大野城市議会 2022-03-10
令和4年予算委員会 付託案件審査 本文 2022-03-10
1: (開会 午前9時00分)
◯委員長(森 和也) おはようございます。ただいまから
予算委員会を開きます。
昨日に引き続き、審査を行います。
発言は着席のままで結構ですが、挙手の上、指名されてから発言されますようお願いいたします。また、マスクにより聞こえづらい場合がございますので、発言される際はご注意いただきますようお願いいたします。
それでは、審査を始めます。
第24号議案、令和4年度大野城市
国民健康保険特別会計予算についてを議題とします。
執行部の説明を求めます。
2:
◯国保年金課係長(大道尚子) それでは、令和4年度
国民健康保険特別会計当初予算の説明をいたします。
まず、当初
予算主要施策事業の93ページをお願いします。
令和4年度
国民健康保険特別会計の
歳入歳出総額は86億8,780万9,000円、対前年度比3億1,656万9,000円、3.8%の増となっております。
なお、令和4年度の保険者等の見込み及び前年度の比較等については下記の表のとおりとなっております。
中段の医療費額についてです。
新型コロナウイルス感染症の影響による受診控えで減っていた医療費が一定程度回復しているため、59億1,599万5,000円、前年度比3億8,439万7,000円、6.9%の増となっており、
国保特別会計の総額の伸び3.8%増の要因となっております。
戻りまして、59ページをお願いします。
国民健康保険特別会計の歳出のうち、
国保年金課の所管分については、86億58万8,000円、対前年度比3億920万8,000円の増となっております。
続きまして、1款1項
総務管理費です。8,996万9,000円、前年度比3,924万9,000円の減となっております。内訳といたしましては、職員10名分の人件費5,950万9,000円、国保事業の運営管理に係る事務費1,857万8,000円などによるものです。
前年度に比べて減となっているものにつきましては、令和3年度に3,015万1,000円計上しておりました
事務処理標準システム導入委託業務が終了したことによるものです。
1款2項徴収費です。1,345万1,000円で、
国民健康保険税の賦課業務に係る費用及び電算使用料として予算を計上しています。
1款3項
運営協議会費につきましては、44万2,000円を予算計上しています。
国保運営協議会の開催につきましては、年5回を予定しています。国保運営に関する重要事項であります国保税率の改定、また、一部負担金の割合などに係る事項を審議していただくものです。委員につきましては、会長以下10名の方にお願いをしております。
続きまして、2款1項療養諸費として51億8,006万4,000円、対前年度比3億457万6,000円増、6.2%の増となっております。療養諸費の予算につきましては、主に被保険者の医療費に係る
保険者負担分、これは
医療費総額の7割または8割になりますけれども、こちらを給付するものです。うち主な
一般分療養給付費負担金については、医療費の増加を見込んで51億738万1,000円、前年度比3億738万1,000円、6.4%の増としております。
2款2項
高額療養費についても、7億4,872万円、前年度比7,961万4,000円の増となっており、療養諸費と同様に医療費の増加を見込んでおります。
2款3項移送費は、昨年度と同額の2,000円としております。
2款4項
出産育児諸費は、出産育児一時金の支給事業でございます。40万8,000円の
基本支給額に、
産科医療補償制度加入の医療機関で出産した場合は1万2,000円が追加され、42万円を限度として支給をしております。令和4年度の見込み件数を過去3年分の平均から積算し、85件として3,570万円、前年度比420万円の減となっております。
2款5項葬祭諸費です。1件につき3万円を支給しております。件数を95件とし、285万円、前年度比15万円の増として計上しております。
2款6項
傷病手当金です。
傷病手当金給付事業は、
国民健康保険被保険者が
新型コロナウイルスに感染または感染の疑いにより労務に服することができない期間、
傷病手当金として支給するものです。令和3年度の予算額と同額の6万3,000円を計上しております。
3款1項
医療給付費分から3款3項
介護納付金分までは、福岡県への納付金となります。平成30年度の制度改正により、財政運営の責任主体として福岡県が中心的な役割を担うこととなり、市町村は県が算定した納付金を県へ納めることで、医療費に必要な財源を全て県から交付されることになっています。県が算定し通知した納付金額を予算計上しており、3款1項
医療給付費分が17億5,940万6,000円で、前年度比2,918万5,000円の減。
3款2項
後期高齢者支援金等分が5億5,278万9,000円で、前年度比183万3,000円の減。
3款3項
介護納付金分が2億317万1,000円で、前年度比80万6,000円の減となっています。
4款1項
共同事業拠出金は
退職者医療の資格を適正に行うための事業で、昨年度と同額の2,000円としております。
5款2項
保健事業費は1,094万7,000円で、前年度比33万6,000円の減です。
保健事業費は、被保険者の鍼灸受診料の助成や、診療にかかった医療費をお知らせする
医療費通知書の作成手数料や郵送料となります。
6款1項公債費は1万円で、昨年度と同額としております。公債費は、国保特会において一時的に資金不足となった際の一時借入金に対する利子を計上しております。
7款1項償還金及び
還付加算金と8款1項前年度繰上げ充用金では、名目1,000円としております。
60ページをお願いします。
一番上の9款1項予備費については、昨年度と同額の300万円として計上をしております。説明は以上です。
3:
◯収納課長(
井ノ上裕治) それでは、
収納課所管分について説明いたします。
当初
予算主要施策事業の60ページをお願いいたします。
収納課所管分の歳出は8万5,000円減の2,285万2,000円です。
1款2項徴収費は、332万1,000円減の1,029万4,000円となっております。その主な理由としましては、白丸一番下になります
市税等催告業務事業において、これまで業務委託をしておりましたが、それをやめて、市で直接雇用するように変更したことによるものです。
次に、7款1項償還金及び
還付加算金は、近年、還付金が増加傾向であることから、323万6,000円増の1,255万8,000円となっております。
債務負担行為はございませんので、
収納課所管分は以上でございます。
4:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 続きまして、
すこやか長寿課所管分を説明します。
同じく60ページをお願いいたします。
主な変更点等について、事業ごとに説明いたします。
国民健康保険特別会計において、
すこやか長寿課が所管するものは6,436万9,000円で、前年度に比べ、744万6,000円の増となっております。
まずは、5款1項
特定健康診査等事業費です。予算額は5,943万2,000円で、前年度に比べ、905万8,000円の増額となっております。この中の一つ目の特定健診事業は、40歳から74歳までの国保の加入者に対して実施するもので、受診勧奨に係る事務処理を行う
会計年度任用職員給料等の増、受診率を37%と見込んだことによる健診委託料の増などにより、前年度に比べ、259万3,000円の増としております。
なお、令和4年度からは、40歳から69歳までの特定健診の
自己負担金を1,000円から500円に引き下げて実施いたします。
二つ目の
特定保健指導事業では、特定健診の
受診率向上とともに、その結果を基に
生活改善等のサポートを行う
特定保健指導の指導率も向上させていく必要があることから、新たに保健師の
会計年度任用職員1名を採用するなど、体制の強化を図るため、前年度に比べ、478万8,000円の増としております。
一番下の新規事業である特定健診
特定保健指導データ分析・
進捗管理ソフトウエア導入事業では、従来は特定健診の結果の分析、進捗管理、
特定保健指導のための資料作成をエクセルなどの手作業で行っておりましたが、健診の結果から速やかに保健指導につなげるため及び
保健指導率向上のため、
ソフトウエア導入を行うものです。
一番下の5款2項
保健事業費では、予算額が493万7,000円で、前年度に比べ、161万2,000円の減としております。
健康増進室運営事業は、
すこやか交流プラザにある
健康増進室運営の委託料で、
国保対象者分となります。委託契約が令和3年度から令和7年度までの5年間で、令和3年度に契約額が確定したことに伴う減となっております。説明は以上でございます。
5: ◯委員長(森 和也) 説明が終わりましたので、質疑を受けます。質疑はありませんか。
6: ◯委員(河村康之) ちょっと分からないので教えてもらいたいんですけれども、ここかどうか分かりませんが、来年度4月からの不妊治療が保険適用になるんですけれども、それはここに入るものなのかどうなのか、ちょっと教えてもらえますか。
7:
◯国保年金課係長(大道尚子)
国民健康保険の加入者につきましては、
医療保険適用の分については3款のほうに入ってくるものになります。以上です。
8: ◯委員(河村康之) どこですか、3款の。
9:
◯国保年金課係長(大道尚子) 59ページの……、すいません、2款ですね。2款の1項です。療養諸費のところに。
10: ◯委員(河村康之) 大体何件ぐらいとか、幾らぐらいとか、そういうのは分かるものなんですかね。
11:
◯国保年金課係長(大道尚子) 今回新しく始まるものになりますので、まだ見込み等は立っておりません。申し訳ありません。
12: ◯委員長(森 和也) よいですか。
13: ◯委員(河村康之) はい、いいです。
14: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
15: ◯委員(中村真一) 59ページの2款1項療養諸費の中の、一番下の白丸に
レセプト審査事務事業とありますけれども、これはどういった事務事業になるか教えてください。
16:
◯国保年金課係長(大道尚子) こちらのものにつきましては、各保険者で
レセプト点検をしているんですけれども、当市といたしましては、委託のほうをいたしまして点検をしておりますので、そちらのほうに係る費用が含まれたものになっております。一般的にはレセプトを点検するための費用ということになります。
17: ◯委員長(森 和也) よろしいですか。
18: ◯委員(中村真一) はい。
19: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
20: ◯委員(田中健一) すいません、60ページ。これは収納課か。徴収費の部分で、市税等の
催告業務事業ですね。これについては直営にされたんですか。委託から直営なんですかね。これは内容的に、直営のほうが何かメリットがあるということですかね。
21:
◯収納課長(
井ノ上裕治) 今のご質問、催告につきまして今は業務委託という形にさせていただいて、内容としましては電話催告及び訪問による徴収をやっておりますが、近年の状況を見ますと、電話をすると
ナンバーディスプレーが出てしまいますので、なかなか接触機会が減っているというのがあります。また、訪問しましても、共働き世帯が多かったりして、伺ったところでお会いする機会が減ってきているということで、やり始めた当初は投資に見合うだけの効果を見られておったんですが、年数を重ねるにつれ、だんだんその効果が小さくなってきたということがありますので、一旦ここでは業務委託での方法をやめて、直接
会計年度任用職員を採用することで、また別の方法でアプローチしていって収納率を向上させようという目的でございます。以上です。
22: ◯委員(田中健一) そういう事情なんですね。催告の件数が下がったということでもないんですね、事情的には。
23:
◯収納課長(
井ノ上裕治) 全体的に、当然、滞納者がどんどん減ってきていますので、少しは減ってはおりますけれども、やれなくなって減っているという意味ではございません。
24: ◯委員(田中健一) 分かりました。
25: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
26: ◯委員(福澤信光) 同じく収納課ですけれども、目のところで公売の物品のほうがありますが、これは令和2年度の見込みが90%に対し、実績は85.7%とちょっと減っているんですけれども、その要因というか。
27:
◯収納課長(
井ノ上裕治) 公売する商品は出しましたけれども、やはり買手がつかなかったということでございます。今、
インターネット公売を行ったり、直接の公売を筑紫地区でやったりとかやっておりますが、やはり商品の選定はもうちょっとしっかりしていかなくてはならないなと思っておるところでございますけれども、そういうところでございます。以上です。
28: ◯委員(福澤信光) 買手がつかない、結果、公売における売却率があまり、思った以上に伸びないと。その買手がつかなくて残った物品というのは、どういう扱いになっているんですか。ずっと継続ですか。
29:
◯収納課長(
井ノ上裕治) それはお返しすることになります。
30: ◯委員(福澤信光) 公売にもいろんな種類があると思うんですけれども、返したときの相手さんとの決め事とかあるんですか。返したらその分、何か免除しますよとか。
31:
◯収納課長(
井ノ上裕治) 差し押さえた物をお返しすることに対しての、何か新たな決め事といいますか、減免であったりとか、そういうことはございません。
32: ◯委員(福澤信光) ということは、仮にいろんな意味で差し押さえられて、公売にかけて売れなかった、どうしようもなかった、じゃあその分返します、それはまた手元に戻ってきて通常どおり使えるということですね。
33:
◯収納課長(
井ノ上裕治) もちろん、そういうことになります。
34: ◯委員(福澤信光) それとも、最初に「これ、売れんやろうな」という物まで持って行くということですか、じゃあ。
35:
◯収納課長(
井ノ上裕治) 捜索の段階では価値があるだろうというふうに判断をしておりますが、価値があるだろうということと、実際に欲しい人がおられる……、期間がどうしても短いですので、その期間に買手が見つからなかったことというのは、必ずしも一致するものではございませんので、どうしても余るケースが、売れないケースがあるということでございます。
36: ◯委員(福澤信光) だったら、そこの確認ですけれども、期間。差押えで持って行きます、じゃあここから競売というか、売りますよと。どのぐらいの期間というのは法律で決まっているんですか。
37:
◯収納課長(
井ノ上裕治) 法律的な定めとしては期間とかそういうものはございませんので、一旦差押えとしてこちらのほうに持ってきますけれども、その後自主納付されることもありますので、しばらく待って、公売なり競売なりという方法に進んでいくという形になります。以上です。
38: ◯委員(福澤信光) ということは、差し押さえて競売にかけます、ただ、その間2か月、3か月売れないときに、押さえられた方がその分返納しますとかになれば、その商品が返ってくるということですか。
39:
◯収納課長(
井ノ上裕治) もちろん競売中であっても、納付があった場合はそこで中止になりますという注釈をつけて競売、公売をいたしますので、今、委員さんが言われたような形になります。お返しします。
40: ◯委員(福澤信光) 参考までに、令和3年度、今の部分で、件数的にどのぐらいあるんですか。
