春日市議会 2019-12-17
令和元年第4回定例会(第5日) 本文 2019-12-17
1: 開議 午前10時00分
──── ─ ──── ─ ────
◯議長(
松尾徳晴君) おはようございます。
全員出席であります。
ただいまから本日の会議を開きます。
本日の
議事日程は、お手元に配付しております
議事日程第5号のとおりであります。
──── ─ ──── ─ ────
┌───────────────────────────┐
│日程第1
総務文教委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│
└───────────────────────────┘
2: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第1、第88号議案、第92号議案、第98号議案から第103号議案まで及び報告第4号を一括議題といたします。
総務文教委員会の審査結果の報告を求めます。
総務文教委員長、
高橋裕子議員。
3:
◯総務文教委員長(
高橋裕子君)〔登壇〕
総務文教委員会委員長の
高橋裕子です。
本定例会において付託を受けております、第93号議案を除く議案9件について、審査結果の報告をいたします。
初めに、第88号議案「春日市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」であります。
本案は、春日市
固定資産評価審査委員会委員、金谷亜紀氏の
任期満了に伴い、引き続き同氏を委員に選任することについて、市議会の同意が求められたものであります。
採決の結果、全員が原案に同意することに賛成いたしております。
次に、第92号議案「
春日市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
本案は、民法の一部改正による債権関係の規定の見直し及び
単身高齢者の
増加等市営住宅を取り巻く最近の状況等を踏まえ、並びに
公営住宅法の一部改正等に伴い、
市営住宅の入居手続において、
連帯保証人の設定を不要とすること等に関し、所要の規定の整備を図るものであります。
審査の過程で、委員から、法令の整備によって
滞納件数増加の見込みについて質疑が出され、執行部から、その可能性はあると考える。保証人を廃止した後も、現在と同様に
滞納者対応マニュアルに沿ってきめ細やかな対応をし、請求を続けていくとの説明がなされました。
また、委員から、今回の改正の趣旨でもある、情報を各所管に共有してつなぎ、困窮の状態を解決するための連携の考えはあるかとの質疑が出され、執行部から、関係所管、各住宅の管理人、
管財課等で情報交換をしながら確認、見守りは現在も行っているとの説明がなされました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第98号議案「春日市副市長の選任について」であります。
本案は、春日市副市長の
任期満了に伴い、
佐々木康広氏を副市長に選任することについて、
地方自治法第162条の規定により市議会の同意が求められたものであります。
採決の結果、
全員賛成により原案に同意することにいたしております。
次に、第99号議案「春日市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
本案は、
国家公務員の本年度の給与の改定に鑑み、これに準じて本市の一般職の職員の給料、勤勉手当及び住居手当について改定を行うとともに、その他給与に関する法令等を踏まえた改定を行うものであります。
審査の過程で、委員から、現在と同様の時間外勤務をした場合の試算はとの質疑が出され、執行部から、今年度ベースの時間外勤務時間で試算すると、年間で約700万円の増額となる。あわせて、時間外勤務の削減も取り組む必要があると考えているとの説明がなされました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第100号議案「春日市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
本案は、
国家公務員の本年度の給与の改定に鑑み、これに準じて本市の
会計年度任用職員の給料について改定を行うものであります。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第101号議案「春日市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
本案は、一般職の職員の給与の改定にあわせて、常勤の特別職の職員の
期末手当について改定を行うものであります。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第102号議案「
春日市議会議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
本案は、常勤の特別職の職員の
期末手当の改定に準じ、
市議会議員の
期末手当について改定を行うものであります。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第103号議案「令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第7号)について」であります。
本案は、
歳入歳出予算の総額を1,200万円増額し、347億474万6,000円に補正するものであります。
採決の結果、全員が原案に可決することに賛成いたしております。
次に、報告第4号「
専決処分について(令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第5号)について)」であります。
本案は、令和元
年度春日市
一般会計補正予算について、
事務事業等に異動を生じたことに伴い、予算を補正する必要が生じたため、令和元年11月11日付で
専決処分したことについて、市議会の承認が求められたものであります。
採決の結果、全員が本報告を承認することに賛成いたしております。
以上で、第93号議案を除く9件の審査結果の報告を終わります。
4: ◯議長(
松尾徳晴君) ただいまの
総務文教委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
5: ◯議長(
松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
次に、討論をお受けいたします。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
6: ◯議長(
松尾徳晴君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第88号議案「春日市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」、
総務文教委員長の報告は同意であります。
本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
7: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第88号議案については同意することに決定いたしました。
次に、第92号議案「
春日市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」、
総務文教委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
8: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第92号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第98号議案「春日市副市長の選任について」、
総務文教委員長の報告は同意であります。
本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
9: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第98号議案については同意することに決定いたしました。
次に、第99号議案「春日市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、
総務文教委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
10: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第99号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第100号議案「春日市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、
総務文教委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
11: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第100号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第101号議案「春日市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、
総務文教委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
12: ◯議長(
松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第101号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第102号議案「
春日市議会議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、
総務文教委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
13: ◯議長(
松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第102号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第103号議案「令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第7号)について」、
総務文教委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
14: ◯議長(
松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第103号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、報告第4号「
専決処分について(令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第5号)について)」、
総務文教委員長の報告は承認であります。
本報告について、承認することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
15: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、報告第4号については承認することに決定いたしました。
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│日程第2
総務文教委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│
└───────────────────────────┘
16: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第2、第93号議案を議題といたします。
総務文教委員会の審査結果の報告を求めます。
総務文教委員長、
高橋裕子議員。
17:
◯総務文教委員長(
高橋裕子君)〔登壇〕 本定例会に付託を受けております、第93号議案「令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について」、審査結果の報告をいたします。
本案は、
歳入歳出予算の総額を3億2,759万8,000円減額し、346億9,274万6,000円に補正するものであります。
