春日市議会 2020-09-24
令和2年第3回定例会(第5日) 本文 2020-09-24
また、高齢
者インフルエンザ予防接種について、どのくらいの接種率を見込んでいるのか、
ワクチンは十分供給されるのか、との質疑が出され、
執行部から、令和元
年度接種率は50%を切る程度であるが、今回は70%を見込んでいる。
ワクチン供給については、国の方針でもあり本市のみで解決できる問題ではないが、65歳以上の対象の方に個別の通知やPRを行って
早期接種に取り組みたい、との説明がなされました。
採決の結果、全員が原案を可決することに賛成いたしております。
次に、第75
号議案「財産の取得について」であります。
本案は、
タブレット型パソコン(
春日市立小中学校用)を取得するに当たり、
地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、市議会の議決が求められたものであります。
審査の過程で、
公募型プロポーザルによる
随意契約であるがその理由は、との質疑が出され、
執行部から、安定的、効率的かつ効果的な
ICT環境構築について、事業
者から提案を受け
比較検討を行うことができること、
資材調達や
初期設定など、期限に間に合わせることが最優先であることなどから、
公募型プロポーザルによる
随意契約とした、との説明がなされました。
採決の結果、全員が原案に同意することに賛成いたしております。
以上で、
総務文教委員会の審査結果の報告を終わります。
4: ◯議長(
松尾徳晴君) ただいまの
総務文教委員長の報告に対し、まず初めに質疑に入ります。
第63
号議案及び第75
号議案に対して質疑の通告はありませんでした。
これをもって、質疑を終結いたします。
次に、討論をお受けいたします。
討論の通告がありますので、発言を許します。
1番、
吉居恭子議員。
5: ◯1番(
吉居恭子君)〔登壇〕 おはようございます。1番、
日本共産党、
吉居恭子です。
第63
号議案「令和2
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について」、賛成の立場で発言をします。
令和2
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)は、歳入及び歳出で総額5億1,883万1,000円の増額となっています。その中で
新型コロナウイルス感染症関連予算として、
緊急支援策第4弾に4億115万円を計上し、4月28日から来年4月1日までに誕生の新生児1人当たり10万円の
臨時特別定額給付金、
中小企業等への応援金の
予算増額、高齢
者インフルエンザ予防接種支援、
修学旅行等感染症対策補助費、
PCR検査センター運営補助金、
保育所等子育て支援施設の
感染拡大防止対策事業費、各
地区公民館の
網戸整備、
市内公共施設への
サーマルカメラ配備、避難所の
感染防止対策備蓄品購入、3歳児健診3
密対策事業費、
学校休業中の
児童生徒の学習面と学校をつなぐ役割を持つ
学校ICT環境整備など、
コロナ禍にあり疲弊した市民の健康と生活を守り、大きく励ますための
補正予算となっています。
一方、
新型コロナウイルス感染症拡大防止のためにやむなく中止された行事や事業、国、県からの助成金の決定や事業の変更などによる予算の変動については速やかに調整し、
市民生活に生かし使える財源に戻していただいていると説明の中で知りました。
よって、私は令和2年度
一般会計補正予算(第6号)について、大いに賛成するものであります。
以上、
賛成討論を終わります。
6: ◯議長(
松尾徳晴君) 以上で、通告による討論を終わります。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第63
号議案「令和2
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について」、
総務文教委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
7: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第63
号議案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第75
号議案「財産の取得について」、
総務文教委員長の報告は同意であります。
本議案について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
8: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第75
号議案については、同意することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌───────────────────────────┐
│日程第2
市民厚生委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│
└───────────────────────────┘
9: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第2、第59
号議案から第62
号議案まで、第64
号議案から第66
号議案まで、第69
号議案から第72
号議案まで、第76
号議案及び報告第2号を
一括議題といたします。
市民厚生委員会の審査結果の報告を求めます。
市民厚生委員長、
内野明浩議員。
10:
◯市民厚生委員長(
内野明浩君)〔登壇〕
市民厚生委員会委員長の
内野明浩です。
本定例会において付託を受けております議案13件について、
市民厚生委員会の審査結果の報告をいたします。
初めに、第59
号議案「
人権擁護委員の候補
者の推薦について」であります。
本案は、
中原千賀子氏の
任期満了に伴い、引き続き同氏を委員の候補
者として推薦することについて、市議会の意見が求められたものであります。
審査の過程において、委員から、年齢の制限はあるのか、また、定数の根拠は何かとの質疑が出され、
執行部から、
新任候補者は68歳以下、
再任候補者は75歳未満となっている。また、
人権擁護委員定数規程第1条に基づき定数は10名となっているが、法務省の
予算定数の制約により9名になっているとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を同意することにいたしております。
次に、第60
号議案「春日市
こども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
改正の主な内容は、福岡県
公費医療費支給制度の改正に伴い、これに準じてこどもの通院の医療費に係る
支給対象年齢を12歳から15歳までに拡大するものであります。
審査の過程において、委員から、県外の
医療機関を受診した場合はどのような手続になるのかとの質疑が出され、
執行部から、まず、受診
者が
医療機関で保険証を提示して一部負担をし、その後、市役所でその領収書を持参の上、申請をしていただければ、
こども医療費を支給することになるとの説明を受けました。
また、委員から、
支給対象の
年齢拡大に伴い、市の影響額をどの程度見込んでいるのかとの質疑が出され、
執行部から、新たに助成を行う中学生の
通院医療費は、
歳出予算で約4,000万円の増となるが、そのうち2分の1は県からの補助があるため、実質で約2,000万円の増を見込んでいる。なお、既に市が独自で助成している中学生の
入院医療費は、令和元
年度実績に基づけば約350万円の歳出減が見込まれるとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により、原案を可決することにいたしております。
次に、第61
号議案「春日市
重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
改正の内容は、福岡県
公費医療費支給制度の改正に伴い、これに準じて
