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令和元年第3回定例会(第5日) 本文 2019-09-26
令和元年第3回定例会(第5日) 名簿 2019-09-26

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  1. 春日市議会 2019-09-26
    令和元年第3回定例会(第5日) 本文 2019-09-26


    取得元: 春日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    1:                 開議 午前10時01分                ──── ─ ──── ─ ──── ◯議長(松尾徳晴君) おはようございます。  全員出席であります。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております議事日程第5号のとおりであります。  また、本日までに受理しております陳情につきましては、お手元に配付いたしております陳情一覧表のとおり、所管の委員会に送付いたします。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌───────────────────────────┐  │日程第1 総務文教委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│  └───────────────────────────┘ 2: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第1、第53号議案から第60号議案まで、第62号議案から第65号議案まで、第67号議案、第68号議案、第82号議案及び請願第1号を一括議題といたします。  総務文教委員会の審査結果の報告を求めます。  総務文教委員長高橋裕子議員。 3: ◯総務文教委員長(高橋裕子君)〔登壇〕 総務文教委員会委員長の高橋裕子です。  本定例会において付託を受けております議案15件及び請願1件について、審査結果の報告をいたします。  初めに、第53号議案「春日市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について」であります。  本案は、地方公務員法及び地方自治法の一部改正による会計年度任用職員制度の創設に伴い、会計年度任用職員の給与及び費用弁償を定めるものであります。  審査の過程で、委員から、新たな財政的負担とそれに対する国の財政措置はとの質疑が出され、執行部から、現況の人員で積算して年額で、賃金は約1億5,000万円、ほかに通勤手当、社会保険が約4,500万円、総額で2億円程度と見込んでいる。退職金は3年目に入れかわりが想定され、3,000万円程度の支出になると考えている。国の財政措置は、期末手当部分について地方交付税措置される見込みであるとの説明がなされました。  また、委員から、採用に当たっては面接の採用基準を明確にしてよい人材の確保をお願いしたいがとの質疑が出され、執行部から、本制度は公募して広く募集を行い、採用に当たり能力検定を的確に行う必要があるため、本市も適切に行っていくとの説明がなされました。
     また、委員から、再度の公募によって長期的に働くことは可能なのかとの質疑が出され、執行部から、公募に再度の応募は可能となり、その選考の中で、優秀で現在の職に応じた者であれば、同じような形で任用されることはあるとの説明がなされました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第54号議案「春日市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  本案は、地方公務員法及び地方自治法の一部改正による会計年度任用職員制度の創設等に伴い、所要の規定の整備を図るものであります。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第55号議案「春日市職員の分限に関する手続及び効果等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  本案は、地方公務員法及び地方自治法の一部改正による会計年度任用職員制度の創設等に伴い、会計年度任用職員の分限に係る休職の期間等に関し、所要の規定の整備を図るものであります。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第56号議案「春日市職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、第57号議案「春日市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び第58号議案「春日市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  これら3議案は、いずれも地方公務員法及び地方自治法の一部改正による会計年度任用職員制度の創設に伴い、第56号議案にあってはパートタイム勤務会計年度任用職員の懲戒に係る減給の対象となる給与に関し、第57号議案にあっては人事行政の運営の状況の公表に関し、第58号議案にあっては育児休業に係る給料の調整の対象となる職員の範囲等に関し、所要の規定の整備を図るものであります。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第59号議案「春日市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について」及び第60号議案「春日市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  これら2議案は、いずれも地方公務員法及び地方自治法の一部改正による会計年度任用職員制度の創設等に伴うものであります。第59号議案は、退職手当の支給の対象となる会計年度任用職員の範囲、退職手当の支給制度の制限の要件等に関し、所要の規定の整備を図るものであります。第60議案は、特別職の職員で非常勤の者の職の位置づけに関する見直し等を行うものであります。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第62号議案「春日市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  本案は、地方公務員法の一部改正により、職員の任用根拠等が明確されたことに伴い、市営住宅管理人の職の位置づけを見直すものであります。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第63号議案「春日市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、第64号議案「春日市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び第65号議案「春日市特別職の職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  これら3議案は、いずれも会計年度任用職員制度の創設等に伴う関係条例の規定の整備にあわせ、第63議案にあっては市議会議員に係る議員報酬等の支給方法に関し、第64議案にあっては特別職の職員で常勤の者に係る給与等の支給方法等に関し、第65号議案にあっては特別職の職員に係る退職手当の支給方法に関し、所要の規定の整備を図るものであります。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第67号議案「公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び第68号議案「外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  これら2議案は、いずれも地方公務員法の一部改正に伴い、所要の規定の整備を図るものであります。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第82号議案「財産の取得について」であります。  本案は、タブレット型パソコン等教育用ICT機器を取得するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、市議会の議決が求められたものであります。  審査の過程で、委員から、今回の措置でどの程度環境が整うのかとの質疑が出され、執行部から、各小学校にはパソコンルームに20台設置されており、今回、各小学校にタブレット型パソコン21台を購入する予定であるとの説明がなされました。  また、委員から、今回のアクセスポイントの設置個数で市内小学校無線LAN整備が整うのかとの質疑が出され、執行部から、2クラスから3クラスに一つの設置で整う予定であるとの説明がなされました。  採決の結果、全員賛成により原案に同意することにいたしております。  次に、請願第1号「中学校司書の市直接雇用継続に関する請願書」であります。  本請願は、令和2年度より現在の中学校司書を廃止し、民間事業者へ業務委託することが計画されていることに関し、直接雇用の継続を求めるものであります。  審査の過程で、紹介議員及び関係所管に出席を要請し、請願の趣旨及び理由の記載事項に関して確認を行いました。  委員から、学校サイドは業者から派遣された司書に直接指示命令ができないとの記載があるがとの質疑が出され、執行部から、校長等と業務の責任者である統括責任者を交えてやりとりを行う旨を仕様書に明記する。個別の指示命令等は法令違反となり、できないとの説明がなされました。  また、委員から、教室に入りづらい子どもや相談相手の必要な子どもたちの大事な心の居場所でもあるとの記載があるが、学校図書館の機能としてやっているのかとの質疑が出され、執行部から、学校図書館の三つのセンター機能をこれまで以上に高めることを目的としているが、学校の中で通常想定される範囲を超えて、いろいろなケースがあると考えられる。委託業者は生徒指導はできないが、子どもたちの個々のケースを想定し、個別柔軟に対応できるよう、今後、打ち合わせを行っていきたいとの説明がなされました。  採決に当たり、反対の立場から、議会として議決したところであり、今後この効果を検証していくことが議会の役割と考え、即座に業務委託を取りやめる内容等については賛成できないとの討論がなされました。  採決の結果、賛成少数により不採択とすることにいたしております。  以上で、第72号議案を除く総務文教委員会の審査結果の報告を終わります。 4: ◯議長(松尾徳晴君) ただいまの総務文教委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  次に、討論をお受けいたします。  討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第53号議案「春日市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 7: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第53号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第54号議案「春日市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 8: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第54号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第55号議案「春日市職員の分限に関する手続及び効果等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 9: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第55号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第56号議案「春日市職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 10: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第56号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第57号議案「春日市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 11: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第57号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第58号議案「春日市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 12: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第58号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第59号議案「春日市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 13: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第59号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第60号議案「春日市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 14: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第60号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第62号議案「春日市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 15: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第62号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第63号議案「春日市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 16: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第63号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第64号議案「春日市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 17: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第64号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第65号議案「春日市特別職の職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 18: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第65号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第67号議案「公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 19: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第67号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第68号議案「外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、総務文教委員長の報告は原案可決であります。
