福津市議会 2021-11-30
11月30日-05号
令和 3年12
月定例会(第5回)1 議 事 日 程(5日目) (令和3年第5回
福津市議会12
月定例会)令和3年11月30日午前9時30分
開議於 議 場 日程第1
一般質問2
出席議員は次のとおりである(18名) 議 長 江 上 隆 行 副議長 米 山 信 1番 福 井 崇 郎 2番 森 上 晋 平 3番 秦 浩 4番 石 田 まなみ 5番 八 尋 浩 二 6番 田 中 純 子 7番 中 村 晶 代 8番 尾 島 武 弘 9番 下 山 昭 博 10番 髙 山 賢 二 11番 中 村 清 隆 12番 蒲 生 守 13番 横 山 良 雄 14番 戸 田 進 一 15番 榎 本 博 16番 椛 村 公 彦3
欠席議員は次のとおりである(なし)4
地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職・氏名(14名) 市 長 原 﨑 智 仁 教 育 長 大 嶋 正 紹 総 務 部 長 本 夛 研 介 理 事 香 田 知 樹 市 民 部 長 横 山 清 香
健康福祉部 長 辻 優 子 教 育 部 長 水 上 和 弘
都市整備部 長 長 野 健 二
地域振興部 長 花 田 千賀子
健康福祉部理事 神 山 由 美 総 務 課 長 花 田 積
財政調整課 長 吉 﨑 和 哉
まちづくり推進室長 石 井 啓 雅 会 計
管理者 佐々木 桃太郎5 職務のため議場に出席した者の職・氏名(2名) 事 務 局 長 重 冨 隆 議 事 課 長 平 田 健 三
~~~~~~~~○~~~~~~~~ 開議 午前9時30分
○議長(
江上隆行) ただいまから令和3年第5回
福津市議会定例会を再開いたします。 直ちに会議を開きます。 本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~
△日程第1
一般質問
○議長(
江上隆行) 日程第1、引き続き
一般質問を行います。 それでは、14番、
戸田進一議員の発言を許します。
戸田議員。
◆14番(
戸田進一)
皆さん、おはようございます。
議席番号14番、
日本共産党、
戸田進一です。今回は3
項目質問をいたします。 1
項目め、降雨時の
治水対策についてです。近年、
全国各地において
水災害が頻発していますが、今後、さらに
降水量の増大や災害の
激甚化、
頻発化が予想されます。本市の
治水対策について、以下の点を伺います。 ①今後優先的に取り組む予定の地域と計画について
。 ②北九州・
宗像圏域流域治水協議会の目的及び今後の
取り組みについて
。 ③雨水総合管理計画の
策定予定について。 大きな2
項目め、
地域分別収集についてです。市民の
皆さんはいずれの会場でも
資源ごみを出すことができますと、広報ふくつに掲載(2018年11月15日号)となっていますが、
地域分別収集の
実態等について市の見解を伺います。 3点目、
新設校建設計画についてです。今まで適切な
教育環境実現のために、大
規模校解消・緩和を
一般質問で繰り返し取り上げてきました。しかし、本年の9月
定例会閉会以降、
教育懇話会及び
教育委員会定例会において、
新設校建設の議題は非公開で推移しており、状況は分からない状態であります。よって、
新設校に関わる、この間の経過と今後の計画について伺います。 以上3点、ご答弁よろしくお願いいたします。
○議長(
江上隆行) それでは、1
項目めの答弁をお願いいたします。
原﨑市長。
◎市長(
原﨑智仁) それでは、1
項目めよりまいります。 降雨時の
治水対策についてでございます。まず①です。本市の
地理的特徴といたしまして、東には山を、西には海を抱え、海抜の低い平地に
市街地が形成されておりまして、降雨時の雨水は
河川等によって海へ排出されております。 現在も
福間駅東土地区画整理事業を契機として、高い
開発圧力が継続しており、市街化区域内におきまして、いまだ多数の
開発行為が行われ、
雨水流出量が増加している状況でございます。この状況が続きますと、既存の施設では対応が難しくなることが予測され、特に海抜の低い
市街地では、近年、河川や
水路等からの溢水が散見されるようになり、そのような地域については対策を講じていく必要があると考えておりまして、現在、雨水の
流出量を抑えるため、
開発協議において
雨水貯留施設や
雨水浸透施設など、
流出抑制を行うための
施設設置を求め、対策を進めております。 続きまして②です。近年、
全国各地において
水災害が頻発しておりまして、さらに今後も
気候変動による
降雨量の増大や
水災害の
激甚化・
頻発化が予測されております。こうした背景から、令和2年7月に国の
社会資本審議会から答申があり、
水災害リスクの増大に備えるために、これまでの河川・
下水道等の
管理主体が行う
治水対策に加えまして、集水域から
氾濫域にわたる流域全体で
水災害を軽減させる
治水対策であります
流域治水へ転換すべきであると提言がございました。これを受けまして、全国の109の全一級河川及び12の二級河川で
取り組みが行われており、福岡県の二級水系においても、四つの圏域に分割し、
流域治水プロジェクトとして策定・公表し、
流域治水を計画的に推進するための協議・
情報共有等を目的として、
北九州・
宗像圏域流域治水協議会も設立されました。 今後の
取り組みとしては、
流域治水プロジェクトの策定・公表に向けて、
関係機関と協議を進めているところでございます。 続きまして③です。現在進行中の
温暖化に伴い、過去に比べ
豪雨発生回数の増加が認められ、
治水対策としての
雨水総合管理計画策定の重要性は高まっております。 しかし、
県営河川や
市営河川、
用排水路、
雨水幹線、
農業用水路等、
整備対象となる施設は多岐にわたり、所管も複数課にまたがるため、早急に
整備対象施設を見定めた上で、まずは組織の構築を図り、計画の策定を行いたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一)
発言通告書記載の①優先的な地域と計画について、詳しく答弁をお願いします。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) 優先的に取り組む予定の地域と計画でございます。 本議会においての冒頭に
建設環境委員会の
所管事務調査の報告がございました。この中で、地域的なところでいきますと、井尻川水系の
百田池を低
水位管理するというようなお話がございました。これについては、さきの市長の答弁の中にもありましたように、
開発圧力がいまだに高い状態が続いている状況でございます。その結果、現在として、原町、あるいは
日蒔野、こういったところからの雨水が流れ込む量というのが増えてきておりますので、井尻川水系、ここに負荷が少しかかってきているというふうに認識しているところでございます。 その結果の対策、今後の計画についてでございますけれども、
上流域にあたる
百田池、ここについて地元の
水利組合さんのご協力をいただくことで、低
水位管理を行っていきたいというふうに考えております。なお、その報告の中には、
津屋崎地区の末広区、それから新成区、堅川区、ここの
津屋崎地区においても
開発圧力というのは高まってきております。その結果、
下流域である末広区、それから新成区、堅川区、ここについても西堅川の水位というのが
上昇傾向にある。よって、ここについては、営農のために設置してある
排水機場というのがございますけれども、この
排水機場の
早期運転、これによって対策を講じていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 具体的に井尻川系と堅川ということで、今、お話をいただきまして、そこに絞って、少しいろいろ質問をさせていただきたいと思います。 1点目は、この間、井尻川に対して、過去に実施した改修と、その
効果判定について、まず最初に伺います。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) 井尻川につきましては、まず国道495号の付近になりますけれども、あちらのほうで
かさ上げ工事を行って、その結果、井尻川からの溢水というのは少なくなったというふうに認識しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一)
改修工事、実際にやっていただきましたが、残念ながら、その後、大きな雨があまり降っていないというのもあるのですが、一度、溢水が実際に発生しました。 先ほどのご答弁でありました源流の一つである
百田池の低
水位管理、これは本当に
水利組合の理解と協力で、私も効果が期待できるだろうというふうに思っています。それに加えて、井尻川には、
あと二つの
流入経路があると思うのです。この二つの
流入経路、一つは
市営住宅側からお寺さんのほうに流れてくる経路と、もう一つは
竹尾池、
竹尾緑地から、この二つの経路についての対策について伺います。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) 一つは