重度障害者の医療費に係る
自己負担額の改正等を行うとともに、
特別児童扶養手当等の支給に関する
法律施行令の一部改正等に伴い、所要の規定の整備を図るものであります。なお、
執行部より、
自己負担額は一般の方が1か月当たり1万円を3,500円に、低所得の方が6,000円を2,100円に改定する、との説明を受けております。
審査の過程において、委員から、
重度障害者医療の対象
者は何人なのかとの質疑が出され、
執行部から、令和2年7月末現在で1,706人であるとの説明を受けました。
また、委員から、改正に伴い財政に影響があるのかとの質疑が出され、
執行部から、今回は中学生の
入院医療費の
自己負担額等の改定であり、ほとんど影響はないと考えているとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第62
号議案「春日市
ひとり親家庭等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
改正の内容は、
児童扶養手当法施行令の一部改正等に伴い、所要の規定の整備を図るものであります。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第64
号議案「令和2
年度春日市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について」であります。
歳入歳出それぞれ362万1,000円を増額し、
歳入歳出予算の総額を98億4,318万9,000円に補正するものであります。
審査の過程において、委員から、
特別交付金の補正の要因について質疑が出され、
執行部から、県の通知により
既存事業の後押しを目的とするために
事業内容が再編されたことに伴い、保険
者努力支援分が1,350万円の増額、
特別調整交付金市町村分が600万円の減額となり、総額で750万円の
増額補正となったとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第65
号議案「令和2
年度春日市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について」であります。
歳入歳出それぞれ6,159万3,000円を増額し、
歳入歳出予算の総額を15億756万3,000円に補正するものであります。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第66
号議案「令和2
年度春日市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について」であります。
歳入歳出それぞれ1億3,582万6,000円を増額し、
歳入歳出予算の総額を70億8,660万7,000円に補正するものであります。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第69
号議案「令和元
年度春日市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」であります。
令和元年度の
歳入決算額は98億2,252万1,578円であり、前年度と比べて5億2,386万5,565円、5.1%の減となっております。また、
歳出決算額は96億1,830万926円で、前年度と比べて5億4,240万3,597円、5.3%の減となっております。この結果、
歳入歳出の差引額は2億422万652円となっております。
審査の過程において、委員から、
特定健康診査の受診
者が減った要因は何かとの質疑が出され、
執行部から、被保険
者総数が昨年と比べ648名減ったことなどが考えられるとの説明を受けました。
また、委員から、平成30年度からの新たな取組の一つである
糖尿病性腎症重症化予防事業の成果はどうかとの質疑が出され、
執行部から、2年目なので明らかな成果を示すことはできないが、
筑紫医師会と
筑紫地区5市で取り組んでいる事業であり、今後も継続して行っていくとの説明を受けました。
また、委員から、
不納欠損と時効との関係性はどのようになっているのかとの質疑が出され、
執行部から、
督促状発送日から5年で
消滅時効となり
不納欠損になる。しかし、
国税徴収法に基づき、
納付期限までに納付がない場合、督促状を発送し、
財産調査や差押えなどの
滞納処分を行う。その中で、財産が発見できない滞納
者に対しては、
滞納処分の
執行停止を行った上で
不納欠損として処理しているとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を認定することにいたしております。
次に、第70
号議案「令和元
年度春日市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について」であります。
令和元年度の
歳入決算額は14億7,850万728円であり、前年度と比べて4,389万2,890円、3.1%の増となっております。また、
歳出決算額は、14億919万2,811円で、前年度と比べて4,643万5,738円、3.4%の増となっております。この結果、
歳入歳出の差引額は6,930万7,917円となっております。
採決の結果、
全員賛成により原案を認定することにいたしております。
次に、第71
号議案「令和元
年度春日市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」であります。
令和元年度の
歳入決算額は68億5,097万5,209円であり、前年度と比べて1億7,923万8,523円、2.7%の増となっており、また、
歳出決算額は67億1,930万8,147円で、前年度と比べて2億5,485万667円、3.9%の増となっております。この結果、
歳入歳出の差引額は1億3,166万7,062円となっております。
審査の過程において、委員から、2か所の
地域包括支援センターに配置している
認知症地域支援推進員は何名いるのかとの質疑が出され、
執行部から、南北の
地域包括支援センターにそれぞれ2名の計4名配置しているとの説明を受けました。
また、委員から、
認知症初期集中支援チームを活用した
情報共有及び
専門的見地からの的確な助言とは具体的にどういったものなのかとの質疑が出され、
執行部から、まず、必要に応じ医療などの
専門機関につなげ、適切に本人の状況を把握する。その後、その状況を基に専門職も含めた会議で具体的な支援策を検討し支援を行っているとの説明を受けました。
また、
地域支援事業(
包括的支援事業)について、委員から、地域における
在宅医療と介護の
連携体制の
課題解決のための
基本的ルール及び
情報共有のためのツールとは何かとの質疑が出され、
執行部から、
筑紫医師会に設置されている
在宅医療・
介護連携支援センターを中心に
筑紫地区で統一の様式を使い、入退院時の医療及び介護の情報を連携する
仕組みづくりを行っているとの説明を受けました。
また、委員から、
介護予防・
生活支援サービス事業費の決算額が昨年度よりも減額になっている要因について質疑が出され、
執行部から、
給付件数は昨年度から比べ増加しているが、これまでの
月額包括報酬から原則として1回当たりの回数制に改定を行った結果、給付費が減額となったとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を認定することにいたしております。
次に、第72
号議案「令和元
年度筑紫地区介護認定審査会事業特別会計歳入歳出決算認定について」であります。
本事業は、
令和元年度及び2年度の2年間、本市が
筑紫地区介護認定審査会の当番市となることから、
認定審査会に必要な予算を
特別会計として措置しているものであります。
令和元年度の
歳入決算額、
歳出決算額ともに同額の6,019万159円となっております。
採決の結果、
全員賛成により原案を認定することにいたしております。
次に、76
号議案「
児童センターの
指定管理者の
