5:
◯財政課長(原田知弘)
財政調整基金ですか。
6: ◯委員(山上高昭) そうですね、
財政調整基金です。
7:
◯財政課長(原田知弘)
財政調整基金の残高ということでございますが、令和2年度当初予算での令和元年度末の
財政調整基金の残高見込みが約35億9,000万円でございました。ちなみに、令和2年度当初予算での令和2年度末の残高見込みでございますが、約20億6,000万円と試算しておりました。これから、5月臨時会での補正で約3億5,700万円を使っていますので、そちらを差し引きますと、約17億300万円と。さらに今回の6月補正での10億7,200万円を差し引きますと、現時点での残高は約6億3,100万円となっております。以上でございます。
8: ◯委員(山上高昭) 今回は立替えという形で
財政調整基金を使っているという理解でいいですか。
9:
◯財政課長(原田知弘)
地方創生臨時交付金とかのお話だと思いますけれども、まず、充当する財源といたしましては、
地方創生臨時交付金の第1次分、1兆円の枠の分でございますけれども、大野城市に交付限度額が約2億6,700万円と内示が出ております。それと、今回の6月補正での事業の変更、中止による減額分で、約4,000万円を計上させていただいております。そちらを合わせますと、約3億700万円。あとは、今の国会で決まると思いますけれども、2兆円の
臨時創生交付金の分がございます。そちらにつきましては、大野城市のほうに幾ら入るという内定額はまだ提示されてきておりません。一応そちらのほうは全て充当する予定にしております。
それから、今回は間に合わなかったんですけれども、9月議会で今回の4,000万円以外で事業の見直し、削減等によって、今回の額をはるかに超えると申しましょうか、ちょっと桁が違うんですけれども、それだけの削減額を上程することを現時点で予定しております。以上でございます。
10: ◯委員(山上高昭) 繰り返しになって申し訳ないですが、今いろんな形を削減等して見込まれる令和2年度末の残高はどれぐらいになると考えているんですか。
11:
◯財政課長(原田知弘) もろもろ足して、それから令和元年度分の決算によって生じる剰余金等もございますので、あくまでも試算でございますが、恐らく20億円から25億円の範囲ぐらいまでには戻るのではないかと現時点では試算しております。以上でございます。
12: ◯委員(山上高昭) もう1点、
財政調整基金が随分少なくなっているということですけれども、
公共施設整備とか、決算の中で出てくるのは
財政調整基金、減債基金と目的のある基金という形になっていますが、目的のある基金が物すごく増えているような気がするんですけれども。それは財調との関係とかというのがありますか。
13:
◯財政課長(原田知弘) ほかに、
公共施設整備基金であるとか、
国際交流基金とかいろいろありますけれども、
公共施設整備基金以外の部分であれば、例えば
国際交流基金であると中学生交流の翼とか、そういう国際交流に使うものと限定されておりますので、ただそこまで枠がたくさん膨らんでいるというイメージはないんですけれども、
公共施設整備基金につきましては、今後の施設整備等に使うお金ということで、財調とは別にキープしておりますので、財調への影響は直接的にはないかと思います。
14: ◯委員(山上高昭) 減債基金とか
財政調整基金をそちらの目的のある基金に付け替えている作業をされているというわけではないということですね。
15:
◯財政課長(原田知弘) それはございません。以上です。
16: ◯委員長(関井利夫) ほかにありますか。
〔「なし」の声あり〕
17: ◯委員長(関井利夫)
財政課所管分の説明を引き続きお願いいたします。
18:
◯財政課長(原田知弘) それでは、
財政課所管分についてご説明いたします。
まず、歳入でございます。
予算に関する説明書の8ページ、9ページをお願いいたします。
上から二つ目の枠、19款2項1目
基金繰入金におきまして、今回の補正予算の財源として1節
財政調整基金繰入金を10億7,202万4,000円追加するものでございます。
次に、
債務負担行為についてご説明いたします。
予算書は3ページでございますけれども、お配りしております資料の右下に2ページと振っております
債務負担行為補正一覧を使ってご説明させていただきます。
四つ上げておりますけれども、1番から3番までが、令和2年3月に春日・大野城・
那珂川消防組合が事業費の財源として借り入れた地方債の
元利償還金につきまして、分担金として負担するものでございます。これは、
科学消防ポンプ自動車を1台、救急自動車を2台購入するためなどの事業費として借り入れられたものでございます。
期間はそれぞれ令和3年度から令和6年度まで、限度額は1番の
一般単独事業債が1,979万9,000円、2番の
施設整備事業債が1,240万2,000円、3番の緊急防災・減災事業債が1,399万7,000円でございます。
4番が、令和2年3月に
大野城太宰府環境施設組合が事業費の財源として借り入れた地方債の
元利償還金につきまして、分担金として負担するものでございます。これは、
ストックヤード、運び込まれた材木等を保管しておくための施設でございますが、そちらを整備するための事業費として、
一般廃棄物処理事業債を借り入れたものでございます。
期間は令和3年度から令和11年度まで、限度額は396万9,000円でございます。
それぞれの年度別の限度額につきましては、表に記載のとおりでございます。
財政課所管分は以上でございます。
19: ◯委員長(関井利夫) 説明を頂きました。質疑をお受けします。
20: ◯委員(原田真光) 1点確認ですけれども、こちらの
債務負担行為の金額は各構成市で案分するとありますが、人口比でよろしいんでしょうか。
21:
◯財政課長(原田知弘) まず、春日・大野城・
那珂川消防組合のほうでございますが、負担割合でございます。まず25%を均等割、70%を人口割、5%を面積割でございます。
それから、
大野城太宰府環境施設組合でございますが、こちらは協定によりまして30%を均等割、70%を人口割というふうになっております。以上でございます。
22: ◯委員長(関井利夫) ほかにありますか。
〔「なし」の声あり〕
23: ◯委員長(関井利夫) ないようです。
財政課所管分の質疑を終わります。
続いて、心の
ふるさと館運営課の審査を行います。
24: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) それでは、心の
ふるさと館運営課所管分についてご説明いたします。
まず、歳出予算の補正からご説明いたします。
予算に関する説明書、10ページ、11ページをお願いいたします。一番上の表になります。
2款1項16目心の
ふるさと館管理運営費でございます。なお、今回の補正については、全て先般からの
新型コロナウイルス感染症の影響により、大野城心の
ふるさと館の臨時休館、及び今年度春と夏に予定しておりました特別展を中止したことに伴う減額補正となっております。
まず、1節報酬において、42万8,000円を減額するものでございます。こちらは、夏休み期間に合わせ実施予定しておりました特別展の中止等により、集客が多く見込まれる同期間に予定しておりました
パートタイム会計年度任用職員の2名の雇用を中止したことに伴い、減額をするものでございます。
次に、7節報償費において、28万7,000円を減額するものでございます。こちらは、本年度4月から5月にかけての臨時休館に伴い、同期間中に活動を行う予定であった
本館ボランティアスタッフ、ここふるサポーターの
活動費相当額を減額するものでございます。
次に、8節旅費において、51万8,000円を減額するものでございます。こちらは、先ほどご説明いたしました