     本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 20: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第68号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第82号議案「財産の取得について」、総務文教委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 21: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第82号議案については同意することに決定いたしました。  次に、請願第1号「中学校司書の市直接雇用継続に関する請願について」、総務文教委員長の報告は不採択であります。  よって、春日市議会会議規則第70条第1項の規定により、原案について採決いたします。  本請願について、採択することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 22: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成少数であります。よって、請願第1号については不採択とすることに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌───────────────────────────┐  │日程第2 総務文教委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│  └───────────────────────────┘ 23: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第2、第72号議案を議題といたします。  総務文教委員会の審査結果の報告を求めます。  総務文教委員長高橋裕子議員。 24: ◯総務文教委員長(高橋裕子君)〔登壇〕 第72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」、総務文教委員会の審査結果の報告をいたします。  本案は、歳入歳出予算の総額を12億2,433万6,000円増額し、350億2,034万4,000円に補正するものであります。  審査の過程で、小中学校眠育支援業務委託料について、執行部から、本事業は新規事業だが、本年度当初から実施方法を検討する中で、業務の一部を、眠育の調査研究の実績のある専門機関に委託することが効率的、効果的であるため、今回、補正予算に必要な経費を計上したとの説明を受けております。  委員から、事業の目的や先進事例についての質疑が出され、執行部から、背景として不登校等の要因の一つとされる生活リズムの乱れに着目したが、目的は基本的生活習慣の改善を図ることである。また、先進事例については、大阪府堺市の取り組みで、欠席日数が1人当たり年間15日減少しているなどの結果が出ているとの説明がなされました。  また、委員から、教職員や保護者へのフォローアップの方策はとの質疑が出され、執行部から、モデル校の保護者へは、事業周知のチラシ等の配布や学校運営協議会を通じ、PTA、実働組織等へも協力を呼びかけたい。教職員等の負担軽減等は、先進事例を参考にしたいとの説明がなされました。  また、審査の過程で、幼児教育・保育無償化事業費について、執行部から、無償化の対象範囲や金額、国・県の交付金等について説明を受けております。  委員から、認可保育所の利用者は保育料を支払う必要がないが、幼稚園や届出保育施設等は利用者が負担の上、償還払いとなる。取り扱いが異なる理由はとの質疑が出され、執行部から、幼稚園については、現在の就園奨励費制度の事務の流れを活用し、スムーズに移行が可能なため、法定代理受領となる。届出保育施設等については、システム改修の進捗と他の施設等利用給付の際の合算の場合もあるため、償還払いと考えているとの説明がなされました。  また、審査の過程で、西野球場管理費及び春日運動広場管理費について、執行部から、市所有地である春日運動広場の一部と、西日本鉄道株式会社の所有地である日の出水道跡地の土地の交換を行うに当たり、春日運動広場の土地を測量、分筆し、土地交換後の日の出水道跡地西野球場を一体的なスポーツ施設として整備するための計画を立てるとの説明を受けております。  委員から、条例による交換は、明確な目的がないとできないのではないかとの質疑が出され、執行部から、条例に基づいて交換できる。関連する事業費を補正予算に計上し、その経緯についても事前に説明しているところである。長年にわたり春日運動広場の暫定利用が継続され、本格的な活用の方向性を見出すことが課題であったことも踏まえ、土地の交換により、スポーツの機能を集約し、西野球場日之出水道跡地を一体的にスポーツ広場などとして都市計画決定し、事業認可を受けて整備することを目的とした補正予算の計上であるとの説明がなされました。  また、委員から、このような事業は、本来、実施計画が承認され、それから土地の交換という手続になるのではないかとの質疑が出され、執行部から、西野球場に隣接する日之出水道跡地に西鉄が戸建て住宅開発計画を進めていることを、担当所管が認識したことから始まった。土地の等価交換を進めるという事案の性格上、時間をかけて実施計画に計上することができなかったが、実施計画で話を進める以上の全庁的な体制で協議を重ねたとの説明がなされました。  また、委員から、土地の交換後に、地中の廃棄物の撤去費用の負担が生じないようにすべきとの質疑が出され、執行部から、文化財の試掘の際に、敷地の東側にまとまって廃棄物が発見されているが、土地の交換前に西鉄が撤去することになっているとの説明がなされました。  本案に対し修正案が出され、西野球場の拡張は、目的や費用対効果も明確でなく、スポーツ施設の拡張について納得のいく説明がなされていないとの提案理由の説明がありました。  採決に当たり、反対の立場から、土地の等価交換とは別に、西鉄の負担で廃棄物及び建築廃材等も除去するとの説明を受けている。よって、土地の等価交換における市の損失の要因はないと判断できるとの討論がなされました。  また、賛成の立場から、今回はスポーツ施設計画の策定に努め、事業のグランドデザインをつくることが優先事項であるとの討論がなされました。  修正案に対し、採決の結果、賛成3、反対3の可否同数により、春日市議会委員会条例第15条の規定により、委員長が採決し、修正案を否決することにいたしております。その後、原案に対し採決の結果、賛成3、反対3の可否同数により、同規定により委員長が採決し、原案を可決することにいたしております。  以上で総務文教委員会の審査結果の報告を終わります。 25: ◯議長(松尾徳晴君) ただいま総務文教委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  第72号議案については、修正の動議が提出されております。  修正案の提案理由の説明を求めます。  20番、北田織議員。 27: ◯20番(北田 織君)〔登壇〕 20番、令桜会の北田織です。  私は、第72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」に対する修正案を別紙のとおり、地方自治法第115条の3及び春日市議会会議規則第17条の規定により提出いたします。  令和元年9月26日。提出者、春日市議会議員、北田織。賛成者、春日市議会議員、川崎英彦。  提案理由を述べます。  令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について、歳出予算の10款教育費5項保健体育費2目体育施設費13節委託料に計上されている春日運動広場管理費、測量業務委託料51万5,000円を、次の理由により減額修正するものであります。  この春日運動広場管理費測量業務委託料は、西日本鉄道が平成29年6月に取得した日之出水道跡地と、春日市の行政財産である春日運動広場上段を等価交換することを目的に、春日運動広場を分筆し、普通財産に移転登記するものであります。  この等価交換の案件は唐突に示されたもので、もとを正せば、この事案は西野球場の借地を購入する計画から、地権者との課題解決に端を発したものと考えられます。行政運営の原則である基本計画や実施計画に示されていない事案であります。  申すまでもなく、本市においては、まちづくりにかかわる人たちが、まちづくりの目標を共有する総合計画が策定されています。その実現のために、5カ年の基本計画で示された施策を事業として実施するための実施計画が立てられ、実施年度、事業内容、事業費及び実施手法が示され、毎年度見直しが行われております。  このたびの等価交換は、西野球場春日運動広場の問題を解決する手段として、スポーツ環境を整備する事業との説明でありますが、スポーツ施設グランドデザインが示されていない状況で、目的や費用対効果も明確ではありません。  また、平成29年3月に策定された春日市公共施設等総合管理計画には、公共施設等の総量について、40年後の人口減少を見込み、公共建築物の延べ床面積を23%縮減する数値目標が示されていますが、これらとの整合性はどのように考えればよいのでしょうか。  情報公開で開示された、西野球場の用地に関する検討経緯についての資料によりますと、平成31年1月28日、旧日之出水道跡地には、平成26年7月から8月にかけて試掘調査が行われ、試掘調査の結果、廃棄物等が土中に埋まっていることが確認されており、4月からの本格調査は動かすことは難しいとして、文化財課へ本調査の実施を依頼しています。  しかしながら、西日本鉄道株式会社から本調査延期の依頼を受け、翌々日の1月30日には2カ月程度ずらす調整が行われたにもかかわらず、今日まで本調査は実施されていないのが現状であります。なお、同日1月30日に、平成26年度実施の試掘調査結果を西日本鉄道株式会社に提供するようにも文化財課に依頼されています。  このような状況下において、土地の鑑定を平成31年4月8日に株式会社鑑定ソリュート福岡に依頼し、5月13日に鑑定評価書が提出されています。前述しましたとおり、廃棄物が土中に埋まっていることが確認されていることから、日之出水道跡地の土地の鑑定については、本調査を実施した上で行うべきであると私は考えます。  土中の廃棄物については、森友問題が記憶に新しいところでありますが、本市においても20年ほど前、春日南交番所の誘致の際に、用地取得後に廃棄物が大量に出土し、その撤去費用に2,000万以上の費用を要した事案もあります。このことから考えても、本調査を実施した後に土地の鑑定をするべきであると私は考えます。  以上のことを踏まえ、まず、日之出水道跡地の文化財や廃棄物等の本調査を行い、再鑑定結果に基づき所有者と再協議し、その活用については、西野球場との一体的なスポーツ環境の整備がふさわしいのかどうか、今後、庁内でも十分に議論し、少なくとも実施計画で示し、議会やスポーツ団体、地域住民の関係者はもちろんのこと、広く市民に対し明確な説明責任を果たすべきであると私は考えます。  以上の理由から、令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について、歳出予算の10款教育費5項保健体育費2目体育施設費13節委託料に計上されている春日運動広場管理費、測量業務委託料51万5,000円については、この金額を減額し、同額を歳出予算の14款1項1目予備費に増額計上することを求めるものであります。 28: ◯議長(松尾徳晴君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  第72号議案の修正案に対し、質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  次に、討論をお受けいたします。  討論の通告がありますので、発言を許します。  なお、修正案及び原案に対する討論をあわせてお受けいたします。  16番、中原智昭議員。 30: ◯16番(中原智昭君)〔登壇〕 16番、翔春会の中原智昭でございます。  私は、第72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」に対する修正案について、反対の立場で討論を行います。  この修正案に減額するとされております、春日運動広場管理料委託料、測量業務費の51万5,000円については、市と西日本鉄道株式会社との間で土地の交換を行うに当たり、春日運動広場の土地を測量し、分筆するための予算であります。  その経緯としては、市が西野球場の借地解消に向けて検討を進めた段階で、西野球場に隣接する日之出水道跡地に西鉄が戸建て住宅開発計画を進めていることを、市の担当所管が認識したことがきっかけであるとの説明を受けております。  西野球場は、昨年、防球ネットが大きく破損するなどの老朽が進んでおりますが、1年契約となっている西野球場の借地を解消して市の土地としなければ、なかなか本格的な解消に踏み出すことは難しいもので、長年の課題でもございました。  今後、西野球場横のスペースに戸建て住宅が建設された場合、ボールの飛び出しや夜間照明、大きな声などにより、近隣から苦情が寄せられ、西野球場の使用に大きな支障が出てくるおそれがございます。そうなると、市で唯一の少年硬式野球の試合ができる西野球場の機能は大きく制約されるおそれがございます。  これから西野球場の借地解消に踏み出すのかどうかという、さまざまな角度から全庁的に検討、協議を重ねられた結果、西野球場の借地解消を進めていくこととあわせて、日之出水道跡地を市が取得し、一体的にスポーツ広場として整備することとして、スポーツ施設計画策定業務も補正予算に計上されていることであります。そのため、今回の目的は、そのことについても明らかでございます。  また、西野球場の借地を解消するためには、地権者の税の控除が課題となりますが、現状のまま用地を取得しようとしても、税の控除が極めて難しいこともあり、西野球場日之出水道跡地を一体的にスポーツ広場などとして都市計画を決定し、事業認可を受けることによって、用地取得の環境を整えていこうとすることであります。  一方で、春日運動広場は長年にわたり暫定的な利用が継続され、先ほども申しましたが、防球ネットや倉庫、のり面の状態、また駐車場の問題など、市が管理する施設にそぐわない状態が続いております。その状況の改善や、本格的な活用の方向性を見出すことが課題となっておりました。本議会でもこれまで数回にわたり、先輩議員の方々が一般質問や委員会審議などで、執行部に問いただされてきたところであります。  この地域は、都市計画上、第一種低層住居専用地域にあり、本格的にスポーツ施設などの整備にはなじまず、良好な居住環境にふさわしい戸建て住宅の開発が望ましいところでもあります。戸建て住宅の開発に当たっては、市が造成して、公共事業の代替地として活用する場合、多額の造成費とともに、その造成地には、道路など公共事業の進捗状況に合わせて、長い年月にわたって徐々に住宅が建っていくことになり、整然とした良好なまち並みの形成という意味では大きな課題があるのではないかと考えられます。  このようなことから、市としては、春日運動広場の一部については一体的に良好な住居環境の戸建て住宅の開発を進め、日之出水道跡地については西野球場と一体的にスポーツ広場を整備することが、両方の土地の有効な活用に資するものとの判断から、西鉄と交渉し、日之出水道跡地春日運動広場の一部の交換を進められたものであると理解しております。  今後の方向性にしても、市は、日之出水道跡地西野球場を一体的に都市計画決定して、スポーツ施設として整備することを目指しており、今回の補正予算でスポーツ施設計画策定業務の委託料が計上されるなど、土地の交換の目的や、日之出水道跡地の利用の方向性も明らかにされております。  また、西野球場内の借地の用地取得を進めるとともに、春日運動広場のうち、今回交換する約1万3,430平方メートルを除く残地については、スポーツ施設以外への転用を検討することとされており、主としてスポーツ施設を集約して、効果的かつ効率的に管理運営をしていく方向性が明確に示されております。  この機を逃せば、西野球場のスポーツ環境の保全も、春日運動広場の方向性も見出すことができないと思いますので、今回の土地交換は必要性が高いと私は評価しております。  私は執行部に、ぜひ今回の議会で出されたさまざまな意見や課題などをしっかり受けとめながら、西鉄との土地交換の契約に当たっては協議していただき、市民の皆様が「西野球場日之出水道跡地が一体となったスポーツ施設ができて本当によかった」と言っていただけるように、努力していただきたいと思っております。  その上で、今後のスポーツ行政のためにも、今回の土地交換と、それに伴う春日運動広場管理費の測量費の計上は必要であると考えております。  以上のことから、「春日市一般会計補正予算(第4号)について」に対する修正案に反対の意を表明して、討論とさせていただきます。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 31: ◯議長(松尾徳晴君) 2番、西川文代議員。 32: ◯2番(西川文代君)〔登壇〕 2番、西川文代でございます。  私は、ただいま20番、北田織議員から提出されました72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」に対する修正案について、賛成の立場から討論させていただきます。  皆様もお聞きになられましたとおり、修正案の理由についてです。これにつきましては、二元代表制のもと、住民の皆様の立場、視点に立ち、住民全体を代表して、春日市の執行機関の事務を監視し、チェックする機能を果たす役割がある春日市議会として当然の内容であり、かつ、大いに納得できる、賛同するに値する、論理的かつ説得力のある内容であると私は考えます。  提案理由の中に、「等価交換の案件は唐突に示されたもので、この事案は西野球場の借地を購入する計画から、地権者との課題解決に端を発したものと考えられ、行政運営の原則である基本計画や実施計画に示されていない事業であります」とありました。  私も、総務文教委員会において説明を受けました際、西野球場の借地については長年の課題であったこと、日之出水道跡地春日運動広場上部とを等価交換し、西野球場スポーツ施設として一体的に整備する方向性であることをお聞きいたしました。しかしながら、春日市のスポーツ施設整備に対するグランドデザインも示されていない状況において、等価交換することを進めることについての市民への納得のいく説明にはなり得ないと判断しておりました。  さらに説明において、また、さきの反対討論にもありましたとおり、「西野球場の隣接地に戸建て住宅ができると、将来的に野球場の音や声、ボールがネットを超えるなどの苦情が出る懸念がある」と、等価交換の必要性を述べられました。しかしながら私は、その説明は等価交換の理由には値しないと考えております。  ここで、この等価交換について、具体的な数字を示して説明しておきます。  日之出水道跡地、1万4,416.4平方メートル、単価6万6,900円、坪に換算すると約4,369坪、坪単価22万645円、総額9億6,400万円。この土地と、春日運動広場の一部、約1万3,430平方メートル、単価7万1,800円、坪に換算すると約4,070坪、坪単価28万6,860円、総額9億6,400万円の土地の交換をするものです。  ここで、提案理由にもありましたが、日之出水道跡地の本調査も実施されていない状況で、土地の鑑定評価をし、等価交換を進めることについても納得できないことを申しておきます。  皆様も御存じのとおり、地方自治法第2条第14項「地方自治体は、その事務を処理するに当たっては、住民の福祉の増進に努めることとともに、最小の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」とあります。  そのことを踏まえますと、春日市の事務をチェックする機能を果たすべき春日市議会議員としましては、費用対効果も明確でない、さらには、提案理由にもあり、また、私も前述いたしましたが、スポーツ施設整備に対するグランドデザインも、行政運営の原則である基本計画や実施計画にも示されていない状況である中、目的も明確でない等価交換を進めることには賛成することはできないと、私も判断しております。  春日市においては、人口減少社会、さらに人口構造の変化、具体的には、高齢、生産年齢の割合が低下する社会において、これも提案理由にございましたが、公共施設等総合管理計画を作成し、公共施設等の総量を縮減していく数値目標が示されております。この公共施設等総合管理計画との整合性についても、スポーツ施設としての西野球場の一体的な整備が果たして妥当であるのか、総合的な観点から、庁内で十分な議論、検討をされていない状況です。  そのようなことから私は、春日市のスポーツ振興のための施設整備として、関係者はもちろんのこと、広く市民に明確に説明できるようグランドデザインを示すこと、そして少なくとも実施計画に示すこと、あわせて、公共施設等総合管理計画との整合性や費用対効果についても明示することは、行政運営上必須であり、それが不十分な状況下では、本案件を進めることはできないと考えます。
