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2019-03-20 平成31年第1回定例会(第4日) 名簿
2019-03-20 平成31年第1回定例会(第4日) 本文

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  1. 古賀市議会 2019-03-20
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    2019年03月20日:平成31年第1回定例会(第4日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                       午前9時30分開議                       〔出席議員16名〕 ◯議長(結城 弘明君) おはようございます。これより本会議を再開いたします。            ────────────・────・────────────   日程第1.諸報告 2 ◯議長(結城 弘明君) 日程第1、諸報告をいたします。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  以上で、諸報告を終わります。            ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 3 ◯議長(結城 弘明君) 日程第2、一般質問を行います。  順次、質問を許します。  森本義征議員。                       〔森本議員 登壇〕 4 ◯議員(10番 森本 義征君) おはようございます。自民党系無会派の森本義征です。  きょう3月20日は、平成17年に福岡県西方沖地震が発生した日です。古賀市のまちづくりを進めるとき、常に災害対策を念頭に置いて進めなければならないと考えます。  それでは、通告に従い一般質問を行います。  初めに、古賀市の土地利用について。第4次古賀市総合振興計画後期基本計画における企業誘致の推進及び古賀市の土地利用の有効策の検討状況について、所信表明及び施政方針での魅力を高める産業力の強化という観点から、以下について市長に質問します。  1、企業誘致の推進について。新原高木地区古賀インターチェンジ周辺及び今在家地区土地利用転換の用途の方向性と進捗状況について。  2点目、良好な市街地の形成について。おおむね国道3号線から主要地方道筑紫野古賀線周辺の土地利用の有効策の検討状況について、市長にお尋ねします。
     2件目、次に内部統制及び自治体シンクタンクについて。地方公共団体における内部統制制度(平成32年4月1日施行)について、地方自治法が改正され、市長は内部統制に関する方針を定め、これに基づき必要な体制を整備することが努力義務として定められます。地方自治体を取り巻く環境が大きく、かつ急激に変化していく中、地方自治体は自己決定、自己責任のもと、市民ニーズを的確に捉え地域の課題を明確にした上で課題解決に取り組んでいくことが求められています。古賀市が先進的な自治体として発展していくためには、市の自主性、自立性を高め、地域の特徴を生かした魅力あるまちづくりを進めていかなければなりません。古賀市の厳しい財政状況を踏まえつつ、多様化、高度化する市民ニーズにバランスよく、かつ的確に対応していくことが必要です。  そこで質問いたします。  内部統制について。古賀市に求められる内部統制の骨格については、長が内部統制に関する方針を策定することなどとあります。この骨格について、市長の見解を求めます。  次に、本市の政策立案及び形成について。古賀市では、近年主な政策の立案及び形成はどのような過程で進めてこられたのかお尋ねします。  次に、本市での自治体シンクタンクについて。自治体の政策形成力を確立し、向上する手段はいろいろあると考えますが、その一つとして自治体シンクタンクがあると考えます。自治体シンクタンクについて、市長の見解を求めます。  以上、市長に答弁を求めます。 5 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 田辺一城君登壇〕 6 ◯市長(田辺 一城君) 森本議員の1件目の御質問、古賀市の土地利用についてにお答えを申し上げます。  1点目についてお答えいたします。新原高木地区古賀インターチェンジ周辺土地利用転換の用途の方向性と進捗につきましては、商業系や流通系、その他の産業の誘致に向け、実現可能な開発手法について検討を進めるとともに、国・県との協議を進めているところであります。また、今在家地区につきましては、本市の強みである食料品製造業を中心とした工業・流通系の誘致を進めるとともに、古賀市今在家土地区画整理準備組合との情報交換等を積極的に行っております。  2点目についてお答えします。おおむね国道3号から主要地方道筑紫野古賀線の間の土地利用につきましては、既存集落の維持・活性化を図り、農地の連担性を確保しながら、総合的な観点から、より有効な土地利用の方法について、都市計画マスタープランの改訂にあわせ、工場と住居、農地等の用途が混在しないよう、計画的で良好な市街地の形成を検討しているところであります。  続いて、2件目の御質問、内部統制及び自治体シンクタンクについてにお答えをいたします。  1点目についてお答えします。内部統制制度の根底にあります長のマネジメントの強化、事務の適正な執行の確保については、市政運営を行っていく上で非常に重要なことと認識をしております。本制度の導入の基本は、業務の効率的かつ効果的な遂行、財務報告等の信頼性の確保及び適切な開示、法令等の遵守、資産の保全の4つの目的が達成されないリスクを抑えることを確保するためと示されております。制度の整備は、本市においては努力義務となっておりますが、現在の事務執行における実情を踏まえ、調査、研究してまいりたいと考えております。  なお、制度を整備していくに当たっては、改正地方自治法都道府県知事及び指定都市の市長に義務づけられた内部統制に関する方針を定めること、また定めた方針に基づき必要な体制を整備することが骨格になるものと認識をしております。  2点目についてお答えします。政策立案につきましては、本市では2018年度から部ごとの経営方針を策定し、市ホームページなどで公表をしております。こちらの経営方針につきましては、それぞれの部長が部内各課の政策立案や改善に係る意見を取りまとめ、市長、副市長、教育長と協議をした上で策定をしております。  本市は、2019年度に2022年度から10年間のまちづくりの指針となる第5次古賀市総合振興計画の策定作業に具体的に着手をいたします。議員御指摘の政策立案及び形成を行うに当たって、その基礎となるものであり、市民の皆様の声をしっかりと聞かせていただき、計画策定を進めていかなければならないと考えております。こうしたことから、私自身が市民の皆様との対話集会を各地で開催することはもちろんのこと、まちづくり全体に関する市民アンケートを広く実施する予定であります。現在御審議いただいております2019年度当初予算案に、次期まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定するに当たってのアンケートの実施を盛り込ませていただいておりますが、第5次古賀市総合振興計画の策定に当たっても市民の皆様の声を政策に反映していくための重要な資料にしていきたいと考えております。  今後も、第4次古賀市総合振興計画基本目標達成に向けた政策推進を強く意識するとともに、私が施政方針の中でお示しした産業力、子ども、健康・安心の大きく3つの観点から、個々の政策の実効性を高めるとともに、それぞれの政策が相互に作用し合い、相乗効果で好循環をもたらすためのまちづくりを進め、第5次総合振興計画の策定にもつなげてまいります。  3点目についてお答えします。自治体シンクタンクとは、自治体が設置する政策立案や政策提言を主たる業務とする研究組織のことであり、多様化・高度化する住民ニーズを的確に捉え、すぐれた政策を創出するとともに、職員の政策形成能力を高めることを目的として設置している自治体が複数あると承知をしております。自治体経営において、意義のある取り組みと考えますので、今後ほかの自治体の先行事例なども情報収集した上で、本市の政策立案において有効な手段となり得るか研究をしてまいりたいと考えております。 7 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 8 ◯議員(10番 森本 義征君) それでは、企業誘致の推進についての再質問を行います。  企業誘致活動を精力的に行ってありますが、進出企業、事業者の計画とその受け皿となる土地の確保のためのスケジュールや規模については、どのように調整されているのかお尋ねします。 9 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 10 ◯市長(田辺 一城君) 企業訪問等におきまして、企業のスケジュール感立地希望等を含めた立地意向を総合的に勘案し、調整をさせていただいております。 11 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 12 ◯議員(10番 森本 義征君) すぐにでも古賀市に進出したい、または古賀市内で移転し事業を拡張したいという企業もあると聞いております。少しでも早く要望に応じられるようにするのが企業誘致のかなめだと思います。対応のほどはいかがでしょうか、お尋ねします。 13 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 14 ◯市長(田辺 一城君) 現在、古賀市に進出を希望したいと言っていただいている企業があるということは確かでございます。一方、その工場の立地の適地になかなかあきがないという現状もあって、残念ながらお断りをしているという現実もあります。ただ、一方で玄望園、今在家、新原高木地区の概要説明はしっかりと行わせていただいております。 15 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 16 ◯議員(10番 森本 義征君) すぐにでも建設できるような土地を求めている企業、事業者が多いと聞いていますが、新原高木地区今在家地区においては、区画整理事業等で土地の造成、インフラ整備がなされることを前提に企業誘致を行うという認識でよろしいでしょうか、お尋ねします。 17 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 18 ◯市長(田辺 一城君) 今在家地区につきましては、土地区画整理事業での造成を予定をしております。新原高木地区につきましては、現在事業手法を検討しているところです。  なお、インフラの整備につきましては、進出企業の特性、こうしたものを吟味をいたしまして、過大な規模とならない範囲で整備を行っていくという予定であります。 19 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 20 ◯議員(10番 森本 義征君) 地権者による区画整理事業によってできた受け皿、造成地に対しては、商工政策課企業誘致活動はどのような効果をもたらすことができているのか。例えば直接契約に結びつけることはできるのかお尋ねします。 21 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 22 ◯市長(田辺 一城君) 企業誘致のですね、本市の活動で得た情報はですね、企業の進出の意向につきましては、地区ごとのディベロッパーの方に遅滞なく連絡して共有を図っております。その上で、詳細条件というものを協議をいただくという流れをつくっております。このため、本市の商工政策課が直接に契約を行うということはありませんけれども、企業さん方とディベロッパーをつなぐ役割は本市行政として果たしております。 23 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 24 ◯議員(10番 森本 義征君) 商工政策課企業誘致活動について、重ねてお尋ねしますが、進出可能時期や土地の価格、建築制限など、具体的な提示ができているのかお尋ねします。 25 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 26 ◯市長(田辺 一城君) 本市が企業誘致活動において説明をさせていただいておりますのは、まず地の利を生かした交通利便性、そして労働力、既存企業のですね、どういった企業があるかということの紹介、こうしたものをもとにしてですね、現在造成中の先ほど申し上げました玄望園地区、また開発する予定のですね、今在家地区新原高木地区といったものについて方向性をお示しをさせていただいているところです。  今在家地区につきましてはですね、おおむね完了時期をですね、お示しをすることはできるんですけれども、議員御指摘いただいている土地の価格、坪単価や建築制限は決定に至っていませんので、詳細な説明は行うことはできておりません。 27 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 28 ◯議員(10番 森本 義征君) 詳細説明を求められるということが多いと思いますけども、そういうことではなかなか企業は理解、納得されないのではないかと思います。  最終的な企業誘致は民間事業者が行うわけですが、その場合、古賀市としてめざす特色ある工業群の集積に古賀市がどれほどの指導力を発揮できるとお考えでしょうか、お尋ねします。 29 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 30 ◯市長(田辺 一城君) 御指摘いただいておりますようにですね、工業団地の造成につきましては、やはりまちづくり、私たちがどういうまちをめざすかといった視点からですね、それぞれ明確な特色をつくっていくということが必要になるということは認識を共有させていただいております。そのため、この地区計画をしっかり活用してですね、進出企業の業種等に一定の特色を設けることができると考えておりまして、こうした点で市の指導力は発揮できると考えています。 31 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 32 ◯議員(10番 森本 義征君) 土地利用の転換の最大の難関は、農政関係の国・県との協議だと聞いております。農地関係の協議を取りまとめる上で、市長のトップセールスが重要だと思いますが、市長の覚悟をお聞きします。 33 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 34 ◯市長(田辺 一城君) 御指摘のように、行政の長たる私自身のトップセールスがですね、企業誘致にとって極めて重要だという認識に立っております。市の開発予定地のほうは、多くが市街化調整区域の農振、農用地にかかっておりまして、農政協議には高いハードルがあるということも認識をしっかりさせていただいております。こうした協議をですね、うまくいかせるためには開発の具体性、そして実現性、こうしたものが強く求められますので、やはり市としては企業誘致活動を行っていく中で、こうした進出意向のある企業情報を多くしっかりと収集をすること、そして今議員御指摘いただきました国と県に対するトップセールス、これを強く働きかけを行っていくということをやっていかなければならないと思っておりますので、決意を持って臨んでいきたいと思います。 35 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 36 ◯議員(10番 森本 義征君) 企業誘致はもちろん大切ですが、それ以上に重要なのは、今市長も申されましたけども、国・県、特に県との協議が重要であると思います。市長が強い働きかけを行うと認識してよろしいでしょうか、お尋ねします。 37 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 38 ◯市長(田辺 一城君) 私自身もしっかりと県に対してですね、強く働きかけを行ってまいりますし、ぜひ皆様におかれましても、皆様のさまざまな人間関係もですね、ぜひ御教示いただきながらですね、ともにですね、このまちづくり進めていただけたら本当に幸いに存じます。 39 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 40 ◯議員(10番 森本 義征君) ちょっと視点を変えますけども、開発に反対する地権者がいた場合でも、国・県との協議や開発関係事業を進めることはできるのでしょうか。反対によって推進が、進捗がおくれることはないのでしょうか、お尋ねします。 41 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 42 ◯市長(田辺 一城君) 御存じのように、土地区画整理事業を進めるに当たっては、農振の解除、そして農地転用の確実性というのが必要だというふうに認識を私自身しておりまして、計画区域内の地権者の皆様100%の同意が必要になります。ですから、一般論としても申し上げられると思いますが、事業に反対する方がいらっしゃるという場合は進捗におくれが生じる可能性はあると認識しています。 43 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 44 ◯議員(10番 森本 義征君) 反対する地権者がいた場合、反対者への説得については、組合施行の場合、第一は組合で行うものは理解しておりますが、反対される方に対して市側からはどのようなアプローチをされるのか、お尋ねします。 45 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 46 ◯市長(田辺 一城君) 議員御指摘いただきましたとおり、反対する方がこの場合、いらっしゃった場合はですね、組合の中で説得していただくということが第一であるというふうには認識をしております。ただ、市からのアプローチの必要性が生じるケースもあろうと思います。こうした場合は、公平・中立をしっかりとですね、保った上で、当該事業の必要性をですね、そういった方々に説明をしていくということになろうかと思います。 47 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 48 ◯議員(10番 森本 義征君) 市長は、開発を反対される方に対してどのような感想をお持ちでしょうか。古賀市の将来のため開発できるよう、みずから説得に行くような覚悟をお持ちでしょうか。それとも、反対される個人の考えを尊重されるのでしょうか、お尋ねします。 49 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 50 ◯市長(田辺 一城君) お一人お一人の方のですね、思いをしっかり大切にするということはやっぱり前提にあるんだろうとは思ってます。開発にですね、仮に反対される方がいらっしゃるとすればですね、やっぱりそれも個々別々のケース、お考え、要因があるものだろうというふうに思います。例えば、その対象地となった場所がですね、先祖から代々受け継いでおられる土地であったりですね、業として農業を営んでいてですね、やはりそこに対する強い思いを持っていらっしゃったりとか、もちろん住んでいるという方もいらっしゃるケースはあると思いますし、一様ではないというふうには思っております。こうした皆さんに対してはですね、やはりそうした思いをしっかり受けとめながら、一方で市や地権者──ほかのですね、地権者の皆様もいらっしゃると思います、そうした立場にある私どもがですね、誠心誠意、意を尽くしてお話をしていくということがとても大事なことだろうと思ってます。 51 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 52 ◯議員(10番 森本 義征君) 一団の土地を工業用地として開発する場合でも、その中には土地を売りたい地権者、土地を貸したい地権者が混在することが多いと聞いておりますが、そのような地権者の両方の意向をかなえようとすると、企業誘致の障がいになるのではないかと考えますが、市長の考えをお尋ねします。 53 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 54 ◯市長(田辺 一城君) 御指摘いただいていますように、地権者の皆様にも売買をしたいという方、また賃借でいきたいという方、一方で進出希望企業の側にもですね、同様に売買したいという企業さん、そして賃借でいきたいという企業さん、双方それぞれあるのが現実だろうと思います。ですから、土地区画整理事業のですね、換地処分、これにおきまして地権者の皆様の意向に沿う土地利用となる、そうした調整を図るということが必要だと思っています。 55 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 56 ◯議員(10番 森本 義征君) 施政方針にも今在家地区新原高木地区について、土地利用転換に積極的に取り組むと書かれております。今在家地区及び新原高木地区に企業が進出できる時期は具体的にいつごろと設定してあるのか。特に今在家地区についてはどうなのか、市長の考えをお尋ねします。 57 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 58 ◯市長(田辺 一城君) 今在家地区につきましては、先ほども少し答弁で申し上げましたように一定のスケジュール感は示すことができると思っておりまして、2021年度に福岡県が実施する予定のですね、都市計画の定期線引き、これを目標として地区計画の設定、農政協議、土地区画整理事業の認可・取得を行えるよう取り組みを今進めておるところです。  新原高木地区につきましては、早期実現可能などういった手法を用いるかということを考えて、しっかり開発につなげていけるよう県と意見交換を今させていただいているところです。 59 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 60 ◯議員(10番 森本 義征君) 今在家地区の企業進出時期は、今申されましたように2021年、平成33年編入完了、平成35年操業開始予定で間違いありませんか、お尋ねします。 61 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 62 ◯市長(田辺 一城君) 福岡県がですね、区域編入をどうするかという具体的なスケジュールの発表はまだではありますけれども、通常ですね、5年ごとに実施されることを踏まえますと2021年度とこちらは受けとめております。 63 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 64 ◯議員(10番 森本 義征君) ありがとうございました。1問目の質問はこれで終わります。  2問目の良好な市街地の形成についてお尋ねします。おおむね国道3号線から主要地方道筑紫野古賀線の間の土地利用の有効策の検討状況について再質問を行います。  この地域の大部分は市街化調整区域であり、農地と既存集落であると認識しております。市長が考えておられる産業力を高めるための土地利用の有効策とは、農地を住宅用地、商業用地、工業用地に転換するという理解でよろしいでしょうか、お尋ねします。 65 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 66 ◯市長(田辺 一城君) もうやはりこの区域はですね、議員も御承知のように抜群の交通利便性を持っている本市にとっても大変重要なエリアだと思っております。ですから、少し時間がかかる面もあるとは思いますけれども、今後しっかりと既存集落、そして先ほど申し上げた農地の連担性を維持しながらですね、工業用地、工業用途、また商業用途、こうしたものに計画的に転換をしていくということが土地利用としては望ましいというふうに考えています。 67 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 68 ◯議員(10番 森本 義征君) 土地利用の転換は、ともすれば住宅地、工業地、農地などが混在する乱開発につながりかねないと懸念もあります。市長はどのようにすればコントロールできると考えられているのか。古賀市における農地、住宅地、商業地、工業地の理想的な配置というものを考えられているのか、お尋ねします。 69 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 70 ◯市長(田辺 一城君) この本市全体のまちづくりを考えていく上でですね、やはり乱開発はしっかり防いでいくということは行政の責務だとまず考えております。そのためにですね、計画的な土地利用、適切な規制というものを我々は行政として考えているところで、それは来年度予定をしております都市計画マスタープラン、これを社会情勢、今現下の情勢に応じて適切に改訂をしながら、こうしたことによって乱開発ではなくですね、良好な市街地を形成していくということにつなげていくことが大事だというふうに認識をしております。古賀市の土地利用というのは、おおむね住宅、商業用地、工業用地、そして農地ですね、こうしたものに分かれて集積をしておりますので、こうした特徴を守りながら発展をさせていくということが大事だと認識しています。 71 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 72 ◯議員(10番 森本 義征君) ありがとうございます。都市マスを社会情勢に応じて適切に改訂、今の特徴を守っていくということですが、よろしくお願いしたいと思います。  おおむね国道3号線から主要地方道筑紫野古賀線の間は広大でありますが、この地域一帯を連携・連帯させる道路網や上下水道などの効率的な先行投資的なインフラ整備について、市長はどのように見解をお持ちか。また、整備のための財源確保の方法や人的配置などについて構想はお持ちでしょうか、お尋ねします。 73 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 74 ◯市長(田辺 一城君) 開発予定地までのですね、必要な道路というのは市が整備するということになろうかと思います。ただ、開発予定地内の整備につきましては、開発者の負担があることが基本であろうというふうに考えております。ただ、将来構想を持ったですね、道路網を構築すること、また上下水道の処理区域の設定ということが必要であるという認識は持っております。 75 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 76 ◯議員(10番 森本 義征君) 早目に市の将来構想を作成していただければと思います。  具体的な場所のことでお尋ねしますが、主要地方道筑紫野古賀線に面しております篠林が完成して4年になります。篠林周辺にはまだ開発できる余地が残っていると思います。この周辺の開発は流通・工業関係でまとめたほうがよいのではと思いますが、いかがでしょうか。市長の考えをお尋ねします。 77 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 78 ◯市長(田辺 一城君) お尋ねの篠林古賀物流団地につきましては、その周辺も含めて準都市計画区域内の特定用途制限地域です。筑紫野古賀線沿線地区にもう既に指定をしております。ここは工場や倉庫の誘致ができる区域になりますので、今議員御提案のような土地利用というものは理想、有効なものであろうというふうに考えております。 79 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。