指定について」であります。
改正の内容は、春日市
須玖児童センターの
指定管理者を
指定するに当たり、市議会の議決が求められたものであります。
審査の過程において、委員から、候補
者の近隣での実績はどのようなものがあるのかとの質疑が出され、
執行部から、篠栗町では児童館3館、
放課後児童クラブ及び
放課後子ども教室の運営並びに
地域子育支援拠点事業、その他、うきは市では
放課後児童クラブの運営などの実績があるとの説明を受けました。
また、委員から、
調査項目の中の「
児童センターの目的、趣旨を理解した魅力的な提案」は具体的にどのようなものがあったのかとの質疑が出され、
執行部から、子育てへの負担感や不安感を解消する事業として、
父親参加型事業「(仮称)パパとわくわく」などの提案があったとの説明を受けました。
また、委員から、候補
者にこれから期待する点は何かとの質疑が出され、
執行部から、他の
児童センター3館との連携が大きな目標になってくると考えているとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により、原案を可決することにいたしております。
次に、報告第2号「
専決処分について(
訴訟事件の和解について)」であります。
本案は、令和2年7月1日付けで
専決処分としたことについて、市議会の承認が求められたものであります。
専決処分の内容は、平成29年2月9日に発生した春日市
総合スポーツセンターにおける利用
者の
転倒事故に係る
損害賠償請求事件について、
令和元年11月29日に
福岡地方裁判所から和解が提案されたため、訴訟上の和解をしたものであります。
採決の結果、
全員賛成により原案を承認することにいたしております。
以上で、
市民厚生委員会の審査結果の報告を終わります。
11: ◯議長(
松尾徳晴君) ただいまの
市民厚生委員長の報告に対し、まず初めに質疑に入ります。
第59
号議案から第62
号議案まで、第64
号議案から第66
号議案まで、第69
号議案から第72
号議案まで、第76
号議案及び報告第2号に対して、質疑の通告はありませんでした。
これをもって質疑を終結いたします。
次に、討論に入ります。
第59
号議案から62
号議案まで、第64
号議案から第66
号議案まで、第69
号議案から第72
号議案まで、第76
号議案及び報告第2号に対して、討論の通告はありませんでした。
これをもって討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第59
号議案「
人権擁護委員の候補
者の推薦について」、
市民厚生委員長の報告は同意であります。
本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
12: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第59
号議案については、同意することに決定いたしました。
次に、第60
号議案「春日市
こども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、
市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
13: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第60
号議案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第61
号議案「春日市
重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、
市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
14: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第61
号議案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第62
号議案「春日市
ひとり親家庭等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、
市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
15: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第62
号議案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第64
号議案「令和2
年度春日市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について」、
市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
16: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第64
号議案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第65
号議案「令和2
年度春日市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について」、
市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
17: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第65
号議案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第66
号議案「令和2
年度春日市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について」、
市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
18: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第66
号議案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第69
号議案「令和元
年度春日市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、
市民厚生委員長の報告は認定であります。
本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
19: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第69
号議案については、認定することに決定いたしました。
次に、第70
号議案「令和元
年度春日市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について」、
市民厚生委員長の報告は認定であります。
本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
20: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第70
号議案については、認定することに決定いたしました。
次に、第71
号議案「令和元
年度春日市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、
市民厚生委員長の報告は認定であります。
本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
21: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第71
号議案については、認定することに決定いたしました。
次に、第72
号議案「令和元
年度筑紫地区介護認定審査会事業特別会計歳入歳出決算認定について」、