     したがって、等価交換をすることを目的とした春日運動広場管理費、測量業務委託料の補正予算を認めることはできません。  以上の理由から、令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について、歳出予算の10款教育費5項保健体育費2目体育施設費13節委託料に計上されている春日運動広場管理費、測量業務委託料51万5,000円については、この金額を減額し、同額を歳出予算の14款1項1目予備費に増額計上することを求める修正案について、大いに賛成いたします。  どうか春日市議会議員の皆様も賛成していただきますように、よろしくお願い申し上げます。 33: ◯議長(松尾徳晴君) 18番、西村澄子議員。 34: ◯18番(西村澄子君)〔登壇〕 18番、春令会、西村澄子です。  第72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」に対する修正案について、反対の立場で討論いたします。  提案された修正案は、歳出予算の10款教育費5項保健体育費2目体育施設費13節委託料に計上されている春日運動広場管理費委託料、測量業務費の51万5,000円を減額する内容になっておりますが、今回のような土地の土地交換、いわゆる財産の交換、譲与、無償貸付に対する事項におきましては、地方自治法第96条第1項第6号によりますと、交換する価格の差額が、その高価なものの価格の6分の1の値以内であれば、条例に基づいて交換ができると示されており、今回の交換における価格の差額が範疇内であるので、条例に基づいての交換は可能であり、よって議会の議決は必要でない案件であると考えます。  しかしながら、本議会において、今回の補正予算に春日運動広場の測量、分筆に係る予算の計上をされた上で、総務文教委員会においても、その予算に関する等価の土地交換における目的、その経緯についても詳しく説明を受けたところであります。  まず、春日運動広場日之出水道跡地の土地交換における、日之出水道跡地の地下の廃棄物については、今回の審査の中で執行部から、西日本鉄道株式会社との交渉の過程で、土地の土地交換とは別に、西鉄の負担により廃棄物を除去することになっている。またあわせて、残す必要がある箇所以外は、日之出水道跡地の周辺のブロック塀や、敷地内に詰まっている建築廃材なども西鉄の負担で除去するとの説明を受けております。よって、土地の土地交換における春日市の損失の要因はないと判断できます。  また、条例による交換の明確な目的については、補正予算におけるスポーツ施設計画策定業務委託料の提案説明の中で、日之出水道跡地の目的を、「一体的なスポーツ施設等の用地に用いる」と、執行部の答弁にも明確に示されております。  今後の具体的な詳細の青写真等については、まず、一体的なスポーツ広場としての用地目的を明確にされましたので、その後、都市計画の決定に伴い、今後は市民、スポーツ団体との具体的な話し合いの連携のもとに進めていくものと私は理解しております。  もともと、春日運動広場は、第一種低層住宅専用地域にあって、本格的なスポーツ施設の整備になじまないということから、今後どのように活用すべきなのか、議会においても、これまでも複数回において、その状況の改善や今後の本格的な活用について、一般質問や予算、決算等の委員会を通し、執行部に問いただしながら、その方向性を見出すことが長年の懸案になっていたことも私も確認しております。  また、修正案の提案理由にある、行政運営の原則である基本計画や実施計画などの手続に乗せるべきではないかとのことでありますが、確かに私も、市の大型事業や投資的な事業については、基本設計や実施計画に乗せて計画的に事業を実施していくことが、市政運営の基本であると思っております。執行部も同じ認識のはずだと思っております。  その上で、今回は西鉄が開発を進めていることを担当所管が認識したことから始まっており、土地の土地交換を進めていくという事案の性格上、時間をかけて基本計画や実施計画に計上することが事実上できなかったということであり、今回の内容に関しては理解できるものであります。  市の事業の中には、年度の途中に社会情勢の変化などによって突発的に事業実施の必要が生じた場合は、修正予算として事業費が上がってくることもあります。今回のようなケースで、基本計画や実施計画に上がっていないから事業は認められないということであれば、行政の弾力的な、そして機動的な運営はできない、硬直した行政になりかねません。  西野球場春日運動広場の長年の懸案を解決するための、この機を逃すことのないように、特に事柄の性格上、そのような対応がされたものと理解しております。  また、執行部の説明では、実施計画の重要性を認識しているからこそ、実施計画で話を進める以上、全庁的な体制で協議を重ねられたということですから、決して思いつきや唐突に上がってきたものではなく、庁内の調整や西鉄との交渉の中で内容がしっかりと固まっているので、慎重に進められたものと判断いたしております。  その経緯を踏まえ、春日運動広場管理費、委託料、測量業務費の51万5,000円におきましても、その解決に向けて必要な予算であると考えます。  よって、「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」に対する修正案に対し、反対の意を表明して、私の反対討論とさせていただきます。どうぞ御賛同のほどよろしくお願いいたします。 35: ◯議長(松尾徳晴君) 6番、川崎英彦議員。                 (「議長。修正案と原案は趣旨が全く違います。修正案と原案                   を同時に採決することは、明確な判断に懸念が生じます。                   よって、修正案と原案を分けて採決していただくよう、動                   議を提出いたします」と発言する者あり) 36: ◯議長(松尾徳晴君) これはこのまま進めます。それぞれ採決はとりますから。  6番、川崎英彦議員。 37: ◯6番(川崎英彦君)〔登壇〕 6番、川崎英彦です。  動議は認められませんでしたので、このまま原案に対する反対討論を行います。  第72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」、反対の立場から討論を行います。  今回の補正予算案には、先ほどから同僚議員が賛成、反対、議論を行っております。その委託料についてであります。この委託料は、春日運動広場管理費、測量業務委託料として、西日本鉄道株式会社が所有する、白水ヶ丘にある日之出水道跡地と、平田台にある春日運動公園広場の一部を等価交換する目的で計上されております。  審査の過程で、執行部から幾つかの等価交換理由の説明がありました。しかしながら、等価交換後の日之出水道跡地と、隣接する春日市西野球場をどのように一体的に整備し、活用するのかが明確に示されておりません。  日之出水道跡地は1万4,416.4平米あります。その評価額は、先ほども討論の中でありましたけども、9億円以上の価値がございます。今回、その土地を取得して、隣接する春日市西野球場とあわせて総合的に整備するには、さらに多額の費用が発生します。本来、このような大規模な事業は、しっかりとその目的と効果を研究、検証し、基本計画及び実施計画において進めていくべき事業であります。  また、日之出水道跡地には産業廃棄物が埋まっていることが、文化財課の試掘で確認されています。しかし、いまだ本調査が行われておらず、その量については未確定のまま、今後一体どの程度の税金が投入されるのか、予想もできません。  今回の補正予算には、西野球場管理費スポーツ施設計画策定業務が計上されています。今回はしっかり計画の策定に努め、事業のグランドデザインをつくることが先決であります。  また、平田台にある春日運動広場の活用計画についても同様であります。今回の春日運動広場管理費、測量業務委託料は、等価交換を目的としたものでありますが、本来は、日之出水道跡地を取得した後の春日市西野球場との一体的な計画が最も重視されるべきであります。市民への説明も、その議論もないままに、等価交換のための測量を急ぐ理由は見当たりません。  春日市の、そして地域の個性を重視した主体的な計画は尊重します。それは、計画、予算、管理、それらを総合的かつ合理的にコントロールした計画行政を行うのが前提であります。市民参加による計画過程を重視した、誰もが納得する公共の福祉の形を示していただくことをお願いいたします。  私が反対するのは、補正予算の中にある春日運動広場管理費、測量業務委託料でありますが、この委託料が入っている以上、原案に賛成することができません。私が問うているのは、春日市としての計画行政のあり方であります。  以上、72号議案の原案に反対を表明し、討論を終わります。 38: ◯議長(松尾徳晴君) 9番、白水祥太郎議員。 39: ◯9番(白水祥太郎君)〔登壇〕 9番、春風会、白水祥太郎でございます。  私は、第72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」に対し、原案に対して賛成の立場で討論を行います。  まず、今回の第4号の補正予算につきましては、市民生活に直結し、緊急性を要する事業の多くが予算として計上されております。例えば、不登校の一つの要因とされます生活のリズムの乱れを、実績のある専門機関を介してその改善を図るために、先進的な取り組みとして計上しております小中学校眠育支援業務の委託料並びに、いよいよ10月より全国的に幼児教育の無償化がスタートしますが、それに伴います幼児教育及び保育無償化事業の予算などが計上されております。もし、これらの予算が執行されないという事態になってしまいますと、市民生活に多大な影響を及ぼしてしまうという状況が生まれるわけでございます。  また、総務文教委員会の中で議論となりました、春日運動広場管理費、委託料及び測量業務費の51万5,000円につきましてですが、今回のような土地の等価交換、いわゆる財産の交換につきましては、地方自治法第96条第1項第6号に規定されておりますとおり、条例に基づく交換であれば議会の議決は不要という形が示されております。  財産の交換、譲与並びに無償貸付等に関する条例によりますと、交換する価格の差額がその高価なものの6分の1以内であれば、これは先ほど西村議員からも御指摘があったとおりでございますけども、この条例に基づいて交換ができるという形が示されております。今回、交換における価格の差額が同規定の範疇内であること、これも同じく先ほど西村議員のほうから御指摘ございましたが、今回は交換における価格の差額が同規定の範疇内でございますので、条例に基づいての交換は可能でございます。したがいまして、議会での議決は必要がない要件ではございます。  しかしながら、本議会において、今回の補正予算に春日運動広場の測量、分筆に係る予算などが提案されたことによりまして、議会において事前に実質的な審議をする機会が設けられているものと受けとめております。制度上は、条例により土地の交換ができることになっている。そして今回は予算審議という形で、実質的に議会の関与が担保されているものでございます。  本議会に提案されております「令和元年度一般会計補正予算(第4号)について」につきましては、市民生活に直結する重要な事業の予算が多数計上されている、これは繰り返しになりますけれども、計上されております。そして、その内容においても適正に予算計上されております。  したがいまして、第72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」に対しては賛成の意を表明し、原案に対してですね、原案に対して賛成の意を表明し、私の賛成討論とさせていただきます。御賛同のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。 40: ◯議長(松尾徳晴君) ほかに討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」に対する修正案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 42: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成少数であります。よって、第72号議案の修正案については否決することに決定いたしました。  修正案が否決となりましたので、これより原案について採決いたします。  第72号議案「令和元年度春日一般会計補正予算(第4号)について」、原案のとおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 43: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第72号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌───────────────────────────┐  │日程第3 市民厚生委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│  └───────────────────────────┘ 44: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第3、第51号議案、第52号議案、第69号議案から第71号議案まで、第73号議案から第75号議案まで、第78号議案から第80号議案まで、第83号議案から第86号議案まで及び請願第2号、請願第3号を一括議題といたします。  市民厚生委員会の審査結果の報告を求めます。  市民厚生委員長、内野明浩議員。 45: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 市民厚生委員会委員長の内野明浩です。  本定例会において付託を受けております議案17件について、市民厚生委員会の審査結果の報告をいたします。  初めに、第51号議案「人権擁護委員の候補者の推薦について」であります。  本案は、人権擁護委員、魚屋けい子氏が令和元年12月31日付で任期満了になることに伴い、引き続き同氏を委員の候補者として推薦することについて、市議会の意見が求められたものであります。  審査の過程において、委員から、年齢は75歳未満との制限があるが、回数の制限はあるのかとの質疑が出され、執行部から、回数の制限はないとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により原案を同意することにいたしております。  次に、第52号議案「春日市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  改正の内容は、住民基本台帳法施行例の一部改正により氏に変更があった者について、住民票に旧氏の記載を求めることが可能となることに伴い、旧氏を表示した印鑑の登録に関し、所要の規定の整備を図るものであります。  審査の過程において、委員から、条例改正によってどういう場面で役立つのかとの質疑が出され、執行部から、婚姻により氏が変わっても、旧氏を使用することで、仕事に支障が出ないようにすることが想定される。これにより、女性が社会で活躍する機会をふやすことが国の方針であるとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第69号議案「春日市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  改正の内容は、災害弔慰金の支給等に関する法律等の一部改正に伴い、災害援助資金の償還免除等の判断のために必要な報告等に関し、所要の規定の整備を図るものであります。  審査の過程において、委員から、償還免除等の可否を判断するために同法第16条が追加になるとの説明があったが、実際に判断する部署はどの所管になるのかとの質疑が出され、執行部から、今回の法改正では、そのような判断をするための委員会等をつくることができるとの規定になっているが、具体的なことはまだ決定していないので、今後検討していくとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第70号議案「春日市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  改正の内容は、子ども・子育て支援法等の一部改正に伴い、子育てのための施設等利用給付に関する報告等をしなかった事業者等に対する過料を定めるとともに、その他所要の規定の整備を図るものであります。