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09月02日-02号
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  1. 福津市議会 2020-09-02
    09月02日-02号


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    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年 9月定例会(第4回)1 議 事 日 程(2日目)   (令和2年第4回福津市議会9月定例会)令和2年9月2日午前9時30分開議於  議  場 日程第1 一般質問2 出席議員は次のとおりである(18名)  議 長  江 上 隆 行  副議長  米 山   信   1番  福 井 崇 郎   2番  森 上 晋 平   3番  秦     浩   4番  石 田 まなみ   5番  八 尋 浩 二   6番  田 中 純 子   7番  中 村 晶 代   8番  尾 島 武 弘   9番  下 山 昭 博   10番  髙 山 賢 二   11番  中 村 清 隆   12番  蒲 生   守   13番  横 山 良 雄   14番  戸 田 進 一   15番  榎 本   博   16番  椛 村 公 彦3 欠席議員は次のとおりである(なし)4 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職・氏名(16名)  市      長  原 﨑 智 仁         副  市   長  松 田 美 幸  教  育   長  柴 田 幸 尚         総 務  部 長  本 夛 研 介  理事兼まちづくり推進室長            八 尋 正 文         市 民  部 長  横 山 清 香  健康福祉 部 長  辻   優 子         健康福祉部 理事  神 山 由 美  地域振興 部 長  花 田 千賀子         都市整備 部 長  長 野 健 二  教 育  部 長  榊   俊 弥         総 務  課 長  赤 間 真 一  財政調整 課 長  花 田   積         まちづくり推進室参事(経営企画)                                      榊   美 佳  まちづくり推進室参事(共助共同)            石 井 啓 雅         会計 管 理 者  伊 藤 孝 裕5 職務のため議場に出席した者の職・氏名(2名)  事 務  局 長  重 冨   隆         議 事  課 長  平 田 健 三          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            開議 午前9時30分 ○議長(江上隆行) ただいまから、令和2年第4回福津市議会定例会を再開いたします。 直ちに会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第1一般質問 ○議長(江上隆行) 日程第1、一般質問を行います。 今回の質問者は15人であります。発言時間は、会議規則第57条の規定に基づき30分となっております。一般質問にあたりましては、まず登壇していただき、通告した質問要旨について、全てを述べてください。また、通告発言後は、質問席において質問を行ってください。 質問の回数に制限はありませんが、次の質問事項へ移る場合は、その旨、お知らせください。 発言制限時間の30分になりましたら、ブザーが鳴りますので、質問を終了してください。 次に、執行部の答弁につきましては、1問ずつ自席で行っていただきますようお願いをいたします。 それでは、順次発言を許します。 本日最初は、2番、森上晋平議員。森上議員。 ◆2番(森上晋平) 議席番号2番、清志会、森上晋平でございます。本日、通告書に従いまして、2問質問をさせていただきます。 大きく1問、過大規模校問題について。 質問要旨、過大規模校問題について、教育の質を保つためにも、早急に結論を出すべきであると考える。改めて、本市の過大規模校問題について、これまでの取り組みと今後の取り組みについて伺う。 ①市として、市民の理解を得るために、どのように発信をしてきたか伺う。 ②本問題について、詳細な経過について、時系列で説明を求める。 ③福間中学校区における過大規模校の対応について、本市が考える課題と解決に向けた方向性と解決案について伺う。 ④本問題について早期決定すべきであるにもかかわらず、いまだに決定がなされていない。市は本件に関する責任をどのように考えているか伺う。 大きく2、市長所信表明について。 平成29年6月定例会における市長の所信表明について伺う。 ①どのような所信表明をしたか伺う。また、所信表明した理由についても伺う。 ②所信の実現について、どのように取り組んできたか、現在の達成率について伺う。 ③達成していない所信については、達成できなかった理由と今後どのように達成するつもりか伺う。また、達成不可能であるのならば、その理由を伺う。 以上です。 ○議長(江上隆行) それでは、1項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) よろしくお願いいたします。それでは、森上議員の1項目めでございます。過大規模校問題につきまして、こちらの通告いただいております段階で、市長と教育長にとそれぞれということでありましたので、まずは、私のほうから答弁させていただきます。 まず、①番の市として、市民の理解を得るためにどのように発信してきたかということでございます。 過大規模校問題についての①番でございますが、私といたしましては、このように答えさせていただきます。 2019年の8月に、つまり昨年の8月です。教育部から竹尾緑地に新設中学校建設の提案がございます。小中一貫の提案もあったんですけども、8月19日の庁議、同年12月16日、庁議決定しておりますけども、財源も含めまして、それ以前に、市民に向けての説明や情報発信は行われていないと私は理解しております。 法律にございます地方教育行政の組織及び運営に関する法律、ご存じかと思いますが、こちらのほうで義務づけられております、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書というものが作成しなきゃなりませんが、これにつきまして、これまで平成29年度分以降、この大規模校のことも含まれますが、作成はされておらないと認識しておりますし、議会や市民のほうにも公開されていないんではないかと思っております。 そういうことも含めまして、市民に向けての説明会、情報発信は、8月19日以前、また12月19日の庁議決定までは行われていなかったのではないかと認識しております。 続きまして、②番の本問題について、詳細な経過について時系列で説明を求める。こちらも、私といたしましては、少し遡りますが、この学校の新設並びに児童数、生徒数が増えておりまして、それについて、これまで主に庁議の面から、時系列で詳細にということでございますので、ご説明といいますか、ご案内、ご紹介いたします。 平成27年の5月7日庁議、福間南小学校のピークが2019年(平成31年)の157人と庁議にあります、増築で対応するとあります。この157人がちょっと詳細に調べておりますが、分からないんですが、そのように庁議にあります。当時はちょっと私が市長でございません。 続きまして、飛びますが、平成30年、2018年2月15日の経営会議、福間中学校の配置計画の基本方針として、RC造4階建て、普通教室30を確保、2023年、つまり令和5年以降に不足が見込まれる普通教室はリース校舎で対応すると経営会議のほうで決められております。 続きまして、2018年(平成30年)9月10日庁議、福間中学校の整備方針の見直し。2019年から教室不足が発生、仮設校舎を設置し、2020年(令和2年)に着工先送り、工期を短縮。福間南小学校が1,700人規模になること、福間小学校も1,500人以上になると予測されている。3校つくるのが理想だが、義務教育学校1校でいくことや、新設ありきではなくいろいろな方向で考えると書かれております。 続きまして、平成31年1月7日庁議でございます。学校建設基本構想について、義務教育学校、5─4制が提案されております。また、新設校として消防学校跡地、竹尾緑地、そして、中央公民館の敷地の4パターン提案がございます。 続きまして、平成31年2月4日庁議、昨年の2月4日でございます。学校規模適正化検討のための計画策定会議の検討結果の報告が行われております。当初は庁議提案されましたが、報告に修正。検討会議の結果、候補地は竹尾緑地とされておりましたが、候補地が独り歩きする懸念から、庁議メンバーで削除を求められております。 この検討会議では、福間エリアのまとまった土地で、早く着手できる土地が竹尾緑地が該当するという意見もあるが、公園からの除外、用途地域・地区計画不適合、環境団体の配慮、竹尾池の水利権、まちづくり交付金の返還、これが公園でありますので、交付金を使っております。の返還などの懸念も、この平成31年2月4日の庁議で示されております。 続きまして、令和元年、2019年5月30日、教育部教育総務課とコンサルが契約いたします。3,100万円の教育施設等の委託業務でございます。 続きまして、令和元年、2019年6月7日、第1回コンサル協議。この協議録では、教育総務課から、竹尾緑地、中央公民館、それから、手光地区の田んぼ、消防学跡地が候補だが、竹尾緑地以外は用地購入費、時間的な問題があると消去法で竹尾緑地一本での検討をコンサルにしております。 続きまして、2019年(令和元年)6月28日のコンサルとの第2回協議。協議録では、教育総務課から新設校の開校リミットは令和6年4月と指示。人口推計は、昨年5月末にまちづくり推進室が情報提供しております。このコンサル協議の1カ月前の話です。 令和元年、2019年、次です。昨年8月19日、庁議。竹尾緑地を候補地として、中学校新設、また、小学校と中学校を新設の2案が提案されました。小中一貫5─4制も福間小・中でモデル導入検討中だが未定と。手光案、中央公民館案、消防学校案は検討資料はございませんでした。提案理由は、人口推計による福間中学校教室不足対策とされております。実施計画や中期財政見通しにない事業でおよそ60億円以上の概算事業費で、庁議メンバーでも反対意見も多く出ました。 令和元年、2019年9月27日の庁議、前回8月19日の庁議の続きでございます。 教育部は、給食施設は別で24教室、事業費を50億円に圧縮と説明。 財政部局のほうから、新設校ありきで議論しているが、新設校不可の場合の費用等の試算もしてもらわないと判断できない。また、竹尾緑地の合併特例債、まちづくり交付金での整理もできているのかという懸念に対して、「大丈夫と思う」という回答が教育部よりなされまして、行革プランのスクラップがないと財政的に新設は無理というようなことが、この庁議で協議されました。 続きまして、令和元年、2019年10月16日庁議、実施計画の中間報告。新設校、長寿命化、東福間団地再生、大規模公園改修事業、南小のプール改修は入っておりませんでした。 ちょっとここは説明を要しますけども、要は、新設校は、実施計画の中には入っておらなかったんですけども、教育部の見解は、校区再編は反発が大きくなるので難しいと、義務教育学校は竹尾緑地の造成面積が増えるので、これも難しいと。学校再配置と当初は言っていたが、学校の統廃合も難しいと。そういう協議がなされました。 続きまして、2019年、昨年の10月23日庁議。中学校だけでは弱いので、福間小と南小の過大規模校緩和について資料が提出されました。5─4制を導入すると、学校を新設しても令和11年から8年間、福間中の教室が不足ということです。 続きまして、昨年、2019年(令和元年)11月11日庁議。私は、竹尾緑地案で進めるように、この指示は出しております。ただし、提案の資料のままでは、議会と市民の理解は得られないので、精度を高めていく必要があるということを述べました。私からのこの庁議での意見は、竹尾緑地内に活断層があること、その対策の整理、都市公園決定から僅か5年で竹尾緑地の用途を変更することへの懸念、学校建設の無計画さへの市民、議会への説明。次に、環境に配慮するなら基本設計で環境団体にワークショップに参加してもらうこと。また、区画整理事業小学校過密化が検討されていないことは重大な失策であったということを述べまして、学校を新設しないという方針を進めてきたことも重大な失策であったと、庁議の中で述べさせていただきました。 また、基本構想に3,100万円かけている。なので、11月の段階で、当初より竹尾案のみの提案が8月からなされましたが、3案程度を示し、市民にも議会にも理解を求めていく必要がある。また、庁議の中でも、これを検討する必要があるということを述べました。また、既存施設を有効活用し、増築でしのぐ策も示していただきたいということを述べております、私が。 そして、12月16日、昨年の庁議です。庁議決定いたしております。 同時に、中期財政見通しを、つまり学校がおよそ55億から60億、この財源の手当てのために、併せてスクラップ、歳出カット並びに歳入確保の中期財政見通しというのを立てて、どの場所に学校が建った場合でも、私も学校が必要と。議会の中でも、1,800人の学校などあり得ないということを、9月議会、12月議会でも述べておりましたので、学校を新設する場合には、それでも1校しかできない中で、なんとか55億から60億の学校建設のための財源を、全て単費ではないですけども、これを生み出すために、この中期財政見通しも併せて、学校をつくれる、そういう財政的な手当てをしたという、私自身の中では庁議の認識でもございますが、改めまして、竹尾案につきましては、場所として、今年の3月に、12月の段階で、新設後予算を上げられるような確実性が担保されるように頑張っていただきたいと申し上げました。庁議決定後は、竹尾緑地案に反対する人もきっと多いので、具体的なイメージで了解を得ないと、3月議会での上程はこの庁議では決断できないと。 また5─4制のことも併せて説明しなければならないと。年明け今年の1月29日の全員協議会で説明することとしているが、実際1月20日に行われたんですけども、全員協議会は、当初予算の締め切り後のことなので、年内もしくは年明け早々にも、そういう市民の意見や地域や関係団体とのこの感触が欲しいということを述べました。竹尾緑地は問題が多いので、そもそも議会に提出した場合、可決されるとは限らないと。当初予算に上げられるかどうかは気になっているということも述べております。 年明け3月、つまりこのときは12月の庁議ですが、その3カ月後の3月末の教育委員会で正式決定することを、つまり小中一貫の懇話会というものが行われておりました。ここで、途中より、追加答申されまして、5─4制のことも議題に1月上げられるんですが、こういう懇話会を経ての教育委員会での議決が3月末の決定ということなので、そもそも当初予算に上げられるのかと、決定していないのに予算を上げるというのはなかなか理屈に合わないんではないかということも述べております。 中学校を建てても小学校の過大規模校がそもそも喫緊の私の目から見たら過密化が現に進んでおります、深刻化しています。小学校の過大規模校は解決しないので、また、宮司の地区の子どもがどうするか、今年も137名が福間小学校に行っておりますけども、などの疑問点もあると。令和5年度末までに建てなければならないことは、内容に納得がいけば議会でも可決されるだろうと。それよりもこの当該地、竹尾緑地になぜ建てるのかを納得させられないと否決もしくは注文がつくと。ほかの土地でもいいのではないか、代替地はないのかとなると間に合わないという理由だけではなかなか通らないと。一旦、これが竹尾緑地が議会へも出して、またそこで止まりますと、その次も時間がかかるので、その辺のことをよく考えてもらいたいという、様々なる意見を付しての庁議、12月16日の庁議でございました。 そして、年が明けまして、今年の1月29日の庁議、全員協議会の翌日の庁議、竹尾緑地案は、今の段階では厳しいと思うと。手光地区もさらに地権者の調査などをすることを、この1月29日の庁議で既に発しております。 そして、2月3日の庁議、竹尾緑地案を凍結という言葉も使われておりますが、私としましては、竹尾緑地案の安全性や事業費の精査ということで、さらなる調査、並びに手光地区での検討をすることということで、竹尾緑地案は、私自身の胸のうちでは保留並びに再検討、手光案も検討ということを庁議で述べております。 続きまして、今年の3月17日の、私が、昨年11月ごろから3,100万委託しております委託業者のコンサルとの面会を希望しておりましたけども、ようやく今年の3月17日に会うことができまして、市長、教育長並びに教育部職員まちづくり推進室職員と、私と一緒にコンサルと協議いたしまして、令和6年の開校に、やはり安全、安心が大事なので、ここには絶対にこだわらないことなども、私のほうから意見申し上げまして、この中期財政見通しの中で、学校建設のためにスクラップの対象にもなっておりました中央公民館わかたけ広場を用いた学校建設の検討もコンサルさんに正式にお願いしております。 並びに、このコンサルの委託料の中で土壌調査等ができるかどうかのお伺いもいたしたとこであります、この日は。 そして、2020年、今年の4月1日、第2回目の私のコンサルとの協議で、ここでも、私と教育長、教育部職員まちづくり推進室職員とコンサルで協議。正式に、この中央公民館敷地での検討を、ここに小学校を配置した場合、小中学校を配置した場合、中学校のみを配置した場合を依頼しております。 そして、今年の4月27日、コンサルと協議、市長、副市長、教育長、教育部職員まちづくり推進室職員で協議。コンサルではないです、4月27日。竹尾案のほか、複数の候補地の中から、竹尾案と中央公民館敷地案におおむね絞られた資料の提示が、コンサルを通して教育総務課から提示されます。また、私のほうからは、新設校建設に寄せてという書面を交付し、ここで、中央公民館わかたけ広場を用いました、小中学校も述べておりますが、ここに小学校設置の文面を、この協議の中で、教育長をはじめ教育部の職員に渡しております、文書ですけども、校区は宮司、最初は当該区全部、そして、福間、福間南、神興の一部ということでお渡ししております。これは、教育部との協議でございます。 並びに、次に5月13日も、教育長をはじめ、副市長も出席で、教育部職員と協議いたしました。中央公民館の敷地案について協議、正式に私のほうから、この場所を使う場合、コンサルとの協議、調査の中で、42億円から46億円という案が一番いいのではないかと思いましたので、この小学校を設置した場合、敷地だけを使って小学校新設、財源面もありますので、ここを一番押したいということでの提案を協議の中でいたしまして、校区を、宮司地区につきましては、宮司1区から3区に変更ということで、その他、大和町1区、2区、光陽台4、5、6が出たり入ったりですけど、あと光陽台1、2、3、南、四角区を、そして、地元の手光区で新設小学校の校区が考えられないかということを協議しております。もうそろそろ終わります。 協議はまだまだ続いておる認識であったんですけども、この5月13日の協議をもちまして、なかなか協議が整いませんでして、6月の議会もありましたので、庁議等での再提案を教育部のほうからもしたいと。私のほうも、手光案の小学校をこの協議の中で押しておりましたので、この手光の小学校案につきましては、まちづくり推進室、市長のほうから庁議のほうには提案してくださいというような協議になりました、この日は。 そうでありましたけども、5月18日に庁議があったわけです。5月13日協議の5日後の庁議でございます。ここでは、もう教育部のほうが、私がお願いしております中央公民館わかたけ広場の小学校案を検討していただいた校区であったり、児童数であったり、その他メリット、デメリット、ほとんどデメリットでしたけども、を付して、説明を庁議でしました。私のほうで説明をするのは当初は望んでおりましたけども、この庁議では、従来どおり、教育総務課より、わかたけ広場での小学校案も概要説明があった中、やはり教育部としては、教育委員会としては竹尾案で行かせていただきたいという再提案がこの庁議でなされたわけです。ここで、コロナ禍で、この人口の入込も急激に減っておりましたし、経済も見通せない状況でありましたので、また、給食センターの財源確保の問題もありました。そういったところで、この5月18日、教育総務課、教育部のほうより提案ございましたけども、この5月18日は教育長は欠席の庁議でありましたけども、保留ということです。6月議会に向けての竹尾案での予算化は、基本設計、実施設計は見送らせていただくと。その代わり、市民の声をもう少し集めた、そういう調査も必要ではないかということを言わなかったかもしれませんが、そういうことを考えております。 6月は、必ずなにか学校建設に向けての一部予算化をやはり必要、しっかり進めているという思いの中でなにかしなきゃいけないと思っていましたが、竹尾緑地での基本設計、実施設計は見送ったということです。 そして、その庁議の3日後の5月21日に、教育委員会の定例会が開かれております。こちら私、当然出席しておりませんけども、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第28条第2項に基づく教育財産の取得の申し出をすることを、この定例教育委員会、教育長をはじめ、合計5名の教育委員さんの出席の下、この申出書、昨日の総務文教委員会の報告はまたありましたけども、教育委員会では、これを申し出することを了承されているようです。 そして、ここで、その5日後の5月26日に、これ私自身の報告なので、この教育委員会があって5日後ですけども、5月21日付で教育長より、市役所の中で直接に私のほうにこの申出書が手渡されました。まちづくり推進室で文書収受前に手渡されましたが、そのほぼ同時期というか、多分その前だと思われますが、同時に市長室に戻りますと、議長からこのもらったばっかりの申出書の資料請求が総務課に届いていたということもありまして、ちょっとなんのことかよく分からなかったことを思い出されます。以上です。 そして、③番にまいります。福間中学校区のみならず、津屋崎小学校でも過大規模校化は進んでおり、福間中学校区だけが解決すればよいと考えておりません。その一方で勝浦小学校や神興小学校、上西郷小学校の児童の減少は顕著で、二極化が進んでおります。その抜本的な解消は非常に難しいとは思いますが、学校再配置は、現在策定作業中の学校施設等整備計画の目的でもあり、より効率的で効果的な再配置が必要と考えております。 続きまして、④番、最後です。本来は、区画整理事業が行われる前から、この学校整備を検討し、せめて用地の確保をしておくべきではなかったかと思っております。当時は市長ではなかったですけども、平成30年度まで、私が市長に就任した2年目、平成30年度まで、市議会などでも急激な児童増加に対しての教育環境整備を既に問われておりましたけども、増築で対応するという誤った判断を続けてしまったことが大きなミスであったと思っております。 平成29年3月の市長就任当時から、大規模開発による人口増加や児童・生徒の増加は十分に予測できていたはずにもかかわらず、教育委員会に対し、新設校の整備検討を進めるよう、私自身が意見しなかった責任も非常に重いと考えております。だからといって、市民の意見、地域の意見、関係者の意見等々広く、要は市民の意見を聞くこともなく、安全性やこれまでの経緯を無視して、竹尾緑地に中学校を新設することが適切とは判断できませんでしたし、現在もそのように思っております。それにより、全体的に対応が遅れていることは、心から申し訳なく思っておりますが、昨日の広報でもいたしましたように、市民意向調査も始まりまして、これも10月いっぱいをもってしっかり協議、市民のかたにしていただきたいし、おかげさまで、2,000通、無作為抽出で発送いたしましたが、もう応募はすごく伸びております。大変関心の高い案件であります。もちまして、気持ちは変わりませんけども、一刻も早く、この過密化が進みます子どもたち、保護者、特に保護者の負担を一日も早く解消するべくしっかりまいらせていただく所存でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) それでは、教育委員会からは、森上議員の質問に答えさせていただきます。 まず、①番でございます。令和元年12月16日に庁議決定を経まして、12月末に議会会派代表者会において説明をさせていただきました。令和2年1月20日の全員協議会に説明した前後に福間中学校区の小中学校PTA本部役員会や郷づくり推進協議会などに全員協議会と同じ説明を行ってきました。2月3日の庁議におきまして、計画案は凍結するとの業務命令が出されましたので、その後は積極的な発信をすることができませんでした。5月18日に庁議に再提案をいたしました。保留との決定に変わりはありませんでしたが、市民のかたがた、とりわけPTAなどの学校現場から、計画案の経過及び説明をしてほしいとの切実な要請がありました。6月以降、PTAや学校運営協議会を中心に説明を行ってきました。個別にPTAや郷づくりの部会などからの要請にも応じ、説明をしてきたところでございます。同時に、校長からの要請で教職員への説明をしてまいりました。PTA役員から、広く保護者に知ってもらいたいとの要望を受け、教育委員会ホームページに、教育委員会の考え方を含めて情報発信をしておるところでございます。 ②でございます。福津市の過大規模校化についての経過を述べさせていただきます。 平成30年8月31日、福津市立学校通学区域審議会に諮問をしております。 平成30年9月10日、学校規模の適正化検討のための計画策定会議を庁議提案をしております。 平成30年12月20日、学校の新設が最適であるとの通学区域審議会より答申を受けております。 平成31年2月4日、学校規模の適正化検討のための計画策定会議を庁議報告をしております。 平成31年3月22日、教育委員会定例会、平成31年度教育部予算について説明をしております。これには、学校施設等の整備計画を含んでおります。 令和元年8月19日、庁議で竹尾緑地での学校建設を提案させていただきました。 同じく令和元年12月3日、福津市教育懇話会、小中連携強化と学校教育環境整備の諮問をしております。 令和元年12月16日、庁議において、竹尾緑地小中一貫5─4制の中学校の建設で庁議決定をいただいております。 本年に入りまして、令和2年1月28日、教育委員会定例会、新設校の予算計上について説明をしております。 令和2年2月3日、庁議におきまして、竹尾案の凍結、手光案の再検討についての業務命令が出されました。 令和2年3月16日、福津市教育懇話会、小中連携強化と教育環境整備についての答申を受けております。 令和2年3月24日、教育委員会定例会、令和2年度教育部予算についての説明、教育懇話会答申について協議をしております。 令和2年4月22日、教育委員会定例会、教育懇話会答申について、再度協議をしております。 令和2年5月18日、庁議におきまして、竹尾案再提案と手光案の比較をし、竹尾案が保留となっております。 令和2年5月21日、教育委員会定例会、教育懇話会答申についての再度協議、教育財産取得に係る申し出について協議をしております。 令和2年5月21日、教育財産取得に係る申し出を市長にしております。 令和2年6月5日、教育財産取得に係る申し出の回答を市長から受けております。 以上が時系列の経過でございます。 ③についてでございます。 福間中学校区の児童・生徒増への対応については、福間南小学校、福間小学校は増築の方針により進めてきました。福間中学校は構造上、長寿命化改良工事が難しいことから、国庫補助の採択を受けて改築工事を行っています。新設校建設には基本設計、実施設計、工事など最短でも4年を要するものと考えております。既に両小学校においては、増築の方針による対応を図っています。これらを考えた場合、優先順位として中学校新設が必要との考えです。当然のことながら、中学校の運動場に増築をすることでの対応も想定されますが、中学校は教育環境として、受験や部活動等もあり、子どもたちのこれからの未来のためにも、大事な進路が伴うことから、過大規模校化の解消に向けた対応が求められると考えております。 児童・生徒の学びや育ちを支えるためには、第2期教育総合計画に掲げる小中9年間の学びや育ちを支える仕組みの構築、また、発展期を迎えるコミュニティ・スクールの仕組みの確保、この2点についてはこだわりを持ってぜひとも進めてまいりたいと考えているところでございます。教育の効果は短期間で現れるものではなく、100年先を見据えることの重要性は認識しておりますが、この10年をしっかりと見据えておく必要があるものと考えているところでございます。市長とはこれからも協議を進めてまいりたいと考えております。 ④でございます。 学校建設には、設計に2年、工事に2年と計4年の期間が必要であると考えています。いまだに方針決定がなされておらず、予算を計上できない現状としては、令和7年度以降の開校を目指すことになっています。これからも過大規模校化が進んでいくことが確実であり、このような状況の中で教育委員会としては責任を痛感しており、現状の緩和も考えていきながら、これからの子どもたちの学校教育環境のためにも一刻も早い方針決定を求めていかなくてはならないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) ①について、庁議決定をしたものを、市長が凍結をして手光案を検討しろと業務命令を出したことから、教育委員会としては、市民向けに説明にも行けなくなり、ホームページなどで情報発信もできなくなったということがよく分かりました。 昨日、市長は冒頭のあいさつで、19名の政治家が一緒になって戦ってほしいと呼びかけられました。市長にとって、教育委員会や職員というのは戦う相手だということでしょうか。役所という組織をリードできない自分の力不足を棚に上げて、教育委員会批判並びに公務員批判、すなわち職員非難しかしない演説は私の心には全く響きませんでした。あなたは、政治家であると同時に、組織の長です。そして、福津市における最高責任者であり、最高権力者であります。昨日の演説で分かったのは、職員を信じない、信頼関係を築くことができない、リーダーとしての致命的な資質の欠如であります。そして、自分だけが正義で、問題になった理由を全て相手のせいにするという独善的な思考パターンを自らさらけ出しました。政治家としての立場を殊さら誇張し、公務員をたたけばこの問題が解決されると思ったら大間違いであります。教育委員会は、民意を読まないと言いましたが、学校のPTAが実施したアンケート結果を全く無視しているのは一体誰でしょうか。保護者は民意ではないんでしょうか。総合教育会議で、このテーマは議会にそぐわないと、議会軽視、議会無視の発言を何度も繰り返しておきながら、今度は、私たち議員に一緒に戦ってほしいなどというのは、なにを血迷っているんでしょうか。 昨日の演説の中で、議員の皆様にとりわけ考えていただきたいのは、教育委員会の要請に応える形で今議会で提案しております、竹尾緑地の土壌調査費約2,000万円予算を上げさせていただきましたと。これ教育委員会に質問します。教育委員会に要請これ本当にあったんでしょうか。質問します。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 昨日のあいさつのときに教育委員会のほうから要望があってという発言に対するお答えでよろしいでしょうか。教育委員会のほうから市長に対しまして要望ということは、教育長を含め一切していないというような状況でございます。また、当然、補正にかける際には、財政調整課のほうに補正予算の要求ということをする必要があるんですけども、教育委員会のほうから、そういった補正予算の要求をしたというところはございません。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 今の答弁、市長、聞かれましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 教育委員会の要請ということは、少し誤解を招く発言でありました。昨日の総務文教委員会の中で、要は言いたかったのは申出書でございます、5月21日の。この申出書の内容が、竹尾緑地案に早急に予算をつけることということです。つまりそういう要請。その中で、既に協議の中でも行っておりましたし、その庁議の中でも、この安全面等のその事業費の精査とか、全事業費だったり、いろんな担保ができないのでということが協議や庁議の中で行っておりまして、にもかかわらず、突如として申出書が来ましたので、それをもって、正式な教育委員会からの要請と。これを予算化してくださいということでしたら、市長部局として、この回答書の中に書きましたように、安全面をしっかり見るべく、その辺の事業、予算の精査、併せて給食センターの増築、そういうことが回答書に書きましたので、その申出書ということが要請でございます。私自身の中で、そういう要請が来たからには、さらに丁寧に事業精査のほうを市長部局でできることをしなければならないということでございます。 今はその回答だけでよろしいんでしょうか。いろいろ私も今言われましたので、回答したいことはすごくたくさんありますけども、今のご質問はそれだけなので、それに控えさせていただきます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 予算を上げさせてはいただきましたが、これには、私自身忸怩たる思いもございますと。これどういう意味ですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。
