〔
井之上議員 登壇〕
6 ◯議員(13番 井之上 豊君) 皆さん、おはようございます。防災、減災、教育、福祉を政治の主流に推し進める公明党の井之上豊であります。本年トップの一般質問です。どうぞよろしくお願いいたします。
最近、日本全土で頻繁に起きている災害の現状に、
名古屋大学減災連携研究センター長の福和教授は、台風21号を通し社会が惰弱になっている印象を受けました。例えば、関西国際空港につながる唯一のルートだった連絡橋がタンカーがぶつかっただけで使えなくなりました。ルートが1本の場合には、非常に頑丈にしておくか、バックアップを確保しておくことが不可欠です。効率化し過ぎたゆえに生じた問題だと感じました。また、北海道の地震では、大規模な土砂崩れと液状化があった地域を除けば建物の被害は少なかったのですが、問題は
ブラックアウトで、ひょっとしたらと思ったことが現実に起きてしまいました。電力の自由化を進めると、どうしても効率のよい発電所に頼らざるを得なくなり、そこに必要以上に頼ってしまった結果だと思います。一連の災害から、行き過ぎた効率化や過度の集中がもたらす問題点や、明らかなボトルネックには対策をきちんとしておかなければならないと社会を孤立させてしまうことを学びましたと言われたとあります。
西日本豪雨では、従来の災害対策が本当に有効なのかを改めて確かめる必要があると感じました。
東日本大震災を受けて防災関連の法改正を進め、各地で
ハザードマップや
地域防災計画、
タイムラインなどをつくってきましたが、いざというときに機能するのか確認しなければならないと思います。
一連の災害では高齢者が多く犠牲になりましたが、
地域防災計画があっても
地区防災計画がないと被害を防げない、
自主防災組織が機能しなければ命を守れないという現実が浮き彫りになりました。結局、災害対策というのは社会のありようを変えなければならない。だからこそ防災・減災を政治の主流に、そして災害教育を含め、社会の主流にしなければならないと強く感じました。
その上で以下の質問をいたします。
1、市民の防災意識の向上についてはどう考えるのか。
2、今行っている防災訓練は有効と考えるのか。
3、災害時における避難所、
避難ルートはどのように決めていくのか。また、古賀市防災計画の策定は。
4、災害時の市民への周知の方法は。
5、要支援者に対する避難支援は。
6、
防災士資格取得費用支援は今後続けていくのか。
7 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
〔市長 田辺一城君登壇〕
8 ◯市長(田辺 一城君)
井之上議員の御質問、市長の防災に対する考え方はについて、お答えをいたします。先ほど
井之上議員がおっしゃった防災を政治と社会の主流にという考え方、非常に私も共感をいたすところです。
それでは、1点目についてお答えをいたします。福岡県において、2年連続して
大雨特別警報が発令され、各地に甚大な被害が発生をしました。災害はいつどこで発生してもおかしくないということを市民一人一人が認識しなければならないと考えます。この状況だからこそ、自助、共助の実効性を高めるための公助に一層取り組むなどし、さらなる防災意識の向上を図っていくことが重要であると考えております。
2点目についてお答えします。
校区コミュニティや
自主防災組織が主体となって企画や運営を行っている防災訓練は、自助、共助、公助の意識を高める面でも有効であると考えております。
3点目についてお答えをします。避難所については、災害の内容に応じてあらかじめ指定をしており、
市総合防災マップでも紹介をさせていただいております。
避難ルートについては、
自主防災組織や隣近所、各家庭で主体的に考えていただくものだと考えております。そうした取り組みを各地域で行われる避難訓練時などにおいて支援をしていきたいと考えています。古賀市防災計画については、現在見直し作業を進めておるところです。
4点目についてお答えします。避難勧告や
避難指示発令対象の
自主防災組織へは、
個別電話連絡を主として周知をしていきたいと考えております。また、市民への周知につきましては、防災無線と
防災メールを主とし、これらを補完するために
防災無線内容の電話応答や
エリアメール、ホームページなどでも周知をしているところです。
5点目についてお答えします。要支援者の方々に対する避難支援につきましては、災害に備えて
自主防災組織や民生委員・
児童委員協議会の皆様と連携をし、要支援者の方々の情報共有を図ってまいります。また、これまでに県の
モデル事業を活用して実施した
ワークショップの手法を各
自主防災組織に波及をさせるなど、地域による防災訓練への支援を通じて
個別計画策定の促進に取り組んでまいりたいと考えています。
6点目についてお答えします。
防災士育成補助につきましては、創意工夫をしながら今後も継続していきたいと考えております。
9 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
10 ◯議員(13番 井之上 豊君) まず1点目、市民の防災意識の向上についてですが、昨年は9月1日防災の日は日程にも載っていませんし、広報こがに特集もない。市役所自体に防災意識が余りないのではと感じるところであります。市長、11月5日が何の日かわかりますか。
11 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
12 ◯市長(田辺 一城君) 世界津波の日でございます。
13 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
14 ◯議員(13番 井之上 豊君) そのとおりですね。日本が呼びかけ、約140カ国の共同提案で実現した
国連世界津波の日です。国連の総会決議によって認定された世界津波の日は、日本の重要な啓発の機会であります。昨年行われました世界津波の日
高校生サミットで、世界48カ国の高校生が和歌山に集まり、自分たちの国の経験を共有し合い、災害にどう対応するかを真剣に議論したそうです。
津波は、その用語自体が世界で使われております。
高校生サミットが和歌山で開かれたのも、いわゆる稲むらの火のエピソードにちなんだ取り組みでありました。稲むらの火は、ある人が稲の穂に火をつけて村人たちを津波から避難させた物語で、教科書にも引用されるなど、古くから語り継がれる歴史的な教訓です。
また、
東日本大震災でも小中学生がみずから率先して避難して難を逃れた釜石の奇跡と呼ばれた事例がありましたが、ふだんから逃げることを徹底して教えられていたから、いざというときに役に立った。それにあの地方には津波の際は家族も構わず一人一人がとにかく逃げろという意味の「津波てんでんこ」という言い伝えもありました。
このように、過去の経験から先人が未来に伝えた教訓とも言えます。市長は、このような言い伝えや実例をどう思われますか。
15 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
16 ◯市長(田辺 一城君) 稲むらの火やですね、釜石の奇跡のエピソードについては、私も承知をしております。こうした、既に私たちが経験した災害の教訓というものをしっかりとこれから起き得るだろう災害に対して、私たち一人一人がそれを知り、それを伝え、共有をし、これからの防災・減災にしっかりと生かしていくということは極めて、特に自助、共助、公助の観点からも重要なものだと考えています。
17 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
18 ◯議員(13番 井之上 豊君) 古賀市の防災意識の向上のために対策を考えていかなければならないと思います。今行っている防災訓練についてどう思われるかという点ですが、参加者同士が避難場所に集合する際、それぞれの顔が見えることは参加している方にとって非常にいいことと思います。また、毛布を使った担架づくり、心肺蘇生法などを消防士より学びました。市長はこのような訓練についてはどう思われますか。
19 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
20 ◯市長(田辺 一城君) まず、共助をしっかりと地域の中で成立させていく上で、校区単位であったりですね、
自治会単位であったり、地域の中で防災訓練を行っていくということは極めて重要だというふうに認識をしております。私自身も、例えば
古賀東小学校の校区の防災訓練だったり、千鳥小学校区の
防災訓練等にも参加をさせていただいておりますけれども、やっぱりそこで議員御指摘の一人一人の顔が見える関係というのが醸成されているものというふうに実感をしてきております。
また、
心肺蘇生法等の話ありましたAEDの使い方でもありますけれども、そうした校区の防災訓練に参加したときにですね、やはり本市の
粕屋北部消防本部の皆さんも御協力いただいて、そうしたことを住民の皆さんに本当に率先して教えてくださっているという現場も見てきておりまして、そうした地域単位の防災訓練というのはとても有意義なものだと思っています。
21 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
22 ◯議員(13番 井之上 豊君) ただですね、去年、益城町の危機管理の職員の方を迎えて研修会を行っていただきました。そのときに、大きな単位での防災訓練は役に立たないと言われた現地の生の声がどうしても忘れることができません。小さな単位での訓練は考えられたことはあるでしょうか。
23 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
24 ◯市長(田辺 一城君) 私自身としては、校区単位の防災訓練というのも、例えば学校の体育館が指定避難所になっていたりするところもありますのでですね、それはそれで有意義性はあると思っていますが、議員御指摘のやっぱりもう少し小さな単位での防災訓練も意義があるものと思っています。
本市でもですね、古賀団地区が、一つの例ですけれども、
自治会単位の防災訓練やっておりまして、特にこれ当時の災害時要援護者、今で言う避難行動要支援者の
個別計画策定を1年間かけて県の
モデル事業で
ワークショップ形式でやっていく中で、1年間かけて4回
ワークショップやるんですけれども、こうしたものですごく住民の皆さんの主体性というのが育まれて、それを契機として
自治会単位の防災訓練をやっているというケースです。
こうしたことが広がっていくということが大切なことだと思っていますので、そういう
自治会単位、やはり小さな単位での訓練というのは有意義性があるものと思っています。
25 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
26 ◯議員(13番 井之上 豊君) 地域によって起こる災害の被害が違うし、地形、道路、人口、産業、人とのつながりなどによっても変わっていきます。当然避難場所、
避難ルートは違います。
ハザードマップを見てもどのルートで避難していいか、とっさの場合、これがわかりにくい。基本的には、これは自助、共助ですが、自助、共助を後押しするのも公助の役割と言えるのではないでしょうか。
古賀市の防災計画はどのようにこれから進められていくのでしょうか。また、その
避難ルート、避難場所の計画も含めてですね、災害別、そういうものに対してどのように決めていくのかという部分をお伺いしたいと思います。
27 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。
28 ◯総務部長(吉村 博文君) 避難場所につきましては、先ほど市長から第一答弁でございましたように、災害の内容によって市が指定してございます。それから、
避難ルートにつきましては、
自主防災組織や各家庭などで考えていただきたいと考えてございます。
自助、共助の実効性を高めるための公助ということで、現在防災計画の見直し中でございます。見直し内容といたしましては、県の防災計画の見直しの内容に伴うもの、それから昨年の7月の豪雨に関連しました内容を反映いたしたく、現在見直し中でございます。
29 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
30 ◯議員(13番 井之上 豊君) また、逃げるための防災訓練と教訓を受け継ぐための訓練もあると思います。これは宮城県気仙沼市の
リアス・アーク美術館が
東日本大震災を未来に伝えるために、所有する常設展示の巡回展「
東日本大震災の記録と記憶、気仙沼からの教訓」が去年名古屋市で開催されました。また、この美術館の副館長で学芸員の山内宏泰氏の講演会も開かれ、山内副館長ら2人の学芸員は、
東日本大震災発生直後の2011年3月16日から約2年間、被災現場の調査活動を実施し、約3万枚の写真を撮影し、ほか津波にのみ込まれた約250点の家財、家電などの被災物を収集。このうち
リアス・アーク美術館で現場写真203点、被災物155点を常設展示しているそうです。このほか被災地での生活や調査活動の中で感じた課題などを
東日本大震災を考えるためのキーワードとして文章にまとめ、展示物とあわせて掲示している。名古屋での巡回展では、現場と被災物の写真、家屋のタイルなど約100点を展示しました。
山内氏は、3・11のことを伝えていくことや記録に残すことが使命だと思ったと強調し、また災害の発生を防ぐことは不可能です。でも、災害を抑える減災は私たちの意識や対応によってできると語られました。来場者は、現地の写真は想像を絶するものだった。減災への心がけをすることが大事だと感じたと感想を述べられていたそうです。
この件について、市長はどう思われますか。
31 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
32 ◯市長(田辺 一城君) 災害はですね、やはりいつどこで起きるかわからないと。近年特に大規模災害がもうどこで本当に起きるかわからない状況の中で、減災の意識を涵養していくということは大事だと思っています。そのためには、やはりリアリティ──現実感を持ってその災害というもの、既に起きた災害というものを我々が知るということが大事だと思っています。
私自身も
東日本大震災の被災地、また昨年の
西日本豪雨の岡山、広島、久留米等ですね、災害被災地に入って
ボランティア等もしてきましたけれども、やはり現場で何が起きているか実感をするということは、とても今後私自身が防災意識を持つ上で非常に貴重な経験となっています。そうした意味で、ただ皆さんが皆さん、被災地、現場でですね、即時的に入れるわけではありませんので、そうした意味では御指摘の写真等のメディア、そういう記録ですね、媒体を通じて記録されたものを私たちは共有する機会を創出し、そして、我々がそこで起きたことを追体験──追って体験する──、追体験するということは防災意識の涵養には極めて有意義だと思います。
33 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
34 ◯議員(13番 井之上 豊君) 災害時の市民への周知方法ですが、防災無線では聞こえません。去年11月21日11時のJアラートのテストでは、私の家からは聞こえにくく、12月2日午前10時より行われた防災訓練に防災行政無線が使われたようですが、全く聞こえませんでした。避難指示等の周知は不安ですが、どのように今後改善されていかれるのでしょうか。
35 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。
36 ◯総務部長(吉村 博文君) 市民への周知につきましては、防災無線と
防災メールが主となってございます。今井上議員言われますように、防災無線が聞こえなかった場合につきましてはですね、防災無線の内容を電話応答して確認する内容もございます。それからあと
エリアメール、それからホームページ等々を利用していただきたく周知を徹底していきたいと考えてございます。
37 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
38 ◯議員(13番 井之上 豊君)
西日本豪雨の教訓を受け、洪水土砂災害時の避難行動のあり方について検討していた政府の中央防災会議は、報告書案をまとめ、住民と行政の役割を「住民がみずからの判断で避難行動をとり、行政が全力で支援する」と明記されたようです。わかりやすく情報を提供するため、自治体が出す防災気象情報と気象庁が出す防災気象情報を5段階の警戒レベルであらわすことになったとあります。
