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  1. 宗像市議会 2020-12-04
    宗像市:令和2年第4回定例会(第5日) 本文 開催日:2020年12月04日


    取得元: 宗像市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-31
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                   令和2年12月 4日(第5日)                   開  議    10時00分 ◯神谷議長  皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は20人で、全員であります。よって、令和2年第4回宗像市議会定例会は成立いたしましたので、再開します。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。  なお、本定例会では、新型コロナウイルス感染症予防のため、3密を防ぐ配慮を徹底した上、進めることといたしますので、発言につきましては、簡潔、明瞭に行っていただきますよう、御協力をお願いします。  これより日程に入ります。  日程第 1.一般質問 ◯神谷議長  日程第1、一般質問を行います。  最初に、2番、石松議員の1項目めの質問を許します。 ◯2番(石松修議員)  皆様、おはようございます。宗像志政クラブ石松修です。  10月25日に行われました宗像市議会議員選挙において市民の皆様から選出していただき、11月1日より4年間の任期をいただくことになりました。市民の皆様の意見にしっかりと耳を傾けて、4年間、全力で議員の職務を全うしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  私が議員になるに当たって、非常に心に引っかかっていたところなんですが、今、非常に少子化が問題になっております。これは国が国を挙げて取り組まなければいけないことではありますが、宗像市が自治体として様々な取組ができると思っております。こういった思いを持ちまして、1項目めの質問に入らせていただきたいと思います。  私たちのまち宗像市は、福岡市と北九州市の両政令都市の中間に位置し、交通アクセスの良い田園住宅都市であり、玄界灘に面した白砂青松のさつき松原、弧を描いた美しい海岸線や島々、市内を貫流し大地を潤す釣川、四塚に連なる山々など、豊かな自然と景観に恵まれた住みよいまちです。  いにしえより、中国大陸や朝鮮半島を結ぶ航路が開かれ、航海術に長けた「宗像人」は、大陸との交流を重ね、豊かな歴史と文化芸術を育んできました。
     このように多様な文化芸術は、今も脈々と流れ、私たちの文化芸術活動に活かされています。これらの文化芸術活動を見つめなおし、活用し、新しい価値を創出して発展させるとともに継承することは、市民が心豊かに生活をするための糧となり、ひいては市民相互の連帯感をつくり出し、共に生きる社会の礎となるものです。  また、文化芸術は、教育、福祉、健康、医療、観光等の幅広い分野にも波及していく可能性を有しています。  私たちは、文化芸術が持つ力を宗像市の政策に取り入れ、文化芸術の振興を通じて総合的なまちづくりを進めていくために、この条例を制定します。  宗像市文化芸術振興条例を紹介させていただきました。  子どもの頃から文化芸術に触れることは、教育的観点から大変重要であると感じております。しかし、家庭環境により大きな差異が生じる状況にあります。  宗像市は、宗像市文化芸術振興条例を制定し、宗像市文化芸術まちづくり10年ビジョンを定めています。今年度に最終年度を迎えますが、コロナ禍における文化芸術活動に対する取組についてお伺いいたします。  (1)10年ビジョンの総括と今後の新規10年ビジョンの考えは。  (2)市内小学校4年生全員を対象に宗像ユリックス文化芸術公演を開催し、小学生の間に本物の文化芸術に触れる機会を提供していた小学4年生文化芸術鑑賞事業の評価と廃止の経緯は。  (3)宗像ユリックスコロナ禍における各種事業取組状況は。  以上、私の1回目の質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯神谷議長  石松議員の1項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  堤文化スポーツ担当部長◯堤文化スポーツ担当部長  それでは、私から、1項目めの、子どもたちが心豊かに育つまちづくりについて随時お答えいたします。  まず、(1)10年ビジョンの総括と新規10年ビジョンの考えについてですが、平成22年度に策定した現在の10年ビジョンは、芸術文化の振興を通じて総合的なまちづくりを推進する具体的な市の施策の指針としてまいりました。令和2年度はその最終年度に当たり、10年ビジョンの検証と評価を行うことにしておりますが、コロナ禍審議会自体予定どおりに開催できておりません。しかしながら、今後、進捗を図り、令和2年度末までに検証と評価を完了させたいと考えております。  また、新規10年ビジョンにつきましては、現在の10年ビジョンに掲げる多種多様な芸術文化を継続して推進していくとともに、国の文化芸術振興基本法の方向性を踏まえながら、観光、まちづくり国際交流、福祉、教育、産業、その他の関連分野との連携を図っていけるようなものを審議会に諮っていきたいと考えております。  次に、(2)小学4年生文化芸術鑑賞事業の評価と廃止の経緯についてですが、子どもの頃から文化芸術に触れることは教育的観点から大変重要であり、本物のホールでプロの演奏を鑑賞、体験する機会を創出し、豊かな情操を養う一助とするため、平成23年度から事業を開始いたしました。他の自治体にはないユニークな取組で、子どもたちや先生方からも好評を得ていたと考えております。  しかしながら、事業開始から9年を経過したこと、アウトリーチ事業、いわゆるいきいき出前コンサートにおいて、全小中学校にプロの演奏家を派遣して音楽を鑑賞、体験する機会を提供していることなどの理由から、本事業は一定の成果を上げることができたと判断し、事業完了に至ったものでございます。  最後に、(3)宗像ユリックスコロナ禍における各種事業の取組についてですが、ミアーレ音楽祭文化祭吹奏楽祭など、市民参加型の事業など練習期間が取れないものや、舞台上での演者のソーシャルディスタンスが保てないような公演については開催を中止したものもありましたが、映画上映や寄席、舞台上で演者が密にならない公演などは、収容人数を半分に制限した上で、国の示したガイドライン等に沿って十分な感染対策を講じつつ、営業を行っているところです。  また、コロナ禍において、宗像ユリックスが創意工夫して新規に実施している事業等といたしましては、各中学校吹奏楽部では、3密を避けるために音楽室での合奏練習ができない状況が続き、発表の機会も持てないことから、ガイドラインに沿ったソーシャルディスタンスが取れる広さのイベントホールを活用して、「コロナに負けるな!合奏練習」を企画し、発表の場として、また、保護者も観覧できる「コロナに負けるな!3年生卒部コンサート」を開催いたしました。  加えて、例年と同様に、保育園幼稚園九州管楽合奏団を派遣して、アウトリーチ、いわゆるいきいき出前コンサートを行っておりますが、今年度は園児たちが分散して聴けるよう、リモートでの演奏を実施するなど、コロナ禍における対策に取り組んでおります。  そのほかでは、「「新型コロナに負けない!」~皆さんの笑顔が見たいから~」と題して、宗像ユリックスオリジナル動画を29本作成し、公開しています。内容は、オリジナルダンス公演感染症対策の啓発、ピアノソロロビーライブ、ユリックスジュニアブラス再始動!!!、自宅でできるストレッチやトレーニング等で、公式ホームページから御覧いただくことができます。  コロナ禍においても、市民の皆さん芸術文化等に触れ合える取組を引き続き推進していきたいと考えております。今後とも、状況の変化に応じて柔軟に対応してまいります。  以上です。 ◯神谷議長  石松議員。 ◯2番(石松修議員)  御答弁ありがとうございます。  ちょっと私の思い出話になりますが、私、小学校の頃、本を読むのが割と好きでした。「トム・ソーヤーの冒険」というアメリカの文学なんですが、その本がお気に入りで、これはアニメなどにもなっております。非常にやんちゃで腕白な少年なんですが、非常に人として大事なところは、倫理観や正義感を持って行動する主人公でありました。複雑な家庭で生まれ、親友のハックルベリー・フィンはホームレス、そして、ひょんなことから殺人事件を目撃して、その真犯人を告発するかどうか非常に悩むところでありました。