春日市議会 2020-09-10
令和2年決算審査特別委員会 本文 2020-09-10
1: 開議 午前10時01分
──── ─ ──── ─ ────
◯委員長(野口明美君) 皆様、おはようございます。全員出席であります。ただいまから
決算審査特別委員会を開議いたします。
それでは、第68号議案「令和元年度春日市
一般会計歳入歳出決算認定について」を議題とし、そのうち
福祉支援部関係の審査を行います。
委員並びに説明員の皆さんに申し上げます。発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、マイクのスイッチを入れてから発言をしてください。
また、
新型コロナウイルス感染防止の観点から、審査時間をできるだけ短くしたいと考えております。委員並びに説明員の皆さんは、簡潔明瞭に発言していただきますよう、よろしくお願いいたします。
併せまして、委員は質疑に徹し、要望は控えていただきますよう、よろしくお願いいたします。
それでは審査を始めます。
説明員の説明を求めます。
高瀬福祉支援部長。
2:
◯福祉支援部長(高瀬光弘君)
福祉支援部でございます。改めまして、おはようございます。
ただいまから令和元
年度一般会計歳入歳出決算について、
福祉支援部関連の説明をいたします。
説明の順番ですが、まず最初に、令和元年度当初予算資料に掲載した新規事業、これは四つほど掲載しているんですが、その新規事業のうち、主要な施策の成果に掲載がない事業について説明いたします。次に、主要な施策の成果の歳出の部分を説明いたします。その後に、
歳入歳出決算書の歳出において、節の区分ごとに100万円以上の不用額のある項目について説明をいたします。
それでは、新規事業のうち主要な施策の成果に掲載のない1件の事業、これは
放課後児童クラブ施設整備事業でございますが、このことについて、
こども未来課長が説明いたします。
3: ◯委員長(野口明美君)
久保山こども未来課長。
4:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) 御説明します。
放課後児童クラブ施設整備事業でございます。これは
春日市立須玖小学校放課後児童クラブ、
チャイルドクラブの利用人数の増加に対応するため、家庭科室に空調設備を設置、常設して使用する備品として掃除機、冷蔵庫の購入を行ったものでございます。また、
須玖小学校の協力で、物品保管用の
キャビネット棚や
ホワイトボードも使用できることとなりました。
当初予算額は115万3,000円、
最終予算額は同額でございます。決算額は113万4,842円、執行残は1万8,158円でした。
事業の成果としましては、
利用児童数の増加の変動が年によって、また、小学校によって激しく、予測が困難な
放課後児童クラブの
待機児童対策として、学校施設を徹底活用し、
放課後児童健全育成事業について待機児童を出すことなく、また、
放課後児童クラブの利用児童が頻繁に変わることのない固定的な放課後の居場所を確保して事業を実施することができました。
今後も、これをモデルケースとして小学校と協議を行い、迅速な対応を行ってまいります。
説明は以上です。
5: ◯委員長(野口明美君) じゃあ、続けてお願いいたします。高瀬部長。
6:
◯福祉支援部長(高瀬光弘君) 続きまして、主要な施策の成果について説明いたします。この主要な施策の成果の60ページをお開きください。
ここから順次、担当課長が説明いたします。
7: ◯委員長(野口明美君)
久保山課長。
8:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) それでは、60ページ中段の項目、
児童センター長寿命化事業です。当初予算額1,883万円、
最終予算額1,359万6,000円、523万4,000円を減額補正、112万2,000円を流用減額しています。決算額1,247万4,000円、執行残はゼロです。
事業の目的は、国・県の補助金であります
次世代育成支援対策施設整備国庫交付金、
児童厚生施設等整備費県補助金を活用し、光町
児童センターの
長寿命化事業の一環として、
屋上防水改修工事を行ったものでございます。
事業の成果といたしましては、光町
児童センターの
屋上防水改修工事を行うことで、雨水等による建物の劣化を防止し、建物の長寿命化を図ることができました。
説明は以上です。
9: ◯委員長(野口明美君)
久原子育て支援課長。
10:
◯子育て支援課長(久原徳子君) その下の項目、
ペアレント・プログラム講座実施事業です。当初予算額23万9,000円、
最終予算額24万3,000円、4,000円を増額修正しています。決算額24万2,330円、執行残額670円です。
事業の目的は、行動で考える、行動で見ることに特化し、保護者の認知的な枠組みを修正することを目指した
ペアレント・プログラムを実施できる職員を養成するとともに、子育てに難しさを感じる保護者が、子どもの行動の客観的な理解の仕方を学び、楽しく子育てに臨む自信を身につけることを目的とする講座を開催するものです。
内容は記載のとおりです。特定非
営利活動法人アスペ・エルデの会に委託し、くれよんクラブの保護者と保育士や保健師など、
子育て支援者を対象に行いました。この講座では、
ワークシートへの記入や
参加者同士で発表し合ったりしながら、子どもの行動を肯定的に捉える訓練を行います。具体的には、保護者が子どもに向けてしまいがちな否定的な視点、困っていること、困っている子を、肯定的な視点、子どもなりに頑張っている、ここまではできているに変えることなどですが、
保護者同士がアドバイスや共感し合うことにより自己肯定感が向上します。
成果としては、子育てに悩みを持つ保護者が子どもの行動に着目して自信を持つことができました。また、
ペアレント・プログラムを実施できる職員を育成しました。
以上です。
11: ◯委員長(野口明美君) 続けてお願いいたします。
12:
◯子育て支援課長(久原徳子君) 62ページをお開きください。
中ほどの項目、産前・産後
サポート事業です。当初予算額147万円、
最終予算額33万1,000円、3月補正で113万9,000円を減額しています。決算額20万5,492円、執行残額12万5,508円です。
事業の目的は、出産前後に家族等からの支援を受けることが難しい妊産婦などに対して、妊娠期から子育て期にわたるまでの切れ目ない支援として家庭訪問などを行いサポートするものです。
内容は記載のとおりです。支援回数は出生時1人につき20時間まで、対象者の居宅において育児支援や
兄弟児支援等を行います。昨年の6月から開始し、登録者数は78人、利用者は10人でした。
成果としては、実際に利用した人は10人でしたが、事前登録としたことで対象者の安心感につながりました。また、実家の支援が受けられない対象者などの孤立感の解消、育児不安の軽減に寄与しました。
以上です。
13: ◯委員長(野口明美君) 続けて。
14:
◯子育て支援課長(久原徳子君) その下の項目、
子育て世代包括支援センター事業です。当初予算額1,039万3,000円、
最終予算額1,087万9,000円、12月補正で46万円増額、流用で2万6,000円増額しています。決算額1,052万1,826円、執行残額35万7,174円です。
事業の目的は、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を実施することにより、子どもとその保護者などが自らの選択に基づき、教育、保育、保健、その他の
子育て支援メニューを円滑に利用できるようにするものです。
内容は、いきいきプラザ内に設置している春日市子ども・
子育て相談センターにおいて、
子育て支援コーディネーター、
母子保健コーディネーターが
子育て相談を受け、情報提供や保健指導、必要に応じて関係機関との連携などを行いました。相談内容、
支援プラン件数は記載のとおりです。相談内容は、保育所、
幼稚園入所相談が一番多く、全体の49.1%でした。表の一番下の
個別支援プラン作成ですが、
母子手帳交付の面談の際に何らかの支援が必要だと判断した場合にプランを作成します。例えば、安心して出産できる環境を整えるとか、出産後の支援は誰にしてもらうとか、具体的な目標を立ててそれに沿った支援を行っていきます。元年度は959人に母子手帳を交付し、そのうち411人、全体の約42.9%にプランを作成し、必要に応じ電話や訪問などを行いました。
成果としては、妊産婦及び保護者などからの相談にきめ細かく対応し、寄り添い型の支援を行いました。妊産婦には
母子健康手帳交付時の面談などを通して助言等を行うとともに、ほかの
福祉サービスや支援窓口の案内をすることができました。また、
個別支援プランを作成し、妊産婦や出生児への計画的、継続的な支援につなげました。
以上です。
15: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いします。
久保山課長。
16:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) それでは、64ページ、中段の項目、子ども・
子育て支援事業計画策定事業でございます。当初予算額201万3,000円、
最終予算額189万2,000円、12万1,000円を減額補正しています。決算額189万2,000円、執行残はゼロです。
この事業は、安心して子どもを生み育てられる環境を整え、子どもの健やかな成長を支えるために、子ども・子育ての課題や
市民ニーズの量の見込みを的確に把握し、必要な事業、施策の提供体制の計画的な確保を図るものでございます。
内容は、子ども・
子育て支援法の規定により、
内閣総理大臣が定める基本指針などを踏まえ、5年を1期として定める計画であり、元年度で計画期間が終了する第1期子ども・
子育て支援事業計画の基本理念を継承し、その第2期目の計画となります。令和2年度から6年度までの5年間の計画期間において、子ども・子育てに関する数多くの課題を明らかにするとともに、四つの基本目標を掲げ、課題解決に向けての行政の施策や家庭の行動、地域の協力についても記載しています。あわせて、
市民ニーズの見込みを踏まえ、提供体制の確保方策を計画するものでございます。
事業の成果といたしましては、今後5年間の子ども・子育てに関する課題やニーズが把握され、必要な事業や施策、提供体制の計画的な確保に向けての指標を定めることができました。
次に、同じページ、一つ下の段から、65ページの上の段にかけて御覧ください。
公私連携型保育所大和保育所施設整備事業でございます。当初予算額2億9,611万7,000円、
最終予算額3億614万1,000円、1,002万4,000円を増額補正しています。決算額3億614万1,000円で、執行残はゼロです。なお、
保育所整備のため、市が法人に交付する補助金については、財源として国の交付金があり、助成率は2分の1となっております。
事業の目的は、
待機児童対策の一環として、
指定保育所から
公私連携型保育所に移行した
大和保育所、こちらの施設整備の一部を助成することにより、保育の提供量を増やすものでございます。
事業の内容は、内容欄の表のとおり、
鉄筋コンクリート造り二階建ての新たな園舎が建築されております。この新園舎の延べ床面積は、旧園舎の約2.2倍に相当するものでございます。
事業の成果としましては、
大和保育所の増改築に要する費用の一部を助成することにより、新園舎が完成し、施設規模の拡大を実現したものでございます。新園舎は令和2年4月1日から供用が開始され、保育の
利用定員数を65人分拡大させることができました。
説明は以上でございます。
17: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬福祉支援課長。
18:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 同じページになります。一番下の項目、第5次
障害者福祉長期行動計画策定事業でございます。当初予算額337万2,000円、
最終予算額186万7,000円で、151万9,000円を減額補正、1万4,000円の流用増をしています。決算額は170万340円、執行残額は16万6,660円です。
事業の目的は、
障害者基本法の理念にのっとり、障がい者の自己決定の尊重と意思決定の支援、そして地域社会等における共生等を実現することを目的といたしました。
ページをめくっていただき、66ページをお願いいたします。
内容といたしましては、前回の計画である第4次春日市
障害者福祉長期行動計画の終了に当たり、
学識経験者、
保健医療機関関係者、
福祉関係者、そして市民から構成される11名の委員から構成される検討協議会において御意見をいただき、その検討内容を計画に反映し、第5次春日市障がい
者福祉長期行動計画を策定いたしました。障がいのある人の周りの環境の整備を計画的に進めるとともに、地域の人や事業者、団体が積極的な活動を行うためのよりどころとなる計画です。今期の計画では、より多くの人に読んでもらえるように、分かりやすい文章で作成し、計画名を「春日市障がい者あったかプラン」といたしました。
事業の成果としましては、障がいのある人もない人も、全ての人が等しく個人として尊重され、障がいの有無によって分け隔てられることなく、お互いに人格と個性、一人一人を大切にし共生する社会の実現を目指して、今後7年間の障がい
者福祉施策の基本となる第5次春日市障がい
者福祉長期行動計画を策定することができました。
以上でございます。
19: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
20:
◯子育て支援課長(久原徳子君) 同じページ、一番下の項目、
先天性風しん症候群予防対策事業です。当初予算額240万円、
最終予算額は同額、決算額148万3,082円、執行残額91万6,918円です。
事業の目的は、妊婦の
風しんウイルス感染を予防することにより、出生時における
先天性風しん症候群の発生を予防するものです。
内容は、
風しん抗体検査を受けて抗体価が低かった場合、
風しん予防接種、または
麻しん風疹予防接種の費用を一人につき1回助成しました。対象者は、
妊娠希望者と
妊娠希望者または妊婦の配偶者や同居者です。169件助成し、このうち
妊娠希望者への助成は156件、全体の92.3%でした。
成果としては、補助を行うことで予防接種を受けやすい環境を整え、
先天性風しん症候群のリスクを軽減することに寄与しました。
以上です。
続けて次の項目、
不妊治療費助成事業です。当初予算額986万7,000円、
最終予算額574万2,000円、3月補正で412万5,000円を減額しています。決算額565万3,226円、執行残額8万8,774円です。
事業の目的は、
特定不妊治療に要する費用の一部を助成することにより、不妊に悩む夫婦の
経済的負担を軽減し、
少子化対策の充実を図るものです。
内容は、
特定不妊治療にかかる費用の一部を助成しました。交付件数は86件55組で、このうち54.5%の30組が妊娠に至っています。
成果としては、不妊に悩む夫婦の
経済的負担を軽減することで、
少子化対策の充実に寄与しました。
以上です。
以上で、主要な施策の成果の説明を終わります。
21: ◯委員長(野口明美君) それでは、これより委員の質疑をお受けいたします。質疑ございませんでしょうか。米丸委員。
22: ◯委員(米丸貴浩君) 65ページ、第5次障がい
者福祉長期行動計画策定事業についてお伺いしたいと思います。まず、この作成されました計画の中で、既に議員の皆さんにもお配りをされているかと思いますが、春日市障がい者あったかプラン、これの、まず発行部数を教えてください。
23: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
24:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 発行部数は500冊になります。
25: ◯委員長(野口明美君) 米丸委員。
26: ◯委員(米丸貴浩君) これを見せていただいて、本当によくできていると思います。これまでの4次計画と比較するとまたよく分かるんですけれども、
ユニコードもつけていただいて、それから、視覚障がい者の皆さんのためにもこの
ユニコードの横に、ポッチといいますか、これもつけていただいて、ルビも打っていただいて、非常に分かりやすい、いいものができているんですが、ここに書いてありますように、今期の計画では多くの人に読んでもらえるようにと、本当にこのとおりだと思います。そうであればですね、500部の印刷で、果たしてこれを必要とする方、障がいがある方は当然のことながらですね、それ以外にも必要な方にあまねく行き届くようにする必要があると思いますが、500部で足りたんでしょうか。
27: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
28:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 今おっしゃったとおりですね、より多くの人に読んでいただくように、今回、あったかプランという名前と内容も分かりやすく表現させてもらっています。
今回は、配布する対象をですね、自治会、民生委員、そして福祉団体、あと、小学校、市内の小中学校、
保育所関係にも全て配布するように、それを全部合わせて500冊ということでいたしました。ですので、冊数としては、対象者としては、この対象者を積み上げて500冊を上げていますので、数としては十分かと思います。さらに、市のウェブサイトのほうにも、あったかプランのほうを登録しておりますので、そちらからも閲覧できるようにしております。
以上です。
29: ◯委員長(野口明美君) 米丸委員。
30: ◯委員(米丸貴浩君) 届くところがですね、これを必要とする方というのは、第一義的にはやっぱり障がいのある方、御本人だと私は思います。この中身を見るとですね、障がいのある方に、非常に分かりやすく読みやすく、見ていただきたいという理念がここにも見てとれますので、ぜひですね、500部に、積算されて500部とされたということですけれども、春日市内にいらっしゃる障がいのある方、500世帯ではないと思いますので、ぜひですね、発行の積算の在り方をもう一度考えてですね、行き届くようにしていただきたいと、積算をし直していただきたいと思いますが、見解はいかがでしょうか。
