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2017-06-21 平成29年第2回定例会(第5日) 名簿
2017-06-21 平成29年第2回定例会(第5日) 本文

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  1. 古賀市議会 2017-06-21
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    2017年06月21日:平成29年第2回定例会(第5日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                       午前9時30分開議                       〔出席議員18名〕 ◯議長(結城 弘明君) おはようございます。これより本会議を再開いたします。            ────────────・────・────────────   日程第1.諸報告 2 ◯議長(結城 弘明君) 日程第1、諸報告をいたします。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  また、本日、松島岩太議員より欠席の届け出が出ております。  以上で、諸報告を終わります。            ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 3 ◯議長(結城 弘明君) 日程第2、一般質問を行います。  順次、質問を許します。  高原伸二議員。                       〔高原議員 登壇〕 4 ◯議員(3番 高原 伸二君) おはようございます。志成会の高原でございます。前回同様、積み残しがないように、今回も挨拶のほうはカットさせていただきまして、早速質問に入ります。  第4次古賀市総合振興計画後期基本計画の実現にどう取り組むか。  1、地域農業活性化に向けた地域ごとの課題にどう取り組むか。  2、待ったなしの企業誘致施策にどう取り組むか。  大きく2番目の職員の停職・降任の報道について。
     1、職員の処分(停職6カ月)に対する市民の真意をどう考え、今後どう信頼回復に努めていくのか。  以上、市長に答弁を求めます。 5 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 6 ◯市長(中村 隆象君) おはようございます。高原議員の1件目の御質問、第4次古賀市総合振興計画後期基本計画の実現にどう取り組むかについてお答えします。  1点目についてお答えします。農業従事者の高齢化や後継者不足耕作放棄地の増加など、農業を取り巻く環境が一段と厳しくなる中、これらの課題に加え、担い手や後継者の有無、農家戸数や農業生産基盤の整備状況など、地域ごとに営農環境が異なりますので、地域での話し合いを通じ、課題を整理した上で解決策を見出し、農業活性化に取り組んでまいります。  2点目についてお答えします。企業誘致の推進につきまして、まず、玄望園地区につきましては、平成29年5月に業務代行者が決定し、事業が大きく前進しております。また、新原高木地区及び今在家地区につきましては、当該行政区との協議や土地利用転換に係る国や県との協議を進めているところでございます。さらに企業情報収集の成果を活用し、既に市内企業に対する状況ヒアリングを行うなどの活動を始めており、今後はトップセールスも含め、市外企業への訪問による誘致活動を行い、企業誘致実現をめざしてまいります。  次に、2件目の御質問、職員停職・降任の報道についてにお答えします。  去る平成29年4月27日に窃盗容疑で職員が逮捕された件は、市民の皆様に不信感、また不安感を与えましたことに対し、まことに申しわけなく思っております。今回の処分は、停職6月の懲戒処分と課長補佐への降任という分限処分を行っております。この量定は、事案の発生原因、動機、結果、影響などのほか、日ごろの勤務態度、過去の処分歴等などの諸般の事情を総合的に考慮の上、判断いたしました。今回の件で失った古賀市への信頼を回復するために、職員全員がいま一度原点に立ち返り、服務規律の徹底、綱紀の保持に努めてまいります。  具体的には、今回の件を含め、近年生じた不祥事事案や不適切な事務処理事案を例とし、改めて防止策を各部門で協議し、各課長から課の職員への情報共有、指導を行うこととしております。あわせて全職員対象の倫理研修を行ってまいります。 7 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 8 ◯議員(3番 高原 伸二君) では、再質問させていただきます。  1点目の地域農業活性化に向けた地域ごとの課題にどう取り組むか。今回は、人・農地プランに関連して質問いたします。  市では、人・農地プランを地域ごとに作成する過程で課題を洗い出し、解決に向けた取り組みをなされています。そこで、この人・農地プラン検討会において、どのような議論がなされているかということについて、会議録、こちらにありますけれども、読ませていただきました。この中から質問いたします。この検討会は、平成27年度に2回、平成28年度も2回、年に2回開かれておりますが、この回数の少なさが異様で驚きました。それと、この会議の内容が、自己紹介から始まりまして、人・農地プランとはいかがなものか、そして、最近での進捗状況、それが2年間同じことの繰り返しです。  そもそも人・農地プランの目的であります集落・地域が抱える人と農地の問題を解決するためをテーマとして、それを解決するために市として何が必要か、それを次年度への施策にするためにはどうしたらよいかという議論が一切なされていない。なぜしないのか疑問に思います。そこで質問ですが、今、私が指摘しました実態を市はどのように捉えられているのか、答弁を求めます。 9 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 10 ◯農林振興課長牟田口政和君) お答えをさせていただきます。過去2年間の検討会では、事業の概要説明に加え、3地区のプランについて議題としてまいりましたが、議員御指摘の会議の回数、内容につきましては真摯に受けとめ、今後はより活発な議論の場となるよう努めてまいりたいと考えております。 11 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 12 ◯議員(3番 高原 伸二君) 内容がですね、表はレジュメなんですけども、会議の内容、これ1枚ですよ。こんなことの繰り返しだということを言っとるんですけどね。  では、この人・農地プランを作成し、市は何をしていこうと考えているのか、答弁を求めます。 13 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 14 ◯農林振興課長牟田口政和君) この人・農地プランは、人と農地との課題を解決するものでございます。本市において課題と捉えております農業従事者の減少や耕作放棄地の増加、これによって優良農地の確保・保全が極めて厳しい状況にございます。これらの課題解決に向け、農業者支援・育成や農地が有する多面的機能維持、農地の集積を進めておるところでございます。農業を取り巻く環境が非常に厳しい中、古賀市においては新たに農業を始めていきたいという方への支援、農地中間管理機構を介して農地の集積が図られるなど、少しずつではございますが成果があらわれておるところでございます。今後もさまざまな施策で本市の農業振興につなげてまいりたいと考えております。 15 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 16 ◯議員(3番 高原 伸二君) では、この人・農地プランの推進は、この古賀市にとってどのような位置づけとなるのか。例えば、農業振興でのマスタープランのようなものですよとか、いろいろあるでしょうけども、答弁を求めます。 17 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 18 ◯農林振興課長牟田口政和君) この人・農地プランは、本市の農業振興には欠かせないものであると認識をしておるところでございます。 19 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 20 ◯議員(3番 高原 伸二君) 欠かせない。市の事業ですからね、何でもかんでも欠かせないんですけれども、そういう言い方ですればね、何でもかんでも大事で欠かせないんですが、上位にあるものか、中なのか、下なのか、そういったことを聞きたかったんですが、いいです。正直言いまして、今回も時間がありませんので、どんどん進ませていただきます。  平成28年3月9日開催の検討会において、古賀市で一つのプランを作成することを検討と言及されております。これを考えますとですね、とても重要なプランになってくると想像します。であれば、なぜ第4次総合振興計画後期基本計画に記載がないのか、これも大いに疑問であります。後期基本計画の位置づけについて、どのような理由で記載をしないと判断したのか答弁を求めます。 21 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 22 ◯農林振興課長牟田口政和君) 議員御指摘のとおり、第4次古賀市総合振興計画後期基本計画に人・農地プランについての記載をしておりません。しかし、人・農地プランの目的であります人と農地との課題を解決する、つまり農業者支援・育成や耕作放棄地対策、農地の集積につきましては、後期基本計画基本方針または主な施策の中で具体的に記載をし、しっかりと取り組んでいくつもりでございます。どうか御理解をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 23 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 24 ◯議員(3番 高原 伸二君) 古賀市の中で一つのプランをつくるって、本当にね、これはすばらしいことだなと思って。農業委員会がやられております農地パトロール、これは記載されてますけどね。そして、今議会の中での第41号議案、これも最終的には農地集積につながるもので、これも載っております。だから、このように古賀市全体でやっていくプランなわけですから、この古賀市を一つとしてプランを考えるということであれば大変重要で、本来なら載せないといかんのじゃないかなという気がしますけれども、実際に載ったとしたらですね、先ほどから言っておりますこの会議録、こんな会議録のものがね、基本計画の中に載るっていうのがね、他の計画に対して失礼だなと思いますので、私は実際には載らなくてよかったとは思っておりますけどね。  では、古賀市で一つのプランを作成することを検討についてはですね、平成29年2月2日開催の人・農地プラン検討会において、次回の検討会でプラン案を出したいと言われております。あれから1カ月後に2回目が行われてると思いますけども、プラン案とはどういうものなのか、概要の説明をお願いいたします。 25 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 26 ◯農林振興課長牟田口政和君) まず、進捗の状況について回答させていただきます。現在作成済みの7地区のプランを統合し、一つにまとめたプラン案を検討会にお示しをさせていただいてるところでございます。このプラン案の内容につきましては、今後の地域の中心となる経営体、いわゆる担い手でございます。それと、将来の農地利用のあり方、農地中間管理機構の活用方法などを盛り込んだ内容となっております。 27 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 28 ◯議員(3番 高原 伸二君) 私ですね、この人・農地プランに関する一般質問は、平成27年度の第2回定例会議でもしております。私の質問は、市は人・農地プランの推進を推し進めていくのであれば、もっともっと地域の中に入り込んで説明会等をする必要があると考えるがいかがかという質問に対し、市はですね、「議員おっしゃるとおり、もっと足を踏み込むべきだと思っております。第1回目の説明が終了いたしまして、さらに説明の要請等がありましたらすぐに説明に伺っております」と答えられております。私ね、この中の「説明の要請等があれば伺っております」じゃね、なかなか浸透しないと思います。説明会が終わって1カ月しても何も連絡がなければ、おたくの農区どうなっておりますか、考えられましたか、どんどんどんどん中に突っ込んでいかないとね、誰もね、答えようがないですよ。正直言いまして知りませんからね、どういう内容なのか。だから、そういったこともね、含めまして、どんどん中に入ってやらなければいけないなと思った次第でありますけれども、そんな姿勢でこのプランがですね、機能するのか、市内各地域が抱える問題解決につながるのかが大変疑問であります。  そのプラン案は、何を根拠に作成されたのか。中に踏み込んでない状態にもかかわらず、各地域の課題やその解決方法を、地域の方々としっかり話し合いをされた上で策定されたのかも含めて、答弁を求めます。 29 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 30 ◯農林振興課長牟田口政和君) 一本化にするプラン案でございますが、当初、福岡県農林事務所北筑前普及センターからのアドバイスがありまして、検討会で議題として取り上げたことからスタートをしておるところでございます。事務局といたしましては、早速先進的な取り組みをされてあります自治体へ、一本化をされたプラン案を拝見をさせていただき、現在作成済みであります7地区のプランを統合したものを案として検討会のほうには提示をしてるところでございます。  この既に作成をしております7地区につきましては、地域との話し合いが既になされておるプランでございまして、その上で作成をさせていただいておるところでございますが、一本化につきましては、これから各農区、地域を単位として説明に伺う予定としておるところでございます。 31 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 32 ◯議員(3番 高原 伸二君) 先ほどの「説明の要請があれば伺っております」、この説明の要請は今までに何回あったんでしょうか。 33 ◯議長(結城 弘明君) 農林振興課長。 34 ◯農林振興課長牟田口政和君) 説明の要請は、私の記憶上ございません。 35 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 36 ◯議員(3番 高原 伸二君) 説明の要請もなくて、地域に説明しに行っていないにもかかわらず、七つのプランができ上がってる。それは地域の方が考えたものなのか、それとも市のほうが強制的に持っていって、これでどうだないなっていうふうな形でつくったものか大変疑問であります。  市長、この古賀市の農業が進むべき方向とはどのように思われますか。以前も聞いたんですが、同じ答えになるかどうかわかりませんけれども、答弁をお願いします。 37 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 38 ◯市長(中村 隆象君) 二つあると私は思っております。御存じのように古賀市は古くは農業で発展してきたまちであります。また、近年は工業団地の造成もあり、工業都市と言ってもいいぐらいの工業生産額を誇っております。ですから、古賀市における農業については、農業と工業の共存、あるいは自然と開発の共存というのが一つの方針であると思っております。  二つ目は、農業は古くから営まれてはおりますけれども、それほど広い田畑があるわけではありません。このさほど広くない田畑で収益を上げていくということになれば、いわゆる近郊農業、福岡都市圏、あるいは将来的には輸出も含めたですね、高価格の農産物をつくっていくような方向をめざすべきではないかと考えております。 39 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 40 ◯議員(3番 高原 伸二君) 皆さん、今までずっとそんなことを考えながらやってきた結果が今なんですけれども。  2点目の質問に入ります。待ったなしの企業誘致施策にどう取り組むか。  玄望園に関して再質問いたします。玄望園は、5月23日の記者発表以降ですね、具体的に進んでいくことになると理解しております。記者発表資料は、古賀市の懸案事項の一つであった玄望園土地区画整理事業が具体的に進捗するめどが立たったこととなりますとありますが、具体的に進捗するめどが立ったことになるとはどのようなことを言っておられるのか、答弁を求めます。 41 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 42 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 具体的にはですね、今まで決まってなかった開発業者が決まったということでございます。 43 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 44 ◯議員(3番 高原 伸二君) 決まった。では、スケジュールであるとか、進出企業の数であるとか、そういったものはあるんでしょうか。具体的にお願いいたします。 45 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 46 ◯商工政策課長(橘  勇治君) スケジュールにつきましては、まだ具体的なものはございませんが、大まかなものといたしまして、今年度内には土地区画整理事業の認可をとったりだとか、その後、二、三年かけての工事だとかいうような形で、今のところ大まかな形ではそういう形で把握しております。 47 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 48 ◯議員(3番 高原 伸二君) 質問の内容としましては、この2点目がですね、全体の3分の2になりまして、もう10分もたってるところですので、ちょっと早口になると思いますけれども、聞き苦しい点がありましたら申しわけないですが、次に、企業誘致が持つ効果についてお聞きします。  この玄望園に企業が立地するとなればですね、いろんな効果が出てくると思いますけれども、その中で雇用について質問いたします。玄望園に進出する企業が新規に雇用する従業員数、どの程度であると見込まれておられますか。答弁を求めます。 49 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 50 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 今のところ開発業者が決まったばかりでありますので、具体的なですね、企業だとか業種だとか決まっている段階ではございませんので、今のところ雇用数についての見込みは立てておりません。 