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令和3年総務文教委員会 名簿 2021-01-26
令和3年総務文教委員会 本文 2021-01-26

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  1. 春日市議会 2021-01-26
    令和3年総務文教委員会 本文 2021-01-26


    取得元: 春日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    1:                 開議 午前10時00分                ──── ─ ──── ─ ──── ◯委員長(高橋裕子君) おはようございます。全員出席であります。ただいまから総務文教委員会を開議いたします。  初めに、委員会記録の署名委員の指名をいたします。署名委員に藤井俊雄委員を指名いたします。  それでは、初めに教育部の議会閉会中の所管事務調査を議題といたします。  なお、委員並びに説明員の皆様に申し上げます。発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、一問一答形式で簡潔明瞭に発言を行ってください。  それでは、説明員の説明を求めます。神田教育部長。 2: ◯教育部長(神田芳樹君) おはようございます。教育部です。よろしくお願いします。  それでは、調査事件の点検評価報告書について関係課長が説明いたします。 3: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 4: ◯学校教育課長(今福保幸君) それでは、令和元年度春日市教育委員会事務事業点検評価報告書について説明いたします。こちらの報告書の9ページをお開きください。よろしいでしょうか。 5: ◯委員長(高橋裕子君) はい、よろしいです。 6: ◯学校教育課長(今福保幸君) それではまず四角囲みの1、学校教育の充実です。表を御覧ください。表の一番左側、大項目大括弧1、きめ細やかな指導・推進体制。中項目は、左から3列目の(1)確かな学力の向上です。この項目では、令和元年度は小項目1)の教職員の指導力向上において、全国学力・学習状況調査結果が小中学校ともに国の平均を上回っていること、小項目の2)の基礎学力の定着において、習熟度別少人数指導、個別指導の実施や、まなびや春日による学力の定着及び意欲の向上ができたことなど、十分な成果が見られたことから達成度4としています。  次に、中項目(2)いじめの防止等対策の推進です。この項目では令和元年度は、小項目1)のいじめの早期発見、早期対応、早期解決において、認知した案件は全て終結し、対策会議についても予定どおり開催されていること、小項目2)の校内指導体制の確立において、定例で毎月実施しているいじめに係るアンケートを活用し、早期発見、早期解決へ結びつけることができたこと、スクールカウンセラー等専門スタッフの活用、加えて福祉分野、子育て支援課との連携強化を図ったことなど、一定の成果が見られたことから達成度3としております。  次に、中項目(3)不登校児童生徒への支援でございます。この項目では令和元年度は、小項目1)の教育支援センタースマイルルームの充実において、教育支援センターが不登校対応の中枢的な機能を担い、不登校等の状態にある児童生徒に対して、多様な体験活動を通じてその自立心を育むことに努め、また保護者の相談にも対応したこと、中学校のスマイルルームは、個別に教科指導を教員が組織的に分担し、その指導と支援に当たったこと、小項目2)の専門職による積極的支援において、小学校に教育相談員、中学校に不登校専任教員を配置し、不登校児童生徒への個別対応を丁寧に行ったこと、またスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーなどを活用し、専門的な視点から児童生徒への関わりを持ち支援することができたこと、それから地域教育課の所掌になりますが、小項目3)の眠育の推進において、モデル校の取組により、児童生徒が自分の睡眠を把握し、睡眠や生活リズムの大切さを学び、生活習慣を見直す機会となったことなど、一定の成果が見られたことから達成度3としています。  次に10ページをお開きください。表の一番上の段、中項目(4)特別支援教育の充実です。この項目では令和元年度は、要配慮児童生徒への支援として、特別支援教育士を中心として専門的に特別支援教育を展開したこと、また通級指導教室の利用者、特別支援学級の在籍者の増加に対応し、個の特性に応じた教育を行うことができたことなど、一定の成果が見られたことから達成度3としております。  次に、一つ下の段、中項目(5)福祉・医療等を含めた総合的支援の推進でございます。この項目では令和元年度は、発達支援室の開設に向けて福祉部局との協議を実務者レベルで、必要に応じて管理職も加わり継続的に実施しており、令和3年4月開設に向けて準備が進んでいること、また、要保護児童地域対策協議会の各種会議への出席はもちろん、日頃からケース対応の際は家庭児童相談員等と連絡を取り合い、役割分担など連携の強化を図っていることなど、一定の成果が見られることから達成度3としております。  次に、中項目(6)新学習指導要領への対応でございます。この項目では、令和元年度は、まずプログラミング教育の実施に向けたICT環境整備として、小学校児童用タブレット240台を導入し、小学校に無線アクセスポイントを整備したこと、小学校における英語の教科化に向け、外国語活動について年間で、5、6年生は70時間実施するなどし、ALT4人、JTE6人を小中学校に配置したこと、各種研修会を通じて新学習指導要領の改訂の趣旨や内容の周知を図ったことなど、一定の成果が見られることから達成度3としています。 7: ◯委員長(高橋裕子君) 藤井教務課長。 8: ◯教務課長藤井謙一郎君) 続きまして、一つ下になります、中項目7、教職員の働き方改革の推進についてでございます。達成度は4でございます。評価の視点です。教職員の勤務実態把握に努め、学校の負担軽減に実効性の高い取組を実施いたしました。
     令和元年度の具体的な取組状況でございます。まず一つ目に教職員の働き方改革推進研究会につきましては、平成31年4月25日、令和2年2月21日の2回開催し、学校現場の声や勤務実態を把握いたしました。  次に二つ目、教職員の働き方改革の推進に係る実態等調査の実施でございます。こちらにつきましては、フルタイム勤務の県費職員を対象に、令和元年度6月に実態調査を行ったもので、対象者623人に対し515人の回答を得たものです。調査の目的でございます。本調査は、本市教育委員会が長年にわたり取り組んできた児童生徒と向き合う時間の確保のための取組をさらに進めるに当たり、教職員の直近の勤務実態等を把握するともに、現場からの働き方改革の推進に資する提案等を把握することを目的としたものであります。  小中学校の勤務時間外の実態と状況の把握、小中学校における働き方改革の取組状況について調査を行いました。小中学校それぞれに今後の働き方改革の取組についての意見等も確認し、これらの調査結果を踏まえ、働き方改革を進めているところであります。教育委員会が中心となり取り組むべきもの、学校が中心となり取り組むべきものを精査し、令和元年度の取組といたしまして、教職員の意識改革の観点から、勤務時間の適正な把握、定時退校日の拡大、学校閉庁日の設定、管理職の意識改革等に努めてまいりました。また、業務改善の推進の観点から、授業準備等の支援、学校のICT化、勤務時間外の電話対応等負担軽減等に取り組んでまいりました。教職員の役割の見直しと専門スタッフの活用等の観点から、スクールカウンセラー等専門スタッフの活用、学校問題解決支援窓口の設置、事務職員の機能強化、学校運営の参画等を進めてまいりました。  今後も引き続き、学校現場における勤務実態、教職員の意向等を踏まえながら、教職員のワーク・ライフ・バランスの取れた生活を実現し、健康とやりがいをもって働くことができる環境を整備すること、教職員が子どもと向き合う時間を十分に確保し、学校教育の質を維持向上させることを目的とし、働き方改革を推進してまいります。  以上です。 9: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 10: ◯学校教育課長(今福保幸君) 次に、同じ中項目の学校教育課分になります。この項目では令和元年度は、部活動指導員の配置により顧問教員の部活動指導に係る負担を軽減することができたことなど、一定の成果が見られることから達成度3としております。  次に16ページをお開きください。よろしいでしょうか。  大項目、大括弧2、心と体づくり、中項目上段の(1)豊かな心の育成です。この項目では令和元年度は、小項目1)豊かな人間性・市民性の育成において、例年にない取組として、本市がラグビーワールドカップ公認チームキャンプ地となった機会を生かし、出場チーム選手との交流、観戦を通してスポーツに親しむ機運を高めること等ができたこと、また、道徳の教科化に向けて各校で道徳教育の推進をすることができたこと、小項目2)チャレンジ精神の育成において、知のチャレンジで難解な問題に挑戦しチャレンジ精神を養うことができたこと、小項目3)人権感覚と実践力の向上において、各中学校ブロック授業研修会の計画と実施、同和教育副読本などを活用した公開授業等により、自他の人権を尊重する豊かな人権感覚を養うことができたことなど、一定の成果が見られることから達成度3としております。  次に、中項目下段の(2)体力の向上と食育の推進です。この項目では、令和元年度は小項目1)体育と運動を通じた心と体づくりにおいて、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果で、小中学校、男子女子ともに市平均値が全国平均値を上回っていること……。すいません。  それから、小項目2)とこの中項目の達成については、教務課のほうから説明をいたします。 11: ◯委員長(高橋裕子君) 藤井教務課長。 12: ◯教務課長藤井謙一郎君) 次に、その一つ下の小項目2)食育を通じた心と体づくりについてでございます。達成度は4でございます。評価の視点です。各学校において、弁当の日の実施及び給食を活用した食育に取り組むことによって、児童生徒の自立心及び健康管理力を育むことができました。  令和元年度の具体的な取組状況でございます。  まず一つ目に、感謝の心を育てる弁当の日の取組でございます。お弁当作りを通して、保護者をはじめとする食生活に関わる人や物などに感謝の心を育てるとともに、安全な食材、栄養バランスの知識及び料理の技術を学ぶことにより、自らの生活力の向上及び自立心の芽生え、健康管理力の育成につながるものでございます。自分に合ったペースでお弁当作りに挑戦できるよう、各小中学校の実情に合わせて実施されています。  学校の取組の事例でございますが、須玖小学校におきましては、10月と12月に弁当の日を実施しています。1、2、3年生を対象に、1回目の弁当の日に向けて、おにぎりづくりを行いました。4、5、6年生を対象に、2回目の弁当の日に向けて、各学年の発達段階に合わせて家庭科や学活の時間に学習を行っています。5年生は弁当箱の選び方、バランスを考えた詰め方について学習し、5色の色を意識しておかずを選び計画書を作っています。また、春日東中学校では、12月21日の弁当の日の実施のために、家庭科で栄養などについて学んだ後、個人でメニューを決めた計画を作成しています。目標を複数設け、無理なく実施できるように工夫しています。