福津市議会 > 2021-06-24 >
06月24日-06号

  • "戸田議員"(/)
ツイート シェア
  1. 福津市議会 2021-06-24
    06月24日-06号


    取得元: 福津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年 6月定例会(第3回)1 議 事 日 程(6日目)   (令和3年第3回福津市議会6月定例会)令和3年6月24日午前9時30分開議於  議  場 日程第1 一般質問2 出席議員は次のとおりである(18名)  議 長  江 上 隆 行  副議長  米 山   信   1番  福 井 崇 郎   2番  森 上 晋 平   3番  秦     浩   4番  石 田 まなみ   5番  八 尋 浩 二   6番  田 中 純 子   7番  中 村 晶 代   8番  尾 島 武 弘   9番  下 山 昭 博   10番  髙 山 賢 二   11番  中 村 清 隆   12番  蒲 生   守   13番  横 山 良 雄   14番  戸 田 進 一   15番  榎 本   博   16番  椛 村 公 彦3 欠席議員は次のとおりである(なし)4 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職・氏名(13名)  市     長  原 﨑 智 仁      教  育  長    大 嶋 正 紹  総 務 部 長  本 夛 研 介      市 民 部 長    横 山 清 香  健康福祉部 長  辻   優 子      健康福祉部理事    神 山 由 美  地域振興部 長  花 田 千賀子      都市整備部 長    長 野 健 二  教 育 部 長  水 上 和 弘      総 務 課 長    花 田   積  財政調整課 長  吉 﨑 和 哉      まちづくり推進室長  石 井 啓 雅  会 計 管理者  谷 口 由 貴5 職務のため議場に出席した者の職・氏名(2名)  事 務 局 長  重 冨   隆      議 事 課 長    平 田 健 三          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            開議 午前9時30分 ○議長(江上隆行) ただいまから令和3年第3回福津市議会定例会を再開いたします。 直ちに会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第1一般質問 ○議長(江上隆行) 日程第1、一般質問を引き続き行います。 それでは、順次発言を許します。 本日最初は、6番、田中純子議員。            (「議長」の声あり) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 皆さん、おはようございます。通告書に従い、以下の質問をいたします。 小・中学校の抱えている課題の解決に向けて。 過大規模校課題解決をしていくためには、小規模校の問題も考えていくべきであります。志を持ち、未来をたくましく切り開く子どもたちを福津市みんなで育てていくために、次のことを伺います。 1、福津市学校施設等整備計画をもとに、今後はどのようなスケジュールと手順で検討し、学校施設を整備していく予定なのでしょうか。 2、教育委員会組織運営の在り方や協議の進め方などに改善点や変更点はあるのか。 3、特認校の勝浦小、小規模校上西郷小の今後の方向性について。 4、校区外申請などを含む児童・生徒、保護者の相談についての体制の強化と周知は。 5、コミュニティスクールの推進の今後の展望について。 以上、答弁をお願いいたします。 ○議長(江上隆行) それでは、質問に対する答弁をお願いいたします。大嶋教育長。 ◎教育長(大嶋正紹) それでは、小・中学校が抱えている課題解決に向けてということでお答えいたします。 まず、①の福津市学校施設等整備計画をもとに、今後はどのようなスケジュールと手順で検討し、学校施設を整備していく予定なのかということについてでございます。 福津市学校施設等整備計画につきましては、令和3年3月末に委託業務が完了し、受託業者から納品を受けました。しかし、同計画に反映すべき新設校を含めた今後の市の方針がいまだ決定していないため、今後も協議を継続し、方針が決定でき次第、その内容に合わせた形で計画を完成させることとしております。 新設校計画については、当初予定しておりました開校年度が遅れたことで状況はより一層厳しくなっており、一刻も早く市としての方針を決定するべきだと考えております。 方針決定後は、国の方針や市の教育施策と併せて、どのような学校にするのかについて、学校現場当該施設の保護者、地域のかたに参加いただいて、準備委員会、ワークショップなどを実施して進めていくことを想定しております。 続きまして、②教育委員会組織運営の在り方や協議の進め方など改善点や変更点はあるのかということについてでございます。 合議制の教育委員会といたしましては、毎月実施する定例会議と、必要に応じて臨時会や勉強会を実施しております。 教育委員の皆様には、国や県が実施する研修への参加のほか、審議に必要な資料や情報をその都度お渡しすること、会議の運営にあたっては、発言しやすい雰囲気づくりに努めているところでございます。 ③の特認校、小規模校の今後の方向性についてでございます。 勝浦小学校小規模校入学特別認可制度につきましては、現状でも毎年一定程度の申し込みがあり、勝浦小学校の持つ自然環境に恵まれた小規模校としての特性を生かした教育を希望するという制度の趣旨に賛同いただいている児童及び保護者がおられるため、現状のまま継続していくこととしております。 上西郷小学校特別認可制度の対象とするか、学校希望選択制の対象とするかについては現在検討しておりますが、施設規模、これまで培った学校文化地域文化との兼ね合いなどの課題をきちんと整理する必要があると考えております。これらの導入については、通学区域審議会に諮った上で方向性を決定したいと考えております。 いずれにせよ、勝浦小学校及び上西郷小学校につきましては、小規模校での教育を希望される児童、保護者の受入先として活用される学校になると考えております。 続きまして、④校区外申請などの相談についての体制の強化と周知についてでございます。 校区外申請につきましては、小規模校での教育を希望する児童、保護者への受け皿、ひいては過大規模校の緩和の一助となるよう、通学区域審議会に諮ることとしております。 今後、審議会の答申を受け、特認制度を拡大するのか、学校選択制を導入するのか、現在の校区外通学を運用するのか、方針を決定することとなります。方針が決定した時点で、市民の皆様に周知を行ってまいります。 ⑤コミュニティスクール推進の今後の展望についてでございます。 本市は、これまで学校・家庭・地域と、地域とともにある学校づくり、そして学校を核とした地域づくりを進めてきております。これまでのコミュニティスクールでは、学校と家庭、地域の横のつながりを中心に取り組んでまいりました。 今後は、「新化期(しんかき)」の取り組みとして、これまでの取り組みに加え、小中9年間の連続性や、接続・一貫性を重視した縦のつながりを大切にしたコミュニティスクールの発展に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 1番目なんですけれども、学校施設等整備計画に沿って進めていく、今後これをもとに検討していくという、ご回答と確認いたしました。これをもとに考えていくとするならば、やはり新設校が必要かどうかというところから再検討というお考えなのか。 私は、福津市全体の過大規模校解消というのは本当に喫緊の課題だと思うんですけれども、やっぱりそれは、言い方は悪いんですけど、その場しのぎ、今だけよければというものではなくて、福津市全体の10年後、20年後、30年後も見据えての再配置を含めての新設校という検討が必要だと思っているんですが、その辺りのお考えについては、今の方向性としてはどういうふうにお考えかをお尋ねします。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 学校施設の計画についてでございますが、小規模校含めての今後の在り方についての考えということでございます。 まず、現状といたしましてというところなんですが、議員ご存じのとおり、福間中校区を中心とする大規模校化している小学校、中学校がございます。まず、その分につきまして、喫緊の課題というふうに捉えておりますので、そちらのほうの学校を新設する方向で協議を今進めておるところでございます。 今回策定しました計画につきましては、計画ではありますが、現段階ではまだ未成熟といいますか、案と申しますか。新設校の場所、構想も含めてまだ協議中でございますので、これにつきましては、これからその辺がより動いていくというか。その辺をもう少し精査しながら、学校新設が決まった上で計画の内容も変化していきながら、最終的な形の計画ということを目指しておるところでございます。 先ほどご質問の小規模校につきましても、計画の中では将来計画というか。あくまでこれは地域の実情とかご理解が前提となりますので、計画としては上げておりますけども、こちらについてはやはりちょっと時間もかけながら、まずは大規模校の状況の解決を先に進めながら、そちらについても、どの時点かはちょっと明言できませんが、在り方については計画を考えていきたいというふうに思っています。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 過大規模校で過ごしている子どもたち、そしてこれから今後学校で過ごすことになる子どもたちのことを考えますと、やはり課題解決に向けて新設校設置というのは急がなくてはならないと思います。 しかし、その半面、今後の先ほど言いましたような人口動向や児童・生徒数を鑑みますと、やっぱり慎重な、丁寧な協議と市民への説明というのがとても重要になってくると思うんです。それはなぜかと言いますと、やっぱり今まで、これだけ喫緊の課題、喫緊の課題と言いながらなかなか進まなかったというところがありますけれども、急がなければならないけれども、ここまで至ってまだ解決に向かっていないというところについては、どのように教育委員会としてはお考えになっているのか。それをどのように生かして、今後に向けてしっかりと幾つかの案を出していかれるのかというのをお尋ねします。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員の質問でございますけども、これも議員もご承知かと思いますが、昨年度から学校新設問題、候補地についてのさまざまな議論がなされているところでございまして、教育委員会といたしましては、もう本当に一刻も早く過大規模校の緩和、解消に向けた取り組みを進めていきたいと思っています。具体的には、やはり学校の建設というものを進めていきたいというふうに考えておるところでございまして、そのためにも、今現在、市長含めて協議を進めておるところでございますが、現時点で候補地の選定にまで至っていないという現状でございます。 その中で、いろんな財源の問題等もありまして、候補地の問題も当然ありますので、そういったところを早期に進めていくよう、早く協議のほうも具体的な協議を進めて、具体的な計画、候補地選定をしていくことが一番大切かと思っています。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 本当に急がなければならないので、大変な思いを教育委員さんをはじめ教育委員会の皆さんもされているとは思うんです。 それで、ちょっとあらためて、今までの経過を振り返って、私の中の頭の中の整理もしたいという意味でお尋ねいたします。 学校というものは、まちにとってどういうものだというお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 学校というものがまちにとってどういうものかということでございますね。 やはり、地域コミュニティというものの中で、学校ということは地域の核として非常に大切なものであるというふうに認識しております。そのために、やはりその地域のシンボルである学校を中心とした地域コミュニティひとづくりまちづくり、そして子どもたちの未来のためにも、また循環型の福津市のビジョンも示しておりますので、子どもたちが地域で育って、また地域に帰ってきて、まちづくり、まちの発展のために寄与していただくということが必要だというふうに思っています。 以上です。 ○議長(江上隆行) 田中議員
