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令和2年第2回定例会(第5日) 名簿 2020-06-26
令和2年第2回定例会(第5日) 本文 2020-06-26

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  1. 春日市議会 2020-06-26
    令和2年第2回定例会(第5日) 本文 2020-06-26


    取得元: 春日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    1:                 開議 午前10時00分                ──── ─ ──── ─ ──── ◯議長(松尾徳晴君) おはようございます。  17番、金堂清之議員から、本日の会議を欠席する旨の届出があっております。  定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしております議事日程第5号のとおりであります。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌───────────────────────────┐  │日程第1 総務文教委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│  └───────────────────────────┘ 2: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第1、第30号議案、第41号議案から第45号議案まで、第49号議案、第51号議案、第54号議案から第56号議案まで及び第58議案を一括議題と致します。  総務文教委員会の審査結果の報告を求めます。  総務文教委員長高橋裕子議員。 3: ◯総務文教委員長(高橋裕子君)〔登壇〕 総務文教委員会委員長の高橋裕子です。  本定例会において付託を受けております議案12件について、審査結果の報告を致します。  初めに、第30号議案「春日市教育委員会委員の任命について」であります。  本案は、春日市教育委員会委員の任期満了に伴い、その後任の委員として染原レイ子氏を任命することについて、市議会の同意が求められたものであります。  採決の結果、全員が原案に同意することに賛成いたしております。  次に、第41号議案「春日市固定資産評価審査委員会委員の選任について」であります。  本案は、固定資産評価審査委員会委員高石麻央氏の任期満了に伴い、引き続き同氏を委員に選任することについて、市議会の同意が求められたものであります。
     採決の結果、全員が原案に同意することに賛成いたしております。  次に、第42号議案「春日市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について」であります。  本案は、地方自治法の一部改正により、市長等の損害賠償責任の一部免責について条例で定めることができることとされたことに伴い、必要な事項を定めるものであります。  審査の過程で、教育委員会その他の委員に対して、損害賠償責任の説明がなされているのかとの質疑が出され、執行部から、各委員の就任時に行っている、との説明がなされました。  採決の結果、全員が原案を可決することに賛成いたしております。  次に、第43号議案「春日市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  本案は、県費負担教職員の服務の宣誓に関し、必要な事項を定めるものであります。  採決の結果、全員が原案を可決することに賛成いたしております。  次に、第44号議案「議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  本案は、会計年度任用職員制度の創設に伴い、給料を支給される職員に対する公務上の災害等に係る補償の補償基礎額に関し、所要の規定の整備を図るものであります。  採決の結果、全員が原案を可決することに賛成いたしております。  次に、第45号議案「春日市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  本案は、現下の厳しい社会経済情勢に鑑み、市長、副市長及び教育長の給与について、時限的な減額措置を講ずるものであります。  採決の結果、全員が原案を可決することに賛成いたしております。  次に、第49号議案「令和2年度春日市一般会計補正予算(第4号)について」であります。  本案は、歳入歳出予算の総額を6億6,007万5,000円増額し、478億4,060万2,000円に補正するものであります。  審査の過程で、タブレットの納入予定はいつか、との質疑が出され、執行部から、年度内納入を目指し早急に手続を進めたい、との説明がなされました。  また、障がいがある児童生徒への入出力支援装置の整備はどうか、との質疑が出され、執行部から、インクルーシブ教育の観点から配慮は必要である。国庫補助や装置の内容等を確認していきたい、との説明がなされました。  また、ICT機器の活用について各学校で格差があるようだがその解消はどうか、との質疑が出され、執行部から、各学校で創意工夫しつつ進めているところであり、今後教育委員会でもタブレットの活用について手引を作成して支援していく予定である、との説明がなされました。  採決の結果、全員が原案を可決することに賛成いたしております。  次に、第51号議案「工事請負契約の締結について(春日市市庁舎防水外壁改修工事)」であります。  本案は、工事請負契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、市議会の議決が求められたものであります。  採決の結果、全員が原案に同意することに賛成いたしております。  次に、第54号議案「工事請負契約の締結について(春日市立春日南中学校校舎等増築工事建築主体工事))」であります。  本案は、工事請負契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、市議会の議決が求められたものであります。  審査の過程で、今回の工事において将来の教室不足が解消できるのか、との質疑が出され、執行部から、大規模改修時に既存の特別教室の移設等を行うことで確保する予定である、との説明がなされました。  また、応札業者が1者であり予定価格に近い金額で落札されているが、入札の競争性は担保されているのか、現状を踏まえて入札の在り方について検討されているか、との質疑が出され、執行部から、一般競争入札の件数は増えており、建築関係では指名競争入札ですら辞退する場合もあることから、なかなか全てに応札することができず、対象を絞っているのではないかと考えている。入札については、今年3月に建設事業発注方針を見直した影響も分析検討していきたい、との説明がなされました。  採決の結果、全員が原案に同意することに賛成いたしております。  次に、第55号議案「財産の取得について」であります。  本案は、大谷小学校給食備品を取得するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、市議会の議決が求められたものであります。  採決の結果、全員が原案に同意することに賛成いたしております。  次に、第56号議案「第6次春日市総合計画における基本構想の策定について」であります。  本案は、総合的かつ計画的な市政運営を図るため、第6次春日市総合計画における基本構想を策定することについて、春日市総合計画条例第6条の規定により、市議会の議決が求められたものであります。  審査の過程で、構想の素案について、若手職員中心に考えたと聞いているが、その経緯は、との質疑が出され、執行部から、各係長を中心とした基本構想研究委員会を立ち上げ、各所管で協議した素案を持ち寄りつくり上げたものであるとの説明がなされました。  また、市民の意見はどのように反映されたのか、との質疑が出され、執行部から、意識調査の分析、高校生によるワークショップ、総合計画審議会における議論、パブリックコメント等により反映されている、との説明がなされました。  また、基本構想は、SDGs(持続可能な開発目標)と重なる部分が見受けられるが、国際的な社会状況を考慮されたのか、との質疑が出され、執行部から、今回の基本構想後に政策の具体的内容を決める基本計画の策定を予定している。その中でSDGsとの関連づけ、数値目標の設定等を行うことを考えている、との説明がなされました。  採決の結果、全員が原案を可決することに賛成いたしております。  次に、第58号議案「令和2年度春日市一般会計補正予算(第5号)について」であります。  本案は、歳入歳出予算の総額を4億2,052万6,000円増額し、482億6,112万8,000円に補正するものであります。  審査の過程で、学習支援員、スクール・サポート・スタッフが各校1名ずつ配置されるとのことだが、そもそも学校人員は不足気味であり、感染症対策のため新たな負担が増えている中十分な支援ができるのか、との質疑が出され、執行部から、各学校からの要望も踏まえつつ様々な人材を確保して支援していきたい。人員の確保により教員の負担が軽減され、児童生徒の学習の遅れに対応できるとの説明がなされました。  また、プレミアム付き商品券は、販売開始から使用期限までが短いのではないか、との質疑が出され、執行部から、できるだけ早く販売できるよう商工会と協議したい、との説明がなされました。  また、家賃支援給付金について、申請から給付まで迅速に行うためスケジュールはどうか、制度が分かりにくいので周知徹底が必要と考えるが、との質疑が出され、執行部から、7月中の申請開始を予定している。まだ制度設計中であり、それを踏まえて周知していきたい、との説明がなされました。  また、ひとり親世帯臨時特別給付金の手続についてどのように行うのか、との質疑が出され、執行部から、児童扶養手当の認定を受けている受給資格者への通知は、8月の現況届の手続と併せて行う予定である。それ以外の方々は、市報、チラシ、母子寡婦福祉会への連絡等を通じて周知に努めていきたい、との説明がなされました。  採決の結果、全員が原案を可決することに賛成いたしております。  以上で、総務文教委員会の審査結果の報告を終わります。 4: ◯議長(松尾徳晴君) ただいまの総務文教委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  次に、討論をお受けいたします。  討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第30号議案「春日市教育委員会委員の任命について」、総務文教委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 7: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第30号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第41号議案「春日市固定資産税評価審査委員会委員の選任について」、総務文教委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 8: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第41号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第42号議案「春日市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 9: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第42号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第43号議案「春日市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 10: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第43号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第44号議案「議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 