大野城市議会 2017-10-04
平成29年第4回定例会(第2日) 代表質問・質疑・付託 本文 2017-10-04
1: 開議 午前9時30分
◯議長(
白石重成) おはようございます。
ただいまから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりです。
これより議事に入ります。
──────────────・────・──────────────
日程第1 代表質問
2: ◯議長(
白石重成) 日程第1、代表質問を行います。
質問の通告があっておりますので、発言を許します。
自民まどか、田中議員。
〔15番
田中健一議員 登壇〕
3: ◯15番(田中健一) 皆さん、おはようございます。15番、
自民まどかの田中健一でございます。
私は、平成29年9月定例会におきまして、
会派自民まどかと
自民大野城を代表いたしまして質問をいたします。
7月の
九州北部豪雨におきまして、朝倉市から日田市にかけて甚大な被害が発生いたしました。多くの亡くなられた方々に対しましてお悔やみを申し上げますとともに、被災されました方々に対しましてお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧・復興を願っております。私
たち市議会といたしましても、昨年の熊本地震と同様に義援金をお届けしております。
さて、
井本市長、4期目の当選、まことにおめでごうございます。これまで3期12年、
コミュニティ都市の推進を市政の柱として、健全財政と少数精鋭による職員の
市民サービスの向上による堅実な市政運営を行われてきたところ、昨年1月に「
日経ビジネス」誌に活力ある
都市ランキング全国2位という名誉ある評価をいただき、8月には大野城市の人口が10万人を突破いたしました。まさしく、
井本市長の行政手腕が全国的に評価されたわけであります。私も一市民として高く評価するとともに、深く感謝する次第でございます。
私は2年間、議長として
井本市長を身近に見てきましたが、市長の仕事というのは一日24時間、1年365日という気が休まる暇がないような激務に、いつも大野城市のことを考えながら、淡々と市長としての職務を遂行してあることに感嘆したものでございます。ただただ健康を気遣うばかりでございます。今後4年間、大野城市の発展や
大野城市民の福祉の向上にさらにしっかりと取り組んでいただきますよう期待をしております。
それでは質問に入ります。
まず1点目として、3期12年の
マニフェスト通信簿及び4期目の
マニフェストについてでございます。
今回の4期目の市長選挙に向けて、3期12年の
マニフェスト通信簿という自己評価をされましたが、この3期12年を全体的にどのように評価され、それを4期目の
マニフェストにどう反映されたのかお伺いいたします。
2点目として、
コミュニティ構想についてでございます。
本市の
まちづくりの基本である
コミュニティ構想が、今年度から35年度までをめどに施行されていますが、その目的や内容についてお伺いをいたします。
3点目として、第6次大野城市
総合計画についてでございます。
第6次大野城市
総合計画が平成31年度から40年度までの計画として策定予定でございますが、その目的や内容についてお伺いをいたします。
4点目として、4期目の
マニフェストと
コミュニティ構想及び第6次大野城市
総合計画との関係についてでございます。
4期目の
マニフェストと
コミュニティ構想及び第6次大野城市
総合計画との関係について、どのようになっているのかお伺いをいたします。
5点目として、
九州北部豪雨災害を受けまして、防災力・減災力の充実についてでございます。
大雨による
豪雨災害は、南は沖縄から北は北海道まで、全国至るところで毎年発生している状況にありまして、今年7月には
九州北部豪雨災害が発生をいたしました。ここ大野城市においても、いつ
豪雨災害に見舞われるかわかりません。
そこで、本市において防災力・減災力の充実をどのように図っていかれるのかお伺いをいたします。
6点目として、大野城市の将来の
まちづくりについてでございます。
大野城市は、古くから韓国や中国との
歴史的つながりや交流があり、ともに発展をしてきたわけでございます。市内にはそれを示す水城、大野城、
牛頸須恵器窯跡群の
国指定史跡を初めとして、多くの
歴史的遺産があります。市域は、東は四王寺山と南西の牛頸山などに囲まれたひょうたん型となっており、平たんな中央地域の中心に市役所を中心とした
シビックゾーンがあります。
そのゾーンには、市庁舎を中心とした
公共施設が集中しており、市庁舎、
まどかぴあ、
総合福祉センター、
大文字公園、
すこやか交流プラザがあり、来年夏には待望の大野城心の
ふるさと館が完成予定でございます。まさしく市の心臓部であり、市の
エンジン部分であることから、市では
シビックゾーン施設の機能連携について現在検討がなされております。
私としましては、
シビックゾーンは市の中心であり心臓部であることから、
電線地中化などにより防災の拠点化を図るとともに、10万人の市民全員が大野城市の一つの大きなファミリー、すなわち家族であるという発想から、子どもから高齢者までが気軽に訪れられる場所として、
マルチ世代の交流ということで人と人とが支え合う
まちづくり、すなわち
コミュニティ都市の具現化をここで実現してはどうでしょうか。
この
シビックゾーンを、人・物・金・情報・歴史・文化・芸術などの発信・交流の拠点として、それを
トレイル構想とともに各
コミュニティセンターや各公民館などへと全市に波及するという機能を持たせることが、今後の大野城市のさらなる発展につながると私は確信をしております。
また、平成33年度には、
西鉄天神大牟田線連続立体交差事業が完了予定であり、19カ所の踏切の渋滞が解消されるわけでございますが、高架に伴う沿線の
道路交通対策、景観や災害防止のための
電線地中化、そして高架下の有効活用や周辺の商店街を含めた
まちづくりなどが課題でございます。
そこで、
シビックゾーンや
西鉄天神大牟田線連続立体交差事業を含めた大野城市の将来の
まちづくりにつきましてお伺いをいたします。
7点目として、里山の保全・活用の
計画的推進についてでございます。
南地区の牛頸一帯は自然の宝庫で市内で唯一の里山が残っている山紫水明の地で、自然豊かで四季折々の景色が堪能できます。春には、厳しい冬を乗り越えた喜びをあらわすように山に桜が咲き誇り、ウグイスなどの鳥はさえずり、川には魚が泳いでいます。初夏には田植えとともにホタルが舞い降り、牛頸ダムには2,700本ものアジサイが咲き乱れ、そして鎮守の森である神社の祭りが夏を告げます。秋には、豊作を告げる黄金色の稲穂とともに彼岸花が咲き乱れます。冬は、神社の新年のお参り、そして地域の田畑や山々が北風とともに雪に覆われ、一面銀世界となります。私も田畑を耕しながら、景色の中に溶け込んでいます。また、
牛頸須恵器窯跡群の
国指定史跡を初め、多くの
歴史的遺産もあります。皆さん、
南地区一帯の牛頸をぜひ訪れてください。
それでは、このような里山の保全・
活用プロジェクトの
計画的推進につきましてお伺いをいたします。
8点目として、
保育所待機児童ゼロ
プロジェクトの推進についてです。全国的に問題となっている
待機児童に、本市も本格的に
待機児童の解消に取り組んでありますが、解消に至っていないのが現状にあります。
そこで、
保育所待機児童ゼロ
プロジェクトの推進とうたってありますが、その具体的な内容につきましてお伺いをいたします。
9点目として、
インセンティブ制度(仮称)
健康ポイントプロジェクトについてでございます。
いつまでも健康でありたいと思うのは、誰しもの願いであります。そこで、40歳以上の市民を対象に
ポイントを付与する
インセンティブ制度(仮称)
健康ポイントプロジェクトの実施とありますが、
具体的内容についてお伺いをいたします。
10点目として、超
高齢社会に向けての対策についてでございます。
2025年問題として、日本は団塊世代が全て75歳以上となり、
社会保障費が大きく膨らみ始め、
認知症患者が700万人を超えると言われております。すなわち国民の3人に1人が65歳以上、6人に1人が75歳以上となる超
高齢者大国の出現であります。非常に深刻な状況になるわけで、大野城市においても避けて通れない問題でございます。
高齢者が健康で生きがいを持って、友達とともに地域で安心して老後を過ごすことができるような対策を打つべきと考えますが、この点についてお伺いをいたします。
11点目として、
都市間連携による相互支援・交流の活性化についてでございます。
昨年の熊本・大分地震において、議長会は、筑紫地区、
福岡都市圏、九州は一つということで連携し、義援金をお渡ししたり、さまざまな支援を行ってまいりました。今年7月の
九州北部豪雨においても、同様の支援を行っているわけでございます。ほかに、行政間の連携として、災害支援を初めごみ焼却、上下水道、交通整備などについて、各自治体間で協力をし合いながら一緒になって対策を行っているわけでございます。
現在、
インバウンドによる韓国、中国など外国からの観光客が
クルーズ船により博多港や福岡空港から日本を訪れています。ここ四、五年で急速に伸びており、平成28年では博多港に外国航路の
クルーズ船328隻が入港し、外国の観光客は約100万人、福岡空港においては160万人を超えており、合計約260万人を超える外国の方々が福岡を訪れ、
福岡都市圏や九州の観光をされているわけでございます。特に、韓国、中国からが多く91.3%、アジア全体では96.8%であり、ほとんどアジアからのお客様でございます。
今後は、さらに
インバウンドによる外国からの観光客が増えることが予想されており、
福岡都市圏はいにしえより歴史・文化・生活圏を共有してきたことから、観光や歴史遺産などにおけるさらなる連携が必要になるのではないかと思います。
そこで、
都市間連携・交流の推進についてお伺いをいたします。
さて、いよいよ
井本市長の4期目の4年間がスタートしたわけでございます。「あなたのこれからが、あなたのこれまでを決める」と言われているように、これまでの3期12年の成果をもとに、大野城市をさらにステップアップしていただきますよう期待をいたしまして、
会派自民まどかと
自民大野城の代表としての質問を終わります。以上でございます。
4: ◯議長(
白石重成)
井本市長。
〔
井本宗司市長 登壇〕
5: ◯市長(井本宗司) おはようございます。それでは、順次お答えをさせていただきます。
まず1点目の、3期12年の
マニフェストの通信簿及び4期目の
マニフェストについてお答えいたします。
これまで、
マニフェストの達成状況については、任期を終えるごとにご報告をさせていただいておりましたけれども、今回数値で見る3期12年の実績とこれまで3期にわたる
マニフェストの
取り組み状況と評価という二つの視点から、3期12年を
マニフェスト通信簿として改めて報告をしたところであります。
数値で見る3期12年の実績につきましては、人口10万人の達成を初め、全ての項目において改善や向上が見られております。
マニフェストの
取り組み状況と評価については、
社会情勢の変化などから達成できなかったものやさらなる取り組みが必要なものもありましたが、おおむね達成ができたものと考えております。また、
マニフェストとしてお示しをしていないものであっても、時代の要請に即応して必要とあれば逐次実行に移してきております。
これまで、3期12年の実績を踏まえ、安全安心で魅力あふれる
コミュニティの
まちづくりにさらに磨きをかけ発展をさせていくための
施策テーマを、4期目の
マニフェストに掲げております。これらの施策を一つ一つ着実に実行に移しながら、これからも市民の皆様とともに、次の時代につながるふるさとをつくってまいります。
続きまして、2点目の、
コミュニティ構想についてお答えをいたします。
コミュニティによる
まちづくりは、
まどか運動を皮切りに、約50年間にわたり本市の基盤を支える重要施策として取り組んできております。平成20年度には、「
コミュニティ構想(人づくり・
地域づくり編)」を策定し、大野城市の未来像となる重要な人と地域をキーワードとして、他市には例を見ない先進的な
コミュニティ施策を展開してきたところであります。
この
コミュニティ構想の策定から8年が経過し、さまざまな施策を展開する中で、
地域コミュニティを取り巻く環境は時代とともに変化をしてまいりました。昨年度改定しました「
コミュニティ構想(みんなが主役の
まちづくり編)」は、近年の
社会情勢の変化に伴って地域課題も大きく変わる中、
まちづくりの主人公である市民が活動しやすい環境を整えることができるように、新たな
仕組みづくりや施策の見直しを行ったものであります。
この構想では、
パートナーシップによる自治力みなぎる
コミュニティの実現に向け、基盤となる
地区コミュニティエリア、
パートナーシップの構築、そして