審査の過程で、
上白水公園整備測量業務委託料の
債務負担行為補正について、委員から、事業の経緯について質疑が出され、執行部から、
上白水公園は昭和56年の整備当初から借地であり、今回、市側が借地解消の目的で地権者に買収の申し出を行ったが、売却の意向がないため、新たに用地を取得し、整備することとしたとの説明がなされました。
また、
小中学校トイレ改修工事設計監理業務委託料の
債務負担行為補正について、委員から、改修内容の詳細についての質疑が出され、執行部から、床の乾式化と壁及び照明の取りかえ、より使いやすいような
レイアウト変更も行う。また、
小中学生アンケートにより、一部和式を残した上で便器の洋式化を行うとの説明がなされました。
また、
障害児通所給付事業費及び
母子保健費について、委員から、通所の
受け入れ体制は十分かとの質疑が出され、執行部から、
児童発達支援事業所が14カ所、
放課後等デイサービス事業所が18カ所あり、十分な数がある。ただし、市直営の
児童発達支援事業所くれよんクラブは、新規は2カ月待ちとなっている。このため、療育訓練がそれほど必要でない方には、入り口の
児童発達相談、子育てはあと相談を案内していくなど考えており、その強化のため、心理士、
言語聴覚士の出務日数による増額を計上しているとの説明がなされました。
また、
保育園委託費等について、委員から、定員に対する
入所者数は開きがある状況だが、
保育士確保に関し本市はどのようにかかわっているのかとの質疑が出され、執行部から、市内の幼稚園、保育所の
合同就職説明会を開催するなど協力している。
保育士不足に関しては、3歳未満児の入所希望が多く、より多くの保育士が必要なことがある。また、保育士の募集に対する応募が少ない状況の理由の中には、園側の
フルタイム保育士を求める需要と、働く保育士のニーズが異なるということもあるとの説明がなされました。
また、小児・
AYA世代がん患者在宅療養生活支援事業補助金について、委員から、治療する上で必要な情報なので、患者がかかわる病院が制度を認識する必要があるのではないかとの質疑が出され、執行部から、福岡県が令和元年度の重点事業と位置づけて創設した事業であることから、拠点病院を全て回って説明するなど、周知に力を入れていくと聞き及んでいる。また、本市においては
筑紫医師会と連携しながらやっていきたいとの説明がなされました。
また、
小中学校給食管理費の
調理等業務委託料について、委員から、減額の要因はとの質疑が出され、執行部から、今回は
プロポーザル選考により、食の安全確保の視点での提案を審査し、選定した。委託料については企業努力での提案と認識している。なお、食材については、福岡県
学校給食会等を通し、安全な食材として選定されたものを使用しているとの説明がなされました。
また、
春日運動広場管理費の
防球ネット等撤去工事請負費について、委員から、撤去の内容についての質疑が出され、執行部から、
防球ネットの全てと倉庫等の撤去である。現地には使用者が設置したものもあるが、本市は土地の交換の相手方との義務において、全て撤去する必要があるので、まずは
補正予算を計上し、その中で使用者に直接撤去していただくか、市が撤去するのであれば、後からその分を使用者に請求する。ただし、
春日運動広場は長年にわたってその利用者が設置した
防球ネット等があって、使用できる状態であり、市もそれで収入を得ている現状もあるので、対応について
弁護士等を含め検討していくところであるとの説明がなされました。
本案に対し修正案が出され、土地の交換については、市民への
説明責任を欠き、一貫して賛成することができない。また、
使用団体により設置された
防球フェンス、倉庫の撤去費について、市が撤去し、団体へ請求するかどうか後に協議していくこと、結論も見出せないままの
予算計上に納得できないとの
提案理由の説明がありました。
採決に当たり、反対の立場から、
撤去費用について、相手方との義務において撤去する必要があり、団体が設置した
防球ネット等は使用者に請求する方向性を持っているという答弁もあったとの討論がなされました。
また、同じく反対の立場から、所有権がどこにあるのかは法的な根拠をもとにした判断が必要なので、3月までの引き渡しという行程において、市の予算でまずは撤去することもやむを得ないと認識するとの討論がなされました。
賛成の立場から、土地の交換については議会や市民に十分な
説明責任が果たされていないと考える。鑑定内容についても納得いかないので、その
関連予算についても賛成しかねるとの討論がなされました。
修正案に対し、採決の結果、賛成2、反対4の
賛成少数により、修正案を否決することにいたしております。その後、原案に対し採決の結果、賛成4、反対2の賛成多数により、原案を可決することにいたしております。
以上で
総務文教委員会の審査結果の報告を終わります。
18: ◯議長(
松尾徳晴君) ただいまの
総務文教委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
19: ◯議長(
松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
第93号議案については、修正の動議が提出されております。
修正案の提出理由の説明を求めます。
2番、
西川文代議員。
20: ◯2番(
西川文代君)〔登壇〕 2番、
西川文代でございます。
私は、第93号議案「令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について」に対する修正案を、別紙のとおり、
春日市議会会議規則第101条の規定により提出します。
提出者、
春日市議会議員、
西川文代。賛成者、
春日市議会議員、北田織。
提案理由を述べます。
令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について、
歳出予算の10
款教育費5項
保健体育費2目
体育施設費15節
工事請負費に計上されている
春日運動広場管理費、
防球ネット等撤去工事請負費269万3,000円を、次の理由により減額補正するものです。
この
春日運動広場管理費、
防球ネット等撤去工事請負費は、
西日本鉄道株式会社が平成29年6月に取得した
日之出水道跡地と、春日市の行政財産である
春日運動広場上段を
等価交換することを目的に、
春日運動広場に春日市が設置した
防球フェンス及び
使用団体が設置した倉庫、
フェンス等を、市の費用において撤去しようとするものであります。
この
等価交換については、9
月定例会にも
関連予算として上程された
春日運動広場管理費、
測量業務委託料について、さまざまな議論の末の可決であり、その後、一方では、市民団体からこの事案に関する
情報公開制度による開示請求が2件、
公開質問状が1件、そして
住民監査請求が1件出されるなど、市民の間でも関心の高い事案であり、本12
月定例会でも2名の議員がこの事案について
一般質問を行い、執行部へ具体的な質疑を長時間かけ行いましたが、十分な理解が得られたとは到底言えませんでした。
また、本来このような大きな事業は、市長が10年ごとの
総合計画の中に組み込み、そして5カ年の
基本計画で示された施策を事業としてより具体的な
実施計画をつくり、
実施年度、
事業内容、事業費、実施手法が示され、実現へと移していくのが一般的な流れです。今回の
等価交換事業については、もちろん
総合計画、
基本計画にも記載はありませんが、間近の本年3月に策定された第9次
実施計画、令和元年度6
月定例会において発表された施政方針にも示されていない事業です。したがって、本事業は
スポーツ施設整備に対する
グランドデザインがないままに、しかも
日之出水道跡地と西野球場の
スポーツ施設としての
一体的整備に関する今後の予算を全く予想ができない中で進んでいる事業であります。
また、
日之出水道跡地には、平成26年の
試掘調査で
廃棄物等が土中に埋まっていることが確認されており、平成31年1月28日、文化財課への方針説明として、4月からの
本格調査は動かすことができないとして、
文化財調査の実施を決定しています。しかしながら、翌々日の1月30日には
西日本鉄道株式会社から2カ月程度の調査延期の要望があり、最終的には平成26年実施の
試掘調査結果を整理し、
西日本鉄道株式会社に提供、
本格調査は実施されていない現状です。
土地の鑑定については、平成31年4月8日付で
株式会社鑑定ソリュート福岡に依頼し、令和元年5月13日に
鑑定評価書が提出されています。前述しましたとおり、
廃棄物等が土中に埋まっていることが確認されている
日之出水道跡地の土地の
鑑定評価について、土地を
鑑定評価するに当たり前提となる
本格調査が実施されていないことも、大きな課題であると捉えています。事実、過去、
春日南交番署の誘致の際に、用地取得後に廃棄物が大量に出土し、その
撤去費用に2,000万円以上の経費を要した事案もあります。
本格調査を実施した後に土地の
鑑定評価をするべきです。
地方自治法第2条第14項に「地方自治体は、その事務を処理するに当たっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」とありますが、春日市の事務を監視しチェックする役割である議員として、費用対効果も目的も明確に示されていない事業は、市民への
説明責任を欠き、一貫して賛成することはできません。
さらに、
春日運動広場管理費、
工事請負費は、
使用団体により設置された倉庫、
フェンス等の撤去費も組み込まれており、審査の過程では、その分を撤去する予算については今後協議していくとのこと。結論も見出せないままの
予算計上にも納得がいきません。
以上の理由から、令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について、
歳出予算の10
款教育費5項
保健体育費2目
体育施設費15節
工事請負費に計上されている
春日運動広場管理費、
防球ネット等撤去工事請負費269万3,000円は、この金額を減額し、同額を
歳出予算の14款1項1目予備費に増額計上することを求めます。
これが私の
提案理由でございます。よろしくお願いいたします。
21: ◯議長(
松尾徳晴君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
次に、討論をお受けいたします。
討論の通告がありますので、発言を許します。
まずは、修正案に対する討論をお受けいたします。
11番、
岩切幹嘉議員。
22: ◯11番(
岩切幹嘉君)〔登壇〕 11番、公明党の
岩切幹嘉でございます。
第93号議案「令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について」、修正案に反対の立場から討論をいたします。
今回の
補正予算で提案されております
春日運動広場の
防球ネット等撤去費については、これから市と
西鉄鉄道株式会社が締結を予定しています土地の
等価交換に伴う契約に基づいて、
春日運動広場の更地化を行うための経費として計上されているものであります。
まず、土地の
等価交換につきましては、
関連予算2件が9月の議会に提案され、慎重な審議の上、可決されております。その議決結果を踏まえて、市と西鉄との間で
土地交換の契約の締結に向けての協議が現在行われているところであります。今回の
春日運動広場の更地の予算は、
土地交換の契約を締結する上で必ず必要とされるものであります。これまでの
土地交換の経緯、
実施計画などとの関係性、また現在の進捗状況、今後の予定などについては、委員会及び今議会の
一般質問においても2名の議員から取り上げられて、それに対しての明確な答弁が執行部からなされたところであります。
今回の予算は、交換の対象となります
春日運動広場の
防球ネット、倉庫などの撤去に係る費用として計上されるものであります。執行部の説明において、
防球ネットなどの中には使用者が設置したものもあるが、西鉄に対する契約上の義務として、その
撤去費用を含めて予算を計上している。その上で、使用者がみずから撤去していただく場合はそのようにしていただき、また、使用者が設置したものを市が撤去した場合は、その費用を市が使用者に請求するということであります。
さらに執行部の説明において、これまで使用者が設置した
防球ネットなどを利用する形で、市が別の団体にも
春日運動広場の使用料を得てきた経緯もあり、
防球ネットなどの撤去費を設置した使用者に負担させていいのか整理しながら検討中であること、また、西鉄が撤去を求めている樹木に対しては、西鉄が行う造成工事の中で撤去可能なものなどを西鉄と調整をしているということであります。