11: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第44号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第45号議案「春日市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 12: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第45号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第49号議案「令和2年度春日市一般会計補正予算(第4号)について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 13: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第49号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第51号議案「工事請負契約の締結について(春日市市庁舎防水外壁改修工事)」、総務文教委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 14: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第51号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第54号議案「工事請負契約の締結について(春日市立春日南中学校校舎等増築工事建築主体工事))」、総務文教委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 15: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第54号議案については同意することと決定いたしました。  次に、第55号議案「財産の取得について」、総務文教委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 16: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第55号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第56号議案「第6次春日市総合計画における基本構想の策定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 17: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第56号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
     次に、第58号議案「令和2年度春日市一般会計補正予算(第5号)について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 18: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第58号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌───────────────────────────┐  │日程第2 市民厚生委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│  └───────────────────────────┘ 19: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第2、第46号議案から第48号議案まで、第52号議案、第53号議案、請願第1号及び請願第2号を一括議題と致します。  市民厚生委員会の審査結果の報告を求めます。  市民厚生委員長内野明浩議員。 20: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 市民厚生委員会委員長の内野明浩です。  本定例会において付託を受けました議案7件について、市民厚生委員会の審査結果の報告を致します。  初めに、第46号議案「春日市税条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  改正の主な内容は、地方税法の一部改正等に伴い、個人市民税は、子を扶養するひとり親等に対する控除の見直しについて、本人所得が500万円以下の寡夫及び未婚のひとり親の控除額を30万円とする、また、固定資産税は、新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための特例の追加などであります。  審査の過程において、委員から、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止等となったイベント入場料金等の払戻しの請求をしない場合について、具体的に中止等となるイベントとはどういったものなのか、との質疑が出され、執行部から、対象となるイベント主催者側スポーツ庁または文化庁に申請し、各庁が認めたイベントが対象となり、ウェブサイトで公表する、との説明がなされました。  続けて、チケット購入者はどのように申請手続をするのか、との質疑が出され、執行部から、対象となるイベントチケット購入者は、主催者に払戻請求権を放棄する意思を連絡する。主催者側は、その事業が対象事業である証明書及びチケットの払戻請求権を放棄された証明書をチケット購入者に発行する。チケット購入者は発行された証明書をもって確定申告を行う、との説明を受けました。  また、委員から、固定資産税について、住宅を兼ねる事業所は特例の対象となるのか、との質疑が出され、執行部から、事業用である証明ができれば対象となる。その場合、事業専用割合に基づき、事業専用相当分が特例の対象となる、との説明を受けました。  また、委員から、今回の改正に伴う市の税収への影響について質疑が出され、執行部から、全体的にはそれほど税収への影響がないと考えている、との説明を受けました。  また、委員から、今回の改正の中には申告が必要なものも含まれているため、積極的な周知を図っていただきたい、との要望が出され、執行部から、原則的には市のウェブサイトの活用や必要に応じて市報等でも周知を図りたい、との説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により、原案を可決することに致しております。  次に、第47号議案「春日市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  改正の内容は、新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための特例の追加に伴う読替規定の整備であります。  採決の結果、全員賛成により、原案を可決することに致しております。  次に、第48号議案「春日市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  改正の内容は、地方税法の一部改正に伴い、低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得特別控除の追加であります。  審査の過程において、委員から、低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得特別控除の適用はいつからになるのか、との質疑が出され、執行部から、施行日は令和3年1月1日であるが、国民健康保険税の賦課期日は4月1日であるため、令和3年度からの適用となる、との説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により、原案を可決することに致しております。  次に、第52号議案「工事請負契約の締結について(春日市総合スポーツセンター温水プール規模改修工事建築工事))」及び、第53号議案「工事請負契約の締結について(春日市総合スポーツセンター温水プール規模改修工事機械設備工事))」であります。  これら2議案は、工事請負契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、市議会の議決が求められたものであります。  審査の過程において、委員から、入札に当たり、公告する期間はどれくらいであったのか、との質疑が出され、執行部から、公告から入札までの期間は1か月であった、との説明を受けました。  また、委員から、応札は1者のみか、との質疑が出され、執行部から、1者のみであった、との説明を受けました。  また、委員から、予定価格は公表されているのか、との質疑が出され、執行部から、公表している、との説明を受けました。  また、委員から、第52号議案は99.99%、第53号議案は99.17%の落札率であった。本来であれば予定価格調査基準価格の間の価格で落札されることが望ましいが、ほぼ予定価格に近い数字になっていることは競争が働いていると言えるのか、との質疑が出され、執行部から、落札率が95%などの他の案件もあるので競争が働いているものと考える、との説明を受けました。  また、委員から、公告の周知方法について質疑が出され、執行部から、公告は市のウェブサイトに掲載している。それに加えて、業界紙である九建日報にも情報提供をしている、との説明を受けました。  また、委員から、今回の大規模改修の工事期間はどのように設定したのか、との質疑が出され、執行部から、毎年6月中旬に水泳大会を開催している。当該大会が県民体育大会の夏季大会の選手選考を兼ねているため時期をずらさず実施できるよう工期を設定している、との説明を受けました。  また、委員から、今回の大規模改修に当たり、福岡県福祉のまちづくり条例に基づき障がいをお持ちの方のトイレ等、配慮されている設計になっているのか、との質疑が出され、執行部から、今回の改修は同条例を確認しながら設計している、との説明を受けました。  採決の結果、第52号議案、第53号議案はともに、全員賛成により、原案を同意することに致しております。  次に、請願第1号「春日市の学童保育に関する請願書」であります。  本請願は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準などに基づいて運営することが、子どもたちにとって安全で心身共に安心して過ごせる生活の場にするために改善を求めるものであります。  審査の過程で、請願者及び紹介議員に出席を要請し、請願の要旨及び理由の記載事項に関して、説明を求めました。  請願者から、私は前指定管理者の支援員のときに、子どもたちへ4月から新指定管理者に替わっても何も心配ないと説明をしました。しかしながら、4月以降に支援員が子どもの身体を触ったり、おやつを強制的に食べさせるなどの事象を他の支援員から聞き、子どもたちの安全・安心が心配になりました。また4月以降の支援員不足や、学童クラブによっては6月に入ってもリーダーが不在などの問題点も聞き、請願に至った、との説明を受けました。  採決に当たり、反対の立場から、請願提出の端緒となった暴言等の事案について請願者と執行部との見解に相違がある。この点について執行部に確認したところ、必要な助言、指示及び指導が行われていないという明確なものは確認できなかったため、現時点では採択に慎重であるべき、との討論が出ました。  賛成の立場から、子どもたちが安全に、心身共に安心して過ごせる生活の場にするために基準及び指針を基にクラブの運営に努めてほしい、また、支援員のスキルが専門性の高い人材を目指して市もその指導に努めていただきたいことが請願の趣旨である、との討論が出されました。  採決の結果、賛成多数により、採択することに致しております。  次に、請願第2号「春日市放課後児童保育に関する請願書」であります。  本請願は、学童保育は、子どもが生き生きとした放課後を過ごすための大事な居場所であり、子どもや保護者にとって安心できる場所となることを求めるものであります。  審査の過程で、請願者及び紹介議員に出席を要請し、請願の要旨及び理由の記載事項に関して、説明を求めました。  請願者から、指針や仕様書に沿った運営がなされていないと思われるクラブが散見されました。また、全てとは言えないが保護者の声として、支援員の不足、暴力や暴言、いじめなどで子どもの人権が確保されていないなど問題があるため請願に至った。指針や仕様書に沿った運営が満たされていないクラブについて、市より新指定管理者に対し組織の仕組みづくりなどに関して具体的な改善策を助言してほしい、との説明を受けました。  