福津市議会 > 2020-11-25 >
11月25日-02号
11月25日-02号

  • 土木交通(/)
ツイート シェア
  1. 福津市議会 2020-11-25
    11月25日-02号


    取得元: 福津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-11
    令和 2年12月定例会(第5回)1 議 事 日 程(2日目)   (令和2年第5回福津市議会12月定例会)令和2年11月25日午前9時30分開議於  議  場 日程第1 一般質問2 出席議員は次のとおりである(18名)  議 長  江 上 隆 行  副議長  米 山   信   1番  福 井 崇 郎   2番  森 上 晋 平   3番  秦     浩   4番  石 田 まなみ   5番  八 尋 浩 二   6番  田 中 純 子   7番  中 村 晶 代   8番  尾 島 武 弘   9番  下 山 昭 博   10番  髙 山 賢 二   11番  中 村 清 隆   12番  蒲 生   守   13番  横 山 良 雄   14番  戸 田 進 一   15番  榎 本   博   16番  椛 村 公 彦3 欠席議員は次のとおりである(なし)4 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職・氏名(15名)  市     長  原 﨑 智 仁      副  市  長    松 田 美 幸  教  育  長  柴 田 幸 尚      総 務 部 長    本 夛 研 介  理     事  八 尋 正 文      市 民 部 長    横 山 清 香  健康福祉部 長  辻   優 子      健康福祉部理事    神 山 由 美  地域振興部 長  花 田 千賀子      都市整備部 長    長 野 健 二  教 育 部 長  榊   俊 弥      総 務 課 長    赤 間 真 一  財政調整課 長  花 田   積      まちづくり推進室長  石 井 啓 雅  会 計 管理者  伊 藤 孝 裕5 職務のため議場に出席した者の職・氏名(2名)  事 務 局 長  重 冨   隆      議 事 課 長    平 田 健 三          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            開議 午前9時30分 ○議長(江上隆行) ただいまから、令和2年第5回福津市議会定例会を再開いたします。 直ちに会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第1一般質問 ○議長(江上隆行) 日程第1、一般質問を行います。 今回の質問者は15人です。 なお、発言時間は、会議規則第57条の規定に基づき30分となっております。 一般質問にあたりましては、まず登壇して、通告した質問要旨について全てを述べていただき、通告発言後は、質問席において質問を行ってください。 質問の回数に制限はありませんが、次の質問事項へ移る際は、その旨、お知らせください。 発言制限時間の30分になりましたら、ブザーがなりますので、質問を終了してください。 次に、執行部の答弁につきましては、1問ずつ自席で行ってください。 また、答弁の時間制限はありませんが、今定例会においても新型コロナウイルス感染症対策を講じながら会議を行っておりますので、質問の趣旨に対し、簡潔明瞭にご答弁いただきますよう、念の為、ご協力をお願いする次第でございます。 それでは、順次発言を許します。本日最初は、12番、蒲生守議員。蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 改めまして、おはようございます。12番、公明党会派、蒲生守です。質問事項3点の質問をさせていただきます。 1点目、ヨットハーバーの改修について。 ヨットハーバー施設の老朽化により、利用者から近年改修が必要と指摘をされています。それに伴って、市は利用者に係留施設使用料の改定についてアンケート調査を行いました。このことについて、係留料金の妥当性と今後の改修計画について市の考えを伺います。 大きく2点目、海岸に関する予算について。 台風9号の高潮により、福間海岸の砂の堆積が発生しました。市は道路上の砂については撤去を行い、通行可能となっています。しかし、例年以上に海岸線では砂の堆積があり、冬場の風による道路等への影響を心配する声が上がっています。 海岸に関する問題はこれだけではありません。アオサの大量発生、漂流物の堆積等が上げられますが、これらを対応する部・課が異なり、市民は対応に苦慮しています。この状況について、市はどのように対応されるのか伺います。 3点目、選挙期間中のチラシについて。 公職選挙法改正により、市においても選挙期間中のチラシ配布が可能となりました。他の自治体では印刷費を公費負担で行っています。市の現状について伺います。 以上3点でございます。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(江上隆行) 1項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、よろしくお願いいたします。蒲生議員の一般質問、1項目めにお答え申し上げます。 ヨットハーバーの改修についてでございます。 現在、福間漁港及び津屋崎ヨットハーバー小型船舶係留施設につきましては、供用開始からそれぞれ20年及び15年を経過しております。経年劣化等による不具合等が顕著になってきております。 ご質問にありますとおり、料金改定に向けての利用者アンケートを本年度の5月に実施しており、様々なご意見を頂いております。今後は、頂いたご意見を参考にしながら、料金改定に向けての作業を進めていく予定でございます。 係留料金の妥当性につきましては、小型船舶係留施設を運営していく上での必要な経費の精査や、それから施設の老朽化に伴う修繕や更新などの改修計画、そしてアンケート内容を反映したサービス向上のための施設整備等を考慮する必要があり、近隣類似施設の係留料金を参考にしながら料金改定の検討を行っていきたいと考えます。 今後の改修計画につきましては、係留施設内の各施設の現状を、専門業者等による診断を踏まえながら改修事業費の積上げや改修時期等の検討を進めていきたいと考えております。 併せまして、福津市の観光資源である海岸をより有効活用できる施設としても、利用者の皆様のご意見を取り入れながら維持していきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) ヨットハーバーの実態を少し見てまいりましたけども、やはり少し安全面という部分においては、改修が早急に必要ではないかというふうに思っております。 その中で、改修イコール値上げという理論、理屈というのは、やはり皆様にある程度納得のいく形でなければできないというふうに思っておるわけですけども、当事者のかたがたからお話を伺う機会がございまして、まずお聞きをしたいのが、ヨットハーバーっていう部分の権限は県にあるのでしょうか、それとも市にあるのか、まずこの点をお伺いしたいなというふうに思っております。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今の蒲生議員のご質問にお答えさせていただきます。 権限という観点でいきますと、まず津屋崎ヨットハーバーについては県営漁港でございます。そこを福津市のほうがヨットハーバー部分をお借りさせていただいているということになっております。ですので、原則は福岡県の所有という形になっておりますので、権限という観点でいきますと福岡県にあるものと考えております。 続いて、福間漁港については、こちらは福津市で管轄しておりますので、福津市に権限があるものと解しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 分かりました。まずこの違いが、福間と津屋崎のヨットハーバーの性質をちょっと偏向している部分があるというふうに思いますんで、そこはまた質問をさせていただきます。 まず、先にお伺いしたいのが、今回のヨットハーバーアンケート結果、どういうことについて特にお話があっているのか、分かる範囲で教えていただきたいのですが。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今回、アンケートを取らせていただいた項目としては、実際に今どの程度利用されているのか、利用頻度、それから今回この津屋崎あるいは福間、この二つの施設を選んでいただいた理由、それから現在の問題等、先ほどご指摘あったように改善の要望、それから改善が必要と思われるものについては、どういったものがあるのかというものをアンケートさせていただいております。 先ほどから施設についてご指摘されておりますので、改善が必要と思われるような内容についてでございますけれども、まず一つは、やはりご指摘頂いたように、利用はまだできるけれどもやはり一部破損しているものについて早急に修理していただきたいという内容、そのほか利便性の中では水道施設でございます。 陸上においては、実際に水道の蛇口というのは幾つか設けておりますけれども、浮桟橋については、たしか2カ所だったと思いますけれども、陸上のほうには用意しているんですけれども、浮桟橋の一番根元というような言い方がいいのかどうか分かりませんが、海上における先の方については水道の利用というのは、一旦その陸上にある水道の施設で水をくんでいただいて、持って行っていただくようなところで利便性が低いというようなご意見も頂いておるところです。 このほか、工具を利用されたいと。ちょっとした修理をされたいというようなお考えなんでしょうか、電気施設を利用できないか、この電気施設については、火花が飛ぶと火災の原因になりますので、アンケート頂いておりますけれども、電気の利用については控えていただきたいというのは、管理する側としては考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 今のお話を伺っても分かると思いますが、本来ヨットハーバーとしての機能が多少やはり足りない部分があるんではないかという部分があります。その中において、他市と見比べて料金改定をしようという今の市の考え方、この辺が少し、まずよくよく考えていただいて、最後またお話をしますんで、次に進ませていただきますが、最初のお話の権限の中で、津屋崎は県の漁港としての位置づけ、福間のヨットハーバーに関しては市の位置づけ、この中で福間において、まずちょっと第一前提としてお話ししたいのは、今、全てのハーバーの施設は満床の状態だということで理解していますが、間違いありませんか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 現在の利用状況でございます。 福間のほうは陸上、それから海上のほうを合わせて88の利用が可能でございます。そのうち、現在利用されているのが76、稼働率としては86%となっております。 なお、少し予備があるというのは、万一、曳航中の船が故障した場合、泊めることができるような形で余裕を持っているというような状況でございます。 続いて、津屋崎でございますが、陸上、海上合わせて170の利用が可能でございます。現在の利用は164、稼働率としては96%となっている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。
    ◆12番(蒲生守) この稼働率が、もうこの10年間変化なく稼働しているというふうに理解しておりますが、これで間違いないですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) すみません、過去の状況を全て調べているわけではないので、過去同じように約9割近くが稼働してあったかというところまでは、申し訳ございません、現在資料としては持ち合わせておりません。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 決算書ベースで見させていただけば、ほぼ稼働率としては、今言われた稼働率がこの10年大体稼働してると、要はずっと使っていただいているという実態があります。そういう意味において、まず収益という部分においてはほとんど変更がない、要は、入ってくる収益に関してはほとんど変更がないというふうに理解をしていますが、その辺の理解は市もお持ちですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 収益については、今、蒲生議員が申し上げられたとおり、ここ5年ではおおむね変化はないというふうに判断しているところでございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) ここからが問題なんですが、津屋崎のヨットハーバーに関しては、収益は施設整備に対してプラスで、要は、黒字でずっと決算が入っています。ところが、福間ヨットハーバーに関しては、ほぼゼロもしくは赤というような実態で入っています。この差異が生まれている原因はなんなのかというふうに、市のほうは感じているかお聞きしたいと思います。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 申し訳ございません。詳細な分析は行っておりません。 ただ、一つ考えられるのは、現在のこの収入と支出は、当初に初期投資した分の減価償却というような考えは入れてなく決算という形でなっておりますので、ここでプラスが出ているイコール、この事業としてプラスになっているというような判断かどうかというところは詳細にこれから見ていく上で、料金についてしっかりと考えていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) なにが一番違うかというと、福間ヨットハーバーのほうは、公園管理、防波堤管理という陸上管理もひっくるめての委託費なんですよ。津屋崎においては、そのヨットハーバーのみの委託費なんですね。だから、ヨットハーバーだけ見ればプラスになる。要は、収益がずっと変わっていないのですから、通常その部分においてはプラスになるんですよ。だから、福間においてもヨットハーバーだけで限定をすればプラスになるというふうに私は思って今見ているわけですけども、この辺の見解はどうでしょうか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 私どもも、今回、蒲生議員のこのご質問に対して、いろいろ資料というのをこちらなりにつくってみたんですけれども、今言われる福間漁港においては、委託している内容として、津屋崎においてはヨットハーバーのみ、福間においては小型船舶係留施設以外に、隣接する公園というのも確かに委託の中には含んでおります。 福間のほうだけで考えますと、収入に対しての必要経費というものを、公園に係る費用を除いた状態で、蒲生議員が言われる歳入歳出がほぼゼロ、一部プラスのときもありますが、マイナスというような、ほとんどゼロベースで動いている、平均すると過去5年でも43万円程度のプラスというようなことになっておりますので、公園を除いたというような形で収入と支出を今考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 今お話をして、皆さんもご理解頂けたと思うんですけど、ヨットハーバーの中では収支はほとんどプラスになる、もしくはゼロに近いという形なんですよ。 この状況の中において料金改定ということになれば、要は、それの根拠となるものは、まず第一に施設整備の向上、どのように施設整備を上げていくのかというような観点がやはり大事だと、要は、老朽化ということも現状あります、やはりもう直さないといけないところは見えてますんで。単純にそれを受益者負担にするものなのかというこの考え方、折半とか割り振りとかではなくて、私が一番言いたいのは、津屋崎漁港においてはプラスでずっと施設がなってきていると、なぜこのプラスになってたときに、そのお金を使って整備、改修を計画的にやらなかったのかと、ある程度もう大規模にしないといけないという今の現状に来て、今度は料金改定と併せて改修がありますから、料金改定というふうに受益者のかたにお話をされていると、それの内容が、先ほど最初の答弁がありました、他の施設に比べて料金が少し安いというようなことも市の中では議論はされているわけですけど、ここはちょっとやっぱり考え方を少し整理して考えないといけないんじゃないかなというふうに思っておりますが、市の見解を伺いたい。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) まず、原則的には受益者負担というような考えがまずあって、その考えのもと、初期投資に係る減価償却費並びに、そこに関わっている職員の人件費、それからそこの施設の維持管理、こういったものを歳出として見て、収入としては現行の稼働率を見た上で収入金額がそれに見合うかどうか、当然この今後発生するだろう修繕、これについては既に顕在化しているもの、そして潜在的にある修繕っていうのを現在専門業者に見ていただきまして、今後の修繕の予定、それに係る費用、これを5年あるいは10年というスパンで見たときに、プラスが出ているという部分があるというようなご指摘ではございますけれども、実際に初期投資として津屋崎のほうでは事業費で約6億円を超えております。そのうちの、当時の町の単費で4億5,000万円程度、それから福間漁港については施設整備費で約1億9,000万円、うち町の単費として1億1,000万円程度かかっております。当然、これについては減価償却ということで、単年度で見るとプラスかもしれませんけれども、実際に減価償却を入れてみたところで、実際にプラスになっているのかどうか、つまりその事業として、民間であればそこに利益というのを上乗せした上でという形になりますが、私どもは今後施設を使っていただくことで福津市の魅力というのを対外的に発信していただく部分で、そこの利益を見なくてもまだ回収できているかと言われれば、まだここはちょっと詳細に詰めておりませんので、どの程度回収できているのかというのを考えた上で、料金の改定について向かっていきたい。 併せて、近隣が、この近辺でいきますと福岡市の小戸にあるもの、それから北九州市の門司のほうにあるもの、こういったものの料金格差、その料金格差の内容がなんなのか、サービスがうちよりも当然いいから高い、あるいはサービスが同じで当初にかけた金額が高いからこの金額になっている、そういったところも含めた精査をやっていきたいというふうに考えております。もちろん、料金改定にあたっては皆さんのほうにきちんと説明した上で、今、申し上げた内容をもとに、こういう理由であと何年かけて市としては回収していきたいという言い方はおかしいんですけれども、受益者のほうにしっかりと担っていただきたい、こういうことで近隣のサービス、同程度の施設等のサービスと含めて、実際に安くできるのか、サービスは同程度のものを持っていけるのか、こういったところを含めて料金改定に進んでいきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 料金改定を受益者のかたも全く拒否をするというお話ではなかったです。 要は、よりよいヨットハーバーにしていただけるのであれば、それは仕方がないことだというようなご意見もございましたので、それは付け加えさせていただきますが、少しやっぱりなんかこう不合理な部分が聞こえてる部分が一つあるんですが、一つに、今、津屋崎漁港においては占用料という形で、市と県の二重に支払いを行っているというふうに私は伺っています。 県のほうからは、津屋崎港におけるプレジャーボート管理費という形で、逆にお金が県から出てきています。要は、市が占用料でわざわざお金を取っといて、県からは管理費という形でもらっているということで、ここは二重で市がもらっていないかというような懸念を持たれているわけですけども、その辺の見解はどうでしょうか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) まず、占用ということでございます。津屋崎漁港においては、福岡県が管理している漁港ということもございまして、福津市は陸上あるいは海上の使用料並びに、何か船に異常があった場合、あるいは修理する場合については、陸上に揚げるための上下架のクレーンの使用料という形で料金を頂いているところでございます。 そこに、福岡県が管理する漁港であることから、その海上の占有を行っているという観点で福岡県が占用料ということで、福津のほうで頂いている使用料のほか、福岡県として海上の占用料という形で頂いているという、この2点がございます。 そして、もう一点、県が宗像漁協に対して管理費をお支払いしているという点でございます。ここにつきましては、県営漁港というのはエリアとしては結構広くあります。実際に福津市として管理させていただいているのが、現在のヨットハーバーのエリアのみ、例えば水産高校からの防波堤がございますけれども、こちらへの小型船舶の係留、あるいは渡橋の近辺、それから実際に漁港のあるあの近辺のエリアについては、県が漁協に委託して管理していただいているということで、その管理費を支払っているということを聞いております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) ちょっと話が長かったんであれなんですけど、二重払いっていう形に、市はダブルでもらっているっていう感覚にはなっていませんか。そこら辺だけちょっと単純にお答えいただけんかなと。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) すみません、話が長くてポイントがつかめなかったということで、ポイントとしては、二重取りはしていないというようなことでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) その辺の懸念もございますので、しっかりとご説明をされたらいいというふうに思っております。 それとあと、委託先についてでございます。これは、今、宗像漁業協同組合のほうに委託をされているというふうに認識をしておりますが、これはもういつの頃からされているのかっていうことを、まずお聞きしたいと思いますが。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 福間漁港については供用開始の年から、続いて、津屋崎ヨットハーバーについては平成25年からというようなことになっております。 以上です。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 漁港管理という観点から漁協にお願いをしたっていう経緯からスタートしていると思います。要は、レジャーボートだけではなくて通常の漁港の船が入ってくるっていうことからその管理を任せられたというふうに思ってますが、ヨットハーバーというのは、管理が実は違うんですね、本当を言うと。