福津市議会 2021-09-03
09月03日-04号
令和 3年 9月定例会(第4回)1 議 事 日 程(4日目) (令和3年第4回福津市議会9月定例会)令和3年9月3日午前9時30分開議於 議 場 日程第1 一般質問2 出席議員は次のとおりである(18名) 議 長 江 上 隆 行 副議長 米 山 信 1番 福 井 崇 郎 2番 森 上 晋 平 3番 秦 浩 4番 石 田 まなみ 5番 八 尋 浩 二 6番 田 中 純 子 7番 中 村 晶 代 8番 尾 島 武 弘 9番 下 山 昭 博 10番 髙 山 賢 二 11番 中 村 清 隆 12番 蒲 生 守 13番 横 山 良 雄 14番 戸 田 進 一 15番 榎 本 博 16番 椛 村 公 彦3 欠席議員は次のとおりである(なし)4 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職・氏名(13名) 市 長 原 﨑 智 仁 教 育 長 大 嶋 正 紹 総 務 部 長 本 夛 研 介 市 民 部 長 横 山 清 香 健康福祉部 長 辻 優 子
健康福祉部理事 神 山 由 美 地域振興部 長 花 田 千賀子 都市整備部 長 長 野 健 二 教 育 部 長 水 上 和 弘 総 務 課 長 花 田 積 財政調整課 長 吉 﨑 和 哉
まちづくり推進室長 石 井 啓 雅 会 計 管理者 谷 口 由 貴 5 職務のため議場に出席した者の職・氏名(2名) 事 務 局 長 重 冨 隆 議 事 課 長 平 田 健 三
~~~~~~~~○~~~~~~~~ 開議 午前9時30分
○議長(江上隆行) ただいまから令和3年第4回
福津市議会定例会を再開いたします。 直ちに会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~
△日程第1一般質問
○議長(江上隆行) 日程第1、一般質問を引き続き行います。 それでは、順次発言を許します。 本日最初は、3番、秦浩議員。 (「議長」の声あり) 秦議員。
◆3番(秦浩) 皆さん、おはようございます。議席番号3番、福津誠和会、秦浩でございます。 通告書に従い、大きく2点のことを質問させていただきます。 まずは、一つ目です。難病に対する本市の取り組みについて。 本市の難病に対する助成制度について伺います。 小さく一つ目。骨髄バンクのドナーに対する助成制度が、他市にはあるが、本市の現状は。また、難病患者にサポートをどのように行っているかを伺います。 小さく2番目です。身体上の障がいを補い、日常生活を容易にするための補装具の購入や修理の補助は具体的にどのように行っているのか。また、補助額は、どのように決めているのかを伺います。 大きく二つ目です。防災についてです。 (1)番、本年8月中旬の大雨時の避難所運営の検証と今後の取り組みについて伺います。 (2)番、消防団について伺います。 小さく一つ目です。現在、消防団の団員確保が厳しい状況となっています。本市の考えを伺います。 また、消防団の幹部候補も人選が厳しく困難な状況となっていると聞きます。今後の組織改革等の考えがないかを伺います。 小さく二つ目です。消防団統合後の施設は、今後どうするのかを伺います。 小さく三つ目です。
消防ホース等の備品について伺います。 小さく四つ目、本市の自治区の自営消防組織への援助について伺います。 以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(江上隆行) 1項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは、秦議員の一般質問でございます。1項目めよりお答えいたします。 難病に対する本市の取り組みについてでございます。 ①番につきまして、
骨髄バンク等ドナーへの助成制度についてでございますが、ご質問の助成制度につきましては、
公益財団法人日本骨髄バンクが実施いたします骨髄バンクにドナー登録した人が、骨髄等の提供を行いやすい環境を整備するために、市町村が通院、それから、入院費用等を助成する制度でございます。 このドナーのための助成制度については、本市ではまだ取り組みができておりませんが、骨髄等の移植の促進を図るため実施に向けて協議等を行ってまいりたいと考えております。 次に、難病患者に対するサポートについてでございます。 平成25年に施行されました
障害者総合支援法において、障がい者の定義に難病等が追加されております。これによりまして、難病患者も
障害者総合支援法に基づく障がい
福祉サービスの支援が受けられるようになりました。 また、県の事業では、指定難病患者の経済的な負担を軽減するための
医療費助成制度がございます。 続きまして、②番の補装具等の助成制度についてでございます。 市が障がい福祉施策として支給している福祉用具には、
補装具費支援事業と、それから、
日常生活用具給付等事業の二つがあります。 補装具は、身体の欠損を補完する義肢などの用具で、事前に相談の上、申請いただきまして、市の審査、そして、障がい者更生相談所での判定後に支給決定をしております。品目や基準額については、国が定めておりまして、修理のほうにも助成がございます。 他方、もう一つの
日常生活用具のほうは、重度の身体障がい者等の日常生活上の困難を改善するための用具で、市に申請いただき、審査後に支給決定しております。品目は、市の要綱で定めておりまして、この基準額は旧支援費制度時に県から示された単価を準用しております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 骨髄バンクについてです。 皆様もご存じと思いますが、骨髄バンクは、白血病をはじめとする血液疾患などの骨髄移植などが必要な患者さんと、それを提供するドナーをつなぐ公的事業です。適合するドナーが見つかる確率は、兄弟、姉妹の間でも4分の1、血がつながっていない他人になると数百、数万分の1となるそうです。 移植を希望する全ての患者さんがチャンスを得るためには、一人でも多くのドナー登録が必要です。そこで、本市においての
ドナー登録者数とか、分かりますかね。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 本市における
ドナー登録者数のお尋ねについてです。 登録者の数というものを
公益財団法人日本骨髄バンクで公表しているんですけれども、市町村単位ではなくて、都道府県単位で公表されているところでございます。福岡県は、今年の7月末現在で2万4,590人というふうになっております。登録の対象が、年齢が20歳から54歳で、福岡県では人口1,000人あたり約11人が登録をしているというような状況でございます。 以上です。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 少し前の話ですが、自分の知り合いが骨髄を提供する際、宗像市や古賀市、近隣の自治体には助成制度があるのに、何で福津市には助成制度がないんですかと尋ねられました。 まず、この助成制度というのを詳しく説明していただいてよろしいですかね。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 助成制度についてご説明いたします。 この助成制度というものは、骨髄バンクのドナーの方が入院や通院をする際の費用、交通費も含めてなんですけれども、これには負担がないようになっております。 しかしながら、仕事を休んでドナーに協力をされるという方につきましては、休業することによっての補償という部分がございますので、そのことに関して1日あたりが2万円。今の県の補助制度においては、7日間が上限ということになっておりますので、1回の提供につき14万円市町村が補助をする。その2分の1を県が補助しているというようなものでございます。 ただし、事業所のほうにもぜひこの骨髄バンクの事業に働く人たちが協力しやすいようにということで、事業主の方にも
骨髄ドナー休暇制度をできるだけ取り入れてくださいというふうになっておりますので、職場において、このような休暇制度があって、有給休暇が取れるというところに関してましては、この補助の対象外というふうになっております。 以上です。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩)
骨髄末梢血管細胞の提供には、8回前後医療機関に行かなくてはならないそうです。通常は、日中の時間帯です、平日の。先ほど答弁にもございましたが、この提供者にとっては、仕事を休んだり、負担がかかって、提供を望んでも辞退される可能性がございます。 先ほど市長答弁にもございましたが、今後、本市において助成制度の導入を考えたり、協議、検討、行われるんですかね。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 骨髄等の移植の促進を図るという観点から、本市においても取り組むことができるようにしたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) このドナー提供は、人と人の優しさ、思いやりがあっての行為でございますので、ぜひ福津市も人に優しい市であるためにも助成制度をお願いしたいと思います。 続きまして、現在、難病に指定されている病気が数多くありますが、本市においての患者さんへのサポートは行っているのか。例えば、筋ジストロフィーの患者さんなどの介護のサポート等はどうなっているのか、教えてください。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 難病の患者の方につきましては、先ほど市長のほうからも答弁申し上げましたが、
障害者総合支援法の中で身体障がい、一般に障がい者の手帳をお持ちの方以外でも手帳の有無にかからわず難病等も追加されておりますので、
障害者総合支援法に基づく
福祉サービスが受けられるようになっているところです。 ですから、訪問系のサービス、自宅に来ていただいて介護してもらう。あるいは、日中活動で訓練をする。あるいは、入所をする、通所をするなどの
福祉サービスが受けられるようになっているところでございます。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) ほかに難病指定にされている
網膜色素変性症という病気がございます。今定例会にも、初日に要望書という形で、この変性症協会様より要望書が上げられております。まず、この要望書をここでちょっと読み上げさせていただきたいと思います。要望書。要望趣旨。我々は、
網膜色素変性症、略称RPという類縁疾患の患者団体です。網膜がだんだん悪くなり、いずれは見えなくなってしまうこともある病気で、現在、治療法は見つかっておりません。 多くの患者は、幼少期には自分の病気には気づかず、暗いところで見えにくくなる夜盲や、狭い範囲しか見えなくなる視野狭窄などの症状が出始めて、初めて受診し、眼科において治療法がない。徐々に進行し、いずれは失明に至る場合があるなどといったショックなことを宣告されます。また、働き盛りに発症する割合が多い病気で、その精神的苦痛は計り知れません。 HOYAが開発した暗
所視支援眼鏡MW10は、夜盲症で困っている人々に明るい視野を提供するために開発されたものです。このMW10を装着すると、暗くて歩けなかった道を歩けるようになり、非常災害時における避難や患者の就労支援など、生活の質を格段に向上させることは明らかです。しかし、現在の販売価格が約40万円と高額であり、難病を抱える患者が容易に購入できる金額ではありません。 要望項目です。これらを背景とし、福津市の福祉行政におかれましては、暗
所視支援眼鏡MW10を公費助成を受けられる
日常生活用具給付事業の対象品目に、新規に追加していただくよう、何とぞよろしくお願いいたします。という要望書が提出されております。 この
網膜色素変性症も国の指定難病となっております。 つい先日行われた
東京パラリンピック競泳男子400m自由形で銀メダルを獲得した富田宇宙選手も16歳で
網膜色素変性症の診断を受けたそうです。 要望書には、
日常生活用具給付事業の対象品目に新規追加していただきたいとありましたので、②の質問の
日常生活用具について質問いたします。 現在、本市においてどのような
日常生活用具が対象品目とされていますか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子)
日常生活用具、先ほど補装具と
日常生活用具というものがございますということで申し上げましたけれども、
日常生活用具というのが福津市の要綱で定めておりまして、大きく種類としては
介護訓練支援用具、それから、
自立生活支援用具、それから、
在宅療養等支援用具、それから、
情報意思疎通支援用具、そして、
排せつ管理支援用具という大きく六つに分類をされておりまして、その中に用具の品名あるいは機能というものが要綱の中で定めているところでございます。 以上です。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 現在、対象品目の優先順位等はございますか。 対象品目になり得る品目に対してです。これから例えば対象品目に要望することがあると思いますが、そういうことの優先順位等はございますか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 優先順位として何か品目を定めているということはございませんが、今回、一般質問いただきました暗
所視支援眼鏡というものにつきましては、福岡県からも情報が来ておりまして、HOYAと、この
日本網膜色素変性症協会、それから、九州大学病院が共同で開発した、やっぱり夜間における暗い場所で見えるということ、活動とか自立について非常に役に立つ用具だということがございまして、対象の用具として全国に広がりを見せている用具ですので、要望があったときには検討することということで情報提供があっているような道具でございます。 以上です。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 先ほど要望書の中にもあった暗
所視支援眼鏡、一般の眼鏡よりかなり高額になっております。大分市や唐津市などの他の自治体でも
日常生活用具の給付品目に追加されたそうです。 本市にも患者さんがいらっしゃいます。私もこの患者さんとお話をさせていただきました。この眼鏡は、救いの神になるそうです。何とか暗
所視支援眼鏡を対象品目に新規追加を検討していただくということは考えられますか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) お話をいろいろ伺う中で、必要性というものについて担当課としても、私としても必要性はかなり優先度は高いというふうに考えておりますので、現在ある要綱の中で対応ができないかということを考えておりまして、検討中でございます。 以上です。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) ぜひよろしくお願いいたします。 次の質問をお願いします。
○議長(江上隆行) 2項目めでよろしいですね。それでは、2項目めの答弁です。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは、お答え申し上げます。 2項目めは、防災についてでございます。 (1)(2)とありますが、(1)のほうより、今回の長雨対応についてでございますけれども、8月12日木曜日の17時から15日月曜日の午前9時まで、福祉避難所を兼ねた指定避難所を1カ所と、それから、各
郷づくり地域に指定避難所を1カ所ずつ、合計9カ所の避難所の開設を行っております。 コロナ禍である今、
避難所運営マニュアルのコロナ対策版に基づいた避難所運営を実施しており、
小・中学校体育館においては、緊急な場合を除き体調不良者の受け入れは行わずに、中央公民館や
カメリアホールなどの専用スペースを持つ複合施設へ誘導する対応とさせていただきました。 全ての避難所における避難者数は最多で9名、施設によっては避難者が終始いなかった施設もありましたが、市民の皆様にとっては急な避難の際にも近くに避難所があることが、やはり安心感にもつながりますし、避難する際の移動のリスクを少しでも減らす点においても、各
郷づくり地域に避難所を開設することは妥当であったと考えております。 この郷づくりごとの避難所の開設につきましては、以前、総括質疑の中でも答弁させていただいているところでございます。 それから、避難所の開設時刻につきましては、気象予報を基に判断しておりますが、夜間の
避難情報発令にも対応できるよう余裕を持って開設したところでございます。今後、避難指示等の
避難情報発令の際、災害種別によっては開設する避難所数が多少前後する場合もありますが、基本的には今回と同様、9カ所の指定避難所を開設してまいりたいと考えております。 そのほかといたしまして、今回、初めて宮司郷づくりの皆様とは、共働による避難所運営を
宮司コミュニティセンターで行っております。避難所の開設準備に始まり、閉鎖やそれから、片づけまでの一連の流れ、そして、避難所運営に携わった地域の皆様との情報伝達の在り方など、今回の検証結果に基づき、次の災害対応、そして、地域との共働に備えてまいりたいと思っております。 続きまして、(2)番の消防団についてであります。 ①番、全国的に消防団員数は減少傾向にあり、当市におきましても条例定数361名に対しまして実員数は約8割の283名であります。消防団員の募集については、団員の皆様による勧誘が中心にはなりますが、市といたしましては
消防団員募集のポスター掲示や、それから、
パンフレット配布のほか、消防団活動を広く知っていただくために、市の広報紙で消防団活動の紹介を行っております。 これらの活動に加えて、今後は、転入者に対するチラシの配布など、
消防団員募集の強化に努めていきたいと思います。 それから、幹部団員の人選が難航していること、これは事実ですが、この組織編成が直接的な原因とは今のところは考えておりませんけれども、この組織改革に関する具体的な変更案について、以上のことから現在では持ち合わせておりません。 ②番でございます。平成25年4月、分団としての機能維持を図るために、陸上を管轄する、それまでの18分団を、18個の分団を現在の13個の分団に統合、再編成いたしましたけれども、消防格納庫はそのまま維持し活用しているところでございます。 統合した分団が一体的に活動できる拠点整備の重要性や今後の施設の維持管理を考えますと、
消防格納庫そのものの統合は、やはり望ましいと考えておりますけれども、それぞれが管轄する地域との十分な調整は必要となりますので、対応方法の整理を行い、各分団との協議を早々に始めてまいりたいと思います。 ③番です。消防ホースの耐用年数は、およそ10年程度ですけれども、破損がなければ使用は可能でございますので、各分団で定期的に点検を行いながら使用していただいており、消火活動時や物品等の点検時において破損等が確認された場合は、随時補充を行っております。 また、ポンプ車や可
搬ポンプ積載車など、それぞれホースの必要数量に違いがございますが、各消防格納庫におけるホースの保有状況を年に一度は調査し、不足する本数を確認した上で、予算要求していただくこととなっております。 なお、車載の車に積んでおります、この消火器や発電機など、その他の備品につきましても、各分団からの報告や機関員訓練時の業者による点検により適正な管理に努めております。 ④番です。市では、自衛消防組織など各自治会に対しましては、
消防施設費補助金交付要綱というものに基づき、消防用ホースや小型ポンプなどの機械器具は7割、それから、有線放送などの警報設備については2割になりますが、購入費用に対する補助を行っております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) まずは、この8月中旬の大雨時の避難所運営については、職員の
皆様大変ご苦労をおかけしまして、本当に感謝申し上げます。 今回の避難所開設について、いろいろと問題点もあったと思われます。今、答弁で、避難をされた方は、9名とおっしゃいましたが、今回、避難された方、具体的にどこに何人ということを教えてください。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 中央公民館6名、
カメリアホールに3名ということで、これは14日の時点でございますけれども、ほぼ変わらない状態であったということです。
○議長(江上隆行) ちょっと聞き取れないようですが。
◎総務部長(本夛研介) 申し訳ありません。これは、14日の9時の時点での数でございます。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 今回の避難所では、エアコンのない体育館等が開設されました。今後の利用方法を教えてください。今後また
体育館等エアコンがないところで、これから先の季節はもう大分涼しくなってきて、いいとは思うんですけど、これから真冬とか、真夏、いつ災害が起こるか分かりません。こういうエアコンのない施設を今後も開いていくかどうかを教えてください。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 開設する避難所につきましては、全ての市民の皆さんが寄りつきやすく、そして、避難物資の集積場所としても適当であり、多くの避難所を収容できることなど、これらの条件を考慮した上で決定をいたしております。それによりまして、
郷づくり地域1カ所ずつ、そして、駐車スペースも含め施設規模の大きなものから開設するというような基本方針を持っております。 しかしながら、今議員おっしゃいますように、やはり冷暖房設備というものは重要なところでございます。コロナ対応の件もございますので、今後におきましては、その場所、時期的なもの、それから、予測される避難人数とか、そういうことも考慮した上でいろんな郷づくりの、例えば交流センターであったり、自治公民館であったり、そこは今後事前の調整は必要かと思いますけれども、そういうことも考えていくべきであろうという考えは持っております。 まずは、今中央公民館、カメリア、ここが一番コロナにも対応できる場所ということには変わりはございません。 それから、ちょっと長くなって申し訳ありませんが、今回の体育館の避難所開設にあたりましては、学校が休みの間というところがありますので、これがもし授業等で重なったらどうなるかという点もありますので、そのあたりも考えながら今後やっていきたいというふうに思っております。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 今答弁でございましたが、学校が開校しているときは、市長が以前総括のときもおっしゃいましたが、教室を開放する、エアコンがついている教室を開放するとおっしゃいましたが、学校があっているときは、教室は小学生や中学生が使っておりますので、そこは大変厳しい状況となっておると思います。これが、大規模災害、地震等の大規模災害等はそういうことは言っていられないのかなと思いますので、そこは臨機応変に対応していただいて、今回の大雨もその判断が難しいと思います。何人避難してくるか。それはやっぱりいざ開いてみないと分からない状況だと思いますけど、私が聞いたところでは、上西郷小学校にも一人避難されてきたということを聞いております。 上西郷小学校の目の前には、
上西郷郷づくり協議会の交流センターもございます。そういうところを開いて、エアコン等が効く、そこで大きな数が避難されてきた場合は、ちょっと入り切れないという状況もございますが、そういうとこも臨機応変に対応していただきたいと思いますが、どう思われますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 今、議員おっしゃいますように、なかなか避難者数というものは何人ぐらいというのは、予測が難しいということではありますけれども、それは極端に少ないというようなところが事前に把握できて、なおかつ避難の状況が中長期というように予測される場合においては、やはり冷暖房設備があるようなところ、そこは視野に入れておくべきというふうには考えております。 ただ、郷づくり等を使うにあたりましては、それぞれの郷づくりの考え方等もございますので、そこをいかに調整していくかというところは今後の課題ではないかなというふうに思っております。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 今、郷づくりという話が出されましたが、今回、宮司郷づくりと共働で避難所も開設されました。その
宮司コミュニティセンターの郷づくりと検証はなされましたか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 今おっしゃいますように、今回、
宮司コミュニティセンターの宮司郷づくりの皆さんの共働によりまして、避難所の運営を試験的に実施をさせていただいております。この中において、市として感じた課題というものが洗い出し整理しておるところでございます。 このたびの雨対応につきましては、8月26日に防災安全課のほうが郷づくりのほうに出向きまして、役員の方々と意見の場を設けて、郷づくり側で感じられた課題でありますとか、そういう部分の意見交換をし、今後に向けて動いていきたいという方針は固めておるところでございます。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 今回、避難所開設されたのが3日間。その中で
宮司コミュニティセンターに避難された方は、よかったことに一人もいらっしゃいませんでした。私も、郷づくりの安心安全部会としてこのお手伝いに行かせていただきました。本当に小雨の状況や、夜中に雨が降って避難所を開設してよかったなという状況もございましたが、以前、私が一般質問で空振りを恐れずに避難所を開設してくださいという要望をして、今回、郷づくり9カ所、避難所を開設していただいたことには、本当誠に住民の代表としても感謝いたします。 これから、宮司郷づくりの共助という形も、もちろん避難所運営としてお手伝いはさせていただくんですけど、今回、大雨ということで3日間ということでした。たまたまお盆という休み期間だったので、郷づくりの安全安心部会の人たちもコロナ禍ということもありますし、家にご在宅だったので、交代で避難所のほうには出向いて、お手伝いをさせていただいたんですけど、今後、こういう3日間開いて、その状況を見ながら、職員はもちろんいらっしゃいます。職員の方がいらっしゃいますが、提案ではないんですけど、コミュニティセンターのそのボランティアで来ていただいているので、その方たちには一旦、例えば自宅に待機くださいとか、そういう臨機応変の対応を今後考えていただいて、よりよい郷づくりと一緒に共働で、お互い助け合いながら、やりやすい環境をもっともっと検証していただければと思います。どう思われますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 先ほど課題、それから、メリット・デメリットをしっかり見極めるところが肝心だというような趣旨を述べさせていただいたところではございます。 今回の宮司の郷づくりの方々に関しましても、恐らく特定の人、防災部会を中心にお話をさせていただいておりましたので、その人がずっと張りつくような状態。特定の人に偏ったような運営になってしまったところもあるかというところが課題の一つでございます。 そこは職員もいることでありますから、先ほど議員がおっしゃいましたように、交替制である程度長くなってもうまく運営ができるようなところを今後も話し合っていきたいというふうに思っております。 これにつきましては、ほかの郷づくりとの協議をする場合においても同様のことを念頭に置くべきかなというふうには思っておりますので、そういった方向性は認識をしているところでございます。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 今、ほかの郷づくりというふうに話もございましたが、今後、今回、宮司郷づくりとテストという形で行われましたので、これを検証しながら、ほかの7つの郷づくりの今後の共助という形を検証いただいて、その郷づくりによって対応は違う等はございますが、今後ほかのところも避難所開設を共働・共助としてやっていくという考えはございますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) もちろん地元のこと、地域のこと、これは行政が知らない部分をよくご存じであるというところは、十分あるかと思いますので、その部分はしっかり我々も勉強させていただきまして、どのようにまずは自助共助でお持ちなのか。そして、そこに公助というところをうまくマッチングさせていくような方法というところを模索していきながら充実させていきたいというふうに考えております。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) よろしくお願いいたします。 次に、昨日の議員の質問にもございましたが、今回の大雨の災害対策本部が開設されたときに、災害対策会議に本部長である市長が不在であったという昨日質問があって、市長はそれを認めましたというか、連絡ミスだったということで。 まず最初に、ちょっと確認ですけど、避難所を開設するという命令は誰が行うんですか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 避難所の開設につきましては、警報等を基準にいたしまして、その前段の警戒本部会議等でも開設の決定はできると。その一番上におるのが、私、総務部長であるというふうに思っております。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) その開設の時間は何時、避難所開設、開始時間は何時だったんですか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 8月12日におきましては、開設のその前に会議を行いまして避難所を何カ所空けると、9カ所ということを決定をいたしまして、準備に入ったのが15時。そして、実際、避難所の開設をしたのは17時でございます。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) その開設するということを、もちろんその本部長である市長にはお伝えしたんですかね。