書画カメラをお願いいたします。
少し小さくてわかりにくいかと思いますけれども、危険度が低いほうから、警戒レベル1は気象庁が警報級の可能性、災害への心構えを高める。レベル2、気象庁が洪水・大雨注意報、避難に備え避難行動を確認。警戒レベル3、市町村が、避難準備、高齢者など避難開始。また気象庁が洪水・大雨警報。高齢者は直ちに立ち退き避難、その他は避難の準備。警戒レベル4、市町村が避難指示。屋内待避、また直ちに命を守る行動。また市町村が避難勧告。都道府県、気象庁が土砂災害警戒情報。速やかに立ち退き避難。警戒レベル5、災害発生情報。命を守るための最善の行動をとるとあります。
元に戻してください。
このようにみずからの命はみずからが守る意識を醸成するため、小中学校で防災教育の充実や地域の防災対策の中心となるリーダーの育成、防災機関と包括支援センターの連携で高齢者が適切な避難行動をとるようにすることも報告案を通じ、行政の取り組みが中心だったこれまでの防災対策を根本的に見直すとしました。
しかしながら、去年の大雨のときのように、市と
自主防災組織の連携がなければ動きようがなく、避難行動がおくれていくのではないかと心配ですが、この5段階レベルの警報は、要するに市町村が警報を出してという形で市民が判断をして行動をとるということを考えられてつくられた警戒レベル5までです。ということは、市民に的確な情報を与えない限りこれが実行されていかないという思いがいたします。その辺について、いかがお考えでしょうか。
39 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。
40 ◯総務部長(吉村 博文君) この警戒レベル5段階のお話です。現在まだ報告書案ということで案の段階ですが、もしこれが決定、決まればですね、当然ながら現在防災計画の見直しをしておりますので、そちらのほうにも反映しながら、また市民へも周知してまいりたいと考えます。
41 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
42 ◯議員(13番 井之上 豊君) 現実的に災害が起きたとき、要支援者に対する避難支援は大丈夫かと不安に思うことがあります。計画で避難支援をする方が被災すると、他人のことどころではないのではないかという思いがしますが、いかがでしょうか。
43 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
44 ◯市長(田辺 一城君) 基本的にですね、避難行動要支援者の方々に張りつけている、まず支援される方御自身の安全を確保してもらうということが前提であるとまず考えます。その上で要支援者の方々の避難支援を行っていただくと。基本的にはそういうものであると認識しています。
一方で、御指摘のように災害時にですね、策定した個別計画で張りつけられた支援者の方が支援できない可能性があるというのは、それは想定されるところだと思いますので、必要なことは常日ごろからですね、要支援者の人を支援する人だけではなくて、地域全体でしっかりと支援者、要支援者の方々、双方を含めたカバーをし合うというか、話し合って情報を共有し合うと。うちの住んでいる地域にはどこに要支援者の人たちがいるよねということをみんなで共有しておくということが必要だと思っています。
45 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
46 ◯議員(13番 井之上 豊君) 今の市長が言われたことは、私もそう思うんですよ。ところがですね、プライバシー保護法なるものがありまして、そのことを共有することができない状況でありまして、ただ隣近所の方は私が助けに行かんとというような思いが起こる方が絶対いらっしゃると思います。先日も、社会福祉協議会の主催で防災についてのことがありまして、大分の社会福祉協議会の方がこの個人情報保護法に対して疑問を持っておるということをですね、本当に言われていました。だから、市長が言われるように、そのようなことが本当にできれば隣近所の方が常にその情報を共有して、支援が必要であるならばという形で近所の方が知らなくても駆けつけるという、そういう行動ができるような形をとれれば本当にいいかなと思います。
それから、周知方法に関してですけども、現在ですね、よくテレビ報道などであっておりますが、ポケットベルの電波を利用した災害用ラジオがあります。これは音声とそれから文字で知らせることができるラジオであります。しかもポケットベルの電波は山間部であったとしても、地下のような障害物があるところでも電波が届くという、そういう特徴があります。視覚障がい者の方、それから聴覚障がい者の方、それでも情報がこれだと伝わりやすい、そういうことが思われますが、その件について、いかが思われますでしょうか。
47 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。
48 ◯総務課長(小山 貴史君) 今議員お話しされましたポケットベル、いわゆる280メガヘルツの周波数のものが通過性がよいということの特性を持っております。貴重な御意見、情報まことにありがとうございます。この意見を参考にしながらですね、研究を進めていきたいというふうに考えております。
49 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
50 ◯議員(13番 井之上 豊君) 次に、防災士資格取得費用の支援の件ですけども、半額も支援をしていただくわけですから非常にありがたいことかとは思います。しかしながら、3万も出して災害のときに責任を持って防災の責任の一旦を担っていかなければいけないという重みからか、仕事のせいか、資格を取得しようと挑戦される方が非常に少ないと思います。これは私たちも考え方を変えていかなければいけないのかなと。資格取得をする前に、まずやはり先ほど一番最初に触れました防災意識の向上、これを先行しなければいけないと思います。
また、資格を取得した後の対応も考えていかなければいけないと思います。現実的に、私たち議員の中でも3名の方がこの資格を取得されました。同じように、資格を取るには取ったけど、じゃあ後どうするんだという、そういうのがありまして、恐らく市民の方々が仮にそういう形で取られたとしても、その先どうそれを進めていっていいのかがまるっきりわかりません。
ですから、まず防災意識の向上と、それからその後の市としてのそういった方々に対する支援、どのように進めていくのかということをお伺いしたいと思います。
51 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
52 ◯市長(田辺 一城君) 防災士、つまり人材の育成とその後の活用というか、動きやすい環境をどう整えていくかという御質問だと理解します。なかなか難しいですけど、まずは、まずはですね、これまで申し上げてきているように、やはり自助というところの意識を議員御指摘のところでもありますが、しっかりと涵養していく。確実にこのまちに住まれている全ての市民の方々がですね、防災意識をしっかり高く持っていただくということの取り組みを進めていくことがまず重要だと思います。
そして、防災士の資格取得をしていただける方というのはですね、やはりそうした中で出てきていただきたいというのがまずありますし、現状で資格取得に動いてくださっている方というのは、本当にそもそも防災意識が既に今高い方だというふうにも思いますので、こうした方々、本当に本市にとっては重要な、防災のリーダーという意味で重要な存在であるというふうに思います。
取得後についてもですね、じゃあその資格をやはり自治会等の中で、
自主防災組織の中でそのスキルを発現していただくという機会をどうやってつくっていくかということは、一緒に考えていくことも必要なんだろうと思っています。そうした意味で、先ほど避難訓練の技術的な支援の話もさせていただきましたけれども、さまざまな市の取り組み、また地域の取り組みの中でですね、私自身もしっかりこれまでのようにですね、そういう訓練の現場等にも入って、そうした防災士の資格を持つ方々へのアプローチ等も考えていきたいと思っています。
53 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
54 ◯議員(13番 井之上 豊君) これについては、
自主防災組織とは別に防災士だけの勉強会などを実施し、個人のスキルアップをしていくことと、それから古賀市が防災の意識の向上に努めていかなければいけないと思っておるところであります。
それから、これはつけ加えですが、現在防災士に関して総務課の危機管理係が所管されていますが、防災に関することが少しその危機管理係という、そういうことで何となく軽視されているような気がいたします。これは一つの提案なんですけれども、危機管理係から危機管理課という形にして、例えば消防関係の機関から退職された方、そういう経験者を採用するという、そういうやり方はいかがかなと思いますが、どうでしょうか。
55 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
56 ◯市長(田辺 一城君) 防災士になられた方の個人のスキルアップというのは本当に重要だと思いますし、ぜひそうあっていただきたいと思います。また、加えてですね、そうした防災士の方々、本市におられる防災士の方々が横の連携を図るネットワークができていくということも有意義性があるものと思っております。
御指摘の防災面、どう捉えているかというところですけれども、少なくとも今市長たる私自身は、冒頭申し上げましたように、防災というものを政治、また社会がしっかりと最も重要な取り組みの一つとして認識してですね、やっていかなければならないというところがあるというふうには思っています。御指摘の消防などの危機管理を業として、仕事として経験をされてきた方々が本市にかかわっていただくということも意義あるものというふうに思っています。
57 ◯議長(結城 弘明君)
井之上議員。
58 ◯議員(13番 井之上 豊君) 1月27日、ボランティア元年と言われた阪神淡路大震災から24年、また
東日本大震災から約8年、5万人を超す人がいまだに避難生活を余儀なくされ、復興の闘いが続いております。災害対策基本法の改正など災害法制を整えてきたにもかかわらず、地震や豪雨で多くの犠牲者が出たことが残念でなりません。これらの災害で痛感したのは、災害を我がこととして捉える当事者意識を市民一人一人が持たなければ、災害からみずからの命を守り切ることも、災害に強い地域をつくることはできないと思います。
一般に、防災対策における自助、共助、公助の割合は7対2対1だと言われております。まず、自分や家族の命は自分で守る自助。その上で災害や高齢者など手助けが必要な人々を地域や近隣で支え合う共助がある。行政など公共機関による公助がセーフティネットの役割を果たすことができる。ところが、
西日本豪雨では公助が十分機能しなかったため、
ハザードマップの想定とほぼ重なっていたにもかかわらず、多くの市民が逃げおくれたことは、
ハザードマップの存在が十分に知られていなかったことと言えます。公助の限界を浮き彫りにする一方、自助、共助の重要性を再確認させる災害でした。今後とも自助、共助を公助を推進するよう、努めてもらうよう要望して、私の一般質問を終わります。
59 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、
井之上豊議員の一般質問を終結いたします。
………………………………………………………………………………
60 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。
午前10時10分休憩
………………………………………………………………………………
午前10時20分再開
〔出席議員16名〕
61 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
一般質問を続けます。
次に、岩井秀一議員。
〔岩井議員 登壇〕
62 ◯議員(6番 岩井 秀一君) おはようございます。志成会の岩井秀一です。通告に従い、一般質問をいたします。
昨年実施された市長選挙において当選され、先日、所信表明を発表されました。その内容等について質問いたします。市長の県議時代の一般質問には遠く及びませんが、当時、市長が知事に対して望まれたであろう、逃げず、そらさず、明快かつ具体的な答弁を期待いたします。
全体的に見て、幾つかの疑問、不満があります。あなたの任期中に恐らく見直しがなされるであろう第5次総合振興計画や種々の基本計画について、また、市民の長年の懸案であり出口が見えない公共交通問題について、そして、私が最も懸念する財政計画、財源確保についての記述、発言がなかったことにいささか失望しております。意識的な発言であるならば、その真意が知りたい。残念ながら主義・主張、政治信条を異にする立場ではありますが、全てを否定するつもりはなく、古賀市の将来のためになること、市民が熱望していることなど、是々非々で対応したいと思っております。とはいえ、若い力に期待しつつ、以下通告に従い質問いたします。
1、今回の市長選挙の結果を受けて所感を問う。
2、庁内機構改革や組織改編の意向はあるのか。
3、開発、企業誘致の方向性と自己目標及びその具体策はあるのか。
4、駅前整備・再開発の青写真をどう描き、どう進めるのか。
5、近隣自治体との連携の方向性と展望は。
6、財源確保は命題であるが、その具体的計画、また実現性はあるのか。
重ねて、前向きで明快かつ具体的な回答を期待します。
63 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
〔市長 田辺一城君登壇〕
64 ◯市長(田辺 一城君) 岩井議員の御質問、所信表明等から見える市政運営についてにお答えをさせていただきます。
1点目についてお答えします。所信表明でも申し上げましたが、市長選挙を振り返りますと、私は1万697人という大変多くの皆様に名前を書いていただきましたが、それでも投票者総数の2万3,235人の半数以下でありまして、さらに申し上げれば有権者の半数の方々が投票に行っていただいておりません。市政を運営していくに当たって、まずはこの事実を謙虚に受けとめます。そして、このまちには子どもや外国人といった投票できない方々も暮らしておられます。こうした皆様の声にも耳を傾けなければならない、そう考えています。
選挙では、まちづくりの理念として「オール古賀」を掲げました。民主主義はこの社会に生きるあらゆる立場の人々の思いを酌み取りながら、その調和を図る営みであると理解をいたしております。だからこそ、対話と交流を起点といたしまして、社会の課題を見出し、課題を解決する政策を立案するに当たっては、市議会の皆様、また広く市民の皆様から、その御経験に基づくお知恵をいただきながら、ともにまちづくりを進めてまいりたいと思っております。こうした現場主義に立脚した市政運営、これを徹底してまいりたいと思います。
そして、古賀市役所の職員一同、こうした行政運営の理念と手法を共有し、市議会の皆様、市民の皆様とともに古賀市を前に進めてまいりたい、そのように考えています。その大前提といたしまして、私としてはこれからも全力で古賀市内各地域を回りまして、市民の皆様お一人お一人と顔を合わせて対話を続けてまいります。市民の皆様に古賀市政が手元にあると実感をしていただけるよう、全力を尽くしてまいりたいと思っております。
2点目についてお答えをいたします。所信表明において申し上げました各施策につきましては、その時々の社会状況、市民の皆様のニーズを踏まえ、優先順位をつけて実施をしていきたいと思っています。その中で、施策のバランスを考え、速やかな推進ができるように、庁内機構改革や組織改編を検討し、必要に応じて機構、組織を最適化し取り組んでまいりたいと考えています。
