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2016-03-28 平成28年第1回定例会(第5日) 名簿
2016-03-28 平成28年第1回定例会(第5日) 本文

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  1. 古賀市議会 2016-03-28
    2016-03-28 平成28年第1回定例会(第5日) 本文


    取得元: 古賀市議会公式サイト
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    2016年03月28日:平成28年第1回定例会(第5日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                        午前9時30分開議                        〔出席議員19名〕 ◯議長(結城 弘明君) おはようございます。これより本会議を再開いたします。             ────────────・────・────────────   日程第1.諸報告 2 ◯議長(結城 弘明君) 日程第1、諸報告をいたします。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  また、市民建産委員長から、第41号議案第19号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する決議について及び内場恭子議員から、第42号議案若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書の提出についてが追加提案されております。  以上、諸報告を終わります。             ────────────・────・────────────   日程第2.議員派遣について 3 ◯議長(結城 弘明君) 日程第2、議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。  議員派遣につきましては、会議規則第167条第1項の規定により、お手元に配布いたしておりますとおりでございます。派遣したいと思いますが、異議ございませんか。                     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件は、お手元に配付いたしましたとおり派遣することに決定いたしました。  これより議案審議に入ります。             ────────────・────・────────────   日程第3.第7号議案 古賀市行政不服審査会条例の制定について        第8号議案 古賀市職員の退職管理に関する条例の制定について
           第11号議案 古賀市情報公開条例等の一部を改正する条例の制定について        第12号議案 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の              制定について        第13号議案 古賀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について        第14号議案 古賀市部設置条例及び古賀市自治基本条例(仮称)策定委員会条例の一部を改正する条              例の制定について        第15号議案 古賀市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について        第16号議案 古賀市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定につい              て 5 ◯議長(結城 弘明君) 日程第3、第7号議案古賀行政不服審査会条例の制定について及び第8号議案古賀市職員の退職管理に関する条例の制定について並びに第11号議案古賀情報公開条例等の一部を改正する条例の制定についてから第16号議案古賀市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの8議案を一括して議題といたします。  本案は、3月3日の本会議において、審査のため総務委員会に付託しておりましたので、審査の結果の報告を求めます。  総務委員長。                〔岩井議員 登壇、田中議員 副委員長席に着席〕 6 ◯総務委員長(岩井 秀一君) おはようございます。総務委員会に付託された事件の審査結果を、委員会条例第110条の規定により報告いたします。  なお、長くなりますので、括弧書きの法律番号の朗読は省略させていただきます。  第7号議案古賀行政不服審査会条例の制定について。  行政不服審査法第81条第1項に基づき、古賀市行政不服審査会を設置することに関し、必要な事項を条例で定めるに当たり、議会の議決を求めるものである。  審査内容。  議案の趣旨、意図は次のとおり。  1)行政不服審査法の改正により、古賀市行政不服審査会を新設するために条例を制定するものであり、古賀市行政不服審査会は処分等に関して審査請求があった場合に、市長からの諮問を受け、審理員が作成した審理員意見書の内容、その他の資料をもとに、その処分等の適法性、妥当性を審査し、答申する第三者機関であること。  2)古賀市行政不服審査会の委員の守秘義務違反に対する罰則の内容については、福岡地方検察庁と協議済みであること。  3)本条例の施行規則については、平成28年4月1日の施行に向けて、準備が行われていること。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定した。  第8号議案古賀市職員の退職管理に関する条例の制定について。  地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律による地方公務員法の一部改正に伴い、職員の退職管理に関し、必要な事項を条例で定めるに当たり、議会の議決を求めるものである。  審査内容。議案の主旨、意図は次のとおり。  1)地方公務員法改正により、市職員が退職後、その再就職先が営利企業等の場合、職員に対して契約等の事務について、その行為をするように、またはしないように要求や依頼などをしてはならない禁止事項などを定めるため、新たに条例を制定するものであること。  2)元職員から、規制された要求や依頼を受けた場合の届け出等については、本条例の施行規則で定めること。  3)本条例の施行規則については、平成28年4月1日の施行に向けて準備が行われていること。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第11号議案古賀情報公開条例等の一部を改正する条例の制定について。  行政不服審査法の制定に伴い、関係条例の一部を改正するに当たり、議会の議決を求めるものである。  審査内容。議案の主旨、意図は次のとおり。  1)行政不服審査法の全部改正により、用語の整理や審査手続の改正などが必要となったため、古賀市の10本の条例を改正するものであること。  2)古賀市情報公開・個人情報保護審査会の委員の守秘義務違反に対する罰則の内容については、福岡地方検察庁と協議済みであること。  3)行政不服審査法の改正を受け、4月以降に向けた準備として、市が発行する通知文書等に記載する内容について、文言を「異議申し立て」から「審査請求」に改めることや、審査請求期間を60日から3カ月に改める等の修正が全庁的に進められていること。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第12号議案議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について。  地方公務員災害補償法施行令の一部改正に伴い、条例の一部を改正するに当たり、議会の議決を求めるものである。  審査内容。議案の主旨、意図は次のとおり。  地方公務員災害補償法施行令の改正により、各補償年金の用語の整理、記載順序の整理及び調整率の一部改正などが必要になったため、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害等に関する条例を改正するものであること。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第13号議案古賀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について。  地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律による地方公務員法の一部改正及び学校教育法等の一部を改正する法律による学校教育法の一部改正に伴い、条例の一部を改正するに当たり、議会の議決を求めるものである。  審査内容。議案の主旨、意図は次のとおり。  1)地方公務員法の改正により、項ズレの修正、早出遅出出勤の請求ができる職員の明確化などが必要になったため、条例改正するものであること。  2)早出遅出勤務を請求できる対象職員は、小学校就学前の子のある職員、また、小学校(義務教育学校前期課程特別支援学校の小学部を含む)に就学しており、学童保育に迎えに行く職員であること。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第14号議案古賀市部設置条例及び古賀市自治基本条例(仮称)策定委員会条例の一部を改正する条例の制定について。  近年の社会情勢の変化を踏まえ、今後の古賀市の政策課題に対応すべく、内部組織の編成及び事務分掌を改めようとするもので、条例の一部を改正するに当たり、議会の議決を求めるものである。  審査内容。議案の主旨、意図は次のとおり。  1)現在、課内室である総務課地域コミュニティ室コミュニティ推進課へ昇格させることで、市民共働をより充実させるものであること。  2)市民活動支援センターの業務を教育部から総務部(コミュニティ推進課)に移管し、同時に男女共同参画係コミュニティ推進課へ部内移管させ、市民の啓発や市民活動と地域活動が一体となった事業展開ができること。  3)住居表示業務を建設産業部から市民部に移管すること。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第15号議案古賀市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について。  人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定及び他の地方公共団体給与改定状況等諸般の事情を勘案し、市職員の給料月額及び諸手当並びに市議会議員、常勤の特別職の職員の期末手当を改定し、並びに地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律による地方公務員法の一部改正に伴い、議会の議決を求めるものである。  審査内容。議案の主旨、意図は次のとおり。  1)国に準じて給与改定等を行うため、古賀市一般職の職員の給与に関する条例等を改正するものであること。  2)例年11月の臨時国会にて決定していた国の給与改定が、本年度は臨時国会が開かれず、1月の通常国会において決定したことにより、今議会での議案上程となったこと。  意見。賛成意見。地域別最低賃金の目安額は低水準に移行しており、地域間格差がさらに拡大している。人事院勧告の早急な実施が待たれていたことや職員の生活改善、人材の確保など、地方の再生を後押しするものとして、賛成する。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第16号議案古賀市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定について。  地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律による地方公務員法の一部改正に伴い、条例の一部を改正するに当たり、市議会の議決を求めるものである。  審査内容。議案の主旨、意図は次のとおり。  地方公務員法の改正により、人事行政について報告義務がある項目として、人事評価の状況と、退職管理の状況が追加され、勤務成績の評定の状況の項目が削除されたため、古賀市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例を改正するものであること。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  以上、御報告申し上げます。 7 ◯議長(結城 弘明君) これより質疑に入ります。質疑のある方。ございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                   〔岩井議員・田中議員 自席に着席〕 9 ◯議長(結城 弘明君) これより討論採決に入りますが、討論、採決は1議案ごとに行います。また、採決は押しボタンにより行います。  最初に、第7号議案古賀行政不服審査会条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第7号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案についての賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 12 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第7号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第8号議案古賀市職員の退職管理に関する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ございますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第8号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 15 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第8号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第11号議案古賀情報公開条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。
                         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決をいたします。第11号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案についての賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 18 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第11号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第12号議案議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第12号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 20 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 21 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第12号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第13号議案古賀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 22 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第13号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 24 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第13号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第14号議案古賀市部設置条例及び古賀市自治基本条例(仮称)策定委員会条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  吉住長敏議員。 25 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 第14号議案古賀市部設置条例及び古賀市自治基本条例(仮称)策定委員会条例の一部を改正する条例の制定について、賛成討論を行います。  一部改正中、とりわけ第9条の地域コミュニティ室から総務部コミュニティ推進課への課昇格、改正に期待するものでございます。地域によっては、小コミ──46行政区自治区会のことでございますが──の役員づくりに四苦八苦している事情がございます。総じて、小学校区中コミ規模の地域共同体運営の一層の活躍、出番が待ち望まれていると思います。  この際、市の46行政区と8小学校区との地域割りの諸課題の整理を進めるとともに、子どもからお年寄りが校区コミュニティを核とした地域世代間交流の場が充実するよう、御努力を期待したいと思います。 26 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにございませんか。  阿部友子議員。 27 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第14号議案古賀市部設置条例及び古賀市自治基本条例(仮称)策定委員会条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で意見を述べます。  地方分権から地域分権が言われております。少子高齢化が進展していく中で、多様な価値観、多様な課題に対処していくためには、コミュニティの充実が急がれます。そのためにはコミュニティ推進室を課に昇格させることには異議はなく、むしろ遅かったのではないかと考えております。  しかしながら、この課に市民活動と男女共同参画係が同居するというのはいかがなものかと思います。扱いあぐねた係を一緒くたに放り込んだという感じさえ受けております。  とはいいながら、男女共同参画の取り組みは、国が最重要課題と位置づけるものであり、市民活動の活性化はこれからの古賀市の活性化の鍵を握るものではないかと思うところから、雑居ビルのような雑居課ではありますが、それぞれが今まで以上に充実した取り組みがなされることを期待しまして、賛成いたします。 28 ◯議長(結城 弘明君) ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第14号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 31 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第14号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第15号議案古賀市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。  