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第71号議案「春日市教育・保育給付の認定及び保育所における保育の実施等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  改正の内容は、子ども・子育て支援法の一部改正等に伴い、施設等利用給付認定に関する規定の新設、子育てのための施設等利用給付に関する報告等をしなかった保護者等に対する過料を定めるとともに、その他所要の規定の整備を図るものであります。  審査の過程において、委員から、条例が可決した場合、利用者(保護者)にとって何が変わるのかとの質疑が出され、執行部から、大きく変わることは、認可保育所を希望されている利用者は施設利用給付が受けられることであるとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第73号議案「令和元年度春日市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について」であります。  歳入歳出それぞれ1,296万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を96億3,818万9,000円に補正するものであります。  委員会では、補正予算資料等をもとに慎重に審査いたしました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第74号議案「令和元年度春日市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について」であります。  歳入歳出それぞれ3,874万1,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を14億7,145万4,000円に補正するものであります。  委員会では、補正予算資料等をもとに慎重に審査いたしました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第75号議案「令和元年度春日市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について」であります。  歳入歳出それぞれ1億7,165万5,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を71億5,608万3,000円に補正するものであります。  委員会では、補正予算資料等をもとに慎重に審査いたしました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第78号議案「平成30年度春日市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」であります。
     平成30年度の歳入決算額は103億4,638万7,143円であり、前年度と比べて18億1,410万950円、14.9%の減となっております。  また、歳出決算額は101億6,070万4,523円で、前年度と比べて13億3,322万9,393円、11.6%の減となっております。  この結果、歳入歳出の差し引き額は1億8,568万2,620円となっております。  委員会では、決算総括表等をもとに慎重に審査いたしました。  審査の過程において、委員から、1人当たりの医療費の額が高くなっている理由は、高額な薬剤の利用なのかとの質疑が出され、執行部から、調剤は、昨年度に比べ高額薬剤の単価が下がり、額が減ったが、入院を伴う高額な療養など医療費が伸びたためである。  また、委員から、国保事業だけではなく、介護事業や健康施策など、全庁的に取り組んでいく必要があるのではないかとの質疑が出され、執行部から、歳入をふやし、歳出を抑えることに努めている。そのために健診受診率を上げ、医療費適正を図るなど、さまざまな取り組みを実施しているが、全体的に被保険者が高齢しているので、1人当たりの医療費は上がると予想される。国保税の改定を考える時期に来ているが、国保税の税率を上げ過ぎないよう努力することは責務である。来年度については、これから県と協議していくので、12月ごろまでには方向性が報告できればと思っているとの説明がなされました。  採決の結果、全員賛成により認定することにいたしております。  次に、第79号議案「平成30年度春日市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について」であります。  平成30年度の歳入決算額は14億3,460万7,838円であり、前年度と比べて4,583万4,582円、3.3%の増となっており、また、歳出決算額は13億6,275万7,073円で、前年度と比べて4,471万9,485円、3.4%の増となっております。  この結果、歳入歳出の差し引き額は7,185万765円となっております。  委員会では、決算総数総括表等をもとに慎重に審査いたしました。  採決の結果、全員賛成により認定することにいたしております。  次に、第80号議案「平成30年度春日市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」であります。  平成30年度の歳入決算額は66億7,173万6,686円であり、前年度と比べて1億7,591万8,279円、2.7%の増となっております。  また、歳出決算額は64億6,445万7,480円で、前年度と比べて1億6,554万1,752円、2.6%の増となっております。  この結果、歳入歳出の差し引き額は2億727万9,206円となっております。  委員会では、決算概要等をもとに慎重に審査いたしました。  審査の過程において、委員から、医療と介護の双方連携事業について、筑紫地区5市の共同事業であるが、5市の負担割合は決まっているのかとの質疑が出され、執行部から、介護医療連携の委託費は、高齢者人口割と基本額であるとの説明がなされました。  また、委員から、あんしんコール事業について、当初予算額と決算額に開きがあるが、減額の要因は何かとの質疑が出され、執行部から、ケアマネジャーの情報交換会や民生委員の総会、個別に医療機関を回り周知は行ったが、高齢者の生活実態などの中で、そこまで広がっていなかった。これからもサービスはぜひ広げていきたいとの説明がなされました。  採決の結果、全員賛成により認定することにいたしております。  次に、第83号議案「スポーツセンターの指定管理者の指定について」であります。  改正の内容は、春日市総合スポーツセンター及び春日市西野球場の指定管理者を指定するに当たり、市議会の議決が求められたものであります。  審査の過程において、委員から、委託料について、どの事業者であっても、単年度での事業及び委託料の見直しをする契約になっているのかとの質疑が出され、執行部から、毎年度、指定管理者と協議を行い、年度協定書に基づき委託料の金額を決定しているとの説明がなされました。  また、委員から、消費税増税は指定管理料に影響あるのかとの質疑が出され、執行部から、今回の提案を受ける際には消費税の増税が確定しており、消費税の増税を加味した内容で提案を受けているので影響はないとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第84号議案「児童センターの指定管理者の指定について」であります。  改正の内容は、春日市光町コミュニティセンター、春日市毛勝児童センター及び春日市白水児童センターの指定管理者を指定するに当たり、市議会の議決が求められたものであります。  審査の過程において、委員から、児童センターの3施設を一括管理させているが、この3施設を別々の管理者に管理させ、いろいろな面を競争させ、活性させるような考えはないのかとの質疑が出され、執行部から、一括して管理させる理由はコスト面にある。また、3施設をそれぞれ委託する考えもあるが、本市の規模や地域性から、一つの事業者が本市全体の子どもたちを見ていくという考えがあるため、それぞれ別々の管理者に管理させることはとっていないとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第85号議案「放課後児童クラブの指定管理者の指定について」であります。  改正の内容は、放課後児童クラブ(全18施設)の指定管理者を指定するに当たり、市議会の議決が求められたものであります。  審査の過程において、委員から、保護者の方は不安になっていると思うが、保護者に対する説明会は予定されているのかとの質疑が出され、執行部から、御議決いただけたら、すぐに市と現在の指定管理者と指定管理者候補者の三者で、ある程度細かい部分まで早急に日程調整を行い、できるだけ早い段階で説明会を実施したいとの説明がなされました。  また、委員から、応募があった四者に面接の審査を実施したとのことだが、審査において、質の高いサービスを継続的、安定的に提供できるのかという点は反映されたのかとの質疑が出され、執行部から、支援員の確保については、選考委員会の中で、どの応募者に対しても質問が集中した。そういった中で今回の候補者については、人材確保について、現行職員の継続雇用を最優先、あわせて地元雇用を優先するとの提案があった。  またそのほか、現在、全国的に支援員不足の状況であるが、候補者が雇用している有資格者が2,000名、登録者が5,000名のネットワークを持っている点、それから、職員の資質向上や専門研修について自社でも実施できる体制にある点、また、事務局に職員の悩み相談窓口を設置している点、相談窓口にも相談できない悩み等について、本部職員と人事担当職員が月に2回は現場を巡回し、相談を受ける体制を整備していることなどが評価された点であるとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第86号議案「老人福祉センターの指定管理者の指定について」であります。  改正の内容は、老人福祉センター(春日市老人福祉センターナギの木苑)の指定管理者を指定するに当たり、市議会の議決が求められたものであります。  審査の過程において、委員から、消費税増税の影響は、指定管理料及び利用者の利用料金にどのような影響を与えるのかとの質疑が出され、執行部から、指定管理料については、債務負担行為を組む段階で増税分も見越して計上し、また、利用料金は据え置くことで協議をしてきたので、影響はないとの説明がなされました。  また、委員から、今回の候補者以外の二者の中で、候補者と違ったサービス等の提案はあったのかとの質疑が出され、執行部から、障がい者との共生型及び若い人も呼ぶなど、施設のにぎわいを中心としたサービスの提案があったが、高齢者の居場所づくりや介護予防事業を進めるという本市の方針とは少し違っていたとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、請願第2号「「春日市の学童保育」の充実を求める請願書」であります。  本請願は、指定管理者の変更、継続にかかわらず、子どもたちのため、支援員の皆さんが守り続けてきた学童の保育内容の存続を求めるものであります。  審査の過程で、参考人として、請願提出者及び紹介議員に出席を要請し、請願の要旨及び理由の記載事項に関して確認を行いました。  採決に当たり、委員から、請願の内容に共感できる点は多々あったが、今定例会に上程されている第85議案に接するので、今後、この請願の内容が実行されるのかを委員会で注視したいとの理由で、継続審査の動議が出されました。  継続審査についての採決に当たり、賛成の立場から、議会として、それらの方々の不安や心配に寄り添うべきであるが、議案が採決されていない以上、現段階において執行部側も動けない状況などを考えると、委員会としては、議案が採決された後、当分の間、執行部が本当に子どもたちのことを考え、支援員、子どもたちに寄り添った行動をするのかどうか注視する必要があるとの理由から、継続審査にすべきであるとの討論が出されました。  また、反対の立場から、継続審査にした場合、請願の採決が12月議会になるが、それまでの期間に指定管理者がどれだけ支援員等に説明していくことが重要である。第85号議案が全員一致で委員会可決されたので、支援員や保護者の方に対して不安を払拭するためにも、一日でも早く説明会を実施していただきたいとの討論が出されました。  採決の結果、継続審査に対する動議は賛成少数により否決されました。  次に、学童保育の質を高めるには、現支援員の存在が重要で、支援員の継続雇用なしでは学童保育の存続が危ぶまれるため、職員の継続雇用に努めること及び専門性のある人材を確保することとの理由で、一部採択の動議が出されました。  採決の結果、賛成多数により一部採択とすることにいたしております。  次に、請願第3号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書」であります。  本請願は、子どもたちにとりまして安心と信頼がある居場所となる放課後児童クラブの運営と、継続的で安定的な春日市の放課後児童保育の実現を求めるものであります。  審査の過程で、参考人として、請願提出者及び紹介議員に出席を要請し、請願の要旨及び理由の記載事項に関して確認を行いました。  採決に当たり、委員から、請願第2号と同様の理由から継続審査の動議が出されました。  継続審査についての採決に当たり、賛成の立場から、請願第2号と同様の理由の討論が出されました。  また、反対の立場から、請願者の方々の不安を払拭するためにも、その要望をしっかり行政に伝えていく。また、指定管理者が今回の候補者に決定した場合、行政が請願者の要望を踏まえて候補者と協議を行い、説明責任を果たすことが重要であるとの討論が出されました。  採決の結果、継続審査に対する動議は賛成少数により否決されました。  次に、子どもの人権を尊重した保育方針や、行事等を通じての子どもたちの安心と信頼の居場所が確立されていることから、現指定管理者の運営の利点の継続及び現支援員の継続雇用に関し賛同できるものとの理由で、趣旨採択の動議が出されました。  趣旨採択についての採決に当たり、反対の立場から、趣旨採択とは、請願の大枠は同意できるが、細かい内容は実現性に乏しいとの解釈である。また、参議院の委員会で、同一議会に提出された議案についての請願は審議になじまず、採決に至らないとの先行事例もあるとの討論が出ました。  また、賛成の立場から、本市議会において議案が上程された案件について、請願が出され、審議した実績もある。また国政とは異なり、地方議会は住民の意見をどれだけ受けとめられるのかが責務であるとの討論が出されました。  採決の結果、賛成多数により趣旨採択とすることにいたしております。  最後に、委員から、請願第2号及び請願第3号について、請願の採決が終了した後、当委員会が請願の内容について、着実に履行されているかチェックしていく必要があるとの意見が出されました。  以上で市民厚生委員会の審査結果の報告を終わります。 46: ◯議長(松尾徳晴君) ただいま市民厚生委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  1番、吉居恭子議員。 47: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、日本共産党、吉居恭子です。  第85号議案「放課後児童クラブの指定管理者の指定について」、質疑を行います。  1。春日市の次期指定管理者の候補者であるテノ.コーポレーション株式会社は、県内某自治体で8年間指定管理者として学童保育の運営を行い、当自治体の議会議事録によると、児童に対する体罰問題や、確認不足のガス漏れによる爆発事故、指示に従わない児童を倉庫に閉じ込めるなど、児童の安全に深くかかわる事案で9回に及ぶ行政処分及び行政指導を繰り返し受けたが、改善が見られず、現在は違う指定管理者が運営しています。  委員会では、審査にかかわるこれらのことに対し、どのような説明を受けましたか。また、どんな質問や意見が出たのかお尋ねします。  2番。次に、指定管理者の選考等委員のメンバーですが、他の自治体では、市職員のほかに、当然ながら外部有識者や専門家、利用者や市民の代表などが含まれています。しかし本市の場合、庁内のメンバーだけで構成されていますが、そのことについて委員より質問はあったのでしょうか。あれば内容を教えてください。  3。次に、今回候補者に選ばれたテノ.コーポレーション株式会社の他市のクラブ運営について、選考等委員会では現地視察などを行っていませんが、市民厚生委員さんの中で、視察や見学をした上での発言はありましたか、お尋ねします。  4番。次に、春日市の学童保育の内容と、支援員さんの継続雇用について、春日市から事業者に対して、仕様書などで内容についてどの程度の要求ができるのかという質問はありましたか。また、それに対する市の回答はどうだったのでしょうか。  以上、御回答をお願いします。 48: ◯議長(松尾徳晴君) 市民厚生委員長、内野明浩議員。 49: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 85号議案についての吉居議員の質問にお答えいたします。  指定管理候補者の行政処分についての説明を受けたかどうかということですが、そのような説明はありませんでした。  それから2点目、選考委員のメンバー構成について質問や意見はあったのかとの質問でございます。これはありませんでした。  3問目、市民厚生委員会の中で視察や見学をしたという発言があったかとの質問ですが、ありませんでした。  それから、4点目ですね、春日市の児童保育の内容と、支援員さんの継続雇用についての質問でございます。春日市から事業者に対して仕様書などで、その中身についてどの程度の要求ができるかとの質問は、ありませんでした。  