    ◎市長(原﨑智仁) これは、端的に申しますと、教育部といたしましてはということで、基本設計、実施設計をしてみないと、詳細な事業費は分からないということを、これまでの議会でも述べられています。行政とはそういうものかもしれません。ですけども、本市におきましては、この新設校を、また小学校と中学校という違いもありますけども、どこの場所に設置するかということが大きな議論なんです。事業費としては約55億円ぐらいが担保できる予算は中期財政見通しの中でされているんです、庁議決定もされまして。ですけども、どこの場所に設置することが、庁議決定した後のこの地域の説明会やPTAのほうからも、また、本当の意味での市民の声が庁議に提出する前はなされていなかったし、通学区域審議会は、それぞれのPTA、つまり保護者の代表であり、現場教員の代表である校長先生は入っておりましたけども、私は、これはもう直感としてでございますが、本当に竹尾緑地案以外のものを庁議の中でも詳細にコンサルを通して協議する必要もあるし、そもそもがこの地方教育行政の組織及び運営に関する法律にそぐいましても、市長といたしましても、やはりこの竹尾一本で行った場合の基本設計、実施設計が上げられないということであるんです。 しかも、今の質問に答えになりますけども、総合教育会議の中で決めなきゃいけない、今段階になっておりますし、それを、昨年でもやっていればよかった。議会にそぐわないというのは、総合教育会議の中で、いつまでたっても、教育委員会と市長部局の分権構造の中で協議が整わないと、議会には予算化できないので、そういう意味で議会にそぐわないといった議会軽視でもなんでもございません。 それから、そもそも庁議決定のことを申されますけども、昨日の総務文教委員会の調査報告の中で、この庁議決定には問題があるとされたじゃないですか。それについて逆に質問したい立場ですが、反問権がございませんので。そして、そもそも申出書に基づいたんで、それを要請として、要請がありましたので、この土壌調査費があるということを回答しましたが、この申出書自身が協議を打ち切ったという昨日の総務文教委員会の意見です。そもそも申出書ということで出されたこれが、本当に協議を、私も申出書突然来ましたのでびっくりした記憶は、今でも忘れませんし、そして、今の質問、土壌調査費に忸怩たる思いというのは、ここまで教育委員会が、竹尾緑地案に予算化をしてということでありましたならば、前回の6月の議会の中でも、教育委員会は、5m掘りますと固い岩盤層が出ると、一般質問の中である議員が質問されて、そんなことはないと。ここが本当に交錯しております。そして、私自身も調べたその調査の中で、この竹尾緑地案の中を詳細に調べたあれはないんです。この周辺の宅地を造成したり、道を造成する際に、竹尾緑地の端っこのほうに、大きな構造物を建設することは前提としない、道路設置のためのような土壌調査が端っこのほうで4カ所、5カ所行われたのみで、とてもとてもこの竹尾緑地の中が…… ○議長(江上隆行) 市長、ちょっと発言を止めてください。この答弁の冒頭で端的に申しますとおっしゃいましたんで、端的にご答弁をお願い申し上げます。 ◎市長(原﨑智仁) 忸怩たる思いというのは、ここに土壌調査費を計上、これは、教育委員会の私はその要請に応える形でと、市長部局でとなっておりますけども、ここに本当に学校建設が必要ということならばやらなきゃいけないけども、この調査は、どうしてもそういう見解があってないので、しかし、学校建設が本当に必要でない、ほかに代替地のほうで、より安全で、予算も安く、また設置した場合、10年後、20年後も児童・生徒数が減らない場所、そういうところがあるならば、この土壌調査は今すぐ必要ではないという、そういう忸怩たる思い、そういう思いが忸怩たる思いということで、ここは、議会の皆様にこの土壌調査費が必要かどうかということを考えていただきたい。私も苦しい胸の中で、この調査費は上げさせていただいておりますという、そういう気持ちでございます、忸怩たる思いというのは。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 議案として出している以上は、当然、可決を前提に出されているという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) そうでございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 先ほどの市長の答弁について、教育部から見解があれば求めます。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 見解ということでございますか。今回の部分については、5月の申出書というところですけど、こういったことを想定している部分ではございませんし、実際に6月議会の中で、市長部局のほうで調査を行うという答弁もあっておりましたので、教育委員会のほうとしては要請したという認識ではないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 次のほうに行ってよろしいでしょうか。次の答弁。 ○議長(江上隆行) 次のどの部分ですか。 ◆2番(森上晋平) ②の再質疑に行って。 ○議長(江上隆行) どうぞ。それは同じ大きな枠ですから、断らなくて続けてやってください。 ◆2番(森上晋平) これまでの経過の捉え方について、私の理解と市長の答弁に食い違う点が多々あるのでお尋ねをします。 市長は、自分が最初から反対だったと、自分だけが懸念を言っていたけど、誰も聞いてくれなかったと言っています。しかし、ここで大きな疑問が沸いてきます。教育委員会は、市長に相談もせずに竹尾で進めていたのでしょうか。市長、教育長が、竹尾緑地に学校建設をしたいと考えていることをいつお知りになりましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 宴席の場でお聞きしたのは、平成30年の12月ぐらいでした、教育長から。そして、平成31年、令和元年に5月からなってまいりますが、ここの3月から4月にかけて、要は平成30年は10月から12月にかけて、通学区域審議会が教育長の諮問で行われていたんです。ここで、要は、本当に過密化、過大化が進みます小学校、またはそれが十分予想される中学校を解決していくために、12月に出された答申は、教育長に、その新設学校の建設は必要であると。しかし、長期的な時間がかかると。なので、当面の対応も必要であると。過密化解消、過大規模校解消。 そういった中で教育長より、竹尾緑地というところに、そこでは、小学校、中学校や小中学校聞きませんでしたが、ここの場所もあるということで、その教育長の夢やビジョンを、あの広大な敷地を利用して、校舎がもう全国にないような、本当に福津ならではの学校を、校舎の建て方とかいろいろ、本当に夢のあるお話をお聞きした記憶がございます。 それから、4月になりまして、新しい教育総務部、教育総務課も教育部も管理職が代わりまして、ここでも、もう既に3月の議会で3,100万円の委託料が可決されておりまして、その複数候補地をしっかり検討していただくことが大前提、仕様書の中にも候補地の選定とありますから、そういうやはり専門的な見地から、とても行政マンや一般市民が気づかない、驚きや気づきのある、そういう校区の配置や学校の配置があるものだということでの、新設校だけの3,100万円じゃないけど、そういう検討がなされるものも期待する中、新しい就任した理事、課長と、この竹尾案も十分検討の場所として検討していただきたいけども、私自身は、このコンサルの調査結果をどのようなものが庁議の場にあがるのかということは期待していたことがあります。 ただ、私だけが反対していたということもおっしゃいましたが、8月19日の最初の庁議に出たときに、竹尾緑地の場所だけでもうなされたことに、そもそも学校が建設するのに、なんとなく、かなりな違和感といいますか、そういうものをもともと思い描いていた庁議の場ではなかったので、そういったことは内心思いましたけども、その中でも、教育行政ですので、教育長をはじめ、教育部のあれも尊重しながら、私自身の懸念をその後、庁議の中で重ねていったということになります。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 結局、その竹尾緑地に学校建設する話はいつから知っていましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 学校建設する話ではなくて、学校建設のための候補地として一つの、それは、平成30年12月はやめましょう。平成30年の、年が明けて2月、3月。つまりその平成30年の2月、1月にも庁議が行われて、その際は、竹尾緑地も含めて、消防学校跡地と手光の地も検討委員会を経ましたということで、庁議のほうで報告という形でその複数の候補地も出ておりましたので。31年の2月、3月。 だから、もうそういうことで、それから、竹尾緑地であっても、様々な校区の配置であったり、小学校、中学校もありますし、コンサルさんにも委託しているわけですから、どういう案が出てくるかということは、竹尾緑地だけに限らず、ほかの候補地も含めて見てみたいというのがあったということでございますけども。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 教育長にお尋ねします。市長には、竹尾緑地に学校建設をする話はいつからされましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 私の記憶では、市長も今申しましたけども、平成30年のころから、新設校については、市長とは個別に会ったときに話をしたりとかしておりました。これは市長も記憶にあると思いますけど、4回か5回はそういう話を、非公式ではありますけども、市長との中で、竹尾にこんな学校があったらいいですよねというような感じでしているのは。 私もいろいろ手帳に記録をとるんですけども、ちょっと今日この場に手帳がないんですけども、手帳に記録に残っているのは、たしか平成30年8月の下旬だったと思います。私の記憶の中では、このとき、部落解放同盟の総会がありまして、その後、少年の翼か、少年の船が寄港するということで、その間、総会の冒頭に出て、その寄港を出迎える会の時間があったので、市長とその間、お茶を飲みながら話したのが8月だったと思います。 それから、11月にも、まちづくり基本構想の策定というか、準備会が終わった後に、先ほど市長が宴席というふうなお話しましたけども、反省会の席でそういう話をしたのを覚えております。 正式に庁議にテーブルに乗せたのは、31年の1月7日の庁議で、こういったところが候補として、今後、学校新設に向けてのコンサルの予算が必要だという話を、先ほど経過報告の中にも、1月7日の件で触れましたけども、そのときが、実際、きちんとこう述べた時期かなというふうに思っております。これは平成31年です。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 市長、2019年の6月に、教育委員会がコンサルとの協議で、竹尾緑地一本の検討を指示したということを言われましたけれども、それは、市長も合意されていたからではないですか。それを、教育委員会だけに責任を負わせるつもりでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 竹尾緑地案を検討ということは合意していたということでよろしいかと思います。ただ、やはり巨額なコンサルの委託ですので、そもそも発注者はやっぱり市長でございますし、教育行政であっても、今考えると、事前にお会いしたかったというのもあります。教育長自身も、3月まで会ったことがないということでありました。 それちょっとそれますが、竹尾緑地だけで、何度も言うように、コンサルさん、仕様の中でも複数の候補地を検討してもらうためのコンサル委託料だと思っていたので、竹尾緑地だけを調べてくださいなんて、もう仮に私が6月にコンサルさんと協議していたとしたら、そんな指示は絶対にしません。そして、コンサルさんとの教育総務課との初対面の第1回の協議のときに、4候補あるんだけども、もう竹尾緑地のみを調べてくださいということの協議録が分かったのが、私自身も3月でございます。協議録も見たかった。見れなかった。しかし、庁議というのは、8月以降、10月、11月と来ますので、10月ぐらいから手光案とか、ほかのところは検討していないかということは庁議の中で私が述べまして、調べておりますということで、手光の地区のゾーニングというか、設計図も出てくるんですけども、その当初の、つまりその第1回、第2回の協議の段階で、竹尾緑地だけは調べてくださいというふうに言っていたことを、本当にもう確実な情報として知ったのは、年明けの3月のことでございます。これは、正直驚きであったということです。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 先ほど一つ言ようとしておりましたけども、昨年の4月5日です。これは明確に覚えております。当時の教育総務課の理事から、コンサルにかける前に、市長に竹尾で行きたいという了解を得ましたという報告は受けております。ですから、まずはコンサルに竹尾のことで調査を依頼したということです。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) ということは、竹尾で行きたいということを伝えて、了解をとっているんだから、これ教育委員会だけの責任じゃないと思うんですが。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 教育委員会だけの責任とは申し上げません。ですけども、ここ繰り返しで、今、教育長のほうの答弁もありましたが、ここはもう絶対に譲れませんし、私自身のことなので、竹尾緑地のみでこの巨額なコンサルの委託で、どんなに時間がないといっても、そもそもコンサルに委託するこの委託料を全てが新設校じゃない、長寿命化も含まれますけども、この予算査定に入ったのは、平成31年の1月なんです。その新設校は、本当に急がなきゃいけないという中でも、本当にコンサルに委託しなくても、例えば候補地の選定並びに庁内にもたくさん管理職だけでなく、いろんなワーキングで学校新設を市民の声も取り入れるような手法でできることも可能だと思っておりましたけども、やはりコンサルの専門的な見地の発想であったり、並びに専門的な知識、技術、そして、議会にいざ提案する場合の根拠といいますか、そういう確実性なところからも、この委託料は必要だということで了解し、議会に上程したわけですけども、この中で、本当に私は当時、4月も5月も6月も、ある意味、本当にわくわくする形で、どんな候補地の中でどういう校舎配置の絵とか、そういうものが出てくるものだろうと思っていたということで、今、森上議員が聞かれたのは、教育委員会だけのせいじゃないでしょうと、それはそのとおり、それでいいです。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) ちょうど教育長から答弁ございました。市長に竹尾で行きたいと伝えて了解をとったということについての認識、4月5日、市長から竹尾で行きたいと、了解をとったということについて、認識間違いございませんか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今、なにはございませんですか。 ○議長(江上隆行) もう一回森上議員、おっしゃってください、すみません。 ◆2番(森上晋平) 4月5日に竹尾で行きたいということを市長に伝えて、了解をとったという認識で間違いはございませんか。端的にお答えください。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) そういう了解、竹尾だけで行ってくれという認識はございません。並びに、端的に言いますが、4月5日です。新しく教育総務課に配置された職員でございます。まだ年度も始まったばっかりで、新しく配置された職員、その中のほとんど、この学校建設については、初めてのファーストコンタクトです、担当課長の、理事級のです。その中で、予算化もされましたけども、私の中は本当に偽りもなく、いろんな候補地の選定というのがある中で、竹尾緑地だけで行っていいですかと、竹尾緑地で行ってくださいと。そういうお答えした記憶はありませんし、ないと思っております。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 教育長の答弁求めます。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 私は、当時の教育理事から報告を受けたのとメモをとっているのと。ちょっとメモを、手帳がありましたので引っ張り出していますけど、私の手帳には、市長、竹尾案了解というようなメモをとっております。 以上です。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 議場にやじのようなものが聞こえるんですけれども、排除してもらえませんか。 ○議長(江上隆行) この際、傍聴の皆様に申し上げます。福津市議会傍聴規則第8条に基づき、傍聴席からのご発言などは謹んでいただくことになっておりますので、この点ご留意の上、静粛に傍聴に専念していただきますようお願いを申し上げます。 それでは、森上議員、続けてください。森上議員。 ◆2番(森上晋平) 最低でも、これぐらいのルールはちょっと守ってもらいたいもんです、本当にいい大人なんだから。 私は、昨年の8月以降の6回に及ぶ庁議の議事録を何度も読みましたし、ほかの議員も相当読み込んでいます。そこで市長にお尋ねをします。2月3日の庁議で、昨年12月16日の庁議決定について、市長は、私の認識は、案として市民、議会等にしっかりと示し、様々な意見を吸収してくるというものであったと発言をしています。昨日も追い詰められたので、あえて庁議決定をして市民の声を聞いてほしかったと言われています。誰がそんな後からつくった言い訳を信じますでしょうか。庁議録を見る限り、市長以外の庁議メンバーも懸念をたくさん出しているし、市長だけが孤立していたとは到底思えません。市長の言っていることと、執行部の間にどうしてそんなギャップが生まれると思われますか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 昨日お話しました話は、後からとってつけたような本当の気持ちです。そして、庁議は私の政策の意思を決定する、補佐、皆さんにしていただいてする機関です。あの段階で、8月から、当初からその竹尾緑地案のなんでここまで、なんというのか。庁議でやるからには、私も、もう当初よりその新設校をつくることは必要という中で、つくるための財源とか、そういうものを確保するのは大変重要な案件なんです、庁議というのは、どちらかといいますと。その中で、庁議、私はそもそも市民に決定したので、市長も了解を得ましたので、これで行きますという、そういうような説明を担当課が行くのは、そもそも懸念でございました。早く、ある意味、早くというか、もうこの場に至っては、ほかの部長の中にもいろんな忸怩たる思いは持った中で、私と同じような思いもあったかもしれません。仕方がないに近いかも。ですけども、まだまだこの事業費の精査、並びにほかの候補地をしっかり調べているとは思えない中で、この12月の中で、もう財政的な措置もつきましたし、私も身を削って公約の中の、その中で、市民に説明するための様々な懸念事項も付した中での庁議決定じゃないですか。だから、一旦決めたことを翻すというのは、そもそもリーダーとしてどうかという、その考えもあるかもしれませんが、きっといろんな意見が出るだろうと。そして、そもそも教育委員会の議決も経ていない中で、教育委員会の議事録の中にも、5─4制もまだ出てこない中で、そもそも5─4制でありますと、庁議で決定した案件でありますということで、これで決定ですといった場合に、いろんな意見も出るし、そもそも検討してきたほかの案も示して説明にいってくださいということも申し述べまして、私が思っている思いと、少なくともほかの経営陣にいろいろいいますが、その経営陣には分かんないけども、担当の教育部の担当課長並びに部長、教育長のその乖離はあったのではないかと思います。 年末も年明けも、教育長とは、特に、本当にこの竹尾だけでいいのかみたいなことは、庁議決定経た後も話しておりましたし、ただ、あの段階で、一つの方針として、教育委員会の推し進めている案件でございますので、特に、これは教育委員会の、なので、ここは庁議の中では、お金はついたということでいったと。 しかし、そもそもこの庁議決定にそぐわないということが、昨日の総務文教委員会の報告でもあります。なにも私だけの意思で、この新設校の配置を、そこまでの重責を伴いながらも、やはり様々なまだ懸念があるという中でのあの12月でありました。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) それであれば、市長にお尋ねしたいのが、庁議決定がこれまで覆ったことはありますか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 覆ったことがありますかというか、私の中で、もう覆ったもなにも、庁議はその後開かれまして、1月21日も開かれています。2月3日も開かれております。5月18日の庁議は、私の望むとこじゃないけども開かれちゃいました。そうやって、そういうこともありながら、翻したことがかつてありますか。分かりませんけども、方針の変更等はあるんじゃないでしょうか、一部の。 今回も、2月3日も1月21日も凍結じゃないんです。竹尾緑地をさらに調査せないかんので予算はつけられんと。市民の意見も聞かないかんと。そして、さらに検討ほとんどしていなかった中央公民館、ほとんどしてない、全くしていなかった中央公民館の跡地も利用した学校の配置についても、コンサルさんにようやく会って、私のほうから依頼したわけです。そんなことも頭にありながらの12月でありました。ただ、中で決まらないとっていうと、今でも庁議やっているかもしれません。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 市長は、ご自身が言っていることを執行部が理解してくれなかった、教育委員会が自分を悪者にしているといって、いろいろなところで発言をされているようですが、トップとして自分の考えを部下に理解してもらえないということは、ご自身に問題があるとは思われないのでしょうか。そして、自分の力量不足を顧みず、人のせいにばかりして、周りからの信頼を失っていることにお気づきになっていらっしゃらないのでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 冷静に答えます。本当にリーダーの資質というのは、とにかく太陽もあれば、雨もあれば、むちもあれば、太陽もあれば、北風もある、太陽もある。部下の気持ちを本当に尊重し、力を引き出して、そして、最終的な決断はリーダーがとるという、それぐらいの大きな気持ちが必要だし、私も、そういうつもりでおります。 また、でも、しかし、一方で市長を目指したときより、いろんな改革、改善というものを目指しております中で、つまり私は、少なくとも年明け、もうほかの案も検討し、3月、4月の協議を内部でやっていたんです。協議が打ち切られたという、でも結果的にはいいです、私の責任で。協議が続いているものと思っていたんですけども、申出書をもって協議が打ち切られたものだなと思ったところで、これは、総合教育会議だ、いよいよと思ったりして、なにも諦めないで、総合教育の場で、公開の場で協議しているわけです。ここまで混乱というか、私がいろんな懸念があっても、12月の段階で、教育委員会の議決も経ないで庁議決定し、1月の市長査定を通って、3月の議会に出て、その議会ではどういうご判断するか分からない…… ○議長(江上隆行) 市長、ちょっと発言止めてください。何度も市長に申し上げるのは恐縮なんですが、森上議員が問われたことについて、本当に簡潔明確にご答弁いただきたいと思います。ご協力お願いします。 ◎市長(原﨑智仁) リーダーシップが足りないというか、この案件は本当に大変重要な案件なので、なかなか私としては難しい。しかも、私自身の中では、いろんなことがあって、今、まさに最速のスピードで今まで来ているということなので、庁議を凍結したことを殊さら強調されるというのは、昨日の総務文教委員会の報告にもありましたように、そちらのほうに私は賛成いたしますし、その意見は今後尊重してやっていきたいと思っております。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 質問資料のページの11ページなんですけども、10月23日の庁議で、市長はトップとしてすばらしい覚悟を示されました。すなわち学校新設及び校区再編等に伴う住民への説明、反対に対する対応に関しては、いずれに決定した場合でも教育委員会に任せ切りにするつもりはなく、市長の決断として、苦情及び批判を受け、ともに説得を行う覚悟である。ところが、12月16日の庁議後、市民や市議からの竹尾案反対の声を聞いた市長はどのような行動をとられましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 質問要旨分かりましたですか。森上議員、恐縮ですが、もう一度ちょっと、問いたいことをもう一度お願い申し上げます。ちょっと市長に届いていないようでございますんで。 ◆2番(森上晋平) 資料の11ページ見ていただきたいんですけれども、その中で、庁議の中で、市長はトップとしてすばらしい覚悟をお示しされたと思います。学校新設並びに校区再編等に伴う住民への説明、反対に対する対応に関しては、いずれに決定した場合でも、教育委員会に任せ切りにするつもりはなく、市長の決断として苦情及び批判を受け、ともに説得を行う覚悟である。ところが、12月16日の庁議後、市民や市議から竹尾案反対の声を聞いた市長は、どのような行動をとられましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) これ10月ですか。ですので、学校新設に関しての思いというのは、それぞれが皆さんある中で、本当に私は思いは強いんです。ですので、そもそも私自身が本当に腹にすとんと。そして、この学校新設については、もうそもそもが、いろんな校区再編を伴ったり、そういうこともこの中の世界だけでやるんではなくて、いろんな案件が、事象が考えられる中で臨んでいきたいという、そういう思いもここにはあるんです。このときはまだ10月なので、いつまでも内定という言葉を中で使うんですけども、そして、12月16日も、もういよいよだから、この庁議決定したものも、私自身も出向きまして、地域やあれに説明にいって、そういう声を聞きたいという、そういう思い。12月になって急遽翻したわけでもなんでもございませんので、ここ何度も言いますように、この文書、これは私が述べたことの筆記録ですか。そういうふうに述べていると思うんですが、そういう覚悟があるということなんです。 そして、もう一旦とにかくこの庁議の中でほかの案も示して、とても予算化できるとは、なかなか予算化を目指すけども、予算化はまだできないという思いの中で、その候補地として、ここを説明にいくものは必要だという判断なんですけども、ここで絶対行かしてほしいと、そこまでの決断はちょっと本当になかったというのは正直なとこです。これは正直に申し上げますけど。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) どんな決定になっても、市長の判断として、苦情及び批判を受け、ともに説得を行う覚悟であると言っていたのに、ちょっと反対にあったらいきなり、自分はずっと反対していたかのように態度を変え、教育委員会を悪者にしていませんか。昨年の10月から11月の庁議録の中で市長がこう発言されています。私は、竹尾緑地に新設校を建設するのであれば、環境に配慮した、自然と共存した、日本中探しても、ここでしかできない教育を実現する校舎と考えている。それであれば、市の最重要政策として傷みを伴っても実現する価値があると思っている。資料のページ5ページ、環境に配慮いただけるのであれば、竹尾緑地に新設校を建設するのが一番実現性が高いことが分かった。市長、このような発言を聞いて、この庁議録を見て、それでも市長がずっと竹尾に反対だったと理解しろというほうが無理じゃありませんか。このときも、市長は竹尾には反対だったとおっしゃるんですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今、少しこう聞いて、傷みというのは、私の中では、本当に苦渋の決断で、倒さなきゃいけない施設もあるというような、そういう財源措置の、もう常にそういうことを考えます。どんなに傷みを伴ってもというのは。 それから、ちょっとうまく、ずっと長々話されましたのでちょっと思い出せませんけど、ちょっとした反対があったので、急に気持ちが揺らいでそちらのほうに向かったなんていうことはないです。ちょっとどんな質問でしたか。傷みを伴うというのは、どこの場所であれ、本当に学校を設置するのは、本当にこの予算のこと、すごくシビアに見なきゃいけないので、並びに、竹尾緑地がその方針決定しても予算化をしなかったのは、今回の土壌調査にもつながってまいりますけども、その事業費の精査とか、その辺は本当に必要だし、私自身も、そこだけの担当じゃなくて、知れば知るほどだんだん不安も増し、しかし、決断もしなきゃいけないという、そういうアンビバレンスみたいな気持ちが起こってきたということなんです。それでも、ここで行くという決断は必要かもしれませんけども、そういう胸のうちということであります。 ただ、もう一度ちょっと質問をしてください。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) この庁議録を見る限り、市長の発言を聞いている限り、ずっと竹尾に反対だったと理解するというほうが難しいだろうと。このときもずっと一貫して市長は竹尾には反対だったんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 私の認識といたしましては、まさに教育委員会の事務局でありますのは、教育部が進めた案、よくよく見ると、議会でもありましたように、教育委員会にはなかなか諮られていない案でありましたけども、やはり教育行政には、本当、最大限教育長がトップについておりますので尊重いたします。そのやり方としてこの手法がどうだったかで、さきに庁議、検討会があったこともほとんど知らなかったし、ただし、もう教育委員会が推し進める案を、財源措置はしたということで、とにかく議会もそうだったじゃないですか。一日も早く議会に、方針が決定したら、当時もいろいろあったんでしょうけど、教育委員会ではなされていなかったんです。皆さんもますますこの学校のことを勉強されて分かってきたこともいろいろあります中で、もう内部ではやっぱり協議しているわけですから、その中で、私も、なかなか懸念といっても、私が技術の専門でもないし、安全と言われれば安全、校区再編が大変と言われれば大変じゃないと言っても大変、そんな中で、いろんな、やはり別の案もあった中で、ここまでなったらその方針として出すと。そして、でもほかの案も併記していますので、市民の声もしっかり聞くと。そういうことを踏まえないと予算化は厳しいと。そういうことであります。 なかなかストレートな答えになっていないかもしれませんけども、私だけが反対だとか、竹尾緑地に対する懸念や不安や、やはり反対の思いはあったけども、それこそ庁議の中で自分だけが反対だと、代替案のほうもまだ、そんなにないわけですから、お金は。でも、再調査する中で、もう少し違う案並びに適地があるんじゃないかということを思いながら、この12月、1月、2月、3月とやってきたということなんです。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 質問します。実現性が一番高いけれども、反対だったんですね。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 他の候補地の代替地の実現性のほうも、まだ諦めてはなかったです。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 12月16日の庁議で市長がこう発言されています。庁議決定事項の資料は了、ただ、①、(3)竹尾緑地の自然環境に配慮し、調和するような学校とするに関して、どういうものが配慮なのか、言葉だけでは分からないので、具体的にどういうものなのか、方針を決めないと動けないと思うので、決めるので動いてもらいたいと。昨年の10月から12月までの発言を確認すればするほど、このときの市長の考え方は、竹尾緑地の自然、そして、環境に配慮し、調和するような学校とするということで進めよう。その環境に配慮するやり方を聞いてこようというふうにしか受け取ることができません。にもかかわらず、2月3日の庁議録には、私の意思は竹尾でないところにあると発言しています。この理解できない方針変更が市政に混乱をもたらし、庁議メンバーや教育部の職員との間の信頼関係を壊してしまったのではないでしょうか。ご自身の言動が、庁内の信頼関係を損ねているという自覚はございますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 環境の本当のところの専門家でもありませんし、土木の専門家でもありません、私はジェネラリストでございます。ただし、責任が一番重いこの重責、市長でございます。その中で、環境に最大に配慮した学校を建設するといっても、そもそもこの庁議決定したことは決して間違いじゃなかったと思っているのは、様々な市民の中の専門的な見地を持ったかたがたとも接することもできたからです。 そういった中で、様々な懸念がある中で、私自身は、心がより知らなかったものを知ることによって変容を起こしたわけです。そして、当初よりありましたように、今、環境に本当に調和したというか、環境を崩さない、竹尾緑地のあの環境を見た場合に、当初本当に思い出します。教育長が語られていたその竹尾緑地を用いた、自然と調和し、豊かな校舎が配置されたキャンパスのような、そういうものが、もう8月15日の庁議の段階で、私は教育長の理想はここには描かれていないなということを思ったのを思い出します。なので、教育長にも配慮もしながら、ちょっとここではというのがある中で、なんとなく本当にそういうふうに思ってきた中で、教育長とは話していたんです。 それで、私自身が今の方針をとったことは、決して悔いてもおりませんし、最短で来ているという認識ですけども、私がとった行動によりまして、言動によりまして、この信頼関係並びに混乱を招いている、この責任や自覚は感じておりますけども、もうさらに私は行政の長であります、森上さん言われたように、しかし、市民に選べられた政治家でもあります。そこのバランスをとりながら、今後、この学校の適地というものを見定めていく、そういう必要があると思っております。 きっとこの議会の中だけで決まったことだけで進めていたら、今度は市民軽視というふうに呼ばれていたかもしれません。分からないですけど。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 今年の4月27日、市長、副市長、教育長、教育部の協議で、市長が教育部の皆さんにこのような発言をされています。竹尾緑地は大体ぴんと来ない。コミュニティを守りたい。コミュニティ・スクールの歴史、そういった教育を進めたい、教育委員会は本当にこんな理由で、場所を選択する理由にするのか、こんな理由で。この発言は、子どもたちを地域ぐるみで育てようとしてきた全てのかたがたに対して大変失礼であり、福津市がとても大切にしている教育の基盤を市長が否定するというのは、明らかに教育行政の介入ではございませんか。市長は、福津市のコミュニティ・スクールを評価していないということでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今も前段のほうはちょっと聞き取れなかったけど、4月27日です。コミュニティ・スクールというのは、地域とともにある学校です、日本語で訳しますと。私の案でいくと、コミュニティ・スクールの根幹が崩れるとか、郷づくりが猛反発するとか、その私の案といいますか、手光、わかたけ、中央公民館のほうに学校を配置しますと、コミュニティ・スクールが崩壊するというのは、そちらのほうが先にきますので、地域とともにある学校というのはそういうものかという認識で言っていたんです。しかも、そもそも同じ自治会に住んでいる、例えば宮司2区などは、小学校のときから、福間小学校と津屋崎小学校に分かれていたり、そこは本当に宮司の方の話を聴かれたことがありますか。コミュニティ・スクールといって、私は宮司の郷づくりにも今まで4回行って、必ず市長を囲む会の中に出てくるのが、この小学校の話です。そういう中で学校を配置するなら、そういう当該地の地域とともにある学校というのは、なかなか実現されていないと思われている地域のかたがおられる地域もあるので、私の案が全てコミュニティ・スクールはあれするということに対する反発の意味で述べたんじゃないかな。そのいろんな流れの中で協議は行われますので、そういう意味だったと思います。コミュニティ・スクールを否定したんじゃなくて私自身、今もコミュニティ・スクールがなかなか成り立っていないところもあるでしょうという意味です。 しかし、学校運営協議会の中に郷づくりも入っていて、しっかり地域とともにありますよと教育部は言うんですけれども、それはその学校に行っている一応、校区になっているところの郷づくりのかたが学校運営協議会に入られて学校と連携しているという中で、その地域の中には別の小学校に行っている保護者もいまして、そのかたは郷づくりじゃない別に行っている例えば、宮司も今は具体的に福間小学校のほうに親近感があり、そちらの……。それはその地域とともにある一つの学校のあまり見たくない現象じゃないかということで、少し内部の協議ですので、本音を闘わせた中で出てきた発言だと思いますけれども。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 資料の38ページを見ていただきたいんですけれども、同じ日の協議の中で、先ほどのやり取りがあった後、学校教育課長が市長にこうお尋ねしています。コミュニティ・スクールが崩れてもやるということか。市長は「そのとおり。政治生命をかけてやりたい」と答えていらっしゃいます。政治生命をかけてコミュニティ・スクールを崩すと言い放った市長、コミュニティ・スクールの運営に具体的にどういうかたが関わっているか、お答えください。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 森上さんにもし反問権があるなら、コミュニティ・スクールの定義をお聴かせ願いたいと思いますけれども、コミュニティ・スクールは私の案でも崩れるとは思っておりませんので。課長からのそのときの質問ですけれども、コミュニティ・スクールを崩壊させてでも市長は進めるつもりかと。私としては聞き捨てならないですよ、そういう質問だったので。政治生命をかけてとも言ったかもしれませんが、コミュニティ・スクールを崩壊させるつもりは全くございません。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 市長、いい加減にしてもらいたいですね。コミュニティ・スクールが崩れてもやるということか。市長は、そのとおりと答えているじゃないですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 協議でそこだけを捉えますとそうですけれど、延々コミュニティ・スクールというのは崩れないと言っているんですよ、その協議の中で。でもコミュニティ・スクールは崩れると言う、私は崩れないと言う。その中で、そこまで言われるなら……。だから、崩れないと言っているじゃないですかといった中で、そういう意味でコミュニティ・スクールが崩れるというなら、そういう崩れてでもというふうに答えたと思いますけれど。 ○議長(江上隆行) 森上議員。