51 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 52 ◯議員(3番 高原 伸二君) 私、以前からですね、やれ佐賀がこうであるからどうの、島根県ではこういうことをやっている、そういうふうなずっと質問をしてきまして、正直言いまして、それはですね、希望であったり夢であるような感覚で質問しておったんですが、ここに至りましてはですね、企業誘致促進条例等をつくっていただきました現在ではですね、正直言ってもう少し具体的な、現実的なですね、話をしたいなと思っております。ですから、ここでまた希望を言うのも何ですけれども、本来であれば、このぐらいのものは期待しておりますよとかですね、そういうふうな意見が欲しかったですね。  では次に、玄望園開発を進めていく上で、市の役割に関する質問をいたします。玄望園開発は、土地区画整理事業とはいえ、市のかかわりが大半を占めるのではないかとにらんでおります。私が心配しているのは、市の予算の持ち出しや職員の業務量の増加であります。お互いの役割を明確にする必要があると思いますのでお聞きしますけれども、玄望園土地区画整理事業にかかわる市役所内での部署、これはどういったものがありますでしょうか。答弁を求めます。 53 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 54 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 商工政策課、都市計画課、農林振興課、下水道課、水道課等がかかわってくると認識しております。 55 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 56 ◯議員(3番 高原 伸二君) では、その五つのかかわる課につきまして、どういった役割があるのか答弁を求めます。 57 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 58 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 商工政策課につきましては、玄望園の組合のほうでの企業誘致の即応支援を行っていくことになるかと思いますし、都市計画課につきましては、今現在張っております用途制限等に問題、問題といいますか、今の制限の中で企業誘致についてですね、支障といいますか、例えば今の用途制限に合わないような優良企業が来たいというところがありましたら、見直しについての検討が出てくる可能性はあると思ってございます。また、上下水道の各課におきましては、今後インフラの整備等での支援が必要になってくるのではないかと考えてございます。 59 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 60 ◯議員(3番 高原 伸二君) では、市の予算の持ち出しや職員の業務量についてお伺いいたします。  玄望園土地区画整理事業に関する市の予算の持ち出しはあるのかないのか、答弁を求めます。 61 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 62 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 今、具体的にその規模等、どういった企業が来るかというところは明確ではございませんが、水道課、下水道課のほうでのインフラ整備、持ち出しの費用がかかってくると思うところでございます。 63 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 64 ◯議員(3番 高原 伸二君) 以前ですね、私、この一般質問の席で、玄望園開発に関しまして市の予算を使うことはありますか、ありませんかというふうにですね、質問したことがあります。当時の建設産業部長、その当時ですね、いや、使うことはありません、そのようにね、答弁されました。先ほどの答弁とはちょっと食い違っておりますけれども、もう一度確認しますが、市の予算を玄望園土地区画整理事業のために計上し執行するということで間違いないでしょうか。答弁を求めます。 65 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 66 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 前回までの前期基本計画の中ではですね、玄望園等につきましては、土地利用の転換を図りますという書きぶりでございました。後期基本計画におきましては、事業化の実現に向けて支援しますという書きぶりをしているところでございまして、先ほど申しましたように、上下水道等のインフラの整備につきましては費用が、持ち出しがかかってくると認識してございます。 67 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 68 ◯議員(3番 高原 伸二君) 私がね、使わんと言っとったものが使ってるやないかというふうなことをね、言おうとは思っておらんのです。その時々の事情があるけんですね。だから使って構わんのです。ただ、こうこうこういうふうな理由で使うんですよと言ってもらえばですね、何も構いません。憲法でさえもですね、この時流に合った憲法に改正しようじゃないかということが言われてるわけですから、こんなところで、そんな小さいことでね、とやかく言いたくはないんですが、今まで小さいことでとやかく言ってたから気になさってるんでしょうけども。  では、お聞きしますけれども、使うということになりました、記載されてるというふうに言われましたけども、それはいつ、誰が、どのような理由で判断をされたのか、答弁を求めます。 69 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 70 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 総合振興基本計画を位置づける中で、そういった記載については判断をしているところでございまして、具体的にですね、費用を使うというところは、まだ具体的には決まっているところではございませんが、見込まれるというところで御理解をいただきたいと思います。 71 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 72 ◯議員(3番 高原 伸二君) 公には言えないんでしょうけども、言えないと言ったらおかしいかな、スマートインターの調査であったり、今回の企業へのアンケートであったり、そういったものもね、当然玄望園に特化しているとは言えないけども、それを利用してるんじゃないかと思いますので、そういったところから言ってもですね、当然のごとく使ってるんだろうなとは思います。  ではですね、同様の質問ですけども、玄望園土地区画整理事業に係ります職員の業務量は今後どうなっていくものか、ふえるのか否か、答弁を求めます。 73 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 74 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 具体的に動き出しましたので、やっぱり少しはふえてくるとは思っておりますが、今の職員の範囲内で最大限力を発揮して進めていきたいと思っております。 75 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 76 ◯議員(3番 高原 伸二君) 部長が言われますとおりね、若干ふえるぐらいだったらいいんでしょうけども、この職員の業務量が増加するというふうな形になりますと、私は、職員の皆さんは通常業務に追われ、多忙な日々であると認識しておりますけれども、業務量の増加を少しでも抑制するための方策はあるのか、ないのか、答弁を求めます。 77 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 78 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 今のところ、具体的にですね、どういったものがあるというのは考えてございません。 79 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員
    80 ◯議員(3番 高原 伸二君) 力強く宣言していただきまして。当然のごとくふえてくることになるわけですから、前もって考えとかないかんですよ。この古賀市はこれからですね、企業誘致が進んでいくと考えますが、その業務のみにかかわる兼務ではなくですね、専門的なチーム編成が必ず必要になってくると考えております。むしろ早急に取り組むべきだと考えておりますけれども、いかがでしょうか。答弁を求めます。 81 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 82 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 今の体制で十分機能を果たしてございますし、十分な力を発揮できるものと思っております。 83 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 84 ◯議員(3番 高原 伸二君) よその例を出すのも気が引けるんですが、大体こういうのはですね、特別チームとは言いませんけれども、あるところでは部をつくってみたり、あるところでは当然のように課ができてみたり、そういうことがあるわけでね。  全然支障がないということを信じまして、知らん顔して次の質問に移ります。  市長にお聞きします。5年後のですね、玄望園というものはですね、市長の頭の中でどのような姿になっているんでしょうか。答弁をお願いいたします。 85 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 86 ◯市長(中村 隆象君) これは根拠があるといいますか、程度がまだしっかりしておりませんけども、できれば3年後には造成完了、その後、工場建設、5年後にはちらほらと工場あるいは倉庫の形が見えてくればいいなと、希望的なところも含めまして思っております。 87 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 88 ◯議員(3番 高原 伸二君) ありがとうございます。  では次に、新原・高木地区、今在家地区に関して質問いたします。先ほど質問しました玄望園が事実上動き出すということになりましたらですね、次の企業誘致に取り組むことができるわけです。つまり、市は第4次古賀市総合振興計画後期基本計画どおりに今のところ進んでいるということになります。大したものです。  そこで質問します。新原・高木地区、今在家地区につきましては、土地利用転換に取り組むと記載されておりますけれども、この土地利用転換とはどういう状態であるということを言っているのか、答弁を求めます。 89 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 90 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 土地利用転換につきましては、まず想定される場所が調整区域であるということ、ということは建築に厳しい規制がかかっている区域でありますし、農地の関係でいきますと農振法だとか農業をする農振農用地ですね、そのあたりを、基本的にはそこは農業を推進する区域でありますので、そのあたりの二重の網といいますか、法令がありますので、そのあたりをクリアしたところで開発ができるというようなところが、土地利用の転換であると考えております。 91 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 92 ◯議員(3番 高原 伸二君) ありがとうございます。私、そんな先のことまで考えておられるとは、答えていただけるとは思いませんでした。申しわけないですね。土地利用転換後はどうなっているか、例えて言いますと、庄の交差点のところ、サンコスモの前ですかね、今、農地だったところにユンボが入って開発されてますけども、ああいうふうな形になるんだよというふうな答えかなと思っておりましたけども。  先ほど、今の答弁を聞かせていただきますと、農地であるとか云々くんぬん、最大の課題が農地問題、農地制度であるというふうな認識をしていると理解します。最大の課題と思われるこの農地制度を克服といいますか、クリアしなければ、いわゆる受け皿は永遠に準備することができない。市長は先ほども企業訪問云々と言われましたけれども、幾ら企業訪問をしてもですね、お土産がなければ向こうは喜んでくれない。うまかっちゃんを持っていったり、ひよこを持っていくというわけじゃなくてですね、受け皿が必要ですからね。受け皿って、あくまで土地のことですから。企業が、わざわざ古賀市が来てくれたんだから、企業としては、あ、お土産を何か持ってきてくれてるのかなというふうに理解すると思うんですが、この受け皿が準備できなければ、幾ら企業訪問をしても残念な結果になるんではないかという認識ではおられるということで間違いないでしょうか。答弁を求めます。 93 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 94 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) まず企業のほうにですね、足しげく通うというところは、例えば受け皿がなくてもですね、やはりつなぎ、市の熱意、そういったものを伝えるためには非常に重要だと認識してございます。 95 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 96 ◯議員(3番 高原 伸二君) 言い方次第かもしれませんけどね、それじゃあね、相手は喜ばない。わざわざ、どこにでも訪問するってわけじゃないでしょうから、それなりにアンケートに答えて、それなりの答えだったというところに行くわけでしょうから、そこが期待してるのはね、アンケートに答えていただきましてありがとうございます、ひよこを二つ持ってきました、そんなもんじゃね、喜びはしないですよ。だから、そういったね、上辺の話はよくて、実際には、最終的って言い方はしませんけれども、それなりのものを持って、こういったものを準備しておりますけれども、いかがなものでしょうかっていうのがですね、相手に対する礼儀じゃないんでしょうかね。どうでしょう。 97 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 98 ◯市長(中村 隆象君) 補足説明をさせていただきます。議員おっしゃってるのは、要するに用地が確保してあるのかということだと思います。そのことにつきましては、先ほど申し上げました、一番早いところで玄望園、将来的には今在家、あるいは高木地区というものを我々は開発する予定にしております。後期振興計画にもはっきりと明記をして。ですから、そのことをお土産に、将来はこうなるということをお土産にしたいというふうに思っております。 99 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 100 ◯議員(3番 高原 伸二君) ありがとうございます。そうですね、そういったお答えを期待しておりました。  ではですね、次に、農地制度に特化した質問をいたします。  私は過去に農業委員をしていましたこともありまして、農地制度、つまり農業整備計画の変更、いわゆる農振の除外や、その後の農地転用がいかに難しいものなのかを3年間学んでまいりました。いずれの行為も安易にできるものではありません。そこで質問しますけれども、この農地制度クリアするためのスケジュール、どのようなスケジュールを作成し、市長以下関係各課がですね、共通認識をしているのかをお尋ねしたいと思います。一般的な理解としてですね、農用地を転用する場合は、農振を除外できないと何も進まないことになりますので、こういう質問をしておりますよ。いつ農振を除外して、いつ農地転用の許可を得るのか、これも明確に答弁をお願いいたします。 101 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 102 ◯市長(中村 隆象君) ごもっともな質問だと思いますけれども、この作業というのは通常の事務作業に乗るような、淡々と粛々と手続をとれば成功するというものではございません。国も県もするなと言ってるところをやりたいと言ってるわけでございますから、そこの突破については、具体的に何月にこれをやって、来年のこれぐらいまでには許可を得るというような明確な計画はなかなか立てにくうございます。ざっと言えばですね、数年はかかるのかなと思ってます。 103 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 104 ◯議員(3番 高原 伸二君) そこで現実的な、先ほども言いましたけども、夢じゃなく希望じゃなく、現実的な答えが欲しかったなっていうふうに思うんですが。いっそのことですね、市街化区域という奥の手もあったりするんですが、これを言い出すと余計なところで大ごとになってくるような気がしますのでやめときますけれども。  農地制度をですね、クリアするためには、さまざまな要件をクリアする必要があるわけで、特に事業の確実性は最もチェックされる要件であります。そこで総合振興計画後期基本計画には、新原・高木地区には商業系、流通系、その他の産業、今在家地区には工業、流通系の企業誘致に向けてとあります。進出する企業数など、どの程度把握されておられるのか。先ほどの答弁から考えますとわからないのかな。お聞きします。 105 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 106 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 進出する具体的な企業までは決まっておりません。 107 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 108 ◯議員(3番 高原 伸二君) 先ほど伝えてもらったんですかね、企業訪問のスケジュール、それはどういうふうになっておりますでしょうか。 109 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 110 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 企業訪問のスケジュールにつきましては、当面、議会が終わって6月末と、あと7月中旬に数件回るような予定で計画しております。 111 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 112 ◯議員(3番 高原 伸二君) その企業訪問の目的は何でしょうか。答弁を求めます。 