宮若市議会 > 2006-09-21 >
平成18年第4回定例会(第2日) 名簿 開催日:2006年09月21日
平成18年第4回定例会(第2日) 本文 開催日:2006年09月21日

ツイート シェア
  1. 宮若市議会 2006-09-21
    平成18年第4回定例会(第2日) 本文 開催日:2006年09月21日


    取得元: 宮若市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    2006年09月21日:平成18年第4回定例会(第2日) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開議 ◯議長(遠藤 嘉昭君) おはようございます。本日の出席議員は24名で定足数に達しております。これより平成18年第4回宮若市議会定例会を再開いたします。  会議に入ります前に、市長から先日の台風13号による被害状況について報告したい旨の申し出があっておりますので、お受けしたいと思います。市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 皆さんおはようございます。貴重なお時間を頂戴いたしまして、9月17日から翌18日にかけましての台風13号による本市の被害状況につきまして、概要の報告をさせていただきたいと思います。  まず、本市におきまして災害対策本部の設置の状況でございますけれども、17日午後2時30分に第1配備をとりまして、その後、風雨が強まると共に5時30分に第2配備の警戒体制をとっております。第2配備と申しますのは、職員の半数が出勤をいたしまして、この警戒に当たらせるという状況でございます。  さらに、翌18日8時30分をもちまして、この災害対策本部を解散いたしたところでございます。  まず、この被害の状況でございますけれども、人的な被害といたしまして1件出ております。湯原在住の42歳の女性が突風に煽られまして転倒されて、右手の親指を裂傷され、救急車で病院に搬送をされております。  さらに、自主避難の状況でございますが、17日午後5時前頃から自治会長等から自主避難の通報がありました。最終的には、市域内で合計10世帯18名の方々が公共施設や各地の集会所に避難をされましたが、まあ風雨がある程度治まった翌18日の早朝にかけまして、各自帰宅をされております。  家屋等への被害の状況でございますけれども、屋根の一部破損が4件、瓦の飛散、ガラス破損等が8件、プレハブ物置等の破損が11件、外壁等の破損が4件発生をしておるという報告を受けております。公共施設でございますけれども、市道におきまして倒木等による道路の遮断が28件発生をいたしておりますが、地域の方々の通報や巡視によりその都度対応をいたしておりまして、長時間の道路遮断は回避をいたしておるところでございます。  また、市営住宅、学校教育施設及び社会教育施設等でも被害が発生をいたしておりまして、市営住宅につきましては被害が108件、その内97件が瓦が浮いたという状況でありまして、社会教育施設では西鞍の丘を初めとして倒木や体育倉庫の屋根の一部が飛散、それら合わせまして18件、学校教育施設では倒木、屋根の剥離、ガラス破損等で68件の被害が発生をいたしておるところでございます。  さらに、この水稲を初めといたします農作物への被害でございますけれども、夢つくしの作付が市域で90ヘクタールあるようでございまして、その8割が倒伏、ブドウやナシなど果樹の落下、ハウスの倒壊等の被害が発生をいたしておりますが、今後の調査によりまして、さらに被害が拡大するということが想定をされております。  17日には、市域内では4地区、これは錦町、黒目、山口、笠松の地区でございますけれども、その一部で停電をいたしましたが、九州電力によりますと18日から19日にかけて全面復旧をしたと、そういう報告を受けております。  以上、この2日間で通報等のありました287件の概略を申し上げましたけれども、市営住宅を始めとする公共施設の早期の修復、農作物の被害に対しまして農業共済事業等への手続に対応をして参りたいと、このように考えておるところでございます。  以上で報告を終わらしていただきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) それでは会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配布したとおりであります。よって、この議事日程に従って本日の会議を進めて参ります。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、19番、藤春議員、20番、吉野議員を指名いたします。
          ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 日程第2、一般質問を行います。  今回は、お手元に配布いたしております一般質問通告書のとおり16名の議員から24件の通告があっておりますので、お手元に配布いたしております一般質問通告書の順に質問をお受けいたします。  なお、2日間に分けて行うようにいたしておりますが、1日目をどこで終了するかについては、会議の推移を見ながら私の方で判断し、会議に諮って決めたいと思いますので、よろしくご協力のほどお願い申し上げます。  また、いつも申し上げておりますが、的確な質問と簡潔なる答弁をお願いいたします。  それでは、藤春議員の質問をお受けします。19番、藤春議員。 ◯議員(19番 藤春 徳繁君)〔登壇〕 退役する火葬場の対応について、間もなくその役目を終わるであろう高野、生見地区の火葬場の跡地、高野地区の申し出のプランに対する市長の見解を、そして生見地区への話し合いが持たれたかどうか、この対応について市の見解をお願いいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 市長。ただ今藤春議員から退役する火葬場の対応についてということでご質問がありました。ご答弁申し上げます。  ご案内のとおり、火葬場の整備につきましては、宮田・若宮衛生施設組合事務処理等を行ってまいりましたが、この度の合併によりまして火葬場の整備は宮若市において進めていくことになります。私も施政方針の中で申し上げましたように、今後地元協議を踏まえた上で、宮若市総合計画の中に位置付けをいたしまして実現に向けた努力をしていきたい。まあこのように考えておるところでございます。  お尋ねの1点目は、この高野地区、2点目は生見地区への跡地対策についてのご質問についてでございますけれども、このことは火葬場整備後のこととなりますので、暫く時間がかかるのではないかと、まあこのように考えておるところでございます。現火葬場の跡地対策につきましては、今後地元ともよく協議をしていきたいとこのように考えておりますし、また議会の皆様方のご理解も得ながら取り組みを進めて参りたい。このように考えておるところでございます。  ただ、高野地区の跡地利用につきましてのプランがどうもあるようでございまして、私もこの質問をいただきまして初めて目を通させていただいたような状況でございますし、この生見地区につきましては話し合い、協議は今のところしてないという報告を受けております。よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。19番、藤春議員。 ◯議員(19番 藤春 徳繁君) 市長の今の見解では完成まで暫くの間があるからという答えでございましたけれども、地域の方々は、それ相応に心配されていると思います。高野地区の方は、早い段階から町の方に申し出られて、後はこんなふうにしてもらえないかというような申し出があったと思いますけれども、生見の方には全然話し合いが持たれてないというような話を聞きますけれど、住民サービスの向上とか、安全な安心のまちづくり、或いは協働共生のまちづくり、そういうことが行政の中で云々されておりますけれども、長年お世話になったこのような施設に対して、行政が率先して話し合いを持って、地域住民の心情を煩わさないような、説明する責任があるんじゃないかなと私は思うんですが、どうですか市長。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長。先ほどの答弁でも申し上げましたように、まず新しい火葬場をつくることが第一義的な問題でありまして、それに並行しながらこの地元の方々とお話を進めていくことは当然でございます。ただ、今の段階でこの建設予定地である火葬場周辺の地元協議も全てが終わったという状況じゃございません。まず、私共としましては、もうそれをクリアすることが先決の問題であろうとこのように考えております。  それに並行しながら、この目途が立った時点ではですね、そういう話も進めて参りたいとこのように考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 19番、藤春議員。 ◯議員(19番 藤春 徳繁君) 市長の言われることも解るんですけど、勿論その新しい火葬場の建設に対していろいろな苦心があるだろうとは思うんですけど、退役する火葬場の地元の住民の方たちは陳情書とか請願書とか、そういうふうな形を持って市に話し合いを求めるというような形態が多いと思います。ですから、今話せる段階で地元の人たちにこんなふうな状況になっておりますから、こういう時期になったら正式にこんなふうな話し合いをしましょう、後片付けの話、或いは跡地のプランはこういう時点で話しますということを前もって話し合っていくべきだと私は思うんですが、もう一度お伺いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 民生部長。 ◯民生部長(柿原  徹君) 民生部長。今藤春議員のおっしゃる意味はよく解ります。今後の進展、まあ火葬場の建設に向けて今市長が申し上げましたとおりでございまして、その話の進展具合を見ながら関係者に今言われるようなことで地元にもお話をさせていただきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 19番、藤春議員。 ◯議員(19番 藤春 徳繁君) 19番。その時期その時期ということでありましょうけど、まあ幾ら押し問答してもこれ以上の答えは出ないんだろうと思いますので、私の質問は終わりますけれども、70有余年の高野地区、それから半世紀にも亘った生見地区、そういうふうな施設に対して、行政としてもっとこんなふうに、段階ではこんなふうな話をしますよというようなことを、やはり地元の人達に申し出て、部署の担当の人達が行って話し合ってしかるべきだろうと私は思っておりますけれども、先の答えのように時期が来たらということでございますけれども、早い時期にそういう説明をしてほしいなと私は思います。どうか今後ともよろしくお願いいたします。  私の質問終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて藤春議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、和田議員の質問を一括してお受けいたします。18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君)〔登壇〕 皆さんおはようございます。18番、和田です。先の13号台風で被害に遭われた方々のお見舞いを申し上げます。  私は、今回質問事項を2点ほど上げました。  まず、1点目は、市民との協働によるまちづくりの推進について伺う。質問要旨としまして、本市では協働のまちづくりの元、様々な施策を推進していく旨が新市建設計画、或いは市長の公約の中に述べてあると思います。そこで、宮若市では協働のまちづくりによる事業としてどのようなことが現在出されているのかお伺いします。  質問事項2点目としまして、債務負担行為による緑地広場等用地取得事業について伺います。執行部の明確なる答弁をよろしくお願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 市長。和田議員から2件に亘ってのご質問をいただいております。  まず、1番目でございますけれども、市民との協働によるまちづくりの推進についてというご質問に対しましてご答弁を申し上げます。  市民との協働のまちづくりにつきましては、新市建設計画によりまして、まちづくり実現のための主要施策の一つとして位置付けをされておるところでございます。現在、組織だったものといたしましては、まちづくり委員会による活動を初めとしまして、犬鳴川みどりの会や2000年公園みどりの会による、それぞれの公園の定期的な作業が行われておるところでございます。  また、この10月にはボランティアの市民で組織するこの宮若市総合計画市民ボランティア会議、或いは市民劇団の立ち上げなどが予定をされておりまして、今後とも多様な主体の参加によるまちづくりを行っていくことにいたしたいという、このように考えておるところでございます。  さらに、市民との協働のまちづくりを進めるために、わかりやすい予算書、そして決算書の作成など、情報を積極的に公開をいたしまして、市民との情報の共有化を図ることとしておるところでございます。また、その仕組み作りといたしまして、基本となりますまちづくり基本条例の制定に取り組んでまいりたいとこのように考えております。  なお、私がローカルマニフェストに掲げております地域担当制の導入につきましても、まちづくり基本条例と並行し調査研究を進めながら実現に向かって努力をしたいと考えております。  続きまして、2点目のご質問であります債務負担行為による緑地広場等用地取得事業についてでございますが、ご答弁をさせていただきます。  緑地広場等用地取得事業に係る土地につきましては、議案審議時の質疑におきまして、担当部長が答弁をいたしましたように、隣接する産業廃棄物処理業者が所有する土地でありまして、元々この事業拡大のために取得をされた経緯のある土地であります。本市がこの土地を緑地広場等の用地として事業の位置づけを行うに当たりましては、事業者の事業拡大に伴う地元住民の不安感を払拭をするということに併せまして、隣接して事業を実施しております多目的運動公園のイメージを損なわない、そういう対策を講じる必要性、そしてこの多目的運動公園と整合性を持たせた緑地広場等々位置づけることで荒廃をしていた露天掘り跡地を緑化再生をしていくことも含めまして、本地域周辺を将来に亘って総合的、一体的な土地として利活用を図っていこうというものであります。  今回、土地開発公社で先行取得するに当たりまして、債務負担行為の議会議決をお願いをいたしておるところでございますが、議案質疑時に各議員からいただきましたご指摘等を踏まえまして、慎重に対応して参りたいとこのように考えておる次第でございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) まず、市長に伺います。  市民と協働で様々なことを行っていくことが、これからの自治体のあり方であります。その辺今後もよろしくお願いをいたします。  ところで、この協働のまちづくりを進める上で、職員も市民と同じ目線で仕事を行うなどの意識改革も必要と考えます。ところが、庁舎内でですね、まあ一部の職員でありますがスリッパ履き、或いはTシャツでの職務従事等の職員を見かけます。また、市民からも職員の服装について疑問の声を聞きます。確かに自治法では、職員の服装は規制はしてないんでありますが、スリッパ履き、Tシャツ、或いは今若者の流行かどうか分かりませんが、ズボンをこう下げる職員も見受けられます。身だしなみは、社会人としての最低のルールと思いますが、この点について市長はどのようにお考えをお持ちなのかお伺いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長。私、まあそういう職員がおるということは、議員から指摘されるまで私も承知しなかった部分があります。若干、部内協議、課内協議、庁内の協議をする中で、まあ服装の乱れということは管理者である課長、部長の方から報告を受けておるところでございますけれども、私共はこの市民の負託を受けまして、この公務を執行するという、まさにこの公の立場にあるわけでございますので、そういう身だしなみは今後しっかり指導をしていきたいとこのように考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 社会全体の奉仕者として、市民から見て違和感のない服装で職務に携わってもらいたいというふうにお願いします。  そこで総務課長にお尋ねします。職員の意識改革についてですが、8月だったと思います。小竹町で庁舎内の草刈りや剪定を、或いはまた広報などの配達を職員自らが行ってるというのが新聞報道されました。まあご存知だと思います。宮若市でも行財政改革において、様々な分野で経費節減が図られているというふうに思います。この小竹町の取り組みについて、職員自らが自主的に奉仕作業を行う、このことについてどのように考えがおありなのか、まあつまり人事面から全体の奉仕者として、職員の自主的奉仕活動を促すことについてどう取り組もうとしているのかお聞きします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長◯総務課長(山中 敏範君) 総務課長。今ご質問がございました小竹町の取り組みでございますが、行財政改革を進める中で職員が何をしなければならないか、何ができるか自主的に考えられ、今言われますように庁舎内の庭木の剪定、道路の沿線の草刈り等々、或いは広報の配布、こういったことに取り組みをなされ行財政改革の中で予算執行の支出の抑制を図られたということでございます。  また、これに併せまして住民の方々と具体的に接点が増え、行財政運営の住民の方々の理解、或いは行政運営全てに関する理解の意識の高揚、住民の方々から声が上がったというのは新聞等で存じ上げております。本市におきましても、今後協働のまちづくりをする中で職員自らが行財政改革に限らず、まちづくりをする中で何ができるか、何を行政職員が担わなければならないか、こういった意識、この醸成に努めて参りたいと思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) それでは建設課長にお尋ねします。宮若市市内では、年間に道路愛護とか称して地域の方々が道路の草刈り等を自主的に行われています。特に、若宮地区におきましては、多くの方々がこの地域の草刈り等を積極的に行われていると聞きました。勿論地域の方々は、その行政に対価を求めるものではなく、自分達が住んでる所を綺麗にしたいというものであります。これは大変大切なことではないでしょうか。  つまり、市内の夫々の地域の方々が同様な取り組みをされれば、経済的にも効果は大きいというふうに思います。もしこのような取り組みがなされたら、建設課長としまして困りますか、それとも有難いでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 建設課長◯建設課長(大塚 和幸君) 建設課長。ただ今の議員が申されますように道路愛護等の奉仕活動が、市民はもとより広く住民の皆様方に浸透し、それ伐採等の維持管理も含めたところのことを協力していただければ、それは素晴しく有難いことだと思います。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 有難い、そうですよね。しかし、そんなことは行政が強制できることでありません。多くの自治会が自主的に取り組めば可能なことではないかなと思います。本市でも9月新たに国・県道対策室が設置をされました。これは県道の整備、或いは促進をするため、又は用地取得問題等を始めとする地権者及び地域対策を重点的に取り組むものだと思います。  道路改良に当たって、施行する際に地権者及び地域対策は大変重要だというふうに思います。交渉過程で、市民から行政職員の多くの批判を聞きます。これが交渉のネックになっているということも多々あるんではないかなというふうに聞いています。これは如何に市民と行政職員の間に隔たりがあるのではないかと顕著に現れているというふうに思います。  先ほど建設課長から地域の道路愛護として、住民が自主的に草刈りをしてもらいたい、してもらったら有難いという答弁をされました。私は、道路管理者である市が地域に草刈りを、果たして任して良いのかなという疑問もあります。やはり、市民と協働の精神から、職員自らが地域の草刈り等の奉仕作業を通じて、共に汗を掻く、こんな取り組みがされることで用地交渉時の職員の批判等が起こらないのではないかと、まあそれが市民と行政協働のまちづくりではないでしょうか。  そこで総務課長にお尋ねします。先ほど小竹町のことを宮若市では積極的に取り組むような答弁ではなかったというふうに受け止めてます。市長のマニフェストにもあります地域コミュニティの推進で、市長は夫々の地域内で文化の伝承や介護や奉仕作業を通じ、地域の連帯感の醸成を図り、この活動を支援するために職員の地域担当制を導入すると公約されています。総務課長の答弁と市長の公約、これについてどのようにお考えでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長◯総務課長(山中 敏範君) 総務課長。今ご質問ありました地域担当制、これにつきましては言われましたように市長ローカルマニフェストの中で地域コミュニティの推進ということでお約束をされております。  まず、まちづくりを進めるためには、郷土への愛着心、これを醸成することが肝要かと思っております。職員、今通勤圏の拡大等でこの意識を希薄になったという現象を生じさせてはならないという考えを持っております。今言われますように先ほどの答弁にもありましたまちづくりの基本条例、これの制定と並行いたしまして、職員がまちづくり、地域に入ってどういったことができるのか、またやらなければならないのかということを調査検討していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 小竹町では、先ほど私が申しましたように職員が自主的に取り組み、行政の財政事情が悪いということで職員自らが汗を掻いてます。少しでも経費を節減したいという涙ぐましい努力ですね。今日、NPOとか、或いは指定管理者制度というものができました。自治体が直営してきた施設の管理を民間に委託する法律が最近出ているわけですが、そこでお尋ねします。犬鳴川河川公園の維持管理費は年間幾らでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政課長。 ◯企画財政課長(山本 和久君) 企画財政課長です。犬鳴川河川公園の年間の維持管理費ですけれども、市の方からは年間で125万円の支出をいたしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 125万ですか。非常に安いと思います。これを業者に委託した場合どのくらいかかるんでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 企画財政部長。大体今の状況の管理を保つということであれば800万程度ということです。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) この犬鳴川河川は、みどりの会が定期的に管理をされていると思います。この作業に職員は参加をされていますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 企画財政部長。先ほど協働のまちづくりということで、職員の参画が非常に少ないというご指摘があっております。私共から担当部長といたしまして、まあ確かに言われる部分当たっておるわけですが、2000年公園を始めとして、この犬鳴川河川公園、それから笠松地区のトヨタ工場周辺の定期的な清掃、それから六ケ岳、それから笠置山等々については、かなり定期的に職員が参画しながら住民の方と一緒になって従事しておるという状況がございます。  まだまだ全体職員数からすると非常に少ないという実態はあるわけでございますが、先ほど総務課長、また市長が冒頭に答弁いたしましたように協働参画条例、市民とですね、行政が参画してまちをつくりましょうと、そういう基本条例制定する中で、職員の地域担当制、まあこういうものも併せて、やはり職員と住民の方が同じ目線でまちづくりが進められると、そういうものを整備していくということで、やはり組織的な体制整備を図る必要があるとこういうふうに考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) それでは総務課長にお尋ねします。この河川公園の管理に参加している職員は、人事を管理する総務課というふうに思います。総務課としてはどのような取り扱いをされているのでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長◯総務課長(山中 敏範君) 総務課長。今お尋ねになりました公園管理に参加します職員、これ先ほど企画財政部長もお答えいたしましたように、職員自らボランティアでの参加ということになっております。人事管理上公務ではございませんので、ボランティアであくまでも市民の方々と一緒に汗を流しておるということでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 職員自らの自主的な参加ということですね、総務課長にお尋ねしますが、行革の中で位置付けるその地域担当制、これは総務課が担当になると思います。現時点で構想でも結構ですが、どういうものなんでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長◯総務課長(山中 敏範君) 総務課長地域担当制が総務の担当となるかどうかというのは、今のところ明確じゃございません。とにかく市を挙げてこの地域担当制を導入するということになります。先ほど申し上げましたようにまちづくり基本条例の制定と併せてこの地域担当制を導入していくということになりますが、何れにいたしましても地域と行政の橋渡し役と、職員がその地域の課題等一緒になって解決し、地域の住民ニーズを的確に把握するという上でも導入を進めていきたいと総務としては考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員