31: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
32:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 一度その500部という形で、先ほどお伝えしたとおり積み上げてお渡しはしております。おっしゃったとおり、やはり多くの人に読んでいただきたい、障がいのことを理解していただきたいということでつくっておりますので、できるだけ多くの方の目に触れるようにですね、今後も市役所の中だけでなく、関係するところにこういったあったかプラン、500冊全部が行き届いたわけでなく、残っている分もございますので、そういったものを必要なところに置かせていただいて、目に触れるところで、皆さんの目に通るような形で配置したいと思っております。
33: ◯委員長(野口明美君) 米丸委員。
34: ◯委員(米丸貴浩君) 500部の積算がどうなのかなというとこにはですね、せっかくいいものを作ってあるので、障がい者の方にまず手に届くように、お手に取ってもらうことができるように、そういうのがやっぱり理想ではないかなと思って質疑をしましたので、幾つ、何部作りなさいということは私から言うことはできませんので、その辺りの認識を持って、検討を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
結構です。
35: ◯委員長(野口明美君) ちょっと待ってくださいね。これを障がい関係者の方たちにお配りするというのは難しいことなんですか。
牧之瀬課長。
36:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 団体のほうでは、各団体様のほうに10部ずつはお渡ししております。
37: ◯委員長(野口明美君) いいですか。米丸委員。
38: ◯委員(米丸貴浩君) 例えばですね、団体に10部行ってもですね、その団体の中にどれだけの会員さんがいらっしゃるかということを考えるとですね、10部で足らない団体もたくさんあるかと思いますので、そういう方は、ではコピーして見てもらうのかとなると、せっかくいいもの、これ、
カラーコピーでするわけにもいかないと思いますので、やはりですね、一人一人に行くのが、このあったかプランの、この書いてある理念からすると、障がいのある人もない人も等しく基本的にと書いてあるし、多くの人に読んでもらうように分かりやすい文章で作成しましたというのであれば、そうあるべきではないかなと思いますが、委員長、もう一回聞いていいですか、いかがでしょうか、見解は。
39: ◯委員長(野口明美君) はい。じゃあ、もう一度見解をお願いいたします。高瀬部長。
40:
◯福祉支援部長(高瀬光弘君) 委員の言われることはごもっともだろうと思っております。もちろんですね、障がいのある方にですね、一人一人手に届くのは大事なことだろうと思います・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。そこでですね、できる限りね、いや、ちょっと聞いてください。それを逆に読みほどいてですね、ちゃんと認識していただくようなですね、取組も併せて必要かなと思っておりますので、まず団体さんといろいろなところで協議を今ずっと重ねております。また、部数が足らなければですね、これは予算が伴うことですので、その予算の枠内でちょっと考えてはいきたいなと思ってはおります。ただ、一人一人の手に届くかどうかというのは今ちょっとここでは確約ができませんので、こちらのほうで返答させていただきたいと思っております。
以上です。
41: ◯委員長(野口明美君) これでいいですかね。北田委員。
42: ◯委員(北田 織君) 部長、今大事なことを発言されたと思うんですが、それは、障がいをお持ちの方が読まれて、理解をどこまでしていただけるかという、それはベースは分かるんですけど、当然そこには保護者の方であるとかいろんな方がいらっしゃるわけですよね。それと同時に、もともとこれの予算が337万2,000円あったものを減額してこの500冊ということで、170万になっているということですよね。で、これ1冊増刷するからといって一緒に頼めばですね、そんなに大きな金額にならないですよ。私も印刷物をいろいろ頼んだりしますけど、これ1冊幾らなのという話になるわけですから、そういった部分では、もう少し基本的にですよ、やっぱり障がいをお持ちの方の関係者、保護者であるとか、そういう方たちにもこういう計画を立ててきちっと行政としては取り組んでいますので御安心くださいというものをお伝えするというか、そういう部分でもこれはお渡しする必要があるんじゃないかと私は思うんですけど、またそれもいかがでしょうか。
43: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
44:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 予算につきましては入札をいたしましたので、その後の執行残で減額補正しております。おっしゃったとおりですね、やはり本当に一人一人多くの方に、一人でも多くの方に読んでいただきたいという思いはもちろんあります。ですので、今回、予算が伴って500冊で終わっていますけれども、今回の御意見をですね、大事にしてですね、次回、次回と言うか、作るときに、またそちらの検討をさせていただきたいと思っております。
45: ◯委員長(野口明美君) 次、ございませんでしょうか。原委員。
46: ◯委員(原 克巳君) すみません、62ページ、産前・産後
サポート事業です。これは当初予算額が147万で、決算額が20万5,000円ということなんですが、ちょっと、大きな開きがあると感じるんです。これは、利用者が想定よりも少なかったというような理由なんでしょうか。
47: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
48:
◯子育て支援課長(久原徳子君) はい、想定よりも利用者が少なかったことによります。
母子手帳交付のときに皆さんに御案内はして、安心のために登録する方はいらっしゃるんですけど、実際、家庭に来ていただいてサービスを受けるので、そこで躊躇される方もいらっしゃいます。登録はされるけど、実際利用者数としては10人でした。
以上です。
49: ◯委員長(野口明美君) 原委員。
50: ◯委員(原 克巳君) ただ、登録の対象者というのは、例えば産前産後、産前6週とか、産後8週とか、そういった期間は区切られているんですか。
51: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
52:
◯子育て支援課長(久原徳子君) 妊娠中から生後4か月未満の乳児のいる家庭になります。
以上です。
53: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。ほかにございませんでしょうか。西村委員。
54: ◯委員(西村澄子君) 同じところです。関連して産前・産後
サポート事業なんですけど、私も、サポートの登録者数が78人おられて、実際に利用者数が10名ということは大変少ないなというふうに感じるところです。そういうところで、支援回数として一人につき20回(20時間まで)とありますけど、これは全くその68人の方がですね、登録はしているけど1時間たりとも使われなかった、1時間でもカウントされた方は10名の中に入っていらっしゃるんでしょうか。
55: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
56:
◯子育て支援課長(久原徳子君) 入っていません。使われた方が10名です。1時間でも使っている人しか入ってないです。
57: ◯委員長(野口明美君) 西村委員。
58: ◯委員(西村澄子君) では、1時間でも使ったら、この10名の中に入っているということですね。
59:
◯子育て支援課長(久原徳子君) はい、そうです。
60: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。金堂委員。
61: ◯委員(金堂清之君) 67ページの不妊治療の助成事業ですけども、春日市がこういうことをしようというのは初めて知りましたけども。ただ私が今日こういうことを質問するというのは、今日テレビでたまたま不妊治療のことが出ておりました。子どもさんを妊娠するためには、何百万というお金がかかる人もいらっしゃるそうですので、春日市は最高10万円までというような形をとられておりますけれども、当初予算は900万、約1,000万円ぐらいの予算を組んであって、半分にまで削減してありますけれども、こういう大事なことは、もう少しPRをしながら、この春日市が不妊治療にサポートしているんだということを市民の方に宣伝というか、啓発されたらいかがですか。それと、この金額10万というのは僕は少ないと思います。30万でも50万でも助成して、子どもさんができるような形をとられれば、
少子化対策にもなるんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。
62: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
63:
◯子育て支援課長(久原徳子君) 春日市が行っている
不妊治療費助成事業は対象者が福岡県の不妊治療の助成決定を受けている人になります。福岡県の助成を受けて、それでもまだ残が残っている人に対して10万円までを上限で助成しています。で、周知ですが、福岡県の不妊治療の助成を受けた人が対象ですので、福岡県の決定通知を福岡県が送るときに一緒に春日市の申請書も同封して送ってはいただいています。春日市もホームページとかで周知はしますけど、今後また周知に努めていきたいと思います。
以上です。
64: ◯委員長(野口明美君) 金堂委員。
65: ◯委員(金堂清之君) その点はよく分かっておりますけどね、ただ10万という金額は非常に少ないんじゃないかって。1,000万円近く当初予算を組んで最終的には500万近くを削減する、していくということならば、もう少し助成金額を上げて、個人の負担を少なくしたらどうだろうかということを申し上げておりますので、その辺は次年度に検討していただきたいと思います。
66: ◯委員長(野口明美君) 回答はいいんですか、金堂委員。
67: ◯委員(金堂清之君) できるなら。
68: ◯委員長(野口明美君) 高瀬部長。
69:
◯福祉支援部長(高瀬光弘君) 御意見は本当に大変ありがたいものだと考えております。まずですね、この不妊治療については県が30万ほど出します。大体不妊治療にかかる費用というのがですね、大体20万から70万と言われています。それで、まず県が先にお金を出して、それでも足らない場合は、市のほうから10万円を出すんですが、今県下ですね、20ぐらいのですね、自治体が同じような取組をやっております。おおむねですね、5万円とか10万円が多いです。で、ほとんどのところが10万円になっております。ただこの10万円が本当に適正かどうかというのはですね、今後の課題だと思っておりますので、今委員が言われたことも参考にですね、ちょっと来年度は考えていきたいなと思っております。
以上です。
70: ◯委員長(野口明美君) 金堂委員。
71: ◯委員(金堂清之君) 県がしよう、県がしようというよりも、春日市独自でそういうことの助成制度も考えられたらいかがですかと。このせっかく1,000万円近い予算を組んで。
72: ◯委員長(野口明美君) 金堂委員、すいません、要望は時短のために。
73: ◯委員(金堂清之君) いや、要望じゃないです。1000万円組んでね、500万円削減しちょっちゃろもん、そういうことやったら、もう少し金額を上げて助成してやるのが
少子化対策になるんじゃないですか。その辺は明確に答えてください。
74: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
75:
◯子育て支援課長(久原徳子君) 今後、検討させていただきたいと思います、すいません。
76: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。船久保委員。
77: ◯委員(船久保信昭君) 62ページからの
子育て世代包括支援センター事業なんですけれども、63ページにある相談内容のところで、小中学生の生活相談からおおむね16歳、18歳までの相談というところですね、これは保護者からの相談であるのか、子どもからの相談であるのかって分かりますでしょうか。
78: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
79:
◯子育て支援課長(久原徳子君) ほとんどが保護者からの相談になっています。すいません、内訳の人数は今日持ち合わせていませんが。
以上です。
80: ◯委員長(野口明美君) 船久保委員。
81: ◯委員(船久保信昭君) では、子どもからの相談も実際あったということでよろしいですか。
82: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
83:
◯子育て支援課長(久原徳子君) はい、件数は少ないけどあります。
84: ◯委員長(野口明美君) 船久保委員。
85: ◯委員(船久保信昭君) ちょうど1年半ぐらい前になりますですかね、ネット上、たしかツイッターなんですけれども、親からのDVを子どもが、弟がDVされたやつがですね、何か録画してネット上ですごく取り沙汰されたという件がございました。そのときはたしか中学生のお兄ちゃんのほうがそういうことをされてたと思うんですが、そういうところで子どもたちに対して、こういう相談所がありますよというような周知、子どもからすれば学校の先生に家庭の問題というのを相談しにくい子どももいらっしゃると思うんですね、そういう子どもたちに対して、こういう相談所がありますよというアナウンス自体は何かされてますでしょうか。
86: ◯委員長(野口明美君) 高瀬部長。
87:
◯福祉支援部長(高瀬光弘君) 子育て世代包括支援センターに関する事業についてはですね、小学校のほうにもパンフレット等を送って、子どもさんにもですね、直接そのチラシを配布をしております。それとですね、虐待に関してはこの包括支援センターとはまた別にですね、家庭児童相談員による相談もお受けしております。で、かなりの件数でですね、相談も受けておりますので、ここだけで全て、例えば虐待関係を受けているというわけではございませんので、その分、御了解いただきたいなと思っております。
88: ◯委員長(野口明美君) 船久保委員。
89: ◯委員(船久保信昭君) すいません、最後に。今言われたDV関係で、こちらに相談があればそちらの窓口につなぐというような連携はされているんでしょうか。
90: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
91:
◯子育て支援課長(久原徳子君) 家庭児童相談室も子育て支援担当で持っていますので、まず、こちらで子ども・
子育て相談センターのほうで相談があって、ちょっと虐待とかDVとかに関係する窓口も同じ担当内ではありますが、家庭児童相談室のほうが対応しております。
以上です。
92: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。西川委員。
93: ◯委員(西川文代君) 60ページです。
児童センター長寿命化事業ですけれども、これは確認ですけれども、国・県・春日が3分の1ずつ負担して行っているということでよろしいですか。
94: ◯委員長(野口明美君)
久保山課長。
95:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) はい、おっしゃるとおりでございます。
96: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
97: ◯委員(西川文代君) 昨年ですね、光町
児童センターが空調も更新してですね、今回は防水改修工事を行ったということで、これは平成9年に設置されて、もう20年以上たっている建物ですが、長寿命化を今図っていますが、これを大体どのくらい使う計画でできてますでしょうか。
98: ◯委員長(野口明美君)
久保山課長。
99:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) 現在ですね、公共施設マネジメントの担当部署のほうで計画のほうをまた新たに立てておるんですけど、
児童センターに関してはですね、今回は長寿命化の目標としては80年を設定しております。ただ、予防保全という考え方でですね、その間、こういった屋上防水であったり、空調機の更新であったりということを短いスパンで行いながら、できる限り80年もたせるという計画で進行しております。
以上でございます。
100: ◯委員(西川文代君) 分かりました、引き続きよろしいでしょうか。
101: ◯委員長(野口明美君) はい、西川委員。
102: ◯委員(西川文代君) そしたら、同じページの
ペアレント・プログラム講座実施事業です。これですね、とてもいい事業だと思うんですね。今回は保護者10人、
子育て支援者13人が受講されて、
子育て支援者の場合はですね、受講された場合は、実施できる職員ですね、この
ペアレント・プログラムを今度は自分が講師になって実施できる職員を育成することができたっていうすばらしい成果かなと思いますが、やっぱり、まだまだですね、こういうことをどんどん知識というかですね、研修を受けて、保護者にも
子育て支援者の方にも、こういう認識を持っていただきたいなと思いますが、これに関しては、今後、こうやって育成できましたが、どのように生かしてやっていこうとされているのかお尋ねします。