113 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 114 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 基本的には新たな大規模開発に対してのアピールということになりますが、議員先ほどおっしゃいましたとおり、用地が確保できるためのつなぎの作業でもあるし、一番はですね、古賀市の立地のまずアピールをするということでもあるし、またこういった面会を重ねることによっての、企業側へ安心感を植えつけるというようなことができればと思ってますし、さらにはトップセールスにつなげるようなことになっていくと考えております。 115 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 116 ◯議員(3番 高原 伸二君) トップセールスという言葉が出ました。この企業訪問は、まず誰が行くのか。また、そのトップセールスと言われました市長が行くタイミングはどんな状態のときと考えておられるのか、答弁を求めます。 117 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 118 ◯商工政策課長(橘  勇治君) まず、私、担当レベルと建設産業部長とが行きまして、そこで感触をつかみながら、うちのほうの、古賀市のほうの立地のアピールをしながら、ある程度の段階、このある程度の段階というのはちょっとわかりませんけど、ある程度の段階でトップセールスにつなげればいいと考えております。 119 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 120 ◯議員(3番 高原 伸二君) 私はですね、企業訪問とお土産はですね、先ほど言った受け皿ですね、当然セットであるべきと理解しております。古賀市が訪問するということはですね、先ほども言ったんですけれども、お土産があると思うのが常識で、受け皿、土地ですね、確保があると思うのが常識で、企業訪問の際にこのお土産がありますよという形で行くものか、これから準備しますというふうにするものなのか、どちらなのかをお聞きしたいんですが、これによりましてですね、相手側の企業の受けとめ方が全然違ってくることになりますので、答弁をお願いしたいんですが。当然のごとく最初からお土産を持っていくことはできないっていうふうな形か、そういう普通、ごく当たり前の言葉じゃなく具体的にですね、このぐらいには持っていけるんじゃないか、ここら辺までは、それこそひよこしか持っていけないかもしれないがと、そういうふうな形での答弁をお願いいたします。 121 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 122 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 基本的には、相手企業さんにはですね、古賀市の今の進捗状況をお伝えするしかないと思っております。まあ、その中で行かないという選択肢はないと思ってますし、そういったいつできるかっていうのがわからない状況であっても、行く意味というのは十分あると考えております。 123 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 124 ◯議員(3番 高原 伸二君) 何となくわからなかったんですが。  市長にお伺いします。先ほどと同じ質問ですね。新原・高木地区、今在家地区は、市長の頭の中では5年後どのような姿になっているのでしょうか。答弁を求めます。 125 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 126 ◯市長(中村 隆象君) まだ、目に見える形でできればいいんですけれども、極めて法にのっとったですね、農地転用等の中で工業とか流通というのはなかなか難しゅうございますが、農業系の開発であれば、これは法にのっとった開発でございますので、5年後にでもできる可能性はあると思っておりますが、業種によっては数年間はですね、手続で時間をとるのではないかと思っております。 127 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 128 ◯議員(3番 高原 伸二君) よく理解していただいてると思います。農振除外だけで8年から10年ぐらいはかかるんじゃないかなと私も思っております。  では、次の質問、職員の停職・降任の報道についての職員の処分(停職6カ月)に対する市民の真意をどう考え、今後どう信頼回復に努めていくのかについての再質問をいたします。  今回の報道を市長はどのように捉えておられるのか、答弁を求めます。 129 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 130 ◯市長(中村 隆象君) まず最初に出た報道の字句といいますか、文言は非常にショッキングな自動車窃盗という、これは私どももショックでございましたし、議会におかれましても、また市民におかれましても、大変なショックなことであったんではないかと思っております。 131 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 132 ◯議員(3番 高原 伸二君) では、この職員の処分、停職6カ月、それと降任、課長補佐への降格ですか、それに至った経緯について答弁を求めます。 133 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 134 ◯市長(中村 隆象君) この処分について、恐らくですね、多くの市民の方は軽過ぎるんじゃないかという気持ちをお持ちではないかと推察しております。ごもっともな話でございまして、と申しますのは、最初に出ました報道が自動車窃盗です。かつ、酒酔い運転の可能性といいますか、もあるというような報道でございました。その後、一月たたずではありますが、不起訴という三文字で、その理由が諸事情を考慮と。諸事情というのは何も説明はありません。その2点しかありません。これではですね、やはり相当厳しく罰すべきだと思われるのが当たり前だと私は思います。  しかしながら、報道されなかったことが幾つかございます。まずはですね、一旦逮捕されて、4月27日に逮捕されて、明くる日にもう釈放されております。それから、不起訴の判断が出たのが1カ月足らず、25日後ぐらいです。このこと、この早さというのは、過去の事例を見ても極めて異例の早さであります。ここに理由が一つあると思っております。理由といいますか、わけがあると思っています。  また、結論から先に申し上げますと、検察が不起訴となった場合に、市で処分はしますけれども、重い処分は課せられないというのが、これは顧問弁護士の見解でもあります。さらに、口頭審理等々でわかったことがあります。それは、事件を起こす直前に、本人がコンビニエンスストアに立ち寄って、その店員にタクシーを呼んでもらったという事実があります。ということは、私どもは、この時点で本人は自動車窃盗をする意思はなかった、あるいは酒酔い運転する意思はなかった、自分はタクシーで帰ろうとしていたということが推量されます。  また、さらにはですね、後日、自宅アパート駐車場に知らない車がとまっていることをみずから不動産管理会社に通報しております。このことからしてもですね、結果として自動車窃盗という事象にはなっておりますが、本人には全くその意思がなかったということが推察されます。こういうことは新聞報道にも何も出ておりませんので、一般市民の方は全く御存じありません。  そういうことを我々は勘案しまして、今回の市としての処分を決定いたしました。 135 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 136 ◯議員(3番 高原 伸二君) 重い処分にはできなかったということですけれども、十分重い処分だとは思うんですが、マスコミ各社の報道では窃盗ということで、先ほど飲酒というふうな言葉がありましたけれども、この飲酒についての事実確認は行った上での今の処分ということで間違いないでしょうか。 137 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 138 ◯市長(中村 隆象君) これは最終的な確認といいますか、飲酒というのは基本的には現行犯をもって確認する、処罰をするということなんで難しいんでございますが、諸般の事情、あるいは本人も全く覚えていないとは言いながらですね、飲酒運転をしたとしか思えないと申しております。ということから飲酒運転だったと思います。しかしながら、くどいようでございますが、タクシーを呼んだということは、飲酒運転をする気はなかったということで、タクシーに乗って帰るつもりで呼んだということがあります。 139 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 140 ◯議員(3番 高原 伸二君) おっしゃることは重々わかります。しかしながら、市民はですね、やはり飲酒っていうことに対しては敏感になってるんではないかなと思います。にもかかわらず、タクシーを呼んだから云々くんぬんって、重々わかるんですよ、それはわかりますけどね、それを殊さらに言うと、市民が余計に反発するのかなというふうな気もしないでもありません。  今回の件は、古賀市に衝撃が走りました。私も信じられませんでした。と同時に、市民はどう思っているのかであります。市民感情としては、今回に関する市が下した行政処分が重過ぎる、いや軽過ぎるの二通りあるということです。私も市民の方と話す機会がありまして、その大半はですね、軽過ぎるというものでした。この市民感情を市長はどう感じられていますか。もう一度答弁をお願いいたします。 141 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 142 ◯市長(中村 隆象君) 繰り返しになりますが、新聞の報道だけを見るとですね、そういうふうに考えられるのはごもっともではないかと思います。 143 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 144 ◯議員(3番 高原 伸二君) 市は大変大事な時期を迎えております。先ほど質問しました企業誘致など多くの施策が具体的に進んでおります。信頼を失ってる今の状況、極めて深刻です。どのように信頼回復していくのかにかかっております。全職員が置かれている現状は、信頼を失ってる状況下において、通常業務等を進めていくことが難しくなっているようにも想像しております。そういった職員に対するフォローをどのように行っているのか、答弁を求めます。 145 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 146 ◯総務部長(中野 敏明君) 今回の逮捕を受けまして、4月27日の逮捕でございましたが、その直後の5月の部課長会、課長以上が出席する会におきまして、市長みずからこの件を訓示し、さらに翌月の毎月行ってます同じ課長会でも、市長のほうから綱紀の保持について訓示を行っております。それ以外にも、先ほど第1答弁でお話ししましたとおり、今後、服務規律の徹底のために各職場で研修を行うとともに、それとは別に倫理研修を全職員対象に行うということで綱紀の保持に努めていきたいと考えております。 147 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 148 ◯議員(3番 高原 伸二君) 次は、スケジュールと研修内容等を聞く予定でしたけれども、いただきましたのでやめにしておきますけれども。  最後に、市民に対する信頼回復に向けた発信は市長みずからが行うべきだと考えますが、事件を起こしたときが時間外であったというふうなこともあるんでしょうが、実際には歓送迎会の流れからああしてるわけで、それに対しては、本来であれば責任をとるべきなのではないかなと思っておりますけれども、この市民に対する信頼回復に向けた発信は市長みずからが行うべきだと考えますが、いかがなものでしょうか。 149 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 150 ◯市長(中村 隆象君) 御説明いたしましたように、ホームページ等々を使って、極力ですね、状況といいますか、御理解いただきたいと思っておりますが、今申し上げたようなことを一々ですね、まちに出かけていって説明するというわけにはいきませんので、その辺のところは何かもう少しいい方法を考えて、今後とも市民の信頼回復に努めてまいりたいと思います。 151 ◯議長(結城 弘明君) 高原議員。 152 ◯議員(3番 高原 伸二君) まとめに入りたいと思います。今回の質問は、第4次古賀市総合振興計画後期基本計画の1の1、1の2に関連して行いました。農業の活性化は簡単なことではありません。いかに地域に入り込んで、地域ごとの課題に迅速に対応できるかが重要であり、所管課はもっと積極的に取り組んでいただきたいと思います。また、企業誘致につきましては待ったなしであります。必ず完成させるという強い姿勢で取り組んでいただきたいと思います。  最後に質問しました件については、市長による市民への説明責任を十分果たしていただくことに加え、職員の士気がこれ以上低下しないように、職員に対するフォローを十分に行っていただくことを申し上げ、どうでしょう、市長ね、広報でそういった先ほどのことを流すということはできないかもしれませんけども、市長ブログの中で入れるとか。ただし、市民感情等ありますので、弁解だけをですね、あげつらうわけじゃなく、淡々と事実だけを、検察はこうこうこういうふうな理由で不起訴にしたのではないか、ないかではなく、多分本人に話は聞かれてるでしょうから。そして、被害者の車の持ち主、大ごとにしてくれるな、十分社会的制裁を受けてるんだと思う等々ありましたらですね、そういったものを載せるべきではないかなと思います。  そして、本人はですね、大変反省はしてるんだと思います。ただし、先ほども言いましたけど、決して軽くはない。6カ月、6カ月間ずっと考えるでしょう。何を考えてるかわかりませんが、安易な道も思いつくかもしれません。ただ、そうじゃなくですね、復職して大変な思いがあるかもしれません。むしろ、針のむしろのところにいたくないなという形があるのかもしれませんが。そんな中で本当に反省しているのであれば、踏ん張って自分の持つ力をこの古賀市のために発揮するのが本当の反省ではないのかなと思います。そして、この処分に至りましては、市長を含め3役がいろんな判例、裁判の判例もあるでしょう、飲酒運転の判例もあるでしょう、等々いろんな判例から導いた結果でありますから、この責任は本人ではなく、当然トップであります市長にあると思っております。だから、市長みずから発信するべきじゃないかと私は思っております。変なことを考えずに、古賀市のために仕事をしていただきたいなと思いまして、私の一般質問を終わります。 153 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、高原伸二議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 154 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午前10時27分休憩            ………………………………………………………………………………                       午前10時35分再開                       〔出席議員18名〕 155 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
     一般質問を続けます。  次に、村松謙二議員。                       〔村松議員 登壇〕 156 ◯議員(17番 村松 謙二君) 皆さん、こんにちは。会派希来里の村松謙二です。  きょうは、市民の暮らしの向上ともしもの備え、安全・安心を高めるためにはという観点で二つ質問をいたします。  一つ目、地域の公共交通は、差し迫った課題です。  古賀市は、今日までの公共交通サービスの低下や中心市街地の衰退、まちのにぎわいの創出といった課題や問題点に直面している現状があります。こうした問題、課題を改善していくための政策の一つに、移動手段が容易で人々が安心して生活できる環境の整備が重要になります。そのためには公共交通とまちづくりが連携した持続可能なまちづくりに早急に取り組むことが重要と考えます。  さて、議会は3月27日の本会議で、一般会計予算に対する決議を可決しました。それは、西鉄への赤字補填額に伴い、平成29年度から減便されることが明らかになったからであります。減便は、市民の要望と逆行するものであります。この決議並びに政策推進会議の提言を尊重し、今後の公共交通政策へどう反映するのか、以下の4点について市長の見解をただします。  1、そもそも「公共交通」をどう位置づけているか、見解を問う。  2、議会の提言や決議を受け、どう対応するか。  3、行政区長会の小郡市視察は、どのような目的で、何を学び今後にどう生かすのか。  4、平成30年度に向けた、西鉄との協議に対する基本方針・交渉体制・スケジュールは。  次に、防災に関するテーマです。  熊本地震は、いつどこで大地震が起きても不思議でないことを改めて私たちに教えてくれました。それだけに不測の備えとふだんの備えが欠かせないことを私たちに迫っています。熊本地震では、災害発生時の役割分担があらかじめ明確でなかったため、初動72時間に支障を来したとの指摘がありました。この事実を教訓とするならば、古賀市としても大規模な災害発生後に、迅速で的確な対応を行うためには、災害に対する事前の計画なり想定が極めて重要になります。  つまり、古賀市においては、大規模災害時にタイムラインに基づく初動体制並びに通信環境の確保が急務であると考えます。そこで、現状と課題について、以下4点について市長に質問いたします。  1、災害発生直後72時間の初動体制は。  2、災害発生直後の情報発信などの体制は。  3、停電時の対応はどのように。  4、災害発生時に市役所や避難所の通信環境の確保は。 157 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 158 ◯市長(中村 隆象君) 村松議員の1件目の御質問、地域の公共交通は差し迫った課題についてお答えします。  1点目についてお答えします。公共交通については、都市機能や生活基盤と市民をつなぐ重要なインフラと考えております。本市には西鉄バスに加え、JR、市内タクシー事業者があり、主にこれらによって市民への移動手段が一定程度確保されてきました。一方、特に西鉄バスについては、車社会の進展とともに利用者が減少し、経営は厳しさが増しております。そのような中、本市としても高齢化社会の進行を踏まえ、市民生活における移動手段の確保という観点から重要な政策課題であると考えております。  2点目についてお答えします。本年3月にいただきました提言及び決議につきましては重く受けとめており、便数などについて西鉄へ再度交渉を行っているところであります。また、補完交通についても引き続き検討を進めてまいります。  3点目についてお答えします。