3点目についてお答え申し上げます。本市の開発・企業誘致の方向性といたしましては、県内有数の工業力をさらに伸ばしていくために、適正な土地利用の転換と企業誘致を進めてまいります。まず、玄望園土地区画整理事業につきましては、造成工事が計画どおりに本年末に完了するよう技術支援を確実に行い、企業誘致も積極的に継続をしてまいります。また、今在家地区につきましては、昨年12月に土地区画整理準備組合が設立されております。さらに、新原高木地区につきましても、国や県との協議を継続しつつ企業誘致推進本部を機軸に、庁内で横断的な情報共有をしながら積極的に技術支援していくとともに、企業誘致にも力を尽くしてまいります。いずれの計画にいたしましても、私の任期中に開発計画実現の道筋が明らかにできるよう、トップセールスも展開しつつ全庁的にスピード感を持って取り組んでまいります。
4点目についてお答えいたします。古賀駅はいわゆる本市の玄関口として、それにふさわしいまちづくりが必要であると認識をしております。これまでもさまざまな検討を重ねてきておりますところですが、本市の中心市街地として商──商い、商業の商──機能の充実も図らなければならないと考えています。まずは、特色ある駅周辺の姿の素案を可及的速やかにイメージ化し、地権者を初めとした関係者の方々の理解を得ることができるよう努めてまいります。
5点目についてお答えをいたします。経済や観光、スポーツや文化を振興していく上では、近隣自治体との広域連携が不可欠であると考えております。本市で言えば、豊かな自然環境や高い産業力、薬王寺温泉や国史跡船原古墳などの魅力的な地域資源がありますが、近隣の各自治体がそれぞれの地域資源を生かし、これらをつなぎ、広域的な振興を図っていくという発想が必要だと思います。
昨年、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けまして、福津市さんとともにルーマニア柔道選手団の事前キャンプを受け入れることが決定をいたしましたが、両市が緊密に連携をして、県とも連携をして誘致に取り組んだ成果であると思います。また、本市が企業と連携をいたしまして実施した健康づくりの取り組みである歩く王決定戦は、いわゆるしこふむ地域で広域の事業として広がりを見せています。今後とも、宗像市や福津市、糟屋郡7町の首長の皆様とともに、緊密に連携を図ってまいりたいと考えています。
6点目についてお答えをいたします。超高齢化・少子化という厳しい環境におきまして、財源確保は重要な課題であると認識しており、その基盤となる産業振興に全力で取り組みたいと考えています。所信表明でも申し上げましたが、交通の要衝であるという地の利を生かし、本市の強みである県内有数の工業力をさらに伸ばしていくために、適正な土地利用の転換と企業誘致を先ほど申し上げましたようにスピード感を持って進めていくとともに、商業振興の観点からJR古賀駅周辺のにぎわい創出に取り組みたいと考えています。
また、農業につきましても、生産地であり消費地であるという強みを伸ばしていくため、生産基盤の整備、担い手の育成・支援、先端技術などによる生産性の向上、さらに消費拡大を図っていきたいと考えております。このことが市の財政基盤の強化にもつながると考えています。
このほか、ふるさと応援寄附につきましても、市の歳入増や市内事業者の皆様の活性化に大きく寄与していることから、引き続き力を入れて取り組む必要があると考えておりますし、またクラウドファンディングなど、新たな資金調達の手法についても積極的に取り入れていきたいと考えております。
65 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
66 ◯議員(6番 岩井 秀一君) あなたとこういう場所で対面するということは夢にも思っておりませんでしたが、こういう機会が訪れたことを喜ばしく思います。
私の質問がね、確かに悪かったのかもしれないけれども、余りおもしろくない第一答弁でした。所信表明等について質問するわけですが、所信表明の中で述べられたことが今羅列されたような感じしかとれませんでした。幾つか違うところがありますが。
まず、今月配布された市の広報には驚きました。表紙です。前市長と田辺市長が仲よく写っておりました。今までにはなかった構図で、政権の移行がうまくいったということを強調しようとする意図的な判断だったのか。それはそれで構いませんが、文化・芸術を追いかけた前政権、そして、それに呼応してスポーツ振興に重きを置こうとしているのかと少しうがった見方をしてしまいそうでした。
さて、今回の市長選挙の結果を見る限り、過去の投票率と変わらず余りにも低い数値でした。この数値は危機的な状況だと私は考えます。この低い投票率の原因は何だとお考えでしょうか。
67 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
68 ◯市長(田辺 一城君) 原因は複合的なものだとは思っておりますけれども、まず投票率が低いということは、選挙は投票をすればいいというものでもなく、まず主権の行使ということを市民の皆様にしっかりと、私自身候補者の一人でもあったし、このまちの政治家として、このまちのまちづくり、主権を持っているのは皆さんなんだということを、8年間県議をやっておりました、地域を回っておりました、しかし、それを浸透させることができなかった私もその責任の一端を担っているというふうに思います。
そうしたまちづくりというものに主体的にかかわってもらえる、そうした環境づくりを今市長という立場をいただいておりますので、これから積極的に行ってまいりたい。それがですね、みんなでまちづくり、知恵を出し合ってやっていきましょうというメッセージにも込めさせていただいているつもりです。
69 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
70 ◯議員(6番 岩井 秀一君) もちろん今おっしゃるみたいに、市長のね、責任だとかどうこう言うものでは、また業務でもありません。ただ、選挙管理委員会に委ねるというか任せるようなところがあるんですが、例えばサンリブの期日前投票、それからせんきょ割といったような工夫や努力は確かになされています。しかしなぜ伸びないのかと。今後の課題と言ってしまえばそれまでですが、今結局原因をいろいろ述べられましたが、今後どうあるべきか、投票所閉鎖時刻を含めてどのように変えるべきかということの御所感、お考えをお聞かせください。
71 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
72 ◯市長(田辺 一城君) 今、本市が取り組んでいる投票機会の拡大の今議員上げていただいた部分についてはですね、非常に私の身の回りでも、例えばサンリブについてはですね、やっぱりああいう機会があってうれしいという前向きな反応はいただいているところでですね、これは本市の誇るべき企業と連携してやらせていただいている取り組みだと思っています。
ただ、一方でやはりそうした取り組みをしながらも投票率が前回より上がっていないという厳しい現実は、先ほど申し上げましたような市民の皆様お一人お一人、全ての市民の皆様に主体的にまちづくりにかかわっていこうという意識を広げられていない部分があるというふうに認識をしておりまして、そこはこのまちの一人の政治家として何とかしていきたいというふうに思うところがあって、市長としてもですね、先ほどの答弁になっているところです。
その上で、投票機会の拡大がなされている一方で、投票時刻の問題を議員御指摘いただいていると思いますが、選挙管理委員会がありますので、直接市長としてどうこうと言う立場にはない部分がありますが、少なくともですね、御指摘の本件に限らず主権者の皆様に広く投票機会があるということは大切だというふうに政治家の一人としては思っています。
73 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
74 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 投票時間の問題をあなたに問いただしても難しい話かもしれませんが、ちょっと話変わりますが、今からそうですね、2年足らずだと思いますが、成人年齢が下がりますよね。ということはね、そのときの、仮に成人式のことを思い浮かべた場合に、その年に二十歳になる人から18歳の人までね、今成人式はリーパスでやっていますけど、かなりの人数になると思うんですよね、ふえると。そういうこともありますので、主権者教育等に力を注いでいただきたいということは申し述べておきます。
次に移りますが、機構改革、組織改編等についてなんですが、ちょっと少し短い、答弁が物すごく短かったような感じがいたしました。約10年前には庁内に企画政策部というのがありました。そこには経営企画課と土地利用政策室がありました。その名前のとおり、基本計画や企業誘致、土地利用政策に基づく開発などを手がけておりました。しかし、現在は姿を消し、駅周辺整備や開発に関しては都市計画課、企業誘致に関しては商工政策課に移管されております。もちろん農林振興課や建設課とも深くかかわっていることは理解しておりますが、ただでさえ多忙な部署に兼務を押しつけるのはどうかという気がします。
駅前整備・再開発に関して言えば、経営企画課の所管であったものが突然、突然です、都市計画課に駅前開発室なるものを発足させ、都市計画課の課長を室長として兼務させたことは理解に苦しみます。また、企業誘致を担当する商工政策課についても、増大してきたふるさと応援寄附金への対応やプレミアム商品券の対応に追われ、そのため職員をふやしたことは現実にあります。そのような状況で全国を駆け回り、企業めぐりをして誘致をすることが可能なのか。彼らの努力や頑張りは認めますが、少々オーバーワークのような感じがします。
そこで、提案も含めてなんですが、企業誘致や計画に基づいた開発などを手がける部署を新たに設置する考えはないのか。市長直轄のような、シンクタンクですね、そういった組織をつくる考えはありませんか。
75 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
76 ◯市長(田辺 一城君) 御提案いただき、ありがとうございます。まず現状におきましては、議員御指摘の御懸念、課題の部分はもしかしたらある部分はあるかもしれません。一方で、本市として、今、前市政時代から企業誘致推進本部を立ち上げておりましてですね、ここで庁内横断的に意思の共有、考え方や現状の共有を図ってきております。まずはこの企業誘致推進本部ということを、今、議員御指摘の非常に重要な本市の課題を前に進めていく上でのまず推進の母体としたいと考えております。
一方で、機構改革の話ですけれども、機構をどのように変えていくか、組織をどのように立てていくかというのも行政運営上極めて重要なテーマですので、そこは少し時間をいただきながら御意見も参考にしていきたいと思っています。
77 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
78 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 確かに企画政策部というのはありましたけれども、最終的にはいろんな権限というかね、権力というか、財政も含めて一元、集約し過ぎたような部分が反省されるようなところもあったように聞いております。
そのようにふえていく業務に対して、職員のモチベーションについて少しお尋ねします。職員研修が数多く行われておりますが、果たして効果的なのか疑問です。研修も必要ですが、これは強く言いたいです、人材発掘をしていただきたい。人材発掘。適材適所は非常に難しく、それを判断する管理者の力量が問われます。どうか何かをつくり出そうとする、何かをやろうとするアイデアを持ったような職員の気概や意欲にふたをしないような組織づくりをつくっていただきたい、めざしていただきたい。それに対するお考え、意欲等をお聞かせください。
79 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
80 ◯市長(田辺 一城君) これはもう行政に限らないことだと思いますけど、あらゆる組織で適材適所、人材を見つけ出して、その資質と能力を最大限発揮して働いていただくということは重要だと思います。それは最終的には人事はトップですので、御指摘の点はしっかり念頭に置いて今後の組織運営はしていきたいと思っています。ただ、その際に私自身、市長になったばかりですので、これまでの行政経験豊富な皆様、そしてもちろん市民の皆様、議員の皆様からもしっかりお声を聞きながらやっていきたいと思っています。
81 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
82 ◯議員(6番 岩井 秀一君) しっかり意見を聞いてくださいよ。
近隣の例を出して非常に恐縮なんですが、市長は「ごん太」という土人形を御存じでしょうか。福津市の津屋崎地区にある人形店で販売されている、素朴な、何ということもない、特徴もないような人形なんです。ところが、これ今、全国区です。品切れで品物がありません。人形店は現在8代目まで続いております。6代目は私の恩師だった人ですけれども。明治時代に赤ん坊のために米の粉ですね、米粉を使っておしゃぶりがわりに用いたそうです。しかし全く売れずに苦しい時代が続きました。ところが、店主も驚くような反響があり、ふるさと納税の返礼品にもなっております。
ここで、私、考えていただきたいのはね、津屋崎地区というか宮地嶽神社の光の道というのが有名になりました。それから、このごん太にしても昔からあったものです。今つくったものじゃない。要するに、最近になって何か手を加えて光の道をつくろうとかそういうものではなかったはず。ここに行政の働きかけが大きく関与しています。福津市がデザイナーに販路拡大を依頼し、企業とのコラボ、ネットでの配信などによりメディアに取り上げられた結果です。
本市の職員が何もしていないとは申しません。むしろ材料がないまま御苦労してあることは理解しております。もっと能力を発揮でき、活用できる場所の提供を検討していただきたい。これは昨年6月だったか3月だったか、前市長にも申し上げましたが、御本人の資格や大学での履修経験、特技等を活用できるような組織づくりや人事を行っていただきたい。これはおっしゃるようにね、市長専決ですから我々は口を挟むことではないかもしれないけれども、もしお考えがあればお答えください。
83 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
84 ◯市長(田辺 一城君) まず、行政と企業等の地域連携による福津市の例を挙げていただきましたけれども、すばらしいと思います。やっぱり大事なのは、今ある地域資源、私たちが持っている地域資源をいかに……。あるんですよね、あるものを見出して、これをいかに磨いて、それが発信できるかと。ここがポイントだと思っています。ですから、そうした意識は今の例のようなことがさらに広げて我々もいけるように努力をしていく必要があると思っています。
その上で、やはりさまざまな職員がいますので、さまざまな知見、経験持っていると。ここをしっかりと捉えていかなければならないと。人事の権を持っていますので、やっぱり一人一人の職員と顔を合わせて、これは市民の皆様とも同様にですね、一人一人の職員の個性、そしてよきところというところを引き出せていけるような、そうした市役所づくりに努めてまいりたいと思います。
85 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
86 ◯議員(6番 岩井 秀一君) そのような組織づくりをしていただきたいんですが、一つ細かい質問で申しわけないんですけれども、現在そういう機構改革だとか組織改編をした場合に、適正な正規職員というかね、今何人が適正な職員数だとお考えでしょうか。
87 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
88 ◯市長(田辺 一城君) 適正職員数は、一応条例でまず上限としては378人です。その上で、現状の職員数が昨年4月1日時点で344人です。一応ですね、これ過去の行財政改革の中では350という数字も出されております。ぴったり何人が最適なんだということは、しっかり今の事務事業とかですね、行っていることを検証しなければなりませんし、それこそ御指摘のどういったところに力を入れて施策を推進していくのかとか、そういった複合的な要因がありますので、今ぴったり何人だというところはありませんが、やっぱり参考値としては過去に出された350というところは一つ意識する数字なのかもしれないと思っています。