住宅街からの侵入のお話、どちらかというと団地、それから
中学校、こういったところからの流入をどうしていくかということだと理解しております。先ほどの
百田池の低
水位管理と同様、流域としてどういうふうに捉えるかというのが一つの問題かと理解します。その結果、今現在、
百田池に入る水、それから、その流域として、先ほど出ました団地、それから
中学校、こういった
エリアをこのまま井尻川のほうに流入させていくのか、あるいは
流入経路を別の川、南側というふうに表現したほうがいいのでしょうか、
苅目川の
下流域に行けないかどうか、これについて、現在、管路の調査というのを行っております。問題なのは
苅目川のほうに負担をかけられるかどうかという点もございますが、現在のところ、そこは調査をさせていただいている現状でございます。 もう一つの竹尾からの流入、井尻の
上流部にあたる竹尾については、
竹尾緑地の上流にあたる
ため池がございます。ここについて、現在のところ、
所有水利組合さんのほうとお話はさせていただきたいというふうに考えているところでございますが、
意思決定というのは総会、そういったところで決まっていくような形になります。そこに行きつけるかどうかというところは、現在、
水利組合さんとお話をさせていただいて、今後、可能であれば低
水位管理、こういったのも私どもとしては進めたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一)
苅目川のほうの分水という言い方でいいのか分かりませんが、今、調査中ということなのですけれども、調査の
終了予定はおよそどのくらいになるのでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) まず、
苅目川について、どのような形で、どこのルートを通って放流していくのかというようなところが
一つポイントになってくると思います。現在のところ、どの
エリアをそちらのほうに水を分けていくのかというところと、それから現在ある管径、管の口径、それから、その管がしっかりと機能されているのかどうか、極端に言うと、中の管に
ひび割れ等があった場合については、そこを通すことが非常に難しいという形になります。現在のところ、この調査については、今のところいつまでというところは、今、明言できませんけれども、まだ調査の段階というような形でのご回答になって申し訳ございませんが、こういう状況にあるということをご理解いただければと思っております。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一)
竹尾池の件については、
所管事務調査で、私もその辺の池を管理する
水利組合の関係のお話は聞いて承知しています。一昨年、いろいろと補修していただいたときに、
日蒔野の
調整池、あそこに流れる量を増やすために仕切り板を下げたというような工夫もしていただいたんです。その辺の検討というのは、今のところ考えていないでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二)
日蒔野の
調整池のほうに、もう少し負荷をかけれるのではないか。当然、これも並行しながらやっておるところでございます。現在のところ、
日蒔野の実際に公園として使っている部分で、低い部分まで一定程度つかっても、それぐらいの負荷はかけれるというふうには判断しているところでございます。 ただ、実際にどの程度まで負荷がかけられるのか、そして今現在進めている
百田池、それから
竹尾池はまだちょっと難しいかもしれませんが、こういったのを、ある程度の効果が期待できるというより、かなり効果は高いものというふうに私どもは見ております。であれば、
百田池の低
水位管理を行うことで、現在使っている
調整池の、より負荷をかけるというような選択はなくても可能なのかもしれない。こういったところを現在検証しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) いずれにしても、二つの
流入経路についても、いろいろ調査だとか、今、進行形だと理解しました。 次に、先ほど少しお話が出ました、堅川の
排水ポンプについてです。令和2年7月豪雨、
大牟田市に大きな被害が出ましたが、その後、
大牟田市が
豪雨被害検証委員会というのをつくりまして、
報告書を取りまとめています。その中で、排水のための
電動水中ポンプ及びエンジンの浸水で、排水が途中で止まったというようなことに触れて、やはり今後の対策として、
排水施設の増強と
耐水化や
電気設備の
浸水対策を行うというふうにまとめています。それで、堅川の三つの
排水ポンプの機能及び対策はどのようになっているでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) 実際に、三つの
排水機場があるというような、今、お話をいただいております。確かに、一番
下流域である末広区、新成区、それから堅川区にまたがる点、それから末広区の北側にある第二
排水機場、それから塩浜区、松原区のほうに近い方面ですけれども、ここに第三
排水機場というのがございます。 現在のところ、先ほどの市長の第一答弁の中にありましたように、福津市の
地理的要因として、海抜の低い
エリアに
住宅地が立ち並んでいるということもあって、潮位というのを非常に私どもは気にしております。大雨時においても、潮位の低い場合については、そこまで河川の水位というのは上がってきませんけれども、やはり潮位の高い満潮時と大雨が重なった場合については、川からの溢水というのは当然考えられます。 現在の一番の核となる第一
排水機場、こちらになりますけれども、
宗像漁協さん、これは漁業との関連も非常にございますので、そちらとのお話をした結果、少し早めに運転しても構わないというようなところまでお話をいただいております。ですので、
排水機場がつかることがないように、早期の運転を行うということで対応していくということを考えております。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 今、潮位との関係を話されましたけれども、まさに
大牟田市の部分は三つほど
排水ポンプがありまして、つかったのは満潮との重なりなんです。福津市の堅川の
排水機場を見てきましたけれども、やはり全体としては堤防よりもちょっと低い位置で、1階部分はどうなのかなというのを感じてきました。それで、
大牟田市の事例もそうなのですけれども、今回の
大牟田市のは年間の
降水量の4分の1が1日で降るという、まさに
想定外の降雨だったんです。だから、そういうのにぶつかったときにどうなのかというのを、この福津市の三つの
排水機場は検証が必要ではないかというふうに思っているのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) そうですね。おっしゃられるように、今のところ福津市では通常考えられるほどの雨量というのが、今言われた
大牟田市辺りに比べると、そこまでないような状況が確かに今までずっと続いているのは理解しております。 問題は、
想定外の雨が降ったときにどこまで対応できるのかということでございます。やはり
ハード部分でできる範囲というのは、どうしても決められております。災害において何よりも優先されるべきは人命というふうに考えますので、当然のことながら、私どもが
ハード部分でできる部分というのは、今後もしっかりと続けさせていただきたいと思っておりますし、実際に
皆さんのほうに配っています
防災マップ、こういったもので福津市の状況、特に
皆さんが住んでいらっしゃるところがどういう状況にあるのかというのをしっかりと、まず
皆さんのほうでご理解いただいた上で、ハードでも当然対策は取っていきますけれども、やはり最後に身を守るのは自分であるということをしっかりと認識していただきまして、いざというときについては、しっかりと避難をしていただく、こういったことが必要になってくるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 人命が第一という意味合い。第一
排水機場のところが一番
住宅地が密集していてということがあるので、繰り返しで申し訳ないのですが、
想定外の雨がどんと来たという
大牟田市の事例。だから、今の状態でどの辺まで耐えられるのかという検証をぜひしてほしいということなのですけれども、もう一度お願いします。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) そうですね。どこまでの雨量だったら耐えられるのか、それと潮位の関係もございます。どういった形での検証ができるかというのはございますけれども、今後、まだ3番目のご質問のありました
雨水総合管理計画、こういったところにおいて、その辺りについて検証できるかどうかというのを考えていきたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 検証するというところまでいかないにせよ、全体の計画の中で考えていくということです。 次に、この
