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  1. 宗像市議会 2020-12-18
    宗像市:令和2年第4回定例会(第6日) 本文 開催日:2020年12月18日


    取得元: 宗像市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-31
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                   令和2年 12月18日(第6日)                   開  議    10時00分 ◯神谷議長  皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は20人で、全員であります。よって、令和2年第4回宗像市議会定例会は成立しましたので、再開します。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。  なお、本定例会では新型コロナウイルス感染症予防のため、3密を防ぐ配慮を徹底した上、進めることとしますので、発言につきましては簡潔明瞭に行っていただきますよう御協力をお願いいたします。  ここで、市長から追加議案の申出がありましたので、事務局に議案等を配付させます。暫時休憩としますので、自席でお待ちください。                      休憩 10時01分                      再開 10時02分 ◯神谷議長  会議を再開します。  お諮りします。ただいま配付しました第107号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第9号)についてを追加議案として日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯神谷議長  異議なしと認めます。よって、第107号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第9号)についてを日程に追加し、追加日程として直ちに議題とすることに決しました。  追加日程.第107号議案 ◯神谷議長
     提案理由の説明を求めます。伊豆市長。 ◯伊豆市長  それでは、ただいま追加提案しました議案の内容について説明いたします。  第107号議案は、令和2年度宗像市一般会計補正予算について、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6,078万9,000円を増額し、補正後の総額を486億1,512万1,000円とするものであります。  補正の内容としましては、新型コロナウイルス感染症対策として国が予備費を活用して実施する、ひとり親世帯への臨時特別給付金給付事業に関するものです。  以上、緊急を要する重要な案件でありますので、何とぞよろしく御審議くださいまして、議決を賜りますようお願い申し上げます。 ◯神谷議長  ただいま提案のありました第107号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第9号)について、大綱質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結します。  お諮りします。第107号議案は予算第1特別委員会に付託の上、審査することにしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯神谷議長  異議なしと認めます。よって、第107号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第9号)については、予算第1特別委員会に付託の上、審査することに決定しました。  ここで暫時休憩といたします。再開は追って御連絡します。                      休憩 10時05分                      再開 11時50分 ◯神谷議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第 1.第90号議案  日程第 2.第91号議案  日程第 3.第92号議案 ◯神谷議長  日程第1、第90号議案 機構改革に伴う関係条例の整備に関する条例についてから、日程第3、第92号議案 宗像市重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例についてまでの3議案を一括議題といたします。  委員長の報告を求めます。総務常任委員会委員長、伊達議員。 ◯伊達総務常任委員長  本委員会に付託された事件の審査結果を報告申し上げます。  第90号議案 機構改革に伴う関係条例の整備に関する条例について。  本市の組織機構の見直しに伴い、関係条例の一部を改正するものであります。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、組織機構改編による部、課、係の新設及び名称変更等に伴い、関係する条例を改正する。  2、組織機構改編の視点。  喫緊の行政課題に対応するため、1)ウィズコロナアフターコロナ時代への対応、2)防災・減災対策、3)都市再生を政策の柱とした組織に改編する。  3、組織機構改編の概要。  (1)総務部。  1)デジタル化推進室の新設。  新型コロナウイルス感染症対策として、職員のテレワーク環境の整備や行政手続電子化等を推進するため、総務課の情報化推進係デジタル化推進室とし、人員体制等の強化を図る。  2)防災・減災対策の強化。  危機管理交通担当部長は名称を危機管理担当部長に改め、危機管理に関する施策を所掌する。防災企画課は名称を危機管理課に改め、防災係、危機管理係の2係を置き、災害への備えを強化するとともに、新型コロナウイルス感染症対策を含む有事の際には市の組織を統括する。  3)交通対策の再編。  渡船に関する事務は産業振興部に、公共交通に関する事務は新設する都市再生部に移管する。  (2)経営企画部。  財政課のふるさと寄附係ふるさと寄附推進室とし、体制を強化する。  (3)市民協働環境部。  文化財及び世界遺産に関する事務は教育子ども部に移管する。文化スポーツ担当部長は廃止する。  (4)都市建設部。  都市建設部は名称を都市整備部に改める。また、都市再生課、建築課の2課を所管する都市再生部を新たに設置する。都市再生課地域政策係街なか再生係の2係を置く。地域政策係都市再生の総合計画や空き地、空き家等に関する事務に加え、公共交通に関する事務を担当し、まちづくり公共交通体系見直し等を一体的に推進する。街なか再生係は、団地再生や建築指導、開発行為等に関する事務を行う。都市計画課の指導係は廃止する。  (5)産業振興部。  元気な島づくり課を新たに設置する。元気な島づくり係、渡船係の2係を置き、離島の活性化と渡船航路の見直し等を一体的に推進する。商工観光課の元気な島づくり係は廃止する。  (6)教育子ども部。  世界遺産課を設置し、世界遺産係、文化財係の2係を置く。遺産を守り後世に引き継ぐことを主要な目的に企画、調整、情報発信等を行う。また、教育政策課特別支援教育係を新設し、特別支援教育就学支援等の充実を図る。  4、今回の組織機構改編により、10部47課83係から11部48課82係とする。  意見。  賛成意見。  社会状況の変化に危機感を持って対応する執行部の姿勢を評価する。組織はなかなか変わらないと感じている。この機構改革によってピンチをチャンスに変える組織へと変化することで、持続可能な宗像市となることを期待する。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  第91号議案 宗像市子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について。  第92号議案 宗像市重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について。  この2議案は、福岡県の子ども医療費支給制度重度障害者医療費支給制度の改正に伴い、子ども医療費重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正するものである。関連があるため一括して審査を行った。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、子ども医療費では、県が支給の対象を中学生まで拡大することに伴い、市も新たに中学生の通院に係る医療費の支給を行う。患者の自己負担額は、県の制度に準じ1医療機関ごとに1月1,600円を上限とする。県は児童手当に準拠した所得制限を設けるが市は所得制限を設けない。中学生の入院に対する支給はこれまで市の単独事業として実施していたが、県の制度改正に伴い、今後は県の補助事業となる。  2、重度障害者医療費では、中学生の入院に係る医療費について、患者の自己負担額を1日当たり500円、1月につき20日を限度としていたが、7日を限度とする。  第91号議案。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決した。  第92号議案。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  以上でございます。 ◯神谷議長  これより質疑に入ります。  ただいまの報告に対し一括質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結します。  これより討論に入ります。  第90号議案について討論を許します。御意見ございませんか。  まず、反対意見の方。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成意見の方。  岩岡議員。 ◯5番(岩岡議員)  第90号議案について賛成の立場で討論いたします。  本議案は宗像市の組織機構の改編を行うものでございますけども、その中においては、デジタル化推進室を新設するなど、素早く時代の流れに対応していると評価したいと思います。  また、その中で、私が最も評価したい点は、これまで交通渡船事業をも所管していた危機管理交通担当部長を、交通渡船事業を切り離して、新たに危機管理と防災に注力する危機管理担当部長とすることでございます。これは非常に大きな前進だと思っております。近年の日本、そして、ここ宗像においても毎年のように激しい風水害に見舞われ、もはや想定外とは言えなくなった大災害に対して、市民の生命、財産を守る責任を果たすべき市が、これに真正面から向き合うということは非常に重要なことだと思っております。  この点、昨年12月議会におきまして、本市の防災力強化に対する評価、検証をというテーマで一般質問をさせていただいた際に、近年は災害の脅威が確実に増していることに鑑みて、防災事業のさらなる強化が必要ではないかと、そして、そのためには、その重要性に鑑みて、総務部と並列あるいはその中にある部や課ではなく、さらには交通事業とも切り離した防災専門部市長直轄の事業にするような機構改編を行う必要があるのではないかと質問をさせていただきました。  ゆえに、今回の再編、改編が、これが市長直轄かどうかというのは別として、少なくとも交通事業と切り離して防災に特化した専門部となることは、市民の安全・安心を守ろうとする市長の強い意志の表れだろうと思いますので、これを高く評価いたした上で、本市の防災事業がさらに前進することを期待いたしまして賛成といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論はございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  なければ、次に、賛成の方の討論ございますか。  安部議員。 ◯12番(安部議員)  90号議案に賛成の立場で討論いたします。  まず、多くの市民が市役所に求めていることは、部署の名称変更ではなく、安全・安心やサービスの充実、向上であります。名称を変えずとも、市長のリーダーシップ、職員の創意工夫、努力によって、市民サービスの向上は可能であると考えております。現に、お悔やみ手続サービスについては、私が知る限りは、7年前よりも今のほうが格段にサービスが向上しておると認識しています。こういうことからも証明できると思います。  しかしながら、今回は、委員会審議の中においても、コロナウイルス感染症対策をはじめとして、喫緊の行政課題に対応するため、必要であるということでした。  そこで、宗像志政クラブでは以下の3点を要望します。  まず、デジタル化推進室について。