パートタイム会計年度任用職員2名分の
通勤費相当額の減、及び中止といたしました特別展に係る借用先との協議、借用、返却に伴う職員旅費を減額するものでございます。
次に、10節需用費において、21万7,000円を減額するものでございます。こちらは、臨時休館に伴いまして、同期間に実施を予定しておりました事業に係る消耗品費、食糧費及び電気使用料の減に伴う相当額を減額するものでございます。
次に、12節委託料において、1,793万7,000円を減額するものでございます。こちらは、春及び夏の特別展を中止したことに伴う執行残額及び不用額を減額するものでございます。
最後に、13節使用料及び賃借料において、132万円を減額するものでございます。こちらは、今回の
新型コロナウイルス感染症の影響により、本年6月に予定しておりました市内小学校の心の
ふるさと館来館による
教育普及事業でございます
学校連携事業が中止になったことに伴い、当該期間の本事業にて発注予定でございましたバス賃借料が不要となったため、その相当額を減額するものでございます。
以上が歳出予算の補正の内容となります。
引き続き、歳入予算の補正についてご説明いたします。
予算に関する説明書、8ページ、9ページをお願いいたします。
ページ中段の21款5項3目雑入において、大野城心の
ふるさと館企画展事業収入を140万8,000円減額するものでございます。これは、今年度春と夏に予定しておりました特別展を中止したことに伴い、同事業の観覧料及び関連事業の参加料、並びに
企画展グッズ収入として計上しておりましたものを減額補正するものでございます。
以上で、心の
ふるさと館運営課所管分の説明を終わります。
25: ◯委員長(関井利夫) 説明が終わりましたので質疑をお受けします。質疑はありませんか。
26: ◯委員(福澤信光) 春と夏の特別展を中止したことにより、パートの方とかの減給がありますけれども、このパートの方たちは、それから先、また同じ方が勤務されるんですか。
27: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) 今回、減額をさせていただいた分につきましては、7月と8月に2か月間の
パートタイムということで雇用を行う予定だった方の分になりますので、現時点で
ふるさと館のほうで雇用を行っている方ではありません。今後、新規で雇用を行う予定であったんですけれども、先ほど申し上げた理由によりこの分の雇用を中止したということでございます。以上です。
28: ◯委員(福澤信光) では、7月、8月に雇用を行う予定の方というのは、今後雇用される見込みがあるんですか。
29: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) この2か月分につきましては、先ほど申し上げたように、繁忙期となる見込みでございました7月、8月に新規で雇用する予定でございましたので、現状からいきますと、この2か月分の雇用については本年度は予定がないということになります。以上です。
30: ◯委員(福澤信光) あと、春と夏の特別展の中止でこの減額補正が出ていますけれども、今後の企画展等々で今、影響が出ているところはあるんですか。
31: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) 今年度の予定といたしましては、特別展を冬にもう1本予定がございます。こちらにつきましては、現状では当初の予定どおり実施しようと考えているところです。以上です。
32: ◯委員長(関井利夫) よろしいですか。
33: ◯委員(福澤信光) はい。
34: ◯委員長(関井利夫) ほかにありませんでしょうか。
35: ◯委員(井上正則) 今の特別展の件ですけれども、今回計画していたのは次回に持ち越すんですか。
36: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) 今回、春に「歴史教科書でみる考古名品展」という特別展を予定しておりました。あと、夏には
九州大学総合研究博物館さんとの共同企画による特別展を予定しておりました。いずれにつきましても、現時点では次年度に持ち越す形で行いたいと考えております。ただ、夏の特別展につきましては、
九州大学総合研究博物館さんとの共同ということですので、先方の事情のほうもございますので、現在まだ協議を行っているところでございます。春の分につきましては、次年度の春に行いたいということで、今準備を進めているところです。以上です。
37: ◯委員(井上正則) それともう1点、キャンセルじゃないでしょうから違約金等々は発生しないんでしょうけれども、1年間延ばすということで違約金的な形というのは別に発生はしないんですね。
38: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) 違約金というのは、借用の相手先に関してということになりますかね。借用の相手先のほうへの何かしらの違約的な金額の支払い等は発生しません。以上です。
39: ◯委員長(関井利夫) ほか、ありませんでしょうか。
40: ◯委員(
松崎百合子) 先ほどありました2名のパートの方ですけれども、雇用を予定されていてこれがなくなったということで、何か補償とかそういうのはないんでしょうか。
41: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) 先ほども少しご説明させていただいたんですけれども、現時点でまだ今年度の7月、8月に雇用を行う予定であった方の採用試験等は行っていない状況でございます。ですので、特段、この2か月間雇用される方が決まっていたところを減額したという措置ではないので、補償等は発生しないということになります。以上です。
42: ◯委員(
松崎百合子) 分かりました。もう一つですが、年度を通して
ふるさと館を管理委託されていると思いますけれども、この休館の期間、委託料の減額とかいうものはないんでしょうか。
43: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) 休館期間中も各種委託のほうを行っておりますけれども、その分に必要な業務というのは行っていただいているところです。ただ、今回の
新型コロナウイルスに伴っての一部変更のほうは業務によっては発生するものがございます。そちらにつきましては、今回の補正のほうでは計上させていただいておりませんので、次回の9月のほうで計上させていただく予定としております。以上です。
44: ◯委員(福澤信光) 確認ですけれども、使用料で小中学校のを130万円減額しています。これは、何校分の減額になっているんですか。
45: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) 今回、先ほどご説明いたしましたとおり、6月に予定しておりました
学校連携事業に伴うバスの賃借料の減額を行っているんですけれども、この6月の期間にバスを使って来館予定だった学校は5校になります。バスの台数といたしましては、20台分ということになります。以上です。
46: ◯委員(福澤信光) まさしく今、自粛が明けても自粛ムードというか、できないと思うんですけれども、今後の授業の
カリキュラムとかで入っているところがあると思うんですよね。そこが今後
ふるさと館に来るようなことがあると思うんですけれども、その辺とこの6月に予定されて来れなかった5校の対応というのはどうするんですか。
47: ◯心の
ふるさと館運営課長(岩下剛司) この
学校連携事業につきましては、今回減額させていただいております6月のみではなく、後期にもバスでお越しいただくというところで当初の時点で計画を行っております。その後期の分につきましては、実際にバスに乗って生徒さんにこちらに来ていただくというような事業になりますので、今後の