要は、今言ったように、いろんな施設の中に、船を修理するとか、船を揚げるとか、船のメンテをするとか、そういうことも入ってきます。先ほどちょっとお話があったように、水の件なんかは、あそこで水を供給するとか、それとか若干のその修理も実際やるとかいうような部類のものがいろいろ出てくるんです。それで若干こうリフトもあって揚げてとか、カキ殻の撤去とか、そういうことがあるわけなんですが、そういう中では結構専門性というか、そのハーバーを見とく専門性っていうのが実はいるんですよ。そういうことに関して長年漁協がやっているという中で、そういう整備とか、委託した相手ができるだけの能力が実際あって、またそういうかたがたが専用でついていて、しっかりと施設を見ているのか、この点についてはどのように考えておられますか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今、蒲生議員がご指摘されたその専門性、船の修理、こういったものに関して、宗像漁協さんに対してどこまでできるかというところはございます。 まず一つ、宗像漁協さんのほうにお願いした一つの大きなポイントとしては、やはり漁業従事者のかたとの調整というのは非常に重要なものと思っております。こういった観点から、漁協さんのほうがそういったところにたけている点というのがございまして、現在のところ、漁協さんのほうに委託をさせていただいているということでございます。 ただ、今後について、今、ご指摘頂いていたその専門性については、これから料金改定も含めてでございますけれども、いろいろとどういった業者があるのか、そういったところにお願いできるのか、ただ、やはり漁業関係者との連絡調整、こういった点っていうのは非常に私ども重く、重点的なものというふうに判断しておりますので、どういった形で委託ができるのかというのは、今後、考えさせていただきたいと思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) それと、先ほど福間ヨットハーバーのほうでお話ししましたけれども、防波堤、公園、こういう陸上施設の整備というのは、今、公園管理として大きく市ではやっておられるわけですから、そういう部分に特化するということも一つの考え方じゃなかろうかというふうに思っています。特化する必要があると思っていますが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今現在、漁港、小型船舶係留施設とそれ以外のものということで、分けて行うというところまでは、今現在のところは考えておりませんけれども、今後、その施設、一つの事業と見たときに、ヨットハーバー、津屋崎のヨットハーバーと福間の漁港内における小型船係留船舶施設に特化したというようなことについては、やはり考えていく必要が今から出てくるのかもしれません。公園を含めたところではないというような考え方も、これからはちょっと考えていく必要があるものというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 副市長にお話をしたいと思いますが、小戸に行かれたことは副市長もあると思いますが、小戸のヨットハーバーを見られたときに、あまりにもその規模といい、いろんな施設の整備といい、違うと思うんですね。しかし、小戸にヨットハーバーがあるということで、海岸での観光におけるボルテージというのはそれによって大分上がっているというふうにも見れるわけです。船がしっかりと係留できる場所、またそれに伴ういろんな人の集まりがあり、そういう意味でヨットハーバーというものを一つの福津市の魅力として捉えて、事業として捉えて考えるすごくいい機会になっているんではないかなというふうに思っているわけなんですけども、副市長どうですか、ご意見は。 ○議長(江上隆行) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) 私も小戸のヨットハーバーは、もともとは特にマリンスポーツをする市民のかたがたのスポーツをする場として設置されていて、その近くにマリノアという商業ベースのヨットハーバーございます。それから海の向かいの博多湾の海の中道、この二つは多分観光拠点になっていると思うんですね。 思いますと、やはりヨットハーバーっていうのは、その管理する側だけではなくて利用される、本当にそのヨットに乗ったりされるかたがたと共につくっていく場所だなというふうに痛感しております。 したがいまして、福間とそれから津屋崎を見ますと、今、津屋崎のほうはヨットクラブの会員の皆様がたが、それぞれいろんな活動をしてらっしゃって、ご自分たちの場として盛り上げようという機運を感じるんですけども、ひょっとしたらそういう活動が福間のほうは少し薄れてきているのかもしれませんので、このご質問を機に、やっぱり使ってらっしゃる皆様がたと一緒に今後の在り方を考えていく必要があるなっていうふうに思っております。ありがとうございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 関係者とのお話をさせていただいて本当に思ったのは、福間の海が本当に大好きだと、ここのヨットハーバーは本当に使いやすい場所にあるというご指摘なんですね。だから、逆に言うと、施設をしっかりしていただけるのであれば料金改定やむなし、それは仕方ないというふうに思っておられますし、逆に言うと、今までこの5年間、この場所を借りてこられたかたがよそに行くなんてことはなかったわけですから、ある面、本当にこの場所を、船を置くには最適な場所だという認識がおありです。 そういう意味で、今、副市長も言っていただいたように、しっかりと市のほうでその姿勢を見せて、このヨットハーバーの事業としてしっかりと組み立てていけば、福津の大きな魅力の一端になるというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 これで、1問目の質問を終わります。 ○議長(江上隆行) それでは、2項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、2項目めでございます。 海岸に関する予算についてでございます。 議員ご指摘の道路につきましては、福間海岸前で供用しております市道緑町36号線であると考えます。 砂浜に隣接しているため、台風による高潮や冬場の強風により砂が道路上に堆積し、通行や雨水排水に支障が出ることがあります。市職員による強風後のパトロールや地元からの連絡をもとに現地を確認し、路面に砂の堆積があれば速やかに撤去、清掃作業を行い、道路の安全管理に努めております。 今年、台風9号の高潮により道路に堆積した土砂について、撤去作業及び海岸の整地作業合計15万1,100円を支出いたしました。 なお、海砂の撤去作業費は過去の実績をもとに予算計上し、緊急工事を行うための道路維持工事委託契約に基づき実施しております。 また、海水浴などの観光資源に関連する海岸でのビーチクリーナー等による清掃は、地域振興課が実施しております。令和2年度の概要はビーチクリーナーによる清掃委託費が484万円、砂の押し戻し作業が39万3,800円、計523万3,800円となっております。 海岸で衛生上保全しなければならないような場合の重機作業や人力による清掃はうみがめ課が担当いたしておりまして、アオサの撤去に87万5,820円を支出しております。 各部署では、市民からの通報、相談やほかの課からの情報などを担当部署に速やかに伝えまして、場合によっては一緒に現場確認を行い、どのように協力し合えるか検討、連携し対応しております。 今後も部署間の連携を密にし、速やかな対応が取れる体制に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 今回、お話をさせていただきたいのは、最終的に福津の魅力ってなんなのかっていうところなんですね。ここもちょっと1回、先に副市長にお聞きしたいんですけど、福津の魅力は私はもう海にやっぱり特化すべきものだというふうに思っているところあります。それだけとは言いませんが、観光を考えたときにも、この福津になにが一番って言ったら、やっぱりこの22㎞の海岸線っていうものはもう本当になくてはならない、一つの福津の魅力だというふうに捉えるわけですけども、私もどちらかというと外の地域から来た人間ですから、まず福津を見たときに、このすばらしい海岸線とこの海、こういうところに住めたらいいなという思いがありました。その辺の感動というものが福津の中には一番あるんですね。その辺は大抵、副市長も外から見られて、福津というものを見られたときの印象ってあると思いますんで、この海というものについて、どのようにお考えかちょっとお聞かせいただけませんか。 ○議長(江上隆行) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) 全くおっしゃるとおりでございまして、福津の魅力をいろんなかたがおっしゃるときに、やはり海があるということを必ずおっしゃいます。それは観光をするかたがたというだけではなく、むしろ住んでいるかたあるいは住みたいと思っているかたにとって、この海がもたらす価値っていうのは非常に高いと思います。 これは、生物多様性の、生態系サービスの考え方から言いましても、この海がもたらす価値というのは景観の美しさだけではなく、やはり健康に与える価値もたくさんございますし、そしてまた、人々が集う場所としての価値もあると思いますので、これを本当、全市民がこれからも大切にしていきたい魅力であり、価値だと思っています。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) その海を単純に景観を守るというだけでも、あらゆることを今現実はやっているんですね。 ところが、先ほどお話をされました今回の9号による高潮の話、これはもう高潮だけではなくてもう毎回そこの地域の道路というのは砂によって埋没する、冬場の風によって埋没し、やはりそれを除去するために建設課のほうで除去をすると。 今、お話頂いたように、1回15万円ぐらいかかっていると。それが年に何回もやっぱり起こるわけです。それをやはり地域のかたがたも困っておられて、要は岸壁から中の砂がすごく盛り上がっている、そのことによって砂が道路に上がってくるということは誰が見ても分かるもんですから、この海岸べたの砂を下げてくださいよと、そうすればこの道路側の砂はあまり上がらなくなりますよと、岸壁のせいでですね。ということで、ここ数年ずっと、これは建設課ではなくて観光を所管する地域振興課にいつもお願いをして、要は、海開きをする前段に清掃をするという作業がありますんで、そのときに業者に合わせてですよ、分かります、清掃が目的のお金でやっているのを、清掃に合わせて少し上がった砂を引いて海に押していただくと、こういうことをやっているわけですよ。 そのことをやることでなにが起こるかというと、建設課の予算であるこの道路費用が少し下がるかもしれないと、予防策ですよね。こういうことを今現状、課が違う中で部が違う中でやっていると、これってすごくなんか不思議な感じがしてならないんです。 なら、地域振興課に聞きましょう。この砂を下げるということは年に何回ぐらいできるんですか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 先ほど議員おっしゃいましたように、砂を下げる作業は、海岸清掃として海水浴シーズンに行いますので、大体5月から7月に福間海岸や、いろいろな海岸ございますが、大体1回ぐらいの清掃でございますので、そんな多くの量の砂の押し戻しがされているというわけではございません。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) それに対して、建設課のほう、道路のあそこの砂の回収というのは大体どのくらいの頻度でやられていますか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 道路管理は、現在のところ都市管理課維持管理係のほうでさせていただいておりますが、過去3年見ても、おおむね平均して3日ないし4日ぐらいの回数でやって、金額的にも60万円程度の費用をかけているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) これとはまた別に、時期によってはアオサがすごく上がる時期がありまして、もう臭くて仕方がないんですよ。だからすぐにでも撤去してくださいというようなお話があります。 こういう、先ほどアオサ、ビーチクリーンを合わせた金額が約520万円ということでのお話がございました。要は、海にかける予算というものがこういう形で、同じ場所ですよ、ほとんど、要は、アオサを取るといったって、アオサだけを取っているわけじゃなくてこれはもう重機を入れて砂も取っているわけですよ、現状の中でですね。そういう仕事であり、先ほど海開きのためにということではありますけども、海岸の清掃のために、また約500万円近くのお金をかけている、500万円が全部じゃないのは知っています。 先ほどからお話ししているように、この影響である砂が上がったときに、今度は、道路維持をしないといけないということで約100万円ぐらいのお金をかけている。もうエリアで見れば、もう本当こんなエリアです、もう正直な話、もう身近なエリアの中でこの予算が使われている。 考え方なんですけども、もし予防として少し多めに砂を下げておいて、そうなればこの道路に上がってくる砂が1回でも減れば15万円が減る、アオサとか自然災害は仕方ないと思っていますんで、これは緊急でやるとしても、毎年アオサが上がるとは、今年なんかはあんまり上がってこなかったっていう実態もありますんで、予算として残した場合、今度は減額対象になるじゃないですか、単年度予算になってきたとき。そうではなくて、海という一つの大きなくくりの中で予算を見ていけば、これの流用というか、この道路においても海に関わるものであれば、海予算として考えれば流用も考えられるわけですよ。砂が上がる時期もあればアオサが出る時期もあるということで。 要は、私がなにが言いたいかというと、海というものを本当に維持して、しっかりと見ていくというのであれば一本化して、将来この海をどうしていこうかと、極端な話すれば、実は鋼矢板を打った水路がもう塞がっているとか、川の水がそこであふれるとか、実はもういろんな問題も起こっているんですが、なにせその単費の予算ではもう扱えないぐらいのものになってきている。そういうことも海岸を見たときに、あそこにだけ鋼矢板がぽんと上がっているのを副市長も見られたと思いますよ。あれはどう見ても景観がいいものには見えないわけですよ。 そういうものをやろうとしたときに、各部の仕切りではもうやれない、現状の中で、建設課が本来やるべきだっていうふうに思えば、それはできんことはないでしょうけど、そうではなくてトータルとして、海というものを見て、この予算が少し余るんであれば、それを基金に積むとかいうこともしながら海をどうやって維持していくのか、この海岸線を皆さんの豊かなものにしていくのか、そういう見方で予算を立てるべきじゃないかと。また、極端に言えば、うみがめ課という、福津ではもう本当にすばらしい課をつくったわけですから、海に特化した部で、それをしっかりと見ていくというのもいいと思っているんですが、この辺の考え方、副市長どうでしょうか。 ○議長(江上隆行) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) 今回のこのご質問頂きましたことで、庁内でも皆さんのいろんな意見を聞いておりまして、多分ご理解いただいているように、現状でご提案された運用をしていくのはかなりハードルも高いなっていうふうに思っていますので、恐らくもっともっと抜本的に海と海の管理の位置づけを全体の中でどうしていくかっていうことの合意形成がまず必要かなっていうふうに思っています。 それから、ほかの地域での取り組みを見ますと、そこを行政だけがやるのではなくて、やはり地域の皆様と一緒に、いわゆる財団なり基金のようなものをつくって、やってらっしゃるとこもあるようなので、そういうところの研究もこれから必要ではないかなっていうふうに思っています。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 地域のかたは本当に一生懸命、もうボランティアとして清掃をやられている団体たくさんありますし、個人でも袋を持って散歩のときにごみを拾っていただいているかたも知っております。そういう意味で、海を愛する人たちはたくさん福津市にはおられます。 ところが、このごみを取ったと、どこに持ってったらいいのとか、単純にそういうことから始まり、誰にこのことを伝えたらいいの、窓口はどこなの、うみがめなの、それとも建設課なのというように、やはり窓口の一本化もできてないんですよ。だから、思いはいっぱいあるんですけど、それを伝えて、それを実行してくれるような環境に実はなっていません。 だから、このことを考えると、やはりもう市の中でしっかりと、この海をどう保全していくのか、どう発展させていくのか、それは副市長の言われるSDGsの根幹に通じる大事な福津市の命題だと思います。だからこそ、逆に言うと、その根幹の部分を明確に、福津市はこれを掲げて海を守りますよというような仕切りの仕方をつくるべきじゃないかなというふうに思ってますが、最後ご意見を頂けますか。副市長に。 ○議長(江上隆行) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) 市の中での位置づけと、それから市民の皆さんとの共働の取り組みをこの海をキーワードにして、どう進めていくのかというご提案としては、私どもも真剣に取り組む必要があるというふうに思います。 実は、先ほどおっしゃったように、ごみを集めたときに、これどこに持って行ったらいいのとかっていうお問い合わせ、確かにあると思うんですが、最近はそれをこのお店に持って行ってくれたら、ごみを集めてくれたかたにはプレゼントがありますよ、そこには市のほうからきちんとしたごみ袋とかもありますよという仕組みを、市民のかたがつくってくださって、進んでいるような活動もあるのを知りまして、やはりこれは本当に福津らしいなと思いましたのと、それから福津以外の海を持っている町から来られているかたがおっしゃってくださったのは、私は本当に感激したんですけども、こうやってうみがめ課とか、市がビーチを守ることに非常に熱心で、しかも市民皆さんとやっているところは珍しいですというふうにおっしゃっていただきました。だからこそ今こういうご質問いただいているんだと思うんですね。 なので、福津が持っている今の取り組み方には可能性があるということでご質問頂いたと思いますので、そのことをもう一度、関係部署の職員と話し合いまして、今後の計画の中にどう位置づけるか考えていきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 今回の話をするときに、各課に聞くと、アオサ対策10回分見てるけれど10回で足らなかったらどうしようかとか、それとか残ったらどうしようかとか、そういう、なんかこう小さな話ではなくて、本当に全庁的にもうここはここがしっかり見ていくよというような体制をお願いをしたいと思います。 これで2問目は終わります。 ○議長(江上隆行) それでは、3項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 3項目めでございます。 選挙期間中のチラシについて。 選挙運動用ビラ(チラシ)につきましては、平成29年度の公職選挙法の一部改正により、平成31年3月1日から指定都市以外の地方議会議員の選挙において4,000枚を限度として解禁され、福津市におきましても、次回の市議会議員選挙から選挙運動用ビラの頒布が可能となります。 選挙における公費負担につきましては、選挙公営制度として、お金のかからない選挙を実現することで、経済力の有無にかかわらず、どの候補者にも最低限の選挙運動の機会を保障するとともに、選挙の公正を確保することを目的として制度化されておりますのが選挙公営制度でございます。公費負担でございます。 現在、福津市における選挙公営制度につきましては、選挙運動用自動車の使用、選挙ポスターの作成及び選挙運動用通常はがきの交付について実施しております。 今回、解禁されました選挙ビラの作成につきましても、公費負担ができるものとして公職選挙法で規定されておりますが、福津市におきましては、市長選挙も含め、制度化はしておりません。 なお、福岡県下におきましては、福岡市、北九州市両政令指定都市を含め10市が実施している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) せんだって、お隣の宗像市の選挙を少し見させていただく中で、選挙公示以降、使えるチラシとしてこの選挙チラシを使えるように、これは県、国等はもう前からあったわけですけども、市のほうで出せるようになったというふうに伺いました。 これに関して、まず経費的なことを少しお伺いをしたいと思いますが、まずポスター以外に経費としては、印紙というか、市発行の印紙というものをされると思うんですけども、これは市のほうではもし実際かかった場合、人数分掛け4,000ぐらいの予算措置というのは考えておられるんですか、またどれくらいの金額になりますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) ちょっと印紙という… ○議長(江上隆行) 証紙でしょう。証紙ですかね。 ◎総務部長(本夛研介) ちょっと証紙に関しての公費負担は、うちの条例上これは今入っていないと思います。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) ちょっとなんか戸惑っておられるんですけど、要は、大抵この制度を使うとなれば、この証紙に関しては市のほうで負担をしていただくと、まさか候補者に証紙も負担をしなさいということはないですよね。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) ちょっと申し訳ありませんけども、条例上、選挙運動用の自動車ということで、それに支払う金額というようなものが規定されておりまして、その中に議員言われる証紙というものが含まれているのかどうかはちょっと確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 何か先に進まなくなりましたが、時間もないことなので、その先のお話をさせてもらいます。 証紙に関しては、お隣の宗像市でも宗像市さんが負担をされておりましたんで、大抵それなりの予算措置をされるんだろうと思いますが、実はコロナ禍において、やっぱり有権者にある程度そのかたを知っていただくという部分では、選挙が始まってからのほうのチラシのほうが結構有効な判断になるのかなと、公報もございますけども、やはりある程度個別のものも必要ではないかというふうに思っています。 