89 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
90 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 質問がちょっと逆になるのかもしれませんけどね、第4次総合振興計画、マスタープラン等に関してね、前市政を出して申しわけないんだけども、6万5,000人という人口を目標としておりました。ですから、逆に言えば人口が6万人だから人口200人に対して職員1人のような考え方としていくんだと思うんだけれども、逆になりますが、いわゆる第5次総合振興計画、あなたが在任中にまだ、何というかな、検討するときが来ると思うんですが、そのときの計画上の人口というかね、目標人口は幾らぐらいと考えておありでしょうか。
91 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
92 ◯市長(田辺 一城君) 私の任期中に策定作業が始まる次期の総合振興計画における、掲げるべき数字ということは、まだ策定まで少しありますので、その間の市の現状も踏まえながら数値自体は確定していくものと思っています。
ただ一方で、今掲げている6万5,000人の人口、これは総合振興計画で掲げておって、ちょっと冒頭、市政の継続性のお話も少しいただきましたが、やはり行政運営というのは継続性も極めて重要で、前市政時代、これまでの市政時代にさまざまな検討がなされて、これが目標として設定をされていると理解しておりますので、これは市長が変わったから突然にそれが変わる性質のものではないと思っています。
何よりこの総合振興計画ですね、6万5,000人の人口の部分含めて議会のほうにも御理解をいただいた上で成立したものですので、そこは大切にしながら今の計画にのっとって市政運営をし、今御質問いただいたその後どうあるべきかということは、私の任期中、前半が特になってくると思いますが、真剣に考えていきたいと思います。
93 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
94 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 3番目の開発、企業誘致の方向性と自己目標、その具体策等について、移りたいと思います。
壇上でも申し上げましたが、第5次総合振興計画への記述、発信がなかったことに違和感を覚えております。きっちりと計画を作成し、推し進めていくくらいの発信はしかるべきではなかったかと。計画なくして開発はできません。その場その場しのぎで開発を続けていては、工場や市街地、農地等が混在した無計画都市になってしまいます。現在では、この後同僚議員の質問にも出てくると思いますが、道の駅の問題、国道3号線周辺の開発などが持ち上がっているようです。まず、道の駅への取り組みについてお尋ねします。市長のお考えをお聞かせください。
95 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
96 ◯市長(田辺 一城君) 道の駅のまず課題についてはですね、本市のまちづくりにおいて、まずこの意義と現在市が市としてどういう取り組みを、もちろん議会にも議決もいただきながら、どういう取り組みをしてきているかということについて、しっかりと市民の皆様に御理解をいただくということがまず大前提にあるというふうに思っております。今まで前市長もここで御答弁させていただいているところですが、本年度末に出てくる基本計画案ですね、業務委託している基本計画案の内容というのをしっかり市としても捉える必要があると思います。ですから、こうした業務委託している基本計画の案と市民理解を求めるということをしっかりと同時並行でやりながら判断をしなければならないものだと思っています。
97 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
98 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 前市長からのいわゆる既定路線というか、それを踏襲されるというふうに解釈をしておきたいと思います。
所信表明で述べられた中で、開発検討予定地区ですね、開発検討予定をされている地区で名指しで指定された新原高木地区だとか今在家地区だとか、そういう地域はね、もう数十年も前から騒がれ、消えてはまた浮かび上がり、山あり谷ありみたいな状態でやってこられて、今日に至っております。法の規制や過去の経過などをそのような地区、地域の整備、開発が本当に可能であるのかどうか、その根拠はあるのか。何十年も先の話として先延ばしにする考えなのか。あれもこれもやりたい、やりますよではなく、具体策を市民が待っています。聞きたい。市長の思いや意気込みを聞かせてください。
99 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
100 ◯市長(田辺 一城君) 御指摘の今在家、新原高木地区につきましては、過去の経緯、また地元の住民の皆様とも私は接点、当然これまでも県議時代もあります、いろんなお話聞かせていただいております。いろんな困難性があった。そして現在もさまざまな制度面等で乗り越えなければならないハードルが多くあるとは認識していますが、私は市長として掲げている限りですね、ここは本気でやっていく覚悟です。
101 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
102 ◯議員(6番 岩井 秀一君) だから、本気でやるってそういうことは言えるんですよ。だからね、それは何とかやっていただきたいと。
少し今から細かい質問になるかもしれませんが、市長の考えとしてお尋ねします。前政権の時代に古賀サービスエリア近くにスマートインターの設置の話が持ち上がりました。大きく進展している計画ではありません。むしろ今とまっている話です。スマートインターの設置についての御所感をお聞かせください。必要なのか不必要なのかも含めて。
103 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
104 ◯市長(田辺 一城君) スマートインターの必要性について、前市政時代にここで当時中村市長がさまざまな答弁されてきていると思います。その姿勢は踏襲しているつもりです。その上で、当該地域については、玄望園地区の企業誘致等にもかかわってくると思いますので、そうした認識を持っているというところは共有させていただきたいと思います。
105 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
106 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 認識だけですかね。
開発や企業誘致について、国や県とのかかわりは避けては通れないハードルです。許認可や補助金等の予算要求について、どう対応していかれるのか少々心配しております。意気込みだけでは通用しません。御所感、自己目標はいかがでしょうか。
107 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
108 ◯市長(田辺 一城君) 地元の振興にかかわる問題ですので、これはあらゆる立場の皆様に頭を下げて協力を求めながら手を携えてやっていく、市民の皆様のためにやっていくべき案件だと思っています。
そうした意味で、これまでも申してきているところはあるんですが、外ではですね、やっぱり県議会議員を2期8年勤めてきました。そこで培ってきたさまざまな立場を超えた県議会、県行政の皆様との関係、信頼関係をさらに深めていくこと、これが私自身にまず重要なことだと思っています。そして、その上で国との御関係もありました。行政としても国との関係をしっかりと強固なものにするとともにですね、地元の国会議員の先生ともしっかり連携することが重要だと思っております。そして何よりも市議会の先輩の皆様方に御指導いただく場面も非常に多くあると思いますので、しっかり御理解いただけるように取り組んでいきたいと思っています。
109 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
110 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 続いて、駅前整備・再開発の青写真についての質問に移るんですが、今、市長の答弁の中で頭を下げるという表現をされた。非常にいい。その気持ちを持って次に今から質問することに対して対応していただきたい。
古賀駅東口の整備・再開発がクローズアップされていますが、忘れていただきたくないのが千鳥駅についても含めて質問いたします。まず古賀駅周辺について、古賀駅周辺はどうあるべきだとお考えでしょうか。にぎわいがあり、活気もある交通の要衝だろうとは思いますが、市長のお考えをよりもっと具体性のある青写真を聞かせてください。
111 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
112 ◯市長(田辺 一城君) 実は、古賀駅周辺の開発整備、これからの整備につきましては、これもなかなかこれまでの経緯からはですね、なかなか進んでない部分があると認識しておりまして、ただし住民の皆様、市民の皆様にとっては極めて関心が高い事項だと思っています。先ほど実は最初の答弁でですね、特色ある駅周辺の姿の素案を可及的速やかにイメージ化しということは、市政としては初めてこういった表現でまず短期的な方向性を示させていただいたつもりです。可及的速やかに駅周辺の姿をイメージ化します。その上でどういった機能がというところも実は余り語られてこなかったところです。
そうした意味で、最初の答弁で本市の中心市街地として商機能の充実も図らなければならないという私の考え方を実は示させていただいております。こうしたところは、今後可及的速やかにつくっていくイメージに盛り込んでいきたいと思っておりますし、それは私がこうしたいからこうするだけの話では当然ありませんので、今申し上げたところをイメージ化をまずすると。これすると言っていますのでします、速やかに。そこに本市の農商工の中の一つの強みである商というところをそのイメージに盛り込んでいきたいというのが、現段階での私の根っことしての考えとしてあります。
113 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
114 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 市長の第一答弁がね、結局皆さん同僚議員も考えてある、わかってあると思うけども、やっぱり一方的に文章として長く読まれますよね。その中で、私今なかなかメモはしないんだけども、「可及的速やかに」という表現だけ僕今メモしたんですよ。だから、非常にそれをやっていただきたい。
東口再開発の問題については、先ほども言いました昨年秋に経営企画課所管から都市計画課所管に移されましたが、昨年の秋でしたか。総務委員会へ提出されたコンサルの報告書の結びには、地域との調整が必要云々と書かれておりました。一番結びですね。土地の問題ですよ。地権者との話し合い、これに尽きます。立ち退きや移転など、当然考えられることは明白です。これを避けては通れない。どう対応されるつもりか。頭を下げるという表現がありましたが、意気込みなり含めて対応の方法等を具体的に教えてください。
115 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
116 ◯市長(田辺 一城君) これは古賀駅周辺の整備に限った問題ではありませんが、地権者の皆様に御理解をいただくことは重要だと思っていまして、改めて表現を使いますと、頭をしっかり下げながら、ただ頭を下げるだけではいけないと思っています。速やかにイメージ化するというふうに申しておりますのは、一体この古賀市がですね、今議題となっている本件、古賀駅周辺をどうしたいんだということが打ち出さなければ地権者の方の理解というのも得がたいものになってくると認識しておりますので、頭を下げることとあわせて、まちづくりにとってこれだけ重要なエリアでこうしていきたいんだということをしっかり示すということが大きな要件だと思っておりますので、今回の答弁でもその点について申し上げたところです。
117 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
118 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 古賀駅だけに限ったことじゃないんですが、駅周辺ですね、バスターミナルというか、いわゆる乗り継ぎ場所みたいなね、そういう場所ができれば市民の交通手段として有効なものになることはもう明白です。それはね、結局先ほども壇上で言いましたが、公共交通の問題にも光が当たるわけです。
特に千鳥駅前の開発についての問題をちょっと述べたいんですが、古賀駅東口・西口、古賀駅周辺の問題と千鳥駅とした場合に、大きな違いが一つあります。地権者の数です。千鳥駅で問題としているのは地権者は、失礼ながらお一人ですね──お一人というのは家族もありますけど。この二十数年交渉を続けてこられました。ところが残念ながら全然進んでおりません。私もこの問題に若干はかかわってまいりましたが、エレベーターの設置はつながりました。しかし、それから先に話が進まない。地権者との交渉が最大の課題なのに、失礼ですけど、前市長は地権者と会うことはほとんどなかった。昨年6月の質問に対して、2回ほどとおっしゃった。やっぱりそれじゃ交渉が進むはずがない。自分が土地を買いたいと言われたときに、その買いたいという人と1度か2度しか会わないなんてあり得ないです。
やっぱり市長は現場主義に立脚した市政運営を徹底していくとおっしゃった。取り組んでもらえますか。本気で汗をかいていただけますか。駅前整備に本当に取り組んでいただきたい。汗をかいていただけますか。
119 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
120 ◯市長(田辺 一城君) 汗をかきます。
121 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
122 ◯議員(6番 岩井 秀一君) トップセールスという言葉を使われましたが、トップセールスには努めていただきたい。古賀の産品や商品を売り込むことばかりではなく、古賀市のためであれば、本当に市民が必要と思っていることであれば、必要なものだとか土地を買い取ることは別に市民は反対しないと思う。また、東口ばかり言って申しわけないんですけども、古賀駅西口にも光を当てていただきたい。いずれにせよ若い行動力を持って現場に足を運び、まちの3つの玄関口を誇れるものに成し遂げていただきたいが、強い決意をお願いしたい。
123 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
124 ◯市長(田辺 一城君) 古賀駅につきまして、今議員から西口についても言及がありました。私自身も父の店があそこで始まって、あそこが最初に店を持った場所です。その商店街がどんなものだったかは実感を持って、そして記憶をしているところでもあります。私が実は選挙のときもそうですし、現段階においても駅周辺という文言を使っているのは、そうした原体験も影響しているところです。
そうした意味で、古賀駅というものをまちのいわゆる玄関口として今後どのようにしていくかということは真剣に考えていきたい。そして、御指摘の千鳥駅もししぶ駅も私たちのまちにとって本当に大切な駅ですし、こうした駅が3駅もこの規模の自治体であるということの価値、そしてそれをつくられた時の先輩方、地元の皆様の御苦労、御努力もあるものと認識をしておりますので、そうした過去に敬意を払いながら、この3駅、全てをきちんと意識をしたまちづくりをしていく必要があるというふうに思っております。
125 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
126 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 質問ですが、よろしくお願いしたいと思います。