新型コロナウイルスの感染状況等に応じて、当初の予定どおり実施するのかどうかという検討は必要かと思います。
あと、学校の
授業カリキュラム自体が、今回のコロナに伴う学校の臨時休業に伴いまして、大分タイトなスケジュールという形になっておりますけれども、各学校のほうから、もともと
ふるさと館に来て行う予定であった郷土学習を、例えば学校のほうにうちの職員が出向いて行っていただけないかというご要望があれば、こういった事態でございますので、今回の学校さんの要望に応じて、何とか郷土学習を学校でできる形であったりとか、その辺りは各学校とお話をさせていただきながら、補完のほうを行っていきたいと考えているところです。以上です。
48: ◯委員(福澤信光) はい、いいです。
49: ◯委員長(関井利夫) ほかにありませんでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
50: ◯委員長(関井利夫) ないようですので、心の
ふるさと館運営課所管分の質疑を終わります。
続いて、
こども未来課の審査を行います。
51:
◯こども未来課長(緒方一幹) それでは、
こども未来課分をご説明いたします。
まず、歳出からご説明します。
予算に関する説明書は、
一般会計補正予算の10ページ、11ページをご覧ください。
3款2項7目の青少年・児童育成費において、青少年・
児童育成事業費を758万6,000円減額します。これは、今回の
新型コロナウイルス感染症の影響により、中学生・高校生交流の翼事業と大野城市少年の船事業が中止になったことによるものです。
内訳は、8節の旅費を91万7,000円減額します。これは、それぞれの事業において職員が引率・随行するための旅費等です。また、18節の負担金補助及び交付金において、交流の翼事業と少年の船事業を実施する実行委員会への補助金をそれぞれ370万円と280万円減額いたします。さらに、少年の
船研修費助成金を16万9,000円減額しました。
次に、歳入の説明をいたします。
8ページ、9ページをご覧ください。
歳出の減額に伴って、19款2項1目の
基金繰入金における5節の
国際交流基金繰入金を445万9,000円減額いたします。
こども未来課分の説明は以上です。
52: ◯委員長(関井利夫) 説明が終わりました。質疑をお受けします。質疑はありませんか。
53: ◯委員(
松崎百合子) コロナによって中止というのは残念なことですけれども、高校生交流の翼は
例年オーストラリアの予定でしたけれども、今年の計画はどんなものだったんでしょうか。
54:
◯こども未来課長(緒方一幹) 毎年
オーストラリアに行っておりますけれども、今年も例年と同じように
オーストラリア9泊10日で、8月の夏休みに本研修ということでシドニーのキャッスルヒル・ハイスクールに行って、一般家庭に7泊のホームステイを行うという予定にしておりました。
55: ◯委員(
松崎百合子) もう1点ですが、例年定員は何名でしたでしょうか。
56:
◯こども未来課長(緒方一幹) 14名の定員としております。
57: ◯委員長(関井利夫) ほかはありますでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
58: ◯委員長(関井利夫) ないようです。
こども未来課所管分の質疑を終わります。
暫時休憩します。
(休憩 午前10時27分)
(再開 午前10時28分)
59: ◯委員長(関井利夫) それでは、再開します。
続いて、
長寿支援課所管分の審査を行います。
長寿支援課、説明をお願いいたします。
60:
◯長寿支援課長(関戸哲二) それでは、
長寿支援課所管分を説明します。
予算に関する説明書の10ページ、11ページをお願いいたします。中段になります。
今回の補正は、毎年9月に各区の役員さんなどが75歳以上の高齢者の自宅を訪問し、手渡しでお渡ししていただいている敬老祝い金や祝い品の支給について、
新型コロナウイルス感染防止のため、口座振込や郵送に変更するための経費を追加するものです。なお、対象者は約1万1,000人となっております。
3款民生費の1項5目老人福祉費におきまして、10節需用費では、口座振込に必要な口座情報を取得するための文書等の消耗品、封筒代として41万円を追加するものです。また、11節役務費では、
口座照会通知文書の郵送料及び
返信用封筒の郵送料として324万4,000円を追加するものです。12節委託料では、当初、手渡しのため計上しておりました祝い金の袋詰め作業が必要なくなることから、委託料51万6,000円を減額するものです。説明は以上です。
61: ◯委員長(関井利夫) 説明が終わりました。質疑をお受けします。
62: ◯委員(福澤信光) これは祝い金が結局郵送ということになると思うんですけれども、祝い金額は変わらないんでしょう。
63:
◯長寿支援課長(関戸哲二)
祝い金額自体には変更はありません。
64: ◯委員(福澤信光) あと、祝い品とありますけれども、各区で多分ご用意されるものだと思うんですが、市が用意するんですか。
65:
◯長寿支援課長(関戸哲二) 市で用意する祝い品につきましては、88歳の米寿の方、それから新100歳の方、それから101歳以上の方の祝い品を市のほうで準備することになります。
66: ◯委員(福澤信光) その役務費で324万円上がっているのが
返信用封筒とありますけれども、これはどっちに使うものですか。
67:
◯長寿支援課長(関戸哲二)
返信用封筒につきましては、一度、口座を教えてくださいという通知をお出ししまして、そこに口座を記入していただきまして、それを送り返していただく祝い金に係る返送代となります。
68: ◯委員(福澤信光) はい、分かりました。
69: ◯委員長(関井利夫) ほかにありますか。
70: ◯委員(山上高昭) この敬老祝い金、祝い品というのは、非常に配る方の負担が大きいということが今まで言われておりました。今年はないということですけれども、来年からはどういうふうにされるのか、計画はありますか。
71:
◯長寿支援課長(関戸哲二) この祝い金の事業につきましては、配る方の負担等はございますが、市のほうでは対面で感謝の意を添えていただいてお渡しすることを大事にしてきた事業でございまして、今年度に限りやむを得ない苦渋の判断で口座振込とさせていただきます。来年度以降につきましては、やはり手渡しという部分については方針は変わりなく、来年度は区のほうにお願いしようと思っております。
72: ◯委員長(関井利夫) ほかはありませんでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
73: ◯委員長(関井利夫) ないようですので、
長寿支援課所管分の質疑を終わります。
続いて、安全安心課所管分の審査を行います。
74: ◯安全安心課長(光野直隆) それでは、安全安心課所管分の補正予算についてご説明をいたします。
予算に関する説明書の10ページ、11ページをお願いいたします。
歳出予算9款1項2目、一番下の欄になりますけれども、非常備消防費の消防団費につきまして、1,206万6,000円を減額するものでございます。これは、消防団が出場を予定しておりました筑紫地区操法大会及び県の操法大会について、
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から大会が中止となったため、支出が不要となったものでございます。
内訳といたしましては、操法大会及びその訓練に参加する出動費であります8節の旅費968万3,000円と、13節の操法訓練用の施設使用料48万3,000円、また18節の操法大会出場実行委員会助成金190万円をそれぞれ減額するものでございます。以上で説明を終わります。
