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令和元年第4回定例会(第2日) 名簿 開催日:2019年12月10日
令和元年第4回定例会(第2日) 本文 開催日:2019年12月10日

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  1. 宮若市議会 2019-12-10
    令和元年第4回定例会(第2日) 本文 開催日:2019年12月10日


    取得元: 宮若市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    2019年12月10日:令和元年第4回定例会(第2日) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開議 ◯議長(遠藤 嘉昭君) おはようございます。会議に入る前に、長年にわたりアフガニスタンで人道支援と復興に力を尽くされていた中村哲医師の御冥福をお祈りするとともに、御遺族の方々に衷心より哀悼の意を表し、黙祷をささげたいと思います。御起立をお願いいたします。黙祷。                    〔黙祷〕 ◯議長(遠藤 嘉昭君) お直りください。御着席ください。どうもありがとうございました。  改めまして、おはようございます。本日の出席議員は17名で、定足数に達しております。これより令和元年第4回宮若市議会定例会を再開いたします。  それでは、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。よって、この議事日程に従って本日の会議を進めてまいります。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、10番、和田議員、11番、安永議員を指名いたします。       ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 日程第2、一般質問を行います。  今回は、お手元の一般質問通告書のとおり、10名の議員から13件の通告があっております。  したがって、この一般質問通告書の順により、質問をお受けいたします。  なお、地方自治法第121条の規定により、会計課長、監査事務局長には、出席を求めていませんので、御了承をお願いいたします。  また、1日目をどこで終了するかについては、会議の推移を見ながら、私のほうで判断し、会議に諮って決めたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願いいたします。  また、いつも申し上げておりますが、的確な質問と簡潔なる答弁をお願いいたします。  それでは、柴田議員の質問をお受けします。5番、柴田議員。
    ◯議員(5番 柴田裕美子君)〔登壇〕 皆様、おはようございます。5番、柴田裕美子でございます。今回、私からの一般質問は、本市における高齢者福祉の充実に向けた施策について、お伺いいたします。  宮若市の人口は、10月末現在で2万8,000人を割り込みました。同時に、現在の高齢化率の推移は34.6%と、増加の一途をたどっており、2025年には団塊世代が75歳以上となる、全国的にも大きな課題を抱える局面を迎えます。  高齢長寿化は、大変喜ばしいことですが、そうした中でも、元気に自立して日常生活を送ることができる、健康寿命を延ばすことが、これからの大きな注目点になってくるのではないかと思います。  国のニッポン一億総活躍プランにも掲げられており、本市においても、いち早くその対策に取り組むべきではないかと考えます。既に、介護予防も行政を始め、各団体やボランティアの方々によって、数々のところで実施されていることと思いますが、いま一度、本市における介護予防事業の検証と、これからの高齢者の健康寿命を延ばしていくための取り組みについてお尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。ただ今、柴田議員から、高齢者福祉の充実に向けた施策についてということで、介護予防事業の検証と、高齢者の健康寿命延伸のための取り組みについて伺う、御質問いただいております。御答弁申し上げます。  まず、介護予防事業の検証につきましては、介護予防教室におきまして、参加者の体力測定による運動能力の評価やアンケート調査の結果を受けまして、今後の教室運営の改善等につなげておるところでございます。  また、自治会や老人会における地域介護予防教室や市が開催をしております介護予防教室におきまして、運動だけではなく、栄養改善、口腔機能向上認知症予防などの複数のプログラムを組み合わせた教室や脳の活性化を図ると言われております音楽を使った教室、リハビリテーションの専門職である講師を招いての教室など、さまざまな内容で実施をいたしておるところでございます。今後も、高齢者の健康寿命延伸の取り組みといたしまして、介護予防事業の促進に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。ただ今、市長より、現在の介護予防事業について、概況を御答弁いただきましたが、もう少し具体的な事業の内容について、質問させていただきたいと思います。  まず、本市の介護保険給付費についてお尋ねしたいと思います。  高齢者の介護保険にかかわる本市の歳出経費は、高齢者の増加に伴い、並行していくことは想定されますが、近年の給付者の数と金額の推移を教えていただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。議員お尋ねの給付費の数というのは、認定の数ということで大丈夫だったでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)はい。  宮若市の要支援、要介護の認定を受けた方につきましては、各年度の3月末現在で、平成28年度は2,075人、平成29年度が2,105人、平成30年度が2,182人となっております。  また、宮若市が福岡県介護保険広域連合に負担しております介護給付費は、平成28年度が3億7,936万9,000円、平成29年度が4億1,022万4,000円、平成30年度は4億848万8,000円となっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 高齢化に伴う社会保障費の増加は、やむを得ないことではありますし、介護事業等に必要な事業費は、むしろ重要な位置づけだと思います。  とはいえ、後期高齢者医療費においても、市の予算の繰入れや国保特別会計からの後期高齢者支援金等において、これからの負担は大きく、市の財政を圧迫していくことが懸念されます。  そこで、私が申し上げたいことは、そのような経費を削減すべきという意味ではなくて、各家庭においても、介護や医療費を少しでも削減していくことが、本人や御家族が安定した生活が送れるために、健康寿命を伸ばして、介護に係る期間を減らすことができれば、その抑制効果も大きくなることと思っております。  次の質問ですが、本市でも、その抑制や介護予防に向けた事業が行われておりますが、その事業費の中で、介護予防委託費及び食の自立支援事業委託費の内容の詳細をお聞かせください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。介護予防事業費委託料につきましては、各種の介護予防教室開催のための経費となっております。  内容を申し上げますと、まず1つは、理学療法士等筋力トレーニングを通して、運動機能の向上を図ることを目的としました介護予防みやわか教室を実施しております。  そして、運動を始めとして、栄養、口腔、認知症予防の講座を取り入れましたはつらつ教室や、音楽を通して脳の活性化による認知症の予防を図るといったシニアいきいき音楽教室を実施しております。  そのほかにも、膝痛予防と運動機能の向上を目的としましたシニア健康教室や高齢者の居場所づくり事業でありますあったかサロンでは、生きがい活動健康づくりなどのサービスを提供しております。  また、本年度からは、新たな取組みといたしまして、作業療法士などのリハビリテーションに関する専門職が行う体操教室を実施いたしました。  食の自立支援事業につきましては、宮若市の社会福祉協議会に委託をしまして、安否確認を兼ねて、月曜日から金曜日までの間、夕食のお弁当を提供しております。利用者負担は、1食当たり、御飯の量等で変わりますけれども、普通盛りで350円、利用者は、本年10月現在で190人となっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。各地で、さまざまな介護予防事業が行われていることがよくわかりました。より多くの方に参加していただけると、いいと思います。  次にお尋ねしたいのは、宮若市にも地域包括支援センターという機関があります。そこで行われているサービス支援内容や介護予防に関する事業についてお尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。包括支援センターにおいては、高齢者の家族の総合相談や支援事業を初めとして、虐待や成年後見制度といった権利擁護業務、そして、要支援の認定を持った方のケアプランを作成する介護予防ケアマネジメント業務などを行っております。  また、高齢者が住みなれた地域で暮らせるように、介護予防サービス等を含めた保健、医療、福祉に関する相談や支援を行っております。  地域包括支援センターでの介護予防に向けた取り組みとしましては、職員が、自治会や老人クラブが開催しております介護予防の講師として出向いて、認知症予防の講座や認知症サポーター養成講座などを行っております。  ちなみに、この認知症サポーター養成講座は、平成25年度から開催しておりますが、現在までの受講者数は、令和元年10月末現在で、延べ1,153人という状況でございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 地域包括支援センターは、行政の窓口業務からつなぐ具体的な相談支援を行っておられることもわかりました。  また、認知症サポーターの講座を受けられた方、たくさんいらっしゃるということで、これからの御活躍にも期待したいと思います。  次にお聞きしたいのが、これは高齢者介護予防のためだけではありませんが、本市で健康ポイント事業が行われております。これまでの実績と、効果をお尋ねしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。健康ポイント事業につきましては、健康づくりに関する事業で、特定健診や介護予防事業に参加された方がポイントを集めて申請をすることで、記念品を贈呈する事業でございます。  効果として、過去3年間の応募者数は、平成28年度が1,482人、平成29年度は1,611人、平成30年度は1,300人となっております。この平成30年度に応募者数が減った要因としましては、これまでは市内に勤務されている方も応募の対象となっておりましたけれども、30年度からは対象者を市内在住の方のみに変更したことによるものでございます。  この健康ポイント事業は、市民の主体的な健康づくりを支援することが目的の一つでございますので、介護予防教室への参加は、このポイントの対象となっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。この健康ポイント事業も、より多くの方が積極的に参加していただくような方向に推進をしていただきたいと思っております。  次に、高齢者の社会参加を促す事業として、どのような検討がなされているのかをお尋ねしたいと思います。  先ほど御説明のありました、社協で行われております、あったかサロンや健康ポイント事業介護予防教室などが各地で行われているとのことですが、参加者が大抵、決まった方が多く、新規に参加される方が余り増えていないという状況もあるとお聞きしておりますが、その対策には、どのように取り組まれているのでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。高齢者の社会参加を増やす方法として、広報やホームページを始め、機会を捉えて、介護予防教室への参加の呼びかけを行っておりますが、議員おっしゃるように、参加者が固定化しておりまして、現状としては、新しい方というのは、余り増えていない状況でございます。  ただ、一部の教室ではありますけれども、参加の際に送迎をつけてみたり、あと開始の時間を変更するなどして、新しい参加者が参加しやすいように、ちょっと呼び込もうと試みてはおりますが、なかなか新規の参加者の増加にはつながっておりません。ですので、今後も教室のあり方や周知の方法などを模索しながら、参加者の増加に努めてまいりたいと思います。  また、高齢者の社会参加活動を通じた介護予防事業としまして、介護支援ボランティア事業の実施をしております。これは、お元気な高齢者が市内の高齢者施設等において行うボランティア活動を支援するもので、その活動に応じてポイントを付与して、ポイントに応じて交付金の交付を行うものです。ちなみに、今、現在の登録者は95人、市内19の施設等でボランティアの活動を行っていただいております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。現在、参加されていない方もかなり多くいらっしゃると思いますので、各地における民生委員さんの方々にも御協力をいただきながら、一人でも多く高齢者の社会参加を進めていただけたらと思っております。  次の質問は、先ほど市長の答弁でも御説明いただいておりましたが、介護予防教室での体力測定の評価が行われているとのことでしたが、その測定やアンケート調査、これはどれぐらいの頻度で行われているのか、また、その結果がどのように活用されているのか、お尋ねしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。高齢者のアンケート調査等ということですが、まず、介護予防の運動教室において、教室の初日と最終日の前の2回、参加者の体力測定の実施をしております。  検査項目は、片足立ちや握力といった項目で、最終日にグラフにして評価を行っておりまして、さらに、継続、そういった介護予防の体操等、運動等の継続が必要な方については、次回行われる教室に参会の御案内を行っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 御説明いただきましたように、いろいろな調査が行われているとのことですから、もう少し積極的な活用を行っていかれたらと思うところでございます。  また、冒頭にも申し上げましたが、数年後には高齢者の数が、団塊世代が75歳を迎える時期や社会情勢に伴う影響で、高齢者の現状が年々変化をしてくるものだと思いますので、その調査が6年に一度ということが、この先の取り組みを考えていく上では、少しスパンが長いように思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 何か元気がなくなりようるね。健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。宮若市高齢者福祉計画を策定する際に、6年に1回、実態調査を行っております。この調査では、各種サービスの利用状況、あと今後の利用の意向などを把握して、高齢者福祉計画の基礎資料とさせていただいております。  6年に1回ではちょっとどうかというふうなお話だったんですけども、すみません、今、また、ちょうど来年度計画の見直しが来ておりますが、現状では6年に1回の調査ということで御了承いただけたらと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 私も、その各世帯に配布されている、現在の宮若市高齢者福祉計画の概要版を見ました。それに6年に一度のアンケート、そして、来年度には見直しが行われているということでしたので、これからも実情に応じた取り組みなどがされていくべきではないかと思っております。  その高齢者福祉計画、この内容について、その計画がどのようにつくられているのか、お尋ねしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。高齢者福祉計画の策定に当たりましては、自治会長や民生委員、あと老人クラブ連合会の役員、公民館連絡協議会、あと医師など、合計13名の委員で組織されました高齢者福祉推進協議会を設置いたしておりますので、そういった委員の皆さんから御意見をいただきながら、素案の作成を行って、パブリックコメントを実施し、宮若市高齢者福祉計画を策定いたしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 民間の方や専門家も交えての計画づくりということで、これからの新しい取り組みに注視してまいりたいと思います。  次に、フレイル予防事業についてお尋ねしたいと思います。  私も、先日市内で行われておりました認知症にかかわる講演会に参加しました。そこで初めて、このフレイルという言葉を耳にしたと同時に、いろいろな取り組みが既に各地で行われていることを知ることができました。  このフレイルについては、最近ようやく新聞などでも目にするようになってきました。筋力などの体力能力、身体機能が低下し、心身ともに弱ってきた状態、虚弱を意味するという言葉で、2014年に提唱されたフレイル予防は、まだ新しい取り組みのようですし、ようやく厚生労働省も来年4月からフレイル健診の導入を実施していくことを決定しています。  全国では、このフレイル予防事業、60自治体、県内では、飯塚市、嘉麻市、上毛町の3市町村が既に食事、運動、社会参加を柱とした総合的なフレイル予防プログラム事業を取り入れています。このような事業が注目されておりますが、本市のフレイル予防プログラム事業対策について、お尋ねしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。栄養と運動、社会参加の要素が不足すると、フレイルのリスクが高まるということですので、本市の介護予防教室におきましては、運動だけではなくて、口腔機能の向上や栄養状態の改善、認知症の予防といった複数のプログラムを取り入れて行っております。  