    ◆6番(田中純子) 以前、同じような質問を前の教育長のときにもお尋ねしましたが、その考えは変わらないというふうに確認しました。前の教育長のときにも、学校は地域とともにあり、地域の核であるという答弁を頂いています。 それで次に、そのことを踏まえて、新設校を設置するという目的、今一番の目的、重要な目的というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 新設校設置の目的で、何が重要かということでございますが、まずは先ほどの答弁とかぶるかと思いますが、子どもたちの未来のためということで、やはり今現状として、子どもたちが学校の中で不自由な状況に陥っているということが一番かと思っています。その子どもたちの状況を早く改善させてあげたい。公平な教育を受けていただきたいという思いが一番強いかと思っています。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) それは私も同じ思いで、やはりコロナ禍でもありますので、登下校の子どもたちの様子も見てみますと、本当に密な状態で学校に行ったり帰ったりしています。そこだけでも本当にちょっと危険性があったりして、大変な思いをして子どもたちも頑張っているなというのを、最近、様子を見て感じました。 では、去年の中で、5─4制の導入とか、それは予算的な面で、学校がどうしても本当は三つぐらい要るんですけれども、一つしか建てる予算がないということで、小中一貫の学校を考えられて、その案を出していただいたと思うんですが、過大規模校の今の解消というのと新しい教育制度の導入というのですけれども、それはどちらが先になるとお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 過大規模校学校設置か、学校の教育……。 すみません。もう一度いいですか。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 過大規模校を解消するという目的がありますけれども、それと新しい教育制度の導入、小中一貫の5─4制というのはそういうものだと私は認識しているんですけれども、それが私の頭の中では一緒になってしまって、どっちが先なのかというような思いをしていますので、教育委員会の考え方を知りたくてお尋ねしています。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 失礼いたしました。 過大規模校の解消と5─4制を含めた教育環境ということでございます。 教育委員会といたしましては、まずは過大規模校の解消というところを一番に考えておるところでございます。まず、それを目指しながら、その後にその在り方についても、同時並行になるかもしれませんが、先といいますと、過大規模校の解消ということで進めていきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 私は、先ほど言いましたように、子どもたちが密な場所、スペースで過ごしていること、運動場も曜日を決めて、毎日使えない。体育館も思うように使えない。特別教室もそうですし、あとプールとかそういうものも制限がある。言い方はちょっと悪いかもしれないですけど、スペース的に一人あたりの過ごすスペースの確保がとても重要になってくるので、それがやっぱり一番の目的なのではないかと思うんです。ただ、今までの教育委員会の皆さんのお考えの中には、教育のビジョンがないと新設校を設置できないような、私はそういうふうなニュアンスに捉えていたので、ちょっと確認させていただきました。 では、新設校設置、候補地や校種など、いろんなことが今から検討されていくわけですが、やはりスケジュールとなる目標、それはどういうふうに設定されていますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) スケジュールということでございます。 これもさきの議員のときにもお答えしたと思うんですけども、やはり目指すのは早期という中で、一刻も早く。その中では、やはり来年度の当初予算での予算計上ということを目指しておるところでございます。 その中で協議を進めながら、予算の確保、その前に候補地の選定含めて課題が多くありますが、そういったものを確実に協議を本当にしっかりしながら、市長部局との、教育委員会としてもそうなんですけども、そういったところを本当に確実かつ具体的に進めていくことを目指しておりますし、その先が来年の4月ということでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) その過程で、先ほど教育長の答弁の中にありましたが、それを進めていくためには、市民の声とか地域のかたの声や保護者の声というものを聞く機会をというお話をされていましたが、その対象者とか、市民の声はどこまで聞くのか、どの範囲まで聞くのかというのは具体的にお考えありますか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 市民の声をどこまで聞くかということでございます。 このことにつきましては、やはりスピード感というのがまず一つ先に、一刻も早くという中で、どこまで聞くのか、聞くべきなのかというところを、本当に今、中でも議論しておりまして、どういった聞き方も含めまして、現時点でこういった聞き方でというところまでは、申し訳ございませんが、決定しておりませんが、どういった形になるかは分かりませんが、市民の声を聞くということについて、今、方法、方策について検討しておるところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) まだ具体的なことは決まっていないということなんですけれども、私は、やはり新設校を建てるということは、まち全体に住んでいる人の税金を使うわけでもあります。学校というものがその地域のものだけでもなく、通っている子どもや保護者だけのものではないという考え、まち全体のものという考えになると、やっぱりより多くの人の市民の賛同が必要だと思います。急ぐけれども、そのプロセス、そこは大事に丁寧に説明をしていかないと。みんなが100%賛成、賛同ということにはならないかと思いますが、そこを一番大切にしていただきたいと思っているんです。 例えば、対象者にどういうふうに聞いていくか。パブコメにするのか、説明会にするのか、審議会にするのかとかいろんな方法があると思うんですけれども、これから通う保護者、まだ未就学の子どもとかの保護者にも聞くというお考えはおありですか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 未就学の保護者の意見をということでございます。 先ほど言いましたが、現時点でまだそこの段階までには至っていませんが、これから先、学校建設については、やはり着工しても年数が開校までにかかりますし、それまでの過程、いろんなことがございまして、かかる状況でございますんで、やはり未就学の保護者の意見は大切かというふうには思っているところでございます。 ただ、どういったところまで、どういった形でどこまで聞くのかにつきましては、現時点ではまだ回答としてはちょっと申し上げられないというか、まだ決まっておりません。 以上です。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) なかなか、急ぐということで、より多くの市民の声を反映するとなると、かなりタイトなスケジュールになってくると思います。でも、やはり急ぐためにはそこを大切にしていかないと、後々市民の不満にもつながっていきますし、市民サービスの向上ということを考えるのであれば、そこを大切にしていただきたいと思います。 次の質問に、2番目の質問に行きたいと思います。 教育委員会の組織の運営の在り方や協議の進め方などについてお尋ねしているんですけれども、まず、今回、教育委員に新しくなられたかたがいらっしゃいますが、そのかたに、文部科学省が資料としております「新しく教育長・教育委員になられた皆様へ」という資料を渡したり説明したりというのはあったのでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員がおっしゃいました、文部科学省が出しております「新たに教育長・教育委員になられた皆様へ」ということで冊子がございます。 今回新しくなられた教育委員につきましては、先日、時間を取りまして、今言われたこの冊子の内容について、こちらのほうからご説明をさせていただいて、その中で特にやっぱり服務のことであるとか教育委員としての姿勢であるとか、そういったものについて説明をしております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) きちんと説明をしていただいているということで安心しました。教育委員というのは、非常勤職員という立場で報酬も出ていますが、本当にかなりハードなスケジュール、研修とか勉強会、学校訪問、今、コロナ禍で多少少なくなっていると思いますが、年間かなりの回数の参加をしていただいています。それだけ多忙で重要な役割を担ってありますので、その役割と権限と責任というところについてはしっかり、やはり丁寧に説明していただきたいなと思っています。 では、新しいかたにはそうなんですけど、前からいらっしゃったかたにはそのような説明をされる機会はあったのでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 今いらっしゃる教育委員につきましてということでございますが、現段階ではそういった説明をするという予定はございません。しかしながら、今いらっしゃる教育委員につきましては、こちらについても説明しておりますし、今後も機会を捉えまして、また教育委員会のいろんな雰囲気づくりも含めまして、少し改善できたらというところも考えております。 今、教育委員の皆さん本当に、先ほど言われましたとおり、年間の活動についてはかなり活動されております。その中で、地域の声も拾っていただきながら、教育委員会の中でも発言していただいていますので、本当によく頑張っていらっしゃると思っております。 しかしながら、まだまだ十分でないところもあるのかもしれませんし、私ども事務局といたしましてもそういった責任があるのではないかと思っていますので、発言しやすい雰囲気づくりとか、そういったところも今後目指していきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) では、大まかで結構なんですけど、教育委員学校訪問を含め、研修、勉強会、定例会等、そういうものというのは、年間大体どのくらいの回数参加されているんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 教育委員の年間の活動の回数ということで。 回数となると、年間お一人50回ということになろうかと思います。 内容についてはよろしいですか。いいですか。 以上です。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) かなりの回数ですね、思った以上に。1回につきの時間はいろいろだと思いますが、大変な回数来て、いろんな協議をされていると思います。 それと、先ほど言いました「新たに教育長・教育委員になられた皆様へ」というのが、2015年に新しい教育制度が発足したときにこれが出されていると思うんですが、ここの中に、新しく教育長になられたかた、教育委員になられたかたへの説明の言葉が書かれていますので、ちょっと読み上げます。 「それぞれのお立場から、地域の抱える課題を捉え、住民や保護者が期待する教育の在り方を議論し、政策を練り上げていくことが求められております。」と、これは教育長にも教育委員さんにもそういうことが求められていることが、ざっくり1ページ目に、「はじめに」というところで書かれております。それと、最後のほうには、「教育委員に求められる役割」というところで、「教育委員は執行機関の一員であり、教育委員会の重要事項の意思決定を行う責任者であるという自覚を持ち、教育委員会における審議を活性化させるとともに、教育長及び教育委員会事務局のチェックを行うこと。」それともう一つ、「教育行政のプロでは持ちにくい、それぞれの視点から、地域の抱える課題を捉え、地方公共団体の長や教育長、事務局とともに、より一層民意を反映した教育行政を実現していくこと。そのために不断の研鑽に努める必要があること。」と書いてあります。かなりの重要な役割と責任を負われているんだなというのをあらためて感じています。 このようなことを鑑みますと、この教育委員会の制度の在り方というか。