排水ポンプ場の降雨時の
監視体制及びパトロールはどうされているでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) こちらについては、まず
営農施設であることから、
農業関係者さんのほうが基本的には注意していただいているという点もございますけれども、当然、
住宅地に溢水しないために、大雨、それから潮位の関係も見ながら、市の職員でもそういった状況においては、しっかりと河川の水位並びに運転をどのタイミングでやるのかというのは実際の現場を見て判断させていただいているというような状況になっております。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 10分単位で急激に雨量がばっと増えるという、これも
大牟田市の事例でも書いているんです。そういう意味でいうと、
リアルタイムで把握でき、情報の共有も可能であるということで、
監視カメラの設置も
検証委員会の中で提起されているんです。ぜひ、この検討もできないかということなのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野部長に申し上げます。着座でのご答弁を許可しますので、着座をもって答弁してください。
◎
都市整備部長(
長野健二) ありがとうございます。すみません。
リアルタイムの状況ということで、今、カメラの設置というようなご提案をいただきました。今後、ここについては2番目にもご質問があった
流域治水というところでは対応しづらいという部分を考えております。よって、
雨水総合管理計画の中において、どのような整備を進めていくのか、それからどこまでのことができるのかというのを、その計画の中において進めていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 次は、
北九州・
宗像圏域流域治水協議会に移ります。
幹事会が先日開催されました。本市の状況はどのように報告しているでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) この
北九州・
宗像圏域流域治水協議会の
幹事会において、今回が1回目の
幹事会というふうになっております。この1回目の
幹事会では、現在、各自治体がどのようなことで
治水対策に取り組んでいるかというのを報告し合いながら、今後、この
協議会において進めていく方向性、それから現在行っているものというのを公表に向けた形で報告を行わせていただいております。 なお、福津市のほうから報告させていただいているのは、さきの
ため池における治水の管理、それから開発において雨水をいかに排出しないかというものについて指導させていただいているということを報告させていただいております。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 来年3月に
プロジェクトを策定する計画になっていますけれども、今回は、今、ご答弁もありましたけれども、関係市の
取り組みの状況を取りまとめたものが発表されるという理解でいいでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) ご指摘のとおりでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 令和2年12月議会において、他の議員が
一般質問しています。福津市の
防災マップでは
西郷川の氾濫で
日蒔野の1丁目から5丁目までが0.5から3mの
浸水区域になっており、対策が必要と指摘しています。これに対して、
長野部長が福岡県のほうに要請していきたいと答弁されています。これが
一つ目。 もう一つは、国の
審議会答申の中で、
治水対策の一つとして、
治山対策、
山対策、これが示されているのです。不十分とはいえ示されているのです。山地からの
土砂流入抑制、この
取り組みをどうするのかということなんです。それで、
北九州・
宗像圏域流域治水協議会の場で、一つは
西郷川の管理、
二つ目は
師匠田の
課題解決、この二つを本市から何らかの形で提案をすることが必要と考えているのですが、見解を伺います。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) 失礼しました。先ほどの
幹事会の中で福津市の状況を報告する中で、
西郷川の
しゅんせつについても、こちらのほうから報告させていただいております。今後、そういった方面でいくというふうな、現在取り組んでいる中身としては、先ほどの
ため池の低
水位管理、それから開発に伴う
雨水流出の抑制、それと併せて福岡県のほうになりますけれども、
西郷川の
しゅんせつ、こういったものの
取り組みについては市のほうから報告させていただいておりました。失礼しました。 それから、
治山対策という中で、
師匠田のお話が今出ました。確かに
師匠田からの
土砂流入が河川にあった場合については、そこで治水がうまくいかないというふうなことがございます。これを
流域治水の
協議会の中でどのような形で報告できるかというのは、すみません、今回ご指摘いただいておりますので、まず
事務局である福岡県のほうと少しお話をさせていただければと思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) この
治水協議会での話というのも、来年の3月末で一定の区切りがついて、次年度の中になると思うのですけれども、ぜひそのテーブルにということで確認をいたしました。 国は一級河川の
流域治水協議会、これも開催していまして、
対策計画を策定して、もう発表しています。例えば筑後川の場合、国と県と久留米市が一体となって分担をして、治水のために連携分担してやる。国は
排水ポンプの増設や県は
調整池の整備、久留米市は
雨水幹線の整備などを分担しているわけです。私のイメージは、
西郷川の問題、
師匠田の問題も、そのテーブルに乗せて、県がすること、福津市がすることというような、そういう計画をつくるようにしてほしい、これが趣旨なのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) 確かに、今後、福津市の治水を考える上では、福岡県、それから福津市双方がやるべきことがどういったところにあるのかという点については、今後もしっかりと進めていきたいというふうには考えます。 ただ問題なのは、
師匠田については、過去もいろいろな経緯がある中で、県がどこまでのことをやっていただけるのかというところは、まだ未知数な部分が多々あると思います。まずは、こういった問題があるということをしっかりと市のほうから福岡県のほうに問題提起をしながら、この
流域治水の中に組み込めるべき案件かどうかというところから、まずはスタートしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一)
師匠田については、他の議員も
一般質問で取り上げていますし、県の立場のお話も聞きまして、かなり大変な、ハードルの高い課題だなというふうに私も認識していますが、ぜひこちらから提案できるかどうかということをやっていただきたい。 それと、
雨水総合管理計画に移ります。計画策定にあたっては、先ほどからいろいろと出ていますが、
流域治水の考え方で組み立てるということで、
流域治水の
プロジェクト、その計画と連動した形という理解の仕方でよろしいでしょうか。
○議長(
江上隆行)
長野都市整備部長。
◎
都市整備部長(
長野健二) 当然、治水という観点で
雨水総合管理計画というのをつくっていくような形になってくると思います。現在の問題点がどういったところにあるのか、そういった現状の把握をした上で、流域的な治水ということがどこまでできるのか。ただし、先ほどのお話にあります
流域治水プロジェクト、こちらについては二級河川というところが対象となっておりますので、その流域。私どもが今想定しているのは、
雨水総合管理計画、もちろん市全体で見るわけなのですけれども、やはり現状として、そこで対応できないようなものを中心として考えていきたい。一定程度、流域として見ていくものを、そこは実際の工事、こういったものをどういった形で進めるのか、双方にとって有利になるもの、それからすぐに取りかかるべきもの、こういったものをしっかりとすみ分けをした上で
流域治水として取り組むもの、そして
雨水総合管理計画として取り組むべきものというのを計画の中に乗せていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) ちょっと質問の仕方が誤解を生んだと思うのですけれども、福津市が取り組む管理計画の考え方として、常に流域一帯という、そういう捉え方の考え方でいろいろやると、そういう意味合いだったので、そういうことだと思います。 最後に市長に伺います。計画策定にあたっては、先ほど浸透ますのこと、
監視カメラのこと、