これまで暫定的な利用が続きながら、なかなか整理がつかない状況の中で、方向性を見出すことができなかった
春日運動広場の問題は、議会においても長年の懸案でありました。今、この問題を執行部が一つ一つ、西鉄やさまざまな関係者と調整を進めているところであります。今回提案されております
春日運動広場の
防球ネット等撤去費の予算の範囲内において、執行部は西鉄、また使用者と調整をしながら、更地化を行おうとしているものであります。
このように予算の趣旨も目的も明確にされております。この予算がなければ、9月の
補正予算で議決された、このことを踏まえての
土地交換の契約に支障が生じることは明らかであります。このように予算の必要性が認められる以上は、この
補正予算を決議すべきであると考えます。
以上の観点から、修正案について反対するものであります。
以上でございます。
23: ◯議長(
松尾徳晴君) 20番、北田織議員。
24: ◯20番(北田 織君)〔登壇〕 20番、令桜会の北田織でございます。
私は、第93号議案「令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)」に対する修正案について、賛成の立場で討論いたします。
修正案は、
等価交換の条件整備のために、
春日運動広場に設置されている
防球ネットなどの撤去用
工事請負費269万3,000円を減額しようとするものです。
春日運動広場上段──これからは「
春日運動広場」と略します──と
西日本鉄道株式会社──これからは「西鉄」と略します──所有の土地との
等価交換は、西野球場内の借地約9,200平米を購入することに端を発したものであり、西野球場の横に西鉄が計画している戸建て住宅が建設されると、ボールの飛び出しや夜間照明、騒音などさまざまなクレームが予想されることを懸念して、また
春日運動広場の課題解決を検討した結果、西鉄との
等価交換を選択したものであるとの説明や、その経緯及び
基本計画、第9次
実施計画に計上しなかった理由についても、納得のいくものではありません。そのことを踏まえた上で、現在、当初の目的であった地権者との具体的な合意形成がいまだ示されていません。交渉の進め方にも納得ができないものです。
行政運営の原則である、最少の費用で最大の効果を得ることを考えると、重要なのは購入価格であります。西鉄所有の
等価交換の価格は決定していますが、重要な野球場の地権者との価格交渉はいまだ進んでいません。地権者の土地は西鉄所有の土地とは別であり、取得する時期も異なり、都市計画決定後に改めて土地の鑑定を行い、不動産価格評定委員会に諮って価格を定めるとのことですが、都市計画決定はあくまでも所有者の意向に沿った租税特別措置法による税控除を受ける手段でしかありません。現時点において、都市計画決定を絶対条件として、税控除を前提になぜ価格交渉はできないのでしょうか。
等価交換に当たり、隣地の西鉄所有の土地は、鑑定書に基づいて不動産価格評定委員会で決められています。野球場の借地契約が1年更新であること、令和2年を一定の区切りとされていること、年間1,983万円の賃借料が発生していること、何よりも地権者、交渉相手があり、合意形成を図るには時間がかかることを考えれば、西野球場の借地購入は、隣接の西鉄所有の土地の鑑定価格を参考に、優先して取り組むべきであり、契約を都市計画決定後にするなどの工夫が必要であると考えます。
なお、都市計画決定後に鑑定会社に依頼するとのことで、
春日運動広場と西鉄所有の土地を鑑定した別の会社に依頼することを示唆しておられますが、土地の鑑定を行う必要があれば、同じ鑑定会社に依頼すべきであると考えます。なぜなら、別の会社であれば全く違う価格が出てくる可能性が高いからです。
今回の
等価交換における価格の設定は、不動産価格評定委員会の評定結果であり、春日市が目指したものと西鉄が目指したものとが一致した金額や、事前に合意形成が得られた金額ではないとの説明でありますが、業務に携わる関係者の話によりますと、土地の関係は一般的に、対象となる土地の路線価や公示価格などの条件から鑑定がなされ、不動産価格評定委員会で諸条件を考慮して決定されるとのことです。しかしながら今回の鑑定は、西鉄所有の土地に対しては、西鉄が前所有者から土地を取得した価格、西鉄が負担した租税公課、構造物の解体工事、地盤調査費、仲介手数料など、これまでに維持してきた費用、いわゆる取得価格に諸経費を足した金額であり、一方、
春日運動広場の鑑定価格は、販売価格を前提に造成費、諸経費を引いた金額になっていると思われます。このことは、本市が目指したものと西鉄が目指したものとが一致したものと考えますが、果たして私の偏見なのでしょうか。
私は、生涯忘れることのできない事案をこれまで経験をいたしております。
平成11年5月、私は本市議会の議長に就任し、春日・大野城・那珂川消防議会の議長も兼任をしていました。当時は春日市の北部方面の消防体制が手薄く、消防の出張所開設が課題とはされていましたが、唐突に消防議会に北出張所開設のための候補予定地が提案されました。
春日市・大野城市・那珂川町から各1名、3名で選考委員が構成されましたが、その土地が選考委員の兄の土地であったこと、面する道路が狭く、近くに信号があることなどから、消防活動で最も重要な初動体制に時間がかかるのではないか、選考委員の兄の土地では問題があるのではないかなどのこと等から、この経緯について調査をし始めました。すると、一般事務であるにもかかわらず、所有者の意向を損ねたとして、この春日市議会に
地方自治法で定める百条委員会が設置されました。
皆さんも記憶に新しいと思いますが、平成28年3月議会において近藤幸恵議員が行った水源確保に関する質問の取り扱いについて、一部事務組合に関する
一般質問のあり方を検証するために、拡大議会運営委員会を開き、水道企業団に関する
一般質問はすべきでないとの結論を見出していますが、そのこととは全く矛盾する百条委員会が設置されたのです。そのことは新聞やテレビ等で大きく報道されました。
設置された背景については差し控えますが、当時の副議長と所有者にお会いした折、「1年前から承諾しているのに、なぜあなたたちは知らないのか。知らないほうがおかしいだろう」とも言われましたし、また、ある選考委員からは、「あなたのことを知らずに迷惑をかけて大変申しわけなかった」とも言われましたことを申し添えておきたいと思います。
結果的にはその土地は、数年前に公共用地として取得した隣接地の金額より、約40%ほど高額になっていました。
また、同時期だと思われますが、春日南交番開設が浮上し、候補地となっていた現所在地の土地取得交渉が難航していました。当時の県議会議員も東奔西走してくれましたが、その折に、白水大池公園に近く、公園利用者に対する犯罪抑止力にもなる候補地が提案されました。すると早々に現所在地に決定し、その土地には産業廃棄物が埋設されていることが判明し、その撤去費に約2,000万かかったと記憶いたしております。結果的には、白水大池公園の近くの土地より現所在地が約35%高く購入されたと同時に、あわせて産業廃棄物の撤去費もかかっております。
春日市総合スポーツセンター建設においても、当初の予算は約38億円程度であったと思いますが、最終的には65億円を超える金額になったと聞き及んでおります。
私は、このような行政運営を常々、市民目線として疑問を抱いています。今回の
等価交換も同様の手法ではないかと考えます。
等価交換の経緯や西野球場の所有者の対応、
スポーツ施設整備計画の後づけなどを勘案すると、どうしても納得できるものではありません。まず執行部がやるべきことは、西野球場借地の地権者との価格交渉など、条件整備を優先的に行い、西野球場と西鉄所有の土地を一体としたスポーツ整備計画の目的、整備構想、整備等に係る予算の総額を議会に指し示すべきであると考えます。
議会は住民の代表機関であります。市民への
説明責任を果たすのは議会であります。現状ではその責任を果たせないと考え、第93号議案の修正案に賛成するものであります。
25: ◯議長(
松尾徳晴君) 17番、金堂清之議員。
26: ◯17番(金堂清之君)〔登壇〕 17番、春令会の金堂清之でございます。
私は、第93号議案「令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について」、修正案に対し反対の立場から討論をいたします。
春日運動広場の一部と
日之出水道跡地の土地の交換については、その
関連予算2件が9月議会に提案され、可決されています。この議決結果を受けて、
春日運動広場の測量業務や西野球場等の
スポーツ施設計画策定業務が着実に進められるとともに、土地の交換の契約締結に向けた市と西鉄の詰めの協議が行われているところであります。
執行部は、今回計上されている予算の範囲内で
春日運動広場の更地化を進めることにしています。予算の根拠がなければ、土地の交換契約に更地に向けた具体的な内容を書き込む交渉を西鉄と詰めていくことができませんし、市が
春日運動広場の使用者との話を進めることもできません。
執行部は、使用者が設置した
防球ネットなどについて、最終的には市が費用負担をしない方向で考えているが、これまでの経緯もあり、法的な整理を含めて検討中であること、また、敷地内の樹木の除去を含め、西鉄の造成工事の中で実施できる部分がないかなどを協議しているということであります。
予算において議会の議決権の対象となる項目は款と項までであることから考えましても、補正された予算の範囲内で、これまでの経緯と西鉄との交渉を踏まえ、具体的にどのように整理し執行していくかは、まさに予算執行の段階の問題として、執行権の範疇に属するものであります。その執行状況が違法または不適当なものであれば、監査委員による決算の整理や、議会における決算審査において、執行部に責任が問われるものであります。
今回計上されている予算は、土地の交換に伴う市の義務を果たすための更地化に必要な経費として、趣旨、目的は明確に示されており、議会としてはこの予算を認めた上で、執行の状況を見きわめていくべきと考えております。
以上の観点から、修正案に反対するものであります。
27: ◯議長(
松尾徳晴君) ほかに修正案に対する討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
28: ◯議長(
松尾徳晴君) 討論なしと認めます。
続いて、原案に対する討論をお受けいたします。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
29: ◯議長(
松尾徳晴君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第93号議案「令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について」に対する修正案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
30: ◯議長(
松尾徳晴君)
賛成少数であります。よって、第93号議案の修正案については否決することに決定いたしました。
修正案が否決となりましたので、これより原案について採決いたします。
第93号議案「令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第6号)について」、原案のとおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
31: ◯議長(
松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第93号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌───────────────────────────┐
│日程第3 市民厚生委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│
└───────────────────────────┘
32: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第3、第89号議案、第90号議案、第94号議案から第96号議案まで、第104号議案から第106号議案まで及び請願第4号から請願第6号までを一括議題といたします。
市民厚生委員会の審査結果の報告を求めます。
市民厚生委員長、内野明浩議員。
33: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 市民厚生委員会委員長の内野明浩でございます。
本定例会において付託を受けました予算案件6件及びその他の案件5件について、市民厚生委員会の審査結果の報告をいたします。