以上です。 50: ◯議長(松尾徳晴君) 2番、西川文代議員。 51: ◯2番(西川文代君)〔登壇〕 2番、西川文代でございます。  私は、請願第3号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書」の委員長報告について、質疑をさせていただきます。  本請願は、委員長報告にもありましたとおり、子どもたちにとりまして安心と信頼がある居場所となる放課後児童クラブの運営と、継続的で安定的な春日市の放課後児童保育の実現を求め、チャイルドクラブ保護者会一同代表、なかよしクラブ保護者有志一同代表、ひまわりクラブ保護者会一同代表、さくらクラブ保護者会一同代表、つくしんぼクラブ保護者会一同代表、つばめクラブ保護者会有志一同代表の6名の皆様の連名で提出された、多くの市民の皆様、そして声を上げることができない多くの子どもたちから受け取った請願と私は考えております。  本請願の請願者の方々におかれましては、仕事と子育ての両立をしながら多忙な日々を過ごされており、「安心と信頼のある子どもたちの放課後の居場所である放課後児童クラブがなければ、安心して仕事ができないのです」との切実なる思いを知りました。  また、放課後児童クラブを運営する指定管理者が変更になる方向で進んでいることがわかり、約半年後、令和2年度からの春日市の放課後児童保育はどのようになっていくのだろうとの不安が大きいことも理解できました。  さらに、自分たちの意見や要望を市議会に理解していただきたいとの思いで、多忙な中に懸命に動かれ、請願を提出する決意を持たれており、請願内容は、保護者の皆様にとりまして、そして何よりも子どもたちにとりまして重要なことであり、心から賛同できましたので、紹介議員となりました。  本請願についての市民厚生委員会の審査や採決について注視してきましたし、市民厚生委員会の要請により、先ほども報告にもございましたが、請願提出者の方々とともに参考人として委員会の審査にも出席し、請願内容や理由について、質疑も真摯に、丁寧に答えさせていただいたつもりでございます。  請願第3号についての市民厚生委員会における審査の過程と採決に至る過程について、紹介議員としての責任を果たすためにも明確に把握しておく必要があることから、1点質疑させていただきます。  ただいまの市民厚生委員長の報告では、本請願については、子どもの人権を尊重した保育方針や、行事等を通じての子どもたちの安心と信頼のある居場所が確立されていることから、現指定管理者の運営の利点の継続及び現支援の継続雇用に関し賛同できるものとの理由で、趣旨採択の動議が出されたとのことでした。そのことに対し、反対討論もありましたが、地方議会は住民の意見をどれだけ受けとめられるのかが責務であるとの賛成討論もなされ、採決の結果、賛成多数により趣旨採択とするとのことでした。  提出された請願の内容は、以下、1から3の三つでした。  1、保護者との密な連携で、保護者の意見を保育運営に反映する努力をする。学校や地域との連携を大切にするなどの現指定管理者の運営の利点は、新しい指定管理者のもとで運営される場合も継続するようお願いします。  2、子どもたちにとりまして、安心と信頼ある居場所となる運営の実現のため、雇用についても最善の努力をお願いします。  3、令和2年度以降、どのように指定管理者に放課後児童クラブの運営を任せていくのかも含め、春日市としての継続性と安定性を確保できる放課後児童保育のあり方について、保護者へ説明するとともに、その実現を求めます。  先ほどの趣旨採択の動議の理由に照らしてみますと、請願の内容1の「現指定管理者の運営の利点の継続」、内容2の「子どもたちにとりまして安心と信頼ある居場所となる運営の実現のため、現支援員の継続雇用など雇用についても最善の努力をする」は、酌み取っていただいての趣旨採択と受けとめることができます。  しかしながら、内容3の「令和2年度以降の継続性と安全性を確保できる放課後児童保育のあり方について、保護者への説明を求め、その実現も求める」については、動議の内容にはございませんでした。本請願についての委員会においての最終的な結論は趣旨採択とのことですが、請願の内容3についてはどのように捉えればいいのかが明確には理解できない状況です。  そこで、趣旨採択の動議が出された際、委員長報告では、説明された請願内容1・2を説明しました請願内容1・2を酌み取っての理由と思われるもの以外にも、趣旨採択の動議の理由で述べられたことはありましたでしょうか。もしあれば、その内容をお尋ねいたします。  以上、市民厚生委員長に御答弁をお願いいたします。 52: ◯議長(松尾徳晴君) 市民厚生委員長、内野明浩議員。 53: ◯市民厚生委員長(内野明浩君)〔登壇〕 ただいまの西川議員の御質問にお答えいたします。
     趣旨採択の提案者の理由はほかにあったのかという点でございます。  2点ほどございます。請願する理由の中の、放課後児童保育のあり方について見解の違いということです。ここでいうあり方とは、国が示す放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準のことであり、指定管理者の変更にかかわらず、行政があえて説明することではないとの理由。もう一点は、指定管理者制度が保育運営として課題があると行政が認識を持っているという箇所ですね、請願の中の。その引用は、今後の須玖保育所の方向についてからの資料の引用であって、保育所における保育と学童における保育とは性格上別物である。指定管理者制度が保育運営として、課題があるとの認識とは異なるものとの理由でありました。 54: ◯議長(松尾徳晴君) 西川文代議員。 55: ◯2番(西川文代君)〔起立〕 ただいまの市民厚生委員長の質疑の回答で、内容の3について理解することができました。これで、この請願を出された代表6名の方々も理解できると思っております。  以上で私の質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 56: ◯議長(松尾徳晴君) 以上で通告による質疑を終わります。  ほかに質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午前11時58分                 再開 午後0時05分                ──── ─ ──── ─ ──── 58: ◯議長(松尾徳晴君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、討論をお受けいたします。  討論の通告がありますので、発言を許します。  1番、吉居恭子議員。 59: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、日本共産党、吉居恭子です。  第85号議案「放課後児童クラブの指定管理者の指定について」、反対の立場で討論を行います。  本議案は、現在、子ども未来ネットワーク春日が運営している放課後児童クラブの運営を、次期指定管理候補者となったテノ.サポート株式会社に変更するというものです。  まず、近隣自治体で保育の実際を見学いたしましたが、候補者の行う保育は、百人一首を児童全員にさせるなど特殊なものです。子どもたちは宿題とおやつの時間の次には、百人一首を全員で行います。嫌がったり逃げたりすると、極端なときには倉庫に入れられた児童もいるくらいです。そのうち、百人一首が終わらないと自由な遊び時間がなくなるということを学ぶので、しばらく続けると児童は抵抗せず行うようになります。  こうした保育は、これまで大事にしてきた春日市の学童保育の理念とは相入れないものであり、市長が考えておられる、子どもの健全な育成と遊び及び生活支援の場であるとともに、家庭にかわって子どもの安心した生活を保障し、確かな育ちを見守っていく場という学童保育とも、また異質なものです。  また、今回の候補者の選定に当たって選定等委員会が開かれていますが、そのメンバーは市職員と副市長だけで、外部有識者や専門家、保護者や市民代表など一人も入っていません。もちろん、提出された資料に基づき厳正に審査をされたことは間違いないと存じますが、保育の現状も、候補者である事業者の行う保育も、直接見て参考にするという機会は保障されていなかったようです。利用者である保護者や保育に当たる支援員、何より子どもたちの声にさえ耳を傾けた様子はなく、本人たちの知らないところで機械的に選ばれたという感は否めません。  次に審査項目についてですが、かなめである厚生労働省による放課後児童健全育成事業の事業内容についての項目はありません。つまり、1、放課後児童の健康管理、安全確保、情緒の安定、2、遊びの活動への意欲と態度の形成、3、遊びを通しての自主性、社会性、創造性を培うこと、4、放課後の遊びの活動状況の把握と家庭への連絡、5、家庭や地域での遊びの環境づくりへの姿勢、支援、その他放課後児童の健全育成上必要な活動、保育の準備、後片づけ、ミーティング、保護者や学校との連絡調整などについて全く触れられておらず、学童保育の運営主体を選ぶ適正な審査となっているとは言えないと思います。  さらに、選定された候補者は、県内某自治体で体罰問題、ガス爆発事故、子どもを倉庫に閉じ込め問題、加配ができなくなった日の出席簿から障がいを持った児童の名前を削除するなど、聞く耳を疑うようなことをし、後に市民の相談でそれらが発覚している企業です。これは、その自治体の議事録などで長い時間をかけて確認した事実なので、誇張ではありません。  こうしたことを総合して判断すると、我が春日市の1,000人を超す児童が、学校にいる時間よりも多くの時間を過ごす学童保育において、この事業者を採用するなど到底できるものではありません。  現指定管理者の経営の問題も一部取り沙汰されているようですが、直営、民間業者運営にかかわらず雇用の確保が難しい中、現在の指定管理者である子ども未来ネットワーク春日は、元保護者を中心とする人たちが、民間事業者にはまねできない透明性を確保して、極めて誠実に運営をしている法人です。春日市の学童保育をよりよく運営するためだけに存在している団体なのです。その並々ならぬ努力は、春日市当局が当然御存じのはずです。指定管理者制度導入前までは、春日市と二人三脚で放課後児童健全育成事業を行ってきた団体です。  市長は、法人の総会でこうおっしゃいました。「市民参画型の春日市の学童保育を誇りに思っている」と、繰り返しおっしゃっています。保護者や支援員、そして子どもたちは、「市長さんは僕たちの味方だ」と思っています。そうであれば、春日市と議員を含む私たち市民は、市民がつくった現在の法人の運営に協力しながら、春日市の誇る学童保育を守るために最大限の努力をするべきだと思います。これが、私がこの議案に反対する理由です。  最後に、利用者である子どもたちの声、市長さんに宛てた手紙があります。けさ、お母さんに──きょう言われたそうですけど──きょうの時間割を見て、「ああ、きょうは休めんね。テストがあるし」と言っていたそうです。それで、私が代読させていただきます。  春日市長、井上澄和様。  僕たちは、春日野小学校つくしんぼクラブの6年生一同です。僕たちは、つくしんぼクラブでクラブのことを決めるときは、いつも自分たちの意見を言ってきたので、このようなときだからこそ、自分たちの意見をきちんと言うときだと思い、この文章を書きました。  つくしんぼのいいところは、子どもが意見を言ったら、支援員がその意見をしっかり受けとめ、支援員と子どもで話し合いをして、その意見が解決するように一緒に考えてくれました。また、クラブの行事や遊具の使い方を決めるときも、話し合いに子どもを入れてくれ、子どもを子ども扱いせずに接してくれたので、みんなが納得して生活をすることができました。  支援員との距離感は先生や親よりも近く、仲間のように思えてとても話しかけやすいので、支援員との会話も楽しいです。その環境が過ごしやすい雰囲気をつくっていると思います。このようなことから、僕たちは、つくしんぼクラブがとてもいい学童だと思っています。  太宰府市のテノ.サポートの視察の話を聞いて思ったことは、部屋の四隅に立って見守りをされることが、僕たちにとって監視、管理のように感じます。支援員と話をすることも楽しみなのに、部屋の四隅に立っているととても話しかけづらいと思います。また、百人一首をするとしても、強制だと居心地が悪くなると思います。学童は学校ではないので、やりたいかやりたくないかを子どもが選べないと落ちつけないと思います。  僕たちが思う学童は、ただ子どもを預かる空間ではなく、生活の場所です。その場で過ごすのは僕たちです。だから、僕たちが学童の決まりに対して納得しないと、安心して過ごせないと思っています。子どものための学童だからこそ、子どもたちにきちんとわかるように説明して、子どもの意見も聞いてもらいたいと思います。  学童の居心地が悪いと行きたくなくなり、やめたい気持ちになります。そうなると、働いているお父さん、お母さんが困ると思います。また、低学年や家庭の事情でやめられない子は、居心地がよくない中で過ごすしかなく、とてもつらいと思います。学童の居心地は、僕たちにとってとても大切なことです。  僕たちは来年3月で卒業するけれど、このつくしんぼクラブの雰囲気が消えたら、とてももったいないと思うし、弟や妹、低学年の子たちは、これからも居心地のいいつくしんぼクラブで過ごしてもらいたいと思います。  僕たちは、この学童の居心地のよい雰囲気が消えてしまわないか心配です。なので、決める前に、今の学童の保育とテノ.サポートの太宰府の視察の内容を見比べて、その上で、子どもたちにとってテノ.サポートで本当にいいのかを考えてほしいです。今の子ども未来ネットワーク春日のままにしてほしいと僕たちが言う権利はないけれど、今の保育に僕たちはとても満足しているということを、ちゃんと知った上で考えてほしいと思います。  令和元年9月26日、つくしんぼクラブ、橘悠太、鈴木悠晟、田中莉乃、福山凌史、畑野優和、森田愛華、久光咲誠、太田夢乃さんです。 60: ◯議長(松尾徳晴君) 続けてください。出している内容が違います。 61: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 済みません、続けます。  請願第2号の一部採択に対する反対討論を行います。  本請願は、春日市放課後児童健全育成事業の次期指定管理者の候補者選定結果を受け、学童保育に従事する支援員の皆さんが、指定管理者が変更される、されないかにかかわらず、学童保育に通う子どもたちのため、現在の保育の質を下げることなく継続してほしいという願いを、請願という形にされたものです。春日市の学童保育に通う子どもたちに対する思いと、春日市の学童保育という仕事に対する誇りが出させたものと言えます。  内容を要約しますと、1、放課後児童健全育成事業の施設及び運営に関する従うべき基準を堅持すること。2、学童保育の運営主体が変更になった場合には、子どもの生活の急激な変化を最小限にするために、支援員の継続雇用に努めること。3、放課後児童支援員の処遇改善を行い、専門性のある人材を確保することです。  これらは、どれも放課後児童健全育成事業実施要綱に明記され、各自治体に通知されているもので、春日市としても当然守るべき内容のものであり、放課後児童クラブ支援員の仕事が成立する上で欠くことのできないものです。しかも今回、一部採択ということで外された内容は、児童の安全対策の根幹とも言うべき、1の従うべき基準の堅持というのですから、到底容認することはできません。  これが、請願第2号の一部採択に対する反対の理由です。  次に、請願第3号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書」の趣旨採択に対する反対討論を行います。  請願第3号は、春日市放課後児童健全育成事業の次期指定管理者の候補者選定の結果を受け、学童保育に通う児童の保護者が、指定管理者がかわっても、現在の保育の内容や支援員さんをかえないでほしいという一心で提出されたものです。ほかにも、支援員さんの組合から請願第2号が出され、ほかのクラブの保護者や支援員さんより15通もの陳情も寄せられているところです。それはまた、これまでの春日市の放課後児童健全育成事業が、さまざまな困難もあるけれど、どれほど保護者の願いにかなった学童保育であったかという証明とも言えるものです。  保護者会の皆さんは、わずか2週間の間にもかかわらず、仕事と育児を抱え多忙な中、クラブ内での話し合いばかりか、六つの小学校間で協力、共同して本請願を出されるに至りました。提出後間もなく、「請願をやめ、陳情にするほうがよい」とか、「請願は子どものためにならない」などという心ない外部からのアドバイスに、「請願はいつまでなら引き下げられますか」という電話があったり、「議会だよりには、いつでも誰でも請願を出せると書いてあったのにね」などと揺れに揺れながら、また、人生に一度あるかないかの参考人質疑を必死の思いで乗り越えて、本日を迎えられました。  市民厚生委員会では、この請願に対し趣旨採択となっています。地方議会運営事典などには、「請願に対する議会の意思決定は理論的には採択か不採択かの2種類しかないが、願意は妥当であるが実現性の面で確信が持てないとか、願意は十分理解できるが当分の間は実現することが困難である場合等に、便宜的に趣旨には賛成という意味で議決する決定方法のこと」とあります。  しかしながら、議員の皆さんは全員この請願の真意をおわかりで、市民の思いを受けとめ、行政に伝えるという議員という役目を誠実に果たそうとすれば、請願を採択するのは難しいことではないと思います。私はこの請願に対し、趣旨採択という中途半端な意思決定をし、市民の中に「だからどうなんだ」という疑問と戸惑いを与えるようなやり方には賛成できません。  これが、請願第3号を趣旨採択とすることに反対する理由です。  以上です。 62: ◯議長(松尾徳晴君) 5番、米丸貴浩議員。 63: ◯5番(米丸貴浩君)〔登壇〕 5番、創政会の米丸貴浩です。  今回提出されています請願第2号「「春日市の学童保育」の充実を求める請願書」に対して、一部採択に賛成の立場から討論を行います。  