市民厚生委員長の報告は認定であります。
本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
22: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第72
号議案については、認定することに決定いたしました。
次に、第76
号議案「
児童センターの
指定管理者の
指定について」、
市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
23: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第76
号議案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、報告第2号「
専決処分について(
訴訟事件の和解について)」、
市民厚生委員長の報告は承認であります。
本議案について、承認することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
24: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、報告第2号については、承認することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌───────────────────────────┐
│日程第3 地域建設委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│
└───────────────────────────┘
25: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第3、第67
号議案、第73
号議案、第74
号議案及び報告第3号を
一括議題といたします。
地域建設委員会の審査結果の報告を求めます。
地域建設委員長、岩渕穣議員。
26: ◯地域建設委員長(岩渕 穣君)〔登壇〕 地域建設委員会委員長の岩渕穣でございます。
本定例会において付託を受けております議案4件について、地域建設委員会の審査結果の報告をいたします。
初めに、第67
号議案「令和2
年度春日市下水道事業会計
補正予算(第2号)について」であります。
補正の主な内容は、国庫補助の内示額が減少したことに伴う事業費及び国庫補助金等の減額によるものです。また、
令和元年度決算による減価償却費及び企業債の元利償還金等の確定、その他貸倒引当金繰入額及び会計年度任用職員報酬の増額によるものです。補正予定額及び補正後の額につきましては、収益的収入が60万2,000円を増額し、総額を23億2,553万5,000円に補正するものであります。また、収益的支出は366万8,000円を増額し、総額を19億2,292万円に補正するものであります。
次に、資本的収入については、2,656万1,000円を減額し、総額を5億4,606万6,000円に補正するものであります。
また、資本的支出は2,691万6,000円を減額し、総額を15億1,492万4,000円に補正するものであります。
なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額9億6,885万8,000円については、消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,899万1,000円、減債積立金3億6,623万7,000円、損益勘定留保資金
令和元年度分4億6,392万7,000円及び令和2年度分1億1,970万3,000円で補填されております。
審査の過程において、委員から、貸倒引当金繰入額の増額理由についての質疑が出され、
執行部から、今年度の貸倒引当金を233万6,000円ほど取り崩している。339万4,399円の繰入れが必要なため、差額分を
増額補正している。増額の主な理由として、調定額の確定部分と欠損率について、当初見込みが0.13%だったが0.14%に上昇したためであるとの説明を受けました。
また、委員から、2款1項1目20節委託料の増額理由についての質疑が出され、
執行部から、雨水管渠浚渫の単価上昇が理由である。雨水幹線の浚渫が1平方メートル当たり税抜き1,000円から1,500円に上昇したこと、また、水路敷等の除草が1平方メートル当たり510円が750円に上昇したことが主な理由であるとの説明を受けました。
また、委員から、
工事請負費の減額についての質疑が出され、
執行部から、減額理由はストックマネジメント計画に基づく汚水管路改築工事である。ストックマネジメントに関する国庫補助が減額傾向にあるが、追加交付の打診を考えているとの説明を受けました。
また、委員から、企業債償還金の状況についての質疑が出され、
執行部から、
令和元年度末の残額が110億5,912万912円、補正後の今年度償還予定額が12億721万5,000円であるとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第73
号議案「令和元
年度春日市下水道事業会計収入支出決算認定について」であります。
決算の概要は、まず、収益的収入が前年度より968万6,015円、率にして0.4%増加し、22億6,662万8,478円となっております。消費税及び地方消費税の影響を除いた損益計算書の額で比較すると、前年度に比べ56万8,107円、率にして0.03%減少し21億3,363万4,557円であり、ほぼ横ばいであります。
次に、収益的支出は、前年度より985万5,059円、率にして0.5%減少し、18億8,508万7,493円となっております。収益的収入と同様に損益計算書の額で比較すると、前年度に比べ1,764万1,949円、率にして1.0%減少し、17億6,739万7,523円となっております。その主な要因は、企業債利息が減少したことなどによるものであります。
次に、資本的収入は、前年度より3,544万8,490円、率にして6.1%減少し5億4,599万1,663円となっております。その主な要因は、平成30年度と比較して資本費平準化債の借入額が減少したことによるものです。
次に、資本的支出は、前年度より3,262万5,023円、率にして2.1%減少し、15億46万7,945円となっております。その主な要因は、平成30年度と比較して御笠川那珂川流域下水道建設負担金及び企業債償還金の減少によるものであります。
なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額9億5,447万6,282円については、消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,530万3,951円、減債積立金3億4,916万3,192円、損益勘定留保資金平成30年度分4億6,729万3,759円及び
令和元年度分1億2,271万5,380円で補填されております。
また、
令和元年度の主な事業につきましては、那珂川宇美線拡幅及び春日原駅周辺整備に伴う汚水枝線築造工事の実施。また、平成28年度に策定したストックマネジメント計画に基づき、下水道施設の改築更新を計画的かつ効率的に進めるため、雨水管渠実施設計及び汚水管路改築工事を行った。また、浸水対策に関する実施設計業務を行い、水路断面の拡幅等による流下型事業として、白水第2雨水準幹線改築工事及び大和第1雨水幹線改良工事を実施したことなどについて説明を受けました。
審査の過程において、委員から、側溝の土砂堆積についての質疑が出され、
執行部から、クリーン作戦での土砂の堆積が確認された箇所については、市の作業班等で浚渫をしている。市全域の調査は距離があり難しいが、パトロールすることで道路冠水が頻発している場所を注意して調査していきたいとの説明を受けました。
また、委員から、下水道事業会計(雨水)に基づく浸水対策施設築造事業が、当初予算額に比べて大きく減額しているが、大幅な計画変更があったのかとの質疑が出され、