    80 ◯議員(10番 森本 義征君) 理想的な土地利用が進むことを期待します。  市が道の駅を検討している場所が開発できるのであれば、優良な企業がすぐにでも手を挙げると思います。そのような問い合わせがあっているのではないかと思いますが、いかがでしょうか。お尋ねします。 81 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 82 ◯市長(田辺 一城君) 今御指摘の道の駅の検討地に限らずですね、国道3号や筑紫野古賀線の沿線の開発の相談は少なからず本市に寄せられております。 83 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 84 ◯議員(10番 森本 義征君) 何がしかの対策が必要と考えます。企業誘致を唱えているわけですから、道の駅を予定してある場所の構想も民間企業に相談を持ちかけて企業の進出を優先することも考えてみたらと思いますが、そのような考えはございませんでしょうか。市長にお尋ねします。 85 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 86 ◯市長(田辺 一城君) 御提案として受けとめさせていただきます。 87 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 88 ◯議員(10番 森本 義征君) 権利関係の調整、さまざまな行政手続、開発と企業進出などの時間軸の設定、まちづくりの全体的な調和、都市施設、土地利用の方針決定など諸課題が山積しているという印象ですが、そのように理解してよろしいでしょうか。 89 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 90 ◯市長(田辺 一城君) そうですね、諸課題は山積していると思いますが、これを何とか乗り越えていかなきゃいけないということで、市街化調整区域におきまして、特に農地の土地利用転換の場合はですね、御存じのように調整から事前の協議、法定手続を経て企業進出すると。これ、どの自治体におきましてもやはり数年、大きな案件は10年以上かかってくるということもあろうかと思います。そうした中で、もちろんスピード感と申し上げておりますので、そこは努力しながらも、やはりそうした年限がかかるということも一方で事実ですので、しっかり頑張りたいと思っています。 91 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 92 ◯議員(10番 森本 義征君) 古賀市の土地開発において、今までは考えてこなかったことと思いますが、地域の開発に対して古賀市が主体的にかかわっていけば、市長が言われる可及的速やかにまちづくりが進むのではないかと考えます。市長に期待してお尋ねしますが、古賀市が主体的にある程度のリスクを負ってかかわることで解決できるのであれば、古賀市が事業主となって主体的にまちづくりを進めるべきと考えますが、いかがでしょうか。お尋ねいたします。 93 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 94 ◯市長(田辺 一城君) その対象となる場所がですね、市が所有する土地、もしくはその大部分がですね、一括して取得できる見込みがある、そうした土地であってですね、またあわせて財政状況などのほかの条件が整えばですね、今おっしゃっていただいたまちづくりをスピード感持って可及的速やかに進めていくことは確かに可能ではあろうというふうには思います。  一方で、やはり多数のですね、地権者の方から土地を買っていくということを想定した場合はですね、民間の場合と同様、もしくはそれ以上に手続が煩雑となって、やはり人繰り的にもですね、お金の面でも相当の負担が出るということを覚悟しなければならないんだろうと思っています。加えてですね、先ほどもありましたが対象地に農地、これが含まれる場合はですね、道路を整備するといった土地収用の場合を除いては農地関係法は民間開発と同様に適用されることからも、民間開発をうまく誘導して支援する役割を担うというほうが現実的であろうとは考えております。 95 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 96 ◯議員(10番 森本 義征君) 過去にそのような手法をとってこなかったことが古賀市のまちづくりが進んでいない、おくれていると言われる一因と思いますが、いかがでしょうか。お尋ねします。 97 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 98 ◯市長(田辺 一城君) いろいろな御見解があるんだろうとは思っております。やはり場所によっても案件ごとにですね、いろんな事情がやはりありますことからですね、個別具体な置かれている条件等をしっかりと勘案をしながらですね、スピード感、可及的速やかに進められるにはどういった手法がよりベターかということをしっかり検討するということは大事だというふうに思っています。 99 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 100 ◯議員(10番 森本 義征君) さまざまな手法を御検討いただきたいと思います。  企業誘致と土地利用は切り離せない関係にあると思います。現在、土地利用関係の担当部署と企業誘致の担当部署が別々ですが、本市のこれからのまちづくりを進めていく上で、土地開発と企業誘致は同じ担当部署で取り組んだほうが整合性があって効率もよいのではないかと思います。企業側に誘致を働きかけても、その受け皿となる土地がなければ企業が不信に思うのではないかと思います。土地開発と企業誘致はセットで担当部署をまとめる必要があると考えますが、市長の考えをお尋ねします。 101 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 102 ◯市長(田辺 一城君) 御指摘のように、土地利用と企業誘致が非常に密接な関係にあると、そこが一体性を持って取り組むべきであるという御指摘はまさにそのとおりだと思っておりますし、そこは強く意識しながら、今はもちろん部署は違うんですけれども、庁内でですね、関係をしっかり密にとりながら現在取り組みを進めさせていただいております。  この件に限らずですね、やはり事務の効率化だったり適正化は柔軟に行っていくと、状況に合わせて柔軟に考えていくということが市の行政機構としても私自身は大事だと思っておりまして、こうした組織機構の見直しについてはですね、課題として当初から認識もしておりますし、しっかり検討を進めていきたいと思っています。 103 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 104 ◯議員(10番 森本 義征君) 重ねてお尋ねしますが、この改革は他をほかにしてもまちづくりを進めていく上で早急に手を打つべきだと考えます。今回、人事異動等も考えてあるようでございますが、組織機構の見直しはこのタイミングでやるべきと考えますが、再度お尋ねいたします。 105 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 106 ◯市長(田辺 一城君) 今やっているですね、特に企業誘致にかかわるところにつきましては、企業誘致推進本部のほうでですね、連携をしっかりとってやらせていただいています。そうしたところは一定一旦御理解をいただけたらありがたく思いますし、その上で今御提案の組織機構についてはですね、次年度しっかり検討を進めたいと思っております。 107 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 108 ◯議員(10番 森本 義征君) ありがとうございました。今回、土地利用について、主に市長の開発等に関する考えをお尋ねしました。今後、市長の思いで議会や市民の声を聞きながら、古賀市のまちづくりが可及的速やかに進むことを期待いたします。  以上でこの質問を終わります。  2件目の内部統制について、再質問を行います。  指定都市とは違って古賀市の場合、努力義務ですから、すぐにいかないとは思いますが、ぜひ取り組んでいただきたいと思っております。古賀市役所の現状として、職員不祥事の発生、若手職員の離職、計画性が見えない人事異動、新たな人材育成の研究不足、国・県からの情報収集の低下など、指摘せざるを得ない点が多々あると思います。ほかにも政策と施策間の方向性の調整が不十分な点、例えばコミュニティ推進と区長会制度のあり方、市民活動支援と補助金制度の問題などが挙げられると思います。  そこで、指揮監督等を明確にするため内部統制に関する方針について、最初の答弁では調査研究するということだったと思いますが、以上のことを踏まえて、できるだけ早く策定すべきと思いますが、再度市長にお尋ねします。 109 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 110 ◯市長(田辺 一城君) 御提案いただいております内部統制をしっかりと強めていくべきだということについては、本当に貴重な御提案をいただいたものというふうには認識をしております。今再質問でいただいた内部統制に関する方針ですね、この方針策定はですね、ちょっと時間をかけて検討するとしても、市行政、組織としてはあらかじめリスクがあるということをしっかりと前提に置くということがまず大事だと思っています。その上で既存の法令等を遵守しながら適正に業務を執行していくためには、職員の服務規律の見える化、行政手続の見える化、意思決定方法の明確化、信賞必罰の徹底、こういったことについて現在の内部統制の強化をまずは図っていくべきだというふうに考えております。 111 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 112 ◯議員(10番 森本 義征君) 方針の策定は時間をかけて検討するにしても、組織としてはあらかじめリスクがあることを前提として法令等を遵守しつつ適正に業務を執行するために、職員の服務規律の見える化、先ほど市長もおっしゃいましたけども、行政手続の見える化、意思決定方法の明確化、信賞必罰の徹底等について、現在の内部の統制の強化を図るべきと考えますが、市長のお考えをお尋ねします。 113 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 114 ◯市長(田辺 一城君) 先ほど申し上げましたように、現在今私たちが置かれている組織の中での内部統制はしっかり強化をしていかなければならないというふうに考えておりますので、しっかりとですね、都度都度また今現在置かれている状況をみずから検証して、不足があるというところが判断されれば、しっかりと強化をしていきたいというふうに考えております。 115 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 116 ◯議員(10番 森本 義征君) よろしくお願いします。  内部統制制度が整備されますと、毎会計年度に内部統制評価報告書が作成され、行政サービスの提供等の事務上のリスクを評価及びコントロールし、事務の適正な執行を確保する重要な体制が整うと言われています。制度が整備されることを期待して、この質問を終わります。  次に、本市の政策立案及び形成について、再質問いたします。  先ほどの答弁では、市長、副市長、教育長で協議して政策策定というようなことの答弁だったと思いますけれども、平成18年の地方自治法改正で副市長の職務にトップマネジメントの強化の観点から、内部的な長の補佐といったイメージにとどまらず、より積極的に政策企画を職務としてつかさどることが加えられています。副市長の政策企画に対する考え、かかわりについて具体的に事例等も含めて、横田副市長にお尋ねします。 117 ◯議長(結城 弘明君) 横田副市長。 118 ◯副市長(横田 昌宏君) お答えいたします。まず政策形成ということでございますが、三役会などの場において私なりの提案を行ったり、意見を述べること、それで議論することによって政策形成にかかわっていると思っております。また、政策・施策の実施に当たりましては、補助機関であります職員全体を監督する立場として、実際には事務決裁規程というのがございますので、それに基づきまして判断、決定、または指示を与えております。  具体例ということでございますが、さまざまな場面でございますのでこれといってなかなか申し上げにくいんですけども、あえて申しましたら、例えばマスタープランの後期基本計画の策定議論を行っている中で、私からは先ほどから議員の御質問にもございました2つの地区については具体的な地名を明記し、市としての積極姿勢を示すべきという意見は申し上げましたし、その後のさまざまな議論を経まして、結果的に現計画の中でそのことは具現化されていると思っております。  以上です。 119 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 120 ◯議員(10番 森本 義征君) ありがとうございます。同じ質問を柴田副市長にもお尋ねいたします。 121 ◯議長(結城 弘明君) 柴田副市長。 122 ◯副市長(柴田 俊一君) お答えをさせていただきます。森本議員から御質問がありました件、特に内部統制にかかわるところ、中心になってくると思いますし、それから政策立案に関連するところと関連してくると思うんですが、平成18年の地方自治法の改正の中で、特に副市長についての規定が追加されていますが、ここは特に積極的に長の命を受け、政策及び企画について、長の意向を踏まえて政策判断に関連する重要な企画を職務として担当するということであります。先ほど横田副市長がまさに御説明をされたとおりでありますけれども、私の場合ですと、特に産業政策、それから保健福祉政策を担当させていただいておりますが、その中で具体的にそれを具現化するということを行っております。  具体的な話を申し上げていきますと、7月ぐらいに毎年、大体基本的には中期事業計画、ヒアリングを通じて主な大まかな方向性を確認しておりますが、その後の予算編成、そしてこの方針も踏まえて各課が予算要求する中で、予算査定を受ける過程で熟度を高めるに当たってそれぞれの助言をする、あるいは企画について携わっていくという体制をとっています。  それともう一つ、特に産業政策に関連するところで、きょう御質問いただいておりますけれども、例えば今在家であれ、あるいは現在進行形の玄望園であれ、こういったものに関連するところで言うと、長の意を受けまして、例えばでありますけれども県に直接出向く場合もございますし、それからあるいは場合によっては直接ディベロッパーと話をする場合もございます。こういったことも当然ございますし、またあわせて例えば事例としてお話しをする。これ産業政策というよりもどちらかというと市の財政政策にかかわるところでありますが、例えばふるさと納税、これに関連するところは私着任時、実はふるさと納税、古賀市は1,200万円の納税を受けておりました。実際に、その納税が、市民の方々が納税された分が大体3,800万円程度、逆ざやが2,000万ほどございました。  古賀市としても取り組みを一生懸命やってきたわけでありますけれども、視点を変えて、具体的に例えば先行事例、この場合ですと平戸市であったんですが、先行事例を踏まえて職員の方々に直接平戸市を訪問していただく段取りをつけて、そしてその中でいろいろなニーズとかあるいはシーズとか、あるいは場合によってはノウハウとか、こういったものを古賀市の中に移植していく、その先鞭をつけるような作業させていただく。これは前市長のもちろん意を受けて、踏まえてそういう形に持っていきました。  具体的に言うと、それを翌年1億2,000万円、その翌年約10億円、今年もほぼ10億円程度にはなろうかなというふうに思っておりますけれども、古賀市の財政に寄与することも、市がやはり元気でありませんと市民も元気になりません。市民が元気であり、さらに産業が発展して、その中で具体的に富が得られることによって、この市、地域は発展していく。いろいろな施策がありますけれども、産業政策、それから保健福祉政策、もちろん全体の政策も相まって全体として対応していくような形を考えたいというふうに考えております。 123 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 124 ◯議員(10番 森本 義征君) 丁寧に答弁していただきまして、ありがとうございました。両副市長におかれましては、これからもより一層政策立案、形成に御尽力いただきますよう期待いたします。  職員はこれまでも政策立案、形成に政策実施部署の職員として精いっぱい努力されていると思います。古賀市では、以前に企画政策部門が設置され、取り組んできた経緯があったと記憶しております。市長は、企画政策部門についてどのようにお考えなのか、お尋ねします。 125 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 126 ◯市長(田辺 一城君) まず、今両副市長答弁させていただきましたけれども、政策の企画立案、そして全体の総合調整等についてはですね、マネジメントの主体は私自身ではありますけれども、そこをしっかりと今答弁申し上げたように補佐をしていただいております。そうしたことで本市の総合調整と政策立案の一番大きな部分が、根っこになる部分があるというふうに考えております。行政組織としてはですね、やはり私の意向を受けて政策を総合的に企画調整、そして総合振興計画の策定、進捗管理、こうしたことを行う部署というのは当然必要不可欠だというふうに思っておりまして、現在のところは経営企画課がその任を負っているというふうに認識しております。 127 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 128 ◯議員(10番 森本 義征君) 職員の皆さんには担当部署で政策形成力、企画力が今以上に求められていくと思います。その意味では、企画に特化して取り組むことが必要でありますし、これからも政策形成力を磨いて励んでいただくことを期待いたします。  次に、自治体シンクタンクについて再質問を行います。  私は庁内シンクタンクを職員と市民で構成し、創設することを提案いたします。庁内にシンクタンクを設置することは、政策に対して自由に提言ができる点が特徴であると考えます。庁内シンクタンクを政策研究機関、あるいは政策提言機関として位置づけて設置すれば、政策実施部分は提案するのと違い、比較的組織として冒険がしやすい位置づけになると考えます。職員や市民の経験や知識、考え方が共有され、市長が言われている市民が政策立案、形成に参画できる仕組みにつながると考えますが、市長の考えをお尋ねします。 129 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 130 ◯市長(田辺 一城君) 冒険というところはちょっと、結構過激なので挑戦といった意味ではですね、チャレンジしていくという意味においては、今、議員御提案いただいたようなところはですね、確かにそういう面があるんだろうというところは共有はさせていただけるかなと思っています。ただ、実際今の形でもありますけども、政策の実施部門ではそうした提案というのができないかというと、そういうものでもないと思っています。政策実施部門でもしっかりとできる、政策立案、形成も現に今もやっていますし、できるというふうには考えております。  ですから、いろんな社会課題が複雑化、多様化しておりますので、そうしたことからやっぱり当該部門だけではなくて、その部門を横断的に課題とか情報を共有をして、そして相互に連携を図って相乗効果を発揮し高めていくような、そうした政策形成ができるように市行政として今後取り組んでいく必要があるというふうに基本的に考えております。  私がもうるる申し上げておりますけれども、政策づくりや予算編成過程に市民の皆様がかかわれる仕組みづくりというものについては、現在でもですね、私がなる前から計画の策定などにおいてはですね、策定委員会、市民ワークショップ、パブリック・コメント、こういった手法はもう既にとってはきております。私が申し上げているのは、さらに多くの主体の皆様にかかわっていけるように、今般当初予算案の概要等、また今後のまちづくりの概念図も示させていただいておりますけど、より広範な市民の皆さんにまちづくりに参画いただけるようという思いで今申し上げてもきましたし、今具体的に進めてきておりますので、今後さまざまな形でそういったものを具現化していきたいというふうに思います。  シンクタンクの御提案についてもですね、他自治体で先行例がですね、一般市町村でもありますので、そうしたところはしっかり勉強させていただきたいと思います。 131 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 132 ◯議員(10番 森本 義征君) 今まで以上に市民に専門的なかかわりを持っていただきたいというふうな気持ちで御提案をさせていただいております。市民の観点で考えますと、自治体シンクタンクの存在に対して、政策立案、形成に参加できるとの印象を持ってもらえるのではないかと思います。つまり職員と市民が一体となって頑張っているという好印象を与えるのではないかと思います。市長の考えを再度お尋ねします。 133 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 134 ◯市長(田辺 一城君) 私が申し上げているところのまちづくりを一緒に、オール古賀とも言っていますが、みんなで知恵を出し合ってやっていくということを実態を伴って進めていくことができれば、今おっしゃっていただいた好印象と、行政に対するですね、好印象というところにもつながるものと考えます。 135 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 136 ◯議員(10番 森本 義征君) 他の自治体の事例では、戸田市政策研究所での2018年研究テーマの一つ、戸田市における災害発生後を視野に入れた防災対策の再検討、市民への働きかけについてなど、ほかに宇都宮市政策研究センター、かすかべ未来研究所など実績のある自治体シンクタンクでも、さまざまな政策を開発しても比較的受け入れられやすい傾向にあると聞いております。本市の道の駅構想も庁内シンクタンクがあったら別の考えも出たように思います。  最初の質問で、情報収集した上でと答弁されましたが、本気でほかの自治体シンクタンクを調査研究すべきと思いますが、市長の考えを再度お尋ねします。 137 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 138 ◯市長(田辺 一城君) 私が存じ上げない自治体も今上げていただいておりますけれども、確かにちょっと私の知識が十分でない部分もありますが、恐らく今上げていただいた自治体は人口規模はうちよりはちょっと大きい自治体なんだろうと思いますけれども、とはいえ同じ地方自治体ですから、そうした先進事例は積極的に調査をしたいというふうに思いますし、またあわせて今、最初のほうの答弁で申し上げましたけども、その都道府県政令市におけるですね、ほかの事例もですね、一般市町村じゃなくてですね、都道府県や政令市におけるそうしたシンクタンクの事例も一定あると思いますので、そうしたところは参考にしっかりしていきたいというふうに思ってます。 139 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 140 ◯議員(10番 森本 義征君) 政策形成過程において、民間のシンクタンクに委託して立案してもらう場合、多額の委託料、予算が伴います。古賀市の微妙な関係感覚を把握することが困難な場合もあると思われます。その結果、政策の反映性や実現性を伴わない成果に終始してしまうことが往々にしてあると思われます。このことについて、市長の考えをお尋ねします。 141 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 142 ◯市長(田辺 一城君) 御指摘いただいているですね、古賀市の微妙な感覚というのはとてもまちづくりにおいて大事だと思ってます。もちろん古賀市に住んでいる者の感覚というのをしっかり古賀市外の人でも業を担うに当たってはしっかり捉えていただく必要はあると思いますけれども、そうした微妙な感覚をつかめるのかというところの御指摘は非常に重要だと思ってます。  ただ、一方でやはり何か計画を立てていくときはですね、専門的な知見が必要な場面というのが非常にたくさんあります。そうした意味からも、やはり本市に限った話ではないですが、民間のシンクタンクだったりコンサルタントですね、こうしたところに業務をお願いするというケースは本市に限らずありますので、それは大事に、適切に活用していかなければならないというふうに思います。  この点につきましては合理性はあると思っているんですけれども、ただいわゆる丸投げにしてしまってはですね、おっしゃっていただいた古賀市の微妙な感覚というところがつかめないままに何かがつくられていく、進んでいくということになりますので、それはやっぱり避けなければならないと。そうしたことは市行政としては適切にコントロールしていくということが必要だと思ってますので、それは発注している者として当然であろうというふうにも考えています。 143 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 144 ◯議員(10番 森本 義征君) 2点目の答弁のときに触れられたと思いますが、今回私が自治体シンクタンクの提案を考えたのは、平成35年第5次古賀市総合振興計画の策定に生かしてもらいたいという思いからです。それに向けて自治体シンクタンクを創設すればコンサルへの負担も軽減され、職員と市民がマスタープランへの深いかかわりとレベルアップが見込めるのではないかと思いました。直面する新たな政策課題や横断的課題について、第5次総合振興計画の策定前に整理、検討するための自治体シンクタンクが必要と考えました。マスタープランに画期的な政策が考案されるのではないかと期待しますが、最後に重ねて市長にお尋ねいたします。 145 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 146 ◯市長(田辺 一城君) やはり自治体としてシンクタンク、しかもどういったシンクタンクを持つかというところは、やはりいろんな自治体で、私が今知る限りでも千差万別なので、本市におけるシンクタンクというのがどういうものが適切であるかということはしっかり考えなければいけないので、そこは少し時間をいただかなければならないのかなと思ってます。  今、第5次総合振興計画の策定、その中の政策等についてですね、やはりいいものをつくっていくためにそうした機能が必要なんじゃないかという御提言は非常に重要だと思ってますし、しっかり受けとめたいと思います。ですから、シンクタンクがあるかどうかにかかわらずですね、もう策定作業は既に進めておるところですし、まずはこの前段の質問でいただきました庁内の政策立案における風通しのよさやガバナンス、ここをしっかりと現体制においても機能をさせていくということ、そして広範な市民の皆様の声をこの総合振興計画策定にしっかりと吸収をしていくというための具体的な対話集会やさまざまなワークショップ等の取り組み、こうしたことを多角的に展開をして計画策定に当たっていきたいというふうに思ってます。 147 ◯議長(結城 弘明君) 森本議員。 148 ◯議員(10番 森本 義征君) ありがとうございました。自治体シンクタンクの存在は、古賀市の政策開発と組織にイノベーションを起こすと考えます。自治体シンクタンクの創設に大いに期待いたします。  今回、古賀市の土地利用についてとガバナンス及び自治体シンクタンクについてお尋ねしました。新しい発想で取り組んでいただくことを期待して質問を終わります。ありがとうございました。 149 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、森本義征議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 150 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。