75: ◯委員長(関井利夫) 説明が終わりました。質疑をお受けします。
76: ◯委員(福澤信光) 幻の優勝に終わった第三分団、本部分団に、本当に心から同情ではないけれども、残念だなと思います。大野城市大会というのは、安全安心課の方は分かっていると思いますが、本当に激戦の中どこが勝つか分からないというところで、今回やっと優勝をつかんだこの2チームは、次の地区大会、県大会に行くためには、もう一回市大会で戦って優勝しなくてはいけないという、リセットされるということでいいんですか。
77: ◯安全安心課長(光野直隆) 委員のおっしゃったとおり、激戦の中、二つの分団が頑張って勝ち取った優勝なんですけれども、次の市大会を開催するのか、またその次の年の地区大会にどういうふうに選出するのかについては、今後、団幹部のほうと協議しながら決定していきたいと考えているところでございます。現在のところ、どうするかというのはまだ白紙の状態でございます。
78: ◯委員(福澤信光) そうなんですね、分かりました。
79: ◯委員長(関井利夫) よろしいですか。
80: ◯委員(山上高昭) 関連ですけれども、今年の地区大会以降が来年行われるわけではないということですね。来年また市大会があるという理解でいいんですか。
81: ◯安全安心課長(光野直隆) 今年の筑紫地区大会、県大会については中止という連絡を受けていますので、今のところ、また来年は市大会を開催したいと考えているところでございます。以上です。
82: ◯委員(福澤信光) 今、市大会を開催されると言われましたけれども、ということは、やっぱり検討する余地がないということになってくると思うんですが。市大会をしたら、優勝したチームが地区大会、県大会に行かれると思うんですけれども。
83: ◯安全安心課長(光野直隆) 今のところ、市大会を開催したいということで、するとはまだ決定していませんけれども、基本的には市大会を開催していきたいと考えておりますので、実際その大会を開催するか、またその上の大会の筑紫地区大会の選出については、先ほど申しましたように団幹部と協議をさせていただいて進めていきたいと考えています。
84: ◯委員長(関井利夫) よろしいですか。
85: ◯委員(福澤信光) はい。
86: ◯委員長(関井利夫) ほかはありますでしょうか。
87: ◯委員(中村真一) 今のことに関連することですけれども、大野城市はそういったことでまだはっきり決まっていないということですが、福岡県内のほかの地区ももちろん同じようなことがあると思いますが、まだほかの地区も分かっていないということですか。ほかの地区の状況を見て大野城市も決められるということですか。
88: ◯安全安心課長(光野直隆) 現在のところ、県内のほかの地区の状況は把握をしておりません。選出方法については、その地区地区の方針がありますので、そこの地区で決定すべきことだと思いますけれども、大野城市の大会の選出についてはまだ決まっておりませんし、最低でも筑紫地区の動向等は調査して、団幹部と協議しながら進めていきたいと考えておるところでございます。
89: ◯委員長(関井利夫) ほか、ありますか。
〔「なし」の声あり〕
90: ◯委員長(関井利夫) ないようですので、安全安心課所管分の質疑を終わります。
暫時休憩します。
(休憩 午前10時38分)
(再開 午前10時39分)
91: ◯委員長(関井利夫) それでは、再開します。
続きまして、教育振興課所管分の審査を行います。
92: ◯教育振興課長(千葉 太) それでは、教育振興課所管分についてご説明をいたします。
まず、歳出予算の補正についてご説明をいたします。
予算に関する説明書、12ページ、13ページをお願いいたします。
教育振興課所管分の補正予算につきましては、国のGIGAスクール構想、これはSociety5.0という新たな時代を担う人材の教育として、学校における無線ネットワーク環境の整備や、全学年の児童・生徒一人一人が端末を十分に活用できる環境の実現を目指すものであり、その方針に基づき、小中学校の情報化機器の整備を行うための費用を追加するものです。
10款2項は小学校、10款3項は中学校に係る経費となります。
10款2項1目小学校管理費の教育事務費におきまして、12節委託料に1億9,800万円を追加します。これは、小学校の児童1人1台端末を前提とした環境整備としまして、小学校10校に校内無線ネットワークを整備する費用です。
次に、10款2項2目小学校教育振興費の小学校教育推進費です。順番が前後しますが、17節備品購入費に6億5,940万円を追加します。これは、学習者用タブレット端末を児童用として1人に1台分、そして指導者用タブレット端末を教師用として各学級に1台分購入する費用です。また、画像や動画がはっきりと大きく見えるという視覚的効果により、学習意欲の向上と分かりやすい授業への改善を図るための大型提示装置、これは大型のモニターになりますが、これを学級と特別教室に各1台分購入する費用になります。
12節委託料には、タブレット端末を充電して保管するキャビネットの設置費用、また、購入したタブレット端末や大型提示装置を校内ネットワークに接続するための環境設定費用としまして、1億5,787万2,000円を追加しております。
13節使用料及び賃借料には、小学校の指導者用デジタル教科書5教科分、これは国語、算数、理科、社会、外国語の導入費用としまして1,550万円を追加しております。
次に、10款3項1目中学校管理費の教育事務費におきまして、12節委託料に9,900万円を追加します。これは、小学校と同様に中学校の生徒1人1台端末を前提とした環境整備としまして、中学校5校に校内無線ネットワークを整備する費用です。
次に、10款3項2目中学校教育振興費の中学校教育推進費です。
12節委託料に6,932万1,000円、17節備品購入費に2億9,454万4,000円を追加します。これも、整備台数については小学校と同様の考え方になりますが、学習者用タブレット端末、指導者用タブレット端末、大型提示装置、充電保管庫を整備するための費用となります。
なお、中学校は新学習指導要領の実施が令和3年度からとなっていることから、デジタル教科書の導入費用は今回計上しておりません。
次に、歳入予算の補正についてご説明いたします。
戻りまして8ページ、9ページをお願いいたします。
一番上の15款2項6目の教育費国庫補助金の1節教育振興費補助金に3億3,721万円を追加するものです。公立学校情報機器整備費補助金は、児童・生徒用のタブレット端末購入費用に対する補助金で2億7,846万円、また、公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金は、校内無線ネットワークを整備する費用に対する補助金で5,875万円を計上しております。
また、一番下の22款1項4目の教育債の1節教育債に5,280万円を追加しております。これは、校内無線ネットワーク整備に対する起債となります。
最後に、地方債の補正についてご説明いたします。
ページ戻りまして、4ページをお願いいたします。
第3表、地方債補正です。
先ほどご説明いたしました小中学校の校内無線ネットワーク整備に当たり起債をしますので、小学校通信ネットワーク整備事業債として3,600万円、中学校通信ネットワーク整備事業債として1,680万円の地方債限度額を追加するものです。以上で、教育振興課分の説明を終わります。
93: ◯委員長(関井利夫) 説明が終わりました。質疑をお受けします。
94: ◯委員(中村真一) 今回のタブレットの機器と大型提示装置、ネットワークの整備とかは、いつ行われる予定で、機器はいつ納品される予定ですか。