ちなみに、公費において、これはもう国のほうで決められていると思いますが、1枚限度額、どの程度まで公費として負担してもいいということになっておりますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 公職選挙法の中におきまして、ビラの限度につきましては、1枚当たり7.51円ということになっております。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) ここは考え方です。市が負担をしないといけないっていう部分にはなりますが、公費として見てもいいということで、国のほうは限度額を決めております。 やはり、先ほど言いました、多くのかたがたが平等に選挙を受けるという権利でございますので、ここは他市の例ばかりではなくて、本市としてはまだ少し時間もございますんで、検討をしていただき、しっかりと公費負担ということをされてはどうだろうかというふうに思いますが、市長どうでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 第一答弁で申し上げましたように、次期の福津市の市議会議員選挙からは、この選挙用ビラはもう解禁される、解禁と言いますか、使っていいことになります、先月の宗像市議会選挙と同じく。 ここで、今度はその公営制度を充てるかどうか、これにつきましてあと3年、もう少しありますので、その期間を通じて、これは管轄しますのは、財政上の負担は行政ですけども、選挙管理委員会もございますので、よりこういうビラについて、ビラが解禁されまして、ここに公営制度が充てられるということになりましたので、ここはぜひその方向性としては公営制度が可能かどうかというその方向のもとに検討していくことが、有権者、市民の皆様の代表を選ぶのが市議会選挙ですので、そのように私は思います。公平性や、どの候補者にも最低限の選挙運動の機会を保障するのがこの公営制度でございますので。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 赤間総務課長。 ◎総務課長(赤間真一) すみません。先ほどの証紙の負担についてでございますけども、こちらの証紙に関しましては、公職選挙法でも市の選管が発行するもので、候補者の負担はないというものでございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 今回、宗像市を少し見させていただいたときには、公費負担ではなかった部分もあるのかもしれませんが、その4,000枚という枚数に対してのばらつきは実際ありました。 そういう意味からも、これは公費にされて、一律皆さんにという形にされたほうが、より選挙を平等にやれるのではないか、そのように思っております。 今、市長が答弁頂いたように、前向きにご検討頂けるということでございますので、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(江上隆行) 以上で、蒲生守議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午前10時55分とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午前10時34分            再開 午前10時55分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き、一般質問を行います。 次は、15番、榎本博議員。榎本議員。 ◆15番(榎本博) 皆さん、こんにちは。議席番号15番、榎本博です。一般質問通告書に従い、環境基本計画の取り組みについて質問いたします。 2017年度3月に、第2次福津市環境基本計画が策定されました。この環境基本計画では、豊かな環境を将来に引き継ぐために、「自然とともに生きる」、「地球温暖化を緩和する」、「快適な生活環境をつくる」、「環境教育・環境保全活動と共働の仕組みづくり」を掲げ、2026年度を目標達成年度として、10年計画で進められているところです。 これらを実現するために、市民、市民団体、事業者、教育・研究機関と市が連携、共働で積極的に進めるとあります。実現するために必要とされる市民や関係団体との連携と共働の取り組みについて、また環境基本計画に関連づけられた計画との連動を含めて、次に上げる3点を伺います。 1点目は、ごみ減量を推進するための取り組みについて、2点目は、希少動植物の保全や特定外来生物の駆除、また、河川等の保全の取り組みについて、3点目は、ごみのポイ捨て等、モラルの向上の取り組みについて、以上ご答弁のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(江上隆行) 質問に対する答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、榎本議員の一般質問でございます。環境基本計画の取り組みについてでございます。 ①から③まで参ります。 まず、①番につきまして、ごみの減量のためには、燃やすごみの中にどのようなものが入れられているか等確認することが必要です。 平成29年度に、燃やすごみについての組成調査を実施しました結果、おおむね40%は水分の多い生ごみ、それに次ぐものとして紙類やプラスチック容器包装がそれぞれ10%程度となりました。よって、ごみの減量には、生ごみの水分をよく切ることや分別収集、古紙、それから古着回収を進めることが必要と考えております。 そこで、この調査の結果を、平成31年度の各戸配布の福津市家庭ごみの出し方のパンフレットや広報紙、それから市のホームページに掲載しまして、また、出前講座などを通じて情報提供を行っております。 次に、エコショップ認定制度を設け、市内の事業所ごみの減量や再資源化の取り組みを推奨し、市民の皆様にも積極的にエコショップを利用していただけるように、こちらも広報紙、市のホームページやエコショップ店頭にのぼりを上げていただくことで周知を行いまして、積極的な利用を呼びかけているところでございます。 さらに、生ごみの減量化につきましては、県と共同で環境フォーラムにおいて段ボールコンポストの推奨を行うなど、市民の皆様への周知に努めております。 ②番でございます。本市の海、山、川、松林などの多様な自然環境を保全するために、環境基本計画を策定しております。市民や市民団体、事業者、関係機関と連携し、保護活動や海岸清掃などに取り組んでおりますが、近年、この活動にご参加頂ける市民の皆様や事業者の皆様が大変増えてきております。 また、希少動植物の保全や河川等の保全を推進していくために、市民団体や教育・研究機関と連携した環境フォーラム、それから環境シンポジウムの開催、出前講座、市民団体との共働による里山、干潟の保全活動を行い、外来生物については、県の外来生物のリストに基づき、公共施設でのポスター掲示、環境新聞及び出前講座、環境フォーラム等で情報を発信しております。 環境保全のため、今後も各団体の交流の場を設け、保全活動が継続的に推進できるよう努めてまいります。 ③番でございます。ごみのポイ捨て等の取り組みとして、自治会と共働で不法投棄、監視パトロールの実施や啓発看板の提供、通報後の速やかな回収によるさらなる不法投棄対策を行っております。 次に、小・中学校におきましては出前講座を実施し、ごみの不法投棄による環境への影響を伝えることで、環境保全に対する意識の向上に努めております。 また、市民団体や事業者の取り組みとして公共エリア環境づくり事業、いわゆるアダプトプログラムを実施しまして年々登録団体が増加し、現在は30団体が登録され、少しずつではありますが、ボランティア活動への意識が高まっているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) まず、ごみの減量に対する質問をいたします。 私もこの質問に対していろいろ勉強してまいりましたが、その中で、資料請求にも入っておりますが、基本計画書の中の目標年である平成28年度の目標年、もう過ぎておりますが、その当時の資料で、1日当たり987gと書いておるわけですが、今回の資料請求では929gというふうに表示されておりますので、その違いはなぜなのか伺います。
    ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) その数値の違いでございますが、環境基本計画は平成28年度に作成をされております。その後、一般廃棄物処理基本計画が平成30年度に作成されました。 そのときに、一般廃棄物のときも一人当たりのごみの排出量の計算をやりますので、それを環境基本計画のときの分と比較して精査いたしましたところ、本来、入るべき品目が入ってなかった、カウントされてなかった。それから、今度は反対の分もあるということできちんと精査をいたしまして、今回、ここに上げさせていただいている数字は、一般廃棄物処理基本計画の数字でございますので、ちょっとその辺りは議員にきちんと説明をしていなかったものは申し訳なく思っております。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 審議会の会議記録の中でも同じようにやはり質問を受けていたと思うんですけれども、全体的に原料は、この表から見ると減っているような状況なんですが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 議員の資料請求の分でも、平成28年度は929gから令和元年は891gということで、減っておるというところでございます。 多分、理由といたしましては、古紙、古布が大分減っているという状況がございますので、やはりもう今、新聞取らないとか、そういうこともございますので、そこが原因ではないかということと、この前の審議会ではお話はなかったんですが、以前に比べると、自動販売機でも瓶とか缶がとても多かったんですが、今はもうほとんどペットボトルということになっておりますし、大きな一升瓶がペットボトルになってきてます。やっぱり少量化というんですかね、小型化になってきているというのが、この減量化の理由ではないかなということで、課内では話をしております。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) よく分かりました。 次に、生ごみ、先ほど第一答弁もありましたように、特に水分を減らすという状況が必要だということは、以前から、これ、私も確認しております。 そこで、以前から、これを堆肥化する段ボールコンポスト、これも基本計画の中でやっていく、特にフォーラムの中でうたわれていたというふうに認識しておりますが、その後の現在実施の状況ですね、どこまで活用が進んでいるのか、それと市民団体、また学校へ、この段ボールコンポストについて普及してるっちゅうか、啓発がどこまで進んでいるのか、それとPR方法についてお伺いします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 進んでいるかと言われれば、あまり実際のところ進んでいるとは言い難いというふうには思います。 ただ、もうあとはPRしかございませんので、先ほど言いました、環境フォーラムとか、いろんな段階で啓発をしていくということで、今は出前講座もございますので、その辺りでやっていくというところでございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 審議会でもそういう話は具体的には出ておりませんけども、減量という点から進んでない理由を、これはもうPRだということなんでしょうけども、今日の質問の全体的な骨子というか、その啓発とかPRをしますというのはもう計画書の中にずうっとどこにも出てくるんですよ。それと連携、共働と。 そこが、例えば、目標値の中は、参加者数だとか、そういうものはきっちり出てきてるんですけど、なかなかつかみにくい、その、成果というんですか、そういうものはちょっと表記しにくいところもあろうかと思いますけども、やはりPRと言われた。そこの辺り、ちょっと私、これを質問するにあたって、特にホームページを見たんですけども、なかなか分かりづらいというか、他市なんかも比較したんですけども、例えば、ごみの減量についての、第一答弁であったような事業者への取り組みだとか、一般市民のかたに対して啓発を図るような表現があまり見られないんですよ。開いていくと。確かに、資料請求いたしましたが、より具体的な資料が中に入っているんですね。ですから、PRがちょっと、私から見ると力が入れられるのが不足してるなと思うんですけど、その辺の見解をお願いします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) そうですね、議員おっしゃいますように、もう載せているというような感じになっているというようなご発言だと思います。 ホームページにつきましては、私も、今回、議会の分で若干調べたときに、非常に分かりづらいというところは私も感じておりますので、その辺りは、市のホームページの担当のまちづくりと協議をしながら、どのようになるかは分かりませんが、改善できるところは改善していきたいなとは思います。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 他市の、これ、ちょっと目に入ったんですけど、鳥取市の取り組みのホームページの中では、もう、「くらし・環境」というところをクリックすると、ごみの排出量というのが市民向けに分かりやすく出てるんですよ。うち、まあ、あまりちくちく言うのもなんですが、資料請求しなくても実は細かなことが出てたんですよね、出てるんですよね。その、出てるのはいいんですが、専門的な表であって、審議会で使われた資料がそのままではないかと思うんですけど、その辺はいかがですか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) すみません。大体、全ての資料が、そういう、審議会とか、公に出すものの資料になっておりますので、非常に分かりづらいというのはあると思います。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) PRあるいは啓発という点であれば、その辺り、広報の出し方というよりも、担当課と広報あるいは横断的に、これ、取り組むところと啓発の表現の仕方というのは今までやられているのか、そのまま出してくれと言っているのか、その方法はどういうふうにされているんでしょう。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) ホームページのほうには、原課が原稿をつくって、そしてまちづくりのほうにアップしてくださいというふうになりますので、基本、全てが原課がやっているということで、もちろん、内容がちょっとおかしい部分があれば、まちづくりも修正あたりが入ると思うんですが、大体そのまま、今は上がっているという状況でございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 先に言いましたけども、やはり全部よそがいいということじゃなくて、市民向けにどう見せるかというところを配慮していただきたいなと思います。 事業者へのエコショップの話、答弁出ましたが、30余り参加されてるというところで、私もこの事業者のリスト見ました。これを目標数値として、事業者数って、これ、出されてますけども、確かに、入ることで認識は上がりますが、どの程度活動してるのか、あるいは、その30が目標でいいのかどうかっていう点もあろうかと思います。 これも、同じように、鳥取市の取り組みを見ると、いわゆるインセンティブを入れてんですよ、一般の資源ごみに関しても。それから、事業者に対しても表彰というか、多分、細かに調べてませんが、今もホームページに出てるのは2社ほど、積極的な取り組みをしてると。それから、事業者の、いわゆる表示もしてるんですけど、福津市と大きく違うところは、どういう取り組み、特色のある取り組みを表の中に入れていると、全く違うんですよね。その点の検討っていかがですか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) エコショップにつきましては、エコショップの審議会がございますので、住民のかたとか、いろんなかたが集まっていただいている審議会がございますので、その辺りで具体的に、今年もやりましたが、少しずつやはりいろんな制度を変えていかなきゃならないとか、今までは、一般的にこういうのをしておけば、エコショップになれますよとかいうことがあったんですが、やはり、きちっと今回は、もう14項目の取り組みをきちっと掲げまして、そして、こういうことしていただきたいということを伝えておりますので、このエコショップがどのような感じで進んでいくのかというのは、まだまだ未知数ではございますが、今の段階では、エコショップをしてある事業者は一生懸命頑張って資源ごみを減らしたり、いろんなことやってありますので、その辺りを積極的にまず市民の皆様にも活用していただきたいなとは思っております。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) これからはというよりも、スタートした段階で基本計画のほうは推進、啓発ということが、どちらが手だてがいいのか、市民のかたにも、そういうほうが伝わりやすいのかなと、啓発という意味で。 それで、市民のかたのほうに戻りますが、審議会の中で、こういうふうに、これは前からされてるんですが、古紙、古布の回収補助金ということを今度は奨励金という名に変えて㎏当たり3円を出す予定にしていると、これ、今年の2月、最後の審議会だったと思われますが、この奨励金という名に変えた意味というか、目的はなんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) この古紙、古布につきましては、もう随分前からやっておりまして、そのときは補助金という形で渡しておりました。 補助金といえば何かを補助するという形でございますから、今回は奨励金というお話で、この前は審議会でお話はさせていただいたんですが、8節の報償費という形で感謝の気持ちというんですか、お礼というのもちょっとおかしいんですが、そちらのほうの項目に補助金から変更したというところでございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) そうですね。そちらのほうが啓発というよりも高揚という意味ですよね。より積極的ということですので、ぜひそれは進めていただきたいと思います。 このことはほとんど自治会のかたは、一部聞くとやはり当然減ってきてはいるんですね、古着なんかは。減ってきているという状況で、やはり申請される、申請して補助金が入ってくるという仕組みになってるかと思われますが、それだとなかなかこれに入ってやっていこうということが、ちょっとしにくいということもあろうかと思います。 子ども会とか、そういうところは独自で、それはいいですよと、市のほうは了解されてるんですけど、業者のほうにアルミ缶なんかを売却してるという状況なんですけど、福津市では、アルミ缶のこの報償費、いわゆる補助というのは考えられないんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 古紙と古布につきましては、分別収集で回収はしておりませんので、中央公民館に持って行っていただくということになっております。 アルミ缶につきましては、分別収集で一般のかたは出せますので、その分については、こういう報償費は出していないというところでございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 持ってくるからということで、出してないんでしょう。そのアルミ缶類は、今後、報償金という形で検討されないんですかということです。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 今のところ、アルミ缶については考えてはおりません。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 考えてない理由を教えてください。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 古紙、古布につきましては、子ども会とか自治会のかたが分別収集で回収をしておりませんので、その地域のかたが協力してやっていただいているということの奨励金ということで、アルミ缶につきましては、分別収集でもう既に地域で集めておりますので、今のところ、アルミ缶については考えてないというところです。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 理由はよく分かりました。 以前にも、分別収集の自治会の未加入者には受け入れない地区もあるという状況から鑑みると、やはり地域も、ステーションも併せて、こういう、特に自治会とかいうことで、そういう報償金にすることで、積極的に自治会の意識も高まるんじゃないでしょうか。いかがですか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 意識が高まるということはあるとは思うんですが、じゃあ、アルミ缶だけかというお話にもどうしてもなってしまうと思いますので、今のところは、古紙、古布だけで行かせていただきたいと思います。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 最後に、その、鳥取のほうの資料で、鳥取市は少なくなった古紙、古紙はやってるかと思いますが、古着なんていうのはネットではちょっと見当たらなかったんで、あるかもしれませんけども、メインはやはりアルミ缶だとか、そういうものに対して、古紙はあったと思いますけど、金額決めて、同じように、それで補助金として自治会、そういうところを含めて促進しているようです。いかがですか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 先ほど申しました、アルミ缶につきましては、いろんな団体が、これはいいのか悪いのか分かりませんけど、社会福祉の施設とかも皆さんから集めて、それを換金して自分たちの資金にしてるということもございますので、いろんな使われ方がしていると思いますので、今のところ、アルミ缶については、なかなか難しい状況であるとは思います。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) これ、もう最後にしますが、自治会も、要は郷づくりの基軸と言われていますし、大事な団体ですよね。そういうかたの延長に一般のかた、市民のかたが多いわけですよ。そういうかたがたに対しての対策、基本計画には連携、共働、それから特に啓発と、この三つは結構うたわれているんですね。だから、もうこれ以上は申し上げませんけれども、今後、審議委員会のほうも、そういう意見というか、ちょっとメモ取ると言われてるんですよ。