春日市議会 2020-09-03
令和2年決算審査特別委員会 本文 2020-09-03
1: 開議 午前10時07分
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◯事務局(吉田徹也君) それでは、最初の委員会ですので、委員長が互選されるまでの間、
春日市議会委員会条例第8条第2項の規定により、出席委員の中で年長の委員に臨時委員長の職務を行っていただきます。出席委員中、
金堂清之委員が年長の委員でありますので、御紹介いたします。
それでは金堂委員、よろしくお願いいたします。
2:
◯臨時委員長(金堂清之君) ただいま御紹介いただきました金堂でございます。委員長が互選されるまでの間、臨時委員長を務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
定足数に達しておりますので、ただいまから
決算審査特別委員会を開議いたします。
初めに、委員長の互選を行います。互選の方法は、投票、指名推選のいずれの方法といたしましょうか。
北田委員。
3: ◯委員(北田 織君) 指名推選の方法を御提案いたします。
4:
◯臨時委員長(金堂清之君) ただいま北田委員から指名推選との御意見が出されましたが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
5:
◯臨時委員長(金堂清之君) 御異議なしと認めます。よって、互選の方法は指名推選により行います。
お諮りいたします。指名推選の方法により、北田委員を指名人とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6:
◯臨時委員長(金堂清之君) 御異議なしと認めます。
それでは、北田委員に指名をお願いいたします。北田委員。
7: ◯委員(北田 織君) 委員長に
野口明美委員を指名いたします。
8:
◯臨時委員長(金堂清之君) ただいま指名されました野口委員を委員長とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
9:
◯臨時委員長(金堂清之君) 御異議なしと認めます。よって、野口委員が委員長に当選されました。
それでは、野口委員長と委員長席を交代させていただきます。ありがとうございました。
10: ◯委員長(野口明美君) 一言御挨拶を述べさせていただきます。ただいま御指名をいただき、委員長を仰せつかりました野口明美でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。着眼すべき点は多々あると思いますが、5日間の限られた日程とコロナ禍対策の中での審査となりますため、何とぞ委員の皆様の御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは初めに、委員会記録の署名委員の指名を行います。署名委員に迫賢二委員を指名いたします。なお、署名委員の期間は付託議案の審査終了までといたします。
それでは次に、副委員長の互選を行います。互選の方法は、投票、指名推選のいずれの方法といたしましょうか。
北田委員。
11: ◯委員(北田 織君) 指名推選の方法を御提案いたします。
12: ◯委員長(野口明美君) ただいま北田委員から指名推選との御意見が出されましたが、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
13: ◯委員長(野口明美君) 御異議なしと認めます。よって、互選の方法は指名推選により行います。
お諮りいたします。指名推選の方法により、北田委員を指名人とすることに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
14: ◯委員長(野口明美君) 御異議なしと認めます。
それでは、北田委員に指名をお願いいたします。北田委員。
15: ◯委員(北田 織君) 副委員長に川崎英彦委員を指名いたします。
16: ◯委員長(野口明美君) ただいま指名されました川崎委員を副委員長とすることに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
17: ◯委員長(野口明美君) 御異議なしと認めます。よって、川崎委員が副委員長に当選されました。
それでは、副委員長に当選されました川崎委員から就任の御挨拶をお願いいたします。
18: ◯副委員長(川崎英彦君) 皆様、おはようございます。ただいま拝命いたしました副委員長の川崎でございます。委員長をしっかり支えてまいります。皆様も御協力をよろしくお願いします。
19: ◯委員長(野口明美君) それでは、ここで暫時休憩いたします。
再開は、午後1時30分を予定しております。よろしくお願いいたします。
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休憩 午前10時12分
再開 午後1時30分
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20: ◯委員長(野口明美君) それでは皆様、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
初めに、委員の席について御確認をいたします。
お諮りいたします。委員の席につきましては、ただいま御着席のとおりとしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
21: ◯委員長(野口明美君) 御異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
次に、審査方法についてでございます。審査方法については、事前に副委員長と協議を行いました。その上で、これから御提案いたします審査方法のとおりに進めてはどうかと考えております。
まず初めに、経営企画部の審査の冒頭で決算の概要について説明を求めたいと思います。次に、各部の審査につきましては、まず、各事業について主要な施策の成果に基づき、ページ順に説明を求めることとします。なお、説明事業が多い場合は、適宜に区切り、質疑を行います。次に、
歳入歳出決算書において、歳入の説明で一旦区切るとともに、歳出において目ごとに100万円以上の不用額が生じたものについて説明を受けた後、質疑を行います。最後に、説明事項以外の事業等に関して説明を求めたい事項や、資料に対する質疑などがある場合は、全ての説明終了後にお受けしたいと考えております。
以上、御説明した順序で審査を進めてまいりたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
22: ◯委員長(野口明美君) 御異議なしと認め、ただいま御説明したとおり審査を進めてまいります。
次に、審査日程についてであります。審査日程につきましては、日程案をお手元のほうに配付しております。
お諮りいたします。本特別委員会の審査日程につきましては、ただいま配付の日程案のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
23: ◯委員長(野口明美君) 御異議なしと認め、日程案のとおり審査を進めてまいります。
最後に、審査方法の説明については、経営企画部の冒頭でのみ行い、その他の部については、審査時間の短縮等の理由により、審査方法の説明を省略いたします。
決算審査は予算の執行を監視・評価し、次につなげることを目的としています。この趣旨にて審査を進めてまいりたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
それでは、ここで暫時休憩いたします。
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休憩 午後1時34分
再開 午後1時36分
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24: ◯委員長(野口明美君) それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
審査に入ります前に、総務部からの発言の申出があっておりますので、お受けいたします。
内藤総務部長。
25: ◯総務部長(内藤厚幸君) 皆さんこんにちは。総務部でございます。
さきにお配りしております主要な施策の成果の一部に誤りがありましたので、訂正しておわび申し上げます。申し訳ございません。詳細につきましては、人事法制課長が御説明いたします。
26: ◯委員長(野口明美君)
横山人事法制課長。
27:
◯人事法制課長(横山政彦君) 説明させていただきます。
今議会に提案しています第68号議案「令和元年度春日市
一般会計歳入歳出決算認定について」の説明資料、令和元年度主要な施策の成果につきまして、お手元に正誤表を配付させていただいております。
内容は、36ページ、生ごみ減量事業の補助実績の表中の補助世帯数、こちらに誤りがあっております。また、次、91ページ、
総合スポーツセンター等指定管理事業の利用者数の表中の元年度の利用者数の誤りでございます。
委員の皆様にはお手数をおかけしますが、対応のほどよろしくお願いいたします。今後、このようなことがないように注意してまいります。申し訳ありませんでした。以上でございます。
28: ◯委員長(野口明美君) 皆様よろしいでしょうか。
それでは、第68号議案「令和元年度春日市
一般会計歳入歳出決算認定について」を議題とし、そのうち、
経営企画部関係の審査を行います。
委員並びに説明員の皆さんに申し上げます。発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、マイクのスイッチを入れてから発言をしてください。
また、審査方法について説明員の皆さんに申し上げます。
まず初めに、決算の概要について説明をお願いいたします。次に、主要な施策の成果に基づき、ページ順に説明をお願いします。この際、説明事業が多い場合は適宜に区切り、質疑をお受けしたいと思います。次に、
歳入歳出決算書において、歳入の説明で一旦区切るとともに、歳出において目ごとに100万円以上の不用額が出たものについて、決算書に基づき説明をお願いいたします。説明の際は、その理由も明確にお願いいたします。そのほか、資料に基づく説明などがある場合は、最後にお受けしたいと思います。
なお、質疑についてはそれぞれの説明の後にお受けしたいと思いますが、説明が長く続く場合は適宜説明を区切って質疑をお受けしたいと思いますので、よろしくお願いします。
また、
新型コロナウイルス感染防止の観点から、審査時間をできるだけ短くしたいと考えております。委員並びに説明員の皆さんは簡潔明瞭に発言していただきますようお願いいたします。あわせまして、委員は質疑に徹し、要望はお控えいただきますようお願い申し上げます。
それでは、審査を始めます。
説明員の説明を求めます。
石橋経営企画部長。
29:
◯経営企画部長(石橋 徹君) 経営企画部です。よろしくお願いいたします。
ただいまから第68号議案「令和元年度春日市
一般会計歳入歳出決算認定について」
経営企画部関係を説明させていただきます。
30: ◯委員長(野口明美君) 高尾財政課長。
31: ◯財政課長(高尾徳久君) では、私のほうからまず、決算の概要を御説明したいと思います。
主要な施策の成果の1ページをお開きください。
32: ◯委員長(野口明美君) はい、お願いします。
33: ◯財政課長(高尾徳久君) 第1表、
会計別決算状況の表を御覧ください。一般会計の決算状況について御説明いたします。
歳入総額、1)は352億3,213万9,000円。歳出総額、2)は336億2,843万8,000円。歳入歳出差引き、3)は16億370万1,000円、この額から翌年度へ繰り越すべき財源4)として4億3,171万8,000円を差し引いた実質収支は11億7,198万3,000円となります。
一般的に赤字、黒字というのは、この実質収支上の話になります。実質収支が黒字の場合は、どの程度の額が適当なのかは自治体の財政規模により一概には言えないところであります。
ここで、本日、すいません、先日お配りした分の差し替え分の資料をお配りしているかと思いますけれども、こちらの資料、財政課の資料になります。こちらの5ページをお願いいたします。
令和元年度決算における実質収支の主な内訳でございます。ここに主な要因を掲載しております。
まず、実質収支の黒字には歳入側の要因と歳出側の要因がございます。歳入側は思っていたよりも約10億3,000万円入ってこなかったことになります。歳出側は執行残となったお金ということになります。これが約26億3,000万円です。歳入側で見込みとの差が大きかった主なものを、中段の1の表に、歳出側で1,000万円以上の執行残があったものを、下段の2の表に記載しております。
元年度については、3月補正で計上させていただいた国の補正予算で補助事業に採択され、前倒しで計上し、繰り越した上で令和2年度に着工する工事などの分が特に執行残額が大きくなっております。執行率のところの率がゼロ%の分がその分になります。
また、No.5の生活扶助費等、これは生活保護費になりますけれども、これや、No.14の
重度障害者医療費などの扶助費については、足りないということになると市民生活に著しい影響が出るため、余裕を見て予算措置を行うため、ある程度の額の執行残はやむを得ないと考えております。
個別の予算につきましては、担当所管の決算審査の中で御審議いただければと思っております。
よろしいですか、続けて。
34: ◯委員長(野口明美君) はい。次、お願いします。
35: ◯財政課長(高尾徳久君) 実質収支については以上でございます。
すいません、もう一度主要な施策の成果の2ページのほうに行っていただいて、2ページの第2表の
歳入決算状況の表を御覧ください。
表の一番下、令和元年度の合計欄を御覧ください。歳入の決算合計額は352億3,213万9,000円で、前年と比較して10億4,329万2,000円の減、伸び率はマイナス2.9%となっています。主なものは表の下の(1)歳入科目別の主な増減内容の1)から5ページの8)にかけて、増減内容を記載しております。
歳入の根幹である1款の市税については、3ページのほうに詳しい内訳を掲載しておりますので、3ページの第3表、市税決算状況の表を御覧ください。
表の一番下、令和元年度の合計欄を御覧ください。決算額は133億7,281万9,000円で、前年度から2億2,545万6,000円の増、1.7%の伸びとなっております。