採決に当たり、反対の立場から、参考人招致にて、請願者より趣旨説明があり、子どもの人権が支援員の暴力・暴言で担保されていないため、子どもの安全安心に保護者が不安を持つ状況にあり、そのことが前提の請願である。執行部へ、暴力・暴言に関する説明を求めた結果、その事象については確認できたが前後の背景等に双方の認識が大きく乖離しているため本請願の前提が成り立たず、採択に違和感がある、との討論が出されました。  賛成の立場から、今回の請願が保護者の代表から出されている点は非常に重い意味があり、また、保護者が現状を把握された上で改善をしてほしい。子どもたちが健全な環境の中で生き生きと過ごせる居場所を確保してほしいとの願いと受け取っている。その居場所になるか否かは支援員の数よりも質の問題である。また、今回の事案については、執行部の説明と大きな乖離があるからこそ請願の重みがある、との討論が出されました。  採決の結果、賛成多数により、採択とすることに致しております。  以上で、市民厚生委員会の審査結果の報告を終わります。 21: ◯議長(松尾徳晴君) ただいまの市民厚生委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。  質疑の通告があっておりますので発言を許します。  16番、中原智昭議員。 22: ◯16番(中原智昭君)〔登壇〕 16番、翔春会の中原智昭でございます。  私は、請願第1号「春日市の学童保育に関する請願書」、及び請願第2号「春日市放課後児童保育に関する請願書」の二つの項目について、市民厚生委員長の委員長報告について質疑をさせていただきます。  まず、請願第1号の委員長報告について質疑を致します。  委員長報告では、8ページ上段の請願者からの説明において、4月以降に支援員が子どもの身体を触ったり、おやつを強制的に食べさせるなどの事象を他の支援員から聞いたということや、4月以降の支援員不足や、学童クラブによっては6月に入ってもリーダーが不在などの問題点を聞き請願に至った、との説明を受けたということの記載がありますが、これらのことについては、今議会の吉居議員からの同様の内容でも一般質問があり、執行部での回答では、事象はあったものの認識に当たっては違いが示されております。  請願者が、伝達に基づき誤解をして請願の前提に立ったとすれば、請願の前提が崩れてしまいますが、委員会においては、一般質問や執行部の説明を受けて、請願の前提となる事実の確認をどのような報告を基に審査をされたのかを、執行部の説明を交えお聞かせください。  次に、委員会での8ページ下段の賛成討論に、子どもたちが安全に心身共に安心して過ごせる生活の場にするために、との発言がありますが、指定管理者が4月に替わったタイミングで、このような発言がなされたっていうことは、言い換えれば、前の指定管理者のときは、子どもたちが安心して過ごせる場があったにもかかわらず、今はそのようにできてないっていう理解が請願の前提にあるように受け取られ、また今回の請願者には、前の指定管理者の下で支援員をしていた人が含まれているようでありますが、委員会において、前の指定管理者の状況を請願者から聞くなどして十分に審査確認し、前の指定管理者と新しい指定管理者の運営を比較検討した上で、今回の請願第1号の採決に臨まれたのでしょうか。  次に、請願第2号の委員長報告についてを質疑いたします。  請願者から説明の9ページ下段から10ページにかけて、全てとは言えないが保護者の声として、支援員の不足、暴力や暴言、いじめなどで子どもたちの人権が確保されていないなどの問題がある、との説明があり、その前提での請願の提出に至ったということでありますが、全てとは言えないというのが、後段のどの部分のことでしょうか、御説明ください。  また、前段の保護者の声として、支援員不足、暴力や暴言、いじめなどで子どもたちの人権が確保されていないなどの問題があるから、具体的な改善策を助言してほしいという請願の内容でございますが、ここにある問題の部分については、先日の吉居議員の一般質問の回答で、認識の違いが示されており、委員会での反対討論にもあるように、問題の事象は確認できたが、前後の背景に双方の認識が大きく乖離しているため本請願は成り立たず、採決に違和感があるとまで言われておりますが、事実の確認について、委員会ではどのような説明を聞き、審査なされたのでしょうか。  以上、請願第1号について2点、請願2号について2点をお聞きしまして、1回目の委員長報告の質疑とさせていただきます。御回答よろしくお願いします。 23: ◯議長(松尾徳晴君) 市民厚生委員長内野明浩議員。 24: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 市民厚生委員長の内野明浩です。  ただいまの中原議員からの質疑にお答えいたします。  まずは請願第1号でございます。請願の前提となる事実確認について、どのような報告を基に審査がなされたのかとの質問でございます。  4月以降に、支援員が子どもの身体を触った、おやつを強制的に食べさせるなどの事象を他の支援から聞いた、などの一連の事象についてを審査をしております。  委員から、私が確認している内容と全く違った詳細な説明が一般質問においてなされましたが、どこで意見を聴取されたのかとの質問に対し、執行部より、現場から上がってきた意見をテノが報告書として出してきており、その内容確認と背景にあるものを調査している。一般質問の場では、事象の確認において、当事者でどちらに非があるか分からないものについては分からないと回答している、という回答でございます。  委員から、一般質問においては、いろいろな事象をNPO法人の継続雇用のほうが問題を起こしたのかのような回答していることが多かった。身体を触った件を引き起こしているほうは新規雇用の方か。触った方は良い人で親しみやすい人であったと一般質問で回答されたが、どこでどのように確認したのか、という質問に関しては、執行部より、その事象の背景について話すことがあるが、この場で話すと子どもなど周りに大きな影響が出るおそれがある。また記録が残るところで話すといろいろな方へ支障来すおそれがあるとの説明を受け、個人情報を含むことであったため傍聴人に退出いただき、執行部に対して詳細な事象の報告を求め、確認し、聴取を行いました。  次に、もう一つの質問でございますね。1号請願書について。  前の指定管理者の状況を……。すいません、請願第1号の採決に臨まれたということでございますね。前の指定管理者の状況を請願者から聞くことは行っていませんが、執行部への質疑において、前と新しい指定管理者について事故発生から市に報告が上がるまでのプロセスの確認に基づき、採決を行っております。  次に、請願2号の質疑についてお答えいたします。  全てとは言えないが、保護者の声として、支援員の不足、暴力や暴言、いじめなどでも人権が確保されていないなどの問題がある、部分についての説明でございます。その全てについてとは言えないがというのは、どの部分でしょうかということでございます。  全てについてとは言えないが、の「全て」とは、支援員の不足、暴力や暴言、いじめなどに該当して、この該当項目が全てにおいて、請願者にこの部分を確認いたしましたところ、全ての保護者の声でもなく、保護者としてもどこまで見ることができたか分からないという回答でございました。  それから、第2号の請願について。事実の確認について、委員会ではどのような説明を聞き審査がなされたのかという質問でございます。  これにつきましては、さっきの質疑でお答えいたしましたけども、個人情報保護のため傍聴者の方に御退室いただき、事象の内容の説明を執行部から受け、聴取いたしております。  以上でございます。 25: ◯議長(松尾徳晴君) 16番、中原智昭議員。 26: ◯16番(中原智昭君)〔起立〕 16番、中原智昭です。  まず、請願第1号について、再質疑をさせていただきます。  本請願者は、春日市放課後児童支援員及び元支援員代表阿部亮子氏とほか8名で提出されておりますが、元支援員としての立場での請願者の方と現支援員の方は、それぞれ何名だったのでしょうか。  また、現支援員の方は、前指定管理者においてどのような立場であった方なのかなどの説明は、請願者や執行部からはあったのでしょうか。内容も含めて御説明ください。 27: ◯議長(松尾徳晴君) 市民厚生委員長内野明浩議員。 28: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 市民厚生委員会委員長の内野明浩でございます。  中原議員の第1号請願に関する再質疑に関しての御回答を致します。  元支援員としての立場での請願者の方と現支援員の方の人数については、委員会の審査にて確認をしておりませんが、参考人として出席いただいた際に、阿部亮子さんが元支援員であるとの説明を受けております。また、請願書の代表である元支援員の阿部亮子さんは、前指定管理者において、全18クラブを統括する統括主任支援員であり、各放課後児童クラブの状況を把握できる立場にあったと、執行部より説明を受けております。 29: ◯議長(松尾徳晴君) 16番、中原智昭議員。 30: ◯16番(中原智昭君)〔起立〕 16番、中原智昭です。  請願第1号について、再々質疑をさせていただきます。  先日の吉居議員の一般質問において、前指定管理者のとき、令和元年度の事故件数が約100件近くあったにもかかわらず、市の自主的な報告は5件であったとの説明が執行部よりなされましたが、先ほどの質問で、請願者の一部の方は、その事故の発生を認識できる立場にあったということで考えてよろしいでしょうか。 31: ◯議長(松尾徳晴君) 市民厚生委員長内野明浩議員。 32: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 市民厚生委員長の内野明浩でございます。  中原議員の再々質疑にお答えいたします。  先ほどの質問で回答いたしましたとおり、請願者の代表である阿部亮子さんは、全18クラブを統括する統括主任支援員の立場であり、各放課後児童クラブの事故等の状況を把握できるような立場であったと、執行部より説明を受けております。 33: ◯議長(松尾徳晴君) 16番、中原智昭議員。 34: ◯16番(中原智昭君)〔起立〕 16番、中原智昭です。
     委員長、御回答ありがとうございました。  続きまして、第2号についての再質疑をさせていただきます。  委員長報告10ページの下段の委員会での賛成討論に、今回の請願が保護者代表から出されている点は非常に重い意味があるという言葉がございますが、請願者が保護者会一同、及び保護者会役員一同の代表となっておりますが、ここで言う保護者会一同、もしくは保護者会役員一同というのは、保護者全員という意味なのでしょうか。また、どのような確認がなされたのでしょうか、お聞かせください。  次に、11ページの委員会の賛成討論では、その居場所になるか否かは支援員の数よりも質の問題であるとの言葉があり、支援員の数の確保について軽視するような発言とも受け取られますが、委員会の討論の中で、そのような討論が本当になされたのでしょうか、御確認をお願いいたします。 35: ◯議長(松尾徳晴君) 市民厚生委員長内野明浩議員。 36: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 市民厚生委員会委員長の内野明浩です。  ただいまの請願2号の中原議員の再質疑にお答えいたします。  請願者として5クラブから出ております。保護者一同となっておりますのが2クラブ、それから保護者会役員一同が3クラブでございますが、保護者全員か否かは確認できておりません。  それから、その居場所になるか否かは支援員の数よりも質の問題であるという言葉は、本請願第2号の委員会の討論において、賛成の立場の委員より発せられた言葉であります。 37: ◯議長(松尾徳晴君) 16番、中原智昭議員。 38: ◯16番(中原智昭君)〔起立〕 16番、中原智昭です。  最後に請願2号についての再々質疑をさせていただきます。  請願2号の11ページの委員会賛成討論で、今回の事案については執行部の説明と大きな乖離があるからこそ請願の重みがあるとの発言がありますが、この言葉を聞けば、執行部による一般質問の答弁や委員会での説明にうそや偽りがあるから、請願の重みがあるとも受け止められかねず、まさに執行部には議会の冒涜であり、行政に対する市民への信頼を大きく傷つけることとなるものと考えられますが、そのような発言は、どの場面で、どのような内容のものだったのでしょうか。  そして、委員長報告においての言葉は、委員長の責任において報告されるもので、委員会は公開の場であり、公の場での責任のある発言であるべきです。そしてこの言葉は、大きな責任を負う言葉でありますが、委員全員総意の言葉と考えてよいのか、それとも個人的な言葉と理解したほうがよいのでしょうか。  