                          午前10時32分休憩            ………………………………………………………………………………                       午前10時45分再開                       〔出席議員16名〕 151 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  内場恭子議員。                       〔内場議員 登壇〕 152 ◯議員(14番 内場 恭子君) おはようございますともこんにちはともつかない時間になりましたので、こんにちはから始めさせていただきます。こんにちは、日本共産党の内場恭子です。  3月11日は未曽有の大災害となった東日本大震災と福島原発事故が起こりました。それからやっと8年たちました。大変な大きな揺れと巨大な地震、津波、地震、本当に大変な思いをされた方が多かったと思います。東日本大震災、そして福島第一原発の事故が重なった未曽有の複合災害に襲われた被災地の方は今も深刻な状況で生活をされています。道路や鉄道の復旧、また災害住宅などの建設は進んでまいりましたが、被災者の生活と暮らし、この再建は遅々として進んでいません。避難生活の長期化や人口流出など、さまざまな困難な面も出てきている状況だと聞いています。  さらに、この日本には熊本地震や北海道の地震、北部九州を襲った豪雨災害など、たくさんの大きな災害が続いています。今、その被災者の皆さんたちに対して、暮らしを取り戻そう、生活を取り戻そうと努力を続けていただいていますが、なかなか進んでいません。  日本共産党は、国に対して被災者の切実な願いに応え、寄り添いながら復興への支援を続けること、住民の思いに沿った支援を強めることを求めています。今期最後の一般質問となりますが、ここで市長に対して、また教育長に対して一般質問を行いたいと思います。  子育て支援、チルドレン・ファーストの古賀市をめざすという点です。子どもたちの育ちと学びを支えるチルドレン・ファーストを実現するための具体策を尋ねます。  1、家庭で幼児教育、保育をする世帯への支援策は。  2、子どもの通院医療費、18歳までに拡大しては。  3、子どもの貧困対策の具体策は何か。  4、子どもの居場所づくりへの取り組みは何か。青少年への対策の必要性はどう考えるか。  5、放課後子供教室と学童保育の連携推進とはどのようなもので、どう推進していくのか。  6、児童・生徒の安全のために通学路、生活道路の改善を早急に実施すべきではないか。西鉄宮地岳線跡地活用とどう関連するのか。  7、子どもの権利、教育の必要性と具体的な対策への考えはどうか。  以上、市長、教育長にお尋ねをいたします。 153 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 田辺一城君登壇〕 154 ◯市長(田辺 一城君) 内場議員の御質問、子育て支援、チルドレン・ファーストの古賀市をめざしての1点目から3点目と6点目については私から。4点目、5点目、7点目については教育長からお答えを申し上げます。  1点目についてお答えをいたします。未就園児に対する支援策につきましては、これまでも実施してきたつどいの広場でんでんむしやひかりマザーズルーム等において、地域子育て支援拠点事業を継続をしていきます。今後は、もっと気軽により身近な地域で親子が安心して集え、交流できる居場所として公民館等を活用したミニつどいの広場を展開をしてまいります。  2点目についてお答えをいたします。本市としては、基本的には子ども医療費助成の対象を県の制度よりも拡大をして子育て支援していくことに力を入れております。具体的には、3歳以上の所得制限の撤廃に加え、医療費が高額で家庭への負担が大きくなる入院について18歳まで拡大をしております。通院を18歳まで拡大することにつきましては、将来にわたる市の財政負担の増大などを考慮する必要があります。  3点目についてお答えをいたします。子どもの貧困対策の具体策につきましては、子どもの将来が生まれ育った環境に左右されず、貧困が世代を超えて連鎖することがないよう、全ての子どもが夢と希望を持って成長していくことができる環境づくりの推進が重要であると考えており、現在策定を進めております古賀市子どもの未来応援プランに沿って教育支援、生活支援、保護者に対する就労支援、経済的支援を4つの柱とした取り組みを進めてまいります。  6点目についてお答えをいたします。道路整備において、安全性の確保は重要な要素であり、児童生徒が通行する通学路や生活道路ではその点が強く求められます。通学路交通安全プログラムでは、市内各小中学校から上げられた点検箇所を本市と県、粕屋警察署、交通安全協会などの関係機関の皆様と一緒に現地確認を行い、改善に取り組んできております。西鉄宮地岳線跡地の活用につきましては、通学路、生活道路の安全性も念頭に置いて整備することで、今後の活用の検討をしていきたいと考えております。 155 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。                    〔教育長 長谷川清孝君登壇〕 156 ◯教育長(長谷川清孝君) 内場議員の御質問、子育て支援、チルドレン・ファーストの古賀市をめざしての4点目、5点目、7点目についてお答えします。  4点目についてお答えします。子どもの居場所づくりの取り組みについては、地域の皆様のお力をいただきながら、地域で子どもたちを育む通学合宿、寺子屋活動等の支援を初め、各小学校区で開催される放課後子供教室や児童館、児童センターなどの行き場所、居場所の充実に取り組みます。また、青少年への対策も大変重要であると考えており、古賀市青少年支援センターを中心とした相談支援や児童センターでの学習支援などのさらなる充実を図ります。  5点目についてお答えします。放課後子供教室と学童保育の連携推進については、国の方針である新・放課後子ども総合プランに沿って、全ての就学児童が放課後等を安全・安心に過ごし、多様な体験、活動を行えるよう、両事業の連携を図ることとしております。推進については、既に両事業を連携している青柳小学校、小野小学校、古賀東小学校、花鶴小学校、舞の里小学校の5校区での取り組み内容などを参考に、未連携校区の関係団体と情報共有を図りながら、地域の実情に応じた連携を進めてまいります。  7点目についてお答えします。子どもの権利についての学習は、人権教育の一環として大切であると認識しております。小学校では、既に平成18年度から本市独自の人権教育副読本「いのちのノート」を活用し、子どもの権利条約をわかりやすいかるたにした本市独自の「こどけんカルタ」で楽しく学ぶことができるようにしております。中学校では、社会科公民分野で子どもの人権保障という視点から、子どもの権利条約についての学習を実施しております。人権侵害から子どもを守る対策については、人権教育を充実させるとともに、より多くの大人がかかわることができるよう、少人数学級対応講師やスクールソーシャルワーカー等多様な人的配置を行うことと考えております。 157 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 158 ◯議員(14番 内場 恭子君) では、再質問のほうに移りたいと思います。  まず、子どもたちの家庭での幼児教育、保育に対する世帯の支援策についてです。今、市長のほうから回答いただきましたつどいの広場であったりマザーズルーム等への相談、これについては遊びや子どもの健康、成長、そして子育てのさまざまな面につきましてのソフト的なソフト面の支援、この相談体制というふうに考えております。では、古賀市ではどういう経済的な面の対応を行っていらっしゃるんでしょうか。 159 ◯議長(結城 弘明君) 子育て支援課長。 160 ◯子育て支援課長(村山 晶教君) 経済的支援といたしましては、児童手当、児童扶養手当、そういう手当のほうを、国に基づいた経済的支援という形にはなりますが、そういったところでの経済的支援に取り組んでおるところでございます。 161 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 162 ◯議員(14番 内場 恭子君) 国に基づいた経済的な支援というふうなことで児童手当という話ですけど、古賀市としてはソフト的な面の支援はあっても、実際には家庭で教育をされる幼児教育であったり保育でされる世帯の方たちに対する支援の直接的な経済的な問題、金銭的な支援は今のところ見当たらないというようなことにしか感じないんですが、いかがでしょうか、市長。 163 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 164 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) 基本的には先ほど課長が答弁したとおりでございます。 165 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 166 ◯議員(14番 内場 恭子君) 基本的には答弁していただいているんですが、それ以外にも今、今回初めて、私家庭で幼児教育、保育をする世帯への支援策として出しておりますので、ソフト面についての支援は、はい、お伺いいたしました、そして理解もしました。児童手当以外には、ほかには経済的な費用の面の支援はないんでしょうかという点です。  今期のこの3月議会の中でも、文教厚生委員会に諮問されましたところには、子どもの保育料に関して不服申請があったりしております。もっともっと子どもに対する支援をしていただきたいと思われる方がいらっしゃる。ですから、保育所、幼稚園に通っている方は別として、特に家庭での支援をしていく必要があるのではないかという話をしております。  以前に、執行部に対しましては、一般質問の中で同僚議員の中から、文教厚生委員会が行きました伯耆町、この伯耆町で行われています家庭支援の家庭保育支援手当という事業を行っているというような報告をしております。そういうものを聞いていらっしゃると思いますから、その中で家庭教育のための支援策が何かあっていいのではないかというふうなことをお尋ねしていますが、いかがでしょうか。 167 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 168 ◯市長(田辺 一城君) 今、経済的な支援が現にあるかないかという御質問だと受けとめておりましたので、担当部課から答えさせました。そうした、前定例会だと記憶しておりますけれども、伯耆町の話については認識はさせていただいております。今の御質問の趣旨は、それを本市で、それそのものなのかどうかは置いておいて、そうした趣旨の経済的な金銭の支援をする必要があるかないかという御質問だと思っておりますけれども、今本市は、議員はソフト事業とおっしゃっていただいておりますけれども、ここは充実強化を図っておりましてですね、今現に強化を図っているこうした子育て支援策に、まずはかなり投資をしてきておりますので、これはすごく大事にしていきたいと思っています。  それで、なおプラス、今おっしゃっていただいたところが妥当かどうかということは研究はさせていただきたいと思いますし、その研究の過程で恐らくですね、財政の問題が必ずこれは大きなものになってくると思っておりますので、そこはですね、本市全体の財政も見ながら、さまざまなあり方は考えていかなければならないというふうに思っております。財政面がどのぐらいになるかについては、原課から答えさせます。 169 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 170 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) これまでも議員さんのほうから御質問、御提案等ございましたので、我々としても研究するということで御答弁申し上げてきておりましたので、担当課のほうで研究については進めているところでございます。その中で、試算はいろいろなパターンがありますけども、約1億円ほど年間でかかるという試算になってございます。 171 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 172 ◯議員(14番 内場 恭子君) 今回の質問項目の中、ほとんど見ると確かに財政的な問題に係るものばっかりかもしれません。ただし、市長が示したチルドレン・ファースト、これを実施していくためには財政の問題は置いてはできない問題だと考えております。ですから、当然財政面の話も市長はこの施政方針を示されるとき、このときには考えていただいている分だというふうに思っておりますのでこういう質問をしております。  今、国のほうが保育、それと幼児教育、それから保育に関しては無償化というふうなことを打ち出してくるというふうなこと言っております。それと比較すると、もしそれが実現すれば、同じように子どもを育てる世帯で片や保育所、保育園に、幼稚園に行けば無償化である程度支援が受けられる。片や家庭で保育をすることについて何の支援もない。こういうふうな不公平が生まれるんじゃないかというふうに考えますが、そこについてはいかがお考えでしょうか。 173 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 174 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) それぞれの御家庭でですね、子どもに対してどう、子どもをどう育てていくかということでお考えになって保育園に預ける方、幼稚園にお預けになる方、それから家庭で保育をされる方、それぞれのお考えでされてるという中で、我々としては今のところ保育、それから幼稚園に通う方の経済的負担がやはりかかるということでの手当ということでさせていただいているところでございます。  確かに家庭で見られる方について、今我々としての経済的支援がないというところは御指摘は事実でございますけども、ただやっぱり我々としては財政負担ということについては毎年1億円かかるということでございますので、その点はやっぱり慎重に考えていかなければいけないというふうに考えております。 175 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 176 ◯市長(田辺 一城君) 御指摘はもう既に申し上げているように受けとめておりますけれどもですね、そのソフト事業で本市がやってるいわゆる子育て支援のセンターにおきましてもですね、人件費等を投じてですね、そうした子育てをしている人がそこでサービスを享受できるような体制を整えているというところは、私自身はこれは今、行政の長の立場になっているので自己評価みたいになってしまいますけれども、本市の体制はそうした意味では財政もしっかり投じてですね、もちろん不足はあっても一定のよき体制がとられていると思っております。  また、さまざまな子どもを取り巻く課題につきましても、今の直接の子育て支援と言えるかといったら違う面もあるかもしれませんけれども、やっぱり教育現場に対する投資とかはですね、かなり人件費等を含めてやってきておりますので、そうした意味で、子育て世代に対する支援というのは、少しずつかもしれませんけれども、充実強化を図ってきているという自負があります。  私、あなたが市長になってどうなんだという趣旨の御質問だと思いますけれども、本日発表をするつもりで、しますけれども、10連休ですね、の対応として特別休日保育を実施をします。特に10連休になってですね、保育ニーズがどうなるかというところはちょっと見えにくいところではあるんですけれども、これは市内の保育事業者の皆さんにもこの間、市行政からお願いできますかということを実は働きかけをですね、させていただきました。これは市の、市長の私自身の意思として。その上で、本市はですね、御存じのように休日保育は1カ所でやってます。これ自体もやってない市町村が非常にまだたくさんある中で、既に休日保育はやってます。それとは別に、この休日保育に乗っかっていない子育て世代でもやはり今回のケースで、例えば4月30、5月1、5月2は法律によって10連休として平日が祝日に変わりましたので、こうしたところへの対応は自治体として必要じゃないかということで、この3日間について特別休日保育というのをさせていただきます。  恐らく県内にもこうした体制をとるということを明らかにしている自治体は、ちょっと私は、あるかもしれませんが私の中では今寡聞にして入ってきておりませんので、そうした意味ではこれはかなりチルドレン・ファーストを意識した取り組みになっておりますので、いろんな、これができていないという面はあるかもしれませんけど、こうしたところで本市の新たな姿勢として捉えていただけたらと思います。 177 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 178 ◯議員(14番 内場 恭子君) 私、非常に褒めるのが下手くそなようでして、はい、決して古賀市がやっていることが全て悪いとかそんなふうなことを言っているわけではありません。やっていただいていることは本当にほかの自治体に比べて誇りに思う点、たくさんあります。特に、子育ての面とか教育の面については非常に力を入れていただいてる。これは胸を張って隣町の新宮であったり福津市、宗像市よりもはるかに頑張っていただいているということを常々外に向かって言っております。ですから、ここで言うことがなかなか少ないということがあるのかもしれません。  また、この休日保育をやっていただくということも小耳に挟んでおります。これについてもうれしいことだというふうに思っておりますし、ほかの自治体がこれを見習ってくれたらもっといいのにというふうな思いを持っています。ただ、その中で足りないことをやっぱりどうしても一般質問で補っていくというのが私のスタンスですので、そこでお尋ねしています。  ですから、例えば休日保育をやるとしても、では今まで保育所にも通っていない、家庭で子どもさんたちを育てている方が、じゃあ突然行ってお預けできるかというと、そこはなかなか難しいというふうに思います。だから、それを願うよりも私は日ごろから家庭で幼児教育をされてる、保育をされてる世帯のお父さんお母さん方への支援を強めていただけないかというふうな思いをしております。1億円が妥当か妥当ではないかというような話ではなく、まずそういうスタンスを持っていただけるのか、姿勢を持っていただけるのかという点を確認していきたいというふうに思います。  ですから、特に今回、この3月の当初予算の中にも幼児教育・保育の無償化ということがうたわれ、国の費用が入ってきております。そういう状況を見ると、保育所や幼稚園に行っているところにだけ経済的な支援があって、また軽減措置があるというふうにしかとられないというような思いがありますので、これをしつこく聞いております。いかがでしょう。ぜひ前向きに、今まで研究をしたんだったら、これをもっと広げていく必要があるんではないかと思います。  もし国が……、これはもしものげなげな話の話になりますね。もし国が幼児保育や保育所の無償化を突然取りやめたら、市が頑張ってそこを補強してくれる、補完してくれるというふうな思いは持ってらっしゃるのかどうか。そういうことはあり得ないだろうというふうなことでの推定だろうと思います。そういうことがあるかないかというのをお尋ねするよりも、古賀市の子どもたち全て、子育てをされている世帯に対して、全てに対して、保育所を通したり幼稚園を通したり、またそういうところを通さない形ででも支援をしていただくような考えを持たれませんかということをお尋ねしていますが、いかがでしょうか。 179 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 180 ◯市長(田辺 一城君) そうですね、家庭保育をしている家庭に対する経済的支援を御提示いただいているような形ですることがですね、制度設計として妥当かどうかというところはかなり検討はしなければいけない、妥当性についての検討を要する政策案件かなというふうにはまず受けとめております。  目的ですよね、政策を形成する上での目的をまず明らかにしなければなりませんし、なぜそこの家庭保育に対してお金の支援をするんですかというところのたてつけと理念がすごく大事になってくると思います。ですから、ちょっと単純に家庭で保育している人を支援しないのかというところは、もう少し多角的に見なきゃいけないと思っています。この伯耆町のですね、ケースをやはり直ちに本市に入れることが妥当なのかと。本市が置かれている例えば待機、待機は今は生じていますけど年度当初は生じないような本市の取り組みの中でさらにこれをするかどうかとか、そういったところは相対的にやはり考えなければいけませんので、やはり一旦受けとめさせていただくとしか申し上げられない部分があります。  ただ、乳幼児を保育所等に預けずに育てているお母さんお父さん方に対する、おじいちゃんおばあちゃんかもしれません、保護者やその子どもに対する支援というのは、いわゆる経済的支援以外の部分も含めてしっかり取り組んでいきたいということは申し上げさせていただいております。 181 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 182 ◯議員(14番 内場 恭子君) もう水かけ論、堂々めぐりになる部分だと思います。ただ、やはり子育てをする、それから子どもたちの豊かな保育、それから幼児教育を受けられる体制をつくる、これも一つ大事なことです。でも、家庭で育てていただく。この家庭保育の必要性も大切だと思います。  今、国が求めているのは女性の労働力であったり、家族、老人、高齢者の労働力の拡大であったりというふうな面もあります。反面、子どもたちの一人一人を大切にして、子どもたちの個性を伸ばす、この必要性も強く訴えています。そのためにかかる費用というのはやはり家庭で保育をしていようと、施設で保育をしようと、これは変わらないものというふうに考えていただくという一つの視点を持っていただけたらという思いを持って、今回この質問をしております。ぜひ研究をされたのだったら伯耆町のやり方、これを全てまねをしてくださいというものではありません。でもぜひ検討していく必要はあると思います。  特に、今回行われます幼児教育・保育に対する支援の裏側には消費税の増税というものがあります。消費税10%増税のお金をこの幼児保育、保育所の無償化に使うという話です。これはおかしな話です。子どもたちを育てるためになぜ消費税を充てなければいけないんでしょうか。国がもっと根本的にお金を出していくべきだというふうに考えております。共産党は消費税の10%増税を反対している立場もありますし、この保育を保障するという立場、それから家庭保育を保障していこうという立場がありますのでこういう訴えをしておりますが、でもこれも住民の皆さん、市民の皆さんの切実な声の一つだと考えていただきたいと思います。ぜひこれについても検討を進めていただくということでお願いをします。これは必要なものだと私は考えていますので。  続きまして、次の点にいきます。子どもの通院医療費を18歳まで拡大してください。これも回答は同じような形になってくると思います。財政の面で厳しいからというふうなお答えが先に来ると思いますので、決して古賀市がほかのところより劣ってるのではありません。先に言っときます。反対に進んでいるからこそ、18歳まで通院と入院と同じようなレベルに引き上げていただけたらどうでしょうかという考えを持っております。これは少子化対策にも有効な方法の一つだと考えますが、市長、お考えいかがでしょうか。 183 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 184 ◯市長(田辺 一城君) 答弁を先んじて言われている面もありますけれどもですね、子どもの医療費につきましては、今、本市がやっていることについての御理解と御評価はもういただけていると、御質問からも受けとめております。それをいかに拡充していくかと、拡充するならですね、いかに拡充していくかと。ここはですね、やはり本件について県議時代から勉強はしてきておりますけれども、やはりその財政との見合いというのは非常に大きい面が強いというふうには思っています。やはりどこまでやるか論になりますんで。  また、確かに私も保護者の友人、知人がたくさんいますんでですね、これ見えやすい面なんですよね、子育て支援策としてですね。ですから、あと過当競争はだめですけれども、ここで見えやすくなってしまってる現実というのもあるので、しっかり調査研究はしなきゃいけないというふうには基本認識としては持っています。  そして、御指摘いただいているような少子化対策に有効かと言われれば、有効な一要因にはなろうかというふうには思っております。例えば、居住を促すという視点からすると有効な面もありますが、本市としてやっているほかの子育て、教育支援策においてアピールをしていくということも大事だというふうにも付言しておきます。 185 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 186 ◯議員(14番 内場 恭子君) 本市のやってる子育て支援策と絡めると、もっともっと効果が上がりますよということを言いたくて質問しております。  これはもう私、通告書を書くときに、回答まで大体おおよそ、もうさすがに20年議員させていただいておりますので予想がつくような状況になっております。でも、やはりここで訴えることで一歩執行部が足を踏み出すきっかけになるんではないか、考えていただけるきっかけになるんではないかと思って今回の質問も積み上げております。ぜひほかのまちとの比較とかそういうものをするものではありません。ただ、古賀市の子どもたちをぜひ健やかに育てる、安心して病院に行ける、生活ができるという視点から、この古賀市を選んでいただくという視点からも、この18歳までの通院医療費の拡大は研究していく必要がもっともっとあると思います。これも相当なお金がかかると思います。しかし、今まで積み上げてきたものの中から考えていくと、以前は小学校の卒業まで拡大という話をしたときには、相当な額がかかって困りますよというふうな話がありましたが、今頑張ってやっていただいているんですよね。ですから、これをじゃあ中学校まで、18歳までという段階的な積み上げでも構いません。やっていただくという心構えだけ、気構えだけ持っていただけたらと思いますが、いかがでしょう。市長、そういう気構えはありますか。 187 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 188 ◯市長(田辺 一城君) 実は庁内で議論するときもですね、段階的に考えられないかという投げかけは、やるやらないは置いといてですね、頭の整理として私は常にさせてもいただいておりますし、そうした研究はさせていただいているというところで、基本姿勢として御理解いただけたらと思います。 189 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 190 ◯議員(14番 内場 恭子君) ぜひ頑張っていただきたいと、もう要望だけではなくてとにかく実施するためのそういう方向性を見出していただきたいと思います。ですから、5年先には実現、10年先には実施、そういうふうな段階よりももっともっと早い段階で進めていただく。これには県、それから国の考えも示していただいて、ぜひ協力を求めるとかいうふうなことも必要だというふうに思っています。市長会のほうもそういう要望とかもたくさんいろいろなもので形として上げていただいたりしております。どこの自治体もやはり子育てを支援したいという思いがあります。だからこそ、こういうことを先駆的にやっていただきたいというふうに思っております。  次に、子どもの貧困対策の具体策についてです。古賀市、たくさんのことをやっていただいております。その中で一つ視点を当てるとしたら、また費用の問題になりますが、給食費の支援なんかいかがでしょうか。平成29年度で廃止されてしまった前市長の提案だった給食費の補助、これは第3子まででしたが、これをもっと広げて実施してはいかがでしょうか。例えば、給食費の問題になりますと、今度実施されるであろうと思われる幼児教育、保育所の無償化、この中には給食費は入らないんですよね。保育所関係、幼稚園関係。ですから、そういうところで子どもたち、古賀市の子どもたち全てに対しての給食費の費用を支援するというような考え、いかがでしょう。  特に、小学校、中学校での費用というのは大変なものになってます。昨日も予算の中で質問いたしました給食センターへの質問の中で、古賀市はお弁当の日というのがあります。そのお弁当の日はとってもいいものです。お弁当を親子でつくろう、家族で考えてつくろうというものです。しかし、それ以外にお弁当を持っていかなければならない日というのがたくさんあるんですよ。これはインフルエンザの問題であったり試験の問題であったりとか、いろんなことがあって校長先生の裁量で日にちを決められるということです。でも、よその自治体に比べるとこれが非常に多いんです。こういう負担があるということを知っていただいた上で、この給食費を無料化してもらえないだろうか、支援をしてもらえないだろうかということを訴えます。  なぜかというと、このお弁当の日以外のお弁当を持っていかなきゃいけない日を給食にしてくださいと言ったら、必ず返ってくる言葉が、これを給食を実施すれば給食費が上がってしまいますよという返事しか来ないんですよ。この辺が複雑なんですけど、ぜひ私は給食費の支援をもっと広げていただければ、こういうお母さん方、保護者の方の心配や苦しみが減るんではないかと考えてこういう質問をしております。  どうでしょう、学校給食関係の負担軽減や、さらに子どもたち全ての保育所であったり、幼稚園は今、認定こども園になっておりますので、お弁当が必要なところもあったりなかったりということがありますので、そういうものについて補助をしていただく、そういうことが考えられますでしょうか。いかがですか。 191 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 192 ◯市長(田辺 一城君) 御想像どおりの財政の話になる面は申しわけない部分もあるんですけれども、実はその給食費の無料化についてですね、さきの選挙戦においても私実は言及をしてません。というのは、非常な財政負担を生じる可能性があることと、先行事例等を見て、これ貧困対策だけではないですよね、制度の趣旨が、地域によってはですね。それを掲げることによって貧困対策ではないその地域におけるメリットという面が加味されて制度を創設していたりという点があって、果たして本市においてこの制度を、大きな財政負担もそうですが、立てるメリットが、メリットというか意義がどう構築できるのかというところに当時の時点で非常に疑問があったので、これを何か私として発信するのは適切ではなかろうという判断で実は言っていませんでした。  今、議員御指摘をいただいている点については受けとめはさせていただきたいと思います。ただ、今申し上げたところは論点として非常に重要だというふうに思っておりますので、そうしたところは御理解をいただきたいというふうに思います。 193 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 194 ◯議員(14番 内場 恭子君) 田辺市長のやる気に期待していきますので。  では続きまして、子どもの貧困対策のもう一点としまして、ぜひこの給食費だけではなくて公立小学校、中学校またひとり親家庭への支援を広げていただきたい。経費を削減していただくためにいろんな努力をしていただいておりますし、ひとり親家庭に対してもたくさんの支援をしていただいております。就学援助をやってもいただいております。高校生に対しても入学金の支援とかもやっていただいてます。しかし、それでもまだまだ足りない。今、生活保護費の1.5倍まで拡大していただいた基準が広げていただいているということがあります。非常に周りの自治体からうらやましがられています。自分ところはまだ1.3倍だと。ぜひぜひうちもやってほしいというような意見を聞いております。しかし、できたらこれをもう少し広げていただく、実施していただくというような思いを、願いを持ってらっしゃる親御さんがたくさんいらっしゃる。そして、申請をしても申請が通らない。要するに収入額がちょっと多過ぎるとか、やっぱり複雑な申請の方法でなかなかできないというような方がいらっしゃるという状況がありますので、こういうものについての対応を考えていただけたらと思っておりますが、いかがでしょうか。 195 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