増えた要因の主なものといたしましては、上から2番目の個人市民税が、納税義務者の増加や個人総所得の増により8,154万1,000円の増、プラス1.3%、次に、その下の項目の固定資産税のうち純固定資産税が、新築件数の増加や宅地の平均価格の増などにより7,967万4,000円の増、プラス1.7%、それからその次の軽自動車税が1,144万1,000円の増、プラス6.2%となっています。逆に減ったものとしましては、下から2番目の市たばこ税が、売上げ本数の減少により436万6,000円の減、マイナス0.8%となっています。
同じページの下段の図1、市税の推移を御覧いただきますと、市税総額については増加を続けております。9年連続で増加となっており、過去最高を更新しております。
では、2ページに戻っていただきまして、その他の歳入について、増減率や増減額の大きいものを中心に御説明をします。
まずは、3款の利子割交付金がマイナス55.3%、5款の
株式等譲渡所得割交付金がマイナス23.2%となっております。これは、いずれも県税で、県からの通知により金額が分かるものですので、減収の要因については正確なところ分かりかねます。
また、7款の
自動車取得税交付金と8款の
環境性能割交付金も県税ですが、税制改正により自動車取得税が9月末で廃止となりまして、10月からは自動車税の環境性能割となっており、税率についても改正されておりますので、合わせても減額となっております。
次、10款のですね、
地方特例交付金については1億8,189万2,000円の増、217.9%の伸びとなっております。この増分のうち1億5,543万円は
保育料無償化に係る子ども・
子育て支援臨時交付金となっております。
次の11款の地方交付税につきましては、すいませんが4ページの第4表、
地方交付税等の状況のところを御覧ください。
地方交付税のうち普通交付税については、表の一番上の
基準財政需要額は1億5,755万8,000円増加しておりますが、その増加以上にですね、
基準財政収入額が市民税所得割の増などで1億8,949万9,000円増えたことなどにより、交付税は4,522万4,000円の減、マイナス1.2%となっております。特別交付税と合わせた地方交付税の交付額は6,407万1,000円の減、マイナス1.6%となっております。
すいません、ここでまた2ページに戻っていただきまして、13款分担金及び負担金につきましては、1億4,526万8,000円の減、マイナス23.2%となっております。主な減要因としましては、
保育料無償化に係る保育所の保育料が減っております。
次に、15款の国庫支出金については、1億4,365万3,000円の減、マイナス2.1%となっております。主な減要因は、
社会資本整備総合交付金の住宅分と
中学校航空騒音防止対策事業費国庫補助金の減でございます。
次に、16款の県支出金については3億643万8,000円の増、13.5%の伸びとなっております。主な増要因としましては、幼児教育・保育無償化による子育てのための
施設等利用給付費県負担金や、障がい者及び障がい児の給付費に係る県負担金が増えております。
次に、17款の財産収入については1億7,730万5,000円の増、329%の伸びとなっております。これは、春日原駅周辺整備事業に係る代替地分の市有地の売払い分が主なものでございます。
次に、18款の寄附金については5億4,101万8,000円の減、マイナス43.3%となっております。これは、ふるさと納税の分になります。
次に、20款の繰越金については2億9,804万4,000円の減、マイナス14.7%となっております。
最後の22款の市債については7億170万円の減、マイナス28.7%となっております。主な減要因は、市営住宅建替事業と
連続立体交差事業の起債分の減でございます。
続きまして、6ページのほうをお願いします。6ページの第5表、自主財源と依存財源の表を御覧ください。
これは、歳入を自主的に調達できる自主財源と、国や県から交付される依存財源に分けたものでございます。自主財源が上の段、依存財源が下の段になります。
自主財源の決算額は179億8,186万6,000円、前年度に比べ5億4,195万3,000円の減、マイナス2.9%となっています。減った主な要因としましては、自主財源の内訳の2番目の分担金及び負担金、それと5番目の寄附金、それと下から2番目の繰越金の減でございます。
表の下段の依存財源の決算額は172億5,027万3,000円、前年度に比べ5億133万9,000円の減、マイナス2.8%となっております。減った主な要因といたしましては、一番下の市債の減少によるものでございます。
次に、7ページ、第6表、一般財源等と特定財源のところを御覧ください。
この表は歳入をどのような経費にも充てられる一般財源と、使い道が特定されている特定財源に分けたものでございます。この表は後ほど御覧いただければと思います。
また、その下の表、第7表で一般財源等と特定財源をさらに自主財源と依存財源に区分しております。これも後ほど御確認いただけたらと思います。
続きまして、8ページをお開きください。ここからは、一般会計の歳出決算の状況になります。
36: ◯委員長(野口明美君) ここで、ちょっと長くなりましたので、ちょっと切りましょうか。
決算の概要及び歳入決算の状況について、質疑はございませんでしょうか。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
37: ◯委員長(野口明美君) では、ないようでございますので、歳出をお願いします。
38: ◯財政課長(高尾徳久君) それではすいません、8ページでございます。ここからが一般会計の歳出決算のほうになります。
まずは、目的別に見た歳出の増減を、第8表、
目的別歳出決算状況の表にまとめております。歳出決算額は、表の一番下の令和元年度の合計欄でございます。決算額は336億2,843万8,000円、前年度に比べて9億1,322万1,000円の減、マイナス2.6%となっております。
ページの上段に主な増減内容を記載しておりますので、詳しくは後ほど御確認いただければと思いますけれども、その中でもですね、大きな動きとしましては、まず、1)の土木費が前年度と比べ14億4,312万5,000円の減、マイナス31.5%となっております。これは、説明欄にも記載のあるとおり、
県施行都市計画道路事業等整備基金積立金、若草市営住宅建替事業費、西鉄春日原駅
周辺整備事業費、
連続立体交差事業費がそれぞれ減少したものでございます。
次に、2)の総務費が前年度と比べ6億8,149万9,000円の減、マイナス14.8%となっております。これも記載しておりますとおり、
公共施設等整備基金積立金、かすが
ふるさと応援寄附金推進事業費が減少し、
財政調整基金積立金につきましては増加しております。
次に、4)の民生費が前年度と比べ9億5,972万1,000円の増、プラス6.5%となっております。これも記載しておりますとおり、私立保育園費は減少しておりますが、
公私連携型保育所大和保育所施設整備事業費、
障害児通所給付事業費、
児童扶養手当費、
プレミアム付商品券事業費がそれぞれ増加しております。
次に、9ページのほうを御覧ください。性質別に見た歳出の主な増減内訳でございます。
第9表、
性質別歳出決算状況の表でございます。性質別として大きく三つに区分されます。一つ目の区分、義務的経費とは、人件費、扶助費、公債費を指します。地方公共団体の歳出のうちでその支出が義務づけられており、任意に削減することが困難な経費で、硬直性の高い経費と言われています。
まず、1行目の人件費につきましては対前年度比2,540万9,000円の減、マイナス0.7%となっております。主な要因は、職員数は増え、給与等は増えておりますが、退職金が減となっております。
次に、2行目の扶助費は対前年度比8億2,814万6,000円の増、8.8%の伸びとなっております。主な要因は、幼児教育・
保育無償化事業費、
障害児通所給付費、
児童扶養手当費の増などでございます。
次に、義務的経費の最後、公債費は対前年度比46万3,000円の減で、ほぼ横ばいでございます。
義務的経費全体としては対前年度比5.0%の増となっております。
続きまして、投資的経費です。投資的経費とは、その支出の効果が、施設の建設など資本の形成に向けられ、将来残るもの、将来にわたってサービス提供の効果が市民に及ぶ経費を言います。
第9表の中段になりますが、投資的経費全体としましては対前年度比8億4,228万1,000円の減、マイナス18.4%となっております。主な減要因としましては、
小学校施設整備事業、空調の分になりますけれども、それと
若草市営住宅建設事業の減などによるものでございます。
次に、その他の経費です。その他の経費の内訳は表のとおりでございます。対前年度比8億7,321万4,000円の減、マイナス6.3%となっております。主な減要因としましては、4番目の積立金で
県施行都市計画道路事業等整備基金、
公共施設等整備基金への積立金の減などによるものでございます。
次に、10ページのほうを御覧ください。
第10-1表として一部事務組合への負担金等の状況を掲載しております。これは後ほど御確認をいただけたらと思います。
次に、11ページの上段を御覧ください。
第10-2表として、春日市が負担金を支出している一部事務組合等の決算収支状況を掲載しております。これも後ほど御確認いただけたらと思います。
同じページの下段、第11表で特別会計等への繰出金の状況を掲載しております。一般会計から特別会計への繰出金は合計で24億3,513万9,000円となっております。対前年度比で5,568万9,000円の減、マイナス2.2%となっております。
一般会計の決算の概要は以上でございます。
また、歳出の性質別と目的別の年度ごとの比較表は、別途配付しております決算審査資料、こちらの1ページから8ページのほうにも掲載しておりますので、これも後ほど御確認をいただけたらと思います。
39: ◯委員長(野口明美君) それでは、この歳出の決算につきまして、質疑ございませんでしょうか。
西川委員。
40: ◯委員(西川文代君) 歳出の8ページのところですけれども、ちょっと全体を通したところなんですけれども、昨年度よりも、昨年度というか平成30年度よりも令和元年度は、歳出としては減になっています。しかしですね、総務費のところの
公共施設等整備基金積立金、これは平成30年度は前年度よりも3億円増加していたということです。しかし、今回は9億400万円減少していると。ここの部分というのは大変大きいかと思っているんですけれども、これは積立金をこのように9億400万円減らすっていうか、少ないということに関しては、どういう理由でということでしょうか。積立金が9億400万円減少しているということ。
41: ◯委員長(野口明美君) 高尾課長。
42: ◯財政課長(高尾徳久君) この基金につきましては、その都度、財源が確保できたときにですね、どの基金に積むかというのを検討していきますので、ちょっと減少しているというのはですね、その財源がその分確保できてなかったということになるかと思いますけれども。
43: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
44: ◯委員(西川文代君) 何かここでですね、確保できてなかったから、もちろん積立てしてなかったんだろうと思いますけど、これを通常どおりぐらい積立てするとですね、結局義務的経費というものが年々伸びて財政的にはちょっときつくなっているという感じが見受けられて、さらにこの積立てもできていないということになると、やっぱり春日市の財政は、常日頃健全とお聞きしていますけれども、やはり全体としては、もちろん高齢化も進んで義務的経費が伸びているというようなことを考えると、ちょっと苦しい状況なのか。ちょっとそこら辺り、どんなふうに判断されているかをお聞きしたいと思います。
45: ◯委員長(野口明美君) 萩原経営企画課長。
46: ◯経営企画課長(
萩原裕之君) 義務的経費がですね、増えていく分については確かに今後の財政にですね、負担になってくるとは思いますけれども、積立金についてはですね、余力財源があったときに積み立てるという形になりますので、これの増減が直接春日市の財政状況が健全、不健全というものとはですね、直接はつながってこないものというふうに考えております。
47: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
48: ◯委員(西川文代君) その額が直接的にではないんですけど、今、公共施設等総合マネジメント計画とかですね、長期的な公共施設の、どうしていくかということとかをですね、明らかにしていると思うんですけど、では、元年度にこの積立金ができないからということで9億400万円前年度よりも少ない額しか積立てができなかったということは、長期的なところから見ると、それで足りるというような、そこら辺まで算出して考えられているんでしょうか。そこが気になったところです。
49: ◯委員長(野口明美君) 萩原課長。
50: ◯経営企画課長(
萩原裕之君) 公共施設の今後更新に係る費用というのは、今、委員おっしゃったようにですね、公共施設等総合管理計画とかで不足するということはもう明らかになっておりまして、その不足をどうやって埋めるかというのはですね、大きな課題になってきますが、結局、毎年基金に積めるようだと、それは財政が余っているからそっちに回せるというだけのことになってきますので、その財源不足を埋めるために常に積立てをしていくというのは、何というんでしょうか、逆行するというかですね、足りないからどこかからお金を確保しないといけないという状況になってきます。ですので、積み立てるお金を常時確保していくということはできないという。ちょっとすいません、うまく伝えられないんですけども。お金が余っているときに基金に積めるという状況になっていますので、更新に係る費用は長期にわたって不足するということが今、見込まれています。
以上です。
51: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
52: ◯委員長(野口明美君) ないようでございますので、次、お願いいたします。高尾課長。
53: ◯財政課長(高尾徳久君) 続きまして、12ページのほうを御覧ください。
54: ◯委員長(野口明美君) はい、どうぞ。
55: ◯財政課長(高尾徳久君) 主な財政指標の分析として、まず経常収支比率になります。
経常収支比率は、財政構造の弾力性を測定する指標の一つで、市税や地方交付税など毎年経常的に収入されて、自由に使える一般財源、この財源が分母になりますが、それが、人件費、扶助費、公債費などの毎年固定的に支出される経常的な経費、この経費が分子になります。これにどの程度充当されているかを表す指標となります。