都市内分権の推進の三つの考え方を基本に、それぞれの課題解決に向けた方向性やプランを掲げております。
この構想の実現に向けては、
まちづくりを主体的に担う組織の再編成や、地域の
まちづくりの方向性を示す
計画づくりなどが必須となり、地域住民との十分な協議が必要となることから、一定の期間を設けることといたしております。その目標年次を平成35年度として取り組んでまいります。
続きまして、3点目の、第6次大野城市
総合計画についてお答えをいたします。
大野城心の
ふるさと館や、乙金第二
土地区画整備事業、
大野城トレイル、西鉄の
連続立体交差事業など、一連の整備事業が着々と進む中、これからの10年余は今後の10万
都市大野城の方向性を決めていく大切な期間になっていきます。また、全国的には
少子高齢化に端を発する地方創生の推進や、
公共施設の老朽化に伴う
ファシリティマネジメントの導入など、第5次大野城市
総合計画策定時と比べますと
社会情勢の変化は著しいものがあります。
コミュニティによる
まちづくりなど、大野城市が全国に誇るまちの強みを活かしながら、時代の要請や社会状況の変化に迅速に対応していくため、目指すべきまちの将来像とその実現に向けた具体的な取り組みをまとめた新たな
総合計画を市民参画により策定をしてまいります。
続きまして、4点目の、4期
目マニフェストと
コミュニティ構想及び第6次大野城市
総合計画との関係についてお答えをいたします。
4期目の
マニフェストのキャッチフレーズであります「つながるふるさと」「みんなが主役」には、子どもからご高齢の方まで全ての市民が地域の中でつながり、過去から未来へとふるさとをつないでいくという愛郷者としての固い決意と、
まちづくりは市民こそが主人公であるという1期目から変わらない政治家としての哲学があります。
市民一人一人が主人公となり、ともに支え合いながら
まちづくりを進めていく共働や共生の理念は、
コミュニティ構想が目指すみんなが主役の
まちづくりにほかなりません。
コミュニティ構想に脈々と流れる共働や共生の理念は、大野城市の
まちづくりの根幹をなすものであり、第5次大野城市
総合計画においても重要な柱の一つとして位置づけをしております。
第6次大野城市
総合計画においてもこの考え方を継承しつつ、10万都市の豊かさを将来に引き継ぎ、さらに発展させていけるように、
マニフェストに掲げたプランのほかにもさまざまな施策を盛り込んでいきたいと考えております。
続きまして、5点目の、
九州北部豪雨災害を受けて防災力・減災力の充実についてお答えをいたします。
本市では、
地域防災計画において、災害に強い人、災害に強いまち、災害に備えた体制、この三つの基本目標を置きまして、ハード面とソフト面の両面において各種施策を実施しております。
まず、ハード面では、建物や水道管の耐震化の促進、さらに急
傾斜地対策による安全性の確保、
災害情報伝達システム等の
情報伝達手段の整備などを行っております。
ソフト面では、
職員訓練等による職員力の向上、地域の
防災訓練等による市民力の向上、岩手県奥州市との災害時
相互応援協定の締結など、関係各機関との連携による体制の強化を図っております。
本市は、さきの
東日本大震災や熊本地震などの大規模災害を教訓とした各種施策の強化にも努めてまいりました。今年7月の
九州北部豪雨災害では、発災直後から被災地へ多数の職員を復旧支援などに派遣し、災害現場の厳しさを目の当たりにしてまいりました。
今後は、その教訓も活かし、的確な受援計画の策定、災害発生時の本部機能や応急・復旧活動を担う防災拠点の検討など、
地域防災計画に基づく各種施策を着実に実施することにより、本市における防災力・減災力のさらなる充実を図ってまいります。
続きまして、6点目の、大野城市の将来の
まちづくりについてお答えをいたします。
西鉄天神大牟田線連続立体交差事業により、交通渋滞の緩和のほか、高架下の空間を活用した新たなにぎわいの創出など、人の流れやまちの形が大きく変わろうとしています。
このような中で、市役所を中心とした
公共施設などが集中的に立地する区域を
シビックゾーンとして一体のものとみなし、
公共施設機能の集約や再配置による中心部の形成について、
市議会特別委員会で提言もいただきながら検討を進めているところであります。
今後、子どもからご高齢の方まで幅広い世代のさまざまな集いや交流が生み出される公共空間を創造しながら、防災の拠点化も含めた安全で安心な都市部の形成を図ってまいります。そして、この
シビックゾーンを核としながら、交通網の整備や
大野城トレイルの拡充を図るなど、本市に点在するまちの魅力や機能を、点から線に、線から面へとつなぎ、20年30年先の未来へとつないでまいりたいと考えています。
続きまして、7点目の、里山の保全・活用の
計画的推進についてお答えをいたします。
里山の保全・
活用プロジェクトの
計画的推進につきましては、大野城市
環境基本計画に基づき、市と
公益財団法人おおのじょう緑の
トラスト協会とが共同で策定したおおのじょう緑のトラスト10年計画に基本的な方針を定めているところであります。昨年度その
実行プランとして、里山活用及び
生き物保全計画を策定いたしました。
本計画では、
牛頸トラストの森、共生の森さらに桜の園、
平野台もみじの森、
乙金さくらの森、この五つの森をステージとして多様な森の生き物が生息し、市民の皆様が自然の恩恵を体感できるような、自然と人間が共生する環境の整備を進めていくこととしております。
今後は、市と緑の
トラスト協会との連携体制を整えながら、計画の着実な推進を図ってまいりたいと考えております。
続きまして、8点目の、
保育所待機児童ゼロ
プロジェクトの推進についてお答えをいたします。
保育所の
待機児童につきましては、
少子化傾向が続いている一方で、女性の社会進出の進展などに伴う保育需要の急速な高まりによって、近年増加をいたしております。本市におきましても
待機児童の解消には至っていない状況であり、今後もさらなる
定員拡充を行うことといたしております。
具体的には、まず幼稚園の
認定こども園化を初めとした
定員拡充を図ることが挙げられます。平成30年度には、
大野幼稚園が
認定こども園に移行するほか、
公立保育所や
私立保育所の一部
定員拡充を行うことといたしております。また、平成31年度以降についても、
定員拡充のための準備を進めているところであります。
なお、
認定こども園化を含め、保育定員の拡充を行う際には、できる限りゼロ歳児から2歳児の定員を確保できるよう働きかけを行ってまいります。
次に、子育てをしながら働きやすい環境の整備が図られるように、
企業主導型保育事業など、事業所の従業員の子どもなどを受け入れる保育施設の設置についても、促進を図ってまいりたいと考えております。
さらには、
待機児童の受け皿にもなっております
届出保育施設に対しましても、
施設運営費、
備品等購入費補助などの活用の促進を図りながら、支援を継続してまいりたいと考えております。
続いて、9点目の、
インセンティブ制度(仮称)
健康ポイントプロジェクトについてお答えいたします。
厚生労働省は、個人の
健康づくりへの
きっかけづくりと、それが習慣化するまでの継続支援を目的に、健診の受診や
健康づくりの取り組みに対し
ポイントを付与する
インセンティブ制度のガイドラインの策定をいたしております。
本市におきましてもこのような仕組みは重要な
施策テーマと捉え、40歳以上の市民を対象に
ポイントをつける
インセンティブ制度を実施いたしたいと考えています。ためていただいた
ポイントについては、商工会の商品券や本市の特産品、
健康グッズなどと交換できるような制度を想定しており、いつまでも健康でありたいと願う市民が継続意欲を喚起されるような、本市の特色を活かした魅力ある
健康ポイント制度の創設を目指しております。
続きまして、10点目の、超
高齢社会に向けての対策についてであります。
本市では、現在推進中の第6期大野城市
介護保険事業計画、
高齢者保健福祉計画期間において、
地域ケア会議の開催による地域の見守り体制の強化や
認知症初期集中支援事業など、
認知症対策の推進などを初めとした
地域包括ケアシステムの
体制づくりを進めております。また、高齢者が地域社会において生きがいを高め、生活をより豊かなものとするための施策として、
シニア大学や
シニアクラブ活動の振興など、さまざまな事業を数多く実施をいたしております。
国内全体で今後ますます高齢者の増加が見込まれる中、社会の変化によってもたらされる問題に対し、一側面からの取り組みでは解決が難しいものもあります。国策として進められる医療や介護の充実に加え、本市の特色を活かしたボランティアなどによる
生活支援サービスや
介護予防活動の充実等、多様な視点からのさまざまな対策が必要です。
高齢化が進展する時代においても、高齢者が安心して地域で過ごせるように、包括的な環境の整備、サービスの充実を図っていきたいと考えております。
最後に、
都市間連携による相互支援・交流の活性化についてお答えをいたします。
現在、大野城市では、自然災害など有事に備える体制を強化していくために、自治体間での災害時
相互応援協定の締結を進めているところであります。この結ばれた
自治体同士の絆は、平常時からも強く結び連携を深めていかなければなりません。今後とも観光や歴史・文化など、幅広く交流を促進してまいりたいと考えております。
なお、
インバウンド観光の促進については、本市が加入をしています福岡県
観光推進協議会などにおいて、公益的な取り組みとして調査・研究を行っているところでありますので、その動向を注視しながら本市の対応も検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
6: ◯議長(
白石重成) 次、
改革フォーラム、松田議員。
〔12番
松田美由紀議員 登壇〕
7: ◯12番(
松田美由紀) おはようございます。
市長におかれましては、さきの市長選挙で再選されましたことをお祝い申し上げます。
本定例会の代表質問におきまして、
改革フォーラムを代表いたしまして、所信表明で述べられましたことを中心に次の8点について質問いたします。
まず、1点目に、平成31年度に策定される第6次
総合計画における策定方針や計画の方向性についてです。
総合計画基本構想に掲げる「めざそう値」、及び
基本計画リーディングプランに掲げる「テーマ別めざそう値」の基礎となる市民の評価を把握し、その結果をもとに政策の達成度の評価を行うまちの
姿アンケート結果が今年の7月に出ております。個別質問の項目として、「大野城市のキャラクターについて」、「
迷惑行為防止について」、「大野城市の歴史遺産と地域資源の活用について」、「読書について」アンケートが実施されております。
現在の行政サービスに対する市民満足度と今後の優先度を分析した結果、今後、市が目指す
まちづくりをどのように取り組んでいかれるのか伺います。
2点目に、「子どもと家族と地域の笑顔があふれるまち大野城」についてです。
本市は、福岡市に隣接し、交通アクセスがよく人口増加が続いておりますが、
待機児童問題は本市でも深刻です。現在、本市の
待機児童の約7割以上が、ゼロ歳から2歳児が占めている現状があります。最近の新聞報道でも、
待機児童が多い自治体として大野城市が掲載されておりました。
この現状を踏まえて、保育所の
待機児童問題についてお聞きします。
幼稚園の
認定こども園化や、働く場所に保育施設がある事業所内保育施設の設置が本市でも進められておりますが、まだまだ足りておりません。先ほども述べましたが、
待機児童はゼロ歳から2歳児が多い現状があります。
待機児童対策として、ゼロ歳から2歳児を対象としている小規模保育施設の拡充が挙げられます。小規模保育事業へ多様な主体が参入することで、主に大型園がつくりにくい地域において、
待機児童解消が劇的に進むことが予想されます。そして、少人数できめ細やかな保育で、子どもたちの成長と発達支援が可能である小規模保育施設の必要性について、どのように考えられていますでしょうか。
また、認可保育所の受け皿である
届出保育施設へのさらなる支援や、認可保育所の一時保育事業の拡充も必要であると考えております。市長の見解を伺います。
次に、3点目に、「健康長寿のまち大野城・障がいのある方に優しい
まちづくり」について質問をいたします。
昨年4月から、改正障害者雇用促進法と障害者差別解消法が施行されました。障害者雇用促進法改正後は、精神障がい者も障がい者枠に入り、よって法定雇用率も引き上げられております。障がい者の差別禁止も加えられ、より平等に障がい者と接する工夫がなされております。
今年度の本市の当初予算では、障がい者施設に通所している障がい者の一般就労の促進や自立支援を目的に、公共交通機関の利用に係る費用の一部助成をする事業が新規事業として計上されました。今後も障がいの有無にかかわらず、働きやすい環境づくりを期待いたします。