103: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
104:
◯子育て支援課長(久原徳子君) 今年度、令和2年度について、去年受けた
子育て支援者のほうが講座を開く予定ではあったんですけど、コロナの関係で開けておりません。今年度の予算まではこの事業がついていますので、今年度については、また委託というか、先生を呼んで、保護者の方と私たち
子育て支援者が講座を受けるんですけど、来年度以降についてはもう委託とか講師を呼んでではなく、私たち
子育て支援者が講座を開催しようと思っています。
以上です。
105: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
106: ◯委員(西川文代君) 大体その方向性は分かりました。今年度までは委託して特定非営利活動法人で令和元年度は委託して行っていただいているんですけれども、そうしましたら、その後はこの
子育て支援者で
ペアレント・プログラムを実施できる方々がどんどん育成していくという形になるということで、ちょっと確認ですけど、よろしいですか。
107: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
108:
◯子育て支援課長(久原徳子君) はい、そのとおりです。
以上です。
109: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
110: ◯委員(西川文代君) では、ちょっとこれについては最後ですけれども、この予算がですね、24万2,000円なんですよ。この少ない予算で本当にこれが広がればですね、すばらしい子育ての支援についての成果が、私は出てくると思います。なので、その後に関してですけれども、春日市の単独予算でもやっていこうとかですね、そういうことは検討とかは今後されてますか。
111: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
112:
◯子育て支援課長(久原徳子君) その後は
子育て支援者が保護者に対して実施する予定ですので、予算の措置は考えていません。
以上です。
113: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。西川委員。
114: ◯委員(西川文代君) 64ページです。
公私連携型保育所大和保育所施設整備事業です。65ページにかけてですけれども、このことによって、保育の受入れ枠が65人分拡大したということです。これは本当にいいことだったなと思いますが、今現在ですね、この拡大した分が4月1日からスタートしていますが、一番新しい情報でいいですけれども、どのくらい受入れ数は増えていますか。
115: ◯委員長(野口明美君)
久保山課長。
116:
◯こども未来課長(
久保山竜治君)
大和保育所は旧定員が130名で、65名増ですので195名ということでございます。最新でですね、9月1日現在になりますけれども、現在170名が入所をしております。新設といいますか、建て替えて規模を大きくしたんですけど、やはり3歳以上の部分というのは年々増えていくものですので、それにしてもちょっと、こちらの
大和保育所のペースは速いかなというぐらいで増えている状況でございます。
以上でございます。
117: ◯委員長(野口明美君) いいですか。白水委員。
118: ◯委員(白水祥太郎君) 65ページから66ページにかけてのあったかプランに関してです。決算額が170万円というふうに書いてございます。そして、この資料ですね、決算審査資料の薄いほうですね、委託のところを見ますと、19ページでございますけれども、委託の部分だけで見ますと128万5,200円、19ページの一番下でございます。この差額の分って、どう考えればいいんでしょうか、委託料以外に。
119: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
120:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 今回この策定業務に関わっていただいた委員の報酬になります。
121: ◯委員(白水祥太郎君) 分かりました、ありがとうございます。もう1点よろしいでしょうか。
122: ◯委員長(野口明美君) 白水委員。
123: ◯委員(白水祥太郎君) そうしますと、この今同じ資料です。委託のところの19ページから20ページにかけまして、障がい福祉計画等策定費の中における声の広報、点字図書、拡大写本の委託料がゼロになっております、昨年度はあったのに。これはどう理解、解釈すればいいんでしょうか。20ページの一番上です。上から3行目、上3段。
124: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
125:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 昨年度はこの作成業務をしておりません。で、令和2年度に予算計上させてもらっています。
126: ◯委員長(野口明美君) 白水委員。
127: ◯委員(白水祥太郎君) この冊子の策定に関しての声の広報、点字図書という意味ですよね。通常の声のとは別ですよね。その事業はまた別にございますでしょう、声の広報事業費というのがあるかと思うんですけれども。これに関して来年度というのはどういう理解でいいのでしょうか。また、来年つくるわけじゃないですもんね。
128: ◯委員長(野口明美君) 白水委員、あったかプランは来年度もつくるかということをお尋ねしたいんですか。
129: ◯委員(白水祥太郎君) 来年度の声の広報、点字図書等ということだったんですけれども、これに関する予算の中で、来年度もこれをつくるわけじゃないので、この中に含まれている声の広報の委託費を来年度計上というのは違うんじゃないかなと。
130: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
131:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 今年度ですね、このあったかプランの声の作成という形で業務で、今年度つくりますということです。
132: ◯委員(白水祥太郎君) そういうことですね、分かりました。
133: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。
134: ◯委員(白水祥太郎君) はい、ありがとうございます。
135: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
136: ◯委員長(野口明美君) ないようでございますので、続けてお願いいたします。高瀬部長。
137:
◯福祉支援部長(高瀬光弘君) 続けて、
歳入歳出決算書の歳出の不用額についての説明を行います。
まず、財政課配付資料、お手元にお持ちだと思いますが、それの5ページをまず開いてください。財政課配付資料ですね。タイトルは令和2年第3回春日市市議会定例会資料と書いてある部分です。これの5ページです。
この5ページには、令和元年度決算における実質収支の主な内訳についてというのがあります。ここで
福祉支援部関連はこの項目の2番目、執行残が多かった主な歳出のところのNo.5、No.6、9、18の4項目が該当いたします。決算の説明の折に併せて触れることになりますので、そのときですね、担当課長から、別紙資料の何番に当たるものですというふうに述べますので、御留意していただきたいと思っております。だから、横に置いていただければ助かります。
では、
歳入歳出決算書の68ページをお願いいたします。決算書の68ページです。
3款1項1目社会福祉総務費のところから、100万円以上の不用額について、順次、担当課長が説明を行います。
138: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
139:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 68ページ、1目社会福祉総務費の13節委託料です。不用額は125万7,857円です。関係する課は3課3事業あり、主なものは、プレミアム付商品券発行業務で92万8,282円の残額が委託料の中で最も多かったものです。これは
最終予算額の9.9%になります。12月と3月定例会で1,632万9,000円の補正減、14万3,000円の流用減をいたしました。
この事業は、消費税率の引上げが家計に与える影響と地域の消費を下支えするために全国的に行われた事業で、令和元年度のみの事業です。予算に不足が生じないように見込んで予算措置していたことからの執行残です。
68ページの下から3行目、19節負担金、補助及び交付金です。不用額は6,366万1,779円です。関係する課が2課5事業あり、資料のNo.6に当たるものです。負担金、補助及び交付金、プレミアム付商品券事業助成金6,359万3,000円の執行残です。
この事業は、先ほどお伝えいたしました事業と同じ事業です。12月と3月定例会で減額補正いたしました。こちらも、予算に不足が生じないように見込んで予算措置していたことからの執行残です。対象者は住民税非課税の人と子育て世帯で、対象者である非課税世帯の購入率が16.4%、そして、子育て世帯が46.1%の購入率でした。なお、不用額は
最終予算額の40.3%です。
1目は以上です。
140: ◯委員長(野口明美君) 続けてお願いします。
141:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 71ページをお開きください。一番下の行、5目の障がい者福祉費19節負担金、補助及び交付金、不用額は195万5,148円です。
主なものは、福祉タクシー助成金と筑紫地区障がい支援区分等審査会負担金です。福祉タクシー助成金は、3月定例会で減額補正し、執行残は86万360円です。年度末までの対応に備えたものです。筑紫地区障がい支援区分等審査会負担金は、48万3,280円の執行残で、審査件数及び審査会の開催回数の減や委員の欠席に伴い報酬が減になったことなどにより、各市の負担金額が減ったものです。なお、2件の不用額は
最終予算額の9.3%です。
72ページをお開きください。1行目、20節扶助費です。不用額は4,898万4,371円です。資料のNo.9に当たるものです。施設介護等給付費2,829万7,199円の執行残です。3,000万円を3月定例会で減額補正、1,097万6,000円を流用減しております。扶助費の中には21事業がありますが、そのほかの不用額が多かったものは、自立支援給付自立支援医療費756万5,325円、自立支援給付補装具費444万584円です。毎年給付額は増加しており、年度末までの対応に備えたものです。なお、2件の不用額は
最終予算額の2.45%です。
5目は以上です。
142: ◯委員長(野口明美君)
久保山課長。
143:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) 次に、73ページ、3款2項1目児童福祉総務費の20節扶助費でございます。不用額は197万6,218円で、ここには福祉支援課の3事業とこども未来課の1事業が関わっており、主なものは、こども未来課の母子家庭等自立支援給付事業費の執行残でございます。12月補正で執行見込み残を減額いたしましたが、この自立支援給付費の受付や支給は随時であり、年度末までの対応に備える必要があり、190万964円が執行残となったものです。
1目は以上です。
続きまして、同じページの2目児童措置費の20節扶助費でございます。この不用額は630万4,158円で、助産施設措置費の執行残と母子生活支援施設への措置費の執行残でございます。執行率は、
最終予算額の約76.2%でございます。執行見込み残としまして、12月定例会において減額補正しておりましたが、緊急の利用や入所に備え一定の予算を確保しておく必要があり、執行残となったものでございます。
2目は以上です。
144: ◯委員長(野口明美君) 続けてお願いします。
145:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) 続きまして、同じページ、一番下の行、3目子ども・子育て支援費の1節報酬です。ここには、こども未来課の5事業と子育て支援課の3事業が関わっております。不用額は198万2,748円で、執行残の主なものは、こども未来課の保育所管理事務費で181万998円です。
内容は、直営の須玖、昇町保育所における嘱託保育士の報酬の執行残でございます。直営保育所の嘱託保育士については、これまでも処遇改善等を図ってきておりますが、全国的、また慢性的な保育士不足により、募集を行っても応募が少ない状況が続いており、12月と3月定例会で執行見込み残を減額補正いたしましたが、年度末にかけて募集を行ったにもかかわらず応募がなく、その執行残であります。執行残の額は、常勤換算で約0.8人分に当たります。
続きまして……。
146: ◯委員長(野口明美君) すいません。1時間になりますので、ここで暫時休憩をいたしたいと思います。開始は15分から、11時15分から開始をいたします。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午前11時00分
再開 午前11時14分
──── ─ ──── ─ ────
147: ◯委員長(野口明美君) それでは、皆さんおそろいでございますので、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
高瀬部長。
148:
◯福祉支援部長(高瀬光弘君) 委員会再開で誠に申し訳ないんですけれども、先ほどですね、私の発言で、主要な施策の成果の中の第5次障がい者長期行動計画策定事業ですね、65ページのところで、計画書をですね、各障がい者の方々に、例えば・・・・・・・・・・・・・・・・というふうな発言をしたと思います。その真意としてはですね、まず、これは予算の限りでですね、部数の作成というのが500部だけしかできませんでした。当面は少ない部数でありますけれども団体さんとかでですね、まず勉強会をしていただいてその中で対応する。まず、もらうだけではですね、やっぱり理解が不足をしますので、その一つ一つの文をですね、読みほどいてほしいといった意味合いで言ったんですが、言葉にちょっと語弊が、また、誤解が生じる可能性がありますので、その発言について削除をお願いしたいんですけれども、審議をお願いいたします。
149: ◯委員長(野口明美君) はい、分かりました。それでは、審査を再開いたします。
削除で皆さんよろしいですよね。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
150: ◯委員長(野口明美君) じゃあ、引き続きどうぞ。
久保山課長。
151:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) それでは、決算書の74ページでございます。
上から4行目、7節の賃金でございます。不用額は168万5,875円で、ここには、こども未来課と子育て支援課が関わっており、主なものはこども未来課分で、職員の代替や保育所の入所児童が増えた場合などに順次雇用していく臨時職員の賃金の執行残でございます。金額は167万5,587円です。12月と3月の定例会で執行見込み残を減額補正いたしましたが、年度末にかけての入所児童の増や緊急対応を見込む必要があり、その執行残であります。執行残の額はおよそ年間雇用を想定した場合、約0.9人分に当たります。
続きまして、同じページ、11節の需用費でございます。不用額は162万7,130円で、ここにはこども未来課の4事業と子育て支援課の4事業が関わっており、主なものは、こども未来課分で保育所等における消耗品、水道光熱費、印刷費、修繕料、給食材料費などの合計で、執行残は152万8,320円となります。
このうち最も多かったのは給食材料費で、直営の2園、須玖、昇町合わせて98万4,452円でした。これは、入所児童の見込みを年度末まで最大限で想定し措置しております関係でこのような形で執行残が出るもので、執行率は
最終予算額の約95.5%でございます。
続きまして、13節委託料です。不用額は1,733万4,195円で、ここには子育て支援課の3事業とこども未来課の
保育所関係の警備や樹木管理、その他の委託料を全て含んでおり、主なものは、こども未来課分の指定管理者を指定している2保育所、これは岡本、春日原です、いわゆる
指定保育所の管理委託料及び
指定保育所と
公私連携型保育所の保育関連事業の委託料でございます。
指定管理者に対しては、保育所の管理運営費として、私立保育所と同じように国が定めている公定価格に基づき算出した額を月ごとに、運営費補助金に相当する額を四半期ごとに支出していますが、指定管理者ですので、扶助費、補助金ではなく委託料として執行しているものです。この執行残が2園全体で1,392万9,351円となりました。これは、
指定保育所の管理委託料の
最終予算額3億171万4,000円の約4.6%に当たります。その他の13節の不用額はいずれも100万円未満でございました。12月と3月の定例会におきまして、執行見込み残を減額補正いたしましたが、年度末までの利用見込みなどを最大限で見込んで予算措置しております関係から執行残が出たものでございます。
続きまして、19節負担金、補助及び交付金でございます。不用額は3,533万5,532円で、残額の主な内容は四つあり、私立幼稚園の就園奨励費補助金と私立の保育所等の運営に関する補助金、保育関連事業の促進に関する補助金、保育士確保に係る補助金、副食費補足給付費補助金となります。
まず、一つ目の保育事業でございます。運営に係るものとしまして、私立の保育所6か所と
公私連携型保育所2か所への運営費補助金がございますが、その残額は合計で1,525万741円でございます。これは当該
