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令和3年予算審査特別委員会 本文 2021-03-16
令和3年予算審査特別委員会 名簿 2021-03-16

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  1. 春日市議会 2021-03-16
    令和3年予算審査特別委員会 本文 2021-03-16


    取得元: 春日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    1:                 開会 午後1時15分                ──── ─ ──── ─ ──── ◯委員長北田 織君) それでは、皆さんお疲れさまでございます。白水祥太郎委員から委員会を欠席する旨の届出があっております。定足数に達しておりますので、ただいまから予算審査特別委員会を開議いたします。  本日は、議案採決及び委員長報告案調整となっております。  委員皆さんに申し上げます。発言の際は挙手発言を求め、委員長の指名を受けた後にマイクのスイッチを入れ、簡潔明瞭な発言を行ってください。  まず初めに、採決を行う前に、執行部に確認しておきたい事項はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 2: ◯委員長北田 織君) ないようですので、それでは、第16号議案令和3年度春日一般会計予算について」を議題といたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 3: ◯委員長北田 織君) 討論なしと認めます。これをもちまして討論を終結いたします。  それでは、第16号議案について、原案のとおり可決することに賛成委員挙手を求めます。                   〔賛成者挙手〕 4: ◯委員長北田 織君) 賛成多数であります。よって、第16号議案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。米丸委員。 5: ◯委員米丸貴浩君) 第16号議案令和3年度春日一般会計予算について」、これに関する附帯決議動議を提出いたします。 6: ◯委員長北田 織君) ただいま、第16号議案に対し、米丸委員から附帯決議案提出動議が出されました。よって、本動議議題といたします。  ここで、附帯決議案配付のために暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後1時17分                 再開 午後1時18分
                   ──── ─ ──── ─ ──── 7: ◯委員長北田 織君) 休憩前に引き続き、委員会再開いたします。  米丸委員から附帯決議案提案理由説明をお願いいたします。米丸委員。 8: ◯委員米丸貴浩君) 第16号議案令和3年度春日一般会計予算について」に対する附帯決議提案理由説明いたします。  令和3年度春日一般会計予算は、予算審査特別委員会にて、執行部に対して質疑も行い、慎重に審査を行い、ただいま可決となったところであります。西野球場管理費審査において、現時点では、用地取得可能性が不明瞭です。また、財源についても、国、県の補助は措置されていない現状があります。そのため、執行に当たっては、次の事項を十分留意して取り組まれるよう、求めるものであります。  1、整備用地確保は、西野球場等スポーツ施設整備前提となるため、当該地権者との土地確保に関する意思疎通早期に図ること。  2、コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況下では、市の歳入増は期待できない。一般財源の減少を少しでも抑制することは重要であり、令和3年度予算全般を通じて、国、県の補助財源等確保に努めること。  以上です。 9: ◯委員長北田 織君) ここで暫時休憩いたします。再開は、13時30分に出します。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後1時20分                 再開 午後1時22分                ──── ─ ──── ─ ──── 10: ◯委員長北田 織君) 時間前ではありますけれども、休憩前に引き続き委員会再開いたします。  これより質疑に入ります。この附帯決議案に対し、質疑はありませんか。高橋委員。 11: ◯委員高橋裕子君) まず、一つ目をお聞きしますけど、この1番にある整備用地確保は、西野球場等スポーツ施設整備前提となるため、ってありますけれども、今回、この16号議案に対する予算というのは、予算に関する説明書の281ページにあります西野球場管理費のことですね。この中にある委託料の中の設計業務、それと測量業務に関する予算であります。この用地確保がその前提となるというふうにおっしゃっているこの予算との関連性をどのように考えていらっしゃるのかお尋ねします。 12: ◯委員長北田 織君) 米丸委員。 