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  1. 宗像市議会 2018-09-04
    宗像市:平成30年第3回定例会(第2日) 本文 開催日:2018年09月04日


    取得元: 宗像市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-31
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  平成30年 9月 4日(第2日)                   開  議    10時00分 ◯花田議長  おはようございます。  ただいまの出席議員は20人で、全員であります。よって、平成30年第3回宗像市議会定例会は成立いたしましたので、再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。  これより日程に入ります。  日程第 1.一般質問 ◯花田議長  日程第1、一般質問を行います。  最初に、8番、安部議員の1項目めの質問を許します。安部議員、どうぞ。 ◯8番(安部議員)  皆さん、おはようございます。私は、会派とびうおクラブの安部芳英と申します。1番目のトップバッターで質問させていただきます。  まずは、6月の議会の中で、城山中学校の進捗について市長のほうにいろいろと御質問させていただきました。8月23日に、城山学園の4校会役員に対して執行部のほうから、今までの城山中学校の建てかえ、それから今後について説明をしていただく機会をいただきました。保護者のほうもその説明会に参加して安心したという状況がございます。まず、市長のその御判断に心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。  それから、大阪の地震に影響しまして、補強コンクリートブロックの、違法性のある、危険性があるところはないかということで、市内を6月、7月とかけてチェックしていただいたと。それで、その中で小学校については4カ所、中学校については1カ所、ちょっと違法性のあるところが見受けられたという報告もその場でありました。そのことにつきましても、夏休み中に対処しますということで保護者のほうに説明がありました。迅速な対応というのは、やっぱり災害時はリーダーシップで迅速な対応というが一番重要だと思いますので、このような形を、今後も迅速な対応をお願いしたいと心からお願いいたします。  それでは、1項目めの質問に入らせていただきます。ナイトタイムエコノミー施策につきまして。  夜間、早朝の観光資源を活用し、「ナイトタイムエコノミー」施策の推進を行うことで、観光客や市民が夜にお金を使う場所や機会の創出につながり、域内消費額の増加、域内経済効果が見込めると考えて、以下の質問を行います。  (1)「ナイトタイムエコノミー」の具体的な施策の可能性についてです。
     1)宿泊施設と市内事業所との夜間連携についての考えは。また、考えられる施策はいかがなものでしょうか。  2)東郷駅、赤間駅、教育大前の駅周辺での夜のイベントを行う場合に、具体的な経済効果が期待できる場合に限って費用、例えば駐車場代ですとか警備代、照明設備費、広報宣伝費、テント・屋台の設備費の補助を検討することができないでしょうか。  3)宗像大社神奈備祭、赤間祇園祭、八所宮の御神幸祭・古式大名行列など夜の伝統文化行事を観光資源として活用することができないでしょうか。  4)市民や市外からの来訪者に本市の夜を満喫していただき消費喚起につなげるためにナイトマップを作成することができないでしょうか。  5)公共施設を夜間利用可能にすることで、市民ニーズへの対応や一定の収入増加につなげることができないでしょうか。例えば、観光拠点である赤馬館を夜間、民間に貸し出すことによって収入を得る、そのようなことができないでしょうか。  以上、1項目めの質問です。お願いします。 ◯花田議長  安部議員の1項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  中野産業振興部長◯中野産業振興部長  それでは、私のほうから、ナイトタイムエコノミー施策について回答いたします。  最初に、宿泊施設と事業所の夜間連携についてですが、昼間、夜間を問わず、宿泊施設と事業所との連携は、来訪者の消費行動をいろいろなところへ波及させるという視点で大変重要であると考えています。宿泊施設とその近隣の飲食事業者の間では、一部におきまして、泊食分離の取り組みが始まっております。また、一定の条件はありますが、観光客が市内において宿泊、飲食し、観光施設を周遊する場合に補助する宿泊客誘致促進補助などの制度も設けております。  今後考えられる支援策といたしましては、宿泊施設と飲食施設との連携強化による泊食分離のさらなる促進のための支援、あるいは泊食分離ツアーパックの商品化、公共交通機関運行延長申し入れなどが考えられるところでございます。  次に、駅周辺の夜のイベントに対する補助についてですが、赤間駅、東郷駅周辺は中心商業地等に位置づけており、市では、中心商業地の活性化を目的に、市内団体等が実施するイベントや情報発信等の取り組みを支援する中心商業地等活性化事業補助制度を設けております。宗像市の駅周辺で開催されている夜間イベントにつきましては、例年、赤間駅で行われているカムカム祭りや、過去には赤間駅イルミネーションなどのにぎわいづくりの取り組みに対し補助金の交付を行っております。今後も中心商業地への誘客効果や消費の促進などが期待できる事業に対しましては、市の補助金による支援や国県の補助支援制度の活用などのほか、いろいろな支援を行っていきたいと考えております。  次に、夜の伝統行事の観光資源としての活用についてですが、宗像大社や赤間、吉武などの伝統文化行事を観光資源として活用し、にぎわいづくりにつなげていくことは、大変意義あることと考えております。また、観光客の誘導とあわせて、観光消費にどうつなげていくかも考える必要があります。さらに、市内、県内か、県外かなど、観光客の誘導の対象エリアやどのような観光客を対象とするのかによっても、活用する観光資源も変わってくるものと考えております。いずれにしましても、このような伝統文化行事の情報発信には今後も努めてまいります。  次に、ナイトマップの作成についてですが、例えば赤間駅、東郷駅において、ナイトタイムエコノミーの取り組みを連携して一体的に行うことになれば、夜を満喫できるナイトマップを作成して来訪者にアピールすることは、大変効果的であると考えます。まずは、駅周辺での事業者が連携して一歩踏み出すような取り組みを始めることが重要ではないかと考えます。ナイトマップの作成については、先ほど申し上げた中心商業地活性化事業に係る補助金などの活用も考えられます。あわせて、市として補助金以外に団体間や事業者間の調整など、いろいろな支援は行っていきたいと考えています。  最後になりますけど、公共施設の夜間利用についてですが、公共施設の夜間利用については、現条例では対応可能なところと難しいところがあります。例えば赤馬館であれば、現状では5時までの利用となり、夜間利用の申請をいただくことで夜間利用も可能となりますが、使用料はもともと安価であり、利用区分が昼夜間と同じであるため、開館により収入増にはつながらないと考えています。収入面よりも、むしろ夜間に施設を利用して、赤馬館や赤間宿のPRや利用者、来訪者増につながるような利用を考えていただくことが重要であると考えております。  以上でございます。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  ありがとうございました。それでは、順次質問をしていきます。  まず、1番目の宿泊施設との連携なんですが、実際に宗像市内でもホテルとレストランとがタッグを組んで、ホテルに泊まってもらうお客さんがホテルで食事をするんじゃなくて、近場のレストランで夕食、ディナーを楽しむ、そういう事例はふえております。  ただ、これ、ホテルの周辺地域の店舗に限る部分が非常に多くて、いろいろ調べる中で、ホテルのフロントに宿泊された方が、ホテルの中の飲食もいいんだけど、近場に行って何か食べるところなかろうか、飲みに行くところなかろうかと問い合わせがあるそうなんです。フロントの方も、駅周辺の地図を出して、ここがありますよ、あとはもうどうぞというような状況なんですが、例えばそこで1,000円、東郷駅に行かれる方に宗像市の補助として1,000円出して、飲み屋さんに行ってもらって、例えば4人で行って3,000円ずつ使ってもらったら、もう1,000円分はもとをとるんじゃなかろうかというような、私、感覚がありまして。  要は、バス会社さんやタクシー会社さんとの連携をして割引制度、最終的に宿泊されているところがその宿泊者、申請者の住所とか個人情報を持っていますので、明らかに不正的なことはできない仕組みです。宗像市には観光とくとくチケットというのがありますけど、あらかじめとくとくチケットで当日、二次会、三次会の場所を予約して行くということはなかなか考えづらい。特にホテルに泊まった人が、きょう、ちょっと近場でなかろうかといったときに対応できるためには、何かそういう準備が必要じゃないかと思っています。  この私の提案は、宿泊者の消費喚起、さらなる消費。外から来てくださいというのもいるんです。でも、もう実際、宗像のホテルに泊まっている人のさらなる消費喚起につながる施策だと思うので、バスとかタクシー割引制度、ここら辺の検討をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯花田議長  中野部長。 ◯中野産業振興部長  今、安部議員のほうから御指摘いただきましたように、宿泊者はふえている状況であります。そういった宿泊者をホテルにとどめず、地域で消費させるということは、大変重要なことだろうと思います。また、御指摘がありましたように、うちの補助制度を活用して宿泊者が飲食しているエリアは、確かに玄海地区が中心となっております。交通事業者への割引制度の御提案ですけど、まずは行政が直接的な支援とか助成ということよりも、宿泊事業者あるいは交通事業者──バス会社、タクシー会社、それと飲食事業者で連携してできるような方策も考えられますので、まずはそういったところから考えていくべきだろうと、そういうふうに思います。そのために市も積極的な支援や調整は行っていく用意は当然ございます。  また、あわせてちょっと申し上げておきたいのが、夜間に限らず、昼間の周遊性を充実させ、地域への消費を喚起させるという、このような取り組みも喫緊の課題として位置づけて強化していかなければいけないというところでございます。  以上です。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  関係業者さんたちとまずは協議とか支援の方法について考えていただくというのは当然だと思います。いきなり補助金、税金を使うということにはやっぱりステップが要ります。必要性がどうかという議論も要りますので、当然なんですけど、行政は、そういう人と人とをつないで、何かバックアップ、お金のかからないところでバックアップする。あとは職業、なりわいとして関係する人たちが少しずつお金出し合ってそういう制度ができるようにバックアップするということも、市の大事な役割だと思いますので、ぜひ進めていっていただきたいと思います。  先ほど宿泊客についての話も出ましたけど、今、宗像市には文化、スポーツで合宿補助というようなものがあります。これは一定の規模のスポーツ合宿ですとか、そういう方々には宿泊の減免とか補助をしているという状況がございますけど、私、これはスポーツとか文化に限らず、全国大会とか、大規模な大会とかありますよね。例えばユリックスを使った学校の先生たちの研修会ですとか。何かしら宗像に例えば50人以上宿泊してくれる、そういうような大会、全国大会の会合とかがあるときには、交通手段の確保とか宿泊費の補助など、それこそそういうところを宗像市として支援制度として持ち合わせていることは、他市よりも合宿しやすくなるというか、研修に来やすくなる、全国大会を誘致しやすくなると思うので、そういうのを全庁的にちょっと連携して検討していただけないかと思うんですが、これはどなたに質問すればいいですかね。 ◯花田議長  中野部長。 ◯中野産業振興部長  確かに今、既存の制度は、1団体の人数が15人以上で、募集型の団体旅行者に対しての補助となっております。今、御提案いただきました、今後は観光コンベンション事業として、あるいはいわゆるMICEの誘致支援策として、先ほど御紹介しました現在の宿泊費の補助制度との整理や改正を視野に入れて、検討は進めていきたいと思っています。宿泊補助制度も、今以上にもっともっと周辺の地域への消費を促進しなければならないという補助制度そのものの課題もありますので、そういったことと含めて検討させてください。  以上です。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  ぜひ検討してください。  先ほど私、ちょっと説明を漏らしたんです。タクシーで観光の割引について事例を探していました。ちょうど視察に行った菊池市があいのりタクシーというのをやっていて、これは一人当たり900円ぐらいの補助を出しています。年間利用者が278人で、補助額が27万9,000円という数字が出ています。わずかですけども、一人当たりにそれだけのタクシーの補助を出すことによって、次の観光地先で飲食とか食事とか消費をしますので。このデータというのは、もちろん全国的にいろいろされている自治体もありますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。  2番目の駅周辺の経済効果が期待できる場合に限っての補助金です。  現在も中心化拠点の補助金というのはあります。これは東郷駅と赤間駅であります。でも、教育大も駅でありますし、近隣にバスセンターもあって、教育大もあって、人のにぎわいという意味では、利用者、通過交通で言えばそこそこのものを持っていて、居酒屋さん等、消費する場所もございます。なので、そういうところに具体的にお祭り、イベントをするときは補助していただきたいなと思うんですが。  一つちょっと見ていただきたいのは、これは赤間駅で、赤間駅ではカムカム祭りがこちらであっていますね。ゆめタウンの横で夢花見、桜、花見というのがあっています。要は駅周辺でこういうにぎわいがあるという場合には、いろいろな消費とか経済効果が見込めるので、それをやったほうがいいよというのが私の今回の趣旨なんですが。  これが教育大前駅のところです。ここは夢灯篭まつりがございます。ここには繁華街というか、ちょっと飲食街もありますので、ここでお祭りがあることによって、いろいろな人のここで消費が見込めるんだったら、ぜひ何か検討したほうがいいということをまずはちょっと訴えたいのと。  もう一つ、カムカム祭りのお話が出ました。あのカムカム祭りが行われている北口広場は、年間に誰がどれだけ使っているんですかという資料要求しました。そしたら、平成27年はカムカム祭りで2,500人ですよ。光のそうぞう祭が何人か来ました。私が調べた結果では、29年──去年は7,500人、カムカム祭りにお客さんが来ています。そして、ことしは8,000人来ていたという報告が全協のときにもありました。1年間に8,000人が使うことにしかあそこの広場は使われていないということなんですね。わかります。お祭り会場として使われているだけなんですね。  そもそもあそこの会場、カムカム祭りの北口広場の設置目的、どなたか御存じな方いますかね。これはどなたに聞けばいいんですか。 ◯花田議長  木村都市建設部長◯木村都市建設部長  区画整理事業の中で、都市計画的に必要な公園として整備されたものでございます。  以上です。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  ありがとうございます。  設置目的は、調べたら、にぎわいの創出と防災拠点ということでありました。つまり非常時のことも考えて、あそこはあのスペースが必要なんですね。ただ、北口広場の資産価値を資料要求したら、6,000万円ぐらいの資産価値なんですね。6,000万円の資産価値のところにお祭りが1日だけ、365日の中で8,000人、1日だけ来て、その人たちだけで使って、6,000万円の価値があるところというのは、私は、これはもっと活用の方法があると思うんですね。もしその活用方法の中で、先ほど木村部長が言われたように、防災的な部分とか要らなければ、そのまま売ってしまえばいいんですけど、あそこはにぎわいの拠点と防災機能が要るんですよと。これはもう定義づけられているので、だったら、選択肢としては、その機能を維持したまま誰かに貸す、もしくはその機能を維持したままもっと多くの人に使ってもらう努力をするということだと思うんですよ。その点について、私の考えについて。 ◯花田議長  木村部長。 ◯木村都市建設部長  昨今の防災に対して、公園の有効性というのは非常に認識をされております。なおかつ、公園の目的として、大きな空地だとか、あと、焼けどまりだとか、防災上もあるんですけども、もともとは市民に潤いのある空間といいますか、そういった空間があること自体が大きな公園の目的の一つであろうと考えております。  以上です。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  至極当然だと思います。だけど、空間があるといって、駅のあの一等地を8,000人が使うだけのものにするまま見過ごすわけには私はいかないと思います。6,000万円の価値があります。人の流れもあそこに呼び込むことができると思います。  それで、そもそも駅周辺を活性化しないといけない、まちの拠点ですから。そしたら、そこに人の流れをつくるために、創意工夫の一つとして、ステージとかシェルターの屋根、そういうことをして、門司港レトロとかもそうですけど、イベントが常時できるような状況にしておくということも一つじゃないかと。市民とか、要は経済団体の方がそこで商業イベントもしくはお祭りイベント。でないと、今は年間に8,000人しか、1回のお祭りのためだけの空間にしか今、数字上は出ていません。  これについて、そういう検討をできればと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯花田議長  中野部長。 ◯中野産業振興部長  確かに今、安部議員御指摘いただきましたとおり、年間通して大規模なイベントは、現状ではカムカム祭りだけという状況でございます。また、今、御提案いただきましたように、ステージの設置やシェルターを設置すれば、イベントに対しても有効に機能しましょうし、イベントの開催促進につながるかとは思います。ただ、一番大事なことは、地元の商業者が一つにまとまって、まちづくりのため、エリアの活性化のために一歩踏み出していただくというのがまず大事ですし、先ほどのナイトタイムエコノミーの取り組みも含め、まずは小っちゃなイベントでも構いませんので、そういったイベントを積み重ねていただく、そういった実績をまずは積んでいただくことが重要でなかろうかと思います。市としても、地元にそういった意向があれば、当然のことですが、積極的な支援は行ってまいります。  以上です。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  まさにその小っちゃなイベント、市民が自主的にそこで何かしていく、それで人がだんだんふえていって、よし、じゃあというのが行政のストーリーとしては、私はそれはありだと思っていますし、また、今、カムカム祭りしかないあそこの利用目的が、いろんな祭りがあそこで行われていくように、私もバックアップしたいと思うんですが、まさに中野部長が言われたように、いろんな支援のメニューをつくって、少しでもそういう小っちゃな息吹がふえて、最終的に常時、人があそこでにぎわっている、非常時には防災機能として、きちんと避難機能、防災機能が担保できるように進めていってほしいと思います。  それでは、3番目です。神奈備祭と祇園祭と御神幸祭につきましてです。  まず、この三つのところは、歴史的風致維持向上計画の中できちんと明文化されています。国の認めるところでありまして、宗像の誇りの祭りであると認識しております。この中で、関係者の方々と協議をした上で、例えば神奈備祭のときに、海の道むなかた館の広場があります、そこでナイトバザールを開催したり、また、当日、高宮神奈備祭、神奈備祭の高宮祭場はすごく厳かなところでありますので、一般客がどんどん来るというような状況でもありません。であるならば、海の道むなかた館にせっかく大きな大画面があるなら、そこでパブリックビューイングとかして、そして新たなお客さんを海の道むなかた館のほうのバザール会場に引っ張って、そして地元のお祭りの保存団体にお金、収益が落ちるような仕組みができないかと思うんですが、それについていかがでしょうか。 ◯花田議長  中野部長。 ◯中野産業振興部長  今、御紹介いただきました神奈備祭でございますけど、安部議員も私も神奈備祭を同じく支えておりますけど、神奈備祭の祭事は、高宮祭場という立地から、確かに多くの人が見れない状況にあります。御提案の大型スクリーンなどを利用して、多くの人に、幽玄で古代祭祀を思わせるような神事を見ていただくというのは意義あることだろうと思います。実施に当たっては、その費用対効果であるとか、あるいは神事であるために、宗像大社との調整であるとか、あるいは施設の所管であります郷土文化課との協議等も含めて検討してみたいと思います。  以上です。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  ぜひ検討していただきたいと思います。宗像大社の境内の中で消費されること、これ自体に私はすごい、お祭りに皆さんが来てくださるのでいいことだと思いますけど、大社周辺にもお金が落ち、そしてそのお金が次のお祭りの準備のためのお金に使われる、そういう仕組みをつくる意味でも、そういう周辺でのイベントについての支援はぜひ行っていただきたいと思っております。  次に、赤間の祇園祭りです。歴まち法の風致地区に入っておりまして、赤間祇園祭を、私はことし初めて担がせていただいて、独特のおみこし神事だと思っております。本当に赤間の方々が一緒になってみこしを迎え入れてという活動なので、これは宗像市民のみならずとも、いろんなところから興味を持たれている方はいるんですが、残念ながら、商業イベントとしてのつながり、経済を落とす、お金を落とすというところに関しては、ちょっとなかなか難しい、今の段階では準備がなされてないような気がしました。  一つ私は、無形文化財があるじゃないですか。本来、歴まち法で風致地区に認められるほど、国も認定するほどの中に紹介されている祭りであるならば、そういう無形文化財に指定して、祭りの保存とかをもう少し市ももう一歩踏み出して支援できるような検討ができないかということをお伺いします。 ◯花田議長  磯部文化スポーツ担当部長。 ◯磯部文化スポーツ担当部長  今、御提案ありました赤間祇園祭りですが、約400年の伝統を有する祭事でありまして、地域の大切な伝統行事ともなっております。ここを実施されております保持団体の皆さんが市の無形文化財の指定を希望されるならば、教育委員会のほうに申請書類を提出いただくと。教育委員会としては、文化財保護審議会のほうにかけまして、審査あるいは答申をなされた上で、教育委員会として最終的な決定を行うようになります。可能性としては、400年以上の伝統を有して、営々と続けられておりますお祭りでございますので、文化財に指定されることというのは非常に高いと考えております。
    ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  私自身がおみこし担ぎながら、後継者不足という言葉をよく聞きました。担い手がなかなかおらんちゃんねという言葉を聞いています。担い手を育成するためにも、ずっと祭りの事業を継続するためにも、そこでお金が落ちて回っていく仕組みが絶対に必要なんです。そのためにも指定を受けて、市の支援を受けやすくするということは、祭りを保存するという意味では重要なキーワードとなると思うので、ぜひ、市民から声がないというのも一つ、だけど、その市民団体のほうに、保存の関係者の方に、こういうことあるよということもぜひ伝えていただきたいとお願いをしておきます。  続いて4番目、ナイトマップです。ナイトマップについては、赤間周辺、東郷周辺でイベントがあるときには、そういう関連をして進めていく検討の余地があるということでした。私、伝えたかったのは、宗像市民の半分はサラリーマン、地元というより、どちらかというと外で働かれる方です。つまり博多駅とか天神で飲んで帰ってこられる方が結構多いということでありまして、その方々がもし地元の飲食で飲み食いをしてもらうと、もっと単純に宗像の経済はよくなると思っております。  実際、PTAとか地域の活動をしていくときに、いろんなパパさんたち、ママさんたちと地元の居酒屋で飲むんですが、こんないいところがあった、知らんかったという人もおるんですね。つまり市民に向けてもこのナイトマップ、赤間駅周辺、東郷駅周辺、もちろん教育大駅周辺もそうですけど、夜の消費できるところはこんだけあるんですよということは、市として発信、チラシで全戸配布してもいいぐらいと思います。というのは、それで経済効果があるんですから。そういうような取り組みをぜひ検討していただきたいと思うんですけど、ちょっと時間がないので、それはお願いにしまして。  最終的に、私、市長に御相談したいのは、10月1日から10月3日、宗像で一番、お客さん、観光客がふえて、しかも秋季大祭で神様が宗像の大社にお集まりになる1日から3日までを宗像市の世界遺産の日というようなことで、条例をつくって、観光振興だけじゃなくて、市民全体の消費喚起にもつながる、もちろん文化を守っていくよというみんなの意思疎通の日に制定してはどうかと思うんですね。そういう御検討をしていただけないでしょうか。市長に御質問なんです。 ◯花田議長  伊豆市長。 ◯伊豆市長  もともとみあれ祭というか、10月1日から3日までのお祭りは、地元の皆さんたちの心のふるさとというか、心の支えとして、地元でとても大切にされてきたお祭りですので、やはり世界遺産には登録されましたが、これが観光イベントであるという意識はまだまだ私たちには少ないものであると思います。ですから、これを域外というか、市外の方たちに伝えていく努力は今後していかなければいけないと思いますが、この1日から3日を世界遺産制定の日等にするかどうかについては、今後、宗像市内の各部局等とも検討を行ってまいりたいと思っております。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  ありがとうございます。  全国的にプレミアムフライデーという、あんまりはやってない制度があったりします。でも、宗像市の中でも、もうこの日はねという、私たちの子どものころは田島様で、子どものころとしてはお祭りの文化というか、日があるんですけど、どちらかというと大社でにぎわってというところがあるので、宗像市挙げていろんなところで飲食が行われる、そういうようなことも私は必要だと思うので、ぜひ御検討をしていただきたいとお願いいたします。  最後に、公共施設の夜間利用につきまして、赤馬館は今、5時までです。確かに条例では5時までしか使えません。それはいいんですよ。その後は別の団体さん、例えばうどん屋さんでもほかの飲食でもいいんですけど、もしそれを間借りして、家賃払いますという人がいるのなら、貸したほうが、雇用とかにつながるじゃないですかということ。もともと赤馬館で働いているスタッフさんの負担をふやすというつもりはありません。時間貸しをするということを、そういうことを、条例を変えてやっていっていただきたいと思います。これは障がいのある方の働く場にもなりますし、今、働けてない方の働く場にもなると。夜、もう赤馬館が終わった後ですから、ほかの方々がそこを別のものとして使う。もちろんお土産コーナーとか、いろいろ物品の管理、整理しないといけないのはありますけど、今は同じ店舗で、昼、夜で別メニューで賃貸しをしている不動産物件もあります。これは公共施設もそういう考え方が必要であるということをちょっと頭に入れていっていただきたいと思っております。  それに関連して、私は以前、市民体育館の屋根つきの運動場を夜間利用できないかということで、検討しますというようなところを御答弁いただいていたんですけど、その後の進捗というか、要は夜間利用することでスポーツのニーズもふえますし、外でスポーツすることによって、また消費の喚起にも少なからず貢献できると思いますが、それは今、どういう状況ですか。 ◯花田議長  磯部部長。 ◯磯部文化スポーツ担当部長  以前に安部議員のほうから、あのゲートボール場の照明についての御提案があったわけですが、これは総合スポーツセンターを建設するというようなことで、全て棚上げにしていた状況がございます。それで、中央公園の屋外スポーツ施設がちょうど更新時期を迎えてきておりますので、その計画の中で、ゲートボール場の夜間照明のことについても検討させていただきたいと思っております。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  ぜひ検討をお願いします。  以上で1項目めを終わります。 ◯花田議長  続いて2項目めの質問を許します。どうぞ。 ◯8番(安部議員)  ふるさと寄附制度が無くなる前に。  平成29年度は15億円を超える寄附収入があり、域内経済に大きな効果を生んできていると認識しております。しかし、総務省がふるさと寄附金の返礼品の返礼率の見直しを全国の自治体に求めたため、今後、返礼率の見直しによる寄附額の減少が懸念されます。また、ふるさと寄附制度は全国の自治体同士で税収を奪い合うイメージもあり、制度自体の廃止も想定されます。しかしながら、数値で成果をはかれるため自治体の意識改革にもよい影響を与えております。自治体間の磨き合いにもつながっていると認識しております。少しでも本市への経済効果、ファンをふやしたいという思いで以下の質問を行うものであります。  (1)ふるさと寄附の返礼品に特産品等を導入した成果(返礼品スタート以前と比較し、寄附額、寄附件数、参加事業者数、登録特産品数、雇用、経済効果、出展者の声)と今後の課題は。  (2)むなかた応援大使、宗像市観光大使の費用と具体的成果は。ふるさと寄附と連携した企画実績があればその成果についても教えてください。  (3)寄附の返礼品について、さらに継続購買につながるような、つくり手の見える返礼品の開発を検討できないでしょうか。例えば、漁師、海女、農家など生産者の定期便をつくり、安定収入と本市のファン化、囲い込みにつなげることができないでしょうか。  (4)近い将来にふるさと寄附制度がなくなることを想定すると、早い段階で販路の拡大、ネット通販、特産品開発、商品宣伝、研究など次の収入増加のための仕掛けづくりをすべきであり、そのための投資に寄附金を優先して充てるべきと考えますが、市長の見解はいかがでしょうか。  以上です。 ◯花田議長  安部議員の2項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  伊豆市長。 ◯伊豆市長  それでは、安部議員のふるさと寄附制度に関する質問について、私から総論についてまず答弁させていただき、各項目については部長が答弁いたします。  ふるさと寄附制度につきましては、税外収入獲得の有効な手段として、また市内事業者の振興などに資する非常にありがたい制度であると考えております。当市の寄附実績も年を追うごとにふえていっている状況ではございますが、安部議員が先ほど述べられたように、返礼率の見直しや返礼品は地場産品に限るといった制約が強化されていることも事実でございます。そのような制約がある中で、これまでのように寄附額を獲得していくためには、今まで以上に魅力ある返礼品のさらなる充実に取り組む必要があると考えております。また、一方では、ふるさと寄附制度の終了も視野に入れ、ネット通販などの仕掛けづくりなど、先を見据えた取り組みに着手していく必要もあると考えております。  以上です。 ◯花田議長  長谷川経営企画部長。 ◯長谷川経営企画部長  それでは、安部議員の2項目め、(1)(2)の御質問について私からお答えいたします。  まず、(1)ふるさと寄附の返礼品に特産品を導入した成果と今後の課題はについてです。  本市では、平成27年度からふるさと寄附の返礼品に特産品を導入いたしております。その成果につきましては、寄附額は、導入前の平成26年度が3,300万円だったものが、導入後の直近では、平成29年度になりますが、15億6,000万円へ、寄附件数につきましても、導入前の250件が導入後の平成29年度では7万3,600件へと大幅な増となっております。  また、参加事業者数は、導入直後の平成27年度では22業者でございましたが、平成29年度には58事業者の参加へ、また登録特産品数も、平成27年度が110品目のところが、平成29年度には400品目となっており、いずれも順調に推移しているところでございます。  なお、市から市内事業者への返礼品代の支払い額が、平成29年度には6億1,700万円にも上がっていることから、地域にとって非常に大きな経済効果になっていると考えております。  また、ふるさと寄附での注文がふえたことによりまして、若干ではありますが、雇用もふえたということを事業者から伺っております。出展者からは、ふるさと寄附を通じて商品を受け取られた方から、非常においしかった、気に入ったということで、事業者へ直接注文されるといった事例もふえてきていると聞いております。  このようなことから、市の税外収入の確保や市内事業者の振興に大変大きな成果が発生していると考えております。  課題としましては、先ほど市長からも答弁がありましたように、返礼率等に制限がかかってきている中で、どのようにしてこれまでのように安定した寄附額を獲得していくのかということが非常に大きな課題だと認識をしております。  続いて、(2)むなかた応援大使、宗像市観光大使の費用と具体的な成果はについてお答えいたします。  まず、むなかた応援大使についてお答えします。  むなかた応援大使は、各界で活躍されている方々で、宗像にゆかりのある方や応援してくださる方に、その知名度や経験を生かして、市のPRや都市イメージの向上、市政の推進に協力いただくために、現在8人の方に就任をしていただいております。その費用といたしましては、名刺の作成代が主でございまして、これまで13万円程度支出をさせていただいております。  むなかた応援大使には、SNSやインターネットでの宗像市の魅力発信や名刺配布等によるふるさと寄附のPR、これまでの世界遺産登録に向けた活動への支援、また、市内の老朽化した団地の再生事業への支援などを行っていただいております。そういうことから、一定の成果が上がっているのではないかと考えております。  また、宗像市観光大使には、アイドルグループばってん少女隊に就任していただいており、宗像での各種イベントへ参加、ラジオ等のメディアで積極的に宗像のPRを行っていただいております。宗像観光大使の就任に際して、契約料やPRの出演料等は支払っておりませんが、ポスター写真の撮影やPRの販促グッズの作製料など、28年度、29年度の2カ年間で300万円程度支出をいたしております。  その成果としましては、当該グループが出演したラジオやテレビ、イベント等において、多く宗像を発信でき、今まで宗像を余り知らなかった全国のファンに、ばってん少女隊を通じて宗像の認知度を向上できたとともに、イベント参加者の増加や実際に宗像への来訪につながった点が挙げられます。  ふるさと寄附と連携した企画実績につきましては、ばってん少女隊との連携企画を平成28年度、29年度の2回行っておりまして、具体的にはふるさと寄附の申し込みの際に、備考欄に特定の言葉を入れていただきますと、追加でサイン入りの名刺を送るといったものでしたが、2回で合計139件、158万円の寄附につながっております。  以上でございます。 ◯花田議長  中野産業振興部長◯中野産業振興部長  私のほうからは、ふるさと寄附についての(3)(4)について回答いたします。  最初に、つくり手の見える返礼品の開発を検討できないか、定期便をつくり、ファン化、囲い込みにつなげることができないかについてでございますが、現在、58事業者が返礼品事業者として登録されていますが、法人や団体ばかりでなく、中にはつくり手が見えるような個人事業者の登録もあります。つくり手が見えることで、安心感や特別感といったイメージを与える効果が期待できますので、そのような事業者への呼びかけは今後も行っていきたいとは考えております。  また、以前、農業者に対しまして、ふるさと定期便を呼びかけしたこともありますが、農産物は天候等の影響を大きく受けることから、定期に農産物の安定供給が難しいとの理由で、実現に至らなかった経緯もございます。また、水産物につきましては、配送の体制等の問題もあり、現在のところ活魚センターを通して返礼品の提供を行っている状況でございます。今後は、いろいろな商品の詰め合わせなども考えられます。宗像の物産の魅力を伝え、ファンをふやしていけるように、常に購入者目線で考えながら、返礼品の充実には努めていきます。  次に、ふるさと寄附制度がなくなることを想定し、早い段階での販路拡大、ネット販売、特産品の開発などの仕掛けづくりをすべきについてですが、年間寄附額も15億円を超え、全国的にも宗像の物産ファンもふえてきていると考えております。このようなファンを逃すことなく、あらゆる販売チャネルにつないでいくことが重要であると思っております。寄附金の充当は別にいたしまして、既に活魚センターではネット販売に昨年度から着手しています。また、現在、道の駅むなかたでも、来年度の開設に向けまして、ネット販売の検討に入っております。市としても、そのような販路の拡大に支援を行っているところでございます。また、事業者による取り組みが重要であることは言うまでもありません。返礼品登録事業者の中には、返礼品配送時に商品PRのカタログなどを同封し、売り上げ増につなげている事業者の方もいるようでございます。ふるさと寄附を一つのきっかけにして、販売増につなげていけるような事業者の皆さんへの働きかけも行っていきたいと考えております。  以上です。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  丁寧な御答弁ありがとうございました。  時間がないので、まずは定期便につきまして、先ほどの農業者さんの定期便はなかなか難しいということだったんですけど、これは「べじたぶる」で、JAむなかたさんです。ことし、ふるさと納税特集を組んでいただいています。その中に返礼品ランキングで、毎月お届けという夢つくしとかが上がっています。要は定期便というのがだんだん定着してきているということなので、農協さん、漁協さん含めて、いろんな生産者の方に定期便の有効性を訴えながら、チャレンジしたい方々にはぜひ支援の手を差し伸べていただきたいと、それは要望しておきます。  それから、応援大使については、今、8人おられて、それぞれ個別で応援していただいているのはわかります。今後は、要は返礼率ということがキーワード、ふるさと寄附ということも時限的なことかもしれないとなると、やっぱりそういう個性、キャラクター、魅力を持った方々の宗像PRというのはすごくいい意味で影響すると思うんですね。なので、その応援大使の方々にもぜひいろんな場面で宗像をPRしていただくというのをお願いしておきます。  ばってん少女隊さんにつきましては、300万円の投資なのですが、資料要求では1,000万円以上の経済効果があったというようなことをいただいております。ふるさと寄附の、これは過去の資料なんですけど、2016年の資料なんですけど、この中で、ふるさと寄附の返礼された方は30代、40代が主で、関東圏なんですね。ばってん少女隊さんのファン層もおおよそ30代、40代で関東圏であります。しかも、SNS等の発信能力にすごくたけた方々がこのばってん少女隊のファンの方、アイドルグループのファンの方であります。  7月に福岡市でもばってん少女隊のライブがあって、そこに宗像市の事業所さんがブースをつくって、即売会というか、販売を行ったら、過去最高の売り上げというか、完売率、要は過去最短で売り切れたというようなことで、購買に関する、そして宗像市に対する興味とか協力してくださるファンというのが非常に多くおられます。この方々のファンの力、それからばってん少女隊さんそもそもがこれから物すごく伸びるグループであると思われます。ですので、その方々のブランド力をぜひ宗像市と連携していっていただきたいと。  例えば大牟田で、ある企業さんがこのばってん少女隊さんのスポンサーになっていますけど、自治体とはそこまで連携していません。宗像市が一番にその方々と連携しているという状況です。これは非常にほかの自治体にはない可能性を秘めていますので、ぜひ宗像の特産品にばってん少女隊とのコラボ、実際、大島で塩サイダーというのがございますが、より一緒に連携づくりを進めていっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯花田議長  中野部長。 ◯中野産業振興部長  先ほど経営企画部長のほうから答弁がありましたように、ばってん少女隊は宗像の知名度あるいはふるさと寄附の増額に多大な貢献をしていただいていると認識しております。ふるさと寄附の返礼品も、物産だけにこだわらず、いろんな返礼品を検討していきたいと思います。実際に宿泊券、食事券、乗馬券なども返礼品として取り組んだ経緯がございます。  ばってん少女隊につきましては、もし宗像でライブの開催ということになりましたら、その活用を事務所のほうと相談しながら検討していきたいと思います。  以上です。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  ありがとうございます。私が過去ちょっと提案していた部分にも触れていただいて、ありがとうございます。ぜひファンの方の力をかりながら、そしてまた、宗像のふるさと寄附にかかわった方が7万人超えています。これは宗像市民の方以上にもしかしたらかかわった方、寄附してくださった方がいると思います。この方々へのさらなる魅力の発信、それからお礼についてもぜひ検討していただきたいということを要望して、2項目めの質問を終わります。 ◯花田議長  続いて3項目めの質問を許します。どうぞ。 ◯8番(安部議員)  3項目めです。インフラの有効活用であります。  将来人口が減少していくことによって、宗像市の下水処理量にも余力が生まれます。そのことが予測できるので、そこでインフラ(下水管)の有効活用を行い、かつ市民(特に高齢者)の利便性の向上につながるように、団地の一部において、流し台にディスポーザーを設置することができないでしょうか。 ◯花田議長  安部議員の3項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  木村都市建設部長◯木村都市建設部長  団地再生の一環として、流し台のディスポーザー設置についてお答えをいたします。
     ディスポーザーには、直接投入型ディスポーザーとディスポーザー排水処理システムの2種類が存在いたします。直接投入型ディスポーザーは、生ごみ等を破砕後、そのまま下水へ流すタイプのもので、欧米で一般的に普及しているものでございます。ディスポーザー排水処理システムは、破砕後に固形部を分離する排水処理部を設け、液状部のみを下水に流すタイプのものでございます。  東京都や横浜ほかほとんどの市町村は、下水道管の閉塞、滞留物の腐敗、下水処理負担増加の懸念から、ディスポーザー排水処理システム以外の設置を認めておりません。本市においても、宗像市下水道条例に規定する水質基準が満たされるディスポーザー排水処理システムのみ設置を認めております。よって、団地内の集合住宅においては、各戸でディスポーザーを設置し、敷地内に共同使用の排水処理施設を一つ設置する方法がございます。戸建ての住宅については、ディスポーザーと排水処理部がセットになったディスポーザー排水処理システムを設置する方法で、下水道管を有効に活用していただき、市民の利便性が向上すれば、団地再生の一環になるものと考えます。  以上でございます。 ◯花田議長  安部議員。 ◯8番(安部議員)  私が言っているのは、下水道管、今、満杯で使っているとしますよね。でも人口が減ると、半分しか流れなくなるんですよね、流量が。そのあいた半分を有効に使おうということなんですよね。人口は必ず減るんです。あいた半分を、要はディスポーザーで粉砕したやつを流せば、管量はそんなにふえませんよね。  ディスポーザーをつけたとき、高層階の高齢者がごみ出しに行かなくて済みますよね。それから、ごみステーションのカラスの問題にも影響します。対策しなくてよくなります。それから、調べたら、焼却施設の燃焼効率は逆に上がります。というのは生ごみがなくなりますから。それと、下水処理施設、今、発電していますよね。この発電効率が、有機物が流れることによって上昇するんですよね。  昨日、それこそ下水道事業会計の中でも、発電していますということが御説明がありました。なおかつこの現状の課題、総括の中に、今後もより一層経営の健全化に努める必要があるよと。要はお金がなくなって、人口もなくなって、どうするんですかというときに。 ◯花田議長  安部議員、時間が来ましたので。 ◯8番(安部議員)  済みません、じゃあ、また今度にしますので。 ◯花田議長  これで安部議員の質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。再開は11時10分とします。                      休憩 10時56分                      再開 11時10分 ◯花田議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、11番、北崎議員の1項目めの質問を許します。北崎議員、どうぞ。 ◯11番(北崎議員)  とびうおクラブの北崎です。今回の一般質問をさせていただく前に、御挨拶をさせていただきます。  伊豆市長には、前回議会最終日、人事案件として、久芳副市長、高宮教育長を提出され、承認されました。久芳副市長においては、谷井市政の継承という意味での再登板であり、高宮教育長においても、多くの本市の学校を経験された教育長として、とびうおクラブとしても、両氏はそれぞれのポジションの適任者であり、今後の市政運営、教育行政を担っていただくにふさわしい方と期待するところであります。  特に高宮教育長においては、私が新卒のころから、県教育委員会から委嘱を受けた共同研究を行ったり、これからの宗像の教育のあり方を語り合ったりするなど、常に子どもと向き合う姿勢は私の教員生活の範とさせていただき、昔から宗像卵と宗像教師と言われるように、神興小学校の安部清美先生、東洋のペスタロッチと言われ、「ひとりの子を見失うとき教育はその光を失う」、この教育の原点と言うべき姿を現役の先生方にも大切にしていただきたいものだと思っております。  しかし、昨今の先生方の現状は、教育課程の進行管理、学校、学年行事の立案、実行、児童・生徒、保護者への対応など、どうしてこんなに忙しくなったのでしょうか。改めて子どもに接する時間を確保していくためにも、勤務内容を見直す必要性を強く感じております。  私の知っている本市の中でも、何人かの若い先生が9月から、病気休暇をとっておられる先生方が後を絶たないのが残念です。昨年の9月議会でもこの問題は一般質問させていただき、その際の教育子ども部長からの答弁では、国の中央審議会の働き方改革に関する検討が進められ、その答申や決定に沿って検討していきたいと言われました。その答申が出されたことからも、再質問させていただきます。  1項目め、子どもたちも教職員も元気な学校づくりへ。  中央教育審議会の学校における働き方改革特別部会(平成29年7月11日に開催)において、資料として示された産業別1週間の労働時間の分布によると、さまざまな業種の中でも「学校の過重労働は異常」であり、週約6時間以上勤務、ただし、持ち帰り時間も含まれておりますが、の割合も小学校教諭で57.8%、中学校教諭で74.1%と突出しております。このことから、教職員の働き方の改善が急務であり、その対策が求められております。  そこで、本市ではこのような現状をどう捉え、どう対応しようとしているのか。以下のことについてお伺いいたします。  (1)教職員の勤務時間について。  1)勤務時間の実態をどう把握して、どう分析しているのか。  2)具体的な対応策とその進め方は。  3)平成29年第3回定例会の一般質問で提案した教師業務サポート制度について、その後どのように検討されたのか。  御答弁よろしくお願いいたします。 ◯花田議長  北崎議員の1項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  瀧口教育子ども部長。 ◯瀧口教育子ども部長  それでは、私のほうから、まず(1)1)教職員の時間外の把握、分析についてお答えさせていただきます。  議員御指摘の週60時間以上の勤務は、週当たりの所定の勤務時間を約40時間とした場合、それを超える週20時間以上が時間外勤務ということになりまして、1カ月当たり80時間を超える時間外勤務に相当するものだと思います。  本市の出退勤管理システムは、校務用パソコンを活用するタイプで、本格的に導入してまだ数カ月しか経過しておりませんが、ここで速報値といたしまして、ことし4月から6月までの集計結果を申し上げさせていただきたいと思います。  この4月から6月の間、各月とも、1カ月当たりの時間外勤務時間が45時間以上の教職員、これが約4割おります。80時間以上に至りましては、小学校で1割強、中学校で約3割という結果が出ております。もちろんこの数字には持ち帰りの仕事の時間等は含まれておりません。現在、この出退勤システムから学校別や個々の教職員の時間外勤務の勤務時間の状況などを各学校長へフィードバックし、各学校の実態把握や今後の業務改善等の検討を働きかけているところでございます。教育委員会といたしましては、もう少し長い期間の集計結果がそろった時点で、教職員の業務内容やその所要時間についての聞き取り等も行いまして、今後の対策に結びつけていきたいと考えております。  次に、2)の具体的な対策と進め方についてお答えいたします。  昨年9月議会におきまして、国の中央審議会の特別部会での中間答申に私も触れさせていただきまして、さまざまな具体策が意見として出されていることを申し上げましたが、この部会のまとめといたしまして、学校の業務につきまして、本来学校が行うものと学校以外が行うもの、また、学校が行うものの中で教員が行うべきものとそうでないものといった整理が行われておりまして、このことは大変参考になるところであると思っております。  働き方改革にはさまざまな、議員おっしゃるとおり、課題がありまして、さまざまな方策が考えられますが、ことし3月に県教育委員会から取り組みの指針も出されております。この中で具体的な取り組みにつきましては、四つの観点が示されております。一つは教職員の意識改革、二つ目は業務改善の推進、三つ目は部活動の負担軽減、四つ目は教職員の役割の見直しと専門スタッフの活用等でございます。この中には、先ほど申し上げました業務従事時間の記録や専門スタッフの活用、校務用パソコンの整備による事務の効率化、学校における業務改善の推進、部活動休養日の導入など、既に、そして今年度から取り組んでいるものもございますが、今後も課題や方策の効果などにつきまして、学校と意見交換も行いながら、取り組みを広げていきたいと考えております。  