調整池のこと、いろいろ出ているのですが、こういう法制化と同時に、やはり大事な点は土地利用計画を適切に組み込むこと、土地の利用の仕方を適正に組み込むことが
一つ目。もう一つは、この職員の中に、防災のプロを組織的に育成するというのが特に重要だと思うのです。そのことを踏まえながら、
雨水総合管理計画策定について、総括的な考え方を伺います。
○議長(
江上隆行)
原﨑市長。
◎市長(
原﨑智仁)
雨水総合管理計画について包括的な……。今、答弁の中で部長がお答えしましたように、
雨水総合管理計画は、今年5月の立ち上げに私もウェブで参加しましたが、
流域治水の考えに基づいて、
流域治水というのは、本当に大きな一級河川が氾濫したときは、海の津波と同じで、大変な災害がある。だから、一級河川中心の
流域治水、福岡県も遠賀川や筑後川がございますけれども、ただ、福津市も遠賀川、
北九州と宗像圏域ということで
流域治水の考えがこれから大変重要だということで、
協議会も立ち上げ、ご指導もいただいておりますが、それに基づいての
雨水総合管理計画ということだったので、それを抜きにしても、私は
雨水幹線、今でも現実に大雨が降ったときに水につかっている
エリアがございますし、本当に市としてできる総合管理計画というものが必要だと、そのように思っておるのです。 今、なかなか分からなかったけれども、土地利用計画を適正につくることで、その土地利用というのは、また大きな課題であります。それは現実的に市街化調整区域であったり、農振農用地のいろいろな制限といいますか、指定させていただいておりますけれども、本市は、今の私の考えでは、今ある土地利用計画を維持しつつも、とにかく
想定外というのは理由になりません。本当に大雨が降ったときに限りなく水につからないような、また農地についてもハウスがつかってしまわないような、
ため池の利用であったり、管路の整備であったりすることで
雨水総合管理計画をつくることだと思っています。 今、2点目の防災の専門の職員、スペシャリスト、この一つの
取り組みとして、そういう思いも込めて、今回、10月から新しく設置したのが危機管理のための係を防災安全課に設置いたしまして、ここは国土強靭のための地域計画をつくるという任務を与えておりますけれども、ここでは、当然、
都市整備部と連携して、雨水対策というのを考えていかなければいけない。そして、プロセスというか、計画策定までの流れを私も承認し、庁内で国土強靭のための地域計画を
都市整備部にも入ってもらって、雨水も含めて計画を策定するようなことになっておりますので、そういう防災の専門のスペシャリストは当然必要だと思っておりますし、そのようにさせていただこうと思います。 いずれにいたしましても、最後に国がやるべきこと、県がやるべきこと、しかし市としてできること、そして特に
師匠田のこともありました。本当にペンディングになっている大変重要な
師匠田のこともございます。
師匠田についても、本当に現状復旧を県に強く求めましたが、またそこで止まっております。県が管理する二級河川や農地と、県にしっかり意見することは意見して、少しでも危険な地域、雨が降ったときに本当に大変なことが想定される
エリアについては、もっと声を上げていき、そして少しでも解決を図るような、特に大雨時に大変なことが起こらない、そういうまちづくりをこれから進めていく所存でございますので、どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 福津市ができる範囲での持ち分の中で、きちんと
雨水総合管理計画を立ててください。それを立てるにあたっては、様々な土地利用が今現在ありますけれども、土地利用の計画を適切に組み込んでやってください。そしてプロを育成するという、この2点について、きちんと踏まえてつくってくださいというのが私の趣旨でした。 次の質問をお願いします。
○議長(
江上隆行) それでは、2
項目めの答弁です。
原﨑市長。
◎市長(
原﨑智仁) それでは2
項目め、よろしくお願いいたします。 2
項目めは
地域分別収集についてでございます。通告等にございましたように、2018年11月15日号、広報ふくつでございますが、こちらの広報ふくつお知らせ版において、
資源ごみはお住まいの
地域分別収集会場か公設分別ステーション会場にお持ちください。市民の
皆さんはいずれの会場でも
資源ごみを出すことができますと掲載しておりました。地域分別会場は、自治会が主体的に運営していますことから、自治会に未加入のかたは地域分別会場に
資源ごみを出すことができないということが生じております。つきましては、市としては自治会に対しましてリサイクル推進のためにも、自治会に未加入のかたの受け入れについて、継続的に協力を依頼する方針でございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 4点ほどお伺いします。 第1点目は、今回の自治会未加入のごみ問題というのは限定的な……。
○議長(
江上隆行)
戸田議員、ちょっとよろしゅうございますか。一問一答方式でやっておりますので、もしできましたら1問ずつ聞くというのは難しいですか。
◆14番(
戸田進一) 大丈夫です。
○議長(
江上隆行) ご協力よろしくお願いします。
◆14番(
戸田進一) まず第1点目にお伺いします。自治会未加入者のごみ問題は限定的な地域の問題なのか、全市的な問題なのか、見解を伺います。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) 自治会に未加入のごみの問題でございますが、市としては、今、少しずつ未加入が増えてきているという現状もございますので、その分については認識はしているところでございますが、今現在、このごみの問題に関しまして、どこかの自治会からご相談があっているのかというところであれば、一つの自治会のほうからご相談は来ております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 相談があるか、ないかということではなくて、現実的に、以前、うみがめ課が意向調査をしたじゃないですか。その結果について、調査結果自身不正確でしたという答弁だったと思うんです。ということは、現状はよくつかめていない。だから、そういう意味でいうと、部分的なのかという意味合いでいうと先行している部分もあって、やはりきちんと今の加入率の問題を考えると、全市的な課題というふうに捉えるべきだと私は思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) おっしゃいますように、先ほど申しました自治会加入率がどうしても下がってくるという傾向がございますので、全市的というか、大きな課題だとは認識しております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 2点目です。ごみ収集の市の責任範囲について見解を伺います。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) 市は自治会の活動を支援するため、地域分別会場に必要なコンテナとか、フレコンなどの袋を事前に準備する、物品を運ぶ。その後、会場で出されたものを収集して、そして、ここでいえば古賀清掃工場に運ぶということで考えております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一)
地域分別収集会場の運営の最終責任がどこにあるかということなんです。市がお願いをしている自治会なのか、市なのかという、ここがポイントだと思うんです。再度お伺いします。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) 市といたしましては、地域分別会場につきましては、自治会の活動ということで捉えております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) ごみ収集は、今のご答弁でいいますと、集まったものを運びますということなのですけれども、よく考えていただきたいのですけれども、分別して集めて、初めて運搬できるものであって、一連の作業だと。区分できるものではない。だから自治会に協力をお願いしたものであって、
地域分別収集会場の運営の最終責任は市にあるというふうに思うのですが、再度お願いいたします。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) あくまでも市は自治会活動を支援するということで、条例等にもうたっておりますので、分別会場につきましては、自治会でやっていただいているというところの解釈で、今、市は進んでおります。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 例えば、分別会場で生じたトラブルということについていうと、それは市の責任ではなくて、自治会の責任という解釈になるのではないでしょうか。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) 会場の責任ということにはなろうかと思いますが、その辺りは、もちろん市も自治会を支援するという形にはしておりますので、そういうトラブルがあるときには一緒に解決するということはあろうかと思います。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 一緒に協力してやるというのは分かるのですけれども、責任の所在について明らかにするということであります。 3点目なのですけれども、