作品の中で、本当に子どもらしさ、古き良き時代のアメリカが舞台ではありますが、そういったものに非常に憧れて、また、大人になっても読み返すような本であります。学校の勉強、友達と遊ぶこと、そういった中で、こういった芸術文化、読書もそうですし、演劇、スポーツや武道、華道や茶道など、こういったいろいろな文化に囲まれて子どもたちが育つことが、とても大事であると私は思っております。  冒頭で紹介させていただきましたが、この宗像市には、こういったすばらしい条例があり、また、10年ビジョンを定めて、それを実施してこられて、今年度が最終年度になります。今年度は、このコロナ禍において非常に、特に舞台を使う、ホールを使う公演などに関しては、やはり密になりますので行うことができない状況でありました。  そういった中で、市としてどういった取組をされているかということで、今回質問させていただいたのですが、また、芸術文化は一つの産業という側面もあります。その事業、芸術家方たちも、それをなりわいにして過ごしているわけであります。このコロナ禍において非常にダメージを受けた産業という一面もあります。そういった中で、今回取り上げさせていただいた部分があります。  10年ビジョンに関して、総括ということで、なかなか、このコロナ禍において会議が開催できないということで取組ができていないということですが、新しい10年ビジョンをまた策定していただくということで、非常に期待をしておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。  2項目めにお尋ねいたしました小学4年生文化芸術鑑賞事業についてです。  これ、答弁によりますと、非常に好評であり、また、ユニークな取組であると評価されてありましたが、昨年度で一応終了と聞いております。今年度は、コロナ禍の影響もあり、恐らく開催は難しかったのかなということもありますが、このコンサート、私も宗像ミアーレ音楽祭に、ちょっとお手伝いをさせていただいた関係で、2018年の公演を聞かせていただきました。生徒たちユリックスに集いまして、チケットを持ち、自分の席を探して座り、公演をしっかり聴く。休み時間は、小学生らしくワイワイガヤガヤしておりましたが、演奏が始まると本当に食い入るように聴き入っている姿がとても印象的でありました。そして、最後に、会場にいる4年生全員で「BELIEVE」の合唱がありました。本当にこれは、心を一つに、すばらしい歌声を聴かせていただいたところであります。  そういった事業なのですが、残念ながら廃止ということで聞いておりまして、ちょっと今回の質問に取り上げさせていただいたんですが、せっかく、この宗像独自のユニークな取組をなぜ廃止したのか、もう少し具体的な御説明をよろしくお願いいたします。 ◯神谷議長  堤文化スポーツ担当部長◯堤文化スポーツ担当部長  小学校4年生の芸術鑑賞事業でございますけども、もともと、この事業、9年間、取り組んでまいりましたけども、その間に、別の事業としていきいき出前コンサート、こちらのほうを開催しております。現在、いきいき出前コンサートにおいては、市内の幼稚園、保育所、小学校全校、また中学校というふうに、プロの演奏家を学校に派遣し、プロの演奏を児童生徒に聴いていただくというような取組を行っております。  プロの演奏に触れて、文化に触れる機会を増やすという事業の目的自体が、いきいき出前コンサートと小学4年生の芸術鑑賞事業と一緒ということで、行財政改革の中で選択を迫られまして、小4事業の廃止のほうを選んだということでございます。  実際にプロの演奏家の方々を学校に派遣することによって、小学校4年生だけでなく、各種多様な学年に対応できるということで、いきいき出前コンサートのほうを継続して残すという選択をさせていただきました。  以上でございます。 ◯神谷議長  石松議員。 ◯2番(石松修議員)  様々な制約がある中で、また、いろんな体験を子どもたちにしていただきたいと思いつつも、やはり学校のカリキュラムなど、いろいろな事情があるかとは思います。ただ、やはり、この事業は、大島、地島の子どもたちも含めて、事前に九州管楽合奏団皆さんがレクチャーに行き、そして、チケットを持ってホールで実際に体験する。もちろん、部長が今おっしゃられましたように、学校にプロの演奏家たちがやってくるというのも本当に楽しみな事業であるかと思います。私も城山中学校の生徒だったときに、九州交響楽団皆さんに来ていただいて、非常にすばらしい演奏を聴かせていただいたことを覚えております。  次の10年ビジョンでは、やはりこのホールでの体験をするという事業については、もう盛り込まないということでよろしいでしょうか。 ◯神谷議長  堤文化スポーツ担当部長◯堤文化スポーツ担当部長  次の10年ビジョンの中では、小学校4年生の芸術鑑賞事業に関して盛り込むことではございません。ただ、宗像ユリックスでいろいろなクラシックのコンサートワンコインコンサート等もございますので、そういった機会にぜひ市民の皆様には活用していただきたいと考えております。  以上です。 ◯神谷議長  石松議員。 ◯2番(石松修議員)  ありがとうございます。  一番最初に申し上げたとおり、学校を通じて全員が体験するということが、ひとつの、どんな家庭の子どもも取り残さない──ワンコインコンサートと今おっしゃられましたけど、家庭に余裕がなくて、なかなかそういった事業に目が向かない家庭もあるかと思います。  せっかく9年間続けられた事業ということで、非常によい取組だったと感じております。今回の質問に当たっていろいろ資料を探しておりましたら、他の自治体関連団体の方が視察に来られて、非常にすばらしい事業をやっているというレポートなどもありましたので、何かしら、そういった取組を今後もぜひ検討していただきたいと要望させていただきます。  (3)について、このコロナ禍の中で、子どもたちは非常に大きなダメージを受けていたと思います。特に部活をやっている皆さん運動部皆さんも中体連の大会が中止になったりとか、文化部のコンクールであるとかコンテストが中止になってしまっております。そういった中で、この宗像ユリックスの取組は本当に評価ができると思います。  ユリックスを中心に、宗像の芸術文化活動、様々なことが行われております。特にコロナ禍だからこそ、行政の役割というのは非常に大きいと思います。冒頭に申し上げました条例の理念に、これからもしっかりと取り組んでいただきたいと思っております。  また私のお話をちょっとさせていただきます。ちょうど10年前ですが、娘が幼稚園生のときに、いきいき出前コンサート九州管楽合奏団皆さんの金管五重奏の演奏があるということで、私が楽しみにして、私も幼稚園にお伺いして聞かせていただきました。そのときに来ていただいたメンバーの方が、その後、ユリックスジュニアブラスを立ち上げまして、ユリックスジュニアブラスは今年7年目になるかと思います。私も保護者として関わらせていただいておりまして、先ほどの娘が小学校のときに、その先生にお礼のペンダントをかけたわけなんですが、3年生からはジュニアブラスに入団いたしまして指導を受ける、そういった不思議な縁もありました。  宗像市は、九州管楽合奏団と連携をされていると聞いております。そして、宗像ユリックスを通じて、ジュニアブラスを持っております。自治体が、京都市とかは財団を通じて交響楽団を保有していると聞いておりますが、さすがに楽団を直営で持つというのは非常に難しいところであるかと思うんですけれども、九州のプロ吹奏楽団である九州管楽合奏団と提携してもうかなりの年月がたっております。その連携について、もうちょっと詳しく中身をお尋ねしたいと思います。 ◯神谷議長  堤文化スポーツ担当部長◯堤文化スポーツ担当部長  宗像市と公益財団法人宗像ユリックスは、平成18年2月に九州管楽合奏団連携協力に関する提携書を交わしております。  主な連携協力の内容は、九州管楽合奏団が、市及び宗像ユリックスが主催、共催している催しや市内小中学校等が実施する音楽活動に関し、可能な限り連携協力するというものになっております。具体的には、九管ポップスファミリーコンサートの開催、市内の全ての保育園幼稚園でのアウトリーチ事業の開催、市内全ての中学校吹奏楽部への演奏指導合奏指導等を行っていただいているところでございます。  市といたしましては、今後とも九州管楽合奏団連携協力を進めながら、音楽を通した芸術文化活動の振興を図っていきたいと考えております。  以上です。 ◯神谷議長  石松議員。 ◯2番(石松修議員)  ありがとうございます。  今後も引き続き、九州管楽合奏団皆さんをはじめ各種芸術団体皆さんと連携を深めまして、宗像市の芸術文化まちづくりを進めていただきたいと思っております。子どもたち、そして大人たちも、皆さんがそういった芸術文化スポーツなどを楽しめる市政に取り組んでいただきたいと思います。  