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2018-03-02 平成30年第1回定例会(第2日) 本文
2018-03-02 平成30年第1回定例会(第2日) 名簿

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  1. 古賀市議会 2018-03-02
    2018-03-02 平成30年第1回定例会(第2日) 本文


    取得元: 古賀市議会公式サイト
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    2018年03月02日:平成30年第1回定例会(第2日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                       午前9時30分開議                       〔出席議員19名〕            ────────────・────・──────────── ◯議長(結城 弘明君) 皆さんおはようございます。これより本会議を再開いたします。            ────────────・────・────────────   日程第1.諸報告 2 ◯議長(結城 弘明君) 日程第1、諸報告をいたします。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。また、本日は議案の大綱質疑がございますが、大綱質疑は詳細な質疑や一般質問ではなく、大綱的な質疑であることを十分に認識していただき行っていただきますように、よろしくお願いいたします。  以上で諸報告を終わります。            ────────────・────・────────────   日程第2.議案の訂正について 3 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第2、議案の訂正についてを議題といたします。  説明を求めます。  市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 4 ◯市長(中村 隆象君) 平成30年古賀市議会第1回定例会に提案しております議案の一部に記述の誤りがありました。深くおわび申し上げます。  誤りがありました箇所は、第11号議案の古賀市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてです。冒頭の第17条第1号に記述しております介護保険料について、第6期の第1段階の保険料の年額は本来、2万6,460円とすべきところを2万6,400円と記述していたものでございます。また、参考資料として添付しております新旧対照条文でも同様の誤りがありました。あってはならない初歩的なミスであり、改めて深くおわび申し上げます。  議案の確認については、全庁でチェック体制を構築し、ミスの防止に努めているにもかかわらず、今回このような事態を招いたことを重く受けとめ、今後はチェック体制をさらに強化してまいりたいと考えております。  つきましては、本議案について訂正をさせていただきたく、よろしくお願い申し上げます。まことに申しわけございませんでした。 5 ◯議長(結城 弘明君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案の訂正については、これを承認することに御異議ございませんか。
                       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。よって、議案の訂正については、これを承認することに決定いたしました。            ────────────・────・────────────   日程第3.市長の施政方針について 7 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第3、市長の施政方針について、質疑に入ります。  2月の27日の本会議において、市長から施政方針の説明を受けておりましたので、これより施政方針について、会派の代表者等による質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  なお、質疑は会派ごとの人数に5分を掛けた持ち時間で、会派に所属しない議員についても含みます。会派代表者会議で合意しました順番で行うことといたしております。  まず、最初に会派山海会伊東洋子議員。                       〔伊東議員 登壇〕 8 ◯議員(2番 伊東 洋子君) おはようございます。会派山海会の伊東洋子です。平成30年度の中村市長の施政方針に対して質問いたします。  平成30年は、中村市長にとって4期目最後の年になり、厳しい財源の中でも何とか市民に約束した公約を実行に移そうという市長の思いを感じながら、以下の点について質問をいたします。  1、学習環境を整えるため、空調設備の設置に向けた設計を行うとの方向が示されました。古賀市学校施設長寿命化計画案との整合性を含め、どのように進めていくお考えでしょうか。  2、子育て世代包括支援センターの開設に向けて取り組むとありますが、安心して産み育てる環境づくりのためにも、相談しやすい体制をどうつくっていくお考えでしょうか。  3、道の駅の整備に向けた基本計画策定が示されました。農業振興にどう結びつけていくおつもりでしょうか。  4、文化芸術について触れられていないが、文化芸術振興についてどう考えているでしょうか。  5、戦後72年、次世代に平和の意義を伝えていくことが大事になってきていますが、どう取り組んでいくお考えでしょうか。  以上5点について質問いたします。 9 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 10 ◯市長(中村 隆象君) 会派山海会の御質問、市長の施政方針についてにお答えします。  1点目についてお答えします。学習環境の向上を図るための新たな整備となる空調設備整備と既存施設の老朽対策、長寿命化を図る学校施設長寿命化計画とは別ものと考えており、それぞれの重要性や財政状況等を勘案し、計画的に進めてまいります。  2点目についてお答えします。子育て世代包括支援センターは、妊娠期から就学前までの切れ目のない支援をワンストップで提供することができるようにしていくものです。本センターは、保健師など専門的な職員を配置し、安心して産み育てられるように、総合的な相談窓口とし、孤立感や不安感を抱えることがないよう、きめ細やかな相談を受けられる体制となるように取り組んでまいります。  3点目についてお答えします。本市の交通利便性や都市近郊という利点を生かし、市内で生産された農産物を初め、商工業製品の販売及びPRを行うことで、周辺地域からより多くの人を呼び込むための観光情報の発信や産業振興の拠点としての機能を果たす道の駅の整備に向けた検討を行うこととしております。  4点目についてお答えします。文化芸術振興につきましては、古賀市文化芸術振興計画に基づき、今後も重要な施策の一つとして取り組んでまいります。  5点目についてお答えします。平和学習の一環として、平成28年度から市内小中学校被爆クスノキの植樹を行い、平成30年度は古賀東中、青柳小学校小野小学校を予定しており、これで全ての小中学校への植樹が完了します。また、遺族会による小中学校への戦争体験講話小学校修学旅行での被爆地訪問原爆パネル展示原爆投下日及び終戦記念日に防災無線での黙祷呼びかけなどを引き続き行う予定です。戦争・被爆体験者の高齢化により次世代への平和の意義を伝えることが年々難しくなっておりますが、今後もこれらの取り組みを続けてまいります。 11 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 12 ◯議員(2番 伊東 洋子君) それでは、順次再質問していきます。  今回の施政方針で、よかったことがあります。一つは、35人以下の少人数学級のための人的配置が30年度も継続されたこと、もう一つが空調設備の設置に向けた設計についてです。毎年、35度を超える猛暑日の日数が増加傾向にあり、うだるような酷暑の夏、教室の中はサウナのような状態で、勉強どころではありませんでした。このような学習環境を何とかしたいと、一般質問や委員会でも取り組んできたので、大きく実現に向けて動き出したことを本当にうれしく思います。  さて、2月に示された古賀市学校施設長寿命計画案では、普通教室へのエアコン設置については検討を進めますになっておりました。今年度は小学校4校分の設計業務委託となっていますが、残り7校を含め全体の設置についてはどのようにお考えでしょうか。 13 ◯議長(結城 弘明君) 教育部長。 14 ◯教育部長(清水万里子君) 現時点での考えではございますけれども、今後とも小学校、それから中学校へと設置を進めてまいりたいと思っております。 15 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 16 ◯議員(2番 伊東 洋子君) ありがとうございます。一日も早い実現を楽しみにしております。  次に、古賀市学校施設長寿命化計画案の改修等の優先順位づけ実施計画の項目には、平成30年代に全学校のトイレの洋式化と床の乾式化を含めた全面的な改修を行いますと、わくわくするような計画が示されています。古賀市内の学校には、臭い、汚い、暗いの3Kがそろったトイレもあり、早急な改善が求められています。  空調設置もトイレの洋式化への改修も、大規模なイニシャルコストが予想されます。空調設置もトイレの洋式化も並行して進められるのか、計画がずれ込むおそれなどはないのか、お考えをお聞かせください。 17 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 18 ◯教育総務課長(簑原  浩君) トイレの改修工事、また空調設備工事、それぞれ、それなりの金額が、費用がかかってくるとは承知しております。これも、その後のですね、財政状況等を勘案しながら、計画的に行っていきたいということで考えておるところでございます。 19 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 20 ◯議員(2番 伊東 洋子君) では、計画どおりと思ってよろしいのですね。はい、ありがとうございます。子どもたちにとって望ましい学校環境がつくられることを本当に期待しております。  さて、学習環境を整えるという点で、少し気になることもあります。心豊かに学び続ける人が育つためにも、読書はとても重要な要素だと考えます。しかし、学校図書館の図書費は3年間で200万円も減額されています。単純に計算しても1冊1,000円として2,000冊の本が購入できなくなったということです。市長、教育長も読書家とお聞きしています。このような状態で心豊かに学び続けられる環境は整えられるのでしょうか。どのようにお考えですか。 21 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 22 ◯教育長(長谷川清孝君) 各学校の蔵書数につきましては、国の示す基準のほぼ120%を達成しております。それから、児童・生徒数の増減によりまして、数式がございまして、それにのっとって配置しておりますので、全く問題はないと考えております。 23 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 24 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 確かに、数字的には達成しておりますが、その数字の中には修理しないといけない本とか、もう古くなった本も含まれておりますので、ぜひ環境を整えるためにも考慮していただきたいと考えております。  次に入ります。2点目の、安心して産み育てられる相談しやすい体制についてですが、切れ目のない支援について、母子の健康、経済的問題、子どもの発達、療育、子育て支援など、多岐にわたるサービスが求められています。困っている人と支援をつなぐためにも、人材育成、配置などマンパワーも必要です。ワンストップでの総合的な支援の実現に期待していますが、どうお考えでしょうか。 25 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 26 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 現在、保健福祉部内、また庁内におきまして、マンパワーも含めて専門職の配置に向けた体制づくりについて検討を行っている状況でございます。 27 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 28 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 先ほどの市長の答弁の中で、就学前という言葉が出ていましたが、子育て世代は学校に上がってからも子育て世代に加わっていくと思いますが、その辺の総合的な相談にワンストップで支援していくためには、子育て支援課以外の課との連携も必要になると思いますが、その辺はどうお考えでしょうか。 29 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 30 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 現在、主に就学前につきましては妊産婦から就学前ということで、主に保健福祉部予防健診課、子育て支援課が担っている部分でございますが、就学後以降につきましては教育部ということで、これは当然、連携は必要になってきますので、連携は今後も引き続き密に図っていくということで取り組みを行っていきますが、全体的な庁内の体制づくりの中で今後の課題の一つだということでは捉えております。 31 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 32 ◯議員(2番 伊東 洋子君) では、ワンストップの相談窓口の中には、学校教育課の部分はまだ含まれてこないということで理解していいでしょうか。 33 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 34 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 今現在、検討を進めています子育て世代包括支援センターの開設に向けては、就学前までを想定はしているということでございますので、就学後以降については今後の課題ということでございます。 35 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 36 ◯議員(2番 伊東 洋子君) それでは、子育て世代包括支援センターの開設の時期についてはどのようにお考えでしょうか。 37 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 38 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 子育て世代包括支援センターの開設に向けて、今現在、保健福祉部、また庁内含めて検討している段階でございますので、その状況を踏まえて開設時期を明確にしていきたいと考えております。 39 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 40 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 楽しみにしております。  3番に入ります。観光情報の発信や産業振興の拠点として道の駅の整備に向けた計画を策定とありますが、道の駅を訪れるお客さんの目的は、とれたての地元の新鮮な野菜があると思います。この冬、野菜の価格が高騰したこともあり、低価格で購入できるコスモス広場は大人気で、1時間ほどで売り切れてしまうほどでした。農産物の供給量の増加は喫緊の課題だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 41 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 42 ◯農林振興課長(牟田口政和君) 伊東議員御指摘のとおりですね、今、野菜が非常に高騰しておるというところでございます。市といたしましては、市内で御尽力をしていただいております農家の方が安心して安全なお野菜、農産物をですね、販売できる、生産できるような体制づくりを整えているというところでございます。 43 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 44 ◯議員(2番 伊東 洋子君) まち・ひと・しごと創生総合戦略でも重要業績評価指数に新規就農支援件数を延べ10人と掲げられておりました。コスモス広場に次いで道の駅を整備することで、農産物の収益を向上し、新規就農者の確保、育成を進め、生産力、意欲を高め、若者が農業へ取り組みやすい環境をつくることができ、古賀市の農業の活性化へつながると具体化を大変期待しています。  次に入ります。食のまちづくりの推進、古賀市らしい道の駅を整備していく上で、食品工業団地などの地元企業との連携は必要不可欠と思いますが、どうお考えでしょうか。 45 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 46 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 議員おっしゃるとおり、食品工業団地等の連携を含めまして、検討を今後進めていきたいと思っております。 47 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 48 ◯議員(2番 伊東 洋子君) にぎわいのある道の駅を期待しております。  観光情報の発信についてですが、古賀市は観光資源に乏しいように思います。情報発信していく上で観光資源の発掘が必要ですが、どうお考えでしょうか。 49 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 50 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 古賀市内における観光情報を発信していく上で、新たな観光機能等を発掘するというところは非常に重要かと思っておりますが、今の既存の観光施設等も含めてですね、積極的に情報を発信していくことも重要かと思っておりますので、その辺も含めまして掘り起こし等も力を入れていきたいと思っております。 51 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 52 ◯議員(2番 伊東 洋子君) まだまだ古賀のいいところをアピールできていないなというのを感じていますので、ぜひ期待しております。まち・ひと・しごと創生総合戦略では、業績評価指標に薬王寺温泉集客数を11万人としています。古賀のよさを広くアピールできるよう期待しております。  次に、28年度の施政方針には文化芸術振興計画に基づき文化芸術活動の活性化を図るとしていましたが、30年度は文化振興に全く触れていません。以前はアートタウン構想をお持ちだった市長ですが、文化をどう育てていくお考えでしょうか。 53 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 54 ◯市長(中村 隆象君) 記述が漏れておるということで御心配ということはわかりますけれども、書いてないからといって、今までやってきたことの手を緩めるということでは決してございません。これまでどおり文化振興についても大いに頑張っていきたいと思っております。 55 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 56 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 力強いお言葉、ありがとうございます。教育もそうですが、文化もなかなか数値では費用対効果を示すことができません。古賀市の個性と魅力をより輝かせるためにも、市民、団体、行政が文化芸術の担い手として進むべき方向性を共有し、歴史、文化、芸術をさらに振興していくことが重要になってきています。文化を温かく育てていく古賀市に期待したいと思います。  次に、戦後72年の年月がたち、昨年は、長年、原爆の悲惨さを広く伝えてこられた原爆被害者の会が高齢化のため活動を停止されました。今回の施政方針には、平和の二文字を見つけることができませんでした。市長、戦争を知らない世代に平和の大切さをどう伝えていくお考えでしょうか。 57 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 58 ◯市長(中村 隆象君) 直接のお答えになっているかどうかわかりませんが、先日というか、ちょっと前の新聞に、日本の原爆の後、少年がですね、赤ん坊を背負って立ち尽くしていると、それは恐らく弟か妹の火葬を見守っているものだと言われているんですが、それをローマ法王が、これはぜひ全世界に広げなさいということで指示をされたそうです。それと同じような写真がですね、古賀市の原爆写真、被爆者の会が持っておられました写真集の中にあります。非常に感動的な写真だと思っております。そういうものは、ぜひこれからもですね、末永く人々に、多くの人に見てもらって、そのときの臨場感といいますか、少年の思い、そういうものを感じ取っていただけるんではないかと思っております。 59 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 60 ◯議員(2番 伊東 洋子君) ありがとうございます。今年度で全ての学校に被爆クスノキの植樹が完了します。植樹して終わりではなく、どう生かしていくかが大切になってくると思います。ぜひ、次世代に伝える取り組みに生かしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 61 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 62 ◯教育長(長谷川清孝君) 被爆クスノキの植樹につきましては、3中学校区、30年度で終了いたしますけれども、これを枯らすことなく育てていくことも大事なことではございますけれども、毎年、遺族会あるいは原爆被害者の会の方々に、それぞれの学校でお話しを願っております。それを昨年度から録音をさせていただくように各学校にお願いをしております。そういうふうなものを残しながらですね、今後10年、20年と平和を守っていく営みを続けていきたいと思っております。 63 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 64 ◯議員(2番 伊東 洋子君) これは、少年少女の主張という作文表彰式で古賀市内の中学生の女の子が書いた作文です。その一部をちょっと読ませていただきます。  ヨーロッパは二度と戦争を起こさないためEUをつくりましたが、イギリスが国民投票で脱退しました。本来の平和を守るという意見を見失っているような気がします。日本も憲法を根本から変えようとする動きがあるようです。私も国民投票ができる年齢になれば、人が平和に生きる権利をしっかり考えて投票したいと思います。ただ言えることは、戦後72年、日本の憲法は人が平和に生きる権利をしっかり守っている憲法です。簡単に変えてはいけないと思います。  古賀市内には、このようにしっかりした考えを持った子どもたちが育っていることを本当にうれしく思いました。  日本に暮らす私たちは、今はまだ銃弾に脅える暮らしを送ってはいません。しかし、今の平和は当たり前ではありません。一人一人の命を大切にし、対話による平和な社会をつくっていくことが今の暮らしを守っていくためにも大切になってきています。ぜひ、少なくなってきている戦争体験者の話を聞き取り、記録し、次世代に伝えていく取り組みを進めていただくことを要望し、山海会の質疑を終わります。 65 ◯議長(結城 弘明君) 以上で山海会、伊東洋子議員の代表質疑を終了いたします。  次に、会派連、吉住長敏議員。                       〔吉住議員 登壇〕 66 ◯議員(12番 吉住 長敏君) それでは、平和国家を希求し住民自治に寄り添う、郷土の誇りと愛着を抱く人々と共働する、社会正義をとうとび、開かれた議会改革に寄与するといった理念を掲げる会派連を代表し、きょうは輪番によりまして吉住が代表質疑を行います。  まずは、立て直しの通算4期目の最終年度のかじ取りの施政方針から感じ取ったことは、行政運営の行政組織の長としての統治者担当能力について、安易な組織肥大化に警戒しながら、小さな政府運営路線にのっとり、手がたく、かつ意欲的な事務事業が随所に発揮されていることが認められます。冒頭に、これらを支える行政集団の仕事力を評価しつつ、よりいいものに練り上げていくよう願う立場から、私どもに寄せられる市民の声や独自の調査研究の積み上げで得たものを3本立て、10項目により以下のとおり問います。  大きく1、施政方針、14から15ページに関することでございますが、安心安全、健康の古賀市経営について。
