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2004-06-10 平成16年第2回定例会(第2日) 本文
2004-06-10 平成16年第2回定例会(第2日) 名簿

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  1. 古賀市議会 2004-06-10
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    2004年06月10日:平成16年第2回定例会(第2日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                        午前9時00分開議                        〔出席議員20名〕 ◯議長小山 利幸君) おはようございます。これより休会中の本会議を再開いたします。             ────────────・────・────────────    日程第1.諸報告 2 ◯議長小山 利幸君) 日程第1、諸報告をいたします。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  議案等説明のため、地方自治法第121条の規定により出席を求めておりますのは、初日のとおりであります。  なお、本日、渡久行君ほか3名から、第57号議案意見書が追加提出されております。  以上で、諸報告を終わります。  これより、議案審議に入ります。             ────────────・────・────────────    日程第2.第45号議案 古賀印鑑条例の一部を改正する条例の制定について 3 ◯議長小山 利幸君) 日程第2、第45号議案古賀印鑑条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案は、6月1日の本会議において大綱的質疑まで行っておりましたので、これより質疑に入ります。  ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長小山 利幸君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第45号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことにいたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    5 ◯議長小山 利幸君) 異議なしと認めます。よって、第45号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第3.第46号議案 古賀非常勤消防団員に係る退職報償金支給に関する条例の一部を改正する条例の                制定について 6 ◯議長小山 利幸君) 日程第3、第46号議案古賀非常勤消防団員に係る退職報償金支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案は、6月1日の本会議において大綱的質疑まで行っておりましたので、これより質疑に入ります。  ありませんか。内場君。 7 ◯議員(5番 内場 恭子君) 済みません。1点だけです。この退職報償金、まず消防団の方に対するものだと思いますが、5年以下の方たち、この方たちに対する対応についてはどうなっているでしょうか。以前から何回もこういう改正は出ておりますが、これについて、5年以下の方たちについてもやはり対応すべきだという意見も出ております。これについては、今度改正とかあるのでしょうか。また、なければ、実際5年以下未満の方たち対応についていかにされているかをお尋ねいたします。 8 ◯議長小山 利幸君) 総務課長。 9 ◯総務課長(阿部 好章君) お答えいたします。基準といたしましては5年でございますので、5年以上の方に退職報償金を支払っている状況でございます。残念ながら5年以下の方にはそういう報償金はございません。  以上でございます。 10 ◯議長小山 利幸君) 内場君。 11 ◯議員(5番 内場 恭子君) これはほかの議員からも何回か出たりしております。規定は5年以上であるかもしれませんが、5年以内の方たちも非常に努力していただいているということで、何か考えたらいいのではないかという意見が、たびたびこういう改正が出てきましたときには上がっていると思いますので、これについて十分検討していただくように、またお願いしたいと思います。これは要望です。 12 ◯議長小山 利幸君) 要望ですね。ほかにございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長小山 利幸君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第46号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことにいたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長小山 利幸君) 異議なしと認めます。よって、第46号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第4.第48号議案 平成16年度古賀一般会計補正予算(第1号)について         第49号議案 平成16年度古賀公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について 15 ◯議長小山 利幸君) 日程第4、第48号議案平成16年度古賀一般会計補正予算(第1号)について、及び第49号議案平成16年度古賀公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての2議案は、いずれも平成16年度の補正予算であり、一括上程し、議題といたします。  本案は、6月1日の本会議において大綱的質疑まで行っておりましたので、これより質疑に入りますが、質疑討論採決は、1議案ごとに行います。まず、第48号議案平成16年度古賀一般会計補正予算(第1号)についての質疑に入ります。歳入歳出全般について願います。  ありませんか。内場君。 16 ◯議員(5番 内場 恭子君) まず、6ページの歳出の方からで、大綱質疑の中にも出ましたが、使用料及び賃借料の中の住宅借り上げということで、結局、今まで公舎としての借り上げが全くされていなかった、またそういうのがなかったというところに、今回初めて助役の就任ということで、この方に対する公舎借り上げということで、公舎規程をつくるというふうなことですが、なぜ今になって急に出てくるのでしょうか、また具体的にこの公舎借り上げ自己負担は3分の1ということですが、他の四役等もこの3分の1の規定になるのでしょうか。また、実際にそこの条件によっていろいろ違うと思うんですが、自宅を持たれている方とか、そういう方たちの場合はどういうふうな対応をされるのかという点をお聞きします。  それから、下の方の防犯ベルの方で、防犯対策事業の方ですが、この防犯ベル、こういう対応をされるというのは非常にいいと思いますが、今なぜこの時期なんでしょうか。なぜ4月の入学式の段階で補正等予算を組まれて4月の段階で渡されるということがなかったんでしょうか。保護者の方からは、非常に不公平だと。自分のところはもう既に準備したとか、お譲りをもらったとか、そういうふうな言葉も出ておりますので、そういう方に対する補助とか対応とかいうことは考えられていらっしゃるのか、この点をお尋ねいたします。 17 ◯議長小山 利幸君) 人事秘書課長。 18 ◯人事秘書課長(柴田 芳孝君) お答えいたします。まず、住宅の分でございますけれども、私ども一般職員につきましては住居手当支給するということで、現在支給させていただいております。ところが、四役につきましては、この住居手当支給はございません。ということから、今回、住居借り上げをするものでございます。今回借り上げをするに当たりまして、福岡県内の各市の方にお問い合わせをしましたところ、福岡県そのものは市の宿舎を持っておりますけれども、北九州市、福岡市、それから久留米市、甘木市、それから筑後市、小郡市につきましては、こういった、特に国、県からお見えになった場合について、その住居が通勤に非常に不便である、または著しく遠いところにいらっしゃる場合については、このような形で公舎を、賃貸住宅をお借りしてそこに住んでいただいている状況でございます。  