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) これは、私のほうから直接市長には言ってはおりませんけれども、当然、防災安全課のほうから事前の連絡は行ったというところで、そして、それをもって次の本部会議に臨むということで考えておったということです。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 市長、その開設を行いますと聞いたときに、避難所を開設するということは、もう災害対策本部が開かれるということは、もう分かりますよね、普通考えて。そのときに、対策会議は何時からというのは確認はされなかったんですか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 最初に、この防災安全課長からこの避難所特に開設の相談を受けたのが、12日の正午過ぎでございます。こちらのほうは、もう開設してくれということで、そういう相談に許可を出したところでございます。 それで、今ご質問のその災害対策本部会議の開催の時刻については、聞かなかったのですかと、聞かなかったんですけれども、何時から、その本部会議が開かれることは予想しておりましたけれども、何時からということはお聞きしていなかったです。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) きのうも市長答弁でございましたが、本部長不在の災害対策会議はあり得ないんですよ。市長は、本部長でもありますが、消防団のトッブでございます。消防団にとって、この連絡事項、絶対でございます。これは、私たち、僕も消防団に在籍していましたが、命令系統が絶対でないと災害時に何かあったときには責任がとれないんです。それぐらい大事なことなんですよ。 本部長であるということは、福津市民の生命と財産を守っていただくという立場なんです。その本部長が、きのう答弁でおっしゃいました、単純な連絡ミスですとおっしゃいました。これはあり得ないですよ。これをボランティアであるその消防団のメンバーが聞いたら、何てことだと思います。どう思われますか、市長。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) ですので、災害対策本部会議が19時に開かれることをどうして事前に知らせなかったのか。それから、知らせなかったにしろ、始まったときに連絡を受けたので、私の到着を待って本部会議は開くべきだということを担当課長をしっかり指導といいますか、やりました。そこで、課長のほうからもおわびもありましたけども、正午に受けておりましたその予定どおり、また、その天候状況もほぼ変わりなく、避難所が開設はされたということには安堵しつつも、以後このようなことがないようにということを週明けの庁議の場でも経営陣にもお伝えしましたし、その単純なということは言い訳ではなくて、本当にそういう連絡ミスがあったと。 しかし、よっぽどの緊急事態、それから、私の指示がない限りは、本部長不在の本部会議というのはあり得ないので、以後このようなことがないようにと。そして、本部会議というものは、今言われましたように、内部の経営陣だけの、職員だけの会議ではございません。県にしても市町村にしても本部会議というものは、しっかりこのホームページ上でも開示され、市民の皆様にとっても大変関心の高い会議であります。消防団の団長も出席されます。ですので、以後このようなことがないようにということを連絡し、そういう状況を招いたことは、私自身が大変反省もいたします。 また、その消防団、その指揮命令系統ございます。消防団の方にも、その疑念を、そして、その不満を、どういうことだろうということを抱かせてしまった、この状況を招いたことにおわびを申し上げたいと思っております。本当に申し訳ございませんでした。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 避難所を開設することですから、よっぽどの緊急事態ですよ。本部長が不在の場合は、誰が指示を出すのですか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 災害対策本部長の不在といいますか、判断を仰ぐことができないというようなときについては、運営上、代行順位といたしまして、第1位が副市長、そして、第2位が総務部長である私、第3順位として都市整備部長ということになっております。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 本来ならば、市長不在の場合は、副市長が副本部長となりますよね。副本部長である副市長は、市長、いつ任命されるんですか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) これについては、関連はいたしますけれども、今、いつ任命されるかということは、ちょっとこの災害対策本部のその副本部長の位置にはありますけれども、ちょっとお答えは、私自身の思いといたしましても控えたいと思っております。 ですので、今、そのかわりに第3位的に優先になります総務部長のもとになると思います。私が、何か急に事故になったり、死亡したり、本当に出張に行っていて駆けつけられない場合等は、災害対策本部長の代行は、今の総務部長になります。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 市長は、公務等で忙しいと思います。公務等で不在の場合があると考えられますので、市民の生命と財産を守るために早期の副本部長を任命をお願いしたいと思います。 続いて、消防団について再質問させていただきます。 現在、団員不足が深刻な状況と思われます。先ほど、第1答弁で、定員が361人中283名とおっしゃいました。これは、約80人ぐらいが欠員となっている状況だと思います。このことを鑑みて、まずその団員の加入ということで、自治体によっては、区から消防団員の加入をされているという団もいらっしゃいます。しかしながら、各分団とも団員確保が非常に厳しい状況です。 行政から、先ほど転入届を出すときに消防団のチラシを配るとおっしゃっていましたが、これは以前から僕はずっと言い続けていますね。まだ、されていなかったということなんでしょうけど。そのほかに広報やホームページ等でもっともっと特集ページというか、その消防団をアピールするようなもう大々的な特集を組んでいただくという考えはございませんか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 確かに、消防団員の現状というものは、私も消防団に所属しておりましたので、よく分かっております。 その確保につきましては、まずは、やはり若い方に入っていただくというのが一番のことだというふうに感じております。そういった方々を対象に、より一層PR、広報等、ホームページ等で行っていきたいというふうには思いますけれども、特集については、何ぶん紙面の優先度、そういうこともございますので、そこは調整を図りながら、なるべく今までよりもっと進んだ形での周知ということを考えていきたいというふうに思います。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) ぜひとも団員数増加のためによろしくお願いいたします。 消防団組織に機能別消防団というのがございますが、これは、どういったことか説明していただけますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 簡単に申しますと、消防団活動、これに全てに参加することはできませんけれども、市町村が定めた特定の活動、臨時的な期間であったり、活動内容であったり、災害のみとかいうことに限定的であったり、そういうことを役割として担って行う消防団員というふうに理解しております。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 団員が今不足してきて、これ機能別消防団、簡単に言うと卒業された方、団員を卒業された方とかでも地域の火災、災害等を助けに行く。やっぱりそれは、元消防団の方々だったら、その気持ちは十分にあると思います。この機能別消防団員制度というのを福津市で導入するという考えはございませんか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 今の段階では、なかなか身分保障的なもの、それから、やっぱりある程度の区分といいますか、そういったところをしっかりした上で組織すべきというふうに考えておりますので、今すぐということはちょっと厳しいかなというふうには思っておりますけれども、この機能別消防団の中には、火災予防でありますとか、公募の団員というようなところもあるかと思いますんで、若い人の意識づけというところに関しましては、そういったことを進めていくことも一つの方法かなというふうには考えておるところでございます。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 今、団員の過半数ぐらいがサラリーマンで、昼間とかは本市から離れている方がいっぱいいらっしゃいます。そういう方々の補助という形も、この機能別消防団、地元で働いたり、地元で作業されている方々が災害時にお手伝いに行き、火災鎮火のために協力するということでも大変重要であると思いますので、どうかこの先検討していただいて、ボランティア団体でございますが、市民の生命と財産を守るために一生懸命頑張っておりますので検討していただきたいと思いますが、どう思われますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 先ほど議員申されましたOBの方々、長い間勤め上げられて、またかというような意識もあるかと思いますけれども、極力そういった方にもやはり協力をしてただきながら、そしてまた、若い人を入れていくというような流れをつくることがまず重要かなというふうに考えておりますので、そこのところを考えながら、頭に置きながら、今後、団員の確保というところについては考えていきたいというふうに思います。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) よろしくお願いいたします。 今、総務部長の答弁に、若い人材を入れていくということをおっしゃいましたが、最近の新しい消防車両は問題ないと思うんですが、昔からある消防車両、これが3.5t以上の車両で、若い方の免許では運転できないようになっておます。そのことを鑑みても、何らかの補助等を考えられないかと思いますが、どう思われますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 基本的な補助対象というのが、免許の取得であったり、そういったことになるのかなというふうに考えますけれども、そこに限定した対象が絞れるということであれば考えられないこともないかなというふうには思いますけれども、何分、法的な縛りもございます。補助金の趣旨というものもございますので、その辺は、ちょっと難しいかなということで、別の形での何らか支援というものがあれば、模索していきたいというふうに思います。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 確かにこの補助はしたらいいものの出てこなかったとか、幽霊部員になったとか、そうなった場合は、もう無駄金というか、そういうふうになってしまいますので、何らかの形で補助を考えていただければ、ありがたいと思います。 次に、消防団幹部候補についてです。 先ほどの答弁でもございましたが、現在、副団長が欠員状態となっております。団長候補の人選も各消防団にとっては大変厳しい、苦労をしております。そのことを鑑みても、現在の市職員、市役所職員が幹部候補になれないとかいう条例がございますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 市職員そのものが公務員ということで、公務に専念する義務があるというところが根本的にございます。そして、普通の団員と幹部候補に違いがあるのかというところは、ちょっと私もはっきりとこの場では分かりませんけれども、そこは、やっぱり幹部候補ということになると、そっちがちょっと主になってしまうかなというところがありまして、兼業の関係もあって難しいかなというふうに思っております。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) これは、現在の消防団長、副団長に聞き取りしたところ、よかったら市職員の方も団長とは言いません。副団長という肩書で、その人選の候補のメンバーの中に入れさせていただいたら、その幅が広がるということでございました。 古賀市がとられている行政副団長という形ではなく地域の代表として、もうこの人なら副団長を任せられるという人材が、例えば市役所の中におられたら、ぜひとも、これは市長が消防団のトップでありますので、ちょっと市長の命令という形になると思いますけど、ぜひそういう形もとっていただけると人選の幅が広がると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それと、現在、津屋崎地域、福間地域、神興、上西郷地域、これ4地域で幹部候補生を回しております。今、欠員が出て、その津屋崎地域と上西郷地域、この2地区で今、団長、副団長になっております。 そのときの幹部団員が4地域中の2地域が副団長、1地域が団長という形で、例えば、上西郷、福間、津屋崎となると、神興地域が空きという状況になります。これもっともっとその団員の団長の候補生を探さないといけないという苦しい状況にはなると思うんですけど、今の団長のシステムのハードルが副団長4年、団長2年、合計6年間、もうその副団長になってから6年間ずっとその候補生としていなくちゃいけないシステムになっております。 これをその3地域、副団長を置いて団長一人という形で回していくと、団長候補という副団長経験者がいっぱい増えることによって団長候補が増えるんですね。そのいきなり副団長から団長というのは、これは厳しいと思います。だから、今の6年間というレールではなく、副団長候補は3人置いて、次の団長になる方が副団長に就任したら、そのまま4年間、消防団の幹部としておるというシステムがいいと私は考えるんですが、どう思われますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) なかなか難しい問題かなというふうには思いますけれども、できれば副団長候補をまずは増やすというような方向性がとれないかというところと、やはり団長ということになると、かなり責任も伴いますし、それこそ指揮命令というところでは、かなり負荷がかかるというところは思っております。そこに行き着くまでの過程というものは、長くとるなり、多くの候補の中から選択できるような形をとるのがいいのかなというふうには思っておりますので、そのあたりは今後において内部的にもちょっと専門知識を持っておる方々とか、防災安全課を中心に考えていけたらというふうに思います。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 昔、まだ、この副団長2人制がある前は、団長一人、副団長一人、それから、筆頭分団長という形で各地域に一人ずつ責任者がいらっしゃいました。そのシステムは、非常に地域の団員としても回りやすく、地域の分団長という形で相談もしやすい状況でございましたので、副団長という形が1地域に一人いらっしゃると、その地域の消防団員の相談役としても十分に機能するんではないかなと思いますので検討をよろしくお願いいたしますというのと、ちょっとこの団長、副団長から言われたのは、僕はこれ提案をさせていただいたんですけど、それをした場合、今、2地域で副団長、1地域で団長を回して、1地域の空いている地域のところをみんなでカバーするんで、これはまたこれでいいシステムだと。その1地域全部に副団長がいると、どうしてもその地域しか見なくなってしまうという危惧があるので、それはよしあしやなというのもおっしゃっていました。そういうことも考えながら、検討していただいたらと思います。 それと、消防団、この消防団長、副団長、消防団員もそうですけど、今回のその避難所のときもそうです。365日間常に災害があると、例えば、仕事等をほっぽり投げてもその災害対応していただいております。 これ幹部候補生になる人材が少ないというのは、先ほどのドナー提供の補助ではないですけど、仕事をほっぽり投げても行くということで、団長、副団長の報酬というのが、私はちょっと少ないんではないかなと思いますが、まず、その団長と副団長の報酬を教えていただければと思います。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) これは条例での規定事項になりますけども、消防団長が年額20万円、そして、副団長が年額の15万円となっております。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) このシステムは、市というよりか国に言わなくちゃいけないのかなと思いますけど、市独自でその消防団長、副団長の功績をたたえて、少しでも多く補助金を出していただければ、お金のためにやっているわけではないんですけど、少しでも団長、副団長が楽になるためには、そういう補助も必要ではないかと考えますので、ぜひ検討をよろしくお願いいたします。 次に、消防団の格納庫の件ですね。 福間分団が、格納庫、まだ一つずつ残っております。今後、先ほど答弁でもございましたが、それぞれの格納庫がございますが、合併した人数が一緒に集えるような大きさではないと思います。これを今後一つの格納庫に集約するという考えはございますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 確かに、集約して機能的にもよくするということはあるかと思いますが、これは、エリアの問題とか、時間的に即駆けつけられるのかというようなところがクリアできれば、そういった方向性も考えていけるのではないかというふうには思います。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) それぞれ各地域の消防団の格納庫というのは大事と思います。もちろん火災時に近くに消防車があったほうが、すぐ出動できるんで、考えとしては、どっちかの一つの施設に集約という形で少し大きなものを建てていただいて、今ある格納庫のところには、ポンプ車だけが入るような倉庫的な車庫だけのという形で置いていただくと、その地域の消防団としては、すぐに出動ができるのかなと思いますので、そこら辺の検討もよろしくお願いいたします。 旧1分団の格納庫があると思いますが、これ今後の跡地利用はどうされるんですか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) この旧第1分団の格納庫につきましては、かなり前から平成24、5年ぐらいから大体どうするのかというようなことは上がっていたと思います。現在におきましては、底地に貴重な消防水利がございます。そのままこの防火水槽、これがそのまま利用できるような形で何らかの活用ができればと思っておりますけれども、今のところ具体的にこうというようなところは考えていないというところでございます。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 続いて、備品についてですけど、以前も私ホースのことを言わせていただいて、予算計上でホースを多くしていただきましたが、今、耐久年数が10年であると。それを点検でそれぞれ見ているということなんですけど、消防団としては、ポンプ車の中にらく車の中に入っているホースとか、なかなか点検のときに見れないんですね。点検のときは、やっぱり同じホースを使うとか、その訓練時に、こないだの訓練時にも、やっぱり10本ぐらい破損したということなんで、そこら辺の耐用年数をある程度把握していただいて、この分団はホースがもうそろそろ危ないなということも予測しながら、ホースの補給ということを考えていただきたいんですけど、どう思いますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) ホースにつきましては、基本10年が耐用年数ということで決まっておりますけれども、やはり使用頻度でありますとか使用方法、こういったことによっても耐用年数もたなかったり、逆に長持ちするというところも考えられるかなというところもございます。 今、議員おっしゃいましたように、やはりなかなか難しい点はあるかと思いますけれども、定期点検、こういったものは消防団の方々にも、やっぱり知って、普段から注意も心がけていただく。我々もしっかりと耐用年数を把握した上で二重にチェックをしながら、そして、使うときに破損していたというのは、避けなければいけないことだというふうに思っておりますので、なんとか事前予防的な形をとれる状態で管理ができればなというふうに考えております。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) もう時間もなくなりましたので、最後に自衛消防の可搬ポンプを持っているところがございますので、そこの可搬ポンプを、例えば、消防車両が古くなったところの可搬ポンプと入れかえということを何か行っているということを聞きましたので、最近はその声が上がってきていないと、その自治体から。だから、こちらから、その声をかけていただいて、可搬ポンプの入れかえをしていただきたいと思いますが、どう思われますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 自衛消防組織が保有してあります可搬ポンプ、これが老朽化しているというようなことは、聞いたことがございます。実際に今の現状というものを確実に把握しているわけではございませんので、もしそういったところの現状を教えていただいたり、うちのほうから呼びかけたりということで、車両に積載のポンプで不要になるもの、そういったものを自衛組織に譲り渡すというような方法がとれれば、そういったことも考えていきたいというふうに思います。
○議長(江上隆行) 秦議員。
◆3番(秦浩) 今日も大変強い雨が降っております。消防団頑張っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(江上隆行) 以上で、秦浩議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午前11時といたします。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 休憩 午前10時42分 再開 午前11時0分 ~~~~~~~~○~~~~~~~~
○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 次は、4番、石田まなみ議員。 (「議長」の声あり) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 皆さん、おはようございます。議席番号4番、社民党なのはな会、石田まなみです。通告書に従い、大きく二つの質問をいたします。 一つ目は、子ども・子育て支援についてです。 ここ数年、小・中学校における特別支援教室の増加、また放課後等デイサービスなども増加しています。 昨年3月に策定した福津市第2期子ども・子育て支援事業計画の中にも「障がいのある子どもの早期発見と必要な支援提供のために、関係機関との連携強化を図ります」と記載されています。この計画ができてから1年以上が経過しました。これを踏まえて、以下を問います。 ①発達障がいの早期発見・早期対応について、本市の具体的な取り組みについてお伺いします。 ②福津市第2期子ども・子育て支援事業計画において、対象の子どもの年齢は18歳未満とあります。子育て世代包括支援センターや保育所、幼稚園、小学校などでの支援は見えやすいですが、中学生以上の支援はどうなっているのでしょうか。 二つ目は、指定避難所についてです。 8月の記録的な大雨の中、最大で9カ所の指定避難所が開設されたことについて、以下を問います。 ①今回新たに指定避難所として開設された小・中学校の体育館の状況と今後の課題について。 ②ペット可の避難所が一部ありましたが、どのような対応をしたのでしょうか。 ③11月に開催している全市一斉防災訓練をはじめとする地域の防災事業に今回のことをどう生かすのでしょうか。 以上、よろしくお願いします。
○議長(江上隆行) それでは、1項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは、石田議員の一般質問1項目めよりお答え申し上げます。 子ども・子育て支援についてでございます。 ①番、発達障がいのある子どもの支援は、早期から発達段階に応じた一貫した支援を行っていくことが重要であり、早期発見・早期支援の対応の必要性は極めて高いと言われております。 具体的な取り組みとしては、乳幼児健診で言語や行動面などに課題がある子どもやそれから保護者の育児不安に対しまして、保健師や臨床心理士、それから言語聴覚士などの専門職が相談を受け、希望があればのびのび発達支援センターでの支援につなげております。 また、子育て世代包括支援センターの保健師とそれから保育士や、のびのび発達支援センターの臨床心理士が子どもの状態を的確に把握するために、定期的に幼稚園や保育園を訪問し、就学後の支援に継続して活用されるように取り組んでおります。 ②番です。 子育て世代包括支援センターはのびのび発達支援センターや保育所、それから幼稚園等の関係機関と連携して、支援が必要な時期に必要な支援ができるように努めております。のびのび発達支援センターでは18歳までの相談を実施しており、それから障がい
福祉サービスでは、放課後等デイサービスが18歳までの利用ができます。 中学校での支援は、小学校までと同様に特別支援学級、令和2年度から中学校でも設置をした通級指導教室で行っております。さらに学校教育全般での支援を要する園児、児童生徒に対する支援の取り組みの充実の一つとして、教育委員会、福津市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、のびのび発達支援センターなどの特別支援教育に関わる機関でネットワークを構成した福津市特別支援教育連携協議会を設置しております。この協議会の中で支援を必要とする園児、児童生徒の指導内容・方法に関する教育相談、校内の支援体制の整備、各種情報提供など特別支援教育への理解を深め、一貫した指導・支援ができる取り組みを進めております。今後もより一層緊密なこの連携体制で療育、そして教育を進めてまいります。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 平成16年に施行されました発達障害者支援法においても発達障がいの早期発見の留意が必要である旨が定められています。また、乳幼児健診における発達障がいの早期発見が早期支援につながると、平成31年3月、厚生労働省から委託された調査会社、株式会社政策基礎研究所が研究調査表の中で複数の自治体の例を事例を挙げて述べています。その一部をちょっと紹介します。 まず、福島県の南相馬市です。乳幼児健診前に問診票を事前に送付。保護者の子育てに対する考えや心の健康状態を把握し、保護者の不安や悩みの軽減を図ったり、集団指導において、保育士や作業療法士による親子遊びの時間を設けて、その親子の行動観察も生かしている。 もう1点は、群馬県館林市。乳幼児健診前には市内にいる母子保健推進員が各家庭を訪問したり、その際に健診の案内を保護者に直接したり、就園している児童については、幼稚園や保育所との情報共有も行っているという事例があります。 これを踏まえて再質問いたします。 まず、一つ目ですが、乳幼児健診の際、一組の親子に対する保健師、看護師などスタッフの構成はどのようになっていますか。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 乳幼児健診におけるスタッフの体制についてのお尋ねだと思います。 法定健診、1歳半健診、3歳児健診を主体でご説明をさせていただきます。 スタッフの体制といたしましては、小児科医師、歯科医師のほか、看護師、歯科衛生士は助手として来ていただいておりますが、今おっしゃられたような問診の対応につきましては、保健師、助産師、それから栄養士、それから歯科衛生士、ブラッシング指導など歯の指導もいたしますのでそのための歯科衛生士、それから保育士、言葉相談のための臨床心理士などで構成をさせていただいているところでございます。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 保育所や幼稚園、小学校を含む子どもに係る各機関との連携、情報共有についてですが、定期的に行っているという第1答弁の中にありましたけれども、どのくらいの頻度で行われているんでしょうか。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 子育て世代包括支援センターのほうで行わせていただいております、定期的な保育所等の訪問につきましては、年間を通じておおよそ2回、2期に分けて訪問をさせていただいております。前期のほうで大体、健診のほうでフォローを必要とする子どもを中心にということで、保健師と子育て世代包括支援センターの保育士がチームになって、保育所・幼稚園の訪問をさせていただいております。 それから後期につきましては、必要があればのびのび発達支援センターのほうにつながっている臨床心理士と一緒に訪問をさせていただいておりまして、主に後期のほうは保育士が訪問を通じて保育施設との連携を強化をさせていただいております。 そのほかにのびのび発達支援センターのほうでは、センターのほうにつながっている子どもさんについて訪問を結構していただいている状況でございます。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 厚生省は乳幼児健診の際に専門のテストを使ったやり方を勧めていますけれども、実際、乳幼児健診というのは1日しかありません。そこでやっぱり子どもも人見知りしましたり、いつもの様子を把握するのは難しいこともあります。ましてや保護者も子どもを連れていく第三者的にその子どもの発育の状況を見られるわけですから、やはり緊張します。その保護者の緊張が子どもにうつることも考えられます。そういった中で日頃から預けている幼稚園、保育所、それから育児サロン、親子で利用する育児サロン、こういったところで働いているかたの協力、意見というのは取り入れられているんでしょうか。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 地域のサロンにつきましては、今年度から包括支援センターのほうが本格的に稼働させていただいております。先ほどの保育所、幼稚園のほうからも依頼を受けて訪問をさせていただくことも当然ございますし、地域のサロンのほうにもできるだけそこをご利用されている親子の様子を一緒に参加をさせていただくという形で、保育士等が参加をさせていただいて情報共有をしている状況がございます。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) おっしゃるように長年のキャリアがある保育士さんたちもいらっしゃいます。そういった保育士さんたちは、その経験上からのアドバイスも含めて子育て中の母親の強い味方になっています。ですから乳幼児健診とかそういった子どもを育てる環境の中に必ず意見を取り入れていただきたいというのが一つと、あと育児情報というのは、日々変化あります。もう3年もたつとこれ離乳食使えるの、使えないのというところもはっきり分からなくなっていきます。そういった情報を保育士も欲しがってはいますので、健診への参加とか立会いは、任意でもいいですので、こういったことがあります、それから育児相談が開催されますといったお知らせを各施設のほうに案内することはできないでしょうか。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 情報の共有については、おっしゃられるように、健診の内容等も含めてさせていただいております。 また、地域のサロンにつきましても、できるだけ市のほうで行っております子育て包括のほうで情報集約を、いろんなサービスの情報集約もさせていただいておりますので、昨年度作成をいたしましたサービスマップ、そういったものを活用しながら情報の提供、あるいは共有というのを努めさせていただいております。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 一人の子どもに対してたくさんの目があるといろんなことを早めに気づけると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 続いて、②のほうの質問に行きたいと思います。 先ほど第1答弁で福津市特別支援教育連携協議会の中に高等学校が入っておりました。これは福津市内の高校ということでしょうか。市外のほかの高校との連携はどのようにされているのか教えてください。