こういった連携があるからこそ、小学4年生事業というのは続けていただきたいと、強い思いがあったわけですが、私が議員になる前のお話ですし様々な事情もあるかと思いますが、ここでやめるのは本当にもったいないなという思いがいまだにあります。  先ほどもお話ししましたが、ユリックスジュニアブラスも週1回のユリックスでの練習を通じて、市内の様々なイベントで活躍をしております。今年度はコロナ禍の影響で全く本番の予定がありませんでしたが、プリンセス駅伝でのファンファーレを例年依頼いただいておりまして、今年も、無観客ではありましたが、全国にテレビ放送ということで流れました。プリンセス駅伝も非常に市民が盛り上げているイベントでありますが、そういった中に華やかさを演出する団体として、ジュニアブラスの意義もあるのかなと思っております。  もうちょっとお話ししますと、ジュニアブラスが出来上がって最初の本番、お披露目のときに、当時の谷井市長が「私が指揮を振る」と言い出しまして、団員も指導者皆さん保護者もちょっとびっくりしたわけではありますが、無事に市長の指揮で演奏することができました。そういったのは非常に子どもたちも喜んでおりまして、谷井市長が退任するときも市役所にお呼びいただき、最後、演奏で市長をお見送りすることができました。そういった市長の権力はぜひ使っていただきたいなと思っておりました。  今後とも、宗像市の芸術文化の発展のためにしっかりとした取組を要望いたしまして、私の第1項目の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯神谷議長  続いて、2項目めの質問を許します。  石松議員。 ◯2番(石松修議員)  次に、ホームページSNS等を活用した分かりやすい情報発信についてということで述べさせていただきます。  市の情報発信手段として既存の広報紙等に加え、ホームページSNS等を活用して効果的に情報を届ける仕組みが求められています。インターネット上は真偽が定かでない情報も多く、信頼性のある情報発信元として自治体からの情報発信の重要性が増しております。市民の皆さんや宗像市に関心のある人が市の情報発信に触れる機会を増やすための取組についてお伺いいたします。  (1)フェイスブック、LINE、インスタグラム、ツイッター等SNS公式アカウントの開設、活用状況は。  (2)市の魅力発信の取組の現状と課題は。  (3)防災情報の発信の現在の取組状況は。  以上、2項目めの1回目の質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯神谷議長  石松議員の2項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  伊豆市長◯伊豆市長  それでは、情報発信全般について、率直な私の思いを述べさせていただき、各項目については部長からお答えさせていただきます。  私は常々、よりよいまちづくりを進めても、市民の皆様を含め、いろんな方に知っていただかなければ意味がないと思っています。本市は、他の市町村よりも先進的な取組が数多くあります。例えば、温かい給食の提供ができ、きめ細やかなアレルギー対策が行われている自校式給食も本市の特徴の一つです。しかし、宗像市に住む市民にとっては当たり前のことであり、ふだんの生活の中で意識する場面が少ないのではないかと思っています。  恥ずかしながら私自身も、この市長という立場になって知った多くの施策があります。市民も含め、市民以外の方にも宗像市の施策や特色などを広くPRできるよう、情報発信シティプロモーションについてはさらに充実させる必要があると考えています。また、多くの市民の方々と直接触れ合う機会がある議員の皆様方にもぜひとも御協力をいただき、宗像市の施策を積極的にアピールしていただければ幸いです。  宗像の魅力を広く発信し、市民も含め、宗像市のまちづくりに共感し、応援していただける多くの共感人口を増やしていきたいと考えています。  以上です。 ◯神谷議長  中野総務部長。
    ◯中野総務部長  私のほうから(1)、(2)につきまして答弁させていただきます。  まず、(1)SNS公式アカウントの開設、活用状況についてお答えします。  市の公式のアカウントは、フェイスブック、LINE、ユーチューブ、インスタグラムに公式アカウントを開設しております。また、担当課が単独で運用しているアカウントが、フェイスブックで3アカウント、インスタグラムで2アカウント、ツイッターで1アカウントあります。  11月現在の活用状況ですが、フェイスブックでは、利用者に直接情報が届く「いいね!」を登録されている方の数は4,370で、月に40回程度、投稿を行っています。  本年9月に開設したLINEは、友達登録の数は1,117で、月に20回程度の配信を行っています。また、子育て・教育、ごみの出し方、防災・消防のチャットボット検索、公式ホームページ等への誘導を行っています。  ユーチューブは動画のストックとして活用し、126本の動画を掲載し、567人にチャンネル登録していただいています。  インスタグラムは今年11月に開設したばかりですが、今後、宗像の自然、歴史、文化などの魅力を写真や動画を通じて発信していく予定です。  次に、(2)市の魅力発信の取組の現状と課題についてお答えします。  地域を持続的に発展させるためには、行ってみたい、関わってみたい、住んでみたい、住み続けたいと思ってもらえるよう、市の魅力を創造、発掘して、効果的に情報発信していくことが必要です。本市が目指す「子育て世代に選ばれる都市イメージ」の確立に向けて、宗像での暮らしや子育て環境について共感をつくり出せるよう、情報を整理し、SNS、ホームページ、広報紙を基本に捉えて、各メディアへの情報提供による各種媒体掲載で発信を行っています。  課題としましては、行政のみでの情報発信では広がりや持続性が乏しいという点です。市民の皆さんや民間企業など多様な主体との連携により、効果的、効率的な発信を行っていきたいと考えております。  以上です。 ◯神谷議長  的野危機管理交通担当部長。 ◯的野危機管理交通担当部長  それでは、(3)防災情報の発信の取組について私からお答えをいたします。  防災情報の発信につきましては、多くの人に多様な手段を用いて発信できるように、緊急速報メールや公式LINE、緊急情報伝達システムによるメール配信などにより情報を配信しております。  また、今年度からは、被害箇所や開設している避難所、避難者数が視覚的に分かるように、地図情報システムを利用した災害ダッシュボードを公開し、災害時の情報発信を行っております。  以上です。 ◯神谷議長  石松議員。 ◯2番(石松修議員)  ありがとうございます。  伊豆市長のほうからも、情報発信の大切さ、また、宗像市の魅力発信について、今後も力を入れていくという力強い答弁をいただきました。私も一議員として、議員としての発信にしっかり取り組んでまいりたいと思います。  ホームページ、あと、SNSの取組状況なんですが、非常にしっかりと取り組んでいただいていると感じます。しかし、開設した後、いかにそれを市民の皆さんに知ってもらって利用していただけるか、そこが大事だと思います。  その中で私がこれから一番期待をしているのは、宗像市の公式LINEであります。こちらの画像のほうがあるんですが、こちらは9月に開設されたということで、市の広報紙のほうに、こうやって公式LINEの紹介と、QRコードを読み取って登録していただくように書いていただいております。  この公式LINEなんですが、ホームページへのリンクや防災情報、そして、ごみの出し方など、簡単にアクセスができるようになっております。これは福岡市のほうが先行して取り組んでいて、今、各自治体のほうにも広がりつつあるところだと思います。また、会社、企業、事業者なども、割とこれは気軽に始めることができて、私も宗像市内の業者の公式LINEなどを登録しておりまして、様々な情報を得ております。  このLINEについてなんですが、今後の登録者の目標数をどの程度に設定されていらっしゃいますでしょうか。そして、それを大体いつまでに、どのぐらいの人数達成したいと考えていらっしゃいますでしょうか。達成するために、具体的にどのような手段を取っていくのか、以上についてお尋ねいたします。 ◯神谷議長  中野総務部長。 ◯中野総務部長  LINEの目標についてお答えいたします。  2019年の国内のフェイスブックの利用者の推計は約2,600万人、一方、LINEは8,200万人と、約3倍の利用者となっております。現在、宗像市のフェイスブックで「いいね!」をされている方は約4,300人ですので、まずはその3倍の1万人以上をLINEの登録者数の目標とし、今年度中に3,000人を達成したいと考えております。  