なお、家賃の3分の1の御負担につきましては、今回、先ほど申しました各市町村を調査しましたところ、北九州市、福岡市、久留米市につきましては、国家公務員及び県の公舎負担割合で計算されておりますし、甘木市は15%の負担ということになっております。筑後市と小郡市につきましては30%、3分の1の負担ということになっておりますことから、今回、本市につきましても3分の1の御負担をいただくということで御提案させていただいているところでございます。 19 ◯議長小山 利幸君) 学校教育課長。 20 ◯学校教育課長(村山 真利君) お答えいたします。当初予算でできなかった理由については、さきの大綱的質疑教育長の方から回答した部分があると思いますが、学校教育課の方では、4月に前原市の方で事件が起こっておりまして、新聞報道されまして、古賀市でもどういう状況かということで、2月から4月までの分を調べましたら、6人ぐらいの変質者の情報があっておりましたので、その辺を検討しまして、子どもたちの安全を考えて、事件が起きてからではということで、早い方がいいということの判断から、今回、緊急ということで補正させていただいております。  それと、既に準備されて購入された分については、一応、今のところ考えておりません。 21 ◯議長小山 利幸君) 内場君。 22 ◯議員(5番 内場 恭子君) 住宅費の方ですが、近隣市町村と比較されて妥当な線を探されたというのは理解したいとは思いますが、まず、公舎借り上げ規程を、規則等をなぜ今年度からしかできなかったのか、今まで国、県からのそういう人事はあっていたと思うんですが、そのときにはなぜ対応されずに今回になったのかというのが、ちょっと非常に疑問に思います。金額としては住宅借り上げ料という形で出ていますが、前回とかいらっしゃった方たち、今現在いらっしゃる方たちについても同じような対応をこれからされていくのか、それとも私の勉強不足かもしれませんけど、今既にそういう対応をされているのか、ちょっとそこについてお尋ねいたします。  それから、実際に賃貸料としては3分の1ということになりますが、敷金その他を含めたという形で計算していいのかがちょっと具体的にわかりませんので、月額幾ら御本人に負担していただくという形になるのかという点をお尋ねします。  それから防犯ベルの方ですが、緊急性があったということで、それは若干認めたいとは思いますが、しかし、2月から4月にかけての問題ということであれば、2月、3月の中でも非常に問題に上がっている。それから、その以前に既に古賀市ではたくさんの変質者がいらっしゃるということで、例えば古賀東中学校校区等とか、山間部の方では問題が多々起きているということが情報としてあったと思うんですよね。そういう中で、なぜ今になったのかというのが、非常に、やっぱり住民の方からすれば遅いというふうなことで、疑問に思われると思うので、私もそれを疑問に思いますので、そこの以前の変質者の状況について把握ができていなかったのか、できていてもなおかつ今になったのかという点だけをちょっとお尋ねします。 23 ◯議長小山 利幸君) 人事秘書課長。 24 ◯人事秘書課長(柴田 芳孝君) お答えいたします。まず、今、厚生労働省から課長職が参っておりますけれども、これにつきましては一般職員ということで、住居手当規定に基づきましてお支払いさせていただいております。先ほどから御説明いたしましたように、四役の方については、この住居手当支給の制度がございませんことから、今回、そのような形にするものでございます。  それから、御本人の御負担の金額でございますけれども、今回、予算計上は3LDK、4DKということで、御家族4人でお見えになりますことから、この広さの賃貸住宅を予定させていただいております。それで、現在料金的には大体8万円から8万5,000円の1カ月の家賃ということで、これの3分の1ということで、約3万円御負担をいただくようなことで今のところは想定をさせていただいているところでございます。 25 ◯議長小山 利幸君) 学校教育課長。 26 ◯学校教育課長(村山 真利君) お答えいたします。先ほども申しましたように、2月から4月にかけて6件ぐらいの変質者の情報というのは入っておりましたけれども、それについてのそれぞれの対応という部分ではやっておりますけど、防犯までは考えておりませんでした部分もあったということです。それで、流用等についても考えましたけれども、その分についてはちょっと難しい部分がありましたので、今回の6月の補正にさせていただいたということです。 27 ◯議長小山 利幸君) いいですか。  ほかに。清原君。 28 ◯議員(18番 清原 留夫君) 今、内場議員も質問をしたようですが、私も関連で若干そこら辺も触れてみたいというふうに思います。まず1つは、9節の旅費の55万3,000円、これについて具体的にひとつお聞かせを願いたいというふうに思います。94万9,000円ですか、約95万ぐらいのこの旅費のところでは当初予算になっとるわけですね。それが結局、下の14節と同じかなというふうに思いますが、助役のそういったことでというふうになるんかなと。そうなると一体どうなるんだと、具体的に示してほしいというふうに思います。それが1つですね。  それから2点目は、今、内場議員も言いましたように、14節の使用料の件ですが、近隣やそういったことは確かにそうかもしれんなというふうに思いますが、今さらですね、中央からこういった、あるいは県から来るから住居手当をこれに加えるんだということについちゃあ、どうも今のそういった説明じゃ理解が私はいきませんよね。今、やはり行政改革、あるいはいろいろなことで大変な時期じゃないですか。いろいろなむだをやっぱり省く、そうしてやはりやっていこうというような形で、今、執行部も努力をされていると思います。そういったことから考えますと、今の規定で助役の手当ですね、1カ月にたしか71万2,000円じゃないかなというふうに思いますよ。これが安いのか高いのか、あるいはそこまで入っとるのかどうなのかということは論を要するところだろうというふうに思います。それにさらにですね、こういったことというですね。やはりそういったこと、もろもろを含んだそういった特別職の費用じゃないかというふうに私は理解をしておりますよ。だから今人事課長が言いよるそういったことじゃ理解いきませんので、そこら辺も含めてもう少し理解のいく説明を求めたいと思いますが、いかがですか。 29 ◯議長小山 利幸君) 人事秘書課長。 30 ◯人事秘書課長(柴田 芳孝君) まず旅費についてお答えさせていただきます。この旅費につきましては、今回、助役の就任に伴います旅費でございまして、旅費条例に基づきまして支給をさせていただくものでございます。中身につきましては、まず移転料が26万1,000円、それから着後手当、これが9万9,000円、それから今回、御家族がお見えになりますことから、御家族のこちらの方に移転される費用として19万3,000円、合計55万3,000円を旅費条例に基づきまして計上させていただいているところでございます。  なお、家賃等につきましては、先ほど説明いたしましたように、各市町村で、国もしくは県から、遠方からお見えになる場合について、各自治体の方でこういった公舎借り上げ等対応されていることから今回いたすものでございます。  なお、御負担の分につきましては、国及び県の方は、公舎負担率でいきますと大体23%程度でございますけれども、今回3分の1を御負担いただくということで計画させていただいているところでございます。 31 ◯議長小山 利幸君) 清原君。 32 ◯議員(18番 清原 留夫君) 旅費の方についちゃあ、具体的に秘書課長の方から説明があったので、まあ、それはそれなりにということ。  使用料の件ですが、この件については、条例では三役の報酬というもの、あるいは議員の報酬、つまり特別職の報酬というものは決まっとるんですね。だからそれに私はすべて網羅、含まれとるんじゃないかと、こう言いよるんですよね。だからそこら辺のことについてどうなのかということを、やはり的確に、それは含まれとらんということなら、それはということになると思いますよ。私は含まれとるんやないかと、こう言いよるんですよね。そういったことについて理解のいく説明を願いたいと思いますが、いかがですか。 33 ◯議長小山 利幸君) 人事秘書課長。 34 ◯人事秘書課長(柴田 芳孝君) 先ほど説明いたしましたように、実際的に四役で、市内もしくは近距離からお見えになっていないところにつきましては、各、今御案内いたしましたように、北九州市、福岡市、久留米市、甘木市、筑後市、小郡市につきましては公舎という形で借り上げられまして、こういった手配をされていますことから、今の御質問につきましては、含まれていないという形で私ども認識しているところでございます。 35 ◯議長小山 利幸君) いいですか。  ほかに。奴間君。 