    ◆2番(森上晋平) そうおっしゃっているじゃないですか。 先ほどの質問、コミュニティ・スクールの運営にどのようなかたが関わっているか、具体的に教えてください。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 具体的にというのは、それは質問に答えるべくもなくてというか、いいんですかね、そういう単純な質問で。どんなかたって保護者であり、地域であり、PTAでありじゃないですかね。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) コミュニティ・スクールに関わってきたかたがたが聞いたら、どんなに傷つくでしょうかと思います。6月議会の市長の答弁の中で、心が折れそうになった職員が多数いたとも聞いております。自身の政治生命のためにどれだけの人を傷つけるおつもりでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 私の昨日のあれは議員には読み上げた原稿をお渡ししますけれども、後段のほうで民意という言葉を使ったり、空気という言葉でもよかったんですけれども、教育行政は特に独立が許されている中で昨日の総務文教委員会の報告をどう聞かれたんでしょうね、森上さんは。 教育委員会が進めたこの竹尾緑地の教育案というものが、もう一度やり直しと。やはりこの手続きが、プロセスが私は、そこが教育行政の中立性や独立性に形を借りて、ただ市長の決断、庁議だけで進められた。だから、ちょっと庁議でも検討しなきゃいけないし、申出書もあれで協議が止まったのでということで、今検証をもらえていると。 なにも私自身が全く正しいということを申し上げているわけじゃないけれども、つまり教育行政というのは、いつまでたっても、特にこの新設学校の建設の件などにつきましては、総合教育会議が地教行法の中でも設置されましたけれども、やはりまだまだいろんな課題を持っている案件なんですよ。その中で、この教育行政が中立性、また政治的な介入が省かれるということで私も最大限尊重したけれども、それが私は予算も見ていますし、安心、安全がなによりと思っていますし、つくるからには本当にいつまでも児童・生徒数が減らない場所を選ばなきゃいけないと。 総合調整権というのは地方自治法上もありますので、その中で、ある意味その教育行政が昨日の総務文教委員会の報告であったように、そういうことが起こっているとした場合には民意で選ばれた政治家でもあります市長としてもストップをかけますし、議員の皆様にも様々な地域や団体を代表されて、議員の皆様も政治家でありますので、そのかたにもしっかり見定めていただきたいという私の胸の内を吐露したわけでありまして、なにかその……。 今日は別の議員の質問にも答えますけれども、やはりストップをかけるべきときにはストップをかけなきゃいけないという思いで、再考する場合は再考しなきゃいけないということで進めておる中で、いろんな不安を与えていることは反省もいたしますが、致し方ないことです。なんとか収束に向かわなきゃいけないという思いがあるということです。批判をしたつもりはございません、昨日の中で。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 社会教育に貢献されているかたがたの声を聴いてまいりました。市長が、中央公民館をスクラップスクラップと何度も何度も発言していることに、中央公民館はごみと一緒ですかと怒りをあらわにしているかたがたも多数います。 また、神興小関係者は、市長が神興小を廃止すると言っていることをご存じない方が大半ですが、いきなり真っ二つに分断される神興小校区のかたがたは、もらい事故だと言っているそうでございます。このように多数の市民が、市長の独断で独善的なやり方にあきれている中で、この状況をどのようにお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 私は、そういう意味でも覚悟を持って案を示したんですよ。しかし、それで決定と。つまり今、総合教育会議でやっていることは、議会でそもそもご議決賜りませんと決まりませんし、こういう考えもあるということで、あえて出したんです、神興のことも。ただ単に100人以下が廃校の対象の学校でなく、1,000人以上がと、そういうものではなくて歴史的なものも含めて。そして、中央公民館もそれは議会にこそ中期財政見通しの中で所管事務調査も受ける中で、また議会でも答える中でお答えした案件じゃないですか。 私が言いたかったは、竹尾緑地につくる場合でも中央公民館がその役目を終わるということはセットで語らないと、それこそ教育部こそやらなきゃいけないんです。そういう財政見通しを庁議の中で、それこそ本当に決定したわけです。もう既にそのエンゼルスポットも重要な決断でございました。痛みを伴うその痛みというものを本当に感じなきゃいけないし、本当はあらゆる経営陣に感じてほしいけれども、最も感じてやっているのは私で、その中央公民館を倒したいからじゃなくて倒さなきゃいけないとなっている場合、どういう説明の仕方が一番ご理解いただけて頭が下げられるか、そういうことを考えながら、スクラップスクラップって言っているって、その……。今度、会わせてください。 とにかく、そういう案は決定じゃなくて私が発言していることのそういったいろんな部分をあげつらわれて、そうやって市民や職員を混乱させているというのも、それは自由なんだけれど、本当にちょっと心外でございますけれども、それぐらいの覚悟を持ってやっているんです。 竹尾緑地であれば、本当に竹尾緑地を5m掘ったら安全な岩盤が出てくるのか、大きな地震が来た場合に堤防が決壊しないのか。常にここはバランスですけれど、私は中立的に見て、どちらが適地かということを考えているし、そういう財政見通しの中で公共施設の有効利用やスクラップや、民営化も併せて学校の敷地を選んでいかないといけない、そういう全体的なことを見て批判されることも覚悟で発言しているわけでございまして、不安をあおっているとか不安を招いているというのは当たっている部分もありますけれど、そこだけを取っていただきたいとは思いません。 ○議長(江上隆行) 森上議員、しばらくお待ちください。 昨日の会議の冒頭で1時間をめどにということで申し上げておったとおり、森上議員の1項目めが終わってからと思っていましたが、この期に及んでちょっと遅くなりましたけれど、感染症対策のためにここで議場の換気を行いたいと思いますので、森上議員には大変ご無礼ではございますが、ご理解を頂きたいと思いまして、ここで休憩を取りたいと思います。再開は11時35分といたします。よろしくお願いいたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午前11時12分            再開 午前11時35分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 それでは、森上議員、お願いいたします。森上議員。 ◆2番(森上晋平) 次に、7月30日の総合教育会議についてお伺いをします。 市長は、この中で、これは議会にはそぐわない案件なんですよと何度か発言されていますが、学校新設という重要な課題が議会にそぐわないというのは、どういう意味なのか。議会にはそぐわないので、総合教育会議で議論すべき案件だというのは、議会の位置づけをどのようにお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) その質問にきっちり答えますけれども、私自身が思っているのは昨日のあいさつにもありましたが、きちんとしたプロセスを取られていない。そのやり方もあるかもしれないけれど、きちんとしたプロセスを取られていない中で、きちんとしたプロセスを得られていないことを昨日、闘ってくださいと言ったんですよね。公務員とか教育委員会と闘ってくださいじゃなくて、きちんとした流れが取られていないことと、そこは私と一緒にしっかり。 そんな中で、総合教育会議の中で議会にそぐわないと言ったのは、この学校を新設する学校設置のための重要な案件なので、総合教育会議等で……。これは森上さんもご存じでしょう。教育委員会の中で、いまだにこの前の5月21日の申出書がありますけれども、その庁議が常に先行する形で教育委員会の中で協議されていない、そういったプロセスのもう全てがこうなんかきちんとプロセスじゃないんですよ。総合教育会議というのも議会にそぐわないというか、その表現はちょっとあれだったかもしれないです。 教育委員会の中で正式な申出を受け、庁議と行ったり来たりボールの投げ渡しはしなきゃいけない、そういうこともなされていなかったので。そして、総合教育会議のほうで位置づけられた総合教育の中で、市長と教育委員さんが学校建設についての協議し、それを経て議会に出すべきでしょうと今でも思っています。なので、議会にそぐわないというのは、議会というのは議論する場じゃないので提案いたします、教育委員会と市長両名で。主に予算が伴います。 その前に本当にこの場所でいいのか、ここで行ったら例えば2者あった場合は、どっちが安全なのか、どっちのほうが早くできるのか、どっちのほうが安くできるのか、どっちのほうが教育計画に沿ったものなのか。そういったハード面も含めたそういう協議の場なので、自由な意見交換ができる場を経て、最後には教育委員会の申出を待って予算をつけて議会に出すということで、今の段階では議会にそぐわない案件ですという意味なんですよね。議会軽視でも全くないです。 庁議決定を翻したときも議会軽視だということを何名かに言われたけれど、市民の代表の議会のかたにまずは今こんな段階で庁議決定がしているということも示したかったという意味で、私は議会軽視というのは本当に……。でも、そういう見方もあるかなあとは思ったけれど、常になにかあって議会軽視と言われるのもちょっと心外なんですけれど、議会軽視で議会にそぐわないと言ったつもりは全くございません。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 私も市長の答弁を聞いて心外なんですけれども、市長は行政プロセスを重視しているという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 行政プロセスを重視しておりますよ。なので、総合教育会議というのを経てこそ議会に出す案件じゃないでしょうかね。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 私もこの総合教育会議に参加させていただいておりましたけれども、改めて公開されている総合教育会議の議事録を読ませていただきました。司会進行などの発言を除くと実質43ページのうち、市長の発言は29.5ページにもわたります。教育長も入れて教育委員が5名、副市長の6名で13.5ページ分です。しかも、市長発言では教育委員からの質問にほとんど答えていません。ご自身が対話を掲げられながら自身の主張ばかりを展開し、教育委員との質疑応答にほとんど時間を割かない。これで自由な意見交換ができていると本当に言えるのでしょうか。市長が考えている対話とは一体なんなんですか。総合教育会議を私物化していませんか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 総合教育会議をこの案件で依頼しましたのは私のほうですけれども、教育委員会からも教育長からも、その総合教育会議をご提案いただけることも本音では望んでおります。例えば、この9月の議会が閉会いたしまして、9月末にも定例の教育委員会が開かれますので、総合教育会議をぜひ開催させていただきたいというのが本音です。 前回の7月30日は1月23日に行って以来、約半年ぶりの総合教育会議ですけれども、本当にこの教育行政の重要な案件は、市長と教育委員さんが本当にしっかり協議できなきゃいけない。だから、この総合教育会議が平成26年改正で平成27年から設置されたわけですよね。ただ、7月30日は、もし今でも協議が続いていたら、私は5月14日の内部協議が断絶されずに続いていたら総合教育会議の案件ではなかったかもしれないとも思っています。協議が止まった、庁議は望んでいなかったけれど、庁議に上がってきた。その3日後に教育委員会で申出書が突如出された、全員協議会でもいろいろあった、6月議会でもさらに教育行政の介入、法律違反の可能性はないかということもあった。 申出書が出たことがすごく大きな案件で新聞記事にも載った中で、市民の皆さんが望まれていることは、今、市長は何を考えているんだと、市長の考えを聴きたいということで、私が内部協議の中で示した中央公民館わかたけ広場での小学校の新設案をご説明したけれども、教育委員会の会議録も6月になっても3月、4月、2月分の会議録を見ても分からないからというのもありましたけれど、教育委員さんにしっかり私の考えを伝える場というのは総合教育会議だということで、私の案を説明させていただく時間をいただいたんですよね。なので、次回、総合教育会議を開く場合はもう私はなにも話さない、今度は教育委員さんのご意見をお伺いしたい。 それから、今、市長は教育委員さんの質問に答えていないとおっしゃいましたが、私は、コミュニティ・スクールの根幹は全く崩れません、新しい教育的な効果もありますと。5-4制については答えた。私が説明したことに関する直接的な質問はなかったという認識です。もともと用意されていた質問をそのまま質問されてコミュニティ・スクールが崩れるとか5-4制がどうと、いろいろ私は安全性のことで説明したり、予算の面で説明したり、持続可能性の面で説明したりしたので、その件について質問いただきたかったけれども、要はかみ合っていなかったということです。なので、市長は教育委員さんの質問に全く答えていないというか、それでも大体答えていたと思いますけれど。 そして、時間がまだまだあればやりたかった。でも、まずは説明することが必要だったんですよね。なので、時間を拝借、最大限取れというか、総合教育会議というのは毎月でもやらなきゃいけないです。もしくは月に2回ぐらい、本当は。そういうつもりで私自身はおりますけれども。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) そもそも総合教育会議の予定されていた時間は何時間で、結果、何時間でしたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) そもそもというか、私は当初、提案をいただいたときにこの総合教育会議というのは一応、慣例で年に3回と予定されておりますけれども、大変重要な案件なので場所も午後3時ぐらいまで押えられるところを取っていただいたし、教育委員さんが望まれるならば、ぜひもう時間は無制限に近い形でやりたかったんですよ。本当にこれは教育長を含めて教育委員さんがいることで教育行政のまさに独立性が保たれている、この日本国の教育行政なんです。私が話すべく相手は教育委員さんなんですよ、教育長と。 そして、これは本当にもう非常勤であってもなんであっても、公人です、教育行政の。その下の教育委員会の事務局はあくまでも職員でありまして、教育行政の専門家ではありません。教育行政を本当にそれぞれ思いがある中で、この公開の総合教育会議の中で真剣に議論したり、手続き機関でも執行機関でもありませんけれども、解決に向かっていくのにはそういう真剣な議論が行われるのが総合教育会議であり、そういうのが必要な今のご時世なんですよ。なので、もともと何時間を予定されていたと。私は当初そもそもで言いますと、そうやって14時まででも15時まででもというのがもともとの私の思いでありました。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 先ほど市長から、行政プロセスを私は重視しているという答弁をいただきましたので、再度質問させていただきます。 資料12ページを見ていただきたいんですけれども、今回の会議で22ページにも及ぶ資料が突然その場で市長から配付をされました。資料を配付することや資料の中身については、事前に事務局にも教育委員会にも知らされていませんでしたね。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) はい。それには正面から答えるやり方もありますけれども、教育委員会はホームページを持っておりますけれども、教育委員会がやることに私は事前に……。ホームページとかはすごく重要でしょう。なにも相談もなく来ますし、そもそも最大のものは申出書ですよね。突如として申出書が来ました、まだ協議を続けているつもりだったのに。ということも申し上げさせていただきまして、総合教育会議は市長が招集する首長と教育長をはじめ、教育委員さんの対等なテーブルで重要な教育行政の案件について協議する場でございます。事前に配付していなかったと。私がわかたけ広場中央公民館の地に大体こういう校区で、校区の厳密性を言っているんじゃないですよ。 私が言いたいのはどっちが適地かだから、ここに配置するということはもう知っているわけですよね、教育長をはじめ。その中で、より詳細な分かりやすい資料をつくって突如として配付したって、そこになにかそれをやって法律で……。それは私も忙しさにかまけてと言っちゃいけませんけれども、より分かりやすい資料をつくらなきゃいけないということで、私が事前に渡していた最初の4月27日のペーパー、それを教育部のほうが校区化していましたけれども、さらに現在、教育委員会が進めている竹尾緑地とわかたけ広場が予算面であったり、安全面であったり、そういうところから比較の資料として、より分かりやすい資料ということで準備させていただいたわけであって、そのどういうプロセス、なにか決裁でも要るんですかね、配りまして。 そのときに本当はプロジェクターで説明したい資料だったんですよ。事前に要りますか。そもそも市長が招集するので、事務局はまちづくり推進室で持ってもいいんですけれど。ただ、公開が原則といって中央公民館という会場も検討しましたけれども、そこは無理ですと。600人ホールなので100人ぐらい入ればちょうどいいかなと、6席に1席で。なかなか会場が。 それから、本当にネット配信すればコロナ禍なので、わざわざ傍聴にお越しいただかないことも可能ですよ。当日、私と委員さんと事務局だけが別室になった中で、プロジェクターが必要なんだけれど、プロジェクターを映像で拾いますと本当に見えにくいので。プロジェクターで本来、中央公民館とかを使っていたら、まさに配付資料も要らなかったんだけれど、傍聴席が別室に設けられていますからプロジェクターは絵で拾えませんので、薄くて。プロジェクターがあったらプロジェクターを使って、そのものを配ったということです。総合教育会議が始まる直前ではありましたけれども、もともとプロジェクターで用意するための資料だったけれども、これをお配りいたしますと。招集者でありますし、主催もいたします市長の提案ということでご了解いただいて傍聴者のほうにもお配りさせていただいた資料でございました。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) この12ページの資料は、当日の総合教育会議の中で配られた資料ですね。間違いございませんね。            (「はい」の声あり) 出席者は、副市長、教育長、教育委員さんの名前が全部列挙されています。これだと、あたかも誰が作成したか分からないと思うんですが、そういう懸念はありませんでしたか。 そして、この資料について、どなたが作成されましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) すみません、私が作成しております。この総合教育会議というのは今の案件、一つ前の答弁とも重なりますけれども、出席者をなにか伏せる必要はないんです。ここに作成者で私も含めて、この6名が書いてあったらと。違いますよ、出席者です、出席者。しかし、これはホームページ上で公開するときは、やはりそれなりにこう……。私はホームページ上で公開する場合は、これプラス作成者、原﨑智仁市長でいいと思ったんだけれど、今はホームページ上では作成者は私だけになっています。総合教育会議というのがまずあって、そこに教育委員さんの出席者の名前が載ることは全然問題ないと今でも思っておりますけれども、出席者ですから。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 私が問題視しているのは、ちゃんと作成者、福津市長、原﨑智仁と書かないことが私は卑怯だと思うんですよ。これだけ見たら、あたかも、この人たちがみんな合意をして書いたんじゃないかという誤解を招くことは考えられませんか。私は誤解しましたよ。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 誤解を招いたということでしたら、おわび申し上げます。 あとは作成者とするべきであったけれどもと。そうですね、そういうことになります。教育委員さんは本当に公のかたなので、この教育委員さんの名前で申出書も来ましたし、職員の名前は載りませんので。教育委員さんの代表は教育長でありますけれども、教育行政はただ一人ではなくて、やはり教育委員さんという、ある意味、議会とも少し似ている合議制の機関なので、教育委員さんの名前を挙げさせていただいてという思いがあったかもしれないけれども。 それでも、ここは誤解を招くこともありますし、当日配付した資料ということでもありますので、当日配付していなくてプロジェクターだったら、もうそれはそれで全く問題はなかったと思いますけれど。そういうこともあったので、公開のホームページでは作成者、市長、原﨑智仁にさせていただいたわけであります。誤解を招いたことはおわび申し上げたいと思いますし、今後こういうことがないようにさせていただきたいと思います。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) ということは、市長はこの資料というのはあくまでも、竹尾案と手光案をしっかりと比較をしたいということだろうと思うんですよ。認識は合っていますか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) はい、そうでございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) であれば、この資料の23ページをちょっと見ていただきたいんですけれども、この学校建設の候補地が将来子どもの数が減ったときのことを考えるページになっておりますけれども、竹尾緑地については汎用性など考えるなと、まるでけんかを売るような表現になっています。 一方、手光わかたけに案ついては、汎用性など考える必要もないほど学校配置に適した場所と大絶賛、市長は竹尾緑地案を凍結していますが、却下はしていません。市として、まだ検討中の一つの案に対して、自らがこのような乱暴な表現で評価することに私たちは驚きと恐怖さえ感じます。こんな横暴な人に市政を任せていいのかと、市民や職員は不安になるんではないでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 恐怖を感じられるわけですね。汎用性など考えるなは、分かりやすい表現ですけれど、ちょっと雑な言い方です。ここは急いでつくりましたけれども、汎用性というのは、だから学校建設は100年の計なので、学校を設置するからには、ここに配置すれば本当に50年、100年、廃校とか別の施設への用途変更ということは考えられないところに学校を設置すべきだと私は本当に思っていますから、こういう思いも込めたちょっと強い表現になったかもしれません。 しかし、だから私も全く教育委員会を尊重もするけれども、尊重もしているからなおさらですけれども、教育委員会が公開している竹尾緑地のホームページとか、このたびのこれはPTAがされたことということですけれど、アンケート調査。そういうことには一切言ったこともないし、本来だったら事前に相談を少し受けて配付するとか公開するとかは今の時期なのでやっていただきたいけれども、これはどっちが先かということになるけれども、私としましてはとにかく、ようやく7月になって市民の皆様にこの手光わかたけの案を示せるように望んではいなかったけれど、なったんですよね、申出書等を頂いたことがきっかけで。 ということになりまして、議会でも述べましたので。だから、今この恐怖を覚えるということですけれど、これも汎用性など考えるなと、この表現はちょっと雑な表現だったと思います。申し訳ございません。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) さらに、公平に比較しているということでございますから、31ページを見ていただきたいんですけれども、ここに至ってはもう手光わかたけ案しかない、比較していないじゃないですか。どこに妥協があるんですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 全ページにわたって比較する必要はないでしょう。私が中央公民館わかたけ広場の案を実質、教育委員会のほうにこれはもうお願いというか、提案でいいんですよ、なにも総合教育会議の場ですから。ご説明する初めてのようやくの機会をいただきまして、この地に学校を配置する、設置することでの効果を書いたので。いけませんかね。どうかしたらホームページでも公開したいと思うぐらいですけれど。比較になっていないじゃないですかと。いいと思うんですけれど。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 公平な比較とおっしゃったのは私じゃなく、市長なんです。そして、この手光わかたけ案のテーマ、体いっぱい遊べる学校、これは竹尾緑地では絶対に無理だということですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 無理なんて書いていないので、無理ではないですよ。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) そうであるならば、きちんとやっぱり2案を書くべきじゃありませんか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 竹尾緑地案については多くの教育委員会のホームページ等や、それから説明会の中で述べられていますが、手光わかたけ案についてはほとんど説明がなされていないし、今現在の教育委員会のホームページにも私は不満でございます。これはやはりそれぞれの提案だから今度、市民意向調査の中で教育長並びに私のプレゼンテーションもあるわけです。 竹尾緑地で書かれるべきではありませんか。私は竹尾緑地にはまだ懸念を持っていまして、並びに市民の方が知りたがっていると思う。また私も提案しているこの公民館、手光わかたけ案をつくった場合のよさは、私が作成したわけですので問題ないと思いますし、竹尾緑地案のよさも併記して、どうですかと。ここで、その竹尾緑地案は体いっぱい遊べないとは書いてあるわけじゃ決してないし、ここに配置した場合のFUCSTAの活用であったり、現在ありますキャンプ施設の飯ごう炊さん場もありますこの環境、そういう利点のほうを書いておるのみでございますけれども。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 先ほど出ました総合教育会議の中で何度も市民意向調査を実施して、次回の総合教育会議の参考にしたいという意向だと思いますけれども、市民意向調査につきまして、昨日発行の広報ふくつにも案内がされていますよね。これは6月補正で、この市民意向調査の費用を2款で予算化しています。その際に広報の発行に含めても、教育委員会と十二分に打ち合わせをしてから実施することを議会に約束されたと思いますが、広報を出す上で本当に教育委員会と協議されていますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 事務をこちらが執りましたので、協議はしたという認識でございます。ただ、事務はこちらで執ったし、広報の発行はそもそもまちづくり推進室が行っております。極めて客観的な情報がこの広報紙の中に掲載されていると思っています。定かではない事業概要とかは載せずに。また、安全面、危険じゃないというところも不確かなので、載せていない中で、今、児童数がこれだけ増えている本市、しかし、これだけの財政の厳しさがあって、なかなか財源としては60億円前後の中で1校しかできないというのが、2項目め。3項目めには、現在2案が出ていると。 そして、つくるからには教育施設だけでなく、防災の拠点も必要だったり、長く愛される、そういう学校が必要で、ひいてはこれは中身のことではなく、届いたかたには無作為抽出の要項の送り方なので、そういう2,000名に発行しますということでありますよ。広報では、ぜひとも載せなきゃいけない案件だということで、広報紙の中に掲載させていただきました。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 教育長にお尋ねします。広報ふくつの作成について、市長とはしっかり議論、協議されましたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 校正締切の前日に市長から見せられまして、明日の午前中までということで慌てて内部でいろいろ訂正案を提示いたしましたけれども、中身については竹尾と手光の学校の対立構造を避けたいことや、新設校問題に偏らず広く教育行政、特に学校教育環境整備についての意見を聴きたいということを申しましたけれども、ほとんど聞き入れられませんでして、字句の訂正箇所を何カ所か、そこは訂正をしていただきました。 以上です。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 表向きには対話だ対話だと言っておきながら、市役所内で最も対話ができないのが市長だという声をたくさん聞きます。市役所のガバナンスを自ら低下させていることについて、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 市長であるからの悩みもございます。対話は行っているし、その対話にはある程度たけているという自負もございます。 市民意向調査のことを思い出してください。市民意向調査を上げるのは、まさにその対話を重視した一つの手法なんですよね。市民意向調査、全く財務規定上も法律上も問題ないので、最終的には予算も締め切っていましたけれども、6月議会では2款に上げましたけれども、10款がよりスムーズだったと思っています。 森上さんも広報の作成についてであったり、市民意向調査の予算の上げ方であったり、総合教育会議の中であっても、今の質問を聞いておりましても事前に私にもいろいろ今、中のことをどんどん出されて私、批判されていますけれど、いろいろ聴かれて質問されたらいいと思うんですよ、要は。 市民意向調査の予算を上げる際にもいろんなことがあったことはお知らせしますし、広報のこともお知らせします、この場では避けさせていただきますけれど。本当に対話を無視したと言っていただくのは自由ですけれども、対話を重視しているからこそ、この市民意向調査、しかもこういったことは早い段階でやるべきだったと思っています。 2者選択、今、教育長の中でどっちを選ぶ、対立構造。いやいや、現に今出ている案が2案ありまして、市長も提案しているその手光わかたけ案はどういったものかということで総合教育会議の中で説明した中で、どっちを選ぶかという市民意向調査でないことは断言いたしますけれども、これを上げてです。そもそも、PTAが今やっているアンケート調査も2校の対立になっているじゃないですか、二者択一に。 そして、私の印象では、竹尾のメリットばかりで手光のほうがデメリットだらけのアンケートになっていると思うけれども、これはPTAがつくっているということですから。なので、PTAだけでなく、これは福津市始まって最大の大事業でありますし、市民全体のかたに考えていただきたい市民意向調査なので、今現在出ている2つの案の場所を示してご関心を持っていただきたいということです。2者対立をするわけじゃないけれども、大体今の状況でいけば、おのずとどちらかに収れんしていくんじゃないかという、そういう状況は誰も否定できないと思いますけれど。