13: ◯委員米丸貴浩君) ただいま質疑がありましたので、お答えしたいと思います。  西野球場管理費予算書の281ページですけれども、委託料のその下に、次に、西野球場用地上料計上がなされているかと思います。今回の目的が、用地解消に努めていきたいというところの賃借料が入っておりますので、これに関連するものというふうに捉えております。 14: ◯委員長北田 織君) 高橋委員。 15: ◯委員高橋裕子君) その下にある意思疎通早期に図ることってあります。土地確保に関する意思疎通、これはどういうことをおっしゃっているんですか。 16: ◯委員長北田 織君) 米丸委員。 17: ◯委員米丸貴浩君) なかなか用地の問題でありますので、まだ、いわゆる土地購入に関する価格の問題とかは、まだこの先の話でありますけれども、少なくとも、条件がいろいろ今から出てくると思います。それで明言をすることはできませんけれども、この執行部としては、土地購入したいんだ、確保したいんだという、そういう意思がお互いに、できるようにしておいてほしいというところまでの意思疎通であります。 18: ◯委員長北田 織君) 高橋委員。 19: ◯委員高橋裕子君) さっきの借上料のこともおっしゃっていましたけど、今回、借り上げであっても、もう既に西野球場は存在していますよね、存在しています。それが、その土地確保に関して、それが前提となるという考え方っていうのが、今回の付託されている議案、これは用地購入する費用ではありません、あくまでも。そこのところを、この附帯決議にあるこの一番との関連性、もう一度ちょっと伺います。 20: ◯委員長北田 織君) 米丸委員。 21: ◯委員米丸貴浩君) 附帯決議の中では用地購入という記述は私はしてないと思うんですが、用地取得という表現に変えておるんですけれども、ここにはですね、この前提が、あくまで用地確保ということになりますので、現時点では、この購入意思を確認するというところまではいかないけれども、少なくとも、意思疎通だけは図って、今後のためになるようにしていただきたいということを記載しております。 22: ◯委員長北田 織君) ここで暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後1時26分                 再開 午後1時32分                ──── ─ ──── ─ ──── 23: ◯委員長北田 織君) 休憩前に引き続き委員会再開いたします。  高橋委員。 24: ◯委員高橋裕子君) それから、2番目にあります、下から4行目、ずっと、2番がありまして、一番最後の段に国、県の補助財源等確保に努めることとありますけれども、その根拠はあるんですか。このように書かれる、執行部説明では、現在探しているけれども、該当するものはないと、今後も鋭意努力するというような答弁があったと思いますけれども、あえてこうやって載せられるということは、そういう情報をお持ちなのかをお尋ねします。 25: ◯委員長北田 織君) 米丸委員。 26: ◯委員米丸貴浩君) 今の質疑の答えは、情報をお持ちかどうかということでよろしいんですか。情報。 27: ◯委員長北田 織君) 今、高橋委員のほうからは、国、県の補助財源等確保に努めるということに対して、きちっとした根拠というか、そういうものを持っておられる、情報として持っておられますかということに対する質疑なので、それに対する回答をお願いします。米丸委員。 28: ◯委員米丸貴浩君) このときの審査の中で、国、県の今のところ補助の予定はありますか、というところに対しては、今のところありませんと、それは先ほど、高橋委員質疑の中で申されたとおりなんですけれども、次のときにですね、令和3年度の新しい予算、国の予算の中で、緊防債緊急防災対策債の中で、期間の拡充とそれから、対象事業拡充、拡大が予定されておりますので、この辺りはどうかという、たしか質疑をしたかと思います。残念ながら、今回の緊防災にはこれを当てはまらないという、たしか回答をいただいておりましたので、これ以外のところでいろんな予算措置を考えていきたいということでしたので、その部分に関して、緊防債のことを申し上げておりましたので、2番について書かせていただきました。 29: ◯委員長北田 織君) よろしいですか。ほかに質疑ありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯委員長北田 織君) それじゃあ、質疑はないようですので、これをもって質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。  この附帯決議案に対し討論はありませんか。原委員。 31: ◯委員(原 克巳君) 私は、この附帯決議反対立場から意見を述べさせていただきます。  まず、地権者との意思疎通早期に図ることとありますけれども、土地交渉については、スピードよりも、まずは慎重さとかですね、丁寧さが必要、求められるんじゃないかなということが、これが1点。  もう1点が、土地交渉に関しては、執行部のほうからも鋭意進めているというふうな説明がなされております。