田中英輔議員。 32 ◯議員(7番 田中 英輔君) 第15号議案古賀市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、賛成の討論をいたします。  国内の勤労者の実質賃金は、2年以上にわたってプラスに転じることができない状態が続いております。実施された賃金引き上げは大都市部、あるいは大企業中心で、地方や中小企業に行きわたっておらず、地域や職域間の格差が拡大しているのが現状です。人事院は昨年8月、国家公務員賃金について官民格差に基づく月例給の引き上げ、一時金引き上げの勧告を行い、早急な実施が待たれてきておりましたが、臨時国会が開催されず、半年おくれで改定されることになりました。職員の生活改善を初め、人材の確保、人口流出に悩む地方の再生を後押しするものであることから賛成をいたします。 33 ◯議長(結城 弘明君) ほかにありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第15号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 36 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第15号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第16号議案古賀市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第16号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 39 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第16号議案は原案のとおり可決されました。             ────────────・────・────────────   日程第4.第17号議案 古賀市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について        第18号議案 古賀市介護予防・生きがい活動支援センター条例の一部を改正する条例の制定について        第23号議案 古賀市市民活動支援センター条例を廃止する条例の制定について 40 ◯議長(結城 弘明君) 次、日程第4、第17号議案古賀市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について及び第18号議案古賀市介護予防・生きがい活動支援センター条例の一部を改正する条例の制定について並びに第23号議案古賀市民活動支援センター条例を廃止する条例の制定についての3議案を一括して議題といたします。  本案は、3月3日の本会議において、審査のため文教厚生委員会に付託いたしておりましたので、審査の結果の報告を求めます。  文教厚生委員長。                〔吉住議員 登壇、阿部議員 副委員長席に着席〕 41 ◯文教厚生委員長(吉住 長敏君) それでは、報告いたします。  委員会審査報告書。  本委員会に付託された事件の審査結果を委員会条例第110条の規定により報告します。  第17号議案古賀市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について。  保育所の民間移譲に伴い、条例の一部を改正するもの。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、平成22年度の保育所の再編実施計画により民間移譲が決定し、平成24年度の保育所設置者等選考委員会で移譲先は社会福祉法人未来福祉会と決定した。平成28年4月1日に移譲される。移譲後の名称は恵あおぞら保育園。  2、現在の恵保育所の臨時、非常勤の保育士など15人が移譲先に残られる見込み。常勤の保育士は鹿部保育所、つどいの広場、乳児全戸訪問等子育て支援課の業務の中で活用を検討。  3、昭和52年に建設された恵保育所は3年以内の建てかえが民間委譲条件。  4、移譲により国から負担金が入る分が市としては削減効果といえる。残る鹿部保育所は私立保育所の模範になるよう、職員の質の向上等に努めていく。  5、民間移譲のメリットの面では、平成20年度に行った保護者に対するニーズ調査で、公立同様に私立保育所は高い満足度を得ており、保育の質の向上が期待できる。  6、民間移譲により、一時預かり事業、延長保育事業、保育所体験事業などの特別保育事業や民間のノウハウの活用につながる。  7、民間移譲で保育料以外の出費により、保護者の金銭的負担が大きくなることがないよう協議している。  意見。反対意見。保育は公的な責任であり、市が担うべき。公立保育所の再編自体に反対する。  賛成意見。保育士、子どもに大きな負担はない。自然豊かな立地を生かした新たな園の方針のもと、元気な子どもたちが育つことを願い、賛成。  審査結果。委員会は賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  第18号議案古賀市介護予防・生きがい活動支援センター条例の一部を改正する条例の制定について。  古賀市介護予防・生きがい活動支援センターを地域における介護予防・生活支援に資する活動を支援する拠点として充実させることで、高齢者等の健康の増進、生きがいづくり及び社会参加を促すために、条例の一部を改正するもの。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、平成28年度から始まる介護予防・日常生活支援総合事業を推進するため、いきいきセンターゆいを古賀市地域活動サポートセンターとして位置づけ、支援体制の充実を図るものである。  2、介護予防サポーターを新たに追加。ゆいのサポーター約300人、介護支援ボランティア約150人、活き生き音楽校のボランティア18人、健康運動づくりサポーター約100人。4種類のサポーター約600人が対象。  3、これまでゆいの活動支援券(兼)センター利用券は1回につき1000ゆいが交付され、500ゆいは次回の活動費に充て、残りの500ゆいは500円に換金することができたが、今後はポイント制度に移行。食事代は希望者のみと整理し、実費負担とした。  4、施設運営について指定管理は考えていないが、業務の一部を委託する可能性はある。  5、市職員OB、運動指導士、保健師、作業療法士の4名をコーディネーターとして配置、要介護状態の人でも地域参加できるよう見据えた取り組みを計画している。  6、要介護・要支援認定の有無などの垣根なく、いろんな活動に参加できるのが今回の総合事業の目的があることから、おおむね60歳以上の者を利用者とした。
     7、健康づくり含めて、地域で介護予防しながら元気な方を一緒に育てていく地域包括ケアの仕組みづくりが目標。  8、事業の内容から「高齢者と同居する家族に対する短期の入所に関すること」を削り、仲間づくりを目的としたグループリビングを行う。  9、機能が低下した方には介護保険事業所のサービスを継続。  意見。賛成意見。ゆいで活動したサポーターの方が力をつけ、地域で活動するのがコンセプト。地域の支え合いの体制を早急に構築する総合事業の担い手として自然な方向と考え、賛成。  介護予防事業を実効性のあるものにするため、専門家を含め、さまざまなサポーターを十分に育成し、市民が支え合える形になることを願い、賛成。  委員会は賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、第23号議案古賀市民活動支援センター条例を廃止する条例の制定について。  近年の社会情勢の変化を踏まえ、内部組織の編成及び事務分掌を改め、並びに古賀市生涯学習センターを設置することに伴い、古賀市市民活動支援センターを平成28年6月30日限りで移転するため、条例を廃止するもの。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、市民活動とコミュニティの活動が一体として取り組まれることにより、地域活動の活性化が図られる。  2、区長会業務、本庁舎の土曜日、日曜日の閉庁の関係、市民が働きやすいフィールドのスタイルといったことを考慮し、1課を有効な位置にあえて分割して位置づけられた。  3、コミュニティ推進課の物理的な距離をチャンスと捉えて、横断的な連携により、ネットワーク型の行政を構築する。  4、条例の廃止に伴い、条例施行規則はあわせて廃止。市長名で新たな規則を制定。細かな部分は検討中。  5、交流館にスポーツ担当係と社会教育担当係が、現在の生涯学習推進課の事務室につながり広場が移り、公民館係と合わせた一体的な事務所運営で連携がより図られる。  6、現在の市民活動支援センターの施設については現在検討中であるが、生涯学習推進の一翼を担う機能を保持していく。  意見。賛成意見。市民活動支援センターコミュニティ推進課に移ることで、総務部の係が教育部の一部に間借り、同じ課の中で別居状態という不自然さが残るが、なお一層市民活動が活発になることを願い、賛成。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 42 ◯議長(結城 弘明君) これより一括して質疑に入ります。質問のある方。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(結城 弘明君) ないようでございますので、質疑を終結いたします。                   〔吉住議員・阿部議員 自席に着席〕 44 ◯議長(結城 弘明君) これより討論、採決に入りますが、討論、採決は1議案ごとに行います。また、採決は押しボタンにより行います。  最初に、第17号議案古賀市立保育所条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  阿部友子議員。 45 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第17号議案古賀市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で意見を述べます。  保育所再編計画にのっとり、古賀市で一番古い保育所、市立恵保育園が民間移譲されます。移譲に当たっては、残られる保育士さんも多数あって、子どもたちへの影響は心配なさそうですし、保護者においても納得いただいているということで、円満な移譲となったと思います。  名称は、恵あおぞら保育園となるそうで、新たな歩みが始まります。この園に集う子どもたちが自然豊かな保育園の立地を生かして、心豊かに元気に育つことを願いまして、賛成といたします。 46 ◯議長(結城 弘明君) 次に、内場恭子議員。 47 ◯議員(14番 内場 恭子君) 第17号議案古賀市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。  少子化対策、子育て応援のためにも、少しでも多くの保育施設が今保護者から望まれています。古賀市でのこの公立保育所を民間移譲にし、民営化にする計画、これはこの条例で一番最後のものとなります。  私は民間保育所が悪いと言っているのではありません。公立保育所を民間移譲する、このこと自体が問題だと考えております。公立保育所を公立保育所の再編計画、この計画で移譲することが問題です。公立保育所が本来果たすべき役割、ほかにあると考えます。民間保育所の果たすべき役割はまた別にあると考えます。  このことから、まず、公立保育所が果たすべき役割、これを十分に果たしていない。保育の責任は公的な責任であり、市がまず担うべきです。この公立保育所としての責任を今果たせないという状況になりつつあるのではないかという危惧を大きく感じ、公立保育所の必要性を考えています。このことから、この条例の改正に対して反対をいたします。 48 ◯議長(結城 弘明君) 次に、伊東洋子議員。 49 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 第17号議案古賀市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。  保育所再編計画に基づき、米多比にある恵保育所も、4月からいよいよ民間移譲されることになりました。3月12日には園児、保護者など関係者200名が集い、お別れセレモニーも開かれたそうです。移譲するに当たり、関係課で丁寧に説明、準備を進めてこられ、保護者からの不安の声なども上がっていないと報告を受けております。一つには、ほとんどの職員さんが継続して残ってくださったことも安心の要因につながっているのではと思われます。  現代の保育士は子どものケアはもちろんですが、仕事や育児のストレスを抱えた保護者のケアや声かけ、あわせて発達障害や虐待の気づきなど、さまざまなケアが求められています。  しかし一方で、保育士の平均年収は全職種平均より100万円低いとの報告が、賃金構造基本統計調査でも示され、給料の低さや労働環境の厳しさも保育士が離職する要因になっていると指摘しています。  子どもの健全な育ちの場に、保育士の役割は大変重要です。民間移譲することによって、保育士の待遇悪化を招いてはなりません。新しい園の名前の恵あおぞら保育園のように、大人も子どもも明るい青空のような笑顔のあふれる保育園が継続されることを願って、私の討論を終わります。 50 ◯議長(結城 弘明君) 次に、吉住長敏議員。 51 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 通告しておりましたが、討論を取り下げたいと思います。 52 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第17号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者17/18〕 55 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第17号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第18号議案古賀市介護予防・生きがい活動支援センター条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、阿部友子議員。 56 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第18号議案古賀市介護予防・生きがい活動支援センター条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。  介護保険制度の改正に伴い、要支援1、2の人へのサービス、予防訪問介護、予防通所介護の二つのサービスが地域支援事業に設けられた新しい総合事業へと移ることにより、地域の支え合いの体制を早急に構築しなくてはいけないわけで、そのための今回の条例改正だと思います。  もともと、ゆいはゆいで活動をして力をつけた方々が、地域にその活動を広げていきましょうというコンセプトであったと思っております。本来の使命をより明確にし、総合事業の担い手を育成し、地域での活動につなげていこうとされることは、あるべき姿になったと考えます。  しかしながら、古賀市での初の地域通貨ゆい券の変更や、サポーターさんのかかわりなどにも変更が生じるものは丁寧な説明をして、今までかかわってくださった方が今後も意欲を持って活動を続けていただけるよう配慮していただきたいと思います。総合事業を軌道に乗せられるかどうかは、ゆいの今後の運営にかかっているといっても過言ではありません。充実した運営がなされることを期待しまして、賛成いたします。 57 ◯議長(結城 弘明君) 次に、吉住長敏議員。 58 ◯議員(12番 吉住 長敏君) これも通告しておりましたが、討論を取り下げます。 59 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありますか。  内場恭子議員。 60 ◯議員(14番 内場 恭子君) 18号議案に対して、賛成の立場で討論いたします。  まず、介護保険制度の改正で、要支援1、2の方が切り離され、市町村が運営する総合事業に変わります。  しかし、そのサービスの担い手は十分ではありません。その中で、この条例で市が担う要支援1、2の方への対応、介護予防を進め、より高齢者の方の生活の質を上げる、こういうことが進められるということになっています。古賀市での介護予防事業が充実し、安心できるものとするため、専門職やボランティアの育成を進め、充実をさせること、そして、市民が支え合い、少しでもこの介護予防が進み、安心の高齢者の生活になること、このことの実効性のある実現、職員の努力を求めて、市民の皆さんの安心の介護となることを願い、賛成をいたします。 61 ◯議長(結城 弘明君) ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第18号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 64 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第18号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第23号議案古賀市民活動支援センター条例を廃止する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  阿部友子議員。 65 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第23号議案市民活動支援センター条例を廃止する条例の制定について、賛成の立場で意見を述べます。  この条例は、古賀市生涯学習センターができることで、現在のつながり広場にある市民活動支援センターを移転することによる設置条例廃止でございます。  現在のつながり広場を使わなくなることから廃止するというだけの条例ではありますが、このことは、第14号議案と関係があり、市民活動支援センターの業務が教育部局から市民部局に移ることになります。生涯学習推進課から総務部コミュニティ推進課に所管が移ります。  しかしながら、業務を行う場所は生涯学習センターゾーンの中にとどまるということで、総務部の係が教育部の一角に間借りする形になります。しかも、コミュニティ推進課は本庁に、市民活動センターはリーパスプラザにと、一つの課の中においても別居状態になります。かなり不自然な形ではないだろうかと心配するところです。  今までもそうですが、これからますます市民の力を発揮して、行政と共働でさまざまな課題解決に当たる必要があり、市民活動センターの役割は大変大きいものがあります。しかしながら、今回の組織がえを見ましても、市民活動の大事さ、その位置づけなどがまだ十分に理解されていないのではないかというようなことを感じたりしております。共働の意識がまだまだ十分ではないのではないかという危惧をしております。この際、市民活動センターを中間支援組織などに委託することを検討いただき、市民活動がなお一層活発になるような組織運営を願いまして、賛成といたします。 66 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第23号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 69 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第23号議案は原案のとおり可決されました。             ────────────・────・────────────   日程第5.第9号議案 古賀市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定について        第10号議案 古賀市空家等対策協議会条例の制定について        第19号議案 古賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について        第20号議案 古賀市乳幼児・子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について        第21号議案 古賀市ひとり親家庭等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について        第22号議案 古賀市下水道条例の一部を改正する条例の制定について 70 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第5、第9号議案古賀市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定について及び第10号議案古賀市空家等対策協議会条例の制定について並びに第19号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてから、第22号議案古賀市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてまでの6議案を一括して議題といたします。  本案は、3月3日の本会議において、審査のため市民建産委員会に付託いたしておりましたので、審査の結果の報告を求めます。  市民建産委員長。                 〔高原議員 登壇、渡議員 副委員長席に着席〕 71 ◯市民建産委員長(高原 伸二君) 本委員会に付託されました事件の審査結果を委員会条例第110条の規定により、報告いたします。  第9号議案古賀市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定について。