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 内部のことをおっしゃいましたので、外部に対する市長の発信について質問します。 7月17日の市長の学校問題に対するフェイスブックの投稿について伺います。編集履歴を確認したところ、最初は「竹尾緑地は地盤が建設には不適切だと判断したUR都市機構が」という投稿がなされていたのに、しばらくしたら「竹尾緑地は市内で福間駅東土地区画整理事業を進めていたUR都市機構が」と修正されていました。URは、地盤が建設には不適切だと判断したという情報は、どこでどのように入手されましたか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 直接、担当のかたとずうっと前にお会いしたことも。ここではそれ以上のことは述べませんけれども。なので、書き換えたのですよ。やはり誤解を招いちゃいけないので。 しかし、私のほうは森上さんより竹尾緑地の経緯のことは、少しは知っていると思いますよ、なんであそこが宅地にならなかったのかというのは。想像してみてください。URが判断したというよりも、もちろん市との協議の中でなったんでしょう。ただ、正式にURがここに竹尾緑地が宅地としてふさわしくないと断言したことはないけれども、それを匂わすような、そういう人から聞いた話とか、いろいろあるわけです。ですけれども、URがそういうふうに認定したわけじゃないということで、もう早い段階で1週間もたっていないですね。3日か4日後です、金曜日に上げたので。その文言は省いたわけです。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) それがこの情報を削除して修正した理由でございますね。ということは、根拠のない情報を市長という立場で掲載されたことになりますね。URからは「竹尾緑地の地盤が建設には不適切だと判断した事実はない」という公式見解が市のほうに伝えられています。市民は怒っていますよ。合併後の最重要プロジェクトとして開発したエリアを、市長自らが危ない危ないと宣伝しているのは異常だと。福間駅東の大規模開発は、すばらしいリーダーシップのもとで関係者が一丸となって取り組んだはずであります。その苦労を市長が自らぶっ壊そうとしている。本当に危ないなら、今すぐにでも市民の安全を守るためにやるべきことがあるのではないでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 広い意味で危ない。危ないもエリアにもよりますけれども、より一番言いたいのは代替地もあるのに、そこしかないわけでなくて、私のほうが逆にどうしてその場所だけにこだわるのか、いつまでもというのがあるのだけれど。ここに大きな重量を伴います学校というものを設置した場合に考えられ得る、災害時だけでなく、そういう懸念みたいなものが実際にあるんです。しかし、そこは書いていません。様々に書けないことのほうが多過ぎる中で、書けることを書いております。 それから、本当に今、危ないというのだったら今すぐにでも、ここの場では言いませんよ。宅地造成されたことでいろんな現象が起こっておりますけれども、今、沼地で帯水層もある田んぼと同じような機能かもしれません、一つの水辺ですよね。これをがっちがちに固めてしまうことで今後、予想されるようなこと、本当にそのためには、また希少生物のこともありますけれども、やはり予想される事業費であったり、今後、学校を設置した以降も考えられる手当しなきゃいけないお金のこと等も考えて書いております。危ない危ないと、それは普通にため池が上にありまして、水位を下げればいいとか言いますけれども、決壊した場合、オーバーフローだけじゃなくです。 危ないを連呼しているのは、危ないというのは一部書いておりますけれども、あくまでもより危なくないところがあるという意味で、あの文章も竹尾の危険性をそんなに重要視しないでしょう。より危なくない場所がありますという比較の中で書いておりまして、私が市長として、より安全な場所に設置しなきゃいけないと。その都市公園と子どもたちが通う義務教育の学校は、また設置の基準が全然違いますので、そういうことの気持ちを……。いや、もちろん個人のフェイスブックであっても、市長である原﨑智仁として書いております。 それで、その不安が増しておる、そこは小まめにそのフェイスブックのコメントでなく、様々に水面下のメッセンジャー、メールで、またお手紙を頂いてやり取りをさせていただいております。そこは目に見えないことでありますけれども、目に見えない対話を私は行っております。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) URが、地盤が建設には不適切だと判断したとか竹尾のため池は危ないとか活断層が走っているとか、周囲に住んでいるかたがたにとっては不安だらけの情報を根拠も確認せずに流すことで市民は不安になり、資産価値が低下するリスクを考えれば、不動産業者や住宅開発事業者にとっては大迷惑な話です。事実、住民のかたから、ハウスメーカーに対して問合わせの電話が入っているということでございます。市長自らが市の資産価値や評価を下げる自治体なんて、私は聞いたことがありません。その責任はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 竹尾緑地に巨大な学校施設を建設することで、既に周辺に設置されておりますたくさんの住宅等に及ぼしかねない危険であったり、そんなことも加味しながら言っております。不動産価値が低下してと。私は常にどの政策を取っても責任者でありますので、法律で訴えられることまではいかなくても、いろんな監査請求とか訴訟というリスクといいますか、そういうものがございます。 この場所は絶対に安全だから学校を設置すると、そもそも議会でも言っているじゃないですか。いろいろ懸念材料があるから、ここにはすぐには設置できないし、予算化できないと。それを議会で言っていることを今度は市民向けのツールを使って言わせていただいていることでありまして、これによって私自身が訴えられることがあれば、そこも考えながら発信していることでありますので、そういうふうに言われているかたをもし教えていただけるならばご紹介いただきたいと思いますけれども。どんと訴えられることもあるかもしれません。そこをどう思いますかと。私は、ここは絶対に安全ですと、つまり無言を通すんですか。議会で言っていることは市民に言ってもいいでしょう。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 一つ質問します。フェイスブックは、市長としては個人の見解を発表する場だと、掲載する場だとお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 完全に100%個人でもないし、完全に100%市長でもない。しかし、個人のフェイスブックであっても、市長をやっている原﨑智仁のフェイスブックですよ。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) ということは、フェイスブック等の見解というのは、公的な見解じゃないものであればなにを投稿してもいいかもしれませんが、フェイスブックに掲載をした個人の見解をそのまま市の公式ホームページに掲載したとしたら、その個人見解のフェイスブックの記事はどのように受け止められるでしょうか。 市長は7月17日のフェイスブックの投稿を、そのまま市のホームページの市長ブログに掲載をしております。最初に掲載した事実と異なる情報が削除された後の原稿だったからよかったものの、もし原文のまま掲載していたら、市がどれほどの責任を負わなければならなかったか、想像できますか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 厳密に言いますと、市の責任イコール市長の責任ですから。それから、そのフェイスブックに載ったものを、だから順番を追っているわけです、ある意味。フェイスブックに載ったものが、そのまま市のホームページに載っちゃいけないなんて全く思っていません、まず。 フェイスブックに載せた段階で、市長をやっている原﨑智仁のフェイスブックなので、それが公式ホームページに載る可能性は十分あるし、しかし載せないものもあるでしょう。まさに、批判もたくさん言われるけれども、私の発言を待たれている多くの市民はたくさんいるんですよ。わかたけ広場に学校を設置するということはどういうことですかと、竹尾緑地のことをどう思っているんですかと。そして、それは市長であっても教育行政の介入じゃないんです。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 市長、ご自身がフェイスブックのほかのかたの政治的発言に対して、「いいね!」をすることの政治的効果についてお答えください。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 政治的というのもいろいろな見方がありますけれども、私は今、政治的な発言をしたつもりはありませんよ。行政的な見地から、ただ、私自身、市民意向調査もやっていきますので、今後まちづくり推進室や市のホームページのほうでも、この学校のことについてのホームページは設置したほうがいいんじゃないかなあという思いもしますし、そもそも総合教育会議というのは首長部局のほうで主催する義務じゃないかなあとも思います。 政治的な発言についてどう思われますかと。政治的発言の反問権はありませんけれど、なんなんですかね、定義は。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) フェイスブックへの投稿と市の広報紙やホームページの私物化だけでは足りないと思われたのか、市長はツイッターも始められましたね。 8月5日には、竹尾緑地のなにが駄目かって、なにもかも駄目でしょうがとつぶやいておられます。「竹尾緑地のなにが駄目かって、なにもかも駄目でしょうが」というつぶやきを見た市民は、市長が言っているのだから本当だろうと思われるかもしれません。対話を通して協議を進めていると言った市長が、場外でこんな乱闘を仕掛けるのは反則技としか言えません。場外乱闘ではなく、この議場でなにもかも駄目だと決めつける項目を全部挙げてください。そして、一つもよいところがないということを証明願えますか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 何事も対話にもきっかけが必要なんですよね。しかし、ツイッターはすぐやめました。9月はなかなかこれまで実現しなかったけれども、大小というか、ほとんど小ですけれども、呼ばれて、こうやって公式ホームページや市長日記に書いていますので、私のお話をさせていただく機会も設けさせていただいております。 私が一番言いたいのは、私はそれでも比較ということは今のページの中で竹尾、比較でやっています。今まで教育委員会、もっとだから協議を続けてほしかったけれど、ほとんど4月に、もしくはもっともっと協議したかったんですよ。対話を打ち切られたのは委員会のほうじゃないかと私は思っております、教育委員会のほうじゃないかと。私はもっと対話を内部でもやりたかった。
    ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 比較をしたいのであれば、なにもかも駄目って書いちゃいけないでしょう。 次、さらに質問を続けます。8月20日に、市長は、宮司郷づくりの役員会で学校建設についてのプレゼンをされています。そのときに市長に随行し、パソコンの操作をされたのはどなたでしたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 個人情報ですので、ここではお答えしません。できません。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 郷づくりのかたから確認した情報でお伝えしますと、フェイスブックの投稿で市長のことを大絶賛されている市民のかただそうです。さて、この市長のプレゼンのアシスタントをされ、市長のことを大絶賛しているフェイスブックの投稿をされたかたとその周りのかたがたが、フェイスブック上で教育委員会への攻撃合戦をしているのはご存じですよね。市長もよく「いいね!」を押されていますから。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 「いいね!」は押している場合もあるし、押していない場合もありますけれども、「いいね!」もいろんな意味がありますから、それは存じておりますけれども、距離は取っております。しかし、私のほうからアクセスしたというよりも、この問題は特に会派の便りもありました、それから新聞もあった中で様々、本当にある意味、予測もされたかもしれませんけれども、この竹尾緑地という当該地に学校を設置することで反対されるかたや、そもそもこのプロセスに対して懸念を示す多くの保護者や地域のかたもおられるわけです。 その中で、これはいつでしたか、7月10日に教育委員会のほうも図書館の2階で説明会をしたときですけれど、そのときはもう1週間を切っておりましたけれども、市長のほうの話も聞きたいということで別の場所で私はご説明の機会を持ったんです。そのときの参加者のうちの一人がそのかたでありまして、その日、宮司の郷づくりに呼ばれたときもプロジェクターの操作をしていただけるということだったので、お願いいたしましたけれど。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 「いいね!」を押しているということですよね。PTA関係者のかたとお話をしたときに、ある保護者のかたがこう言っていました。SNSで「子どもたちの教育を考えているとは思えない。攻撃的な書き込みが多く、なにが正義か分からない。この問題で人間関係さえもぐちゃぐちゃになっている」、あるかたは「市民であることが嫌になるぐらいつらいと」も言っていました。また、あるかたは「市長が、南小が混乱をもたらしたと書き込んだものがLINEで回ったりしている」と言っておりました。そのかたは「私たちは対立は望んでいない」とも言われておりました。 南小のPTAは、市長がつくった混乱状態により学校新設問題が保護者の間に伝わっていなかったので、正しい情報を伝えようとアンケートをしたわけです。それなのに、その保護者たちの行動が混乱をもたらしたなんて、ぬれぎぬもいいところではありませんか。こうやって自分の行動が、自分は悪くないと主張し、相手のせいにする。過大規模校化で一番困っている保護者の声に耳を傾けず、一部の反対派にだけいい顔をして市民を分断しているのが今の市長ではありませんか。市民を分断し、SNS上で攻撃を助長している自分自身の行動について、市長の見解を聴かせてください。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) SNS上であったり、今でもでございますけれども、この学校建設のことにつきましては、一切それはもう庁議だけでなく、年が明けて2月も3月も4月も相当真剣な議論をしてきましたけれども、1ミリも私の気持ちを吐露したことはないです。そこがまた逆にいけなかったかもしれないとも反省しています。 つまり一方では、いろんな情報が錯綜する中で、郷づくりの側からも、郷づくり代表者会議、市民の側からも市長の気持ちは現在の状況を書くなり、発信してくださいということで市長日記には少し書いたこともありますけれど、もう本当にその程度でSNSの発信も全く避けておりましたけれど。やはりあくまでも公的な機関ではありませんが、大きな地元紙で報じられたことによって、いよいよ私の考えや気持ちをできるだけ発信されてはどうですかと。逆にまた発信しないことには批判もあったから発信を始めましたけれど、今も本当に総合教育会議があったとき、今もう通算、僕は何回発信していますかね。3回ぐらいでしょう。最初に新聞を経て、そして総合教育会議を終えて、まだまだありますよ。 なので、一度発信してその批判が出ているって、これで混乱を招いていると。民主主義ということでいろんな現象が起こります中で、本当にそれだけ難しい問題であるということのあらわれであって、私はご批判を受けるつもりもありますし、今後も早急にと思う中で、SNSで発信したことを取りやめるとか自重しながら、内容も選びながら発信するべきときは発信したいと思っております。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 先ほど私が指摘させていただきました、このかたです。SNS上で「教育長はうそつきだ」という投稿をしておりますし、副市長に対しても誹謗中傷の投稿をしています。 このかたの投稿をシェアしているもう一人の市民のかたは、副市長について、こんな投稿をされています。「子どもたちや市民のことを一番に考えられないのだったら辞めてください。そんな補佐なら市長には必要ない。市長は全部一人で抱えて必死で頑張っている。足を引っ張るんなら副市長なんて要らない。だって、もともとそんなポジションはなかったんだから」と。 一方で、多くの市民のかたがたから、原﨑市長の最大の功績は、柴田教育長、灘谷代表監査委員、松田副市長を連れてきたことだという声をよく聞きます。だとすれば、市長が優しいから切れないのではなくて、すばらしい幹部の首を切ったら自身の評価が下がるからだという見方もできます。柴田教育長が就任をされてから、市内の小中学校が連続して文部科学大臣賞をはじめとする、たくさんの表彰を受けています。これはやはり柴田教育長を招かれた市長の功績でもありますよね。教育長の功績をどのように評価されておりますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 最後のいろいろ言われたところには反論、お答えしたいこともありますけれども、柴田教育長の功績はもう本当に評価しているというか、功績を認めております。いや、本当に感謝しております。 この学校の件につきましては、教育長も市長とは議論はするけれど、けんかはないと。私もちょっとそうは思っているんですけれど、事この学校の問題についてはなかなか協議が整わないということがある中で、一方では、やはり時間もある、それから予算面の精査もある。一方では、私なので、いつまでも決まらないだろうとか決められないだろうとか、そういう憶測やうわさも広がっている中で、本当にもう待っていられない状況というのがいよいよなったというのがありまして今があるんですけれども、今、教育長の功績は大変高く評価し、感謝しておりますよ。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) それでは、SDGs未来都市構想の計画を策定したのは、どなたでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今の質問でまた次の再質問が想定されますけれども、策定されたのはって、みんなでというか、副市長の力もいただきながら、この担当課のほうのみんなで策定して未来都市になったわけですけれども、副市長の功績は大変大きい。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 第2期のまち・ひと・しごと創生総合戦略の策定に、市長はどの程度関わっていますか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) どの程度の意味が分からないですよ。なんですか、どの程度って。関わっていますけれど。 以上です。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 先ほど教育長と副市長の功績並びに実績、能力というものは認められているという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) もちろんでございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 教育長は、子どもたちの力を引き出すために教育を推進し、福津の可能性を引き出す仕事は、副市長が中心に進められているのは誰もが認めるところではないでしょうか。 市長、教育長や副市長は、本当に市長の足を引っ張っていると、そうお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 足を引っ張っていると、まず書いていないですよね、私。しかし、ここでは本当に私自身も、なんでここでそういうことを聴かれるかな。足を引っ張っているなんて思っていません。 それから、この学校の建設の適地であったり、そういうところで意見が合わないといいますか、なかなか私の考えにはご賛同いただけないという苦しさがございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) このお二人は、市長の補佐をしていないとお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それは補佐はいただいておりますけれども、より聴かれるのであれば当該の副市長、教育長にお聴きいただいたらと思いますけれども、私は補佐していただいていると思っていますよ、トータルで総合的に。ただ、学校の件につきましては、なかなか庁議の中でも内部の中でも、特に教育長とはこの件につきましてはありますし、副市長のお考えもおありの中で、私を補佐していただいていると思っております。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 補佐をしているという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それは補佐の定義を。補佐するのが副市長でしょう、市長を。そういう理解です。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) それであるならば、市長の公務を手伝う人やそのかたとつながっている人が、SNSで事実無根の投稿をしていることを、市長はどのようにお考えでしょうか。心が痛まないですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 心は大変痛みますけれども、今ずうっと森上議員は私をトップだからと質問されますけれども、なにを聴かれたいんですかね。私は今いっぱい批判も受けております。そして、その都度、本当に一つひとつ、ほとんどのものは誰にも見えないところでコメントをし、お手紙を書き、電話番号が分かるところはお電話してやっているんですよ、公人ですから。 私の権限で、つまり公人、教育委員さんのことの中でも今、公人と出てきたけれど、公人というのは本当に大きいんですよね。私だけが公人じゃないんです。本当にその人の見える場であってもいいし、見えないところでもいいし、それぞれ私は常にいろんな市民のかたや市外のかたと、今は手紙はほとんどないけれど、メールでやり合っておりますよ、私が上げたもので本当に。なので、なにをおっしゃられたいんですかね。その一市民のかたをどうせいとか言っているわけですか。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) もし、副市長、教育長が足を引っ張っているというのであるならば、どうして二人を解任しないんでしょうか。解任すべきじゃありませんか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今、突然、論議が2段階ぐらい飛びましたけれど、足を引っ張っているならば解任、そのとおり。でも私は足を引っ張っていると思っていないから解任しませんよ。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) ということは、もうしっかりサポートをされているという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) あくまで言葉の世界なので、しっかりって100%を意味しているんですか、今。サポートするのが、副市長は特に市長を補佐するのがほとんどの仕事であり、でも時に進言も行うのが副市長ですよ。教育行政につきましては、私が信任し、議会の承認を賜る手続きを取るわけですけれども、一旦配置されましたら教育行政のトップであり、私が市長であり、法的には対等な立場。 しかし、教育委員会の制度も平成26年に変わったように、今までは教育委員長がいたものが教育委員会の事務方であった教育長が、教育委員長の座も兼ねて教育委員会のトップであって、そこには市長が信任するわけですから、より親密なコミュニケーションが取れるだろうということでスピード化が図られ、いろんなことも勘案されて任期も3年に縮まっているわけですよね。また、副市長と教育長では、私から見た場合の立ち位置はよく三役と言われますけれども、異なります。 私といたしましては、私の意を酌んで動いていただけるかたということでお願いするときは、三顧の礼で本当に来ていただいてうれしかったし、今も就任をしていただいているところでございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 過大規模校の解消問題というのは、市の最も重要なテーマという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 市の最もというか、はい。重要な案件の中でも、さらに重要な案件だという認識です。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) そこにおいて、副市長の見解を伺います。 ○議長(江上隆行) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) 過大規模校化の解消緩和に向けて取り組むということは、本市において今、大変重要な課題だと考えています。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) ということは、この3人の中で、意見の相違はないというふうに市長はお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 本来、意見の相違があってはいけないとも言えますけれども、大変重要な案件なので時間を浪費しちゃいけませんし、無駄に。しかし、その意見の相違が全くないということは、ないですよ。そうでしょう、教育委員会でありますし、今は協議中なんですけれど。だから、私としても言い分はあるわけです。教育長にもありますよ。副市長ともあると言えばあるし、最近も……。 ただ、副市長は私を補佐する立場にあるということでお働きされているものだと信じて日頃お互い仕事をさせていただいているつもりでございますけれども、相違がないということだったので、それはいろんな温度差があるし、意見を交わすことは今でもあります。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 庁議決定が決定ではなかったと言い張る、教育行政を担う教育委員会とはすり合わせもせずに一方的な資料配付や、市の広報紙への原稿作成、市の広報紙やホームページに個人的な見解を掲載する、フェイスブックやツイッターで自ら攻撃的な発信をしたり、市の評価を下げる発言をしたりなどガバナンスがめちゃくちゃだと思います。 このような市政運営における独善的な言動が続けば、市民や職員が不幸になります。原﨑市長には、ご自身、自治体のトップとしての資質があるのか、お答えください。どうお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 森上議員、最後、市長に届いていないようで、最後もう一回お願いいたします。すみません。 ◆2番(森上晋平) この現状下において、原﨑市長には自治体のトップとしての資質があるのか、ご自身でどうお考えか、聴かせてください。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 資質があるのか。そうありたいと思って日々精進といいますか、職務に就いております。そのガバナンス、私が……。いいです。あまり一言もなにも申さずに、本当に全てオーケーということである市長であったら、今のようなことはない。 しかし、これは私、今日いいんですか、2問目。市政運営の指針にも書いておりますように、ここは副市長と教育長もやはり違うのは、こういう言葉を使っていますよね。片足は行政のトップ、これは本当にどこと分けられるものじゃないけれども、片足は行政の長として、片足は市民の代表としてという立場、ここを忘れずにということで市長就任後の2回目の所信表明にも書いておりました。ここのかじ取りというか、バランスが本当に腕の見せどころもあるけれども、難しいところなんですよ。私はどの職員よりも市民の声をいろいろ聴いたり、歩いたりして、しかも歴史等も踏まえて声を聴いている、そういう自負はあります。一方で、組織ですので、そのプロセスは重要視しなきゃいけないし、どんなに庁議であっても重要だと思います。 ただ、今、行っているのは、ガバナンスが崩れているそのものが全て99.9%とか100%、私だけのせいではないと。つまり、昨日も言ったように、公務員とか教育委員会を敵に回しているんじゃなくて、闘ってほしいと言っているんじゃなくて、ちゃんとしたプロセスでこの新設校は進めるべきであったと思っている中で、それが行われていないようなものに同じ市民の代表である政治家である議員の皆様も、そこはしっかり見ていただいて是々非々でいいんです。しかも、今その時間もない中で大体2案が出てきておりますし、森上さんにも私をいろいろ……。 ○議長(江上隆行) 市長、ちょっと発言を止めてください。 ◎市長(原﨑智仁) 分かりました。すみません。 ○議長(江上隆行) 森上議員の質問は、市長としての資質があると思っておられますかという問いですから、もうそれで止めてください、答弁を。 ◎市長(原﨑智仁) はい。そうありたいと思って日々、精進しております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) もし答えたくなければ、これは答えなくても構いませんが、市長、お子さんがいらっしゃいますよね。福津市の学校に通っていらっしゃいますか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 子どものことはちょっとふさわしくないと思いますけれども。その意図が分かりませんし、今日も……。いいです。答えないでおきましょうかね。(発言の声あり) ○議長(江上隆行) 2項目めですね。 じゃあ、次の答弁をお願いいたします。原﨑市長、なるべく簡潔にお願いいたします。 ◎市長(原﨑智仁) はい。1答目でございますので、市長所信表明についてでございます。 市長就任後、平成29年6月定例会におきまして、私の市長としての任期期間に課された使命と思うところを所信表明させていただきました。その所信表明についてお答えいたします。 まず、1点目ですが、対話を重視した市民参画による福津まちづくり基本指針として、「新しい福津の推進」、「暮らしやすい福津の推進」、「子どもたちへの福津の推進」、「人がつながる福津の推進」という大きく4本の柱を立てました。 これらは地方分権が進む時代の中で、特色ある政策を打ち出さなければならないという思いと、市民のかたも自分事として市政に積極的に関われるシステムが必要であると感じたからでございます。そして、その実現のための柱であり、選挙の際にもマニフェストとして訴えてきたものでございました。 そして、2点目の実現への取り組みについてですが、前述いたしましたこの四つの柱のもと、それぞれの施策に取り組んでまいりました。具体的には、様々な市民参画の手法を取りながら、まちづくり基本構想をつくり上げたことや、市の産品や海岸線を生かした魅力の発信であったり、世界遺産登録による史跡の整備などです。地域支えあい制度など、自助・近助・共助の仕組みづくりも進めました。 それから、子ども医療費の完全無償化やエンゼルスポットの存続など実現できていないものや待機児童解消や、郷づくり交付金の見直しなど道半ばのものもございます。達成度は、その達成率についてということなので、以前、別の議員のときも何年か前のご質問に答えたことがありますが、ここはちょっとまだ難しいのであります。70%ぐらいかなとは思っておりますけれども、そこもまだ精査できておりません。ここはなかなかお答えは難しい、できていないものもございます中、約70%とお答えしたいと思います。 3点目のご質問にあります、今まで達成できなかった施策の理由といたしまして、多くの財源を必要とし、人口急増への対応などから実現が難しく、進められなかったことにあります。しかし、今後も津屋崎千軒の活性化、東福間駅周辺整備、待機児童解消、郷づくり交付金の見直しなど、道半ばの施策に関しまして実現に向けて取り組んでまいる所存でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 森上議員。 ◆2番(森上晋平) 本日の一般質問の中で、私が確認をさせていただきました原﨑市長の資質について、しっかりと市民の皆さんに伝えてまいりたいと思います。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(江上隆行) 以上で、森上晋平議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午後1時45分とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後0時47分            再開 午後1時45分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 次は、13番、横山良雄議員。横山議員。 ◆13番(横山良雄) 皆さん、こんにちは。議席番号13番、福新会の横山良雄でございます。通告に従い、2問質問をいたします。 まず1点目…… ○議長(江上隆行) 3問ですね。3問ですね。 ◆13番(横山良雄) ああ、3項目、失礼しました。申し訳ございません。 まず1点目、防犯・防災についてでございますが、子どもたちの命を守ることは、将来の日本を守り、世界に羽ばたく人材を数多く育てていくことでもございます。行政と市民が一丸となって安全・安心なまちづくりと、青少年健全育成に向け、良好な環境を残すことが市民から選ばれた者の使命と強く受け止め、質問をいたします。 (1)福津市政発足以降、人口が約1万人増加いたしました。人口増は、犯罪や交通事故の増加要因とも言えますが、行政としての対策について、以下の点でお伺いいたします。 ①犯罪を起こさせない地域づくりの構築策、②覚醒剤や性犯罪の低年齢化と増加傾向は、国内でも問題であります。特に、青少年の場合は、本人の将来の人生をも危惧するところでございます。犯罪の未然防止に本市はどのように取り組んでおられるのでしょうか。 ③SNSなどのネット犯罪、いわゆる詐欺や出会い系などでの被害者が後を絶ちません。特に、組織犯罪の巧妙さは年々高度化して、被害者を出さない対策、また救済などの支援は、本市はどのようになっておるのでしょうか。 ④交通事故のない社会は、全市民の願いでございます。人口増に伴い、急激に増加した車の事情に、本市の道路環境は十分でございますか。