     今回のデジタル化行財政改革の肝となり、抜本的な改革をするチャンスと言えます。ですので、課題の洗い出しについては、従来のやり方を単に機械的にデジタルに置き換えるという視点だけではなく、これまでの事務手続の手順が今後も必要なのか、いや、この作業はデジタル化によらずとも、こうすれば効率化できるぞ、そういった創意工夫の視点が重要となりますので、デジタル及び業務改善に精通した外部人材の活用や企業との協働、若手職員の抜てきなどが必要と考えます。  また、これまでシステムを変更する際には、システム上の都合ということで長年使用してきた企業や実績事例のある大手メーカーに任せる意識が大きかったのではないかと思いますが、今後は、国が提唱するSociety5.0を踏まえ、ベンチャー企業の選択や近隣都市との共同開発、共同利用の可能性など、イノベーションと効率化について大きな視点で取り組む必要があると考えます。  委員会審議では、デジタル化推進室を設置するが、内容についてはまずはできることをとの答弁でしたので、課題の洗い出しについては、さきに述べました点を参考に検討して進めてほしいと思います。  次に、危機管理課についてです。  防災企画課危機管理課にすることで、市民の防災、災害に関する行政に対する安心イメージや、それから期待はより一層大きくなると思われます。しかし、その一方で、避難要支援者名簿作成管理等については防災企画課の以前から解消されていない課題の一つであります。課題が少しでも解決できるように創意工夫を求めます。  最後に、ふるさと寄附推進室です。  係から室に昇格するということで、市民からすれば、さらなる収入増加を期待することになります。  今、一番の追い込み時期である本市のふるさと寄附については、SNS上では宗像市の返礼品に添えられているお礼の手紙のことが大変高く評価されツイートされています。また、関東では電車の中づり広告に宗像市の広告が掲載されていると宗像市出身者のツイートを目にすることもあります。職員の努力に感謝しています。  しかし、繁忙期のこの12月ということもあり、ふるさと寄附係の職員はフル回転で、人手不足によって、残念ながら宗像市のSNSのふるさと寄附の発信ができてない状況となっています。しかし、他市はSNSを駆使して発信しています。こういった発信などは、室に昇格する対策を講じなくとも、庁議、各部長同士が連携し、稼ぐ力を共有していただければ、すぐにでも解決できるのではないでしょうか。  納税期間は12月31日までです。共感人口と税外収入を増やすチャンスですので、ぜひとも御尽力いただきたい、そのように要望いたしまして、賛成といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  ないようですので、賛成の方の討論を許します。  北崎議員。 ◯14番(北崎議員)  第90号議案 機構改革に伴う関係条例の整備に関する条例について、賛成の立場で討論させていただきます。  今回の機構改革とはということで言うと、スポーツで例えるなら、ゲーム前のオーダー表であり、リーダーである監督が勝利のためにスタンディングメンバーや交代のメンバーの配置を考えることであり、最大の市長の意思表示だと考えます。  宗像丸のトップリーダーである市長が、市民に対する熱い思いを感じさせるものであり、私から大きく3点について、指摘と要望を上げさせていただきます。  一つ目は、危機管理についてであります。  2018年4月からスタートした伊豆市政、今までの宗像丸の航海は順調だったでしょうか。市長や私たち議員、市民の誰もが予想しなかった台風や大雨、50年に1度、100年に1度が枕詞のように聞かされてきました。また、天災とも言える新型コロナウイルス感染症への対応に迫られることの連続だったと思います。  先月末の鳥インフルエンザの発生、まさに今回の機構改革の大きな柱の一つ、防災・減災対策が予想されたかのように、市民の生命、財産を守るための危機管理能力が大切であるということが証明されたと思います。これからは市職員全体のレベルアップと各関係省庁との連携強化をより図っていただくことを期待するものであります。  しかし、一つ気になることが一昨日、市庁内でありました。それは何かというと、火災警報の発報であります。  最初、皆さんの中では「誤報では」とか、皆さんの心に「まさか」とか「多分違うのでは」という、これは、やはり危機管理の中で一番恐れる狼少年になってはいけないということです。まずは疑い、正しい情報をいち早く入手し行動に移す、これこそ危機管理の大切なことだと私は感じております。  次に、あと2点ですが、これは教育の立場から言わせていただきます。  一つは世界遺産であります。  市民協働環境部から、このたび教育子ども部に移管されたことは、これまでの登録推進の立場から、今後は、後世に資産価値をどう届けるかというふるさと学習の充実を図ることだと思います。私はそれも賛成であります。  そこで要望でありますが、現在各学校に配布されている世界遺産ノートの活用を、もっと、今年度本市が国より指定していただいたSDGs未来都市、特にSave the Seaの立場もぜひ盛り込んでいただきながら取り組んでいただきたいと思います。  もう1点は、特別支援教育であります。  これは、市長も市長選のときに言われた県立特別支援学校の誘致ということでありますが、この誘致ということが目的ではなく、本市の特別支援教育の在り方、それをぜひこの県立特別支援学校の誘致に絡ませていきながら教育の向上をぜひ図っていただきたいということです。  私の今までの経験からも、特別な支援が要る子への支援は、実は普通学級の子どもたちの学習への大きな波及効果があります。つまり、全ての宗像市の子どもたちに波及するということです。  今後は、この県立特別支援学校との連携や教育大学との連携をより密にしていただき、宗像市におられる先生方の力量の向上の場としていただくことを要望させていただきます。  最後に、機構改革で最も大切なのは職員だと思います。市長も常日頃から職員を大切にされておられるというお話はよく聞かされております。コロナ禍ということで、今後予想される税収入の減少によるマンパワーの減少というよりも、このような機会だからこそ、より優秀な人材の確保をお願いして、第90号議案 機構改革に伴う関係条例の整備に関する条例について、賛成の立場で討論させていただきます。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。  新留議員。 ◯17番(新留議員)  第90号議案 機構改革に伴う関係条例の整備に関する条例について、賛成の立場で討論しますが、一部懸念する点を2点指摘をし、要望を加えて討論といたします。  一つ目は、総務部に立ち上げますデジタル化推進室であります。  執行部の説明では、ウィズコロナアフターコロナ時代に対応できるように情報通信技術を活用した行政事務のデジタル化を推進するとしています。そして、電子申請を進めていくとの総務常任委員会での答弁もありました。これは現菅政権が推進しているデジタル庁の創設を受けて、今後、国、地方自治体のシステムの統一、標準化、マイナンバーカードの普及促進を含め、各種給付の迅速化やスマホによる行政手続オンライン化を推進することなどを目指しているものです。  しかし、そこには懸念する問題点があることをしっかり認識していただきたいと思います。  問題の一つは、情報が集約されると、プライバシー侵害の不安が拭えない、個人データの保護の問題は大変重大であります。利便性の高さはセキュリティレベルの低さと表裏一体であることを十分認識しておいていただきたい。  先日起きましたドコモ口座の不正引き出し事件でも明らかになったように、情報は集約されるほど利用価値が高まり、攻撃されやすくなる。情報漏洩を100%防ぐ完全なシステム構築は不可能で、一度漏れた情報は流通、売買され、取り返しのつかないことにもなりかねない。こうしたことを十分認識して業務に当たっていただきたいと。  本市でもコロナ禍の下、国民1人当たりの10万円の給付金支給も、当初はマイナンバーによる申請を推進していましたが結局うまくいかず、郵送による申請のほうが確実でスピーディーに支給できるとして、郵送で申請するといった状況もありました。  また、電子申請には、デジタルデバイド、いわゆるICT、情報通信技術を利用できる人と利用できない人との間に生じる格差があるということも十分踏まえていただきたい。とりわけ公的な機関であるがゆえに、こうした格差を踏まえて業務に当たっていただきたい。  さらに、デジタルの最大の弱点は、電源、電波と水没です。災害時では、デジタルよりもアナログ手続のほうが安定的な手段となっていることが全国的な教訓となっています。  以上のような認識を持って業務を行ってほしいと強く要望しておきます。  二つ目は、交通対策課をなくし、バスなど多様な交通対策都市再生課とし、渡船事業については産業振興部へ移管させるとしています。公共交通機関としての住民の足をどう確保するか、とりわけ高齢化が進んでいます本市にとっては、今後とても重要な柱となる施策であります。  今回の再編では、こうした状況を踏まえて、公共交通の確保は行政の責務だといった意識をしっかり持って、各部、よく連携しながら業務に当たってほしいと要望を添えて、賛成討論といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第90号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって第90号議案 機構改革に伴う関係条例の整備に関する条例については、原案のとおり可決されました。  次に、第91号議案について討論を許します。御意見ございませんか。  まず、反対意見の方ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成意見の方ございませんか。  末吉議員。 ◯19番(末吉議員)  第91号議案 宗像市子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について、賛成の立場で討論に加わりたいと思います。  今回の条例改正については、子どもの医療費、特に中学校卒業までの医療費について、来年4月から福岡県が主導して制度的な医療費の無料化を進めていくということで、大きな前進であります。  これまで本市では、中学生の医療費については、特に通院は全額自己負担でありましたけども、入院に対しては最大限500円という自己負担の枠を、県は全額負担でございましたけども、そういう制度をつくっておりました。  