なので、ここでこのようなですね、附帯決議をつけることについては、市民に対していたずらに交渉が遅滞しているといった誤解を与える可能性があるというふうに考えております。  また、先ほど国、県の補助財源の話がありましたけれども、執行部から、現在探しているといった説明があっております。これについては、市として当然取るべき対応であって、現在鋭意努めている最中であるというふうに認識をしております。  以上のことからこの附帯決議に対しては反対をいたします。  以上です。 32: ◯委員長北田 織君) ほかに討論はございませんか。中原委員。 33: ◯委員中原智昭君) 私も反対立場討論させていただきます。  そもそも予算審査特別委員会に付託されておりますのは、あくまでも基本的には予算の款項目、款、項の目であり、目節に当たっては、説明は受けておりますが、付託されているものではなく、執行権の範囲だと考えております。  また、1番の項目に関しましては、従前より、賃貸借の解消に向け、執行部においては、鋭意努力していると思われますし、相手があるために、もう少し見守る必要があるのかなとも思われて、思っております。そして、2に関しましては、市が行う全ての事業に対しましては、国、県の補助財源を求めるのは今、始まったことではなく、今年だけではなく、前年度もそう、その前もそうですけど、鋭意努力をしてあると考えておりますから、これからも当然のことだと思っておりますので、附帯決議を出すまでには至らないと考えております。  以上です。 34: ◯委員長北田 織君) ほかに討論はありませんか。岩切委員。 35: ◯委員岩切幹嘉君) 若干、重複するかもしれませんけども、私も附帯決議反対立場から討論させていただきます。  この、西野球場管理費委託費における設計業務と、まず測量業務でありますが、これは西鉄が所有していた旧日之出水道跡地土地交換の契約が成立したことによって、多目的な、いろんなスポーツ施設のスペースが確保できる条件がそろって、これで都市計画決定事業認可可能性が出てきたと、その実現に向けて整備ができるように、利用されるスポーツ関係団体の方々とも執行部が協議を重ねてこられて、説明でありましたように、整備計画の素案といいますか、構想図を示しながら、今回、計上された予算でありまして、その計画に基づく委託料設計測量業務をまず、この3年度中にですね、遂行して、都市計画決定できるような内容設計をしっかりとつくり上げて示すべきであると思います。その都市計画決定に基づいた設計であるというその根拠を基に、それからですね、誠意を持って、地権者に現実的な用地交渉につなげていくものであると考えております。  また、今回の取得については、用地取得につきましては、今回の予算ではなくて、これは多分ですけど、来年度以降の予算計上されているものと考えられると思います。言葉にある、その当該地権者との土地確保に関する意見疎通早期に図ることとありますが、原議員もちょっとおっしゃいましたが、早期に諮るよりも大事なのは、やはり、その地権者のその立場をまず尊重して、もう、本当に慎重に丁重に進めていくべきであるということからですね、こういう文言の表現については、非常に地権者誤解を生みやすいと思います。  借地に係る地権者との用地交渉に関することは、本当に慎重にすべきだと思いますし、また、もう一つ、今後、該当していくかもしれないというか、補助財源確保の取組については、執行部答弁の中にですね、スポーツ関連だけではなくて、例えば、防災の面から避難所可能性もありますので、多面的に取り組むという答弁が明確にあっておりますので、私はこれで十分だと思いますので、この執行部としてのこの2つは、基本中の基本の仕事でありますから、あえて附帯決議を添えてまで議会が要望すべきことではないという観点から、反対討論をさせていただきました。 36: ◯委員長北田 織君) 賛成立場での討論はありませんか。飯田委員。 37: ◯委員飯田浩昭君) 私は賛成立場から討論いたします。  西野球場スポーツ施設整備計画のための測量費基本計画に係る設計費が今回の予算案計上されています。そもそも西野球場スポーツ施設整備計画は、現在の西野球場内にある借地を解消することを目的に進められたものでありますので、借地が確実に解消されることを確認して、測量基本設計を進めていただきたいと思います。  まず、歳入増の期待が厳しい、難しい状況において、市単費で負担が無理なのは明らかですので、以上のことから附帯決議案賛成するものです。  以上です。 38: ◯委員長北田 織君) ほかに討論はありませんか。西川委員。 39: ◯委員西川文代君) 私は、賛成立場討論をさせていただきます。  この西野球場等スポーツ施設整備については、従前より市民から様々な意見があり、また、これまでの測量等予算に関しては賛否が分かれた、そのような事業でございます。そして、この1にあります、意思疎通早期に図ることということですけれども、意思疎通であって、その事業をですね、用地確保早期に図ることとは、ちょっと意味合いが違っているかと思います。意思疎通早期に図ることは、大変重要な、春日市のこれからの事業を進めていく上で重要なことだと思いますので、これに関しては特に問題ないというふうに思っております。  