執行部から、当初予算に計上されていた小倉第3雨水貯留施設築造工事が、令和2年度に延びたためであるとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により認定することにいたしております。
次に、第74
号議案「財産の取得について」であります。
本案は、春日市消防団南分団の消防ポンプ自動車を取得するに当たり、
地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、市議会の議決を求められたものであります。
審査の過程において、委員から、消防ポンプ自動車の維持点検についての質疑が出され、執行部から、車両については法定点検を行う。また、ポンプ部分については、消防団が月2~3回実施する消火栓点検等の際に稼働させ、異常が生じた場合は修理を行うとの説明を受けました。
また、委員から、消防ポンプ自動車の3.5トン未満への小型化について質疑が出され、
執行部から、道路交通法改正に伴い、普通自動車免許で運転できる3.5トン未満に変更したとの説明を受けました。
また、委員から、消防ポンプ自動車の水量についての質疑が出され、
執行部から、性能はこれまでと同等であると確認しているとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により、同意することにいたしております。
次に、報告第3号「
専決処分について(道路の
管理の瑕疵による自動車損傷事故に伴う損害賠償の額の決定について)」であります。
本案は、道路の
管理の瑕疵による自動車損傷事故に伴う損害賠償の額を決定し、緊急に和解契約を締結する必要が生じたため、令和2年8月6日付で
専決処分したことについて、市議会の承認が求められたものであります。
採決の結果、
全員賛成により、承認することにいたしております。
以上で、地域建設委員会の審査結果の報告を終わります。
27: ◯議長(
松尾徳晴君) ただいまの地域建設委員長の報告に対して、まず初めに質疑に入ります。
第67
号議案、第73
号議案、第74
号議案及び報告第3号に対して、質疑の通告はありませんでした。
これをもって質疑を終結いたします。
次に、討論に入ります。
第67
号議案、第73
号議案、第74
号議案及び報告第3号に対して、討論の通告はありませんでした。
これをもって討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第67
号議案「令和2
年度春日市下水道事業会計
補正予算(第2号)について」、地域建設委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
28: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第67
号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第73
号議案「令和元
年度春日市下水道事業会計収入支出決算認定について」、地域建設委員長の報告は認定であります。
本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
29: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第73
号議案については、認定することに決定いたしました。
次に、第74
号議案「財産の取得について」、地域建設委員長の報告は同意であります。
本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
30: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第74
号議案については、同意することに決定いたしました。
次に、報告第3号「
専決処分について(道路の
管理の瑕疵による自動車損傷事故に伴う損害賠償の額の決定について)」、地域建設委員長の報告は承認であります。
本議案について、承認することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
31: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、報告第3号については、承認することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌─────────────────────────────┐
│日程第4 決算審査特別委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│
└─────────────────────────────┘
32: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第4、第68
号議案を議題といたします。
決算審査特別委員会の審査結果の報告を求めます。
決算審査特別委員長、野口明美議員。
33: ◯決算審査特別委員長(野口明美君)〔登壇〕 決算審査特別委員会委員長の野口明美でございます。
本定例会において付託を受けております、第68
号議案「令和元
年度春日市一般会計
歳入歳出決算認定について」、決算審査特別委員会の審査結果の報告をいたします。
まず、
令和元年度決算の概要でありますが、
歳入決算額352億3,213万9,000円に対し、
歳出決算額336億2,843万8,000円であり、
歳入歳出差引額は16億370万1,000円となっております。これから令和2年度へ繰り越すべき財源4億3,171万8,000円を差し引いた実質収支は11億7,198万3,000円の黒字となっております。
次に、歳入の決算額352億3,213万9,000円は、前年度に対し約10億円の減額となっております。その主な要因は、市税、地方特例交付金などは増加しているものの、市債、寄附金及び繰越金などが減少したことによるものであります。
また、歳出の決算額336億2,843万8,000円は、前年度に対し約9億円の減額となっております。これを目的別で見ると、土木費が県施行都市計画道路事業等整備基金積立金、若草市営住宅建替事業費、西鉄春日原駅周辺整備事業費などの減額により、前年度に対し14億4,312万5,000円の減額に、また、総務費が公共施設等整備基金積立金、かすがふるさと応援寄附金推進事業費などの減額により、前年度に対し6億8,149万9,000円の減額に、また、民生費が公私連携型保育所大和保育所施設整備事業費、障害児通所給付事業費、児童扶養手当費などの増額により、前年度に対し9億5,972万1,000円の増額になっております。
次に、財政指標についてでありますが、財政構造の弾力性を示す経常収支比率については86.9%で、前年度に比べて1.9ポイント悪化した形となっておりますが、県内政令市を除く27市の中では最も低い数値となっております。
また、四つの健全化判断比率については、実質赤字比率及び連結実質赤字比率では赤字がなく、将来負担比率では、将来負担額がそれに充てることができる財源等を下回っており、健全な状況です。また、実質公債費比率は1.8%で、前年度に比べて0.6ポイント上昇しております。これらの指標に基づく本市の財政運営は健全であると言えます。
一方、基金の積立金現在高は127億9,422万1,000円と、前年度に対し7億5,778万円の増額に、地方債現在高は272億2,738万円と、前年度に対し8億7,710万6,000円の減額になっております。
委員会では、主要な施策の成果、
歳入歳出決算書等を基に慎重に審査を行いました。
審査の過程で議論となった主な事項は、次のとおりであります。
まず、決算全体では、経常収支比率について、臨時財政対策債は、将来の償還財源を地方交付税で担保しているといっても借金に変わりはないので、臨時財政対策債を除いた指標の活用も大事だと思うがどうかとの質疑が出され、執行部から、同じ基準で他団体と比較するというのが、決算統計の一番の大きな目的である。今のところ、臨時財政対策債を入れた指標のほうでの比較が一般的となっている。また、地方自治体の立場としては、本来この臨時財政対策債は、本来、普通交付税として交付されるべきものを、国の財源不足により、起債に置き換えられたものであるため、そういう意味でも、そこも含めた指標で見ていいと考えているとの回答を受けています。