行政区長会の視察研修の目的は、あくまでも先進地の取り組みを学び、今後の地域活動の活性化につなげることであります。小郡市視察では、自治会バス事業における地域の主体的な活動や、行政、地域、事業者の共働による推進体制について学びました。共働の事例として、今後の取り組みの参考にしていきたいと考えております。  4点目についてお答えします。西鉄との協議につきましては、これまでどおり経営企画課を軸に、中長期にはダイヤ・ルートの見直し、短期的には路線バスの利用促進策等、次年度に向け継続し協議を行ってまいります。  次に、2件目の御質問、災害時タイムラインに基づく初動体制並びに通信環境の確保が急務であるについてお答えします。  1点目についてお答えします。大規模な災害発生時は、私を本部長とする災害対策本部を立ち上げ、全職員参集のもと初動体制を確立します。その後、優先順位をつけた業務に対応することになります。  2点目についてお答えします。災害についての情報発信は、総務班において防災行政無線、防災メール、広報車及び市ホームページで行うこととしております。  3点目についてお答えします。市役所では、万が一に備え、太陽光発電設備や蓄電池を設置しており、防災を担当する総務課執務室に災害対応に必要な電力を供給できるようにしております。また、この6月に完成予定の災害対策室では、停電時においてもシステムを稼働させる電力を供給できるよう、発電設備を設置することとしております。  4点目についてお答えします。市役所には公衆無線LANが整備されており、災害時においても対応することが可能です。このほか、停電時でも使用可能な災害時優先電話を4回線引いています。  また、本市ではNTTとの間で、指定避難所となる8小学校、サンコスモ古賀とひだまり館において、特設公衆電話の設置及び利用・管理に関する協定を締結し、電話線回線を引いており、避難所の通信環境の確保に努めております。これに加え、避難所開設時には、防災行政無線の戸別受信機を配置することとしております。 159 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 160 ◯議員(17番 村松 謙二君) 再質問いたします。そもそも公共交通をどのように位置づけているかという質問をいたしましたのは、公共交通という政策がですね、どのような理念、考え方で市長が実行されるのかということをお聞きしたかったからです。先ほどの第1答弁で大体お伺いしたとおり、理解できます。  そもそもですね、公共交通の位置づけ、理念につきましては、私はこれまでですね、語ってきましたように、大きく三つあると考えております。一つ目は、移動の自由を保障する。二つ目は、高齢者に外出の機会をふやして、健康寿命を延ばすこと。そして、三つ目は、郊外拠点と中心地を結ぶネットワーク型コンパクトシティのまちづくり、この三つが大きな論点であろうと考えています。きょうは全て論じることはできませんので、特にネットワーク型コンパクトシティについて触れたいと思います。  国は、コンパクトシティを求めていまして、住宅や職場や店舗など生活に必要な機能を中心部に集め、マイカーなど車に依存しないことを求めています。しかし、古賀市はむしろ中心市街地とそれぞれの郊外拠点、つまり住宅や学校や職場、そして自然環境がある生活拠点等を公共交通で結ぶ、いわゆるネットワーク型コンパクトシティをめざすべきと考えますが、市長はどうお考えでしょうか。 161 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 162 ◯市長(中村 隆象君) ほぼ全くそのとおりでございまして、古賀市の成り立ち、特色を考えますと、例えば古賀駅中心に一極集中するようなことではなく、そこそこの歴史もありますから、それは古賀駅中心というのは一つはありますけれども、あとは各地域の拠点と中心を結ぶ、おっしゃいますようにネットワーク型コンパクトシティが古賀市に合った形であると思っております。 163 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 164 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私とそういう面では全く同じ考え方ということで安心いたしました。現実的にですね、古賀市には郊外に生活拠点が点在しておりまして、既に地域のコミュニティもでき上がってる地域もございます。であるならば、やはり郊外から中心地への通勤、通学、買い物、通院の交通手段は引き続き重要ではないでしょうか。また、今後ですね、郊外の住民の方たちが高齢化していって、マイカーが使えなくなれば、当然公共交通はますます重要になると考えますが、市長はそういう考えでしょうか。 165 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 166 ◯市長(中村 隆象君) 公共交通はもちろん必要でございますが、基本的には基幹交通といいますとちょっと語弊があるかもしれませんが、公共交通で全ての市民の移動手段を賄うというのはちょっと不可能だと思います。ですから、これはいわゆる幹線といいますか、基本的なところはぜひ公共交通で確保する。その補完的なところは、公共交通的なものでも確保しますけれども、あとはやっぱり民間のいろんな知恵を使い、あるいは地域の協力、助け合いの知恵を使い、合わせ技といいますか、私の好きな言葉なんですが、でやっていくようなことが最も現実的な対策ではないかと思っております。 167 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 168 ◯議員(17番 村松 謙二君) よく市長も基幹交通は西鉄で、補完的な交通はその他の交通手段とよく言われています。その考え方は私も同じと思っています。やっぱり古賀市というのは車に依存しない社会、つまりコンパクトシティをめざすのか、あるいは真ん中に駅があって、衛星都市のように郊外拠点をネットワークで結ぶのか、やはり私は、もう再三言いますように、ネットワーク型のね、コンパクトシティをめざすべきだと考えております。むしろ、むしろといいますか、実際青柳とか小野などのように郊外にある町、つまり生活拠点がもう既に築かれてますんでね、そういったことをしっかりと大事にしていかなければならないと考えております。そういった意味で、引き続きやはり西鉄の路線バスというのは基軸であるということだと思います。  次にですね、議会は決議を求めていました。市長は重く受けていますということですけども、では、減便の影響についてですね、調査して、早い時期に代替措置などを講じるようにと指摘をしているんですが、4月から今日までの減便による影響とか実態などは調査されましたでしょうか。 169 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 170 ◯総務部長(中野 敏明君) 実際の乗客数についてはですね、議員も御存じと思いますが、例年5月に西鉄のほうがOD調査というものを行っております。これで把握する形になっておりますが、この報告はまだ西鉄のほうからあっておりません。この報告を我々も取り急ぎ入手し、その今回の影響について把握をしたいと思っております。 171 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 172 ◯議員(17番 村松 謙二君) そうしますと、OD調査の結果が出るのは大体いつぐらいでしょうか。 173 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 174 ◯総務部長(中野 敏明君) 正確な記憶ではございませんが、恐らく9月ぐらい。と申しますのは、県下全域、西鉄もこのOD調査をやるもんですから、要するに西鉄が管轄するところをやるもんですから、恐らく取りまとめは少しおくれるのではないかという記憶でございます。 175 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 176 ◯議員(17番 村松 謙二君) 9月ぐらいですか、10月。 177 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 178 ◯総務部長(中野 敏明君) はっきりしたいつかというのは、ちょっとこの場では明確にはお答えできません。 179 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 180 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私たち会派はですね、他の会派とともに6名の議員でですね、協力しまして、年度初め早々の4月22日に緊急の意見交換会、住民とのですね、意見交換会を行いました。緊急にもかかわらずですね、市内各所から約六十数名の方がお集まりいただきまして、御意見を伺いました。その住民からの意見のですね、一部をこれから資料で御説明いたします。画面を切りかえてください。  これはですね、西鉄バスの平日の古賀駅東口発のグリーンパーク行きの青柳小竹方面行きの時刻表をもとにつくりました。まず、減便の影響ですが、4月1日のダイヤ改正で、これまでより6減1増の計5便の減となっております。問題はですね、夜18時の後には19時55分、つまり115分間、約2時間もバスの便がないということなんですね。こうなるとどういうことが起きるかといいますと、多分通勤、通学には利用されない方がふえてくるんじゃないかと思うんです。だってこの時間を見ますと、行きはよいよい帰りは怖いじゃないですけども、帰りはないんですね、便が。そうなると、もうマイカーで古賀駅周辺まで利用して、バスには乗らないと。結果的に利用者がどんどん離れていく、減っていくということになるんですね。画面を戻してください。このことは、古賀駅から自宅へ帰るにも、夜18時を過ぎると、次の便まで約2時間も待たされるわけですから、19時55分に乗りおくれると、もうその後はバスがない。そうなれば迎えに来てもらうか、またはタクシーしか帰る手段がないんですね。迎えに来てくれる家族がいればいいんでしょうけども。こういう実態を市長や部長は御存じだったでしょうか。 181 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 182 ◯市長(中村 隆象君) そういう具体的な実態は把握しておりませんが、厳しいお叱りは個人的には受けております。 183 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 184 ◯議員(17番 村松 謙二君) だと思います。実は私たちもですね、このような意見交換会をやったことで、このような実態、我々も知らない実態をですね、確認できたということです。やっぱり利用者の立場に立ったですね、ダイヤを組まなくてはならないのではないかということを改めて思っています。  では次にですね、先ほどは一つの例なんですけども、こういった事例っていうのは、ただその減便の影響とかではなくてですね、そもそもダイヤの組み方自体に問題があったのではないかと思っています。例えば、帰宅する時間に2時間近くも便がないということは、済みませんね、利用者側の立場に立って考えられていないということなんですけども、次にですね、サンコスモ行きをどう補完するかという点で質問いたします。  今ある路線バスは、市役所前から行くのが3便、帰るのが4便、これだけしかないんですね。こういうことについてはもっと細心の注意を払うべきではなかったんでしょうか。では、そもそも西鉄バスでサンコスモへ行く便は、これしかなくなるということを知っておりましたでしょうか、行きは3便、帰りは4便しかないんですね。市長、いかがでしょうか。 185 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 186 ◯市長(中村 隆象君) 具体的に事細かくは把握しておりませんが、当然シャトルバスがなくなりましたので、交通手段は非常に限定されるということは承知しております。 187 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 188 ◯議員(17番 村松 謙二君) ましてや、隣保館とかひだまり館の法律相談とかにですね、行こうと思ったら、もっと便数がないんですね。では、私としましてはですね、提案なんですけども、例えば駅とリーパスプラザ、いわゆる交流館がありますね。そして市役所、それからサンコスモを結ぶ、これをやれば利用者もふえると思うんですね、いわゆる循環型で。私はこのほかにもいろいろアイデアを持ってるんですけども、そもそもこういう実態についてですね、何も対策を考えないことに大きな問題を感じています。  結論から申しますと、利用者サイドから見た利用しにくいダイヤ、便数、路線になっているわけです。このようにですね、減便の影響とか、市民の意見交換を聞くと、こういったことをですね、我々としては努力したんですね。そういった意味でやはり執行部のほうも早急にですね、こういった利用者の声を聞く努力をしていただきたいと思います。  では次に、小郡市が取り組んだ自治会バスについてです。資料は私も読みました。要約しますとですね、1台のバスを二つのルートで週3日、月、水、金と火、木、土に振り分けて、それぞれ午前9時から午後1時までの1日4便で運行していますが、この仕組みでは古賀市の現状に合うのかどうか疑問と感じますけども、市長はこの仕組みをどう受けとめましたでしょうか、事例としてですね。 189 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 190 ◯市長(中村 隆象君) 基本的にはすばらしい取り組みだと理解しましたが、古賀市と違うところは、校区コミュニティぐらいの単位で事業を行っておられるということで、一番ポイントはですね、運転される方、ボランティアの確保が、何とかです、何とかできてるということで、古賀市でもそういう状況が近い将来実現すればいいなと思って帰ってきました。 191 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 192 ◯議員(17番 村松 謙二君) 第1答弁で地域との共助とおっしゃいました。この自治会バスの課題として、私も資料を読んだ上ですけども、運転手などの担い手が不足しているという現実がね、示されています。やっぱりこの運転手が不足しているということで午前中しか運転していないという実態で、この辺が課題であるかなと思ってます。ただ、近い将来ですね、将来、仮にこのような協議会、地域と共働してですね、運営するとして、このように市が車を購入して貸与すると、こういうやり方っていうのは、市長はどのようにお考えでしょうか。 193 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 194 ◯市長(中村 隆象君) 一つの有効な手段だとは思っております。 195 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 196 ◯議員(17番 村松 謙二君) では、お尋ねしますけども、今回の小郡視察に関連しましてね、公共交通の担当といいますのは経営企画課の仕事なんですね。今回の小郡視察では、経営企画課の誰かを連れていかれましたでしょうか。一緒に勉強されましたか。 197 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 198 ◯総務部長(中野 敏明君) 担当はコミュニティ推進課ですので、そこでまず話を聞いて、今回は経営企画課の職員は行っておりません。 199 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 200 ◯議員(17番 村松 謙二君) 連れていかなかったとするとですね、やっぱり何のための視察かなというふうに感じています。やっぱり今後のですね、古賀市に生かすための視察であったはずですので、そうでなかったら誰が一体研究するんでしょうか。やはり担当の経営企画課を連れていってないのであればですね、視察に同行されたコミュニティ推進課から経営企画課に対してですね、情報提供とか、あるいはこういう教訓がありましたよといったようなことをですね、当然やっているはずと思いますが、いかがでしょうか。 201 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 202 ◯市長(中村 隆象君) それはコミュニティ推進課からもやらせておりますが、私も直接、経営企画にその報告といいますか、こういうことがあったよと、もうちょっと調べろという指示はしております。 203 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 204 ◯議員(17番 村松 謙二君) では、次のテーマに参ります。さきの予算委員会では、今回、西鉄本体に運営が変わったことで、人件費が相当上がっているはずなのに、百数十万程度にとどまっていたと担当者はおっしゃいました。そのことについて質疑をした結果ですね、交渉の結果として西鉄側が負担をしたと。ということは、いつまでも西鉄側がですね、負担するとは思いませんので、来年度についてはこれが上がってくる可能性があると思いますが、どう読んでいますか。 205 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 206 ◯総務部長(中野 敏明君) この西鉄との協議、これはですね、私も担当のときには何度か本社まで行きまして交渉しております。これはあくまでも相手があることでして、これはかねてよりですね、議会のほうからもやはり西鉄の努力も必要じゃないかということで御指摘も受けておりまして、我々としても経営企画課を軸にですね、交渉に臨んでおります。その中で今回の予算のような結果が出ておりますし、今後ですね、我々も粘り強くこれを交渉しながらですね、西鉄側の努力も引き出し、市としてできることは市としてするということで交渉を続けてまいりたいと考えております。 207 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 208 ◯議員(17番 村松 謙二君) では、部長が粘り強くとおっしゃいましたので、その意気込みでですね、ぜひ交渉していただきたいと思います。  では、今後の交渉の過程でですね、先ほど言いましたように、本来の人件費アップ分、例えば1人100万円、それが6人ですので約600万円、こういった分までですね、保障を求めてきたときに備えて、一体幾らぐらいまで古賀市としては上限を出せるというお考えをお持ちでしょうか。 209 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 210 ◯総務部長(中野 敏明君) これまでのこの公共交通に対する議論の中で、市長も申したと思いますが、この公共交通全体に、じゃあ、市の負担としてマックスどれぐらいかという議論があったかと思います。今おっしゃるような西鉄の交渉で幾らの上げ幅が妥当かという議論もありますが、やはり例えば市民お一人1,000円ということでいけば、市民の御負担1,000円とすれば、やはりマックスが古賀市の人口5万8,000でございますので、約6,000万円ぐらいがマックスということ。その中で西鉄バスの補助がどれぐらいなのか、それ以外の代替交通にどれぐらい使うのかということがおのずから決まってくるかと思います。 211 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 212 ◯議員(17番 村松 謙二君) 交渉ですのでね、交渉次第で一気に撤退ということはないかもしれませんけども、今後、人件費の本来のアップ分を言ってくることも想定されるかと思います。そこで、私の考え方としましてね、もし西鉄側が要望する補助金が出せないとなりますとね、もしも撤退という事態もあり得るのではないかと考えてます。つまり、最悪のシナリオも視野に入れるべきではないかと思うんですけども、そういった意味でですね、経営企画課に対しましては、西鉄との交渉だけにですね、振り回されずに、市独自の交通体系の調査研究を今のうちにしっかりとやっておく必要があると思います。  このテーマの最後の質問です。新しい課長は7月1日に正式に決まると聞いていますけども、西鉄との交渉を新しい体制だけに依存するわけにはいかないのではないでしょうか。そこで、市長から担当副市長へ指示をされて、交渉体制を強化するようにと進言していただけないでしょうか。 213 ◯議長(結城 弘明君) 横田副市長。 214 ◯副市長(横田 昌宏君) 既に新しい人事体制についてはそのような指示もいただいておりますし、私も、それから中野総務部長も以前、経営企画課で西鉄とは厳しい交渉をしてきた経験がございますので、しっかりとフォローしたいと思います。 215 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 216 ◯議員(17番 村松 謙二君) お願いいたします。