施政方針の中に特別支援学校の話がございました。すばらしい話でした。いい話です。数名だから放置していい問題ではないという物すごくいいフレーズというか文章がありました。理解はします。ただ、駅を利用する多くの市民にも同じように光を当てる責任があなたにはある。おわかりいただきたい。
続いて、第5、近隣自治体との連携、方向性と展望について質問いたします。所信表明のみならず選挙公約でも近隣自治体との広域連携という言葉が並んでおりました。ここ数年、少子高齢化に伴う人口減少問題が大きく叫ばれています。しかしそこには誤解もあります。あたかも地方自治体の破綻によって地方が消滅するという幻想に捉われ、不安をあおっているだけのことではないか。もちろん現在の形態での自治体はなくなるでしょうが消滅するわけではありません。
幸いと言うか、我々が住む福岡都市圏は消滅自治体には指定されなかったものの、実質的には福岡市の一人勝ちです。伸長が目覚ましい福津市、新宮町についても今は伸びています、確かに。しかし10年、20年、30年というスパンで見れば、学校はつくったのに、建てたのにという状況にならないとも限りません。さまざまな施策が両市においても、この古賀市においても実施はされておりますが特効薬はない。同時に多くの施設が耐用年数を迎え、その対応に追われることは明白です。本当に深刻です。
究極の人口増加策として合併があります。ただ、合併特例債などを期待して当てにしたような合併で成功したなんて話を聞いたことがない。近隣に2つの、個人名というか固有名は出しませんが、2つのいい例があります。とはいうものの、施設設備の共有、職員の削減など、増すメリットは大きい。そういう意味での合併に私は賛成しております。市長の見解、合併に対する見解、考え方をお聞かせください。
127 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
128 ◯市長(田辺 一城君) 約10年前ですかね、合併の機運が全国的に合併特例債等もあってですね、非常に盛り上がっていたのを当時は新聞記者でしたが取材していましたので非常によく覚えています。ただですね、当時はそういった制度面の話がありましたけれども、今はないと。じゃあ制度があるからないからやるのかということではないという議論もあると思います。
ただ、その場合ですね、市町村合併というのは相手の自治体があって、相手の自治体と話ができて、そして成立していくものと認識していますので、今その機運がこの本市周辺にあるという認識にはちょっと今のところ私は立っておりません。ですので、まずその動向が見られないという中で合併の話をするということにはならないのだろうと認識をしています。
一方で、広域連携を強く打ち出しておりますのは、先ほど議員御指摘のさまざまな社会課題、さらにこれから超高齢化も進んで複合的な課題が出てきますので、そうした課題解決をしていくときに、古賀市の資源だけでは難しいものも恐らく出てこようということで、施策、課題ごとに連携するということが重要だという考え方を申し上げてきております。
129 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
130 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 理解します。
少し意地の悪い質問をさせていただきます。市長と8年間という視点でお尋ねします。あなたは大学卒業後、8年間民間企業で働かれた、新聞社で。その後県議会議員として約8年間務められた。そして、今回古賀市長に就任されたわけですが、先のことで大変恐縮ですが、今後2期8年間の間に、先ほどから近隣自治体との連携という言葉を言われるけども、近隣自治体との交流を通じ、駆けめぐり、スキルアップに努め、ステップアップされるのではないか。もちろん個人の自由、権利ですから否定はできません。ただ、所信表明の中で、誰もが幸せを実感して暮らせる古賀市をつくるという所信は果たせますか。市長職は通過点なのか。もし私が全く違う捉え方をしているのならおわびしますが、御所感をお聞かせください。違うのなら違うで結構です。
131 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
132 ◯市長(田辺 一城君) 確かに8年単位で仕事というか、立場が変わっているということは私も認識をしています。たまたまです。その上で、今後、私の出処進退にかかわるところを御質問いただいております。私は今負託をいただいた古賀市長という仕事を全力で取り組んでまいります。先に何かを想定して市長職を務めるつもりはありません。
133 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
134 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 想定していないことを期待しながらの質問なんですが、それはそれで結構だと思います。
続いて、一番大きなといいますか、財源確保、具体的計画と実現性についての質問に入りたいと思います。壇上でも申しました、財源についての表明がないことに違和感というか心配というか不満であります。所信表明を見ますとね、意気込みは感じる部分はあります。でも、意気込みだけでは市政は進みません。
施政方針を読み解いていきますとね、いわゆるあれもやりたい、これもやりたいということは伝わってくる。ただし、施政方針のその全部の文言の末尾に目を向けて見ると、実現していく、支援したい、めざしていく、進めていく、強化していく、図る、展開していく、取り組んでまいる、全力で支援する、寄与する、推進するとの記述があります。全て財源予算が必要です。全ての思いは予算の裏づけがあってこそ実現できる話ではないか。自主財源、依存財源のいずれにせよ、市長の胸にある具体的な財源確保の施策についてお答えください。
135 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
136 ◯市長(田辺 一城君) 大前提として財源確保への危機感がありますので、企業誘致を前面に押し出して語らせていただいております。やはり税収の確保、これはですね、目の前、そして来年、再来年ももちろん大事なんですけれども、私たちの子どもの世代、次の世代が確実に税収を確保できる環境を整えていくという発想が必要だと思っておりますので、そうした意味で土地利用転換と企業誘致、新たな工業団地の整備等については何度も申し上げさせていただいているところです。やはりそうした企業誘致によって固定資産税の増加とかですね、法人市民税の話もありますし、そこで働く場を確保するという意味は定住促進につなげるというところに意味があると思っていますので、福祉政策というところも申し上げているところで、働く人がこのまちに住むというところにつなげるということによって住民税の確保につなげていくと。これは中長期的な視点ではありますけれども、極めて重要だと思っていまして、税収の確保の視点からそうした産業政策の振興というのを申し上げさせていただいているところです。
目の前の問題も大事ですので、じゃあどうするんだと、極めて厳しい現状にあるというのは岩井議員も共有していただいていると思うんですけれども、そうした中でいわゆるふるさと納税で頑張っていくこと、新しく一つ提案させていただきましたが規模感としては走り出しは小さいかもしれませんがクラウドファンディングというのを市行政として活用していくのはどうかという発想を加えたりということをさせていただいているところです。
137 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
138 ◯議員(6番 岩井 秀一君) どこかの都知事じゃありませんけど、横文字でおっしゃるのはわかる。クラウドファンディングっていうその意味がね、市民の方がどれだけ理解されているかと。まさに雲をつかむような、いわゆるIoTでもクラウドというのがありますが、雲をつかんでどこからね、資金、予算、財源を持ってこようという考えは悪い話ではないけども、それであるならふるさと納税をもっと完璧にしてしたほうがまだ予算としては組めるんではないかという思いがあります。
少々細かいんですがね、例えば自主財源としてそれほど大きな何億というような話ではないんだけれども、使用料や手数料の改定があります。体育館の使用料だとか証明書の発行手数料ですね。そういうもの、考えられるんではないかと。値上げするということは、確かに市長としても行政としてもブレーキがかかると、なかなかしづらい部分がある。しかし、使用料においてはですね、受益者負担というかね、そういう考え方を前面に持って、改定する必要があるのではないかと。
その中で、特に問題というか意識があるのは、使用料における減免措置ですよね。その減免措置がね、確かに市の行事をすることに協力していただくことに関して、ある話し合いをする時間は部屋を無料で使えるとか、そういうのはわかるんだけれども、もう恒常的に何年もずっと、そりゃ反対される方もおられるかもしれないけれども、もう一度やっぱり見直す必要があるのじゃないかと。減免措置に対してのお考えをお聞かせください。意味はわかりますよね。
139 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
140 ◯市長(田辺 一城君) 市民生活に直接、しかも目の前のことでかかわるところなので、ここで直截に答弁はしにくいところではあるんですけれども、御指摘の使用料、手数料が適正性があるのかということを考えるのは大事だとまず思っています。これは一般論になりますけれども、やはりサービスを受益するということは、そのサービスに対する対価というのは当然発生するものであり、ただし、これは政治家としてはなかなか決断が要るところではありますが、自分の身が云々ではなく考えることでもあるとも思っております。ただ、その際は掲げております対話という場面でしっかりとその意図を理解してもらう必要もありましょうし、もし仮にそうしたことを行う際は、その場の設定というのは必要になってくるんだろうと認識しています。
141 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
142 ◯議員(6番 岩井 秀一君) もちろんこの場でね、減免措置は撤廃しますとか、そういうことを期待しているわけではなくて、やはり行政が好きな検討をしますというかね、そういうのを図っていただきたいと、再考していただきたいという意味で申し上げました。
今現在、補助金の見直しが行われております、御存じだと思いますが。93件だったかな、その対象事業について昨年から始まっております。31件が今終わりました。その次の31件が今真っ最中だと思います。社会福祉協議会、文化協会などの組織から、またまつり古賀などの市民の祭典等まで、市民の生活に本当に欠かせないものが対象になっております。補助金審査委員会の精力的な審査にどうこう言うわけではないんですが、補助金の見直しについて、経費削減の観点からね、どう判断されるのか。それも別に今すぐ削減しますとか、検討はしなくもう今までどおり、従来どおりするとか、そういう答えができないかもしれないけれども、補助金という見直しについての市長の所感、お考えをお聞かせください。
143 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
144 ◯市長(田辺 一城君) この問題についてはですね、補助金は公費でありますので大事にしておきたい視点は、補助金が交付されている団体、または交付されている取り組みについて、それが公に資する活動につながっているかという観点がとても重要だと認識しております。
145 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
146 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 私も見直しは必要だと思いますが、やはりもう少しいろんな、総務委員会等においても話が出ましたが、担当の対応といいますかね、そういう団体とかね、そういうところからやっぱりもう少しいろんな意見を聞く必要がある。ただし補助金審査委員会の立場もあります。そこを侵害してはならないんだけれども、そういう諮問を出した市長としてはね、口出しは難しいかもしれないけれども、ある程度答申を受けた後に熟考、考えていただきたいということです。
先ほども市長がおっしゃいましたけども、新規・既存企業を含め企業にとってある意味での助成として、事業者の固定資産税の減免問題について、減免についてお尋ねします。このことで企業進出に拍車がかかり、企業全体、従前からある既存企業も含めてですね、企業全体としての収益が上がれば法人市民税の増収が見込め、それが財源として歳入に反映され、大きな効果が得られるのではないか。固定資産税に関する考え方で結構ですけど、市長のお考えをお聞かせ願いたい。
147 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
148 ◯市長(田辺 一城君) 今御指摘の点、重要だと思っていましてですね、その後の税収につながってくるということを見越して固定資産税の免除等の施策を打つという発想は大事だと思っています。ただ、将来性が大事になってきますので、そこはしっかり見きわめなきゃいけません。もう御存じのように、既に企業立地支援制度として本市も投下固定資産に係る固定資産税を3年免除する取り組みをしていたりと、こうしたことをインセンティブとして入っていただけるようにするということは政策としては重要だと思っていますし、先々の効果を見据えてやることにはとても意義があると思っています。
149 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
150 ◯議員(6番 岩井 秀一君) ですから、もう財源の問題、答弁一応いろいろされましたけれども、そういうことを所信表明に若干載せていただきたかったということです。
市長、まだと言ったら失礼かな、お若い。あれもやりたい、これもやりたいと思う意気込みは確かに感じる。あなたの声にも感じる。しかしね、一人で走ってね、後ろを振り返ったら誰もついてこないと、そういうことはね、そこまでは申しませんけども、職員との意識の差やギャップが生まれてこないのかという不安がちょっとあります。そういう点に関しては杞憂でしょうかね。何か。
151 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
152 ◯市長(田辺 一城君) 杞憂になるように努めますし、若いということは強みに捉えていただいているところもありますが、弱みでもある部分があると思っています。それは経験の差だったりします。そうしたところは職員の中にも多くのさまざまな行政経験、先輩方がいらっしゃいますし、もちろん岩井議員初めですね、市議会の皆様も私よりも人生の経験がおありです。職員とも、そして議員の皆様ともそうしたところを、まず若いということの意味を自覚しながらですね、話をできるような存在になることがとても重要だと思っています。
一方で、やっぱり若いということは地域を回っていても感じますけれども、住民の皆さんも何か言いやすいという部分もあるんですよね。ですからそれは、何か言いやすいという存在というところは若いからこそですね、それは強みに持っていけるように努力していきたいと思います。
153 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
154 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 市長は恐らく御存じないかもしれないけれども、数十年前にある歌がありましてね、若いという字はね、苦しい字に似ているという歌があったんです。確かにそう。ですから、苦しんでください、少しはね。
一つ質問です。選挙公約だったかと思いますが、選挙公約の中の文章だったのかはあれですけど、あなたは御自分を評して保守系リベラルとの文句があったと記憶しておりますが、正しいのでしょうか、間違っておりますか。
155 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
