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2018-09-07 平成30年第3回定例会(第4日) 本文
2018-09-07 平成30年第3回定例会(第4日) 名簿

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  1. 古賀市議会 2018-09-07
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    取得元: 古賀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-09
    2018年09月07日:平成30年第3回定例会(第4日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                       午前9時30分開議                       〔出席議員17名〕 ◯議長(結城 弘明君) おはようございます。これより本会議を再開いたします。            ────────────・────・────────────   日程第1.諸報告 2 ◯議長(結城 弘明君) 日程第1、諸報告をいたします。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  以上で、諸報告を終わります。            ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 3 ◯議長(結城 弘明君) 日程第2、一般質問を行います。  順次、質問を許します。  まず、平木尚子議員。                       〔平木議員 登壇〕 4 ◯議員(4番 平木 尚子君) 皆さん、おはようございます。公明党の平木尚子です。  この夏は、災害とも言える大変な暑さと台風、大雨、水害が日本各地を襲いました。7月の西日本豪雨災害は、14府県で200名を超える死者を出すなど、平成に入って最悪の豪雨災害となりました。西日本豪雨で被害が大きかった地域の方々を初め、特に高齢者や子どもたちにとっては、ことさらに厳しい夏になったのではないかと思います。  また、9月1日は防災の日と、8月30日から9月5日は防災週間でした。この間、非常に強い台風21号も近畿地方に上陸し、ここでも考えられないような大きな被害が起きてしまいました。また、昨日未明、北海道では震度7という大きな地震も起きました。改めて、西日本豪雨や台風21号によりお亡くなりになられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。あわせて、一日も早い生活の再建、復興を御祈念申し上げます。  この夏の西日本豪雨では、古賀市でも初めて市内全域に避難勧告が出されるという事態にもなりました。このことにより、古賀市の防災について改めて具体的に見直したり、考え直すこともできたと思います。私たちは、いつ、どこで、どんな災害が起こってもおかしくはない状況であることを常に考えておかなければならないと思います。  昨日、同僚議員より、女性の視点での防災について提案がありましたが、防災、減災に女性の視点を生かしてほしいという声は多く聞かれます。東京都では、女性の防災への参画を促す意義も込めて、自然体で日常生活の中で無理なく取り組める防災対策などを集めた女性の視点の防災ハンドブックが作成され、好評を博しているそうです。古賀市でも取り組み、私たち女性も日ごろから防災の意識を持つことで、一層きめ細やかな災害への備えを促進できればと思います。  それでは、通告に従いまして、今回は2件について質問させていただきます。
     1件目、さらに子育てしやすいまちにするためにについてです。少子高齢化の現在、未来への宝である子どもたちを育てていく社会環境、生活環境はどんどん変わっていっています。そこで、それに伴い、社会全体で子育てをサポートしていく体制を強化していくことは必要ではないかと思い、以下、質問します。  1、小中学校のエアコン設置前倒しの予定についてはいかがお考えでしょうか。2、小中学校就学援助入学前支給の予定はいかがでしょうか。3、児童虐待の対策についてはどのようにされていますでしょうか。4、子どもの夜間の病気、けがの救急医療体制や周知についてはいかがでしょうか。  次に、2件目、高齢化社会を安心して過ごすにはについてです。介護について市民の方々の声を伺いました。古賀市は、地域包括支援にも力を入れていただき、大変に心強く思っております。しかし、残念なことに、御家族や御本人が介護サービスを利用しているか、利用していた方、もしくは介護サービスに携わっている方でないと寄って館の存在を御存じない方がとても多いというのが実感でした。もっと身近に感じていただき、高齢者が古賀市で家族ともども安心して生活していただきたいとの思いから、以下、質問します。  1、介護の相談ができる寄って館は、市民に浸透していると思われますか。市長の御見解をお伺いいたします。また、寄って館を市民の方々に知っていただくためにどのようなことをされていますか。2、介護について市民が気軽に相談できる体制は何かとられていますでしょうか。  以上、2件について、市長、教育長に答弁を求めます。 5 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 6 ◯市長(中村 隆象君) 平木議員の1件目の2点目の御質問については教育長から、それ以外は私からお答えいたします。  1件目の御質問、さらに子育てしやすいまちについてお答えします。  1点目についてお答えします。小中学校の普通教室等へのエアコン設置については、本年度から設計作業に着手しており、平成31年度から3カ年をかけて段階的に準備する計画であります。しかしながら、今夏の異常な気温上昇に対し、学習環境の改善は喫緊の課題であることから、国からの補助金の受け入れを前提として、現在、整備の前倒しに向けて取り組んでいるところです。  3点目についてお答えします。児童虐待の防止対策としましては、古賀市要保護児童対策地域協議会を設置し、関係機関と連携を行い、早期発見、早期対応に取り組んでいるところです。虐待通告を受けた場合には、情報収集を行った上で、原則48時間以内の児童の目視確認を行い、緊急度に応じて児童相談所など関係機関と連携をとりながら対応しているところです。また、児童虐待を未然に防ぐため、年度当初や11月の児童虐待防止推進月間に保護者、児童に対する啓発や市民向けの啓発にも取り組んでいます。  4点目についてお答えします。子どもの夜間の病気、けがの救急医療体制につきましては、福岡県保健医療計画において、初期救急医療体制としては最寄りの急患センターである宗像地区急患センター、また、二次救急医療体制としては福岡東医療センターとして整備されております。また、周知方法につきましては、市のホームページ、すこやか教室の際に配付する母子手帳及び福岡県小児救急医療ガイドブック並びに乳児家庭全戸訪問時に配付する子育てブックなどに掲載しております。  続いて、2件目の御質問、高齢化社会を安心して過ごすにはについてお答えいたします。  1点目についてお答えします。古賀市地域包括支援センター「寄って館」は、平成18年度から、高齢者総合相談窓口としてサンコスモ古賀の介護支援課に設置しています。平成29年度における「寄って館」の相談件数は1,068件であり、一定市民に浸透していっていると考えますが、困り事があって初めて「寄って館」を知ったという意見もあり、今後も周知に努めてまいります。また、周知については、広報こがやまちづくり出前講座、地域での介護予防活動などの機会を捉え行っております。  2点目についてお答えします。市民が気軽に介護の相談ができる体制として、窓口相談に限らず、サンコスモに来られない方には訪問での相談にも柔軟に対応しております。また、地域に出向いた際には、積極的に高齢者の皆さんにお声をかけるよう心がけております。 7 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。                    〔教育長 長谷川清孝君登壇〕 8 ◯教育長(長谷川清孝君) 平木議員の1件目の御質問、さらに子育てしやすいまちにの2点目についてお答えします。就学援助の新入学児童・生徒学用品は、今年度から前倒しして4月に支給するようにいたしました。また、国の支給基準に合わせることで、これまでのほぼ倍額としております。入学前支給については、現在準備を進めているところです。 9 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 10 ◯議員(4番 平木 尚子君) それでは、順次質問させていただきます。  初めに、さらに子育てしやすいまちについてお尋ねいたします。まずは、さきに市長にお答えいただいたように、エアコン設置を前倒しで設置準備をしていただくお考えがあること大変うれしく思っております。私自身も昨年12月に市内小中学校の教室へのエアコン設置について質問をさせていただきましたが、教育長からは、必要性を感じながらも古賀市独自の少人数学級や人的配置も考え、費用の面からなかなか難しいが、総合的に勘案しながら設置に向けた検討をしていくと御答弁をいただきました。  それを踏まえた上で、今年度、少人数学級や人的配置も後回しにすることなく、3カ年で全小中学校にエアコン設置をしていただけることになり大変楽しみにしておりましたが、最初に申しましたように、ことしの夏の厳し過ぎる暑さです。古賀市でも、部活中のことであったそうですが、熱中症になられた生徒さんもいらっしゃったとのこと、きのうのお話の中であっておりました。国でもエアコン設置の前倒しの動きがある中、古賀市も市長や教育長の思いが少しでも早く子どもたちに届けられないかと思っておりましたので、先ほどの市長の答弁に大変うれしく思いました。  福岡管区気象台の情報によりますと、九州北部のこの夏、6月から8月の平均気温は平年より1.3度高く、1946年の地域平均値の統計開始以降で最高となったとのことです。また、最高気温は、大分県日田市での39.9度ということで、記録的な暑さでした。これらは地球温暖化などによる異常気象の影響で、来年以降も厳しい暑さになる可能性あるそうです。  この夏の暑さを踏まえ、国でも早急に教室のエアコン設置を促す動きもあり、公明党も重点要望で、速やかにエアコンの設置を進めることを申し入れています。文部科学省は、2019年度予算概算要求での大幅増額をめざす方針を表明しており、学校にとってエアコンは必需品との考え方のもと、各自治体から設置支援の要望が多く寄せられたと説明されたそうです。  そこで市長にお尋ねします。3年間で設置の予定だったエアコンを期間を短縮して設置するとなると予算も大幅にふえ、大変だと思います。文科省から、各自治体から設置支援の要望が多く寄せられたとの説明もありましたが、古賀市では設置予算増額の財源についてどのようなお考えをお持ちか、また、国に他自治体のような要望などはされていますでしょうか。 11 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 12 ◯市長(中村 隆象君) この補助金の陳情につきましては、先般、上京しまして、文科省へ直接出向きましてお願いをしたところでございます。そのときの報告を少し申し上げますと、概算要求は確かにしたけれども、これはまだ財務省が納得をしているわけではないと。だけれども、この要求については文科省全体の課題として、何とか獲得したいと考えているという力強いお言葉をいただきましたので、あわせて補助金のお願いをしてまいったところでございます。  市の予算につきましては、先食いといいますか、いずれ3か年では使うお金をちょっと1年ぐらい先に使わしてもらうという考え方もあるかと思っておりますので、短期的なものにつきましては補助金も獲得するという前提でございますので、今の財政状況で何とかなるものと思っております。 13 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 14 ◯議員(4番 平木 尚子君) 昨日の市長の答弁と、また、今のお話で本当にその思いに変わりがない、短縮の期間は決まっていないけれども、少しでも早くというその思いに変わりがないということを伺い、本当に安心いたしました。ただ、現状では、市長もおっしゃっていましたように、国のいろんな支援も必要ですし、市の負担もかなりなものになると思いますが、来年度、再来年度、先に使うものを使わせていただくなど、いろんな予算の確保ということがあると思いますので、しっかりしていただいて、ぜひ子どもたちのためにその思いを達成していただきたいと思っております。  次に、小中学校就学援助入学前支給についてです。古賀市は、今年度は就学援助新入学児童生徒学用品費をこれまでの7月から4月に前倒しをしていただき、配慮していただきました。それも増額をしていただいたということで、本当にうれしく思っております。  その上で今回このような質問をしておりますのも、実は、私たち公明党の議員は、前にも述べましたように、介護についてだけでなく防災や教育などについても、4月から7月に市民の方々にアンケートを通じてお声を伺いました。その中で教育について多かったのが、やはり進学などの費用が不安という声が、私がお聞きした中でも七、八割の方の中からもありました。あわせて、子育てと仕事の両立への不安も多くありました。子育て中の方々は、経済的にも大変な中、安心して子育てをしたいとの思いが伝わるものでした。  国としても、入学前にランドセルを購入できるように就学援助を前倒しで支給することを推進しています。私も、平成30年度の予算審査の際に、今年度入学から前倒しをする予定はないかお尋ねしましたが、先に支給を受けた方が入学前に転出された場合の返還の事務手続の御心配などから、就学援助入学前支給は難しいとのお話でした。  そこで、近隣で入学前支給を実施している宗像市にその状況をお尋ねしました。宗像市では、入学前支給について対象者に早目に徹底してお知らせし、希望者に申請をしていただいて支給。入学前に転出されることになれば、返還していただく旨を御理解していただいた上での支給でしたし、希望者も全員ではなく約8割程度でしたので返還の手続はなかったとのことでした。  市長、今回4月の就学援助を資金の面から入学前支給をする予定に至った理由と、古賀市の入学前の支給、具体的なお考えを市長、教育長どちらかにお答えいただければありがたいと思っておりますが、お聞かせください。 15 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 16 ◯教育長(長谷川清孝君) 新入学児童・生徒の学用品費等の前倒し支給でございます。1年間研究いたしまして、3月から4月に向けての転出等、古賀市の場合そう多くないという実態、そういうことも考えまして、入学前の支給が可能であるという判断に至っております。現在、就学前に支給できるように準備を進めているところでございます。 17 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 18 ◯議員(4番 平木 尚子君) 済いません。その入学前支給というのは、例えば本年末から実施というのは難しいのでしょうか。その実施期間について教えていただきたいと思います。 19 ◯議長(結城 弘明君) 学校教育課長。 20 ◯学校教育課長(木部 里美君) 先ほど教育長が申しましたように、段階を踏まえまして、今年度は国の支給基準に合わせてほぼ倍額にしたことと、それから、今まで8月に支給していたものを4月に少し早めたということをいたしました。その結果、大きな混乱もなかったということで、さらに少し早くすることを考えまして、32年度の入学分から、支給時期を当該年度の4月から前年度の3月に変更するという方向性で、今、準備を進めているところでございます。 21 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 22 ◯議員(4番 平木 尚子君) 入学前に心配なくランドセルや新入学用品が購入できることは、子育て中の保護者にとって本当に安心できるものと思い、子育てしやすいまちに向けて、さらに前進できるのではないかと思っておりますので、その実施を楽しみにしております。  次に、児童虐待についてです。先日、御近所に引っ越してこられたところの様子が、お子さんの声やお母様の様子などから虐待ではないかと思われるが、どうしたらよいだろうかとの御相談がありました。いろいろお話を伺っていますと、本当に大変な様子でしたので児童相談所に直接、御連絡をお願いしました。後日、その状況をお伺いしましたら、様子を見ておきますとのお返事だったそうで、相談者がその後を心配されていました。もっとも、近くの相談者にこうなりましたよという報告があるわけではないかと思いますが、今後、何事もなければいいのだがと心配になるのは当然のことだと思います。  先日の新聞の記事に、厚労省まとめで、児童虐待2017年度13万件、27年連続増で最多更新というのがありました。内容は、子どもの目の前で親が配偶者に暴力を振るう前面DV、暴言や無視などの心理的虐待、身体的虐待、育児放棄のネグレクト、性的被害などさまざまです。通告件数が最も多いのは警察などの捜査機関からで、全体の半数近くだそうですが、近隣、知人からや子ども本人からの通報もあるとのことでした。  古賀市では、虐待と思われる状況はふえていると思われますか。また、減っていると思われますでしょうか。 23 ◯議長(結城 弘明君) 子育て支援課長。 24 ◯子育て支援課長(村山 晶教君) 虐待通告につきましては、年々やはり全国的な状況と同じようにふえている状況がございます。 25 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 26 ◯議員(4番 平木 尚子君) 最近のニュースでは、児童相談所でも、多い虐待件数に対応が大変になっていることがあっていました。もちろん最大に手を尽くしてくださっていると思いますし、前述の相談の件も、様子を見ながら適切に対応しますということだと思いますが、やはり虐待を減らしていくことが子どもの命を守るために本当に大切だと思います。  6月には、古賀市でも揺さぶりで赤ちゃんが亡くなるという痛ましい事件がありました。この件が児童虐待であったのかどうかわかりませんが、残念なことに、子どもに対する行動が子どもの命にかかわることに気づかない、また、気づけない、わからないという親がふえているのではと心配になります。古賀市には、子育てのために親御さんをサポートする制度や取り組みもいろいろされています。また、現在は子育て世代包括支援センターの開設準備も進んでおり、心強い限りです。ただ、問題意識を持って、自分たちからどうしたらいいだろうと相談に来られる、解決のために何か調べて行動を起こすということは、なかなか難しいのではないかと思いますので、この件に関しても、利用世代の方が気軽に相談できるよう、周知にもぜひ力を入れていただければと思っております。  まず、この子育て世代包括支援センターの周知についてはどのように計画をされていますでしょうか。 27 ◯議長(結城 弘明君) 子育て支援課長。 28 ◯子育て支援課長(村山 晶教君) 子育て世代包括支援センターについては、31年4月開所予定としております。今後、今回、準備工事等も行いたいと思っておりますが、その後、広報、ホームページ、そういったものを活用しまして開設の周知のほうを行っていきたいと考えております。 29 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 30 ◯議員(4番 平木 尚子君) 今は核家族で、親が近くに住んでいる、または同居している御家族というのはそう多くはありません。しかも、引っ越してきて悩み事があっても、誰に相談してよいかわからないという方も少なくないと思います。アンケートの中にも、親としての心配事を抱えている方も多く、子育てについて相談できる相手が身近にいないとの回答もありました。そのようなことから、余裕がなく、または、しつけとしての程度がわからず虐待に結びつくこともあるのではないかと思います。  済みません、少し質問の順番が前後しますが、よろしくお願いいたします。夏休み中でしたが、子育て中のお母様から、土曜日の夜、子どもがけがをしたので宗像の救急センターに行ったが外科がなく、そこで情報センターの電話番号を教えていただいた。そこに電話をすると、宮若や飯塚などを紹介された。それぞれに電話をしたが担当が違っていた。東医療センターは医師の紹介状がないとだめと言われたが、だめもとで東医療センターに連絡をして診てもらえたが、結局はたらい回しとなった。古賀市では、夜間の小児科、外科などの対応はどうなっているのか、安心して駆け込めるところはないか、または紹介してもらえるところはないかという相談がありました。  古賀市には、休日診療所はありますが休日の夕方までで、内科と歯科もあったかと思いますが、夜間の小児科、外科などはどのようにすればよいでしょうか。 31 ◯議長(結城 弘明君) 予防健診課長。 32 ◯予防健診課長(長崎 英明君) 平日、休日の夜間に関しましては、現場の医師が少ないという状況もあり、また、けがのですね、軽度、また重症度、その程度によってですね、すみ分けも必要でありますことから、一次医療機関としては宗像地区急患センター、二次医療機関としては東医療センターと小児の救急医療体制が整備されております。また、今、議員御指摘の内容に関しましてもですね、東医療センターも、けがの程度によっては絶対に受け入れないことはないということは伺っております。 33 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 34 ◯議員(4番 平木 尚子君) ありがとうございます。東医療センターが受けてくださるということを御本人は御存じなかったみたいで、紹介状がないとだめだと思い込んでいらっしゃったところもありましたので、そういうことが本当にわかっていれば、まだ少しはよかったのかなとも思っております。  このような緊急の、救急車を呼ぶまではない場合、相談を受ける場というのは古賀市の中にはありますでしょうか。 35 ◯議長(結城 弘明君) 予防健診課長。 36 ◯予防健診課長(長崎 英明君) 古賀市ではですね、#8000番、これは電話なんですけど、子ども医療電話相談、こちらのほうが休日、夜間の子どもの症状にどのように対処したらよいか、そういう迷ったときにですね、こちらにかけていただきたいと思っております。ただし、こちらでは医療機関の案内はいたしておりませんので、医療機関の案内等、看護師のアドバイス、また救急車の利用、その辺の判断をお聞きしたい場合は、#7119にかけていただきたいと思います。また、急を要するような重篤な場合はですね、119番、こちらにかけていただきたいと思います。 37 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 38 ◯議員(4番 平木 尚子君) 本当に今ちょうどお話をしようと思っていたところで、言っていただいたので大変ありがたかったのですが、この子ども医療電話相談事業の#8000番は、本当に保護者の方々が、そうやって相談をしたいときにちゃんと相談ができる場であります。#7119も含めて、相談者に#8000番ということを御存じかどうかお伺いしたら、「聞いたことはあるけれど」という返事でした。子育て中のお母様には#8000番や#7119の情報は届いていますでしょうか。 39 ◯議長(結城 弘明君) 予防健診課長。 40 ◯予防健診課長(長崎 英明君) ホームページや子育てBOOK等さまざまなところで発信はしておりますが、実際に認知度はどうかと聞かれますと、確かに周知の必要性も感じておりますことから、今後ですね、乳幼児健診の際などを周知の機会と捉え、案内も検討していきたいと、そのように考えております。 41 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 42 ◯議員(4番 平木 尚子君) 緊急でお母様にも余裕がなければ、ホームページを見たり、子育て情報誌を見る余裕はなかなかないかと思います。このような緊急の場合、いつでも目につくように、例えば電話の横などに掲示できる大きなカードなどお渡しするというのはいかがでしょうか。 43 ◯議長(結城 弘明君) 予防健診課長。 44 ◯予防健診課長(長崎 英明君) 貴重な御意見と捉えですね、今後検討させていただきたいと思います。 45 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 46 ◯議員(4番 平木 尚子君) 子どもの命を守るために手助けになることがふえればいいなと思っております。  先日、テレビの情報番組で、北九州市が日本一子育てがしやすいまちだということで、その理由をひもといていました。その中に、市立の子どもの館という、子どもとそれから大人が一緒に遊べる無料や安いお金、定額で、これは大人が200円、子ども50円などで遊べる、一日中いてもその値段で遊べるそうなんですけれども、誰でも利用できる施設を挙げられていました。小さなお子さんと一緒にそこに通うお母さんの声を拾ってありましたが、とても喜ばれている施設でした。北九州市の職員の方が、「子どもたちのために投資することは、その子どもたちがここで育って、それだけ将来、北九州のために活躍してくれる未来の世代がふえていくことで、大切なこと」とおっしゃいました。本当にそのとおりだなと思っております。  私の住んでいる地域では、毎月1回、地域の公民館で子育てサロンが開催されています。その日は、高齢者の方々が集う木よう館とコスモス館の移動販売が開催され、多くの地域の方が集います。そこに子育て中のお母さんが小さいお子さんを連れてこられ、遊んだりお昼御飯を食べたり、木よう館のスタッフの方や地域の高齢者の方々との交流もされています。また、お母さんもお子さんを見てもらってお買い物を楽しんだり、とてもすてきな交流ができています。その場では、子育ての悩みを相談したり、お母様やお子さんのストレス発散の場ともなっているようです。7月、8月は、学校がお休みのお兄ちゃん、お姉ちゃんも一緒に来られ、とてもにぎやかでした。  そこに来られているお母様から、古賀市には、夏休みに暑くて外では遊べない、子どもたちと室内で遊べる場がなくてという御相談を受けました。古賀市にはそのような場はないかなと思っていますが、いかがでしょうか。 47 ◯議長(結城 弘明君) 子育て支援課長。 48 ◯子育て支援課長(村山 晶教君) 古賀市では、サンコスモ古賀ででんでんむし、就学前の児童を対象としたでんでんむしの居場所がございます。その中で、昨年ですね、昨年から、すこやかホールがでんでんむしの前にございます。そちらのほうを活用しましてですね、わんぱくTimeということで、夏休みに、3歳から5歳児については幼稚園とかがお休みになりますんで、そういう方がふえてきております。そういう方を対象にですね、自由に遊べるような形で、すこやかホールを開放した形での支援をやっております。こちらにつきましては、昨年度、22回開催しておりますけど、849人の利用ということで、かなり好評をいただいておりますので、今後とも継続して続けていきたいと考えております。 49 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 50 ◯議員(4番 平木 尚子君) 本当にとても心強いサポートの場があってありがたいなと思っております。私もまた先日、ほかにもないのかな、例えばすこやかホール、夏休みの開催が約10回ほどだったとお伺いしましたが、いつでも遊べる場がないかなと思ってちょっと鹿部の児童館に行ってみました。そこにはボルダリングの設備もあり、小さいお子さんを連れたお母様も自由に遊べるので、お母様と御一緒ならそんな施設を利用するのもよいのではないかなと思いますが、校区の中でないと、そんな情報もなかなか認識されていないのが本当に残念に思います。  また、でんでんむしやすこやかホールでのわんぱくTimeも、地域というか、少し離れたところのお母様には、なかなか認識をされてなかったような気がしますので、もっともっと皆さんが知って活用していただけるとうれしいなと思っております。  古賀市にも北九州の子ども館のような自由にお子さんと遊べる室内の空間があれば、そこに集うお母様は、我が子とストレスを発散したり、そこに来られた方と情報交換したり、相談する場があれば、虐待も減る要因の一つになるのではないかと思います。また、先ほどお尋ねしました#8000番、子どもの救急医療に関しても、相談すれば、また交流の場でいろいろ情報を得る場があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 51 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 52 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) 平木議員おっしゃいますとおり、市としてですね、そういった場を保護者の方、子どもに提供していくというのは大変重要だと思っておりますので、今後とも工夫しながらですね、そういった場の提供ができるように、そしてまた、そういった情報が必要な方に届きますように啓発等努めてまいりたいと思っております。 53 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 54 ◯議員(4番 平木 尚子君) 私も、古賀市の中でそのような活用できる施設がないか、いろいろ考えてみました。今、古賀市では道の駅の計画があります。例えば、今のコスモス館の近くに道の駅ができるのであれば、今のコスモス館を子どもが遊んだり、相談したり交流したりする場として活用する、ひびきの里もお茶スペースとしてそのまま営業、インターに近いので、他地域からの方の利用もされ、そこで遊んで相談して交流して、帰りには道の駅でお買い物ができれば、もっと子育てがしやすいまち、そして、社会でサポートできる場と機会になるのではないかと思います。施設の管理者などのハードルはあるかと思いますので、できるかどうかはわかりませんが、市長、このような考えはいかがでしょうか。 55 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 56 ◯市長(中村 隆象君) 今後、道の駅構想の中で、当然コスモス館の再利用といいますか、有効活用ということについては検討していきますので、その中でただいまの御意見も参考にしながら検討させていただきたいと思います。 57 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 58 ◯議員(4番 平木 尚子君) うれしいお言葉ありがとうございます。古賀市もさらに子育てしやすいまちにステップアップできることを願い、次の質問に移ります。  高齢化社会を安心して過ごすにはについてです。  私は前回の一般質問でも、高齢者の対応について質問をさせていただきました。古賀市は、地域包括ケアシステムのさらなる推進にも取り組まれています。この取り組みや制度について御理解いただくのは難しいので、どのように周知をされているのかをお尋ねしましたところ、わかりやすく説明することや知っていただくことは課題だとおっしゃりながらも、わかりやすく説明することを心がけているというお言葉をいただきました。広報紙、チラシを通じて周知をされたり、職員の方が直接出向いて顔を交えて説明をすることが大事だと思うとのことでした。  今年度、このような取り組みをされる予定や、また、新たな取り組みを決められたこと、またその回数などありましたら教えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 59 ◯議長(結城 弘明君) 介護支援課長。 60 ◯介護支援課長(星野 美香君) まずは今週土曜日に、介護予防講演会をリーパスプラザで行います。これは介護保険の計画を3年に1度つくりますけれども、その初年度となる本年度になりますけれども、予防講演会を行います。その中で介護保険の制度について、今おっしゃいますような地域包括ケアにつきましても、来られました方々にということにはなりますが、啓発等を行ってまいりたいと思います。また、出前講座や地域に出向いた際には、やはり丁寧な御説明等を差し上げたいと思っております。 61 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 62 ◯議員(4番 平木 尚子君) これもこのような質問をしましたのも、最初に説明をしましたように、このようなサービスは御家族や御本人が利用したことがあれば知っていますが、そうでなければなかなか知られていないというのが感想でした。  また、古賀市の方は、サンコスモにある包括支援センターの寄って館を御存じない方が大変多く、残念に思いました。この施設に寄っていかんねというような優しい意味合いが込められているのではないかと思います。皆さんサンコスモがあることは御存じでしたが、寄って館というのは御存じなく、説明すると、ああと納得されたり感心されたりでした。もっともっと知っていただくための周知の一つとして、8月1日から念願のコガバスが走り始め、サンコスモももちろん通り、停車します。例えば西鉄バスのように、次はどこどこですという案内はないようですが、1カ月の利用者は平均19人ぐらいだったですかね、とお聞きしたと思いますが、そういうことでしたので、例えばバスのシートの後ろにも施設の紹介を掲示しておくなどもできれば、寄って館の名前も内容も目にする機会が少しでもふえるのかなと思いますが、このような小さな取り組みはいかがでしょうか。