また、会計年度任用職員制度が導入されることなどから、経常収支比率の支出に当たる分子の部分が増えると思うが、どのように考えるかとの質疑が出され、執行部から、これまで本市は無駄をできる限り削減することに取り組んできたが、それも限界を迎えつつある。今後は事業の選択をしていかなければならず、優先順位や重要度でスクラップする事業を見極めていく必要があると考えているとの回答を受けています。
次に、各部の事業において、経営企画部関係では、地方版総合戦略推進事業費における策定経過の高校生ワークショップの内容に関して質疑が出され、
執行部から、高校生は卒業後、進学や就職で県外に出て行かれる方が多いため、どんなまちだったら帰ってきたいと思うか、春日高校の生徒さんを中心にお話を伺ったとの回答を受けています。
次に、総務関係では、RPAツール導入事業について、人件費削減効果やランニングコストに関する質疑が出され、
執行部から、導入年度である
令和元年度の人件費削減効果、約129万円は、職員モデル人件費から算出される時間単価を基に算定している。ランニングコストについては、ライセンス費用と保守費用を合わせた117万7,000円が毎年必要な経費となる。RPAは導入時にシナリオ作成に時間を要するものの、取組を続けることで人件費削減効果が継続され、また、業務を広げることで削減額が増加する。2年目以降は、初年度にシナリオの
管理を学んだ職員が支援員として他の職員に教育していくことで、この事業を推進していきたいとの回答を受けています。
次に、市民部関係では、生活困窮
者自立支援事業について、新型コロナウイルス感染症の影響で対応が難しくなっていく可能性があると思うが、委託事業を行っている社会福祉協議会に対して、人的な支援など支援のやり方をどのように考えているかとの質疑が出され、
執行部から、住居確保給付金のみならず、社会福祉協議会の生活福祉資金の貸付け事業も急増したことで、社会福祉協議会の窓口に多くの人が相談に来られて混雑し、職員も大変だったと認識している。この事業は、非常に貴重なセーフティネットの一環でもあるため、事業の在り方、窓口体制も含めて検討していきたいとの回答を受けています。
また、平成30年10月1日からこの事業の窓口を社会福祉センター内に移設したが、成果としてどのようなものがあるかとの質疑が出され、生活福祉資金の貸付とも結びついているため、窓口を一本化した効果があったと考えているとの回答を受けています。
次に、健康推進部関係では、安心生活創造事業について、地域支え合い活動は各自治会で取り組んでもらっているが、自治会ごとに支援の対象
者は様々であると思う。支援を必要とする全ての方を対象にしてこの事業を進めていく必要があると思うが、
令和元年度は全ての対象
者が網羅されているのかとの質疑が出され、
執行部から、実際に活動を支援する協力
者、また、御本人が支援を希望されるかどうかも活動に関わってくるため、全てを網羅しているところまでは現状は至っていない。定期的に地域支え合い会議を各自治会で実施してもらい、事業をさらに浸透させていくことができるようやっているとの回答を受けています。
また、大規模大会誘致推進事業について、ラグビーワールドカップを春日市で行ったというレガシーを今後残していくために、何か取り組んでいることはあるかとの質疑が出され、
執行部から、ワールドカップが終わった後も、スポーツボランティアとして56名の方が継続して残っていただいた。これは、今回の活動に対して自らの喜びを感じていただいたことが、大きな要因であると感じている。スポーツボランティアの取組が今後も続いていくことが、この大会に携わったことの、一つのレガシーであると考えているとの回答を受けています。
次に、福祉支援部関係では、不妊治療費助成事業について、個人の負担を少なくするために、もう少し助成金額を上げたらどうかとの質疑が出され、
執行部から、まず、県が先に助成を決定し、それでも足りない場合は市のほうから10万円を上限に助成をする。県下20程度の自治体が同じような取組を実施しており、ほとんどのところが10万円になっている。ただ、この10万円が本当に適正かどうかは今後の課題だと思っているため、来年度考えていきたいとの回答を受けています。
また、プレミアム付き商品券事業費について、対象が必要性が非常に高いであろう非課税世帯である割には、執行率が59.7%と非常に低いと感じる。先に商品券を購入するという負担感が強かったのか、もしくは、対象
者に対して周知が不十分だったのか、どのように分析しているかとの質疑が出され、
執行部から、申請が必要であったため一つ手間がかかったということと、現金を出さなければいけないという負担感があったからではないかと分析している。周知はしていたとの回答を受けています。
次に、地域生活部関係では、中小企業事業資金融資事業について、融資件数が平成29年度から30年度は28件減少しているが、その後、また
令和元年度には39件増えている。これは春日市の中小企業店舗も含めた経済状況を表していると思うが、要因の把握や分析はしているかとの質疑が出され、
執行部から、過去5年間分の業種別のあっせん状況を確認したところ、建設業の利用割合が増加している。平均で45.3件だったのが、
令和元年度は61件になっている。建設業の場合は、手形や掛け売りの売上高の入金は長いスパンで見るが、一方で、人件費や材料費の支払いは短いスパンになるため、資金繰りの悪化の要因になる。そのため、受注が拡大する際は、その傾向が強くなり、その手当としてこの制度利用の増加につながったのではないかと商工会から聞いている。地域経済としては活性化していると捉えているとの回答を受けています。
次に、教育部関係では、コミュニティ・スクール事業(小中学校眠育支援業務)について、この事業については、今後も継続していく予定があるのかとの質疑が出され、
執行部から、この事業は、
令和元年度から令和3年度までの3年間の試行期間を取る事業としている。この後の計画としては、今回はアンケート結果、子どもたちの状況を継続的に把握していくとともに、各学校で眠育の授業に取り組めるように、先生方への指導も行っていきたいと考えているとの回答を受けています。
また、3年間を区切っての事業ということであれば、その3年間でここまでの成果を生み出そうという目標などは掲げているのかとの質疑が出され、3年間で試行して、モデル校以外の学校にも広めていき、各学校の教育課程の中で睡眠について子どもたちへの指導を行ってもらえるように考えているとの回答を受けています。
また、部活動指導員配置事業について、部活動指導員の報酬はどのようになっているか、また、土日も指導に入られているのかとの質疑が出され、執行部から、おおむね1日3時間程度の活動をしていただき、報酬額は日額4,800円。別途、費用弁償を市内の方には1,000円、市外の方には2,500円支払っているとの回答を受けています。
また、部活動指導員の指導時間の推移を見ると時間数が増えているが、これに比例して顧問の先生の指導時間数が減っているという考え方でいいのか。また、一つの学校で複数の部活から配置の希望があった場合は、1校に2名の配置も考えているのかとの質疑が出され、執行部から、伸びた時間数、そのまま減ったということではないが、先生方が立ち会わなくて済むようになっている部分は確実に増えていると聞いている。部活動指導員に係る予算は各中学校35日分で予算化しており、その範囲内であれば、2人配置も可能だと考えているとの回答を受けています。
次に、都市整備部関係では、ため池防災減災事業について、今回の大牟田池の液状化判定業務の結果は、液状化の可能性があるという結果が出ているのかとの質疑が出され、
執行部から、今回は、液状化の可能性があるという判定結果になっているとの回答を受けています。