あと、この2番目に関してですけれども、やっぱりなるだけ、まだどのような形になるか根拠はありませんけれども、国、県の補償財源等確保して、春日市に負担のかからないような形でやってほしいという市民もこういう声、すごく持っておりますので、これをあえてここで附帯決議することは、私は重要なことだと思います。それで、賛成いたします。  以上です。 40: ◯委員長北田 織君) ほかに討論はありませんか。高橋委員。 41: ◯委員高橋裕子君) 私は、反対立場討論いたします。  まず、今回の計上補正予算は、あくまでも設計測量借地に関することであって、土地購入ではありません。なので、以前に、春日運動広場との土地等価交換に関しては、議会で議決をしております、可決をしております。その中で進めておりますので、直接にこれは関係がない、用地購入ではないということがまず前提であります。  それから、意思疎通を図る、土地の交換に関する意思疎通を図るということも、市の一方的な強い交渉では、事業に支障が出ると思われます。地権者の方の考え方、そういったことも十分に配慮をしながら、慎重に進めていかなければ、かえって事業の支障が出るものと思われますので、この附帯決議に関しては反対いたします。 42: ◯委員長北田 織君) ほかに討論はございませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43: ◯委員長北田 織君) ほかに討論はございませんか。  これをもって討論を終結いたします。  それでは、採決を行います。第16号議案に対し、お手元に配付の、失礼しました、附帯決議を付すことに賛成委員挙手を求めます。                   〔賛成者挙手〕 44: ◯委員長北田 織君) 賛成少数であります。よって、第16号議案に対し、附帯決議を付すことは否決されました。  次に、第21号議案令和3年度春日一般会計補正予算(第1号)について」を議題といたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45: ◯委員長北田 織君) 討論なしと認めます。これをもちまして討論を終結いたします。  それでは、第21号議案について原案のとおり可決することに賛成委員挙手を求めます。                   〔賛成者挙手〕 46: ◯委員長北田 織君) 賛成多数であります。よって、第21号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第27号議案令和3年度春日一般会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯委員長北田 織君) 討論なしと認めます。これをもちまして、討論を終結いたします。  それでは、第27号議案について原案のとおり可決することに賛成委員挙手を求めます。                   〔賛成者挙手〕 48: ◯委員長北田 織君) 全員賛成であります。よって、第27号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  これより休憩に入り、委員長報告案の作成を行いますが、報告案の中に特に付記すべき事項はありませんか。よろしいですかね。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 49: ◯委員長北田 織君) それでは、委員長報告案を作成しますので、ここで暫時休憩いたします。  再開は14時30分を予定しております。                ──── ─ ──── ─ ────
                    休憩 午後1時52分                 再開 午後2時29分                ──── ─ ──── ─ ──── 50: ◯委員長北田 織君) 休憩前に引き続き、委員会再開いたします。  まず初めに、高橋委員より発言訂正が申出があっておりますので、高橋委員より発言をお願いいたします。 51: ◯委員高橋裕子君) 先ほどの私の討論の中に、言葉が足らなく、誤解を与えてしまうようなところがありますので、修正をお願いしたいと思います。  春日運動広場との土地等価交換に関する関連補正予算につきましては可決成立しておりますという旨を訂正に付け加えて、訂正させていただきたいと思います。 52: ◯委員長北田 織君) 皆さん訂正のほうよろしいですかね、御了承いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これより、委員長報告案調整を行います。  お手元に委員長報告案を配付いたしております。読ませていただきたいと思いますので、よろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。  予算審査特別委員会委員長北田織でございます。  本定例会において付託を受けております予算案件3件について、審査結果の報告をいたします。  初めに、第16号議案令和3年度春日一般会計予算について」であります。  