    ◯議員(18番 和田 善久君) この地域担当制が導入されましたら、当然日祭日の行事もあると思うんですが、これには手当や代休はあるんでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長◯総務課長(山中 敏範君) 今お尋ねになられてます地域の活動といいますのは、勤務を要しない日、或いは勤務時間外等々開催されることが多々あるかと思います。今言いますように公務の命令を発すれば当然手当、或いは代休等の措置となりますが、今現在地域担当制まちづくり基本条例と併せて導入の体制を取っていくということでございます。その中で自主的に職員自ら地域活動に参画するというような体制を取りたいと思っております。今現在でこれが公務なのかボランティアなのかということは、ご回答ができかねます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 先ほど総務課長が勤務を要しない日、或いは勤務時間外での活動、そして基本条例等ですか、その制定まで調査、或いは検討、協議が必要というふうに言われたと思います。協議とは、職員組合を含むというふうに認識してよろしいんですか。公務命令でなければ公務災害は当然対象外になるわけでありますが、職員組合との協議も必要だろうと思いますね。しかし、職員組合の職員は、組合員である前に職員なんですね。つまり、全体の奉仕者であるということを大前提に置いておかなければならないというふうに思います。組合員の協議の中で、組合員も自己の保身だけでなく、奉仕者としての志を持つことが先決だと私はそのように思っています。  このことは、組合員の方も理解をしていただけるんではないかというふうに思います。また、これを尊重していたら、住民との協働したまちづくりはできないというふうに思います。職員の管理を所管される総務課長といたしまして、住民と協働したまちづくりとはどんなものと考えておられるんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長◯総務課長(山中 敏範君) 総務課長。住民と協働して行うまちづくりと、この手法夫々先ほど冒頭で市長の回答、或いは企画財政部長等回答なされましたが、あらゆる行政運営の中で市民の方々の参画を願い、また職員が自らこの宮若市、郷土への愛着心を持って市民の方々と一緒に汗を流し、職員がそのまちづくりに何を担わなければならないか、そういった意識の改革、これを醸成させまして、といいますか醸成をすることが郷土への愛着心、まちづくりの第一歩だと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 最後に市長にお尋ねします。  私は、今後の行政と住民の関係は、従来のように何でも行政に頼る、この姿勢はやっぱり改めなければならないというふうに思ってます。しかし、これは容易なことではないというふうに思ってます。そのためにも小竹町のように職員自らが汗を流す、市民自らが行政に頼るばかりでなく汗を流せば、協働で取り組む意識が芽生えるのではないかというふうに思っています。それが市長の公約、地域コミュニティの推進に繋がるのではないでしょうか、市長どうでしょう。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長。今和田議員ご指摘のとおりでございまして、私共はそういうことを踏まえながらこのまちづくり基本条例を策定して、組織だったこの取り組みをしたいとこのように考えておるわけでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 総務課長は大変だと思います。職員の意識改革、資質の向上に努めてください。時期を見ましてまた検証させていただきます。  次に、質問事項2に入ります。債務負担行為による緑地広場等用地取得事業について再質問をさせていただきます。先の補正予算審議の中で、質疑で一定のことは解りました。まず、用地取得の正当性について、緊急性がないというふうに私は思ってます。  そこで、2点ほど質問いたします。まず1点目、人災、災害が起きるとは今の現況では考えられない。それから2点目、取得価格について坪1万500円、質疑の中で私は安いのは安いと言いました。しかし、現地視察しまして本当にこの1万500円が適正価格なのかなというふうに思いました。そこでお尋ねしますが、不動産鑑定士は依頼されましたか。  以上の2点について。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 企画財政部長。用地取得について、2点に亘ってご質問がなされました。用地取得の緊急性が認められないというご質問でございます。災害等が想定されるのかということでございますが、これは予算審議のときにもご説明いたしましたし、先ほど市長がご答弁申し上げましたように基本的にはこれ以上産廃を宮若市内において拡大させないと、そういうことと併せて多目的運動公園を損なわない、一体的な利活用を図るということで、緑地広場としての位置付けの中で先行取得したいということでございます。  それから、単価についてでございます。鑑定をしたのかということでございます。これも質疑の中で答弁したかと思うんですが、基本的に鑑定は行っておりません。といいますのは、この中に勝野・長井鶴線、過疎代行事業で県が代行して事業行っておるわけでございます。今の多目的運動公園の中を縦断するような形になるわけですが、これが本市の開発公社、当時の宮田町土地開発公社が所有しておった土地でございます。これの買収単価が平米当たり5,000円ということで、坪当たり1万6,000幾らになるんですかね、そういうことを直近の売買実例が公共事業であったということと合わせてそういうことを判断しながら1万500円ということで協議を進めてきました。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) わかりました。  次に、今その取得しようとする土質の問題について伺います。私も先の補正予算審議の中でですね、企画財政部長は私の質問に元の地権者が選炭をされ、ボタしか埋まってないというふうに答弁されました。私は、その答弁を受けまして証言を得てきました。それで、当時の現況はかなり40メートルから50メートルぐらいのところの露天掘りの跡地だったらしいんですね。そこに当時規制がそんなに産廃法では厳しくなかったということで、家屋の解体等その中に埋まっているという証言を得てきました。  当時の今で言う産廃法、有害物質と指定されてない屋根のスレートとか窯業型というか、そういう外壁材、まあ外装板といいますか、そういうものにアスベストが含まれているわけですね、当時の製品として。それが埋まっているというのを聞きました。それで、私はそういう証言を得て今埋まってるその4、50メートルのものを掘り起こすのは大変なんですが、市としては独自にやっぱり調査する必要があるんではないかというように思うんですが、如何でしょう。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 企画財政部長。今議員の方から市が求めようとする土地の中に有害物質等々が埋設されておると、そういう証言を得たということでございます。私共からすると大変なこれは事象でございまして、この産廃を含めて許可するのは県であるわけです。私共も当然この土地を求める上において、関係当局等と調査いたしまして、当該周辺においてはそういう許可を与えた事実はないということでございます。  私共は公の団体でございますので公に問い合わせをして確認をしたということで、そういう証言が事実ならこれは大変なことになるわけでございます。そういうことを証言される方がいらっしゃれば、関係当局含めて協議をしていきたいと。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 折を見てそういうこともやらなければならないかなというふうには思っております。  次に、地域住民の方々にこの用地を取得するに当たって、説明責任があるんではないかなというふうに思うんですが、今後行う予定はありますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 企画財政部長。これも予算審議のときの質問の中でお答えしたわけですが、この用地取得につきまして、色々過去経緯があるわけでございます。多目的運動公園の基本的な考え方を取りまとめたのが平成7年、まあそのときにそれを受けまして9年、10年と合わせて基本計画1、2を作ったわけで、その報告書の中でこの用地の買収の必要性を記しておるわけでございます。まあ、でこぼこの土地については、是非とも買収の必要性があるということと併せて、地元説明会等々については、多目的運動公園の造成の中においては、着手する前にそういう説明会等々を開いております。  併せてこういうことが具体化していく中では、当然時期を見ながら地元説明会は当然のことだと思っております。また、時期等については、何時いつからということにはならないわけでございますが、確か平成14年前後だったと思うんですが、産廃事業を拡大すると、当時JRDの前進であります九州亜興がですね、ここが拡大するということで地元説明会の中で大変紛糾した経緯等々がありまして、地元住民の方にとりましては、この産廃事業をこれ以上拡大していただきたくないと、そういう強い意志がありまして業者と紛糾した経緯があるわけでございます。  そういう土地でございますので、方向性が見えてきた中ではそういうことの説明会はしていきたいとこう考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 18番、和田議員。 ◯議員(18番 和田 善久君) 私達議員は、住民の代表で議会に送り出させていただいています。議案として提出されれば、私たち議員は審議をしなければなりません。国の三位一体改革のもとで地方自治体は財政が厳しい状況に置かれています。その中で宮若市においても行革を進めている折に、用地取得に2億1,500万円の税金をつぎ込む、まあこれは市民感情からして内容が解らなければですよ、市民感情としてそぐわないというふうに思います。  執行部は、これ以上の産廃を拡大したくないということですが、それも市民のことを思ってだろうと思います。合併をして全体の公園像のあり方として見直したいという答弁も受けました。どうしてもこの土地が必要であるとするならば、やっぱり私が問題としている地質調査の問題を調査して議会に出していただきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて和田議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで10分間休憩いたします。                  午前10時55分休憩       ………………………………………………………………………………                  午前11時05分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、中島議員の質問を一括してお受けいたします。4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君)〔登壇〕 おはようございます。4番、中島です。今回は、2点質問をいたしております。前回は質問いたしませんでしたが、まだ合併前は何となく計画を聞いても合併後の新市計画があるからということで、何となく難しいかなと。合併したら、今度は市長選挙があってね、新しい舵取り役の市長さんが決まってないということでなかなかできない。やっと市長決まりましたし、助役、教育長も決まって、そういう中でやっと落ち着いて先が見えるかなとそういう時期に差しかかったわけです。  そういう中で市長は、選挙前から選挙後にかけまして自分の政治信条として公正でありたい、それから公平でありたい、そして透明でありたい、そしてもう一つが廉潔でありたいと、そういうのを掲げましてずっとやってこられた。当然、当選されて市の幹部職員の方、或いは一般職員の方々もそういう旨で行財政改革を進めて行かれるものと信じております。是非ともよろしくお願いしたいと思います。  話は元に戻りますが、今回は1点目が採石場、産廃処分場などで県と地方自治体はどんな話し合いをして決定してきたのかということです。この採石場というのは、龍徳地区に今残っております。かなり傾斜がきつい、採石業者が結果的には倒産ということで、裁判今終わりましてその後の処分を宮若市が負担をして、跡地を整備しなければならないと、そういうことになっておりますが、その途中でこれは県が何回もこういうことをしてはいけませんよと指導勧告するチャンスがあったわけです。  それにも拘わらず、どんどんはっきり言ったら違法といいますか、違法な採石業務を行った結果が現在残ったあの姿なんですね。それに宮若市が税金を投入しなければならないと、そういうところで簡単な言葉で言えば当時の自治体は、県に対して何をやってたのか、きちんと物申すことができなかったのかと、そういうことをお聞きします。これは今後も県の許認可はいっぱいあります。先ほど和田議員がおっしゃった産廃の問題にしても、或いは都市計画法の中の開発にいたしましても、或いは次の2の方で論じますけれども、合併問題にしましても県の権限というのは非常に強いんですね。それに対して宮若市としてどういうことがやれるのかと、そういうこともお聞きしていきたいと思います。  2点目は、合併後の財政を問いたいと思います。要旨としまして、宮若市の借金の現状は幾らぐらいでしょうかと、そして借金が大きくなったのはどういう理由でしょうかと。これは国と地方との関係もあるんではなかろうかと思ってお聞きします。  3点目は、その対策はどうされておられるのかと。4点目が、やがて来る10年後、今合併した後合併特例債ということで借金をしながら運営はできますけれども、10年後はご存じのように優遇措置が切れます。そして、地方交付税も当然普通どおりに戻りますので、かなりの額が減ると思います。そういう時期に借金も恐らくそのときにはピークになるであろうと、そういうことが予測されますが、そういうときにそういうことを市の行政の方はどういう計画を持って対処されていくのか、そこの点をお聞きしたいと思います。  以上、これで1回目の質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 中島議員から大きく分けて二つの質問をいただいております。順次ご答弁をさせていただきます。  まず、この採石場、産廃処分場などで県と地元自治体はどんな話し合いを行い、決定をするのか、の中の1点目のご質問に対しましてご答弁を申し上げます。  採石場の岩石採取につきましては、採石法に基づきまして、申請者より採取計画認可申請書が県知事に提出をされまして、県知事はこの当該計画が地域社会に与える影響や防災対策を総合的に勘案した上で審査、必要に応じた指導を行い、この認可の可否を決定をするという流れになっております。  その中におきまして、この市町村長は県知事からの意見照会に応じ、関係法令に基づきまして、周辺地域や河川、道路を始めといたします公共の用に供する施設への影響及び災害防止施策等について、市としての意見を集約し、県知事に対し意見書を提出をすることになっておるところでございます。  ご質問の趣旨の中にあります県及び地元自治体の権限と責任という点で申しますと、県はこの認可の可否決定は元より、この認可基準を逸脱した行為をした業者に対する計画変更命令、それから防災対策に必要な措置を講ずる命令や採石行為における全般的な指導助言を行う権限と責任を有しております。  それに対しまして、この地元の自治体は採石業の実施に当たり、懸念される事項について、意見書を介して県知事に意見を述べる権限と、災害発生が懸念される場合におきまして、県知事に対し必要な措置を講ずべきことを要請する権限を有しておるとこのように理解をいたしております。  なお、産廃処分場等につきましても採石場と同様の県及び地元自治体の権限と責任を有しているところでございます。  続きまして、2点目のご質問でございますけれども、龍徳地区の採石場跡地につきましては、本年の6月の議会におきまして株式会社龍伸鉱業所有地及び建造物を本市が取得をするため、財産取得に係る専決処分の承認をいただきました。本年6月14日に所有権移転登記が完了をいたしております。今後の跡地整備につきましては、6月議会でもご説明申し上げましたように、周辺地域への安全確保の観点からも整備が必要でありますけれども、当面は採石跡地の残存物件の処分につきまして、関係部署並びに関係機関とも協議を行いながら取り組みをいたしたい。このように思っておるところでございます。  大きな2番目でございますけれども、合併後の財政を問うとのご質問でございますが、まず1点目でございます。宮若市の借金というご質問でございますけれども、この借入金まあ借金と言わせていただきますが、この現状につきまして合併により旧宮田町、そして旧若宮町及び旧宮田・若宮衛生施設組合の借金を引き継いでおります。  この普通会計ベース、これは一般会計と住宅新築資金等特別会計でございますけれども、これの平成16年度末の旧宮田町の借金の残高は約106億、旧若宮町は約51億、そして旧宮田・若宮衛生施設組合は約20億9,000万、合計で約177億9,000万となります。合併後の宮若市の平成17年度末の借金の残高は、約174億9,000万となっておりまして、3億程度減少しておる状況でございます。  次に、2点目でございますけれども、宮若市の平成17年度末の借金の額は、先ほど申し上げましたとおり約174億9,000万とこのようになっておりますが、その額は地方公共団体の一般財源の標準規模を示します標準財政規模でいきますと、これは本市の場合約82億になるわけでございますが、それの占める割合の2.13倍となっておりまして、全国の市の平均1.99倍と比較をいたしましても若干高いものとなっております。  これは旧産炭地として特異な財政需要を抱え、閉山処理対策、過疎辺地対策、さらには鉱害復旧失業対策改良住宅、道路整備などを実施し、この借金が増大をしたものと考えております。  しかしながら、この額には地方交付税で5割から8割補てんをされます鉱害復旧事業債、失業対策事業債、地域改善対策事業債及び過疎辺地債等が含まれておりますので、全体としては約5割程度がこの地方交付税で補填をされるというふうに認識をしております。  次に、3点目のご質問でございますが、借金を減少させるためには返済する元金の額より借金の額を少なくすることが必要となります。従って、合併後の本年度は、地域振興基金の積み立て、地域イントラネットの構築など、合併特例債の発行によりまして、約3億8,000万程度増加することが見込まれております。ご案内のようにこの合併特例債は、この借金の返済の7割を地方交付税で補填をするものでありまして、非常に有利な起債であることから、効率的で計画的な活用を図り、新市建設の貴重な財源にしたいとこのように考えております。  一方で、その他の一般起債の発行を抑えまして、起債総額をできるだけ抑制をしたいと考えております。  最後になります4点目でございますが、合併後この10年間は普通交付税の算定替え、或いは合併特例債の活用など、財政支援措置がありますけれども、10年後につきましては確実に自立をすることが必要であります。このために本年度行財政改革大綱、或いは実施プランを策定し、合併直後の現時点から歳入面では税を初めとする自主財源の確保、或いは歳出面では職員定数の削減、事務事業の見直しなど、簡素で効率的な行財政運営の確立を目指し、10年後に備えることが必要であるとこのように考えておるところでございます。  さらに、本年度から来年度にかけまして、新市の長期構想となる総合計画を策定をするということにいたしておりますが、この計画の中でも長期的な財政計画と事業計画を定め、均衡のとれた計画的な行財政運営を行いたいとこのように考えておるところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君) 龍徳採石場については、もう会社もございませんし過去のことですので余り質問をしても意味がないかなと思っておりますが、その姿勢ですね、行政の姿勢ですよ、そこをちょっとお聞きしますが、その途中過程において先に市長は意見書で、意見書で自治体、地元自治体としては県に意見書を出して言える、物が言えるということをおっしゃいましたが、これは途中でこれはいかんなと、このまま進んだらいかんなということで、市は分ったわけですので、当然何かの手段を講じられたと思いますが、それはどういうことを講じられました。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(福原 秀一君) 産業建設部長。全ての採石業者がそういうふうなことをするとは思っておりませんが、確かに龍徳で行っておった採石業者、まあ議員もご承知のように相当採石法に違反した形というのを採取しました。それで、県の方には当然そういうふうな違法な採掘とか周辺住民の方等々のトラブルもありましたので、それらの改善策についても県の指導監督の責任について何度も文書で要請をいたしまして、そのことに対する解答書もいただくようにいたしましたが、県としては採石法の中で解決するということで、採石業者が主張します採取区域の拡大と、で、改善するということを追認をいたしましてそういう主張を県もいたしておりました。  それで、町としてはそういうことじゃなくて、やはり県としてどういう責任がとれるのかということを何度も主張いたしましたが、県としては先ほど申しましたように採石法の中で解決するということで、趣旨、採石を採取することを継続することで解決すると主張いたしましたので、県がその採石業者に変わって不履行分を県が責任を負うということはしないということでございました。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君) 結果的には県は知りませんよとね、いうことで、それじゃあ旧宮田町としてはもう泣き寝入りして貴重な財産で後を修復するとそういうことでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(福原 秀一君) 産業建設部長。今回の龍徳地区につきましては、底地の大半が町有地でありました。その分の地権者としての権といいますか、当然土地の賃貸借契約の中で採石業者に土地を貸しておるものでございますので、そういう面からと、それから先ほど言いました採石法の中で諸事項の履行を担保するために違法、違反者に対しましては刑罰等があります。それらについて履行してくださいという話をしましたけど、結局県としても先ほど言いましたように何度も言っても履行しなければ何もならないじゃないかというふうな形で、それらを解決するには採石区域を拡大する以外に手はないということでございましたので、先ほど土地の大半が町有地でございましたので、当然町といたしましてはそれらを解決するためには、もう訴訟に踏み切らざるを得なかったというこの現状でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君) これはたまたま底地を、つまり採石場の土地そのものを今では宮若市ですね、旧では宮田町が持っておったから強い姿勢で裁判にもかけられましたけれども、これがそうでなかったらやはりこのままずるずると行ったんじゃないかなと思う、それがやっぱり県が国の基幹産業としてこういう採石法というのは擁護する立場にあります。産廃も同じですが、そういう立場ですので非常に腰が弱いということですね。  これはもういいんですが、それで結局県の力には負けるということですが、その手前で、手前の方で宮若市として今後、この前から色々議員がおっしゃってましたけれどね、折角環境基本条例というのがありますね。そこのところでハリネズミの論理じゃありませんけれども、個別条例をきちんと作っておけば、少なくともそういうこと、或いは産廃に対しても宮若市としては対抗できるんじゃないかと思うんですが、民生部長如何でしょうか。今後の見通しは如何考えておられますか。基本条例はね、立派なものができ、何年だったですかねできました。さあそれから宗像みたいにきちっと後は個別条例を作りますと明言されてましたよね。今後如何されますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 民生部長。 ◯民生部長(柿原  徹君) 民生部長。今産業廃棄物処分場のこともちょっと触れられておりますが、この手続につきましては今市長答弁申し上げましたように採石場は県の方の許認可権限でございますので、県の方の指導監督下に入るということでございます。それに基づいて地元と申しますか、市町村においてはその指導監督の下に環境の保全上の意見を県に対して意見書を提出することができるというふうな手続になっております。  それと従前宮田町議会のときにも環境保全条例ができまして、各個別の条例ということでございますが、それにつきましては今後個別条例の制定に向けて努力をしていきたいと考えております。そういうこと全体を含めて自然環境の保護だとか、保全だということを全体的に捉えていく必要があるかなというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君) 是非近い将来ね、折角市ができたんだからやってくださいよ。そうしないと大まかな法律じゃね、どうしても地域は対抗できんのですよ。今おっしゃったように採石、今度の採石がいい例ですよ。幾ら法律、採石法というのに則ってやってもできないんですよ。だから、手前の方でやはり市が自立して宮若市はこういうまちだということを宣言して、本当に宮若市というところは産廃も進出しにくいと、そういうまちを内外に示すべきだと思いますね。  それにはやはり、条例をきちんと作ると、それがまず第一歩ではなかろうかと思います。幾らかけ声でやっても産廃業者は、宮若市が一番捨てやすいというのは皆知ってるんですよ。先ほどの亜興の話じゃないけど、あのごみは東京からやって来てるんですね、東京から横浜、横浜から亜興丸という船で当時ですよ、やって来て若松で荷を降して、若松から荷を運んで亜興に入り込んでいったわけでしょ。  だから、日本全国あれ、亜興さんはパンフレット作ってますよ。そして、日本の地図の中にここが私たちの産廃場です。安心してお申し込みくださいというそういうパンフレットが出回ってるんですね、産廃業者の中でね。だから、そういうことでも逆にそうじゃなくて、宮若市はこういう条例があるまちですよということを内外に示して防衛するしかないのじゃないかと思っております。  それと最後にちょっと1点聞きますけどね、龍徳採石場ですが、終わった後こういうことなりますよと、ご安心くださいという意味で、地元の方に説明されましたでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(福原 秀一君) 産業建設部長。先ほどの答弁の中で申し上げましたように相当採石業者と地元の軋轢があっております。そのときに町が、先ほど言いました訴訟に踏み切った大きな要因については、地元の方々がもうやめさせてくれという中で色々意見を聞きながら採石業者にそういう方向性を示したということでございまして、その後訴訟の内容等々につきましては、逐次地元の方々に説明をいたしておりますし、今後の跡地対策についても方向性が見えましたら周辺に危険のないような状況で跡地対策を図りたいということで説明に行きたいと思っておりますが、現状の中ではそういう形で採石は終わりましたという報告はいたしておりますが、今後の跡地計画については、まだ具体的には説明はいたしておりません。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、中島議員。