地域分別収集会場に出せなくても、津屋崎分別ステーションを設置しているので、市民のサービスの平等性というのは保たれているのでしょうか。伺います。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) 議員おっしゃいますように、市はどうしても出せないという場合には、津屋崎のほうの公設ステーションを設置しているというところで、今のところは考えております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 質問は平等性が保たれているのかどうかというところの質問でした。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) 公設ステーションにつきましては、誰でも出せるということで考えておりますので、平等性は保てるということと解釈しております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一)
地方自治法第10条の第2項に、住民は地方公共団体の役務の提供を平等に受ける権利があるとなっています。総務部に伺いますけれども、今の状態というのは平等性が保たれているという理解でいいのでしょうか。
○議長(
江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介)
地方自治法上の10条の関係で申し上げますと、まず、ここにつきましては、公の施設については正当な理由がない限り住民が公の施設を利用することを拒んではならないとか、そういう文言、解釈がございます。そして、今、公設ステーションについては、全ての人を受け入れているという状況からしますと、平等性は保たれているというふうには考えております。 ただし、このごみにつきましては、廃掃法の関係でございましたり、略して言うと容器リサイクル法、ちょっと分別項目とは違いますけれども、そういったこと、それから、うちの条例上の規定、この中でそれぞれの責務、役割というものがございますので、その辺りとの整理は、もう少し調べる必要はあるかなというふうには思います。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 条例とかいう部分でいうと整理が必要と。少し不明な部分が残っているということで、今、聞きました。 最近、自治会未加入者ごみ持ち込み禁止の立て看板を設置しようと、ある自治会があったのですけれども、市も対応したと思うのですけれども、この動きは現在どうなっているのでしょうか。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) すみません、その分については承知しておりません。
○議長(
江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) その件に関しては、自治会長のほうから、そのようなことを考えているということでご相談を受けておりましたけれども、その後、決定したかどうかまでは伺っておりませんので、現状ではどうなっているかというところまでは承知しておりません。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 4点目なのですけれども、今回のごみ問題について、市のごみ問題の設計の不十分さから、本来あり得ない摩擦を自治会に持ち込んでいる。これが今の姿ではないかと思っています。その認識はありますか。
○議長(
江上隆行) 花田
地域振興部長。
◎
地域振興部長(花田千賀子) 以前、アンケートを取らせていただいたときについても、今のシステム、それこそ、もう20年近くたっているのではないかなと思うのですが、地域の
皆さん、自治会の
皆さんに受け入れられているというところで今は認識しておりますので、制度設計が不十分じゃないかというところでございますが、今のところは、もうこのままの
取り組みで進みたいということで思っております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 地域の自主的な自治活動というのは本当に大事なんです。そのことと、市が追わなければいけない業務というのが重なり合って、今のような状況になっているんじゃないかと思います。 まちづくりにもお尋ねしますが、先ほどの4点目について、どのように考えていらっしゃるでしょうか。
○議長(
江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) 確かに、自主的な活動、自治振興に必要な活動ということで、市のほうでは様々なことを、うみがめ課以外も、約30ぐらい、常時でないものも含めると自治会のほうにお願いをしたり、依頼をしたりというふうな形で、これまで業務をお願いしているというところがございます。中でも、そういった定期的にやらなければいけない部分というのは、自主的でありながら、ある意味、義務的にもやっていただく必要も出てまいりますが、
業務委託契約をしていない以上、明確な業務として依頼しているわけでもない。なので、最終的には自治会の判断に委ねるというふうなことで、相互連携の中で協力してやるというのを今までやってきたわけなのですが、ただ、その中で、どこまで自治会に負っていただくかというところは、ずっとそのままでいいのかというと、自治会側も加入率の問題等々で組織力が弱っている部分もありますので、そういったところをどこまで市がお願いをしていくのか、依頼をしていくかというのは、市長の所信表明にもありますように、中身を精査していくという必要性は感じております。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) この問題は、他の議員が議会
一般質問で取り上げるなど、顕在化して4年、5年になるかと思います。今、ポイントを四つほど私なりにまとめながら、結果的にこういう問題をクリアしていく、きれいにしていくことが、私は本当に自治会活動の発展につながると、そのように考えています。 最後に市長に伺います。市長は令和元年12月議会、どう精査しても、ごみを出せるようにすることを保障するのが市の責任であるということなんですということで答弁されています。その保障をするために、この間、どのような
取り組みをどの程度してきましたでしょうか。
○議長(
江上隆行)
原﨑市長。
◎市長(
原﨑智仁) その答弁をさせていただいた以降、第一答弁でございましたように、私が自治会長のほうに自治会に未加入のかたにも地域の分別収集会場に出せるように、直接お願いに行ったことはないわけでございます。これを反省しております。 並びに、庁内として、この廃棄物処理法と、もう一つ、容器包装リサイクル法は、容器包装リサイクル法にのっとってというか、法律の解釈は若干様々なところがありますけれども、やはり全国の判例等も見て、本当に平等なのは当然ですけれども、市としては、ごみを誰でも出しやすくする、出せるようにする。車を利用して行くところにしか出せないというのでは、みんなが車を使えば利用できるということでは平等であります。しかし、ごみの回収並びに処理というのは、広報物の配布とかとは全然レベルが違いまして、市の責務でございます。なので、これが自治会に加入しておられなくても出せるような状態というのは、市が担保しなければいけないということで、先ほど総務部長から二つの法律と条例等の整合性はさらに調査しなければいけないという答弁もいたしましたけれども、そういった法律に基づきまして、高齢化も進んでおります我がまち、そして、現実、自治会に加入されないかた、また脱退されるかた、いろいろある中で、同時に今の制度を利用するために、特に自治会の自治会長様には未加入のかたもごみが出せるということはお願いしなきゃいけないと思っておりますし、そして、本市として今の制度のままだけでは不十分なところ、ここは最後に
戸田議員がおっしゃいました、本来の自治会活動が市民の皆様のモチベーションが高く、本当によりよい幸せのために市民のかたも協力していただく、そういう体制のために、この分別収集については、さらに見直しの時期に来ているということです。 今のご質問は、どういう動きをされましたかということだったので、なかなかできなかったところでございますけれども、今後、お願いすること、それから庁内での制度設計のさらなる見直し等を進めていかなければならないということの反省を踏まえまして、今現在、思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 残念ながらお願いに行けていないということで、形として変化、進展が見えないということなんです。市長自らということも含めて、市全体、担当課がどんな動きをして、どうなのか、ここが一番大事だと思います。 次の