○議長(江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 福津市特別支援連携協議会の高等学校の先生ということでございます。 高等学校の先生につきましては、まず福岡県立福岡特別支援学校、それから福岡県立古賀特別支援学校、それから市内の光陵高校、それから市内の水産高校、それから古賀竟成館高校、以上の先生が協議会のメンバーとして入っておられます。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) ここで気になるのが2点あります。まず一つ目が、最近、新聞やマスコミなどで報道されていますヤングケアラーです。家族の介護や世話を子どもたちがしているという問題になりますが、なかなかこれ、現状が気づきにくいということです。ここの指導体制も、学校も含めてしっかりと強化が必要となっていきます。近隣都市で最近この取り組みを始められたのはご存じでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 今ご質問の取り組みについては、すみません、詳細のほう、ちょっと把握してございません。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) つい最近の話ですが、古賀市です。古賀市のホームページにも載っていますので、ぜひ御覧になってください。 もう一つの気になる点というのが、不登校になる子どもたちです。発達障がいは早期発見が必要ですが、この不登校の理由の一つになる起立性調節障害、こういった病名があります。これは思春期の子どもたちによく現れているという病気です。症状としましては、朝起きられなくなります。でも周りからは怠けている、学校へ行きたくないんだというふうに見られます。そう見られるために発見が遅れます。朝起きられない、学校に行けない、勉強が遅れる、遅れるからまた行きたくなくなる、不登校になる。このサイクルが不登校になる理由の一つだと言われています。授業も受けていない。試験も受けていない。通知表は1か2、もしくは評価なし。こういった現実があります。不登校の子も障がいを持つ子も、中学生以上となると、その先に進学以外に社会に出るという選択肢が見えてきます。不登校ゆえに障がいがあるゆえに選択肢は狭まっていきます。学校からここしかないですよと言われたら、悩むしかないんです。ほかに道はないのか探しても、情報がないともうその道に進むしかないんです。そうやって決めた未来が自分に合わなかったら、またひきこもりになる可能性もたくさん出てきます。 ある子どもの支援をされているかたに今回話を伺いました。就職するにしても、今の世の中、まだ高卒の資格が必要だということ、さらにスキルがあるともっといいというお話でした。社会に向かっていく子どもたちに対して、私たち大人は、地域は、社会は何を教えるのかも大事になっていくと思います。パソコンのスキルをつける。プログラミングのスキルをつける。障がいのある子や不登校の子に、ドローン操作の技術を身につけ、自治体や企業のプロモーションビデオの撮影をしたり、ドローンパトロールなど、仕事の請負ができるようにつなげていこうという活動を始めている市民もいます。 障がい者就労継続支援をされているある企業のかたにもお話を伺ってきました。特別支援学校とはつながりがあります。しかし、一般の中学校や高校の特別支援学級の先生、そして進路就労指導をしている先生とのつながりがないですと。ここがあればもっと当事者である子どもたちに情報を提供できるのではないでしょうかという話を伺っています。 こういった企業や市民団体との連携というのは、この協議会の中にはありますか。
○議長(江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 特別支援の連携協議会の中にそういった支援の体制があるかということでございますが、現状といたしましては、そういった企業であるとかそういったものの情報について、この協議会の中でなかなか協議、議論されていることは実際にあっていないのかなというふうに認識しております。やはり、先ほど言いました、小・中学校、高等学校の先生がたの情報を基に協議、今後の教育支援体制とか、そういったものが協議されていますので、そういったものが現状としてはなされていないというふうに認識しております。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 今回、特別支援学級を受け持っている担任の先生にもお話を伺いました。やはり情報が少ないという声も上がっています。しかしながら、では情報を求めろといっても、今、学校の先生たち、業務量が大変多くなっていますので、それを任せるのは苛酷かなという気持ちもいたします。そういった中でやはり行政、地域、企業、そして私たち一人ひとりつないでいって、子どもたちへ、やはり先ほど質問の中にもありましたけれども、中学校、小学校は見えやすい。中学校はある程度している。しかし中学校卒業して18歳未満、高校生になると宙ぶらりんになっている子たち多いです。こういった子たちをひっくるめてしっかりと社会に送り出すまでの体制を整えていくのが必要だと思いますけれども、市長、率直な意見をお願いします。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) いろんな必要性の中でこの令和2年度にこの連携協議会ができまして、まだ今は本当にスタートはいたしましたけども、いろいろこのメンバーの中でも模索しながら、よりよいその体制というものを行っていると思います。ただいま石田議員から頂きましたご意見やこういうこと、こういう問題ないですかということ、本当に率直に受け止めさせていただきました。なので、ここには特別支援学校や高等学校、もちろん中学校の先生も来ていますけども、この名称がありますように、特別支援教育の連携協議会なので、しっかりとこのメンバーになられたそれぞれの機関を代表されているメンバーのかたが、より、個人情報はしっかり押さえながらもこの本当に連絡し合いながらそれぞれの課題をこう、そしてそれをさらに中学校卒業後、高等学校卒業後、その後の社会の自立につなげていける、ここではやはり企業であったり、そういう取り組みをされているNPO法人や市民のかたがおられますのでここにつないでいく、そういう体制が本当にこの連携協議会がしっかり設置されたからにはよりよく機能していくことが今は大変必要ではないかと、重要ではないかということを思った次第でございます。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 情報は、私たち以外にも一般市民のかたも、持っているかたは持っています。私自身は不登校の学校、不登校になった子どもがいましたので、通信制の学校を調べました。いろんなタイプの通信制学校があるんだなということが分かりました。こういった感じで当事者だから分かる情報とかたくさんあります。こういったかたをしっかりと中に引き入れて子どもたちのサポート体制をつくっていただきたいと、その中に私たちも入れていただきたいなと思っております。 では、次の第2項目、お願いします。
○議長(江上隆行) それでは、2項目めの答弁です。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは2項目め、指定避難所についてでございます。 ①番より参ります。 今回、複合施設に加えまして、要は中央公民館やカメリアに加えまして、神興小学校、福間小学校、それから福間南小学校、上西郷小学校、神興東地域は福間東中学校、こちらの体育館を指定避難所として開設しております。
小・中学校体育館における避難者数については、上西郷小学校の1名のみでございました。 コロナ禍のために、
避難所運営マニュアルのコロナ対策版に基づき避難所の運営を行っておりますけども、これら小学校・中学校の体育館につきましては、急な体調不良者に対応する専用スペースの確保が難しいために、緊急な場合を除いて、体調不良者の受け入れは行わずに、中央公民館や
カメリアホールなどのこちら複合施設による対応とさせていただいております。 続きまして、②番。 中央公民館において、ペット同行の避難者が1名いらっしゃいました。今回ですね。今回開設した指定避難所のうち、ペット同行避難が可能な施設としては、中央公民館のほか、
カメリアホール、それから
宮司コミュニティセンター、またあんずの里も指定しておりますけども、それぞれの施設において専用スペースを確保しペットに対応できるよう準備しておりました。 なお、避難所におけるペットの飼育管理については、飼い主が責任を持って行うこととしておりますので、ペット同行避難者には注意事項のチラシを配付し、また
市公式ホームページ上でも、ペットとの避難所への避難についての内容を掲載しております。 ③番です。 避難所の開設、この初動期については、行政主体の運営体制を取ることになりますけども、地震など大規模な災害により避難生活が長期化する場合は、一定期間経過後に住民自治による運営体制に徐々に移行することになります。 全市一斉防災訓練においては、大規模な地震災害だけでなく、大雨や台風などの風水害も想定した上で、今回開設した避難所施設への避難行動の確認や、避難所での生活が長期化した場合の自主運営の在り方について、各郷づくり協議会の防災部会など、地域の皆様と共に考えていきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 今回、指定避難所として市内一部の小・中学校の体育館が開設されました。実際に小・中学校の避難者というのは先ほどの答弁もありましたが、1名、そのほかの避難されたかたは中央公民館や
カメリアホールに避難されていたということなので、小・中学校の避難所がどうだったというのは答弁しづらいかと思いますが、気になった点が幾つかありましたので、その点を挙げていきたいと思います。 まず、体育館の床、板張りです。場所によっては虫の死骸があったりします。一晩過ごす環境としてはどうなのかというところですね。下に何かシートを敷くなどの対処はされたのでしょうか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 今回の避難所につきましては、避難所の開設、それから閉鎖に関しましては、市民部のほうで主に、コロナ対策もありますので衛生面に気をつけ、消毒をまず徹底いたしております。そういう状況の中で福間東中の体育館に限らず、避難所となる建物の全てにおいては人の出入りがやっぱりありますので、虫の侵入というものはなかなかそこまで徹底して防ぐことはできないかなというふうに思っておりますので、そこはご理解を頂きたいというふうに思っております。 そして、直接フロアに滞在してもらうということにつきましては、避難者の負担にもなりますし、衛生面の観点からも、避難された皆様には、縦が180cm、横60cm、そして厚さが約1.5cmのシート、マットですかね、これを配付をいたしております。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 福津市のホームページにも書いてあったと思うんですが、避難所への持込み品として寝具が入っていました。一つの例として、福間東中学校は駐車場から体育館までがかなり距離があります。大雨の降る中避難した場合、寝具はぬれてしまいます。そのことは想定されていましたか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 正直申し上げまして、非常時というものは最低限の持ち出し用品を想定しております。今回は身近な郷づくり単位、ここにおきまして体育館を早期に開放いたしまして、市民の皆さんの安心感、これを特に重視した短期的な避難所滞在ということで考えておりましたので、夏でもありまして、そしてさらにブランケット等は準備をしておりましたので、ちょっと寝具の持込みまでは想定ができていなかったというのが事実でございます。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 災害は春夏秋冬いつでも起こりますので、そういった場合もちょっと想定していただきたいと思います。 続いて、トイレが体育館の外に設置されていることが多いです。指定避難所とならない学校もあります。神興東小学校もそうですけれども、体育館内に多目的トイレがあります。津屋崎中学校は体育館の建物内にトイレがあるというふうに私も見てきました。福間中にも建物内にトイレがあるということを友人から伺っています。こういった建物の中にトイレがある場合はいいんですが、建物の外にある場合、暗い中階段があったりとかして、足元が不安定な場合もあります。大雨の中や夜間時の照明などの対応策はどのようにされていましたか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 体育館の中にトイレがない小・中学校、これは勝浦小学校、津屋崎小学校、福間小学校、それから福間東中学校になるかと思いますけども、そのうち津屋崎小学校以外につきましては、トイレまで屋根つきの通路、これが設置してあります。そして距離も比較的近いというようなところから、施設利用にはさほど支障は来していないのではないかというふうには考えております。 しかしながら、津屋崎小学校については、トイレまでの通路に屋根がないということを踏まえ、今後対応する災害の種別も考慮しながら、開設する施設とするか否か判断をしていきたいというふうに思っております。 それから照明につきましては、高齢者や小さなお子さん、そういったかたがたも動きやすい対策というようなことは考えていくべきだろうと、移動中の事故等にも配慮しまして考えておりますので、その避難所の施設の現況に応じまして今後は整理をしていきたいというふうに思っております。避難所の開設時間はなるべく足元の明るいうちにというところは心がけてはおりますけども、やはり暗くなってから急に不安感を感じられたり、そこから急にやっぱり行こうというようなかたがたがおられると思いますので、その辺の配慮は十分考えたいというふうに思います。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) どうしても足腰が弱い高齢者のかた、小さな子どもを連れている保護者のかたのことというのは、自分事として考えづらい面もあると思います。今の小学校で福祉体験として高齢者体験というのがあります。装具をつけて、装着して高齢者のかたはこういうことなんだよということをやっている学校もありますので、防災訓練の中にもそういうのを取り入れてみてはいかがかなということを提案の一つとして入れさせていただきます。 次にですけれども、先ほどから申し上げているように、高齢者のかたもやっぱり避難する、当たり前です。特に独り暮らしのかたなどは、もし何かあったらとか、自分の命がこの災害の中で失うことがあったら気づいてもらえなかったらといった不安で、その不安を解消するために避難所に行きたいと思うかたもいらっしゃいます。なので、避難所というのは高齢者のかたも移動しやすい時間、そして移動しやすい距離も考慮してほしいと思いますけれども、やはり今回、小・中学校の体育館、神興東でいえば神興東小学校が指定避難所になりませんので、東中までというのは距離がちょっとあります。なので、できれば先ほどの一般質問にもありましたように、交流センターなどを考慮していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 今回の大雨の対応に限定して言わせていただきますと、各
郷づくり地域に1カ所ずつ指定避難所を設けております。長雨の時期、それから避難者自体が一人も訪れないという施設もございましたけども、高齢者を含めまして、市民の皆さんにとって開設した避難所が近くにあるということが何よりも安全感につながるのかなというふうに思っております。災害種別にもよりますけども、今後も
郷づくり地域に1カ所ずつ避難所を開設するという方針でもございますし、高齢者等の不安解消につながる一助ということになればという方向性でぜひ考えていきたいというふうに思っております。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 今さらなんですけれども、昼間3日間、昼間通常業務をした後での避難所対策に動き回りました職員の皆様には本当に感謝をいたしております。ありがとうございます。誰も来ない広い体育館で一晩の番をしていたある職員からはちょっと怖かったという感想も聞いております。高齢者のかたが動きやすい、小さな子どもを連れた、お子さんが避難しやすいというのは、みんなに対して避難しやすい場所というふうに考えていただきたいと思います。そしてその3日間の中で市のホームページを見たときに体調不良のかたは小学校の体育館では避難できないことが記載されていました。今回、上西郷小に避難されたかたはマイカーではなく、ご自宅からタクシーを使って避難されたと聞いています。もしその小・中学校の体育館に避難した後、体調不良と判明した場合はそこから中央公民館まで、もしくは
カメリアホールまでさらにタクシーで移動させるのかどうか、放送も聞こえにくい中でそういった情報というのはなかなかつかみにくいというところもあります。強い雨が降る中で体調不良で移動が必要なとき、そしてマイカーがない、タクシーを使う、こういった条件がそろってしまった場合のシミュレーションというのはどうされていますか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 体調不良者のかたにつきましては、原則といたしまして、やはり複合施設の避難誘導ということをしておりますけども、一旦避難してこられたかた、そのかたが体調不良者である場合は、無理やり再移動を促すというようなことはなかなかできないと思っております。したがってその場所においてできる限りの対策を講じる方針という形で対応をさせていただきたいというふうに思っております。 それから、厳しい状況下におきまして体調不良者について様々なパターンでのシミュレーションというものは現時点行ってはおりませんけども、今後においてある程度の想定は必要であるというふうに考えております。 それから、中央公民館につきましては、保健師が常駐しておりますので、できればなるべくそちらのほうに行っていただくのがよいかなというふうには考えております。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 3日間ではないんですが、その後開設された中央公民館、ちょっと私も見に行きました。現場を見に行きました。やはり体調不良のかたを分ける部屋、それから一般のかた、それから車椅子のかたが2階だったと思います。ベッドを用意してという話を聞いています。そういった感じであらかじめちゃんと整備された避難所というのはあるんであれば、やはりしっかりと告知・周知をしていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。 次の質問ですが、今回は大雨による避難所開設でした。しかし、もし大地震が発生した場合、今の学校の児童数を考えると、過大規模校の学校の体育館での避難、地域のかたがた、収容可能かどうか、ほかの場所への避難への移動などが困難になる場合も想定して今回考えていたのかどうか教えてください。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 風水害と地震というものについては、避難所開設期間等、前提条件や対応の方法というものが異なってくるというふうには思っております。学校の体育館の収容可能人数ということにつきましては、大体、平均しまして150名から200名、今の計画の中においてはなっております。そのような中でコロナの終息のめどがつかないというような現在においては、よりやっぱり広い、人数がもっと少なくなることを想定しなければならないというふうに思っておりますので、地域の郷づくり拠点でありますとか、自治公民館等を含めた市民の皆様との共働による避難所運営というところは必要であるのではないかというふうには考えております。 それから収容人員自体、これは計算上でいいますと大災害でも2,400名ほどと想定しておりまして、今ある21施設では最大6,500名というようなところがありますので、総数でいうと賄えるけどもというところではありますが、やはりちょっと今の時代に応じて考え直すところはあるのかなというふうに思っております。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 大勢の人が動く防災訓練などは今のコロナ禍もありますので、ちょっと難しいかと思います。福津市にはクロスロードゲームや避難所運営ゲーム、いわゆるHUG、ができるファシリテーターがそろっています。こういった人材を利用したワークショップを重ねるのも一つの訓練になると思います。回を重ねるごとにいろんな人の意見を聴いて自分の中に体験や経験を蓄積すること、そして万が一のときに、そういえばあのときこういった案があったなというふうに思い出しながら命をつないでいくことがこれから必要になってくるのかなと思っております。 では、続いての②のペットの問題に移ります。 先ほども申し上げましたが中央公民館を見に行ったときにペットの専用スペースを見ました。正面入って右側のロビーにペット専用のスペースがあります。市ホームページのペットとの避難所への避難についても拝見しました。調べているうちにペット同行避難の場合というのは、トラブルとして臭い、そして鳴き声、ペットも不安になって夜鳴きをする子もいます。こういうのが多いということをインターネット上で拝見しました。やっぱりほかのペットがいると興奮してほえたりとか、知らない人がいるところでほえたり鳴いたりすることもあります。それぞれの避難所で鳴き声などが出た場合の想定はしていたのか。また、それについての対策はどのようにされていたのか教えてください。
○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。
◎地域振興部長(花田千賀子) ご質問にお答えいたします。 県の災害時ペット救護マニュアルというのがございます。今回初めてその分を参考にさせていただいて、初めてマニュアルをつくって実施をいたしました。このマニュアルの中にも、やはり議員おっしゃいますように、鳴き声とか、臭いとか、いろいろな課題があるということは書いてございました。その中で今回6カ所、開設のところはペットの受け入れのところはあるんですが、屋外と屋内といろいろに分けております。中央公民館につきましては、一番端のロビーのところにさせていただいたんですが、本当にそこがよかったのかどうかというのは、今回1匹、猫だったということなので、犬じゃないから意外とほえないんじゃないかなとちょっと思うんで、そこのあたりはやはりよく検証して今から進めていきたいと思っております。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 我が家にもペットがおりますが、小さなハムスターなんですけれども、やっぱりケージを開けるとそれなりの臭いがします。飼い主だからかわいいとは思いますけど、これやっぱりネズミ嫌いの人には嫌だろうなというのもあります。こういったのも考えていただきたいと思いますが、2013年に環境省が出しました災害時におけるペットの救護対策ガイドラインというのがあります。これ2016年に一部追加されております。これによりますと、ペットを含む受付名簿などの様式も掲載されていました。福津市のガイドラインというのはどういうふうになっているのか、もう一度教えてください。
○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。
◎地域振興部長(花田千賀子) ガイドラインというより手順というのを作成して避難所従事者が皆さんが情報共有できるような、紙ベースをきちんと置いております。まず来ていただいたら飼い主のかたに大型動物とか、危険な動物というんですかね、爬虫類とかいうんですか、そういうものではないかということをまず確認させていただきます。その後、基本、福津市ではケージとか、それからキャリーバッグに入れていただくということを基本にしておりますので、そういうものをお持ちですかと聞かせていただきます。その後、避難所の運営の避難所カードというのがございます。自分の物を書く、そこにペット欄を設けておりますので、そこに記入していただきます。それが終わりましたら、そのかたにチラシを渡しまして、注意事項をご説明をさせていただく。その次にはケージが誰のものか分からなくなりますので、きちんと名札というのを、分かるようにケージ用の名札に記入していただいて、そのケージにきちんと貼っていただく。その後、もしかしたらそのときにやはり出ないように、ガムテープか何かできちんと、もしかして、入り口というんですか、そこを補強するのも一つあるかと思います。その後、ペットがもし迷子になった場合は誰のペットか分からなくなってしまいますので、首輪とか名札がついていればいいんですが、何もない場合は名札みたいなものをひもでちょっとガムテープでつけさせていただいて、迷子になっても分かるようにする。その後は指定の場所、ペットの指定の場所にケージをその飼い主様が持っていていただくと。その後は飼い主さんがお世話をいただくというような段取りでしております。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) ペットを連れて避難する際の注意点、留意点などはペットの飼い主も心得ておく必要があるということが分かりました。コロナ禍で難しいとは思いますけれども、啓発イベントなどがこの福津市でできたらいいなと思っております。 さて、ここで久留米の事例を一つ挙げます。 新聞やニュースなどで取り上げられていましたので、御覧になったかたもいらっしゃると思いますが、久留米市の中、一つの避難所をペット可の避難所として、飼い主とペットが一つのテントの中で過ごせる同伴避難というものをしていました。今やペット等を飼っている人は珍しくありません。高齢者の独り暮らしで寂しさや心の安定を図るためにペットを飼うというかたもいらっしゃいます。そのペットの種類も犬や猫だけでなく、小動物など豊富になっています。今後このペット同行避難、同伴避難のニーズが高まっていくことも想定されます。そこを踏まえて今後の避難所としての考え方、また国のほうが推奨しています獣医師会や民間団体をはじめとする関係団体との連携などについてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。