    ◯議員(4番 中島 健三君) 1点目についてはこれで終わりますけどね、やはり心配をされておられます。建ったままになってますからね、それで将来こういうふうにしますよというところを分かりやすく是非説明してほしいと思います。これで1点目の質問は終わりたいと思います。  2点目に移らしていただきます。合併に伴う財政問題ですが、ご存知のように財政問題は非常に言葉が難しいんですね、行政言葉というのはね。行政は、やはり予算組み立て上、こういう言葉を使わなければ、法律全てそうですが、説明できないという面がありますけど、私達慣れてない者にとりましては、非常に言葉が難しいですね。例えば、公債費という言葉をとっても、一般の方は公債費とは、人と付き合うために必要なお金だなというふうに感じるのが普通ですが、こういう行政の中で公債費というのは違った意味、全く違った意味で、そういうこともありますので、できるだけ分かりやすく質問をしていきたいし、答弁の方も分かりやすく答弁をお願いしたいと思います。  1点目の借金の現状はお聞きしました、分かりました多いですね。それで2点目の理由ですよね、これは調べましたら1996年、平成で言えば8年、そのぐらいから旧宮田町だけで申します。宮田町におきましての借金がきゅうっと大きくなってるんですね。急激に大きくなって、最近はプライマリーバランスも保たれているようですが、借金が急に増えております。そして、国を調べたらね、国もやはり同時期頃から増えてますよね、急に増えてます。そして、国は地方自治体を飛び越してどんどん増加の一途を辿っておりますが、この国と地方との間はどういう関係があってこういうふうな現象になったのか、そこら辺に理由があるのではないかなと思って聞いておりますが、何か国から何かこういう働きかけとかあったんですか、そういうふうにも感じるわけですね、如何でしょう。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 企画財政部長。今あの時期的に急激に借金が増えたということでございます。まあ、それが奇しくも国の借金の増嵩と併せて地方も増えておると。旧宮田町、旧若宮町も同様の傾向が見えるということでございます。大きく分析すれば、これは皆さんご承知のように小渕内閣のときに景気回復ということで、オイルショック時の景気回復ということで、従来建設国債ということで発行されておったものが赤字国債ということが地方にも伝達したと。  まず、公共事業を起こして景気を回復させたいということが、大きくこの借金と申しますか、に反映されておると。まあ、大きく分析すればそういうことです。また、宮若市の特殊事情もあるわけでございまして、市長が冒頭答弁いたしましたようにいろんなやはり宮田町におきましては、炭坑跡地対策等々で非常に筑豊地区でも最後まで石炭産業が稼働しておったということが、非常にその処理対策に十分に制度事業に乗り切ってない部分等々がこの借入金、借金に反映しておるのではないかと、まあそういう分析をいたしております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君) ありがとうございました。具体的に、今ちょっと事業、旧宮田町の事業等考えますと、まず2000年公園とかね、犬鳴川河川公園とか千石公園、千石公園は別の投資やったですけど、後やはり維持費というのを考えましたら相当大きなものがありますし、若宮町で言えば西鞍の丘ですかね、運動公園、あれもやはりこういうことは関係ないんですけど収入と維持管理とがものすごい差がありますから、これはずっと負担が続くわけですよね、永久に続くもの。そういうものから考えたらものすごいお金を使ったなと、そしてその借金が今、ここ近年がピークなんですね。そういう状況にあるということだから、やはり箱物を建設するときは、よほど先のことを考えて、バランスを考えなければいけないなというのは過去の例からもよく分かるのじゃないかなと私も思います。  続けて参ります。経常収支比率についてお聞きします。今借金を返すので非常に財政が圧迫してると思いますが、その中でよく言われるのが経常収支比率ということは、そのまちの弾力性を図る上で一つのバロメーターになっておりますけれど、1点目が経常収支比率とは何のことでしょうかということを分かりやすく説明お願いします。  それともう一つ、宮若市の経常収支は幾らぐらいでしょうか。そして、3点目が、じゃあ望ましい経常収支比率はどれぐらいなのかと、それと4点目が、経常収支が高い原因、我がまちはトヨタが来たお蔭で財政力指数は高くなったと、結構力付いたよということをよく言われますけれども、なのに経常収支比率がもし高ければ、そこんとこは何故ですかと、以上4点をちょっとお願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 企画財政部長。分かりやすい言葉でということで、なかなか私共答弁がどうしても財政用語的な説明になるわけでございます。経常収支比率というのが、まあ議員がお尋ねのように財政の弾力度を図る指数として使われておるわけでございます。まあ、言葉どおり取っていただいたら良いと思うんですが、標準的な収入からこの経常的な経費、まあ人件費であるとか決まった額が支出される、この比率であるわけでございます。  まあ、そういうことで、本市におきましては何と17年度決算で104.7ということで、非常に硬直化も度を超しておるということでございます。これはとりもなおさず分母と分子の関係があるわけでございまして、17年度の決算が104.7ということでございます。因みに16年度の経常収支比率宮田町においては、94代、それから若宮町が99ということで、非常に内容的には褒められる数字ではない、両町が合併して宮若市を構成した。  そして、17年度の中で大きくこの硬直度を増したというのは、歳入関係でトヨタ自動車九州が増収であったことは間違いないわけです。増収から減益と、これは大きな投資を行ったということで、法人町民税が6億近く減少したということがもろに影響を受けたということが、この経常収支比率を大きく引き上げた要因であるわけでございます。  何れにいたしましても経常収支比率由々しき問題でございますので、市長は常々間断なく行財政改革を進めていかないと新市が立ち行かないということでございます。市長自らが行革本部長として、こういう対策をどのようにすべきかということで答弁いたしましたように行革大綱、行財政改革大綱、或いは実施プラン等々で具体的な方向性を見出すべき本年度中に方向性を出すということでございます。  それと、経常収支比率がこれ望ましいと言われておるのは、低ければ低いほど良いわけですが、75から80ということでございます。しかしながら、もう年々何処の自治体も大きくアップしてきておる状況でございまして、望ましい数値をクリアしておるところはなかなか数が少ないという状況でございます。  それからもう一点経常収支比率が高いというのは先ほどご説明いたしましたように経常的な経費を、やはり抜本的に事務事業の見直し等々を大胆にやりながら、圧縮をするということが方法だと、対策だと思っております。そういう中で歳出の見直し、まあ経常収支比率を下げるというのは大変な努力が必要なわけです。職員対策にしてもすぐに整理はできない、或いは扶助費関係等々についても削減が非常に難しいと、福祉関係が中心なわけですが、これについても削減が非常に難しいということでございますので、そういう一つ一つの事業を見直しながら、歳出をどのように切り込んでいくのかということが大きな今後の課題だと考えております。  何れにいたしましても、行財政改革大綱実施プランで具体的な数値目標を掲げて、この財政の弾力度を確保していくと。そうしないと、新市建設計画、或いは今後策定する総合計画の実施が危ういということでございますので、行財政改革を着実に進めていくということが肝要だと考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君) 経済収支比率が104.7パーセント、望ましい数字は80パーセントくらいということで、非常に硬直化しているというご答弁いただきました。また、その解決策としては、やはり間断なく行財政改革を進めていかなければならないと、そういうことですが、じゃあ、お聞きしますが、現在宮若市が3万1,000人ですよね。それは、将来人口、これを当然頭に入れて行財政改革は進められておられると思いますが、将来人口をどのように予測されておられるのか。それと、もう一点が、それと併せて職員数、現在の一般職員数は、これは先日の総務委員会でお聞きしたんですが、一応確認の意味で、皆さんに知ってもらう意味で一般の職員数、それから、臨時職員数、合計で幾らでしょうか。それと、望ましい職員数というような、もしもそういうマニュアルがあったら教えていただきたい。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 人口の取り方でございます。新市建設計画で、これは基本的に住民の方にもご説明申し上げましたし、議会等々においても説明、報告をさせていただきまして、合併についての承認をいただいたということでございます。この中で、基本的に社会現象面だけを捉えていけば、人口が非常に少なくなると、2万7,000台に落ち込むということが推計上出ております。現状のまま何も施さなければこういう状況になると。  しかしながら、目標人口といたしまして、この中に掲載をいたしておりますが、新市では産業の振興、道路交通網の整備、情報通信網の整備、こういうことに積極的に取り組むと共に、良質な住宅、宅地の供給による定住環境の整備を図り、立地企業の就業者などの新市への居住を積極的に誘導し、定住人口の増加を目指します。  また、市制施行によりイメージアップを図ると、こういうことを合わせて、平成27年度新市建設計画の最終目標年次である27年におきましては、3万2,000、そういうことで位置付けをいたしておりますが、この数値を確保するというのは並大抵のことではできないと、そういう認識はいたしております。私共はこの定住ということにつきましては、少なくとも、現在住んである方がどのように満足度、宮若市に対して住んで良かったと、そういう実感を持っていただくことが、定住増に繋げられることだと考えております。こういう新市建設計画でご案内しておるものを是非とも今後の総合計画等々に反映させながら、また市長のマニフェスト等とも加味しながら総合計画に反映させて、積極的に行政施策を打ち立てていきたいと。それは財政的な裏づけは当然必要なわけでして、平行して行財政改革を間断なく進めていくということが必要最小条件になると、そういう認識をいたしております。  職員のあり方については、総務部の方でご答弁をお願いいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長◯総務課長(山中 敏範君) 今ご質問なされました現在の職員数ということでございます。これは、宮田、若宮合併時に345名両町で職員を要しておりました。その後、定年或いは退職等で現在329名の一般職員が在職いたしております。ご質問の通常言われます臨時職員等はどの程度いるのかというご質問でございますが、各社会教育施設の開館業務、或いは自校方式でやっております旧若宮地域の給食調理等、こういった部分を含めまして、全体118名、一般職員329名と一般職員以外、正規職員以外118名を要しております。  それと、望ましい職員数というのがあるのかというご質問でございました。これは、総務省等が示しております類似団体というのがございますが、各類似団体、一定のラインはございます。しかしながら、各団体で特殊的な行政事務、具体的に申しますと、病院を抱えておるとか、本市のように、依然としてまだ鉱害復旧事業等々、或いは閉山対策等々の職員を要するという部分がございます。何人が3万人の人口の自治体に相応しい職員数という明確な数字は出ておりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君) 理想的な自治体における職員数というのは、なかなか決めかねないと、分からないと、そうでしょうと思います。やはり各自治体にはいろんな条件があります。  私も、一番影響するのは面積じゃないかなと思うんです。非常に広い地域の自治体はやはり職員が増えて、小さな自治体は、案外人口は多いけれども職員数は少なくて済むという傾向はあります。  そういうことを踏まえて、良いとか悪いとか抜きにして、ちょっと調べました。実態を申し述べます。これを宮若市に換算したら、3万1,000人と仮定して、病院とか色々あるでしょうけども、そういうことも全く考慮しないで、どんぶり勘定で、宮若市に例えるならば、旧山田市の場合は、宮若市に例えて職員をしますと392人おります、現在。392人、多いんですね。近くの直方市は、宮若市と例えるならば、250人でやっております。もっと向こうの飯塚市、飯塚市では212人。先に言いました。面積が非常に小さく人口が多い所、恐らく市長もここを参考にされてるんじゃないかなという部分を感じるんですが、隣の宗像市、ここは148人です。非常に行財政改革が進んだ市です。宮若市に例えたら148人でやってると。当然それはいろんなそうじゃないよという考え等も分かりますけど、端的に数字だけを並べております。一番少ない春日市で118人。じゃあ、同じ自動車産業の、しかも経済的に物凄い裕福な苅田町というのがありますよね。これは不交付団体で、つまり交付税をいただかなくてもやっていけるよという福岡県では羨ましい町です。この町が宮若市の人口規模に直すと231人でやっておられます。これ財政豊かなまちでも231人で。それから考えますと、どれが良いとか悪いとかないとおっしゃいましたのであえて言いませんけれども、やはり少し本市がやっぱり職員の数が多いのではなかろうかというのが見えてきます。やはり原因は、先ほど今部長がおっしゃいましたけど、旧宮田町が歩んできた道、そして、そういうこともあります産炭地事情ということもありますけれども、それにしても、少し多いんじゃないかなと。だから思い切った財政改革が必要だと思います。やたらめったらと職員さんを首切る。じゃ、やめていただいて補充しないということじゃなくて、本当にこのまちに相応しい適正職員数というのがあると思うんです。そこをきちんといろんな市町村と比較しながら、把握して、是非行財政改革を今後進めていただきたいなと、そういうふうに思います。答弁は要りませんので。  それと、続けて参りますが、10年後とあえて言いましたのは、ちょっと気になることがあったので、先日、こういうパンフレットが宮若市の広報が全世帯に回ってきましたね。福岡県だよりということで県が発行してるんです。全世帯に配布されたと思います。その中を捲りますと書いてありますね。さらなる市町村合併を推進いたしますと、こういう文言で書いてあって、その中で茶色の線で囲んであります。宮若市、鞍手町、直方市、小竹町、つまり旧1市4町がさらなる合併を望んでいると県が、そういうふうに堂々と書いてあるんです。全世帯に配っております。非常にまだ、宮若市はまちを創ったばかりで財政の再建も今からしなければならないときに、こういうのをもう配られたということは、非常に私は不安を感じます。何でこんなのが配られたのかな、私、県に電話したんです、何でですかと。これは、県にはこういう強制力がありますかと。新法ができたから、強制力があるんじゃないかなとお聞きしたんですけど、確かにありますね、強制力があります。そこのところをちょっとお聞きしますが、新法が2005年かそれぐらいにできたと思います。5年か4年か忘れましたが、その旧法と新法の違いと、何で新法をつくる必要があったのか、そこのところをちょっとお聞きしたいんですが。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 新法がなぜできたのかということと併せて旧法との違いでございます。国がもともとこの地方自治体の数を3,000数百ある市町村を1,000にしたいということで、この旧法、合併特例法ができたわけでございます。初期の目的を十分に達し得なかったと。現在2,000弱です。その市町村数が合併によって誕生、新たな数となっておるわけですが、初期の目的を達してないと。そういうところから新法ということで、大きな違いは財政支援が旧来と大きく変わってきております。全く財政支援がないかということではないわけですが、若干残っておりますけども、旧法みたいな、特別交付金みたいな部分はないと、或いは合併特例債みたいなものはありませんよと。合併算定替え等々については、若干こういうことは残しましょうということに相なっておるようです。  それから、議員がお尋ねになっておるように、県知事の関与ということが法律で若干担保されておるということで、この日本全国の都道府県知事の意識調査の中で、それぞれ考え方が新聞等で報道される中では、知事の積極的にかかわりを持ちたいということと、また、自治体の自主性に任せたいと、そういう知事さん方の反応が出ておるようでございます。  福岡県においては、積極的に関わりを持ちたいと、そういうふうな意向が出ております。これは、ご承知のように、麻生知事が全国知事会の会長をされておる立場上、そういう地方自治のあり方、道州制も含めてそういうことが背景にあるようでございまして、大きな流れの中でそういうことが意思表明されたのかなと考えておるところでございます。大きな差と申しますものは、県知事の関与が付与されたということでございます。  具体的にどういう形で地方自治法が一括法案が成立いたしまして、上下関係同じ自治体でも上下の関係ではなくて横の関係と言われる法律が施行されておる中で、強制力をどのように確保されていくのかなと、大変私共もそういう部分については懸念をいたしております。また、地方自治のあり方について、未来をこういうありようで良いのかなと、そういう心配もいたしております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君) 新法になって、やはり最高に変わったのが、今言われたように、県知事の権限が強くなったということですね。私、先に採石のところでも県の責任はどこにあるかということ言いましたけども、地方自治体の力はなかなか及ばないんです。やはり県がこうと言ったらそれに従わざるを得ないという、実際そういうことがあります。これはもう動かすことができません。そういう中でものを言ってるんですが、県知事の勧告ができるようになったということはどういうことかということを簡単に言いますと、例えば、宮若市と今小竹町がありますけども、例を出して非常に悪いんですけど、県知事が1万人以下の小竹町が非常に財政悪化だと、もう新聞にも載っておりました、先日。もうこういう財政はやっていけないと、和田議員も先ほど言われましたが、その結果は皆ボランティア精神を出してやっていこうということですが、もはや赤字団体ということで、新聞に載っておりました。この小竹町は県としてはもう何とかしなければならないという認識が当然あるわけです。そういう中で、宮若市は今できたばかりでそういう気持ち全くないんでしょうが、県知事の方から二、三年たって、小竹町と合併しなさいと、そういう勧告が来た場合に、議会の議決は届かないんです。議会がいくら反対しても駄目なんです、これは。それが新法なんです。そういうふうな位置付けになってるんです。いいですか。今あなたは違うって言ってましたけど、言いますよ。今は、こういう形でやってますけど、これを県知事が福岡県合併推進構想というふうに乗せるわけです。これ議会の権限はありません。県議会は要りません。県知事が、福岡県合併推進構想というのを出します。その中に、宮田と例えば小竹を組み込みます。そして、県知事が合併をするために合併協議会の設置を勧告します。そしたら、宮若市が反対するとします。じゃあ、反対したら、今度は6分の1、これ新法です。宮若市の6分の1の署名があれば、これはまた議決なしで提案することができるんです。6分の1というのは簡単でしょう。そういう流れになっておるんです。だから、議会が議決で反対することを想定したのが新法なんです。これが新法なんです。そこは、県知事の勧告というのは重いんです。  それと、もう一点、今度は、今対等合併の話をしましたけれども、小竹町を編入させろということもできるんです。県知事の勧告で。実際に広島県の宮島町と大野町は、どちらかの町と編入しなさいと、財政事情が悪いから、そういう勧告で編入せざるを得なくて今編入して、宮島町は2005年に消滅いたしました。これだけ力があるんです。これは、特例法じゃなくて自治法です。自治法を見られたらわかりますが、調べました。これは自治法の2条と8条に載っております。これに基づいて広島県では編入させた。そういうのが県知事に権限として与えられてるんです。  そういう2つの法律で、もう県の意向というのはそれだけ強くなってるんです。そういうことで、今、私達はやれ財政改革と言ってますけど、究極の財政改革はもう合併ということは当然ですけど、分かっておられると思いますけど、そういう勧告があった場合に宮若市としてはどうするんですかと、そういうことをお聞きしたいです。それで、市長は、そういうことをする前に、やはり宮若市としてこういう道がありますということを宣言しとくべきじゃないかと思うんですが、如何でしょうか、市長。今は、そういう気持ちさらさら合併とか頭に入ってないと思いますけど、何年か先には必ずやってきますよ。現に小竹町どうするんですか。どっちかとするとか、県はそういうとこで考えてますから。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここでお諮りします。正午を過ぎましたが、4番、中島議員の質問が終わるまでお受けいたしまして休憩をしたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。  続けてまいります。市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長の方でご答弁をさせていただきたいと思います。まず、この議会の議決、合併に係る要件でございますけど、これは全て議会の議決は必要であります。ただ6分の1というのは、これはありますけれども、これは、この新法じゃなくて、以前この合併特例法の一部改正の中でその6分の1というのが確か出てきたというように私記憶しておりますけれども、これは、議案の提案をしなければいけない首長の義務、そして、それに基づいて議会がどういうふうに判断するか、当然、議会の議決というのは必要になってくると思います。それから、やっぱり吸収合併というお話もございましたけれども、これも、廃置分合をするわけでございます。それぞれの議会の議決は当然必要になってくるわけでございます。  福岡県の広報によって知事のそういうことが知らされて、私も見させていただいたんですけれども、これは、福岡県知事の諮問機関、合併のあり方についてということで、そういう審議会が設置をされまして、その諮問、答申の結果があるべき、想定されるべき合併の枠組みということで発表されたわけであります。