これまで市民厚生委員会では、本年7月に管内視察として、須玖小学校のチャイルドクラブ、さらに大谷小学校のひまわりクラブにおいて、放課後児童クラブの保育の現状を確認させていただきました。特に子どもたちの利用がふえる夏季学童の実情から、当委員会といたしましても、支援員の確保や現在の保育状況など、さまざまな課題を実感する視察となっております。  さて、本請願の要旨は3点あります。  その1点目、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準における、従うべき基準の堅持でありますが、これは春日市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例第2条にその規定があり、国が定める基準に準拠するものであります。その国基準の第10条に職員の配置基準が示されておりますが、指定管理者の変更に伴い、この基準の運用が変わることは考えられません。  次に、要旨の2点目、職員の継続雇用を求めることに関してです。春日市の学童保育の質を確保するためには、現支援員の存在が大変重要なものであることは、さきの管内視察結果からも明白であります。また、現支援員の継続雇用なしでは、春日市の学童保育の存続が危ぶまれるものと推察され、このことについても賛同できるものであります。  要旨の3点目、子どもの人権に配慮し、専門性のある人材の確保については大いに賛同ができるものでありますが、国の処遇改善事業を活用した処遇改善につきましては、既に平成31年度当初予算にて債務負担行為を、来年度から3カ年分、約3億8,600万円を、放課後児童クラブ管理業務委託料の上限額として議決しており、ここには課題があると考えられます。  なお、今回、参考人制度を活用し、請願者の忌憚のない思いをお伺いすることができましたことは、所管委員として大変な貴重なことであると、そのように認識いたしております。  よって、このことを含めて請願内容を総合的に判断した結果、私は本請願について、委員長報告にありましたよう、一部採択することに賛成するものであります。  では、続けて討論を行います。  今回提出されております請願第3号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書」に対して、趣旨採択に賛成の立場から討論を行います。  これまで市民厚生委員会では、本年7月に管内視察として、同じように、須玖小学校のチャイルドクラブ、さらに大谷小学校のひまわりクラブにおいて、放課後児童クラブの保育の現状を確認いたしてまいりました。特に子どもたちの利用がふえます夏季学童の実情から、当委員会としても支援員の確保や現在の保育状況など、さまざまな課題を実感する視察となっております。  なお今回、参考人制度を活用して、保護者である請願者の方々の忌憚のない思いをうかがい知ることができましたことは、所管委員として同じく大変貴重なことであると認識をいたしております。  さて、本請願では、現指定管理者の運営の利点の継続、また、雇用についての最善の努力、保護者に対する春日市による放課後児童クラブのあり方の説明が求められております。  まず、運営の利点についてでありますが、数多くいただきました請願者の皆さんの陳情内容からも、子どもの人権を尊重した保育方針や行事などにより、子どもたちの安心と信頼の居場所が確立されていることをはかり知ることができました。また、縦割り保育の実施などにおいても、親や先生ではない、現支援員の役割が大きな位置を占めていることも理解したところであります。  以上の見地から、現支援員の継続雇用なしでは、春日市の学童保育の存続が危惧されるものと推察され、このことについては賛同できるものであります。  次に、春日市による放課後児童クラブのあり方についてであります。  ここにある放課後児童クラブのあり方ですが、これについては見解に違いがあるように思われます。あり方とは、国が示す放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準であり、ここには趣旨、最低基準の目的、最低基準の向上、放課後児童健全育成事業の一般原則、職員の一般的要件や知識及び技能の向上など、職員配置、設備の基準、運営基準、苦情への対応、開所時間及び日数、保護者との連絡などが詳細に規定されています。  したがいまして、これについては指定管理者の変更にかかわらず普遍のものと思われますので、要旨にも記載がありますが、この時点での行政が説明する必要はないものと考えております。  また、指定管理者制度が保育運営として課題があるとの認識を行政が持っているとの発言もありましたが、その引用は、今後の須玖保育所の方向性についてからのものであり、保育所における保育と学童における保育は性格上、別のものと解しますので、指定管理者制度が保育運営として課題があるとの認識は、見解に違いがあるように思われます。  よって、請願者の陳述などを含め、請願内容を総合的に判断いたしました結果、私は本請願について、委員長報告にありましたよう、趣旨採択することに賛成するものであります。 64: ◯議長(松尾徳晴君) 12番、原克巳議員。 65: ◯12番(原 克巳君)〔登壇〕 12番、公明党、原克巳でございます。  私は、市民厚生委員会委員長報告のうち、請願第2号の一部採択に反対の立場から討論いたします。  市民厚生委員会に所属する委員の一人として、これまで請願者の思いに真摯に向き合い、委員会の中で議論をしてまいりました。この請願書については、放課後児童クラブの指定管理に関する第85号議案の議決前に提出をされておりますが、本請願書には議決後に係る内容が含まれており、議決前における審査、議論に当たっては制約を受けるため、現時点では採択できる状況にはなく、本議案採決後、しっかりと時間をかけて審議するべきであると考えております。  以上、反対の立場から討論を終わります。 66: ◯議長(松尾徳晴君) 15番、船久保信昭議員。 67: ◯15番(船久保信昭君)〔登壇〕 15番、翔春会の船久保信昭でございます。  私は、請願第2号「「春日市の学童保育」の充実を求める請願書」及び請願第3号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書」について、反対の立場で討論をさせていただきます。  反対の理由は2点ございます。  まず1点目は、請願第2号、また第3号に限定されず、春日市議会のモラルという面からになります。  本議会に第85号議案「放課後児童クラブの指定管理者の指定について」が上程されておりますが、両請願ともに85号議案に関連をしております。通例では、同一議会に上程された議案に関連する請願については、審議になじまないとされております。そのため従前では、参議院議員の委員会においても、同様な形で議案と請願が上程された場合は、請願を継続審査するとされてまいりました。  実際、市民厚生委員会にて両請願の審議を行う際、請願者と紹介議員を参考人として招致し、御意見を伺う機会を設けましたが、対執行部に関しましては85号議案の審議にて代用すると。まさしく85号議案に関連しており、請願の審議になじまない面が見受けられた次第であります。  すなわち、春日市議会として、今回の両請願を同一議会中にて審議し、採決を行うことはなじまず、倫理的な面から、今後の市議会運営に影響を生じかねないという考えでございます。  続きまして、2点目でございます。一部採択と趣旨採択の手法についてであります。これは請願者の願意の全てを含めているものではありません。  請願第2号の一部採択は、内容が数項目にわたっているような場合において、その一部については認めにくいが、全体を不採択にするには適当でない場合、一部の項目、また部分採択するという手法でございます。次に趣旨採択、これは、請願の願意は妥当であるが、実現性の面で確信が持てない場合に、採択とすることもできない、その場合にとられる手法でございます。  しかしながら、両請願の内容に関しましては、85号議案の審議や、そのほか執行部との対話においても、実現性は非常に高いことが確認をされております。このことは、本議会中の議員による一般質問の場においても、執行部より「85号議案の採決後は、放課後児童保育にかかわる皆様の不安解消に向けて真摯に努めていく」との御意見をいただいております。  次年度以降の指定管理者変更において、請願者の不安材料が払拭されていくのかどうかを、今後の執行部の動向を継続して注視していく必要性を、市民厚生委員会としてはもちろんのこと、春日市議会として共通認識すべきであると感じております。  私は、両請願の原案にある御意見、御要望等に同意するものであります。しかしながら、今後の市議会運営上の観点を重視し、本議会における両請願は、市民厚生委員会で継続審査の動議が不採択となった以上、反対の立場しか意思表示をできない状況に至りました。  したがって、私は請願第2号、第3号の原案について、内容的なものは同意するものでございますが、本議会中の採決ということを考えますと、議会運営上の秩序を乱すことになり得ないとの考えから、本議会での請願の採択は賛成しかねることを表明いたしまして、反対の立場で討論をさせていただきます。皆様、よろしくお願いをいたします。 68: ◯議長(松尾徳晴君) 18番、西村澄子議員。 69: ◯18番(西村澄子君)〔登壇〕 18番、春令会、西村澄子です。  令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願書について、趣旨採択について反対の討論をいたします。  今回の春日市放課後児童保育に関する請願内容に関しましては、令和2年度から指定管理者がかわることで、子どもたちを思う保護者の不安や心配に対しては、大変私も賛同できます。
     内容の中にもあります、1の保護者との密な連携が反映されなくなるのではないかという不安を、今後も継続してほしいという願い、2の長年親しんだ指導員がかわることへの不安に対し、雇用についても最善の努力をお願いしたいという願い、3の子どもたちへの指導方法が大幅に変わるのではないかという心配に対し、保護者への説明の場を求め、今後も継続性と安定性を確保したいという願い。内容に関しましては、どの内容も共感できますし、その思いは十分賛成できます。  しかし今回、請願3の趣旨採択に対する反対と私が考えるのは、請願の要旨にもあります、「春日市から、今後の放課後保育のあり方や指針について説明がないままに、春日市議会9月定例会へ関係議案が上程される予定となっており」とありますが、「あり方や指針については、9月定例会後に、市からの説明会はもとより、保護者への説明の機会や、新しい業者への伝達、連携も含め行うことは、当然の義務だと受けとめている」と説明もありました。  また、長きにわたり保護者の中から立ち上がり設立された、特定非営利法人子ども未来ネットワーク春日の利点を最大限に継続していくという考えも説明がありました。さらに現支援員の継続雇用についても、新しい業者への要望をしていくとの説明もありました。今回このような請願が出されたことで、さらに明確にそれらの要望の説明がされたことは、請願の要旨が伝わったことになるとも思います。  今回私が考えることは、この請願の提出の時期が、議会の性質上、議案に採択されていない前の審議としてふさわしくないという1点だけです。請願内容に関しては十分理解でき、賛成できるものですが、第85号議案採決前に市議会として請願内容を審議するのは権限外であるため、不採択にするほかないと考えるからです。  また、趣旨採択とは、会議規則に明文がなく、政治的妥協のものであり、請願者の意図を反映していないものではないかと考えます。  以上の点において、この請願書に対して賛成しかねると考えております。  繰り返しますが、新しい指定管理者のもと、請願内容に関しましては、今後も見届け、少しでも保護者の心配や不安がないよう、継続的に見届けていきたいと強く思っております。 70: ◯議長(松尾徳晴君) ほかに討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 71: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第51号議案「人権擁護委員の候補者の推薦について」、市民厚生委員長の報告は同意であります。  本議案について、同意することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 72: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第51号議案については同意することに決定いたしました。  次に、第52号議案「春日市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の御起立をお願いします。                   〔賛成者起立〕 73: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第52号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第69号議案「春日市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を願います。                   〔賛成者起立〕 74: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第69号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第70号議案「春日市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 75: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第70号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第71号議案「春日市教育・保育給付の認定及び保育所における保育の実施等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 76: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第71号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第73号議案「令和元年度春日市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 77: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第73号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第74号議案「令和元年度春日市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 78: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第74号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第75号議案「令和元年度春日市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 79: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第75号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第78号議案「平成30年度春日市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、市民厚生委員長の報告は認定であります。  本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 80: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第78号議案については認定することに決定いたしました。  次に、第79号議案「平成30年度春日市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について」、市民厚生委員長の報告は認定であります。  本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 81: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第79号議案については認定することに決定いたしました。  次に、第80号議案「平成30年度春日市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、市民厚生委員長の報告は認定であります。  本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 82: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第80号議案については認定することに決定いたしました。  