41:
◯収納課長(
井ノ上裕治) 今年度につきましては、実はコロナ禍もありましてあまり捜索で物を持ってくることができておりませんでしたので、実際には今年度は1件しかできておりません。不動産の売却を1件いたしておるところでございます。以上です。
42: ◯委員(福澤信光) はい、いいです。
43: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
44: ◯委員(
大塚みどり)
すこやか長寿課の所管のほうでお尋ねします。特別会計の数値目標で、令和3年の見込みを36.0%、現時点では何%なのか。あと、40歳から74歳ということですので、世代で把握している率というのを教えていただけないでしょうか。
45:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 令和3年度の見込みは35%でございます。令和2年度が34%でしたので、1%伸びるという形になります。
46: ◯委員(
大塚みどり) 現状は。達成したかどうか。
47:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) そうですね、目標としては達成ですね、35%。それと、年代別ですね。すいません、手持ちがないんですけれども、大体若い方よりかは上の方のほうが受診は多いという傾向にあります。
48: ◯委員(
大塚みどり) 目標の37%に向けて今、世代は後でいただきたいんですけれども、どの年代が低いのかというのをデータで欲しいので、見せていただきます。
今回、特定健診料を
ワンコイン、500円に下げました。これがこのパーセントと、何か根拠があるのか、下げた根拠を教えてください。
49:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 全国そうですけれども、福岡県内でも特定健診の
受診率向上にすごく努力はしているんですが、自己負担を見たときに、実は1,000円自己負担の設定をしているところがほとんどなくて、主流は500円です。いろいろ努力している中でそういうところに設定しているので、私たちもちょっとそこを目指そうかと。それと、そうやって引き下げたときに、大体少なくとも二、三ポイント翌年に上がっていますので、そういうところで設定をしたところでございます。
50: ◯委員(
大塚みどり) これは代表質問でもうちの会派にしていただいたんですが、これのまず導入として、二、三ポイント上がる目的で
ワンコインにしたと。
次は、やはり今、がんが二人に一人。これが国保の関係と医療費等の控除で、将来令和7年には、厚労省はこれを努力義務と見て、そして、
地方交付税とかに影響を受けるということは前もって言われていますので、こういったことから、上がった分の次に何か考えてあるということはあるんでしょうか。もっと40%ぐらい見たほうがいいと私は思うんですけれども。
51:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) この
特定保健指導率、大体年々上がっているんですよね。例えば、平成30年のときには30%台、30.4%だったのが、年々少しずつ上げてきています。どうしても大野城市、筑紫地区も全体的にそうですけれども、やはりどうしても、県内60自治体の中でも、令和2年度は県内で28位だったんですが、30年は51位でした。ということは、大体半分より下のほうに、半分以下のところに位置しているということで、これは思い切って、国のほうも60%という目標を決めていますので、私たちも何とかまずは40%を達成したいと。
これは、医療機関のほうでも検査、別に受けていますので、そういう検査項目で
特定保健指導の項目が満たされていたら、本人さんの同意を得て病院の結果を市のほうに送ってもらって、そういうのを健診とみなしてできる部分とかがあります。このあたりは、医療機関とも連携をし始めたので、そういったところも以前から少しずつやっている部分ではありますけれども、医療機関とかも今年回っていますので、そういうのを強化していきたいと思っております。
52: ◯委員(
大塚みどり) じゃあ、まだ新年度の令和4年は、そういう医療関係とかを回ってと。
それから、私としては、がんの検診も、相当がんが増えていますので、こういったのも手を打っていかなきゃいけないんじゃないかなというので、がんに関しては何か考えては、がん検診の受診率ですね。そういったことについては、どんなふうに捉えていますか。
53:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) がん検診は特定健診と一緒に受けてもらうのが一番いいので、そういった勧奨的なものもやってはいるんですけれども、そういった部分はまだまだ強化していかないといけないなと。がん検診についても、やっぱり県内と比べてもそんな高いほうじゃないからですね。そのあたりは、もっともっと努力はしていかないといけないなとは思っております。
54: ◯委員(
大塚みどり) 何度か国保の補正とかでも質問させていただいたりしてきたので、もう最後にしますけれども、やはり医療費と、そして先ほどからお聞きしますと健康を維持する方法とか、対策はいろいろ考えてあるみたいですので、令和4年度を見たいなと思っていますが、やはり、がんがですね、特定健診に関しての導入というのは、糖尿病、
生活習慣病の予防の維持をしていないといけない。糖尿にかかったら片足を切断すると1,000万円の費用を出さないといけないというふうに言われています。ぜひ、ここに今おられる関係者でいろいろ対策を練って、実態から、令和4年度を見て質問させていただきます。以上です。
55: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
56: ◯委員(関岡俊実) 今の質問の関連なので重複は避けて質問したいんだけれども、ここら辺の医療費の抑制については、この間、随分大きな課題だったんですよね。その一つの柱が特定健診の充実化ということで、今、40歳健診からずっとやられていますけれども、実態として、この受診率というのは、この間どのような推移をしているのか。そして、その推移に合わせて医療費がどのように抑制されてきているかという検証はされているんでしょうか。そのあたり、報告いただきたいんだけれども。
57:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) ちょっと過去の数字を申し上げていいですか。
58: ◯委員(関岡俊実) はい、結構です。
59:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 先ほど、令和30年度の特定健診の受診率が30.4%、令和元年度が大幅に上がって35.5%、勧奨を強化してですね。令和2年度が34%、これはコロナの影響がございましたので、そういった推移になっております。令和3年度の見込みが35%ということになっております。
医療費に関しましては、特定健診を受診した人と受診してない人の医療費の差が、1人当たり大体3万円ぐらいあるということで、このあたりが医療抑制の一つの分になるかなと思っております。
60: ◯委員(関岡俊実) じゃあ、特定健診の充実については、やはり医療費の抑制については十分に働いているという認識でいいんですね。その中で、特定健診については、今回1,000円から500円に額を下げられてその充実を図るとされているんですが、実際その額を下げて、どれだけの見込み数、いわゆる受診率の上げ幅を見込まれているのか、その点ちょっと報告いただけますか。
61:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 先ほどもちょっと触れましたけれども、単純に
自己負担金を下げるだけで、大体二、三%の向上を見込んでおります。
62: ◯委員(関岡俊実) 額だけではなくて、行かれない理由というのは別個大きな理由があるんじゃないかとは思うんですが、一つはその受診率の中に加入されてなかった、特定健診をされてない中でも常に病院にかかってある方々というのは、医療機関に常にかかってありますから、特定健診に行かれる必要もないんですよね。あるいは特定健診を別個の理由で行きたくない、行かれない、そういった理由というのは把握されているんでしょうか。
63:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) まず、病院を受診されている方ですね。治療中の方は当然、そこそこの病院で検査を受けます。これは取りあえず検査を受けますけれども、その検査というのは、大体、特定健診の項目と重なっていることが多いですので、ドクターのほうからその方に同意を得て、この結果を市のほうに送っていいですかということを市から医療機関のほうにも働きかけていますので、そういうことをしていただければ、特定健診の結果も市のほうで把握できますし、場合によってはそれを
特定保健指導のほうにもつなげていくという、このあたりを強化しようとしているのが一つです。
それと、受診したくない理由というところで、やはり女性の方のほうがちょっと受診は多い。それと、やはり健康意識の高い人が多いというのは、大野城市に限らずありますので、機会あるごとに、ほかの事業とかでも特定健診の受診とかお勧めはしているんですけれども、やはり受けたくない、あまり乗り気でない方がいらっしゃるのも事実です。最終的にはご本人さんが選択することではありますけれども、そのあたりはいろんな機会で、ぜひ受診率も向上させたいですし、医療費のほうも下げないといけないということで、そういう取組は地道にはしております。以上です。
64: ◯委員(関岡俊実) いずれにしても受診率の向上については、これは医療費抑制の大きなポイントになってくるかと思いますから、
ワンコインで二、三%上げるにしても、行かれない状況をもう少し把握していかないといけないのかなという感じはいたします。そのあたりは努力してあるようなので、これからも継続していただければと思います。これは要望に変えさせていただきます。
65: ◯委員長(森 和也)
すこやか長寿課長、「平成30年」を「令和30年」と回答していたというところが副委員長のほうから指摘がありました。
ほかにありませんか。
66: ◯委員(
大塚みどり) 59ページ、
国保年金課のほうなんですが、県に出す分の2番の項とか、それ以降の金額が令和4年度は下がっていますけれども、これはどういったことから下がっているということなんでしょうか。
67:
◯国保年金課係長(大道尚子) こちらの県に納める納付金につきましては、令和4年度につきましては、令和4年度にどれぐらいの医療費がかかるかという、医療費を賄うための納付金になりますので、その部分を県下の全市町村から、いろいろな数字、所得であるとか、昨年度にかかった医療費であるとかの全て数字を合わせて、県のほうでまとめて計算をして、それぞれの市町村で幾ら納めないといけないというのが通知されるものになるんですけれども、令和4年度が令和3年度に比べて下がった理由といたしましては、医療費のほうが下がっていることが大きな要因になっていると県のほうからは聞いております。
68: ◯委員(
大塚みどり) ということは、市民の皆さんが、国保年金の担当の皆さんが非常に努力して医療費を抑えたということで、いい方向に向いていると捉えてよろしいんですか。
69:
◯国保年金課係長(大道尚子) 今回下がっている大きな要因といたしましては、コロナによる受診控えが大きく影響しているというふうになっていますので、残念ながら保険者の努力だけではないんですけれども、先ほど
すこやか長寿課のほうからもお話がありましたとおり、医療費を抑制するためにそれぞれ担当課で連絡協議会を開きまして協議をした上で、いかに国保の保険財政を適正にやっていくかということをやっておりますので、その部分は今後続けてやっていきたいというふうに考えております。
70: ◯委員(
大塚みどり) はい、分かりました。
71: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
72: ◯委員(井福大昌) すいません、先ほどの特定健診について、関岡委員の質問の関連なんですけれども、私は特定健診を受けられていない方、ふだん受けない方のご意見をちょっと聞いたことがあります。その中で言えば、一番多かったのが、書類が煩雑であるとか、ちょっと煩わしかったり、ちょっと分かりにくい、送られてくるのも何通かあったりして。そういうのが一番ネックだとおっしゃっていました。ということは、逆説的に考えまして、例えばこういう事例があります。スーパーでブドウが売っています。そのスーパーが「甘くて安いよ」ってポップに書いて売っても、売れなかったと。あんなにおいしいブドウが何で売れないんだろうと。幾ら買う理由に付加価値をここで示してあげても、なかなか売れない。だったら逆説的に考えて、買わない理由を取り除いてあげるという手法を取ったとします。「種なし」と一言書いただけで、ばかのように売れ出したと。
だから、今回も同じような、逆説的な理由で、行く理由を付加価値でいろんなものを付け足して、こういうふうに健診の種類が増えましたとかいってポイントを上げるのもいいんですが、逆説的に考えて、行かない理由を取り除いてあげるという方向で考えるのもどうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
73:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 送るときに問診票とかを送りますので、なかなか問診票とかの書き方も難しかったり、項目が多かったりとかいうのもございます。何通も来るとありましたけれども、受診勧奨のほうを3回ほど──前年ぐらいまでは2回ぐらいだったんですけれども、今年3回やっていますので、何回も来るという形にはなっております。そういったアナウンスの仕方をうまくやっている自治体とかもあると思いますので、今のご意見とかも踏まえて、また、そういったのは、やはり受けやすい環境を整えていくというのを第一に考えないといけないと思いますので、そのあたりは知恵を絞ってやっていきたいと思います。
74: ◯委員(井福大昌) 案外、逆説的に考えて、行かない理由を取り除くという方向で行ったらパーセンテージが上がってくるかもしれないなというところだと思います。以上です。
75: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
76: ◯委員長(森 和也) ないようですので、質疑を終わります。
暫時休憩します。
(休憩 午前9時40分)
(再開 午前9時41分)
77: ◯委員長(森 和也) 再開します。
続いて、第25号議案、令和4年度大野城市介護保険特別会計予算についてを議題とします。
執行部の説明を求めます。
78: ◯長寿支援課長(白水浩良) それでは、第25号議案、令和4年度大野城市介護保険特別会計予算について説明いたします。
当初予算概要の95ページをお願いいたします。
表の一番上に、65歳以上の第1号被保険者数を記載しております。令和4年度は2万2,692人、令和3年度に比べて258人増で、1.2%の伸びを見込んでおります。
96ページをお願いします。
総事業費ですが、表の一番下の歳入歳出合計欄をご覧ください。令和4年度の合計額は61億4,805万4,000円で、保険給付費の増などにより、前年度に比べ、10.0%の増としています。
それでは、長寿支援課所管分の歳出について説明いたします。