やはり参加者、先ほど増えてるというような意見もありましたけども、なかなか増えない、増えてないという意見が出ております。それから、参加の意識も、そんなに進んでないというような意見も出ておろうかと思いますので、やはり、そういうところをもっと進めていただきたいなと思います。これの次に、2番目に行きましょう。これ以上言ってもなかなか進まないなと。 希少動植物の保全や特定外来種の駆除について、ご質問します。 これも基本計画の中でうたわれているところですけども、この中で、いわゆる特定外来種、希少動植物に関する情報の把握と発信、市民団体、それから教育・研究機関との連携、共働で推進するということが挙げられています。 現在の進捗状況についてお伺いします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 外来種につきましては、今のところ、市の啓発事業だけでございまして、環境フォーラム、出前講座、環境学習などで今は啓発に努めているというところでございます。 関係団体との協議ということは、今のところは、実際は行っていないというところでございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 環境トラストにも関連してくるだろうと思われますが、今のところはやってないということは、どういうことでされてないんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) すみません。やってないというか、いろんな環境トラストという会議も、今、立ち上げようと思ったんですが、ちょっとコロナの関係で、今止まっている状況でございますが、いろんな協議の中でというか、環境シンポジウムの前の会議等の中で、いろんなお話はさせていただいておりますので、それが啓発ということで、かえさせていただけたらと思います。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 情報の把握というのは、次にちょっとご質問しますが、生息とか成育状況だとか、そういう調査あるいは駆除、こういうものに関しては私も理解しているんですけども、そういうことはされたんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 外来生物の生息とか、それから生態のデータは、申し訳ないですが、今のところ調査はしたことはございません。 今、その対策としては、先ほど言いました、ポスターとか掲示というところでございますが、よくため池だとか久末ダムとかには、いろんな外来の魚がいるという話は一般的によく聞いておりますので、実際には、調査は今のところしたことはございませんが、役所が直でしているわけではないんですが、福岡県の侵略的外来種リストというのが、平成30年度に県がつくっておりまして、その中には、16種類の特定外来種のうち福津市は12種ぐらいが生息しているのではないかという調査の結果は出ております。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 今年、コロナ禍ということは分かります。この基本計画そのものは29年の3月、これで策定してスタートしてるわけですよね。ですから、今、質問いたしました調査だとか、県の資料があるというようなお話ではなくて、福津市にある希少生物の状況、これは計画と併せて、すぐにということはないにしろ、もう、去年、おととし、その前の年も、数年たってるわけですよね。その間になにもやれてないというのはちょっといかがなものかと思うんですけど、なんか理由があるんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 希少生物の、実際に市が乗り出してやったかということではございませんが、ビオトープが手光にございます。平成31年3月にできているビオトープの資料を私も見せていただきました。認識が私も浅くて、今回この一般質問で勉強させていただいたら180種類ぐらいの植物があって、昆虫生物が60種類はいるというような、希少な生物がいるということが、この冊子ということで、写真つきでとても分かりやすくつくっていただいたというところで、今回、市はしておりませんが、これは県の資料でございますけど、ほかの部分でもしていただいているということがございますし、竹尾緑地につきましては、カスミサンショウウオがいるということは、冊子とかはつくってませんけど、ホームページへきちっと載せたりしておりますので、全くしてないということでは私は思っておりません。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) この手光ビオトープ、ここは現在、県がやってるということですが、その当時の経過をちょっとお話しして、違った点があれば、言っていただきたいと思うんですが、もうほぼ10年ぐらい前に、ここは地元市民団体、団体というか、自然観察会とか、なんか、そういう関心のあるかたから福津市へ、ここの地域を残したい、保全したいという要望が来たけども、市は取り組まないというご返事をしたそうです、当時は。その後、県のほうに行ってお話をしたら、県がちょっと調査に来たんでしょう。県でやりましょうということになってスタートしたという経緯で、この経緯がちょっと違ってれば、もう既に10年たつ。 県が推進すると同時に、市のほうの用地ですから、市の担当課もし始めたということなんですよね。その当時、ここの保全の団体とか、市民のかたがたは非常に喜んでいるというか、ずっと活動を一緒に、市担当課と取り組んできたというお話ししてるんですが、ここ数年、担当課の人事で代わって、全く関心持たれないというような意見もあるんですね。 なぜ、関心持たれないというか、いまだに市が積極的に県のほうもやっていただきたいというような意向を示しているんですが、やれない理由を、市民のかたの説明には人手が足りない、もう一点は、竹尾緑地があるから要らないというようなことを回答されておるようですが、これは事実でしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 人手がないとか、それから竹尾緑地があるので要らないということは、担当課からは、そういうお話は聞いてはおりません。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) すみません。竹尾緑地があるから手光はやらないということですね。 いや、これが事実とすれば、これ、ちょっと確認していただきたいなと思うんですよ。県のほうに、私も研究所のほうにも行って、その手光のこのすごさというか、そういうものをちょっとお聞きしました。 そうしますと、ここはやはりなぜ、その、竹尾緑地もそうですが、これだけ基本計画で自然環境を守ろうということであれば、その研究所の先生が、福津市にはここ以外にたくさん県下でもこれに値する箇所が幾つもあると、そういうところを積極的になぜ進めないのか。 それと、僕は部長にそういうこう、やるとかやらないじゃなくて、市民のかたがここをすごいやっぱり、取り組んで10年も来てるわけですよね。それで、いまだに、市のほうの担当課がなかなかうまくやれないという状況を聞きまして、それ、なぜなんですかね。今、SDGs、福津市は進めてますよね。以前の担当の職員のかたは、暮らしの旅でここを紹介したりというお話も聞いています。ですから、観光にもつながるでしょう。それから、学校教育にもつながるんじゃないでしょうか。その辺の検討はされたんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 職員がどのように、県のほうに、それから市民団体のほうに伝えたかというのは、ちょっと、すみません、今、私もそういう話は聞いておりませんし、竹尾緑地があるから、こちらの手光に関わらないという話も、今、議員からお聞きしまして、先ほど言いましたように、職員から話は聞いておりませんので、そこは確認はさせていただきたいと思います。 ただ、ビオトープにつきましては、じゃあ、どちらの主催かというのが、うちは県との共働という話で思っておりますし、やはり議員おっしゃいますように、県もやはり体制が変わって、毎年毎年職員が代わる、もちろんうみがめ課の職員も代わるということになると、もう経緯を知ってるのが市民団体のかたのみにどうしてもなって、きちっと引継ぎができておればいいんでしょうけど、そこがなかなかうまくいってなかったという点も、そういうお話もあるんではないかと思っておりますし、今、やはりうみがめ課が思っておるのは、今10年たってあそこをどうしたいのか、どうしていくのかを県のほうともう具体的に協議をしたいということで、県のほうには投げかけているというお話は聞いてます。 なかなか広がらないし、人もなかなか集まらないということがございますし、ただ、一生懸命、市民団体さんはやってくれている、それから光陵高校もカスミサンショウウオの保全をしていただいているというのは十分理解してますので、それともう一つ、やはり鳥獣被害というんですか、やっぱりイノシシが、今、宮司にとても出てるんですが、あそこをイノシシが非常に荒らしているという話もございますので、もう10年たって、市民団体、県も含めてどんなふうにしていくべきかをもう一度、今ちょうど協議するいい今時期ではないかなと私は個人的にそう思っておりますので、この部分につきましては、担当課ともう一度話をしまして、県と協議するようには伝えたいと思います。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 基本計画の中の市の取り組みという枠の中で、「積極的に」という文言が入っております。それはともかく、一点ちょっと今のご答弁で確認したいのは、県と協議をしていると言ったのは、いつの何年何月までなくていいです、いつの時点でしょうか。何年で結構です。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) それは、今年の令和2年4月に入りまして、コロナの状況もございましたので、そのときにはお話もさせていただいております。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 了解いたしました。 先ほども申し上げましたが、審議会の内容を見ると、なかなか進んでない状況が見え隠れするんですよ。これでは読み取れないところがあります。先ほどちょっと申し上げた審議会の中で、これは多様性の意見で出てるんですけども、先ほどのごみの関係の意識啓発というか、参加者にしても、やはり取り組みの参加者が必要だという、いわゆる参加者というのが、具体的に言うと、手光ビオトープにしても高齢化したりとか、これ、ごみの問題にしても各自治会関係、もう高齢化でなかなか難しいということで、このこととは僕はつながってると言ってるだけの話で、環境のこの多様性の中で出てる話と、この環境美化という中がつながってるのかなと。それと、部長も言われてる、情報の発信が重要だと。それから、先ほど申し上げた高齢化と、それと周知の仕方と工夫ということ、それで地域をどう巻き込むかと。 そこでちょっとお聞きしますが、環境トラスト、これの内容についてご説明ください。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 環境トラストでございますが、福津市の環境を守り、育てるための活動と私は思っております。 今年のこの環境基本計画ができまして、その後、市民団体の会議等を開催するような、この計画ができたことによって会議が開催されるようになったということは、とてもよかったことではないかと思いますし、これによりまして、環境シンポジウム等も開催できるようになったということではありますので、市民と一緒に環境を守っていくという会議で、皆さんとのつながりのある会議ということで考えております。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) これは、環境、景観基本計画は折り返し地点、来年なりますね。この福津環境トラストの、今やってるご説明は分かりましたが、今後、その最終目標年にどういう形にするか、ご説明ください。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 今、市民活動団体が20団体ございます。その市民活動団体には、それぞれやっていただきたい、市が考えているものがございますので、それは環境の保全活動、それから自分たちの活動の情報発信をしていただきたい。 それから、市民の皆さんにつきましては、市が、それから皆さん、いろんな団体が行うイベント等に参加していただきたいということですね。それから、教育・研究機関は今8団体ございます。中学校、それから高校もございますが、そのかたたちは環境教育の実践、調査研究もしていただきたい。それと、事業者さんはアダプトプログラムとか、あと人的支援ということで、市は情報発信、そういう場をつくるということで、その五つのいろんなかたが、福津の環境を守り育てるというところの活動を目的に集まっていただいて、いずれはそのかたたちが一つになって、環境保全の活動を実施するときには、それぞれお互い共働し合う、それから情報の共有をし合うとか、それと環境に関するイベントをするとか、そのつながりによって、いろんなことが広がっていくのではないかなと思っておりますので、目標的には、このきっちとしたこの環境トラストということを進めていって、目標年にはなるべく軌道に乗るようにしていきたいと思っております。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) よく理解できます。トラストという意味はご存じですか、トラスト、この。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 信用とか信頼とか言うことでございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) その意味を聞いたわけじゃなくて、すみません。私がもう率直に言います。やはりこのそもそもよそもこの形で、自治体も取り組んでいるところは多くあろうかと思いますが、やはり簡単に言ってしまうと、市民団体、事業者、研究機関、学術関係とウィン・ウィンでお金を稼げる仕組みがトラストっていうふうに認識しているんですけど、そういう認識でよろしいでしょうか、部長。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) お金を稼げる仕組みということもあるでしょうけど、まずは私たち地域振興部としましては、まずその皆さんが気持ちを一つにして環境を皆で守っていくということのその目的に向かう一つということで思っておりますので、まずウィン・ウィンの関係でお金を稼ぐというところまでいくかどうかはちょっと分かりませんが、補助金辺りがあれば、皆さんで申請して取りに行くとか、そういうことはあろうと思いますが、稼ぐということはちょっと、今のところは難しいのではないかなと思います。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 審議会でも、事務局のほうが難しいと同じような説明をされてたようなんですが、やはり基本計画というのは基本計画にのっとって、10年間のスパンでお聞きしたら調査も行ってない、それ、今後しますという状況では、いつ何を、確かに、今日ちょっとこんなコピーをしたんですよ、これ、A3で。これ、2月か3月の目標値の報告書ですね、非常に細かに書かれてる。 大事なのは、ここに掲げられていることを遅くとも最終年にスタートさせられるということが目標じゃないでしょうか。稼げるというのは、補助金を出すという話じゃなくて、それぞれが自立してお互いのウィン・ウィンということは、得意分野を発揮して、それが活動資金を生み出していくような仕組みだと、私はそういうふうに理解しているんです。それが事業者にも、収益というか、まちも活性化できるということで理解しているんですけども、やはりその辺りをしっかり担当課として進めていただきたいなと思います。 もうこれは、ちょっと最後になりますけども、もう一度くどくちょっと言いますけど、トラスト、今でもできるのは、ここの審議会でも出てますが、協議会がないんですよ、これ、できたという言葉も入ってましたが、どういう形でできているのかご説明願いたいんですけど。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 今、この前の審議会でもお話しさせてもらいましたように、教育機関、事業者、市、市民、市民団体がみんなで一堂に会して、そして情報の共有を図り、そして話し合える場、それから集まれる場、一緒に取り組める場ということをまず市がやはりきちっとつくりまして、その先に、議員おっしゃいますように、ウィン・ウィンの関係、稼げるということになっていこうかと思いますので、まだ第一段階の平成29年度にこの計画はできておりますが、5年ぐらいで一旦見直しを図ろうと思っておりますので、その折り返し地点できちんと精査をしていって、どうやったら議員がおっしゃいますように、ウィン・ウィンの関係、稼げるのかということも視野に入れて計画をまた見直したいと思います。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) ぜひよろしくお願いします。手光ビオトープ、大変なんか、すごいいい場所なんで、これ、力を入れていただきたいなと思います。 次に質問しますが、ごみのポイ捨て、このモラルの向上についてですけども、これについても同じようにご質問します。 環境基本計画の中にも地域環境に配慮した行動の実施と、公共施設などのごみやたばこのポイ捨て、こういう生活マナーの啓発、清掃なんかについて取り組むっていうような方向を示されていると認識しているんですけども、その辺の活動の状況をお聞かせください。
    ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 議員のご質問のものにつきましては、今、市がやっている事業というのは啓発が一つです。 それから、もちろんそれに付随するアダプトプログラム、それから巡回ですね、パトロール、シルバーさんにパトロールもしていただいてますし、自治会と共働してパトロールをお願いしているというのもございますし、看板設置等も今現在、福津市のほうでは行っております。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 第一答弁でそういうご答弁だったんですよね。僕が具体的にお聞きしたいのは、公共施設とか特に駅周辺、駅の中はまた所有者の問題とか事業者の関係もあろうかと思いますが、市として人が集まる場所のごみのポイ捨て、たばこのポイ捨てという活動、これも一つ重要じゃないかなと思うんですけども、そこで、私、条例にあるかなと思って、すみません、ありました、福津市も。空き缶などの散乱防止及び再資源化の促進に関する条例と、確かにありました。その一行にごみだ、たばこ、チューイングガムというようなことも触れております。実際、これで、条例でくくられて対応できるんですけども、厳しくこれは捨てないように努めるというよりも相当、駄目だというような理解しているんですけども、内容がものすごく事業者向けというか難しい、読んでて厳しく制限されている感があるんですね。そして、それだけの感があれば、当然、アダプトプログラムもそうなんですけども、もっと身近な公共施設だとか駅周辺のごみ問題、世界遺産の福津ですよね。そういう市民のかたの意見も出てます。駅周辺のごみのポイ捨てとか、そういう条例を見直すとか、つくるとかいうようなことはお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 今のところ、この条例の見直しを考えているわけではございませんし、それから、議員おっしゃいます駅周辺等々の条例ということも今のところは考えておりませんが、これにつきましては、それこそアダプトプログラムというものがございますので、今、30団体がアダプトプログラムに参加していただいて、最近では事業者様が非常に多くなりました。駅周辺であれば、そういうことも考えられるのではないかと思いますので、商工会等にお話をさせていただくのも一つだと思いますし、観光協会も中にはございますので、その辺りは条例等ではなくもう実質すぐ動ける体制のようなところがあれば、ちょっと協議をさせていただきたいと思います。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 「団体」というお言葉がずっとこう出てるんで、一番手近だと思うんですけど、やはり先ほどから申し上げますのは、団体ももちろんそうなんですが、こういうものっていうのは市民一人ひとりの意識啓発、高揚だと思います。それから、取り組むのは、やはりこの地域の自治会であったりとか、その周辺に住んでいるかたがたが取り組む話ではないでしょうか。 こんなこと言うと、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、団体のかたも忙しい、ここもまたっていうような話になりかねませんか。ですから、やはりここに、基本計画に掲げられているように、市民、市民団体の意識啓発じゃなくて高揚、行動に移すような取り組みが各自に必要、求められているんではないかというふうに僕は理解しているんですよ。 条例をつくればいいということも言えません。やはりモラルですから、つくらなくてできるほうが理想です。ですから、そこも含めて、やはり大変人手が足りないかもしれませんが、横断的な、庁内で検討していただければというふうに思うんですが。 最後に、これもちょっと調べるっていうか、市民のかたから頂いた、これ、ご存じと思うんですけど、福岡市の条例、すごく優しい条例があるんですよね。人に優しく安全で快適なまち福岡をつくる条例と。これには子どもたちのことも書かれて、子どもたちにこうしようとか、幅広く、理念に近いものなんですよ。モラルの低下とか、そういうところを強く出したものであります。これを、検討材料がなければ、こういうものも審議会や環境トラストで、環境トラストは、先ほど言われたように、団体のかたばっかりなんですよ。ですから、本当に市民とか自治会に広げるような取り組みをしていただきたいと思いますが、その点、最後、副市長にちょっとまとめとして、全体の基本計画、お聞きになっていかがなもんかお聞きします。 ○議長(江上隆行) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) まさに計画はつくった後が大事だと、つくったものに対して魂入れて活動していくっていうことが大事だということを改めて認識させていただきましたし、おっしゃるように、もう間もなく4年がたちますから、この中間地点で、具体的に成果を出していく必要があると思います。ちょっと先ほど説明に少し追加させていただいた上で全体の総括をしたいと思いますが、環境トラストにつきましては、それぞれの団体が、それぞれの目的を持って活動してらっしゃるので、なかなか統一的な活動がしにくかったんですね。