本市の経常収支比率は令和元年度決算で86.9%となり、前年度から1.9%上昇しております。計算式を枠囲みの図の下のところに記載しておりますけれども、計算式の分子に当たる部分が、図の下段の歳出側の網かけの部分の2)のところです。分母に当たる部分が、図の上段の歳入側の網かけ部分の1)になります。計算式の分母に当たる経常一般財源等収入は増加したものの、それ以上の分子に当たる経常経費充当一般財源の増加があったために、1.9ポイント、今回上昇するという形になっております。
経常収支比率の推移につきましては、13ページの上段の図4のほうになります。
ちなみにですね、この経常収支比率の比較をしますと、筑紫地区というかですね、福岡県内の政令市を除く27市の中でですね、本市は一番低い数値になっております。今回上昇しておりますけれども、それでも福岡県内の政令市を除く27市の中で一番低いという数値になっております、ちなみに。
続きまして、13ページの下段を御覧ください。
財政健全化法による四つの財政健全化判断比率でございます。第12表に一覧表としてまとめております。次の14ページのほうにそれぞれの計算式も記載しております。また、本日差し替え分としてお配りしましたこちらの資料の一番最後に追加で、式にですね、実際の数値を入れたものをつけておりますので、こちらをちょっと見ながらですね、ちょっと御説明をお聞きいただけたらと思います。
全体的に共通していることは、全ての指標の分母に、標準財政規模がベースとなっているというところでございます。標準財政規模とは、実際の一般財源の標準的な規模を表す理論値、別の言い方をしますと、その団体で標準的なサービスを実施するとしたら1年間でこれぐらいの一般財源が必要ですという、理論上の金額という意味でございます。令和元年度における本市の額は約194億円となっております。
まず、この表の一番上の実質赤字比率になりますけれども、これは普通会計の実質赤字の標準財政規模に対する比率で、赤字の程度を指標化するものでございます。分子に当たる赤字がないので、横棒で表記させていただいております。
次に、その下の連結実質赤字比率ですけれども、これは全ての会計の実質赤字の標準財政規模に対する比率でございます。全ての会計において赤字がないので、ここも横棒という形になります。
そして、三つ目の実質公債費比率ですけども、これは借入金の1年間の返済額及びこれに準ずる負担金等の大きさを指標化したものでございます。この比率は29年度から令和元年度までの3か年平均で出しますが、それが1.8%となっております。前年度の3か年平均が1.2%でしたので、これは0.6ポイント上昇しております。
ちなみに、先ほど見ていただきました財政健全化比率のこちらの表の3番目、この2.9%、実質公債費比率2.9%となっていますのは、令和元年度単年度の数値になります。
次に、4番目の将来負担比率、こちらは借入金残高など現在抱えている実質的な負債の大きさを示す数値です。この比率については、将来の負担よりも負担の返済に充当できる基金などの財源が上回っているため、分子自体の計算がマイナスになりまして、該当がないので横棒となります。この最後の分の分母の見方は、一つ前の実質公債費比率と同じ形になります。
この四つの指標、いずれもですね、本市の財政が健全であるということを示しているかと思います。
続きまして、17ページを御覧ください。基金の積立て状況でございます。
一般会計におきましては、基金は11の基金があります。一般会計の小計の欄を御覧いただきますと、真ん中辺りになりますけれども、令和元年度末の基金残高は127億9,422万1,000円でございます。元年度中に10億1,031万1,000円の積立てを行い、2億5,253万1,000円の取崩しを行っております。基金の積立ては主に補正時等に、先ほどもちらっと言いましたけれども、財源が確保された場合に積立てを行うという状況でございます。
一番上の財政調整基金はですね、元年度末で28億1,935万9,000円でございます。前年度から3億7,513万1,000円増えております。また、ほかの基金の中でも、公共施設の老朽化に伴う更新のための
公共施設等整備基金、それと長浜太宰府線などの整備に備えて県施工都市計画道路事業等整備基金で主に積立てを行っております。
続きまして、18ページをお開きください。この18ページが決算の概要、決算カードと言われるものになります。この決算カードの見方につきまして、簡単に御説明したいと思います。これは普通会計の数字になります。春日市の場合は一般会計が普通会計という形になります。
まず、押さえていただきたいのは、真ん中辺りの列の面積の下に収支の状況という列があります。その列の下から2番目、経常一般財源等収入でございます。これは、決算統計上、経常的に市の収入となる一般財源で、経常収支比率を計算するときの分母になる数字でございます。198億5,923万3,000円となっております。
次に、その下、経常経費充当一般財源でございます。これは、決算統計上、経常的な一般財源が充てられる経費で、経常収支比率を計算するときの分子になる数字でございます。これが172億5,140万2,000円でございます。これを計算すると経常収支比率が86.9%となります。
次に、今、見ていただきました収支の状況の右横を御覧ください。標準財政規模と書いてあるところでございます。繰り返しになりますが、これは春日市の一般財源の標準的な規模を表す理論値で、令和元年度は春日市では194億1,294万円となっております。
この標準財政規模は、財政化判断比率など各種財政指標の計算によく用いられる数字でございます。これは理論値ですが、これに近い実績値が、先ほど御説明しました左隣の列の下から2番目の経常一般財源等収入になります。
右上に戻っていただいて、標準財政規模の下に各種財政指標が掲載されております。真ん中辺りが財政力指数で0.752ですね。この計算式は、
基準財政収入額割る
基準財政需要額になります。
その下に公債費関係の比率、そして実質収支比率が6.0。これは、実質収支割る標準財政規模になります。そして、一番下の経常収支比率などがあります。
次に、一番右列の一番上には積立金現在高が記載されております。その下の欄が地方債の現在高でございます。一番右下が健全化判断比率、先ほど表で見ていただいた分が載っております。
決算カードの見方としましては、以上でございます。
最後に、決算資料、こちらの資料のですね、37ページをすいませんがちょっと御覧ください。
56: ◯委員長(野口明美君) お願いします。
57: ◯財政課長(高尾徳久君) 平成29年4月1日から施行しました春日市債権管理条例の規定に基づき、債権を放棄したものの一覧表でございます。よろしいですか。
58:
◯経営企画部長(石橋 徹君) 前半の37と後半の37があります。申し訳ございません。前半の37のことです。
59: ◯委員長(野口明美君) いいですか。お願いいたします。
60: ◯財政課長(高尾徳久君) すいません、もう一度読み上げます。平成29年4月1日から施行しました春日市債権管理条例の規定に基づき、債権を放棄したものの一覧でございます。令和元年度中に債権の放棄をしたものについて、議会へ報告させていただくものでございます。
債権管理条例の中に、債権放棄できる場合として、ここに記載しております第7条第1項に第1号から3号までの三つが定められております。一般会計では債権を放棄したものが14件でございます。管財課が所管する市営住宅の家賃及び駐車場使用料、高齢課が所管する配食サービス事業利用者負担金、最後に保護課が所管する生活保護費返還金になります。この債権について御質問等がある場合は、所管部の審査の際にお尋ねいただければと思います。
以上で決算の概要説明を終わりたいと思います。
61: ◯委員長(野口明美君) そうしたら、ここまで質問、質疑ございますでしょうか。米丸委員。
62: ◯委員(米丸貴浩君) どこがいいかな。18ページの決算カードから質疑をさせていただきます。
まず、財政が持つ弾力性に関する指標、先ほどありました経常収支比率についてお伺いしたいんですが、まず指標の分母、この中には臨時財政対策債、元利償還金相当額のその全額を、後年度地方交付税の
基準財政需要額に算入することができるとされておりますけれども、この借入れの部分、これ、30年度とそれから31年度といいますか、令和元年度については、この資料から見ますと発行可能額ぎりぎりまで算入、発行をされているというふうにまず、ここで確認したんですけれども、この臨時財政対策債、これ、将来の償還財源を地方交付税で担保していると言っても借金に変わりはないので、借金が含まれた収入で先ほどの経常収支比率を算出するよりもですね、春日市の実力として見るんであればですね、この決算カードの、どこになるかな、下のほう、標準財政規模の一番下のところですね、経常収支比率の隣に括弧書きである部分、ここは臨時財政対策債を除いた部分で算出された額、指標がこれだと思います。
この活用もですね、私は大事だと思うんですけれども、これから見ると、経常収支比率は、昨年度といいますか30年度と比べると、1.9ポイントの上昇。しかし、臨時財政対策債を除いたこの指標で見ますと0.9ポイントの上昇ということが分かりますので、こういう指標を活用することも大事だと思いますけれども、この点について御意見を、見解をお聞かせいただきたいと思います。
63: ◯委員長(野口明美君) 萩原課長。
64: ◯経営企画課長(
萩原裕之君) 今、米丸委員がおっしゃったこともですね、ごもっともだなと思う点もあるんですが、この決算の一番の大きな目的がですね、同じ基準で他団体と比較するというものがありまして、今のところ大体比較するときは、まず臨時財政対策債も入れた指標のほうで比較するというのが一般的になっております。
地方自治体の立場からいうとですね、本来この臨時財政対策債も普通交付税でもらうべきものだという思いもありますので、そういう意味ではですね、そこも含めた指標で見ていいのかなというふうには考えております。
以上です。
65: ◯委員長(野口明美君) 米丸委員。
66: ◯委員(米丸貴浩君) 国が示すですね、この経常収支比率の指標、これは当然、基本として押さえておかなければならないものだというふうに私も理解はしております。それは課長とも一緒だと思うんですけれども、じゃあなぜこの括弧書きのところがあるかという、この部分をですね、他団体と比較するのも必要ですけれども、私ども春日市が昨年度、昨年度といいますか30年度、または平成29年度と時系列で比較した場合に、どのような状況下にあるのかという部分を見ていく上では、この指標も大事かなと。ですから、参考値としてこれも活用していく必要があるのではないかと思って見解をお伺いしたものです。
続けていいですか。
67: ◯委員長(野口明美君) どうぞ。
68: ◯委員(米丸貴浩君) この分母の部分ですね、経常収支比率の分母の部分。経常一般財源等の収入のところですけれども、今回頂いた資料から見ますと、臨時財政対策債を約1億9,800万円、これを減らす一方、市税は約2億2,500万円程度の増収となっており、経常一般財源収入全体としてはですね、約7,300万の増になっており、この部分に関してはですね、大きな問題というのは私は見られないのかなというふうに考えております。
では、分子の部分ですけれども、経常経費充当一般財源は記載のとおり保育の無償化など、こういう部分に関しまして扶助費が増、4億2,600万円、約ですね、これが大きな要因であるというふうにここにも記載があります。そのとおりでしょうね。
経常収支比率というものが、安定的に入ってくることが期待できる収入のうちに、義務的な支出、先ほどありました人件費とか扶助費などがどの程度の割合になっているかを示すものでありますよね、課長。
逆に言えばですね、比較的自由な使い道が期待できる割合がどのくらいあるのかなというふうに、逆の意味から捉えるのかなと思っております。そうであればですね、サービスを行えば行うほど必要になってくると思われるこの分子の部分、今後ですね、いろんなところで無償化等もありますけれども、今回は令和元年度の決算ですけれども、いずれ出てくる会計年度任用職員制度、この辺りのことも考えるとですね、春日市の今後のこの分子の部分の全般的な考え方、これについて見解をお伺いしたいと思います。
69: ◯委員長(野口明美君) 萩原課長。
70: ◯経営企画課長(萩原裕之君) 今の米丸委員の御指摘はもう本当にごもっともな課題でして、これまでですね、本市は無駄をできる限り排除していくということにですね、取り組んできましたけれども、それも大分限界を迎えつつあるといいますか、昔だと必要性がないものを切っていけばよかったんですが、今はですね、必要性がないとは言い切れない事業がたくさん出てくるようになってまいりました。ですので、今後、この先はですね、事業の選択をしていかないといけないというふうに考えております。優先順位であったりですね、重要度、そういうのでスクラップする事業を見極めていく必要があるのかなというふうに考えております。
以上です。
71: ◯委員長(野口明美君) 米丸委員。
72: ◯委員(米丸貴浩君) これ聞いたのはですね、まず企画のほうの市の全般的な見解をお聞きしておかないと、これから各論に入っていきますので、どのような決算上の審査をしたらいいかという思いで聞いたわけです。
繰越金が約10億程度毎年発生している状況においてはですね、この分子の部分、支出に関してはですね、まだまだいろいろなところで検討していく余地もあるのではないかというふうに考えておるわけですので、ぜひですね、次年度の予算編成に関してはですね、この点を留意しながら編成に当たっていただければと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
73: ◯委員長(野口明美君) 答弁はいいですね。
ほかにございませんでしょうか。西川委員。
74: ◯委員(西川文代君) 基金の積立てについての考え方なんですけれども、平成27年からですね、ずっと見ていきますと、どんどんですね、基金の積立ては増えている状況ですね。27年は74億、28年は88億、そして29年は100億ですかね。で、その次が120億で、今回が127億で、合計はすごく増えていっている状況ですけど、先ほどですね、基金積立てできるときにしているという形で、今回減らしたからと言って、別にそれがという、何ですか、厳しくなったとか、そこには直結しないという考え方でしたけど、この春日市のこの基金の積立てということは年々かなり増えてきていますが、それと、今おっしゃられた事業の選択をしていかなくちゃいけないんだということ、このところのちょっと考え方、そこはどのような形なんですか。