当日は自作の弁当の写真を撮り、取組の振り返りを行っています。  次に、給食を活用した食育の推進の主な取組でございます。小学校におきましては、とれたてうまかばい給食、市学校給食料理コンクール、中学校におきましては、中学校給食保護者試食会を実施いたしました。  とれたてうまかばい給食は、JA筑紫管内で生産された食材を提供するもので、JA筑紫の協力の下、栄養士が生産地の見学や生産者への取材を行い、その様子をビデオやお便りで児童に伝えることにより、生産者の顔が見える給食を実現し、児童の食育へつなげるものであります。  次に、市学校給食コンクールは、児童生徒の心身の健全な発達と食生活の課題の解決を目指す学校給食の献立の充実と多様化を図るとともに、食育の推進に役立てるために実施しているものであります。  次に、地産地消推進会議、これはJA筑紫管内で生産された青果物を小学校給食で使用する取組を進めるもので、平成26年度から行っているものでございます。先ほど説明させていただきましたとれたてうまかばい給食の取組の中で、JA筑紫の青果物を使用しています。  次に、中学校給食保護者試食会は、中学校給食への理解を深めていただくために、中学生の保護者と小学校6年生の保護者を対象に実施しているものでざいます。中学生の保護者は、日頃子どもさんが食べている給食を実際に試食していただける機会に、小学校6年生の保護者には、中学校の入学に当たり、小学校と違う形態の中学校給食とはどのようなものか御確認いただける機会となっております。春日市の中学校給食の特徴について説明させていだたき、御試食いただくことで中学校給食に対する理解を深めていただいているものでございます。  すいません、ここでちょっと、こちらの緑色の資料をお配りさせていただいておりますが、すいません、ちょっとページが飛んで申し訳ありません、4ページ目から6ページ目にかけてですね、中学校給食についていろいろ紹介をさせていただいているものでございますが、4ページの中ほどからですね、これは令和元年度に実施した中学校給食保護者試食会の報告書をこういった形で出しております。10月28日、11月26日、それぞれ88名、52名の方に御参加いただきまして、また、参加した保護者からのお声も記載させていただいております。やはり、議員の皆様方にも御試食いただいたかと思いますが、お母様お父様は最初配られたときに見たときには、中学生にこれだけの量で大丈夫なのかと思われることもあるみたいなんですけれども、それを実際に今使っている小学校の食器に移し替えるとこれぐらいの量があるんですよということで、量についても御確認いただいたりとかですね、実際に食べていただくことで温かさを感じていただくとか、そういった形でですね、この保護者の試食会は進めさせていただいているところでございます。  続きまして、食に関する関心を高めるかすが「食育だより」の発行についてでございます。小中学校での食育の取組状況の紹介や食育の情報を提供し、地域、保護者、学校が一体となって子どもの育ちがつながる食育をさらにすすめるための情報紙として、小学校保護者への配布と地区回覧板、公民館への掲示を行いました。  これが、ただいまのこちらのですね、1ページ目から4ページ目、この表裏の2枚の紙、これが食育だよりでございます。すいません、先ほど紹介させていただきました4ページの部分、これはですね、3、4ページ、令和2年4月、ちょっと2年度に発行している分でございますが、これも一緒につけさせていただいております。その前のページの第8号、これが令和元年度に発行させていただいているものでございます。  次に、食物アレルギー対応関連の取組についてでございます。本市では令和元年5月に春日市小学校給食食物アレルギー対応マニュアルを策定し、令和2年4月から運用開始いたしました。変更する内容について、令和2年4月から春日市小学校給食食物アレルギー対応マニュアルを運用することで、これまでと対応が変わってくる部分につきまして、小学校に出向き、食物アレルギーを有する児童保護者など希望される方に対し説明を行ってまいりました。4月以降の対応については、保護者から質問等いただきながら説明を行わせていただき、御理解いただいているところでございます。  今回の食に関する説明は以上でございます。 13: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 14: ◯学校教育課長(今福保幸君) 次に19ページをお開きください。大括弧3、安全・安心な環境づくり、中項目上段の(1)安心して学び、暮らせる環境の整備です。この項目では令和元年度は、関係機関との連携による通学路安全点検と危険箇所について、関係機関の協力を得て必要な改善処置を講じることができたことなど、十分な成果が見られることから達成度4としております。  次に、中項目下段の(2)自助意識、安全対応能力の向上です。この項目では令和元年度は安全安心課と警察の協力を得て、各小中学校で自転車安全教室、防犯指導を実施し、児童生徒の安全対応能力の向上を図ることができたことや、防災訓練等の随時実施のほか、中学校で熱中症予防講習と救命講習を実施したことなど、一定の成果が見られることから達成度3としております。  以上です。 15: ◯委員長(高橋裕子君) 三丸地域教育課長。 16: ◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 次に21ページをお開きください。一番上の四角囲み2、社会教育・学びの推進・充実です。大項目(1)学校家庭地域の共育基盤づくりです。中項目は(1)コミュニティ・スクールの推進になります。この項目では令和元年度は、事業の検証としてのコミュニティスクール進捗状況評価を行い、現状把握、取組の成果や課題を明らかにし、今後の取組への方向性について共通理解を図ることや、学校長や学校運営協議会会長を対象としたトップセミナー県外視察研修など、実施方針に基づく計画的かつ体系的なコミュニティスクール研修を実施し、学校運営協議会委員の意欲の向上、理解の充実が図られたこと、また、令和3年度までに地域コーディネーターを全校配置することを決定し、令和2年度の配置への準備及び市報により地域コーディネーターの役割等の周知を図ることができたことなどにより、十分な成果が見られたことから達成度4としております。  次に、中項目(2)家庭教育力の向上です。この項目では、小項目1)の家庭教育に関する学習機会への参加促進における家庭教育学級の実施、学級生が学びを家庭に生かしていることや入学説明会での子育て講演会により多くの保護者に家庭教育に関する学習の機会を提供できたこと、また、小項目2)の学校や地域に貢献できる人材の育成における家庭教育学級の講師に学校や地域で活躍する学級生OBなどを迎え、PTAや地域活動に興味関心や意欲を高め、地域活動への参画につながる講座を実施したことなど、一定の成果が見られたことから達成度3としております。  次に、中項目(3)地域教育力の活性化です。この項目では、小項目1)の子どもの居場所づくりの支援において、市内12小学校区で放課後子供教室を開設し、子どもたちに放課後等を安全で安心に過ごせる居場所や様々な体験活動ができる場を提供できたこと、また二つの小学校、須玖小学校白水小学校になりますが、こちらで活動のPR動画を作成し、校内放送を活用して子どもの参加促進や学校関係者の理解の促進を図ったこと、そして、22ページを御覧ください。こちらの小項目2)の地域の青少年育成活動の支援において、各育成団体等の活動の活性化が図られるよう事業の共同実施等により、次世代のリーダー等青少年の育成や地域活動の情報発信など十分な支援ができたことから達成度4としております。  次に、中項目(4)学びの場づくりの推進です。この項目では、小項目1)の青少年の感性を磨く機会の提供において、弥生の里児童画大賞展の実施による子どもの自己表現力や想像力を高め、作品が認められる喜びを感じる場、成人式の実施により新成人の社会に参画する意識を高めるなどの場を提供できたことや、小項目2)の学びの循環による地域人材の育成において、市内で活動する団体等を講師に迎え、実践的な人材育成を図る実践につながる地域活動学習講座を実施したこと、また、小項目3)の学びの循環による市民活動の機会の拡充においては、社会教育関係団体の継続的な活動を支援するなど、一定の成果が見られたことなどから達成度3としております。 17: ◯委員長(高橋裕子君) 市場地域教育課主幹。 18: ◯地域教育課主幹(市場結実君) 次に30ページをお開きください。大項目(2)読書のまちづくりについて御説明します。中項目(1)生涯の学びとくらしに役立つ図書館づくりの促進、小項目1)課題解決型図書館としての機能の充実です。令和元年度は、新規事業として地域資料のデジタル化を実施しました。市民図書館のウェブサイト上に「写真でたどるなつかしい春日」と題して、春日市の昔の写真と現在の写真を掲載し、まちの移り変わりや歴史を紹介するもので、自宅のパソコンやスマートフォンなどからいつでも見ることができます。そのほか図書館活用講座の実施や年間延べ132のテーマで特集を組むなど、市民の課題解決のきっかけとなる事業を行うことで図書館の機能充実を図り、一定の成果が見られたことから達成度3としています。  次に、小項目2)誰もが図書館サービスを受けられる環境整備です。令和元年度は、JR春日駅に返却用ブックポストを新たに設置したことで、通勤、通学、買物などの途中で本の返却ができるようになり、市民の利便性が向上しました。また、移動図書館の運用を継続することで市内全域サービスが実現しており、十分な成果が見られたことから達成度4としています。  次に、中項目(2)子どもの読書活動の推進、小項目1)読書が好きな子どもの育成です。令和元年度は新規事業として春日市図書館を使った調べる学習コンクール及び講座を実施し、子どもたちが調べる力を身につけるきっかけとなりました。また、学校司書や読書ボランティアとも連携し、子どもの読書活動及び図書館活用支援を行ったことにより、一定の成果が見られたことから達成度3としています。  次に、小項目2)関係団体ボランティアとの連携です。市民図書館と関係団体、ボランティアと連携協力し、満足度の高い講座や事業を実施することができました。指定管理者制度導入後も読書ボランティア指定管理者地域教育課の三者での協議の場を継続して設け連携を深めています。また、夜の図書館ではボランティアと連携し事業を実施、子どもたちが図書館に親しむ機会となりました。こうした関係団体、ボランティアとの連携により、子どもの読書活動の推進に十分な成果が見られたことから達成度4としています。  読書のまちづくりについての説明は以上です。 19: ◯委員長(高橋裕子君) 高田文化財課長。 20: ◯文化財課長(高田勘治君) 34ページをお開きください。施策の柱は四角囲みの3、文化財の保護・教育資産としての活用促進です。  大項目大括弧1、文化財保護による次世代への継承の中項目(1)文化財情報の収集及び記録保存のための調査等の実施です。このうち、小項目1)埋蔵文化財の調査と記録の作成につきましては、達成度を3といたしました。評価の視点につきましては、令和元年度須玖岡本遺跡地中レーダー探査につきまして、史跡須玖岡本遺跡保存活用計画に基づき計画的な調査研究を行って適切な保存管理を行い、須玖岡本遺跡の5か所を選定し実施いたしました。解析結果により、今後の確認調査の範囲や適切な推進手法の検討の一助とすることができました。また、遺跡の発掘調査につきましては試掘調査75件、受託分6件を含む本調査を8件実施いたしております。これらの取組により、一定の成果が見られるものと判断しました。  