◎地域振興部長(花田千賀子) 議員おっしゃいますように、今から先は同行避難というのがもう増えてくるというのは想像できるところでございます。いろんなところで私もちょっと一つの事例を見ると、体育館の2階は同行避難、1階だけは普通の一般のかたとか、いろいろその場所を分けたというようなこともございますので、すみません、まだまだ事例が少ないものですから、今から検証はしていきたいと思います。 それと関係団体の機関ということで獣医師会等々の、このあたりは今から先の連携が必要だとそれは十分認識しておりますので、まずちょっと研究とかいろいろ時間をかけてやっていきたいと思っております。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) たまによく聞く話なんですけれども、ペットがいるから、ペットを連れて避難できないから私はここに残る、そう言って命を落とした人もゼロではありません。一つの命をしっかりと守るためにも検討いただきたいと思います。 続いて③番のほうに行きたいと思います。 全市一斉防災訓練の中に地震だけでなく大雨や台風などの災害に対する訓練をどのような形で取り入れていく予定か教えてください。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 全市一斉訓練の中には、地震だけではなく大雨や台風などの災害に対する訓練をどのように取り入れていくかというところでございますけども、全市一斉訓練におきましては、シェイクアウトによる身を守る訓練を必須訓練としております。その後の任意訓練につきましては、地域ごとに地域独自の訓練に取り組んでいただいておるところでございます。この任意訓練を行う上で必要となります資機材の貸与でありますとか、消防署や警察、自衛隊の派遣など関係機関への協力依頼も市のほうで行っておりますので、行政とも情報共有をいたしながら各地域の状況に応じた訓練、これを企画していただきながら我々行政も共に実施していければなというふうに思います。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 郷づくり推進協議会の防災部会でなく、やっぱり地域の避難、防災となると高齢者の避難、子どもの避難、いろんなことが考えられます。民生委員や福祉部会の力も必要になると思います。子どもであれば学校との連携も必要になってきます。ましてや指定避難所に学校体育館を指定避難所として開設するとなるとそこのつながりを無視するわけにもいきません。防災訓練では、警察、消防、自衛隊、消防団の力を借りた地域もありますが、もし大きな災害が起きた場合はこの福津市全体の地域が同時に被災していますので、協力体制もそれぞれに分散することになると思います。なので一つの大きな力が分散すると考えていいと思います。そういった中で住民一人ひとりの災害に対する意識を高めることも大事だと考えています。その啓発も含めて、今後、地域や市民に対してはどのように働きかけていくのでしょうか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 自助共助の大切さということだというふうに認識しておりますけども、出前講座等を通じまして防災・減災意識の普及をまずは図っていきたいというふうに考えております。今後も引き続きましてこの自助共助の重要性については、市民周知をしていきたいと思っておりますし、取り組みを始めたばかりではございますが、防災推進員、この推進員制度を基礎づくりに行っていくことで、少しずつではございますけども確実に地域防災力の向上、それから個々の防災意識の高揚につながるものというふうに考えております。 それから地域支えあい制度の充実、これを福祉部門のほうで進めているところであります。所管である高齢者サービス課、そして先ほど民生委員というお話がありましたけども、大変ご足労をおかけし、貢献度も高いというところがございますが、これを所管しております福祉課、そして防災担当の防災安全課、3課で連携をいたしまして、自助公助の在り方を含めて、既に協議、どういうふうにしていけばできるか、進むかというようなことを現在やっておるところでございます。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 地域と防災推進員の連携も課題だと思います。福津市には防災士会もあります。先ほど言った支え合い名簿、地域支えあい名簿を私も取り扱いをしたことがありますので知っております。こういったものを地域の中に点と点と点であるんですが、これを結びつける力が弱いなというのが正直なところです。線で結びつけて防災に強い福津市にしていくことが必要だと痛感しております。この連携をいついつまでにここまでやるとか、その次はこれをやるといったような目標、スケジュールについて、今の時点で分かっていることがあったら教えてください。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 令和2年におきまして専門知識をお持ちであります防災士による防災士会、これが立ち上がっております。コロナ禍でありましてなかなか集合して対面での会議でありますとか、研修もなかなか困難な状況が続いておるということは聞いております。そんな状況ではございますけども、先ほど申し上げました地域防災推進員、これをまず増やすというよりも、今ある防災推進員のかたの知識をさらに深くするというところにまず重点を置きまして、その上で防災士会が地域に入っていけるようなそこを結びつける役、これを市が担っていければと、そしてうまく防災意識の向上とか啓発ができればというふうに考えております。これにつきましては、学校教育の中でもやっぱり防災の観点からそういう教育も入れていただく、それと防災推進員を含めたやっぱり人材育成、災害等を含めまして、そういったところも考慮しながら啓発していくべきだろうというふうに考えております。 それからスケジュール、具体的なスケジュールというところではございますけども、これにつきましては、今後いつまでにという明確なところは決めておりませんが、なるべく早い段階でというところで捉えていただければと思います。
○議長(江上隆行) 石田議員。
◆4番(石田まなみ) 避難所につきましても、今回開設したことの中で見えてきたことをフィードバックして、そこから見えてくるよかった点、それから改善が必要な点があれば次にどう生かすかということを考えること、これを重ねることによって避難所が市民一人ひとりによって一歩一歩安心できる避難所になっていくと思っております。専門知識を持っている防災士会と郷づくりなどの地域がうまく結びつくことによって、より一層地域に合った、それぞれの地域に合わせた防災計画ができること、そしてどの地域に住んでも安心して住み続けられること、どんな災害が来ても生き延びていくんだという住民一人ひとりの意識を高揚することを期待して、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(江上隆行) 以上で、石田まなみ議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午後1時といたします。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 休憩 午前11時55分 再開 午後1時0分 ~~~~~~~~○~~~~~~~~
○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 次は、1番、福井崇郎議員。 (「議長」の声あり) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 皆さん、こんにちは。議席番号1番、ふくつ未来会派、福井崇郎です。通告書に基づき、大きく2点についてお尋ねします。 1つ目、新型コロナウイルス感染症への対応・対策について。 (1)新型コロナウイルス感染症対応地方創生交付金の活用についてお尋ねします。 ①本市の支援事業の交付状況と評価について伺います。 ②新しい生活様式の実現に向けて、今後、どのような支援事業を行うのか伺います。 ③該当者への周知は、どのように行ってきたのか伺います。 (2)生活が困窮している市民への支援策と事業者への支援策についてお尋ねします。 ①コロナ禍による収入の減少により、生活が困窮している市民の相談の件数と内容、困窮している世帯数や実情を把握しているのか伺います。 ②給付金や貸付けなど社会福祉協議会も含めた支援策としてどのようなことを行い、要件や利用件数はどうなっているのか伺います。 ③コロナ禍で苦しむ中小企業への本市の対策は十分かつ適切に進められているのか伺います。 ④新型コロナウイルス感染症に係る中小企業支援において商工会議所等の支援機関と連携した効果的な支援がされているのか伺います。 (3)市の対応・対策と市民活動の支援についてお尋ねします。 ①新型コロナワクチンの接種状況と今後の見通し、支援対策について伺います。 ②コロナ禍での防災対策について伺います。 ③今後の市のイベント等の実施についてどのように考えているのか伺います。また、市民共働を進めていく上で市民活動をする個人や団体への支援状況、支援策について伺います。 ④市民への感染防止の注意喚起や必要な情報の発信について伺います。 (4)市の組織体制と財政や事業への今後の見通しについてお尋ねします。 ①新型コロナウイルス感染症に対して市の対策本部が設置されましたが、これまでの検証及び課題を伺います。 ②来年度も予算編成にあたっては、コロナ禍による税収の落ち込みが懸念されます。財政や事業への影響について市の認識を伺います。 2点目、津屋崎行政センターの今後についてお尋ねします。 令和3年6月25日の庁議において津屋崎行政センターの廃止を決定したことについて、以下四つについてお尋ねします。 ①津屋崎行政センターの設置の目的と評価について伺います。 ②津屋崎行政センターが設置されてから活用方法についてどのような検討が行われたのか伺います。 ③市として、廃止との結論に至った理由と経緯について伺います。 ④津屋崎行政センターの廃止に伴う周知方法、センターが担ってきた行政サービスを維持するための方策、廃止後の施設の利用方法について伺います。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(江上隆行) それでは、1項目めの答弁です。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは、福井議員、一般質問、1項目めよりお答えいたします。 1項目めは、新型コロナウイルス感染症への対応・対策についてでございます。 まず、(1)の①番ですが、本市の交付状況としましては、国から交付された交付金のうち、昨年度は約7億4,000万円を活用し、コロナ対策に取り組んでまいりました。 そのうち、中小企業の支援に約3億3,000万円、それから、オンライン化の促進には約2億4,500万円を財源として充当しております。 次に、支援事業の評価につきましては、中小企業支援に関する事業として、小規模事業者緊急応援事業、それから、事業者相談窓口開設事業、それから、小規模事業者コロナ対応事業など、事業者の事業継続や雇用確保の下支えに取り組みました。 また、オンライン化の促進に関する事業としては、オンライン会議環境整備事業や小・中学校におけるGIGAスクール構想関連事業など、コロナ禍においても人と人とが交流する機会の確保や子どもたちの学びの保障に資する取り組みを行いました。 ということで評価のお答えにさせていただいております。 続きまして、②番、(1)の②番です。 新型コロナウイルスの感染が国内で拡大した昨年度以降、本市におきましても新型コロナウイルス感染症への対応・対策として、感染拡大を防止する事業や休業を余儀なくされた事業者等の支援する事業をはじめとした様々な取り組みを実施しているところでございます。 一方で、対策の切り札とも言われるワクチン接種が高齢者を中心に急速に進んでいることからも、今後の対策の中心は感染拡大防止や事業者に対する金銭的な支援に関する取り組みから、ウィズコロナ、そして、アフターコロナを見据えた取り組みに徐々に移行していく必要があると考えております。 この新しい生活様式は、身体的距離の確保やマスクの着用、手洗いの徹底、3密の回避、キャッシュレス決済の活用、テレワークでの勤務など、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために国が示した個人の行動指針でございます。 基本的には、感染を広げないよう各個人が日常生活の中で意識的に取り組むものであると考えますが、社会的な環境整備が必要なものについて、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略にも掲げております、暮らしと地域経済のデジタル変革の方針も踏まえながら、このアフターコロナを見据えた取り組みを実施してまいります。 続きまして、(1)の③番です。 新型コロナウイルス感染症への対応に関する周知につきましては、市の広報紙をはじめ、即時性を持った情報提供が可能な
市公式ホームページや市公式LINEも活用しているところでございます。 コロナ対応に関する市の取り組みは広範囲に及ぶため、全ての取り組みを周知した場合には、情報が多岐にわたることで、かえって必要な情報にたどり着けないという事態も招きかねません。 したがいまして、市民の皆様、事業者の皆様に関連の深い情報を中心に、分かりやすい内容で適宜速やかに発信するよう心がけております。 なお、この臨時交付金を財源として昨年度実施した事業につきましては、国の指針に基づく効果測定の結果と併せて、本定例会終業後の全員協議会でご報告させていただくとともに、市の公式ホームページでも公表することとしております。 続きまして、大項目1は、まだ続きまして、(2)の①番です。 生活に困窮している市民からの相談の件数と内容についてお答えします。 福祉課では、生活困窮者自立支援法に基づいて、生活にお困りのかたの相談を受けております。令和2年度の新規相談件数は329件、令和3年度の4月から7月までが96件でした。内容としては、新型コロナウイルスの影響による減収と社会福祉協議会の貸付けに関する相談が増加しております。 そのほかに、主に独り親家庭から児童扶養手当や貸付金、それから、生活保護など経済支援に関する相談があり、令和2年度は新規が28件、令和3年度は4月から7月までが6件ございました。 相談を受けた世帯の実情などは把握しておりますけども、その他の困窮している世帯数や実情は把握しておりません。 では、(2)の②番でございます。 給付金や貸付金などの支援策についてお答えします。 家賃の支払いにお困りの世帯に対する住居確保給付金は、令和2年度から新型コロナウイルスの影響で収入が減少した世帯にも拡大されておりまして、この世帯収入、資産、それから、求職、職を求める活動などの要件がありますけども、令和2年度は26世帯、それから、令和3年度は現在まで13世帯に支給しております。 それから、社会福祉協議会の総合支援資金特例貸付は、従来、償還見込みのある世帯への貸付けでありましたけども、コロナウイルスの影響で減収した世帯に対しては条件が緩和されております。この特例貸付の延長貸付の申請数は、令和2年度が117件で、再貸付の申請数は43件でした。令和3年度の4月から7月までが、この延長貸付の申請件数は40件で、再貸付申請数が32件でございます。 また、この特例貸付が借入限度額に達しているなどの事情でその後の特例貸付が利用できない世帯に対して、今年の7月から新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金を支給しております。要件がございますが、現在7世帯に支給しております。 そのほかに、令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯の生活を支援する目的で子育て世帯臨時特例給付金、それから、子育て応援米の宅配事業、それから、ひとり親世帯臨時特別給付金などを支給いたしました。 今度、令和3年度も新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、低所得の子育て世帯に対し、子育て世帯生活支援特別給付金を支給しております。独り親世帯は、令和3年4月の児童扶養手当受給者に児童1人あたり5万円を5月に支給、対象は600人で、その他世帯は、令和3年3月31日時点で18歳未満の児童を養育し、令和3年度住宅税非課税または住民税非課税相当の収入となったかたが対象で、児童1人あたり5万円を7月に支給しております。対象は277人でございました。 引き続き、大項目1、(2)の③番、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、事業者のかたがたは長期にわたり厳しい状況が続いております。市では、独自支援策として、令和2年度においては売上げが減少した事業者に対し、事業継続に対する小規模事業者緊急応援金事業、それから、飲食店支援として福津エール飯事業、また、事業継続や雇用の維持のための社会保険労務士や中小企業診断士等による経営相談窓口の設置、それから、働く従業員や訪れる市民を守るための感染防止の取り組みに対する感染防止対策給付金事業を実施し、状況に応じ様々な角度から事業者支援を行ってまいりました。 本年度は、昨年に引き続き、好評であった商工会のリフォーム券発行や9月実施のPayPayを利用したキャッシュレス消費喚起事業、それから、10月からの福津エール飯事業などを実施いたします。 現段階では、国や県の支援策なども実施されており、今後も感染拡大の状況や国や県の動きなども注視しながら、限られた予算の中で状況に応じた支援を行っていきたいと考えております。 それでは、④番です。(2)の④番です。 中小企業支援においては、感染拡大当初より、商工会と事業者のかたがたの現状に関して情報交換や情報共有を行いながら、支援策を検討・実施してきました。これまでにも商品券の増額発行・リフォーム券発行、事業者相談窓口の設置や支援策に係る周知など、商工会と連携を密に行っております。効果的な支援としましては、昨年、実施したエール飯事業では、レシートキャンペーンから電子クーポンキャンペーンに変更したところ、急激に使用枚数が増加しまして、飲食店への効果的な支援を実施することができたと考えております。また、昨年初めて実施した商工会のリフォーム券についても、建設業者等から喜ばれており、効果的な支援を実施することができたと考えております。 続きまして、大項目1の(3)の①でございます。 ワクチンの接種状況ですが、ワクチン接種記録システム(VRS)、これによる接種実績では、8月26日現在で総接種回数が4万9,383回と、少なくとも1回の接種を受けたかたが2万7,114人で、対象人口の47.4%となっておりまして、65歳以上の高齢者に限りますと約9割、91.0%、1万6,633名のかたが1回目の接種を受け、そのうちの1万6,243名、88.9%のかたの2回目接種が完了しております。 現在、国から供給されるワクチン数量が以前に比べまして大幅に減少してきております。8月以降の予約枠については、個別接種の医療機関や集団接種会場での接種件数を抑えざるを得ない状況でございまして、市民の皆様にはご心配をおかけしております。ワクチン供給量に合わせて接種を進めておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 また、ようやくといいますか、企業や大学等での職域接種も進んできている状況がありますので、福津市内に限らず、今後は市外での接種の機会は増えていくと思われます。 ワクチン供給量については、まだまだ不安定な状況ですが、国からは10月初旬までに各都道府県で12歳以上人口の8割が2回接種できるために必要な量のワクチンを配分する旨の方針が示されましたので、今後の見通しとしては、10月以降はワクチンの供給に合わせた予約枠を拡大することで、今の時点で予約が取れていないかたにも順次接種いただけるようになると考えております。 接種を希望する市民のかたが安心安全に、そして、確実に接種を受けていただけるよう、引き続き医師会などの関係機関との連携を密にするとともに、ワクチン接種、それから、コールセンターの運営、ワクチンの管理、そして、ホームページや広報での情報発信などについても全庁的な体制を継続し、確保してまいります。 続きまして、(3)の②番でございます。 コロナ禍での避難所運営につきましては、
避難所運営マニュアルのコロナ対策版に基づき対応することとしておりますが、現有施設や設備の中で、可能な範囲で対応することとしております。 今回のような長雨の際に、指定避難所として開設した
小・中学校体育館では、専用スペースの確保や生活動線を分けることが非常に難しいために、緊急な場合を除き、体調不良者の受け入れは行わずに、こちらのかたには中央公民館や
カメリアホールなどの専用スペースを持つ複合施設のほうへ誘導する対応とさせていただいております。また、避難所滞在時の急な発熱者の発生につきましては、保健師など専門職による意見を参考に、パーティションでの個室空間をつくっての隔離や、必要に応じて福祉避難所や医療機関への移送などの対応を取ることとしております。 続きまして、(3)の③でございます。まず、そのイベント等の実施につきましては、福岡県の緊急事態宣言等の発令に合わせ、市は市長を本部長として各部長や関係課長で構成する新型コロナウイルス感染症対策本部を開催いたします。この市のイベントについては、その延長や中止に加え、オンラインでの開催の可能性等、各部ごとのイベント内容に応じた協議を行って方針決定をしております。 また、この方針につきましては、本部会議開催後に速やかに部長等を通じて各課に指示をしておりまして、今後も同様に継続して対応してまいります。 次に、コロナ禍における市民活動への支援に関しましては、活動をされている個人や団体のかたに対し、関係部署職員から必要に応じて活動時の留意点などの情報提供を行っております。また、感染拡大の影響から会議が開催できない状況が続くことを考慮して、オンライン会議の開催方法を学ぶ機会を提供している部署もございます。 さらには、市民活動団体のかたが活動時に行う感染対策に対する事業費補助の受付を8月25日から開始しておりまして、8月25日の受付終了時点で5団体が申請されました。この補助金は、感染症対策関連の消耗品や備品購入に加え、オンラインでの会議やイベントを開催する際の経費等も補助対象とし、市民活動団体のかたが新しい生活様式を実践する際に幅広く活用できる補助金としております。 今後も情報提供や技術支援をはじめ、コロナ禍で活動をされるかたがたができるだけ安心して活動を行う、そういった環境を整える支援に努めてまいります。 続きまして、(3)の④番、市民への感染防止の注意喚起や必要な情報の発信については、
市公式ホームページを中心に感染の状況等に応じて、フェイスブックやLINE、そして、防災行政無線などを活用しながら行っております。なお、広報ふくつでは、毎月、感染に係る相談、受診方法についてお知らせしておるところでございます。 続きまして、大項目1(4)の①番です。 新型コロナウイルス感染症対策本部についてです。 この対策本部は、緊急事態宣言が発出されたときには、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、直ちに設置する義務があり、国が基本的対処方針を定め、都道府県が措置の実施主体となり、市町村は県が行う措置について協力し、対策の総合的な推進にあたるために設置いたします。 そのため、対策本部では、感染状況、それから、国や県の基本的対処方針の内容、動向を踏まえ、各課が実施する感染対策を共有し、今後の方針を決めております。感染症対策を中心に、公共施設や市主催事業への対応などを取りまとめた上で、
市公式ホームページなどで発信してまいりました。 現時点で評価は行っていないのですけども、課題といたしましては、公共施設等の利用者への情報提供の時期が遅いのではないかというようなご意見も頂いておりますので、今後は対策本部会議をリモートでも開催できるよう、一つにはです、そういった体制を充実させる必要もあると考えております。 続きまして、(4)番の②番です。 令和2年度の市税の決算額は前年度より増加したものの、法人市民税の決算額は前年度に比べ約6,900万円の減少となりました。法人市民税は今年度についてもさらなる減収が見込まれ、その後についても不透明な状況でございます。そのような中においても、必要な施策、事業は着実に推進していく必要がございます。 引き続き、ビルド・アンド・スクラップ、それから、選択と集中の取り組みにより事業の精査を行い、経費の削減にも努めてまいりたいと考えております。財源不足が生じる場合は、財政調整基金により調整しなければならないと考えております。 これで、1項目めの質問にお答えいたしました。
○議長(江上隆行) ②は終わりましたか。
◎市長(原﨑智仁) はい、今、②番をお答えいたしました。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 新型コロナウイルス感染症は、今なお変異株の猛威が続いており、終息のめどが立っておりません。平時とは違い、災害と同じ非常事態として捉え、国や県の動向を把握しつつ、市民生活の幸福、安全安心のため、必要な取り組みを柔軟かつ適切な支援で行っていただきたいと考えております。 そういった中で、福津市の置かれている状況等も含みながら支援策を考えていただきたいということで、現状での支援の状況を聞くのと含めて私のほうで提案できる事業に対してやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず困窮者支援のほうをお尋ねしますけれども、先ほど応援米など、昨年度はされたということでおっしゃっておりましたが、今年度あるいは今後含めて、こういう困窮者のかたがたに食料品などの物資の提供などは考えられているでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 先ほど市長のほうの答弁で、昨年度、子育ての応援米ということで現物を配布させていただいたところです。 今後、その予定はないかというところなんですけれども、現在のところは、国とか県の生活困窮者の対策を中心に市のほうで適切に対応してやっていきたいというふうに思っております。 食糧の支援に関してなんですけれども、まちづくり推進室のほうでしております、住みよいまちづくりの事業に応募されている市民団体のかたがそういった事業を実施されて、生活困窮で食料品などを求めていらっしゃるかたに毎月配布する事業というのをされており、市のほうはその団体に補助金を助成しているというものがございます。 以上です。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) コロナ感染者が子どもを通してまた家族で感染するということもあっております。そういった中で、例えばコロナに感染して、自宅待機等が必要なかたがいらっしゃる場合、ある自治体では、食料品などの物資の支援を市独自でやられているところもあります。本市のほうでは、そういった支援などは考えられているでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) こちらで考えましたのは、濃厚接触者となって自宅待機しなければいけない。あるいは、ホテル療養とか入院調整になるまでの間、感染者のかたが自宅にいないといけないということから、いろいろな生活必要品、食料のことでお困りではないかということで検討をしたところです。 現在のところは、福岡県の保健所のほうで実施している事業があって、必要なかたはそちらを利用されているという状況で、比較的若いかたにおきましては、やっぱりネットでいろんな食料品の調達等をされているというところで、もし、非常にお困りだということがありましたら、保健所のほうから市のほうに連絡をいただきまして、市のほうで支援をしていく、買い物の代行をするという用意はございますが、一律に物資をお届けするとかいうような事業は今のところはございません。 以上です。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 若い人たちはネットの購入等もできるというところですけれども、例えば高齢者のかた同士で感染してしまった場合には、なかなかそういった買い物というのが困難になってしまう場合もあります。そういったかたがたに対して物資等の支援というのは検討されたでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) ネットで購入することができないという高齢者のかたがおありだろうということで、市のほうでは健康福祉部の中で検討を行ったところです。 物資をお渡しするというよりは、買い物の代行ということで考えてまいりましたけども、県のほうとの調整の結果、そこまでの事業は今のところ必要なかたがいらっしゃらない、あるいは、濃厚接触者であっても一次的な生活に必要なものの買い物には行くことが禁止されているものではないというところがございましたので、今のところは、その事業の用意もございますけれども、積極的にお知らせするようにはなっていないところでございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 今後も感染症に関しては広がっていく恐れというのも十分あります。コロナ感染者が本市でも現在増えている状況もありますので、そういったところで様々な買い物が困難であるとかというようなニーズも出てくるということも考えられますので、そういった場合の相談、あるいは、支援というのは随時行っていけるような体制として考えられているでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 感染されたかた及び濃厚接触者のかたの連絡先とか氏名とかについては、市のほうでは現在のところ把握はしていない状況ですので、保健所のほうが、いろいろ相談に乗る上で非常にお困りのかたがあるということであればすぐに市につないでいただくように、そういった連携は取っております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) そういったところで市の積極的な登録をしてもらう体制というのも、例えば困難であるときにすぐ相談できるであったりとかそういったいろんなニーズがこれから出てくると思いますので、その先に保健所から聞いて対応するということではなくて、市のほうで先に相談窓口の登録体制とかを取るということも考えられますが、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) ご提案としては、事前にそういったかたを登録しておいてすぐに支援ができるようにしてはどうかというようなご提案だと思いますけれども、先ほど申し上げましたように、個人の情報として福岡県のほうから市町村に具体的な氏名とか連絡先は頂いておりませんので、そういったことは今のところは考えていないところでございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) また視点を変えまして、今度は千葉県松戸市でされている取り組みを基にお尋ねします。 現在、このコロナ禍が続いていることで経済的にも生活が困窮しているかたがいらっしゃいます。そういった中で、例えば妊婦向けのタクシーの助成を設けたり、教育費をもらえていない独り親家庭の給付というのを始めたりしております。 本市のほうでは、こういった個別の対応に対してはどのようにお考えでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 妊婦向けのタクシーとか教育とか、いろいろなところでお金がご入用だというところのご意見だと思います。 市のほうでは、国・県の事業を迅速に適切に対応していくというところで、現在進めていくという考えでございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 特に本市では、なかなか産婦人科等が遠かったりとかして行きにくいという現状もありますので、例えば妊婦向けのかたの移動の手段を確保するなどなかなか交通が一人で行くのは困難なかたとかというかたもいらっしゃいますので、そういったところの検討をしていただけないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 千葉県松戸市で、例えば妊婦のかたというような、今、お話をいただいているかと思います。生活にお困りのかたというところが議員の大きな視点じゃないかなというふうに捉えておりますので、本当に生活自体にいろいろなお困りごとがあるというときは福祉課のほうに相談をいただいて、その中で一緒に支援策を行っていく、相談に乗っているというような状況でございますので、独自に、今、ちょっと金銭的な経済的な支援を行うというような事業は考えておりません。 以上です。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 今、社会福祉協議会さんが貸付制度を使ったりとかして、困っているかたが、今、生活に関しては継続的にできているという状況がありますが、今後、お金をお返ししていくということが発生します。 そういったところで元の生活に戻られていく中で、就職することが困難であったりとかなかなか生活のリズムが整わずにお返しできないということも考えられるので、そういった長期的な観点に立ったときに、そういう困窮者のかたにもう少しソフト部分での支援というのを考えられているのかどうか、お願いします。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 生活にお困りのかたの事業として、生活困窮者自立支援法に基づいた事業というのを福祉課で行っているところでございます。これは、コロナ感染が始まる前からの事業でございまして、生活保護に至る前にいろいろな支援を行うことで自立した、早期に支援を行うことで自立した生活を取り戻していただこうというような事業でございまして、おっしゃったようなソフトの事業が中心になっております。 本人の状況に応じた支援としましては、もちろん相談に乗ります。それから、これは給付金になりますけど、先ほど申し上げた住居確保給付金です。それから、就労の支援、それから、緊急的な支援とか、あるいは家計の相談にも乗るような家計再建の事業というようなソフト的な事業に力を入れているのがこの事業でございます。 以上です。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 9月1日にデジタル庁が開設して、現在、福津市のほうでも今度の補正予算でネット回線がまたこの庁舎にも整備されるというふうに聞いております。そういったところで、先ほどの相談の話というところで例えばウェブでの相談であったりとかオンラインでの申請というのは、今後考えられているでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 福祉課で行っております相談については、事前に電話で予約をいただいて、今のところは来庁いただいた上でお話を伺うことがほとんどだと思っております。 おっしゃるように、ウェブを通してそういった相談を受けることができれば、やはり非常に助かるかた、そっちのほうがやりやすいというかたとか、あるいは、感染防止対策についても一定の効果があると思いますので、そのようなことができないかというところは検討してまいりたいと思います。 以上です。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) なかなか庁舎に行くことも、コロナの感染等もあってはばかられるかたもいらっしゃると思うので、オンラインというのは一つの相談のやり方だと思いますので、ご検討いただければと思います。 では、(2)の③と④についてお尋ねします。 現在、宗像市のほうでは、デジタル化に向けたいわゆるEC販売やデジタル化の支援というのを講座として行っておりますが、本市では、そういった事業者さんへのデジタル化に対する講座等はご検討されているでしょうか。