介護予防教室のほとんどは、募集を行って、介護予防に積極的に参加される方に実施をしておりますけれども、一部の介護予防教室では、厚生労働省のガイドラインで定められた基本チェックリストを使いまして、教室への参加が望ましいと思われる方に対して、御案内をさせていただいております。  フレイルは、要介護状態になるリスクが高い状態でありますけれども、適切な支援によって生活機能が維持、向上が可能なことから、こういったフレイル対策の重要性を踏まえまして、今後も予防事業を充実させていき、より多くの高齢者に介護予防事業に取り組んでいただけるように努めていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 5番、柴田です。現在、本市でも、いろいろな角度で工夫された教室などが実施され、高齢者の一般介護予防事業が行われていることを御説明いただきましたが、飯塚市などで取り組みをされている事業と異なる点は、まず、マニュアル化された事業プログラムに沿って、住民が主体となって行っていること、データを活用した対策ができているということです。  一方的な講座などにとどまらず、高齢者自身が実施主体になっていること、これはフレイル調査という調査事業を高齢者自身がフレイルサポーターとなって取り組みをされている状況であります。  また、これらの調査などで出た結果やデータを高齢者自身が自分の状態を知り、具体的な改善方法を見つける、できる点も、これはいいところだと思っております。このフレイル予防事業の中で、サポーターを養成して、地域全体での取り組みを展開している点などもわかっており、これは飯塚病院の専門サポートを受けながら、大きな費用もかからないとお聞きしております。  本市では、社会福祉協議会や老人クラブ連合会の方々がアクティブな活動を行っておられ、介護予防に対する大きな貢献もされていますので、そのような素地がある本市では、行政が積極的な事業を進められるチャンスではないかと思います。ぜひ、このフレイル予防事業、調査研究を進められ、このような新しいツールを活用した取り組みを検討していただければと思っております。  また、これからの介護事業予防の取り組みは、行政内の所管事業としても、健康福祉課のみならず、例えば、社会教育課の事業計画の中にも、アクティブシニアの社会参加の拡大やまちづくり支援なども関係していると思いますが、各所管の連携について、お考えはいかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 社会教育課長。 ◯社会教育課長(松尾 竜彦君) 社会教育課長であります。そういったものの連携というお答えにはならないかもしれませんが、要介護状態に陥る前の状態、フレイルという言葉というのを、申しわけございません、私、初めてちょっと聞いたものでございますが、そのフレイルという状態であることの重要性を周知することが介護予防に役立つものであれば、周知する事業に社会教育課としても取り組むことも大事なのかなというふうに感じました。  社会教育課の中で、高齢者の社会参加、また、元気な高齢者が活躍する場を増やすことを目標に、今、市内の2か所で高齢者大学というのを開設しておりますので、例えば、その中の教養講座の一つ、また、学習の一コマの中に、フレイル予防について、フレイルとはどういったものかといったような周知をするということが、周知事業としての役割が果たせるんじゃないかなと、フレイルということを知ってもらうことから、まず、社会教育課としては取り組むこともちょっと検討したいなというふうに思ったところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。
    ◯議員(5番 柴田裕美子君) 最後に、このフレイル予防事業の導入や総合的なまちづくりについて、市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 健康で、長生きができる、そういう社会構造を、これをつくっていかなければいけないと、皆さんの思いだというふうに思っております。いろんな、さまざまな事業が考えられるわけでございますけれども、フレイルという、健常者から要介護へと移っていこうとする中間的な立場の人たちであろうと思いますけれども、今、健康寿命、男性が平均的に七十二、三歳、女性が七十四、五歳で、平均寿命が男性80歳、81歳になったのかな。女性が87歳、その間をいかに健康で過ごされるか、そういうものが私どもの大きな命題であるというふうに思っています。  いろんなサポートの仕方、これは行政がやることができる事業でございますけれども、御本人の介護予防教室に出かけてみようという、御本人の意識をいかに高めるかということも、これ必要であるわけでございまして、ハード、ソフトの面からも、しっかりと支援をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 5番、柴田議員。 ◯議員(5番 柴田裕美子君) 私も、高齢者を抱える家族の一人でありますけれども、今回の質問は、誰もが向かっていく高齢化に備え、住みなれた、この地域で、安心して生活できる、優しい健康長寿のまちづくりができていければと願い、質問をさせていただきました。行政がリーダーシップをとり、専門家による指導や住民が主体的になって取り組める今後の施策を、スピード感を持って進めていただきたいと思います。  これで、私の一般質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、柴田議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、安河議員の質問をお受けします。7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。7番、安河です。質問事項といたしまして、今後の公共交通網の整備について伺う、質問要旨といたしましては、今議会の中でバス路線の廃止が報告されたが、今後ますます減少していく可能性がある公共交通に対して、具体的にどのような対応を考えているのか、お尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、安河議員から、今後の公共交通網の整備について、具体的にどう考えておるかということの御質問に対しまして、御答弁申し上げます。  これまで市外へ接続をいたします幹線的なバス路線につきましては、国、県及び沿線自治体と連携をしながら、運行欠損額に対しまして、事業者に補助金を交付することによって、路線の維持確保に努めてきたところでございます。  しかしながら、人口減少や車社会の進展による利用者の減少、ここ数年来の深刻な運転士不足の影響等によりまして、民間バス路線の廃止が続いております。本市の公共交通を取り巻く環境の見通しは大変厳しいものとなっておるところでございます。  具体的な対策といたしまして、広域的な移動を支える幹線的なバス路線については、今後も運行補助金の交付等によりまして維持確保に努めるとともに、市が運行するコミュニティバス路線につきましては、利用状況等を勘案した見直しが必要でありまして、デマンド型区域運行方式の導入等につきまして、現在、検討を行っておるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 7番、安河です。一般的にバス路線の廃止に伴う影響としては、沿線住民の移動手段や通勤、通学手段の減少、マイカーによらない移動手段の創出、代替バスによる自治体負担増大の可能性などが上げられると思いますが、来年の9月末で西鉄バス宮田線が廃止となった場合、どのような影響が出ると考えているのか、お尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。今回報告いたしました西鉄バスの宮田線の廃止の申し入れに伴う影響についてでございますけども、宮若市の東部地区におきます移動手段のまず減少、それから、これが直方駅付近に接続しておりますので、それに対するアクセス、直方駅付近に対するアクセスの悪化、それから、小学校や中学校への通学手段ともなっておりますので、その通学手段の減少、それから、路線が廃止になった場合は、その交通空白地域が発生する可能性などが上げられますので、影響について、少しでも小さくなるよう努めていく必要があるというふうには考えております。  市としましても、引き続き西鉄バスに対しまして、路線の継続に向けた要請を行ってまいりますけども、今の状況としては、大変厳しいものもございますので、廃止の場合を想定した代替手段につきましても、検討していく必要があるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 7番、安河です。最近の西鉄バス宮田線の利用状況はどうなっているか、また、1日当たりの利用者の数や宮若市内と直方市内の利用者の内訳など、詳細な数を市が把握している内容で結構なので、教えていただきたい。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。西鉄バス宮田線におきます最近の利用状況についてでございますけども、平成30年の10月から令和元年9月までの利用者数の合計といたしましては、約5万7,000人が利用をされております。1日当たりの平均の利用者の人数につきましては、150名程度となっております。  また、西鉄バスが実施を独自でされました、ある1日におきますバス利用乗降調査の結果、宮若市内での乗降者数が約100名、それから、直方市内の乗降者数が約40名で、宮若市と直方市の間をまたいで利用されてある方については、約80名となっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 西鉄バスが廃止になった場合、交通手段がなくなって困る人が多く出てくると思うが、ことしのJRバスの廃止の場合と同時に、市が代替のコミュニティバスを設置するつもりはあるのか、今後の方針について尋ねます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。仮に、西鉄バスが廃止になった場合については、交通空白地域の発生を回避するために、何らかの対応を市として検討していかなければならないというふうに考えておりますが、詳細な内容については、今の段階では、明確には定まっておりません。県や沿線の自治体である直方市との協議や調整、それから、本市の地域公共交通会議で協議の上、対応策について検討をしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) ことしの9月末のJR九州バス福間線と飯塚線の廃止に続いて、来年の9月末にも西鉄バスが廃止となると、市の財政への影響は大きいと考えますが、仮に西鉄バス廃止に伴って、市が代替バスを設置した場合、市の財政への影響はどうなっていくのか、今後の見通しを教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。仮に西鉄バスが廃止になった場合の代替バスを市がコミュニティバスとして設置をした場合に、本年9月末のJR九州バスの福間線、それから、飯塚線の廃止の場合と同様に、当然、本市の財政負担は大幅に増加するということになるとは思います。  具体的にですけども、例えば令和2年度の財政負担を想定いたしますと、西鉄バスに対しましては、来年の9月末までの運行欠損額に対する補助金の交付がまずあります。  それから、それに加えまして、令和2年10月から、仮に廃止代替の市のコミバスが運行をした場合には、その運行費用も加わることから、それらを含めますと、大幅な財政負担増が見込まれるというふうには想定はできるかと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 民間バス路線の廃止の対応で、先進事例などはあるのか、特に、私、八女市の事例が参考になると思いますが、市は、把握している事例として、また、ほかにあれば、お願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。路線廃止に対応されている地域におきまして、その方法はさまざまでございまして、どこも言われているのが、導入している方法については、当然、一長一短があって、当面は現状を踏襲するものの、見直しは必要になってくるとのことは言われております。  主なものを挙げてみますと、今、議員がおっしゃいます八女市の事例については、例えば、ふる里タクシーという取組みがなされております。これは、事前予約の上、自宅玄関前から公共的な施設の目的地の玄関までのドア・ツー・ドアの運行で、一定の制限はありますが、市内11エリアに分けて運行されていると、運行時間については、9時台、10時台、11時台と、一定の時間内に輸送をするというやり方をされております。  また、熊本県の菊池市におきましては、乗合タクシー「きくちあいのりタクシー」という形で運行はされております。これも路線バスの運行廃止の地域における交通手段の確保が目的で、これも市内をエリアに分けまして、事前予約の上、自宅から公共的な施設への目的地までの玄関までのドア・ツー・ドアの方式で、これも一定の制限をかけて運行をされております。そのほか、ダイヤとか路線を自ら決定をして運行している自主運行バスなどが、それぞれの地域で運行されているようでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 定住施策で、人口増のための施策を進めていく中で、公共交通のインフラ整備は、欠かせないものであると考えます。このインフラ整備について、今後のまちづくりの中で、優先順位はどの位置にあるのか、お尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。第2次総合計画の作成時におきます市民意識調査の結果、重点的に取り組むべきテーマといたしまして、公共交通手段の確保の順位が上位7位の結果でございました。  この結果を受けまして、第2次総合計画における重点プロジェクトとして、公共交通の利便性向上と使用促進を上げまして、公共交通のインフラとしての生活交通手段の確保、それから、利用促進は、市民の暮らしの利便性を高める観点から、優先順位がないということではないと思うんですけども、優先順位としては、高い重要なテーマということで、そういった課題であるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 現在、JRバスが直方─博多間で運行されているが、この路線についても、将来いろんな課題が出てくると思います。先手で、いろいろと施策を今のうちから考える必要があると思うが、何か検討はされていますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。JR九州バスの路線に関しましては、JR九州バスとも協力しながら、沿線の観光情報等の提供などによって、利用促進等の取り組みについて、これまでは行ってきております。  しかし、本年9月末をもって、JR九州バスの飯塚線と福間線が廃止されたことと同様に、今、現在走っております直方線についても、利用人数、それから、収支が悪化しているという報告をJR九州バスのほうから受けております。  このことにつきまして、JR九州バスからも、将来的な直方線の維持のために、沿線自治体と一緒になって考えていきたいという申入れは、バスのほうからもあっております。このことを踏まえまして、市外と接続する公共交通手段であるJR九州バスの直方線の確保維持に今後も取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 公共交通網の整備は、もう何年も前から課題等、いろいろと言われております。担当部署は、後手後手に回っていると感じます。担当部署としての今後の意気込みをお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。本市は、これまで民間路線バスの維持確保を基本としながら、民間バス路線が撤退した場合には、市のコミバスによる代替運行によって、移動手段の確保にこれまで努めてきております。  しかしながら、人口減少などによりますバスの利用者の減少、それから、運転士不足の影響などによりまして、ここ短い期間で民間路線バスの撤退が続いている状況でございます。それに伴いまして、本市の財政負担の大幅な増加等の課題に実際直面している状況でございます。  一方で、高齢化の進行とか、免許証返納問題を考えた場合に、公共交通の重要性は増していると、こういった社会的要因に応えていくためには、従来の方法にこだわらなくて、路線の再編に加えまして地域バスとか、巡回バス、それから、デマンド型区域運行方式など、ほかの地域の導入事例につきまして、本市の状況と照らし合わせながら、収支を含めて、状況の改善が図られるよう、現在、協議、検討を進めているところでございます。今後も、移動手段の確保に向けまして、所管として努力してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 以上で、私の一般質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、安河議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで10分間休憩します。                  午前10時54分休憩       ………………………………………………………………………………                  午前10時59分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前引き続き会議を開きます。  中島議員の質問をお受けします。15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君)〔登壇〕 15番、中島です。今回は、1点について質問させていただきます。  質問事項として、建設発生土等の土砂搬入に伴う地域周辺環境への影響を尋ねる。