次に、3)教師業務サポート制度について、その後どのように検討されたのかについてお答えいたします。  教師業務サポート制度につきましては、国が本年度、スクール・サポート・スタッフを配置する補助事業を開始したところでありますが、制度として、基本的に都道府県及び政令市を対象とするというようなまだ制度になっております。働き方改革の方策といたしましては、学校休業日の見直しや部活動のあり方、給食費の公会計化など、勤務環境、勤務時間の前提にかかわる事柄から、現在の勤務環境、勤務時間においても業務効率の向上を図ることができるものまで、さまざまなものがあると考えております。ちなみにスクール・サポート・スタッフ制度については、後者に当たるのではないかと考えております。スクール・サポート・スタッフにつきましては、今後の国の動向に注視していくとともに、事務サポート・スタッフの導入につきまして、学校の意見もよく聞きながら、学校によってもいろんな事情もあると思いますので、その必要性や効果等を検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  御答弁ありがとうございました。  それでは、2度目の質問をさせていただきます。  高宮教育長におかれましては、最後は東郷小学校の校長先生で、私も長いことおつき合いもあるんですけど、教育大の教職員、大学の教授など、その後、市内の学校での出前事業など、常に現場との接点がまだあられたと私は思っています。その中で、最近の先生方の勤務実態についてどのようにお感じになっておられるのか、教育長のほうの御認識をお聞かせください。 ◯花田議長  高宮教育長。 ◯高宮教育長  今、北崎議員がおっしゃったように、学校現場はそのとおり、本当に先生方は大変忙しい状況に置かれています。私もそのことは十分承知しておりまして、本当にどうにかしなくてはいけないなというようなことを思っています。  そこで、働き方改革の目的でございますが、一言で申しますと、学校の先生方が授業に専念できる環境をいかにつくっていくかということでありまして、そのことは、子どもたちと向かい合い、心の教育を初め学力向上に直結する大変重要な課題であると認識しております。国や県からも提言や指針が示されており、市教育委員会といたしましても、今までの枠組みや慣習にとらわれず、新たな発想で、学校とともに取り組んでまいりたいと思っています。  さらに、もう少し具体的に申しますと、例えば研究のあり方一つとっても、本当に子どもたちが学習能力を高めるような研究にならないのかと。つまり仮説実証型が今まで随分行われてきたんですが、日々の授業をどう高めるかという研究の意向に進んではどうだろうかと。つまり、日々の授業が楽しくて、子どもがわかりやすく、生き生きとできるような授業研究をやっていけないものかと思っています。実はこれは、各学校で教室訪問等で同学年で授業を見たり、管理職の先生が授業を見たりして、実際行われているのをもう少しきちんと校内研として位置づけていけば、それも一つの改革になっていくんじゃなかろうかと思います。  ちょっと答弁が長くなって済みませんけど、例えば研究に関してもう少し言いますと、これはまとめが、例えばある学校からこんなふうに厚く出るわけですね。それでは、これが生かされているかどうかというとまた別問題で、私は、宗像市には随分多くの先生方がいらっしゃいますので、先生方の本当にこれは生かせるというものを集めたような、このくらいの大きさで私はいいと思っているんです。先生方は1枚しか書かないと、A4、1枚で済ませるとかいうようなことも、これからの今、できる改革の一つでもあるのではないかなというようなことを思っております。  以上です。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  御答弁ありがとうございました。  先ほど瀧口部長が県の取り組みを四つ言われました。例えば教師の意識改革とか業務内容の改善、部活動のサポート、そして最後は専門スタッフの配置とかですね。これは僕も高宮教育長もそうなんですけど、1から3の部分は今までずっと言われてきたことですね。やっぱり先生方の意識改革。例えば、市役所も一緒なんですけど、きょうは定時退校の日だよと、必ず帰りなさいといって帰るんですけど、実はそれは持ち帰りの仕事を持って帰ってしていたりとかしていたんですよね。  だからやはり、今回の文科省の中央教育審議会で出ている学校における働き方改革の特別部会、子どもたちも教職員も元気な学校づくりに向けたと。これは私、この項目の題にさせていただいたんですけど、この座長である妹尾昌俊さん、実は学校マネジメントを中心とした本を出されております。実際は大学の先生でもないし、学校教育というか、どちらというと、大阪大学の法学部を出られて、京都大学の大学院の法学部を出られた後に、野村総研ですね、総合研究所に入られて、パブリックマネジメントを専門に、そして学校教育を専門に学校のマネジメント。  多分、この方の本を読んでいると、やはり学校って何で忙しいんだろうかと。先ほど言われたように、これは先生方の勤務内容、持ち帰りも含めてですけど、実際60時間以上。実際に私の妻も7月いっぱいまで市内の学校にいたんですけど、やはり月80時間から100時間ぐらいですね。やはり何でかというと、自分一人だけ帰ると悪いと。やっぱり若い先生たちが残っておられるから、家内ももう五十幾つなんですけど、やっぱりそこでアドバイス。実を言うと、1回退職して、非常勤講師で働いて、7月20日で一応切ったんですけど、実はもう早速、市内の小学校に病休の先生のかわりに来てくれということで、もう仕事が決まったんですよ。つまりそれがまた若い先生が心の病でということで。  やはりそういうところで見ると、ここですね、先生方の本音ということで、自分たちの働き方が悪いんやろうかとか、それとか、宿題のチェックも生徒指導も部活動も、目の前の子どもが一生懸命だから、かわいいから、こっちも頑張っているんだということですけど、そこに新しい学習指導要領、英語がふえる、道徳の評価をしなきゃいけないということで、先生方の中では半分、諦めムードというのは、僕のこれはちょっと間違えですね、子どもたちのために何かせないかんということで、仕事を頑張っておられる。頑張っておられるけど、結果的にちょっと慢性化しているんです。  そのいい例が、私、最近感じているんですけど、夏休みの宿題ですね。過去からみんな見たら、すごく量がふえています。実を言うと、私、自分のスポーツクラブで指導している子が宿題してないので、怒って、今、宿題させているんですけど、量が生半可じゃないです。きのう、実を言うと、一般質問のいろいろ考えないかんけど、出してない子のところが気になっていって、2時間一緒に。  今、親御さんが丸つけしなきゃいけないんですよ。僕の感覚で言うと、高宮教育長も一緒ですけど、夏休み終わると、先生方は「みんな、はい、並べて。一緒に答え合わせをするよ」という時間があったんです。ところが、今は答え合わせは親御さんに任せて、その時間は何かといったら、夏休みが1日早くなりましたよね。きのうから給食が始まって、もう学習課程が始まっているんです。ということになるというと、先生方に余裕がないという言い方はおかしいんですけど、子どもたちと一緒に学習の振り返りをしたりするよりも、常に前を進めなければいけないという状態を先生たち、また子どもたちに追い込んでいるんじゃないかなと。それが、ちょっと言い方は悪いんですけど、全国学力調査で1点でもいいからとらないかんというようなのも、先生方のプレッシャーの中に入っているんじゃないかなと思っています。それがいいとか悪いとかは私はあれなんですけど。  そういうふうに考えると、先生方の中には個人レベルで、やっぱり組織の中でどうのこうのというよりも、とにかく自分が頑張らないかんということで、心身ともに疲れる、病気になるということで、鬱病や、本市ではそういうことありませんけど、自死に至るというようなケースがあっていますね。だから、そういう意味で言ったら、もう一度先生方のワークライフバランスを、そういうことをしっかり考えていかないかん。  と言われたときに、県教委が、今さっき言われた中の3点についてはいろいろなことを今までしていますけど、私が特にしたいのはここなんですよね。まず一つは、この提案というのは労働環境の整備をするということで、まず定数の改善。これは国がすることです。40人学級を35人。となってくると、今度は大学制度自体を考えて、定数をしっかり確保するような学生を確保しなきゃいけないということですね。  一言言わせていただけると、今の先生方の環境を見て、教育大の学生の中に、先生にならんめえかという人が非常にふえてきているというのが、私、危惧しているところなんですよ。やっぱり先生って、子どもたちと接していきながら、日々、何というんですかね、格闘していく、そこに喜びがあると。そういうところを、先ほど教育長が言われたように、授業や子どもたちと接する時間を宗像市ではしっかり確保していただきたい。となってくると、ここですね。仮に教員定数改善が難しい場合、教師業務アシスト。  これは岡山県、私が前回言った先生方の雑務の中ですね、教師以外でできるやつ。例えば印刷業務、校納金の準備や回収、管理など、給食費の配付とか回収。これは管理は今、市の配置していただている日々任用の事務補佐の方にしていただいているんですけど、配付とか、そういう回収とか、そういうのは学校によっては先生方にしていただいたりしていますね。だから、そういうことをサポートできるようなシステムが、私が言う教務業務アシスタント制度なんですね。それをぜひ市のほうで。  そうなってくるときはなかなか、財政が伴うことですね。私としては、夏休み中、学校の事務の先生といろいろお話ししました。市のほうもいろいろ手だてしていただいているのがよくわかりました。日々任用の県費の事務の先生の下に、下というか、補助ということで、事務補助の先生、日々任用ですね、週19.5、年間八十五、六万円ぐらいの報酬で働いて、それも一応、労働環境で言うとぎりぎりの線みたいですね。この先生のお仕事を考えると、先ほどの給食費の配付とか回収、それから管理も何かお手伝いできるみたいですね。  ということになってくると、一つのちょっと事例なんですけど、福岡市が、学校給食は実は学校ごとではなくて、教育委員会が給食費の徴収をしています。平成21年9月から市の会計として、公会計として運用しておられるということですね。私もその話を聞いて、ちょっと調べましたら、収納や滞納の整理など事務を教育委員会で一括して行うと。効率的な運営と収納率の向上。先ほど瀧口部長の中で、そのことも含めて検討しているということなので、もしこれをしていただけるということであれば、またちょっと違った意味で、先ほどの事務補助の先生の活用の仕方が見出せるんじゃないかなと思うんですけど、そのあたり市としてはどういうふうに見通しというか、考えておられるのかお聞かせください。 ◯花田議長  瀧口部長。 ◯瀧口教育子ども部長  先ほどの答弁と重なりますけれども、絶対的に前提となるようなという表現を先ほど使いました。絶対的にまず時間をつくるところの部分ですね、例えば毎日6時限目まで授業があったら、どうしても夜になってしまうと、授業準備とか。そういう部分もありますし、その前提となると何回も言っていますけど、給食費の公会計化も、基本的に先生の仕事じゃないよというところをいかにつくるかという大きな前提となるところになると思いますので、これにつきましては、以前も別の議員の質問で答弁させていただいたことあるんですが、国がガイドラインを出しますと。ただ、この問題は、非常にいろいろと検討していかなければいけない会計処理の問題とかが絡みますんですが、何年か実現化にはかかるかもしれませんが、前向きに検討していきたいと考えております。  以上です。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  私としては、これをぜひ検討して、実行していただいて、先ほどサポートと言われた印刷業務とか、学級費とかの管理ですね、そういうことも今度は事務補助の先生にしていただければ、業務内容がちょっと整理されて、先生方から、私たちは雑務と言っていたんですけど、それを排除する。排除することによって、つまり子どもたちにつく時間とかそういうのがふえることは実は、間違いなく、僕は学力は上がると思います。子どもたちのつまずきに先生たちが気づくからですね。  きのう私が見た子は5年生の子なんですけど、やはりつまずきとか言い出したら、小数と小数の割り算の小数点の位置のつけ方が約束どおりしてなかったりとか、そういうつまずきに気づくんですよね。そういうことでアドバイスすると、子どもたちはやる気になるから、そういうところに、先生方の本来の姿にぜひしていただきたいなと思っているので、これは最後、済みません、伊豆市長にお願いというか、そういう今さっき言ったサポート制度、市独自で先生方の雑務排除ということで、そういう、予算もつくことというか、もう一回整理していただいて、ぜひ検討していただいて、宗像の子をしっかり先生方が沿って、子どもたちの学力をつけていくために頑張っていただくというように、そのあたり、市長のお考えを聞かせいただき。いいです。済みません、教育長のほうから。 ◯花田議長  高宮教育長。 ◯高宮教育長  サポート体制のことは本当にありがとうございます。先生方の、議員がおっしゃるように、いろいろ印刷とか採点とか日記を見てもらうとか、そういう業務というのは結構、時間の中にたくさんとるわけですね。それで、中には給食も食べないで、でき上がった後にやっと、そこまで採点したりいろいろしてあるわけですね。そういう意味からは、本当に先生方のサポートをいかにつくっていくかというのは大事だろうと私も思います。  実は教育大学に特任教授でおりましたときに、TAインターンシップという実習があったんですね。それは年間、1年間を通して院生が各学校に配置されていくような実習でした。それは何かというと、授業は何回かするんですけど、主に先生と一緒になって学級づくりのことを学んだりとか、採点を一緒にしたりとか、朝の活動を任されたりとか、何かそういうことなんですね。ですから私は、ここは国とかいうより、サポート体制はもちろん大事だと思うんですけど、身近にこれから先生になろうという人が教育大学にはたくさんいらっしゃるんです。そういう方をもっともっときちんと受け入れていけば、先生のサポート体制も、今、言いましたようなことは十分可能なところもあるのではなかろうかと。全てとは言いませんけども、ある程度の先生の補助的な役割というのはできますし、学生さんたち自身もそのことを通して先生の仕事がいろんな面にわたっているというのをじかに学ぶことができるのではないかなというような。お互い互恵関係の形でできるのではないかなというようなことを思っております。  済みません、以上です。 ◯花田議長  伊豆市長。 ◯伊豆市長  教育行政というのは、宗像市にとっても最も重要な施策の一つであります。これからも宗像市の子どもたちが、そして宗像市で教える先生たちがよりよい環境で教育行政を担っていけるように、宗像市としても全力を挙げていきたいと思っております。  以上です。
    ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  教育長、それから市長、御答弁ありがとうございました。  では、私、2項目めのほうに移らさせていただきます。 ◯花田議長  続きまして2項目めの質問を許します。北崎議員、どうぞ。 ◯11番(北崎議員)  今回のこの一般質問で、スポーツに関連した質問は、私が議員になってから5回目になります。私としても、改善していただいていることについては、市民からの感謝の声も聞いております。例えばこの夏、猛暑の中で、ふれあいの森で、私は少年野球の大会を行いました。駐車場の増設やシェルターの設置など、大いに助かったところでありました。しかしその反面、体育協会の各種団体の方たちの私はお世話役も今させていただいているんですけど、まだ解消してほしいというところもまだあるというのも確かだと思っております。  そこで、2項目めの質問は、宗像市のスポーツ推進についてであります。  平成24年3月、国から示されたスポーツ基本計画に基づき、本市でも平成27年4月に「宗像市スポーツ推進計画」を策定しました。  国が目指す「スポーツを通じて全ての人々が幸福で豊かな生活を営むことができる社会」に本市が一歩でも近づいているのかということを検証していくためにも、以下のことについてお伺いいたします。  (1)スポーツ推進計画の進捗状況について。  1)推進上の課題とその対応は。  2)新しくできた「スポーツサポートセンター」の現状は。  3)本市のスポーツ推進の中核をなす体育協会や団体からの要望や意見にどう対応しているのか。  御答弁よろしくお願いします。 ◯花田議長  北崎議員の2項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  磯部文化スポーツ担当部長。 ◯磯部文化スポーツ担当部長  それでは、私のほうから、スポーツ推進計画の進捗状況につきまして、御質問に沿いまして答弁をさせていただきます。  1)の推進上の課題と対応についてお答えをいたします。  現行のスポーツ推進計画は、平成32年度より後期計画実施となるため、中間の見直し時期に入ってきております。  ここ3年間の取り組み状況ですが、八つの重点施策を立ち上げておりまして、その八つの施策というのは順調に着手ができていると捉えております。しっかりと成果や手応えを得ているものといたしましては、東京オリンピックのキャンプ地誘致でありますとか、小学校体育の支援あるいはチャレンジMUNAKATAなど、子ども向けの事業があります。また、計画を先送りいたしました総合スポーツセンターなど、着手して困難となったものや効率面の課題が明らかになったもの、あるいは安価なシステム構築ができるソフト会社が出てこないなど、実際の取り組みの中で初めて見えてきた課題も複数ございます。  次に、2)のスポーツサポートセンターの現状についてお答えいたします。  4月から、宗像市民体育館内に開設し、市民のスポーツや運動の機会を広げることを目的に、子どもの体力向上から高齢者の体力づくりまで幅広く支援し、ライフステージに応じたスポーツ活動を推進しています。  ハード面では、多目的室を増設し、交流室も明るくなりました。利用者の憩いの場となり、以前より多くの方々が集っています。交流室には血圧計、血管年齢計、筋肉量や体脂肪をはかれますインボディという測定器を設置しております。測定器の利用は現在まで延べ800人に上り、測定の都度、健康運動指導士による結果の説明と運動方法とをアドバイスしています。  ソフト面では、多目的室を会場にした美姿勢ヨガ教室など4講座を開設し、月1回の体力測定会を実施しています。9月からは、ボディコンディショニング教室など2講座を新たに増設します。また、10月以降、健康福祉部と連携して、健康講座等の開催時にインボディを持ち込んだりとか、特定健診受診者への健康プログラムの提供でありますとか、隣接の福祉施設へ運動プログラム提供等を行ってまいります。  また、スポーツサポートセンターは、いわゆる箱物ではなく機能であると考えております。多目的室で行う運動プログラムだけでなく、市内にございます民間企業や大学あるいは各地区コミュニティ・センターやスポーツ団体とのつながりをさらに深めてまいりまして、講師や指導者を派遣する等、市内のスポーツ資産を活用した取り組みを積極的に推進していきたいと考えております。  次に、3)の体育協会や団体からの要望や意見への対応についてお答えいたします。  体育協会とは年1回の意見交換会を設け、協会からの要望や支援内容を協議いたしております。また、各単位協会が集います事務局長会議にも参加させていただき、話し合いの場を設けています。また、スポーツ施設整備に関する要望や意見につきましては、総合スポーツセンター整備に際しましては、体協加盟の全ての単位協会と個別協議を行っておりますが、現段階で単位協会ごとに個別協議を行う案件はないと理解をいたしております。ただ、中央公園の屋外スポーツ施設は更新時期となっていることから、今後、関係の単位協会との協議は必要となってまいります。そのほか、施設の修繕要望等につきましては、現状を確認し、聞き取りをしながら、必要性を考慮した上で、緊急性の高いものから対応いたしておるというのが現状でございます。  以上です。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  答弁ありがとうございました。済みません、ちょっと時間があれなので。  これ、今、写真出しているのは、済みません、ちょっと節約した。これは市営球場の、こうですね、レフト側のフェンスなんですよ。でも、これはもう倒壊しているんですよね。ここ、腐食して倒れています。もう一つ、これ、芝生なんですよね。ことしのやっぱり猛暑で、芝生がほとんど死んだ状態なんですよね。私も心配して、ちょっとゴルフ場関係のグリーンキーパーの人にちょっと見てもらったら、黄色のところはまだ生きとると、これが黒くなったりするとアウトやと言って、実はこれはまだ今、進んで、黒くなっているんですよね。  このあたり、だから、市営球場の前回答弁していただいたのは、実は木村部長から答弁していただいたんですよね。スポーツ推進計画の今後の改修とか改善、アセットマネジメントを示すべきではないかなということに対して、公園施設も随時、計画の中に入っていると言われたので、このあたり、市営球場の現状を把握されて、公園施設と、この大改修についてどのようにお考えなのかお教えください。 ◯花田議長  木村都市建設部長◯木村都市建設部長  今、御指摘いただいたレフト側のフェンスについては、早急に補修を行う予定でございます。  それと、芝でございますけども、ことしマスコミでも連日報道されておりますように、非常な酷暑が続いておりまして、確かに芝の管理が不適切な部分もあったかと思いますけども、今後は一層注意しながら、適宜、散水等を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  このフェンスの問題、前回も言ったんですけど、けが人が出ているという話をしました。1塁側のファウルを追って、スライディングキャッチしようとして、フェンスに足が挟まってということで、救急車で運ばれたと。前回、それを見たら、漁師さんがしたみたいに、網で補修してあったんですよね。これ、一つは、この市営球場自体が老朽化で、継ぎはぎだらけになっているというのが現状ではないかなと。  スポーツ推進計画を見ますと、明天寺と同じような同等な扱いでと。2球場にするということになると、この市営球場は同等ではないと。ということになると、ある程度、大改修計画というのを進めなければいけない時期じゃないかなと。これは多分、補修をしても、また同じことになると思うんですよね。だから、そのあたり、実際に市内のスポーツ施設とかそういうこと、屋内のことは総合スポーツセンターとのかかわりがあるので、屋外施設についてはもう一度見直されて、いつごろというふうにまた改修を進めていきたいということを僕は示すべきではないかなと思っていますけど、そのあたりはどうしょうか。 ◯花田議長  磯部部長。 ◯磯部文化スポーツ担当部長  私どもも、先ほど答弁いたしましたとおり、市営球場を含めた中央公園の屋外のスポーツ施設というのは更新の時期に来ている。40年近くたってきておりますので、しかも屋外ですから、腐食等もひどい状態というのは十分承知いたしておりまして、できれば今年度中ぐらいから、具体的にどういうふうな整備をしていくかというような検討を進めていきたいと考えております。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  ぜひお願いしたいと思います。競技者で一番怖いのは、済みません、お金を出して公共施設をお借りして、プレーして、それでけがするというのは、これはとてもではないけど、公共施設のあり方としてはだめですね。ということで、特に来年の4月から公共施設については見直しの検討ということで、値上げということで、利用者の方たちからは、利用料は上がるわ、施設としてはグレードが下がるわで、ということは理にかなわないというのが多くて。  ちなみに先ほど木村部長が言われたんですけど、よく言われるなまずですね、福津の、福津のなまずは、これは指定管理で管理者の方がいらっしゃって、ふれあいの森も、逆に言うと、指定管理者の方がいらっしゃって、いつも管理人の方が見て回っておられるんですよね。残念なんだけど、明天寺と市営についてはそのように管理者が見回るという体制には随時なっていないというのが現状だと思うんですよ。だから、ぜひそういうことも含めて、大改修については早期にしていただくということがまず一番じゃないかなと思っています。  それともう一つ、先ほど加盟団体からの要望ということで、私も今、取りまとめを進めているんですよね。そしたらやはり、言い出したら切りがないというのが本当だと思うんですけど、でも安全面のことを優先的に考えていただいて、例えば柔道場のリニューアルオープンという形でしていただいたんですけど、面積を広くしてもらったところに、実は内側の出窓と壁があるんですよ。そしたら柔道で投げたりとかしたときに、その壁にぶつかったりしていると。だから、セーフティーラバーをつけてほしいという。これは僕は優先するべきではないかなと思うんですけど、そのあたりの要望は聞いておられるでしょうか。 ◯花田議長  磯部部長。 ◯磯部文化スポーツ担当部長  今度のサポートセンターを整備する中で、柔道場の対応については、柔道協会のほうとも打ち合わせをしながら進めてきておりますし、現状、使っている中で出てきた課題については、随時、改善をしていきたいと考えております。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  ぜひお願いしたいと思います。  