目標達成の手だてについてでございますが、現在、広報紙でLINEのQRコードの掲載を行っておりますが、今後は、広報紙での特集、ホームページでのバナー表示、公共施設や駅など広報紙配布場所での啓発、各種イベントなどでの周知を図り、目標を達成したいと考えております。また、先進自治体事例を参考にしながら、LINEにおける住民サービスの充実も引き続き検討したいと考えております。  以上です。 ◯神谷議長  石松議員。 ◯2番(石松修議員)  ありがとうございます。  ちなみに、福岡市のアカウントの登録者数はたしか170万人ぐらいです。人口よりも多いぐらいなんですが、これはなぜかといいますと、恐らく、最初にそういった事業を始められて、非常にマスコミでも取り上げられて、また、LINEのスタンプという絵柄のプレゼントなどがあったと聞いております。そういったマスコミにもたくさん取り上げられて、すごく伸びているわけですが、宗像市、10万人弱の人口に対して今1,100ちょっとということですので、まだまだこれからだなということであります。  さっきもお話ししましたとおり、やはり利用していただいて初めて意味があるものです。これは私も実際に登録しまして、ちょっとこちらの画面のほう見ていただきたいんですが、こういった形で、ホームページフェイスブック防災情報、ごみの出し方、子育て情報、そういったサイトにすぐにアクセスできますし、このAIによるチャットで、ごみの出し方、このごみは何であるかということを教えてくれたりします。ただ、物すごく使いやすいかといいますと、ごみなんかはちょっとまだまだこれからではないかと思うところもありました。  ちなみに、福岡市のほうでは、こういった形になっております。まだ宗像市では取り組んでない事業といたしまして、損傷報告ということで、道路であるとか公園などで不具合が見つかったときに、市民の皆様が直接、市のほうに報告を上げることができる機能がついております。道路に穴が空いているとかいう場合、自治会とかコミュニティとか、そういった地域の方を通じて改善提案書を上げる仕組みもありますが、一般の人がぽんと見つけたときに、区長さんやコミュニティに報告をするのはなかなか難しい状況もあるのではないかと思うのですが、こういった機能も今後導入をぜひ検討していただきたいと思っております。たくさんの方が登録して、便利だと思っていただけるものでないと意味がないと思います。  中野部長、ちなみに、実際にこのLINEを御利用になられて、どういった感想をお持ちでしょうか。 ◯神谷議長  中野総務部長。 ◯中野総務部長  私も早速LINEのほうに登録し、活用しております。  市の情報検索が早くできるようになったと感じております。  以上です。 ◯神谷議長  石松議員。 ◯2番(石松修議員)  ありがとうございます。  今回の議会の中で、先輩の議員の皆様の一般質問においても、コロナ禍の対策など、ホームページでの発信、情報が載っているということですが、それに対してなかなかアクセスがしづらいというお話を何回か聞きました。ホームページに一番最初に載ったときは、新着情報というところに分かりやすく載るわけですが、その後は各課の分類になってしまいまして、検索しないと出てこなかったりとか、そういったことがあります。  このLINEを使って情報へのアクセスをしやすくする、そういったことが今後非常に重要ではないかということで、今回紹介をさせていただきました。  そして、ちょっと御紹介をさせていただきたいんですが、これは宗像市立の赤間小学校ホームページなんですけれども、「校長先生のおへや」ということで、4月から校長先生がほとんど毎日、日記というかブログというか、そういった発信をされております。この未曽有のコロナ禍で、学校の責任者である校長先生が何を考えて、どういう学校運営をしていきたいのか、そういった思いを直接、保護者として知ることができました。そして、ときには、児童の皆さんとの触れ合い、エピソードなど、そういった紹介もされておりました。  やはりトップの責任者の方の発信がしっかりしていると、非常に安心ができますし、また、身近に感じることができます。私も以前、PTAの役員なども務めさせていただいておりましたので、学校のほうにお伺いしていろいろお話をすることもありましたが、一保護者としては、やはり校長先生というのは上の方で、ちょっと近寄りがたいといったイメージを持っている方もいらっしゃると思います。宗像市政においても、今こうやって私も議員という立場をいただいて、市長から直接、答弁をいただくような立場になりましたが、一般市民の方は、やはりなかなか、市長さんってどんな人だろうかとか、そういったことを思われているのではないかなと感じております。  広報紙などでも伊豆市長の様々な情報を見ることができますし、市政全体が伊豆市長の下で行われているわけですが──こういった「ふくおか経済」という雑誌がありまして、伊豆市長が表紙を飾られております。そして、この中に10ページほどのインタビューがありまして、市長のこれまでの生きざまというか、様々なエピソード、そういったものが非常に細かく書いてありました。先ほど芸術文化に関する質問をさせていただきましたが、市長が大学時代、演劇に取り組まれてあったとか、また、好きな今読んでいる本の名前も幾つか挙げられておりました。この雑誌はなかなか一般の方が手に取って買うような雑誌ではないのですが、こういった情報も載っているということを、まず、SNS等であれば気軽に発信することもできますし、いろんなことを市民の皆さんに知っていただくことが大事だと思っております。  宗像市の魅力の発信とともに、伊豆市長の魅力も市民の皆さんに、そして、日本の皆さん、そしてインターネットですから全世界の皆さんに、宗像市は伊豆市長の下ですばらしい市であると、そういったことをぜひしっかりと発信していただきたいと思います。先ほどの校長先生自ら書いてあるということもありましたが、市長も大変お忙しいと思いますので、ぜひ執行部皆さん、市長の周りの皆様がそういった取組をしっかりとしていただいて、宗像市の様々な魅力を発信していただきたいと思います。  以上を要望とさせていただきまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯神谷議長  これで石松議員の質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。再開は11時5分からといたします。                      休憩 10時50分                      再開 11時05分 ◯神谷議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、19番、末吉議員の質問を許します。 ◯19番(末吉議員)  日本共産党市議団の末吉でございます。  今議会の定例会での質問が数えて134定例会目の質問です。本議会で二人の新人議員が質問をされました。本当に新鮮で、昔の私が初当選したときの議会での質問を思わず思い出しました。新人議員のときは、もう寝られんほど考えるんですね。執行部はこういう質問に対しては、こう答えてくれるだろうという期待を持って質問に臨むわけです。ところが、自分が想定していた以上に冷たい答弁、あるいは考えられないような答弁が返ってくる。そういう中で、私、1回目のときを覚えているんですけれども、帰って布団の中で、自分は議員に向いてないんじゃないかと思ったことを今、思い出しました。  ただ、新しい議員は今まで市民の中で活動して、生活してこられて、そういう感覚の中で、道理ある質問だということで臨んでこられているんです。私も議員歴が長くなりますと、えてしていつの間にか役所的な考え方、思考、そういうものに染まっているのではないかということを自分に言い聞かせないと、市民感情にも乖離したことになってしまうのではないかと思います。  そういう意味では、それぞれの議員が一生懸命考えて、現在の市政の状況、市民の状況、市民の願いというものを考えて、道理ある質問をするわけですから、執行部皆さんもそれに真摯に応えていくという姿勢で議論を大いにやると、もっともっと宗像が住みやすいまちになっていくのではないかなと思います。先輩づらしてちょっとえらそうなことを言いましたけれども、私自身も、途中である幹部職員から「末吉議員、今回は手を抜きましたね」という指摘を受けたことも何度もあります。本当に年数はたっておりますけれども、新人議員の真摯な気持ちに触発されて、今日の一般質問を進めていきたいと思います。  今回のテーマは1点だけです。新型コロナウイルス感染拡大第3波を迎えてということであります。  福岡県は、昨日感染者数が31人と、東京や大阪、その他の兵庫などに比べると桁が違うわけですけれども、8月の時点では3桁の感染者も発生しておりました。