次に、中項目(1)の同じく小項目2)民俗文化財の情報収集です。達成度は3といたしました。評価の視点につきましては、民俗文化財調査専門員を令和元年度から新たに配置しまして、資料館に収蔵されております民俗文化財の再調査と、本年度、令和2年度ですね、春日北小学校に開設いたします民具などの収蔵を兼ねた資料室の開設準備を進めることができました。また、地域の祭事等の無形文化財の調査を実施し、一定の成果が見られるものと判断いたしました。  その下ですね、次に中項目の(2)文化財の保存・管理の達成度は4としております。評価の視点につきましては、令和元年度は、国指定特別史跡水城跡(大土居・天神山)について、今後の整備活用の基本方針となる整備基本計画を作成しました。なお、作成に当たりまして、文化財専門委員地元自治会の代表者を交えました検討会や、住民座談会として参加型のグループワークやフィールドワークを実施いたしました。また、文化財専門委員の積極的な活用につきまして、文化財専門委員は、考古学、民俗学、歴史、植物など各分野の学識経験者10名から構成されており、それぞれの専門的な見地からの御助言をいただきながら、貴重な文化財の保存管理を進めることができました。また、専門委員の積極的な活用により、須玖坂本遺跡及び須玖タカウタ遺跡から出土した青銅器関連遺物を市の指定文化財に指定できたことを上げることができます。  次に、36ページをお開きください。大項目大括弧2、文化財の活用、一つ目の中項目(1)春日市の文化財に対する理解の促進です。そのうち小項目の1)文化財の周知につきましては、達成度を4といたしました。評価の視点といたしましては、令和元年度発掘調査を速やかに市民の皆様に紹介することを目的に実施いたしましたトピック展、また、自治会をはじめ各種団体と協働によります奴国の丘フェスタの開催、市報やウェブサイト、各種パンフレットの作成などによる情報発信に継続して取り組むことができたことから4といたしております。  次に、同じ中項目(1)の小項目2)文化財への関心を高める機会の提供の達成度は3といたしました。評価の視点といたしましては、令和元年度は考古や民俗に関する企画展や体験教室などの資料館事業の実施、一般団体や学校からの資料館、ウトグチ瓦窯展示館などの見学受入れ、地域や学校への出前講座などを実施し、春日市の文化財への関心を高め、理解を深める機会に寄与できたものと考えます。  次に、中項目(2)遺跡、文化財施設等の活用推進のための整備の達成度は3といたしました。評価の視点といたしましては、令和元年度、文化財課が管理します施設の整備と市内にあります遺跡の整備の二つにつきまして、まず施設の整備については、資料館に公衆無線Wi─Fiを設置したほか、すいません、38ページをお開きいただきまして、こちらの表の3列目、令和元年度の具体的な取組状況に記載の事業を実施いたしております。また、史跡地などの遺跡につきましても樹木の管理など良好な維持管理に努めまして、一定の成果が見られるものと判断しました。  文化財課は以上です。 21: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 22: ◯学校教育課長(今福保幸君) 次に39ページを御覧ください。四角囲みの4、教育環境づくりの推進、大括弧1、児童生徒への個別支援、中項目上段の(1)家庭環境に応じた就学、子育て支援です。この項目では令和元年度は、学校経由のお知らせ配付、市報、ウェブサイトで就学援助制度の周知を行うことにより、援助を必要とする保護者に就学援助費を支給することができたことなど、一定の成果が見られることから達成度3としております。  次に、中項目下段の(2)子どもの実態に応じた学習・登校支援です。この項目では、令和元年度は小項目1)基礎学力の定着において、放課後補充学習「まなびや春日」を実施したこと、小項目2)教育支援センタースマイルルームの充実において、個別支援の強化として在宅制の生徒に対し定期的家庭訪問と継続的学習プリントの収受により、その学習意欲を高めることができたこと、また、スポーツ交流会、デイキャンプなど様々な活動と交流を通じて児童生徒の自立心育成に取り組んだこと、小項目3)通級指導教室の充実において、指導の期限を設定し、退級に向けた目標を持つことで、一人一人の特性等に応じ計画的な指導を行うことができたことなど、一定の成果が見られることから達成度3としております。  以上です。 23: ◯委員長(高橋裕子君) 藤井教務課長。 24: ◯教務課長藤井謙一郎君) 次に41ページをお開きください。大項目2、安全で快適な空間の創造、中項目1、学校施設改修の計画的推進についてでございます。達成度は4でございます。老朽化した小学校施設の大規模改修を行い、教育環境の改善及び建物の耐久性の確保を図ったものでございます。  令和元年度の具体的な取組状況でございます。春日北小学校、大谷小学校、天神山小学校3校の大規模校改修工事を実施いたしました。  1校目、春日北小学校でございます。平成30年度に改修の設計を行い、令和元年度に普通教室等の大規模改修工事を行いました。お手元のほうにお配りしております資料、図面でですね、7ページが春日北小学校になります。こちらの赤でお示ししているところ、こちらが令和元年度に実施した部分になります。  続きまして2校目、大谷小学校でございます。平成30年度に耐震事業の設計を行い、令和元年度に普通教室等の大規模改修工事を行いました。1枚めくっていただきまして、8ページ目が大谷小学校でございます。同様に赤色で示している部分が令和元年度に改修を行った部分でございます。  3校目、天神山小学校でございます。平成28年度に改修事業の設計を行い、29年度に普通教室等の大規模改修と児童数増に対応する普通教室増築工事を終えているところであります。令和元年度に給食室と屋内運動場の大規模改修工事を行いました。こちらにつきましては、資料9ページのこの赤色でお示ししている部分でございます。給食室の改修につきましては厚生労働省の大量調理施設衛生管理マニュアル、文部科学省の学校給食衛生管理基準を遵守した施設とし、あわせて給食備品については、劣化が進んでいる物、仕様を変更する必要がある物、作業の効率化及び安全性のために必要な物、衛生管理の充実のために必要な物の更新を行いました。  春日北小学校、大谷小学校及び天神山小学校において、教育環境が改善され、建物の耐久性を確保することができました。  以上でございます。 25: ◯委員長(高橋裕子君) 三丸地域教育課長。 26: ◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 次の中項目(2)社会教育施設改修の計画的推進です。その上の段になります。この項目では、星の館研修棟の老朽化による腐食防止のための外壁塗装などを行い、市民がより安全に学べる施設維持をすることで十分成果が見られたことから達成度4としております。 27: ◯委員長(高橋裕子君) 高田文化財課長。 28: ◯文化財課長(高田勘治君) 同じ中項目の下段になります。文化財課が所管する施設に関する項目です。施設といたしましては奴国の丘歴史資料館、のぼり窯体験広場、民俗収蔵庫などがございますが、達成度は4といたしております。  評価の視点といたしまして、令和元年度は、先ほど述べましたこれらの施設につきましては、いずれも建築から20年を超え老朽化が進んでいるのが現状です。このため必要な改修工事に計画的に取組ました。また、視覚障がい者誘導標示、奴国の丘歴史公園の照明の改修工事を実施し、利用者の安全性の向上を図りました。また、懸案でありました春日市伯玄町にあります民俗資料館、埋蔵文化財収蔵庫について、元年度に必要な改修工事に取り組むことができました。  以上で、令和元年度の事務事業点検評価の説明を終わります。 29: ◯委員長(高橋裕子君) 説明が終わりました。  これより質疑をお受けします。質疑はありませんか。川崎委員。 30: ◯委員(川崎英彦君) 報告ありがとうございました。まず、9ページのいじめ防止等対策推進ということで、昨日もですね、大津市だったかな、いじめの裁判が最高裁までいって、判決が下りました。それ以降、こういういじめ防止対策の整備が進んでいるわけですけれども。早期発見で、発見する数は増えましたけれども、最小化にとどめて深いいじめが春日市からどんどん減っているという実態であるというふうに把握しているんですけれども、その一つにやはりスクールカウンセラーの活用というか、働きが大きいかなと思うんです。  そのスクールカウンセラーの申込みというか、子どもたちもしくは保護者が、直接垣根なくすぐに相談できるような環境になっているんでしょうか。そこら辺ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 31: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 32: ◯学校教育課長(今福保幸君) スクールカウンセラーについては、県費で中学校当たり4時間掛ける35週を確保しておりますが、それが6人いるわけですが、これだけでは足りませんので市費の継ぎ足しをしております。市費で4時間掛ける8週分を継ぎ足して当たっているところでございます。  理由に関して、何か特に使いにくいとか、困ったとの声は今のところ上がっておりませんので、希望者は使えているものと認識しております。 33: ◯委員長(高橋裕子君) 川崎委員。 34: ◯委員(川崎英彦君) ありがとうございます。これ、申込みに追い付いていないという現状ですか。市費単費で追加して今足りているような状況ですか。 35: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 36: ◯学校教育課長(今福保幸君) 委員のおっしゃるとおり、県費だけ。もちろん多いところは県費のほうも、先ほど申し上げました4時間掛ける35週に増して置いてくれたりもするんですけれども、それでもどうしても足りないということが出てきますので、市費の継ぎ足しをしております。  以上です。 37: ◯委員長(高橋裕子君) 川崎委員。 38: ◯委員(川崎英彦君) 私が確認したいのは、もっと相談したくてもできない人がいることはないかということなんですね。だから、保護者なり生徒自身がですね、不安に思ったり相談したいなと思ったときに、スムーズにスクールカウンセラーにアクセスできる状況になっているのかということは、いかがでしょうか。 39: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 40: ◯学校教育課長(今福保幸君) 使えないということはないです。予算としても、不足はしておりませんので。はい。  それと、スクールカウンセラーの場合は、もちろんいじめの場合もあるかとは思うんですけれども、どちらかというと不登校とか子どもの悩みとか、そちらで使われることが多いように聞いております。 41: ◯委員長(高橋裕子君) 川崎委員。 42: ◯委員(川崎英彦君) すみません、重ねての質問になってしまうんですけれども。  今、使えないことはない、受け入れ態勢はあるよということなんですけれども、もう一歩進んで、何かもっとフレンドリーにというか、何ていうんですかね、アクセシビリティーというかですね。実際、保護者の方からスクールカウンセラーをどうやって利用していいか分からないという声も僕のほうに届いてはいるんですよね。だから、子どもたち自身が、相談窓口というか、保護者に対して直接スクールカウンセラーなりソーシャルワーカーに行けるような仕組みにはなっているんですか、今。 