昨年3月の定例会で、我が会派の代表質問といたしまして、障害者差別解消支援地域協議会の設置について取り上げました。そのときの市長の答弁では、「この協議会につきましては、ネットワークの広がりや一定の専門性を担保するために広域での設置が適切であることから、現在筑紫地区4市1町及び関係機関において設置についての協議を行っております」とのことでした。現在、1年半が過ぎておりますが、その後、進展があったのかどうか伺います。
また、障がいを理由とする差別の解消の推進に関する大野城市職員対応要領が平成28年3月に作成されております。市職員の障がい者への理解等について定期的な研修の実施が必要であり、複数の人がそれぞれ役を演じ疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つであるロールプレイ研修は効果があると考えますが、市長の見解を伺います。
4点目に、「一人ひとりの市民力が輝くまち大野城」についてです。
本市では、九州で2番目に男女共同参画都市宣言を行い、男女平等推進センターを設置するなど、男女共同参画社会の形成を目指してこられました。しかし、現在、本市の審議会の女性登用は目標値に達成しておりますが、管理職における女性登用は十分とは言えない現状があります。
4期目に当たって、実際に現状をどう変えていくのか、男女共同参画条例の基本目標の政策等の立案及び決定への共同参画、政府が掲げる「202030(指導的地位の男女比率を2020年には30%)」との目標をどのように実現していくのか所見を伺います。
次に、本市は社会における制度や慣行についての配慮として、地域女性リーダー育成講座、地域における女性役員の積極的登用の啓発を重点計画とされております。平成27年度、初期診断書及び改善検討調書の診断は、次のように記載されております。「地域における女性リーダー育成事業にもかかわらず、事業の内容は地域課題解決のための企画力・実践力の育成に偏っており、リーダー育成に資する事業内容とするための抜本的な見直しが必要である。そのためには、女性リーダーとなるまでの段階的な育成・支援のシナリオが必要であるが、現状は不明確である。また、参加者の年齢層の偏りや、修了生の割合の低さも問題であり、要因を分析の上、必要な対策を講ずる必要がある」とされ、「見直しの上で継続する」とあります。
さらに、本年の第2回大野城市人権政策審議会の議事録によりますと、地域女性リーダー育成事業については、育成講座修了生による事業内容が、男は仕事、女は家庭というような固定的性別役割分担を助長するような事業になっているのではないかと審議会の委員が指摘されております。市長は地域女性リーダー育成を修了した女性を、どのように活かそうとされていますのでしょうか。
また、今年度が第3次男女共同参画基本計画の最終年度であります。政策や方針の立案と決定の参画として、各審議会などへの女性登用促進、男女共同参画に関する人材リストの作成、男女平等の職務分担の実施について計画がなされております。
男女共同参画に関する女性人材リストの作成について伺います。
第3次大野城市男女共同参画基本計画平成27年度進捗状況報告書では、審議会などの委員や講師への活用を促すため、さまざまな分野で活躍する女性を発掘し登録するとされておりますが、実施が進んでいないようです。男女共同参画社会を推進するように女性リーダー育成事業の内容を見直し、修了した方を人材リストに加え、目的に掲げてあるとおりに審議会委員や講師への活用をすべきだと考えますがいかがでしょうか。
また、全ての女性が輝く社会の実現のために、どのような取り組みをされていこうとお考えでしょうか、見解を伺います。
5点目、「命と暮らしを守り、自然環境を守るまち大野城」についてです。
分割前の筑紫野警察署は、旧筑紫郡4市1町にまたがる広域で、事案件数も県内の警察署で最多でありました。そのことから、多くの住民の声を受け、平成26年4月に春日市・大野城市・那珂川町を管轄する春日警察署が設置されました。これにより、事件や事故へのより迅速な対応や、各種犯罪、交通事故の抑止・予防効果など、市民の安全安心の向上と利便性の向上が大いに期待されています。
そのような中で、さらに市民の暮らしの安全を守るため、大野城市内の交番の配置については具体的にどのエリアを検討されているのか伺います。
次に、リサイクルとごみ減量を促進する仕組みの拡充・強化について提言させていただきます。
これまで燃えるごみとして出されることが多かった剪定枝葉も、近隣市町村では入れやすい専用袋を使って一度に出すことができ戸別回収を行っているため、戸建てにお住まいの特に高齢者の方にはありがたい制度であると考えます。
回収された剪定枝葉は、細かく砕いてリサイクルされていますので、リサイクルとごみ減量の促進と高齢者支援としても、剪定枝戸別回収の実施が必要であると考えておりますが見解を伺います。
6点目、「快適な都市空間を創造するまち大野城」の一つに、公園の共益的な活用・管理の推進とあります。本市は、162カ所の公園を保有しており、そのうち街区公園が120カ所と最も多くなっております。街区公園とは、市街地などの中にある公園のうち、半径250メートル程度の街区に住んでいる人々が利用する公園のことをいいます。
市長は、どのような公園はどのような方法で有効活用しようとされているのか伺います。
7点目についてです。所信表明の中で、「選挙においてお約束した
マニフェストの実現に向け」と発言されておりました。言葉の内容から、約束した相手は市民であることは容易に判断できます。しかしながら、市議会議員選挙のように選挙公報が全世帯に配布されるならまだしも、
マニフェストというのは選挙期間中に支援者を中心に一部の市民に配布されるものであり、それをもって市民に約束したと言えるのでしょうか。市長の考えをお聞かせください。
また、所信表明で表現されております「つながるM-Plan」の「M」とは、どのような意味があるのか伺います。
最後に、所信表明には記載されておりませんでしたが、市長の
マニフェストの中で、にぎわいづくりを核とした訪問滞在型の都市づくりが掲げられていました。本市にとって宿泊施設が必要だと思われるにぎわいとは何があるとお考えでしょうか。
また、具体的にどの地域に宿泊施設の建設予定があるのか伺います。
以上、
改革フォーラムの代表質問といたします。
8: ◯議長(
白石重成)
井本市長。
〔
井本宗司市長 登壇〕
9: ◯市長(井本宗司) それでは、順次お答えいたします。
まず、1点目の、第6次
総合計画における策定方針や計画の方向性についてお答えをいたします。
本市では、平成20年度から市民満足度調査として、まちの
姿アンケートを毎年度実施し、
総合計画に掲げる都市将来像の達成度合いを検証しているところであります。第5次
総合計画の三つのリーディング
プロジェクトとして位置づけております「
コミュニティ元気
プロジェクト」「ひと・まちいきいき
プロジェクト」「くらしやすらぎ
プロジェクト」の市民満足度については、今年度と調査開始当初の結果を比較いたしますと、いずれも大きく上昇している状況にあります。
一方で、
パートナーシップによる新しい自治、また、生きる力を育てる教育の社会参加、さらに生活環境の安全安心の防災、そして自然との共生などの分野につきましては、さらに市民満足度を高める必要があるという結果も出ております。
このような結果などを踏まえまして、今後、市民ニーズや優先的に取り組むべき課題を整理するとともに、第6次
総合計画の策定を進める中で、市民の皆様からのご意見を広く頂戴しながら、新たな時代の目指すべきまちの姿の方向性をお示ししてまいります。
続きまして、2点目の「子どもと家族と地域の笑顔があふれるまち大野城」に関しまして、小規模保育施設拡充の必要性についてお答えをいたします。
ゼロ歳児から2歳児までを対象とした小規模保育事業所については、これまでの取り組みにより平成28年度に2カ所開園をしております。しかしながら、保育需要は全年齢において大きく伸びていることから、現在まで
待機児童の解消には至っていない状況になっております。そのため、
待機児童が特に多いゼロ歳児から2歳児の
定員拡充に重点を置きながらも、3歳児以上も
定員拡充を図ることができるよう、まずは幼稚園の
認定こども園化及び既存保育所の
定員拡充を進めてまいりたいと考えております。
なお、将来的に
待機児童が主にゼロ歳児から2歳児にとどまるような状況となった際には、追加での小規模保育事業所の整備について、改めて検討していく必要があると考えております。
次に、
届出保育施設へのさらなる支援の必要性についてであります。
届出保育施設に対しましては、これまで児童及び職員の健康診断費の補助や職員の研修派遣費補助のほか、平成27年度には市独自の施策として
施設運営費、備品等購入費の補助制度創設をするなど、支援の拡大に努めてきたところであります。また、市の窓口での入園案内の配布や、
コミュニティ施設での行事の実施など、各施設との連携も図ってきたところであります。
なお、
施設運営費、備品等購入費の補助など、補助制度の活用が図られるようになり、施設への補助総額は増えてきている状況であります。今後も、それぞれの補助事業の活用状況等を見ながら、施設への支援を継続してまいりたいと考えております。
次に、認可保育所の一時保育事業の拡充についてであります。保護者の就労や疾病、そのほかの理由による一時的な保育需要に対応するための事業として、現在市内の認可保育所のうち4カ所で一時保育を実施しており、多くの方にご利用をいただいております。
待機児童が多い状況の中、保育所に入所できるまでの間のサービスとして活用している方もおられるというふうに考えておりますが、受け入れ人数の拡大または事業を実施する保育所数の拡大を行うに当たっては、配置する保育士の確保なども課題となってまいります。
現時点では、まずは
待機児童解消に向けた
定員拡充に重点的に取り組むこととしていますが、一時保育につきましても各園の利用状況等を確認しながら対応をしてまいりたいと考えております。
続きまして、3点目の「健康長寿のまち大野城・障がいのある方にやさしい
まちづくり」に関しまして、障害者差別解消支援地域協議会の設置についてお答えをいたします。
本協議会につきましては、筑紫地区4市1町及び障がい者福祉関係団体により、平成29年4月に筑紫地区障害者差別解消支援地域協議会として設置をいたしました。本協議会では、障がい者差別に関する相談事案の情報共有や、事案解決に向けての課題整理や取り組み、障がい者差別の発生防止のための広報・啓発活動などを、関係機関の広域的なネットワークを活かし実施していくことといたしております。
次に、市職員の障がい者への理解等についての定期的な研修の実施についてお答えをいたします。
本市では、平成28年3月に障がいを理由とする差別の解消の推進に関する大野城市職員対応要領を策定し、全職員に対して周知・理解を図っているところであります。この要領を踏まえ、職員のさらなる理解を深めるために、今年度から全職員を対象とした研修会を定期的に実施することとしております。
研修内容につきましては、さまざまな内容を試み、その効果を検証していきたいと考えておりますが、ご提言のロールプレイ形式につきましても、研修の手法の一つとして今後研究を進めてまいります。
続きまして、4点目の「一人ひとりの市民力が輝くまち大野城」に関しまして、指導的地位の女性比率についてお答えをいたします。
国は、社会のあらゆる分野において、2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度になるよう期待するとの目標を設定しています。本市においても、指導的地位に占める女性の割合を増やしていく取り組みを進めており、各種審議会等における女性委員の登用率については、本年4月時点で40.6%に達しております。
今後は、審議会等だけではなく、幅広い分野において女性登用をさらに拡大していく必要があり、各種団体などへの直接的な働きかけに加え、個性や能力ではなく、性別のみを理由に役割を分ける意識をなくすための啓発を図ってまいります。
次に、地域女性リーダー育成事業についてですが、本事業は現在、第2期の講座を実施しておりますが、受講年齢の偏りや修了生の役割についても講座内容の見直しなどを行い、改善を図っているところであります。
修了生は地域課題を研究して、活動グループを組織し、みずからの企画運営による実践活動をさまざまな形で展開されており、その活動は地域においても認知されるようになってきております。
市は、引き続きこれらの実践活動をバックアップするとともに、修了生の活躍の場を審議会委員や講座の講師といった分野にも広げていきたいと考えております。
次に、男女共同参画に関する人材リストについてです。リストの作成に当たっては、その活用方法など、事前に十分研究する必要があり、本市の男女共同参画審議会において引き続き議論をすることにいたしております。
また、人材リストの作成方針が整備をされたときには、地域女性リーダー育成事業の修了生も含めて、各種審議会委員への推薦を初め、各方面での女性の参画をさらに進めていきたいと考えております。