ところが、今年度、世界で取り組まれているシティーネイチャーチャレンジという市民科学の取り組みに取り組もうということになりまして、これだとそれぞれ市内の生き物をみんなで探して、それをアプリに載せて、市の中にある生物多様性のデータベースをつくっていこうという共通の目標ができたものですから、これを地道に続けていけたらというふうに思っておりました。 ところが、残念なことに、コロナ禍でちょうどこの今年の活動の時期がステイホームの真っただ中であったものですから、あまりその活動にご参加を頂けずにおりますが、これは、今年、少人数でやってみまして、非常に可能性があるなっていうふうに感じていますので、そのことが、先ほどおっしゃったように、いわゆる生物の生息の確認も、これをなんらかの形でやろうと思うと大変なんですけども、やっぱり市民の力を生かして、しかもアプリというテクノロジーも生かしてやっていけるということなので、これは来年度以降も続けていくことによって、環境トラストを皆様がたが力を合わせてできる取り組みにしていきたいと思います。 もう一つは事業者の参画なんですけれども、県の、手光ビオトープのほうの活動には大手の企業がCSRとして財源も支援してらっしゃるっていうようなこともありますので、やっぱり私たちもそういうような取り組みにも関わっていけるような事業者様を、福津のこの環境のすばらしさを訴えることによって巻き込んでいきたいなっていうふうに思いました。 そこのところは、恐らく経済的な活動と、それから環境を守る活動と、それからあらゆるかたが参加する社会的包摂って、まさにこのSDGsの三本柱をどう組み合わせていくかということだと思いますので、もう一度その理念に立ち返りまして、この環境基本計画が具体的な成果を出せるように進めていきたいと思います。本当にありがとうございました。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 手光ビオトープの検討と、それからごみのポイ捨てについては、ぜひよろしくお願いいたします。 これで質問を終わります。 ○議長(江上隆行) 以上で、榎本博議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午後1時とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午前11時56分            再開 午後1時0分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 さて、一般質問に入ります前に、本夛総務部長から発言の申出がございましたので、これを許可したいと思います。 それでは、本夛総務部長、ご発言ください。本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 報告事項でございます。 昨日の午後11時頃、宗像市において鳥インフルエンザが発生しております。それを受けまして、もうすぐだと思いますが、県庁におきまして宮内農水副大臣と小川県知事の協議、会見があるということでございます。 その後、2時頃から九州農政局の福岡拠点におきまして、宮内副大臣、そして県知事、宗像市長、それから福津市長、岡垣町長、このメンバーで話合いがあるということになっておりますけども、市長のほうは議会がありますので、代理で副市長が出席しております。午後からその間、副市長が欠席となるということのご報告でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 分かりました。 それでは、一般質問を行います。 次は、11番、中村清隆議員。中村議員。 ◆11番(中村清隆) 議席番号11番、会派ふくつ未来、中村清隆です。通告に基づき、大きく2点、質問いたします。 大きく1点目、本市におけるスポーツ施設の環境整備及びスポーツに対する考え方について。 コロナ禍において、スポーツ施設の休館等でスポーツをする機会も減り、市民が運動不足になりがちであった。現在、徐々にスポーツをする機会も戻ってきたが、以前から指摘してきたスポーツ施設の環境は十分に整備されていないようである。 そこで、以下の点について伺います。 小さく1点目、大規模公園のスポーツ施設環境の現状と課題、その解決策について。小さく2点目、体育センターの現状の課題と解決策について。小さく3点目、老朽化したスポーツ施設の今後の対策と本市にないスポーツ施設の建設の考えについて。小さく4点目、障がい者スポーツの現状と課題及び普及のための環境整備について。小さく5点目、東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地として誘致したルーマニア柔道チームの現状と今後の取り組みについて。 大きく2点目、本市における小・中学校の体育の授業及びクラブ活動についてです。 今年度は、学校の休業もあり、授業時間が非常に過密になっているのではないかと危惧するところでございます。小学校のグラウンドの使用制限や福間中学校の建て替えにより、特に屋内スポーツのクラブ活動が困難になっているのではないかと思うところでございます。 そこで、以下の点について伺います。 小さく1点目、小・中学校の体育の授業時間の進捗状況と課題があればその解決策について。小さく2点目、本年の夏も猛暑が続き、体育の授業を中止した日があったと聞いております。その状況と課題及び解決策について伺います。小さく3点目、学校の体育館とグラウンドの点検方法と環境整備の課題と解決策についてでございます。 以上、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(江上隆行) 1項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、中村清隆議員の一般質問でございます。 1項目めでございますけども、主に社会教育施策についてでございますけども、①から⑤がございますが、①につきましては、大規模公園なので私のほうで、以降は、教育長よりお答えいたします。 ①についてでございます。 大規模公園のスポーツ施設につきましては、主に利用者の皆様から使用料を頂いております有料運動施設についての回答となります。 当該施設の現状でありますが、なまずの郷、みずがめの郷、あんずの里に設置しており、各施設は供用開始から約30年を経過しようとしております。これまで、日頃の維持管理を徹底することで、大きな事故もなく公園の管理運営を行っており、利用者の皆様がたにサービスの提供をさせていただいております。 一方で、課題及びその解決策といたしましては、補修など簡易的な対応と併せ、現状の維持管理のみで公園の適正な管理を続けていくことは困難と認識しており、これから先の長期にわたり良好なサービス提供ができなくなっていくと懸念しております。 解決案としましては、約30年が経過する施設に対し、対症療法的な修繕ではなく、抜本的な構造などの見直しを行い、長寿命化の観点を含めて、再度良好な状態にリニューアルすることで、継続的に良好なサービス提供ができるものと考えております。 以降は、教育委員会です。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) ②の体育センターの現状の課題と解決策についてでございますが、福間、津屋崎両体育センターの管理は、現在、指定管理者によって利用しやすい施設の環境整備に取り組んでいます。稼働率は約80%となり、多くの市民のかたがたに利用いただいている状況です。しかし、平成30年度から月曜日の休館を第2、第4月曜日を開館に変更しましたが、まだ浸透しておらず、空きが少々見られます。とはいえ、市民のスポーツ施設に対するニーズは多く、福津市スポーツ推進計画にも掲げていますように、市民に対してのスポーツの場の提供は、スポーツを推進する中において重要な課題と考えています。 しかしながら、両体育センターは昭和57年に建設され38年が経過し、老朽化が進んでいます。現に、福間体育センターでは大雨になると雨漏りが発生しており、早急な対応が求められている中、今後の対応を図っていかなければなりません。 ③でございます。老朽化したスポーツ施設の今後の対策と本市にないスポーツ施設の建設の考え方についてでございますが、スポーツ施設の今後の対策については、公共施設等総合管理計画の個別施設計画等において示していくことになります。本市にないスポーツ施設建設については、個別施設計画等で方針を示す中において、市民のニーズと施設の総量として適正かどうかを総合的に判断しなければなりません。 新たな公設の総合体育施設の建設となれば、イニシャルコスト及びランニングコストともに大きな財源が必要となりますので、現状では建設は厳しいものと感じているところです。 ④の障がい者スポーツの現状と課題及び普及のための環境整備についてでございますが、障がい者スポーツの取り組みについては、福津市スポーツ推進計画にも重要施策の一つとして掲げています。 現在、障がい者スポーツ大会への参加は、福岡県主催の障がい者スポーツ大会や福岡都市圏主催の障がい者ボーリング大会に、毎年、数名のかたが参加されていますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止となっております。 課題としまして、大会参加者の固定化や市内の障がい者スポーツについての情報が不足しており、ニーズがつかめていない状況にあるなど、今後は関係部署が情報の共有を行い、障がい者スポーツに関する取り組みが必要と考えています。 障がいのあるかたがスポーツに親しめる環境については、レクリエーションスポーツ、競技スポーツともにまだ十分とは言えません。 また、障がい者スポーツを推進するには、専門の指導者やボランティアの存在は欠かせませんが、福津市単独では指導者の育成などのノウハウも乏しい状況です。今後は、県や福岡都市圏の協力、指導を仰ぎながら調査、研究を行ってまいりたいと思っております。 ⑤の東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地として誘致したルーマニア柔道チームの現状と今後の取り組みについてでございますが、これまで、ルーマニア柔道選手団は日本国内での柔道国際大会出場などに合わせて、福津市及び古賀市でトレーニングキャンプを実施し、そのキャンプ期間中に市民の皆様との交流を行ってきました。しかしながら、現在、コロナウイルス感染拡大防止のため、ルーマニア国は上陸拒否対象地域に指定されたままとなっています。また、日本国内で柔道国際大会が開催されないこともあり、選手団の来日は極めて困難な状況となっています。 選手団は、ルーマニア国内でのトレーニングや大会への出場をメインに活動を行いながら、10月に再開された国際大会では3位入賞を果たした選手もおり、オリンピック出場へ向けて頑張っている様子が伝わってきています。しかしながら、世界的な新型コロナウイルス感染拡大状況の悪化により、再び年内の国際大会の中止が決定されたり、ヨーロッパ大会に出場予定の選手が、新型コロナウイルス感染症の陽性反応により出場を断念するなど、コロナ禍は選手団の競技生活に大きな影響を与え続けています。 このような状況の中、ホストタウンとしてできることを行おうと共同で取り組んでいる古賀市と共に、おもてなしの心で選手団を励まし、勇気づけるため、福津市長、古賀市長及び両市のスタッフからの応援メッセージ動画をルーマニア柔道連盟に届けています。今後も、この応援メッセージ動画は、ホストタウンである両市をはじめとした市民や団体にも募って届けていきたいと思っています。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) まず初めに、本市のスポーツ推進計画において、スポーツ活動の拡充では、市民一人ひとりのライフステージやスポーツ段階に応じたスポーツのニーズに対応するため、様々な分野にわたりスポーツの機会を提供するなど、スポーツ環境を拡充、整備をしていくとしています。 また、青年期から壮年期にかけてのスポーツ推進施策では、仕事が終わってからスポーツをしたい人への対応が求められており、働き盛りの人や家族単位を対象としたプログラムの充実や夕方以降の時間帯の教室の充実、様々な種目でのプログラムの検討が必要であり、プログラムを新たに実施する際には、一般利用の少ない時間帯に設定するなど、バランスを考えることが求められるとあります。 そこで、大規模公園の課題の中で、まず多目的グラウンドについてお伺いしたいんですが、今、多目的グラウンドの表土について、どのような状態になっているのか伺います。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 多目的グラウンドの状態ということでございます。 現在のところ、表層部に当たる表土、それから下層部に当たる砕石部分というのがございますけれども、この表層部においては、長年の風雨により減少してきているというような状況になって、下層部の砕石というのが表に出ているというようなのが散見されるような状況になっております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 今の状況を伺って、その状況がこのまま続くとなにが起こると考えられますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 利用されるスポーツの種類によってでございますけれども、サッカーなどスライディングをやる際においては、プレーに対してそこによってけがが生じるというような可能性もございます。そういった危険性をはらんでいるような状況になっております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) スポーツをされているときの状況ですけども、それ以外に、水はけの問題とかいうのがあるんじゃないかと思いますがいかがですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) ご指摘のとおり、排水のほうにも問題があると考えております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) この表土に対して改善しないといけないというのは、もう承知しているとこですけども、その中で、予算要望等はされているんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 担当部局としては、あんずの里のグラウンド改修について、実施計画への計上というのを原課としては上げておるような状況になっております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) いつ頃から上げられていますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) すみません、過去何年前からというのは、ちょっと今手元には資料がございませんので、お答えできなくてすみません。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 担当の係のかたにお伺いしたところ、そのかたが知り得る限りでは、平成27年から予算要望を続けているということでございます。 その中で、例えば、なまずではなくてあんずの里では、一部改修をされているということを聞いていますが、それでよろしいですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) あんずの里については、今そういったことで、31年度決算においてグラウンド改修工事が行われているという形になっております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 実は、あんずの里のグラウンド改修工事も、恐らく全面ではなくて半面しかしていないんです。それからはなにも動いていないと。実は、グラウンド改修は一気にしないと不具合が結構出たりします。排水の面とか確認するところもありますので、本来ならば全面一気にやらないといけないというところを、予算の関係上ですか、半面しかしていないということはお伺いしています。 これ、平成27年頃から予算要望していますけども、この改修工事、いつになったら行われるのかお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 現在のところ、こちらのほうの原課から上げている要望に対して、まだ明確に何年度というような形でのご回答はいただいておりませんので、現在のところ未定というようなところになっております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 最初に答弁いただきましたけども、やはり、下の石が、岩が出てきているということは、サッカーでスライディングをしたらけがをするというふうなことも把握しているわけですから、大けがにつながるということになりかねません。予算がないから、すみません、けがをさせてしまいました。すみませんでは、これは市民に対してどういったことを言わないといけないかというと、やはり保険でけがをした人に対して支払うとか、そういったことしかなりません。逆に言うと、管理責任を問われて、損害賠償という形になったりして訴えられたりすることもありますので、これは早く対応しないといけないと思うんですが、そのお考えはいかがですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) もちろん施設自体を安全に使っていただく必要がございますので、現在のところ、そういった事例が散見される部分については、現在、指定管理を行っていただいている団体のほうで、表土の補充並びに、不陸の整形ということで、地ならしを行って、現在のところはそういったけががないような状況でご利用できるような体制で、今のところは進んでいるところでございます。 ただ、当初、市長の答弁にもあったように、それぞれの施設はもう既に30年を超えている、なまずでいきますと29年、みずがめで27年、あんずで33年というような状況になっておりますので、やはり抜本的になんらかの手を加えていく必要はあるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) そこまで分かっているんであれば、早めに計画を立てて、しっかり予算をつけていただいて、改修工事をしていただきたいと思っております。 次に、利用者やそこでスポーツの指導をされているかたからご意見をいただいております。なかなか、いろんなお願いとかをしても答えが返ってこないと。 一例で言いますと、なまずの郷の相撲の土俵です。土俵、実はもう囲いもなにもないので、真冬はもう寒い中、練習をしていると。少し風よけか何かがあったらいいんですけどという要望はもう数年前からあっているんですが、なかなかできていないということを聞いておりますけども、そういったことは聞いておられますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 以前もこの件については一般質問をいただいておりまして、実際にまだ現在もできていないような状況でございます。これから指定管理者と一緒になって、風よけの対策というのを少し考えたいと思いますけれども、いつにどういう形でできるということは、まだ現在、今、すみません、未定というような状況でご回答させていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 利用者のかたがたのニーズをしっかり把握して、対応できるところは早急に対応していただきたいと思っております。 次に、体育センターの件ですが、以前から指摘している、先ほども答弁がありましたように雨漏り、それからLED照明等の工事も控えておりますので、その着工というのは大体いつぐらいになるかお答えいただけますか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 議員ご指摘の件につきましては、もう従前からご指摘を受けておったというふうに承知しております。結論から申し上げると、現時点では未定というようなところでございます。 雨漏りにつきましては、平成29年頃というふうに聞いておりますけども、強風時に雨が降り込んでというところでございます。設計はもう既に終えておるんですけども、まだ工事着工というところには至っていないというところでございます。 LEDにつきましても、来年度、まずは学校の体育館のほうから段階的にLED照明のほうを工事の予定をしているところでございます。第一答弁にもありましたとおり、個別施設計画の中で整理をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) LED照明は以前も一般質問させていただきましたけど、もう普通の水銀灯は使えなくなるということで、もう終了年月日は決まっているので、早急にしないと一遍に注文が入ったりすると、商品がなかったり機械がなかったり、工事をするかたがたの手配ができなかったりしますので、その辺も計画的に早めに取り組んでいただきたいと思っております。 雨漏りはスポーツをする上で本当に非常に危険なんです。私も雑巾が何枚か置いてある中でバスケットをしたりいろいろしたことありますけども、それをよけていってくださいと言われるんです。普通、スポーツをするときに、障害物があってそれをよけながらスポーツをするというのはなかなかないという経験もありますし、やっぱりそこを踏んだら滑るんです。子どもたちも転んでしまうというケースもありました。幸い大きなけがにはなりませんでしたけども、私たちも指導する上では注意深く見ながら、その近くは行かないようにしているんですけども、制限がかけられた中で思いっ切り運動するというのはなかなか難しいものがあります。 雨漏りのせいなのかどうか分かりませんが、実は福間の体育センターは横の壁も剥がれてきているんです、今、中の。ここは雨漏りはする、壁は剥げてくる、本当に危険な状態に今なってきています。その中で避難所にもなり得ますし、選挙の開票場にもなる場所ですので、このままでいいのかなという思いがあるのですが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 雨漏り時には、当然ながら指定管理者のほうで万全の管理をということでしていただいておりますけども、先ほど議員ご指摘のとおり、雑巾が置いてあってというところで、大変な不便をおかけしているというところと、もう一つは、やはりけがの要因になる可能性というのは非常に高いというふうには認識はしているところでございます。 こちらも先ほど申し上げましたとおり、外壁の件につきましても、設計のほうはもう既に終了しておりますので、来年度に予定しています個別施設計画の中で、整備のほうはさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 個別計画で優先的にやらないといけないところかなと思っていますが、これ、もう待ったなしの状態だと私は思っています。