また、横断歩道での弱者優先、障がい者、高齢者、子どもなどの運転者のマナー啓発について、行政としていかなる策を講じているのかお伺いします。 (2)突然襲う自然災害から市民を守ることは、究極の課題でございます。そこで、以下についてお伺いいたします。 ①保育所、学童も含めますが、幼稚園、小中学校内における防災計画と防災教育の取り組みはどうなっているでしょうか。 ②毎年増える児童・生徒数の避難誘導について、発災時の学校内外における指揮はどのようになっておりますか。 ③地域防災力の向上のために、行政として、どのような支援を行っているのでしょうか。 ④コロナ対策の3密に対応した避難所開設と運営方針は、防災計画の見直しを含んでおるのでしょうか。 大きく2番目で、福津市スポーツ推進計画についてでございます。 これも、コロナ対策の3密に対応したスポーツ推進計画と取り組みと見直し、どのような方針のもとに進められておるのか、お聞かせください。 今、福津市では、体育館、それから武道館、いろんなところ、施設ございます。なまずの郷もですね、外の施設も、あんずもですが、この3密、そして感染させないということで、一生懸命、取り組んでいるわけですが、それに伴って、やっぱりスポーツされる従事者が少なくなっている、そしてまた、体の体調とかも、体を動かさないことによって弱っていく、そういうことが懸念されてやる中でございますので、しっかりここは対策を練っていただきたいということで、質問をさせていただきました。 三つ目です。市営納骨堂について。 市営納骨堂の建設計画の進捗状況と市民への周知ということでございますが、これもアンケートを取って、長い期間がたちますので、どのような方向性を導いていくのか、お尋ねいたします。 以上、3点でございます。よろしくお願いします。 ○議長(江上隆行) 1項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、横山議員の一般質問で、1項目め、防犯・防災についてでございます。 (1)から、①からお答え申し上げます。 まず、(1)の①犯罪を未然に防ぐには、市民一人ひとりが防犯の意識を持つことが大切であり、地域の自主的な防犯活動が、安全で安心して暮らせるまちづくりに大きく寄与するものと考えております。 市では、見守り隊や青パト巡回など、地域の自主防犯活動を積極的に支援するとともに、防犯カメラの効果的な設置で、犯罪の起きにくい環境づくりを推進し、犯罪の被害に遭いやすい子どもや高齢者を犯罪から守る対策についても、警察や防犯協会等と連携を取りながら今後も取り組んでまいります。 ②でございます。 覚醒剤や性犯罪対策といたしまして、宗像市や警察、そして防犯協会と連携を図り、危険ドラッグ等の薬物乱用防止や性犯罪の予防に関するチラシを作成し、地域安全大会やキャンペーンなどを通じてこれらを配布しており、時には地域の集会などに出向き、防犯教室の開催も行っております。 ③番です。 今、多くの若者たちが好奇心や興味本位にインターネットを利用する中、ネット犯罪に巻き込まれる被害が発生しており、特に、出会い系の被害に関しては、高校生に多く見られます。 このような被害に対しましては、先ほど申しました薬物犯罪と同様で、チラシの作成などによる啓発活動を実施しており、また、警察においては、高校生を対象にネット犯罪に関する講義を実施するなど、被害の未然防止対策が行われております。 続きまして、④でございます。 近年、人口が急激に増え、車両の増加も著しい状況下で、それに対応した道路整備が十分でないことは認識しており、道路環境の改善・改良は、必要性が高く急務であると考えております。 ハード面の対策といたしましては、現在、社会資本整備総合交付金などを活用しながら、通学路や交通量が多い路線について、交差点部分の防護や路側帯の確保などを優先的に実施しており、今後も、県や警察などの関係機関とも連携しながら、安全施設の設置を推進していく方針でございます。 それから、ソフト面の対策といたしましては、春と秋の交通安全県民運動期間における街頭指導、また、宗像市や警察、交通安全協会とともに交通安全大会を毎年開催しており、飲酒運転の撲滅や子どもと高齢者の事故防止活動など、啓発活動も引き続き行ってまいります。 続きまして、(2)につきましては、①から④がございますが、①と②は、教育委員会のほうから答弁いたします。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) ①でございます。 神興幼稚園、市内の小中学校において、防災計画については危機管理マニュアルを作成しております。マニュアルには、それぞれの学校に応じた避難訓練等年間計画を明記し、有事の際の対応については、災害発生時の状況ごとに、火災や地震などの災害を想定した避難訓練を実施しております。 この避難訓練は、神興幼稚園は学期に1回、市内小中学校では年間2から3回計画をし、火災と地震を想定し現在実施しています。本年度は、福間小、福間南小、津屋崎小では、コロナ禍において3密を防ぐために、学年やクラスごとに分散して避難訓練を実施しております。 また、例年実施しております市の一斉避難訓練は、本年度は11月7日土曜日に予定されています。地域の実態に応じて実施形態は様々ですが、教育課程に位置づけて取り組んでいる学校や、当日は地域の中で活動するよう事前指導を行い、別日に学校独自の避難訓練を実施している学校など、それぞれの状況に応じた取り組みを進めています。 このように、地域を意識して防災訓練を捉え、自助・共助・公助と発達段階に応じて、自分たちが地域のためにできることはなにかを考え、地域貢献も視点に置き、防災教育に取り組んでいます。 防災教育については、年間指導計画において、防災に特化して学習する時間や日々の教科指導や総合的な学習の時間の学習において、防災の視点に立って考える時間をつくりながら防災学習を進めているところです。また、朝・帰りの会で、自然災害について注意喚起するとともに、防災について子どもたちが身近に考えるきっかけとなるよう指導しています。 特に、津屋崎中学校区においては、防災推進カリキュラムを作成し、小学校1年生から中学3年生までの教科、総合的な学習の時間、道徳や特別活動において防災教育をどのように行うか、カリキュラムを作成して小中連携して取り組みを行っています。 保育所・学童保育所では、市が策定した総合防災マップ、児童施設防災対策ガイドラインに沿って、各施設で火災、地震、風水害発生時の対処や不審者への対応などの防災マニュアルを整備しています。学童保育所では、各施設とも防災マニュアルに沿って避難訓練を実施しており、災害時の児童引渡しの周知や学校と合同で訓練を実施するなど、計画的に取り組んでいます。保育所では、避難訓練は毎月実施しており、保護者や消防署と連携した訓練も取り入れています。 続いて、②でございます。 児童・生徒の避難誘導については、子どもの人数が多くなれば大変な状況になることは予想されるところですが、昨年度の福間南小学校の避難訓練は、教室で放送を聞いてから避難先である運動場に全員が整列し終わるまでに3分かかったとのことでした。他の小中学校においても、全体的に子どもたちは避難誘導された順路とおりに、整然と避難訓練を実施できておりますが、特に大規模校では、火災の火元が変わったり廊下が密集したりすることで、パニックが起こることが懸念されます。まずは、避難訓練が形骸化することなく、臨機応変な対応が取れるように指導していきたいと考えております。 また、校外への避難訓練を実施している勝浦小学校で、地震後の津波を想定して、あんずの里まで避難する訓練を行っています。 津屋崎小学校の3年生以上の児童は、毎年の遠足で、津波が発生した際に避難する場所である金毘羅宮を目的地とし、避難経路や場所の確認を行っています。 昨年度、宮司郷づくりの市の一斉避難訓練では、中学生が子どもから大人、車椅子利用者などを想定し、津波の避難場所である宮地嶽神社まで、実際に避難する経路やかかる時間などを測って訓練を行いました。 津屋崎中学校区の危機管理マニュアルには、大雨・洪水や地震発生、津波発生を想定して、児童・生徒が在校時、在宅時、登下校時に分けて示されています。特に、登下校時の災害は、児童・生徒が自分で判断し行動することが求められるため、日頃からの指導が重要になってきます。有事の際に一人で行動しないなど、子どもたちが自分の命を守る行動を身につけるとともに、PTAや見守り隊をはじめとする地域のかたがたとの連携体制づくりを確立していくよう、さらに進めていきたいと考えています。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、③、④でございます。 ③番、地域防災力の向上のため取り組んでいます全市一斉防災訓練の中で、郷づくりや自治会等が行う任意訓練の支援といたしまして、消防署や警察、自衛隊などの関係機関との調整や、訓練に必要となる物資の供給を可能な範囲で行っております。 また、防災思想の普及の一環といたしまして、出前講座等を通して、自助・共助の大切さについての周知も行っております。 そして、今年度からは、防災・減災知識を有したかたを養成するための講習会を開催しており、それぞれの地域における防災活動や、防災思想の普及に可能な範囲でご協力いただけるかたを地域防災推進員として認定しております。 なお、今年度は35名のかたを防災推進員として認定しており、来年度以降も、その数を増やしていきたいと考えております。 ④番です。新型コロナウイルス感染症の鎮静化が難しい中、避難所運営においても感染症対策に万全を期すことは重要と考えております。 3密対策といたしましては、避難者受入れスペースを考慮した施設数を開設していくことはもちろんですが、親戚、知人宅等へ早めに避難していただく分散避難、それからご自宅にとどまる在宅避難を検討していただくことにつきましても、広報紙や市公式ホームページを通じてお願いしております。 また、地域防災計画につきましては、応急活動の一環として、既に防疫活動による感染症対策が盛り込まれておりますが、新型コロナウイルス感染症が国難災害級の感染症であることを十分に踏まえ、次期見直しの際は、追加・修正を行ってまいりたいと考えております。 なお、今年の5月、避難所運営マニュアルの増補版といたしまして、新型コロナウイルス感染症対策版を作成しておりますので、当面は、これに基づき避難所運営を行ってまいりたいと思っておりますし、先々月の大雨時に開設した避難所におきましても、このマニュアルをもとに運営がなされておりますので、ご報告させていただきます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) ありがとうございました。 1番目の地域づくりの構築ですね、これはもうまさしく監視の目を増やすと、私はもうそれに尽きると思うんですけど、ただ、これが市民に、やっぱり皆さんというわけにはいかないもんですから、できるだけ多いボランティアのかたがということなんですけど、やはりそこは行政とともにやっていく、行政の下支えがないとなかなか進んでいかない、前回の議会でも、議員のほうから防犯カメラの設置なんか、いろんなことありましたけど、やはりパトロール、まず1点目、防犯パトロール、郷づくりも、少年指導員とかたくさんされていますよね、防犯部会とかも。 ただ、この重点箇所、これをやはり決めていかんといかんと思うんですよね。この重点箇所というのが、例えば、人の目が届かないところにどうしても、暗がりとか、そういったところにカメラを、ここはつけてほしいとかいう、その市民の声を聞いてほしい。いわゆる郷づくりの防犯部会だとか、少年指導員だとか警察パトロールだとか、そういった人たちの意見を聞いて、市の判断でここにはどうしても欲しいなという、私は犯罪が起こる前にこういうことあってもいいと思います。予算つけて、高いか安いかは、カメラの性能とかもありましょうけど、そこのところはひとつお願いしたいと思います。 それから、外灯ですね、防犯灯、それから街路灯、これもまだ今暗いって言われるところ、あります。もちろん、市街地が、福間とか、福間南辺りは明るうございますけど、上西郷とか学校を通るところ、宮司とか星ヶ丘、あっちのほう、津屋崎辺り、勝浦もそうでしょうけど、やはり一人で歩いている子ども、やはり一番危ないわけですよね。そういうようなところを重点的に探していって、街灯とかをつけてほしいと思っております。 それから、情報共有として警察が発信しておるのは、みまもっちですね、いろんなものがあると思います。学校の発信しているものも、それをぜひ見守り隊だとか、いろんな、そういうような団体と共有してほしい、そういうことを思います。 それから、一番大事なのはやはり家庭教育ですね。家庭教育、特に低学年、やっぱり遊ばんで帰ってくるように、危ないところには行かないというふうな、そういったことを学校を通じて、また地域のかたを通じて子どもたちを守っていく、それが一番監視の強化と思うんですけど。 今ちょっと早口で申し訳ありませんけど、時間が、後がつかえますので、押しておりますので、市がやっていることもあるし、まだまだ足りない分もあるので、そこのところを、予算のこともありましょうけど、ちょっと見解頂きたいです。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 何点かのご指摘を頂いたんですけども、まずパトロールでの重点箇所というようなところでございますが、今、我々、部課長でも市内を回っておりますが、その点につきましては、主に小学校の登下校にどうしても、そこだけに集中しがちというか、そういう感覚でおりますけども、やはり議員言われますように、犯罪抑止というところで、その点、頭に置きまして、パトロール等はしていきたいというふうに思っております。 それから、いろいろとカメラの設置でありますとか、そういう部分につきましては、当然、今、見守り隊のかたがたもずっと市内の状況を把握しておられます。そういったところで共有もしながら、そして、これは法的な部分もございますので、設置場所とか、そういうことに関しましては、警察との協議、これは当然要るものだというふうに思っております。 防犯灯につきましては、まちづくりの所管とも情報を連携しながらやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) ちょっと答弁が漏れとったみたいです。情報提供、警察のみまもっちとか、そういったいろんな団体からの情報提供があると思うんですけど、それをやはり共有化して、特に、この福津市だけじゃないんですが、お隣の古賀市、宗像市辺りで、そういうような事案があったときは、素早く、それが見守り隊のかたとか、そういったかたに伝わるような、なんかシステムをつくっていただきたいと思います。 それと、これは世代間を超えたボランティアの拡大にしかつながらないんですけど、そこのところの努力、その政策をどうやっていくのかというのをもうちょっとご答弁頂きたいです。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。
    ◎総務部長(本夛研介) 今、いろいろと青パトを始めまして、それから、先ほど申されました、青少年指導員、それから少年補導員、こういったかたがたの団体、それから見守りに関しましては、警察のOBのかたとか、それから少年補導員、PTA、こういったかたがたとも実際されておりますので、そこにつきましては、個々、ばらばらにならないように、市のほうで、そこは連携できるようなシステム構築というものを考えていきたいと思います。 それから、そのほかのボランティアのかたがたにつきましても、こちらから積極的に情報発信できるような方法、これを徹底していきたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 大変でしょうけど、ぜひお願いします。 それから、②覚醒剤、それから性犯罪の低年齢化、一昨日も、その前もですけど、福岡市でトイレでちょっと残虐な出来事がありました。そういったところを、やはり福津市も夜になるとどうしても公衆トイレとか危ないですよね。そういったところもあるんですが、これは社会的な問題がひとつ私は起因していると思うんですよね。そういうふうな、言い方は悪いんですが、悪くなる傾向にある子どもたちとか、そういったことは社会的な勝ち組だとか負け組だとか、そういったところに起因する部分も私は十分あって、その差別化をなくす取り組み、子どもたちの、ネットの誹謗中傷とかもございますけど、そういったところの取り組み、総務省も今やっていますが、そういったところをしっかり力入れていただきたい、そういったことを思うわけでございます。 警察の講習とか、そういったことを学校で行っていただいたりとか、青少年の悩み、なんでも相談とかいって、よく自治体では相談室を設けておりますよね。そういったことも含めて、それが1カ所とか、そういったものじゃなくて、それも大事なんですが、地域にやはり防犯、子育て部会、そういうのもありますので、指導員とか、極端にいえば、更生保護とかもありますから、そういったところにぜひ相談窓口みたいなのを呼びかけいただいて、対処できるところをですね、やはり子どもたちが情報を得て、自分が困ったこと、自分がなんか悪くなる要因、それからいじめられる要因とかいうのを未然に防ぐということが、これが大きくなったときの犯罪を抑止するんじゃないかと、私、思いますので、その辺のところを、市としてはどのように取りかかっていくかということを、ちょっとお聞きしたいです。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 犯罪等に関しましては、月並みでございますけども、チラシ、ポスター、こういったものは警察、それから県のほうからいろいろと配付等も受けております。市においては、主に広報紙とかホームページ、そういったことで周知をしているところでございます。 あとは、防犯協会、こういったところでは近隣の宗像市とか、あとは金融機関、商工会等々の組織とも連携を取りまして、犯罪等に、そういったことを守ろうというようなところを進めておるところでございます。 それから、社会的な取り組みというようなところで、防犯教室、これも学校のほうから直接警察のほうに依頼をしまして、講習なり、そういったことは、開催は今もなされておるところです。 それから、公民館等におきまして、高齢者を対象に詐欺とか、そういうところの要望もあっておるところでありますので、そこも警察等で直接申込みという形でもありますけども、やられておるところです。 それ以外の若い年齢層、個々の犯罪を未然に防ぐということに関しましては、ネットの分も含めまして、やはりこれも本市の相談というところではありますが、うちのほうが経由して、そちらを、窓口を、相談するとか、そういったことも調べた上で対応を図っていければというふうに思っております。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) とにかく、私が考えるには、子どもたちにとって遠い存在じゃない、近い存在、いわゆる、昔は私たちも、変な言い方ですけど、ちょっと悪さをしたら、隣のお父さんとかがやっぱり、おまえって言って、だあんとたたかれたりしてました。そういうような、たたいたりするのはすごいいけないですよ。でも、そういうふうな監視の目がないわけでございますから、近隣の意識というのが、だから、その中に、要するに、遠い存在じゃない、見知らぬ人から、ああ、言われよるねっていう、そういった窓口、見守り、それをやっぱり市がなんかこう考えながら、そういった相談いいよって受けてあげる、だって、こども110番の家、あれ、ほとんど福津市つけてますよね。本当に困ったときは飛び込んでいくかもしれませんが、当番の家の人たちは皆さん子どもがやっぱりかわいくて、将来の子どもをどうするかということを思っているわけですので、そういったところにも声かけて、やはり近くの相談窓口をつくると、それから相談に行けない子はネットなどで相談ができる福津市の窓口、そういったことを考えてほしいと思います。 それから、これは非行の再犯ですね、いわゆる再非行防止、それから再犯罪防止、これに力を入れていかなきゃならない。これは、更生保護とか指導員だとか青少年とかいろいろありますが、いわゆる更生させるということが犯罪を防ぐということでございますから、「更生」というのは「更に生まれる」、「甦る」ということですので、そこのところの人づくり、職場づくり、それから自分が働いて納税者になると、そういった仕組みを、ぜひ福津市、考えてほしいんですよね。ご意見、ちょっとお聞きしたいです。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) まず最初に、近隣の意識ということで、今、隣の人がなにをしているか分からないというような状況の中で、ますますそういった重要性は高まってくると思います。その辺のところは、災害時の対応も含めまして、連携の取れるようなところを、市としても考えていきたいというふうに思っております。 それから、非行の再犯防止、更生というところにつきましては、これはやはり市民のかた、ボランティアのかたでありますとか、市としても当然いい方向に持っていくというような体制づくりは必要かと思います。 市が一方的にというわけにはいかないと思いますので、その辺りはいろいろと情報共有をさせていただくなりしながら、そういった体制を少しずつでもつくっていければというふうに思っております。 ○議長(江上隆行) 横山議員にお願いしたいことがございます。 福津市議会では、一応、一問一答制を採用しておりますので、関連していることを同時に聞かれることもあろうかと思いますが、できる限り、極力、一問ずつご質問頂ければと思いますので、よろしくご協力をお願いします。横山議員。 ◆13番(横山良雄) 申しわけございません。1時間をめどにということで頑張っておりますので。 それから、今おっしゃられたように、これはとにかく再犯防止、団体ありますよね。保護司会とか、いろんなところあります。それで、そういったところとやはり次のステップに入っていただいて、そして本人が本当に納税者になって幸せを感じていけるような、そういった、福津市としても商工会だとか、観光協会とか、いろんな働ける場所というのが提供できればと、そういうことを考えていただきたい。民間の力も借りながら、やっていただきたいと思います。 防災に行きますけど、まず、安心・安全まちづくり、これ、この防犯対策の専用窓口というのはあるんですか。防犯もでしょうけど、まちづくり係ですから、安心・安全まちづくり係でしょう、ですよね。防災安全課、昔は。今は、安心・安全まちづくり係になっているでしょう、まちづくり係、係が。そういう名称に変わりましたよね。その中に、防犯とか、防犯対策の専用相談できる窓口、これはございますか。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) ちょっと私はそこのところ勉強不足なんですが、専用での窓口というものは、今のところないと思います。今後は、必要性は感じておりますので、そういったところは考えていければと思っております。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) ぜひ、都市化になっておりますので、今、福津市が。ですから、そういった部門で職員のかたが対応できる、そういった実際の窓口、だから、今までは警察に相談したりとか、いろんなところ、消防署だなんだとありますけど、一時的なものに対応できる職員のスキルもアップしながら、そういったところをつくっていだたきたい、そしたらわざわざ警察に相談するよりか、やっぱり福津市に頼りたいですよね、住民のかた、そういうことを思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、4番目、ちょっと忘れてましたので、ちょっと言いますけど、横断歩道の、福岡県の横断歩道マナーアップ運動というのをご存じですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 勉強不足で申し訳ございません。そこはちょっと存じ上げておりません。 以上です。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) すみません。ちょっとこれ、見えますかね、資料。ここに横断歩道マナーアップ運動とあります。これ、福岡県警察です。県警ですね。 これ、県内の横断歩道や、その付近で多発する歩行者が関連する交通事故を抑止するため、自動車・バイクなどの車両の運転者及び歩行者らが遵守すべき交通ルール・マナーについて、特にですよ、交差点付近における街頭啓発活動や横断歩道における保護誘導活動などを推進して、その浸透を図り、県民の交通安全意識の高揚を促進するための取り組みであると。これ、なにが言いたいかといいますと、今、まちが出来上がりまして、鞍手踏切が、今、閉鎖になりましたね。向こうから、西福間のほうから来る車、いわゆる松原、上西郷、それから四角、両谷にずっと抜ける、有弥の里まで抜ける、そういうような、大きな道路が今、車、すごいですね、朝。その交差点に立っておりますと、本当に子どもたちが危なくて、やっぱり、その、運転者の、要するに、どんと当たれば、間違いなく人間が負けるわけですから、運転者のマナーをアップするということは、これはもう警察の力だけじゃあ私はどうもならんと、やはり自治体が本腰入れて、やはりそこのところを強く啓発活動をやっていただきたいと思うんですよね。その点いかが、考えてますかね。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) すみません。交通安全の所管、うちで申し訳ありませんが、その、おっしゃる危険性とかいうのは十分理解できるんですが、市としてどれだけ、そのマナーアップのためにその場で注意したり、そういうことができるのかとか、周知・啓発はどのようにしたらいいのかというところは、今後ちょっと勉強させていただいた上で、取り組みを考えていきたいというふうに思います。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) これ、道路交通法の、多分22条やったかな、何条か今ちょっと忘れましたけど、歩行者優先の義務がございます。ですので、車のほうは必ず横断歩道だとか交差点で、信号機なども停止線で止まっておかないといけないんですよ。だから、朝、急ぐのは分かるけど、一人抜いたら、後ろにおるのに突っ込んでくるわけですよね。それはもう見守り隊だけの力じゃどうにもなりません。逆に危ないこともあります。 そこで、やはり朝の忙しい時間とは思いますけど、なにかのぼり旗を、置きっ放しにするということはできないので、見守り隊のかたにちょっと、ここに置いとってもらえんですかと、啓発してもらえんですかとか、そういったことを十分活用しながら、子どもたちの安全を守っていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 今、見守りにしても街頭の交通安全の分にしても、既にやっておることがありますんで、その部分と組み合わせてうまく啓発なり、そういった行為がないように努められればというふうに思っております。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) ここでも、県警のホームページ見てみたら分かりますけど、歩行者がいるときは横断歩道手前で一時停止、必ずですね、横断歩道歩行者の妨害、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金、過失は10万円以下の罰金です。こういうことをしっかり運転者のかたに、これは、要するに、運転している土地じゃなくて、住宅におって、私たちは家に帰ります。皆さん、家に帰って寝ると思います。そしたら、そこで、ああ、そうなんだなと、そういった意識を高める努力を、ぜひ行政のかたにやっていただきたいと思います。 予算もあるかもしれませんけど、人の命がかかりますので、そこのところはぜひお願いしたいと思います。これ、答弁要りません。 次にですけど、防災学習ですね、これは全国的に取り組んでいる事例でございますけど、地域と連携した、災害時に避難所となる小中学校、これ、今、自治体やってるのが、体験キャンプとか、それから児童・生徒が主体になって災害のシミュレーションをやる、子どもたちが自分でシミュレーション、ハザードマップをつくって、いわゆる図上訓練ということでございますけど、これに取り組んでいるんですよね。ああ、1問しかいけませんのでね。ちょっとまず、そこのところ、どのように考えられるか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 防災教育ということでございますけども、各学校におきましては、学習指導要領の枠内の中で、毎年度、各学校で教育指導全体計画書というのを作成しております。その中で、避難訓練をはじめといたしまして、教科指導、学級活動、総合的な学習の時間において取り組みをしているところでございます。 具体的には、小学校では、集団下校訓練あるいは社会、理科での教科による学習、総合的な学習の時間を活用して、これは福間南小学校になりますけども、防災マップの作成、学級活動を通して、日常的に防災の話など、それぞれ関連づけながら、発達段階に応じた防災教育のほうを行っているところでございます。 中学校のほうでは、避難所で中学生ができることということを話し合ったり、避難所運営ゲームであるHUGの実施、それと津屋崎中学校でございますけども、総合的な学習の時間を使って、地域から専門的な講師を招いて防災サバイバルコースという講座開設など、様々な工夫をしながら、防災教育のほうの取り組みをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 子どもが喜びながら、そして、それが身について、いざ発災時のときにやっぱり役立てるという、そういうことで、今いろいろ自治体がキャンプ、夏休み、今年は3密とかありまして、コロナもありますのでやってないかもしれないんですが、子ども、好きですよね、子どもたち、キャンプとか、そういったところで、やっぱりグループに分かれて避難の仕方、それからまちの中をどういったところが危ないかと、歩いて、自分の目で見てというようなことを行ってますので、それは防災だけじゃなくて防犯にもつながることと思いますので、ぜひ取り入れられるんであれば、夏休み期間に、来年でもちょっと考えられて、やっぱりやっていただきたいなと思っております。 本市、防災の学習のハンドブックというのはつくられてますか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すみません。勉強不足といいますか、各学校で独自でハンドブックまではちょっと、つくってるのかどうかというのは確認が取れておりませんけども、先ほどご指摘いただいた部分については、いろんな方法を使いながら、今後も工夫しながら防災教育のほうには取り組んでいきたいなというふうには思っているところでございます。 おっしゃられたとおり、状況に応じて的確な判断ができるような、そういう子どもたちの育成というか育みを視点を持ちながら、防災教育のほうは取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) もう時間がどんどん押していますね。 これ、内閣府の防災情報ページというのがございます。これ読み上げよったら時間ありませんので、ぜひ読んでいただいて、防災教育とは、それから厳しい現実、防災教育の現状、そういったことを読んで、今自治体がどういうふうな取り組みして先進的なことをやっているかというのを、ぜひちょっと検索していただいて研鑽、励んでいただいて、子どもたちに本当に今から温暖化気候になって雨も多くなって、私たちの頃にはないかもしれない南海トラフとかも経験するわけですよね。そこのところをよくよく考えながらやっていただきたいと思います。 今、本市における家具の固定率、これどのようになっていますか。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) ちょっと実態としてどれだけの割合でしてあるとかいうところまでは分かりませんけども、そういったことの必要性というのは、地震等の対策の中で一緒に周知はしておるところでございます。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) これも何度か一般質問でしたと思いますけどね、覚えておられるかどうか分かりませんけどね。阪神淡路、それから東日本、そういった大地震が、未曽有の災害が起こったときに、この家具の固定をすることによって、はっきり言いまして8割方が救われるわけですよ。いわゆる自助なんですよね。 耐震補強の場合はお金かかりますけどね、それでも耐震補強もお金があればやったほうがいい。そこのところをどうやって進めているか。これ再三にわたって一般質問したと思いますけどね。やはりそういうふうな、どれだけ普及しているかというのを調査して、そして木造の古い家屋だとか、高齢者が住まれているところとか、避難が難しいところとかいうのは、全て補助金を使って、助成しながらでも、高いもんじゃないでしょう。仏壇を固定する、たんす固定する、ですよね。 要は、自分の身を守るためのその労力がいりますよ、働く力はいりますけれど、それで家族が救われるんですから、それは市の政策として必ず取り組みながら、やはり把握していってほしいと思うんですよね。災害が起こって家崩れて逃げれんかったて、それ本人のせいかもしれませんけど、やはり今のような状況で、いつ来るか分からないような状況でしょう、地震も、雨も、でしょう。 やはり、そこのところを重々危機感を持って対処していただきたいと思いますけど、どうでしょうかね。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) すみません。再三過去にも指摘をいただいとったということでございますけども、私のほうで再度その辺の内部的な整理の状況を確認いたしまして今後につなげていきたいと思います。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) よろしくお願いしておきます。 それから、次からはちょっと教育委員会に私ご質問したいんですけどね。事前に通告しておりますのでね、打ち合わせで。 教育委員会のホームページなんですが、竹尾緑地の安全性、Q&Aというのが出ていますね。これを周知して、Q&Aのアンサーの部分、答えもそう、お尋ねもそうですけどね、答えの部分のこの正しいという整合性の根拠ですよ。これをちょっとお示しください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ホームページのほうに、竹尾緑地の安全性ということで、再三安全性についてはご指摘を受けておるというようなところで、教育委員会の見解としてQ&Aのほうを作成をさせていただいているところでございます。 根拠といいますか、実際に調査を含めた基本設計をやりながらというところにはなってくるかと思いますけども、現状といたしましては、URの地質調査のデータ、J─SHISマップのデータ、それと市が作成した総合防災マップ、それと市が管理する公園としての現状・安全性、それと公園を整備したときの資料などを基にしながら評価、見解を示しているところでございます。 