    63 ◯議長(結城 弘明君) 介護支援課長。 64 ◯介護支援課長(星野 美香君) 具体的にコガバスに対してというのはちょっと考えておりませんでしたけれども、やはり寄って館ということで、周知につきましては次回の広報等にも掲載するようにしております。少しずつ周知、皆さんにできるように努めてまいりたいと思っております。 65 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 66 ◯議員(4番 平木 尚子君) 介護については皆さんいろんな不安をお持ちで、いざというときの相談先ということに悩まれている方も少なからずいらっしゃいました。そこで、出前講座などこちらから申請してというより、地域のヘルス・ステーションに出向いて、寄って館の看板を掲げながら来られた方の相談に乗る。または、福祉まつりはもちろん、まつり古賀でも、やはり寄って館の看板を掲げながら、誰でも気軽に来れる相談体制、または名前と役割を知っていただくというのはいかがでしょうか。例えば相談内容は、介護の家族の負担が大きい、また自分が認知症になったらどうしようなど、何でも相談できるのではないかなと思いますがいかがでしょうか。 67 ◯議長(結城 弘明君) 介護支援課長。 68 ◯介護支援課長(星野 美香君) 寄って館というのは愛称でございまして、高齢者の方々には介護の相談ということで介護支援課、または、全国的にも地域包括支援センターという名称がやはり浸透しているというのは実感しております。ただ、古賀市といたしましては愛称もつけておりますので、やはりいろんな機会を捉えて周知に努めてまいりたいと思っております。 69 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 70 ◯議員(4番 平木 尚子君) 現在、住みなれた地域で医療、介護、生活支援などを一体的に受けられる地域包括ケアシステムの構築が進められています。住みなれた地域で安心して相談、支援が受けられる体制が進むよう、また、事業は大変かと思いますが、温かく気軽に親しまれる高齢者、地域の灯台となる寄って館であっていただければと思います。  子育ても高齢化社会も地域全体が一体となってますます支え合い、明るく温かい古賀市であることを願い、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 71 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、平木尚子議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 72 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午前10時11分休憩            ………………………………………………………………………………                       午前10時20分再開                       〔出席議員17名〕 73 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、吉住長敏議員。                       〔吉住議員 登壇〕 74 ◯議員(12番 吉住 長敏君) それでは、皆様おはようございます。きょうは午前中3人、午後3人ということで、きょう2番目の登場でございます。よろしくお願いいたします。  政党には属していない、しがらみもない、ある意味じゃ自由気ままな会派連の吉住でございます。小松左京の日本沈没のシーンをつい浮かべてしまうような相次ぐ甚大な災害を憂いながら、「電気も復旧したし、水も使えるので大丈夫です」、そんな北海道の岩見沢からの知人からのメールに接しまして、少し安堵もしました。  また、今ここに立ちますと、議会運営中枢のお二人が欠けた分の議会人一員の重責をひとしおの思いを持ちながら、以下、通算30回目の一般質問を行いたいと思います。  まず第1、「先の大戦記」の改元事業で、先の大戦による犠牲者の数。2、1925年以前生まれの市民の数。3、防空壕跡等、戦争遺構の記録。4、戦争体験者全員の生の記憶を記録。5、毎年8月15日に市長談話の実施。  第2には、非正規職員の制度設計に関しまして、1、正規職員、非正規職員の人数等。2、非正規職員の労働実態、市内雇用機会。3、2020年度以降の改定方向。  3、ふるさと納税の評価と今後について、1、大幅増の予知、理由と評価。2、納税者の地域別、年齢実態。3、ワンストップ特例の実績、使途希望。4、企業版ふるさと納税の実績。5、今年度以降への取り組み目標と課題。  以上、よろしくお願いいたします。 75 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 76 ◯市長(中村 隆象君) 吉住議員の1件目の御質問、「先の大戦記」の改元事業についてお答えします。  1点目についてお答えします。現在把握している、本市におけるさきの大戦による犠牲者の数については、市役所横の慰霊塔の芳名碑に古賀市出身の349名の方が刻まれていることを確認しています。  2点目についてお答えします。生年月日が1925年12月31日以前である住民基本台帳人口は、平成30年7月末現在で404人です。  3点目についてお答えします。防空壕跡など戦争遺構の記録につきましては、「古賀町誌」や「薦野戦記」などの資料の中に合わせて60カ所ほどの記録があります。  4点目についてお答えします。現在、本市では、文化課が実施しております地域での聞き取りにおいて、戦争体験を語れる方からお話をお聞きすることはあります。戦争体験者が高齢化していく中で、戦争の記憶を風化させないように若い世代に継承していくことは重要と考えますことから、今後も地域の聞き取りの中で、戦争体験を語っていただける方からお話を聞いていきたいと考えております。  5点目についてお答えします。毎年8月15日は、国と県において戦没者追悼式が行われ、その中でメッセージが発せられており、現段階において市長談話の実施は考えておりません。  続いて2件目の御質問、市非正規職員は同一労働同一賃金でどう変わるかについてお答えします。  1点目についてお答えします。御質問の正規職員を古賀市職員定数条例の対象となる職員、非正規職員をその他の職員としてお答えいたします。平成30年4月1日時点において正規職員は352人、非正規職員は262人となります。  2点目についてお答えします。会計年度任用職員に移行される臨時的任用職員は、6月を超えない期間で任用し、1回に限り6月を超えない期間で更新できる運用を行っており、また、嘱託員は、1年を超えない範囲で任用し、原則として3年まで更新できる運用を行っております。雇用機会については、地方公務員法で平等取扱いの原則、成績主義の原則がありますことから、市内在住者、市外在住者を問わず客観的な能力の実証を持って職員を任用しております。  3点目についてお答えします。会計年度任用職員制度の移行に当たっては、服務や処分、給与、報酬の水準、期末手当、勤務時間や休暇などの勤務条件について制度改計を行っていく必要がございます。今後、国のマニュアル等の発出も予定されておりますので、マニュアルの内容や近隣自治体の動向を見きわめながら、制度設計を進めてまいりたいと考えております。  続いて、3件目の御質問、ふるさと納税の評価と今後についてお答えします。  1点目についてお答えします。昨年度のふるさと納税における寄附額の大幅増は想定外でありましたが、返礼品の充実やPR強化、また迅速丁寧な対応など、これまでの取り組みが寄附増加につながったと考えており、あわせて本市の知名度アップや産業振興に寄与したと評価しております。  2点目についてお答えします。寄附者の都道府県別割合は、おおむね東京都28%、神奈川県11%、大阪府9%、愛知県7%、千葉県5%の順となっております。なお、年齢構成については把握しておりません。  3点目についてお答えします。ワンストップ特例申請数は1万1,758件となっております。また、寄附の使い道の希望割合は、おおむねふるさとの環境保全に関する事業12%、ふるさとの輝く子どもの育成に関する事業28%、特色あるふるさとづくりに関する事業5%、ふるさとで頑張っている市民及び団体の支援に関する事業2%、ふるさとの安全安心に関する事業3%、その他市長が指定する事業50%となっております。  4点目についてお答えします。企業版ふるさと納税の実績はありません。  5点目についてお答えします。今年度以降の取り組み目標と課題につきましては、これまでの取り組みに加え、魅力ある返礼品を開拓していくなどの工夫を重ね、新規寄附者やリピーターをふやし、寄附額のさらなる増額をめざして取り組んでいくこととしております。 77 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 78 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 再質問に入ります。  さきの大戦につきまして、平成天皇は41歳の誕生日のときにですね、昭和の前半の20年間は、多くの人命を失い、日本の歴史でも悲劇的な時期でしたと述べられております。私ども団塊世代を含めまして、戦争をいささかも体験していない高齢者が増加しつつあります。やがて誰もいなくなります。平成元号が改元される来年度以降、私は3カ年くらいの事業でですね、市史編さんとか、今、言われました地域への聞き取り、聞き取りというのは、市史編さんに向けた聞き取りであろうかと思いますが、そう悠長なことを言っておられないと思うんですね。  今、お聞きしましたら、回答では404名、約400人の方が古賀市に、終戦時に成人であった方ですか、400人程度の方が戦争を少年少女の時期に、青年期に実体験されている。非常に貴重な生の声ではなかろうかと思うんです。もちろん、施設に入所されているとか、いろいろ不自由な方もいらっしゃるかもしれませんけれども、市が積極的にですね、何らかの形でできるだけ早くやらないと、もう間に合わないと。  実はここに、先ほどもありましたけれども、手元に持っております薦野の戦記1984年、それ以前、前年だったと思いますが米多比の戦記、何もこれは当時の町が発行したものではありません。自分たちの地域で刊行委員会をつくって発行した戦争体験、また銃後、家庭を守った方たちの証言集なんですよね。こういうものが辛うじて残されておりますけれども、やっぱり赤紙1枚で戦争に行った人たちのことを思いますと、国の、地域の、やっぱり地方自治体の責任でですね、そういうかけがえのない方々たちの生の声をやはり急いで残すべき事業、これが平成天皇の思いの中にも私は含まれているのじゃないかなと。  来年、平成改元されます。改元されます折に、何らかのやっぱり記念事業みたいなものが、植樹事業であったりとか、いろんなものが想定されますよね、通常。今までもそうでありました。こういうときに、やっぱりソフト事業といいますか、生きた生身の人間のですね、声をきちんと整理しておくということは、後継の人たち、これから先の市民に対する、今生きる者の、ある意味では責任ではなかろうかと思うんでございますが、市史編さんとか、事業とか切り離して、独自に証言集みたいなものをですね、公的責任でやるべきではないのかなということを今の時期にあえて申し上げたいわけです。いかがでしょう。 79 ◯議長(結城 弘明君) 教育部長。 80 ◯教育部長(青谷  昇君) 確かに議員おっしゃるとおり、戦争を体験された方が年々高齢になっておられるという状況でございまして、市としましても、できる限りはそういう体験談をお聞きする取り組みも継続はしていきたいと考えておりますし、また、特にそういう先人の方が残してくれました平和にも感謝をしながら未来へやっぱり引き継いでいくということは大変重要なことであると思いますので、さまざまな、今、平和行政といいますか、いろんな課で取り組みを行っている実態もございますので、今後、そういったことを一つの事業として記憶に残すことをやっていくかどうかということにつきましては、また全庁的な整理も必要だと考えておりますので、今現在では、今後の重要な課題として受けとめさせていただければと思っております。 81 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 82 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 私、この質問書を書くに当たって、ふと思ったことがあります。隣保館のことをふと思いました。私も隣保館の方たちとフィールドワークで長崎に行ったことがありますけれども、隣保館が地道にですね、平和や戦争体験の取り組みをなさっていると。今年度は7月と8月に、じんけん平和教室ということで福岡市内の立石ガクブチ店の中にある防空壕などに行かれたというようなことでございます。  既にこういったもの取り組んで素朴にされている事業もありましてですね、そういった事業を膨らませて、遠くに行かなくても、足元に戦争遺構とか防空壕というのがあるんだよというようなことであるとか、小野小学校は戦争時には司令部を置かれたわけですね。古賀町史にもきちんと書かれております。平穏な授業が中断して授業ができない、そういう事態があった史実があるわけでございます。そういった意味でもですね、思想信条を超えまして、戦争の悲惨さをですね、経てきた人たちの体験集をですね、きちんと残すべきよう、しっかり議論をしていただきたいと思います。僕は、何と言いますか、教育委員会とか市とか、そういう垣根はわかりませんけれども、司令部が当時置かれた関係もあって、教育長の御見解をお尋ねしたいと思います。 83 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 84 ◯教育長(長谷川清孝君) 平和を希求するということは非常に大事なことでございますし、今、議員がおっしゃったように、実際に戦争を体験された方が次々とお亡くなりになっておられるという現実を鑑みますと、そういうふうな証言集等を残していくことは肝要かと思っております。学校でも、毎年、遺族会の方あるいは被爆体験をされた方等々のお話をここ何十年と聞いております。そういうふうな資料が残っておったり、最近はテープ等で残すという取り組みも起こっておりますので、そういうふうな一貫としては活用させていただきたいと思っております。  また、今、小野小学校に戦時中司令部が置かれたということであります。そういうことを今、初めて私も聞いてびっくりしております。そういうふうな各学校の、古い学校については、そういうのが学校にあろうと思いますので、そういうふうなのをまた聞き起こしていく作業も必要かなと思っております。  市として、全体としてどうするかというのは、先ほど教育部長が答弁したとおりということでお答えをさせていただきたいと思っております。 85 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 86 ◯議員(12番 吉住 長敏君) ありがとうございます。厚労省は、2016年度から、戦没者遺族らの話を伝える語り部育成事業に取り組んでおります。また、先ごろの西日本新聞の春秋の冒頭4行を紹介したいと思います。「戦争の記憶が遠のく戦後73年。引き戻す取り組みに戦後世代も加わり始めたことを知る機会が増えた」というようなことがあります。  このテーマについて、最後に、トップの談話の件でございますが、他の771市の首長の意向はいざ知りませんけれども、これまで市長は、市長談話のホームページの中には、2015年1月から9回、熊本地震であるとか、副市長の就任の問題であるとか、いろいろそんなことで折々に談話を発表されております。私は、せっかくそういう扉があるわけなので、今すぐどうこうとならないと思いますが、やっぱり終戦の日というのは非常に大事な件だろうと思うんですね。二度と戦争を繰り返さないということを心新たにするということで、市政執行のトップである市長が何らかのメッセージを送るということは大事だと思うんですけれども、今のところはそういった余地もなかったのかもしれませんが、今後、名だたる市長としてですね、今後、引き継ぐといいますか、これを継承していく、新たにやっていくというようなお気持ちはございませんでしょうか。 87 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 88 ◯市長(中村 隆象君) 市長の談話と言いますか、市長のメッセージとしては、毎年春と秋の慰霊祭において、式辞の中で私の思いを述べさせていただいておりますし、8月15日におきましては、県の慰霊祭で全県下の市町村長が同席した上で、知事からまことに心のこもった談話をいただいております。ということで、それ以上のことは今のところは考えておりません。 89 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 90 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 前段含めまして、今の件含めていろいろ検討の時間も必要でしょうから、どうかひとつ、前向きに考えられることを希望したいと思います。  次の非正規職員の問題に入りたいと思います。  まずですね、私はこの質問に関して、昨年6月に臨時職員の時間外勤務手当の支給制度化を求めて一般質問したことは重々御承知だろうと思います。端的に言いますとね、会計年度職員等に移行することになるわけでしょうけれども、時間外勤務手当が私は必要だと思っていたんですが、思っております、今でもね。もしかして臨時的な、勃発的な仕事が出てきた場合なんかも、総動員しなきゃならないという事態だって考えられるわけですからね。そういう意味のやっぱり枠をつくっておく、制度をつくっておくということは大事なことではないかと思いますが、時間外勤務手当は、今後の改定方向にも想定はありますか。 91 ◯議長(結城 弘明君) 人事課長。 92 ◯人事課長(横田 浩一君) 会計年度任用職員の職務につきましては、内容や責任の程度については、常勤職員と異なる設定とすべきとございます。任用職員となりますことから、時間外勤務を否定するものはございません。今後の制度設計の中で可能かどうかは吟味していきたいと考えます。 93 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 94 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 労基法、地方公務員法にも均等待遇という条項がありますね。ちょっときょうお聞きしますが、自治体の中で時間外勤務手当を導入している自治体はあることは御存じでしょうか。 95 ◯議長(結城 弘明君) 人事課長。 96 ◯人事課長(横田 浩一君) 臨時職員についてということでお答えします。知っております。 97 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 98 ◯議員(12番 吉住 長敏君) そういう臨時職員の時間外勤務手当制度があること、自治体が少なくないということを申し上げておきたいと思います。私は、今後、改定の中で、あわせて退職手当とか、ほかの件も制度化されると思うんですけれども、中で検討を前向きに考えていくべきではないかなと思います。  それからですね、非正規職員が──そういう言い方させていただきますけれども──262人とありましたけど、この中でですね、現状、市内雇用確保と言っているわけなので、古賀市内の臨時職員の中で、市内在住者かそうでないかという把握はされておりますでしょうか。されておりましたら、その割合を言ってください。 99 ◯議長(結城 弘明君) 人事課長。 100 ◯人事課長(横田 浩一君) 市内、市外の資料はちょっと手持ちがありませんが、臨時職員台帳が毎年登録してあります。その中で、おおむね8割が市内居住者の登録になっておりますので、必然的に割合はふえていると思います。 101 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 102 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 先ほど市内の臨時的任用職、つまり非正規職員の件で、市内採用の優先はあんまり重視していないような回答に聞こえたんでございますが、昔は、昔はと言うとおかしいけど、たばこは市内で買いましょうという広告を公でやっていたようでございますけれど、皆さん、働きたい場所、働きたいという意欲を持たれている市民の方は少なくないわけですね。そういう中で自治体が、非正規であっても、幾ばくかの賃金職員として収入を得られるという働く機会があるということについて、非常に大事だと思うんですね。ライセンスなどが必要な職種もあるわけなので、かたくなに100%なんて僕は申し上げませんけれども、可能な限りですね、やっぱり市内の雇用を最優先するということをやっぱり念頭に置くべきじゃないかなと思うんですが。そういう徹底は、今後、当局のほうで行うべきじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。 103 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 104 ◯総務部長(吉村 博文君) 先ほど人事課長が回答申し上げました一部繰り返しになりますが、雇用期間につきましては、平等取扱いの原則、それから成績主義の原則がございまして、基本的には市内、市外居住者問わず客観的な能力の実証をもって任用していくこととなってございます。ただ、先ほど人事課長が申し上げましたとおり、実際に登録されていらっしゃる方の約8割が市内居住者ということで、おのずから市内居住者の採用が多いというのが現実でございます。 105 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 106 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 建前はわかります。本音でそういうことができるように頑張ってもらいたいと思います。  嘱託職員の場合ですね、2018年度会計の全会計で1億1,200万の予算が嘱託職員は任用されています。全体で何人これはおられますでしょうか。その中で嘱託職員というのは、パートと違って恒常的な勤務形態が多いのじゃなかろうかと思いますが、この中の市内居住というのは優先されていますか。 107 ◯議長(結城 弘明君) 人事課長。 108 ◯人事課長(横田 浩一君) 明確な資料を持ちませんので、嘱託職員48人ございますが、割合としては市内居住者が多いと考えております。 109 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 110 ◯議員(12番 吉住 長敏君) できるだけですね、市内居住を、住民税払っているわけなんでですね、やはりそういう意味合いで、できるだけ優先するというような配慮は、やはり市の職員を市内居住を推進して奨励していますようにね、そこはやっぱり考えるべきじゃないかなと思います。  この点でですね、最後にちょっとお尋ねをしたいのはですね、定数条例との関係なんです。これがちょっと私も頭が混乱しているんですけれども、いわゆる会計年度職員制の法改正と現在の古賀市の定数条例がありますね。その辺はどうなるのかなと思うわけです。  私は、もとより不安定な雇用条件よりも安定雇用、本気、やる気、元気、どこかのラーメン店じゃありませんけどね、やはり腰を入れて仕事できるような比率の正規職員をふやすということは、これからの地方職員の活性化の意味でも非常に大事じゃないかなと思いますが、一部職場のように8割が非正規職員というようなことなんかいかがなもんかなと思ったりします。  そこで、今申し上げましたように、この制度設計においてはですね、古賀市の現行の定数条例というのはどんなかかわりを持つようになるのでしょうか。 111 ◯議長(結城 弘明君) 人事課長。 112 ◯人事課長(横田 浩一君) 職員の定数条例に記載しております定数については、現時点で必要とあるべき定数の枠を設定していると考えております。また、非正規職員、くくりがちょっと難しいかと思いますが、嘱託職員、臨時職員と限定しますと、その業務については、年度年度において必要な業務があるということで任用するわけでございますので、その職員たちの分を定数に含めるかどうかは都度都度検討すべきだと考えております。 113 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 114 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 最後に、その定数化の枠についてですね、法改正とあわせまして適切な、より効率的な仕事ができるような定数というのは何人かということをじっくり検討すべきじゃないのかなと思いますが、これから先も、私はこの点について少し勉強しながら、今後またお聞きする場面もあるかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  3番目にですね、ふるさと納税の評価と今後の問題です。  何はともあれ前年度に大きく貢献した、歳入面で貢献したのはふるさと応援寄附であったかと思います。9億7,581万ということでございます。10億に迫る自治体というのはそう多くないと思うんですけど、古賀市の総額というのは、全国的にどんな水準にあるんでしょうか。全国771市、福岡県に26市、市レベルで考えたときにですね、そのようなレベルについては、何か順位は見ておられますか、ちょっと教えてください。