     本案は、消費者安全法の一部改正に伴い、古賀市消費生活センターの組織及び運営等について条例で定めるに当たり、市議会の議決を求めるものである。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、消費生活センター長を置き、センター長は所属長が兼ねる。  2、今回の条例制定は、これまで行っていた消費生活センターの運営の後追いである。  3、今回、国は全国に消費生活センターを配置したいという思いがある。  4、従来どおり消費生活センターの運営を行っていく。  意見としまして、賛成意見。住民の消費生活にかかわるトラブル等が発生している中で、このセンターの機能をより継続的により強化していくという条例化の意味を受けとめて賛成。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  第10号議案古賀市空家等対策協議会条例の制定について。  本案は古賀市空家等対策協議会を設置することに関し、条例で定めるに当たり、市議会の議決を求めるものである。  審査内容としまして明らかになりました主な事項は、次のとおりであります。  1、古賀市空家等対策協議会の協議を踏まえて、特定空き家の指定を行っていく。  2、協議会の時期は可能な限り速やかに着手したい。  3、協議会は平成28年度は4回から5回開催し、外観調査に基づく危険度判定、周囲への悪影響の程度などを総合的に勘案した上で、市が特定空き家を指定する。  4、特定空き家に対し助言、指導、勧告、命令、行政代執行に至るまでの過程においても、協議会の意見を参考に進めていく。  5、空家等対策計画の策定の時期は、現在、福岡県で計画のひな形を策定してる段階で、それを参考に協議会の協議を終え、平成28年度中には策定したい。  6、協議会の委員として、宅地建物取引業者の方たちに入っていただくように考えている。  7、平成28年3月1日、福岡県宅地建物取引業協会と全日本不動産協会福岡県本部の2者と空き家バンクの媒介に関する協定を締結しており、今後も引き続き協力をしていただきたい。  8、実態調査結果の議会への報告は、夏ごろをめどに考えている。  意見としまして、賛成意見。危険であったり、周囲に悪影響を及ぼすと思われる空き家については、速やかに特定空き家に指定し、適切な対応が急がれている。可能な限り速やかに協議会を設置し、対応を急いでいただきたいという思いで賛成。  また、空き家の利活用という面でも、若い世代への住宅の提供や高齢者の住みかえにとっても、有効な面であると思い、賛成。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  第19号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について。  本案は、国民健康保険の給付費等の負担増に対応するため、税率等の改定を要することから、条例の一部を改正するに当たり、市議会の議決を求めるものである。  審査内容。明らかになりました主な事項は、次のとおりであります。  1、給付費増の背景は、国民健康保険の被保険者の高齢化が一番の要因。また、平成24年以降高額医療費の入院等がふえて、給付費が急激に伸びた。  2、平成27年から29年度までの年度別収支不足額は平成27年度1億3,600万、28年度1億4,200万、29年度1億4,700万と見込んでいる。  3、医療費削減に向け、短期目標として特定健診の受診率及び保健指導実施率の向上。中長期的には保健指導により、虚血性心疾患や脳血管疾患等の新規患者の抑制に努める。  4、平成27年度、国民健康保険特別会計収支不足分について、法定外繰り入れを50%行い、28年、29年度は法定外繰り入れは今のところ考えていない。  自由討議を行いました。質疑終結後、委員会では自由討議を行い、市民生活に与える影響が大きいことや、国民健康保険運営協議会の答申に付された意見などを踏まえ、本議案に附帯決議を付すべきではないかとの意見が出されました。  意見。賛成意見。市民国保課だけでなく、全市的に市民を巻き込んだ行動を起こすべき時期。特に、特定健診の受診率の向上も、区長会を挙げて、隣組を挙げて、市民を挙げての医療費削減に向け、取り組む姿勢を市として見せてほしい。  平成22年から単年度は赤字が継続してきた。本来なら3年ないし、4年程度で改定するのが本則である。3年で改定し、十二、三%上げ、また、3年後に、十二、三%上げておけば急激な負担は発生しなかった。行政としては考慮してもっと早くに対応すべきであった。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第19号議案を可決すべきものと決定した後、姉川委員から附帯決議についての動議が提出されました。  付帯決議案は次のとおり。  今回の国民健康保険税の税率改定により、加入者の税負担が大幅に増加する。市民生活に与える影響は極めて大きい。  一方で、国民皆保険制度は守らなければならない。平成27年度から3カ年で収支不足額が4億2,000万を超すという見込みについて、その解決を先延ばしすることはできない。市は平成27年度についてのみ収支不足額約1億3,000万の2分の1を補填する法定外繰り入れを行った。  しかし、今回の税率改定を認めるということは苦渋の選択である。本来、市は市民の急激な負担増を招かぬよう、適切な時期に解決策を実施すべきであった。しかも、税率改定手続は短期間であり、市民周知も全く不足している。国民健康保険運営協議会に諮問したのは平成27年11月25日のことで、答申は2カ月後の平成28年1月28日であった。協議会委員も苦慮されたに違いない。本来は1年程度をかけて、市民の理解を得て税率改定を行うべきであった。市長には猛省を促したい。  そこで、市長に対し、以下の点を実行されることを強く求める。  1)国民健康保険協議会の答申に添えられた附帯意見に対して、最大限の努力を払うこと。  2)国民健康保険税の税率改定の必要性、加入者に対する協力のお願い、市としての今後の具体的対策を市長声明として早急に公表すること。あわせて、直接市民に説明する機会をつくること。  3)国民健康保険加入者の負担増に伴う苦情、救済等を求める声が寄せられた場合は、誠意をもってこれに対応すること。  4)がん検診の受診率向上、特定健診受診率の目標35%を市長が先頭に立って実現すること。  5)国民健康保険の安定的かつ継続的運営ができるよう、国に対し、財政支援制度の拡充を求める緊急要望を古賀市長名で提出すること。  結果としまして、委員会は採決の結果、賛成全員で、第19号議案に対する附帯決議を可決しました。  なお、本会議に委員会として決議案を提案することを決定いたしております。  第20号議案古賀市乳幼児・子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について。  本案は、福岡県乳幼児医療費支給制度が平成28年10月に改正されることに伴い、条例の一部を改正するに当たり、市議会の議決を求めるものである。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、3歳から就学前までは、外来の自己負担金額が1月当たり600円から800円に上がる。歳出予算は年間500万円減の試算をしている。  2、小学生は、外来の自己負担金額が1月当たり1,500円から1,200円に。入院については1万円から3,500円に下がる。歳出予算は年間で約560万の増の試算をしている。  3、中学生、高校生は入院の自己負担金額が1万円から3,500円に下がる。歳出予算は年間50万増の試算をしている。  審査結果。委員会は賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定した。  第21号議案古賀市ひとり親家庭等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について。  本案は、福岡県ひとり親家庭等医療費支給制度の一部が改正することに伴い、条例の一部を改正するに当たり、市議会の議決を求めるものである。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第22号議案古賀市下水道条例の一部を改正する条例の制定について。  本案は、下水道法施行令の一部を改正する政令の施行に伴い、条例の一部を改正するに当たり、市議会の議決を求めるものである。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、特定事業場の排出水のトリクロロエチレンに係る水質環境基準が強化されたことにあわせ、除害施設の設置等に係る水質基準を「下水道法施行令第9条の4第1項各号に掲げる物質それぞれ当該各号に定める数値」という表現に集約し、文言整理を行うもの。  2、特定事業場と言われるものの38施設、その特定事業場以外でも除害施設を設置されているところが4件あり、これらについて市として水質検査をする義務はないが、年に数回、抜き打ちで水質検査を実施し、数値が上がってるということであれば、指導等を行っている。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 72 ◯議長(結城 弘明君) これより一括して質疑に入ります。質問のある方。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                    〔高原議員・渡議員 自席に着席〕 74 ◯議長(結城 弘明君) これより討論、採決に入りますが、討論、採決は1議案ごとに行います。また、採決は押しボタン方式により行います。  最初に、第9号議案古賀市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  阿部友子議員。 75 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第9号議案古賀市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定について、賛成の立場で意見を述べます。  古賀市においては、平成25年からセンター化され、週4日の相談業務に当たっていただいております。今回、国の消費者安全法改正に伴い、条例化されるということです。そのことによりまして、特段今までとは変わりないということでしたが、消費者行政が強化され、相談員の研修の確保などにより、質の高い相談に当たることができ、市民の安全安心につながるのではないかと思います。  高齢者を狙った詐欺事件は年々巧妙化していることから、担当課もしっかりかかわっていただき、被害を最小限に食いとめられるよう励んでいただきたいとお願いいたしまして、賛成といたします。 76 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 77 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第9号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 78 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 79 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第9号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第10号議案古賀市空家等対策協議会条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  奴間健司議員。 80 ◯議員(5番 奴間 健司君) 第10号議案古賀市空家等対策協議会条例の制定について、賛成の立場から討論をいたします。  先ほど委員長報告で、詳細かつ丁寧に報告がありましたので、ダブらない範囲で討論させていただきたいと思います。  これは国における空き家対策の特別措置法の施行に伴って、市町村において新規に条例を制定するものでありますが、空き家の実態は古賀市も決して無視できない状態がございます。  今年度、実態調査を行ったわけですが、審議の過程でその速報値として以下のようなことが明らかになりました。住宅総数は約2万4,000戸、空き家総数は1,809戸、空き家率は7.5%ですが、賃貸用や売却用を除く空き家については472戸で2%という現状でございます。この472戸の中には、安全面、あるいは環境、衛生面など、あるいは景観面などから放置できない空き家もあることが現状だと思います。したがいまして、この条例制定によりまして、特定空き家の指定並びに指定された物件については、勧告や命令、公表、過料、最悪の場合には代執行などの対応が求められてくると思います。  また、一方で、居住可能な空き家についての活用策については、高齢者の住みかえや若い世代が比較的安い賃金で古賀市で住めるように定住化対策をとっても有効な対応だと思うことから、執行部におきましては、ぜひ効果的な執行を速やかにお願いしたいと思います。  一方で、空家等対策協議会や空き家バンクは都市計画課、定住化対策は経営企画課、市営住宅は財政課というように担当が市の体制の中では分かれているのが現状でございます。住宅問題というのは、高齢化社会を迎える中で、ハウジングプアという言葉も出てきてるように、非常に重要な課題であるかと思います。  実は、2010年の3月議会で、私、中村市長と住宅政策について初めて取り上げて議論した経過がございます。1996年のイスタンブール宣言、居住権を基礎とした住宅政策の重要性については、本来的には国の大きな政策であるんですが、そのしわ寄せが地方にも及んでいるという現状がある。  したがって、地方自治体には、実は住宅政策全般を担当する部署というのが存在しない。市営住宅の担当だけがあるというのが現状でした。そういう中で、やはり今回の条例制定を一つの契機として、今後地方自治体において、この住宅政策をどのように位置づけ、どの体制で推進していくのか。若干住みかえバンクなどが進んだことは事実でありますが、本格的にはこれからだと思います。この条例制定を契機に、後期基本計画の中にも明確な位置づけと推進体制の確立、この点をしっかり議論していただくことを求めまして、討論とさせていただきます。 81 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第10号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 84 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第10号議案は原案のとおり可決されました。