156 ◯市長(田辺 一城君) 文言としてはですね、恐らく記者会見で申し上げたんだと思いますが、私の政治的立ち位置は保守でありリベラルと確かに申しております。書いていただいたことには感謝を実はしていまして、保守主義とは本来ですね、過去、これはリーフにもちょっと具体的に書いていますが、これまでの先人の皆様の営みということをしっかりとその価値を理解し、それを継ぎながら、漸進的に──ゆっくりという意味の漸進的に社会を変革していくのが保守主義だと思っています。そして、リベラルは相反する概念ではなくてですね、これは個人を大切にするという概念だと私は理解をしていますので、保守であるリベラルだということは、論理的には政治学上もあり得ると思っておりまして、どちらかというと、例えばかつて僕が生まれたころの総理ですが、大平正芳さんのような政治的立ち位置に私はいるんじゃないかなというふうに自覚しながら、これまでも政治活動はしてきたところです。
157 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。
158 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 最後にしたいと思いますが、こういう評論というか意見がね、新聞に載っておりました、掲載されておりました。決して私の意見ではないので、それをまず申しておきます。日本型リベラルの正体とは、よく言えば現実離れをした空理空論をもてあそぶ子ども、悪く言えば無責任でいざとなると逃げ隠れする卑怯者だとの論評というか、ありました。そのような考え方もあるということを御理解いただき、しっかり肝に銘じて市政に励んでいただきたいと思います。
質問を終わります。
159 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、岩井秀一議員の一般質問を終結いたします。
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160 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。
午前11時20分休憩
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午後1時30分再開
〔出席議員16名〕
161 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
一般質問を続けます。
次に、内場恭子議員。
〔内場議員 登壇〕
162 ◯議員(14番 内場 恭子君) こんにちは。日本共産党の内場恭子です。
昨年11月の市長選挙で市民の信託を受け、市長に当選されました田辺市長の今議会の初日に示された所信表明、これには古賀市の産業、農業の振興や子育て支援、チルドレン・ファースト、地域振興など、たくさんの取り組んでいく政策課題が盛り込まれ、示されています。この中にある中で一番興味関心を強く持っておりますのが人権の尊重と世界平和の実現、このことです。誰もが願うものであり、日本共産党、私たちもこの人権の尊重、世界平和の実現を希求しているものです。ぜひ力を尽くしていきたいと思っております。
そこで、御質問をいたします。今回の所信表明の中に示されたみんなで力を合わせまちづくりを進める、話し合える場をつくるということを中心に質問をしていきたいと思います。その題材として、今回西鉄宮地岳線跡地の活用や道の駅の建設、公共交通のこれからについてをお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。
1、西鉄宮地岳線跡地の活用や道の駅の建設、西鉄バスほかの市内公共交通の拡充についての課題はどう捉えていらっしゃるのか。
2、市長は市民の意見、要望をどう捉え、どう解決していかれるのか。
3、市長のめざす古賀市政運営とそれへの市民のかかわり方はどのように進められていかれるのか。この点についてもお尋ねします。
4、市民との話し合いの場の設定や継続などの具体策はどのようなものでしょうか。
以上のことについてお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。
163 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
〔市長 田辺一城君登壇〕
164 ◯市長(田辺 一城君) 内場議員の御質問、西鉄宮地岳線跡地活用や道の駅建設、公共交通のこれからについて、お答えを申し上げます。
まず1点目についてお答えいたします。各テーマの課題についての認識でした。西鉄宮地岳線跡地の活用につきましては、一部地域において合意形成が図られていないという課題があると認識をしております。道の駅構想の課題としては、本市のまちづくりにおける道の駅の意義について、市民の皆様に御理解をいただくことが必要であると考えております。市内公共交通については、市や交通事業者だけでなく市民の皆様などが現状や課題について情報を共有し、共通理解を持ち、それぞれの立場で主体的に課題を解決する役割を担うことが必要であると認識をしております。
2点目と3点目についてあわせてお答えを申し上げます。市民の皆様との対話と交流を起点として、地域の課題を見出し、課題を解決する政策を立案するに当たっては、市議会の皆様や市民の皆様からもお知恵をいただきながら、ともにまちづくりを進めていきたいと考えております。こうした現場主義に立脚した市政運営を徹底をしていきます。
4点目についてお答えをいたします。話し合いの場の設定については、私がこれまで県議時代から続けてきた対話集会の手法を応用し、課題ごとのタウンミーティングや各自治会の公民館での意見交換会を開催するなど、市民の皆様お一人お一人が市政運営の当事者としてさまざまな課題を共有できる機会を設けることが必要であると考えております。
165 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
166 ◯議員(14番 内場 恭子君) では、再質問に入らせていただきます。
まず、市長のほうからさまざまな内容についてお答えをいただきました。ここで、まず西鉄宮地岳線の跡地の活用についてということをもう一度再確認させていただきます。まだ合意形成ができていない部分があるということ、理解していらっしゃるということはよくわかっております。では、地元の声を尊重して、本当に安心安全の確保をし、憩いの空間形成を踏まえた活用についてを住民の皆さんとともに検討しますというようなことを選挙期間中にも発言されていらっしゃいます。
そこで、どのような形で進めていかれるんでしょうか。今市長になった形で、この計画、変わる可能性があるんでしょうか。どうでしょうか。要するに、市長の立場と市長候補者の立場の場合で話の内容が変わりましたかということです。
167 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
168 ◯市長(田辺 一城君) 選挙のときに申し上げていたことと、今、現に就任したことによって何かが変わっていることはありません。その上で、まず大前提としてですね、西鉄宮地岳線跡地はやっぱり本市、古賀市を南北に縦断する広大な土地であって、これ全体としてはまず有効に活用すべきであるというふうに考えております。
活用においてはですね、地域の実情に合わせて道路や歩道・遊歩道、緑地などといった空間を市民の皆様の意見を取り入れながら、合意形成を図りながら進めてまいりたいというのが私の基本的な姿勢、立場です。それに当たっては、将来にわたって地元というか古賀市民、また使われる皆様に愛される空間、親しんでいただける空間、よかったなと思えるような空間の整備をめざしたいというのが基本的な立場であります。
こうした認識の上に立って、どういった形で合意形成をめざすのかという話ですけれども、民主主義ですから、しっかりと地元の皆様のもとに私自身も足を運んで意見を交わしながら、最終的には何らかの結論、成案を得るということになると思います。
169 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
170 ◯議員(14番 内場 恭子君) 大変ありがたいことです。私、前市長に何度も市民の皆さんのところに足を運んでくださいということを訴え続けました。なかなかこれが実現しなかったということ、これが新しい市長、田辺市長になった段階で現場に足を運んでいただく、地元の方のところに行って話を進めていただく、こういう形になるだけでも一つ大きな進展だと思います。
そこで、考えているのは、ではどうやって具体的にこの話を進めていかれるのか。特に問題なのが賛成、反対の立場の方がいらっしゃいます。そういう立場の方と話をして、では実際どこでどういうふうな形でこの政策を決めていかれるのか。ここについて、もしよかったら所見というか市民の皆さんとの話し合いをどう政策に生かしていかれるのかという点をお尋ねしたいと思います。
171 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
172 ◯市長(田辺 一城君) これ、民主主義の根幹にかかわる御質問になるので、非常に恐らく内場議員も含めて政治家はかなり悩ましいところですけれども、この社会には多様な意見がある、当たり前の話ですけれども。立場の違いも180度違うケースもある。市民の皆様、多くの皆様とお話をしたり、私も御支援いただいている方々いらっしゃいますけれども、あるテーマにおいては180度違ったりする。こうした現実があります。ただ、その調和点をどこかで見出さなきゃいけないし、判断をするのが政治家の存在であり役割、その意義だと思っておりますので、政治家はそういった意味で民主主義の社会の道具ですから、その結論を得るということをしなければ存在意義が損なわれますので、その結論を得るということは最終目的地にあると認識しています。
ただ、その過程でですね、結局いろんな意見を持たれている方がいる中で、それぞれが意見を出し合って、ある程度一定の納得感を持てる何かに到達する作業、それが合意形成の意義だと思っていますので、そこは大切にしたいと思います。
具体的に本件におきましては、合意形成を得られていない区間について、私自身も可能な限り、本件についても出向くつもりですし、ほかの案件もですね、一人しかいませんので時間と体が許す限りはさまざまな現場に足を運んで住民の皆さんと対話して、御意見聞きながら最終的な結論に向かっていきたいと思っています。ここの時期は、今この時点で区切るというのはちょっと、この本会議において区切るというのは適切でない部分もあるかなと思いますので、一旦そういう基本的姿勢はお示したいと思います。
173 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
174 ◯議員(14番 内場 恭子君) 基本的姿勢をお聞きした上で、またお尋ねしていく部分がたくさんありますから、ちょっとじっくりと時間かけてお話ししたいと思います。
まず合意形成をしていただく。そして、しかもその中にはたくさんの意見を聞いていただく。これは本当に大切なことだと思います。特に、今この宮地岳線の活用、ここで車道化にしてほしくないという意見を持たれている方たち、いらっしゃるんですよね。その方たちの思いや願い、しっかり聞いていただく。また、道路にしてほしいとおっしゃる方がいらっしゃる、住宅地にしてほしいという方がいらっしゃる。そういう方たちの要望をしっかり受けとめていただきたいというふうな思いがあってこういう質問をしております。
その中で、特に反対されている方たちの思いというのをしっかり聞いていただきたい。ところが、この議会、この1月始まりました議会で市長が提案されている議案103号一般会計補正予算の中には、西鉄宮地岳線跡地の土地利用整備事業費に4,286万数千円というものが出ております。これが出た段階で新聞報道等がありました。この新聞報道を見た市民の皆さんからは非常な心配を、声を上げられていらっしゃいます。なぜかというと、市は事業推進に弾みをつけるためと、つける考えだと。この言葉を読まれた方たちは非常なショックを受けられているんですよ。なぜかというと、市長が変わられた。市長は市民との話し合いをしっかりやっていただけるはずだ。だからこそそこに期待していらっしゃったのに、この提案は一体何だろうと。市長のことを悪く言うわけではなく、ではなぜこういうことになっているのか。
それこそ、私、きのうこの補正予算の審議の特別委員会ありました。その中でも職員に質問いたしました。じゃあ、この新聞記事と市が考える内容というのは合致しているのかしていないのか。要するに、新聞記事では工事が早く進むだろうというふうな「弾みがつく」という言葉を使ってあります。こういう内容と市の思いと、私はとてもそぐわないというかな、合わないものではないかというふうに思っております。
ただ、実際に買い戻しが必要だとかいうものについては納得されたとしても、その内容がないままに一気にその話だけが新聞で出て、まして市長がかわられたばかり、今から新しい議会が始まる、新しい田辺市長の市政が始まるというときにこういう新聞記事から始まったということについては非常に危惧を感じます。
市長、どうでしょう。この新聞記事の内容と市長の考えは合致しているんでしょうか。
175 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
176 ◯市長(田辺 一城君) 新聞記者出身であり、憲法尊重擁護義務がある政治家、公務員でもありますから、報道の自由を尊重し、個別具体の報道内容についての評価は私自身はしません。その上で、報道の内容云々というよりも、市の、私自身もそうですけれども、市長としての考えとしてはですね、今回予算は計上させていただいております。予算計上させていただいているんですけれども、先ほど申し上げました合意形成が大事だと思っております。宮地岳線跡地全体の中で可能となったと判断し得る場所から購入、買い戻しをしていくという立場にあると。そういう立場、そういう認識のもとに本件について取り組んでいると御理解いただけたらと思います。
177 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
178 ◯議員(14番 内場 恭子君) 市長が新聞記者の立場であったということもよく存じておりますから、わざとこういうことを言っているというふうに思わないでください。あくまでも市民の立場で考えると、市長の考えと合っているのか、合っていないのかということを尋ねてほしい、聞きたいというのが市民の願いですから、これは別に意地悪をしているわけではございません。
ただ、やはりこの103号議案の中にあった宮地岳線の跡地の利用整備計画のこの金額について、古賀市の土地開発公社から土地を買い戻す。この土地を使って一体何をするのかという説明が十分でないままに行われているという形です。ですから、市民の皆さんからすれば市長は話し合う必要を感じていらっしゃるし、説明するというふうな話で市長、立候補されて、したんじゃないかと、今現在至ってらっしゃるんじゃないか。だったらなぜこの話をもう少し丁寧にしてくださらなかったんだろうというふうな失望の声も若干上がっております。
どうでしょう、こういう説明とか話の必要性について、市長は職員に指示をするとか、市長自身が話に行くというような必要性を考えられなかったのでしょうか。いかがでしょうか。
179 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
180 ◯市長(田辺 一城君) 本件予算として提案させていただいているものとですね、今御指摘の合意形成が、最初に認識を申し上げましたけれども、合意形成が必要な地域とは異なると考えておりますので、合意形成がいまだ必要だと思われる地域についての宮地岳線跡地の土地についての買い戻しを今回提案させていただいております補正予算に盛り込んでいるとは認識しておりません。
181 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