    115 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 116 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 全国的な順位については、まだ整理はしていませんが、福岡県内での順位といいますか、多い順は整理しておりまして、昨年度は第6位という状況です。 117 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 118 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 今のは市の中で、市町村ということですね。市町村66やったかな、くらいの中で6位ということだそうでございます。私は、つい6日の西日本新聞の記事を読んでみますと、10億円以上の寄附があったのは、全国約80自治体というようなコメントがあったもので、これは相当な水準なんだなと思ったわけなので、この質問をさせていただきました。  いずれにしましても、先ほど第1答弁でありますように、想定外の歳入、寄附があったということは、私も本当かいなというくらいに目をこすって金額と人数を確かめたわけです。私は、金額もさることながら、この決算ベースで4万7,681人の古賀市外の方が寄附していただいたという人数に僕は驚いているんですけれども、この人数についての評価といいますか、私はびっくらぽんでございますが、執行部はこの人数についてどのように評価されておりますか。 119 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 120 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 全国からですね、多くの方々から古賀市に寄附をいただいたということと思っておりますが、特に多い箇所と言いますと、関東地方だとか、関西だとか、あと中部地方も含めまして大方大体そのあたりで7割の寄附をいただいていることで、かなり全国的になっていると思っております。 121 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 122 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 控え目な自己評価と思います。私は、古賀市人口の約8割に相当する人数の方が古賀市に寄附いただいたと。最高50万まであるわけですね。しかも50%は、市長お任せコースじゃありませんけれども、使途を制限しないと。場合によっては、市のエアコンのあれに使われるのかなと思ったりもしましたけれども、非常にありがたいと私は思いました。  それでこの浸透度についていま一度お聞きしたいんでございますが、関東、関西を中心にして約6割ということでございますが、全国広うございまして47都道府県ありますよね。その中で全国的な都道府県にやっぱり広がっているんでしょうか。 123 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 124 ◯商工政策課長(橘  勇治君) やはり多いのは、先ほど答弁したところが多いような状況であります。逆に少ないところもあるということであります。 125 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 126 ◯議員(12番 吉住 長敏君) このふるさと納税のすごい顧客情報といいますかね、ビック情報といいますか、そんな私捉えたわけです。それで古賀市を注目する方をフェース・ツー・フェースの形で、膨大な顧客を短期間で獲得したということは、非常にこれからの古賀市の成長に向けて、これを1回で終わらせず、これを発展的に古賀市に引きつけていくという千載一遇のビジネスチャンスでもあるのかなと私はしました。  そんな中ですね、御承知のように、9月5日、総務省がこのふるさと納税にブレーキをかけると。3割以上の返礼品があるところについては、法改正によって制限するといったようなことが報道されておりますが、この件はどのように受けとめられましたでしょうか。 127 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 128 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 私どもといたしましては、総務省の通知でありますので、それに従う形で改善を行っているところでございます。 129 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 130 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 実はこのふるさと納税に関する一般質問の組み立てはですね、ふるさと納税がもうなくなるだろうと。続いても、物すごく大都市が嫌がっているわけなので、圧力がかかって、恐らく今までのようなことはないだろうと。これから後どうするかという質問の組み立てを用意していたところ、やっぱりこのような形でブレーキがかかったということでございます。  そこで私が申し上げたいのはですね、今に甘んじるんじゃなくて、これが最後かもしれないというような気持ちで、これから先、ふるさと納税のありがたい4万8,000人ほど古賀市に縁をつないでいただいた方々に対して、一見客に終わらせない常連客にするといったような取り組みが必要じゃないのかなということを私は実は提案しようと思っていたわけです。  で、いうのはですね、寄附者の声、商工政策課のほうでわざわざホームページにアップされております。ざっと読んでみます。ふるさと納税の寄附者の自由記載の声。「私が育った町である」と、「両親が古賀にいる」「福岡市に住んでいたときによく古賀に来た」「関東に来て20年。古賀のことをいつもチェックしています」「直接訪問できないのでこんな形でサポートしたい」「父が単身赴任で古賀に。海が広くておおらかな土地だ」「御礼の品がきっかけだったがいつか訪れてみたい」「自然とおいしい食の九州を凝縮したような古賀市だ」「行ったことはなかったが、海あり山あり産業ありの魅力ありそうな町」「九州旅行を計画中。ぜひ古賀市に立ち寄りたい」などなど、私は次なる手を打つヒントがこの中にあるように私は感じました。  そこでですね、ざっくりお聞きしますが、一見客を常連客に呼び込むという意味で、先ほど寄附者からの声にもありましたように、古賀市に来てもいいなと思っている、行ってみたいなという方が4万8,000人の寄附者の中で仮に1割いるとしましたらね、貸し切りバス10台分ぐらいは十分ありますわ。だから、やっぱり古賀のですね、商工政策課は観光係か、そういう係もできているわけなので、旅行会社と提携しましてね、古賀市と古賀市周辺のツアーを企画してはどうですか。 131 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 132 ◯商工政策課長(橘  勇治君) このふるさと納税というのは、全国にも広がったということで、古賀市のPRも全国的になっておりますし、知名度アップにもかなりつながっていると思っています。先ほどの御提案ですが、ツアーという話ですが、今のところはまだそこまでは考えてはおりません。 133 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 134 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 知恵者ばかりの職員なので、やはり次の手を打って、古賀市独自のせっかくいただいたすごいお客様なので、この方々を古賀市にやっぱり呼び込んで、行ってみようかなというきっかけをつくった平成29年度なのでですね、もう来年の事業からでも、ああ、古賀はやっぱりすごいことやるなと、我々寄附者の気持ちを酌んでね、古賀市旅行を企画してくれたんだというような楽しい企画をですね、打ち出してもらいたいと思います。よろしくお願いします。  では、時間の関係上、振り返りたいと思います。辛うじてですね、その機会が残されたさきの大戦を語れる証人について、手つかずの状態でございますでしょうが、この件をぜひ、後世に残すべき価値ある事業だと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。それから、自治体仕事力のマンパワーの引き出し方についてです。できるだけやっぱり定数枠の正規雇用の枠をできるだけ比率を高めると同時に、非正規職員の処遇改善に万全を期してもらいたいと思いました。3点目、今申し上げましたふるさと納税寄附のことでございます。最大の功労を果たした外からの応援団をですね、古賀市に今度は実際に来てもらおうじゃないかという事業に発展的に展開してもらいたい、そのことを申し上げたいと思いますが、特に3点目のですね、住みたい町ということで、市長も当初、1998年から思っておられたと思いますが、そういう意味の事業としては非常に大事ではないのかなと思いますが、検討の余地、来年度の予算編成も近づいているかと思いますがいかがでしょうか。 135 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 136 ◯市長(中村 隆象君) まず状況報告として、大事なところだと思いますのであえて申し上げます。たしかことしの春の全国市長会の場だったと思いますが、総務省の幹部の方が出席されまして、このふるさと納税についての考え方を述べられました。総務省としては、このふるさと納税は非常に意義あるものであるからぜひ続けていきたいと考えておると。ただし、過度なやり方については、ぜひ自粛していただきたいと。見過ごすことはありませんという含みのある、意味深長な発言がありました。それが今回の法改正の動きにつながっているのかなと推察しております。  この点につきまして古賀市は、以前、若干3割を超えるものもありましたけれども、今はそれは完全になくしておりまして、きちんと総務省の意向に従ったことをもう既にやっておりますので、この点について何も心配はございません。なくなるのではないかという御心配もありましょうが、私としては、さきの総務省の談話を信じ、希望的観測としては、末永く続けてほしいと思っておりますし、古賀市ももっともっとこの件については適正に頑張っていきたいと考えております。議員御提案の古賀市にファンを呼び込むという方策につきましては、貴重な御提案として今後検討させていただきたいと思います。 137 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 138 ◯議員(12番 吉住 長敏君) ぜひそういうわくわくするような、これまでそういった企画というのは、完成版国内ツアーみたいなのはあんまり見かけないようです。観光自治体は結構あるようでございますが、古賀市もそういう時期が降って湧いたようにやってきたんだということを正面から取り組むように御研究をお願いしたいと思います。  質問の締めくくりに当たりましてですね、この会議場で、次期第4回定例会で中村市長と同じような場があるかどうか微妙なわけでございますが、起承転結4期16年の長きにわたる重責の区切りに当たり、まずはお疲れさまでございました。このお仕事ぶりはあっぱれだったと私は思います。あの年誕生した子どもは、ことし成人を迎えております。さきの笑顔のつどいでは、格調高い市長挨拶を承りました。ことし、新成人に対し、何かしら一言メッセージをいただきたいと思いますがいかがでしょうか。 139 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 140 ◯市長(中村 隆象君) 月並みな言葉でございますが、未来はその新成人の方にかかっております。本当に激動する時代になってきましたので、ぜひこれからの若い人には、我々の倍くらい頑張って、より住みよい社会をつくっていただきたいと思います。 141 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 142 ◯議員(12番 吉住 長敏君) じゃあ、これで終わります。ありがとうございました。 143 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、吉住長敏議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 144 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午前11時06分休憩            ………………………………………………………………………………                       午前11時15分再開                       〔出席議員17名〕 145 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、阿部友子議員。                       〔阿部議員 登壇〕 146 ◯議員(1番 阿部 友子君) こんにちは。会派連の阿部友子です。この夏は、まさに異常気象、地球温暖化の影響が日常の生活に大きく影響してきたと実感するとともに、台風21号の通過による関空の被害、昨日の北海道の地震と、日本列島が災害列島と化していると感じております。今ここで災害が起きたらどうするかというようなことを我がこととして考えることの大事さを痛感しております。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。  それでは、通告に従いまして質問いたします。  古賀市民憲章の最初にもうたわれている恵まれた自然は古賀市の特徴であり、海あり、山ありの豊かな自然が残る地域であると言えます。後期計画にも豊かな自然との共生を掲げ、次世代へ継承していきますとあります。福岡市近郊にありながら自然の豊かさが残る古賀市は、それ自体が大きな魅力であり、この自然が守られているのはほかならぬ農業のおかげです。  農と自然の研究者の宇根豊氏は、農の恵みは何かと尋ねられたらお米など食料しか思い浮かばないかもしれないが、福岡県の環境支払いによる恵みは、自然であり風景であると述べてあります。福岡県は、この政策の目的を、豊かな生態系や美しい景観など農業、農村の持つ公益的な機能、農の恵みを県民の貴重な財産として育み、次代に引き継ぐためとしております。さらに、この農の恵みはほかの地域から移植することは不可能であり、地域において持続的に農業を営むことにより初めて発揮されるものであると宣言しています。それゆえに高齢化、担い手不足が進む農業をいかに守り育てていくかは大きな課題といえます。また、道の駅構想も浮上している今、生産面も気になるところで、古賀市の農業のこれからについて伺いたいと思います。  1、古賀市の農業の現状について見解を。2、農業分野における女性活躍推進について。3、新規就農者の支援の取り組みは。4、地産地消の取り組み状況について。5、耕作放棄地解消の取り組みは。  2件目といたしまして、消費者教育の取り組みについてです。全ての国民は消費者です。消費者を取り巻く環境は、高齢化の進展、高度情報化の進展、消費生活のグローバル化の進展など大きく変化しています。それに伴い、消費者問題や消費者被害の内容も複雑化しています。消費者教育は、消費生活に関する知識を習得し、適切な行動に結びつけることができる実践的な能力をつけるため。また、日々の消費生活が経済社会の発展や地球環境に影響を及ぼし得ると自覚して消費行動をする社会、消費者市民社会の形成に参画し、発展に寄与することができる消費者を育成することをめざすものです。  古賀市においては、古賀市消費生活センターをひだまり館内に置いて、消費生活専門相談員の資格を持った相談員が、消費生活に関するさまざまな問題にお答えいただき、トラブル解決の手伝いをしていただいております。しかしながら、高齢者を狙った詐欺などは巧妙さを増しているし、18歳に成人年齢を引き下げる改正民法が国会で成立し、今後、若年者の消費トラブルの増加も心配されます。  そこで、1、高齢者の消費者被害の防止について。2、18歳成人に向けての消費者教育は。3、消費者市民社会の形成に向けての取り組みについて伺いたいと思います。  以上、よろしく御答弁お願いいたします。 147 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 148 ◯市長(中村 隆象君) 阿部議員の1件目の御質問、古賀市の農業の未来はについてお答えします。  1点目についてお答えします。本市の農業の現状は、農業者の高齢化や後継者不足による農業従事者の減少、遊休農地が増加するなど、農業を取り巻く環境は一段と厳しい状況であると認識しています。そのような中、認定農業者などによる水稲、ミカン、イチゴ、花卉を中心とした農業経営が営まれ、青年の就農者や圃場整備が行われた小野南部地区で設立した二つの法人が新たな担い手となり、本市の農業振興に寄与していただいております。  2点目についてお答えします。本市では、女性農業者協議会が女性農業者の農業生産及び農業経営の能力向上などに向け取り組んでおり、まつり古賀や男女共同参画フォーラムにおける農産物、農産加工品の販売や農業経営力向上に向けた視察研修を実施しております。昨年度は、本市議会女性議員との意見交換会を実施し、出された意見をもとに女性活躍推進に向けた研究を行っております。  3点目についてお答えします。新規就農者支援については、福岡県農林事務所北筑前普及指導センターや粕屋農業協同組合、市農業委員会など農業関係団体と連携した相談体制を構築しており、特に資金面では、国における農業次世代人材投資事業を活用した支援を行っております。  4点目についてお答えします。地産地消の取り組みについては、コスモス館やコスモス広場利用組合による移動販売への支援を行っております。また、まつり古賀、食の祭典、軽トラ市、スイーツコーン祭などイベントにおける農産物、農産加工品の販売や学校給食への導入など推進に努めております。  5点目についてお答えします。耕作放棄地解消については、以前は耕作放棄地再生事業を実施し、耕作放棄地の再生に取り組んできた経緯がございますが、現在は、市農業再生協議会による草刈り機の貸し出しや他自治体の先進事例を参考に研究を行うなど、耕作放棄地の発生の防止に努めております。  続いて2件目の御質問、消費者教育のさらなる取り組みをについてお答えします。  1点目についてお答えします。高齢者の消費者被害の防止につきましては、ひだまり館に設置しております消費生活センターにおいて市民の相談対応を行っております。また、相談員を派遣した出前講座や市の広報、ホームページでの情報提供を通じて啓発活動も行っております。  2点目についてお答えします。18歳成人に向けての消費者教育につきましては、県において、高校、大学での出前講座や小中高校など教員向けの研修は行われております。また、本市では、今年度、福岡看護大学の新入生向けに契約に関するトラブルについて注意喚起を行っており、引き続き関係機関と連携しながら若年層の消費者教育に取り組んでまいります。  3点目についてお答えします。消費者市民社会の形成に向けて、本市では、不適切な事業者や契約トラブルについての注意喚起、環境に配慮した商品の推奨など、市のホームページや広報等で周知を行っており、消費者教育とあわせて引き続き取り組んでまいります。 149 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 150 ◯議員(1番 阿部 友子君) それでは、質問を続けたいと思いますが、その前にお断りしておきたいんですが、私は農業をしていない者が農業について語るということは、日々汗をして農作業をされている方々に大変失礼なことなのかなという思いを持ちながら、お許しいただきたいと思っております。  それでは、国は大型化農業法人の参入を進めて、農地を集積し、大きな農地で効率よく作業が行われるようにしようとしておりますが、古賀市においては、この国のやり方は適切だろうかというようなことを常に思っておりますが、御見解を伺いたいと思います。 151 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 152 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 国の農業政策についての市の見解でございますけれども、さまざまな農業政策、施策があるわけでございます。それを実行しようとすることになりますと、市単独ということも可能性としてはございます。しかしながら、いろんな課題を抱えていらっしゃる農家さんもいらっしゃるということを考えますと、実効性、スピード感というのも同時に求められると考えております。したがいまして、市といたしましては、福岡県やJAなど農業関係団体との連携をしながら、農家さんが働きやすいというか、農業しやすい環境をつくっていくことが一番の方策というか、実効性があるものだという見解を持っているところでございます。 153 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 154 ◯議員(1番 阿部 友子君) ありがとうございます。農業センサスによる古賀市の農業就業人口は、平成17年は515戸あったものが、10年後の平成27年には448戸に減少しております。宗像市の872戸、福津市の591戸からすると、かなり農家数が少ないことがわかります。国の政策でもあることから、今、高収益型農業や輸出に力を入れております。それはそれで本当に大事な取り組みで、先ほど課長が言われましたように、いろんなものを取り入れながらというようなところでございましょうが、古賀市は、福津、宗像と比べて農業規模が小さいと思うところから、素人考えではございますが、小規模家族農業を勧めるといいのではないだろうかということを考えます。農業センサスによると、専業農家は若干ふえていますが、規模の小さい自給的農家がふえているのがわかります。このことから、大規模農家の支援とともに、大規模にはできない農業者、規模が小さい農業者の支援策を考えていただきたいと思うところですがいかがでしょうか。 155 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 156 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 市の農業政策といいますか、農業者支援の基本的な考え方でございますが、議員御質問の中に、大規模あるいは小規模、家族経営、農業経営のあり方は農業者それぞれだと思っております。したがいまして、農林振興課の窓口に来られる農業者の方はさまざまな相談を持って訪れております。その相談に対応する中において、大規模だから小規模だから家族経営だからという視点で仕事と向き合っているわけではございません。農林振興課に来ていただく方々の相談には、しっかりと聞かせていただきながら、一緒に対策を講じていくという姿勢で取り組んでいるところでございます。 157 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 158 ◯議員(1番 阿部 友子君) 課長のおっしゃることはよくわかります。ちょっと私の言い方が悪いかもしれませんが、国は大きな農業というようなことを進めている中で、それは国の補助金とかがもらえますよね。そういうことではなくして、市の政策として、小さな農業者、そういうところに目を向けていただいて、そこに市として単独で支援ができないだろうかというようなことを考えているところです。  国連では、2014年を国際家族農業年と定めて、小規模家族農業の役割と可能性を再評価しております。世界的に見て、近代農業化による負の側面、環境汚染とか、食の安全性、遺伝子組み換え作物などの環境や社会への悪影響が指摘されているところです。家族農業は、社会経済や環境、文化といった側面で重要な役割を担っているということで、小規模家族農業というあり方を考えてはどうだろうかということを思っているわけですが、この考えについて、市長いかがでしょうか。 159 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 160 ◯市長(中村 隆象君) 農業で、たぶんいわゆる生計を立てるためにですね、どのような農業が望ましいかというのがまずあると思います。ただ、これは千差万別といいますか、いろいろありまして、ざっと言いますと、米だけで生計を立てようと思えば20町歩は最低要るわけで、東北あたりに行くと、もう桁の違う広さでやっておられます。そうじゃないと米だけでは生計を立てられない。ところが、イチゴ、あまおうだとですね、一家でやるとすれば、もう二、三反が精いっぱい、しかもそこそこ売り上げも上がると。その中間の規模もあると思います。ですから、農業は何をつくるかによってその規模というのは大きく変わってきますので、その品種に合った規模というものがですね、それぞれあっていいのではないのかなと思います。 161 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 162 ◯議員(1番 阿部 友子君) 確かに何をつくるかというところだと思いますが、後ほどお伺いしようかと思ったんですが、今、ふるさと応援寄附の話が先ほど出ておりましたけれども、古賀市のあまおうは本当に人気がよくて、今イチゴ農家の方は、大変忙しい中、それなりの収益を上げられているというような状況があります。ですので、古賀の基幹作物ということを考えたときに、何でしょうかというのを聞きたいなと思っていたんですが、このイチゴということを基幹作物としてイチゴ農家をふやすということも一つありかなということは考えるところです。ちょっと順番に聞かんとまた話がわからなくなりますので、済みません、もとに戻さしていただきます。  全国的に認定農業者をふやしていこうという政策がとられているわけなんですが、この認定農業者は、いわゆる経営基盤を強化するためにとても大事な政策だろうと思っております。しかしながら、古賀市では、認定農業者になっていなくて農業を頑張っていらっしゃる、そういう方も大変たくさんいらっしゃると思うんですね。そういう方々を大事にする農業政策を古賀市でとってほしいなと思うところですが、いかがでしょうか。 163 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 164 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 答弁が繰り返しになって大変申しわけございません。先ほども少しお話をさせていただきました農業を古賀市で、いろんな基幹作物営んでいらっしゃって古賀市を支えていただいているというところは、先ほどの市長の第1答弁でもあったとおりでございます。古賀市で農業をしていく上で、いろんな課題を抱えていらっしゃる農業者の方は多い現状でございまして、認定農業者だからとか、そうではないからというふうな職員の姿勢ですね、そういったことで支援をするということではなく、相談に来られる方全ての農業者に対して、一緒に解決ができるような形で話し合いをさせていただいておるところでございます。  ただ、先ほど国の政策というお話がございましたけれども、国のいろんな事業、さまざまな事業がございますけれども、その要件として、認定農業者でなければこの事業は使えないですよということも確かに、議員御質問の趣旨はそういったところだろうと思います。そういった要件もございますが、結果としてこの事業が使える、使えないというところがあるということは十分認識をしているところでございます。 165 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 166 ◯議員(1番 阿部 友子君) そうですね、認定農業者にというような条件がついているところが多いですね。よくわかりました。  それでは、次に、高齢化担い手不足による農家を支援する方法として、宗像市のJA宗像では、農作業ヘルパー制度というものを運用して人手を補っているそうです。農作業の無料職業紹介所みたいなものですね。農繁期の労働力不足を解消して、雇用を生むというなかなかユニークな取り組みではないかと思っておりますが、このような支援が確立することで、生産者の規模拡大とか所得向上につながるのではないだろうかと思いますが、古賀市ではこのような取り組みはいかがでしょうか。どのような方法でなさっているか伺いたいと思います。 167 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 168 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 御質問に回答させていただきます。農作業ヘルパーのですね、取り組みについては承知をいたしておるところでございます。古賀市ではこういった取り組みを行っておりませんが、農業者が、例えば将来的に生産性を上げていく、規模拡大をしていく、さまざまな課題があるわけでございます。農作業ヘルパーの取り組みに限らず、県、JA等の意見も参考にさせていただきながら、今後の古賀市のですね、農業の振興に努めていくべく、さまざまな意見をいただきながら進めてまいりたいと考えているところでございます。 169 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 170 ◯議員(1番 阿部 友子君) さまざまな課題があるというのはよくわかるわけなんですが、その一つとしてやっぱり人手がないという問題ですね。人手が足りないということを解消するために、いわゆる宗像市では農作業ヘルパー制度というものを設けて、忙しいときに手伝っていただける人材を確保するというようなことをやっていると思うんですね。ですので、古賀にはそういう制度がないのであれば、例えば人材バンクを設けて、事前に登録をしていただいて、そういう方々を人手がほしいと言われる農家さんに手伝いに行ってもらうとか、そういうことを考えてみてはどうだろうかと思っているわけですけれどもいかがでしょうか。 171 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 172 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 私もですね、ある農家さんとお話をする機会の中で、今、阿部議員の御質問の農作業ヘルパーに関する人材バンク的なお話を雑談的に伺ったということもございます。ただ、需要があるかどうかというところも一つハードルとしてはあるのかなと思ってございます。したがいまして、いろんな農家さんのですね、意見を聞くというところもありますし、また、このJAの取り組み、福岡県からの助言、アドバイスもいただきながら、古賀の農業の振興に資するというところが当然の着地点になっていくことを考えますと、じゃあどういう結果、どういった未来がということも考えながら、この農作業ヘルパーの取り組みにつきましては、十分に参考にさせていただきたいなという気持ちでおります。 173 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 174 ◯議員(1番 阿部 友子君) ぜひ検討いただきたいと思っております。