     では、次の防災のテーマで質問いたします。昨夜ですね、午後11時27分、大分県佐伯市を中心に震度5強という地震が発生しました。幸い被害報告は上がっていないということでした。  災害発生3日間、72時間といいますのは、黄金の72時間と言われましてね、命を助ける限界と言われているそうです。東京都の総合防災部では、昨年11月末に熊本地震の支援の経験と教訓を取りまとめた記録を発表しました。要約しますと、災害発生時に迅速で的確な災害対応のためには、その司令塔となる災害対策本部の役割が極めて重要であるとした上で、災害対応に従事する職員を速やかに確保し、必要な体制を構築することが不可欠であると結論づけています。そして、続けてこう記されています。熊本地震では、地震発生時間が深夜であり、職員みずからも被災していたことで、初動活動を行う職員が十分に確保できずに課題が残ったというものです。初動体制の構築が迅速で的確に実施されていれば、救えた命も少なくないし、被災者の早急な生活安定、復旧なども可能になっていたと問題点を指摘します。  そこでお伺いします。古賀市では、職員の参集についてはあらかじめ配備基準に基づいて取り決めがあると認識していますが、現実的に、特に土日や夜間の場合、あるいは道路交通が寸断された場合は、どうやって本部や指定場所へ駆けつけることができるでしょうか。 217 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 218 ◯総務部長(中野 敏明君) 昨年度の熊本地震は、古賀市にも震度4ということで、自動的に災害警戒本部第1配備を敷くということで実施しました。担当部署が速やかに集まり、対応に当たったわけでございます。おっしゃるように道路の寸断、さまざまな事態を想定して、日ごろから職員はどういう状態になればどの交通機関で来るのか、車で行けないときにはどのルートで、徒歩で来る場合、いろいろあると思いますが、その辺もあらかじめ想定して、いざというときに備えるということで周知してるところでございます。 219 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 220 ◯議員(17番 村松 謙二君) 部長がおっしゃってましたように、いろんな想定をもとに十分検討してるということですけども、机上の理論ではね、実際に災害が起こった場合はなかなかうまくいかないということがございますので、やっぱりそういうこともまたさらにね、踏まえて、二重、三重のですね、準備をしていただきたいと思います。  では、熊本の事例ですけどもね、職員自身並びに家族などが被災して出動できなかったときがありました。このように必要人員が不足する場合において、非常時の優先業務が停滞せずに業務が遂行できる具体的な対策を古賀市では準備されておられますでしょうか。 221 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 222 ◯総務課長(柴田 武巳君) 古賀市では業務継続計画を策定しておりまして、その中で優先順位づけを行っております。大きく分けますと、災害時に行う業務、通常時の業務と分けておりまして、その中で優先順位をつけておりますので、その優先順位に沿った業務から行っていくような形になります。 223 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 224 ◯議員(17番 村松 謙二君) 一昨日ですね、同僚議員の質問で明らかになったんですけども、古賀市内にある福祉避難所6カ所ですか、合計791人の避難者を受け入れできると答弁されていました。しかし、そういう方々を支援、援助する人の配置は全く決まっていないとのことでした。そこで、福岡県ですね、県では災害時における福祉避難所等で専門人材が必要な場合、各団体から人材を派遣する目的で、介護支援専門員協会など8団体と協定を締結しているということです。であれば、避難された高齢者や障がい者の方々にしっかりと対応できるように県と連携し、必要な職種の人員を明確にしておいて、現場の体制をしっかりと計画をする必要があるのではないでしょうか。いかがでしょうか。 225 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 226 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 福祉避難所に関しまして、私のほうからお答えさせていただきます。先ほど議員おっしゃいましたように、福祉避難所におきましては、やはり高齢者、障がい者等に対応すべく専門職の配置が必要となってくることから、このたび福岡県では平成29年4月に県内の福祉団体と人材派遣を連携する協定を締結したということで、私もそれは存じ上げております。そういったことを踏まえまして、今後、当然県と連携をしていくための協議、また、自治体間、関係機関との連携も当然視野に入れた体制をつくっていきたいということで考えていますので、今後、具体的には、本庁で関係部局で立ち上げてます検討委員会等で明確にしていきたいと思っております。 227 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 228 ◯議員(17番 村松 謙二君) ぜひお願いいたします。  そこで市長にですね、お伺いいたしますけども、このような場合ですね、いろんなさまざまなことがどんどん起きるかと思うんですけども、庁内の各部局間の相互応援とか、あるいは連携体制をやっぱり事前にですね、しっかりと検討しておく必要があると思いますが、いかがでしょうか。 229 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 230 ◯市長(中村 隆象君) 基本的には、災害の程度に応じて、第1、第2、第3配備という体制をとる中で、一番多いのが第3配備でございますが、そのときに部下の職員がどういう仕事をするかということは基本的に決めております。それを応用しながらやってくということになると思います。 231 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 232 ◯議員(17番 村松 謙二君) 先ほど言いましたように、本当に実際には相当混乱、パニック状態になるかと思いますんでね、ぜひ二重、三重の準備をお願いいたします。  ではですね、情報発信、通信手段の確保、システムのバックアップについて質問いたします。  いざというときに災害に関する情報を市民が知る上で最も身近な手段としましては、市の公式ホームページを見にいくと考えられます。では、災害発生時には誰がどこでホームページを更新されるんでしょうか。 233 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 234 ◯総務課長(柴田 武巳君) 基本的に総務班が担当となります。そのホームページの中で、現在もそうなんですが、総務課で更新できる部分と担当の企画課の広報係でないと更新できない部分がありまして、通常、一般のお知らせであれば総務課の職員で更新をするという形になろうかと思います。 235 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 236 ◯議員(17番 村松 謙二君) では、もしですね、もし担当者に何かがあって更新できないときは業者にお任せされるんでしょうか。それとも、スマホとかiPadとか遠隔でできるような、何か特別なバックアップルートとかは準備されておられるんでしょうか。 237 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 238 ◯総務課長(柴田 武巳君) 更新する内容にもよるんですが、先ほど申しましたように、通常のお知らせのところであれば市の職員でできます。要はパスワードで入っていって更新しなければならない部分については、経営企画課の広報係の職員でないとできないということになっております。 239 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 240 ◯議員(17番 村松 謙二君) そういうのはやっぱりきちんと、担当者ができない場合は次の方、次の方という準備はされてあるわけですね。 241 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 242 ◯総務課長(柴田 武巳君) 企画課の広報係の職員の何人かがそのパスワードで作業できますので、1人がだめなら2人目といいますか、そういった形で対応ができると考えております。 243 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 244 ◯議員(17番 村松 謙二君) 次にですね、私、大規模災害が発生した場合に、市内外に迅速に情報発信、情報提供ができる仕組みを使っている自治体がないかなと調べてみました。そうしますとですね、先進的な取り組みをしている自治体がありましたので御紹介します。それは東京都小平市です。  小平市では、大規模災害時には、現在ある小平市ホームページを災害時緊急ホームページに切りかえ、市が収集した災害に関する情報を迅速、かつ正確に提供しているとのことです。また、災害時の緊急ホームページへの掲載内容は、主に4つありまして、一つ、被災状況、二つ、避難所・避難場所情報、3、医療情報、メディカルですね、4、地震、気象、その他ライフライン情報等です。  では、市長にお伺いしますが、古賀市は今年度、公式ホームページをリニューアルされるとお聞きしておりますけども、ぜひ災害時にもきちんと対応できるように、小平市のようなですね、仕組みを、ぜひこのような情報発信のあり方をですね、調査研究していただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。 245 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 246 ◯市長(中村 隆象君) 他市の例も参考にしながら、古賀市に合ったといいますか、最適な情報発信をホームページでできるように工夫してまいりたいと思います。 247 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 248 ◯議員(17番 村松 謙二君) ぜひよいものは取り入れていただきたいと思います。  次に、停電時の対応についてです。大きな災害が起きると電気やガス、水道といったライフラインが断たれ、生活に大きな支障を来すことになります。では、災害時の中枢機関、かなめである災害対策本部が立派な設備であっても、電気が使えないと意味がありません。そこで、電源供給体制について、先ほど第1答弁がございましたけども、実際にですね、本庁舎が停電したときの切りかえで、自家発電装置のバックアップ時間はどのくらい保たれますでしょうか。 249 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 250 ◯総務課長(柴田 武巳君) 現在整備しております災害対策室に災害対策本部を置くという計画でございます。災害対策室は発電機を整備しておりますが、これは3日間もつ規模のものでございます。 251 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 252 ◯議員(17番 村松 謙二君) 次にですね、初動体制を迅速に遂行するために、職員の方のやっぱり情報連絡手段が必要だと思います。現在、そういった場合に何を使って連絡されますか。 253 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 254 ◯総務課長(柴田 武巳君) 現在はですね、各課ごとに電話連絡網を作成させております、緊急時の連絡体制として。そのほか、補完的にメール等を使用しておりますが、今回新しく災害対策室には、防災システムの一環として職員参集システムというのを導入しますので、それによって新たにまたそのメールを送って参集するシステムを確立する予定としております。 255 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 256 ◯議員(17番 村松 謙二君) そうしますと、携帯電話等は使わないんですか。 257 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 258 ◯総務課長(柴田 武巳君) メールの送り先としましては、各職員の携帯のほうに送るということになります。 259 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 260 ◯議員(17番 村松 謙二君) 実際に通話はなかなかできにくい。一方、メール等々はですね、つながりやすいということでしょう。個人の携帯電話をメールの通信手段で使うということになると、やっぱり出先とか避難所でですね、停電した場合に、だんだん充電池がなくなるんですね。使用できなくなります。そういうことで、職員の皆さんや住民の方にとって、災害時のスマートフォンや携帯電話は、情報収集や家族との連絡をとるための生命線になっています。問題は充電方法なんですね。充電が切れてしまっては、その意味もゼロになってしまいます。万が一に携帯電話の電池がなくなったことを想定して、手動発電式のですね、ラジオつき懐中電灯防災機器を確保していくことも必要と考えますが、画面をちょっと切りかえてもらえますか。見えますかね。  このようにですね、ぐるぐる回しながら、かつラジオも聞けますし、携帯電話用のアタッチメントもついてるんですね。ということは、3事業者のスマートフォンにも充電が可能です。じゃあ、画面を戻してください。このような防災グッズはとても役に立つと思いますし、販売価格も数千円くらいなんですね。こういったものもちょっと御検討されるお考えはないでしょうか。 261 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 262 ◯総務課長(柴田 武巳君) 現在、指定避難所としております各小学校の体育館付近に備蓄倉庫を置いておりますが、その中には今議員御指摘に近いもの、手動で回してラジオが聞ける、充電ができるというものを備えております。それとは別に、カセットガスのコンロを設置して、ガスで電気を起こす発電機も整備してるところでございます。 263 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 264 ◯議員(17番 村松 謙二君) では、避難所ではですね、被災された方々の情報を伝える機器などは備えてありますか。 265 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 266 ◯総務課長(柴田 武巳君) 市長の答弁にもございましたが、まず避難所が設置されましたら、防災無線の戸別受信機は各避難所に持っていくということにしております。それと、先ほど申しましたように、手動で回して発電するものはラジオ機能もございまして、これが数台は備蓄しておるような状況でございます。 267 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 268 ◯議員(17番 村松 謙二君) 先日ですね、地元の舞の里小学校の校長先生にお会いしました。たまたまその日が、4年生を対象に防災のテーマで授業参観日が開催されるというものでした。後にですね、防災の件でいろいろお話を聞かせていただいたところ、体育館にはテレビのアンテナ線が設置されていないというようなことでした。  では、お尋ねいたします。現在、市内の小中学校の体育館には、テレビ用のアンテナ線は配線されてありますでしょうか。 269 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 270 ◯教育総務課長(簑原  浩君) 学校の施設でございますので、教育総務課のほうから回答させていただきます。体育館には、現在のところ、テレビのアンテナは来ておりません。 271 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 272 ◯議員(17番 村松 謙二君) 古賀市では、市立の小学校や中学校の体育館を一時避難所に指定しているわけですね。やはり避難してる方の確認や災害の情報、復旧等を広く早く情報を提供する必要があると考えます。そういった意味で体育館に大型テレビ等を使った情報提供ができる環境を整備されたらと思いますが、いかがでしょうか。 273 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 274 ◯総務課長(柴田 武巳君) テレビ自体は職員室や校長室にあるものを運んで使えるかなと思ってますが、やはりちょっとアンテナの問題がございます。これにつきましては、熊本の事例とかを見ても、テレビ局が提供したりとかですね、そういった事例はあったようでございます。その辺は何かよい方法がないかどうか、ちょっと研究してまいりたいと思います。 