実際には、基本設計を行って、その前段としての調査を踏まえながらというふうにはなってくるかとは考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 私ですね、これほとんどが仮定の話なんですよね。こうなるだろうと。ですよね、仮定の話。シミュレーションしましたか、シミュレーション。 例えば、この部屋大きいかもしれんけど、この半分でもいいですよ。福津市の地盤の土地、それから水温、水の流れ、いいですか、湿地帯。そして、そこに例えば構造物をつくった場合、学校じゃなくてもいい。造成するとき、くいを打ってN値が50だから安心だって私はそれは正しくないんですよ。くい打ちというのは、摩擦抵抗があって横ぶれなくて初めてくいになるんですよ。支持層がぼろぼろでたたいたら壊れるような、安全ですか。 だから、そういうふうな、私が言いたいのは、正しくない、確実性のないものを福津市の、要するにホームページとして載せたことに、私はものすごく、なんていうかな、これで本当に大丈夫なのかなと。都市整備部長、この件についてどういうふうに考えますか。安全性の問題について。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 基本的にボーリング調査、あるいはボーリング調査を含めたスウェーデンサウンディング方式、いろんな方式がございますけれども、この辺の基本的な調査は、建築物をそこに建てた場合、どういうふうな構造をもって安全性を担保するか。こういったところが中心になってくるわけでございます。 つまり、実際に調査をした段階で、そこが安全かどうかというようなところを判断するものではなく、そこに建築物があった場合、どのような工法をすれば安全と足り得るのかというところを判断するものだというふうに判断しているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 私が聞いているのはその前の段階。 この教育委員会が出された安全性についてのQ&A。これは、市民が、例えばこのN9、11、N値ですね。読みましょうか。時間ないですけどね。この値、N値とは地層の強さを示すものである。この値が大きくなれば地層は強く、N50まで試験で求められると、URの土質調査から竹尾緑地周辺の地盤においてNゼロの軟弱な地盤があるが、N4から5、一般的な軟弱層は珍しいものでなく、対応は可能であると。 対応が可能であるって、その裏づけには、要するにくいがしっかりしたものにするためには、地盤改良をかけてですよ。横揺れしないようにがちっとして、水の流れはどこに行くんですか。竹尾の水の流れ、全部どこに行くんですか。 今回の大雨で、井尻川の裏に建てられたお家のかたですね、それから区画整理の工事のときに川を塞いだですよね。水が上がってくる、アスファルトから、マンションの前から。そんな現状。それから、恋の浦の海岸行かれましたかね。ここは土砂崩れが起こっていますよ、今。そういった大雨が降ったときにですよ、仮定の話でしょう、これ。 だから、これは教育委員会には申し訳ないですけど、やはり都市整備部だとか建築の関係の部署と話し合って、これ市のホームページですからね。考えて載せてほしい。私は強くそう思いますけどね。もう一度答えてください。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 市のホームページとして掲載する以上、要するにきちんとした正しい情報という観点で載せるべきというご指摘でございます。 確かに、教育委員会が出されているこの分について、私どもとしてもきちんとした精査をしたわけではないというのが現状でございますので、今後はそういった建築に関することございましたら、私どもと一緒に協議しながら、どういう形で載せるかというのをきちんと考えていきたいというふうに考えるところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 私はね、行ったことをとやかく言っているんじゃないんですけど、いわゆる福津市の資質を問われるんです、資質を、福津市の。 これ九州北部豪雨、平成29年7月。ここに、朝倉市129.5、1時間あたりですね。それからアメダス、最大24時間で545ミリですよ。特に、北小路公民館観測所、ここが9時間で774ミリ、東京の大島観測所の平成25年10月16日の雨量を上回る最大の大雨が降ったというんですね。 こういうことを鑑みて、今から先雨が降らなきゃいいですよ。なにも学校建設が云々じゃない。そこを造成して、下の日蒔野、私8年前から言うとりますけどね、日蒔野造成工事、家が建つ前に、なんで田んぼの肥土をのけて地盤改良してないのか。あの調整池があるでしょう、URアンダーの前に。アンダーパスの横に調整池がありますよね。あれ半分は公園にしたでしょう。あの公園造成のときに、ご存じでしょう、ユンボが歩いただけで家が揺れるんですよ、横の隣の家が。下はじゃぶじゃぶじゃないですか。くいがあるかもしれんけど、くいが揺れるわけでしょう。だから揺れるわけでしょう。 じゃあ竹尾の水が全部開発したところに、田んぼ、昔噴き上がってきよったでしょう、大雨のとき。そういうふうな結果が生まれたとしたら、こういうことを書いとったら、福津市の資質が問われるということを私は言っている。 だから、よく考えながらやってほしいと思います。いいですかね。 それからですね、確認事項としまして、このシミュレーションをという話しましたね。これは大雨が降ったとき山が、原町が、それから竹尾もそうです。崩れた、今建っているイオンですけれど、昔は山があって、そういった水の道というのがあるわけなんですよ。だから、福津市の、要するに高低差だとか水の流れ、井尻川、それから向こうの苅目川、いろんなところをシミュレーションして、上から雨降らせたらいいじゃないですか。模型をつくってどうなるか。私は、そういったことの現実性がないのに、そういう公のことをしたらいけないということを言っております。 もうちょっと時間もね。それから、いっぱい聞きたいことはあるんですけどね。 教育委員会にちょっともう一回だけ、見解伺いたい。これに対して今度調査すると思いますけどね。万が一そうでないときに、この内容、アンケートのQ&Aの答え、アンサー、この部分はどういうふうに書き換えるんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ありがとうございます。 先ほど都市整備部長のほうも申し上げましたように、都市整備部のほうとは、特に協議をしながらということはしておりませんけども、改めてそこは確認はしてまいりたいというふうには考えているところでございます。 先ほど申し上げましたとおり、これが安全ですよとかいうことでここでお伝えしているわけではなく、あくまでも既存データとか今の現状、あるいは公園整備したときの資料とか、そういったところを踏まえて評価をさせていただいているというところです。 いずれにしろ、開発協議というところにもなってきますし、実際に調査を踏まえて基本設計を行ってというところで、県のほうに開発協議ということで、雨水、浸水の部分での審査基準を基にしながらということにはなってまいるかと思いますけども、今の表現につきましては、ちょっと改めて都市整備部といいますか担当部署のほうとは相談のほうをしてまいりたいというふうには考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) お願いします。意思の疎通だかなんだかそういうことはもうどうでもいい。福津市の皆さんの、市民の命を守る、これが一番です。 それから、行政支援の在り方で、自助、共助、それと防災団体がありますね。その支援。これどういうふうになっていますかね。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) すみません。自助、共助。 ◆13番(横山良雄) 防災団体への支援。 ◎総務部長(本夛研介) 支援ですね。 今、うちのほうで、まず地域防災の強化というところの施策の一つで、地域防災推進員、これを講師のかた来ていただいて、それを受講していただいたかたになっていただくというお話は、冒頭の第一答で言ったところでございます。あとは、今防災士会、今議員の皆さんも数人入っておられますけども、そういったところで自発的に知識を持って活動を積極的になされております。 そういったところに関しましては、うちが支援というよりも指導していただくということになるかと思いますけども、今後において、我々も知識を高めながら、そういったところで一緒に情報共有もして、予算を伴うような部分がございましたら、そこはそのときにまた考えさせていただければというふうに思っております。 それ以外にも、そういった団体が出てくることが望ましいというふうに思っておりますので、その際はまたその都度考えていきたいというふうに思います。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 分かりました。 これコロナですね、避難所。私は、陽性で出た場合、発災で。軽症者。これは自宅待機が一番いいんでしょうけど、仮設の避難所、これをぜひ考えてもらえないかと思いますけど、いかがでしょうかね。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 仮設の避難所という、これは別途建てるというようなことですね。 今、別途新しく感染症のかた用にするという考え方は今のところは持っておりません。現状でいきますと、既存の避難所、ここをうまく、人はいるんですけども、受付から分けて動線を分けてトイレとかも分ける。そして消毒等そういったものも徹底するというような形で考えております。 その状況に応じまして、今後において、優先度の問題もありますし、そういった形で補助金、交付金等の充当ができる事業、そういった有効なものがあれば、その備品等そういったところの保管庫とかも併せて考える必要があると思いますんで、今後の課題かなというふうに思います。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) とにかく感染拡大、これを一番考えてもらいたいと。 次、お願いします。 ○議長(江上隆行) 2項目めの答弁です。柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 福津市のスポーツ推進計画について、質問にお答えします。 現在、コロナ禍におけるスポーツの実施については、国・県が示す新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインや新しい生活様式を参考に、コロナウイルス感染防止対策に取り組みながら進めています。 社会体育施設については、利用者に注意喚起を行い、6月から施設の開館をしています。 その対策の例としましては、利用者が体調をチェックすること、入館時にはマスクを着用すること、手指消毒を徹底していただくこと、定期的に窓を開け十分な換気を行うこと、3密を避けることなどの呼びかけや利用後に施設内の消毒をお願いしています。あわせて、換気対策として体育館の半面ごとに大型ファンを設置しています。 現在、利用者にとってコロナ禍での施設利用については躊躇されている状況も伺われますが、稼働率におきましては、体育館、武道館とも昨年度並みの利用状況に徐々に戻ってきています。今後も指定管理者と連携しながら、コロナウイルス感染防止対策はもちろんのこと、利用しやすい施設として管理運営に取り組んでいきたいと思っております。 質問にありますスポーツ推進計画の見直しについてでございますが、今のところ計画の見直しは考えておりません。この計画に掲げる施策の推進状況などを明確に示すスポーツ推進計画アクションプランにおいて、新型コロナウイルス感染防止対策などの内容を追加しながら対応に取り組んでいきたいと思っております。 今後、新たな生活様式が示されるよう、スポーツ環境においても新たな環境整備が求められることも想定されますので、国・県の動向を注視しながら、計画の見直しが必要な場合は、福津市スポーツ推進審議会において協議していきたいというふうに思っております。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 大変でしょうけど、指定管含めてしっかり指導と管理をよろしくお願いします。 次お願いします。 ○議長(江上隆行) 3項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、3項目め、市営納骨堂についてでございます。 この建設計画の進捗状況と市民への周知はということでございます。 西福間にございます築59年になります市営納骨堂につきましては、隣接する築41年の社会福祉協議会の納骨堂と一体的に建て替えを行い、民営化する方針で進めているところでございます。 昨年3月になりますが、市営納骨堂及び社会福祉協議会納骨堂の利用者約2,000名に新納骨堂の利用意向調査を行いました。この新納骨堂にどのようなタイプの納骨壇をどの程度準備しなければならないかを把握しました。この調査結果につきましては、昨年9月に全利用者に対して周知させていただいていたところでございます。 現在、この意向調査の結果を基に、新納骨堂に準備しなければならない仏壇型納骨壇とロッカー型納骨壇の数を確定させ、当初契約時の使用料や、意向調査の際に頂いた様々な意見も含めて、運営を担っていただく予定の福津市社会福祉協議会等と協議しながら建て替え計画を策定しているところでございます。 今後、建て替え計画が策定され次第、速やかに議会と利用者へのお知らせをするとともに、基本設計が終わりましたら、現在利用されているかたを対象に説明会を開催したいと考えております。 納骨堂建て替えのため、十分な周知と理解に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) もう時間がありませんので、しっかり対策を練っていただきたい。 私、今般の質問なんですけど、私たちの時代には本当に、南海トラフって大きな巨大地震ないかもしれない。でも、次の世代は必ず、確率高いんですよ。大雨もそうです、今から。だから、子どもを守るということ、これは次の世代を、日本を背負っていくために、私たちがやらなきゃいけない仕事なんですよね。 だから、そこのところを重々踏まえていただいて、最大限の防災に関する備え、それから知恵・知識、それを子どもたちに託すということは本当に大事なことと思いますので、しっかりやっていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(江上隆行) 答弁はよろしいですか。 ◆13番(横山良雄) 答弁いただけますか。じゃあ、市長お願いします。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今いただきました強力なご建議といいますか、ご進言を胸にと思います。 日頃より、毎日見守りに立たれ、また防災のほうにも大変なご見識をお持ちの横山議員でございますので、防犯・防災、本当に未来を担う、この世界に羽ばたく、また地元に残ってもらってこのふるさとを守るこの子どもたちの命を本当に守るために、行政が行うべき責務は本当に大きなものでございまして、これにしっかり対応していきたいと、そのように思っておりますので、今後ともどうぞご助言のほうをよろしくお願い申し上げます。 ◆13番(横山良雄) ありがとうございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 以上で、横山良雄議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午後3時15分といたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後2時55分            再開 午後3時15分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 次は、3番、秦浩議員。秦議員。 ◆3番(秦浩) こんにちは。議席番号3番、福新会の秦浩でございます。 通告書に基づき、大きく4つのことを質問させていただきます。 まずは1つめ、教育について。 小さく1つめです。現時点での新設校案について伺います。また小中学校大規模解消に係る市民意向調査はいつ結果が出るのかを伺います。 小さく2点め、児童・生徒の増加により、給食施設が手狭になっているが、給食センターの新設は考えているか伺います。 小さく3つめです。6月定例会でも質問しましたが、休園要請をした幼稚園の保護者に対する支援はその後どうなったかを伺います。 大きく2つめでございます。 福津市行財政集中改革プランについてです。 福津市行財政集中改革プランにおいて、廃止等になる施設を伺います。 大きく3つめです。 職員との信頼関係について。 市長の職員に対する向き合い方について伺います。 大きく4つめです。 宮司地区について。 現在、宮司地区では大きな開発はないが、住宅も増え人口も増えてきている。若い子育て世帯や高齢者の世帯も増え、様々な問題が聞こえてまいります。 そこで、小さく1つめ、宮司地区には大きな公園がないが、都市公園の設置について伺います。 小さく2つめです。現在、ふくつミニバス路線網の改定中だが、ふくつミニバスの路線と在り方について伺います。 小さく3つめです。現在、福間駅横の踏切が廃止になり、津屋崎方面から国道3号線に通じる道路が2カ所となり、朝夕の渋滞が激しくなってきております。そこで、市は渋滞対策をどのように考えているのか伺います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(江上隆行) 1項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 1項目めは教育についててございますけれども、①番につきましては、私のほうから答弁させていただきます。 現時点の新設校案について、並びに小中学校大規模解消に係る市民意向調査はいつ結果が出るのか、伺うということでございます。 現時点で検討中の新設校案は、教育委員会の竹尾緑地に中学校を新設し、5-4制を組み合わせた案と、中央公民館わかたけ広場敷地に小学校を新設し、宮司1区、2区、3区、大和町1区、2区、四角区、向陽台1区、2区、3区、4区、5区、6区、光陽台南区、手光区を校区とする案がございます。 また、市民意向調査につきましては、広報9月1日号でご案内しているところでございますけれども、8月1日の基準で、無作為抽出いたしました18歳から70歳までの2,000人の方に対しまして、ワークショップ等への参加依頼を先日、郵送いたしております。 対象となった方からの参加者受付を9月4日までに行う予定でございます。受付方法は、メールまたは同封している返信用封筒による申込書の郵送です。定員は50名で、応募多数の場合は抽選を行います。その後、参加者決定通知を郵送いたします。 9月20日から10月11日までの期間に、4回にわたってグループワークなどを行い、様々な意見を伺う予定でございます。これらの意見も集約いたしまして、総合教育会議において、参考資料としてさせていただきたいと考えているところでございます。 では、①番は以上でございます。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) ①でございます。 本市では、市内全校区において、小中9年間の連続した学びを推進し、さらなる教育の充実を図っていきたいと考えています。 竹尾緑地に中学校を建設する案では校区再編の必要がなく、保護者や子どもたちへの負担を最小限に抑えることができることや、福津市の強みであるコミュニティ・スクールの発展と小中9年間の連続した学びの推進が期待でき、より教育効果が高いと判断しているところでございます。 一方、手光に小学校を建設する案は、4つの小学校において校区再編が必要であり、卒業後は、3つの中学校に分かれて進学することから、本市が目指しているコミュニティ・スクールの発展や特色ある小中9年間の連続した学びの推進が難しいと考えているところです。この案では、喫緊の課題である福間中学校の教室不足への対応を図ることが非常に難しいと考えております。 現在、新設校の検討は凍結となっておりますが、今後とも、早期予算化に向けて、引き続き協議を重ねていきたいと考えているところでございます。 市民意向調査については、まちづくり推進室が担当しているところでございまして、先ほど、市長の答弁にあったとおりでございます。 ②でございます。 学校施設基本構想策定業務において、各学校の今後の児童・生徒数に基づく給食の必要食数を推計しました。その結果、福間小・福間中共同調理場において、食数不足が見込まれます。 市内に8つある給食調理場の提供可能食数から、直近で能力不足となることが確実となります。そのため、提供能力に余裕のある小学校から小学校へ配送する兄弟方式、小学校から中学校へ配送する親子方式の導入の検討も行ってみましたが、全体の食数としては、将来的に不足することが確実であり、共同調理場の新設による食数の確保について検討しているところでございます。 また、新設校の各候補地において、用地の制約があることから、共同調理場の施設規模や候補地についての検討も併せて行っているところです。現在は、運用での対応を考慮しながら、事業化に向けて検討を進めています。 ③でございます。 6月定例会におきまして、議員よりご質問いただきました、休園要請をした私立幼稚園の保護者に対する支援の在り方について、考え方を検討いたしました。 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から休園要請をしましたが、私立幼稚園に対しましては、満3歳児から5歳児については、休園中であっても、子育て支援施策等給付金を減額することなく支給しています。令和2年4月の実績で2,663万7,410円でございます。検討すべきことは、給付費の対象とならない園児への対応となりますが、基本的に、入所にあたっては、各幼稚園と保護者との間での契約となるものと考えています。 幼稚園に限らず、様々な施設において、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、それぞれ負担が生じている中で、既に、休園中であっても対象となる給付費を減額することなく支給していることを踏まえ、公平性の観点から、私立幼稚園の保護者に対する支援については、今回、見送らせていただくことと、今しております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) まず、小さく1つ目からなんですけど、現時点での新設校案を、皆さんずっと聞かれていますので、あえて、場所等はあれなんですけど、この2つの案、市長が考えておられる手光案、教育部が考えている竹尾案、正直、計画を立てると、どっちが早く建つんですかね。お願いします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 提案させていただいていましたとおり、業務設計、実施設計で2年、工事2年、4年ということで工事期間のほうを考えているところでございます。 手光のほうについては3年ということですけども、基本的には、同じプロセスの工事期間が必要になってくるんじゃなかろうかというふうには、私どもは考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) この問題は、僕はもう、3月議会のときにも言わせてもらったんですけど、もう明らかに遅いと、行動が遅いと。その3月議会からオール福津で、皆さんでこの計画を立てて、一刻も早く生徒・児童、保護者のためにも、学校建設案をと訴えてきました。 今現在、この2案が上がってきていますが、一番に考えるべきなのは、子どもたちなんですね。子どもファーストで考えてもらって、もう待ったなしの状況がずっと続いているのに、まだ、この案が上がってこないと。 市民意向調査の結果が出ないと、その先へは進めないと思うんですけど、もう、いつになったらこの学校建設案が議会に上程されるのか、市長いかがなんですかね。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 市民意向調査のスケジュールも、先ほど答弁させていただきました。ワークとかプレゼンテーションとか現地視察とかまとめとかあるんですけど、これは、10月11日が最後で予定しておりまして、その後、総合教育会議でも、これを題材に協議いたしまして、そうなってまいりまして、今本当に、次の議会は12月がありますけども、12月の議会というものを、場所を何とか決めまして、そこで基本設計、実施設計、もしくは基本設計のみになるかもしれませんけども、12月議会に予算化できることを私自身はもう目指しておりますし、必ずそうしたいと思っております。 これはもう、どうしても9月議会では間に合いませんでした。協議も続いておりますし、総合教育会議もあります。やはり、この市民意向調査のプロセスも踏みまして、真剣に議論してやりたいと思います。 今のご質問にはそのようにお答えさせていただきます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 本当にもう、一刻も早く子どもたち。今、教育部長が答弁されましたが、早くても4年ぐらいかかるだろうと。今すぐに上がってきてもですよ。そしたらもう、今、4年生の子たちは、もう既に中学校に上がって、もう本当、この状況がずっと続く状況になるんですね。だからもう本当、上げれるなら、明日にでも上げていただきたいぐらいの気持ちなんですけど。 そこでまた、違う観点からの質問なんですけど、福間小とか福間南小で、PTAの方がアンケート調査を取られました。その中で、私また、3月議会だったかな、6月だったかな。スクールバスを出して、余裕のある教室に転校を希望するということをずっと言ってきたんですけど、このアンケート調査で、福間小は24.9%、福間南小が22.9%の方が、スクールバスを利用すれば、余裕教室のある学校に行きたいというアンケート調査が出ているんですね。 こういうことを、今すぐに建てても4年かかると。もうこれが、いつになるのかわからないと。その状況で、少しでも、こういう人たちの希望をかなえてあげるような施策をとるということを考えられないですかね。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。
    ◎教育部長(榊俊弥) ありがとうございます。8月のお盆に福間南小、20日ごろに福間小学校のPTAの会長さんが来られて、PTAで行いましたアンケート調査の結果を頂戴しているところでございます。 実際に今、現状の中でどういうふうなということで、こういったアンケート項目もPTAのほうで作成されたようです。その中身につきましては、校区選択制を希望するというところは2%から3%なんですが、スクールバスを利用すればというところでは、今ご指摘のとおり、福間小学校では約25%、福間南小学校では23%というような結果でございます。 全国的に、スクールバスの導入の契機というのが、まずは僻地、それと、統合によって遠距離通学が必要となった子どもたちの通学支援、もう1つが、路線バスの活用も含めたところで、通学時の安全を確保する手段とするものでございます。 少し古い報告書なんですが、文部科学省のほうで、平成20年にスクールバス活用状況等調査報告というような報告書が上がっておるんですが、その中で、大規模校の対策としてのスクールバスというのは見受けられないというようなところでございます。 基本的には、校区外通学等の運用に関する規定というのは持ち合わせておりますので、実際に希望する方も、2から3%の方、1つの選択肢として、それは考えていく必要があるのかなというのと同時に、スクールバスの活用について、ちょっと調査、研究をする必要性はあるかなというふうには考えているところです。 今回の調査については、まだ、受け入れ可能な学校、当然、受け入れする側の学校にも、当然、地域の文化、学校としての文化というのがございますので、ある程度、定員を設けていく必要もあるかもしれませんし、その協議というのも丁寧にしていく必要はあるんだろうというふうには考えておりますし、実際に、校区外の通学となれば、基本的には、卒業までの期間を対象とするというところもありますし、停留所の場所、運行時間、経路、バスの台数、そういった基本的な概要を示さずにアンケートをしておりますので、調査、研究をさせていただいて、改めて、ある程度の具体的な概要というのをお示しして、必要に応じて、また再度、調査をかけるというようなことをやってまいりたいというふうには思っているところでございます。 今現在、新設校といえども、4年間の期間を要しますので、現在の中で、例えば、運動場については、中庭を活用できるかできないか、そういったところの現在の大規模校対策というのも同時に進めていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 25%のかたがたが、もう正直、今の過密化の学校運営に、そういう状況から脱したいと思われているんですね。これはもう、25%のかたはスクールバスを利用して、ほかの学校に行って勉強をさせたいという意見でしょうが、もう南小、福間小のかたがたからしてみれば、25%と言わないと思います。もう、今の問題をどうにかしてもらいたいという気持ちは。 市長、いろいろとお話を聞かれていると思います。いろんなかたがたにですね。今、2つの案があって、市長は対話を重視されるということなんで、いろんな話を聞かれていると思います。福間小、福間南小のPTAの方たちとかとお話しされました。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) PTAの方とは、PTAの元会長とはありますが、現会長とはないですね。 私のほうからお伺いもさせていただいておりますけども、ただ既に、PTAの役員だけでなく、たくさん、保護者が福間小にも南小もおられますので、もうお話はさせていただいている例はございます。 私自身は、アンケート調査もPTA主催で、どちらの学校にも回った中で、私自身としては、アンケート調査も急ぐんですけども、この項目等につきましても、少しというか、やはり、アンケートの内容について懸念もある中で、そのアンケートを受けて、私のほうに保護者の方から問い合わせがあったところに対応させていただいております。 それで、9月は幾つか呼ばれておりまして、そういう保護者の方も来られるかと思います。私の話もさせていただく、そういう機会が準備させていただいております。 これは、そうはいっても、先月の8月や7月では、なかなか、そもそもがこの教育行政なので、私が出向いていって学校の話をするというのはなかなか難しかったわけですけど、改めて、この新設校の案を私も教育委員会のほうに提示させていただいて、市長の話も聞きたいということになってまいりましたので、9月はそういうことも、本当に重要な時間だと思っておりますし、この市民意向調査も経まして、先ほど申し上げましたように、12月の議会では、教育委員会の協議の中で場所も決めまして、予算化することを全力で目指していきたいと、そのように思っております。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) PTAの方々がアンケートをとられたのが、やっぱり、いつまでたっても学校案が出てこないと。どこになるかもわからないと。その状況で、あのアンケート調査の中の結果の中で、ルールに従いますという答えも結構あったんですね。だから、場所というか、まず案を決めていただかないと、もう保護者の方たちからすれば、もう、今の小学校のまんまで終わるのか、それとも、1年生の子たちだったら、いずれ、新しい小学校ができたらそっちに行かなくちゃいけないのかとか、そういう気持ちがあるんですね。 もう特に、今から小学校に上がる保育園児とか、そういう人たちにとっては、もう気が気じゃないと思うんですよ。あのアンケート調査が傾いてる、校区編成がなしに中学校がいいとなれば、もちろん、地域の方々は、そういうアンケート調査結果にはなると思います。 ただ、そうじゃなくてもう、今すぐにつくってもらいたいという気持ちがあって、あのアンケート調査が、PTAの方たちが立ち上がってアンケート調査をとったと思います。その気持ちを察していただいて、この新設校問題、市長は一対全員という庁議の中で、一対全員で、私が一人で戦っておりますような発言をされましたけど、これは、例えば、先ほど、議員の質問の中にも、小学校新設案の校区編成とかも、市長がある程度考えられていると思うんですけど、そういう新設案もそうですけど、校区もそうですけど、結果、法律の問題も出てきましたけど、教育委員会さんから、やっぱり上げてもらわなくちゃいけないんですね、この問題は。市長がずっと手光案というのを訴えてきていると思います。それは、僕も決して悪い案ではないと思います。 それでですね、でもどうして、市民に訴える前に、何で教育委員会に訴えないのかなと。教育長と市長、よくお話しされていますか。そのことについて協議されていますか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 教育長とは6月議会の期間中、それから、6月議会が終わった後も、教育長が市長室にお見えいただきまして、5月もそうでしたね。協議はしているんですよね。 ただ、申出書が来ました以降はちょっと回数が減りましたけども、申出書をいただいた後も、すり合わせといいますか、本当に、そんな悠長なことではないんですけども、二人でお話をさせていただいたことはございます。 その中で、やはりなかなか、かみ合わないのは、今後、市民の意見を聞いていく、そういうプロセス、6月議会でしました市民意向調査、これについてもなかなか、ただやはり、どうしてもこれはさせていただきたい、する必要があるということで今がございまして、この中で、今予定しているのは、現地視察もありますけども、私も教育長も、それぞれ、教育のビジョンであったり設置の場所であったり、そういうこともプレゼンをすることも想定しているこの市民意向調査になっておりまして、ここは、本当に総合教育会議の参考資料でございますけども、これをすることによりまして、ここに参加しない方も含めて、今こういった案があるということで認識していただいて、私といたしましては、私の案が教育委員会の方に理解いただけるようにという思いもあって、このプロセスを重視しております。 今の質問は、協議は頻繁に、毎日毎日ではございませんけども、都度都度行っておったところではございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 毎日毎日はないですけどと、市長おっしゃいますけど、市長、今、一対全員で戦われているとおっしゃっているんですね。その状況で、市長がその案を出すためには、ものすごく力が要ると思うんですよ。それに対して、教育長に申し出が出た後回数が減ったじゃなくて、それでも、もう夜でも呼び出して、もう自分の持論というか、こうしてほしいと、市の長として、教育委員会にこの話を聞いてくれないかとぐらいの気持ちで訴えないと、これ難しいと思いますよ。 今日、僕、3問目で、職員との付き合い方というのを言いますけど、一対全員というのは、普通あり得ないですよ。市長ですよ。普通の会社やったら社長ですよ。社長の言うことを、部長以下が全員聞かないと、そういう会社だったら、普通あり得ないですよ。解任ですよ、社長は。 職員が言うこときかないなら、職員全員辞めさせますか。公務員だからできないでしょう。