また、この判定結果を受け、対策の検討にこれから移っていくという認識でよいのかとの質疑が出され、
執行部から、対策をとっていくことが必要ということにはなるが、再度レベル2地震動における耐震調査を県の指導に基づいて行う必要があり、その結果を受けて、最終的な対策を検討していくという段階であるとの回答を受けています。
また、コミュニティバス事業について、利用
者数が過去最高となったのは、市民の声に耳を傾けた成果とのことだが、具体的な施策としてはどのようなものがあるかとの質疑が出され、
執行部から、アンケートは実施していないが、意見箱の意見や電話などで直接いただいた意見などを踏まえて、ルート変更、ダイヤの改正等を行っているとの回答を受けています。
また、利用
者の声の中に大野城市や那珂川市など近隣の自治体と広域的に事業を行ったらどうかなどの声はないかとの質疑が出され、その件については、実際協議はしているが、春日市と他の自治体ではコミュニティバスの目的が違うので、今後検討して、調整が図られれば行っていきたいと思っているとの回答を受けています。
採決の結果、賛成17名、反対1名の賛成多数により、第68
号議案「令和元
年度春日市一般会計
歳入歳出決算認定について」、認定することに決定いたしております。
以上で、決算審査特別委員会の審査結果の報告を終わります。
34: ◯議長(
松尾徳晴君) ただいまの決算審査特別委員長の報告に対し、まず初めに質疑に入ります。
第68
号議案に対して質疑の通告はありませんでした。
これをもって、質疑を終結いたします。
次に、討論をお受けいたします。
討論の通告がありますので、発言を許します。
1番、
吉居恭子議員。
35: ◯1番(
吉居恭子君)〔登壇〕 1番、
日本共産党、
吉居恭子です。
第68
号議案「令和元
年度春日市一般会計
歳入歳出決算認定について」、反対の立場で討論をいたします。
令和元年度一般会計
歳入歳出決算において、財政指標では経常収支比率、四つの健全化判断比率全てにおいて極めて健全な財政となっています。また、不用額は7億8,983万8,976円、予算現額に対して2.2%と、平成30年度の不用額10億107万8,886円、同じく2.7%より改善しているといえます。
しかし、基金積立に当初の予定を大幅に上回る10億1,031万1,000円が充てられており、
令和元年度末の基金は総額で127億9,422万1,000円となっております。委員長報告のとおり歳入の352億3,213万9,000円から、歳出336億2,843万8,000円を引いた16億370万1,000円から次年度へ繰り越すべき財源4億3,171万8,000円を引いた実質収支は11億7,198万3,000円でありますが、基金への繰入れ10億1,031万1,000円を加えると21億8,229万4,000円、歳入の6.19%が市の市民のニーズのために使われなかったという計算になります。
この財源は、全国の状況と同様に、特別支援教育を必要とする
児童生徒や不登校
児童生徒へのさらなる支援や対策など、
市民生活にとって必要な子育て支援等の充実等にもより多く使うべきではなかったかと思います。特に子どもの成長や発達のために使う資金は、今すぐ目に見えて成果の現れるものではありません。しかし、必ず花開きすばらしい人材となって将来の社会を支え、春日市に幸せをもたらすことは間違いないと思います。井上市長の究極の夢は市民一人一人が幸せになることであり、安心して暮らすことができる、このまちに住んでいてよかったと感じてもらえるまちづくりを進めているとお聞きしております。
そうであれば、将来に備えて基金を充実させることと同様に、今現在、春日市に住む住民の将来のために、より有効により多くの資金を活用していただくよう要望いたしまして、私の反対討論を終わります。
36: ◯議長(
松尾徳晴君) 16番、中原智昭議員。
37: ◯16番(中原智昭君)〔登壇〕 16番、翔春会の中原智昭でございます。
私は、第68
号議案「令和元
年度春日市一般会計
歳入歳出決算認定について」、賛成の立場から討論を行います。
令和元年度の春日市一般会計の決算は、細かい数字に関しましては先ほどの委員長の報告にありましたとおりでございますので省略いたしますが、結果は
歳入歳出ともに前年度と比べ減額となっておりますが、実質収支は前年度と同様に
令和元年度も黒字になっております。
また、歳出においては、一般財源である市税総額が9年連続で増加し、ふるさと納税についても6月から返礼品の基準が見直されましたが、7億円を超える寄附金が確保されております。歳出においては、全国的な問題ともいえる扶助費をはじめとする社会保障関連の経費が本市においても大きく増加し、公共施設の更新費用等がかさむ一方で、新たな借入れの抑制と借金の着実な返済により公債費の伸びを抑え、長期的な視野を持って歳出の増加をできる限り抑えるための努力が認められます。
また、
令和元年度の主な事業としては、公共施設の老朽化対策として市庁舎長寿命化工事、長寿命化事業や市営住宅の建て替え、社会保障関連の対策として障がい
者の自立支援給付事業、市の未来への投資として連続立体交差事業や西鉄春日原駅周辺整備事業、子育て支援対策として幼児教育・保育無償化事業や公私連携保育所の施設整備など、将来の財政需要に備えて、各種基金の積立てなど将来のために十分に実施されております。このように今回の決算報告では、本市におけるそれぞれの課題に対応するため、的確な予算配分と適正な予算執行が行われたことを示しているものと考えられます。
また、財政指標を見ても、財政構造の弾力性を表す経済収支比率が県内の政令市を除く27市の中で一番低い数値となっており、財政健全化法による四つの健全化判断比率も、本市財政の健全性が高い水準で維持されていることが客観的に示されております。
以上のことを踏まえた予算執行の結果として、実質収支が約11億7,000万円の黒字となっており、これは市職員全ての皆様が限られた予算を市民サービスの低下を招くことなく、効果的、効率的に執行するために努力された結果だと考えております。
この先、2025年問題をはじめとして、社会保障関係経費の増大、公共施設の老朽化や人口減少社会の対応等、支出の増加が見込まれることは明らかとなっております。
また、国の財政状況が厳しいことなどを踏まえると、今後、大きな歳入増は期待できないものと思われます。今後も
執行部におかれましては、このような状況を十分認識され、市民サービスの低下を招くことなく事業の優先順位を踏まえ、将来の備えなど中長期を見据えた健全で安定した財政運営の維持を期待しております。
以上で、
令和元年度一般会計
歳入歳出決算認定に当たり、私の考えを述べ、認定する意思を表明し
賛成討論といたします。議員の皆様、御賛同をよろしくお願いいたします。
38: ◯議長(
松尾徳晴君) 以上で、通告による討論を終わります。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第68
号議案「令和元
年度春日市一般会計
歳入歳出決算認定について」、決算審査特別委員長の報告は認定であります。
本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
39: ◯議長(
松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第68
号議案については認定することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌──────────────────┐
│日程第5 第3号意見書案の上程、質疑│
└──────────────────┘
40: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第5、第3号意見書案を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
3番、岩渕穣議員。
41: ◯3番(岩渕 穣君)〔登壇〕 第3号意見書案「現下の
コロナ禍における衆議院解散総選挙の実施に際し熱慮を求める意見書」について。