以上、最後に2点について質疑を致します。  これで私の、市民厚生委員長の委員長報告に対する質疑を終わります。よろしくお願いします。 39: ◯議長(松尾徳晴君) 市民厚生委員長内野明浩議員。 40: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 市民厚生委員会委員長の内野明浩でございます。  中原議員の請願第2号、再々質疑についてお答えいたします。  まず前段のですね、そのような発言が、どのような場面で、どのようなものだったのかということにつきましては、委員会での賛成討論時での発言でございます。  それから、後段の委員会委員全員の総意の言葉と考えてよいのか、それとも個人的な言葉と理解したほうがよいのかという質疑でございます。これは特定の委員の賛成討論の発言でありますが、委員長報告として載せてありますので、委員会としての結論でございます。  以上です。 41: ◯議長(松尾徳晴君) 以上で、通告による質疑を終わります。  ほかに質疑はありませんか。 42: ◯1番(吉居恭子君) はい。 43: ◯議長(松尾徳晴君) 通告なしで……。ちょっと休憩に落とします。  ここで暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午前10時57分                 再開 午前11時03分                ──── ─ ──── ─ ──── 44: ◯議長(松尾徳晴君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  ただいまの吉居議員の質疑については受け付けられませんので、御報告いたします。  次に、討論をお受けいたします。  討論の通告がありますので、議案等の順番により発言を許します。  まずは、請願第1号に対する討論をお受けいたします。  13番、高橋裕子議員。 45: ◯13番(高橋裕子君)〔登壇〕 13番、公明党の高橋裕子です。  私は、請願第1号「春日市の学童保育に関する請願書」に反対の立場から討論いたします。  市民厚生委員長報告によると、請願者から、4月以降に支援員が子どもの身体を触ったり、おやつを強制的に食べさせるなどの事象を他の支援員から聞いたとあり、また、4月以降の支援員不足や、学童クラブによっては6月に入ってもリーダーが不在などの問題点も聞き、請願に至ったとあります。  これらのことについては、吉居議員の一般質問にも同様の内容があり、執行部からの回答では、認識の違いが示されております。請願者が伝聞に基づき、何らかの誤解をして請願に至ったとすれば請願の前提が崩れてしまいますが、委員会においては、一般質問を受けて、このような請願の前提となる事実の確認がなされた上で、十分な審査がされたとは思われません。  よって、願意の妥当性の前提となる事実の確認がなされないまま、賛成することはできません。  また、委員会での賛成討論に、子どもたちが安全に心身共に安心して過ごせる生活の場にするためにという発言があります。指定管理者が替わって、2か月後のタイミングでこのような発言がなされたということは、前の指定管理者のときは、子どもたちが安全に心身共に安心して過ごせる生活の場であったのに、新しい指定管理者がそのようにできていないという理解が前提にあるように受け取れます。  しかし、吉居議員の一般質問の中で、前の指定管理者のとき、令和元年度の事故件数が100件であったにもかかわらず、市への自主的な報告が5件であったという説明が執行部からなされました。また、暴言などの指摘があった支援員も、前の指定管理者からの継続雇用の人であったということであります。  今回の請願者には、前の指定管理者の下で支援員をしていた人が含まれていますが、委員会において、そのような、前の指定管理者と新しい指定管理者の運営を比較検討した上で、今回の請願の採決に至ったとは思われません。現指定管理者は、本年4月以降、約2か月間にわたって学校休校中の間、国の要請を受け、市がお願いをし、朝から学童保育の全日開所となり、予定以上の人員の確保が急遽必要になったということ。  また、継続して雇用される予定だった前の指定管理者の下で支援員をしていた14名の方々が、3月末において急遽内定を辞退されたことは、人材確保の点や運営において多大な影響があったことは想像に難くないところであります。  また、執行部の説明によれば、新指定管理者は、3月5日からの全日開所に伴い人員の確保に協力し、12日からは子どもたちの給食提供に奔走したということではありませんか。保護者の皆様の思いに立てば、とてもありがたかったことでありましょう。  以上のような理由から、私は請願1号「春日市の学童保育に関する請願書」に対し、反対の意を表明し、討論を終わります。 46: ◯議長(松尾徳晴君) 7番、飯田浩昭議員。 47: ◯7番(飯田浩昭君)〔登壇〕 7番、創政会、飯田浩昭です。  請願第1号「春日市の学童保育に関する請願書」に対して、採択に賛成の立場から討論を行います。  この請願の本意は、支援員の人員数確保はもとより、より質の高い本質的に適正な人員及び配置にて、子どもたちが不安にならないよう、安全安心な場所で健全な成長を育める学童保育環境を求めているものです。  成り手不足など雇用の問題もある中、人材確保において鋭意取り組まれていることと思われますが、ただ人がいればいいというものではないということは御承知のことと思います。いつものところに、いつもの大人がいる安心感は大きく、日々成長していく子どもたちと、より良い関係性を構築していくに当たり、一例として、短い期間で人員が変更されるといったことはいかがなものでしょうか。  安定した配置は今までに限ったことではなく、今後も懸念されるところです。人材育成には時間がかかります。常日頃から研さんを積まねばなりません。現段階では、まだまだ足りていないようで、様々なトラブルも見受けられるようです。子どもたちにとって、より良い環境とするために、早急の工夫改善が必要かと感じます。  子どもたちが、安全安心に健やかに成長できるように、これ以上不安になることがないように、市としては、適切な運営が指定管理者にて行われるよう、継続して積極的な指示、状況によっては指導をする必要があると考えます。  よって、請願文書の内容を総合的に判断し、本請願の採択に賛成の意思を表明するものであります。  御賛同よろしくお願いいたします。 48: ◯議長(松尾徳晴君) 15番、船久保信昭議員。 49: ◯15番(船久保信昭君)〔登壇〕 15番、翔春会の船久保信昭です。  私は、請願第1号「春日市の学童保育に関する請願書」について、反対の立場で討論をさせていただきます。  市民厚生委員会にて本請願の審査に当たり、まず初めに、請願者である春日市放課後児童支援員及び元支援員9名の代表である元支援員の阿部亮子氏へ、趣旨の説明を求めました。  請願者代表の説明では、本請願は、子どもたちが安全に心身共に安心して過ごせる生活の場にすることを求めるもの、と説明を受けております。このことは、市民厚生委員会の賛成討論でも、同文で発言がなされたことであります。  この子どもたちが、安全に心身共に安心して過ごせる生活の場にすることを求める理由が、併せて説明をされております。  その理由は、委員長報告にもありましたが、4月以降に、支援員が子どもの身体を触ったり、おやつを強制的に食べさせられるなどを、ほかの支援員から聞き、子どもの安全安心が心配になった。また、4月以降の、支援員不足やリーダー不在などの問題も聞き、これらが根底となり、請願書の提出に至ったと述べられております。  しかしながら、先般の一般質問、また市民厚生委員会において、この根底と言われる各事象の背景などに、請願者と執行部の間で認識の大きな乖離がありました。  また、支援員不足やリーダー不在、この件に関しましても、今現在は解消されていると、市民厚生委員会にて執行部より報告を受けております。  さらに、前指定管理者のときである令和元年度の事故件数は100件発生したにもかかわらず、市への自発的な報告が5件であったこと。また、市への報告を一両日中に要求している事故の報告遅延、これの発生があった。新指定管理者は一両日中の報告を満たしている、ということも、執行部より説明を受けております。  前指定管理者の運営中の3月には、コロナ感染症の対策による小学校の休校により、放課後児童クラブは全日開所が求められました。4月から新指定管理者に替わり、間もなく緊急事態宣言が発令されるという未曽有の事態で、新指定管理者の運営スタートは、厳しい環境の下にあったのではないかと容易に推測がされます。  また、先ほどの賛成討論にて、新しい支援員、また、前指定管理者の継続雇用の支援員、これを、より質の高いものにする。こういうことが含まれた請願書であるというような発言がございました。先ほど申し上げましたとおり、この未曽有の事態の中で研修、いわゆる密の状態、これが許されない中、研修もほぼうまくいかず、そういった中、運営を行っていただいた支援員の皆様には大変感謝を致すところでございます。  このような環境の下、新指定管理者へ替わったこのタイミングにおいて、子どもたちが安全に、心身共に安心して過ごせる生活の場にすることを求めると発言がなされたことは、前指定管理者の下では、安全安心の生活の場があったのに、新指定管理者では安全安心ではないという理解が請願者にあるように受け取られます。  このようなことから、現時点では、本請願の根底にある、子どもたちが安全に心身共に安心して過ごせる生活の場、これは整っており、また、新指定管理者の組織としての運営上の大きな問題点は発生していないものと私は考えております。  さらに、市民厚生委員会では、今後も放課後児童保育を見守り続けるとの共通認識であります。  以上のことから、本請願の採択には反対の意を表しまして、反対討論と致します。  皆様よろしくお願いを致します。 50: ◯議長(松尾徳晴君) 2番、西川文代議員。 51: ◯2番(西川文代君)〔登壇〕 2番、西川文代でございます。  私は、請願第1号「春日市の学童保育に関する請願書」について、賛成の立場から討論いたします。  この請願第1号は、春日市放課後児童支援員及び元支援員の方々8名を代表して、阿部亮子氏より提出されました春日市の学童保育に関する請願書です。  賛成する根拠と理由は、ここで全部言い尽くせないほどございますが、賛成する根拠と理由の三つをここで述べたいと思います。  まず一つ目です。請願書を提出することを決意された、その理由が明らかであり、かつ、その理由の根拠が明確で本質を正しく捉えていることです。  請願提出の理由の冒頭にはこう書かれております。学童保育は、子どもの視点に立って子どもたちにとっての最善の利益とは何かを追求し、国の運営指針の下、運営される中で、子どもたちの権利や成長、発達を保障する場として大きな役割を果たし、かけがえのない存在になり得るのだと思います。春日市の児童のための学童保育の現場を実質つくられてきた、また、現在つくられている方々であるからこその、学童保育の本質と真の目的を捉えた内容が書かれていると、大変共感いたします。  子どもたちの視点に立つ、子どもの権利や成長、発達を保障する場、そのような観点から見たときに、4月からの学童保育に関して、有資格者である放課後児童支援員が配置されていない。また、支援員、補助員が日々入れ替わったりする現状では、そのようなことが果たして保障されるのか。保障されていない現状が見受けられるが、どうするべきなのか。  子どもの心身に大きな影響があることを心から心配しての、愛情あふれる、勇気ある行動としての請願書であると。立ち上がり、声を議会に届けようと、現場から請願書を提出してくださったこと、議員として心から感謝申し上げます。  議会は、議員は、まずは、このような善良な市民の声に耳を澄ます。それが、市民の代表機関、市民の代表、代弁者として重要ではないでしょうか。私はそう考えます。  次に2点目です。請願の趣旨と内容に、正当性が認められることです。  請願の趣旨には、国の放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準、春日市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例、管理運営仕様書に沿って、全てのクラブが運営できているとは言い難く、子どもたちが安全に心身共に安心して過ごせる生活の場にするために、改善が求められる現状があり、春日市の放課後児童クラブに通う全ての子どもたちと保護者が安心して利用できるよう要望する、と書かれています。  これまでの市民厚生委員会の審査や、一般質問における市からの回答において確認できていることですが、4月からの学童保育において、有資格者である放課後児童支援員の配置は、先に述べました沿うべき基準を満たしていない状況があったことは事実として認められております。  