次に、第83号議案「スポーツセンターの指定管理者の指定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 83: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第83号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第84号議案「児童センターの指定管理者の指定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 84: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第84号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第85号議案「放課後児童クラブの指定管理者の指定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 85: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第85号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第86号議案「老人福祉センターの指定管理者の指定について」、市民厚生委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 86: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第86号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、請願第2号「「春日市の学童保育」の充実を求める請願について」、市民厚生委員長の報告は一部採択であります。  本請願について、一部採択することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 87: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成少数であります。よって、この採択は否決することに決定いたしました。  一部採択が否決となりましたので、これより原案について採決いたします。  請願第2号「「春日市の学童保育」の充実を求める請願について」、採択することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 88: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成少数であります。よって、請願第2号については不採択とすることに決定いたしました。  次に、請願第3号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願について」、市民厚生委員長の報告は趣旨採択であります。  本請願について、趣旨採択することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 89: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成少数であります。よって、趣旨採択は否決することに決定いたしました。  趣旨採択が否決となりましたので、これより原案について採決いたします。  請願第3号「令和2年度からの春日市放課後児童保育に関する請願について」、採択することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 90: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成少数であります。よって、請願第3号については不採択とすることに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌───────────────────────────┐  │日程第4 地域建設委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│  └───────────────────────────┘ 91: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第4、第61号議案、第66号議案、第76号議案及び第81号議案を一括議題といたします。  地域建設委員会の審査結果の報告を求めます。  地域建設委員長、岩渕穣議員。 92: ◯地域建設委員長(岩渕 穣君)〔登壇〕 地域建設委員会委員長の岩渕穣でございます。  本定例会において付託を受けております議案4件について、地域建設委員会の審査結果の報告をいたします。  初めに、第61号議案「春日市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  本案は、地方公務員法の一部改正により、職員の任用根拠等が明確されたことに伴い、消費生活相談員の職の位置づけを見直すものであります。  改正の主な内容は、非常勤特別職から会計年度任用職員へと変更するものです。
     審査の過程において、委員から、会計年度任用職員となった際の消費生活相談員についての質疑が出され、執行部から、現在の勤務状況と見直し後も相談業務に変更はないため、市民生活に特段の影響はないとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第66号議案「春日市消防団員の定員、任用、給与、分限及び懲戒、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。  本案は地方公務員法の一部改正等に伴い、消防団員の欠格条項等に関し、所要の規定の整備を図るものであります。  改正の主な内容は、欠格条項から成年被後見人・被補佐人の削除、公務のため旅行したときの費用弁償等の支給方法に関する規定の明確、その他所要の規定の整備を行うものであります。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第76号議案「令和元年度春日市下水道事業会計補正予算(第1号)について」であります。  補正の主な内容は、平成30年度決算による減価償却費及び起債の元利償還金等の確定によるものです。また、下水道使用料に対する不納欠損に伴う貸倒見積額の引き直しによる、貸倒引当金繰入額の減額によるものです。  補正予定額及び補正後の額につきましては、収益的収入が28万1,000円を減額し、総額を23億7,367万2,000円に補正するものであります。  また、収益的支出は275万7,000円を減額し、総額を18億5,608万3,000円に補正するものであります。  次に、資本的収入については79万4,000円を減額し、総額を12億2,259万円に補正するものであります。  また、資本的支出は1万2,000円を増額し、総額を21億7,037万7,000円に補正するものであります。  なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額9億4,778万7,000円については、消費税及び地方消費税資本的収支調整額7,579万6,000円、減債積立金3億4,916万3,000円、損益勘定留保資金、平成30年度分4億6,729万4,000円及び令和元年度分5,553万4,000円で補填されております。  採決の結果、全員賛成により原案を可決することにいたしております。  次に、第81号議案「平成30年度春日市下水道事業会計収入支出決算認定について」であります。  決算の概要は、まず収益的収入が前年度より5,525万865円、率にして2.4%減少し、22億5,694万2,463円となっております。その主な要因は、維持管理費及び資本費が減額したことにより、分流式下水道に要する経費に対する繰入金が減少したことによるものであります。  次に、収益的支出は前年度より7,375万9,544円、率にして3.7%減少し、18億9,494万2,552円となっております。その主な要因は、流域下水道維持管理負担金が減少したことなどによるものであります。  次に、資本的収入は前年度より2,846万2,715円、率にして5.1%増加し、5億8,144万153円となっております。その主な要因は、平成29年度と比較して、御笠川那珂川流域下水道建設改良事業費の増加に伴う流域下水道事業債の増額などによるものであります。  次に、資本的支出は前年度より3,153万4,110円、率にして2.1%増加し、15億3,309万2,968円となっております。その主な要因は、平成29年度と比較して、公共下水道及び流域下水道の事業債並びに資本費平準債の元金償還金が増加したことなどによるものであります。  なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額9億5,165万2,815円については、消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,283万6,719円、減債積立金3億3,078万3,465円、損益勘定留保資金、平成29年度分4億8,579万6,417円及び平成30年度分1億2,223万6,214円で補填されております。  また、平成30年度の主な事業につきましては、宅地開発や県道拡幅事業等にあわせて汚水枝線を築造することで、公共下水道施設の適切かつ効率的な維持管理を図りました。また、平成28年度に策定したストックマネジメント計画に基づき、下水道施設の改築・更新を計画的かつ効率的に進めるため、下水道施設の調査・診断を実施し、雨水管渠修繕改築計画策定及び汚水管路実施計画を行った。また、雨水流出抑制を目的とした雨水幹線掘り下げ等を行うことで、近年増加傾向にある局所的な集中豪雨による浸水被害の軽減を図ったことなどについて説明を受けました。  審査の過程において、委員から、企業債の繰上償還は行わないのかとの質疑が出され、執行部から、経営戦略策定時に見直しも検討している。繰上償還を行わなくとも安定した経営を維持できるため、現在は繰上償還を行っていない。利率見直し時には低い利率に見直しを行い、支払い利息の軽減や企業債償還残高の削減に努めているとの説明を受けました。  また、委員から、下水道事業会計決算書において、有収水量の減少要因についての質疑が出され、執行部から、自衛隊、総合病院、清掃工場などの大口使用者の使用水量が、節水などにより平成29年度と比べ大幅に減少したためとの説明を受けました。  また、委員から、下水道施設長寿命事業について、下水道が築造されて四十数年が経過し、年次で長寿命の計画を立て工事を行っていたが、現在はどういった状況なのかとの質疑が出され、執行部から、下水道施設長寿命事業については、現在、計画どおりに進めている。今年度もマンホールの更生工事等を予定している。雨水施設についても重要な幹線の改築工事を予定している。下水道施設の長寿命についてはストックマネジメント計画を策定しており、今後も計画的に改築工事等を実施していくとの説明を受けました。  採決の結果、全員賛成により認定することにいたしております。  以上で地域建設委員会の審査結果の報告を終わります。 93: ◯議長(松尾徳晴君) ただいまの地域建設委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 94: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  次に、討論をお受けいたします。  討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 95: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第61号議案「春日市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、地域建設委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 96: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第61号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第66号議案「春日市消防団員の定員、任用、給与、分限及び懲戒、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、地域建設委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 97: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第66号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第76号議案「令和元年度春日市下水道事業会計補正予算(第1号)について」、地域建設委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 98: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第76号議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、第81号議案「平成30年度春日市下水道事業会計収入支出決算認定について」、地域建設委員長の報告は認定であります。  本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 99: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第81号議案については認定することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌─────────────────────────────┐  │日程第5 決算審査特別委員会審査結果報告、質疑、討論、採決│  └─────────────────────────────┘ 100: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第5、第77議案を議題といたします。  決算審査特別委員会の審査結果の報告を求めます。  決算審査特別委員長、野口明美議員。 101: ◯決算審査特別委員長(野口明美君)〔登壇〕 決算審査特別委員会委員長の野口明美でございます。  本定例会において付託を受けております、第77号議案「平成30年度春日市一般会計歳入歳出決算認定について」、決算審査特別委員会の審査結果の報告をいたします。  まず、平成30年度決算の概要でありますが、歳入決算額362億7,543万1,000円に対し、歳出決算額345億4,165万9,000円であり、歳入歳出差し引き額は17億3,377万2,000円となっております。これから令和元年度へ繰り越すべき財源6億478万円を差し引いた実質収支は、11億2,899万2,000円の黒字となっております。  次に、歳入の決算額362億7,543万1,000円は、前年度に対し約18億円の増額となっております。その主な要因は、繰入金、諸収入等は減少しているものの、市債、寄附金及び国庫支出金等が増加したことによるものであります。  また、歳出の決算額345億4,165万9,000円は、前年度に対し約21億円の増額となっております。これを目的別で見ると、土木費は、県施行都市計画道路事業等整備基金積立金、西鉄春日原駅周辺整備事業費などの増額により、前年度に対し16億5,571万7,000円の増額に、また、総務費は、公共施設等整備基金積立金、かすがふるさと応援寄附金推進事業費などの増額により、前年度に対し4億7,386万7,000円の増額になっております。  次に、財政指標についてでありますが、財政構造の弾力性を示す経常経費比率については85.0%で、前年度に比べて4.3ポイント改善した形となっております。また、四つの健全判断比率については、実質赤字比率及び連結実質赤字比率では赤字がなく、将来負担比率では将来負担額がそれに充てることができる財源等を下回っており、健全な状況です。また、実質公債費比率は1.2%で、前年度に比べて0.1ポイント改善されております。これらの指標に基づく本市の財政運営は健全であると言えます。  一方、基金の積立金現在高は120億3,644万1,000円と、前年度に対し20億983万8,000円の増額に、地方債現在高は281億448万6,000円と、前年度に対し1億4,607万3,000円の減額になっております。  委員会では、主要な施策の成果、歳入歳出決算書等をもとに慎重に審査を行いました。  審査の過程では、議論となった主な事項は次のとおりであります。  まず決算全体では、平成30年度の経常収支比率は85.0%で、数字上では前年度よりも4.3ポイント、財政構造の硬直が緩和されている。その要因の一つには、かすがふるさと応援寄附金推進事業費について、平成30年度からは経常的経費から臨時的経費へ整理し直したことによる影響があり、前年度と比較する場合は、その影響を抜きに考える必要があるのではないかとの質疑が出され、執行部からは、前年度と比較をする上では、ふるさと納税の返礼品の経費を臨時的経費へ整理したことによる影響は除外し、経常一般財源等収入がふえたことと考えることが適切であるとの回答を受けています。  また、将来負担比率について、適正に資産の老朽対策をしていかなければ将来の負担がふえていくと考える。指標として今は数字が出ない状態だが、安心ではないと思うがどうかとの質疑が出され、執行部から、今後の老朽に対するお金の投資の仕方などについては、公共施設マネジメント計画をつくり、今後どのように対処していくかという部分を今進めている。進捗状況については、議会に逐次報告していくよう考えているとの回答を受けています。  次に、各部の事業において、経営企画部関係では、かすがふるさと応援寄附金推進事業について、平成28年度から30年度にかけて急激に件数がふえている中、職員の人件費や労力がとられ、市民サービスの低下に影響はないのかとの質疑が出され、執行部から、システムを一昨年から導入したこと、また、3年目となるため、最初の何も準備がないころよりは職員も手なれており、今のところは順調に処理ができているとの回答を受けています。  次に、総務部関係では、職員採用試験事業について、専門性の高い知識、経験などがさらに重要となる土木、建築などの技術職の採用試験においてはどのような工夫をしたのかとの質疑が出され、特に国家資格を求めない土木や建築といった技術職については、3次の集団面接にあわせて専門試験を実施しているとの回答を受けています。  