これ、個別計画ですみません、来年度ですけど大丈夫ですかと言われたときに、その前に何人かけがした場合どうするんですかと。やはりそういったところの対応をしっかりとできるように考えていただきたいと思っております。 次に、小さな3番目に移りますが、老朽化したスポーツ施設については、公共施設等総合管理計画の中で示されるのでしょうが、体育センターには、現在、人口も増加する中、先ほど、工事、長寿命化とかいろいろ考えがあるということで言われましたけども、実際、大会をしようとしても観客が入れないんです、両体育館とも。狭いというか。スポーツをする人だけならいいんですけど、やはりそこを支える応援するかた、いろんなかたがおられますので、そのかたたちとも、やはり一喜一憂してスポーツを楽しんでいただきたいと思っております。 そんな中、やはり今、二つ体育館がありますけども、もう老朽化しているということで、これを先ほど答弁もありましたけども、ちょっと大きな体育センター一つにするとか、そういった考えがないか、再度お答え願います。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 二つの体育センター、福間と津屋崎を老朽化を含めて一つの体育館の新設というようなご提案というふうに受け止めております。 現状、老朽化への対策については、もう応急的な対応というところが現状でございます。第一答弁にありましたとおり、個別施設計画においてその方向性を定めるというところでございますけども、ご提案のことにつきましては、一つの選択肢として検討していく必要があるものというふうには考えているところでございます。 こちらのほうも、当然ながらそこを念頭に置きながら、個別施設計画の中で調査、研究をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 先ほどもありましたけど、人口が増え、稼働率も上がってきて、今、体育館が時間帯によってはもう全然取れないということで、嘆いている市民のかたも多いようですので、やはりより市民のニーズが反映できるように、大きい体育館というのが今後必要になってくるのかなと私は思っております。 一つにすることで、運営費や管理費も抑制できると考えられますし、ぜひ検討していただきたいんですが、予算などの問題も先ほどありましたけど、こういったものは起債とかできないんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 先ほど、一つの選択肢として念頭に置きながら検討、調査と。二つの福間、津屋崎の体育センターの老朽化に対する対応に係る財源と新設、当然ながら国の補助金も含めて起債については、充当率がいいもの、そういったところも念頭に置いて、比較、検討をしていくべきというふうには思っております。 今、ご指摘のとおり一つにすることにより、管理、運営費、そういったところの財源、経費、そういったところも含めて整理をしてまいりたいというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) ぜひ検討する際は、長期的展望で考えていただきたいと思っております。 老朽化した施設に関してですけども、施設の中で修繕で対応ができないと考えられるものがあるということを伺っておりますが、その辺は承知しておられますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 恐らく軽易な修繕等ではなく、大規模な修繕という意味合いというふうには解釈はしておりますけども、現時点で把握しているところでは、先ほど出ていました雨漏り等の福間体育センター、それと、福間武道館のほうも、若干床のところがというふうには聞き及んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) そうですね、武道館の床です。しっかりと対応していただきたいと思います。ここもやはり格闘技とかされるかたも多いです。柔道とか、やはり床に投げられたときにけがをするとかあってはいけないと思いますので、部分部分でも構いませんので、早急に対応していただきたいと思っております。 次に、以前からプールの必要性については提言させていただいております。その後の検討、研究はされているのかなというふうに思っておりますが、小・中学校のプールでも水漏れや老朽化で、今後、つくり替えるか、改修工事するか、またはもうなくすかという検討をされているみたいですが、市などの公共のプールもない、民間のプールもない、ましてや学校のプールもなくなるというのが、ちょっと怖いかなと私は思っております。 学校に関して言えば、学習指導要綱に水泳の授業の必要性も記されておりますし、過日、近隣の民間のプールのほうの責任者とお話する機会がありましたので、仮に、学校の水泳授業の委託をされた場合、受け入れ態勢とかどうなんですかということをお伺いしたら、やはり、受け入れる学校数の限りもあるし、予算もかなりかかりますよと。それから、送迎等でも多くの課題があるということで聞いております。民間のプールに委託するというのは、なかなか難しいのかなと個人的には思っております。 そんな中、本市においても、何か民間企業からプールの誘致の話などがなかったかというところをまずお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) プールの必要性については、もう議員と同様に、体力維持あるいは健康増進というところで効果があるという認識は共通しているところでございます。 民間企業からの相談、あるいは誘致というところでございますけども、直接的に相談を受けたというような事例はございません。市内の事業者がプール誘致を行うような話というところは聞き及んでおるところでございますけども、実際に事業者のほうから正式にそういった相談というところは受けていないというところが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 市内の企業からそういったお話が出てくるということが、今後あり得る可能性もあります。その中で、一番大事なのは、民間だけに任せるのではなくて、やっぱり官民、それから産学、いろんなところと共働して、いろんな方向性で事業を進めていくというのが大事だと思っております。 まず、その情報が入った時点で、行政としてどういった取り組みができるのか、そういったところをどうお考えかお伺いします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 市としてどのように関わっていくかというところは非常に、また、先ほど申し上げましたとおり相談というところは正式にはあっておりませんけども、そういったところを想定しながら、シミュレートしながら、もしそういった協議、あるいは逆にそういうふうな誘致、そういったところも含めて研究をしてまいりたいというふうには考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 実は、建設環境委員会のほうで継続調査の中で1件あったのが、大きなサッカー場を民間のほうが福津市でつくりたいという話も何かあったというふうに聞いております。ただ、建設をできる土地がないということで、そこは話がなくなったということを聞いております。せっかくチャンスがあるときに逃してしまう、これはもったいない話です。そこは丸々民間が来ると言っていたんです。 でも、こちらとしては、やはり手を差し伸べて、本当に来てくれるんだったらという企業に関して、チャンスを逃さずにちゃんと前向きに検討していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。チャンスは絶対逃さないようにしていただきたいと思っております。 次に、福岡県でも障がい者スポーツの推進に取り組んでいます。本市においても、スポーツ推進計画で先ほど述べられたように、障がいのある人のスポーツ推進をすることにおいて、年齢や性別、障がいの有無にかかわらず、スポーツは誰もが楽しむことができるものであり、全ての人々が関心や適正などに応じて安全な環境で日常的、自発的にスポーツに親しむ機会を確保することが重要であり、障がい者スポーツを通じて、障がいや障がい者への理解が深まり、障がいのある人もない人も分け隔てなくスポーツに親しむことで、お互いが共に支え合う共生社会の実現が期待されるとしていますと書いてあります。 実は去年、上西郷小学校のほうで、ちょっとご依頼がありましてブラインドサッカーという授業をさせていただきました。私は指導できないので、全日本女子の監督を務めてあるかたに来てもらって、いろいろと授業をしていただきました。見ることの苦手なかたがたのサッカーで、協力をし合わないと、ボールをドリブルしたりゴールすることもできません。チームワークが大切となります。児童たちは笑顔で楽しんでいました。授業後の児童たちの障がいのあるかたたちへの理解もかなり深まりました。 こういった授業も、障がい者に対しての理解を深める上ではすごく大切かなと思っております。今まで、いろいろ体験というのはあるんですけども、暗いとこを歩いてみたり、重いものを持って歩いたり、ちょっとつえをついて歩いてみたりというところはあったんですけども、こういったスポーツを通じて楽しみながら理解が深められたというとこでは、障がい者スポーツというのはいいのかなと思っております。 障がいがある人のスポーツ推進施策において、障がいのある人がスポーツに親しめる環境は、先ほど教育長も答弁ありましたが、レクリエーションスポーツ、競技スポーツともに、まだ十分とは言えないと。気軽に楽しく体を動かせる環境を創出するためのプログラムの提供や指導員の育成など、障がい者スポーツを推進するための取り組みが求められると記されております。 ただ、先ほども障がい者スポーツに関しては特殊な道具が要ったりとか、それから場所の関係も、結構ハードルの高いものから低いものまであります。この中で、障がい者スポーツの種目というのが幾つかあります。例を挙げると、アーチェリー、車椅子テニス、水泳、馬術、ゴールボール、シッティングバレー、自転車、射撃、柔道、卓球、テコンドー、車椅子バスケットボール、車椅子フェンシング、車椅子ラグビー、パワーリフティング、ブラインドサッカー、ボッチャ、陸上競技などです。 本市において取り組もうとすれば、すぐにでも取り組めるものがあると思います。特に、施設の環境整備を特別に整えなくてもできるものがありますので、しっかりと取り組んでいけたらと思っておりますが、その辺のお考えはあるでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 障がい者スポーツの推進ということで、本市のスポーツ推進計画の中でもきっちりと大きな柱として位置づけさせていただいております。その中で、アクションプランということで、令和5年度までにニュースポーツ大会を開催ということで目標事業として掲げさせていただいているところでございます。 その中で、現状といたしましては、まだ障がい者のかたの実情、実態、そういったところの把握というところが進んでいない状況でございます。先ほど申し上げましたとおり、何でもどの種目もということは恐らく難しい話だろうというふうには考えております。基本的にはニュースポーツを中心にと。例えば、今、議員が掲げられましたボッチャ、ペタンク等の、要は軽い部分で、そういったところは取り入れることができるんだろうというふうに考えております。 いずれにしろ、実情あるいは実態というところの把握というのが、現時点ではまだできておりませんので、今後、関係部署と協議しながら情報共有しながら、そうしたふさわしい種目というのを選択してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 市民対象にすることも大事ですが、やはり大会となればいろんなところから来られますし、逆に言うと、近隣市でそういった場所がないということに関しては、福津市が提供してもいいのかなと私は思っております。 例えば、アーチェリー場があります。あそこも車がなまずの郷のアーチェリー場の横まで乗り入れられて、駐車場をどうするかという問題があるんですが、近くに倉庫がありますので、そこに駐車スペースを確保すれば駐車ができると。そうすればアーチェリーの練習も大会もできるのではないかなと思っております。そういったいろんな工夫とか考えをしっかりと持って取り組んでいただきたいと思っております。 ただ、先ほど把握ということがありました。スポーツをしているかた、障がいのあるかたのどういった運動をしているのかという把握ができていない。これは本日の一番目の議員も言われていましたけど、部署間の垣根があると思います。実際、福岡県の障がい者スポーツとかの出場しているかたの把握というのは、恐らく福祉課が把握していると思います。ただし、スポーツを担当する課は把握していません。大会はあっているみたいだけど、誰が出ているのか分からない範囲が多いと思います。 こういった把握をするためには、やはり垣根を越えて情報共有しなければならないといけないと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) まさにご指摘のとおりというふうな認識でございます。先ほども申し上げましたとおり、一番大事な入り口のところの実情、実態の把握というところが、まだ情報共有できていないというのが実情でございますので、先ほどアクションプランの中での目標、令和5年度までのニュースポーツ大会の開催、どういうふうな形態になるのかというところは、今後、先ほど把握しながらどういうのが一番ふさわしいのかというところで考えていく必要はあるのかなというふうには思っております。 大事なことはただ単に大会を開催することというよりも、それまでの過程、例えばスポーツ教室を開催したりとかそういう広がり、あるいは障がい者のかたにモチベーションとなるようなそういう仕掛けというのも非常に重要なことだというふうには考えているところでございます。 ただ、いかんせん教育委員会のほうではそういった情報不足というところもございますので、議員ご指摘のありましたとおり関係部署と同じ思いを持ちながら、まずは実情の把握というところに努めさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 障がい者スポーツの課題解決と普及促進、環境整備にしっかり取り組んでいただきたいと思っております。 次に、東京オリンピック・パラリンピックの件ですが、先ほど、ルーマニア柔道チームに対しての取り組みなどいろいろ言っていただきましたけども、その後、やはり今後もしオリンピックが終わった後、もしくは開催されなかった場合、その後どういったお付き合いができるのかと。例えばルーマニアと福津市の関係等は、スポーツや語学を通しての交換留学など検討されているのかお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) オリンピック後の取り組みということで解釈をしております。 例えば、オリンピック、柔道、ルーマニア、これはあくまでもきっかけというふうには思っているところでございます。現時点で、オリンピック後どういうふうな取り組みをするかという具体的な言及というのはできませんけども、例えば、現在、コロナ禍というところで、なかなかオリンピックに向けての取り組みというのができていないというのが実情でございます。先ほど、第一答弁の中でも応援動画をということで、それこそ一般のかたについては今日から申し込みをさせていただいているというような状況でございます。 12月7日、8日に、上西郷小学校のほうでルーマニアに関係する国内在住のかたと、ルーマニアについてというテーマでリモートトークをする予定でございます。会場が上西郷小学校で2日間にわたって全学年を2学年ずつ分かれながらやっていくわけですけども、上西郷小学校が今、文科省の英語研究指定校になっておりまして、そのリモートトークの際は、英語で全部でやっていくというようなことで聞いておりますので、非常に楽しみにしているところでございます。 いわゆるオリンピック後というのは、こういったことが一つのヒントになるのかなというふうに考えているところでございます。どんな事業展開とするのかなどは、今後の研究課題というふうには捉えているところでございます。先を見据えたご提案をいただきましてありがとうございます。 それと、海外交流については、ちょっと現状のコロナ禍においてどうこうというのが、ちょっと非常に考えづらいかなというところで思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 素晴らしい取り組みを今後期待したいと思っておりますし、これが一過性のものではなくて、持続的にずっとできるように取り組んでいただきたいと思っております。 スポーツ推進計画に掲げてあるスポーツ施設の整備もありますが、スポーツを愛する全ての市民のため、本気でスポーツ環境を整備する一つとして施設整備を急いでしていただきたいと願うところでございます。 それでは、次、お願いします。 ○議長(江上隆行) 2項目めの答弁です。柴田教育長。
    ◎教育長(柴田幸尚) それでは、2項目めの小・中学校の体育の授業時間の進捗状況と課題があればその解決策についてということで、臨時休業により、単元の入替えなどカリキュラムの変更などを行い、今のところ予定どおりに進めています。また、新型コロナウイルス感染拡大防止の視点から、本年度は水泳の授業については、市内全小・中学校で実施を見送っております。 課題については、まず、器具を使用する場合は、使用前使用後に消毒を行っていましたが、現在は市費のスクールサポーターのかたに依頼しています。また、学習内容に接触を伴う活動がある場合は、接触しないように実技の方法を工夫しながら授業を進めています。大規模校の学校では、グラウンドや体育館の使用割について、授業枠が不足するため、複数の学級で合同体育を実施しています。また、福間中学校では生徒数増と校舎建て替えのためにグラウンドが狭くなったことにより、生徒が安全かつ十分な運動量を確保することが難しいため、体育の種目や授業場所を調整し、部活動では曜日によっては割り振りを行いながら対応しています。 ②の本年の夏も猛暑が続き、体育の授業を中止した日があったと伺っておるということで、その状況と課題及び解決策については、本年度は、臨時休業に伴う授業時数確保のために夏休みを短縮したことや、猛暑日が続いたことにより、小・中学校では様々な熱中症対策を配慮して体育の授業を実施しました。 各学校では、毎日、熱中症のなりやすさを示した暑さ指数、WBGT、これを確認し、高い時間帯は体育について中止にし、他の教科と入れ替え、別日に体育の授業を行ったり、朝の早い時間帯に体育の授業を行ったりして対応しました。 また、体育の授業中は、活動時間を短く区切りながら小まめに休憩を取って水分補給を行い、グラウンドにテントを張ったり、体育館での授業では冷風機や大型扇風機などを使用したりして対応した学校もあります。 また、9月中旬までは暑さ指数を見て学習内容を変更し、体育館で行った学校もありました。 ③の学校施設については、学校が日常的に目視や動作確認による点検を実施しております。不具合箇所などがあれば、学校と協議しながら、日々、修繕や維持工事により対応を行っているところです。修繕や維持工事で対応できないような大きな予算を伴うものについては、毎年、工事費として予算計上し、対応しています。 学校施設全般については、老朽化対策が課題であり、段階的に長寿命化及び大規模改造工事に取り組む必要があると考えています。体育館については、まずは、水銀灯をLED照明に改修していくことに取り組んでいきます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) コロナ禍において、学校で体育やスポーツ活動ができなかったりした子どもたちが、休業が終了し学校が再開したときに、授業や遊んでいても骨折する子が多かったと聞いております。実際、私たちが指導している子どもさんも骨折してきたりとかしていました。やはり運動不足かなというところが成長期にこういったことがあるのかなという感じを受けました。さらに、水泳の授業も中止になったせいなのか、全国的にも水難事故が増加したと聞いております。 また、猛暑の中、学校では体育館も使用中止になったことがあったとも聞いております。体育やスポーツクラブ活動など運動する機会が奪われておりましたので、子どもたちに対してはストレスがたまったり、そうした成長に関する不具合が起きていたのかなというところも懸念されるところでございます。 そんな中でも、できる対策、先ほども言われましたが大型冷風機、それから扇風機等を使用したということがありましたが、以前、ちょっと新聞広告みたいなもので見たんですが、体育館等に移動式のリースでできる冷房装置というのを見たことがあります。そういったものを検討されたり、調査、研究されたことはないでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 導入に向けてというところでは、調査、研究というところは現時点では行っていないというところでございます。ただ、先ほど、議員のほうがおっしゃられましたスポットクーラー、冷風機というんですか、それとか大型冷風扇、そういったところは教育委員会のほうで取っています教育新聞のほうに、いわゆる熱中症対策というところで導入したという記事を拝見はさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 記事を拝見して、どう考えられましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 今年度も夏休みが短縮になりまして、各学校で、先ほど第一答弁にもありましたとおり、いろんな工夫をしながら熱中症予防対策ということを講じていただいておるところでございます。もちろん、大型扇風機というのも活用して、とある学校では冷風機を活用してというような取り組みをしておるところでございます。 記事を拝見する中では、体育館全体を涼しくするということはまずもう難しい話ですけども、例えば、体育の時間で先生が講義する際に1カ所に集まってとかいうところでの効果は十分にあるのかなというふうに考えているところでございます。 ただ、スポットクーラーについては、いわゆる排熱を正確にする必要があるとか、大型冷風扇については、水を気化して冷やすというところでございますので、逆に日本の蒸し暑い夏には不向きとか、何かそういうふうな情報もあっておりますので、実際に先進地の事例等も見ながら、熱中症対策に効果があるとかいうところは検証はしてまいりたいというふうな認識でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 暑さやコロナ対策で授業、特に体育なんかできないとなると、先ほども言ったような骨折する子が多くなったり、運動できないことによるストレス発散の場所がないということで、そのストレスの方向性が間違ったところに行く可能性もありますので、しっかりとスポーツ、体育ができる環境整備をしていただきたいと思っております。 