    196 ◯市長(田辺 一城君) 経済的困窮状態にある、今子どもの貧困をベースにしていますんで、子育て世代がやはり本市においてもいらっしゃいますんでですね、そこへの支援が重要だという認識は持ってます。ですから、まもなく完成をしますけれども、本市における子どもの貧困対策推進計画、子どもの未来応援プランですね、まずここでしっかり私たちが考える理念と目標は掲げさせていただきました。  これをどうやって具体的に取り組むかということが問われているというふうに思いますので、ひとり親世帯の皆さんもそうですが、そうした厳しい状況にある方々を本市として具体的にどうサポートしていくか、それはまずどういう具体的支援策が必要なのかというところを捉えていかなければならない。どういうニーズがあるのかというのを捉えなければいけないというふうに思っておりますので、一定それをすくい上げる体制は本市は持ってますんで、学校現場もそうですし、子育て世代包括支援センターも具体的に動き出しますし、最初の質問で申し上げたような仕組みを構築してきておりますし、そうした場でそうした方々のニーズも捉えていかなければならないと思ってますので、まずはそういったところを取り組ませていただけたらと思います。 197 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 198 ◯議員(14番 内場 恭子君) ぜひぜひそういうふうな取り組みについて、前向きにやっていただきたい。子どもの貧困について、実態を知っていただくための一つの方法として述べております。ですから、これから先に申し上げます子どもの居場所づくりであったり青少年への対策、これについてもお金に絡む問題ばっかりを私指摘しております。  例えば、この子どもの居場所づくりについても、居場所を広げるために子ども食堂であったり、それとか児童館、もっと広げていただきたい。児童館なども千鳥児童センターなんかは大変青少年の利用が多いということがあります。こういう立場の場所をたくさんつくっていただくことで、子どもたちがボランティアと接したり、またNPOと取り組んだり、それから先輩後輩、小さい年齢の子どもたちと遊んだり、上の年ごろのお兄さんお姉さんと体験を持つということで、さまざまな成長を進めていけたらというふうに思っております。そうすれば、また青少年への対策としても、ひきこもり対策であったり不登校児童に対する対策、問題を抱えている方たちに対してもいろんなアプローチができるんではないかなというふうに考えますので、これについてはぜひ大きく進めていただきたいということを要望します。これの裏には必ずお金がかかりますので、それについてはまたやりとりをしていきたいというふうに思います。  では、次の問題をちょっと飛ばして進めたいと思います。放課後子供教室と学童保育の連携についてをお尋ねしたいと思います。  国が進めようとしている放課後子供教室と学童保育の連携推進、これについて市長は一体感を求めていらっしゃいますか。それとも、古賀市は古賀市として学童保育は保育の特徴を、放課後子供教室、そういうものについて、またさまざまな体制をとっていただいてる寺子屋とかいうものについてはこのままの体制で維持していかれようというふうにお考えでしょうか。どちらでしょうか。 199 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 200 ◯市長(田辺 一城君) ちょっと二者択一になじむ御質問かなというところがちょっとありますんで、両事業の連携をまず図っていくということが大事ですし、ここ数年、県としても本市としても行ってきたのは、まさにこの連携の推進だと思いますんで、まずはこれをやっていくべきだと思っています。この連携自体もなかなか難しいというところもありますんで、これをまず着実に広げていくということが大事だという立場に立ってます。 201 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 202 ◯議員(14番 内場 恭子君) 本当に連携というふうな言葉、簡単な言葉でつなげていますけど、全く質の違うものです。放課後子ども総合プランの中では、子どものこの放課後プラン、結局全ての子どもたちを対象にしています。学童保育はある一定の子どもたちです。こういう違いがあるということ、それを連携させるとはなかなか難しいものです。それを補完するために古賀市が行っておりますさまざまな寺子屋であったり、学習の場であったり、合宿であったりというふうなこと、こういうことはさまざまないろんな形でアプローチしていただいていると思っております。  その中で、ぜひもっと大きく進めていただきたいのは、学童保育を広げていく形で総合プランのほうにより近づけていくような形ができないだろうか、充実することができないだろうかということを考えています。これは一つの方法として考えておりまして、学童保育の中には指導員もおります、場所もあります。一定の時間帯も確保できる場所があるというふうなこともあります。そういうものの中に総合プランの放課後の子どもたちを取り込むのがいいのか、それとも放課後子供教室の中に学童保育を取り込むのがいいのか、これはなかなか大きな課題だと考えておりますが、まず学童保育のほうをもっともっと広げて、指導員を充実させ、そして子どもたちの居場所をもっと広げるということで自由に行き来できるような場所になったらいいなというふうな夢を持っております。  市長、そんな夢をどうお感じになりますか。責任問題であったり費用の問題であったりいろんな課題があるとは思いますが、そういう夢を語る必要はないかと思いますが、いかがでしょう。 203 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 204 ◯市長(田辺 一城君) 学童保育の体制をきちんと確保することは大事だと思っていまして、ただ今議員御提案いただいているような形がベターかどうかというのはちょっと勉強させてください。やはり大事なのは、実は学童保育、我が子は古賀東小学校なんですけれども、古賀東小は連携がうまく、市民の皆様のおかげで取り組みやっていて、子どもがですね、学童行きたいとうちは言います。それは学童保育のその現場があるからだけではなくて、連携があって広くみんなと遊べるんですよね。だから行きたいって言います。ですから、なるほどというふうに受けとめていますんで、ちょっと制度論的に学童保育を云々という御提案のところは勉強はしたいと思いますけれども、やっぱり実態としてはそういう面があるので、やっぱり連携をしっかり広げていくというのはまず大事だろうということで御承知おきいただけたらと思います。 205 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 206 ◯議員(14番 内場 恭子君) 実際にお子さんを持たれて学童の状況も知ってらっしゃるので、そういう課題をぜひ見つけて検討して進めていただけたらと思います。  時間がなくなってきましたので、次の問題に進めたいと思います。  通学路、特に生活道路等の改善についてをお願いしたいと思います。今、課題になってますのは、通学路の問題、特に古賀中学校、下校するときのこの市役所まで至る道であったり、それとか生活道路の中ではサニー前の道路、これは市民の中から声が出ましたが、中央線が消えている、路肩の白線が消えている、そういうところがたくさんある。また、山部のほうでは東中学校周辺の暗い道がたくさんある、歩道が整備されていない。こういう問題をどう改善していかれたらいいのかというふうなことをお尋ねしたいと思います。いかがでしょう。たくさん必要なところがあるんですが、その改善の順番、優先順位についてはいかがお考えでしょうか。 207 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 208 ◯市長(田辺 一城君) 私も個別具体に個々の市民の方から要望をいただくこともたくさんありますけれども、まず申し上げているのはですね、隣組、自治会からしっかりと市行政に上げてくださいということを申し上げてます。それで、そうしないとなかなか優先順位を公平につけられませんので、しっかり自治会行政区から上げてくださいということを申し上げています。その上で、市管轄のものについてはできる限りですね、より危険性の高いところから対処していくということが肝要かと思っていますし、県に対しては要望する立場に今後なっていますんで、どしどし要望をできる限り上げていくということを、積極的に要望を県道等に関してはですね、上げていくということをやっていきたいというふうに思います。交通安全施設の設置等についてもそうした立場で臨みたいと思っています。 209 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 210 ◯議員(14番 内場 恭子君) これも市民からの声としてお聞きください。区長にぜひそういう要望を上げてほしいという話が伝わっていくと、なかなか市民の皆さん、お伝えしても実現しないと。ただ、今道路にここに穴があいていますよ、ここの白線が消えていますよ、あそこの照明灯、街路灯が消えていますよという話をお伝えしたいのに、それを区長のところまで持っていけと言われると、なかなか厳しいということがあります。そういうところを受ける場所が欲しいという声も聞かれます。このことについて、いかがお考えですか。 211 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 212 ◯市長(田辺 一城君) それはぜひ直接本市、案件にもよりましょうが、例えば建設課だったりの担当課に寄せていただくことがまさにスピーディーに対応できるケースも当然あると思いますし、議員の皆様がお聞きになったお話というのもこちらに寄せていただけたら本当にありがたいと思います。 213 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 214 ◯議員(14番 内場 恭子君) 私も時々持っていくんですが、区長に話されましたかと問い返されますので、そこについてはぜひ進めていきたいと思います。市民に対してそういうアピールをしていただくというのも一つのこの議場の効果かなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  もう一つの点、道路の問題についてはたくさんあるので、これは把握していただきたいと思います。そこの中で宮地岳線との関連で、宮地岳線を開発するということについて、この宮地岳線をつくれば生活道路は安全性は全うできるというか完成することができるというふうなことも何回かお話聞きました。その中で、ぜひちょっと市長にお尋ねしたいところがあるんですが、この宮地岳線をつくれば安全性は本当に完成するというふうにお考えなんでしょうか、いかがですか。 215 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 216 ◯市長(田辺 一城君) さまざまなエリアがありますんでちょっと答えにくいんですけれども、仮にですね、沿線のある地域において生活道路を充実させる、もしくはつくるということになれば、当然にそこが通学路に該当する場所であるならば通学路の安全も確保するような設計が必要だというふうに思います。 217 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 218 ◯議員(14番 内場 恭子君) 大まかな網をかけた質問だったのでそういう回答で仕方ないと思いますが、例えばもう花見小学校の周辺であったりすれば道路が欲しいと言われる方もいらっしゃいます。今度は西小の周辺の方にとっては大きな道路よりも狭い道、今ある道を改善してほしいという話もあります。この辺についてがなかなかうまくバランスがとれてないということです。  その中で、市長、ちょっと1点だけお尋ねしたいことがあるんですが、2月の17日に行われました宮地岳線の意見交換の場所につきまして、短時間しか時間がなかったということで市民の皆さんから、市長は元気があって大きな声でいいねという意見も聞きました。反面、話が長過ぎるねという意見も聞きました。これは意見としてお伝えしておきます。そこの中でただ一つ気になったことは、市長はゼロベースで見直すというふうな、ゼロベースということは、見直すという言葉にはつながらなかったと思いますが、ゼロベースでゼロベースでということを数回繰り返されました。このゼロベースというのはどういうところまでいうゼロベースだというふうに考えてお伝えすればいいのかなということをお聞きしたいと思います。 219 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 220 ◯市長(田辺 一城君) 市行政として、地元の皆さんの意見をまず真摯に新市長としてお聞かせいただきたいという意味です。 221 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 222 ◯議員(14番 内場 恭子君) 市長として市民の皆さんの声を真摯に聞かせてくれという言葉がゼロベースという言葉とつながるとはなかなか思えません。どちらかというと、市民の皆さんはゼロベースという言葉は車道の建設、これをゼロベースにするんだというふうな考えを持たれて、そういう感想を持たれた方がいらっしゃるように、が多く思いますが、市長、このゼロベースという言葉は何か誤解を生む言葉ではないでしょうか。いかがですか。 223 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 224 ◯市長(田辺 一城君) 誤解を生む方がいらっしゃるならば、誤解を生まないように本表現について、今後使わないほうがいいかもしれないなと今受けとめておりますが、あのとき、議員来ていただいていましたんでおわかりになったように、私1個も資料持っていっていません。これ、市行政に指示をしました。私たちは何も資料を提示せずに市民の皆様から話を聞く場を私はつくるんだという姿勢であの場に臨んでおります。ですから、そうした姿勢であったということは御理解いただけたらと思います。 225 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 226 ◯議員(14番 内場 恭子君) 市長の態度については、別にそれを問題とするものではありません。ただ、市民の皆さんからの感想として、市長のお話が長かったから自分たちの意見を言う時間が少なかったというふうな話でありますし、ゼロベースという言葉についても、改めて聞いて理由は、意味はわかりましたが、それがそのまま、はいそうですかという話ではならないというふうに思っております。  市民の皆さんは、車道をするよりも安全な道路、そのためにまず子どもたちの通学路や生活道路を今改善してほしい、今何とかしてほしいという思いを持たれているということをしっかり念頭に置いていただけたらと思います。これについてはもう回答は要りません。まずそれが市民の皆さんの願いですということをお願いします。特に北区の皆さんにとっては、西小周辺の問題について、よく意見を持たれてると思いますので、丁寧にお話を進めていただきたい。そして意見交換という立場の考えを持っていただきたいと思います。生活道路等についての改善をぜひ進めていただきたいということでお話をいたしました。  最後に、子どもの権利ということについてです。この子どもの権利を守るためには、今大きな問題になっているのは虐待の問題です。これについて、虐待を防止するという考えはどうでしょうか。古賀市でも子どもが虐待事例ということで亡くなったケースがあります。この問題についての市長の考えをお示しください。 227 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 228 ◯市長(田辺 一城君) 今般、本定例会で提案をさせていただいております古賀市子ども・子育て支援条例の中にですね、市は子どもの人権を尊重する心を育むため、幼児期からの継続した人権教育を推進しなければならない。これ、まず根っこにあると思ってます。一人一人が一人一人、他者を含めて、他者を大事に、自分のことも他人のことも大切にしていくんだよということをこのまちにおいて根づかせるということがまず第一だと思います。そうしたことが、少し中長期の話になりますが、将来の虐待等子どもに対する人権の侵害の防止に一つつながると思っておりまして、そうした項も掲げさせていただいております。  また、虐待防止につきましては、本市が学校教育現場で行っております少人数学級ですね、及びさまざまな人的配置ということはきめ細かく一人一人の子どもを見る体制をつくるということですから、これは虐待の早期発見にもつながる取り組みだというふうに考えております。  また、今政府がちょうどですね、法案が出てきておりますけれども、ああした動向も踏まえながらですね、やっていかなければならないと思ってますし、特にこれは国会議員の先生ともですね、実はこの問題、一部共有をさせていただいておりまして、児童相談所の体制をどうあるべきか。また、これ実態としては虐待やその前段の事案等がですね、たくさんやっぱり古賀市にも来てます。それを対応する現場としてはですね、やはり人手が足りなかったりします。児童相談所も足りないと。県と市は連携はしているんだけれども、やはりそれぞれに体制がなかなか厳しいということで、そうしたことも国としてしっかり受けとめてですね、財政措置等も含めて人的配置の支援、また児相の体制強化も図ってもらいたいという意は、もう既に伝えさせていただいてもいるところです。これこそ市、県、国がそれぞれ役割を十分に発揮するために国がリーダーシップをとっていただく場でもあろうというふうに認識しています。 229 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 230 ◯議員(14番 内場 恭子君) 私、30年ほど前に児童養護施設に勤務しておりました。そういう実態をよく知っております。まだ全然状況としては改善していないなという点を痛感しております。  教育長、いかがでしょう。子どもの人権を教育するその立場、上から下に与えるというものではなく子どもたちが自分の心の中に自発的に人権を生み出す、そういう教育が今進められているか。この点についてはいかがでしょうか。 231 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 232 ◯教育長(長谷川清孝君) 先ほどの第一答弁でも申し上げましたように、古賀市は随分以前から人権教育の充実を図っておりますし、子どもの人権につきましても、当時の人権センターが中心になりまして子どもの権利条約に伴う「こどけんカルタ」というのをつくって、それぞれの学校、あるいは市の施設等にも配付しております。そういうふうな中から、子どもが自分にはどういう権利があるんだというふうな教育を教科書に載っている部分以外のところで、特に小学校におきましては「いのちのノート」という古賀市独自の人権教育副教材を用いてやっております。  今回の全国的にクローズアップされました虐待問題を踏まえて、さらにそういう面での充実を教師から子どもへという側面と、子どもの側から大人の側へと両面から充実に取り組んでまいりたいというふうに思っております。 233 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 234 ◯議員(14番 内場 恭子君) 子どもは大人の附属物ではありません。一人の人権です。一人一人の人権を守る古賀市、特に子どもだけではなく高齢者の皆さん、さらに女性の問題、そして誰もが、皆さんが大切にされる古賀市をつくっていきたいと思います。そのために財政的な支援は大きな一つのポイントだと思っております。ぜひ頑張っていただいて、さまざまな費用の問題につきましても、クリアできるところをより早く進めていただきたいというふうに思います。ぜひ子どもたちの支援を大きく広げていただいて、市長が掲げるチルドレン・ファースト、子どもが一番だよ、あなたの人権が命が大事だよというその言葉が実現できる古賀市になっていただきたいと願って、この一般質問を終わります。 235 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、内場恭子議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 236 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午前11時44分休憩            ………………………………………………………………………………                       午前11時55分再開                       〔出席議員16名〕 237 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、吉住長敏議員。                       〔吉住議員 登壇〕 238 ◯議員(12番 吉住 長敏君) まずもって、日本列島まさかの大激震が走りました9年前の東日本大震災の直後に、この市議会議員となった私でございます。死者、行方不明1万8,432人、今も約5万2,000人が全国の1,003の市区町村で避難生活を送られている方々に心痛の思いをはせながら、まさかの日ごろからの万全の備えとあわせ、市民の命と暮らしを最優先して我が身を呈して日々働くことを惜しまず、現在16人中の1人のミッションを最後まで市政の諸課題と立ち向かうことを決意し、ここに一般質問を行います。  2期最後の連続32回目の一般質問に入ります。会派連の吉住でございます。  質問内容1、質問項目1、選挙費用の公費拡充。  (1)福津市議会議員選挙費用の公費負担の現状認識。  2、古賀市議会議員選挙費用の公費負担を拡充しては。  大きく第2、後牟田大池線の安全確保。  1、A花鶴、B美明区間の通行量の推移。  2、A、B植樹帯の違いは何か。  3、A低木植樹帯の危険な側面は。  4、A低木植樹帯の維持管理費。  5、C残り区間、低木植樹帯の将来構想について。  次、第3、古賀スマートインターチェンジの促進。  うち1番、古賀サービスエリアのスマートインターチェンジ設置の進捗。  2、古賀サービスエリアのスマートインターチェンジの整備効果の認識は。  3、田辺市政1期任期中の進展決意について、伺います。  以上、よろしくお願いします。 239 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 田辺一城君登壇〕 240 ◯市長(田辺 一城君) 吉住議員の1件目の御質問、選挙費用の公費拡充についてお答えを申し上げます。  1点目についてお答えします。公職選挙法では、選挙運動にかかわる費用のうち、選挙運動用自動車の使用に要する経費、選挙運動用ポスターの作成に要する経費、選挙運動用ビラの作成に要する経費については、条例で定めるところにより公費負担することができることとなっております。福津市におきましては、福津市の長及び議会の議員の選挙における選挙運動用自動車の使用及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例を設けており、公費負担をしているのは認識をしております。  2点目についてお答えします。公費負担を拡充するに当たっては、条例の制定や選挙公営の予算化が必要となり、市議会議員の皆様や市民の皆様の考えや思いを踏まえ検討していく必要があると考えています。  続いて、2件目の御質問、後牟田大池線の安全確保についてお答えします。  1点目についてお答えします。議員お示しいただいたA、B区間の通行量の推移については調査しておりませんけれども、美明地区の開発とししぶ駅の開通によりまして児童生徒等がふえ、通勤通学の自転車、歩行者の通行量が増加していると想定できると考えております。  2点目についてお答えいたします。A、B区間の植樹帯の違いにつきましては、A区間については低木と高木の植樹帯であり、B区間については高木のみの植樹帯であります。  3点目についてお答えします。梅雨明けから夏にかけての繁茂時期において、本市において剪定をしておりますけれども、繁茂している際には通学児童及び車両運転者の視認性の低下を招くことがある点が上げられます。  4点目についてお答えします。平成30年度のA区間の維持管理費の支出については、本市全体の市道における低木剪定費248万1,856円のうち29万764円で約12%になります。  5点目についてお答えします。未整備区間Cにつきましては、都市計画道路の見直し対象としており、道路整備内容は未定となっております。  続いて、3件目の御質問、古賀スマートインターチェンジの促進についてお答えいたします。  1点目についてお答えします。スマートインターの設置につきましては、国、県、近隣自治体、高速道路事業者などの関係機関と協議の中で多くの課題や意見が出されており、技術的な指摘や費用対効果の説明、交通量増加などに伴う周辺住民の不安解消策などについて、情勢を見守りながら再検討しているところです。  2点目についてお答えをいたします。広域的には宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産や複合商業施設、宗像大社や宮地嶽神社などに通じて観光や商業に効果をもたらすことが期待をできます。  3点目についてお答えします。スマートインター開設の方向性につきましては、これまでの検討や協議の内容、社会情勢の変化などを勘案し、適切な時期に総合的に判断したいと考えております。 241 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 242 ◯議員(12番 吉住 長敏君) それでは、順に再質問に入りたいと思います。  まず、当然のことでございますが、この質問、1番の選挙費用に関する質問については、目前に迫りました4月14日告示の市議会議員選挙のことではありません。改元以降の市議会議員選挙や無論市長選挙も含めた近未来の古賀市政のなり手、一般ピープルを視野に入れた質問であることを前置きしたいと思います。