令和3年度一般会計予算の総額は、対前年度比3.6%減の344億373万5,000円となっております。  予算の概要でありますが、歳入では、まず、自主財源の要である市税は対前年度比5.6%減の125億4,188万5,000円となっております。これは、個人市民税については、新型コロナウイルスの影響による個人所得等の減を見込み、2億8,125万8,000円の減を、法人市民税についても、1億6,476万5,000円の減を見込んでいます。また、固定資産税については評価替の年となるため、例年であれば増収が見込まれるところですが、新型コロナ対策として、固定資産税の据置き及び軽減措置が実施されることから、2億8,683万4,000円の減を見込んだためであります。なお、軽減に伴う減収分については、地方特例交付金にて財源措置されることとなっています。  次に、地方交付税臨時財政対策債との合計である実質的な地方交付税は、地方交付税は減、臨時財政対策債は増となり、総額は対前年度比11.4%増の57億1,278万円となっております。  次に、市債は、対前年度比4.4%減の26億7,680万円で、4年ぶりの減額となっております。これは市営住宅建設事業費の減に伴う起債額の減額及び小・中学校の大規模改修等に伴う起債額の低減が主な要因であります。  また、令和3年度末の市債現在高は283億1,574万1,000円となり、2年連続で増加する見込みであります。  次に、歳出であります。  歳出性質別に分類した場合、まず、義務的経費については、対前年度比0.1%減の184億7,687万2,000円となっております。これは、人件費については、会計年度任用職員の総数が減ったことによる給料等の減により、3,885万9,000円の減を、公債費については、償還元金及び利子の減により、4,202万8,000円の減を、また、扶助費については、障害者関係給付費の増などにより、5,992万7,000円の増を見込んだためであります。なお、扶助費については9年連続の増加であり、歳出予算の3割を超える非常に高い割合となっております。  次に、投資的経費については、対前年度比33.3%減の33億605万4,000円となり、2年ぶりに減となっております。これは小学校施設整備事業及び欽修市営住宅をはじめとする市営住宅建て替え事業費の減が主な要因であります。  次に、その他の経費については、対前年度比3.3%増の126億2,080万9,000円となっております。これは都市緑地保全等基金をはじめとする積立金の増が主な要因であります。  以上が令和3年度春日一般会計予算の概要であります。  委員会では、予算書予算に関する説明書等に基づき、各事業の新規や継続の区分、目的必要性変更内容等について執行部説明を求め、慎重に審査を行いました。  審査の過程で特に議論となったのは、次のとおりであります。  まず、国の地方財政計画について、地域デジタル社会推進費が、令和3年度は2,000億円の予算計上されているが、当初予算の中では、これを活用した計画はあるのかとの質疑が出され、地域デジタル社会推進室というのは、例えば、光ファイバーの整備であり、春日市の環境では特別そういうものに公費を投入しないといけないというふうには考えていないため、予算計上していないとの回答を受けております。  また、緊急防災・減災事業費について、事業期間を5年間延長することとなっているが、本市において、この利活用に関して当初予算計上しているものはあるのかとの質疑が出され、この分については、特に当初予算では計上していないとの回答を受けております。  また、公共施設をはじめとするインフラの老朽化や様々な災害が起こっている状況に対し、国が今後、地方にとって使いやすい交付金を出す代わりに、計画をしっかりつくるようにとなっている。3年から5年スパンの防災計画が、本市には今はないということだが、計画を立てて交付金を活用し、市民の命を守る、また、財政の平準化、そういったものも図らないといけないと思うがどうかとの質疑が出され、国の補助事業については、できるものは使っていきたいと考えている。計画については、総合計画をつくる際に、併せて国が示した指針にのっとって、国土強靱化地域計画を作成しており、それを基に、今後どのような計画をつくったら補助対象になるのかという部分を見極めながら、その他の計画をつくり、老朽化対策を進めていきたいと考えているとの回答を受けております。  次に、歳出の経営企画部関係では、LED照明賃借料、昇町保育所、ふれあい文化センターについて、6年リースということだが、トータルでどれくらいのコスト削減になるのかとの質疑が出され、6年間で約2,000万円削減の見込みになっているとの回答を受けております。  また、市政50周年記念事業について、他市町村は、10年区切りの記念事業をしているが、春日市は40周年は行わなかった。どのような計画で50周年記念事業をしているのか。60周年はしない。今後100年までしないということかとの質疑が出され、今回は、50年で半世紀という大きな節目なので、事業を実施させていただきたい。60周年については、そのときの市民の盛り上がりなども考慮しながら判断することになるとは思うとの回答を受けております。  