43: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 44: ◯学校教育課長(今福保幸君) 基本的には、学校を通じてお申込みいただくということになると思います。場所の問題もございますので。 45: ◯委員長(高橋裕子君) 川崎委員。 46: ◯委員(川崎英彦君) 分かりました。すみません。終わりにします。そうですね、学校の先生が、例えば保護者の方にこういうふうに周知が少なくなってくると、保護者の方からのアクセスがどうしても取りづらいという状況にもなると思いますので、そこら辺、周知のほうは努めていただきたいと思います。ありがとうございました。 47: ◯委員長(高橋裕子君) ほかにありませんか。岩切委員。 48: ◯委員(岩切幹嘉君) 16ページの一番上の「豊かな心の育成」の、小項目でいったら「豊かな人間性」、一番上ですね、「市民性の育成」の中で、これはラグビーワールドカップチームの交流で非常に盛り上がったといいますか、その機運が高まった中でいい影響を及ぼしているとは思いますが、一過性になりがちなので、その評価が4というのは、一番下から2番目ですかね、それを生かした市民性の育成、地域カリキュラムの実践、これが一つの大きな評価になっているんじゃないかと思います。やっぱり持続性が非常に大事と思いますが、この地域カリキュラムの実践の成果を具体的に教えていただけますか。 49: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 50: ◯学校教育課長(今福保幸君) 地域連携カリキュラムの実践の具体的なものを示してほしいということですかね。 51: ◯委員(岩切幹嘉君) はい。 52: ◯学校教育課長(今福保幸君) 例えば、御存じのように、春日市の小中学校は全部コミュニティスクールとして地域と連携して運営が行われておりますけれども、例えば、これは須玖小学校ですね、道徳クエストといって、地域に公開で授業を行ったりしています。あと、地域連携の……。                 (「クリーン作戦とか違うの」と発言する者あり)  クリーン作戦もそうですね。あと、例えば夏祭りに中学生が参加をして、その準備から企画から手伝うとか。地域教育課のほうにも入っていくんで、なかなか難しいですけれども。
    53: ◯委員長(高橋裕子君) 三丸地域教育課長。 54: ◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 地域連携カリキュラムはですね、各校特色のあるものをされています。地域の人材を授業に招いて、年末で言えば、しめ縄づくりだとかそういうようなので交流をとられたりだとか、あとは今年はあまりなかったですけれども、餅つきに参加したりとか、先ほど言われた地域清掃もそうですし、あとは、奴国の丘資料館のほうですね、そちらを、施設に回ってそこを活用して地域のそういう財産を知るというようなこともウォークラリーでされています。それに地域の方もついていかれるとか、人との触れ合いを大切にした地域連携協働活動によって、子どもたちの心の豊かさを育成しているところではあります。 55: ◯委員長(高橋裕子君) よろしいですか。岩切委員。 56: ◯委員(岩切幹嘉君) 多分こういう子どもたちが地域の中でいろんな、参加してみたりいろんな貢献ができているシステムづくりというのは、多分全国的にも春日が一番進んでいるんじゃないかと思いますし、これをぜひとも、いろんなきっかけを取り入れながらと言いますか、それをまた、さらに地域の方に理解していただくのが一番大事と思いますので、いいところをどんどん、この評価にあるように、さらにこれが4から5になっていけるような取組をぜひともお願いしたいと思います。 57: ◯委員長(高橋裕子君) もう一つですね。岩切委員。 58: ◯委員(岩切幹嘉君) 30ページになりますけれども。30ページの上の段ですね、「読書のまちづくり」の小項目の一番上ですけれども、備考の内容の欄ですけれども、地域資料のデジタル化をして、自宅からでも随時資料を活用ができるという。携帯で登録して、デジタル化したのを見れるということと思いますが、これがスタートしたときに、これに付随するのかどうか分かりませんが、一般図書がデジタル化になったときに、物すごく冊子が少なくて、まだ立ち上がったばかりで。だから、せっかくあれだけたくさんの資料があったんですが、その当時はまだまだ……。あっという間に、デジタル化してみたら、すぐなくなるんですね。  今、現状的にはどこまで進んでいるのかというのと、今後コロナ禍の新生活スタイルを考えていきますと、ますますここの必要性と需要が増えていくと思いますが、周知も含めて力を入れるべきだと思いますけれども、その考え方についてお伺いしたいと思います。 59: ◯委員長(高橋裕子君) ほかにありませんか。市場地域教育課主幹。 60: ◯地域教育課主幹(市場結実君) ありがとうございます。この地域資料のデジタル化と、もう一つ電子図書館を令和2年度に始めているので、その二つのことと理解してよろしいですか。 61: ◯委員(岩切幹嘉君) はい。一緒かどうかなと思ってですね。 62: ◯地域教育課主幹(市場結実君) まずこの地域資料のデジタル化については、今年度については学校の過去と今という形で指定管理者のほうで資料を準備しております。今のところまだ、できておりませんけれども、こういった形で毎年少しずつではありますけれども資料を追加していく予定にしております。  あと、電子図書館については、ここには書いておりませんけれども、令和2年度に導入をして、令和3年度も追加の資料が購入できるような形で今予定をしているところです。 63: ◯委員長(高橋裕子君) 令和2年度のことはその程度にして、それ以外で聞いてください。 64: ◯委員(岩切幹嘉君) 今その地域の資料の、目標からすると、今ここでは何%ぐらいの達成なんですか。ここにデジタル化、ウェブに公開することによって自宅でも活用できるようになったという、全体の資料、これは届けたいという中の。今この時点でですね。 65: ◯委員長(高橋裕子君) 市場地域教育課主幹。 66: ◯地域教育課主幹(市場結実君) 令和元年度の時点でということでありますと、155件を掲載しておりますけれども、令和元年度の目標としては達成しております。今後、最終的に何件というところまでは、今の段階では数字が出てはおりません。 67: ◯委員長(高橋裕子君) よろしいですか。ほかにありませんか。西川委員。 68: ◯委員(西川文代君) 2点ありますが、まず1点ですけれども。  10ページです。(7)です。教職員の働き方改革の推進ということで、現場の意識改革、現場の把握、そしていろんな提案、そこら辺りを状況把握しているということですけれども、具体的に現場からどのような提案があったか、そこら辺りをもうちょっと聞かせてください。 69: ◯委員長(高橋裕子君) 藤井教務課長。 70: ◯教務課長藤井謙一郎君) まず、現場のほうからの意見の集約につきましては、アンケートを用いて回答していただいております。その中で、様々な項目、いろいろお尋ねしている項目なんですけれども、どういったことを取り組んでいくべきか、また、全般に関して何が不足しているか等を確認しているんですけれども、その中で、やはりそれぞれ一人一人の意識の違い等もありまして、働き方改革がある程度進んでいるという人もおれば、進んでいないという人もおられるような状況の中で、全体の中で特に苦慮してるのが、やはり保護者の対応であったり、授業の準備、また、時間の使い方というところで苦慮しているのがよく見てとれました。  それに対しまして、今回実態調査の中で集約した中では、まず夜間の電話対応、いわゆる放課後の電話の対応に苦慮しているというのが分かりましたので、そこの部分について学校のほうでの電話の対応の時間を何時までというふうな形で切って、その後は市のほうに転送していただく。で、市のほうから今度は教育委員会の担当職員が、お電話いただいた方に夜間は確認するというような形で、まず夜間の電話対応の削減につなげる分が一つございます。  それから、学力向上のためのスタッフの配置や拡充を望んである声があります。また、研修の精選。いろいろな研修があるんですけれども、それをいろいろ精選して必要な研修をピックアップする必要があるんじゃないのかという意見がございます。また同様に、調査や報告、計画等についても精選が必要ではないかという声があります。そのほかにも、会議等や勤務時間を配慮した時間の設定も必要じゃないかという声が上がっております。ほかにも、教師が作成した教材や教具等を、結局一人一人で使っているような状況になっておりますので、それを校内で共有化して、ほかの先生方、例えば3年生でいろいろ使っていたのが、その先生が4年生になったときにはそのときに使っていたのを今度3年生に上がる先生が共有化して使えるような感じ、そういった学校内での共有化も必要ではないかというふうな声も上がっております。  また、事務作業を補助する新たなスタッフの配置が欲しいという声、また、福祉、心理その他の現在配置されている専門職やスタッフのいろいろな協力をいただきたいという声、多くは、そういったところ。あとは、保護者や地域に対しても働き方改革をこういうふうに進めているんですよという、そういったのを理解していただく必要があるのではなかろうかといった声、そういったのが大きく上がっている分でございます。 71: ◯委員長(高橋裕子君) 西川委員。 72: ◯委員(西川文代君) ありがとうございました。本当に現場からすばらしい意見が出ているなと思って、それを一つ一つ解決していければいいなと思いました。これは感想ですけれども。  そして、もう一点、ちょっと温度差があるという報告がありましたが、教師一人一人の意識がそれぞれあって、その意識改革に努めたということですけれども、その辺りというのは具体的にはどういうことなんでしょうか。 73: ◯委員長(高橋裕子君) 藤井教務課長。 74: ◯教務課長藤井謙一郎君) 教職員が長時間働くことによって、それを負担に感じている先生もいらっしゃる半面、逆に先生としての自分のやりがいという部分で、自分は遅くなっても、残業になっても、これをやり通したいというふうに感じてある先生もいらっしゃいます。そういうところで学校の先生方が、管理職が先生方の負担をいろいろ考慮して、「早く帰ったほうがいいですよ」というお声がけも常々していただいているところですが、決して先生によってはそれが負担になっていない先生もいらっしゃる状況であります。  しかしながら、どうしても目に見えてくる部分といたしましては、何時まで勤務している、それが本来の勤務をオーバーしてどれぐらい勤務されているというのは数字として見えてくる部分もございますので、そういった部分については、先ほど申しました、いろいろ引継ぎ、例えば、自分で一からつくらなくても、前任者であるとか、学校で共有することでいろいろ業務を省ける分等もございますので、そういった様々な一人一人の意識に違いがあるものの、一人一人がそれぞれ今の働き方を見直して、少しでも業務時間を軽減したりとか、改善を図れるような形で指導していくというようなことで、教育委員会、または学校の校長等を通して、それぞれの先生方には指導していただいているところでございます。 75: ◯委員長(高橋裕子君) もう1問あるというのは。いいですか。 76: ◯委員(西川文代君) はい。その部分は、分かりました。 77: ◯委員長(高橋裕子君) 次の質問。西川委員。 78: ◯委員(西川文代君) 19ページの、(3)ですかね。大項目の1の(3)、(1)の「安心して学び暮らせる環境の整備」のところに、備考のところに評価の視点、評価指標等のところが、二つ目のポチですか、校区の在り方の検討という文言がありますが、これは具体的にはどんなことなんでしょうか。 