要旨としまして、1点目が、龍徳地区採石場跡地に遠賀川河道掘削工事による発生土が搬入される計画だが、安全性は確保できているのか。  2点目、10年間で170万立方メートルの発生土が搬入される計画だが、生活道路にどのような影響があるのか。  3点目、現在、第2西部跡地へ建設発生土等の土砂の搬入が行われており、道路環境の悪化が懸念されますが、行政は早急に対応すべきではないか。  以上、3点についての要旨についてお聞きします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、中島議員から、建設発生土等の土砂搬入に伴う地域周辺環境への影響について尋ねるということで、3点にわたりまして御質問いただきました。順次御答弁申し上げます。  まず、1点目の龍徳地区採石場跡地の搬入、そして、安全性の確保でございますけれども、平成31年3月の第1回市議会定例会におきまして、当該案件の市長報告をさせていただきました後、国土交通省遠賀川河川事務所と本市との協議を経て、相互の事業が安全かつ円滑に推進されることを目的とした覚書の締結をしております。その中で、交通や防災等々の多方面にわたる対策を定め、国土交通省には、覚書の内容に沿った事業実施をしていただいておるところでございます。  2点目の生活道路にどのような影響があるかということでございますが、当該事業のピーク時におきましては、1日当たり約200台程度の大型車両による搬入が想定をされておりますが、その対策といたしまして、複数の搬入ルートや設定、当該地内におきます待避所の設置等の渋滞緩和策によりまして、生活道路への影響を最小限にとどめる有効な対策を講じることといたしております。  3点目の第2西部跡地への建設発生土等の搬入による道路環境悪化の懸念についてでございますけれども、本市及び福岡県発注の公共工事や国土交通省が行っております豪雨災害を踏まえた河川整備工事に伴う建設発生土の搬入により、大型車両の通行が増加をいたしております。  道路管理者といたしましては、遠賀川河川事務所及び福岡県に対しまして、搬入車両に対する法定速度の遵守を含む安全通行等、道路環境の保全を徹底するよう要請をいたしております。  また、本市が発注をいたします公共工事におきましても、安全通行を行うよう、指導をいたしておるところでございます。今後とも関係機関と連携をしながら、安全通行の徹底に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) 龍徳採石場跡地について、お尋ねします。  まず1点目が、これは宮田町時代にいろいろな問題があった採石場の跡地だと思っておりますが、この今、現在の所有者は誰なのか、お聞きしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 農政課長。 ◯農政課長(竹田 和彦君) 農政課長でございます。採石場跡地の土地所有者はというお尋ねでございますが、宮若市と地元の自治会でございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) その多くは、宮若市と解釈してよろしいでしょうか。
    ◯議長(遠藤 嘉昭君) 農政課長。 ◯農政課長(竹田 和彦君) 農政課長でございます。おっしゃるとおり、そのほとんどが宮若市でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) はい、わかりました。  続けてまいります。やがて土が盛り土として運び込まれると思いますが、この工事過程といいますか、遠賀川水系からどこの場所で、河道工事のために土を運んで、そして、龍徳採石場に持っていって、どういう工事をするかという、その流れをわかりやすく説明していただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。今、国土交通省におきましては、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策といたしまして、自然災害による被害を防止するため、河川整備を実施中でございます。  この中で、国土交通省遠賀川河川事務所において、管内での河川整備を実施中でございます。この整備で発生する発生土の有効利用として、この龍徳地区の採石場跡地に搬入する計画でございます。  搬入ルートにつきましては、主に県道になりますが、主要地方道の福岡・直方線、それと同じく主要地方道の中間・宮田線を通行する計画で搬入を予定しております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) その工事期間は、どれぐらいを予定されていますか。  それと、素人が考えたら、河川の泥を持ってきて、盛り土にはできないと思うんですが、その点はどういう工夫をされるのか、お聞きしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。今、現在でございますけど、国土交通省遠賀川河川事務所で10工区、10契約分の河川整備工事が実施中でございます。それぞれの河川の工事個所内で発生しました、掘削した土砂を一度工事横に隣接しております河川敷地内で仮置きして、一部石灰等の混合による脱水処理を行った後、この採石場跡地に搬入し、それで敷きならし、機械転圧等を行って、盛り立てながらいくようなイメージでございます。  実際のところ、この現地のほうは龍徳地区の採石場跡地なんですけど、ここに土砂を搬入して、適切な土砂をある程度選別した状態で、それぞれの粒度になりますけど、例えば、砂っぽいところとか、砂利がまじっているようなところで、粘りがあるようなところを適切に調整しつつ、盛り土を行うように計画いたしております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) 土は、そういうふうな土を搬入するというのはわかりました。  それで、私が懸念するのは、あそこは採石場ですよね。だから、物すごい急な斜面が今、残っております。その斜面に、相手は岩に土を持ってきて盛り土をしていくというのはそぐわないんじゃないかなと、普通考えますよね。その点の安全性といいますか、大雨が降るときもありましょうし、台風が来るときもありましょう。そのときの対策というのは、十分考慮されているんでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。先ほどの質問の中で、期間のことを御質問されていたので、ちょっと私のほうが説明をしておりませんでした。期間は、今のところ予定では、本年度から10年間程度を予定しているということでございました。  そして、今の御質問の中で、まず、埋める前に、既存の岩肌等に湧水が発生する可能性がございますので、その排水、湧水等を処理するために、現在、先々、まだ盛り土にはかかっていないんですけど、暗渠排水工を設置しながら施工、そして、今、現地のほうで、仮になりますけど、雨が降ったときの一時的な調整を図るために、調整池のほうも、今、国土交通省のほうが設置しており、その調整池につきましては、今、道路を掘り割って、直径が1メーターの排水函渠を、今、二連で設置しております。  工事の排水対策としては、この調整池に水を一度入れ、そして、前面にあります犬鳴川に排水を行うという計画でございます。  それと、施工につきましても、イメージ的には1段ずつ盛り土を広域的に上がっていくような形にして、途中途中、表面の雨水等を除去するために、最終的には、排水工等の設置も計画しておりますけど、適切な作業のほうを計画しております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) さらに、懸念するとは、例えば、工事が年度末のときに中断するとか、あるいは何らかの状態のときに、長期間休むようなことができた場合、その間の安全性というのは保証できますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。今、実際、4月以降、定期的に1か月に1回、また、2か月に1回程度、発注先であります国土交通省遠賀川河川事務所の工務課のほうとは、意見交換、情報提供等も毎回行っていただいております。  議員がおっしゃられる施工がない期間につきましても、現地のほうでは立ち入り防止柵等も設置し、定期的なパトロールを国土交通省が実施するとともに、状況にあわせまして、本市の職員も合同で点検、パトロールするようなこととしております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) あそこは、龍徳地区の方が生活道としても利用されているし、また、通学路もかんでくると思うんですよね。その点は、どういうふうに考えておられますでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。工事、今、土砂の搬入期間中につきましては、入り口等に交通誘導員を国土交通省のほうが設置し、主要な交差点等につきましては、点検するための人員配置も行うということといたしております。  それと、工事の施工につきましては、一定の通学が終わります8時半以降からかかるような形にしておりますが、夕方、下校時間等につきましては、適切に交通誘導員を重々配置し、安全通行の確保に努めるということで、先ほど答弁にもありましたが、国土交通省との覚書の中にも別記事項のほうで、その辺の監視体制につきましては協議させていただいております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) この点につきまして市長に、市長が考えておられる安全性と、それともう一つは、この工事を行うことによって、宮若市としてどういうふうな考えを持っているのか、それをお聞きしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。今、議員が御質問されましたことを、私も国交省に質問をさせていただきました。岩に泥をくっつけて、それで果たしてちゃんと形態が保てるかどうかという、率直な私も疑問がありました。  これは、施工上、問題ないということで回答をいただいたところであります。国交省がこういうことをやってくれるというのは、私どもといたしましても、渡りに船でございまして、もとの緑に残すような計画も市のほうで1回策定をいたしましたけど、莫大な費用がかかるということでございました。これは、全て国交省がやっていただけるということで、この事業に全面的な協力をしたいという国交省との話をさせていただいたわけでございます。  いずれにしても、採石中には周辺の住民の方々に膨大な環境面での影響があったわけでございまして、もとの姿というか、緑の姿に戻るということは、大変意義深いものがあるんじゃないかなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) いずれにしましても、この工事は10年間という、物すごい長い期間を想定しなければならないので、極力綿密な、日ごろから市、県、国と打ち合わせをしながら、事があったら必ず早急に議会のほうにも報告していただきたいということをお願い申し上げまして、この点につきましては、質問を終わります。  続きまして、第2西部跡地への搬入ということで、発生土ということの質問いたしますけれども、現在の道路状況、それと、先ほどの市長の答弁でも、今後さらに車の数が増えるであろうということをおっしゃいましたが、その点をちょっとお聞きしたいと思います。把握されていますか、現在の現状をですね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。現状につきましては、議員から御指摘があったように、かなり通行量のほうも増えている状況でございます。  それと、ちょうどあけぼの団地前後の交差点になりますが、外側線や中心線、センターラインになりますが、それと、あと右折用の矢印の路面標示等がかなり消えかけている状況でございます。  それと、路肩分につきましても、一部砂等の堆積が見受けられるというような状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) 道路管理者としての責任をちょっとお聞きしたいと思いますが、今、おっしゃいましたが、道路の端のほうに砂があるとか、そういうことが仮に、そういうことが原因で、例えば、単車を走らせていて、隅のほうを通りよって転んだと、そういう場合は、道路責任者としての責任はとれるんですか、とれないんですかね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。今、議員の御質問ですけど、状況においては、本市の道路維持管理のあり方というものが問われる状況になると思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) 結局、道路管理者としての瑕疵について争われると思うんですが、どうなのかわかりませんけれども、今、さっき課長がおっしゃいましたが、あけぼの団地のところのセンターライン、ダンプがどんどん行き交っていますが、あそこは通学路の範囲であります。  宮田小学校の通学路の範囲でもありますし、また、東中学校の生徒が通っている交差点でもあります。そこのセンターラインと右折ラインが完全に消えています。私も、何でこれを言うかというと、自分が先々週の土曜日、雨が降っておりましたが、夜、直方のほうから帰ってきましたら、センターラインがないんですよね。全く消えておりますので、これは危ないなというので、今、質問に立っているわけですが、これは、もしもこれで、これがもとで事故が起こったら、これは完全に道路管理者としての予見できるようなことを、センターラインが消えているわけですから、これがもとで事故でもあったら、これは裁判にかかわったら負けますよ。その点どうでしょうか、どういう考え方をもってあるか、市長にちょっとお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。市内の幹線道路、これ市道に限定をして言えば、かなりの延長があるわけでございますけれども、全てがパーフェクトな状況かと言われれば、そうでないところが個々に見受けられるところでございます。これ交通安全施設ということになると思いますので、緊急度の高いところから計画的に整備をしていく必要があるであろうと、そういうふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) ちょっと答弁になっていないと思うんですが、私は、今、例を出して、場所も指定して、こういう状態がありますけど、それは道路管理者としていかがですかということを問うておるんですけど、その点もう一度。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。市内全体を見渡しまして、緊急度の高いところから順次整備をする必要がある。  したがって、このあけぼの団地の全く消えて危険な状況にあるということであれば、私も現地わかっておりますけれども、早急に整備をする必要があるであろうということです。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 15番、中島議員。 ◯議員(15番 中島 健三君) 特に、第2西部への搬入も含めて、それもありましょうけれども、さらに今、あれ何というんですか、もとの東芝のあそこも相当な数が増えていますね。  それから、トヨタに行く、かなりの交通量があっこあるんです。その中で、センターラインが全くないということは、管理者としてもう一度、あのルートを点検すべきじゃないかと思います。確かに市長が言われるように、物すごい多い数、行政は多い問題、多いクレームやら、いろいろあるでしょうけれども、その中でも、私は、こうして特定してから、もう一度調べてくださいとお願いして、早急にこのことは解決していただきたいと思います。こういうことは、私は、余りこの場で言うべきことじゃないと思いますけれども、はっきり指摘いたしましたので、ぜひ緊急に対応していただきたいと思います。  それと、あの道をダンプカーが通っておりますけれども、これを行政の道路管理者として発注元の、さっき課長が答弁されましたが、国土交通省、あるいは県、それから、どうかしたら宮若市が発注元になるわけですから、その人たちと業者と話し合われて、守るべきことは、また、法定速度を守るとか、例えば、バス停の横は、雨降りのときは、徐行するとか、そういう基本的なところをお願いしてください。  これは、こうしなければならないというのは、経済活動を阻止することになりますので、強くは言えないと思いますけども、発注元、そういうところには、ぜひこういうルールは守っていただくように、市民が非常に迷惑しているということで、ぜひお願いしていただきたいと思います。  これで、私の一般質問は終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、中島議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、染矢議員の質問を一括してお受けします。6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君)〔登壇〕 皆さん、こんにちは。6番、染矢です。質問事項は、子供の交通安全対策について伺います。  質問要旨は、保育施設周辺の安全対策について伺います。  2番目に、緊急通報システムについて、お伺いいたします。  質問要旨は、現在、取り組んでいる状況について、2番目が、聴覚障がい者に対して取り組みをどう考えているか、お伺いいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、染矢議員から質問いただきました2点につきまして、順次御答弁申し上げます。  まず、子供の交通安全対策についてでございますけれども、とりわけ保育施設周辺の安全対策でございますが、この保育施設周辺の安全対策につきましては、本年5月に滋賀県大津市におきまして、歩道を通行中の園児らが巻き込まれる交通事故が発生したことを受けまして、本年7月に内閣府より、未就学児が日常的に集団で移動する経路の安全点検の実施について、通知があっております。  