     次に、第19号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  内場恭子議員。 85 ◯議員(14番 内場 恭子君) 第19号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。  市町村国保の抱える制度上の問題、構造的な大きな問題があり、これは今大変な状況になっています。国保会計の継続のためとはいえ、加入者にとってこれは大きな問題であり、引き上げについて、私は問題だと考えております。国保の問題につきましては、国が行うべき責任を果たしていないこと、このことについて皆保険制度と言われながら、自治体に責任を押しつけているということも問題と考えます。  しかし、古賀市の中で、国民健康保険税が高過ぎる。また、払いたくても払えない状況、そういう方も多くなりました。滞納もふえている中、この古賀市では国民健康保険税を引き上げようとしています。しかも、その引き上げ幅は大きく、被保険者にとっては大きな負担です。  私は今までも市に対して、一般会計からの繰り出しを赤字状況に合わせ、積極的に行うべきだというふうなことを訴えてまいりました。しかし、それも実際になかなかできていません。もっと大きな財政支援を行うべきということができてないと考えています。  さらに、国保税の引き上げについては、市民への説明も十分には行われておらず、市民が納得できるような状況になっていない。このことから、市民に対する説明、また負担が大きいという点で反対をいたします。 86 ◯議長(結城 弘明君) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。  岩井秀一議員。 87 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 第19号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論させていただきます。  市民建産委員会において附帯決議がついた賛成という結果ではありましたが、本来、国民健康保険制度は国民皆保険制度を支える基盤としての重要な役割を担うとともに、この制度の維持及び被保険者間の負担の公平性の観点からも、現状の医療費の膨らみに要する応分の負担が広く国民に求められるものである。負担がふえることへの違和感や嫌悪感があることは十分に理解できるが、このまま税率の改正を踏みとどまった場合、累積赤字が膨らみ、将来への負荷が大きくなっていくことは予想できる。同時に、この古賀市においても、国保財政が悪化すれば、財政全体が圧迫され、取り返しのつかない状況に陥ることは避けなければならない。  今回の改正では、国保運営協議会の答申での附帯意見にも述べられているように、低所得者への配慮がなされていることも評価したい。以上により、賛成の討論といたします。 88 ◯議長(結城 弘明君) ほかにございますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第19号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者17/18〕 91 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第19号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第20号議案古賀市乳幼児子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  阿部友子議員。 92 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第20号議案古賀市乳幼児・子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で意見を述べます。  福岡県の乳幼児医療費支給制度が改正されることに伴い、変更するということですが、子育て世代には朗報であり、子育て支援策としては歓迎されるものと思います。しかしながら、近隣の福津市、宗像市と比べるとかなりの差があり、頻繁に病院にかかる方にとってはまだ不満が残るところです。厳しい財政状況ではありましょうが、子育て中の保護者を応援する意味で、もうひと頑張りお願いして、賛成といたします。 93 ◯議長(結城 弘明君) 次に、内場恭子議員。 94 ◯議員(14番 内場 恭子君) 第20号議案古賀市乳幼児・子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。  子育て支援が強く求められるときに、子どもの医療費を補助し、保護者の負担を軽減しようということについては大いに歓迎されるものです。子どもの医療費の無料化については、私も質問や意見を出し、強く要求してまいりました。これが前進することについては、本当に喜ばしいことだと考えています。  今回の議案では、入院時の保護者の自己負担の上限を1月1万円から3,500円に引き下げ、通院では1月1,500円自己負担額を1,200円に引き下げるということです。子育て応援には大変心強いものと考えます。  しかし、3歳から6歳までの通院の自己負担額が600円から800円に引き上げられるということは、大きな問題と考えています。子育て応援の古賀市とするためにも、自己負担をなくし、保護者負担を軽減することを強く求めて、この条例の改正に賛成をいたします。 95 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第20号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 98 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第20号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第21号議案古賀市ひとり親家庭等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 99 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第21号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案についての賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 100 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 101 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第21号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第22号議案古賀市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第22号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 104 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第22号議案は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩いたします。                        午前10時53分休憩             ………………………………………………………………………………                        午前11時05分再開                        〔出席議員19名〕 105 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。             ────────────・────・────────────   日程第6.第41号議案 第19号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する決              議について 106 ◯議長(結城 弘明君) 日程第6、第41号議案第19号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する決議についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  市民建産委員長。                 〔高原議員 登壇、渡議員 副委員長席に着席〕 107 ◯市民建産委員長(高原 伸二君) 第41号議案第19号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する決議について、提案理由の説明をいたします。  国民健康保険事業の適切な運営を求めるためということでもありますし、市民建産委員会として、本会議へ決議として提出するものであります。  趣旨及び内容としましては、先ほど委員会報告で申し上げたとおりであります。  ここまで大きくなる前に、市民への負担が大きくなる前に、本来であれば、3年ないし4年程度で改定するものが本則であると。そして、3年ずつぐらいに改定しておけばよかったんではないかとか、いろいろ先ほども理由の中でも述べましたけれども、そういうことを市長にはぜひ猛省してほしいということで、こういう決議に至りました。  議員の皆様におかれましては、この趣旨をどうぞ御理解していただきまして、よろしく御賛同いただきますようお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。 108 ◯議長(結城 弘明君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 109 ◯議長(結城 弘明君) ないようでございますので、質疑を終結いたします。                    〔高原議員・渡議員 自席に着席〕 110 ◯議長(結城 弘明君) ただいま議題となっております第41号議案は委員会提出議案でありますので、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ります。  これより討論に入ります。本案に対する反対討論の発言を許します。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 111 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  内場恭子議員。 112 ◯議員(14番 内場 恭子君) 本案に対して、賛成の立場で討論いたします。  私は第19号議案国民健康保険税の引き上げに対しまして、反対をいたしました。しかし、賛成多数で可決されました。可決されたものの、市民に対する負担が大きいという点、配慮していただき、委員会の中でこの決議を告げようということで、検討していただいた点について感謝をいたします。  私3月議会の一般質問の中で、市長に対しても、国保会計の破綻を求めるものではありませんが、しかし、今回の引き上げについては余りにも引き上げ幅が大きく、被保険者の負担が大きいこと、また今後滞納者も増加するであろうという点も指摘しました。  さらに、一般会計からの法定繰り出しを大きく求めておりましたが、これが十分に行われていない点も指摘いたしました。  また、この国保税の引き上げ、この案が突然であり、市民への説明、なぜ引き上げなければいけないのか、こういう理由の説明や協力、国保会計に対する理解を求める、こういう説明が不足している点も指摘しています。また、国の財政負担の拡充を求める必要性などについても指摘し、市長とやりとりをいたしました。  こういう問題点を解決するためにも、この決議を出すことで市長、もしくは執行部に対して考えを改めること、また、市民の意見、市民の思いを伝えることが少しでもできるんではないかな、こういうことを思いました。  私は以上のような問題点を少しでも解決することができればこの決議を進め、市長部局に対しまして、市民に寄り添った形での健全な国保会計の運営を求め、そして、安心の国民健康保険の制度にするため、この願いを込めて、この決議に対して賛成をいたします。 113 ◯議長(結城 弘明君) 本案に対する反対討論の発言を許します。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 114 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 115 ◯議長(結城 弘明君) 本案に対する反対討論の発言を許します。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 116 ◯議長(結城 弘明君) 本案に対する賛成討論の発言を許します。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 117 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。
     直ちに採決いたします。第41号議案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 118 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者16/18〕 119 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成16人、反対2人、賛成多数であります。よって、第41号議案は原案のとおり可決されました。             ────────────・────・────────────   日程第7.第24号議案 平成28年度古賀市一般会計予算について        第25号議案 平成28年度古賀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について        第26号議案 平成28年度古賀市国民健康保険特別会計予算について        第27号議案 平成28年度古賀市後期高齢者医療特別会計予算について        第28号議案 平成28年度古賀市介護保険特別会計予算について        第29号議案 平成28年度古賀市公共下水道事業特別会計予算について        第30号議案 平成28年度古賀市農業集落排水事業特別会計予算について        第31号議案 平成28年度古賀市水道事業会計予算について 120 ◯議長(結城 弘明君) 次、日程第7、第24号議案平成28年度古賀市一般会計予算についてから第31号議案平成28年度古賀市水道事業会計予算についてまでの8議案を一括して議題といたします。  本案は、3月3日の本会議において、審査のため予算審査特別委員会に付託をいたしておりましたので、一括して審査の結果の報告を求めます。  予算審査特別委員会委員長。                〔松島議員 登壇、井之上議員 副委員長席に着席〕 121 ◯予算審査特別委員長(松島 岩太君) 予算審査特別委員会に議会会期中の審査として付託を受けておりました第24号議案平成28年度古賀市一般会計予算についてから、第31号議案平成28年度古賀市水道事業会計予算についてまでの8議案について、審査の経過と結果の報告をいたします。  審査に際しましては、市長、副市長、教育長を初め関係部長、課長の出席を求め、各予算案の概要説明を受けるとともに、各委員より資料請求に基づく資料等を参考に審議を行い、去る3月11日から3月23日まで、計5日間の審査をいたしました。  審査の経過につきましては、議長を除く議員18名全員の特別委員会でありますことから、内容等を含め御承知のとおりでございますので、概要を除き、省略させていただきます。  一般会計の審査概要としましては、地方創生の戦略イメージである「女性や若者に選ばれる子育て・教育応援都市こが」を念頭に置きながら、総合振興計画の見直し年であることも踏まえ、重点施策に力を入れた取り組みは一定の評価ができる一方、必要な市民サービスの低下を招かないよう、さらなるきめ細やかな取り組みを求める厳しい意見が多数上がっております。  具体的な施策におきましては、自治基本条例策定業務委託、総合振興計画後期見直し、路線バス及び地域移動サポート補助、シルバー人材センター補助、福祉タクシーや住宅改造助成、ヘルス・ステーションの設置、特定健診率の受診率向上、ふるさと就労促進支援、女性や新規就農支援の拡充拡大、企業誘致の促進事業の取り組み、観光・産業施策のさらなる充実、教育課題に対する対応策等、広範多岐にわたる意見、提言がなされております。  厳しい社会情勢の変化に、市民に寄り添い、執行に当たっては、最少の経費で最大の効果が得られるよう、今後もさらに努力、研究を行ってほしい旨や各会計における収入未済額の収納率向上について、執行部の取り組みの努力を認めながらも、さらなる努力、工夫を求めるものであります。  採決の結果、第24号議案平成28年度古賀市一般会計予算については、賛成多数で可決されました。  また、第26号議案平成28年度古賀市国民健康保険特別会計予算について、第27号議案平成28年度古賀市後期高齢者医療特別会計予算について、第28号議案平成28年度古賀市介護保険特別会計予算について、第29号議案平成28年度古賀市公共下水道事業特別会計予算について、第30号議案平成28年度古賀市農業集落排水事業特別会計予算について、第31号議案平成28年度古賀市水道事業会計予算についてまでの6議案についても同様、賛成多数で原案のとおり、これを決しております。  第25号議案平成28年度古賀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、委員全員の賛成をもって、原案のとおりこれを決しております。  以上、簡単ではございますが、審査の経過と結果の報告を終わります。 122 ◯議長(結城 弘明君) これより一括して質疑に入ります。質問ございますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 123 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                   〔松島議員・井之上議員 自席に着席〕 124 ◯議長(結城 弘明君) これより討論、採決に入りますが、討論、採決は1議案ごとに行います。また、採決は押しボタンにより行います。  最初に、第24号議案平成28年度古賀市一般会計予算についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、阿部友子議員。 125 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第24号議案平成28年度一般会計予算に賛成の立場で討論いたします。  平成28年度の予算は、国が進める地方創生の取り組みを念頭に、古賀市を取り巻く厳しい環境の中、今までの枠配分による予算編成を中断し、全件査定を行い、事務事業の改善に臨まれたということです。職員の皆様には並々ならぬ御苦労があったのではないでしょうか。  まず、予算審査に当たり、194に及ぶ説明資料を御準備いただき、審査に役立ちましたことを感謝し、お礼申し上げます。  平成28年度一般会計予算では196億3,364万円、特別会計を含めた予算総額は350億9,413万円、前年度比81万円の減という昨年とほぼ同額の予算規模となっています。  本年度の予算の特徴といえば、市長が企業誘致にかじを切ったと言われるように、古賀市企業立地促進条例に基づく地域経済の活性化を求めた点にあるのではないでしょうか。とはいえ、少子高齢化社会に対応する子育て支援、生きがい、健康づくりにも配慮されたと評価いたします。  個別には、教育部門では、教育立市を掲げる古賀市として、またもや大きな施策となる市内小中学校全学年で少人数学級を実施されたことは、大いに評価でき、子どもたちへのよい影響を期待したいと思います。旧隣保館2階を活用し、児童館として整備されること、また、スタンドアローン事業の継続も子どもたちの居場所がふえてありがたい施策です。  子育て関係では、IPPO事業の拡大。環境面では、自然環境調査の実施、間伐材の有効活用の推進、古賀市景観計画策定、それから生涯学習センターの開館に期待しながら、その利用に当たり、予約システムが導入されることは評価できます。  忘れてはならないのが、男女共同参画の取り組みで、国が進める女性活躍推進にのっとり、後期実施計画作成を初め、フォーラムの開催など、多彩な取り組みにエールを送り、冷遇にもめげず、さらなる躍進を期待したいと思います。  しかしながら、残念なのは、公共交通の取り組みで、多くの市民の悲痛な叫びに耳をかすことなく、何ら手を打とうとしない市の姿勢は、多くのよりよい施策を帳消しにしてしまうものではないでしょうか。困り果てた市民は行政に見捨てられたと思っているのではないかと思います。これは現場に出て調査することがないので、市民の困っている状況を肌で感じることができないからではないでしょうか。市役所が市民の役に立っていない、全く住みにくいまちだと避難を受けても仕方ない状況ではないでしょうか。スピード感を持って市民の困り事に対応していただきたいと思います。  市民参画で進められている自治基本条例の策定も後半に入ってきますが、なお一層の市民参画を進めていただくためにも、予算編成過程の透明化、予算編成過程への市民参画を考えていただきたいと思います。また、予算書や予算説明書はウエブに掲載していただきたいと思います。  施政方針では、歳入における一般財源はほぼ横ばいで推移し、社会保障経費の増加は避けられないことなどから、将来の古賀市を取り巻く状況は楽観視できるものではないとされながらも、地域資源を生かしてさらなる発展を目指すことができると確信していると述べてあります。  その確信には同感ですが、厳しい状況だからこそ、古賀市を愛する職員の皆様の力量発揮に期待し、市民の福祉の向上、健全な市政運営に邁進していただきますようお願いいたしまして、賛成といたします。 126 ◯議長(結城 弘明君) 次に、奴間健司議員。 127 ◯議員(5番 奴間 健司君) 第24号議案平成28年度古賀市一般会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。  今回の当初予算は196億3,364万4,000円、対前年度比4億2,359万円、2.5%の減となっております。生涯学習センター建設費の減などが主な要因だと思われます。  