79: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 80: ◯学校教育課長(今福保幸君) 通学審議会を開いて、今決めている校区が本当にこれでいいのかという点検をして、必要があれば見直しを行っていくということがございます。  以上です。 81: ◯委員長(高橋裕子君) 西川委員。 82: ◯委員(西川文代君) それに引き続き一つ質問ですが、この点検した結果、令和元年度は特に何か変更等というのはなかったと、変更が必要とか認められるものはなかったということでよろしいですか。 83: ◯委員長(高橋裕子君) 今福学校教育課長。 84: ◯学校教育課長(今福保幸君) 令和元年度については、特段の変更は行っておりません。 85: ◯委員長(高橋裕子君) ほかにありませんか。ありますか、川崎委員。 86: ◯委員(川崎英彦君) いいですか、一つだけ。16ページの弁当の日なんですけれども。とてもいい取組で、感謝と知識と技術を学んでいけるという、食育について学んでいけるということなんですけど、これは、家庭環境によって弁当をつくれないとか、そういった子ども、そういう御家庭とかはいらっしゃらないですか。 87: ◯委員長(高橋裕子君) 藤井教務課長。 88: ◯教務課長藤井謙一郎君) すみません、この場で個人的なことを言うのはおかしいかと思うんですけれども、実は私も、弁当の日をするに当たって、もしかしたら御家庭の状況によっては、弁当を家でつくること自体が難しい御家庭もあるのではないかのかということで、ちょっと自分も気にはなっていたところなんですけれども、現在まで毎年弁当の日を取り組んでいただいている中で、実はそういったことでこの取組に参加できていない児童生徒さんがいるという報告は今のところ受けていない状況ですので、一応そういったのを注意配慮しながら今後の対応は必要だなということは心がけておこうと思っております。 89: ◯委員(川崎英彦君) ありがとうございます。 90: ◯委員長(高橋裕子君) よろしいですか。ほかにありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 91: ◯委員長(高橋裕子君) ないようですので、以上で調査事件の件は終了いたします。  次に報告事項がありますので、お受けしたいと思います。神田教育部長。 92: ◯教育部長(神田芳樹君) それでは報告事項の(1)緊急事態宣言下における対応ということで説明をいたします。  お手元に「緊急事態宣言下における対応(2月7日まで)教育部」という資料が、A4判1枚であろうかと思いますので、御準備いただけたらと思います。よろしいでしょうか。 93: ◯委員長(高橋裕子君) ではどうぞ、お願いします。 94: ◯教育部長(神田芳樹君) 各課からということですけれども、説明はまず私のほうで包括的にさせていただきます。  緊急事態宣言が福岡県に発出されまして、それに伴う教育部関連の対応を説明いたします。いずれも緊急事態宣言下において、感染予防対策を徹底する中で、感染リスクの低減を図るという趣旨でございますので、御理解いただけたらと思います。  まず、1番の小中学校の(1)、学校については、感染予防対策の徹底の下、教育活動を継続しているところでございます。その中で特に、中学校の部活動について(2)に記載しておりますとおり、一部制限をさせていただいております。アで中止するものと書いておりますけれども、逆に実施しているのは、平日の夜の練習ということになります。  続きまして、2番の公共施設関係です。午後8時までということで市のほうでは、緊急事態宣言下における夜間の行動自粛等、これは県、市のほうからも発信しておりますけれども、市内公共施設についても8時までとする中で、ここに記載の星の館が金土日の時間に夜9時までやっておったということで夜8時で止めるという措置でございます。  次に3番、行事関係中止でございます。ここに記載のとおり、感染リスクの低減等を図る趣旨から事業をやむなく中止とさせていただいております。  そして、直接、緊急事態宣言がというよりも、今後のということで、4番、その他の感染症対策ということでございます。  まず(1)の中学校修学旅行、関西方面の見合せでございます。ここに記載のとおり、保護者との合意形成を図り実施時期、目的地等を検討ということで、本来2月に実施予定、考えておった中学校の修学旅行ですけれども、現下の状況を踏まえ中学校校長会で協議をされ、一旦見合わせると、実施時期、目的地等を今後検討していきたいということになっております。その過程の中で、決定事項ではございませんけれども、実施時期は3年生になって5月から9月の間とかいう検討の案が出ております。目的地は南九州という、関西ではなくてですね、そういう候補も挙がっているという状況で、引き続き新型コロナウイルスの感染状況等を見ながら、決定がされていくものと考えております。  (2)の卒業式につきましては縮小ということで、ここに記載のとおり、時間、それから来賓等制限という大まかなモデルを学校のほうに示しました、校長会でですね。その中で学校のほうで創意工夫をしながらすばらしい式になればと思っております。  記載をしておりませんけれども、今後の感染状況等、分かりませんけれども、入学式についても現時点ではやはり一定の制限が必要であるというふうに考えております。  報告の説明は以上です。 95: ◯委員長(高橋裕子君) 成人式についても、では、お願いいたします。三丸地域教育課長。 96: ◯地域教育課長(三丸瑞恵君) それでは、成人式の報告をさせていただきます。お手元のほうにこちらを配っていると思います。それと、一緒に挟んでいるもので、2枚目に写真がついているものを御覧ください。こちらで説明します。  まず、こちらのこれですけれども、これは成人式のときに新成人にお配りをしている実行委員のほうが作成したリーフレットになります。  それでは資料のほうに沿って説明をさせていただきます。今年度は、もうお知らせしていましたとおり、クローバープラザ・アリーナ棟の大ホール、1,100人以上入る会場ですけれども、会場を変更し、こちらで実施をいたしました。対象者は1,338人です。事前申込制の2部制で行い、事前申込みをしておりましたので、申込者数が922人です。その下に四角囲みしております、当日の参加者908名うち括弧書きの120名は市外の方ですが、これだけの参加をいただいております。内訳としまして、第1部が467人、第2部が441人、どちらも会場の定数の半数以下に収まっております。実行委員等々につきましてはそちらに記載しているとおりです。  裏面には、当日の流れを記載しております。そこで、見え消しをしておりますが、新成人の企画としてダンスメドレーということで、実行委員のほうが練習を重ねておりましたが、当日は直前になっていろいろ感染状況も悪くなってきましたので、こちらのほうはやむなく断念し、アトラクションは恩師からのビデオメッセージ等を行うことでアトラクションとしております。で、時間短縮を図っているところです。  次に2枚目の写真で説明をさせていただきます。会場の様子です。まず、上段の左側から順次説明いたします。左側を入場口としております。こちらにちょっとよく見えませんが、入場券を持っている方と持っていない方でまず分けて入場していただくように仕切りをしております。先のほうで、入場券を持っていない方は、その場で氏名等を確認させていただき、入場券を配付しております。  その右です。こちらは会場内です。椅子の座席ですけれども、白く点々に見えるものがあります。こちらは、一つおきに席を使っていただくように、間を全部テープで封じている様子です。  それからその左下になります。2段目の左側ですが、会場設営で、座席を後ろから見たところです。後ろ側に白いものが貼ってあると思いますが、これは各学校ごとに色分けをしていまして、ここの座席に座ってくださいということで、目印をつけているものです。  その横が会場の中の受付です。手前に箱が置いてあります。こちらに新成人自身が入場券を切り取って、半券を入れて受付を済ませるということにしております。  その下、左側です。こちらは第1部の終了後です。職員のほうで、座席の消毒等をしております。かなり早い時間で消毒等を終わっております。  その右側です。こちらは新成人の入場の様子です。入場口のところで、実行委員OBの支援もありましたので、その方が一人一人に手指消毒の消毒液をかけて確実に消毒をしております。  その一番下の左側です。こちらは施設内ですが、検温です。検温自体はクローバープラザの大ホールのほうが通常行っているものを使用しましたので、こちらはクローバープラザのスタッフの方の協力を得ながら、全員の検温をしております。その横が、先ほどの中の受付の様子となります。  裏面です。裏面の一番大きな写真です。こちら式典全体の様子になります。前のほうがちょっと黒くて空いているように見えますが、ここは全て男性が座っています。会場の指定した席はほぼ埋まる状況でした。式典の様子ですけれども、本当に静かな式典でした。当初、記録を取る中で、一番後ろの席でビデオを記録用に撮っていたんですが、ざわついて撮れないんじゃないかと考えていましたが、全く式典の中で私語等が聞こえることはなく、整然とした形で行われました。その下がステージ上の状況、そして国家斉唱。当日は声を出すことはということで、心の中で歌ってくださいという呼びかけでしました。国歌斉唱で起立と言って、このように皆さん、全員起立をして参加していただきました。  その下です。退場の様子です。退場は各学校の恩師のビデオレターを見た後、分散して退場してもらいました。こちらも中のスタッフの誘導に従って、スムーズな退場ができております。最後に退場後の外の様子ですけれども、やはり外に出ますと、皆さん懐かしさもあって、固まったりはしていましたけれども、特に混乱もなく成人式を終えることができました。  以上、御報告といたします。 97: ◯委員長(高橋裕子君) 続いて、主要行事報告に移ってください。神田教育部長。 98: ◯教育部長(神田芳樹君) それでは、お手元に主要行事報告の、毎回、同じ用紙で配っておると思いますので、表の上から担当課長が説明します。 99: ◯委員長(高橋裕子君) 三丸地域教育課長。 100: ◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 1番になります。弥生の里児童画大賞展授賞式です。  こちら、前回の委員会の中でも御報告いたしておりますが、本年度は授賞式の参加者を縮小しております。上位11賞と、各学年の金賞受賞者のみの参加としております。受賞者が17名いらっしゃいますが、15名の参加でした。その家族を含めて定員250名の会場に57名の参加で実施をしております。銀賞以下の賞につきましては、各学校で配付をしていただくようにしています。  カレンダーは12月の議会の途中でお配りしていると思います。こちらのほうは1月からのカレンダーになっておりますので、ぜひ御活用いただけたらと思います。  2番目は、成人式、先ほどの報告になります。すみません、先ほどお話ししていなかったんですけれども、今回の成人式は成人のみの参加ということで、議員の皆様には御参加いただけない状況になりましたけれども、御協力いただきありがとうございました。  その次の3番目です。地域で子どもを育てる交流会です。本日チラシをお配りしております。こちらになります。