     3月1日通告締め切り前、2月26日の市議会議員立候補予定者説明会に参加した陣営の数を見て、もしかしての市民の声がちまたに走ったのではないかと思いました。もしかして、つまり19人の定数に対しまして立候補者数が同数かそれ以下の事態になった場合のことでございます。あり得るかもしれない局面におきまして、この質問を急遽組み立てました。諸準備対応で多忙きわまりない選挙管理委員会、しかも市議会が選ぶ選挙管理委員の方々にはまことに申しわけない気持ちはやまやまなのでございますが、こうした事態だからこそ市議のなり手がよりふえる環境へと導くことは投票率アップにも相通じると考えます。この場合、独立機関の選管の意向を託したい近未来のなり手で提起すべきミッションだと考えました。何とぞ御容赦、御理解をお願いしたいと思います。  そこで、まず市長からの現状認識と拡充については検討というような御発言があったかと思います。まず、無投票への可能性、仮定というのはあくまでも避けなければいけないわけでございますけれども、現に説明会があったという事実で数字が出ているわけなので、この質問をやることにしたわけでございます。  まず、お手元にナンバー1の資料を用意させていただきました。これは問題点の共有について確認しようという意味でつくりました。これ、私が2008年に調査したものを下地にしているものでございます。昭和50年から約半世紀に及ぶ町会議員、市議会議員の定数と立候補者数の数字を掲げたものでございます。まず確認したいのでございますが、この1970年代以降といいましょうか、古賀市政、町政において、議員選挙においては無投票になったことは一度もないと私は理解しておりますが、その認識でよろしいでしょうか。 243 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 244 ◯総務課長(小山 貴史君) お答えいたします。無投票の事実はございません。 245 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 246 ◯議員(12番 吉住 長敏君) ないということでございます。私も今回、仮にこの数字で20陣営が来られたということ、説明会に来られたということなので、仮にこれが20としてもこれまでで、半世紀の中で最小の立候補者数になる可能性がないわけではないという時局に今立たされております。  そこでですね、なぜなり手がこんなにないんだろうかという見解について、私は地域の役員の問題もありますが、ましてや議員のなり手までこんな事態になろうとしているということは深刻だなと私は考えました。私、まず考えましたのはですね、私1期目は2011年からなったわけですけど、その時点から地方議員の年金制度の廃止措置を講じる法律が施行されました。かねては議員は在職3期12年すれば年金がつくという当事者に確かにあったであろう淡い期待は全く今消え去っています。今その復活を求める論議はあることはさておきまして、そのころ以降から4年任期では生活の将来保障に見通しがないとかいったような声が実際に広がり始めたような、私はそんなふうに感じ取っています。  そこで市長にお尋ねでございますがですね、初期費用、候補者の持ち出しとも言うべき選挙費用を兼ね合わせますと、20代、30代からの出馬は無謀きわまりない風潮があると言わざるを得ないような感じがするわけですけれども、30歳代の市長として見解を求めたいと思います。 247 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 248 ◯市長(田辺 一城君) 私自身も30歳で立候補させていただいてですね、かなり勇気が要る話ではありました。そして、当選しても1期4年ですから、今もそうですけれども、かなり不安定な立場にある事実はあります。ですから、そうした意味において、私の面で、私と公という面の私という面では、当然一人の人間としては常に不安を持ちながら仕事をしているという実態はあります。一方で、公に資する仕事ですので、そちらの意義を強く思っておりますので、私を超えて公に資する気持ちが大きいので、この職を今務めることができていると思っています。 249 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 250 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 4年前の2015年5月13日時点の古賀市議会議員の19人の年齢区分は40歳から49歳までが2人、平均年齢は61歳1カ月、最長71歳、最年少47歳の構成でございました。つまり、現在4年たってるわけなので最年少50歳を超えております。  そこで、改めて予算編成権があります市長についてお尋ねでございます。ことし2月14日の読売新聞の「地方危機、議会は今」の連載で嘉麻市の赤間幸弘市長の昨年12月に議員報酬を4万1,000円引き上げた理由について、子育て世代に出馬してもらえる環境が必要といったようなコメントを紹介しています。  冒頭に申し上げました早々、2005年1月から選挙カーの借り上げ、運転手の人件費、燃料代──いわゆるガソリン代ですな、それからポスター作成費用は公費負担としている福津市と比べた場合ですね、この歴然とした格差というのは、子育て世代の立候補意欲の面でも古賀市最高経営者として大きく改善すべき措置があると思われませんでしょうか。 251 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 252 ◯市長(田辺 一城君) 大前提といたしまして、やはりこの政治家という仕事ですので、おのれの生活、利益のためにやる仕事ではないとは思っておりますけれども、現実として生活ができなければ働くこともできないという前提があると思っています。そして、選挙公営のお話をいただいております。私自身は、先般まで県議会議員を務めておって、2回県議として選挙をやりました。県議会議員選挙は、県の条例に基づきましてこの選挙公営がありました。今回、市長選挙に出るときに県のときのその公営がないということを知りました。これは、何といいましょうか、ちょっと立場がありますんで答えにくい部分もあるんですけれども、そういう現実があるのかというふうに、候補者となるに当たって認識をしたところでありました。  新たにですね、私は民主主義は多様な人が議会という現場にいるということは一般論として大切なことだろうと思ってますし、御紹介いただいた赤間市長もそうした趣旨で御発言をしているものなんだろうというふうに受けとめています。そうした観点から、やはり稼働年齢である現役世代である若い層が選挙、公職をめざすということの障壁というものがあるとすれば、それはなくしていったほうがいいんだろうというふうに一般的には思います。 253 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 254 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 慎重な言い回しながら改善すべき点はあるだろうというような御説明と受けとめました。  そこで選挙管理委員会の守備範囲になろうかと思いますけれども、前回のですね、市議会議員選挙はそれぞれ候補者は選挙費用の報告を出す必要があるわけですけれども、ざっくり、22人が前回立候補したわけですけど、1人当たりの選挙費用はどの程度と報告されておりますでしょうか。 255 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 256 ◯総務課長(小山 貴史君) 選挙管理委員会の書記長としてお答えいたします。  前回、22人の立候補がなされております。ざっくり1人当たり平均とすれば68万円程度でございます。 257 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 258 ◯議員(12番 吉住 長敏君) ざっくりと約70万前後だろうと思います。これらのものが個人差はあると思いますですね、支出については、あると思いますけど、およそ福津市ではこれが公営で賄われているというふうに考えてもいいのじゃないかと思いました。  このたびの私は福津市の結果を見ましてですね、ちょっといろいろ考えさせられることがございました。お隣、それこそ目と鼻の先の福津市の市議会議員の構成年齢は、ホームページからひもときますと、平均年齢57.3歳、古賀市議会と8歳ほどの若さ、開きがあります。しかも独身含めまして30代から40代の議員さんは18人中5人、3割近いわけですよ。そういう方々、落選、当選された方含めましてですね、福津市の場合は1人除いて、全部で26人出られているわけなので、25人の方がですね、公営負担にあずかってることを昨日確認しました。このナンバー2はその資料の内訳でございます。  これをざっと見て、見にくいかもしれませんけど、一体全体どれぐらい市が公営でやってるのかということは右側を見てもらったらわかりますが、福津市の場合は、選挙車の運転手当、運転人件費ですね、2番選挙車の燃料代、ガソリン代、3番ポスター代、4番選挙車の借り上げ、以上4つのですね、費用が賄われていまして、ざっくりこの計算が1,700万ほどあるようでございます。もちろんこれはそれ以外の選管事務局が支出した分もありますので、その内訳は正確にはわからないんでございますけど、多分1,000万以上はあると見ていいと私は思いますので、これらについてやっぱりあることは、それぞれ法律的にも条例で定めれば可能であるということをうたっている意義を考えますとですね、やはり持続可能な古賀市を経営していくという崇高な経営の観点からもですね、議員もしくは市長、そういうことに臨む機会がですね、個人個人の経済力によってですね、むなしくやっぱり断念せざるを得ないということは、私どもが今考えていくべき時期に来たのではないかと、私はそう思うわけでございます。  そういう意味合いで、若者にも優しいといいますか、若者にも弾みが出るような男女共同参画という言葉もありますけれども、まさしく全世代、多様な人がこの市議会の場にやっぱり参画できる体制をですね、やっぱりこの平成から改元に向かおうとしている大きな局面を迎えましてですね、大きくやっぱり検討をしていくべき時期が来たのではないかと。先ほど市長も言われましたように、県政においてもそれは当然あるんだと。  一般市政においても、一般市においても大方、細かくは見ておりませんけれども、いわば公営負担ちゅうのは、公営で見るちゅうのは、公職を公営で見るちゅうのはいわば半ば常識であるということがまかり通っているわけですから、私は市長のみならず選管の方々、私ども議会もそうでございますが、こういったことを質問するのは今回初めてかもしれませんですね、この場ではですね。だからそういう意味で、やっぱり大きくこぞってみんながやっぱり考えていくべきじゃないのかなということを最後にこの質問では申し上げたいわけです。  取りまとめまして、市長、予算編成権があるのは執行部でございますから、さらに突っ込んだ前向きな回答をお願いします。 259 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 260 ◯市長(田辺 一城君) 今、議員おっしゃっていただいたように、私たち市行政はもちろん、我々とは完全に独立した存在である選挙管理委員会の皆様、そして市議会議員の皆様ともちろん市民の皆様もですが、一緒にこの問題は考えなければならないんだろうというふうに思っております。候補者となる人にとって、先ほど申し上げました障壁がない状態が多様性を議会の中で担保する、また政治の場で担保するということは、議員おっしゃるところと意を同じくするところでもあります。  1つ例を申し上げますと、2011年4月に実は県議会議員は選挙公報がありませんでした。それは条例がないからです。条例をつくれば出している都道府県たくさんあったし、古賀市議会も当然その時点でもありました。ところが、福岡県はなかったので2015年の選挙に臨む前の秋口に私から提案を県議会の中でさせていただいて、全会派が代表者出して条例制定を検討し、実は2015年からは選挙公報を発行するための条例を議員提案で成立させ、2015年は選挙公報を私も発行できるようになったという経緯もあります。ですから、このケースは議員提案でそうしたことを実現したというケースでもあります。  ですから、私たち市行政としても本日いただいている御提案はしっかりと受けとめますし、ただ、これはなかなかやっぱり政治家になる、議員になるに当たっての公費の支出になりますので、市民理解も当然に必要ですから、広範な市民理解を得るためにはやはり市議会の皆様ともしっかりと協力をし合って、そうした機運を高めていくという必要性もあるというふうに思っておりますので、そうした認識で今後この問題についても向き合っていきたいというふうに思います。 261 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 262 ◯議員(12番 吉住 長敏君) この件で、選挙管理委員長のほうにも、私は選挙が公正厳正に行われることを管理することも委員会の仕事だろうと思いますけれども、やはり投票率向上の前提にあるのは、やっぱり元気な候補者がたくさん出るというようなことも相通じるんじゃないかなと思います。きょう申し上げました件につきまして、現委員長におかれましての見解をお尋ねしたいと思います。 263 ◯議長(結城 弘明君) 選挙管理委員長。 264 ◯選挙管理委員会委員長(高野  洋君) 議員のおっしゃいました選挙公営ですか、これを何とか拡充して若い方も立候補しやすいんじゃないかという意見でございますけど、これにつきましては、市議会議員選挙や市長選挙を踏まえましてですね、立候補者の数、それとまた議員様の声とそれから市民の方のお声を聞きながらですね、選挙管理委員といたしましても検討していきたいと思っております。 265 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 266 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 未来志向に向かった前向きな発言だった、回答だったと思います。何とぞよろしく御検討方、お願いしたいと思います。  では、次に2番目の後牟田大池線の安全確保についての問題です。  まず、訂正をしなきゃならないことがあります。今気がつきました。図面、こういう手書きの図面を書くのが好きなもので、ですが、ABCが、先ほどの質問通告書面とAとBが逆になっておりますものですから、その辺を御理解の上で説明を御理解いただきたいと思い訂正させていただきます。  まずですね、この再質問に当たりまして、この質問につきましては前回の1月やったかな、質問で予定したものでございますが、今回に先送りした内容でございます。このたび2月21日に受け取りました施政方針予算案の中に道路改良事業費に後牟田大池線詳細設計委託料として1,168万4,000円が計上されておりました。実を言いますとですね、私正直なところ、それは古賀東区、この手書きの概略図で言うC区間のことだろうと、JR古賀駅周辺改造に引きつけましてね、というふうに私は思い込みを、片思いをしておったことでなぜだろうという、多分執行部におかれましては少し戸惑われたんじゃないかなと思います。ただ、そういった時間差の問題があって、そういう誤解がありましたものですから御容赦お願いしたいと思っております。  結果的にはですね、市長第1答弁のとおり、この通告内容にほぼ寄り添う予算措置であったことに対しまして、まずお礼といいますか、昨年10月でしたでしょうか、見守りボランティアの有志とともども申し出に対しましてですね、この措置について踏み込んでいただいたことに感謝申し上げると同時に、この再質問については簡略化させていただきたいと思うわけでございます。  要はですね、道路の貫通化、住宅などの張りつきぐあいで大きく変わる地域環境に即した柔軟な安全安心の交通安全対策が迫られていることを理解された措置だろうと思います。まずこの件でですね、確認の意味で質問させていただきたいんですけれど、前回の予算審査特別委員会でもこのことが取り沙汰されておりました。つまり、このしがない図面の中の約800メートルの区間については、両歩道3.5メートルのうちの植栽帯を、もちろん今必要だった植樹帯でございますが、これらを撤去する方向で歩行者と自転車を分離した通行帯を設置し、これを設計後、年次的に整備していきたいというように私は受けとめたわけでございますが、そういった理解でよろしいかどうか、大事な点なのでよろしくお願いします。 267 ◯議長(結城 弘明君) 建設課長。 268 ◯建設課長(吉永  誠君) 吉住議員の言われるとおりで間違いございません。 269 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 270 ◯議員(12番 吉住 長敏君) ありがとうございます。このABC区間見ても、現状の植樹帯の設計思想というのはもう既に花鶴区画整理事業と鹿部土地区画整理事業では変わってきていると。きのうも福津に行く間に日蒔野ですか、あそこの福津を見ましても、もう低木植栽帯はほぼありませんですね。そのように変わってきたなということをるる思いました。  それでですね、これはいろいろ、緑が少なくなるじゃないかとか、いろんな議論もあるかもしれませんが、その辺はちょっと円満な話し合いの上で、やはり安全第一にヒヤリハットを感じる場面が今でも私も直前に感じたりしますので、余り間を置かずにできるだけ速やかにその措置をお願いしたいと思うわけです。  それからですね、あわせもってお尋ねしたいのはですね、ふと思いました、この1,700メートルというのは、舞の里、千鳥からオーバーしてる、花見佐谷線と佐谷竹尾線の5丁目に貫通しますですね、東西道路の距離とほぼ一緒なんですね。そこも住宅公団、当時の区画整理事業でやられて、設計思想としては同じで高木と低木がある地域なんですよ。そこはですね、高校もあるので、多分私はそちらのほうは頻繁には行っていないのでわかりませんけれども、余り変わらないようなやっぱり事態というのは見かけるのかなというふうに思います。  したがいまして、この後牟田大池線の打開策がですね、ほかの舞の里方面にも影響していくんじゃないかな。そういうことも念頭に置かれたものだろうと私は理解しておりましたが、そんな理解でよろしいでしょうか。 271 ◯議長(結城 弘明君) 建設課長。 272 ◯建設課長(吉永  誠君) ただいまの御質問につきましてお答えします。  今回のこの後牟田大池線の事業につきましては、初めて取り組む街路樹を撤去した自転車通行帯をつくる事業でございますけども、古賀市内にもこういった歩道内で自転車と歩行者が交錯して危険な道路というのが何カ所かございます。当然今おっしゃられました花見佐谷線もその一つでございますけども、それ以外にも古賀市内、同様の場所がありますので、今後ですね、この花見佐谷線も含めた計画というのはですね、建設課としてはございます。 273 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 274 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 何とぞ、緑も欲しい、安全も、いろいろもう全て両立させるというのはなかなか現実問題、難しい面があるだろうと思いますが、何とぞ通学児童、歩行者、車の安全も含めまして、それがバランスよく推進されるようにですね、今後とも改良事業の進展を望みたいと思います。  それでは、最後にですね、古賀スマートインターチェンジの促進の質問に移りたいと思います。ちょっと私も書きとめにくかったわけでございますが、この件につきましては、前市長時代のですね、玄望園雇用創出基盤整備事業等々で2,500万近い調査などの実績があるわけでございます。2015年9月1日の、いろいろさかのぼって調べてみましたら、議会の全員協議会でもですね、執行部からの申し入れによりましてスマートインターチェンジの検討状況の報告を受けた経緯があります。したがいまして、もうそれから随分たちますものですから、その後の進捗状況はどうなのということをやっぱり聞くべきかという判断のもとにきょうの質問を組み立てたわけでございます。  なおかつ、きょうたしか玄望園の区画整理組合の総会があって、市長もそちら出席される予定だと思いますけれども、玄望園の区画整理事業も終わろうとして、企業立地をしようとしていると。多分僕は企業立地する方々は、企業は、スマートインターチェンジの成立をですね、実現を目途に置かれて進出される期待度が高いのじゃないかと思うのでございます。  それでですね、全員協議会のときに説明を受けた資料はここにあります。そのときは必要性のいわゆる年度別スケジュール表までいただいております。つまりですね、これは全員協議会ですから全員説明受けてるわけなので、平成32年度には開通とあります。開通。これはあくまで予定、スケジュールですから案なので、いろいろ相手があるとかいろんな事情があると思うんですけれども、現在の進捗状況につきまして、差し支えない範囲になるのかもしれませんけれども、どんな状況なのか。もう今31年度に入ろうとしているわけなので、一番ほやほやのですね、スマートインターチェンジの今の進展状況について、御説明いただきたいと思います。 275 ◯議長(結城 弘明君) 都市計画課長。 276 ◯都市計画課長兼古賀駅周辺開発室長(水上  豊君) 今現在の状況という御質問でございますが、準備段階調査にまだ申請をする前の段階でストップしておる状況でございます。ですので、恐らくそのスケジュール表を今の年度に置きかえますと、今の段階ではまだ申請しておりませんので、31年度に申請をして32年度に準備段階調査に登録できれば、その後翌年33年度に連結許可がおりるであろうというところで、4年後の開通というふうなスケジュールに置きかえられるスケジュールだろうと思います。 277 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 278 ◯議員(12番 吉住 長敏君) ちょうど前市長とこの件で一般質問でこの場でやりとりをしたことがありました。それで、その際はですね、私は単体でこの問題取り組むということよりは東部しこふむ4分の3連携という意味合いで周辺自治体、特に福津、宗像ともども一体となって取り組むべき性格のことを申し上げましたら、中村前市長については、相手もあることなのでということで慎重な言い回しで余り何といいますか、わかりにくいような回答だったように記憶しております。  それでですね、お聞きしたいんですけれども、現在福津と宗像市とのこの辺のやりとりについては順調にいっているんでございますか。どんなぐあいですかね。相手もあるということなので、まだまだ相手があるということで奥歯に物の挟まったような言い方なのか、その辺は市長、よろしくお願いします。 279 ◯議長(結城 弘明君) 都市計画課長。 280 ◯都市計画課長兼古賀駅周辺開発室長(水上  豊君) 福津市、宗像市さんとはこの案件だけでというところでの協議を行ってはおりませんが、その都度機会があるごとに意見交換をさせてもらっている状況で、実際余り進んでないというところでございます。 281 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 282 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 先ほどの年度別スケジュールからすると3年ないし4年ぐらい、何て言うんですか、少し延びてるなという実感を受けました。残念なことではありますが、何はともあれ喫緊の課題でもありますし、これを前向きに取り組んでいくということは、この都市計画のマスタープランにもですね、2009年から掲げている明確にスマートインターをここにつくるということを掲げている大目標でもあるわけでございますね。  そういう意味合いで、小学校区域で言えば小野地域、古賀で言えば小野地域の活性化ということが結びついている内容でもあると思います。ぜひともこれらを、今少し足踏み状態であるならば、新進気鋭の田辺市長におかれて、あるいは県政のバックアップも得ながら、国の力もおかりしながらですね、足踏み状態を前のほうに動かすということが今大事なのではないかなという気がしております。  その辺で、最後に田辺市長から少し足踏み状態である様子を前に進める決意のほどを少し長目に御説明いただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 283 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 284 ◯市長(田辺 一城君) 本スマートインターの案件につきましては、中村前市長から非常に重い懸案として引き継ぎを受けているところです。最初の答弁でも申し上げましたけれども、これまでの協議の中で多くの課題と意見、特にですね、技術的な問題、そして費用対効果といったところが上げられているところであります。  考えるに当たってとても大切だと思っておりますのは、頭の整理として、仮にスマートインターを御指摘の地につくったときにですね、本市にとっての中長期的なことも含めてのまちづくりにおける効果がどのように上がるのかといった視点も検討の際に非常に重要な視点になるというふうに私自身は思っております。  先ほど、広域的な連携の話もありました。福津市さん、宗像市さんにとってどのようなメリットがあるかということも中長期も含めてですね、あるかということも大切ですし、何よりも本市に立地させるかさせないかの話ですから、古賀市にとってどのようなメリットが中長期的にあるのかという視点は、今これまでの協議の中で出されている多くの指摘、費用対効果等も踏まえて、そうしたところも加味して考えていかなければならない重い課題だというふうに考えております。  やはりこれ、私が県議になった当初からもう既に話が浮上している話で、以来少なくともそれだけでも8年を経過していますし、もう10年ほど、もしかしたらそれ以上のですね、もえ出たころから考えますとですね、かなり長期にわたっておりまして、社会情勢等も変化しているということも当然勘案していかなければならないというふうに思っております。そうした今るる申し上げたような要素をしっかりと本市として検討をして考えていきたいというふうに思っております。 285 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 286 ◯議員(12番 吉住 長敏君) きょうの一般質問はちょうど昼を挟んだものですから、大変時間も、後の時間がございますので、これをもちまして終わりたいと思います。ありがとうございました。 287 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、吉住長敏議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 288 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午後0時41分休憩            ………………………………………………………………………………                       午後1時50分再開                       〔出席議員16名〕 289 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  村松謙二議員。                       〔村松議員 登壇〕 290 ◯議員(17番 村松 謙二君) 皆さん、こんにちは。山海会の村松謙二でございます。  通告に従いまして、大きく3つのテーマで今期最後の一般質問を行います。  1つ目、財政計画とその運営について。施政方針で扶助費や公債費など義務的経費の増大が見込まれる財政状況下、JR古賀駅周辺の再開発、土地利用転換による企業誘致、道の駅構想など、今後多額の税金を必要とする事業に取り組むとの方針が示されました。以下、今後の財政運営について、市長に答弁を求めます。  1、中期財政計画を公表するお考えは。  2、予算編成の見える化はどのような仕組みで市民がかかわり、政策に反映できるのか。またスケジュールは。  2つ目、設備はバリアフリー、まちづくりはユニバーサルデザインを。あらゆる立場の方に使いやすいものをつくってというユニバーサルデザインの思想は、心の優しさや思いやりがあり、また障がい者や高齢者などが安全に円滑に利用できる住みよい福祉のまちづくりでハードの整備を行うバリアフリーも同じ思想があります。これまで一般質問で数回、市内の公共施設の身障者駐車場に屋根がないため、雨が降っているときなどに車椅子で乗りおりする際に濡れてしまうという問題を提起してまいりました。その後の対応について市長へ質問いたします。  1、車椅子の利用者及び介助者への聞き取り調査は行いましたか。  2、紹介した福津市の事例などは検討に値すると思いますが、視察されたでしょうか。  3、この課題の解決策をどう考えておられますか。  3つ目、職員の相次ぐ不祥事、綱紀粛正はどうなっているか。2月に所管の委員会で人事課から職員の懲戒処分の報告があったが、処分の報告のみでその後案件の背景や原因及び対策などが示されていません。これまでこのほかにも古賀市のイメージを損なう不祥事が発生していますが、行政組織としてどのように再発防止を図るのか、以下市長に答弁を求めます。