この通知による安全点検の実施方法でございますが、まず、各保育施設におきまして、園外活動等で日常的に移動する経路の安全点検と安全対策が必要と思われる箇所の取りまとめを行い、その後、道路管理者や警察等の関係機関による合同点検を行うこととされております。  本市におきましても、国からの通知を受けまして、本年7月から8月にかけ、各保育施設による経路の点検及び関係機関による合同点検の実施をいたしたところでございます。この合同点検の結果、ガードレール等の交通安全施設の設置が必要な箇所につきましては、道路管理者に年次的な整備を依頼するとともに、各保育施設におきましては、必要に応じて移動経路の見直し等の対策を行うことといたしておるところでございます。  2点目の聴覚障がい者に対して、どのような取り組みをしているかということでございますが、高齢者の取り組みと同様に、ひとり暮らしの重度障がい者等を対象に緊急通報装置を貸与し、緊急時の対応を行っております。  御質問にあります聴覚に障がいをお持ちの方につきましては、親族や民生委員等をあらかじめ連絡員として登録をし、緊急時の連絡が円滑に行える仕組みの構築をいたしておるところでございます。  また、聴覚障がい、あるいは発声発語に著しい障がいがあり、コミュニケーションの手段として必要と認められる方につきましては、障がい者等日常生活用具給付等事業におきまして、聴覚障がい者用通信装置としてファクス等の給付をいたしているほか、障がい者コミュニケーション支援事業におきまして、手話通訳者の設置及び派遣事業を行っておりまして、緊急、その他やむを得ないケースにおきましては、連絡手段としてファクス等を利用した派遣要請を行う形をとっておるところでございます。  以上でございます。  すみません。失礼いたしました。2点目の1番目を飛び抜かしてしまっております。  緊急通報システムについての御質問の中の1点目の状況でございますけれども、この取り組みの状況でございますが、宮若市福祉緊急通報システム事業実施要綱に基づきまして、65歳以上のひとり暮らし高齢者を対象に、急病などの緊急時に通報できる緊急通報装置とペンダント型発信器を貸与いたしまして、24時間体制で、緊急時の対応を行っておりまして、10月末現在、利用者は78人となっております。今後も市民への周知に努め、関係機関と連携を図りながら、事業の運営を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 6番、染矢です。今、先ほど市長からの答弁にありました、必要に応じて移動経路の見直しとはどういうことなのか、お尋ねをいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。移動経路の見直しということでございますが、先ほど御答弁ありましたように、合同点検を関係機関と実施をいたしております。  その中で、保育施設のほうから、例えば、歩道の設置、拡幅等の要望があった箇所につきまして、なかなかすぐには対応が難しいといった場所もございます。そういったところにつきましては、多少遠回りになったりとかいうことがあったとしても、ほかに安全な経路がある場合には、そちらのほうを使っていただくことも検討をしていただくという内容でございます。  以上です。
    ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) すみません。それと、関係機関と合同点検をされたということですが、どのような関係機関で行われたのか、そして、点検の結果、どのような改善の要望があったのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。合同点検に参加をいたしました関係機関でございますが、まず、直方警察署、それから、道路管理者であります直方県土整備事務所、それと市の土木建設課、土地対策課、子育て福祉課、それから、市内にあります認可保育所と認可外の保育所でございます。  合同点検の結果でございますけれども、保育施設から出されました箇所が41か所ございます。要望の内容といたしましては、歩道の整備、拡幅、それから、ガードレール、防護柵等の設置、それから、路面標示、横断歩道の設置ですとか、消えかかっている路側帯の引き直し、そういったものがございました。これにつきましては、各関係機関のほうで持ち帰っていただいて、実施ができるところ、できないところなどの対策について、検討をしていただいております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 今、言われた41か所の要望ですけども、各保育園ごとに数をちょっと教えていただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 先ほど41か所ということでお答えいたしましたけれども、これは各保育施設のほうで、重複している箇所もございます。各保育施設ごとの箇所は、ちょっと今、手元にございませんので、また、後ほど御報告させていただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 安全対策のために改善できますよう、進めていただきたいと思います。  あと保育園での散歩や遠足等で、外に出る機会もあると思いますが、安全対策としてはどのようなことをしておられますか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。散歩等で、園外に出るときの安全対策でございますが、まず、園児の列の先頭、それから、最後尾、それと、列の途中に保育士がつくようにいたしております。子供たちにつきましては、安全ロープといいまして、子供たちが一列になって移動ができるように、ロープを持って移動するようにいたしております。  それから、横断歩道などで、信号を待つときには、できるだけ歩道だったり、歩行者だまりの奥のほうで待つといった対策をとるようにいたしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 園から外に出るときの安全対策については、滋賀県で事故があった大津市の保育園でも実施していましたが、保育園側の安全対策に落ち度はなかったとされております。それでも事故が起きておりますけども、本市の保育園で、これまでに事故が起きたことはありますか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。市内にあります保育園等で、園外活動中に事故が起きたという報告は、現在まで受けてはおりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 私、3年ぐらい前に、北九州の住宅を走っているときに、目の前にグリーン色の塗装がありまして、そこに白地で、ゾーン30と書かれた文字を初めて見たんですけども、思わず減速して、後で、住宅街ですので、安全対策のために取り組んだんだなちゅうことを思ったんですが、このゾーン30は、子供の交通安全の対策の一つとして、小学校等の周辺において、車の速度や通過する車の進入抑制を図る効果があると言われております。この宮若市、本市において、このゾーン30が設定されている地域はございますか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。市内にありますゾーン30の設定箇所ですが、宮若西小中学校の周辺がゾーン30に設定をされております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) あと保育園での安全教育というのはなされておりますか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。各保育施設におきましては、園内の活動の中で、もちろん交通安全教室というか、道路の渡り方だったり、歩道の通り方、そういったものは指導するようにいたしております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 保育園児らの安全を確保するために、先月、内閣府と厚生労働省が保育施設周辺の道路で、ドラバーに園児への注意喚起など、重点的に対策を講じるキッズゾーンの整備のする通知を都道府県や政令市などに出しております。  キッズゾーンは、主に小学校周辺に設定された既存のスクールゾーンに準じる安全対策の重点地域、また、保育施設を中心に、半径500メートル以内を対象とし、園児の散歩コースなどを踏まえ、自治体が保育施設、道路管理者、警察などと協議して設定すると言われております。この通知では、キッズゾーンで行う安全対策の例として、園児が通行する可能性を知らせる路面塗装やガードレールの設置等を提示しております。  ここで子育て福祉課長にお尋ねいたしますけども、4月から8月にかけて合同点検を実施したということですが、保育施設の中で、特に、課長がここは危ないというところがありましたらお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。合同点検をことしの7月から8月にかけて実施をいたしております。その会議にも参加をさせていただきましたけれども、保育施設から出された箇所が41か所ございまして、その協議をする中で、その歩道の設置がない場所、それから、狭いところ、あと横断歩道があったほうがいいんじゃないかと思うようなところもございました。  具体的な場所につきましては、かなり41か所という箇所の中でございますけれども、実際保育施設から上がってきた箇所につきましては、対策が必要であると感じたところがございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) さくら幼児園の横断歩道ですけども、光陵の野球場から、このさくら幼児園に行くときに、坂をずっと上がって、上がり詰めたところに、50メートル先ぐらいに横断歩道があるんですけども、ここは、もし40キロで走ると、停止距離は20メートルと、もし停止距離が60キロの場合だと44メートル、また、高齢者の場合は、40キロの場合は3.6メートル延びて25.6メートルと、60キロで走った場合は5.3メートル延びて49.3メートルとなっています。停止距離がですね。  これは、もし軽、特に、排気量の大きな車だと、ちょっとアクセルを吹かすと、すぐに60キロは出るところです。そのまま行けば、この距離が大体50メートルぐらい行きますので、危険だと思いますけども、ドライバーにわかりやすく、上り坂の手前のほうに路面をグリーンに塗って、また、キッズゾーンという文字を入れたらどうかと思いますけども、課長、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。さくらこども園の前の横断歩道の対策ということでございますが、8月に行いました合同点検の中では、その箇所について、要望箇所としては、上がっては来ておりません。  ただ、その御指摘された内容につきましては、状況の確認をいたしまして、道路管理者のほうともちょっと協議をしたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 平成22年から26年にかけて、東小学校の下の交差点ですけども、大変事故が多くて、2か月に1回の接触事故が起きておりました。直方署に聞いてみますと、宮若市内で一番事故が多いところは、ちょっとした事故ですけども、件数としては、ルミエールの中の接触事故と、2番目に多いところがこの東小学校の下の交差点ということを言われておりました。それ以降、交差点を、点滅信号ですけども、赤色に塗ったことによって、ほとんど事故が起きておりません。  今度、さくら幼児園の横には、また、この小学校もできますし、この横断歩道を利用する子供たちも増えてくると思います。それで、教育長にお尋ねいたしますけども、通園、通学に絡む痛ましい事故が後を絶たない中で、未来の子供である、子供たちを守るには、できる限りの事故防止対策を講じておかなければならないと思います。その一つとして上げられるのがキッズゾーンの整備だと思いますが、このキッズゾーンの設置についてのお考えを聞かせてください。(発言する者あり)違う。すみません。市長、お願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。交通安全施設につきましては、年度的に、それこそ緊急度の高いところから整備をいたしておるところでございますけれども、まさに子供たちが集う場所というのは、緊急度の高い場所であろうというふうに認識をいたしております。  このキッズゾーンを設置したところについては、事故減少しておるという状況もあるようでございますので、市といたしましても、緊急度の高いところから整備をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) これで、子供の交通安全対策について終わらせていただきます。  次に、緊急通報システムについてお尋ねいたしますけども、現在、緊急通報システムの利用者は増えているのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。先ほどの市長答弁にありましたが、10月現在の利用者は78名という状況でございました。4月時点での利用者が77名でございましたので、増えているのは1名ということになりますが、その間、12名が施設入所や家族との同居といった理由で撤去され、一方で13名の方に新規での緊急通報装置の設置があっているという状況でございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 13名の方が新規設置とは、大変によいことだと思います。現在、78名の方が利用しているということですが、対象者は何人でしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。対象者の数と申し上げ、(「はい」と呼ぶ者あり)そしたら一応、その緊急通報装置の対象になっている方は、高齢者の関係では、独居の高齢者ということになっておりますので、4月現在、たしか3,205世帯であったと記憶しております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 対象者に対しての利用者率ですが、一昨年が2.3%、去年が2.4、ことしも2.4ですけども、近隣の小竹とか飯塚とか、ほとんど余り変わらないんですが、利用者率がですね。直方に関しては、直方の対象者が6,217名のうち利用者が290名で、利用率が4.7%です。この宮若市の倍なんですけども、どういう取り組みをされているのかわからないでしょうか、お尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。申しわけございません。直方市の取り組みについては、把握ができておりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 近隣ですごい成果を出しているところがありますので、情報をつかんで、宮若市のためにも生かしていただきたいと思います。  緊急通報システムを設置するには、固定電話が必要と聞いておりますけども、電話がないと、設置できないのか、また、固定電話の回線が引かれていない家はどうなるのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。緊急通報装置は、電話回線により通信を行いますので、固定電話がなくても、緊急通報装置を設置すること自体は可能でございます。  ただ、緊急時など、本人からの発信は可能ですが、電話がなければ、日ごろセンター側が行っております体調等のおうかがいや緊急ボタンの試し押しを促すためのセンター側からの発信ができないために、電話は必要となってまいります。固定電話の回線が引かれていない家はどうなるのかということでございますが、その場合は電話回線を引いていただいた上で、緊急通報装置を設置することになります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 生活に困っている家庭で、電話回線が引けない方はどうなるのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。その場合は、老人日常生活用具給付事業というのがございまして、65歳以上の住民税非課税世帯、又は生活保護受給世帯に属するひとり暮らし、また、高齢者のみの方の世帯は、福祉電話の貸与が可能となっております。ただし、この場合は利用者負担として、基本料金を除く電話使用料がかかってまいります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 事業を知らない人が多いので、広く市民に伝わるような通知をお願いしたいと思います。  また、緊急通報システムの利用率が増えれば、守られる命も増えると思います。課長どう思われますか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。機会を捉えて、広く住民の方に伝わるように、周知に努めてまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 次に、聴覚障がい者などに対しての取り組みについて質問をいたします。  現在、聴覚障がい者の方は何人おられますか、また、ファクスを利用されている方は何人おられますか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。聴覚障がいの方の人数でございますけれども、平成30年度に手帳を交付した実績でございますが、185名で、ファクスを給付している方につきましては11名となっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) その中で、ひとり暮らしの方はおられますか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。ファクスを給付しております11名の中に、お二人ほどいらっしゃったと思いますけれども、手帳を交付している方の中で何名いらっしゃるかという、その個々の世帯の状況についてまでは、ひとり暮らしが何世帯あるかというところまでは把握できておりません。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。