新設校建設計画についてお願いします。
○議長(
江上隆行)
戸田議員の質問中ではございますが、ここで議場の換気を行うため休憩とし、再開は午前10時50分といたします。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 休憩 午前10時28分 再開 午前10時50分 ~~~~~~~~○~~~~~~~~
○議長(
江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き
戸田議員の
一般質問を続けます。 次は、3
項目めの答弁です。大嶋教育長。
◎教育長(大嶋正紹) 3
項目めの
新設校建設計画についてお答えいたします。 教育委員会会議と
教育懇話会会議は、それぞれ福津市教育委員会会議規則、福津市
教育懇話会規則、福津市附属機関の会議の公開に関する要綱に則して会議を実施しております。福津市情報公開条例に基づき会議を公開することができない内容については、必要に応じて非公開で実施しております。会議録は公開できない部分を除き公開をしております。
新設校や過大
規模校解消・緩和に係る経過につきましては、9月議会での答弁と重なりますが、今年度、教育委員会の附属機関であります通学区域審議会への諮問、
教育懇話会への追加諮問を行い、それぞれの審議会での審議を経て答申をいただきました。 教育委員会といたしましては、昨年度までに実施してまいりました庁内検討委員会、審議会での審議、学校運営
協議会や教職員、PTA役員会との意見交換、庁議、総合教育会議での経過と、これまでの検討に加えて新たな検討、今年度実施した
教育懇話会の答申を踏まえての協議を重ねまして、教育委員会としての考えをまとめたところでございます。このことにつきまして、教育委員会から市長に対して令和3年9月29日付で学校教育施設整備に係る申出を提出し、これに対し令和3年10月26日付で回答があり、今後の計画について庁内での協議を重ねているところでございます。 以上です。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 平成26年7月17日付で文科省から教育委員会の会議の透明性ということに関わって、その一部なんですけれども、通知があります。今回の学校問題に関わっての非公開の措置をどのように捉えていますでしょうか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) お答えいたします。議員おっしゃるとおり、平成26年7月に通知がございまして、会議の透明性というのが中でうたわれておるところでございます。その中で、会議のほうは公開とするといった形で、また広く市民に知らせていくということの内容でございます。そういったことを捉えまして、教育委員会としては基本的には会議は公開という形で考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 私は非公開は好ましくない姿であり、やはり今回、何らかの工夫が必要だったかなというふうには思っております。 さて、
新設校建設計画は昨日の田中議員の質問に対して、小学校1校、
中学校1校の2校を令和9年度開校予定で進めると庁内で合意したというふうに答弁されたと思うのですが、そのとおりか。確認です。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 昨日の議員のときに答弁させていただきました。庁内で合意というところでございますけれども、現段階といたしましては、市長部局と協議をいたしまして、小学校1校、
中学校1校、合わせて2校の方向で共通理解を図っているところが現状でございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 市長部局と共通認識化したということですね。分かりました。 では、市長部局と協議中だと思うのですけれども、一致できずに、今、協議中の項目は何でしょうか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 一致できない項目ということなのですが、今のところ、小学校1校、
中学校1校という形での共通認識をもって進めておるのですけれども、一致できないというところについては、今のところないと申しますか、その方向で進めておりますので、今後、市の決定機関であります庁議におきまして、市の方針として決定させていただきたいということで進めていきたいと思っています。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 一致できていない部分はないという理解。今回、校種をどうするのかということは様々な意見があったと思うんです。そういう中で小学校1校、
中学校1校の2校とした理由を、これからどこかの場で保護者、市民に説明をし、知っていただかなければいけないということになるんです。ここの場で、その理由を知っていただくためにも、私自身、9月議会閉会以降の内部協議の経過に遡って質問させていただきたいと思います。 先ほど第一答弁で、教育委員会が令和3年9月29日付、市長宛てに提出をした学校教育施設整備に関わる申出について、内容をご説明ください。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 教育委員会の申し出の内容でございますけれども、まず、もともとの申し出につきましては、小学校と
中学校両方の必要性があるということで、両方の建設ということでの申し出でございます。 それから、今、過大規模校がございます。福間小学校、福間南小学校、福間
中学校でございますが、そういったものの緩和に向けまして、増築等が必要になってまいりますので、そういった増築についての申し出のほうを行っているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) まちづくり推進室に伺えばいいのでしょうか。市長が、その申し出に対する回答を令和3年10月26日にしています。内容をご説明ください。
○議長(
江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) ホームページのほうに掲載をしておるものになってまいりますけれども、一つひとつの申し出に対しての回答ということになっておりますけれども、結論からしますと、これまでの経緯を踏まえまして、福間
中学校、こちらのほうの増築対応されているというところに触れました中で、あとは福間小学校の増築のこと、そういった部分を考えて、特に重複投資にならないような視点で決定をいただくようにということ、そこを早急に取りまとめいただきたいというふうな回答で締めておったかと思います。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 教育委員会に伺います。さっきの申し出なんですけれども、さきの申し出における福間
中学校校区での
中学校新設に加えとなっています。さきの申し出というのは、昨年の申し出なんです。この昨年の申し出では、私は5-4制を軸とした
中学校建設の推進だったという理解をしているんですが、5-4制というのは今回は含まれているのですか、含まれていないのですか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) さきの分につきましては、5-4制を含めておりましたけれども、今回につきましては、まず小学校1校と
中学校1校という形で2校の必要性ということになりまして、その中で児童・生徒数の増加が今までの見込み以上に変わっていっている部分と、また35人学級がございますし、特別支援学級の増加、また西福間5丁目の建設等による児童・生徒数の増加等も含めまして、やはり小学校1校、
中学校1校、両方必要だということの中で、今回につきましては、5-4制については含めていないというところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 5-4制はなしということで確認しました。 まちづくり推進室に伺います。先ほど答弁でも回答書の中に書かれている福間
中学校は1,400人程度までは増築で対応するという方針、現在進行している整備中の整備計画のことだと思うのですけれども、これについて詳しくご説明ください。
○議長(
江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) まちづくり推進室のほうでは、整備計画自体を詳しくという話なんですけれども、こちらの把握としては、1,800人まで達する可能性があるという福間
中学校の推計の中で、実際は