全ての女性が輝く社会の実現のためには、一人一人の女性がみずから望む生き方を選択し、希望や夢を実現できるような環境の整備を進めていくことが不可欠であると考えます。そのためには、女性のスキルアップや子育て支援などの施策に加え、旧来の固定的観念や慣行をなくすための啓発や、男性の家事・育児等への参加の促進、さらには働き方改革、ワーク・ライフ・バランスの充実などの取り組みが求められることとなります。
男女平等推進センターアスカーラでは、過去に講座を受講した方々が中心となって、子育て中の母親たちが仕事場を共有する託児つきコワーキングスペースをつくるための講座を9月から実施しておりますが、この活動には本市もバックアップを行っております。今後も、多方面で女性活躍の推進に向けた取り組みを積極的に進めていくことといたしております。
また、来年度から実施します第4次大野城市男女共同参画基本計画では、本市の男女共同参画条例の理念に基づいてさまざまな取り組みを進め、日常生活の中で満足感、幸福感、安心感といった実感を得られるような男女共同参画都市を目指していきたいと考えております。
続きまして、5点目の「命と暮らしを守り、自然環境を守るまち大野城」に関しまして、交番の配置とエリアについてのご質問であります。
平成26年度の春日警察署新設後、本市の刑法犯認知件数は年々減少してきております。春日警察署設置に伴う初動体制の強化と、警察及び地域の防犯パトロール隊の皆さんの活躍による犯罪抑止効果があらわれていると考えられます。今後、さらに安全安心なまちを形成するために、春日警察署新設に伴う既存交番の効果的な配置を検討する必要があります。
特に、白木原交番の配置については、以前より地元中央地区からの要望があっており、また議会からもこれまでご質問をいただいております。西鉄高架化に合わせ、駅近辺などに機動性、明示性、犯罪抑止等を総合的に配慮した再配備を春日警察署、地域等関係機関と協議をしてまいります。
次に、剪定枝の戸別回収についてであります。
本市における市民から排出される剪定枝等とのほとんどは、事業者や個人により大野城環境処理センターへ直接持ち込まれ、チップ化するなどしてリサイクルしているところであります。剪定枝等については、可燃ごみとして戸別収集により排出される事例もありますが、平成27年度に実施したごみの組成調査の結果によりますと、焼却処分される剪定枝などは家庭系の可燃ごみの約4%程度になっております。
剪定枝などの戸別回収につきましては、ごみ減量、リサイクルの促進、高齢者支援さらには市民ニーズ等を注視しながら、今後研究をしていきたいと考えております。
続きまして、6点目の「快適な都市空間を創造するまち大野城」に関しまして、公園の共益的な活用・管理の推進についてお答えをいたします。
過去の公園整備方針は、経済成長や人口増加などを背景に、緑のオープンスペースの量的整備に重点を置いていました。しかし近年では、社会の成熟化や市民の価値観の多様化などにより、緑のオープンスペースが持つ多機能性の充実が求められております。
このことから、街区公園など市民生活に密接に関連する公園につきましては、共益的な活用や管理を推進するとともに、市民にとって使い勝手がよい弾力的な運用に取り組むことで、公園の有効な活用を推進していく考えであります。
その方法として、1点目は、今ある公園の活性化や必要に応じた再編などを行うこと、2点目は企業などの民間活力を取り入れること、3点目は公園の個性を引き出し、地域にとって価値ある財産とすること、この三つを基本理念として、今後具体的な対策を検討していきたいと考えております。
続きまして、7点目の
マニフェストに関しまして、市民に対しての周知と約束についてであります。
本年3月の平成29年第1回大野城市議会定例会において、市長選挙への出馬を表明いたしました。それ以降、報道関係の取材や後援会活動として行っていただきました大会、また各地区の市政報告会や、推薦団体など多くのグループ・団体の集まりなどで、私の政治信条や大野城市への愛郷心、思い描く我がまち大野城の未来の姿について語ってまいりました。
市政報告会では、
マニフェスト通信簿を作成し、これまでの3期12年の実績や
マニフェストの
取り組み状況と評価をお示しするとともに、「我がまち未来づくり宣言」を4期目の
マニフェストとして取りまとめ、説明をさせていただいたところであります。
今回の選挙は、無投票ということになりましたので、選挙運動は1日だけでありましたけれども、当日も市内をくまなく回りまして、出陣式や27カ所の街頭演説をするなど、市民の皆様に直接
マニフェストの周知やその実行を約束したところであります。
なお、お尋ねの所信表明の「つながるM-Plan」の「M」についてですが、私が市民の皆様にお約束をした「我がまち大野城」が歩みを進める
まちづくりとその未来、この頭文字をとりまして、「M-Plan」としているものであります。
最後に、にぎわいづくりを核とした訪問滞在型の都市づくりに関しまして、宿泊施設が必要と思われるにぎわいと、宿泊施設の建設予定についてお答えいたします。
本市では、来年開館の大野城心の
ふるさと館を初め、国の特別史跡大野城跡に至る大野城歴史の散歩道や、大城自然の宝道、歴史と自然の散策路である
大野城トレイル、さらには
西鉄天神大牟田線連続立体交差事業とそれに伴う高架下空間の有効活用などの取り組みを進めております。
本市が全国に誇る歴史と街並みの整備と、新たな魅力を創出するための諸整備により、市外からの来訪者にも体感をしていただける本市のにぎわいのもとが生み出されてきているところであります。市内に宿泊施設が建設されますと、本市での滞在を通じて、これらの地域資源を複数日にわたり体感していただくことができるようになります。また、滞在に伴う飲食や物品購入などの新たな需要の創出や、宿泊施設、旅行会社との連携によるツアー商品の開発の可能性も考えられます。
今後、関係各位と協議・検討の上、新たな本市のにぎわい創出の可能性を模索したいと考えております。
なお、現時点で本市にホテル建設の申請が提出されている案件といたしましては、南大利2丁目で建設中のものがあります。また、申請はまだなされていませんが、ほかにも市内に滞在型ホテルの建設予定があると聞き及んでおります。以上です。
10: ◯議長(
白石重成) 暫時休憩します。
再開を11時といたします。
──────────────・────・──────────────
休憩 午前10時45分
再開 午前11時00分
──────────────・────・──────────────
11: ◯議長(
白石重成) 再開します。公明党、井上議員。
〔11番 井上正則議員 登壇〕
12: ◯11番(井上正則) おはようございます。9月定例会におきまして、公明党会派を代表し質問をいたします。
質問の前に、さきの市長選におきまして
井本市長は多くの市民のご支援を得られ、無投票にて4期目の当選を果たされました。公明党会派一同心からお喜びを申し上げます。
井本市長は、4期目の所信表明に、「つながるふるさと*みんなが主役」において、「我がまち大野城未来づくり宣言」をされ、七つの「つながるM-Plan」43の
施策テーマの実現に向けて果敢に挑戦していくことを約束されました。
それでは、まず1)の「つながるM-Plan」より始めたいと思います。
「子どもと家族と地域の笑顔あふれるまち」であります。
まずは、
保育所待機児童ゼロ
プロジェクトの推進についてでありますが、来年度の4月1日より市内にも初の
認定こども園が開園されます。本市が将来幼稚園を
認定こども園化していく構想はあるのかを伺います。また、事業所内保育施設の推進についてでありますが、複数の事業者による運営でないと安定した施設運営が厳しいと思います。どのような形態で実施をしていくのか、事業者との協議の進め方について伺います。
保育園建設で大きな課題が土地の取得と言われております。都市公園法改正で、公園内に保育園設置が可能となりました。市内の公園を保育園建設に活用していく考えがあるのかを伺います。
次に、妊娠、出産、子育ての切れ目のない支援であります。
妊娠から出産、産後まで切れ目なくワンストップ、1カ所で総合的な相談支援を行うため、公明党が設置を推進してきたのが子育て世代包括支援センター(日本版ネウボラ)であります。2020年度末までに全国展開をし、地域の実情に応じた産前産後のサポートや、産後ケアの事業も推進するようになっています。
日本の子育て支援の仕組みを紹介しますと、妊娠時に渡される母子健康手帳の交付は役所で行われ、妊娠中の健診や両親学級は医療機関や保健所であり、出産後の支援は保健所や子育て施設というように、毎回違う場所に足を運ぶ必要があります。核家族化の進行で、不安を抱えながらの子育て世帯に対し、保健師やソーシャルワーカーなどが妊娠から出産、産後までを継続して支援する安心の体制をつくり出すのが紹介いたしました子育て世代包括支援策センター(日本版ネウボラ)であります。
また、同センターが児童相談所などと連携して状況を把握することで、虐待予防の拠点となることも期待をされております。この件についてのご見解を伺います。
次に、学びと育ちのための環境整備であります。
ランドセルクラブなどで活用する多目的スペースの整備は、各校の大規模改修時ではなく、計画的に多目的スペースの整備をしていくのかを伺います。現在、多目的スペースを備えた小学校はありますが、活用内容としては学年や学級集会、クラブ活動の雨天時や昼休みの遊び場として開放するなど、あらゆる活動に使用していける場として活用されていくのでしょうか。また、学童とランドセルクラブは、将来的に合流することはないのでしょうか、伺います。
次に、2点目の「つながるM-Plan.2」の「健康長寿のまち」であります。
健康ポイントプロジェクトの展開では、40歳以上の市民を対象に
ポイントを付与する
インセンティブ制度の実施をうたわれていますが、この制度は介護ボランティア
ポイント制度のような年間
ポイントを換金していく方法なのか、もしくは他の方法を検討されているのかを伺います。
次に、地域包括ケアの推進でありますが、地域包括支援センターの機能強化、介護・医療サービス、生活支援をあわせた地域包括ケアの体制推進をうたわれています。この中で、大きな課題としては、在宅での介護ではないかと思います。
現在、日中の介護のデイケアは行われていますが、夜中の介護であるナイトケアは現状手をつけられていません。在宅ケアの中で介護に携わっている方から一番多く寄せられる意見がトイレの問題であり、切実な課題だと思います。なぜなら、ケアする家族が夜中に起こされ睡眠不足に陥ってしまう、それが原因で慢性疲労となり、介護鬱、介護放棄につながっていくことが十分に考えられるからであります。
昨年、我々公明会派で視察をしました介護機器企業の製品で、ベッドの際に自動排せつ収集器つきのトイレを設置し、介護を受けられる方に装具を装着し、排せつをすると自動的に感知し洗浄まで行えるという画期的なトイレ機器がありました。今後、在宅ケアを推進していく上で、このような機器に対し補助金等を検討し、介護を行うご家族の負担軽減に配慮していくことも必要と考えますが、見解を伺います。
次に、3番の「つながるM-Plan.4」の「命と暮らしを守り、自然環境を守るまち」であります。
命と暮らしを守る防災力・減災力の充実の中で、的確な受援計画の策定とあります。
これまで、他県においての災害時には、本市は迅速また的確な支援を行ってきました。しかし、今の時代、いつどこで災害が発生してもおかしくない気象状況になっています。市が被災地になった場合の受援計画は、どのような体制で取り組みを行うのかを伺います。また、全世代参加の市民総ぐるみの防災訓練の概要をお伺いいたします。
次に、雨に強い
まちづくりの推進の急
傾斜地対策について伺います。
現在、市内にはレッドゾーンとイエローゾーンに指定されている地域があります。このような地域の解消対策としては、砂防ダム等の対策が効果的と言えます。砂防ダム構築によりレッドゾーンがイエローゾーンに、イエローゾーンが指定解除地域になっていくということは可能なのかを伺います。
次に、市民の暮らしの安全を守る交番の配置についてであります。
春日警察署新設に伴い、地域社会の安全安心な体制がしかれたと思います。各
コミュニティにおいても、高齢者などの独居世帯への見守りや声かけなどを行い、地域の安全安心に寄与されています。しかし、声かけや見守りなどを行っていく中で、家の前に路上駐車をせざるを得ないところが多いのも現実であります。また、その際、駐車違反の切符を切られる事態も発生しております。このような状況では、地域で見守りをとの呼びかけに対し、足をとめるような事態になると予想されます。
このようなことを回避するため、巡回車両へ「ただいま見守り中」等の見分けがつくような標章等を導入し、安心して見守りや声かけが実施できる体制をつくるべきと思いますが、いかがでありましょうか。また、まちなかの街灯や防犯灯がLEDにかわったことで、全体的に道路が暗く、夜道が大変怖いとの声も聞きます。この見解も伺います。