定例会は私も何度か傍聴していますけれども、その中で、今回新しい教育委員になられてからはちょっと傍聴しておりませんが、今までの進め方を見ると、なんとなく皆さんの意見が活発に出されているのかなというふうに感じているわけですけれども、その進め方とかについては、何か少し変えようとか、今までとは違う課題を見つけたりとかはされていますか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 教育委員会の進め方についてです。議員は傍聴にいらして、雰囲気は見られておるかと思っています。 まず、前段で出しました教育委員は、先ほど、年間の活動回数含めまして、研修含めまして、いろんな研鑽にも励んでいただいているところでございますし、会議の中でどれほど発言されるかというものにつきまして、やはり先ほどちょっと私が申しました、事務局のほうのちょっと主導的なところもあるのではないかというところのお話ではないかというふうに思っていますので、委員が発言されていないということではないんですけども、もっと今後さらに活発な意見が出せるようなそういった雰囲気づくり、委員同士が議論できるような進め方についても、今考えておるところでございますので、そういったところを整理しまして、改善と申しますか、そういった進め方を考えていきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 重要な市民の声を代表する、反映する、私たち議員に似たような役割がおありだと感じています。ですからこそ本当の、教育委員たちはいろんな立場でおありだと思うんですけど、その地域とか自分の周りにいる人の声とかを十分に本音が言える、正しいとか間違ったとかじゃなくて、意見が出せる。そして、その意見を協議して、よりよいものを教育委員会の中で政策として決めていくということが本当に大切だと思うんです。よく今言われている、学校現場でもどんどん取り入れられているような対話方式というんでしょうか、そういうものが、本当に、本音が言えなかったら何も解決には至らないと思うんです。ですから、そういう進め方というのも研究して、事務局がリードしてやっていただけたらと思います。 次に、3番目の特認校の勝浦小、小規模校上西郷小の方向性のところについてです。 今の勝浦小の児童・生徒数と、校区外から来られている児童数と割合を教えてください。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 勝浦小学校の全体の児童数と特認の児童数でございますか。4月時点ということでよろしいですか。 全児童数が73名でございます。そのうちに、特認で来ていただいている児童は43人ということでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) もう今、本当に逆に、73人中43人が特認制度利用して、半分以上のかたが来られているというところですね。それを見て、私は小規模校の魅力ある学校に通いたいと思うかたもやっぱり増えてきているんだなと、自分の子どもが通っていたころに比べますと感じています。 勝浦小学校というのは、もともと普通の学校のクラスとは違って、お部屋のスペースが狭く、教室の人数が20人ぐらいの規模のスペースの教室だと聞いています。今の募集は、多分1学年あたり15人ですね。6学年であるとすれば、満杯まで、皆さんが希望されて受け入れるとするならば、定員は90人になるわけです。まだまだ定員までには至っていないということですよね。 この特認校の制度について、以前も何度か質問をさせていただいていますが、やはりまだまだ、私の周りでいろんなかたに聞いてみましたけど、知らないかたが結構たくさんいらっしゃいます。周知の方法についての考え、今後、今までと変えていこうとか、対象者をどうしようとか、そういうお考えがありましたらお知らせください。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 勝浦特認制度についてでございますが、現状、特認制度の実施要綱に基づきまして行っておるところでございまして、まず、その中で対象児童というところがございまして、その中で、まずは勝浦特認制度の趣旨と目的に賛同していただくかたというのが大きな前提というか、条件となっております。その中で、やっぱり自力で通えるとか、1年間通学できるとか、そういったことで設けておりまして、現段階でこちらに基づいて行っております。 今後どうしていくかにつきましては、現段階では変更の予定はありません。今後、通学区域審議会等におきまして、上西郷小学校含めて、いろんな今後の在り方について検討していく中で、そういった必要性を教育委員会内部で協議しながら、あれば変更していくこともあるかもしれませんが、現時点では変更することは考えてはいないです。 以上です。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) じゃあ、現時点ということは、昨年も確認しておりますが、広報と教育委員会のホームページだけという周知の方法ということでよろしいですか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 現時点であれば、先ほど言いました、広報とホームページという形になります。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) せっかくの勝浦小特認校制度です。学校の特色としても、もっとPRをしていいんじゃないかと思うんです。実際、私も子どもが不登校になって勝浦小に行ったわけなんですけれども、その年にまず、よそにない、運動場が芝生になりました。地域のかたと一緒に運動会をしたり、餅つきをしたり、いろんなことがありました。異年齢の交流があります。それと、人形浄瑠璃もやっていたりとか、いろんな特色ある、触れ合いのある、自然のある小規模校の特色があるわけですから、そこをもうちょっと、本当はそういうものを求めていらっしゃるかたもたくさん転入してきていらっしゃると思いますので、その周知の方法をもう少し考えていただきたいと思っています。 実際に教育委員会のホームページ、以前も言いましたけれども、教育委員会のホームページで探すときに、すごく探しにくい。ぱっと分からないというか、そういう制度になっています。 ちょっとほかの地域を調べてみたんですけれども、岡垣町は3校ほどあったと思います。教育委員会のホームページに行って、学校紹介があります。学校紹介が一覧で出てきたときに、例えば内浦小学校というのがありますけど、そこのところに、もう紹介のところにすぐに「内浦小学校は特認校制度実施校です」と、ぱっと分かるように書いてあるんです。その下に、そのサイトに行くようになっていて、特認校制度についてのパンフレットがあったり、クリックすればそういうふうになって、すごく分かりやすくなっています。そういうこととかは、より多くの市民に知らせるということで考えてはいらっしゃらないですか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) ホームページの在り方でございます。 議員おっしゃるとおり、私のほうも、ホームページのところについて、若干見にくいというところも確かに実際ございますし、誤った情報というか、月が違っておったということも本当に反省しておるところでございまして。 まずは、全体のホームページの作り込み方のところを検討していきたいと思っています。その中で、どこまでの情報をどういうふうに載せていくかというものを今後検討しながら、より改善に向けた取り組みを進めていきたいというふうに思っています。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) それと、特認校制度についてという説明もありますけれども、市内在住の児童が対象、制度に賛同すればどなたでも転入学ができますというふうに説明されています。また、通学にかかる費用、公共交通機関を利用した場合については、おおむねその半額を市が補助しますと書かれています。通学に公共交通機関を使った場合は半額が免除になるとか、そういうところも市民として知ったら、全額だとちょっと行くのは厳しいんですけれども、半額だったら通いやすいかなとか、家計に負担がないかなとか、そういうことになって、もっと勝浦小の人数が増えて、またさらに活気があふれる学校になるんじゃないかと思いますが、その辺も含めて、ホームページの在り方というのは考えていただけますか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 勝浦小学校だけではないかというふうに思っております、まずですね、前提として。全小・中学校もございますし、幼稚園もございますので、全体のバランスというものもございますので、そういったところを含めまして、できる改善を図っていきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 私は、さらにこれは市のアピールにもなるんじゃないかと思います。今、転入を考えていらっしゃるかたで、ファミリー世帯というのは一番何を最初に見るかというと、そこの住みやすさ、学校がどんなもので、どういうところにあって、通いやすいところにあるのかなというところでその市のホームページを見ると思うんです。こんな学校があるんだったら、福津市にはこんな特色のあるすてきな学校があるんだったら、ちょっと転居を考えてみようかなとか、そういうことにもつながるのではないかと思うんです。そして、福津市内だけじゃなくて、勝浦地域に転居もしてみようかなとか、そういうことにもつながるんじゃないかと思いますので、考えていただけたらと思います。 では次に、小規模校である上西郷小学校の特認校のお考えはということでお尋ねしていましたが、今からの通学区域審議会でお考えになるということでしたけれども、その審議会のメンバーは、この間も少しお尋ねしましたが、それは具体的にどういう形で、何人ぐらい募集とかを考えていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 通学区域審議会のメンバーということでございます。 先日の予算審査特別委員会の中でのご質問のときに、課長のほうからも答弁しておると思いますが、人数といたしましては10名ということで考えておりまして、福津市全体のより広くの声を拾えるように考えていきたいと思っています。 各学校関係者であるとか、保護者のかた、郷づくり、学校運営協議会であるとか、そういったところも含めまして、人選をこれから行っていこうと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 今、上西郷小学校は、文科省の研究開発授業の指定校になっています。英語教育に取り組んでいるわけですけれども、このことを何か教育委員会としては周知していますか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 上西郷小学校の英語についてでございます。 広く市民にと言われますと、例えば広報紙等で周知しておるわけではございません。ただ、1年に何度かコミュニティスクールの発表会であるとか、そういった場がございます。そういった中で地域のかた、保護者のかたも、その場に集う形になっていますので、そういった中で上西郷小学校の英語についての取り組みについての周知、PR等は行っておるところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 私も周りに聞いてみましたけれども、この研究指定校になっているということは、十数人に聞きましたけれども、知らないかたがほとんどでした。 それと同時に、今、南小に通っていらっしゃる保護者のかたから、それを知らないんだけれども、上西郷小学校は日蒔野地区からでも通える範囲で、全学年合わせたら30人ぐらい、1クラスぐらいは上西郷小学校に行きたいなと思っているというふうに、保護者がお話をされていたんですね。ですから、上西郷小学校は普通教室ですよね。人口の減少している地域でもありますので、そういう何か、上西郷小学校は研究開発校に指定されました。それだけでも、福津市全体のニュースとしても何かうれしいことでもありますし、そういう魅力ある学校に行ってみたいと思われるかたもいらっしゃると思いますので、こちらも先ほどのお話と同じように、市内だけでなく市外にアピールする。そういう学校があるんだったら行ってみたいと思う。そして、上西郷小の地域に引っ越してみようかなとか、そういうことにもつながるんじゃないかなというふうに私は考えています。 学校というものが地域の希望になるように、持続可能なまちづくりにつながればというふうな思いでおります。 次に、校区外申請などを含む児童・生徒の相談体制の強化と周知はということですけれども、先ほどに続いてやはり自分が転校したいなと思ったときに、どうしたらいいんだろうということで、ホームページ見てみましたけれども、すごくどこにどんなふうにすればすぐ探せるのかというのが分かりにくく感じていました。