95: ◯教育振興課長(千葉 太) 今回、タブレット端末と充電保管庫、ネットワーク工事、大型提示装置、デジタル教科書とありますけれども、補正予算の議決を頂きまして、できるだけ早急に契約事務手続に移りたいと思っております。
タブレット端末等につきましては、GIGAスクール構想が日本全国行われておりますので、少し納品が遅れるのではないかと思っておりますが、今年度中の導入に向けて進めていきたいと思います。
また、大型提示装置とデジタル教科書につきましては、タブレット等よりも早く納品ができる見込みとなっておりますので、急ぎ契約事務は進めていきたいと思っております。以上です。
96: ◯委員(中村真一) 今の説明からいくと、できるだけ早くということで、時期はまだはっきりしていないということでよろしいですか。
97: ◯教育振興課長(千葉 太) 予算の議決を頂きまして、今後仕様の内容等を詰めていきますけれども、遅くとも入札を9月までには終えたいと考えております。
98: ◯委員(山上高昭) 今回の学校で使うICT関係は、近隣の自治体でいろいろ上がっていますけれども、どこも3億円とか4億円ぐらいの金額なんですね。大野城市の場合は、10億円を超える大きな予算が上がっていますが、その違いは何かありますか。
99: ◯教育振興課長(千葉 太) 大野城市が金額が大きくなった理由ですけれども、まず、タブレット端末の単価につきまして、他の筑紫地区の自治体よりも少し高く見積もっております。また、他市につきましては、大型提示装置の補正は上げておりません。デジタル教科書についても同じです。また、ネットワークの整備につきましては、大野城市は平成26年度以降に校内のネットワークの整備を終えております。ちょうど5年を経過しまして、今回更新という時期になっておりますので、大幅な整備をしたいと思っておりますので、ネットワークの整備費用についても額が大きくなっております。以上です。
100: ◯委員(山上高昭) 今の大型提示装置は具体的にどんなものか教えてもらっていいですか。
101: ◯教育振興課長(千葉 太) 今、小中学校の各教室には、42型のつり天井のいわゆるデジタルテレビがついている状況ですけれども、後ろの席からではかなり見にくいのが現状になっております。今回は65型以上ということで、設置の方法については、中学校と小学校で教室の広さとか、いろいろ考慮して検討を進めないといけないと思っていますが、65型以上の大きなテレビモニターで見やすいものを導入したいと考えております。
102: ◯委員(山上高昭) タブレットについて具体的にお伺いしたいんですが、これはまず基本ソフトは何でしょうか。
103: ◯教育振興課長(千葉 太) OSですけれども、今はWindowsとChromebook、iPadの3種類で検討をしております。筑紫地区の動向もありますので、OSにつきましては今後検討して決めていきたいと思っております。以上です。
104: ◯委員(山上高昭) 大野城市の場合は、大型キャビネット充電器ということで、一クラス30人以上の子どもたちの充電器を用意すると電源もすごくかかると思いますが、この費用は大体どれぐらいを見積もっているんですか。
105: ◯教育振興課長(千葉 太) 電気代という意味でしょうか。
106: ◯委員(山上高昭) イニシャル。
107: ◯教育振興課長(千葉 太) 電源キャビネットを導入したら、やはりその後もちろん充電をしますので、電気代はかかってくるかと思っております。今現在、どれぐらい電気代がかかってくるかというのは今後調査して調べていきたいと思っております。
108: ◯委員(山上高昭) いや、設置に係る、イニシャル。ランニングではなくてイニシャルです。
109: ◯教育振興課長(千葉 太) 導入ですね。今回、充電保管庫のイニシャルコストということで、今回の補正予算に上程させていただいている金額ですけれども、小中学校合わせて351台で計算をさせていただいております。費用としましては、1億1,688万3,000円を計上させていただいております。以上です。
110: ◯委員(山上高昭) その351台というのは、キャビネットの台数ということでいいんですか。
111: ◯教育振興課長(千葉 太) 各教室と職員室に各1台ずつということで見積もっております。以上です。
112: ◯委員(山上高昭) 繰り返しになりますけれども、キャビネットの中に30台なり40台のタブレットが納められるということでしょうか。
113: ◯教育振興課長(千葉 太) はい、そういうことになります。
114: ◯委員(山上高昭) 機種についてはこれから仕様を決められるということですけれども、タブレットのOSによっては電池のもちが全然違うと思うんですね。使っているときに充電が切れるとか、コンセントを差していないと動かないということがあるかと思うんですけれども、そういった形を想定した電源の設置は考えてあるんですか。
115: ◯教育振興課長(千葉 太) 充電は少なくとも8時間から10時間もつような機種を選定いたします。子どもたちが帰った後に充電できるような形で、また次の日には使えるような形でしていきたいと考えております。
116: ◯委員(福澤信光) 貴重なお金で大きな事業をするのは非常に、これはいいことだと思うんですけれども、何点か確認したいのは、このタブレットの使用場所は学校のみですか。
117: ◯教育振興課長(千葉 太) 現時点では、基本的に学校教育の中で活用していってもらうという考え方ですので、学校内で使うことを前提としております。ただし、今回コロナの関係で、家庭におけるオンライン教育が見直されてきておりますが、もしコロナの第2波が来た場合に、家庭にオンライン環境がない児童に対しては、持ち帰って使えるような形で検討をしていきたいと考えております。以上です。
118: ◯委員(福澤信光) パソコンとかタブレットというのが、先ほど十分に活用できるような形でとおっしゃいましたけれども、実は内閣府のデータによると、家族と一緒にパソコンとかそういった機器を使っている小学生は今6割、中学生は7割とざっと計算されています。本市でもやっぱり少なからず、パソコンやタブレットに触れたことがない児童・生徒もいると思うんですね。同じお金をかけてみんなが活用できるように十分にこうしてほしいという願いがあって導入しますけれども、最初の差があると思うんですよ。ここの差はどういうふうに埋めていくんですか。
119: ◯教育振興課長(千葉 太) 今現在は、各学校のコンピューター教室に40台ずつのタブレットパソコンがあるような状況でして、パソコンを使う授業もあっておりますので、そういった形で今までも子どもたちがパソコンを使って授業を進めるということは経験しているかと思います。
今後は、1人1台いつでも使えるような環境になってまいりますので、学校任せではなく、教育委員会と学校とでしっかり連携して、子どもたちがパソコンを活用できるように考えていきたいと思っております。
120: ◯委員(福澤信光) パソコンを使う授業が確かにあるとは思うんですけれども、学年によって違うと思うんです。その辺もやっぱり全児童・生徒になったら、幼稚園、保育園から上がった1年生をはじめ、6年生、中学1年生、3年生、それぞれの感じも違うと思うんですけれども、その辺で指導法というのは教育振興課と一緒に協力して行っていくということでいいでしょうか。
121: ◯教育振興課長(千葉 太) 小学校でも1年生から6年生までで、かなりパソコンを使える技術的なものが違うかと思っております。今回導入するタブレットにつきましては、キーボードも使えるような形で考えておりますので、中学年以上になりますとキーボードの操作も必要になってくるかと思いますので、その学年に見合った形で子どもたちが使えるように、今後、教育委員会と先生たちと協力して、十分な活用ができるように頑張っていきたいと思っています。
