかもその地域で生活用品が買えるわけですから、近い方ですよね。3億円の売上げの2割以下の人に対するメリットが、今回の整備で享受できるというような形になると思うんです。  私は、端的に言うと、産直がスーパーのようになるのに、非常に残念に思っております。課長の答弁にもありましたように、産直は、やはり一定の年齢層より上で、少し生活に余裕があって、時間的に余裕のある人が、レジャー的な要素を持って、先ほど市長も述べられたように、そのまちの特産を体験したいと、その空気感を味わいたいと、その接することの価値、体験することの価値ですね、自分が時間をかけることの価値を見いだすためのものじゃないかなというように思うんです。  一方、スーパーは、やはり生活に根差したものですので、自分の欲しいものがいつでもあると。いつの時間でも利用できる、そういうのが便利さではないかなと思うんです。  つまり、何が言いたいかと言いますと、同じものを売っていても、同じような状態、同じような顧客心理、消費行動ではないと思うんですよね。確かに、先ほど市長がおっしゃった市の施策どおり、今の売上げからトライアル効果で売上げが上がっていくというような見通しを立てておられるんであれば、言いようがありません、はっきり言って。ただ私は、20万人やったですか、定期的にずっとここを利用してくださっている市外から来られる大切な消費者、この方たちは来ないようになるんではないかなというふうに危惧しております。  宮若の中にあっては、数少ない観光資源の一つじゃないかなと思うんです。そういう点を十分考慮していただいて、計画が進むというところはある程度先日の予算で決まっておるわけですから、十分計画について配慮していただきたいと思っております。  また、先日、清水寺に行ったんですけども、そこから見る宮若の風景というのは、非常に農業風景が見渡せるいい景色でありました。決して、移転することのない産業です。景気が悪くなったから、工場ごと移転しようとかないんですよね。そこに生産者がしっかり根づけば、ずっとその産業は続きます、農業は。こういう農業を育てていくことこそ、今一番大事な政策やないかなと思うんです。どう頑張ったって今の宮若市は、福岡市みたいにはなれませんよ、やっぱり。何といっても大切な資源は、やはり農業と思うんですよ。そのためには農業でもうかることをせないかんと思います。その農業でどうもうかるか、それを考えるのが、もちろん、一義的には携わる人でしょうけど、それをサポートするのが役所の仕事じゃないでしょうか。それがつまり、トライアルが言うブランディングやないですか。  そういう政策をしっかり進めていって、非常に農業、難しい問題もあると思います。生産効率を上げると言っても、個人の資産であるわけですから、なかなか難しい問題もあると思いますけども。
     宮若の農産物は、自分たちが思っておる以上に価値があるものと、私は信じています。もっと市場開拓、顧客開拓に力を入れて、もっと高値で売ればいいと思うんですよ。高値で買ってくれるところに売れば。ただ高値で売るんじゃないんですよ。それこそ、ブランディング、しっかりとしたブランド化をして、絶対この米を買いたい、この農産物を買いたいという人に売っていけばいいと思うんです。そういう政策を市長、今後期待したいと思います。  ぜひ、私、個人的にも非常にドリームホープが好きですし、ドリームホープを運営している方々も非常に前向きです。しっかりやっていくという強い意思を持っておられます。そういう方々をしっかり支えていただきたい。そして農業で、しっかりと稼げるまちにしていくという、そういう政策を今後しっかりと進めていただいて、私たちもしっかりサポートしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、2点目の法務についてに移ります。  情報開示に対する取扱いの手順や法律行為を行うに当たって、業務が適切であるかどうかのチェックの体制、そういうのは、今、宮若市ではどのようになっているのでしょうか、教えてください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  議員お尋ねの、法令等に基づいてきちんと行政事務が行われているか。あるいは、例えば情報公開条例等において、その取扱いについて問題はないかという部分かと思うんですが、チェック体制という形で、本市においてそういう体制があるかと言われますと、法令遵守、コンプライアンス条例が本市にもありますので、当然、一般的な法令どおりに行政事務が進められているかといった部分は、コンプライアンスに基づいた部分ということで、これは総務課のほうが所管になりますが、その中でそれに違反するような行為があれば、当然、審査会等に審査をお願いするというようなこともあろうかと思いますが、それ以外の情報公開条例等々については、例えば、分かりやすく言いますと、この条例自体は、市の業務あるいは教育委員会、監査事務局等々含めて、市の事務全般にわたります。  ですから、例えば、開示の手続が行われて、例えば一部非開示であるとか、いうような場合です。それとか、全部不開示とかいう部分もあるかと思いますが、こういった部分については、情報公開条例自体は総務のほうが所管しておりますので、その中で、一応、各所管課を経て総務のほうに合い議をいただいて、市として、開示等々の手続、あるいはその内容にばらつきがないように、総務のほうでそこはチェックさせていただいている、そういった状況でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 総務課として、業務が法律に適切かどうかであるかとか、そういうチェックは行う体制ではないというふうに理解してよろしいですよね。そうですね、取扱いは難しい部分も、専門ではないのであるのかなと思いますけども。  ちょっとここで、具体的な事例を挙げて業務が法律どおりにきちんと適切に行われてあるかどうか、お聞きしたいと思います。  宮若市役所のプロパンガス納入契約についてです。市の監査役より、契約の違法性が、市民による住民監査請求によって、監査役より違法性が指摘されています。そのことについて、御存じでありますでしょうか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。  庁舎のプロパンガスの契約につきまして、住民に関する住民監査請求が、議員2名から提出されております。それに対する監査員の見解が出ております。監査事務局から、通知する義務はないんでしょうが、私は確認をさせていただきました。  手続上、2人の監査員がおられましたが、1人の方は、手続上問題があったという、違法であると。もう一人の方は、違法までは言われないが、不適切である。ただし、契約は無効であるとは言えないというような見解が出ていたのを確認をいたしております。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 今、副市長が答弁なされたとおりです。私は、そこに非常に問題があると思うんです。はっきり言うて、弁護士資格を持った監査員の方が、この契約について違法だというふうに断定しております。非常に重く受け止めないかんと思うんですよね。やはり、市民が不利益を被っています。それは、一般的に言うて、そういうもんですよね。  ただもう一つ、民間の契約者にまで、契約無効までは及ばないというふうに、それは私も判例が出ておりますので、知っております。つまり何が言いたいかと言いますと、市の業務が、ずさんであるがゆえに、私もこのような場でこういう質問をしなければなりませんし、それを受注者、民間企業も、いわゆる正当と思って契約したことが、あられもない疑惑をかけられるわけですよ。そうですよね。