これは、書いていますとおり、学校、家庭、地域それぞれの立場で子どもたちに関わる方たちに集まっていただき、情報交換を含めた活動へのヒント等を持ち帰っていただくために実施しているものでありますけれども、これにつきましても今回は参加者を制限させていただきまして、明日実施をいたします。こちらも150人の定員のところ、学校、家庭、地域の方から40人に参加をしていただくようにしております。 101: ◯委員長(高橋裕子君) 市場地域教育課主幹。 102: ◯地域教育課主幹(市場結実君) 次4番、5番です。今日お配りしましたこちらのチラシになります。市民図書館の2月の行事を2件御案内しております。  2月11日健康講座、2月21日に2枚目になります郷土講座を予定しております。今のところ予定どおり実施することにしております。  以上です。 103: ◯委員長(高橋裕子君) 高田文化財課長。 104: ◯文化財課長(高田勘治君) 主要行事報告の下から2段目になります。6番、こちらの「国内最古 春日市須玖の権を展示します」と記載されたチラシを御覧ください。急遽展示が決定したものです。展示期間は記載のとおりとなります。既に開催中ですが、昨年末に新聞各紙に掲載され紹介されました、春日市内の須玖遺跡群から出土した計量用の重り、これを権といいますが、これらが国内最古であることが発見されております。今回の展示はこの発見を受けまして、展示するものです。  次に7番目、主要行事報告の一番下になります。令和2年度民俗企画展「ナニコレ!?民具展」の紹介です。こちらがお配りしております資料になります。11月委員会のほうでも報告をしております。既に開催中ではありますが、1枚チラシをお開きいただきますと、ここに紹介しておりますような民具につきまして、時代の移り変わりとともに姿を変えてきた、その民具の使い方や当時の暮らしを紹介しながらの展示をいたしております。  文化財課の報告は以上です。 105: ◯委員長(高橋裕子君) あと、その他の報告。三丸地域教育課長。 106: ◯地域教育課長(三丸瑞恵君) それでは、その他のその他になりますが、12月4日の委員会のときに、西川委員と西村委員のほうから子ども会の組織についてのお尋ねがございました。そちらのほうを報告させていただきます。  お手元に子ども会の一覧表をお配りしていると思います。こちらを御覧ください。令和2年度になりますが、子ども会が全部で39団体です。自治会が35自治会。この四つの差についてのお問合せでした。その表の中で、網掛けをしているところがございます。大谷地区が一つの地区に対して子ども会が大谷、小池台、大谷セントレ、こちらの三つがございます。また、春日地区におきましては春日南、春日、原町の子ども会の三つがございます。この状況で自治会の数と子ども会の数に四つの差がございます。こちらの状況というか、こういうふうになった経緯というのを、現在の育成会の方、連絡協議会の方にお尋ねしたんですけれども、なかなか昔からこういう状況が続いているということで、はっきりした理由は分かりませんでしたが、やはり子どもの数によって、多いときに分かれたものがそのままになってきているのではないかなと推測できるところです。  以上です。 107: ◯委員長(高橋裕子君) いいですかね。それでは報告事項について、どうしても聞いておきたいことがあれば。藤井委員。 108: ◯委員(藤井俊雄君) 報告事項というか、このコロナの状況の中で図書館についてなんですが、図書館の本の殺菌について、何かしてあることがあれば。
    109: ◯委員長(高橋裕子君) 市場地域教育課主幹。 110: ◯地域教育課主幹(市場結実君) 1冊1冊の消毒というのは、今時点でしていないんですけれども、館内に図書消毒器というのを設置しておりまして、利用者が借りられた後にそれぞれ御自分で消毒をすることはできています。これについては、すみません、今数字は持っていないんですが、昨年度と比較すると、倍以上の利用という形になっております。 111: ◯委員(藤井俊雄君) ありがとうございます。 112: ◯委員長(高橋裕子君) ほかにありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 113: ◯委員長(高橋裕子君) ないようです。神田教育部長。 114: ◯教育部長(神田芳樹君) 以上で教育部の説明を終わります。 115: ◯委員長(高橋裕子君) それでは、教育部の所管事務調査を終了いたします。  ここで暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午前11時20分                 再開 午前11時28分                ──── ─ ──── ─ ──── 116: ◯委員長(高橋裕子君) 休憩前に引続き、委員会を再開いたします。  それでは次に、総務部の議会閉会中の所管事務調査を議題といたします。  なお、委員並びに説明員の皆様に申し上げます。発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、一問一答形式で簡潔明瞭に発言を行ってください。  それでは、説明員の説明を求めます。内藤総務部長。 117: ◯総務部長(内藤厚幸君) おはようございます。総務部でございます。よろしくお願いいたします。  本日の閉会中の総務文教委員会の事案は、調査事件、職員採用についての1件、その他の案件1件の計2件でございます。順次、担当課長のほうから御説明いたします。 118: ◯委員長(高橋裕子君) 横山人事法制課長。 119: ◯人事法制課長(横山政彦君) 早速説明に入ります。  令和2年度職員採用試験の結果等について、説明をいたします。お手元の資料を御覧ください。  令和2年度職員採用試験の結果及び来年度の新規予定者につきましては、表の1のとおりでございます。令和3年度、来年の4月1日採用予定者は、男性6人、女性5人で、合計で11人でございます。1次試験の申込者全体で972人、実際に受験した者が752人で、受験率は平均で77%でございます。  29年度から申込受付をウェブに変更したことにより、申込倍率が受験者に明らかになったことにより、それまでよりも15%ほど減少しておりましたけれども、昨年度は70%。今年度は1次試験をSPI3に変えた結果、77%と受験率が向上しております。受験倍率は受験者数を採用予定者数で割ったもので、全体で68%と全国的に見ても高倍率で、特に一般事務(大卒程度)は106倍と、高い状態でございます。申込倍率で見ますと、全体で97%、一般事務(大卒程度)になると200倍を超えているという数字でございます。  筑紫地区、福岡都市圏は、総じて倍率は高いと。全国的には、ここ数年、国家公務員を含めて公務員の人気が落ちてきてまして、倍率は平均して10倍程度が相場のところではありますが、福岡都市圏は非常に高い状態となっております。  採用予定者の内訳は、一般事務(大卒程度)が6人、障がい者枠1人、保健師1人、保育士2人、土木1人となっております。  今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、春に全国に緊急事態宣言が発令されたため、日程を始まりを約1か月ほど繰り下げ、1次試験につきましては、志願者全員面接を予定しておりましたけれども、感染防止策がなかなかとれないということで、当初4月24日、25日の全員面接を6月1日から6月末までのSPI3に切り替えております。1次試験全員面接の予定を日程を繰り下げてSPI3、これは試験会場で対策がとられているということと、全国の主要都市で受験が可能となっておりますので、1次試験をSPI3に切り替えております。  2次試験につきましては当初、5月の半ばから5月いっぱいをSPI3の予定でしたけれども、7月18日に感染防止策を実施した上で、スポーツセンターで1次試験合格者全員約300人に集団面接を実施をしております。3次試験、4次試験につきましては、これまでどおり3次が人事担当による集団面接、4次が幹部職員による個人面接を実施して、合格発表は当初より約2か月遅れの9月末に最終合格を発表しております。  障がい者枠につきましては、一定感染拡大が収束していた時期でしたので、当初の予定より少し遅らせた形で、10月3日に1次試験、11月11日に合格発表という流れで進めております。  なお、表の2、今年度の退職予定者は、現時点で定年退職が、事務職5人、保育士3人の計8人、早期退職が1人の予定で、合計で9人の予定でございます。  以上、今年度の採用試験の結果等についてでございます。 120: ◯委員長(高橋裕子君) 説明が終わりました。これより質疑をお受けします。質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 121: ◯委員長(高橋裕子君) 質疑なしですね。それでは、報告事項に移ります。  報告事項、神崎総務課長。 122: ◯総務課長(神崎由美君) それでは報告事項ということで説明させていただきます。  春日市LINE公式アカウントの機能の追加についてでございます。それでは、配付しております資料を御覧ください。  春日市では、昨年の8月31日に春日市LINE公式アカウントのサービスを開始いたしました。アカウント開設から約5か月となる1月26日現在で9,756人と、約1万人の友だち登録者数となっているところです。  新たに2021年2月1日月曜日に、市民サービスのさらなる拡充を目的として、四つの機能──防災機能、AIによる手続案内・問合せ回答機能、コミュニティバス時刻表表示、学習アプリを追加することになりましたので、御報告をさせていただきます。  まず一つ目が、(1)防災機能です。これまで、避難所地図や各種のハザードマップの確認ができるものというものでしたが、今回防災分野に新たに三つの機能を追加いたしました。  まず一つ目が、1)でございます。災害発生時、ユーザーの画面が自動的に災害時モードということに切り替わります。右上に1)と記載されたイメージを記載しておりますが、このような画面での実装を想定しているところでございます。  次に2)です。避難行動支援チャットボットで、ユーザーの選択に応じて、適切な避難行動を案内する機能です。地震や大雨、台風などの災害種別や、市民の状況、例えば、屋内なのか屋外なのかといったものに応じました、適切な避難行動を案内をいたします。  3)です。ユーザーの位置情報を基に、最寄りの避難所を確認することができる機能を追加いたしました。右上に3)と記載されたものがイメージ画面ですが、災害発生時に開設されている避難所のみが表示されることとなっております。  次に、新たな四つの機能の二つ目、(2)AIによる手続案内・問合せ回答機能です。これは、AI──人工知能を活用したチャットボットサービスで、24時間いつでも利用することができ、市役所の手続や制度などに関する質問に対し、AIが対話形式で回答したり、質問の回答に該当する市ウェブサイトのページを案内したりいたします。案内、回答に対応しているのは、記載の15分野になっております。  次に、裏面となります。三つ目です。(3)コミュニティバスやよい時刻表案内機能でございます。市ウェブサイトでは最もアクセス数が多い情報であり、市民からも要望があったコミュニティバス時刻表の表示機能を設けました。  四つ目は、(4)学習アプリ、(仮称)manabooでございます。小中学生や高校生学習支援はもちろん、大人も一般常識の学び直しや脳トレとしての活用も期待できます。このアプリは、スマートフォンがあれば、いつでもどこでも学習ができるというもので、具体的には記載のとおり一問一答形式で小中学生、高校生の学年ごとのレベルが設定されており、教科は、国語、算数・数学、英語、理科、社会の5科目になっております。