戻りまして、48ページをお願いいたします。
ここでは、
収納課所管分と併せて説明いたします。
まず、1款1項
総務管理費が1億8,786万2,000円を計上しています。前年度に比べ、325万4,000円の減となっています。主な理由としては、令和3年度介護保険制度改正に伴う介護保険システム改修事業が終了したことや、人件費が1名分減って20人分としたことによるものです。
1款2項徴収費は、454万2,000円を計上しています。前年度に比べ、13万3,000円の増となっています。主な理由としては、見積書に基づき、納入通知書等封入封緘委託料が増となっています。
1款3項介護認定審査会費は、6,542万7,000円を計上しています。前年度に比べ、70万2,000円の減となっています。主な理由としては、要介護認定訪問調査調査員雇用事業になりますが、現在、コロナウイルス感染症予防のため、介護認定の更新の場合は、訪問調査なしで認定期間を12か月延長する措置が取られていますが、コロナ収束により12か月延長措置が解除され、訪問調査件数が増加することを見込み、令和4年度は訪問調査員6名のうち1名を調査件数が集中する年度前半のみの任用としたため、給与等の6か月分を減額したことによるものです。
二つ下の1款5項
運営協議会費は、65万1,000円を計上しています。前年度に比べ、19万8,000円の減となっています。主な理由としては、介護保険運営協議会及び地域密着型サービス運営委員会の会議予定回数を、近年の開催状況を踏まえ4回から3回に減らしたことによるものです。
2款1項介護サービス等諸費は、要介護1から要介護5までの介護の程度が重い方への保険給付費です。48億9,584万2,000円を計上しております。前年度に比べ、4億6,780万4,000円の増となっています。これは、居宅介護サービス給付事業において、在宅サービスなどの受給者の増加が見込まれることが主な理由です。
49ページをお願いします。
2款2項介護予防サービス等諸費は、要支援1、2の介護の程度が比較的軽い方への保険給付費です。2億2,074万3,000円を計上しております。前年度に比べ、2,588万円の増となっています。これは、介護予防サービス給付事業において、在宅サービスなどの受給者の増加が見込まれることによるものです。
二つ下になります、2款4項高額介護サービス等費は、一月の介護サービスの自己負担額が一定の上限額を超える場合に、超えた分を払戻しする保険給付です。1億6,036万9,000円を計上しております。前年度に比べ、3,009万9,000円の増となっています。介護保険受給者の増加により、保険給付費が増額することが見込まれることによるものです。
2款5項高額医療合算介護サービス等費は、医療と介護サービス費用の自己負担額の合算が一定の上限額を超える場合に、超えた分を払戻しする保険給付です。2,086万円を計上しております。
2款7項特定入所者介護サービス等費は、食費や居室費などの施設サービス費の自己負担額が一定の上限を超える場合に、超えた分を払戻しする保険給付です。1億2,591万7,000円を計上しております。前年度に比べ、1,349万3,000円の増となっています。こちらについても介護保険受給者の増加により、保険給付額が増加することが見込まれることによるものです。
3款1項介護予防・生活支援サービス事業費は、主に要支援者を含め心身機能低下のある方への介護給付費です。2億1,300万円を計上しております。
3款3項包括的支援事業・任意事業費は、施設系の事業所を訪問し、入所者からの相談に対応する介護サービス相談事業や、介護給付の適正化のためのケアプランチェック事業、比較的介護の程度が軽い要支援のケアプランを中心に多職種で高齢者の自立支援に向けた検討を行うケアマネジメント調整会議開催事業などの事業費になります。660万4,000円を計上しております。
その二つ下の4款1項基金積立金では、2,811万7,000円を計上しております。前年度に比べ、272万6,000円の増となっています。これは、介護給付費準備基金の利子や市が行う介護予防や健康づくりなどの取組状況に応じて国から交付される保険者機能強化推進交付金や介護保険保険者努力支援交付金から、
すこやか長寿課が一般会計にて行っている健康増進運営事業費の一部を除いたものを同基金に積み立てるものになります。
三つ下の6款2項繰出金では、232万4,000円を計上しております。前年度に比べ、84万6,000円の減となっています。これは、先ほどご説明しました市が行う介護予防や健康づくりなどの取組状況に応じて交付される国の交付金の活用方法として、
すこやか長寿課が一般会計にて行っている健康増進運営事業のうち、高齢者への運動指導分について一般会計繰出金として計上するものです。
債務負担行為はございません。
続いて、
収納課所管分について説明させていただきます。
同じ49ページの一番下をお願いします。
収納課は、介護保険料の滞納者に対する督促等や普通徴収の過誤納保険料返還事務を行っており、
収納課所管分の歳出は14万8,000円増の324万円となっています。主な増加の理由は、6款1項償還金及び
還付加算金につきまして、近年の増加傾向の状況を鑑み、20万4,000円増の129万6,000円となっています。
債務負担行為はございません。説明は以上でございます。
79:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) それでは、
すこやか長寿課所管分を説明いたします。
次の50ページをお願いいたします。
主な変更点等につきまして、事業ごとに説明をいたします。
介護保険特別会計保険事業勘定において、
すこやか長寿課が所管するものは、2億533万6,000円で、前年度に比べ、2,190万円の増となっております。
まずは、1款1項
総務管理費です。予算額は1,239万2,000円で、前年度に比べて、1,013万1,000円の増額となっております。
これは、この中の二つ目の地域包括支援センターシステム運用事業において、利用者情報や業務情報等を基幹型地域包括支援センターと4か所の地区地域包括支援センターで共有するためのシステムが更新時期を迎えますので、システム導入費用及びハードウエアなどの備品を購入するため、前年度に比べまして、680万2,000円の増となっていることや、四つ目の介護保険事業計画策定事業において、令和5年度に策定します高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画の基礎資料とするため、市内の高齢者の方々に生活実態調査を行いますが、その郵送料や結果の分析などのための委託料など373万1,000円を新たに計上したことによるものです。
その下の1款5項
運営協議会費は、地域包括支援センター運営協議会開催のための報酬や費用弁償です。
その下の2款6項市町村特別給付費は、予算額は1,749万6,000円で、前年度に比べて、115万5,000円の増額としております。支給対象者数が令和3年度の254人から16人増えて270人となることによるものです。
その下の3款1項介護予防・生活支援サービス事業費は、要支援者等への家事援助等を行う訪問型サービスB事業、通所型の介護予防教室や訪問型の栄養・口腔指導を行う介護予防教室(まどかスクール)開催事業などです。予算額は2,149万3,000円で、前年度に比べ、15万2,000円の減としております。
その下の3款2項一般介護予防事業費は、予算額は1,808万円で、前年度に比べて、427万4,000円の増額となっております。これは、一つ目の足元気教室事業では、契約額の確定により、前年度に比べまして、101万円の減としております。
下から二つ目のシニア大学事務局事業では、シニア大学の講座の準備や当日の講座運営を行うスタッフとして
会計年度任用職員2名を配置するため、478万5,000円を一般会計から移管の上で計上しております。
その下のケア・トランポリン教室事業では、県が地域における運動習慣定着事業として取り組んでいる事業の一環で、開催回数をこれまでの16回から24回増やして40回とするため、前年度と比べまして、71万8,000円の増となっていることによるものです。
51ページをお願いいたします。
3款3項包括的支援事業・任意事業費は、予算額は1億3,550万6,000円で、前年度に比べて649万2,000円の増額となっております。
これは、一つ目の地区地域包括支援センター運営事業では、特に相談対応件数が増加している南地区包括支援センターの人員体制を強化するため、1名増員することにより、前年度に比べて、539万1,000円の増としております。
下から四つ目の
生活支援体制整備事業では、これは高齢者を支える地域の支え合いの体制づくりを行うものですが、令和4年度は社会資源の情報をまとめた冊子の「もやい帳」第4版の発行に伴う経費を委託料に計上したことにより、前年度に比べて、141万円の増としております。
続きまして、
債務負担行為の説明をいたします。
予算委員会資料の4ページをお願いいたします。
介護保険特別会計(保険事業勘定)の1番、第9期介護保険事業計画策定業務です。
本事業につきましては、令和6年度から計画期間が開始するに当たり、令和4年度から2か年、計画策定業務の委託を行うことから、債務負担を計上するものです。
続きまして、
すこやか長寿課所管分には介護サービス事業勘定の予算がありますので、その説明を行います。
特別会計当初予算説明書の97ページをお願いいたします。
このサービス事業勘定は、地域包括支援センターがケアプラン作成などの指定介護予防事業を行うに当たり、保険事業勘定とは別に経理を行うために設置しているものです。
表の一番下をお願いします。
予算総額としましては、1,977万2,000円で、前年度に比べ、573万3,000円の減で、22.5%の減となっております。これは、人件費の増に伴う繰越金の減などであり、事業内容は令和3年度と変わっておりません。歳出は、基幹型地域包括支援センターに在籍する介護支援専門員等の人件費や介護予防サービス計画の作成委託料などのサービス事業費を計上しています。なお、歳入は、主に国保連合会を通じて受け入れる介護予防サービス計画費収入などを計上しております。
歳出について説明いたします。
戻りまして、46ページをお願いします。下段のところです。
1款1項介護予防サービス事業費は、先ほども申し上げました1,977万2,000円となっております。
一つ目の指定介護予防事業では、予算額は1,034万2,000円で、前年度に比べ、144万9,000円の減となっております。これは基幹型地域包括支援センターに配置する介護支援専門員の給料等の減によるものです。
二つ目の介護予防プラン作成事業では、予算額は943万円で、前年度に比べ、428万1,000円の減となっております。これは基幹型地域包括支援センターにおける介護予防プラン作成委託件数の減による介護予防サービス計画作成委託料の減となります。説明は以上でございます。
80: ◯委員長(森 和也) 説明が終わりましたので、質疑を受けます。質疑ありませんか。
81: ◯委員(河村康之) 48ページの目の数値のケアプランチェックの点検ですけれども、この点検は誰がやるんでしょうか。
82: ◯長寿支援課長(白水浩良) ケアプランチェックにつきましては委託を行っておりまして、その委託業者と、あと、市の職員が一緒になってチェックをやるというふうになっています。
83: ◯委員(河村康之) もともと、じゃあ、このケアプランというのは、120件を目標ということですけれども、どれぐらいあるんですか、全体的には。すごい数かなと。
84: ◯長寿支援課長(白水浩良) サービス利用者数と同じ数だけのケアプランがございます。
85: ◯委員(河村康之) じゃあ、この120件というのは全体じゃなくて、ごく一部とか、何割とかその程度だと思うんですけれども、120件ぐらいなら何とかできるかなという目標でいいですかね。
86: ◯長寿支援課長(白水浩良) この件数につきましては、市内にケアマネジャーさんが50人ほどおられますので、1人2件ということで、一応100件というふうに見込んでおるところでございます。
それと、あと、実地指導もやっておりまして、その際に20件ということで、120件の目標を立てているところでございます。
87: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
88: ◯委員(平田不二香) 51ページの
すこやか長寿課所管分なんですけれども、51ページの白丸の五つ目の成年後見制度利用助成事業ですが、こちらは対象になる方と実際に助成された実績を教えてください。
89:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 令和2年度から言いますと、令和2年度が6人、令和3年度の見込みが5人、令和4年度が8人で見込んでおります。以上でございます。
90: ◯委員(平田不二香) 対象になる方はどういう方ですか。
91:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 基本的には身寄りのいない方、それと、判断能力がない方となっております。以上でございます。
92: ◯委員(平田不二香) 同じ成年後見制度で、障がい者のほうは昨日ありましたが、成年後見の募集の助成も行われていますけれども、高齢者のほうはこれはどうですか。
93:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 同じく上げております。
94: ◯委員(平田不二香) 成年後見制度ですが、身寄りのない方とか判断力のない方が対象ということで、人数も10人以下の方に助成をされていますが、成年後見制度につきましては国のほうでも、多分、今月、第二期成年後見制度の基本計画が閣議決定されると思われますし、いろいろな地域ネットワークの支援の中でも、成年後見というと、弁護士さんとか行政書士さんとかハードルが高いですし、費用もかかりますし、あと、財産を人に任せるということへの抵抗感もあるので、あまり普及しないと思われますけれども、これからの超高齢社会においては、もっと市とか行政のほうでも支援というのが必要になるんじゃないかと思いますが、その辺は昨日は福祉課のほうに伺いましたが、伺いたいと思います。
95:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 予算としては身寄りのない方とか、判断能力のない方ということで、市長申立てとしての経費をのせております。例えば、身寄りのある方ですとか判断能力のある方とかが、包括支援センターのほうに相談に行きます。申立てをしたい、成年後見を立てたいけどということで。市役所の基幹包括に社会福祉士が1名ございます。地区にも4か所ございますけれども、それぞれ一人ございますので、例えば、手続の方法であるとかのサポートとかは現にやっております。先ほど、弁護士の方とかなかなかハードルが高いということでございましたけれども、そのあたりも弁護士会とか司法書士会とかにつないだりとかしております。そういった取組はこれからもやっていきます。なかなか手続きも複雑ですので、十分サポートを今もしております。
96: ◯委員長(森 和也) よろしいですか。
97: ◯委員(平田不二香) はい。
98: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
99: ◯委員(
大塚みどり) 51ページの3款3項の一番最後にある在宅医療・介護連携推進支援事業の内容について詳細の説明をお願いします。
100:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) これは簡単に言いましたら、在宅医療と在宅介護の切れ目ない提供体制の構築ということで、これは筑紫医師会のほうに5市で委託してやっている事業なんですけれども、どういったことかといいますと、例えば入院したときに、病院のほうは従来だったら生活状況とかをまた一から聞いていました。もともと介護のほうで情報は持っていますので、なかなかその辺の情報共有ができない。逆に、退院のときには、いきなり退院してくる、介護サービスの体制がまだ整っていない。病院でどのように過ごしていたのか、例えば刻み食でやっていたとか、状態がどうなっていたかがなかなか分かりませんので、そのあたりを情報共有しやすい体制を整えるために、情報共有の仕組みとかを今までつくってきておりまして、そういった年度年度でテーマを設けながらやっていっている事業でございます。
101: ◯委員(
大塚みどり) その関係というのは非常に、高齢者も増えてきますし、令和4年度の積算を見て、ちょっと増えてきているところを見通しています。令和3年、2年、コロナがあったんですけれども、この実績はどれぐらい上がっていますか。そのままこれが筑紫医師会に丸投げという感じなんでしょうか。
102:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 主にこれは筑紫医師会に介護医療の在宅医療・介護連携支援センターというのを設置しておりまして、そこの運営費であるとか人件費が主なものになってきます。その中で何をしているかといったら、医療機関からの介護への問合せであるとか、介護の支援専門員からの医療に関する問合せとか、そのつなぎとかをやっております。
お互いの立場、知識とかを深めるために研修とかもやっていたりします。あとは、なかなかケアマネジャーさんとかが主治医を訪ねるときに敷居が高いという声とかもありますので、そういった敷居をなくすために、医療の例えばドクターと、介護の分野の方の交流というか、テーマを設けてグループワークをするなど、そういったことをしております。以上です。
103: ◯委員(
大塚みどり) 担当のところは、
すこやか長寿課は要支援1なんですけれども、今のは要支援1、2の判断か、それとも、介護は要介護はない。
104:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 在宅医療介護連携に要支援も要介護もございませんので、これは一緒で、
すこやか長寿課が持っております。
105: ◯委員(
大塚みどり) 分かりました。
106: ◯委員(河村康之) 51ページの緊急まどかコールですけれども、緊急時に訪問したりとか電話で案内とかされると思うんですけれども、この対象の条件をちょっと教えてもらっていいですか。
107:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) まず、65歳以上のひとり暮らしの方、一つがですね。それと、心疾患の心臓病であるとか、脳血管疾患などの既往歴があってちょっと注意を要する方ということになっておりまして、こういったのは実際にお宅を訪問して、お話を聞きながら決定しているところでございます。
108: ◯委員(河村康之) じゃあ、現状の登録の人数と、もしくは、こういう事例があったというのを分かる範囲で。
109:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 令和3年度で利用者は72人、見込みとしてはいます。例えば、これは緊急通報と同時に24時間コールセンターが常駐しておりますので、当然、救急要請につながることもありますし、心配であれば、ヘルパーをその場ですぐ緊急的に派遣することもします。あと、相談。不安な状態だから、ただ簡単にお話をするだけで終わることもございます。
逆に、コールセンターのほうから、安否確認という意味も込めまして連絡することもございます。以上です。
110: ◯委員(河村康之) 最後に。まどかコールは電話機自体がそうなのか、何かぶら下げる携帯電話みたいなのがあるのか、どんな形になるんですかね。
111:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 装置を別個に置きますので、それを通じてやり取りするという形になります。
112: ◯委員(河村康之) じゃあ、装置のところでやらないといけない。例えば、家を出ようと思ったときに体調が悪くなったら、装置のところまで行って何か呼ばないといけないという形になるんですか。ずっと手元に持っているんじゃないんですかね。
113:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) 一応、ペンダント型もあるのはあります。
114: ◯委員(河村康之) 分かりました。結構です。
115: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
116: ◯委員長(森 和也) ないようですので、質疑を終わります。
続いて、第26号議案、令和4年度大野城市後期高齢者医療特別会計当初予算についてを議題とします。
執行部の説明を求めます。
117: ◯長寿支援課長(白水浩良) それでは、第26号議案、令和4年度大野城市後期高齢者医療特別会計当初予算について説明します。
当初予算概要の中から、特別会計当初予算説明書の99ページ、後期高齢者医療特別会計当初予算説明書をお願いします。
表の一番上に、対象数として後期高齢者医療の被保険者数を記載しております。令和4年度は1万1,181人、令和3年度に比べて676人、6.4%の増を見込んでおります。表の下に、歳入歳出の予算額を記載しております。合計額は14億9,222万4,000円で、令和3年度に比べ1億1,335万6,000円、8.2%の増となっております。
後期高齢者医療につきましては、75歳以上の方が対象となる制度でございます。保険者の福岡県後期高齢者医療広域連合が医療給付を行い、市は保険料の徴収等を行っているところでございます。令和4年度の歳入歳出の概要につきましては、表のとおりとなっております。
前に戻りまして、51ページをお願いいたします。
長寿支援課と
収納課所管分につきまして、続けて説明させていただきます。
長寿支援課所管分の歳出総額は14億8,991万6,000円で、令和3年度に比べ1億1,443万3,000円の増となっております。1款の予算は、主に後期高齢者医療保険を運営するための職員の人件費や事務費です。2款は、保険者である福岡県後期高齢者医療広域連合へ納付する負担金を計上しております。
1款1項
総務管理費ですが、予算は5,265万6,000円で、正規職員や
会計年度任用職員の人件費等が主なものです。令和4年10月に改正される窓口の自己負担割合の2割新設に伴い、8月から9月の有効期限の保険証、10月から令和4年5月の有効期限の保険証を合計2回送るための通信運搬費の追加などにより、令和3年度に比べて356万円の増となっております。
次に、2款1項後期高齢者医療広域連合納付金です。14億3,412万3,000円を計上しています。被保険者数の増に伴う保険料負担金の増加などにより、前年度に比べ1億1,056万5,000円の増となっております。
債務負担行為はございません。
続きまして、
収納課所管分について説明させていただきます。
52ページをお願いします。
収納課所管の歳出は107万7,000円減の230万8,000円です。主な減額の理由は、1款2項徴収費につきまして、前年度のコンビニエンスストア収納開始に伴う導入費用が不要となり、手数料のみとなることによるものです。
債務負担行為はございません。説明は以上です。
118: ◯委員長(森 和也) 説明が終わりましたので質疑を受けます。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
119: ◯委員長(森 和也) ないようですので質疑を終わります。
暫時休憩します。
(休憩 午前10時15分)
(再開 午前10時16分)
120: ◯委員長(森 和也) 再開します。
121: ◯長寿支援課長(白水浩良) すみません、先ほどの説明の中で誤りがありましたので訂正いたします。
保険証の有効期限の件ですけれども、令和4年の5月の有効期限と申しましたけれども、正しくは令和5年7月の有効期限が正しいですので、訂正をよろしくお願いします。
122: ◯委員長(森 和也) 暫時休憩します。
(休憩 午前10時16分)
(再開 午前10時16分)
123: ◯委員長(森 和也) 再開します。
124: ◯委員(井福大昌) すみません、昨日、フライングして聞こうとしてしまいまして、特会でまとめてお聞きしたいんですが、令和4年度井本市長は施政方針の中で、高齢者の見守りにICTを利用していくと発表されましたが、この予算書、特会の中でいうと、どれとどれがそれに当たるのか。先ほどのまどかコールも、オンラインであればそれに該当するのかなとは思うんですが、どれとどれが予算書で当たるのか、ちょっと教えていただけたらなと。
125:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) この予算書の51ページでいきますと、真ん中あたりの緊急まどかコールと、その二つ上、徘回高齢者位置検索事業ですね。現状としてはこれに当たるんですけれども、このICTを活用した見守り事業というのは、改めましてまたゼロベースからちょっと考えていこうかなと思っております。
こういった徘回高齢者の位置検索の分とか、緊急まどかコール事業とか、いわゆる自立している元気な独り暮らしの高齢者の方とかはこれには当てはまりません。ただ、毎日の生活に不安を抱えていらっしゃる方とかもいらっしゃいますので、そういった方も何か、そういった不安を軽減できるようなとか、いろんなステージでICTの機器とかも考えていかなきゃならないので、これは一つとは限りません。幾つかに分かれるだろうとは思っておりますけれども、その辺りは予算には上げておりませんが、令和4年度にじっくり考えたいと思っております。
126: ◯委員(井福大昌) じゃあ、都度補正で上がってくると思っていいですか。
127:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) これはいろんな自治体の取組等、民間サービスもございます。見守る側の方の意見、それと、これを利用する方のご意見、なかなかいろいろ機能を付加しても、使う方が結構使いにくいとかいうご意見が意外にございますので、広く募集というか集めて、これはじっくり検討していきたいと思いますので、遅くとも令和5年度当初予算で上げたいなという目標を持っております。
128: ◯委員(井福大昌) 分かりました。
129: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
130:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) すみません、特定健診のほうでよろしゅうございますか。
特定健診の年代別の受診率のほうを、口頭で申し上げます。すみません。
5歳刻みになるんですが、40歳から44歳までの方が23.6%、45歳から49歳までが21.6%、50歳から54歳までが25.4%、55歳から59歳が24.9%、60歳から64歳までが31.9%、65歳から69歳が37.9%、そして70から74歳が40.8%と、やはり高齢になるにつれて受診率は高くなっております。以上でございます。
131: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
暫時休憩します。
(休憩 午前10時21分)
(再開 午前10時22分)
132: ◯委員長(森 和也) 再開します。
第29号議案、令和4年度大野城市水道事業会計予算についてを議題といたします。
執行部の説明を求めます。
133: ◯上下水道局長(賀村 精) おはようございます。上下水道局です。
本日は、第29号議案それから第30号議案の審議をお願いいたします。
上下水道局は、企業総務課、料金施設課、上下水道工務課の3課であります。企業総務課から順にご説明いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
134: ◯企業総務課長(松岡真彦) それでは、私のほうから、初めに水道事業会計予算の概要についてご説明いたします。
第29号議案、令和4年度水道事業会計予算の、こちらの1ページをお願いいたします。
ご説明いたします。まず、第2条の業務の予定量でございます。
令和4年度予算におきましては、給水戸数を4万5,087戸、前年度比0.9%、404戸の増を見込んでおります。また、給水人口は10万591人、前年度比0.2%、198人の増、年間有収水量は834万6,510m3、前年度比0.2%、1万6,429m3の増を見込んでいるところです。
次に、第3条の収益的収入及び支出でございます。
まず、収入の第1款水道事業収益は23億2,142万9,000円で、前年度比1.1%、2,628万2,000円の増としております。主な増額の理由は、給水収益や加入金の増などによるものです。
次に、支出の第1款水道事業費用は19億5,745万8,000円で、前年度比6.9%、1億4,484万1,000円の減としております。主な減額の理由は、量水器の取替個数の減などにより給水費が減となるほか、企業債の支払い利息や減価償却費が減となったことなどによるものです。
次に、第4条の資本的収入及び支出でございます。
まず、収入の第1款資本的収入は3億7,280万円で、前年度比34.1%、9,470万円の増としております。主な増額の理由は、資本的支出の施設整備費の増に伴い企業債が増となったことや、県道飯塚大野城線に関する県からの工事負担金の増などによるものです。
次に、支出の第1款資本的支出は11億1,910万2,000円で、前年度比10.4%、1億571万4,000円の増としております。主な増額の理由は、施設整備費が増となったことなどによるものです。
水道事業会計予算の概要については、以上となります。
続けて、企業総務課所管についてご説明いたします。
当初予算の概要、105ページをお願いいたします。企業総務課所管分は、両括弧で企業の「企」と記載しているものになります。
初めに、収益的収支の収入についてです。
一番上の表、1款1項3目その他営業収益の三つ目に記載の、水道用地賃貸収入25万4,000円を計上しております。こちらは、上下水道局が所有する用地について、駐車場用地として賃貸しており、その収入となります。
2番目の表、1款2項1目受取利息は預金の受取利息3万5,000円、4目他会計補助金は第7期拡張事業に係る利子補填分として、一般会計からの補助金907万2,000円を、5目長期前受金戻入は1億7,920万円を計上しております。
一番下の表、1款3項1目固定資産売却益は、名目として1,000円を計上しています。
106ページをお願いいたします。
次に、収益的収支の支出についてご説明いたします。
一番上の表、1款1項1目原水及び浄水費、3目給水費、4目業務費のそれぞれに職員の人件費を計上し、5目総係費には職員の人件費と退職手当組合負担金を計上しております。
戻りまして、4目業務費では、一番下に記載の一般会計負担金は、業務に使用します電算機使用料736万4,000円を計上しております。