○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。
◎地域振興部長(花田千賀子) デジタル化は、非常に今からの時代に沿ったものだと思っております。今現在、福津市では、そういった事業は、研修会等は行っておりません。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 事業者さん自体も新しい経済に基づいていろんな販売の仕方を考えられていると思いますので、市のほうの講座として行ったものを例えばホームページで紹介するなど、その事業者の相乗的な効果も考えられるので、ぜひご検討いただければと思います。 その上でもう一点、なかなか、今、デジタル化などについてこられないというかたもいらっしゃいます。そういったかたがたに関しては、市の支援としてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。
◎地域振興部長(花田千賀子) そこは非常に課題だと思っております。今、9月1日からPayPayを1カ月間始めております。やはり、その中でもなかなかやはり事業者のかたがそのPayPayに、そういう仕組みに慣れていないということがございますので、今現在、やってあるかたは何でもないことなんですが、新たにやはり取り組もうというかたがやはり足踏みされているのではないかなと、私は感じております。 PayPayのかたも1軒、1軒回って、そしてちゃんと丁寧にお教えしますよという話はされているみたいなんですが、なかなかその一歩が踏み出せないというような事業者さんがあるというお話は聞いておりますので、やはり何かをきっかけにちょっとこちらからアクションを起こし、もちろん商工会からもアクションを起こしてもらって、デジタル化は進めていかなければはらないと思っておりますが、なかなかそこの取り組みが進んでいないというところでございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) PayPayも約1カ月と、今、緊急事態宣言も延びそうな状況もある中で、いわゆる地域経済の活性化を考えられるのであれば、しっかりとしたインフラ整備ということも考えられるかなと思っております。 そういったところで、先ほど課題だということはおっしゃっておりましたが、今後について前向きにデジタル化、あるいは、EC販売等の支援とかについて検討をいただけないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。
◎地域振興部長(花田千賀子) EC販売については、やはり、今の時代にEC販売という話はよく聞きますので、そこは、事業者さん、それから商工会のお話も聞かせていただきたいと思います。 今、少しずつプレミアム商品券がデジタル化に、もう紙じゃなくて電子化にされているところが、この前、商工会からのお話があって、そういうところが増えてきたということも聞いておりますので、実際、来年あたりから紙と電子というふうに並列で行くのか、そういうふうなもう時代に来ていると思いますので、なるべく前向きにそういうふうなことは考えてはいきたいと思っています。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 現在、商工会さんのほうにヒアリングさせていただいたんですけれども、やはり商工会に入られていないかたの窓口とかというところをどうしたらいいかというご相談もあったりしました。 そういったところで、市のほうで事業者支援として総合的な例えば支援窓口等が必要だと考えられるんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。
◎地域振興部長(花田千賀子) 蔓延防止から、今度、緊急事態宣言が9月までということに延びましたので、やはり支援金も期間が延びております。それにつきましては、やはり相談窓口はぜひ必要だと思いますし、申請がどうしてもデジタルというんですかオンライン申請になってしまっていたりしますので、やっぱりそこがなかなかハードルが高いというかたもいらっしゃると思いますので、その辺りを、今、地域振興課内では前向きにどうしていこうかという検討には入っております。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 今、また仕組み等が変わっておりますので、そこに関しては、ぜひ前向きにご検討されて、誰一人取り残すことなく取り組まれていただければと思います。 次に、(3)の①についてお尋ねいたします。 私も試したんですけども、コロナのワクチンの予約システムというのがちょっと分かりにくいというのがあるのかなと思っております。兵庫県の明石市のほうでは、動画や例えば事前に予約システムをPDFにまとめて、こういうふうに予約できますよというような整備をされているところもありますが、市のほうで、少し予約までの空きがある中で、例えばLINE等でそういう予約の仕方であったりとか仕組みを説明するようなことがあってもいいんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) オンラインでの予約のやり方は分かりづらいということに対して改善したらどうかというご提案だというふうに理解しております。 予約システムにつきましては、独自の予約システムということではなく、現在運用しているものが、ある程度既製品の改良ということでさせていただいております。分かりづらいという点については真摯に受け止めさせていただきますが、今、ある程度、汎用版という形でできているのではないかという視点で、現在のところ予約の方法までを例えばホームページの中でだとかそういったことで解説するようなご案内をするというところまでは、申し訳ございませんけれども、準備ができていないというところと、それを改めて今から準備をしてという予定が現在のところはございません。申し訳ございません。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 今後、予約されるかたとかも特にいらっしゃると思いますので、そこに関しては事前にその情報が渡っていれば、例えば予約もスムーズに行くというところもありますので、ぜひ、ご対応いただければと思いますけれど、もう一度、お考えを聞かせていただいていいですか。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) ご提案については、予約の時期であるだとかやり方だとかというところを、もう少しホームページの中で分かりやすいようにご案内できる方法は考えていきたいというふうに思います。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 次に、市の優先順位についてお尋ねしたいと思います。 千葉県でありました妊婦のかたがコロナにかかってなかなか診られずにということで悲惨なことが起きた経緯もあります。そういった中で、近隣市におきましては、妊婦のかたが優先的にワクチンを打てるようなことをされているようなところもありますが、本市では、また違う形を取られているのはなぜか、お答えください。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 妊婦の優先的な接種についてというようなお尋ねかというふうに思います。 妊婦につきましては、いろんなやり方はあるかと思うんですけれども、例えば古賀市さんで優先枠というようなアナウンスはされてあります。本市におきましても、ご相談をいただきましたら緊急に接種をしたいであるだとか、接種をする場所がどこが適切であるかということが分からないということであるならば、コールセンター、あるいは、対策室のほうでご相談をしていただいた上で、ある程度、例えば高齢者のかた、基礎疾患のかた、優先的に接種を受けることが必要だと思われるかたの範疇で、こちらのほうで優先枠は設けておりませんけれども、できる限りご案内ができるようにはサポートをしていきたいというような体制で、今、行わせていただいているところでございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) これも、市のホームページにおける表現だと思うんですけれども、優先順位が高いかたなり、やはり、そこで必要としているかたのニーズがどうしてもありますので、そこは表現として改善していただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) そのようなかたがご不安にならないよう、心配しなくても大丈夫だよというようなメッセージが届くような表現のほうで改めたいというふうに思います。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 次に、ワクチン接種に対する窓口体制、受入体制についてお尋ねさせていただきます。 なかなかつながりにくかったという声がもう既に届いていると思いますけれども、そういったところで人員配置、そして体制含めて、今、十分な体制かどうかというところをお答えください。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 予約が取りづらい、電話がつながりにくいというところでございますか。電話がつながりにくいという部分のご指摘につきましては、今、コールセンターの回線は10回線で運用させていただいております。 どうしても予約の開始日直後というのが丸一日、二日というのがつながりにくい状況はございますけれども、電話の予約の枠も確保せていただいている状況でございますので、集中してアクセスがあるときにはつながりにくいんですけれども、一日かかって、一日、あるいは、一日半とかかかって予約枠が埋まっていくというような状況でございますので、大変申し訳ないですが、時間をおいておかけしていただくというようなことでしていただければというふうに思っております。 コールセンターの体制についても、予約の開始日直後については、人員体制、今、申し上げましたように、10回線フルフル使うような感じでさせていただいておりますが、それ以外の部分については、少し人員の体制も、電話が鳴らないのに人だけ10人置いておくというわけにもいきませんので、相談電話だけの対応ということで人員の整理も今後はしていきたいというふうには考えているところでございますので、今の体制が決して十分かどうかというところはそれぞれのご判断があるかと思いますけれども、市の今の事情の中では精一杯やっている状況ではないかなというふうに思っているとこでございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 特にネット予約がある日の当日というのが、その間なかなかつながりにくいということをおっしゃるかたがいらっしゃいましたので、その都度によって人員体制変わると思うんですけれども、そこら辺は柔軟に考えていただけないかどうかというところをお答えください。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 今後の予約の工夫というのはまた、都度都度、やり方というのは改善しつつ、今もやっている状況です。 今回の予約の受付については、限られた枠ということもございましたので、電話の予約枠とネットの予約枠を同時で受付を開始をさせていただいておりました。ただ、8月の後半、2回目の優先枠を設けるというようなことで改善をさせていただいた時期もございまして、そこは集中しないように、1回目のかたと2回目のかたが分散できるように日にちをずらさせていただく工夫というのも今回もさせていただいておりますので、予約枠に応じた受付の仕方、それから電話とかネットの枠をつくったりだとか受付の方法も都度改善をさせていただいているところでございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) ワクチン接種が始まってもう2、3カ月たちますので、ただ、いろいろと改善はされていることだと思いますけれども、やはりどうしてもその都度、出てくる問題に関しては、柔軟に対応していただければと思います。 次に、(3)の②についてお尋ねします。 防災対策のところなんですけれども、今回の長雨で私も消防団で出ましたけれども、今、消防団のかたでやはりコロナというところでの、皆さん、何かあればすぐ集うところはあるんですけれども、やはり感染を危惧して出られないというようなかたとかというのは今後出る可能性もあります。そういったところで、例えば唐津市さんのほうでは、消防団で出向いた際の感染をした場合どうなるかということをホームページで配信されたりもしております。 そういったガイドラインなどを市のほうでも消防団員に周知するということが、安全に活動する上で大切になるかなと思いますけれども、そこはいかがお考えでしょうか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 消防団員についての重要性というものは十分認識しておりますけども、それを具体化したようなガイドラインとかそういうものについては、今時点ではできていないのが現状でございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 皆さん、さきの議員もおっしゃっていましたけれど、何かやはり火事とか豪雨災害等があれば、やはり積極的に出向こうということで、出向かれているかたもいらっしゃいます。そういうところで、市のほうがどういうバックアップ体制をしているかということをお伝えしていくということは大切じゃないかなと考えておりますので、そこをもう一度、前向きに検討していただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) そこは十分、重要性なり、先ほども申し上げましたが、消防団員の重要性、そして災害が起こったときのことを考えると優先的に体制の補完とかそういう部分については考えるべきだろうというふうに思っておりますので、そこのところは念頭に置きながら対応を考えていきたいというふうに思います。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 次に、(3)の③についてお尋ねします。 今、緊急事態宣言が出ておりまして、市のほうでも行事等は基本的には行われていない状況があります。ただ、やはり、例えば成人式であったりとか、一生に一度のイベントというのもあります。そういった成人式については、来年に関してはどのようにお考えでしょうか。
○議長(江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 成人式の件でございます。成人式につきましては、昨年度につきましてもコロナ禍の中でということで、3回に分けて実施をしております。 本年につきましても、同じように時間帯を10時、12時、14時の3回に分けて密にならないような形で、現在のところ、考えておるとこでございます。 以上です。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) お隣の宗像市では、今年、市民共働の形で、いわゆるハイブリッド式の、実際に来てもらう新成人とオンラインで視聴できるという形を取っております。今、なかなか、このコロナを理由に帰られないというかたもいらっしゃると思うので、そういったネットでの配信というのはご検討されていないでしょうか。
○議長(江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) 現時点で申し上げますと、ネットでの開催は考えておりませんが、今後の感染の状況等を踏まえまして、もう一度、担当課のほうと協議いたしまして、そういったものが可能であれば、そういった方向も考えていきたいという形では思っております。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 新成人にとっては晴れの舞台であり、自分たちのまた新しい一歩になると思います。 そういったところで、今から実行委員会も立ち上がると思いますので、そこにオンラインの可能性というのも提案していただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 水上教育部長。
◎教育部長(水上和弘) ご提案ありがとうございます。実行委員会がまた立ち上がりますので、その中で議員おっしゃいますとおり、オンラインの開催の可能性については提案していきたいと思っています。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) (3)の④についてお尋ねします。 市のホームページでいろんな感染対策の状況などは随時更新されていると思いますけれども、やはりなかなかそこにたどり着くまでにイラストなどが例えば大きくて、そこ必要なのかどうかというところもあると思うんですけれども、市のホームページ、例えば他市と比較したときに、見やすいホームページなどをご検討されたりしているでしょうか。
○議長(江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) 市のホームページでございますけれども、確かに他市の様々な、特にコロナに対する部分とかいろんな工夫がされているというのは、担当も含め、当然参考にしながらつくり上げているところでございます。 ただ、一方で、今のシステムというのが一つのパッケージで購入をしてお借りして使うというところがありまして、ひとつカスタマイズをしてそういったイラストを入れたりだとか、バナーを固定するだとか、そういったこと一つひとつにやはり経費がかかってくるということがございまして、その辺りの制約の中で、今、やっているというところが現状でございます。ですので、見やすくするのはもちろんでございますので、できる範囲の中で、今後も向上できるようにはしていきたいと思っております。 以上です。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) いろんなホームページ、他市のなんですけど、兵庫県西脇市のホームページがとても見やすかったので、コロナのまとめ方とかそういったものは、ぜひご参考にしていただければと思います。 その上で、本市はSDGs未来都市を掲げておりまして、誰一人取り残さないということを大切にしておりますが、例えばコロナ関係の情報に関して外国のかたに対しての情報などはどういうふうに発信されているでしょうか。
○議長(江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) 確かに、市内には外国人のかたというのは徐々に増えてきております。当然、外国人のかたであってもコロナウイルスには区別はないわけですので、当然ながら感染ということも起こるかと思います。 現状の中で、特段、外国人向けの例えばホームページ上でそういったページ、コーナーというのは特段ございません。ですので、やはり見るとすると翻訳等を使っての閲覧ということにはなってまいるかと思います。ですので、そういった対応も含めてどういった対応ができるかというのは、今後、研究していきたいと思っております。 これ、ただ待ったなしですので、改めてその辺りは検証したいと思います。 以上です。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) ぜひ、ほかの市のほうでは外国のかた向けにいろんな言語で作成したりもしておりますので、早期の検討をいただければと思います。 次に、(4)の①についてお尋ねいたします。 また兵庫県の明石市のほうになりますけれども、市長直轄の下で感染症の対策本部というのを本市でも設置されておりますけれども、ここに医師会や医療機関、社会福祉協議会や高齢者施設等の関係者を入れて皆さんで協議されたりしております。そういったことが本市においても、いわゆる外部関係者も含めて検討をされているのか、よろしくお願いします。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 本市における新型コロナウイルス感染症の対策本部については、庁内の組織としておりますので、外部のかたにはお越しいただいていなくて、今、そのようなことということでしたけれども、今はまだちょっと検討していない状況でございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 刻々と状況が今も変わりつつある中で、やはり外部の関係者のかたの話を聞きながら対策をしていくということが必要ではないかと考えますが、今後、そういった外部関係者との連携などは考えられているでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 当然ながら考えていかなくちゃいけないかなと思っておりまして、まずは県保健所のほうと連携をとっておりますけれども、宗像市あるいは宗像医師会などとも情報を共有しながら、またいろいろな提案とか提言とかがあったら取り入れられるような体制というのは考えていかなければならないかなと思っております。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) そういったところで、明石市さんは、さらにウィズコロナ官民連携会議というのをもう既に7回ほど開始しております。コロナの今の現状とアフターコロナも見据えたアクションプランであったりとか政策決定ということをされているんですけれども、本市としても感染症を、今、どうするかということも大切ですが、それを含めて今後に向けたいわゆる情報共有であったりとか、そこの連携体制に関して外部有識者も含めて検討をしていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行)
辻健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(辻優子) 感染症に関しましての会議というところで、今、いきいき健康課が事務局となってしております。 今、ご提案いただいているのは、いろいろなコロナ関連の様々な事業を市としてどう行っていくかというようなことを検討したり、決定するような会議ということでのご提案かなというふうに思いますけれども、それについては庁内でそういった会議の持ち方について話し合っていかなければいけないかなと思っております。 以上です。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) そういう全体的な話も含めて考えていただければと思います。その上で、例えば明石市では、副市長が感染対策本部のいわゆる病床の確保であったりとか、ワクチン接種の特別な本部体制としての本部長の対策を担ったりもしております。 現在、市長が様々な公務であったりとか支援策を検討する上で、なかなか組織としても回っていくのが非常に難しい現状もあると思いますが、そういったところで支えていく副市長が必要だと考えますが、そこのご見解はいかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 今、明石市さんの例です、いつも僕も本当にリーダーシップと、また、様々な困難に本当に勇気のある市長の下での明石市であります。明石市の中で、官民連携のウィズコロナの会議であったり、本部会議にも庁内だけの会議じゃない専門家や外部機関、医師会等も含めてのそういう対策本部会議を行っていると、その取り組みがすばらしいと思いました。 これに関わって、ここでは副市長がある意味トップで、そういう会議を主催しているということでありますので、副市長は本当にいろいろ市長を補佐する仕事でありますけども、本当に副市長としての力量というか役割をすばらしく発揮しているそういう体制が構築されているなというふうに思っております。 現在、副市長は置いておりませんけども、このような取り組みは副市長不在の中でもしっかり、なかなかここまでは本当に難しいところがあります。庁内の職員の体制とかも含めまして、それからこれまでの積み重ねもありますから、でありますけども、このコロナ対策につきましては、本当にアフターコロナも続きますので、この全庁的な、そして市役所外のいろんな団体との連携をできるようなそんな対策、体制によっていろんな施策も決めていけるような、そういうことが重要だなということは、今、ご質問受ける中で聞いておった次第でございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) そういったところも踏まえて、ある種全庁的にウィズコロナ、アフターコロナを含めて、感染症対策、そして、それに向けた今後の動きということを検討していく必要があると思いますけれども、市長、もう一度、ご見解をよろしくお願いします。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 今、私がお聞きして、その前の質問を聞きながら、今の市役所の中の体制、職員の数も含めて、ワクチンの対策だけでももちろん、委託も含めて様々、職員だけでは対応できず、増員の傾向でやっております。 本当に、今、明石市の話を特に聞いていて、人口規模も違いますけど、どれぐらいの規模でどれぐらいの職員を置いて、そして、本当に抜群にほかの市町村に比べてもちょっと考えられないような体制で多分やっていると思うんですけど、ここをこういう体制が整うことができたのは、頭では分かっていても本当に市長のリーダーシップだけでなく、全体的な雰囲気やまちの中で実現できるものと思っているので、なかなか、今、お会いできないんですけども、本当にどうやってやっているんだろうということで、もう今は本当に、現実、職員は本当に私がいろいろ思っているのは、やっぱり疲弊しております。 そして、いろいろ市民のかたからも、私も含めいろいろ、やはり言われることもあるんですが、それでも全力でやっていますので、これ以上、やり方を変えればもう少し効率的なやり方やよきやり方あるかもしれませんけど、今、担当の部長も答えましたように、理事も答えましたように、本当にいろいろあっても頑張っておりますので、ただ、今のご提言は、ちょっと今後この一般質問が終わった後、少し調査検討させていただきたいとは思います。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) そういったところで、もう待ったなしの状態が続いておりますし、組織内の状況というのも随時変わっていきますので、ぜひ、市長がリーダーシップを取っていただいて、その組織体制自体を風通しのいい形で前向きに進めていただければと思います。 ②についてお尋ねします。 現在、財政としてもなかなか厳しい状況が続いておりますが、コロナ対策に関する寄附のお願いであったりとか、ふるさと納税の中でコロナ対策に関しての特化したような形で実施する、あるいは、クラウドファンディングなど考えられますが、市の財政確保のところでどのような形でコロナ対策のほうはお考えでしょうか。