次に、中学校クラブ活動についてですが、特に福間中学校の室内競技において人気も今あるんでしょう、部員数も多い卓球部が、校舎建て替えのために卓球練習場も解体され、狭い教室等を使って練習に励んでおります。しかし、思いっ切りラケットも振れず、隣同士でぶつかりそうになるような状態、つまり危険な状態で練習をしております。代替的に福間体育センターの利用もされているみたいですが、移動が大変であったりとか、土日の利用に限られると、やはり先生がたも休みがなくなったりと、かなり課題が多いようでございます。 こういった問題に対して、市としてどのように考えられているかお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 福間中学校改築工事に伴いまして、卓球施設のほうも同時に解体をしてということで、現状、例えば、男子更衣室とか女子更衣室、あるいは多目的室、それこそ廊下とかそういったところで卓球部のほうは練習に励んでいるという状態でございます。 今、福間中学校でございますので、福間体育センターのほうと週に3日程度等使えるようにというような調整を今やっているところでございますし、どうしても土曜日等はもう予約でいっぱいというようなところもありますので、日曜日にとかそういったところで顧問の先生ともスケジュールとかの調整も、今、担当課のほうで進めているところでございます。 当然ながら、非常に不便をおかけしているというところは十分に認識はしております。卓球場につきましては、校舎が完了した後に、令和4年度に卓球施設のほうをという計画で現在予定をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 体育センターを借りても利用負担がかかったりとか、部活動に関してはあったりしますので、学校が負担するという話も聞いていますけども、いずれにせよ費用がかかったりします。また、移動の際の安全確保とか、平日、もう移動していたら卓球する時間がなくなるよとか、そういったこともありますので、ぜひその辺も踏まえて、決していいとは言えないこの練習環境の中でも、先日、福間中学校の卓球女子は、筑前地区中学校新人大会で優勝しております。男子もベスト8に入っております。 しかし、このまま練習をしていくと、よりもっと高度な技術で練習したりすると、やはり制限がかかったりけがをする可能性もあります。狭い中でやりますから。そういったところでは十分な練習もできないと。これは卓球部だけではないんです。ほかにも、したいスポーツの部活がなかったり、指導者がスポーツに精通していなかったりと、大事な3年間を無駄にとまでは言いませんが、残念な形で終える生徒たちも少なからずいます。そういった悲しい思いをさせないためにも、クラブ活動の環境整備は必要であると考えますが、いろんなことを含めて、教育委員会としてどうお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) やはり中学校にとってはクラブ活動というのも大きな学校生活の中の一つというふうには認識をしております。 現在、福間中学校は運動場に仮設校舎を建てておりますので、卓球部以外にも交代で使用したりとかいうところでの制約のある中で、活動のほうをしているという状況というのは、もう十分に認識はしているところでございます。 先ほど、卓球部の件でございますけども、例えば、練習場の確保というところで、当然、使用料の負担とかいうところも、今、例えば、減免にというような、いろんな部分での調整をさせていただいているところでございます。 ただ、いかんせん仮設で建てるとか、運動場を確保するというのもなかなか非常に厳しいというようなところでございます。先ほど申し上げましたとおり、令和3年度内には新しい校舎、令和4年度に卓球施設の工事という予定でしておりますので、もう今しばらく子どもたちには今ある現状の中での工夫をしていきながら、教育委員会のほうとしてもできる限り対応のほうをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 子ども目線でしっかり、子どもと言ったらおかしいですけども、中学生の目線で考えていただきたいと思っております。 次に、小・中学校の体育館やグラウンドの管理についてでございます。体育館でいえば、床のワックス、フロアワックスの管理等をどういうふうな状態でされているのか、また、グラウンドの点検等は誰がどのような感じでされているのか、お伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 学校体育館についてのワックスがけということでございますけども、各学校に配分しています予算の中で、各学校で基本的には年1回、どうも卒業式前が一番多いというふうに聞いております。それと、グラウンドの点検については、校長先生はじめ教職員の目視というところで、例えば危険性があるとかそういったところでは、軽易な修繕等については学校に配分しています予算の中で、大規模ということになれば教育委員会のほうに相談いただくというふうにしておるところでございます。ただ、遊具については専門業者のほうに委託して点検のほうをしているというところが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 専門業者がしてあるんであればいいんでしょうが、特にグラウンドに関しては、福間東中学校の第2グラウンドとか、もうサッカーでスライディングをたくさんするんですけども、やっぱり石がごろごろ出てきています。それから、神興小学校もグラウンドゴルフ大会の前に、全員で石を拾いましょうと言ったら、石じゃないんです、大きなもう岩みたいなのも出てくるし、これじゃあけがするでしょうという感じの石がどんどん出てきています。そこはやっぱり子どもたちも野球とかしていますので、ボールが違うほうに跳ねて、目に当たって失明したりすると大きな事故につながりますので、しっかりと改良工事をやっていただきたいんですが、その辺に関して、状況等は把握されているでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 先ほど申し上げましたとおり、学校管理をしています校長先生はじめ教職員のほうが、当然、体育で使ったりとかいろんな授業で使ったりとかいうところで、軽微な修繕は学校のほうで対応、そういった大きな修繕を要するものとかいうのは、きっちり教育委員会のほうに相談をしていただいているところでございます。 先ほど出ました福間東中学校の第2グラウンドにつきましては、今年度、覆土、要は土を盛る覆土工事のほうを予定しているところでございます。 それと、神興小学校のグラウンドですけども、こちらのほうに報告というのは全くありませんでしたので、校長、教頭のほうに確認をさせていただいているところでございます。10月に運動会があって、やはりそういう石ころというのはあったと。ただ、いわゆる子どもたちにけがとかそういう危険性というところまではないというふうな判断で、こちらのほうにはお知らせはなかったというような状況でございます。 恐らく教職員の先生の視点というのは、やはり子どものそういう安全、けがとかそういったところというのは、もう非常に経験則を含めてたけているんだろうなというふうには思っておりますので、ただ、今後、きっちり目視しながら、随時、先ほど申し上げましたとおり、一度にというところは非常に厳しいですけども、昨年度福間中、今年度福間東中の第2グラウンドということで整備のほうはしてまいりたいというふうには考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) やはり先生たちが見る目線と、また専門業者が見る目線は違ってきますので、その辺も含めてお互いが情報共有していろんなグラウンドの整備などもしていただきたいと思っております。 小・中学校の体育館だけでないんですが、例えば、先ほど、1問目にスポーツ環境の件で言いましたけども、その中でやはり駐車場の問題とかも結構あるんです。いろんなイベントがあって駐車場が使えないとか、遠くに止めてください、もう歩いてきてくださいというのが結構あります。その中で、例えば、今、福間体育センターの横の駐車場、センターのところは小学校の体育館を使うときは使えるのかどうか、また、それに絡んで福間の武道館で練習しているかたたちもいますので、そのかたたちも使えるのかどうか、その辺をお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 福間体育センターの駐車場を使えるかということでございますか。例えば、福間小学校でそういう大きな行事とかあった際にということでございますけども、当然ながら、福間体育センターの利用者というところもおられますので、もうケース・バイ・ケースでいうところでしか、現時点ではお答えすることはできないかなというふうには思っておるところでございます。 どのくらいの確保する台数が必要なのかとかいうところは、当然ながら調整をしていく必要性というのはあるんだろうというふうには考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 今後、福間小の児童数が増えた場合、例えば、福間体育センターを使ったり、福間武道館を使ったりする可能性も出てきますよね、いろんなイベント、行事。そんなときも、例えば駐車場で困ったということになれば、福間体育センターの駐車場を気軽に利用できるように、あそこは福間体育センター専用みたいな感じで看板が出ていますので、例えば、福間小とかの行事とか武道館での利用者とかそういった看板が出れば利用しやすいのかなと。 逆に、今、小学校の教員もたまに止めているんじゃないかなと思っておりますが、その辺は把握されていますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 福間小学校の教員がというところでは、申し訳ございません、把握はしておりません。どの先生かとかいうことも把握はしていないというのが現状でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) イベント等があったときは、恐らく移動してそっちに止めて、保護者のかたたちが中で止めるという形を取っているのかもしれませんけども、そういった利用もされているときもありますので、あそこの駐車場が、日常大体空いているんです。だから体育館とか利用されるかた、社会体育もそうですけど、やっぱり福間小学校の体育館、武道館、それから福間センター、どこでも使えるように何か表示をしていただければありがたいなと、可能であればよろしくお願いします。 本市のスポーツ推進計画にあるように、成長期は成長そのものに運動が必要と言われています。成長期の運動経験が大人になってからの生活に大きく影響し、成長期の運動不足は取り返せないため、幼児から学童期にかけて体をしっかり動かすことの重要性を伝えていく必要があると考えられています。そのためにも、体育館やグラウンドの環境整備が重要であり、安全、安心の運動のできる環境を提供するのは福津市の務めであります。しっかり取り組んでいただきたいと思っております。 最後に、運動やスポーツに関し様々な部署が関係しています。先ほども言いましたけども、やはり社会体育にしたら学校の体育館が使えます、グラウンドが使えます。でも、そこは教育委員会なのかどうというのは違います。教育委員会の一部ではあるけども、課が違ったり部署が違ったりしますので、その辺も含めて各部署の垣根を越えて、スポーツを市全体で盛り上げていかなければならないと思っています。 特に、予算をつけるときに、なかなかスポーツに対してつけにくいという部分があったりしますので、その辺も含めて今後のスポーツに対する意気込み、考え方をよろしくお願いします。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 様々なご指摘とご指導ありがとうございました。 実は、私もここ数日の新聞の切り抜きなんかも持ってきたんですけども、10月18日にスポーツ庁が、いわゆる中学1年生と高校1年生の体力測定の結果を発表していまして、東京オリンピック当時に比べたら50m走、持久走、握力、ボール投げ、全て劣っているんです。身長は7cmから10cmぐらい勝っているんですけども、体力が断然落ちているという結果を発表しています。 ましてや、このコロナ禍で子どもたちは体を動かす機会が非常に制限をされて、先だって、兵庫教育大学の先生が子どもたちのストレスチェックをしたところ、この1週間満足に眠れない日があったかとかいう問いかけに対して、約5割の子があると。これは、いわゆる東日本大震災のときに被災した子どもたちが3割だと言われていた。それに対してさらに高い数値が出る。つまり、このコロナ禍の中で、子どもたちがいわゆる学校生活も制限されている、それから学校行事も制限されている、体を動かす機会も非常に制限されていると、そんな中で非常にストレスを感じている。それがいじめとかそういったものにつながらないかというふうな、非常に私たちは危惧しているところなんでございます。 本来、小学生、中学生というのは体を動かしながら、人とぶつかりながら、友達同士とぶつかりながら心身ともに成長していきながら、いわゆる道徳心だとか、倫理観だとか、あるいは人権感覚だとかそういった心の成長にもつながっていくものだと考えています。ですから、スポーツは本当に子どもの成長に大きな役割を果たすと思っていますので、できるだけ教育委員会としては、学校の先生との共通理解を共にしながら、まずは予算も限られていますけども、教育委員会でできる範囲で環境整備に努めてまいりたいなと思っています。 本市はご存知のように、過大規模校が多くて、毎日運動場で遊べないという状況も出てきていますので、この辺は非常に憂いを持っているところでございますけども、今後、議員の皆様とも意見を伺い、ご指導も受けながら、教育委員会内部としても協議をしながら、いかに子どもたちの心身ともに健全な成長になにができるかということを本当に真剣に考えながら取り組んでいきたいと思っています。 体育館や、それから大きなプールも、真冬でも泳げるようなプールがあると本当にいいかなと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 中村議員。 ◆11番(中村清隆) 教育長の心強いお言葉、本当にうれしく思います。 これで、私の一般質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(江上隆行) 以上で、中村清隆議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午後2時35分とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後2時13分            再開 午後2時35分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き、一般質問を行います。 本日最後は、5番、八尋浩二議員。八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) こんにちは。議席番号5番、福新会の八尋浩二でございます。 一般質問通告書に基づき、大きく1点目、産業廃棄物等の関連施設について。 山間部を主として産業廃棄物等の関連施設が拡大している現状を懸念し、本市の産業廃棄物等の関連施設に対する対応について伺います。 小さく1点目、市外不動産業者による転売等を規制することは可能か伺います。 小さく2点目、将来、産業廃棄物等の関連施設が乱立することがないように、開発行為を規制する条例の制定が可能か伺います。 小さく3点目、市内における産業廃棄物等の関連施設が行う焼却作業による黒煙や悪臭を排出する行為の対応について伺います。 大きく2点目、道路整備について。 車の交通量が多いにもかかわらず歩道が整備されていない市道が見受けられるが、歩道整備計画はどのようになっているのか伺います。 以上2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(江上隆行) それでは、1項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 八尋議員の質問にお答えいたします。1項目めでございます。 産業廃棄物等の関連施設について、①番ですが、土地基本法には土地の投機的な取引を禁止する条項がございますが、個別の取引においてその目的が投機的なものか否かを判断することは困難であることから、市外不動産業者による転売や民間の不動産売買を市が規制するなどの個人の財産を侵害する規制の制定は難しいと判断しております。 ②番です。旧福間地域が指定されております福岡広域都市計画区域では、計画的に市街化を促進する市街化区域と原則として市街化を抑制する市街化調整区域の区分があります。市街化区域においては土地利用のルールである用途地域を定めておりますので、産業廃棄物施設が建築できる地域は限られていますし、市街化調整区域では原則、建築物を建築できない区域ですので、産業廃棄物等の関連施設を建築する場合は福岡県の開発許可を得る必要がありますので、別途条例で建築の規制を行うことは考えておりません。 現在、既にあります産業廃棄物関連施設については、建築を伴わない産業廃棄物の施設であり、事業を開始される際は廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、福岡県の許認可を受け、事業を開始されております。 なお、建築物の建築、または特定工作物の建設の用に供する目的のない資材置場等に対しては、規制する法律が現在ございません。 議員ご提案の開発行為を規制する条例制定につきましては、現段階では難しいと考えております。 引き続き、山林等で起きる大規模な土砂の搬入、搬出については、環境創造条例や森林法や採石法、福岡県土砂埋立て等による災害の発生の防止に関する条例などで住民のかたの不安を感じさせないよう、今後も対応させていただきたいと考えます。 ③番です。焼却作業による黒煙や悪臭を排出する行為については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき厳しく規制されていますので、今後も宗像・遠賀保健福祉環境事務所や宗像警察署、宗像地区消防本部などの関係機関との協力を強化し、連携を密に取り組んでまいります。 ただし、議員ご指摘の黒煙や悪臭を排出する焼却炉についてですが、市内におきまして焼却炉の構造に関する法規制に適合している焼却炉を設置している事業所があることは承知しております。ですが、設置に関する県や市への許可や届出は不要となっております。法規制に適合している焼却炉での黒煙や異臭については、焼却能力やこの燃焼温度に問題があると考えられますので、宗像・遠賀保健福祉環境事務所とともに対象事業者への必要な指導を講じてまいります。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 産業廃棄物等の関連施設ができる入り口は、ほとんどの場合が、土地所有者も市外に住んでおられ、仲介不動産業者も市外の不動産業者が仲介し、土地購入者も市外に住んでおられるかたで転売が進んでいるのが現状でございます。 最近聞いた話によりますと、上西郷にある大森ため池付近の土地、約2万m2の土地を市外の業者が土地購入を済ませており、また奴山にある山の口池付近の土地、8万m2の土地も市外業者が土地を購入して、竹林を伐採し、造成をし、そのため、ため池に造成した土砂が流入しているということを聞きました。現段階ではさほど大きな問題ではないのですが、地域住民のため池を利用して農業を営んでおられるかたや周辺住民が今後この大きな問題に発展することをすごく懸念されております。このような事案に対し、本市はなにも不安や心配を考えていないのでしょうか。お伺いします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 議員おっしゃいますように、市役所としても非常に心配はしているところでございます。具体的には、勝浦のほうの8万m2につきましては、竹を伐採して一部造成しているということが確認できましたので、すぐ業者のほうに連絡を取って、どういう意図でされているのか等々を聞いております。その後、地元のほうにまず連絡を入れてくださいとか、そういうこともやっておりますし、その後、定期的にどんなふうに考えてあるのか、何かする場合は計画が必要になりますので、そういうふうな計画を出してくださいと、それから看板を立てるということで、今情報を収集しながら、今は状況を見守っている段階でございます。ただ、今のところは、あの造成以来なにも動きは入っていないということの確認は取れております。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 私も土地を売りたい個人と買いたい個人の条件が合えば、その売買に対して誰も関与も止めることもできないことは、私も理解しております。 続きまして、2番に関連しますので、進みます。 昨年の6月議会一般質問にて、残土条例制定の質問をいたしました。本市では、環境創造条例や森林法、石採法、伐採法、または県の土砂埋立て等による災害発生の防止に関する条例があるが、本市にとって残土条例等が必要かどうか研究するとのことでした。その後の経緯をお伺いします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 議員からご質問いただいておりました9月の議会でそういうお話をさせていただきました。その後、現担当課のうみがめ課のほうで他自治体の条例等を研究いたしまして、やはり現段階での条例制定は厳しいという判断をいたしております。この産業廃棄物に関しましては、事業開始・更新等は県の許可・届出になっておりますし、それから資材置場につきましては、何の許可制度もございません。市には、先ほど議員がおっしゃいました環境創造条例ございますが、これにつきましては、土地の形状の変更がなければ規制がかからないということでございます。他の自治体を調べてみましたが、やはり何らかの土地の形状変更が要件となってるところが多いものですから、資材置場を建てるとか、産廃の施設を建てるということでの条例での制限はできないものと判断いたしております。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 前回の一般質問にて質問した資材置場等を規制する条例をということで問題に取り上げまして、具体的にその後どういった研究調査を行われたのか、お伺いします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 議員が視察に行かれました三重県の紀北町ですか、それと千葉県の君津、それと資材置場の関係でネットを引いてみました。