36 ◯議員(3番 奴間 健司君) 6ページの同じく助役を受け入れるに当たっての補正予算に関連してお尋ねしたいと思います。助役の待遇ということに関連してお尋ねしたいわけですが、今、住宅の借り上げ、あるいは引っ越し手当などの説明があったんですが、いわゆる給料、職員手当、共済費、それから退職手当組合負担金がお一人の方を迎え入れるに当たってかかる人件費かなというふうに思うわけですけれども、4、5、6の助役不在期間のマイナスの金額をもとに推計しますと、お一人の方を1年間助役としてお迎えした場合、いわゆる給料を初め人件費の総額は一体幾らかかるのかなというふうに思うわけですが、ざっと私なりに計算してみると1,900万から2,000万ぐらいなのかなというふうに思うわけですが、ちょっとその点について人事秘書課長から答弁をお願いしたいなというふうに思うんです。  それから、退職手当組合負担金というのがやっぱり出てくるわけですが、助役の場合は4年の任期を全うした場合の退職金という基準なのか、1年だったら幾らなのか、2年だったら幾らなのか、これは退職手当組合、うちの場合は組合加入ですから、組合によって計算方法があるのかなというふうに思うんですが、この点についてはどうなるのか、1年だったら退職金というのはあるのかないのか、あるんだったら幾らなのか、2年だったら退職金というのはあるのかないのか、あるんだったら幾らなのか、答弁をお願いしたいと思います。 37 ◯議長小山 利幸君) 人事秘書課長。 38 ◯人事秘書課長(柴田 芳孝君) 奴間議員の御質問につきまして、ちょっと調べますので、しばらくお時間をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 39 ◯議長小山 利幸君) 時間かかりますか。じゃあ、暫時休憩いたします。                        午前9時21分休憩             ………………………………………………………………………………                        午前9時35分再開                        〔出席議員20名〕 40 ◯議長小山 利幸君) 休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。  人事秘書課長。 41 ◯人事秘書課長(柴田 芳孝君) 奴間議員の御質問にお答えさせていただきます。まず給与関係でございますけれども、助役にかかります年間予算は総額で1,650万でございます。これは給与、手当、共済組合、それから退職手当組合の負担金全額を含めまして1,650万となります。  それから退職金の件でございますけれども、この分については、支給対象となります。支給月数につきましては、1年は3月、2年6月、3年9月、4年12月ということで、報酬月額に対してこの月数は県の退職手当組合の方から支給されるようになっているところでございます。金額としては、助役の報酬月額に対しまして、それ掛けるの月数ということになっているところでございます。 42 ◯議長小山 利幸君) 奴間君。 43 ◯議員(3番 奴間 健司君) 今回の補正は3カ月の不在に伴う減額と、新しい方の受け入れのための経費というのが趣旨になっているわけですけれども、今、私なぜこんなことをお尋ねしたかということについては、これは市長にちょっとお尋ねをしておきたいなというふうに思うんですけれども、今改めて年間1,650万、恐らく、37歳で厚生労働省にお勤めだと、私はその辺は詳しくわかりませんけれども、給料は70万はもらってないだろうなと、20万ぐらいは多い給料をいただくことになるんじゃないかなというふうに思うわけですね。ですから、我々としては血税をかけて助役をお迎えする。それが1年ないし2年という形でお帰りになる可能性が強いということで、市長としては、そういった人件費をかけて、それだけの仕事をしてもらうということについての改めて市長のお気持ちをお尋ねしたい。  もう少し聞きたいのは、在任期間中に、今、筑紫野市でも特別職の給料を何%かカットして経費節減に貢献したいという、こういうことが最近の議会で可決されたようです。ですから、恐らく市長のお気持ちとしては、国で決めていただいた方にまずは来ていただく、その間にまさか待遇を下げるというようなことは提案しづらいというのが市長の気持ちかなとお察し申し上げるわけですが、そういったことがこの1年、あるいは2年の間にあり得るのかあり得ないのかですね。あるいは、私はやっぱり、そういった問題についてもきちんと覚悟の上来ていただく、地方の厳しさを知っていただいて、覚悟の上で来ていただく。こういう話もあっていいのではないかなというふうに思うんですね。その点で今、人件費のことについてお尋ねしたわけですけれども、市長のお考えをぜひお聞きしておきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 44 ◯議長小山 利幸君) 市長。 45 ◯市長(中村 隆象君) まず1点目の御質問でございますが、助役の報酬につきましては、基本的には人材を求めるための待遇であると考えております。これは市内外問わず、助役にお迎えするときにそれだけの報酬を用意して人材を求めるというのが基本的な考え方でありますので、現在の相手の収入がどうであるかということは、それは参考にはしますけれども、それによって市としての助役の報酬を増減するようなことではないと考えております。  それから、特別職の給与カットにつきましては、今後、地方自治の財政状況が悪くなることはあっても、よくなることはないというのが基本的な認識であります。その中で効率化、あるいは行財政の簡素化、コストダウン、全力を尽くしてまいりたいと考えております。ただ、給与カットにつきましては、特別職、あるいは職員、あるいは議会にも及ぶことになると思いますけれども、こういうことについては最後の最後の手段であると考えております。それまでになすべきことがたくさんあると思っております。ただ、どうしても、状況の変化によりまして、我々の努力が及ばず、特別職及びその他の給与カットまで踏み込むような事態が来たときに、国から来ていただいているからそれはできないというようなことはないと私は考えます。  以上です。 46 ◯議長小山 利幸君) 奴間君。 47 ◯議員(3番 奴間 健司君) もう1点だけお尋ねしたいんですが、この補正予算、中日採決ということで、きょう賛否を表明しなきゃいけないという事態なんですが、ということは、防犯ベルの件については、私は特に申し上げることはないし、早急にという気持ちがあるんですが、悩ましいのは助役の関係なんですが、この補正予算がきょう仮に採択となれば直ちに予算執行をされるのか、いつ執行されるのか、7月1日着任ということを市長この間お話があったわけで、私たち議案にはいつ着任ということについての期日までは決めていないものですから、市長のお話を聞きますと7月1日ということになると、中日が終わりましたら直ちにそういった引っ越しの準備等に、つまり補正予算の執行に入るのかなというふうに感じるんです。  そこで、ちょっとそれに関連しますのであえてお尋ねしますが、実はきのうの6月9日の新聞で、私が初日に助役選任の件で御指摘をいたしました厚生労働省をめぐる汚職事件で、厚生労働省大臣官房総務課広報室長補佐が収賄容疑で逮捕されたというニュースが流れました。石川県に在任していたときの事件のようですが、もう一方で捕まった選択エージェンシーの社長も贈賄側で捕まったわけですが、この選択エージェンシーが2003年までの6年間に厚生労働省の職員など延べ78人に7,000万円の監修料を払っていたということも厚生労働省の調査で判明しております。新聞によりますと、厚生労働省としては、職員が逮捕されたことで、まことに残念で驚いていると、今後事実関係を十分調査し、厳正に対処したいというコメントを発表しております。そういう関係で市長はこういったことは一切関係ないものと信じているというお話が初日にあったので、そのとおりだろうとは思うんですけれども、また新たにこういった状況が生まれていることについて、何か調査をきちっとしてからこの補正予算の執行するのか、それは関係ないものということで確信をして予算執行されるのか、その点だけ最後にお尋ねしておきたいと思います。 48 ◯議長小山 利幸君) 市長。 49 ◯市長(中村 隆象君) その件につきましては、逮捕されたのは歯科医師会との関連の事件だというふうに認識しております。(発言する者あり)コマーシャルの件ですか。失礼しました。いずれにしましても、当人でないということは間違いないわけでございます。前回の議会の中で申し上げましたように、この人事につきましては、基本的には古賀市と厚生労働省の信頼関係に基づいて行われたものであります。