122: ◯委員(神田徳良) Wi‐Fiの環境ですけれども、各教室、職員室は入るんでしょうけれども、あと体育館とかも入るようになるんですか。
123: ◯教育振興課長(千葉 太) 基本的に普通教室と特別教室と職員室に設置をするように考えております。体育館におけるWi‐Fiも想定して、今回補正のほうに上げさせていただいております。
124: ◯委員(神田徳良) あと、インターネットの通信費が毎月かかると思うんですけれども、それはこれから先もずっと補正していくということですか。
125: ◯教育振興課長(千葉 太) 令和元年度にコンピューター教室を整備しまして、タブレットを40台ずつ配備しました。その際にも、コンピューターが通信できるような契約をしておりますので、今回新たに導入することで新たな経費が発生するわけではありません。
126: ◯委員(神田徳良) それと、今後、導入されてから一斉に使うこともあると思うんですけれども、そういった場合、Wi‐Fiがつながりにくくなるようなことへの対応とかはどうなっていますか。
127: ◯教育振興課長(千葉 太) 今現在、大野城市は平成26年度から校内の無線LANの工事を終えておりまして、それは二教室に一つぐらいのアクセスポイントしかありませんでしたが、今回は全児童・生徒が一斉に使うことも想定して、各教室で使える無線環境に耐えられるような整備をしていきたいと考えております。
128: ◯委員(神田徳良) 先ほど、今回のコロナみたいに自宅ですることがあった場合、貸出しをするということですけれども、Wi‐Fi環境についても貸出しをするようなことを考えていらっしゃるんでしょうか。
129: ◯教育振興課長(千葉 太) 今回、家庭用の通信費用につきましては、補正予算では上げてはおりません。今後、家庭内にWi‐Fi環境がない子どももいらっしゃるかと思いますので、その子たちも平等に教育を受けられるような形でしていかないととは思っておりますので、検討を進めていきたいと思っております。
130: ◯委員(井上正則) 財源の件で、15億円弱が全体にかかっておりまして、財調を使うのが10億7,200万円増ですね。最終的に交付税措置をされてくるんでしょうけれども、どのくらいと見てありますか。
131:
◯財政課長(原田知弘) 交付税措置ということでございます。財調と国の補助金、それから起債を借りることになっておりますけれども、起債の分について交付税措置されることにはなっているんですけれども、パーセンテージについて調べてきておりませんでしたので……。
132: ◯委員(井上正則) パーセンテージは後でいいんですけれども、パーセンテージが決まった後の10億7,000万円の分で、その手当以外の分を基金として活用していくということになってくるんですかね。
133:
◯財政課長(原田知弘) そうですね。それと、今、
地方創生臨時交付金2億6,000万円が第1次で入って、第2次に入るのはまだ決まっておりませんけれども、そちらのほうを何に使うかという計画書を国のほうに第1次分として自治戦略課のほうから提出しております。第2次の額が提示されますから、また新たなメニューを足していく形になるんですけれども、一応
地方創生臨時交付金の分は、このタブレットの中に充当していきたいと考えておりますので、現時点であくまでもこの10億円というのは、金額がはっきり分かってお金が入ってくるまでの仮の財源と考えてもらって構いません。以上です。
134: ◯委員(井上正則) 先ほど、タブレットの端末代を高く見積もっているというお話がありましたけれども、国からは基本的に4万5,000円で試算が来ていると思うんですね。一つはその件と、もう一つが、当初GIGAスクールでの国の方針としては、リースを推奨してあったと思うんですね。5年リース等々ですね。こちらは今回、買い取るということでしょう。5年後というのは当然性能も上がってきておりましょうから、買い取った場合、月日がたったときに財源措置ができるかということもあって、リースのほうがいいのではないかという国の方向性があったと聞いておるんですけれども。
今言ったような、4万5,000円と試算されている分より高く見積もっているのが一つと、あとリースではなく買取りという形でのことをお聞かせ願いたいと思います。
135: ◯教育振興課長(千葉 太) 今回、財源を考える上で、購入かリースかということで検討をいたしました。リースであれば、もちろん費用の平準化を図れますが、その分リース費用がかかってまいりますので、そこら辺も考えまして最終的には購入ということで判断をさせていただきました。
136: ◯委員(井上正則) あと、4万5,000円という形の一つの国からの試算だったでしょう。それより高めに見積もっているのはどういった意味合いですか。
137: ◯教育振興課長(千葉 太) 国が定額4万5,000円の補助をすると言っておりますけれども、その4万5,000円はほぼタブレット本体代ということになっております。タブレット本体だけでは活用ができませんので、学習支援ソフトを入れたり、学校内のネットワークに接続する設定費用等を含めまして、9万円という形で単価を設定させていただいております。以上です。
138: ◯委員(井上正則) 私は今、リースであれば、逆に、平準化ができるから、財政的な形は試算しやすいんじゃなかろうかと思うんですけれども、これは何年間でこれを償却していくかというのは、まだ分からないんでしょうけれども。一時的にまた、買取りであれば、次の買換えのときにまた大きな予算化をしなくちゃいかんでしょうけれども。そういった財政の平準化から見たときには、どうなんですか、リースのほうが、新機種にもなってきましょうし、財政的にも非常に試算がしやすいんじゃなかろうかと思いますが、どうでしょう。
139: ◯教育振興課長(千葉 太) 委員がおっしゃるように、リースであれば平らに年々費用を投入できますので、1年にかかる経費は少ないということで単年度の財源の確保はしやすいかと思いますが、5年間のトータルで見ますと、何千万円というリース代がかかってまいりますので、そこを比較検討いたしまして、最終的に購入ということで検討をさせていただきました。
140: ◯委員長(関井利夫) よろしいですか。ほか、ありますか。
141: ◯委員(原田真光) 各学校にタブレットの予備というのは考えられていますか。タブレットの予備を配備することは考えられていますか。
142: ◯教育振興課長(千葉 太) 今回は、児童・生徒に1人1台行き渡る数ぴったりということで購入させていただいております。それぞれの児童・生徒の専用機ではございませんので、学校全体が一斉にタブレットを全学年使うというのは、なかなかそうもないかなと考えておりますので、今回は予備は含めてはおりません。以上です。
143: ◯委員(原田真光) でしたら、故障が発生した場合は、使っていないところから借りるわけでしょうか。
144: ◯教育振興課長(千葉 太) はい、そういうことになります。
145: ◯委員(原田真光) もう1点、子どもたちが使うことで、備付けのパソコンは高額ですけれども物理的に壊れるということはなかなか考えられないと思うんですが、今回のタブレットは持ち運びができますし、落としたりして画面が見えなくなったり、割れたりといったことも考えられると思うんですけれども、こういったことに対する保険や保証というのは考えられているんでしょうか。
146: ◯教育振興課長(千葉 太) タブレットを導入しております先進自治体によりますと、結構な頻度で事故的な壊れ方をしているという報告があっております。今回の補正予算の9万円の中には、保証代も含めて計上させていただいておりますが、今後、実際機種の選定に当たりましては、どういった内容がいいのかも検討はしていきたいと思います。
147: ◯委員長(関井利夫) ほかにありますか。
148: ◯委員(関岡俊実) タブレットの耐用年数を教えてください。