初めに、第89号議案「春日市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
改正の内容は、春日市立須玖保育所を、児童福祉法第56条の8第1項に規定する公私連携型保育所とするため、所要の規定の整備を図るものであります。
審査の過程において、委員から、直営保育所を2園から1園に変更する理由はとの質疑が出され、執行部から、理由の一つに
保育士不足がある。直営保育所の行政職の保育士の役割は、特別支援保育、要保護児童の支援、地域子育て支援のさらなる充実がある。スキルの向上や研さんに努めているが、現在の保育士の状況から、正職員の保育士を昇町保育所に集約して、直営保育所の保育士の役割に当たっていく選択をしたとの説明を受けました。
また、委員から、最終的に直営の保育所をなくす考えはあるのかとの質疑が出され、執行部から、直営の保育所には、保育士自身のスキルの基盤を築くだけでなく、そのスキルを他の保育所等に広めていく役割を担っている。そのことが本市全体の保育力の底上げと考えているので、最終的に直営の保育所をなくす考えはないとの説明を受けました。
また、委員から、発達に課題のある子どもがふえる中、直営保育所を2園から1園にすることで、果たして特別支援保育ができるのかとの質疑が出され、執行部から、そこは工夫次第と考えている。本来は、発達に課題のある子どもほど身近に感じる保育所に見てもらうべきである。民間保育所、公私連携型も含め、努力はしているが、基礎となる知識や経験がまだまだ弱い点がある。そのためにも行政職の保育士が出向いてレベルアップを図っていかないといけない。そのためには保育士の数の確保が必要である。ただ、現状が2園に分かれている関係から、十分な余力が見出せていない。出向いて直に教えることは必要であるが、そこまで至っていないのが現状である。そういった背景もあり、2園を1園にすることでその余力を生み出して、どの保育所にも享受していく必要があると説明を受けました。
また、委員から、公私連携型になると、保育士の確保がより困難になる懸念があるが、解決できるのかとの質疑が出され、執行部から、3歳未満と3歳以上とのニーズの偏りがある。3歳以上は幼稚園との選択肢もあり、現在は3歳未満にニーズが偏っているため、より保育士の確保が難しい。よって、公私連携型保育所だから保育士が不足しているわけではないとの説明を受けました。
採択に当たり、反対の立場から、行政の保育事業に対する役割は、特別支援保育、要保護児童の支援、地域子育て支援の三つである。その行政保育士の役割を系統立てて考え、計画的に進めることが望ましいが、目指すべき保育が明確になされていないことなどの討論が出されました。
また、賛成の立場から、たとえ1園になったとしても、直営保育所が担う三つの柱である特別支援保育、要保護児童の支援、地域子育て支援は堅持をすると執行部に確認できたとの討論が出されました。
採決の結果、賛成多数により原案を可決することにいたしております。
なお、89号議案については附帯決議案が提出されました。
採決の結果、賛成多数により附帯決議案を可決いたしました。
以下、附帯決議について申し上げます。
第89号議案「春日市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」に対する附帯決議。
1、行政機関の一部である直営保育所を1園に集約することで、これまで以上に特別支援保育、要保護児童の支援、地域子育て支援に注力すること。
2、地域の保育水準の基準としての役割、保育行政のアンテナとしての役割、行政組織の一部としての役割、民間を補う役割、子育て支援の拠点としての役割を十分に果たし、本市の子育て支援力の底上げを図ること。
3、今後、直営保育所は1園を堅持し、本市行政内部に保育の技術、保育ノウハウの蓄積とその活用を推進するとともに、目指すべき本市の保育の方向性を示すこと。
以上のとおりであります。
次に、第90号議案「春日市児童センター条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
改正の内容は、
地方自治法第244条の2第3項の規定により、春日市須玖児童センターの管理を指定管理者に行わせることとするものであります。
審査の過程において、委員から、相談の対応は引き継がれるのかとの質疑が出され、執行部から、既に平成28年4月1日より、すくすくプラザからいきいきプラザ子育て支援センターに移されているが、児童センター自体には子育て支援員がおり、相談対応については当然継続されるとの説明を受けました。
また、委員から、児童センター4館のうち1館が今まで直営だった理由は何かとの質疑が出され、執行部から、3館の指定管理者の状況の様子を見るということと、子ども・子育て新制度に伴って、市町村の任意事業である地域子育て支援事業として、拠点事業を直営のほうで率先して行い、状況を見きわめる必要があったとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第94号議案「令和元
年度春日市国民健康保険事業特別会計
補正予算(第2号)について」であります。
補正の主な内容は、歳入において、歳入及び歳出の調整のため国民健康保険事業費納付金等支払準備基金を取り崩すものであり、歳出において、普通交付金償還金及びシステム改修費委託料を増額するものであり、
歳入歳出予算の総額を3,445万2,000円増額し、96億3,818万9,000円に補正するものであります。
委員会では、
補正予算総括表等をもとに慎重に審査いたしました。
審査の過程において、委員から、失効した保険証の利用による過誤請求は年間で何件あるのかとの質疑が出され、執行部から、過誤調整の件数は年間6,000件程度である。オンライン資格確認システムが適正に稼働すれば、過誤調整の件数は減る予定であるとの説明を受けました。
また、委員から、高額療養費の限度額認定証について、オンライン資格確認システムが稼働すればどのようになるのかとの質疑が出され、執行部から、高額療養費の限度額認定証についてもオンライン資格確認システムの情報連携ができるため、申請の必要がなくなるとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第95号議案「令和元
年度春日市後期高齢者医療事業特別会計
補正予算(第2号)について」であります。
補正の主な内容は、歳入歳出ともに、後期高齢者医療保険基盤安定市町村負担金の確定に伴い減額するものであり、
歳入歳出予算の総額を334万5,000円減額し、14億6,810万9,000円に補正するものであります。
委員会では、
補正予算総括表等をもとに慎重に審査いたしました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第96号議案「令和元
年度春日市介護保険事業特別会計
補正予算(第3号)について」であります。
補正の主な内容は、歳出において、地域支援事業費等が当初予算より減額の見込みとなったことに伴うものであり、
歳入歳出予算の総額を2,073万8,000円減額し、71億3,534万5,000円に補正するものであります。
委員会では、
補正予算資料等をもとに慎重に審査いたしました。
審査の過程において、委員から、ボランティア制度施設利用負担金が減額になっているが、同制度の周知及び浸透が進んでいない、もしくは別の道を考えるなどの判断基準となるのかとの質疑が出され、執行部から、今回の
補正予算は実績に応じて減額するものであり、直ちにボランティアポイント制度の見直しにつながるものではないと考えているとの説明を受けました。
また、委員から、保険者機能強化推進交付金について、どの部分が評価されたのかとの質疑が出され、執行部から、例えば人材確保のために就職フェアを開催したことも評価されたものと考える。今後も利用者の立場に立ち、また、現場の声を聞きながら進めていきたいとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第104号議案「令和元
年度春日市国民健康保険事業特別会計
補正予算(第3号)について」であります。
補正の内容は、
国家公務員の本年度の給与の改定に鑑み、これに準じて本市の一般職の職員の人件費の増額に伴うものであり、
歳入歳出予算の総額を58万円増額し、96億7,322万1,000円に補正するものであります。
委員会では、
補正予算総括表等をもとに慎重に審査いたしました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第105号議案「令和元
年度春日市後期高齢者医療事業特別会計
補正予算(第3号)について」であります。
補正の内容は、
国家公務員の本年度の給与の改定に鑑み、これに準じて本市の一般職の職員の人件費の増額に伴うものであり、
歳入歳出予算の総額を12万円増額し、14億6,822万9,000円に補正するものであります。
委員会では、
補正予算総括表等をもとに慎重に審査いたしました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第106号議案「令和元
年度春日市介護保険事業特別会計
補正予算(第4号)について」であります。
補正の内容は、
国家公務員の本年度の給与の改定に鑑み、これに準じて本市の一般職の職員の人件費の増額に伴うものであり、
歳入歳出予算の総額を47万円増額し、71億3,581万5,000円に補正するものであります。
委員会では、
補正予算資料等をもとに慎重に審査いたしました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、請願第4号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書」であります。
本請願は、子どもたちにとってこれからも継続して安心と信頼のある居場所となる学童保育の実現の存続を求めるものであります。
審査の過程で、紹介議員に出席を要請し、請願の要旨及び理由の記載事項に関して確認を行いました。
委員から、市の関与がどのあたりまでできるのか、また、市町村は事業の実施主体であるから、事業主体の変更が生じたときには、子どもに与える影響を最小限に抑えること、急激な変化を抑制するための必要な手だてを講じること、それから保護者への説明を行うことなどの意見が出されました。
採決に当たり、反対の立場から、支援員の待遇等に関する内容については、次期雇用主と雇用者間の討議事項であり、行政においては、次期指定管理者に対する雇用、また運営上の越権行為に当たりかねないとの討論が出ました。
賛成の立場から、説明会が数回開催されているが、不安が解消されていない状況にある。放課後児童クラブ運営指針によれば、子どもに対する影響を最小限にすること、引き継ぎの影響を最小限にすることが明記されているので、保護者に対して不安を払拭する必要があるとの討論が出されました。
採決の結果、賛成多数により採択とすることにいたしております。
次に、請願第5号「春日市の直営保育所を2園存続することを求める請願書」であります。
本請願は、須玖保育所を直営保育所から公私連携型保育所に変更せず、春日市の直営保育所を従来のまま2園存続を求めるものであります。
審査の過程で、参考人として請願提出者及び紹介議員に出席を要請し、請願の要旨及び理由の記載事項に関して確認を行いました。
委員から、現状の
保育士不足の問題がある中で、行政保育士の本来の役割は果たせていないので、社会情勢なども考慮すると、直営保育所を1園にすることも理解できるとの意見が出されました。
採決に当たり、賛成の立場から、第89号議案と同様の内容で討論が出されました。
採決の結果、
賛成少数により不採択とすることにいたしております。
次に、請願第6号「春日市放課後児童クラブに関する請願書」であります。
本請願は、子どもにとって安全で、どの子にも居場所があり、子どもと共感できる保育が引き継がれることを求めるものであります。
審査の過程で、紹介議員に出席を要請し、請願の要旨及び理由の記載事項に関して確認を行いました。
委員から、特に発達に困り感のある子どもは、環境の変化が一番の問題なので、問題が生じた際は、市が現指定管理者と新指定管理者の間に入り、必要な手だてを講じることも確認できたとの意見が出されました。
採決に当たり、賛成の立場から、特に保育に関する業務、児童クラブの利用手続に関する業務及び出納管理業務については準備を十分行う必要があること、子どもへの影響が最小限に抑えられるよう努めるとともに、保護者の理解が得られるよう努めること、行事等の活動では、企画の段階から子どもの意見を反映させる機会を設ける工夫が必要であることとの討論が出されました。