    ◯議員(6番 染矢 正次君) もし、ひとり暮らしでもそうですけども、夜中でも急に救急車を呼びたいというような状況になったときにはどういうことを、どういう対処をされているのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。聴覚障がいをお持ちの方が緊急な場合に通報される場合なんですけれども、消防本部のほうにあらかじめ聴覚障がいをお持ちの方で、音声での通報が難しい方につきましては、登録をするというシステムがございまして、そちらにつきましては、緊急の場合にはファクスで緊急通報ができるというシステムが整備されているということでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) わかりました。  あと年間の手話通訳数について、どれぐらいあるのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。手話通訳につきましては、平成30年度の実績になりますけれども、全体で407件でございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) この手話通訳の年間の利用者のうち、緊急で対応されたケースとかございますか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。昨年度の手話通訳の中で緊急の場合というのは、急病で1件あったというふうにお聞きしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 今、聴覚障がい者向けの新しいシステムで、Net119緊急通報システムが全国に広がっております。聴覚や音声、言語機能に障がいがある人がスマートフォンの画面操作などで通報できます。  このシステムは、各消防本部が運用して、利用者は緊急のときに通報用のウエブサイトにアクセスし、救急、又は火事などの項目から該当するものを選択、続いて、GPS機能で現在地を確定させると、消防本部に情報が送られ、チャット式で詳しい状況などがやりとりできる装置でございます。  来年の2020年までにいろんなところに設置することになっているんですが、直方・鞍手広域消防本部も来年の導入予定になっておると聞きました。本市は、もしそうなれば、Net119を利用していけるのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。Net119のシステム利用についてなんですけれども、先ほどお話がありましたように、現在、直方・鞍手広域消防本部のほうでは、まだ導入されていないというふうに伺っております。  消防庁のホームページでは、御指摘があったように、2020年度に一応整備予定ということで上がっていたと思いますけれども、それの整備がされれば、使えることはできるんじゃないかというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) このシステムを利用して、聴覚障がい者の方や言語機能に障がいがある方が少しでも安心して生活できるようになればと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、染矢議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで昼食のため、一旦休憩し、午後1時から再開いたします。                  午前11時58分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後1時15分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前引き続き会議を開きます。  神谷議員の質問をお受けします。8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君)〔登壇〕 8番、神谷です。質問事項といたしまして、市所有施設の管理体制について伺う、要旨といたしまして、合併して多くの箱物事業が進められている中、各所管ごとの今後の管理対応について、2番目が、市営住宅の管理の対応について伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、神谷議員から、市所有施設の管理体制状況について伺うということで、2点にわたりまして御質問をいただいております。順次御答弁申し上げます。  まず、1点目の各所管の今後の管理対応でございますけれども、現在、市所有施設の管理につきましては、各施設の所管におきまして、日常、又は定期的に点検を行いまして、適宜修繕や環境整備等の対応を行っているところでございます。今後につきましても、各施設の担当所管におきまして、計画的に必要な予算を計上し、施設の適切な維持管理の実施をしてまいります。  2点目の市営住宅の管理の対応でございますが、現在、建築都市課におきまして、宮若市営住宅長寿命化計画に基づき、補助事業対象住宅につきましては、国の補助金を活用し、耐久性の向上を目的とした改修等を行い、補助事業対象外の住宅につきましても、日々寄せられる修繕等の要望に対しまして、予算の範囲内で対応をいたしておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 全体的な内容で、ちょっとお聞きをさせていただきましたが、この6月議会にも両議員の質問の中にて、庁舎7施設の維持管理費用の合計額が平成30年度の予算1億8,000万という御答弁をお聞きしております。  これについてのこの1億8,000万、7施設についての内容と、それと余り多くは申し上げませんが、現在、公共施設99施設、本市ございますね。31年度の予算に維持補修費2億6,757万円が計上なされております。これについての具体的な内容、内訳等がわかればお教えください。まず、1点目から。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 管財課長。 ◯管財課長(野田 哲也君) 管財課長です。今、議員お尋ねの6月議会で、庁舎を含まして、7施設の維持管理費につきまして1億8,000万かかりますということでございますけれども、その内訳といたしまして、まず、庁舎につきましては約3,000万、2点目のハートフルにつきましては、約1,300万円、次に、リコリスにつきましては約2,100万円、次に、中央公民館につきましては約1,100万円、市営住宅につきましては約6,000万円、次に、光陵グリーンパークにつきましては約3,000万円、それから最後に、西鞍の丘総合運動公園につきましては約1,500万円の維持管理費でございます。合計で1億8,000万円でございます。  それから、2点目の99施設の31年度予算ということでございますけれども、31年度の予算については、ちょっと手元に資料がございませんので、30年度の決算で御報告をさせていただきます。先ほどお尋ねの99施設といいますのは、公共施設等総合管理計画を29年の3月に策定いたしておりますけれども、その折の施設が99ということでございます。  それで、維持補修費ということでございますけれども、全体一般会計ベースで言いますと、修繕費関係につきましては7,000万円程度──30年度の決算ベースで一般会計では修繕費が7,000万円程度です。  それから、その他補修管理費としましてが6,300万円程度です。先ほど議員が言われました31年度予算の2億6,000万という数字が、ちょっと私が把握をしておりませんので、決算と予算のどの部分を予算計上で2億6,000万というふうな数字が出てきたのかというのがちょっと手元で、30年度決算とちょっと比較ができませんので、今、申し上げました30年度決算では修繕費が6,800万円と補修管理費といたしまして6,300万円、それから、あと光熱費、電気代関係で1億5,000万円程度が30年度の決算ベースでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) これ全体的に電気料とか、水道、それから、汚水、それから、結果的に建物ですので、火災保険等も含まれて、せんだっての6月議会では7施設1億8,000、今、おっしゃった合計金額、ちょっと足し算を忘れましたが、そういうのを何もかも入って、大体その全体的な施設、本市が管理している維持管理費の施設費用というのは総額幾ら必要性があるんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 管財課長。 ◯管財課長(野田 哲也君) 管財課長です。30年度の一般会計の決算額で申しますと、概算でございますけれども、5億5,000万程度の数字が出ております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 今、5億5,000万ということですが、各所管の管理体制状況ですよね。なぜこういう質問をさせていただくかということは、十分な所管ごとの管理体制が行われているように思えないんですよね。余りくどくどは申しませんが、本市も結果的に管理課という体制の部署を設けることが今後のこの予算に対しても、一番重要性があると思えるんですがね。これだけの施設を持っていて、所管ごとに、結果的に対応をなされているけど、対応が十分にできていないように思えるんですよね。それで、こういう質問をさせていただいているわけなんですが、その辺について、どうお考えなのか、ちょっと各所管ごと、十分対応ができているか、できていないか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。神谷議員のお尋ねでございます。  各施設ごとで、全体、トータルで、今、数字は言いましたが、まず、結論的に言いますと、専門の管理所管をつくる考えはないかということにつきましては、他の議員からもいろいろ御提案ございましたが、独立した、その維持管理のためだけの課をつくるにつきましては、所管をつくるにつきましては、いろいろ功罪がございます。私は、まだそういう体制をうち程度の人口規模の団体では、独立した、技術屋を配置したような所管をつくる段階ではないというふうには考えております。  ただ、お話のように、それぞれの施設ごとに管理が行き届いているのかということでございますが、具体的に言いますと、ある建物があると、修繕等の雨漏りがしておると、なかなかその修理の対応ができていないと、そうなりますと、技術屋もその所管におらないから、建築都市課と連携をしながら対応をしておるというような状況でございますが、そういう事例もございますが、その場合に技術屋がいないので、的確に把握、対応できていないのじゃないかということの御指摘も以前にございましたが、今、言いましたように、独立した体制をつくるのはいかがかと思いますし、建築技術士もなかなか人材確保が困難でもございますので、ここは所管が建築と十分連携をとりながら、必要に応じてコンサルに調査研究を頼む、そういう形で、今後改めていきながら、維持管理を進めていかなければならないというふうに考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 副市長の御意見もあろうかと思いますが、なぜこういう質問を行うかということは、1年ごとに各所管、担当の異動が行われているわけなんですよね。担当所管が変わったばかりで、内容等の理解ができていないと、また、打ち合わせに行けば、図面がありませんと、引き継ぎがうまくいっていないとかいう状況が多く見受けられるので、こういう質問をさせていただいております。  また、所管課の各所管で管理をされている担当者が現場に出向いていってありますが、非常に悲しいことに筆記用具、カメラ等も結果的にお持ちにならない状況で、ただ、打ち合わせに行って、口頭で帰ってきて、上司に報告なりされているのかと思いますが、いつも副市長の言葉で、専門性はありませんと、事務方の職員ですのでというお答えをお受けしますので、もう少し本市が抱えている施設の重要性を重んじて、結果的に一括的な図面を集め、管理する、そして、その中で要望があったところには、必ず専門職を同行して、行っていただければ、苦情がなければ、私、こういう質問を申し上げません。  非常に皆さん、多くの所管ごとに施設をお持ちですけど、一番わからないときは、職員同士きちっと打ち合わせをやって、ここはどういうふうにしたらいいのかとか、これは大丈夫なのかとかいうことをお聞きになって進めてもらわないと、常に市民からの苦情を受けないかんような状況では、管理の維持が保てられないと僕は思うから、質問させていただきました。  以上で、管理状況については終わります。  それと、次に市営住宅の長寿命化計画について、質問を申し上げます。  28年の3月に、同じ質問をさせていただいております。現状、市営住宅1,315ございます。入居数1,008戸、空き家が307戸ということでございます。本市の人口が2万7,984人という状況の中で、各市町村ごとによって市営住宅の管理戸数が変わっていくと思います。  それで、人口減少の推移が今後、本市は2万4,000ぐらいになるんではないかということも想定されている中、今後この戸数は、適正戸数は、今、大体どれぐらいですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) 建築都市課長です。適正管理戸数の御質問でございますけど、これは第1次長寿命化計画を策定いたしました平成23年度、これたしか人口が3万人強だった値でございますけど、約1,000戸というふうになっております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 非常に宮若市、市営住宅が多いと思う中で、余り多くの質問は申しませんが、築年数、結果的に一番古い団地、それと僕が聞きたいのは、地元の板深、下有木、勝負尻、新笠松、この辺の地区年数をちょっと教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) 建築都市課長です。新笠松団地、下有木団地、勝負尻団地、板深団地の地区年数ということでございます。  まず、新笠松団地におきましては、昭和48年から50年にかけて建設され、経過年数は44年から46年となっております。次に、下有木団地につきましては、昭和38年から昭和42年に建設、そして、経過年数は52年から56年、勝負尻団地につきましては、昭和44年から昭和53年、経過年数は41年から50年、最後に板深団地ですけど、これは昭和46年に建設されまして、経過年数は48年となっております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) ありがとうございます。非常に年数の多い市営住宅が多いというふうに、28年度もお話をさせていただきましたが、本市の市営住宅、これ耐震構造が行われていないように思えるんですよね。住宅に入居されている市民の方の安全面を考えてお聞きするんですが、これ何戸ほど耐震構造が行われていない住居が、今、現状1,315のうち1,008戸お住まいですが、これ何戸ほど耐震構造が行われていない住宅があるんですかね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) ちょっと何%ほどが超過しているという、耐用年数を過ぎているかということでございますけど、結果的に申しますと、鍋田団地、新成団地、そのあたりと、一部ではございますけど、矢萩団地、その辺を抜けますと、全部耐用年数的に言えば、超過をしているということでございますけど、これ一概に言えませんけど、建物が簡易建物の平屋建てと2階建てで、それぞれの耐用年数が30年と45年ということで変わってきますけど、一概に言えませんが、先ほど申し上げたような団地以外は大体超過しているという傾向にございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 耐震やろ。耐用年数じゃなくて、耐震がどのくらい、1,008戸のうち、何ぼあるかと。建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) すみません。耐震という観点から申しますと、昭和56年5月以前ということになりますので、それは全部の団地で、ちょっと割合的にはちょっとつかんではいないんですけど、先ほど申されましたような4つ、そして、若宮地区にも5団地ございますけど、そのうちの4団地、計8団地が既に耐震構造を有していないということでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 私も見ていますと、ブロック住、これ大丈夫かなという市営住宅、非常に多いというふうに感じております。  それで、もし、この公営住宅の解体について伺いますが、仮に新笠松団地、管理戸数144、それから、そのうち入居が64なんですよね。空き家が80戸あるわけです。この解体を行うに当たっての予算措置は何かあるんですかね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) すみません。予算措置と申しますのは、全体のことを言われているのか、今の現状、(「あるのかということを聞きよる。補助があるのですかと」と呼ぶ者あり)除却に対しましては、毎年、今回もそうなんですけど、管理戸数の変更、議決を要しまして、これは議決をいただきました後に、次年度予算計上して解体をするわけでございますけど、これは社会資本整備総合交付金を活用いたしまして、2分の1の補助をいただきまして解体を行っているところでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) わかりました。2分の1の解体の予算があるということでございます。これ市営住宅の審議会が委員の方、15人以内の組織で入居の審議会がとり行われているようでございますね。大体これ審議会は、年間何回ほどこういう入居だけに対してのお集まりがあっているのか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) 住宅審議会が年何回かということでございますけど、審議会は年4回実施されています。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) わかりました。これ続けてまいりますが、第58条2では、「審議会の組織及び運営に関し必要な事項は、市長が別に定める。」というふうに書いてありますが、この今、私が言っているのは、結果的に耐震構造もなっていない、市民の安全が守れない、その団地に多くの市民が入居なされております。こういうことも一緒に交えた審議を行うべきではないかというふうに思う次第です。  それで、ちょっとお聞きしますが、新笠松団地、これの面積はどれぐらいありますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) 新笠松団地の有する面積でございますけど、3万930平米、坪数で申しますと、9,372坪となっております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) これのり面とか、管理しているところまで含んでありますか。はい、わかりました。新笠松団地、本当にこれ入居者も少ないし、それだけの9,350という大きな面積がございます。今、これ市長に申し上げますが、今、質問をいろいろと申し上げました内容及び所管からお受けした内容等を十分に協議をなさっていただき、入居されている方の安心・安全のために協議を進めてもらいたいということと、新笠松団地、本当に80も空き家になっております。これを一つ、どこかの地域にまとめて、結果的にグラウンドのほうから入り口もできる想定があると思います。  企業誘致等の場所に最適なところではないかというふうに考えておるところでございます。今後、各所管と管理についての協議を行っていただき、市民の安全が守られる市営住宅になっていくように御尽力をしていただきたいと思い、私の一般質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、神谷議員の質問を終了いたします。
          ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、藤嶋議員の質問を一括してお受けします。3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君)〔登壇〕 3番、藤嶋です。若小跡地利活用について伺います。  質問の要旨としては、優先交渉権者が提案する事業内容の大幅な計画の修正があるという理由から、11月20日、21日、初めて行政による住民説明会が開催されました。住民の意見をどのように受けとめておられるのか、お聞きします。  2つ目の事項としては、住民の陳情・要望実現について伺います。  市民からの住環境整備の陳情と要望が出されております。要望の総計はどのくらいあり、どの程度実行されているのかを伺います。対象となるのは、生活道路・河川・農業用ため池などの補修、先ほど市営の住宅管理のことを神谷議員のほうからは言われましたけども、私は、要望としてどのような要望が上がっているのか、こういう点について、お伺いをいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、藤嶋議員から2点にわたりまして御質問いただいております。順次御答弁申し上げます。  まず、第1点目でございますが、若小跡地の利活用についてでございますけれども、本議会でも報告をさせていただきましたが、同跡地の利活用につきましては、宮若西学童保育所の新設及び既存体育館の改修を含む公共ゾーンと、民間活力を導入した定住ゾーンとして整備することといたしておりまして、去る11月20日、21日に周辺地域の方々を対象として、定住ゾーンの取り組み状況等を中心に説明会を行ったところでございます。  この説明会での主な意見といたしましては、人口増加により、地域活性化を期待するといった御意見もございましたが、高層住宅の建設に伴う環境の変化、周辺道路の渋滞など、安全対策への懸念、同地の公園化の希望などの御意見もいただいたところでございます。  学校等跡地の利活用につきましては、地域の意向等にも十分配慮いたしまして取り組みを進めていくこととしておることから、説明会でいただいたさまざまな御意見を踏まえ、改めて同跡地の利活用につきまして検討を行ってまいりたいと考えております。  続きまして、住民の陳情、そして、要望実現についてでございますけれども、自治会等から土木建設課等に寄せられる要望は、道路施設や農業用施設を合わせまして、昨年度約400件出されております。これらの内容を精査し、必要に応じて、職員による応急的な補修を初め、年次的な維持補修工事等の対応をいたしておるところでございます。  また、建築都市課に寄せられる市営住宅の個別修繕及び団地内環境整備への要望は、昨年度約450件出されておりまして、このうち9割程度の案件につきましては対応済みでございまして、未対応分につきましては、今年度の予算の範囲内において実施、又は実施予定となっておるところでございます。今後とも自治会等からの要望に対しまして、必要に応じた整備を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 3番、藤嶋です。集まられた住民の方から貴重な意見が出され、この説明会に皆さん来られて、意見を述べられた上で、まちづくりに大変関心が高いということがはっきり示されたのではないでしょうか。  住民の意向が十分に調査されずに、定住促進という大義名分のもと、高層マンションの計画の公募が進められ、民間事業者の計画変更があって、初めて説明会が開催されたという点、事業そのものに住民不在ではなかったのかと、私は疑念が残っています。住民説明会が今になった理由を伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。住民説明会が今になったということについての御質問でございますが、これまで優先交渉権者から提案されました計画につきまして、事業の実現可能性に関して内容の精査や事業収支計画、資金調達計画などの検証協議に不測の日数を要したこと、また、地域からの今回説明会を求める声がありまして、先日の説明会を開催する運びとなったわけでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 説明会には、私も出させていただきました。そのときの賛成が多かったか、反対が多かったか、また、先ほど市長がお答えされましたけども、それ以外に具体的な意見を、どのような意見があったか伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。今回の説明会で出されました御意見、御要望等でございますが、市長答弁でもございましたように、定住関連施設の整備に伴いまして、人口増加による地域周辺の活性化へ期待するといった意見がありました一方、本事業に伴いまして、住民が増加することによる周辺道路の渋滞の懸念や安全対策、これは道路に関してですが、道路の拡幅や歩道新設、交差点改良の要望、また、高層マンション建設に関しまして、周辺の眺望の変化の懸念や、そもそも若宮、この福丸の地の景観にはふさわしくないといった意見、また、子供の遊び場としての公園を整備することによりまして、市周辺の生活環境が向上して、一層の定住促進が図られるのではないかといった意見、それから、民間に売却するのではなく、公用地として市が所有しておくべきである等の御意見がございました。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) それでは、賛成、反対、どちらが多かったか、お聞かせください。どのように感じられたかですね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。説明会に来られるということで、大変皆さん関心が高いということで来られております。多くの方は、事業に対する反対の意見が多かったのではないかと感じております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 私も、この計画に強く反対される方の意見が多かったと思っております。この説明会で、優先交渉権者の提案に変更が生じ、提案の内容が変更されるということでは、この計画そのものは、白紙になるのではないかと考えますが、関係者の注目を集めておりますので、答弁を求めます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。若宮小学校の跡地の利活用に関しましては、跡地利活用の基本計画に基づきまして事業を進めております。  今回、その基本計画の中で、優先交渉権者が提案しました内容の一部に、実現可能性が難しいといった内容がございます。計画の全てを白紙にするということではなく、今回の説明会でいただきましたさまざまな御意見なども十分に踏まえまして、改めまして同地の利活用に関しまして検討を行いまして、新たな計画ができましたら、議会及び地域の皆様には報告説明を行ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 実現可能性が難しいということであれば、事実上不可能である、白紙であると、私は考えております。この上においても、民意、皆さんの意見が反映されて、この実現が可能かどうかという検証がされたのかどうかも一つお伺いいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) まちづくり推進課長。非常にあなた、苦しい答弁になっとると思うんですが、総体的に今後、藤嶋議員はどうなるのかという結果論を求めたような質問をされておりますので、その結果論に近いことに対して、それをどうするというのは、あなたよりちょっと上の方に答弁をしていただいたら、この質疑は終わるんじゃなかろうかと、私は理解しますので、そこら辺よろしくお願いします。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長。住民説明会の内容を私もつぶさに、記述をされたものを拝聴いたしました。いろいろなところで、ある地域に行きますと、どうも反対の意見が多かったようやけど、とても残念だと、今からこの地域に、10年後、20年後、周囲を見渡しても、誰もおらんごとになるんやないかと、そういう心配を非常にされておる方もいらっしゃいました。  全ての皆さんの御意見を聞いて、それに基づいた施策というのは、非常に難しいところは、私は、あると思います。今、宮若市の置かれておる現状、そして、その地域の現状、そういうところを考えたときに、やっぱり定住化促進をして、若い労働者をここに引き込むというのも、将来的な考えからすれば、早々、御理解をしていただけるんじゃないかなというふうに私も思っておりますが、こういう反対があって、強引にこの計画の推進をしていくつもりもありません。  ならば、白紙撤回ということになりますと、現状のまま、そのまま置いておくということになろうかと思います。いろいろ今、目の前に迫っているものと、ずっと将来を考えてそういう、何というんですか、グローバルな意見が出るような説明会も、これは改めてやらなきゃいけないのかなというふうに私は思っております。  いずれにしても、この若小跡地は、地域に根差した、地域の拠点でずっとあり続けたわけでございますので、地域の御要望というのは、できる限り聞いていきたいとは思いますけれども、将来的なものを見据えた考え方、御意見というのも確かにあることは事実ですから、そこら辺もしっかり踏まえて、バランスをとりながら御意見を聞きたいというのは、今の現状でございます。この白紙か、白紙撤回で、そのままするのか、何もしないのか、あるいは地域の方々の要望を聞いて、できるものがあるのかどうか、これはしっかり検証していきたいというふうに思っています。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) ありがとうございました。このようなグローバルな意見を求められるということに、私は、非常に市長の今のお答えは、よかったのではないかと、しかしながら、若小跡地周辺には住宅がたくさん増えております。自然を求めて移住されてこられる方が多いわけなんですね。  ですから、こういった面で、人口減少に当たるような定住促進政策、これがいかがなものかということも再度検討していただきたいと、公有地、これは公の財産です。私たちが、市民が築いてきた財産でもあります。公共用地、公共ゾーン、こういう定住ゾーンという線引きをせずに、地域住民の丁寧な議論、住民との意見が十分尊重され、議会合意が得られた上で、この事業計画を進めていただきたいと思います。  次に、陳情・要望についての項目に移らせていただきます。  質問の中で、生活道路、河川、農業ため池などの補修、市営住宅の補修、そういったように、要望は多岐にわたっております。  まず、土木建設課にお聞きいたします。  関係者が陳情・要望し、受け付けをしてから5年以内の未着手の案件はどのくらいあるか、お伺いいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。質問の趣旨で質問されているということで、過去5年間、平成26年度から平成30年度までの要望件数から御説明させていただきます。  土木建設課の中で、維持係が1,067件、農業土木係が906件、合わせまして、この5年間で1,973件の要望を受けております。そのうち、この陳情・要望に対して、対応件数は1,300件で、単純に引き算になりますが、673件が未対応、未着手の状況であります。  しかしながら、年度ごとの集計でございますので、この673件のうちには継続して整備しているものや陳情内容、要望内容が重複しているものもございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 今、言われた要望の集計の一覧、それから、具体的な資料があればいただきたいと思いますけど、いかがですか、市長、こういうのは後日いただいてよろしいんですかね。  では、この今、言われた、提出された陳情・要望について、お伺いいたします。  これには時効による消滅、こういったものはあるのかないのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。土木建設課におきまして、維持係、農業土木係等に寄せられる要望件数が大体年間合わせまして、毎年400件程度出されております。その中で、多くの対応が求められております。  ただ、全ての要望への対応が難しいことから、自治会及び関係者と優先度を確認した上で、整備を実施しているのが現状でございます。  また、未整備箇所につきましては、地元の意見などを踏まえ、翌年度以降に整備計画等を立てて行っております。そのことから、要望に対する内容につきまして、時効による消滅はないというふうに私どもは考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) では、時効による消滅がないということで、自治会から要望が出されて、10年近く放置されている、同じ内容で要望を出し続けているが、事実上、放置されているのはどういう理由か、個別、具体的に申し上げます。  湯原の秋月・松尾線の通行困難な道路整備、山ノ口川の河川整備、竹原地区、前川原3号線、住宅浸水のおそれのある側溝の整備等、こういう資料、課長には事前に資料をお渡しておりますが、この対応、今後の見通しを教えていただきたい。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。陳情・要望に対しましては、その陳情・要望に対しての処理方針について回答いたしております。  しかしながら、対応がなされていない箇所があることにつきましては、深く反省していることも事実でございます。  また、要望者に対しまして、その要望に対する回答、説明等において、不足していたことから、理解いただけなかったような案件もあることも事実でございます。今後、それらの対応改善に努めてまいります。  それと、今、議員のほうから、ちょっと個別でありました件につきましては、道路関係につきましては、今後計画的に整備を実施していく計画でおります。  それと、河川につきましても、これについても再度現状の状況を確認し、整備を検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 要望、県のほうに出すと、できるできないということは別として、必ず文書で回答があります。回答もなく、順番を待っておられる方もおられるわけですから、実務が大変増えて、大変だと思いますけども、可能な限り、文書による回答をしていただければ、関係者は落ちつくかと思います。これはいかがですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。議員おっしゃるとおり、自治会等から文書にて要望が出された場合につきましては、基本的に文書にて回答を行っておりますが、要望者等から求められた場合は、必要に応じて、状況に応じて、今後徹底してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) ことし10月の台風19号、それに伴う豪雨、堤防の決壊、河川の氾濫、これが全国140か所に達しました。農業用ため池の改善、補修の要望が出されておりますが、ため池は、洪水調整機能という治水の役割、漏水や土砂の堆積などで、保水能力が落ちて、決壊をすれば、周辺区域に甚大な災害を与えると、こういったため池の点検、改修の必要性をどのように考えておられますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。農業用ため池につきましては、現在、宮若市内に171か所存在しております。自治会及び関係者等から、ため池の要望があった際には、取水施設や、例えば、ため池の外周の軽微な補修、それと、フェンス等の安全施設については、自治会と、また、要望の関係者と協議を行いながら、優先度の高いものから、年次的に対応は行っております。  