     それでは、次に、農業分野における女性活躍推進についてなんですが、国は女性の活躍推進を進めております。古賀市においても男女共同参画の施策により、若い女性の起業家が誕生して「Koga‐jo」というグループをつくって頑張っております。全国的に見たときに、農業分野で起業しようという方も出ております。古賀市でも、農業分野において若い方の参入があると聞いております。女性の参画は、女性ならではの知恵や視点を持って取り組むことで農業に活力を与え、新たな進展が期待されるし、これからの農業の重要な担い手ではないだろうかと考えております。古賀市での女性の農業参入者の状況を伺いたいと思います。 175 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 176 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 女性の新規就農者の状況ということで農林振興課が把握しておりますのは、過去3年の相談状況について把握をしておりますので、ここで回答させていただきたいと思います。平成28年度はですね、相談件数は3件でございました。内訳といたしまして、市内の方が2件、市外の方が1件というふうに整理をしておるところでございます。29年度、30年度、現在に至っては、相談件数は0件でございます。 177 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 178 ◯議員(1番 阿部 友子君) ということは、現在3件の方の状況というものはどうなんでしょうか。既に農業を市内のほうで始めてあるというような状況があるんでしょうか、伺いたいと思います。 179 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 180 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 最終的な追跡調査というところまで至っておりませんけれども、農林振興課で把握している現状につきまして、平成28年度の相談件数3件の方でございますが、さまざまな要件っていうか事情がございまして断念をされたというお話を……、お話というか、そういうふうな形で取りまとめをしておるところでございます。 181 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 182 ◯議員(1番 阿部 友子君) 断念されたということで大変残念でございますけれども、ぜひですね、そういう方が相談までは見えておるわけですので、ぜひ就農されるような状況に持っていっていただきたいと思っております。  御存じと思いますけれども、国は女性農業者が能力を最大限発揮できる環境の整備をやっております。その中で農業女子プロジェクトというのを立ち上げております。これは、女性農業者が日々の生活の仕事の中で培った知恵をさまざまな企業とコラボしてですね、新たな商品やサービス、情報創造をしていくというプロジェクトでありますけれども、こういう社会全体での農業女性の存在感を高めて、あわせて職業としての農業を選択する若手女性の増加を図ろうとしております。ネットで見ますと、全国的にさまざまな取り組みが紹介されておりますが、古賀市では、この農業女子プロジェクトの取り組みはなされていますでしょうか、伺います。 183 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 184 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 国における農業女子プロジェクト、先ほど阿部議員御質問の中でありました、承知をしております。古賀市の取り組みといたしまして、古賀市版の農業女子プロジェクトの取り組みというのは行っておりませんが、先ほど市長の第1答弁の中でもありましたとおり、女性農業者協議会がいろんな研究を行っておりまして、事務局といたしましても、この国の取り組みについては御紹介をしておるところでございます。  課題は、先ほど議員御質問の中で、若い農業者、特に女性の農業者をふやしていくという考えは同じでございます。ただ、いろんな御事情とかあって、なかなか数字としてあらわれてこないというところを今後どのようにしていくのかというところを研究している段階でございます。 185 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 186 ◯議員(1番 阿部 友子君) わかりました。これは全国的な情報なんですが、企業とコラボする活動事例の中にですね、女子的トイレ開発プロジェクトというのがありまして、これのプロジェクトがめざすものは、就業環境改善による女子の就業者の拡大ということなんです。企業とコラボして、女性が進んで使いたくなるトイレを開発しております。まだ普及には至っていないようなんですが、商品はでき上がっているようなんですね。  このトイレについてなんですけれども、昨年、先ほどお話に上がっておりました農業女性と議会との懇談会の中にもお話が出ておりました。農作業中にトイレに行きたいんだけれども家まで帰らないといけないと。こういう状況がある中で、トイレを設置できないだろうか。いわゆる田んぼや畑というのは農業者の職場ですよね。その職場にトイレがないこと自体どうなのかと思うわけですが、職場の環境改善というところで、ぜひトイレを考えてほしいと思うんですがいかがでしょうか。 187 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 188 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 昨年度、私も出席をさせていただきました意見交換会でございますが、非常に有意義なですね、時間だったなという感想を持っておるところでございます。  御質問の中でのトイレでございますけれども、事務局で検討は続けておるところでございます。議員おっしゃるようにですね、農地は農業者の職場であると。その職場環境の改善こそが、女性、男性問わずですね、これからの農業の担い手の充実が図られる一つのいい方法ではないかという視点でのお話だったと思っております。  ただ、トイレを設置いたしまして誰が管理をしていくのかであるとか、例えば、こういったことがないようにということではあるんですけれども、盗難とかですね、そういったことがあった際の備えとかですね、まだまだ越えなければならない課題が非常にあるということもありますので、今後、検討研究を重ねていきたいと考えておるところでございます。 189 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 190 ◯議員(1番 阿部 友子君) ぜひ検討していただきたい、で、実現していただければと思います。  それから、農水省は、政策方針決定過程の女性の参画も進めております。農業委員会や農業協同組合の役員について、年齢及び性別に著しい偏りが生じないように配慮しなければならない旨の規定が置かれております。古賀市の農業委員会の農業委員のメンバーは14人、その内の女性は2人です。著しい偏りが生じていると思っております。この点についてどのようにお考えでしょうか。 191 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 192 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 農業委員会事務局長の立場で答弁をさせていただきますが、農業委員会の組織構成についてはですね、古くからというか昔から、女性に積極的に農業委員になっていただきたいという働きかけや取り組みは行っておるところでございます。議員御質問の中にありました2名というところに、農業委員会事務局といたしましては、そこにとどまるということは決して考えてはおりません。ただ、選出の方法等、農業委員会等に関する法律が改正されましたことによって、そのルールに従っていく必要もあろうかとも思います。ただ、考え方、気持ちといたしましては、一人でも多くの女性の方、また年齢に偏りがないという基本的な構成のルールには従って今後も努めてまいりたいと思っておりますし、女性農業者の声は意見は十分に聞かせていただく姿勢は、昔も今も変わっていないということは御了解いただきたいと思っておるところでございます。 193 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 194 ◯議員(1番 阿部 友子君) 女性の意見を聞こうという姿勢を持っていらっしゃるということですので、ぜひ政策、方針を決定する場に女性の参画をふやしていただきたいと思うところです。  現在、頑張ってくださっている高齢の女性農業者、実はこの方々こそが、後で述べます地産地消の担い手ではないかと考えております。農業センサスによると、古賀市の農業者数は520人、そのうちの女性農業者が265人と半分を女性が占めております。また、主に農業に従事してある方で65歳以上の方は70%というような数字になっております。半数いる女性農業者を元気にすることは、古賀の農業を元気にするんじゃないかと信じております。  以前、ボトムアップ事業で元気おばちゃんという事業がございました。実際に農業に励んである高齢女性農業者には大変好評な事業でした。いかがでしょう、この事業の第2弾ということで、第2弾元気おばちゃん、いや、元気おばあちゃんでもいいですよというような声もありましたが、取り組んでいただきたいと提案いたしますがいかがでしょうか。 195 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 196 ◯農林振興課長(牟田口政和君) その話題も、昨年の市議会女性議員の皆さん方との意見交換の中で出されたことだと記憶をしております。元気おばちゃん支援事業が非常に好評であったということは、今、女性農業者の方からも意見として伺っておるということは事実でございます。その第2弾ということでございますが、先ほどのトイレの話ではございませんけれども、女性農業者協議会の中で、何か農業振興に役立てるものがないだろうかということは、協議会の中でも研究、検討をしておるところでございますので、そういった第2弾、第3弾につなげていけるようなことがあればですね、結果的にはですね、いいんではなかろうかと思いますが、引き続き協議会の中で研究、検討をしていきたいと考えておるところでございます。 197 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 198 ◯議員(1番 阿部 友子君) ぜひ担当課の頑張りに期待したいと思っております。  それでは3番目、新規就農者支援の取り組みについて伺いたいと思います。農業をする方々が高齢化し、また、跡を継ぐ方がいないというのは、かなり深刻な状況にあると見受けられます。しかしながら、全国的に見ても、農業を経験したことがない若者が参入するという例を聞いております。先ほどは女性の農業者に限って伺いましたが、今度は全体の話で伺いたいと思います。  農業センサスによると、新規就農者は、古賀市では平成26年が2件、27年はなくて、28年が1件、29年が2件となっております。26年から計5件の新規参入者があったということになりますが、この方々の現状はいかがでしょうか。新規参入者の現状と、古賀市に定着していただくための課題というものはどのように考えてあるか伺います。 199 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 200 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 新規就農者の相談はですね、古くから受けておりまして、先ほど市長第1答弁でもありましたとおり、国の政策というか、制度を用いて、金銭的なというか、資金的な支援をさせていただいておることに加えまして、さまざまな御相談も受けておるところでございます。定着をしていると農林振興課としては理解をしておるところでございます。  課題といたしましては、新規就農者に限らない話でございますが、例えば集積、農地を借りる際の手続でありますとか、あとは買う、取得するときの手続でありますとか、もっと規模拡大、例えば機械購入、そういったことをするためにはどうしたらよいかというところがですね、主な課題といいますかですね、御相談内容ではなかったかなと整理をしているところでございます。あとは地域がございますので、地域の農業者の方、あるいは新規就農者の方が耕作をされている近くにも農地を耕作されている方もいらっしゃいますので、意見交換をするなり、例えば病気が入った際の普及センターへの御相談とかですね、そういったところで末永くですね、古賀市で農業をしていただけるような相談体制は市としてもとっているところでございます。 201 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 202 ◯議員(1番 阿部 友子君) せっかく参入していただいた方々ですので、大事に育てていただきたいなと思っております。後期基本計画では、新規就農支援件数を平成33年度に10人というふうに目標を掲げてあります。達成への見通しはいかがでしょうか。 203 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 204 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 総合振興計画後期基本計画に指標として10名ということで載せさせていただいております。農林振興課が頑張りますということだけではですね、やはり達成ができない非常に難しい分野ではなかろうかと、農業振興がですね、と思っておるところでございます。ただ、先ほどから何度も繰り返しの答弁になって申しわけありませんが、どういった悩みを抱えていらっしゃるかということに対応していく、一緒に考えていくという姿勢が一番大事ではなかろうかと思っております。そういった困っていらっしゃる農業者の方がですね、迷うことなく農林振興課に御相談に来ていただけるような日ごろからの信頼関係をですね、構築していくというところが、一つ一つの課題解決につながっていくものと思っておりますので、市といたしましては、何とか達成できるように農業関係団体とも連携をしながら取り組んでまいりたいと考えております。 205 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 206 ◯議員(1番 阿部 友子君) よろしくお願いいたします。  では、次に、地産地消の取り組みなんですが、先日も出ておりましたが、コスモス広場、日曜日の午前中とかはすごくにぎわっておりますが、午後に行きますと、もう全くお野菜がないというような状況になっておりますが、コスモス広場の供給が間に合っていないんじゃないかと思うところですが、この状況をどのようにお考えでしょうか。 207 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 208 ◯農林振興課長(牟田口政和君) コスモス広場の農産物の状況については、私も承知をしているところでございます。午前中にですね、午後はもう品ぞろえがというふうなお話を伺っておるところでございます。ただ、市といたしましてどのように捉えているかというとなかなか答えにくいところでございますけれども、市といたしましては、農業者の方がコスモスだけではなくて農協にも出荷されていらっしゃる農家さんもいらっしゃる中で、安心、安全な農産物をつくっていただけるような環境づくりといいますか、そういった行政的な支援のために今後も取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 209 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 210 ◯議員(1番 阿部 友子君) この供給量をふやすために、先ほど述べましたような元気高齢者の生産者の支援をするということは有効じゃないかなと考えるところですので、ぜひ検討いただきたいと思っています。それで、高齢者の方々は集荷とかに来てもらうとありがたいんですがとかという声も聞いております。それから、苗をつくるのが大変難しいということで、苗をまとめて供給する、提供するというんでしょうかね、そういう支援をするのも支援になるんじゃないかと伺いました。北九州などでは行っているというようなことなんですね。ですので、いわゆる先ほどから言っております小さな農業者、そういう方々に支援をしてコスモスの供給に頑張ってもらうというようなことを考えていただきたいなと思うところですが、いかがですか。 211 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 212 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 農産物の供給量をふやしていくというところの御質問だったと思っております。農産物の生産性を上げる方法として、よく農家さんから聞かせていただく話として、全てではございません、やはり農地をより多く集積すると。そうすると生産性が上がるというお話も一方では伺っております。ただ、もうちょっと深くお話を聞きますと、農産物の生育にはですね、変化する気候にどう対応していくのかというところも大きなポイントとしてございます。それだけでは決してございませんが、さまざまな課題、それぞれ農業者、農業経営が異なっております。いろんな農産物をつくっていただいて、それがコスモスに集まってくるというところもございますので、先ほど他の自治体のですね、取り組みの事例も御紹介をしていただきましたが、市といたしましては、そういったところも含めまして、県、JAともいろいろアドバイス、御指導いただきながらですね、すぐに生産性が上がるというところにはならないと思っておりますが、そこに向けてですね、しっかりと支援をしていきたいと考えておるところでございます。 213 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 214 ◯議員(1番 阿部 友子君) それでは、次に、耕作放棄地の解消の取り組みについてでございますが、宗像市は宗像地域活性化機構があって、耕作放棄地とまではいかなくても、耕作できなくなった方の農地をお世話するところがあるようですが、古賀市は、このあたりはどのような取り組み状況になっておりますでしょうか。 215 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 216 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 耕作放棄地解消の取り組みでございますが、市長の第1答弁の中で、古賀市にも市農業委員会がですね、今まさに農地の状況の把握をしていただいておるところでございまして、そういった情報を踏まえて、耕作放棄地の対策というのは考えていってるところでございますが、なかなか山林化した農地を再生するところの困難さ、容易ではないとは思っております。ただ、何もしないかということではございません。耕作放棄地化にならないような取り組みを強化していく必要があると考えておりまして、草刈り機を貸し出しをして、そういった耕作放棄地化にならないような取り組み、草刈り機の貸し出しを積極的に進めているところでございまして、一方で、先ほど宗像市の話がございましたが、そういった先進事例、全国にいろいろ情報がございますので、そういったところも参考にですね、させていただきながら、耕作放棄地の発生防止に努めていきたいという考えは持っておるところでございます。 217 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 218 ◯議員(1番 阿部 友子君) 後期基本計画では、遊休農地面積の割合を10%にするとなっておりますが、見通しはいかがでしょうか。 219 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 220 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 確かに後期基本計画に指標として10%という目標を示しております。農地の所有権の話もございますし、また、先ほど少し話題になりました担い手、農業者、再生をしても耕作をする方とのマッチングも非常に大きなポイントになってまいります。何を作付していくのかというところもございますので、相手さんがいることもございますので。ただ、達成に向けて日々努力をしていきたいと考えておるところでございます。 221 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 222 ◯議員(1番 阿部 友子君) 以上、さまざま述べてまいりましたが、古賀市の農業は、宗像、福津からすると小さいけれども、糟屋郡の中ではトップクラスということを今回初めて知りました。古賀市の自然を守り、古賀の特色を打ち出していただいていることに改めて農業者の方にエールをお送りしたいと思っております。農業政策は、農家の方の所得を上げるということが大きな目的だろうと思いますので、今後とも国と県の力をもらいながら、市独自の施策もぜひ考えていっていただきたいと思っております。  最後に、古賀市の農業の将来を考えることは、土地利用の問題が関係し、今、浮上しております道の駅構想は、福岡都市圏にある古賀市としては、インバウンドの取り込み、宗像市の世界遺産に伴う古賀市の観光資源の掘り起こしなど、古賀市の未来を考えることにつながると思います。この9月議会は、市長の任期の最後の議会であることから、この4年間を振り返った中村市政の総括を伺いたいと思いますがいかがでしょうか。 223 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 224 ◯市長(中村 隆象君) 通告書から見るとなかなか予測しにくい質問だったと思いますが、この4年間の総括としてはですね、従来私の政策の中には、子育て、教育、あるいは健康づくり、環境問題ありましたけれども、開発とかものづくりとかいうものがなかったように思います。この4年間で初めて開発、あるいはものづくりというテーマを掲げました。玄望園の開発はおかげさまで、これは民間事業でありますが、前に進んでおりますし、今後、新原高木、今在家地区の開発、あるいはその他の開発も進んでいくものと思われますし、もう一つ、古賀駅東口の再開発、これはまた時間もかかりますけれども、いわゆるディベロッパーに言わせますと、最後の秘境というぐらい非常に魅力的なところであると言われております。このところは、ぜひ時間をかけても魅力ある駅前というものをつくっていきたいなと思っております。  人口のことだけ追ってみますと、古賀市が単独で5万人を超えて市制施行をしたのが約20年前、それから20年間かけて5万9,000まで人口が伸びてきました。途中で10年間くらいは人口停滞というか、横ばいの時期がもありましたけれども、これは、古賀市にとってはそれなりに意味のある時間だったのではないかと思います。と申しますのは、一直線に毎年1,000人とか2,000人とかふえていくと、行政的には、あるいはまちづくりの面でも、いいばかりではなくて、必ずいろんなゆがみといいますかね、そういうものが出てきますので、古賀市にとってはこの10年間横ばいの時期というのは、それなりの意味があったと思いますが、今後は、開発ということが進んでいきますと、必ず人口もふえていくと思われます。その人口のふえ方も急激な人口増加ではなく、緩やかな継続的な人口増加というものをこれからは古賀市もコントロールできればしていきたい、していくべきだと思いますし、第2の発展時期を今から迎えるのではないかと考えております。 225 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 226 ◯議員(1番 阿部 友子君) 市長の御答弁をいただいて、ここでやめるのがよかったのかもしれませんが、もう一つ質問が残っておりますので、次の消費者教育のほうに移りたいと思います。  先ほど御答弁いただきましたように、古賀市では、いわゆる消費者生活相談センターとかですね、それから出前講座、それから市のホームページにも本当にいろいろな情報を載せていただいておりまして、担当課に御努力いただいているということがよくわかります。しかしながら、詐欺の手口が巧妙になって被害がなかなかなくならないというのが現状ではないかと思っております。  そこでちょっとお昼前で皆さんおなかすいていらっしゃるとは思いますが、市長に問題でございます。皆様も自立した消費者になるためにチャレンジしていただきたいと思いますが、ちょっと画面を変えていただけますでしょうか。問題です。店で買い物をするとき契約が成立するのはいつでしょうか。1、商品を受け取ったとき、2、代金を払ったとき、3、店員が「はい、かしこまりました」と言ったとき。さあ、契約が成立するのはいつでしょうか。1番、2番、3番のどれでしょうか。市長いかがでしょう。 227 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 228 ◯市長(中村 隆象君) 法律的なことはよくわかりませんが、私の感覚としましては2番だと思います。 229 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 230 ◯議員(1番 阿部 友子君) 残念でした。先ほど議長に聞いたときはですね、3番とおっしゃったですけれども、さすが議長だなと思いました。3番です。契約が成立するのは、店員が「はい、かしこまりました」と言ったときに成立するということでございます。日々消費生活をしておりますが、何気なく、わかっているつもりでもなかなかやっぱり理解していないということが多いのかなと思うところです。  詐欺というのは、その人の弱点を突いてくるというのではないかと思っております。高齢者の被害の原因は、契約とは何かという基礎知識が低かったり、人を疑うことを知らない、それから、身近に相談する人がいない、断り切れないなどがあるそうです。新聞でも被害にあったことは多く報道されておりますが、それらは全て他人事だと思っている人がだまされやすいと言われております。  市のほうでは、先ほど言いましたようにホームページにいろんな情報を載せてもらっておりますが、高齢者はなかなかやっぱりホームページを見るということも少ないだろうと思いますし、知識はあってもそれが実践に結びつかないということが多いと思います。高齢者の特性をよくわきまえた上で、どのような取り組みが効果的かというようなことを研究していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 231 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 232 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 高齢者の被害というのも多くなってきておりますので、研究というのは必要だと思っておりますし、今やっていることで言いますと出前講座が、寸劇を含めた形でかなり人気であっておりますし、結果としては高齢者の参加というのが多い結果にはなっておりますので、そのあたりを継続しながらですね、また新たな取り組みというのも考えるということも必要かなと考えております。 233 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 234 ◯議員(1番 阿部 友子君) 視覚に訴える方法ですね、そういうのが大事かなと思っております。事例をもとにした寸劇なども効果的だと思っております。この寸劇についてはですね、相談センターのほうで出前講座なんかでもよくやっていただいておりますので、こういうのが有効なんじゃないかなと思っております。  国民生活センターのホームページでは、動画を使ったものやトラブルや詐欺の手口、それらの対処方法などが大変わかりやすく説明されております。その中に未然ポイント4カ条というものがありました。ちょっと見にくいかもしれませんが、書画カメラお願いします。未然ポイント4カ条という、いわゆる日ごろから家族でよく話し合う、電話でお金の話をしないと約束する、家族で事前に合言葉を決めておく、常に留守番電話に設定しておく。こういうことをですね、いわゆる目の前にこういうチラシを張っておくというような状況にすると、少しは効果的ではないかなと思うところです。  古賀市の消費生活センターでは、年々相談件数、救済額も増加し、昨年の実績では、相談件数57件、救済額は1,396万4,000円ということで、大変頑張っていただいていると思っております。今後ともよろしくお願いしたいと思います。  2点目の若者への消費者教育なんですが、成年年齢の引き下げによりまして、若者の消費者トラブルの増加が懸念されております。有識者によりますと、未成年者取消権という武器をとられて丸裸になった直後の……。済みません、画面変えてください。丸裸になった直後のそのすきを突かれてターゲットとして狙われる状況が18歳、19歳に現れるのではと危惧し、成年年齢の引き下げに対して消費者教育の必要性をとても感じていると述べてあります。今の自己責任の社会では、無知なことほど悲しいことはありません。若者へ被害に遭わないための情報提供を早急に行う必要があると思いますが、この点についてはどのように取り組んでありますでしょうか。 235 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 236 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 18歳未満の消費者教育につきましては、これはまず県のほうのですね、事業において、これはさまざまな場における消費者教育というのを実施されております。その中で、高校であったり大学であったりの出前講座、それと小中学校の教員向けの研修も行われていると聞いております。そのあたりでの県事業とあわせて、市の取り組みとしましては、これは実績にはなるんですが、先ほど市長答弁ありましたとおり、福岡看護大学からの依頼ではありましたが、新入者向けの注意喚起等を行っているところでございます。 237 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 238 ◯議員(1番 阿部 友子君) 行っていただいている、看護大学とかにですね、出前講座していただいているというのを聞きまして少し安心するところですが、高校あたりは市の領域ではないかもしれませんけれども、竟成館高校とかですね、それから、中学3年生、卒業前とかに時間をとっていただいて、ぜひ最低限の生活の知恵を教えて、消費者教育を行っていただきたいなと思います。  3点目の消費者市民社会についてでございますが、この言葉、ちょっと聞きなれないと思われるかもしれませんが、国は平成24年12月に、消費者教育の推進に関する法律を施行しております。その中に消費者市民社会の形成に消費者が主体的に参画することの重要性を示しております。  消費者市民社会とはどういうものかといいますと、消費者みずからが現在及び将来の世代にわたって、社会の経済情勢や地球環境に影響を及ぼし得ることを自覚して消費行動をする社会と述べてあります。例えば、今、問題になっておりますプラスチックの海洋汚染とかですね、ああいうことを意識しながら、プラスチックを使わない、買わない、そういう行動に出るということが消費者市民社会の形成につながるのではないかと思います。古賀市では、これについてはどのような取り組みを進めてあるか伺いたいと思います。 239 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 240 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 消費者市民社会とはということで、かなり理念的な考え方にはなるかと思いますが、市の取り組みといたしましては、市長答弁にもありましたとおり、消費者トラブルの注意喚起や、あとは環境配慮についての周知をしていきながら、これは県事業と連携しながら消費者教育と合わせて引き続き取り組んでいくこととしております。 241 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 242 ◯議員(1番 阿部 友子君) さまざまあると思いますけれども、とても大事なことだろうと思いますので、ぜひ今後とも取り組みを強化していただきたいと思っております。この消費者市民社会につきましては、今後の社会を形成する上ではですね、大事なことだと思っております。  以上、今後とも取り組みをお願いしまして終わります。 243 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、阿部友子議員の一般質問を終結します。            ……………………………………………………………………………… 244 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午後0時18分休憩            ………………………………………………………………………………                       午後1時30分再開                       〔出席議員17名〕