やっと探して見たホームページの内容が分かりにくく私は感じましたけれども、その区域外、校区外許可のページに書かれている内容というのを読み上げていただいていいですか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 教育委員会のホームページの区域外、校区外のところの書かれている内容ということでございます。 「学齢児童・生徒は、その住所地の教育委員会が定めた通学区域の学校(指定校)に就学することになっています。ただし、保護者のかたより、下記の(1)(2)の場合に指定校以外の就学を許可することがあります。手続きには印鑑が必要になります。その他のケースは、直接学校教育課へご相談ください。(1)小学校6年生、中学校3年生は卒業の日まで、(2)修学旅行、運動会などに参加させる目的による場合は、当該学校行事終了時まで」というところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 何かその内容を見て、すぐに転校する、いろんな悩みを持ってあって、例えばいじめの問題とか、そういうときに転校も何か考えられないかなというふうな、保護者がまずすぐに相談できなくて、そういうものを見たときに、その内容を見て、何か転校するのがすごく難しいというふうに私は感じるんですけれども、そのあたりはどのように感じられましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 転校と申しますか、校区外、区域外を希望されるというところでございますかね。 そうですね、確かに先ほど小学校6年生、中学校3年生までとか、卒業時までということで、それがどういう意味なのかというところが分かりづらいかというように思っています。 ここにどれほどの情報を掲載するものなのかということも含めまして、先ほど申しましたホームページの全体の見直しも含めまして検討していきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) これについても近隣自治体のものを調べてみたりしました。 古賀市については、小・中学校の入学とか転校の手続きということで、こういう分かりやすいというか、そのためには市外、外国からの転入、転校とか、そういうものについてちょっと手順、どこに行ったらいいというものを書いてあります。 あと、よく福津市と比べられます糸島市を調べてみましたら、そこのところに、区域外就学許可基準、その中にいじめを理由とするものとか、そういう教育的配慮、DVや保護者の債務問題、いじめを理由とするものとか、そういうことまで事細かく、1番から9番まで、こういう場合については校区外の許可をしますよというものが書かれています。 今、過大規模校に通っていて、やっぱりそういう悩みを持ってある保護者のかたに、時々、相談をやっぱりぽろっと言われることがあるんですよね。まず相談場所に行くというのはハードルが高いので、まずは自分で調べてみる。そのときにこういう分かりやすいものを書いてあったら、じゃあ、学校教育課に相談してみよう。先生に相談してみようとなると思いますので、そのホームページの分かりやすさというのは、やっぱりとても大事になってくると思いますが、改めていかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 他市の状況の提案、ありがとうございます。 私どもも他市の情報をどこまでというところまで、やはりまだ調べていないのが現状でございますし、ほかの市の状況を確認しながら、やはり見やすいホームページというものを目指していきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) このホームページというものは、今、コロナワクチン接種のことでも、広報紙にも予約の仕方は、ホームページを随時更新したものを見てくださいというふうになっていて、だんだんペーパーレス化もしていますし、そういうホームページの情報がとても重要になってくると私は考えているんですね。これは教育委員会のホームページだけではありません。市のホームページも市の顔となるわけですね。 前回の私の質問の中でも、ほかの部署でも、新しい情報が載っていなくて、古いままのものだったということも多数あります。 これは市としても、ホームページの在り方をもう一度、各部署でも、自分のところのホームページが市民の皆様にとって分かりやすいものになっているかどうかというのは点検し、新しいものにしていくとか、市民の不利益になるわけですよね、間違った情報とか違った内容、分かりにくい情報というのは、市民の不利益になります。そこのところを常に市民にとって、これが分かりやすい情報かな、探しやすい情報になっているかなというのを皆さんで考えていただけたらと思っています。 ○議長(江上隆行) 質問にしてください。 ◆6番(田中純子) 新しい情報と分かりやすい内容を更新していくということで、お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) それは全市に関することですか。今の質問は。 ◆6番(田中純子) はい。 ○議長(江上隆行) それはちょっと通告には入っていないのではないかと思いますが、教育委員会への質問でよろしいですか。 ◆6番(田中純子) はい。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 見やすいホームページについて、先ほどご回答しますとおり、全体の構成を見ながら、本当に市民のかたが見やすいホームページを目指して改善していきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 今、学校の先生がたも、なかなか相談を受けるという時間も忙しくていらっしゃると思いますので、まず市民が自分で考えて、どうしたらいいかというのを考える目安にもなると思いますので、そのところをよろしくお願いしたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(江上隆行) 以上で、田中純子議員一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午前10時50分といたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午前10時27分            再開 午前10時50分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 本日最後は、14番、戸田進一議員。            (「議長」の声あり) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 改めまして、おはようございます。議席番号14番、日本共産党、戸田進一です。 3項目、質問いたします。 1点目、学校施設の適正化に向けて。 教育委員会は、本年4月に学校施設の再配置、給食調理施設、新設校、学校施設等長寿命化の四つに関する基本計画を策定した。子どもたちの適切な教育環境実現のために、以下の3点について伺う。 ①基本計画策定の経過及び小規模校統廃合や給食調理施設配置の合意形成の図り方。 ②新設校建設計画の進め方。 ③直面している大規模校弊害の解消・緩和の取り組み。 2項目め、地域分別収集の在り方について。 この数年、課題として議会で質問・提案をしてきたところであるが、具体的な解消・解決に至っていない。市としての今後の方針について伺う。 3項目め、新型コロナウイルス対策について。 新型コロナ感染拡大抑止のために、地方自治体としての取り組みについて、以下の3点について伺う。 ①ワクチン接種についての課題と方策。 ②PCR検査の拡充。 ③事業者への補償。 以上、3項目です。 ○議長(江上隆行) 1項目めの答弁をお願いいたします。大嶋教育長。 ◎教育長(大嶋正紹) 学校施設の適正化に向けてについて、3項目についてお答えをいたします。 ①の基本計画策定の経過及び小規模校統廃合や給食調理施設配置の合意形成の図り方についてでございます。 福津市学校施設等整備計画につきましては、令和3年3月末に委託業務が完了し、受託業者から納品を受けました。しかし、同計画に反映すべき新設校を含めた今後の市の方針がいまだ決定していないため、今後も協議を継続し、方針が決定でき次第、その内容に合わせた形で計画を完成させることとしております。 小規模校統廃合につきましてですが、本市ではコミュニティスクールの推進を重点施策として掲げております。学校施設コミュニティスクールの中心的役割を担っており、地域の核でもございます。学校運営や市の財政状況を考えますと、小規模校の統廃合は先々必要であることは十分認識しており、慎重に進めていく必要がございます。小規模校への対応につきましては、当該施設の長寿命化工事の実施時期における施設の老朽化状況や、そのときの児童・生徒数等を見極めながら、統廃合を含めた対応を講じていきたいと考えております。給食調理施設につきましても同様の考え方で検討を進めてまいります。 2項目め、新設校計画の進め方についてでございます。 現在、新たな建設候補地の検証や最適な校種についての比較検討を続けておるところでございます。また、私が就任と同時に市長との協議も始めておりまして、既にこれまで数回にわたりまして協議を行ってまいりましたが、方針決定には至っておりません。一刻も早く方針を決定するため、直面している過大規模校対策と並行して協議を進めてまいりたいと考えております。 3項目め、直面している大規模校弊害の解消・緩和の取り組みについてでございます。 大規模校の弊害といたしましては、施設面では、主に、休み時間における運動場や体育館の利用が制限されていることや、児童数に対する特別教室の数が足りていないこと、行事等の実施方法が制限されている等の課題が上げられます。新設校の方針決定にかかわらず、過大規模校弊害の解消・緩和の取り組みは必ず行わなければなりません。過大規模校であることが理由で子どもたちの教育の質が低下することのないように、ハード面、ソフト面で必要な整備を実施してまいります。実施にあたりましては、学校現場のニーズを的確に把握し、計画的に進めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) まず、最初に、質問に入る前に、この基本計画ですよね、未完成の部分とかがいろいろあるとか、まだ、分かんない部分があるとか、変わるかもしれないとかあるんですが、教育委員会として、この基本計画、今の時点での位置づけは、どういう位置づけにされているんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 学校施設の整備計画でございます。現在、先ほどの第1答弁にもありましたように、3月に納品を受けまして、計画を提出していただいています。しかしながら、学校建設、新設校の候補地が、いまだ決まっていない状況の中での計画ということになりますので、当然ながら、申し訳ないんですが、それによって、いろんな計画も変わってくる要素もございます。でありますので、現段階では、計画の案と申しますか、これをもとに今後計画の策定をしていきたいと思っていますが、現段階では、これが計画の案ということで、認識しておるところでございます。
    ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 感覚的に、各課でいろんな計画つくるんですけど、パブコメ前の素案ぐらいで捉えればいいんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員おっしゃるとおり、パブコメ前の計画案といいますか、素案という形ではあるかと思います。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 大事なことが入っているんですよね、実は。素案とはいえ。新設校が決まらなくても、この計画書には、適正規模の学校は12から24クラスと書いています。国は12から18なんです。24クラスというと中学校の40人クラスだと960人というような数なんですよ。だから、これも新設校が決まったら変わるという認識でいいんでしょうか。私は基準が先だと思うんで、基準を定めないことには、前に進めないと、そこはいかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 適正規模の基準でございます。12クラスから24クラスということで、福津市の場合は、そのクラスを適正規模という形で捉えておるところでございます。            (「変わるんですかって尋ねてます」の声あり) ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 失礼いたしました。新設校の計画によって、このクラスについて変わることはございません。適正規模といたしましては。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 変わらないということで確認しました。 あと、小規模校だとか、学校給食施設の問題がありますんで、次々質問したいと思うんですけど、一つは、3,170万円の経費をかけて業者に委託をして、2年という月日をかけてつくった計画なんで、それなりの重みとあれがあるというふうに、私は一定程度捉えているんですよ。何もかも変わっちゃうよ、変わっちゃうよと言いますと議論が非常にしにくいんですが、おおむね、それは当然尊重した形で進むという理解でいいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員おっしゃるように、大幅に変わるとかいうことは、当然考えておりません。これがベースになるということでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) では、1項目めの①に関わって、大きく三つのことを順番に質問をさせていただきます。 まず、第1は、先ほどの田中議員も発言しましたが、民意を反映した教育行政をしっかりやりましょうということのテーマです。これに係っては、二つ。 大きな2番目は小規模校の対策、三つ目が給食調理施設の在り方という順番で流していきますので、よろしくお願いいたします。 それで、まず、先ほども田中議員が紹介しました文科省の初めて教育長・教育委員になったかたへという、この文書です。私が1番大事だなというふうに思っているのは、教育委員教育委員会の重要決定事項を行う責任者ですよと、それで、いろんな非常勤だとか、いろんな条件があるのは、私も重々知っています。先ほど年間何回されていますって、非常に過重だろうなという部分も承知しています。しかし、基本は最高の決議をするところだと。それを教育部事務局がどうフォローするのかというところが極めて大事だと思うんですけど、まず、これについて、ちょっと答弁をお願いします。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員おっしゃるとおり、教育委員につきましては、やはり、責務をもって教育行政を担っていっていただくということと、事務局に対するチェック機能ということも、十分に認識していただいているところでございます。 現在、そのところがどこまでできているのかという部分につきましても、先ほど田中議員のところでも回答させていただきましたけど、やはり、教育委員のかたがたも本当に一生懸命行政について頑張っていただいています。しかしながら、さらなる改善と申しますか、対話しやすい雰囲気とか、そういったものを事務局の責任ではありますが、そういったところを、今、そこまでできていない部分があるのかもしれないというところも踏まえまして、今後、そういった対話できる雰囲気をもっとつくっていきたいというふうに思っています。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) なぜ、これを言うかというと、今回、小さなことで申し訳ないんですが、3月25日に業者から報告書を受け取って、もう4月14日には教育委員会の計画ということで、ぽんと出てきたんで、私もびっくりしたんですよ。一体どこで、どういう話をしたのかということなんで、くれぐれも教育部事務局が、先走るって言葉は悪いんですが、先走ることなく、教育委員会の協議をやっていくというところが本当に大事だと思います。 もう一つ、非常勤の教育委員は事務局に比べて情報量なんか、全然、やっぱり、事務局が圧倒的に持っているんですよ。しかし、大事なことは、非常勤の教育委員というのは、現場の声を直接聞いたり、いろいろ聞いて、その声を教育行政を決めるときに反映するというのが求められているし、そのことをやっぱり教育委員会制度の根幹と思うんですよ。ただ、そうはいっても、教育委員会制度もどんどん変わってきていまして、独立性が狭められたり、いろいろ弊害あるんですが、そこの原則をきちんと踏まえた教育行政をやろうというところを頑張ってほしいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 非常勤である教育委員でございます。先ほども答弁させていただいた中で、年間の活動回数もかなり多いですし、自己研さん、研修等にも参加していただいていますし、地域の声についても、やはり、拾ってらっしゃるという認識であります。ただ、さらに、先ほど言いました対話とか議論を活発にしていく必要があるのではないかという認識がございますので、今後もさらなるスキルアップと申しますか、そういったものを図っていく必要があるんではないかというのを思っています。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 教育委員が本当に動けるように、教育部の事務局がどれだけサポートするかと、ここは大きなポイントだと思うんです。 もう一つ、民意を反映する教育行政について、もう1点言います。 これも田中議員が指摘をされました。要は、いろんな教育行政の決めるときに、どれだけ、パブコメだとか、ワークショップとか、アンケートとか、そういうのをきちんと織り込んで、その意見を聞いてするというのがもう一つ大事な点だというふうに私思っているんです。なぜかというのをいろいろ私も考えたんですけども、一般行政から教育行政というのは独立しているんです。独立しているからこそ、自前で自分たちの行う教育行政に民意を反映させる努力が本当に必要なんですよ。市民の支持・共感があってこその独立機関なんです。民意を反映し、なかなか不十分であったりする教育行政が教育行政の独立性を自ら私は突き崩すことになってしまうんじゃないかなと思うんです。この点について、ぜひ、教育長の見解をお願いいたします。 ○議長(江上隆行) 大嶋教育長。 ◎教育長(大嶋正紹) 本市は、コミュニティスクールを核として、教育行政を進めてまいりました。コミュニティスクールは、地域とともにある学校づくりを中心として進めております。ということは、やはり、地域の皆様、市民の皆様の声をいかに学校づくりに反映するかというところを大事にしてきたところでございます。ですので、教育委員会といたしましても、その教育行政の推進において、市民の皆様の意向を反映するということを大事にして、私は進めていきたいと思っております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) これも先ほど田中議員のほうから出ましたけど、その手段としては、いろんな方法があります。ワークショップをしたり、アンケートを取ったり、新たな審議会をつくったり、今ある審議会の第三者意見聴取できる機能を最大限使ってみたりとか、ぜひ、これを今後しっかり組み込んでやってほしいというふうに思っているんですが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員のおっしゃるとおり、先ほどは田中議員のところでも発言させていただきましたけど、やはり、民意を反映するということは大切だと思っております。ただ、その手法、どういった形であるか、議員が言われたとおり、ワークショップであるとか、審議会の中での聞き方等々あるかと思いますが、それについては、この時点での明言はちょっとできませんけども、民意を反映する形で、どういった手法を取っていくかは今後検討していきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 次は、大きな二つ目の小規模校です。上西郷小学校勝浦小学校についてです。これも先ほどの田中議員とちょっとかぶりますが、ご容赦ください。 この対策についてはどのように、概要ですね、小規模校対策ということで、基本計画の中に項目を起こして書いていますけど、概要を少し説明してください。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 計画書の中での概要ということでございますか。これは、この場で、すぐにこうというのはなかなか言いにくいんですが、将来的な計画の中では、統廃合とかいうものもあるのかもしれませんが、それを先々というか、どうなるかということをこの時点で明言できることもできないかと思っていますが、その辺の在り方については、今後、その中で地域とのいろんな意見も聞きながら進めていく必要があるのではないかと思っています。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 基本計画自体、まだ変わるだろうという未知数があるんで、なんとも言いにくいし、基本計画に書いているのは議論のたたき台として載せていますよと。統廃合する場合としない場合という併記で書いています。上西郷小学校は神興東、勝浦小が津屋崎小と、こういう書き方になっていると思うんです。ただ、これは、このまま住民に出したら、私、合意形成ちょっと無理だと思うんです。ぜひ、素案みたいなということであれば、ここは見直してほしいと思っています。もう、これ繰り返しになりますが、先ほど学校は教育施設というだけでなく、各地域のコミュニティの核としての性格を持っており、防災や地域交流の場です。学校の廃止は地域の衰退をもたらしかねないまちづくりの在り方に関わる大きな問題と考えます。一応、見解お願いします。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員おっしゃるとおり、学校は本当に地域の核であるという認識で教育委員会としても考えておるところでございますし、この計画について、先ほど素案という形でございますし、現実、これをどう進めていくかにつきましては、その時点といいますか、そういった時点にならないと具体的な方向性は出せないかなというふうに認識しております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 私もそう思って、スケジュールも合わせて書いているんですよ。先々の問題だというのは分かるんですが、統廃合実施に9年間見ているんですよ。5年間地元協議、そして、神興東の校舎の改修。その後ということで、9年の幅見ているんですけど、それで見ますと、早くて2023年から協議に入らないとこれに入らないんですよ。2023年っちゃ、2年後です。しかも、大規模校の校区外就学制度の拡大を今年して、2022年からスタートです。それをしながら、統廃合の話が翌年立ち上がるというのは、どう考えても無理な話だと思うんですよ。ぜひ、これは見直して提案をすると。むしろ、小規模校の利点をしっかり踏まえて、これをどう大きくして維持するかという形で書き換えるべきだと思うんですけど、いかがでしょう。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 小規模校についてでございますが、先ほど申し上げましたとおり、素案と申しますか、将来の児童・生徒数を見た中での在り方の一つの形の案ということで捉えておりますので、今後、このままいくという形では、現段階じゃ考えておりませんし、見直しについても、検討していきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) このままいかない、検討するということで、このままいかないということで確認をしました。 次に、三つ目の給食調理施設について、これも書いていますけども、今、福津市はセンター方式と自校方式の併用でやっております。この基本計画に書いている中身は、自校式を縮小して、センター方式を拡大すると。簡単に言いますと、そういう方式になっているんです。それに大きくかじを切ろうとしている。これは、小規模校と違って、選択は書いておりません。こんな選択がある、やめますという選択はないんです。神興小、神興東小、上西郷小、東中の給食調理施設の閉鎖を明記しています。確認です。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員ご指摘のとおり、この計画の中で、今後の先ほどの神興東小、上西郷小、東中も、センター方式といいますか、そういった形での表記となっておるかと思っています。これにつきましても、本市といたしまして、自校式なのか、センター方式なのかというところにつきましては、今の現状と申しますか、合併のところからになってくるかと思うんですが、旧津屋崎町のほうはセンター方式、旧福間町は自校式という中で、現在、給食はそういった形であるところでございますので、今、当面の中では、そういったセンター方式という形で進みたいという気持ちもありますし、あとは、各小・中学校の給食室の現状等を考えながら、その中で、自校式でいくところもありましょうし、という中で、併用という形で進めながらいきたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 私、この基本計画読んで、給食のところ、非常に残念だなと思ったのは、自校式、センター方式、メリット、デメリットありますと。