回答率や回答スピードなどが表示され、ゲーム感覚で教科への興味喚起や知識を深めることができるものとなっております。  なお、この機能追加につきましては、3月1日号の市報告知、そしてウェブ等での拡散などを予定しているところでございます。  以上でございます。 123: ◯委員長(高橋裕子君) 報告事項で、特に聞きたいことがございましたらお願いします。ありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 124: ◯委員長(高橋裕子君) ないようです。それでは、内藤総務部長。 125: ◯総務部長(内藤厚幸君) 総務部からの説明は、以上でございます。どうもありがとうございました。 126: ◯委員長(高橋裕子君) では、暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午前11時38分                 再開 午前11時43分                ──── ─ ──── ─ ──── 127: ◯委員長(高橋裕子君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  次に、経営企画部の議会閉会中の所管事務調査を議題といたします。  なお、委員並びに説明員の皆様に申し上げます。発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、一問一答形式で簡潔明瞭に発言を行ってください。  それでは、説明員の説明を求めます。石橋経営企画部長。 128: ◯経営企画部長(石橋 徹君) おはようございます。経営企画部です。本日は、お手元の資料に沿って、調査事件の財務3表について、財政課長が説明いたします。 129: ◯委員長(高橋裕子君) 高尾財政課長。 130: ◯財政課長(高尾徳久君) それでは、こちらの資料をお願いします。春日市財務書類3表になります。令和元年度決算春日市財務書類3表について、例年どおり2月の15日の市報で公表いたしますので、報告をさせていただくものでございます。  資料の1ページを御覧ください。上段には、これまでの経緯を記載しております。ここは後ほどお読みいただければと思いますが、ポイントは、平成28年度の決算から全ての団体が統一的な基準で作成することとなっているという点です。なお、本市では4種類の財務書類のうち、行政コスト計算書と純資産変動計算書を統合しておりますので、財務書類3表となっております。  次に、財務書類の連結の範囲についてですが、真ん中の図に示すとおり、左から順に、本市では、一般会計だけが該当する普通会計ベース、そして、五つの特別会計を合わせた全体ベース、それから土地開発公社に加え、春日那珂川水道企業団をはじめとする、ここに記載の一部事務組合を合わせた連結ベースで作成しております。  それから、財務3表の相互関係、それぞれの表のどことどこの数字が同じになるかを下段の図に示しております。網掛けの部分が矢印で示したとおりの対応関係となっております。一番下の米印1と米印2が、字が小さくて見えづらいかと思いますが、対応関係について説明しております。  一番左の表、貸借対照表の左半分、資産になりますが、このうち現金と預金が、一番右側の表、資金収支計算書の一番下の本年度末残高、これに、その下に赤のアンダーラインを引いている本年度末歳計外現金残高を加えたものと同じになります。また、貸借対照表の右側の純資産が真ん中の表、行政コスト及び純資産変動計算書の一番下、本年度末残高と同じになります。相互関係は以上でございます。  次に、2ページを御覧ください。貸借対照表でございます。バランスシートと呼ばれるもので、表の左半分は令和2年3月31日現在までに積み上げられた資産、右半分はその資産の原資となったお金の種類とその残高、または累積を表しています。単位は100万円です。  まずは、表の左側の資産の部一番下、黄色のマーカー部分、資産の部合計の連結の欄を御覧ください。市が保有する土地や建物、預金など全ての資産の合計は、2,011億5,500万円になっております。前年度に比べて11億3,000万円減少しています。  次に、表の右側の負債の部、その一番下の黄色マーカー部分、負債の部合計の連結の欄を御覧ください。ここは、将来の世代が負担していく負債、具体的には借金などの返済義務があるものの合計になります。647億3,900万円です。前年度に比べて25憶4,900万円減少しております。地方債などの減が、主な要因でございます。  その下の純資産の部は、これまでの世代が負担して蓄積された資産と、下の項目の説明の中に記載されておりますけども、これは単なる資産と負債の差額になっております。このバランスシートでは、負債の部が全体に占める割合、つまりこれからの世代が負担していくことになる割合が増えすぎないことが、着眼点となっております。本市では32%。ちなみに前年度は33%になっておりました。明確な基準はございませんが、50%を超えた辺りから注意が必要になってくると考えられております。  次に、3ページを御覧ください。行政コスト及び準資産変動計算書になります。これは、現役世代と将来世代とに対する資源配分が一目で分かるように、一つの表にまとめられたものでございます。この表のピンクの線から上が現役世代に対する資源配分、ピンクから下が将来世代に対する資源配分を表しております。  まずは上の現役世代に対する資源配分について御説明いたします。表の一番上の黄色マーカー部分、1経常費用計(行政コスト総額)を御覧ください。これは、1年間の行政サービスに要したコストのうち、資産形成のためのコストを除いたものを表しております。具体的には、建設事業などの費用が除かれており、減価償却費などの見えない費用が含まれております。連結で合計501億7,700万円となっています。これが現役世代へつぎ込んだお金という形になります。  次に、二つ目の黄色のマーカー部分、2経常収益を御覧ください。これは、市民の皆様に負担をしていただいた施設利用料、手数料などを表しています。いわゆる受益者負担分と言われるもので、これは連結で合計49億1,700万円になっております。1の経常費用計から2の経常収益を引いて、3の臨時損失と4の臨時利益を反映したものが、純行政コストとなります。三つ目の黄色マーカー部分です。連結で451億1,200万円となっております。  そして5の財源は、市税や交付税や補助金などになります。これが、純行政コストとこれらの財源差が本年度差額となります。これが四つ目の黄色マーカー部分で、連結で8億7,400万円の余剰が出たという形になっております。  次に、その下の黄色マーカー部分、本年度純資産変動額を御覧ください。ここが、厳密な意味で民間企業の利益に近い考え方になります。連結で1年間に合計14億1,900万円増えたこととなっております。その結果、その2行下、本年度末純資産残高が1,364億1,600万円となっております。この金額が、2ページのバランスシートの右下の純資産の部の合計額と一致しております。  次にピンクの線の下の部分、固定資産等の変動(内部変動)・固定資産等形成分のところを御覧ください。ここが、将来世代に対する資源配分を表しています。具体的には、固定資産の増減や基金の増減などで、箱物や貯金などの財産がどのぐらい増減したかを表しています。連結で合計6億4,200万円減少しています。下の行の四つの黒ポツで表示されている部分が増減の内訳を表しており、内訳で見ると、有形固定資産は増加より減少が多いのでトータルで減少し、貸付金、基金等の預金・貯金系などは、逆に減少より増加が多いのでトータルで増加し、総合計では減少という形になっております。  続きまして、ページ下段のほうに各種比率の四つの項目がありますけれども、その一つ目、受益者負担比率9.8%は、上の表の1の経常費用に対する2の経常収益の割合、受益者が負担した割合を表しています。  次に下から二つ目、現役世代への財源措置割合を御覧ください。住民還元比率とも言われます。その年度に春日市に住んでいた市民へ、その年度の財源をどのくらい還元できたかを表す指標でございます。比率は89.3%、前年度より3.5ポイント上がっております。将来世代への財源措置割合は、その逆という形になります。  続きまして、4ページをお願いいたします。資金収支計算書でございます。これは、平成31年4月1日から令和2年3月31日までの1年間の現金の出入りを、性質別に整理したものでございます。まずは、上から二つ目の黄色マーカー部分、利払後基礎的財政収支(イ+ロ)とある表を御覧ください。  まず基礎的財政収支というのは、歳入と歳出から一切の借金の影響を除いた収支を言いますが、さらにその収支から借金の利息返済の費用だけを歳出に残した収支を表しています。つまり、利息まで払った後に残る額となるので、理論上この全てが市債残高を減らすことに充てることができる計算になります。連結後で12億5,100万円となっておりますので、この金額が仮に毎年変わらないとすると、全額を借金返済に充てた場合、完済までに38年かかるということになります。ページの下の公債費等償還可能年数というところに書いてある38年がこの数字になります。  次に見ていただきたいのが、その下の黄色マーカー部分の(ハ)の財務活動収支になります。これが、借金の増減を表しています。基礎的財政収支で除外された部分になります。プラスであれば借金が増え、マイナスであれば借金が減る形になります。連結で18億9,300万円の借金が減ったことになります。  次に一番上の黄色マーカー部分、(ロ)の投資活動収支の下の1)の投資活動支出、これが固定資産形成と預金に回したお金を表しています。連結で42億4,100万円が投入されています。通常2)の投資活動収入のほうが少ないので、(ロ)の投資活動収支はマイナスとなります。連結で24億1,600万円のマイナスでございます。  次に四つ目の黄色マーカー部分、1の本年度資金収支額を御覧ください。上段の(イ)(ロ)(ハ)の三つの活動の結果による現金収支の総合計で、連結で令和元年度中の現金の変動額が6億4,300万円のマイナスであったこととなります。  最後に、一番下の行、大きな4の本年度末資金残高を御覧ください。令和元年度末の現金残高は、51億600万円となっております。この金額に歳計外現金の残高を加えた金額が、バランスシートの現金預金の金額と一致します。この資金収支計算書の資金残高がバランスシートの預金現金に計上されていることになります。  以上で、財務書類3表の御説明は終わります。 131: ◯委員長(高橋裕子君) 調査事件、財務3表について説明が終わりました。質疑をお受けします。質疑は、ありませんか。  岩切委員。 132: ◯委員(岩切幹嘉君) この財務書類を作成をして、一番大事なのがいかに活用するかということになるかと思いますけども、もともと総務省で公共施設の今後の更新であるとか、統廃合とか長寿命化などを計画的に行うことを求められて、当市においてもこの国の指針に基づいてですね、いろいろ計画を進められていると思いますけども、以前の説明であったかどうかあれですけど、施設のカルテみたいなものを作って、公共施設のマネジメントに使いたいというようなことがあったかと思いますが、それについての活用の現状というのがあれば。 133: ◯委員長(高橋裕子君) 石橋部長。 134: ◯経営企画部長(石橋 徹君) 施設ごとにデータベースみたいな形で、いつこれを修理しましたとか、ここを今の面積とか形でデータベース化した個票みたいな形で、更新というか年度にどこを扱ったかとかいうデータを毎年度末に積み上げている状況です。