275 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 276 ◯議員(17番 村松 謙二君) 残り時間もなくなってまいりましたので、早口になりますね。避難所にテレビモニターを移動し、地デジ対応のアンテナをつけることで、十分ではないにしても逐次NHKなどテレビを通じて情報を知ることができ、また3日間は無理としても、避難が長引けば、ちょっとした娯楽番組で息抜きもできるわけです。それが大事だと思います。  きょうは、市民の暮らしやすさと公共交通との関係性について質問いたしました。古賀市では近年……。 277 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、村松謙二議員の一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 278 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午前11時24分休憩            ………………………………………………………………………………                       午前11時35分再開                       〔出席議員17名〕 279 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、奴間健司議員。                       〔奴間議員 登壇〕 280 ◯議員(5番 奴間 健司君) 皆さん、こんにちは。会派・希来里の奴間健司です。きのうは久しぶりの雨に加え、深夜には大分県佐伯市で震度5強の地震があり、冷やっとしました。改めて防災対策をチェックしなければと思ったところです。  さて私は、3月定例会で施政方針に関連し、計画的行財政運営の年間サイクルを提言しました。それがもし実現してれば、今ごろは施政方針の市民説明が終了し、市民満足度のアンケート集計結果が出ます。そして、古賀市の将来をにらんだサマーディスカッションがいよいよ準備されるころであります。一日も早くこうした状況を古賀市に実現したいものです。市民の市政に対する信頼と参画、そして職員のモチベーションも上がるからであります。  国政でも地方政治でも、説明責任を果たすことは基本中の基本です。安倍政権の支持率が急落したように、それを怠れば国民の心は離れます。中村市政の支持率が今どうなっているかは大変気になるところであります。理想の姿に近づけるため、現状の問題点を発見し、打開策を提言したいと思います。  そこで、第1のテーマは、一連の不祥事の説明責任と市長のとるべき態度です。  古賀市では、県管理河川の超過取水や職員の不祥事などがマスコミで大きく報道されました。市民の市政に対する信頼を損なうとともに、古賀市のイメージがダウンしました。市民の多くは、市政の信頼を回復したどころか、まだ納得してないというのが現実ではないでしょうか。処分を重くしろと言いたいのではありません。また、本人にも人生をかけて頑張ってほしいという気持ちを持っています。市長の説明責任を問いたいのです。そこで、以下、見解を求めます。  1、一連の不祥事について、市長はどのように受けとめているか。要因をどう認識してるか。  2、市長自身の責任をどう考えているか。  3、市政に対する信頼回復のため、どうするのか。  第2のテーマは、人材確保・育成のための総合的かつ大胆な改革です。  ことしは市制施行20年の節目の年、2025年問題への備え、私が提言しております健康と地域づくりビジョンの具体化も待ったなしです。しかし、市政運営の現状と将来に一抹の不安を感じています。現状打開には職員の要素が非常に重要であることから、以下、見解を求めます。  1、人材確保・育成に危機感を抱いているか否か。  2、今年度の職員採用試験要項の公表時期と内容。  3、知識よりも判断力や人間力を重視するため、市長等による採用説明会、試験日程前倒し、試験内容改善やインターンシップ導入等の採用改革に挑戦してはどうか。  4、今年度導入された新規採用職員サポーター制度の具体化や、2015年12月議会で提言したフレッシャーズノートの活用はどうなったか。  5、来年度の職員採用試験要項の検討と確定時期。  いずれも市長に答弁を求めます。
    281 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 282 ◯市長(中村 隆象君) 奴間議員の1件目の御質問、「一連の不祥事の説明責任と市長のとるべき態度について」にお答えします。  1点目についてお答えします。一連の事務ミスや不祥事につきましては、市民の皆様に不信感、また不安感を与えましたことに対し、まことに申しわけなく思っております。要因としましては、これまで本市で起こった事案について注意喚起を行ってまいりましたが、結果的に徹底されていないことではないかと認識しております。  2点目についてお答えします。一連の事案が発生したことについては、市長として責任を痛感しております。失った古賀市への信頼を回復するために、職員に服務規律を徹底させること、綱紀を保持させることが私の責任と考えております。  3点目についてお答えします。信頼を回復するために職員全員がいま一度原点に立ち返り、服務規律の徹底、綱紀の保持に努めてまいります。具体的には、近年生じた不祥事事案や不適切な事務処理事案を例とし、改めて防止策を各部門で協議し、各課長から課の職員への情報共有、指導を行うこととしております。あわせて全職員対象の倫理研修を行ってまいります。  次に、2件目の御質問、「人材確保・育成のための総合的かつ大胆な改革をについて」お答えします。  1点目についてお答えします。人材確保につきましては、民間企業の業績の好転などから応募者の減少傾向があり、楽観視できないと考えております。また、人材育成につきましては、古賀市人材育成基本方針に基づき、人事評価制度、職員研修制度を軸に、本市職員としての意識、姿勢、職務遂行能力の向上を図っておりますが、人材育成に終わりはございませんので、今後も継続して同基本方針にうたっております「期待される職員像」をめざしてまいりたいと考えております。  2点目についてお答えします。今年度の職員採用試験の募集要項の公表は7月から行うこととしており、内容は、採用区分、採用予定人数、受験資格、試験の日程、受験手続、勤務条件などを記載いたします。  3点目についてお答えします。採用試験につきましては、これまでも試験内容の改善、面接技法の研修など改革に取り組んできたところです。また、インターンシップの受け入れも既に実施しており、将来の古賀市職員をめざしてもらえるよい機会と捉えております。なお、採用説明会や試験日程前倒しといった取り組みを実施している自治体もありますので、これらの取り組みについても今後参考にしてまいりたいと考えております。  4点目についてお答えします。新規採用職員サポーター制度については、新規採用職員が職場環境や仕事になれるまでのおおむね1年間、職員1人に対し1人の先輩職員をサポーターとして指名し、仕事の内容はもちろんのこと、さまざまな相談や対話を通じて精神的な支えとなることで、新規採用職員の抱える不安や悩みの解消につなげていこうとするものです。この制度は、平成28年度に試行し、今年度から本実施しております。  フレッシャーズノートにつきましては、まずこのサポーター制度の定着を図りながら、新規採用職員を育成していきたいと考えておりますので、現時点での活用は考えておりません。  5点目についてお答えします。来年度実施します職員採用試験の募集要項は、来年4月から検討し、6月に固める予定としております。 283 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 284 ◯議員(5番 奴間 健司君) まず、一連の不祥事問題でありますが、冒頭に市長にお尋ねします。きょうの一般質問は、インターネットを通じて市内外に広く伝わります。市長の私に対する答弁は、市民、職員に対し説明責任を果たすことにもつながります。そこで、市政に対する信頼を回復させるという強い気持ちでこの後臨んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 285 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 286 ◯市長(中村 隆象君) 先ほどの答弁、先ほどといいますか、本日の同様の質問にお答えしましたように、新聞記事でなかなか把握できない情報もあり、そういうことも判断の重要な材料になっております。こういうことを一々説明する機会というのはなかなかございませんので、この機会をいい機会と捉えて、市民の方に少しでもこの事件についての理解を深めてもらうように努力してまいりたいと思います。 287 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 288 ◯議員(5番 奴間 健司君) 市長のこれまでの対応をちょっと振り返りますが、県管理の河川からの超過取水、違法取水とも言われました。また、前経営企画課長が窃盗容疑で逮捕された件でも、市長はホームページでコメントを公表しています。その中の文章のポイントは、市政に対する信頼を損なうものであり、市民の皆様に深くおわびするという内容であります。3月と5月のことであります。こういった事態が短期間に2回も古賀市で発生してしまったということ自体は、相当深刻な事態と受けとめるべきだと思いますが、その認識はどうでしょうか。 289 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 290 ◯市長(中村 隆象君) 結果的に、短期間にこのようなことが続きますと、市役所のイメージというのは大変損なわれるものと考えております。 291 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 292 ◯議員(5番 奴間 健司君) いずれのケースもホームページにコメントを出すだけでありました。市長は、新聞報道だけしか伝わってないということをさっきおっしゃいましたが、今までのようなコメントを出すだけで説明責任を果たしたとお考えなんでしょうか。いかがでしょうか。 293 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 294 ◯市長(中村 隆象君) 詳しく申し上げたいのはやまやまですが、なかなかそういうことになじまないような案件もございますので、これで十分かと言われると、必ずしも十分ではないかもしれませんけれども、精いっぱいやってこの程度というふうに御理解をいただきたいと思います。 295 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 296 ◯議員(5番 奴間 健司君) 新聞、テレビ、ラジオで大きく報道されましたので、市民にはその情報がまず真っ先に伝わっております。社会的影響を考えれば、記者会見を行って、市長の見解を発信すべきだったのではないか、もちろん記者会見を行うタイミングというのは判断が要りますが、やはり記者会見を行うべきだったと思うんですが、いかがお考えでしょうか。 297 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 298 ◯市長(中村 隆象君) 実は、記者会見を毎月1回定例会で行っておりまして、それ以外に緊急性のあるものについては、いわゆる投げ込みと称しまして、文書で通知をして、必要とあれば緊急の記者会見をするということをやっております。今回の事件につきましては、緊急記者会見は行っておりませんが、定例会の中で事案の説明をできるだけしております。 299 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 300 ◯議員(5番 奴間 健司君) 私は、そもそもよいニュースも悪いニュースも含めてですね、定期的に市長が生の声、生の表情で記者会見を行ったほうがよいということを常々提言しています。昨日の同僚議員の一般質問にもありましたが、トップの発信力、これが大事だということについては、私は全く同じ気持ちを持っています。記者会見を行うとどうなるかっていいますと、当然記者から厳しい質問が出ます。記者とのやりとりというのは、市民の皆さんとの対話の一つの形態だと私は思うんです。コメントによる一方的な発信、あるいは文書の投げ込みではなくて、やはりマスコミを通じて丁寧に説明し、広く市民に市長のメッセージを伝えるべきだと私は今でもそう思っておりますが、いかがでしょうか。 301 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 302 ◯市長(中村 隆象君) 今回御指摘のこの違法取水と職員の不祥事事件につきましては、定例の記者会見の中で記者とのそれ相応のやりとりは行っておるつもりでございます。 303 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 304 ◯議員(5番 奴間 健司君) ちょっと具体的な中身に入っていきますが、窃盗容疑で逮捕されたと言われる職員の処分ですが、検察庁が諸事情を考慮して不起訴とした。それを受けて市長は、懲戒免職ではなく、6カ月の停職と課長から課長補佐への降任処分としたということであります。多くの市民は、お酒を飲んで他人の車を運転して盗んだのに、なぜこの程度かという疑問を持っておられます。市長は、まずこの疑問にどう説明されますか。 305 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 306 ◯市長(中村 隆象君) これは、先ほどの議員の御質問のお答えとかなり重複しますので、簡単に申し上げますけれども、本人がコンビニに寄ってタクシーを呼んでもらったという事実からして、結果的に事象として窃盗ということになっておりますけれども、窃盗の意思が全くなかったと推察いたします。これは、私だけの推察ではなく、三役会の統一結論でございます。そういうことをなかなか申し上げる機会がなかった、あるいはそういうことをブログで発信すればよかったという御意見もあるかもしれません。そのことについてはちょっと検討したいと思いますけれども、こういう機会を逆に与えていただいてよかったなと思っております。 307 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 308 ◯議員(5番 奴間 健司君) ここから先はちょっと私なりの視点で質問を続けますが、今回の処分は、市長、直接この場で説明していませんけども、いわゆる首になって、全てを失う懲戒免職の次に重たい処分だというふうに説明をされてきましたが、多くの市民はそのことは御存じないと思います。であるならばですね、不起訴でありながら、じゃあ、なぜ懲戒免職の次に重たい処分をしたんでしょうか。その根拠は、全協でも説明されておりますが、事象として飲酒運転したことは間違いないという市長自身の認識があるから、懲戒免職の次に重たい処分をされたというふうに説明されました。それは間違いないでしょうか。 309 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 310 ◯市長(中村 隆象君) 飲酒運転については、諸般の状況証拠といいますか、そういうものから判断して間違いなく飲酒運転をしたと私は判断をしております。 311 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 312 ◯議員(5番 奴間 健司君) そこで市長の責任問題になるんですが、同じく全協で今回、市長とか上司に監督責任、処分がなかった理由として、業務時間外の事象であり、業務上のことではないからだと説明をされております。しかし、今答弁があったように、飲酒運転した事実は認めております。飲酒運転するつもりはなかったという言いわけは、私は通用しにくいと思っています。飲酒運転撲滅を呼びかけている古賀市、そして市長の足元で飲酒運転が発生してしまったわけであります。であるならば、市長の幹部職員に対する指導監督上の責任は免れないと私は考えるんですが、市長はどう考えているでしょうか。 313 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 314 ◯市長(中村 隆象君) これまでの事案、あるいは処分例をできる限り集めて調べました。その全部がですね、飲酒運転については飲酒運転したという自覚のもとにやっております。それが今回の事案と極めて違うといいますか、違うところでありまして、こういう事案に対する処分例というのはございません。だから何も処分してないということではなく、奴間議員御指摘のように、懲戒免職の次に重い、古賀市としては処罰としては非常に重い処罰をしたつもりでございますが、不起訴処分ということについて、このことは我々市としての処分をする上においては重要な判断材料でございます。そういうことから、今回の停職6カ月、課長代理への降任ということにいたしたわけでございまして、そのような処罰に対しての上司の責任というのも、これは事例はいろいろございますけども、そういう事例からも判断して上司への処罰はなしと、私も含めててございますが、と判断をいたしました。 315 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 316 ◯議員(5番 奴間 健司君) タクシーを呼んだから飲酒運転する意思は全くなかったかどうか、これを今ちょっと問うているんじゃなくて、トップの責任を問うています。私は、結論から言うと、市長、三役のある程度の減給処分は最低必要だったと。やっぱり市民の信頼を回復するためには、トップのけじめは必要だと私は思っているんですが、どうお考えでしょうか。 317 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 318 ◯市長(中村 隆象君) まず、ちょっと訂正、済みません。課長代理と申し上げましたが、課長補佐でございます。  奴間議員は、飲酒運転する意思があったかなかったかということは余り問題じゃないというふうにおっしゃいましたけども、これは私としては非常にそこは重要なところだと思っております。これは心療内科医に相談したときの心療内科医の見解でございますが、いわゆる心理学用語でございますが、失錯行為、失錯は失う、錯はあやまる、金偏に昔と書く失錯ですね、失錯行為というものがあって、大体50を過ぎると誰でもそういうことが可能性としてある。つまり、失錯行為といいますのはですね、一見理屈が通らない行動を失錯行為と言うそうですが、これは私にもあるよと、誰にでもあるんだと。今回のタクシーを呼んでおきながら、何で人の車に乗ってしまったかということについては、論理的な説明は全くできません。しかしながら、人間にはそういうことがあるんだということを聞いております。  そういうことから、飲酒運転をするなという教育はしておりますし、その教育はですね、守っておるわけです。意思としてはですね。