最終予算額の約13.5%に当たります。保育経費は不足することがないよう最大限の児童数で見込んでいますが、実際の金額は、年度内に実際に入所した児童の年齢構成の違いなどにより大きく変動するため、このように執行残が生じたものでございます。
二つ目の保育関連事業の促進に係るものとしましては、私立の保育所における延長保育事業、一時預かり事業、障がい児保育事業、幼稚園等における一時預かり事業に係る補助金がございますが、残額は全て合わせて487万8,000円であります。これは当該
最終予算額の約19.5%に当たります。
保育関連事業の促進に係る予算につきましては、執行見込み残を減額補正いたしましたが、補助に不足が出ないように見込んで予算措置しておりました関係から残が出たものでございます。
三つ目の保育士確保に係るものとしましては、保育補助者雇上強化事業費補助金がございますが、残額は628万4,000円であります。各認可保育園からの年度末までの雇用に努力したいとの要望を受け、補助に不足が出ないように見込んで予算措置しておりました関係から執行残が出たものでございます。当初、事業実施の意向があった7保育所、これは岡本、春日原、若竹、春日やよい、春日どろんこ、春日白水、
大和保育所について当初予算を計上しておりましたが、保育補助者として採用予定だったものの雇用形態の変更、これは子育て支援員のほうに変わられたということでございます、募集を行っているが応募が少ないなどの理由によるもので、また、各園ともぎりぎりまで採用活動を行いたいとの要望を受け、このように執行残が出たものでございます。岡本保育所、若竹保育所、春日白水、大和の4園については採用に至っております。
次に、4点目の副食費補足給付補助金につきましては、昨年度10月からの幼児教育・保育の無償化に伴い、子ども・子育て支援新制度に移行していない幼稚園の保護者について助成を行おうとするもので、補正予算計上時に、前年度の就園奨励費の支給実績や無償化による需要の増加を見込んで計上しておりましたが、補足給付の対象者数が、月平均約500名の見込みに対して約360人であったこと、また、今年3月に入り、新型コロナウイルスの影響で3月分の給食費が変更、またはなくなっているという園も出てきたことにより執行残となったもので、残額は733万3,459円であります。
次に、その一つ下の20節扶助費でございます。不用額は1,737万4,729円で、ここの扶助費につきましては2点ございます。
1点目は、国が定める公定価格に基づいて、
公私連携型保育所を含む私立保育所8か所のほか、子ども・
子育て支援法の確認を受けた認定こども園や幼稚園へ支払う運営費の執行残で955万5,539円です。3月定例会におきまして、執行見込み残を減額補正いたしましたが、保育所等の運営費の支弁に不足が生じることがないよう見込んで予算措置しておりました関係から執行残が出たものでございます。なお、執行残額は
最終予算額の約0.6%に当たります。
2点目は、昨年10月からの幼児教育・保育の無償化に係る認可保育所以外の保育料等でございます。この執行残額は781万9,190円で、無償化となる保育料等の支弁に不足が生じることがないよう見込んで予算措置しておりました関係から執行残が出たものでございます。なお、執行残額は
最終予算額の2.3%に当たります。
3目は以上です。
152: ◯委員長(野口明美君) じゃあ、ここで一旦区切らせていただきまして、これより委員の質疑をお受けいたします。質疑ありませんか。
岩切委員。
153: ◯委員(岩切幹嘉君) 68ページの19節負担金、補助及び交付金の不用額約6,300万円ですが、このプレミアム付商品券事業の助成金ですけれども、対象が非課税世帯ということで必要性が非常に高い割には執行率が59.7%ということで、非常に低いというふうに感じますけれども、これについては商品券を配布するということじゃなくて、先に商品券を購入するという負担感が強かったのか、もしくは、対象者に対して周知が不十分だったのか、どういう分析をされているかお伺いいたします。
154: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
155:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) 非課税世帯の方については申請が必要であった、手続で一つ、子育て世帯の方は申請なくプレミアム付商品券は購入できたんですけども、非課税世帯の方は申請が必要であったということで、一つちょっと手間がかかったというのが一つの理由と、あと現金でやはり一度出さないといけませんで、そこの負担感というところが実際あったかというふうに分析しております。
156: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。岩切委員。
157: ◯委員(岩切幹嘉君) じゃあ、周知のほうは十分されているということでよろしいですか。
158: ◯委員長(野口明美君)
牧之瀬課長。
159:
◯福祉支援課長(
牧之瀬尚美君) はい、周知のほうは十分しております。
160: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
161: ◯委員長(野口明美君) ないようでございますので、次、お願いいたします。
久保山課長。
162:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) それでは、76ページをお願いします。
中ほどの4目
児童センター施設費の11節需用費でございます。不用額は162万5,908円で、ここは須玖保育所分と須玖
児童センターの光熱水費などになりますが、執行残の主なものは、施設全体の電気料59万6,036円、修繕料46万7,218円と指定管理をさせている3館の
児童センターの修繕料41万4,320円でございます。電気料につきましては、過去の実績から当期の電力使用量は大きくなるため、その需要に対応できるよう措置しておりましたが、冬期の電力需要が見込みより伸びなかったことや、今年3月の新型コロナウイルス感染症対応により、
児童センターを閉館したことなどから執行残となったものでございます。修繕料は、すくすくプラザ、指定
児童センターともに年度末までの緊急補修に備え見込んでいたため執行残が出たものです。
4目は以上です。
163: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いします。
164:
◯こども未来課長(
久保山竜治君) 次に、77ページをお願いします。
5目児童手当費で20節の扶助費です。不用額は589万5,000円で、これは児童手当の執行残でございます。手当の支弁に不足が生じないよう予算措置していた関係で残となったものでございます。なお、執行残額は
最終予算額の約0.3%でございます。
5目は以上です。
次に、78ページをお願いします。
中ほどの8目
放課後児童健全育成事業費で、13節の委託料です。不用額は104万8,380円で、ここには
放課後児童クラブ管理業務、クラブ舎の警備業務などがありますが、執行残の主なものは、
放課後児童クラブ管理業務委託料で104万7,620円です。
内容は、指定管理者との協定上の配置である常勤職員の配置の不足について12月と3月に減額補正いたしましたが、最終的に、年度末までその状況が続いたため執行残が出たものでございます。執行残の額は
最終予算額の約0.8%でございます。
8目は以上です。
次に、79ページ、10目児童扶養手当費20節の扶助費でございます。不用額は442万2,000円で、これは児童扶養手当の執行残でございます。手当の支弁に不足が生じることがないよう予算措置していた関係で残となったものでございます。なお、執行残額は
最終予算額の約0.7%に当たります。
10目は以上です。
次に、12目児童扶養手当臨時・特別給付金事業費、この19節負担金、補助及び交付金でございます。不用額は110万3,000円で、昨年10月の消費税増税に対応する1回限りの事業で、内容は、昨年10月31日現在、児童扶養手当受給者であって未婚の者に対し、一律1万7,500円を支給するものでございます。児童扶養手当を認定している者から推計し、最大125人が対象の可能性があると見込み、6月補正予算にて計上しておりましたが、最終的には62世帯に支給したもので、申請期限である令和2年1月末までの申請に不足を生じることがないよう措置していたため、執行残となったものです。
12目は以上です。
165: ◯委員長(野口明美君) 木原保護課長。
166: ◯保護課長(木原静也君) 続きまして、80ページを御覧ください。
中ほどより少し下にあります、3項生活保護費の2目扶助費、20節扶助費でございます。不用額は8,538万7,309円、生活保護費の執行残になります。こちらの執行残額は別紙資料のNo.5の項目に当たります。執行残額の規模は
最終予算額の3.9%になります。
予算額と執行額に開きが生じた理由を説明いたします。まず、令和元年度の扶助費の当初予算額は生活保護の受給者数の減少が続いておりましたことから、前年度当初予算の93.5%で計上しておりました。しかし、医療扶助費の増加により予算が不足するおそれが出てきましたので、3月補正におきまして4,583万2,000円の増額を行ったところでございます。ところが、増加傾向にあった医療扶助費について、3月補正予算作成時点で確定していない1月から3月の支払い分の医療扶助費の補正予算見込額に対して、入院の請求額が減るなどして、実際の請求額が7,892万779円少ない額となり、見込んだ額より減少したことが執行残の主な理由でございます。なお、令和元年度の年間の平均受給者数は1,216人で、前年度から平均で22人減少しております。
2目は以上です。
167: ◯委員長(野口明美君) 久原課長。
168:
◯子育て支援課長(久原徳子君) 82ページをお開きください。
4款1項2目予防費、中ほどの13節委託料です。関係する課は3課で8事業あります。不用額は2,772万563円で、執行残の主なものは、子育て支援課の予防接種業務1,744万9,261円です。資料のNo.18に当たります。3月補正で1,227万8,000円減額しております。年度末までの対応に備えたもので、不用額は
最終予算額の6.6%です。
次に、三つ下の行、19節負担金、補助及び交付金です。関係する課は3課で5事業あります。不用額は154万393円で、執行残の主なものは、子育て支援課の
先天性風しん症候群予防対策補助金91万6,918円です。年度末までの対応に備えたもので、不用額は
最終予算額の38.2%です。
2目は以上です。
以上で、不用額の説明を終わります。
169: ◯委員長(野口明美君) これより委員の質疑をお受けいたします。質疑ございませんでしょうか。ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
170: ◯委員長(野口明美君) それでは、質疑なしと認めます。
よって、質疑は終結いたしました。
以上で、
福祉支援部の審査を終了いたしました。御苦労さまでございました。
ここで暫時休憩いたします。再開は午後13時からといたします。お疲れさまでした。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午前11時37分
再開 午後0時59分
──── ─ ──── ─ ────
171: ◯委員長(野口明美君) それでは、皆様、おそろいでございますので、休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
それでは、地域生活部関係の審査を行います。
委員並びに説明員の皆さんに申し上げます。発言の際は、挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、マイクのスイッチを入れてから発言をしてください。
また、
新型コロナウイルス感染防止の観点から、審査時間をできるだけ短くしたいと考えております。委員並びに説明員の皆さんは、簡潔明瞭に発言していただきますよう、よろしくお願いいたします。
併せまして、委員は質疑に徹し、要望は控えていただきますよう、よろしくお願いいたします。
それでは、審査を始めます。
説明員の説明を求めます。猪口地域生活部長。
172: ◯地域生活部長(猪口 功君) 皆さんこんにちは。地域生活部でございます。
それでは、主要な施策の成果について、お手元の資料、令和元年度主要な施策の成果の資料に基づきまして、順次、担当課長から説明をいたします。
資料22ページをお開きください。
173: ◯委員長(野口明美君) 小池地域づくり課長。
174: ◯地域づくり課長(小池八太君) それでは、22ページの上の段を御覧ください。
あんどん祭り補助金です。当初予算額1,115万2,000円、
最終予算額同額、決算額同額です。
目的は、市民祭り振興会が、本市の歴史的遺産である奴国を発信し、ふるさとを偲ぶ祭りを実施することにより、市民融和と郷土愛を深めることです。
内容は、春日市民祭り振興会に対し、春日奴国あんどん祭りの運営経費の一部について補助を行いました。市内小中学校の児童生徒や市民団体が作成した約5,000個のあんどんが飾られ、また、しゃぼん玉やライトアップの演出も行われました。
本年度は、新たに、和風庭園に浮きあんどん、影あんどんを、カスケード広場噴水には河状あんどんを設置し、新たな催物として会場を彩りました。
市民参加型の竹あんどんづくりでは、家族連れをはじめ、多くの方が思い思いのあんどんを制作し、楽しみました。市民参加型の竹あんどんづくりでは、家族連れを初め多くの方が思い思いのあんどんを製作し、楽しみました。市民芸能舞台演技では、30団体、約730人が多彩な演目・演技を披露しました。22ページの表に記載いたしておりますとおり、10月5日から6日にかけて、オープニングセレモニーから始まり、市民ライブやあんどん点灯、ライトアップなどの企画が行われ、約8万4,000人の来場がありました。
成果は、あんどんを飾り、古人を偲ぶ祭りとして、市民の中に年々定着が進んでいます。また、祭りの実施を市民参加型とすることで、市民の郷土愛や連帯感を深めることに寄与いたしました。
続きまして、同じページの下の段から、23ページを御覧ください。
AED(自動体外式除細動器)補助金です。当初予算額210万円、
最終予算額61万1,000円、148万9,000円を減額補正しています。決算額58万1,000円、執行残額3万円です。
目的は、AEDの購入や消耗品の交換をする自治会に対し補助金を交付することにより、市民の緊急時における応急処置体制の充実を図ることです。
内容は、自治会によるAED購入や消耗品購入に関する経費の一部について補助金を交付しました。
成果は、3自治会が本体を新規購入し、AEDが設置されている地区公民館等は33か所になりました。1自治会が耐用期間満了に伴う本体の買換えを行い、1自治会が消耗品を交換し、市民の緊急時における応急体制の充実を図ることができました。また、普通救命講習修了者を常時確保すること等が補助の要件となっており、AEDの普及及び安心して暮らせるまちづくりの推進の一助となりました。
続きまして、23ページ中段を御覧ください。
まちづくり交付金です。当初予算額1億692万3,000円、
最終予算額同額、決算額1億692万2,000円、執行残額1,000円です。
目的は、まちづくり交付金を自治会に交付することで、住民による主体的なまちづくり活動を促進し、住民の連帯意識の向上及び地域コミュニティの活性化を図ることです。
内容は、35の自治会に対し、自治会の運営及び下の表に記載いたしております10の事業に要する費用の一部について、春日市まちづくり交付金交付要綱に基づき、まちづくり交付金を交付しました。
成果は、地域の特性に合わせた事業実施により、住民による主体的なまちづくり活動が促進され、住民による共助、地域コミュニティの活性化を図ることができました。
続きまして、同じページの下の段から、24ページを御覧ください。
自治会連合会補助金です。当初予算額390万円、
最終予算額同額、決算額同額です。
目的は、自治会連合会に補助金を交付することにより、住民自治の確立及び市民が心豊かな暮らしを実感することができる地域コミュニティの形成を図ることです。
内容は、自治会連合会が実施する、下の表に記載いたしております事業に要する費用の一部について、春日市自治会連合会補助金交付要綱に基づき補助金を交付しました。
成果は、自治会が共同してクリーン作戦や実務者研修事業を実施し、また、中学校区ごとに触れ合い事業、委員会研修等の事業を実施することで、住民自治の意識が促進され、広域的な地域コミュニティの活性化を図ることができました。また、自治会連合会の円滑な運営の一助となりました。
続きまして、同じページ、下の段を御覧ください。春日市市民活動災害補償制度、いわゆるふれあい保険です。当初予算額339万5,000円、
最終予算額155万7,000円、183万8,000円を減額補正しています。決算額155万6,000円、執行残額1,000円です。
目的は、市民活動中の万一の事故に備える補償制度で、市民が安心して活動できる環境を整え、市民活動の推進を図るものです。
内容は、保険請求事故件数が29件、そのうち自治会活動の3か所の事故が22件と約75%を占め、その内容は、スポーツ活動や地域活動によるものが中心でした。
成果は、市民活動の活性化及び支援を図ることができました。
続きまして、25ページの上の段をお願いいたします。
市民活動活性化事業補助金です。当初予算額96万円、
最終予算額65万7,000円、30万3,000円を減額補正しています。決算額53万3,000円、執行残額12万4,000円です。
目的は、市民公益活動を行う団体の育成及び市民公益活動の活性化を図るものです。
内容は、自発的に公益的な活動を行う市民団体に対し、下の表に記載いたしております事業に要する経費の一部について補助金を交付しました。
成果は、対象となる団体に補助金を交付することで、市民公益活動の活性化に寄与しました。
続きまして、同じページの下の欄を御覧ください。春日共同利用施設解体事業です。当初予算額2,736万円、