ただ、それを活用してまで今後どうしようかという分まで、まだ使い切ってない部分がありますけど、更新しながら施設の一元管理を今行っている状況にはあります。  以上です。 135: ◯委員長(高橋裕子君) 岩切委員。 136: ◯委員(岩切幹嘉君) 公共施設の今後の在り方とかを考えたときに、いろいろ財務書類の中で行政コストも計算をされて、人件費が幾らかかるとか、減価償却費がどれくらいだとか、説明で建設費を除くとかいろいろありましたけども、こう考えますと、いろんなコストがある中で、施設の使用料ですね、今までどおりでいいのか。やはり、いろんなことを見直して、今後の将来性を考えたときにですね。当然維持していくことも大事ですし、それなりの根拠に基づいた使用料に見直すというか、そういうのを実際ほかの団体でやってるところもあるみたいなんですけど、本市の考え方は、今のところどういうふうに考えてらっしゃいますか。 137: ◯委員長(高橋裕子君) 石橋部長。 138: ◯経営企画部長(石橋 徹君) 施設を運営するためには当然、毎年運営経費がかかってきます。その部分の一部については、受益者負担という考え方で、利用者の方に負担していただくというのが当然の流れと考えておりますが、施設ごとに分類して、民間がある施設、市が当然しなければいけない、市だけしか絶対できない施設とその中間の施設、その形で分けて、市が持ち出す部分の割合を何%で出してというような形で出して、表を作ってですね。当然そのような形で受益者負担は、ここについては50%見ていただきましょうとか、運営費のですね。市がしなければいけない部分については10%見ていただきましょうとか、そういう考え方で整理する必要があると現在考えておりますけど、今その中身について使用料と一概に言うと、近隣の同等施設とのバランスとかいう形もありますので、理論値的にはこの値段ですけど、実際に負担していただくのは段階的に考えましょうとかいう形で、今検討に着手した段階ですので、まだ実際どのような形が正しいのかという部分に、今研究に取りかかった段階です。今後また決まり次第、皆様にお諮りしていきたいと考えております。  以上です。 139: ◯委員長(高橋裕子君) 岩切委員。 140: ◯委員(岩切幹嘉君) 一番最初に説明があったみたいにですね、もともと統一的な基準に基づいて、全国的に統一的な基準を逆に設けないと比較もできないということで、国のほうが同じ基準で、いろんな財務書類を作ってくれということで、そういった意味では、市民の方、住民の方々にはこれが一番分かりやすいわけですね、数値で出て比較が。ほかの団体とも比較ができるということが前提かと思いますけども、今のところそういうところまでは行ってないんですか。本来、比較して見える化と言いますか、住民に分かりやすいというのが大きな一つの目的でもあると思いますけども、そこら辺はいかがですか。
    141: ◯委員長(高橋裕子君) 石橋部長。 142: ◯経営企画部長(石橋 徹君) 置かれてる市の状況とか、公共施設の状況とか、そういう部分で波がありますので、それが一概にここで……。民間にいっぱいあるようなところのテニスコートの値段とかと、1個しかないところのテニスコートの値段とか、利用しやすさとか設備の内容とかで若干そごが出てきますので、それが全国統一的にこの金額が適正というのは難しいかもしれませんけど、年間にこれだけ施設運営にお金がかかっています、その部分の10%については利用者の方で負担していただきましょう、その分運営する側も稼働率を上げますみたいな形が必要になってくると思いますけど、全国統一的な、この平米ではこの使用料とかいう部分では厳しいかもしれませんので。先ほど言いましたように、当然市がすべき施設と民間と競合している施設、その分の市の持ち出しの割合が何%という形で、運営費が幾らかかってますという形で積算して、理想の使用料みたいなのはやはり、横並びというよりは市独自の部分を作らなくちゃいけないのかなとは考えております。  以上です。 143: ◯委員長(高橋裕子君) 岩切委員。 144: ◯委員(岩切幹嘉君) 財務のこの書類を作って、いかに今後活用するか。一つは統一的なところがあれば、比較できるところがあれば比較をしていって、できないところは逆に、市民の方々に分かっていただくというか。住民サービスというのは望むものもたくさんあると思いますが、今後はやはり、市民と行政側が腹を割ってといいますか、今の現状を分かっていただいて、なおかつその中で受益者の負担をどうしていくか、その中でこれぐらいはというところをですね。そのための今までの御説明だったと思うんですよね。ぜひともそれを、そういった形で分かりやすく市民の方に活用をしていただきたいと思います。 145: ◯委員長(高橋裕子君) 石橋部長。 146: ◯経営企画部長(石橋 徹君) ありがとうございます。岩切委員のおっしゃることはもっともだと思います。市民に現状を知っていただいて、今後このようなことが起こりますという部分も含めてですね。そのためには利用者の方も負担していただきたいという部分を、現実を統一基準でいっぺんお示しして、それに理解を求めながら御協力を求めていくということが必要だと思いますので、お考えのとおり今後努力していきたいと思っております。  以上です。 147: ◯委員長(高橋裕子君) ほかにありませんか。  藤井委員。 148: ◯委員(藤井俊雄君) この報告を見ますとですね、現世代への財源措置が十分なされて、春日市の決算は全国的にはいいということは分かってはおりますが、去年からのコロナという災害的な惨事の中で、この元年度決算の中にはあまりコロナの影響というのは反映されてませんが、2年度から大きな結果が出てくるわけですから、今後の見直しということを頭の中に置いて、今岩切委員が言われたような先のことについてしっかりと考えていただければなということを思いながらこの決算書を見ておりました。しっかりとそこの見直しに関してはですね、頭に置いて今後見ていただければ、この財務3表はいい結果だったと私は思っております。  以上です。 149: ◯委員長(高橋裕子君) 答弁いいですか。ほかにありませんか。  西川委員。 150: ◯委員(西川文代君) 3ページの下から3行目のところというか、ダイヤの形のところですね、この市民1人当たりの純経常行政コスト、これは前年度は39万、40万ということですけど、これは効率性を測定することができるということで、ただし書というかですね、説明がなされていますが、この40万というのはどのように見てらっしゃいますか、この金額に関して。 151: ◯委員長(高橋裕子君) 他団体との比較ということですよね、西川委員。主観的なものではなくて、客観的なものですよね。そういったことがなされているかということですので、その点をお答えいただきたいと思います。  高尾財政課長。 152: ◯財政課長(高尾徳久君) すいません、この部分はちょっと、ほかの団体から随時出てきますので、それが分かり次第ですね、また御説明をさせていただきたいなと思います。 153: ◯委員長(高橋裕子君) ほかにありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 154: ◯委員長(高橋裕子君) ないようですので、調査事件については、これで終了いたします。  その他について、何か報告事項等がございましたらお願いいたします。  高尾財政課長。 155: ◯財政課長(高尾徳久君) 入札制度につきまして、今年度7月22日の委員会のときに、郵便入札のほうに変更させていただいたということを御説明したかと思いますけども、その今の状況を御説明させていただきたいと思います。  7月の委員会でも御説明したように、新型コロナウイルス感染症の蔓延を受けまして、一応3密を回避するために、4月に郵便入札を取り入れ、5月29日以降の分については、正式に全て郵便入札という形をとっております。この郵便入札の実施によりまして、指名業者の方も当日の立会いというか、出席が不要となっておりまして、負担も減っているということもございます。  市としても、これによって1回の入札時間がかなり短縮できております。実際、1回の入札で大体5分刻みで今実施することができております。なので、双方かなり負担が減っているというところが、メリットとしてあるのかなというのを検証しております。  ただ、唯一というかですね、デメリットとして考えなければならないのが、出席されてませんので、1回目が不落になった場合に、通常今までだったら2回目をその場で実施していましたけれども、それができませんので、1週間程度空けて2回目を実施するというところで、その関係でどうしても後ろのほうにずれてしまうというかですね、頭がずれてしまう部分が、デメリットと言えばデメリットかなと。ただ、それ以外については、例えば落札率とか、その辺りも去年と比較してもあまり変わっておりませんので、このまま郵便入札を続けていきたいなというふうに所管としては考えております。  以上でございます。 156: ◯委員長(高橋裕子君) ただいまの報告について、何かお聞きしたいことはありますか。  川崎委員。 157: ◯委員(川崎英彦君) 今御説明いただきました入札率、落札率については変わらないということだったんですけど、前回報告いただいたとき、1社応札の割合が、現状でいいのかということをお聞きしたんですけど、その数は、応札数とかは増えたりとかはしているんですか。 158: ◯委員長(高橋裕子君) 高尾課長。 159: ◯財政課長(高尾徳久君) 1社応札は一般競争入札のほうだと思いますけれども、そこは今までも郵便入札ですので、そこで変わったということはないです。 160: ◯委員長(高橋裕子君) 川崎委員。 161: ◯委員(川崎英彦君) 郵便入札において、指定日で送らなきゃいけないという条件があって、過去にそれに漏れた業者さんもいらっしゃったんですけど、これは単純にケアレスミスだったりするんですが、前回の説明では、そういうミスをする業者さんには冷たくないみたいなことを言われていた気がするんですけど、その条件は変わってないですか。 162: ◯委員長(高橋裕子君) 高尾課長。 163: ◯財政課長(高尾徳久君) 指定日というよりは、今は前日の5時までに届くようにというところでお願いをしております。 164: ◯委員長(高橋裕子君) いいですか。 165: ◯委員(川崎英彦君) はい。 166: ◯委員長(高橋裕子君) ほかにありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 167: ◯委員長(高橋裕子君) ないようですので、石橋部長。 168: ◯経営企画部長(石橋 徹君) 以上で、経営企画部の説明を終わらせていただきます。本日はどうもありがとうございました。 169: ◯委員長(高橋裕子君) それでは、経営企画部の議会閉会中の所管事務調査を終了いたします。  ここで、暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後0時14分                 再開 午後0時14分                ──── ─ ──── ─ ──── 170: ◯委員長(高橋裕子君) 休憩前に引続き、委員会を再開いたします。  これで、本日の予定しておりました所管事務調査を終了いたしますが、委員から何かございませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 171: ◯委員長(高橋裕子君) ないようですので、以上で本日の総務文教委員会を散会いたします。お疲れさまでした。                ──── ─ ──── ─ ────                 散会 午後0時15分...