上記の意見書案を別紙のとおり提出する。
令和2年9月24日。提出
者、春日市議会議員、岩渕穣。賛成
者、春日市議会議員、中原智昭、同じく
内野明浩、同じく西村澄子、同じく野口明美、同じく西川文代、同じく米丸貴浩、同じく北田織。
提案理由を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症がいまだ予断を許さない中、自治体職員の業務量は増大しています。重ねて頻発する自然災害による被害は甚大化しており、災害対応や復旧に向けた事務が日常業務を圧迫しているのが実情であります。
そういった自治体職員が置かれた厳しい状況下において、衆議院解散総選挙によりさらに膨大な選挙事務を課すことは過度の激務を招き、いかに公僕としての自覚と使命感を持って業務に精励する自治体職員といえども、ヒューマンエラーの発生の可能性はゼロとはいえず、結果、市民サービスの円滑な提供に支障を来すおそれがあります。
よって、本意見書は、衆議院解散の決断に当たっては内閣総理大臣に熟慮を求めるものであります。
案文はお手元に配付いたしておりますので御高覧いただき、何とぞ御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
42: ◯議長(
松尾徳晴君) 以上で、提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
第3号意見書案に対して、質疑の通告はありませんでした。
これをもって質疑を終結いたします。
──── ─ ──── ─ ────
┌──────────────────┐
│日程第6 第4号意見書案の上程、質疑│
└──────────────────┘
43: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第6、第4号意見書案を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
13番、
高橋裕子議員。
44: ◯13番(
高橋裕子君)〔登壇〕 第4号意見書案「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書」について。
上記の意見書案を別紙のとおり提出する。
令和2年9月24日。提出
者、春日市議会議員、
高橋裕子。賛成
者、春日市議会議員、米丸貴浩、同じく野口明美、同じく
内野明浩、同じく中原智昭、同じく岩渕穣、同じく西村澄子、同じく西川文代、同じく
吉居恭子、同じく北田織。
提案理由を申し述べます。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、地方税・地方交付税の大幅な減収等により、今後の地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しいものになることが予想される。
地域の実情に応じた行政サービスを安定的に提供するため、地方税・地方交付税等の一般財源総額の確保を強く国に求めていく必要がある。
以上が提案理由でございます。
案文はお手元に配付いたしております。御一読の上、御賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
45: ◯議長(
松尾徳晴君) 以上で、提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
第4号意見書案に対して、質疑の通告はありませんでした。
これをもって質疑を終結いたします。
──── ─ ──── ─ ────
┌──────────────────────────────┐
│日程第7 第3号意見書案及び第4号意見書案の委員会付託の省略│
└──────────────────────────────┘
46: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第7、第3号意見書案及び第4号意見書案の委員会付託の省略についてを議題といたします。
お諮りいたします。
春日市議会会議規則第37条第3項の規定により、第3号意見書案及び第4号意見書案の委員会への付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
47: ◯議長(
松尾徳晴君) 御異議なしと認めます。
よって、第3号意見書案及び第4号意見書案の委員会への付託は省略することに決定いたしました。
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│日程第8 第3号意見書案及び第4号意見書案の討論、採決│
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48: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第8、第3号意見書案及び第4号意見書案を
一括議題とし、これより討論に入ります。
第3号意見書案及び第4号意見書案に対して、討論の通告はありませんでした。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第3号意見書案「現下の
コロナ禍における衆議院解散総選挙の実施に際し熱慮を求める意見書」について、原案のとおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
49: ◯議長(
松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第3号意見書案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第4号意見書案「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書」について、原案のとおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
50: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第4号意見書案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
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│日程第9 議会閉会中における各委員会の調査事件の付託│
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51: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第9、議会閉会中における各委員会の調査事件の付託についてを議題といたします。
各委員長から、
地方自治法第109条第8項の規定に基づき、お手元に配付いたしておりますとおりに、議会閉会中における各委員会の調査事件の付託の申し出があっております。
お諮りいたします。
各委員長から申し出のとおりに、議会閉会中の調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
52: ◯議長(
松尾徳晴君) 御異議なしと認めます。
よって、議会閉会中における、各委員会の調査事件につきましては、お手元に配付いたしておりますとおりに、付託することに決定いたしました。
以上をもちまして、今期定例会の日程を全て終了いたしました。
これにて、令和2年第3回春日市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
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閉会 午前11時28分
地方自治法第123条第2項及び春日市議会会議規則第88条の規定により下記に署名する。
令和2年9月24日
春日市議会議長 松 尾 徳 晴
会議録署名議員(1番) 吉 居 恭 子
会議録署名議員(20番) 北 田 織...