今回、この制度が県の行政施策として移行するわけでございますが、委員会に出された資料の中で、今回市が提案いたしておりますのは、中学生の自己負担については、入院が500円、通院が月額1,600円の上限ということで、県の制度をそのまま受けたものであります。違いは、所得区分を本市の場合は設けないという違いだけであります。  委員会に出されました積算の資料を見ておりますと、県の制度のまま、本市が今回条例改正をしているわけですが、このときには、新たな市の持ち出しはなく、逆に145万円のいわゆる減額、持ち出してきた分が減るという形であります。  今回パターン2として、本市執行部でも、糸島市や、あるいは春日市といったようなところの中部10市、他市と同等に、通院について月額1,200円とした場合に、いわゆる400円安くするとすれば、どれだけの負担増になるのかという試算が出されております。新たな負担は宗像市としては1,178万円という金額であります。  この新たな負担そのものについても、恐らく厚生労働省が出している基本的な試算、1人当たりの医療費額を根拠にされていると思うんですが、傾向として、小学生の医療費のかかり方と中学生のかかり方というのは様相がかなり違ってくるわけですね。小学校の場合は、特に低学年、医科診療における医療費の拠出が非常にウエートが高いわけでございますけども、中学生になると、特に通院の場合は、季節性のインフルエンザですとか、あるいは感染性のものに非常に特化されるというか、そのウエートが非常に高くなるわけであります。  そういった点から考えると、本市が子育て世代に選ばれるまちになりたいと高らかに宣言しているわけでありますから、この中学生の医療費無料化制度について、せっかく県が大きく前進する中で、その中でも特に北部九州、中部11市の中でも、宗像市が、このパターン2で試算していますように、おおむね1,100万円程度の新たな負担で、子育て策に踏み込んだ医療制度にすべきではないか、来年4月からは、県並みに実施するにしても、その後の子育て世代に選んでいただけるような、子育てに熱心な宗像市という形を中学生の医療費無料化についても検討していただきたいという意見を付して、賛成といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第91号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案についての賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって第91号議案 宗像市子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。  次に、第92号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第92号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって第92号議案 宗像市重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。
     ここで暫時休憩といたします。再開を午後1時20分からといたします。                      休憩 12時24分                      再開 13時20分 ◯神谷議長  次に入ります。  日程第 4.第93号議案 ◯神谷議長  日程第4、第93号議案 宗像市介護保険条例等の一部を改正する条例についてを議題とします。  委員長の報告を求めます。社会常任委員会委員長、北崎議員。 ◯北崎社会常任委員長  本委員会に付託された事件の審査結果を報告します。  第93号議案 宗像市介護保険条例等の一部を改正する条例について。  地方税法等の一部を改正する法律が施行されることに伴い、関係する条例の一部を改正するものである。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、改正する条例は、宗像市介護保険条例、宗像市後期高齢者医療に関する条例、宗像市債権管理条例である。  2、法の施行に伴い、「特例基準割合」を「延滞金特例基準割合」に改める。これによる延滞金の割合の変更はない。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決した。 ◯神谷議長  これより質疑に入ります。  ただいまの報告に対し質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結します。  これより討論に入ります。  第93号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第93号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって第93号議案 宗像市介護保険条例等の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。  次に入ります。  日程第 5.第94号議案  日程第 6.第95号議案  日程第 7.第96号議案  日程第 8.第97号議案  日程第 9.第98号議案  日程第10.第99号議案  日程第11.第100号議案 ◯神谷議長  日程第5、第94号議案 宗像市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例についてから、日程第11、第100号議案 新たに生じた土地の確認に伴う字の区域の変更についてまでの7議案を一括議題とします。  委員長の報告を求めます。建設産業常任委員会委員長、末吉議員。 ◯末吉建設産業常任委員長  建設産業常任委員会に付託されました事件の審査結果を報告いたします。  第94号議案 宗像市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例について。  東郷駅日の里口第1自転車等駐車場をはじめ、四つの自転車等駐車場に指定管理者制度を導入すること及び赤間駅南口第2自転車等駐車場の開場時間を変更することに伴い、条例の一部を改正するものであります。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおりであります。  1、今回、指定管理者制度の導入を予定している施設は、東郷駅周辺にある四つの自転車等駐車場である。施設整備が完了して1年以上が経過し、収入と管理に伴う費用の整理ができたため、直営の管理から指定管理者による管理に移行するということであります。導入は令和4年4月を予定しております。  2、令和3年4月から、赤間駅南口第2自転車等駐車場の開場時間を午前0時から午後12時までに変更するものであります。これにより市内全ての市営自転車等駐車場が24時間体制となります。また、開場時間の変更に伴う運営費への影響はありません。  意見。  賛成意見。  指定管理者制度導入に当たっては、利用状況やサービス、保守等を総合的に判断し、人員体制を含め指定管理業務の内容についてはしっかり検討してほしいというものであります。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決しました。  続きまして、第95号議案 宗像市自動車駐車場条例の一部を改正する条例についてであります。  東郷駅日の里口自動車駐車場に指定管理者制度を導入することに伴い、条例の一部を改正するものであります。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおりであります。  指定管理者制度導入に当たっては、第94号議案での東郷駅周辺の自転車等駐車場4施設と合わせ、各5施設を一括して公募する予定であります。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  次に、第96号議案 福岡県大島港大島海洋体験施設の指定管理者の指定についてであります。  福岡県大島港大島海洋体験施設の指定管理者の指定をするに当たり、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものであります。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおりであります。  1、指定管理者について。  施設の名称は、福岡県大島港大島海洋体験施設。  団体の名称等。株式会社むなかた大島。代表取締役、山口國一。宗像市大島1809番地8であります。  指定の期間。令和3年4月1日から令和7年3月31日までの期間であります。  2、株式会社むなかた大島は既に10年近い実績があり、島内事情に精通、また釣り業界をはじめとした全国的なアウトドア事業者とのつながりや情報も持ち合わせており、今後も大島の地域活性化に寄与できると判断し、第5期も引き続き非公募により指定するものであります。  3、第5期では、従業員確保のための労働条件の改善、島内全体での連携、特産品の開発、情報発信等の強化を行い、利用者の増加につなげる計画であります。  4、指定管理期間、4年間分の指定管理料は、合計で3,960万円を上限とするものであります。  意見。  賛成意見として、情報発信の強化や日本釣振興会など関係団体との連携によるイベント企画の充実等により利用者拡大につなげてほしいというものであります。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  続きまして、第97号議案 宗像市正助ふるさと村の指定管理者の指定についてであります。  宗像市正助ふるさと村の指定管理者の指定をするに当たり、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものであります。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおりであります。  1、指定管理者について。  施設の名称。宗像市正助ふるさと村。  団体の名称等。株式会社正助ふるさと村。代表取締役、矢原吉房氏。宗像市武丸199番地であります。  指定の期間は、令和3年4月1日から令和7年3月31日までであります。  2、第5期の指定に当たって、正助ふるさと村将来計画に基づく指定管理業務の見直しを行った結果、もやいの家の貸館業務やイベントの実施等を廃止し、農を基軸とした農業体験及び市民農園の管理・運営業務に集約することとする。  3、指定管理業務以外にも、正助ふるさと村の自主事業として、稲作を中心とした農業経営の拡大を図るほか、若手農業者の育成や農福連携事業など新しい農業にも積極的に取り組むこととしており、市としても可能な限り支援していく。  4、指定管理期間、4年間分の指定管理料は、合計で1億3,200万円を上限とする。指定管理業務の見直しに伴い、第4期に比べまして4,760万円減少をしております。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  続きまして、第98号議案 宗像市農産物直販施設の指定管理者の指定についてであります。  宗像市農産物直販施設の指定管理者の指定をするに当たり、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものであります。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおりであります。  1、指定管理者について。  施設の名称。