猪名川町というところがございますので、そういうところの資材置場の関係がありましたから、そのあたりも調べさせていただいたんですが、やはり土地の形状を変更するというのが必ず条件的に出てきましたものですから、やはり市ではこの環境創造条例のこの規格を変更するというのはちょっと厳しいんじゃないかと思っています。 それから、うちは3,000m2以上ということになって、それから高さが3m以上の変更ということになっておりますが、ほかの町は300m2からでもあるし、500m2、1,000m2、いろんな平米数がございます。ただ、そこの部分で規制をかけると、300m2で本当にいいものなのか、500m2でいいものかということもございますし、うちは条例的には罰則規則が100万円という罰則規則ございます。ほかの町を見ると、意外ともう罰則ないとか、意外と緩やかなところが多いんですが、うちはやはり産廃の経験がございますので、やはり100万円という大きな金額の罰則を持っております。そういうところも勘案しまして、面積を狭めることによってその罰則がどうなるかということもちょっと考えたところでございまして、今のところは環境創造条例の分での条例制定は厳しいということに判断いたしました。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 環境創造条例は、後でまた質問いたしますけど、この残土条例等の制定について研究されたかどうかということで、地場の建設協会とか土木協会とかには相談されたのでしょうか。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 正式にはお聞きしておりませんが、立ち話程度でどうですかねというお話はさせてはいただいております。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) では、本市独自の環境創造条例についてお伺いします。 ここで添付の資料を見ていただくと分かると思いますが、各近隣市町村独自の目的に基づいて規制を制定されております。本市の環境創造条例を見ると、先ほども言われたとおり、罰金は100万円以下の罰金と厳しい制定をされておられます。私がここで言いたいことは、本市の適用基準、3,000m2以上かつ堆積高3m以上の縛りが近隣市町村に比べ、甘い縛りではないかと考えます。その考えについてお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 議員調査してある資料を見ておりますが、やはりちょっと3,000m2というのはほかの、宗像市は500m2ですので、ほかのところも1,000m2、3,000m2ということで、若干うちは広くなっておるとは把握しております。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) その適用基準にだけに関して申し上げますと、やはり弱いような感じが、私が思うんですね。やっぱりじょうごで例えますと、周りが強かったり高かったりすると弱い、低い箇所に集まってくるのではないでしょうか。私がここで示す適用基準こそがこういった問題の入り口と考え、適用基準を強くすることで入り口を狭くする見直しが必要ではないかとお伺いします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 議員おっしゃいますとおり、それはそうと思いますが、ただもう一つ、それは見直すことは研究させていただこうかと思いますが、ただ今回の分については、盛土、切土とか形状の変更がなければ、環境創造条例とか宗像市の条例とかには当たらないんですね。普通の土地、そのあたりの雑種地とかを買われて、そこに資材置場をされるということについては、別になにの土地の形状変更がないもんですから、許可が要らないということになりますので、うちはここの埋立て、盛土、切土、土砂採取、面積が3,000m2というところがございますので、そのあたりはなかなかその土地の形状変更というのがないと難しいということでうちは判断をしております。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 分かりました。本市は厳しい環境創造条例というものがあります。確かに地場や一般市民に対しましても厳しい締めつけとなることは分かっておりますが、そういった条例が、前回言いました残土条例、資材置場等を規制する、確かに市民のかたにも締めつけになるかと思いますが、環境を維持するためにも理解を求めていただきたいなとは思います。 次に、違法建築物と思われる建築物が産業廃棄物等の関連施設で確認されていますが、それらの建築物は建築基準法に基づいて建てられた建築物なのかお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 実際に、違法建築物の件でございますが、この件については市のほうも把握しております。しかもこの分については、都市計画法並びに建築基準法に問題があると判断して、県の都市計画課、それから北九州県土整備事務所の建築指導課とともに既に立入調査を実施して、改善計画書を提出するように求めているような状況となっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) そこが市街化調整区域ということで、本来建ててはいけない地域なので、本当、そういった建築物が今始まったものではございません。何年も前に遡って建てられた建築物も見受けられます。なぜそのような違法建築物が許されてきたのかお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 申し訳ございません。市のほうでも気づいていなかった部分というのがございます。今回ご指摘いただいた分については、きちんと対応させていただいておりますので、今後しっかりと対応していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 過去の不注意から火種がどんどん大きくなってきたのではないかなと思います。1件の違法建築物を許すとなれば、将来も連鎖していくのではないかと思います。この世の中はルールの中で成り立っていますので、間違っていることは過去に遡ってでも正していかないと無法地帯化してしまうのではないかと思います。どうでしょうか。その辺をお尋ねします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 議員ご指摘のとおりでございます。しっかりと今回の分については対応させていただきたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 土地の転売等は、市としてもなにもできないということで、福津市の土地を市外のかたが購入した場合は、何かしら事業を展開されるという目的が考えられます。通告書にも載せていましたけど、山間部は人目につきにくいです。気がついたら人の手に渡り、いつの間にか建築物が建っていたということにならないように、やっぱり市外のかたが土地を買われたとかいうことがあれば、逐一その土地の監視を強化すべきと考えますが、その点をお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 基本的に土地の売買があって、市役所のほうがそれを把握できるかといえば、なかなかできにくいということがございます。ただ、パトロールをやっています。防災安全課のかたがパトロールをしていただいていますし、職員もいろんなところに山間地等々に出ていきますので、そのあたりは十分注意をしながら回っておりますので、何かあったら必ずみんなで情報を共有して、そして対策を今考えておりますので、先ほど勝浦のほうの開発につきましても、地域振興部、農業委員会、それから都市整備部、合わせてちょっと何人になるか分からないんですが、それの定期的な会議を持って今いろんなことをやっておりますので、どんなふうに防げるかというのは分かりませんが、まずは情報を共有して、みんなの知恵を出し合って何か対策を考えるということで今進んでおります。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 先ほども言いましたとおり、山間部にいつの間にか違法建築物が建っていたということにならないように、その点を目配りよろしくお願いします。 次の小さい3番に参ります。 この件で、私も地域住民と県の保健所と市との会議に参加いたしました。内容としましては、民家の近くにおいて産業廃棄物等の関連施設が焼却炉で資材等を分別するために焼却行為を行っているということです。地域住民は黒い煙と悪臭のため窓も開けられず、洗濯も外に干せない状態が毎日続いているということでした。 焼却炉は法定基準に適合しておりますが、使用方法が不適切であるため、県の対応としましては、使い方の指導を随時行うということでございました。根強い指導で改善されればいいのですが、何度も指導して改善されなければ、市はどのような対策を取られるのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) 議員おっしゃいますように、この件につきましては、8月6日に内殿区、警察、宗像地区の消防本部、それから保健所、それと市のほうでパトロールというか、中に入って検査をしております。議員おっしゃいますように、焼却炉につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法令がございます。その基準に今回の焼却炉は該当しているということで保健所からもお話は聞いております。先ほどの改善されなければどうするのかというところでございますが、根気よく指導を続けると、福津市だけではなくて、県と一緒に根気よく続けるというところでございます。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) その会議に私も参加しまして、出た意見として、監視カメラ等の設置はできないかということでございました。確かにカメラはプライバシーの侵害に当たるということですので、それ以外の方法で、何か監視する必要があると思いますが、答弁お願いします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) ちょっと監視カメラは難しいと思いますが、うみがめ課の関係でもパトロールは週に2回回っておりますし、それから市の職員もいろいろなところで回っておりますので、そのときには必ずその場所を通ってもらうとか、そのあたりの情報収集というんですか、把握はできるのではないかとは思います。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 私が最終的に行き着いたところは、焼却炉を使う、使わないは、もう関係ないんじゃないかということまで思いました。現に今、住民のかたは当たり前の生活ができなくなっております。そういった状況、脅かされている状況でありますし、ある意味公害と考えるべきであって、廃棄物処理法に当たるのではないかと思うようになりました。市の考えをお伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 花田地域振興部長。 ◎地域振興部長(花田千賀子) これにつきましては、県も一緒に立会いの下、この焼却炉については適正であるということで判断しておりますので、そういうことで判断が出ておりますので、今のところはその基準に沿って、市も県も指導していくということで今のところは考えています。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) これは本当、地域住民のかたもおられますし、早急に解決しなければならない問題ですので、県と保健所、警察と協議をして早く対策を取っていただきたいと思います。 次の質問に移ります。 ○議長(江上隆行) それでは、2項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 2項目めでございます。 道路整備についてです。現状の歩道整備事業につきましては、都市計画道路整備に伴う歩道設置が主となっており、地元要望などに基づいた一般市道における道路改良事業は、用地改修問題や財源等の確保の面でも困難を極めております。 また、財源を確保するために、社会資本総合交付金の活用について、継続的に県などとの協議や情報収集などを行っておりますが、交付金の配分についても非常に厳しいものがございます。 次に、歩道の整備計画についてでありますが、具体的な計画はございません。しかしながら、道路改良事業が困難である中、社会資本総合交付金における交通安全対策事業にて、現況の幅員の範囲内で、路側帯の確保などの安全対策を継続的に行っているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) この道路整備については、前回の9月議会でも取り上げました。車の渋滞というところで質問したところで、新たな道路拡幅の整備計画は現時点ではないが、信号機の調整等で渋滞緩和を考えていくとの答弁でございました。現況の道路の状態で信号機の調整等で渋滞緩和を図っていくということは、交通量そのものの変化にはつながらないと思い、今回、歩道整備の問題を取り上げました。例えば市道である白菊幼稚園前はグリーンベルトになっておりますが、信号機で私もよく止まることがあるんですが、グリーンベルトもそこに信号機で車が止まると、グリーンベルトも狭くて歩行できない状況であります。そういったところも歩道整備はできないのかお伺いします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 先ほど市長の第1答弁でもございましたように、歩道を新たにつくるということになりますと、用地買収というようなことで、道路を拡幅する場合において非常に困難を極めているような事業となります。よって、今、市のほうで対策をさせていただいているのは、現行の幅員において歩行者の安全を確保するための先ほどの路側帯、実際に色をつけて視認化させること、あるいは今後についてはポストコーン、よくオレンジ色のこう立っているような、こういったものなどで歩行者の動線を明確化することで車両への注意喚起を行って、歩行者を守っていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 分かりました。 次に、県道30号線も見坂トンネルが開通し、交通量が増え、今、本木地区では歩道整備が行われていますが、その県道の歩道整備の工事範囲はどの範囲かお伺いします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 工事範囲といいますか、現在、本木の公民館付近において、平成25年から事業延長820m、この分について歩道設置事業が県によって進められているような状況でございます。現在一部の歩道設置工事については完了しておりますが、引き続き今年度も用地交渉、買収、こういったようなところから話が進んでいくものというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 先ほど820mとおっしゃられると、どの辺りまでになるかをお伺いします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) ちょうど本木の公民館がございますけれども、それの辺りまではしっかりと来ているものと、本木のほたるの里辺りからの入り口、県道からほたるの里に入っていくような部分のエリアから本木の公民館辺りまでの820mについては、既に終わっているものというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 本木の公民館までということですが、本木の公民館下もまだ両側には歩道がないですよね。お伺いします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) すみません。説明のほうがちょっと悪かったようですが、本木の公民館の反対側の道路、対側といいますか、そちら側で、まだ公民館までは行っていないかもしれませんけれども、その近くまで今現在工事が進んでいるというふうに認識しているところでございます。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) その工事はいつまでに完了する予定でございましょうか。お伺いします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今現在、工事のほうはこの後も引き続き、今年度も含めて、事業の用地の買収を含めて進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 本木区は、家を出ると県道がすぐもう目の前にある状態でございます。敷地を一歩踏み出したら、猛スピードを出した車が何台も通っている状況なので、早急な整備をお願いいたします。 次に、畦町区の大道橋付近のコンビニエンスストア周辺は、今現在、片側車線にしか歩道整備は行われていませんが、コンビニエンスストア側は途切れている状態でございます、今は。そのため、歩いてコンビニエンスストアに買物に行く場合は、歩道が途切れた県道30号線を通らなくてはなりません。その箇所にも歩道の整備が必要と思われますが、市の考えをお尋ねします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 県道飯塚福間線のちょうど内殿セブンイレブン辺りのことかというふうに認識しております。こちらにつきましては、北九州県土整備事務所の宗像支所に要望をさせていただいております。県としても局部改良で事業を実施したいというお考えは持っているようですけれども、現在、いつからスタートされるか、こういったところまでは、申し訳ございません、まだ確定はしておりません。ただ、県としてはそういう方向で動いているというところまでは確認できております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 分かりました。 次に、大道橋交差点から200mぐらい本木のほうに進んだ箇所に、児童が通学路として渡っている横断歩道があります。朝、通学・通勤時は大変車も多く、直線ということで車もスピードを上げて通っております。見守り隊のかたも、児童を横断させることは大変不安と感じておられます。このことは自治会長さんも要望書等を出されていると思います。ぜひ、警察と協議していただき、信号機の設置を進めるべきと思いますが、回答をよろしくお願いします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) ご指摘のところは、飯塚福間線の畦町入り口の交差点からまた本木に入ったところの朝日が丘団地のところにある横断歩道のことかというふうに認識しております。現在は信号がついておらず、確かに言われるように、あそこの交通量などを見ますと、危険性はあるものというふうに考えております。信号機の設置につきましては、警察のほうが設置をするかどうかというのを判断していきますので、実際、市としても、県警への要望というのはしておるところでございます。ただ、それこそ畦町の信号機からの距離であったり、利用者の問題、あるいは道路の構造の問題、こういったものがあって、今のところ難しいというような回答を頂いているところでございますけれども、今後もこの要望に基づいて、県道ですので、土木事務所並びに県警に対しても、こちらからとしては協議を進めていきたいと、協議を継続していきたいというふうには考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) 設置となれば、多分、押しボタン式の信号機になろうかと思います。また、確かに信号機が一つ増えると渋滞を招くことになるかと思いますが、朝のいっときの時間でございます。児童が通る時間だけ、確かに頻繁に車を止めることになろうかと思いますが、児童の安全を守るためにも、ぜひ設置をよろしくお願いしますということで、次に行きます。 市内全域に言えることですが、これから先、運転免許証を返納され、歩行される高齢者は増えると思われます。中にはシニアカー等で移動されるかたも増えてくるかと思います。 私の農業地域での声です。最近では、家の前も車の交通量が増えてきたので、家の外に出ることもできないという高齢者の声を聞いたことがあります。 また、本市は人口が増え、市内を中心にベビーカーを押して散歩される姿をよくお見かけします。 本市は、歩道普及率及びバリアフリー化の水準は高いものがあります。しかし、まだまだ歩道幅員が狭かったり、歩道の真ん中に電柱があったり、段差がある箇所を見つけます。都市計画マスタープランにも、歩いて暮らせるまちづくり、生活道路の整備など、生活の利便性・安全性の向上が求められていると記載されています。歩道整備も民家等が立ち込んで用地買収はなかなか容易ではないことは、私も分かっております。 また、全ての道に歩道が整備されるとも思っていませんが、交通量の多い道、危険性が高い道から横断歩道を整備していかなければならないと考えています。 人口増加や高齢化対策の一環として、交通弱者を守るという観点から、横断歩道の推進をどのように考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 議員ご指摘のとおり、やはり交通弱者への対応というのは、実際にインフラを整備する私どもがしっかりとやっていく必要があるというふうに考えております。まさにおっしゃったように、どういったところが危険なのか、そしてそういったところの優先順位というところをしっかりと考えさせていただきながら、地元の自治会、あるいは先ほどの信号機というような話ですと、警察、こういったところとしっかりと話し合いを進めていく必要があるというふうに考えておりまして、それぞれの状況に応じた有効な安全施設というのがどういったものかというのを考えながら進めていかなければならないというふうに思っておるところでございます。ただ残念なことに、用地買収が絡んでくると非常に事業として困難であることはご理解いただきたいというふうに考えております。 それと、すみません、議長、よろしいでしょうか。 ○議長(江上隆行) はい。 ◎都市整備部長(長野健二) 先ほど本木の歩道の件について、少しお話しさせていただきましたが、ほたるの里の入り口のところから、旧小川酒店がございますが、そこまでの820mということでございます。すみません。ちょっと遅ればせながら回答させていただきます。 ○議長(江上隆行) 八尋議員。 ◆5番(八尋浩二) この先は時代背景に合った安全な道路整備をしていただきますよう願っております。 これで全ての質問を終わります。 ○議長(江上隆行) 以上で、八尋浩二議員の一般質問を終わります。 本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしましたので、本日はこれにて散会とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            散会 午後3時22分...