     1)救急救護経験者等の人材活用。  2)自治会(行政区)単位の防災自主訓練の誘導。  3)健康づくり推進条例で全市民的な機運の高揚。  大きく2、一層便利で潤いある古賀市活性化策、施政方針、10ページから11ページに関することでございます。  1)古賀サービスエリアスマートインターチェンジ推進状況。  2)JR古賀駅周辺の整備計画の展望は。  3)議会からの公共交通補完策の提言対応について。  4)森林に親しみ木材活用、木質化の推進は。  大きく3、施政方針の17ページに関することでございます。先々へも持続可能な古賀市とはの市長の思いについて。  1)他自治体に誇れる実績は。  2)近未来につなぐ布石事業は。  3)九州の中の古賀市のあるべき都市像とは。  以上、よろしくお願いいたします。 67 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 68 ◯市長(中村 隆象君) 会派連の御質問、施政方針代表質疑にお答えします。  1点目についてお答えします。  1)については、防災に対する取り組みの有効な手段の一つだと考えますが、他自治体の状況を調査するなど、今後、研究してまいりたいと考えております。  2)については、まずは古賀市まちづくり出前講座を活用し、防災に関する基礎知識を習得していただき、その後、各行政区において自主的な訓練が行われるよう支援してまいりたいと考えております。  3)については、平成30年度から新たにスタートする古賀市健康増進計画において、人の健康づくり、まちの健康づくりを基本方針に、ライフステージごとに全市民が主体となる健康づくりを推進することとしており、条例の制定については考えておりません。  2点目についてお答えします。  1)については、国の準備段階調査に向けて、関係機関と調整を続けているところです。  2)については、平成29年6月にUR都市機構と基本協定を締結し、意見交換等を継続しており、駅東口の最大地権者の企業とも定期的に会合を持ち、主に面的整備事業の手法の検討や課題の洗い出し等を行っております。今後とも、市の玄関口として魅力ある中心拠点の実現に向け取り組んでまいります。  3)については、本市の交通利便性や都市近郊という利点を生かし、市内で生産された農産物や商工業製品の販売及びPRに加え、周辺地域からより多くの人を呼び込むため、観光情報の発信機能を備え、産業振興の拠点としての機能を果たす道の駅を考えております。  4)については、現路線バスを維持しつつ、改善を図るべく、新規のシャトルバス運行に取り組んでまいります。  5)については、平成25年2月1日に古賀市内の公共建築物等における木材の利用の促進に関する方針を策定し、推進を図っております。木材の利用につきましては、今後も強度、構造、機能、費用、耐用年数などを考慮した上で、各部署で可能な範囲で取り入れることとしております。  3点目についてお答えします。  1)と2)についてはあわせてお答えします。本市が誇れる実績としまして、人づくりの分野では、教育立市こがを掲げ、全小中学校における原則35人以下学級実施を初めとする市独自の人的配置、待機児童ゼロの堅持、病児保育の実施など充実した子育て環境が挙げられます。  ものづくりの分野では、先人たちの英知と努力によって古賀インターチェンジの設置や工業団地の造成がなされ、県内でも有数の高い工業力を持つことが上げられます。近年においては、古賀物流団地の造成や玄望園地区の区画整理事業の起工など、さらに本市の強みを伸ばし、継続的な発展につながる土地利用も進んでいます。  健康づくりの分野では、ヘルス・ステーション事業を初めとする地域での健康づくり活動、介護予防の推進や医療、介護連携の取り組みにより、県内トップクラスの要介護認定率の低さを維持していることなどが挙げられます。このほかにも、美明地区や高田地区の区画整理事業による新たな住宅商業地の造成、県内でも先進的な防災行政無線や災害対策室の整備、JR古賀駅東口の整備に向けたUR都市機構との基本協定締結など、誇れる実績は多くあり、これらはいずれも未来につながる布石になると考えております。  3)については、人口が伸びゆく福岡都市圏のアジアへのゲートウェイ機能を生かしつつ、その一員として交通の要衝である地理的優位性にいる産業の振興を図り、我が国の人口が減少する中にあっても活気とにぎわいあふれる都市をめざし、九州とは言わず、日本一住みたいまちづくりを今後も進めてまいりたいと考えております。 69 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 70 ◯議員(12番 吉住 長敏君) まず、私のさきの質問の冒頭に、大きく2の4)の読み上げ、道の駅に関する読み上げが欠落しておりましたので、訂正したいことと、10項目を11項目ということに訂正させていただきます。  それでは、再質問でございますけれども、大きく1番について、集約的に再質問させていただきたいと思いますが、申し上げたいことは、まず、地域のつながりの基礎的なエリアの問題でございますけれども、要は、小学校単位から行政区単位、中コミから小コミというように、やっぱり地域を細分化して落とし込むことによって、さまざまな人材、救急救護、それから危機管理に関するですね、やっぱり、そういった人材の発掘が具体的に広がっていくのではないかと思います。  そこで、お尋ねしたいのですけれども、行政区単位で今、こういった防災訓練等が行われている実情についてどの程度の把握があるのか、お尋ねします。 71 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 72 ◯総務課長(柴田 武巳君) 平成29年度におきましては、今後実施予定も含めまして18の行政区で防災訓練がされた、もしくはなされるところでございます。 73 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 74 ◯議員(12番 吉住 長敏君) そういう数字は初めて私、お聞きしまして、かなり進んでいるのかなという実感を得たところでございます。  それで、次にですね、いわゆる防災の関連、安心安全と健康というのをくっつけたというのは、やはり底流に流れるものは自助、自立、共助、そういったものが一致し合うことだからだと思って、このことをくっつけたわけでございますけれども、そこでですね、まず、条例化にちゅうちょする、ためらう、僕は理由は全くわからないんでございますが、これはですね、まず、2016年の2月の定例会で私からも一般質問で健康づくり推進条例について、糸島を引き合いに質問させていただきました。この際に冒頭、市長は、確かに、冒頭はその用意はないとはいったような質問でございましたけれども、いろいろやりとりをする中で、条例を制定することによって特定健診の受診率が上がることは十分考えられると、これは本当に調査、研究してまいりたいと、効果的な条例がつくられるのであれば、それはやったほうがいいと考えるというような公式答弁があっております。調査、検討した結果はどうですか。 75 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 76 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 吉住議員がおっしゃいます健康づくりの推進基本条例の制定については、他自治体で和光市、また糸島市等で作成されている分については内容を確認しながら、実際、古賀市としてどうなのかという実情も踏まえながら、検討はした経緯はございます。現在、古賀市においては、特に平成30年度からスタートします健康づくり増進計画の策定を主眼に置いて、特に市民が主体となった健康づくりを今後も強化しながら進めていくという方針のもと、特に健康づくり10カ条も含めて、地域、そして市民がそれぞれ自覚を持ちながら取り組んでいくという方向のもと取り組むということで、現在いろいろ計画も行っていますので、あえて現時点では条例の制定というところまでは、現時点では必要ないという判断で現在取り組んでいるという状況でございます。 77 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 78 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 2年前に、ノーからイエスという、大方そういったふうな市長の見解であったと思いますが、ここで改めて申し上げますが、最近の2月4日、西日本新聞の丸山泉さんという方が小規模企業で働く人の健康ということでですね、すき間のない産業保健の構築を提言されております。日本の事業所の90%は労働者50%に満たないと。古賀市の場合は約2,000の事業所でございますが、1,800事業所の働く労働者というのは、やっぱりその職域での健康づくりの機会というのはあっても、極めて乏しい。私も中小企業におりましたけれども、非常にもう、占める割合というのは、もう本当に貧弱なものであるわけですよ。そういうものからすると、古賀市が議会こぞってですね、車の両輪という言葉がありますけれども、行政オンリーの片思いじゃなくて、やっぱり一体となって、市長が好きな言葉で言うと、あれやこれや、あれやこれやの、やっぱり手を尽くしてですね、健康の機運、機運を盛り上げるということですから。施政方針は機運を盛り上げる。そういうことは、やっぱり議会基本条例ができましたし、自治基本条例もできたわけですよ。そういったものに並んで、大事な人間の健康、人の健康に関することについてですね、基本的な、やっぱり方向性を執行部と議会が一致して行く先を照らそうじゃないかという方向性については、2年前の気持ちと市長は変わらないんですか。 79 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 80 ◯市長(中村 隆象君) 条例をつくることによって、特定健診の受診率を上げるとか、あるいは零細企業の健康づくりを後押しするとかいう考え方もあるのではないかと思います。ただ、そもそも私は健康づくりというものを条例によって義務づけるという考え方に、ちょっと違和感がどうしてもあります。健康づくりというのは自分のため、あるいはその企業全体のためにやることで、別に行政からですね、何といいますか、やりなさいと言われてやるようなことではないという考えがどうしても抜けんもんですから、健康づくりについては、ことしは健康経営という言葉も使わせてもらって、企業の健康づくりについても力を入れていきたいと思いますが、そのような中でですね、絶対につくらんということではなく、今後も条例のあり方あるいは有効性については引き続き検討してまいります。今のところは、ちょっと条例制定についての準備は何もいたしておりませんけれども、引き続き検討はさせていただきたいと思います。 81 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 82 ◯議員(12番 吉住 長敏君) どちらかというと、古典的な思いであったかと思いますが、であれば、市の健康づくりプランなんて、そもそも成り立つかという問題に、やっぱりさかのぼるんじゃないかと思うんですね。あれは、やっぱり10年、20年とか、そういったサイクルで目標をめざしているわけですけど、基本的な理念というものは、きちんとやっぱり、日本の法治国家であるし、憲法があって、法令があるわけですよ。そういうものにつきましてね、基本的なベースが据わっていないと、そういうもろもろの、議会にもかけられない実施計画というものがあるわけですね。ですから、私は議会も認知したものがこの際に、これだけ健康スタッフ、健康づくりで関係者が頑張っているわけですから、議会にもきちんと諮って、場合によっては議会条例も議会からも提案していいわけですよ、もちろん。しかし、これはこの際に、これだけ頑張っておられるあかしとして、健康づくり推進条例まで立ち入るべきではないのかなというのが、個人の責任、会社の責任、やっぱりそういったものを地域、そういったものを盛り上げていこうというものをぜひ、あえて今回で2回目ですが、もう1回、3回言うことがないように、さらに研究してもらいたいと思います。  次の活性化策について移りたいと思います。まずですね、お聞きしたいのは、玄望園の起工式、来週10日、いよいよ急転直下、急転直下といいますか、フランス村構想からすれば27年、8年目でございますけれども、玄望園開発が進みます。これは、2カ年後、施政方針や資料を見ましたら、平成32年度、2020年度には企業誘致が日の目見そうでございますが、そのタイミングとスマートインターというのは同時進行になるであろうという展望は持ってよろしいでしょうか。 83 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 84 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) スマートインターにつきましては、今、準備段階調査に向けてですね、関係機関と協議をしているところでございますので、玄望園の開発と同時進行というわけではございません。 85 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 86 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 恐らく、玄望園周辺に立地しようとする企業は、そのことを十分期待しつつ、予算にもスマートインターチェンジの事業種目はあるぐらいでございますから、期待されていると思います。その大いなる推進をぜひとも要望したいと思います。  次に、大事な公共交通の問題でございますが、これはですね、私、過去のことを余りいろいろ言うの嫌いなんですが、あえて、やむを得ないから言います。昨年3月9日、いわゆる予算質疑で8人の議員が取り上げた総務費分野の公共交通テーマで、副市長、当時の経営企画課長からはですね、清瀧までのバス路線を復活する、これについて非常に前向きな発言がありました。今度の予算には清瀧までは書いちゃないようでございますが、それは書いてないけど、できると思ってよろしいですか。 87 ◯議長(結城 弘明君) 横田副市長。 88 ◯副市長(横田 昌宏君) あの時点では、検討させていただきたいということで答弁をさせていただいておりますが、その後も担当課では事業者である西鉄とも協議は継続しております。ただ、乗客数、その他の環境から、状況としては非常に厳しいというのが現状でございます。 89 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 90 ◯議員(12番 吉住 長敏君) これは、もう繰り返し繰り返しなりますが、議会が、議会総体、議会チームとして、これは強く要望していることでございます。これが真っ向からですね、これできないと、厳しいということは重大な決意で臨まざるを得ないと思います。ぜひともですね、前向きに今年度反映されるように十分検討を、前向きというか、措置をお願いしたいと思います。  そこで思いますことは、昨今、古賀市内のタクシー会社もそうでしょうし、宅配業者もそうでしょうし、バスドライバーもそうで、非常に運転手の方々の不足というのが困難していると、非常に人手が足りないという状況、悩ましい現状があるようでございます。それは、大型普通免許というのが一つの横たわっている大きな課題なのかなというふうに思うわけでございますが、代替交通、議会が提案した代替交通などにつきましては、やっぱり小型化して、普通免許で乗れるようなものに、やっぱり転換、一部はどんどん転換していくべきではないのかなと。なかなか代替交通が具体的に煮詰まっていないと見られる向きがあるんですけれども、それについては状況はいかがなもんでございますでしょうか。 91 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 92 ◯総務部長(中野 敏明君) 吉住議員がおっしゃってるのは、今、西鉄の路線バスは、いわゆる中型と言われているものが今走っております。これをもう少し、大型免許ではなくて、例えば、ジャンボタクシーぐらいの普通免許でも乗れるようなものというふうなことでおっしゃってるんだろうと思いますが、市の方針としては、かねてからお話ししていますように、路線バスは基幹路線、基幹交通網であると。これを補完する手段としては、御存じのとおり、おでかけタクシーあるいはおでかけサポートということに対して市としては補助しているということでございますので、これについては、またさらに推進していきたいと思っておりますので、小型免許に対する、普通免許に対する対応策ということよりも、こういったおでかけサポート、おでかけタクシーについては、さらに推進していきたいと考えております。 93 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 94 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 清瀧バスの件も含めまして、さらなる前進措置を求めたいと思います。  次に、木材に関する活性化の問題、木材利用の促進に関する方針についてでございますが、先ほども市長から言及がございましたけれども、木質バイオマス燃料の導入検討というのがあの中にも、方針の中に入っておるわけですけれど、これは現在、どんな状況でしょうか。 95 ◯議長(結城 弘明君) 市民部長。 96 ◯市民部長(野村 哲也君) 木質バイオマスの検討につきましては、現在のところ具体的に進んでいる状況ではございません。 97 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 98 ◯議員(12番 吉住 長敏君) これも見える形の、やはり市が平成25年2月に示した方向性でございますから、これの積極的な、やっぱり展開を着手すべきだと思います。  次にですね、管財課では入札参加業者に対して、木を使うことの要件具備の評価加算などについては検討されておりますか、今年度。 99 ◯議長(結城 弘明君) 管財課長。 100 ◯管財課長(樋口 武史君) 評価加算につきましては、特に設けておりません。しかしながら、各関係課にはですね、木材利用の促進について再周知を行いまして、木材利用の項目を追加することによって調査研究は進めていきたいと考えております。 101 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 102 ◯議員(12番 吉住 長敏君) いわゆる公共工事のみならず、市が発注するさまざまな事業については、木質化、県産材使おうとかいうのが、方向性掲げておりますので、それ具体的な実効あるものに期待したいと思います。  次に、最後でございますが、これまで、何といいますかね、来年は改元の年に当たります。それで、昭和、平成にも大合併がありましたように、新たな自治体の新時代が迎えるのではないかと私は思います。  そこで、思いますのは、古賀市の職員は3自治体に4分の1、推定80人が暮らしておられます。そこで、冒頭に申し上げましたけれども、先の時代に備えましてですね、安心安全、健康な地域づくりの軸に、その道にたけた職員のOBが一住人として貢献いただくことは、どの自治体もですね、今、喉から出るほど欲しい心強いマンパワー、いわゆる人手不足、不測の事態の人手不足を解消する有効な手だてとして各自治体が共有できるのではないかと思います。つまり、ふだんから地域に顔が見える全体の奉仕者の相互乗り入れの規制緩和を行う。その皮切りとして質問します。しこふむ間の自治体職員の広域人事派遣異動のウエートを大きくする制度化を改元以降、これを現実のものにしていくことは大事だと思いますが、市長の所信をお伺いしたいと思います。 103 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 104 ◯市長(中村 隆象君) ちょっと、初めて聞かしていただく話でございまして、ちょっと理解が不十分かもしれませんが、古賀に住んでおられる他市町の職員の活躍といいますか、ということであれば、それはあり得るんではないかと、逆もありましょうから。一つの考え方ではないかと思います。 105 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 106 ◯議員(12番 吉住 長敏君) じゃあ、相互に、やっぱり職員が公務員の乗り入れして、一住民と、市民、町民としてさまざまな地域活動に貢献するということをこれから先も期待しまして、私の代表質疑を終わります。 107 ◯議長(結城 弘明君) 以上で会派連、吉住長敏議員の代表質疑を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。                       午前10時24分休憩            ………………………………………………………………………………                       午前10時35分再開                       〔出席議員19名〕 108 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  代表者質疑をいたします。  次に、会派志成会、岩井秀一議員。                       〔岩井議員 登壇〕 109 ◯議員(6番 岩井 秀一君) おはようございます。志成会を代表して施政方針について質問いたします。前向きな、かつ具体的な回答を期待しながら始めたいと思います。  先日の選挙管理委員会において、本年11月25日に市長選挙が行われることが決定されました。また、あのざわめきが戻ってくるのかと、いささか気が重いと感じているのは私だけでしょうか。ここで、市長がどのような判断をされるかなど聞くつもりは全くありませんが、今回の施政方針を読んだ限りでは、自画自賛の施政方針とでも言うのでしょうか。私は、このようなことをこの3年間やってきました、一応の成果はありました、今後はこのようなことに取り組むつもりです。まさに選挙の趣意書そのものです。例えが悪いでしょうか。いろいろなドラマや感動の一場面が我々の目頭を熱くしてくれたピョンチャンオリンピックが閉幕しましたが、その中で大きなけがやハンディに立ち向かいながら最高の栄誉に輝いた選手が数多くいたことは御存じだと思います。そのようなハンディをあえて甘受せよとは申しませんが、困難や不遇に立ち向かう勇気が今の古賀市には必要ではないか。市長、いかがですか。当たりさわりのない方針や過去を踏襲したような予算では、古賀は何も変わらない。変えましょうよ。変えてくださいよ。そして、同時に反省の心を持ってください、失敗を恐れずに。持続可能な施策を期待し、以下質問します。  1、企業誘致に引き続き取り組むとあるが、上下水道の料金・使用料の改定との整合性はあるのか。  2、都市マスの見直しや景観条例の制定、企業誘致等、庁内の連携や部局の再編は検討されるべきでは。  3、介護保険料の改定は、厳しい査定による一時的なものであり、今後に禍根を残すことにならないのか。  4、補助金審査委員会の部分的な答申がなされたが、予算への反映は考慮されないのか。  5、小中学校への空調設備の必要性は理解するが、第3子以降への給食費補助等、少子化対策を優先した予算配分をすべきではなかったのか。  以上、それぞれ具体的な回答を求めます。 110 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 111 ◯市長(中村 隆象君) 会派志成会の御質問、市長の施政方針についてにお答えします。
     1点目についてお答えします。今回の料金・使用料の改定では、近隣自治体と比較しましても価格競争力を維持しているものと考えており、企業誘致に取り組む姿勢との整合性はとれているものと考えております。また、公営企業である上水道、下水道事業は、それぞれ独立採算による健全で安定的な企業経営を行うため、公平かつ適正な受益者負担が必要であり、コストに見合った料金設定が全国的な動きとなっております。  2点目についてお答えします。現在、企業誘致については、私をトップとする企業誘致推進本部を設置し、全庁的に情報や課題等を共有しながら事業に取り組んでおり、十分に連携がとれていると認識しておりますが、必要となった時点では、部局の再編もあり得ると思います。他の事業におきましても同様に、適切な庁内連携を図り、総合的なまちづくりを進めてまいりたいと考えております。  3点目についてお答えします。要介護認定については、全国共通の基準に沿った訪問調査や主治医意見書をもとにコンピューター判断後、専門家による介護認定審査会において適正に審査がなされているものと認識しており、3カ年を期間とした第7期介護保険事業計画に基づき、介護保険料の改定を行うものであります。  4点目についてお答えします。補助金審査委員会からの答申内容について、予算に反映できた補助金はあるものの、答申を受けたのが平成30年1月29日でありますことから、平成30年度中に精査することとしております。  5点目についてお答えします。限られた財源の中で、選択と集中を行った結果、原則35人以下学級の継続や人的配置、学校の空調設備を整えることを優先させました。 112 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 113 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 施政方針に対する質問ですから、なるべく一般質問にならないようにしたいと思います。できる限り市長の答弁をまず求めておきたいと思います。  まず1点目、確かに水道料金の値下げという話があってました。一般市民にとっては大変ありがたい施策だと思います。市長の公約であった30%には届かないかもしれませんが、安くなることを否定はしません。それが古賀市全体、戸建てや集合住宅だけではなく、水を大量に使用する企業にとっても同様であれば喜ばしい話なんですが、古賀市が行った企業誘致に向けたアンケートの結果、古賀市の魅力は何かという設問の回答の3位だったと思いますが、上下水道の整備というものでした。今回の施政方針に限らず、昨年からも述べておられた企業誘致を重点項目に据えておきながら、企業向けの料金は上がるという話は納得しがたい部分があります。水道会計は、順調に推移している状況だと理解しておりますが、本当に逼迫しているのでしょうか。28年度は1億5,000万ほどの純益、純益ですよ。もちろん、その全てを投入できると思いません。埋設管の修復や漏水対策など、予想できる必要経費を差し引いても残金というか、残ったお金を水道料金値下げの原資とすることは可能なのではないかと。企業向けの水道料金は値上げし、加えて下水道料金も。それでは、企業の進出はもちろんですが、既存の企業の流出さえ危ぶまれないのか。用途別から口径別に変更しましたよね。下手なトリックだとか裏わざとか、そういうふうには申しませんが、水を大量に使う中小の企業の方々は、失礼でありますが、あえいでおられます。市は、それに対して説明できるのか。先が見えない、景気の動向も読めないと、足踏みばかりしていては大きな決断はできません。見解、所感を市長にお尋ねいたします。 114 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 115 ◯市長(中村 隆象君) 水道料金、下水道料金の具体的な数値につきましては、後ほどの当該の委員会で詳しく説明することになると思いますが、ごくごく大ざっぱに申し上げまして、今回の料金改定でほぼほぼ企業向けの料金については、ほとんどは総体的な関係、つまり古賀市が従来から企業向けの料金については、特に水道料金については他近隣市町よりも低い水準にあるということは全く、ほとんど変わっておりません。ですから、水道料金が上がったからといって他市町に行かれても、今より高くなるということで、経営判断として、そういうことはちょっと考えにくいと私は理解しております。また、確かに企業誘致と言いながら料金上げるとは何事かという感覚的なものは大変理解いたしますけれども、企業が古賀市の上下水道を評価しているということは、安いからというよりも、まず、それがつながっているということを評価していると私は認識しております。下水道料金につきましても、従来から古賀市の下水道料金は近隣市町に比べても低い水準であり、今回の改定においても、その総体的な関係は変わりませんので、何といいますか、計算上、企業誘致に反するというような大幅な改定といいますか、そういうような改定までは至ってないと考えております。 116 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 117 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 片っぽを上げて、片っぽを下げたという、そういうシーソーゲームで言うつもりはないんですが、中小の、いわゆる職業名というか、職種名も挙げるのは甚だ問題なんだろうと思いますが、大量に水を使う理髪業の方だとか、鮮魚というか、魚屋さんですね、そういう方にとってはかなり切迫した問題ではないかと思います。  次に移ります。重要施策に対する庁内の連携、部局の再編についてですが、人事権は当然、市長にあります。人事のことに触れるつもりは全くありません。ただ、体制や部局の再編、先ほども検討するようなことをおっしゃいましたが、お伺いしたいと思います。  重点項目である、例えば、企業誘致、開発、道の駅構想など、市として案件が山積みだと思います。そこに注目のふるさと納税関連の業務が加わり、職員には過重な負荷がかかっているのではないか。例えば、ふるさと納税について近隣の新宮町では、おもてなし協会というのがあるそうです。名称が違っていたら申しわけありませんが、観光協会とのかかわりによる外郭団体だと思いますが、そういうものを活用して関連業務を依頼しているそうです。検討する価値はないでしょうか。どう思われますか。できれば市長、お答えください。 118 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 119 ◯市長(中村 隆象君) 確かに、ふるさと納税におきましては、予想をはるかに超える急激な伸びがありまして、昨年、今年度、特に昨年年末においては非常に大変な状況がありまして、このことにつきましては議員の御指摘もですね、参考にさせていただきながら、今後の組織については検討していきたいと思います。 120 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 121 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 職員のオーバーワークという意味で、続けて質問させていただきます。中村市政前期12年には現在は消滅している部署がありました。企画政策部、覚えておられると思いますが、経営企画課と土地利用政策室とを結合した部署でした。それが決してベストとは思いませんが、現在、それらの業務は商工政策課、都市計画課で対応していると言われればそれまでなんですが、本来の業務に加えて、甚だ重要な責務、先ほど何度も申します企業誘致、開発、道の駅構想等の過重な重要な責務を負わされているのではないか。