それと、耐用年数次第では、また換えるときには、小中学校全校の分を換えていく形になるんですよね。そのときにはこのような費用がまたかかってくるんですが、その際に国は何か対応していただけるのか、その見通しは立っているんでしょうか。
149: ◯教育振興課長(千葉 太) まず、耐用年数ですけれども、標準的な耐用年数は約5年ということになっております。ということは、5年後にまた買換えの時期が来るわけで、膨大な費用がかかるかと思います。
今回は、国のGIGAスクール構想で国が一部補助をしておりますが、次回の更新の際はそういった補助金があるかどうかというのは分かりませんので、将来的な財源の確保につきましては、その導入の方法が将来的には保護者負担とかいうのも出てくるのかなということでイメージはしております。
150: ◯委員(関岡俊実) ちょっと保護者負担はないでしょう。
そうなると、5年後以降は単費で支出していかないといけないという可能性が強いんですよね。この同じ額程度が出てくるということですよね。そのような確認でいいですか。
151: ◯教育振興課長(千葉 太) 5年後にこういった補助金があるかどうかは分かりませんので、単費で更新をしないといけない可能性が高いかなと思っております。
152: ◯委員(山上高昭) 今、パソコン教室に備え付けてあるパソコンについて教えてください。どういったものであるとかということですね。
153: ◯教育振興課長(千葉 太) 現在のコンピューター教室の機器ですけれども、令和元年度にもともとデスクトップ型パソコンでありましたが、それを
タブレット型パソコンに変更しております。その
タブレット型パソコンにつきましては、キーボードとタブレットが外れるような形で、キーボードを操作したいときは普通のノートパソコンみたいな形になっておりますし、例えば外に持ち出して写真を撮りに行ったりするときには、キーボードが外れるような機種になっております。
154: ◯委員(山上高昭) 基本ソフトは何が入っているんですか。
155: ◯教育振興課長(千葉 太) 基本ソフトはWindowsになっております。
156: ◯委員(山上高昭) Windows10のホームでしょうか。
157: ◯教育振興課長(千葉 太) そのとおりでございます。
158: ◯委員(山上高昭) メーカーは、ちなみにどちらでしょうか。
159: ◯教育振興課長(千葉 太) NECになっております。
160: ◯委員(山上高昭) 金額は幾らでしょうか。
161: ◯委員長(関井利夫) では、後日調べてからということで。
162: ◯委員(山上高昭)
予算委員会でその導入が決まるとき、ソフトウエア等々、もろもろで20万円ほどの予算が組んであったような気がしたんですけれども、それに近いですか。もう感覚でいいです。
163: ◯教育振興課長(千葉 太) 正確な数字は申し訳ないんですけれども、20万円にはなっていないと思いますが、10万円は超えていると思います。
164: ◯委員(山上高昭) パソコン教室の導入に合わせたことを想定されているということになれば、さらに膨らむんじゃないかと思いますが、ちょっと初めに戻って恐縮なんですけれども、もう一回、機種の選定というのはどんなふうに考えてあるわけですか。数が増えれば安くなるという見込みなんでしょうか。一つ一つを高く見ているということだから、高く見積もっても、さらにパソコン教室に入っているもののほうがまだ高いということですよね。
165: ◯教育振興課長(千葉 太) 今回、国のGIGAスクール構想によりまして、タブレット端末が爆発的に発注が今後ある見込みですので、各メーカーが基本パッケージとしましてかなり格安にタブレット端末を出しているのもありますので、令和元年度に納品しましたタブレットの単価よりも間違いなく安く納入できるとは思っております。
166: ◯委員長(関井利夫) ほか、ありますか。
167: ◯委員(
松崎百合子) 今、パソコン教室のことがテーマになっていますが、パソコン教室は各担任がパソコンを使って指導されているんでしょうか。
168: ◯教育振興課長(千葉 太) 小学校はクラス担任が全教科を教えていますので、そのクラス担任がコンピューター教室でも授業を行っております。また、中学校につきましては、各教科制になっておりますので、それぞれの教科の先生がパソコンを使う授業をするときに、そのパソコン教室において教科の先生が授業を行うという形になっています。
169: ◯委員(
松崎百合子) このタブレットと新しいソフトの導入において、やはり先生たちが導入して活用するのに相当負担がかかってくるんじゃないかと思うんですけれども、委託料とかに先生たちが活用していくような研修とかいうものは入っているんでしょうか。
170: ◯教育振興課長(千葉 太) 今回の委託料の中に、先生方の研修費用等は含まれておりません。
171: ◯委員(
松崎百合子) 先生たちがうまく活用されて、子どもたちが使えるようにしていくというような見込みは、どのように考えていらっしゃるんでしょうか。
172: ◯教育振興課長(千葉 太) 今回、筑紫地区5市全てが6月までに全児童・生徒1人1台行き渡る分の整備費用を計上しておりますので、今回、筑紫地区全体の教員で、タブレット1人1台をどうやって活用していくのかというふうな研究会みたいなものを立ち上げていただくようにしております。
また、今現在、ICTサポートを委託しておりまして、ICTに関する相談を何でも受ける支援員を各学校に月2回ずつ派遣していますので、その中でこのタブレットの活用についても指導をしていけるような形で進めていきたいと考えております。
173: ◯委員(
松崎百合子) 個人によってパソコンが得意とか、そういう個性があると思うんですけれども、新しい機器なりを導入するとき、相当負担が先生たちにかかってきて、今、働き方改革で先生たちの負担を減らそうということでいろいろな努力がされていますけれども、ICTサポートということで支援員を配置されているということですが、そういう体制を整備するということのお考えはどうでしょうか。
174: ◯教育振興課長(千葉 太) ICTサポート支援員の派遣については、今後も継続してやっていきたいと思っております。また、教職員の負担ですけれども、今回こういったタブレットが入ることで、逆にタブレットを活用して大型提示装置にも提示することができます。そのデジタル教材については、大野城市は校務支援システムを入れておりますので、学校内はもちろんのこと、学校間でも教材を共有できますので、逆にそういった教材の共有をしてもらって職員の負担を減らすとか、今回デジタル教科書も入れますので、今現在、先生たちは、例えば教科書のこの図を大きくして紙に貼って見せたいと思うと、それを拡大コピーして黒板に貼ってやっていると聞いておりますが、そういった作業もなくなってきますので、ICT機器を使うことに慣れるまでは大変かもしれませんけれども、最終的には教職員の負担も軽減されると思っております。以上です。
175: ◯委員(
松崎百合子) 先生たちの負担軽減の上に、進めていただけたらと思います。
もう一つ、タブレットが児童・生徒に一人ずつ入るということですが、不登校の生徒たちがタブレットを使って支援を充実していく取組が各市町村で始まっておりますけれども、このタブレットを活用した不登校の子どもたちの支援とかはどのようにお考えでしょうか。
176: ◯教育振興課長(千葉 太) 不登校の支援につきましては、教育指導室を中心にやっていただいております。基本的には不登校の根本の理由を解決するのが一番かとは思いますが、解決するまでの間、教室の中に入れない子どももいらっしゃいますので、そういった子どもたちのためにオンラインを活用してやっていくことも検討が必要ではないかと感じております。以上です。