採決の結果、
全員賛成により採択とすることにいたしております。
以上で市民厚生委員会の審査結果の報告を終わります。
34: ◯議長(
松尾徳晴君) ただいまの市民厚生委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
35: ◯議長(
松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
次に、討論をお受けいたします。
討論の通告がありますので、議案等の順番により発言を許します。
まずは、第89号議案に対する討論をお受けいたします。
2番、
西川文代議員。
36: ◯2番(
西川文代君)〔登壇〕 2番、
西川文代でございます。
私は、第89号議案「春日市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」、反対の立場で討論いたします。
本議案は、春日市立須玖保育所を児童福祉法第59条の8第1項に規定する公私連携型保育所とするために提出された議案でございます。
現在、春日市における12園の認可保育所のうち6園が一般の私立保育所、2園が公私連携型保育所、2園が指定管理者制度を導入している公設民営の保育所、そして残りの2園が公設公営の直営保育所となっております。
今後に向けては、2園ある指定管理者制度を導入している保育所も、財政的にも有利であり、保育運営の継続性と安定性という観点からも、保育所運営に適している──これは指定管理者制度よりもということです──公私連携型保育所に変更する方向性であることを、
一般質問でも確認しているところです。
この議案が可決されるならば、将来的には公私連携型保育所が5園になる方向性です。そのような中にあり、私が、須玖保育所を公私連携型保育所にし、直営保育所を1園にすることを反対する理由は、大きく3点ございます。
1点目は、現在2園存在する直営保育所に3割弱しかいない正職保育士の数を、嘱託保育士の雇用が難しく、保育士が不足している中、なぜもう少しふやしてこなかったのか、また、なぜ今後ふやせないのか、その確固たる納得のいく理由を、執行部からの説明の中に見出すことができなかったことです。
2点目としては、この春日市の保育や子育て支援にとりまして重要な変更である、直営保育所を1園にするという方向性につきましては、議会におきましては、市民厚生委員会にて今年度に入り初めて説明され、それは保護者への説明会とほぼ同時期でした。したがって、この方向性は第5次春日市
総合計画後期
基本計画、平成28年度から平成32年度(令和2年度)の5年間の計画の中にも明記されておりません。
また、毎年度見直しし策定されている
実施計画、第9次
実施計画、平成31年度(令和1年度)から平成33年度(令和3年度)までの
実施計画は、平成31年3月策定ですが、そこにも記されておりません。さらに、平成27年度から平成31年度(令和元年度)までの第1期春日市子ども・子育て支援事業計画にも示されておりません。加えて、令和元年度6月に市長より示されました令和元年度施政方針でも、直営保育所を1園に集約して、行政職の保育士による役割を高めていくなど、保育所運営の方針も示されておりません。
このように計画として示さずに、市民の代表機関である議会の意見を聞かずに進めることに対して、行政運営として納得できるものではないと思っております。
1点目についてですが、少し詳細に説明しますと、ただいまの市民厚生委員会の委員長報告において、須玖保育所を直営保育所から公私連携型保育所にし、現在2園しかない直営保育所を1園にする理由として、
保育士不足との執行部の回答があったとのことでした。直営保育所の行政職の保育士の役割は、特別支援保育、要保護児童の支援、地域子育て支援のさらなる充実がある。スキルの向上や研さんに努めているが、現在の保育士の状況から、正職保育士を昇町保育所に集約して、直営保育所の保育士の役割に当たっていく選択をしたとのことでした。
本12
月定例会において、直営保育所である須玖保育所、昇町保育所について、60人分の嘱託保育士の報酬として予算化されている中の1,957万7,000円が減額補正され、加えて代替保育士等の賃金559万1,000円も減額補正されております。
このように、直営保育所は必要な嘱託保育士や代替保育士を雇用できていない状況であった。これは今年度から始まったことではなく、つまり
保育士不足の中、運営がされてきており、本来の直営保育所の行政職の保育士の役割を果たすことができていなかったことになります。そして、もう少し厳しい言い方をするならば、それをそのままにしていたということになります。
同一価値労働・同一賃金という考え方からするならば、保育士という仕事が我が国日本において、まだまだその価値からすると低賃金であり、男女共同参画先進国では政治分野に女性が多く参画することにより、保育士や看護師など女性が多い職業の地位向上を実現し、処遇改善が図られております。全国的な
保育士不足は、命を預かり、命を育む、また人格形成の最重要時期である保育という責任と、重要な専門職であるにもかかわらず、その仕事の価値が認められた処遇になっていない現状にあります。
令和2年度から、嘱託職員は
会計年度任用職員になり、
期末手当等が支給され、キャリアが認められるなどの処遇が改善され、継続的に保育にかかわっていただける人材を心から期待しているところです。しかしながら、今までの処遇では嘱託保育士が雇用できないのは当然であり、そのことを踏まえた上で、直営保育所には春日市の保育と子育て支援の質の充実のための役割を、行政職の保育士が十分に果たすために、現在の正職保育士の数の割合をふやす必要があったと考えます。
6月に開催されました保護者に対する説明会の中で、正職保育士を今後何十人も雇用することは財政的に厳しいとありましたが、保育はその後の教育の基盤であり、また、その後の社会をつくっていく人を育てる重要なもの、未来の社会の命運を分ける重要な投資です。春日市の財政状況は現在健全であり、将来への負担においても健全であることから、直営保育所の正職保育士を雇用することが難しいとのことに納得感は得られませんでした。保育や子育て支援に係る費用は、このように女性の社会進出を求めている中、必要経費であり、減らすのは先決ではないと考えます。
2点目についてですが、
一般質問において第9次
実施計画に載せていないのは、方針決定が今年度初旬であったためとのことでした。このようなスケジュールで事を進めていくことについても、納得がいくものではございません。重ねて、議決されていないものを計画に入れるのは議会軽視にもなりかねないというような答弁もございましたが、私は、計画にも全く示さず、議案を上程する年度の初旬に方針決定する、そのような流れこそ議会軽視、市民軽視であると考えます。これは私だけの意見ではなく、私の
一般質問を聞かれた、傍聴された市民の方が、そのような内容をアンケートにも書かれておりました。
私たち議員は20人おり、それぞれが地域において市民の本音の声を聞く機会が多くあります。私は、須玖保育所の保護者や保護者OB有志一同の方から、須玖保育所を直営のまま残し、直営保育所を2園残してほしいとの内容の請願の紹介議員になっております。保育士を初めとする現場を感じている方々から、残していただきたいとの本音も聞いておりましたし、これは春日市の行財政改革の一環としてトップダウンで決定されたものではと推察しております。
私がとても危惧しておりますのは、現場で保育に携わった方が春日市の保育行政をリードしていくべきであるのに、その人材がいなくなる、希薄になる、また、人材育成ができずに現場の声が届かなくなることです。民間企業でも、よりよき改革をなし遂げ、成功されている事例は、徹底的に現場主義を貫いているところです。特に市民の税金で事業を推進する自治体運営においては、情報を早目に提示し、市民の声を真摯に受けとめながら方針決定するべきであると考えます。
春日市の就学前保育や子育て支援の質の充実のためには、春日市の保育や子育ての現場で働いた経験のある専門職である職員が、春日市の保育や子育て支援のリーダーとして力を発揮する体制づくりが必要です。視察に伺った自治体では、もとは保育所に勤務されていた職員の方が、その自治体の保育や子育て支援、また保・幼・小の連携構築などに大活躍されている事例も見ております。春日市においても将来このような形をぜひつくっていただきたいと思っております。
また最後、3点目ですが、私は春日市の地方創生には、教育だけでなく保育や子育て支援の充実というのが、子育てしやすいまちとしてのブランド構築として重要施策であり、これを充実していくことにより、仕事も子育ても頑張る共働きの若い元気な世帯が春日市を選び、そのことにより春日市の財政も活力も保たれると考えます。
そもそも日本の超高齢・少子化社会は、総体的に保育や子育て支援を社会の重要な施策として取り組んでこなかったことによるものであります。若い世代の方々が仕事と子育てを両立できるために、社会がよりよい環境を準備することをしなければ、明るく活力ある未来はないと考えます。春日市もこのことを十分に考慮した保育行政の方針決定を、現場の意見を真摯に受けとめながらするべきです。
以上のことから、私は第89号議案「春日市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」、反対いたします。
37: ◯議長(
松尾徳晴君) 15番、船久保信昭議員。
38: ◯15番(船久保信昭君)〔登壇〕 15番、翔春会、船久保信昭です。
私は、第89号議案「春日市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」に賛成の立場から討論をさせていただきます。
この改正は、直営保育所2園のうち1園である須玖保育所を、公私連携保育法人による公私連携型保育所の運営に切りかえるために、公の施設としての位置づけを廃止するものであります。
行政職の保育士は、特別支援保育、要保護児童の支援、地域子育て支援の充実を図り、リードしていく役割を果たす必要があります。また、行政の保育士ならではの視点と積み上げたスキルにより、春日市全体の子育て力の底上げを図るため、市内の認可保育所のみならず、各施設へのアプローチを図っていく必要があります。保育現場である保育所2園を継続させながらその役割を果たすためには、正職員を30人から40人雇用する必要があり、そこには莫大な予算が必要となり、将来を担う子どもたちに負担を強いることになりかねません。春日市の将来を見据えて、財政的な面から考えても必要なことであると考えております。
直営保育所2園のうち1園の運営を保育豊かなすぐれた法人の力をかりて行うことは、春日市がこれまでも進めてきている、民間によりその業務が十分に行うことができるものについては積極的に民間の活力を導入していく方向性としても整合しています。本市においても避けることのできない人口減少・少子高齢化の社会へ向けての、子育て支援力の充実が必要であると考えております。
以上のことから、今回の条例改正には賛成でございます。皆様、よろしくお願いをいたします。
39: ◯議長(
松尾徳晴君) 1番、吉居恭子議員。
40: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、日本共産党、吉居恭子です。
私は、第89号議案「春日市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」、反対の立場で討論を行います。
この議案は、現在2園ある春日市の直営保育所のうち、春日市立須玖保育所を民間が運営する公私連携型保育所へと変更するというものです。
市直営の保育所は、保育所のモデルとして市内の保育所をリードしていく役割、多岐にわたる発達障がい等に対する特別支援保育、厳しい社会情勢の中、要保護支援や地域全体の子育て支援に責任を持つ行政機関としての大きな役割を担っています。これまで春日市は4カ所の直営保育園を、指定管理や公私連携保育所へと、その管理運営を民間に移譲してきました。今回、春日市が大事に残してきた二つの保育所を統合して1園にすることは、直営保育所2園を最大限に活用し、市が行ってきた保育事業をさらに縮小させることにつながります。
直営保育所の統合の理由として言われている、正規職員の
保育士不足は、市みずからが採用しなかっただけで、理由とは言えず、その気になれば改善することができました。今、春日市がすることは、直営保育所を減らすのではなく、みずから招いた
保育士不足を解消することが先決ではないでしょうか。