そういうことに、迷惑がかかると言いよるんですよ。単に違法性があるとか、違法性がないかとか、それだけを問いよるんやないんですよ。いろんな方に迷惑が及びますよと。  先ほど、法務についてということで課長から答弁をいただきましたけど、まさにそういうところですよ。自分の業務に対して、法令どおりきちんとやっているかどうかちゅうのを自分でなぜチェックできないんですか。  この契約については、入札辞退がされておりますよね。前回の一般質問でも言いましたけども。入札辞退がされて、別の業者と随意契約をされたと。監査員からいろいろ指摘がありますけど、ここでは言いません。  私は、この業務の法律の適正化について伺うんですが、この契約辞退についても、契約辞退届けとかいうような書類は存在せんとですよ。開示していただいた書類の中には、入札辞退届けしかないんですよ。  普通に、一般的に解釈すれば、入札辞退届けは、入札の前に出されるものですよね。それを役所が、入札、落札終わって契約に至るときに、その入札辞退届けを持って契約辞退というふうに認識するんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。  この件につきましては、総務委員会でも共有いたしました。議論がございましたし、本会議でも何度となく議論がございました。  先ほど、住民から請求の、2人の監査員の見解もお聞き、読まさせていただいております。今、山元議員の御質問等々も見解がなされています。いろいろ見解がございますが、私どもの顧問弁護士の見解もございます。  ただ、今お話しのように、私どもの事務処理において、経過において随意契約をする根拠の位置づけのところが不十分な認識があったということは、やむを得ない事実でございますので、今後の反省を生かしてまいりたいというふうに考えておりますが、あくまでも、随意契約した理由の根拠づけの説明はしてきたつもりですが、説明が不十分だったと。地方自治法施行令の随意契約の当てはまる号数までをよくよく確認して説明してこなかったという点は、我々の不適切な事務処理だったと考えています。  ただ、今回の件で非常に反省しておりますのは、一般的に、職員が顧問弁護士に相談する場合は、何か問題が起きた場合とか、提起された場合に確認をいたしておりますのが通常でございますので、改めまして、そういうことのない、仕事をし始めるときに疑義があった場合には、事前に弁護士によく確認して事務処理をしなければならないというふうに、今後ある程度、相談の要領等の基準は設けていかないかんのかというふうに反省をいたしておりますが、確かに2人の議員さんが疑義を申し上げられて、住民監査請求される事態が起きたわけですから、我々は一生懸命説明したつもりですけども、認識が十分に深く掘り下げて説明ができなかったことは、我々の事務処理能力が十分でなかったということで反省し、今後につなげていきたいと考えています。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 全く答弁が上手なのか、下手なのかわかりませんね。上手ちゅうんですかね、そういうのは。  私が聞いとるのは、今の答弁やったら、自分の不手際が、議員に説明するのが不手際やったというふうに聞こえますよ。別に、我々議員にどんな説明しようとか、そんなこと関係ないとですよ。あなた方がきっちり、法律どおりに事務を行えばいいわけですから。  私が指摘しているのは、こんな簡単な法律条項をなぜ分からんで、違法な契約をするんですかというふうにお聞きしているんですよ。別に、私に対する報告が間違っているじゃないかとか、そんなこと言うわけないやないですか。  いいですか、内容をどこまで把握しているかわかりませんけど、きちんと聞いていると思うんですが、監査役の報告は、非常に辛辣ですよ。我々が請求していたもの以上のものの報告が出ております。普通に一般的に解釈すれば、予断を持って、予断を持たず、この文章を読んでも、官製談合の疑いがあるんではないかというような表現になっておりますよ。誰が迷惑するかち。納税している普通の市民も迷惑しますし、当たり前のように普通に、当然のようにできた契約について行っているわけですから、落札した業者、契約した業者も当然迷惑するわけですよ。  明らかに資格を持った監査員が、違法であると書いていますよ。このことについて、決裁の最上位者である副市長、それから契約者である市長、どのようにお考えですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。  監査委員の、この下した決定については、これはしっかりと受け止めていかなければならないというふうに思っております。  ただ、私どもは、若干のこの法律の解釈でそごがあったというところが反省するところではございますけれども、これが違法と、監査員が違法と言っただけの話であって、私どもの見解は、そこまでは至らないというふうに思っております。  結果として、司法が違法行為であるということになれば、当然そういうことに従うことになると思いますけれども、繰り返しになりますけれども、監査意見の意見、住民監査請求の結果としての監査の所見は、所見としてしっかり受け止めていきたいというふうに思っています。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) あくまでも、一定の手続に不手際があったとしても、そんなに悪いことではないと、そういうような見解というふうに理解しとってよろしいですか。全くの違法性ではないという見解ですよね。  手続にとってミスはあったかもしれんですけど、契約の失効については、全然悪いとまでは言えない、そのような答弁に聞こえるんですよね。そんなこと言いよったら、我々も仕事として本当にどこまできちっとした内容であったというのは、どんどん追求せないかんことになるんですよね。  不適切な発言かもしれませんけど、もしかしたら該当するような案件ではないかもしれませんが、よく言われるのが、隠蔽は隠蔽を呼ぶと言うんですよ。ですから、ミスがあったときには真摯に受け止めて、今後生かすために、謝るべきところは謝って、直すべきところは直す、それが一番大切と思うんですよ。そうじゃなくて、いつまでも自分の正当性ばかりを主張していったら、お互いにずっとやり合っていかないかんと思うんですよ。  もうこれ以上言ってもしようがないけ、言いませんが、やはり職員の方には、行政運営について、少なくとも自分の所管の部分については、法律等についてしっかりと学んでほしいと思います。これは、僕が偉そうに、おまえら勉強せえよとか、そんな意味で言いよるわけやないんです。私も、そんなに詳しいわけでありませんから。やはり、私たちが役所の職員を見るときは、役所の職員の方がしゃべる内容については、法律にのっとってきちっと適切な発言をされているんだろうと認識するんですよね、やっぱり。  また、職員の人たちが、自分の仕事について、法律に基づくことによってしっかりとやっているんだよちゅう自負を持てば、当然スキルアップにもつながりますし、仕事に対する意欲も上がると思うんですよ。ましてや、変なところから圧力をかけられて、手続に正当じゃないようなことを要求されるようなことがあったとしても、私は法律に基づいてきちんとやりますちゅうことを言うことができれば、しっかりとした行政運営ができると思うんです。そういうところをお願いして、今も職員研修等があっているんだろうとは思いますが、ぜひ、白土課長、先頭になって職員研修、それをしっかりしてほしいと思うんですよね。  私は、職員の方はしっかり、ここの方は言うのでしっかりされていると思いますよ。ただ、その裏づけのため、法律を知るちゅうことはとても大切なことですよ。先ほどの荒牧課長も、やっぱりドリームホープの運営に関しては、自分たちで進めてきたもので培ったものがあります。