中学校が様々な工夫によって1,400人程度の推計で緩和されるのではないかというふうな中身がございまして、この申し出に対しては、この回答書の中では、小・中2校というのは難しいのではないかというふうな回答の中身にはなっております。ですので、過重な投資にならない工夫をしながら対応をお願いしたいということになっておりますので、小・中2校を、この段階では、こちらのほうからの回答としては容認しているわけではないというふうな内容になっております。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 教育委員会に伺います。今、質問した整備計画について、少し説明をお願いします。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 福間
中学校の整備計画ということでお答えさせていただきたいと思っています。現在も福間
中学校のほうでは増設の工事のほうは行っているところでございます。その中で、現状といたしましては、
新設校建設までに時間がかかりますものですから、その間、生徒の受け入れが必ず必要となりますので、それに向けた増設を行っておりますし、今後も生徒数の伸びによりましては行っていく必要があるというふうに考えておるところでございまして、その中で1,400人を超える生徒の受け入れが必要になってくるということで整備を進めておるところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 整備計画の基本方針の中に書いていますけれども、1,200人ぐらいを想定した福中。もし、それ以上増えたらば、この場所にプレハブ教室を建てて、1,400人まで対応しますというのが、今、
中学校がやっている整備計画ですということで間違いないですよね。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 今現在の推計ではそうなのですが、今後、また生徒数の伸びというものもございますし、その中で、また計画の中身が変わってくるかと思いますが、現段階ではそういう形で認識しております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) いろいろな状況によって変わるのは当然であります。ただ、整備計画がどうなっていたかというのを私は確認をしたかったわけです。 一方、学校の現場からは、生徒が1,000人を超えると様々な課題が生じ、大変ですと。1,000人を超えるのは避けるべきだという強い声が出ています。ご存じだと思いますけれども、そういう意味でいうと、今の学校整備計画、1,200人や1,400人という、この計画自体が私は本当の学校の現場の実態に合っていないんだなというふうに思うのです。見直しが必要だと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) そうですね。本当に、今の1,400人というものも学校教育環境といたしましては、先生がたの疲労感、生徒・教職員に負担を本当に与えていると思っていますので、本来であれば1,000人規模の学校というものを目指していかなければならないというふうに思っておりますが、先ほど言いました現状といたしまして、建設までの期間の中では受け入れも必要となってまいりますので、その施設の整備のほうが必要であるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 計画自体、見直す必要はあるけれども、今、進行形でやっているので、今すぐ見直すということはないと。私は、最初に立てた計画で、実態と合わなければ、ここが違ったのでこうだと、1,200人を1,000人にしますというふうに、きちんしてほしいという趣旨で言いましたので。 それで、再度、教育委員会に伺いますが、小学校1校、
中学校1校の2校という
新設校計画なのですけれども、私の認識では、過密の小学校は3校ですね。過大規模校だとか大規模校とか、いろいろありますが、三つですね。
中学校が1校ですね。合計4校あります。そうなってきたときに、私が心配しているのは、小学校、他2校の対応をどうするんだろうということなんです。一致する中で、当然、その協議もされたと思うのですけれども、こういう対応をしますというような概略的な話をお聞かせください。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 小学校、他の2校というのはどちらの学校という形か。
○議長(
江上隆行)
戸田議員、もう一度。
◆14番(
戸田進一) すみません。今、過密で大変だという学校は、小学校が3校、
中学校が1校、私の認識ですが四つありますね。それに対応するために、小学校1校と
中学校1校を建設します。そうした場合、他の小学校2校に対する対応、対策、これはどういう考え方で進めるのですかということです。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 他の2校ということで、福間南小学校と福間小学校ということでよろしかったでしょうか。
○議長(
江上隆行) 勝浦小と上西郷小をおっしゃっているのではないですね。違うのですね。2校というのは、どこというのをおっしゃっていただければ。
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 小学校は福間南小と福間小と津屋崎小が過大規模校、大規模校ですね。小学校1校をどこに建てるが分からないのですが、三つのうちのどこかの対応として建てる。建てたときに、他2校についての対応はどうされるのですかと、こういう質問です。
○議長(
江上隆行) 他の2校というのは、どこを指しているのでしょうか。神興東小とか神興小とかありますが。水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 申し訳ございません。小学校を建てた場合に、ほかの2校がどういう対応かと。確かに、どこに建てるかによりまして、どちらかの小学校2校にも影響することもあるかと思っています。それにつきましては、やはり校区再編というものが必要になってくるというふうに考えておりますので、校区再編の中で児童数をどこまで減らせるかということを考えていく必要があるというふうに認識しております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 学校の
新設校をどこに建てるというのは、これは当然、まだクローズなので、それは聞けないので、こういう聞き方になりましたけれども。 だから、仮の問題で申し訳ないのですけれども、建てる場所で、例えば南小学校の対応なんかでも、2年後にピークで1,600人で、それからだんだん減っていくのですけれども、令和18年に1,072人ぐらいなんです。そこでやっと大規模校を脱する。15年ぐらいかかるんです。だから、そこに本当に対応が必要ではないかという趣旨で、心配があったので聞いたんです。今、校区再編も含めて進めますというお話だったのですけれども、そういう理解でよろしいのでしょうか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) やはり本来であれば、小学校2校とか
中学校1校というものが必要であるというふうに考えておりますが、やはり財源等の問題がありますので、小学校1校、
中学校1校という形で、今、進めているところでございますので、そうなると、やはり過大規模校の解消というものはなかなか難しいところもございますので、校区再編をいたしまして、その辺のところの緩和を目指していく必要があるというふうに認識しております。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) まちづくり推進室に伺います。最初の市長の回答書では、小・中2校新設の方針は容易に決定できる内容ではありませんとなっていましたが、どのような判断から変更されたのでしょうかという質問です。
○議長(
江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) 私のほうが協議に全て入っていたわけではないのですけれども、確認しました内容によりますと、やはり先ほど教育部長からの答弁もありましたとおり、校区再編等を含めて考えたときに、1校だけでは、なかなかそこの解決が難しいという中で、小・中1校ずつであれば緩和策にとどまる部分もあるのですけれども、より校区再編のほうの影響といいますか、そういったことも含めて、いろいろな考え方ができるというふうな中で、市長部局と教育委員会のほうが協議する中で、小・中1校ずつということが導き出されたというふうに聞いておるところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 9月議会で、私は
中学校の校区再編で、建てずにということも検討をという質問をさせていただいたら、慎重に検討しますということだったのですが、今回、結果的に
中学校も建てようというふうに判断した一番の大きな理由は、先ほど出ましたけれども、校区再編の影響というような理解の仕方でよろしいでしょうか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 小学校1校、