たまたま、想像するに失錯行為というようなもので、わけのわからんといいますか、論理的に説明できない行為になっておりますが、本人は、私は今回の状況証拠から見て、飲酒運転をする気もなかった、もちろん窃盗する気もなかったと。このところは重要な判断材料ではないかと考えておるところであります。 319 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 320 ◯議員(5番 奴間 健司君) 失錯行為ということを説明することに力点を割くあまり、大事なことをやっぱり見失っているような気がするんですね。今回の不祥事が飲酒運転の現行犯逮捕じゃなかったことから、市長、飲酒運転の事実を認めながら、なぜかこれまでコメントでも、きょうの答弁でも、飲酒運転撲滅の声は全く上げない。非常に不思議に感じるんですよ。事故を起こさなかったこと、犠牲者を出さなかったことがせめてもの救いであります。飲酒運転を絶対許さないという強い意志と対策をなぜ示さないんですか。 321 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 322 ◯市長(中村 隆象君) 私は、この事件を起こした当事者本人の気持ちになって考えますと、本人は飲酒運転をする気がなかったわけです。ないのにしてしまったというところは、説明のしにくいところではございますが、一つの参考として失錯行為というものもあるということで、たまたま、飲酒運転する気は全くなかったんだけれども、そういう意味では私どもの飲酒運転するなという指導というものについては、心情的には守っておるわけです。結果的にそういうふうになってしまったというのが今回の事例で、極めてまれな事例ではありますけども、飲酒運転をしてはいけないということは今後もさらに徹底していきますし、ただし、こういう失錯行為みたいなものは世の中にはあるということでもありますので、非常にこれに対する判断、処分というのは難しいものではありますけれども、通常の飲酒運転とは違うと私は考えております。 323 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 324 ◯議員(5番 奴間 健司君) これを聞いている方々は納得するでしょうかね。私は厳しいと思いますね、これは。  ちょっと視点を変えますが、6月16日の西日本新聞に、福岡市の課長級職員の飲酒運転問題が報道されました。これは事件になっちゃったから出たんですが。ところが、本人がアルコール依存症だったが市は把握していなかったというんですね。福岡市では、健康診断で肝臓の数値が悪かったり、問診でアルコール量が多かったりする職員をリストアップして、保健師が指導しているという記事が私の目にとまりました。そして、高島市長は、この事件をきっかけに職員管理の改善点を検証し、飲酒運転撲滅の取り組みを続けたいとコメントしています。つまり、市長は、失錯行為を強調するのであれば、アルコール依存症だったと言われても仕方がない。じゃあ、そういったことをきちんと管理する体制はあったんですか。古賀市は、福岡市がやっているような健診結果を受けての個別指導、職員管理はやっていたんですか。いなかったんですか。どちらでしょうか。 325 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 326 ◯市長(中村 隆象君) ちょっと細かいところですけど、アルコール依存症の人が失錯行為をするというんではなくて、通常の、私を含む人が加齢によってそういうことをすることがあるということを言っておるわけで、今回事件を起こした本人がアルコール依存症であったということは全く申し上げておりません。  それから、本題に戻りますけども、職員のアルコール依存症ということで、その病名で治療している職員がおるという認識はしておりません。ちなみに申し上げますと、どこでもやっておりますけども、総合健診を年に1回実施しておりまして、その中で問診等々による職員の資料というものについては医師が一応把握し、適切なアドバイスをしております。また、月に1回は産業医、保健師による面談も行っておりまして、特に気になる職員についてはアドバイスを与えているところであります。 327 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 328 ◯議員(5番 奴間 健司君) 市長の説明を聞いていると、再発防止策は何も出てこないんじゃないですか。失錯行為で特別な例だと言っておきながら、倫理研修をする。倫理研修で失錯行為を防げるんですか。また、アルコール依存症と、並びにお酒の量が多くて、とかく失敗しがちな方、忘れっぽい方という傾向はあると思うんですね。そういったことに対する管理と個別指導を徹底するということを言わなければ、今回の事態の再発防止策にはならないんじゃないですかね。いかがですか。 329 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 330 ◯市長(中村 隆象君) アルコール依存症といいますか、特に飲酒についての指導、教育というものは、これからもさらにしていく必要があると思いますし、幸い今のところ古賀市職員にアルコール依存症と言われる症状は認識しておりませんが、それに近い職員も全くいないわけではないと認識しております。そういう職員に対してはさらに一層の指導をしていきたいと思いますし、改めて申し上げますけども、飲酒運転撲滅ということについては今後とも鋭意取り組んでまいりたいと思います。 331 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 332 ◯議員(5番 奴間 健司君) 私は以前から、人事課に保健師を配置して、職員の健康管理が必要だと指摘をしてきました。岐阜県多治見市の先進例も紹介したことがあります。古賀市では保健師そのものの人数が足りないために、その解決のほうがまず優先課題ではありますが、今回のような不祥事が起きてしまった以上、こうした取り組みを真剣に考えるべきだと思うんですね。通り一遍の再発防止策では、私は効果がないと思うんです。失錯行為ということを強調するのであれば、これは人間の高齢化とともに避けられないというのであれば、これに対する対応も含めて、古賀市役所における健康経営、職員管理は何か改善すべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 333 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 334 ◯市長(中村 隆象君) 今回の事例も参考にしながら、従来行ってきました職員の健康管理、あるいは健康診断のあり方についても、今後またさらに改善の余地を検討してまいりたいと思います。 335 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 336 ◯議員(5番 奴間 健司君) 前半のテーマはもうここで締めくくりたいんですが、今回のこの公の場でのやりとり、これが市民の信頼回復につながったんだろうかな、あるいは逆に不信感につながっちゃったのかな、これは私自身も評価は避けたいと思うんです。しかし、時間の関係もありますので、ここで前半のテーマを締めくくりますが、何か市長、市民に対してさらに伝えたいメッセージがありましたら一言お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 337 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 338 ◯市長(中村 隆象君) 繰り返しになりますけれども、今回の事件に限らず、これまでいろんな職員の不祥事と言えるものが発生しております。このことについては厳粛に受けとめて、今後、原因追及も含め、二度とこういうことが起こらないように全力を尽くして頑張っていきたいと思います。 339 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 340 ◯議員(5番 奴間 健司君) タイムリーな記者会見を行って、直接市長の生の声、生の表情で発信してほしいと、私はそういったことを慣例化すべきだと思っております。  2番目のテーマに移ります。人材の確保や育成の問題ですが、市長は先ほど楽観視できない状態とおっしゃったように聞きました。私は、今回の質問に向けて近隣の自治体を調査しましたが、人材確保には非常なる危機感を持って、早くから職員採用改革に取り組んでいる自治体があることを知りました。  そこで、個別の質問に入る前にお尋ねしますが、古賀市でも職員採用改革が必要とお考えでしょうか。それとも、当面、現状でよいと思っているんでしょうか。いかがでしょうか。 341 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 342 ◯市長(中村 隆象君) 民間企業が好調でといいますか、民間企業の採用人数がふえているということで、就職率も上がっており、その影響を受けて、市役所への採用の応募者数が減っていくという傾向は、やっぱり認識しとかなければいけないと思っております。ただ、昨年までの、面接までやりましたけれども、実感として、だからといって急激にですね、人数が少なくなって採用希望者の質が落ちてきたという認識は、今のところは持っておりません。じゃあ、それでいいかということではなく、今後についても十分注意して、その動向を探りながら、古賀市で少しでもよい人材を採用するためにどういう方法があるかということについては研究してまいりたいと思いますし、いろんなことをやっておる、試行しておられる他市の状況も参考にしながら、またその結果も聞かしていただきながら、これからもよりよい採用の方法については工夫を重ねてまいりたいと思っております。 343 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 344 ◯議員(5番 奴間 健司君) 一般的な答弁に聞こえるので、重ねてお尋ねしますが、市長はそういう傾向を認識しているのであれば、これまで人事課に対してですね、職員採用改革はどんなものがあるか、どんなものが導入の可能性があるかということについて、積極的に研修会に参加をしたり、調査研究を指示したということは今まであったでしょうか。 345 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 346 ◯市長(中村 隆象君) 私なりの改善点とかいうものは、そこそこの機会を捉えて会話の中で指示しておりますが、改めてですね、そういう研修会に行ってこいとか、そういう指示はいたしておりません。 347 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 348 ◯議員(5番 奴間 健司君) 残念ながら、新しい4月から異動した人事課長は、不祥事に対する対応に追われてしまったのが現状ではないかなと思っています。今回の質問を契機に、職員採用改革に対する取り組みに本格的に着手されることを期待して、質問を続けていきたいと思います。  そこで、他市と比較しながら質問したいと思いますので、ちょっと画面をお願いしたいと思います。時間をちょっととめてもらっていいですか。じゃ、お願いします。 349 ◯議長(結城 弘明君) はい、どうぞ、再開してください。 350 ◯議員(5番 奴間 健司君) これは、職員採用試験日程などについて、古賀市、春日市、宗像市、粕屋町を比較した表であります。まず、私が注目したのは、採用試験の要項の公表時期ですが、赤い矢印でちょっと示しています。答弁もありましたように、古賀市と粕屋町、旧糟屋郡のつながりがあるようで、7月1日ごろに公表されています。一方、春日市や宗像市は、既に4月には公表され、早いところでは6月から1次試験が始まっております。ここには2カ月以上も差があることがわかりました。古賀市の要項は、実はけさ時点でも公表されず、ホームページには内容が決まったら公表しますとコメントが書かれているだけであります。自治体を受験しようと考えている人からすれば、どの自治体がどんな職種をどんな試験で募集しているのかを早目に知りたいと思うのは当然だと思います。古賀市は、最初から出おくれているんじゃないかと感じるのは、私1人だけじゃないと思うんです。画面を戻してください。  市長、こういった要項の公表時期がこんなに差があることについて認識していたでしょうか。もう少し早く公表すべきだと思うんですが、いかがお考えでしょうか。 351 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 352 ◯市長(中村 隆象君) これほど詳しく正確には認識しておりませんが、採用の時期とか採用のやり方について、他市でいろんなやりとり、あるいはPRの方法についてもですね、やりとりじゃない、やり方があるということは認識しております。 353 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 354 ◯議員(5番 奴間 健司君) 春日市、宗像市は、来年4月に採用する職員の試験要項を1年前の4月に公表しているわけですね。ということは、その中身は昨年末かことし初めぐらいには確定して、要項など印刷しておると思うんです。古賀市は答弁があったように、4月から検討して、7月ごろ公表する、6月だったかな、という答弁でした。市長、この差は何だとお考えでしょうか。 355 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 356 ◯市長(中村 隆象君) ちょっと今即断するのはなかなか難しゅうございますが、早く公表したほうが人材が集まりやすいという判断があるのかなと思います。 357 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 358 ◯議員(5番 奴間 健司君) この解答は一つじゃないと思うんですが、私はこんなふうに考えたんです。古賀市では、中長期の目標に基づく計画的行財政運営と、それに対応する人事政策、人事シナリオがまだ確立してないことに根本的な原因があるんじゃないか。どのような政策や施策に力を入れようとしているのか。そのためにどんな人材が必要なのかということを早目早目に方針を確立していく。これが存在しないために、ちょっと言葉は悪いんですが、泥縄式に、何人が足りないから誰を雇う、建築が足らないから雇おうと思っても、試験したけれど誰もいなければ誰も雇わない、こういうことが繰り返されていました。私のこれはあくまで一つの考察ですが、市長、いかが感じますか。 359 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 360 ◯市長(中村 隆象君) 奴間議員おっしゃるように、古賀市には長期的な展望、スケジュールがないからこういうことになっているんだとは私は考えておりません。採用の人数とか、どういう職種の人間を採用するかというのは、基本的には長期的なスケジュールといいますか、ものは持っております。その中で直近のいろんな職員の動き、退職する職員もおりますし、そういうものをなるべく正確に把握しながら、次の採用につなげていくためには、今のところ古賀市としては、今申し上げましたように4月から始めて6月ぐらいまで、時間をかけて案を練っていくということは適当だということでやってきたわけでございますが、御指摘のように、それを何とか3カ月早めてやっているところもあるということについては、そのことについての功罪もあると思います。いいことばかりではないと思いますから、そういうところもあわせて今後検討していきたいと思います。 361 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。
    362 ◯議員(5番 奴間 健司君) 春日市や宗像市でできることを古賀市でできないはずはないと私は思います。来年度の要項については、答弁では来年4月から検討を始めて、6月に固めるという回答でしたが、これにこだわらずにですね、きょういろんな事例を紹介しましたので、ぜひ来年は少しでも早く公表して。試験日程のことは、きょう私は申し上げません。試験日程がずれてることは、受けるチャンスがあるというふうに考えればいいことかもわかんないので、少なくとも要項の公表についてはやっぱり一斉に比較できるように努力していただきたいと思うんですが、先ほどの答弁にこだわらずに、ちょっとこれは研究していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 363 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 364 ◯市長(中村 隆象君) 善は急げと申しますから、よいと判断すれば、そのようにしていきたいと思います。 365 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 366 ◯議員(5番 奴間 健司君) 採用改革の実例をさらにお示ししたいので、画面をお願いいたします。これは画面の左側にちょっと書いているんですが、春日市と宗像市では職員採用説明会というのをやっているんですね。しかも、これは募集期間である5月の上旬に行っています。定員は130人程度で、受験を考えている参加申し込み者に対して、市長がその方々に市の特徴を説明したり、現職の職員が働きがいとか働きやすさをPRします。お聞きしましたら、定員はすぐいっぱいになるそうです。いわば企業説明会のようなものであります。そして、ただし書きとして、これに参加したかどうかは採用には影響しないと書かれておりますが、やる気のある方を引きつける効果は十分あるんじゃないかと感じました。担当者に聞いてみましたら、よい人材を確保するために危機感を持っているので必死ですとお答えになっていました。画面を戻してください。  市長、こうした説明会については、企業と同じように地方自治体も行っているということなんですが、御存じだったでしょうか。検討する価値があると思うんですが、いかがでしょうか。 367 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 368 ◯市長(中村 隆象君) このようなことをやってどうだったかと、よかったこと、悪かったことがあると思いますので、それは勉強していきたいと思いますが。大体古賀市の採用面接をした経験で言いますと、採用試験を受ける人はかなり古賀市のことは研究して、他市との比較もした上で受けておられます。ですから、古賀市が魅力のある市であればですね、必要ないと言いません、説明会が必要ないとは言いませんけれども、まずは古賀市が勤めたい市になるということが最大の努力でありまして、そういうことも含め、今後、労力を惜しむものではありませんので、少しでもよい人材を採用できる方法はとっていきたいと考えております。 369 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 370 ◯議員(5番 奴間 健司君) 古賀市で生まれ育った人が古賀市で働きたい、こういった方はちょっと例外だと思うんですが、今、市長が言われた比較するっていうことなんですが、往々にして最近の若い方はホームページで自治体の情報を簡単にとれます。