特に客観的事実から、非常にそこに近いというようなこと、あるいはそのことが今回の人事に重大な影響を及ぼすことであるということがない限り、そういうことについてこれ以上詮索する必要はないと考えております。 50 ◯議長小山 利幸君) ほかに。豊田君。 51 ◯議員(7番 豊田みどり君) 今まで同僚議員のやりとりを聞きながら、確認の意味で少しお尋ねしたいと思います。収入の部の方ですね、4のところ、今回は雑入という形で140万9,000円になっておりますけど、先ほどの件に、助役の件と防犯対策ということですけど、これの明細を教えていただきたいと思います。  それからもう1つは、歳出のところで、防犯対策事業大綱質疑の中で少し細かいところに入るという教育長のお話があったんですけど、次のお話をぜひ聞きたいと思っております。それともう1つが、こういったことを決定するに当たって、どの範囲で協議がされてきたのかという点と、それから最終的に500円のものについての保護者負担を300円に決められた経緯というんですかね、そういったところをお尋ねしておきたいと思います。 52 ◯議長小山 利幸君) 財政課長。 53 ◯財政課長(松田 佳博君) それでは、豊田議員の御質問にお答えします。まず予算書の5ページ、6ページをお開けいただきたいと思いますけれども、こちらの方に補正財源の内訳という形で記載がされております。この中に助役の収入分といたしまして26万7,000円を計上させていただいております。同じく事務局費の中に114万2,000円を計上しております。この部分が今回雑入で受け入れます分でございまして、その総計が140万9,000円ということで御理解をお願いしたいと思います。  以上です。 54 ◯議長小山 利幸君) 教育部長。 55 ◯教育部長(簑原 弘二君) お答えいたします。この経緯でございますが、これは、まず教育委員会事務局サイドで内容を検討いたしまして、それで補正を教育委員会に諮って議決を行っております。その後、市長部局の方と協議を行いまして、市長の最終的な補正予算の決裁をいただいて、今回の補正予算の提出ということになっております。  以上でございます。 56 ◯議長小山 利幸君) 教育部長。 57 ◯教育部長(簑原 弘二君) 保護者負担の件でございますが、それも含めまして教育委員会事務局内部で検討した結果としまして、なぜかということになりますと、それは初日の日に教育長が申しましたように、大事にしていただきたいとか、そういった思いがあって保護者負担を担っていただくということで、事務局サイドで決定、決定と申しましょうか、協議を行っております。  以上でございます。 58 ◯議長小山 利幸君) 豊田君。 59 ◯議員(7番 豊田みどり君) ちょっと私が少し認識が不足していたなと思うわけなんですけど、歳入のところなんですけど、これは140万9,000円については、すべてが助役に関することというふうに受け取れるのでしょうか。それともう1つが防犯対策のところで、保護者負担というのを予定されているのに、それはどこに上がってくるのかなというのがちょっと思うわけなんですね。それと、事務局サイドで緊急性を持って判断をされたのかなというふうに解釈すればあると思うんですけど、現場の声がどこで反映されながらこれが決まっていくのかなというのをちょっと不信に思うものですからお尋ねしております。  この2点について、もう1度答弁を求めたいと思います。 60 ◯議長小山 利幸君) 財政課長。 61 ◯財政課長(松田 佳博君) じゃあ、もう1度説明します。今回、先ほど申し上げましたように、使用料及び賃借料という形の中で、118万4,000円を計上いたしておりますが、予算のときに説明いたしましたように、このうちの3分の1程度につきましては、一応自己負担がありますといった形で、その自己負担の総計が26万7,000円ということで御理解をお願いしたいと思います。なお、この118万4,000円の中には敷金等が含まれてございますので、単純に3分の1というわけにはならないということは御理解いただきたいと思います。そういったことでございます。  それともう1つは、先ほど来出ております事務局費の中で、防犯ブザーという形で市の負担が300円、保護者負担が200円ということで、その歳入が上がってくるわけでございまして、その歳入合計が、5ページで申しますと114万2,000円の歳入が見込まれる。だからこれについては特目ということで、その他の財源の中で対応しているといったことで御理解をお願いしたいと思います。
    62 ◯議長小山 利幸君) 教育部長。 63 ◯教育部長(簑原 弘二君) お答えいたします。現場の声というのは、現場というのはよく理解できていないんですが、いわゆる学校から事故報告等が上がってきます中に、先ほど課長が申し上げましたように、2月から4月にかけましてかなりの件数、変質者なり不審者の報告が上がってきております状況の中から、それを踏まえまして、学校から上がってくるものだけでそれだけございますものですから、そのほかにやはり多くのそういったものがあるといった認識の中から、それを踏まえまして早急に対応すべきであるといったことから、そういった判断の中で事務局として判断したということで御理解いただきたいと思います。  以上です。 64 ◯議長小山 利幸君) 豊田君。 65 ◯議員(7番 豊田みどり君) 歳入の分については理解できました。保護者負担は200円ということで、確認でよろしいですかという点と、それから現場の声という、その現場なんですけど、子どもたち、一番の現場は子どもたちで、それを取り巻く保護者、それから学校現場ということがあると思うんですよね。保護者の希望はいろんな形で議会からもあるということは理解できたんですけど、その学校現場のところで本当に子どもたちすべてに防犯ブザーを持たせたいという要望がどれほどあったのかなという点と、それから、いざ子どもたちがそれを持参すると、もちろん家庭からの指導もそうなんですけど、学校からの指導があると思うので、学校の現場のところではこれからという話も大綱質疑の中でありましたんですけど、校長先生を初めとする職員の方々がこの防犯ブザーについてどのように考えて、それを指導することになったときに、どんなふうにするのか、具体策のところでどんな意見があるのかなというのが、ちょっと、わかれば教えていただいて、この防犯ブザーが有効に活用されることを願っての質問ですので、よろしくお願いいたします。 66 ◯議長小山 利幸君) 教育長。 67 ◯教育長(荒木  隆君) 事務局として緊急性があるということで判断したということは、今まで部長、課長が答弁したところでございます。学校からですね、正直言いまして校長先生方から防犯ベルを買ってくださいというふうな声はありません。こういうことは校長を通して頭になかったと思う。要するに、初日でお答えしましたように、校内での安全対策ということで校長さんたちは頭がいっぱいだったんじゃないかと思います。私の方から、今、部長が申し上げましたその前にですね、校長会にこういうことをやっぱり持たせたらいいと思うがどうかという投げかけはいたしました。校長さんの方から、それはやるならぜひやってほしいと、市の補助等がもらえればありがたいということでもらって、それも一つの私たち、今回補正をお願いした根拠になっております。  今後の問題ですが、補正が、予算が通りましたら、子ども110番のお願いを各校区ごとに今しているわけですが、その方たちを中心にして集まっていただいて、あるいはPTA等集まっていただいて、これについての研修といいますか、お話を申し上げて協力をお願いするといったようなことで、これの活用についても事後もいろんなところでまた広報し、十分活用されるように検討していきたいと思っております。当面は7月にそういった会を持つことを予定しております。 68 ◯議長小山 利幸君) 財政課長。 69 ◯財政課長(松田 佳博君) 保護者負担の200円ということでございますけれども、これはコンプリートかというふうな御質問だろうと思ってございますけれども、この防犯ブザーを今回予算措置をいたす場合に、教育委員会内部においてかなりの論議がされておって、今回の防犯ブザーの購入に対する上限が大体500円といった形で決められておりまして、それに基づきます3対2のそれぞれの市負担、個人負担という形になるわけでございまして、これは今後業者との間でかなりの協議がされていくだろうというふうに思いますけれども、基本的にはこれで財政課としてはやっていただくといったことで理解しているところでございます。 70 ◯議長小山 利幸君) 豊田君。 71 ◯議員(7番 豊田みどり君) 活用をぜひできるようにこれからも進めていただきたいという希望でおります。  