最終予算額4,181万4,000円、2,271万3,000円を増額補正等し、その後、825万9,000円を減額補正しています。決算額4,106万3,000円、執行残額75万1,000円です。
目的は、春日地区の公民館機能を春日地区公民館(若水会館)に移管集約するために、春日共同利用施設の解体工事を実施し、公民館の効率化及び機能強化を図るものです。主な工事内容は、建物基礎の解体工事やアスベストの除去工事などです。
成果は、春日共同利用施設を解体し、春日地区の公民館機能を春日地区公民館(若水会館)に移転集約しました。
続きまして、26ページの上の段をお願いいたします。
須玖北コミュニティ供用施設整備事業です。当初予算額9,224万1,000円、
最終予算額同額、決算額9,120万3,000円、執行残額103万8,000円です。総事業費9,540万5,000円です。
目的は、須玖北地区自治会の活動拠点であるコミュニティ供用施設を大規模改修し、施設の長寿命化やバリアフリー化を行い、自治会活動及び地域コミュニティの活性化を図るものです。
主な改修内容は、1階は男女・多目的トイレ改修、多目的ホールのステージ新設、
事務室、休養室、湯沸かし室の改修など。2階は共用トイレ、談話室、調理実習室の改修など。屋外は玄関点字ブロック、門扉、敷地周辺の改修などです。
成果は、地域住民のための集会、交流及び生涯学習の場が改善されたことで、より活発な自治会活動が行われるようになりました。
続きまして、同じページの下の段から27ページを御覧ください。
下白水北コミュニティ供用施設整備事業です。当初予算額1億566万7,000円、
最終予算額1億323万5,000円、243万2,000円を減額補正としています。決算額9,856万2,000円、執行残額467万3,000円です。総事業費1億272万4,000円です。
目的は、下白水北地区自治会の活動拠点であるコミュニティ供用施設を大規模改修し、施設の長寿命化やバリアフリー化を行い、自治会活動及び地域コミュニティの活性化を図るものです。
主な改修内容は、1階は男女多目的トイレ、実習室、
事務室の改修、多目的室の新設など。2階は共用トイレ、談話室の改修など。屋外は福祉駐車場の整備、玄関スロープ及び点字ブロックの改修などです。
成果は、地域住民のための集会、交流及び生涯学習の場が改善されたことで、より活発な自治会活動が行われるようになりました。
175: ◯委員長(野口明美君) それでは、ここで一旦区切らせていただきまして、これより委員の質疑をお受けいたします。質疑ございませんでしょうか。岩切委員。
176: ◯委員(岩切幹嘉君) 22ページのAEDの補助金です。AEDの全体の稼働日数はここで聞けませんので、この所管が関わっております自治会の、今33か所の設置されたうちに、このAEDの応急措置として稼働されたのは何件ありますでしょうか。
177: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
178: ◯地域づくり課長(小池八太君) 公民館では、平成30年4月の泉地区自治会の総会時に行われた花見会で使用されている1件でございます。
以上です。
179: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。西村委員。
180: ◯委員(西村澄子君) 23ページです。まちづくり交付金の件です。ここに、内容の中で1番から10番の項目が書いてあります。事業項目ということで書いてあるんですけど、この上に、内容としては事業に要する費用の一部ということで、助成金の条件とか事業項目の例が書いてあると思うんですけど、これらの10項目を全て行うというような、事業として行うということが条件で交付金をされているということなんでしょうか。
181: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
182: ◯地域づくり課長(小池八太君) 現在のまちづくり交付金は、平成21年度から各種の報酬や補助金を一本化して、細かい使途は限定せず、地域の特性に合わせた活用が可能となっております。委員お尋ねの10項目を事業としてはやっていただくということなんですが、まちづくり交付金の性格上ですね、各自治会の自主性と創意工夫によって御活用いただければと考えております。
183: ◯委員長(野口明美君) 西村委員。
184: ◯委員(西村澄子君) ということは、これを、1番から10番までの項目は、もう本当にかなりそれぞれ自治会運営に対しては必要な項目じゃないかなというふうに思います。ですので、万が一その自治会の特性ということを生かせるんであれば、例えば、その中の10の男女共同参画の推進ができていないとか、できてないとまでは言いませんけど、あまり力を注がれて、何も交付金を使う使途がないというようなことでも間違いではないというか、構わないということですかね。
185: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
186: ◯地域づくり課長(小池八太君) まず、この交付金の交付に当たりましては、各地区の総会資料、いわゆる決算書と予算書とか、事業計画書あたりも見せていただいて、見ていくと、やはりそこで力を注いである事業は多少違ってくるとは思いますが、ここに書かれている10の事業は全て包括されていると判断して交付をしております。
以上です。
187: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。中原委員。
188: ◯委員(中原智昭君) 25ページの春日共同利用施設解体工事ですけど、当初予算が2,700万円で決算が4,100万円ということは、追加工事等々があったんですか。それとも、予算時にそこまで見れてなかったということですか。
189: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
190: ◯地域づくり課長(小池八太君) 説明しました2,771万3,000円の増額補正はですね、9月補正でアスベスト除去工事の追加を御提案させていただきました。
以上でございます。
191: ◯委員長(野口明美君) 中原委員。
192: ◯委員(中原智昭君) そのアスベストというのは、当初の解体の図面の段階で判断できなかったということですか。
193: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
194: ◯地域づくり課長(小池八太君) 当初の段階では判断ができず、外壁にアスベストが含有しているということが判明しましたので、取り急ぎ補正予算で対応させていただきました。
以上です。
195: ◯委員長(野口明美君) ほかに。西川委員。
196: ◯委員(西川文代君) 今のところと同じですけれども、もちろんアスベストがあるということが分かればですね、予算を追加してでも対応しないといけないと思いますが、市営住宅においてもやっぱそういうふうに追加になっていると。検査をしてないからですね。最後まで聞いてください。なので、すいません。ここも、やっぱり最初にちょっと壁の検査とかですね、そういうのをきちっとすれば、入っているかどうかの確認は、やっぱするべきじゃないかと思うんですよね。後になってこんなに、はっきり言って大きい金額が動いていますよね。追加でということになっているのがどうなんでしょうか。市営住宅の場合は、やはり検査を怠っていたということだったので、いかがでしょうか。
(「西川委員、市営住宅は所管が違うので」と発言する者あり)
市営住宅じゃなくて、この場合も同じようなことで調べてなかったのかというので、例で出しているんです。
197: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
198: ◯地域づくり課長(小池八太君) 壁の中に含まれていたのが判明したので、早急にやったということで、分かる範囲でアスベストの調査は行っているんですが、どうしても、壁の含有までがですね、その時期には分からなかったので、ちゃんとそこを検査して分かったということで、対応させていただきました。
以上です。
199: ◯委員長(野口明美君) 西川委員、冒頭言いましたように、簡潔明瞭に。
200: ◯委員(西川文代君) はい、そんなに長くはありませんけど。
分かりました。そういうことで一応調べてはいたけれども、そこまで調査し切れなかったということで理解いたしました。
201: ◯委員長(野口明美君) 白水委員。
202: ◯委員(白水祥太郎君) 同じところです。春日共同利用施設のところですが、入札の契約が変更されているようです。入札のときの当初の契約金額が3,740万円。
(「どこですか」と発言する者あり)
いや、私が持っている資料です。それで、さらに増額しまして223万3,000円の増額の上、変更後の契約金額が3,963万3,000円という形でファイルに残ってございました。
203: ◯委員長(野口明美君) それ、何ページですか。
204: ◯委員(白水祥太郎君) ごめんなさい。情報コーナーにあった、私が入札で持ってきた資料です。その契約、要するに入札、契約のお金ですね、契約のお金、業者との。3,963万3,000円、これは変更後の契約金額です。これと、ここの成果に書いてございます、25ページにございます決算額との差額はどう考えればいいでしょうか。
205: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
206: ◯地域づくり課長(小池八太君) 設計監理業務143万円でございます。
以上です。
207: ◯委員(白水祥太郎君) ありがとうございます。
208: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。西川委員。
209: ◯委員(西川文代君) 25ページです。市民活動活性化事業補助金ですけれども、こういう事業が行われたということはですね、決算額、理解いたしました。この市民活動活性化ということで、やはり、その後もですね、続いていくとか、やっぱり市民を育てるということも、この事業には含まれているんでしょうか。
210: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
211: ◯地域づくり課長(小池八太君) まず、この補助金については、その団体その事業内容1回限りということです。
ただし、従前からずっと御質問を、決算であるとか当初予算であるとかで御質問等いただいてですね、今回、令和2年の2月末に、市民活動団体支援研修というのを初めて試みまして、過去の、平成27年から申請団体様17団体以外にもですね、ぶどうの庭とか社会教育関係団体とか、いろんな団体に告知を行いまして、実際その団体同士が連携してですね、地域活動の手法について学習したかったんですけれども、ちょうどこの時期が、コロナがはやったぐらいのときでして、申込者40名だったのが18名に当日なったので、事業内容も変えて実施させてもらいました。
ここの意図は、何かしら過去の交付団体様同士で話ができたりとか、そういうのを狙って催しをさせていただいたので、この市民活性化事業につきましては、今後の団体活動の動きを確認しながら、さらなる活性化のための制度として研究を続けていきたいと考えております。
以上でございます。
212: ◯委員(西川文代君) お願いします。
213: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。松尾委員。
214: ◯委員(松尾徳晴君) AEDについてお尋ねしたいんですが、35地区のうち33地区。私、議員になってからずっとこれ聞いているんですけど、あと二つ残っているということで、教えられたら教えてください、どこか。
215: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
216: ◯地域づくり課長(小池八太君) 申し訳ございません。固有名については、差し控えさせていただきたいのですが。
ただし、私も、去年、おととしからずっとその未設置地区の公民館を、微力ではありますがちょっと回らさせていただいて、何とか今年度3地区。で、残り2地区についてはですね、前向きに検討したいという御回答をいただいているので、令和2年度中につけば良いなと強く願っているところでございます。
申し訳ございません。よろしくお願いいたします。
217: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。松尾委員。
218: ◯委員(松尾徳晴君) つけない理由は、いつも言っているように、病院が近いとかそういうことを言っているんですかね。それと、もう1点は、何で公表できんと。個人じゃないでしょう、これ。
219: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
220: ◯地域づくり課長(小池八太君) そしたら、公表いたします。個人名じゃないので。
二つの地区は、小倉地区と大谷地区でございます。それと、理由についてはですね、やはり松尾委員がおっしゃられるように、近くに消防署とか学校があるということと、あとやっぱり普通救命講習修了者の4名以上というのと、あと、私が回って感じたのが、やはり設置場所にも大分苦慮されているということと、あと総会での承認ということで、いろんな要素が関連しているんだなと感じております。
以上でございます。
221: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
222: ◯委員長(野口明美君) ないようでございますので、次、お願いいたします。秀島環境課長。
223: ◯環境課長(秀島安司君) それでは、30ページを御覧ください。
壁面緑化事業でございます。当初予算額156万6,000円、
最終予算額110万3,000円、46万3,000円の減額補正をしています。決算額106万3,000円、執行残額4万円です。
目的は、施設壁面につる性植物を設置して空調の使用を抑制するなどの、省エネルギーを推進する市の率先的な姿勢を示すとともに、緑化による景観の向上及び地球温暖化防止活動の普及啓発を行うためであり、平成20年度から開始した事業でございます。
内容は、まず市庁舎での取組として、1階南側にゴーヤや西洋アサガオなどを植えたプランターを設置して、日常的な世話を職員で行い、緑のカーテンを実施いたしました。それに、啓発のため、正面玄関付近にのぼり旗を設置し、緑のカーテンの取組を促しました。次に、市民等への啓発といたしまして、各家庭や地域で緑のカーテンを始めるきっかけづくりとして、4月中旬に市内居住者を対象に、ゴーヤとアサガオの種を配布いたしました。さらに、公共施設への緑のカーテンの取組を広げるため、ゴーヤの種の配布希望を募り、希望のあった4校の小学校では、教室のベランダや畑で育ててもらうことができました。その取組につきましては、生育状況を取材し、本市のSNSに掲載を行いました。また、今年度実施しております市庁舎壁面工事のため、市庁舎での昨年度の緑のカーテンが終了した後に、全フロアのネットやポールなどの設置器具の撤去工事を実施いたしました。
成果としまして、市庁舎での緑のカーテンの設置箇所が限られた場所での実施とはなりましたが、ゴーヤの花や実のみならず、アサガオの花も多数咲き、にぎやかな形になりました。また、市民等への啓発で種を配布することだけでなく、市民や学校からゴーヤの実をつけた後の種も譲り受け、それをさらに翌年度に活用していくことにより、緑のカーテン事業の広がりや壁面緑化の市民等への興味関心を促し、普及啓発につなげることができました。
続きまして31ページの上段、環境保全活動事業補助金でございます。当初予算額40万円、
最終予算額20万円、20万円の減額補正をしております。決算額16万9,000円、執行残額3万1,000円です。
目的は、良好な環境の保全及び創造目的とする市民活動を行う団体の自主的な活動を支援し、地域環境の保全及び向上に資するものです。
内容は、春日市環境保全活動事業補助金交付要綱に基づき、良好な環境の保全及び創造のための自主的な活動を行う団体に対し、申請団体の事業活動経費の一部を補助いたしました。
成果としまして、2団体に補助金を交付し、環境美化や生活環境の改善、地球環境の保全及び向上に寄与いたしました。
続きまして、31ページの下の段から32ページの上の段、動物愛護事業でございます。当初予算額373万9,000円、最終決算額407万、33万1,000円の増額補正しております。決算額394万7,000円、執行残額12万3,000円です。
目的は、ペットの適正飼養の推進及び飼い主のマナー向上を図ることです。
内容は31ページに、新規の畜犬登録者等に配付いたしますマナーバック配付啓発事業、小学生の原画をもとに作成する小学生屋外ポスター作成掲示、ぶどうの庭で行っております犬のしつけ方教室。32ページには、千歳町地区公民館で実施予定であった猫の飼養マナー向上講座、白水大池公園で実施いたしましたペットのふん一掃大作戦、それに、猫の個体数を抑制し、地域の快適な生活環境を保持することを目的に開始しました、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費補助事業と市報による啓発を載せており、それぞれ内容のとおりの事業を実施しております。記載の中で、30年度からの新規事業であります、猫の飼養マナー向上講座につきましては、猫に関する課題を抱えている地域を対象に、猫の生体を飼い主などに正しく理解してもらうことから始めて、猫の適正飼養の向上につなげていくことを目的に3月に講座を行うことを予定したところですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、中止にせざるをえませんでした。
成果といたしまして、様々な啓発事業等により、ペットの飼い主に対し、適正飼養とペットを飼う際のマナー向上を図ることができました。