しかしながら、ため池の漏水など、ため池自体の決壊につながりかねない事案につきましては、県の出先機関でございます飯塚農林事務所と現地確認し、安全性等について、協議、検討しております。  この現地確認の結果、大規模な改修等が必要となったため池につきましては、飯塚農林に毎年提出しております事業管理計画書に、この整備の要望を行うとともに、年次的に県営事業等にて、ため池の改修を行っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 豪雨対策、地震対策等、防災上の観点からも、こういった災害の危険性が考えられるというため池は、国と県と連携をして、管理保全に努めていただきたい。私も、この件に関しては、継続して調査を行っていきます。要望の件数は、毎年400件程度ということを回答されました。その要望に対して、平均どのくらいのパーセンテージになるんですか、対応が。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。土木建設課でございますけど、大体この要望に対する対応できた率といいますと、60%程度でございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 400件のうち約6割、毎年毎年、この後、残りの4割は、積み残しがあるわけですね。十分な対応ができないという現場の悩みは、よくわかります。私も、現場にすぐに出てまいりますので。  しかし、日常の安否確認、緊急車両が入りづらい、こういった命にかかわる問題を抱えている地域があります。非常に胸が痛みます。予算の拡充が必要ではないかと思います。  この分野における質問は終わりますけども、続いて、市営住宅の改善の要望に移らさせていただきます。  先日、本会議において、築30年以上経過した市営住宅が全体の約8割という回答をいただきました。先ほどの神谷議員の質問にもありましたように、昭和44年という年代からの市営住宅がたくさんあります。これらについては、メンテナンスが必要であると思いますが、どのようにお考えか伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) 建築都市課長です。老朽化の著しい団地につきましては、何らかのメンテナンスが必要であるというふうには思っております。これにつきましては、現行の予算の範囲内におきまして、個別修繕等の要望について、週に2回、要望の修繕対応日として、事務職1名、技術職1名、計2名体制で、要望のあった住宅等をお伺いさせていただきまして、そして、現場の確認を得まして、市として実施できる内容であれば、修繕対応を行っているという状況でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。
    ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 実際に住宅に入居されている方から、話を伺いました。団地の駐車場が少ない、台所の床がぶかぶか、炊事に立つ場所しか使えない、2階への階段は抜け、小さい孫たちが来たら、走り回ったら危ないからと、来ることを、遊びに来てはだめと、断る方もおられました。風呂場のドアが壊れている、押し入れは使用できない、換気が悪く、カビが生えている箇所もありました。  埋もれている要望が次々と出されました。先ほどは9割の改修、要望に応えられていると言われましたが、こういった埋もれている要望がたくさんあるわけです。対応が不十分だと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) 建築都市課長です。要望に対する対応ということでございますけど、先ほどの市長答弁でもありましたように、9割程度は対応できているということで申し上げましたが、全て対応できているというわけではございません。  これは、住宅管理条例の21条の第2項に、「修繕費用の負担」、そして、市営住宅管理マニュアルに基づきまして、市の負担において実施すべきものか否かの判断、また、市の入居者の負担においてしていただかなくてはいけないものにつきましては、この要望者に対して、丁寧に説明をさせていただき、実施できる未対応分の案件につきましては、予算の範囲内において、可能な限り、敏速に対応させていただきたいというふうに思っております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 先ほど申し上げましたように、入居者の方々は、要望した結果、改善された方もおられました。  しかし、市へ相談しても無駄だからと、諦めておられる方、我慢をされている方、多く聞かれました。定住促進の観点からも、市営住宅の環境整備は、必要不可欠であると思います。入居者へのアンケートや聞き取り調査などを行って、市営住宅管理の環境の実態の調査をするべきであると考えますが、いかがですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(宗岡 雅人君) 建築都市課長です。現在、市営住宅団地にかかわる各種要望につきましては、個別の要望、そして、これ全部ではございませんけど、各団地に住宅管理人さんがおられます。そういった住宅管理人さんから、団地内の要望を取りまとめていただいて、市へ報告していただくという2つのケースがございますけど、御質問の実態調査をすべきということでございます。  これにつきましては、住宅入居者に関しまして、住宅管理条例の第15条に、1年間分の収入申告を義務づけられております。これ例年8月に行っておりますが、この申告期間におきまして、受付け時に入居の契約者、また、代理人さんが直接来られますので、こういった住環境にかかわる要望等についても、その場でそういったお聞き取りをするというようなこともやっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) その収支申告等々も必要だと思いますけども、アンケート調査、これを早急に実施していただきたいと、市営住宅の環境は、今後ますます老朽化が進むのは明らかです。職員が現場で苦労されている、ここもよくわかります。入居者の声が漏れなく行政に届く体制、それから、この埋もれた要望が十分できる予算配分の必要性を強く感じました。  以上、所管課、多岐にわたる議論、これに応じていただき、時間をつくって、所管の課長、いただきました。非常にありがたく思っております。  しかし、これらの議論の結果、住民の要望に応えることができないという、この状況を強く感じました。絶対的な要因として考えられるのは、要望に対する予算の不足、これは市長の見解を求めます。(「予算不足していなかった」と呼ぶ者あり)不足していないですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。公営住宅にお住みの方々に良好な環境のもとで暮らすことができる、そういうインフラ整備というのは、市として当然のお話であるわけでございます。  家賃収入は、年間2億程度ぐらいあるようでございますけれども、それを全て維持補修費に充てておりまして、市民の入居者の要望に応えるというのは、家賃収入を上げるのか、それにプラスして税を投入するのか、いろいろこの財源の確保も、限られた財源でございますので、いろいろ模索はしなきゃいけないと思いますけれども、いずれにしても、今、9割程度は要望に応えておるということでございますので、特別な何か事案があれば、これは別として、総体的には維持補修というのは、できているんじゃないかなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 少し残念なお答えでした。最低限の暮らし、そこに緊急車両、救急車等が入れないような住宅の整備、それから、衛生的ではないようなカビの生えた箇所、こういったところも踏まえて、住民の切実な要望の実現、これに必要な予算ということの拡充を求めて、私の質問は終わらざるを得ません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、藤嶋議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで2時半まで休憩します。                  午後2時17分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後2時29分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前引き続き会議を開きます。  茅野議員の質問をお受けします。16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君)〔登壇〕 16番、茅野でございます。今回、2点ほど質問させていただきます。  1点目が、今後の本市の上下水道の方針について、お伺いいたします。質問要旨につきましては、下水道の加入率、接続率と経費は、現在、どうなっているのか。今後の上下水道課の統合は考えているのか。3点目が、杉坂団地の下水道の接続計画の予定。  2点目につきましては、行政窓口のサービスについて、お伺いいたします。窓口ワンストップサービスの今後の計画はどうなっているのか。  以上、2点質問いたしますので、的確なる答弁でよろしくお願いしておきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 市長。ただ今、茅野議員から、2点にわたりまして御質問いただいております。順次御答弁申し上げます。  まず、1点目の下水道の加入率、接続率、そして、経費についてでございますが、接続率は、平成30年度末で約51%となっております。平成12年度から平成30年度までにかかった経費といたしましては、人件費、業務委託費、工事費、建設負担金など、約104億8,000万円でございます。  2点目の上下水道の課の統合は考えているかということでございますが、上下水道の課の統合につきましては、他市町村の事例等を勘案し、組織体制や職員の身分の取り扱い、財務規程等の全てに地方公営企業法を適用することが適当であると判断したときが一つのタイミングであると考えております。  本市におきましては、財務規程のみの適用に限定しておりますことから、今後の下水道事業における企業会計化に伴う効果を検証しつつ、将来的な経営基盤の強化や市民サービスの向上を勘案しながら、検討を行っていく必要があると考えております。  3点目の杉坂団地の下水道の接続計画の予定でございますが、本地区は、本市の下水道計画区域で、接続計画といたしましては、本年度に基本設計及び事業認可取得申請の作成、来年度に工事実施のための詳細設計、再来年度に整備工事に着手をし、供用開始となった地域から、順次接続を行う計画で進めておるところでございます。  次に、窓口サービスについてでございますけれども、新庁舎における窓口サービスにつきましては、昨年8月に窓口所管課、14課、21係の係長級の職員で構成をしております宮若市窓口業務改善ワーキングチームを立ち上げ、窓口事務の効率化を目指して、検討を行っております。  手続が煩雑になる転入、転出等に関する住民異動時に、手続の省力化と窓口所管課相互の連携強化を図るために、ICTを活用し、総合支援型窓口サービスを導入することといたしております。  事務の流れを変えることなく、限られた職員数で、効率的に窓口サービスの提供が可能となり、特殊な場合を除き、ワンフロアで、手戻りなく、処理を完結させることができるようになるもので、新庁舎の開庁に向けて運用できるよう、準備を進めておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 1点目の再質問をさせていただきます。  今、言われたのは、接続率が51%、30年度末、お金のことでございますけど、総額で言われたので、設備費、それにかかった人件費等、分けてちょっと教えていただけたらと。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 下水道課長。 ◯下水道課長(福田  治君) 下水道課長です。先ほどの答弁の中での人件費、また、委託費、工事請負費、また、負担金についての詳細でございますけれども、人件費では約10億6,800万程度です。(「10億ですね」と呼ぶ者あり)はい。人件費で約10億6,800万程度、それと、工事費で言いますと、42億2,300万程度でございます。負担金、これは浄化センターへの維持管理と建設の負担金になるんですけれども、これが28億4,280万になります。それ以外は、あと104億8,000万から差し引いた金額になろうかと思います。これが委託費であったり、元利償還金であったり、補償金であったりという金額になってまいります。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) これ当然、経費の余計かかるということは、よくわかるんですけども、また、そうしていただかんと、下水道が進みませんので、効率よくやっていただきたいというところで、ちょっとお尋ねしますけど、接続率が51%、この数は、いいほうなんですか、悪いほうなんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 下水道課長。 ◯下水道課長(福田  治君) 下水道課長です。接続率が51%ということで、いいのか悪いのかで言えば、その望ましいのは、100に近いほうが望ましいとは思われます。これが半分程度ですので、まだいいか悪いかで言えば、努力しなければいけないのかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) これ下水道管が来て、大体何年以内に接続しないといけないんですか。下水道法上。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 下水道課長。 ◯下水道課長(福田  治君) 下水道課長です。下水道が供用開始になって何年以内に接続しなければいけないのかということでございますけれども、これが接続に関しての分で言いますと、水洗便所からの改造等の義務というふうになってくるかと思います。これが下水道法上の第11条の3で定められておりまして、これをちょっと読み上げさせていただきます。  「処理区域内においてくみ取便所が設けられている建築物を所有する者は、当該処理区域についての第9条第2項において準用する同条第1項の規定により公示された下水の処理を開始すべき日から3年以内に、その便所を水洗便所に改造しなければならない。」というふうになっております。これはあくまでもくみ取り便所からの改造ということで、3年以内となっております。  ただ、これただし書きがございまして、ただし書きによれば、「当該建築物が近く除却され、又は移転される予定のものである場合、水洗便所への改造に必要な資金の調達が困難な事情がある場合等当該くみ取便所を水洗便所に改造していないことについて相当の理由があると認められる場合は、この限りでない。」というふうになっております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) あとのことは抜きにしても、3年以内に一応下水道法上は接続しなさいよ、3年間は猶予を上げますよということであると思うんですけれども、3年たっても接続していないところは何件ぐらいありますでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 下水道課長。 ◯下水道課長(福田  治君) 下水道課長です。数字で言いますと、平成30年度末の数字になってまいりますけれども、接続が可能な件数が1,484件ございます。そのうち759件が接続しておりまして、接続していない件数でございますが、これが725件となっております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 51%で、努力してもらわんといかんのですけども、その努力の方法は、どういうぐあいにしてありますでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 下水道課長。 ◯下水道課長(福田  治君) 下水道課長です。努力の方法というよりも、接続率を上げるために、今、行っていることでございますけれども、これは工事とかで行います住民説明会や、あと広報みやわか「宮若生活」に載せたり、あと本市のホームページなどにより、下水道を利用することで、公衆衛生や生活環境の改善と、あと未来の子供たちのために、河川や水路など、公共用水域の水質保全をやっていこうということで、下水道への接続をお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) それで、接続率が上がるとお考えでございましょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 下水道課長。 ◯下水道課長(福田  治君) 下水道課長です。接続率が上がるかという御質問ですけれども、我々としましては、そういったことを住民の方々に御理解いただいて、接続をしていただきたいというふうにお願いをしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) そこの考え方は、ちょっと課長の考え方と私の考え方は違いますけど、定住化政策とか、いろんな問題、環境問題から考えると、接続率は早急に上げていくということが重要な課題になるんじゃなかろうかと私は考えておりますので、広報に載せたからとか、そういうことじゃなくて、住民のほうから希望があったときはどうするこうするという方針をきちっと決めとってくださいよ。  今、これ言ったってあれですけど、それで、ちょっとお尋ねしますけれど、立米数で言うと、1立米の汚水を処理するのに流域に幾らか払わんといかんですね。処理の費用を組合に払わないかんでしょう。物事、私、そこのところちょっと専門じゃないからわからんのですけど、1立米の汚水を処理するのに流域に払わないかんですね、幾らか。  