一方、民生費は、国保繰り出し金1億1,200万円の増、私立保育園運営補助1億3,100万円の増、消防費で防災行政無線のデジタル化で5億円の増などが特徴だと言えます。また、全小中学校での全学年での35人以下学級の実施などを盛り込んだ点は大きく評価できると思います。  私はこの予算案に対して賛成の立場で討論いたしますが、個々の事業の評価ではなく、予算執行に当たって、市長初め執行部の皆様方に留意していただきたいこと、並びに議会側も進行チェックで注視しなければならない点について述べて、討論としていきたいと思ってます。  まず、第1点目は、市長は今回の予算の特徴について、予算審査特別委員会冒頭の挨拶で、企業誘致に初めて踏み込んだと発言され、私もその内容について注目し、審議をいたしました。  しかし、その根拠は、来年度に繰り越される補正予算の中での加速化交付金を使った企業誘致情報収集委託費1,035万5,000円と、当初予算での企業誘致促進事業646万9,000円が該当するようであります。  しかし、これらは商工政策課の職員の皆さんが企業誘致推進本部の機能を強化し、特に頭脳部分の取り組みを強化しようということで、企業立地促進条例等を整備したその結果の裏づけとなる予算といったほうが正確ではないかと思います。  地方創生加速化交付金が現時点では不採択となっておりますが、国の交付金に振り回されることなく、市独自のビジョンに基づき、先取りの精神で取り組むべきだと思います。審議過程で明らかになったように、この分野におきましては、何といっても市長のトップセールス、政治力が決定的な影響を及ぼすと思います。  2016年度企業誘致の情報をもとに、新たな産業用地の可能性の検討が着実に進められるよう求めておきたいと思います。議会側もその点につきましては、点検と提言すべき点だと思います。  大きな2番目に、2016年度は第四次総合振興計画前期基本計画の最終年度となります。基本構想を踏まえ、前期基本計画の検証と、2017年度から5年間の後期基本計画を策定する大事な1年間になると思います。  質疑を通じて、夏までに検証を終わらせ、全庁的に議論し、年度内に後期基本計画を策定するという執行部の方針について説明がありました。予算面では、後期計画検討会会議謝礼31万3,000円、印刷製本費138万1,000円程度の計上となっていました。  検証作業並びに後期基本計画策定に当たっての市民参画のあり方、校区コミュニティや若い世代の皆さんの意見の聴取、議会に提示する時期、パブリックコメントの実施などについては、残念ながら明らかになっておりません。今のままでは新しい状況を踏まえた後期基本計画が策定される保障はないのではないかと言わざるを得ません。  また、今回の予算審議を通じて、2016年度決算から新公会計制度を適用し、2018年度から本格導入されることが明らかになりました。再三求めております中長期財政計画の策定、計画行政の本格実施は待ったなしになっていると判断いたします。  自治基本条例については、2017年3月議会に条例案を提出するとのことで、私は中村市長に市長質疑を行いました。この課題も後期基本計画の策定をベースに慎重に進めることを求めたいと思います。  以上述べた点は、今後の行財政運営にとって非常に大きな課題であります。市長には市役所職員が一丸となって取り組むよう、陣頭指揮をとっていただきたい。そして、私たち議会側も必要に応じて点検と提言を行っていく必要があるかと思います。  3番目に、2025年問題まであと9年となります。健康寿命延伸の取り組みは、市民総ぐるみで計画的に取り組むべき重要課題であります。特定健診受診率35%という目標が掲げられましたが、今ではそれが達成できる保証はまだできてないと思います。ヘルス・ステーション補助100万円、健康増進計画策定のための実態調査費203万7,000円などが計上されております。  データヘルス計画に明記されているように、今後は対象者と地域の特性を踏まえた対策が必要だと思います。この特性を把握する具体策がまさに求められていると思います。そのためには、欠員状態が10カ月前後も続いて解消されず、なおかつまだこの状態が続く保健師の体制を早急に改善、確保することが避けて通れないことを強く指摘しておきたいと思います。  ぜひ市長には先頭に立って取り組んでいただきたいし、議会側もその点検と提言について、全力で取り組む必要があるかと思います。  3月21日にはウオーキングイベントがありましたが、今回の形式が最後とのことでした。予算額では来年度予算では84万3,000円、前年度の予算では456万6,000円が計上されていました。形態や手法は変更があってもいいと思いますが、このウオーキングを健康寿命延伸の一環として明確に位置づけ、せっかく盛り上がってきた機運をぜひ継続、発展できる対策を求めたいと思います。  以上、予算執行上の留意点や議会側の課題について述べましたが、9月議会決算認定審査において、議会としてできることならば合意形成を行い、行財政運営上の指摘事項をまとめ、その指摘事項が次年度の予算案にどのように反映されたかをしっかり審議できるようなサイクル、そういったことが少しずつ実現できればいいなと、そのように感じております。  以上述べまして、賛成討論とさせていただきます。 128 ◯議長(結城 弘明君) 次に、内場恭子議員。 129 ◯議員(14番 内場 恭子君) 平成28年古賀市一般会計に反対の立場で討論いたします。  安倍政権が進めたアベノミクス効果、地方にはまだまだ届いていません。働く人たちの賃金の上昇もほとんど実感がない状況です。医療費の負担増や年金、生活保護の切り下げなど、社会保障と税の改革で社会保障は大きく切り捨てられ、市民にとっては負担がますますふえている状況の中です。子どもの貧困は今大きく広がり、問題となっています。  今回の予算には、子どもの医療費の自己負担の軽減や全小中学校の35人学級を古賀市独自で実施するなどの評価すべき点も多いと思います。しかし、古賀市では平成28年度には国民健康保険税の引き上げ、こういうものも計画され、市民にとっては負担増、こう感じられます。負担を軽くしてほしいという市民の期待や願いに応えているものではありません。  その一つが、西鉄バスへの赤字補填の問題です。この補助金4,047万7,000円というものになり、赤字補填はついに4,000万円を超えました。年々増加する一方です。しかし、実際には市民の望む路線バスとはなっていません。また、西鉄バスの企業努力も十分とは言えず、私はこの税金の使い方、有効とは考えていません。  買い物や通院、通学に不便な方々や高齢者や交通弱者に対するきめ細やかな公共交通が不足していると考えます。市内公共施設を巡回するような公共交通が必要です。市独自のバスが欲しいというような願いにも応えるものにはなっていません。  また、毎年指摘おりますように、前年同額の同和地区活動補助426万3,000円の補助金の使い道についても、これについても考え直すべきです。税金の公正な使い方とは言えないと考えています。  また、ごみの減量を進める市民の努力が反映されない清掃工場への7億9,000万円もの負担金についても問題と考えています。  高齢者の福祉については、介護保険制度の改悪。平成28年度から要支援1、2が介護保険から切り外され、総合支援事業となっていってまいります。この担い手についても、国は十分にできるというふうな計画を示していますが、市町村に対する負担は大きく、担い手まだまだ十分ではありません。これからの介護予防、高齢者の生活は非常に不安な状況です。とても安心の介護保険と言えませんし、高齢者の生活についても安心の状況でありません。介護保険料の基準月額4,900円というものも高齢者にとっては負担です。市民の負担を軽減すべきですが、これが十分にできていません。  子育てという面では、鹿部の児童センター、スタンドアローン事業など、本当によいものが少しずつ進んでいます。しかし、公立保育所の民営化を進めて、公立保育所を減らすということについて、これも私は公的保育の責任を果たしておらず、保護者の安心を守るという点では実現できてないと思っています。私、保育料の引き下げなどもっと行い、保護者の負担分を減らすべきだと考えてます。古賀市は子育て応援の古賀市にはなっていないと考えています。  一面、子どもの医療費の無料化の拡大、これは喜ばしいことです。しかし、まだまだ自己負担額があり、本当に子育て応援、少子化対策としては不足していると思います。また、商業、工業、農業に対しても十分な援助策が不足していると考えています。企業誘致を行って活性化を進めるとしていますが、地元企業や中小業者を支えるというものにはなっていないと考えます。公有幹線もできていません。  さらに、JR古賀駅周辺の土地の利用や、宮地岳線跡地の活用など、本当に市民の声が、意見が十分に反映されているでしょうか。  市政について、私は市民に丁寧に説明する必要があると考えます。一般質問等のやりとりから、市長に対してその姿勢が見られないという点、こういうことから反対をいたします。 130 ◯議長(結城 弘明君) 次に、岩井秀一議員。 131 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 第24号議案古賀市一般会計予算につき、賛成の立場で討論いたします。  本来、討論は議員の皆さんに私の意見について賛同を得るために訴えるものですが、あえて今回は市長にもよく聞いていただきたい。  今回の28年度予算額は196億3,364万円です。これはこじつければ、「一苦労さんざん無視して」と読めますが、いかがでしょうか。こう読むと厳しい先行きを想像しますが、私は語呂合わせに関係なく、かじ切りスタート予算と思っております。  過去に私は一般質問などで、市長に対してパイロットを目指してほしい旨の発言を繰り返してまいりました。水先案内人として船に乗り込み、船の操縦を船長に指示する重要な仕事です。操縦の字の「操」は「あやつる」、「縦」の字には、「欲しいままに」とか、「命を預かる」という意味があります。おわかりでしょうか。  市民は市長に安心、安全、命さえも預けているのです。プライマリーバランスの後悔は終わりにして、ここで大きくかじを切るステージに進むときではないかと考えます。幸い平成28年度の施政方針、予算案は古賀の復活を感じます。  今回、企業誘致や開発問題の打開を前面に打ち出されたこと、高く評価したい。近隣自治体に踊らされることなく、人口増加を積極的に推し進めようとする経営、同時にきめ細やかな福祉、学校教育のみならず、社会教育への計らいにも苦心され、苦労の跡がかいま見える予算案でした。国の政策に翻弄されながらのまち・ひと・しごと総合戦略、また、中途である総合振興計画マスタープランの見直しなど、その問題解決に向けての的確な予算配分も見え、総合的に評価できるものと考えます。  ただ、要求や要望を入れた討論は余りしたくないのですが、自治基本条例、景観条例など細部にこだわれば、改善や修正が必要ではないかと思えるような部分はあります。委ね託す委託ばかりではなく、全庁一丸となって汗と知恵を出していただきたい。熟慮に熟慮を重ねてください。  とはいうものの、総合的に勘案した結果、承認できるものと判断し、簡単ですが、賛成の討論といたします。 132 ◯議長(結城 弘明君) 次に、吉住長敏議員。 133 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 第24号議案平成28年度古賀市一般会計予算について、賛成討論をいたします。  執行部におかれましては、事務事業を執行するに当たり、主に人件費に絡めて次の4点を留意されますことを期待するものでございます。  1、行政組織の円滑な事務事業の執行のかなめは何といっても人であります。つまり、四六時中いる職員配置の増減は自治体経営の根幹を左右するものであると同時に、個々あるいはその職域の労働条件、環境の変更そのものでございます。労使対等の原則に立った全庁的な合意形成が主体であり、これを置き去りにされてはならないと思います。  2、職員人件費では、一般会計の場合、総額14%、27億円規模でございます。そこには職員一人一人が市民全体に奉仕する自治体労働者としての誇り、喜び、感動を持って仕事に臨んでほしいものだと思います。個別の専門性を生かしつつも、前提としては、自治体労働者としての使命を帯びて邁進する組織力の発揮に英知を絞ってもらいたいと思います。  3、市政の果たすべき分野は多岐でございます。古賀市第四次基本構想では、7分野29項目もの基本重点政策の推進全面発達を掲げています。その進展ぐあいへの人的投入は30の課、64係の職員資源から、日常の業務を分担、連携のもと生み出すべきものでございます。総合力による成果の視点を大切にして、木を見ると同時に森を展望するマンパワーの配置に心がけてもらいたいと思います。  4、事務事業の執行には多くの全職域において、数年、あるいは一時期非正規職員に支えられている側面があると思います。非正規職員と正規職員との緊密な連携、ともに公務労働の喜びを分かち合うことは、市民サービスの向上にもつながると思います。  非正規職員にも適用される地方公務員法の均等待遇の原則で、正規職員には賃金労働条件面で一定の水準は保たれているのに比べ、非正規職員の場合はどうか、検証すべき段階に入ったのではないかと思います。同一の価値がある仕事実態なら、正規職員と同等的な賃金単価、条件整備があっていいのではないでしょうか。同一労働同一賃金の視点の導入であります。非正規職員の声を集約するなど、コンパクトながら組織総体のマンパワーの質が高まるよう工夫を望んで、賛成討論といたします。
    134 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 135 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第24号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 136 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者17/18〕 137 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第24号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第25号議案平成28年度古賀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 138 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第25号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 139 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 140 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第25号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第26号議案平成28年度古賀市国民健康保険特別会計予算についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  内場恭子議員。 141 ◯議員(14番 内場 恭子君) 平成28年度古賀市国民健康保険特別会計予算に対して、反対の立場で討論いたします。  国民健康保険の加入者、自営業や退職者、年金生活者などが多く、団塊の世代の大量加入で加入者がふえ、市町村国保の抱える制度上の構造的な問題があり、大変な状況となっています。  国民健康保険税が高過ぎる、また、払いたくても払えない状況があるということで、滞納者などもふえてる中、平成28年度には国民健康保険税を引き上げようとしています。国保会計の継続のためとは言え、加入者にとっては負担増で大きな問題です。  国保の問題については、国が行うべき責任を私は果たしていないということ。そして、皆保険制度と言われながら、自治体に責任を押しつけていることについて問題と考えています。市は一般会計からの繰出金をふやし、積極的に行い、財政支援を行うべきですが、これができていません。  また、古賀市では短期証、資格証の発行もあっており、市民の皆さんの命にかかわる問題と考え、安心の国民健康保険制度になってないという点から反対をいたします。 142 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 143 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第26号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 144 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者17/18〕 145 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第26号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第27号議案平成28年度古賀市後期高齢者医療特別会計予算についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 146 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第27号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 147 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者17/18〕 148 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第27号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第28号議案平成28年度古賀市介護保険特別会計予算についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、阿部友子議員。 149 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第28号議案平成28年度古賀市介護保険特別会計予算について、賛成の立場で討論いたします。  2025年を目前に、ふえ続ける高齢者をいかに支えていくか。改正された介護保険の真価が問われます。高齢者が住みなれた地域で生きがいを持って生活できるよう、介護予防の事業はますます重要となってきます。おでかけハンドブック企画作成業務、地域リハビリテーション活動支援事業は、介護予防に効果があると思われることから、評価できます。  健康づくり運動サポーター養成講座によるサポーター養成、介護予防講座による音楽サポーター養成は、今後の活躍も含めて大いに期待し、評価します。  総合事業の実施に当たっては、要支援者の状態に応じた住民主体のサービスを定着させるには、努力と工夫が要ると思いますが、地域活動サポートセンターとなるゆいの活動に大いに期待したいと思います。  ますますふえるであろう認知症高齢者への対応は今後も重要な課題と考えますので、十分に力を入れていただきますようお願いしまして、賛成いたします。 150 ◯議長(結城 弘明君) 次に、奴間健司議員。 151 ◯議員(5番 奴間 健司君) 第28号議案平成28年度古賀市介護保険特別会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。  今回の定例会の中で、市長は大変重要な介護保険に関する発言を、方向性を示されました。それは、一つは、2015年の介護保険料の月額基準額は4,900円であり、10年後2025年には9,100円と推計していると。