     1、職員の綱紀粛正はどのように考えていますか。  2、どのように指導されていますか。  3、市長の所見は。  4、再発防止策は。 291 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 田辺一城君登壇〕 292 ◯市長(田辺 一城君) 村松議員の1件目の御質問、財政計画とその運営についてにお答えをいたします。  1点目についてお答えします。現在の中期財政見通しにつきましては、地方交付税や地方消費税交付金など、国の財政計画により大きく左右されることや、外部への公表を想定して作成された資料ではないことから公開をしておりません。しかし、今後作成する中期財政見通しについては公表することを想定し、検討してまいりたいと考えております。  2点目についてお答えします。見える化の第一歩としまして、平成31年度当初予算資料に新たに平成31年度予算案の概要を加えました。これは市民の皆様にも見やすいものとなるよう、概念図をお示しした上で主な事業を記載するとともに、写真やイラストを使い作成し、市公式ホームページでも閲覧できるようにしております。予算編成の見える化につきましては、所信表明で申し上げました予算編成過程に市民の皆様がかかわれる仕組みづくりを検討する中で、対話集会など市民の皆様と顔を合わせ、意見を伺うといった手法やスケジュールなどについて考えてまいります。  続いて、2件目の御質問、設備はバリアフリー、まちづくりはユニバーサルデザインをについてお答えをいたします。  1点目についてお答えします。市内の各公共施設におきまして、来館される障がい者、高齢者などへ対応する中で御意見、御要望等をお聞きしているところです。特に、障がい者、高齢者等の来館が多いサンコスモ古賀につきましては、より細やかに行っているところです。また、次年度に実施予定の第4期古賀市障害者基本計画策定に向けたアンケート調査において、公共施設に対するニーズ等を把握してまいります。  2点目についてお答えします。福津市役所を初め、ほかの自治体の取り組みには参考にできるものがあり、主に福祉課、管財課において、施設の状況、サインの手法等の視察、確認を行わせていただいているところでございます。  3点目についてお答えします。今後も引き続き障がい者、高齢者等に配慮した公共施設とするために、御要望や御利用の実態を踏まえてバリアフリー化等を検討していくとともに、障がいについての啓発など、ソフト面の課題につきましても、障がい者が地域で安全に安心して生活し社会参加ができるよう、今後も継続して関係機関や関係団体等と連携し取り組んでいく必要があると考えております。  続いて、3件目の御質問、職員の相次ぐ不祥事、綱紀粛正はどうなっているかについてお答えいたします。  1点目についてお答えします。職員は全体の奉仕者として、まず公共の利益のために勤務することとして法令等に従う義務、信用失墜行為の禁止、秘密を守る義務、政治的行為の制限が課せられており、また職務の遂行に当たっては全力を挙げてこれに専念することとして、上司の職務上の命令に従う義務、職務専念義務が課せられております。ほかにも争議行為の禁止、営利企業等の従事制限等がございます。本市職員として、公務員全体の信用を失墜させないように、全体の奉仕者であるとの自覚と使命感を持って、正しく職務を遂行すべきものと考えております。  2点目についてお答えします。人材育成基本方針に職員のあるべき姿を示しており、期待される職員像として、全体の奉仕者としての使命感と倫理感とうたっております。この人物像に近づくために、本市や福岡県市町村職員研修所で実施する倫理研修、各部署において実施する職場内研修を通じて育成を行い、あわせて人事評価の面談等においても指導を行っております。また、管理職に対しては、課長会などにおいて随時、綱紀粛正への意識の共有を図っております。今回については、2月に全職員に対し服務規律について通知を発出し、3月の課長会において再度注意をいたしました。  3点目についてお答えします。職員の不祥事により市政に対する信頼を損ねたことに対しまして、まことに遺憾であり、深くおわびを申し上げます。私を含め職員全員が全体の奉仕者としての使命を自覚した上で、住民本位の行政の推進に全力を尽くし、公務員倫理の確立や適正な行政執行体制を実現し、市民の皆様の信頼回復に努めてまいりたいと考えております。  4点目についてお答えします。職員研修では、昨年度は全職員を対象に公務員倫理について、今年度は管理職を対象に労務管理について実施をいたしました。ほかに新規採用時や各階層別においても公務員倫理研修を行っております。全体に対しては、その時々において服務規律保持に向けた通知を発出し職員の自覚を求めるとともに、綱紀粛正の意識高揚を行い、再発防止を図っており、あわせて風通しのよい職場とするために報告、連絡、相談を徹底し、ささいなことも連携、対処できる組織の構築を改めて私から指示をいたしました。また、今後、服務規律保持等に向けた取り組みの情報共有を図る場の設置を検討していきたいと考えております。 293 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 294 ◯議員(17番 村松 謙二君) 第1答弁を伺いまして、実は前市長と同じような答弁が返ってくるかなというふうに思って原稿もつくっておりましたが、非常に前向きな答弁をいただいたなと、1件目につきましてはですね、率直に思います。  確かに外部に公表するのを想定されてつくったものではないというような御認識でしたけども、計画というのは当然ながらいろいろ見通しを立てても社会経済の情勢の変化とか、あるいは国や県の制度改正の動向などで大きく左右されることがあります。そういった場合は必要に応じてですね、やはり最新の情報に基づいて見直しを行えばよいのではないかと思っています。  では市長、中期財政計画を作成する目的とは何とお考えでしょうか。 295 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 296 ◯市長(田辺 一城君) 大きくはですね、細かい部分はあれですけれども、大きくはやはりこのまちづくりを持続的に責任を持ってやっていくために必要だと考えております。 297 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 298 ◯議員(17番 村松 謙二君) 一般的にですけども、市長は自治体の経営者と言われています。市長にですね、求められることはですね、やはり計画的な行政運営と健全な財政運営であると思っています。つまり市民の生活を守り、行政サービスの低下を招くことのないよう全力を尽くしていくことが一番重要な責務であると思います。ですから、私は議員として、市民の代表としまして何度もこの話題、同じ一般質問を行っているわけです。  では、市長は財政課が作成された中期財政計画を見られたことはありますか。 299 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 300 ◯市長(田辺 一城君) 中期財政見通しについては把握、承知をしております。 301 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 302 ◯議員(17番 村松 謙二君) 見通しと計画については、私も後ほど言いますのでね、正直でいいと思います。  自治体経営というのは、入ってきたお金の範囲でしか支出できないというのが地方自治体の財政に関する大原則になっております。その入ってくるお金の中で、今後国からの地方交付税は減ることはあってもふえることはなかなか難しいと厳しい状況だと思います。また、この古賀市でも今後人口構成で15歳から65歳までのいわゆる生産年齢人口と言われる世代が減っていきます。これは市税などの自主財源、自前で稼ぐ財源ですね、これが減少する可能性が高くなるわけです。  一方、支出、歳出は人口構成で言いますと65歳以上の高齢者が急激に増加することで今後数十年間は扶助費が大きくふえていく見通しです。つまり入りが減って出が多くなってくることになります。これに加えまして、今後は道の駅をつくろうとか、JR古賀駅周辺の開発をしようとか、さらには道路、水道、公共施設などのインフラの維持補修をしなければならないなど、避けて通れない支出が控えておりまして、綱渡りの財政運営が続くと見込まれます。  そうなりますと、これからの古賀市の経営状態は一体どうなるのと。子どもたちにツケを回すことにはなりはしないか、大変心配になってきます。だからこそ中期的な財政計画を議会や市民に公開してくださいと言っていたわけです。情報公開してくださいよと言っていたわけですね。  先ほど、非常に前向きの答弁でしたのでここから先はちょっと割愛しますけども、先ほどですね、財政見通しは見られましたということなんですけれども、この見通しというのがですね、単なる現状の延長線上の計算結果であるんですね。今のは見通しですね、財政計画というのは歳入がこれだけ、人件費がこれだけ、補助金がこれだけ、それでも足りない部分をどうするか、借金をするか、もっとカットをするか、この数値的な判断が入ったのが計画なんですね。つまり市長がこのまちをどうしたいか、政策や事業を行おうとする際に、その意思、自分のみずからの意思が入ったものでなければならないと思うわけです。  市長は、財政計画にどのような考え、意思といいますか、を持っておられますでしょうか。 303 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 304 ◯市長(田辺 一城君) 当然ですね、財政の現状、見通しをですね、把握した上で私が今考えておる皆さんにお示ししているまちづくりを進めていくということですので、私の考えということは、そうした見通しの中にもですね、当然反映していくことになりましょうし、そうでなければ中長期のですね、自治体経営というのはできないというふうに思っております。  また、この見通し示していく中でですね、先ほど議員おっしゃっていただいていますけれども、やはり社会状況変わっていきます。ですから、一度お示しするものがですね、例えば数年後違うものに、数字上もですね、変わってくる、それは当然あり得るんですよね。こういったものも含めて市民の皆様に大前提で御理解をいただいておかないと、あのときああ言っとったやないか、あのときあの数字が出とったやないかということで、それがひとり歩きをして、何で変わったとやと、そこは説明しなければいけないと思いますけれども、1回こういうのを出すとですね、留保をきちんとつけておかないと、これこれこういうものでありますということをしっかり説明をしなければひとり歩きは避けたい。恐らくそうしたところが行政としてはですね、なかなかそこのハードルを越えるのは大変なんだと思います。私も議員でしたから。  ただ、私はしっかりと市民の皆様を信頼して、市民の皆様にそうしたものであるという大前提も共有をした上で、中期財政見通しを示すための検討を進めていきたいと考えております。 305 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 306 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私は決してね、財政見通しが出たから、おかしいやないか、変わったやないかという部分で言っているわけじゃないんですね。だから、議員からこんなふうに言うから、何か出すとな、指摘されるかなと思いが職員の皆さんにあるのかなという部分もあったんですけども、今市長がおっしゃったように、今の現時点でね、こうなんだけども、やはり社会情勢の変化で、当然変わるわけですよ、そうなればこういった理由で変えてますよと丁寧に説明すれば市民も納得いくんじゃないかなと思ってます。  先ほど市長が言われました。持続可能なまちづくり、よく使うんですけども、これを進めるのであればですね、やっぱりこのような財政計画、財政シミュレーションを行うことで将来にわたって持続可能な古賀市にしなければならないと思うわけです。答弁にありましたような今後見える化を進めていく中でね、検討していくというふうにおっしゃいましたけども、ぜひ実行していただきたいと。新しい市長になりましたので、本当に市民から見ると、若くて新しい発想でやってくれるだろうという期待感もありますのでね、ぜひともお願いいたします。  次に、予算編成の見える化です。ここに平成31年度予算案の概要の資料があります。カラーでですね、しかも事業ごとに項目と予算額などが示されてあります。市民にとっても見やすく、大変わかりやすい資料が作成されております。これも新市長の成果が早速実行されたのかなと私は評価しています。  このわかりやすい予算書はですね、北海道のニセコ町が随分前から先進的に取り組んでおられまして、私も議員になった時、4年前ですかね、すぐに取り寄せたことがあります。その後、各地方自治体もこのような取り組みが広がっていったと認識しています。これがいわゆる市長が言われる予算の見える化というものでしょうけども、違った見方からするとですね、確かにきれいなんだけども予算案の結果説明書をわかりやすくまとめられたのかなという捉え方もあるんですね、私の見方からすると。これに編成がついたものが予算編成の見える化ではないかと思うんですね。  市長は県議会議員の時代からよく各自治会の公民館等で対話集会を開催されていました。立場は違えど、このような行動を本当によく頑張っておられるなという意味で敬意を払いたいと思います。今回は子どもたちの意見も取り入れるということなんですけども、具体的にどのような手法で予算編成に取り入れられるお考えでしょうか。 307 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 308 ◯市長(田辺 一城君) 子どもと提示されると非常に幅広くありますので手法はさまざまあると思います。私が言うまでもなく、実は本市としてはもう御存じのようにですね、例えば生物多様性古賀戦略、今つくってきましたその過程で、例えば古賀竟成館高校の生徒さんたちにもかかわってもらったりしています。こうした手法というのは、次期の総合振興計画を考えていく上でも参考になるだろうというふうに思っています。  また、私自身の対話集会はいきなり高校生が来たりですね、することもあったりして、そういうときはそういう機会を捉えていきますけれども、実は今、小学校をほぼ毎月各校回ってまして、これはなかなか限定的ですけど、給食の時間を捉えてですね、おおむね月1回のペースで全小中学校を1年間で全部回ろうかということで教育委員会に御協力いただいてやっています。実は、給食食べることも大事なんですけれども、その後の時間を捉えて子どもたちから意見をもらうという機会も実はつくり出しています。こうしたところで彼らの発想というか着想だったり、参考になるところもやっぱり出てきますので、この機会はこの機会として大事にしたいと思っています。  あわせて、これはすごく部分的な話になりますので、広く子どもたちから子どもたち目線での意見、声を拾う機会を具体的に次年度実施するべく、今検討を進めているところです。 309 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 310 ◯議員(17番 村松 謙二君) そうしましたら、子どもたちではなくて市民からの意見を取り入れる機会、予算編成の見える化という点で質問いたします。予算編成には流れといいますか、スケジュールがありますよね。一般的には、義務的経費予算などは大体8月ごろにはほぼ固まっているんではないかと私自身は推測するんです。10月中旬ごろには予算編成方針が出されて、11月中旬ごろには大体政策的事業の予算ヒアリングが進むのかなというふうに推測しています。事実はわかりません。では、一体どの時期に市民の意見を取り入れ、どのような判断基準で予算化されるのでしょうか。 311 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 312 ◯市長(田辺 一城君) 任期が4年しかありませんで、限られた任期の中で今度その……、今回は私が掲げてきた政策等、お約束等も踏まえて、市民の皆様とのそういった対話の場というのがなかなかつくり得ない中で2019年度予算は編成させていただいておりますけれども、2020年度予算編成に向かっては何かしらのですね、そうした声の吸い上げ、従来やっていないですからそもそもですね。やっていないことをやっていくというところで正直手探りな面はありますが、やはり先ほど申し上げました対話等の機会を、例えばもう既に何例かありますが、テーマごとに設定をしたりしてですね、それを予算編成が本格化する時期、秋以降ですね、に向けてそうしたお声とかは生かしていきたいという大きな想定はさせていただいております。  スケジュールはですね、いろんなほかにやることも当然にありますんで、その中でそうした対話の場をしっかり組み込んでいくということはお約束をさせていただきたいと思います。  2020年度、つまり2021年度予算編成をそうした形でしっかりさせていただいてですね、そこでの反省というか、恐らく足らざる部分も見えてくると思いますんで、そうしたことを踏まえて、また21年度内に2022年度の予算編成というものにさらに発展をさせていくということで、まず第一歩目を踏み出す意味では、今少し大きく話しているところを捉えていただけたらありがたいなと思います。 313 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 314 ◯議員(17番 村松 謙二君) まさしく市長が変わられましたけど、やっぱり変わった意味ってあると思うんですね。これまでと同じ延長線上ではなくて、やはり市民にとってどうあるべきかという観点での考え方を今お話しされたと思うんです。  市長は、対話と交流を起点に住民の皆様の声を市政に反映しますとお約束されています。しかし、これまで、先般も道の駅の件、これは私行っていませんので人から聞いた話、あるいは私の地域の集会所のときは私も参加しました。先日3月の道の駅のタウンミーティングにも参加させていただきました。私の所感としましてね、市長は対話集会と言われるんですけども、大体時間の半分ぐらいが本題にない内容の話がちょっと長くて多いんやなと。午前中も同僚議員のほうからあったんですけども、率直にそう思うんですね。これで果たして対話と言えるのかなと。聞いてくださいね、私の所感なんでね。それで、やっぱり報告とか説明の一方通行になっている、なりがちじゃないかなというふうに思っているんですけども、その辺の感じ、捉え方としてどうでしょうか。 315 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 316 ◯市長(田辺 一城君) 御評価は政治家ですので、何を言われても全て受けとめるスタンスにいます。ただ、率直に言ってですね、対話ってかなり難しいんですよね。皆さんもやられていると思うんですけれども、さまざまなテーマでですね、さまざまな思いを持って千差万別ですから、参加している人はですね。ですから、個々人に対して全て満足のいくようなキャッチボールができるかというとかなり難しい。  ただ、その営みを8年間やっていく中で、一定の私なりのノウハウは持っているつもりです。ですから、もちろん時間がある中でですね、もう少し時間が欲しかったという御意見があったり、大体私の対話集会1時間半ぐらいとっていまして、半分はキャッチボールになっている、なっています、この200数十回。ですから、その辺をですね、私自身も精進をしながら、毎回毎回かなり模索しながら対話をさせていただいております。  やはり民主主義ですから、説明をまずするというのも当然大事だと思ってますんで、その説明。話が長くなるということは、ただただ饒舌に話すということではなくて、何か伝えたいことの背景を補完するための説明ということを私実は意識して常に話をさせていただいておりますので、結果として時間をとっている部分があるとすれば、そこはもう少し改善をする余地があるのかもしれませんけれども、意味のないことは話してはいないつもりではあります。 317 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 318 ◯議員(17番 村松 謙二君) ここで1点、今後の対話集会等でちょっと配慮していただきたいことを提案したいと思います。公民館のような小さい空間ですね、こういうところで集会を行っても大体住民の方から意見を問うても大体言われる方は決まっていることが多いんですね。割と声が大きくて、もともと長老的な人が言って。ここでサイレント・マジョリティーという言葉、御存じかと思いますけども、声高に自分の意見を表明することをしない人たちのことを言ってます。用語の解説ではですね、静かなる多数派とも言われてるんですね。こういう方たちの立場の人の意見を引き出してほしいんですけども、どうでしょうか。 319 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 320 ◯市長(田辺 一城君) おっしゃっているところはわかります。さまざまな会議とか私の対話集会も話しやすいように、特に自治会の公民館ではですね、話やすいようにしていまして、特定の人ではない人の発言というのも見られるところではありますけれども、やっぱりなかなか人前で話しにくいとか、そういう方々いらっしゃるのは事実だと思います。ですので、1件1件ひたすら愚直に回ったりしたりですね、1対1の場面をつくろうという努力をこれまでもしてきました。何であなたは餅つきに行くのか、何で夏祭りに行くのか、なぜ敬老会を回るのか。これも1対1のフェース・ツー・フェースをその方個人とやる機会を極限まで創出するという意思でさせていただいてきたところがあります。もちろん飲食の伴う楽しい飲み会とかもその一類になるでしょう。  ですから、そうした場を一人の政治家としては今後も大切にしていきたいと思いますし、それが議員御指摘いただいているなかなか人前では声が上げにくい、けれども恐らくそういう方々が多いと思うんですね。ですから、そういった方々にとっては、そこに道具としての個人の政治家がいるということで、そこで声がかけられると。そういう環境の創出に全力を引き続き尽くしていきたいと思っています。 321 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 322 ◯議員(17番 村松 謙二君) 市長も御存じかと思いますけども、このような方たちが意見が出しやすい方法としてワークショップのワールドカフェ方式、つまり四、五人程度が輪になって対話ができるような場を設定することが重要だと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。とにかく新しい試みになります予算編成の見える化を今後も注視してみたいと思います。  では、次に身体障がい者用駐車場の屋根の件です。先ほどの答弁で、何ですかね、聞き取りヒアリング等ともいろいろありましたけども、障がい者の生活の質の向上を図るため、生活状況等の調査を実施するとの答弁をいただきましたね。これ、平成33年度からの基本計画として策定する前段階の障害者基本計画調査業務委託費のことでしょうかね。 323 ◯議長(結城 弘明君) 福祉課長。 324 ◯福祉課長(川上 幹夫君) はい、お見込みのとおりでございます。 325 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 326 ◯議員(17番 村松 謙二君) この調査はどこがどのような方法で行われるのでしょうか。 327 ◯議長(結城 弘明君) 福祉課長。 328 ◯福祉課長(川上 幹夫君) 福祉課が担当課となりまして、委託で業者を入れて調査をすることを考えております。 329 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 330 ◯議員(17番 村松 謙二君) ここにですね、既に策定された第3期障害者基本計画があります。この中の29ページにですね、安全安心な環境づくりに関しまして、施策の方向という項目に障がい者に配慮したまちづくりや取り組みの記述があります。ちょっと読んでみますね。  その1番にですね、「福岡県福祉のまちづくり条例等に基づき、障がい者に配慮したまちづくりを推進します」と。さらに、「公共施設や道路整備について、引き続き関係部署との連携を」と書いています。この「引き続き関係部署との連携を」というのは、どのように連携して、課題は何で、その課題は解決したんでしょうか。 331 ◯議長(結城 弘明君) 福祉課長。 332 ◯福祉課長(川上 幹夫君) 関係部署といたしましては、バリアフリーに取り組んで、ハード面を整備しております建設課など、点字ブロックの進捗状況でございますとか段差の解消、そういったところを連携して把握しておるところでございます。 333 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 334 ◯議員(17番 村松 謙二君) 担当課長のね、お話ですからあれでしょうけども、このような文言といいますか、言葉は幾ら書いてあっても現状、現状は課題の解決につながっていない。私も質問しているわけですよね。つながっていないということをしっかりと受けとめていただきたいと思います。幾ら基本計画なるものを策定しても、肝心の中身が伴っていないわけであって、市長はこの実態をどう思われますか、書いてあるけども実態は伴っていないということについて。 335 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 336 ◯市長(田辺 一城君) 次期計画策定に向けてはですね、現計画の検証というのは当然重要ですから、それは庁内でしっかり行ってまいります。議員御指摘のそもそも着手もしたんかしてないんかというところが本当にあるならば、それはかなり真摯に受けとめなければいけない事象だと思います。  一方で、さまざまな要因、事情によって問題意識は持ったけれども、その課題解決のための取り組みというもののスピード感がやはり相対的に落ちてしまったとか、そういうところもあると思いますので、そこは全体的な評価の中で捉えていきたいというふうには思っています。 337 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 338 ◯議員(17番 村松 謙二君) ちょっと想像していただきたいんですけども、市役所の裏に身体障がい者用駐車場があります。コンクリートの屋根がついてます。庁舎前にはないんですね。あるからあっちを使ってくれといっても使えない面もあるわけですね。現に体育館、新しくできたリーパスプラザにも身体障がい者用駐車場はあるんですが、屋根ないんですね。私が冒頭に言いましたように、雨が降って乗りおりするときに濡れてしまうわけですね。こういうのはね、本当に実感として本当に感じていただきたいと。  できなかった理由というのはいろいろあると思いますけども、これにつきましてはまた後ほどお話ししますけども、こういったものを全てきちっとできてたのがお隣の福津市なんですね、先進事例として。公共施設の身体障がい者駐車場に全てに屋根があるんですね。市長は、これは御存じでしたか。それとも私が一般質問で取り上げたから福津市でこういうものがあったというのは理解されたんでしょうか。 339 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 340 ◯市長(田辺 一城君) なかなかストレートな質問ですが、福津市役所に私も要件がよくあるんで行きますけれども、そうした身障者駐車場があるという認識は当然持って、あそこにあるなというのは知っていましたけれども、その屋根の部分についてまで意識的に見たことはありませんでした。 341 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 342 ◯議員(17番 村松 謙二君) そうですよね。私も市民の方から相談を受けて、JR古賀駅の駐車場にないと。困っておられると聞いて気がついたと。そこが初めてのこの一般質問なんですね。  市長は、福津市ユニバーサルデザイン計画というのはごらんになったことありますか。 343 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 344 ◯市長(田辺 一城君) 承知しています。 345 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 346 ◯議員(17番 村松 謙二君) では、カメラを切りかえていただけますか。  インターネット中継をごらんの皆さん、申しわけないです。書画カメラしかないものですからちょっと字が小さくて。