私も、そのことについて、新聞社の方からコメントを求められまして、ちょっと不用意な発言をしたことで、福岡県の方に大変不興を買いまして、もう反省をいたしておるところでございますけれども、私は、このローカル・マニフェストの討論会に出席をいたしまして、この神吉さんというコーディネーターから、将来の合併について問われたわけでございますけれども、その際に、私といたしましては、この合併特例のある10年間、これはしっかり新たなまちづくりを目指して足腰の強い自治体を構築すべく努力をしていきたいと、このようにはっきり答えておるわけでございます。10年後、この財政特例がなくなったときに、それぞれの周辺の自治体も恐らくこの財政健全化に向けた努力をされてあるでしょうと。その際にどうあるべきかと、そのときに議論をしましょうと、そういうふうにご答弁を申し上げたところでございます。今もその気持ちは変わっておりません。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 4番、中島議員。 ◯議員(4番 中島 健三君) 10年間は市長が当選を続ける限り、絶対合併しないと、そういうことに受け止めてよろしいでしょうか。そして、市長は、これ最後になりますけど、もう答弁結構ですが、議会の議決が絶対要るとおっしゃいました。確かに議会の議決は要りますが、議会が合併しないよって否決した場合、今度は議会の議決は要りませんよということを私言ってるんです。議会が議決した場合は、次は協議会設置です。協議会設置、それは要りませんよということです。そういうことを申し述べます。  それと、先ほど言いましたように、広島県では、編入というのが県知事勧告で実際に行われてきたと。国、県はそういう方向で動いてますから、なかなかそれに通しがたいところがあるんです。弱小市町村としては。だから、ぜひ市長頑張ってノーと言い続けてください。  以上、終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて中島議員の質問を修了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで昼食のため一旦休憩し、午後1時10分より再開いたします。                  午後0時08分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後1時10分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  中尾議員の質問を一括してお受けいたします。3番、中尾議員。 ◯議員(3番 中尾ハギ子君)〔登壇〕 3番、中尾ハギ子でございます。私は通告書に従って2項目4件についてお伺いをしたいと思います。  まず、通学路の整備についてお伺いをいたしたいと思います。6月議会でも私、通学路の問題を取り上げましたので、私なりに見て回ったところでございます。まず、緊急性を要するではないかと思うことがございましたので、ご質問をいたします。  黒目・清水間における7月の大雨で崩壊をした通学路がございます。そこの整備状況は今どうなっているのかお伺いをしたいと思います。  それと、2点目の通学路で長井鶴・所田間の一部に、まだ一部未完成の所があると思いますが、そこは今どのようになっているのか、その進捗状況をお教え願いたいと思います。  それと、2つ目、財政について、これは大きいと思いますのが、財政一くくりにいたしました。宮若市における公共施設、これは今度は学校、市営住宅に限っての底地は全て市有地なんでしょうか。借地はあるのでしょうか。借地があるとすればどのくらいあって、また、その借地料はいかほどのものなのか教えていただきたいと思います。  宮田小学校の用地は今どうなっているのでしょうか。これも聞かせていただきたいと思いますので、2項目4件についてよろしくご答弁お願いいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 中尾議員から大きく分けて2つのご質問をいただいております。まず、通学路の整備についての1点目のご質問でございますけれどもご答弁をさせていただきます。ご質問の災害箇所につきましては、7月19日からの梅雨前線による豪雨によりまして、県道黒丸・竹原線に隣接する農地の法面のブロック積みが崩落いたしまして、県道の1車線を塞いだものであります。本路線につきましては、若宮西小学校に4人、若宮中学校に2人の生徒が通学路として今自転車通学を行っております。この災害箇所につきましては7月20日に被害報告を受けましたが、農業用水路が通っておるため、市の災害として対応することにいたしております。  従いまして、現在応急工事として、土砂撤去及び架設排水路を設置し、被害の拡大を止めておりまして、通学路として支障のないようにいたしておるところでございます。  今後につきましては、国の災害査定後に国庫補助申請を行いまして、年度内に復旧工事をしたいと、このように考えております。  次に、2点目でございますけれども、本所田堤防線につきましては、宮若市社会福祉センター前を起点といたしまして、幸ノ木橋を終点とする全体工事長790メートル、車道幅員5.5メートル、片歩道2.5メートルの幅員構成で、車両及び歩行者の安全通行確保を目的に平成12年度から平成14年度まで制度事業におきまして640メートルが今完成をいたしております。ところが、種々の事情によりまして一部未整備区間を残し、現在事業を休止し現在に至っておるところでございますけれども、ご質問のこの一部未完成の進捗状況でございますが、現在、宮若市土地開発公社におきまして用地補償等の予算措置をお願いし、早期事業着手に向けて現在努力をいたしておるところでございます。  大きな2番目でございます。財政についてというご質問につきまして順次ご答弁を申し上げます。  まず、第1点目の質問についてでございますが、学校は今、小学校10校と中学校4校がございまして、市営住宅は今20カ所あります。その内、学校関係の底地に係る借地は小学校2校の4万6,700平方メートルで、その借地料は年額271万3,474円でございます。市営住宅の底地の借地は、陽の浦団地、東町団地、矢萩団地、鍋田団地に係るもので合計13万3,799平方メートル、その借地料は年額1,206万4,656円でございます。  次に、2点目のご質問でございますが、宮田小学校に係る借地につきましては、4万4,509平方メートル、借地料は年額249万3,151円でございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。3番、中尾議員。 ◯議員(3番 中尾ハギ子君) 黒目間の所の水路に関しては早急に対応していただき、地区の人達も大変喜んでおります。ただ、今言う、非常に高うございますので、やはり威圧感があるものですから、早く整備をするということでございましたので、早急に取り組んでいただければ有難いと思っております。  それから、長井鶴・所田間は今一部止まっているという話でございますが、これは、近い将来なるのでございましょうか、お伺いしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(福原 秀一君) 先程も市長の答弁の中で市長が答弁申し上げましたように、宮若市土地開発公社にて用地買収補償費等の予算措置をお願いしておりますので、個々の問題等で個人情報等がございますので、詳細な話は申し上げられせんが、相手方が交渉に応じられるといいますか、相手方が応じていただけるという状況でございますので、公社に予算措置をお願いしまして、それが済み次第、事業に着手したいというふうに考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、中尾議員。 ◯議員(3番 中尾ハギ子君) これも相手のあることですので、地権者との話は水面下では粛々とやってらっしゃるということでよろしゅうございましょうか。近い将来はこれも解決に向かうという理解でよろしゅうございましょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(福原 秀一君) 議員が言われたとおりで、相手方との交渉等については粛々と事業を進めているところでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、中尾議員。 ◯議員(3番 中尾ハギ子君) 長井鶴の方も非常にあそこは気にしていらっしゃいますので、粛々と行政はなさってるということであれば安心をなされるのではないかと思いますので、その点よろしくお願いをいたすところでございます。  2番についてでございますが、今お聞きいたしました。もう端的に申し上げますと、個々の借地、非常に高いのではないかと私は思います。将来これを取得していった方が財政、いろんな面で市長も極めて脆弱な状態にある、助役さんも財政問題は大変厳しいというお答えをなさっておりますので、やはりこれは市として将来は取得していくべきものではなかろうかと思っております。  例えば、これに取得できないことか、理由とか障害などがあるんでしょうか。あったらお教えください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 議員お尋ねのこういう公共施設、本来であれば、借地という手段ではなくて、公共用地として取得するべきことは当然だと考えております。ただ、これは、地権者、相手方がいらっしゃる問題でございまして、そういう状況ではなかなかそういう取得するということまで至ってないと。私共は、現在そういうことも含めて行財政改革の中でどのようにすべきかという議論も行っておりますので、基本的な方向の中で、私の考え方、議会の考え方も含めて、地権者の方とそういう話を真摯にしていきたいと、そういうふうに考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、中尾議員。 ◯議員(3番 中尾ハギ子君) 今、将来は取得していかなければならない。地権者もおられます。そこの地区のこともあると思いますので、やはりそこの地区の方々にも、今の宮若市の財政はこうなんだという説明、理解をやっぱり求めていかなければならない。家のローンであればずっと払っていけば何れ自分が取得できるんですが、これは永久にそうはならないわけですから、取得されて、取得したらその部分は、その年度は膨らむかもしれませんが、将来はそれの方が良いのではないか。その地域の利益もあるでしょうけども、そこの地域の方々にもよく理解をしていただいて、将来は少しずつではあるが、取得していくという方向になっていただければ、今言うように、財政のその圧迫も少しは軽減されるのではないかと、こう思います。  最後に、市長に将来はこれを取得していくというお考えがあるかどうかお伺いして、私の質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) ただ今企画財政部長が申し上げましたように、この行政財産、当然底地は当該地方公共団体の用地となるべきものでありますけれども、過去にいろんな経緯があっておることはもう議員ご承知のとおりと思っております。年次的に計画を立ててということも、そういう意味合いも含めて部長が答弁いたしましたけれども、今後の財政状況、全体の中で考えを示していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、中尾議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、篠原議員の質問を一括してお受けします。13番、篠原議員。 ◯議員(13番 篠原  茂君)〔登壇〕 13番、篠原です。私は2点について質問通告をしていました。誠意ある答弁をお願いしたいと思います。  まず、第1点目はドリームホープの管理者指定についてであります。ドリームホープ若宮についての指定管理者の指定については、6月議会でドリームホープ若宮利用組合の指定案として上程され、会期中に結論に至らず継続審議となりました。付託された産業建設委員会では休会中にも積極的に審議が行われ、8月9日の臨時議会で可決されました。議会、特に産業建設委員会、市行政、利用組合代表などの慎重で真剣な論議が行われ、夫々の責任ある立場として協議確認され、これまでの利用組合の経過を尊重する立場も含めて、総括的には一番望ましい形で結論が出されたと思っておりました。
     これまでの問題点も一定整理をされ、利用組合は元より、社会的にも信頼性の高い新しいドリームホープとしてスタートされていくものと思っておりました。しかし、この指定管理者の指定についてのドリームだよりが2通出されており、記述されている内容を見てびっくりしたところであります。1通は非常に強い論調のもの、もう一通は、少し穏やかな内容のものであります。  議会が議決をした後にこのような文書が出されたことは極めて重大な問題と感じました。市の方はこの2通のドリームだよりについて確認されていますか。されていればどのように受け取られましたか質問いたします。  また、議会が議決をして、協定書取り交わしの具体的な事務作業が進められていると思いますが、現在の段階はどのような状況でしょうか、答弁をお願いしたいと思います。  さらにこれまでの信美を損なう、むしろ私から言えば踏みにじるような内容として思うわけでありますが、市の方のお考えは如何でしょうか。  また、今後の対応についてはどのようにお考えか質問をいたします。  次に、2点目の社会福祉協議会の位置付けと福祉施策推進の対応についてでありますが、宮田町、若宮町の合併に伴い、両町の社会福祉協議会も合併の努力が積み重ねられまして、宮若市社会福祉協議会として新しくスタートをしております。このスタートに当たって、宮若市としての位置付けはどのようにされておられるでしょうか。また、社協に関する福祉施策の推進の対応について、どのように進めていかれるのか質問をいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今篠原議員から大きく分けて2点の質問をいただいております。順次ご答弁を申し上げたいと思います。  まず、第1点目のご質問でございますけれども、先の臨時議会におきまして、宮若市産地形成促進施設条例に基づきまして、ドリームホープ若宮利用組合を指定管理者に指定することについて議決をいただいておるところであります。現在、協定書を取り交わすべく準備を進めておるところでございます。  次に、2点目のご質問でございますが、ドリームだよりは、私も見させていただきました。2通存在しておることも承知をいたしております。ただ、これは私の方、市の方に公文書として提出された文書でないということから、市長としてのコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思っております。  次に、3点目の質問でございますが、1点目でお答えをいたしましたとおり、ドリームホープ若宮利用組合を指定管理者に指定をいたしましたので、今後ともお互いに良好な信頼関係の構築に努めて参らなければならない。このように考えております。  最後になりますが、4点目の質問でございます。宮若市にとりまして、ドリームホープ若宮は、農産物直売所として本市の農業農村の活性化を促進すると共に、老人の生きがい対策や観光宣伝にも資する大変重要な施設であると、このように位置付けております。従いまして、今後公の施設の指定管理者であるドリームホープ若宮利用組合が、設置の目的に沿った適切で適正な管理運営をするように指導、助言を行いながら、その育成発展を図って参りたいと、このように考えております。  続きまして、2点目の社会福祉協議会の位置付けと福祉施策推進の対応についてというご質問にご答弁を申し上げます。まず、第1点目のご質問でございますけれども、社会福祉協議会は一定の地域社会において住民が主体となり、社会福祉、保健衛生その他生活の改善向上の関連のある団体や市民の協力を得て、地域の実情に応じ、住民の福祉を増進することを図るため、社会福祉法に基づき設置をされる社会福祉法人でありまして、市区町村、都道府県及び中央の各団体で設置をされておるところであります。  また、この社会福祉協議会の主な活動といたしましては、定款に定めるところでありますが、社会福祉を目的とする事業の企画及び実施、社会福祉に関する活動へ住民が参加するための援助、在宅福祉サービスの実施、高齢者、障害者、児童福祉の実施並びに生活福祉資金の貸付等を行い、社会福祉の向上に寄与いたしておるところであります。  次に、2点目のご質問でありますが、社会福祉協議会が主に行っておる福祉施策につきましては先に述べたとおりでありますが、定款第2条に事業の規定があります。主な委託事業といたしましては、放課後児童健全育成事業、高齢者福祉事業等がございまして、指定管理者として管理をしている社会福祉センターの事業もあるわけでございます。なお夫々の福祉事業施策の推進につきましては、行政と社会福祉協議会との連携を図り、地域福祉の向上に努めていきたいと、このように考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。13番、篠原議員。 ◯議員(13番 篠原  茂君) まず、ドリームホープ関係について先に質問していきたいと思います。確かに8月9日に議会で正式に議決をいたしました。市長の答弁、先ほどこういうビラが出されたということについては承知をしておるということで答弁があっています。ただ、公文書としては受け取っていないと。ドリームホープの利用組合として市長の所にこういうことで考え方として持っておりますということについては、この辺は当然出す必要はないはずでありますから、ただ、私が心配をしておりますのは、この2枚のビラ、特に強い論調で出されているビラについては、私が受け取ったところでは、そのドリームホープの三役の方が持ってお出でになったということでありますので、しかも、この中には広報編集委員会というふうにわざわざ押印をされています。こういうふうなことで、市長としては非常に将来に期待をする意味で、先ほどのような答弁になったかなというふうに推測をいたしました。ただ、この内容は、この経過からしてドリームホープの編集委員会ということであります。  私達議会の方でもこの間審議をして位置づけたのは、ドリームホープ利用組合総体としてこのような問題ということでは受け取っていないと。むしろこの間の経過を尊重して、400名近くの組合の方が努力をされておられると。先ほどのような意味合いも含めて非常に重要な位置付けでされて頑張っておられるということが、この議会も尊重した経過であったというふうに思います。市長の方としては、そのような対応と見解ということでしょうから、若干質問を変えて確認をしておきたいと思います。  この論調の中では非常に強烈なものが書いてあります。先ほどの答弁からすれば、もうそれ以上市長としては正式に受け取ってないということですから、それ以上の答弁はもう自らそこで市長の方は言って制約を自らされたというふうに思いますが、この審議経過の中で、私達は非常に心配をしておったわけであります。このドリームホープの利用組合について、そういうことで産業建設委員会でも非常に審議されて論議が進められたということにあるわけです。  そこで、市長の方に再度お聞きをいたします。先の6月議会でも答弁があっておりますが、不正はなかったということの問題であります。一貫してこの中に論調されているのは不正が無かったというのが非常に強烈に印象付けるということであります。改めてこの時点で確認をしておく必要があると。先ほどの市長の答弁ということであれば、それで、正式に答弁があった内容は、この間の経過、それから、監査法人が指摘をしていた内容も踏まえて、ドリームホープの運営については不正は無かったが、会計処理について不適切であったという答弁がなされました。その点について、重ねて市長の方、そのお考えに変わりはないかということについて、これが少なくとも産業建設委員会或いは議会として正式に確認をして、以降の対応に臨んできたという経過があると思います。その点で、今日の関連する内容もありますので、念のために一つ答弁をよろしくお願いいたしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 結論から申し上げまして、その答弁の内容に変わりはありません。この文書につきましては、不正が無かったということだけが強調されまして、文書の中に言葉足らずというところは確かにあったことは否めないところでありますけれども、本会議の議案説明の中で申し上げましたように、会計処理上不適正なところが見受けられたけれども不正はなかったと、そういう答弁を申し上げたところでございまして、それは今も変わっておりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、篠原議員。 ◯議員(13番 篠原  茂君) 今市長の方から若干経過も踏まえた答弁をいただきました。私が個人的に非常に心配をしますのは、このビラが少なくともドリームホープの文書として、特に強烈な方も含めてドリームホープ利用組合の役員の方が持って来られたということであります。それから、穏やかな方もこれは組合員の方に配られたということを聞いております。  それからしますと、このことが真実として組合員の方に伝わっていく心配がありはしないかということであります。特に強烈な方は、そのほかのところは省いて結構と思います。特に、市に関わる問題点について質問をしたいと思うんです。その中に触れられておりますのが、市議会の一般質問に対する市長答弁は、公認会計士調査に立ち会った若宮総合支所の職員が書いたものであると。公認会計士報告はでたらめであることを指摘されていながら、自分達の間違いを隠すための内容で到底許せるものではありません。混乱させた市の職員や関係者は責任を明確にすべきであるというふうに書いてあります。  これは、先ほどのようなそのままこれが文書が出ていきますと、既に出たわけですが、これが果たして真実か。しかも、それから行政の職員が市長に答弁をさせたという表現になっております。これからすれば、市長の答弁は何かと見る人が見ますと、そんなもんかということになるのではと心配をするわけであります。  それから、もう一方の、穏やかな方の内容です。これを組合員に配られたというふうに聞いております。その本文中に色々な噂が流されて混乱しましたが、利用組合の経理運営については何ら問題の無いことが証明されましたということで、和解に当たっての協議確認についてということで、有吉市長名で野見山組合長宛てに出した文書、そして、問題になった経理について不正はなかったということで、この時点の段階での文書、それを受ける確認書ということで利用組合としては受けましたと。そして、この右下半分の所も、17年の監査と合わせて14年の監査をしましたが、何ら問題ありませんでしたという表現になってます。だから、先ほどの強烈に言うか言わんかだけのことで、本質的なものは全くこの不正はなかったというのを非常に強調する論調として、本質は何も変わっていません。  それから、この間一貫してドリームの方から利用組合の方から出された文書はこういう論調で来ています。そういうことから考えたときに、この市長が途中経過として協議中の文書等も含めて出されたことが、言うなら市の方からするとお墨付きを与えたとして、そういうニュアンスとして利用組合員や、特にこれ一般市民も含めて対象がおられるわけですから、そういうふうな問題点が出てきはしないかということであります。その点についてはどのようにお考えでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 私はこのドリームだよりにつきましては、基本的にはコメントをしたくないと、する立場にないというふうに申し上げました。しかし、議員ご指摘でございますのでご答弁をさせていただきますが、私はもう基本的には過去の経緯はもう一切もう過去のものとして処理をしたいという気持ちがあります。これから先は、やっぱり我がこの宮若市のシンボル的なこのドリームホープ若宮、これを如何に育てていくかということが私に課せられた使命だろうというふうに思っておるわけでございます。  従いまして、この結果、産業建設委員会で継続審査になって種々議論をされて、その結果として議会の議決を受けたわけでございますけれども、その結果を受けて私はこのドリームホープ若宮の更なる発展のために邁進をしていきたいと、このように考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、篠原議員。 ◯議員(13番 篠原  茂君) 市長のお気持ちは非常に有難いことでありますし、その方向で期待をしている1人でもあります。また、そうしていただきたいという気持ちはそのとおりであります。  ただ、この間、私も旧若宮町の議員として、この間論議をしてきました。同じようなことでこの論議をしてきた経過があります。先の6月議会の段階でも、寳部議員の方から果たして大丈夫かという指摘がありました。そこで同じようなことも含めて市長の方から答弁があったところであります。そういうことを踏まえて、今回議決をしたその後にこういう文書が出されたということが、私達からすると、度々こういう形が出てくるということの問題点として感じているわけであります。仏の顔も三度というのがありますが、旧若宮からしますと、これは三度どころじゃない面が重なってきているわけです。そういう意味で、このビラの対応について、市の方としては何らかの形で対応をされたのか。全くもう市長の答弁からしますと対処はされなかったのかなという気がするわけですが、特に若宮の関係等もあると思いますが、こういう点について全くこの対応はされなかったのかどうか、その点についてお聞きをしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) だから、何度も申し上げますけれども、これは対応はさせていただきました。