○議長(江上隆行) 吉﨑財政調整課長。
◎財政調整課長(吉﨑和哉) 財源の確保という点であろうかと思います。福津市の中では、クラウドファンディング等ございますけれども、まず、コロナ対策としてどういった事業を展開していくのかということが基にないと、クラウドファンディングというのは、事業があって求めるものというふうになろうかと思います。 ですので、その辺の事業、どういったものがあるかというところを、しっかりそれぞれの部署において検討していただくということを第一に考えていただきたいというふうに思っております。 それから、寄附の件でございますけれども、当然、寄附の中においてもある程度一定の目的なりで寄附していただいておりますので、そういった部分をしっかり充当できるようにという形では進めていきたいというふうには考えております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 先ほど市長が組織としても見直しますということをおっしゃっておりましたので、改めて全庁的に事業に対する見直しであったりとか、それに合わせた確保の仕方ということをご検討いただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 組織に絡むことと財政ということでしょうけども、組織体制につきましては、今の現体制におきまして、まずは今、コロナの関係、コロナも感染症とワクチン接種ということで分かれております。それから、国土強靭化等も所信表明の中で市長はうたわれていることもありますので、その辺りを一体的にできないかというような考えも念頭に置きながら、そして、またコロナ対策、ここも絡むんですけども、地方創生関係、これに基づいてほかの自治体ではそれ専用の市政運営方針とかいうことを定めたところもございます。 その中において、医療分野においてクラウドファンディングをして医療支援をするとか、そういう部分も含まれておりますので、組織と財政面もそういうふうにしてうまく組み立てを考えていくということは必要かなというふうに思っております。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) コロナ禍においても1年以上たちます。なかなか先が見えない中ではありますが、もう本当、全庁的に解決していく話だと思いますので、そこは情報収集とそれに合わせた即断の決断、事業をしていただきたいと思いますので、ぜひ、よろしくお願いいたします。 次の質問、お願いいたします。
○議長(江上隆行) 福井議員の質問中ではございますが、ここで休憩を取りたいと思います。 再開は午後2時35分といたします。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 休憩 午後2時14分 再開 午後2時35分 ~~~~~~~~○~~~~~~~~
○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き福井議員の一般質問を続けます。 それでは、2項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは、福井議員の一般質問、2項目めでございます。津屋崎行政センターの今後についてであります。①から④までありますので、順にお答え申し上げます。 ①番は行政センターの設置の目的と評価についてでございます。こちらにつきましては、行政センターが平成28年6月の福間及び津屋崎庁舎の統合に先立ちまして、この同年、平成28年5月に旧健康センターに設置されております。この設置の目的は、庁舎統合に伴い本庁舎に一本化される業務のうち、各種証明書の発行など市民生活に関連の深い行政サービスの一部を津屋崎地域においても提供を残すというものでございます。その評価としましては、社会情勢の変化に伴い利用者の減少傾向が続いておりますが、これまでの間、津屋崎地区の行政窓口を担う機関、施設として担う場所として一定の役割を果たしてきたと考えております。 続きまして、②番が設置されてから活用方法についてどのような検討がなされてきたのかということでございます。津屋崎行政センターにつきましては、市の広報紙や地域への回覧文書、それから本庁舎窓口で周知や利用の促進を図ってまいりました。また、庁舎統合後も成人健診や献血、確定申告や当日及び期日前投票の会場として活用してきました。 この間、マイナンバー制度に基づく情報連携が平成28年1月に開始され、各種証明書を行政窓口に提出する機会が減ってきたことや、それから平成28年7月のコンビニエンスストアでの各種証明書の交付サービスの開始及び平成31年4月の国民健康保険高額療養費支給申請手続の制度改正による窓口での申請手続の簡略化などで利用者の数が年々減少する傾向にございました。 そこで、このような利用実態にも合わせ、令和元年10月には取扱業務の一部を本庁のほうに一元化することとし、市の広報紙などによる住民周知の上、実施いたしました。 また、利用者の減少により、令和2年3月31日をもって、行政センター内の公金を取り扱う収納窓口を閉鎖しております。 現在も利用者のかたの減少傾向は続いておりますけれども、社会情勢の変化により、国は行政のデジタル化を進めていることも考慮し、現行の窓口サービスに代わる方法をお示しするなど、住民の皆様に配慮した今後の施設の運用方針について検討を行っております。 続きまして、③番、廃止との結論に至った理由と経緯についてでございます。こちらは昨日も一般質問でほぼ同様なことをお答えしておりますけども、改めましてお答えします。 6月定例会における一般質問でも答弁させていただきましたとおり、行政センターの令和4年度以降における運営につきましては平成29年11月の庁議におきまして、令和3年度中にその方針を出すこととしておりました。 そこで、行政センターの現状やこの行政手続をめぐる社会情勢について検討した結果、行政センターを令和4年度以降、現状のまま存続させることは行政運営上は困難であると判断いたしまして、今年の6月25日開催の庁議において廃止とする決定をしたものでございます。 続いて、このたびの決定に至った主な理由でございますけれども、主な理由といたしましてはこの近年の行政センターの年間利用者数及び証明書発行件数がこの数年来、減少傾向にあることや、またその異なる行政機関の間でマイナンバー制度に基づく情報の連携が進行しておりまして、行政手続を行う際での各種証明書を窓口に提出する機会が減少していること、それからコンビニエンスストアでの各種証明書の交付サービスなどによりまして、行政センターに、これは市役所、本庁舎もそうでございますけれども、来庁しなくても最寄りのコンビニで主要な証明書について取得することができるようになった等でございます。 これらを勘案いたしました結果、行政センターについては廃止した上で本庁舎に機能を統合し、そしてその廃止後の行政センターの施設につきましては地域活性化のための活用方針を検討することが行政運営上、適切であると判断したものでございます。 続きまして、④番でございます。廃止に当たりましては、住民の皆様に十分な周知を図るために広報紙や市の公式ホームページ、回覧や行政センター内での掲示並びに来庁者のかたへのチラシ配布などにより継続的に周知は図りたいと思いますし、この地域のかたのご意見や、現在までのご説明やそういった取り組みが今後必要だと思っております。 地域の皆様にとりましては行政機関の窓口が減少することにより大変ご不便をおかけすることになりますので、これをできる限り低減できるように、その対策を検討してまいります。そして、廃止後の当該施設につきましては、地域活性化のためということも本当にございまして、津屋崎地域郷づくり推進協議会の拠点施設として利用していただくことはどうかということで、現在、調整を図っておるところでございます。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) さきの議員の一般質問から今までの庁舎一本化に係る経緯であったりとか、あるいは市長のプロセスの問題というところで6月25日に庁議で廃止するということが決まっていましたが、令和3年度まで廃止するということを市長は留保するということをおっしゃいました。こちらは市長が留保を決定したということでお間違えないでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 最終的なもちろん行政上の責任や権限は市長に付されておりますけれども、庁議で、昨日もそこは慎重にお答えしたつもりでありますが、機関決定としての庁議です。この庁議の中では今の廃止の方針並びに令和3年度中の廃止ということは今決定されている段階でありますので、昨日、一般質問にお答えする形で、お答えしたその令和4年度以降の可能性につきましては議会開催中でありましても様々、もちろんこの庁議等や部長会議等で私の考えと経営陣の考えもすり合わせながら検討させていただきたいと思っておりますので、その決定ということが決定されたと昨日の答弁でということには、そこはまた、私はそういう意向があるということでの答弁となります。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) つまり、留保を市長はしたいと考えているので、今から庁議で問うということでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 庁議で問うかどうかはまだ分かりません。内部調整してまいります。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 廃止するか存続するかの留保はいつ頃また決定されるのでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) これも方針決定が一部変更ということであれば、できるだけ早くということでございますけれども、一方で昨日も廃止の方針というのは変えないでおきたいということも述べましたので、その廃止に至るどういうことが必要なのか、またそれまでのスケジュール感等は地域のかたや庁内だけではなくそういうかたとの調整も必要でありますので、いつまでとかいうことはちょっと申し上げることはできません。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) もう令和4年3月はあっという間にやって来ます。そうした場合に留保を今したいということをおっしゃっておりますけれども、今後どのように市として行政センターの今後に向けて進めていくのかは早期の決定なりが必要だと考えております。合意形成に向けて市長は先ほど留保とおっしゃっておりましたが、そこに向けてのプロセスが足りなかったということであれば、何を行い、いつまでにどのようなスケジュールで取り組むかは、改めて示す必要があると思いますけれどもいかがでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 昨日の一般質問では、どうしてこの行財政改革審議会の諮問のほうに付さなかったのかということもありまして、そこは本当にそうするべきだったとも思うということでもお答えしました。 つまりは、一方では急ぐといってもやはり急ぎ過ぎた感があったのではないか、急ぎ過ぎた感でそのプロセスを飛ばした感があるのではないかということの反省もございます。廃止できないなら存続でございますので、廃止するまでは存続であります。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 廃止ということは、今、決定としてとどまっているということで進めたいということでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) そのように言っているつもりですけれど、廃止に向けて、ただその令和3年度中というのがなかなか厳しいような感じもするので、廃止に向けてもう少し丁寧な説明や、廃止しますのでこうでございます、いつまでに廃止しますのでこうでございますということではなく、廃止をさせていただきたいと思っておりますが、そこでご意見も頂きながら考えさせていただく様々な手法を庁内で検討すべきだと今考えております。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 8月の津屋崎郷づくり協議会の役員会において、全体としては廃止をしたいということでおっしゃっていて、それに対してもう一度市長に説明をしてほしいということで、今、多分返って来ていると思うんですけれども、そちらは今決定がまだされていない状態ですけれども、いつ頃される予定でしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 地域のかた、全てというか、まさにその今の津屋崎郷づくりのかたの拠点のこともありますけども、それを抜きにいたしましても津屋崎地域、旧津屋崎町には宮司も勝浦もございますが、特にこの津屋崎郷づくり推進協議会のかたもこの地域のかたの窓口として、そこには自治会長さん等もおられますし、役員の中のまた3役、役員がおられます。そのかたと今調整をさせていただいておりますので、その中身についてはここでは申し上げることは控えさせていただきたいと思います。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 少し視点を変えます。留保する場合はどのような住民のかたなり郷づくりとの協議を通してその存続か廃止かを決定されるのでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 全て一般質問なので質問に答えなきゃなりませんけれども、そこを今検討させていただくと答えさせていただいたつもりなので、具体的にこれをやります、いつこれをやります、こんなこともできると考えています、こんなことももしかしたらできるかもしれませんというようなことを述べますときりがございませんので、その今の質問にも具体的な答弁を求められていると感じましたので、そこも含め、今いろいろ自分の頭の中でも考えているところでございますということであります。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 行政センターの廃止がどうなるかということが残り半年、そして郷づくりの件もありますので、そこら辺のいつやるかということはいつ頃お示しいただけるんでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 同じ質問を繰り返し受けているようでございますけども、よくそういうような質問を議員から受けますけども、いつまでにということはちょっと述べられないですけども、ただできるだけ早くということもそういう思いはありますけども、できるだけ早くということもちょっとこの件につきましては、本当により丁寧な説明やプロセスが重要であると、今そちらのほうに重点がございます。ちょっと今さらのようにその行革の審議会のほうには今度パブコメの後、もう一度審議会がございますが、こちらのほうに改めて付すことはちょっと難しいと思っておりまして、それに代わる市民からの意見公募のやり方とか説明やその意見を伺う、名前と言えば説明会ということになるかもしれませんが、そういうこと等を最終的に庁議等でも決定させていただく最終的な結論のプロセスの中に、それまでにプロセスとして入れなければならない手順ではないかと思っていること、これしかちょっと今述べることはできないです。急げと言われているんでしょうか。違いますよね。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 現在、行政センターを使っているかたがたもいらっしゃいます。そういったかたがたにもしっかりとその方針については示していただけるんでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 示す内容にもよりますけども、できるだけ、それは第一答弁でも申し上げましたように、行政センターへの掲示や市の広報やホームページ等もございますが、それで分かられるその内容についてが大変重要でもありますし、お知らせの仕方は何もその掲示や広報紙のみではありませので、決定に至るそのプロセスをより丁寧にということを自らのこれまでの経緯の反省も踏まえまして今考えているところなので、ちょっと今は行政センターを利用されているかたにもお示しされますかということなので、できる限りそういうかたのご意見は本当にお聞きしなければならないと思っております。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 現在、なごみの公募も始まっております。津屋崎郷づくりに関してはどのような対応をお考えでしょうか。
○議長(江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) 今回の市長が昨日答弁された内容につきましては、まだ郷づくりのほうには正確にはお伝えしておりません。近々、郷づくりのかたには市長を伴ってご説明には伺うつもりでございますので、そういった協議というのは先ほど市長が申し上げた部分の中にもそういった意味合いが含まれていたんですけれども、そうした中で調整をしながら拠点問題をどうしていくかというところは早急にこちらのほうとしても協議して結論づけたいというふうには思っております。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 留保するか、廃止するかということは郷づくりにお話しされるということでよろしいでしょうか。
○議長(江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) そこは市長の口から直接、会長なりにご説明をすることになろうかと思います。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) その前に議会に示していただくということはできるんでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) こういう地域の問題は本当に私の中では全て重要な案件につきましては、本当に最大限この議会のほうへの方針の説明並びにほぼ時間を置かず地域の、特に地域でしたら代表機関である郷づくりということでそういう優位づけというのは基本行わせておりますけれども、大変これまでの踏んだ経緯の私が悪いところもあるんですけれども、大変ナイーブな問題でもございますので、ご存じかもしれません、福井議員のほうが。私、当然、今でも正式ないろんな調整を、先ほど第一答弁で申し上げさせていただいたように津屋崎の郷づくりのかたとも行っておりますので、それがそのまずは議会から、そしてそれが決まったらということではなくて、ここは本当にそれなりに最大限配慮しながら地域のほうとも配慮しながら決定させていただくので、方針があって議会に発表してそれから地域にということの大原則のままにはちょっといかないかもしれません。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) そういった場合の、例えば仮に留保されるということを決定した場合は、郷づくりの拠点については今後どのようなところを確保していくようなお考えでしょうか。
○議長(江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) まだなごみの公募は終了しておりませんけれども、現時点でうちがお聞きした範囲では、なごみの指定管理者の公募には津屋崎郷づくりのほうは応募する意思はないというふうに伺っております。そうなりますと、今の拠点から3月いっぱいで退去しなければいけないという事態になりますので、その場合、結果的にどこか拠点を確保するということになってまいろうと思います。どこかに仮であっても拠点はつくらなければいけないということになりました場合には、今一番その候補地としてはやはり行政センターのどこか一角に少し何らかの改修を施して入っていただくとか、そういった急場しのぎをやらざるを得ないのかなというふうには今のところは考えておりますが、これはあくまで私どもだけで決められることではございませんので、そういったあらゆる可能性をお示ししながら郷づくり協議会との間でやはり考えていくべきことだろうとは思っています。ただ最終的に用意するのは拠点は市でございますので、市のほうで最終的には決定をしてまいりたいと思っております。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 活動場所の確保については行政センターの決定いかんではなく市のほうできちんと確保するということでよろしかったでしょうか。
○議長(江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) 今の大原則としまして、郷づくり基本構想のほうでは必ず拠点というものをご用意するというお約束をしておりますので、そこは必ず、もちろん若干のご不便をかけるといったことは起こるかと思いますが、必ず拠点は市が用意をしていくということになろうかと思います。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 今後もこのような廃止や統合、あるいは新設校の話も出てくると思います。今回のそのプロセスなりこの一連の過程の教訓をまた今後の行政センターの留保あるいは存続も含めてどのように生かしていくのか、もう一度お答えをお願いします。
○議長(江上隆行) 質問趣旨が伝わっておりますか。福井議員には失礼だけど、伝わっていますね。ちょっともう一度質問してください。福井議員。
◆1番(福井崇郎) 今回のプロセスも含めて、なかなかこの廃止に関しては住民がまだ望んでいる部分もある中での進め方だったと思いますし、そこに対して先に廃止ということを決めてしまったということで多くの議員から追及があったと思います。そういったものを今後も中央公民館の話も出ておりますし、廃止や統合、あるいは新しい施設をつくっていくということもあります。今回のこの一連の流れ、プロセスを今後の行政センターの進め方も含めて教訓としてどのように生かしていくかというところのお尋ねです。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 行政センターのこのたびの教訓をということなので、少なくとも私が昨日やはり反省し、少し方針といいますか廃止の時期の見直しを述べさせていただいたのは、やはり本当に福津市が誕生した当初、それから庁舎を統合した当初、それによって設置された行政センター、これについての廃止や存続等を決めていく中には市役所の中だけで決めるのではなく、本当にできた経緯もしっかりありますので、しかもぎりぎりまではその行財政改革審議会へ付される案件ということも事実ありまして、こちらにも様々な苦しいあれもあったわけでありますけど、やはりこの大原則はやはりそのプロセスを通じてやらなければいけなかったということの反省であります。ですので、施設の廃止等に関しましては特にでございますけれども、本当に民意をしっかり反映させた上で最終的に決定する、そういう例えば審議会であったり説明会であったり、そういうプロセスをしっかり踏んでいく必要があるということがこのたびの教訓でありまして、今後もその他の案件でありましたら本当にこのたびのようなことがないように、議会のほうからも厳しいご指摘を本当に受けることがないように努めてまいらなければならないということでございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) まだ津屋崎行政センターをどのようにしていくかというところもありますが、今後の公共施設の活用について、現在、第3次行財政改革大綱の公募も行われております。そういったことも含めて適切に進めていただくということでの今のお答えでよろしかったでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) このたびの行財政改革大綱の中身についても様々、この書き方はどうかとかいろいろございますが、本当に基本理念があって、その方針があって、そしてその具体的な大事にするまた理念みたいなのがあって、そして主要な取り組みということで幾つか掲げさせていただいておりまして、今申し上げようとしたことは今やっているその行革大綱の進め方、審議会に付して、そして、審議会も基本公開もしましたし、そしてパブリックコメントもコロナ禍でありましたので、また2カ月間に延ばし、直接書いてもらうだけでなく必要に応じて施設については直接お聞きにいくこともしておりますし、今、特に様々この行革大綱については適切なプロセスでやっておるつもりでございますけれども、それでも様々な意見はあるかもしれません。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) まだ行政センターの留保なのか、あるいは廃止なのかというところが出ていない状態ではありますが、仮に留保する場合の活用に関しては既存のまま進めるのか、あるいはこれを創造的に発展させていこうと思っているのか、どのようにお考えでしょうか。
○議長(江上隆行) ちょっと留保を前提としての質問と思うんですが、留保という答弁は今までないような気がしますので、それは答弁できますか。ちょっと私はそのように聞いたつもりなんですが、答弁できますか。原﨑市長、できますか。原﨑市長、お願いします。
◎市長(原﨑智仁) 今、議長から留保という言葉はないと認識、私やはり留保という言葉を使いましたので、そうなってくると留保の先にあるものは何が考えられるのかというふうな次のまた可能性の率直な疑問を今質問として投げかけられたと思いますが、本当に方針は廃止とさせていただきたいというのは、こちらのほうが原則に私の中にありまして、それまでのプロセスのほうにちょっと力点とか自分の考えるところがあって、留保した場合、その先どのような活用がありますかというのはちょっと質問される意図も分かるんですけれども、ちょっとなかなかストレートにはというか、分かりやすい答えがちょっと浮かんでまいりませんのでご理解いただければと思います。
○議長(江上隆行) 私の認識不足はおわびいたします。 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 今、市長の答弁でお気持ちとしては廃止の方針もあるけれども、もう一度プロセスをつくりなおしたいということでまず進めていくということでよろしいでしょうか。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) プロセスをつくりなおして、つくり直すと言えばつくり直す、ですので、このままではちょっと難しい。率直に厳しいと実感としても感じていますのでということでありまして、プロセスをつくり直すと言えばそのとおりでございます。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) 最後になりますが、この間の庁舎一本化に対する経緯であったりとか、あるいはこれを進めていく上で行政センターをまだ使っていきたいというお声もありますので、そこはしっかりとまず庁議なのか、あるいは市長がどういう決定をされるのかも含めて住民のかたとしっかり対話ということを大事にされておりますので、この過程を踏んだ上で進めていただきたいというふうに思っております。その上で、郷づくり自体、行政センターもですけれども、今年残りもう半年を切っておりますので、しっかりと合意形成を進めた上でお願いしたいと思います。 その上で、最後に市長にこれから先どのようなお気持ちで進められるか、一言頂いて終わりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 一言では本当に、ぜひともというか、ぜひ特に経営陣のほうでは共有しなきゃいけない感覚と思っていますけども、本当にいつまでも、私、変えているつもりはありません。廃止はさせていただきたいということはもうちょっと正確に申し上げております。なので、廃止となる中でどんな対話が成立するのかという、そんなご意見もあるかもしれません。ですけども、本当に特に利用されているかた、市民のかたなどには特にでございますけれども理解を求め、また代替案を示し、そしてせめてここまでは残してほしいとか、確定申告や投票所の関係もあります。そんなところも合わせましてこの場所が廃止された後であっても本当にこの場所が特に津屋崎エリアの皆様に愛されるというか、本当に信頼される、そういう拠点なり場所になることを念頭に、本当に廃止してもそういう場所になったということが後世であっても分かるようなそういう対話を本当に進めていこうと今は本当にそのように思っております。
○議長(江上隆行) 福井議員。
◆1番(福井崇郎) コロナ禍で今いろんなかたがたがなかなか動けない中、分断が進んでおります。そういった中で市長のリーダーシップ、そういったところが今後の公共施設の活用に関しても大きな要となってくると思いますので、しっかりと庁議のほう、あるいは住民のかたとの会話、議会への説明も含めてしていただければと思いますのでよろしくお願いします。 以上で、一般質問を終わります。