また、職員のプロジェクトチームとは、どういう形を創生しているのかとの質疑が出され、この庁内プロジェクトチームは既に先行して立ち上がっており、若手職員を中心に、各部にまたがるような職員構成で、事業内容の検討を始めているとの回答を受けております。  次に、総務部関係では、人件費について、初任期で、失礼しました、初任給でいくと国家公務員と同額なのだが、ラスパイレス指数としては100と捉えていいのかとの質疑が出され、本市のラスパイレス指数は、令和2年度は99.8、令和元年度は99.9で、約100ではあるが、初任給だけでの比較ではない。ラスパイレス指数は、職員の年齢構成や学歴、役職の年齢といったような構成で比較をされるものであるとの回答を受けております。  また、職員研修費について、令和2年度は試行で研修枠という予算があった。令和3年度はコロナ禍ということもあり、研修は難しいと思うが、この制度自体は継続していくのかとの質疑が出され、当初予算編成時に、各所管から要求があった金額のほぼ全額を認め、当初予算計上している。執行については、令和2年度は研修会が中止されたり、行きたい視察に行けなかったりというふうなことがあったが、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、可能な限り研修を実施していきたいと考えているとの回答を受けております。また、旅費もかからず、時間も2時間程度で受けることができるZoomを活用したオンラインでの研修もあるが、そういったものの活用は考えているかとの質疑が出され、市町村職員研修場の研修も、一部Zoomによるオンライン形式に切り替わったものもある。様々な研修期間でも、そういう形での研修があっているため、現在も可能な限り、積極的に参加をしているとの回答を受けております。  次に、地域生活部関係では、防犯灯費について、ふれあい文化センター等の照明のLED化はリースでする形になっているが、防犯灯においてその検討はとの質疑が出され、防犯灯については、自治会が設置をしているため、リースでは考えていないとの回答を受けております。  また、LED化によって経費削減の効果が出ているのであれば、小出しにせずに一気にやってしまったほうがいいのではと思うがどうかとの質疑が出され、現在66%であるため、早期の全灯LED化を目指して、今回予算を約6割増額させていただいたとの回答を受けております。大体何年間で100%LED化するという計画になっているのかとの質疑が出され、令和3年度を含めて、3年間ほどで100%に届くのではないかと考えているとの回答を受けております。  また、災害対策総務事務費について、ハザードマップは市民の早めの災害対策に必要なものであるが、今回の改訂で大きく前回と変わるところはどこかとの質疑が出され、前回作成の浸水ハザードマップの基礎資料としている災害浸水履歴が現在の状況を反映していない部分が出てきたため、直近10年間の災害浸水履歴に基づき改訂するとの回答を受けております。  また、改訂した浸水ハザードマップの全戸配布の際は、古いものから新しいものに確実に更新してもらうよう、特に、高齢者に対する周知は徹底してほしいとの要望が出されました。  また、まちづくり支援センター事業費について、耐震診断業務に600万円もの金額をかけるのではなく、新築の予算のほうに入れたほうがいいという気がするが、そういう発想はないのかとの質疑が出され、ぶどうの庭に現在の施設をそのまま継続して使用したいという強い思いがあるため、まずは耐震診断を行い、その結果によってその後協議をしていきたいと考えているとの回答を受けております。  次に、教育部関係では、教育振興費小学校事務局について、水泳事業スポーツ施設プール活用事業は、大谷小学校のプールの改修時だけ温水プールを使うのではなく、今後は学校のプールの代わりに温水プールを使うという可能性も含めて、大谷小学校からやってみるという考え方かとの質疑が出され、大谷小学校がプールの改修時期であること、温水プールが近くにあることから、まずは大谷小学校で試行してみる。大谷小学校での授業の効果や課題を検証して、その後の方針について検討していきたいとの回答を受けております。  また、文化財総務事務費について、名誉館長への謝金は年間で10万円となっているが、どういう方で、どのような仕事内容かとの質疑が出され、名誉館長については、文化財専門員を想定しており、マスコミや学会等での奴国や本市文化財の総会などに対する謝金である。候補としては、福岡大学の武末純一名誉教授を現在想定している。武末先生は、長年にわたり本市の文化財専門委員を務めており、本市文化財にも十分精通され、須玖岡本遺跡の保存活用の推進を図る上でよりどころ的な存在である。考古学会はもちろん、マスコミ等に対しても知名度、発信力、ともに高い人物であるとの回答を受けております。  また、読書のまちづくり推進費について、去年は電子書籍が800タイトルくらいあるということだったが、今回の新規事業では、タイトル数としてはどのくらいを予定しているのか、また、将来的にはどのくらいの規模を考えているかとの質疑が出され、令和3年度は200タイトルの購入を予定しており、加えて指定管理者も指定管理料の中で予算化する予定である。