やっぱり職員の方というのは、仕事を通して、少しずつスキルアップして、市のために働いてくれているんだなというように理解しております。今後も、ぜひ行政運営を適切に、私みたいなものから違法やないかとか言われんように、法をしっかり学んでいただいて、その下にしっかりと自信を持って職責に当たってほしい思います。私からの一般質問はこれで終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて山元議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) ここで10分間休憩いたします。                  午後2時11分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後2時20分再開 ◯副議長(谷口 重隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、染矢議員の質問をお受けします。6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君)〔登壇〕 こんにちは。6番、染矢です。  質問事項は、新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式についてお伺いいたします。  要旨は、1点目、小学生の学校生活について、2点目、高齢者への生活支援についてお伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。教育長。 ◯教育長(中村 直史君)〔登壇〕 染矢議員からの新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式についてという御質問に対して、御答弁を申し上げます。  まず、1点目の小学生の学校生活についてでございますが、本市では、文部科学省が示しました学校の新しい生活様式に基づき、3つの基本方針を定め、6月1日より教育活動を再開いたしております。  基本方針の1つ目として、子供や教職員の命を守るために、3つの密を避けるなど、感染リスクを可能な限り低減した対応を行っております。  2つ目として、子供の心身の状況把握と心のケアを行いながら、新型コロナウイルス感染症への不安を解消する指導を行っております。  3つ目として、子供の学びの機会を保証するために、学習状況に応じて、個に応じた学習指導や補充学習など、きめ細かな学習支援を行っております。引き続き感染対策を講じながら、一人一人の子供の状況把握に努めて教育活動に取り組んでまいります。  以上です。  2点目の御質問については、市長より答弁をしていただきます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 2点目の高齢者への生活支援についてでございますが、これまで本市におきましては、高齢者の生活支援サービスや介護予防等の促進に努めてまいりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、高齢者向けに行っている事業の一部について、実施を見合わせている状況でございます。  今後の観戦状況を踏まえ、事業再開の折には、3密を避けるなどの新しい生活様式を取り入れ、新型コロナウイルスの感染予防を講じた生活支援サービスに努めながら、高齢者の福祉の向上を図ってまいります。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 今年は、新型コロナウイルス感染防止ということで、臨時休業の措置が行われ、宮若市も夏休みが短縮されました。気温が高い日は熱中症についても対応が必要だと思われますが、そこで、学校の中で熱中症の疑いのある生徒が見られた場合、どのような対応をされているのかお伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  熱中症も命に関わる大変危険のあるものでございます。その予防には、こまめに水分を取ること、又は休憩を取ること、健康管理を徹底することが基本とされておりますが、お尋ねの熱中症の疑いのある症状が見られた場合、学校では、環境省が示しております熱中症環境保健マニュアルを基に対応をしております。  症状としましては、めまい、手足のしびれ、又は気分が悪い、さらには頭痛、嘔吐等の症状が出た場合は、学校の中で、まずは応急処置として、身体の冷却、水分の補給等を行います。その回復の状況を見て、必要とあれば、病院への搬送等をするようになっております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 登校時の見守りのときに、汗をかきながらマスクを着けて登校をする子供を見かけます。コロナ渦における学校での熱中症対策では、マスクの着用はどのように指導しているのか、お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  学校生活において、マスクの着用を基本としておりますが、国からマスクを着用する必要がない場合が示されております。1つは、十分な身体的距離が確保できている場合は、マスクの着用は必要ないこと。2つ目は、気温や湿度、又は暑さ指数が高い日には、熱中症などの健康被害が発生する恐れがあるため、マスクを外してよいこととされております。この場合は、人との距離を十分に保つこと、又は、近距離での会話を控えることの留意点が述べられております。  この最初の1つ目と2つ目の要件を満たしていきますと、先ほどの染矢議員の御指摘のとおり、登下校時には、人との十分な距離が確保できていれば、マスクを外してよいこととされております。最初のときには、マスク着用で学校への指導をしましたけれども、途中このような改定になりましたので、再度修正をしておるところでございます。  3つ目のマスクを着用する必要がない場合は、体育の授業においては、その必要がないとされております。  なお、小学校の場合は、どうしても一旦身についた指導がなかなか改善というか、その状況を見極めないで、ずっと着けている場合があると思いますので、やはり大人は状況を見て、繰り返し指導をしていかないと、熱中症対策というところについては、やはり危険を防止することができないので、繰り返し学校にも対応をしていきたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 先月8月ですけども、川崎市の小学校で、体育の授業中、児童6人が熱中症の疑いで病院へ搬送されました。また、足立区でも体育の授業中、児童7人が搬送されております。新型コロナウイルス防止対策に加え、熱中症の予防において、健康管理が大切だと考えられます。各学校では健康観察をどのようにしているのか、お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  やはりコロナ渦における熱中症対策ということで、毎日学校では健康観察を行っております。  その内容についてでございますが、本年度は特にコロナ渦ということで、コロナウイルスを学校に持ち込まない、あわせて、熱中症対策もできるという形で行っていることでございます。まず、登校時、教室に入る前に、昇降口のところで児童生徒の検温結果、又は健康状態を、複数の教職員で確認して把握しております。健康状態の把握には、国が示す健康観察票が例示されておりますので、それを活用しております。  ただ、家庭でどうしても体温や健康状態を把握できなかった児童生徒がいました場合は、登校時にやはり複数の教職員が検温、健康観察をそこで行っております。  