だけど、こういった職員採用説明会に出席するとどういうことになるかというと、じかにですね、市長の表情を聞いて、話しぶりを聞いて判断することができます。明るい人だなとか、おもしろそうな方だなとか、こういった上司のもとで働いてみたいなとかですね、こういった感覚っていうのは非常に大事だと思うんですね。ですから、自治体にとってはアピールするいい機会になりますし、受験する方にとっては、ホームページでのインターネットの情報だけではなくて、自分の目標とか考えに合致しているかどうか、これをじかに確認できるというメリットもあるんですね。そういった効果予測がありますので、おもしろいと私は感じました。来年度からすぐやれということではないんですが、ぜひ積極的にですね、近隣の春日、宗像で実例があるそうですから、担当課に指示して研究していただきたいと思いますが、いかがですか。 371 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 372 ◯市長(中村 隆象君) 市役所にとってもですね、よい人材を採用するということは大変重要なテーマであります。このことに対して労力を惜しむものでは決してございません。よりよい方法を今後とも続けて模索してまいりながら、よいと思うことは速やかに実行してまいりたいと考えます。 373 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 374 ◯議員(5番 奴間 健司君) 次は、ちょっと試験方法なんですけども、私も初めて認識したので披露しますが、春日市とか宗像市のチャレンジ枠では、従来の筆記試験をやめて、SPI3能力検査というのを導入しているということを知りました。SPI3、これはちょっと解説ふうに言うと言語的理解や数量的理解、論理的思考の能力を判定する試験で、知識量よりも判断力や人間力を重視する方法、こう言われてもですね、なかなか理解しがたいので、私、実際にホームページで引き出して、この試験に挑戦してみました。例えば、豆腐と大豆という言葉を見て、問題はワインと何かって設問があります。そこは当然、答えはブドウなんですけども、何からなっているかということ発想して、そのワインに対応する言葉を選ぶと。これはごく一例なんですけども、一見簡単なようですけどね、ずらーっと見ていくと正解率は非常に低かったんです、私の場合はね。こんな試験もあるんだなということを実感いたしましたが、やっぱりこれからどういう資質を持った職員を必要とするかということにも関係しますが、こういったSPI3能力検査ということについて、市長、どんな考えをお持ちでしょうか。 375 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 376 ◯市長(中村 隆象君) その評価はちょっと今、即断できません。どのような効果があるのかということについては、これはよりよい職員を採用するためのいろんな手段の一つとして研究していきたいと思っております。 377 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 378 ◯議員(5番 奴間 健司君) さっき民間の話があったんですが、実は民間企業を受ける人はこの試験を受けているそうであります。そうすると、この試験が導入されるとどういうことが起きるかっていうと、この試験の対策をしている人は、自治体も受けることができるメリットがあるわけですね。ですから、案外と多様な人材を古賀市に引きつける可能性も出てくる、そういう側面も考えられますのでどうかと思うんですが、この分析はいかがですか。 379 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 380 ◯市長(中村 隆象君) そういうこともあるかもしれません。ただ、試験の日程というのはそんなに長くとるわけにはいきません。やりたいことはいろいろあるわけですね。その中でどういうものを優先させるかということになると思います。その中での判断をしていきたいと思っております。 381 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 382 ◯議員(5番 奴間 健司君) これは民間がやるので、本人が都合のいい日にいつでも受けに行っていいということなんで、市が試験会場を設定する必要がないというメリットもあるようであります。  佐賀県武雄市では、保健師の採用について夏休みに2週間ほど現場に来てもらって、現職の保健師と一緒に動いてもらう。そして、その人がどんな態度、どんな言葉づかいをするかを見て判定するという話もお聞きしました。筆記試験とか面接がどんなに満点でも、現場で力を発揮できないとどうかなと思うわけですね。こういったことまで、さっき市長が言ったインターンシップは既にやっているっていう話とちょっと違うので御紹介したんですが、いかがですか。 383 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 384 ◯市長(中村 隆象君) 非常にそこは悩ましいところでありまして、ペーパーテスト、あるいは面接でも一生懸命、全身全霊でやっておりますけれども、必ずしもそれで100%成功しているかということはなかなか言えないと私は思っております。おっしゃるように、ペーパーテストが何ぼできても、実際職員として仕事をしたときにいろんな問題が起こるというのもありますので、できればですね、本当は1年ぐらい試験採用したいぐらいの気持ちはありますけども、やはり社会通念とかそういうものもございますので、その辺のところは何かいい方法があれば取り込んでいきたいなとは思っております。 385 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 386 ◯議員(5番 奴間 健司君) 今回、こういった分野では、初めてきょう提言させていただいたこともありますので、今後ぜひ調査研究していただきたいと思います。  新規採用職員に対する育成問題に移ります。先ほどの答弁では、サポーター制度について、まずサポーター制度の定着を優先し、テキスト、つまりフレッシャーズノートなどについては考えがないと答弁がありました。私はやっぱりサポーターになる職員は、そもそもサポーターから応援を受けた経験がございません。多分、当面は手探りだと思うんです。やっぱり何らかの統一的なテキストは絶対必要だと思ってきょう質問しているんですが、なぜそういった共通のテキストは必要ないと判断されたんでしょうか。 387 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 388 ◯市長(中村 隆象君) まず、サポーターに選ぶ職員というのは、そこそこ優秀な職員が選ばれます。その職員が必ずしもそういうテキスト、あるいはマニュアルがないとですね、若手職員を指導できないとは思っておりません。それと、いろいろやり方はあります。手段もあります。しかし、あれもやれ、これもやれと言って、過度に負担をさせるということも、これは避けなければならないわけで、限られた時間内でどういうことをやらせるかということになると思っております。 389 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 390 ◯議員(5番 奴間 健司君) そういう答弁があると思って、きょうちょっとフレッシャーズノートの中身をですね、ちょっと幾つか詳細に見ていきたいと思うので、画面をお願いいたします。これは以前もちょっと御紹介したんですが、長野県松本市の実例ですけども、新規採用職員は画面にあるような「ふれあい日誌」に、4月は毎日勤務記録とその日の感想を記入し、先輩からアドバイスを受けます。5月は1週間ごと、6月から9月までは2カ月ごとに記入します。そして、上司がそれぞれコメントを記入した後、人事課がそれを全部読みまして、新規採用職員が仕事を覚え、コミュニケーションをスムーズにとれるようフォローします。もしその過程で悩みがあると判断すれば、早目の相談に対応することにつなげています。画面を戻してください。  非常に簡単なように見えますが、結構大変な作業なんですが、こういった基礎、基本を最初の6カ月間に徹底してつけるということは、私は大事だと思うんですが、市長、いかがですか。 391 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 392 ◯市長(中村 隆象君) 短時間での説明でございますから、奴間議員も十分その内容を説明されてないとは思いますが、そんなことしなくても、そこそこやれてるんじゃないかと思います。 393 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 394 ◯議員(5番 奴間 健司君) 私は余りやられてないと思うんですね。手書きで日報を書くということは、実際、今の新規採用職員にやれば、えー、大変だってなると思うんです。しかし、伝えたいことを表現する力、読みとる力にもつながるんですね。私も実は10年日記を、今3年目ですが、毎晩自分との闘いの連続であります。しかし、一旦習慣となれば振り返りにとても役立つ。手で書いたものを振り返る。仕事力の向上にもつながると思うので、そこそこやれてるはずだという認識は、私はどうかなと思うんですが、いかがでしょう。 395 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 396 ◯市長(中村 隆象君) 文章を書く力とか読解力とか、そういうものはペーパーテストの中である程度もうテスト済みなわけでございまして、それは個々人が長い役所生活の中でもっともっとスキルを上げていくべきことで、何も新採職員の半年とか1年の間にそこだけを、そこを特に磨かなければいけないものとは私は思いません。 397 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 398 ◯議員(5番 奴間 健司君) これは論より証拠じゃないかと私は思っています。次に、もう1回画面をお願いいたします。このフレッシャーズノートの後半には自主学習のページがあります。ちょっとくどいようですが、ちょっとあえて紹介いたしますが、例えば市の概況として、面積はどのぐらいか、人口は、あるいは市民憲章はどういう内容か、そして主な政策はどんな内容か、主な産業は何か、市の組織は自分が所属する課以外にどんな部や課があるか、そしてちょっと目を引いたのは、例えば、市民の方が健康増進のために市主催のスポーツ教室に通いたいんだけどと窓口に来たときに、どの課に案内するか、こういったことをですね、最初の半年間に学ばせるという中身であります。  また、次の画面ですが、自分の所属する課の目標とか仕事内容であります。自分の係のことはわかっても、同じ課でありながら他の係のことは案外知らないという現状もあるようです。また、特に市の財政、予算規模、歳出内容などについても学びます。また、特に自分の所属する課の予算額全体と、そして主な事業別の予算額も調べる。ひょっとしたら現職の職員でもそれをとっさに答えられるかどうか、どうかなと私は思います。  興味深いのは次の画面ですが、議会についてもですね、例えば正副議長の名前はどういう名前か、常任委員会はどんな所管事務で、どういう人が議員を構成しているのか、こんなことも学ぶようになっています。さらに次の画面は、観光地とか行事、これは古賀市の例をちょっと当てはめたんですが、例えば薦野、馬渡、筵内、こういった地域特有の読みづらい地名をですね、どう読むのか、それはどの行政区にあるのか、こんなことをですね、一つ一つ勉強しているのが自主学習のページでありました。画面を戻してください。  新規採用職員が目の前の業務に没頭して、市全体のことを学ぶことがちょっと少ないと思うんです。こうしたテキストで半年間みっちり学ぶことは大事だと思うんですが、重ねて市長のお考えをお聞かせください。 399 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 400 ◯市長(中村 隆象君) 議員御指摘のように、これは新採職員だけでなくてですね、全職員が必ずしも、じゃあ100点満点とれるかというとそうでもないような状況がありますので、私は古賀市のデータブックというのを今つくらせております。全職員がそれを持って、それは年々変わるデータもございますので、そのこと、最低限職員として知っておくべきことっていうものは整理させて、それはこの新採職員に限らず、全職員に徹底させようと思っております。 401 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 402 ◯議員(5番 奴間 健司君) もう1回画面をお願いいたします。次のページは最後ですが、公務員としての自覚を促すテーマ、公務員とはどんな価値のある職業か、職場のマナー、席を離れるときに誰にどう伝えたらいいのか、お客様対応ではクッションフレーズの使い方とか、もし来客中の上司に電話がかかったらどう答えるのか、身内に平気で敬語を使ったりするケースも目立ちますので、こういったケーススタディーがあります。そして、公務員の倫理、業者からお中元が届いた場合に受け取るべきかどうか、自分の結婚式の披露宴に地元の有力者で監督すべき業者の役員を招待し、祝儀を受け取ることはどうなのか、こんなことまで勉強するようになっています。画面を戻してください。  私は、市民は公務員の仕事だけではなく、その生きざまとか言動全てを見て、市政に対する評価を抱くことがあると思います。全人格的な評価が求められます。市役所に就職して最初の半年間、効率よく学ぶためには、やはり今ちょっと幾つか紹介したんですが、こういった共通のテキスト、どうしても必要じゃないかなということで、きょうはここまで紹介して取り上げたんですが、いかがでしょうか。 403 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 404 ◯市長(中村 隆象君) 個人的な感想で申しわけないんですが、今の内容だとちょっと詳し過ぎるかなという感じはします。もっと基本的なことがいっぱいあると思いますので、そういうものについては早急に整理して、全職員に配付し、職員として最低限の知識というものは備えさせようと思っております。 405 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 406 ◯議員(5番 奴間 健司君) これは2015年12月議会に初めてちょっと御紹介し、きょうはちょっと中身がどうも伝わってなかったっていう反省から、これでもはしょっていますけども、幾つか紹介しました。これはですね、実は予算がほとんどかからず、手づくりでできます。新規採用職員の人数は10人とか十何人でしょうから、部数は少しで足ります。ぜひともですね、来年度の新規採用サポートには使えるように、前向きに検討、準備をしていただきたいと重ねてお願いしたいと思いますが、いま一度市長の見解をお聞かせください。 407 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 408 ◯市長(中村 隆象君) 私の考えは、新採職員だけではなく、全職員に市役所職員としての最低の知識を備えるようなノート、データブックと私は言っていますけど、そういうものを配ろうと思っております。 409 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 410 ◯議員(5番 奴間 健司君) このフレッシャーズノートの特徴は、既に完成したものを読むんじゃなくて、そこに自分で手書きで調べて書くという行為です。書いて覚える、そして自分の考えを書いて表現する、思いを文字にするっていうことは、非常に今、若い人たち子どもたち苦手です。これをですね、コピー・アンド・ペーストではなくてね、やっぱりやるということをぜひ身につけてほしいと思うんです。  もう一つですね、これは新規採用職員といって若手職員のことを取り上げて、何か基礎、基本のことばっかり強調したんですが、実は私、何人かお話ししてみましたが、非常にしっかりした若手職員が古賀市にもいます。私は、これを磨き上げて立派な人材にするかどうかが大事でありまして、下手すれば目の前の業務に没頭してしまう、ほかのことは知らない、ましてや議会のことを学ぼうなんていうチャンスはない。これはやっぱり改めるべきだと思うんです。絶えず全体を見る、絶えず先を見て考える職員、バックキャスティング手法を身につける職員、そういった意味では若手職員が思い切って研究し提言できる職場、そして若手のアイデアに耳を傾ける雰囲気が満ちあふれる市役所にすべきだと、これは市長の肩にかかると思うんですが、いかがでしょうか。 411 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 412 ◯市長(中村 隆象君) 今おっしゃった全てのことに反対する理由は何もございません。ただ、どの職員でもやっぱりその置かれた立場によって優先すべきことがあると思います。一時期はですね、もう脇目も振らずにある一つのことに没頭する時期もあると思います。ですから、それはその個々人のその置かれた状況においてどのような育成が望ましいかというのが、このサポーター制度の一つの狙いでもあります。議員のおっしゃってることを全く否定することではございませんが、そういうことと御理解をいただきたいと思います。 413 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 414 ◯議員(5番 奴間 健司君) 基礎、基本をつけて、将来をにらんで、自由に発想し、自由に研究し、それを堂々と提言する。それに先輩たちはしっかり耳を傾ける。この雰囲気をぜひ、自主研究と言っていいんですかね、そういう場をですね、市役所の中に随所につくっていただきたい。そのことを今尋ねたので、最後にもう一度それに対する市長のお気持ちをお聞きして、私の質問を終わっときたいと思います。 415 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 416 ◯市長(中村 隆象君) いわゆる仕事のやり方で、ボトムアップ、トップダウンという二つのやり方がよく言われます。古賀市役所においてもですね、トップダウンではなく、ボトムアップ方式の業務のやり方というものを、これから時間はかかりましょうが、つくり上げていくことは大変重要なことだと思っております。 417 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、奴間健司議員の一般質問を終結いたします。            ────────────・────・──────────── 418 ◯議長(結城 弘明君) これにて、本日の一般質問を終結いたします。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                       午後0時33分散会            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...