     皆さんのお手元には資料が配付されていますので、ここにしっかりとですね、ユニバーサルデザイン計画の目的というのがあるんですね。そして、さらには、さらにはですね、計画づくりのために事前にですね、市民グループが各現場に行ってヒアリング調査や点検を行っているんですね。そこで意見や課題を出されるわけです。そして、次のステップで各施設ごとにですね、駐車場はどうなっているか、エレベーターはどうなっているか、トイレはどうなっているかということで現況と課題を整理してあるんですね。それをもとに、例えば駐車場であればこのようにですね、具体的にですね、どうすればいいか。ここに書いていますね。身障者用駐車スペースを建物出入り口との間に屋根をつけるって書いてあるんですね。  カメラを戻してください。  これごらんになってどう思われますか、市長は。 347 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 348 ◯市長(田辺 一城君) 御提示いただいている資料の内容を見る限り、当事者のしっかり目線を反映したものになっていると思います。 349 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 350 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私はこれまで3度質問を行ってまいりましたけども、それぞれになかなか厳しい答弁、できない理由のほうが多かったと思うんですけども、条例だとか法的なものができていないという答弁でした。  そこで、ずばり伺います。屋根をこれまで整備できなかった理由は何でしょうか。財源でしょうか。 351 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 352 ◯総務部長(吉村 博文君) 古賀市としましても、必要な箇所については極力する方向でやっているところですが、あとあわせましてですね、高齢者、障がい者等の方のですね、御要望や実態を踏まえながらですね、今後も設置については検討してまいりたいと考えます。 353 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 354 ◯議員(17番 村松 謙二君) できない理由を聞いているんですけど、できなかった理由を。いかがでしょうか。 355 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 356 ◯市長(田辺 一城君) ちょっと質問に恐らくストレートに答えるのは行政的に難しいんだろうなと思いますけれども、この御質問をですね、いただくに当たっても、しっかり議員にお答えをしていく中でどういったものをお伝えするかという議論の中で、その必要性ですね、要らないと言っている意味ではなくて、どのくらいこうした屋根のある駐車場が必要なんだろうかという議論も実はあっております。ですから、そうした必要性の議論というのをしっかりやっていくと。要らないという意味ではなくて、どのぐらい数量的に準備すべきか等も含めてですね、やっていくということが私自身は必要だとも思っていますので、なぜできなかったのかというところはちょっとストレートには答えにくい部分がありますが、一旦そういうお返しはさせていただきたいと思います。 357 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 358 ◯議員(17番 村松 謙二君) 市長は昨年の末に市長になられた。それまでは今の執行部の方がいらっしゃるわけで、その方たちが真の理由を本当は知っておられるんでしょうけども、例えば財源についてですね、聞きたいんですけども、平成31年度予算編成でふるさと応援寄附基金から約4億5,500万円ものお金が充当されています。このうちの100分の1程度で整備できるんですね。回そうと思えば、恐らく。これで古賀市は障がい者や高齢者に優しいまちと言えるんでしょうかね。私はやる気があれば政治判断としましてね、補正を組んででもできると思うんですけども、市長、お考えいかがでしょうか。 359 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 360 ◯市長(田辺 一城君) 補正を組むかどうかはちょっとにわかに答えにくい部分はありますけれども、障がい者の方というか、議員言っていただいているユニバーサルデザインの話ですから、誰もが使いやすい、そうした駐車場等の整備というのは必要なんだろうとは思っております。確かに、額の面、今御指摘いただいておりますけども、行政の長としてはですね、その御提示していただいた額もかなり含めて慎重に考えないと、予算執行は責任を持ってできないと思っていますので、検討をさせていただきたいと思います。 361 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 362 ◯議員(17番 村松 謙二君) では、平成31年度予算には小児がん治療等で予防接種の免疫が失われた場合の再接種支援を含む小児予防接種の推進事業に1億1,655万円のうち約1億円がふるさと応援寄附基金から計上されているんですね。この事業へ充当した財源はどのような基準でじゃあ判断されたんでしょうか。 363 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 364 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) 私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  今、議員から御指摘いただきました予算について、確かにそこの中に含まれておりますけども、もともとの予防接種の費用も入っていまして、今言われた免疫消失された方の再接種という方については、今来年度中にやるということで進めておりますけども、費用としてはですね、その中の1人分ということで今考えているところでございまして、ですから金額的にはその1億何千万ということではございませんので御了承いただきたいと思います。 365 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 366 ◯議員(17番 村松 謙二君) わかりました、費用の部分は。ただその判断基準ですね、これを入れて、これは入れない、これは入れようといった判断基準というものはどういったものでされておられるんでしょうか。 367 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 368 ◯市長(田辺 一城君) 1人分と今、保健福祉部長が答弁した額の規模については、恐らくですね、精査は必要ですが10数万から20万ぐらいの単位になるんだろうと思います。再接種が必要なお子さんに対する助成はですね。本件については、私の政治判断で公約にも掲げておりますことから入れさせていただいております。公約を重視しているということです。 369 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 370 ◯議員(17番 村松 謙二君) お断りしておきますけど、決して私はこの事業をするなとは言ってはいませんのでね。必要な事業だと思うんですけども。  では、市長は選挙用のリーフレットにですね、「障がい者福祉の向上を図り、障がい者差別解消条例の制定もめざす」と書いています。市長の政治理念と今までの実態の乖離を、今度どう埋めていかれますか。 371 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 372 ◯市長(田辺 一城君) 障がい者福祉の向上はもちろん、今言っていただいているように公約の大きなものの柱です。その中で、どういった取り組みを障がい者福祉の中で順序立ててやっていくかということは真剣に考えなければいけないと思っています。ですから、実態と乖離している面も当然にありましょうし、その実態とどの案件をどう近づけていくかということは丁寧に行政としてですね、考えていきたいと思っておりますので、議員が今回御提起いただいている面も当然さまざまな障がい者福祉をめぐる問題の大きな課題の一つにはなっていると思いますので、そうしたことも踏まえて今後考えてはいきたいと思います。 373 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 374 ◯議員(17番 村松 謙二君) ここでですね、市長、そして副市長、皆さん、ちょっと考えてくださいね。今あなた方はこの場に元気で座っていらっしゃるかもしれませんが、この御時世、病気や事故でいつ自分の身に災難が降りかかってくるかもわかりません。もしあなたの大切な子どもさんや奥さん、御両親などがそうなったことを想像してみてください。どうですか。自分や自分の子どもなど大切な人がきょうから車椅子生活や寝たきり生活になったときに初めて気がついて、それからいろんなことを考えても遅いんです。もちろん市長、あなたもあすは元気であるとは限らないんですね。  そのためにこれからのことを考えて、私が前から言っている障がいをお持ちの方のための、またこれから高齢社会に備えて優しいまちづくり、その中の例としまして、体の不自由な方の駐車場に屋根をつけること、このことそれこそ政治判断で前向きに検討していただきたいと。最後に、市長の思いを伺って次の質問にいきます。市長、いかがでしょうか。 375 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 376 ◯市長(田辺 一城君) まさに議員おっしゃっていただいているその考え方、理念ですね、それは完全に共有をしているところです。ですから、今回の先ほど申し上げた一つの例として、小児がん治療に伴って免疫を喪失した子に対する予防接種の再接種に対する助成制度をしっかりつくりたいと。これはまさにいつ自分の子どもが、いつ自分の知り合いがと、子どもがとなるかわからない。もう長くは申し上げませんけれども、例の特別支援学校の人工呼吸器等つけた子への対応というのは所信表明、どっちだ、施政方針か、で紹介させていただきましたけれども、それはまさに今議員がおっしゃった理念と通底しています。  ですから、そこは全くずれはないというふうに認識していますので、そうした精神で障がい者福祉の向上の問題にも取り組んでいきますし、さまざまな課題の中の一つである屋根の問題についても当然、どのタイミングでどうということはお答えしにくいですけれども、そうした理念に基づいてさまざまな取り組みを進めていきたいということはしっかりお伝えしておきたいと思います。 377 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 378 ◯議員(17番 村松 謙二君) ぜひともよろしくお願いいたします。  では次、最後の職員の相次ぐ不祥事、綱紀粛正についてです。綱紀粛正とは、規則を厳しくして不正行為をなくすこととあります。粛正の「粛」は厳しくする、「正」は正す、不正をなくす。つまり組織内部の規律を正すという意味だそうです。  ここ数年さまざまな職員の不祥事が続発しています。この場では一つ一つ各論まで蒸し返すつもりはありません。ただし納得いかないのは、かつてからそうでしょうけども、逮捕をされるような事件が起こったり、懲戒処分が発表されることになった際に、なぜか役所の報告よりも新聞報道で知ることが多いんですね。議会には常任委員会でA4の紙一枚で結果報告があるだけです。この公表のあり方、ルールとは一体どうなっているんでしょうか。 379 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 380 ◯総務部長(吉村 博文君) 基本的には、先に議員の皆様にお知らせした後に記者会見なり記者投げ込みを行っているところでございます。 381 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 382 ◯議員(17番 村松 謙二君) それはあれですか、先に記者会見を行いなさいというような、何か条例とかあるんですか。議会の立場からすると、なぜなのかという思いがあるんですね。その質問をしておりますので。 383 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 384 ◯総務部長(吉村 博文君) 済みません、再度申し上げます。事案が起きましたときにはですね、先に議会の皆様方にお知らせした上で、その後に記者会見なり記者投げ込みを行っているところでございます。 385 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 386 ◯議員(17番 村松 謙二君) きょう材料を持っていませんけど、そうでないことがありましたよ。ファクスが来て知った、そのときは既にもう新聞記者に会ったというのがありましたから。きょうは今、私も手元に情報ないので裏づけはできませんけども、そういったことがやっぱりあっているんですね。やっぱり丁寧に、まず議会に報告していただきたいなと。どうぞどうぞ。 387 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 388 ◯総務部長(吉村 博文君) 済みません、その例外的な内容はですね、警察発表が先にあった場合はですね、我々も知る由がないので、先に新聞報道等が行われた後に私どもが知って、それから議員の皆様にお知らせしているというのが現状でございます。 389 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 390 ◯議員(17番 村松 謙二君) わかりました。この件は常任委員会で正しく私のほうが質疑をすればよかった問題だと思います。こうやって本当に言ってくださればこういうものなんだなと、こういう仕組みだなというのがわかりますので。  これ、急にちょっと、通告になかったんですけども、この4年間にですね、懲戒処分は何回ぐらいありましたか。これ回数だけで結構です。 391 ◯議長(結城 弘明君) 人事課長。 392 ◯人事課長(横田 浩一君) お答えいたします。6件ございます。 393 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 394 ◯議員(17番 村松 謙二君) これまでこういった不祥事が明らかになったときは必ずですね、事実関係を確認の上、厳正に対処してまいります。さらに、より一層の綱紀の粛正に努めてまいりますとの繰り返しなんですけども、いわゆるリスクマネジメント自体はどのような仕組みがあるんでしょうか。対策ですね。 395 ◯議長(結城 弘明君) 人事課長。 396 ◯人事課長(横田 浩一君) 都度都度になりますが、事案が発生したときは職員周知、また注意等は発出しております。それについては、市長または副市長、部長等からも伝えられているところです。また、常々におきましては職員研修を継続して実施して、公務員の自覚を促しているところでございます。 397 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 398 ◯議員(17番 村松 謙二君) 直近で懲戒処分についてお伺いしたことがあります。個人を特定して非難するつもりは全くございませんでね、今回対象になった事象がですね、上司への報告、判断を受けずにサービス受給決定を行ったと。しかも平成25年から30年にかけて306件の不適正な処理を行ったと。  そこで伺います。上司への決裁承認もなく事務処理が進行する仕組みとは一体どのような組織体制なのか。チェック体制はどうなっているのでしょうか。 399 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 400 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) 本来我々のですね、事務処理につきましては、当然しかるべき決裁規程というのがございまして、最終的にはその決裁権者のですね、ところまで文書を回覧した上で決裁をいただいた上で処理をするというのが当然通常の流れでございます。  今回の事案におきましては、その決裁を経ずに担当のほうで処理をしたということで、本来回るべきところまで書類が回っていなかったというものが今回の事案でございまして、ただ我々といたしましては、まずは担当が処理したものについては係長に上がって、それから課長、部長なり、あとは決裁規程に沿って処理は流れていくわけでございますけども、ただ係長にしましても係員も複数名おりますので、そういったものの決裁をですね、気をつけてはやっているものの全てのチェックに至らなかったということでございます。当然当該職員の事務処理についてはおくれているとか、そういった認識がございましたので、その都度都度注意はさせていただいておったんですけれども、結果としてこういうことが発生したということにつきましては、私としても真摯に反省をしているところでございます。 401 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 402 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私は、今回の件でですね、職員の方を責めているのではないんですね。むしろこのようなことで職員が不幸にならないように、仕事の進め方を見直ししたり改善したり、また職場での人間関係、コミュニケーションのあり方を根本的に検討する必要があるんではないかなと考えます。職場が、特に上司がしっかり教育やフォローを行っていれば未然に防ぐこともできたのではないかなと思うのであります。  最後にですね、職員の皆さんに対して非常に耳が痛い話と思いますが、住民からは役所の人間は税金で飯を食っているから楽よねという声を聞いています。しかし私はこう言っています。行政サービスはごみ収集、道路工事、水道、学校教育などたくさんありますが、例えばごみ収集が滞ったり水道水が供給できなくなると、まち全体が大変な状態に陥るわけで、結果住民が一番困るわけです。つまり、民間会社とは次元が違う最高品質の行政サービスを提供し、市民に喜んでいただくことを自分の喜びと感じられる仕事だと思っています。どうか誇りを持って仕事に邁進していただき、市民の福祉向上に努めていただきたいと願って、今期最後の一般質問を終わります。 403 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、村松謙二議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 404 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午後2時47分休憩            ………………………………………………………………………………                       午後3時00分再開                       〔出席議員16名〕 405 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  福崎智之議員。                       〔福崎議員 登壇〕 406 ◯議員(8番 福崎 智之君) さきの第4回定例会では、予想もしなかった不幸がありまして、急遽一般質問を取り下げさせていただきました。市民の皆様、議会の関係者の皆様、市長を初め職員の皆様、大変御迷惑をおかけしました。失礼をしました。  では、私は田辺市長とはこれが初めての一般質問になりますので、改めてというか毎回のプロローグですが、今回は市長にもよく理解していただこうと思いまして、ゆっくり目のプロローグをしたいと思います。  地域の歴史、伝統、人の暮らしを肌で感じ、古賀市がめざす大きな方向性を描く会派自由クラブの福崎です。地域の方々、子どもたちからも呼び捨てにされるように、デザイナーとしてより地域の活動名としても認めていただいているのではないかと感じております、トビオです。  田辺市長が大切にされていること、対話、交流。私たちの会派は人の暮らしを肌で感じと表現しております。とりようによっては同じような受け取り方をされるかもしれませんし、もしかすると全くの別物かもしれません。どちらにしろ私たちは多くの市民、市民というよりこのまちで一緒に暮らす人、これからもこのまちで一緒に生きていく人、それからこれから新たに出会う人、そういう人たちのために汗を流す。このことには変わりはないと思っております。  今回の質問は、西鉄宮地岳線跡地に関して、それとJR古賀駅周辺に関して、どちらも今までよく取り上げてきたものですが、田辺市長とは初めての一般質問となります。改めてこの2つを題材としております。  では、通告に従いまして、私の一般質問を始めさせていただきます。  まずは、西鉄宮地岳線跡地の活用について。緊急時での対応、地域住民には便利になるといった車道の整備、あるいは子どもたち歩行者の安全安心を願い、新たな車道は要らないという遊歩道を主にしたもの、どちらもそれぞれの思いがあります。この交差しない考えに田辺市長がどのように取り組もうとしているのか。  オール古賀とは、みんなで協力しながら、支え合いながらこのまちをつくっていくことと私は捉えております。みんなが納得し、夢を描ける跡地の活用にどう取り組まれていくのかを聞かせていただきたい。田辺市長がめざす跡地の活用とは、そのイメージは、また将来ビジョンは何か。  さらに、新たに車道を通すことにより今までになかった新たな危険、そのリスクが高まる車道整備に反対している住民の不安をどう解消するのか。安全・安心の確保、憩いの空間形成とはどのようなものなのか。30年度第4回の定例会での補正予算、31年度の当初予算で用地の取得がなされようとしております。用地を取得したらすぐに工事に入るのではないか、住民との合意形成がないまま着工されるのではないか。そういった不安な声が出ております。今後のスケジュールについてをお聞かせ願いたい。  もう一つは、JR古賀駅周辺のにぎわい創出についてです。古賀駅なのか古賀駅周辺なのか、駅舎も含めた大きな計画、大きなエリアのにぎわいをめざすのか。駅はまちの顔ともなる、そのまちのイメージを決める場所なのかもしれない。この捉え方は多分私だけではないと思っております。田辺市長もそう感じていらっしゃるから駅周辺のにぎわいという言葉をよく使われているのではないかと私は捉えております。  このまちに住んでいる人も、このまちをただ通過するだけの人も、古賀が見えてきた、古賀に着いた、こんなになったんだ、素敵だな、このまちは。そう思ってもらえる世界をつくろうとしているのではないか、そう私は感じております。田辺市長の記憶にもあると思いますが、駅前の本屋さんで買った漫画、プラモデルを買ったおもちゃ屋さん、お使いに行かされたスーパー、レコードを自分で買いに行った電気屋さん。私が小学生のころはまだ貸本屋というお店がありました。人によってはお好み焼き、そば、旅館、銭湯、映画館。そのときの世界の色、におい、周りの空気までも肌で覚えている場所、それが駅周辺だったのではないかと思っております。  このまちのイメージ、僕たちの記憶に残っている場所、古賀駅西口です。今の西口がどのように皆さんに映っているのか。嫌な言葉は余り使いたくないので、それはそれぞれの方の想像にお任せしますが、多分皆さんが感じているイメージ、同じようなものではないかと思っております。  内外に誇れる駅周辺の整備。誇れるとは何か、にぎわうとは何か。交流館につながっていく東口のイメージは何となく想像がつきます。僕にも田辺市長にもある記憶、あの西口エリアがこれからどうなっていくのか。駅周辺、今まで古賀のイメージをつくってきてくれた西口エリアについて、これからどうされようとしているのかをお聞きしたい。  東口になくて西口にあるもの。西口側に引っ越してきた方からよく聞きます。古賀は海の風景がすてき、砂浜がすてき、地域の人たちが取り組んでいる松原がすてき。そんなすてきな世界に西口からつながっていく西鉄宮地岳線跡地があります。駅周辺というにはやや距離があるのかもしれませんが、跡地のイメージもそんな西口のイメージと一緒に考えられるのではないかと思っております。記憶にある西口、これからのまちの顔、どのようにどんなスピード感で取り組もうとされているのか。可及的速やかな今後の動きとは何を差しているのかをお聞きしたい。  以上、西鉄宮地岳線跡地、JR古賀駅のこれからについて質問します。よろしくお願いします。 407 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 田辺一城君登壇〕 408 ◯市長(田辺 一城君) 福崎議員の1件目の御質問、西鉄宮地岳線跡地の活用についてにお答えをいたします。  1点目についてお答えをいたします。西鉄宮地岳線跡地は、本市を南北に縦断する広大な財産であり、有効に活用していくべきであると考えております。活用におきましては、地域の実情に合わせて道路や歩道、遊歩道、緑地などといった空間を市民の皆様の意見を取り入れ、合意形成を図りながら進めてまいりたいと考えております。市民の皆様から愛され続ける整備、将来にわたって地域の皆様に愛される空間、親しんでいただける空間となるような整備をめざしたいと考えております。