5目総係費は、上下水道事業運営審議会委員への報酬11万8,000円、企業会計システムの保守料44万3,000円、庁用車の車検などの点検代63万5,000円、水道施設の保険料59万9,000円、光熱費などの一般会計への負担金86万1,000円、貸倒引当金繰入額400万円を計上しております。
次の6目減価償却費は、前年度比1億594万円減の5億5,715万円を計上しています。これは、第7期拡張事業に伴い、平成12年度に構築した瓦田浄水場機械設備の減価償却期間が満了となったことなどに伴い減となったものです。
7目資産減耗費は、前年度比1,446万2,000円増の1,600万円を計上しています。これは、県道飯塚大野城線などの道路事業に伴う既設水道管の移設などにより、除却に要する費用が増となったことなどによるものです。
一番下の表、1款2項1目支払利息は、企業債の支払利息9,100万円を計上しています。3目消費税及び地方消費税は、給水収益などの収入の増は見込まれますが、資本的支出の施設整備費が増となりますので、前年度比700万円減の5,400万円を計上しています。
107ページをお願いいたします。
一番上の表、1款3項1目固定資産売却損と、次の1款4項1目予備費は、前年度と同額を計上しています。
108ページをお願いいたします。
続きまして、資本的収支の収入についてご説明いたします。
一番上の表、1款1項1目企業債は、前年度比2,950万円増の2億9,350万円を計上しています。これは、資本的支出の施設整備費の増に伴うものです。
次に、資本的収支の支出についてご説明いたします。
一番下の表、1款1項1目施設整備費は、職員の人件費のほか、契約事務に係る人件費相当分などの一般会計の負担金307万5,000円を計上しております。
109ページをお願いいたします。
一番上の表、1款2項1目企業債償還金は、企業債の償還元金5億7,500万円を、次の1款3項1目国庫補助金返還金は54万6,000円を計上しています。以上で、企業総務課所管分の説明を終わります。
135: ◯料金施設課長(松竹史隆) 続きまして、料金施設課所管分についてご説明いたします。
戻りまして、105ページをお願いいたします。
料金施設課所管分は、両括弧で料金の「料」と記載しているものになります。
初めに、収益的収支の収入についてです。
一番上の表、1款1項1目給水収益は18億8,421万6,000円で、水道料金18億7,586万9,000円、工事用水道料金834万7,000円を計上しています。2目他会計負担金の二つ目に記載の専用水道及び簡易専用水道業務負担金は159万8,000円で、市長部局の業務である共同住宅などに設置されている受水槽などの維持管理に関する指導業務を上下水道局が代行していることから、その人件費や消耗品などに係る一般会計からの負担金を計上しています。
3目その他営業収益では、一つ目に記載の給水工事審査検査手数料147万9,000円、二つ目の下水道使用料事務取扱収益1億612万3,000円を計上しています。この下水道使用料事務取扱収益は、水道料金の徴収と合わせて下水道使用料の徴収事務も水道事業で行っておりますので、その事務手数料として下水道事業会計から受け入れるものです。
次に、2番目の表、1款2項2目雑収益の量水器取替評価収益は、前年度比217万3,000円増の547万7,000円を計上しています。これは取り替えた水道メーターを修理することで、メーターの価値が新品同様の価値に戻ることから、評価収益として計上するものであり、増額の理由は修理個数の増によるものでございます。
次の、3目加入金の水道加入金は、前年度比853万6,000円増の1億3,072万4,000円を計上しています。
106ページをお願いいたします。
次に、収益的収支の支出についてご説明いたします。
上の表、1款1項2目配水費の一番下に記載の統合型GIS運用事業(上下水道台帳管理システム保守料)165万円は、システム運用に係る保守料を計上しています。
3目給水費では、四つ目に記載の宅内漏水修理当番委託(待機料)353万4,000円は、宅内における漏水修理の要請に迅速に対応するため、当番業者への委託料を計上しています。
次に記載の量水器取替委託は、水道メーターの取替えに係る業者への委託料として、前年度比635万2,000円減の1,760万3,000円を計上しており、減額理由は、取替個数の減によるものでございます。
次に記載の量水器修繕費は、水道メーターの取替えで回収したメーターの修理に係る費用として、前年度比995万4,000円減の1,546万1,000円を計上しており、減額の理由は、取替個数の減によるものでございます。
4目業務費では、四つ目に記載の窓口業務の委託事業5,609万8,000円は、上下水道料金の窓口受付、検針、収納、停水業務等にかかる業者への委託料を計上しております。
次に記載の水道料金等のコンビニエンスストア収納事業は、コンビニ収納に係る収納業務委託料として、前年度比377万9,000円減の466万円を計上しています。減額の理由は、令和3年度までは、収納代行業務及び電算処理業務この二つの業務を委託しておりましたが、令和4年度からは収納代行業務のみを委託するよう見直しを行ったことによるものでございます。
次に、下の表、1款2項2目雑支出は350万円で、水道料金等過年度分還付金などを計上しております。
108ページをお願いいたします。
続きまして、資本的収支の支出についてご説明いたします。
一番下の表、1款1項2目資産購入費の量水器購入は、新規に設置する水道メーターに係る費用として、前年度比94万3,000円減の309万5,000円を計上しており、減額の理由は、購入個数の減によるものでございます。以上で、料金施設課所管分の説明を終わります。
136: ◯上下水道工務課長(中野 衛) それでは、続きまして、上下水道工務課所管分についてご説明いたします。
戻りまして、105ページをお願いいたします。
上下水道工務課所管分については、両括弧で「工」と記載しているものになります。
初めに、収益的収支の収入についてです。
一番上の表、1款1項2目他会計負担金では、一つ目に記載の消火栓維持管理負担金100万円は、安全安心課から依頼を受けて行う消火栓の維持管理費に係る負担金を計上しています。
3目その他営業収益では、四つ目に記載の水道管破損修理等雑収益30万円は、他事業者が実施する工事などにおいて、水道管が破損された場合などに、原因者が負担する修理費用等を、一番下に記載の牛頸川五区統合井堰維持管理費134万2,000円は、大野城市及び福岡市への農業用水送水に係る負担金をそれぞれ計上しています。
続いて、106ページをお願いいたします。
次に、収益的収支の支出についてご説明いたします。
上の表、1款1項1目原水及び浄水費の三つ目に記載の浄水場運転管理等業務委託1億5,048万円は、瓦田浄水場及び牛頸浄水場の運転管理に係る委託料を、四つ目の水質検査委託1,070万9,000円は、給水栓や各水源等の水質検査に係る委託料を、五つ目の修繕費4,513万5,000円は、取水、浄水、配水施設等の修繕を行う費用を、六つ目の浄水場等電気料5,354万3,000円は、同じく取水、浄水、送水施設などに必要な電気料金を、一番下に記載の福岡地区水道企業団受水費7億190万2,000円は、福岡地区水道企業団からの受水量に応じて支払う費用をそれぞれ計上しています。
次の、2目配水費では、一番上に記載の公道漏水修理当番委託(待機料)706万7,000円は、公道で漏水が発生した場合に当番業者が24時間365日対応可能な体制を維持するための委託料を計上しています。二つ目の漏水調査委託400万円は、市内4地区を1年に1地区ずつ順に実施しております漏水調査の費用を計上しています。なお、令和4年度は北地区を予定しています。三つ目の公道漏水修理費600万円は、公道で発生した漏水の修理費用を、四つ目の配水施設等修理費2,400万円は、不具合や老朽化に伴う配水施設等の修理費用をそれぞれ計上しています。
ページ飛びまして、108ページをお願いいたします。
次に、資本的収支の収入についてご説明いたします。
2番目の表、1款2項1目他会計負担金の消火栓設置負担金は、県道飯塚大野城線に新設する3か所の消火栓設置費用を安全安心課より負担金として受け入れる150万円を計上しています。
2目工事負担金は、他事業で支障となった水道管の布設替えに伴う費用を負担金として受け入れるもので、前年度比5,170万円増の6,480万円を計上しています。これは県事業である県道飯塚大野城線拡幅事業の事業量の増、並びに那珂川大野城線電線地中化事業の工事着手、また、本市下水道事業において既設水道管の布設替えが必要となったためです。
3番目の表、1款3項1目国庫補助金は、水道事業に係る国庫補助事業の補助金1,300万円を計上しています。
続きまして、資本的収支の支出についてご説明いたします。
4番目の表、1款1項1目施設整備費では、三つ目に記載の水道施設再編事業3億2,990万円は、配水管整備工事、配水池整備工事などを行う費用を、四つ目の配水管等整備更新事業5,000万円は、水道管の改良及び新設等を行う費用を、五つ目の配水管等布設替事業(補償工事)1億1,830万円は、他事業からの依頼により、既設水道管の布設替を行う費用をそれぞれ計上しています。
ここで、施設整備費は前年度比1億1,171万1,000円増の5億4,046万1,000円を計上しております。これは、水道施設再編事業及び配水管等布設替事業(補償工事)の事業の増に伴うものでございます。
なお、水道施設再編事業では、来年度から新設配水池の工事着手を予定しております。以上で、上下水道工務課所管分並びに水道事業会計の説明を終わります。
137: ◯委員長(森 和也) 説明が終わりましたので質疑を受けます。質疑はありませんか。
138: ◯委員(田中健一) すみません、108ページの今の工事の関係で説明がありました分でお伺いしてよろしいですか。
先ほど、108ページの2番目の枠の中に工事負担金ということで、これは那珂川太宰府線ですかね、だから道路関係の電柱の地中化ですか。この部分はどこからどこまでで、そして、いつからいつまでの工事なのか。今年度はこれを終わるのか、何年かにわたってロードマップというか計画はどのようになっていますか。
139: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 今、委員からご質問があったのは、県が進めております那珂川大野城線の電線地中化事業に伴う工事です。
140: ◯委員(田中健一) ああ、大野城線ですね。
141: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 電線地中化の区間については、福岡日田線のガストのございます交差点から那珂県土事務所の前を通りまして……
142: ◯委員(田中健一) ごめんなさい、旧3号線ですよね、ガストの。あそこからですね、はい。
143: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 旧3号線のガストのある交差点から春日大橋の前までの区間を電線の地中化をするように県から聞いております。
144: ◯委員(田中健一) 分かりました。そしたら、工事の期間を。ロードマップを。
145: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 水道管移設に関しましては、令和4年度と令和5年度の2か年間でお願いしたいというふうに県からは依頼を受けてございます。
146: ◯委員(田中健一) 分かりました。
147: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
148: ◯委員(福澤信光) すみません、今、田中委員と工務課長の間で分かったかもしれませんが、いまいちどこの部分で今話してたんですかね。工事代金が幾つかあるんですけれども、そこをまず、すみません。
149: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 108ページにございます下の表ですね、施設整備の中の配水管等布設替事業に係る補償工事の中で行う工事でございまして、補償金自体は2番目の表、工事負担金の部分で県から移設の費用を行う部分の内容になります。
150: ◯委員(福澤信光) 今の説明は、資本的支出の中の1款1項施設整備費の中のですか。
151: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 108ページの資本的収支の中で、県から負担金として受け入れる分については、表の2番目の工事負担金の部分です。うちのほうは、工事費用として支出する部分は、一番下の表の施設整備費の部分になります。以上です。
152: ◯委員(福澤信光) かしこまりました。結局、今言われた令和4年から令和5年で完了してくれという依頼が、今のところ来ているということでいいですかね。
153: ◯上下水道工務課長(中野 衛) そのとおりでございます。
154: ◯委員(福澤信光) では、ちょっと戻りまして106ページの配水費の中と給水費の中に、それぞれ修理当番委託ということで待機料が上がっているんですよね。このまず業者さんは一緒なのかをちょっとお聞きしたいんですが。
155: ◯上下水道工務課長(中野 衛) それでは、まず、公道漏水当番待機のほうについてご説明いたします。
公道漏水当番待機については、2社に偶数月と奇数月と分けまして委託を行っているところでございます。以上です。
156: ◯委員長(森 和也) よろしいですか。ほかにありませんか。
157: ◯委員(福澤信光) 今、上の当番聞きましたけれども、その下の当番のほうも回答をお願いします。
158: ◯料金施設課長(松竹史隆) 宅内修理当番業者につきましては、現在11社の業者で当番を回しています。1週間交代で当番を回しております。以上です。
159: ◯委員(福澤信光) そうしたら、この2社と11社の選定の仕方というのはどういうふうになっているんですか。
160: ◯上下水道工務課長(中野 衛) まず、公道漏水修理当番ですけれども、こちらのほうは指名競争入札になっております。以上です。
161: ◯料金施設課長(松竹史隆) 宅内修理当番業者の業者の選定方法につきましては、多様な事業所から幅広く応募を可能とするために、公募により幅広く募集をしております。以上です。
162: ◯委員(福澤信光) 最後に。当番されて、それぞれ予算が700万円と350万円ぐらいですかね、上がっていますけれども、1回当番をしたら収入があるのか、それとも、契約で11社さんにはそれぞれ幾らですよと年間に決まっているのか、この2社さんもそれぞれが年間決まっているのか、当番が入ればその分も報酬が入るのか、それはどういうふうにしているんですか。
163: ◯上下水道工務課長(中野 衛) まず、公道の漏水修理当番に関してですけれども、こちらについては修理があってもなくても、待機料という形で費用をお支払いしております。以上です。
164: ◯委員(福澤信光) あってもなくてもですね。
165: ◯料金施設課長(松竹史隆) 宅内につきましても、待機料として修理があるないにかかわらず、一定の額をお支払いしております。それと、当然ながら修理にかかった費用についても、市のほうで、公道からメーターまでの装置の修理につきましては、市のほうで負担しているという状況です。
166: ◯委員(福澤信光) 今、修理はなくても待機料として支払われることが分かったんですが、純粋にこのまず上の、工務課さんの担当のほうの767万円を2社で割って分配しているという考え、もしくは、その下の修理当番11社を、353万4,000円を11社に等分に割って渡しているんですか。渡し方ってあるんですか。