それから、もう1つ最後なんですけど、希望者を6から7割を見ているというふうに初日におっしゃっていたんですけど、これは学校の指導いかんによっては購入希望者がふえたり減ったりというふうに思うわけなんですけど、この点について教育長、どんなふうに、6割、7割という見通しはされているんですけど、実際のところ、もしそういった学校間のばらつきだとか、指導によっては差が出てきた場合にはどうお考えでしょうか、最後にお尋ねします。 72 ◯議長小山 利幸君) 教育長。 73 ◯教育長(荒木  隆君) 一つは篠栗が全額これは個人負担で、何月でしたか、数カ月前に教育委員会の方があっせんしたんですが。そのときに6割ぐらいだったという話を聞きました。それから校長会の話をさっき、申し上げましたように、したときに、ある小学校で、先にアンケートのような形で希望者を調査して、それが6割ぐらいだったと。これは小学校なものですから……。中学校で、特に中学校の大きい男の子なんか買わないんじゃないかというふうに予想はしているんですが、まあ、できるだけこの機会だから買って、これは将来ともかばんに潜ましておくということはできるようにこっちも配慮しております、そういうものを予定しておりますので持ってもらいたいというふうに、広く薦めたいというふうには思っております。 74 ◯議長小山 利幸君) ほかに。ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75 ◯議長小山 利幸君) 質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。まず、本案に対する反対討論の発言を許します。内場君。 76 ◯議員(5番 内場 恭子君) 第48号議案一般会計補正予算に反対の立場で討論いたします。  まず、この内容につきまして歳出の大きなものが防犯ベル等のものにつきましては、私、異存はないんですが、助役の人事に関しまして、基本的に私は国からの人事に反対します。また、具体的にはこの歳出の内容につきましても、特別職ということで助役、十分な給与をいただいてあると思います。その中にあえてまた住宅借り上げというふうな手厚い手当てをされる。しかし、これはいたし方ない部分かなと思いながらも、この公舎借り上げの規則などを今慌ててつくられるというような対応。前任者、それから現在の四役の方たち対応等についても、まだまだ整理がされていないような状況ではないかなと思いながら、なぜこの助役の部分だけ急に急がれるのか、こういう内容、非常に不足していると思います。また十分な給与をもらっていらっしゃるという中での住宅借り上げ料ということに対しましては、市民の方たちの市民感覚からすれば、非常にかけ離れたものがあると考えます。人材を求められるという中村市長の意向、十分認めたいとは思いますが、しかし、市民の感覚から見れば、そこまでする必要があるのかという点につきまして、私、納得できません。こういう点から反対をいたします。 77 ◯議長小山 利幸君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。芝尾君。 78 ◯議員(16番 芝尾 郁恵君) 第48号議案平成16年度古賀一般会計補正予算について、賛成の立場で討論いたします。  補正予算の中で、特に歳出の中の教育費、防犯対策事業について、子どもたちの安全が脅かされている昨今、子ども自身が自分の身を守る一つの手段として、また犯罪予防の意味からも小中学校の児童生徒の希望者に対して防犯ブザーを配布するため、緊急に補正予算まで組み、近隣市町に先駆け、古賀市が子どもの登下校時の安全対策強化に取り組まれたことを高く評価いたします。以上のことにより、第48号議案について賛成いたします。 79 ◯議長小山 利幸君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長小山 利幸君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。豊田君。 81 ◯議員(7番 豊田みどり君) 第48号議案一般会計補正予算について賛成の立場で討論いたします。  今回の補正につきましては、一番、古賀市の市政の一部を担われるこの助役の任については、市民から大きな期待が寄せられていると思います。市長がいろいろな形で考えられて選ばれた助役だと思いますので、市民の期待にこたえていただきますよう、行政一丸となって、この人事が有効によかったと思えるような業務内容にしていただきたいという希望を持ちながら賛成といたします。  そして防犯対策につきましても、昨今の状況を懸念する保護者はたくさんいる、また市民の中でも子どもに対する本当に保護する対策を求める声も高まってきています。その一つに防犯対策ということの判断につきましては、事前の協議が市民一般になかなか見えにくい部分もありましたんですけど、結果につきましては、今後も生かされるよう期待して賛成といたします。 82 ◯議長小山 利幸君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長小山 利幸君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長小山 利幸君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                      〔賛成者起立15/19名〕 85 ◯議長小山 利幸君) 起立多数であります。よって、第48号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第49号議案平成16年度古賀公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑に入ります。歳入歳出全般について願います。ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯議長小山 利幸君) 質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。まず本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長小山 利幸君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 88 ◯議長小山 利幸君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長小山 利幸君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長小山 利幸君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                      〔賛成者起立19/19名〕 91 ◯議長小山 利幸君) 起立全員であります。よって、第49号議案は原案のとおり可決されました。             ────────────・────・────────────    日程第5.第51号議案 玄界環境組合規約の一部変更に関する協議について 92 ◯議長小山 利幸君) 日程第5、第51号議案玄界環境組合規約の一部変更に関する協議についてを議題といたします。  本案は、6月1日の本会議において大綱的質疑まで行っておりましたので、これより質疑に入ります。  ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長小山 利幸君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第51号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことにいたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 94 ◯議長小山 利幸君) 異議なしと認めます。よって、第51号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第6.第52号議案 福岡都市圏競艇等事業組合規約の一部変更に関する協議について 95 ◯議長小山 利幸君) 日程第6、第52号議案福岡都市圏競艇等事業組合規約の一部変更に関する協議についてを議題といたします。  本案は、6月1日の本会議において大綱的質疑まで行っておりましたので、これより質疑に入ります。  ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長小山 利幸君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第52号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことにいたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長小山 利幸君) 異議なしと認めます。よって、第52号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第7.意見書について 第56号議案 容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書の提出について 98 ◯議長小山 利幸君) 日程第7、意見書についてを議題といたします。第56号議案容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書の提出についてを議題といたします。  本案は、6月1日の本会議において大綱的質疑まで行っておりましたので、これより質疑に入ります。  ありませんか。内場君。 99 ◯議員(5番 内場 恭子君) 容器リサイクル法の見直しの分ですが、これは私も強く進めていくべきだと考えております。その中で1)の拡大生産者責任の考え方という点で、盛り込みという点でありますが、考え方という形で非常に大きくとらえてあると思うんですが、まず、拡大生産者責任の考え方の基本をどういうところをこの考えの中に盛り込まれたいと思っていらっしゃるのか。なお、私は、もっと強い文言で盛り込まれてもよかったのではないかなというふうに思いますので、その基本的な考え方をお尋ねいたします。 100 ◯議長小山 利幸君) 豊田君。 101 ◯議員(7番 豊田みどり君) 拡大生産者責任という点につきましては、今一点、リサイクル法の中には市民の役割、それから行政の役割、それから業者という生産者の役割というのが一応は決められています。しかしながら、その割合が業者に対しては、リサイクルの点で申しますと、7割がやはり自治体が負担している、あとの3割を業者が負担するということで、その業者につきましても、直接業者が引き受けるわけではなくて、そういった業者たちが委託するリサイクル業者というのがありまして、そういった形で、実際に業者自身が目に見えない形で、今リサイクルが行われているがためにですね、なかなか責任というものが意識できない状況があると思います。そして、それを改正するために生産者にもっと負担を多くする、強いては、懸念される部分はその製品を買われる消費者に負担がいくという考え方もあるかと思うんですけど、これは当然リサイクルの必要経費として購入される消費者も負担すべきだと考えていますので、そういった意味での拡大生産者という、生産者にもう少し拡大してリサイクル料も含めた責任を持っていただくというふうに考えています。 102 ◯議長小山 利幸君) 内場君。 103 ◯議員(5番 内場 恭子君) 私もその考え大いに賛成で、ぜひ国の方にもっと強い法整備その他規則の整備でこういうことを進めていただきたい。そうすれば、もう少しごみの減量には大きく前進できるし、リターナブル瓶とかそういうものも非常に活用できるのではないかと思いますので、その分が入っているということで、強く盛り込まれていないという点については、もう少し強く書かれてもよかったかなというふうな思いでしたので、了解いたしました。 104 ◯議長小山 利幸君) ほかに。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長小山 利幸君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第56号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことにいたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 106 ◯議長小山 利幸君) 異議なしと認めます。よって、第56号議案討論採決は、6月18日の本会議において行うことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第8.意見書について 第57号議案 郵政公社の民営化に関する意見書の提出について 107 ◯議長小山 利幸君) 日程第8、意見書についてを議題といたします。第57号議案郵政公社の民営化に関する意見書の提出についてを議題といたします。趣旨説明を求めます。渡久行君。                       〔渡議員 登壇〕 108 ◯議員(10番 渡  久行君) おはようございます。第57号議案郵政公社の民営化に関する意見書(案)について趣旨説明をいたします。  郵政事業は全国に展開された2万4,700の郵便局ネットワークを通じ、国民生活に最も身近な国営の機関として国民に広く公平なサービスを提供していましたが、より効率的、民間的発想を取り入れるということで、平成15年4月1日に国営の新たな公社、日本郵政公社として発足し、ようやくその緒についたばかりであります。  ところが政府は、経済財政諮問会議の中で郵政民営化問題について連絡協議会を設置し、平成16年4月26日に中間報告、秋ごろに最終報告を行う予定であります。構造改革の名のもとに民営化してより成果が増す分野もありましょうが、この郵政事業は、現在の全国あまねく公平なユニバーサルサービスの維持、また自治体との間で各種の協定関係等締結して住民サービスに寄与しておるところでございます。  もし民営化が行われた場合は、収益向上の採算性を重視したものとなり、都市部、地方を問わず不採算地域、特に過疎地域や離島の住民等にははかりきれない悪影響を及ぼすこと間違いありません。郵便局では我が国の文化、学術、農業振興や社会福祉の増進を目的に新聞、雑誌などの定期刊行物、通信教育用郵便物、盲人用点字学術刊行物等の郵便料金を低料、または無料としています。内容証明郵便、特別送達郵便、選挙郵便など、国民の権利の証明や権利の行使にかかわる重要な公的サービスも提供しています。利益を追求する民間企業にはなじまないと考えます。国民の利便性を確保すべく、現状の郵政事業を維持されるよう望むものであります。  以上のことから、政府及び国会に意見書を提出するものであります。議員皆様の御賛同のほどよろしくお願いいたします。
     なお、古賀市と郵便局とで協定締結しているものを報告させていただきたいと思います。現在、古賀市と郵便局で締結しておるものにつきましては、まず労働情報の提供、それから子ども110番の家、防災協定、子ども110番の車、これは郵便局の車ないしバイクのことでございます。それから徘徊老人ネットワーク、戸籍住民票交付申請書の備え付け、不法投棄監視、ポスト119号、これはバイクの方に消火器とか救急箱を搭載して、何かあったときには対応していただくということでございます。それから、生ごみ減量を目的としたEMボカシ菌、それから廃油石けんを置かせていただいて、販売も、これは消費者の方が直接、箱に料金を入れてお持ち帰りされる。こういうことも郵便局の方では提供してあるそうでございます。  以上でございます。                    〔渡議員 提出議員席に着席〕 109 ◯議長小山 利幸君) 本案の質疑討論採決は、6月18日の本会議において行いたいと思っておりますので、本日は大綱的質疑のみお受けいたします。これより大綱的質疑に入ります。新町君。 110 ◯議員(15番 新町 直子君) 今回のこの意見書なんですが、だれのために出されているのかというのをお尋ねします。というのは、市民のため、住民のためであるならば、今の特定郵便局を民営化されても、そのまま多角経営ということでされれば存続はできますし、身近なところで貯金、簡保の事業もできますし、今までのような特定局の仕事にプラスされて、またいろいろな販売、こういう福祉面での事業もできると思います。これからの福祉への訪問的な郵便物を持っていったときの見守りだとかという、もし自治体のそういう事業を受託していけば、受託料として収入もふえていく、いろいろな販売物を置くこともできるということでは、公社のままでいると、その多角経営というのはできないと思いますので、これから郵便局が生き残っていくために、そういう多角経営ということを考えていかれるべきじゃないかと思いますので、私は今回、だれのためにこの意見書を出されるのかというのをお尋ねいたします。 111 ◯議長小山 利幸君) 渡君。 112 ◯議員(10番 渡  久行君) 基本的には、だれのためかと言われたら、これは国民のためです。そして特にですね、やはり私が危惧しておるのは弱者のためと申しますと、現在でも、皆さんの御自宅にも書籍等を送ってくるのは、今までは郵便局一本でありましたけれども、現在は宅配業者もたしか届けてあると思います。