よって、こうしたいというのが、せめて、前段でもどっかであればいいんですけど、ここでやっているのは、施設なんですよ、食数なんですよ。老朽化なんですよ。だからっていう、こういう脈絡で書いてるんで、とても、こんなんでは、はい、分かりましたという話にはならないと思うんですよ。いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員おっしゃるとおり、施設ありきといいますか、そういった表現での掲載とはなっておるところでございます。ただ、考え方といたしましては、先ほど言いました自校式なのか、共同方式なのかは、それぞれメリット、デメリットもございますし、今後、そういった点につきましても、計画書の中に反映していければというように思っています。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 教育長は宗像市で長く先生されていたんでご存じだと思いますけど、宗像市は食中毒の大きな事故もあって、大きく自校式に切り替えて、平成10年から12年間かけてやって、今、ホームページ見ますと、宗像市のは、温かい給食、残食の減というふうに書いているんです。こういうのをしっかり参考にするべきだと思うし、ぜひ、メリット、デメリットを書くという検討というよりも、本当に自校式をどう生かしていくのかというふうに軸足を置いた形で、給食調理施設は検討し直してほしいんですけど、いかがでしょうか。もう一度、お願いします。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 軸足といたしましては、教育委員会といたしましては、自校式というものは思っておるところでございます。それは思っておりますけど、現状を踏まえながらのこういった形での併用方式という形で、今、進めていかざるを得ないといいますか、進めておるところでございます。基本的には、自校式という思いではあります。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 軸足は自校式ということを私もしっかり確認しました。 それで、あと、実はちょっとさきの3月議会で可決した津屋崎小学校の建設予定の新共同調理場、設計費の可決をしたんですけど、これは、この本基本計画によれば、今後、センター方式を拡充していくという、自校式を縮小するための重要な施設の位置づけということの理解でいいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 位置づけでございます。津屋崎小学校に今建設を進めておるところでございますが、これにつきましても、まずは、子どもたちの給食を止めるわけにはまいりませんので、早期に建設をする必要がございました。その中で、候補地といたしまして、その中で最適であるというところで、津屋崎小学校も自校式をしながら配送でき、ほかの学校にも配送できる施設ということで、建設を考えておりますので、そういった形で考えております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 今のご説明は私も了解しているんです。3月議会のときにお聞きしましたんで、私が聞いたのは、あの津屋崎に建てようとする新共同調理場は、この基本計画、今回の基本計画の中では、センター方式を拡充し、自校式を縮小する重要な施設になるんですねと、つまり、あの中には、あそこから、閉めた神興小だとか、そっちに配送するという計画が入っているから聞いているんです。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 先ほどいいました、現状の中で、まずは急ぎ給食施設をつくらなければいけない中で、そういった形を取らさせていただいていますし、それで、今後、センター方式でずっといくのかとか、そういった思いではございませんし、基本は自校式に軸足を置きながら、給食の在り方、また、今後、児童・生徒数の伸びとか、いろんな状況もございますし、各小学校の給食施設の老朽化とかもございますので、そういったものも併せながら、今後適宜と申しますか、その時点での見直しは必要かと思っています。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 私の質問に対して、そうだよと、基本計画の中では、そういう位置づけじゃないよという理解でいいですね。はい。 それで、実は、小規模校の問題にしても、学校給食の問題にしても、やはり、教育委員会も非常に頭が痛いと思うんです。それで、総務部長に伺います。福津市公共施等設総合管理計画というのが平成29年度に策定をしています。これは市の公共施設の20%削減が目標とされています。しかも、建築施設というふうに見ると、学校の施設というのは全体の46%も占めるんです。だから、ここでどれだけ削減するかというのが求められているんだと思うんです。しかし、今の本市の過大規模校の状況を見ると、とてもそういう全体の方針で云々ということは、ちょっと無理だと思っているんで、総務部長にお伺いしますが、学校施設は、この公共施設等総合管理計画の中で言うと例外的な扱いとすべきと考えるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 公共施設等総合管理計画につきましては、議員おっしゃるとおり平成29年3月に策定しております。この中での総量圧縮ということで、20%。これは、この策定当時に直近の5年間の経費、その分、投資的経費を元にしまして、今後、見込まれる老朽化の更新、これは学校も含めたところで試算をし、現行維持の体制を取るためには、20%を圧縮しないと経費面でも維持はできませんよという形での策定内容になっております。 この当時は、アセットマネジメントがその直前に出てきておりまして、それを基礎として、国のほうから直後に通知が来て策定をしたという経緯がございます。学校については、その建て替えとか、新規に建設という考え方は当時なかったんじゃないかなというように思っておりまして、長寿命化が中心だったと思います。今の現状から言いますと、この策定当時から人口も違っております。それから、学校の在り方というものの考え方も違っておりますので、今後、今、個別計画、このアクションプランをつくるということがうたわれておりまして、個別計画に取り組んでおるところでございます。それの中においては、今、学校は外したところで策定を進めております。学校のそれらを全体的なものから除外するということは考えにくいんですけども、そこも含めたところで、個別計画はまず学校を除いたところで、きちっと計画を立てる。そして、それとは別に、今、学校で進めております方針決定がなされて、きっちり額なり予定なり、そういうものが出てくれば、併せた形で進めていく。要するに総合管理計画は絶対的に20%総量を圧縮するという確定事項ではございません。目標でありまして、そこは必要に応じて、変更はできるということになっておりますんで、そのあたりは今後の方針決定次第かなというふうに思っております。長くなって申し訳ございません。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 学校施設については、配慮しながら、配慮しながらというか、一律に環境も変わっているんで、単純に20%の枠にはめるものではないと。ということで、それを踏まえて、小規模校、給食施設、新設校も関わってくるんじゃないですか、ぜひ進めていただければと思います。 次に、新設校の問題に移らせていただきます。 通告によると、②です。 それで、まず最初にお伺いしたいんですけど、この間、教育委員会は、竹尾緑地に5─4制の中学校建設、いろんな言い方があって、ほかの複数校とかいろいろあるんです。これで進めてきたんですけど、今の時点で、この方針は修正をし、そして市長の所信表明にありましたけど、幾つかの候補地から、校種、小学校にするのか、中学校にするかも含めて検討しますというふうに方針が変わったというか、修正されていますよという理解でいいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 昨年度から今年度かけて修正かというところでございますが、竹尾緑地に関しましては、以前から市長のほうも今回の議会の中でも予算はつけないということを明言されておられます。しかしながら、教育委員会といたしましては、やはり、こちらの候補地といたしましては、やはり、最適地であったということは変わっておりませんが、一つの案としては、あるのかなと。ただし、それが進められるのかなと、財源の確保ができないということであれば、進められないという認識の下、案としては残っておりますというところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 基本計画にも四つ載っていますけど、その一つが竹尾緑地5─4制の中学校というのが今回の基本計画に載っているんですけど、つまり、今までとそういうふうに微妙な言い方で言うと、修正されましたよというふうに理解をいたしました。 それで、この間の代表質疑だとか、一般質問の中のやり取りをずっと聞いとったんですけども、学校建設は、本来ならば、2校ないし3校必要だとか、そのほうが望ましいとか、いろんな話が出たんですけど、教育委員会の真意をお伺いしたいんですが、複数校建設することを希望しているけども、市長とまだそこのところは合意してない、こういう理解でいいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) これまでもいろんな答弁をさせていただいた中で、やはり、教育委員会といたしましては、今の状況、児童・生徒数が過密化している状態の中で、過大規模校をいち早く解消したい、緩和したいと強く思っている中で、教育委員会といたしましては複数校、望ましいのは、小学校2校、中学校1校という案は当然持っておりますし、その中で、財源の見通しがありますので、その中で、どこまでというのは、私がここで答えることはできないんですが、教育委員会といたしましては、そういった形で考えております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 確かに財源の問題がどうしてもついて回るんですけども、教育委員会が1番しなければいけないのは、子どもたち教育環境をどれだけ適正にするか、これが第一義でしょうがね。だから、聞いたんですよ。真意はどこですかって。複数校を希望しているんですか、してないんですか。今までのとおり1校にこだわって、1校方式でいくんですかって、そこ、どうですか、もう1回。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 教育委員会といたしましては、やはり、小学校2校、中学校1校ということを、3校ということを望んでおります。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 分かりました。希望はそういうことということで、今回の今取り上げている基本計画の中に、新設校ということで、四つの候補が今載っています。四つの候補について、少し、立地場所とか、校種、中学校なのか、小学校なのかというの、少し簡略にご説明をお願いいたします。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 四つの候補のどういった状況であるかというか……            (発言の声あり) はい。 一つは竹尾緑地に5─4制での中学校建設でございます。それから、中央公民館に5─4制の中学校の建設でございます。それから、三つ目が中央公民館に5─4制中学校建設でありますが、中央公民館付近とありますかね、付近になります。それから、四つ目が中央公民館に小学校建設という、この4案でございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 先ほども田中議員が聞きましたけど、新設校の目的はなんですかと言ったら、過大規模校解消というふうにおっしゃいました。そのとおりだと思います。それと併せて、文部科学省が出している手引きでは、過大規模校というのは、適正と大規模校があって、過大規模校なんです。過大規模校は、学校設置者に対して、速やかに解消を図るように促すとなっています。これは、そういうことですよね。