ちょっと言えば貯金が増えているような形ですれども、これは将来的なことでということでしょうけれども、そこら辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
75: ◯委員長(野口明美君) 萩原課長。
76: ◯経営企画課長(萩原裕之君) 今後ですね、国が地方財政措置をどのようにしてくるかというところもちょっと読めないところもありますので、最近というか、ここ数年間はですね、国のほうも地方の基金が増えていることに対して、地方に余力があり過ぎるんじゃないかとか、そういう議論も行われているようです。今、コロナ禍とか、こういう状況になりましたので、今後、国が地方の財政を圧縮することも、可能性としては十分考えられるのかなというふうに思っております。で、今のうちに、積めるときは積んでいこうというスタンスでですね、ここまで来ておりますが、今後もこの状況で基金を増加させていけるかどうかというのはですね、非常に厳しいんじゃないかなというふうに思っております。
77: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
78: ◯委員(西川文代君) 分かりました。これだけですね、基金を積み立てることができたというのは一方いいことだとは思いますけれども、やはりですね、何ですか、適切に投資をして、やっぱり市民にとって魅力的なまちにしていくという、ちょっと攻めの姿勢というんですかね、そこら辺りも必要な部分というのもあると思うんですよ、地方創生の中で。そこら辺りとの兼ね合いはどういうふうに考えて。
何かどちらかというとですね、私が感じているのは、すごく固い財政の運営をしていただいているんですけど、市民からすると少し物足りない。もうちょっとここら辺投資してもらえばいいのにというところも結構、予算があんまり投資されていないなというところも感じている部分がありますが、その辺りについてはどのように考えていらっしゃいますか。
79: ◯委員長(野口明美君) 萩原課長。
80: ◯経営企画課長(萩原裕之君) 今、確かにですね、基金のほうは増えておりますけれども、実はこの基金をもってしても今後の、先ほど申し上げたようなですね、公共施設の更新には全然足りないという状況です。ですので、これが、いつの時期からかはちょっとまだ明確には申し上げられませんけれども、この先は基金の取崩しをしていかないといけないような財政状況になってくると思います。
ですので、基金があるからといって、いろんなことに投資できるという状況ではなくて、この先、今の公共施設を維持していくために不足する財源の一部分にしかならないぐらいの積立額だというふうに御理解いただいたほうがよろしいかと思います。
以上です。
81: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
82: ◯委員(西川文代君) 状況は分かりました。それがやっぱり大前提になって、これからの審査とかも必要になってくるかなというのは思いますけど、でも、春日市は最近というか喫緊では、かなり大きな公共施設に投資をしたりですね、しているというところもあるので、総合スポーツセンターとかですね。だから、そこら辺りも先が見えていないところの判断もあったんで、どうなのかなとかいろいろありますけど、そこら辺りは……。そうですね、市民の方にいろいろ理解をいただきながら、あるものは最大限に活用して、何ですか、戻ってくるというかですね、そういうことも考えていかなくちゃいけない。ただ、投資するだけじゃなくて……。
83: ◯委員長(野口明美君) 西川委員、質問は。
84: ◯委員(西川文代君) 分かりました。思いますけれども、いかがですか。何ですか、あるものは……。
85: ◯委員長(野口明美君) それは答えられないんじゃないですか。
86: ◯委員(西川文代君) じゃあ、いいです。すいません。
87: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。金堂委員。
88: ◯委員(金堂清之君) 今の問題ですけどね、基金というのは積み立ててぴしっとやっとかんと、今後の春日市の財政状況は非常に厳しい問題が出てくると思いますので、基金はぴしっとした方法で積み立てて、いざ困ったときに取り崩していくという方法を考えとってください。ちょっとある議員さんとの相反する意見ですけれども、そうしないと春日市は今後困ると思いますよ。
89: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
90: ◯委員長(野口明美君) それでは、次、お願いいたします。萩原課長。
91: ◯経営企画課長(萩原裕之君) それでは続きまして、主要な施策の成果の42ページを御覧ください。
92: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。お願いいたします。
93: ◯経営企画課長(萩原裕之君) 下段の地方版総合戦略推進事業費でございます。
当初予算額が434万円、最終予算額が370万4,000円、63万6,000円を予算の修正で減額しております。決算額が338万6,000円、執行残額が31万8,000円となっております。
続いて、目的です。本市の人口問題・政策に特化した基本計画である第1期春日市人口ビジョン・まち・ひと・しごと創生総合戦略の計画期間が令和元年度に終了するため、次期総合戦略を策定することにより、将来にわたって活力のある地域社会を維持し、今後到来する人口減少社会への的確な対応を図るものでございます。
内容としましては、第1期総合戦略の効果検証を行うとともに、市民アンケート調査、市民ワークショップ、パブリックコメントなどの市民の意見を踏まえまして、春日市まち・ひと・しごと創生本部及び外部有識者会議において議論を行い、第2期総合戦略を策定いたしました。
計画期間は、令和2年度から令和6年度までの5年間となっております。
策定体制、市民参画の状況、経過は表に記載のとおりです。経過を簡単に申し上げると、創生本部による審議を4回、外部有識者会議による審議を4回、ワークショップを3回開催し、策定に至っております。
成果としては、第2期総合戦略を策定したことで、人口減少社会に的確に対応し、将来にわたって活力ある地域社会を維持するための計画を示すことができたことでございます。
続きまして、113ページを御覧ください。下段の第6次総合計画策定事業でございます。
当初予算額が96万6,000円、最終予算額も同額、決算額が39万円、執行残額が57万6,000円です。
目的は、第5次総合計画の計画期間が令和2年度で終了することに伴い、令和3年度から10年間の第6次総合計画を策定するものになります。
内容としては、市民意識調査やワークショップなどにより市民の意見を踏まえながら、総合計画策定委員会や基本構想研究会において議論を重ね、令和2年1月に基本構想の原案を作成いたしました。そして、この原案について総合計画審議会に諮問いたしました。
次のページを御覧ください。計画期間、策定体制、市民参画の状況、経過については表のとおりでございます。
成果としては、令和2年度中の総合計画完成に向けて、議会にお諮りする基本構想の原案を策定することができたことでございます。
94: ◯委員長(野口明美君) 上野秘書広報課長。
95: ◯秘書広報課長(上野志保君) 続きまして、118ページをお開きください。
96: ◯委員長(野口明美君) はい、お願いします。
97: ◯秘書広報課長(上野志保君) 市政広報事業でございます。
当初予算7,229万3,000円、最終予算額6,869万5,000円、359万8,000円を減額補正しています。決算額は6,692万3,000円、執行残額は177万2,000円となっています。
まず、事業の目的についてですが、市政情報や市の魅力、生活情報等を提供することにより、市民の暮らしの利便性を高めるとともに、郷土愛の醸成を図るものです。
内容について説明いたします。1の表を御覧ください。1行目、市報の発行でございます。市報は月2回、年間24回発行し、市内の全世帯及び事業所に配布をいたしました。2行目、春日市ウェブサイトの運用更新です。昨年12月にサイトのリニューアルを行い、市の各種サービスや各施設の情報、入札情報等、幅広い情報を掲載しております。3行目、ツイッター事業です。市の魅力を広く発信するSNSアカウントとして、平成29年度に開設し、幅広く投稿を重ねています。
次に、2番、春日市プロモーション事業について説明いたします。本市のブランドイメージ、「みんなで春をつくろう」の認知拡大を目的として、市民向け、市外向けと、それぞれ事業を実施いたしました。昨年は初めて福岡市の天神地区でイベントを企画し、4日間で約500組、1,000人を対象とした写真撮影会を行いました。
次に、3番、市ウェブサイトリニューアル業務について説明します。昨年12月に本市ウェブサイトをリニューアルいたしました。各所管での操作が簡易にできるコンテンツマネジメントシステムという新しいソフトを導入いたしました。
最後に、成果について説明いたします。
一つは市政情報を、市報かすがやウェブサイト、SNS等により発信することで、市民の皆様の暮らしの利便性の向上、また、行政に関する関心を高める機会の確保につながりました。さらに、市報やウェブサイトに広告を掲載し、財源確保を図っております。
二つ目は、市のブランドイメージを発信するプロモーション事業の取組を通じまして、本市の住みよさや協働のまちづくりを通じた市民との信頼関係を市内外へPRできました。市外イベントは来場者の満足度も高く、さらに計109媒体に取り上げられ、広告換算総額は678万284円となりました。
三つ目は、市ウェブサイトをリニューアルすることで、スマートフォンをはじめとする様々なデバイスに対応し、画面表示の最適化ができるようになりました。また、ユーザビリティ及びアクセシビリティの見直しにより、誰にとっても使いやすいサイトとなりました。
以上で市政広報事業の説明を終わります。
98: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いいたします。
99: ◯秘書広報課長(上野志保君) 続きまして、119ページ、市史編さん事業です。
当初予算714万円、最終予算額608万5,000円、105万5,000円を減額補正しています。決算額は601万3,000円、執行残額は7万2,000円となっています。
事業の目的についてですが、既に発刊しております春日市史の続編として、平成以降の本市の歴史を継承するために新たに刊行するものです。令和4年3月末の刊行を目指しております。
事業の内容についてですが、目次案と草稿を作成し、その内容を所管に確認してもらいながら執筆を進めました。
成果について御説明します。目次案が固まってきたことにより、市史の大まかな構成が決定いたしました。
以上です。
100: ◯委員長(野口明美君) 1時間ちょっと過ぎましたので、ここで暫時休憩をいたしたいと思います。開始は3時から行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午後2時47分
再開 午後2時58分
──── ─ ──── ─ ────
101: ◯委員長(野口明美君) おそろいでございますので、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
それでは、説明員の説明を求めます。萩原課長。
102: ◯経営企画課長(萩原裕之君) それでは、続きまして、主要な施策の成果、119ページを御覧ください。
103: ◯委員長(野口明美君) はい、お願いします。
104: ◯経営企画課長(萩原裕之君) 下段です。公共施設等総合管理事業でございます。
当初予算額が948万8,000円、最終予算額が918万8,000円、30万円減額補正をしております。そして、決算額が918万4,000円、執行残額が4,000円でございます。
目的です。人口減少社会における公共施設等の在り方について、施設を長寿命化することを前提に、維持管理コストの削減、市民サービス水準の維持・充実、施設の再配置などの観点から具体的に検討し、長期にわたって安全に使用できる状態に保てるよう、春日市公共施設等マネジメント計画を策定するものでございます。
内容としては、平成29年3月に策定しました春日市公共施設等総合管理計画の取組を計画的に実践していくため、ここに記載しておりますとおり各施設の劣化状況、施設評価等を踏まえ、延べ床面積とコストの両面から縮減効果を検証し、春日市公共施設等マネジメント計画を策定いたしました。
計画の概要は、112の施設に対して施設の総量や配置の最適化を図るための再配置計画と財政負担の軽減平準化を図るための長寿命化計画を定めております。
計画期間は、上位計画に当たる春日市公共施設等総合管理計画に合わせて、令和38年度までとしております。
成果については、公共建築物の量、質、コストなどを最適化するための計画を策定できたことでございます。
続きまして、次の120ページを御覧ください。
公共施設マネジメント事業でございます。この事業においては予算は生じておりません。
目的です。平成29年4月から都市ガスの小売全面自由化が開始され、小売ガス事業者を選択できるようになりました。そのことを受けまして、都市ガスをより安価で提供する事業者と契約を締結し、調達コストの削減を図るものです。
内容としては、ここに記載の六つの施設で使用する都市ガスについて、見積り合わせによる随意契約の方法で、西部ガスから九州電力に切り替えております。
成果としては、令和元年9月から九州電力に切り替えた結果、燃料費が約13%削減されました。
次に、同じページの下段、かすがふるさと応援寄附金推進事業でございます。
当初予算額が3億605万6,000円、最終予算額が4億7,360万9,000円、増額補正及び予算の流用並びに予備費の充用により1億6,755万3,000円の増額をしております。そして、決算額が4億7,267万7,000円、執行残額が93万2,000円となっております。
目的です。ふるさと納税制度を活用して、本市を応援する寄附者を増やし、財源を確保するとともに、返礼品の提供を通じて本市のPRと市内事業者の振興を図るものでございます。
内容としては、ふるさと納税ポータルサイト事業者であるさとふるに委託して、ウェブサイトを活用したふるさと納税の推進事業を実施いたしました。月ごとの納税件数と寄附金額は記載のとおりで、合計は、件数が6万8,563件、寄附金額が7億916万6,000円となりました。