その後については、次期の指定管理の業務の中でも検討していきたいと考えているとの回答を受けております。  次に、健康推進部関係では、老人福祉費成年後見制度利用促進事業費について、認知症により判断ができないような状況になった場合、本人の相談や要望などはなかなか聞き取れなくなってくると思うが、そういう方に対してはどのように成年後見制度利用につなげるのかとの質疑が出され、認知症が重く、全く判断ができない状態になっている場合は、基本的には関係する介護職員、医療職員など、それぞれ関わっている職員等が総合的に協議をしながら支援をしていくという形になるとの回答を受けております。  また、家族が遠方にいて、地域の人のほうが、よくその方のことを分かっているという場合があると思うが、その場合はどうかとの質疑が出され、後見人自体はあくまで家庭裁判所が選任するものであり、後見人が支援をするに当たって、近所の人の力を借りるということもできる。成年後見制度利用促進事業ではそういう場合をチームとして受け止め、どういうふうな形で進めていったらいいかといった話合いをする場をつくりたいということであるとの回答を受けております。  また、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施事業費について、データ分析を行うということだが、春日市全体としてデータの分析・解析をするのか、もしくは中学校区など地域を分けて、その地域の特色、課題の発見などをするようなものなのかとの質疑が出され、地域別の見える課題がないかという分析も含めたデータ分析になっている。今、予定しているのが、健康受診者と未受診者の医療費と介護費の比較、いきいきプラザにあるいきいきルームの利用者と未利用者の医療費及び疾患の比較、市が保有しているデータを突き合わせた形で、地域別や年齢別でデータを解析し、アプローチをしていくとの回答を受けております。  また、医師会などと連携強化を図るということだが、通常の業務が非常に忙しい中、高齢者の健康づくりの施策にどう具体的に関われるのかとの質疑が出され、筑紫医師会、筑紫薬剤師会、筑紫歯科医師会から委員に出ていただいている健康づくり推進協議会において、様々な計画案などの審議をしてもらっているが、その中で、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施についても、事業内容について昨年から説明をしている。今後は、事業を進めるに当たっての様々な意見をその中でいただいていこうと考えているとの回答を受けております。  また、データの調査分析をする際、個人情報の取扱いはどうなっているのかとの質疑が出され、分析するに当たっては、九州大学の協力を得る形になるため、一定の個人情報を外部に出すことになるが、記号化しており、市の内部でしか結びつかないような形でのデータ提供となるとの回答を受けております。  また、西野球場管理費について、西野球場整備について、全ての課題の解決には至ってはいないが、大筋のところでは、全ての利用団体がその方向性で動いているという認識でいいのかとの質疑がなされ、外野フェンスの撤去や外野の照明の撤去については、各団体には認識してもらっており、今後、その状況でどのように使っていくか、実施設計をする中で団体から様々な提案をもらい、設計の中に織り込めるところは織り込んで進めていきたいと考えているとの回答を受けております。  また、借地解消に向け、鑑定により算出された価格での用地交渉地権者と行う際、交渉が不調に終わることが考えられるが、その場合はどうするのかとの質疑が出され、まずは誠心誠意お願いをしていくというのが前提だが、万が一の際は、他の公共事業用地取得のやり方を参考に進めていきたいとの回答を受けております。  特に福祉支援部関係では、産婦健康診査業務について、産後鬱の予防と新生児への虐待予防を図るために新たに始める事業ということだが、そういう方々が増加傾向にあるという背景があるのかとの質疑が出され、産後鬱の方は増加にあると見ている。産後健診の際は鬱の検査も行うため、産婦人科から結果が戻って来次第、保健師などが訪問や電話で支援につなげていくとの回答を受けております。  また、産後ケア事業について、受入れを行う施設は市外かとの質疑がなされ、受入れを行う施設としては、普通の産婦人科や助産所等を予定しており、市が契約をしている産婦人科等を利用された場合は、市が委託料として病院に支払うが、契約外のところを利用された場合は、一旦立て替えておいてもらい、後で償還払いという形になる。ただし、本人負担分はある。また、委託料は上限があるため、上限額以上かかる場合の差額については、本人負担となるとの回答を受けております。  次に、都市整備関係では、道路LED照明等賃借料について、市民から見たら市道も県道も同じであるが、県道についてもLED化を市と同じように推進しているのかとの質疑が出され、県も予算の範囲内でLED化を進めているとの回答を受けております。  