しかし、次期計画の中ではこれを下げることができるよう努力するという答弁をされました。これは非常に明確に触れた点で、私は大事な発言だと思います。  もう1点は、介護予防や健康づくりに必要不可欠な地域課題と訪問活動については、来年度本格的に着手する地域包括ケアシステムの構築の中で取り組んでいきたいということを明言されております。  私はこの2点については、介護保険特別会計を執行する上で、極めて重要な課題と認識していることから、期待もいたしますが、ぜひ議会側もこの進捗については関心を払っていきたいと思います。  一方で、そのためには実態調査、計画づくりのための実態調査ではなく、介護予防に実際に効果的な役割を発揮できる実態調査をぜひ断行すべきだということを申し上げておきたいと思います。  243万円で高齢者実態調査が計上されていますが、質疑の中で対象となるのは、全高齢者の大体4分の1程度ではないかということでございます。私は65歳以上で要介護3、4、5を除く全ての高齢者を対象とし、その分析結果を校区自治会単位にマップ、いわゆる高齢者マップとしてまとめていく必要があるのではないかということを申し上げておきたいと思います。  国は今回、要支援1、2を総合事業に移行させました。今もっぱら国の今後の動きとしては、要介護1、2も同じように移行するということが、いろいろと検討されてると伝わってまいります。そうすると、介護保険はもう3、4、5だけになるという可能性があり、もう強制的に介護給付費を抑えていく。そうすれば、介護保険料も減っていく計算になります。計算だけでは。だけど、これが本当の高齢者の幸せかどうかは、はなはだ疑問であります。そういうことを先取りしながら、対応を考えるとしたら、いち早く全高齢者の状況を把握し、見落としのない制度間のはざまに落ちないように、市として独自に実態を把握し、必要な介護予防、健康づくりの施策を展開することが必要不可欠だと思います。  これはまさに、後期基本計画5年間の中でその進捗が問われる重要課題であることから、ぜひ市長を先頭にしっかり取り組んでいただきたいということを申し上げて、討論とさせていただきます。 152 ◯議長(結城 弘明君) 次に、内場恭子議員。 153 ◯議員(14番 内場 恭子君) 平成28年度古賀市介護保険特別会計予算に対して反対の立場で討論いたします。  介護保険の導入後、改定ごとに保険料は上がり、安心して老後が暮らせる介護保険とはなっていません。特に、介護保険制度の改正で要支援1、2の方を切り離し、市町村が運営する介護予防総合事業、これに変わってまいります。そのサービスの担い手は今十分ではありません。  また、介護事業所は介護報酬が引き下げられ、経営が苦しい状況になっています。こういう状況はひいては介護のサービスの不足、介護離職者の増加、こういうことにつながってまいります。介護予防を十分に行い、誰もが安心して生活できる。そして介護保険とするために、一体何が必要なのか、そう考えて行動すべきです。  保険料についても基準月額4,900円と引き上げられ、被保険者の負担は大きくなって、とても安いものとは言えません。また、利用したいと言われる介護サービスが十分に受けられなくなります。  例えば、特別養護老人ホームは介護度3以上でなければ入所できないような状況になります。さらに、自己負担額も2割になるような方もいらっしゃいます。介護が本当に必要な高齢者が安心して介護を受けられなくなる制度になっていること。保険料や利用料の減免制度が十分でないこと。以上のことから、この予算に対して反対をいたします。 154 ◯議長(結城 弘明君) 次に、岩井秀一議員。 155 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 第28号議案古賀市介護保険特別会計予算につき、賛成の立場で討論いたします。  年金が減少されている中、年金を受給される方の間からは、介護保険料の負担増は理解しづらく、納得いかないという声が聞こえてきます。もちろん、年金と介護保険料はリンクする話ではなく、同じ土俵で語る話ではありません。そのような思いは察することはできるのですが、現実に介護保険により、扶助を受けておられる方々が大多数おられ、そして、少子高齢化が同時進行している以上、介護保険の受益者はもちろんのこと、近い将来に介護を受けられるであろう方々も、現役同様に負担をお願いすることは、国の制度としてやむを得ない部分もある。  かといって、市が繰出予算を組み、際限なく補填することについては、税の不公平感がつきまとう。介護保険料は独立採算制により運営されているため、扶助費の増大が大きな要因となり、保険料に反映せざるを得ない側面もあり、古賀市においては保険料平均額として200円の値上げにより、4,900円を算出した。  しかしながら、これは福岡県下においては下位から、下から4番目という低い保険料に抑えこまれているものであり、評価できるものである。むしろ、県下で一番安価な介護保険料を目指していただきたいと思うところです。できない話でしょうか。  3年ごとの見直しもあり、関係各課とも連携して、若年層から啓発や健康施策を充実させていくことへの期待も込めて、賛成の討論といたします。 156 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 157 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第28号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 158 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者17/18〕 159 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第28号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第29号議案平成28年度古賀市公共下水道事業特別会計予算についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、内場恭子議員。 160 ◯議員(14番 内場 恭子君) 平成28年度古賀市公共下水道事業特別会計予算に対して、反対の立場で討論いたします。  昨年平成27年度には、下水道の使用料金が引き上げられました。たとえこの引き上げ幅が少額だとはいえ、料金の引き上げについては、市民の懐を直撃し、生活を圧迫することは問題と考えます。  以上のように、市民に負担を求めるこの予算、これについては反対をいたします。 161 ◯議長(結城 弘明君) 次に、平木尚子議員。 162 ◯議員(4番 平木 尚子君) 第29号議案平成28年度古賀市公共下水道事業特別会計予算について、賛成の立場で討論いたします。  本予算において大きく見ますと、特に数字の上では不備がなく、特に問題はないと思われます。消費税について、一部いろいろお話がありますけれども、消費税に関しましては、国で決められた法律でありますので、市としての予算案自体に問題はないと考えます。  今後ますます下水道の整備は進むと思いますが、徹底的なコストカットに努められ、市民に負担がかからないよう御努力を強くお願いし、賛成討論といたします。 163 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 164 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第29号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 165 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者17/18〕 166 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第29号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第30号議案平成28年度古賀市農業集落排水事業特別会計予算についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    167 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第30号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 168 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者17/18〕 169 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第30号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第31号議案平成28年度古賀市水道事業会計予算についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  内場恭子議員。 170 ◯議員(14番 内場 恭子君) 平成28年度古賀市水道事業会計に対して、反対の立場で討論いたします。  私は福岡水道企業団への出資金、繰出金について、非常に大きなものと考えております。この福岡水道企業団からの受水の必要性については見直し、関係の見直しを求めておりましたが、これができていません。古賀市では4月から北九州水道用水の水の供給も始まり、安価な水が手に入るということになります。古賀市の地下水の利用や災害時への対応としての浄水場の管理など、水源の確保も重要なこととなってきます。  今後、北九州市からの導水の利用を考え、総合的に判断すべきですが、この見直しが十分にできていない点、また水道料金に消費税が課税されるという点についても、命の水に対しての消費税の課税について、納得できないことから反対をいたします。 171 ◯議長(結城 弘明君) 次に、岩井秀一議員。 172 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 第31号議案古賀市水道事業会計予算について、賛成の立場で討論いたします。  平成28年度古賀市水道事業会計においては、単年度赤字予算の計上となっておりますが、従前より安全安心な水の供給に努めてこられた経緯、いきさつ、実績があることは評価しております。さまざまな議論があるようですが、水道料金については、特に特段といいますか、特筆すべきは大口使用者料金は糟屋地区及び近隣の事業体と比較しても安価であり、別会計ではありますが、市長が推し進める施政方針の柱となっている企業誘致施策に大きく貢献できるものであると思われます。  難しい局面ではありますが、今後ともさらなる費用削減や、より一層効率的な経営の持続に努められることを期待し、賛成の討論といたします。 173 ◯議長(結城 弘明君) 次に、平木尚子議員。 174 ◯議員(4番 平木 尚子君) 第31号議案古賀市水道事業会計予算について、賛成の立場で討論いたします。  予算内の計数につきましては不備などはなく、問題はないと思われます。指摘がありました福岡地区水道企業団との関係につきましては、相手が公的な企業でもあり、古賀市単独では判断を下せるものではなく、現実を直視し、連携し、新たに開始される北九州市水道用水供給事業とともに、その関係を保っていくことのほうが、いざというときのことなども考えれば、古賀市にとっても、市民の皆様にとってもよいのではないかと思われます。  また、消費税につきましては、以前より一部の御意見もありますが、今後、軽減税率の中で協議していくものだと考えます。  あわせて、市長の公約もありますことから、できるだけ水道料金を抑えていただく努力を続けていくことと、今後も安全で安心な水を市民の皆様に供給されることを望み、本議案に賛成いたします。 175 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 176 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第31号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案についての賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 177 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者17/18〕 178 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第31号議案は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩いたします。                        午後零時06分休憩             ………………………………………………………………………………                        午後1時30分再開                        〔出席議員19名〕 179 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。             ────────────・────・────────────   日程第8.第32号議案 平成27年度古賀市一般会計補正予算(第4号)について        第33号議案 平成27年度古賀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について        第34号議案 平成27年度古賀市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について        第35号議案 平成27年度古賀市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について        第36号議案 平成27年度古賀市介護保険特別会計補正予算(第3号)について        第37号議案 平成27年度古賀市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について        第38号議案 平成27年度古賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)について        第39号議案 平成27年度古賀市水道事業会計補正予算(第1号)について 180 ◯議長(結城 弘明君) 日程第8、第32号議案平成27年度古賀市一般会計補正予算(第4号)についてから、第39号議案平成27年度古賀市水道事業会計補正予算(第1号)についてまでの8議案を一括して議題といたします。  本案は、3月3日の本会議において、審査のため補正予算審査特別委員会に付託しておりましたので、一括して審査の結果の報告を求めます。  補正予算審査特別委員会委員長。                〔阿部議員 登壇、古賀議員 副委員長席に着席〕 181 ◯補正予算審査特別委員長(阿部 友子君) 補正予算審査特別委員会審査報告。  本委員会に付託された第32号議案平成27年度古賀市一般会計補正予算(第4号)についてから第39号議案平成27年度古賀市水道事業会計補正予算(第1号)についてまでの8議案についての審査結果を、委員会条例第11条の規定により、報告いたします。  3月9日、23日に委員18名の出席のもと、副市長以下関係各部課長から補正予算の概要説明を受け、審査を実施しました。  なお、計数などの詳細につきましては、議長を除く議員全員の特別委員会でありますので省略し、概要を報告いたします。  第32号議案平成27年度古賀市一般会計補正予算(第4号)について。  一般会計補正予算は、歳入歳出それぞれ3,349万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を205億2,937万1,000円とするものです。  補正の主なものは、プロモーションムービー制作等委託の2,000万円、庁舎等建設資金積立金の1億円、臨時福祉給付金の1億5,300万円、私立保育園補助の675万2,000円、企業誘致情報収集委託の1,025万2,000円の追加などです。  ほか耕作放棄地改良工事、中央公民館研修棟及び周辺施設整備事業費、浜大塚線整備事業費の減額などです。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおりです。  1、地方創生加速化交付金の実施計画として、プロモーションムービー制作と企業誘致促進事業を合わせて、1本の事業として国に申請した。採択時期については、年度内という説明を受けた。採択されなかった場合は、地方創生推進交付金などで再検討することになる。  2、質疑が集中したプロモーションムービー制作委託については、企業誘致に引きつけたプロモーションビデオで、庁内の協議で決定、先駆性の根拠はPR動画のシティセールスが話題になっていることと、テレビ放映は市町村レベルでは珍しいのではないか。内容は古賀市の認知度の向上、市内の方には郷土への愛着や誇りの醸成につながるようなものを考えている。3分程度の映像を13本以上制作予定、放映の範囲は在福キー局の放映範囲で、週に1回、3カ月程度で13回の予定。  質疑では、どのような効果を期待しているか、目標値はあるのか、古賀市がどういうところをPRするのか、市民の参画は、最終決定の根拠はなどがありました。  3、社会保障・税番号制度導入事業費については、手数料について、初回交付は無料、再交付については1,000円の手数料がかかる。3月7日現在、発行枚数163枚。単価について、古賀市独自の経費はという質疑がありました。  4、消費税率引上負担軽減事業費の臨時福祉給付金については、6月中旬に支給開始、8月1日申請締め切り、10月31日支給終了。給付対象者は5,095人。  質疑では、課題解決にどのように対応するのかなどがありました。  5、私立保育園運営補助については、要支援対象児童の見込み増による加配のための補正。発達ルームと連携して早期発見に努めているとのこと。指導委員会の開催について、要支援児童数の園ごとの違いについてなどの質疑がありました。  6、企業誘致促進事業費については、宗像市を参考にしながら、古賀市の特徴である交通の利便性、食を中心としたものづくり力という要件を付して、製造業、流通業、商業系に絞り込んでいきたい。企業の意向をしっかり確認した上で進める。市長のトップセールスの重要性は大いに認識している。産業用地は考えているが、企業側の意向を聞いてからになる。  上位計画との関係は、宗像市との金額の差は、などの質疑がありました。  7、担い手確保・経営強化支援事業補助について。融資を受けて機械などを購入する場合に2分の1は融資、2分の1は国・県の補助で、消費税を除いた額の2分の1を補助するもの。該当対象者は1名。効果予測の根拠は3年度目に達成する目標を掲げているので、29年度の実績をもって効果を検証する。  8、国民健康保険特別会計繰出金について。法定外繰り出しの根拠は。国保会計が27年度赤字になるおそれがあると1月の補正予算査定のときにわかり、赤字見込額の2分の1を繰り出すことにした。  意見。賛成意見。地方創生加速化交付金の活用をどう見るかに集中した。国の都合で採択が月末ということで心配だが、補正予算としての議会の判断を求めたことは評価できる。趣旨は先駆性、自立性という意味で、企業誘致と市のよさを発信するものを一体で申請するということで、市の抱えている独自の課題に見合った企業誘致のための情報収集、それを基盤とした新たな工業用地の確保に向けた避けて通れない作業であることから、100%国庫補助金を活用するという、この活用は必ずとらなくてはいけない手段ということで認める。