もうちょっとこれ、3問めになるので、後からまた質問しますので、そういう気持ちで、お互い、教育長と市長と、まず、子どもたち、保護者たちのことを考えて、一刻も早く、この問題が解決できるように努力していただきたいと思います。 次は、給食センターについてお話を聞きます。 給食センターの新しく新設される予定というのはございますかね。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ご質問の件ですけども、新設校の有無にかかわらず、福間小学校、福間中学校、それと津屋崎中学校区の共同処理場、そこの現有施設での食不足というところは生じるものというふうな見込みを持っております。 新設校も十分に絡む話ですが、今のところ、ちょっと保留というような状況でございますので、本年6月以降に、運用面を含めて再シミュレーションも待ったなしの状況でございますので、再シミュレーションを行いまして再検討、再整理をしているところでございます。 現在の進捗状況といたしましては、実際に、給食施設というところは運用面も非常に大事になってまいりますので、給食施設の運用面を含めて、学校現場と栄養教諭、そういった学校現場と今、確認協議を進めているところでございます。 ちょっとまだ、明確なところをお示しするということはできませんけれども、今後、案が固まりましたら、内部協議、調整を経て、庁議のほうに再提案をさせていただきまして、今年度中には、全員協議等含めてお示しをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 先月、福間小学校に視察に行かせていただきました。そのときに、学校長が、もう来年度にはちょっと給食施設が手が負えなくなるだろうということをおっしゃってましたんで、どの給食センターも、児童増加で手狭になってきていると思いますので、一刻も早く計画を立てていただいて、案を出していただいて、児童や職員に給食が回らないという状況にならないようによろしくお願いいたします。 それでは、幼稚園の件なんですけど、私立幼稚園に、市として休園要請はかけられましたよね、市長。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 休園要請はかけておりますですね。私立幼稚園につきましてもですね。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 6月議会でも陳情書が出ていましたけど、園によっては、1カ月で200万円弱ぐらいの減収になって、これが、3カ月続いて約600万円ぐらいの減収になっている施設もあります。 そういう中で、このコロナ禍の中で、休園要請をかけたというか、かけた、かけてなくても、これは国を挙げての感染対策を、市町村全国で感染拡大を予防してきたんですね。その施設に対しての、1カ月に200万円弱減収になっているというような状況もございますので、ぜひ補償のほうですね。何か補助金、子育て世帯に対する満3歳児に、家庭を持っておられる保護者の方に、補助金などあればと思って質問しているんですが、どうですかね。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) こちらですね、新型コロナウイルス影響禍に、福岡県私立幼稚園振興協会の福岡県の宗像地区の理事の名で、私立幼稚園運営に関する陳情書が参ったのが6月2日でありました。 この中に、ただ、保育料だけでなく、ざくっとバスの運行経費や、また、保護者に対する支援と幼稚園に対する補助と分かれますけれども、バスの運行経費であったり教育充実費であったり、預かり保育専任教員の人件費であったり、施設維持費であったり、そして、満3歳未満児の無償化対象外の方の保育料であったりとかありまして、これ、案件といたしまして、もちろん、私は市長でございますけども、所管いたしております私立幼稚園に、そんなに直接的なあれは、教育委員会も実はないんですけれども、ほうで検討された結果の今の教育長からの答弁だったと思います。 これにつきまして、今回、9月議会でも、コロナ対策で様々な交付金を活用することが想定された事業のほう、補正予算として提案させていただいておりますけども、時はたっておりますけども、コロナ禍の現状も続いておりますし、今回は、総合的な判断で見送らせていただいたわけであります。 近隣市の情報も得ております。古賀市はご存じのように、もうやっておりますし、そもそも、古賀市との関係で子どもが増えている本市でありますので、古賀市の私立幼稚園に通っている子どもがたくさんおるわけです。その中で、保護者の中でのこの、やっぱり情報をされる中で、そういう現象が起こったのでありましたけども、宗像市もございますしね。 その中で、今回本当に陳情を受けましたけども、ちょっと精査といいますか、その辺のところで難しく、予算化はさせていただいておりませんけども、今、200万円減ったところもあるということでございます。どこまで調整が及ぶかわからないんだけども、この陳情をいただいた趣旨はわかりますし、コロナ禍は今でも続いておりますので、財源のほうは見込みがまだ、交付金等でありましたらば、今後案件には上らせまして、私の市長部局のほうでも検討させていただく事案ではないかと、私自身は思っております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 市長は、6月議会の前にも、ちょっと私、個人的にこの陳情書を持っていったときに、何とか検討するという言葉をいただいたんで、ぜひ検討のほどをよろしくお願いいたします。 次、お願いします。 ○議長(江上隆行) 2項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、2項目めでございます。 福津市の行財政集中改革プランについて、質問要旨は、廃止等になる施設を伺うでございます。 福津市の行財政集中改革プランは、平成28年8月に、真に必要な施設サービスを安全かつ安定的に提供していくため、公共施設の見直しに重点を置き、策定を行っております。そして、その見直しの対象として12の公共施設を掲げておりました。その後、平成28年度末から29年度と、そして平成31年度、要は令和元年度に、この見直しを実施しているところです。 行財政集中改革プランにおいて、民営化廃止としている施設は7施設でございます。このうち、エンゼルスポットにつきましては、令和2年3月に既に廃止を行わせていただきました。 今後、民営化することとしている施設は4施設、その施設と民営化の予定年度は、大和保育所が令和8年度、市営納骨堂が令和5年度、潮湯の里夕陽館、福祉会館が令和4年度、ほたるの里本木川自然公園が令和4年となっております。今のは民営化を目指しているということですね。次に、廃止することとしている施設は2施設、その施設と廃止の予定時期は中央公民館が令和3年度末、隣接いたしますが、同じ施設とも考えられますけども、野外活動広場(わかたけ広場)のキャンプ施設が令和3年度末となっております。中央公民館につきましては、文化会館に公民館機能を統合することにより廃止することとしております。 福津市行財政集中改革プランに上がってない施設ではありますけども、宮司公民館につきましても、令和元年度に中期財政見通しを踏まえまして、令和3年度末までに、この廃止、要は、民間譲渡、地元譲渡も含めまして、市の直営の公民館ではない扱いをさせていただくことで、そういう意味では廃止ということで、そういうものが必要であるということで、中期財政見通しの中で案件に上がっている、もう対象となっている施設でございます。 昨年度末に策定しました中期財政見通しでは、新設校の建設事業を含む新設学校の建設事業を含むまちづくり計画実施計画を反映したものでございまして、各年度における収支不足が大きく見込まれるために、この基金の取崩で対応せざるを得ない状況。 こうした中において、この時代の変化に伴う新たな行政需要にも的確に対応する必要があり、そのためには、自主財源も安定的に確保しつつ、経常的な経費を可能な限り抑制していくほかないと考えております。 こうした財政状況の課題へ対応するため、この中期財政見通しの中では、歳入面では成果が出ております基金の効率的運用やふるさと寄附金の強化などを図るとともに、歳出面におきましては、いわゆる行財政集中改革プランをさらに推進することで、新設校建設も含めまして、この財源を確保していきたいと考えている、そういうことになってまいります。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) この民営化とか廃止になる施設なんですが、市長が市長になる前、この行財政集中改革プランを見直して、残しますと、見直しますと。残されましたよね。そのときから、もうすぐ4年間たとうとしておりますが、それまでにかかったこの施設に対する経費を教えてください。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 当初の答申の中において、廃止というような言葉が示された中の分について大きく3つ、エンゼルスポットとわかたけ広場、それから夕陽館というものがございます。この分について、廃止せずに存続したことによって、プラスマイナスを示して、全体分で約1,000万円、これが余分にかかっておると。経費の合計でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 1,000万円を無駄に使ったわけではないんですけど、これを残すことによって、それだけの経費がかかったということですよね。 それと、市長は、まず、こういう施設をスクラップする場合は、住民の方たちに説明や話を聞くとおっしゃっていました。ちゃんと今回、聞かれたんですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 質問の趣旨が住民の話ということでありますので、それについてはできてない状況でございます。 大和保育所につきましては保育士もおられますけども、これは職員でありますので、こちらとは意見交換や、民営化と言っても、単純な民営化じゃない。そういう民設公営というんでしょうかね。そういうご説明はしておりますし、そもそも、対象施設は大和保育所であったり幼稚園であったり、それからエンゼルスポットでしたですよね。なので、その他、今度、新設学校等が本当に必要だということで中期財政見通しをつくる中で、行財政集中改革プランの中にあったけども、実質、納骨堂や夕陽館のほうは新たな展開をやっておりましたが、実質、動いてなかった施設についても、そういう計画でいかないと安定的な収支がとれないということで、歳入確保には全力で取り組み、基金運営やふるさと納税、出ておりますけども、その中でも、スクラップすべき施設を定めさせていただいて、これからご理解を求めていく、そういうことでありまして、事前の説明が、私自身が出向いていって、並びに担当が行ってやっているところは、まだ、できていないことは事実でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 今後、学校新設とかにかなりの財政負担がかかってくると思うんですけど、現時点での財政調整基金の残額がわかれば教えていただきたいんですが。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 財政調整基金は、令和元年度末で約27.7億円となっております。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 今回のコロナも、ある意味、災害です。災害で財政出動が多分、こういう財政調整基金から出されたりすると思うんですけど、今後、南海トラフ、西山断層が動いて大地震が起こりましたと。福津市にも多大なる災害が起きた場合に、福津市としての財政は大丈夫なんですかね。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 絶対的に大丈夫ということは言い切れないんですが、そうならないようにしていくためには、今あります基金、これを最低13億円程度。この根拠としましては、国のほうも言っております標準財政規模の10%程度、これは、今、既に災害が起こっている地域での、最低これぐらい要るということが示されておりますので、そこは絶対的に担保するというところで、財政としては方針を固めております。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 今後、そういう大災害、いつ起こるかわからないので、財政もしっかり、市長も見ていただいて、こういう行財政改革プランも、できるときはもうできるということで、まず、する前に、周辺の住民の方々に説明していただいて、事情が事情という、学校をつくることで財政が厳しくなるんで、中央公民館もそうですけど、周辺の地域の皆様たちにちゃんとした説明をしていただいて、市長はもう、公約で市民との対話を重視するということを明言しておられますんで、そこをちゃんとやっていただいて、プランを進行させていただきたいと思います。 次、お願いいたします。 ○議長(江上隆行) 3項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 3項目めは職員との信頼関係についてでございます。いろんな答え方があろうかと思いますが、ちょっと準備させていただきました。 市の職員には、自分が今している仕事が市民の生活のどこに影響を及ぼす仕事なのかを意識して、上司の指示や前任者からの引継ぎをうのみにするのではなく、自らの頭で考えながら、同じコスト、同じような手間で済むのならば、少しでも、市民の希望をかなえられる思いやりを持った仕事をしてほしいと、常に私は願っております。 福津市役所の多くの職員は、増え続ける市民に対して、決して十分とは言えない職員数であります。本当によく頑張ってくれていると高く評価しておりますし、いつも感謝しています。 また、庁議や部長会議などで幹部と話すだけではなく、決裁文書の起案者に、事業に対する熱意や課題を聞かせていただくために、市長室に説明に来てもらうこともよくございます。文書や資料だけでは読み取れなかった現状を聞かせてもらい、私自身が勉強になることも多くございます。 しかしながら、私の方針や指示は、そのような個々の職員に対して、直接ではなく、幹部職員を通じて行われることが圧倒的に多いです。ほとんど圧倒的に多いですね。幹部職員を通じて、私の方針や指示が、個々の職員にいくには。その場合、部長から課長、課長から係長、そして、係長から担当職員へと指示が降りていくことになりますけども、部署によっては、意図がよく伝わり、すぐに実行されているけども、また、部署によっては、どこかの段階で立ち消えになっていたり、違う解釈になっていて、実現されてなかったりすることもあります。それは、職員の責任というよりも、システムの構築が不十分なことも原因と考えられることから、今後対応していく必要があると考えております。 市民のための仕事がしたいとの思いを持って入庁してきた若い職員の気持ちを尊重できる市役所にするためには、いい意味でも、このマンネリ化するという意味でも、よい意味でも悪い意味でもですけども、仕事の経験を積んできた幹部職員が、その気持ちを失わないようにする、その若い職員への働きかけが不可欠であると感じているところです。 併せまして、先ほどございました今回の学校の問題でも、ガバナンスということがあったり、マネジメントが出てきましたが、庁議で話し合った内容は非公開となっている関係で、全職員に事実を知らせるプロセスはなかなか不明となっております。ここらは閣議とは全然違います。ほとんど庁議中のものは、ほとんどの職員はわからない。わからないもなにも本当にわからない。 その中で、一部の職員や一部の議員さん、また、外部から正確でない情報が職員に伝えられたことも踏まえ、今後の情報共有の方法を検討していく必要があると実感しております。 こういうことを、昨日の総務文教委員会で、庁議のあり方についてさらに検討という意見が付されておりましたけども、こういうことを、昨日の総務文教委員会は言ってなかったと思いますが、やはり、庁議で行われていることが、ただ私が保留したとか、そういうことでなく、どういう案件にもよりますでしょうけども、特に、職員には、今、庁議でどういうことが行われており、どういう経緯があったのかということが、今回の場合、特に伝わらないことには、本当になかなか厳しいことになっておりまして、そういったことも含めて、庁議の位置づけや検討は、今後やっていかなければならないというふうに、ちょっと、今回の職員の信頼関係についてという通告でございますが、併せて今、考えているところであり反省しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) こんな質問をするのはもう、大体間違っているのかなと思ったんですけど、昨日の市長の議会最初のあいさつ、大変がっかりいたしました。 市長がですよ、庁議の中で、一対全員の立場になっているということを議会の場で発言されました。要は、市長の言うことをだれも聞いてくれないんでしょという、長ですよ。市長ですよ。その市長の思いは、とてつもない案なら「なんじゃこの市長」と思うんですけど、市長はそれなりの思いがあって一生懸命伝えられているとは思うんですけど、それに対して、全員が市長に同意しないと。これはもう、市として成り立ってないんじゃないですかね。 部長以下全員が市長の意見に反対ということなんでしょう。この状況をなにが原因だと思います、市長。そういう一対全員になる構造というんですかね。なにが原因だと思います。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 昨日のごあいさつは、いろいろ思うところありますが、読み原稿もありますので、読んでいただきたいですが、今現在、一対全員とは全く思ってないです。 当時の11月、12月の、ここは、やはり私が唯一の、政治家って余り使うあれではないですけども、市長の政策的な意思を補佐する会議ということで庁議がある中でもありますけども、当日、さきの議員も答えていましたように、さきの横山議員も質問されていましたように、本当に、担当課が十分調べて、教育部になりますが、そういった庁議を行ってくる中で、私が全方位的に、しかも、専門的にわからないのは当然でありますけども、庁議といっても、そういうことであるならば、教育行政でもあるということで、なおさらのこと、ここはもう、案を示すということが重要でありましたし、私が、今後いろいろ調べる中で、いろんな懸案事項も出てくるし、市民の意見も出てくるんじゃないかということで思っておった中で、当時の、11月11日にはもう、大体内定ということでやっております。 そもそも、中期財政見通しのスクラップも含めたところの財源手当ても大体、私は身を切るような思いでしたけども、そういう見通しが立った中で、この案というものをまとめて出すべきだということであって、今現在じゃなくて、当時それぞれ、ある意味、トップというのは孤独でありますので、本当にですね。行き渡らないというか、今現在のことを一対全員と言っているわけでは全くございませんということを申し上げさせていただきたいと思います。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 今も、トップの気持ちは、本当、本人じゃないとわからないと思います。政治コメンテーターも、総理大臣になってみてから言ってくださいというようなコメンテーターもおりましたので、市長の気持ちというのは今、市長しかわからないと思います。 ただ、今は違うよ。11月の時点の話だよという、その11月の時点でも問題なんですよ。一人対全員というのがですね。そういうふうに陥っていることが大丈夫なんですかと言いたいんですよ。 もっとも、この学校問題は、先ほど、重要な案件だと。もちろん、重要な案件です。福津市にとっては、今、喫緊の課題です。これに対して、市長は、先ほど僕言いましたけど、教育長にこうしてほしいと。 日ごろからコミュニケーションがとってあって、市長の思いが伝われば、任命したのは市長ですよね。柴田教育長も副市長も。その任命した自分が本人なのに、その本人の気持ちを日ごろのコミュニケーションですよ。その日ごろのコミュニケーションの中でとっておけば、こういう案件が出てきたときに、いつもはこうこうこうなんで、今回は俺の話を聞いてくれんかとか、そういうふうな打ち合わせもできると思うんですよ。 教育長とお話をされていると言いますけど、教育長、市長からどれぐらい頻繁に連絡があってますかね。 ◎教育長(柴田幸尚) どれくらい頻繁にと聞かれても、2週間に1回庁議、部長会議で話す機会がありますし、それとは別にまた、個別に、市長お忙しい身ですから、スケジュールが空いているときに私のほうから連絡させていただいたりとか、あるいは、市長のほうから私のほうに連絡されたりということでお会いすることはあります。長いときで、今年の5月でしたか、7時間ぐらい話したこともあったんですけども、そういったわけで、なかなか、この思いがマッチングしないというところあるんですけども、決して、とげとげしい会話にはなっておりません。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) もう本当ですね、もう、学校問題、この教育部との問題が今、本当、新聞にも取り沙汰されて、ある意味、ちょっと恥ずかしいところであります。 「福津市は大変ですよね」と言われます。他市の議員からもですね。もう、市民の方たちにもご迷惑かけておりますと。もう早急に解決するには、やっぱりもう、対話をとらなくては前に進まないと思うんですね。日ごろの本当の対話を大事にしていただいて、もう一刻も早く、この問題を解決していただきたいと思います。 先ほど私、任命責任と申しましたけど、副市長・教育長、市長が任命しております。 副市長にお伺いします。今現在、11月の時点で、市長が一対全員となってましたと言っておられました。そういうときに、副市長からは、何らかのアドバイスとか、やっぱり市長をサポートする立場にあられると思うんで、なんらかのアドバイス、サポートをされたんですか。 ○議長(江上隆行) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) 11月、12月の時点では、市長が庁議で話している内容について、そこまで違う考えを持っているということには気づいていなかったということがございます。 ただ、1月になりまして、1月20日の全員協議会の前の日に、日曜日の夜、市長が教育長をお尋ねになって、ほかの案も考えたいということをおっしゃったということが1月20日の全員協議会の朝わかりまして、市長に、どういう気持ちなのか聞かせてほしいということで、幹部でお尋ねしたところ、今日は、全員協議会は庁議で決まった方向性でいこうというふうにおっしゃられたので、そこは一旦、固まったんですけれども、その後、1月27日に部長会議、月曜日は部長会議がございます。そこでもやはり、市長が手光の可能性を考えてほしいというふうにおっしゃいました。 私も、本当に市長は違う方向を考えていらっしゃるんだなということをそこでわかったのと、その前日に、ある方から、市長がほかの案で考えたいということをお話されているということを聞いたので、そのことも含めて、やっぱり、市長の本当の気持ちを聞くのが、おっしゃるように、私の役割だと思いましたので、三役で、それから、そこに総務部長も入っていただいて、市長のお気持ちを聞きました。そのとき、もう大変強いお気持ちでした。 ですから、これは何とか調整をしていかないといけないということで責任を感じまして、ただそのときに申し上げたのは、やはり、外の方にお話される前に、教育長や私に言っていただけなかったというのは、私の力不足かもしれませんが、それはとても残念でしたということは申し上げさせていただきました。 その後、じゃあ、本当に市長がどういうことを懸念されてご意見が違うのかということをヒアリングさせていただきまして、それに基づいて方向転換をするための庁議の資料も作成しまして、それをもとに、竹尾案以外の方向性も考えようということに進んでいったわけなんですね。 そういう意味では、その時点から、何とか違う案を、皆さんの中で納得がいく対話を進めていかなければいけないという責任は感じておりましたが、なかなか、それまで庁議のメンバーも、長い時間をかけて議論してきたことで、市長の思いを聞いたのも、当時で言えばちょっと唐突感がありましたから、なかなか納得をする機会にはならず、その後、いろんな形で議論をしてきたということなんですけれども、そういう意味では、今回の市民意向調査にしましても、何とか市長部局と教育委員会の間に立って調整はしているつもりですけれども、もうかなりの時間で意見の食い違いが来ておりますので、本当に調整できなくて申し訳ないというふうに思っております。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 要は、市長が手光案をずっと、竹尾案を凍結されてから、3月ぐらいから手光案というのを出してこられて、ずっと熱意を持って言ってこられたと。今もそうですよね、市長。 それでですよ、そんだけずっと私は手光。竹尾案は、考え直してほしいじゃなくて、調査をしてほしいと言われていたんですよね。今回、その補正予算で、ある程度、地盤の調査費とかが入ると思われるんですけれども、先ほど、突如として教育委員会から申出書が出たと、そういうところも、要は、意思疎通がとれてないという状況にしか見えないんですよ。 突如として出されたと。市長はそんだけ言っているのに、教育委員会が出してくると。それはもう、市長の意見を全く聞いていないということになるんじゃないんですかね、市長。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) そういうことになろうかと思いますね。だから、5月13日に協議を行ったわけですよ。でも、現実そうです。突如というか、だから、申出書が出たのはそのとおり、5月26日に受け取るわけですけども、これでもう、交渉は断裂だと、終わりだということを私は述べてはおりませんし、協議続けるべきだったと思います。 そして、それによりまして、やっぱり、申出書が出たというのは1つのターニングポイントでございました。なので、そこで、それについての議会のほうからの所管事務調査も入ったんでしょうけども、やはり、申出書をいただいたときから、大きなターニングポイントで、これもあって新聞等もあったと思います。異例の申出書と出ましたのでですね。新聞のほうには。そういうことで、私の気持ちが伝わってないし、教育部も、私のあれをなかなか受け入れられないということで、申出書が出たものと思います中で、市長として大変残念であり、遺憾であり、しかも、なんとかならなかったものかなと反省するところもございます。 けども、今現在も日が進んでおりまして、今の段階で、この市民意向調査が始まりそして、1日も早い学校の設置の議会のほうに上程することを目指しているという段階でございます。申し訳ございません。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 私は一般質問で市長にずっと言ってきました。市長、リーダーとしてのかじ取りをしっかりしていただいて、この問題を乗り切ってくださいと。しっかりかじを取っていただいてと、僕はずっと言ってきました。もう今、かじがとれてない状態ですよ。市長がかじを切っても、だれもその方向に行かない。もうちょっと市長、もう少し、職員とコミュニケーションをとっていただいて、気持ちを伝えるなり、もう、こういう福津市の状況が、ちょっと私、恥ずかしくてしようがありません。 ちょっとこういう話も聞こえてくるんですけど、市長決裁がなかなか下りないため、行政が停滞しているという話が聞こえてきたりするんですけど、そういうことはあったりするんですかね。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) そういう質問を以前も受けたことがありますけども、100%納得はないけども、普段見慣れない決裁文書が来たときは、その旨説明をいただくような、そこはコミュニケーションも含めましてとらせていただくことがあります。 なんといっても、市長というのは決裁権を持っているのが市長決裁、副市長決裁もありますけども、とにかく、額が大きい事業であったり、大きな条例の改正であったり、普通ない取り組みであったり、決裁ってすごく大きいです。それは全て、決裁権者に最終的には責任が参ります。 なので、ここは慎重にという私の判断で思うところは、決裁を行いますし、並びに、この学校の問題につきましても、さきの横山議員のある中で、なにかあった場合に、本当に重大な責任を負うという、そういう使命なり苦しみは、先人の思いも受け継ぎ、現在の市民、そして将来の世代に決して禍根を残さない、そういう学校の建設ということについて、私は本当に一生懸命考えていて、それを伝えているつもりですけども、なかなか伝わらない反省すべき点はありますけども、この決裁も、学校の建設も同じです。本当に悩みながらも、こうでいかなきゃいけないということであるんです。 今、決裁の質問なので、そういうことがあるとお聞きしておりますがということなので、そういうことも聞いているということだったらあるんじゃないでしょうか。 ただ本当に、一つひとつ慎重に決裁文書は目を通してさせていただいているというのがあります。見慣れない決裁文書についてはですね。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 市職員は、それぞれ専門の部署におられて、担当部長に至っては、長年その部署、他部署でもありますが、そのところで頑張ってこられております。その方々の出してきた案が、例えば、大きな案であったり、小さな案であったりもすると思いますが、やっぱりそこで、市長として職員との信頼関係があって、お前の出してくる案なら間違いないじゃないですけど、そういうぐらいの信頼関係をとっていただきたいんですよ。 市長には決裁に対する責任はあります。もちろんです、それは。ただ、責任を取るのが市長です。職員の不正があるときに責任をとるのが市長です。そういうところの長というところなんで、その職員を信頼していただいて、職員の働きにくいとは言いません。ただ、本当に、オール福津で福津市を盛り上げていっていただきたいと思いますので、こういう事案がなかなか聞こえてこないような状況になっていただきたいと思います。 次、お願いします。 ○議長(江上隆行) ちょっと悩みましたけど、秦議員の一般質問の途中ではございますが、議場の換気を行いたいと開会冒頭で申し上げているので、秦議員には恐縮ですが、ここで休憩をとりたいと思います。再開は4時45分としたいと思います。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後4時26分            再開 午後4時47分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) それでは、休憩前に引き続き一般質問を行いますが、ここでお諮りをいたします。福津市議会会議規則第9条の規定では、開議時間は午前9時30分から午後5時までとなっております。もうすぐ午後5時となるわけですが、本日の開議時間は、議事の都合により会議終了まで延長したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ありがとうございます。ご異議なしと認め、本日の会議時間は会議終了まで延長をすることに決定をいたしました。 それでは、秦議員の一般質問に対する4項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、4項目めでございます。宮司地区について①から③番までございます。 ①番、宮司地区では、濱久保公園、それから、的岡公園の2つの公園を都市計画決定しております。この2つの公園の整備につきましては、都市計画決定後も長期間未着手となっております。 その間、宮司地区の市街化は大きく進んできておりますので、近年の宮司地区の人口増の実態等を踏まえ、都市計画の見直しの必要性があると考えております。 今後は、どの位置にどれくらいの規模で公園を設置することが適正であるか、また、設置に係る費用や期間等につきましても継続して研究させていただければと思います。 ②番、福津市内における、ふくつミニバスの公共交通としての位置づけについてですが、令和元年8月に策定した、福津市地域公共交通網形成計画において、JRや西鉄バスといった市の主たる公共交通路線である幹線軸を補完する役割を担う路線としての支線軸と位置づけております。 宮司地区におきましては、県道などを走る西鉄バスを主たる公共交通とし、ふくつミニバスは宮司浜や星ヶ丘など西鉄バス路線から遠い地域と幹線軸やJR福間駅といった主要な交通結節点へとつなぐ役割を果たしております。 現在見直しを行っているふくつミニバスの路線につきましても、地域公共交通網形成計画に掲げる方針に基づき、市民の皆様の意見をしっかり聞きながら決定することが最善と考えており、さきに開催した説明会でいただいた市民の皆様のご意見を踏まえ決定したいと考えています。 ③番です。ご指摘いただいておりますように、鞍手県道踏切の廃止により市内の道路の混雑度が増してきている状況については、市でも憂慮しております。 道路整備については、長期の事業期間と多額な費用を要する事業となりますので、市の取り組みといたしましては、長期的なものと短期的なものとして進めていく必要がございます。 まず、長期的な取り組みといたしましては、平成30年度より、福岡県の指導の下、都市計画道路の見直し作業を行っています。 その業務では、将来交通量の推計を行い、今後、どの路線の交通量が増えるのかなどを検証を行いまして、そのデータなどを使いまして、その路線の整備をしていくかなどの検討をしていきたいと考えております。 また、短期的な取り組みといたしましては、福間駅松原線の全線開通後、福間南小前、それから、旭橋、浜田橋北の3つの交差点で交通量調査を実施したいと考えております。 この調査によりまして、福間松原線全線開通後の市内の道路交通状況を把握し、福岡県や福岡県警などと協力して混雑度の低減を目指したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 私は、いつも宮司地区の公園を作ってくれと、毎回、一般質問で言っているんですけど、宮司地区もだんだんと田んぼが造成化され、住宅地も増えてきております。 現在の、日蒔野地区のような学校を建てる土地がないとか、そういうふうな状況にならないためにも早めに都市計画を立てていただいて、市民の憩いの場、子育て世帯の人たちには、遊具があるような子どもたちを遊ばせるような、高齢者のかたたちには、そこでお話ができるような公園があったらいいなと、僕はずっと思い続けているんで、ぜひ計画を立てていただけたらなと思いますが、その点どうでしょう。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 議員ご指摘の公園の件でございます。今年の3月の定例会でも同様の公園の整備というようなことをお話しいただいております。 現在のところ、先ほど市長の答弁がありましたように、二つの都市計画決定を行っている公園がございます。新たに公園整備という形になりますと、現行の都市計画決定を行っている公園、これをどのような形で変更していくのか、単純に削除というわけにはいきませんので、新たな具体性のある公園というのを考えながら都市計画の変更をかけていく必要がございます。 