コロナ渦ではありますが、発熱等の症状、又は、子供たちの健康状況がちょっと心配だなと思った場合は、別室で待機をさせ、保護者に連絡をして、安全に帰宅のほうに進めております。健康状態が回復するまでは、どうぞ自宅のほうで休養を取ってもらうというような形で、家庭の協力をもって健康観察のほうの徹底を図っているところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 健康観察票を活用して、児童の健康状態を把握しているということで、安心いたしました。  新聞に、マスク着用によるリスクの高まる熱中症対策として、日傘が注目されておりますと。太陽の暑さを遮るのに加えて、傘を開くと、自然に密にならない距離が取られるということから、環境省では、日傘の日常的な使用を推進しています。  傘さし登下校に乗り出す小学校・中学校も今、増えているそうです。ある小学校では、雨傘を日傘代わりに使って、熱中症にならない工夫をしております。子供たちは、帽子をかぶってマスクを着けるのは暑かったと。傘をさしてマスクを外すと、体全体が涼しくて、汗もあまりかかなかったという声も出ています。
     宮若市でも、日傘をさして登下校する生徒を何人か見かけました。また、35度を超える猛暑の中、汗びしょびしょになって家に帰宅する生徒や、暑さが非常に苦手な子供がマスクを着けてゆっくり歩いていると、先生がその生徒を見かけて、「周りに人がいなければ、マスクを外していいよ」と言うと、生徒はマスクを外して登校されていきました。  先ほど、今、距離が取られたらマスクを外していいちゅうことでしたけども、小学校1年生の子が、毎日3人で歩いている子がおるんですけども、横断歩道を渡るときに、3人きちんとマスクを着けて、手を挙げてひっついて歩いている子を、毎日そういう行動をとっておりますので、なかなか低学年の子は自分で判断してマスクを外すのが難しいと思いますけども、その辺も気をつけていっていただきたいと思います。  それと、子供は身長が低いため、地面からの照り返しが受けやすく、体温調整機能も未発達で熱中症になりやすいと言われております。温暖化を背景に、夏の暑さが年々厳しさを増す中、大人の目が届きにくい登下校の子供たちの健康を考えたときに、日傘の使用はどう思われるか、お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  傘、雨傘も含めて、日傘も含めてですが、その活用につきましては、コロナ渦における熱中症対策としても、身体的距離を確保する方策としても、よいことだと思っております。  一方、傘を持たせた場合、視界が狭くなる、特に小学校低学年も含めて、視界が狭くなること、手が塞がること、それと、持ち物が増えることという不安も出てまいります。  各学校では、先ほど染矢議員がおっしゃったとおり、日傘を持って登校しているお子様がいるということも報告を受けておりますので、また、これから気候的にもちょっと涼しくなるという方向もありますので、一律に貸与するということは考えておりませんが、引き続き身体的距離の確保、熱中症対策につきましては、留意して努めてまいります。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 私もそうですけど、子供たちも日傘をさした経験がないと思うんですけど、先ほど言われた帽子もマスクも外して涼しかったと。もしよければ、社会教育や学校現場、また保護者たちで議論して、実際にそういう傘を持って登校ちゅう体験もどうかなと思います。  あと、学校の再開から感染防止対策を取りながら教育活動を進めていますが、今後の課題についてどうお考えか、お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  今後の課題ということですが、新型コロナウイルス感染症の終息が見えない状況でございますので、引き続き本市の基本方針を徹底的に基づきまして、子供や教職員の命を守ること、それと、心のケア、そして、個に応じた確かな学習指導、重ねて、人間形成を図る学校ならではの教育活動の推進を課題としております。  さらに、今後は、季節性のインフルエンザ等の重なりも出てきておりますので、家庭とさらに連携した子供たちの健康管理については、徹底的に取組を進めたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 次に、高齢者への生活支援について質問をさせていただきます。  新型コロナウイルスに感染しないように、外出を控えている高齢者の方がおると聞いております。宮若市での現状はどうなのか、お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  外出を控えている高齢者の状況ということでございますが、宮若市のほうで中止していた事業について、安心して参加していただけるように、新しい生活様式を踏まえたコロナ対策を講じた上で、7月に一旦事業を再開いたしましたけれども、感染が拡大する以前のように参加者が集まるということはなりませんでした。  この理由につきましては、御自身で感染に気をつけられて参加を見合わせられたりであったりとか、あと、家族が心配して参加のほうを止めたりとかいうことがあったようでございました。  また、介護保険のサービスに関して、よく利用控えということを耳にしましたので、介護保険の請求件数から通所系の介護サービスの利用が減っているのか調べてみましたが、通所系の介護サービスについては、宮若市においては、顕著な減少傾向というのは見られませんでした。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) ある高齢の婦人の方が、心不全で入院して、退院してきました。この夫婦二人がコロナじゃなくてよかったちゅうことで、本当に不安を感じておられました。コロナ渦において、コロナウイルスの感染に不安を抱いている高齢者、特に独り暮らしの高齢者の現状について、アンケートなど調査は行われておりますか。お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  コロナ渦の現状について、高齢者にアンケートを行ったかということでございますが、アンケートの実施には至っておりません。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 外出ができないストレス状態によって、世間ではコロナ鬱やコロナ疲れを訴える人が増えてきております。高齢者の現状についてどのように把握しておるのか、お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  外出できない高齢者の状況等についての把握の方法でございますが、見守りという観点から、在宅介護支援センターの訪問による実態調査を、これも一時的に中断をしておりましたけれども、現在は再開をいたしておりまして、訪問をする中で、支援が必要な高齢者については、関係機関と連携してサービスにつなげている状況でございます。  また、郵便や新聞、ガス会社など地域と関わりを持たれている事業所に、日常の活動の中で無理のない範囲で高齢者等の見守りを行っていただき、異常発見の際には、市に通報してもらうように協力をお願いしているところです。  ほかにも、配食サービスによる安否確認や、緊急通報システム事業のお伺い電話のほか、社会福祉協議会が行っておりますふれあい電話、そして、老人クラブにおいても、高齢者支援活動員による見守り活動に取り組んでおられます。