また、連携がとれているとおっしゃいましたが、実際に庁内で連絡調整をしているとの答えがありましたが、大丈夫ですか。彼らの能力を決して否定するものではありませんが、企業誘致、開発、土地利用政策を一元化する、一元化できるような市長直属もしくは直属でなくてもいいんですが、部局等の開設、再編成は考えられないのか、お尋ねいたします。 122 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 123 ◯市長(中村 隆象君) 例えばですね、例えば、企業誘致活動におきましては、企業誘致幹事会というものを組織しております。これは十分に私は今のところは機能していると考えております。なぜならばですね、この企業誘致というものは多くの部署に関係いたしますので、逆に一つの課なり室なりに固めてしまうことは、その連絡の面ではですね、ちょっと若干弱くなるのかなと。一長一短はありますので、そのことについては現状のまま当分の間は行きたいと思います。ただ、新たな部局の新設が適当な場合もありますので、そのようなときにはそのようにしたいということで、必ずしも、あらゆる部局の新設はしないということではありません。その時々の判断で、職員の意見も聞きながら、組織については変えるべきところは変えていきたいと考えております。 124 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 125 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 最初言いましたが、職員の過重労働というか、オーバーワークに対して気を配っていただきたいということをメーンとして申し上げておきたいと思います。  続きまして、介護保険の改定等についての話です。保険料の値下げを決して否定するものではありません。むしろ喜んでおります。喜ぶべきことだと思っておりますが、果たして、それだけでいいのかどうか。今回の施政方針の中で、古賀市における要介護認定率の低さは県内トップクラスを維持しているとあります。特定健診やヘルス・ステーション設置などの健康づくりの取り組みは素直に評価したいと思いますが、述べられているように、認定率が低い低いと喜んでよいのか。確かに、低いことは悪いことではありません。しかし、その低い原因は何だとお考えでしょうか。これは、できれば市長にお答えいただきたい。理解されている範囲で構いません。 126 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 127 ◯市長(中村 隆象君) 一つは、自慢になりますけれども、やはり地道な健康づくり活動といいますか、そういうものがある程度、効果をもたらしているのではないかと思います。それと、幸いなことに、古賀市の高齢化率が他市町に比べると、まだまだ低いほうにありますので、当然そのような社会に入ってくる費用というもの、費用といいますか、そういう認定率というものは、認定率には余り関係ないと思いますけれども、若い人は元気だと考えております。 128 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 129 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 要介護のランクを低く認定するとか、そのために厳しい査定基準で高齢者の方々に接したとしたらどうでしょうか。誤解がないようにしていただきたいんですが、所管課等が故意にどうこうだとか悪意的にやっていると思いませんが、適正に行われているのか、どうでしょうか。予算での審議になるかと思いますが、今後のシミュレーションは原課において試算はされているでしょうか。大きな変動が予想されますが、いかがでしょうか。これは担当課で構いません。 130 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 131 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 要介護認定につきましては、市長が回答申し上げましたように、今現在、適正に認定はされている、審査されているということで我々も認識はしております。こういったことも踏まえて、今後、要するに市民、サービスを利用される方がいかに適正に介護サービスを利用していくか、本当に必要な人には適正なサービスが当然必要でございますので、サービスの適正な利用の仕方も含めて、介護支援課の中で鋭意ケアマネジャーと連携をしながら、状況把握には努めているという状況でございます。 132 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 133 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 市長、もしね、もしねって済みません、失礼しました。もし、厳し過ぎる査定がですね、現実であったとしたら、高齢者に対して明らかなサービスの低下につながることになります。何度か申しましたが、あすは我が身ですよ。今、保健福祉部長が答弁されましたが、それに関して市長の御見解、お考えをお聞かせ願えれば助かりますが。 134 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 135 ◯市長(中村 隆象君) このことにつきましては、現場からの、厳しく査定するようにしてますとか、現実問題、厳しくなってますという声は聞いておりませんので、もしもということでございますが、今のところ古賀市においては、そのように不当に厳しく査定しているという事実はないものと思っております。 136 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 137 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 昨年の話ですが、どこと特定の場所は言いませんが、古賀市の方が古賀市外の、いわゆるそういう施設に入られて、いろんな問題があったという話もあります。ですから、もう少し市長も入り込んで話を聞いていただきたいと思います。時間もありませんので、終わります。  補助金審査委員会の部分的答申が予算に反映されたかという問題です。30年度の補助金総額は、まだ私は計算しておりませんが、29年度決算では歳出総額の2.8%に相当する5億5,295万2,000円ですから、多分、30年度もさほど変わりはないと思います。問題は、このさほど変わりはないと私は今言いましたが、これが問題なんです。補助金審査委員会より1月29日に答申がなされました。個別補助金の3分の1に当たる31事業について審査がなされたようです。驚くべき結果もありました。詳しい内容については、後日行われる一般質問で我が会派の同僚議員が質問をします。ここでは、考え方についてお尋ねします。  まず、今回の答申は3カ年かけて行う審査のため、あくまでも途中経過だと捉えてあるのか、どうでしょうか。市長にお尋ねします。 138 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 139 ◯市長(中村 隆象君) 御質問の意味は、3年かけて全部やった後に精査するのかということでございましたら、そうではありません。1年ごとに精査をやっていこうと思っております。 140 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 141 ◯議員(6番 岩井 秀一君) もちろん、3年後に、ある程度確実な結果は、答申に対して結果を出されるんだと思いますけども、考えていただきたいのはね、私が先ほど言ったのは、29年度が5億5,000万、ことしも30年度はほぼ恐らく、これが2億円になることはないでしょう。5億5,000万程度でいきますから、3年間で17億ですよ。17億のお金がですね、税金がつぎ込まれるんです。ほぼノーマークで。ずさんとお考えになりませんか。どうでしょうか。 142 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 143 ◯市長(中村 隆象君) 御指摘の趣旨は理解いたしますが、中にはですね、例えば、社会福祉協議会への補助金とか、商工会への補助金とか、それなりに歴史もあり、補助金審査会の意見がどう出るかわかりませんけれども、その意見のとおりにそのまま予算をカットするというようなことは難しいものもございます。確かに、補助金審査会の意見は尊重するべきだと思っておりますが、逆に説明不足といいますか、もっときちんと内容をわかって説明する必要があったものではないかなというものもありますので、そういうところはある程度慎重に精査はしていきたいと考えております。 144 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 145 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 御存じだと思いますが、一例です。施政方針に、助け合いの地域づくりを推進するため、古賀市社会福祉協議会と連携し、古賀市地域福祉計画の見直しを行うとあります。しかしながら、今回の答申では廃止ですよ。この状況で連携ができると思われますか。また、剪定枝回収関連補助については、先日の市民建産委員長の報告の中で、廃止の理由として、補助金審査委員会の意見等も参考にして廃止を決定したとのことです。昨年の10月、11月ごろの話です。何か、ちぐはぐですよね。要するに、少ない金額は即廃止ですか。必要な補助金はあると思います。適正に支出されてこそ、この効果が生み出せるものであり、そうあるべきだと私は確信しておりますが、答申は答申であり、一度聞いて、聞くだけ聞いて、あとは私が判断するでしょうか。 146 ◯議長(結城 弘明君) 財政課長。 147 ◯財政課長(星野 孝一君) 今回の個別補助金の審査につきましては、平成24年に古賀市が定めた実行計画に基づいて再度点検を行っていただきました。その結果が今回の答申内容にありますので、ある程度、再点検していく、再精査していくべきだと考えております。 148 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 149 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 再精査とおっしゃいましたけど、私は傍聴させていただきました。5分間の説明で、5分間の審議といいますか、あれでね、話ができるのかどうかね。数が96ですか、96かな、あったときに、それを全部は確かにね、補助金審査委員会がやろうちゅうのは大変ちゅうのはわかります。わかるんだけど、もう少しね、実のあるというか、回数が、申しわけないんだけど、補助金審査委員会の方に申しわけないけども、回数をふやすとか、もう少しきちんとした精査をしていただきたいと思います。  時間があれです。続きます。空調設備は十分理解すると、第3子以降への給食費補助についての話、少子化対策の話ですが、確かに昔に比べて暑さが違います。昔、35度、36度なんてときはありませんでした、私の子ども時代は。わかります。空調を整えてあげたい、反対すべき要素は何もありません。しかし、こういう質問をしますと、エアコン設置に反対する議員となりそうですが、そうではありません。特に中学生には学習内容の高度化や受験を控え、必要だと思います。じゃあ、なぜと聞かれますが、結論は、どちらも実行していただきたいし、できない話ではないと考えているからです。  予算編成に当たり、自主財源を伸ばそうと全国の自治体が汗をかきながら奮闘しています。当たり前のことです。が、入ってくる財源を伸ばそうとすることも重要ですが、コストの削減はより意味があるのではないか。この以下の話は、4番の補助金の問題にもかかわってくるんですが、苦しい台所を前に、拙速に人件費の削減に走る自治体が今までは多かったように思います。しかしながら、古賀市が取り組んでいる前述した補助金の改革では、本気で取り組めば埋もれた財源ではないか、埋もれた財源ではないか。つまり歳入ですよ。どこを削るかというのは非常に悩ましいでしょう。難しい問題であることは容易に想像できます。私が反対の立場であっても同じようなことをするかもしれません。であるならば、補助金審査委員会の審査項目にあるような事業の公益性、効果、妥当性、適正性に、逆の意味での平均性という考え方を加えてはどうか。皆同じく痛みを分ける、同じように削減する、適正かどうか、適正というか、表現が合うのかどうかわかりませんが、いわゆる大岡裁きのようなことが不可能なのか。そこから生み出された財源を用いて、子どもたちに投資しませんか。できない話ではないと思います。無駄をなくす、経済の大原則ではないでしょうか。どうお考えでしょうか。 150 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 151 ◯総務部長(中野 敏明君) 恐らく、岩井議員がおっしゃっているのは、この事業をやめるとか、そういうことではなくて、一律何%削減、その財源を別の事業に使えばという御提案だろうと思います。確かに、そういったやり方も一つのやり方ではあると思いますが、今回については一応、全体で約90団体ございますが、これをもう一度、外部の識見有するような方に外部で評価していただくと、その中での必要性、妥当性、そういったものについて検証していきたいと考えておりますので、一つの御提案として承りたいと思います。 152 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 153 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 確かに、提案ではあるんですがね。先ほど言いましたがね、3年間で17億の税金をですね、ほぼノーマークで流してるんですよ、毎年5億何ぼずつね。そしたら、もう少し拙速というか、急いでもいいじゃないかと。のんびりとね、3カ年かけて検証していって、その結果、答申が出たと。だけども、それは市長が全く丸飲みするんではないと、考えた後に参考にしてするのはわかるんだけれども、少なくともね、3年間で17億の金がね、消えていくことをね、少し強く痛みとして受けていただきたい、痛みという言い方はおかしいんだけれども、ほかに使えることがあったら使っていただきたい、そういう気持ちで本日質問いたしました。  以上、終わります。 154 ◯議長(結城 弘明君) 以上で会派志成会、岩井秀一議員の質疑を終結いたします。  次に、会派自由クラブ、松島岩太議員。                       〔松島議員 登壇〕 155 ◯議員(11番 松島 岩太君) 昨年7月5日に起こった九州北部豪雨災害は、いまだ甚大な被害、爪跡を残しています。復興支援の一環として取り組んでいる古賀市の市民団体、太鼓原人主催のチャリティーコンサートにおいて、朝倉市の子どもを無料招待するという企画が残念ながら断られたという事案を一つもってしても、いかに被災地がはたから想像するよりも悲惨な状況にあるか、鑑みれる気がいたします。一日も早い復旧・復興を御祈念申し上げるとともに、被災された方々に対し衷心より哀悼の意を表します。  それでは、平成30年度施政方針に対し、会派自由クラブを代表し、通告に従いまして代表質問を行います。  私たち会派は、古賀市における最大の課題は、計画的かつ迅速な土地利用の推進であると位置づけ、少しでもおくれを取り戻すべく会派活動の大きな柱として取り組んでまいりました。豊かな自然環境と利便性にすぐれた古賀市の将来像は、計画的に土地の利活用を活発化し、既存の事業所や新たに進出いただく事業所の健全で活気ある企業活動に起因するところが大きいと考えるからであります。  そこで、1、会派自由クラブとして以前より早急な古賀市都市計画マスタープランの改定を求めているが、新年度の計画における事業委託の是非について。  2、道の駅の整備は、古賀市における土地利用の活性化の大きな起爆剤になり得ると大いに評価できるが、年次計画や完成目標年度の提示について。  3、上下水道の小口利用の負担減に対し、既存の事業所や新規参入の事業所に対して負担増となる水道料金改定の是非について。  4、過去最大級の一般会計の予算規模は、むしろ歓迎すべきものと判断しているが、4期目最後の年という割には、平成30年度の年度末を想像したとき、余りわくわくするといった期待感が生まれてこないのはなぜか。その見解を問う。  以上4点、市長に答弁を求めます。 156 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 157 ◯市長(中村 隆象君) 会派自由クラブの御質問、市長の施政方針についてにお答えします。  1点目についてお答えします。古賀市都市計画マスタープランの改訂に当たっては、市民アンケートの実施や各種データの分析業務等に係る委託費を平成30年度予算に計上させていただいており、2カ年で改訂作業に取り組むこととしております。  2点目についてお答えします。本市の交通利便性や都市近郊という利点を生かし、市内で生産された農産物や商工業製品の販売及びPR、周辺地域からより多くの人を呼び込むための観光情報の発信機能を備え、産業振興の拠点としての機能を果たす道の駅を考えており、完成目標年度についてはおおむね3年から5年をめざしております。  3点目についてお答えします。古賀市上下水道事業経営等審議会の答申にもございますとおり、大口径で使用量の少ない利用者において投資額や維持管理費に対する費用回収が課題となっており、費用負担の公平性を保つためにも水道料金の改定が必要と考えます。なお、改定後の2カ月分の水道料金を福岡都市圏15団体で比較すると、口径50ミリメートルでは使用水量が1,000立方メートルで安いほうから4番目、2,000立方メートルで安いほうから3番目となり、都市圏の中でも安価なほうに位置しております。  4点目についてお答えします。4期目最後となる平成30年度の予算編成につきましては、限られた財源の中、これらの本市のまちづくりに必要な施策を最大限に取り込んだと考えております。本市の活気とにぎわいをさらに高めるため、道の駅の整備に向けた基本計画の策定や、幹線道路網としては浜大塚線及び中川熊鶴線の整備のほか、将来の土地利用や都市構造を方向づける都市計画マスタープランの見直しも重要な施策と考えております。 158 ◯議長(結城 弘明君) 松島議員。 159 ◯議員(11番 松島 岩太君) 順次質問を続けます。新年度、いよいよ本格的に都市マスの改訂に向けて動きが始まります。やや遅きに失した感はありますが、それでも会派としては歓迎すべきものと考えております。よりスピード感を持って取り組んでいただくことを期待するものです。  ただし、この重要な計画の策定に対し、事業者に委託するのはいかがなものかと危惧しております。今こそ職員の出番ではないでしょうか。古賀市に奉職し、誰よりも古賀市を愛し、歴史や文化、そこに住む住民の息づかいすら感じられる古賀市の職員こそがふさわしいと考えますが、いかがですか。古賀市の職員が先頭に立ち、このまちに生きることの誇りや信念を携えて、汗をかき、必死に努力してつくり上げる計画だからこそ、これからの古賀市の将来を担う重要な計画になり得るのだと考えます。事業者に、これだけのものを期待するのには無理がないですか。事業委託しても、職員が手づくりでつくる以上のものを生み出すことは難しいのではないでしょうか。全体計画策定のおくれがもう既に古賀市の至るところで虫食い状態を引き起こしています。今、古賀市が置かれている現状や課題を直視し、ふるさとの行く末に憂いを持ち、最も頼りになり、信頼できるのは、私たちのまちの職員ではないですか。私たち会派としては、事業委託なんてあり得ないと考えています。私たちの誇り得る古賀市の職員の手づくり以外には、古賀市の将来を担う計画策定はあり得ないと考えますが、再度、市長の見解を求めます。答弁を求めます。  道の駅新設計画は、ここ数年の中では最も期待できる政策です。関係各位の調整をしっかり図り、スピード感を持って取り組んでいただきますようにお願いを申し上げます。また、職員の頑張りに大いに期待しています。  水道料金改定の問題は、議案でもあり、また先ほど同僚議員からも質問にもありましたので、再質問は市長の歴史観、また将来見通しについてです。古賀市の水道料金が比較的安価に抑えられてきたのは、明治、大正時代より古賀市に進出してくれた数多くの事業所の恩恵によるところが大きいというのは周知の話です。つまり、古賀市の基盤整備、インフラ事業が他市町よりも先んじて進捗、推進できたのは、ほかならぬ古賀市に立地してくださった古賀市の事業所の皆様のおかげであると考えています。その歴史的背景を考慮に入れたとき、水道の大口利用者が他市町と比較的安価に抑えられていることは至極当然のことであり、軽々に使用料金を見直すことは厳に慎むべきであると考えますが、いかがですか。  また、古賀市の事業所が貢献している分野として、井水の問題があります。古賀市の地下水は、ある意味、水道に関する貯金みたいなものであります。古賀市の事業所が本気になれば、古賀市の地下水は一気に枯渇し、地下の空洞化を招き、地盤沈下等の惨劇を引き起こす可能性があります。現状、お互いが良識ある判断に従い、均衡を保っているのが実態ではないでしょうか。古賀市の事業所に丁寧な説明や協議もなく、ただ他市町との比較だけで古賀市の歴史的な見地をおざなりにして水道料金を改定することは、必ずや将来に禍根を残すことになると考えますが、いかがですか。市長の見解を求めます。  また、水道事業の将来見通しについても不安が残ります。老朽管の布設替は古賀市に限らず、多くの自治体の深刻な課題であります。パイが拡大しない限り、水道事業から得られる収益は大幅な増収が見込めないはずです。ゆえに、永続的に続く老朽管布設替工事を考慮に入れると、安易に小口利用者の水道使用料をさらに引き下げるということは、慎重にも慎重を期す必要があると考えますが、いかがですか。市長の見解を求めます。  最後の質問は、一般会計全般に関する質問です。過去最大級の財政支出の割には、平成30年度年度末には古賀市がこんなふうに変わったというような実感がない気がするのは私だけではないように思うのですが、いかがですか。これは、市長の政策がソフト面に特化し過ぎて、ハード面とのバランスが悪いからではないかと考えます。まちづくりというものは、ソフト面だけを充実させても、ハード面だけを充実させても、多分うまくいかずに、まちづくりはこのバランスが健全に進むかどうか、かかっているのではないかと考えますが、いかがですか。  確かに、ハード整備は一朝一夕にいかないことは十分承知しております。調査研究事項として上がっている項目には、将来への希望が見え隠れする分野もあると感じています。それでも物足りない、わくわくしないのは、一つは目標年次を提示してないからだと考えます。道の駅新設整備計画がいい例でしょう。平成何年には完成しますよみたいな話が、やっぱり必要なんだと思います。平成が31年までしかないので、3年後とか、先ほど3年から5年、これをどう提示するのか、こういう完成目標年限の提示がなさ過ぎて、期待ができない、わくわくしないのではないでしょうか。少し、市長、怖がり過ぎだと思います。行政チックになり過ぎですよ。多少、完成目標年限が変わったとしても、市民の皆さんは納得してくれると思います。政治家、中村市長に足りていないのは、そんな風呂敷を広げるところではないでしょうか。東京オリンピックがいい例でしょう。多くの国民は期待していますよ。目標年限を提示すること、そこに多くの市民は期待し、その途中の道のりの、辛抱して、わくわくしながら、これがまちづくりではないですか。  市長の施政方針はソフト面に特化し過ぎて、ハード面とのバランスが悪く、しかも、数少ないハード面に対しても完成目標年限の提示がない。しかも、ハード整備の大胆な財政出動に対し、萎縮しているのか、怖がっているのか、批判を恐れているのか、思い切った政策が打てていない。批判を覚悟しても、古賀市にとって望ましいと思えるハード整備は政治家の勇気をもって突き進むべきである。これこそが今、古賀市に求められている姿であり、施政方針のあるべき形ではないでしょうか。市長の見解を求めます。  以上、大きく4点、答弁を求めます。 160 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 161 ◯市長(中村 隆象君) まず、都市マスの策定については、もちろん基本的な方針あるいは具体的な方向づけについては職員が深くかかわって、その見地を十分に発揮するべきところではございますが、調査とか作図とか、どうしても職員ではできない、不得意なところもございますので、その部分もあわせてですね、そういうことも考えて、全部、職員でつくるということは、ちょっと難しいかなと考えております。  それから、水道料金につきましては、これも先ほどから申し上げておりますように、これはもう一度、所管の委員会で詳細に検討していただきたいんですが、ほとんどですね、総体的な優位性というのは変わってません。従来から古賀市は水道料金については家庭用が高く、企業用が安いということをずっと続けております。ですから、そのことについての恩恵はですね、十分に今までの企業の方は受けておられると思います。余りにも今ちょっと、コストと料金の乖離が大きくなっておりますので、その辺は少し是正させていただきたいと理解をお願いしたいと思います。  それから、目標年度の提示について、もっと勇気を持ってということにつきましては、私も、おっしゃるとおりだと思います。余りにも慎重になり過ぎているところはあったんではないかなとは思っております。  それから、もう一つ、何でしたっけ。 162 ◯議長(結城 弘明君) 上水道の将来見通し、小口低下は慎重にあるべきと。 163 ◯市長(中村 隆象君) それは、重複しますけども、家庭用については本当に高いんですね。家庭用が高いんです、古賀市の水道料金は。そういうところは、やはり市民の不満にもなっておりますので、そういうところを少しは、やっぱり勘案していくべきだと思っております。 164 ◯議長(結城 弘明君) 松島議員。 165 ◯議員(11番 松島 岩太君) 以上、平成30年度の古賀市の行く末を期待して、会派自由クラブの質問を終わります。 166 ◯議長(結城 弘明君) 以上で会派自由クラブ、松島岩太議員の質疑を終結いたします。  次に、会派公明党、井之上豊議員。                      〔井之上議員 登壇〕 167 ◯議員(13番 井之上 豊君) 皆さん、こんにちは。公明党の井之上豊であります。平成30年度の施政方針に対して質問をいたします。  平成30年度に行われる主な事業の表題は29年度と同じようですが、若干、中身の違いがありますが、市長がめざすまちづくりがかいま見えると思います。以下、質問いたします。  1点目、豊かな自然と美しい街並みについてのところで、古賀市がめざす古賀市景観計画とはどういう景観でしょうか。