次に、32ページの下の段から34ページの上の段、ごみ処理費用負担公平化事業でございます。当初予算額9,078万7,000円、
最終予算額は同額。決算額8,603万7,000円、執行残額475万円です。
目的は、ごみ処理費用に関する市民の負担を公平化するとともに、ごみの減量を推進することです。
内容は、市民及び事業者に対して、ごみ処理費用を加算した市指定ごみ袋を有料交付することなどにより、費用負担の公平性を確保しました。ごみ袋等の交付実績につきましては、32ページから33ページの交付実績の表に記載しているとおりでございます。
成果としまして、ごみ袋等の販売及び自己搬入に伴う歳入の合計は2)として記載しているとおりでございます。これは、ごみ処理に伴う歳出の合計として記載しております1)の約25%の排出負担割合となり、ほぼ前年度と同水準を維持することができ、ごみ処理費用の負担の公平性を確保いたしました。
次に、ごみ処理の状況でございますが、34ページにグラフ等を記載しております。特に可燃ごみにつきましては、平成22年度までの減少傾向から、23年、24年度と増加傾向にあったものが、25年度以降にほぼ横ばいから減少傾向となっており、令和元年度につきましては、前年度比で約0.6%の微増となっている状況でございます。
次に、34ページの下の段、事業系古紙回収事業でございます。当初予算額630万円、
最終予算額は同額。決算額597万8,000円、執行残額32万2,000円です。
目的は、事業系一般廃棄物の中から古紙を分別回収することで、ごみの減量及び焼却処理費用の節減並びに資源の有効利用を図るものです。
内容は、事業者が分別した古紙を、本市の一般廃棄物収集運搬許可業者が回収し、その回収量に応じて本市が収集運搬業者に補助を行うものです。また、回収した古紙につきましては売却し、表のうちの2)の売却益339万9,242円は市の歳入としております。
成果といたしまして、事業者から排出される燃えるごみが減少し、それに伴う焼却処理費を削減することができ、また、実績の推移の表に載せていますとおり56万4,520キログラムの古紙を回収して、回収による焼却費用の削減効果が712万1,954円となりました。
次に、35ページの上の段、古紙等集団回収報償金交付事業でございます。当初予算額2,417万4,000円、
最終予算額2,213万9,000円、203万5,000円の減額補正をしております。決算額2,151万円、執行残額62万9,000円です。
目的は、燃えるごみの中で2番目に多い古紙の集団回収を支援することで、ごみの減量と資源の有効利用、焼却処理費用の節減を図るものです。
内容は、古紙等集団回収登録団体に対し1キログラム9円の報償金を交付し、集団回収を促進しました。
成果といたしまして、表等に載せていますとおり96団体の登録があり、238万7,641キログラムを回収し、報償金2,148万8,769円が地域活動資金となり、また、可燃ごみの焼却費用1,954万454円相当が削減されて古紙等のリサイクルを図ることができました。
次に、35ページ下の段から36ページ、生ごみ減量事業でございます。まず、この事業につきましては記載に誤りがございまして、正誤表のほうを出させていただいております。まず、訂正箇所は、次ページの36ページとなります。補助実績の表で、生ごみ処理機等購入費補助の補助世帯数の22を18に訂正しております。また、それに伴い、表の1番下の欄の合計が145から141に変わります。大変申し訳ありませんでした。
それでは、35ページです。当初予算額70万2,000円、
最終予算額は同額。決算額50万9,000円、執行残額19万3,000円です。
目的は、一般家庭における生ごみの自家処理の促進を図ることにより、燃えるごみの排出量やその処理費用の削減に資するものです。
内容は、まず、生ごみを堆肥化するダンボールコンポストの講習会といたしまして、初心者向けの基本講座だけでなく、経験者向けのフォロー講座を行ったり、また、堆肥の使い方を学び、堆肥で育てた野菜の試食も行える継続支援の講座の再編講座も実施いたしました。次に、生ごみを自家処理するための用具等の購入補助といたしまして、36ページの補助の内容の表のとおり、購入金額の半額を補助し、補助実績の表にありますように、生ごみ処理機等購入費補助としまして、生ごみ処理機14件、生ごみ堆肥化容器4件。また、ダンボールコンポスト用具購入費補助として、ダンボールコンポストセット19件、段ボール箱141件、機材272件等を行いました。
成果といたしまして、講習者の参加者等へのダンボールコンポストの普及啓発を行い、また、475件の購入費補助を行うことで生ごみの減量に寄与いたしました。
224: ◯委員長(野口明美君) 武末安全安心課長。
225: ◯安全安心課長(武末克枝君) 37ページをお願いいたします。上の段を御覧ください。
街頭防犯カメラ設置事業でございます。当初予算額363万円、
最終予算額299万7,000円、63万3,000円を減額補正としております。決算額269万2,000円、執行残額は30万5,000円です。
目的は、性犯罪をはじめとする街頭犯罪の抑止、児童の安全確保及び交通事故防止を図り、地域住民の不安を解消するものです。
内容です。設置実績については、宝町交差点、大土居交差点及び白水ヶ丘交差点に各4台、合計12台の街頭防犯カメラを設置しました。また、設置費補助実績については、令和元年度に街頭防犯カメラ設置事業費補助交付要綱を定め、自治会が設置する街頭防犯カメラの設置費用の一部補助を開始したところ、塚原台地区自治会より申請があり、同地区が行った街頭防犯カメラの設置事業に対し補助を行ったところでございます。
成果といたしまして、街頭防犯カメラ設置により街頭犯罪の抑止に寄与し、表にありますように、刑法犯認知件数及び交通事故発生の減少が期待されるとともに、事件、事故の早期解決の一助となる体制が整備されてきています。また、自治会による街頭防犯カメラの設置に対し補助金を交付することで、地域住民の不安を解消し、安全安心なまちづくりに寄与しました。
続きまして、同じページの下の段を御覧ください。
防犯灯補助事業です。当初予算額1,701万4,000円、
最終予算額同額です。決算額1,658万5,000円、執行残額は42万9,000円です。
目的は、自治会が公共的な場所に設置する防犯灯の設置費、管理費及び電灯費を補助することで、設置の促進と維持管理の万全を期し、安全安心なまちづくりを推進するものです。
内容は、自治会からの申請に基づき、防犯灯の設置費、管理費及び電灯費に対する補助金を表のとおり交付いたしました。また、省エネ化をより一層推進するために、自治会に対し、LED灯の推奨を行っております。
成果は、新たに10灯の防犯灯を設置し、また、415灯の取替えを行って、安全安心なまちづくりの推進に寄与したものでございます。
226: ◯委員長(野口明美君) ここで一旦区切らせていただきます。
これより、委員の質疑をお受けいたします。質疑ございませんでしょうか。高橋委員。
227: ◯委員(高橋裕子君) 33ページから34ページにかけてのごみ減量の件でお尋ねします。34ページのグラフで、まず前年度と比べて微増といういうことなんですけど、これは家庭ごみと事業ごみの振り分けというか、それは昨年度と比べて大きな変化はあったんでしょうか。
228: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
229: ◯環境課長(秀島安司君) 家庭ごみと事業系のごみの違い、変化ですね。家庭系ごみも先ほども御説明したとおり、今まではずっと下がってきた状態だったんですけど、やはり年を越して、やっぱり新型コロナの影響があってだと思います。少しずつ増えてきた状態だったのかなというところです。事業系ごみに関しましては、少し減量の方向にはなっているという状況でございます。
以上でございます。
230: ◯委員長(野口明美君) 高橋委員。
231: ◯委員(高橋裕子君) 人口的にはちょっと増えてきてて、あまり家庭系は増えていないということ、またはごみ袋もですね、45リットルよりも30リットルのほうがよく売れるということで、前に聞いていましたので、そういった単身世帯というか、ごみを少なくする市民の協力とともにですね、そういった家庭の人口構成というのも少し変わってきて、そういったことも影響があるのかなと思うんですけど、その辺りは所管としてどのように分析されておられますでしょうか。
232: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
233: ◯環境課長(秀島安司君) 確かに家庭のそういったですね、生活様式というところもやっぱり変わってきていますし、家庭の状態もやっぱり変わってきているというのはあると思います。やはり最近は大体30リットルが主だったんですけど、15リットルとかもですね、どんどん増えてきている状況ということは、やはり単身者の方が出すという、あるいは、まめにごみを排出されるということもやっぱり多くあるのかなというふうには思っております。
以上でございます。
234: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。岩切委員。
235: ◯委員(岩切幹嘉君) 32ページの上の段のですね、下から2番目の内容についてですが、飼い主のいない猫の補助件数198件のうちに、不妊手術と去勢手術で取消し30件というのがありますが、これは、地域猫じゃなくて、いわゆる飼い猫というのが判明したということでしょうかね。内容についてちょっとお尋ねしたいんですか。
236: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
237: ◯環境課長(秀島安司君) この申請があって、大体60日以内のうちに見つけて去勢をしていくとか不妊をしていくとかいうのが流れなんですけど、その60日以内にちょっとできなかったと。捕獲ができなくてですね。そういった状況が大半、30件の内容でございます。
238: ◯委員長(野口明美君) 岩切委員。
239: ◯委員(岩切幹嘉君) いわゆる対象の猫は猫で、この取消しというのは、手術もできない状況だったということですか。
240: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
241: ◯環境課長(秀島安司君) その猫は捕獲できなかったという状況ですので、一旦また取消しをさせていただいて、また新たにちょっと間を置いて、また申請するという流れになっております。
242: ◯委員長(野口明美君) 岩切委員。
243: ◯委員(岩切幹嘉君) それだったら安心ですけど、やっぱり地域猫と飼い猫の判別を間違うと本当に目的に沿った予算執行と違う形になりますので、そこは慎重にやられているということでよろしいでしょうか。間違いなく、その判別については。
244: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
245: ◯環境課長(秀島安司君) まず、届出があったときに必ず確認に行くと、職員でですね。そういうことをしながら、そういったことでやっておりますので問題ないと思います。どうもありがとうございます。
246: ◯委員長(野口明美君) 船久保委員。
247: ◯委員(船久保信昭君) ごみ処理費用負担公平化事業の33ページの分なんですけども、これの33ページの下の表ですね、ごみ処理の状況のところの可燃ごみのところなんですが、処理量が平成29年から元年度までそう大きくは変わらないんですけども、処理費用のほうがですね、令和元年度のみ倍近く増えているんですが、ここの費用が倍近く増えた理由というのは何になりますでしょうか。平成30年度の1億8,000万円が令和元年で3億5,000万円に増えてるんですけど。
248: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
249: ◯環境課長(秀島安司君) 可燃ごみに関しまして、こちらはですね、この3億5,185万2,000円、この金額というのは、上のほうを見ていただきまして、ごみ処理に伴う歳出というところなんですが、福岡都市圏南部環境事業組合の負担金、これを充てておりますが、今回、負担金がちょっと増えた要因といたしまして、組合のほうで新たに跡地の整備工事をやっております。その関係でその費用がこちらに上がってきたという状況で、この表が跳ね上がったという状況でございます。
250: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。ほかにございませんでしょうか。金堂委員。
251: ◯委員(金堂清之君) 35ページの上ですけれども、古紙回収集団回収報償金。これが年々少なくなっておりますけれども、この古紙回収は民間の方が古紙回収を始められたから少なくなったものか、今までしてあった方がいろいろな関係でおやめになられたのか、その原因は何ですかね。
252: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
253: ◯環境課長(秀島安司君) 減少の要因といたしましては、やはり新聞社とかが自主回収をやったりとか、あるいは民間の回収する設置場所とかあったりとか、あるいはまた、紙媒体のほうが少なくなってきているという状況の傾向が反映しているのかと思っております。
254: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。白水委員。
255: ◯委員(白水祥太郎君) 同じ箇所でございます。35ページの上です。効果額の算出、四角囲みでございます。そこなんですけれども、まず1)はいいんですが、2)リサイクルした場合の費用というふうに書いてございまして、報償金が示されてございます。それの上で、1)マイナス、2)で節減効果というふうに示されておりますが、2)に該当するところが報償金だけで果たして計算できるのか。リサイクル自体の費用、例えば大量に水がかかるんだとか電気だとか、そういったものはどう位置づけられているのかなあと思いまして、お答えいただければと思います。
256: ◯環境課長(秀島安司君) どういうふうな。もうちょっと、よろしければお願いします。
257: ◯委員(白水祥太郎君) リサイクルした場合の費用は報償金だけではないのではないでしょうか。リサイクル自体に費用もかかるわけじゃないですか。水を使ったり電気を使ったり、その費用は含められていないのかどうかと。
258: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
259: ◯環境課長(秀島安司君) 結局、それ以降のですね、回収した後のところまではうちも読むことができませんので、当然リサイクル料として支払った額というところで出させていただいているという状況でございます。
260: ◯委員長(野口明美君) 白水委員。
261: ◯委員(白水祥太郎君) そうしますと、またこの後、節減効果の1,954万454円よりも……。
262: ◯委員長(野口明美君) 白水委員、これは事業の内容が報償金交付の事業なので。ですよね。
263: ◯委員(白水祥太郎君) ああ、なるほど。
264: ◯委員長(野口明美君) うん。ですので、こういうことになるんだろうと思います。
265: ◯委員(白水祥太郎君) なるほど、なるほど。失礼しました。
266: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。金堂委員。
267: ◯委員(金堂清之君) ちょっとごめん、32ページの猫なんですけど、ペットの問題ですけれども、白水大池公園で猫に餌をやってある方がいらっしゃいますけれども、その方辺りに注意喚起といいますか、そういうのはどんなふうになっておりますでしょうか。というのは、本来なら餌をやったらいけないんですけれども、餌をやられるから、なお猫が増えるとかという感じになっておりますけれども、その対応はどんなふうになされておりますでしょうか。
268: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
269: ◯環境課長(秀島安司君) 御意見ありがとうございます。昨年からですね、そういう状況もありまして、白水大池のほうでは、白水大池の猫ボランティア制度というのを立ち上げさせていただきまして、そちらのボランティアの登録をされた方に御協力いただいて、猫の適正な飼養とかいうのも協力してやっていただいている。その上で、そういった問題のある方たちもうちのほうから御指導させていただいてということで協力して取り組んでいるところでございます。
以上でございます。
270: ◯委員長(野口明美君) 金堂委員。
271: ◯委員(金堂清之君) ボランティアの方にお任せするのもいいかもしれませんけれども、幾ら注意しても、猫に餌をやられる方は何度か私も注意したことありますけれども、反対に怒られましてですね、ちょっと問題だなと思っております。大変でしょうけれども、餌をやるということはまた猫が増えるという可能性もありますので、その辺ちょっと大変でしょうけど、よく注意して見ていただきたいと思っております。
272: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
273: ◯環境課長(秀島安司君) 御意見ありがとうございます。努めて取り組んでまいりたいと思います。
274: ◯委員長(野口明美君) 松尾委員。
275: ◯委員(松尾徳晴君) 基本的なことを聞きたいんですけど、白水大池は猫はある程度はやむを得ないと思ってあるんでしょうか。それとも全部なくすという方向を目的にしてあるか。というのが、春日公園は猫いないですよね。
(「いますよ」と発言する者あり)
あんまりいない。いると、そげん。
(「います、います」と発言する者あり)
そこら辺の基本的な部分を教えてください。
276: ◯委員長(野口明美君) 秀島環境課長。
277: ◯環境課長(秀島安司君) なかなか全てなくすというのは難しいんですけど、少しずつですね、そういったことで、まず、周りの住民の方たちに迷惑をかけていかないことをですね、心がけて、少しでも減らしていくということで取り組んでいければと思っております。