宗像市農産物直販施設。  団体の名称等。とれとれプラザかのこの里利用組合。組合長、山田堅。宗像市原町153番地1。  指定の期間。令和3年4月1日から令和7年3月31日までであります。  2、かのこの里利用組合は、これまでも農業者の生産力向上、経営安定化を実現してきており、農業振興や地域活性化の役割を果たしております。また、充実した品ぞろえと消費者サービスの向上により、年間3億3,000万円程度の販売額を維持していることも評価できることから、引き続き非公募により指定するものであります。  3、当該施設については、施設の利用料金を指定管理者の収入とし、管理経費へ充当することを認めていることから、市は管理業務に要する経費を指定管理者に支払っていない。  4、令和2年3月期のかのこの里利用組合の決算では、約5,500万円の繰越金が出ております。宗像市公の施設に係る指定管理者選定委員会では、繰越金について地域及び組合員への還元を期待する意見が出されており、市としても、今後は栽培技術講習会の開催など若手生産者の増加につながるような繰越金の活用方法について提案をしていくつもりであります。  意見として、賛成意見。  指定管理料なしで地域住民との共存共栄による地産地消の施設を運営していることに敬意を表する。今後も農業の発展及び地域振興のために頑張ってほしい。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  続きまして、第99号議案 新たに生じた土地の確認について及び第100号議案 新たに生じた土地の確認に伴う字の区域の変更についてであります。  この2議案は、本市区域内に新たに生じた土地の確認及びそれに伴う字の区域の変更について、地方自治法の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。関連があるため一括して審査を行いました。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおりであります。  1、宗像市が管理する鐘崎漁港において、数十年にわたり公有水面の埋立てを行ってきたが、今年度全ての埋立てが完了し、福岡県の竣工認可が下りたことから、新たに生じた土地の確認及びそれに伴う字の区域の変更について、議会の議決を求めるものであります。
     2、新たに生じた土地の面積は、2万892.57平方メートルであり、字は、鐘崎及び上八の区域となります。  第99号議案についての審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  第100号議案についての審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  以上であります。 ◯神谷議長  これより質疑に入ります。  ただいまの報告に対し一括質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結します。  これより討論に入ります。  第94号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第94号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第94号議案 宗像市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。  次に、第95号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第95号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第95号議案 宗像市自動車駐車場条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。  次に、第96号議案について討論を許します。御意見ございませんか。  まず、反対意見の方ございますか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成意見の方ございますか。  小林議員。 ◯9番(小林議員)  第96号議案 福岡県大島港大島海洋体験施設の指定管理者の指定について賛成の立場で討論いたします。  これまで離島という環境の中、観光客が渡船で渡らないといけない場所で入場者を常に増加させることは難しく、約10年間に及ぶ実績と大島の地域活性化につなげてきたことを評価いたします。  しかしながら、施設の光熱費を含む維持管理費は上がっている一方で収益が減少していることは、今後の経営に影響を及ぼすものと危惧されております。  今後は、従業員確保のための労働条件改善をはじめ、島民の皆様のさらなる御協力を仰ぎ、特産品の開発や情報発信を強化し、入場者の増加につなげてほしいと思います。  特に情報発信においては、今年の10月における入場者数の極端な増加に見られるように、コロナ禍の影響でアウトドア志向に集中している今だからこそ、あらゆるメディアやSNSの活用、また大手釣具店が所属している日本釣振興会の協力も要請し様々なイベントや企画を図っていただきたいとお願いし、賛成の討論といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。  安部議員。 ◯12番(安部議員)  賛成の立場で討論します。  うみんぐ大島の指定管理更新に関しましては、平成28年に建設産業常任委員会の副委員長当時に更新の審議に関わりました。その際に、うみんぐクラブ会員の目標値が設定されていないことを指摘させていただきました。  今議案で、仕様書の実施基準の中に、利用者数や目標値を設定することについてアンダーラインつきで明記されるようになりました。あのときの議論が意義があったと思います。  しかしながら、審議の過程で、このうみんぐクラブの会員情報が、これまで4年間、マーケティングに十分に活用されていないということが課題であるということが分かりました。事業をよりよくできるようにとの思いで我々議員も指摘や要望を出していますので、その点を、今後は受け止めていただきたいと思います。  次期指定管理の期間においても、うみんぐ会員情報をマーケティングに活用できるように、会員拡大と情報活用に対する創意工夫を要望します。  その上で、将来的には、うみんぐブランドの魚介類、特産品を、本市のふるさと納税の返礼品と連携させ、全国民を対象とした会員の拡大につなげ、うみんぐの個人株主、持ち株制度のようなファンドの組成にも発展させていただくように創意工夫を求めます。  最後に、今後の更新時に、過去の更新時の審議で出された評価や指摘事項、要望が4年間の期間でどのように活かされたのか、反映されたのかについて説明を添えていただくことを強く要望し、賛成といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第96号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第96号議案 福岡県大島港大島海洋体験施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決されました。  次に、第97号議案について討論を許します。御意見ございませんか。  まず、反対意見の方おられますか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成意見の方。  伊達議員。 ◯15番(伊達議員)  第97号議案について、宗像志政クラブを代表いたしまして、賛成の立場で討論いたします。  現在のコロナ禍によって、本市の財政の見通しは楽観視できない状況が続くのではないかと思っております。正助ふるさと村についても、第3次行財政改革審議会の中で農業経営への本格参入を議論されている状況でもあり、その一方で、今年6月の議会の際にも、ハード部分のもやいの家についてはアセットマネジメント計画の方針に沿って、将来には譲渡もしくは廃止する方針となっております。  しかしながら、同団体が地域課題の解決に貢献してくれることに期待する地域住民の声も一定あると見込みます。  今回の議案は、非公募議案でありますので、同団体が公の施設として行う事業については、より多くの市民が公平にサービスを享受できるように、市内団体や市内事業者と連携を図り、公の施設としての存在感をより感じることができるように、本市においても創意工夫をお願いいたします。  また、同団体が独自に民間事業者として行う事業についても、市の指定管理者団体というイメージが定着している以上、他の団体や事業者から誤解が生じる可能性があります。そういう誤解を生じさせることがないように、本市として公事業と民事業の線引きをより明快にできるように契約を行い、同団体の独自事業を見守ってもらえるようお願いいたします。  最後に、農福連携事業を視野に入れているとのことですが、地元の正助ふるさと村の施設としての可能性を活かし、また、今後建設予定の福岡県立特別支援学校や地元吉武地区で既に福祉事業として就労支援に取り組んでいるパン工房の社会福祉法人との連携も重要かと考えます。ぜひこれらの本市の就労支援にもつなげてほしいと願いまして、賛成といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第97号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第97号議案 宗像市正助ふるさと村の指定管理者の指定については、原案のとおり可決されました。  次に、第98号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第98号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第98号議案 宗像市農産物直販施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決されました。  次に、第99号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕
    ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第99号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第99号議案 新たに生じた土地の確認については、原案のとおり可決されました。  次に、第100号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第100号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第100号議案 新たに生じた土地の確認に伴う字の区域の変更については、原案のとおり可決されました。  次に入ります。  日程第12.第101号議案  追加日程. 第107号議案 ◯神谷議長  日程第12、第101号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第8号)について及び追加日程第107号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第9号)についての2議案を一括議題とします。  委員長の報告を求めます。予算第1特別委員会委員長、井浦議員。 ◯井浦予算第1特別委員長  本委員会に付託された事件の審査結果を報告します。  第101号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第8号)について。  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億602万4,000円を増額し、485億5,433万2,000円とする。また、繰越明許費、債務負担行為、地方債の補正を行う。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、歳入の主なもの。  法人市民税は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による減収を見込み3,000万円減額する。固定資産税は、新築戸建ての増により5,000万円増額し、都市計画税も同様の理由により600万円増額する。  2、歳出の主なもの。  (1)人件費の増額(6,101万3,000円)。  人事院の職員給与の改定に関する勧告を受け、職員の期末手当等を減額する。また、鳥インフルエンザの防疫措置に伴う職員の時間外勤務手当等を増額する。  (2)総務一般事務費の増額(1,115万8,000円)。  公文書の電子化による事務の効率化、保管文書の削減等を推進するため、公文書電子化業務委託料を計上する。実施期間を令和3年度末までとし、併せて繰越明許費を計上する。  (3)市民安全対策事業費の増額(500万円)。  自治会管理の防犯灯の自立柱のうち、市職員による一次調査において倒壊などの危険性が疑われるものについて事業者による二次調査を実施するため、防犯灯支柱点検業務委託料を計上する。調査期間を4か月程度と見込み、併せて繰越明許費を計上する。  (4)財政調整基金積立金の減額(2億8,598万7,000円)。  財源調整のため減額する。  (5)地域情報化事業費の増額(5,400万円)。  国庫補助金及び市債を財源に、コミュニティセンター及び市民体育館の公衆無線LAN整備委託料を計上する。機器の調達等に時間を要するため、併せて繰越明許費を計上する。  (6)保健一般事務費の増額(825万円)。  新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に必要なアルコール消毒薬やマスク等を購入し冬場の流行に備える。  (7)畜産総合対策事業費の計上(1,024万3,000円)。  新型コロナウイルス感染症拡大に伴う和牛の価格低迷を受け、畜産業者への経済対策として交付される県の補助金を市内1事業者に対し支給する。  (8)鳥インフルエンザ対策事業費の計上(310万円)。  11月25日に市内で発生した高病原性鳥インフルエンザに対処するための経費を計上する。  (9)企業誘致・企業連携事業費の増額(1億500万円)。  歳入で企業立地促進基金を繰り入れ、企業立地促進補助金をデリカフーズの野菜カット工場に対し1億円、fabbit宗像のレンタルオフィスに対し500万円を交付する。  (10)観光推進事業費の増額(1,900万円)。  新型コロナウイルス感染症対策に取り組む宿泊事業者を対象に、新しい生活様式に対応した宿泊環境やワーケーションの受入れ環境の整備、PRに係る経費を支援するため、宿泊施設受入環境強化事業補助金1,200万円を計上する。また、宿泊を促進するための業務委託料700万円を計上する。財源は県の宿泊税交付金を全額充当する。  (11)教育振興費の増額(395万円)。  新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市立学校の修学旅行キャンセル料の発生に備え、保護者に代わって対応するための補助金を計上する。  (12)学校運営費、施設改修事業費等の増額。  令和3年度の学級編成、教室調整において、特別支援学級の教室数が不足する見込みであるため、小学校施設維持・補修費を3,000万円、中学校施設改修事業費を2,100万円増額する。また、小学校費、中学校費の学校運営費において備品購入費をそれぞれ増額する。  (13)体育施設改修事業費の増額(2,150万円)。  中央公園の野球場改修に係る設計委託料1,250万円、玄海地区の運動広場野球場の外野フェンス改修に係る工事請負費900万円を増額し、併せて繰越明許費を計上する。  3、繰越明許費。  年度末までに業務が完了しない7件を追加する。  4、債務負担行為。  来年度当初に業務開始が必要なもので今年度中に入札等が必要なもの、指定管理に係る複数年契約など43件を追加し、1件を変更する。このうち田熊43号線・自由ヶ丘曲線側溝改良工事費については、公共工事の発注時期の平準化を図るため、ゼロ市債を活用する。  5、地方債。  借入限度額を5,570万円増額し、21億1,070万円に変更する。  意見。  賛成意見。  鳥インフルエンザの発生は早期対応による短期間での収束と発生農家を含めた関係事業者へのきめ細かい支援を評価する。法人市民税の現状などから、新型コロナウイルス感染症の影響により市民生活が厳しい状況にあることを実感した。中小事業者に対しては、経営状況の把握に努め、廃業等に至る前の支援に知恵を絞ってほしい。また、農業者への支援が行き届いているか市としても把握し、きめ細かく対応してほしい。新型コロナウイルス感染症の急激な広がりに対し、今後の準備や支援について再度よく議論してほしい。  鳥インフルエンザの防疫措置では、前例のない災害に対し迅速に対応することで封じ込めに成功したことに敬意を表する。商工費に関しては、宿泊業への支援が計上されているが、飲食業などへの支援がなく、新型コロナウイルス感染症の第3波到来により忘年会・新年会が自粛される中、国、県は対策を打ち出しており、市においても追加の支援を検討してほしい。商業者にとって年の瀬は大事な区切りであり、しっかりと状況を見て次の支援につなげてほしい。  鳥インフルエンザの対応を評価する。公文書電子化業務は今後しっかりと進め、業務の効率化に活かしてほしい。GIGAスクール構想や公衆無線LANの整備など、新型コロナウイルス感染症の拡大に備えた環境整備が1日も早く整うことを期待する。  鳥インフルエンザの対応については、住民の一人として感謝する。市営住宅の老朽化への対応は、入居者に高齢者が多いことも考慮し、アンケートの実施等により住民が納得する進め方をしてほしい。修学旅行キャンセル料補助金の計上については、ウィズコロナ、アフターコロナの中でも、子どもたちが夢を持って取り組むことを支援するために必要な措置であり、感謝する。  新型コロナウイルス感染症対策については、早い段階で小規模事業者への支援を素早く行ったことに対し、市民から感謝の声を多く聞いている。しかしながら、感染症の状況は先が見えず、今後も思わぬところで問題が生じる可能性がある。その場合はちゅうちょすることなく臨時会を開催してでも対処してほしい。  建設工事に対し、初めて債務負担行為によるゼロ市債を活用した英断を評価する。市民安全対策事業費では、防犯灯の支柱の倒壊などによる事故の危険性を速やかに察知し早急に調査を開始したことは、安全・安心のまちづくりにつながると考える。このような事業がスマートに実施され、意義ある成果となることを期待する。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決した。  次に、第107号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第9号)について。  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,078万9,000円を増額し、486億1,512万1,000円とする。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  国のひとり親世帯臨時特別給付金の給付に係る補正を行う。  新型コロナウイルス感染症の影響により、低所得のひとり親世帯の生活が依然として厳しい状況にあることを踏まえ、給付金の基本給付の支給対象者に対し、年末年始に向け1世帯5万円、第2子以降、1人につき3万円を再度支給する。基本給付の申請を行っていない者についても再支給分を併せて申請することにより支給する。  意見。  賛成意見。  国策として、ひとり親世帯への救済策が力強い内容で措置された。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で収入の減少や子育てで疲弊するひとり親も多かったのではないかと推察する。今後とも今まで以上に状況の変化に気を配り、社会の宝である子どもたちを守ることを要望する。  年末に向けた国の支援を評価する。今後生活がますます厳しくなる世帯が増えると考える。国の対応が遅れることもあり、緊急を要する世帯には市独自の支援を要望する。地方自治体は住民の命と暮らしを守る立場であることを認識し、対応してほしい。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決した。 ◯神谷議長  これより質疑に入ります。  ただいまの報告に対し一括質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結します。  これより討論に入ります。  第101号議案について討論を許します。御意見ございませんか。  まず、原案に反対の方の討論を許します。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、原案に賛成の方の討論を許します。  木藤議員。 ◯3番(木藤議員)  私は、会派宗像志政クラブの木藤裕司です。第101号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第8号)について、賛成の立場で討論いたします。  まず、鳥インフルエンザの防疫措置に関しては、前例のない災害に対して非常に早い危機対応で、24時間態勢で業務に当たり、しかも、その1か所だけで封じ込めに成功したことに敬意を表したいと思います。本当にお疲れさまでございました。  現在、コロナ禍で様々な対策が必要とされていますが、その中で、法人市民税の減額は本市で頑張ってきた事業者の厳しさを物語っていると思います。  しかしながら、これまで市では、緊急支援金、コロナ対策補助金、そして販売促進のためのエール商品券で宗像を元気にしたいと次々に対策を打ち出してきて、成果は感じられていると思いますが、新型コロナウイルス感染症の第3波の影響はさらなる打撃を与えるのではと危惧いたします。そういった中で、国や県も対策を打ち出してきていますので、本市としても速やかに追加支援を検討していただきたいと思います。  以上の要望を添えて、賛成といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。