次に、寄附金の使途としましては表に記載のとおりで、80%弱が市長おまかせコースを選ばれております。
次に、寄附者の居住地域は、関東地方が5割弱、それから近畿地方、中部地方の順となっております。
ここで、お手元に配付しておりますA4の1枚紙、別紙資料を御覧ください。タイトルが、令和元年度ふるさと納税関係資料となっております。
105: ◯委員長(野口明美君) はい、お願いします。
106: ◯経営企画課長(萩原裕之君) 1の寄附件数金額の表の合計欄を御覧ください。
まず、令和元年度の合計が、金額で7億916万6,000円となっております。前年度が約12億円でしたので、5億円ほど減額した形となっております。この減額の理由ですが、これは昨年度の6月から返礼品を寄附額の3割以下で地場産品に限るという新制度が始まった影響で、これまで人気のあったキウイフルーツやマンゴーなどが地場産品に該当しなくなったためでございます。
それでも、以前から人気のありましたもつ鍋やからし明太子、あまおうなどについては、福岡県の地域支援として認定され、全市町村で取り扱えるようになったおかげで、令和元年度も合計では7億円もの寄附金額を確保することができております。
ちなみに、5月に寄附件数、寄附金額が大きく伸びておりますが、これは制度改正前の駆け込み需要となっております。
次に2に、返礼品で人気があった上位5品のランキングを記載しております。相変わらず樽味屋のもつ鍋が高い人気を得ております。このうち、2番目の塩サバ、それから5番目のマンゴーにつきましては地場産品に該当しなくなったため、6月以降は取扱いから外れております。つまり、これらは4月、5月の2か月だけで上位ということですから、いかに人気があったかがお分かりになるかと思います。
続いて3に、事業者別の受注額ランキングを記載しております。事業者は記載のとおりです。ちなみに、4番目のPOW.Rという事業者はピザ屋さんになります。
資料の説明は以上でございます。
主要な施策の成果に戻っていただきまして、この春日ふるさと応援寄附金推進事業の成果としましては、121ページになりますが、地方税法の改正により令和元年6月から新たな制度が開始されまして、返礼品が地場産品に限定されたことで前年度からは寄附金額が大幅に減少いたしましたが、実績としては7億円もの金額を集めることができ、本市のPRと市内事業者の振興に寄与したことが成果でございます。
主要な施策の成果については以上でございます。
107: ◯委員長(野口明美君) これより委員の質疑をお受けいたします。
質疑ございませんでしょうか。吉居委員。
108: ◯委員(吉居恭子君) 43ページの上の段なんですけれども、地方版総合戦略推進事業費の中の経過なんですけど、高校生ワークショップって書いてありますけど、これ、すいません、具体的に。中学生なら何か分かる感じがするんですけど、高校生になるとばらばらになるんで、どんなふうにされたか、簡単でいいですのでお願いします。
109: ◯委員長(野口明美君) 石橋部長。
110:
◯経営企画部長(石橋 徹君) 春日高校を中心に。何でこんなことをしたかというと、高校生になると県外に出ていかれる方が多うございます。そうしたらどんなしたら帰ってきたいまちになりますかというテーマで、じかに高校生が出ていった後、どんなまちに帰ってきたいと思う部分を伺うために、春日高校の生徒さんを中心にお話を伺った形になります。
以上です。
111: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。西川委員。
112: ◯委員(西川文代君) 119ページの公共施設等総合管理事業の部分でちょっとお尋ねいたします。
令和2年度から令和38年度という長期的な計画期間での春日市の公共施設等マネジメント計画を策定したということですけれども、かなり長期的ですので、当面やはりいろいろ春日市の財政にとって、この公共施設をどうしていくかというのはすごく重要課題というふうに捉えますが、5年なり10年なり、ある程度近い将来のところで、どのような形で市民の方に、何ですか、理解いただきながら、こういう管理をしていくかとか、そこら辺りを示すような、もうちょっと短期的な部分というのは見えやすくなっているんでしょうか、この計画の中で。
113: ◯委員長(野口明美君) 石橋部長。
114:
◯経営企画部長(石橋 徹君) 先ほど説明しましたように、もともとこのマネジメント計画というのは公共施設等総合管理計画というのがございまして、その年度は、国によってこの年度までつくりなさいという形でもともとつくりました。それの実行計画で、将来、鉄筋コンだったら70年しかもちませんとか、そういう形の中で、どのように管理をしていきますかというのを、まず、公共施設等総合管理計画でつくりました。
それを実施するための計画ということでつくってですね、ロードマップという形で、最初の1期は何をします、2期は何をしますという形で、この本の中にロードマップという形で、この期までに何をしますという部分をつけながら、それでまた、これの実証で、どれだけその施設が劣化しましたかとか、ここの修繕終わりました、大規模改修終わりましたという形で修正を加えながら進行管理をしていくための計画になります。
以上です。
115: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。吉居委員。
116: ◯委員(吉居恭子君) すいません、120ページの下段のかすがふるさと応援寄附金の分なんですけど、下のほうの寄附金の使途メニューのところで、市長おまかせコースが多いのは多いんですけど、その中でも、若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくりというのが一応あるんですが、それで寄附金を利用して何かちょっとしましたよというのがもしあれば教えてください。
117: ◯委員長(野口明美君) 石橋部長。
118:
◯経営企画部長(石橋 徹君) この寄附金というのがですね、入ってきた部分は歳入で一般財源となって入ってきますので、当初予算の中で議員の皆様に御議決いただいた部分の子育てとかそういう形の財源として充てさせていただいているという形になります。
以上です。
119: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。岩渕委員。
120: ◯委員(岩渕 穣君) すいません、118ページの市のウェブサイトのリニューアルの件なんですけど、12月からということで比較が1、2、3の3か月ぐらいなんで、なかなか難しいかと思うんですけど、新しくしたことによる旧サイトとの優位性というんですか、そういうのは見いだせておられるのか、お聞きいたします。ページビュー数とかがあるのかなと思うんですが。
121: ◯委員長(野口明美君) 上野課長。
122: ◯秘書広報課長(上野志保君) ビュー数の比較は行ったんですが、2月以降がですね、新型コロナウイルスの関係の情報が入ってきだした関係で、非常に閲覧数が急激に上がっております。ちょっとホームページのリニューアルとは別の要因が大きいのではないかなということで、一概に定点比較は難しいというふうに考えておりますが、伸びているのは事実でございます。
123: ◯委員(岩渕 穣君) 分かりました。
124: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。船久保委員。
125: ◯委員(船久保信昭君) 118ページの広報事業についてなんですが、ツイッターを年間133件、月にして10件程度、3日に1回ぐらい発信されて、すごい努力されているなというのは分かるんですけれども、昨年だと思います、6月ぐらいに春日神社のほうでインスタ映えっていって、すごく春日市がPRをされたような、あれは市としてされたのかというのがまず1点。
それと、インスタ映えというところで、今後そういうインスタグラムとかを活用していく方向性にあるのかどうかをお聞かせください。
126: ◯委員長(野口明美君) 上野課長。
127: ◯秘書広報課長(上野志保君) 春日神社の手水舎というんですかね、あそこにアジサイを飾ってあったということで、非常に美しいということで全国的に評判が高かったんですが、あちらはツイッターでも紹介をさせていただきましたし、市報の表紙にも取り上げさせていただきました。市としてそういった人気のスポットを紹介するのも広報の大きな役割というふうに考えて御紹介をさせていただいたところです。
もう1点、インスタグラムの活用についてですが、現在ですね、環境課のほうがインスタグラムのほうは実施をしております。様々な動画なども投稿しておりまして、各所管でそれぞれ工夫して、SNSについては最適なものを活用するように努めております。よろしいでしょうか。
128: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。原委員。
129: ◯委員(原 克巳君) すいません、私も同じところなんです。この確認ですけれども、ツイッターは秘書広報課だけの件数でしょうか。
130: ◯委員長(野口明美君) 上野課長。
131: ◯秘書広報課長(上野志保君) この118ページの件数は広報課が持っておるツイッターの件数のみでございます。
132: ◯委員長(野口明美君) 原委員。
133: ◯委員(原 克巳君) それで投稿数133件、1年間でということですけれども、この件数とフォロワー数についての、何ですかね、秘書広報課としての評価はいかがでしょうか。
134: ◯委員長(野口明美君) 上野課長。
135: ◯秘書広報課長(上野志保君) 昨年、ここの場で高橋委員からも御質問いただいたんですけれど、なかなか一気にフォロワー数というのが増えないなというのは分かっているんですけれど、地道に投稿を続けることで少しずつでも増えていけばいいなというふうに考えております。
以上です。
136: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。白水委員。
137: ◯委員(白水祥太郎君) 119ページ、市史編さん事業に関してですけれども、これ、ぎょうせいさんに委託して、令和5年3月末までということでなんですが、この決算書、分厚いほうの62ページから63ページにかけまして、市史編さん事業費というのが記載されております。この額と、この黄色の成果ですね、主要な施策の119ページにございます決算額601万3,000円との違いといいますか、差額をどう読めばいいのか教えていただきたいです。ほかの部署にもあるということですか。
138: ◯委員長(野口明美君) 上野課長。
139: ◯秘書広報課長(上野志保君) これは会計年度任用職員の人件費が入っておりませんので、その部分が主要な施策の成果のほうには加わっているということで、よろしいでしょうか。
140: ◯委員(白水祥太郎君) 承知しました。ありがとうございます。
141: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
142: ◯委員長(野口明美君) ないようでございますので、次、お願いいたします。萩原課長。
143: ◯経営企画課長(
萩原裕之君) 続きまして、
歳入歳出決算書のほうを御覧ください。
こちらですね、
歳入歳出決算書の59ページをお願いいたします。
144: ◯委員長(野口明美君) はい、どうぞ。
145: ◯経営企画課長(
萩原裕之君) 備考欄の真ん中辺り、かすが
ふるさと応援寄附金推進事業費でございます。先ほど主要な施策の成果でも申し上げましたとおり、決算額が4億7,267万6,826円となっております。
ここで、前の58ページにお戻りください。
12節の役務費が不用額で162万9,216円となっております。このうち66万8,378円が、かすがふるさと応援寄附金推進事業に係る不用額となっております。
不用額の主なものとしましては、年度内の寄附の確定によりまして返礼品の配送品が確定したことに伴い、郵便料が執行残となったものでございます。
かすがふるさと応援寄附金推進事業については以上でございます。
146: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いします。上野課長。
147: ◯秘書広報課長(上野志保君) 60ページでございます。
2款1項2目文書広報費11節需用費、不用額が113万7,169円でございます。市報のページ数は3月末まで確定せず、印刷費が104万6,201円の執行残となりました。
以上でございます。
148: ◯委員長(野口明美君) ただいまの不用額の説明に対しまして、質疑ございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
149: ◯委員長(野口明美君) ございませんので、次、お願いいたします。石橋部長。
150:
◯経営企画部長(石橋 徹君) 以上で、経営企画部の説明を終わらせていただきます。本日はどうもありがとうございました。
151: ◯委員長(野口明美君) ありがとうございました。
ここで暫時休憩いたします。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午後3時21分
再開 午後3時23分
──── ─ ──── ─ ────
152: ◯委員長(野口明美君) それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
第68号議案「令和元年度春日市
一般会計歳入歳出決算認定について」を議題とし、そのうち総務部関係の審査を行います。
委員並びに説明員の皆さんに申し上げます。
発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、マイクのスイッチを入れてから発言をしてください。
また、
新型コロナウイルス感染防止の観点から、審査時間をできるだけ短くしたいと考えております。委員並びに説明員の皆さんは簡潔明瞭に発言していただきますようお願いいたします。あわせて委員は質疑に徹し、要望は控えていただきますようお願いいたします。
それでは、審査を始めます。
説明員の説明を求めます。内藤総務部長。
153: ◯総務部長(内藤厚幸君) こんにちは。総務部でございます。よろしくお願いいたします。
まず、事前にお配りしております令和元年度主要な施策の成果につきまして、順次担当課長が御説明いたします。
154: ◯委員長(野口明美君) 神崎総務課長。
155: ◯総務課長(神崎由美君) それでは、主要な施策の成果の40ページを御覧ください。