     2点目、日本一住みたいまちづくりのために、市民の皆様の声に真摯に耳を傾けとあるが、どういう場で市民の声を聞いていくのでしょうか。  3点目、災害時における関係機関との連携や防災技術向上のための訓練とあるが、関連機関とはどこを指すのか、また防災技術の向上とはどう考えるのか。  4点目、古賀市の文化、芸術を今後どのように育てていくのか。  以上、4点伺います。 168 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 169 ◯市長(中村 隆象君) 会派公明党の御質問、市長の施政方針についてにお答えします。  1点目についてお答えします。景観とは、豊かな自然ばかりでなく、歴史や文化を含み、その場所において積み重ねられてきた人々の生活の営みの結果としてあらわれたものであり、市民の宝として未来に引き継いでいくべきものであると考えております。このため、地域の特性を踏まえた景観に関するルールを定めるとともに、共働による景観まちづくりを推進することにより、未来に誇り得る良好な景観を保全し、または創造していきたいと考えております。  2点目についてお答えします。市民の皆様の声をお聞きする場につきましては、出前講座である市長と語るまちづくりに積極的に出向くとともに、市内各種行事や会合などの場で市民の生の声をお聞きしたいと考えております。このほかにも、目安箱や市長へのメールなど、年間を通じてさまざまな機会があると考えております。  3点目についてお答えします。平成30年度福岡県総合防災訓練は、福岡県、古賀市、新宮町、粕屋北部消防本部が実施するものであります。関係機関は大変多うございますが、その主なものを上げさせていただきますと、自衛隊、海上保安庁、警察機関、周辺消防機関、福岡管区気象台などの国の機関、福岡県土整備事務所などの県の機関、福岡東医療センターなどの医療機関、その他にも日本赤十字社、九州電力、福岡県トラック協会、古賀市社会福祉協議会、古賀市消防団、新宮町消防団、地域の自主防災組織等々の訓練参加を計画しております。想定される訓練は、風水害対策訓練、地震・津波災害対策訓練、初動対応訓練、ライフライン応急復旧等訓練、自主防災組織等による活動訓練などで、これらを多くの機関と合同で実施することは、参加機関にとっても、古賀市、新宮町、粕屋北部消防本部にとっても貴重な体験であり、防災技術の向上につながると考えております。  4点目についてお答えします。古賀市民、団体、行政が文化芸術の共働の担い手として、進むべき方向性を共有し、古賀市文化芸術振興計画アクションプランに基づいて文化芸術を推進してまいります。 170 ◯議長(結城 弘明君) 井之上議員。 171 ◯議員(13番 井之上 豊君) まず1点目、古賀市の景観の件です。去年も、この古賀市の景観計画について質問をしております。去年から今日までの景観計画の取り組みでの成果は何かあったのでしょうか。 172 ◯議長(結城 弘明君) 都市計画課長。 173 ◯都市計画課長(吉武  洋君) この景観計画につきましては、現在、パブリックコメントをいただいているところですが、これまではですね、平成23年度に策定いたしました美しいまちづくりプランというものをベースに、市内の景観の取り組みを市民の方にもしていただいております。その中でですね、河川や公園の草刈り等ですね、市と一緒になってしていただいておりますのでですね、そういうことが景観づくりに寄与しておると思っております。 174 ◯議長(結城 弘明君) 井之上議員。 175 ◯議員(13番 井之上 豊君) 河川とか街並みとか、そういう部分も景観という部分ではあると思います。おっしゃるとおりと思いますが、まず、古賀市の景観をどのような方向に進めていくのか。例えば、昨年、京都に景観条例について視察に行きました。京都は特別な環境がありまして、コンビニの看板は茶色にしたり、それから大きなビルの看板は当事者の負担で撤去されたり、徹底した景観条例があります。古賀市の景観とは、そういうものを考えたときにどういう方向に進むのか、古賀市として望む景観とは、先ほど市長が言われたように、歴史、文化、そういう部分をどのように守って、その景観をつくっていくのか、その辺のところをお伺いいたします。 176 ◯議長(結城 弘明君) 都市計画課長。 177 ◯都市計画課長(吉武  洋君) 御質問にお答えいたします。古賀市ではですね、特徴的な景観として、うみやまち、さと、やま、それぞれ、そういうゾーンがございまして、それぞれに特徴ある景観を形成していると思っております。それにつきましてですね、今後とも、それぞれの特徴を生かしたゾーニングをいたしまして、それぞれ残していきたい、特徴的な景観等をですね、残していきたいということで、地域への愛着と誇りを持てるような景観まちづくりを進めていきたいと考えております。 178 ◯議長(結城 弘明君) 井之上議員。 179 ◯議員(13番 井之上 豊君) はい、わかりました。  2点目、日本一住みたいまちづくりの実現へ一歩一歩着実に近づいているものと確信しているとありますが、市長として何を根拠に確信できるのでしょうか。 180 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 181 ◯市長(中村 隆象君) 日本一住みたいまちづくりのためには、今回の施政方針で述べておりますように、人づくり、ものづくり、健康づくりというものは必要不可欠だと考えております。特に、人づくりについては、やはり百年の大計のためには教育が大事であるということは、もう古来から言われておるところでございますが、そのことにつきましても、かなり古賀市は先進的に事業を進めておるわけでございます。そのことを続けているということが、時間はかかりますけれども、日本一住みたいまちに近づいていると思っております。  また、ものづくりにおきましても、従来に比べて、昨年度からかなり積極的に施策を実行しております。このことが近い将来、実を結ぶものと思っております。それもまた日本一住みたいまちづくりに一歩近づくものと思っております。  また、健康づくりにおきましても、従来から古賀市においては、これも他市町に先駆けて、いろんなことをやってまいりましたが、その成果も上がっておりますけれども、さらに古賀市独自の考え方での健康づくり、市民だけではなく、企業あるいは市役所、団体、そういうものにまで範囲を広げた健康づくりというものは、必ずや近い将来に成果を上げるものと思っておりますし、そのことが日本一住みたいまちに近づくものと思っております。 182 ◯議長(結城 弘明君) 井之上議員。 183 ◯議員(13番 井之上 豊君) 市民が市長に望む要望は、一度にかなえることは無理であることは理解しております。まず、公共交通体系のこと、それから水道料金の件、学校給食の料金、国保、団塊の世代が迎える高齢者の問題など、考えると切りがありません。しかし、その問題が一つ一つ進んでいることが形で示していければ、市民も安心できると思います。市長には、もっと市民と対話できる環境を持っていただければと思いますが、いかがでしょうか。 184 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 185 ◯市長(中村 隆象君) 私もできる限り市民との対話をするように心がけております。大体、1年に10回ぐらいは市長と語るまちづくりはやっておるつもりでございますし、折に触れて、いろんな方の話を聞くように努めておりますが、私は基本的にはですね、市民の意見を代表されるのは議会であると思います。取りまとめる、あるいは意見の調整をする、そういうものに期待できるのは議員さんだと思っております。個々の市民の方に聞いてもですね、その人独特の要望なり意見というものは聞けますけれども、市民全体の意見の取りまとめということでは、それは補完的なものにすぎないと思っておりますので、そういうふうに考えております。 186 ◯議長(結城 弘明君) 井之上議員。 187 ◯議員(13番 井之上 豊君) それでは、3点目に進みます。防災の件ですが、防災士資格取得のための支援が去年から始まり、本年も継続していただけるようですが、これはこれで一つの策かもしれません。この件で、市民の声を聞いたことがありますか。 188 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 189 ◯総務課長(柴田 武巳君) 済みません。ちょっと、質問の意味がちょっとよくわからないですけど、区長さんなり、それから御相談に来られた方等から多少の話は聞いたということはございます。 190 ◯議長(結城 弘明君) 井之上議員。 191 ◯議員(13番 井之上 豊君) 私が言いたいのは、要するに、少ないでしょう、すごく。なぜ、この資格取得を利用しないのか。直接、私、いろんなところで聞きました。まず、やっぱり一番大きいのは煩わしいということですね。この防災士になると、いろいろ何かせにゃいかんのじゃないかというような煩わしい思いがするとか、それから、半額補助していただけるということでありますけども、やはり費用がかかる。それから、こういうことをしても意味がないんじゃないかっていうような、そういう疑問を持っていらっしゃる方もおります。実際、そういう方々は防災意識というもの、多少はあると思いますけども、防災意識というものが非常に低い。そういう、なぜ、こんなことしなきゃいけないんだっていう、そういう切迫したものがないような気がします。こういう方は無理をして資格をとっていただくことは必要ありませんけども、これも健康に関することと同じように、若いうちから防災意識を持っていただくために、学校教育の中でも防災を取り上げていただいてもいいのではないかというような思いがしております。先日、防災士の講習会が福岡市であったとき、高校生が山口県からわざわざ来ておられました。すごく勉強していて、講師の先生も褒めておられました。このような状況を見ると、検討の余地があるかとは思いますが、いかがでしょうか。 192 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 193 ◯総務部長(中野 敏明君) 防災士、我々も区長会で御説明したりとか、ぜひ御参加いただきたいということでPRはしておりますが、なかなか、今、井之上議員がおっしゃるようなさまざまな理由で二の足を踏むといいますか、参加されない方もおられると思います。どのようなPRがいいかは、来年度も予算は計上しておりますので、そこら辺のPR方法、それについてはまた検討の余地があるのではないかと思っております。 194 ◯議長(結城 弘明君) 井之上議員。 195 ◯議員(13番 井之上 豊君) 一度ですね、もしよろしければ、危機管理の方であるとか総務の方がこの講習に行かれてはどうかなと、そういう気がします。非常にすばらしい講演ですので。  それから、防災は自助、共助、公助のバランスがとれ、今、自分が何をすべきかが判断できれば、すばらしい災害予防になると思います。今後とも、この件についてはどうか検討していただきますよう、お願いをいたします。  次に、4点目、古賀市の文化芸術の今後についてです。最初、同僚議員のほうからもありました。昨年も、人材育成、まちの活性化、防犯に寄与するものとして、今後とも重要な施策の一つとして取り組むと言われました。今年度、文化に対しては、歴史、文化で船原古墳のことが大きく取り上げられておりますが、芸術の育成に関してはどのようにお考えでしょうか。 196 ◯議長(結城 弘明君) 教育部長。 197 ◯教育部長(清水万里子君) 30年度の取り組みにおきましては、文化芸術審議会の御意見等を伺いまして、例えばでございますが、子どもの描く力の低下が最近叫ばれております。そういったものをですね、伸ばしていくためにも、古賀竟成館高校の生徒さんたちと協力し合いまして、そういった子どもの描く力を伸ばしていこうということで、そういった事業を計画しているところではございます。 198 ◯議長(結城 弘明君) 井之上議員。 199 ◯議員(13番 井之上 豊君) 最後ですけど、ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、2年間、昨年とことし、施政方針の中に、この文化芸術の件について描かれてない。ということは、施政方針として、この文化芸術のことを軽く見られてることではないのかなという気がするんですが、いかがでしょうか。 200 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 201 ◯市長(中村 隆象君) これは、複数の議員さんから御指摘がありまして、私も別に手を抜く気持ちは毛頭ございませんでしたが、記載しなかったことについては誤解を招くようなことであったかなと反省をしております。 202 ◯議長(結城 弘明君) 井之上議員。 203 ◯議員(13番 井之上 豊君) 今、4点質問させていただきましたが、基本的に古賀市がめざすものとして大切なことと思います。どうか、よりよい古賀市をつくるために努力していただきますようお願いして、私の質問を終わります。 204 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、会派公明党、井之上豊議員の質疑を終結いたします。  次に、会派希来里、奴間健司議員。                       〔奴間議員 登壇〕 205 ◯議員(5番 奴間 健司君) 皆さん、こんにちは。会派希来里の奴間健司です。会派を代表して、中村市長の施政方針に対する質疑を行います。  私は22年前、森藤雄町長時代に施政方針の提出を初めて提言しました。それから7年後、中村市政1期目の4年目に初めて文書で施政方針が提出されました。今のように文書で事前配付されたのは2005年、私が提言してから、何と10年後でありました。それ以降は現在のスタイルが続いています。しかし、現在の施政方針は、どちらかというと市長の市政運営の基軸よりも予算に盛り込まれた事業の説明が大半を占めています。これからの施政方針は、市長の時代認識や市政運営の基軸に力点を置き、予算編成と主な事業概要の説明は別冊にしたほうがよいと私は考えています。  そこで、きょうの質問は、施政方針で本来は明確に述べるべき市長の基本的認識に限定しました。  第1のテーマは感動と希望です。ピョンチャンオリンピックに出場した選手たちの姿や言葉は、国境を越えて多くの感動を与えてくれました。施政方針も市民の皆さんに感動と希望を伝える役割があります。さまざまな困難があっても、市民の皆さんが心一つにして力を合わせれば、必ずすばらしいまちづくりが実現します。施政方針は、市長だけが発信できる、いわば芸術です。まちづくり基本条例を策定するために、話し合いを積み重ね施行に至ったこと、市制施行20周年をみんなでお祝いしたこと、健康チャレンジ100か条をまとめたワークショップ、スウェーデン名誉領事館開設など市内企業の大きな貢献、施政方針にはこうしたみんなの頑張りを盛り込んでほしかったなと思います。なぜ一言も触れられていないのかが不思議です。そこで、市民に感動と希望を伝えるため、文書では表現できなかった市長の思いをお聞かせください。市民や職員に対する承認、称賛、激励をお願いします。  第2のテーマは、危機管理や厳しさです。施政方針は、感動や希望を伝えるとともに、しくじったことや将来予想される厳しさにきちんと向き合うことも伝えるべきだと思います。それは、決して恥ずかしいことではなく、逆に市民の信頼を高めることにつながります。市政をめぐる不祥事で信頼を失ったこと、2040年の独居世帯が4割、多死社会の到来、支援が届かない高齢者の増大など、厳しい将来予測があります。西山断層を震源とする地震、ゲリラ豪雨など自然災害も心配です。施政方針では、こうしたことに対する危機感が希薄ではないでしょうか。そこで、危機管理や厳しい将来予測に対する備えについて、市長の認識や対応をお聞かせください。市長公約の自己評価もお聞かせください。  第3のテーマは、子どもや若者へのメッセージです。施政方針は、まちづくりの教科書だと私は常々申し上げてきました。教科書である以上、子どもたちや若者にも理解してもらい、身近に感じてもらわなければ意味がありません。小野小での全児童の骨密度測定による健康教育、少年少女の主張作文発表での立派な意見、竟成館高校生の清掃ボランティア、福岡女学院看護大生による地域調査活動など、古賀市内の児童・生徒、若者によるすばらしい経験がありました。一方で、体の不安を抱えている子どもたちもたくさんいます。最近では、小・中・高校生にピロリ菌検査を拡大する自治体もふえてきました。施政方針には、子どもや若者の姿が映し出されているでしょうか。そこで、子ども、若者を守り、彼らにとって古賀市が魅力あふれるまちとなるため、市長の認識や対応をお聞かせください。  第4のテーマは、わかりやすい情報の発信です。情報は、民主主義のビタミン剤と私は常々申し上げています。情報が市民にわかりやすく提供されなければ、ビタミン不足となり、古賀市の体調は崩れてしまいます。2月24日の新聞を見て、小学4校のエアコン整備、水道料金、一般家庭5.5%値下げなどを初めて知りました。施政方針には記載されていない内容でした。これは一例ですが、古賀市は説明が余り丁寧ではないんじゃないかという感想を持ちます。松本市の市長は、庁議が開かれるたびに記者会見を行い、市の動きを説明しています。その内容は、インターネット中継、録画で確認できます。そこで、市長のビデオレターなど情報の丁寧な発信や市民との対話並びに市民の意見聴取に向けてどのような努力をされるか、お聞かせください。  第5のテーマは、企業関係者へのメッセージです。古賀市内の各企業のものづくり力は大きな特徴です。同時に、企業にとって古賀市が魅力あるものに古賀市自身がバージョンアップしなければなりません。施政方針は企業関係者も読みます。AIや自動運転など技術革新は目覚ましく、今後の行財政運営にも大きな影響をもたらします。私は、教育、健康、自然の価値を重視する新国富経済指標に注目し、今後のまちづくりに生かすことを提言しました。これは企業にとっても、ESG投資、収益だけではなく、エコロジー──環境、ソーシャル──社会、ガバナンス──企業統治に取り組むという企業理念につながる新しい目標になっています。健康経営もその一つです。そこで、技術革新への対応、新たな企業理念に基づくコラボ、企業誘致の基本構想など、市長の認識や対応策をお聞かせください。  以上、市長の答弁を求めます。 206 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 207 ◯市長(中村 隆象君) 会派希来里の御質問、施政方針質疑テーマにお答えします。  1番目の感動と希望を伝えるものへについてお答えします。私は、施政方針は、今回の施政方針について、市民等の活躍についても一部記載をしておりますが、施政方針の主な目的は、30年度の市の施策を述べるものであると認識しておりますので、市民、職員の頑張りの記述については御意見として承っておきたいと思います。  それから、文書で表現できなかった市長の思いとありますが、これはちょっと意味が少しわかりにくいので、あえて市長としてつけ加えるとするならばどういうことかということでお答えしたいと思います。今、古賀市はですね、何ていいますか、天の時、地の利と言いますが、地の利は昔からあるとして、天の時が来ているのではないかと思います。今、開発においても、人づくり、まちづくりにおいても、飛躍の時が来ていると感じております。そのことは施政方針の文面からだけではなく、現在のまちなかの動きからも感じている人は多いのではないかと思います。  続いて、危機管理や厳しさを避けずにについてお答えします。厳しい将来予測に対する備えについては、個々の事象の将来の状況を予測するのは非常に難しいと考えます。しかしながら、その予測しがたい変化に対応するためには、強い、しなやかな人づくり、地域づくりをしていくことがまずは肝要であると考えております。  市長公約の自己評価については、10の想い、約25項目の公約がございます。そのうち22項目については、何とか達成できたと思いますが、積み残しもあります。  続いて、テーマ3、子どもや若者へメッセージをについてお答えします。全小中学校において原則35人以下学級の実施などの学習環境の充実に取り組むこと、また相手の気持ちを思いやる力を醸成することにより心豊かな人が育つ魅力ある古賀市につながるものと認識しております。  次に、テーマ4、わかりやすい情報の発信をについてお答えします。市政情報につきましては、広報こが、行事予定表、市ホームページのほか、事業の必要性に応じてパンフレットやチラシなどでわかりやすく発信するよう心がけております。また、毎月、記者懇談会を開催し、マスコミへの情報発信も行っております。市民との対話や意見聴取につきましては、出前講座である市長と語るまちづくりに積極的に出向くとともに、市内各種行事や会合などの場で市民の生の声をお聞きしたいと考えております。このほかにも、目安箱や市長へのメールなど、年間を通じてさまざまな機会があり、今後ともこうした場を活用していきたいと考えております。  続いての御質問、テーマ5、企業関係者へのメッセージをについてお答えします。技術革新についての私の認識は、キーワードが3つございます。1つはロボット、2つ目は自動運転、3つ目は再生医療であります。このことはどれも働き方あるいは市内の交通体系あるいは医療、介護の世界がこれによって変わってきます。それも恐らく急速に変わるような予感はあります。ただし、いつ、どのように変わるかの予測は、これまた難しいものがあります。少なくとも市政をつかさどる者として、このようなことが近い未来に起こるということを念頭に置いて業務をしていく必要があると思っております。また、企業の経営理念は、環境負荷への配慮や地域貢献活動への参加、健康経営を含む企業統治など幅広くなっており、行政からの支援や共働が企業経営の後押しとなることも認識しております。  なお、企業誘致の基本的な考え方といたしましては、本市のものづくりの特徴である食料品製造業を初めとした製造業、地の利を生かした流通業等がさらに発展するような業種を誘致することが必要であると考えており、就業機会の拡大など本市全体にとって有益となる企業に立地していただけるよう、引き続き取り組みたいと考えております。 208 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 209 ◯議員(5番 奴間 健司君) この施政方針が市民、職員、企業関係者の皆さんが読んで、自分たちの苦労や努力が市長、古賀市はわかってくれてるんだな、やっぱり、そういうふうに感想を抱いていただくことは、私は大事だと思うんです。承認、称賛、激励、学校現場では常に先生方は追求していますが、政治も同じだと思います。  そこで、これからの時代を乗り切るためにキーワード、まちづくりの主人公は市民である、絶えず市民に寄り添う、こういった基本的視点を行財政運営の全てに貫く必要があると思うんですが、市長、いかがでしょうか。 210 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 211 ◯市長(中村 隆象君) まちづくりの主役は市民である、全くおっしゃるとおりでございます。寄り添うということは、ちょっと意味がいろいろあると思いますけども、共働ということで、今後はですね、やはり市民が果たすべき役割あるいは市が果たすべき役割、そういうものをやはりお互いに認識し合いながら進めていくことは大切なことであると考えております。 212 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 213 ◯議員(5番 奴間 健司君) もう一つ、この施政方針を読んで市民の皆さんが市政に対する信頼度を高めてくれたかどうか、あるいは市長の公約についていろいろ見込み違いもあったが、しっかりそれを弁明し、乗り越えてくれたと感じてくれたかどうか、この辺も大事だと思うんです。全体として危機意識が希薄あるいは率直に反省すべき点は反省するというのが弱いんじゃないかなと思いますが、市長、いかがですか。 214 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 215 ◯市長(中村 隆象君) いろんな見方があると思いますので、そういう見方があるということは認識させていただきたいと思います。 216 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 217 ◯議員(5番 奴間 健司君) 子ども、若者のことなんですけども、他の自治体のことを言うと、ちょっと市長も、かちっとくるかもわからないけど、長野県松本の市長さんは、来年度に向けて、K&Yデモクラシーというスローガンを掲げました。Kはキッズ──子ども、Yはユース──若者であります。学校教育グランドデザイン報告会を聞きますと、体育に力を入れ、子どもの厳しい現状にしっかり立ち向かった教育実践を行われていることは確信できます。そこに甘んじることなく、市を挙げて子ども、若者にメッセージを発する必要があると思うんですが、市長の思いをお聞かせください。 218 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 219 ◯市長(中村 隆象君) 子ども、若者だけではなく、やっぱり皆さんにメッセージを発する必要はあると思います。子ども、若者も大事だと思います。 220 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 221 ◯議員(5番 奴間 健司君) 私は、この施政方針は、恐らく読むだけでは十分伝わらない、わからないんじゃないかなと、ちょっと思うんですね。私は、やっぱり市長というのは、言葉と生の表情でアナウンスすることが非常に大切な基本的仕事だと思っています。もし本当にこの施政方針で日本一住みやすいまちができると信じるならば、先ほど、対話は年10回ぐらいというお話があったんですが、何十回でも何百回でも、やっぱりやったらどうか。あるいはビデオレターでですね、いつでも、どこでも市長のメッセージを確認できる、全国至るところでも確認できる、こういったことが必要ではないかと思うんですが、来年度、そういったお考えはないでしょうか。 222 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 223 ◯市長(中村 隆象君) 市民へのメッセージについては、私なりにいろいろ工夫しておりますが、そういう考え方、そういう方策もあるということで聞かせていただきたいと思います。 224 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 225 ◯議員(5番 奴間 健司君) きょう、企業関係者のメッセージというキーワードをちょっと今回入れました。私は、企業関係者の方もお忙しいでしょうけども、やっぱりどんなことを書いてるのかなって読むことがあると思うんですね。そのときにどんな感想を持つだろうかって想像しました。よくある行政的な文章だなと思うのか、やっぱり、よく読むと、この中には、おっ、ちょっとおもしろいことが書かれている、古賀市って何か興味深いなと感じてもらうか。そこのところを想像したんですね。企業誘致を一生懸命しますということを何十回、何百回書くよりも、たった一言で企業の皆さんが興味を持つ、そういった施政方針になったかどうか、市長、どんなふうにお思いでしょうか。 226 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 227 ◯市長(中村 隆象君) 私は、企業にとって行政というのはどういう存在であるべきかということについてはですね、行政は縁の下の力持ちであるべきだと思っております。道をつくり、橋をかけ、上下水を整え、いわゆるインフラを整える、あるいは人権のまちづくりをつくる、こういうものをそろえてやるとですね、あとは企業は自分で勝手にといいますか、自由にやっていただけるわけです。そういう意味では、そういうふうに私は施政方針でも述べたつもりでございますので、そういうところを感じ取っていただければいいなと思います。 228 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 229 ◯議員(5番 奴間 健司君) ESG投資という言葉をきょう初めて申し上げたんですが、企業のほうがですね、やっぱり収益だけじゃなくて環境、社会、企業統治にやっぱり投資する、社会的役割を重視する企業が今出てきていますね。健康経営もその一つです。どちらかというと、行政とか政治のほうが立ちおくれている面があると思うんです。古賀市は、やっぱり企業の皆さんとの連携を進めていく上では、そういった進んだ考え方をいち早く取り入れているまちだというメッセージが必要だと思うんですが、いかがでしょうか。 230 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 231 ◯市長(中村 隆象君) 健康経営ということについては、奴間議員の御指摘にある程度沿ったものではないかと思いますが、やはり企業はですね、もちろん社会貢献も大事です。説明責任もあります。これは、しかしながら、やはり企業は健全に成長していくということがまず柱にあって、そのためには利益一辺倒ではなく、社会貢献あるいは説明責任あるいは健康、そういうことに対しても資源を注ぐべきだという考え方に基づいていると思っておりますので、そういうふうな考え方のもとで企業とはつき合っていきたいと私は思っております。 232 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 233 ◯議員(5番 奴間 健司君) 基本的な認識はわかりましたので、今後は一般質問等の中で深めていきたいと思います。ありがとうございました。