聞くところによりますと、我々のところには直接宅配業者がお届けをしていただいておるわけでございますが、何か山間、過疎地なんかはですね、それをやはりそこまで持っていくのが大変ということで、それを郵便局に業者がお頼みに来るそうでございます。そうしますと、今でも既にそういうふうな形態が行われておるということになりますと、これを何もかんも民営化しますと、いよいよ過疎地なんかの方々には、本当に大変ではなかろうかと。そういうことで、基本的には国民と申しますか、住民のために提案をさせていただいております。 113 ◯議長小山 利幸君) 新町君。 114 ◯議員(15番 新町 直子君) 多分考え方の違いになるかなと思うんですけれども、今のそのまま郵送の部分の郵便局のシステムを保つことで、都市圏の方はやはり便数が多いわけですので、そういう過疎地に対して本当に必要であれば、それは国の政策として確保していく、補完していくということも求めていくべきではないかというふうに思いますので、そこら辺の考え方はいかがでしょうか。 115 ◯議長小山 利幸君) 渡君。 116 ◯議員(10番 渡  久行君) そういう発想になりますと、基本的に山間地に対しては公的な資金をやはりつぎ込まなくてはならないということになろうかと思います。今までは、先ほど趣旨説明の中で申し上げましたように、国の機関、郵政省の直轄ではございましたけれども、昨年より公社となって、これも我々一市民から見ますと、なかなか、じゃあどこがどうなっておるかということになるわけでございますが、内部的にはかなり民間の感覚を取り入れて進めてあります。それと、まだそういうふうで、いろんな弱者と申しますか、山間地あたりにもそういうふうなサービスができるのは、やはり立場上まだ公務員という職員の立場がありますから、そういうことを踏まえて、今はこの公社をぜひとも、私は、もう少し公社の現在のあり方を見つめて、どうしてもいけないということになれば、先々はやはり何か考えなければいけないかと思いますけれども、現在はこの公社のあり方をもう少し見守りたいと、かように考えております。 117 ◯議長小山 利幸君) 新町君。 118 ◯議員(15番 新町 直子君) 郵便局が今なさっている部門が、貯金受付の部分と、簡保、保険の受付の部分と、今おっしゃられた運送の3部門だと思います。特定局は、運送の部分では受け付ける、貯金も保険も受け付けるのみで、受託されるということでの仕事の内容だと理解しています。そして保険とか郵便貯金が今100兆円なり200兆円あるというふうに聞いていますが、これを公社自体が運営されているのではなく、政府の機関の方が国債だとか住宅公団だとか、そちらの方で運営されていると聞きますので、ここの問題を考えると、これはここで論議するものではないと思いますが、やっぱりここの整理をして、そして本当にそういう過疎地にも必要なものは国が必要という法律なりを、システムをつくっていくということで、きちんと対応していくべきだと思いますので、そこのお考え方をお示しください。 119 ◯議長小山 利幸君) 渡君。 120 ◯議員(10番 渡  久行君) 今指摘がありましたように、郵便局は大きく言いますと郵便、それから郵便貯金、それから簡保とあります。今公社の方では皆さんたちの税金を使ってないということなんですよね。と申しますのは、今言われましたように、郵便貯金、それから簡保が運営されてありますもので、どうしても、郵便の方が赤字とかになれば、そのところで貸し借りと申しますか、足りないものは借りて、そして後でまたお戻しになるということで、現在はこういうことで、税金は、直接国の税金は使わなくて、内部で運営をされておるわけでございまして、私はこのスタイルで今いってもいいのではなかろうかと考えております。  以上です。 121 ◯議長小山 利幸君) 4回目になりますよ。最後、どうぞ、新町君。 122 ◯議員(15番 新町 直子君) 済みません。運営に関しましては、直接的に税金は使われてはいないというふうには聞いておりますが、先ほど申しました金融機関で政府の国債だとかという、財務省が運営していく中で、今までも銀行の中でも不良債権という形がありましたが、そこを補完するために補助金という形で出されているというふうにも聞いております。それはやっぱり税金でそこに入っているということは、やはり本当に必要なもの、整理すべきものというのは考えていくべきじゃないかというふうに思いますので、これはちょっと意見を求めるものでもないと思いますので、申し上げておきます。 123 ◯議長小山 利幸君) ほかに。清原君。 124 ◯議員(18番 清原 留夫君) 具体的なことは後でというふうに思いますが、まず提案者に願意といいますかね、それをちょっと大綱的な質疑のところで聞いておきたいなというふうに思います。  まず提案者、いろいろ今言われましたように、全く私はそのとおりだというふうに思います。それで、私はもっと、この意見書は反対なら反対ということがよかったんやないかというふうに思いますが、なぜこの程度かということがちょっと十分じゃないんですね。今、小泉内閣、つまり自民党はですね、郵政民営化ということは、小泉さんは就任したときからこれは掲げてきとるわけですよね。そして今どんどん進めてきとる。いよいよ民営化になるんかな、あるいは公社になるんかなというような、そういった段階に来とるんですね。だからそういった意味でこういったものを出すということだろうと思うんですが、提案者はですね、私は協力する立場にね、賛成の立場に、郵政を民営化するのは賛成の立場に立つのが提案者のそういった心境じゃないかなというふうに私ちょっと察するんですよね。だからそういった意味で、提案者のやはりそういったことを冒頭聞いておきたいというふうに思いますが、いかがですかね、そこについちゃ。 125 ◯議長小山 利幸君) 渡君。 126 ◯議員(10番 渡  久行君) 今お話しされましたように、小泉総理は、総理になったときから、この郵政の民営化を打ち出してあります。これは小泉総理のお考えでありまして、私は基本的には、国営であった郵政省から昨年公社になって、もう少しこの公社のよさを見なきゃならないと思うんですよ。それで、まだ1年しかたってないのに郵便局も内部ではいろいろ民間、そういうふうな活力なんか投入されており、またグローバルなサービスですか、これもちゃんとやりながら進めてありますもので、そこは僕と総理の少し考えが違うなと思ってですね、やはりもう少し、この現在の公社のやり方を見守り、どうしてもいけないといったときはですね、総理もこのごろの新聞報道なんかを見ますと、もうタイムスケジュールなんかもできておるようではございますけれども、そういうことで早く意見書をということで、今回上げさせていただいたわけでございます。  以上でございます。 127 ◯議長小山 利幸君) 清原君。 128 ◯議員(18番 清原 留夫君) 今、郵政もそうですが、道路公団についても、やはり公社、あるいは民営化に進めてですね、やはり行政改革をやろうということで、政府、つまり自民党は進めとるわけですよ。そういった観点からですね、どうも、提案者以下賛同者あるわけですが、国がやりよることに賛成をする、そういった方が、今回こういったことをするということは、どうも双方に理解がいかんということを言いよるわけですね。私はいかんのですよ。だからそういった意味で代表の提案者にどうなのかということを聞きよるわけです。だからそこはしっかり受けとめとっていただきたいというふうに思います。あと内容についてはまた後日触れてみたいというふうに思います。だから私はそういった意味で尋ねておりますので、ひとつ御理解のほどをよろしくということで、いかがでしょうかね、もう一遍。 129 ◯議長小山 利幸君) 渡君。 130 ◯議員(10番 渡  久行君) 回答は先ほどと同じになるわけでございますが、小泉さんは小泉さんでそういうふうな民営化ということでございますけれども、やはり民営化ありき、先ほども趣旨説明でも申しましたように、民営化してよかったという分野と、やはり、国民と申しますか、市民サービスが低下するものもあろうかと思いますので、そこいらが私と小泉さんの違いではなかろうかと思っております。 131 ◯議長小山 利幸君) 清原君。 132 ◯議員(18番 清原 留夫君) これはかみ合わんのでこのくらいにしておきますが、いずれにしてもおかしいということは述べておきたいと思います。これは。立場が違うんでね、そういったことを述べて、当日のときにじっくりと内容を論じたいということで終わっておきたいと思います。おかしいです。 133 ◯議長小山 利幸君) 奴間君。 