現在のところ、今、議員がご指摘されているように、宮司地区については空いている、可住地と呼ばれているような土地については小規模な開発というのがどんどん行われて、より市街化が進んできている状況を踏まえまして、先ほどの市長の答弁があったように、どの程度の規模でどの位置にあったほうがいいのかというのを現在も継続して調査をしている段階でございます。現在のところは、今、回答できるのはこの段階というような状況になっております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 3月議会でも、私、言わせてもらいましたけど、二つの都市公園は、昭和40年代にもう計画立てられた公園計画なんで、もうそれを見直していただいて、新たに計画を立ててすぐできるような計画ではないと思いますので、なるべく早いうちに計画を立てていただいて、憩いの場所をつくっていただきたいと思います。 続きまして、ミニバスの件なんですけど、ミニバスの説明会に、私、参加させていただいたんですけど、そのときに宮司からのルートに買い物をする施設の前を通らないという案が提出されていたんです。その後、変更はあったんですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 宮司のほうでのミニバスの説明会においては、確かに太郎丸付近を通るという案ではなく手光から中央公民館のほうに行くというルートをご提示させていただいておりました。 実際にバスの説明会に行ったときの宮司のほうからのご質問、ご指摘の中で、今、議員が言われたように太郎丸のほうを通って、商業施設を通って駅のほうに行っていただくような案ができないだろうかというようなご指摘をいただいております。 当然、今、その計画を見直している最中で、そのルートで変更できる方向で、今、調整をかけている段階でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) ミニバスを利用される方は、やはり買い物弱者とかそういうところが大事になってくると思いますので、ぜひ検討していただければと思います。 そして、ミニバスもやはり説明会に行っても、どうしても100%のいいルートというのはできないと思うんです。どうしても近くにバス停が欲しい、このルートを走ってほしいとかいろいろ住民の方々から案が出てくると思います。そういうところも含めて将来的には住民参画でルートを作成したり、バスの運賃もずっとマイナスになっております。それを黒字にするというのはもう難しいと思いますので、ある程度運賃のところも住民の方と、タクシー会社、バス会社、一緒に考えていくような計画を将来立てていただいたらなと思うんですけど、どうですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今、議員がご指摘のとおり、実は既に地域公共交通網形成計画というのを昨年策定させていただいておりますけれども、この中では、地域、それから、地域やコミュニティと一体となった取り組みの実施というようなことも掲げております。 現段階で、例えば地域にお願いをするというような方向も、全くそういった自治体がないわけではございません。実際に例えば不特定多数の人間を運ぶという現行のミニバスの運行方法となりますと、自家用有償旅客運送というようなことで、こういった体系をやるということになりますと、輸送形態が民間のタクシーと競合するような場合については非常に難しいという形になります。 宮司地区においては、まだタクシーが結構利用でき得るエリアというふうに考えますので、もし市内でするとするならば、例えば勝浦、あるいは上西郷、こういったところであれば可能性としては残っておるかと思っておりますが、今現在、まだ現行のミニバスのほうで十分対応できているのではないかというふうに一つは考えているところです。 もちろん、今後、AI、こういったものがどんどん活用されるようになってくると、運転手不足の解消とかいったことも考えられますので、今後、そういったところは当然注視しながら、どういった方向で地域の皆さんの移動を確保できるか。なによりも継続していくこと、これが一番重要だと考えておりますので、予算の問題、それから、どういった運行形態で行けるのか、こういったのは、今後しっかりとまだ考えていく余地は十分検討しなければならないというふうには考えているところです。 以上です。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) ぜひ、いいミニバスルートとかを考えていただいて、市民の交通弱者の人たちのためにも計画を立てていただきたいと思います。 最後に、渋滞の件なんですけど、本当に福間駅の横の鞍手の踏切がなくなり、津屋崎方面からの渋滞が激しくなっております。特に朝夕、激しくなっている状況で、私たちも建設環境委員会で福岡県の北九州の土木事務所に行かせて、お話を聞かせていただきました。そのときに、まずは福津市が計画を立てて持ってきなさいというような叱責もいただきました。 今後、渋滞がまだまだ激しくなると思います。宮司にもまだまだ家も建ちますし、サンピアが以前あった住宅地もまだ十分完成したという感じでもないので、その点からしてもいろいろ財政面が大変なのは分かります。ただ、この公園のこともそうですけど、まずは計画を立てないと道路はできないのかなと思いますので、将来的にも渋滞が緩和できるような計画道路を立てるということ、お考えはどうですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 議員ご指摘のとおり、実際に今現在人口が増えて、その分、車の量も増えて、実際に通常走っている道路の混雑度が上がっていることは、しっかりと市も認識させていただいております。 当然のことながら、今、市としての動きとしては、そういった解消するためにどのような方向で動くのか、一つは、先ほどの市長の答弁もございましたように、今現在、交通量調査というのが既にパーソントリップ調査、これは終わっておりまして、これを基に現在の都市計画道路、こちらについてしっかりと検証をかけさせていただきます。 その後に、実際に財源かなり高額な、しかも長期間のスパンになると思われますが、どのような形でどういう形で、今、議員もご指摘されたように3号へのタッチをさせるのか、いかに早く3号にタッチさせて、混雑している部分の解消をしていくのかというところを今現在調査、そして、既にコンサルに依頼をかけて都市計画道路の見直しのほうに既に入っております。 今後、この新たな都市計画道路の見直しを行い、県への協議をしながら都市計画道路の見直しを行い、その後の計画、事業の実現性について、今度は財政当局ともいろいろ協議をさせていただこうというように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 現時点で渋滞は結構激しくなってきておりますので、信号機の調整等、警察のほうと連携していただければなんとかなるのかなと思いますので、そういう点はどうですか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 渋滞あるいは混雑の緩和については、今、議員が言われたように、信号機の調整というのも十分これには効果が出てくるものと考えられます。 今現在、パーソントリップ調査を行った結果のどこの状況がどういう状況なのか、そして、新たな駅前線ができた後の交通量がどういうふうに変化するのか、それによってどこがどのような形で混雑するのかというのを踏まえた上で、必要な箇所については規制の絡みもございますので、県警との協議、そして混雑の改善について市から要請をしていくというというような形を取らさせていただければと思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 秦議員。 ◆3番(秦浩) 先ほどの議員からも、信号調整して渋滞しているけど交通マナーを守っていただいて、やはり渋滞以前にやはり子どもたちは安全な横断歩道とか渡って、そこに事故がないように調整していただきたいと思いますので、そういうところも踏まえて計画を立てていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(江上隆行) 以上で、秦浩議員の一般質問を終わります。 引き続き、一般質問を行います。 本日最後は、15番、榎本博議員。榎本議員。 ◆15番(榎本博) 本日最後になりました、議席番号15番、榎本博です。 一般質問の通告書に基づき、郷づくりと自治会と東福間駅周辺地域団地再生事業の2点について質問いたします。 まず、郷づくりと自治会についてお伺いいたします。 昨年12月定例会において、郷づくりと自治会の在り方、福津市みんなですすめるまちづくり基本条例改正について一般質問を行いました。その後、本年3月定例会においても、同条例及び規則の改正について総括質疑が他議員から行われ、本年の6月以降に改正すると答弁されております。その後、郷づくり事業と自治会の取り組みについて、また、条例改正等進捗状況についてお伺いいたします。 次に、東福間駅周辺地域団地再生事業についてお伺いいたします。 東福間駅周辺地域の活性化に向けて神興地域郷づくり推進協議会と神興東郷づくり推進協議会から請願が出され、平成28年に議会で採択されました。その後、平成30年に計画策定に着手、令和元年9月に民間事業者の提案を加味した東福間駅周辺にぎわい再生計画を策定し、神興地域、神興東地域の両郷づくり協議会の代表者と地元事業者、有識者等による協議会で本年3月まで検討される計画となっていました。その後の進捗状況についてお伺いいたします。 以上、よろしくご答弁お願いいたします。 ○議長(江上隆行) 1項目めの答弁です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、郷づくりの自治会についてでございます。 福津市みんなですすめるまちづくり基本条例等の改正の進捗状況でございます。議員がご指摘のとおり、福津市みんなですすめるまちづくり基本条例及び関連する福津市郷づくり推進に関する規則の改正等につきましては、昨年12月定例会における議員からの一般質問の答弁では、改正内容の検討を進めると申し上げました。また、その後の本年3月定例会における総括質疑におきましては、本年6月定例会以降に改正等を行うとお答えしておりました。 特に条例の見直しは、市民などから改正の必要性の意見や要望を聞き、庁内で検討して改正の有無を決定することとしております。そこで、市政運営のパートナーであります、郷づくり推進協議会の意見等を伺うこととし、市との連絡会議として9月末に予定しております第2回代表者会議で改正が必要と考えられる内容説明を予定しております。その後、年内の開催を想定している第3回代表者会議で意見を聴取して、その後の庁議で改正の決定をすることとしております。 本来、もう少し早い動きを想定しておりましたがコロナウイルス感染症の影響で代表者会議を延期したこと等もありまして予定が遅れておりますけども、改正を前提とした場合、遅くとも令和3年3月定例会までには改正議案を上程させていただきたいと考えております。 次に、郷づくり交付金の課題と今後の在り方につきまして、以前より公金である交付金に関するルールを明確化するため、要綱の規定を見直すとともに規則へ改めること、郷づくり活動の評価・検証とともに広く住民に浸透していくような枠組みなどが課題であると申し上げておりました。 交付金交付要綱の見直しにつきましては、条例と規則の見直しとともに検討しております。また、活動の評価・検証では、活動発表大会等を企画することを検討しておりましたけども、当面の間、コロナウイルス感染症への感染を警戒しなければならず重症化しやすい年代の活動者のかたが多いことから、一堂に会して交流を行うことが難しい状況もありますので、開催手法等を検討しているところでございます。 最後に、広報配布業務の取り組み状況につきましては、ご承知のとおり平成31年度から神興東郷づくり地域を除きまして、自治会への配布依頼から事業者への配布委託に変更しました。また、この変更によりまして神興東郷づくり地域での自治会配布も含め全世帯配布を徹底しておりまして、自治会の加入未加入を問わず広報紙を配布しております。 令和2年度も神興東郷づくり地域では自治会での配布を継続されており、今後、令和3年度も継続されるか否かをお尋ねする予定ではございます。自治会配布を継続されないという場合には、令和3年度から市の委託事業者での配布に変更となりますが、既に市の委託事業者が配布している地域で、再び地域の自治会での配布することはございませんと思っておりますが、神興東郷づくり地域も一旦現在の自治会配布を止めた場合には再び自治会配布に戻すことは考えておりませんということでございます。 以上であります。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) ちょっと最初の答弁のところを聞き取れなかった部分があるんで、ちょっと重複するかもしれませんが質問いたします。 まず、コロナの影響ということでなかなか説明できなかったということだと思われますが、この間、推進室のほうでは、この条例の検討はどのようにされたのでしょうか、伺います。 ○議長(江上隆行) 石井まちづくり推進室参事。 ◎まちづくり推進室参事共助共同(石井啓雅) お答えいたします。 実は、私の方が新しく参事で参りましたものですから、前任からこれまでの経緯を聞き取りをしておりました。そして、地域のほうにやはり説明をしなければいけないということで、私のほうで、まず、今、資料を作らせていただいております。 また、以前から頂いている資料を、今、室長を含め、話をしながら、中でどういった案を地域、郷づくりに示せるかということで、今、検討をしておりまして、できましたら、9月の末の代表者会議の場で、そちらをご説明したいということでございます。 以上でございます。
    ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 先ほどの第一答弁で9月ということになりそうですが、実は、条例についてみんなでつくるまちづくり基本条例、これが作成されたのは、調査というか聞き取ったんです。これを作られた元職員のかたです。これは、ちょうど平成17年だったというふうに記憶というか、ちょっとこれ後で、合併、その前ですか、これは、津屋崎町と福間町が合併のときに、やはりまちづくりっていろいろそのときに問題というか、なかなか一緒になる、ならないという問題もあったかと思われますが、そのことを勘案してみんなでつくるということになったとは具体的には言われていませんけど、そうですかというふうに理解したんです、聞いていて。 通常だと3月に質問された議員がやはり自治基本条例、これが基本だろう、私は、そのことはそのとおりだと思って今日は必要だという思いだったんです。考えてみると、私が幾度か名張市のゆめづくり地域予算制度、これについて前任の地域の担当課のほうにこれはどうかと言葉で説明しましたので、なかなか伝わらなかったというか、見られただろうと思いますけども、やはり一概に現状のみんなでつくるまちづくり基本条例を自治基本条例に変えるというのは、ちょっと私もこの話、あるいは状況を見て、この基本条例、名張市はこの制度という名前で福津市のみんなでつくるまちづくり基本条例ですか、これがほぼほぼ一緒なんです。言葉もそんなにきつくないといったらあれですが、みんなでつくるというところなんか特に文案見ると、「事業者も含めて」と、これ名張市にはそういう文言も入っていないんです。 ですから、私自身、もうちょっとこの台風も来ておりますからできるだけ早くしたいと思いますので、ここでちょっと提案をしたいなと思っています。 一つは、もう先ほど言いましたように、福津市自治基本条例を改めて作って、名張市にあるゆめづくり地域予算制度、この辺りを補完する形でこれをつくられるという方向でする案が一つ、それと、もう一つは、まちづくり基本条例を新たにつくって、それを現状の各これに付随する条例規則ということで作られたらどうかというのが一案、もう一つは、現状のみんなでつくるまちづくり基本条例を生かしつつ、ゆめづくり地域予算制度福津版ということにまとめられるといいのかなと。 実は、これは、例規集の中を見ると、まちづくり支援という第4章の中はすごく条例が多いんです。これを見てみましたら、これ、市民の方、これで逆にこっちが自治基本条例みたいな感じになるんです。これしたら、これが要る、あれが要るというところがありますので、制度、さっき言った、ゆめづくり地域予算制度みたいなものにくくってしまうと、それが、この条例の、これ全部変えるというわけにはいかないかもしれないけど、これで包括できるかなと思っております。その二つの案を考えているんですけど、その辺りいかがですか、担当課として。 ○議長(江上隆行) 石井まちづくり推進室参事。 ◎まちづくり推進室参事共助共同(石井啓雅) 議員、ご提案ありがとうございます。 実は、私たまたま、今のみんなですすめるまちづくり基本条例を策定する際に、一担当者として関わっておりまして、実は、今の議員がおっしゃったようなことも当然承知しております。当時、実は福間町まだ合併前に自治基本条例が要るだろうというふうなことで研究をしておりまして、それを受けて合併後に、ちょうどそのころが、郷づくり推進協議会が立ち上がろうとしていた時期でございますが、18年から19年にかけて、約1年かけて市民会議をやりまして策定を、今の条例をしたわけなんですが、ただ、当時、最初は自治基本条例で行きましょうという話だったんですが、それで、市民参画・市民共働を目的として地域自治を進めたいと。 それで、郷づくりと同時にそこを策定しようということだったんですが、中で課題になりましたのが、本来、条例には優劣はないんですけれども、この自治基本条例というのが、自治体の憲法と言われまして、要は一番上位の条例になってしまうということで最高法規性というのが要るのかどうかというのが、まず議論になりました。 あともう一つ大きかったのは、当時、自治基本条例にするにはスタンダードな条例がありまして、これが住民投票というものを必ず入れておりました。これを入れるのはどうかということが議論に上がりまして、そこでちょっと難しいだろうということで、あくまで市民参画と共働を目的として地域自治を推し進める目的で条例を作ったという経緯がございました。ですので、これからまた、もし自治基本条例を作るとなりますと、その辺りをどのように考えるかということが整理としてまず必要になってまいりますので、結構時間がかかるのではないかというふうな思いがございます。 ですので、まずは今の条例を必ず必要な部分というのが、今、実はございまして、そういった部分をまずは改善させていただいて、その後に、今おっしゃったようなことをご提案を受けまして検討してまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 全く意思が初めて合いました。 参考資料をちょっと名張市のやつを出しますので見ていただきたいんです。 2枚つけています。これも御覧になっているという状況で僕は理解してご説明しますが、名張市ゆめづくり予算制度の仕組みということで、これは、もう見て御覧のとおりなんですが、次のページです、ここに、ゆめづくり予算制度の中に、まずここに書いていますように、地域づくり組織条例が一つ、それから、名張市地域づくり条例施行規則、それから、名張市地域づくり組織における会計処理要綱、それから、最後に、名張市市民センター条例と四つありますが、四つの中身を見られていると思うんですけども、福津市で現状あるここの、先ほど例規集の中のまちづくり支援という第4章の中の郷づくり交流センター条例とか、施行規則という中で、これは出来上がっているんです。 それ以外の交付金要綱とか運用についてとか、これを整理されると、これだけで済むということになるんです。これを言いたかったんです。ですから、名張市には厳しい自治基本条例でかちっと抑えられてる。 これを参考にされれば、私も以前の担当のほうには、これを言うと、具体的なことを言わなくて見てもらえばできるだろうという意識が勝手にありましたので、これを参考にして、戻りますと、この前のところ戻って見てもらうと分かるんですが、この取り組みの予算制度の中身は、もう一言で言うとなんでもしてもいいということなんです。 逆に、福津市の場合には、自治基本条例がかっちりなかったといったら語弊ですけども、優しい条例だったから、どうしても交付金の問題とか使途の問題とかで縛らざるを得ない。次、問題が起きるたびに規則の変更とか、そうじゃなくて、これがパーフェクトとは言っていません。これが参考になると思います。 もう一つちょっとつけ加えますと、この昨年度版のゆめづくり基本条例というか、これの中に平成17年だったか、これもちょっと調べてみてもらいたいんですけども、福津市と同じように区長制度を廃止しているんです。その区長制度を廃止したとき、これ、我々、数年前に総務文教で研修視察に行っているんです。それで、何度も言っているんですけども、その時点で福津市もそうだったんですが、福津市の場合は、いわゆる福津市の財政のことでもめたと、記憶あるでしょう、自治制度として少し減額しますとか。 これにはたくさん資料がついているんですけども、その時点を境に区長に、自治会に出していたものの費用をそのままこちらでいう郷づくり、コミュニティのほうに移して、そして、さらに、先ほど市民センター条例というのは、いわゆるこっちでいう指定管理なんかに出すような話のところの費用も含めて全ての費用をプラスして減額にはなっていないんです。それも確認してください。ですから、住民にとっては、なんの不満もなくとは言いませんけども、これを進めるときに大きな問題はなかったというふうに私は受け止めているんです。大きなといったらいかんですけど。だから、その点をちょっと考えていただければ、わざわざ大がかりに自治基本条例を僕は作る必要はないかなと、今、言われたことで私はいいと思っております。 これについて以上です。もう一つ加えると、名張市は、7万8,500人の人口です。15のコミュニティで、ここにも、ちょっともう一回資料を出してもらえますか、183の自治会をベースに、こちらでいう自治会機軸のところをちゃんと抑えて15のコミュニティになっていると、小学校単位になっていると。これは全く一緒です。 以上で、次の質問をお願いします。 ○議長(江上隆行) 2項目めの答弁をお願いいたします。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 東福間駅周辺地域団地再生事業についてでございます。 東福間駅周辺地域の活性化につきましては、本年の4月14日に活性化するための協議会から東福間駅周辺地域にぎわい再生計画の提出を受けまして、事業化に向けて財源の確保、官民連携の手法などについて担当部署に検討をさせているところです。 本地域の活性化、このエリアの活性化におきましては、日常の買い物に利用することができるスーパーマーケット等を中心にした複合的な生活利便施設の誘致が望まれておりますので、民間アイデア募集に応募いただいた事業者を含めまして、民間事業者の参画しやすい形で、今、事業を進めていきたいと考えております。 ちょっと短いですけども、以上でございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) この件についても、コロナ禍でなかなか次に移行できていないのかなというふうに推察します。 早速、再質問いたしますが、年度末のアップされている東福間駅にぎわい再生の、それから、説明も、僕、傍聴で聞いておりまして、周辺の計画図は頭の中にはあります。 これを、民間からのアイデアでここを中心に作成されているというところで、若木台と東福間団地を結ぶ現在の橋梁もちゃんと結ばれて現地まで行けるという状況にはなっているのかなと、おおむねです。当初、計画されているところは入っている。 そこで、この担当課としてこの計画を民間から受けて、今後、進めると、予算化するということで言われましたが、策定にあたって最も重視した点をお聞かせください。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) まず、今回のこの計画策定、今年度の3月に協議会から市長のほうに提出させていただいております。 これは、先ほど議員が平成28年に議会で請願が出されてというようなお話で、この趣旨というのは基本的にこのまま東福間になにも手を加えていかなければいずれ衰退していく、それをなんとかしてほしいというような基本的な考えがございました。 今現在、福津市でも都市計画マスタープランの中において、この東福間駅のエリアについては学校あるいは保育所、こういった子育て環境が整ってありますので、子育て世代の若い世代の定住促進によって活性化を目指していくという位置づけをさせていただいております。 当然、こういったところで東福間、例えば市外から東福間を選んでいただくために必要なことはどういったものなのか、こういったのも計画の段階で委託業者になりますけれども、そちらにお願いしてウェブ調査をかけさせていただいております。 これは、鹿児島本線です、JR沿線沿いの福岡のほうから八幡あたりまでだったと思いますけれども、そういったところのかたがたを中心にウェブアンケートをかけさせていただいた結果、定住というか、その場所を選ぶときにどういった項目が選ばれる、優先されるのかというと、やはり、まず交通の便がいいこと、それから、商業施設、こういったものがあるということが選択される要素の多かったということもあって、そういったところをしっかりとこの計画に反映できるというような方向で、こういった点を重要視しながら民間さんのアイデアをお借りさせていただいて、こういった形でという絵を作らさせていただいたという方向で進めてきてております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 少し安心しました。最初に都市計画マスタープランを基にと、私、そこの確認をしたかったんです。その都市計画マスタープラン、プラス、一番もう一つ上にあるのが、まちづくり基本計画です。この上位の中の一つとしてこれがあり、その並びの下に地域公共交通網形成計画があります、基本計画、これも作られています。こういうものが入っているわけです。 先ほど、その後にご説明いただいた調査で、定住の若い人たち、子育て、これは外れていないと思います。仮に、今、ご説明の民間業者の方にそういうオリエンテーションをされたのであれば、それは間違っていないんですけども、福津市としてのまち計画、これも恐らく答弁漏れかもしれませんけども、こういう方向でまちを進めていく、その中に交通網も含めた、あそこがあるのはその二つなんです。それ以外にもありますけども、主に整備にするということは、これを前提として作っていかないと、駅に、ここをにぎわいとかいう話じゃないです。やはり、そこを整備するにはそこを踏まえた上で考えないと。さらに、そこの中に書かれていることも言われました。それに共通しているのは、広域です。広域との連携、交通網は離せないんです。 つまり、JRがあるから交通便がいいということではなくて、なぜ、まちづくり基本構想を言うか、これは、地域拠点が二つあります。津屋崎と東福間、ここをベースにして考えないといけないんです。 言いたかったことは、東福間駅は、地域拠点として考える場合には、勝浦、前も話していました。それから、上西郷側、ここには接点になるというふうに私は認識していますし、実際、書かれているんです。上西郷とは、それは書かれていません。ないけども、交通網形成計画、簡単にちょっと略称を言いますが、この中に、交通網の図面があるんです。その中に広域での連携、これ多分、宗像市だと思うんですが、そこに線が入っております、点線で。これも検討しますというふうに入っております。 ですから、そういうことも含めた勝浦地域、上西郷地域、ここをまず前提として外してはならないと私は思っています。当然、ここの地域が発端として出たことですが、まちづくり基本構想をベースにやはり考えていただきたい。今後考えるということであれば、もう一度ちょっと見ていただきたい、そこを。もう、今日は、そこのとこのことも言おうと思っていましたが、一言言えば都市計画マスタープランの中の5本の柱というページがあります。13ページ、ここに書かれておる分が幾つかそういうことが述べられています。 それから、地域の活性化など分野で密接に関係しているために、各々の課題にということで、この別々なものをうまく結着させて考えていくということが書かれているんです。 それから、37ページの地域拠点にもそういうことが触れられています。先ほど言ったの、これです。これの中の、東福間駅からの宗像市を経由して計画を描かれているんです。でも、これ僕の考えも終わりますが、それで、参考資料を見てください。 私が作ったもので、ちょっといいですか。 今、スローモビリティということで、これ、なぜ僕が出したかというと、調査された中で一番不便を感じているのは、いわゆる地域の今まであったバスだとかそういうものがなくなっています。宗像市では、今、実験的に日の里でやっています、樟陽台の事例を。それで、これ環境省が、まさにこれ福津市SDGsでいいんじゃないですか、こういうのなぜ出てこないかなと思うんですが、絵も見ていただければ、冬場は寒いかもしれませんが、コロナのことを考えたら、こういう形態の車を進めるのも一つかなと思います。 これは、今、尾道市、それから、書いていますように島根県雲南市で取り組んでいますので、この参考事例を見てください。細かに言いません。ほぼ4人から7人、また、20人以上乗りの環境省が出している資料もありますので、そういうことも検討の一つにしてほしいなと。 それから、次、ちょっと見てもらいます。これ、見てのとおりちょっと大きく拡大してもらったら、勝浦のほうに東福間駅から回るような形です。ここまで延伸するかどうかというのは勝手に私が、これの逆パターンが上西郷側にあったり、本当は、さっきのモビリティは主軸ではないんです。その枝葉になるんです、20キロぐらいで走りますので、書いているように、ですから、それも走らせることは可能な、環境省の中でも説明されています。 さらにいいのは、普通免許である程度の講習を受けると、この運転ができるんです。20キロしか出せませんので。維持管理もかなり楽なはずです、しかも電動です。 それはご存じだろう、副市長は多分ご存じだろうと思います。この図面で例えば先ほど言ったハブになるところは、上の宗像大社の道の駅とか、本来こういうところに使うんですけども、これですと、福津市の先ほどのまちづくり基本計画の中に観光ということを言われていますので、これと連動できるんです。 それから、勝浦はそこだけ郷づくりでもタクシーの利用だとか独自でやられている。あれは、あれで僕は正解だと思うんです。そういうことを環境省が課題として出しているわけですから。勝浦から福間駅まで行く時間、勝浦から東福間駅に行く時間、これを考えた場合に、それから、もう僕は防災も聞こうと思いましたが、この防災マップから見て勝浦、この海岸べりは津波が来たときに分断されます。どこに避難所が、そこちょっと僕調べていないので、これで、仮に津波が起きたときに災害に遭ったときに新原奴山越えて逃げていける。あるいは、東福間団地側にそういう避難場所、広いスペース、学校、市長なんか学校廃止とか言いよるけども、そういうものを生かしながら防災も含めたプランを欲しいなと思いました。 先ほど、これとパターンが上西郷側、内殿側というふうに勝手に私、それで、ちょっとつけ加えると、ブルーの濃いやつ、これ、防災とかあるいは高齢者が多い場合に病院が必要です。お分かりのように、宗像市の医師会病院、これを必ず入れることと、これを巡回させることで東郷駅とも連結させられますので、ショッピングセンターも必要ないとは言いませんが、ショッピング施設も、そこも踏まえて考えれば、つまり広域で考えてほしいということです。 さらに、農業にもつながると思います。農業の運搬、いわゆる農産品の、これは私の勝手な考えなんで、このままとは言いませんが、やはり、こういう時代に地域連携、広域連携というのを再度見直して作っていただきたいなと思っています。 質問はそれだけです。以上で終わります。 ○議長(江上隆行) よろしいですか。 ◆15番(榎本博) では、お答えください。長くなって、市長じゃなくて担当課で。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 貴重なご提案ということでお預かりさせていただきたいと思っています。公共交通についての、今、議員が言われたグリーンスローモビリティ、これについては、実は、私ども資料ちょっと公共交通の関係でちょっと準備させていただいている中で、基本的には電動で時速20㎞以下で、しかも公道を走るというような立ち位置になろうかと思います。 この特徴としては、さっき言ったようにグリーン、二酸化炭素の排出量が少ない、それから、ゆっくりでセーフティーでというようなところがあるんですけれども、これが、やはり活躍できる場ということになりますと、小さなエリア、団地内の狭い道、こういったところに、こういったところを走ることがより効果的ということで、今、議員のほうが資料として出されているのが、勝浦あたりまでつなぐとなりますと、例えば国道495号を20㎞で走られる車が横にいて、それの横を追い抜いていくというのは非常に危険性がちょっと高いかなという気がするので、こういった広域という考え方については公共交通としても今後進めていくわけなんですけれども、このグリーンスローモビリティを広域でやるというのはちょっとそぐわないかなという気はしているところでございます。 だから、ご提案いただいた内容については、当然、今後も東福間、これから事業化を担当部局としては進めていきたいところでございますので、いろんなご意見をいただいて、そして、今後はやっていただける事業者さんを早く本当は動きたいところですが、いろんな制約もあって、今、ちょっと動けていませんけれども、早めに動いて事業化を進めたいというのは担当部局として持っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 榎本議員。 ◆15番(榎本博) 議長からいいですかと言われて、ありがとうございました。 ちょっと簡単に、環境省の中でも、もうお調べと思いますが、公道のところにも、だからこそ、交通網の、この交通形成の中に道路の整備と書いてあるんです。だから、僕、これにこだわる必要はなくて、つまり学校の学童が、専用の歩道があるでしょう、緑で塗っているやつが、そういう通れないところに。あれの拡大版と僕は理解したんです、勝手に。環境省なり国土交通省が言っている。それを整備しなさい。それを引くことで、ここには入れませんよ、福岡市では自転車。 もう一つ言いたかったのは、別にこれにこだわっていないです。自転車はいいんです、本当は。だけど、高齢者とかあるんで、おっしゃったとおりです。やはりハブというか、団地内が一番狭いんで、小さいからその狭いスペースの道路を活用できますよという反対の発想でした。 以上、終わります。 ○議長(江上隆行) 以上で、榎本博議員の一般質問を終わります。 本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしましたので、本日はこれにて散会とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            散会 午後5時44分...