そこで、このコロナ感染拡大第3波を迎えての質問で、これから大きな波が来るであろうこの福岡県にも、それに備えて、本市として取るべき対応はいかにあるべきかという観点から質問をしたいと思います。  1点目は、最近の新型コロナウイルス感染拡大「第3波」といわれる状況を市はどう認識しておられるのかという点であります。  2点目は、PCR検査体制の拡充についてであります。  現在の保健所管内ですが、宗像・遠賀管内でのPCR検査体制はどのようになっているのか、お伺いします。  2)としては、本年7月8日から開設いたしました宗像地区の検査センターにおける検査実績と一日当たりの最大検査件数はどのようになっているでしょうか。  3点目でございます。医療機関、保育施設、介護施設、障がい者施設の従事者、入所者などへの社会的検査を実施することは感染拡大防止に大きな効果があると思うが、市で検討できないかという点であります。これについては、福岡県、あるいは北九州市、福岡両市についても新たな方針を記者発表しておりますので、それを踏まえた上で御答弁をお願いしたいと思います。  次の3点目は、宗像医師会病院に対する支援策についてであります。去る9月議会で、この宗像医師会病院に対する支援策について質問をいたしました。今年度、20%から30%の大きな赤字といいますか、減収になっているという状況の中で大変今、苦慮されておられるわけであります。  先週でございますが、石田医師会会長と医師会病院の伊東病院長とのお話を伺うことができました。そういう中で、年末、期末手当を出す上でも非常に苦慮されているお話を伺いました。  そこで、1)として、具体的な支援策について、宗像医師会との協議を行っているのか。また、どういう段階に話がいっているのかお伝え願いたいと思います。  2点目として、直接的な財政的支援というのが非常に難しいということであれば、先に述べた社会的検査の分析作業を宗像医師会病院に担ってもらうことはできないだろうか。そこで、一定の収益を上げることも可能なのではないかという観点から質問しているわけですが、その際、分析機器等の整備に関して助成することも考えられるのではないかという点であります。  4点目は、年の瀬を迎えて、市民の暮らし、営業を守る温かい支援策をということで、1点目は、今般、政府、野党ともに、低所得のひとり親世帯に対する臨時特別給付金の支給を補正予算の中で行いたいということを打ち出しております。前期、国のひとり親世帯に対する臨時給付金に対して、市は独自の1万円の上乗せを行いました。今回、市としてこの上乗せ支給を考えているのかどうかをお伺いしたいと思います。  2点目は、市内中小事業者に対して、年の瀬を越すための支援策を次のような内容で検討できないかということで、3点挙げております。  5月の連休明け、本市の約2,000事業所を対象に、売上げが15%減った中小の業者に対して、家賃3か月分、30万円の給付金を思い切って出されたことに対して、大いに市内の業者の方々から喜ばれてきました。  ただ、この間、一定の業績の回復やあるいはお客さんの回復などは見られたものの、昨年度までにはどうしても追いつかないという現状であります。そこで、家賃支援を兼ねた年越し給付が考えられないかという点が1点。  2点目は、年末対策のための緊急融資枠の抜本的な増額ができないかという点であります。  3点目は、私、今まで前期のときには挙げてなかったのですけれども、上下水道料金の減免について検討できないかと。これは税と違い、下水道料金でありますから、他の自治体でも市、自治体独自で猶予期間を置くだとか、減免制度を設けるなど実施した自治体があるわけですが、この上下水道料金の減免について考えることができないだろうかということで、1回目の質問といたします。 ◯神谷議長  末吉議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  北原健康福祉部長。 ◯北原健康福祉部長  それでは、私からは、新型コロナウイルス感染拡大「第3波」を迎えてという御質問の(1)から(3)までをお答えさせていただきます。  まず、(1)の「第3波」といわれる状況についてでございます。既に新聞やニュースでの報道があっておりますとおり、10月末ぐらいから北海道をはじめ、東京都、それから大阪府などで感染者が急増し、外出自粛要請や警戒レベルを最高レベルに引き上げるなどの対策が取られて、地域によりましては、第3波といわれている状況がございます。  福岡県につきましては、現時点では感染者は増えてはおりますが、少しずつ増えているということで、第3波の到来を想定した行動が必要な状況にあるのではないかと認識はしております。  次の(2)の1)ですけれども、現在の宗像・遠賀管内でのPCR検査体制についてでございます。管内でのPCR検査体制といいますか、福岡県が管轄しております保健所のほうでの結果になりますけれど、9月から検査体制が強化されまして、これまでの約6倍ほどになります1日1,800件程度の検査を受け入れ、短時間で結果の判断ができる状況になっております。  また、身近なかかりつけ医でも受診、検査ができる体制を構築するために、県と県医師会の契約締結によりまして、県内では1,000か所以上の医療機関で受診、検査が可能となっております。9月以降、福岡県では第3波を想定した検査や医療体制が既に大幅に強化されている状況ではないかと感じております。  2)宗像地域のPCR検査センターにおきます検査実績と1日当たりの最大検査件数についてでございます。本年7月に開設されました宗像地域PCR検査センターにつきましては、宗像医師会が運営しておりまして、毎週水曜日と木曜日の午後、検査を実施しております。1日の最大受入件数は12件でございます。11月末現在で、検査の総数は123件でございます。1日当たりにしますと、平均3件の検査が行われているというような状況でございます。
     それから(2)の3)でございます。医療機関、保育施設、介護施設、障がい者施設の従事者、入所者の社会的検査を実施することの検討についてでございます。先ほど、末吉議員のほうからも御紹介がありましたように、福岡県が県内の高齢者施設、障がい者施設職員を対象に、年度内であれば1人3回を上限に検査を受けられる体制になるということで、今、12月県議会で審議されていると伺っております。  市は、市民に必要な検査体制が構築されるように、県の動向を見ながら、どうしても私どものほうとしましては、宗像医師会、それから県の保健所と連携をしていかなければなりませんので、その動向を見ながら、医師会や保健所と連携してまいりたいと考えております。  それから(3)の1)医師会病院に対する具体的な支援策について、協議を行っているのかについてお答えいたします。  宗像医師会病院とは、これまで新型コロナウイルス対策のほか、健診事業だったり、離島診療等もろもろのことについて都度都度連携協議を行っております。一昨日、12月2日には、宗像医師会と宗像医師会病院、それから宗像市、福津市によります宗像医師会病院の今後についての検討委員会というのができました。この委員会でおのおのの立場で意見を出し合いながら、今後の医師会病院の方向性を探っていくこととなります。この中で、コロナ禍だけではなく、中長期的視野に立って、福津、宗像市が宗像医師会病院にどのような協力や支援ができるのかを協議してまいりたいと考えております。  それから、(3)の2)財政的な直接の支援が困難なら社会的検査の分析作業を医師会病院に担ってもらうことはできないかと、その際の分析機器の整備の助成をしてはどうかについてお答えいたします。  社会的検査の分析を宗像医師会病院で担ってもらうことができるかについても、先日、宗像医師会、それから医師会病院と協議をいたしました。その中で、病院内で分析を行おうとしますと、精度管理、それから感染防止対策、検査後の後処理、特別な空調等の整備が要るということで、様々な課題があるということを病院のほうがおっしゃいました。病院内で検査分析を行うことは困難であるということでお答えもいただきました。従来から感染症等の検査分析を行っているしかるべき検査機関に出しているということでございました。このことから、医師会病院内で分析を担うことは今後も行わないとおっしゃってありました。  以上でございます。 ◯神谷議長  徳永子どもグローバル人材育成担当部長。 ◯徳永子どもグローバル人材育成担当部長  それでは、(4)の1)低所得ひとり親世帯に対する給付金について、市独自の上乗せ支給を考えているかという御質問にお答えいたします。  政府は、今、末吉議員からも御紹介ありましたように、さきの2次補正予算で、ひとり親世帯の子育て負担の増加、それから収入の減少に対する支援を行うため、臨時特別給付金を支給することを決定いたしました。  