    245 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、福崎智之議員。                       〔福崎議員 登壇〕 246 ◯議員(8番 福崎 智之君) 金曜日の午後、この空気感は夏休み明けを思い出します。夏休み明けの月曜日、子どもたちが元気に登校してきました。火、水、木、金、週末が近づくにつれ緊張感がなくなり、チャイムが鳴ってもだらだら登校してくる子がふえました。古賀西小学校の9月の生活目標は「名前を呼んで挨拶をしよう」です。  私は自由クラブの福崎です。毎朝、子どもたちからトビオと呼び捨てにされております。よろしくお願いいたします。  地域の歴史・伝統、先輩方が取り組んできたこと、このまちへの愛情、今までのこのまちの積み重ねてきた時間があるからこそ、今の自分があり、家庭、子ども、子どもの友達、その保護者たちがつながっているのではないかと感じております。私はそんな肌感、その場で感じること、現場でしか拾えない声があることを肌で感じて生かしていきたいと思っております。  それでは、通告に従いまして私の一般質問をさせていただきます。  事故や犯罪を未然に防ぐためにできることは、危険予測と起こったことの原因究明だと考えております。事故が起こらないための策、事故が起きた場合、再発をどう防ぐのか、住民が安心して暮らせるために取り組んでいることは多々あると感じておりますが、今回は児童、子どもたちのこれからを中心にお聞きしたいと思っております。  学校は夢の実現のために、進みたい道、生きていく力を学ばせるところだと思っております。国語、算数など言語・記号を覚え解かせる訓練は、これから生きていく中で問題に直面したときの解決力、判断力、想像力を鍛えるところだと捉えております。学校で教えてくれるのは学校の先生たち、生きるということは学校だけで学べることではなく、家庭・地域での過ごし方も大きくかかわってくることから、PTAがPTCAに変わってきているのではないかと捉えております。  学校・保護者・地域、この連携は中村市長が言われる共働に近い世界だと感じております。お互いが同じ目標を持ち、それぞれができることに取り組み、気持ちを共有していくこと。今回はPTCAとの連携についてと題しておりますが、PTAからPTCAになったことは、組織の名称が変わっただけだとは考えておりません。何かが変わっていく、その期待もあるのではないかと感じております。単にPTA活動についての質問ではなく、PTCAのCの必要性について認識を深めていきたいと思っております。  今回のキーワードはコミュニケーションです。住民、児童、安心して暮らせるための取り組みについて、行政ができること、保護者・地域ができること、それぞれにできないことがあることも頭に入れてやりとりをしていきたいと思っております。  1点目の質問ですが、通学路の危険箇所の把握と対策について、大阪北部、あの地震での事故後、このまちの対応・対策はどのようにされているのか。  2点目の質問、西鉄宮地岳線跡地は古賀西小学校、花見小学校が近くにありますので、両校とも通学路の指定候補になるのではないかと思っております。通学路の指定は学校関係者の協議によるものだと認識しておりますが、跡地活用は、市長も言われましたように、歩いて楽しくなる歩道、それを期待しております。通学路候補としても有力なのではないかと感じております。  現在は、子どもがいる世代も含めた地元住民との協議を重ねておりますが、学校や保護者への説明、このような道をつくりたい、子どもたちの安全はこう確保していきたい、そのような説明会はなされているのかを聞かせてください。  3点目の質問は、地域への図書館開放の効果についてです。地域の方々の憩いの場、先生だけでなく人生の先輩方との触れ合いなども期待されておりますが、現在までにどのような効果があったのか、また、これからの目標を聞かせてください。  4点目の質問は、避難時での学校施設での課題についてです。7月の豪雨、避難所として体育館に避難をされた方々がいらっしゃいました。教育部局の職員が現場での対応をされておりましたが、何か今後の課題となるものが見えたのではないでしょうか。課題解決に向けての考えを聞かせてください。  5点目の質問は、昨年の水難事故のその後についてです。日本人ですので、この国で起こっている大きな災害での悲しい現実に動揺はしております。が、命の大小、数、そんなものに区別はありませんが、1年前にこのまちの海で起こった事故、あのときに命を落とした子どもたちが今は少しでも安らかでいてくれることを、このまちの人間として僕は願っております。水難学会の方々が現場を検証し、何か見えたことはありませんでしたでしょうか。きょう答えが出なくても、ことしは何もできなくても、来年、再来年、このまちにある海との共存をどう生かしていくのか、見えてきませんでしたでしょうか。  以上5点、それぞれありますが、根っこは一緒のものだと私は感じております。市長、教育長、関係部署の職員、現時点での解決策、今後の対応を聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 247 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。                    〔教育長 長谷川清孝君登壇〕 248 ◯教育長(長谷川清孝君) 福崎議員の御質問、PTCAとの連携についてについてお答えします。1点目と3点目については私から、それ以外は市長からお答えします。  1点目についてお答えします。  通学路の安全確保については、古賀市通学路交通安全プログラムにのっとり、学校、保護者、地域住民からの情報をもとに、道路管理者、警察等と連携して対策に取り組んでいます。また、通学路に面する危険なブロック塀等への対応についても、学校関係者に情報収集をお願いするなどして安全対策を進めております。  3点目についてお答えします。  市民への学校図書館開放については、平成27年10月から、学校図書館法第4条にのっとり市内全小中学校で実施しております。利用者に対するアンケート調査によれば、散歩や学習参観等の機会に気軽に立ち寄ることができ、学校近隣の市民から喜ばれています。昨年度から、利用者の希望に沿うよう市立図書館の蔵書を一定期間借り受ける取り組みを行っており、今後も継続してまいります。 249 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 250 ◯市長(中村 隆象君) 福崎議員の御質問、PTCAとの連携についてにお答えします。2点目についてお答えします。  宮地岳線跡地につきましては、沿線行政区の市民の方々を対象に協議を進めているところであり、特に歩道の整備においては通学路と関連性が高いことから、PTCAと調整を図ることも重要であると考えております。  4点目についてお答えします。  今回の西日本豪雨において小学校体育館に避難所を開設したことを踏まえ、学校の設備・備品の使用に当たり、学校との連携等の課題が明らかになりました。今後、避難所の開設・運営をスムーズに行うための手順や内容をまとめたマニュアルの策定が急務であると考えております。  5点目についてお答えします。  古賀海岸での水難事故後、啓発や注意喚起などの対策を実施してまいりましたが、今後も関係機関と連携しつつ、教育委員会、学校、保護者等と協力しながら水難事故防止について取り組んでまいります。 251 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 252 ◯議員(8番 福崎 智之君) 理解しやすいお答えをありがとうございます。  通学路の危険箇所について、ブロック塀の点検、そういう危険箇所を調べるに当たり、子どもたちの安全を願う保護者の目線に加え、地域をよく知っている地域の視点が重要だと考えております。学校の先生、PTCA、校区の方々が実際に通学路を歩き、危険と思われる場所のリストが上がってきたと思っております。これは各団体が自主的に行われたものなのでしょうか。協力を求めたのでしたら期間を限定してお願いされたものなのでしょうか。教えてください。 253 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 254 ◯教育総務課長(簑原  浩君) 通学路に関するブロック塀の安全の確認の件でございます。これにつきましては、地震が起きて痛ましい事件が起きた後ですね、6月の校長会におきまして、学校とPTCA等で連携していただいて、通学路で危険箇所の情報収集をしてくださいということでお願いをしております。これにつきましては7月いっぱいを一応期限にさせていただいて、現在それを各学校提出していただいて、それを1件ずつ現地確認をさせていただいて危険確認をしているところでございます。 255 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 256 ◯議員(8番 福崎 智之君) つい先日、この1週間の話になります。通学路にあるマンホールのふたがあいておりました。連絡を入れると即座に建設課の職員が対応してくださいました。今週の月曜日、動かなくなった小動物が通学路に横たわっておりました。環境課の職員が迅速に丁寧に対応してくださいました。宮地岳線跡地のフェンスの針金が二、三十センチ、通学路に飛び出ていることがありました。これは建設課が対応してくれたと聞いております。どれも早々の対応に1人の保護者として感謝はしております。  マンホールのふたは車が通っただけで開くとは思えないです。それも1度ではなく2度ありました。フェンスの針金も、ちょうど子どもたちの顔の高さで水平に飛び出しておりました。人の手が加わったとしか考えられない感じを受けております。どちらも通学路で起こったことですが、教育部のほうにはこの話は伝わっておりますでしょうか。 257 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 258 ◯教育総務課長(簑原  浩君) 詳しいそういった情報といいますか、マンホールのあいていたとかいうものについては教育委員会のほうには来ておりません。 259 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 260 ◯議員(8番 福崎 智之君) ちょっと意地悪な質問の仕方で申しわけないなと思いました。失礼。  感じていただきたいことは、期間を限定、それも必要なんですが、一度だけ見回りをすれば問題の把握、解決の糸口が見えるのではなく、子どもたちの安全を図るには、ある程度の回数が必要だということです。学校からの連絡、PTCAからの連絡がないとなかなか現場のことは伝わらない。これを解消できることは、地域の協力、PTCAとの連携をもっと深めていく必要があるのではないかと捉えておりますが、そのあたりはどうお考えでしょうか。 261 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 262 ◯教育総務課長(簑原  浩君) 議員おっしゃるとおり、今後も、今後といいますか、学校またPTCAとも連携はしていきたいと考えております。 263 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 264 ◯議員(8番 福崎 智之君) PTAからの声は教育部へという今までどおりのカテゴリー分けでは、PTCAに変わった意味がないと感じております。PTCAになることで、広く深く児童へ目が届くことが可能になっていくのではないかと思っております。教育部が中心となると思いますが、連携を深めるためにPTCA役員、教育部の職員、できれば教育長を含めての定例会──定例会というとかた苦しいので懇談会というものかもしませんが、そういったコミュニケーションがとれる会をふやしてみてはどうかと考えております。  教育長がいきなり学校訪問という形で学校の構えない姿を見られていることにヒントを得ました。現場を肌で知る、現場の声を肌で感じることがお互いにできれば、それがそれぞれにできること、できないことが素直に理解でき、保護者の安心、学校・市の教育の方向性が共有し合えるのではないかと思うのですが、教育長、いかがでしょうか。 265 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 266 ◯教育長(長谷川清孝君) PTAからPTCAに市P連のほうにお願いをして、これは任意の社会教育団体ですので、自分が古賀東中学校でやってきていた事例をもとに4年がかりで移行してきたものでございます。今言われているような、もう一度PTCAを理解していただきたいのは、Pというのはペアレント、親でございます。一様に保護者、保護者と言っておりますけれども、親でございます。Tはティーチャーなんですね。Cはコミュニティ、地域の方々ということで、私は、地域の方を入れて学校経営の一翼を担っていただきたいという願いと同時に、学校の先生方にももっとこのPTCA活動、以前のPTA活動にのめり込んでほしいと。私が今まで言ってきたのは、単なる保護者会じゃないかと、親におんぶにだっこじゃないかと、もっと、親が中心であっても先生方もPTAの一員としてやるべきじゃないかということを言い続けてきたわけですけれども、それとあわせてCも入れたわけです。  前段はそういうふうにして、今までPTCAの役員の方とは年1回の市P連の総会でのお話、私の思いのお話と、それから懇親会でのひざを突き合わせてのお話、それから毎年9月の末に来られます市P連としての統一要望、その場での1時間足らずの意見交換ということでありました。そういう面からすると、今、議員がおっしゃったように、もっと保護者、あるいは保護者を取り巻く方々、あるいは地域の方々といろんなお話の機会を自分自身として持っていきたいなというふうに思っています。あえて、この日にこういうふうな会合を設定しましょうとかいうふうなことは今のところは考えておりません。  今、私が教育長なってから、ひょっこり訪問というのをしょっちゅうやっております。つい先日というよりも、6月にたまたま西小を訪問しておりましたら、ある区の高齢の方が十五、六人来られて、ちょうど玄関口で会ったんですが、そこでもちょっとお話を、図書館開放の件と学校給食の試食ということでしたので、ゆっくり、立ち話でしたけれども、それなりの時間をとってさせていただきました。私としては、そういうふうな場を大事にして、地域の方の願い、保護者の願いをお聞きして、教育行政に生かしていきたいなというふうに思っております。 267 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 268 ◯議員(8番 福崎 智之君) 何かアイデアはいただけると思っておりましたが、何かお気持ちも感じさせていただきましたので、そういうふうになっていけばいいなと保護者として思っております。  次に、建設課の職員にお聞きします。  宮地岳線跡地の活用について聞いた話ですが、詳細設計ができてから、学校、保護者への説明、この流れは地元説明会での反省点が生かされていないと思っております。計画ありきではないかと言われてしまえば反論ができないやり方だと感じております。ですので、今取り組んでいる地元との協議を大切にされているように、学校関係者、保護者の集合体、学校の先生、親、地域、そういうPTCAの方々との意見交換も必要ではないかと思っております。  こういう児童に深くかかわる人たちとの意見交換、こういう方にも声をかけることが必要ではないかと思っておりますが、いかがお考えでしょうか。 269 ◯議長(結城 弘明君) 建設課長。 270 ◯建設課長(吉永  誠君) ただいまの議員の御意見ですけれども、確かに大阪の地震で起きました事故を考えますと、やはり児童・生徒の通学路というものをですね、つくっていったり、道路行政の中でそういった安全性を確保しつつ整備していくというのは課題であります。そういった中で、やはりPTCA、学校関係者の方々のですね、御意見を聞きながらやっていくというのはぜひしたいというふうに考えております。 271 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 272 ◯議員(8番 福崎 智之君) また、多くの声が聞けると思います。そのために、時間・場所の設定、手間がかかるかもしれませんが、そういう多くの声を聞く姿勢を大事にしていただきたいと思っております。  PTCAの多くはお母さんたちです。子どもに一番近い存在であってほしいと僕は願っております。男女差別をするつもりはありませんが、男の回路にはない、子どもたちを思う、そういう発想がお母さんたちにはあるんじゃないかと思っております。  古賀北区での説明会、9月中かと思っておりましたが、昨日の答弁で10月とありました。PTCAの方々にも声をかける時間はしっかりあると思います。市長が前回言われました「説明会への参加はいつでも行ける」、その言葉にみんな期待しております。ぜひ市長にも、保護者が子どもたちの安全をどう願っているのか、その気持ちを共有していただきたいと思っております。PTCAを加えた説明会への市長の参加、これも期待してよろしいのでしょうか。  あわせまして、教育長にも説明しておきたいと思います。教育長は実際に跡地を歩かれたと思います。通学路にするための整備として考えられること、何か思いついたことがあるのではないかと感じております。子どもたちの現場に長くいらっしゃってる方ですので、その教育長が何か感じていること、考え、ありましたら聞かせてください。 273 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 274 ◯市長(中村 隆象君) 地元との対話の中にPTCAの方、私としてはぜひ入っていただきたいと思っております。 275 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 276 ◯教育長(長谷川清孝君) 今、議員おっしゃったように、昨年の5月に宮地岳線跡地の西小学校前から花見小校区の境まで、実際にバラスの上を課長と係長で3人でゆっくり歩きました。そして今度は、今ある通学路を実際に歩いてみました。私の教育行政の対応というのは、現場を見て、現場を知って動くということが理念でございますので、そうさせてもらっているわけですけども。  2通りございます。あの道が車道となって多くの車が通るとどうなるのかなという疑問と、もう一つは、クランクのような住宅地の中を、住宅地からいわゆる会社なり、そういうふうなところに出向く乗用車が通る中を通学路となっております。その両面を考えたときに、いわゆる出勤される車が、宮地岳線のほうにもし車が通る車道というものができて、そっちに抜ければ、今、通学路となっているところが子どもが車の心配なくゆっくり歩けるのかなというふうにも思いましたし、また逆に、車の通りが多くなれば交通事故もひょっとしたら起こるのかなと、その両面がありまして非常に複雑な思いはあります。もしつくるならば、両端に立派な歩道をつけて、交通事故が、いわゆる歩行者をはねるような交通事故が起こらないような対策をするのが必要かなというふうに思っております。  それと、ちょっと時間をオーバーしますかもしれませんが、私は志免の志免中と志免東中学校に通算で11年勤めておりました。志免中校区が旧勝田線、志免駅を閉鎖して、あそこは完全な遊歩道になってございます。実際に家庭訪問等々で歩くときに、歩道でよかったなという面と、車道であったらここに車を通していけるのになという思いとですね、よく似た状況で、今そこの話し合いがなされているんだなというふうに感じております。  あとは本当に保護者の方、それから、実際に歩く児童・生徒のことを考えて、よりいい道ができればいいなというふうに思っているところでございます。 277 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 278 ◯議員(8番 福崎 智之君) ぜひ市長には、地元の子どもたちを思う方々の気持ちを共有していただきたいと思っております。  それから、教育長、今のお話、これは地元と建設課だけではなかなか思いつかなかった言葉が幾つかあったかと思います。教育部の方々と建設課の方々、このあたりの連携もちょっとお願いしておきたいなと思っております。  学校図書館の開放について。図書館を利用してくれて学校に人生の先輩方が来てくれて、そして、先ほど教育長も言われました、人生の先輩方とそこで立ち話ができて、そこで何か感じることがある。これはとてもよいことだと思っております。ぜひ、この活動はもっと深く続けていただきたいと思っております。  この図書館と同じく、学校施設の活用として7月の災害時での体育館の活用がありました。古賀西小学校におりましたが、実際の現場で私が感じたことは、体育館は意外と広いということでした。  災害の状況によって活用の仕方は変わっていくと思いますが、今回の規模の災害では、体育館よりも普通教室程度のほうがちょうどよかったのではないかと、そういう広さの教室のほうがちょうどよかったのではないかと感じるときがありました。各学校の施設のレイアウトにもよると思いますが、避難場所に体育館以外にも、ほかで緊急時に使える教室の確保も検討していただければと思いますが、いかがでしょうか。 279 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 280 ◯教育長(長谷川清孝君) これも実際に学校を全部見て回りました。8小学校ですね。8小学校とも畳の部屋がございます。大体20畳から30畳の間でございます。ここが、今回のような避難された人数によると、開放してあげたほうが、特に高齢の方等にとってはよりいい環境で一夜を過ごすことができるのかなというふうに感じたところです。  これにつきましては校長会のほうにもお願いをして、今後そういうふうな方向で市としてはまとめていくよということで、もう連絡をしておるところでございます。 281 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 282 ◯議員(8番 福崎 智之君) 僕も現場を一番大切にしております。現場でしか感じないことがあります。同じことを考えました。下が畳の部屋だったらもっと安心するんじゃないかなと思いました。  西小学校には体育館の横に自動販売機があります。その自動販売機があることが安心につながったこともあります。避難時にジュースを買っている方がいらっしゃいました。スポーツドリンク、ジュース、その砂糖量がどうのという声もありますが、人間の体は、もしくは心は、水じゃないときのほうがいいときもあります。ただ、学校にお金を持ってこられない子どもたちにはちょっと酷かなと感じるときがあります。  ことしは猛暑ということもあり、学校からの連絡で水筒には多目に水を入れてきてあげてください、水筒を2つ持って来られる人は2つ持ってきてくださいとありました。遠くから歩いてくる1年生の子たちが重そうに水筒を2つ持っているのを見るのは、ちょっとぐっとくるものがあります。学童の子は学童で補充してくれているようですが、学童が始まるまで我慢している子がいるようです。  水道の水を飲んでる子もいますが、子どもたちに聞くと、水道の水はうんこの味がするそうです。子どもはよく、うんこを例えに出しますので、どんな味か想像はつきませんが、保護者としては、なるべく安心できる水分補給ができればとの声があります。そこでひとつ検討していただきたいのがウオーターサーバーの増設です。  コスト、メンテナンス、子どもたちへのルールの周知、課題はありますが、平時にも災害時にも使えるのではないかと考えているのですが、教育総務課長、いかがでしょう。 283 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 284 ◯教育総務課長(簑原  浩君) ウオーターサーバー、ウオータークーラーのことと思いますけれども、ウオータークーラー、以前、もう大分前の話なんですけれども、学校にあったやと私も覚えております。いろいろウオータークーラーの中の水がずっとたまり水になってしまうというところもあって、一旦全部撤去された経緯というのはやっぱりございます。そういった経緯がございますので、ウオータークーラー等の設置につきましてはまた今後の検討課題の一つとして、引き続き検討させていただきたいと思います。 285 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 286 ◯議員(8番 福崎 智之君) ウオータークーラー、ウオーターサーバーという商品名かもしれませんが、昔あった給水器というんですかね、冷水器というのかな、それとはまた違うものが今幾つありますので、ぜひ検討してもらえたらと思います。  子どもたちは、水筒を持っていくこと、量も多目に持っていくこと、2つ持っていくこと、自分たちでできることは自分たちでと取り組んでおります。学校の整備としてできること、子どもたちに手を差し伸べることはあるのではないかと思っております。保護者からは、冷たくなくていいので、喉が渇いたら、体が欲しがったら水を飲むという習慣を学校で身につけてほしいと声がありました。  教育長にお聞きしたいと思います。水分補給ができる、こういう学校の環境の整備を検討していただけないでしょうか。 287 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 288 ◯教育長(長谷川清孝君) 今、教育総務課長が申しましたように、ウオータークーラーにつきましては古賀市は他市町村に比べていち早くつけたわけですけれども、堺市でO157の事件がありまして、それによって全国的に一挙にこの世から──学校現場といいますか──からウオータークーラーが撤去されました。ですから、各学校にはその跡が、今恐らく残っているはずでございます。  そこら辺の衛生面等も含めて考えはしますけれども、基本的に日本の水道水というのは世界でも一番安全な水道水と言われておりますので、今議員がおっしゃった「うんこのにおいがする」というのがいかがなものか。私も時々水道水を飲んでおりましたので、それは感じなかったんですけど、子どもの表現ですから素直に受けとめたいと思いますけれども。  特に中学校につきましては自販機をつけて、それがかなり重宝されているということで、大部分の保護者の方も感謝をされておりますし、飲む飲まないは自分の判断でございます。小学校につきましては、今言いましたように社会体協でつけたということと、小中学校等の災害時のときということがメーンでございますのでですね、小学生だけがちょっと不憫かなというふうな思いはありますので、先立つもの等を考えながら検討することというお答えにさせていただきたいと思います。