ただ、私がここで答弁しております、どの職員が起案をしても答弁をするのは私自身でございますので、私の答弁と理解していただければそれで結構だと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、篠原議員。 ◯議員(13番 篠原  茂君) 市長がドリームホープに対する期待も含めて、そういう判断をしていただてるということについては、度重ねて質問をすればかえって失礼かなという思いもあります。ただ、本当に建設的に対応されていくかどうかということが、こう度重ねて問題が出てくる、しかも、記述が非常に、この間の市の行政とか、それから、議会も含めて真剣に論議してきたものが、極めて一面的な内容で出されている、このことからすれば、これは真実を正確にこの時期であればあるほど、組合の方に正確にやっぱり伝えていただくというのがこれ信義信頼のありようではないかと、市長の立場からすればそれも含めて、懐に包含するような内容として答弁はあっております。それはそれで本当に中身がしっかり整理をされていけば、その点についての心配はないとは思いますが、総体として私達、特に私も含めてですが、利用組合員の皆さんが全てこういう問題として受け取っとってるつもりはありませんから、新しくスタートしていくということの大事さは期待も含めて同じであります。そういうことで、この内容については、市長が総括的に答弁されていますので、特にまた他からも2名の議員も非常に心配をして、この対応について質問通告がされていると思います。  そこで、将来に期待される市長の思いを十分受け取りました。ただ、この間の経過は正確に伝えられる必要があると。でなければ、今まで若宮町もあんまりこの種の問題については泥試合になるということで実は極力避けていこうということも含めて、正確な報告等については避けてきたといいますか、それが結果的にこういうふうな形で度々この問題点として出されてくると。そして、組合員に配られるということの問題点は、もうこの時点でやっぱり是正する必要があるんじゃないかというふうに思います。正確なものを正確にお伝えしていくという取り組みが必要ではないかというふうに思います。そういう点について、この経過について、組合員の皆さんに正確に伝えていく対応は必要ないかどうか。  それから、私は是非ともこのスタートに当たって、このような文言が出されたということについては、やっぱりまず市の方に、或いは議会の方もですが、大変間違ってたと、強烈な論調のやつです。それで出されたら後でお詫と訂正ぐらいはあってしかるべきじゃないかと思うんです。そして、その市の方にも、或いは議会の方にもお互い信義信頼でスタートしていく段階のこの報道ですから、ところがそうなっていないと。極めて一面的な、ともかく不正はなかったというのを非常に強調するという、この内容になっています。色々議会なり行政の方から提起をされて、ドリームホープの方に考えていただく課題が色々あったと思います。そういう点も含めて、残念ながらここにはもう殆ど記入されていないということについて、少なくともドリームの組合員さんは、そのことを正確に把握されているかどうかという点が非常に心配をします。その点について、市の方としては、そういう場とか対応とか、或いはこういうことですよということで、対応される必要について、お考えがあるかどうか。  それから、ドリームホープの利用組合の方からその点についてはお詫をしてこのように伝えますという、その話か何かがあってるどうか、その点についてお聞きをいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 私、何度も繰り返して申し上げますけれども、もう過去のことは過去のこととして前に前進あるのみという気持ちで突き進んでいきたいという気持ちは変わらないわけでございます。その中にあって、私もどれが正しくてどれが正しくないのかよく分かりません。このドリームホープ若宮、これは利用組合のその広報委員会が出されたのであって、恐らくそういう気持ちでしょう。だから、当事者にとって何も市に謝る必要もない、議会にも謝る必要もないと、もうそういうことでお考えになってるんだと思います。何もありませんから。だから、それでもって、私が指定管理者として適正であるかどうかということは、もう既に議会の議決を受けて、この条例に基づいて指定管理者として指定をしたわけでございます。そういう利用組合が果たして指定管理者として適正かどうかというご心配があるんだというふうに思いますけれども、これは今までの契約ではなくって、この宮若市産地形成促進施設条例に基づきましてこの指定管理者として指定をしたわけでございますので、その中で、市の関わられる条項がございます。例えば、この13条に規定いたしておりますけれども、業務報告の聴取等という項がございまして、市長は施設の管理の適正を期するため、指定管理者に対して業務及びその経理の状況に関し、定期に又は必要に応じて臨時に報告を求め、実地に調査し、又は必要な指示をすることができると、こういう条項があるわけでございまして、今後いろんな問題が発生した場合、或いは発生するという恐れがある場合につきましては、この条例に基づきまして適切に指導しながら或いは報告を求めながら対処をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、篠原議員、本日冒頭に申し上げましたように、的確な質問をよろしくお願いします。13番、篠原議員。 ◯議員(13番 篠原  茂君) 先ほど市長の方から紹介がありましたこの条例です。その中に市長の権限も非常に強く位置付けられて、取り消し等も含めた表現も含めてあります。そこまでする必要はないということでしょうけど、今までの問題点が前進していく形で積極的に関わっていただいて整理をされていく対応が、特に議会が議決をした後の行政執行に対する対応として強くお願いをしておかなければいけないという点が感じられましたので、そういう点も含めてお願いをしておきたいと思います。  それから、特に若宮支所の関係、総合支所の関係として気になるところがありますが、そういう点も含めて今後の対応等もあればひとつお考えをお願いしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、篠原議員。 ◯議員(13番 篠原  茂君) 先ほど市長が答弁されましたから、もうそれ以上は市長の権限を超えてはできないというのもあると思いますので、特に、私は先ほど言いましたように、行政側として積極的にこのドリームの利用組合の内容が社会的に信頼性の高い、そして、この間の経過の問題点が十分整理を、責任を持って対応していただくということについてお願いをして、私のこの点についての質問を、第1項目の質問については以上で終わります。また、後ほど別の議員の方からも質問が出されると思います。  次に社会福祉協議会の関係であります。先ほど基本的な位置付けについて市長の方から答弁をいただきました。そのとおりの対応で、特に社会福祉協議会は、各種団体とか、それから、当該この福祉の対象となられる高齢者或いは障害者の方々の福祉、そして、引いては人権に関わる推進を積極的に取り組んでいかれる機関であります。そして、市内の各種団体等もこれに関わって、そういう意味からしますと、非常にこれから重要な役割を果たされるこの社会福祉協議会の位置付けというふうに思います。そういう意味も含めて市長から答弁をいただきましたので、特に、今後の対応についてでありますが、市の方としては、まず正確な状況をやっぱり確認をしていただく必要があるんじゃないかと。旧若宮の対応と、それから、旧宮田町の対応について開きがあります。そして、それぞれ地域の状況もあると思います。そういう点で旧若宮町の状況とか、それから、各種団体、特に対象者の方々との協議の場等も含めて、一番6月議会で冒頭に質問をいたしましたが、積極的に市の行政の方としてもこういった社協の旧若宮、旧宮田と、そして、総合的に宮若市の社会福祉協議会に関わる施策の推進ということになる。そういう点で、地域の状況とか対応について、具体的な推進についてはどのようにお考えでしょうか、質問いたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 民生部長。 ◯民生部長(柿原  徹君) 今、社会福祉法人宮若市社会福祉協議会についてご質問でございますが、市長答弁にございましたように、社会福祉協議会は地域の実情に応じまして住民の福祉を増進することを図るために、社会福祉法に基づきまして設立された社会福祉法人でありまして、いわゆる独立した団体でございます。ご指摘のように、若宮町社会福祉協議会と宮田町社会福祉協議会が合併をいたしまして、宮若市社会福祉協議会となったわけでございます。合併に当たりましては種々合併協議がなされまして、若宮町の有りよう、宮田町の有りよう、そういうとこも含めて、宮若市の社会福祉協議会として一緒になって地域住民の地域福祉の推進を図ろうということで設立したわけでございます。福祉協議会におきましては、理事会、評議委員会等がございまして、そこで予算、決算事業等につきまして協議の上事業が実施されることになっております。市としましては、社会福祉協議会と連携を図りながら、地域福祉の向上に努めて参りたいという考えでおります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、篠原議員。 ◯議員(13番 篠原  茂君) 今回はスタートのときでもありますので、市長とそれから所管の部長さんの方から、総括的な立場として今後の具体的な対応がこれからまた出てくると思いますので、関係の団体と、或いはまた、この間の経過も十分にひとつ咀嚼をしていただいて、信頼の中でこういった社会福祉協議会の運営と、それから、福祉、人権の推進ということで、しっかり連携をとって対処されていかれることをお願いをいたしまして、私の質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 以上で篠原議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで10分間休憩いたします。                  午後2時00分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後2時10分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  13番、篠原議員。 ◯議員(13番 篠原  茂君) 先ほど私の質問に対する説明の中で、私がドリームだよりを貰った経過について、ひょっとしたら議事録見ないと正確には分かりませんが、私が直接そこの役員から貰ったというふうに言ってはいなかったかという指摘をいただきましたので、議運の中ではドリームだよりの役員さんからある議員の所に持って行かれたというのを、それを私がいただいたということが正確な事実経過でありますので、本会議、議事録の関係もあると思いますので、そのことについて報告をして私の発言としておきたいと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 進めてまいります。次に、松井議員の質問を一括してお受けいたします。17番、松井議員。 ◯議員(17番 松井 政信君)〔登壇〕 17番、松井でございます。私の質問事項は2つあり、都市計画内の道路行政と2000年公園の管理についてお伺いをいたします。  質問要旨は平成11年の建築基準法の改正で、市道があっても幅員が4メートル未満の道路に接している土地では、建築、新築、増築、改築をするための確認申請がそのままでは受理されません。道路確認という手続が必要であります。そこで、数多く存在すると思われる4メートル未満の道路の調査を市がやっていただくべきではないかと見解を伺います。  また、2つ目で、多くある4メートル未満の道路調査は行っているのか。また、3つ目は手続に必要な市道はどのくらいあるのかお伺いいたしたいと思います。  質問事項の2つ目でございますが、2000年公園の管理についてでございます。この質問をする前に一言お礼を申し上げたいと思います。昨日の午後に私は当公園に訪れました。そうしますと、鞍手竜徳高校の生徒達が公園の広場に整列をしておりました。その後大型バス2台に乗り込んでいましたので生徒に尋ねましたら、公園の除草をしたと話しておりました。台風一過の晴天で暑い中ではございました。後で聞きますと、80名の生徒が奉仕作業で午後1時から3時近くまで作業をされたそうでございます。本当に綺麗な公園になりました。鞍手竜徳高校の生徒の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。  では質問いたします。この農園や公園ができて早もう6年ぐらい経つと思います。市民の利用者がかなりあると思いますが、現在どのように利用されているのか状況をお伺いいたしたいと思います。また、公園、農園の管理については現在どのような計画のもと実施されているのかお伺いいたします。  続いて、農園の利用者が楽しみにして作られた農作物の盗難被害が頻繁に発生していると聞いておりますが、被害届け等は市にあるのか、あれば状況の説明を求めます。  以上、質問をいたします。よろしくお願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 松井議員から大きく分けて2点のご質問をいただいております。順次ご答弁を申し上げます。  まず、都市計画区域内の道路行政を問うという質問の中での第1点目のご質問についてでございますが、都市計画区域内、旧若宮町は都市計画の区域を設定をいたしておりませんので、旧宮田町のみになると思いますけれども、その区域内に建物を建築する場合、建築基準法では4メートル未満の道路については、ご質問のとおり、同法第42条第2項の道路に該当するか否かの道路確認が必要となります。道路確認の手順につきましては、建築される方が建築確認申請書を提出する前に道路の確認依頼書に付近の見取図、道路地図等を添付いたしまして、市を経由して建築主事に提出をいたしまして、該当するか否かの判断を受けることになります。現状では建築される方が必要に応じて手続を行われておりまして、市で全てを網羅し手続をすることは考えておりません。  次に、2点目、3点目のご質問でございますけれども、都市計画区域内での4メートル未満の道路につきまして全体調査は行っておりませんので、手続が必要な市道の数は現在のところ把握できておりません。  続きまして、2000年公園の管理等についてというご質問につきましてご答弁を申し上げます。  まず、第1点目のご質問でございますが、2000年公園の公園利用者の状況につきましては、正確な人数等の把握は行っておりませんが、農園につきましては、現在83区画有ります農園の内62区画が貸し出されておりまして、全体の約75パーセントの貸出率となっております。今後も空いております区画について広報などで随時募集を行い、有効な活用を図って参りたいと、このように考えております。  次に、2点目のご質問でございますが、公園の管理の現在状況につきましては、公園の管理は2000年公園みどりの会に委託をいたしておりまして、みどりの会の会員による管理運営がなされております。また、毎月第3日曜日には、公園の定期作業といたしまして、職員もボランティアとして参加をしておるようでございますけれども、除草作業を初め、様々なイベント等が行われておるところでございます。  最後に3点目の質問についてでございますが、盗難の被害は発生をいたしておりまして、本年度も農園事業者から口頭で、収穫前の作物の盗難被害届けがなされております。これにつきましては、みどりの会の役員会で対策について協議を行い、現在、宮若警察署に対しましてパトロール強化のお願いをいたすと共に、立て看板の設置を行う等、一応の防犯対策を講じておるところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。17番、松井議員。 ◯議員(17番 松井 政信君) まず、道路行政について再質問をさせていただきます。調査をされていないということでございますけど、数が多くて大変でしょう。一部の地域だけでも調査したことがございますか、ありましたらご説明をいただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業建設部次長。 ◯産業建設部次長(斉藤 邦正君) 一部の地域についてということでのご質問でございますけども、まず市全体の路線数は1,303路線でございます。そのうち旧宮田地域が772路線、旧若宮地域が531路線でございます。一部の地区ということでございますけども、龍徳地区では路線数80本ございまして、その中で道路台帳上平均幅員4メートル未満の路線数は26本ございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 17番、松井議員。 ◯議員(17番 松井 政信君) 私が調査した中でもかなりの本数が4メートル未満の道路でございます。先ほど市長の答弁で市ではできないということでございます。それは重々解っております、予算が伴うでしょうから。  しかし、私は提案を申し上げたいと思います。我が市には多くの、先ほど同僚の質問で職員数出ておりましたが、我が市に多くの職員の方が宮若市に住まわれております。その自ら住まわれている宅地でも、実際に4メートル未満の所が沢山あると思うんです。それで、先ほども何か市では様々な所でボランティア活動をなされていると。職員が率先して活動もしておりますよという話でございましたので、自らのことでもあります。自分の接している場所だけでも、自分で測っていって写真を撮って市に出されて、そうするともうかなりの路線が道路確認という手続が終わってしまうんです。そうすると、すぐに確認申請という手続ができる。  先ほど建築主がやると言われましたけど、正にそのとおりでございます。確認申請を出す前、建築主の依頼をもって道路を調査いたします。そして、市を経由して、土木事務所の主事の判断を仰ごうということになっておりますが、その中間、どっちみち市の方で手続の一部を代行するわけですから、職員の方々、勿論私達も当然ですけど、自分方の前の道ぐらいはその確認まで手続できないかなと、そういうふうに考えておりますので、そこのところを自ら皆さんが、前にいらっしゃる皆さんが道路チェックを是非ともお願いしたい、これはお願いで終わりますけど、お願いしたいと思います。道路行政にはお願いだけで終わっておきます。  続いて、2000年公園の再質問をいたしますが、管理については連日されているんですか。みどりの会がやるということですが、毎日やっているのか、それとも毎日ではないのか、その辺のところの説明をお伺いいたしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) この管理の形態ですけれども、この2000年公園みどりの会に業務委託いたしておるわけでございまして、その中で、総額228万円ということで、管理人手当が大部分でございます。178万ということで、基本的には管理人さんが時間帯においてはおられるということです。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 17番、松井議員。 ◯議員(17番 松井 政信君) 時間が限られた時間なんでしょうね、8時から5時ぐらいまでですか。そういうふうな短い時間でしょう。盗難というのは、当然人の見ない所でやるわけですから、これはやっぱり私も聞いてびっくりしたんですが、利用者が一生懸命楽しみながら育てられて、そして、やっと収穫しようかなと、次の日行ったら無いと、何かもう上手いこと盗られると、その手立て、やっぱり先ほど警察に巡回してもらうとか、皆で少し夜間ちょっと見るとか、そういうふうなことしかできないでしょうね、やはり。ちょっと市では見れないという、そのみどりの会に依頼しているということですけど、楽しみを削れる方が悔やまれますので、議会で悔やんでもいけないんですけど、何か良い知恵がないかちょっとお聞かせください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。
    ◯企画財政部長(大塚 省一君) 大変楽しみにされて農園をお借りになられて作物を作られておると、嘆かわしい世相を反映しているのかということで、大変私共も心が荒むという思いです。これは、何と言うんですか、農園だけではなくて、専業農家等々においても、新聞報道等でも大きくなされておるわけですが、果樹園であるとか、まあ、こんなものまで盗るのかなと、サクランボ、ああいうのを収穫前に大挙して、そういう盗難があっておると。それに類するものでありまして、非常にそういう専業農家等は自警団を組まれてやれておるわけでございまして、この農園等についてそういうことが果たして可能かというと、なかなか現実問題として厳しいということでございまして、やはり住民の方にこういう喚起するしかないのかなということで、現状ではみどりの会の役員会と協議いたしまして、市長が申しましたように、警察署に対してパトロールの強化であったり、立て看板の掲示であったり、そういう対策を現在講じておるということで、これをすればきちんと対策がとれるというものはなかなか現状では考えづらいということが現状でございます。また、こういう被害が続出すれば、関係者とも十分に協議を進めていきたいと考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 17番、松井議員。 ◯議員(17番 松井 政信君) はい、わかりました。最後にお聞きしたいのは、私もそうですが、2000年公園ができる当初、果実の実るものを植樹として植えましたよね。昨日行った時点では何か殆ど草ぼうぼうで何か実がなっておるような気がしませんでしたけど、将来、その果実等が実った場合、それがどのようにされるんですか。地域の方が自由に取られて良いんですか。それとも何処かに任せてあるから駄目よということ。例えば自由に取って良いよってなれば、地域の方々にそういうふうに公表しておけば被害が少なくなるかなと、他の、そういうふうなことをお尋ねして質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 答弁は要らないそうです。これにて松井議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、茅野議員の質問を一括してお受けします。14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君)〔登壇〕 14番、茅野でございます。私の質問内容は大体ある程度、前の段階で終わったようでございますが、一応行財政改革はどのように今後進めていくのか、行財政改革の今後について、それと借地問題について。2点目がドリームホープ若宮と指定管理者制度についてお尋ねいたします。  ドリームだよりの件に少し触れたいと思います。それと、今後の指定管理者制度のあり方についてどのように考えておられるのか、以上、2点を1回目の質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 茅野議員から大きく分けまして2点のご質問をいただいております。順次、ご答弁を申し上げます。  まず、第1点目でございますが、行財政改革はどのように進めるのかというご質問でございますが、本市におきましては、本年6月、庁内に本職を本部長といたしました行財政改革推進本部を立ち上げました。事務事業の見直しを始めとする6項目の改革項目を掲げまして、諮問機関であります宮若市行財政改革推進委員会に現在、諮問をいたしておるところであります。  本年度来には平成21年度を最終年度としました行財政改革大綱とこれに基づいた集中改革プランである実施計画を作成したいと、このように考えております。  この集中改革プランで掲げましたそれぞれの改革項目につきましては、実施計画に従い改革の具現化に向けて精力的に取り組んで参る所存であります。  次に、2点目につきましては、後ほどそれぞれの担当部長の方でご答弁をさせますのでよろしくお願い申し上げます。  大きな2点目でございます。ドリームホープ若宮と指定管理者制度についてでございますが、まず第1点目の質問でございますけれども、ご質問のドリームホープだよりにつきましては、篠原議員にご答弁を申し上げましたとおりでございますので、ご理解を賜りたいと思っております。  次に、2点目のご質問でございますが、指定管理者制度は地方自治法の一部改正により公の施設の管理について民間団体等による管理運営をも可能とする等の制度改正を行うことによりまして、行政サービスの向上と効率の確保等を図っていくことを目的としまして、創設がされたところであります。  しかしながら、制度の基本的な仕組みは定められましたけれど、具体的な運用基準等については夫々の自治体に委ねられていることや、制度が創設されて間もないこと等のために問題等もご指摘をされておるところでございます。  今後、指定管理者制度の目的に沿った具体的な運用基準のあり方等について、更に調査、検討をしていく必要があると、このように考えておるわけでございます。  以上でご答弁を終わらせていただきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政課長。 ◯企画財政課長(山本 和久君) 先ほどの第1点目のご質問の中の2点目、借地につきまして、企画財政課の方で所管いたしております内容についてご答弁申し上げます。  企画財政課の方が所管として借地しております借地の総数は全体で12件でございます。面積が18万1,855平米、借地料の総額は1,008万3,691円でございまして、その内訳につきましては、公共施設の敷地が4件、2,906平米、借地料は年額で75万4,442円でございます。  それから、市営住宅の敷地が3件ございます。