次に、4番目の「つながるM-Plan.5」の「快適な都市空間を創造するまち」であります。
公園管理の弾力的運用による有効活用についてでありますが、地域住民等による公園の共益的な活用、管理による弾力的な運用とは具体的にはどのような活用方法なのかを伺います。また、使われない公園の有効活用とありますが、市内に何カ所ぐらい使われていない公園は存在するのかを伺います。
次に、安全安心な道路交通の確保でありますが、路面下空洞調査の計画的な実施とあります。空洞調査は一回行えば済むものではなく、数年置きに実施していくことで道路の陥没を未然に防ぐことになります。どのような実施計画をつくっていかれるのかを伺います。
次に、5番目の「つながるM-Plan.6」の「ふるさとのにぎわいと魅力があふれるまち」であります。
スムーズな移動と利便性を確保するサイン整備に関して伺います。
サイン整備の第一義はわかりやすさであり、そこにデザイン性や機能性などを持たせ、統一イメージとして構築していくことであります。企業などで取り組むCI計画(コーポレート・アイデンティティー)は、企業文化を構築し、特性や独自性を統一したイメージやデザインなどをわかりやすいメッセージで発信し、存在価値を高めていく企業戦略の一つであります。例えば、統一の色彩や形状をサインのみではなく、建築物の外壁や街路灯、また橋梁等にも取り入れ、まち全体に一体感を持たせるイメージを構築していくことであると思います。
スムーズな移動と利便性を確保するサイン整備はもちろんのことでありますが、これまで築き上げてきた大野城市の特性や独自性を、いかに統一されたデザイン・イメージとしてサイン整備計画に反映させていけるのかも大きな
ポイントであると思いますが、ご見解を伺います。
以上をもちまして、公明党会派の代表質問を終わります。
13: ◯議長(
白石重成)
井本市長。
〔
井本宗司市長 登壇〕
14: ◯市長(井本宗司) それでは、順次お答えをいたします。
まず、1点目の「子どもと家族と地域の笑顔があふれるまち“大野城”子育て支援・教育・文化スポーツ」に関しまして、今後の幼稚園の
認定こども園化についてお答えいたします。
本市では、
待機児童の解消に向けた施策の一つとして、既存保育所の
定員拡充とあわせて教育保育の一体的提供を推進するため、現在、市内の幼稚園を
認定こども園に移行する取り組みを進めています。その第1回目として、平成30年4月に
大野幼稚園が
認定こども園となり、保育定員110人を新たに設定する予定としております。今後につきましても、幼稚園の
認定こども園化を進めるべく、現在、幼稚園と協議を進めているところであります。
次に、事業所内保育施設の推進についてであります。
国は、平成28年度に事業所の従業員の子どものほか、地域の子どもも受け入れる保育施設であります
企業主導型保育事業所の制度を創設いたしました。市内では、現時点で4カ所開園しており、今後も新たな開園が予定されております。これらの保育施設に対しましては、できる限り地域の子どもも受け入れていただくよう働きかけを行ってまいりたいと考えています。
また、このような事業所が主体となった保育施設の設置を促進していく上で、ご指摘のように単独の事業所では設置運営が難しい場合もあるものと思われます。市といたしましても各事業所が連携した形で保育施設を設置・運営できるよう調整を行うなど、支援のあり方を検討してまいりたいと考えております。
次に、都市公園法の改正に伴う公園内への保育所の設置についてであります。
都市公園法が改正され、本年6月に施行されたことに伴い、都市公園の占用を認めることができる施設として保育所等が追加をされています。本市の
待機児童解消に向けた取り組みとしては、既存保育所の
定員拡充と、既存幼稚園の
認定こども園化を進めているところですが、引き続き保育事業の動向を注視しながら、保育所等の新設や施設の拡充も検討することとなります。
その際、用地の確保が難しい場合には、公園の占用を含めた公共用地の活用も視野に入れて検討してまいりたいと考えております。
次に、妊娠・出産・子育ての切れ目ない支援についてであります。
妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援につきましては、母子健康手帳交付から始まり、出産後の乳児家庭全戸訪問事業などの母子保健事業による継続支援に加えて、赤ちゃんホームヘルプサービス事業や子ども相談センターにおける相談事業などの子育て支援事業など、関係機関等とも連携しながら鋭意取り組んでいるところであります。今後とも、子ども一人一人に寄り添った支援体制を拡充し、子どもの虐待予防及び児童の健全育成に資するよう重層的で切れ目のない子育て支援策を展開してまいります。
さらに、子育て世代包括支援センターにつきましては、設置に向けた情報収集に努め、市民の誰もが安心して妊娠・出産・子育てができるよう、そして全ての子どもと家族に、地域に、笑顔があふれるよう今後取り組んでまいりたいと存じます。
次に、学びと育ちのための環境整備における小学校校舎内の多目的スペースについてであります。
本市の小学校は10校ありますけれども、現在、大城小学校と大野東小学校の2校について、多目的室がない状況にあります。このため、大城小学校につきましては今年度の校舎の増築工事において、また大野東小学校につきましても平成30年度に校舎の増築工事の中で、多目的室を整備する計画といたしております。
多目的スペースの使用内容としましては、児童・生徒の学習の場として、生活科、理科等の教科学習などを初め、外国語活動、学級・学年集会、クラブ活動など、あらゆる学習で活用しており、放課後にはランドセルクラブでも活用をいたしておるところです。
このランドセルクラブのほかにも、本市の小学生を対象とした放課後子ども事業には、留守家庭児童保育所そしてアンビシャス広場があります。小学生の放課後の居場所のあり方については、モデル事業として実施中のランドセルクラブの状況を参考としながら、これらの事業の将来的な一体運営に向けて検討を進めているところであります。
今後も、市民の皆様にとってわかりやすく、ふるさと大野城を担う子どもの育成につながる
仕組みづくりに努めてまいりたいと考えております。
続いて、2点目の「健康長寿のまち“大野城”長寿支援・健康・福祉」に関しまして、
健康ポイントプロジェクトの展開についてお答えをいたします。
健康に関心を持っていただく
きっかけづくりと、それが習慣化するまでの継続支援は、市民の皆さんの健康増進を図る上で重要な
施策テーマと捉えております。この制度を設けることで、市民の主体的な
健康づくりに加え、健康診断の受診率向上も期待いたしております。ためていただいた
ポイントについては、
厚生労働省のガイドラインに示されている商工会の商品券や本市の特産品、
健康グッズなどと交換できるような制度を検討したいと考えております。
多様な個人の価値観に合わせた制度とすることで、みずからの健康はみずからでつくるという意識の醸成と、それに伴う
健康づくりの促進につながるような制度の創設を目指してまいります。
次に、在宅での介護、特に夜間の家族介護における負担軽減策等についてであります。
現在、本市の地域密着型サービスにおいては、入浴や排せつなどの介護、緊急時の対応などを行う夜間対応型訪問介護を実施しているほか、要支援・要介護認定を受けている人は誰でも夜間の自動排せつ処理装置を利用することができるようになっております。
平成30年度から始まる第7期大野城市
介護保険事業計画・高齢者保健福祉計画の策定に向けての在宅介護実態調査では、在宅介護を続けていく上で介護者が不安を感じている項目において、夜間の排せつと答えた方が多い傾向が見られました。要介護者が在宅生活を継続していくためには、これらの不安をいかに軽減していくかが重要になると考えております。
今後、中・重度の要介護の方に対しては、24時間在宅での生活を支えるサービスなど、介護者の負担軽減につながる取り組みについて、さらに検討をしていきたいと考えております。
続きまして、3点目の「命と暮らしを守り自然環境を守るまち“大野城”安全・安心・環境」に関しまして、受援計画についてお答えいたします。
平成28年4月の熊本地震、平成29年7月の
九州北部豪雨災害など、昨今は自治体の対応能力をはるかに超えるような災害が発生をいたしております。このような大規模災害に対応するためには、外部からの支援を受ける受援が必要となり、各自治体における受援体制の整備が大変重要となります。
本市におきましては、大規模災害時に他の自治体や関係機関からの応援を迅速かつ効率的に受け入れられるよう、受援受け入れ本部の設置や受援担当者の指定、外部に協力を求めることができる業務の選定などを盛り込んだ受援計画を今年度に策定する予定にいたしております。また、あわせまして、これまで推進してまいりました外部からの支援を受けるための災害時
相互応援協定締結の拡充、災害発生時の本部機能や応急・復旧活動を担う防災拠点の検討などについても取り組んでまいります。
次に、全世代参加の市民総ぐるみ防災訓練の概要についてであります。
東日本大震災を契機に、市と地域との連携を中心に、住民参加型の総合避難訓練を各地区
コミュニティ単位で実施してまいりました。また、出水期前には、市と防災関係機関との連携や水防を主眼に置いた総合防災訓練を実施し、地域防災力の強化に努めてきたところであります。
今後は、これらの訓練をさらに発展させるため、市と地域、防災関係機関に加えて、小中学校などとの連携を図るとともに、誰でも参加しやすい訓練種目を導入していくなど、多世代のより多くの市民が参加できる防災訓練の実施に向けて関係者と調整を進めていきたいと考えております。
次に、急
傾斜地対策についてであります。
本市における急傾斜地や土石流危険箇所についてですが、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域や特別警戒区域、いわゆるイエローゾーンやレッドゾーンに指定されている区域があります。これらの対象区域においては、地形が変化したり、砂防ダム等の対策工事を施工することによって、区域の縮小や解除が行われる可能性があります。
イエローゾーンについては、危険渓流の地形や土砂量、急傾斜地における角度や高さといった地形要因に基づき区域指定が行われるため、対策工事を行ったとしても地形自体の変化がなければ区域の解除等は行われますせん。しかし、レッドゾーンについては、砂防ダムの設置や傾斜地の崩壊を防ぐのり枠工事などの対策によりまして、流出する土砂を防ぐ効果が認められた場合には、区域の縮小や解除が行われます。
このことから、土砂災害における被害を未然に防止し、市民の生命や財産を守るため、レッドゾーンの解除に向けて、市や県で行う対策工事を着実に進めていきたいと考えております。
次に、地域の見守り活動時における路上駐車等への配慮についてであります。
地域のことは地域でという自助の精神で、各地区の
コミュニティなどにおいて高齢者の独居世帯への見守りや声かけなどを行っていただいております。しかし、その際、路上駐車によって駐車違反になるということで、地域での見守り活動をちゅうちょさせるような事態が発生しております。地域で見守りをという呼びかけに寄り添うことができるように、このような案件に対して市として何か対応することできないか、今後検討していきたいと考えております。
次に、防犯等などの外灯について回答いたします。防犯灯などの外灯については、環境負荷などへの配慮から電球のLED化を進めており、設置については明るさの基準を定めております。LED化前に設置していた電球や蛍光灯は、360度全方向に光を放射性タイプですが、LEDは特定の方向を照らすことや光の色などにより暗く感じる場合があります。
今後は、更新の際に最新の照射角の広いLEDへの更新を実施するとともに、暗く感じる箇所については地元の要望などに基づいて、現地を確認しながら個別に対応させていただきたいと考えております。
続いて、4点目の「快適な都市空間を創造するまち“大野城”都市基盤・建設」に関しまして、公園管理の弾力的運用による有効活用についてお答えいたします。
公園の有効活用については、今ある公園の活性化や必要に応じた再編などを行うこと、企業などの民間活力を取り入れること、三つ目に公園の個性を引き出し地域にとって価値ある財産とすること、この三つを基本理念としまして、今後具体的な対策を検討し、実現させていきたいと考えております。
また、本市には、地元で清掃などの管理をしていただいている3,000m2未満の街区公園が106カ所ありますが、
少子高齢化などの理由から徐々に利用されなくなっている公園が増えております。今後、地元区や地域住民と協議を進めながら、どの公園を対象に対策を講じるべきか検討していきたいと考えております。