地方創生については、国に振り回されることなく、貪欲に活用しようとした職員の努力を評価する。市長のトップセールスの努力を求めて賛成する。  国民健康保険に一般財源から法定外繰り出しをし、赤字を健全化しようとしたことを評価し、賛成する。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第33号議案平成27年度古賀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について。  この補正予算は、歳入歳出それぞれ448万円を追加し、補正後の予算を923万3,000円とするものです。補正内容は純繰越金を予備費として処理するものです。  審査内容。明らかになった事項は次のとおり。  1、返還義務者に対して返還を促した成果で、繰り越しができるようになったとのこと。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第34号議案平成27年度古賀市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について。  この補正予算は、歳入歳出それぞれ4,020万7,000円を減額し、補正後の予算を71億7,982万8,000円とするものです。補正の主なものは決算見込みによる給付費の減額補正です。  明らかになった主な事項は次のとおり。  1、1月25日に国民健康保険運営協議会が開かれ、その場で市長の決断を受けて法定外繰り入れを行い、2年間で赤字を解消するということで最終的な税率改定案を示したという経過がある。1月に財政課査定があり、国民健康保険運営協議会に最終案を出したのは、財政課査定を踏まえて事務局から提案したとのこと。  2、短期証、資格証の発行状況などについて質疑がありました。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第35号議案平成27年度古賀市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について。  この補正予算は、歳入歳出それぞれ228万2,000円を減額し、補正後の予算を6億5,744万1,000円とするものです。補正の主なものは、保険料等負担金の決算見込みによる減額補正です。  明らかになった主な事項は、特別徴収についての質疑がありました。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第36号議案平成27年度古賀市介護保険特別会計補正予算(第3号)について。  この補正予算は、保険事業勘定では、歳入歳出それぞれ1億4,501万2,000円を追加し、補正後の予算を35億7,001万円とするものです。補正の主なものは、介護保険給付費準備基金積立金1億4,430万9,000円の増額などです。  介護サービス事業勘定では、歳入歳出それぞれ22万1,000円を追加し、補正後の予算を3,090万4,000円とするものです。  明らかになった主な事項は。  1、介護予防ケアプランの作成手数料について、何件分かという質疑で、介護報酬の支払いは単位掛ける単価で設定しているが、今までの単価10円が10.21円に増額したことによる増額補正。件数は月平均245件を見込んでいたが、実績としては240件程度で推移しているとのこと。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第37号議案平成27年度古賀市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について。  この補正予算は、歳入歳出それぞれ1億861万9,000円を減額し、補正後の予算を18億2,073万6,000円とするものです。  補正の主なものは、古賀水再生センター改良事業費6,400万円、排水施設整備事業費4,300万円の減額です。  意見なし。
     審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第38号議案平成27年度古賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)について。  この補正予算は、歳入歳出それぞれ3万2,000円を追加し、補正後の予算を3億9,934万4,000円とするものです。  補正内容は職員の人件費の増額です。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定した。  第39号議案平成27年度古賀市水道事業会計補正予算(第1号)について。  この補正予算は、収益的収支の収入で1,776万7,000円、支出では7,328万8,000円をそれぞれ減額し、資本的収支の支出で621万6,000円を減額するものです。  補正の主なものは、収益的収入及び支出の収入では、給水収益の減、支出では原水及び浄水費の減、資本的支出では、配水管新設改良工事の確定による減によるものです。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、受水費の減額については、一部不受水量によるもので、今はほぼ解消している。古賀市の水は足りているかという質疑に、受水及び浄水場で賄う分で間に合っているとのこと。  意見なし。  審査結果。委員会は賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 182 ◯議長(結城 弘明君) これより、一括して質疑に入ります。質問のある方。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 183 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                   〔阿部議員・古賀議員 自席に着席〕 184 ◯議長(結城 弘明君) これより討論、採決に入りますが、討論、採決は1議案ごとに行います。また、採決は押しボタンにより行います。  最初に、第32号議案平成27年度古賀市一般会計補正予算(第4号)についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  奴間健司委員。 185 ◯議員(5番 奴間 健司君) それでは、第32号議案平成27年度古賀市一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場で討論をしたいと思います。  先ほどの委員長報告で、非常に詳細かつ丁寧に報告がありましたので、重複しないようにしたいと思います。2点だけ述べさせていただきたいと思います。  1点目は、今回補正の非常に大きな特徴であります地方創生加速化交付金を財源と見込んだ事業についてであります。総額3,308万9,000円ということであります。委員長報告にありましたように、委員長報告、そして、また採決時期におきましては、この最終的に採択の結論が出る前の委員長報告ということでありまして、実はその後、状況がはっきりしまして、3月18日に不採択となるということで、メールで内閣府から通知が来たと。こういった経験、なかなか今までないことで、財源が不採択になったものについて、どう議決に臨むのかということについて、やっぱりきちんと意見を述べておく必要があると判断いたしました。  委員長報告にはありますように、このことを予想されたので、もし不採択の場合はどうするかという質疑に対しては、新型交付金で対応するという、もうそもそもそういう意見は、見解は出されていましたが、その後、二次募集もあるということで、これにも再度挑戦するという市長、市側の見解が出されたところであります。  そもそも今回計上した企業誘致の情報収集委託につきましては、古賀市にとっての大きな課題であります新たな産業用地も視野に入れた企業の意向を調査していくという意味では、避けて通れない課題だと思います。100%国の補助の加速化交付金の話が出たので、前倒しで補正に計上したのかもわかりませんが、やはりこれ自体は規模の再検討あると思いますが、独自に積極的に取り入れてもいい事業と言えるかと思います。  現時点では、財源としては見込めなくなったわけでありますが、財政当局の見解を確認したところ、繰越明許として限度額を議決し、6月に財源の確定に伴い、報告を受けるということを前提に議決するということで整理をして、今回の最終日本会議の採決に臨みたいと判断いたしました。  もう一つの問題は、国保会計への基準外繰り出し、いわゆる法定外繰り出しの約6,800万円の計上についてであります。これにつきましては、質疑の中で、財政課としては独立採算の観点から、基準外繰り出しは基本的に考えていない。今回は1月の財政課査定で国保会計の赤字が明らかになり、平成27年度の赤字が明らかになり、対応を検討し、2月の市長査定で赤字の2分の1相当額を基準外繰り出しすると。今後については、その都度国保会計と相談して対応するということが明らかになりました。  しかし、国保会計での質疑、あるいは国保税改定の質疑を通じて明らかになったことがありまして、2015年11月25日に、市長は国民健康保険運営協議会に国民保険税税率改定について諮問をしているわけです。その中で、市民国保課事務局からは、国保会計の収支見込みについて、2015年度は1億3,500万円の赤字、2016年度は1億4,120万円の赤字、2017年度は1億4,600万円の赤字という説明は既にされていたことが明らかになっております。  そして、国保運営協議会は1月28日付の答申の中で、平成27年度収支不足については、一定額の法定外繰り入れを実施し、税率引き上げ幅を緩和するよう求めることを含む答申を出していました。したがいまして、補正予算審議の中で、1月の財政課の補正査定の段階で赤字が明らかになったという答弁と、この運営協議会への諮問における担当事務局からの説明の経過については、若干のずれがあるのではないかということを指摘せざるを得ません。赤字が明らかになったのも、去年11月25日の諮問の段階から説明がされていたということを考えますと、この問題はどう受けとめていいかと思います。  私はこういった税率改定の影響の深刻さから、後追いで法定外繰り入れの判断をされたように思うんですが、市長の判断によるところが大きく、やっぱり市民国保課事務局の赤字見込みを踏まえ、そしてまた、それが市民国保加入者に与える影響を考察し、そして、そこでの判断による法定外繰り入れの決断があってもよかったのではないかと思わざるを得ません。  糟屋地区ではほとんどの自治体が、また福岡県内28市のうち18市が法定外繰り入れを行っているという現状もございます。そういう意味で、今回の法定外繰り入れのいきさつの中から、今後のこともありますので、ぜひ市長には考えていただきたいのは、国保会計の現状については後手後手にならぬよう、そしてまた結果的に過大な市民負担を招かぬよう、市長の判断と、そして運営協議会からの指摘を受けるまでもなく、積極的な対応、必要によっては法定外繰り入れをするという判断も必要な場合があるんだということについては、ぜひお含みの上、今後対応していただきたいと思います。その点を述べて討論とさせていただきました。 186 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。  内場恭子議員。 187 ◯議員(14番 内場 恭子君) 一言賛成の立場で述べさせていただきます。  今回、私はこの一般会計の補正について、国民健康保険税に対して一般財源からの法定繰り出しをすること、このことで赤字の健全化、これを解消しようという努力のことを認めて賛成をいたしました。  しかし、税改正が後ろには控えているとはいえ、平成27年度の補正としましては、やはり少しでも負担の軽減を図ろうという市長の考え、また赤字について考え、それについての決断を即断できるようなお考えをお持ちだということ評価したいと思いました。  このことから考えれば、今までなぜ法定外繰り入れができていなかったのか。なぜやろうという考えがなかったのかという点について疑問を持ちますが、今回の補正についてだけは、やはり一般会計からの法定外の繰り入れをやろうということを示されたという、その意欲を受けて私は賛成します。 188 ◯議長(結城 弘明君) ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 189 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第32号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 190 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 191 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第32号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第33号議案平成27年度古賀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 192 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第33号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 193 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 194 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第33号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第34号議案平成27年度古賀市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 195 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結をいたします。  直ちに採決いたします。第34号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案についての賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 196 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 197 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第34号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第35号議案平成27年度古賀市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 198 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第35号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 199 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 200 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第35号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第36号議案平成27年度古賀市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 201 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第36号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 202 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 203 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第36号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第37号議案平成27年度古賀市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 204 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結をいたします。  直ちに採決いたします。第37号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 205 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 206 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第37号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第38号議案平成27年度古賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 207 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第38号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 208 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 209 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第38号議案は原案のとおり可決されました。