                        〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第101号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第101号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第8号)については、原案のとおり可決されました。  次に、第107号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第107号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第107号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第9号)については、原案のとおり可決されました。  次に入ります。  日程第13.第102号議案  日程第14.第103号議案  日程第15.第104号議案  日程第16.第105号議案  日程第17.第106号議案 ◯神谷議長  日程第13、第102号議案 令和2年度宗像市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてから、日程第17、第106号議案 令和2年度宗像市下水道事業会計補正予算(第2号)についてまでの5議案を一括議題とします。  委員長の報告を求めます。  予算第2特別委員会委員長、上野議員。 ◯上野予算第2特別委員長  本委員会に付託された事件の審査結果を報告いたします。  第102号議案 令和2年度宗像市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について。  事業勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ833万1,000円を減額し、104億6,626万1,000円とする。直営診療施設勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ22万5,000円を減額し、8,313万8,000円とする。また、債務負担行為、地方債の補正を行う。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  事業勘定。  1、新型コロナウイルス感染症の影響により一定の収入が減少した被保険者等に対する国民健康保険税減免の実施に伴い、歳入で国民健康保険税を減額する。なお、減免分は国と県から全額補助されるため、国庫支出金の災害臨時等特例補助金と県支出金の特別調整交付金を増額する。また、この減免は令和元年度課税分まで遡って対象となるため、歳出で一般被保険者保険税過年度還付金を増額する。  2、給与改定と職員の異動等に伴い、歳出で職員人件費を減額する。  3、税制改正に伴うシステム改修のため、歳出で国民健康保険一般事務費を増額する。なお、改修費用については次年度の特別調整交付金で補助される予定である。  直営診療勘定について。  1、給与改定に伴い、歳出で職員人件費を減額する。  2、大島診療所の患者搬送車買換えに対する補助金の内示に伴い、歳入で国庫支出金の医療施設設備等整備費補助金を減額し、市債を増額する。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  次に、第103号議案 令和2年度宗像市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について。  歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ195万2,000円を減額し、16億9,914万4,000円とする。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、給与改定と職員の異動等に伴い、歳出で職員人件費を減額する。  2、税制改正に伴うシステム改修のため、歳出で後期高齢者医療一般事務費を増額する。なお、改修費用については国から補助があり、補助金は一般会計の歳入で計上し、事務費繰入金で繰り入れる。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  次に、第104号議案 令和2年度宗像市介護保険特別会計補正予算(第2号)について。  歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ285万3,000円を減額し、80億8,639万6,000円とする。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、介護報酬改定に伴うシステム改修のため、歳出で介護保険一般事務費を増額し、歳入で国庫支出金の介護保険事業費補助金と事務費繰入金を増額する。  2、給与改定と職員の異動等に伴い、歳出で職員人件費を減額する。  3、新型コロナウイルス感染症の影響により一定の収入が減少した第1号被保険者等に対する介護保険料減免の実施に伴い、歳出で第1号被保険者保険料過年度還付金を増額する。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  次に、第105号議案 令和2年度宗像市渡船事業特別会計補正予算(第1号)について。  歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,061万1,000円を減額し、5億3,013万1,000円とする。また、債務負担行為を追加する。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、新型コロナウイルス感染症の影響による渡船利用者数減少のため、歳入で事業収入を減額し、一般会計繰入金を5,293万4,000円増額する。また、同感染症防止対策として導入した船内の空気循環式紫外線洗浄機について、国庫補助事業に採択されたため、国庫支出金の離島航路補助金を増額する。  2、給与改定と職員の異動等に伴い、歳出で職員人件費を減額する。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  最後に、第106号議案 令和2年度宗像市下水道事業会計補正予算(第2号)について。  収益的収入及び支出において、収入を3万2,000円減額し、収入総額を31億1,966万4,000円に、支出を176万1,000円増額し、支出総額を25億5,692万8,000円とする。資本的収入及び支出において、支出を41万8,000円減額し、支出総額を22億8,932万8,000円とする。また、債務負担行為を追加する。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  給与改定と職員の異動等に伴い、収益的支出及び資本的支出において職員人件費を補正する。  審査結果。委員会は、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。  以上です。 ◯神谷議長  これより質疑に入ります。  ただいまの報告に対し一括質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結します。  これより討論に入ります。  第102号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第102号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第102号議案 令和2年度宗像市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決されました。  次に、第103号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第103号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第103号議案 令和2年度宗像市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決されました。  次に、第104号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第104号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第104号議案 令和2年度宗像市介護保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決されました。  次に、第105号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長
     これをもちまして討論を終結します。  これより第105号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第105号議案 令和2年度宗像市渡船事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。  次に、第106号議案について討論を許します。御意見ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  これより第106号議案について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案について賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第106号議案 令和2年度宗像市下水道事業会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決されました。  次に入ります。  日程第18.意見書案第3号 ◯神谷議長  日程第18、意見書案第3号 不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書の提出についてを議題とします。  提案者の説明を求めます。  13番、岡本議員。 ◯13番(岡本議員)  意見書案第3号 不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書の提出について。  上記の議案を宗像市議会会議規則第14条第1項の規定により、次のとおり提出いたします。  令和2年12月18日、宗像市議会議長、神谷建一様。  提出者、宗像市議会議員、岡本陽子。  賛成者、宗像市議会議員、福田昭彦、同じく伊達正信、同じく北崎正則、同じく笠井香奈枝、同じく岩岡良。  提案理由です。  国においては2004年度から特定不妊治療助成事業が創設され、段階的に拡充しております。しかし、不妊治療の保険適用は原因調査など一部に限られ、保険適用外の体外受精や顕微授精は不妊治療を行う人々にとって過重な経済負担になっており、保険適用の拡大及び所得制限の撤廃も含めた助成制度の拡充は早急に解決しなければならない喫緊の課題であります。  よって、政府に対し、不妊治療を行う人々が今後も安心して治療に取り組むことができるよう強く求めるものです。  提出先は、内閣総理大臣、厚生労働大臣です。  本文に入ります。  不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書(案)。  日本産科婦人科学会のまとめによると、2018年に不妊治療の一つである体外受精で生まれた子どもは5万6,979人となり、前年に続いて過去最高を更新したことが分かった。これは実に16人に1人が体外受精で生まれたことになる。また晩婚化などで妊娠を考える年齢が上がり、不妊に悩む人々が増えていることから、治療件数も45万4,893件と過去最高となった。  国においては2004年度から、年1回10万円を限度に助成を行う特定不妊治療助成事業が創設され、その後も助成額や所得制限などを段階的に拡充してきている。また、不妊治療への保険適用もなされてきたが、その範囲は不妊の原因調査など一部に限られている。保険適用外の体外受精や顕微授精は、1回当たり数十万円の費用がかかり何度も繰り返すことが多いため、不妊治療を行う人々にとっては過重な経済負担になっている場合が多い。  