また、基準としては示していないものの、現指定管理者が開催した支援員等や保護者に向けた説明会で明言されておりました、全てのクラブにリーダー支援員を配置するという点についても、4月時点で全てのクラブに配置している、と市は指定管理者から報告を受け、配置表を確認しているとの回答をされました。  しかし、続いて、本来であれば、組織上任命行為だと思われるが、現場でお願いする形を取ったため、従業員の中では、引き受けたつもりはないなどの行き違いが生じているものと捉えている。そこで、テノ.サポートに対しても、従業員に対し、役割や任命について現場の誤解が生じないよう説明するよう注意を行っているとのことでした。  私が知り得るのは、一つの事例ではありますが、リーダー支援員になってほしいとお願いはあったが断ったと聞いており、そのクラブには5月2日にリーダー支援員が配置された、と現場は認識しているとのことでした。仮に断った人をお願いしたということで、リーダー支援員としている。また、それを市に報告しているとも受け取れますし、そのこと一つにしても、私自身、春日市の大切な子どもたちが過ごす保育の現場を任せる指定管理者として適切なのか、当然ですが不信感が募ります。  有資格者もいない、リーダー支援員もいない。または、そう現場は認識している。さらに、日々配置される補助員が変化する。どのような体制で新しい学童保育をしていくのかも示されない中、4月1日、新1年生も受け入れての大人数での8時から19時の保育がスタートしています。  これが、春日市が、市民が、現場が、保護者が、そして何よりも子どもたちが望む学童保育なのでしょうか。これでは、現場は綱渡り的な運営であり、継続した補助員の方々にどれほどの負担がかかったのか。  しかも、新型コロナウイルス感染拡大の中、預かる子どもたちの人数が減るまでは、学校施設を借りてなどの処置もされることなく、これについては、市は指定管理者のほうから要請がない限りできないということでした。密集したクラブ舎の中での保育が継続されていた事実、運営として適切な対応と判断がされていたとは言い難いものがあります。  先ほど研修については、密を避けてとありましたが、子どもたちは毎日密の中で頑張っておりました。支援員の方もそうです。もう家族から辞めてほしいと言われたそうです。でも、子どもたちのために辞められなかったそうです。私はそういう切実な声をずっと聞いてまいりました。支援員や保護者の方々が、不安や不満は無理がないと心中を察します。  市民の税金を使用して設置した公の施設を活用しての学童保育を、将来を担う子どもたちの健やかな成長を託す指定管理者です。任されている仕事に関して、まずは虚偽やごまかしと受け取られるようなこと、信頼や信用を落とすようなことは決してしていただきたくないと、心から願います。  一度失った信頼信用を回復するには、大変努力が要ります。やはり、請願の内容に書かれておりますように、指定管理者制度を導入して学童保育の管理運営を任せている市が、責任を持って改善するように求めるのは当然ではないでしょうか。私は正当であると考えます。  最後に3点目です。春日市の学童保育が理想的に管理運営されるように、子どもたちが安心して過ごすことができる学童保育を実現するために、現場から渡された意見や要望のバトンを受け取り、市に伝えていくのは議会の責任であると考えます。  4月からの学童保育において、幾つかのクラブにおいては、子どもたちが安心して過ごすことができない、保護者が安心して預けることができないような残念な事例が存在するようです。これは、現場で働く支援員の方、補助員の方、子どもたちの声から、それを聞いた保護者から聞き取られています。  保育に携わる者として、現在は、社会通念上も法的にも、暴言や暴力的なことは許されていませんし、疑わしいことがあれば、これについては市も積極的に関与して、その真実を明らかにした上で、問題解決していかなければならない、見過ごすことのできないことだと考えます。受け取った子どもたちの心には深い傷が残ります。それは簡単には消えません。子どもに寄り添って、まず話を聞き、そして、両者の声を聞き、事実を明らかにしてほしいと思います。  今や指定管理者からの報告のみでは、支援員の方々も保護者の方々も納得ができない状況になっております。保育や教育の現場で、このようなことをしっかりと、一つ一つ解決していくことが信頼につながるのです。これからの学童保育が信頼に満ちあふれた、子どもたちが安心できる、そのようなものを実現していくための請願であると私は受け取っております。
     信頼関係の再構築をするためにも、市が責任を持って、改善に積極的に関わりを持っていく必要があると判断しております。そして、それが実現するためには、議会が市に責任を持って求めていくことが必要だと考えます。  その他も多々ありますが、今回は、以上3点の主な理由から、請願第1号「春日市の学童保育に関する請願書」に大いに賛成いたします。  どうぞ御賛同のほどよろしくお願い申し上げます。 52: ◯議長(松尾徳晴君) 1番、吉居恭子議員。 53: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、日本共産党、吉居恭子です。  私は、請願第1号「春日市の学童保育に関する請願について」、賛成の立場で討論を行います。  春日市の学童保育は、保護者や支援員をはじめ、小学校教師や地域住民など、多くの春日市民が仕事で保護者不在の放課後を子どもたちが安全に安心して過ごせるよう、この四十数年間、日々研さん、努力し成長させながら管理運営してきました。その根底には、子どもたちの豊かな成長を願い、慈しみ育てる、春日市全体の温かいコミュニティがあるのだと思います。  ところが、昨年の放課後児童クラブ指定管理者選定で、人材確保に優れているという点が決め手となり、株式会社テノ.サポートが候補者として選ばれ、議会の議決を経て新指定管理者に決定、管理運営の主体が変更されることになりました。  私は、市が太鼓判を押していたので、人材確保に問題がある、困難であるなど予想もしていませんでしたが、4月からの各クラブ運営を見聞きする限り、クラブに一人置くはずのリーダーの配置は定かではなく、学童保育とは何かとの説明さえ受けず、現場で仕事の内容を見て無理だと辞めた人もいるなど、職員の入れ替わりが激しい状態でした。これらは、複数の議員が確認しています。  子どもへの対応も、放課後児童健全育成どころかハラスメントともいうべき言動が見られるなど、適正に欠く職員がおられることも分かりました。そして、これらに対し私は市に報告し、児童が体を触られたという日から1週間ほどした頃、報告しましたが……、調査と改善を市に求めました。  市はそのとき把握していないと答え、テノ.サポートへ聞き取りを行っています。そしてその後、テノ.サポートからの報告をそのまま私も聞きました。辞められたということを聞きました。加害者への聞き取りだけで、被害者や保護者や、それらを見た補助員からの聞き取りを株式会社テノ.サポートは一切行っておられませんでした。さらに市も同様に、そういう聞き取りは行っていないまま認識の違いと言われるのは大変驚いています。  もちろんここで、これら個々人を責めているのではありません。当然、行われるはずの初任者研修、クラブ単位の統制された職員構成など、放課後児童健全育成事業を担うに適した人材の配置がなされなかったことが、主な原因と思われます。  これまで春日市の学童保育支援員たちは、長い歴史の中で国や春日市が示す基準に沿って、子どもたちの権利や成長、発達を保障しながら、学童保育のプロフェッショナルとして仕事をしてきました。児童にとって、学童保育がかけがえのない放課後の居場所となるよう、保育実践を積み上げ、保育を通して保護者との信頼関係を築くことも大事にしてきました。  指定管理者が替わり、コロナウイルス感染症による臨時休校があったことを一部理由に上げようとされていますが、それとは別問題です。児童に提供する保育が低下してよいはずはないのです。なぜなら、春日市は、指定管理者を変更することで、より良い学童保育の運営を目指し、それが可能な事業者を選んだのですから。議会への説明も確かにそうでした。  国や春日市が示す基準や仕様書には、放課後児童クラブ運営に適した人材を必要数確保しなさいとあります。春日市と指定管理者が、請願にある国の基準や市の条例、管理仕様書などを守れば、おのずと、より良い学童保育へとつながります。  以上の理由により、自らの実践と経験に基づいて、ひたすら児童の健全育成のためを思う支援員の皆様が出されたこの請願に、私は賛成します。  議会は、仕様書をはじめとする約束を守れる指定管理者として、昨年9月に当事業者を決定したわけですから、児童や市民に対しての重い責任があります。市が言うように、もし仮に現在保育がうまくいっているのだとしても、さらに、より良い学童保育運営へと後押しするためにも、議員の皆様に御賛同いただきますよう、どうぞよろしくお願いします。 54: ◯議長(松尾徳晴君) 続いて、請願第2号に対する討論をお受けいたします。  8番、迫賢二議員。 55: ◯8番(迫 賢二君)〔登壇〕 8番、翔春会、迫賢二です。  請願第2号について、反対の立場から討論させていただきます。  三つ理由があります。  一つ、この請願は、春日市に対して、指定管理者が仕様書や基準に規定された運営が守られていないので、具体的な改善策を助言してほしいとの請願であるが、先般行われた一般質問の中で、請願者の説明にもある事件、事故などについては、指定管理者であるテノ.サポートや春日市と請願者との間に、事象についての確認はできたものの、その事象が起きた理由や背景、その詳細などについて、大きな認識の違いがあることが、本請願の前提が成り立たないと考えるが、事実の確認について委員会において十分な審査がなされたようには思われない。  また、委員会の賛成討論で、今回の事案について、執行部の説明と大きな乖離があるからこそ請願の重みがあると、全く理解のできない発言がされている。その意味は、執行部の説明が信用できないので、請願の重みがあるということでしょうか。委員会において、執行部の説明と、請願者の説明に大きな乖離があるということを認識を持たれたのであれば、どうして請願の前提となり得る事実関係をもっと掘り下げて、十分に審査し確認しなかったのでしょうか。  こうした不十分な審査により、請願の前提となった事実関係が確認できないまま、請願を採決し賛成するとなれば、いたずらに混乱を招き行政不信をあおることになりかねないと思われることから、賛成することはできない。  二つ、新型コロナウイルス感染症緊急対策としての小学校の休校が余儀なくされ、4月及び5月は、放課後児童クラブが朝からの開所となり、また感染症対策にも注意が必要であるなど、通常時と比較して時間がかかる、人数なども異なる。実質的な運営は、6月より開始されたばかりであります。  新しい指定管理者の運営について、総合的な判断を下す時期ではなく、今後中長期的な視点でしっかり今後を注視していくべきだと思い、むしろ3月の引継ぎ時、また4月の開所時の混乱期において、通常の放課後の業務から終日業務の変更を余儀なくされたことに対する緊急対応や、NPO法人からの継続雇用を希望されていた支援員さん14人の、3月末の突然の撤回に対する緊急な人員手配など、テノ.サポートの企業能力には高いものがあると思われることから、今後も期待すべきであると考える。  三つ、5月末に、請願者から、指定管理者であるテノ.サポートと事業者である春日市にそれぞれ要望書が提出され、それぞれ回答も既に受理していること。その内容について、テノ.サポートが、これからもしっかり実行していく旨の表明をしており、今後を見守ることが肝要だと考える。  総括して、そもそも今回の原因は、指定管理者と保護者の皆さんの信頼関係の希薄さや、意思の疎通ができていないことに大きな要因があるのではないかと思う。各クラブにおいて、今後も幾度となく保護者との話合いを実施し、お互いの信頼を回復し、構築することこそが大切であり、また、それらを継続することにより、学童保育の教育環境が安心で良好な場所となり、子どもたちや保護者のためになると考える。  今回の請願は、新型コロナ感染症対策の混乱の中出されたものであり、その前提となる事実関係も明らかでない中、この請願に賛成することは、逆に混乱を招き、多くの人たちが幸せになれるものではないと判断して、反対とさせていただきます。 56: ◯議長(松尾徳晴君) 9番、白水祥太郎議員。 57: ◯9番(白水祥太郎君)〔登壇〕 9番、春風会、白水祥太郎です。  私は、請願第2号の採択に賛成の立場で討論いたします。  数多くの方々が困難な状況の中、各クラブでの保育の仕組みを把握し、児童への細やかな対応をされた事実を請願者は十分理解しております。