最後に、済みません、市長のほうに、市長、僕は市長と高校野球とかああいうところに行ったけど、結構、スポーツ大好きで、いろいろ応援いただいたりとか、非常に僕は市長がスポーツ好きというのは、すごく私としても心強いんですけど、もう一度市内のスポーツ施設とかそういうのを見直していただいて、今すぐどうのこうのというふうにはなかなかいかないのが現状なんですけど、やっぱりそういう方たちの競技人口、つまりそれが健康人口にもつながると思うので、ぜひ検討していただきたいと思うんですけど、最終に市長の御答弁をお願いしたいと思います。 ◯花田議長  伊豆市長。 ◯伊豆市長  ただいま部長からも答弁がありましたように、各スポーツ施設については老朽化が進んでいることが言われております。庁内で、各スポーツ施設についても改めて検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  ぜひよろしくお願いします。  私がかかわっている野球は、うれしいことに、4期続けて、今、甲子園に子どもたちが行っています。折尾愛真にも河東中の子が行きまして、東筑高校も自中の子たちとか行って、本当、スポーツを愛する人たちが非常にふえているなと思っていますし、最近、僕、宗高の試合を見に行ったんですよ、九州大会の春の選抜のとき。結果、九国大に負けたんですけど、実はそこでマウンドで投げたのが自分の教え子で、一生懸命ボール投げて、九国大というのはすごく打つんですけども、ボコボコ打たれながらも、粘って粘って、6回で1失点で終わって、最終的には1対4で負けたんですけど、夜、お父さんから電話があって、息子がすごく、監督が来てくれて喜んでいましたと。きょう、実を言うと、朝、散歩していると、彼は宗高生で、自転車で、今から勉強と言ったら、勉強もあるし、練習もありますと。また応援行くよと言ったら、頑張ります、また来てくださいと。そういう姿が、やっぱりスポーツをするすごくいい点だなと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。これは要望とさせていただきます。  じゃあ、3項目めをお願いいたします。 ◯花田議長  続いて3項目めの質問を許します。どうぞ。 ◯11番(北崎議員)  宗像の海岸線を生かすために。  江戸時代、黒田藩主黒田長政公が防風林として整備した「さつき松原」は、筑前八松原の筆頭松原と呼ばれ、白砂清松──済みません、これは字、僕は間違えていました。「清い」じゃなくて「青い」でした。白砂青松の海岸は、夏場は海水浴場として利用されています。  施政方針の中にも観光誘客や観光資源のブラッシュアップに取り組むとあるが、そのことを踏まえて、地域住民、観光客、夏のレジャー客にとってより魅力的な海岸線となるよう、以下のことについてお伺いいたします。  (1)さつき松原、神湊の海岸線をどう生かしていくのか。  (2)夏場の観光客をふやすためには、海岸整備(侵食対策や砂地の確保)、海水浴場の周辺の環境整備が必要と思われるが今後の計画について。  御答弁をお願いいたします。 ◯花田議長  北崎議員の3項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  伊豆市長。 ◯伊豆市長  (1)さつき松原、神湊の海岸線をどう生かしていくのかについてお答えいたします。  宗像の海岸線は、神湊の海岸に始まり、釣川河口、さつき松原、鐘崎、深浜まで、すばらしい自然景観に恵まれ、海水浴やサーフィン、サイクリングなどが楽しめる観光スポットとなっています。これらのすばらしい自然景観を世代を超えた共有の財産として次代に残していくとともに、これらの地域資源を生かし、観光客の誘導による交流人口の増加を図っていきたいと考えています。  そのために、海水浴場のPRと利用促進、さつき松原などサイクリングロードのPRと活用などに力を入れていきたいと思っています。また、現在はビーチラグビー大会が開催されていますが、今後は新たに海を活用したレジャーやイベントなどの可能性も探っていきたいと考えています。  以上です。 ◯花田議長  中野産業振興部長◯中野産業振興部長
     それでは、私のほうから、(2)の観光客をふやすための海岸整備、海水浴場周辺の環境整備について回答いたします。  釣川河口域の海水浴場で、水上バイク、サーフィン、海水浴と目的の異なる利用者がそれぞれ安全に楽しんでいただけるよう、今年度、水域利用ルールの見直しを行いました。また、釣川河口では、右岸側には北斗の水くみ公園があり、シャワーやトイレが設置してありますが、左岸側にはないため、今年度より夏の期間だけ簡易トイレを設置し、利用者の利便性の向上に取り組みました。  海岸整備につきましては、釣川左岸側については、侵食対策、越波防止措置を平成20年から24年度にかけて、また、さつき松原側については、平成24年から30年度にかけて、突堤を設置し、侵食対策を行っていますが、今後も状況を見ながら、追加の侵食対策措置をとる予定としております。  そのほか、駐車場や広場など拡張整備している道の駅むなかたを海のレジャーや海岸線のサイクリングの拠点としてPRしながら、道の駅や海岸、さつき松原などへの誘導を強化していきたいと考えております。  以上です。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  御答弁ありがとうございました。  一つ、これは質問なんです。さつき松原の夏場の通行どめ、7月20日ぐらいからお盆の前ぐらいまでずっとされていましたよね。私も、地域の振興とかを考えたら、解除の方向でということで、3年前ぐらいから解除になりました。現状に合わせて、玄海東小学校の下のトイレと駐車場の整備とか、松原の遊歩道とかを整備されていたんですけど、実際、解除になって、そのあたり、地域住民からのお声とか、コミュニティからのお声があったら、その反応あたりはどのように捉えておられるでしょうか。 ◯花田議長  中野部長。 ◯中野産業振興部長  さつき松原内の通行どめの解除につきましては、議員にも御尽力いただいたところでございますが、その解除の目的というのは、さつき松原内の遊歩道の整備が完了したことによる、景観を楽しんでいただきたいというのが一つ、それと、上八の環状交差点から漁港道路の整備が完了いたしましたので、道の駅、宗像大社から鐘崎へ向かうアプローチ道路として活用するための解除でありました。  昨年は市職員が交代で夏季のパトロールを行い、今年度はシルバー人材センターへ委託して行っております。地元からも特に苦情とかも受けておりませんし、大きな問題も発生してないように考えております。また、さつき松原内に整備いたしました駐車場には、車の駐車も多く見られますし、ベンチ等で休憩をしている人の姿も多く見るようになりました。そういったところで、通行どめ解除につきましては、大きな問題もなく、一定の成果も出ているんじゃないかと考えております。  以上です。 ◯花田議長  北崎議員。 ◯11番(北崎議員)  私も毎日ように散歩というか、朝させていただいているんですけど、今、部長が言われたとおりだと思います。非常に。これは、済みません、地図、前回も普通の地図に描いて、見にくいと言われたので。これが道の駅ですね。ここがさつき松原です。北斗の水くみ公園がここです。ここに道の駅があるんですけど、今、言われたような駐車場が、ここが一つで、ここにトイレもあります。こっち側に、これが10台、こっち側は20台、手前のこっち側の江口の入り口のところにも駐車場が10台ということで、さらにここの20台。  実を言うと、私の家はこのすぐ上なんですけど、いつも、天気の悪い日というか、しけているときは、サーファーの方が多いです。それから、ことしの夏はほとんど御家族連れで来られている方が多くて、そして、宗像の海岸の一つの特徴は、福間とか古賀、福津とかでしたら、あそこは砂浜の稜線がずっとあるんですけど、やっぱりさつき松原が大きなポイントになっていると思います。そして、ある旅行誌に、私、いろいろ調べていくと、満足度は、「満足」、「やや満足」で、82%です。  そしたら、そこの口コミの中にこういうのがありました。真夏のウオーキングにはありがたいところです。松原の日陰、海からの浜風、玄界灘の絶景、展望所あり。ちょうどこの20台のところの先には展望所ですね。沖ノ島が見えますよと言われていらっしゃる。そこもすごく、あずまやで、すてきなところだなと私は思っています。玄界灘の絶景。よく夕日を見られる方たちも来られているんですね。展望所あり、駐車場に、トイレあり、そして道の駅もすぐにあるよと。これが大きなポイントかなと思っています。しかもここに、県の事業なんですけど、50メートル、100メートル、100メートル、しかもここに砂どめの防波堤ということで、ここが、砂浜がきれいに今、できているんですよ。ここのところに海水浴の客は今、すごく来られています。特にファミリー客が多いんですよね。  もう一つは、済みません、北斗の水くみ公園のところ、実を言うと、私はちょっと認識不足だったので、きょうちょっともう一回確認しに行きました。そしたら、シャワーが二つやったですね。二つがあって、トイレも開放してありました。ただし、ちょっと気になったのは。済みません、市のほうで配慮されていたのはこのネットです。泳がれる方。お聞きしたら、水上バイクとかはここみたいですね。  最近やっぱりここで心配なのは離岸流ですね。なので、やっぱりここは、実を言うと、仮設トイレがここにあったんですよ。きょう見に行ったら、もう撤去してありました。多分8月いっぱいまでの契約やったんではないかな。そして、その横に遊泳禁止と書いてあったんですよ。だから、ここはやっぱり危ないから、泳がれないのかなと思ったので、それを考えると、やっぱりここ、ここ、それからもう一つは、鐘崎の天皇陛下が言われた御製碑のところが三角州みたいな砂浜ができているので、そこも非常に多いんですよね。特徴としては、駐車場をおりたら、もう一歩ですぐ海だよというところです。そう考えると、これは市長が施政方針の中で考えた、鐘崎の中でのいろいろ利活用、そこにもつながるのかなと。  と思うと、海水浴に来られた方たちの用途ですね。まず一つはやっぱりトイレ、それからもう一つは、砂を落としたりするのでシャワー、それからもう一つは脱着だと思うんですよね、女の子たち。それで、北斗の水くみ公園は、実はトイレ内着がえてはだめですと書いてあったんですよ。張ってあった。そしたら、もし脱着場みたいなのがこれ、夏場だけでも仮設に更衣室みたいなのを設置とかすれば、よりまた来て。台数を数えたら、大体50台ぐらい。前のところとちょっと後ろ側に20台ぐらいあっているので、僕は50台もあればいいかなと。あと、自然の家の門があって、そこにバスが多分、入るようになっていたので、そこは閉鎖してありましたけど。  そうやって考えると、この海岸線の客の誘導というのがすごく大事になるんじゃないかなと。そのあたりはどのようにお考えでしょうか。 ◯花田議長  中野部長。 ◯中野産業振興部長  余り時間もございませんので。基本的に先ほど答弁しましたように、道の駅と北斗の水くみ公園下の海水浴場につきましては、特に釣川の右岸、左岸側は海水浴客も多く、不法駐車も多い状況でございます。今年度、道の駅の拡張整備の中で駐車場も整備しますので、釣川右岸側の海水浴場と道の駅の連携をもっと強めて、相乗効果が上がるようなことを考えております。それは来年度に向けて今、具体的な検討を進めておりますけど、そういったことも含めまして、それぞれの海水浴場の利用状況を見きわめて、必要な施設、設備は検討していきたいと思います。  以上でございます。 ◯花田議長  これで北崎議員の質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。再開は13時ちょうどとします。                      休憩 12時05分                      再開 13時00分 ◯花田議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、10番、岡本議員の質問を許します。岡本議員、どうぞ。 ◯10番(岡本議員)  皆さん、こんにちは。公明党の岡本陽子でございます。  7月の西日本豪雨災害におきましては、多くの被災者、残念ながら命を落とされた方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興を願っております。復興のためには、私たちが災害を自分のこととして受けとめ、被災地への関心を薄れさせることなく、自分たちに何ができるかということを考えることが重要だと思っております。  近年の自然環境の変化を見ると、想定外という言葉が頻繁に聞かれ、何かしら人間に挑戦をしているようにも感じます。人間と環境との共生は、健康を保ち、生きていく上で欠かせないものであります。私が尊敬する偉人としてナイチンゲールの存在がありますが、たくさんいる看護の理論家の中でも、ナイチンゲールは環境論を説いた人でもあります。人と空気、水、当たり前のように身の回りにあるものがどれだけ人にとって大事かをナイチンゲールが書き残した「看護覚え書」は、劣悪な環境のクリミア戦争を体験した中から生まれたものであり、災害対策にも大いに役立つ内容が書かれています。健康管理、高齢者対策の参考ともなる内容が多く含まれ、今の私にとっては必読書でもあります。災害対策にかかわられる職員の方はぜひ一度読んでみていただきたいと思っております。災害が人間に与える影響、そのとき人間を守るべき対処方法が深く理解できると思います。  それでは、一般質問に移らせていただきます。  災害対策の見直しを。  (1)近年想定外の災害が続いている。宗像市における災害に関しての今後の課題を市長にお伺いします。  (2)平成29年度に修正が行われた地域防災計画についてさらなる見直しはなされているでしょうか。  1)水害対策に対する見直しが必要ではないでしょうか。  2)市民へのハザードマップの活用方法の周知が必要と考えております。市はどのように啓発しておられるでしょうか。  (3)ことしの夏、気温35度以上、40度を超える猛暑日が続いたこと、多発した熱中症患者に対して「災害レベル」との報道がなされました。国の災害指定とはなっておりませんが、猛暑、熱中症対策について市の考えをお伺いします。  1)猛暑、熱中症対策についてマニュアル作成はされているでしょうか。  2)熱中症搬送件数、死亡者の有無を市として把握されているでしょうか。  (4)都市型水害の防止策となる雨水タンクを設置する家庭に対して、これは以前、私が質問を1回、前市長のときにさせていただいたものですが、その購入費用に助成金を出すなどの支援をする自治体がふえている。本市においても支援する考えはあるかを新市長にお伺いしたいと思っております。  (5)災害時一般廃棄物・災害廃棄物の対応。  1)本年4月24日に災害時における一般廃棄物の収集運搬に関する協定が結ばれました。その経緯とそれによって果たす市の役割は。  2)昨年の北部九州豪雨災害においては20万トン以上の流木が発生、本年の西日本豪雨においては広島・岡山だけでも240万トン、近隣の飯塚市、嘉麻市においても災害廃棄物は発生しております。こられは本市の地域防災計画上に記載されている環境省ホームページ「災害廃棄物指針」の廃棄物量を超えております。災害廃棄物の早期処理に向けて広域処理体制が必要となっていると思います。他県、他市の災害廃棄物に対する本市の対応は。  (6)平成30年7月豪雨災害の被害状況を見ると、人的、家屋、道路、橋梁、河川、土砂災害の被害内容は多岐にわたっております。東日本大震災以降、大規模災害発生時に災害応急対策車両の出動要請は重要であり、燃料供給体制の整備が求められております。県や石油業協同組合などが大規模災害発生時における緊急給油の考え方は示しております。市として災害応急対策車両の指定・責務、優先給油所や優先給油対象、重要施設への燃料供給体制の整備についてどう考えているかをお伺いします。  (7)学校施設の対応について以下をお伺いします。  1)近年7、8月の気温上昇は顕著であり、その変化に合わせて猛暑への対応をすることが求められております。平成31年度中に全市立学校普通教室のエアコン設置が行われる予定でありますが、使用が可能になるまでの間に必要な猛暑、極寒への対応についていかがお考えでしょうか。  2)市立学校施設や通学路のブロック塀等の危険箇所の数とその対応は。  3)災害時避難所対応する可能性のある小・中学校体育館トイレ整備の進捗状況は。  以上、1回目の質問です。御答弁よろしくお願いします。 ◯花田議長  岡本議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  伊豆市長。 ◯伊豆市長  岡本議員も触れられておりましたが、まず初めに、本年7月の平成30年7月豪雨では、西日本を中心に全国の広い範囲で集中豪雨があり、全国で200人を超える方がお亡くなりになりましたことに、謹んで哀悼の意を表したいと思います。また、現在でも多くの方が避難所での生活を余儀なくされるなど、豪雨から2カ月たちますが、まだまだ復興には時間がかかる状況です。宗像市といたしましても、少しでも復興の力になればと、福岡県と合同で職員を一人、被災地に派遣しております。今後も被災地の復興の手助けとなるように尽力してまいりたいと存じます。  それでは、質問の(1)近年想定外の災害が続いているが、宗像市における今後の課題について、私からお答えし、残りはそれぞれ各部長からお答えさせていただきます。  西日本を中心に甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨において、気象庁は過去最大となる11府県に大雨特別警報を発表しました。50年に1度の異常気象を基準に発表されるこの大雨特別警報ですが、福岡県においては昨年の北部九州豪雨に続いて2年連続の発表となりました。明らかに雨の降り方が今までと変わってきており、いつ大きな災害が起きてもおかしくない状況となっています。  宗像市における今後の課題につきましては、1)市民に対して安全確保行動につながる情報収集、伝達、2)危険区域の把握等を含めた広報、啓発、3)避難所の運営、管理、4)避難行動要支援者への避難支援などが考えられます。  近年の大雨に対するハード面での対応は、時間や費用も必要となるため、市民に危険区域の把握等を含めた広報や啓発を実施し、自分がどんな災害のときに避難しなければいけない場所に住んでいるのか、避難所までの避難経路にはどのような問題があるのかなどを知ってもらうことにより、災害の状況に合った正しい避難行動を起こしてもらえるよう、訓練などを通し、多くの方に理解していただくことがまず必要だと考えております。  また、災害が大きくなればなるほど重要となる共助を強化するために、自主防災組織が独自の判断で避難行動や情報伝達を行えるような活動計画の作成などについて、個別に働きかけを行い、地域防災力の向上に努めてまいります。  以上です。 ◯花田議長  大隈危機管理交通担当部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  それでは、(2)と(6)について私のほうからお答えいたします。  (2)平成29年度に修正が行われた地域防災計画についてさらなる見直しはなされているのか、1)水害対策に対する見直しが必要でないかについてお答えいたします。  地域防災計画の修正につきましては、今年度は機構改革がございましたので、書面決議にて災害対策本部の組織体制や配備基準、災害対策本部の意思決定代行順位などを平成30年5月に行っております。また、毎年、災害応急対策の効果等を検証し、必要があると認めるときは、宗像市防災会議において修正を行っており、今年度も7月豪雨の対応を検証した後に必要な修正を行う予定です。さらに、法律や制度の改正等があった場合には、それに対応するような必要な修正も行います。  続きまして、2)市民へのハザードマップの活用方法の周知が必要と考える、市はどのように啓発しているのかについてお答えいたします。  宗像市防災マップは、作成を行ったときに全戸配布を、そして市外から本市へ転入された方につきましては、転入の手続を行うときに、市民課の窓口で配布を行っております。しかし、配布のみでは周知は不十分であると考えておりますので、今年度は全ての自治会長会等に出向いて、自主防災組織の活動計画の策定をお願いするとともに、防災マップの活用や防災訓練についてのお話もさせていただいております。今後は、土砂災害警戒区域や浸水想定区域などの危険な区域に住む住民の方へ直接的に働きかけを行うなど、さらに周知を行ってまいります。  (6)燃料供給体制の整備についてお答えいたします。  市としては、市内の燃料供給業者3社と災害時における燃料の供給に関する協定を締結しており、宗像市内で災害が発生し、または災害が発生するおそれがある場合に、燃料を調達する必要が生じたときは、優先的に燃料の供給を受けることになっておりますが、車両や施設の指定までは行っておりません。また、消防、警察等の災害時に対応する車両の燃料確保については、それぞれの機関において協定を締結するなど対策を行っております。  なお、福岡県においては、議員が御質問のときにお話をされました応急対策車両や重要施設は指定を行っておりません。ただし、福岡県では石油業協同組合等との協定に基づき、情報の共有は図っているとのことでございました。  私からは以上でございます。 ◯花田議長  篠原健康福祉部長。 ◯篠原健康福祉部長  それでは、(3)の熱中症対策についての市の考えはの御質問、1)2)について順次お答えをさせていただきます。  1)の熱中症対策のマニュアル作成についてお答えいたします。  市独自の熱中症対策マニュアルは作成しておりません。本市の熱中症対策の取り組み状況は、熱中症にならないよう、まずは一人一人が小まめに水分と塩分を摂取することが重要でございますので、環境省作成の熱中症環境保護マニュアルを活用した啓発活動に力を入れております。  周知啓発の具体的な取り組みとしましては、毎年7月の市広報紙やホームページで熱中症の予防方法をお知らせするとともに、各地区コミュニティの健康福祉部会において、厚生労働省や環境省が作成しました啓発チラシを配布し、熱中症の予防方法についての注意喚起を行っております。さらに、地域においては、民生委員の方々がひとり暮らしの高齢者宅を訪問していただく際には啓発チラシを配布し、日ごろの見守り活動の中で情報発信に御協力いただいているところでございます。介護サービスを利用されている高齢者へは、担当のケアマネジャーが日常の支援の中で、熱中症予防に対する注意喚起を行っているところでございます。これらの日ごろからの啓発活動によって効果が上がっているものと考えております。  次に、2)の熱中症搬送件数、死亡者についてお答えさせていただきます。  本市における搬送件数でございますが、宗像地区消防本部によりますと、本年1月から8月の間に熱中症が原因で医療機関に搬送された件数は前年が42件、うち高齢者が20件、ことしは70件、うち高齢者が38件と、搬送件数が増加しております。特に高齢者の搬送件数は、昨年同時期に比べ18件増加している状況です。ことしの高齢者の搬送38件の内訳は、脱水症、脱水症の疑いが7件、熱中症、熱中症の疑いが31件と伺っております。  本市の死亡者数は把握できておりませんが、昨年、本年とも宗像地区消防本部の管轄地域では、傷病程度が重度の熱中症搬送患者はありませんでした。重度の熱中症搬送がなかったことは、テレビによる気象情報時の注意喚起や日ごろからの啓発活動による熱中症対策が浸透し、一定程度、各人での対応ができているものと考えられます。  なお、厚生労働省の統計によりますと、福岡県全体の熱中症死亡者数は、平成28年が18人、27年が17人でございました。  以上でございます。 ◯花田議長  木村都市建設部長◯木村都市建設部長