そして、そのことで聞きますけど、1か月流域に払う費用と加入率で、今、加入してある方がお金を払われている金額と職員の給料が幾らか、ちょっとそこのところを教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 下水道課長。 ◯下水道課長(福田  治君) 下水道課長です。流域が処理するために、支払っている金額を月で、12で割り崩していきますと、約660万円、月で支払っていることになります。  それと、下水道課の人件費ということでよろしいでしょうか、平成30年度末の決算から算出しますと、人件費は約470万円かかっているところでございます。  以上でございます。(「ちょっともう一つ忘れちょんなる。加入金が入ってくる」と呼ぶ者あり)はい。(「1か月にそれで入ってくる金額は」と呼ぶ者あり)加入金、はい。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 下水道課長。 ◯下水道課長(福田  治君) 下水道課長です。平成30年度末で、使用料でいきますと、約4,130万円ぐらいが入ってきております。月で直すと、344万ぐらいになります。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 私、頭が悪いからあれですけど、これは計算が都合よく合うというわけで、そやけど、本来から言うと、特別会計ですから、計算が合わないといけないね、その中で。  だったら、なおさら企業会計をきちっと早くしないと、大変な問題になるんじゃないですかね。この計算方法がわからんけえ、これで計算が合うのか、人件費だけで毎月470万、入ってくるお金が340万、それだけにかかっていない、工事のほうにもかかってあるんだろうと思いますけど、そして、決算のときには、決算用語でよくわかりませんけども、黒字ですとかいうようなことですが、これで採算は合うわけないし、接続率を早急に上げないと、このバランスはとれんのじゃないでしょうか。  あんた、入ってくるお金より、下水道課の人件費のほうが多い、向こうに払う処理賃も多いというようなことじゃ、ちょっとこれまずいから、早急に企業会計を、もう何年も前からせにゃいかんのを何度も指摘してもしなかったのは、あなたたちですよ。こういう実態だったらできない。決算のときに、平然と何かわけのわからんことを言われますけど、これ困りますので、それかちゅうて、当初のことですから、当然計算どおりにいかないところはあるかと思いますけれども、早急に企業会計をやっていただくようにね。  そうでないと、これ、(「来年からする」と呼ぶ者あり)来年からするというよりも、今の状態で、来年からできるような状態じゃないから、あえて言っとるわけですけど、早急にしなければならないんですよ。来年からしなければならんのですよ。今まで設備投資に幾ら出資しとる、人件費が幾らか増する。  そうすると、加入率はどの程度まで持っていかないけないということが特別会計のあり方ですから、そんなことを幹部の人は指導してあるんですか。それじゃ、早急にやってください。  それでは、次の質問にちょっと入ります。  今後のこの下水道課のほうでも、何か市長答弁じゃ、こういう実態を知りながら、少しでも無駄がないようにしていこうということが基本になるんじゃなかろうかと思うんですけど、近隣の市町村の上下水道で一本化していないところはどこなんですか、ちょっとお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。ちょっと組織の形になりますので、私のほうで御答弁させていただきます。  近隣の状況ということでございます。筑豊8市をちょっと参考に御説明したいと思います。
     まず、筑豊8市の中で、田川と嘉麻、ここについては、下水道事業が現在進められておりません。筑豊8市の残りということになりますと、飯塚市、豊前市、行橋市、直方市、それから、中間市、そして、本市、宮若市という形になります。  この中で、逆に上下水道課、課の統合をしているのは、豊前市のみということになっております。ほかの部分につきましては、一応組織的に飯塚市とか、中間市あたりは、まだ上水道局とか、企業局という形での、その下に課がぶら下がっているという状況ですので、課としての統合というのは、豊前市のみということです。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 詭弁は言わんとってくださいね。課の中に2つに分けているけど、一つの課として統合しとるということですから、直方もやっていますよ。飯塚もやっていますよ。小竹もやっています。鞍手もやっていますよね。もう統廃合しとる。そういうところを考えて、きちっとやっとってくださいね。そやけ、今の答弁、後で取り消しとかしちゃったほうがいいと思いますよ。大きな組織の中で、直方だってやっとるんですよ。  それじゃ、統合による上下水道の行政運営によるメリットとデメリットは、どんなぐあいですかね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) メリットとしましては、先ほど議員もお話をされてありましたが、企業会計することによって、その経営状況というのがしっかり出てきます。そういったところがはっきりするということで、今後の組織の運営のあり方に非常に参考になる資料がとれるんじゃないかというふうに思っております。そういった部分がメリットかというふうに考えております。  あとデメリットとしましては、一時的に、例えば、電算システムの統合とか、こういった部分の経費が一時的には発生をすることになります。  ただ、長期的な部分でいくと、私がこう調べた限りでは、メリットのほうが多くあるようには感じております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) メリットが多いことだったら、早急にやるべきでしょう。それをすることによって、だから、近隣はみんなメリットが多いからやっとるのに、消極的な意見をしてもらったら困りますよ。きょうはあれですので、この問題は、また、いずれゆっくり聞かせてもらいます。  3点目の杉坂団地の下水道の接続計画につきましては、ある人が早くつなげたいという意見がございましたもので、ちょっとお聞きしたんですけど、来年、再来年ぐらいまでの間には、その方向性になるということでございますので、早急にやっていただきたい。  それで、深くは聞きませんけど、一つだけちょっとお尋ねしますけれども、杉坂団地の241番の113番地、これは市有地でしょうか、どうなんでしょうか。深くは聞きませんので、それだけちょっとお尋ねします。ちょっと関連したことだけね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 管財課長。 ◯管財課長(野田 哲也君) 管財課長です。今、議員お尋ねの土地につきましては、宮若市の市有地でございます。そして、普通財産でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) これは、宮若市の土地で、普通財産ということですね。はい、わかりました。  それじゃ、ちょっとお尋ねしますけど、中にある施設は、誰のものなんですか、あれは。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 下水道課長。 ◯下水道課長(福田  治君) 下水道課長です。先ほどの241の113番地の中にあります施設でございますが、これは、今、その施設を管理されている管理組合の所有になるかと思われます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) はい、わかりました。  それじゃ、次にちょっとお尋ねしますけど、占用許可かなんか出されていますか。申請か何か、許可か何か。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 管財課長。 ◯管財課長(野田 哲也君) 管財課長です。本来、市有地の普通財産ということであれば、市有地の使用貸借という形になろうかと思いますけれども、過去の事跡等を調べてみましたけども、当時の契約等がなされていない状況でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 先ほど言いましたように、もう一回きちっと整理しとってくださいね。市有地に占用許可申請も何もしていなかったら、市のものということになるんじゃないですか。私、そこのところよくわかりませんけど、そういうところの問題をきちっと、この次までには整理しとってくださいよ。  それじゃ、1点目の質問、これで終わらせていただきます。  2点目の窓口行政サービスについて、お伺いいたします。  ワンストップサービスの計画は、たしか山中総務部長がおられるときに、総務委員会に計画案出されたと思うんですが、あれ何年前で、どういう計画案だったのか、ちょっと教えてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。当時、平成28年ぐらいだったかと思うんですが、ワンストップサービスの導入についてということで、総務委員会のほうで、今後進める方向性ということで御説明をさせていただいております。  そのときに、ワンストップサービスについては、いろんな方法が、パターンがあるということで御説明申し上げまして、本市としましては、市民の方からいろいろと御意見を頂戴しております。何度も申請書を書かなくちゃいけないとか、待ち時間が長いとか、あるいはいろんな部署に移動しなくては手続が完了しない、そういった部分を受けておりました。  その中で、市民課の窓口におきます証明書の発行の手続に関しましては、一つの用紙で住民票とか、印鑑証明がとれるような形で改善は進んでおります。  ただ、しかしながら、その後のなるだけ記載しないでいいような仕組みづくりをということでございましたが、これについては、残念ながら導入ができておりません。今後の新庁舎開設に合わせた形で、その整備を進めておるというところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) このワンストップサービスにつきましては、別に計画案が出ている。前から、議会のほうとしては、いろんなところに視察に行き、近隣でもワンストップサービスをやっとるところが多々あったわけ、そして、28年に出て、まだ何も手がけていない。  副市長、文章を書いて、それが指導できないということは、どういうことですか。あなたが総括管理でしょう、大体具体的な。副市長に聞きよると。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。ワンストップサービスについて、推進するということで、文書も出したし、議会の委員会等でも話をしてきたが、実現はできていないじゃないかということですが、先ほど総務課長が言いますように、新庁舎での整備に向けて努力をいたしておるところでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 答弁にならんような答弁されたら困りますよ。真剣に行政、取り組んでくださいよ。  市長にお尋ねします。  11月2日、宮若市文化祭の席で言われましたことを覚えてあると思います。ちょっと皆さんの前で披露していただけますか、窓口のワンストップサービスのことにつきまして。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。いろいろなところで、いろんな発言しています。これから議会でただされるということになれば、ちょっと発言にも慎重を来さないかんなというふうに思っておりますが、覚えております。待たせない、書かせない、歩かせない、そういうことだったと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 何か執行部の答弁と、市長が市民の前で言われたことには、差が物すごくありますよ。行政の中の意見の統一できとるんですか、だから、副市長に私は尋ねた。労務管理できとるんですか、きちっとやってくださいよ。新庁舎ができないと、ワンストップサービスできないんですか、歩かせない、待たせない、書かせない、新庁舎になったからやるんですか。違うでしょう、住民サービスの窓口。  近隣で、幾らでもそれやっとるところあるんですよ。遠方のところは、もっとサービスよくやっとるところあるんです。それも、何年も前から言っとる。今度は新庁舎になったら、それをするんだと、違うでしょう。考え方おかしいんじゃないですか、新庁舎になろうがなるめえが、ワンストップサービスはやったっていいんですよ。おかしいんじゃないですか、大体考え方。今後きちっとした考え方で、行政運営をやっていただきたい。その場その場で、格好つけて言ってもらったら困りますよ。  だから、新庁舎になったら、もうこれしようがないことですから、新庁舎になったときは、きちっと言われたこと、市民に言われたんですから。歩かせない、待たせない、書かせないですね。やっていただきますよ。いや、答弁要りません。すると言われたんやから。(「議長」と呼ぶ者あり)いや、答弁要らんよ。あんた、するちゅうたんやから。してもらわんと、いかんのよ。あんた、しますと言うたんですから。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。新しい庁舎ができましたら、そういうサービスをさせますと、こう言っております。今、すぐするとは言っておりませんので、(発言する者あり)だから、そうことで。 ◯議員(16番 茅野  勝君) いや、俺、やめようか思ったけど、一言、言わしゃったから、言わないかん。新庁舎ができるまで、あと窓口が開くまで何か月ですか、あなた。その前から、ワンストップサービスはやるべきじゃないかということを言っとったんですね。今度は、市長は、窓口ができたら、新庁舎ができたらワンストップサービスをやるということですから、きちっとやってくださいということを言っとるだけ。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 御指摘をいろいろ受けて、お叱りを受けよりますが、新しいコンピューターによる設備を整えて、今、ワンストップを、グレードを上げた対応をしようということで、新庁舎という言い方をしております。茅野議員は、今の施設でもできるんではないかというのは、仮にこのシステムがなくても、職員の対応次第、対応のあり方で、もう少し市民に歩かせない、いろいろさせないような形の対応を十分していけということであろうかと思います。その点は、今後のあり方として、職員の心構えとしても、みんなに周知徹底しながら取り組んでいきたいと思います。 ◯議員(16番 茅野  勝君) 後で、また、あなたのことだから、言わっしゃるから、言うときますけど、新庁舎になったらやるということで、市民の前、言われたんですよ。今のまた、話が全然違ってくるよ。  だから、やってくださいということを言っとるだけの話、市長が言いよらっしゃるんやからね。かみ合わんとか、かみ合わんちゅう、今、意見が出ていますけど、やってもらわんと、困るんです。市民の目の前で言われたんですから、(「やります」と呼ぶ者あり)だから、やってもらえると思っていますので、(発言する者あり)できんことをほんなら言うたんですか、市長。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。余り答弁せんほうがよかったかと思いますけど、これは施政方針のときにも、私、申し上げておりまして、待たせない、歩かせない、書かせないということを言っております。いろんなところでそういうことを、新庁舎とは、こういう住民サービスを行いますよということを申し上げてきたとおりでございますので、そのとおりにさせていただきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、茅野議員。 ◯議員(16番 茅野  勝君) これ押し問答の話でも何でもございませんので、みんなの前で言われておりますので、してください。  これで、私の一般質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、茅野議員の質問を終了いたします。       ────────────・────・──────────── ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここでお諮りします。冒頭で申し上げましたように、本日の一般質問は、16番、茅野議員の質問で終了したいと思いますが、これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 御異議なしと認めます。  それでは、これにて本日の会議は終了し、残る質問については、あす11日にお受けすることにいたします。  本日は、これにて散会いたします。                  午後3時05分散会       ────────────────────────────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃  会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃    令和元年12月10日                           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 宮若市議会議長  遠藤 嘉昭          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  和田 善久          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  安永 友則          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ Copyright (c) MIYAWAKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....