また、行政が指定管理者の報告を基に、必要に応じて……、失礼いたしました。適宜、注意、指導され、改善の結果、関連する仕様書、基準、指針に沿った保育が、多くのクラブで現在なされていることも、請願者は十分理解しております。そして、そのいずれに対しても感謝の声が多数あるということは、請願書の文面に表明されているとおりでございます。  そうした全体の中におきましても、一部分ではございますが、関連する仕様書、基準、指針に沿った運営がなされていないと思われる点があるので、引き続き改善のために動いてほしい。そして、支援員及び保育の質を向上させるために、引き続き御尽力いただきたい。こうした思いがあるゆえに、この請願が出されたわけであります。これも請願書の理由に記載のとおりです。  今、そこに助けてほしいと切なる声を上げる人がいるわけです。請願者は、その切なる思いの届け先を議会に求めているわけです。議会はあなたの味方ですよと表明することに、何のためらいがありましょうか。強調しておきたいのは、議会としての賛意の表明は、指定管理者への冒涜や敵視という考え方に決して変換されるものではないということでございます。  また、反対討論の中にございました前提の成立についてでございますが、前提の成立を求めるかどうかにつきましては、見解の相違というふうに考えます。求めるのであれば、今後100%の事実確認の証明がなされなければ、請願を採択できないという前例をつくってしまうことにはなりはしませんでしょうか。  さらに、委員長報告にございました大きな乖離があるからこそ請願の重みがある、という表現につきまして、私は以下のように考えております。  乖離のある事実を議会及び行政で共有できた。したがって、今後さらに委員会を中心に意識を高めて調査していくという意味で重みがあるという含みがあるというふうに私は考えております。議員各位の心に、いま一度問いかけるものとして、私の賛成討論と致します。  何とぞ御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 58: ◯議長(松尾徳晴君) 3番、岩渕譲議員。 59: ◯3番(岩渕 穣君)〔登壇〕 3番、春陽会の岩渕譲でございます。  私は、請願第2号「春日市放課後児童保育に関する請願書」について、反対の立場から討論いたします。  先日の本請願に関連する一般質問において、吉居議員の質問と執行部の答弁を聞かせていただき、また、市民厚生委員会でも審査の過程を確認した上で、本請願について、私なりの考えをまとめてみました。  まず申し上げたいのは、今回の指定管理者の交代は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という全く想定外の状況の中で行われたものであったということであります。新指定管理者であるテノ.サポートは、この厳しい環境下において、前指定管理者のNPO法人が十分に対応し切れなかった窮状を、3月積極的にサポートし、19日から学童保育の受入れのための人的な支援を行うとともに、児童の昼食に供するお弁当の手配などの対応をしていただいたと聞いております。  さらに小学校の休校が続く中、4月から2か月間にわたり、朝からの開所を実施してくださり、引継ぎ前の前指定管理者の人員不足に苦しむ状況を鑑みれば、今回の指定管理者の交代がもしなかったとしたら、多くの保護者の方々が、4月からは午前中お子様を学童保育に預けることができず、それぞれのお仕事に支障を来すことになったであろうことが容易に想像できます。  テノ.サポートは、前指定管理者からの要望と市議会の強い期待を受け、NPO法人の職員を本人の希望により継続雇用することにしていました。しかし、指定管理者交代直前、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い人材確保が極めて厳しくなっている状況であるにもかかわらず、3月末、14人もの継続雇用を希望する職員が、内定承諾後に急遽その意思を撤回するという考えられないような事態に直面しています。  しかし、この想定外の逆境に対し、豊富な経験を持つ企業としての地力を発揮し、テノ.サポートは、春日市の子どもたちのために、緊急事態宣言下の、この厳しい4月、5月を本当によく乗り切ってくださいました。また、テノ.サポートの職員である支援員、補助員の皆様も、感染防止に心を砕きながら、日々一生懸命頑張ってくださっています。  このような困難な管理運営を強いられる中、保育の現場において、一定の混乱と行き違いはあったかもしれません。しかし、請願者がおっしゃる個々の事象については、立場や見方によって様々な評価があり、執行部も、個々の事象はあったという前提で、そこに事件性があるかないかという点で、先日の一般質問の質問議員とは認識が異なるとの説明をしています。  今回の請願の趣旨は、4月以降のテノ.サポートの管理運営には様々な問題があったという前提に立ち、前指定管理者の安心できる事業と比較して、現状は全く不十分であるため改善を求めるというものであると私は認識しております。  しかし、今まで述べてきました、緊急事態宣言下の厳しい状況の中で起こった見解の分かれる事象を、今の時点で取り上げ、殊さらに問題視することは、3月31日までの前指定管理者の運営は正しく、4月になってテノ.サポートに交代してから全く駄目になったという印象と誤解を市民の皆様に与えかねません。  この観点から、本請願に賛成することは、いたずらに新指定管理者のテノ.サポートの社会的な評価をおとしめ、何よりも最前線で働いておられる現支援員、補助員の方々の名誉を大きく傷つけることになります。これから信頼関係を強固に積み上げていかなければならない春日市と指定管理者、保護者と支援員との関係構築に、好ましくない影響を与えることになりかねず、採択すべき請願ではないと判断いたします。  先日報告された、前指定管理者の運営期間中に起きた実際の事故件数と、自主的に報告された事故件数が極めて大きく乖離していることを知るに、その思いはますます強くなります。緊急事態宣言が解除され、ようやく小学校と放課後児童クラブも通常の運営に戻ってきています。今は可能な限り早期に、落ち着いた環境を子どもたちのために取り戻していく必要があります。  春日市議会としては、行政と共に、新指定管理者であるテノ.サポートと、現場で奮闘されている支援員、補助員の方々をお支えし、放課後児童クラブの運営が安定するまで、しっかりと冷静に推移を見極めていくべきであります。  今回の請願は、先ほどの委員長質疑において示されたように、市民厚生委員会の審査においても、請願の前提条件である事実関係は明らかになったとは言えません。判断材料が極めて少ない中、ここで本請願の採択に賛成することは、いたずらに混乱を助長し、健全な学童保育の運営に好ましくない影響を与えかねません。よって私は、本請願の採択に反対いたします。  御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 60: ◯議長(松尾徳晴君) 20番、北田織君。 61: ◯20番(北田 織君)〔登壇〕 20番、令桜会の北田織でございます。  私は、請願第2号「春日市放課後児童クラブに関する請願書」について、採択に賛成の立場で討論を行います。  私は、この請願の目的は、新指定管理者を批判するものでもなく、糾弾するものでもなく、現場の現状を把握して改善するものは改善し、一日も早く子どもたちが学童保育の健全な環境の下で、放課後を元気に明るく遊び、そして学び、生き生きと過ごせる居場所にしてほしいとの強い願いだと認識を致しております。  また、この請願は、請願者の方自ら聞き取り調査を行い、提出されていることは、現場の生の声が反映されていることから、大変思いがあると、このように考えております。  請願の要旨に、子どもの人権の配慮が記され、22日の一般質問で、人権に関わる事案に対する質問がなされました。質問者と執行部との間に、各事案に対する事実認識に乖離があるからこそ、私たち議員は、そして議会は、どちらに立つべきでしょうか。私は市民の代表として、また議会は住民の唯一の代表機関として、学童保育関係者の現場の生の声に耳を傾けるべきであると考えております。  さて、昨年の9月議会に、春日市放課後児童クラブの指定管理者の変更に関する事案が上程され、私も賛同し、賛成多数で可決されました。私は、4月中旬に支援員さんから聞き取り調査をした後に、「テノを受け入れたこと、それに賛同されたこと、想像以上に悪い事態を招いていることを重く受け止めてください」とのメールを頂きました。それまでも何度か支援員さんたちに相談や報告を受けていましたが、改めて放課後児童クラブの現場が大変になっていることに、賛成した議員として責任を痛感いたしました。  昨日の議会運営委員会で配付された、22日の一般質問における議会傍聴アンケートの意見に、「委員会で報告される内容と、一般質問で報告される内容に違いがあっても問題ないのでしょうか。明らかに違う内容があり、びっくりしています」とあります。  私は、5月18日の午後の委員会で、参考人の報告や私自身の聞き取り調査を基に、各事案について質問した折、執行部から、詳細については精査の段階で、双方の意見を聞かなければならないので言及は控えたいとの答弁を頂いたにもかかわらず、土日を挟んだ4日後の22日の一般質問では、各事案について答弁されたことに対し、双方の意見を聞く時間が一体どこにあったのだろうかと疑問を感じていたところに、質問者と答弁者の間に事実誤認があるとの理由で、休憩動議が出されたことに違和感を覚えたわけでありますが、アンケートには、動議は必要であったのかとの疑問も書かれていました。  また、議会傍聴アンケートには次のようにも書かれています。「事実確認は現場に聞いてほしい。質問した議員に対し、答弁の中で一方的な発言、公の場での発言に気をつけるようにといった趣旨の内容がありました。であれば、行政としても一方的に事業者の報告を聞くのではなく、当事者である利用者、保護者の聞き取りをした上で発言されるべきだったのではないでしょうか。市長の発言に大いに疑問が残りました」と、このように書かれております。このような意見が、13件も書かれており、また、自由意見欄にも多くの願いや疑問が投げかけられていることは、議員の皆さんも御承知のとおりだと考えます。これらが、現場の生の声です。現場の生の声に耳を傾けるべきではないでしょうか。  先ほどから、市民厚生委員会で、事実関係の質問等がなかったのかという、反対討論の中でありましたけれども、私は、私が知る限り、聞き取り調査をした件については、先ほど議員から委員長報告に対する質疑がなされました。委員長も報告したとおり、傍聴者を退席をしていただき、休憩に落として秘密会というべきか、こういった委員会が行われました。  その中では、個人的な情報もありましたけれども、私はきめ細かく、私が認識していることについては執行部に確認を致しました。その事案については、ほぼその経緯、事実、私は共有できたと思ってますし、また、該当者は退職をなされております。また、首をつかんだという事案については、一般質問後に請願者から、私自身が当事者と新指定管理者との間で確認しているとの報告も受けております。たとえ、他の事案で事実認識に乖離があったとしても、私たちは市民の側に立って寄り添うのが議会の責務ではないでしょうか。  4月の当初に、有資格者が不足したことは、前指定管理者NPO法人の継続雇用内定者の多くが3月末に辞退したことが要因との説明でありますが、なぜ辞退されたのでしょうか。一般的には、このような無責任な行動は取れないものと私は考えます。余程の理由があったのではないでしょうか。また、継続雇用を希望された方の不採用も数件発生いたしております。ぜひ、精査していただきたいと要望を致します。  いずれにいたしましても、議員や議会には、指定管理者に対する捜査権はもとより調査権がないことは申すまでもありません。私たちにできるのは、市民の方から受けた相談や報告を基に課題を整理し、その課題解決のために、執行部に要望するとともにチェックすることではないでしょうか。そのことを踏まえると、様々な情報と執行部との説明に乖離があるからこそ、請願を採択して、執行部には最も重要な現状の把握に努めていただき、問題があれば、執行部から新指定管理者に対し協定書に基づく改善指導を行っていただき、専門性の高い人材の確保や、経験が浅い支援員等に対する継続研修及び教育体制の構築づくりなどで、質の高い支援員さんの養成などを求めてもらうべきではないでしょうか。  一日も早く、放課後児童クラブが学童の健全な環境の下で、元気に明るく、そして学び、生き生きと過ごせる居場所になることを願って、請願第2号「春日市放課後児童保育に関する請願書」に、採択の賛成の討論と致します。 62: ◯議長(松尾徳晴君) 2番、西川文代議員。 