また、コミュニティバス事業費について、全国で危険な場所にあるバス停の調査が進んでいると思うが、本市のコミュニティバスのバス停についても、そういった調査は行われたのかとの質疑が出され、バス停設置の際は警察とも十分協議を行った上で、交通安全の確保及び周辺住民への影響を考えた位置に設置しているため、調査は行っていないとの回答を受けております。  また、旧バス停から新バス停へは、具体的にどういう点を改善して更新するのかとの質疑が出され、市民の方々の声を生かし、文字の色を黒字に変更することで見やすくしたり、車道側からもバス停が分かるように裏側にバス停の名称を取り付けたりといった改善を行っているとの回答を受けております。  また、児童遊園施設維持補修費及び児童遊園管理費について、現在市内には何か所児童遊園があるのか、また、増えていっているのかとの質疑が出され、児童遊園では現在65か所あり、開発行為に伴う帰属で、児童遊園が生じた場合にのみ増えているとの回答を受けております。  また、公園等巡回指導員が児童遊園も適宜巡回しているとのことだが、65か所の児童遊園に毎月何かしら目が届いているということで間違いないかとの質疑が出され、公園等巡回指導員は、ため池における釣りなどの不法行為に対し、注意を行うことなどを目的としているが、1日に一定の時間を取って、主な公園、児童遊園を見て回っている。毎日、何か所というのは決まっていないが、大まかに言えば、一月以内で全部見て回るようなイメージであるとの回答を受けております。  次に、市民関係では、社会保障・税番号制度事務費について、計画に基づいた来年度発行するマイナンバーカードの枚数と交付率の見込みはとの質疑が出され、来年度は2階の交付窓口を一つ増設し、4窓口体制で対応を行う。平日は約1,575枚、休日は約400枚で、ひと月約2,000枚を想定しているが、最大2,500枚交付が可能になる体制を整えている。交付率については、令和3年2月末時点で28.9%であり、市のマイナンバーカード交付円滑化計画では、令和4年3月末で交付率68.9%としているとの回答を受けております。  また、生活困窮者自立支援事業費について、暮らしサポート寄り添いの相談員の方は、過重労働に近い形で健康状態が心配である。国の交付金を有効に活用し、増員等適宜対応し、ぜひ効果的な事業を継続してほしいが、いかがかとの質疑が出され、相談員の方はまさに寄り添って、真摯に聞いていただいている。健康状態も気になるところであり、社会福祉協議会の状況を踏まえながら、国庫の活用も含め考えていきたいとの回答を受けております。  採決の結果、賛成17名、反対1名の賛成多数により原案可決することにいたしております。  なお、第16号議案令和3年度一般会計予算について」は、附帯決議案が提出されました。質疑討論を経て、採決の結果、賛成5名、反対13名の賛成少数により附帯決議案を否決することにいたしております。  次に、第21号議案令和3年度春日一般会計補正予算(第1号)について」であります。本案は歳入歳出予算の総額を7億5,481万1,000円増額し、351億5,854万6,000円に補正するものであります。  補正の主な内容は、新型コロナウイルス予防接種に関するものであります。委員会では、補正の内容について執行部説明を求め、補正予算書を基に慎重に審査を行いました。  採決の結果、賛成17名、反対1名の賛成多数により原案可決することにいたしております。  次に、第27号議案令和3年度春日一般会計補正予算(第2号)について」であります。  本案は、歳入歳出予算の総額を2,020万1,000円増額し、351億7,874万7,000円に補正するものであります。  補正の主な内容は、福岡県知事の辞職に伴い実施される県知事選挙費等に関するものであります。委員会では、補正の内容について執行部説明を求め、補正予算書を基に慎重に審査を行いました。  採決の結果、全員賛成により原案可決することにいたしております。  以上で予算審査特別委員会審査結果の報告を終わります。  ここで暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後2時57分                 再開 午後3時26分                ──── ─ ──── ─ ──── 53: ◯委員長北田 織君) 休憩前に引き続き委員会再開いたします。  委員長報告案につきまして、皆さんのほうから御意見等は特段ございませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54: ◯委員長北田 織君) それでは、ないようですので、委員長報告案につきましては、お手元に配付いたしました案のとおりと決定いたしました。  以上で委員長報告案調整を終わります。  なお、文章表現上の軽微な修正につきましては、委員長に御一任いただきたいと思います。  ほかに何か御意見ありませんか。よろしいですか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55: ◯委員長北田 織君) それでは、ないようですので、以上で予算審査特別委員会を散会いたします。どうもお疲れさまでした。                 散会 午後3時27分...