中学校1校になった経緯ということでございますけれども、先ほども述べさせていただいたのですが、やはり35人学級、特別支援学級の増、また新たな西福間5丁目の開発等々がございます中で、やはり両方必要だということで、進める必要があるという形で考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 確かに35人学級とか、将来的にそれに対してどうなのかというのを見据えながらやっていかなければいけないのですけれども、校区再編の影響を最小限にとどめるというのは、あえて答弁されませんでした。 それで、今回の案で福間
中学校の生徒数は令和13年のピーク時は1,811人というのが今の予想なのですけれども、どのぐらいのレベルまで減ずることができるのでしょうか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘)
中学校を建設した場合にということでよろしかったですか。推計が今後どうなるかというものがありますけれども、やはり1,000人程度に減ずるものになるのではないかと、現時点では推測しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 現在、福間
中学校は921人の生徒だというふうに認識しているのですけれども、現在でも大変だという現場の声が、随分、いろんな面で出されているんです。だから、今の1,000人程度というような、こういう案で学校現場と合意納得というのは十分図れそうですか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) そうですね。学校現場といたしましては、現在の900人超えの生徒数でも大変な状況であるということはあるかと思いますが、やはり先ほど言いました
新設校建設までの時間もかかりますし、その間、増築をしながら進めていかなければならないということで、学校のほうともお話していますし、そういった理解を求めていきたいと思っています。その中で、どれだけ学校の先生がた、生徒の負担を和らげるかという策も同時に進めていきたいと思っていますので、そういった認識でございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 過大規模校を考える際の一つの基準で、適正規模の学校ということが一つの非常に大事な点だと思うのです。それで質問なのですけれども、昨日の他の議員の質問に対して、文科省は18クラスまでが適正規模校、19から24クラスは標準より大きい規模の学校という、そういう言い回しの答弁をされたのですけれども、私自身、初めて聞くなということなのですけれども、どこかに書いていらっしゃるのでしょうか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 昨日の議員の質問の中で、第一回答のほうでお答えさせてもらった分だと思っています。確かに今まで標準よりも大きな規模という言い方はしていなかったかと思います。やはり今の現状を踏まえた中で、この基準というものがないのです。適正規模から大規模という間の基準がないものですから、現状の学校の状況を踏まえると、適正規模ではないという教育委員会の判断の中で、言い回しといたしましては標準より大きな規模という形の表現をさせていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) きちんとしてほしいのです。今年の3月に出した計画の素案の中には、明確に12から24学級が適正規模と書いているんです。だから、それから19から24学級がやや大きいと。何もそれがだめだということを言っているのではないのです。きちんと考え方の整理を一つひとつ、つけてしていかないと、どうなっているのという話になっちゃうわけです。だから、本来でいうと、素案はまだ決まっていません。素案には12から24学級を適正規模と書きました。しかしながら、これは素案で、これから検討するけれども、こういうくくりだといろいろとよくないので、19から24学級が標準よりも大きい規模というふうに考えますとか、そこまで丁寧に言ってもらわないと。いかがでしょうか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 議員ご指摘のとおり、そこまでの回答のほうが先ほど私がしていなかった分につきましては申し訳ないと思っていますが、おっしゃいますとおり、今の素案といいますか、まだ定まっていない中で、その辺の表現というか、基準もないものですから、その中で、今後、先ほど言いました標準より大きい規模という形の表現で考えていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) それで、素案に書いている12から24クラスというふうにすると、40人学級、本当は35人学級を考えないといけないのでしょうけれども、40人学級で換算すると、
中学校は480人から960人なのです。今後、適正規模を考えるときには、今、素案に書いている12から24学級というのを、ぜひ見直しが私は必要だと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) そうですね。議員ご指摘のとおり、学級数については、先ほど言いました標準より大きい規模というところも勘案しながら、学級数の見直しのほうも考えていきたいというふうに思っています。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 引き続き検討すると。ぜひこれは見直しをしないと、実態と合わないなというふうに思っています。 令和9年度開校を目指すとのことですけれども、今後のスケジュール、大枠を話し合われていれば、保護者・住民との合意形成の方法、総合教育会議開催、議会への全体会議の説明などのスケジュール、分かっている範囲、決まっている範囲でご紹介ください。
○議長(
江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 現段階で決定ということではないという形でお答えさせていただきたいと思っていますが、今後、早急に市の方針決定、庁議の中で決定していきたいというふうに考えております。その後、近々の中で総合教育会議での教育委員と市長の協議・調整を行っていきたいと思っています。併せまして、議会の報告という形で全員
協議会での報告を行っていきたいと思っています。その状況を踏まえながら、今後、方針が定まっていきましたら、通学区域審議会というものの中で、やはり校区のことがございますので、そういった審議も始めさせていただきたいと思っています。そういった流れで進めさせていただきたいというふうに思っています。 以上でございます。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 住民とか保護者へのきちんとした説明という場も持って、ぜひ、まだ学校に入っていない幼稚園、保育園、こういう保護者のかたもきちんと対象にして考えていただきたいと思っています。 実は、
新設校開設まで5年ぐらいの年月が必要です。小学校からも
中学校からも今の状態というのが非常に大変な状況が寄せられています。繰り返しになるのですけれども、この当面緩和しなければいけないのを、庁内横断的な
プロジェクトチームをつくって解消するということをやってほしいのです。教育委員会は恐らく
新設校建設に邁進しなければならないと思うのです。市長、いかがでしょうか。
○議長(
江上隆行)
原﨑市長。
◎市長(
原﨑智仁) 教育政策ということで、教育委員会の協議いただいた提案、それが一つ申出書でもありましたけれども、また、通学区域審議会の答申や教育委員会の答申というか申し出を実現するために、予算を伴うようなことは当然ございます。なので、そういった意味からも、全庁的な理解が必要だと思う中、経営陣の会議の中でも私からも理解を求めるような、そういうことは必要だと思います。今、ご質問されたのが、なにか特別な検討会議というご趣旨であったかもしれませんが、少なくとも教育委員会の要望をしっかりと実現するために、庁内での合意を図っていく必要がある。そこには私もしっかり動かせていただきたいと思っております。 以上です。
○議長(
江上隆行)
戸田議員。
◆14番(
戸田進一) 全市的な大きな課題なので、全庁的な体制で、きちんと臨んでほしいというのが私の趣旨であります。
新設校計画については、また詳細が出た時点でいろいろ検証を一緒にやりながら、一日も早く子どもたちのための
新設校、これに向けて進めていただきたいということを申しまして、私の
一般質問は終わります。
○議長(
江上隆行) 以上で、
戸田進一議員の
一般質問を終わります。 これをもちまして、本
定例会の
一般質問は全て終了いたしました。 また、本日予定しておりました
議事日程は全て終了いたしましたので、本日はこれにて散会とします。お疲れさまでございました。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 散会 午前11時24分...