134 ◯議員(3番 奴間 健司君) 提出者に幾つかお尋ねしたいと思いますが、お尋ねするに当たっては、実は平成9年、1997年の6月議会におきましても、今議長であります小山議員が提出議員、渡議員が、ほかに3、4名の議員の方と賛成議員ということで郵政事業に関する意見書を提出されております。私はそのとき賛成討論をさせていただいたんですが、7年もたったのかなというふうに思うんですが、一貫して郵政事業に関する取り組みをされております提出議員にまず敬意を表しておきたいなというふうに私は率直に思います。そこで、97年、平成9年のときの意見書は、民営化反対の意思を政府に求める、民営化反対の声を政府に求めるという内容だったと思います。それからあっという間に7年が経過したんですが、この意見書採択、古賀市議会の当時の議会としての、当時まだ町議会でありましたけれども、意思が果たして国に届いたのかどうなんだろうかというふうに思うわけですね。ですから私は、どうも見るところ、せっかく貴重な声を上げたにもかかわらず、政治の方向は逆の方向を向いているんじゃないかなと、そんなふうに思うわけです。  そこで提出議員大綱質疑としてお尋ねしますが、97年、平成9年の意見書を提出したことの成果、あるいはそれがもし逆に違う方向に向いているのであれば、なぜなんだろうかということについて、概略で結構ですからお尋ねしておきたいなと。私は基本的に、当時は橋本政権だったと思いますが、今日、小泉政権ということで、やはり郵政民営化だけに限らない問題で、民営化した後、メリット、デメリットがどうかと論じることは、今の政治を論じるというか、余り意味がないと私は思っておりまして、やはり日本の国民が築き上げてきた国民共通の、全国津々浦々にわたる固有の共通の財産、これを弱めるだけ弱めて、儲かるところは儲けさせて、そして最終的にはシーガイアとか、あれと似たように、アメリカ外資系資本にまんまと渡してしまう。こういうことは進められているなというふうに思うんですね。だからそういう意味で、市町村合併も実は私は国を滅ぼすとんでもない政策だというふうに思うわけで、メリット、デメリットを論じるのはちょっとまだ先の話なんですけれども、そういう意味でちょっと意見を申し上げ過ぎましたけれども、7年前の意見書を政府に届けた以降、その声が本当に届いているのかどうか、提出議員のお気持ちをまずお聞きしておきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 135 ◯議長小山 利幸君) 渡君。 136 ◯議員(10番 渡  久行君) 平成9年のときは、言われるように橋本内閣でございました。橋本総理は当時は、かなり郵政事業には前向きと申しますか、やはり郵便局はちゃんと残してせねばならないというような意味合いもかなり、この総理はお持ちであったと記憶しております。今回は、小泉総裁になられまして、先ほど同僚の清原議員から指摘がありましたように、総理は、総理になられたときから民営化を進めなくてはならないということで打ち出してあります。そこはやはり、この総理お二人の幾らか違いと申しますか、それもあろうかと思います。今回は、タイムスケジュールもどうも、内閣の方では、新聞にもときどき載っておりますように、スケジュールに沿って進めたいということでございますので、やはり早くこの機会をとらえて、またこの小泉内閣に対して意見書を出したいというのが私の気持ちでございます。 137 ◯議長小山 利幸君) 奴間君。 138 ◯議員(3番 奴間 健司君) ありがとうございました。もう1つ、今提出議員のお話にあったタイムスケジュールというお話なんですが、それこそ6月3日、4日ですか、いわゆる骨太の方針第4弾というのが決定されたわけですが、その中に、2005年度に郵政の民営化法案を提出するというのが盛り込まれたと報じられています。しかし、与党である自民党は、党の態度が決まる秋以降にしたいということで、そのことについては了承を留保したというふうに報じられているわけですね。政府と与党・自民党の間にもまだしっくりとした合意ができていないというのが実態のようであります。それから、去年の7月のアンケート調査によりますと、国民の世論調査によると、大体60%近い方が、今の公社の形態でいいのではないかという回答をされているという結果も出ております。  ですから、何かもう、郵政民営化は既成事実、決まったことという声が多いわけですが、現状をよく見ると、まだそれは既成事実として見るべきことではなくて、まだ流動的な現状にあるというふうに私は理解しておるわけですが、提出議員もそう思うからこそ意見書を出しているとは思うんですけれども、やはり国民の声、それから政府・与党の中でも、必ずしもぴたっときていないという現状認識は、私はそのように理解しているんですが、提出議員はどんなお考えか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 139 ◯議長小山 利幸君) 渡君。 140 ◯議員(10番 渡  久行君) 今、奴間議員から指摘されましたように、与党である自民党の中にも、やはりまだ時期尚早という方々がたくさんいらっしゃるようでございます。ですから、やはりそういう方々のですね、少しでも後押しに早くなりたいということで、今回こういうふうに意見書を出させていただいて、できましたら古賀市議会も全員の賛同をいただきたいと考えております。  以上です。 141 ◯議長小山 利幸君) 奴間君。 142 ◯議員(3番 奴間 健司君) もう1点最後にお尋ねしますが、この意見書の文案の中の表現についてちょっと確認したいんですが、これはまた、自民党の郵政事業懇話会、綿貫さんが会長なんですけれども、4月6日に、現在の郵政公社が最終的な経営形態であるということを確認して政府の民営化方針に反対することを確認したと報道されております。私、自民党市議団の皆さんより自民党内の情勢に詳しくなっているんじゃないかなというふうに自負しているわけなんですが、野中広務さんという方の声もつい最近聞くことがあったんですが、あの方は、自分は抵抗勢力と呼ばれたということでですね、小泉さんは最近もう抵抗勢力はいなくなったと言っているわけですが、そういう中で、現在の郵政公社が最終的な経営形態だという確認をされた自民党の郵政事業懇話会、今回の意見書の中には、郵政事業の現状の経営形態を維持するようにという文言がございます。ですから私は、これを見たときに、公社までは来たけれども、意見書の趣旨は、自民党郵政事業懇話会が確認されたという最終的な経営形態だという認識と今回の意見書の「現状の経営形態を維持するように」ということは、私は同じ意味というふうに理解したいと思うわけであります。  ですから、これは意見書を出されるにはいろんなことを配慮して出される立場であることは十分理解しての質問ですので、読まれたとおりですというお答えをしていただいても結構です。しかし、政府・与党の、あるいは各省庁の中での激しいやりとりの中では、この形態が最終的なんだということでの論争は現実にあるということを私は知っておきたいなというふうに思うので、提出議員にはとことん問い詰めるという立場は取りませんので、私は、当面この形態を見るということは、見た結果、それで固定するのか、次に進むのかというのは未知数ですけれども、現状では、この公社の経営形態が望ましいというお立場で提出されているものというふうに理解しておきたいなと思うんですが、一言御説明いただければと思います。 143 ◯議長小山 利幸君) 渡君。 144 ◯議員(10番 渡  久行君) 今、奴間議員から指摘されたそのとおりでございます。 145 ◯議長小山 利幸君) ほかに。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 146 ◯議長小山 利幸君) 大綱的質疑を終結いたします。                      〔渡議員 自席に着席〕 147 ◯議長小山 利幸君) お諮りいたします。ただいま議題となっております第57号議案質疑討論採決は、6月18日の本会議において行いたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 148 ◯議長小山 利幸君) 異議なしと認めます。よって、第57号議案質疑討論採決は、6月18日の本会議において行うことに決定いたしました。             ────────────・────・──────────── 149 ◯議長小山 利幸君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  本日は、これにて散会いたします。                        午前10時40分散会             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...