     (4)都市型水害の防止策としての雨水タンクの設置支援についてお答えをいたします。  本市の特性として、市域の約80%が市街化調整区域、つまり農地や森林であり、市街地を取り囲む形で広がっております。また、農地や森林は、洪水調整や水源涵養、災害防止などの多面的な機能を有しており、この機能によって市街地での災害の防止や低減が図られていることから、自然環境の保全は非常に重要であると考えております。議員御提案の雨水タンクにつきましては、農地や森林等の緑が少ない大都市における都市型水害の防止策としては非常に有効であると思われますが、本市のように緑に恵まれた地勢を持つまちでは、その効果は限定的、局部的であるため、現段階ではその導入や支援等は考えておりません。  以上でございます。 ◯花田議長  三好市民協働環境部長。 ◯三好市民協働環境部長  それでは、私のほうからは、(5)の災害時一般廃棄物、災害廃棄物の対応に関する御質問について、順次お答えをいたします。  まず、1)の4月24日に締結をいたしました災害時における一般廃棄物の収集運搬に関する協定につきまして、その経緯と市の役割についてお答えをいたします。  まず、協定締結の経緯でございますが、これまで平成27年7月に市内の一般廃棄物収集運搬許可業者3社と、そして平成29年8月には福岡県産業資源循環協会のほうと災害廃棄物の処理に関する協定を締結し、体制強化に努めてきたところでございます。こういった中にありまして、このたび実際に熊本の被災地での災害廃棄物等の収集運搬支援などにも当たられました新栄環美事業協同組合、こちらのほうは宗像、糟屋、筑紫地区の一般廃棄物の収集運搬業者の皆さんで構成されておりますが、こちらのほうから今回の協定締結の御提案がありまして、市としましても、さらなる広域化を図ることは災害時における廃棄物処理の課題解決に大きく寄与するものとして、本年4月に協定を締結したものでございます。  この協定における市の役割としましては、災害廃棄物処理の組織体制や指示命令系統の整理、仮置き場を初めとして必要な人員や資機材の確保などでございます。協定を締結しました各事業者団体につきましても、廃棄物処理の専門的な知識、経験を有する者や災害時に使用できる車種ごとの車両保有台数などについて調査整理しまして、災害が発生した場合に適切かつ迅速な支援が得られるよう備えたいと考えております。  次に、2)の災害廃棄物に関する他県、他市に向けた市の対応についてお答えいたします。  他県、他市において発生しました災害廃棄物の広域処理に関する調整は、福岡県が行っております。また、県外での広域処理を必要とする場合は、県は廃棄物の種類や処理必要量などの基礎状況を把握し、国と調整を図ることとなっております。これらのことから、本市に対しまして県から広域処理の支援要請があった場合、市は収集運搬車両や作業員の派遣について、市内の一般廃棄物収集運搬許可業者等と協議をし、派遣の検討を行うこととしておりまして、また、玄界環境組合におきましても、要請があれば、受け入れ可能な廃棄物の種類や最大受け入れ量などについて調整、検討を行うこととしております。  熊本地震の際には、県からの支援要請を受けまして、市内の収集運搬許可業者のパッカー車を延べ27台、作業員及び市職員を延べ54人派遣し、約58トンの災害廃棄物を宗像清掃工場で受け入れ、処理をしたところでございます。その一方で、昨年の朝倉やことしの西日本豪雨の際には、県より広域支援に関する事前調査は行われましたが、最終的には支援要請はありませんでした。  いずれにいたしましても、災害時における廃棄物処理を迅速に行うことは、被災地の復旧復興にとって不可欠なものでございますので、今後とも他県や他市等への災害廃棄物処理の支援につきましては、一般廃棄物収集運搬許可業者や玄界環境組合等と協議、連携を図りながら、対応してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯花田議長  瀧口教育子ども部長。 ◯瀧口教育子ども部長  それでは、私のほうからは、(7)学校施設の対応について、1)から3)までお答えさせていただきます。  まず、1)エアコンが使用できるまでに必要な猛暑、極寒への対応についてお答えさせていただきます。  ことしの6月議会におきまして、市内小・中・義務教育学校の普通教室等の空調設備に関しまして、当初計画を早め、平成31年度中に行うと申し上げておりましたが、さらに前倒しして、来年2学期から全校一斉に使用可能となることを目指して、現在、準備を進めているところでございます。  2学期からの使用が可能になれば、来年冬季の暖房は使用できることとなり、極寒への対応は行うことができます。来年度の整備前の夏季の猛暑への対応につきましては、学校では熱中症対策として、水分補給など児童・生徒に対して必要な指導を行っておりますが、ことしの酷暑の状況から、夏季休業期間の見直しなども検討する必要があると考えております。  次に、2)市立学校施設のブロック塀等の危険箇所と対応についてお答えいたします。  学校施設のブロック塀につきましては、6月21日から安全点検を開始し、7月3日に21校全ての点検を完了しております。その結果、控え壁等の不適合やブロック塀の劣化損傷などによって安全性が確保できなかった学校が5校、内訳は小学校4校、中学校1校ございました。こうした学校のうち4校につきましては、ブロック塀の撤去、補強など所要の安全対策を夏季休業中に既に完了しております。残り1校につきましては、私有地と接していること等から、少し今、時間を要しておりますが、早期に同様の安全対策を講じることとしております。ただし、ブロック塀の手前に施錠されたフェンスが既にありまして、児童が近寄れない状態にございます。現状でも基本的な安全性は確保されておると認識しております。  通学路につきましては、本年6月19日から22日にかけまして、関係課がグリーンベルトに隣接する私有地等のブロック塀について、目視による確認を行っております。結果につきましては、緊急な対応を要するブロック塀等は確認されておりません。また、県、北九州県土整備事務所におきましても、8月から10月にかけまして、職員が市内学校の通学路に面するブロック塀の点検を実施することとなっております。  次に、3)小・中学校体育館トイレ整備の進捗状況についてお答えいたします。  本年度は小学校2校、内訳は赤間小学校、玄海東小学校、義務教育学校1校について、体育館内外に多目的トイレの整備、これは新設ですね、を行っております。今後は国の財源措置の状況を勘案しつつ、既に設計を終えている小学校3校、自由ヶ丘小学校、自由ヶ丘南小学校、河東西小学校につきまして、順次整備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  御答弁ありがとうございました。  それでは、順番が変わるかもしれませんが、学校施設の対応についてから質問させていただきます。  私もエアコン設置を強く要望しておりましたけれども、これまで、子どもたちが暑い国に行くかもしれない、だからそういうときの対応をとれるように精神論、そういうものを長きにわたり言われていた状況がありまして、ある日突然エアコン設置をしますよということが決められたという感じを得ております。このことは本当にありがたいことですけれども、特別な理由や意義づけは聞かないまま、ある日突然エアコン設置と言われたような気がしているんですが、新教育長に改めて、市内小・中学校にエアコン設置する意義をお聞かせいただきたいと思います。 ◯花田議長  高宮教育長。 ◯高宮教育長  今、岡本議員がおっしゃるとおり、近年の気温の上昇は顕著であり、数年前とは大きく変わっているところであります。特にことしの酷暑は、皆さん御承知のように、とても暑く、普通ではなかなか過ごせないような状況でありました。今や子どもは暑い中で忍耐力が養われるといったような精神論が通用するレベルをはるかに超えた状況にあると思います。適度の汗をかくことも必要でしょうが、安全で快適な学習環境を確保する上で、学校普通教室への空調設備の導入は不可欠な時代になったと考えております。  以上です。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  きょうの新聞にも載っていたんですが、ことしの夏の暑さは平年より1.8度ずつ高くなっているという状況が示されておりました。本当に猛暑が普通の状況になってきているということで、これは5月、6月の気温変化を見てみたものです。結構、5月ぐらいから30度を超える、そして6月の後半ぐらいからやはり平年よりもずっとずっと30度を超えるという状況が生じてきております。そして7月になりますと、本当に35度近く、35度を超える温度というのが非常にふえてきているという状況です。この赤いところが最高気温、この青いところが最低気温で、最低気温そのものも本当に上がってきているという状況がことしの気温でございます。そして、8月になりますと、このように本当に暑いということがわかる状況です。赤いところ、40度近くになっているところは何日もありますし、特に夏休みが終わろうとするこのころ、ちょっと気温上昇をしているという状況が、最高気温にしても、最低気温に関してもあります。  先ほど答弁の中で、まず、本当に来年の2学期からエアコン設置して稼働するという状況にしたいということで、今、状況を進めているということだったんですけれども、この5月以降の5、6、7、8月は夏休みに入りますけれども、ここの対処というものをしっかり考えておかないと、本当に大変なんじゃないかなと。ここ近年見ていますと、毎年1度ずつ最高気温が上がっているという状況ですので、来年の状況というのも本当に想像ができるんですけれども。  そういうところの具体的なものというのをもっともっと今から作成をしないといけないんじゃないかなと思いますが、その計画というのはもう今から立案をされるという状況でしょうか。 ◯花田議長  瀧口部長。 ◯瀧口教育子ども部長  エアコンにつきましては、先ほど申し上げたとおりなんですけれども、夏季休業期間についてもということを申し上げています。学校等と議論等をまだ行っておりませんけれども、夏季休業期間につきましては、7月少し繰り上げることを検討したいと。8月については、ことしと同様のということができないかというのを考えております。ただ、これについては、授業時数等の問題も十分ありますので、授業が年間を通してこなせる対策も必要であると考えています。結論的には、来年、学校側もいろんなスケジュール、もちろん授業も組んでいかなければいけませんので、年内には結論を出さなくてはいけないと思っています。  以上です。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  夏休みに関しましては、7月の終業式を繰り上げて、ちょっと早目にするということですかね。8月に関しては、始業式をちょっと早目にするという考え方ということでしょうか。 ◯花田議長  瀧口部長。 ◯瀧口教育子ども部長  8月につきましては、そのまま繰り上げるのはどうか。例えば7月を10日繰り上げたら、2学期の始まりを8月の例えば20日にするかと。その8月を繰り上げる部分については、厳しいんじゃないかなと思っております。基本的にそうなりますと、夏休みを前半延長することができないかという考えになると思います。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  7月の終業式を繰り上げるという来年の策というのは、エアコン設置を夏休みに完璧に終わらせるための策ということで思っていてよろしいですか。 ◯花田議長  瀧口部長。 ◯瀧口教育子ども部長  議員おっしゃるとおり、8月を繰り上げることは、エアコンを一斉に整備する際の工事にも大きな影響があるとも考えております。その分も考慮しなくてはいけないと考えています。  以上です。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  7月の終業式を繰り上げるということになりますと、7月の学校のカリキュラムというのを見ますと、6時間授業が非常に多うございます。そうすると、授業日数確保ということを十分に考えておかないと、しかも暑いということであれば、6時間授業というのが不可能になってくるという状況も生じてくるので、やっぱり5時間授業にするとか、例えば8月終わって、授業が開始するときには午前中の授業にするとか、いろいろやっぱりその授業日数の確保というのは必要だと思っておりますので、カリキュラムに私もあんまり介入するというのはどうかとは思いますが、そういう授業日数の確保ということが大変だと思いますので、そこは十分検討をしていただいて、夏休みの授業日数確保ということは重々検討していただきたい。ことし、もう御存じのように、特別教室にエアコン設置していない中間市、それから川崎町は、夏休みの開始を遅くしましたし、福岡市は早いままで、やっぱりエアコン設置というのが夏の授業日数確保というのに物すごく大事になってくるので、そこは十分な検討をお願いしたいと思っています。  あと、これは城山中学校の教室の様子なんですけれども、去年の8月に撮った状況です。見にくいかもしれないんですが、この大きな壁がこの中学校3年生の部屋に照り返しをしているという状況がございます。そして、なおかつこの机がもう後ろのところまで目いっぱいという状況ですので、例えば同じ教室であっても、こういう教室に関しましては、本当に温度が二、三度違うんじゃないか。例えば35度とかになったときに、本当に38度とか40度近くなるという、こういう学校別ごとの状況の違いというのもありますので、ここもしっかり調べていただきたいなと思っているところです。これはお知らせするまでにしておきます。  ブロック塀等の危険箇所とその対応はというところで、早急な対応をグリーンベルト沿いのところはしていただいたということなんですけれども。  これは自由ヶ丘南小学校の本当に通学路に匹敵する学校の入り口に入ったところの塀の状況でございます。こういうところが何カ所もあります。しかも、これは個人のつくった作品がやっぱり壁面になっているので、このままの状況にしておくということは危険プラス、やはり個人の作品がこうやって展示してあるという状況のものをどう対応するかということを考えることが必要かなと思っております。  そして、これも同じように自由ヶ丘南小学校なんですが、こういったところにもう亀裂が入っている。ここからやっぱり水が入ったりとかして、非常に亀裂が入ったり、そして破損したり、そして落下したりとかという可能性もありますので、こういうところも含めて、今回、十分調査していただいたということではありますが、もう一回調査をかけていただければと思っているところです。  それから、トイレのことですね。3校のトイレ改修が進んだということで、宗像市の公立小・中学校の避難所対応をするであろう体育館、教職員トイレの状況と課題というところで、ちょっと表をつくってみたんですが、全体の洋式トイレというのが若干ふえてきています、29年度と30年度を比べますと。ただ、やっぱり40%ぐらいが洋式で、あとは和式という状況になっておりまして、洋式トイレがあっても、このスペースで、これは教職員トイレなんですが、入れないと。ここは本当に入れないんですよ。入れないという状況があります。それとか、このように、入ったところが本当にプライバシーが保てないという状況であったりとか、破損しているところもあるトイレなんかもありましたので、避難所対応をするという状況のトイレに関して、早急にやっぱり対応をとっていただきたいなと思っているところです。  そして、8月29日の読売新聞記事で、「学校のトイレ、洋式、個室改修進む」によると、熊本地震後の被災者101人の質問で、不便な点を問うと、3分の2がトイレと答えて、食事や衣類、冷暖房を上回ったと書いてあります。トイレ利用に関して困った点を尋ねると、和式便器が多いことを挙げた人が最多だったとありますので、学校は避難所対応するところであるという視点に立っていただいて、このトイレ機能というものをどう考えるかということは、庁内全体でこれは検討していただきたいなと思っているところでございます。  次に、最初に戻ります。市長答弁では、いろいろ今回の豪雨に関しての課題というものを挙げていただいたんですが、宗像にとっての想定外の豪雨というものが課題を非常に明らかにしたんじゃないかなと思っているんですね。昨年の大雨の際には、32カ所の避難所開設、避難者数6世帯8人であったものが、ことし7月の大雨の際には、避難所開設16カ所、避難者181世帯277人となって、避難者世帯約30倍、避難者数は約40倍となっている。避難所に対してより課題が明確になったんじゃないかなと思っております。  防災計画の中を見てみますと、これは見にくいんですけど、対象とする異常な現象の種類というところで、防災計画の指定緊急避難場所というところで書いてあるものなんですが、洪水のときに指定避難所となるという場所で、河東小学校入っております。市民体育館とかも入っておりますし、河東地区のコミセンが入っております。私は、もっともっと今回の豪雨の課題で出していただきたかったのは、本当にこの洪水対応がコミセンであったりとか、3カ所かわっているわけですよね。河東コミセンから小学校、それから体育館に3カ所、避難所を避難される方はかわっているという状況が、これがどうして生じたのかをお答えいただけますか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  3カ所かわった理由といたしましては、当初はやっぱり避難される方の、避難所ですが、より快適に過ごしていただけるようなコミセン等を中心として開設をしております。ただし、今回の豪雨につきましては、河東コミセン自体は大丈夫だったんですけど、周辺の県道とかくりえいと側の道路、周辺道路が冠水してまいりましたので、冠水がおさまった後、河東小学校に移動していただいたというところでございます。  それから、最後に市民体育館に移動した理由につきましては、その後に山田地区に避難指示(緊急)、正式名称ですが、それを出したことによりまして、避難者があと数十人ふえると。実際、お仕事等で昼間いなかった方が夜帰ってこられるということで、100人を超えるということで、広さも設備もより整った市民体育館のほうに移動していただいたということでございます。  以上です。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  避難所そのものは問題なかったんだけれども、周りの道路とかそういうところが問題であったということなんですが、私は、この対象とする指定緊急避難所というのは、周りの環境も含めてやっぱり本当に対応となっているのかどうなのかということは考える必要があると思いますので、今回の7月の豪雨を受けて、防災計画の中身も見直すとおっしゃいましたので、こういう細かいところの見直しは絶対に必要なのではないかなと思っているところです。それはどう考えられますか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  今回、実際に起こったことを当然、検証いたしました。それと、本年4月に浸水想定の区域の見直しがございまして、これまで50年に1度の降雨で福岡県が浸水想定区域を想定しておりましたが、これが1,000年に1度の降雨に引き上げられまして、新たな浸水想定区域が発表されております。それからすると、今までの水害でも使えた避難所の中で、明らかに不適格の避難所がかなり出てきておりますので、その辺を含めて今後、見直しを行っていきたいと考えておりますが、基本的な考え方としまして、やっぱり危ない河川を越えて避難をするような避難所の開設はやめていくという考えで、避難所の再決定をしていきたいと思っております。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  それは本当にいつ、また、台風がすごくきょうも来ておりますが、台風とかも非常に多く来ておりますので、早急な対応というものがやっぱり必要かと思いますので、早急にお願いしたいと思っております。  あと、ハザードマップの件です。防災マップか。防災マップ、すごく大きくて、本当に立派につくってあります。これは立派につくってあるのは認めるんですけれども、他市のいろんな、市民が使えるものというところで見てみました。そうすると、「我が家の防災ハンドブック」とか、こういうふうに、東京とかは「暮らし防災」とか、非常に取っつきにくい見出しになっているわけですね。私は、やっぱり大きさもこんなに大きくなくて、やっぱり手で持って歩けるぐらいの、この半分ぐらいの大きさにするほうがいいんじゃないか。こういうもの一つとっても、防災の中での考え方というのは、非常に市民が関係するところですので、しっかり考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯花田議長  大隈部長。
    ◯大隈危機管理交通担当部長  以前から、防災マップについてはもっとわかりやすくというのが、議員の皆さんからも市民の方からもいただいております。実は、今回の防災マップの前は一回り小さなマップを使っておったんですが、地図がやっぱりわかりにくいので、一回り大きくしてはどうかという御意見がございまして、お聞きをいたしました。今回そういう御意見も出ましたので、一応、予定としましては、先ほど言いましたように、浸水想定区域等が見直しになっていますので、来年度改正をしたいなと担当のほうでは考えておりますが、その中で、再度いろんな御意見を参考にして、よりわかりやすいもの、そしてより理解してもらえるものとして作成をしていきたいと考えております。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  そんなにつくりかえても、いろいろそのたびに課題が出ると思うんですけれども、やっぱり取っつきやすさというものは中心に考えていただきたい。小学生でもわかりやすいもの、そういうものにつくりかえていただかないと、いざ使うというときに、私は使えないんじゃないかなと思いますので、使えないものをたくさん部数をふやすというのは、私は余り健全財政のためにはよくないんじゃないかなと思っております。  次に、熱中症について伺います。  資料要求したところ、環境省の熱中症マニュアルが届いたんですよね。私は、環境省の熱中症マニュアルというものは、これを今のところは基本にするしかないと思うんですけれども、熱中症は災害指定されていないために防災計画の中に含まれないということで、熱中症マニュアルが必要な部署があると思うんです。例えば総務にしても、教育子ども部も必要かな。産業振興部は、農業とかそういうことが含まれますので、それと健康福祉部、今言ったところの部長がそれぞれ、健康福祉部のお考えは聞きましたが、どうお考えになっているかをお聞きしたいと思います。 ◯花田議長  瀧口部長。 ◯瀧口教育子ども部長  まず、学校関係なんですけれども、実情をまず御説明しますと、現在、各学校で、国や県のマニュアルを参考に危機管理マニュアルというのを持っております。これは城山中学校の危機管理です。この危機管理マニュアルというものは幅広くて、例えば交通事故の対応とかインフルエンザの対応、学校給食の食中毒の対応、もちろん災害時の対応とか、幅広くなっていまして、熱中症に対する部分はごく一部、特に部活動の熱中症対策という部分に限られておりますので、ここ数年、環境省のほうが県を通じて、熱中症環境保健マニュアルの活用を通知等によって指導してきております。その関係で、この活用を積極的に学校側にも徹底して行うべきだろうということで、従来、そういった通知を学校に流しておりましたけれども、ことし初めて、こういう状況ですので、この熱中症マニュアルを全てカラーコピーして、学校に配布したという状況でございます。  以上です。 ◯花田議長  中野部長。 ◯中野産業振興部長  産業振興部関係で農業部分についての御質問がありました。市独自での農業者への注意喚起のためのマニュアルとか基準を設けておりませんけど、毎年、国のほうから注意喚起の文書が参っておりますので、その文書には国がつくったチラシ等も添付されておりますので、認定農業者の会議とか農業関係の会議の際には、そういったものを配りながら注意を促しているという、そういった状況でございます。 ◯花田議長  河野総務部長。 ◯河野総務部長  総務というふうなお申し出でしたので。総務のほうには、先ほど担当部長が申しましたように、危機管理、そういったところの中にある程度含んでいくということも必要だろうと思っていますし、特に職員の熱中症対策というものも今後、考えていかないといけないと思っております。  以上です。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  マニュアルに関しましては、やっぱり必要な部署がどこかということも含めて、市長のほうでも考えていただいて、そこは整理をしていただきたいと思っているところです。  あとは、災害時一般廃棄物、災害廃棄物の対応というところで、最後に質問させていただきたいと思うんですが、これまでの熊本地震とか北部豪雨災害時、一般廃棄物、産業廃棄物の処理をするに当たっては、どの業者がどこに行くかなど、中心で指示できる者の存在がなくて、処理に時間を要したり、後々トラブルが起こったりということがあったと聞いております。そういうときに、先ほど部長言われましたが、市が指示をする役割ができるという部分では、この協定書ができたというのはよかったんじゃないかなと思っておりますが、この協定書の中の第1条で、この協定は、災害発生時における一般廃棄物の円滑な収集運搬業務を遂行するため、宗像市業者間における協定業務に関する基本的事項を定め、もって災害に対し迅速かつ的確に対応することを目的とすると書いてあるんですが、市がこの協定書の中で災害に対して迅速かつ的確に対応するという、これは具体的にはどういう意味なんでしょうか。 ◯花田議長  三好部長。 ◯三好市民協働環境部長  基本的には、私どもとしましては、こういった災害が起こったときの廃棄物等の処理につきましては、市民生活を第一に考えた対応をしていかないかんというのが大前提にございまして、その中で、私どもが今いろいろ考えておりますのが、市の役割、先ほど申しましたものを具体的に言いますと、例えば仮置き場等の開設だとか、収集、分別、そういったものについての市民への早期な周知だとか、それから、これはそういった事業者さんとの協議の中でも話が出たんですが、ごみの中でも衛生上に一番大きな問題のある、例えば生ごみだとか、こういったものを先に持っていかないかんと、そういったこともございますので、この協定の中でしっかりとつくり上げてやっていかないかんと。  朝倉市のほうの例でいきますと、協定だけを結んで、なかなか協議がなくて、うまくいかなかったというのも反省、教えていただきましたので、こういったものについても事前にいろいろ勉強をしていきたいと考えております。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  それと、県から指示があった場合に、例えば廃棄物、それから産業廃棄物とか一般廃棄物、宗像の処理場で受け入れが可能ですよというお話があったと思うんですが、本当にこういう廃棄物の量というのが中途半端じゃない量が出てきておりますので、例えばなんですけど、バイオマス堆肥化事業予定だった場所、そのために確保するとかというお考えはあるんでしょうか。 ◯花田議長  三好部長。 ◯三好市民協働環境部長  バイオマスの用地につきましては、事業が今回ちょっと延期という形になっておりますので、私どものほうは、これにつきましては、それまでの活用方法として、そういった災害廃棄物の仮置き場という考えもございましたので、これから災害廃棄物の処理計画を来年度中につくる予定にしておりますが、その中でこの活用も考えていきたいと思っております。 ◯花田議長  岡本議員。 ◯10番(岡本議員)  最後になりますが、緊急車両の緊急給油場所の確保というところで、緊急給油場所は3カ所決まっているということなんですが、緊急車両の指定というものがはっきりしていないというところで、先ほど言ったところの救急車とか消防車とか、そういうものは緊急車両として対応ができるようになっているということなんですが、茨城県がそういうものをつくっているんですけど、福岡県の場合はつくっていないということだから、市で決めれない部分はあるかもしれませんが、先ほど言ったごみ収集車であったりとか、行政機関の依頼に基づいて支援物資の運搬などをする車、それから電気、ガス、通信、上下水道等のライフラインの応急復旧を行うための車両というふうに、もっと幅を持って書いてありますので、市としては緊急車両はどういうものかというものはしっかりと捉えておいていただきたいなと思っておりますが、それはどうでしょうか。 ◯花田議長  ちょっと時間。いいかな。大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  災害時の給油ということで、私のほうからまとめてお答えさせていただきます。  現在の協定では、市が要請をした車には給油をしていただけるようになっておりますので、事前の指定までは必要ないのかなと思っておりますが、今後、燃料供給業者さんと、もっとスムーズにいくためにはどうしたらいいか、その辺の検討はさせていただきたいと思います。  以上です。 ◯10番(岡本議員)  終わります。 ◯花田議長  これで岡本議員の質問を終了します。  ここで暫時休憩とします。再開は14時10分とします。                      休憩 13時56分                      再開 14時10分 ◯花田議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、18番、植木議員の1項目めの質問を許します。植木議員、どうぞ。 ◯18番(植木議員)  日本共産党市議団の植木隆信でございます。  質問に入る前に、昨日、私のところに電話が入っておりました。それは、6月議会で城山登山道路の改修というか、修理をお願いしますということで質問していたんですが、これを見た方から、早速取り上げていただきありがとうございましたと。ついでがあるんです。路肩で車がずり落ちて、レッカー車できのう、城山登山道路で車を引き揚げた。そういった話もありましたので、ぜひこの工事のほうを早めていただきたいということを最初に申し上げまして、質問に入りたいと思います。  今回は、豪雨などへの抜本的対策を急いでほしい、急げということと、赤間駅北口側に明るい照明をとこの二つで質問をいたします。  まず、豪雨などへの抜本的対策を急ぐという問題については、近年、異常気象による集中豪雨の災害が各地で発生をしています。とりわけ、被災地からの報道によりますと、短時間の雨量が過去の記録を一気に更新をしているとのことが報道されています。  宗像市でも7月6日の豪雨によって、赤間駅の南北口を初め、田久地区、須恵や稲元地区でも水害が発生をしています。その背景には、釣川の水位が危険な状態にまで増水し、須恵・稲元地区では水位を増した山田川の水が堤防を越えるという状況となりました。  今回の集中豪雨は、海水の干潮時に当たって幸いにも大きな被害を免れたと言ってもよいほどであります。過去の議会で何度も取り上げてまいりましたが、集中豪雨の被害をなくすには、全国的にも検討され、具体策として取り入れられている「遊水地」方式が有効とされています。特に釣川の越水や堤防の決壊による被害を想定すれば緊急で抜本的な対策が求められています。そこで、5点にわたって質問いたします。  まず、(1)釣川の氾濫などで発生すると予想される被害の範囲と規模についてどのように想定しているのか。また、その対応策はあるのか。  (2)谷井前市長は議会での質問に対し、遊水地は有効な対策であるという考えに同意し「県とも協議をしたい」との趣旨の答弁をしています。福岡県との協議はどのように進められてきたのか。  (3)遊水地の候補地は幾つか考えられますが、市はどのように把握しておられるのか。  (4)遊水地確保について県と本気の協議を求めたいと思いますが、今後の市の対応はどうでしょうか。  (5)山田川は下流から拡張工事などの改修が進められています。中流から上流にかけて水草が生い茂り、川の中には柳などの樹木が生えている箇所も幾つかあります。こうした状態も集中豪雨のときには危険ではないでしょうか。今後の改修はどうなっているのかお伺いして、1回目の質問といたします。 ◯花田議長  植木議員の1項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  伊豆市長。 ◯伊豆市長  植木議員の質問に対して、(1)と(2)については私がお答えし、残りについては各部長がお答えいたします。  (1)釣川氾濫の被害の範囲と規模についてどのように想定しているのか、また、その対策はについてお答えします。  釣川、山田川などの釣川水系の氾濫における被害想定は、平成30年4月に福岡県が公表した洪水浸水想定区域図をもとに被害想定を行っております。この想定は、6時間雨量543ミリという最大規模の降雨により浸水面積が10.20平方キロメートル、浸水する最大の深さが5から10メートルとなっており、各河川に沿った地域が浸水する想定となっております。浸水想定につきましては、5月の水防協議会開催時に自主防災組織に説明し、防災ホームページにより市民にも周知しております。今後は防災マップの改訂により、さらに広く危険箇所への周知を行っていくとともに、浸水想定区域内の要配慮者施設への避難行動計画等の作成依頼などを行ってまいります。  (2)遊水地に関する福岡県との協議についてお答えいたします。  水害への抜本対策としては、まず河川の水位を下げることが第一と考えております。このためには、県事業であります山田川の河川改修工事が最優先だと考えております。この重要性については、最も深く理解されているのが植木議員ではないかと私は理解しております。事業推進について、福岡県には強く要望しているところであります。また、福岡県が作成した長期的な整備方針の中では、大雨などで河川の水位が急激に上昇したとき、その一部を別にためて下流に流れる量を少なくする洪水調整施設、いわゆる遊水地が必要であるとなっております。したがいまして、議員が御指摘のとおり、福岡県と河川改修について協議する場面では、遊水地についても引き続き福岡県に働きかけを行ってきたところであり、今後も働きかけを継続してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯花田議長  木村都市建設部長◯木村都市建設部長  以下の3、4、5と、私のほうからお答えをさせていただきます。  3の遊水地の候補地と(4)の県との協議は関連しますので、一括してお答えをいたします。  福岡県において平成23年3月に、50年程度の長期的な河川整備の方針を示した釣川水系河川整備基本方針を策定しております。この中で、上釣橋から上流の区間に洪水調整施設をつくる方針となっております。この基本方針を策定する段階で、幾つかの候補地を検討されていますが、正式な公表はなされてはおりません。今後とも福岡県と河川整備の協議を重ねてまいりますが、現在、県のほうで、平成29年度に着手した釣川水系河川整備計画案の作成がなされておりますので、この計画作成の中で遊水地を協議していきたいと考えております。  (5)山田川の中流から上流にかけての今後の改修についてお答えをいたします。  山田川については現在、福岡県が改修を進めているところでございまして、前年度に溝越井堰の工事に着手いたしまして、平成31年度に完了する予定でございます、井堰に関しては。それ以降は、上流に向けて順次整備を進めていく予定でして、中流から上流にかけて水草が生い茂り、川の中に柳などの樹木が生えている箇所もあり、集中豪雨のときには危険であるとの御指摘ですが、対応が必要な箇所については、関係地元と連携しながら、しゅんせつなど、管理者である福岡県に要望してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  ありがとうございました。  まず、市長に二つほど確認をしたいと思うんです。これは市長の選挙のマニフェストなんですが、市長は谷井市長の継承が宗像の発展につながると確信をしておりますということなんですけれども、このことについては間違いないですか。 ◯花田議長  伊豆市長。 ◯伊豆市長  はい、谷井市政を継続してまいりたいと思っております。
    ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  なぜこれを聞くのかというのは後でわかると思うんですが、もう一つ、守りたいということでの五つの守りたいがあるんですが、その中に、災害に強い安心な都市づくりを目指したいということが書かれておりますけれども、こういった努力をされるということで確認していいですか。 ◯花田議長  伊豆市長。 ◯伊豆市長  はい、市民の命を守るための、災害に対しては宗像市としては最優先で取り組んでまいりたいと思っております。 ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  それでは、具体的に質問に入りたいと思うんですが。  これは、わかりますかね。ちょっと見にくいところもあると思うんです。これは、宗像市の雨量です、これを過去にさかのぼってインターネットで調べてみました。まだ幾つかあるんですけれども、主なところを抜き出したわけです。まず1997年──平成9年ですね、これは7時から15時の間に61ミリの雨が降っています。2006年、87ミリ、これは午前1時から8時まで。2009年は、午前4時から12時に、113ミリ。最大が1時間に63ミリ。これはことしですが、2018年の7月6日、4時から8時の間に131ミリの雨が降りました。1時間当たりの最大雨量は38.5ミリ。これは県がまとめた宗像のデータから引き出してきました。  これはどういった状況になっているのかと、幾つか写真を撮ってきたんです。その前に、朝倉市の雨量というのがあります。これは昨年の7月5日、11時から21時の間に510ミリの雨が降りました。全国にも報道されて、いまだに大変な状況になっています。1時間当たりの最大雨量が106ミリということで、こういう状況が宗像あるいは朝倉市での雨量の状況になっています。  それで、幾つか写真を撮ってまいりました。まず、これは釣川の東郷橋からの下流のほうを写した写真です。水が釣川の土手を越えるんじゃないかというところまでなっています。これは8時10分ぐらい、釣川の上から写しました。  これは、危なかったので2日目に写したんです。山田川です。この反対側のほうはコンビニのあるところなんです。この信号機から上のほうに行くと河東小学校。これは、初めて山田川の水が堤防を越えて田んぼに流れ込んだという状況がこの後の写真です。これは、稲がこのあたりですね、大分倒れておりましたけれども、こういったのは私の経験では初めてではないかと、こういう状況が出ております。  次なんですが、これは河東コミセンの入り口です。これがほたるの里。実はここから水が噴き出しているんです。何で噴き出すのかと調べてみると、山田川に水を流すためにある暗渠といいますか、そこが逆に山田川の水が噴き出して、この河東コミセンの入り口いっぱいになったという状況です。こんな状況が7月6日の日に出ています。  これは、ほたるの里の前の陸橋から写したんです。このときは若干水が引き始めたときでした。ですから、このあたりには水があったらしいんですが、もう水が引き始めて、この人なんかは歩道と車道の区別がつかないところで立ち往生している、こういった状況ですね。これも山田川のここの先のほうから水があふれ出して、この先にマンションがあるんですが、そこのエレベーターが動かなくなった。こういった被害が出ております。  それと、山田川の関係で、市長は、私が一番気にかけているんじゃないかとか言われて、議員の皆さん、笑い声が聞こえていたんですが、私も伊豆市長に対しては、県会議員されておられるときに何度も事務所を訪ねて、山田川の改修のお願いはしたことあるんです。それで、下流のほうを改修されるときに尽力をいただいたという話は伺っておりますので、お返しじゃないですけど。  これは、須恵橋のすぐ上の柳です。実は数年前に地元の人が県に対して、この柳を切ってほしいと要望していたんです。これを切るのに数カ月かかったんですよ。また大きくなって。私でしたら、5分もあれば切ってしまうようなのを数カ月も県が放置されていた柳なんです。今度は少し上に行きますと、ここがくりえいと、こちらにサンリブがあって、橋が須恵のほうから来るんです。ここに大きな柳が川の中に生えている。こういった状況というのが今、放置をされているわけです。ですから、これを何とか早く解決してほしいということがこの写真から私のお願いなんです。  それで、私の本当のきょうの質問は、これだけじゃないんですね。これはあくまでも7月6日の日の状況を知っていただきたいということで、先ほど岡本議員の質問の中で、なぜ河東コミュニティの避難が二転三転したのかという一つが、先ほどのこれなんですね。入れない。南側に数年前に出入口ができたんですけど、ここが先ほど、山田川が越水しまして、こちらのほうに、精米所がつかって、その勢いでこの南側に入れなくなってしまった。そんな状況が、河東コミュニティへの避難が困難になったという状況になっています。  私の本当の質問というのは、遊水地を宗像にどうしてもつくっていただきたいということなんです。先ほどの市長の話では、県との交渉も行ってきたけれども、引き続きこの問題については協議をしていきたいということで、ぜひこれを本気でやっていただきたいと。  遊水地というのはどういうことかと。私、先週の月曜日に佐賀県の多久市に行ってまいりました。ここで、国土交通省の九州地方整備局の武雄河川事務所所長、それと喜瀬川出張所長の二人の方から、遊水地のことについて説明を受けました。遊水地というのは皆さん御承知だと思うんですが、川の水があふれて住宅地に流れ込むのを防ぐこと。これを防ぐためには、どうするかということで考えられたのがこれですね。川の水を遊水地、これは池じゃなくて、水田とかそういうところで、土地なんですね。つちへんの地なんです。ここに一時的に流し込んで、そして堤防を守りながら、下流の水害を防ぐこと。そのことによってどうなるかといいますと、川の水位が下がって、民家に対する被害が少なくなると。これが遊水地の基本的な考え方なんです。  それで、多久の牟田辺遊水地というところがあるんですが、平成2年に大きな水害が起きて、二人の人が亡くなり、500軒以上の床上浸水が出たというところなんですね。それで、これは国土交通省が計画したんですが、牛津川というのがあるんです。ここの堤防を若干下げまして、そしてあふれた水をこちらのほうに流し込む。これは恐らく流し込んだときの写真で、平成24年7月13日と書いていますので、平成24年の7月13日に、こういった大水のときに水を田んぼのほうに流して、洪水を防いだ。そして、これが全体の図なんです。これが、先ほどの牛津川が流れているんですが、こちらから牛津川が流れているんですね。こっちは六角川なんですけど、堤防を下げて、そしてここに貯水地をつくる。  ここは、私、見てきたんですけど、立派な水田なんですね。この一部に網が張っていました。何で網が張ってあるかというと、川のごみが田んぼの中に入っていかないように、水田に入らないようにということで、この近所に網を張って、そして水を入れてくるんです。満杯になったことは今までないらしいんです、900万トンとか言っていましたけれども。  そして、水田との関係はどうなのかといいますと、地上権、要するに田んぼを持っている人に対しては権利があるわけですね、自分の水田としての。そして、こういったことで水を誘導しますから、その権利は今度は国土交通省というか、河川事務所のほうにあるということですね。それで、一番最初に条件をつけると、地上権は土地所有者と。どういう条件をつけるかというと、ここは盛り土をしないと。例えばプレハブをつくったり、田の中に。そういった盛り土をしたり、あるいは小屋とかそういうのを建てないという条件で、こういったのができたというのが経過なんですね。  もう少しあるんですが、この写真は私の撮った写真です。これが可動堰みたいになっているんです。水がたくさん増水するときには、これを先に倒すか。いつ倒すかというのが非常に微妙らしいです。この倒し方によって、下部のほうに被害が出ることによって責任をとらされるというようなことで、大変だと言っていましたけれども。ここに監視カメラがあって、レーザーでこれを監視するらしいんですけれども、この川に流れる水をこっちのほうに流し込むと。これが先ほどの同じですね。これとこれが一緒なんです。上の川が増水したときに流れる。そして、最初と一緒ですけれども、川の増水したのを田んぼの中に引くということで、被害については、保険に掛けているので、行政はこの被害については関知しない。こういった内容の遊水地なんですね。  それで、私が伊豆市長に最初、失礼だと思ったんですが、谷井市長を継承するのかと、そう書いてありますけどと。継承しますと。谷井市長は、この関係の質問だけで過去3回やっているんです。数えてみたら、議員になって大分なりますけれども、11回災害問題について、特に水害問題について質問しています。そのうち3回遊水地の関係について質問をしている。谷井市長は、遊水地は必要だということで、何とかしたいということで、県とも交渉するということで約束をされたので、伊豆市長はその後継者ということですので、ぜひそれを実現するために頑張っていただきたいということなんですが、再度、県との交渉についての市長の決意をお伺いしたいと思います。 ◯花田議長  伊豆市長。 ◯伊豆市長  先ほどのお話の繰り返しになりますが、もちろん洪水調整施設として遊水地というのが有効であることは理解しております。したがいまして、今後も福岡県と河川改修、あくまでも河川改修という部門において協議する場面で、遊水地についても引き続き県について働きかけを行っていきたいというふうに、働きかけをそして継続していきたいと思っております。 ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  宗像土木事務所と宗像市に関する懸案事項の協議というのがあるんですが、これは議事録です。この中に、平成17年の1月に宗像市の上下水道部の課長より説明を受けるということで、土木事務所の人が宗像の上下水道の課長から説明を受けたという内容になっているんです。それによると、どういったことを説明したかといいますと、まず水害対策についての説明をしているんです。  一つは、森林都市近くの田──これは調整池となっていますけど、池となっているんですね、調整池へポンプアップをすると。この時点では、田久の信号機のところですね、森都病院、この近所がいつも水につかるということで、こういったことの考えを示しています。そして二つ目は、後曲の田を遊水地にということで提案をしているんです。そのときに、市としては後曲の田を遊水地化すると提案をしたいということで、これは市長の判断でもあるということで、平成17年1月に県の土木事務所に対してそういった話をしています。  県の土木事務所は、こういった回答をしているんですよ。平成17年度までに整備計画の委託が必要ということを言って、50年確率で整備した場合、河積を確保するのは橋梁もあり難しい。要するに川を広げるということについては難しいということですね。それで、20年確率を50年確率にアップさせるために遊水地の検討もあり得ると思うと。これは平成17年度の宗像市と土木事務所との間での協議事項なんです。  この時点では、既に宗像では必要だということが論議をされてきているんですね。これ以降の論議というのはあったのかなかったのか、どうなんですか。 ◯花田議長  木村都市建設部長◯木村都市建設部長  今の議論が平成17年で、その後に、先ほどの答弁でも申し上げましたように、平成23年3月に、50年確率程度を見越して、長期的な釣川の河川の基本方針をつくっております。釣川水系河川整備基本方針ですね。この内容も、もう本当に植木議員よく御存じだと思うんですけども、上釣橋付近で420立米毎秒の流量がその50年確率では必要だから、それを調整するため、50立米程度を毎秒調整するための調整施設が必要だということが書いてございます。先ほど申したように、基本的な計画の中では必要ということは県も十分承知されておりますし、その基本計画を実現するために先ほど御紹介いただきましたけども、県と河川について協議するときには、この基本計画、何とか実効性のあるものにならないかというような協議を常にしておると考えていただいて結構です。実際にやっております。 ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  先ほど部長は、調整地確保について、県との関係で、候補地について幾つか考えられないかといったときに、公表はしないと答弁されたんですけど、これは曲地区の水田を一つの対象としてずっと論議されているんです。ですから、これはある意味では地元の人も知っているんです。ここが遊水地の対象の一つの予定、将来的にどうなるかわからんけど、予定地の一つだということははっきりしているので、公表していないという答弁は必要ないんじゃないかなと思います。  それで、近年の雨の降り方を見てみますと、ことしの7月ですか、広島市、これは444ミリ降っているんです。岡山市が311ミリ、松山市が360という形で、宗像の関係では6時間で、先ほどの市長では543ミリが降れば、宗像の東郷とかいろんなところが5メートルから10メートル水没の可能性があるという予測をされているんですね。実際は543ミリも降らなくても、先ほどの写真でもわかるように、1時間に100ミリかあるいはそれ以上降れば、大きな被害が出るというのは確かだと思うんです。  それで、この問題については、ぜひ県とも真剣に協議をしていただきたい。何よりも被害が出た場合にどうなるのか。これは朝倉の問題もありますし、昨年は常総市ですか、鬼怒川の氾濫によって常総市、ことしは岡山とか広島、そういったところに大きな被害が出ております。個人の財産が奪われるだけじゃなくて、命まで奪われるという状況になるんです。一つの方法として、私は、牟田辺遊水地みたいに大がかりなところじゃなくても、もっとお金をかけなくても、十分遊水地は確保できるのではないかと思っていますので、ぜひ努力をしていただきたいということを要望して、次の質問に移りたいと思います。 ◯花田議長  続いて2項目めの質問を許します。どうぞ。 ◯18番(植木議員)  これはJR赤間駅北口を明るくしてほしいと。タクシーの運転手の人から以前、何回もこのことは言われていたんです。今回これを取り上げようとしたら、夜が暗いよと言われまして、見に行きました。やはり暗い。南側に比べて北は暗い。このことの改善を求めたいと思います。  JR赤間駅は宗像市の表玄関でもあります。赤間駅の北口(土穴側)全体は、赤間駅南口や東郷駅に比べても夜になると薄暗いとの声が駅利用者やタクシードライバーから寄せられています。  赤間駅北口の設計や工事段階で駅利用者を初め、バスやタクシー関係者の意見を聞かずに進められてきた結果、不都合が幾つも出てきて、その後に一部工事の手直しも行われてまいりました。  赤間駅に本市の表玄関としてふさわしい表情を持たせ、来訪者や市民など利用する者にとって快適な空間とするため、以下について質問をいたします。  まず、(1)JR赤間駅北口の街灯(照明)を南口と同じように明るい照明にできないか。  (2)赤間駅南北口のバス停のシェルターに夜間照明の必要があると考えるがどうかということで、2回目の質問といたします。 ◯花田議長  植木議員の2項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  木村都市建設部長◯木村都市建設部長  (1)JR赤間駅北口の街灯についてお答えをいたします。  JR赤間駅北口の照明は、基準に定められた照度を満たしており、照明自体には問題ないと考えております。しかしながら、南口に比べて駅前広場周辺に店舗等が少ないことやシェルターを通した光のぐあいが原因で、夜間は暗いと感じることがございます。今後は更新時期に南口と同様の灯具への交換などを検討したいと思っております。  (2)赤間駅バス停のシェルターの夜間照明についてお答えをいたします。  植木議員御指摘のとおり、赤間駅の南口及び北口のバス停付近は、シェルター内に照明がないために、夜間は暗く感じる状況となっております。このためシェルター内に照明を設置する方向で検討したいと思います。  以上です。 ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  今の回答で終わってもいいんですが、せっかく写真撮ってきたので。  これが赤間駅の南口の街灯です。非常に明るいんですよ。私は間違って南と書いているけど、これは北の間違いです。これが北口の街灯ですね。この違いが一つあるんです。これをまず解決をしてほしい。二つ目がこれなんです。先ほど部長が言われた、ライトがここにないんです。上のこれも非常に薄暗いと。これは昼間ですから明るく見えるんですけど、夜は非常に暗いんです。ぜひこれはお願いしたい。これが東郷駅のシェルター。東郷駅は、柱にライトがついているんです。だからある程度明るいんです。周りも商店街があったり、自転車置き場があって、夜の明るさが全然違うんです。ですから、表玄関とも言われていますので、ぜひここは明るくしていただきたいということです。  これ以上は言いませんけど、違った質問をしたいと思います。  工事のとき利用者の声を聞かないというのを、一つ説明したいんです。これはビフォーとなっているんですけど、どこかわかるでしょう。東郷駅。末吉議員が質問したところですね。昼間も夜も見えない。これはアフターなんですね。物すごく見えるごとなりました。これはなぜ一緒にしないの。私の言いたいのは、わかるでしょうと。このときにこういうことをすればよかったんです。ところが、これにはまだ落ちがあるんですよ。これは夜間です。