    234 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、会派希来里、奴間健司議員の質疑を終結いたします。  次に、内場恭子議員。                       〔内場議員 登壇〕 235 ◯議員(14番 内場 恭子君) こんにちは。会派に属さない議員、日本共産党の内場恭子です。市長の施政方針について質問いたします。  市長の施政方針の中には、この古賀の市政に対して10の想いという中に、1番目に子育て支援というものが上げていらっしゃいます。また、平成30年度のこの柱として、第1番目には人づくり、人材育成という点も上げてあります。私は、この2つ、とても大事なことだと思っています。その中で、子どもの育成ということについて、しかも、心豊かで健康で健やかに育成すること、このことの必要性を感じております。子どもの貧困対策、これは全力でやっていただきたい。そのことを大いに期待して質問いたします。  1、子どもの貧困対策推進計画を策定するということにしてあります。これは、平成29年度には子どもの貧困状態の実態調査を実施し、その結果を分析した結果、子ども、特に古賀市の子どものためにどこが有効な対策なのか、何が必要なのかということを考えていただいている、その次の段階だと思っています。では、子どもの貧困を解決するために市長の考えとしてはどのようなものをお持ちなんでしょうか。  2点目に、子どもの貧困状態に対して早急に対策が私は必要だと考えています。この早急な対策をどう考えていらっしゃるのか。  3点目に、早急な対策として、現在、古賀市で行っている子どもへの施策、事業の拡大をすべきではないかという点を質問いたします。 236 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 237 ◯市長(中村 隆象君) 内場議員の御質問、市長の施政方針についてにお答えします。  1点目についてお答えします。子どもの貧困対策については、国、県と同様に、教育の支援、生活の支援、就労の支援、経済的支援を柱として、さまざまな施策を総合的に推進する必要があると考えます。このことから、本計画を策定し、子どもの貧困を解決するために全庁を挙げて取り組んでまいります。  2点目についてお答えします。施政方針でも述べましたとおり、本市では教育立市古賀を掲げ、他自治体に先駆け、さまざまな施策を行っておりますが、今後さらに必要な施策等については、今年度実施している実態調査の結果等も踏まえ、検討してまいりたいと考えております。  3点目についてお答えします。高等学校等入学支援金の拡充を平成30年度入学対象者から始めております。また、就学援助の新入学児童・生徒学用品費を国の支給基準に合わせることで、ほぼ今の倍額となるよう準備を進めているところであります。 238 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 239 ◯議員(14番 内場 恭子君) まず、古賀市が何も子どもの対策をやってないというわけではありません。古賀市では本当に子どもの貧困対策、その一環として総合的な対応というのをやっていただいている部分だと思います。例えば、学校教育への少人数学級の実施、そして人的配置、さまざまな子どもたちへの支援、これも私は子どもの貧困対策の一部になると思います。さらに、小中学校の子どもたちへの就学援助、また先ほど市長が述べられた高等学校への入学支度金の支援、これも今までの1.3倍から1.5倍に広げるという、こういうやり方、とってもうれしいと思います。  でも、実際に、例えば、就学援助の申請をしても、それを受け付けてもらえない方がいらっしゃるんです。平成28年度の決算の中では、申請が440人ほどいらっしゃいました。小学校の中でだけです。しかし、支給は380人。全体の85%しかできてないんです。しかし、小学生全体では、この就学援助を受け取っていらっしゃるのは約11%を超える方です。このような大きな問題があることについてどう考えていらっしゃるでしょうか。 240 ◯議長(結城 弘明君) 教育部長。 241 ◯教育部長(清水万里子君) 就学支援の就学援助につきましては、申請に基づいて審査を行いまして、所得制限等もございますので、所得審査を行った結果、やはり受給に結びつかなかったという方は実際におられることは確かでございます。 242 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 243 ◯議員(14番 内場 恭子君) 市長、申請される方たちの気持ちはどうでしょう。所得制限があるというのを考えられながらも、自分のとこは本当に苦しいと思われて申請される、そういう方たちが十分に受けられているのか、そういう思いを持たれたことはありますでしょうか。確認された思いはいかがでしょうか。 244 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 245 ◯市長(中村 隆象君) もちろん、苦しい、支援があれば助かるという思いがまずはあると思いますけども、ぎりぎりのラインのところにおられる方で、ちょっとわからないけども、認められないかもしれないけれども、申し込みだけはしようというような方もおられて、そういうことが結果、ぎりぎり審査基準に満たなかったということもあるのではないかと思います。 246 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 247 ◯議員(14番 内場 恭子君) ぎりぎりの申請かもしれません。ただ、市長が掲げていらっしゃる人材づくり、子どもの健やかな成長、そういうことを願うためには、やはり、こういうふうな家庭の支援であったり、そういう社会環境の整備が必要ではないかなと思います。まず、実態調査を行うということですが、私は去年、この施政方針に対しての質問のときにも、間に合うのか、今早急に必要な方に直ちに手を打つべきだという話をしておりましたが、そのお考えはいかがでしょうか。まだまだ、来年の策定を待ってしか対応ができないんでしょうか。 248 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 249 ◯市長(中村 隆象君) それは、例えば、380名の方にはもう既に対策といいますか、助成を行っているということですから、計画ができない前に、もうやってるということにはなると私は思いますが。 250 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 251 ◯議員(14番 内場 恭子君) その計画を、例えば、高校の入学支度金の場合は1.5倍に広げていただいてる、それを考えれば、では、ここも、就学援助も1.5倍に広げていただいて対応できないでしょうか。早急に必要な人に早急な手を打っていただけないかという点を質問しております。 252 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 253 ◯市長(中村 隆象君) 欲しいと思う方に全員というわけにはいかないと思います。やはり、援助するには一定の基準というものがどうしても必要になりますので、それはそのとおりやらせていただきたいと思います。 254 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 255 ◯議員(14番 内場 恭子君) 基準を無視しろとか、そういうことではありません。基準をつくるときに、もっと今の子どもたちの情勢、家庭の情勢を見ていただきたい。その実態調査を待たずにしなきゃいけない部分もたくさんあるんではないかなと考えております。高校入学支度金は1.5倍ふえたということが、その一部かと思って、内心はちょっと安心してる部分ですけど、しかし、まだまだ実際には支給がもらえないという形、そういう人もいらっしゃるという思い、いかがですか。 256 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 257 ◯市長(中村 隆象君) ちょっとわかりにくいんですけども、それはもらいたい人はおられると思いますけど、やはり基準というものがありますので、それに満たないものはもう御勘弁願いたいと思います。 258 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 259 ◯議員(14番 内場 恭子君) 早急な貧困対策をお願いします。 260 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、内場恭子議員の質疑を終結いたします。  施政方針に対する質疑を終結します。  ここで暫時休憩いたします。                       午後0時09分休憩            ………………………………………………………………………………                       午後1時30分再開                       〔出席議員19名〕 261 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  これより議案審議に入ります。            ────────────・────・────────────   日程第4.第1号議案 専決処分について(古賀市税条例の一部を改正する条例の制定について)        第2号議案 専決処分について(平成29年度古賀市一般会計補正予算(第5号)について)        第3号議案 専決処分について(道路管理瑕疵に係る損害賠償について)        第4号議案 専決処分について(道路管理瑕疵に係る損害賠償について)        第5号議案 専決処分について(訴えの提起について) 262 ◯議長(結城 弘明君) 日程第4、第1号議案古賀市税条例の一部を改正する条例の制定についてから第5号議案訴えの提起についてまでの5議案は、いずれも専決処分につき承認を求める件でありますので、一括して議題といたします。  これより一括して質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。  奴間健司議員。 263 ◯議員(5番 奴間 健司君) それでは、第2号議案専決処分について、平成29年度古賀市一般会計補正予算(第5号)について質疑をさせていただきます。通告に従って質問いたします。  1点目は、2018年、平成30年1月17日に専決した理由は何でしょうか。  2点目、消耗品費2億1,802万8,000円の選考、発注、納品、これはいつからいつまでに行ったのか、あるいは行うことになったのか、お尋ねします。  3点目は、ポータルサイト運営委託207万4,000円並びにポータルサイト使用料6,213万8,000円について、ポータルサイトの選考方法並びにいつからいつまでの委託あるいは使用になるのか、この点についてお尋ねしたいと思います。 264 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 265 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 奴間議員の第2号議案に対する御質問にお答えいたします。  1点目についてお答えいたします。平成29年11月中旬以降、寄附金額が急激に増加し、12月末には寄附金額が9億円を超え、返礼品を発送する経費やポータルサイト使用料などについて予算が不足しました。既に寄附をいただいた方々には丁寧な対応が必要であり、速やかに返礼品を送る必要があったため、専決処分を行いました。  2点目についてお答えいたします。返礼品の選考は、寄附者が寄附額に応じて返礼品を選考し、今回の補正分は返礼品の発注、納品について平成30年1月17日から平成30年3月31日までに行います。  3点目についてお答えいたします。ポータルサイト運営委託の委託業者の選考方法は、複数のポータルサイトの運営を同時に受託できる事業者として株式会社サイバーレコードを選考いたしました。委託期間は平成30年2月6日から平成30年3月31日までとなっております。ポータルサイト使用料におけるポータルサイトの選考方法は、既に使用しています、ふるさとチョイスほか4者であり、使用料につきましては平成29年4月1日から平成30年3月31日までとなります。 266 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 267 ◯議員(5番 奴間 健司君) 今回の補正は、事情はわかるんですが、11億3,950万円という大変大きな補正であります。専決のいきさつはわかったんですが、例えば、12月議会での補正というのは選択の余地がなかったんでしょうか。11月28日の庁議の記録には、財政課長がふるさと納税の補正が懸案となっていると発言した記録が残っております。  お尋ねしますが、12月議会で補正をするということはどうしてもできなかったのか、その事情はどういうことなのか、お尋ねしたいと思います。 268 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 269 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 先ほど申しましたように、11月中旬からですね、かなりの伸びを示しておりまして、12月だけでも2万5,900件、約ですね、2万5,900件という寄附があっております。こういうことからですね、なかなか寄附額全体像が見えなかったというところがございまして、12月議会には間に合わなかったと、こういうところでございます。 270 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 271 ◯議員(5番 奴間 健司君) もう一つ、2億を超す返礼品とか、結構ポータルサイトに係る費用というのは高額でありまして、来年度予算の当初予算には1年分の予算が上がっているんですが、期間からすると、1カ月ぐらいですかね、今回の執行はですね。何か、単純に比較すると、短期間なのに割高だなという印象を持つんですが、非常に事情はわかるんですが、短期間に追い込んだ結果、何か割高な負担を強いられた、あるいは何というんですかね、せざるを得なかったという、ちょっと泥縄式の結果、負担が大きかったというような懸念を抱くんですが、この点についてはいかがでしょうか、お尋ねしたいと思います。 272 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 273 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) ポータルサイトの使用料等につきましては、寄附額に対するパーセンテージというのが決まっておりまして、それはもう年間一律でございます。 274 ◯議長(結城 弘明君) 以上で通告者の質疑は終わりました。ほかに質疑ございませんか。  阿部議員。 275 ◯議員(1番 阿部 友子君) 済みません。同じ場所で、議案第2号の専決について伺いたいと思います。  本当に高額な補正予算でびっくりする限りなんですが、お尋ねしたいのは2点ございまして、返礼品が急激にふえていく中で、提供者というんでしょうかね、返礼の提供者の状況というのはどんなものかというのを伺いたいと思います。  2点目は、4億3,000万という補正額、大きな一般財源を投入してるんですけれども、このことによって平成30年の予算の編成に影響はなかったのかというようなことをちょっと考えるんですが、その点をお願いします。 276 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 277 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 1点目について、私からお答えいたします。  返礼品のですね、注文がふえるとですね、やはり提供者も、今あるものであればすぐ提供できるんでしょうが、なかなかそういかない場合もありますので、ある程度期間を置いて、これは5カ月待ちですよとか、2カ月待ちですよとか、そういうお知らせをしながら寄附を募った状況がございます。 278 ◯議長(結城 弘明君) 2点目。  財政課長。 279 ◯財政課長(星野 孝一君) 予算につきましては、基本的には原則として単年度会計の原則ですので、ここで持ち出したから翌年度に影響が出るということは、財政上はございません。 280 ◯議長(結城 弘明君) ほかに質疑ございますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 281 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第1号議案から第5議案までの5議案は、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 282 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。  直ちに討論、採決に入りますが、討論、採決は1議案ごとに行います。また、採決は押しボタンにより行います。  まず、第1号議案古賀市税条例の一部を改正する条例の制定について、専決処分につき承認を求める件についての討論に入ります。  本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 283 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 284 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 285 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    286 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。  第1号議案専決処分につき承認を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 287 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 288 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第1号議案の専決処分につき承認を求める件は、承認することに決定いたしました。  次に、第2号議案平成29年度古賀市一般会計補正予算(第5号)について、専決処分につき承認を求める件についての討論に入ります。  本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 289 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 290 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 291 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 292 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。  第2号議案専決処分につき承認を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 293 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 294 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成全員であります。  よって、第2号議案の専決処分につき承認を求める件は、承認することに決定いたしました。  次に、第3号議案道路管理瑕疵に係る損害賠償について、専決処分につき承認を求める件についての討論に入ります。  本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 295 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 296 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 297 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 298 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。  第3号議案専決処分につき承認を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 299 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 300 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成全員であります。  よって、第3号議案の専決処分につき承認を求める件は、承認することに決定いたしました。  次に、第4号議案道路管理瑕疵に係る損害賠償について、専決処分につき承認を求める件についての討論に入ります。  本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 301 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 302 ◯議長(結城 弘明君) 本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 303 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 304 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。  第4号議案専決処分につき承認を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 305 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 306 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第4号議案の専決処分につき承認を求める件は、承認することに決定いたしました。  次に、第5号議案訴えの提起について、専決処分につき承認を求める件についての討論に入ります。  本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 307 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 308 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 309 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 310 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。  第5号議案専決処分につき承認を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 311 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 312 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第5号議案の専決処分につき承認を求める件は、承認することに決定いたしました。            ────────────・────・────────────   日程第5.第6号議案 古賀市スポーツ推進審議会条例の制定について 313 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第5、第6号議案古賀市スポーツ推進審議会条例の制定についてを議題といたします。  これより大綱質疑に入りますが、事前の通告はあっておりません。質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 314 ◯議長(結城 弘明君) 大綱質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第6号議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。            ────────────・────・────────────   日程第6.第7号議案 古賀市公告式条例の一部を改正する条例の制定について        第8号議案 古賀市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について        第9号議案 古賀市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について        第10号議案 古賀市保健福祉総合センター条例の一部を改正する条例の制定について        第11号議案 古賀市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について        第12号議案 古賀市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について        第13号議案 古賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について        第14号議案 古賀市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について        第15号議案 古賀市都市公園条例等の一部を改正する条例の制定について        第16号議案 古賀市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定に              ついて        第17号議案 古賀市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について 315 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第6、第7号議案古賀市公告式条例の一部を改正する条例の制定についてから第17号議案古賀市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてまでの11議案は、いずれも条例の一部改正であり、一括して議題といたします。  これより一括して大綱質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。  奴間健司議員。 316 ◯議員(5番 奴間 健司君) それでは、通告に従いまして大綱質疑を行います。