156: ◯委員長(野口明美君) お願いします。
157: ◯総務課長(神崎由美君) 春日市表彰事業です。
当初予算額135万7,000円、最終予算額108万3,000円、決算額は85万2,000円です。差額は27万4,000円で、このうち25万3,000円を補正減しています。
目的は、政治、経済、福祉、教育及び文化等の各分野において、市政振興に寄与し、または市民の模範と認められた個人や団体を表彰することによって、市の自治の振興を図るものです。
内容は、令和元年11月3日文化の日に第32回春日市表彰式をふれあい文化センターで行い、様々な分野で市の発展に寄与し、または市民の模範と認められた個人や団体を春日市表彰条例に基づいて表彰しました。
表彰式受賞者数の表を御覧ください。受賞者数は、自治功労表彰が1名、自治表彰が9名、市民表彰が24人、3団体です。内訳は表で御確認ください。
成果は、市民の善行や功績等を積極的にたたえ、広く周知することにより、市民の誇りや郷土愛を育み、市民活動等の推進と自治の振興に寄与いたしました。
以上です。
158: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いいたします。大川管財課長。
159: ◯管財課長(大川 剛君) 続きまして、98ページをお願いいたします。
160: ◯委員長(野口明美君) お願いします。
161: ◯管財課長(大川 剛君) 市営住宅建替事業です。当初予算額3億3,943万6,000円、最終予算額3億485万1,000円、3,458万5,000円を減額補正しております。決算額3億445万6,000円、執行残額39万5,000円です。
目的です。老朽化した住宅を利用しやすく、安全安心に暮らせるよう、計画的に再生することを目的としております。
内容です。若草住宅は古い建物、最後に残った300棟の解体工事と雨水貯留槽の設置工事を実施いたしました。また、B棟増築工事に着手しております。B棟増築工事は鉄筋コンクリート造の4階建て、戸数は8戸です。
次に、欽修住宅です。2棟目となるE棟建設に着手しております。鉄筋コンクリート造の5階建て、戸数は30戸です。
次に、大和住宅です。G棟建設工事の実施設計を行いました。鉄筋コンクリート造の6階建て、戸数は36戸で計画をしているところでございます。
成果です。安全安心な住まいの提供に向けて事業を計画どおり進めることができました。
市営住宅建替事業は以上です。
162: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いします。
横山人事法制課長。
163:
◯人事法制課長(横山政彦君) 次に、113ページをお願いいたします。
人事評価制度の実施でございます。当初予算204万4,000円、最終予算額177万3,000円、27万1,000円を減額補正しています。決算額も同額です。
元年度はシステムを導入しましたので、システム構築委託料とそのシステム使用料半年分を執行しています。
システムの導入により、これまでエクセルの様式に入力し、印刷して、本人、上司、人事法制課が保管していた目標、評価、異動希望等々の調書をシステムで管理をしています。このことにより、正職員に加え、会計年度任用職員、前の嘱託職員合わせて約700人分の膨大なデータを適正に管理することが可能となり、人事担当による集計、異動管理等も容易となり、人事担当だけでなく、評価者である管理職も含め、全職員の作業が大幅に効率化しております。
人事評価の目的、内容については記載のとおりですので、お読み取りをお願いいたします。
29年度から昨年度までの評価結果については、その3年分の評価結果を今年度から、実質的には来年の1月の昇給にも反映させることとしています。
評価の精度向上、客観性の向上を図り、さらに納得性を高めるために、年度初めに新任課長研修、評価実施前には全管理職を対象に評価者研修を開催し、評価の目線合わせを徹底しております。30年度からは評価結果の開示も始めております。
評価制度の1年の流れについては、実施の状況の表を御覧ください。現在、評価は課長級の一次評価、部長級の二次評価を経て、部長級による全庁調整会議で、主任、主査等の職ごとの全体調整を行っております。前年度の評価結果を翌年度の6月と12月の勤勉手当に反映をさせております。
なお、成果についても記載のとおりでございますので、お読み取りをいただきたいと思います。
人事評価制度の実施については以上でございます。
164: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いいたします。横山課長。
165:
◯人事法制課長(横山政彦君) 114ページ、下の段から115ページを御覧ください。
職員採用試験の見直しでございます。当初予算額441万6,000円、最終予算額309万円、132万6,000円を減額補正とし、決算額245万4,000円でございます。減額補正の主な理由は、当初予算に対し実際の受験者数の減です。
目的、内容についてはお読み取りをお願いいたします。
28年度から実施しています現在の方法の特徴としましては、大きく人物重視、受験しやすい環境整備、民間試験の導入と事務の効率化です。
その内容について、大きく4点あります。1点目は、一次試験で全員面接を実施することで、より人物を重視した採用が可能となります。この結果、志願者が大幅に増加をしております。
2点目、多くの民間企業で導入されている民間試験のSPI3の導入により、教育で与えられた知識の多寡でなく、その人の頭のよさ、論理的思考力やコミュニケーション能力などを測定をしています。知識の量だけでなくて、論理的な考え方や説明ができたり、それを基に周囲との円滑なコミュニケーションを取れたりする能力を測定をしています。
また、全国主要都市で受験生の都合に合わせて受験ができるということで、受験しやすい環境を整備をしながら、また、あわせて受付等の効率化も同時に達成をしています。
また、このSPI3の結果については、試験だけではなくて、その後の面接試験の選考の材料であったり、採用後の育成のツールとしても活用しているところでございます。
3点目。30年度からは民間の採用試験の時期に合わせて、さらに早期化をして5月の連休明けには一次試験を開催し、8月中旬に合格を発表しております。
4点目。就職情報インターネットサイトの掲載数を増やして、受験生の確保等をしております。
このほか、若手、中堅職員が一次試験の面接官となることから、その職員の能力向上育成にもつながっております。
結果、8人の募集に対し、946人の志願者、申込み倍率は120倍となっております。一般事務Aだけで見ますと、申込み倍率が217倍と非常に高率となっております。結果、本年4月に9人の新規採用職員を採用することが可能となっております。
職員採用試験事業は以上でございます。
166: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いいたします。
167:
◯人事法制課長(横山政彦君) 続きまして、115ページをお願いいたします。
職員研修事業でございます。当初予算563万1,000円、最終予算額は467万2,000円、95万9,000円を減額補正としています。決算額435万6,000円です。執行残額31万6,000円。
減額補正の理由は、市町村研修所主催の研修参加回数、参加者の減による負担金、旅費、宿泊者等の減でございます。
執行残の理由は、研修所の研修参加者の減による旅費負担金、千葉等の全国市町村アカデミーの旅費等を早期予約により減額できたこと、資格取得助成事業の執行残でございます。
研修の目的は、職員の個々の資質の向上や意識改革による組織全体の活性化でございますが、特に自己開発のきっかけとなることも期待しております。
内容につきましては、人材育成基本方針に基づき実施するとともに、研修機関等に職員を派遣しております。令和元年度実施した特徴的な独自研修としましては、真ん中の市企画の研修の表の4番目、主査級職員向けの危機管理研修、これは管理職からこの研修を始め、主査級まで研修を実施しております。
次に8番目、採用10年から12年目の職員を対象に、研修所での宿泊で、セルフエスティーム研修、その下、企画立案力向上、仕事の効率アップ、モチベーションマネジメント研修、これらは中堅職員の主任を中心に実施しております。下から2番目の職員が講師として実施した若手職員による講師体験研修、一番下の入庁3年目職員懇談会は、参加者からの評価がとても高い研修でございました。
人権研修は、自殺対策、LGBT・HIV感染者の人権、平和の語り部、同和研修、女性の人権の五つをテーマに実施して、578人が参加をしております。
次に、派遣研修の表の一番下です。緊急政策課題の研修内容について説明をします。
児童虐待防止、発達障がい害児の早期発見と支援、公営住宅の管理、滞納家賃の回収、不当行為等への対応等の研修に4人、保育現場でのICTの活用先進地視察に1人を派遣しております。
次の表、行政課題の解決、組織の活性化等に向けて中堅職員の能力向上や視野の拡大を図り、あわせて交流を深める目的として、2班4人をBCPのためのバックアップ電源計画、公共施設複合化による財政負担軽減、学校現場の働き方改革、障がい者の親亡き後の体制整備等に派遣をしております。
最後に、29年度に開始をしました資格取得助成については、4人から資格取得後に申請があり、補助決定をしました。
なお、それぞれの表には人事法制課で予算化したもののみを掲載しておりますので、これとは別に各所管において別途予算化した派遣等を行っているものもございます。
成果については、お読み取りをいただきたいと思います。
職員研修事業については以上でございます。
168: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いいたします。神崎課長。
169: ◯総務課長(神崎由美君) 続きまして116ページでございます。情報系パソコン更新事業です。
当初予算額2,569万8,000円、最終予算額は同額、決算額2,228万5,000円です。
目的は、当該年度中にサポートが終了するウィンドウズ7をOSとして使用している情報系パソコンを更新することで、適正な情報セキュリティを維持するものでございます。
内容は、ウィンドウズ7をOSとしていた118台の情報系パソコンを、オフィスライセンス使用料、ソフトのインストール、設置も含め、ウィンドウズ10をOSとしたパソコンに更新をいたしました。
成果は、サポート終了前に設定等も含めパソコンを更新し、適正なセキュリティを担保した職場環境を整えることができました。
引き続きよろしいでしょうか。
170: ◯委員長(野口明美君) はい、お願いします。
171: ◯総務課長(神崎由美君) 次に、その下段です。内部情報系サーバー更新事業です。当初予算額5,194万8,000円、最終予算額は同額、決算額は5,089万7,000円で、差額は105万1,000円です。
目的は、保守期限を迎えるサーバーの更新等を行うことで、全庁的な業務の安定性の確保及び業務の効率化を図るものです。
内容は、財務会計、人事給与、文書管理等のシステムの内部情報系サーバーの更新を行いました。工程につきましては、表で御確認ください。
成果は、サーバーの更新によりシステムが安定化し、全庁的な業務の効率化が図られました。
その下の段です。福祉システム更新事業です。当初予算額1億2,637万6,000円、最終予算額7,327万7,000円、決算額は7,277万4,000円で、補正減等5,309万9,000円を行っています。
目的は、本年度中にサポートが終了となる基幹系の福祉システムについて、新たなシステムを導入し、業務の継続性を図るものです。
内容は、前年度にプロポーザルを実施し、導入を決定した福祉システムADWORLDについて、システムの構築を行い、運用を開始いたしました。工程につきましては表で御確認ください。
成果としては、福祉システムを更新したことにより、業務の継続性が図られました。また、導入システムをプロポーザルにより広く募集したことにより、低廉な価格はもちろんのこと、本市の状況により合致したシステムを導入することができました。
続いて、117ページです。公営住宅管理システム更新事業です。当初予算額1,357万4,000円、最終予算額は1,100万円、決算額は同額、差額の257万4,000円を補正減しています。
目的は、本年度中にサポートが終了となる基幹系公営住宅管理システムについて、新たなシステムを導入することで業務の継続性を図るものです。
内容は、新たな公営住宅管理システムについてプロポーザルを実施し、住まいる8の導入を決定いたしました。また、同システムについてシステムの構築を行い、運用を開始いたしました。工程につきましては、表で御確認をお願いいたします。
成果は、公営住宅管理システムを更新したことにより、業務の継続性を図ることができました。
続きまして、その下の段です。RPAツール導入事業です。当初予算額160万6,000円、最終予算額は127万6,000円、決算額は同額です。差額の33万円を補正減しています。
目的は、RPA──ロボティック・プロセス・オートメーション導入の実証実験を行うことにより、ICTツールを活用し、行政サービスの維持向上を図るものです。
内容は、市の事務事業のうち4業務について、パソコン上の作業を自動化するICTツールであるRPAを試行導入し、事業に係る人件費の削減効果を検証いたしました。検証結果につきましては、表で御確認ください。
成果は、市の業務にRPAを導入することで業務に係る職員の作業時間が削減されることが実証されました。
なお、今年度は、昨年度の評価を受け、導入希望所管を募り、6所管の6事業で実施をしています。あわせて、令和元年度に導入した所管担当者をRPA導入アドバイザーとして、今年度に導入した担当者をサポートできる仕組みを取り入れ、RPA事業を継続しているところです。
次に、118ページの1段飛ばした下段でございます。情報系サーバー更新業務です。当初予算額5,705万6,000円、最終予算額は5,659万5,000円、決算額5,659万4,000円です。差額の46万1,000円を補正減しています。
目的は、保守期限を迎えるサーバーの更新を行うことで、全庁的な業務の安定性の確保及び業務の効率化を図るものです。
内容は、保守期限を迎える情報系サーバーについて機器の更新を行いました。工程につきましては、表で御確認ください。
成果は、サーバーの更新によりシステムが安定化し、全庁的な業務の効率化が図られました。
以上です。
172: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いいたします。横山課長。