次に、安全安心な道路交通の確保についてであります。
路面下空洞調査については、平成27年11月にサンプル調査を行った結果、陥没事故の原因となり得る空洞の発生を確認し、道路の陥没事故を未然に防いだという経緯があります。路面下の空洞調査は、予防手段として有効な手法であると認識いたしており、今後本格的な実施を進めてまいります。
調査を何年置きに実施するかにつきましては、第1回目の本格的調査の結果を分析し、空洞の発生件数や大きさなど、詳細なデータをもとに適正な期間を設けたいと考えております。
実施に当たっては、効果的な手法や調査すべき路線の優先順位を考慮しながら、国の基準にのっとった事業とすることで、市民の皆さんの安全安心に資する住環境の向上を図っていきたいと考えております。
最後に、「ふるさとのにぎわいと魅力あふれるまち“大野城”にぎわいづくり・産業」に関しまして、スムーズな移動と利便性を確保するサイン整備についてお答えいたします。
サインは、正確にわかりやすく伝わることが重要です。また、まちの一体感や魅力向上に資するよう、周囲の景観を損なわない範囲で地域特性を考慮した本市独自のデザインを用いるなど、本市にふさわしいサインということも重要な
ポイントです。さらに、年齢や性別、国籍や障がいの有無などにかかわりなく、誰もが等しく利用しやすいユニバーサル・デザインの考え方を導入することも不可欠であります。
これらのことから、サイン整備に当たりましては、わかりやすさ、大野城らしさ、利用しやすさ、これらを重視したデザインとすることを基本にし、今後検討をしていきたいと考えております。以上でございます。
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日程第2から日程第6まで
15: ◯議長(白石重成) 日程第2、諮問第1号から日程第6、諮問第5号までを一括議題とします。
これより一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
16: ◯議長(白石重成) 質疑を終わります。
お諮りします。これらの議案は人事案件でありますので、先例により委員会付託、討論を省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
17: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、これらの議案は、委員会付託、討論を省略します。
諮問第1号、人権擁護委員の候補者の推薦についての採決を行います。
諮問第1号は、同意することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
18: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、諮問第1号は同意されました。
諮問第2号、人権擁護委員の候補者の推薦についての採決を行います。
諮問第2号は、同意することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
19: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、諮問第2号は同意されました。
諮問第3号、人権擁護委員の候補者の推薦についての採決を行います。
諮問第3号は、同意することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
20: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、諮問第3号は同意されました。
諮問第4号、人権擁護委員の候補者の推薦についての採決を行います。
諮問第4号は、同意することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
21: ◯議長(
白石重成) 異議なしと認めます。よって、諮問第4号は同意されました。
諮問第5号、人権擁護委員の候補者の推薦についての採決を行います。
諮問第5号は、同意することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
22: ◯議長(
白石重成) 異議なしと認めます。よって、諮問第5号は同意されました。
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日程第7 第67号議案
23: ◯議長(
白石重成) 日程第7、第67号議案を議題とします。
本議案は本日提案されましたので、提案理由の説明を求めます。
井本市長。
〔
井本宗司市長 登壇〕
24: ◯市長(井本宗司) 本日、追加で提案をいたします第67号議案は、平成29年度大野城市一般会計補正予算であります。
歳入歳出をそれぞれ3,680万円追加し、補正後の予算を358億2,299万4,000円とするものであります。
今回の補正は、9月28日に召集された臨時国会において衆議院が解散されたことに伴い、衆議院議員総選挙に要する費用を追加するものであります。
歳出は、衆議院議員総選挙費として3,680万円を追加するものであります。
歳入は、県支出金として衆議院議員総選挙費委託金を歳出と同額の3,680万円追加するものであります。以上でございます。
25: ◯議長(白石重成) これより質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
26: ◯議長(白石重成) 質疑を終わります。
第67号議案は、予算委員会に付託します。
暫時休憩します。予算委員会は直ちに会議を開催してください。
本会議の再開時間は、追って連絡をいたします。
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休憩 午前11時38分
再開 午前11時54分
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27: ◯議長(白石重成) 再開します。
先ほど予算委員会が開催されましたので、予算委員長の報告を求めます。
予算委員長。
〔天野嘉久孝予算委員長 登壇〕
28: ◯13番(天野嘉久孝) 報告いたします。先ほど予算委員会を開催し、本日追加提案され付託を受けた第67号議案を審査いたしました。執行部より関係部課長等の出席を求め、委員全員出席のもと審査を行いましたので、その経過と結果について報告いたします。
第67号議案、平成29年度大野城市一般会計補正予算(第4号)について、主な質疑として会場使用料についてなどがあり、執行部の回答を受け、これを了承しました。その後、議員間討議はなく、また討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。以上、報告を終わります。
29: ◯議長(白石重成) ただいまの委員長報告に対し、質疑を受けます。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
30: ◯議長(白石重成) 質疑を終わります。
これより討論を行います。
〔「なし」の声あり〕
31: ◯議長(白石重成) 討論を終わります。
第67号議案、平成29年度大野城市一般会計補正予算(第4号)についての採決を行います。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
32: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、第67号議案は、原案のとおり可決されました。
お諮りします。ただいま議決されました第67号議案の計数その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
これに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
33: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、計数その他の整理は議長に委任することに決しました。
第67号議案が議決されたことにより、第60号議案、平成29年度大野城市一般会計補正予算(第3号)に関して執行部から発言及び資料配付の申し出があっておりますので、これを許可します。
暫時休憩します。
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休憩 午前11時57分
再開 午前11時58分
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34: ◯議長(白石重成) 再開します。
興梠副市長。
35: ◯副市長(興梠寿徳) 第67号議案の議決をいただきまして、まことにありがとうございます。
平成29年度大野城市一般会計補正予算につきましては、第67号議案を先に議決いただいたことにより、第60号議案の補正前、補正後の計数を整理する必要が生じましたので、計数整理表を配付させていただいたものであります。よろしくお願いをいたします。以上であります。
36: ◯議長(白石重成) ただいま執行部から第60号議案に関する計数の訂正の申し出がなされました。
お諮りします。配付資料のとおり、第60号議案の計数を訂正することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
37: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。第60号議案は、配付資料のとおり訂正することに決しました。
暫時休憩します。
再開を13時15分といたします。
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休憩 午前11時59分
再開 午後1時15分
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38: ◯議長(白石重成) 再開します。
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日程第8 第52号議案
39: ◯議長(白石重成) 日程第8、第52号議案を議題とします。
これより質疑を行います。
質疑の通告があっておりますので、発言を許します。
16番、松下議員。
40: ◯16番(松下真一) それでは、52号議案について2点質問いたします。
まず1点目ですけれども、収入の申告をすることや請求に応じることが困難な事情にある人の家賃の決定に関しての条項に当たる第15条4項にて、当該入居者の収入や市が把握した状況及び近傍同種の住宅の家賃以下の額とすることになりますが、今回ここで問題なのが認知症の人は市は確認ができるのかどうか、これについて質問いたします。
2点目ですけれども、独居高齢者等の認知症の人が収入申告をしないことや、請求に応じることが困難な事情にあることで、退去措置される可能性はないのかどうか、この2点について質問いたします。
41: ◯議長(白石重成) 管財課長。
42: ◯管財課長(市川拓士) それでは、まず1点目の、家賃の確認についてお答えいたします。
決定した家賃については、収入額の認定とあわせて全ての入居者に通知いたします。認知症の方に対しましては、症状に差もあることから、必要と判断される場合には電話や訪問、関係機関との連携など、状況に応じた対応を行うこととなります。
2点目の、退去措置についてお答えいたします。
入居者が認知症であることを理由に退去していただくことはありません。以上でございます。
43: ◯議長(白石重成) 16番、松下議員。
44: ◯16番(松下真一) それでは1点確認のために質問いたしますけれども、収入申告者、収入を申告しなければならない人たちですが、認知症等で申告ができない場合、親族などが代理で収入の申告をすることは可能でしょうか。
45: ◯議長(
白石重成) 管財課長。
46: ◯管財課長(市川拓士) 代理の収入申告についてお答えいたします。
入居者が収入申告できない場合、代理の方の申告は可能となります。以上です。
47: ◯議長(
白石重成) 質疑を終わります。
第52号議案は、総務企画委員会に付託します。
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日程第9から日程第11まで
48: ◯議長(
白石重成) 日程第9、第53号議案から日程第11、第55号議案までを一括議題とします。
これより一括して質疑を行います。
質疑の通告があっておりますので、発言を許します。
16番、松下議員。
49: ◯16番(松下真一) 第54号議案について2点質問いたします。
すこやか交流プラザ内にあります地域包括支援センターに配置されています保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員いわゆる主任ケアマネジャーは、在宅介護支援センターの4施設にも各施設ともに配置をされるのでしょうか。