63: ◯2番(西川文代君)〔登壇〕 2番、西川文代でございます。  私は、請願第2号「春日市放課後児童保育に関する請願書」について、賛成の立場から討論いたします。  この請願第2号は、春日市放課後児童クラブのうち5クラブの保護者一同代表や役員会一同代表並びに役員一同代表の方々より提出されました。春日市の学童保育がより良くなるために願われての請願書でございます。  賛成する根拠と理由は、請願第1号と同様に、ここで全部言い尽くせないほどございますが、賛成する根拠と理由について、三つここで述べさせていただきたいと思います。  賛成の理由につきましても、ほぼ同様ではございますが、別の請願でございますので、ここでもまた述べさせていただきます。  まず一つ目です。請願書を出すことを決意された理由が明らかであり、かつ、その理由の根拠が明確である点です。請願提出の理由の中にこう書かれております。4月からの各クラブの現状に関して、聞き取り調査を行ったということでありました。預ける立場として、昨年の9月、12月におきましても、合計四つの請願、また、多くの陳情書が提出されておりましたとおり、指定管理者の変更で学童保育がどうなるのかは、保護者の皆様からするならば、日々安心して仕事をするために必須の生活における重要な課題です。  日本は少子高齢化社会の進展から、女性活躍推進をやっと高らかに掲げるようになりました。今や仕事と家庭、子育てを両立していく社会をつくることは、持続可能な社会のためにも必須事項と言えます。そこで、仕事と子育てを頑張っている家庭を応援することは、春日市としても大変重要なことです。そのような中、保育所と同様、学童保育は重要な子どもの情緒を安定する、また、家庭教育の支援など大変重要な役割を果たしております。  日々お忙しい中に、保護者を代表して、春日市の学童保育がより良くなることを考えて立ち上がってくださった方々の、その愛情と正義感あふれる行動、立ち上がり声を議会に届けようと請願を提出してくださったこと、感謝申し上げます。  また、これは議会がこれから進めるべき議会への市民参画であると考えております。議会は、議員は、このような、今現役で仕事をしながら、また子育てに頑張っておられる善良な市民の保護者の声に耳を澄ます。それが、市民の代表機関、市民の代表、代弁者として重要ではないでしょうか。私はそう考えます。先ほど白水祥太郎議員のほうからもありましたが、これを採択しないということは、なぜ、その声に私たちは答えないのか、不思議でしようがありません。  次に2点目です。請願の趣旨と内容に、正当性が認められることです。これは、請願第1号でも述べましたが、請願の趣旨には、国の放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準、春日市放課後児童クラブ管理運営仕様書を遵守し、放課後児童クラブ運営指針にのっとり運営してほしいとの願いは否定しようがありません。  先ほどいろいろな細かいことを申されておりましたが、じゃあ100%その中のことが、何か疑義が、疑われることを全部解消しなければ、請願は採択できないのでしょうか。それは、市民の声を本当に聞かない議会になってしまって、議会不信を招くのではないでしょうか。私はそう考えます。素直に、そういうような願意を受け取って、議会は賛同するべきではないでしょうか。  そしてまた、請願第1号でも述べましたけれども、市民厚生委員会の審査や一般質問において、市からの回答において確認できていることですが、4月からの学童保育において、幾ら……。先ほどもありました、有事であったと。しかしながら、やはり有資格者を配置するっていうことは大事な指定管理者としての責務ではないでしょうか、と私は思います。  先ほど北田議員のほうからもありましたが、やはり、たくさんの方が次々と辞退された、そこの部分に関しても、やはり議会として、その理由等をしっかり市民や支援員さんの方に確認していく必要があるのではないかと思います。また、基準としては示しているものの、現指定管理者が開催した支援員等や、保護者に向けた説明会で明言されていたリーダー支援員さんも、報告によると、全て4月1日に配置されていたということですけれども、私は直接聞いております。先ほども申しましたが、現場は5月2日まで配置されていなかったと認識しております。  そのようにして、やはり今の新指定管理者の、そのような行動、そこら辺りに大変な不信感が今起こってきてしまっているのが、悲しいですけれども、事実でございます。そういうことからするならば、現場は本当にまさに4月からは綱渡り的、私は本当に現場の声を聞いて思いました。これで子どもたちは、本当に安全で、何か事故が起こるんではないだろうか。こんな三密の中で。議会はマスクをして、いろんな距離を取ったりしてるけれども、子どもはそうは全然なっていない現状で、私は本当に眠れないような日々でした。  そのようなことから、やはり、このような心配な状況の中、保護者の方が立ち上がられるのは当然だと思います。この請願は、正当な、その判断だと思います。  最後に3点目です。春日市の学童保育が理想的に管理運営されるように、子どもたちが安心して過ごすことができる学童保育を実現するために、現場から渡された意見や要望のバトンを、議会はしっかりと受け取り市に伝えていく、それが責務だと考えます。4月からの学童保育において、幾つかのクラブにおいては、子どもたちが安心して過ごすことができない、保護者の方が安心して預けて働くことができないような残念な事例も存在するようです。それは確かに、全てが明らかになっているとは言えないかもしれませんけれども、これだけ多くの声が寄せられているということは、子どもたちが傷つく場面、そのようなことがあっていると思います。  そういうことを、市のほうでしっかりと明らかにしていただく、何も市を糾弾するとか、指定管理者を糾弾するとか、そういうことでは全くありません。そして、私は3月までの指定管理者の運営と比較するというようなことは、私は全く考えておりません。私は未来しか見てません。保護者の方もそうだと思います。とにかく、これから子どもたちが安心して預けられる、そして子どもたちが安心して過ごせる学童保育を実現してほしいという、本当に前向きな請願であると私は受け止めております。  そのようなことから、皆様にはぜひ、そのような保護者の皆様、こうやって頑張って春日市で住んで、そして子どもを育てて働いてくださってる方々のためにも、議会として、この請願を採択して、そして市にいろんなことをお伝えしながら、より良い学童保育をつくっていきたいと思います。  どうぞ御賛同のほどよろしくお願いいたします。 64: ◯議長(松尾徳晴君) 1番、吉居恭子議員。 65: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、日本共産党、吉居恭子です。  私は、請願第2号「春日市の放課後児童保育に関する請願書」について、賛成の立場で討論を行います。  現在、春日市の学童保育に通う子どもたちは、全市で約1,200名、夏季などはさらに400名以上と、多くの子どもたちがクラブに集い一日を過ごしています。保護者の皆さんは、変化の激しい社会状況の中で、長時間労働、過密労働などの厳しい労働環境の中で働いています。そうした保護者にとって、春日市の学童保育は、支援員さんとの関わりの中で、我が子の成長を一緒に喜び、親子のつながりを横で支えてくれる大事な存在です。  特に低学年児童の保護者は、学童保育がなければ仕事ができません。経験のある支援員さんやチームワークの優れている支援員さん集団の中では、子どもは生き生き伸び伸び過ごすことができますが、学童保育が充実し楽しくなければ、子どもにごめんねと言いながら仕事に行くしかありません。保護者は、子どもを預かってもらっていますので、言いたいことにも遠慮があります。それでも、親として、我が子が学童保育で安全に楽しく過ごせるようにという切なる願いで、多忙の中話し合い、意を決して出されたのが、この請願です。  私たち春日市議会は、昨年9月に春日市が選んだ候補者、現指定管理者に仕事を任せることを決めました。春日市民である利用者に対し、決定した責任があるということは言うまでもありません。春日市は、もっと良い学童保育にするために指定管理者を替えますと言いましたので、その最低限の約束であると同時に、今、守られているとは言えない国の基準、春日市の条例、仕様書を守ってクラブを運営してくださいという当たり前の願いです。  私は、内容について確認していないので、その真偽については発言できませんが、本議会において、図らずも、先日この場所で市長が御指摘されましたように、春日市の学童保育に誠実に取り組み長年お世話になった前指定管理者の運営にさえ、市が把握できていなかったことが、多岐にわたり存在していたということが分かりました。  その御指摘によると、市がこれまで学童保育の運営状況を様々把握できていなかったばかりか、本来改善すべきであった事案を指導し、修正できていなかったということを、市自ら、この場でお認めになりました。いわんや、現指定管理者は、これまで春日市で活動したこともなく、市にとっては、書類上と聞き取りでしか把握していない新しい指定管理者です。  子どもたちにとって安全で安心して楽しく過ごせる、本来の春日市の学童保育を続けるために、指定管理者と市に、これらの基準や条例、仕様書などをしっかり守ってもらうよう求めるのは、利用者として当然のことです。各議員の地元の児童が毎日通う学童保育です。これからも相談など様々あると思いますが、その際の指針ともなるべき請願です。
     ぜひ、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。  最後になりますが、これまで長きにわたり、春日市の学童保育に誠心誠意携わっていただきました、NPO法人子ども未来ネットワーク春日の理事長はじめ関係者の皆様、春日市の学童保育に通う子どもたちを慈しみ育ててくださった支援員の皆様、そして今、クラブの中で、日々保育に当たられています支援員、補助員の皆様に心より感謝申し上げ、これからも春日市の子どもたちのためにお力をおかしいただくことをお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。 66: ◯議長(松尾徳晴君) ほかに討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第46号議案「春日市税条例の一部を改正する条例の制定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 68: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第46号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第47号議案「春日市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 69: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第47号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第48号議案「春日市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 70: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第48号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第52号議案「工事請負契約の締結について(春日市総合スポーツセンター温水プール規模改修工事建築工事))」、市民厚生委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 71: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第52号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第53号議案「工事請負契約の締結について(春日市総合スポーツセンター温水プール規模改修工事機械設備工事))」、市民厚生委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 72: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第53号議案については同意することに決定いたしました。  次に、請願第1号「春日市の児童保育に関する請願書」、市民厚生委員長の報告は採択であります。  