本市においては、この給付金については、11月時点で、児童扶養手当受給世帯690世帯、遺族年金などの公的年金受給世帯56世帯、所得超過により児童扶養手当を受給していない世帯のうち、コロナの影響で収入が減少した世帯44世帯、合計790世帯にこの給付金を支給しております。これは、対象世帯の約90%に当たります。まだ申請をされていない世帯に対しましては、案内チラシを送付し、早めの申請をするように促しております。  また、この第2次の補正予算に先駆けまして、学校の臨時休業などでひとり親世帯が大きな影響を受けておりましたので、国の臨時特別給付金に先んじて、宗像市独自の支援策として、ひとり親世帯に対し、1世帯当たり3万円の応援金を市として支給いたしました。補正予算、先月末から国の3次補正において、2次補正時と同様の給付金を再支給する方向で検討に入った旨の報道に触れることがありますので、国の動向を注視したいと思っております。  また、市で上乗せが必要なのかどうかというのはこの国の動向を見まして、さらなる支援が必要と判断した場合には、市独自の支援も検討する必要があるのかなとは思っております。  以上です。 ◯神谷議長  田中産業振興部長。 ◯田中産業振興部長  それでは私のほうから、(4)2)の市内中小事業者に対する支援策について順次お答えいたします。  まず、アの年越し給付金の給付についてですが、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者の支援をするため、国、県で様々な支援策が実行されました。さらに、本市の実情を踏まえた本市独自の支援策といたしまして、先ほど議員から紹介いただきました宗像市小規模事業者緊急支援金をはじめ、新規創業者を対象とした創業者臨時応援補助金、感染症対策を行う宿泊事業者を対象とした宿泊事業者緊急支援補助金など、事業者の事業継続に向けた支援を行ってまいりました。さらに、プレミアム付商品券の発行、先払いによる市内事業者応援チケットの販売など市内の消費喚起にも取り組んでまいりました。  現在は、新しい生活様式の対応や新たなビジネス展開に取り組む事業者を支援するウィズコロナ対応補助金を実施しております。こうした取組は、一定程度の効果は上がっていると考えており、現時点においてですが、事業者に対してさらに一律の給付を行う新たな給付金の創設というものは現在考えておりません。  一方で、コロナウイルスの感染状況は日々変化しており、長期の様相を呈していることから、今後も動向や市内事業者の状況を注視しながら、必要に応じてスピード感を持って支援してまいりたいと思っております。  次に、イの年末対策の緊急融資枠の増額についてお答えいたします。  現在、新型コロナウイルスの影響を受けた中小事業者が比較的有利な条件で借り入れられる制度融資のメニューが複数ございます。その中で、市からセーフティーネット保証4号、5号、危機関連保証、これらの認定を受けた場合に活用できる融資制度、新型コロナウイルス感染症対応資金につきまして、影響が長期化していることを踏まえ、融資限度額が3,000万円から4,000万円に引き上げられております。既に市内事業者にはこの案内を差し上げており、必要に応じて追加の融資が進んでいるものと考えております。  一方、この融資の申込期間は今月末となっておりますので、事業者が年末年始における資金繰りに窮することがないよう、宗像市商工会や市内金融機関と連携し、さらに周知に努めてまいりたいと考えております。  次に、ウの上下水道料金の減免についてお答えします。  市と宗像地区事務組合とで中小事業に対する上下水道料金の減免について検討いたしましたが、現在のところ、実施する考えには至っておりません。  最後に、この御質問の事項全てに共通いたしますけれども、新型コロナウイルス感染症による影響は長期化しており、アフターコロナにおいても幅広い業種で従前とは異なる対応を迫られているということが予想されます。本市の経済を支えていただいている中小事業者の生活を守ることが、私たちの役割だと思っておりますので、引き続き事業者の動向等を注視しながら、必要な支援策を行ってまいりたいと思っております。  以上です。 ◯神谷議長  末吉議員。 ◯19番(末吉議員)  まず検査体制ですけども、私はこれも先週ですけども、保健所の中原保健所長ともお話をすることができました。それで、先ほど部長からも答弁ありましたように、県全体として1日当たり1,800件の検査体制を持っていると同時に、県医師会とも協議して、1,000か所以上でのPCR検査ポイントを確約していただいたと。  あわせて、宗像医師会管内だけでも36か所以上の医院で、かかりつけ医も含めてですけども、PCRの検査をできるようになったと。そのうち、医院の名前が公表されているのは4か所というお話を伺うことができました。そういう意味では、第1波のときに比べて、検査件数そのものは随分と拡大されている。これは症状の疑いがある方が検査をしていただくのに、それに対応できる検査体制は整えましたよというレベルなんですね。日本全体を見ても、まだまだ1日当たりの最大件数は3万件からそれよりちょっと今上回ってますけど、その規模なんですね。  それで、福岡県が今回、12月2日の記者会見で、12月議会に計上しようとしているのが、社会的な検査を実施するということの意味合いから、高齢者の介護施設職員のPCR検査をやるという予算を計上するわけですね。  そこで、まずお聞きしたいのが、感染拡大を阻止していく上で、医療機関や高齢者介護施設、あるいは障がい者施設、こういったところに対するこの社会的な検査というのが、なぜ必要とされているのかと。その意義について市長はどのように理解されているでしょうか。まず、その点をお聞きしたいと思います。 ◯神谷議長  北原健康福祉部長。 ◯北原健康福祉部長  この件につきましては、人が移動し、接触した場合に一定程度、感染のリスクが存在しているのではないかと。特に高齢者等がいらっしゃるところなので、高齢者施設等につきましてはそういうことからも必要であるということで言われていると思います。 ◯神谷議長  末吉議員。 ◯19番(末吉議員)  我が国のこのPCR検査に対する対応の仕方は、前安倍首相の時代、あるいは菅首相に替わっても、認識の甘さというか、そもそも最初にスタートさせたときは、37度以上の熱が4日間続いて初めてPCR検査の対象としますよという方針を国が出しましたよね。それと、若い人はかかっても重症化しない、無症状の状況があるということが盛んに出されました。  それともう一つ、このPCR検査の感度については7割しかないということが厚生労働省を中心に流布されたわけですね。これが日本と他の諸外国のPCR検査件数との大きな格差というか、違いを生み出してきています。  だんだん、第1波、第2波、特に分かってきたことがある。一つは、ダイヤモンド・プリンセス号の陽性者、感染者の中で、無症状者が400人近くいたことが分かりました。要は、陽性者の中でも無症状者は熱も出ていませんし、咳も出てない。そういう方が非常に発熱前から一番ウイルスが排出されることも分かってきていますが、これが感染を拡大させるということが分かってきました。だから、発熱37.5度が4日続いた後、やっとPCR検査を受けられるというのは、そもそもスタートから失敗しているんですよ。  それで、第2波のときに、若者が確かに比率的には多くかかりました。20代、30代が多くかかっていると。この拡大が要するに無症状のまま、市内、あるいは、だんだんと家庭の中での感染が広がっていく。いわゆる市中感染ですね。これは自分に自覚がないから、自分が感染しているということが分からないわけですね。  そこで、出されてきたのが社会的な検査を面的にする必要があると。東京の新宿の歌舞伎町で面的な調査をやりましたよね。接待を伴うところのピンポンポイントから、いや、それだけでは駄目だと。新宿のエピセンター、感染爆発地帯になっているところを面的に捉えて、検査を全てやるという手だてを東京都が取りました。これは、無症状の感染者をいち早く見つけて、保護し、隔離する。そのことが感染拡大阻止にとっては非常に重要だということが分かってきたからなんですね。  それと、医師会病院の先生方とも話していてもまた感じたんですけど、やっぱり感度が7割しかないという言い方が、物すごく日本中に、医療界も含めて厚生労働省の感染症の専門部会の先生方の中にもそういうふうに今まで言われてた方もあります。これについては、国際的にもきっぱりと否定されています。要するに、感度で見るんじゃなくて、今、地球上であるこのウイルスを検知する科学的な手法としては、このPCR検査が一番確度が高い。科学的に見ても、確度が高いんだと。だから、諸外国でPCR検査というのを徹底的にやると。  一番効果をもたらしたのが、実はニューヨークなんですね。ニューヨークはアメリカの中で、トランプ政権トランプ大統領の無策のおかげで、本当にひどい感染者数と死者数を出しました。