182 ◯議員(14番 内場 恭子君) 余り細かいことになっていくと、ちょっとせっかくの政策論議をしたいというところで、お話になるので突っ込まないようにはいたしますが、この中で結局やはり議案の103号議案一般会計の補正予算というところで宮地岳線跡地の活用のために土地を買い戻す。その土地がある特定の地域の名前が出ておりました。中川区というような説明があっております。でも市民が心配されるのは、このままこの土地を買って、しかも補助金で買い戻すからこそ、この補助金がひもつきであって道路にしなければならない、車道にしなければならないというふうに考えて、より一足飛びに車道化が進むのではないかと危惧されてしまっているんですよ。そういうことはあり得ないというんであれば、そういう説明があったらよかったのにということがあって、きのうその質問を数回繰り返しました。
そこの中で、補助金の使い方として、この買い戻した土地、これについては道路に使うことができるとはなっておりました。さらに追究したところ、必ずしも車道にしなくてもよい、歩道や遊歩道、自転車道のみでも何ら問題がないという回答を受けたということで安心している部分があるんですけど、これ市長の認識と一致しているでしょうか。いかがでしょうか。
183 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
184 ◯市長(田辺 一城君) 認識は一致しています。
185 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
186 ◯議員(14番 内場 恭子君) 非常に安心いたしました。市長の口からそういう言葉を聞くと、市民の皆さん、安心される方もたくさんいらっしゃると思います。それは何も車道化を全く反対するというものではなく、車道にすることでいろいろな問題があるんだということをしっかり話をしてほしい、感じてほしいとおっしゃっている皆さんです。そういう市民の声をしっかり受けとめていただける市長ということを安心して、これから生活ができるという、そういう一つのポイントだというふうに考えています。
ただ、市民の皆さんの中には、今この合意が進んでいる場所でもちょっとこういう声を聞いたのでお話をしたいと思います。合意をされている地域のお母さん方で「ええっ、今度車道になるの。車道化がされるの。車が通るの。道が大きくなるの。そんなこと今まで聞いたこともなかった」って。確かに、情報に接していない市民のほうが悪いというふうに言われるかもしれません。しかし、なかなかそれが情報が本当に市民の皆さんに届いていない部分もあるという、そういう状況があるというのもよく承知していただきたいなというふうに思います。これは発信の方法も悪いのかもしれませんし、受け取る側が悪いというふうに言われるかもしれません。しかし、市民にとってはやはりびっくりする驚きの声の一つであったというふうに思います。
その中で、特にもう一つ、北区の皆さんの要望として、ここでまた、田辺市長のほうも実際に現場に行かれておりますから、そういう要望の声も聞いていらっしゃると思いますので、しつこいようですがお話をさせていただきたいと思います。北区の市民の要望として、北区公民館のそばの跡地をぜひ北区の住民やそのほかの地域の皆さんの市民が使えるスペースにしてほしい。癒しの広場、憩いの広場というような空間に使いたい。そして、そこでイベントをしたり、子どもたちが遊んだり、遊歩道であったり自転車道路であっても構いませんと、そういうものが通るような広場ができたらいいなというふうなことを考えていらっしゃるということです。
こういう要望に市長のほうではいかがでしょう、応えることができるでしょうか。これから先話し合いをしていく中でというふうなことをおっしゃるかもしれませんが、そういう思いを持たれている市民の声をどうお考えで、応えることができるかについて、お尋ねしたいと思います。
187 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
188 ◯市長(田辺 一城君) まず大前提としてですね、これまで、これは北区に限らずですけれども、これまで西鉄宮地岳線跡地にかかわって、市として、行政として行ってきた意見交換の場においていただいた御意見は私の就任前の前市政において開かれたことも含めて、これはしっかりと引き継いでいくというのがまず大前提にあると思います。行政は継続性が大事ですからですね。
その上でですね、今さまざまな御意見がこれから意見交換会を開いていく上でも出てくると思います。今までいただいている御意見の中でも、例えば道路を整備する際ですね、これするしないと言っているわけではなくて、例えば道路を整備する際には、歩行者の安全な歩行空間を確保するためにガードレールを設置するとかですね、特に高齢者や子どもなどが安全に横断できるような信号機と、これは横断歩道の設置も必要になってくると思われます。これは道路を整備する際はどこでもそうですね。当然必要になってくる安全対策だと思います。あわせて、通過交通量や速度抑制のための対策を講じることも重要であるというふうに考えていますし、そうした御意見は当然いただきます。
一方で、今御指摘のあった憩いの空間についても、既に、直接もそうですし、これまでの前市政時代において行政としていただいている御意見もありまして、例えば歩道において花壇などの植樹やベンチ・休憩場所などの設置とかですね、あるいは既存の歩いてん道とのリンク、人々が行き交うにぎやかな空間づくりといったアイデアいただいております、現実に。
こうしたさまざまな御意見というのは、今後の検討に当たって大事にしていかなければならないと思いますし、今後も地域の皆様の御意見を聞きながら、先ほどから対話の場をつくるつくると私申し上げていますので、私がしっかり現場に出向いて、しっかり御意見をいただいて考えていくということをまず取り組ませていただきたいというふうに思っています。その上で成案を得るということです。
189 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
190 ◯議員(14番 内場 恭子君) 確かに、一つのことをするときには賛成、反対必ずあります。では、道路をつくりたいといったときには必ず道路は要らない、道路じゃないほうがいいと言われる意見があります。いや、古賀市全体の活性化のためには道路が必要とおっしゃる方もいらっしゃいます。でも、その人それぞれの考え方もあります。そのいろんな意見を受け取って、市長が最終的に決断をされます。
では、この宮地岳線跡地の活用の中に、一部は道路、一部は道路でないもの、こういうつくり方ができるのでしょうか。そういうものを念頭に置いて市民は市長に対して意見を申し述べて、願いを訴えていいものでしょうか。いかがでしょうか。
191 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
192 ◯市長(田辺 一城君) できるできない、技術的なところは置いておきまして、まちは市だけでつくるものではないので、仮にそのつくり方が後世、未来においても非常にこのまちにとって将来性があり有効だと市民の皆様も一緒に判断していただけるなら、そうした選択肢も排除はされないというふうに思います。そうするしないということは別にして、一般論としてはそういうものだというふうに思います。
193 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
194 ◯議員(14番 内場 恭子君) 市長にお尋ねいたします。今、市だけではできるものではないということです。じゃあ、市以外にどういうものが応援して参加するんでしょうか。国でしょうか、県でしょうか、どこでしょうか。
195 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
196 ◯市長(田辺 一城君) 言葉足らずでしたね。市民の皆様と一緒にという含意で今のは申し上げております。
197 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
198 ◯議員(14番 内場 恭子君) ぜひ市民という立場で立っていただきたいというのが一つのこの今回の質問の趣旨です。
これからの活用をどういうふうにしていくのか、今はまだ行政の継続性ということで考えていらっしゃるということですけど、その中には道路ありきではないというふうな考えを持っていいというふうに、私は自分で今判断しながら質問しているつもりですけど、いかがでしょう。道路ありきではないということで判断してよろしいでしょうか。
199 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
200 ◯市長(田辺 一城君) 私自身は道路ありきだと思ってませんし、そもそも前市政も道路ありきだったかというと、そこは評価は避けますがという答弁にさせてください。また、これ結論をですね、どこかで必ず得るというのが政治と行政の仕事です。決断をしたときに、そのリスクを負うのは政治家です。何を言われてもさまざまな合意形成の過程を経た上で結論を出す際に、さまざまな意見がある限りさまざまな反応が政治家、また私は今市長ですから市長に対しては出てくると思います。それは自分への評価がどうあろうと、やらなければいけないときはやるということになると思います。
201 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
202 ◯議員(14番 内場 恭子君) では最後に、西鉄宮地岳線のこれからということを質問しておりましたので、今後の西鉄宮地岳線の活用のスケジュールについてお尋ねします。今、市長のほうはすぐには結果を出せないような状況を言われました。またそれが当然だと思います。では、ただ反面予算等に詳細設計に入りたいというふうなことがたくさん出ておりますし、具体的にもっともっと進みたいというのが建設課の説明だったものですから、やはり市民はそこに非常に危惧を持たれております。今すぐ回答はないにしても、いつぐらいには西鉄宮地岳線の跡地のスケジュールを考えていかれるのか、示されるのか。また市民との話し合いの場をどう設定されるのかをお話しいただきたいと思います。
203 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
204 ◯市長(田辺 一城君) これ、冒頭申し上げましたように、区間が広大ですからですね、全体の到達点を今示すのはなかなか難しいと思います。ただ、順次話をしていかなければならないと思いますので、今全体の南方面から始めていますけれども、それは北に向かって、向かってというか、それが順繰りなのかは置いておいてですね、北方面についてもしっかりとお話しをして合意形成の取り組みを進めていくということになろうかと思います。
205 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
206 ◯議員(14番 内場 恭子君) 申しわけありません。なぜこういう質問をしたかというと、前市長に対して、私A、B、C、Dとブロック分けがしてあったら、合意ができているところ、望まれるところから先に工事を進めたらどうですかという話をしたら、それはできないといって、ぽんと弾き飛ばされたものですから。また、新市長になったことで新しい考えが出てきたということで、私、検討していきたいというふうに思います。
ぜひ市民の声を聞いていただいて、市民としっかり話をする、そういう場をつくっていただく。確かに、県議のときにそれこそ細かく、1カ月の間にほとんど毎日どこかで話をされているというふうな実績を見せていただいております。実際にお姿も見ております。そういう丁寧な姿が市民にやっぱりしっかり信頼されるものだというふうに思っております。特に反対、特に力強い権力を持つ市政に対して反対の声を述べるというのは市民にとっては大変勇気の要ることです。これを丁寧に守ってくださるということをぜひお願いしたいと思います。
続きまして、道の駅の建設、これについてお尋ねします。古賀市について、市長、古賀市の道の駅については必要と考えていらっしゃるでしょうか。改めてもう一度お尋ねします。
207 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
208 ◯市長(田辺 一城君) 選挙前の政策リーフレットにも書きましたが、本市において観光物産の拠点施設は必要だという認識は表明をしております。
209 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
210 ◯議員(14番 内場 恭子君) そこはなぜか私も一部だけ合います。観光物産の拠点つくることには私は問題、全てを反対だというわけではありませんというふうに言っています。ただ、この場所でいいんですか。今、農業の体制とか、そういう農産物の販売の状況とか、また今の現状の現コスモス広場の状況を見て、この近くでできるんですか。また、13億ものお金をかけてやる、これでいいんですかということを尋ねております。
市民の皆さんが本当に待ち望んでいらっしゃる、役に立つとおっしゃるものだったらそれはつくってしかるべきだと思います。市民の皆さんが納得する税金を使ったやり方。しかし、今市民の皆さんが本当に今自分たちのそばに道の駅が必要だというのを感じていらっしゃるかというと、私は感じません。それについて、市長がやはり足を運んで市民の皆さんとお話をされていかれるだろうということを期待しておりますので、そこについてぜひそういうスケジュールを示していただけたらというふうに思っておりますし、また道の駅の今観光拠点としての妥当性、また例えば補助金があったとしても13億かかるという話が出ておりました。そのうち古賀市の負担は約8億6,000万円というような試算がされている。こういう状況の中で、この市民の税金を使うことについて、市長、実際に市民の声を聞かれて、そういうものを感じていらっしゃいますでしょうか。いかがでしょうか。
211 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
212 ◯市長(田辺 一城君) 観光物産の拠点施設の必要性──まず必要性ですね──については認識が一致していることはありがたく思います。この観光物産拠点施設がいかにですね、本市を発信する上で有効に機能するかということも大事だと思っています。投じる税の額も御指摘のような億単位になってきますので、御指摘いただいている市民理解というのは大事になってくると思います。
一方で、行政の継続性の重要性もありますので、そうしたところを私なりに加味しておって、基本的にはですね、道の駅の構想については今年度実施している基本計画策定業務において、売り上げ規模等について算定をし、それを検討の重要な材料にするということが、前市長も答弁している、そういった姿勢を示していると認識をしています。
ですから、その検討の材料が3月末かな、今年度中に出てくると思いますので、これが内場議員おっしゃっている投じる税の額やそれを将来的に、それでもなお本市にとって経済効果等も含めて回収できる、また本市の発信に有意義であるというところが見えてくると思いますので、これは前市長が示しておったように、これを重要な判断の材料としていきたいと思っています。
それに加えてですね、市民の皆様の御理解をいただくことも重要だというふうに認識をしております。私自身も市内全域回って多くの市民の皆様とお会いしておりますけれども、観光物産拠点の必要性、また今御指摘のそれが道の駅であること、そしてそれが今までの市政が判断してきた場所が最適地であるかということについて、これまでの市政が考えてきて取り組んできていることを市民の皆様としっかりと共有をしてですね、理解を求める機会の創出はとても重要だと考えています。そうした意味におきまして、そうした場の創出を早期に設定していくつもりです。
213 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
214 ◯議員(14番 内場 恭子君) 前市長のやり方を悪いと言うわけではありません。ただ、やはり理解が得られないやり方だったのではないだろうかと。観光拠点調査という形で出てきたものが道の駅。しかもその道の駅の販売計画や立地計画、そういうものが何もないままに、ただつくるんだということで、既に場所の選定も予定候補地みたいな形で決められておりました。販売計画どうなるのか。じゃあ、例えば今の現コスモス館広場を見ていただくと、おいしい野菜がたくさんあります。しかし、午前中にはなくなってしまうというような大きな問題があって、市民の皆さんからも残念だというような声が出ている状況なんです。そういう状況の中で、今古賀市が本当にそういう道の駅を運営するだけの力があるのか、農産物を供給する力があるのか、こういうことが前回も私何度も質問しております。その課題を整理してからではないですかというふうなことを言っております。