177: ◯委員(井上正則) 先ほどタブレットの耐用年数が5年ということで、今回はGIGAスクール構想で国からの手当があるんでしょうけれども、では5年後、なくなったから、先ほど親ですかみたいな話をされておりましたけれども、ではなくて、国には当然求めてはいくものの、ない場合を考えて基金をきちんとあてがっていかないと、校内LAN関係で今回も12億円ぐらいがタブレット関連になってくると思うんですね。これを一気に出す、リースはやらないということであれば、そういった基金を5年間でまた積み立てていくという考えはあるんですか。
178:
◯財政課長(原田知弘) 委員が言われることはごもっともな話でございます。仮に、国からの補助金がない場合は、当然市が単費で出す形になりますので、一度入れたものを五、六年後にやめますよとは非常に言いにくいということもございますので、当然、先を見据えながら
財政調整基金をためていっておかないと市の財政が破綻してしまいますので、その辺は庁内念頭に置いて、各課、節約とかコストカットに努めまして、ためていかなくてはいけないと。それを計画的に積み立てていくという形で財政のほうとしては考えております。
それからもう一つ、先ほどの交付税の話をよろしいでしょうか。国からのGIGAスクール構想の資料を読みますと、国庫補助を除いた分、起債の約60%が交付税措置されることになっております。以上です。
179: ◯委員(井上正則) そうであれば、今のこの10億7,000万円の財調の分、実数としてはどのくらいを賄えそうなんですか。全てが財調からの負担ですか。起債の60%でしょう。そういった形からすればどうなんですか。今起債されているのは5,280万円の分でしょう。財調の10億7,000万円というのは、手当はもうないということなんですか。
180:
◯財政課長(原田知弘) 先ほど少し申しましたが、
地方創生臨時交付金、ほかにもいろいろ5月議会からいろいろ支援策を出しておりますけれども、そちらに充てて残った金額という形で、このタブレットのほうに充てていくことになろうかとは思います。
ただ、あくまでも今回のコロナ関連の支援策で支出した分、その中の配分になりますので、今回財調で10億7,000万円という金額を充てることでしておりますけれども、この中から幾ら臨時交付金を充てますよというのは、この段階では非常に計算しにくいんですが、一応財源としてはもうそれしかございません。
ほかはもう、今回歳出を削減した分を4,000万円上げていますように、それから9月補正で上げていく計画をしておりますけれども、それで歳出を削減した分等々で賄っていくしかございません。以上でございます。
181: ◯委員(井上正則) 今回の文科省の打ち出しの中でも、この整備をしていく上で、手挙げ方式ということがどこかに載っておったんですね。手挙げ方式というのが今各自治体にどういう形で指示されておるか私は分からないんですけれども、こういったことは問いかけてあったんですか。
182: ◯教育振興課長(千葉 太) 補助金ですので、整備するしないの最終決定は各自治体にありますので、国なり県なりから補助金を申請しましたという調査が来まして、庁内で検討して申請をするような形で進めてきたところです。以上です。
183: ◯委員(福澤信光) 確認ですけれども、先ほど使用場所が学校内で、今後第2波、第3波があったときは持ち帰って自宅でもというところで、持ち帰ったら充電器がご家庭で必要になってくると思うんです。これは今回この補正に上がっているんですか。先ほど、壊れたときの保証代がタブレットの代金に入っているみたいだったので、どこかに持ち帰り用の充電器も今回の補正で上がっているんですか。
184: ◯教育振興課長(千葉 太) タブレットを購入して、それに充電器がセットでついてまいりますので、学校では充電保管庫で充電しますが、もし仮に家庭に持ち帰ったときには、そのセットでついている充電器を持って帰っていただくという形になるかと思います。
185: ◯委員(福澤信光) ということは、1人1台分に全部ついているということですね。充電保管庫と呼ばれるものに一つ一つの充電器が差し込まれているということでいいんですか。
186: ◯教育振興課長(千葉 太) 携帯電話を買うと1個充電器が、別売りですかね、ああいう形でついてくるような形になっております。
187: ◯委員(福澤信光) はい、分かりました。先ほどから耐用年数が5年だったりとか、そこでまた買い換えないといけないとなったときに、今から考えておくべきと思うんですけれども、例えば、充電器も含めて買い換えるのではなく、今の充電器を活用できるタブレットに換えるとしたらタブレット本体だけでいい、充電保管庫が要らないとか、予算がだんだん減りますよね。そういった考えは今おありでしょうか。
188: ◯教育振興課長(千葉 太) 将来の買換えに向けて、そのときに一番費用を節約できるような形で検討を進めていきたいと思います。
189: ◯委員(福澤信光) はい、分かりました。
190: ◯委員長(関井利夫) ほか、ありますでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
191: ◯委員長(関井利夫) 質問は終わったようですので、教育振興課所管分の質疑を終わります。
続きまして、スポーツ課所管分の審査を行います。
192: ◯スポーツ課長(神崎康則) それでは、スポーツ課所管分についてご説明いたします。
予算に関する説明書、12ページ、13ページをご覧ください。
一番下の表、10款5項1目保健体育総務費でございます。
新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されることから、今年度の大野城市民水泳大会を中止したことにより、本大会に係る7節報償費3万6,000円、10節需用費7万2,000円、13節使用料及び賃借料14万1,000円、計24万9,000円を減額するものでございます。
なお、大野城市民水泳大会は、8月に開催される福岡県民体育大会夏季大会の予選会を兼ねておりますが、福岡県民体育大会夏季大会も同様の理由により中止が決定されていることを申し添えます。スポーツ課所管分の説明は以上でございます。
193: ◯委員長(関井利夫) 説明が終わりました。質疑をお受けします。
194: ◯委員(
松崎百合子) この水泳大会は、いつ頃どこで行われる予定だったんでしょうか。
195: ◯スポーツ課長(神崎康則) 6月13日にクローバープラザで行うようにしておりました。
196: ◯委員(
松崎百合子) コロナ関連で中止されているのは、この水泳大会だけになるんでしょうか。
197: ◯スポーツ課長(神崎康則) 現在、スポーツ課所管分としては、水泳大会だけです。これから先、そういった事業、大会等もあるんですけれども、そういったものがもし中止となれば、その折々で予算の減額についてはお諮りさせていただきたいと考えております。以上です。
198: ◯委員長(関井利夫) ほか、ありますでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
199: ◯委員長(関井利夫) ないようですので、スポーツ課所管分の質疑を終わります。
暫時休憩します。
(休憩 午前11時35分)
(再開 午前11時36分)
200: ◯委員長(関井利夫) それでは、再開いたします。
これより、第62号議案について、議員間討議を行いたいと思います。議員間討議の意見はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
201: ◯委員長(関井利夫) 意見はないようですので、議員間討議を終わります。
これより、第62号議案の討論に入ります。
〔「なし」の声あり〕
202: ◯委員長(関井利夫) 討論もないようです。討論を終わります。