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) はい、議員おっしゃるとおり、過大規模校については、速やかに解消に向けて取り組んでいきなさいということでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) すみません、資料の2ということで、ちょっと一緒に出させていただいているんで、それをご覧になりながら、少しお話を、資料2です。            〔資料提示〕 この表は、基本計画に載っている、今、説明いただいた四つの案について比較検討を私が文章から拾ったものです。要するに、この四つの候補地を建設して開校した場合、それぞれの学校が何年で過大規模校を解消するのかというのを示しています。 ①から④までありますが、①が竹尾緑地案ということで、これ2026年開校ということで書いています。この案でいきますと、福間小学校の過大規模校解消年度は2040年度、開校してから14年かかるんですよ。それで、①から④って、四つ案がありますけど、まとめて言いますと、①から④の案とも過大規模校解消に相当の年数が必要だということなんですよ。福間小学校は①から④の案でも、過大規模校ですよ、解消するのに10年から14年かかります。福間中学校は、瞬間的に開設すると2年間大規模校に移行する時期があるんですが、またすぐ過大規模校に戻りますので、12年から13年かかるということなんです。基本計画に載っている四つの計画は新設校の目的に沿わない。つまり、過大規模校を解消する案とは言えないんですよ。確認です。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員おっしゃるとおり、この計画、四つの計画で過大規模校が解消になるかということは、やはり、議員のご指摘のとおり、解消にはならないというように考えております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) それで、この載っている以外に1校建設をした場合、過大規模校を速やかに解消できるという候補地とか、案をほかにお持ちでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) この4案以外に候補地をお持ちでしょうかということでございます。            (発言の声あり) 解消できる案。 その中で、先ほど申しました複数校という形でないと解消はできないというように思っています。そうなると、こちら以外にも候補地を考えておるところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 私なりに見たのは、①から④の候補というのは、いずれも1校建設という案ですね。それで、実は、この間、もうご承知のとおり、財政的な限界より1校の建設、または、教育委員会の意向として、大幅な校区変更は避けるとの制約の下で、ずっと検討が続けられてきたんですよ。私も1校のみの建設というのを前提にしながら、校種、小学校がいいんでしょうか、中学校がいいんでしょうか、どちらが優先ですかということをこの議会でも提案をさせていただきました。そして、いろいろあったとしても、到達点として、今、基本計画に載っている四つが一つの到達点として、今、あるんですよ。どう言おうと。それで、今もうやり取りしましたが、四つの候補地とも過大規模校の解消にならないんですよ。それ以外の候補地もないよと、1校だということで言うと。結論的に言うと、1校のみの建設、そして、校区変更は極めて限定的という方針では新設校建設計画は具体化できないということを示していると思います。よって、1校建設案はやめて、程度の度合いはありますけど、限定的な校区変更も全然しないよというような条件じゃなくて、どこまでか分かりませんが、緩やかに考えながら複数校建設にかじを切らないと、かじを切り直して、ノーサイドから検討をし直さないと私はもう進まないと思っています。そこは合意ができる着地点だと思うんですよ。もう、これ以上、子どもたちに辛抱を強いるわけにはいきません。教育長及び市長に見解を伺います。 ○議長(江上隆行) 大嶋教育長。 ◎教育長(大嶋正紹) 過大規模校の状況、深刻さの度合いが増している状況、昨年度までの流れを踏まえながら、私なりにしっかりと考えまして、市長とも協議しまして、今、私が持っておりますのは、やはり、複数校でいかなければ、本当に過大規模校の解消はできないという考えを今持っているところでございます。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今の大嶋教育長の答弁のとおりでございますけども、併せましてこの教育長の方針の中にも書いてありますとおり、短期的な取り組みと中期でも長期でも、長期というのは本当に長期なので中期的な取り組みを並行して行うと。えてして、ここはあえて申し上げますけども、新設校の建設にはやっぱり本当に5年、6年、7年かかるわけです。今、本当に令和3年度、4年度は、新設校の建設とともに全力で注視しなきゃいけないのは、これ教育行政、教育施策のことだけど、短期的にできる取り組みをご提案いただいて、そこに予算をつけるのが私の仕事です。ここはその財源の確保並びに本当に複数校必要ならば、もういかにして自主財源のみでなく、自主財源の獲得も含めて財源調整等は全力で動かなきゃいけないと思いますけども、もう一つは複数校つくるという場合は確認になりますけども、本当に小学校2校、中学校1校つくった場合、必ず校区再編は伴います。ですけども、優先順位は大規模校の解消でございます。これは短期も長期も。大規模校の解消というのをやはりここに市長部局として、市長としても関心がある中で財源の確保等も含めながら、そのところの折り合いと言いますか、調整を教育委員会と内部的にやっていかなきゃいけないし、教育委員会に望みますのは、最終的な複数案であれ、絞り込みのプロセスで一般質問、総括質疑でも申し上げましたように、できるだけ民意を反映したプロセスで絞り込み、それにこの予算化の申出を市長のほうに出していただきたいということでございます。 以上でございます。
    ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 市長も教育長も複数校の検討と。2校、3校というのは私、具体的には分かりません。しかし、先ほども言いましたけども、今までのようにコミュニティスクール、あるいは地域の枠が壊れるから校区変更はだめよというようなスタンスをいつまでも取っとったらこれは難しい。実はいろんなものの組み合わせなんですね。短期的な取り組みと合わせて一緒に考えないといけないんで、ただそこにかじを切ってやるというのを教育長にも市長にも私は、今、確認したと思います。 付け加えるならば校種の選定、小学校にするか中学校にするかというのは、大事な点は市内10校の敷地面積や運動場面積、校区再編の度合いなど、また場所、こういうのをしっかりポイントとして決めていけばいいと思いますので、ぜひその方向で進めていくということを確認してもいいでしょうか。もう一度お願いします。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 校区再編というとこでございますが、これまで教育委員会といたしては、コミュニティスクール取り組みを最重要視しながら取り組んでおるところでございますので、やはりそこに影響がないような形だというのが基本で考えています。 その中で校区再編が全くないのかということにつきましては、全くないとは言い切れないと。ただ大きな校区再編は、やはり保護者、児童、教職員のかたがたに負担を強いるというふうに思っておりますので、そういった考えのもと進めていきたいと思っています。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 次に、資料1を開いていただけますでしょうか。 次に、新設校が終わりまして、先ほど市長も答弁されていました当面の弊害をどう解消するのかということです。この一覧表は、私が今年の3月に福間南小と福間小学校から聞き取った項目です。そして、4月5日に教育委員会に申し入れをさせていただいた分なんですね。これかいつまんで、今、ここまで来ているよというのをちょっとご説明をお願いします。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) 議員から4月に要望いただいた内容でございます。現状でどこまで進んでいるかということでございます。 まず、福間南小の中庭の第2運動場化につきましては、今回6月補正で計上させていただいて整備を進めていくとこでございます。 それから、進んでおる分だけでもよろしかったですか。今、行っている分だけの回答でいいですか、この中から。            (発言の声あり) はい、進んでいる分だけを申し上げたいと思っております。 大きな3番のソフト面についてというところでございますが、この中で福間南小学校の栄養教諭についてでございますが、これにつきましても今回6月補正で計上させていただいておるところでございます。 それから、次の体育専科教員というとこでございますが、体育強化教員ではないんですが、過大規模校であります南小、福間小、津屋崎小、福間中につきましては、6月補正におきまして、少人数の非常勤講師を各1名ずつ配置することで予算計上をしておるところでございます。 現在進んでおるところで言えば、以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 進んでないものも検討途上とかいろいろあると思うんですけど、やっぱり私思うんですけど、前回の議会のときも提案させていただいたんですけど、教育委員会事務局が事務局になっていろんなところに関わりますので、信号機の問題とかあるので、何か横断的なプロジェクトチームをつくってやるような形を取ったほうがいいんじゃないかなと。教育委員会はこの業務以外にいっぱいいろいろあっているはずなんで、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 水上教育部長。 ◎教育部長水上和弘) ありがとうございます。 議員のおっしゃるとおり、教育委員会は様々な業務で多忙でございます。その中で、兼ねてからも市長のほうにもお話はしておりましたけど、やはり体制づくりですかね。学校建設にしろ、それを進めていくプロジェクトチームということではお話させていただいていたんですが、現在のところはできておりません。 今後、やはり早急に進めていく中で人員的な配置を含めまして、体制づくりが必要かというふうに思っています。 以上です。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 次をお願いします。 ○議長(江上隆行) それでは、2項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、2項目めは地域分別収集の在り方についてでございます。 地域分別収集の自治会未加入者の受け入れにつきましては、以前の議会でもご質問いただきました。市といたしましては、市民の皆様が平等に分別収集には出せると説明しておりますけども、地域分別収集は運営主体である各自治会の考え方を尊重するべきとも捉えておりまして、郷づくりの会議などで自治会未加入でございましても、可能な限り受け入れをしていただくようお願いをしております。 本来であれば説明やご意見を伺う必要が当然ございますけども、昨年度よりコロナウイルス感染症の影響も伴いまして、様々な会議が中止になるなど機会を設けることがほとんどできておりませんでした。今後、状況を見てご意見を伺いたいということは当然考えております。 また、分別収集の全体的な仕組みづくりについても、併せて検討したいとこのように思っております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 自治会にお願い中、コロナでなかなかそこまでちょっとできていないというのはありましたけど、自治会というのは当然地域にあって本当に必要な組織で、私自身も加入しています。 しかしながら、自治会というのはご承知のとおり言うまでもなく加入も脱退も自由なんですね。様々な理由でやっぱり自治会に入らないかたがいらっしゃいます。2019年度実施の本市の市民意向調査結果を見ますと、設問の中にこういうのがあるんです。居住地域の自治会活動の必要性について聞いた設問があります。それを見ますと、要するに自治会活動は余り必要がないと答えたかたと不必要だと答えたかたもいらっしゃるんですけど、合わせますと7.8%なんですね。いろんな理由までは書くようになっていないんで、ちょっと私も分からないんですね。 そうなってくると、いろんな市がしようとする全市民を対象にした住民サービスを行おうとしたときに、自治会にそのことをお願いすると、こういう7.8%というのがどうしてもあることを前提に組み立てる。