また、市の将来の財源問題との理由も挙げられていますが、子どもの貧困対策を怠ることは将来の莫大な経済的損失となるとの試算にもあるように、子どもの育ちへの支援をすることは、子どもの幸せばかりか、将来の市の財政を豊かにすることにつながることを忘れてはいけません。将来の財政を心配するならばなおさら、今の子どもたちを、将来社会の中で活躍し、貢献できる大人に育てることこそ大切なのではないでしょうか。
また、保育所は1園でも支障ないと言われますが、1園ではなく複数あることの大切な意味の一つは、二つの園が切磋琢磨しながら保育のスキルの質を上げていけること、また、二つの保育園と行政間での保育職員の勤務異動により現場保育所を経験することで、行政機関としての保育のノウハウをさらに広げ、市内に住む全ての乳幼児保育に柔軟に対応できるようにすることです。
よって私は、須玖保育所を公私連携型保育所へ移行させるこの議案に反対いたします。
以上です。
41: ◯議長(
松尾徳晴君) 続いて、第90号議案に対する討論をお受けいたします。
1番、吉居恭子議員。
42: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、吉居恭子です。
第90号議案「春日市児童センター条例の一部を改正する条例の制定について」、反対の立場で討論をします。
本議案は、春日市直営の須玖児童センターの管理運営を、直営から指定管理者に変更し、行わせることとするものです。
市直営の須玖児童センターは、地域子育て支援事業の拠点的役割を果たし、他の三つの指定管理者運営の児童センターの指標となる存在です。直営の児童センターは、行政との直接のつながりを生かし、春日市の児童生徒の大事な居場所としてだけでなく、市の子育て支援計画を立てる上での重要な役割も持っています。
須玖児童センターの管理を指定管理者へ変更することは、須玖保育所の公私連携化とともに、平成16年に春日市の子育て支援の拠点としてできたすくすくプラザを、本来の目的と違い、児童センターと保育所が併設されただけの建物にしてしまい、子育て支援の広がりを損なうおそれがあります。よって私は、須玖児童センターを指定管理者運営に変更する本議案に反対いたします。
以上です。
43: ◯議長(
松尾徳晴君) 15番、船久保信昭議員。
44: ◯15番(船久保信昭君)〔登壇〕 15番、翔春会、船久保信昭です。
私は、第90号議案「春日市児童センター条例の一部を改正する条例の制定について」に賛成の立場から討論させていただきます。
この条例改正は、現在、市内に四つの児童センターがありますが、既に指定管理となっている光町・毛勝・白水の3施設に加えて、須玖の児童センターの管理を、
地方自治法第244条の2第3項の規定により、指定管理者に行わせようとするものです。
既に指定管理者制度を導入している3館の児童センターについては、制度導入から10年を経過し、今年度で11年目になります。指定管理者による管理運営は極めて良好であり、安定運営もなされております。加えて、地域子育て支援の場としても高く評価されていると聞いております。このことは、利用実績、来館者数の増加の状況からも明らかであります。したがいまして、民間の活力によるさらなる活性化を図るために、須玖児童センターの指定管理者制度を導入する今回の条例改正に賛成でございます。皆様、よろしくお願いをいたします。
45: ◯議長(
松尾徳晴君) 続いて、請願第4号に対する討論をお受けいたします。
4番、飯田浩昭議員。
46: ◯4番(飯田浩昭君)〔登壇〕 4番、飯田浩昭でございます。
請願第4号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書」に対して、賛成の立場から討論を行います。
保護者や支援員向けの説明会が行われておりますが、今なお不安が解決されていないのが現状です。なれ親しんだ主任支援員が新指定管理者に移らなかったら、運営内容が変わることになれば、今まで培ってきたことが継続されるのか、十分な質を保てるのか、保護者の思いは伝わるのか、子どもたちは変わりなく安心して生活ができるのか、不安となるのは当然のことです。
放課後児童クラブ運営指針によれば、市は事業の実施主体として、運営主体の変更が子どもに与える影響を最小限に抑えられるよう、急激な変化を抑制するために必要な手だてや、保護者への説明を行う必要があります。まさにこの請願書は、保護者の不安を解消するためのお願いであります。市は関係者と十分に協議し、心配や不安を減らし、納得して安心して、新指定管理者のもと運営されるよう、しっかり寄り添う必要があります。よって、請願文書の内容を総合的に判断し、本請願に賛成の意思を表明するものであります。
47: ◯議長(
松尾徳晴君) 1番、吉居恭子議員。
48: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、吉居恭子です。
請願第4号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書」について、賛成の立場で討論を行います。
本請願は、長年にわたる保護者や支援員を初めとする多くの春日市民の研さんと努力により運営されている、春日市の学童保育の内容及び質の存続を願うものです。
春日市の学童保育は、全国でも高い評価を受けており、春日市民にとって子育て支援の宝物のような存在です。しかしながら、今回の指定管理者の変更で、その保育内容が変質するおそれがあり、関係者が心配しているところです。
春日市は指定管理者制度を採用している以上、指定管理者の運営には口出しできないとのことですが、放課後児童クラブ運営に対する責任を放棄することはできません。外部有識者や専門家、利用者などを一切入れず、市役所内部の職員だけで自信を持って次期指定管理者を選定されたのですから、現在の子どもたちや保護者が安心して利用できる運営を行うことのできる選択をされたのだと思います。
しかしながら他市では、今回と同じような状況で指定管理者変更による保育内容や職員の処遇の違いに納得ができず、主任支援員の2割、パート支援員の半数しか残留しない状況で、子どもたちや保護者に多大な混乱を招いたという実例もあります。一方、保育内容も処遇も変えなかったことで、全ての職員が継続でき、スムーズに4月から移行できた自治体も近隣にあります。市が財政面など強力に後押ししたのだと聞いております。
すなわち、「指定管理者を決めました。あとは指定管理者に聞いてください」では、市の責任を果たしたことにはならないのです。少なくとも保護者は、同じ保育料を払い、春日市は同じ指定管理料を払いますから、同じ保育を利用者は求めることができるはずです。指定管理者に対し、「越権行為、市の関与ができない」ではなく、指定管理者制度を採用した責任、次期指定管理者を市行政だけで選んだ責任において、現在の保育と同じ保育を求めます。
春日市が選ばれた民間事業者の説明会の中で、これまでの保育が継続できるのだろうかとの不安材料がまだまだ払拭できていません。しかし、たび重なる説明会や現クラブ運営を視察していただく中でのやりとりで、次期指定管理者はその保育内容を継続させる意思があると言及されましたが、現支援員が継続して保育に当たってくれなくては、それも実現できません。そこで、支援員の処遇に対しても請願することとなったわけであります。このことは議員の皆さん、どなたも理解しておられることと思います。
9月議会において、時期だけが問題とおっしゃっていたわけですが、議員の皆様にはぜひ、春日市の子どもたち、保護者の皆さんが安心して春日市の学童保育を利用できるよう、これまでの保育が継続できるよう願う請願者の意思を酌み取り、一緒になって春日市に出す請願書に賛成していただきますよう切にお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。どうぞよろしくお願いします。
49: ◯議長(
松尾徳晴君) 続いて、請願第5号に対する討論をお受けいたします。
1番、吉居恭子議員。
50: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、吉居恭子です。
請願第5号、須玖保育所を直営保育所として存続することを求める請願書について、賛成の立場で討論を行います。
春日市の直営保育所は、これまで指定管理者制度や公私連携型保育所にするための民間への移譲により、現在は2園しかありません。そのうちの1園を公私連携型保育所へ移行することは、請願者が言われるように、春日市に住む乳幼児に対する公の保育の機能低下、質の低下を意味します。これまで須玖保育所が担ってきた特別支援、要保護支援、地域支援など、行政機関として行ってきたことが、公私連携型保育所に変わることで果たされなくなります。
また、2園を1園に統合する主な理由とされる
保育士不足は、少なくともこの8年間、2園合わせると30名もの正規職員が足りないとわかっていながら、全国一職員が少ない自治体であり続けることに固執したかのように、正規職員の保育士を退職者と同じ人数しか雇用してこなかった、ほかでもない市長自身の責任です。
本請願者が言われるように、春日市が子育て支援全般に責任を果たす考えがあるならば、目先の金額だけに固執せず、将来の春日市を見越して2園を存続してほしいと願う請願者の願いを真摯に受けとめるべきと考えます。よって、私はこの請願を支持します。
以上、賛成討論とします。
51: ◯議長(
松尾徳晴君) 続いて、請願第6号に対する討論をお受けいたします。
5番、米丸貴浩議員。
52: ◯5番(米丸貴浩君)〔登壇〕 5番、創政会の米丸貴浩です。
私は、今回提出されています請願第6号「春日市放課後児童クラブに関する請願書」について、採択に賛成の立場から討論を行います。
本請願は、令和2年度から春日市放課後児童クラブの指定管理者が変更されることに際し、なれ親しんだ支援員の離職や、保育環境がこれまでと異なるのではないかという不安など、クラブ利用者である子どもたちの精神的負担を少しでも減らすことを求めるものであります。
なお、審査に先立ち、紹介議員に委員会への出席を要請し、疑問点等について質疑を行い、さまざまな視点から確認を行ったところであります。
さて、本請願に要旨は3点あります。その1点目、新指定管理者による事業開始に向けての適切な引き継ぎの実施についてであります。特に保育に関する業務、児童クラブの利用手続に関する業務及び出納管理業務については、利用者と直接接する業務であるため、4月1日から業務を遂行できるよう引き継ぎを受け、準備を十分行う必要があります。
次に、要旨の2点目、現状の保育環境を踏まえた生活リズムや、支援員の子どもとのかかわり方などへの配慮に関することであります。これにつきましては、放課後児童クラブの運営主体に変更が生じる場合には、育成支援の継続性が保証され、子どもへの影響が最小限に抑えられるように努めるとともに、保護者の理解が得られるように努める必要があります。
要旨の3点目、子どもたちの意見が聞き入れられ、意思が尊重される保育の実施についてであります。子どもにとって放課後児童クラブが安心して過ごせる生活の場であり、支援員等が信頼できる存在であることを前提として育成支援に求められるその内容は、子どもが自分の気持ちや意見を表現することができるように援助し、放課後児童クラブの生活に主体的にかかわることができるようにすることであります。また、行事等の活動では、企画の段階から子どもの意見を反映させる機会を設ける工夫が必要です。
児童福祉法第34条の8の2、第2項の規定に基づきます放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準によれば、放課後児童健全育成事業は、利用者である子どもの人権に十分配慮するとともに、子どもたち一人一人の人格を尊重して、その運営を行わなければなりません。放課後児童クラブにおいて集団の中で子どもに保障すべき遊び及び生活の環境や運営内容の水準を明確化し、事業の安定性及び継続性の確保を図っていくことを目的に、国が定めた放課後児童クラブ運営指針によりますと、市は事業の実施主体として、運営主体の変更が子どもに与える影響を最小限に抑えられるよう、急激な変化を抑制するなどの必要な手だてや、保護者への説明を行う必要があります。
よって、請願文書の内容を総合的に判断した結果、本請願の採択に賛成の意思を表明するものであります。どうか皆さん、よろしくお願いいたします。
53: ◯議長(
松尾徳晴君) 2番、
西川文代議員。
54: ◯2番(
西川文代君)〔登壇〕 2番、
西川文代でございます。
私は、請願第6号「春日市放課後児童クラブに関する請願書」について、賛成の立場で討論いたします。
本請願は、春日市が放課後児童クラブの運営に指定管理者制度を導入しており、9
月定例会において、令和2年度から指定管理者が変更になることが決定したことを受けて、不安を抱いている各クラブの保護者会の方々の連名で提出された、子どもにとって安全で、全ての子どもに居場所があり、子どもと共感できる保育が引き継がれることを求めるものです。