これにつきまして、面積は12万2,176平米、借地料の金額につきましては874万1,557円、その他に公園の敷地が1件、これは5万6,513平米、借地料は年額で32万2,438円でございます。  それから、道路、水路、防火水槽用地等が合わせまして4件ございます。これにつきましての面積は259平米、借地料が年額で26万5,254円でございます。  以上が企画財政課が所管しております借地料の内訳になります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部次長(有吉 武雄君) 総務部次長です。総務課関係の借地の状況についてご回答申し上げます。  総務課におきましては、消防施設及び消防水路の関係で合計2件の借地契約を締結いたしております。その内訳でございますが、まず1点目は、消防格納庫の敷地といたしまして115.7平米、年間借地料12万5,408円を支出いたしております。  2点目ですが、2点目は大字磯光に貝島炭鉱が設置をいたしまして、その後、旧宮田町に移管を受けた防火水槽の敷地でございます。面積が564.8平米、年間借地料9万2,102円ということになっております。  以上で、総務課関係終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 教育部次長。 ◯教育部次長(豊福 哲馬君) 続きまして教育委員会でございます。  教育委員会が所管いたします用地の借地状況につきましては、小学校が2校ございます。宮田東小学校と宮田小学校におきまして学校用地を借地いたしております。借地面積が宮田東小学校2,191平米、宮田小学校4万4,509.55平米、借地料でございますが、合わせまして、年額で271万3,474円でございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(福原 秀一君) 産業建設部の中で産業振興課が借地しております土地については3件でございます。合計で256.78平米、年額で3万8,408円となっております。借地の内容については、溜池等の管理用道路が主なものでございます。  続きまして、建築都市課でございます。合計で1万9,718.79平米、年額で378万6,510円となっております。鍋田団地が主なものでございます。  それから、用地課でございます。全部で90件、面積で7,988.07平米、年額で135万9,319円となっております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 民生部長。 ◯民生部長(柿原  徹君) 民生部で借地しておりますのは、千石地区に開設しております老人農園におきまして3名の方から1,706平米をお借りしておりまして、10万6,146円の借地料でございます。  それから、人権福祉課の方で福祉センター用地としまして253.99平米、借地料4万3,350円となっております。  それから、環境保全課の方でじん芥の捨て場用地としまして8,816平米、借地料が20万円と、それから若宮火葬場用地として高野区より借地をいたしておりまして、面積449平米、年額11万円の借地料ということになっております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 水道課長。 ◯水道課長(宮崎 正則君) 水道課ですが、借地状況を申し上げます。  場所は、磯光財産区から上町に配水池を要しておりますが、それに通じます管理用道路と配水池の一部で面積が2,872.73平米で、年額が21万3,076円で借地いたしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) 先ほども言いましたように、行財政改革の方は先ほどから何名かの議員さんが言われました。市長からの答弁では総論を言われたようでございます。  それで、ちょっと何点かだけ行政改革についてお伺いいたします。職員数は今、450名おるということでございますが、今後、職員数を年次的にどういう具合にされるのか、何年かわかりましたら。臨時も職員ですので、職員数は447名ですか、で約450名、職員数がおられるわけですから、今後、何年以内にどういう人事を年次的に計画されておられるか、ちょっと分かりましたら教えていただけますでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部次長(有吉 武雄君) 総務部次長です。職員数、先ほどのご質問にありましたように、今現在一般職が329、それから臨時職員が118名ということで、前回の質問のときにお答えしております。  今後の職員の計画でございますが、先般の議会のときにも申し上げましたが、現在、行政改革の中で定員適正計画を作っております。それによりまして、年次的な職員数を定めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) それじゃあまだどういう具合にしていくというような計画はまだ何も立ててないということでございますね、年次的に。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 定員管理計画は今のところまだ定めておりません。これは行財政改革の実施プランと共に今、定めたいというふうに思っておりますが、私、マニフェストに掲げておりますこの4年間で40人を削減したい。これ正規の職員でございますけれども、40人を削減したいんだということを言っておりますので、少なくともこの4年間でこの職員数の40名の削減、これ採用も退職も相殺をしまして40名の削減をしたい、このように思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) 市長おっしゃったとおり、ローカルマニフェストの一応期限が4年で人件費40人の削減と、正規の職員さんだろうと思いますけど、できるだけ行財政改革をやっていかないといけないわけでございますので、できるだけ早急に計画を立てられて、分かりましたら議会の方に報告をしていただきたい。  それと、自己評価制度のことも書いてありますけれども、自己評価制度は何か今、計画されてますか。評価採点制度ですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長◯総務課長(山中 敏範君) 今ご質問の自己評価制度、これは職員に管理意識、管理目標を立たせ、その年度の事業等々、各職員が達成目標を立てる、その中で倫理効果を得ていこうと。昨6月議会、野田議員の方からご質問もいただきましたが、査定型と言われる考課制度ではなく、その前の人材育成型の考課制度、目標意識を持たせるというような考課制度を導入したいと、今検討をいたしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) 早急にやってください。何もかも早急にですね。  次に、行政改革のちょっと、それじゃあ次に財政の方、ちょっとお尋ねいたしますけれども、経常収支比率と自主財源比率と財政力指数はバランスが余りとれてないように思うんですけど、そこのところはどんな具合に考えてありますでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 議員のお尋ねの経常収支比率、また実質財源比率、財政力指数ですね、非常にバランスを欠いておるのではないかと。言われるとおりでございます。  経常収支比率が104.7ということで、これは正常な状態ではないわけですね。中島議員からのご質問でもお答えしましたが、財政の硬直化した同士の町が合併したということと合わせて、合併年次に大きな財政的に寄与していただいておるトヨタ自動車九州が増収減益ということで、大幅な法人町民税の減額を招いたということが、なお一層経常収支比率を引き上げた要員になっております。  これは、若干トヨタ自動車九州のいずれ近いうちに増収、増益という自体が出てくればかなり改善される様子があるわけでございます。しかしながら、経常収支比率というのは、先ほど議員お尋ねの人件費の問題であったり、或いは扶助費、それから公債費、借金の返済に関する費用でございます。なかなか一朝一夕にしてできない部分でございます。こういうものについては行革の中で実施プラン、実施計画をきちんと整理しながら、財政の健全性を確保しないと新しいまちづくりがなかなかできかねるということでございますので、歓談なく行財政改革を進めることによりまして、こういう行財政計画を立てていきたいと。その中で、総合計画に反映されたまちづくりを進めていくべきだと考えています。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) よくわかるんですけどね、市長のマニフェストの計画と随分矛盾してくるところも出てこようと思うんですよ、総合計画とか協働にまちづくりとか生涯学習とかいろんなものをつくっていきますけど、そこのところのバランスはとれるんですかね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 新市建設計画でご案内をいたしております部分と市長が選挙戦で公約されましたローカルマニフェスト、これは基本的に整合性が保たれておると、そういう理解の仕方をいたしております。  ですから、こういうものを着実に進めていくためには、行財政改革をきちんと確保していくということが肝要だと考えておるわけでございます。  新市建設計画の中にも財政計画を10年間ご案内をいたしておるところですが、それと現時点、大きく外れておるということはないわけでございます。  私共はこういう財政的な健全性を確保するという視点を十分に確保すれば新市建設計画でご案内しておる部分、或いはまた市長がローカルマニフェストで選挙戦を戦われた部分等々については、十分に可能だと考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) 非常に財政が厳しい、厳しいというお話ですから、そこのところのバランスがとれているのかな、いけるのかなと思いますのでちょっと質問しました。  今度作られましたマネーブック、非常に良くできていると思うんですね。皆様に配られました「宮若市マネーブック」、これ本当に感心しました。しかし、一つ大事なことを忘れておられるんではなかろうかと思うのは、市民の方、分からないですよね。先ほど言いましたように借金が幾らあるかですね。来年度からは宮若市は今、借金がこれだけありますよということはやっぱり載せるべきではなかろうかと思うんですけどね。ただ予算がこれだけになってますよと、だけど、現実には借金はこれだけありますよと、そこのところはどんな具合でしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) まちづくりを進めていく上におきまして、市民の方と情報を共有していくということが非常に重要だということで、旧宮田町時代からこのわかりやすい予算書、またわかりやすい決算書ということで、先進地の事例にならってご案内をいたしておるところです。  この予算書の見方がなかなか市民の方からわかり辛いということの連絡も受けております。これは、基本的に書き方が総合計画、現時点では総合計画を持ち合わせておりませんので、新市建設計画に沿った情報立てをいたしまして、ご案内をいたしておるところです。  ですから、私共といたしましては、こういうすぐ見て分かるということにはなかなかならないわけでございまして、あらゆる機会を通して市民の方とは情報交換を進めていきたいと、また借金がこう1人当たり、わかりやすく進めたらどうか、私はそれをご案内しておると思っておるわけですけれども、これは別立てで広報等で予算成立時の翌月号で、現在の起債残高等々につきまして、これは町民1人当たり、現在は市民ですね、市民1人当たり借金どれぐらいですよと、そういうご案内は広報等でいたしておるところです。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) 良く分かりました。宮田町と若宮町の経常収支比率と財政指数は日本の経済状態もありますけれども、平成7年ぐらいから極端に悪くなっておるわけですね。だんだん悪くなってきておる。バブルの後遺症かいろんな問題があると思いますけれども、今後、財政運営について数値目標なり何なりはきちんと今度から出されたらどうですか。来年度はどれぐらいでおさえていきたいとか、これぐらいでやっていきたいとかいうような具合は。そこのところのお考えはどんな具合でございましょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 基本的に行財政計画を樹立する中では当然数値目標というのは掲げないと計画はできないわけでして、議員が言われるとおり、そういう数値目標は確保していきたいと。  特別事情ができますればローリングという形で、単年度で見るんではなくて、若干のスパンで見ていくということで、当然数値目標を掲げて財政管理を行っていくということでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) ぜひ数値目標を掲げた中で、行財政改革に取り組んでいただきたいと思います。  次に、借地の問題でございますけど、非常にご丁寧な答弁をなされまして、そこで市長にお伺いいたしますけども、やはり借地は買うべきではなかろうかと思う、先ほど中尾議員も言われましたけれども、思います。非常に莫大な金額になっておりますので、市長、どんなにお考えになっておるか、ちょっとお伺いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 行政財産の底地が借地になっておるということ、これやっぱり基本的にはあってはならないことであります。中尾議員のご質問に対してもご答弁申し上げましたけれども、過去に色々な背景があるということも、茅野議員十分ご承知だというふうに思っております。  その中で、財政力ともこの様子を見ながら、計画的な公用地のまあ購入に、購入計画を何れの時期かいかなければいけないというふうに考えておりますが、まずこの緊急に取得すべき事案でもございませんので、長いスパンでこれは計画を立てていかなければならない、相当なこの財政支出が必要になりますので、そこの辺は慎重に検討したいというふうに思ってます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。
    ◯議員(14番 茅野  勝君) なかなか不明瞭な点もございますけれども、とにかくやはり借地はできるだけ少なく、財政がきついでしょうけれども、長期的に行政が買い上げるという方向でいっていただきたい。これで、行財政改革についての再質問は終わります。  次に、ドリームの問題でございますけれども、先ほどから市長が言われますとおり、やはり400名近くの生産者の方がおられるわけですから、やっぱり前向きに物事を考えていったらと、非常に私もそう思います。  しかしながら、ちょっと私別の観点の問題がございますので、ちょっとお伺いいたしますけれども、和解協議確認書について、若宮総合支所長でも良いですけど、5行目ぐらいまでをちょっと読んでいただけますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 若宮総合支所長。 ◯若宮総合支所長(神谷 博之君) 和解に当たっての協議確認ということでございます。旧若宮町が行いました訴訟問題に端を発する貴組合との間の提訴問題につきましては、貴組合におかれましては、本市の提案にご理解をいただき、和解を前提に各々訴訟の取り下げにいたっております。問題の円満解決に向けました貴組合のご理解に対しまして厚くお礼を申し上げます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) それで、宮若市から和解協議を申し出たと。そして、これドリームだよりに書いてあるのが、なぜ裁判を取り下げたのか、利用組合で指定管理を受けるためにやむなく取り下げたと。これ議会で議決した後にこう出て、これが6月の1日に和解協議書が出ておるわけですけれども、この両方のことは間違いございませんか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 若宮総合支所長。 ◯若宮総合支所長(神谷 博之君) ドリームだよりにつきましては、先ほど市長の方から明確なご回答がありましたので、どうかご理解いただきたいわけですが、そこに書いてあります和解につきまして、この先ほど読み上げました和解に当たっての協議確認というのは、指定管理者を指定するためということでなく、問題点の整理を今後していかなければならない、訴訟によってでなくテーブルをついて協議をしていくということで、この協議書を交わしたわけでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) それじゃあ、利用組合では指定管理を受けるため、やむなく取り下げたものですということは分からないということですね。じゃあここのこう書いてあることと全然矛盾するんですけどね。今読まれた分と。ですね。ものすごくおかしいんですよこれ。それでちょっとお尋ねしているんですけどね。  ドリーム側は指定管理者を受けるためにやむなく取り下げたと書いてます。宮若は本市提案にご理解をいただき和解を前提として各々構想を取り下げるにいたったと書いてある。だから、これが間違いあるのかないのかは、これちょっと今、聞きよったんですけどね。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 私がこのドリームだよりに対しましてコメントは差し控えたい、このように申し上げました。夫々の立場、見方、聞き方で考えるところは夫々違うと思います。  私もこのドリームだより見まして非常に忸怩たるものがありました。それはそれとして、結果を受けて今後、このドリームホープ若宮を如何に宮若市の宝として育てていくかと、私はそういう気持ちで望んできておるわけでございますので、どうか過去のことは過去のこととしてご理解をしていただきたいというふうに思っております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) よく分かりました。それじゃあちょっと質問を変えます。契約はもうできてます。契約というんですか、協議というんですか、ドリームとの。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 若宮総合支所長。 ◯若宮総合支所長(神谷 博之君) 先ほどからご説明があって重複するかもわかりませんが、8月9日に議会議決をいただきまして、その後、ドリームホープ利用組合と協議を重ねる中で、今協定書の作成の協議中でございます。協議が整い次第、協定書を交わす予定でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) 臨時議会まで開いて急いだんですね。当然、指定管理を受けるときには事業計画、いろんなことについてきちんと整理されとかんといかんと思うんですけども、もう臨時議会で可決しまして、産建の議員さんは随分お骨折りになって議決したわけですね。そして、まだその協定書の整理ができてないということはちょっとどういうことかわからないんですけど。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 若宮総合支所長。 ◯若宮総合支所長(神谷 博之君) ご承知のように、この法律が制定されまして、指定管理者制度というのはいろんな意味で行政の効率化をするためにできてきたわけですが、まだ創設されて間もないことからいろんな問題点もございますが、今ドリームホープ側と協定についてこれから指定管理をするに当たって、いろんな問題点の整理がございますので、そういったものを双方協議を今、しているところでございます。それを、それが協議が整ったらということでご理解をしていただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) 非常に理解に苦しむんですけどね、当然、諸々のことが決まって、それは多分議決か何かでもう色々ここはこうしてくれとか、色々指導しないといけない所があるかもわかりませんけども、まだそれは整ってない。それをまだ今、協議しておる。非常に理解し辛いんですけどね、私。もう議決してから1か月以上になるんですね。ある職員の方は言われたんですね。9月の2日になったら契約が切れます。そうなると、ドリームに出ていってもらわなければならない状態になると、そんなことはするべきじゃないと、そうなると、これ議会でもし否決とかいろんな問題起こってくると、議会の責任もありますよと。だから、9月の2日までには何事があってもそれは整わせて、きちんとしなければならないと言われたんです。ある幹部の方は。まだ協議中。まだできてない。どういうことですかね、それは。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 若宮総合支所長。 ◯若宮総合支所長(神谷 博之君) 確かに議員おっしゃいますように、9月の2日までにこの指定管理者制度は議会の議決をいただくということが大前提でございますが、その議会の議決を得まして、協定書等いろんなもの全てをクリアすることが一番いい形であることは当然でございます。但し、組合等の協議をする中で、いろんな諸問題、例えば、総会等の問題もありまして、若干時間がかかっているのも事実です。これももう早い時間に市といたしましても、協定書を結びたいという、今詰めているところでございますので、どうぞご理解をお願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) 理解できんから聞きよるんです。そんなこと理解できるわけないんでしょう。市民の財産ですよ。生産者の言葉は良くわかりますよ。何でその幹部の方もおられると思うんですけど、そういうことが早急に処理できないですか。そんなところが本当に、それじゃあ指定管理者になれますか。9月の2日までが期限だったんでしょう。8月の9日の日に臨時議会を開いてまでもやっぱり市長が言われるとおりですね、生産者、そして前向きな考え方で行こうって。9月の今日21日ですよ。まだ協議中。理解してくれ、理解できません。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長から答弁をさせていただきたいと思います。  9月の2日までこの法律上指定管理者としての議決を受けて指定管理者を指定しなければいけないという、この法律上の期限が設定をされておりました。議会の議決はいただいたわけでございますけれども、協定書の締結に向けて種々協議をして、私の所まで今、決裁が回ってきております。この二、三日したら決裁降ろすつもりでございますので、早速契約をしたいというふうに思っております。どうぞご理解いただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) わかりました。私、これ言われるところなんですね、この条例の不備なところで、11条の問題、11条5項ですね、指定管理者の指定を受けた団体が契約をしなかったときでも市長はやって良いようこれなってますね。これは。市長の特権で、前に市長が言っておられたこと、これですね。だから、これ言われるかなって思ったんですけどね。  できるだけ早急に指定管理者との協定書をつくって協定してください。  それと、今後の指定管理者の問題ですけども、やはりいろんな今度のことで色々喧々諤々としましたが、指定管理者の基本条例を作って、そしてやっぱり審査委員会等を作る必要があるんじゃなかろうかと思いますけど、市長、そこのところの考え方はどんなでございましょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 先ほどのご答弁で申し上げましたけども、やっぱりこの指定管理者制度というのはまだ成熟した状態になってないということは、もう議員もご案内のとおりでございまして、そういうことを全て認識をした上で、いかようにあるべきか、これはしっかり精査をしていきたいというふうに思っております。ご質問の趣旨に沿うような形で整理をしたいというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、茅野議員。 ◯議員(14番 茅野  勝君) これで私の2点の質問を終わらせていただきます。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで一旦休憩します。                  午後3時08分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後3時17分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  続けてまいります。吉野議員の質問をお受けします。20番、吉野議員。 ◯議員(20番 吉野 英史君)〔登壇〕 20番、吉野でございます。  先ほどから関連する質問が2名の議員さんの方から出されましたんで、私の方からちょっとほぼ全部質問の内容を網羅されたような感じで非常に困っているわけですが、時間の関係ということもございますし、質問に入ります前に、私の地元でございます宮若市山口におきまして、今月の15日にある女性の方の行方不明事件が発生しました。16日、2日間に亘りまして捜索活動をいたしました。それにつきまして、16日の9時から午前の12時まで市長を始め市総務課及び消防、宮若警察署、関係各位に、200数十名の応援団って言いますか、捜索隊を編成していただきまして、幸いに生存で発見できたという事件がございました。  