173:
◯人事法制課長(横山政彦君) 続きまして、121ページを御覧ください。
市庁舎大会議棟1階内部改修事業でございます。当初予算463万5,000円、最終予算額は8,329万8,000円。これは設計監理等工事費です。工事費7,860万3,000円を増額補正しています。決算額は8,132万6,000円、執行残は197万2,000円です。
改修の目的は、過去の職員アンケート、職員団体等の協議等から、職員の福利厚生及び庁舎利用者の利便性向上のための機能を整備することで、大きく三つの機能を目的としておりました。一つ目が弁当等の食事の提供も可能な売店の設置、二つ目が購入した弁当等食事がすることができるスペースの確保、三つ目が会議室の確保でございました。
その売店の設置に際し、市内の障がい者福祉事業所と協議を進め、社会福祉法人からの申出があり、障がい者の就労の機会等を提供することも併せて実施できております。
工事内容については表のとおりとなっております。
なお、現在は新型コロナウイルス感染症の対策のために席を減らして営業しているところでございます。
内部改修事業については以上でございます。
174: ◯委員長(野口明美君) 大川課長。
175: ◯管財課長(大川 剛君) 同じく121ページ、下の段でございます。市庁舎長寿命化事業です。当初予算額2,804万3,000円、最終予算額4,418万9,000円、1,614万6,000円を増額補正しております。
これは、冷温水配管更新工事の前払い金を計上したことによるものでございます。決算額4,274万2,000円、執行残額144万7,000円、庁舎修繕料が約110万円の執行残でございます。
目的です。長寿命化の一環としての各種設備の更新でございます。
内容です。冷温水配管更新工事などを実施しております。
成果です。庁舎を長期に活用できるよう設備の改善が図られております。
主要な施策の成果の説明は以上です。
176: ◯委員長(野口明美君) 質疑ございませんでしょうか。岩切委員。
177: ◯委員(岩切幹嘉君) 40ページの春日市の表彰事業ですけれども、この市の現場で貢献されている方の表彰は非常に大事でございますが、あわせて春日市出身の文化人の表彰ということで以前、手嶌葵さんとか中西和久さん、一人芝居の。二人の方が多分そういう賞の受賞があったかと思いますが、やはりこういう文化人の表彰によってですね、皆さんの郷土愛につながる効果があると思うんですが、この賞の枠自体がなくなったのか、もしくはこの該当が今のところないということなのか、現状はいかがでしょうか。
178: ◯委員長(野口明美君) 神崎課長。
179: ◯総務課長(神崎由美君) 制度として、この表彰の種類としてなくなったわけではございません。該当者がないということでございます。
以上です。
180: ◯委員長(野口明美君) 岩切委員。
181: ◯委員(岩切幹嘉君) やはり今後、やっぱり受け身ではなくてですね、しっかり担当者としてもアンテナを張り巡らせて、さらなる魅力ある表彰事業をですね、ぜひとも推進していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
182: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。高橋委員。
183: ◯委員(高橋裕子君) 117ページ、RPAツール導入事業についてお尋ねいたします。
内容について、検証結果の人件費削減効果が金額で出ておりますが、これは、いわゆる今でいう会計年度任用職員の方の削減された分が多いのか、それとも正職の方の削減が多いのかということが分かれば教えてください。
184: ◯委員長(野口明美君) 神崎課長。
185: ◯総務課長(神崎由美君) こちらにつきましては、職員モデル人件費から算出される時間単価を基に算定をいたしております。
以上です。
186: ◯委員長(野口明美君) 高橋委員。
187: ◯委員(高橋裕子君) ということは、モデル単価ですから正職の方だろうと思います。効果が大変上がっていてよろしいかと思うんですけど、今後、このモデル事業、次年度以降に生かすためのアドバイザーサポートをされるということなんですが、これは内部の方で経験者が、お一人でしょうか、何人か分からないんですけれども、されるということなんでしょうか。その点、お尋ねします。
188: ◯委員長(野口明美君) 神崎課長。
189: ◯総務課長(神崎由美君) 今、委員おっしゃられたとおりですね、職員のほうで、初年度経験をした職員をですね、支援員ということです。どうしてもですね、私どものIT推進担当だけでは手が回らないという部分がございますので、そういった今までの経験者も含めてですね、この事業を推進していきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
190: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。吉居委員。
191: ◯委員(吉居恭子君) 114ページの下段の職員採用試験ですけど、第一次試験で面接官は職員がされるって聞いたんですけど、946人、どんなふうにされるのかということと、あと、市外とか遠くの人でもその場でされると聞いたけど、そこら辺ちょっと。
192: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
193:
◯人事法制課長(横山政彦君) 一次試験の面接は3人1班、10班で、2日間でですね、最大キャパ1,200人まで面接できる体制を組んでおりますので、その1,200人、2日間でできる体制で、スポーツセンターで実施をしております。この3人につきましては、主査・係長級を班長として、その下に主任と主事、若手職員を2人つけた3人1班編成の10班で対応、面接をしているという状況でございます。
194: ◯委員長(野口明美君) 吉居委員。
195: ◯委員(吉居恭子君) すいません、そうしたら3人10班で、集団面接になるんですか。
196: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
197:
◯人事法制課長(横山政彦君) 3人10班で、1班6人の集団面接でございます。
198: ◯委員長(野口明美君) 吉居委員。
199: ◯委員(吉居恭子君) ほかの都市にも行かれるということですか。
200: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
201:
◯人事法制課長(横山政彦君) この面接はスポーツセンターで実施をしますので、遠くの方についても春日市まで来ていただいて受験をいただくという形になります。SPI試験のほうは全国主要都市で試験会場が設置されますので、一番近いところで予約をして受験していただくという形になります。
202: ◯委員長(野口明美君) 吉居委員。
203: ◯委員(吉居恭子君) もう一つすいません。121ページの中段で、市庁舎大会議棟1階内部改修事業という分ですけど、ちょっと聞き漏れしたかもしれないんですけど、当初予算と全然金額が違うんですけど、そこら辺どうしてか。
204: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
205:
◯人事法制課長(横山政彦君) 当初予算で設計監理委託料を計上しまして、その設計に基づいて補正予算で工事費を計上したというところでございます。
206: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。西村委員。
207: ◯委員(西村澄子君) 115ページです。職員研修事業についてです。市企画の研修でメンタルヘルス研修とありますが、ちょっと詳しく内容をお聞かせいただければと思います。
208: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
209:
◯人事法制課長(横山政彦君) こちらは年に1回、常勤の職員を対象に、これ、正規職員と嘱託職員も含めてですが、五百数十人のヘルスチェック、すいません、ストレスチェック、法的義務となっているストレスチェックの結果に基づいて、その結果が少しよくなかった組織、課単位になりますが、その課の職員、管理職、監督職を呼びまして、まずそのストレスチェックの結果の読み解き方であったり、職場でのコミュニケーションをどういう形でやっていって、そのストレスチェックの結果ですね、組織の風土調査の結果が改善するようなことについて研修をしているというふうなことでございます。
210: ◯委員長(野口明美君) 西村委員。
211: ◯委員(西村澄子君) ということは、具体的にその方にメンタルヘルスをされているのではなく、課の全体のことのメンタルヘルスということで解釈してよろしいですか。
212: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
213:
◯人事法制課長(横山政彦君) 個人のメンタルヘルスの結果については私どもが見れない、当たり前ですけど、見れない状態で調査をしております。これは、ストレスチェックの方法として当たり前のことになっておりまして、組織の結果、5人以上の単位についてはその組織の傾向が統計上分かるようになっておりますので、その結果を基に、そこの職場に対して、ストレスチェックをしている大学の先生が来て、その調査結果の内容であったり、どういうふうに職場で対応したほうがいいですよというふうな、組織に対してのアピールの研修になります。
214: ◯委員長(野口明美君) 西村委員。
215: ◯委員(西村澄子君) とても重要なところだと思うんですよね。ですので、今後もやっぱり職場環境をよくするということ、それから職員の方のやっぱりメンタル的なものを正常時に保つということではとてもいい取組だと思いますので、今後もよろしくお願いします。
216: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。原委員。
217: ◯委員(原 克巳君) すいません、同じく職員研修のところなんですが、一番下に自己啓発支援の助成があります。年間で4人ということだったんですが、実際の希望者ですね、どのくらいおられたのかというのをちょっとお伺いしたいんですが。多分希望者全員を助成したわけではないというふうに思います。実際に希望者は何人だったでしょうか。
218: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
219:
◯人事法制課長(横山政彦君) 30年度までは事前に申請をしてもらって、こういうふうな学習なり資格を取った後にまた実績に基づいて申請なんですけど、非常に手間がかかるということで、事後の1回の申請にしております。ですので、この4人というのは希望者全員が対象になっているということではございます。
ただ、資格取得の場合は、資格が取れなかった場合は補助対象となりませんので、あくまでも資格の場合は資格を取って、取った後に受験のための費用だとか、勉強のための参考書代だとかを申請してもらって補助をするというふうな形になっております。
220: ◯委員長(野口明美君) 原委員。
221: ◯委員(原 克巳君) そうするとあれですか、一応業務に関連するような研修というか通信教育とか資格取得だと思うんですけれども、精査とか選定、助成の基準というのは一応設けてあるんですかね。
222: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
223:
◯人事法制課長(横山政彦君) 私どもがメニューを作っております。で、このメニューに加えたいと、加えてほしいというふうな要望があれば、それを検討してメニューに加えるという形にしております。ですので新たに、ここでいくと一番上の建築仕上げ改修施工というのは入ってなかったんですが、これはぜひとも、仕事でも必要だよということで、そういうような提案もあって、私どもとしてメニューに加えて対象にしたというふうなことであったり、あとは、通信教育は特にですね、育児休業中の職員が復職に向けて、その育児休業中の時間を活用していろんな勉強したいというふうなニーズもありますので、そういうようなことについても対象としております。
224: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。飯田委員。
225: ◯委員(飯田浩昭君) すいません、114ページの職員採用試験事業について、ちょっと1点確認させていただきたいんですが、元年度は受験申込者数が946人で、決算額が245万4,000円。受験申込者数単価で言えば2万6,000円ぐらいかかっていると。平成30年度ですと、1,005人で決算額が357万7,000円、単価で3万5,600円ほどかかっているということで、元年度のほうが、30年度よりも人数が少ないにもかかわらず単価が1万円ぐらい安い、低くなっているんですけれども、この要因といいますか、これはどういうあれなんですかね。
226: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
227:
◯人事法制課長(横山政彦君) こちらのですね、表に出している数字というのが申込者数です。で、申込者数と実際の受験者のずれというのがございます。例えば一次試験で申し上げますと、元年度はですね、受験率が70%でした。ですので、この申込者数でいくと946人のうち70%が受験をしましたということになります。平成30年度は受験率が60%ほどでした。これは、この30年度から受験番号をホームページで出すようにして、どのくらいの受験者がいるのかというのが分かって、受験率が一度、それまでの70%から60%に下がったんですね。その関係で、受験者数と申込み者数のずれで1人当たりの金額が変わってきているというところがあろうと思います。
228: ◯委員長(野口明美君) よろしいですか。ほかにございませんでしょうか。西川委員。
229: ◯委員(西川文代君) 98ページの市営住宅建替事業についてです。最終決算額が3億445万6,000円ということですけれども、これは市の財政から持ち出した分は。国のほうからですね、住宅費国庫補助金という形で入ってくる分があると思いますが、概算で構いませんので、どのくらいの分が市の財政から持ち出しているのかというのをちょっと知りたいです。
230: ◯委員長(野口明美君) 大川課長。