その後、ニューヨークはニューヨーク州知事がどこでもPCR検査を受けられる体制を徹底したのです。直近の報告でも全米の陽性者率は10%ですけど、ニューヨーク州では3%をもう切っていると言われています。徹底したPCR検査と、あとスタッフ4,000人と書いていますけど、トレーサー、いわゆる濃厚接触者をずっと追っていくんですね。そして、いち早く陽性者を見つけて隔離、保護していくという政策を徹底をしたと。1日5万件実施したと言われているんですよね。  あのニューヨーク州でも、日本国内全体以上の検査をやったということなんですよね。そういうことで、この社会的検査というのは非常に意義がある、重要だということで、それを認めているからこそ、福岡県の小川知事が記者会見の中で、特に高齢者施設の職員のPCR検査を福岡県はやりますよと言われているわけですね。  それで、福岡市は高齢者の介護施設だけでなくて、医療従事者にもPCR検査を無料でやるとなったそうであります。これは記者会見の中で言われています。クラスターが発生している大半のケースは、高齢者施設か、医療機関なんですね。御承知のように、第1波、第2波の中で、本当にどの医療機関も赤字を抱えています。そういう中で、クラスターが心配だからといって、医療機関に新たに従事者の検査を求めるのは非常に厳しい。そういう中で、医療機関の検査についても行政が支援するという形で、福岡市は介護医療従事者にPCR検査をやるとしたんだろうと思います。  もう一つ、北九州市は医療機関は含まれてないのですけども、高齢者施設、従事者だけではなくて、入所者も検査すると。これは私が一般質問を通告しました次の日に、北橋市長が記者会見でこの方針を出しました。この原点になっているのは、東京の世田谷区の感染拡大を防ぐ社会的検査ということで、これは11月19日の私ども赤旗の新聞ですけれども、11月半ばに高齢者施設の検査で職員10人の陽性が判明した。これに伴って、施設入所者、利用者にも検査を拡大したところ、職員125人のうち13人、利用者、入所者のうち、2人の陽性が判明したということです。これはいずれも無症状の方だったと。これが放置されていると、当然、この施設内で感染拡大が起こって、クラスターとなっていっただろうと。  特に感染病の専門の先生方が言われているのは、若い人にとっては新型コロナウイルスというのは、無症状の方が比較的多い。そんなに致死率も高くない。ところが、一旦、抵抗力、あるいは免疫力のない医療機関だとか高齢者施設にこのウイルスが侵入すると、突如として殺人ウイルスとしての性格を発揮するんだということを強く警告されているんですね。そういう意味で、医療機関や高齢者施設へのPCR検査というのは、本当に社会的な検査として重要なんだということが、実証的なものとしてだんだんと分かってきたと言えると思うんですね。  そこで質問ですけれども、福岡県が12月議会で予算を計上して、福岡県内の高齢者施設の従事者についてはPCR検査をしますよと、無料で。これを明確に打ち出しました。ここで漏れているのは、医療従事者と高齢者施設における入所者ですね。この方たちの検査をやっぱりしておく必要があるのではないかと思うのです。  そういう意味では、対象が今度はかなり限定されてきますから、県の新たな施策の中で漏れているところについて本市として何らかのカバーをしていくことは、高齢者、あるいは医療従事者の方々の安心・安全、あるいは命を守っていく上から非常に重要な支援策になるのではないかなと思うのですが、これについては、まず市長に御答弁お願いしたいと思うんですが。 ◯神谷議長  伊豆市長◯伊豆市長  お尋ねのPCR検査自体については、精度は高いという御指摘ですが、あくまでもその時点での感染状況の状態を調べるものであり、一度実施すればいいというものではないと認識しております。人が移動し、接触する場面がある状況では、常に一定程度の感染のリスクが潜在しているものと考えざるを得ません。御指摘の医療従事者、そして入居者について検査すべきでないかという質問でございますが、現在は、あくまでも県の示した高齢者施設や障がい者施設のPCR検査を上限3回とするという、その状況を考慮した上で、その状況を見守りたいと思っております。 ◯神谷議長  末吉議員。 ◯19番(末吉議員)  今の市長の御答弁で、ちょっと気になる発言をされましたので。PCR検査そのものに対する懐疑というか、いや、ある時点で検査しても次の日に感染するかもしれないのではないかと。検査そのものがそういう性格のものだから、常に検査することが必要なのかと。これ、安倍政権のときもそうですけども、菅政権でもいまだにそういう発言をする人がいるんですよ。専門家の中にもおります。  じゃあ、空港で外国から来た人のPCR検査をするじゃないですか。何でするんかということなんですよ。その人が今、陰性でも発症するのが次の日かもしれない。そういう、何ていうか、考え方に陥っちゃうとPCR検査そのものをしなくていいのではないかと。しても無駄じゃないかという論理になるんですよ。  それで、日本の人口千人当たりのPCR検査数というのはどのくらいか御存じですかね。長崎大学の柳原教授という方が、PCRが最も正確なんだと。検査しないから患者が増えるんだということを言われてるのですけども、人口千人当たりの検査件数はドイツが121.7件、日本は12.8件、日本は1桁少ないんですよ。何で少ないかといったら、先ほど日本の誤りと私、紹介しましたよね。37度以上が4日間続いて初めてPCR検査するんだと。あるいは、発症した人をクラスターとして追跡して、感染を予防する。これももう既に道を間違っとったわけですよ。無症状でありながら、発症する2日前からウイルスはもう曝露されるというのはもう専門家の間では明確に示されています。  そういう誤った認識のもとに、本当の専門家の意見を聞かずに、拡大抑止政策に適格な手を打たなかった現状が、2波で押しとどめられずに3波に至った原因なんですよ。今、急拡大している。大阪は大変ですよ。医療はもう緊急事態宣言を発していますよね。あの第2波が少し収まってきたときに、社会的な検査というところに踏み込まずに、無症状の方を野放しにして、一方では、Go To トラベルを強引にやって。旅行先で感染拡大したか、それははっきりしませんよ。ただ、国民の中に、あのGo To トラベルをあえてしたということで、気の緩みがやっぱり起きたんですよ。慣れというか。そういう中で、感染が再び、無症状者ががーっと広がって、既に経路不明がもう半数以上超えてるでしょう。この日本における新型コロナウイルスに対する対応が後手後手なんですよ。  私が今回質問しよるのは、市長は、県の見方を、様子を伺っていきたいと思いますと。これは一般的な行政事業についてはそういう言葉があり得るでしょう。でも、今紹介したように事前の予防策として、高齢者施設、あるいは医療従事者の方々にPCR検査を定期的にやっていくことによって、その医療機関が、あるいはその高齢者施設が機能不全、あるいはサービスを提供できなくなることを防ぐ手だてなんですよ、これ。実施している世田谷にしても、それから、神戸、千代田区にしても目的はそこです。  一旦クラスターが発生すると、医療機関そのものがもう機能しなくなる。救急、ERを持っている病院では、ERさえもをストップせざるを得ない。デイサービスをしているところは、デイサービスをストップせざるを得なくなるんです。それを防ぐために、手だてとしてこういうやり方を、社会的な検査をしていこうということに本当に気づいたんですよ。  であるならば、福岡県が高齢者施設を本当に無料で予算をつけてやってくれるのであれば、宗像市は医師会に対する支援と絡んで、医療機関の従事者の検査をやりましょうと。市の援助でやりましょうと。あるいは、高齢者施設の入所者の方のPCRをやりましょうと。そういう立場に立つのが行政としての、首長としての姿勢の在り方だと思うんですよ。様子を見るんじゃなくて、防御するためにこういう手を宗像市は打ちましたということが私は大事じゃないかと思うんですけども、いかがでしょうか。 ◯神谷議長  伊豆市長◯伊豆市長  県の示された上限は、施設の方々の状況も考慮された上での判断だと思いますので、繰り返しになりますが、その状況を見守りたいと思っております。 ◯神谷議長  末吉議員。 ◯19番(末吉議員)  県の努力の中で、私は第2波のときにも、うちは家内が高熱を出しましたので保健所に電話したら、昼過ぎから夕方まで保健所につながらなかったことがあるんですよ。保健所の所長も言われてましたけども、第1波のときはもうパニックになって、誰か倒れるんじゃないかということも、本当に切迫した状況だったそうです。今ではちょっと余力もできた。体制を2倍にしていただいたのもあるんでしょうけども。もう一つ、県の市町村長会と県が協定を結びまして、各自治体の保健師さんを応援部隊、マンパワーとして保健所に派遣するという協定を市町村協会で結んでくれましたと。