何かあれば市にも連絡を頂くことになりますので、市や関係機関が行う取組を通じて、高齢者の状況把握をさせていただいているという状況でございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) ストレッチは精神を安定させる効果があると言われておりますが、コロナの影響で外出を控えている高齢者の対応について、お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  高齢者は、新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいというふうに言われておりますので、感染のリスクを回避するために、健康福祉課で行っている高齢者が一度に多く集まる事業については、現在は一旦中止の扱いとさせていただいております。事業を中止することで、高齢者の外出の機会が減って、活動量の低下が懸念されましたので、事業の参加者については、フレイルの予防と、抵抗力を下げないようにするポイントがまとめられたチラシを郵送させていただいております。  また、一般向けのものといたしましては、新型コロナに関するチラシを作成して、全戸配布をしているところでございますが、そのチラシにも、運動を心がけるように呼びかけを行わせていただいいて、そのほか広報にも、椅子に座ってできるような簡単な運動の紹介をさせていただいているところです。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 高齢者施設において、新型コロナウイルス感染経路の遮断ということで、緊急をやむをえない場合を除き、面会を制限していると思いますが、入居者又は家族の皆様が少しでも安心していただけるように、LINEビデオ通話を活用して面会している施設がありますが、本市はオンライン等を活用している施設等はありますか。お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  新型コロナの感染防止のために、現在も面会を禁止にしている施設もある一方で、面会を行っている施設については、ガラス越しに面会を行ったり、あと、スマホを使ってオンラインで面会を行っている施設があるというふうに聞いております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) よその自治体では、独居高齢者にAIを使ったコロナ対策として、ロボットを貸し出して、安否確認や話し相手などになる取組をしているが、本市では何か対応を考えておりますか。お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  議員おっしゃるように、独り暮らしの高齢者の方に、AIを使ったロボットを活用した見守りサービスを実施している自治体は幾つかありまして、ロボットが高齢者本人の写真を家族のパソコンやスマホに写真を送ったりですとか、あと、ロボットに話しかけることで、孤独感の解消といったような効果も期待されているようです。  宮若市におきましては、在宅介護支援センターが行う訪問活動をはじめとして、新しい生活様式を踏まえた感染予防策を講じながら、当面は、既存の方法であります人を介した見守り活動を継続して行っていきたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 最後に、市長にお伺いいたします。  新聞に、高齢者の見守りや介護の現場で新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎつつ、現場の人手不足を補う試みとして、ロボットの活用が進みつつあると紹介されておりました。この介護ロボット、コロナ渦で訪問が難しい民生委員らの代行役になったり、先ほども言われましたけど、一日3回設定された時間に利用者の写真を撮り、家族に送信と。家族はスマートフォンで室内の状況も確認できます。災害時には、自治体が出す防災メールを受信し、読み上げ、ロボットのそばに設置されているディスプレイに文字情報を表示しますと。このロボットを活用したデジタル社会の推進について、どうお考えかお伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。  様々な現場で今、人手不足が顕著な状況であります。まさにこの介護現場でもそういう状況にあるわけでございますが、あわせて、こういうコロナ渦の中でAIを活用したロボットの設置等と、先進的に取り組んでおる自治体もあるやには聞いておるところでございます。これの有効性というか、その活用が効果的なものなのかどうか、そういうところは、しっかり検証して対応をしていきたいというふうに思っています。  以上です。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 以上で、一般質問を終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、染矢議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) 次に、柴田議員の質問をお受けします。5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君)〔登壇〕 5番、柴田です。  今回の一般質問は、AI、人工知能、ICT、情報通信技術を使った学校教育と地域活性化という通告に従って質問いたします。  国のGIGAスクール構想の実現に向けた取組は、新型コロナウイルス感染拡大で、教育のICT化も一気に進んできました。最近では、新聞やテレビなどの報道でも、学校教育におけるICTの活用事例も多く見受けられます。  宮若市においても、今年度の第2次補正予算で、市内全小・中学校児童生徒への学習用タブレット端末を一人1台購入する案が上程され、可決されております。  このハードの整備に並行して、端末をどのように活用していくかが重要で、ICT教育の推進による学習活動の充実や、また、これに関連するような事業が、今後の宮若市のまちづくりにつながっていく大きな材料となるのではと考え、質問をさせていただきます。  質問要旨として、一つは、タブレット端末を活用した学習計画。もう一つは、AIやICT環境を有効活用したまちづくりについての本市の今後の方向性について、お伺いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。教育長。 ◯教育長(中村 直史君)〔登壇〕 柴田議員からのAI、ICTを使った学校教育と地域活性化について、タブレット端末を活用したAI、ICT学習計画と、まちづくりを含む今後の方向性について伺うという御質問に対して、御答弁を申し上げます。  ICT教育につきましては、新学習指導要領に基づく子供の情報活用能力の育成を目的に、これまで計画的に電子黒板の整備や、プログラミング教育の準備を進めてきたところでございます。  今年度、国のGIGAスクール構想の前倒しにより、市内の全小・中学校児童生徒に一人1台のタブレット端末を整備することとなりました。これに伴い、ICT機器を活用した授業づくりの取組を、積極的に進めていくことといたしております。  このようなICT機器を活用した取組の充実が、将来のIT技術の発展や、子供たちのIT技術活用につながるものと考えております。  以上で、答弁を終わらせていただきます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。  今日、午前中からのいろいろな学校教育についての質問と少し重複する部分もあるかと思いますけれども、まず最初に、コロナ渦における休業中のオンライン学習の状況について、また、新型コロナウイルス対策として、およそ2か月にわたる学校の休業期間がありました。