    289 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 290 ◯議員(8番 福崎 智之君) 先立つものですよね。ふるさと納税、納税をしてくださった方々はどんな思いでこのまちに応援寄附をしてくださったんでしょう。  子どもたちは学校を卒業したとき、後輩たちに何かプレゼントをしていきます。僕たちの世代は、学校に、後輩に、母校に置き時計をたしかプレゼントしたと思ってます。古賀西小学校の玄関を入ってすぐ目の前にあります。  ウオーターサーバー、ウオータークーラー、その設置、ふるさと納税をしてくださった方々の子どもたち、このまちの子たちへの応援、期待の表現にもなっていくのではないかと思っているのですが、このような使い方は検討できませんでしょうか。市長にお聞きしたいと思っております。 291 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 292 ◯市長(中村 隆象君) 子どもたちのためにという目的でのふるさと納税があるということは、先ほど申し上げたとおりでございます。その人がウオータークーラー、ウオーターサーバーがいいのかどうかということにつきましては、広い意味で子どもたちのために何がいいかということの中で検討してまいりたいと思います。 293 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 294 ◯議員(8番 福崎 智之君) 統一要望としてずっと上がっていたエアコンの設置が現実になったとき、保護者には笑顔が生まれております。前倒しにしてほしい、そんな声も当然出てきます。これからもPTCAから統一要望が上がってくると思いますが、いろんな検討をしていただけたらと思っております。  次、また建設課に戻る質問となりますが、昨年の水難事故により古賀海岸に注意看板があります。文言としてはなかなかダイレクトな表現が使われて遊泳禁止を促しております。あの看板を設置することで二度と事故は起こらなくなったとは言い切れない、これが現実です。  ただ看板を設置することが今できる精いっぱいのことだと言われれば、そうかもしれないとも理解しております。できることに取り組んでいたい、そんな気持ちがあって建設課の方、古賀の海に見回りに行かれたことがあるんじゃないでしょうか。そのような行動をとられたときに、見たこと、感じたこと、何かありませんでしょうか、教えてください。 295 ◯議長(結城 弘明君) 建設課長。 296 ◯建設課長(吉永  誠君) ことしの8月11日、昨年事故が起きた日と同じ日に、粕屋署のほうと現地見回りをいたしました。やはり二、三組の家族の方が当日いらっしゃいまして、お聞きすると事故のことは知っていると。知っているのになぜ来たんだろうという思いが一番でした。そういった中でやはり感じたのは、やはり我々だけでなくて地域の方と一緒にですね、海を見回ったり、いろんな啓発ができればいいかなというふうには感じたところです。 297 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 298 ◯議員(8番 福崎 智之君) 8月11日、ことしも家族の方々がいらっしゃいましたね。水難学会の解析が出ておりましたが、その解析から何を読み取るのか、効果的な対処法は何か、古賀の海の将来性をどのように考えているのかをお聞きしたいと思っております。できれば短期ではなく、中長期の考えを聞かせていただきたいので、市長に、このまちにある自然との共存、活用方法をどう考えていらっしゃるのかを聞かせていただけたらと思っております。  あわせまして、自然とともに生きる教育について、ただ危険だから海に入るなでは、それは答えかもしれませんが、式、どのようにしてその答えに至るかという式です、その式がないと答えに納得がいかない子どもたちも出てくるのではないかと思っております。このまちならではの自然に対する教育もあるのではないかと考えているのですが、自然とともに生きる教育、この町の教育、教育長のお考えも聞かせてください。 299 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 300 ◯市長(中村 隆象君) 離岸流かどうかということは定かではないんですが、事故が起こりやすい海岸であることはもう間違いないところであります。その海岸で泳ぐということはもう考えられないと私は思います。あそこは泳げない海岸だということを市内外の方に周知徹底するということが、まず一番の対応策であろうと思います。  では、その上であの海岸をどういうふうにしたいのかと、中長期的にということでございますが、私はあそこの海岸は玄海国定公園という一応風光明媚なところでございます。建築物の制限もございます。私たちにとってはもっけの幸いといいますか、何もない白砂青松の海岸をみんなで眺めてもらって、あるいは夕日を眺めてもらって気持ちよく散歩をしてもらう、そういう場所であったらいいなというふうに思っております。 301 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 302 ◯教育長(長谷川清孝君) 自然とともに生きる教育をということでございます。11校とも挙げると切りがありませんので、幾つか例を紹介をして、こういうふうな教育を古賀市はやっているよということにかえさせていただきたいというふうに思っています。  まず、議員お住まいの西小校区でございます。西小につきましては、当然、古賀の海岸、松原を持っております。それと共生しながら地域の方と一緒に松葉かきをしたり、中の清掃をしたりしております。それから、もう3年目になるんでしょうか、浜の運動会の復活、そういうふうなもの、いわゆる自然とともに生きながら、危険を避けながらですね、それも勉強しながらやっていく。それから、小野小学校であれば、蛍の放流に向けて、1年を通じて、ふ化させて放流してということをやっておりますし、千鳥という新しい学校につきましては、千鳥ヶ池公園探検ということで、これももう20年近くやっているんじゃないでしょうか、そういうふうなことをやっております。  そういうふうなことで、古賀市、あるいはその校区の中の自然とともに生きながら、自然から学ぶこと、それを自分の生き方に合わせながら成長していくような教育をしているというふうに古賀市の教育委員会では思っております。 303 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 304 ◯議員(8番 福崎 智之君) 自然と共存するのはすてきなことだと思っております。同時に責任、危険、そういうものもくっついてくるものだと思っております。古賀の海、泳がない海、遊泳禁止の看板を立てても、ことしのように遊ぶ人はいなくはなりません。時間がたてば記憶が薄れるように、看板の意味もどんどん薄れていくと思っています。看板を立てるよりも効果的な方法はないか考えました。  一番単純に思いついたのは人の目です。監視なのか見守りなのか、イメージがまだ定まっておりませんので言葉にできませんが、監視方向でイメージできることは、海水浴場での監視員のような方かもしれません。海水浴場とまではいかなくても、浅い場所での水遊びができるようにならないかなと。海の楽しさ、自然の楽しさ・怖さも知ってくれる場所ができるのは、このまちにもできるのではないかと思っております。来年の夏、再来年の夏、それがそうなっているかというビジュアルがまだ浮かびませんが、ただ夢は現実にできると思っておりますので、もう少し先の未来だろうと思っております。  もう一つ、見守りの方向でのイメージ。今でも夜の海岸沿いの見守りが行われております。昼間にも見守りをすることが不可能ではないと思っております。誰がするのか。市の職員が交代で、これは業務もあり、負担がかかり過ぎてて現実的ではないと思っています。こういうときにも、先ほど教育長が言われました地域の方々の力、協力。行政にできないことをお願いする、これも共働の一つではないかと思っておるのですが、市長いかがでしょう。地域の力をかりての見守り、いかがでしょうか。 305 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 306 ◯市長(中村 隆象君) もちろん、地域の方々がボランティアでですね、時に触れて見守って、もし間違って泳いでいる人がいたら親切に注意してあげるということは大変すばらしいことだと思います。ただ、遊泳禁止の看板があるにもかかわらず、そこであえて泳ぐということ自体はですね、決して褒められたことではない。そこまでですね、丁寧に保護してあげるべきなのかという気はいたします。  それと、先ほど言い忘れましたけども、子どもたちにとってもですね、これから、古賀市の海岸だけではなく、いろんなところの海岸に出かける可能性がありますが、海は泳げるもんだと思うのは間違いです。この海は危険かもしれないという思いをですね、持って生きるということも大切なわけで、そういう意味では、古賀市の海岸はそういう教育もできるというふうに考えることもできるんではないでしょうか。 307 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 308 ◯議員(8番 福崎 智之君) 丁寧に丁寧過ぎるほどの対応をしていただきたいと個人的には願っております。もうこのまちで子どもが命を落とす、そんなことはあってほしくないです。何か考えていただきたい。  地域の人の協力による見守りの強化、これは地域の連携にもつながっていくと思っております。もちろん、これをただでというわけにはいかないでしょうから何らかの対価が必要になってくるかもしれません。浜の見守り隊の設置、悪いアイデアではないなと思っております。  行政からのお願いばかりで住民負担をふやすのは避けたいところです。先ほど教育長が言われました、復活した浜の運動会、多くの地域の方、保護者の方、協力してくださっております。多くの人の手、人材がありますが、きっかけ、共有できる夢と予算があれば浜の見守り隊は実現可能だと思っております。  夏休みの宿題で古賀のよいところを描いてくるものがありました。大人は子どもに夢を描かせます。夢を夢のままで終わらせないように生きる道を教えてくれるのが学校だと僕は捉えております。大人は夢を現実にすることができると思っています。  西鉄跡地の遊歩道、海岸線まで続く「歩いてん道」、そんなイメージがあります。これは夢ではなく現実味があります。遊歩道は通学路になる、そうなるよう安全な歩道の整備を住民は求めているだけです。  遊歩道を歩き、松林を抜けて、砂浜ではだしになって、そして、白砂青松、あの世界に浸る。通学路になれば、子どもたちがその通学路をずっと走っているかもしれません。市長、教育長のツートップ、どういうイメージが湧くのでしょう。遊歩道、松林、砂浜、波、太陽、中村市長、長谷川教育長、それぞれ頭に浮かんだイメージを参考までに聞かしてもらえたらと思います。とりあえず制約なしでオーケーです。 309 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 310 ◯市長(中村 隆象君) 直観的に申し上げるしかないんですが、今までの議論の中で、お話の中で、遊歩道というのは西鉄宮地岳線の跡地のことしか私の頭には浮かびません。その後の砂浜とか日光とか、そういうのはまた別のちょっと離れたところにありますので、それを融合するというのはちょっとなかなか難しゅうございます。後半の砂浜とか海とか日の光というのは、非常に私の大好きな海岸の散歩道の光景が目に浮かびます。 311 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 312 ◯教育長(長谷川清孝君) 私のイメージは緑でございます。 313 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 314 ◯議員(8番 福崎 智之君) なるほど。緑、散歩道。跡地の遊歩道は北区、中川区、南区、ぐるっと周回できるようにできるのではないかという提案も建設課のほうからあっておりました。  全てとは言いませんが、夢は現実にできます。直観、それは現実になるものだと思っています。このまちのツートップにはそれを形にできる力があります。そう思っております。やるか、やらないかは、トップになられる方のお気持ち次第でしょうが、地域が、人が、保護者が、子どもたちがそう願っているのでしたら、現実にするために動く力があるのでしたら、そういう力をお持ちの方であれば動いていただきたいと思っております。どう描くかの知恵、アイデアは、子どもたち、保護者、地域の方からも出せます。  PTCAになったことで、自分の子どもが卒業しても学校のことにかかわれることがうれしいという人がいらっしゃいました。子どもを介しての地域の人材が生きるまちづくりができるようになっていくのではないかと思っております。PTAではなく、C、コミュニティ、地域が入っておりますので、市長、教育長を初め多くの部局にもPTCAとの連携をどう深めていくかを考えていただきたいと願っておりますが、市長、教育長、どのようにお考えでしょうか。 315 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 316 ◯教育長(長谷川清孝君) 先ほども申し上げましたが、Cを私があえて入れていただきたいなということで保護者の方に申し入れたのは、やはり今議員おっしゃったように、子どもが卒業した後でも地域住民として我が子が育った学校、あるいは自分自身が卒業した学校にかかわり続けたい、私から言うとかかわっていただきたいという願い、そして学校は地域のものであり、地域で学校を盛り上げていただきたいという願いでございます。 317 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 318 ◯市長(中村 隆象君) 大体同じようなお答えになると思いますが、やはり、これから小中学校においてはですね、地域の方々がより密接にかかわり合って、一段と進んだといいますか、何か今までにないような地域づくり、学校づくりができることを期待しております。 319 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 320 ◯議員(8番 福崎 智之君) お二人の感じられたその気持ちが、このまちのこれからの子どもたちのふるさとづくりになっていくんだと思っております。PTAにわざわざCをつけたことは、子どもたちという記号なのか……、存在ですね。媒体を介した学校、保護者、地域、この行政、この連携が、新しいこのまちをつくっていくのではないかと期待しているところがあります。ぜひ、多くの方とコミュニケーションがとりやすく、アイデアを出しやすい関係、そういう環境をつくっていただければ、このまちのこれからの子どもたちの、これからのこのまちのふるさとづくりにつながると思っておりますので、よろしくお願いします。  終わります。  以上で福崎智之議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 321 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午後2時22分休憩            ………………………………………………………………………………                       午後2時35分再開                       〔出席議員17名〕 322 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、高原伸二議員。                       〔高原議員 登壇〕 323 ◯議員(3番 高原 伸二君) こんにちは。会派志成会の高原でございます。  残すところあと2人でございますので、もうしばらく御辛抱ください。  まず初めに、本年7月の西日本豪雨は各地で大きな被害をもたらし、この災害により多くのとうとい命も失われました。亡くなられました方々の御冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被害に遭われました方々にお見舞いを申し上げます。また、きのうの北海道地震による、詳細はまだ正確にはわかってはいませんが、時間がたつにつれ徐々にわかってきています。一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。  さて、今回の一般質問は、企業誘致、道の駅、防災についてであります。市長におかれましては、前向きかつ明確に答弁していただきますこと強く申し上げ、通告に従いまして質問いたします。  1件目、古賀市の企業誘致の前進に欠かせない組織強化について。  1、本市の企業誘致を具体的に進めていくために組織された企業誘致推進本部のこれまでの取り組み総括について問う。  2、企業誘致推進本部を担当する商工政策課の組織力を強化するために、企業誘致推進室へ機構改革をする必要があると考えるが、いかがか。  3、企業誘致は、本市各課に加え福岡県との連携が必要だと考えます。また、企業誘致の知識や経験が豊富な民間との連携も不可欠だと考えますが、市の見解を問う。  2件目、道の駅構想の具体的内容について。  1、平成29年度に実施しました古賀市観光拠点設置可能性調査の総括について問う。  2、道の駅に関しては本年度基本計画を作成するが、完成に向けた具体的スケジュールについて問う。  3、平成30年第2回定例議会の一般質問において市長が答弁されました売上計画、収支計画の現在の進捗について問う。  3件目、市民が安心して生活できる防災体制について。  1、平成30年7月豪雨の教訓と課題とは何か。  2、平成29年7月九州北部豪雨や平成30年7月豪雨など自然災害が多く発生する中、本市地域防災計画や総合防災マップの見直しの考え方とその内容について問う。  3、本市におけるダム・ため池の具体的安全対策について問う。  以上、市長に答弁を求めます。 324 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 325 ◯市長(中村 隆象君) 高原議員の1件目の御質問、古賀市の企業誘致の前進に欠かせない組織強化についてにお答えします。  1点目についてお答えします。  本市では、平成26年度に企業誘致推進本部を編成し、全庁的な組織で企業誘致活動が展開できるように取り組んでまいりました。企業誘致推進本部は、私をトップとして、両副市長、関係課長、関係課で構成しており、企業誘致の方向性を明確にし、事業の進捗状況や課題事項等を組織全体で情報共有し、議論を経て、スピード感を持って意思決定するよう、推進体制が確立していると評価しております。  2点目についてお答えします。  さきの御質問でお答えいたしましたとおり、企業誘致推進本部は適切に機能していると考えており、機構改革の必要性は今のところ考えておりません。ただし、今後の状況の進展や社会情勢の変化等があれば、総合的に勘案した上で、組織のあり方について検討する可能性はあると考えております。  3点目についてお答えします。  第4次古賀市総合振興計画後期基本計画には、今後の土地利用を進める箇所を具体的に明記し、既に国・県との協議を始めております。また、企業誘致活動につきましては、先進自治体や民間業者のノウハウを積極的に研究するなど多様な手段を用いながら効果的に進めていきたいと考えております。  続いて2件目の御質問、道の駅構想の具体的内容についてお答えします。  1点目についてお答えします。  昨年度実施しました古賀市観光拠点設置可能性調査では、まず観光拠点の必要性について検討を行っており、昨年の宗像・沖ノ島の世界文化遺産登録等により古賀市周辺の観光需要の変化が予想され、その需要を取り込み本市の活性化を行うためには、観光拠点の整備の必要があることがわかりました。  次に、その観光拠点の位置づけを検討した際、国が掲げる地方創生の拠点となる道の駅と機能が類似していることに着目し、観光拠点を道の駅として整備することが効果的であるとの分析を行いました。また、整備候補地の選定を行うため、本市の主要幹線道沿いで30地点を抽出し、1・2次選定を経て最終的に候補地を1カ所に絞ったところであり、この結果をもとに今年度の道の駅基本計画策定業務を行っております。  2点目についてお答えします。完成に向けた具体的スケジュールにつきましては、今年度実施しております基本計画策定業務の中で検討を進めているところですが、私の思いとしては、四、五年のうちには開設したいと考えています。  3点目についてお答えします。売上計画、収益計画の現在の進捗につきましては、今年度実施しております基本計画策定業務の中で、商圏規模や主な想定利用者についてのマーケティング調査を現在行っており、今後、調査結果に基づき需要と供給の予測を立てながら計画を検討してまいります。  続いて3件目の御質問、市民が安心して生活できる防災体制にお答えします。  1点目についてお答えします。今回の教訓は、情報発信・伝達において、市民、自主防災組織、職員へその情報を伝達することの難しさ、大切さを改めて痛感いたしております。また、特に近年においては、ここは大丈夫などのこれまでの経験則からくる判断はかえって危険であり、今後はどこでも災害が起こり得るということを改めて認識する必要があります。課題としましては多々ありますが、その中でも特には市民への情報伝達のあり方であろうと考えております。  2点目についてお答えします。市防災計画については、近年の災害における課題等を踏まえ見直された県の防災計画を参考にするとともに、今回の7月豪雨の反省等も織り込みたいと考えております。また、防災マップについても、特に近年の大雨災害をもととした想定雨量の見直しによる浸水想定域を反映し作成したいと考えております。  3点目についてお答えします。ダム・ため池の具体的安全対策については、県との連携に加え、ダム・ため池を管理する市内各農区における堤防の草刈り作業や見回りなど日ごろの活動により、異常を早期に発見し対応するための緊急連絡体制を構築しており、必要な事業への予算措置を図っております。 326 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 327 ◯議員(3番 高原 伸二君) それでは順次、再質問をしていきます。
     まず1件目の企業誘致の前進に欠かせない組織強化についてです。  企業誘致推進本部の組織について質問します。企業誘致推進本部は、企業誘致推進本部幹事会、推進本部、推進部隊と3つの組織で構成されていたと思います。それぞれ方向性を定めることや実労を伴う役割があり、商工政策課が中心となり、都市計画課や農林振興課などがメンバーになって、情報の共有や開発の手法などの話し合いがなされていると理解しております。この企業誘致推進本部の本部長は市長であり、その推進本部では、市長がメンバーからの情報などを聞き、把握した上で方向性を出し、その方向性に従って推進部隊が実行するということを実際に今現在されているという理解でよいのか答弁を求めます。 328 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 329 ◯市長(中村 隆象君) まさにそのとおりであります。 330 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 331 ◯議員(3番 高原 伸二君) であればですね、その方向性とは何かということですが、市の企業誘致の方向性はもう既に出ています。後期基本計画に企業誘致はやるというふうに記載されていますし、新原高木、今在家といった具体的な地区名ももう記載されております。しかしですね、何となく企業誘致そのものの形が見えてこないというのが率直な感想であります。どのような形になっているのか、市の企業誘致がどう進められているのかを理解するためには、かなめであります幹事会の様子を把握するしかない。といいましても幹事会を傍聴するわけにもいきませんので、以前、会議録を開示請求したんですが、黒塗りされておりました。これがそうですね。見てわかりますとおり真っ黒です。  世間ではよく「あいた口が塞がらん」というふうに言うんですが、ここまで見事だとあいた口まで塞がってしまう。なぜ、どういう目的があってこのように黒塗りをされたのか、答弁を求めます。 332 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 333 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 古賀市情報公開条例にのっとり不開示とした部分があります。特に公にすることにより不当に市民の間に混乱を生じさせるおそれがある、または特定の者に不当に利益を与え、もしくは不利益を及ぼすおそれがあるものについては不開示とさせていただいたところでございます。 334 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 335 ◯議員(3番 高原 伸二君) この企業誘致政策は市の政策の中でも最も重要であり、必ず成功させなければならないものだと思います。ですから、情報は外部に漏れないようにするというふうな考え方は重々わかります。しかし、後期基本計画では、企業誘致をやるとあなた方はもう宣言しております。ということは、企業誘致をやるということについて、職員のみならず我々議員ももうわかっております。では、あとは何が決まっているのか。  市長は本部長として企業誘致をやるというふうに決めておりますので、それ以外に何か決定しているものがあるのでしょうか。答弁を求めます。 336 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 337 ◯市長(中村 隆象君) 決定と審議というか、その辺のところが多少いろいろありますけれども、例えば企業といってもどのような業種を優先するかとかですね、果ては具体名、どういうところがあるけどどこがいいとか、あるいは時期的にはどんなふうになりそうだとか、そういうものは企業誘致幹事会でいろいろ議論しております。それからまた、インフラの問題は大丈夫かとかですね、そういうことを議論しております。 338 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 339 ◯議員(3番 高原 伸二君) 今、いつごろの予定かというふうに言われたんですかね。後期基本計画に、新原高木や今在家といった具体的地名を入れているわけで、例えばですね、新原高木については、開発面積をこのぐらいの広さで、開発の方法はこんな方法で、何年の完成をめざしている、これにより進出してくる企業の数はこのぐらいの数です、就労人口はこれだけ増えるんですなど、目標を掲げてですね、各担当部署に部長を通じて指示するなどしてるんでしょうか。いかがでしょうか。答弁を求めます。 340 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 341 ◯市長(中村 隆象君) いろんな各地域の開発がありますので、時期的にかなり読めるところとなかなか読めないところもあります。また、業種、あるいは個別企業については、まだまだなかなか決まらないところもあります。ですから、数とかですね、雇用もですね、工場であるのか、あるいは倉庫であるのかで随分違ってきますので、そういうところまではまだ議論が進んでおりません。 342 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 343 ◯議員(3番 高原 伸二君) どうしても言いわけにしか聞こえません。  私はこれまで何回も組織について質問してきました。特に市の機構改革の必要性にも触れたことがあります。何度も言いますけれども、企業誘致は自治体間競争でどの自治体も実行しております。なぜなら効果があるからです。やはり進んでいるところは、それなりに専門的部署で対応しています。  過去の私の質問に対して市は、「現行のままで十分」であったり、市長からは必要に応じて検討するといった答弁がなされてきたわけですが、私からすると、まさに今がそのときではないかなというふうに思います。  もう一度尋ねますけれども、機構改革の必要性について考えに変わりはありませんでしょうか。担当課である商工政策課や関係する都市計画課、農林振興課、こちらはですね、業務多忙で追われているようにしか思えないのですけれども、いかがでしょうか。企業誘致が通常業務で特別ではないというふうに言いたいのかもしれませんけれども、そうではないと思って質問しております。いかがでしょうか、答弁を求めます。 344 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 345 ◯市長(中村 隆象君) 観点が2つございます。企業誘致推進本部の事務局は商工でございます。この商工のマンパワーというものはですね、実はふるさと納税の係を新設したことにより、それまでふるさと納税のほうもかかわっていた係のマンパワーがそちらの企業誘致のほうに移ってきておりますので、実質的にはマンパワーはふえていると考えております。  それから、いろんなケースがあると思うんですが、この企業誘致というものは、非常に各課、関係各課との連携作業が大きい。特に今の段階ではですね。都市計画課、農林、それから上下水、いろんなところが密接に絡んできますので、その辺の調整のほうがですね、今のところは大きいぐらいの業務になっております。もちろん、企業訪問というのも大きな事業でありますけれども、それは商工が中心になって実質的にマンパワーはふえていると考えていますので、それはやっておるところなんで、今の段階ではやはり全体の調整が主であると思いますので、特別の室を設けるのはまだ先のことかなというふうに思ってます。 346 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 347 ◯議員(3番 高原 伸二君) そこが私が質問したかったところなんですよね。企業誘致には専門的知識や経験なども備えておく必要があり、市役所内の課や部を超えての調整、国や県、地権者、進出企業との調整など複雑な業務遂行力が求められていると思います。例えば、商工政策課が都市計画課や農林振興課との調整をしたいというふうに言っても、それぞれその各課には担当業務があるので日程調整をしなければならなくなり、さらに時間がかかります。こんなことを繰り返しているのが現実ではないんでしょうか。  機構改革する中で、都市計画法や農地法などの知識がある職員をそこに配置することによりそういったことも可能ですし、一々日程調整に時間をかけることなく、その場で話し合うなど具体的に進めていけます。このような環境をつくる必要があるんではないかなと思って私はこういうふうな質問をさせていただいておるんですが、どうお考えでしょうか。答弁を求めます。 348 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 349 ◯市長(中村 隆象君) 今の関係各課との会議は月に1回か2回程度でありまして、十分に日程調整は可能であります。また1つの室をつくって、それぞれの専門家を置いて、それを何人置くかは別でしょうけれども、一人二人が毎日フル回転するような業務量はありません。ですから、今のところは今の体制が適切であるというふうに考えております。 350 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 351 ◯議員(3番 高原 伸二君) 私はそこが問題じゃないかなと思ってるんですが。  ついこの間、8月の7日でしたか、委員会の中で副市長に来ていただいて、駅前開発室をどういう状況でつくらなければならなくなったのかというふうな質問をしましたときに、地元企業、地権者、URとの協議をしていく中で、市の本気度を見せなくてはならない、そういう状況に陥ったからこそ、途中ではあるけれども、協議の末につくったというふうな話でした。必要に駆られてつくったということでしょう。ですが、企業誘致に関してはそこまで必要に駆られていないということを露見しているような状態ではないかなと市長の答弁でわかります。  次の質問に行きます。  まず現状確認です。企業誘致を進めていく上で民間との連携はどのようになっていますか。例えば、企業誘致推進幹事会に同席していただいてアドバイスなどをしてもらっているとかありますでしょうか。答弁を求めます。 352 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 353 ◯市長(中村 隆象君) 厳密に言いますと、1人外部の方に入ってもらって、その方は開発計画に非常に詳しい方でございますので、いろいろアドバイスはいただいておるところであります。 354 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 355 ◯議員(3番 高原 伸二君) 企業誘致に限らず、行政と民間との連携は考えていく必要があると私は考えております。特に企業誘致は毎年毎年何件もあるわけではありません。十数年に一度と言ってしまえば大げさになるかもしれませが、そう考えますと経験する職員は非常に限られます。例えば、玄望園、この案件は相当過去からの開発案件で、その当時のことを知っている職員は今どの程度いるんでしょうか。