だから、今回販売計画が出るのはもう当然のことであって、それに見合ったものになるのかというときに、場所を選定しなければその計画立てられないんですよと。それは確かに一理あるかもしれません。しかし、もう市民の皆さんからしてみたら、あそこにできるんだねという話になってしまっている。でも、私たちはもっと身近なところに道の駅みたいなものが欲しいよねと。現在スーパーがなくなって買い物ができなくなっている方たち、遠くに行かなければいけない方たちがいらっしゃる。そこに行くための交通手段がなくて困ってらっしゃるような方たちがいらっしゃる。そういう方たちの声を無視した形になって、道の駅の計画だけが先に進んでいいものかというのを懸念しております。市長、どうお考えでしょうか。
215 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
216 ◯市長(田辺 一城君) まず、道の駅、議事録は全部、この間のさまざまな御議論は読ませていただいております。ちょっとニュアンス等は文字だけでは感じられない部分もありますけれども。観光物産拠点の一つの大きな手法としてですね、道の駅というのが最適ではないかという判断のもとに、議会の皆様の御理解も得ながら、この調査と計画の策定というところに今進んでいると理解をしております。もちろんいろんな意見はあるんですけれどもですね。そうじゃない、ただ予算はつけていただいてこの取り組み自体は進んでいる面はありますので。
何が後先ではなくて、仮に道の駅という体裁をとってこの観光物産拠点施設を構想していくならば、どのような可能性が広がっていくか、どのような効果・効用が本市のまちづくりにおいてですね、上がっていくかということをこれまで取り組んできたこと自体には問題はないと私自身は認識をしております。
ただ、御指摘のようにですね、なぜ市民の皆様が唐突感というか、この話は何がどこでどう進んでいるんだというお声は確かに聞きますので、先ほど申し上げましたこれもう起きてきていることは仕方がないので、市民の皆さんがそういう感想を既に持っている方がいらっしゃるという現実は現実なので、政治は現実を前にして最善を尽くすことだと理解していますので、そうした現実を前にして古賀市として観光物産拠点施設の必要性と、これまでの市政で道の駅というものを想定して、どういうことをどう具体的に進めてきていて、何をめざそうとしているのかという説明をする機会を、先ほど場と言いましたけれども、その機会を早期につくると。市民対話の必要性を私は認識しているからこそ、これまでの取り組み、そしてこの取り組みがどういう将来をイメージして、本市のまちづくりにおいてどういう意義があるということを市として考え、今取り組みを進めているのかということを共有する場をつくると申し上げているところです。
217 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
218 ◯議員(14番 内場 恭子君) この道の駅、観光拠点づくりで一体何を求めていらっしゃるのか。このことが一番大事なことだと思います。午前中にありましたように、財政の問題であったり、観光、ね、何ていうんですか、周辺の行政自治体との協力であったりというふうなところもあるやもしれません。また、市民の皆さんの利便性ということを求められるのかもしれません。しかし、そこに市民の皆さんの税金を投入してやるべきものなのか。またその費用対効果がどこまで上がるのか。そういうことをしっかり把握した上で示していただく。そういうことが必要だと考えます。それを市民が待って、望んで新しい市長に期待された部分だというふうに思っております。
それができなければ、残念なことに、またがっかりしたという言葉が出てしまうだろうと思いますので、そこについてお願いしたいと思います。これは今からまだしばらくかかっていくことです。ぜひぜひそれについてはまた検討していただいて、具体的に進め方であったり、市民の参画、政治に対する参入、参入という言葉、失礼、参画というかね、一緒に入って自分たちも考えていくという立場、場所をつくっていただく。このことを大いに期待したいと思います。
今の市長のスペースでいくと、宮地岳線には行かないかん、道の駅も考えないかん、まだほかにもいっぱい皆さんから今回一般質問ではたくさん出ています。どこまで一体出て行かれるのか。これを相当切り盛りするのは大変だろうと思います。しかし、それはもうお約束されている以上はやっていただけねばいけないことだと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
道の駅で本当に考えていただきたいのは、やるというように決めてしまうより、行政の継続性と言われますけど、検討してだめだった、これはおかしいと思ったときにはそこで立ちどまる、やめるという力も必要だというふうに思います。私は勇気ある撤退とよく言われる言葉、あれ大好きです。なぜかというと、やはりそこは市民の負担がどこまでふえるのか、考えてもらうのが市長ですから、そこに決断を求めたいと思います。
では、続けて西鉄バスの話に、公共交通等に移りたいと思います。今の古賀市の公共交通、十分なものと市長、お考えでしょうか、いかがでしょうか。
219 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
220 ◯市長(田辺 一城君) 広義の地域公共交通のあり方としては、まだまだやるべきことがあると思っています。
221 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
222 ◯議員(14番 内場 恭子君) やるべきことの課題としては、どのようなものをお考えでしょうか。私、西鉄バスへの赤字補填についてはたびたび問題を提起しております。これについて、西鉄バスについての感想もどうお考えなのかもお示しいただけたら助かりますが。
223 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
224 ◯市長(田辺 一城君) どこまでを求めるかということは、最終的に判断が必要になりますけれども、より多くの市民の皆様にとって利便性の高い状況を創出するということが重要だと考えておりまして、その観点からはまだやるべきことがたくさんあるんだろうというふうに認識しております。
一方で、西鉄バスなんですけれども、まず現在の、赤字の話はもう承知していますが、そういうのも含めながらも、現バス路線の維持というのには努めないと、市民生活の移動手段を確保するということ、今よりも利便性を一時期でも低下させてはならないとも思っておりますので、中期的にはですね、将来の地域公共交通のあり方というのをしっかりと市として立ててですね、それに向けて取り組んでいくということをやりながら、現状というのもいきなりなくすことはできないと私は思っておりますので、現在のバス路線の維持というのも重要だと考えています。
225 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
226 ◯議員(14番 内場 恭子君) それについては私も同感です。今あるものを全てあしたから切って、かわりを探せというものではありません。でも、今までの状況として、例えばバスの利用者が減少しているという状況、西鉄バスの利用者、平成28年度で25万6,000人、次の平成29年度には24万8,000人。もうずっと年々減っているんですよ。これは減っているのは車の普及もありますし、市民の生活状況もあります。いろんなことがあると思いますけど、やはり利便性がよくない。ダイヤの問題があったり、バス停の問題があったり、接続の問題があったりしている。その中でどんどん減便になったり便数がなくなる。もう路線自体がなくなっているようなところもある。こういう問題について、改善が足りないというのをしつこく執行部のほうに訴えてきました。
執行部のほうも、確かに西鉄のほうと相当ないろんなやりとりはしていただいておりますが、まだこちらが、市民が満足するような形になっていない部分がある。これについて、市長どうでしょう。やはり言われるように市全体を見て、公共交通を保障するために西鉄バス以外の方法もつくらなければならない、考えなければならない、そういう時期に来ているんではないでしょうか。いかがですか。
227 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
228 ◯市長(田辺 一城君) 今、現に西鉄バスさんが果たしていただいている役割も、目の前の現実を考えると、御指摘の部分がありながらも重要な面があると思いますので、それはしっかりと維持する。これは守りたいと思っています。ただ、一方でですね、議員御指摘の地域公共交通のあり方が現状で満足かというと、基本的にはそうではなかろうという認識を市内全域を回っていて実感をしております。
問題は、将来の地域公共交通のあり方、本市における地域公共交通のあり方を明確に我々がまだ立てられていないということだと思っておりますので、そこについてはしっかりとその計画を立てていくということをやっていきたいと思います。
229 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。
403 ◯議長(結城 弘明君) 田中議員。
404 ◯議員(7番 田中 英輔君) これは新聞等に書いてあったことですけれども、なかなかやっぱりそれぞれの地域、自治体によって取り組みに差があるようであります。ぜひ実態を調査して、受け入れ態勢の整備検討も進めていただきたいと思います。誰もが生きやすく、働き、暮らしやすい地域社会となるよう、取り組みをお願いしたいと思います。
最後に、非核恒久平和都市、平和首長会議の加盟市としての取り組みについてお伺いいたします。戦後74年になります。1985年に行われました古賀市非核恒久平和都市宣言から34年、2009年、平成21年に平和首長会議に加入してから10年になるところです。市長は、この宣言や首長会議加盟をどのように生かすお考えをお持ちか、お聞かせいただければと思います。
405 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
406 ◯市長(田辺 一城君) まずは、それぞれのですね、宣言と会議が掲げている行動理念というのは共有をさせていただいております。そして、打ち出されている指針等がありますので、それにまずは基づくということが大事だと思っています。その上でですね、今までの歴代市長もそうですけれども、まずはその前提に立って行動しているはずです。
ただ、これらの意義はですね、とにかく世界平和の実現ですから、平和とは何かということを私たち市民、そして特に次世代が持つということ、そして戦争体験の風化がもう懸念をされています。私自身も体験者ではありません。ただ祖父が戦争体験、祖父母がしていました。そうした体験を聞いたということが私の政治家としてもそうですが、人間として平和を希求するという根底にありますので、ですから先ほど追体験、戦争体験を速やかに体験者が今生きていていただけるこの間に子どもたちが聞き取る等をして追体験することが重要だと認識しておりますので、そうした取り組みをやっていくことは宣言と首長会議の考え方にも沿うものだと認識します。
407 ◯議長(結城 弘明君) 田中議員。
408 ◯議員(7番 田中 英輔君) これは私も何度もこの件についてこれまで質問しております。戦後74年たって経験した人、あるいは知っている人そういう方が非常に少なくなっております。資料の散逸も進んでおります。市民が体験した貴重な歴史的事実であります。収集や保存に取り組み、生かすように取り組んでいただきたいと思うところです。平和を希求し、伝え引き継ぐということは、古賀市非核恒久平和都市宣言や平和首長会議加盟への思いを具体的にするものであります。広く市民に伝え、市民のものとすることが必要です。
例えば、お隣の新宮町や粕屋町では、自治体がこうした平和行事を取り組んでおられますが、そのようなお考えはおありでしょうか。
409 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
410 ◯市長(田辺 一城君) どういった行事、取り組みがより効果があるかということは考えなきゃいけないと思います。本市は被爆クスノキの植樹ももう相当程度進んでおりますし、原爆の展示も行っていますね、時期としてはですね。こうした取り組みだったり、パネル展示も行っております。あとは学校現場でもですね、折々にそうした機会をつくっていると思いますので、まずはそうしたことを大切にするということで、シンボリックに何か行事をやるかどうかというところは、その内容にもよってくると思いますので、とにかく平和を市民みんなで考えられるという環境整備は努めていきたいと思っています。
411 ◯議長(結城 弘明君) 田中議員。
412 ◯議員(7番 田中 英輔君) 今、後段でおっしゃられたようなところに私はぜひ力を入れていただきたいと思うんです。やっぱりこの前例が風化し、あるいは知る人が少なくなったという事実があるわけですから、そのことをやっぱり市民の中に十分伝えていく、そういう取り組みが必要ではないかと思うところであります。
2013年に谷山、船原古墳で遺物埋納構が発見されております。発見された遺物は学習的価値の高いという評価があります。古賀の地域が大陸との交流が盛んで、そうした拠点だったことをうかがうものであります。市長は国際交流についても造詣が深いとお聞きしております。学術面だけでなくて、戦後70年のこの時期に発見された遺物を通して、信頼と国際平和交流の実現を検討してみるお考えはないでしょうか。
413 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
414 ◯市長(田辺 一城君) 船原古墳から出てきているさまざまな金銅製歩揺付飾金具等の馬具、五百数十点ですかね、は非常に本市における貴重な地域資源だと思っています。特に文化財というのはですね、保存と活用が重要ですから、保存をするということに今非常に力を入れて国・県とも連携してやらせていただいていますけれども、活用ですね、この活用の観点から、今議員御指摘の船原古墳と大陸との交流、そうした歴史的背景、そして、そこに物がある。そうした観点から、国際交流という今御提案いただいた部分も可能性が当然にあろうと思っています。
出土した当時を振り返りますと、やはり日韓という視点から、たしかNHKだったと思いますが、特集を組んで全国で放映していたことを記憶しておりますし、やはりこうした文化財、歴史を起点として国際交流、そして結果としては平和という意識につながっていくというのは極めて意義があると思います。
415 ◯議長(結城 弘明君) 田中議員。
416 ◯議員(7番 田中 英輔君) ぜひ御検討いただければと思っております。
戦争終結から70年余りがたちました。戦後世代が8割以上を占めております。語る人も聞く人も少なくなっております。日本は平和憲法のもと、平和主義に基づき国際貢献を果たし、世界からの信頼を得ることができております。歴史を繰り返し、市民の暮らしの安定が覆ることがないように、歴史を知り、しっかり踏まえ、伝えることが大事だと思っています。市長は人権を重んじ平和を希求すると述べられました。古賀市の平和行政のスタートに立っていただくことを強く要望して私の質問を終わります。
417 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、田中英輔議員の一般質問を終結いたします。
これにて本日の一般質問を終結いたします。
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418 ◯議長(結城 弘明君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午後4時40分散会
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古賀市議会...