     まず、第11号議案古賀市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてです。  1点目は、介護保険料の月額基準額を4,900円から4,800円、100円引き下げるという提案でございますが、引き下げができる要因についてどう認識されているか、お尋ねします。  2点目は、介護認定率が福岡県内で一番低いと言われておりますが、その要因についてはどのように認識されているでしょうか。  3点目は、今回は100円値下げの提案ですが、次の2021年度の介護保険料並びに国から推計値が求められております2025年度の介護保険料の推計値は幾らになるでしょうか。  4点目は、今回の国の介護報酬の改定が行われますが、このことによる利用者の自己負担がふえたり、あるいは介護サービスを利用する全体量が制限されるということはないでしょうか。  以上4点お尋ねしたいと思います。 317 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。                       〔発言する者あり〕 318 ◯議長(結城 弘明君) じゃあ、一括して。失礼しました。一括して。 319 ◯議員(5番 奴間 健司君) ちょっと疲れて、ぼうっとしておりました。笑っちゃいけないですけど。  続けて行きます。次に、第13号議案古賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についての大綱質疑です。  1点目は、今回、国保税を全階層値下げするという提案でございますが、それが実現可能となった根拠、そしてまた値下げ幅とその根拠についてどう認識されておりますか。また、据え置きという判断をしなかった理由は何でしょうか。  2点目は、県が示す納付金により、2017年度の税率による国保税額より2,500万円減額が可能ということが言われておりますが、これはどういう意味があるんでしょうか。保険給付費は、それでも確保できるということでしょうか。  3点目は、2016年度の大幅改定、値上げですけども、これは適切、必要な改定だったと言えるんでしょうか。もし2016年度に改定せずに今回の制度改革に合わせて改定していれば、税率は上がっても2年間の過大な負担は回避できたのではないでしょうか。2年間に、ざっと推計なんですが、数千万円の負担を国保加入者に強いたことにならなかったのか、お尋ねします。  4点目は、保険者努力支援の制度は古賀市にとって活用できる制度なんでしょうか。今後の国保税率アップを回避するための具体策についてはどう考え、実施していくおつもりでしょうか。  続いて、第17号議案古賀市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についての大綱質疑です。  1点目は、この時期に口径別の基本料金体系を導入した背景、理由は何でしょうか。  2点目は、今回の水道料金の改定率は全体で幾らになるんでしょうか。また、口径が13ミリ、20ミリの改定率、また24ミリから150ミリまでの改定率はそれぞれ幾らになるんでしょうか。  3番目に、バックアップ用に接続してると言われるところは何件程度あるんでしょうか。  4点目は、企業の水道料金は今回の改定で近隣市町と比較してどのくらいの位置になるのか、お尋ねしたいと思います。 320 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 321 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) それでは、奴間議員の第11号議案に対する御質問にお答えいたします。  1点目についてお答えします。要因については、第6期において想定していたほど要介護認定者数が伸びなかったため、介護給付費が計画値を下回って推移している実態及び介護保険給付費準備基金の取り崩しも含めて、今後3カ年の推計を行った結果でございます。  2点目についてお答えします。本市は現在、前期高齢者の割合が高く、後期高齢者の割合が低い状態にあること、健康づくりや介護予防事業の取り組みによる予防効果のあらわれ、また医療サービスを利用する方が多いことも影響しているものではないかと考えられます。  3点目についてお答えします。現時点での推計では、2021年度の介護保険料は6,000円程度、2025年度の介護保険料は8,000円程度になると推計しております。  4点目についてお答えします。今回の介護報酬改定では、高齢者の自立支援や重症化予防に対する配分が手厚くなり、全体で0.54%の引き上げが決定されています。報酬が上がると全体的には利用者の自己負担はふえることになりますが、利用するサービスによっては下がる場合もあり、さまざまであることから、今後、ケアマネジャーと連携を図りながら、利用者の方には丁寧な説明を行うなど対応に努めてまいりたいと考えております。また、介護サービスの利用量の制限については、特段影響はないものと考えております。 322 ◯議長(結城 弘明君) 次に、市民部長。 323 ◯市民部長(野村 哲也君) 奴間議員の第13号議案に対する御質問にお答えいたします。  1点目、2点目についてあわせてお答えいたします。福岡県から国民健康保険事業費納付金が示され、現行税率で試算しましたところ、保険税総額から約2,500万円の減額が可能であり、古賀市国民健康保険運営協議会からも、全ての被保険者が負担減となるような改定案の答申をいただいたことから、今回、減額となる保険税率の改定案を提案しているところでございます。また、保険給付に必要な費用は全額、県から市町村に交付されることから、保険給付費は確保できると考えております。  3点目についてお答えいたします。仮に、平成28年度に税率改定を行っていなければ赤字は解消されずに、今回の改定で赤字分を御負担いただく結果になっていたのではないかと考えております。平成28年度の改定は、被保険者の方々には大きな負担感があるものであったと感じておりますが、適切な改定であったと考えております。  4点目についてお答えいたします。保険者努力支援制度は、保険者の保健事業や医療費適正化等の取り組みに対して交付金が交付される制度であります。今後も保健事業の推進や医療費適正化に努め、医療費の抑制や保険者努力支援制度等による歳入の確保を行い、国民健康保険税率上昇の抑制を図っていく考えでございます。 324 ◯議長(結城 弘明君) 次に、建設産業部長。 325 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 奴間議員の第17号議案に対する御質問にお答えいたします。  1点目についてお答えいたします。水需要の構造の変化に対応し、収益を維持するための料金体系の構築が必要となっており、古賀市上下水道経営等審議会の答申を踏まえ、この時期の改定といたしました。  2点目についてお答えいたします。水道料金の改定における平均改定率は、平成28年度の調定をもとに試算したところ、全体ではマイナス1%、家庭用の主に13ミリから20ミリの口径ではマイナス5.5%、それ以外の主に25ミリから150ミリの口径ではプラス7.8%と見込んでおります。  3点目についてお答えいたします。バックアップ用に接続しているところは、おのおのの状況などもあり、把握できかねるところでございます。しかし、水道を引いていながら全く使用していない調定件数が約2,600件ございます。  4点目についてお答えいたします。2カ月分の水道料金を福岡都市圏15団体で比較すると、口径50ミリでは使用水量が1,000立方メートルで安いほうから4番目、2,000立方メートルで安いほうから3番目となり、都市圏の中でも安価なほうに位置しております。 326 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 327 ◯議員(5番 奴間 健司君) まず、第11号議案の介護保険料の再質問をさせていただきます。先ほど答弁があったんですが、もう少しちょっと具体的に把握していることを根拠にお尋ねしたいと思います。  いわゆる介護保険準備基金の件です。これは、運営協議会での審議、傍聴していましたので、私も聞いていたんですが、2億6,000万円程度だったものが3年間ですか、3年弱ですか、5億円に積み上がったと報告がございました。2億6,000万円が5億円に積み上がったと。そこで、ちょっと、あくまで大綱質疑で、論点を整理する意味でお尋ねしますが、なぜ、ここまで積み上がったのかという要因は、ちょっと聞いておきたいんですが、今回の基準額で100円減というのは、この基金を受益者に還元すると、次に持ち越していくんじゃなくてですね。そういうことでの値下げというのが大きな要因なのかなと、ちょっと推察をしております。もし、報道されているように古賀市の健康づくりが効果を奏して認定率も低いのであれば、次の改定の金額を聞いたら、6,000円とか8,000円とか上がっていくので、これだって本当は抑えられるはずなんですが、次は上がっていくということを考えますと、今回は特別に受益者還元という考え方が大きな理由と推察されるんですが、いかがでしょうか。やっぱり、これは基金が積み上がれば、やっぱり、それを取り崩して還元するというのが基本的な方針なのか、ちょっとそこのところを再質問としては伺っておきたいと思います。  それから、国民健康保険、第13号議案についてなんですが、2,500万円、現在の税率で計算した場合、減額してもいいという、これは県からの通知をもとにということで、あとは県が全額見るので、確保できているという答弁でございました。2,500万円も減額しても確保できるという、その理由を聞きたいわけですね。国が国保会計に財政支援するから賄えるのか、それとも、やっぱり今まで徴収していたものが余りにも多過ぎたんで、2,500万円減らしても確保できるのか、どっちが要因なのかなって、ちょっと思うわけです。2,500万円減額して、減額が可能だということの意味について、もう少し根拠を説明願いたいなと思います。  そして、前回の大幅値上げにつきましては、適切であったと答弁がありましたが、もし改定しなければ2015年度の税率から考えれば、当然上がると思います、今回。上がってもなおかつ、2016年、2017年の税率によって徴収した金額というのは、私は、それ全て赤字解消につながったというよりは、どうなんですか、そこはやっぱり取り過ぎだったんじゃないか、必要以上の負担をお願いしたんじゃないか、強いることになったんじゃないかというのが危惧している点でありまして、これは過去の市長あるいは古賀市の判断がミスリードだったのか、そうじゃなかったのかをちょっと検証したいので、お尋ねしておりますが、2年分の大きな負担増はそれでも適切だったという根拠はどういうことから言えるんでしょうか。お尋ねしたいと思います。  水道料金の17号議案ですが、口径別の改定率については初めて、ちょっとわかりました。そこで、いま一つ、ちょっと明確じゃなかったのが、口径別の基本料金体系を導入した背景、なぜ、この時期なのかということについては、結局、最後は審議会の答申を尊重してということでございましたが、これはもう少しちょっと、さっき市長が施政方針質疑の中で、ちょっとおっしゃったような記憶があるんですけども、全国的に、やはり経費に賄うための料金設定にしていく流れが今、国では広がっていてということがあったんで、多分そっちのほうが適切な答弁いただけるのかと思ったんですが、ちょっと先ほどの答弁では、なぜ、この時期に口径別基本料金体系に移行するという判断をされたのか、ちょっと、そこのところがわかりにくかったので、もう一度答弁をお願いしたいと思います。そのことによって、じゃあ、今回の改定で必要な経費を100%賄えるようになるのか、あるいは100%じゃなくてどのぐらいなのか。今までが余りにも、そういう意味じゃ経営的感覚から、ちょっと外れたやり方をしていたのか。そういう意味で、ちょっともう一度お尋ねしたいのは、口径別基本料金体系を導入した背景と、そのことによる経費がどの程度、今度の改定によって賄えるようになるのか、そこのところを明確にお答え願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 328 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 329 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 1点目の御質問にお答えいたします。介護保険料を今回引き下げることとなりました要因としまして、さまざまな要因がございます。その中での最も大きな要因としましては、介護保険の準備基金を今回取り崩すということが大きな要因でございまして、第6期の段階で5億円の残がございましたので、今回、4億円を取り崩したということでございます。ただし、その準備基金がそれだけ残が確保できたという要因としましては、古賀市において、一つは認定率が低いということになるんですけども、今の人口構成が前期高齢者が非常に多くて、後期高齢者の割合が少ない、今状態にあるということが一つは大きな要因だと言えると思っています。また、予防効果も当然、その影響も、健康づくり、また介護予防の取り組みの影響が出ているということも当然ございますので、いろいろな要因のもと、引き下げることに至ったということでございます。  あと、介護保険準備基金の考え方としましては、残高がある場合には、次年度保険料を見込む際には、その準備基金を取り崩すということが基本的な考え方になっていますけれども、ただし、将来的に介護保険の大幅な増、当然見込まれるということもございますので、そういう保険料が急激に上昇することがないように基金も活用するということも当然必要な部分でございますので、若干、基金を残しながらというところで、今回、保険料の設定をしたということでございます。 330 ◯議長(結城 弘明君) 市民部長。 331 ◯市民部長(野村 哲也君) それでは、第13号議案の再質問についてお答えいたします。  まず1点目でございますけども、今般のですね、国民健康保険制度の改革によりまして、30年度から、この納付金という仕組みが導入をされます。今年度、これまではですね、市町村が国民健康保険制度を運営しておりまして、市町村が歳入を見込んで、そして歳出にそれで充てていくということで、もし見込んだ歳入よりも歳出が多ければですね、当然不足するという事態になります。ところが、30年度からは福岡県が財政運営の責任主体になります。したがって、歳入、それから歳出の最終的な責任者は福岡県ということになりまして、福岡県が歳入を見込んで、それを60市町村から納付金という形で納めていただく。で、歳出は当然、福岡県が責任を持ってやっていくということですので、県全体として給付費が足らなければ、それは福岡県が何らかの手段で手当てをするということになります。したがいまして、市町村が医療機関に支払う保険給付費については全額、県から来るということで、市町村の出については一切心配をする必要がないということでございます。  それから、2点目でございますけども、前回の改定が適切だったのかどうだったのかという御質問でございますけども、前回改定時にはですね、2年で赤字を解消したいということでの改定でございました。そういった中で、28年度の決算状況、それと今年度のですね、まだ決算見込みが正直、明確にはなっておりませんけども、今の状況から勘案いたしますと、基本的には改定分は基本的には赤字解消に充てられたものであると考えてございます。 332 ◯議長(結城 弘明君) 水道課長。 333 ◯水道課長(石橋 智博君) 奴間議員の第17号議案に対する再質問についてお答えさせていただきます。  1点目、口径別料金体系の導入の背景と全国的な流れについて、最初にお答えいたします。日本水道協会から出ております水道料金算定要領というのがございます。昭和42年に策定されまして、改定を重ねた後、平成27年に最新版が発行されております。これに基づいて全国の水道事業体は料金の費用算出等を行いますけれども、この中には原価の個別費用に基づいて配賦するという一文がございます。これが口径別、口径に応じて費用が発生しますので、その要因となっております。それから、同様にですね、これに基づいて事業体が料金算定等を行いますので、全国的な流れになっている次第です。  次に、なぜ、この時期かということですけれども、上下水道事業経営等審議会は、平成21年にも開催されておりまして、その中で水道の経営に関しては特に問題ない旨の答申を受けております。その後、平成23年前後をピークとしまして、人口の減少等によりまして事業の変わり目を迎え、平成29年度におきまして再度、経営等審議会を開催されまして、その中の答申を受けて、今回の時期となっております。  それから、経費について100%賄えるかどうかというお話ですけども、平成30年度当初予算におきまして黒字予算を組んでおりますので、一般会計からの繰入金等なしに賄える見込みでございます。 334 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 335 ◯議員(5番 奴間 健司君) 最後にしたいと思いますが、せっかく大綱質疑なんで、3番目は市長にできたら見解をお願いしたいと思うんですが。  まず、第11号議案ですが、私、今のやりとり聞いていただいて、市長も、やっぱり2億6,000万が5億の基金が積み上がった、そこから4億取り崩したということが今回、背景にあるので、値下げできた大きな要因は、やっぱり基金の積み上がった基金を取り崩したということが私は一番大きいんじゃないかなと判断をしました。市長はどんなふうにお考えでしょうか。  そして、これはちょっと誤解ないようにと思うんですが、認定率の低さが、じゃあ本当にこの引き下げに直結したのかどうかという論点がございます。これはちょっと具体的なことになるんですが、2016年の10月末と2017年の10月末比較すると、介護認定率は確かに13%から12.7%に下がっているんですが、要支援認定者は543人から450人に減っており、要介護認定者は1,314人から1,421人に逆にふえております。特に、制度改革を受けて日常生活支援総合事業の対象者が179人から、去年の10月末には314人に急増しております。こういったことは介護認定率にカウントされない部分ではないかなと思うんですね。ですから、安易に認定率低いから元気高齢者が多い、介護予防の効果が上がって保険料を下げることができたと言い切っていいのかどうかというのは、やっぱりもうちょっと慎重に判断したほうがいいんじゃないかなと。引き続き、やっぱり古賀市は2025年、2035年を見据えた介護予防や健康づくりに全力を尽くして対策を打つ必要があるんじゃないかというふうに考えます。論点としては、今回の保険料の値下げの大きな要因について、市長、どんなふうに認識されておるか、答弁を求めておきたいと思います。  第13号議案の国民健康保険税条例についても、できたら市長に答弁をお願いしたいんですが、具体的にイメージをつかまえるために、これまで出された資料をもとに、ちょっとだけ紹介しますが、40代の若い夫婦で子どもが2人、所得が400万円、給与収入が567万円の場合ですね、2015年度から2016年度の改定のとき、どのぐらい上がったかというと約15万円、率で言えば26%上がったと。その方たちが今回の改定どうなのかというと、3万円の減、4.4%の減にとどまっております。ですから、下がることはいいと思うんですが、余りにも、やっぱり前回の上げ幅というのは相当響いてたんじゃないかなと思います。一方、今回の特徴は、全階層下げるということだったもんですから、70代の夫婦、年金収入150万円の方を挙げますと、前回の改定では900円、3.2%の増だったんですが、今回300円の減、1%の減となっているようです。したがって、下げてもらうということはありがたいんですが、やっぱり前回の負担増から考えると、今回の減というのは、やっぱり前回、特に働き盛りで子育て最中の世帯の負担増というのは若干は解消されるけども、引き続き大きいなと思います。もし、今、私が言った数字で間違いがあれば指摘していただきたいんですが、出された資料をもとに上げています。そういう意味で、ちょっと市長に求めたいのは、今回の改定の要因あるいは前回、やっぱり大幅に上げたことというのは、やっぱり、ちょっと大きな負担増になっていたんじゃないかなということについての市長の見解を求めておきたいと思います。  第17号議案については、これはいろいろ質問いただいてですね、答弁いただいて、経費を料金で賄うということや、全国的な流れの中で口径別の基本料金体系を入れたという背景と、やっぱりインフラ設備でつないどきながら、やっぱり料金が入ってこないというところが2,600件ぐらいあるという、これはやっぱり税金投入してることに対するバックがないということなので、市にとっては大きな、やっぱり負担だと思うんですね。そういう意味では、今回の改定の大きな狙いというのは何なのかということについて、家庭を下げ、企業側を上げたというようなバランス論じゃなくて、全体的な狙いはどういうところにあるのか、そこについてはぜひ市長の答弁をお願いしておきたいと思いますが、いかがでしょうか。 336 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 337 ◯市長(中村 隆象君) まず、13号議案の介護保険の……。                       〔発言する者あり〕 338 ◯市長(中村 隆象君) 11号、失礼しました。介護保険の料金の問題ですが、先ほど保健福祉部長が申し上げましたように、基金は当初2.6億だったものが5億に膨れ上がったという、たまってきたということは、やはり予測に関して全体的には良好といいますか、費用がかからなかったと、これは喜ばしいことですが、基本的には、やはり、その時期に介護保険料を払っている人が全体の負担をするというのが大原則であろうと思われますことから、5億のうち4億は還元をいたしたわけでございます。しかしながら、あくまで予測の世界でございますので、将来のこともありますけども、今期におきましても必ずしも、この計算どおりにおさまるかどうかというのは、多少のぶれ幅といいますか、は覚悟しなければいけませんので、そういう意味でも1億円ぐらいは残しておいたほうがいいという考え方もあると思います。そういうことで、5億のうち4億円を還元し、1億円は将来のため及び今期の予測に対するぶれを補正する必要があるということから残した次第でございます。  それから、13号議案、奴間議員おっしゃいました数字については、私、ちょっと今、検証できませんけども、基本的に、この国民健康保険税の料率の決め方そのものがですね、社会保険の決め方と構造的に違いまして、市町村の裁量ではどうしようもできないところがございます。そういうことで、確かに、その悩みはもう前々からあって、何とかならんのかという思いはございますが、なかなか、ちょうど働き盛りのところの年代層の方に対する負担が重い感じというのは解消できない状態で、これは残念なことで、今後の大きな検討課題だという認識は持っておる次第でございます。  それから、17号議案の、これは当初はやはりですね、今の口径別の料金体系ということではなくて、どちらかというと一律の、あえて言えばコストと見合ってない体系が全国的に多かったわけでございますが、だんだん、水道協会の指導もあり、全国的にも口径別のコストを料金に反映するような制度になりつつあります。しかしながら、先ほどの奴間議員の質問の中で、私はこういうふうに解釈したんですが、今回の口径別の料金改定でコストは100%回収できるのかという問いに対してはですね、まだまだ、一般家庭向けと比べてもコストの回収率は低うございます。そういう中での今回の改定と理解していただければと思います。 339 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 340 ◯議員(5番 奴間 健司君) ちょっと1点だけなんですが、論点整理をして、あとは付託された委員会等での議論をお願いしたいと思うんですが、最初の介護保険のところで、ちょっとお尋ねした中に、今回、基準額下げられる原因の中に、ちょっと新聞報道もちょっとあったんですが、健康づくりは効果を奏してて、ちょっとそれだけ読むと、何か元気高齢者が多くて、保険料下げられたと、何か、ちょっと単純に結びつけてしまうような記事がちょっとありました。私は、やっぱり認定率の低さの背景には、総合支援事業などの制度改革もあるでしょうし、一方で後期高齢者の一人あたり医療費というのは、県内でも古賀市は高い位置にあるということを考えると、単純に元気高齢者多いから基準額下げられたんだよという説明はですね、いかがかなと、ちょっと思うんです。そこのところについては、引き続き、今回の3年間は基準額下げられたとしてもですね、やっぱり市としては今まで以上にというか、もっと全力で介護予防、健康づくりに取り組まないと、2025年の保険料の推計は、さっきの答弁では8,000円ですから、前回、何年か前のときは9,100円だったので、ちょっと下がってますけども、そういう推計なので、そこはやっぱり確保しなきゃいかんなと思った。ちょっと、その答弁が漏れてましたので、それだけお願いして、あとは付託された委員会での審議をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 341 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 342 ◯市長(中村 隆象君) 大変失礼をいたしました。答弁が抜けておったと思います。  確かに、おっしゃるように、健康づくりというのは、どちらにしてもですね、この介護保険の世界では非常に大きな影響を持ちますことから、今後とも介護予防、健康づくりについては、なお一層の努力を重ねていきたいと思います。  将来予測につきましては、非常に予測つきがたい世界の数字でございますが、少なくとも現状よりはかなり上がっていかざるを得ないという状況にあることは明白だと思います。引き続き、介護予防、健康づくりに力を入れていきたいと考えます。 343 ◯議長(結城 弘明君) 以上で通告者の大綱質疑は終わりました。ほかに質疑はございませんか。  森本議員。 344 ◯議員(10番 森本 義征君) 17号議案について大綱質疑を行います。  この条例案について、審議会の審議内容を拝見しますと、担当部署では今回の条例を大分以前から検討してあったように見受けられます。ですが、市長が考えられていた料金体系とは乖離した提案になっていると思われます。水道料金の公約は、市長にとって重要な課題だったと思います。市民にとっても重要な身近な問題の一つです。市長御自身の公約をおろされた理由、お考えをお尋ねします。また、ほごになった市民との約束はどのようにされるのか、何かけじめをつけられるのか、市長にお尋ねします。 345 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 346 ◯市長(中村 隆象君) ほごになったというか、30%を実現できなかった理由を申し上げるのは、何といいますか、それに、どうかと思いますけれども、当初はですね、前にも申し上げましたけども、水道事業、私はもう少し良好に推移していると思っておりましたことと、宗像、福津あるいは糟屋郡との連携で広域事業というのはもっとスムーズに構築できるのかと思っています。この二つは、私にとってはちょっと予測が間違っていたといいますか、甘かったということでございます。当初、3年前に市長になりましたときに、これも後で委員会の中で若干説明できると思いますが、公的機関から近い将来、15%の値上げをしないと水道事業が成り立たないというような答申といいますか、報告も受けておると、そういうことを私はちょっと残念ながら、そういう状況は知りませんでした。ですから、その状況を何とか、少なくとも値上げしなくて済むように、1%でも2%でも下げられる努力をこの3年間してきました。  それからもう一つは、広域連携及び自己水源の解消といいますか、そういうことも当初、念頭にございましたが、これも簡単に申し上げますと、水利権の問題が非常に難しくて、なかなか思うようにいかないという障害といいますか、私の見通しの甘さと言わざるを得ないんですけども、ありまして、なかなかこの任期中に30%の達成というのができないようになりました。  このことについては、ただ、今後、広域連携事業というものは国も推奨しております。ちなみに、香川県では、もう全県一体となるような水道事業になっておりますが、糟屋郡においても、あるいは宗像、福津とも、この広域事業については今、検討中といいますか、勉強中でございまして、できれば任期中に、その辺の見通しというものはつけたいなと思っております。 347 ◯議長(結城 弘明君) ほかに質疑ございますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 348 ◯議長(結城 弘明君) 大綱質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第7号議案から第17号議案までの11議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。各委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。            ────────────・────・────────────   日程第7.第18号議案 平成30年度古賀市一般会計予算について        第19号議案 平成30年度古賀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について        第20号議案 平成30年度古賀市国民健康保険特別会計予算について        第21号議案 平成30年度古賀市後期高齢者医療特別会計予算について        第22号議案 平成30年度古賀市介護保険特別会計予算について        第23号議案 平成30年度古賀市公共下水道事業特別会計予算について        第24号議案 平成30年度古賀市農業集落排水事業特別会計予算について        第25号議案 平成30年度古賀市水道事業会計予算について 349 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第7、第18号議案平成30年度古賀市一般会計予算についてから第25号議案平成30年度古賀市水道事業会計予算についてまでの8議案は、いずれも平成30年度の古賀市各会計の予算でありますので、一括して議題といたします。  これより一括して大綱質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。  奴間健司議員。 350 ◯議員(5番 奴間 健司君) 第18号議案平成30年度古賀市一般会計予算について、通告に従いまして大綱質疑を行います。  1点目は、今回の当初予算の特徴を一言で表現するとどういうものになるでしょうか。  2点目、今回の予算編成の一つの特徴であります庁議の場で一般財源歳入総額を設定するとされておりましたが、その総額並びに内訳はどうなったでしょうか。