これを夜間に写したらこうなるんです。夜は見えないんですよ。なぜ工事するならそこまで考えないかと言いたいわけです。  これが赤間駅、赤間駅は、全体が窓なんですよ、ガラス窓。赤間駅南口と書いてあるところだけ、後ろにパネルが張ってある。上に光のライトがついているんです。ですから、赤間駅は夜でも見えるんですよ。東郷駅はせっかくやったんですけど、見えない。  こういったことがお役所の仕事かと言われているんです。市の職員はそんないいかげんな仕事はしないはずですよと私は弁護しているんですけど、これは気がつかなかったですかね、部長。 ◯花田議長  木村部長。 ◯木村都市建設部長  東郷駅を工事するときに、景観の先生に実はすごく相談をしたと。昼間は先ほどあったように見にくかったり、色とかについて非常に景観の先生から意見を伺って建設したと。夜間についても、これはちょっと写真の撮り方もあるかもしれないです、もう少し鮮明に見えるんですけども、景観の先生と協議した結果、後ろの照明から照らし出されて、夜間も外から照明をつけることなく東郷駅という文字が見えるんではなかろうかといったようなことで、実際にやってみましたけど。ただし、写真をもう少しきれいに撮っても、実際には本当に利用される方にとっては夜間、文字は見にくいというのはわかっておりますので、今後、照明等の設置を、これも含めて検討したいと思います。  以上です。 ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  専門家の意見が、それは専門家でしょうけど、しかし利用者が現実に見て、後ろの光のためであれは見えなくなっているんですよ。それは部長、見に行ったらいい。恐らく見に行っていないんでしょう。  次、私はいろいろ揚げ足取るための質問をしようとは思っていないんです。これは赤間駅のタクシーの乗り場。これは、雨の降ったときにはお客さんがずぶぬれになるんです。これは身障者用の乗車口になっているんです。ここはめったに使っていないんですよ。中にはここで1時間も車とめる人がいるといって、タクシーの運転手が言っていましたけど。ここになぜ屋根を、私はずっと要望するんですけど、タクシーの半分ぐらい隠れるぐらいに屋根が延ばないのかと。これはどうしてですか。 ◯花田議長  木村部長。 ◯木村都市建設部長  設計するときの者に確認したり、その後、私も他の駅のシェルターの状況を見ております。基本的には、屋根をつくることは可能ですけども、そのときには建築限界というのがありまして、車両が通ってもぶつからないように、高さを4.5メートル以上高くしなければならないというルールがございます。そういったルールを守って屋根をつけた場合、当然、高くなりますので、雨が降り込んだりして、なかなか効果が得られないと。それと当然、大きな施設になりますので、費用対効果等を検証した結果、車道側には張り出さないという設計になっているということでございます。  以上です。 ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  部長はできない説明をされるんですが、これは南側なんです。南側の身障者用のマークがついてタクシーがとまるようになっているんです。構図として北側と余り変わらないんですよ。なぜ身障者用のところだけが屋根が出ているんですか。同じでしょう。ただ、マークがついているかついていないかの違いだけなんですよ。これはタクシーの半分が、この上のほうから下にかけてぬれないようになっているんです。一方では、こういったことが身障者のマークをつけるだけでできる。一方では、いろんな費用対効果とか、費用対効果の問題じゃないでしょう、タクシーの乗りおりは。これはできない。これはおかしな話なんですね。  私はこれ、総務部長に聞きたいと思うんです。きょう、事前に言っていましたので、何かを質問するぞと。こういった、設計上できるような問題は、市民の立場、利用者の立場に立って、私は宗像市として考えていったらいいと思うんです。どれだけここにタクシーの半分ほどまで出したらお客が喜ぶのか、タクシーの運転手の人が、お客さんがぬれなくて。私たちだって、雨の降る日に屋根のない自分の車に乗ろうとしたら、ずぶぬれになるんです。タクシーの利用者がぬれないようにする。こういったのはやろうと思えばできると思うんですけど、どうなんでしょう。 ◯花田議長  河野総務部長。 ◯河野総務部長  設置するに当たりまして、さまざまな状況、それからまた、その際のいろいろな事情があったとは思います。ただ、議員がおっしゃいましたように、利用者目線というものを最優先に考えないといけないというのが我々市職員の使命だろうと思っておりますので、今後はそういったところを十分に生かしながら対応してまいりたいと思います。
     以上です。 ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  じゃあ、市長にお聞きしたいんですが、こういった状況をちょっとした工事をすることによって、市民の皆さんが喜ばれるということですので、私はいろんな状況をクリアしながらやっていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ◯花田議長  伊豆市長。 ◯伊豆市長  私たち市役所も、いつも市民目線というか、利用者側の視点を持って施設形成に今後も当たっていきたいと思っておりますから、そういう視点をこれからも大事にしていきたいと思っております。 ◯花田議長  植木議員。 ◯18番(植木議員)  ぜひ大事にしていただいて、可能なところは実行していただきたいと思っております。  これは、赤間駅の北口のロータリーができた後なんです。最初はこのロータリー、石組みがここまで来ていたんです。これもタクシーの運転手の人から、できて1週間ぐらいのうちに言われました。あんなことしたらバスが割ってしまうよと、敷石を。案の定、二、三日のうちに敷石が割れました。議会でこのとき私は質問したんです。なぜこんなことするのかと。今から先、観光都市とか言いながら、大型バスも来るよと。観光バスも入るよと。そしたら、そのときの部長の答弁は──木村部長じゃないですからね、警察の指導ですと言うんですね。なぜ警察の指導かと聞いたら、広くしたら、車がスピードを出すからと。1カ月か2カ月かしたら、いつの間にかこれは手直しをやっているんですよ。1回できたのを手直しをする。いかに利用者、タクシーとかバスの運転手の話を聞いていない工事をしてきたのか。これは一つですね。ぜひ今後の問題としては、こういう工事をするときには利用者の意見を聞く。  あと一つあるんです。これは赤間駅の北口のタクシーの乗り場ですね。タクシーが、一方通行ですから、こちらのほうから回って入るんですよ。そしたら、この出っ張りがここまであったんです。こういう形であった。行っていただければ今でもわかるんですけど、白くなっているんです。タクシーの運転手の人から、行政はこんなばかなことをしてくれて困ると言われました。なぜかといったら、タクシーが曲がりにくいんですよ。私も議会で言ったら、警察の何とかという感じで答弁なんです。そしたら数カ月のうちに、いつの間にか切って、車が入りやすくなった。こういった工事をやっぱりやっているんじゃないか。  先ほどの東郷駅の駅名表示、1回やって、2回に色変えて、私の指摘でもう一回ランプつけたら、3回やりかえるんですよ。そういう形になるんです。だから、本当に市民の目線で、利用者の目線で工事をやってほしいと。無駄なお金を使わないということです。  そして、タクシーの運転手とかバスの運転手、この人たちを集めて聞いたら、彼らは物すごく喜ぶんですよ、自分たちの意見が通ると。行政に対する信頼が高まる。今、こういった問題で私に言ってくる人は、比較的行政に対して批判的なんです。もう、あんな工事ばっかりしてとか言うんです。しかし、それは一生懸命やっているから、そこまで言わんどってと私は言っているんですけど、利用者、市民ですね、市民目線、それとこれをやっている事業者、こういった人の意見をぜひ聞いて、そしてまちづくりには生かしてほしいということをお願いして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯花田議長  これで植木議員の質問を終了します。  ここで暫時休憩とします。再開は15時15分とします。                      休憩 15時01分                      再開 15時15分 ◯花田議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、4番、笠井議員の1項目めの質問を許します。笠井議員、どうぞ。 ◯4番(笠井議員)  皆さん、こんにちは。ふくおか市民政治ネットワークの笠井香奈枝です。本日最後の質問者となりました。よろしくお願いいたします。  今回は、海を汚染するプラスチックごみ対策をと、災害時スムーズに避難行動ができる対策をの2項目について質問いたします。  まず、1項目めの海を汚染するプラスチックごみの対策をというテーマで質問します。  プラスチックごみによる海洋汚染が世界的に危機として受けとめられ、各国政府や大企業が対策に乗り出しています。現在、海洋にごみとして流出しているプラスチックは、毎年800万トンと言われ、2016年の国際会議(ダボス会議)で適切な政策を進めなければ2050年までにその量は海にすむ魚の量を上回る、と警告されています。  海のごみの80%は、生活の中で捨てられたものであり、日本の海岸に漂着しているごみの約半分がレジ袋などのポリ袋やペットボトルです。特に、この数年、マイクロプラスチックによる海洋環境汚染が深刻な問題となり、魚介類への影響が心配されています。  ことし3月、第2次宗像市環境基本計画が策定され、「持続可能な社会」づくりの視点が強調されています。本市は漁業が主要な産業の一つであり、世界遺産の沖ノ島も、海と深くかかわっています。豊かで美しい海を守り、次の世代へ伝えるためには、プラスチックごみに対する取り組みが重要であり、積極的に行っていく必要があると考えます。  そこで、以下の質問をします。  (1)海を汚染するプラスチックごみ問題について。  1)本市ではどういう対策をとっていますか。  2)近年問題になっているマイクロプラスチックについての考えと対策は何ですか。  (2)資源循環型社会を目指す本市のごみ対策について。  1)プラスチックのリサイクル率を向上させる取り組みは何ですか。  2)プラスチックごみの発生抑制が重要であると考えますが、今後推進する具体的な取り組みは何ですか。  3)本市の小・中学校では、海のプラスチックごみ汚染についても学習していますか。  以上で1項目めの1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ◯花田議長  笠井議員の1項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  伊豆市長。 ◯伊豆市長  それでは、海を汚染するプラスチックごみの対策について、大きな考え方を私のほうから述べさせていただき、各項目については部長からお答えさせていただきます。  プラスチックによる海洋汚染は、豊かな海、玄界灘を擁する本市にとっては憂慮すべき問題であると認識しておりますが、その発生源は市町村境や国境を越えているのが現状です。本年6月に開催された先進7カ国首脳会議、いわゆるG7サミットでは、プラスチックごみの削減も大きな議題の一つであったと認識しております。先日、8月、宗像で開催しました宗像国際環境100人会議におきましても、昨年に引き続きマイクロプラスチックに関する課題について提言がなされました。マイクロプラスチックに関する深刻な映像を見たり、専門家の話を聞いた参加者の皆さんが、翌日の海岸清掃活動を実践する中で、プラスチックごみの多さに驚き、海洋汚染の深刻さを実感されたとのことです。また、プラスチックごみの削減については、まずはプラスチックが環境に与える影響を広く認識してもらい、個人のみならず、企業や地方自治体、国、ひいては地球規模として取り組んでいかなければならない重要な問題だと思っています。  以上です。 ◯花田議長  三好市民協働環境部長。 ◯三好市民協働環境部長  それでは、私のほうから各項目につきまして、順次お答えをさせていただきます。  まず、(1)の1)海を汚染するプラスチックごみ問題に関する本市の対策についてでございます。  本市の対策としましては、ごみ減量を第一に、平成9年からペットボトルと白色トレイ、平成15年からはプラスチック製容器包装の分別収集によるリサイクルを実施してまいりました。また、レジ袋の削減に向けましては、イベント等でエコバッグを配布するなど、啓発活動にも力を入れてきたところでございます。その他、市民の方々や各種団体のボランティアによる河川の不法投棄ごみや海岸漂着ごみの清掃、回収活動も1年を通じて行っていただいているところでございます。  市といたしましては、引き続きこれらのリサイクルや清掃活動などを行っていくとともに、プラスチックが引き起こす環境問題の啓発にも努め、プラスチックごみの削減に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2)のマイクロプラスチックについての考え方と対策についてお答えをいたします。  マイクロプラスチックとは、プラスチック製品が紫外線や熱、波によって砕けてできた、大きさ5ミリ以下のプラスチックの粒のことで、議員御指摘のように、将来的に人体への影響が懸念されるなど、大きな環境問題の一つと考えております。この対策としましては、自治体独自で取り組むには限界がございまして、世界や国レベルでの対応が求められているところでございますので、本市としては、今後の世界や国の動向を注視しながら、事業を進めていくこととしております。また、現状での対策としましては、マイクロプラスチック発生の大きな要因でございますプラスチックごみの削減に向けたリサイクルやエコバッグの推進、さらには海岸、河川等の清掃活動を引き続き行っていくとともに、マイクロプラスチックがもたらす環境問題などの啓発にも努めていきたいと考えております。  続きまして、資源循環型社会を目指す本市のごみ対策についてお答えをいたします。  まず、1)のプラスチックのリサイクル率を向上させる取り組みについてでございます。  先ほども申し上げましたが、ペットボトルや白色トレイ、プラスチック製容器包装は、分別収集によるリサイクルを実施しておりまして、その実績は、平成29年度で、ペットボトルが約119トン、白色トレイが約12トン、プラスチック製容器包装約235トンとなっております。今後、これらのリサイクル率を向上させるためには、資源物の受け入れ体制の充実を図ることはもちろんでございますが、ごみの分別、リサイクルの必要性を市民に周知徹底していくことが最も重要であると考えております。  市長の答弁にもありましたように、宗像国際環境100人会議の出席者からも、意識が変わったとの発言が多く出ており、プラスチックによる海洋汚染を初めとするさまざまな地球環境問題は、そもそもが私たちの生活スタイルや事業活動に大きく起因をしており、その結果として私たちの生活や事業活動に多大な影響を及ぼしている、まずはそのことについて市民や事業者に理解してもらうことが意識と行動を変えることにつながるものだと思っております。そのため、資源物は必ずリサイクルする、こういった意識を改めて持ってもらい、具体的な行動につながるような啓発や情報発信に努めてまいりたいと考えております。  次に、2)のプラスチックごみの発生抑制を推進する具体的な取り組みについてお答えをいたします。  プラスチック製容器包装のほとんどが、廃棄される使い捨てプラスチックとなっております。したがいまして、この使い捨てプラスチックの使用を減らすことがプラスチックごみ全体の発生抑制に大きくつながるものと考えております。マイバッグを持ち歩き、スーパーやコンビニでレジ袋をもらわない、飲み物は水筒に入れ、不必要にペットボトル製品を購入しないなど、使い捨てプラスチックの使用を減らすための取り組みが広がるように、プラスチックごみやマイクロプラスチックがもたらす環境問題なども含めて、広報紙等で情報発信をしてまいりたいと考えております。  最後に、3)の小・中・義務教育学校における海のプラスチックごみ汚染に関する学習状況についてお答えをいたします。  小学校及び義務教育学校の4年生を対象に、釣川の源流から河口までをたどりながら、釣川やその周辺の様子を学ぶ体験型の環境学習である水辺教室を行っておりますが、この河口域での学習の際、ごみ拾いの体験とあわせ、海岸の漂着ごみの状況、プラスチックごみの実態について学んでいるところでございます。また、5年生において、海洋の汚染について学習を行っております。教科書にはプラスチックを含む海洋を汚染するごみとそれらを撤去する環境保全についての内容が記載されており、公害から国民の健康や生活環境を守ることの大切さを学んでいるところでございます。  なお、校区が海に面する玄海小・中学校、玄海東小学校、地島小学校、義務教育学校大島学園においては、総合的な学習の時間のカリキュラムに環境教育の視点を位置づけ、海岸の清掃活動を実施しているところでございます。  以上です。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  ありがとうございました。  まず、海を汚染するプラスチックごみ対策として、やはりごみの減量を考えている、それから海岸清掃や回収活動をされているというような内容がありました。少し部長のほうもマイクロプラスチックの説明をされたのですが、ここでもう一度マイクロプラスチックとは何かの確認をしておきます。  マイクロプラスチックとは、5ミリ以下の微細なプラスチックのことを指しますが、大きく二つの種類があります。まず一つ目は、私たちが使っているレジ袋やペットボトルなどのプラスチック製品がまちの中で捨てられ、川から海に流れ込み、海で太陽の紫外線や波により砕かれ、マイクロサイズになったものです。これは、一見きれいに見える大島交流館の前の海水浴場の砂浜の端のほうにたまった木切れをかき分けていくと、こういった本当に小さく砕けたプラスチックの破片が見つかります。  そしてもう一つ、忘れてはいけないのは、マイクロビーズと呼ばれる、最初からマイクロサイズで製造されたプラスチックです。これは洗顔料や歯磨き粉などのスクラブ剤あるいは研磨剤と呼ばれるものが入ったものが利用されていることによって発生します。さらに、化学繊維製の衣類などを洗濯することによって繊維のくずができます。これもマイクロプラスチックに含まれます。これらは排水溝を通じて、微細なため、下水処理場で除去されず、川から海に流出します。海に流れ出すと、回収はほぼ不可能です。そして、分解されずに海洋にたまっていくのです。  こちらの新聞記事を見てください。これは、きのうの西日本新聞の朝刊の1面に載っていた記事です。「微小プラ13カ国水道水に」という見出しがついています。日本は入っていませんが、14カ国の国々の水を調査したところ、13カ国からこういうマイクロプラスチックが発見されたという記事になっています。さらには、欧米やアジア産の食塩、米国産のビールにもまじっていた、それだけ汚染が進んでいるというのを伝える記事です。海のことだから、いずれはと思っていた方も、こういった記事を見ると、もう目の前にマイクロプラスチックの問題が迫っていることを感じるのではないでしょうか。  先月、私は大島の遙拝所に行ってきました。環境ボランティアの方から、遙拝所の下の海岸に漂着ごみがすごく多いと聞いたからです。大島沖津宮の遙拝所から見た海なんです。とてもきれいでした。しかし、この写真には写っていないんですが、右端のほうに色がついたものが見えました。そして、海岸におりていくと、やはりプラスチック製のいろいろなごみが落ちていました。本当にごみしか踏むところがないぐらいの量のごみの山のところもありました。大半が本当にプラスチック製品で、中には、よく話題になっている外国製の、これはハングル文字の書かれたペットボトルですが、そういったものも目につきました。  こういったごみがあると、せっかくのすばらしい景色が台なしになると思いました。確かにこの遙拝所の下の漂着ごみは海外からのものも多いのですが、宗像市民が出したごみも少なくないかもしれません。釣川クリーン作戦のとき、かなりの量のごみが集まることから推測すると、川や海のごみは宗像市民が捨てたものも少なくないはずです。その対策として、やはり消費者である市民を巻き込むような啓発、取り組みが必要だと思います。  先ほどマイクロプラスチック対策として部長からお答えがありましたが、やはりそれをどんどん進めていかなければ、このままではマイクロプラスチックの汚染が進んでいくと私たちは考えています。なぜ今、マイクロプラスチックが世界で問題になっているかというと、プランクトンが餌と間違えて食べると、生態系が崩れることとともに、人の健康に悪影響を及ぼすことが心配されている。マイクロプラスチックというものは、有害な化学物質を吸着する性質があります。海水中から検出された有害な化学物質は、吸着されることによって、海水中の濃度の数万から100万倍以上に濃縮されることがわかっています。そのマイクロプラスチックを間違えて食べた魚を人間が食べると、食物連鎖により私たちの体内に蓄積されることになります。  そこで、世界の動きを見ると、アメリカでは、合衆国連邦法でマイクロビーズの化粧品への配合を禁止、フランスでは、プラスチック容器での飲食の提供を2020年から禁止する法案が成立し、マイクロビーズを含む化粧品などの販売を2018年1月から禁止する法案が成立しています。日本ではどうかというと、ようやくことし6月、改正海岸漂着物処理推進法が成立し、初めてマイクロプラスチック対策として、事業者による化粧品、洗顔料などへの使用抑制、排出抑制が努力義務として入りました。海洋環境の保全の観点なども追加されています。  そこで、質問いたします。市民の中には、マイクロビーズを含むマイクロプラスチックの問題を知らない人がまだ多いようです。この海の汚染の問題を先ほど周知しなければいけないと言われましたが、どういった方法で周知されるのでしょうか。 ◯花田議長  三好部長。 ◯三好市民協働環境部長  今、私ども、現状としては、まだまだ私どものほうも詳しく存じてない状況でもございます。それで今、議員おっしゃいましたように、国からの考え方だとか、そういった書類も今いろいろ、新聞等も取り寄せて勉強しておる状況でございますが、このことを市民の方に周知するのはもう当然のことでございますので、周知の仕方としましては、当然、広報等もございますが、内容によっては、いろいろなコミュニティへの投げかけだとか、あと、自治会等への話だとか、そういったものも含めて、できるだけ積極的にやっていきたいと考えております。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  やはり市民がマイクロプラスチックと海の汚染の因果関係を知ることにより、環境に優しい商品を選ぶことができるようになるのではないでしょうか。ぜひよろしくお願いいたします。  次に、資源型循環社会を目指す本市のごみ対策についてですが、今、本市のリサイクル率は2017年度で26.6%です。この推移を見てみると、県や国の平均値よりは上回っていますが、大体横ばいで来ています。  私は、スーパーマーケットに買い物に行くとき、プラごみやペットボトルを持っていって、回収ボックスに、そこに入れることにしています。以前、回収ボックスにプラごみを入れようとしたら、そこに生ごみと思えるものがレジ袋に入って、その回収ボックスに突っ込んでありました。お店の整理担当の方と話したのですが、こういうことはよくあると言われました。つまり資源ごみが資源としてリサイクルできるかは、市民の意識と行動によります。もともとリサイクル率が高い本市では、リサイクルを意識している市民は多いと思います。リサイクルに無関心な市民をどう巻き込んでいるかが重要だと思います。  そこで、リサイクル率を高める提案があります。自由ヶ丘地区では、コミセンで資源ごみの受け入れと回収サポート事業があっています。月1回の地域の分別収集やストックヤードでの回収だけでは不便だという意見もよく聞きます。そこで、コミセンなど人がよく行く場所に資源ごみなどの回収ボックスを設置してはどうでしょうか。 ◯花田議長  三好部長。 ◯三好市民協働環境部長  回収ボックスにつきましては、議員も御存じかもしれませんけど、大型スーパーさんだとか、そういったところに御協力をいただいて、持っていった場合に、何らかのメリット等もあると聞いておりますが、そういったところで回収に取り組んでいただいておるところでございます。赤間駅周辺の大型スーパーさんとか、それから、今おっしゃいましたように自由ヶ丘、こういったところはある程度そういう受け入れ体制というのはございますので、それ以外のところですね、こういったところについてどうかというのがございますが、実際、今、市内に2カ所、北側が玄界の清掃工場の近くですね。それから西側のほうはユリックス側と。そして、自由ヶ丘のほうに今、御協力をいただいておる。こういったところで対応をしていただいておるんですが、私どもの調べたデータの中では、ペットボトルとかトレイとかは非常に一般的なものよりは、他の自治体よりは高い回収率があるんですが、容器包装の分がやっぱり非常に低い状況もございますので、地域の分別収集、それから資源ごみのステーション、こういったものでさらに取り組んでいくというのが第一でありまして、他のコミュニティ・センター等につきましては、少し研究をさせていただきたいと思っております。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  身近なところにあるほうが持っていきやすいので、ぜひ前向きに検討をお願いいたします。  マイクロプラスチック対策で一番重要なのは、使用されるプラスチック製品をいかに減らしていくかです。先ほど部長もおっしゃいましたが、宗像市ではマイバッグ運動というのを進められています。発生抑制という意味では、3R──リデュース、リユース、リサイクル、先ほどリサイクルの話が出ましたが、やはり一番ごみの量を減らすというのはリデュースという部分になります。実はリサイクルというのは、リサイクルの過程において水を使ったりCO2を発生させたりするので、リデュースというのが環境に一番負荷をかけないものだと言われています。