以上でございます。
278: ◯委員長(野口明美君) 松尾委員。
279: ◯委員(松尾徳晴君) じゃあ、ある程度はいてもいいという形で考えてあるということですね。迷惑がかからない範囲であればということですね。
280: ◯委員長(野口明美君) 秀島環境課長。
281: ◯環境課長(秀島安司君) できるだけですね、減らしていく方向で進めていければと思っております。
282: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。米丸委員。
283: ◯委員(米丸貴浩君) ありがとうございます。37ページの防犯灯補助事業で、LEDの取替えが大分進んできたと思うんですけれども、今、LEDの設置比率というのはどのくらいでしょうかというのと、それから、これによって節電効果が生まれてくるとは思うんですけれども、今回415灯ですから全体に占める割合は7%程度とは思いますけれども、これが増えることによって節電効果もあると思いますが、その辺りはどのようになっているんでしょうか。
284: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
285: ◯安全安心課長(武末克枝君) LED化率でございますが、令和元年度でLED化率が56.9%となっております。毎年8%ずつLED化率を高めていこうということで、交換をしていただいているところでございます。
電気代の効果でございますけれども、単純にLED化が進んでいけば電気代が下がっていくのではございますが、九電が何とか賦課金、すみません、税金を別に賦課しておりまして、関東大震災の後からですかね。その金額が結構毎年まちまちに賦課をされておりまして、その影響をかなり受けておりますので、一概に下がっていってはないんですね。
(「再エネの、何か」と発言する者あり)
そうです。再エネ賦課金です。すみません。失礼しました。
すみません。そしたら、27年以降のですね、電灯費の実績につきまして、言わせていただいてもよろしいでしょうか。
286: ◯委員長(野口明美君) どうぞ。
287: ◯安全安心課長(武末克枝君) 期間が1月から12月になります。27年の実績が1,708万4,095円、28年が1,503万8,659円、29年が1,517万445円、平成30年が1,542万7,515円、令和元年が1,511万8,593円でございます。毎年、再エネ賦課金の金額によってかなり影響を受けているところでございます。
以上です。
288: ◯委員長(野口明美君) 米丸委員。
289: ◯委員(米丸貴浩君) ありがとうございます。再エネ賦課金のことがありますので一概に比較はできないと思いますが、確実に電灯量は減っていると思われるでよろしいね。
290: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
291: ◯安全安心課長(武末克枝君) ありがとうございます。そのとおりでございます。
292: ◯委員長(野口明美君) 白水委員。
293: ◯委員(白水祥太郎君) 主要な成果の30ページ、壁面緑化事業というのがございます。それと、9次実施計画にございます緑のカーテン設備補修事業、この二つは全く違うものですか。成果の中で緑のカーテン事業に関しましては記載、言及がございましたので、そこの区別がどうなっているのかなという。
294: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
295: ◯環境課長(秀島安司君) 同じものでございます。
296: ◯委員(白水祥太郎君) 全く同じですか。
297: ◯環境課長(秀島安司君) はい。
298: ◯委員長(野口明美君) 白水委員。
299: ◯委員(白水祥太郎君) そうすると、名称が違うというそういう考え方、緑のカーテン設備補修事業。名称が違うという……。
300: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
301: ◯環境課長(秀島安司君) そうでございます。
302: ◯委員長(野口明美君) 白水委員。
303: ◯委員(白水祥太郎君) 申し訳ございません。何度も。9次実施計画にございます当初予算、緑のカーテン設備補修事業、新規128万5,000円の当初予算との整合性をどこで見ればいいのかなと思いまして。
304: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
305: ◯環境課長(秀島安司君) 実計のほうは手元にないんであれなんですけど、当初ですね、実際壁面の工事、撤去とかを含めて改修工事を行うように予定しておりました。実計のほうではですね。実際、蓋を開けてみると、実際の庁舎のですね、壁の工事が今年度始まりましたので、その関係でちょっと差額が出てきているという状況でございます。
以上でございます。
306: ◯委員(白水祥太郎君) 分かりました。ありがとうございます。
307: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
308: ◯委員長(野口明美君) じゃあ、ないようでございますので、1時間ちょうどなりますので、ここで暫時休憩をいたします。開始時間は2時10分からといたします。よろしくお願いいたします。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午後1時59分
再開 午後2時08分
──── ─ ──── ─ ────
309: ◯委員長(野口明美君) 皆様おそろいでございますので、ちょっと再開時間には早いですけれども、休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
310: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
311: ◯安全安心課長(武末克枝君) すみません。先ほどの、米丸委員からの質問に回答した内容で間違いがありましたので訂正をさせていただきたいんですけれども、よろしいでしょうか。申し訳ございません。
312: ◯委員長(野口明美君) はい。どうぞ。
313: ◯安全安心課長(武末克枝君) 再エネ賦課金の回答をさせていただいた件で、間違えて関東大震災と申し上げたということで、大変申し訳ございません。東日本大震災の間違えでございます。訂正させていただきます。失礼いたしました。
314: ◯委員長(野口明美君) それでは、引き続きどうぞ。小池課長。
315: ◯地域づくり課長(小池八太君) 38ページの上の段を御覧ください。商品券事業補助金事業です。当初予算額400万円、
最終予算額同額。決算額397万2,000円、執行残額2万8,000円です。
目的は、春日市商工会の商品券事業に補助を行うことで、消費者の購買意欲の拡大と市内商工店舗での消費を促進し、地域経済の活性化を図ることです。
内容は、商工会が行った商品券事業に対して397万2,000円の補助金を交付しました。
成果は、本年度も引き続き地域の消費を喚起し、地域経済の活性化を図るため、プレミアム率を10%とした商品券の販売が行われました。518店舗が商品券事業加盟店となり、1億923万4,500円分の商品券が消費され、地域経済の活性化に寄与しました。
続きまして、同じページの下段を御覧ください。
中小企業融資金保証料補助金事業です。当初予算額950万円、
最終予算額948万9,000円、1万1,000円を減額補正としています。決算額591万2,000円、執行残額357万7,000円です。
目的は、中小企業事業資金融資事業を利用して融資を受けた事業者に対し、完済後に信用保証料を補助することにより、市内中小企業者の経営の安定と商工振興を図るものです。
内容は、下の表に記載いたしておりますとおり、元年度の補助件数は39件で、30年度の34件に比べまして5件増加しております。
成果は、中小企業者が融資を受けやすくすることで、経営の安定及び事業の活性化に寄与しました。
続きまして、同じページの下段から39ページをお願いいたします。
中小企業事業資金融資事業です。当初予算額3億円、
最終予算額同額。決算額同額です。
目的は、中小企業者や創業者に対し経営資金の融資を行い、経営の安定と商工振興を図るものです。
内容は、市が預託した資金を原資とし、金融機関が市内事業に低利での融資を行いました。
成果は、融資を受けやすくすることで経営の安定化及び創業の促進に寄与しました。
316: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
317: ◯安全安心課長(武末克枝君) 続きまして、39ページ下段から40ページ上段にかけて、消費生活センター事業でございます。当初予算額673万1,000円、
最終予算額同額です。決算額630万円、執行残額は43万1,000円です。
目的は、消費者被害を防止することで市民の消費生活の安定及び向上を図るものです。
内容は、春日市消費生活センターでは月曜日から金曜日の午前10時から午後4時まで、消費生活相談員による市民の消費生活に関する相談や苦情への対応を行いました。また、消費生活事例検討会などに参加することで消費生活相談員のさらなるスキルアップを図ったもので、研修会参加状況は39ページに記載のとおりです。また、民法改正に伴う成年年齢の引下げを見据え、市内中学校の3年生に対し消費者教育講座を実施したほか、市民の消費生活の安定及び向上を図るため、出前講座を実施いたしました。
成果について、40ページでございます。
被害の市民窓口として、消費生活相談員と連携を密にした結果、被害の回復防止に至った金額、救済金額が2,570万4,318円になり、多くの市民を救済することができました。また、消費者教育講座や出前講座を実施することで、それぞれの世代に発生しがちなトラブル、悪質商法の手口と対策を教示し、消費者被害の未然防止に寄与しました。
続きまして、44ページをお願いいたします。
空き家対策推進事業でございます。当初予算額56万9,000円、
最終予算額65万2,000円、8万3,000円を増額補正としています。決算額36万9,000円、執行残額28万3,000円でございます。
目的は、市内にある空き家等に対して、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく対策を推進し、良好な生活環境の維持に寄与するものです。
内容は、平成30年度末に指定した特定空家及び前年度調査で一定点数以上の判定が出た空き家等の老朽化の進行具合の確認、新たに把握した空き家等の状況確認のため立入調査を行うとともに、調査精度を高めるため、目視確認に加え高所作業車を用いた上空からの写真撮影も行いましたが、特定空家として新規指定を要するものはありませんでした。また、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、春日市空家等対策協議会を2回開催し、特定空家等の措置の状況や立入検査の状況などの報告を行いました。
成果は、平成30年度末に指定した6件の特定空家等の所有者に対する助言、指導により、2件が除却され良好な生活環境の維持に寄与しました。また、30年度末に開設された空き家総合窓口の活用を推進し、5件の相談を受け付けるなど、空き家の所有者等に適正な管理の依頼を行った結果、良好な生活環境の維持に寄与しました。
318: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
319: ◯地域づくり課長(小池八太君) 86ページをお願いいたします。
86ページの上の段を御覧ください。ふれあい文化センター自主文化事業です。当初予算額1,409万8,000円、
最終予算額1,214万5,000円、195万3,000円を減額補正しています。決算額1,116万1,000円、執行残額98万4,000円です。
目的は、世代を問わず、多くの市民が多種多様な文化芸術に触れて、文化芸術活動が普及するよう、魅力ある文化芸術を振興するものです。
内容は、本市主催の文化事業として、下の表に記載いたしておりますとおり実施しました。
成果は、まず、春日市文化祭です。日頃の文化芸術の発表の機会を提供し、多くの市民文化活動の振興に寄与することができました。また、平成23年から実行委員会形式で企画運営を行っており、市民と行政が一体となった市民文化祭として、その取組を一層進めることができました。
次に、春日市少年少女合唱団(育成支援事業)です。合唱団の自主運営化促進のため、年間を通して育成、支援を行いました。また、定期演奏会では高い合唱技術を披露し、団体としてより高い芸術性をつくり上げる喜びを享受することができました。
次に、「音楽の玉手箱」、音楽家派遣事業です。市内小学校や公民館等で事業を実施し、多くの市民に良質な生の音楽に触れる機会を提供することができました。また、議会棟議場にてPRコンサートを行い、プロの音楽家が奏でる美しい演奏を披露することで、当該事業について広くアピールすることができました。
続きまして、同じページの下の段から87ページです。
ふれあい文化センター指定管理事業です。当初予算額1億9,083万2,000円、
最終予算額同額。決算額1億9,083万2,000円、執行残額45万円です。
目的は、ふれあい文化センターに指定管理者制度を導入することで、利用者の利便性の向上及び管理運営の効率化を図ることです。
内容は、指定管理者(トールツリーグループ)主導の下、ふれあい文化センターの施設全般の管理運営を行い、ホールと諸室の利用者は30年度に比べ1万5,950人減少し、約19万3,000人の市民に施設を利用いただきました。また、国内外で活躍する著名アーティストの招聘や子ども向けの公演など、多くの文化事業が展開されました。
成果は、民間のノウハウを活用し、効率的かつ効果的な施設の管理運営を行うとともに、様々な分野の文化芸術を展開し、多くの市民に多種多様な文化芸術に触れる機会を提供することができました。
320: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
321: ◯安全安心課長(武末克枝君) 続きまして、103ページをお願いいたします。
中段の交通安全教室実施事業でございます。当初予算額70万7,000円、
最終予算額49万7,000円です。21万円を減額補正しています。決算額は、
最終予算額と同額です。
目的は、スケアードストレート自転車交通安全教室を実施し、交通安全意識の向上を図るとともに、交通ルールの遵守と正しい交通マナーを身につけることで自転車交通事故の抑止に役立てるものでございます。
内容は、スタントマンによるリアルな交通事故再現を取り入れたスケアードストレート自転車交通安全教室を市内2中学校で実施し、参加者に危険性を疑似体験させることで交通安全意識を高めました。また、コミュニティスクールの特性を生かし、表のとおり中学生以外の保護者や地域の大人も一緒に体験することで、交通事故の抑止効果の向上を図りました。
成果は、部活動での移動など日常的に自転車を利用し、高校進学後にも自転車通学となることが多い中学生に対し、印象に残る交通安全教室を実施することで交通安全意識を高め、表のとおり交通事故の抑止に寄与しました。
続きまして、109ページ下の段をお願いいたします。
春日市総合防災訓練でございます。当初予算額82万2,000円、
最終予算額77万1,000円です。5万1,000円を補正減額としています。決算額72万5,000円で、執行残額は4万6,000円です。
目的は、本市と防災関係機関、地域住民が一体となって実践に即した防災訓練を実施することにより、現実の災害に直面した際に、迅速かつ的確な対応を可能とするとともに、行政機関をはじめとした関係機関の連携強化及び市民の防災意識の向上を図るものです。
内容は、表のとおり令和元年6月9日に実施し、防災関係機関12団体、市民を含め706名が訓練に参加しました。
110ページを御覧ください。
訓練内容は、避難誘導訓練をはじめ、火災防御訓練までの七つの訓練と文字探しラリー、体験ツアーなどを実施しました。
成果は、一つ目として、市の防災機能の強化であり、災害時における市職員の役割と取るべき行動や春日市地域防災計画に記載されている事項が確認できました。二つ目は、関係機関との連携強化として、合同訓練において関係機関の取る活動や情報伝達方法等を実際に確認でき、また、災害時に発生する諸問題について関係機関が連携して対応しなければならないことを理解できました。さらに、各関係機関が協力して防災訓練を実施したことにより、各関係機関の連携強化が図られたものでございます。三つ目として、多様な視点による防災意識の向上として、福祉避難所の説明や新たに参加した男女共同参画ネットワーク春日などの協力により、市民への多様な視点による防災意識の向上が図られました。
322: ◯委員長(野口明美君) それでは、主要な施策の成果について、これより委員の質疑をお受けいたします。質疑ございませんでしょうか。吉居委員。
323: ◯委員(吉居恭子君) すみません。103ページの真ん中なんですけど、交通安全教室実施事業。これって2校だったんですけど、ほかのとこは去年とか、そういうふうに計画的にされているんですか。
324: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
325: ◯安全安心課長(武末克枝君) 2校ずつ3か年にわたってする予定と考えております。
326: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんか。北田委員。
327: ◯委員(北田 織君) 38ページの商品券事業補助金事業で、これは二つお尋ねをしたいんですけれども。
まず1点は、518店舗が加盟店となって取組をされているわけですけれども、その店舗の中でですね、店舗独自として特典をつけるとか、プレミアム付商品券を活用して自分のところを集客をするというか、そういうような独自の取組をなされたお店があるのかどうか、これが1点目。