167: ◯上下水道工務課長(中野 衛) まず、公道のほうですけれども、道当たりの待機料が積算で決まっております。それを日数でそれぞれ支払っておりますので、偶数月と奇数月で年間の日数が若干異なりますので、2社とも同じ金額にはそろいません。日数に応じて支払いをさせていただいております。以上です。
168: ◯料金施設課係長(千代田裕仁) JVという形で契約しておりまして、月ごとに待機料の支払いをしておりまして、1週間交代ということで、4社に日数分に応じて支払いをさせていただいております。
169: ◯委員(福澤信光) いいです。
170: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
171: ◯委員(中村真一) 108ページの真ん中辺りに、資本的収入の国庫補助金ですけれども、この生活基盤施設耐震化等補助金というのは、どこに対してどういった内容の補助金になるんですか。
172: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 国庫補助金については厚生労働省からの補助金となります。今回、補助金を上げておりますのは、水道施設再編事業のうち配水池の建設に関わる部分について、補助金のほうを国のほうに今申請をしたところでございます。以上です。
173: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
174: ◯委員(井福大昌) すみません、先ほどの電線地中化に関連してなんですが、電線地中化の工事完了が令和6年ですね。令和4年、5年の2か年で、先に水道が完了するということですね。
175: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 今、県と検討協議はしておるんですけれども、電線の地中化に当たって支障となると思われる水道管を先行で移設しまして、その後、電線地中化のほうの工事が本格的に始まると聞いております。その中で水道のほうは先行して、令和4年、5年の2か年で水道管の移設をお願いしたいという形で、今、県から依頼を受けているところでございます。
176: ◯委員(井福大昌) 昨日、建設環境部のほうに質疑したところ、完全共同溝だという話だったんですね。ということは、共同溝の中に水道管も入るということですよね、違うんですか。
177: ◯委員長(森 和也) 暫時休憩します。
(休憩 午前10時56分)
(再開 午前10時56分)
178: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
179: ◯委員(渡邉知之) 基本的な質問で恐縮なんですけれども、上下水道を引く、大野城市内にですね、場所の決まりというのはあるんでしょうか。例えば、市街化調整区域とかに引くことは可能なんでしょうか。
180: ◯委員長(森 和也) 暫時休憩します。
(休憩 午前10時57分)
(再開 午前10時57分)
181: ◯委員長(森 和也) 再開します。
182: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 水道事業のほうで給水区域というものを設定しております。おおよそ市街化区域とイコールなんですけれども、その中で給水区域に入っている部分については、この水道を引くことが可能というふうにご理解いただければと思います。
183: ◯委員(渡邉知之) 例えば市街化調整区域で農地とかされているところで、例えばトイレ等を置きたいということで、引きたいというようなことがあった場合には、それは可能なんでしょうか。
184: ◯上下水道工務課長(中野 衛) トイレを置きたいということで、そこに水道を引きたいということに限って言えば、そこが給水区域でなければ水道を引くことは正直できません。以上です。
185: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
186: ◯委員(
大塚みどり) 105ページ、水道の給水収益と水道事業収益の加入金、これが非常に高いですね、市のほうは。これ、今上げているのは世帯で割ると幾らぐらいになる、どういうふうにして計算を、加入金を決めてあるのでしょうか。
187: ◯料金施設課長(松竹史隆) 予算額の積算根拠としましては、メーター口径の13ミリと20ミリの戸建ての住宅などの過去5年間の平均の件数、そこに最近、大口マンションが建っておりますので、過去5年間の大口マンションの最初の件数、これを加算した件数を予算額として計上しているということになります。
188: ◯委員(
大塚みどり) その5年間の平均ということは、また翌年に1年ずれますね。それでまた平均を出していくということなんでしょうか。
189: ◯料金施設課長(松竹史隆) そのとおりでございます。
190: ◯委員(
大塚みどり) 分かりました。
191: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
192: ◯委員長(森 和也) ないようですので、質疑を終わります。
続いて、第30号議案、令和4年度大野城市下水道事業会計予算についてを議題とします。
執行部の説明を求めます。
193: ◯企業総務課長(松岡真彦) それでは、私のほうから下水道事業会計予算の概要と主な増減についてご説明いたします。
こちら、第30号議案、令和4年度下水道事業会計予算の1ページをお願いいたします。
まず、第2条の業務の予定量でございます。
令和4年度予算におきましては、水洗化戸数を4万5,590戸で、前年度比0.9%、404戸の増を見込んでおります。また、水洗化済み人口は10万1,836人で、前年度比0.1%、115人の増、年間有収水量は919万6,298m3で、前年度比0.2%、1万6,697m3の増を見込んでいるところです。
次に、第3条の収益的収入及び支出でございます。
まず、収入の第1款下水道事業収益は22億7,438万円で、前年度比0.5%、1,217万8,000円の増としております。主な増額の理由は、水道と同様に下水道使用料が増となったことなどによるものです。
次に、支出の第1款下水道事業費用は20億4,585万円で、前年度比0.4%、749万5,000円の増としております。主な増額の理由は、企業債の支払利息が減となった一方で、管渠費や資産減耗費が増となったことなどによるものです。
次に、第4条の資本的収入及び支出でございます。
まず、収入の第1款資本的収入は6億8,997万8,000円で、前年度比12.7%、1億9万2,000円の減としております。主な減額の理由は、企業債の減や一般会計から受け入れる他会計負担金の減などによるものです。
次に、支出の第1款資本的支出は14億233万3,000円で、前年度比2.7%、3,945万5,000円の減としております。主な減額の理由は、企業債の償還元金の減などによるものです。下水道事業会計予算の概要については、以上となります。
続けて、企業総務課所管分についてご説明いたします。
当初予算の概要、110ページをお願いいたします。
初めに、収益的収支の収入についてです。
一番上の表、1款1項2目他会計負担金は一般会計からの負担金で、浸水対策に伴う雨水処理負担金など、総額で2億7,609万1,000円を計上しています。その下の3目その他営業収益では、1番目に記載の下水道用地賃貸収入317万7,000円を計上しています。
2番目の表、1款2項1目受取利息は預金の受取利息として8,000円を、2目他会計補助金は一般会計からの補助金として、分流式下水道等経費など、総額で1,085万7,000円を計上しています。3目雑収益は1,000円を、4目長期前受金戻入は3億4,130万円を計上しています。
次に、一番下の表、1款3項1目固定資産売却益は前年度と同額を計上しています。
111ページをお願いいたします。
次に、収益的収支の支出についてご説明いたします。
一番上の表、1款1項1目管渠費と3目普及指導費にそれぞれ職員の人件費を計上し、5目総係費には職員の人件費と退職手当組合負担金を計上しています。
戻りまして、2目流域下水道維持管理負担金は、県が管理しています御笠川浄化センターの維持管理に係る負担金で、5億9,776万円を計上しています。
5目総係費では企業会計システムの保守料44万3,000円、光熱費などの一般会計への負担金619万3,000円、貸倒引当金繰入額500万円を計上しています。
6目減価償却費は総額9億4,435万円を、7目資産減耗費は前年度比1,892万3,000円増の3,000万円を計上しています。これは水道事業と同様に、道路事業に伴う既設下水道管の移設などにより、除却に要する費用が増となったことなどによるものです。
2番目の表、1款2項1目支払利息は企業債の支払利息1億605万円を、3目消費税及び地方消費税は7,300万円を計上しています。
その下の、1款3項1目固定資産売却損と、次の112ページ、1款4項1目予備費は前年度と同額を計上しています。
113ページをお願いいたします。
続きまして、資本的収支の収入についてご説明いたします。
1番目の表、1款1項1目企業債は流域下水道事業債など合わせまして3億5,960万円を計上しています。
2番目の表、1款2項2目他会計補助金は一般会計からの補助金として1,742万8,000円を、一番下の表、1款3項2目他会計負担金は一般会計からの負担金で2億4,801万7,000円を計上しています。
114ページをお願いいたします。
次に、資本的収支の支出についてご説明いたします。
一番上の表、1款1項1目公共下水道整備費は、職員の人件費と契約事務に係る人件費相当分などの一般会計の負担金191万1,000円を、2目流域下水道整備費の流域下水道建設負担金は、県が管理しています御笠川浄化センターの改築・更新などに係る負担金7,201万8,000円を、3目受益者負担金経費は業務に使用します電算機使用料として、一般会計の負担金44万4,000円を計上しています。
4目資産購入費は前年度比113万円減の57万9,000円となっていますが、これは、前年度、令和3年度は、企業総務課所管分の予算として公用車1台分の更新費用132万6,000円を計上していましたが、その分が皆減となったことなどによるものです。
次に、一番下の表、1款2項1目企業債償還金は、企業債の償還元金10億2,120万円を計上しています。以上で、企業総務課所管分の説明を終わります。
194: ◯料金施設課長(松竹史隆) 続きまして、料金施設課所管分についてご説明いたします。
戻りまして、110ページをお願いいたします。
収益的収支の収入についてです。
一番上の表、1款1項1目下水道使用料は16億4,277万1,000円で、下水道使用料16億4,259万8,000円、工事用下水道使用料17万3,000円を計上しています。
3目その他営業収益の二つ目に記載の責任技術者・指定工事店登録手数料は10万2,000円を計上しています。
111ページをお願いいたします。
収益的収支の支出についてご説明いたします。
一番上の表、1款1項1目管渠費の下から二つ目に記載の統合型GIS運用事業(上下水道台帳管理システム保守料)165万円は、システム運用に係る保守料を計上しております。
3目普及指導費の三つ目に記載の水質検査手数料89万8,000円は、事業場等排水に伴う検査費用を計上しております。
4目業務費では、一つ目に記載の下水道使用料事務取扱手数料1億612万3,000円は、水道事業への徴収事務手数料を計上しています。
次に記載の、井水メーター取替業務79万1,000円は、検定満了を迎える井水メーターの取替えに係る委託料を計上しております。
次に、2番目の表、1款2項2目雑支出は下水道使用料還付金など250万円を計上しております。
113ページをお願いいたします。
続きまして、資本的収支の収入についてご説明いたします。
一番下の表、1款3項1目受益者負担金は8万3,000円を計上しております。
114ページをお願いいたします。
続きまして、資本的収支の支出についてご説明いたします。
一番上の表、1款1項4目資産購入費の量水器購入57万9,000円は、下水道使用水量計測のための井戸水用のメーターの購入費を計上しております。以上で、料金施設課所管分の説明を終わります。
195: ◯上下水道工務課長(中野 衛) それでは、続きまして、上下水道工務課所管分についてご説明いたします。
戻りまして、111ページをお願いいたします。
まずは、収益的収支の支出についてでございます。
一番上の表、1款1項1目管渠費では、三つ目に記載の管渠等清掃委託330万円は、汚水管渠及びマンホールなどの清掃を行う費用、四つ目の管渠等点検委託396万円は、マンホールポンプの維持管理委託の費用、五つ目の管渠等調査委託100万円は、汚水管の閉塞が発生した場合などに調査を行う費用を、六つ目の雨水幹線維持作業委託800万円は、雨水幹線の草刈りやしゅんせつなど維持作業を行う費用を、七つ目の管渠等補修費6,631万円は、既設の汚水管や汚水桝の補修費用を、八つ目の雨水幹線維持補修費500万円は雨水幹線の維持補修を行う費用を、10番目一番下に記載の汚水施設のストックマネジメント事業700万円は、汚水施設の修繕費用をそれぞれ計上しています。
ここで、管渠費は前年度比1,262万5,000円増の1億2,215万8,000円を計上しております。これは、七つ目に記載の管渠等補修費が、建設管理課並びに公園街路課が実施いたします道路改良等の事業量が増となったことに伴いまして、併せて実施いたします公共桝の蓋替え等の箇所数も増となったこと、また、汚水施設のストックマネジメント事業で実施いたします汚水施設の修繕の事業量増となったことによるものでございます。
続きまして、ページ飛びまして113ページお願いいたします。
資本的収支の収入についてご説明いたします。
2番目の表、1款2項1目国庫補助金は、下水道事業に係る国庫補助事業の補助金4,200万円を計上しております。
次に、3番目の表、1款3項3目工事負担金は、水道事業と同様に県道飯塚大野城線拡幅事業において支障となった汚水管の移設に伴う費用を県より負担金として受け入れる2,285万円を計上しております。
114ページをお願いいたします。
次に、資本的収支の支出についてご説明いたします。
一番上の表、1款1項1目公共下水道整備費の四つ目に記載の公共桝等設置事業2,380万円は、汚水桝等の新設を行う費用を、五つ目の汚水整備事業6,910万円は、汚水管の移設等を行う費用を、六つ目の汚水施設のストックマネジメント事業9,200万円は、汚水施設の長寿命化に関する改築工事並びに管調査の委託などを行う費用、七つ目の雨水整備事業8,550万円は、浸水被害の解消並びに軽減を図るため、雨水施設の整備を行う費用をそれぞれ計上しています。以上で、上下水道工務課所管分並びに下水道事業会計の説明を終わります。
196: ◯委員長(森 和也) 説明が終わりましたので質疑を受けます。質疑はありませんか。
197: ◯委員(中村真一) すみません、大野城市下水道事業会計予算と大野城市水道事業会計予算の、まず水道事業会計予算の給水戸数ですね、4万5,087戸、下水道のほうは水洗化戸数が4万5,590戸となっているんですけれども、この数字の差異について教えていただきたいのと、この戸数というのは戸建てだけですか、それとも事業所、会社とかいうそういったのまで含んだ物件なんでしょうか。
198: ◯企業総務課長(松岡真彦) まず、水道と下水で戸数が違うということだと思うんですけれども、こちらにつきましては、下水道につきましては井戸のみ使われて、井戸水を使って下水に流されている方もいらっしゃいますので、水道とちょっと異なってきます。