だから、先ほど市長もおっしゃいましたけども、市民全体に行うサービスであるにもかかわらず、全市民を想定した制度設計、仕組みになっていないというふうに捉える必要があると思います。確かにそうはいってもお願いで了解と言ってやれるところ、やれないところ、いろいろあるんですけど、もともと制度設計、仕組みの問題がやっぱりあるんじゃないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 議員おっしゃいますように、やはり加入、未加入の問題が非常に大きな、やはりどこの自治体もそこ辺りは苦慮しているんではないかとは推察いたしております。 そういう仕組みになっていないのではないかということでございますが、この分別収集につきましては平成12年度に始まりまして、そのときは分別収集の意義とか、それから精度を上げるとかいう目的で始まっておるところでございまして、その時期はそこまで想定した仕組みになっていないということではなかったんではなかろうかと、もう21年たちますのでそう思います。 ただ、今現在になりますと、やはり、今、未加入が増えてきておりますので、その辺りは、今は自治会にお願いするということで担当課としても考えておるところなんですが、やはり少しずつ世の中も変わってきておりますので、考えていく時期にはきているのではないかとは、今、担当課内では話してはおります。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 検討という認識を持たれている。だからこそ、市長の所信表明にこういうことも含めて、第三者機関を立ち上げて整備すべきところはする。条例の整備まで含めて書いているんですけど、この市長の所信表明に書かれていることはそういう理解でいいんですね。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) そういうつもりで書いておりますし、少なくとも経営陣には共有されていると思っております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 総括質疑などでこの話も出ました。市長も令和4年度以降、着手しますということだったんですけども、やはりごみの問題というのは市民の生活で日常に起こる毎日のことなんですね。生ごみと違って不燃物は出る頻度は違うにせよ、生ごみと同じ日常の市民の暮らしということで考えると早急な解消が必要なんで、この条例の改正なんかと一緒に総合的に判断するというのもありかなと思うんだけど、しかし、これは急いでそれだけ切り離して早く解消、解決のためにやるというところについてはいかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 条例を改正ということで、それにつきましてはまちづくり推進室という話になろうかと思うんですが、分別収集におきましては、やはり今から先、民営化と民間委託という話ももしかしたら出てくるのかもしれないんですが、やはりそういうときは財源の問題がどうしても出てきますので、その中で財源をどう確保していくのか、そのときにまちづくり推進室の関係の条例等の整備等ができてくれば、また進むんではないかとは思います。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 財源と条例云々で、すぐということじゃないんですけど、やっぱり日常の暮らしなんでね。そこは早急な改善を検討してほしいということです。 次をお願いします。 ○議長(江上隆行) それでは、3項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 3項目めは、新型コロナウイルス対策についてでございます。 ①からです。福津市では高齢者の優先接種を医療機関、個別接種とそれから集団接種を6月から開始しております。全て予約制のため、6月2日の予約開始直後から大変電話が殺到しつながりにくい状況となり、市民の皆様には大変なご迷惑、そしてご心配をおかけいたしました。大変申し訳ございませんでした。 6月16日の予約開始日から電話回線を増設し対応いたしておりますけども、これも大きな改善とは言えません。今後高齢者の次の対象者へと拡大していくわけでございますので、さらなる改善を図ることとしております。 また、今回のインターネット予約につきましても、多くのかたのご要望にお応えする形で予定していたのよりも、急遽、前倒し実施といたしましたが、周知が十分でなかったために予約システムの入力方法が分かりにくいなどのご意見も賜りました。ワクチン接種に関する最新情報はホームページ上での発信となりますので、今後はその環境にないかたへの配慮も必要と考えております。 集団接種会場においては、スムーズな運営で接種が進んでおりまして、受け入れ人数をわずかですが増やすことができる状況も確認したところです。これまで以上の受付枠を準備しております。 ②でございます。PCR検査の拡充について。 現在、PCR検査はコロナ感染症を疑う症状があるかた、濃厚接触者と特定されたかたなど、保健所や医師が必要性を認めた場合の行政検査とそれから感染リスクが高い高齢者施設の職員を対象とした福岡県による定期検査の2つが行われております。 特に保健所による疫学調査の結果行われる行政検査につきましては、高齢者福祉施設や保育所、医療機関、学校などの身体接触が避けられず感染リスクが高い集団では、厳密に濃厚接触者を特定して検査を行うのではなく、広く行政検査の対象とされております。 この検査対象をさらに拡大するということになりますと、無症状者に広く検査の機会を設定することになってまいりますけども、広島県で2月に行われた無症状者を対象とした大規模検査では、陽性率は0.06%、6,573人中陽性者は4人だったという報道もございまして、無症状者への検査は感染拡大防止効果は高いとは言い難い状況でございます。これらの状況から市独自に検査の対象を拡大することにつきましては、現時点では考えておりません。 しかし、変異株の感染力は従来株に比べて非常に高いと言われておりますので、感染の状況やウイルスの感染力、そして国や福岡県の検査体制に注視してまいります。 それでは、③でございます。事業者の補償です。 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、飲食店をはじめとする事業者のかたがたは大変厳しい状況が続いております。市では、昨年度新型コロナウイルス感染症に係る事業者支援については、緊急応援金や感染防止対策給付金、それから福津エール飯、また商工会コロナ事業、また経営と相談窓口開設、それから商品券の増額発行やリフォーム券の発行を実施してきたところでございます。 事業者の売上げ減少に対しましては、今年1月の緊急事態宣言により時短営業の対象となる飲食店には福岡県の感染拡大防止協力金、その他の事業者のかたがたについては国及び県の一次支援金の制度が設けられております。 また、5月の緊急事態措置においては、飲食店などには引き続き感染拡大防止協力金、その他の事業者のかたがたについてはこれも国及び県の月次支援金といった制度が設けられ、事業者の売上げ減少に対して支援を行う予定となっております。 市では本議会におきまして、福津エール飯事業における飲食店支援、それから商工会リフォーム券の発行、キャッシュレス決済を利用した消費喚起策についての予算を計上しておりまして、引き続き事業者の支援に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 昨日の他の議員の一般質問で、高齢者のかたでワクチン接種が取り残されるかたの対応という質問がありまして、民生委員のご協力でいろいろ取り組みを進めるというお話が出ました。具体的にどういう内容か少しご説明をお願いします。 ○議長(江上隆行) 神山健康福祉部理事。 ◎健康福祉部理事(神山由美) 高齢者のワクチン接種につきましては、おかげさまで順調に進んでいるところですけれども、やはり予約がまだ取れていないかたというのが一定程度いらっしゃるということだと思っております。 そういったかたに対しまして、現状では75歳以上のかたは、はがきで出していただけると市のほうがご案内をさせていただきますよということはさせていただいているんですけれども、それに加えましてやはり民生委員のかた、あるいは地域包括支援センター、それから介護の事業所のかたがたのご協力をお願いしながら、まだ予約が取れていないかたの掘り起こしと言いますか、そのようなこともやっていきたいなということでご協力をお願いしているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 昨日の65歳以上の接種率、目標が70%で、もう実数からの推測でしかないんですけど、80%ぐらいかなとか思うと、そうするとまだ接種されていないかたが65歳から74歳まで約2,000人強、75歳以上が2,000人強ぐらいいらっしゃるということなんで、全員が希望するかどうかは別として、かなりの仕組みでしっかりやらないとやっぱりこぼれると思うんですよ。再度、ご答弁をお願いします。 ○議長(江上隆行) 神山健康福祉部理事。 ◎健康福祉部理事(神山由美) おっしゃるとおりだと思っております。 ワクチン接種につきましては、当然強制接種ではございませんので希望性というところもありますけれども、ワクチン接種そのものをまだご理解できていないかたがいらっしゃったりだとか、予約の方法がご自身ではできないというかたが取り残されないようにということで、いろんな各方面の協力を得ながらやっていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 検査の件で、集団免疫の獲得と市長もおっしゃいましたが、変異株への対応とかあります。当然、これは国、県とか保健所、医師会なんかとの連携なしで単独で云々というのはなかなか厳しい部分があるんで、当然連携が前提ですけども、やはりワクチン接種と同時に検査をどうやっていくかという認識を持ちながら、今後、行政にあたっていただきたいということです。 最後に、事業者の支援です。 ある飲食の経営者にお話を聞きました。昨年の第1波のときに国庫とか金融機関から無利子及び低金利の借金をしましたと、それでそのときは瞬間的に乗り越えたんですね。しかし、借金の返済が始まりましたと。いろいろ借り方によって、3年免除とかいろいろあるんですけど始まったと。先月から月8万円の返済がプラスになったと。今後またほかの借入金の返済が始まって、なかなか大変だと。だから、コロナ以前の客が来たとしても、借金の分が乗っていますから、今のままだとなかなか大変だというようなそういう不安の声を聞きました。 それでお伺いしたいんですけど、商工会が実施している経営相談の利用者はどれくらいいらっしゃるんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 今年度、令和3年度はちょっと持ち合わせておりませんが、昨年度の状況でございます。昨年度は市がした事業がございました。その分につきましてのお答えですが、令和2年5月から12月まで行っております。会員からの相談が929名、それから非会員が121名、合計1,050名が半年間ぐらいで相談があったというところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 相当な相談件数かなというふうに思います。事業者のは先ほど紹介しましたけど、やはり事業者支援は長期的な視野でやっぱり考えていかなきゃいけない。予算委員会でも直接事業者のお話を聞いて、市ができることは何かというのをやるというのをぜひその辺を強めていただきたいと思いますが、再度ご答弁をお願いします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 前回の総括質疑等々で発言させていただいております。商工会とかに何が求められるのかをお聞きして、市がやれること、それからもちろん商工会がやれること等を役割分担しながら、どんなことができるかをきちんと考えていきたいと思います。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 一般質問を終わります。 ○議長(江上隆行) 以上で、戸田進一議員の一般質問を終わります。 これをもちまして、本定例会の一般質問は全て終了いたしました。 また、本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしましたので、本日はこれにて散会とします。お疲れさまでございました。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            散会 午後0時2分...