2点目が、今回条例の第2条2項を全て削除されたのは、条例施行後、今回地域包括支援センターになる施設が既に補完的業務を実践していた実績があるからなのでしょうか。この2点、質問いたします。
50: ◯議長(白石重成) すこやか長寿課長。
51: ◯すこやか長寿課長(帖地節子) それでは、まず1点目についてお答えいたします。
ご質問の三つの職種は、現在の地域包括支援センター以外の4カ所の在宅介護支援センターにも既に個別に配置しております。地区の地域包括支援センターと名称変更した後も、これらの専門職は配置されます。
次に、2点目についてお答えします。
平成27年の条例施行後、地域包括支援センターを補完する組織として、四つの在宅介護支援センターに専門職種を配置しておりました。今回、条例の第2条第2項を削除しますのは、在宅介護支援センターを地域包括支援センターとして運営することに伴い、在宅介護支援センターの名称がなくなるためです。以上です。
52: ◯議長(白石重成) 16番、松下議員。
53: ◯16番(松下真一) 2番目に聞いたことですけれども、在宅介護支援センターの4施設の、今まで、職員配置は地域包括支援センターの運営上支障がなかったということが改正前の条例には書いてあるんですけれども、このことが証明されたということなのでしょうか。この1点だけ確認の質問をいたします。
54: ◯議長(
白石重成) すこやか長寿課長。
55: ◯すこやか長寿課長(帖地節子) 地域包括支援センターと在宅介護支援センターは十分に連携して業務を行っており、支障はありませんでしたが、今後の高齢者の増加に対応し、より身近な場所で相談や見守りができるよう、今回在宅介護支援センターを強化し、地域包括支援センターとすることとしたものです。以上です。
56: ◯議長(
白石重成) 質疑を終わります。
第53号議案及び第54号議案は福祉文教委員会に、第55号議案は都市環境委員会にそれぞれ付託します。
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日程第12 第56号議案
57: ◯議長(
白石重成) 日程第12、第56号議案を議題とします。
これより質疑を行います。
質疑の通告があっていますので、発言を許します。
16番、松下議員。
58: ◯16番(松下真一) 第56号議案について6点質問いたします。
今回の変更金額の積算根拠について、まず伺います。
2点目ですけれども、平成の石垣づくり共感
プロジェクトは寄附金で賄うという説明であったはずですけれども、なぜ追加工事費が必要になったのか、その点の説明をお願いいたします。
3点目が、技能労働者等に係る人件費に関する国土交通省からの通達はいつ届いたのでしょうか。
4点目ですが、展示施設実施計画は当初の基本計画にあったはずですけれども、変更の理由は何でしょうか。
5点目に、安全誘導員の増員の具体的な内容を示してください。
6点目が、掘削時に発覚したコンクリートがら等地中障がい物というものが書かれておりますけれども、何を示しているのでしょうか。以上、6点質問いたします。
59: ◯議長(
白石重成) ふるさとにぎわい課長。
60: ◯ふるさとにぎわい課長(白壁弘昭) それではお答えいたします。まず1点目、変更金額の積算根拠についてお答えさせていただきます。
(仮称)大野城心の
ふるさと館建設建築工事の契約金額は、約3,719万2,000円の増額となっております。主な変更の内容につきましては、工事発注後の実施となりました平成の石垣づくり共感
プロジェクト事業に伴います寄附者の名前を刻印するための加工費、及び天井ルーバーに使います材料の変更に伴う費用の増額が約1,883万2,000円、それから国土交通省通知に基づきます技能労働者等に係る人件費の増額が約875万円などでございます。
続きまして、2点目の、平成の石垣づくり共感
プロジェクトは寄附金で賄うはずではなかったのかというご質問に対して回答させていただきます。
平成28年9月から3月までの期間に実施いたしました平成の石垣づくり共感
プロジェクト事業では、大野城心の
ふるさと館を応援する市民を初め、多くの方からご寄附をいただきました。この寄附金は、寄附者の名前を建築資材に刻印するための加工費に充当いたします。
現在、寄附金は、財政調整基金に積み立てておりまして、建築工事完成後の工事請負費を支払う際に寄附金が充当されることとなります。
続きまして、3点目の、技能労働者に係る人件費に関する国土交通省の通達はいつ届いたのかについてご回答させていただきます。
国土交通省企画課長名による通知が平成29年3月8日付で、福岡県県土整備部企画課を通じて届いております。
続きまして、4点目の、展示施設実施設計は当初の基本計画になかったのかというご質問に対しましてご回答させていただきます。
展示につきましては、建築工事のための設計業務の中では基本的な設計のみを行っております。その後、建設工事の発注と並行しまして、設計施工一括方式によりまして、平成28年6月20日に大野城心の
ふるさと館展示施設実施設計・製作設置業務の契約を締結いたしておりまして、詳細な展示の実施設計に着手いたしたところでございます。
大野城心の
ふるさと館のような博物館などの展示施設においては、展示設計の重要性が高いことから、展示施設実施設計の詳細確定に合わせて建物工事の一部を変更することとさせていただいているところでございます。
続きまして、5点目、安全誘導員の増員の具体的な内容についてご回答させていただきます。
工事に直接関係がない工事現場近隣の生活道路が小学生の通学路でもあります。また、学習塾も隣接しているということから、住民や子どもたちの安全対策のため、生活道路の入り口の信号のない横断歩道付近に安全誘導員を配置するよう要望があったところでございます。
当初は、工事車両の出入り口がある箇所のみ安全誘導員を配置する計画としておりましたが、近隣住民の安全対策強化のため、必要と判断しまして追加配置するものでございます。
続きまして、6点目の、掘削時に発覚したコンクリートがらなど地中障がい物とは何かというご質問でございます。
大野城心の
ふるさと館の建設地については、御笠川西部土地区画整理事業が行われた区域内でございました。区画整理前の建造物の基礎などに関するものが地中に埋まっていたものと考えられております。以上でございます。
61: ◯議長(
白石重成) 16番、松下議員。
62: ◯16番(松下真一) それでは、改めて3点お伺いいたしますが、平成29年3月付で国土交通省から通達があったその内容ですけれども、技能労働者の人数と増加額はどのように変更になったんでしょうか。
2点目ですが、
ふるさと館の建設現場は、もともと石勺遺跡の発掘調査をしている現場であります。御笠川の西部区画整理事業ということを先ほど言われましたけれども、なぜコンクリートがらや地中障がい物の撤去作業が今になって発覚し、変更として計上されたのか、それについての説明をお願いいたします。
3点目ですけれども、整備検討委員会は今まで20回を超える協議を行っておりますけれども、このような契約の変更というものは議題の中で協議をされたのでしょうか。以上、3点質問いたします。
63: ◯議長(
白石重成) ふるさとにぎわい課長。
64: ◯ふるさとにぎわい課長(白壁弘昭) それでは、1点目の、技能労働者の人数の増加についてご回答させていただきます。
労務費の増額は、国土交通省監修の「賃金等の変動による工事契約約款第25条第6項運用マニュアル」に従いまして算出しております。その増加額は、約875万円となっているところでございます。
算出方法につきましては、請負業者から請求のあった日を基準日といたしまして、基準日以降の残工事について、設計書の労務費相当額に対しまして公共工事設計労務単価の上昇率を反映させていただいているところでございます。例えば、とび工、板金工など、さまざまな工種・項目がありますが、それぞれに適合する上昇率を乗じて算出するものでございます。
なお、設計書には労務者の人数は明示されておりません。
続きまして、2点目の、石勺遺跡の発掘調査をしていながら、なぜコンクリートがらや地中障がい物の撤去作業が今発覚したのかについてお答えさせていただきます。
石勺遺跡の
試掘のときにもコンクリートがらが地中から出てきておりましたが、このときは敷地の一部のみの
試掘でございまして、全体でどのくらいの地中障がい物が存在するかについては把握できておりませんでした。
建設工事着手後、基礎工事等の掘削によりまして、地中障がい物の撤去・処分の全体量が判明したということで、工事の追加を行うこととなったものでございます。
3点目の、整備検討委員会ではこのような契約変更の議題は協議されたのかについてご回答させていただきます。
大野城心の
ふるさと館整備検討委員会を開催いたしまして、大野城心の
ふるさと館の施設としての整備目的、施設機能、運営体制計画の基本方針について説明いたしまして、多くの意見をいただいているところでございます。
今回の変更契約につきましては、大野城心の
ふるさと館の基本的なコンセプトが変更されたものではないと思っておりますので、検討委員会の協議については行っておりません。
以上でございます。
65: ◯議長(
白石重成) 質疑を終わります。
第56号議案は、総務企画委員会に付託します。
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日程第13 第57号議案
66: ◯議長(
白石重成) 日程第13、第57号議案を議題とします。
これより質疑を行います。
質疑の通告があっていますので、発言を許します。
16番、松下議員。
67: ◯16番(松下真一) 第57号議案について4点質問いたします。
1点目は、先ほどと同じですけれども、変更金額の積算根拠についてお伺いいたします。
2点目ですけれども、以前基本設計の中でダイナビジョンの説明がありましたけれども、当然そのときにも無線LANの設備が必要であることはわかっていたはずではないかと思いますが、なぜ今必要なのでしょうか。
3点目ですけれども、避難誘導灯設備の変更についてでありますが、現在予定の避難誘導灯設備では、どこにどのような支障があって変更しなければならないのか、これについて説明をお願いいたします。
4点目ですけれども、エントランスホールの多彩な照明演出は、何を示しているのでしょうか。また、その演出が必要な理由は何でしょうか。以上、4点質問いたします。
68: ◯議長(
白石重成) ふるさとにぎわい課長。
69: ◯ふるさとにぎわい課長(白壁弘昭) それでは、1点目の、変更金額の積算根拠についてご回答させていただきます。
(仮称)大野城心の
ふるさと館建設電気設備工事の契約金額は、約291万7,000円の増額となっております。
主な変更の内訳は、増額になるものにつきましては、展示施設実施設計の確定に伴う無線LAN設備追加によるものが約440万5,000円、エントランスホール壁面に対する照明の仕様変更によるものが約248万4,000円などであります。
また、変圧器の方式変更、時計の仕様変更、スポット照明の数量見直しなどによる約486万円減額と合わせて変更となったものでございます。
続きまして、2点目の、基本設計の中でダイナビジョンの説明があったが、当然無線LANの設備が必要であることはわからなかったのかというご質問に対してご回答させていただきます。
建設工事の当初設計においては、1階の大野城ダイナビジョンの周辺におきまして、スマートフォンなど携帯端末を使った展示情報の取得を想定しておりました。その後、展示施設実施設計の詳細確定によりまして、全館において携帯端末などによります詳細な展示解説や、地域資源情報を取得できるように変更いたしまして、館内のネットワーク環境整備に係る工事を追加するものでございます。
3点目の、現在予定の避難誘導設備ではどこにどのような支障があるのかについてご回答させていただきます。
誘導灯の視認性を向上させることで、利用者の安全性の向上を図るよう消防署から助言を受けたため、避難誘導灯の仕様変更が必要であると判断したことによりまして増額となるものでございます。具体的には、一部の誘導灯を天井つり式から床埋め込み式に変更するものでございます。
続きまして4点目、エントランスホールの多彩な照明演出とは何か、またその演出が必要な理由は何かについてご回答させていただきます。
平成の石垣づくり共感
プロジェクト事業や、展示施設実施設計を進める中で、エントランスホールの壁面には大野城心の
ふるさと館を応援していただいた寄附者の名前を刻んだタイルが飾られることになりました。また、タイル壁面上部には文化財を見せる収蔵庫も整備しております。
このエントランスの壁面が、館のシンボル的な役割を果たす場としたため、色の変化や動きを可能とする多彩な照明演出をすることとしたものでございます。