さきの9
月定例会におきましても、保護者会や保護者会有志代表の方々連名で、「現指定管理者の運営の利点は継続してほしい。子どもにとって安心と信頼ある居場所となる運営のため、雇用についても最善の努力をお願いする。春日市として継続性と安定性を確保できる放課後児童保育のあり方を保護者に説明し、その実現を求める」という内容で、請願が提出されました。このような内容は、ほぼ国の放課後児童保育運営指針に書かれているものでございます。
しかしながら、「内容には賛同できるが、関連議案が上程されているため反対するほかない。請願を提出する時期が悪い」との理由の反対討論がなされ、請願は賛成7、反対12で不採択となった経緯がございました。これに関しましては、
地方自治法及び
春日市議会会議規則にも時期に対するルールはなく、これは議会の、また議員の認識の誤りであったと私は考えております。また、このような決断をした議会にも
説明責任が問われるのではないかと考えております。
このような請願書の取り扱いの中、さらに不安と心配を感じられた保護者の方々が、目の前に迫る新しい指定管理者のもと運営される令和2年度4月からの放課後児童クラブについて、「これだけはお願いします」と提出された内容になっております。指定管理者が変更になっても、子どもへの影響が最小限に抑えられるようにするのは、先ほども述べましたが、国の放課後児童クラブ運営指針の中にも示されていることであり、当然、春日市が責任を持って行うべきことだと考えます。請願内容は当然のことであり、否定できるものは一つもありません。
仕事と子育てに日々励まれ、お忙しい中に我が子と地域の子どもたちのことを思い、諦めることなく請願書を提出された熱心な活動にも、心から賛同いたします。私は、請願第6号「春日市放課後児童クラブに関する請願書」に大いに賛成いたします。よろしくお願いいたします。
55: ◯議長(
松尾徳晴君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
56: ◯議長(
松尾徳晴君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第89号議案「春日市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」、市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
57: ◯議長(
松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、89号議案については
原案可決することに決定いたしました。
次に、第90号議案「春日市児童センター条例の一部を改正する条例の制定について」、市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
58: ◯議長(
松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第90号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第94号議案「令和元
年度春日市国民健康保険事業特別会計
補正予算(第2号)について」、市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
59: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第94号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第95号議案「令和元
年度春日市後期高齢者医療事業特別会計
補正予算(第2号)について」、市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
60: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第95号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第96号議案「令和元
年度春日市介護保険事業特別会計
補正予算(第3号)について」、市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
61: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第96号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第104号議案「令和元
年度春日市国民健康保険事業特別会計
補正予算(第3号)について」、市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
62: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第104号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第105号議案「令和元
年度春日市後期高齢者医療事業特別会計
補正予算(第3号)について」、市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
63: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、105号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第106号議案「令和元
年度春日市介護保険事業特別会計
補正予算(第4号)について」、市民厚生委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
64: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第106号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、請願第4号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書」、市民厚生委員長の報告は採択であります。
本請願について、採択することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
65: ◯議長(
松尾徳晴君)
賛成少数であります。よって、請願第4号については不採択とすることに決定いたしました。
次に、請願第5号「春日市の直営保育所を2園存続することを求める請願書」、市民厚生委員長の報告は不採択であります。
よって、
春日市議会会議規則第70条第1項の規定によって、原案について採決いたします。
本請願について、採択することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
66: ◯議長(
松尾徳晴君)
賛成少数であります。よって、請願第5号については不採択とすることに決定いたしました。
次に、請願第6号「春日市放課後児童クラブに関する請願書」、市民厚生委員長の報告は採択であります。
本請願について、採択することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
67: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、請願第6号については採択することと決定いたしました。
ここで暫時休憩いたします。開始時間は12時15分でお願いします。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午後0時02分
再開 午後0時14分
──── ─ ──── ─ ────
┌───────────────────────────┐
│日程第4 地域建設委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│
└───────────────────────────┘
68: ◯議長(
松尾徳晴君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
日程第4、第91号議案、第97号議案、第107号議案及び報告第5号を一括議題といたします。
地域建設委員会の審査結果の報告を求めます。
地域建設委員長、岩渕穣議員。
69: ◯地域建設委員長(岩渕 穣君)〔登壇〕 地域建設委員会委員長の岩渕穣でございます。
本定例会において付託を受けております議案4件について、地域建設委員会の審査結果の報告をいたします。
初めに、第91号議案「春日市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。
本案は、建築基準法の一部改正を踏まえた南部白水地区地区計画の変更等に伴い、所要の規定の整備を図るものであります。
審査の過程において、委員から、南部白水地区地区計画とあるが、場所はどのあたりになるのかとの質疑が出され、執行部から、フォレストシティが開発された星見ヶ丘地区一帯のことであるとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第97号議案「令和元
年度春日市下水道事業会計
補正予算(第2号)について」であります。
補正の主な内容は、人事異動による職員給与費の調整、用地取得の時期に伴う小倉第3雨水貯留施設築造工事関連事業費の減額及び下水道使用料還付分の補填に伴う企業債利息の増額による一般会計繰入金の減額及び消費税納税額の増額であります。
補正予定額及び補正後の額につきましては、収益的収入は8,366万8,000円を減額し、22億9,000万4,000円に補正するものであります。
また、収益的支出は4,756万5,000円を増額し、19億364万8,000円に補正するものであります。
次に、資本的収入は6億2,210万円を減額し、6億49万円に補正するものであります。
また、資本的支出は6億2,183万5,000円を減額し、15億4,854万2,000円に補正するものであります。
なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額9億4,805万2,000円については、消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,970万5,000円、減債積立金3億4,916万3,000円、損益勘定留保資金平成30年度分4億6,729万4,000円及び令和元年度分1億1,189万円で補填されております。
審査の過程において、委員から、資本的収支に対する補填財源の内訳が大きく変わっているが、その要因は何かとの質疑が出され、執行部から、小倉第3雨水貯留施設築造工事関連事業費が減額となったことが影響している。当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額が減額となったため、当年度分損益勘定留保資金で調整しているとの説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、第107号議案「令和元
年度春日市下水道事業会計
補正予算(第3号)について」であります。
本案は、人事院勧告による職員給与費の増額及びこれに伴う一般会計繰入金の増額に伴うものであります。
補正予定額及び補正後の額につきましては、収益的収入は25万5,000円を増額し、22億9,025万9,000円に補正するものであります。
また、収益的支出は24万2,000円を増額し、19億389万円に補正するものであります。
次に、資本的収入については補正による増減はありません。
また、資本的支出は11万3,000円を増額し、15億4,865万5,000円に補正するものであります。
なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額9億4,816万5,000円については、消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,970万5,000円、減債積立金3億4,916万3,000円、損益勘定留保資金平成30年度分4億6,729万4,000円及び令和元年度分1億1,200万3,000円で補填されております。
採決の結果、
全員賛成により原案を可決することにいたしております。
次に、報告第5号「専決処分について(樹木の枝の落下による自動車損傷事故に伴う損害賠償の額の決定について)」であります。