これにつきまして、私の四、五軒先の女性でございますので、本当に皆様方、関係各位にこの場をお借りしまして、厚く御礼を申し上げたいというふうに思います。  それで、関連質問でございますが、非常に私の言わんとするところを述べていただきましたんで、私の方からちょっとお聞きしたい点も二、三点に絞りまして、関連の質問をさせていただきます。  監査法人のご指摘のあった3点についての改善項目を担保して、3年を目途に法人化を図るということを、6月の定例会の折に担当部長の方でしたか、そちらの方から提案ということでございました。  それと、契約交渉の訴訟に係る公文書、契約及び訴訟問題に係る公文書、これが大体ならば、情報公開条例と申しますか、あの中で非公開、原則非公開となっておるようなふうに理解を私はしておりましたけれども、こういう文書が一般市民の方に出回るということについてどうなのかと、市長の見解なりを伺いたいと思います。  それで、二点、三点省きまして、指定管理者制度についてのお尋ねが、先ほど、茅野議員の方からございました。指定管理者条項と申しますか、地方自治法の中に新しく委託管理規定が本年9月2日をもって移行すると、新しい制度に移行するということで、指定管理者制度というのが設けられまして、もう殆どその市の所有します公共施設と言いますか、その他のものが今後もどんどんそういう制度に移行していくんではなかろうかというふうに思うわけですが、この新しくできました市長の方にも述べられましたが、指定管理者につきまして、新しい規定でございますので、その色々まだ今から不備が出てくるというふうに予想されるわけですね。  それで、私がここで、質問の中で取り上げさせていただきたいのは、指定管理者独自の指定管理者条例というものを、この市の方で制定をお願いできないだろうかという点について、市長さんにお願いしたいということでございます。  それと監査法人の改善項目の中で法人化を図るということについても旧若宮時代からも再三、組合に対して指摘なり指導をしてきた経緯がございます。その点について、今後そのドリームホープを法人化に進めるに当たってどういうふうな方法をとっていかれるのか、その3点についてお尋ねをしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今吉野議員からご質問がありましたドリームホープ若宮利用組合の関わりでご答弁を申し上げたいと思います。  その前に、山口区で行方不明になられました方々の捜索についてのお礼に山口の自治会長さんと当該、本人の親御さんがお見えになりまして、私直接お会いできなかったんですけれども、お礼にお見えになっておったこと、ご報告を申し上げたいというふうに思っております。  通告によりますと4点ほどいただいておりますけれども、篠原議員、そして茅野議員の質問に対する私の答弁でご理解をいただいたものということで、この部分については省略をさせていただきたいというふうに思っておりますが、まず監査法人が指摘をしておりましたこの法人化、3年を目途にという件につきまして、事案につきましては、そのようにこの指導をして参りたいというふうに思っております。まあ3年という期限がありますけれども、なるべく早い時期に法人化をするような指導をしたいというふうに思っておるわけでございます。  それから、指定管理者制度が成熟した状況じゃない、これは制度が創設をされまして、余りこう時間がたってない状況でございますので、これも先ほど茅野議員にご答弁を申し上げましたように、よく内容を精査をしながらこの一定の基準を定めていきたいというふうに思っております。  ただ、この独自の条例と申しますのは、それぞれのこの設置条例に、指定管理者についての条項を定めておりますので、現在、直営をしておる公の施設につきまして、いかように対応すべきか、それにつきましても検討をして参りたいと。  指定管理者制度を導入するとすれば、それぞれの設置条例におきまして、その条項をつけ加えたいというふうに考えております。  それから、契約について、取り交わしの文書でございますけれども、これも情報公開条例に基づきまして、本町が所有しております公文書、これ非公開ということにはなっておりません。  以上でご答弁を申し上げます。終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。20番、吉野議員。 ◯議員(20番 吉野 英史君) 指定管理者条例の件で市長の方にお願いをしたわけですが、今の指定管理者というのは、施設の設置条例の中で指定管理者にすることができるというふうな条例のつくり方って言いますか、条文が加えてあるわけですが、先ほども言いましたように、今後、こういう市の関連する施設がますますその指定管理者制度ということに、制度が移行していくんだという予想の元に、たまたま今日の新聞でもございましたが、飯塚の筑豊病院につきましても将来的に指定管理者としての検討をしていくというふうな報道もありました。  私は、指定管理者条例そのものについて、なぜ作っていただきたいかと申しますのは、やはりそこにひとつの利権と言いますか、いわゆる請負とは違いますけれども、若干そのそういった傾向が今後、発生してくるんじゃなかろうかというふうなことも、新聞その他でもこの制度の不備な点と言いますか、そういうことを盛んに新聞報道あたりで行っております。  そこで、私が指定管理者条例をお願いしたいのは、その条文の中に、いわゆるその指定の制限と言いますか、例えばその議員その他配偶者の二親等の者は役員その他の指定管理者の役員となれないというような文言ですね、こういう文言を条例の中で謳っていただきたい。  で、今ありますのは、設置条例の中で指定管理者について通則的な条例と言いますか、その中で謳っておるわけですね。だから、あくまでもその禁止行為と言いますか、将来にはこういう大きな利権の絡む腐敗が発生するんではなかろうかという懸念が残るような制度でございますので、まだまだ制度が成熟していないというお話もございますが、その将来的なものを予測しながら、新しくできた制度について市長が公約の中で公正・公平・透明・れん潔というような文言を一つの旨とするということまで再三、議会の中で発言されておりますので、ひとつここは先例をつける意味でも、この新しい制度というものに一つのこう制約を設けていただきたい、その条文を加えていただきたいというのが、指定管理者条例の私の本来のお願いの趣旨がそこにあるわけでございます。  近い所の話で、飯塚市の、飯塚市公の施設に係る管理者の指定の手続き等に関する条例ということで、もう既に申請資格って言いますか、資格者をきちんと条例の中でもう既に謳ってあります。まあ地方自治法における92条の2であるとか、第142条とか180条の5であるというふうな、要するに今言いました議員その他議員とその配偶者及び二親等内の親族が役員である法人、その他の団体は指定管理者となることができない。  2点目に、市長、助役、収入役及びこれらの配偶者及び二親等内の親族である役員の法人、その他団体は指定管理者となることができないという、いわゆる禁止、自治法の中の禁止事項と言いますか、請負禁止事項のそのまま文書ですね。この指定管理者条例の中で謳っております。  できたばっかりでという話もありますが、この今、今度12月に上程を予定されております政治倫理条例ですか、その中でも議論になるかと思いますが、是非この宮若市独自の力量と言いますか、そこの裁量というものでこの条例もできるように伺っております。  この際、是非このいろいろ今度の指定案件について議論がありましたけれども、やはりこういったものをきちんとこの際、新しい制度ができた段階で整備するという気持ちを、ひとつ市長の方に強くお願いを申し上げたいわけでございます。その点についてどうでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 企画財政部長。 ◯企画財政部長(大塚 省一君) 現在、この指定管理者制度という制度そのものがまだ成熟してないと、また宮若市においても、これは昨年の9月議会におきまして、旧若宮町におきまして4件、このドリームホープ含めてですね。それから旧宮田町においては2件ということで、この指定管理者制度に基づきまして設置条例を改正する議案を夫々9月議会に提案したわけです。  その提案のときに基本的には本来的にこの指定管理者制度が求めておる効率性等々については、合併時、目前に合併を控えておると、そういうことで緊急避難的に現在、管理しておるところに引き続きお願いをしたいと、特例を設けて引き続きしたいということで9月議会に夫々両町で提案をいたしまして、12月議会で指定管理者制度の指定についての議決をいただいた。これはドリームホープを除いてですね。  そして、そのときに同時に言ったわけですが、合併後、概ね3年を目途に、今議員ご指摘の基本条例、指定管理者制度の基本条例ですね、また茅野議員が言われました指定する上において第三者機関等々設けて色々議論したらどうかと、そういうことも含めて、基本的には指定管理者制度が有効に機能するように、本市におきましても、今行革推進の中でこういう議論を進めておるところでございます。概ね3年を目途にこの指定管理者制度が有効に機能するように、整備を図っていきたいということでございます。  現時点は緊急避難的に従来の委託しておるところに引き続きお願いしておる、落ち着いた中で基本的な部分、指定管理者制度は機能するように、あるべき方向性を求めならがら、皆さん方、議会のご意見も十分に踏まえて、方向性を出していきたいと考えておるところです。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 20番、吉野議員。 ◯議員(20番 吉野 英史君) 指定管理者についてはまだまだ、他の市町村もなかなか積極的には取り組んでおらないという状況もありますし、また先ほど企画財政部長が言われましたように、指定管理者が導入したものの、やはり従前と言いますか、今までお願いしていた所に殆ど、95パーセントというぐらい従来の所にお願いしておるという経緯もわかります。  ただ、これはまた済んだものは済んだものとして市長が先ほどから何度も言われてありますので、古いお話をするつもりはないですが、先ほど言いました、ちょっと私言い忘れたかどうか分かりませんが、法人化ということですよね、私も小さな会社におりまして、個人の会社を立ち上げようというような経緯もあったわけですが、もう以前から、先ほど冒頭で申し上げましたように、ドリームホープ若宮におきましては法人化を図りなさいというようなことを再三指摘されておったわけです。私もその話を何度も聞きまして、なぜその法人化ができないのかな、これは市にお尋ねすることではないんですが、法人化すればその全てが解決するということはちょっと早計な面もありますが、やっぱりその何て言いますか、経理上の明確化と言いますか、それから運営上の問題点とか労務管理、資金繰り、お金を借りる、いろんな制度を利用するにしても、やっぱり法人化しておればそこにその人件費がどれだけある、売り上げがどれぐらいあってというような計画性ができるわけですね。  今その会社法、私が丁度調べておりました、結局失敗しましたけど、法人化に向けて何らその障害がないわけですね。今、ベンチャービジネスの立ち上げをこう推奨するような政府、国の方針でありますし、会社法の一部改正と言いますか、簡素化と言いますか、規制緩和と申しますか、そういった意味で非常に法人化するのに何かえらい手続きが要るようなふうに考えていたんですが、それこそ税理士さんなり司法書士さんに頼めば、若干私もちょっとお金を惜しんだ経緯があるんですが、2、30万円ぐらいの金、これは金額のことはどうでも良いんですが、もう一、二週間でできるんだという、私が思いはあるわけですね。あくまでも自分が申請していろんなものを定款やら色々作るというのはちょっと無理がありますが、専門の方に頼めば、本当早い話、2週間でできます。  こういうものを色々その提案されてもなおかつ法人化に向けての何か道筋が余りこう立っていっていないように、私は思うわけですが、是非この社会的信用度を高める意味でも法人化をこの指定管理者、やはりそのされる、指定されたドリームホープの役員の皆さん方、是非この法人化ということで、前向きの話を今、いたしておるわけですから、過去の話に色々、過去の件を色々言うよりも、今後、こういう形で外部から指摘のないような法人格を持ったものに是非移行していただきたいというふうに願ってやまないわけです。  で、先ほどからお話しておりますこの条例につきましても、まだまだ検討の余地もあるかと思いますが、そのことを前向きにと言いますか、検討委員会なり立ち上げの委員会なりを是非市長さんの方にお願いを申し上げまして、私の言うことはほとんどございませんので、質問をこれで終わりたいと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、吉野議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、寳部議員の質問をお受けします。11番、寳部議員。 ◯議員(11番 寳部  勝君)〔登壇〕 こんにちは。通告に従いまして、11番、寳部、一般質問をさせていただきます。  各学校の統廃合と校区制についてということで通告をいたしております。各学校、市の持ってる、幼稚園も含めてということでちょっとご理解をいただきたいと思います。各学校の生徒、少子化に伴いまして生徒がどんどん今、減少しておるというような状況の中に、適正な環境の中で生徒が本当に教育現場の中で教育が行われているかということと、あとはもう統廃合、それから校区制をどんなふうに今から先、考えていくのかということで、ご回答をお願いします。よろしくお願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。 ◯教育長(有吉 宏昭君) ただ今の寳部議員からの各学校の統廃合、それから校区制についてというご質問に対してご答弁を申し上げます。  まず最初に、各学校の生徒数を見たときに適正な環境の中で教育が行われているかというご質問でございますけれども、現在、宮若市の学校数は小学校が10校、中学校が4校、それから幼稚園が7園ということでございます。  現状は生徒数、児童数は減少をいたしております。小学校では学校全体の児童数が100人に満たない学校が10校中3校ございます。その中でも若宮南小学校、それから山口小学校では1学年の生徒数が少ないということで、複式による学級編成になっております。そういう中で指導がなされ、教務主任が担任を兼務しているという状況などもございます。  それから、中学校では若宮中学校を除く3校で理科、美術、技術家庭の教科で教科欠ということになりまして、非常勤講師による授業が行われておる状況でございます。  そういうことで、充実した教育指導を行うための教職員の確保が困難という状況でございます。  今後、学校教育の充実を図るための学校の適正規模の確保、或いはそれに伴う校区の見直し等の問題というのが課題になっておりますけれども、従いまして、ご質問の統廃合を含めた校区制という問題につきましては、現在学校教育等検討委員会というものを立ち上げまして、学校の適正規模等について調査、研究をしていただいております。  この検討委員会から調査、研究の結果がその取りまとめた報告を教育委員会の方にいただくことになっております。教育委員会といたしましては、この報告書を元にしながら、今後の小中学校の教育内容、或いは施設整備の充実に努めていきたいと、このように考えておるところでございます。
     以上で答弁を終わらせていただきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。11番、寳部議員。 ◯議員(11番 寳部  勝君) 今の教育長が答弁の中にありました、私も若宮の南小学校、それから山口小学校、もう複式になっていると、南小学校については本年度、入学生がいなかったというような状況になっております。  やはり、かなりその複式学級の持ってる意味、1年生と2年生、3年生と4年生というようなものが形の中で学級編成がなされているわけですけど、本当にその子供たちが本当の教育ができているのかというところを私の方が心配したもんだから、今日こういった質問になってるわけですけど、幼稚園にしても、日吉の子供達は福丸の幼稚園まで来ております。ところが小学校に入ったら南小学校に行ってるわけですよね。それだったら考えて分かるように、そのまま若宮小学校へというような形にできないのか、そこにはその地域の方々の今までの伝統なり歴史を考えられている部分というのはあろうかと思います。あろうかと思いますけど、やはり校区制をとってるから、例えば、沼口から上には何か住宅が建たないような、今は住宅の整備なんかされてますけど、そういったこともその地域の人達から聞くわけですね。  福丸校区に入りたいがために山口には行かれないような話もやはり、実際、こういった地域の人たちからも聞くわけですよ。  そういった部分、校区があるために住民の方々はあそこに住みたいけど校区制があるために何かここに行けないような形も、話をやっぱり伺ってますので、やっぱりそういう部分もやっぱり見直しをいただければ、もっと今言ってるような、子供達が、また住民の方々が住めるような場所、また住んで良かった、来て良かった宮若というふうな形がとれないだろうか。  それと、もう一つには、昨日2校の運動会がありました。光陵中学とそれから笠松小、宮田西中学校の方の中学校の見学に行ったわけですけど、やはり前から小学校、幼稚園、中学校が1つの運動会をされてたんだろうと思います。笠松小学校の中で中学生の生徒と一緒に幼稚園も、その分、保護者の人達も一遍で終わるから良いような部分もあろうかと思いますけど、やはり外から見たらちょっと異常じゃないかという部分がありました。  それで、小学校のグラウンドというのは100メートルですよね。ところが中学校の適正なグラウンドというのは200メートルが適正なグラウンドの大きさ。やはり狭い中で中学生の背の高い、もう体格の良い生徒達が一生懸命走っている。それで、中学校のグラウンドに今度は幼稚園の園児達が来たらどうなるんだろうかという、逆のことを考えてしまうと、そこ辺に矛盾を帰していかなければならないような状況をしてます。  あれ、私も公約の中に言ってました。昔は旧笠松は若宮中学校に来てました。これ昭和30年、合併前まではそういう校区になっておりました。それで、そういった部分を考えると、昔こうだったからできないのかな、またそんなふうに考えたらどうだろうかということで、市長さんのご答弁をお願いしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 私が教育長をしておる時代に、幼小中の合同の運動会が始まりまして、これは笠松ですけれども、3年目に今年でなるわけでございます。  ご質問にありますように、中学生はグラウンドが狭いためにやっぱり物足りない部分というのは確かにあるようでございます。広々としたグラウンドで精一杯今までのこの成果を発揮できるような場にしては、少し小学校のグラウンドでは狭いのかなと、私も実感をしておりますが、この地域性ということを考えますと、1回で終わるということじゃなくて、これはまあ今までにないような、たまたま雨で平日になりましたけれども、その計画されたとおりに運動会が行われておれば、相当な賑わい、地域の運動会ってまさにそういう感じが去年までしておりました。良いところも悪いところもあるわけでございます。  それで、小学校の統廃合ということにも関連してくるわけでございますけれども、子供の数が少なければそれだけ指導が行き届くということだけではございませんで、やっぱり1年生と2年生が同じ教室で別々の授業をするということはやっぱり歪な状況でありますので、こういうものはやっぱり何とか解消したいと。したがって、この統廃合という話に発展をしていくわけでございます。  私も、マニフェストの中で、まず就学前教育を充実したいということで、保育園がそのほかに、7園のほかに公立の保育園が3園あるわけでございまして、今年の10月1日から法律が施行されます認定子供園、いわゆる保育所と幼稚園と一緒にしたこの施設、総合施設でございますけれども、そういう就学前の教育を充実をしたいんだということをマニフェストに掲げまして、今、この保育園は待機児童はまだ出てないようでございますけれども、満杯の状態。幼稚園は7園、がらがらの状態。そういう状況で、それこそ非効率的な経営がされておるわけでございまして、そういうことから、これ統合に相当な経費をかけてもこの将来的に見ればそんなに経費が掛からなくて、施設の整備ができ、充実したこの就学前の教育ができる、そういうことをぜひ実現をしたいということを言ってまいりました。  加えまして、これ小学校のことでございますけど、以前若宮町でこの小中一貫教育を目指すためにこの小学校を統合して、そういう特色ある教育をしたいという考えがあったように聞いておりますけれども、正にそういうことが実現できれば、この旧若宮にあります小学校、これを統合して特色ある学校経営ができるんではないかと。  さらに、この笠松の方で、合併前までは確かにそういうことでございました。みんな笠松小学校から福丸中学校に通っておったわけでございますけれども、今、校区の弾力化がこの言われておりまして、校区は一応の校区として前提をいたしますけれども、特別な事情がなくてもある程度、本人の希望に沿うような、この入学を今、認めておるようでございます。  かなり前からそういう校区はあるけれども、その弾力的に運用をしておる、そういう実態があるわけでございまして、これもなかなか折角山口校区に子供ができて、若宮小学校に行ってしまった、これは当該小学校では大変、この複式が夫々なくなるというような、例えばそういう状況があったときに、若宮に行ってしまった。  そういうことはその学校では非常に残念なことになるわけでございますけれども、そういうことで、校区のそういう弾力的な運営されておりますので、そういうことも周知をしながら、この保護者のご希望に沿う形で入学をされていい制度ができておりますので利用していただきたいというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 11番、寳部議員。 ◯議員(11番 寳部  勝君) ありがとうございます。また、今、市長からの報告で3園、3保育園は満杯で7幼稚園が激減しているというような話も伺いました。多分そのとおりだろうと思います。なぜかというと、やはり保育園の制度と幼稚園の制度が違う、また保護者の人達も言われているわけですけど、この前、雑談の中で2時過ぎに迎えに行かなければならない。お祖父ちゃんが迎えに行ったんです、幼稚園がお祖父ちゃんに渡してくれなかったと。お祖父ちゃんは迎えに行く名簿の中には入ってなかったそうですね。お母さんとお父さんとお祖母ちゃんが迎えに行って、お祖父ちゃんが迎えに行ったら先生が渡してくれなかったというようは話も聞きました。  こういったものも、まあ責任を負ってる先生達にしたら事実、お祖父ちゃんの名前は無かったから渡せません、お祖父ちゃんだと分かっていても渡せませんでしたということで、お祖父ちゃんが、俺情けないなというふうな形で言われたことも覚えております。  そういった意味で、もう今、やはり、安全、安心のまちづくりという形の中では、もう園まで送迎、スクールバスか何かで、逆にそうしてしまうと道中の安全、安心というのがかなり把握できるんじゃないか、幼稚園、それから小学校の低学年、今非常に事件、事故が年々、低年齢化している関係で、そういった部分までやはりもう市として気遣いをしなければならないような状況になっているんじゃないかと思うわけですけど、その点は如何でしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 流れがありますので市長の方からご答弁させていただきたいと思います。  確かに言われるとおりでございまして、三種の神器というのがありまして、いわゆる通園バス、延長保育、それから預かり保育でございますか、そういうことが保護者から求められておるところでございます。  ただ、これやっぱりある程度のやっぱり規模にしないと、今の7園の状況ではこれはなかなか難しいんではないかと。  当時、教育長に在任をしているときに、旧宮田地区で3園の統合を、保護者の方に諮りました。猛烈な反対を受けまして、反対と言うか、あと一、二年待ってくれということで、合併のこともあったんでしょうけど、要は、自分の子供が卒園するまで、そういうような、やっぱりこのどうしてもやっぱり自分の子供中心になってしまうわけでございます。全体的になかなか議論が進まなかったという経緯がありますけれども、やっぱりある程度の規模にしながら、やっぱり幼稚園であってもこの延長保育とか預かり保育とか、そういうことが可能になるような経営をですね、考えていきたいなと。  当然、この通園バスもその中に含まれますけれども、ある程度の規模になりますとそれが可能になるということです。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 11番、寳部議員。 ◯議員(11番 寳部  勝君) 先ほど、教育長からの答弁の中にありましたように、非常勤講師を雇わなければならないような状況にもなっていると。やはり、宮田西中の場合はもう1クラスだと思います。それで、1クラスの中に今の教科でいくならば、確か9教科ですかね、9教科を専門的に教えるとなってくると、どうしてもやっぱり非常勤講師を雇って来なければ、教育ができないような状況になってしまったりというふうなこともお聞きしたわけです。  そういった意味では、やはり早い段階で市長のマニフェストの中にありました保育園、保育所の関係、幼稚園、保育所の関係、それから小学校のやはり複式学級、それから中学校のそういった部分では整備を早くしてあげて、自分の子供じゃなくて、長い目で見て本当に今はそれで良いのか、今は良いかも分からないけど、本当の教育は何なのかと。