     3番目に、昨年10月中旬の予算編成説明会で強調された七つの視点、企業誘致と土地利用、景観と環境、健康づくりと地域包括ケアシステム、子育て支援と教育立市、観光拠点の強化、公共施設やインフラの維持管理、窓口業務の効率化と市民サービス向上、これについて、それぞれどのような新規事業が盛り込まれ、予算配分されたでしょうか。その構成比はどうなったでしょうか。  4点目は、事務事業の成果や課題の情報共有に努め、優先順位の洗い出しにより全体最適化を図るとしていましたが、どういう結果になったでしょうか。また、その結果はどう評価されていますか。その優先順位の洗い出しと市民ニーズとの整合性はいかがでしょうか。  5点目は、提携業務について、民間活力を積極的に導入としておりましたが、どういう結果になったでしょうか。  6番目は、2025、35年を目標に健康づくりと地域づくりは戦略的に極めて重要課題だと思いますが、この分野に対する予算措置はどの程度なされたんでしょうか。ヘルス・ステーションや健康づくり推進員に関する予算を今回、介護保険特別会計に移動されましたが、その理由や狙いは何でしょうか。  7点目は、ふるさと応援寄附基金から4億5,100万円を繰り入れ、学校教育への人的配置などの財源としております。恒久財源とは言えない、この基金の活用について、配慮すべきことはないんでしょうか。  以上、答弁をお願いしたいと思います。 351 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 352 ◯総務部長(中野 敏明君) 奴間議員の第18号議案に対する御質問にお答えいたします。  1点目についてお答えいたします。平成30年度の当初予算案は、人づくり、ものづくり、健康づくりという本市の3つの基本方針を生かした予算であると考えております。  2点目についてお答えいたします。歳入において基金からの繰入額を財政調整基金8億円、特定目的基金1億円、ふるさと応援寄附基金4.4億円、合計の13.4億円と設定しました。結果として、13.7億円の基金繰り入れによる予算編成となっております。  3点目についてお答えします。昨年10月の予算編成説明会では、重点プロジェクトに加え、7つの視点を持って全職員が予算編成に取り組むこととしました。その結果、小学校への空調設備設置などの新規事業がございますが、それぞれの事業を7つの視点にひもづけするという作業は行っていないため、予算配分の構成比などについてはお答えできません。  4点目についてお答えします。三役査定では、事務事業の現状や課題について情報共有しながら、異なる立場や違う視点により意見が出されたことは、より市民ニーズに近づき、スピード感を持って予算に反映できたものと評価しております。  5点目についてお答えします。予算計上されたものとしましては、ふるさと愛護事業におけるワンストップ特例申請委託や住民情報管理事務費における窓口証明書交付サービスの導入などが上げられます。  6点目についてお答えいたします。健康分野における戦略的な予算措置としましては、健康チャレンジ10か条の推進が挙げられます。そして、ヘルス・ステーションの介護保険特別会計への移行に関しましては、平成30年度からの介護保険事業計画を策定するに当たり、ヘルス・ステーションに携わる健康づくり推進員の活動そのものが介護予防につながっていることや、住みなれた地域拠点でのヘルス・ステーションの活動が地域包括ケアシステムの構築につながっていることが主な理由であります。  7点目についてお答えいたします。ふるさと納税は、恒久的な財源ではないことから、通常の行政サービスに充当するのではなく、原則として本市の特徴的な事業に活用するよう配慮しております。 353 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 354 ◯議員(5番 奴間 健司君) 大綱質疑ですので、この後、また市長の見解もお聞きしたいんですが、私、非常に注目したのは、昨年10月の予算編成説明会で7つの視点については、特にそこ注意しながら予算組むようにという指示がありました。ただ、今ちょっと答弁聞いて、私、意味がわからなかったんですが、その7つの視点にひもづけしていないと言ったんですかね。ひもづけって言葉が、ちょっと私も行政の経験ないからわからないんですけども、私は当然、7点の視点に、どこを重点分野にするのか、共通のビジョンとしては何めざすのかというのが最終的には割り振りされると期待して、お尋ねしたんですね。ちょっと期待と違う答弁だったんで、戸惑ってるんですけども、市長、どうなんでしょうか。7点の視点については、特に留意して予算上げなさいと言ったんですが、検証しようとすると、そこにはひもづけしてないので、どこにどのぐらい割り当てたかは答えられないという答えだったんで、ちょっとこの後、やりようがないんですけども、ちょっと優先順位の考え方、むしろ7点の視点よりも基本目標で整理したんだということになるのか。基本目標の中のどれに重点配分したかと分析をしていくということになるのか。ちょっと、そこの考え方を答弁願いたいと思います。  それからもう一つ、今回の大綱質疑としてお尋ねするんですが、優先順位の洗い出しにより全体最適化を図るという言葉について、非常に注目をしました。やっぱり、このことがきちんとされないと、市民のニーズからずれてしまうんじゃないかと思います。たまたま、昨年12月15日の西日本新聞を読んでいましたら、財政シミュレーションゲーム、シム2030、SIM2030という記事が出てまして、そこに3点の視点が強調されていて、古賀市の予算編成説明と極めて共通してる考え方を知りました。1つは、情報を共有しなければ優先順位を決められない。2点目は、立場を越えなければ話が深まらない。3点目は、ビジョンが共有できなければ優先順位を決めるのに場当たり的になってしまう。この3点でありました。非常にこれ、大事な視点だなと思うんですが、古賀市は今回の予算編成過程は随分、財政課長も頑張って、改革は進められたんじゃないかと思うんですが、市長からごらんになっても、こういった3点に留意しながら、場当たり的な優先順位の決め方ではなく、ビジョンを共有した優先順位を決定できたと評価されているかどうか、お尋ねしたいと思いますが、いかがでしょうか。 355 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 356 ◯市長(中村 隆象君) 2点についてお答えいたします。  まずは、強調した7点の予算配分につきましては、この7点の強調というのは、ある意味じゃ方向性を示したものでございまして、それはこの主な事業、施政方針に示しております(1)から(7)までにちりばめてあります。この事業に対しての予算配分については、きっちりと集計といいますか、それはできておるわけでございまして、その中で類推といいますか、読み取っていただければと思います。  それから、情報の共有、立場の共有、ビジョンの統一化ということにつきましては、今回、全件を市長査定させていただきました。その中で、各部長は自分の立場を離れて、よその部の事業だからといって遠慮することなく自由に発言するように、あるいは自分の事業も含めて、自分の事業だけを考えるんじゃなくて、全体の優先順位を考えるようなことでやりました。ビジョンにつきましては、その都度、私がビジョンがばらばらにならないように気を配ったつもりでございます。ですから、たまたまでございますけれども、その新聞記事の趣旨と今回の予算査定はほぼ方向性は一致していたのかなと思います。 357 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 358 ◯議員(5番 奴間 健司君) 最後、1点だけお尋ねします。今回の過去最大規模の予算規模になったというんですが、これは10億円のふるさと納税見込んだことによって、従来195億ぐらいであれば、当然205億になるということで、このことが積極的予算と言えるのかどうか、ちょっとまた詳細に審議してみたいと思うんですが、ちょっと気になるんで、最後、1点だけですが、この財源の充て方について、さっき総務部長答弁がありまして、恒久財源でないので、特徴ある政策に充てる。特徴ある政策の中に実は、35人以下学級とか人的配置ですね、これに充てられてるんですね。ちょっと心配なんで、そうすると、恒久財源でないということと、伸び縮みもありますんで、多い少ないもありますんで、もし、ふるさと納税が少なかった場合には、学校教育にかかわる財源はどうするんですかというのは、ちょっと気になりますので、念のために、だからといって減らすということはあり得ないと思うんですけども、聞いておきたいと思いますので。やっぱり、私は特徴ある政策であり、市にとって大事な政策であれば、やっぱり財源の裏づけというものは不安定な財源を充てるのはいかがかなという気がしますので、念のために聞いておきたい、市長のお考え、求めておきたいと思います。残りのテーマについては、また委員会の中で詳細質疑をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 359 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 360 ◯市長(中村 隆象君) 確かに、総務部長の答弁は若干つけ加える必要があると思いますが、原則としてですね、絶対に払わなければならない費用、例えば、扶助費とか職員の給料とか、あるいは公債費とか、そういうものに充てるわけにはいかないという意味で申し上げたわけでございます。ですが、教職員の人的措置に対する費用というのは、政策的費用ではございますが、極めて優先順位は高いと私は認識しております。そういうことで御理解をいただきたいと思います。 361 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告者の大綱質疑は終わりました。  ほかに質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 362 ◯議長(結城 弘明君) 大綱質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第18号議案から第25号議案までの8議案については、委員会条例第6条の規定により予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、今会期中の審査といたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 363 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。  よって、第18号議案から第25号議案までの8議案は、委員会条例第6条の規定により、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、今会期中の審査とすることに決定いたしました。  ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長を除く全議員を指名いたします。            ────────────・────・────────────   日程第8.第26号議案 平成29年度古賀市一般会計補正予算(第6号)について        第27号議案 平成29年度古賀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について        第28号議案 平成29年度古賀市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について        第29号議案 平成29年度古賀市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について        第30号議案 平成29年度古賀市介護保険特別会計補正予算(第3号)について        第31号議案 平成29年度古賀市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について        第32号議案 平成29年度古賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について        第33号議案 平成29年度古賀市水道事業会計補正予算(第3号)について 364 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第8、第26号議案平成29年度古賀市一般会計補正予算(第6号)についてから第33号議案平成29年度古賀市水道事業会計補正予算(第3号)についてまでの8議案は、いずれも平成29年度の各会計の補正予算でありますので、一括して議題といたします。  これより一括して大綱質疑に入りますが、事前の通告はあっておりません。質疑はございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 365 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第26号議案から第33号議案までの8議案については、委員会条例第6条の規定により、補正予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、今会期中の審査といたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 366 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。  よって、第26号議案から第33号議案までの8議案は、委員会条例第6条の規定により、補正予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、今会期中の審査とすることに決定いたしました。  ただいま設置されました補正予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長を除く全議員を指名いたします。  ここで暫時休憩いたします。  休憩中に、委員会条例第8条第2項の規定により、予算審査特別委員会及び補正予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の互選をお願いいたします。  再開はベルをもってお知らせいたします。                       午後2時43分休憩            ………………………………………………………………………………                       午後3時15分再開                       〔出席議員19名〕 367 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  ただいま休憩中に予算審査特別委員会及び補正予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の互選をお願いしておりましたので、その結果を報告願います。  事務局長。 368 ◯事務局長(吉村 博文君) 報告いたします。  予算審査特別委員会委員長、森本義征議員、副委員長井之上豊議員。補正予算審査特別委員会委員長、村松謙二議員、副委員長内場恭子議員。  以上のとおりでございます。 369 ◯議長(結城 弘明君) 予算審査特別委員会委員長、補正予算審査特別委員会委員長におかれましては、最終日の本会議において、審査の結果の報告を願います。            ────────────・────・────────────   日程第9.第34号議案 通信回線を用いた電子計算機の結合について(古賀市ふるさと応援寄附における受領証              明書及びワンストップ特例申請に係る業務委託)        第35号議案 福岡県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び福岡県市町村職              員退職手当組合規約の変更について 370 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第9、第34号議案通信回線を用いた電子計算機の結合について(古賀市ふるさと応援寄附における受領証明書及びワンストップ特例申請に係る業務委託)及び第35号議案福岡県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び福岡県市町村職員退職手当組合規約の変更についての2議案は一括して議題といたします。  これより一括して大綱質疑に入りますが、事前の通告はあっておりません。質疑はございますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 371 ◯議長(結城 弘明君) 大綱質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第34号議案及び第35号議案の2議案については、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。各委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。            ────────────・────・────────────   日程第10.第36号議案 古賀市固定資産評価審査委員会委員の選任について        第37号議案 古賀市教育委員会教育長の任命について        第38号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第39号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第40号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第41号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第42号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第43号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第44号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第45号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第46号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第47号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第48号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第49号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第50号議案 古賀市農業委員会委員の任命について        第51号議案 古賀市農業委員会委員の任命について 372 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第10、第36号議案古賀市固定資産評価審査委員会委員の選任についてから第51号議案古賀市農業委員会委員の任命についてまでの16議案は、いずれも人事案件でありますので、一括して議題といたします。  これより一括して質疑に入りますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 373 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第36号議案から第51号議案までの16議案は、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    374 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。  直ちに採決に入りますが、議案は1議案ごとに、また押しボタンにより行います。  まず、第36号議案古賀市固定資産評価審査委員会委員の選任について、高木賢治氏を選任することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 375 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 376 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第36号議案古賀市固定資産評価審査委員会委員の選任については、高木賢治氏の選任に対し同意することに決定いたしました。  次に、第37号議案古賀市教育委員会教育長の任命について、長谷川清孝氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 377 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 378 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第37号議案古賀市教育委員会教育長の任命については、長谷川清孝氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第38号議案古賀市農業委員会委員の任命について、渡孝志氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 379 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 380 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第38号議案古賀市農業委員会委員の任命については、渡孝志氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第39号議案古賀市農業委員会委員の任命について、安武泰正氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 381 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 382 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第39号議案古賀市農業委員会委員の任命については、安武泰正氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第40号議案古賀市農業委員会委員の任命について、矢野博昭氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 383 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 384 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第40号議案古賀市農業委員会委員の任命については、矢野博昭氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第41号議案古賀市農業委員会委員の任命について、篠崎正信氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 385 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 386 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第41号議案古賀市農業委員会委員の任命については、篠崎正信氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第42号議案古賀市農業委員会委員の任命について、宮本重和氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 387 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 388 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第42号議案古賀市農業委員会委員の任命については、宮本重和氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第43号議案古賀市農業委員会委員の任命について、中野喬輔氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 389 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 390 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第43号議案古賀市農業委員会委員の任命については、中野喬輔氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第44号議案古賀市農業委員会委員の任命について、西茂太郎氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 391 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 392 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第44号議案古賀市農業委員会委員の任命については、西茂太郎氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第45号議案古賀市農業委員会委員の任命について、澁田正明氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 393 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 394 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第45号議案古賀市農業委員会委員の任命については、澁田正明氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第46号議案古賀市農業委員会委員の任命について、長崎隆児氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 395 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 396 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成全員であります。  