○議長(江上隆行) 以上で、福井崇郎議員の一般質問を終わります。 本日最後は、12番、蒲生守議員。 (「議長」の声あり)蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 12番、公明党会派、蒲生守でございます。本日最後の質問者となりました。質問の骨子を述べる前に一言お話をさせていただければと思っております。 このコロナ感染、本当に長期にわたる戦いとなっております。本当に関係機関のかたがたの労力たるもの、大変な思いで毎日を過ごされている。また、感染されたかたがたの心痛を思うばかりでございます。 しかし、ここ8月のコロナ感染の実績を確認したところによりますと、8月、1カ月で約244名の新規コロナ感染者が出ました。その中で経路不明者は118名でございます。福津市の1カ月のこれまでの感染最大は90名程度でございましたので、それをみれば、約2倍ちょっとの感染がこの1カ月で起こっております。また、これまでの感染は施設等のクラスターによる感染でございました。しかし、今回の場合は自宅感染であったり、経路不明者の感染が続いておるところでございます。 市長は、議会の冒頭で感染予防に向けて市一丸となって闘っているということの宣言をされました。しかし、なかなか市民の下にはこの声が届いていないのも事実でございます。その意味で、やはり中心である市長の声をしっかりと市民の前にお伝えし、この難局であるコロナ対策に対して真剣なメッセージをお届けいただきたい。そのように願いを込めまして冒頭に少しご挨拶をさせていただきました。 続きまして、本日の質問骨子についてお話をさせていただきます。 1番、福津市地域公共交通網形成計画についてでございます。 令和3年4月よりふくつミニバスの路線変更、料金改定が行われました。また、タクシーによる公共交通空白区域の運行も始まっております。このことを踏まえて、下記の点について伺いたいと思います。 1点目、地域の課題やニーズに対応できているのか。2点目、福間、津屋崎、東福間へのアクセスは向上したのか。3点目、各路線のバス停の数、便数は前回と比較してどうなったのか。4番目、交通結節点でのバス停改良はどのように行われるのか。5番目、時間短縮と利便性は向上したのか。6番目、タクシー利用のガイドラインと利用者への周知方法はどのように行っているのかでございます。 大きく2番目でございます。学童保育所についてでございます。児童数が急増している小学校も見受けられている。今後の施設整備計画と指導員の配置について、お伺いをいたします。 大きく3点目、市営住宅の長寿命化についてでございます。市営住宅の老朽化は激しさを増しています。この現状を市はどのように捉え、今後、どのように進めていかれるのか、伺います。 4番目、福津市行財政改革についてでございます。市は第3次福津市行財政改革大綱素案のパブリックコメントを実施しております。大綱素案の内容について、以下の点について伺います。 1点目、市民生活の質の向上とは。2点目、市にとって必要性の高い施策とは。3点目、時代に合わなくなったもの、優先順位の低いものを見直す施策とは。4番目、具体的な分野別計画はいつ頃示され、それに伴う財政見通しはいつ示されるのか。この点をお聞きしたいと思います。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 1項目めの答弁です。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは、蒲生議員の一般質問、1項目めは福津市地域公共交通網形成計画についてでございます。 ①番より参ります。課題やニーズに対応できているのかということであります。4月からの新路線につきましては、地域の課題やニーズを取り込むべく、平成29年3月に実施しました総合計画策定に係る市民意見調査や、それから平成30年8月から10月にかけて実施した利用者アンケート調査、それから平成31年1月及び10月に実施した福津市公共交通網形成計画の説明会、それから令和2年7月から8月にかけて開催した説明会等の際に頂いた市民意見等を踏まえまして、多くのかたのニーズに応えるため病院や小売店舗等へできる限り立ち寄ることができるようなど含め、作成、決定したものでございます。 次に、②番、津屋崎、福間、東福間へのアクセスは向上したのかでございます。福津市地域公共交通網形成計画で準幹線に位置づけているそれぞれの各拠点へのアクセスにつきましては、このたびの新路線では運行時間を短縮し、朝、夕の減便を行ったこともあり、旧路線と比較した場合にアクセス回数が減少した路線もございます。ただし、拠点間の移動については、例えば東福間と福間間の移動は1日当たり3便から5便に増やしているほか、福間と津屋崎の間の移動も従来からの津屋崎線、勝浦線による移動に加えまして、本年10月からの路線変更を予定している西鉄バスも利用できるようになるため、主に宮司地区や西福間地区にお住まいのかたのアクセス向上につながるものと考えております。 続きまして、③番、バス停の数や便数のこれまでとの比較のご質問でございます。本年4月に実施いたしましたふくつミニバスの路線の再編、こちらは各路線内のルートの変更ではなく、路線の枠を超えて大規模に変更しておりますため、バス停の数を路線ごとに比較することは困難であると考えております。 5路線全体では29カ所のバス停が新設されました。そして、32カ所のバス停を廃止しております。そのため、全体では3カ所減って、合計135カ所となっております。 便数につきましては、利用者のかたが非常に少なかった早朝や夕方の時間帯の運行を行わないこととしたために全体での便数は減っておりますけれども、朝8時から午後5時までの時間帯は変更前と同数の便数を確保しております。 それから、バス停、路線数ともに利用実績に応じ最適化を図ったものであり、図ったつもりでありとも言えます、全体として市民サービスの低下につながらないと考えているところでございます。 続きまして、④番です。交通結節点のバス停改良につきましては、福津市地域公共交通網形成計画の計画目標に掲げておりまして、今年度から事業に着手することとしております。現在、キャッシュレス決済の乗降データを利用してどのバス停から実施するかを検討しております、バス停の改良を。今後、利用者が多いバス停や交通結節点のバス停において、上屋、それからベンチ、照明等を整備することにより待合環境の改善に取り組むこととしております。 続きまして、⑤番でございます。時間短縮と利便性の向上について、福間周回線では約20分に1回、JR福間駅に到着する路線に変更したことにより、駅に到着するまでの時間を最大40分短縮することができました。 また、勝浦線と津屋崎線、あるいは上西郷線とそれから東福間、若木台線におきましては、カメリアステージや東福間駅といったこの交通結節点で一部の便の到着時間を合わせることにより、乗り継ぎの円滑化を図ることができました。さらには、このキャッシュレス決済を導入することにより現金のやり取りによらない支払い方法の確立と新型コロナウイルス感染防止、いわゆるDXの推進を図ることができております。 そして、⑥番、タクシー利用のガイドラインと利用者への周知方法でございます。駅やバス停から離れた地域にお住まいのかたへの助成制度の概要として、市内在住のかたの70歳以上のかたで、そしてその最寄りのバス停から直線距離でおおむね500m以上にお住まいのかた、または最寄りの駅から直線距離でおおむね1km以上離れた場所にお住まいのかたに対しまして、タクシー初乗り運賃を1カ月当たりに4回、そして1カ月当たり4回ですので年間最大48回助成するものでございます。 周知につきましては、昨年度の広報ふくつの3月1日号への掲載、それから同月15日号で改正版の時刻表を各戸配布、それから同月15日に開催した市民説明会において制度の紹介を行ったほか、現在は公式ホームページに掲載し、周知を図っておるところでございます。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 期待した今回の改定でございましたので、ある意味ではまだまだ途上の部分もあろうかと思います。ただ、やはりいつものとおり同じような話がやっぱり地域から出てくるわけです。要は買い物がしにくくなったというようなお話が出てくるわけです。どういうことかということでお話を聞くと、これは路線の関係があります。要は、バスはある始点からスタートして巡回をして戻っていくという一筆での路線になっている。その関係で行きは買い物する場所に行けるんです。ところが、帰るとなるとぐるっと回って元の位置なわけです。本来ならば、簡単な話が自分の家から買い物にいって、ある時間になったら買い物先から反対に行くと、これが2便あれば行き帰りの便があるんでしょうけど、ミニバスはそのような形態になっていないということで、行くときは行けるんだけど、買い物の荷物をいっぱい持って、最後帰れないんだというようなこういうお話があるわけです。これはもう毎回出てきています。 私は今回の改正で時間短縮する。今言ったように1周が20分になりましたということで、20分我慢して乗ってくださいということも言いたかったわけですけども、それはやはり使っておられるかたにとってはやっぱりナンセンスな話なんです。そういう同じことがぐるぐるぐるぐる、毎回、もうこの10年、私が議員になって同じことをずっと言われ続けているわけですけど、一つちょっとお聞きしたいんですが、一筆ではなくて、ある地点から折り返すというような運行方式というのは取れないものなのだろうか。これをちょっとまずはお聞きしたい。
○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。
◎都市整備部長(長野健二) 今言われたように、ある地点をもってそこからまた元に戻るというような方法というのも当然考えられるわけです。 まず、市全体の路線というのを考える上で、今回も大きく見直しをさせていただきましたけれども、やはりどのような路線を回すことがうまく効率よく回せるかということがポイントになってこようかと思います。 今、蒲生議員がご指摘されたように、行きは目的地まで短い時間で行ける、でも帰りはどうしても長くなってしまう。以前、前回の福間周回線では、月曜日、水曜日、金曜日、これを例えば右回りに、残りの曜日を左回りにというようなことで一つ、この日は行きはいいけど帰りはつらい、でも逆の日は行きはきついけれども帰りはいいというようなことも試したわけなんですけれども、やはりそこでも皆さんから曜日によって分かれるのは非常に分かりにくいというそういうご意見もあったので、やはりまたこの分については元のやり方に戻したというようなことが現状でございます。 どのような形でやるのがいいのかというのは常に私どもも見直しのたびで模索しているような状況です。現状の形が最善であるというふうに、今現在ではこれが一番いいんではないかというふうには考えているところですけれども、やっぱりやっていく中でこういう問題が出てくる、常にやはり見直し、どのような形で見直して、ご利用者にとって一番いい形であるのかというのはずっとこれは続けていく必要があるものと考えております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) またこの質問をしないといけないですか。要は、そういうことになります。やはり同じお話で根本的なものが間違っているなと思うのが、一番主要なところというのは病院であったりとか買い物という、大体出てくるのはこの二つのパターンなんです。やっぱりここに便数を増やしました、間隔を増やしましたといって対応しているのにはもう限界があるんだということをご理解いただくか、もうこの路線のここに関しては一旦折り返してでもある程度、便数をそこに集めるのか。やはりそういう少し大胆なことをやらないと無理ではないかというふうに思っています。まず、これが1点です。 次にお伺いしたい。毎回変わるたびにバス停の移動があるんです。つけたり外したりがありますから。そのたびにバス停が移動するわけです。これはおかしいと思いません。 西鉄バスが路線変更するたびにバス停が変わっていますかということです。何でミニバスは路線変更、要は3年に1回動くときに変わるバス停があるんですか、消えるバス停もあるんですけど、なぜですかということです。
○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。
◎都市整備部長(長野健二) 一つは利用状況に応じてやはり利用者の少ないところを残すよりもそこを減らして別の箇所に持っていくという部分が考え方としては一つございます。今回の場合につきましては、路線のルート自体が変わったという部分もございまして、今まで通っていた部分の路線がなくなったことによって、そこのバス停というのは当然廃止になります。新たに通るようなものについては新規でバス停を追加するというような形になっております。この考えが正しいか、正しくないかといわれれば、今現状としてはこういった方法がやり方としてはいいのではないかというふうに考えているところでございます。 以上です。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 何を言いたいかというと、3年間という中でいろんな要望があって、バス停がいろいろ若干なり動くんです。いろんな地域の要望があって、ここにバス停ができてよかったねという人たちがいるわけです。ところが、3年経つとがらっとまた変えられて、そこにバス停がないわけです。普通は考えられないです。やっと慣れた、ここがいいなという人たちの分がないわけですから、本来であれば、今のバス停はあると、プラスするのか、廃止するなら廃止の明確な理由をつくるのか。本来はこうであるんですけど、路線ありきじゃないかなというふうに思うんですが、そこの辺はどうですか。
○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。
◎都市整備部長(長野健二) 単純に廃止するのがいいのか、あとルートの関係、そしてそこに係る1便にかかる時間、こういったものも含めた上で一定程度新たに追加するのであれば、やはりなくしていく部分というのも必要になってくるというふうに考えます。 もちろん、バス停を含めて路線、こういったものについてはできる限り地域の皆さんのほうにお話を聞きながら今回はこういうふうな形でいきたいと、まずは皆さんからの意見を聞いた上で、最終的にこういう方向で行かせていただきたいということでできるだけ地域のほうに入って本当にこの地域が望む形、私どもが考えているのは果たしてそうなのかというところも聞きながら進めているという中で、最終的に今まで慣れてあったところがなくなるというようなケースがあったときも、ここは申し訳ないんですが、皆さんの意見を聞いた上で判断させていただいているというようなことはご利用者のかたにご理解いただきたいというふうには考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) それは本来の公共バスの考え方を少し逸脱しているという感じはしています。要は、ここにあったものがある日突然なくなっていくということに関して、だからここは物すごくコンセンサスを取って、今度バス停をつくっていただきます。要は改良してベンチがあって、ちゃんとしたところ。そういうときのことも考えれば、しっかりしたバス停というのはどこがいいのか。そこには皆さんが集まって来られるというようなコンセンサスをもう少しバス停に対するものを取っていかないといけない。私はこう思っています。 次に、今回、西鉄さんとの割引ができるようになりました。しかし、JRバスさんとはできていないですよね。この辺は交渉としてありますか、今後。
○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。
◎都市整備部長(長野健二) 今回、西鉄との割引の経緯につきましては、基本的に想定しているものが福間駅、それから津屋崎のカメリア、こういったエリアを想定していることになっています。これは今回の公共交通網形成計画の見直しの中において、拠点へのアクセス回数を増やすというのを原則としております。つまり、津屋崎の皆様にとってカメリアステージのエリアを一つの拠点として考えておりますので、あそこまでは皆さんをまずお送りさしあげたい。その後、もちろん津屋崎線、あるいは勝浦線をもってそのまま駅のほうまで来ることは可能なんですけれども、場合によってはそこで西鉄さんのほうに乗り換えていただく、こういうことを想定してその分については割引をさせていただきたいというのが今回割引制度を設けた理由でございます。 続いて、JR九州バスさん、こちらのほうについては、現在、福間駅からイオンの周回という形になっております。ここについては、今までも福間駅への乗り入れ、かつミニバスでもイオンさんにも行けるような状況になっていますので、そこについての割引というのは現在のところ考えていないような状況でございます。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) ご存じと思いますが、水光会もございます。イオンへの高齢者、あそこを散歩と考えておられるかたも現実にはおられたりしますので、やはりここの利便性、要は西鉄の分ではあってJR九州ではないとなれば、やはりここはひとつ交渉すべきではないかというふうに思っていますが、どうでしょうか。
○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。
◎都市整備部長(長野健二) 現在、そのエリアについては上西郷線というような形になっておりますけれども、こちらについてもミニバス間同士での乗継ぎをすることで総合病院、それからイオンさん、あるいは病院でいきますと宮城病院さん、こういったところにはミニバスの中で十分乗換えでできるというふうに考えておりますので、そこについてはJR九州バスさんを使われるお客様も多分おられるでしょう。しかしながら、ミニバスでも対応できるということから、現在のところはJR九州との交渉というのは考えていない状況でございます。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 今回の議会の中で福間海岸への西鉄バスの乗り入れができたというふうなお話がありました。どのような順路でどのような形で進むバスなのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。
◎都市整備部長(長野健二) これに関しては、先ほど市長の答弁の中にございましたが、準幹線という位置づけを、今回、公共交通網形成計画の中で発表させていただいております。津屋崎エリア、それから東福間、そして福間駅、ここをどのような形で考えていくのかということを考える中で、津屋崎方面から福間駅に行く上で現在でも勝浦線、津屋崎線で十分つなげているものの、このほかに海岸の活用ということを考えた場合、できれば民間の力をお借りできないかということから、これはもう昨年中からすでに西鉄さんとのお話をさせていただいている中において、現在運行している津屋崎鐘崎線というのがございます。これはルートとしては光陽台から福間駅、それから大和町を通りまして太郎丸、宮地嶽神社、ここから少しルートは分かれるんですが、最終的に勝浦を通って宗像のほうに行く便もございますし、津屋崎橋、渡のほうに向かう分というのもございます。この中で人的あるいは物的な西鉄さんの持っている資産、これを変えることなく何かいい方法はないだろうかというところで西鉄さんとずっと協議をさせていただいております。その中で一つの路線についてこういうふうな形ができるのではないかというようなご提案をいただいて、その形をとらさせていただいたのが今回新たにできます、今まで1の2というふうにいわれてあったこの路線について、光陽台から福間駅、そして大和町、ここまでは同じなんですけれども、ここから先が福間郵便局前、そして西郷川沿いに国道495号、こちらのほうを通っていくような形になります。そして、福間漁港前、それからバス停の位置は若干違いますが、ルート的には福間漁港の前の495号を通って、サンピアの跡に住宅街ができておりますが、そこの真ん中に走っている道路、そして竿線に出まして、竿線からまた海岸のほうに向かいます。そして、光の道、宮地嶽神社の参道、こちらからまた宮地嶽神社方面に向かいまして途中に宮司の格納庫、第2分団の格納庫がございますが、ここから東町方面へ向かうと、こういうルートに変わってくるような方向で、約1日、土日と平日と若干違いがございますが、12、3本の往復を変更できるような方向で今考えております。詳細については今度の広報10月号、こちらのほうで皆さんのほうにお知らせしたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) これまで観光路線としてのバス運用がなかったという意味において、ひとつ画期的なスタートじゃないかというふうに思っています。しっかりと地域振興部のほうでこの路線、宣伝していただいて、すばらしい道を通りますので観光につなげていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。
◎地域振興部長(花田千賀子) 念願の福間海岸のほうに西鉄バスが行くということでございますので、地域振興部としても今回は海岸、食ということで観光を目指すということで今頑張っておりますので、しっかり宣伝、周知をしていきたいと思います。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 最後のほうで伺います。この交通網形成計画、現在コストとしてはどれくらいのコストをかけてやられているのか。前年度比とは、ちょっと収入がありませんので、あくまで必要経費のほうでございますが、どれぐらいありますでしょうか。
○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。
◎都市整備部長(長野健二) 予算ベースという形になります。前年度はもう既に決算額というのがおおむね出ております。前年度、令和2年度でいきますと5,460万円程度、今回は時間を削減して人件費などが落ちるものの、人件費自体の単価というのも上がっておりますし、車両自体については走行距離、皆さんの安全性というのをしっかりと確保するために車両の入れかえというのも行っております。その結果、予算ベースですが、5,726万円、約5%程度の上昇という形になっております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 最後に、市長に伺います。住民の本当に大事な交通網でございますが、現状、聞いていただいたように、この10年、結局は同じお話が出てまいりますし、私も今見ていますが、やはり空気を運んでいるバスも多く見受けられます。今後、このコストについてもひっくるめて公共交通の在り方、市長はどのように考え、しっかりと進めていかれるのか、それとも削減をもって考えられるのか、その辺の方針的なもの、今お持ちであれば、お答えいただきたいと思います。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 地域全体の公共交通網というのはご承知のとおり民間のバス路線を行政として撤退されないように支えながら市民の皆様に全体として利用できる公共バスも特に交通弱者のかたにも配慮してやっていくというのが原則でございます。 そして、この公共交通バスの本当に運営のやり方については、東京のど真ん中であってもなかなか乗っていただけないというふうに苦悩されている、千葉県や神奈川県の市長さんのこともよく知っています。ただし、本当に走らせないとそれこそ本当にじり貧どころか、そのエリアは衰退といいますか本当に生命の危機に瀕するようなそんな事態を招くわけなので、ここは最低限のところ公共交通でカバーしていくというのが今後のまちづくりに必要なわけであります。なので、どうしてもまた様々な意見もありますので、全て本当に皆さんに喜んでいただく路線の形成というのは難しいわけでございますけども、ただ新たなその技術の取り入れ等により、昔はバスか乗り合いタクシーかということがあった中で、その注文に応じて新路線が運転手さんが見ながら行くやり方であったり、様々、この公共交通バスの体系、在り方も本当に変わってきておりまして、こういう社会情勢や技術の進歩をしっかりキャッチしていきながら、今後も少なくともでございますけれども図書館と同じで、この公共バスを走らせるということももともと利潤を、ここが民間の路線とは違いますけれども、図書館の運営もそうです、このバスの運営もそうです、赤字と言えば赤字、その中でもできるだけ利用者のかたにも負担していただく中で経営していく、そういう民間バスの在り方を前提としますならば、今回新しい路線をやりましたけれども次回になっていよいよ路線が減って乗りにくくなったとか、そういうことがないように。それから、民間のバス会社等とは十分協議させていただきながら、福津市民のための新路線の増設等もやはり協議させていただく、そんなつもりで今後ともこの地域公共交通につきましてはしっかり取り組んでまいりたいと思っています。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 市長は市がやるべきことの今根幹を言われたんです。要は、市民の福祉を守るためには市としてどういう状況であれ、これは残していかないといけないというようなお話でございました。その言葉、しっかりと受け止めさせていただきますので、次に移りたいと思います。
○議長(江上隆行) 蒲生議員の質問中ではございますが、ここで休憩を取りたいと思います。再開は午後4時といたします。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 休憩 午後3時43分 再開 午後4時0分 ~~~~~~~~○~~~~~~~~
○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き、蒲生議員の一般質問を続けます。 それでは、2項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは、2項目めでございます。 学童保育所についてでございますが、学童保育所の施設整備は、平成27年度以降では福間南小、それから福間小、津屋崎小で施設を増設し、定員を増やしました。今後も、入所児童の推移を見極め、対策を考えてまいります。 今後の整備計画は、保護者の要望や運動場での遊びを考え、小学校の敷地内で学童保育所を増設を検討いたします。しかし、児童数が増加している小学校では敷地の制限があり、次に小学校の隣接地を購入したり賃借したり、または学童保育所を行われている民間事業所への委託や補助を検討し、定員を確保いたします。 子どもたちが安心して放課後の時間を過ごせること、また保護者のかたが安心して子どもを預けられる環境を整えることを第一に考え、整備を行ってまいります。 学童保育所は、津屋崎小学校学童保育所、それから福間南しんあい児童クラブは委託方式で、それから勝浦小学校以外の6カ所の小学校では、指定管理者に令和2年度から令和6年度まで5年間委任、この指定管理者での運営管理でお願いしております。 それから、学童保育所の支援員の要件でございますけども、条例で基準を示し、具体的には指定管理者との協定書や、また業務委託の契約書の中で定めております。 人件費につきましては、年間開設日数を平日5時間、それから土曜日と長期休暇時につきましては、1日11時間の開設で、維持管理費などと合わせて予算化し、プラス保育料収入で運営がなされております。また、特別な支援が必要な児童に対しましては、児童数に応じて支援員を加配できるように予算を確保しておるところでございます。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 児童数の推移によってというふうなお話でございます。特に、今後、福間小学校の児童数の増加が見込まれている中、ここの学童保育所の増設もしくは新設の考えはあるのかどうかお伺いしたいと思います。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 福間小学校につきましては、児童数の増加が見込まれているところでございます。 学童保育所につきましても、児童数の増加に合わせまして、子ども・子育て支援事業計画の中でも示しておりますように、今後、学童保育所の定員の数の確保をしていく必要性があると認識しておりますので、福間小学校もそこで確保していかなければいけないということでございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) そのときに、今の第一答弁の中では、第一義的には学校内につくりたいというお話がございました。 数年前、学童保育所の、特に福間小の問題が起こったときに、担当課と相当お話をしましたけども、今後のその学校の運動場の問題とか、いろいろ考えたときに、学童を敷地内に置くことは難しいのではないかと、そのようなお話を担当課としっかりさせていただいた中で、第三・第四に関しては、今、学童は敷地外に建てるという形にしておりました。それをもう一度、敷地内での検討をしているということでよろしいのでしょうか。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 基本は、学校の敷地の中で学童保育所を確保していきたいというふうに、担当課のほうでは考えております。 福間小学校の第三・第四の学童保育所をつくったときも、本来であれば敷地の中に、学校の敷地の中で学童保育所の敷地を確保したかったということでございますけれども、やむなく外でということになったというふうには認識をしておりますが、まず第一前提としては、敷地の中で学童保育所の教室数を確保できないかということは、教育委員会も含めて協議をさせていただきたいというふうに、担当課のほうでは考えているところでございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 第一答弁の中には、外も民間もということの検討もございましたので、やはりもうそろそろそういうことを考えていかないといけないかと。 この学童保育所を考える上で、施設の話だけではなくて、利用者のやはり考え方というものが大分多様化してきたなと思っています。学童保育所をセンターとして、いろんな民間の塾であったりとか、そういうところに行かれておりまして、ほとんどのかたがその施設、学童保育所そのものを終日使っているということが、1週間全部使うとか、終日使うとかいうことがないかたも多くおられます。 やはりそういうことも検討の中に入ってくれば、必ずしも本当に学童保育所、市が全てその人数に対して対応しないといけないのかどうかというのは今後の課題だと思いますが、そういう中で、行革の中に今回保育料の見直し、学童保育料の見直しということが今回の案の中に出ておりますが、担当課としてどのような手順でどのような料金を、今の時点で考えておられるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 学童保育所の保育料の見直しの件でございます。 今回の行革大綱の中でも、行政サービスの再構築、負担の公平化の中において、学童保育所、保育料の見直しというのを一つ項目に掲げているところでございます。これは、学童保育所も特定の市民が利用する施設として、応分の負担をある程度していただこうという視点でございます。 現在の学童保育所の保育料につきましては、月額5,000円、それと延長の場合について500円頂いているという、それのみでございます。 今回の行革の中では、当然負担の公平化というところの中で掲げておりますけれども、近隣の料金体系とかも鑑みて、今後、次期の指定管理の期間、指定管理の選定時期、令和6年度になりますけれども、それまでの間に、改定に向けた検討を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) その中に、やはり所得割的な料金体系というのは、私はもう必要なんではないかと、やっぱり同じ施設でも、本当に共稼ぎをしない、もしくは独り親でどうしても生活困窮もあって預けないと生活ができないという人と、今お話ししているように、その施設を中間点として、いろんな民間の軸になっているという、この差を見たときに、やはりそこは所得的なものを導入していくということが大切じゃないかと。 なぜここまでお話をするかと、料金の話をするかというと、学童保育所の指導員の賃金レベルがやはり低いなというふうな印象があるわけですね、一つは。一番の話は、賃金がもし、時給1,000円近くなってますが、実際お預かりする時間が2時ぐらいからですから、1日のうちで2時~7時となれば、1日のトータルの金額からすれば、下がってしまうわけですね、極端に言うと。 そういうことで、ある面、その金額の、要は、終日、少し単価が低くても終日働ければ何千円頂けるという考え方からすれば、月あたりで考えれば、そういうこともひっくるめるとやはり時間的なものだけで、今、時給で全部やられていますんで、やはり月給制への変更とか、そういう待遇改善をしないといけないと私は前々から思っているわけなんですが、そういう意味でも料金を上げていくことにおいて、そういう待遇改善につながるというふうに思っていますんで、所得格差における料金体系の変更、このようなことは考えておられますか。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) いわゆる減額の制度というところかなというふうに思っております。 現状でも、生活保護世帯であったり非課税世帯については減免をさせていただいております。それと、兄弟姉妹が同時に利用する場合については、お一人が半額だとかというところはございます。それに加えて、また今後というところの部分については、先ほど議員もおっしゃられてありましたとおり、独り親世帯であったりだとかというところも、都市圏の市の現状の調査も大方始めているところでございまして、状況がそのような独り親世帯に対する減免を設けているところがあったりだとかというのもございますので、そこも検討の課題にはなってくると思います。 それから、料金につきましても、月額5,000円というものしか福津市の場合は設定をしておりません。都市圏の多くの市では、長期期間中の臨時の利用については、料金体系が夏休み、長期の休みについては、朝から夕方まで1日学童で過ごすということが月額5,000円でいいのかというところもございますので、そういったところも含めて料金体制、もう少し細かく見直しをする必要もあるのかなというふうには思っております。 どのような料金にするのかというところは、まだ具体は検討過程でございますので分かりませんが、いろんな視点でこの際きちんと検討して、料金の改定というところを示していきたいなというふうなところでございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 受益者負担という言い方をするにはあまりにも悪いかもしれませんが、今どき、すみませんが、5,000円となれば、民間の塾に行っても、1時間ぐらいその塾に行ったというだけでも、月額5,000円はかかっているというこの現状から考えると、少しやはり考え方を変えて、その分指導員のかたへの、やっぱり月給制への移行とかということを考えていただきたい。 一番、実はお伺いしたいのは、最初にお話いただいたみたいに、福間小での学童保育所を新設せざるを得ないと、新設なのか改変なのかしりませんが、増設なのか分かりませんが、しないといけないと、実際それをやるとなったときに、コスト的には、今、過去の施設を整備されたということもあるでしょうから、もし、概算でもようございます、どれくらいの建設コストがかかるのか、ちょっとお知らせいただきたいと思います。