この間、小・中学校の児童生徒の学習として、オンライン学習はどのように取り組まれたのか、お尋ねいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  臨時休業期間中ですが、特に4月中旬から行いました。全小・中学校において、教員が家庭学習の課題を中心とした動画を作成しまして、それを映像配信によって取り組んだということでございます。  なお、本年度、小学校で入学したばかりの1年生につきましては、課題といってもできませんので、小学校で期待が持てるように、学校の中の紹介を動画に収めて、学校は楽しいところだよという、そういった動画を配信したところでございます。  今後、ICT環境が整うことによって、双方向型のオンライン授業が可能になるのではないかというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 休業期間中は動画配信によって学習を進められたということですけれども、市内の小・中学校の児童生徒の家庭におけるインターネット環境についての情報収集、アンケートなどは実施されているのでしょうか。また、教育委員会は、それに対応した学習指導の把握をしてあるのか、お尋ねいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  臨時休校中に動画の配信をすると同時に、やはり家庭での環境ができていない部分もありましたので、同時に、その環境がない児童生徒の実態を調査も進んでおります。それに併せて、第2次補正のほうで、Wi─Fi環境がない児童生徒を対象とした貸出し用の家庭用Wi─Fiを購入するための費用を計上しているところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 各家庭ネット環境は、格差ないように十分に進めていただきたいと思います。
     8月末現在の全国自治体でのタブレット端末一人1台の完了は、2%との報道があっていました。本市の購入計画は補正予算で可決いたしましたので、今後、購入や環境整備が進んでいくものと思いますが、配備完了はいつになるのでしょうか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  予定では、令和3年の1月末をめどにしておりますが、早ければ年内で収まるのではないかというところで考えております。11月より随時納入計画がありますので、速やかに進めていきたいというふうに思っております。  タブレット端末の活用については、まずは、学校での活用が基本という形になっておりますけれども、緊急事態等の対策も視野に入れておりますので、今後は、家庭学習も含め、自宅での使用等も含めて、効果的な活用について検討をしていく予定でございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。  次の質問で、今後の緊急事態に備えたタブレット端末の家庭への持ち帰りを質問しようと思ったんですが、これも考えられて準備がされているということでしたので、安心いたしました。  続きまして、ICTを活用した学習の実施計画についてお尋ねしていきたいと思います。  ICTを活用した学校教育は、佐賀県武雄市は約10年前から、近隣でも田川市は積極的に導入を始め、先進地として評価もされています。また、先日は、中間市での取組計画も報道されておりました。このような学校教育の取組に対して、本市では調査、研究、計画などはなされてきたのか、お尋ねしたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  まず、近隣の市町村の先進地の調査をさせていただいております。近隣では、飯塚市がタブレットを活用したプログラミング教育の推進をこの辺では早くされておりますので、その情報もつかんでおります。  先ほど柴田議員がおっしゃいました田川市のほうは、電子黒板を活用した授業改善というものを進めております。そういった情報も入っております。  北九州教育事務所管内でいきますと、芦屋町が電子黒板とタブレットを活用した授業づくりというのを数年前から取り組んでおりますので、そこら辺の授業参観も含めて、本市はしておるところでございます。  しかしながら、福岡県全体からいきますと、これから始まるという状況であるのが正直なところでございます。  宮若市としましては、これまでに県外でいきますと、佐賀県の多久市のほうに視察に行きました。そこは、情報活用能力の推進に向けたカリキュラムのほうがちょっと出来上がりつつありましたので、その活用状況も参考にしたいなと思っております。  また、茨城県のつくば市へのほうの視察にも行かせていただきました。ここは国の研究指定を受けておりまして、そこの研究の成果が、このプログラミング教育であったりとか、情報教育の推進に寄与しているところがありましたので、実際の学校を見させていただいたところです。  それを参考にしまして、本市では、昨年度から宮田東小学校をICT機器を活用した実践研究指定校という形で指定をいたしまして、電子黒板を含むICT機器の活用の在り方を、授業実践事例をどんどん出してもらいまして、それを市内のほうで研修会で活用したり、事例発表をしてもらったりという形で継続しておるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 本市のほうもICTの活用について、いろいろ調査、研究を進められているということですけれども、競争するわけじゃないんですけれども、せっかく機器の整備も配備も進むことですので、早急に実行に移していただければと思います。  先ほどちょっと触れられましたプログラミング教育について、これは、各自治体ごとに工夫された教育が進んでおりますが、本市における今の実態と計画について、あればお尋ねしたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  プログラミング教育は、小学校が今年から必須化しておりますので、進めていく状況でございますが、実態としましては、昨年度、やっと県教育委員会主催の研修会が、昨年度の12月、管理職を対象とした研修会が行われたばかりです。その後、各学校の中心的な役割をする情報教育担当者が集まった研修会が、やはり今年の1月ですかね、あったばかり。それを受けて、各学校がプログラミング教育をどのように進めるかという、ある程度学校の中で企画をして進めようとしたところに、コロナ渦が入ってきましたので、各学校におきましては、計画がちょっとずれてきているのではないかなというふうに思っておるところでございます。  市としましては、昨年度から情報教育担当部会というものを中心に、ICTを活用、プログラミングも含めて、そのような内容で計画を進めているところでございますが、まだまだ十分なところはございませんので、計画の見直しをしながら、環境が整うときに速やかに進められるように、準備をしていきたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 計画を進められて、迅速にしたいということで、本当に安心しております。これは、やっぱり学校の先生方も本当にこれから大変なことに作業、又は御苦労があると思うんですけれども、ICT支援員、GIGAスクールサポーター、ICT活用教育アドバイザーなどについていろいろ少し調べましたが、詳しく分かりませんので、その辺分かりましたら御説明いただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。  ICT支援員のほうでございますが、今年度より小学校での支援員という形で業務委託をしておりまして、もう既に8月から各学校のほうに入っております。  