よって、第46号議案古賀市農業委員会委員の任命については、長崎隆児氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第47号議案古賀市農業委員会委員の任命について、安武昇氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 397 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 398 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第47号議案古賀市農業委員会委員の任命については、安武昇氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第48号議案古賀市農業委員会委員の任命について、高原多恵子氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 399 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 400 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第48号議案古賀市農業委員会委員の任命については、高原多恵子氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第49号議案古賀市農業委員会委員の任命について、原月江氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。                       〔発言する者あり〕 401 ◯議長(結城 弘明君) 何ですか。                       〔発言する者あり〕 402 ◯議長(結城 弘明君) ボタンを押してください。                       〔発言する者あり〕 403 ◯議長(結城 弘明君) ちょっと待ってください。  暫時休憩します。                       午後3時33分休憩            ………………………………………………………………………………                       午後3時34分再開                       〔出席議員19名〕 404 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  再度申し上げますが、ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 405 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 406 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第49号議案古賀市農業委員会委員の任命については、原月江氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第50号議案古賀市農業委員会委員の任命について、木村一壽氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。
                        〔「なし」と呼ぶ者あり〕 407 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 408 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第50号議案古賀市農業委員会委員の任命については、木村一壽氏の任命に対し同意することに決定いたしました。  次に、第51号議案古賀市農業委員会委員の任命について、青谷富彦氏を任命することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 409 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 410 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。  よって、第51号議案古賀市農業委員会委員の任命については、青谷富彦氏の任命に対し同意することに決定いたしました。            ────────────・────・────────────   日程第11.第52号議案 古賀市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定に              ついて 411 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第11、第52号議案古賀市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。                    〔阿部議員 提出議員席に着席〕 412 ◯議長(結城 弘明君) これより大綱質疑に入りますが、事前の通告はあっておりません。質疑はございませんか。  松島議員。 413 ◯議員(11番 松島 岩太君) 代表者会議、議会運営委員会、全員協議会等、協議を重ねてきたことから、議員が提出された議案の趣旨というか、お気持ちは十分理解をしておるつもりです。ただ、議案として提出をされてありますから、この場では第52号議案が議案提出における周辺整備、そして議案の法的根拠としてきちんと整備されているのかという視点に基づいて大綱質疑を行います。  議会運営委員会が議長に答申した内容は、費用弁償を廃止する、その具体化のためには他の委員会等の波及を念頭に丁寧な説明を行い、理解を得ること、そして、糟屋地区議長協議会に対しては、古賀市議会の考え方を説明し、理解を得る環境づくりを丁寧に行うことという2点を附帯した上で、私たち会派の議員も含め全会一致で確認をしております。議長が糟屋地区議長協議会に対して古賀市議会の考え方を説明し、理解を得る環境づくりを丁寧に行ったということは、全員協議会でも確認できているところです。  そこで、お伺いしたいのは、1点目の附帯意見、市の附属機関や委員会、審議会等に対し丁寧な説明を行い、理解を得る、その努力をなされての議案提出なのかという点についてです。私は本来、これだけ市議会の中で丁寧に協議を進めてきた案件であるので、答申に基づき全会一致で議会運営委員会から提案するのが筋であると認識しています。そういう意味で言えば、もっと粘り強く協議を続けてほしかったというのが率直な感想です。ただ、議案として提出された以上、願意は十分に理解できますが、純粋に議案として審議する必要があります。他の委員会、審議会等への影響、波及に関しては、市長が影響はないと言った、議長の言葉として趣旨説明の中で盛り込まれていました。  お伺いしたいのは、提出議員自身が本改正議案の波及への影響を考慮し、みずからが委員会や審議会等への聞き取りを行い、周辺環境整備としての努力を行ったのかという点についてです。御所見をお伺いしたいと思います。 414 ◯議長(結城 弘明君) 阿部友子議員。 415 ◯議員(1番 阿部 友子君) 松島議員の御質問に答えたいと思います。  おっしゃいますように、費用弁償について、議会運営委員会が答申を出した中には、糟屋地区議長協議会に対して古賀市議会の考え方を説明し、合意を得るという意味ではなく、理解を得る環境づくりを丁寧に行うこととございます。その点につきましては、議長が本当に御苦労されて、時間をかけて丁寧に御説明されたという報告を受けております。  いわゆる古賀市の他の機関について、議長が市長と協議していただいて、波及の影響はないというふうな答弁をもらわれたので、その御報告を受けております。  それで、私自身がそういうことをきちんと調査したのかというような御質問だったと思いますけれども、私は議長からそういう報告を受けておりますので、私自身としては、そういう調査をする必要はないと、議長に全てを御報告いただいた分で、市長からの答弁をいただいたと、市長からのお答えをいただいたということで、議運の条件については十分に満たされたと理解しております。 416 ◯議長(結城 弘明君) 松島議員。 417 ◯議員(11番 松島 岩太君) 繰り返しになりますが、古賀市議会で従前から協議を続け、議会運営委員会で全会一致で廃止をするということを確認していることから、提案議員のお気持ちは十分理解してるつもりです。ただ、議案として上程されている以上、議会人としてきちんと整備された議案であるかどうかは見きわめる必要があります。  本改正議案は、議会から出席の要があると位置づけられた費用弁償を廃止するという旨の議案でありますが、一部事務組合等の構成員や委員会、審議会等の、いわゆる充て職としての議会から選出された案件についての言及がないように思います。確かに、費用弁償の支出は、それぞれの委員会、審議会等の判断に委ねられますが、法的根拠として、議会から出席の要があると位置づけられている点に関しては同等のことであることから、本改正議案に、このことが全く言及されていないのは、法的根拠として未整備であるように感じますが、どのように理解すればよろしいでしょうか。提出議員にその見解を求めます。 418 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 419 ◯議員(1番 阿部 友子君) 今回の提案は、議員の、古賀市議会の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正するという提案でございます。その分は、条例の中の……。失礼しました。ちょっとお待ちください。  市の条例の中の第3条第4項を削除するという提案でございます。それぞれの委員会、委員会というんでしょうかね、審議会等においては、それぞれの条例がございます、それについての。ですので、それ、今回の提案は、議会の議員の議員報酬及び費用弁償、ここの条例の改正というところですので、ほかの部分については必要ないと思っております。 420 ◯議長(結城 弘明君) 松島議員。 421 ◯議員(11番 松島 岩太君) 私自身、本音を言えば、議会運営委員会が全会一致に基づいて改正議案を提出していれば、このように未成熟な議案を提出するには至らなかったのにと、提出議員のお気持ちが理解できるからこそ、残念でなりません。とはいえ、提出されている以上、議案審議として大綱質疑を続けます。  次に、法的根拠の整合性に欠けていると感じる点が、委員会視察等の場合に生じる日当と費用弁償の関係性についてです。趣旨説明で、費用弁償の一部に対しては、公金支出の根拠に欠けると言いながら、費用弁償の一部である日当についての言及がなされていないのは、改正議案として法的根拠が稚拙であると言わざるを得ませんが、提出議員は法的な整合性についてどのように説明をされますか。答弁を求めます。 422 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 423 ◯議員(1番 阿部 友子君) 費用弁償につきましては、自治法におきまして……。ちょっとお待ちください。ちょっと済みません。 424 ◯議長(結城 弘明君) 休憩しますか。 425 ◯議員(1番 阿部 友子君) ちょっとお待ちください。済みません。 426 ◯議長(結城 弘明君) ちょっと休憩します。                       午後3時47分休憩            ………………………………………………………………………………                       午後3時47分再開                       〔出席議員19名〕 427 ◯議長(結城 弘明君) 会議を再開いたします。  阿部議員。 428 ◯議員(1番 阿部 友子君) 済みません。費用弁償につきましては、地方自治法の203条におきまして、地方公共団体の非常勤職員が職務上、要した費用に対しての弁償を行うことができるということに基づいて、今、制定されてると思っております。それがどういう根拠かという、根拠という部分では、ここの自治法に基づいてると思いますが、そう考えた中でもですね、2,500円という金額は、日当及び交通費と考えても、余りにも大き過ぎるんじゃないかという部分で、根拠に欠ける、この法律、自治法には基づいたものとは考えにくいと捉えております。 429 ◯議長(結城 弘明君) よろしいですか。ほかに。  岩井議員。 430 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 提出議員に質問いたします。新聞にも報道されましたけれども、私は少し基本的というか、別の観点から質問させていただきます。  我々は、議会にしろ、委員会にしろ、招請を受けて、自宅からこの市役所に、庁舎に参ります。その際の交通費というのは、我々には課されていないのか。その点、ちょっとまず伺いたい。交通費はどこにあるのかということ。交通費はない、議員というのは交通費はないのかということ。 431 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 432 ◯議員(1番 阿部 友子君) 議員が議会に出席したときに交通費を出すというような規則といいましょうか、その根拠はどこにもないと思います。 433 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 434 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 市議会議員がどうだこうだ言うわけじゃないんだけれども、全国、民間にしろ、それから公務員全てですね、通勤とは言いませんが、通勤手当とか交通費とか、みんな出てるわけですよ。我々も、自分の意思でここに来ているわけではなく、出てきてください、出なさいと招請ですよ。集合してくださいと、参集してくださいという、議員の義務なんでしょうけど、そういう場合で交通費というか、若干の費用は使いますよね。可能性がありますよね。それは、例えば、費用弁償、今のところ2,500円の費用弁償の中に、さっきおっしゃったみたいに交通費と手当ですかね、日当か。そしたら、その部分的な交通費で埋められている部分はあるけれども、確かに2,500円という積算根拠はない。だけど、ゼロというものもね、ゼロ査定というのも積算根拠はないような気がしますが、その辺はどうでしょうか。 435 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 436 ◯議員(1番 阿部 友子君) いわゆる費用弁償が日当及び交通費と考えられるというようなところがあって、あるのは確かですね。どういう形でもらってるかというときに、日当、交通費ではなかろうかというようなところでございます。ですので、交通費を出すと、議員が、先ほどおっしゃいましたけど、招集されてるというようなお話でございましたが、議員は議会に出席するのが仕事ですので、無理やり招集されたというようなことではないと思いますので、そこに出席するために交通費があるかないかというのは、一般の会社におきましても交通費が出るところと出ないところとあると思いますしですね。議会としては、交通費の位置づけというのはきちんと今のところはされてないと思っております。 437 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 438 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 物すごく、日本国民としてね、民間であれ、公務員であれ、議員であれ、そういう交通の費用に対する対価といいますかね、その仕事に対する対価として交通費が出るのは、ごく自然だと思うんです。ですから、私はむしろ、ないのがおかしいと思うし。だから、御提案されるのはわかるんだけれども、それでしたら、2,500円の積算根拠がないので、例えば、安くしてね、交通費という名目でつくったほうがより自然だし、納得いくんですよね。だから、ゼロとしてしまった場合はね、交通費というのはどこから出るんでしょうかね。歳費の中から出すとか、そういうことでしょうか。 439 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 440 ◯議員(1番 阿部 友子君) なくなった場合は、そういうことになると思うんです。それで、交通費が必要だとお考えになるのであれば、その分の交通費の実費弁償というような考え方もあると思いますので、それはまた別に議論すべきではないでしょうか。 441 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 442 ◯議員(6番 岩井 秀一君) また別に議論すべきことかもしれませんけど、現実問題に、交通費は我々はないんですかと、そのことを聞きたいんですよ。 443 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 444 ◯議員(1番 阿部 友子君) ないと私は思っておりますが。  済みません。ちょっと。 445 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 446 ◯議員(1番 阿部 友子君) 費用弁償の2,500円の中に交通費が含まれてるという考え方はあると思うんですよね。ですが、交通費として見た場合に、2,500円は古賀市内を、一番遠いところで薦野から公共交通を使って来たとしても640円なんですね。そういうところでは2,500円は多過ぎじゃないかなと思っております。  実費弁償、交通費の実費弁償が必要とあればですね、そういう計算をきちんとするような条例というんでしょうかね、つくれば、つくるというか、そういうふうに改正するということが必要ではないかと思います。 447 ◯議長(結城 弘明君) 岩井議員。 448 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 2,500円の中に交通費が含まれている、そういう話ですけども、でも、皆さん、私だけじゃない、皆さん、歳費の明細書、それから費用弁償の明細書がありますよね。費用弁償の明細書ちゅうのは、1回が2,500円で、2回なら5,000円、そのまま控除はありません。いわゆる非課税です。非課税です。それはイコールではないけども、ほぼ交通費と解釈してあるから非課税なんです。歳費に関しては、市県民税だとか所得税とか引かれてますよね。税金をかけられているわけですよ。ですから、その歳費の中に交通費はないと考えないとおかしいんですよね。歳費の中に交通費があったらおかしいんですよ。課税されてないものと課税されてるものが一緒になって、合算になって課税されてるわけだから。  だから、費用弁償2,500円をゼロにすることというのは、全く交通費がゼロになるということですよね。そう解釈されていますよね。それでいいんですか。本当に我々は交通費もないんですか。 449 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 450 ◯議員(1番 阿部 友子君) そういうふうなことになりますね。2,500円全額を廃止すれば、それを交通費と考えてた場合には、なくなるということになると思います。 451 ◯議長(結城 弘明君) ほかに。  内場議員。 452 ◯議員(14番 内場 恭子君) 費用弁償の廃止についてということで。まず、この議案を提出される部分の条例改正を進められるという点で、メリットとしてはどういうものをお考えになって上程をされてるんでしょうか。メリットというのは、どちらの立場とか、いろいろあると思います。議員の立場もあれば、執行部の立場、市民の立場ということもあると思いますので、そういう何を一番目的として、目的としては厳しい財政の状況に鑑み、議会改革の一環として費用弁償を廃止するということですけど、そこの、この部分だけでお考えなんでしょうか。市民の声もたくさんあるという話も重々聞いておりますので、その辺についてもう少し説明いただきたいと思います。  さらに、この条例を実施することについてのデメリットについて、同僚議員から非常に心配の声も上がっていると思いますが、そういうデメリットについての検討はなされたのか。また、影響等についてはいかが考えていらっしゃったのかという点の再確認をさせていただきたいと思います。  私は、この議論の中で、費用弁償についてということで実費弁償、交通費の額を減額、ずっとこの額を下げまして、2,500円を下げて、実費弁償を行うべきだというふうな考えを示しておりましたので、そういう点についてもお考えをいろいろお聞きしましたが、なかなか十分に議論ができてない点と思います。2,500円が多過ぎるとおっしゃるところについて、どこが妥当かということじゃなくて、もうゼロが妥当だということを示されたと考えてよろしいのかという点を確認したいと思います。 453 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 454 ◯議員(1番 阿部 友子君) 議案の提出に当たりまして、メリットとかデメリットとかということを考えたわけではなくて、提案理由の中に説明させていただきましたけれども、公金の支出根拠に欠ける費用弁償ということは、いわゆる市民の税金を使いながら、こういう説明に、十分説明できないような費用弁償をいただくということはいかがなものかということで、廃止するのがよいと考えたので、提案しております。  それで、影響を考えたかということでございますが、私は影響はないと思いまして提案しております。  交通費として考えたときにというようなことでございますが、2,500円を廃止すれば、当然、おっしゃるように、先ほどの岩井議員のおっしゃるように、交通費というものはなくなるということになると思います。 455 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 456 ◯議員(14番 内場 恭子君) 法的根拠については、法的根拠はないとおっしゃいますが、実際にそういう全くないというものよりも、法的根拠とみなすような形では十分に対応できないということで、費用弁償についてということが問題にされてきている部分だと私は考えております。  この面につきまして、言われるように、財政状況を鑑みということで、財政状況の問題を捉えた上での理由だと考えていいのかという点、その辺の確認のためにメリットということはどういうことを考えられるのかとお尋ねしたんですけど、あくまでも提案理由の中の、厳しい財政状況に鑑み、この財政状況を緩和するための費用弁償だというふうな形で考えてよろしいんでしょうかというところをもう一度お尋ねしたいと思います。  それから、デメリットは全くないとおっしゃいますが、ただでさえ今、地方議員のなり手が少ないというふうな意見が各地で上がっております。そういう中で、費用弁償を廃止するということ、これは交通費の一助になる可能性もある、また、これから先、さまざまな形での地方議員になりたいという、なろうという意思を持たれた方にとってのマイナスになるのではないかと私考えますので、こういう意味では影響は大きいなというふうなことを私は考えております。お考えの部分で食い違いの部分があるやと思いますが、そういう意見を持っておりますということで、ぜひ、この理由の一つとしての厳しい財政状況に鑑みということで理由を挙げられているということでよろしいでしょうか。これが私はある程度、メリットの一つだと見ていいのか、悪いのかという点、確認したいと思います。 457 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 458 ◯議員(1番 阿部 友子君) 財政が厳しいのは30年度の予算編成の中でも述べられておりますように、大変厳しい財政状況にあるのではないかとは思っております。だからといってですね、そういう状況というのは当然あると思っておりますので、それがメリットとなるかどうかという部分なんですけれども、削減するということであれば、300万円程度の費用弁償の費用がかかってるわけなんですが、そういうものの削減にはなると考えております。  それから、先ほど、地方議員のなり手がないというようなことも考えられるがというようなことでございました。そういうことは、意見交換の中にも出ておりましたし、現実、今、そういう現状が起こりつつあるというのは十分承知しておりますが、そうなった場合には、費用弁償をなくすからなり手がないということではなくして、やはり、なれるような状況といいましょうか、例えば、報酬を上げるとか、政務活動費をふやすとか、そういうさまざまな施策というものは考えていくような状況を今後つくられたらいいと思っております。 459 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 460 ◯議員(14番 内場 恭子君) あくまでも議案に出されている部分で、提出理由として、これは提案理由を読み上げられました、これ、きちっと。厳しい財政状況に鑑みということで出されてるんだと。ですから、あくまでも、これが確認です。  今、費用弁償の話で反論されましたが、なり手がないという問題につきまして、あと、歳費でとか、政務活動費を上げればいい。私は、それはもう本末転倒の話だと思っております。財政状況として厳しいというのであれば、そこをメリットとしてはっきり出していただいた上で、なり手がないという問題につきましては、いろんな条件整備ということにつきまして、歳費、厳しい財政状況の中で、より報酬を上げるとか、ほかの手当を引き上げるとか、ほかの活動費を渡すとか、そういう話には持っていかれないほうが絶対いいと思います。  ただ、この文章の確認だったもんですから、そういう意見を述べて、この財政状況に鑑みということでされたということを多としたいと思います。 461 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 462 ◯議員(1番 阿部 友子君) 財政のことは、もちろん考えて提出しております。 463 ◯議長(結城 弘明君) ほかに質疑ございますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 464 ◯議長(結城 弘明君) ないようでございますので、質疑を終結いたします。
                        〔阿部議員 自席に着席〕 465 ◯議長(結城 弘明君) お諮りいたします。ただいま議題となっております第52号議案は、委員会付託を省略し、3月27日の本会議において質疑、討論、採決を行いたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 466 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。  以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                       午後4時03分散会            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...