○議長(江上隆行) 神山
健康福祉部理事。
◎
健康福祉部理事(神山由美) 直近では、一番近いのが平成31年度に福間南小学校の学童保育所を整備をしております。福間南第四・第五学童保育所ということで、二つ教室分つくっておりますが、工事費につきましては8,277万1,700円、これ、工事費でございますけれども、建築費がかかっております。 そのほか備品とか設計監理料というのが別途発生してくるとは思いますけれども、そのような費用が、単体で確保しようとするならば、かかってくるのかなというふうには思っております。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 建物を建てるわけですし、やはりそれなりのコストがかかっていくと。 私はどちらかというと、最初、お話をしております、料金の改定というものはある程度しっかりお話しされると、本当に学童に預けないといけないのかというような、今のこう使い方を見て、少し疑問もありますし、やはり少しそこら辺を進めることも大事ではないだろうかと。 ただ、福間小の児童数の増加というのはもう著しいものがございますので、今の建設コストというのはもう近々に出てくる話ではないだろうかというふうには思っています。 そういう中で、市長とは学童保育所についていろいろここまで、市長になられる前から取り組んでこられました。しかし、この10年、大きくはやはり変わってないんですね。やはり今の中心であるこの学童保育所の在り方というものを、先ほどの第一答弁の中にあった、多少民間の活力も使うとか、敷地内に必ず学童保育所を置くとかじゃなくて、少し柔軟な考え方をもう持っていかないと、受けている、学童におられる子どもたちも今の学童に不満を持っています、親もですが。やはりそういうことを考えて、今後の展開として、この学童保育所の考え方、市長の答弁を頂きたいと思いますが。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) そうですね、二つあるんですけども、特に低学年、特に1年生、2年生、就学後のですね、3年生ぐらいまで、一方では、共働き世帯が多い中で、保育所については、民間の保育所でありましても、本当に蒲生議員が言われたように、この家庭の所得によりまして保育料というのは、どの保育所、民間であれ、直営であれ、その保育料というのは差をつけております。学童保育所というのは、ある意味、その保育所の延長ということが考えられるわけです。その中で、その所得の差は全くございません。 ただ、どうしてもその預かる義務というのは行政の責任としてある中で、ただ、そこには運営もありますし、指導員さんの、保育所の保育士さんと同じくやはり本当に相当な緊張感を持って、子どもを預かっておられるかたへのその処遇ということでは、しっかり、もう少し考え方を変えて、預けてもらう保護者のかたにも相応の負担を、納得のいく、そもそも保育所に預けてそのまま今度は子どもが小学校に入ったら学童というのがあるので、そこは一つこの理由が立つと思います。 やはり行政の責務として、学童保育所の運営はしていかなきゃなりません。その中で、今、本当に福津市が、子育て世帯が多く入ってこられまして、放課後、塾ではない、また直営の、直営というか、市が行っております学童保育所のちょうど中間、プログラミングであったり、英語であったり、昔遊びであったり、絵画であったり、劇であったり、それから絵画、アニメであったり、本当に様々な放課後の、バレーであったりですね、放課後の民間の学童保育所がもう本当に、圧倒的にこの福津市にできています。 それがまた単体で存在しておりますが、民間の学童、放課後の預かりの、そういう、民間のかたの連携協議会も出来上がりまして、そこの会合に呼ばれることもありますし、コロナ禍であっても、先々月かな、イベントがあって、そこにも私ちょっと行きました。 そこで、保護者、体験で来られたかたがたくさんおられて、定員よりも多くのかたが申し込まれたので、その体験に、それぐらい保護者としては、そういう、放課後であっても、また、昼間の小学校とはまた違う体験を放課後学ばせたいという、そういう関心であり、ニーズが保護者のかたにはあられます。 ただ、ここは民間でされておりますので、やっぱりそこそこの保育料がかかるわけですけども、この保育料を、こういうところは市が仮に、今後のやり方として委託していく方向性がある中で、すると、市が今、指定管理でお願いしております、学童保育所とのあまりの入園料の格差もございますので、そういうことも含めますと、やはり重要なのは、今の保護者のかたの様々価値観ございますけども、放課後、子どもたちを預けなければいけない、預けたいと思われている保護者のかたのニーズにしっかりマッチした放課後学童の保育の在り方は、第一答弁でも含みは持たせていただきましたが、ただただ建設して最低限のものを担保するのではなく、民間のかたとも話し合いながら、また行政としてはアンケート調査等も取りながら学童保育所、放課後学童の確保を目指していく、そういうことを、今、子育て支援事業計画を策定して、それに基づいてやっておりますが、今後の建設につきましては、そういったところも踏まえて、建設か委託か、そういうことをしっかり模索、検討していく必要があると、そのように思っております。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 長年、学童保育所に関わっていただいている事業者のかたがた、ここもなかなか、今、高齢化をしてきておられて、大変な思いをして子どもたちをお預かりいただいております。そういう意味で、やはりメリハリのある行政というものの考え方、ここはやはり今から明確にしていかないといけないのではないかというふうに思っております。 ただ、近々の課題としては、福間小学校においては学童保育所の増設等の検討を、もう入らざるを得ないということははっきりしましたので、その辺に関しては万全の準備をお願いをしたいと思います。 次へ、お願いします。
○議長(江上隆行) 3項目めの答弁です。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは、3項目め、市営住宅の長寿命化についてでございます。今後、どのように進めるか伺うということでございます。 平成28年3月に策定しました、福津市営住宅長寿命化計画におきまして、市営住宅の再編計画を掲げ、老朽化した花見団地と星ヶ丘団地の一部を集約し、建て替えすることとなっております。 これに伴いまして、建て替え実施方法の検討として、令和2年度に花見団地建て替えほか、事業に係るPFI導入の可能性調査を行いまして、ストック数の再調査や、非現地建て替えの検証等、現地ではない建て替えの検証等の様々な角度から調査検討を加えまして、事業実施に際しての課題を整理し、その導入可能性、PFIの導入可能性を検討しました。 その結果、PFI事業を行いますと、市の直接施工よりも金額的に優位性はあるものの、若干ぐらい、本当に圧倒的な優勢ということではない、優位性は確かにあるものの、この余剰地、花見市営住宅が持っておりますこの余剰地の活用方法については、土地のこの民間への売却が必須でございまして、このエリアも相当周りは家がどんどん建ち並びました。今もまた建ち並んでおります。 そういう社会状況というか、この住宅状況のこと、それから市全体での本当に人口が、特に福間エリアは増えておりますというようなこと、そういう、市全体での将来性を考えますと、果たして民間売却が、一部土地が妥当かどうかというようなことも踏まえて、PFIの事業実施が最適な方法ではないと判断いたしたところです。 福津市営住宅長寿命化計画、ご指摘のとおり、策定からもう6年経過いたしまして、市の住宅事情、大きく変動しております。そして、この市営住宅は老朽化が進んでおります。 議員のご指摘のとおり、市営住宅、本当に老朽化が激しいために、応急的な措置では対応が追いつかないこの市営住宅の状況ありますので、花見団地及び星ヶ丘団地の建て替えにおいては、国庫補助対象であるこの民間住宅借り上げ制度というのがございますが、これも含めて、他の団地整備手法での方針を決めていきたいと今は考えております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) もう喫緊の課題ではないですよ、命に及ぶ課題になりました。 今、本当に市の責任でやれるのか、高齢化が進みましたから、当初お話いただいたみたいに、引っ越しを待って本当に建て替えができるのかという現実も起こってきていると思います。だから、そういうことを考えると、今まで考えていたコストとこれからやるべきコストは違うと思いますが、その辺の見解はどうですか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 確かに老朽化がかなり進んでおりまして、今、かなり制限をかけて入れない状態のところが、花見住宅で言えば、約半数ぐらいになっております。 そういうことを考えますと、もう今後においては、ゆっくり全体を取り壊して、そして新たに全部つくるというようなやり方だけではなくて、例えば、半分、現地で行くのであれば、半分残して半分建てると、移転補償をする。そしてまた、安全性を担保しながらでございますけども、その後また搬送するとか、そういう方法も検討の一つとしてやっていかないと、ちょっと追いつかないという現状であることは間違いないというふうに思っております。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) PFIを検討したときに、どれくらいのコストがかかるんだというふうな試算はあると思いますので、そのときの試算をちょっと教えていただきたいです。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) PFIの可能性導入調査の分におきましては、総事業費が13億3,000万円というような数字が出ております。ただ、この中には、余剰地というものが、本市のものではなく、そのPFI事業者のほうに、そこに含まれるということになっております。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 事業レベルで13億円、これは最低、大抵そのときはPFIで考えていますから、コスト的には若干安かったと思うんですね。今で言えば、もう13億円で、市がやろうとしたときにもうできないというふうに理解をします。 今、お話ししたように、もうおられるかたの高齢化も進んでいますから、一旦どこかに引っ越して、全部更地にしてまた新しくつくる、もうこの方法はほぼ不可能と思っています。 今、部長のほうから、全棟、今、使っていません、ほとんど半分しか使っていませんから、仮に今の使ってないところも多少使えるようして、半分移動していただいて、半分壊してつくるかと、でも、そうなったときに、入られるかたのその料金であったりとか、コストは逆に上がるんじゃないんですか、どうでしょうか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) 料金等につきましては、基準額があると思いますんで、それを原則、基本とするものということになるかと思いますが、恐らく今の状況、最低料金みたいな形にはならないかなというふうには思っております。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 市長、もう一番ご存じですよね、今の現状というのは。もう待ったなしということもご存じですよね。どうしていかれるのか。最後、その、今のもうコスト論に最後はなってんですよ。要は、施設をつくるかどうかということになって。で、方法論はもう幾つもないんですよ。だから、あとは決断が要るんですが、今のところどうお考えですか、この市営住宅に関して。
○議長(江上隆行) 原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) 少しですね、もう2カ月ぐらいたってしまいますけども、このPFIの13億円、PFI使っても13億円かかるということで、しかも、今、市が持っている、本当に貴重な土地も、PFI業者でございますけど、ほぼ家になったり、なかなかこう公共性の高いものというよりも、もう普通の家になって。それが、13億円かけてやるということは、この調査した意義はあったと思いますけども、そぐわないということで、やめておこうというふうになりました。 といいますのも、ご承知のように、隣接しまして福間中学校は当然ありまして、この市営住宅の周りにもうたくさん家が建ち並びました。花見も相当、今、人口、そして市営住宅の中に公園が実はありますけども、狭い、この公園に周りの新しく住まわれたかたがこの公園をすごく利用されている、市営住宅のかたではなくて。 なので、この場所には、教育施設を補完するものであったり、それから新しく住まわれたかたが憩える公園であったり、そういうふうに、市の持っている貴重なこの一等地にあります土地でありますので、そんなことも考えます。 それから、ただ、市営住宅というのは、本当に、それこそ市が勝手になくすとか、そんなことは決められ……、法律に基づいて市営住宅の設置数というのは決まってまして、幅はありますけど。なので、市営住宅というのは憲法に基づいて、生活の保障のためにも、25条ですかね、この市営住宅というのは、公営住宅というのは必ず設置しなきゃいけませんから、この高齢のかたのことが本当に憂慮されますけども、しかも、この場所に慣れられたかたが長年住んでおられますので、おられますけども、市営住宅というか、とにかく、その環境が大きく変わることなく、この市営住宅を利用していただくことは担保しながらも、本当に、そこそこ広い平屋の市営住宅の土地でございます。 ここは市民全体のために有用に活用できるような、そんな方針を今、原課のほうにもちょっと調査と、スピードも含めてやるように言っています。 最後に、それでもこちらにも審議会がございまして、市営住宅の審議会がございます。こちらがもう平成28年3月に立てた方針、答申を受けて、それを採用して、その計画に基づいて市営住宅とありますので、やはり先ほどの話じゃありませんが、その審議会等への諮問やその協議は、市営住宅については、特に本当に重要なプロセスだとも思っているところで、決断も大事でございますけども。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) ここで多くの議論をしようと思いません。要は、本当にもう待ったなしが来ているよと、そのことを重々自覚をいただいて、市の命を守る一つの状況になっているということをお伝えしたいと思います。 では次、お願いします。
○議長(江上隆行) それでは、4項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。
◎市長(原﨑智仁) それでは、4項目めが福津市行財政改革についてでございます。 特に、質問要旨が第3次福津市行財政改革大綱(素案)のパブリックコメントについて、この大綱素案の内容についての質問要旨でございますので、①番より答えてまいります。 市民生活の質の向上とはにつきましては、まちづくり計画や各個別計画にある施策の実施により、市民生活の質が向上すると考えております。行財政改革と直結するものとしては、手続きのデジタル化により便利になる、それから公共施設やインフラを将来にわたって安心して利用できる、また業務改善・効率化によって、重点分野への職員の配置により多様化する住民ニーズへの対応が可能となることなどと考えております。 続きまして、②番です。市にとって必要性の高い施策といたしましては、6月定例会で示させていただいた所信表明にも掲げている各施策と考えておりますけども、中でも市の成長にとって必要性の高い施策としましては、住民サービス、また行政、この福祉施策・教育施策を担保するために、質を保つために、経済・産業が元気なまち、それから教育環境整備に係る施策が挙げられます。 続きまして、③番、優先順位、時代に合わなくなったもの、優先順位の低いものを見直す施策としましては、改革の基本方針でもあります、この行革大綱素案のですね、行政サービスの再構築に係る取り組み内容の②番、選択と集中に掲げているキャンプ施設や利用度が低い公園などが、優先順位が低いものということになってまいります。これを見直すということになってまいります。 ④番、具体的な実施計画はいつごろ示され、それに伴う財政見通しはいつ示せるのかでございますけども、大綱策定後に行財政改革大綱実施計画を調整し、公表いたします。この行革大綱実施計画で取り組みのスケジュールや削減効果、数値目標等を示してまいります。 財政見通しにつきましては、この行革大綱実施計画及びまちづくり計画実施計画を反映させることとなりますので、1月頃を目途に示してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) ご努力いただいて、行財政改革、いろんなかたがたのご諮問もいただいて作成をされた、そのことに対しては深く敬意を払うものではございますが、今、本当にこの行財政改革のこの骨子で、この福津市の現状を変えられるのだろうかというふうに思うところがあります。 少し、私なりにご質問させていただいて、お答えいただきたいと思いますが、令和3年から令和7年のこの5年間の大綱でございます。令和7年の福津市の人口を幾らに考えておられますか。それと、地域的にはどれだけの人口というふうに考えられてますか。
○議長(江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) すみません、お待たせいたしました。まちづくり構想の将来推計人口ということになりますけれども、令和7年になりますと、大体7万人というふうな予想になっております。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) どの地域がどれぐらいですか。
○議長(江上隆行) 石井
まちづくり推進室長。
◎
まちづくり推進室長(石井啓雅) すみません、地域別というのが今ちょっと手元にございませんので、後ほどお答えいたしたいと思います。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 私はあんまり行政に対して、こんな場所でこういう質問をしたことないと思います。ある程度、コンセンサスは取らせていただいて数字は出させていただいていますが、何を言いたいかというと、この行財政改革を明確につくっている部門が5年後の人口を、ビジョンを見ずに、どの地域にどれだけの人口が張りついていくのも見ないで、何をもって行革といい、何をもってまちをつくるというのか、その任にあたるのかというふうに思うから、こういう、少し無謀な質問をさせていただきました。 ただ、私も別にそれを責める気はない。なかなか難しい問題です。5年後、たった5年後かもしれないけれど、この福津市の人口を今、正直しっかりと捉えている人って、そんなにいないと思いますよ。強いて言うならば、部門的には二つあります。学校教育課です。もう一つ言うならば、建設課かもしれません。なぜかというと、身近な数字の積上げの根底がありますから、それにもって今の計画を出してきているわけですから、ある意味ではそこが一つの大きな、今、福津市の中の、それが正しいとは言いません、正しいとは言いませんが、この5年間というのはある意味では財政の全てをかけないといけないぐらいの状況だと私は思います。 昨日の学校教育課、今、市長が2番目の状況の中でお話をいただいていたと思いますが、要は、主要な政策というのは、学校のことと環境のこと、この二つと言われました。学校のことがどんとど真ん中に入ってこない施策は、今後、見誤ると思っているんです。 今、この一般質問のこの間の中で、学校教育課は、小学校か中学校か、それはまだ議論があるというような話でしたけど、2校と言われました。1校にあたって40億円から60億円かかると言われました。2校つくれば最大、マックス120億円ですよ。120億円ということはもう基金では足らないという金額。極端な話すれば、もう基金はないということで次の財政を考えないといけないという話じゃないですか。その財政のことを考えて、この行財政改革の根幹があるんだろうか、そこをちょっとお聞きしたい。
○議長(江上隆行) 吉﨑財政調整課長。
◎財政調整課長(吉﨑和哉) 学校の120億円というお話の中で、そこを考えてあるのかというところでございます。 昨年の中期財政見通しを示せなかったというところにつきましては、その、やはり学校の問題が大きくて、中長期的な財政の見通しが立たなかったというところがございます。もちろん、そういった部分で長期の財政計画を見通していくということは、大変重要なことだというふうに考えております。 しかしながら、この行財政改革大綱、未来につながる創造的な行政経営のための改革というところで、理念で示してありますように、組織改革を進め、経費削減や効率化、それから未来への投資につなげるための不断の取り組みということも、行財政改革としては非常に重要なことだというふうに考えております。 当然ながら、大きなものを含めながらするということも重要ですけれども、日々の取り組み、今、取り組めることというところで、この素案というものをつくらせていただいておるというところも、ご理解いただきたいというふうに思っております。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 総務部長、この一般質問の間にご発言がありましたよね、この行革に関しての。決意を持って成し遂げるというお話をいただいてます。その件は、今でもお変わりないですか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) それはもちろん、最初の小さな個別会議からテーマ別会議からずっと積み上げてきたボトムアップ形式でした上で、最終的には、全庁的にも共通認識を持って確定したものでありますから、そこに変わりはございません。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 最初ね、少しこう、皆さんのほうを少し驚かせたいだけだったんです、人口の推移とか。責めてるわけではないんです。一生懸命考えて、一生懸命やっておられるのはもう十分理解しているんです。なので、私は、一番言いたいのは、本夛部長がこの行革に本気になって取り組むと言われたのであれば、この5年間で福津市の命運がかかると私は思ってますよ。100億円の基金を全部使い切った後に、どういう財政運営をするかということは、誰よりも本夛部長が一番ご存じだと思う、もし使い切ってしまったときに。だからこそ、今こそそのことをどうしても成し遂げるのであれば、全庁的な決意を持って、多少苦しかろうと何しようがやるんだというお話をしないといけないと思うんですね。 もうちょっと時間がないので1点だけお話ししますが、家庭の中で一番の問題になるのは子どもの教育の問題です。この子を大学にやろうか、やるのならうちの財政規模でどこだろうか、公立に行ってくれればいいな、私立じゃなくて国立行ってくれればいいな、親の願いです。財政なくて教育は語れないんですよ。だからこそお願いがあるんです、部長に。まだまだ学校教育課と市長から明確な答えが出てきません。しかし、予算はもう10月には本決まりで決めていかないといけない。根幹のところを、部長がしっかりと両方のご意見を聞いて、これは駄目だよ、うちの家計からいうと無理だよ、これはあってあたり前です。だけど、成し遂げないといけない、教育に関する成し遂げないといけないことを全権で部長に任せていきたい、副市長格ですよ。責任は部長、持つと言ってるんですから、しっかりやっていただきたいんですが、どうでしょうか。
○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
◎総務部長(本夛研介) ちょっと責任、行革と、その、全責任を私が負うというところまでは、ちょっとこの行革のところからは違うのかなというふうに感じますけども、今おっしゃいましたように、この学校というものについては、私、副市長がおるときも、辞められた後も、そして今回新しく教育長がなられて、教育部長も代わってます。その後も常に、財源なしにですよ、どういう方向性なんですかと、そこを先に決めないと前に進まないというところは教育部ともしっかり、4月以降も話をしてきてます。それから市長とも、もう直近では一昨日、話をしております。私の意見もしっかり言ってます。市長はちょっと、どう思われたか分かりませんけども、私自身の考え方、これを、こういうふうな段取りできっちりしないと、一歩も前に進みませんよということはきっちり申し上げております。 財政的なことを言われましたけども、その2校要る、小中要る、複数校要る、それとも1校なのか、竹尾はどうなったのか、そういうところ、まず方針転換するならきっちりする、それの部分でスピード感を持って、今までの遅れを取り戻せるような形、二重投資、三重投資にならないような形、それから教育部門、教育行政と一般行政の専門性のバランス、こういうものはきっちり取っていく必要があるということは常に言っております。本来、副市長がすべきことかもしれませんけども、そこは私は組織全体として考えるべきものということで認識しておりますので、そこの部分については責任を持っております。今後も変わりません。 以上でございます。
○議長(江上隆行) 蒲生議員。
◆12番(蒲生守) 大それたことを言わせていただきましたけども、もう間に合わないところまで、ぎりぎりのところまで来ましたので、私は議会の総務文教の委員長という立場もございます。しっかりと総務の今後の流れというものをしっかりと見極めたいがゆえに、今日は少し苦言ではございますが、これはもう副市長になったぐらいの思いで、この難局をしっかりと乗り越えていただきたいと私は思います。 以上でございます。これで一般質問を終わります。
○議長(江上隆行) 以上で、蒲生守議員の一般質問を終わります。 本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 散会 午後4時48分...