それから、2点目は、毎年この商品券事業を行われているわけですけれども、実際に、この商品券事業での経済効果がどういうふうになっているのかというね、その把握をされているかどうか。この2点をちょっとお尋ねします。
328: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
329: ◯地域づくり課長(小池八太君) この518店舗で独自の取組はですね、商工会からは聞き及んでいません。ただし30年度と比べると34店舗増えております。
それから、経済効果なんですけれども、ちょっと古い資料なんですですが、平成30年度福岡県でこのプレミアム付商品券発行支援事業の実施結果というのが出ておりまして、県全体ではあるんですけれども、事業全体の消費喚起額は約11億円ということで、これに伴う県内経済への波及効果は約146億円と推計されますということで、このうち、ふだんの買物ではない新たな消費に伴う波及効果は約91億円ということで、こちら福岡県の資料で悪いんですが、春日市もこの中の一つですので、この指標をもって経済効果が図られたと考えております。
以上です。
330: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。北田委員。
331: ◯委員(北田 織君) それから、38ページから39ページにかけての中小企業事業資金融資事業。これで対前年度39件融資件数が増えて、それから、融資総額も6億5,557万ということで、1件当たり恐らく計算すると489万2,000円ということになろうかと思うんですけど、1件当たりの融資金額って結構500万円近いので、結構高いですよね。だから恐らくこういった融資制度等を使っておられるということが、ある面においては春日市の中小企業を含めた実態というか、そういうものをここの中に反映しているというふうに思うわけですけど、そういう視点からすると、融資件数が急増している要因ですね。29年から30年は28件減少しているんですけど、その後また39件増えるというね。これはやっぱり春日市の中小企業を含めた、店舗を含めた経済状況というか、そういうものを表していると思うんだけれども、その要因というか、それは何か把握とか分析をされていますかね。
332: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
333: ◯地域づくり課長(小池八太君) 商工会からの聞き取りでございます。まず、この融資総額、融資件数ですけれども、過去10年間の状況からはですね、平均を出してみますと取り立てて高い数字でもないということ。それと、今回上がっているところがですね、業種別のあっせん状況から見てみますと、過去5年間分の業種別あっせん状況を確認したところですね、建設業の利用割合が増加していると聞き及んでおります。平均で45.3件であったけれども61件になっていると。35.6%伸びておりますということで、建設業の場合はですね、手形とか掛け売りの売上高の入金は長いスパンで見るけれども、一方で、人件費とか材料費の支払いは短いスパンになるので、資金繰りの悪化の要因になるということでした。ですので、受注が拡大する際はその傾向が強くなっていくと。それで、その手当としてこの制度利用が増加につながったのではないかと伺っております。
以上でございます。
334: ◯委員長(野口明美君) 北田委員。
335: ◯委員(北田 織君) 今の課長の説明だと、建設業の方が非常に多くて、受注が多くなる。当然支払いの関係で運転資金を確保するために融資を受けるケースが多い。ということは、市場というか、地域としては、地域というか、地域経済というか、そういう部分で逆に活性化しているという捉え方になるわけですかね。いい意味で、いい意味でというか当然事業が増えてきているので融資を受ける。だから市場としては非常に活性化しているという捉え方でいいわけですかね。
336: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
337: ◯地域づくり課長(小池八太君) 北田委員のおっしゃるとおりでございます。ただし、今年度、コロナの影響でですね、かなり融資件数が伸びているのは、また来年度御報告しますけど、別の、そのコロナの影響で営業が下がっていると感じております。
以上です。
338: ◯委員(北田 織君) これは、融資件数が増えたり、融資額が増えるというのは逆に大変だから、そういうような状況にあるのかなと思ったら、また逆の答えだったので。分かりました。はい。ありがとうございました。
339: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんか。高橋委員。
340: ◯委員(高橋裕子君) 44ページ、空き家対策推進事業について伺います。特定空家の場合、地域でですね、防犯とか防災とか、また、衛生面でお困りになる方がいらっしゃると思います。そういう意味で、審議会というか、特定空家の年に2回行われました、その状況の報告というのは、地域住民の方にフィードバックされているのかどうか。その点を伺います。
341: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
342: ◯安全安心課長(武末克枝君) 協議会につきましては、協議会の委員さんが、司法書士さんと土地家屋調査士、不動産鑑定士、弁護士、建築士、宅地建物取引士等で構成している法定の協議会になりますので、そちらに報告したことがそのまま地域に還元されているということにはならないかとは思います。
343: ◯委員長(野口明美君) 高橋委員。
344: ◯委員(高橋裕子君) そしたら、情報というか、心配をお持ちの地域の方に対しては、自ら情報を取りに行かないと分からないということですか。
345: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
346: ◯安全安心課長(武末克枝君) 自治会とは実態調査等をしておりますので、自治会の方々とは密接に連絡を取り合う中で、空き家の現状等は、本市もつかんでいるところでございます。
347: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。米丸委員。
348: ◯委員(米丸貴浩君) 109ページの春日市総合防災訓練についてお伺いいたしますが、令和元年度は春日西小で開催されて、私も見させていただいてありがとうございました。そのときに、障がい者の方の訓練への参加というのはあったんでしょうか。
349: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
350: ◯安全安心課長(武末克枝君) 障がい者の方が20名参加をいただいているということで確認をしております。
351: ◯委員長(野口明美君) 米丸委員。
352: ◯委員(米丸貴浩君) 20人の方がどのような障がいの方かというのは私も分からないんですけれども、できましたらですね、今回、多様な視点によるいろんな防災意識の向上ということで、これまでと違う取組も私も確認させていただいて、さらなる、またこういう機会が増えるといいなと思っているんですけど、障がい者の方は、それぞれの特性がありますので、様々な支援のニーズが必要になってくるかと思います。
お互いのことをですね、障がい者の方もそれから支援する側も、お互いにどうしたらいいのかという具体的なものがなかなか分からないケースがたくさんあるからですね。ですから、まず、地域の自主防災組織が第1になってくるんだろうけれども、そこにお願いする前にですね、こういう総合防災訓練のときに、市が行うときにですね、できましたら、市が事前にそういう訓練の内容とかをですね、障がい者団体とか、当事者の方々にですね、事前にお伝えして、こういうことをやってみようと思いますのでということで説明した上でですね、参加を促すというようなことを今後やっていただければですね、今年、台風もありましたけれども、皆さんの不安がまた少しでも一掃されるんじゃないかと思いますので、今後そのような取組も必要かと思うんですけど、見解はいかがでしょうか。
353: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
354: ◯安全安心課長(武末克枝君) 御意見承りましたので、そのように前向きに検討させていただきたいと思います。
355: ◯委員(米丸貴浩君) ありがとうございます。
356: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。西川委員。
357: ◯委員(西川文代君) 38ページの上段、一番上の商品券事業補助金事業ですね。これに関してですけれども、毎年ですね、この成果のところには、同じような内容を書いてあるんですが。38ページです。しかし、令和元年度はこういう成果が上がったとは書いてありますが、商工会と連携してこれを行っていますが、商工会のほうは、基本的にもう事業を終わらせるという方向性も考えられていたということです。常日頃からですね、商工会とは商工業の振興について連携して行っている状況ですが、このことについてですね、どういうふうな、どのくらいの連携というか、その成果についてとか、ちゃんと市にそういう情報交換ができているのかなというふうにちょっと思ったんですけど、連携の仕方とかはどんな形なんでしょうか。
358: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
359: ◯地域づくり課長(小池八太君) まず、事業実施する前には、この商品券のチラシ等をですね、市の市報に、この令和元年度までは折り込みをさせていただいております。これで広報の支援。
それとあと、事務連絡等々はずっと毎回議論しているんですけれども、あとは現場の支援として、この令和元年度のときはスポーツセンターと市役所の大会議室のほうで券を販売しておりますので、私もここ大会議室のほうに出向いてですね、やはり一緒に券を売っている状況でございます。それと市役所を使っているので庁舎管理者という位置づけで、私も一方で参加をさせていただいているという、現場で券を売る支援等ですね。
あと、随時連絡して、令和元年度でいくと完売までには至らなかったので、あと残りは商工会のほうで売るということですので、そこら辺はずっと情報交換しながらホームページ等に載せたり、委員会で報告したりということで、そこでの連携ですね。そういうことでさせていただいております。
以上です。
360: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
361: ◯委員(西川文代君) 分かりました。連携の仕方ですね。ちょっと私が疑問に思ったのは、この部分で何も課題的なもの、主要な施策の成果ですからね、それを主に書いていただいていると思うんですけど、商工会のほうは、少し、これに関して今後続けていくかなというようなことを思っていらっしゃったんですけれども、ここにはそういうものが何もなくてですね、成果が上がったという形になっているので、今後に向けてですね、もう少し深く、本音で語り合うというようなことをですね、していかないといけないかなと私自身は感じますけれども、いかがでしょうか。
362: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
363: ◯地域づくり課長(小池八太君) 議論は行っておりますし、今後については、また当初予算時にですね、この委員会で御説明したいと思います。
以上です。
364: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。北田委員。
365: ◯委員(北田 織君) 課長、これは確認です。今日は元年度の決算なんだけど、この商品券事業はもうやらないということで、恐らく当初予算には載せなかったですよね。今回の新しい4億だっけ、今度は、ね。それは国とか県とかのいろんな取組の強い要請もあって、他市もやるからということで急遽、商工会としては役員会で決められたという経緯がありますよね。実際、この商品券事業は福岡県下では、たしか五つぐらいの商工会で取りやめているという実態はありますよね。そのことだけの確認です。
366: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
367: ◯地域づくり課長(小池八太君) 今、北田委員おっしゃられるとおりでございます。
ただし、今回の補正予算で御議決いただいた内容は、確かにコロナの関係でということもありますけれども、このコロナの影響で県の補助がですね、また来年度どうなるかも分からないので、そこはまた当初予算時に御審議いただければと思います。
以上です。
368: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
369: ◯委員長(野口明美君) ないようでございますので、不用額をよろしくお願いします。猪口部長。
370: ◯地域生活部長(猪口 功君) 引き続きまして、決算不用額についての御説明をさせていただきます。お手元に令和元年度、春日市
歳入歳出決算書の御準備をお願いいたします。
こちらもページを追いながら、主に、100万円以上の不用額が生じたものについて、また、財政課配付資料5ページ、令和元年度決算における実質収支の主な内訳に記載のある、II、執行残が多かった主な支出1,000万円以上につきましても、担当課長から順次説明をさせていただきます。
371: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
372: ◯安全安心課長(武末克枝君) 80ページをお願いいたします。
3款4項1目災害救助費15節工事請負費100万円でございます。
災害応急復旧のためのもので、昨年度は大きな災害などが発生しておらず、未執行残でございます。
373: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
374: ◯環境課長(秀島安司君) 次に、81ページをお願いします。
4款1項1目13節委託料1,253万9,107円のうち、123万3,812円が環境課の不用額です。
内容は、南部工場関連の健康診査業務で、執行残でございます。
次に、82ページをお願いします。
4款1項2目13節委託料2,772万563円のうち、6,656円が環境課の不用額でございます。
内容は、畜犬登録業務の5,126円と、動物愛護犬猫飼養マナー向上推進ポスター作成業務の1,530円。いずれも執行残でございます。
続きまして、85ページをお願いします。
4款2項2目13節委託料563万4,854円でございます。
内容は、主に指定ごみ袋製造・保管・配達・処理手数料徴収業務や家庭系指定ごみ袋粗大ごみシール販売業務などの塵芥処理事務費の執行残でございます。
375: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
376: ◯地域づくり課長(小池八太君) それでは、88ページをお願いいたします。
7款1項2目商工振興費19節負担金、補助及び交付金です。
不用額409万727円のうち、357万6,555円が中小企業融資金保証料補助金事業の執行残です。
377: ◯委員長(野口明美君) 秀島課長。
378: ◯環境課長(秀島安司君) 続きまして、93ページをお願いします。
8款4項2目12節役務費147万1,427円のうち、140万8,400円が環境課の不用額で、内容は新南部工場関連周辺環境整備事業費の不動産鑑定料でございます。
同じく、17節公有財産購入費1,996万6,000円です。
内容は、新南部工場関連周辺環境整備事業費の事業用地費でございます。
同じく、22節補償、補填及び賠償金107万6,428円のうち、107万5,471円が環境課の不用額で、内容は、新南部工場関連周辺環境整備事業費の補償費でございます。
以上の新南部工場関連周辺環境整備事業費関連費用につきましては、財政課配付資料5ページの令和元年度決算における実質収支の主な内訳のII、執行残が多かった主な歳出の表のNo.17に公有財産購入費が載っており、それは、新南部工場関連周辺環境整備事業の事業計画におきまして、多目的広場や貯留施設の設置計画があり、その計画地の用地購入に関する費用となります。
379: ◯委員長(野口明美君) 武末課長。
380: ◯安全安心課長(武末克枝君) 98ページをお願いいたします。
9款1項2目非常備消防費9節旅費212万2,600円でございます。
主なものは、消防団員出動費用弁償でございます。見込みより火災出動などが少なかったものです。不用額は執行残です。
381: ◯委員長(野口明美君) 小池課長。
382: ◯地域づくり課長(小池八太君) 続きまして、113ページをお願いいたします。
10款4項5目社会教育施設整備費15節工事請負費です。
不用額が646万680円のうち、467万3,150円が下白水北コミュニティ供用施設整備事業の執行残です。また、103万7,664円が須玖北コミュニティ供用施設整備事業費の執行残です。
不用額については、以上です。
383: ◯委員長(野口明美君) これより委員の質疑をお受けいたします。質疑ございませんでしょうか。ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
384: ◯委員長(野口明美君) ないようでございますので、質疑なしと認めます。
よって、質疑は終結いたしました。
以上で、地域生活部の審査を終了いたします。大変御苦労さまでございました。
〔執行部退席〕
385: ◯委員長(野口明美君) 議員の皆様、これで本日予定いたしておりました審査は全て終了いたしました。次回の委員会は、明日9月11日金曜日午前10時から教育部、午後1時から都市整備部関係の審査を行います。
以上で本日の
決算審査特別委員会を散会いたします。御苦労さまでございました。
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散会 午後2時48分...