本議案について、採択することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 73: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成少数であります。よって、請願第1号議案については不採択とすることに決定いたしました。  次に、請願第2号「春日市放課後児童保育に関する請願書」、市民厚生委員長の報告は採択であります。  本議案について、採択することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 74: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成少数であります。よって、請願第2号議案については不採択とすることに決定いたしました。  ここで暫時休憩を致します。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後0時25分                 再開 午後0時35分                ──── ─ ──── ─ ──── 75: ◯議長(松尾徳晴君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌───────────────────────────┐  │日程第3 地域建設委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│  └───────────────────────────┘ 76: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第3、第31号議案から第40号議案まで、及び第50号議案を一括議題と致します。  地域建設委員会の審査結果の報告を求めます。  地域建設委員長、岩渕穣議員。 77: ◯地域建設委員長(岩渕 穣君)〔登壇〕 地域建設委員会委員長の岩渕穣でございます。  本定例会において付託を受けております議案11件について、地域建設委員会の審査結果の報告を致します。  初めに、第31号議案から第40号議案までの「春日市農業委員会委員の任命について」であります。  これら10議案は、本市農業委員会委員の任期が、令和2年7月19日付で満了となることに伴い、新たに委員を任命することについて、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により、市議会の同意が求められたものであります。  第31号議案は武末善和氏を、第32号議案は山内寿郎氏を、第33号議案は白水善継氏を、第34号議案は薛芳子氏を、第35号議案は高橋正生氏を、第36号議案は鬼倉美代子氏を、第37号議案は白水高子氏を、第38号議案は田中良輝氏を、第39号議案は松尾源吾氏を、第40号議案は八尋將秦氏を、それぞれ委員に任命するものであります。  審査の過程において、委員から、農業委員の選考に際して、年齢や期数の制限はあるのか、選考会委員はどういったメンバーなのか、農業委員に報酬は支払われているのか、との質疑が出され、執行部から、年齢や期数の制限はない、選考会委員は、筑紫農業協同組合から2人、福岡県農業共済組合から1人、前福岡県農業会議事務局職員1人の、合計4人を春日市が任命している、報酬として春日市から農業委員会会長に年額37万5,000円、その他の委員に年額30万8,000円を支払っている、との説明を受けました。  採決の結果、第31号議案から第40号議案までの10議案全てについて、全員賛成により、同意することに致しております。  次に、第50号議案「令和2年度春日市下水道事業会計補正予算(第1号)について」であります。  補正の主な内容は、春日市大字下白水で予定されております小倉第3雨水貯留施設築造工事に伴う関連予算であります。  補正予定額及び補正後の額につきましては、収益的収入は、1,071万9,000円を増額し、23億2,493万3,000円に補正するものであります。また、収益的支出は、748万1,000円を増額し、19億1,925万2,000円に補正するものであります。  次に、資本的収支については、補正による増減はありません。  審査の過程において、委員から、小倉第3雨水貯留施設の構造等についての質疑が出され、執行部から、新設道路横の溜桝、小倉第1雨水準幹線(西側)の水路、塚原台入口交差点からのボックスカルバートの3か所から流入し、小倉第1雨水幹線に流出する水路1か所から排出する。ポンプアップで排出する点に違いはあるが、小倉第2雨水貯留施設と同じイメージである、との説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により、原案を可決することに致しております。  以上で、地域建設委員会の審査結果の報告を終わります。 78: ◯議長(松尾徳晴君) ただいまの地域建設委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  次に、討論をお受けいたします。  討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第31号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 81: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第31号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第32号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 82: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第32号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第33号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 83: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第33号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第34号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 84: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第34号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第35号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 85: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第35号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第36号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 86: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第36号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第37号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立
    87: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第37号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第38号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 88: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第38号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第39号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 89: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第39号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第40号議案「春日市農業委員会委員の任命について」、地域建設委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 90: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第40号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第50号議案「令和2年度春日市下水道事業会計補正予算(第1号)について」、地域建設委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 91: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第50号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌────────────────┐  │日程第4 第57号議案の討論、採決│  └────────────────┘ 92: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第4、第57号議案を議題と致します。  第57号議案に対し、まず初めに討論をお受けいたします。  討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 93: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第57号議案「春日市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当の支給に関する条例の一部を改正する条例について」、原案のとおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 94: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第57号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌──────────────────────────┐  │日程第5 議会閉会中における各委員会の調査事件の付託│  └──────────────────────────┘ 95: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第5、議会閉会中における各委員会の調査事件の付託についてを議題と致します。  各委員長から、地方自治法第109条第8項の規定に基づき、お手元に配付しておりますとおりに、議会閉会中における各委員会の調査事件の付託の申出があっております。  お諮りいたします。  各委員長からの申出のとおりに議会閉会中の調査に付することに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 96: ◯議長(松尾徳晴君) 御異議なしと認めます。  よって、議会閉会中における各委員会の調査事件につきましては、お手元に配付いたしておりますとおりに付託することに決定いたしました。  以上をもちまして、今期定例会の日程を全て終了いたしました。  これにて、令和2年第2回春日市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。                ──── ─ ──── ─ ────                 閉会 午後0時47分  地方自治法第123条第2項及び春日市議会会議規則第88条の規定により下記に署名する。                              令和2年6月26日                   春日市議会議長      松 尾 徳 晴                   会議録署名議員(18番)  西 村 澄 子                   会議録署名議員(19番)  藤 井 俊 雄...