内容につきましては、大きく4つありまして、まず、先生たちもまず初めての取組でございますので、授業がスタートする前にICT機器の設定であったりとか、そういうすぐ授業にスムーズに使えるような整備をしていただく、支援をしていただくようにしております。これが授業支援という業務でございます。  もう一つは、やはり校内でしっかり研修をしていかなくてはいけない部分がありますので、その研修も担っていただくようにしております。  あとは、各学校の校務支援という形で、校務全般、つまり、これをしていくと、先生方の働き改革にもなるということも分かってきておりますので、そういった校務的な支援も、支援員のほうのサポートを入れるようにしております。  最後に、やはり相手は機械でございますので、機器的な障がいが発生した場合に、授業が、その時間が台なしになったりする場合もあります。そういった場合のサポートができるように、障がい対策の支援も支援員にしていただくようにしております。  次に、GIGAスクールサポーターですけれども、これは、本年度5月より、もう市教委のほうに1人配置しまして、各学校の環境状況、又はその支援を実際にやっていただいております。タブレット購入又はWi─Fi環境整備等にも、この専門性を生かしていきたいというふうに考えております。  次に、ICT活用教育アドバイザーの件でございますが、これにつきましては、文部科学省が配置するICT環境整備を支援する支援スタッフとなっておりまして、自治体からの相談に随時対応できるようになっております。まだ本市は活用をしておりませんが、必要になれば、活用は前向きに考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 丁寧な御説明で、よく分かりました。  それを受けまして、これは一つの提案でありますけれども、教育に対して産学官の連携事業について、少し質問をさせていただきたいと思います。  今回、ICTを活用した教育活動についていろいろ質問しておりますけれども、これは、行政と学校現場のみならず、企業や大学校との連携も大きな鍵を握るのではないかと思っております。  先だって、本市においてプロジェクトを提案されているトライアルグループについては、吉川小学校を後にAI研究開発センターの計画が打ち出されております。説明によりますと、先端技術開発者が集い、サテライトオフィスとしての活用もなされるなど、ここに新しい拠点を計画されているとのことでした。  本市がこの計画を誘致するに当たっては、産業経済のみならず、本市の子供たちのための教育のための大きな力になっていただくことができないのかなと思っております。例えば、プログラミング教育に、そこに集われる開発者や大学生との連携協力をいただくことや、AI施設整備事業は本市が行っており、大型モニターなどの購入も充てられておりました。それを活用した見学や実習学習、そのような施設の開放もお願いしたいところです。  また、AIの活用による個別学習計画なども、政府が支援を始めていると聞き及んでおります。これらのことについてのお考えをお尋ねしたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(竹田 和彦君) 産業観光課長でございます。  産学連携の観点からでございますけれども、現在、トライアルにつきましては、AI分野につきまして、AIデータ分析の学生チームを九州大学のほうに抱えているということでございます。これに分室をつくっておりますので、引き続きその連携を強化していくということで聞き及んでおります。  それから、宮若市の中には大学はないわけでございますが、大きく言えば、筑豊地区には大学がございますので、筑豊地区内の工業系の大学、これと具体的な、今、現段階の契約はないわけでございますけども、理系大学は今後の発展性が大いにあるものと認識をいたしておるところでございます。  また、トライアルと連携企業が集いまして、吉川小学校でのAIの仕組みづくりをやるわけでございますが、公共施設の位置づけございますので、高度なものとしては、AI開発プログラム言語、これを地元の学生さんにも触れていただけるようにしたいということで、お考えがあるようでございます。  また、あわせまして、入門的なものといたしまして、小・中・高の学生・児童を対象といたしましたAI教室、ものづくり教室をやっていきたいということで、様々な発展につながるものと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) これが実現すれば、非常に市内の子供たちのためには大きな力になっていただけるものと、大変うれしく思っております。  そこで、ちょっとこれは視点が変わるんですけれども、学童保育所におけるオンライン学習の利用について、学校現場ではないんですけれども、コロナ渦における学童保育所の利用は必要不可欠なものであり、子供たちにとっても多くの時間を過ごすことになっていました。これからまた発生するとも危惧される学校休業などの緊急事態に備えて、オンライン学習が進んでいく事態をまた考えたときに、ほぼ一日学童保育所で過ごす子供たちが、先ほど家の持ち帰りも検討をされているということでしたので、学童保育所でタブレット端末を活用した学習ができるように、学童保育所にもWi─Fi環境、インターネット環境が整えられる必要があると考えますけれども、いかがでしょうか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 子育て福祉課長◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。  学童保育所におけるオンライン学習の在り方についてなんですけれども、先ほど御指摘ありましたように、4月、5月に学校が休業になったときに、学童保育所については、やはり子供さんを預かるという施設の特性上、開所をしてきた経緯がございます。  今後につきましても、先ほど学校教育課長のほうから、国が示しております学校の臨時休業の3つの方針というものが説明がありましたけれども、その方針にもっとって臨時休業をすることも考えられますので、その際に、学童保育所において、学童保育所を開所するのかどうかということも検討もしていかないといけないというふうに考えております。その際に、学校でどういったオンライン学習が行われるのか。その状況に応じて、学童保育所のほうも対応を検討していかなければいけないというふうに考えております。現状としては、学童保育所、Wi─Fiの環境がございませんので、そういったところも含めて、教育委員会と協議をしながら検討を進めていきたいと思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。  またコロナの終息は本当にいつになるのか分からないし、また、そういう事態がすぐにでも訪れるかもしれませんので、そういう環境は早めに対応して、御検討いただければと思っております。  それから、コロナ渦での状況で、先ほども染矢議員の質問にもありました高齢者に対する対策でございます。これも先ほど見守りサービス、介護ロボットのお話もありました。今、高齢者といっても、家でパソコンを見られたりとかしている方が多いと思っておりますので、今後こういう、今まで外に出る機会が失われた高齢者、大きなストレスやフレイル状態に近づくなど、問題に備えて、これからのコロナ対策として、例えば、オンラインによる講習会などもICTの活用が、ちょっと学校教育と離れますけれども、ICTの活用ができるのではないかと考えますが、高齢者福祉、又は社会教育所管でのお考えがあれば、お尋ねしたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。  