この戸数については、住宅だけではなくて、事業所とか飲食店とかそういったところも含めた戸数になります。以上でございます。
199: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
200: ◯委員(田中健一) すみません、110ページですね。雨水処理負担金というのは、どこからのどういう内容なんですか。2億4,000……。
201: ◯企業総務課長(松岡真彦) こちらの負担金につきましては、この1款1項2目他会計負担金につきましては、全て一般会計から受け入れる負担金となります。
202: ◯委員(田中健一) 一般会計という形。もう1点ですね、すみません。
もう1点は、113ページで、一番下から2番目の他会計負担金、一般会計負担金で、県道の関係を言われましたね。その整備に伴ってということじゃなかったですか。
203: ◯企業総務課長(松岡真彦) まず、この1款3項2目他会計負担金につきましては、先ほどと同様、こちらにつきましては一般会計から受け入れる負担金となります。
先ほど県道の工事と言われたのは、その下の1款3項3目工事負担金となります。以上です。
204: ◯委員(田中健一) どうもすみませんね。下のほうの関係で、県道の部分はこっちの宇美町のほうに行く分ですかね、その分が負担金ということで、これ全部の部分、完成までの部分のトータルで、来年度これが入るということ、それとも、年度ごとに入るということなんですか。負担金。
205: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 工事負担金の内容ですけれども、まず、こちらについては、県が進めております県道飯塚大野城線、宇美に抜けるバイパス部分ですね、その分の工事負担金になります。
来年度上げておりますこの資料については、令和4年度の工事に係る分のみございます。
206: ◯委員(田中健一) 大丈夫です。分かりました。
207: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
208: ◯委員(中村真一) 111ページの上の段、管渠費の中に、管渠等清掃委託、点検委託、調査委託については、これはどの範囲になるのでしょうか。毎年、例えば市内全域なのでしょうか、それとも、令和4年度であれば南地区と中央とか、何かそういう分け方があるんでしょうか。
209: ◯上下水道工務課長(中野 衛) 今ご質問いただいたのは、管渠等清掃委託、あと、管渠等点検委託、また、管渠等調査委託が毎年決まった区域をしているのかというご質問になろうかと思います。
まず、管渠等清掃委託ですけれども、こちらについては、汚水管に木の根が入ったりとか飲食店から油が流れたりして詰まることがございます。そちらのほうを清掃する費用でございますので、毎年その場所をやっている、水道の漏水調査みたいに市内をぐるっと回っているわけじゃございません。なので、閉塞が発生した場合にこの費用を使って復旧する形になります。
また、管渠等点検委託については、市内4か所マンホールポンプという施設がございます。こちらのほうの維持管理費用になります。
三つ目、管渠等調査委託については、先ほどお話しした汚水管が閉塞した場合に、その原因を調べる場合にカメラを入れることがございます。その調査費用になります。以上です。
210: ◯委員長(森 和也) よろしいでしょうか。
211: ◯委員(中村真一) はい。
212: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
213: ◯委員長(森 和也) ないようですので、質疑を終わります。
暫時休憩します。再開を11時35分とします。
(休憩 午前11時23分)
(再開 午前11時35分)
214: ◯委員長(森 和也) 再開します。
第33号議案、令和4年度大野城市一般会計補正予算(第1号)についてを議題とします。
執行部の説明を求めます。
215:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) それでは、
すこやか長寿課所管分を説明いたします。
歳出から説明いたします。予算に関する説明書の10ページ、11ページをお願いいたします。
2段目の4款1項1目保健衛生総務費において、18節負担金補助及び交付金4,460万2,000円を追加するものです。
これは
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う小中学校の臨時休業期間の短縮及び感染拡大防止のため、感染が疑われる小中学校、保育所、幼稚園、届出保育施設等の児童生徒や乳幼児及びその同居家族等、加えて、これらの施設職員等が受検するPCR検査の費用に対する補助金となります。
当初は、第5波の状況を参考に約110人分の補助金として221万8,000円を計上しておりましたが、第6波の検査件数の急増を受け、第6波の状況を参考に令和4年度予算を2,500人分とするため、約2,400人分として4,460万2,000円を追加するものです。
続いて、歳入の説明をいたします。
戻りまして、8ページ、9ページをお願いいたします。
2段目の19款2項1目基金繰入金の1節財政調整基金繰入金において、記載の金額5,300万2,000円のうち先ほどご説明いたしました歳出予算の追加に伴い、
すこやか長寿課分として歳出と同額の4,460万2,000円を追加するものでございます。説明は以上です。
216: ◯委員長(森 和也) 説明が終わりましたので質疑を受けます。質疑はありませんか。
217:
◯すこやか長寿課長(辻 良孝) すみません、歳入の8ページ、9ページをお願いします。先ほど、財政調整基金繰入金を1節と申し上げましたけれども、13節の間違いです。訂正いたします。
218: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
219: ◯委員長(森 和也) ないようですので質疑を終わります。
続いて、危機管理課所管分の審査を行います。
220: ◯危機管理課長(田代崇憲) それでは、危機管理課所管分の一般会計補正予算(第1号)についてご説明をいたします。
予算に関する説明書の10ページ、11ページをお願いいたします。
まず、歳出について説明をいたします。
2款1項17目
新型コロナウイルス感染症対策費につきましては、10節需用費に840万円を増額しております。
これは、医療機関への入院や宿泊療養施設への入所を行わず、自宅療養となった
新型コロナウイルス感染症の陽性者、それから、自宅待機を要請されている濃厚接触者のうち、親族等の支援を受けることができない世帯の日常生活を支援するため、食料品及び日用品等の支給を行う事業でございます。
当初予算では、第5波の状況を参考に210万円を計上しておりましたが、第6波以降感染者の急増に合わせて申請が急増しており、令和4年度も不足する可能性があることから、800世帯、2,400人分の840万円を追加するものでございます。
次に、歳入についてご説明をいたします。
説明書の8ページ、9ページをお願いいたします。
19款2項1目基金繰入金におきまして、財政調整基金繰入金5,300万2,000円のうち、危機管理課分として食料品及び日用品等の支給に係る歳出と同額の840万円を計上しております。説明は以上でございます。
221: ◯委員長(森 和也) 説明が終わりましたので質疑を受けます。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
222: ◯委員長(森 和也) ないようですので質疑を終わります。
続いて、教育政策課所管分の審査を行います。
223: ◯教育政策課長(橋元啓樹) それでは、教育政策課所管分についてご説明いたします。
内容は、国の令和3年度補正予算に伴い、学校施設環境改善交付金の交付決定があったことから、先日ご説明いたしました、令和3年度補正第17号で追加した中学校管理費を令和4年度予算から減額するとともに、地方債の限度額の変更を行うものでございます。
初めに、歳出についてご説明します。
予算に関する説明書の10ページ、11ページをお願いいたします。
3段目の表、10款3項1目中学校管理費については、12節委託料を262万円、14節工事請負費を2,620万円それぞれ減額しております。これは、大野東中の屋内運動場トイレ改修が前倒しで補助採択されたことによるものです。歳出については、以上です。
続きまして、歳入についてご説明いたします。
戻りまして、8ページ、9ページをお願いいたします。
歳出でご説明した補正の財源として、それぞれ減額するものでございます。
15款2項6目3節の学校建設費補助金を468万5,000円、19款2項1目1節の公共施設整備基金繰入金を1,713万5,000円、22款1項6目1節の教育債を700万円それぞれ減額しております。
続きまして、地方債についてご説明いたします。
戻りまして、3ページをお願いいたします。
教育債の中学校校舎改造事業債の補正後の限度額を100万円へ変更するものです。
こちらも、先ほど歳出でご説明しましたとおり、大野東中の屋内運動場トイレ改修が前倒しで補助採択されたことによるものです。教育政策課所管分の説明は以上です。
224: ◯委員長(森 和也) 説明が終わりましたので質疑を受けます。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
225: ◯委員長(森 和也) ないようですので質疑を終わります。
暫時休憩します。
(休憩 午前11時43分)
(再開 午前11時44分)
226: ◯委員長(森 和也) 再開します。
これより、第23号議案から第33号議案について議員間討議を行います。議員間討議はありませんか。
227: ◯委員(河村康之) 私は、今回の予算の中で、教育指導室が出されました不登校児童に対する支援について、皆さんのご意見をお伺いしたいなと思っております。よろしくお願いします。
よろしいですか。
228: ◯委員長(森 和也) 続けてどうぞ。
229: ◯委員(河村康之) ありがとうございます。
今回の新規事業で、88ページですかね、教育指導室のほうで不登校児童生徒に対する訪問型相談支援事業というのが新たに始まりました。これは、今まで不登校になかなか手が入っていなかったので、非常にいいことかなと思っておるんですけれども、昨日の、一昨日ですかね、の説明の中で、不登校が、小学校児童が97名、中学校が201名いると言われています。ただ、不登校の定義というのは、30日間学校を理由なく休まれた児童生徒です。じゃあ29日とか25日の生徒児童はこの不登校に入っていないということですから、その児童生徒にはこの支援は関係なくなります。
当然、今の不登校の児童生徒が10年後にはひきこもりになります。それからさらに30年後には、8050問題ということで、これは親子共々大きな問題に関わってくることでありますので、やっぱり不登校の支援というのは、今のうちから何らかの手だて、さらなる強化等も必要じゃないかなと思うんですけれども、ちょっと皆さんの御意見をお伺いしたいなと思っております。以上です。
230: ◯委員長(森 和也) ただいまの河村委員の提言、提案に対して、ご意見伺いたいと思いますが。
231: ◯委員(福澤信光) 不登校の定義が、おっしゃるように文科省が定めたものでは30日という規定があるので、それを多分、大野城市は、まあ各自治体どこでも守ってある。それがまずもって大きな障害、弊害になっているんじゃないかと思います。
河村委員が言うように、確かに、行政としてやるべきことが、じゃあそこの定義だけに合わせてやっていっていいものなのか。はたまた、各自治体の、今回のコロナでもそうですけど、支援、独自の事業としてやる、うちは不登校の定義をもうちょっと緩和するじゃないけど、もうちょっと柔らかくして、幅広く、切れ目なく見ていくというふうになってくれたら一番理想なんでしょうけど、まずはそこがどう変動するかによっての申立てというか、いろんな意見の調整が難しいのかなと。
ただ、個人的には、言われるように、1週間、2週間、やっぱり長く休めば、それなりに親としては心配になりますし、そういったきっかけがどんどん次につながって、結果30日、40日につながっていく。未然に防ぐためにはもうちょっと早い要望というのは必要なのかなというふうには思います。
ただそれを、個人では思うけど、提案された河村委員にちょっと一つお伺いしたいのが、どういった呼びかけというか、このとおり出されて、行政に対して、逆にどういうふうな働きかけを考えているのかなということです。
232: ◯委員(河村康之) 今回、不登校の問題ということで、新規事業として相談支援事業ができるということは本当に、初めにも言いましたように大変すばらしいことだと思うんですけれども、これで留まらず、さらなる強化といいましょうか、当然、今、福澤委員が言われましたように、不登校の定義も大野城市独自で考えてもいいかもしれませんし、後々継ぐことを考えたら、不登校に対しての強化ということは今後進めていかないといけないんじゃないかなということの投げかけであります。以上です。
233: ◯委員長(森 和也) ほかに何かご意見は。
234: ◯委員(中村真一) 今、河村委員が言われるその投げかけを、ここに書いてありますとおり実行委員会へ上げてはどうでしょうかということでよろしいんですか。
235: ◯委員長(森 和也) 河村委員、いいですか。
236: ◯委員(河村康之) ちょっと、暫時休憩いいですか。
237: ◯委員長(森 和也) 暫時休憩します。
(休憩 午前11時48分)
(再開 午前11時49分)
238: ◯委員長(森 和也) 再開します。
中村委員。
239: ◯委員(中村真一) 訂正します。
河村委員が言われるようなことを実行委員会で取り上げてもらうようなことがあると思います。
240: ◯委員長(森 和也) ほかにご意見ありませんか。
241: ◯委員(
大塚みどり) 不登校の問題は前々回からずっと、委員のほうも、議員間審議と決算のときによく問題化されているんですけど、やはりこの間、
予算委員会のときに室長が言われていたように、今は要因が、家庭問題とか人間関係とかが数年前まではあったんですけど、それが明確でない、一人一人違うというのがまず大きな、要因が不明ということですね。
そして、大野城市だけじゃなくて、全国的に、この不登校が非常に増えている。特に大野城市で顕著なのは、中学校に上がってから倍の数字になってくると。これが二、三年前からちょっと気になっているところです。
私は、今回初めて教育委員会のほうが、訪問型、これはこの間聞かれたように、重症な、引きこもり、まずは外に出そうという人に対処すると。ということは、さっき河村委員が言われたように、若干その傾向がある、あるいは30日ちょっと、少ししたら保健室登校をしているとか、ちょっと外に出ている子どもたちに対してはもっと、今の、文科省が指定している、いろんな地域社会の中で、NPOとか放課後デイサービスとか、いろんな機関を利用して、総合的に子どもを社会に出すというのをしていったほうがいいんじゃないかなと、私は1点思います。
もう1点は、小学校で不登校になって、中学校。本当の要因は就学前にあると思います。ですから、大野城市のこの子育て支援は、就学前は非常に手厚くいろんなことをされていますが、うちの教育サポートセンター、いわゆる教育委員会と、この就学前の、うちで言っているこども部、こことの関連、連携をもっと強化しないといけないんじゃないかなと。