これについては本当に心強いと中原所長も言われておりました。そういう体制を本当に持っていくということと、市民の命を本当に先手先手で守っていくということは非常に私は大事だろうと思うんですね。  予算措置も、今、地方創生臨時交付金──ほとんど残ってないでしょうけれども、この活用も第2次補正予算の中でも多分野党は要求していくだろうと思うんですけど、検査についても使えるはずですから、これは医師会とも最低限、この年末に向けて医療従事者に対する支援を宗像市としては、ぜひ考えていただけたらと思います。これは要望にしておきます。  それで、年の瀬を迎えての市民の暮らし、営業を守る支援策ですけれども、5月の連休明け、第1波として、宗像市が大胆に中小の2,000事業所の業者さんたちを対象として30万円の給付を行ったことは、本当に宗像市としては一大決心をしたと思うんですよ。スピード感を持ってね。今、財政的にもう確かに、ふるさと納税の基金もそんなに思うように使えるものではないということも理解した上で、やはり業者に聞くと、一見お客さんが戻ってきて、業績が復活したようにあたかも見えるけども、例えば、本市だって、忘年会というか、恒例の議会と執行部との間の忘年会を中止しましたよね。どこでも夜の宴会がもうほとんど入らないそうなんですよ。やっぱり夜の宴会というのは非常に売上げの中で比率が高いと言われています。  だから、飲食店にしても、どうしても対面で、お客さんが多いときはお客さんを避けるから、デリバリーといっても、そうそう売上げが伸びるものでないということで、本当に年を越す上では大変だと言われてます。  それで、先ほど部長は、考えてないけども、これからの第3波の様子、あるいは営業自粛といったものを見極めながら考えていきたいと余地を残しているので、市内業者の実情を、前回みたいに2,000事業所ではなくて業種を限定しての支援だとか、業態を見定めての支援というのも、当然、私は考えていいんのではないかと。  もう一つ、時間がありませんので、宗像市は日赤看護大学、あるいは福岡教育大学という学生がおられます。今、コロナ禍で、学生のアルバイトが本当に減って生活が大変と。文部科学省の調査でも、190の大学に調査したら、新年度は退学か休学の学生が増えるだろうとどの大学も回答してきたという調査結果を発表しておりました。ということは、それだけ学生さんがやっぱ窮状を今しているんですね。  そこで、私は二つ。宗像市から自宅を出て大学に、東京、大阪に下宿しながら、アパートに住みながら学業をやっている宗像出身の学生に何か支援できないかと。新潟かどこかのNPOが町内でお米や何かを市民から募って、学生に郵送するというのが紹介されていましたけども、宗像市から出てる人、学生に対する支援。もう一つは、大学との協定も結んでいますけれども、特に教育大の学生は九州各県から来てますから、そういった学生たちに何か支援できないかと。  私調べましたら、東京の三鷹市、デリバリー三鷹という、これはもうマスコミでも取り上げられましたけども。今、宗像エール飯までは、テイクアウトまでは市が支援して立ち上げましたよね。あそこはデリバリー、要するに、今、ウーバーイーツとか出前館とかデリバリーの組織がありますけど、三鷹市は市が援助して、学生が注文の電話を取るグループと、自転車で配達、出前をするのをアルバイトとして時給1,400円ということで学生支援という形をつくったんですよ。これは非常にユニークだということで、今注目されているんですけれども、宗像エール飯をデリバリーまで発展させて、市内の飲食業を支援する。同時に、学生もアルバイトが少ない中で支援する。この一石二鳥が果たせるのではないかと。  例えば、教育大に近い赤馬館を事務局にして、あそこから市内に何か配達できれば。何かそういう軟らかな発想も含めて、学生支援のための方策をぜひ考えていただきたいということを最後に指摘して、私の質問を終わります。 ◯神谷議長  これで末吉議員の質問を終了します。  以上で、通告による一般質問は全て終了いたしました。  次に入ります。  日程第 2.第89号議案 ◯神谷議長  日程第2、第89号議案 宗像市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。  質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結いたします。  お諮りします。第89号議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
                       〔「異議なし」の声あり〕 ◯神谷議長  異議なしと認めます。よって、第89号議案につきましては、委員会付託を省略することに決しました。  第89号議案につきましては、人事案件でありますので、討論を省略し、採決を行います。  第89号議案 宗像市教育委員会委員の任命について、これに同意することに賛否の表決を求めます。どうぞ。                        〔表 決〕 ◯神谷議長  全員賛成であります。よって、第89号議案 宗像市教育委員会委員の任命については同意することに決定いたしました。  次に入ります。  日程第 3.第 90号議案  日程第 4.第 91号議案  日程第 5.第 92号議案  日程第 6.第 93号議案  日程第 7.第 94号議案  日程第 8.第 95号議案  日程第 9.第 96号議案  日程第10.第 97号議案  日程第11.第 98号議案  日程第12.第 99号議案  日程第13.第100号議案 ◯神谷議長  日程第3、第90号議案 機構改革に伴う関係条例の整備に関する条例についてから日程第13、第100号議案 新たに生じた土地の確認に伴う字の区域の変更についてまでの11議案を一括議題といたします。  これより質疑に入ります。  一括大綱質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして質疑を終結いたします。  第90号議案から第92号議案までの3議案については総務常任委員会に、第93号議案については社会常任委員会に、第94号議案から100号議案までの7議案については建設産業常任委員会にそれぞれ付託いたします。  次に入ります。  日程第14.第101号議案  日程第15.第102号議案  日程第16.第103号議案  日程第17.第104号議案  日程第18.第105号議案  日程第19.第106号議案 ◯神谷議長  日程第14、第101号議案 令和2年度宗像市一般会計補正予算(第8号)についてから日程第19、第106号議案 令和2年度宗像市下水道事業会計補正予算(第2号)についてまでの6議案を一括議題といたします。  これより質疑に入ります。  一括大綱質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯神谷議長  これをもちまして、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。第101号議案から第106号議案までの6議案については、委員会条例第6条第1項及び第2項の規定により、予算第1特別委員会を9人、予算第2特別委員会を10人の特別委員で設置し、一般会計については予算第1特別委員会に、その他の会計については予算第2特別委員会にそれぞれ付託し、審査することにしたいと思います。これに御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯神谷議長  異議なしと認めます。よって、第101号議案から第106号議案までの6議案については、委員会条例第6条第1項及び第2項の規定により、予算第1特別委員会を9人、予算第2特別委員会を10人の特別委員で設置し、一般会計については予算第1特別委員会に、その他の会計については予算第2特別委員会にそれぞれ付託の上、審査することに決定いたしました。  ただいま設置されました予算第1及び予算第2特別委員会の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付の名簿のとおりに指名いたします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は12月18日に行います。  本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。                      散会 12時05分 このサイトの全ての著作権は宗像市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MUNAKATA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....