昔と今とでは法律も違っているなどあるとは思いますが、そういった状況の中、企業誘致を専門とした民間との連携は必要不可欠になっていると思います。  先ほど機構改革について質問しましたが、新たに企業誘致推進室を設け、民間から専門知識や経験豊富な方を雇い入れるというふうな体制強化は効果があると思いますけれども、市長、くどいようですが、もう一度答弁を求めます。 356 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 357 ◯市長(中村 隆象君) 企業誘致に対する高原議員の思いといいますか、熱意はよく理解できますし、私どもも決しておろそかに考えているわけではございません。そのような時期が来れば、民間の人にも新たに入ってもらうこともあり得ると思いますし、これは言わずもがなでございますが、玄望園については、民間の力をかりるというより、民間主導で今やっているところでございます。 358 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 359 ◯議員(3番 高原 伸二君) それでは次、2件目の道の駅について質問いたします。  まず1点目ですが、私も概要版を読ませていただきました。周辺環境が変化し、人の流れが大きく変わる、本市には周辺と比較して大きな集客力を有する施設がないといった課題に対し、その解決方法として古賀市に関するさまざまな情報発信、周辺地域から人を呼び込むことができる観光拠点の整備を検討するというふうにあります。観光拠点整備の基本方針についてですが、大きく4点挙げられています。その中で注目した点が味わえる観光拠点です。  本市の農産物ですと、コスモス館で新鮮な農産物や加工品が販売されており、イベントですと、スイーツコーン祭りや軽トラ市、工場製品ですと食の祭典や毎月最終水曜日の工場特売イベントなど既に実施されていると思いますが、基本方針では場所を備えた観光拠点をつくるというふうに書いてあります。イメージとして既に実施されているものはそのまま置いておいて、これらを備えた施設をつくっていくということなのでしょうか。答弁を求めます。 360 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 361 ◯市長(中村 隆象君) 道の駅の構想につきましては、ごくごく大ざっぱに申し上げますと、今のコスモス館の機能というものは新しい道の駅に取り込むといいますか、統合するつもりであります。 362 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 363 ◯議員(3番 高原 伸二君) 私が読みました資料が概要版なのかというところはあるんですけれども、この報告書は、設置する側の意見というか、思い入れが書かれているように感じます。「人を呼び込むインバウンド観光の観点では」という言葉もあります。市は可能性はあると一応判断したと私は理解しておりますけれども、消費者や外国人旅行者の意向というのはどのように整理されているのか答弁を求めます。 364 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 365 ◯市長(中村 隆象君) 私はその点については素人でございますのでコンサルに今お願いしておるところでございますが、基本的にはこの周辺の半径10キロとか15キロとかの人口、あるいはインバウンドのこれからの動向、インバウンドの人たちの好み、あるいは沖ノ島遺産との関連がどう出てくるか等、いろんな要素が、専門家的には手法があると思いますので、そういうところから基本的には、売上規模といいますか、そういうところは最大これぐらいが見込めるというところがあって、じゃあその売り上げに見合う商品の供給といいますか、そういうものが可能かどうかという検討もあって、いろんなところを突き合わせながら、最終的には売上計画、収益計画につながっていくものではないかというふうに想像しております。 366 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 367 ◯議員(3番 高原 伸二君) 2点目のスケジュール、これは四、五年のうちに開設したいということでしたので、他市の道の駅に負けない、例えば、売り上げであれば20億をめざすとか、九州一の道の駅をめざすとか古賀市が誇れるものをつくっていただきたいなというふうに思っております。  次に3点目の、売上計画、収支計画について質問いたします。  前回、第2回定例議会での一般質問を聞いてみますと、道の駅の最大の目的は、どう売り上げていくかというふうに私は理解しました。もちろん、売り上げがないと成り立たないということは十分理解しております。が、観光拠点設置可能性調査報告書の基本方針にも書かれていますとおり、立ち寄ってもらうや、市外の人と市民の交流、こういうことも市として承知した上で本市には可能性があると判断されたのであれば、市民が誇れるや、また来たくなる、そういった施設を大胆につくることが、結果的に売り上げに大きく反映されるんではないかと思います。  観光拠点設置可能性調査報告書では、市が決定しました候補地で道の駅を設置するとしたら、総事業費は約12億円、市の持ち出しが約8億円、これをどうペイしていくか、当然考えるわけです。ですから市長は、まず売上計画、収益計画を立ててというふうな答弁をされたんじゃないかなと思います。しかし、農産物ですと農林振興課に聞くところによれば、コスモス広場の売り上げは5億円を切っている、やや減少傾向にあるとのことです。  実際に調べてみました。一番ピーク、平成22年度は5億6,000万円の売り上げです。それが去年、平成29年、4億6,000万。7年間の間に1億円下がっております。  私も農家なので言いますけれども、農業が置かれている状況がとても厳しい中で、どう生産性を上げていくのかは難しいことだと思います。もちろん道の駅では、農産物だけではない、商工業製品なども販売されるのでしょうが、それでも市の持ち出しの約8億円をペイすることは大変難しいと思います。机上ではなく、もっと現実的な議論はされてないのでしょうか。いかがでしょう、答弁を求めます。 368 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 369 ◯市長(中村 隆象君) 私としてはまさにそのところをですね、今、売上計画、あるいは収益計画を立ててもらうコンサルにお願いしているところであります。 370 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 371 ◯議員(3番 高原 伸二君) 売り上げありきで事を進めていくことはちょっと不安に思うのですが。  集客を高めていくには、道の駅だけではちょっと弱いと思っております。複合型商業施設の中に道の駅を設置することで、互いに集客が見込めて、売り上げも期待できると思うのですが、もちろん、そうなると当然、事業費は莫大になります。しかし、将来的に考え先行投資することは、考え方としては不自然ではないような気がします。  市は福岡銀行や大学との連携もしています。市の主体性を持ちながら、いろんな専門知識を持つ方からの意見も参考にする必要があると思いますが、何かコメントがありましたらよろしくお願いします。 372 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 373 ◯市長(中村 隆象君) 方向としては2方向あると思います。今議員おっしゃいますような大規模な商業施設みたいなものと組み合わせてですね、もっと大きくするか、あるいは逆に8億円の投資に見合うような売り上げ、あるいは収益が見込めないとすれば、もっと設備投資の金額を下げるか、全く正反対の方向でございますが、その辺はこれからの検討にもよると思いますけれども、市としては、あまりばくちを打つようなことは考えておりません。 374 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 375 ◯議員(3番 高原 伸二君) 申しわけないですね。ちょっと私の計算している時間よりも早く行っていますので、なかなか市長が言っていることが頭に入ってきません。  最後の防災についてですが、今回は豪雨災害について質問いたします。  まず1点目ですが、昨年の九州北部豪雨や本年7月の西日本豪雨に加え、本年は特に台風による大雨など全国各地で自然災害が多発しており、本市においてはたまたま被害が少なかったというだけで、今後の自然災害に市としてどう備えていくかがポイントであります。同時に、市の職員としてどう反応するかが最も重要ではないかなというふうに思っております。雨が降っている、注意報、警報が出た、だから反応したということでは遅いと思います。やはり、日ごろから緊張感を持って備えておくという姿勢が、発生時の迅速な判断や落ちついた明確な指示につながっていくものと思います。  そこでまずお聞きしたいのが、課題と教訓について、市の職員はどう感じたのか、感じた中から反省を踏まえてどう改善しなければならなかったのかという、一人一人の意見の集約についてはどのようになさっているんでしょうか、答弁を求めます。 376 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 377 ◯総務部長(吉村 博文君) 今回の豪雨に関しましてですね、市の職員としてもそれぞれいろいろな反省点がございました。それをですね、まず部で整理いたしまして、最終的には庁議の席で意見交換をしているところでございます。それを踏まえまして、今後、改善等をしていく予定としてございます。 378 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 379 ◯議員(3番 高原 伸二君) 本年7月の西日本豪雨災害で市内数カ所の避難所を開設していましたが、市民の声はどういう形で集約され、市として各課共通認識しているのか説明していただきたいと思います。答弁を求めます。 380 ◯議長(結城 弘明君) 教育部長。 381 ◯教育部長(青谷  昇君) 今回、小学校の体育館を避難所として開設した際に、市民の方が避難されてきております。その中でのいろんな意見等については、その当時担当した職員が必要があればいろいろ聞いております。例えば、こういった備品があったらいいな、こういったマットがあったらいいなとか、いろいろ意見があっていますので、それについてはある程度集約をして、今後の教訓として生かしていければというふうに思っております。 382 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 383 ◯議員(3番 高原 伸二君) 私もあのとき一応全部の避難所は回らせていただいたんですけれども、今の答弁ですと、一応集約した上で、各課みなとも共通して、こういったことがあるという形で認識しているということでよろしいんでしょうか。 384 ◯議長(結城 弘明君) 教育部長。 385 ◯教育部長(青谷  昇君) 一応報告ということでは、庁議の場で報告させていただいてまして、今後は、例えば避難所開設・運営のマニュアルといいますか、そういったところを今度、整備をしていきたいというところで考えております。 386 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 387 ◯議員(3番 高原 伸二君) 今の質問こそ本市の防災に関するさまざまな計画に反映する必要があると思います。もちろん、国や県の基本的考えには従う必要も理解しておりますけれども、古賀市の防災計画ですから教訓を踏まえて改正する必要があると考えます。災害はその時々で違っています。想定外のことが起こるわけです。  そこで市長に伺います。計画に対する見直し内容は先ほど市長から答弁していただいたところですが、市民の声という点ではどういった部分に反映されているんでしょうか。  本年7月の西日本豪雨災害時、情報が錯綜していたと思います。市民が知りたいことがなかなか届かなかったのではないかとも思います。いかがでしょうか、答弁を求めます。 388 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 389 ◯市長(中村 隆象君) いろいろあると思いますが、今、私が思いつくのは2つありまして、一つはやはり自主防災組織との連絡、あるいは役割分担をどのように設定していくかということが、まだ今までできてなかったように思います。その辺のところをきっちり詰めていく必要があるということ。もう一つは、避難所の運営について、実際に避難所に行かれた方のいろんな不都合とか不便さとか、そういうものが来ておりますので、そういうものについては今後、対処をしていかなければいけないなと。ほかにもあるかもしれませんけれども、今のところそういうところを考えております。 390 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 391 ◯議員(3番 高原 伸二君) では、最後にダム・ため池の安全対策について質問いたします。  ため池は全国で約20万カ所あります。本市ではダムが1個、ため池は71カ所あります。ダムやため池の設計は、大雨など自然災害に耐えられる構造になっているはずです。災害に対応できる設計になっているからこそ、安心して、まさかこんなに降るとは思わなかったというふうな想定外に対し、対応をおくらせる原因になるのではないかと思います。  具体的安全対策については、先ほどの市長の答弁を聞いていますと対策にはちょっとほど遠いような気がします。何となく不安になります。もっと具体的な取り組みなどはないのでしょうか、答弁を求めます。 392 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 393 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 回答させていただきます。  市長第1答弁の中で、草刈り作業、見回りこそが、ため池のですね、例えば堤体の異常を速やかに発見する一つのきっかけになるというふうに思っております。そういった異常を発見した際にはすぐに連絡をいただき、異常がないようにやっていくということが具体的な取り組みになっているというふうに思っておりますので、今後とも農区と連携をとりながら進めてまいりたいというふうに考えております。 394 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 395 ◯議員(3番 高原 伸二君) きょうの、これは何新聞でしたかね、読売だったのかな、20万カ所のため池の下流に家屋など被害を与えるおそれのある8万8,000カ所のため池を点検したところ、1,540カ所で応急処置が必要なところがあったというふうに出ております。古賀でそういうことがなければいいんですけれども。  先ほど市長も言っておりました緊急連絡体制に関することですが、これは8月7日の農林振興課の答弁の中で、雨が降った、警報を出す前に、先ほど草刈り、見回りと言いましたけれども、各農区長さんに連絡して点検をしてもらうというふうに言っておりましたのでこの質問にしておりますけれども、大雨が降っていると仮定しまして、市は誰とどんな連絡をとって何か行動に移していくんでしょうか。わかると思いますけれども、大雨のときには現場が一番危険なところであって、そこで何かをさせるということはいかがなものかなというふうに思うんですけれども。答弁を求めます。 396 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。
    397 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 議員御質問の中で、現場こそ危険なところだというふうな認識は持っておるところでございます。雨が降っている状態ではさらに危険度が増すことから、危険箇所の把握など現地に行っていただく指示は出せないというふうな理解でございます。よって雨がやんだ後でございます、農林振興課の職員から各農区長へ連絡をさせていただき、先ほど見回りという話もさせていただきましたけれども、例えば、ダムの堤体の異常でありますとか、そういった異常箇所について、現場に入っていただき確認をしていただくような指示をさせていただいているところでございます。 398 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 399 ◯議員(3番 高原 伸二君) 大雨が降っているときには現地には行かせず、雨が降りやんだ後に被害状況を確認するということだと思います。それは当然だと理解しました。  そこで先ほど言いました8月7日の市民建産常任委員会において、同僚議員がですね、ダムの貯水率に関して質問がありました。たまたま今回の豪雨の際にダムの水が満水になっていなかったので──そのときの状況は30%だったと思います、それが1日の雨で満水、100%になったんですけれども──、満水になっていなかったので今回は耐えることができたが、もしも降る前から平常どおり70%、80%であったら耐えることができたのかという質問が出された際の水道課の答弁は、建設産業部で検討しているということでした。これはダムに限らず71カ所のため池にも同じことが言えると思います。  今、建設産業部の中でどのような検討内容になっているのか答弁を求めます。 400 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 401 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) ダムもそうですが、ため池もそうですが、もともとかんがい用水、利水目的の施設でございまして、それを治水としていかに使えるかというところにつきましては、非常に大きな課題等もございます。営農者等の協議、それともともと河川管理をされている県との協議、そういったところもございますし、例えば放流するにしても、どのくらいの流量を河道に流していいのかというところもありまして、さまざまな課題があるところでございますので、今のところ検討に着手するというところです。 402 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 403 ◯議員(3番 高原 伸二君) 今、建設産業部長が答弁されました判断や指示が難しいということは十分理解します。私も農家の人間ですから、大雨が降りそうだ、さあ、田んぼの水抜けやと。実際は降らなかった。あしたからの田んぼの水がないじゃないか、どうしてくれるんだという形にもなりかねません。そのとおりです。しかしながら、報道でもありましたように人命にかかわることです。  本市付近では、宗像市においてため池の保全に関する条例を制定しています。今、建設産業部でとても重要なことを検討されており、その成果を条例化する必要があると思います。もちろん、条例の制定だけでは対策としては乏しいと思いますが、災害はいつどこで起きるかわかりません。ぜひ前向きに検討する必要があると思いますが、いかがでしょうか、答弁を求めます。 404 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 405 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 貴重な御意見として、今後、調査・検討させていただければと思います。 406 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 407 ◯議員(3番 高原 伸二君) 私も一般質問をするために、いろんな先生に勉強しに行ったり、本を買ったりするんですが、「検討する」はしないということだというふうによく聞いておりますけれども、「検討します」ということばっかりが出てきます。  まとめに入ります。  今回は、企業誘致、道の駅、防災について一般質問しました。  企業誘致については、市役所内部の組織をもっと強化する必要があると思います。私はまずは機構改革が第一だというふうに考えております。企業誘致の前進に関する質問は今後も続けていきたいと思います。  また、道の駅については、古賀市としての主体性を前面に出して、コンサルだけに頼らず、いいものをつくっていただきたいなというふうに思っております。実際には、今の場所では、あの大きさ、宗像の道の駅にちょっと毛の生えたような広さになりますでしょうか。私は無理じゃないかなというふうに思ってるんですが。  続きまして最後の防災については、今回は特に豪雨に関する質問をしましたが、台風や地震などいつ起こるかわからない自然災害に備えるためには、職員が常日ごろから防災意識を持って業務に当たることが重要だと思っております。  企業誘致、道の駅、防災、それぞれに課題があり、その解決に向けて市役所一丸となって取り組んでいただくことを期待しまして私の一般質問を終わります。 408 ◯議長(結城 弘明君) 以上で高原伸二議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 409 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午後3時22分休憩            ………………………………………………………………………………                       午後3時35分再開                       〔出席議員17名〕 410 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、村松謙二議員。                       〔村松議員 登壇〕 411 ◯議員(17番 村松 謙二君) 皆さん、こんにちは。村松謙二です。  今定例会最後の一般質問となりますが、中村市長におかれましては、今期4年の任期最後の一般質問を受ける立場であろうと思います。私の政治理念は、市民の物心両面の幸せを追求するとともに、古賀市の発展に貢献することです。そういう観点で質問いたします。  1つ目のテーマです。  活力ある地域社会の実現には、利用しやすい公共交通手段が重要です。古賀市にはさまざまな課題があります。その中で最も長きにわたり解決の道筋ができていないのが公共交通問題です。これまで私を含め多くの議員が公共交通政策に対する問題点や課題などを指摘し、改善への提案などを行ってきましたが、根本的な解決に着手しなかったため、とうとう昨年4月1日からは西鉄の路線バスは減便となりました。また、補完交通なども成果が出ておりません。  そこで議会は、政策推進会議で約1年9カ月にわたり公共交通について調査研究を行い、昨年3月9日、古賀市の公共交通体系の確立に生かされるように報告書として市長へ提言しました。あれから1年半が経過しましたが、いまだにその道筋や成果を示されないままです。そこで、現状及び次年度へ向けた公共交通政策をどうするのか、市長に答弁を求めます。  1、現時点での古賀市公共交通網の認識と課題は。  2、公共交通活性化委員会が提言したニーズ調査はいつ行うのか。  3、補完的交通をコミュニティバスなどの運行で検討する考えは。  4、平成31年度に向けた基本方針と今後のスケジュールは。  次に2つ目のテーマです。  障がい者の声を把握し、課題の解決を図ることが市の責務です。現在、市内の公共施設の身障者用駐車場及び建物の出入り口までの通路には屋根が完備していないため、雨天時に車椅子利用者が乗降する際、ずぶぬれになると問題提起をしましたが、その情景を想像して市長はどう思い、このまま見過ごすのか、あるいは親身になって前向きに対応されるのか、答弁を求めます。  1、既存の施設に利用者からの改善意見を取り入れる考えは。  2、サンコスモ古賀身障者用駐車場に屋根を最優先で設置すべきと提案したが、実態の把握は行ったのか。また、設置についてはどうなったのか。  3、障がい者に配慮したまちづくりに取り組むというが、まずは利用する施設の実態や改善点などの意見を探るアンケート調査を行うべきでは。 412 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 413 ◯市長(中村 隆象君) 村松議員の御質問にお答えしますが、ささいなことですが、私の今期の任期は12月22日までありますので。12月議会は開かれると思うんですけれども。  それでは、1件目の御質問、活力ある地域社会の実現には利用しやすい公共交通の環境が重要についてお答えします。  1点目についてお答えします。本市にはJR鹿児島本線、西鉄バスが運行する古賀市内線及び国道3号や国道495号を走る福岡赤間線などの路線バス、さらに本年8月から運行を開始した公共施設等連絡バスがあり、公共交通網は比較的充実しているものと認識しております。  課題といたしましては、バス運転士の不足、人件費や燃料費の高騰などバス事業者の経営環境の悪化に加え、市が運行補助を行い維持しております西鉄バス古賀市内線について、近年、利用者の減少傾向が見られること、高齢化の進展に伴う交通弱者の増加などが挙げられると認識しております。  2点目についてお答えします。今年度、薦野、清瀧地区において座談会形式で地域の実情やニーズをお聞きしております。活性化委員会の提言などを参考に、今後も引き続きニーズの把握に努めたいと考えております。  3点目についてお答えします。補完交通につきましては、現在実施している、おでかけタクシーの制度や、本年8月から運行を開始した公共施設等連絡バス、略称コガバスの利用状況、他自治体の事例などを参考に、今後もさらに検討してまいりたいと考えております。  4点目についてお答えします。来年度の基本方針につきましては、西鉄バス古賀市内線を維持することを前提としつつ、さまざまな利用促進の取り組みや市民に向けた啓発を引き続き行ってまいりたいと考えております。今後のスケジュールにつきましては、今年度において地域公共交通会議を開催し、公共施設等連絡バス、略称コガバスと重複している西鉄古賀市内線7番系統の振りかえについて、古賀交通事業者との調整や関係者の意見集約を行いながら、来年度の実現に向けて鋭意努力してまいりたいと考えております。  続いて2件目の御質問、障がい者の声を把握し、課題の解決を図ることが市の責務についてお答えします。  1点目についてお答えします。日々の業務の中で利用者からさまざまな意見を、窓口、メール、目安箱等でいただき、可能な限り改善につなげていくことは大切なことであると考えます。  2点目についてお答えします。サンコスモ古賀の身障者用駐車場への屋根の設置に係る実態調査につきましては、雨天時を中心に職員による駐車場の見回りを実施するとともに、福祉課に車椅子や歩行器、つえを使用され来所された方に対する聞き取り調査、また、関係団体との協議を通じ行っているところであります。設置につきましては、これらの結果を踏まえ慎重に検討してまいります。  3点目についてお答えします。個別の施設に関するアンケート調査という手法によりも、2点目で申し上げたサンコスモ古賀での聞き取り調査の手法を各施設でも継続して行うことが、より実態の把握につながると考えています。 414 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 415 ◯議員(17番 村松 謙二君) 再質問いたします。  まず西鉄バスからですね、古賀市内の路線バスへの撤退表明を受けたのは3期目の任期途中であった中村市長でありました。でこれまで市民から何とかしてほしいとの声を受けまして、議員や議会からも真摯に取り組むように働きかけてきましたが、毎度毎度のらりくらりとかわされながらあれから約10年、市民の不満は解消したでしょうか。現状は残念ながら、前進どころかほとんど改善に至っておりません。これまでの実情を見ますと、昨年度からは減便に至ったことからすると、むしろ後退しているんではないでしょうか。  そこできょうは、この問題をただ批判しても何ら解決につながりませんが、市長には責任を感じてほしい、そういう思いで私は4つの観点で質問いたします。1つ目は課題の共有、2つ目は理想の姿、3つ目は課題解決策の提案、4つ目は行動を促すです。  まず1番目の通告による現状の認識と課題の答弁をいただきました。  確かに古賀は、JR、高速道路等々ありますけれども、私が通告した内容というのは現状のバス路線のことなんですね。バス路線なんです。現状認識というのは、例えば自治体経営もそうでしょう、会社経営もそうでしょう、やっぱり数字だと思うんですよ。言葉ではなくて、どうであったかということで。  そこで市長に伺いますけれども、今回29年度の決算が出ました。28年度に比較してどれだけ利用者がふえたか減ったか、補助金はどうなったか御存じですか。 416 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 417 ◯市長(中村 隆象君) 実数を申しますと、28年度から29年度にかけて、28年度は25万5,000人、29年度は24万8,000人、補助金は28年度が3,450万、29年度は3,940万と、こういうふうに移っております。 418 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 419 ◯議員(17番 村松 謙二君) メモを見てますよね。大体これぐらいトップというのは、企業でいう経営者というのは大体つかんでるんですよ。ましてや長年の課題である公共交通がどうなったかと、そういう思いで行くのが当たり前なんですよ。それがペーパーしか見ない。そういうところで私は認識が足りないなと、はっきり言わせてもらいます。  で、今おっしゃったように7,810人減っています。補助金は逆に486万7,000円ふえています。私が考える現状の把握ですけれども、市長はかねがねですね、利用者をふやすことが大事だと言われてました。私はそうじゃないと、利便性の向上、つまり利用したくなる仕組みじゃないとふえませんよと言ってたんですね。それには一切答えずに、市は利用者をふやすためにさまざまな施策、例えば「乗っ得キャンペーン」や無料バスキャンペーンを行いました。結果、利用者は減少し続けています。  市長、この現状を把握していますか、具体的な数字で。伺います。 420 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 421 ◯市長(中村 隆象君) 個々の細かい数字については把握しておりませんが、先ほどのお言葉でございますが、大体の数字というのはわかってますよ。25万人、4,000万、そのぐらいのことはわかってます。ただ、前年度の比較と申されたから私は正確に申し上げたわけで、今のことはちょっと遺憾に思います。 