     マイバッグ運動でレジ袋を減らすという取り組みですが、レジ袋は海洋生物が誤飲しやすいものだと言われています。鯨の胃の中から何十枚もレジ袋が出てきたというニュースもあります。今回、この遙拝所に行ったときに海を見ていると、こうやって白くぽこっと浮いてきたものがありました。これはレジ袋が漂っている姿なんです。多分、うっすらここに見えているところも、そのうち浮き上がってくるレジ袋なんです。この漂っている姿がイカとかクラゲに見えるから、間違えて食べると言われています。  本市でのマイバッグ運動はもう数年間されていますが、効果は上がっていますか。 ◯花田議長  三好部長。 ◯三好市民協働環境部長  ちょっと数字的なものは今、手元にはないんですが、マイバッグに関しては、他の自治体よりも率先してやっておりまして、効果的には上がってきておると思っておりますが、最初に答弁しましたように、リデュースについてさらなる推進を図っていかなければいけないとは考えておるところでございます。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  福岡県内でことし劇的に買い物にマイバッグの持参者がふえた自治体があります。それが北九州市です。ことしの6月からスーパーのレジ袋の有料化が始まっています。そして、その取り組みの結果がこの表になります。協定を結んだ7事業者によるレジ袋お断り率、スーパーを利用しているお客さんのうちレジ袋を辞退した人の割合です。有料化する前は37.9%だった数値が、72.9%までふえています。レジ袋の有料化により市民の関心が高くなり、マイバッグを持参してレジ袋を断っているのがわかります。本市もレジ袋の有料化を検討してはどうでしょうか。 ◯花田議長  三好部長。 ◯三好市民協働環境部長  ちょっと確認なんですが、レジ袋の有料化というのは、うちのほうが有料化をするという。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  買い物を皆さんがするときのスーパーとかに有料化をお願い。今、宗像市内では1枚5円とかで有料化しているところとポイントをつけるところと、あるいは1円値引きしますというところといろいろあるんですね。その中でお客さんがマイバッグを持っているのがどれが多いかというのが一番よくわかるのが、有料化されているスーパーで買い物している人たちというのはマイバッグを持っていらっしゃる方が多いです。こういう北九州市も一斉にスーパーで有料化を、市の呼びかけにより取り組みをしたことによって、ふえていることで、ぜひ宗像市でもそれをお願いしたいと思います。 ◯花田議長  三好部長。 ◯三好市民協働環境部長  私もよく夕食の買い物とかも行くんですが、その中で、たまに行くんですが、この前もそういった有料、5円とか袋がありまして、ついつい車に袋をとりに帰ったこともございました。それで、これをスーパーに強制は当然できないと思いますから、こういった必要性というところで、いろいろなところでお願いというか、周知をしていかないかんかなと。もともとこれに書いてありますように、このことがひいてはプラスチックのごみの減少につながるというのをまず私どものほうでしっかり、企業も含めて、PRしていかなくちゃいけないと思っています。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  ぜひ検討をお願いいたします。  次に、子どもたちが小学校での海のプラスチックのごみ汚染の学習をしているというお答えでした。確かに教科書とかで5年生も入っていますが、ことし私の娘は小学校5年生でした。そして、玄海少年自然の家にキャンプに行っています。やはりそういったとき、海のそばでキャンプをするときには、カヌー体験などもやっているので、ぜひそういったところでごみ拾いをしたり、あるいはごみのことを話を聞いたりすると、実体験が伴うと、やっぱり深く理解することができると思うので、そういうチャンスがあるときは、教科書にあるからではなく、海と密接な関係がない地域でも取り組みをよろしくお願いいたします。いかがでしょうか。 ◯花田議長  高宮教育長。 ◯高宮教育長  今おっしゃるとおりです。教科書には直接的にプラスチックという、5年生の環境を守るところにはないんですよね。ただし、学校によって、社会の素材というのは、地域性を考えて教材化するわけです。ですから、例えばこの教科書の中には鴨川の例しか載っていないんです。しかし、それは環境を守るという視点ももちろん入っています。海の近い学校では、今おっしゃったように、海岸のプラスチックを素材にして、ごみがこんなに散らかっているのはなぜだろうかとか、自分たちはどのようにしたら、今後、環境は守れるのだろうかとか、そういうふうな学習計画をつくって学習を進められていくというふうになっています。そういうことですから、今おっしゃったように、いろいろな機会を捉えてやっていくことはとても大事だろうと思います。実際、総合の時間とかキャンプとか、実際集めたりもしている学校もあるようです。  以上です。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  ぜひよろしくお願いいたします。本市の世界遺産と海は密接な関係を持っているので、ぜひ世界遺産の学習のときにもこの海のごみのことを学習することの検討をお願いします。  現在、世界的に問題になっているマイクロプラスチックですが、次の世代に豊かで美しい自然を伝えていくため、子どもたちが学習し、環境を守るための行動をとれるようになることが大切だと思います。海のプラスチックごみは、日常や地域の環境問題であっても、ひいては地球規模の環境問題にかかわることであります。市民一人一人の生活や環境を意識した行動が地球規模の環境を守ることにつながると思います。宗像市は漁業が主要な産業であり、世界遺産があることから、人ごとではなく、積極的に取り組むことが必要ではないでしょうか。  以上で1項目めの質問を終わります。 ◯花田議長  続いて2項目めの質問を許します。どうぞ。 ◯4番(笠井議員)  それでは、2項目めの質問に入ります。災害時スムーズに避難行動ができる対策をというテーマで質問します。  7月に起こった西日本豪雨では、多くの自治体で深刻な被害が出ています。特に、避難できずに亡くなった方が、200人を超えています。  本市でもこの記録的な大雨により、一部の地域に避難指示が出されました。その中で、最初に避難所として指定されたコミュニティ・センターが使えず、他の公共施設に避難した地域がありました。そういったことも含め、今回の災害時の対応について、行政側、住民側それぞれに見えてきた課題があると思われます。  今後、異常気象により30年あるいは50年に1度という自然災害が起こる可能性がある中、今回の事態をきちんと検証し、市民が適切な避難行動をとれるように対策を立てる必要があります。  そこで、以下の質問をします。  (1)今回の災害では携帯電話やファクスなどの情報媒体を持たない市民への防災情報はどう伝えられたのですか。  (2)避難所開設時、周辺の道路を含め現地の状況を担当職員は確認しているのですか。  (3)水害、土砂崩れ、地震など災害の種類により指定避難所が異なる地区がありますが、地域住民は把握しているのですか。  (4)小・中学校を避難所として利用するとき、課題は何ですか。  (5)今回の災害時、岡山県真備町では、亡くなった方の8割が「避難行動要支援者名簿」に登録していました。本市では今回の災害で、「避難行動要支援者」はきちんと避難できたのですか。  以上で2項目めの1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ◯花田議長  笠井議員の2項目めの質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大隈危機管理交通担当部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  それでは、2項目めの災害時にスムーズに避難行動ができる対策をについて、(1)から(5)まで私のほうから順次お答えいたします。  (1)今回の災害では携帯電話などの情報媒体を持たない市民への防災情報はどう伝えられたのかについてお答えいたします。  本市では、避難勧告などの防災に関する情報について、緊急情報伝達システムにより、エリアメール、緊急速報メール、登録メール、ホームページ、ツイッター及びフェイスブックなどにより情報伝達を行っております。携帯電話などの機器をお持ちでない方へも周知できるよう、テレビのテロップでの放映や自主防災組織が整備している連絡網によって情報伝達を行ってもらっております。また、状況に応じて、消防本部や消防団による広報車両による広報活動を実施し、多くの手段により情報伝達を行えるように努力しております。  (2)避難所開設時、周辺の道路を含め現地の状況を担当職員は確認しているのかについてお答えいたします。  避難所を開設する際に、あらかじめ指定している避難所の担当職員が開設のため避難所に向かい、その道中を含め、避難所として機能するかどうかを確認し、避難所を開設することとしております。避難所開設後は、避難所内での避難者対応が主な業務となりますが、状況によっては、災害対策本部からの連絡や避難された方からの情報提供により周辺の確認を実施する場合もあります。今回の大雨でも、河東コミュニティ・センターにつきましては、本部からの指示で、コミセン付近の道路冠水状況等を避難所担当職員に確認をさせて、避難所開設の変更を行うなど対応してまいりました。  (3)災害の種類により避難所が異なる地区があるが、避難住民は把握しているのかについてお答えいたします。  指定緊急避難場所は、災害対策基本法に基づき、対応可能な災害の種別に応じて指定をしております。市民に多く知っていただけるよう、防災マップやホームページ等により周知を行っておりますが、まだ不十分であると認識をしております。多くの市民に知っていただくため、広報紙での啓発や自主防災組織の会議などの際に、まずはお住まいの地区にどんな危険があるのか、どこに避難するのかなどを防災マップで確認してもらうことをお願いしております。  (4)市立学校を避難所として利用するときの課題は何かについてお答えいたします。  市立学校を避難所として開設した際の課題としては、避難する場所が学校の体育館であることから、床の上に毛布等を敷いて過ごしてもらう必要があるなど、環境的な問題があると考えております。大きな災害が発生し、避難所での生活が長期化することになれば、国や県、協定を結んでいる事業者さんと連携をとり、避難所での環境生活を整えていくように計画しております。  最後の(5)ですが、今回の大雨について、本市での避難行動要支援者はきちんと避難できたのかについてお答えいたします。  7月の大雨時において、避難行動要支援者の方々7世帯11人が避難所へ避難されたことは確認しております。その方々がどのようにして避難されたのか、他の要支援者の方々が適切に避難できたのか否かまでの確認はできておりません。大きな反省点、改善点として認識しておりますので、今後は自治会を単位とする自主防災組織などと協力しながら、避難支援を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  ありがとうございます。  まず、情報の伝達ですが、本当に携帯電話を持っていないと、常時、防災メールなどが入ってこないので、すごく不便な状況に陥ることがわかりました。広報車で回られたということも言われたんですが、大雨であったり、台風などの大風が吹いているときというのは、音が聞こえにくいので、伝わりにくい可能性が高いです。特に高齢者であれば、耳の聞こえの悪い方も多いのでなおさらです。ぜひもっと確実に連絡がとれる方法をお願いします。  ここでちょっと御紹介したいのは、お隣の岡垣町では、各家庭に「でんたつくん」という地域情報伝達無線システムの戸別受信機が各家に無償貸与されています。宗像市の場合、全世帯に貸与は必要ないと思いますが、災害に関する情報の届かない人が出ないように対策が必要です。各自治体で検討が進んでいるとは思いますが、本市も効果的な手段の研究をお願いします。  次に、指定避難所ですが、今回の豪雨では、早朝から大雨洪水警報が出されました。そんな中、河東コミセンが指定避難所になりました。後日、河東地区の方にお会いすると、大雨のときは周辺道路が冠水することがわかっているのに、なぜ河東コミセンを避難所にしたのかという声を聞きました。また、自由ヶ丘地区の方からは、水害のときには自由ヶ丘コミセンは土地が低いから避難しない、赤間地区の方からは、もっとひどい雨だったら赤間コミセンは避難所にならないのではないかという意見も聞きました。水害の場合、指定避難所の見直しが必要だと感じますが、どうお考えですか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  先ほどもお答えさせていただきましたが、今回、県のほうが新たに公表しました浸水想定区域に基づいて、現在、避難所の精査を行っておりますので、今、議員おっしゃられましたように、水害等で冠水する周辺道路を含めて、冠水するおそれのある避難所については大雨のときには使用しないとか、そういうことをやっていきたいと考えております。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  先ほど河東コミセンの周辺の道路の状況は担当の職員が確認して、冠水していることが、連絡があったといいますが、そういった道路の状況というのは十分に把握されていると思いますが、それを市民に向けて知らせるということはお考えになっていないのでしょうか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  今回、私どもが冠水として把握した箇所が、件数までは忘れましたが、かなりございます。ただし、全てが私どものほうに情報として集まってきているとは限りませんので、なかなか難しいところはございますが、最低限把握している、通行どめ等が発生している箇所については、今後、ホームページ等で市民の皆さんにお知らせをしていく必要があるんじゃないかと考えております。  以上です。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  ホームページもいいんですが、防災メールとかに一緒に載せてもらえると、確認が早いのではないでしょうか。大雨の後、いろいろな方々と話をする中で、道路の冠水状態がわからなかったことが不安だったという意見を聞きます。中にはツイッターを見て、最新のものを検索して、道路状況を把握して目的地に行ったという方もいました。災害時は、避難所に行くために道路状況を把握しておくのはすごく大切だと思いますので、ぜひ御検討をお願いいたします。  次に、今回開設された避難所の中に東郷コミセンは入っていませんでした。なぜ東郷コミセンは避難所になっていなかったのですか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  東郷地区のコミュニティ・センターは、大雨のときに八並川の関係で浸水する区域に含まれておりますので、東郷地区のコミュニティ・センターは避難所として水害時には開設をしないという方針を持っております。  以上です。 ◯花田議長  笠井議員。
    ◯4番(笠井議員)  では、東郷コミセンのかわりの避難所はどこであったのか、また、水害の場合は開設しないということはその地域の方々に周知されていたのでしょうか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  まず、地域の方への周知については、コミュニティ運営協議会等を通じて周知をしておるところでございますし、避難所を開設する場合のメール等の配信の中に、開設する避難場所を明記しておりますので、東郷コミュニティ・センターに間違って行かれる方は少ないんじゃないかなと思います。  それと、代わりの避難所としては、東郷地区に関しては宗像高校、それから東郷小学校、それから川を挟んで反対側の宗像医師会病院の3階にあります講堂、こちらを東郷地区の避難所として指定しております。  以上です。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  それはもう防災メールには書かなくても十分伝わっているからなのですか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  避難所を開設するときは、原則、開設する避難場所をメールに添付するようにしております。  以上です。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  私は、東郷コミセンのかわりがどこの避難所だったかというのは見ていないんですが、実際にそういうメールがあったんですか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  済みません、ちょっと具体的に覚えていないんですが、基本的には開設する避難所をメールに添付をしてお送りをしております。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  今回、防災マップで、じゃあ、東郷コミセンがどういうマークがついているかというと、この指定避難所のほかのと同じマークがついているんですよね。もちろん防災マップの中には、避難所がどういったときに開設されませんよという情報も載っています。ここが東郷コミュニティ・センターで、もちろん洪水とか内水氾濫が起こったときは開設しませんという情報が載っていますが、やはり地図を見たときに、水害の場合はここじゃないということがわかるようにしておかないと、地図を見て把握している人たちにとってみれば、水害のときも、このマークでは逃げてはいけないとはわからないと思うんですが、どう思われますか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  防災マップに記載しておりますマークについては、JIS規格と申しますか、ある程度、国を含めて決められたマークで、指定避難所と指定緊急避難場所の色が違うとか、あと、具体的に申しますと、津波のときは避難してはいけない場所には、津波のマークとかいうのがありますので、その辺を、今、言われました地図の中でも何とかわかるように配置できないかというのは、今後、検討していきたいと思っています。  以上です。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  ぜひ誰が見てもわかる工夫をお願いします。  次に、最近、自分の家が土砂災害の警戒区域に入っていることを知らなかった方がいらっしゃいました。今回の大雨でもしかしたら崩れるかもしれないと周囲が気になり、何か変化があったら逃げないといけないと思ったと言われました。多分、自分の住む地域にどういった危険箇所があるのかを知らない市民はまだいると思います。避難場所や避難経路を確認することはすごく大切なことだと思います。  そこで、御紹介したい取り組みがあります。実際に今回の豪雨災害で深刻な被害が出た愛媛県大洲市の中で、誰も被害に遭わなかった地区があります。それが大洲市三善地区です。この地区には災害避難カードというものがあります。これは全世帯に配布されるA3判のものです。地図上に危険なエリアが示され、通るべき避難路や──その避難路も、水のときとか土砂災害とか、災害ごとに分けて描くようになっています、近所で避難が難しそうな高齢者の自宅などを自分で描き込んでおくものです。  それともう一つ、自分の名前や生年月日、緊急時の連絡先や持病などを書き込んでおく欄があり、これは避難所で名札がわりになるものです。負傷したり病気になったとき、話せない状況のときも、このカードがあれば親族らに連絡することができます。避難時にこのカードを身につけることがこの地区のルールだそうです。  こういった事例は、災害時に安全に避難するための取り組みの参考になると思いますので、ぜひ自主防災組織などで避難場所や避難経路を話し合われるときの参考にしてはどうでしょうか。  次に、先ほど岡本議員も言われましたが、小学校が避難場所になったときに、和式トイレが問題になるということを言われていました。今回、宗像市の避難所の中で、日の里地域だけは日の里コミセンが指定避難所になっていないため、小・中学校が指定避難所になります。やはりそのためにきちんとトイレを整備しておくことは重要だと思いますので、ぜひ改善をお願いします。あるいは日の里地域と相談し、コミセンを安全な場所に建てかえることなども検討する必要があるのではないでしょうか。  次に、避難行動要支援者名簿についてですが、今回の災害では、宗像市では避難行動要支援者は無事に避難できたということですが、もっとひどい豪雨の場合を考えると、今から紹介する東峰村の防災への取り組みが参考になると思います。  昨年の九州北部豪雨により被災した東峰村では、事前の防災の取り組みを生かされ、大きな被害は出たものの、人的被害は、死者3人、行方不明者一人と最小限に食いとめることができました。東峰村の要支援者名簿には258人の名前がありました。そして、一人一人の避難支援計画がまとめられていました。避難支援計画では、要支援者一人に対し介助者が一人ないし二人を決めており、毎年、村全体で行っている避難訓練の中でも、介助者が要支援者と同じ避難所に行ったり、声をかけたりするなどの訓練を行っていました。しかも、災害が起こる10日前に1,000人の住民が参加した避難訓練を実施したばかりでした。名簿がつくられるだけでなく、避難支援計画を立て、実際に訓練を行うことによって、住民の意識が高まっていくと思われます。とは言っても、まずは自分の身を守ることが災害時は一番です。  次に紹介するのが、これは福津市でつくられたものです。地域支えあい要援護者登録への御協力をお願いしますというチラシです。このチラシには、避難行動要支援者名簿への登録を促すだけでなく、なぜ支え合いの地域づくりが必要なのかが書かれており、支援を必要とする人だけでなく、市民にも理解を促すきっかけになると思います。そしてこの裏側には、災害に備えましょうといって、台風や豪雨、地震、津波といった災害の種類ごとにその行動の仕方が載っています。  確かに宗像市の防災マップの中にはいろいろな情報が載っていることは評価できますが、こういった災害ごとの大事なポイントをまとめたチラシを配布することにより、市民への防災意識を高めるのに効果的だと思います。宗像市でも作成し、配布できないでしょうか。 ◯花田議長  大隈部長。 ◯大隈危機管理交通担当部長  今の福津市の表側を見せていただくと、恐らくこれは避難行動要支援者の対象の方に配布しているものだと思われますが、本市でも直接ダイレクトメールで登録を促すような文書等をお送りしておりますが、その中に、裏面にありましたような災害時の行動についてつけ加えることができないかどうかは検討していきたいと思います。 ◯花田議長  笠井議員。 ◯4番(笠井議員)  1枚の紙になっているものというのは、壁に張っておいたりして、常に見ることができるので、防災マップはいざというときに地図を見るものとして必要でしょうが、こういう啓発のものというのは大事ではないでしょうか。  一つ参考までに、西日本豪雨の死者の7割が60歳以上だったというのが出ています。高齢者を災害時にどう守るかが大きな課題となっています。  最後に、防災マップをインターネットで見てみようと思い、宗像市の防災マップを検索してみました。もちろんこれは完全には写らなかったんですが、市のホームページから防災マップと入力してみました。するとどういうものが出たかというと、この画面になりました。本当に何かいろんな項目で、防災マップというものが見当たらなかった。一応、関係がありそうな宗像市地域防災計画というのをクリックしたところ、やっと次のページで、関連リンク先として、宗像市防災ホームページ(宗像防災マップ)というところが出てきました。そこでここをクリックすると、やっと宗像市防災ホームページに飛んで、この画面が出てきました。ついここで防災マップというのをクリックしてしまうと、また同じこの画面になって、よく見ると、ここに防災マップ29年3月版がありますというのが出たので、そこをクリックして、各防災マップのページのファイルが出てきました。  本当にわかりやすい、何かを検索したいときはホームページからしてしまうので、そういった工夫をよろしくお願いいたします。大きな災害時、市民が命を守るためにスムーズに避難行動がとれるようによろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ◯花田議長  これで笠井議員の質問を終了します。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯花田議長  異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。  次の本会議は、あす9月5日に行います。  御苦労さまでした。                      延会 16時10分 このサイトの全ての著作権は宗像市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MUNAKATA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....