就学前にもう見えているんです。その要因が見えない分がそのまま学校に上がって、そのままいろんな要因で、小学校を送って、そして中学校ではさらに増えているというのは、要因じゃないかなと。組織的に、私たち担当の行政の立場から言わせると、やはりもっと就学前に焦点を絞って、そこを何かできないかなということを提案したいなと思っています。
242: ◯委員長(森 和也) ほかにご意見はありませんか。
243: ◯委員(田中健一) 今言われました、文科省の不登校の定義は日数でされていると。日数は文科省の都合でやっているんでしょうが、それにかかわらず、1日でも、2日でも、3日でも、不登校になれば、今、コロナもありますけど、やはりそういう子どもたちを助けていかないといけないというのがあるから、その30日の定義というのにこだわらなくても、ほかの施策で、5日でも、10日でも、学校に来ないんだったら、そっちほうの対応を何か。何か対策があればいいのかなと、ちょっと私も感じました。
244: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
245: ◯委員長(森 和也)
予算委員会の議員間討議で、このような意見が出たことを報告して、今後につなげていきたいと思います。
〔「異議なし」の声あり〕
246: ◯委員長(森 和也) ほかに議員間討議はありませんか。
247: ◯委員(井福大昌) 私も同じく、当初予算の75ページ、環境・最終処分場対策課の地域猫活動支援事業なんですけれども、昨日ちょっと私お話ししましたが、全く今、助成にしても、その他の市の協力にしても間に合っていない状況が生まれておりまして、そのせいで住民同士がいがみ合ってしまっているという状況が、ある地区で出ております。
せっかく、協働のまち、コミュニティ都市として完成されていてモデル都市となっている本市が、猫のせいで住民同士がいがみ合って、今、コミュニティが崩壊しかけているというですね。崩壊するというようなことだけは何とか避けないといけないんじゃないかなと思います。
本来、市がやるべきことを完全にボランティアの人たちに一任して、ボランティアの人たちが動いて、何とか今動いている状況でありますので、もう少し予算なり市の協力なりをやっぱり増やさないと、このままだと本当に手後れになるんじゃないかなという気がしまして、皆さんの御意見と、皆さんの地域ではどうかなと思いまして、ちょっと投げかけさせていただきました。
248: ◯委員(河村康之) 私も北地区に住んでおりまして、地域猫の問題を住民の皆さんから様々な御相談とかを受けることがあります。
今回、この予算のほうで去勢手術を、もう何年か前から、令和2年度が9件で、令和3年度が32件ということで拡大していることは、非常にいいことかなと思っています。
ただ、地域猫問題はこれだけじゃなくて様々な問題があるのかなと思っています。今、井福委員が言われたように、そのことで地域にちょっと問題が起きているということ。
あと、猫の去勢だけじゃなくて、なかなか捕まえるのも大変だと聞きました。捕まらなかった猫はまた新たな子供を産んでしまう。年2回とか3回とか子供を産んで、4匹、5匹生まれて、その猫を何とかしてくれという相談がもう年に何回もあります。当然これも大きな問題になってくると思うので、地域猫問題については、やっぱり市としても何らかの、これよりもさらに、もうちょっと手を加えるなり、団体さんにいろんな助成をやるなりしていったほうがいいのかなと、私もちょっと個人的に思っております。以上です。
249: ◯委員(田中健一) 私も、「近所で猫に餌をやりよんしゃるけん」といって大分苦情が来るんですよね。そして本人に、区長にも言ったし、市役所にも言って、言っても聞かない、しらを切るから、私も言ったんです。あまりがーんと言うと、ねえ、問題になったらいかんから。餌をね、やっている人がいるよと。やるとどんどん、無茶苦茶増えるんですね、年に2回は必ず産むから。とてもじゃないけど迷惑。別の方は、猫アレルギーになって、「何とかしてくれ、議員やろうが」とか言われる。
だから、市に言うんだけど、餌をやっているものだから、どんどん増える。それをもう今、ちょっとまた言っている状況ですね。市役所からも言ってもらって、区長からも言ってもらっていますが、なかなか聞きんしゃれんけど。そういう状況です。
250: ◯委員(福澤信光) ただ、あれですよね、提案者に対して反対のことを言うわけではないんですけど、やっぱり猫が好きな方、猫が嫌いな方、はたまた犬が好きな方、犬が嫌いな方、蛍が好きな方、嫌いな方、様々いらっしゃるんでね。そういう中で、なぜそもそもこの猫活動の支援事業として、活動を猫だけに特化したように見える、逆に言えば。ここに予算がある。じゃあ、犬活動、蛍活動。生き物に、命の重さに多分、変わりはないんですよね。どんな生き物でも、人間でも、樹木でも、生きている限り命は命という、我々は公平に見ていかなくちゃいけない立場と思うんです。
そういったところから見れば、猫って出てるだけでもいいのかなと。ただ、それで、やっぱり中には、足らないよって。猫ちゃん大好きで、一生懸命お世話をしている人は、いや、足らない足らないと言うけど、逆にアレルギーを持っている人たちは、何でそんな飼い方をするんだよという意見も多数出てくる。
この中で、やっぱりしっかりと、行政としては道筋を。やっぱり住民が今もめているという現状は非常に駄目だと思うんで、もめないための、予算云々も大事かもしれんけど、まずはそこの橋渡し、対応というか、そういったものの充実をしてもらうところから始めてもらったほうがいいのかなというふうに思います。
251: ◯委員(井福大昌) 実は、今認識がちょっとされていないなと思ったのが、猫に特化しているのはなぜかと。それは圧倒的に、まあ、本来野良猫というのはいませんので、あえて外猫という呼び方をしますが、外猫が多いわけです。犬とか蛍に比べて圧倒的に猫が多いからです。
なおかつ、今おっしゃったように、この地域猫活動、ここが重要なんです、地域猫活動というのは、猫が嫌いな人たちのためにもなる活動なんです。これは猫好きのための活動というわけじゃないんですよ。そこだけですね。まあ、今これを詳しく話し出すとかなり時間かかりますので、ちょっとはしょりますけど、そこをまず御理解いただきたい。そこは認識としてまず持っていただきたい。猫が嫌いな人たちのための活動でもあると思います。
252: ◯委員(福澤信光) 別に戦うわけじゃないんですけど、我々は、こうやっていろんな話を聞いて、ああ、そうなのかと認識をしていく立場だと思うんですが、一市民の方たちというのは、のっけから、いやいや、駄目よとか、いいよという判断基準、それぞれ価値観が違うんですね。そういった中でいくならというところも十分に念頭に置いておかないと、みんなに「認識を持ってくださいね」というのが当たり前に伝わるとは、多分考えないほうがいいのかなと。そこを考え出したら、みんなそれぞれが、「私の普通は」「この認識は」という話からいくと、多分かみ合うものもかみ合わなくなると思うです。
だから、そういったものをちょっと、気持ちは非常に分かるけど、柔軟性を持って、ああ、こういう嫌いな人もいるんだ、理解しない人もいるんだ、理解して協力してくれる人もいるんだという観点から、それぞれの話を聞いたほうが、まとまるのかなとちょっと一瞬思いました。
253: ◯委員(井福大昌) いや、そうなんです、そこを市がもうちょっと協力してくれないと。周知とかですね。中には、「うちの区は地域猫活動をやっています」ということで回覧板を回してくれているような区もあります。猫嫌いの人のためにも、これ以上不幸な猫を生まないための施策ですよということで回覧板を回していただいている。
今回の住民同士のいがみ合いというのも、今おっしゃったように、認識ができていない方と認識ができている方のいがみ合いになっちゃうんですね。だから、こういう周知に関してもぜひ、もうちょっと、市も全力を挙げてやっていただかないと、今は全部が全部ボランティアの方におんぶにだっこで、それだといよいよ間に合わない状況になってくるのかなと。そういう提案です。それも含めた提案です。
254: ◯委員(田中健一) そういう意見があったというように。収拾の仕様がないから。
255: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんね。大塚委員。
256: ◯委員(
大塚みどり) 両方の立場が。実は私も、コロナ禍になったこの二、三年、特に地域猫の相談が大変増えています。ここであまり言うと、実は一般質問の前半に私が今回取り上げていますので、意見はちょっとここでは差し控えますが。
やはり、共生社会ということから見ると、犬が好きな人、猫が好きな人、いろんな人がいると思いますが、災害でも、今はちゃんと動物が過ごせるところをどうするとか、いろんな問題で今解決していっていますので、やはり課題として、住民がそのことで問題を起こす、不安になるというのは、コミュニティ構想からすると、特に防災に力を入れていっていますので、一つの提案になればいいんで、井福委員が前回、昨日質問された内容を参考にして、私も一般質問の原稿を書き直したいなと思っていますが。
1点だけ。私は猫を小さいときに2匹飼いました、2回。亡くなるのが嫌なので、もう3回目は飼わないと決めました。猫はとってもきれい好きなんです。きれいなところだとウンチをするんです。そして自分で隠そうとするんですよ。でも、それはしつけなんですよね。いわゆる「野良猫」という言葉が、今、「飼い主のいない猫」という表現になっていますので、そういったことも含めて、いろいろ問題が起きているということで、短時間になりますが、ちょっと私はここでは見解は控えさせていただきたいと思いますが、すいません。
257: ◯委員長(森 和也) ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
258: ◯委員長(森 和也) 議員間討議を終わります。
これより、第23号議案の討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
259: ◯委員長(森 和也) 討論を終わります。
第23号議案、令和4年度大野城市一般会計予算についての採決を行います。
第23号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
260: ◯委員長(森 和也) 異議なしと認めます。よって、第23号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第24号議案の討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
261: ◯委員長(森 和也) 討論を終わります。
第24号議案、令和4年度大野城市
国民健康保険特別会計予算についての採決を行います。
第24号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
262: ◯委員長(森 和也) 異議なしと認めます。よって、第24号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第25号議案の討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
263: ◯委員長(森 和也) 討論を終わります。
第25号議案、令和4年度大野城市介護保険特別会計予算についての採決を行います。
第25号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
264: ◯委員長(森 和也) 異議なしと認めます。よって、第25号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第26号議案の討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
265: ◯委員長(森 和也) 討論を終わります。
第26号議案、令和4年度大野城市後期高齢者医療特別会計予算についての採決を行います。
第26号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
266: ◯委員長(森 和也) 異議なしと認めます。よって、第26号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第27号議案の討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
267: ◯委員長(森 和也) 討論を終わります。
第27号議案、令和4年度大野城市公共用地先行取得事業特別会計予算についての採決を行います。
第27号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
268: ◯委員長(森 和也) 異議なしと認めます。よって、第27号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第28号議案の討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
269: ◯委員長(森 和也) 討論を終わります。
第28号議案、令和4年度大野城市土地区画整理清算金特別会計予算についての採決を行います。
第28号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
270: ◯委員長(森 和也) 異議なしと認めます。よって、第28号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第29号議案の討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
271: ◯委員長(森 和也) 討論を終わります。
第29号議案、令和4年度大野城市水道事業会計予算についての採決を行います。
第29号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
272: ◯委員長(森 和也) 異議なしと認めます。よって、第29号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第30号議案の討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
273: ◯委員長(森 和也) 討論を終わります。
第30号議案、令和4年度大野城市下水道事業会計予算についての採決を行います。
第30号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
274: ◯委員長(森 和也) 異議なしと認めます。よって、第30号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第33号議案の討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
275: ◯委員長(森 和也) 討論を終わります。
第33号議案、令和4年度大野城市一般会計補正予算(第1号)についての採決を行います。
第33号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
276: ◯委員長(森 和也) 異議なしと認めます。よって、第33号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、本委員会が付託を受けました案件は全て終了しました。
これをもちまして
予算委員会を閉会します。お疲れさまでした。
(閉会 午後0時09分)...