今、現在のところ、高齢者を対象にしたオンライン講習等の計画等はございませんが、新型コロナの感染拡大をきっかけに、リモートワークであったり、オンライン診療とか、あと、またウェブ会議とか、そういったオンラインの活用が進んでいるようですので、そういう方法で事業を行っていくということも、今後考える時期が来ることが想定されるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 社会教育課長。 ◯社会教育課長(松尾 竜彦君) 社会教育課長であります。  先ほどお尋ねの件でございますが、現在のところは、早急にそういった対応というのは正直考えておりませんが、社会教育におきましても、若生学級、高齢者大学等の講座等も行っております。そういったところもコロナの関係で配慮しながら行っておりますが、将来的にそういったオンラインでの実施ということも、将来的には考える必要もあるのかなと。現在におきましては、現状で様々な配慮を行いながらの実施といったところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。  学校教育やその他の情報通信活用について、いろいろとお尋ねしてきましたけれども、光回線の未整備地区については、吉川地区においては、8月から整備工事が開始されていると聞き及んでおりますけれども、令和元年12月議会において、山口地区、千石地区における光回線導入推進に関する要望が上がっており、議会においても採択がされております。  ICTの活用にも欠かせない高速通信ネットワーク環境整備について、再度早急な対応をお願いするとともに、現状までの進捗状況についてお尋ねしたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 情報政策担当課長。 ◯情報政策担当課長(吉田 哲也君) 情報政策担当課長です。  今、議員お尋ねの高速の光のネットワークの整備に関してでございますけれども、現状までは平成24年から通信事業者さんにおいて、宮若市内で光のサービスを提供をしていただいております。随時環境は広がっておるんですけれども、先ほど柴田議員申されたとおり、吉川地区に関しましては8月から工事に入っておりまして、来年の4月からサービスを実際に提供ができるというふうなことになっております。残りの山口地区の一部、それと、千石地区につきましては、吉川地区を整備したときの国の補助事業があるんですけれども、そちらのほうが実際に活用できるかどうかと。あと、整備に関して、総務省のほうと、あと、通信事業者さんといろいろと協議しながら、実現に向けて今、取組を行っておるところですが、いずれにしましても、全てのICTの活用に関しては、光のネットワークというのが必須条件となりますので、早期に実現できるように取組を進めてまいりたいと思います。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。  タブレット端末一人1台で、マイタブレットの利用により、これまでにない学習が進んでいくものと思います。学校現場での先生方の準備や研修、実行に当たっては大変な御苦労もあるかと思いますが、しかし、これらの学校教育を進めていき、子供たちの学習意欲と学力に向けての向上は、先生方の力なくしては実現できないものであると思います。学校での活用方法やプロセスについては、学校現場でできること、そして、ICTなど整備事業者の行政としてできることを、積極的に取り組んでいただきたいと思います。  ICTを活用した学校教育は、行政が先導すべきであるとともに、整備を導入して終わりではなく、活用方法も行政を含めた推進計画や進出企業プロジェクトの活用による教育活動の連携やPR活動、市民の意識改革にも、行政と学校、企業、地域が一体となった取組が必要ではないかと思います。市長には経済活動のみならず、教育や防災、福祉の分野に、あらゆる場面でAIやICTを活用した取組のために、産学官のより一層の協力関係を構築していただけるなど、御尽力をお願いしたいと思いますが、市長よりお考えがありましたら、お聞かせ願いたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。  情報通信機器、最先端の機器の導入については、ハード整備は確かに一歩ずつ進んでおるところでございます。特に教育現場、今まで国の補助金が全くなかったわけでございますけれども、今回の地方創生臨時交付金等々で全額国の、まあ全額じゃないんですけれども、1台5万円ということで国の財政措置ができたわけでございます。  あとは、質問にありましたように、中身の問題でございます。情報教育等々、専門員を市のほうで雇用いたしまして、他の自治体に先行した情報教育の取組ができればなというふうには思っているところでございます。あらゆる場面でICT、AIの活用の場面というのが想定をされますので、これは乗り遅れないように、我々しっかり頑張っていきたいというふうに思っております。  また、最後に質問ございました光ケーブルの未設置地域、山口地区と千石地区につきましては、これも国の補助金が活用されることと、地方創生臨時交付金が補助裏でどうも使えそうだということの確認をいたしております。早ければ、12月の議会にでも補正予算を計上したいというふに思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 非常にうれしいような情報をいただきました。今後、学習教育にしても、まちづくりにしても、また新しいいろんな技術によって変わっている宮若市に期待して、私の一般質問を終わらせていただきます。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、柴田議員の質問を終了いたします。       ────────────・────・──────────── ◯副議長(谷口 重隆君) ここで、お諮りいたします。冒頭でも申し上げましたように、本日の一般質問は、5番、柴田議員の質問で終了したいと思いますが、これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(谷口 重隆君) 御異議なしと認めます。
     それでは、これで本日の会議を終了し、残る質問については、明日15日にお受けすることにいたします。  本日はこれにて散会いたします。                  午後3時19分散会       ────────────────────────────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃  会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃    令和2年 9月14日                           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 宮若市議会副議長 谷口 重隆          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  染矢 正次          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  安河 英幸          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ Copyright (c) MIYAWAKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....