     2点目についてお答えします。1点目のビジョンを前提といたしまして、例えば道路を整備する際には歩行者の安全な歩行空間を確保するためにガードレールを設置したり、特に高齢者や子どもたちなどが安全に横断できるような信号機と横断歩道の設置も必要になってくると思われます。さらに、通過交通量や速度抑制のための対策を講じることも重要であります。また、憩いの空間としては、歩道において花壇などの植樹やベンチ、休憩所などの設置、あるいは既存の歩いてん道とリンクをしたり、人々が行き交うにぎやかな空間づくりといったアイデアを既にいただいておりまして、今後の詳細設計の際に生かしていきたいと考えております。そして、検討に当たっては、これまで意見交換会でいただいてきた御意見はもちろん、今後も地域の皆様の御意見を聞きながら一緒に考えてまいります。このため、まず2月17日に古賀北区において対話集会を実施させていただきました。今後も引き続き沿線行政区で対話集会を実施していきたいと考えております。  3点目についてお答えをいたします。今後のスケジュールにつきましては、西鉄宮地岳線跡地沿いの行政区で対話集会を継続して実施しながら用地買い戻しを進めるとともに、地元と協議が整い次第詳細設計に取りかかります。また、工事の時期につきましては、詳細設計ができ上がり次第、用地を買い戻している区間から順次実施していきたいと考えております。  続いて、2件目の御質問、JR古賀駅周辺のにぎわい創出についてお答えをいたします。  議員が御紹介いただきました古賀駅西口のかつての記憶は、私も子ども時代あのエリアで育ちましたので共有をいたしております。ほぼ同じですが、1つつけ加えますと、靴もあそこで買っていました。  1点目についてお答えをいたします。古賀駅西側につきましては、空き店舗化、空き地化、駐車場化、高層住宅の建設が進行していることから、起業支援などの商業振興の推進にあわせて、商業の活性化に必要な適度な人口の定住化に有効な土地利用策を検討し、土地利用の活性化を誘導する必要があると考えております。  2点目についてお答えいたします。古賀駅周辺の活性化には多くの人に繰り返し訪れてもらうことが大事で、徒歩や自転車で気軽に訪れることができる区域が広いほど効果が上がります。西鉄宮地岳線跡地が整備されることで西側に住む方々の古賀駅周辺方面への往来が容易になることから、古賀駅周辺がより身近な区域となり、にぎわい創出によい効果をもたらすと考えております。  3点目についてお答えいたします。今後のスケジュールにつきましては、まずは本年4月中に地権者向けに提示できる古賀駅東側の開発イメージを作成し、2021年度までに必要な都市計画決定の手続を進めたいと考えております。 409 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 410 ◯議員(8番 福崎 智之君) 跡地に関してです。いろんな地元の声を真摯に受けとめていただいて、それは職員の方を通し、市長に伝わっていると思います。跡地に関して、前市長は歩いて楽しくなる歩道と表現されておりました。田辺市長なら、一言で表現するとどんな表現になりますでしょう。お聞かせください。 411 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 412 ◯市長(田辺 一城君) 西鉄宮地岳線跡地、本市内域全体で捉えますと、前市長はそのような表現をされたのかもしれませんけれども、先ほど申し上げましたようにですね、そうですね、このまちの人が、だけではなくですけれども、このまちの人、また多くの皆様が暮らしやすく、楽しく過ごせる空間。全体で言うとこんなところになりますかね。 413 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 414 ◯議員(8番 福崎 智之君) 暮らしやすく、楽しく過ごせる空間。これは跡地に限らず古賀の中ではどこでもそうだと思います。先ほど市長が言われていた花壇、ベンチ、愛される整備という言葉を使われておりました。僕はそういう愛される道、そんな道になるといいなとは思っております。何か考えておいてください。  表現者として、この跡地についていろいろなアイデアを出してきました。夢は本気で願い、みんなで協力し合えば必ずそれは実現できる。僕はそう信じております。そのためのオール古賀なのではないかと捉えているんですけど、対話、交流とは、そのオール古賀につながっていくものだと捉えておりますが、その捉え方でよかったかどうか、確認だけさせてください。 415 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 416 ◯市長(田辺 一城君) それでよろしいです。 417 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 418 ◯議員(8番 福崎 智之君) オール古賀、とても響きがよく、記憶に残るフレーズです。全ての住民の声を聞き、誠実に答えることに期待しております。  私は、今までこの跡地についての一般質問をよく繰り返してきました。またかとよく言われます。ですが、僕もその沿線に住む者として、この沿線の人たちの声を聞き流すわけにはいかない。特に不安な声にはなるべくそれをきちんと皆さんに伝えていきたい。そういう取り組みをしております。まず、この不安の声にどう向き合っていくか。このまちのトップにまず住民の声を聞いてください、不安な気持ちを理解してください、そうずっと伝えてきました。  前市長が最後の最後に住民の前に来てくださり、直接住民の不安を聞いてくださいましたが、そのときの前市長の言葉はなぜ反対なのですか、この市の計画に反対なのですか、道が通ったら便利になるでしょう。そういう言葉でした。威圧感を抱いた、そんな声が出ておりました。  田辺市長、早々に北区の公民館で対話集会開いてくださいました。後日、住民の方からこんな声が上がっておりました。市長が一方的に話をされていたので、私たちの不安が伝わったか心配です。田辺市長のあのときの対話集会、沿線住民の何が不安か、感じられましたでしょうか。 419 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 420 ◯市長(田辺 一城君) あの対話集会の場だけではなくて、就任前の場も含めて御不安をお持ちの皆様との話は顔を合わせてこれまでしてきております。そうしたこれまでの営みを総合してお答えを申し上げますと、市行政が自分たちの思いというのを受けとめないままに何かを進めてしまうのではないか、またその道路という構造物ができることに対して、その交通量の増大、また特に子ども、また高齢者等の往来に危険を惹起するのではないか、もしそのとおりに進むならですね。そうした御懸念といったものがあるというふうに受けとめています。 421 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 422 ◯議員(8番 福崎 智之君) 先ほどの第1答弁でもお聞きしました、安全な歩行空間。跡地の活用は遊歩道をメーンとしたもので、現状ある車道の整備、そのように捉えているのですが、安全な歩行空間、この安全な歩行空間というのはどういうものか。田辺市長はどのように捉えていらっしゃいますか。 423 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 424 ◯市長(田辺 一城君) 安全な歩行空間という文言は、今させていただいた答弁の中で、「例えば道路を整備する際には、歩行者の安全な歩行空間を」という形で文言を使わせていただいております。ですから、「例えば道路を整備する際には」という前提に立って安全な歩行空間ということを御答弁申し上げますと、そこに車が往来をするけれども、その横に歩行者が、車が横を通っていても安全に往来できる──歩行者というのは全てですから、当然子どももですね、含めて、そうした空間形成という意味で安全な歩行空間という言葉を先ほどの答弁ではそうした意味で使わせていただいております。 425 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 426 ◯議員(8番 福崎 智之君) 西校区のこの跡地は通学路のすぐ横を通っております。今までの意見交換会でこんな言葉を聞きました。通学路の安全を第一に考えています。子どもたちの安全を第一に考えていきたい。そういう言葉を聞きました。跡地の整備にはまだまだ時間がかかると思います。現状の通学路、現状の車道整備、まずは今できる現状の安全対策に取り組むことが重要ではないかと考えておりますが、いかがでしょうか。 427 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 428 ◯市長(田辺 一城君) 現状の車道、歩行者が往来する場所を安全にするということは、議員御指摘のとおりそのとおりだというふうに思っております。これは何も西校区に限った話じゃなくて、古賀市内各地学童が通るですね、多くの通学路を含めて道があります。こうしたところにつきまして、次年度もそうした整備も含めてですね、予算をお願いしているところでもございますので、そうした前提には立っているというところが共有できています。 429 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 430 ◯議員(8番 福崎 智之君) 歩行者の安全確保、遊歩道、憩いの空間。問題となっているもの、ひっかかっているところ、車道がない区間です。ここに車道をつくると多くの子どもたちは車道を横切ることになります。信号をつける、スピード抑制を図る、そういう対策、確かに重要だと思っております。その対策を取り組んでいるどこかで事故はやっぱり起こっております。子どもたちを持つ保護者から、わざわざ危険になるような車道はつくらないでほしい。そういう言葉が出ております。チルドレン・ファースト、そう言われる田辺市長。信号機、スピード抑制などの対策で危険は回避できるとお考えでしょうか。もしくは、そもそも車道がなかった区間、ここにわざわざ車道をつくらないほうが新たなリスクは生まれない。どちらをお考えでしょうか。 431 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 432 ◯市長(田辺 一城君) まず、議員が今おっしゃっていただいた中で、後者についてはそのような考え方も当然にあろうというふうに思います。何もつくらなければリスクは生じないという考え方は当然にあろうかと思います。一方で、私も子どもを持つ保護者であり、子どもが通学もしているし習い事にも歩いて行っている。それは道路を使って行っています。十分に歩道や信号機がないところを一人で歩いている小2の娘も小6の息子もですね、そういう実態はあります。ですから、道路における安全性というのは、一保護者としては目の届かない世界がたくさんありますんで、今もなおですね。ですから、そうしたところに交通安全施設等によって、また見守りの皆さんにも本当にお力いただいていますけれども、各地でですね、こうしたことによって学童の安全を図るということはとても大事だというふうには思っております。  前者のほう、お示しいただいたですね、道路をつくって交通安全施設とされる私たち今人類が持っている知見をもってしてですね、道路をつくってそれを安全な道路として整備をするということをもってしても事故が起きるという現実はある。それはもう現実としてありますんで、あるというのも認識をしております。  ですから、こうしたことを両方おっしゃっている意味は正しいというふうに思っておりますので、そうした中で最終的には価値判断をしなければならないんだろうというふうに思っております。 433 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 434 ◯議員(8番 福崎 智之君) 車道がないところは当然車は通りません。車を通すために車道をつくる。当然のことかもしれません。では、車道をつくって沿線住民が得られるものは何でしょう。 435 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 436 ◯市長(田辺 一城君) いろいろな住民の皆様とお話をしますので、これがという一つの答えはありませんけれども、少なくとも道路があることによって交通の往来がしやすくなる。または、これは別に何か決めて話しているわけではありませんが、一般論的には当然に防災の観点からも有効だというふうに考えます。 437 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 438 ◯議員(8番 福崎 智之君) 道路という言葉がちょっとわかりにくいかもしれません、車道。車道はその必要があるからそこに車道はある。いろんな意味であると思います。ただ、工事に入ると大きく生活環境が変わっていきます。車道ができれば今までの生活とはまるっきり違ったものになります。振動、空気汚染、騒音、そして子どもたちを巻き込むかもしれない事故。そのようなことに対し、市はどんな補償をしてくれるのでしょうか。市長の考えがありましたら。 439 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 440 ◯市長(田辺 一城君) 市が独自に補償というよりもですね、こうした案件も幾つか御相談に乗ったこともありますが、例えば騒音等についてはですね、やはりその法令によって基準値も定められておりますし、その限りにおいて、もしその法令に反するような事態が引き起こされるならば、そうした対処が必要になってくるというふうに認識はしております。 441 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 442 ◯議員(8番 福崎 智之君) 今まで、今質問をしてきたのが僕らしいのもあれば、僕らしくないのもあります。先ほどまで聞いていたのは沿線住民が市長に送られたメールの内容をもとにしております。そのメールの前文には、必ず市長に直接届けてくださいと書いてあります。市長に届いていたと思っておりますけれども、この沿線住民からの問い合わせは市長のところに届いておりましたでしょうか、確認されましたでしょうか。 443 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 444 ◯市長(田辺 一城君) 本件もそうですし、本件に限らず私宛てのメールは全て私の目を通るような仕組みにしております。 445 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 446 ◯議員(8番 福崎 智之君) 田辺市長は対話と交流、オール古賀と言われておりますので、きっと応えてくれるのではと思っておりましたが、いまだ市長からのお返事がなく寂しいですと言われております。寂しいです、頭にきた、がっかりした、そんなわかりやすい言葉じゃないです。寂しいですという言葉を聞きました。対話、交流、お互いの信頼につなげていくこと、それは誠実ということではないかと僕は思っております。  住民の不安はまだ市長に届いていないのかもしれない。それは市長からの誠実な返事がないから。こういうことが積み重なっていくと、跡地の計画に対し、このまちの行政に対して、もしかするとこのまちの政治に対してかもしれません、不信感が少しずつたまっていくと思います。職員の方は懸命に住民の声を聞き、どう解決していくか知恵を絞ってらっしゃると僕は感じております。ただ、その職員と意見交換、住民との意見交換を重ねていても、なかなかこの不安な声は消えていかない。  先ほどの沿線住民からのメールになぜお返事をしなかったのか。お聞きしてよろしければ聞かせてもらっていいですか。お答えできるようでしたら。 447 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 448 ◯市長(田辺 一城君) なぜできていないかということは、今検証しなければなりませんけれども、返信が市行政として行われていないとすればそれは謝罪をいたします。また、私自身のもとに来るメールは日々非常な量に及んでおりますので、それは言いわけにはしません。ただ、できる限りというか全て目はまず通しております。行政全体として、それに対する返答をしっかり考え、返答させていただくという営みはさせていただいておりますので、もしそれが行われていないとすればそれは謝罪をいたします。 449 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 450 ◯議員(8番 福崎 智之君) 対話と交流、何を大切にしていくのか。大変失礼な言葉になるかもしれませんが、今その言葉が市長の自己満足に映っていたりはしないでしょうか。県議をされていたときに何をしてきた、対話集会、どこそこで何回してきた、何人と会ってきた、そういう自慢話を今の市民は求めている人はもういないと思います。古賀の市長、このまちの市長になられたのですから、このまちの市長としての手柄を立てていただきたい。それこそゼロベースから、そう思っています。それを僕は希望しております。多分僕だけではないと思います。  私たちの会派、対話と交流ではなく「人の暮らしを肌で感じ」という表現を使っております。何回やった、どこそこでやったよりも、深み、厚み、そういうものを大事にしております。回数も当然大事ですが、密度を上げていく。そんな対話と交流が本物のオール古賀につながっていくのではないかと僕は信じておりますが、もしお答えになることがありましたら何か聞かせてください。 451 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 452 ◯市長(田辺 一城君) 回数も重ねてまいりました。そしてそれは自慢するつもりで言っているわけではなくて事実として申し上げてきているだけです。過去の営みの材料と捉えていただけたらと思います。そして、その回数も大事ですけれども回数を稼ぐためにやってきたつもりもありませんし、今議員御指摘いただいたような住民の皆様との深い、厚みのある、顔を合わせてそこで話をするということをこれまでやってきたつもりです。そして、相手は5万9,000人の方がいらっしゃいますので、そのお一人お一人の方とできる限りやってきましたし、それでも不足をするという部分は当然に御指摘のようにあると思いますので、それは御指摘は真摯に受けとめて、さらに多くの皆様と深く、厚みのある人間関係を築いていきたいと思っております。 453 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 454 ◯議員(8番 福崎 智之君) 僕もよく思うんです、体がもっとあれば。沿線住民との対話集会、不安を取り除き、大きな夢がある話をこれからしたいと願っております。僕だけではないと思います。そのためにこれからもその対話、続けていただきたいと願っておりますけれども、体は一つだけです。  市長は、跡地だけに取り組んでいるわけではないとも理解しております。ですので、対話集会を何度も何度も重ねることが難しいようでしたら情報発信に力を入れていただけたらと思っております。県議のときによくされていました情報発信。広報こがの小さな一コラムになるかもしれません、どういう方法になるかわかりませんが、跡地に関した情報発信、それをすることが市の動き、市の考えを沿線住民が早くキャッチすることにつながるのではないかと思っております。そして、その不安がだんだん穏やかになっていくものではないかと思っております。  用地の購入、そのことを知ったのが古賀市からの情報発信ではなくマスコミでした。記事は受け取り方によっては白にも黒にもなります。これは新聞記者をされてきた田辺市長は一番よくわかっていると思います。跡地のこれからに関して、情報発信、それも鮮度がある情報発信、情報の共有をすることが交流にもつながっていくと思います。それが田辺市長が言う手元にある政治につながるのではないかと僕は思っております。跡地に関しての情報発信の取り組み、いかがでしょう、市長の考えを聞かせてください。 455 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 456 ◯市長(田辺 一城君) 今貴重な御提案をいただいているなというふうに感じております。ただ、その手法がですね、広報こががベターかというところはちょっと検討しなければならないと思っています。情報は鮮度が大事です。今新聞の事例が出ましたけれども、新聞の論評は前の定例会でも私はしないということでしていませんけれども、やっぱりあれも前日の何らかのやりとりを得て即時的に1日で、半日後に記事が出るというケースでした。  ですから、どういった発信の仕方がどういったパターンで有効かというところはちょっと考えなければいけないなと思いますけれども、きめ細かく今の考えなり進捗といったところが共有できるような機会を創出するということは、今御提案いただいてよかったなというふうに思っております。  ですから、それ自体がそういった集会の場になるという考え方もありますし、または集会の告知を今回も回覧でしていただいておりますけれども、ほかの地域でやるときも対話集会の告知はやっぱりしっかり全世帯にしたいものですから、回覧をするという手だてもあろうし、全市的に及ぶならばですね。この前、道の駅の告知は行事予定表に実は掲載をさせていただきました。ですから、そういった手段は幾つか行政として持っていますので、そうしたところをどういうふうに使えるかというところは考えさせていただけたらと思います。 457 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 458 ◯議員(8番 福崎 智之君) いろんな手法があると思います。特に、情報発信については今までよく取り組んでこられた方だと思っております。僕もそういう仕事をしてきました。何かいろんなアイデアをまた出し合えればと思います。とにかく住民が不安だと思うこと、ここが穏やかになっていく、その取り組みが大事だと思っております。  用地を購入することにより、もしかすると花見校区、向こうにもいろいろな課題があります。あちらから解決していくことになるのかもしれない。もしかすると跡地整備、まだまだ時間がかかります。でも、市の土地になるとすれば、東西に抜ける避難路、これを早々に整備することになるかもしれない。いろんな話になってくると思いますが、それでも不安がなくなればいろんな話がプラスな話はふえていくと思います。まずは不安を穏やかにするということ、そのことに取り組んでもらいたいと思っております。  次に、JR古賀駅周辺のにぎわいについてです。幾つか知っているようでしたらということをお聞きしたいと思います。昨年の台風で商店街の街路灯が根本から折れて倒れました。駅舎に続く通路の照明が、これは電気代の節約かどうかは知りませんが2本に1本しかついていない。そんなときがありました。だんだん削られていくという表現をしていいのかどうかわかりませんが、補助金のやりくりで少しずつ今、街路灯、LED化に変えております。  線路の敷地内にある雑草、JRの土地ですので勝手に入って除草するというわけにはいかないでしょうけれども、あの雑草の種が商店街のほうに飛んできて雑草がふえております。雨水を流すための側溝、通過車両によりアスファルトが剥がれ、側溝の役目を果たしておりません。市長はこういう状況、現状を認識されておりましたでしょうか。 459 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 460 ◯市長(田辺 一城君) 認識できているものもあり、できてないものもあります。ただ、そうした現状をですね、やはり地域に根差した議員の方から教えていただくということが行政としての務めだとも思っておりますので、ありがたく思います。 461 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 462 ◯議員(8番 福崎 智之君) 駅周辺がこんなふうになるといいな、すてきだな、そんなイメージを膨らませる。もしかすると模型までもつくっちゃう。それはやり過ぎかもしれませんけど、そんな世界も大切だと思っております。ですが、今お話ししたように、その地域が抱えている小さな課題、これを1つずつ解決していくこと、これも大切なことだと僕は思っております。  駅周辺の調査、先ほどは東口という言葉も出ておりました。西口も忘れないでいただきたい。現状の小さな声を聞くことも大切だと当然思っております。もう一度その辺のことを市長にお聞きしたい。 463 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 464 ◯市長(田辺 一城君) 私が選挙のときにですね、リーフレットでの表現もそうですが、その後就任させていただいた後、本今会議でも基本的表現と述べさせていただいているのが「古賀駅周辺」という言葉です。それは、冒頭ですね、議員も言っていただいた私自身も西口で育ったという記憶が強くありますもので、やっぱりそれは当然にですね、東口の再開発というところが非常に大きなテーマにはなりますけれども、あえて西口も念頭に置きながら周辺という表現を使わせていただいております。  その上で、事業といたしましては、次年度予算、当初予算に計上させていただいております東口のですね、調査というのを計上はさせていただいておりますが、それは何も東口だけのことを考えているということではないということは申し上げておきたいと思います。 465 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 466 ◯議員(8番 福崎 智之君) 駅周辺という言葉を使われている。その言葉を見たときに、僕もそう考えておりました。多分東口だけに限っていないな、だから駅周辺という言葉を使っているんじゃないかと僕は捉えておりました。たくさんの思い出があります、西口。同じようにこれからはその東口でたくさんの思い出をつくっていく人たちがふえていくんだと思います。西も東も含めて駅周辺、ここでいろんな思い出がたくさんつくっていかれるといいなと思っております。それをするために田辺印の対話集会、駅周辺の声も拾っていってもらいたいと思っています。  そこで、次は夢の話です。前市長とこの駅周辺について、やりとりをしたことがあります。西口を出て商店街を散策し、遊歩道となった跡地を歩き、松原を抜け、海に沈む夕日を見る。なかなかすてきなイメージだと思いますがどうでしょうかと聞いたことがありますが、なかなか僕の希望に沿ったお答えがなかったというつらい思い出があります。このビジョンはそれでも悪くないなと僕は思っております。田辺市長だったらどういうふうに感じられますでしょう。  もう一度言います。古賀駅西口を出て、商店街を歩く。だんご屋さんがあったりカステラ屋さんがあったりします。懐かしい駄菓子を頬張りながら、交通事故の心配がない遊歩道でランドセルを背負った子どもたちとすれ違います。夕陽時計があるという看板を目印に、あの松原を抜けたら太陽が沈もうとしております。ほかには何もないです。これこそ古賀には何もない。何もない世界もありではないかと思っております。思い浮かんだイメージを聞かせてください。 467 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 468 ◯市長(田辺 一城君) いいまちだと思います。 469 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 470 ◯議員(8番 福崎 智之君) そうなんですよね。僕たちのまちは本当にいいまちです。それを自信を持ってこれからも言っていきたい。  可及的速やかに。調査研究に業者委託、必要なことかもしれません。必要なんだと思います。大きな夢を描くためには小さな声、聞こえない声にも耳を澄ます。その方向に体を向ける、そういう姿勢も大事なのかと思います。このまちはよいまちです。でも、早よどうかしてよ、何もないやん。あんた期待しとるけん。そういう声に心が余計な方向に動いてしまう。そういうこともあるんじゃないかなと思います。僕もそうあるときがあります。  速やかな専門的な調査研究に加え、じっくりと駅周辺でどんな暮らしをしている人がいるか、これからどんな暮らしがここで待っているか。そういうことを肌で感じる、そんな取り組みが必要だと思っております。対話集会、駅周辺でも開催していただきたいと思っておりますが、いかがですか。 471 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 472 ◯市長(田辺 一城君) 駅周辺、西口を特に強くイメージされているやに僕は今受けとめておりますので、その西口の皆さんとですね、もちろんマンションが非常にもう建っておりますんで、高層化されていますので、そういう皆さんとの対話も必要だと思っておりますけれども、恐らく今の含意はそういう方々ももちろんこと、昔からですね、その地域に生きていらっしゃる特に人生の先輩方との目線を合わせてですね、話をしていくことの重要性というところが含意にあると受けとめておりますんで、そうした皆さんとは集会ももちろんこれまでもやってきていますんでそうした形もとりますけれども、それ以外にもですね、商店街というところは一軒一軒お店があって、一軒一軒こんにちはと言ったらそのおいちゃんおばちゃんともお話ができます。これまでもそうした営みもしてきていますんで、しっかりとそうした地場で頑張っている皆さんとも顔を合わせて話をする、意見を聞いていくという機会は引き続きつくっていきたいと思います。 473 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 474 ◯議員(8番 福崎 智之君) たくさんの思い出があります、市長も同じように。だからこのまちをどうかしたい、そういう気持ちでいらっしゃると思っております。本当にこのまちはよいまちだと僕は思います。多くの人がそう感じてもらえるように、これからもそうなっていくように。  対話、交流、オール古賀、表現者の私としてはリズミカルで覚えやすいキャッチだと思っております。可及的速やかに、スピード感を持って、期待してしまう言葉です。チルドレン・ファースト、誰も文句は言わない言葉です。記号として言葉を駆使することは大事だと思っております。先ほどつい僕も言ってしまいました。このまちは本当にすてきなまちです。このまちはよいまちです。そういうふうになるように、何回、誰と、どこで、そんなことではなく、もっと田辺一城という人間の何か深みを加えた対話、交流、そういうものを対話集会に加えていっていただければと思います。多分、今は今で一生懸命されていると思います。そこにもっと磨きをかけてもらいたい。  大きな夢を描くこと、提案すること、形にしていくこと、それも政治家の仕事だとは思いますが、僕が一番大事にしているのは、不安をなくし穏やかにしていくこと。これが政治家の仕事ではないかと思っております。西鉄宮地岳線跡地の活用、それからJR古賀駅周辺のにぎわい、これが本物になっていくよう、これから本当にこのまちが本当に好きなんだ、そんな人が多くなる、そういうまちになっていくよう、全力を尽くしていただきたい。  以上で、今期の私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 475 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、福崎智之議員の一般質問を終結いたします。  これにて本日の一般質問を終結します。
               ────────────・────・──────────── 476 ◯議長(結城 弘明君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                       午後3時44分散会            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...