厚生労働省は、不妊治療の実施件数や費用などの実態調査を10月から始めているが、保険適用の拡大及び所得制限の撤廃も含めた助成制度の拡充は、早急に解決しなければならない喫緊の課題である。  そこで、政府におかれては、不妊治療を行う人々が、今後も安心して治療に取り組むことができるよう、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。  1、不妊治療は一人一人に最適な形で実施することが重要であるため、不妊治療の保険適用の拡大に当たっては、治療を受ける人の選択肢を狭めることがないよう十分配慮すること。具体的には、現在、助成対象となっていない人工授精をはじめ、特定不妊治療である体外受精や顕微授精、さらには男性に対する治療についてもその対象として検討すること。  2、不妊治療の保険適用の拡大が実施されるまでの間については、その整合性も考慮しながら、所得制限の撤廃や回数制限の緩和など既存の助成制度の拡充を行うことにより、幅広い世帯を対象とした経済的負担の軽減を図ること。  3、不妊治療と仕事の両立できる環境をさらに整備するとともに、相談やカウンセリングなど不妊治療に関する相談体制の拡充を図ること。  4、不育症への保険適用や事実婚への不妊治療の保険適用、助成についても検討すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。  若干補足説明をさせていただきます。  この不妊治療に関しましては、当事者の方に何人かヒアリングをさせていただきました。  妊娠しても2回以上の流産、死産を繰り返す不育症の女性の話を聞きますと、4回以上の不妊治療で100万円以上のお金を使った。自己嫌悪、治療できる病院が近くになく、時間的、精神的、金銭的に追い込まれ、鬱症状が出たり、夫との離婚も考えたというような声が聞かれました。また、知人の中には金銭的に治療継続が困難であり、子どもを諦めたという人もいると、当事者でなければ分からないことを話していただきました。  こうした現実を周囲の人が理解し、経済的な理由、精神的苦痛により子どもを諦めることがないよう願い、20年前より私どもは不妊治療保険適用の拡充を求めてまいりました。  今月15日、2020年4月から不妊治療に公的医療保険を適用する方針を明記し、保険適用までの間は現行の助成制度を大幅に拡充する方針を示されました。その内容は、拡充される助成制度は2021年1月1日以降に終了した不妊治療が対象となるということ、1回15万円の助成額を1回30万円に増額するということ、所得制限は撤廃、事実婚も対象となるということ、助成回数は生涯で通算6回までから子ども1人当たり6回までに見直す予定という内容です。流産や早産を繰り返す不育症に関しても助成金を新たに設けるというような内容です。  また、今月4日には、20年前に問題提起されていた、第三者から卵子や精子の提供を受けた生殖補助医療で生まれた子どもの親子関係を明確にする民法の生殖医療民法特例法が衆議院本会議で可決、成立いたしました。卵子提供では産んだ女性を母とし、精子提供では夫を父とすることとなり、交付から1年後に施行されるというふうな状況になっております。  20年以上提言してきた不妊治療支援であり、ここまで進んできたことは喜ぶべきことなんですが、保険適用までの助成拡充方針には、男性不妊治療の保険適用や相談体制、カウンセリングなどの内容がまだ含まれていない状況であります。また、不妊治療は、治療費だけでなく通院費など想像を超える費用もかかります。そのため、もともと1人当たり給付上限40万円を私たちは提言として上げております。  今回の意見書提出によって、2020年4月の保険適用まで十分内容が精査され、そして内容が整備され、不妊治療がさらに前進することを願うものです。  以上です。 ◯神谷議長  ただいまの提案説明に対し質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結します。  お諮りします。意見書案第3号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯神谷議長  異議なしと認めます。よって、意見書案第3号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  意見書案第3号について討論を許します。御意見ございませんか。  まず、原案に反対の方の討論を許します。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、原案に賛成の方の討論を許します。  新留議員。 ◯17番(新留議員)  不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書案について、賛成の立場で討論いたします。  先ほど提出者の岡本議員から追加の説明があったように、第三者、いわゆる夫婦外から卵子や精子の提供を受ける生殖医療について、生まれてくる子どもの権利、そして親子関係などをめぐっては様々な議論があります。社会的、法律的、そして何よりも倫理的影響などについては、さらに多面的な検討が必要だということを添えて、賛成討論といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして討論を終結します。  意見書案第3号について採決を行います。本案を原案のとおり決することについて賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、意見書案第3号 不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。  次に入ります。  日程第19.意見書案第4号 ◯神谷議長  日程第19、意見書案第4号 新しい生活様式を踏まえた少人数学級編制の実現を求める意見書の提出についてを議題とします。  提案者の説明を求めます。  17番、新留議員。 ◯17番(新留議員)  意見書案第4号 新しい生活様式を踏まえた少人数学級編制の実現を求める意見書の提出について。  上記の議案を宗像市議会会議規則第14条第1項の規定により、次のとおり提出するものです。  令和2年12月18日、宗像市議会議長、神谷建一様。  提出者、宗像市議会議員、新留久味子。  賛成者、宗像市議会議員、末吉孝、同じく笠井香奈枝、同じく川内亮。  提案理由。  新型コロナウイルス感染症が拡大する中、国基準の1クラス40人(小学校1年生のみ35人)の学級編制では、教室内での密接、密集が回避できないことが問題になっています。  国においては、7月に閣議決定されました経済財政運営と改革の基本方針2020において、全ての子どもたちの学びを保障するために、少人数によるきめ細かな指導体制の計画的な整備について検討することが盛り込まれました。  よって、国会及び政府に対し、子ども一人一人を大切にする教育の促進、そして新しい生活様式に対応すべく、ICTの活用を含め指導体制を整備し、義務教育の全学年で30人以下の少人数学級編制を実現するよう強く求めるものであります。  提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、文部科学大臣であります。  意見書案を読み上げて提案とさせていただきます。  新しい生活様式を踏まえた少人数学級編制の実現を求める意見書(案)。  新型コロナウイルス感染症が拡大する中、国基準の1クラス40人(小学校1年生のみ35人)の学級編制では、教室内での密接、密集が回避できないことが問題となっています。
     日本教育学会では、本年5月22日に、この機会に1クラス40人の学級定数を抜本的に見直す議論を急いで進める必要があると提言しています。また、7月2日には、全国知事会、全国市長会、全国町村会の3会長が連名で「新しい時代の学びの環境整備に向けた緊急提言」を発表し、現在の40人学級では感染症予防のために児童生徒間の十分な距離を確保することが困難であるとして、子どもたちの学びを保障するため、少人数学級の実現に向けた教員の確保が必要であると文部科学大臣に要請しました。さらに、7月16日には、教育研究者らによるインターネット署名が始まったほか、7月30日には、全国の小・中・高・特別支援学校の校長会がきめ細かな指導が可能になる少人数学級編制の検討を文部科学大臣に求めるなど、少人数学級編制の実現を求める世論が大きく高まっています。  一方、国においても、7月17日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2020において、全ての子どもたちの学びを保障するために、少人数によるきめ細かな指導体制の計画的な整備について検討することが盛り込まれ、8月20日に開催された中央教育審議会の「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」では、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、少人数学級編制を可能とするなど、指導体制や施設、設備の整備を図ることを盛り込んだ中間まとめ骨子案が示されました。  さらに、世界に目を向ければ、多くの先進国で30人以下の学級編制が標準となっており、実際の学級規模としては平均20人程度となっています。  よって、国会及び政府は、子ども一人一人を大切にする教育の推進、そして新しい生活様式に対応すべく、ICTの活用を含め指導体制を整備し、義務教育の全学年で30人以下の少人数学級編制を実現するよう強く求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものです。  少し国の対応等、情勢も変わってきましたので、追加説明をしておきたいと思います。  国の動きとしては、先ほど述べましたことに加え、安倍晋三、前の首相の諮問機関、教育再生実行委員会、これは菅内閣でも存続されているものですが、初等中等教育ワーキンググループで、少人数学級について予算編成の過程で丁寧に検討することとし、少人数学級編成の意義については理解した上で、あとは予算編成を検討するというところまで大きく進んでいます。また、萩生田文部科学大臣は、物理的に安心・安全な学校を作るために少人数学級は必要だと、財政当局にもこの必要性から真正面から訴え、実現に向けて努力したいと述べています。  全国的な運動としては、少人数学級を国に求める署名が多くの教職員や保護者などから短期間、2か月という期間で15万人分が集まっています。これは9月の時点ですので、さらに増えているという状況です。  また、今年入って、少なくとも16道県を含む全国では534議会でこのような意見書が採択されています。これは11月4日時点ですから、1か月前ですので、若干それに加えて意見書が採択された自治体が増えているという認識です。  福岡県内でも、福岡市が9月議会補正予算で、35人学級以下を全校、そして全学年で実施するための教育整備等の予算化を行っています。また、北九州市は9月議会で今回の提案をしていますが、少人数学級編成を求める意見書は自民、公明の会派を含め、北九州市では全会一致で今回の意見書の内容が可決されています。県内の自治体でも、2か月前の資料しか私も持っていませんが、古賀市、朝倉市、筑前町、広川町、こういったところでも可決となっています。  最後に、新型コロナウイルス感染拡大はさらに今深刻な状況です。全国、そして福岡市でも、学校がクラスターとなり休校せざるを得ない状況もあります。本市でもいつ学校で感染が広がってもおかしくない状況です。ぜひ子どもたちの命と安全の教育環境を提供するためにも、今回の意見書には賛同していただきたいと考えています。  少人数学級の実施は教員の増員が不可欠であります。