このことにより、いつ来ても変化を感じられる空間づくりを行い、リピーターの増加につなげていきたいと考えているところでございます。以上でございます。
70: ◯議長(
白石重成) 質疑を終わります。
第57号議案は、総務企画委員会に付託します。
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日程第14 第58号議案
71: ◯議長(
白石重成) 日程第14、第58号議案を議題とします。
これより質疑を行います。
質疑の通告があっていますので、発言を許します。
16番、松下議員。
72: ◯16番(松下真一) 第58号議案では、5点質問いたします。
1点目は、同じく変更金額の積算根拠についての説明をお願いいたします。
2点目ですけれども、
ふるさと館の躯体工事に係るコンクリートの枯らし期間また空調設備については、基本計画では問題ないという回答であったはずですけれども、なぜケミカルフィルターが必要になったのか、その理由の説明をお願いいたします。
それから、ケミカルフィルターの交換の必要があると思いますけれども、交換寿命、何カ月間で交換をしなければならないのかについての説明をお願いいたします。
同じく、ケミカルフィルターについてのランニングコストの増額が必要になるのではないかと考えますけれども、これについての説明をお願いいたします。
5点目ですけれども、このフィルターのメーカーの選定はどのような方法で行うのか。以上、5点質問いたします。
73: ◯議長(
白石重成) ふるさとにぎわい課長。
74: ◯ふるさとにぎわい課長(白壁弘昭) それでは、1点目の変更金額の内容についてご回答させていただきます。
(仮称)大野城心の
ふるさと館建設機械設備工事の契約金額は、約516万8,000円の増額となっております。変更の内容の内訳につきましては、文化庁と国指定重要文化財の展示に係る協議を重ねる中で必要となりました空調機へのケミカルフィルターの追加、及び厨房機器の仕様変更による増額が約388万9,000円、国土交通省通知に基づく技能労働者に係る人件費の増額が約127万9,000円であります。
続きまして、2点目の、
ふるさと館の躯体工事に係るコンクリートの枯らし期間や空調設備についての基本計画では問題なかったはずだが、なぜケミカルフィルターが必要になったのかについてご回答させていただきます。
文化庁が示します指針では、国指定重要文化財を公開する施設は、建物の空気環境を安定させるために、コンクリート打設後2年の夏経過後、文化財を公開するよう求められているところでございます。これは、コンクリートの躯体から発生します揮発性化学物質等が文化財を劣化させるおそれがあるためでございます。
大野城心の
ふるさと館につきましては、開館後に迎える夏で国が求めます2年の夏経過となりますが、文化庁と国指定重要文化財の展示に係る協議を重ねる中で、ほかの博物館等の例では2年の夏経過後も空気環境の安定化に時間を要している場合もあるという助言をいただきまして、早期に空気環境の安定化を図ることが必要であると判断いたしまして、空調機にケミカルフィルターを取りつけ、揮発性化学物質の除去能力を高めることとするものでございます。
3点目の、フィルターの交換寿命は何カ月かということについてご回答させていただきます。
本市が設置予定のケミカルフィルターのメーカー推奨の交換時期は、おおむね2年となっているところでございます。
続きまして4点目の、ランニングコストは増額になるのかというご質問についてご回答させていただきます。
ケミカルフィルターのランニングコストは、その交換費用のみとなります。空調機にケミカルフィルターを取りつけた後、定期的に環境調査を実施いたしまして、空気環境安定化の推移を確認いたします。ケミカルフィルターは、空気環境の早期安定化のために設置しますが、2年の夏経過後、
ふるさと館の空気環境が持続的に安定すれば、その後のケミカルフィルターの交換は必要がなくなると考えているところでございます。
5点目の、フィルターのメーカー選定方法についてご回答させていただきます。
メーカー選定は、全国の博物館や美術館など、類似施設におけるシェアが高いところ、それから実績があり信頼性の高いものの中から選んでいるところでございます。
以上でございます。
75: ◯議長(
白石重成) 質疑を終わります。
第58号議案は、総務企画委員会に付託します。
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日程第15 第59号議案
76: ◯議長(
白石重成) 日程第15、第59号議案を議題とします。
これより質疑を行います。
質疑の通告があっていますので、発言を許します。
16番、松下議員。
77: ◯16番(松下真一) 第59号議案では、2点質問いたします。
1点目は、同じく変更金額の積算根拠の説明をお願いいたします。
2点目ですけれども、水城剥ぎ取り断面標本を全体展示に変更した理由の説明をお願いいたします。以上、2点質問いたします。
78: ◯議長(
白石重成) ふるさとにぎわい課長。
79: ◯ふるさとにぎわい課長(白壁弘昭) それでは、お答えいたします。まず、1点目、変更金額の積算根拠についてのご回答をさせていただきます。
(仮称)大野城心の
ふるさと館展示施設実施設計・制作設置業務の契約金額は、約471万4,000円の増額となっております。変更内容は、市が所蔵いたします全長約7メートルの水城剥ぎ取り断面標本について、切り取りを行わず全体を展示することとしたため、標本の補強費用を追加するものであります。
2点目の、水城剥ぎ取り断面標本を全体展示に変更する理由は何かについてご回答させていただきます。
本市が所蔵いたします水城剥ぎ取り断面標本は、全国的にも希少な実物大の標本でございます。当初、標本の一部を切り取って展示する想定としておりましたが、現地の水城の大きさを体感できるよう2階の吹き抜け壁面の高さを最大限活用いたしまして、標本全体を展示することといたしました。
実際の水城の大きさと土の層の積み重ねを忠実に再現することにより、来館者の印象に強く残る展示となりまして、史跡への理解を深められるとともに、本市の有望な観光資源であります水城跡に足を運んでいただく動機づけの効果も高いと判断したものでございます。以上でございます。
80: ◯議長(
白石重成) 16番、松下議員。
81: ◯16番(松下真一) 56号から59号までるる質問いたしましたけれども、心の
ふるさと館の基本設計から総額で5,000万円近い契約の変更であります。これは、設計のミスが原因なのかどうかについて質問いたします。
それから、この財源は何を充てるのか、これが2点目です。
3点目ですけれども、質疑の内容の説明を受けたんですけれども、どうも安易に契約を変更しているような感じを危惧するんですけれども、今後このような契約変更を安易に行うことができるというような考えを持っていないかどうか、この3点について質問いたします。
82: ◯議長(
白石重成) ふるさとにぎわい課長。
83: ◯ふるさとにぎわい課長(白壁弘昭) それでは、お答えいたします。まず、1点目につきまして、大野城心の
ふるさと館の当初基本設計から約5,000万円の増額変更とするのは設計ミスなのかについてご回答させていただきます。
今回の主な変更理由につきましては、5点あります。展示施設実施設計の詳細確定、それから平成の石垣づくり共感
プロジェクト事業の追加、国土交通省通知に基づく技能労働者等に係る人件費の増額、近隣住民安全強化のための安全誘導員の増員、掘削時に発覚いたしました地中障がい物の撤去・処分と、いずれも工事着手後の要因によるものでございまして、当初設計に含めることができなかったものでございます。
続きまして、2点目の、財源は何を充てるかについてご回答させていただきます。
大野城心の
ふるさと館の建設工事等につきましては、平成27年12月の定例会におきまして、平成29年度までの複数年事業といたして、継続費を設定して、事業費として予算化をされているところでございます。
今回の変更は、その事業費の予算内で行うものでありまして、補正予算の計上はございません。
財源につきましても、当初の説明のとおり、国の交付金、地方債、石井久様からの寄附金を積み立てさせていただいている財政調整基金それから
公共施設整備基金を財源計画とするものでございます。
なお、共感
プロジェクトの寄附金につきましては、変更契約分の財源として一旦財政調整基金に積み立てているものを充当することとしているところでございます。
3点目の、今後このような変更契約を安易に考えてはいないかについてご回答させていただきます。
今回の変更契約につきましては、先ほども申しましたが、当初設計に含めることができなかった工事着手後の要因によるものでありまして、展示設計の詳細確定や管理運営上、それから来館者の利便性そして安全性の向上の視点から変更したものでございまして、内容の精査を十分重ねて行ってきたものでございます。以上でございます。
84: ◯議長(白石重成) 質疑を終わります。
第59号議案は、総務企画委員会に付託します。
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日程第16から日程第21まで
85: ◯議長(白石重成) 日程第16、第60号議案から日程第21、第65号議案までを一括議題とします。
これより一括して質疑を行います。
〔「なし」の声あり〕
86: ◯議長(白石重成) 質疑を終わります。
第60号議案から第65号議案までは、予算委員会に付託します。
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日程第22から日程第29まで
87: ◯議長(白石重成) 日程第22、認定第1号から日程第29、認定第8号までを一括議題とします。
これより一括して質疑を行います。
〔「なし」の声あり〕
88: ◯議長(白石重成) 質疑を終わります。
お諮りします。これらの議案は、10人の委員で構成する決算特別委員会に付託の上、審査することにしたいと思いますが、これに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
89: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、そのように決定しました。
ただいま決算特別委員会への付託が決定したことにより、委員選任の必要が生じました。
お諮りします。決算特別委員会委員の選任についてを、追加日程第1として日程に追加したいと思いますが、これに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
90: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、決算特別委員会委員の選任についてを追加日程第1として日程に追加します。
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追加日程第1 決算特別委員会委員の選任について
91: ◯議長(白石重成) 追加日程第1、決算特別委員会委員の選任についてを議題とします。
委員の選任については、大野城市議会委員会条例第7条第1項の規定に基づき、議長より指名します。
関岡議員、清水議員、高山議員、山上議員、森議員、平井議員、中村議員、河村議員、松崎百合子議員、私白石、以上を指名します。
ここで暫時休憩します。
直ちに決算特別委員会を開催してください。本会議の再開時間は、追って連絡をいたします。
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休憩 午後1時53分
再開 午後2時03分
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92: ◯議長(白石重成) 再開します。
先ほど、決算特別委員会が開催され、正副委員長の互選が行われておりますので報告いたします。
委員長に清水議員、副委員長に森議員がそれぞれ互選されております。
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日程第30から日程第38まで
93: ◯議長(
白石重成) 日程第30、報告第12号から日程第38、報告第20号までを一括議題とします。
これより一括して質疑を行います。
〔「なし」の声あり〕
94: ◯議長(
白石重成) 質疑を終わります。
報告を終わります。
95: ◯議長(
白石重成) 以上で、本日の議事日程は全て終了しました。
次の10月19日の会議は、議事の都合により、特に午前9時30分に繰り上げて開きます。
本日はこれをもちまして散会します。お疲れさまでした。
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散会 午後2時04分...