231: ◯管財課長(大川 剛君) 市営住宅の事業につきましてはですね、国庫補助金とあと起債ですね、この2本で事業を進めさせていただいております。まず、その補助の比率でございますが、市営住宅には改良住宅と公営住宅とございまして、改良住宅というのはその総事業費の3分の2が補助として入ってきます。で、公営は40%ですね。ですから、その住宅によって公営住宅の住宅と改良住宅の住宅がございますので、それぞれで持ち出しといいますか、補助額が変わるんですけど、基本的には公営でしたら40%が補助で、改良住宅でしたら66.6%ですね、が補助と。で、残りは起債で充てております。この起債は将来的に利用者負担でございますから、住民の方の家賃であるとか駐車料金、この辺りを充てて返済をしていくということで事業を進めております。
232: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
233: ◯委員(西川文代君) 今の説明でありますと、そうしますと春日市が持ち出すという分はない状況というふうに捉えられますか。
234: ◯委員長(野口明美君) 大川課長。
235: ◯管財課長(大川 剛君) 基本的にはございません。ただどうしても補助対象じゃない部分というのが、ほんの少額でございますが、例えば工事中に何か仮設で設けるとかですね、そういったものについて、本当に何%ということもそれは一概に言えないんですけど、本当にもう何十万とか、何億のうちの、そういった数字が出ることはございますが、基本的には持ち出しはないと、一般財源は使わないということで事業は進めさせていただいております。
236: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
237: ◯委員(西川文代君) 分かりました。そうしましたら、117ページの公営住宅管理システム更新事業についてですけれども、事業の継続性を図るために新たにシステムを導入したということですけれども、これは大体新しく導入して、どのくらいこのシステムを使用して、どのようなこれで管理をするのかというのをもうちょっと詳しく教えてください。
238: ◯委員長(野口明美君) 大川課長。
239: ◯管財課長(大川 剛君) 公営住宅管理システム、こちらもともとが導入しているものではございますが、このですね、旧システムのサポートの期間が終了したということで今回新たなシステムを導入したということでございますので、ちょっとそのサポートがいつまで続くというのは私どもはちょっと把握はできてないんですが、サポートが続く限りはこのシステムをそのまま引き続き今回導入したものを使っていくんです。
この内容というのは、家賃管理であるとか、あとは入退去の管理、そういった、これはもう以前のシステムから同じなんですが、今回の新システムでも基本的な内容というのは大きくは変わっておりませんので、そういった主なものはその二つをですね、管理するという、そういうシステムの更新ということでございます。
240: ◯委員長(野口明美君) 西川委員。
241: ◯委員(西川文代君) 分かりました。そうしましたら、旧システムですね、それはどのくらい使用されてからの今回の新システムなんですか。
242: ◯委員長(野口明美君) 神崎課長。
243: ◯総務課長(神崎由美君) 申し訳ございません。システムについてはですね、以前から使っていたというところなんですけれども、いつからという資料を今、持ち合わせてございませんので、後ほどお示ししたいというふうに思っております。申し訳ございません。
244: ◯委員長(野口明美君) じゃ、後でお願いいたします。
ほかにございませんでしょうか。川崎委員。
245: ◯副委員長(川崎英彦君) すいません、その下のRPAなんですけど、先ほどごめんなさい、ちょっと聞けばよかったんですが、127万6,000円のですね、予算で、今回その削減が129万円で、今回に限っていえばそんな費用対効果はないんですけど、これ、ランニングという意味ではもう全然かからないんですかね。
246: ◯委員長(野口明美君) 神崎課長。
247: ◯総務課長(神崎由美君) すいません。今、手元にランニングの数字をちょっと持ち合わせていないのですが、ランニングコストのほうはかかります。
248: ◯副委員長(川崎英彦君) かかります。その数字は分からないと。
249: ◯委員長(野口明美君) 数字、いいですか。
250: ◯副委員長(川崎英彦君) いや、欲しいです。
251: ◯委員長(野口明美君) じゃあ、数字も後ほどお願いいたします。
ほかにございませんでしょうか。北田委員。
252: ◯委員(北田 織君) 今のところで、このRPAを導入されてて、先ほど4事業から今度6事業に拡大されているということですけど、これはクラス1とかクラス2とかクラス3とかいろいろあって、RPAよりももっといいものというか、AIとの連携で機械学習機能を備えているとかいろんなことがあるわけですけど、現在は試行的にこのRPAを導入されて、ある一定の期間は使われるんですけど、それ以降により精度の高い、クラス3と言われるCAとか、そういったものを導入すると。これ、検証した上でね。そういうようなものというのは大体考え方としてあるんでしょうか。
253: ◯委員長(野口明美君) 神崎課長。
254: ◯総務課長(神崎由美君) 今、御質問がありました件につきましてですね、今後のちょっと課題にはさせていただきたい部分ではございます。それと併せましてですね、AI-OCRにつきましてもですね、ただいま導入のほうをしているというところでですね、そちらも併せて検討していきたいというふうには思っているところです。
255: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。西川委員。
256: ◯委員(西川文代君) 115ページの職員研修事業についてです。毎年ですね、バリエーションに富んだ魅力的なですね、研修を行っていただいているなと思って、ここ二、三年の部分見ても、いろいろとですね、毎年やっているようなメンタルヘルスとかですね、そういう人権とかはありますけど、いろいろやっていただいていますが、どのような研修をするかというのは、何ていうんですか、計画というかプランは人事法制課の管理職の方がされているんですか。
257: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
258:
◯人事法制課長(横山政彦君) 研修プランにつきましては、私どもの人材育成基本方針があります。その方針に基づいて、その階層ごとにどういう研修をするのかというのを研修担当職員がプログラムをつくりながら、また、研修の委託先の企業様とも協議をしながらであったり、県内のほかの市町村でいい研修があるよというふうな情報が入れば、それを見学させてもらったりだとか、市町村研修所に私どもの職員も研修に行きますから、そこに行った職員から聞き取り等によって非常に評価が高くてよかったというふうな研修があれば、そこの企業様とも協議をしながら研修メニューを。限られた予算ですので、予算の中で効率よくできるようにメニューを考えているところでございます。
259: ◯委員長(野口明美君) ほかにございませんでしょうか。大川課長。
260: ◯管財課長(大川 剛君) 委員長、申し訳ございません。すいません、私の先ほどのちょっと説明で1点訂正をさせていただきます。
市営住宅のですね、補助率なんですが、公営住宅では40%と私、御説明いたしましたが、45%でございます。申し訳ございません。改良住宅は3分の2で間違いございません。
以上です。
261: ◯委員長(野口明美君) それでは、不用額に入っていただきます。内藤部長。
262: ◯総務部長(内藤厚幸君) 続きまして、事前にお配りしております令和元年度
歳入歳出決算書につきまして、順次担当課長が御説明をいたします。
263: ◯委員長(野口明美君) 横山課長。
264:
◯人事法制課長(横山政彦君) まず、人件費の総額について、私のほうから説明をいたします。お手元の令和元年度一般会計人件費決算資料を御覧ください。
令和元年度、人件費、一般会計につきましては、当初予算額30億5,800万9,000円、3月補正後の予算現額30億3,929万5,000円で、決算額29億8,690万8,588円、不用額が5,238万6,412円でございます。決算額で対前年度5,148万9,619円の減額で、1.69%の減となっております。これらの数字は常勤の一般職、特別職に係る給料、手当、共済費の合計でございます。
2の対前年度比較の(1)です。前年度からの増減の主なものについて説明をします。
増額の主な理由は、一つがプラスの人事院勧告。職員増員に伴う給料の増額、その増額に伴う地域手当、期末勤勉手当の増額、次が勤勉手当の支給率改定、こちら人事院勧告に伴う支給率の改定に伴う増額、もう一つが統一地方選挙、参議院議員選挙実施に伴う時間外勤務手当の増額、大きく増額の理由は三つでございます。
減額の主な理由は、定年退職者減に伴う退職手当の減でございます。前年度、30年度退職者が定年退職9人、普通退職3人、合計12人でございましたが、令和元年度は定年退職3人、普通退職3人と合計6人となっております。
不用額の主な理由は、例年同様、時間外勤務手当の各所管の執行残、休職及び育児休業により無給または給与減額による減額、それに係る共済費などの執行残でございます。
人件費全体については以上でございます。
265: ◯委員長(野口明美君) それでは不用額をお願いいたします。横山課長。
266:
◯人事法制課長(横山政彦君) すいません。まだ続きがありました。57ページを御覧ください。決算書の57ページです。決算書で説明をします。
267: ◯委員長(野口明美君) お願いします。
268:
◯人事法制課長(横山政彦君) 57ページ、1款1項1目議会費の2節給料、3節職員手当と4節共済費等のように各款項目におきまして人件費の不用額が記載されております。
人件費総額については、以上でございます。
269: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いいたします。大川課長。
270: ◯管財課長(大川 剛君) 続きまして、61ページをお開きください。2款1項5目財産管理費11節需用費、不用額546万5,906円です。庁舎、公用車関連の燃料費、電気料、水道料、修繕料等の執行残の合計です。庁舎燃料費が約139万円、電気料が約115万円、修繕料が約109万円の執行残となっております。
続けます。その二つ下、13節委託料です。不用額203万4,873円です。庁舎関連の管理業務、警備業務、樹木管理業務等の執行残の合計です。警備業務が約100万円の執行残となっております。
続けます。その二つ下、15節工事請負費です。不用額137万9,013円です。庁舎関連の施設維持補修、設備整備の執行残の合計です。施設維持補修費が約102万円の執行残となっております。
5目は以上です。
271: ◯委員長(野口明美君) 次、お願いいたします。神崎課長。
272: ◯総務課長(神崎由美君) 続きまして、決算書の62ページを御覧ください。
2款1項7目電算管理費、2枠目の4行目、11節需用費で消耗品費と修繕費で不用額それぞれ46万8,549円、72万2,200円の計119万749円でございます。こちらは全庁分を一括管理するOA用の消耗品やパソコン、プリンター等の修繕料の執行残でございます。見込みよりも機器の故障等が少なかったことが要因でございます。
次に、その2行下です。13節委託料で、不用額が205万5,414円でございます。こちらは、基幹系システム運用や更新業務、地図データ整備、更新業務等の執行残でございます。主な要因は、基幹系ネットワークサーバー更新業務に係る委託料で、これは、当該業務の本稼働が2月となっており、最後まで事業費の確定ができなかったため、3月補正に計上ができなかったものでございます。
7目は以上となり、不用額の説明は以上です。
273: ◯委員長(野口明美君) 以上で説明が終わりました。これより委員の質疑をお受けいたします。
質疑ございませんでしょうか。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
274: ◯委員長(野口明美君) ないようでございますので。内藤部長。
275: ◯総務部長(内藤厚幸君) 総務部からの説明は以上でございます。どうもありがとうございました。
276: ◯委員長(野口明美君) それでは、ここで暫時休憩いたします。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午後4時18分
再開 午後4時29分
──── ─ ──── ─ ────
277: ◯委員長(野口明美君) それでは、委員会を再開いたします。
新飼事務局長。
278: ◯事務局(新飼達郎君) それでは、皆様に御報告と審議をしていただきたいことがございます。
まず、台風10号でございますけれども、現在、小笠原のほうにおりますが、この後猛烈に発達しながら九州地方に来る予定になっております。で、最接近が7日の朝ということでございまして、その前に特別警報も出るような台風というふうに今、既にアナウンスされているようでございます。
そのため、執行部といたしましては、早めに避難所開設等を考えたいということで、明日の15時30分から執行部のほうで防災の会議をさせていただきたいということですので、明日、その会議には都市整備部も出席が必要になってまいります。その時間帯、おおよそ都市整備部の決算の審査をさせていただいている状況でございますので、この日の審査のほうを、都市整備部を11日のほうに回させていただいて、させていただけないかというふうに、執行部からの要請があっております。
ですから、そのようにしてよろしいかというところを、皆様のほうに御協議いただければというふうに考えているところでございます。
以上です。
279: ◯委員長(野口明美君) それでは、委員の皆様にお諮りいたします。
今ほど新飼事務局長より説明がありましたけれども、明日の午後からの都市整備部の審査を、9月11日金曜日、1時からに予定を変更したいということでございます。
それで異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
280: ◯委員長(野口明美君) 異議なしとございましたので、どうかよろしくお願いいたします。
それでは、本日予定しておりました審査は全て終了いたしました。
次回は明日の9月4日金曜日、10時からは市民部、そして午後1時からは健康推進部の審査を行います。
以上で本日の
決算審査特別委員会を散会いたします。大変御苦労さまでございました。
──── ─ ──── ─ ────
散会 午後4時32分...