     次に、第39号議案平成27年度古賀市水道事業会計補正予算(第1号)についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 210 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第39号議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 211 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者18/18〕 212 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第39号議案は原案のとおり可決されました。             ────────────・────・────────────   日程第9.請願について 213 ◯議長(結城 弘明君) 次、日程第9、請願についてを議題といたします。  28年請願1若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書提出に関する請願を議題といたします。  本請願は、2月29日の本会議において、市民建産委員会に付託いたしておりましたので、審査の結果の報告を求めます。  市民建産委員長。                 〔高原議員 登壇、渡議員 副委員長席に着席〕 214 ◯市民建産委員長(高原 伸二君) 本委員会に付託されました請願の審査結果を委員会条例第110条の規定により、報告いたします。  28年請願1若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書提出に関する請願。  請願者古賀市舞の里2丁目10番3号。全日本年金者組合古賀支部支部長花田邦彦。紹介議員、内場恭子、吉住長敏、田中英輔。  請願の趣旨。  1、年金の隔月支給を国際的な常識に倣い、毎月支給に改めること。  2、年金を毎年下げ続けるマクロ経済スライドを見直すこと。  3、国庫負担の最低保障年金制度を早期に確立すること。  4、年金支給開始年齢はこれ以上引き上げないこと。  若者も高齢者も安心できる年金制度の実現のため、以上の点について求める意見書を政府及び国会に提出することを請願するもの。  審査内容。  1、趣旨1に「国際的な常識に倣い」とあるが、各国の年金制度はばらばらで、一概にこれが常識という主張に違和感がある。また、趣旨4では年金支給開始年齢はこれ以上引き上げないことを求められているが、諸外国と比較しても、日本だけ支給開始年齢を据え置くのはむしろ国際的な常識ではないのではないかとの委員の問いに、それぞれの国の事情や仕組みが異なることは承知しているが、先進国の中では毎月受給されているところが多く、せめて毎月支給だけでも実現させたいという思いであるとの説明。  2、趣旨3の最低保障年金制度とはどれぐらいと考えているかとの委員の問いに、いろいろな試算があるが、国民年金の基礎的な年金受給額が月額約6万円程度とした場合、最低保障年金が4万円ほどあれば10万円程度になり、生活できる状況になるのではないかとの説明。  3、趣旨3の「早期に」とはどの程度を見込まれているかとの委員の問いに、ここ一、二年で結論が出るようなものではないため、少しでも早くという願いでこのような文言を使っているとの説明。  4、趣旨3の国庫負担について、大企業への優遇措置に比べれば決して無理難題ではなく、当然の主張と考えるが、請願者の理解はとの委員の問いに、年金だけに対する国庫負担というよりも、将来の教育、医療、介護を進めるために必要な国庫負担としての一つとして考えていただきたいとの説明。  5、年金制度に課題がある中で、国民全体の負担の配分という観点から、この請願は現役世代と受給世代がいる中で、どのような立ち位置かという委員の問いに、現役世代に負担を求めるのも非常に酷な部分があるので、国に制度を考え直してほしいというのが請願の趣旨であり、少しでも将来性のあるシステムをつくってほしくてマクロ経済スライドを見直すことという文書表現にしているとの説明。  また、紹介議員に対する質疑の後、請願者から願意を直接お聞きする場を設けました。  意見。反対意見として、年金制度を維持し、持続性を高めるためにも、マクロ経済スライドにおいて、負担の公平化のみならず、高所得者の年金を見直す必要もあると考える。社会情勢に合わせたこの制度は、少子化対策や年金制度の一元化など全体で考えるべきであり、将来の財源確保において、年金制度の維持、持続性を高める必要があることから反対。  賛成意見。高齢者の世代の問題のみならず、これからの若い世代が安定して、安心して暮らせる制度を目指すべきであるという趣旨については大賛成である。安心して老後が暮らせる社会をつくるための年金制度の実現、これについては早急に国に対して求めるべき。国民全体が安心して暮らせる社会を実現するために、国庫負担による最低年金保障制度の確立は、一刻も早く実現すべきである。そういったことから、この請願の趣旨に賛同し、賛成。  審査結果としまして、委員会は賛成少数で、不採択すべきものと決定いたしました。 215 ◯議長(結城 弘明君) これより28年請願1の質疑に入ります。質問のある方。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 216 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                    〔高原議員・渡議員 自席に着席〕 217 ◯議長(結城 弘明君) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、伊東洋子議員。 218 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 28年請願1若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書提出に関する請願について、賛成の立場で討論いたします。  日本では少子高齢化が進み、2025年には現役世代と年金受給者のバランスが崩れ、年金財政が悪化することが予測され、そのため給付開始の年齢の引き上げや給付額の削減など、受給者にとって厳しい状態が続いています。老後破産や下流老人などの言葉も耳にし、年金だけで生活していくことが困難な高齢者が増加傾向にあります。また、支えていく側の若者にとっても、低賃金の非正規雇用が余儀なくされ、結婚し、家庭をつくっていくことすら躊躇してしまう現状もあります。  負担した保険料を下回る年金しか受給できない可能性もあり、年金制度そのものが危機的な状況にあると言っても過言ではありません。高齢者が安心して老後を迎えることができない、若者が将来に希望を持てない、そんな国に未来があるでしょうか。  若者も高齢者も安心できる年金制度の実現は、少子高齢化の進む日本にとって明るい見通しを示すためにも必要と思えることから、この意見書提出に賛成いたします。 219 ◯議長(結城 弘明君) 次に、姉川さつき議員。 220 ◯議員(15番 姉川さつき君) 28年請願1若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書提出に関する請願に、反対の立場で討論します。  少子高齢化社会による現役世代の減少や、平均寿命の延伸もあり、年金制度を前提とする社会情勢が大きく変化し、年金の財政バランスを保つことが難しくなってきたことは周知の事実です。まずは、年金制度を維持し、持続性を高めることが何より大事なことではないでしょうか。  二宮尊徳の言葉で、「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」というものがあります。マクロ経済スライドにおいて、負担の公平化を図るだけではなく、例えば今後、高所得者の年金を見直す必要もあるのではないかと考えます。この社会情勢に合わせた制度は、少子化対策などもっと全体を踏まえ、財政状況も含めて考えていくべきではないでしょうか。  現在は、15歳から64歳までの生産労働人口の約2.8人で高齢者一人を扶養している計算ですが、14年後の2030年度には1.8人で一人を扶養する計算になります。若者が夢を持つこともできないような国であってはなりませんし、ツケを残すわけにもいきません。  本請願には、「年金支給開始年齢をこれ以上引き上げないこと」とも記載がございます。消費税が20%超えの北欧とは比較対象になりませんが、アメリカ、フランス、特に日本と制度が似ているドイツの3カ国では、今後段階的に年齢を引き上げることを既に決定しています。日本はそれらの国より平均寿命が約2年長いことも含め、現実的な議論が尽くされなければならないと思います。  まずは、年金制度の維持と持続性を高めることが必要であることから、本請願に反対いたします。 221 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。  岩井秀一議員。 222 ◯議員(6番 岩井 秀一君) 28年請願1若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書の提出に関する請願について、反対の立場で討論いたします。  マクロ経済スライド調査は、現役世代の減少と平均寿命の伸びという人口構造の変化に対応し、時間をかけて徐々に年金水準を調整させるものであり、保険料の上限が固定されている現行の財政フレームのもとでは、これを適切に発動することが将来世代にわたっての給付水準の確保のため不可欠であると考える。  言いかえれば、社会保障制度の持続可能性を確保するためには、給付負担両面で人口構成の変化に対応した世代間、世代内の公平が確保された制度へと改革していくことが必要であり、年齢を問わず、負担能力に応じた負担を求めていくなど、制度を支える基盤を強化しなければならないということである。  最低保障年金制度については、財源確保に大きな課題があることや、年金に係る制度設計は生活保護やその他の福祉制度と密接に関連しており、総合的かつ政策的に議論すべき事項であることから、実現することが望ましいとは言えず、非現実的であるとも言える。今にも破綻するかのような主張をしながら、最低保障年金を消費税などで全額賄うという声も聞こえてくるが、具体的な道筋が全くなく、議論さえ進んでいない。年金支給開始年齢の引き上げは、少子高齢化などの社会情勢を踏まえて決定されてきたものであり、年金制度を安定的に維持するために必要な決定であったと考える。  後先になるが、年金の毎月支給について。まず、国際的な常識という言葉に違和感を受けるとともに、理解に苦しむ。ゆりかごから墓場までという福祉政策をとるイギリス、社会保障制度の先進国である北欧の国々、片やその日の食事さえままならないアフリカの国々など、個々の事情を抱えた国々の中に、この問題が常識として通用するのか。個人の生活の状況や価値観などはそれぞれ異なるため、生活設計も多様であることから、一概に隔月支給では生活づらいと言えるのだろうか。  また、現行制度を変更することは、隔月支給になれた受給者に混乱を来たすことや、システム改編費用や手数料など、追加の行政コストが生じるという懸念がある。請願の願意の底に流れる不安や心情は理解できないものではないが、国家として国民を守る年金制度の持続に責任を持つためにも、今できる最善の策であろうと思われる。  以上、請願採択に反対の討論といたします。 223 ◯議長(結城 弘明君) ほかにありませんか。  内場恭子議員。 224 ◯議員(14番 内場 恭子君) この請願に賛成の立場で討論いたします。  皆さんも確かに今後の年金の問題について、若者の立場、女性の立場、そして高齢者の立場から、さまざまな御意見をお持ちだと思います。  しかし、考えてもみてください。年金隔月支給、生活保護費は毎月支給されております。国際的な常識というのは、各国の状況と見比べて、どこがいい、どこが悪いというものではありません。しかし、イギリスでは医療費の無料化、それこそ医療費を病院にかかれば反対に交通費が支給されるような手厚い社会保障制度が行われているような状況。また、そういうところでは、毎月支給であったり、毎週支給であったりというような先進的な対応も進められています。より進んだ地域に倣い、改善を進めていくということについて何もはばかるものではありません。  また、毎月支給することによって、システム改善や振込料などの費用がかさむといいますが、ほかのさまざまな制度の中でも、日本ではシステムの改修、また払込手数料などにお金を使う部分はたくさんあります。まず、一番に年金を受給される方たち、国民の生活の状況を考えた対応が必要ではないでしょうか。  さらに、最低保障年金制度を確立することについて、異論を唱えられる方もいらっしゃるかもしれません。  しかし、今の高齢者の生活状況を考えれば、国民年金制度だけでは十分に生活できない。高齢者は資産を持っている、預貯金があるから大丈夫とおっしゃる方もいらっしゃいます。高額所得の方がいらっしゃるというふうなことを言われる方もいらっしゃいます。しかし、大方の年金生活の方にとってはこの年金が生活の糧であり、頼りになるものです。  そんな中で、国民年金制度の枠から外れ、無年金の方、低年金の方にとって、最低保障年金制度を確立し、少しでも年金受給額を上げるということは、今後の生活保護世帯がふえたり、また無年金の方、その枠から外れた方たちなどがふえることがないような最低の生活保障のネットワークをつくるべきものであると考えます。  この国庫負担についても、費用がかさむ、負担が大きいということをおっしゃられる方いらっしゃいます。現役世代についても、負担をふやすことがないようにとおっしゃいます。それであれば、なおのこと国庫負担をふやして、国が保障すべきではないでしょうか。もし、それができないとおっしゃるのであれば、年金制度自体の根本から考え直す必要があると考えます。今のような中途半端なやり方では、年金が安心できるようなものにはなりません。  また、年金支給開始年齢のこれ以上の引き上げしてほしくないということについては、今現役世代の方たちも60歳定年、この立場から65歳への延長というふうなことがあっておりますが、この期間の年金制度の不備、また65歳退職についてもまだまだ完全なものでもありません。年金受給の年齢を70歳などに引き上げれば、この退職から年金受給までの間どうして生活しろとおっしゃるんでしょうか。  この間自分たちで生活しろとおっしゃるんなら、年金を受け取る前に貯蓄をふやし、自分なりの生活を考えていろというふうな先の見通しをきちっと示す、そういう必要もあると思います。  今、若い人たちが安心して働けない。年収200万以下のワーキングプアの方たちが多い。また、低賃金で働く女性も多い。こういう中でこの年金を減らされたり、年金制度の抜本的な問題に苦しむのは高齢者だけではありません。ぜひ将来の年金生活者にとって、大きな影響を及ぼす問題となるこの年金問題について、若者も高齢者も安心できる年金制度を実現してほしいと求める意見書、当然のことと考え、この請願に賛成をいたします。 225 ◯議長(結城 弘明君) ほかにありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 226 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。採決は押しボタンにより行います。本請願に対する委員長の報告は、採択しないというものです。本請願の採択について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 227 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者9/18〕 228 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成9人、反対9人、可否同数であります。よって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長において裁決いたします。  28年請願1については、議長は採択しないと裁決いたします。             ────────────・────・────────────   日程第10.意見書の提出について 229 ◯議長(結城 弘明君) 日程第10、第42号議案若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書の提出についてを議題といたします。  趣旨説明を求めます。  内場議員。                       〔内場議員 登壇〕 230 ◯議員(14番 内場 恭子君) こんにちは。第42号議案の趣旨説明を行いたいと思います。  若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書の提出について、市民からの請願を受けまして、この議会で28年の請願1として議会に提出され、市民建産委員会に付託をされていました。  市民建産委員会では不採択となり、またこの本議場でも先ほど議長裁決によりまして不採択となりました。  しかし、市民からの請願者の思いを受けて実現するため、議員からの提案ということで、この意見書の提出について提案をしました。ぜひこの意見書を出していただきますよう審議していただき、若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書の提出に対して御賛同いただきますようにお願いしたく、提出しております。どうぞよろしくお願いいたします。 231 ◯議長(結城 弘明君) これより第42号議案に対する質疑に入ります。質疑はありますか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 232 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                      〔内場議員 自席に着席〕 233 ◯議長(結城 弘明君) これより討論に入ります。まず、本案に対する反対討論の発言を許します。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    234 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 235 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 236 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 237 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。採決は押しボタンにより行います。第42号議案について、原案のとおり提出することについて、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 238 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                        〔賛成者9/18〕 239 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成9人、反対9人、可否同数であります。よって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長において裁決いたします。  第42号議案については、議長は意見書を提出しないと裁決いたします。             ────────────・────・────────────   日程第11.議会閉会中の継続審査付託 240 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第11、議会閉会中の継続審査付託を取りまとめて行います。  お手元に配付の議会閉会中の継続審査付託表のとおり、それぞれの委員会に付託したいと思いますが、御異議ございませんか。                     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 241 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。よって、継続審査付託表のとおり、それぞれの委員会に付託することに決定いたしました。  お諮りいたします。本会議中、誤読などによる字句、数字等の整理、訂正につきましては、会議規則第43条の規定により、議長に委任していただきたいと思いますが、異議ございませんか。                     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 242 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。よって、誤読などによる字句、数字等の整理、訂正は議長に委任していただくことに決定いたしました。             ────────────・────・──────────── 243 ◯議長(結城 弘明君) 以上をもちまして、本会議に付託されました案件の審議を全部終了いたしました。  これにて平成28年古賀市議会第1回定例会を閉会いたします。                        午後2時32分閉会             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...