422 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 423 ◯議員(17番 村松 謙二君) これは長年の課題で、市民の思いというのがあれば当然ながら、ましてや、きょう私通告してるわけでしょう。こういう質問であればしっかり認識しておかないと、言葉だけ言ってもね、響かないし、実行できないじゃないですか。そこを言っているわけであります。  そこで、現状の把握という点で、じゃあ補完交通、さっきありましたよね、答弁で。また、おでかけタクシーを使うと。実はですね、高田地区と筵内地区で実施している、おでかけタクシー事業があります。市長はこのおでかけタクシーの実績をどう把握しておられますか。先ほど聞きましたね。けど、現状は把握されておられないということがわかりました。つまり担当者に任せっきりと、こういう実態が明らかになりました。  結果はですね、残念ながら利用者の増加にはつながっていないんですね。昨年度比、平成28年度比、平成29年度実績は、筵内が453人だったものが420人、高田地区、439人だったものが305人と。この2つの地区はですね、ともに運行車両台数と利用者数が全く同じなんです。車1台に1人が乗っている。つまりほぼタクシーと同じ状態になっているわけですね。また、予算が20万円ですから、年度内に使い切ったら、もうそれ以降は年度末まで利用できない仕組みになってるんですよ。つまり実態はタクシーのようなもので、市民からも不公平感が出ていることを認識いただきたい。  そこで市長、改めて。先ほど来年も継続されるような答弁だったと思うんですけども、改めて聞きます。これをさらに継続されるのか、それとも改善する方法を考えられるお考えでしょうか。 424 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 425 ◯市長(中村 隆象君) おでかけタクシーということであれば、来年も継続いたしますし、改善点があれば改善していきたいと思います。 426 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 427 ◯議員(17番 村松 謙二君) この事業というのはですね、もう何年になるんですかね、モデル事業として始められたんですね、これね。これ以上、漫然と続けていいんでしょうか。もっと根本的な課題の解決策を見出すべきじゃないでしょうかね。私はそういう段階に来てると思っています。  次に、もう一つの課題というより、宿題であります議会からの提言です。  議会は政策推進会議を経て、昨年3月9日に最終報告と提言を市長に手渡しました。市長は「議会の提言を重く受けとめる」と言われましたが、提言を受けた後、担当課に対してどのような指示を行いましたか。 428 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 429 ◯市長(中村 隆象君) もちろん、提言につきましては担当課にもしっかり、これを把握して対処するように申しました。 430 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 431 ◯議員(17番 村松 謙二君) その後、どうなったか確認されましたか。 432 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 433 ◯市長(中村 隆象君) 実態調査をやったりですね、例えば、清瀧系統についての改善策等々を検討したということがあります。 434 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 435 ◯議員(17番 村松 謙二君) あれから1年半になるんですけれども、全く議会に経過報告もないし、こうなりますよっていうこともないんですね。私も総務委員会に出てますけど。  また、昨年度から7便が減便となりました。提言の中の一つに、この7便の減便による影響を平成29年の早い時期に極力回避、もしくは代替する措置を講ずることと要望しています。あれから1年半を経過しました。では、一体、いつ対策を講じるんですか。 436 ◯議長(結城 弘明君) 経営企画課長。 437 ◯経営企画課長(大浦 康志君) 昨年、平成29年度には確かに減便ということで98便から91便に減便をされたわけでございますけれども、その減便の対策についてはですね、これは便数を復元するというのは非常に難しいと。西鉄との協議も継続的にやっておりますけれども、減便した分の復元は難しいという状況でございます。 438 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 439 ◯議員(17番 村松 謙二君) 毎度毎度同じような回答で、先延ばし先延ばしになっているんですね。これは議会との約束なんです。市長、ここで具体的な時期を示してください。もう既に1年半たっているわけですから。 440 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 441 ◯市長(中村 隆象君) まず、減便減便とおっしゃいますが、バスの台数は変わっておりません。5台です。何で減便になったかといいますと、運転士の勤務・労働条件が変わりまして、その結果、結果的には7便減便になっておりますけれども、現在の社会情勢の中で、運転手の確保が非常に難しい状況の中で、西鉄にはそこそこ協力をいただいておる結果でございます。  この5台のバスをこれからもですね、最大限有効に使うことがまずは肝要であると思っております。それから、先ほどの答弁で申し上げましたように、来年度はバス路線の変更について検討はすることとしております。 442 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。
    443 ◯議員(17番 村松 謙二君) 市長の思いかどうかわかりませんけども、もっとスピード感を持ってですね、仕事をするべきでないでしょうかね。こうやってずっとしている間、特に高齢者の方というのはいつまでも時間に余裕があるわけじゃないんですね。これで何年やってますか。私も議員になって4年目ですけれども、現状は全然変わってないじゃないですか。  では次に、公共交通活性化委員会が提言したニーズ調査についてです。  先ほどの薦野地区での座談会の話、これは私も聞いております。でですね、竹下元市長の命を受けて、公共交通活性化委員会が約1年間にわたり議論を行い、平成27年6月に提言書を出されました。この提言書を受けられたのも中村市長であったと思います。  そこにはですね、短期的課題として地域ごとに市民のニーズを把握するようにと。恐らくこのことだと思います。私もこれまでですね、「ニーズ調査をするべきでは」と言っておりましたけれども、今はその考えは持っておりません。といいますのも、これまでさまざまなですね、住民アンケートや議会が取り組んだアンケート、さらには活性化委員会のアンケートによって、担当所管の経営企画課も課題やニーズはつかんでいるんですね。いろいろ資料を見ましたらしっかりと載っていました。  私は、特に国道3号線から東側の地区と市街地を結ぶ路線の見直しに着手すべきではないかと考えています。具体的には、小竹、米多比、青柳、筵内、清瀧、薬王寺などです。この地域は、生活に必要な品ぞろえをしたお店もなく、大きな病院もなく、ましてや車の運転ができない人がおられます。にもかかわらず肝心の公共交通機関がない、もしくは便数が少ないなどの理由で、買い物や通院など移動手段に困っている住民のためにどうすればよいのかという長年の課題が残っているんです。要は、この課題に対して実現に向けた組織、プロジェクトチームをつくる段階に来ているんではないかと思うわけですけれども、市長、いかがでしょうか。 444 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 445 ◯市長(中村 隆象君) 最初の御質問の中でちょっと言い忘れたことがあります。バス路線だけのことではなくてですね、古賀市内交通全体をやっぱり考えるべきだと思います。それと公共交通で困っておられるのは、2つ大きな、今、議員御指摘のように買い物と通院ですね。一方、買い物については、コスモス広場の移動販売が大体毎月11回ぐらいあっております。こういうものも逆にですね、いわゆる公共交通の補完としては意味があることではないかと思っております。 446 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 447 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私もそういう答弁があると思って、想定してですね、ちゃんと用意してます。  では、この西鉄路線バスについてまず質問しますね。近い将来、事業の採算性や、先ほどおっしゃいました運転手の確保など、グループのバス事業再編によって古賀市の路線バス事業から撤退という可能性もないとは言い切れない情勢です。市長はこのあたりの情報をどのように把握して、どのような認識を持っておられますか。 448 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 449 ◯市長(中村 隆象君) 相手は特に民間企業でございますから、そういう経営判断というのはないとは言い切れないと思っております。 450 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 451 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私独自の調査でですね、自分の調査でいろいろ情報を入手いたしました。であればこそですね、今のうちに西鉄バスが撤退することを想定して、まずはバス交通の移動調査を行い、そのデータを解析し、最適なルート設定や生活に密着した交通体系を構築することです。そこで、この業務を専門的に調査研究しているコンサルタントに委託するとスピーディーに進めていけると考えますが、市長はどう考えますか。 452 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 453 ◯市長(中村 隆象君) そういうことが全くないとは申しませんけれども、今の段階でそこまでの必要はないというふうに考えております。 454 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 455 ◯議員(17番 村松 謙二君) そうやってそうやって、どんどんどんどん先延ばしなっていくんですよ。  この委託のですね、概算予算、財源なんですけれども、私が調べた近隣自治体では、概算で約四、五百万から700万くらいだったようです。また、委託するべきと提案しましたのは、所管部署である経営企画課ではこのような複雑な問題を一定期間でまとめて構想を策定するには、相当の時間と人員とコストが必要となりまして、今の業務に大変大きな負担を強いることが懸念されるわけです。したがって、専門的なコンサルタントに委託した場合、古賀市に適した公共交通網形成計画が策定可能となるわけです。  そこで改めて市長、補正予算を使っててもですね、実行する気持ちになりませんでしょうか。私は価値があると思いますが、いかがでしょうか。 456 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 457 ◯市長(中村 隆象君) 議会からの提言の中にもですね、現在の西鉄バス基幹交通は維持するのが望ましいとあります。古賀市としましては、現在のその体制をですね、極力維持するということにまずは力を入れたいと思います。 458 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 459 ◯議員(17番 村松 謙二君) こういうときに何か議会のあれを出しているような感じがしますけれども。  ではですね、西鉄路線バスを含めて、これまで抜本的ないわゆる古賀市の公共交通網ができなかった一番の理由って何ですか。一番の理由。 460 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 461 ◯市長(中村 隆象君) 抜本的な古賀市の交通網ができないということを、バスの増便ができなかったというふうに置きかえるんならば、利用者が減少して、赤字幅が拡大して、古賀市の財政負担に耐えられないような状況になってきたからだと思っております。 462 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 463 ◯議員(17番 村松 謙二君) コミュニティバスを、補完交通でいいんですよね、例えば導入した場合の初期投資コストやランニングコストについてどのような考えを持っておられますか。 464 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 465 ◯市長(中村 隆象君) 村松議員は御存じないと思いますけれども、そもそも西鉄バスが撤退を表明したときにですね、古賀市としては西鉄バスの存続とコミュニティバスと、あるいは古賀市が直接バスを運行する3つの案について、そのコスト比較の検討を行いました。その結果、コストの面、あるいは安全性、あるいは運行の安定性、どれをとってもですね、それまでの西鉄バスの運行を維持していただくということが最適だという結論になりました。そこで私どもは西鉄バスと話をしまして、赤字は負担するから、ぜひそれまでの運行を継続してほしいという話をして、鋭意交渉の結果ですね、西鉄バスからは、わかりましたと、とんとんであるならば継続するという約束をいただきまして、それが今に続いているわけでございます。 466 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 467 ◯議員(17番 村松 謙二君) せっかくですけど、私、過去のも資料全部調べて知ってます。知った上で言ってるわけです。安全面とかコストの問題でどんと差がありましたけれども、現に福津とかやっているんですよ。宗像とか一部。でですね、大きなコストとなるバスの購入代金ですけれども、どのような試算をされていますか。 468 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 469 ◯市長(中村 隆象君) 今ですね、バスの購入代金を正確に把握はしておりませんが、大ざっぱにいきましてですね、バスの代金と運転士の人件費、それから停留所の費用、管理費、もろもろ含めまして、大体バス1台を運行するのに年間1,500万かかるという認識をしております。 470 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 471 ◯議員(17番 村松 謙二君) かつてですね、市が西鉄と西鉄以外の事業者に委託した場合の経費比較表というのがありました。見ました。その中の車両価格が約1,800万とあるんですね。私は国とか県とかですね、あるいはタクシー事業者、そしてリース会社などに出向いてですね、直接聞いたんです。そうしますと、これはあくまでも一例なんですけども、13人乗りバスで、6年間のメンテナンス料込みで月額7万のリースなんです。トータル約550万。28人乗りのトヨタコースターでは6年間のメンテナンス料込みで月額17万円と伺ってます。  この資料のように1,800万ということを真に受けてですね、これでやっていこうと。これはあくまでも経営のセンスがないと私は思っています。運営の仕組みについてもですね、初期費用を圧縮する材料を私、持ってるんですよ。だけど、きょうは本質的ではないので改めて委員会などで話してまいりたいと思います。  スケジュールについてありましたけれども、私は市民のニーズに適応した公共交通体系というものは、まちづくりや地域における人口、年齢構成、市民の生活形態などの変化に伴いその形も変化していくものです。これは市長もおっしゃいました。そこで、このような状況においては、大学などでは地域公共交通の現状調査にICT、情報通信技術ですね、これを活用する研究が行われています。つまり、乗客の利用状況やバスの運行状況などを安いコストでリアルタイムに情報収集できる技術の開発が進んでいます。また、古賀市内にはこれまで長きにわたり、地域に根差し、市民が安心して移動することに貢献されているタクシー事業者もあります。そういう意味で、公共交通の専門的な知見を持っているコンサルタントや企業、交通事業者、大学などの協力を得ることが重要だということを指摘、提案して次のテーマに入ります。  では、昨年12月に、またことし6月の一般質問でも、障がい者の方のご家族、さらには高齢者の立場から見える古賀市の課題、問題点を提起しました。振り返ってみます。  JR古賀駅東口前の身障者用駐車場を利用したが、屋根がないために車椅子から乗りおりするときに、雨が降っていると傘が使えないためずぶぬれになるというものでした。また、古賀市内の公共施設などの身障者用駐車場はふくおか・まごころ駐車場となっています。これは、公共施設や商業施設の駐車場を、福岡県と協定を結んでいる駐車場を、障がいのある人や高齢者などあらかじめ利用証を受けた人が利用できる制度です。しかし、この駐車場も屋根がないため車椅子を利用される方が困っていると市民からの相談によってわかりました。  そこで私は一般質問で、ふくおか・まごころ駐車場に屋根の設置を提案しましたが、市長はそのときの答弁はどのように言われていますか。覚えていますか。 472 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 473 ◯市長(中村 隆象君) 今覚えておりません。 474 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 475 ◯議員(17番 村松 謙二君) 一事が万事だなと私は思っております。その場限りと言わせてもらいます。  そのときの答弁はこうでした。福岡県福祉のまちづくり条例においては、車椅子使用者用駐車場の屋根の設置は整備基準となっていないというものでした。つまり、設置する義務まではうたっていないということでした。設置する義務がないからということで、このままで仕方がない、我慢しなさいということでしょうか。私は古賀市独自の判断でやろうと思えばできるんじゃないでしょうか。政治家である市長、いかがでしょうか。 476 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 477 ◯市長(中村 隆象君) まずは、法令というものを確認させてもらうことが重要であると思いますし、必要であると、必要不可欠であると判断した場合は、古賀市独自でいろんな施策なり設置なりをするということについてはこれまでも行ってきたつもりでございますし、これからも行いたいと思います。 478 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 479 ◯議員(17番 村松 謙二君) 前回のときに福津の事例を紹介しましたけれども、市民に対する思いやりのスタンスが、本当に違いが明らかになっていますね。  では、改めまして福津市と古賀市の事例を紹介します。画面を切りかえてください。  これ、上はですね、福津の公共施設の駐車場ですね。市役所、図書館、ふくとぴあ、JR福間駅。下の段が古賀体育館、図書館、JR古賀駅です。  画面を戻してください。  一目瞭然ですけども、このような福津市の対応を見て、古賀市長としてどう思われますか。 480 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 481 ◯市長(中村 隆象君) それだけを見るんではなくてですね、やはり実態調査というものが必要だと思います。どれほどの方が必要とされているか、どれほどの方が困っておられるか、そういうものの把握というものが第一ではないかというふうに思います。 482 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 483 ◯議員(17番 村松 謙二君) はい、実態調査が必要だと思います。それをぜひしていただきたい。  福津市は人口が増加中です。ただイオンがあるからとか開発団地があるからだけではない、このような気遣いがあるまちとしての魅力があるんですね。これまで通算4期16年、古賀市の行政トップを担ってきた中村市長と、福津市による市民に優しい、思いやりがある市民サービス、この違いはどこから来るんでしょうか。これでどうして日本一住みたいまちなんでしょうか。  では、画面を切りかえてください。  この写真は、以前、一般質問で紹介しましたサンコスモ古賀の身障者駐車場です。前回、ここにね、屋根を設置したらどうかと提案していました。  画面を戻してください。  では、実態の把握ですけれども、先ほど言いましたように、現場を職員の方が回られたということなんですけれども、何回ぐらい巡回されましたでしょうか。 484 ◯議長(結城 弘明君) 福祉課長。 485 ◯福祉課長(川上 幹夫君) 正式な回数は今この場で把握してはございませんけれども、雨の日を中心といたしまして御利用の状況を目視で確認しておるところでございます。 486 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 487 ◯議員(17番 村松 謙二君) 何回ぐらいされました。 488 ◯議長(結城 弘明君) 福祉課長。 489 ◯福祉課長(川上 幹夫君) 平日の雨のたびということで、3日に1遍程度は目視で確認をしておる状況でございます。 490 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 491 ◯議員(17番 村松 謙二君) では、とめられた方に対して、その原因は何なのか、利用しにくい理由はとか、その辺の聞き取りとかはされましたか。 492 ◯議長(結城 弘明君) 福祉課長。 493 ◯福祉課長(川上 幹夫君) 市長第1答弁でも申し上げましたとおり、車椅子を御利用で来庁の方、それから歩行器、つえなど下肢に障がいがあると思われる方で窓口に来られた方に対して、「今現在、何か不便に感じておられることはございませんか」というような形で直接お話を伺ってございます。 494 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 495 ◯議員(17番 村松 謙二君) 例えば、前回の一般質問のときに、部長が何か利用者が少ないというような会議録があったんですけれども、私、聞いたんですね、なぜ利用しないのかと。あれだけ5台あって。そしたらね、こうだったんです。天気の日はともかく雨の日は使えないから使わないんですって。当たり前ですよね。降ってるんですから使えない。だから使わない。これだけの駐車スペースがもったいないですよね、利用されないのは。だからこそ定期的にね、3日とは言わずに定期的に巡回、そして利用者の方に意見を伺うということが大事だと思います。  では、もう一度画面をお願いします。  それで、これはですね、サンコスモ古賀玄関横の駐車場ですね。私は正面玄関から遠い今の駐車場よりも、この場所、つまり正面玄関横の職員駐車場ですね、ここの数台分を身障者用駐車場にして、さらに玄関まで屋根を設置することが最も安いコストで実現可能になるんですが、検討の価値はあると思います。ここに移転する方法はどうなのかなと。この場所というのは、玄関入り口に最も近いところにある職員駐車場とするよりも、やっぱり思いやりを持って障がい者に配慮したまちづくりのために、ここに設置される提案、市長、いかがでしょうか。 496 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 497 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) まず今、スライドにございました駐車場でございますけれども、あそこは職員駐車場というよりも公用車の駐車場でございまして、とまっているのは公用車ということでございます。  それから、今、公用車をとめてる場所につきましては、一般の市民の方が、駐車場からとめて歩いてこられるときの動線をですね、ちょっと横切るような形になってまして、そういった意味でちょっと、市民のよく通る場所を横切るということで、ちょっとやっぱりなかなか市民の方の駐車場にするのは難しいという判断のもとに、公用車であれば我々職員が十分気をつけてとめられるということで、今、公用車の駐車になっているということでございます。 498 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 499 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私には言いわけにしか聞こえません。福津の図書館に行ってください。そこにありますから。これでは、障がい者に配慮した優しいまちづくりとは決して言えないと思います。そこでヒントがありますんでね。  福津市はユニバーサルデザイン計画策定に関してこのように書いています。「ユニバーサルデザインの考え方を施設や道路に生かすときには、施設の利用のしやすさと移動のしやすさを考える必要があります。これまでは、身長や車椅子の大きさ、スロープの傾斜角度などで判断していました。しかし、この計画は子どもから高齢者まで全ての人が入りますから、ベビーカーを押す人や子どものおむつを交換する人などからの意見が必要です。また、高齢者や障がい者などの状況は、自分で動ける人、介護を必要とする人、家で寝たきりの人、車椅子を利用する人、目に障がいがある人、耳に障がいがある人などそれぞれ違いますから、こういう人たちの意見も必要です。そこで、施設の利用や人の移動について、いろいろな人から意見を聞きます」とあります。また、「既にある施設などを点検して評価を行い、改善することの検討を行います」。大変すばらしい取り組みです。  ここに先ほど言いましたように福津の事例がありますので紹介します。  画面を切りかえてください。  これはですね、福津市の障がい者相談員とか子育て支援センター、そして市民団体の方が、障がいをお持ちの方や乳幼児の保護者などを対象にふだんよく利用する施設などの利用時に不便を感じていることについてヒアリング調査をしているときの写真と資料です。ごらんください。これだけの施設を点検・調査してるんですね。例えば、福間会館だと、スロープの勾配がきつくて手すりがないとか、中央公民館の場合の駐車場も書いています。  画面を戻してください。  同じ行政で、こんなに市民に向かい合ってる福津市と古賀市の違い、保健福祉部長、いかがですか。何か感じることはありませんか。 500 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 501 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) 先ほど福祉課長も申し上げましたけれども、我々も障がいをお持ちの方に対しましてですね、やっぱりちゃんとそういうことで聞き取りはやってございますし、障がいのある方々で構成されている団体、そういう方々と協議をする機会もございますけれども、そういったときにも何か我々に対して御要望ですとか困っていることはないかということで意見を聞いているつもりでございます。 502 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 503 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私は職員の皆さんと接してね、わかるんですけど、大体、皆さん心の中では何とかしてあげたいと思っておられる方が多いと私は感じています。予算のこともありますのでね、それを心配してなかなか上程しづらいのかもしれません。しかし、市民のためにどうあるべきか、公共の福祉はどうあるべきかという原点に立って古賀市の発展に寄与していただくことを願っております。  最後になりますが、公共交通に関して改めて言っておきたいことがあります。近い将来、古賀市でも高齢化が進み、高齢者による交通事故の多発や、公共交通に頼り生活を維持する多くの市民のことを考えますと、一刻も早く解決の道筋をつける必要がありますが、通算4期16年で解決の道筋を示さなかった、つまり昨日、市長みずからが述べられたように結果を出せなかった市長には私は期待はしておりません。  そこで市長にずばり伺います。市長はこのままの評価で終わるのでしょうか、それとも引き続き市のかじ取りを行うために市長選に出る予定はありますでしょうか。 504 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 505 ◯市長(中村 隆象君) まず最初の御質問ですけれども、公共交通のあり方については、古賀市だけではなくて全国の市町村が大変に悩んでる問題でありまして、古賀市もですね、他市町と同じく悩んでおるわけでございまして、なかなか厳しい財政の中で空車を走らせるわけにはいかないという状況もございまして、これまでなかなか思うように進まなかったということは御指摘のとおりでございます。  それから2番目の質問につきましては、今、答えるような状況にはございません。 506 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 507 ◯議員(17番 村松 謙二君) 大体、公共交通って全国的にいろんな問題、課題、確かに利用者は伸びにくい、経費はふえる。でも、それを前提に、やっぱり公共の福祉ですからね、それを前提に我々議会の議員も、こういう方法もありますよと提案しているわけですから、一旦受けて、チャレンジされたらどうですか。なかなかされませんよね、時間だけ過ぎていって。何度も言いますけれども、高齢者の方って1年1年がとても大事なんです。そういう意味で、これからも職員の皆さん、頑張っていただきたいと思います。
     以上で一般質問を終わります。 508 ◯議長(結城 弘明君) 以上で村松謙二議員の一般質問を終結いたします。  これにて本日の一般質問を終結いたします。            ────────────・────・──────────── 509 ◯議長(結城 弘明君) 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                       午後4時22分散会            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...