本案は、樹木の枝の落下による自動車損傷事故に伴う損害賠償の額を決定し、緊急に和解契約を締結する必要が生じたため、令和元年10月7日付で
専決処分したことについて、市議会の承認が求められたものであります。
採決の結果、
全員賛成により承認することにいたしております。
以上で地域建設委員会の審査結果の報告を終わります。
70: ◯議長(
松尾徳晴君) ただいまの地域建設委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
71: ◯議長(
松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
次に、討論をお受けいたします。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
72: ◯議長(
松尾徳晴君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第91号議案「春日市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、地域建設委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
73: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第91号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第97号議案「令和元
年度春日市下水道事業会計
補正予算(第2号)について」、地域建設委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
74: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第97号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第107号議案「令和元
年度春日市下水道事業会計
補正予算(第3号)について」、地域建設委員長の報告は
原案可決であります。
本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
75: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第107号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、報告第5号「
専決処分について(樹木の枝の落下による自動車損傷事故に伴う損害賠償の額の決定について)」、地域建設委員長の報告は承認であります。
本報告について、承認することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
76: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、報告第5号については承認することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌──────────────────┐
│日程第5 第3号意見書案の上程、質疑│
└──────────────────┘
77: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第5、第3号意見書案を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
10番、内野明浩議員。
78: ◯10番(内野明浩君)〔登壇〕 10番、内野明浩です。
第3号意見書案「教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度に係る意見書について」。
上記の意見書案を別紙のとおり提出いたします。
令和元年12月17日。提出者、
春日市議会議員、内野明浩。賛成者、
春日市議会議員、中原智昭、同じく野口明美、同じく岩渕穣、同じく米丸貴浩、同じく飯田浩昭、同じく吉居恭子、同じく北田織、同じく
西川文代、同じく西村澄子。
提案理由を申し上げます。
近年のデータにより、我が国の政府支出に占める教育支出の割合が、OECD加盟諸国の中で比較してみた場合、かなり低い水準になっていることがわかります。日本の将来を担い、安全で安心な社会の基盤づくりにつながる子どもたちへの教育は極めて重要であり、社会情勢の変化により、学校現場では一人一人の子どもに対するきめ細やかな対応が必要となっています。
しかしながら、国内の学校現場に目を向けますと、子どもたちの豊かな学びを実現するための教材研究や、授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。特に小学校においては、新学習指導要領の移行期間中でもあり、外国語教育実施のため、授業数の調整など対応に苦慮しております。豊かな学びの実現のためには、教職員定数改正などの施策が最重要課題であります。また、長時間労働是正に向けて、教職員の働き方改革が進められようとしていますが、中でも教職員定数改正は喫緊の課題であります。
令和2年度において、教育効果を上げるための教職員定数改正及びきめ細やかな教育の推進が実現されますよう、意見書を提出するものであります。
案文はお手元に配付いたしております。御一読の上、皆様の御賛同くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
79: ◯議長(
松尾徳晴君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
第3号意見書案に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
80: ◯議長(
松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
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│日程第6 第4号意見書案の上程、質疑│
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81: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第6、第4号意見書案を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
7番、迫賢二議員。
82: ◯7番(迫 賢二君)〔登壇〕 7番、翔春会、迫賢二です。
第4号意見書案「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業の不測の事態による工期延長における、工期短縮に向けての責任ある対処を求める意見書について」。
上記の意見書案を別紙のとおり提出いたします。
令和元年12月17日。提出者、
春日市議会議員、迫賢二。賛成者、
春日市議会議員、中原智昭、同じく米丸貴浩、同じく飯田浩昭、同じく西村澄子、同じく野口明美、同じく内野明浩、同じく北田織、同じく岩渕穣、同じく吉居恭子、同じく
西川文代。
提案理由です。
西鉄天神大牟田線連続立体交差事業の工期延長により、沿線住民に大きな影響を与えることから、事業主体である福岡県に対して、工期短縮に向け、一日も早い事業の完了を強く求めるため、意見書を提出するものである。
案文はお手元に配付しておりますので、御拝読の上、御賛同よろしくお願いいたします。
83: ◯議長(
松尾徳晴君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
第4号意見書案に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
84: ◯議長(
松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
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│日程第7 第3号意見書案及び第4号意見書案の委員会付託の省略│
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85: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第7、第3号意見書案及び第4号意見書案の委員会付託の省略についてを議題といたします。
お諮りいたします。
春日市議会会議規則第37条第3項の規定により、第3号意見書案及び第4号意見書案の委員会への付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
86: ◯議長(
松尾徳晴君) 御異議なしと認めます。
よって、第3号意見書案及び第4号意見書案の委員会への付託は省略することと決定いたしました。
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│日程第8 第3号意見書案及び第4号意見書案の討論、採決│
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87: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第8、第3号意見書案及び第4号意見書案を一括議題として、これより討論に入ります。
第3号意見書案及び第4号意見書案に対し、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
88: ◯議長(
松尾徳晴君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに採決に入ります。
第3号意見書案「教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度に係る意見書について」、原案のとおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
89: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第3号意見書案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第4号意見書案「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業の不測の事態による工期延長における、工期短縮に向けての責任ある対処を求める意見書について」、原案のとおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
90: ◯議長(
松尾徳晴君)
全員賛成であります。よって、第4号意見書案については原案のとおり可決することに決定いたしました。
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│日程第9 議会閉会中における各委員会の調査事件の付託│
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91: ◯議長(
松尾徳晴君) 日程第9、議会閉会中における各委員会の調査事件の付託についてを議題といたします。
各委員長から、
地方自治法第109条第8項の規定に基づき、お手元に配付いたしておりますとおりに、議会閉会中における各委員会の調査事件の付託の申し出があっております。
お諮りいたします。
各委員長からの申し出のとおり議会閉会中に調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
92: ◯議長(
松尾徳晴君) 御異議なしと認めます。
よって、議会閉会中における各委員会の調査事件につきましては、お手元に配付いたしておりますとおりに付託することに決定いたしました。
以上をもちまして、今期定例会の日程の全てを終了いたします。
これにて、令和元年第4回春日市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
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閉会 午後0時32分
地方自治法第123条第2項及び
春日市議会会議規則第88条の規定により下記に署名する。
令和元年12月17日
春日市議会議長 松 尾 徳 晴
会議録署名議員(9番) 白 水 祥太郎
会議録署名議員(10番) 内 野 明 浩...