地方自治体では財政上、予算上、限界があることから、今回は国の責任で行う少人数学級の実施を求める内容の意見書です。新型コロナウイルス感染症がきっかけではありますが、今後、ウィズコロナ、アフターコロナの状況から、新しいこうした様式を踏まえた少人数学級の実現を求めているのが趣旨であります。  また、昨日の新聞報道でも、皆さん御承知と思いますが、政府は小学校に限り全学年を来年度から5か年かけて段階的に35人まで引き下げる方針を固めました。少人数学級の導入論が浮上したのは、今回の新型コロナウイルスの感染拡大がきっかけとなりましたが、身体的距離をとりながら、子どもたちが安心して学べる環境を整えるべきと、こうした声が与野党や地方自治体から上がったことが今回のこうした国の動きの後押しになったといった報道がなされています。  今回の意見書を国へ上げることで、中学校も含め、今後の大きな力となると確信しています。議員の方々には、国のこうした前向きな動き、そしてこの意見書の趣旨を十分踏まえて、誰が提案者であろう、誰が賛成者であろう、子どもたちのために賛同していただきたいと申し添え、宗像市議会での採択をお願いするものです。よろしく御審議ください。  以上です。 ◯神谷議長  ただいまの提案説明に対し質疑を許します。質疑ございませんか。  岩岡議員。 ◯5番(岩岡議員)  1点お伺いしたいなと思うんですけども、まさに新留議員おっしゃられたように、国のほうでも35人学級を小学校において導入していくと、5年間かけてということではありますけども、一定その方向が示されたという中で、30人学級というものと35人学級の違いは具体的に明確にあるのかというところについてお示しいただきたいと思います。 ◯神谷議長  新留議員。 ◯17番(新留議員)  人数については、別に絶対30人でないといけないということにこだわっているわけではありませんが、幅広く少人数学級ということで今回の意見書の中身は理解していただいていいと思います。  全国の自治体では、既にもう実質25人学級になっている自治体もあります。ただ、国の標準の学級編成としては、今の段階では40人学級というのが2年生以降、そして中学生も。それがどういう教育環境をつくっているのか、その趣旨から考えて、きめ細かな子どもたちの教育条件を整えるためには、少人数学級が何より第一義的に効果があると捉えていただいて結構です。  今回、公立の小学校で全学年、5か年かけてですけど、35人以下学級ということに国が踏み出したことは大きな意義があると考えています。その人数そのものの枠をこだわっているわけではなく、今の40人学級を少しでも子どもたちのために少人数学級の編成に向けて、国が責任を持って動いてほしいという趣旨と捉えていただいて結構だと思います。 ◯神谷議長  岩岡議員。 ◯5番(岩岡議員)  よく分かりました。これ、30人以下の少人数学級制を求めると書いてあるんですけども、これは提案の段階でこれを消すことはできるんですかね。30人という具体的な数字とかを消すということはできるんですか。 ◯神谷議長  新留議員。 ◯17番(新留議員)  いえ、一応この案で提出していますので、それをこの場で変えるというふうにはならないと思いますが、この意見書の趣旨としては、少人数学級の効果をできるだけ子どもたちの教育環境の中に早急に提供してほしいというのが趣旨ですので、今ある40人学級、先ほども言ったように、40人学級の法改正を、少人数学級に編成してほしいという趣旨だと認識していただいて結構です。  ただ、この場で、じゃあ35人以下学級として変更して提案するという考えは持っていません。 ◯神谷議長  ほかにございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結します。  お諮りします。意見書案第4号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯神谷議長  異議なしと認めます。よって、意見書案第4号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  意見書案第4号について討論を許します。御意見ございませんか。  まず、原案に反対の方の討論を許します。  石松議員。 ◯18番(石松和敏議員)  私は、本意見書案には反対の立場から意見を申し上げたいと思っております。  小中学校の1クラス30人以下学級の推進につきましては、御存じのとおり、共産党だけではなくて、自民党も私ども公明党も以前から推進をしてまいりました。  小学校と中学校の1クラス当たりの定員は、義務教育標準法で、小学1年生が35人以下、また小学2年生から中学3年生までは40人以下と定められております。  これにつきましては、文部科学省は、きめ細かな教育の実施や新型コロナウイルスの感染防止のためには、少人数学級の実現が必要だとして、小中学校共に1クラスの定員を30人以下に引き下げるように求めております。  一方、これに対しまして財務省は、少人数学級の実現が学力の向上に与える効果は限定的であり、財源も示されていないとして否定的な対応を示されて協議が続いておりました。  その結果、政府は、少人数学級の実現に向けては、小学校について、2年生から段階的に来年度から令和7年度の5年間をかけて、1クラスの定員を40人以下から35人以下に順次引き下げる方向で最終調整に入ったとの報道がおととい、16日にあり、そして昨日、17日ですが、財務大臣等の大臣折衝で確定したということです。  この一律の引下げは約40年ぶりで、文科省は来年の通常国会に上限人数を定めた義務教育標準法の改正案を提出する予定ということです。  私は、この30人以下学級を目指すという、こういった理想は大変大事だと思っております。しかしながら、理想は理想として、具体的な一歩前進の方向性が今回示されたと、そのように歓迎しております。  福岡県内でも施設不足が理由で少人数学級が実現できていないところもあり、全国一律での対応は慎重にならざるを得ません。また、学校施設の建設にも費用がかかります。  そのような現状を鑑み、2017年から2026年にかけて行われる加配定数の3割の基礎定数化や2018年からの部活動指導員、スクールサポートスタッフの導入等による教員の方々の働き方改革によって、生徒へのきめ細かな対応を可能にできるのではないかと考えております。  以上のようなことから、本意見書案には反対とさせていただきます。  以上です。 ◯神谷議長  次に、原案に賛成の方の討論を許します。  笠井議員。 ◯8番(笠井議員)  新しい生活様式を踏まえた少人数学級編成の実現を求める意見書について、賛成の立場で討論いたします。  少人数学級は、教師が児童生徒一人一人に目が行き届き、子どもの学習面でのつまずきや生活面での問題、いじめや不登校などにも早い段階で気がつくことができ、対応できること、学力向上などの効果も研究報告などで知られており、教育現場や保護者から長年求められてきたものです。  さらに今回、少人数学級は新型コロナウイルス対策で密を避けられる利点もあります。今後の収束が見通せない状況ですが、収束後も、学校のインフルエンザなど感染症対策としても効果が期待できます。  今回、政府が公立小学校の全学年、35人学級とすることを決めましたが、子どもたちによりよい教育、学びの保障として、少人数学級編成は効果的な施策なので、中学校でも少人数化を進めることを強く要望し、賛成といたします。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。  末吉議員。 ◯19番(末吉議員)  新しい生活様式を踏まえた少人数学級編成の実現を求める意見書について、賛成の立場で討論したいと思います。  近年、国会の与野党含めて、40年間という長い間国民が求めてきた、少人数学級の編成について、国民世論が、永遠とあったわけですが、新型コロナウイルスの感染拡大を背景として、やはりソーシャルディスタンスがきちっととれない状況、あるいは新しい学習指導要領に基づいて今の学校現場での指導の在り方、こういったものに対するこれからの見通し、及び既に小学校まで及んでいるいじめや不登校に対するきめ細かな一人一人の児童生徒に対する教育現場の対応の仕方を考えると、少人数学級にせざるをもう得ないということが、政府をして昨日、来年度から5か年をかけて暫時少人数学級編成に移行していくということが明らかになったわけですね。  それで、このことは与野党問わず、今の子どもたちのことを本当に中心に考えたときに、少人数学級にしていくことが否定できないということが自明の下に明らかになったんじゃないかなと思います。  何か少人数学級に移行することは理想だけども、理想を具体的に、中学校をあるいは30人以下学級に臨んでいくことが、あたかも合理性がないかのような論理は私は通用しないと思うんですね。私ども、市民から負託を受けている議員として、今の子どもたちにとって本当に何が必要なのかという観点から物事は判断しなくちゃいけないと思うんです。  たとえそれが理想的なことであれ、子どもたちの立場に立って、そう実現することが必ずや子どもたちの学びの場を、環境を整備していくことになるという観点に立つべきだということを指摘した上で、当意見書に賛成の討論といたします。  以上です。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。  川内議員。 ◯1番(川内議員)  本意見書につきまして、賛成の立場で討論いたします。  なぜこのタイミングでこういった意見書を提出していくのかということについては、今までの40年間かけて財務省と文科省が綱引きをしてきたという中で、コロナ禍において急転直下の、こういった国が考えを示したということで、まさにこれはコロナ禍だからこそ、このような意思決定につながったものだと理解しております。  そこで、小学校以外の、これから中学校でも少人数学級を推進していくという姿勢を宗像市が示すことには大きな意義があると思い、賛成をしております。  以上です。 ◯神谷議長  次に、反対の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長
     これをもちまして討論を終結します。  意見書案第4号について採決を行います。本案を原案のとおり決することについて賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  賛成少数であります。よって、意見書案第4号 新しい生活様式を踏まえた少人数学級編制の実現を求める意見書の提出については、否決されました。  お諮りします。本会議中、誤読などによる字句、数字等の整理、訂正につきましては、会議規則第43条の規定により議長に委任いただきたいと思いますが、御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯神谷議長  御異議なしと認めます。よって、字句、数字等の整理、訂正は議長に委任することに決しました。  以上で本会議に付議されました案件の審査は全て終了しました。  よって、令和2年第4回宗像市議会定例会を閉会します。  諸案件の審査に当たられました御労苦に対し深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。                      閉会 14時59分 このサイトの全ての著作権は宗像市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MUNAKATA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....