昨日新しく安部総理総裁が誕生して一番に今日新聞に載ってました。教育基本法を一番に考えていきます。でも、国の教育方針は教育方針で良いわけですよね。でも一番地元の教育方針というのは、この宮若の中にあった教育方針でやっていっていただきたいと思いますが、教育長、どうでしょう。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 教育長。 ◯教育長(有吉 宏昭君) 今、寳部議員がおっしゃったとおりでございます。しかしながら、今市長が申しましたように、規模の問題というのがございます。現在、沢山の小学校10校、中学校4校、それから幼稚園が7園あるわけでございます。それだけの本来の児童生徒数というのはいないんですね。本来というのはおかしな言い方ですが。やはり、適正規模というのがございまして、その適正規模では、いわゆる国の法律で標準法というのがございまして、その標準法では1クラスの人数が40人というふうにしているわけですね。勿論、本年度から県の教育委員会でそれを変えることができる、それ以下にすることもできるということにはなったわけですけれども、それはあくまでも40人が上限だというふうにしているわけです。  で、一般的に、大体30人、35人程度が適正規模であろうと言われております。これは、いろんな研究の中でそういうふうに言われているわけですので、これが絶対正しいというのはないわけですね。ただ、やっぱりそれぐらいの人数がいるだろうと。それからしますと、宮若市の小学校ではそれにその人数に殆どなると、ならないというところが幾つもあるわけです。  そういうことで、今言いましたように、複式学級とかいうのができているわけですけれども、ですから、それを適正な規模にするためには、やはり統合というのも考えなきゃならんと、あるいは議員おっしゃいました校区の弾力化ということもその前に考えなきゃならんかもしれません。しかし、現在、先ほど申しましたように、学校教育等検討委員会というのを立ち上げて、外部に、委員長が教育大の先生でございますけれども、お願いをして、一番良い方法はどんな方法が良いだろうかと、今言いましたように、校区の弾力化とか、或いは統合とか、或いは先ほど言われました、子供の安全のための送り迎えとか、そういうことについても総合的にどの方法が一番いいのかというのを今、検討していただいているところでございます。  したがいまして、今行政の方が、これが一番いいとかいうことはやっぱりまずいんではなかろうか。やはり、その検討委員会の結論をいただいて、そしてその結論をもとにしながらこれからの学校教育、幼児教育の充実ということに努めて参りたい、このように考えているところでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 11番、寳部議員。 ◯議員(11番 寳部  勝君) ありがとうございます。確かに検討委員会の方で検討はなされているというような話も、私も伺いはしておりましたけど、地域にあった本当の検討委員会のありよう、またそれに向かっての宮若市の方向性というのもありますので、十分その中に加味していただきながら、適切な判断ができたらと思います。どうも本当にありがとうございます。  以上で終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、寳部議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、栗上議員の質問を一括してお受けいたします。16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君)〔登壇〕 16番、栗上です。私は2点質問をいたします。  まずは、住民基本台帳ネットワークシステムについてでございます。住民基本台帳ネットワークシステムは、改正住民基本台帳法に基づき整備された市町村の区域を超えた住民基本台帳に関する事務の処理や国の行政機関等に対する本人確認情報の提供を行うための全国規模のネットワークシステムです。  市も高度情報通信社会の到来に対応し、住民負担の軽減とサービスの向上、或いは行政事務の効率化による行政改革を図るため、平成14年8月に住基ネット稼動をしております。  そこで、統合管理することで得られる効率化は上がっているのかということと、2点目に、地方自治体の広告ビジネスについてでございます。  住民向けに送付する通知書やその封筒、或いはホームページを初め本市が持つあらゆる資産に民間企業などの広告を掲載し、収入増や経費の節減を図ってはどうかということでございます。  よろしくお願いをいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 栗上議員から2点に亘ってご質問をいただいております。  まず第1点目の住民基本台帳ネットワークシステムについてのご質問でございますけれども、ご答弁を申し上げます。  ご承知のように、住民基本台帳ネットワークシステム、平成11年8月に改正をされました住民基本台帳法に基づきまして、平成14年8月5日より稼動を今、いたしておるところでございます。  このシステムにつきましては、各種行政の基礎であります住民基本台帳について、電算システムを活用いたしまして市区町村と都道府県、指定情報処理期間とを専用回線で結ぶことによりまして、全国的な地方公共団体に共同のネットワークシステムを構築をし、住民の方々の負担軽減、行政サービスの効率化や高度化等を図ろうとするものでございます。  このシステムによりまして、従来、年金や恩給の給付、パスポート申請など各種の行政手続きで証明を受けたり、住民票の写しを添付していたものが省略されることとなりまして、住民の方の負担が軽減をすることとなったわけでございます。  また、平成15年8月より稼動いたしております第2次サービスでは、本人の確認がとれれば全国どこの市区町村でも本人や世帯の住民票の写しの交付が受けられるようになったところであります。  更に、希望される方の申請に基づきまして交付される住民基本台帳カードにつきましては、セキュリティー確保や個人情報保護に十分配慮をされておりまして、特に写真つきカードにつきましては、パスポートや運転免許証などと同様に様々な場面で法的な証明書として活用をすることができるようになっております。  住民基本台帳カードの作成は従来、指定情報処理機関に委託をいたしておりましたが、本年7月より本町の住民係で作成ができるようになりました。即日の交付が可能となったところであります。  2番目の自治体の広告ビジネスでございますけれども、このビジネスにおきましては、公共施設の空いているスペースの利用或いは広報紙等の広告などによって収入が見込まれまして、先行した自治体がかなりあるように聞いております。県下では、直方市を始め中間市、福岡市、北九州市などが広報紙へ広告掲載を現在行っておるところであります。  本市におきましても、ご質問の点を踏まえまして、今後検討して参りたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君) 住基ネットの件ですけれども、昨今はいろんな形で住基ネットの危険性ということについてよく言われております。例えば、悪用されるんではないかということに対して。本来、国は市町村に対して住民の本人確認情報を保護するために適切な管理のために必要な処置をとる義務があると規定をしておりますが、これは自治体によって様々なことがあるということでお聞きしています。現在宮若市に関して、現在稼動している住基ネットの安全性は万全であるかということをちょっとお伺いいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部次長(有吉 武雄君) 総務部次長です。住基ネットの情報の保護関係というんですか、そういう部分でのお尋ねでございます。  住基ネットにつきましては、個人情報の保護が最優先にされるわけでございます。この保護につきましては、1つは、法的な制度面の部分、もう一つは技術的な部分に、2つの面から保護を図っております。  制度面につきましては、住民情報あたりの限定化、これは4条法というんですか、それと合わせまして住民コード。あと目的以外の利用の禁止、民間部門の利用の禁止とか、そういう部分がございます。  あと、技術部門の方ですが、外部からの不正侵入の防止、情報の漏えいの防止、そういうことを目的として専用回線によるネットワーク化とか、通信データの暗号化、そういう部分が図られております。  また、システムの操作する者の目的外の利用禁止といたしまして、操作する者のICカードやパスワードによる厳重な管理、ネットワークに蓄積をされていますデータの接続する制限、そういう部分でこの情報の保護を図っているところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君) 今、適切な管理が、必要な処置がされているということをお聞きしました。で、セキュリティーの面でいえばそうですが、現在、宮若市としてそのセキュリティー関係の規定、もしくは計画というのは今現在あるか、無いか、ちょっとお聞きします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部次長(有吉 武雄君) セキュリティーの宮若市における規定関係のお尋ねでございます。  今現在におきましては、情報管理者規定というのを設けております。それによって対処をいたしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君) 外部監査によるシステムの監査とか、そういったものは実施しておられるでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部次長(有吉 武雄君) 電算というんですか、住基ネットの外部監査の関係については実施をいたしておりません。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君) それでは、例えば宮若市において職員或いは、今回の委託業務がもう無くなったということをお聞きしましたが、その情報の漏えいに対する罰則規定というものが具体的にあると思いますが、実際今までそういう罰則規定とかいう対象者はおられないと思いますが、宮若市で従事する職員に対しての情報漏えいに対する罰則規定等とは、どんなふうに。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部次長(有吉 武雄君) 総務部次長です。先ほど申しました個人情報の保護をすると、そういう部分で、制度面の方で関係職員につきまして安全確保の措置とか、秘密の保持、そういう部分について義務づけをいたしますとともに、秘密漏えい者に対しては通常より重い罰則規定を設定いたしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君) それでは、平成15年8月から第2次稼動ということで、ICカードですけども、現在住基カードの発行についてですが、そういう機材です。いわゆる住基カードを発行するために掛かる費用は別としまして、本市において、その器具というか、そういったカードをつくる機械は何基ぐらいあるんでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部次長(有吉 武雄君) 総務部次長です。今お尋ねの住基発行機の台数のお尋ねでございます。  今現在、本庁の方に1台でございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君) これは恐らくリースか何かだとは思うんですが、若宮総合支所の方には、行っても窓口だけで、実際はもう本庁まで来て、そういう作業をするということになりますかね。もう1台しかないということですかね。わかりました。  そしたら、今この住基カード発行によって行政サービスの市民へのメリットというか、そういったものはどんなものがあるか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部次長(有吉 武雄君) 総務部次長です。住基カードの発行によって住民の方が受けられるメリットといいますか、そういう部分のお尋ねでございます。  住民票の発行等については、もうそうでございますが、宮若市では実施をいたしておりませんが、例えば、先々申請書の自動作成とか、公共施設の予約とか、そういう多目的な利用がこれによって可能になってくるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君) では、現在カードの利用者数、分かれば教えていただきたいんですが。カードを発行されたというか。
    ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部次長(有吉 武雄君) 総務部次長です。  現在の住基カードの発行状況です。今現在が全部で134件でございます。因みに、内訳の方ですが、旧宮田地区というんですか、そちらの方が103件、旧若宮地区の方が31件という内訳になっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君) 私は、今回のこの質問に関して、できれば、できればというか、先ほど、カードを作ることによってのメリットということで、いろんな形で電算化して、いろんな申し込みとか例えば発行ができるかということがありましたけども、平日仕事等でなかなか市役所に来れなくて、住民票とか、印鑑証明等とかがなかなか取得できないということで、自動交付機ですね。これは多額な費用が掛かるということをお聞きしましたけど、できれば、発行数が134としてもかなり少ないから、すぐという云々はならんと思いますが、後々その住基カードの啓発というか、こういったものも市はやってもらいたい。また、市独自でこれを作れば、証明書以外に何らかの利用法ができますよというようなことを考えていただいて、できれば、そういった自動交付機を設置していただいて、例えば土日とか、また時間外に住民票の写しとか、印鑑証明の写しがとれるようなことを考えていただきたいと思うんですが、その辺は如何でしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務部次長。 ◯総務部長(和田  巡君) 総務部次長です。自動発行機というんですか、証明書の自動交付機の設置のお尋ねでございます。  平成18年度宮若市におきましては、地域イントラネットの基盤整備を実施をいたしております。光ケーブルを公共施設或いは公共的な施設に接続をするようにいたしております。まず、こちらの方が考えておりますのは、特定郵便局とか、そういうところで諸証明の発行をいたしまして、住民サービスの向上に当たりたいというふうに思っております。そういう部分の推移を見ながら、先々自動交付機必要があれば検討をしたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 16番、栗上議員。 ◯議員(16番 栗上 光則君) できれば、そのような方向性で考えていただきたいと思います。住基ネットに関しては以上で終わります。  次に、地方自治体の広告ビジネスについてですが、先ほど市長の方からの答弁でも、検討していきたいというお話もありましたし、これは、実質そんなに歳費とかいってもそんなに大きな額は上がりません。直方市もやっているということで、実質月額5万ぐらいということもお話を聞いておりますし、そんな大きな額になるということではありませんけども、しかし、やはり住民からすれば、こうやって行政の方も努力をしているんだというものがわかっていただければ、今なかなか公務員に対する批判等々がありますんで、こんなふうに努力しているんだということを知っていただくためにもいいんじゃないかと思います。  で、このことに関しては質問いたしませんけど、税を投じてつくられた市民の資産の管理を任されているこの市は、できるだけ有効に活用をしていただくべきであり、今厳しい財政の中、微々たるものかもしれませんが、そういう新たな歳入確保の財源として少しでも増やすという意識に立てば、皆さんがそういった形で努力をしていく。ましてや市民の皆さんもやはり無駄を無くそうという形で色々協力というか、そういう感覚になっていただければいいなという思いで質問いたしました。これに関してはもう質問ありませんので、私の質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて栗上議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、松尾議員の質問をお受けします。2番、松尾議員。 ◯議員(2番 松尾 幸主君)〔登壇〕 2番、松尾です。本日トリを務めるであろうということで、建設的な答弁を求めたいと思います。  質問通告に従いまして1点のみ質問させていただきます。宮若市内における溜池の浚渫、改修についてご質問いたします。  本日午前中ですが、市長の台風13号の被害状況における報告において、宮若市の夢つくしの水稲地区においての被害状況が8割ということを報告を受けました。ご承知のとおり、この宮若市の基幹産業は農業であるということは変わりないと思います。その基幹産業の農業を支える上で、溜池の目的としましては自然災害の防止と農業用水の安定確保を目的としたものであります。近年の気象状況におきまして、元来溜池というのは非常時における干ばつに対応するための貯水であったりということが主でありました。しかしながら、ここ最近では観測記録を大幅に塗り変えるような異常気象において、貯水よりも防災の面で重要視しなければならないような感じを受けております。  そこで、質問要旨ですが、老朽化した溜池は防災の点からも手を入れるべきである。浚渫・改修事業の必要を考えるが、どうかということでご質問させていただきます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今松尾議員からの溜池の浚渫、改修についてのご質問をいただきました。ご答弁を申し上げます。  宮若市内におきまして、旧宮田に76か所、そして旧若宮に98か所、合わせて174か所の農業用溜池があります。この中で整備済みが93か所、現在施工中を含めまして当面の改修計画に計上いたしております溜池が7か所あります。現時点におきましては、そういうことから58パーセントの整備率でございまして、今後改修が必要な溜池につきましては、地元要望並びに緊急性を勘案するとともに、本市において策定をいたします総合計画の中に位置づけまして、年次的、計画的に改修事業を行って参りたいと、このように考えております。  また、現在の農林関係の補助事業につきましては、溜池の浚渫のみを対象とする事業はございません。そのため、これまでの改修事業におきましては、工事の中で可能な限りの堆積土砂撤去を行って参りましたので、今後も土砂堆積により貯水量が減少しております溜池につきましては、工事施工と合わせまして可能な限りの土砂撤去に取り組みをして参りたいと、このように考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。2番、松尾議員。 ◯議員(2番 松尾 幸主君) 2番、松尾です。懇切丁寧な答弁ありがとうございました。今の整備状況におきまして58パーセント済んでいるということですが、今、市長の答弁にもありましたように、旧若宮町におきましても堆積土砂の浚渫を強く要望する要望が多々出ておりました。しかしながら、旧町の条例においても土砂の浚渫はできないということで、甘んじて陳情もできないという状態にありました。しかしながら、これは決して地元の受益者が怠慢で堆積したものではなく、今の状態からしますと、堆積しているヘドロはイビ抜きしても出ない状況にあるし、今の防災の状態から一気に抜いてヘドロを出す状況は、その流末においては大変危険であるという観点から、なかなかそこができなかったことが現状であるかと思います。  今までも、条例上できないということで、そこの整備ができておりませんでしたが、浚渫においてもやはり防災の面から当然イの一番に取り組んでいただきたいというふうに考えております。そもそも条例というのは、市民の要望に応えるために制定し、また改正するべきであって、要望をけるような、条例にないからやらないということではないと思います。要望であれば、改善してやっぱり整備していくべきと思います。  そこで、ここに、これは旧若宮町の平成17年度水防計画書でありますが、この中に、危険箇所としまして重要水防区域一覧表があります。その中の湖沼──湖、沼において一番に稲光区の多々良溜池が老朽化によって危険ということで、重要度Bというふうにしてあります。他にも、堤体が足りなくて余裕高が少ないということで、この危険性はここに指摘してあります。今までも、災害が起こってしか対応ができないということは多々ありましたが、あくまで災害が起こって、それの査定をどのようにするかということじゃなく、これからは、予防することによって無駄な経費を削減するということも考えていく必要があるかと思いますが、その点につきましての答弁を求めたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(福原 秀一君) 産業建設部長。松尾議員が言われます条例等において仕儀が今まであったということで、それは旧若宮町の条例に基づいて地元がその要望等ができなかったということだろうと思いますが、先ほども市長の答弁の中にもありますように、補助事業では、溜池の浚渫のみを対象とする事業はないということでありますので、旧若宮町におきましても、それぞれ改修事業の中で、要するに掘削の機械が届く範囲、また、溜池の中に仮設道路を組み込まないとどうしても工事ができないという場合につきましては、仮設道路を撤去する際に、機械が届ける範囲内を浚渫していきながら、補助事業と合わせた形で事業を進めておるということでございます。  溜池の整備につきましては、先ほどの市長の答弁の中で言いましたように、今後緊急度合いといいますか、それぞれ旧若宮、旧宮田夫々溜池の未整備部分がございます。それらにつきまして、どのような形で宮若市として取り組んでいくのかということで、総合計画の中でそれら緊急順位といいますか、地元の要望等を合わせまして、それらの計画を立てていきたいというふうに考えております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、松尾議員。 ◯議員(2番 松尾 幸主君) 建設的な答弁ありがとうございます。今までできなかったことが整備されるということで、大変うれしく思っております。  最後に、要望をさせていただきます。水防の面から、別のちょっと視点で最後に要望だけさせていただきますが、溜池の改修の必要性は今述べさせていただきましたが、他に、災害防止の観点から危険水域の河川、底の浚渫も必要性を見ております。宮若市内在住の有志の方が黒丸川の流水断面を新たに調査されました。そうすると、今ここにある資料では、流水断面が足りないということで指摘されて、危険箇所として国土交通省との協議にも積極的に参加されております。  今までの水防対策のこの資料というのは、あくまでも先ほど述べさせていただきましたとおり、今までの気象観測史上、今までの記録に無い今の水害の状況が発生しているかと思います。新たに、現段階、ここ5年間に遡って新しい防災システムを構築する必要があるかと思いますので、その辺を節に要望しながら、質問を終わらしていただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて松尾議員の質問を終了いたします。       ────────────・────・──────────── ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここでお諮りいたします。冒頭で申し上げましたように、本日の一般質問は2番、松尾議員の質問で終了したいと思いますが、これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ご異議なしと認めます。それでは、これにて本日の会議は終了し、残る質問については明日お受けすることにいたします。  本日はこれをもって散会いたします。                  午後4時35分散会       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃ 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。      ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃   平成18年 9月21日                           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                宮若市議会議長  遠藤 嘉昭           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                会議録署名議員  藤春 徳繁           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                会議録署名議員  吉野 英史           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ Copyright (c) MIYAWAKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....