次に、市民部関係では、市民課窓口業務委託事業について、業務改善による効果はとの質疑が出され、執行部から、待ち時間について一部苦情があったが、現在は安定したサービスを提供している。また、フロアマネジャーを増員したことにより、積極的に声かけをし、素早く手続を行っていただくことで、市民から好評を得ているとの回答を受けています。  また、男女共同参画センター事業について、以前に比べると、市民との協働が男女共同参画の分野では活気がないと感じている。行政としてはどのように考えているかとの質疑が出され、市民団体との連携は少しずつ形を変えて協力しながら、いろいろな啓発をやっているところである。自治会対象のまちづくり講座の中に、市民団体と協働実施をする講座を設けるなど、市民団体の力をかりながら、啓発を進めていこうとしているところであるとの回答を受けています。  次に、健康推進部関係では、市民健康診査について、平成30年度新規事業として、がん検診に胃がんの胃内視鏡検査が新しく加わったことで予約がとれないという状況はあったのかとの質疑が出され、執行部から、実際にそのような状況があった。胃内視鏡検診は大きな病院に申し込まれる方が多く、6月スタートの時点では、事業所の検診を病院が請け負った関係で、かなり先のほうになるという状況が生まれていた。総合病院でなく、普通の病院で内視鏡検診ができる病院ではあきがあったように聞いてはいるが、大きい病院に集中したことで、予約がとりづらい状況があった。今後は、予約スタートの時期を何とかできないか、医師と協議を進めていきたいとの回答を受けています。  また、スポーツ行事等運営事業に関連し、今年度、体育協会と話し合いをした中で、次年度の当初予算から補助金を下げていくのかとの質疑が出され、執行部から、基本的には下げていく方向で考えているが、2年程度の時間をいただき、その中で体育協会としっかりと検討し、体育協会が自律的に運営できるようにしていく。来年まで時間をいただき、その中で整理をし、どうしても体育協会として難しいということになれば、単に補助金を下げていくことも含めて、検討していきたいと考えているとの回答を受けています。  次に、都市整備部関係では、コミュニティバス事業について、あと数年後に事業が完了する西鉄天神大牟田線連続立体交差事業や、西鉄春日原駅周辺整備事業にあわせて、利用者の利便性、収益性の向上につながると思われる。広域運行の考えはないのかとの質疑が出され、執行部から、広域運行については、利用者を増加させる有効な策であると考えており、今後の課題として整理を図っていきたいとの回答を受けています。  次に、福祉支援部関係では、障がい児タイムケア事業について、今現在の事業所数は。また、その全てが重度の障がい児を受け入れることが可能として理解していいのかとの質疑が出され、執行部から、放課後等デイサービス事業所は9月1日現在で17カ所ある。放課後等デイサービス事業は、重度の障がい児を受け入れるところが少ないので、タイムケア事業のほうが受け入れているとの回答を受けています。  また、生活保護費について、生活保護の受給者が徐々に減っている理由は何かとの質疑が出され、国の資料によると、高齢者世帯を除く世帯においては、良好な雇用情勢を背景に、受給者数が減っているということである。春日市においても、雇用情勢の回復による一定数の保護の受給者数の減少が、保護費の減少につながっていると解釈しているとの回答を受けています。  次に、地域生活部関係では、市民活動活性事業補助金について、毎年執行残が多いのは申請が複雑だからではないかと言われているが、申請をふやすための改善はしているのかとの質疑が出され、執行部から、平成30年度は環境課と共同してチラシをつくったり、申請に関して「ぶどうの庭」と連携し、申請の相談や、利用団体へ補助金情報の告知を行ってもらうなど、広報に力を入れている。この制度を保ちつつ、さらに広報に力を注いでいきたいとの回答を受けています。  次に、教育部関係では、放課後補充学習事業について、まなびや春日を全小学校で行い、成果は上がっているが、教育相談員は特別支援員など幾つもの任務を担い、かなり大変な印象を受ける。十分に事業の効果を上げるためにも役割分担の精査を行い、継続した事業を行ってほしいとの意見が出され、執行部から、教育相談員は不登校の実情を反映したところで、役割がますます多くなってきている。特別支援については、特別支援教育事業を充実するよう、今後の取り組みを進めていきたいとの回答を受けています。  また、不登校児童生徒支援事業について、不登校の児童がふえており、かつ、学校に行ける改善が見られる生徒は減少している。学校と地域と家庭、三者連携の取り組みをしていることから、不登校児童についても地域の力をかり、解決させるのも一つの方策としてあるべきではないかとの質疑が出され、執行部から、コミュニティ・スクールの取り組みの中で、日ごろから地域の方がかかわるという基盤はある。不登校を発生させない、子どもたちが楽しく通える学校という視点を持つことは非常に大事であり、今後も念頭に置いて進めていきたいとの回答を受けています。  採決の結果、賛成17名、反対1名の賛成多数により、第77号議案「平成30年度春日市一般会計歳入歳出決算認定について」、認定することに決定いたしております。  以上で、決算審査特別委員会の審査結果の報告を終わります。よろしくお願いいたします。 102: ◯議長(松尾徳晴君) ただいまの決算審査特別委員長の報告に対し、まず初めに質疑をお受けいたします。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 103: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結します。  次に、討論をお受けします。  討論の通告がありますので、発言を許します。  1番、吉居恭子議員。 104: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、日本共産党、吉居恭子です。  私は、第77号議案「平成30年度春日市歳入歳出決算認定について」、反対の立場で討論を行います。  委員長報告にありましたとおり、平成30年度歳入歳出決算では、歳入額362億7,543万1,000円に対し、歳出額345億4,165万9,000円であり、歳入歳出差し引き額は17億3,377万2,000円です。これから令和元年度への繰り越すべき財源の6億478万円を引いた実質収支は、11億2,899万2,000円の黒字となっています。この黒字額は、平成29年度決算時の16億4,512万円と比べると、4億5,000万円ほど下回る額です。  歳入決算で、予算より増となった主なものは、市税の1億9,525万円、分担金及び負担金3,127万円、国庫支出金3億687万円、県支出金6,517万円、寄附金3億5,918万円、繰越金2億1,738万円、市債の10億2,900万円となっています。  逆に、予算の中で想定していたよりも収入額が大きく下回ったのは、地方交付税6,099万円、使用料及び手数料2,081万円、繰入金1億8,607万円です。  決算時に明らかとなった不用額は10億107万8,886円と、前年度の不用額より改善し、予算に対する比率も2.76%と減少しています。  一方、基金の積み立て状況を見ると、公共施設等整備基金に11億4,000万円、県施行都市計画道路事業整備基金に10億円と、多額の基金が積み立てられています。特に後者については、実施計画が進まない中、基金だけが積み立てられているという状況だと思います。再考を求めます。
     春日市においては、競争入札や国・県の補助金を利用しての予算編成で、資金を有効に使うよう工夫しながら健全な財政を心がけておられ、結果として、委員長報告にもあるように、四つの健全判断比率の指標に基づく本市の財政運営は極めて健全であるということです。  しかしながら、前述の多額の不用額や、計画の進むめどの立っていない基金の積み立てをせず、年度中にもっと整理して、より有効活用されれば、市民の要望にもっと多く応えられたのではないでしょうか。  少子高齢が進み、今後の社会のあり方が模索される中、喫緊の課題とされる少子対策、子どもを産み育てやすい社会、子どもや高齢者が安心して暮らせる春日市にするため、予算をより有効に使われることを要望し、反対討論とします。 105: ◯議長(松尾徳晴君) 3番、岩渕穣議員。 106: ◯3番(岩渕 穣君)〔登壇〕 3番、岩渕穣でございます。  私は、第77号議案「平成30年度春日市一般会計歳入歳出決算認定について」、賛成の立場から討論を行います。  平成30年度の春日市一般会計の決算は、歳入総額は前年度に比べ約18億1,000万円の増収となっています。一般財源においては、市税、寄附金及び臨時財政対策債などの増加により、前年度比約6億1,000万円の増収となり、これは徴収率の向上、ふるさと納税制度への的確な対応など、財源確保のためのさまざまな取り組みが実を結んだ成果であり、高く評価いたします。また、前年度に引き続き一般財源が増加したことは、春日市の未来に向けた継続的、安定的な財政運営につながっていくものと思料いたします。  一方、歳出総額については、前年度に比べ約21億1,000万円の増額となっています。性質別に見ますと、人件費、扶助費及び公債費から成る義務的経費は、社会保障関係経費に代表されるように、任意に削減することが難しい経費ですが、その合計額は、わずかではありますが前年度より減少しております。これは、どのような分野の経費であっても、事業の精査と経費節減の努力を怠ることなく、日々実践されていることのあらわれではないかと感じています。  また、投資的経費は、小学校の普通教室空調設備整備、保育園用地の取得、天神山小水城跡災害復旧工事などにより、約12億6,000万円の増額となっており、これは、直面する重要な行政課題に対応するために必要な事業を先送りすることなく、財源確保の工夫をしながら、着実に実行してきた結果であると理解しています。  そのほかに、市民サービスのさらなる向上を目指した窓口レイアウト改修事業、将来の財政需要に備えた各種基金の積み立てなど、現在の市民、将来の市民、双方に目配りした施策が実施されています。  財政指標を見ても、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は85.0%となっており、健全な水準を維持しています。また、借金返済の負担の大きさをあらわす実質公債費比率は1.2%となり、前年度から0.1ポイント改善されています。本市財政の健全性が高い水準で維持されていることが、数値の上でも客観的に示されています。  以上述べましたとおり、平成30年度の決算報告は、本市における課題対応のために、的確な予算配分と適正な予算執行がなされたことの証左であると判断できます。  以上を踏まえ、執行部におかれましては、限られた予算のより効果的、効率的な執行及び健全で安定した財政運営を今後も鋭意継続されますよう要望申し上げ、本決算認定についての賛成討論といたします。 107: ◯議長(松尾徳晴君) ほかに討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 108: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第77号議案「平成30年度春日市一般会計歳入歳出決算認定について」、決算審査特別委員長の報告は認定であります。  本議案について、認定することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 109: ◯議長(松尾徳晴君) 賛成多数であります。よって、第77号議案については認定することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌──────────────────┐  │日程第6 第2号意見書案の上程、質疑│  └──────────────────┘ 110: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第6、第2号意見書案を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  12番、原克巳議員。 111: ◯12番(原 克巳君)〔登壇〕 12番、原克巳でございます。  第2号意見書案「高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書について」。  上記の意見書案を別紙のとおり提出をいたします。  令和元年9月26日。提出者、春日市議会議員、原克巳。賛成者、春日市議会議員、野口明美、同じく吉居恭子、同じく西川文代、同じく飯田浩昭、同じく米丸貴浩、同じく岩渕穣、同じく西村澄子、同じく中原智昭、同じく内野明浩、同じく北田織。  提案理由でございます。  東京・池袋において、87歳の高齢者が運転する車が暴走し、母子二人が亡くなった事故以降も、高齢運転者による事故が続いております。  警察庁は、75歳以上の運転免許保有者が、2022年には663万人に膨らむと推計しており、生活の足としての地域における移動手段の確保は重要な取り組みと考えております。今後、地方自治体や民間事業者とも連携をしながら、総合的な事故防止策としての高齢運転者の安全運転支援と、地域における移動手段の確保を求めるものでございます。  案文はお手元に配付をしております。御一読の上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 112: ◯議長(松尾徳晴君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  第2号意見書案に対し、質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 113: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌─────────────────────┐  │日程第7 第2号意見書案の委員会付託の省略│  └─────────────────────┘ 114: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第7、第2号意見書案の委員会付託の省略についてを議題といたします。  お諮りいたします。  春日市議会会議規則第37条第3項の規定により、第2号意見書案の委員会への付託を省略したいと思いますが、これに異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 115: ◯議長(松尾徳晴君) 異議なしと認めます。  よって、第2号意見書案の委員会への付託は省略することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌──────────────────┐  │日程第8 第2号意見書案の討論、採決│  └──────────────────┘ 116: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第8、第2号意見書案を議題とし、これより討論に入ります。  第2号意見書案に対し、討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 117: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第2号意見書案「高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書について」、原案のとおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 118: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第2号意見書案は原案のとおり可決することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌───────────────────────┐  │日程第9 第1号決議案の上程、質疑、討論、採決│  └───────────────────────┘ 119: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第9、第1号決議案を議題といたします。  議案理由の説明を求めます。  議会運営委員長、中原智昭議員。 120: ◯議会運営委員長(中原智昭君)〔登壇〕 議会運営委員長、中原智昭です。  第1号決議案「天皇陛下御即位を奉祝する賀詞決議について」。  上記の決議案を別紙のとおり提出する。  令和元年9月26日。提出者、議会運営委員会委員長、中原智昭。  提案理由。  令和元年5月1日に新天皇・皇后陛下が即位なされたことに伴い、春日市議会は、天皇・皇后両陛下の今後ますますの御繁栄と、令和の世の末永い繁栄を祈念するとともに、市民を代表して、謹んで慶祝の意を証するため、賀詞決議を提出するものです。  なお、案文につきましてはお手元に配付しておりますので、御一読の上、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。 121: ◯議長(松尾徳晴君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  第1号決議案に対し、質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 122: ◯議長(松尾徳晴君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  次に、春日市議会会議規則第37条第2項の規定により、第1号決議案の委員会付託を行わず、これにより討論をお受けいたします。  第1号決議案に対し、討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 123: ◯議長(松尾徳晴君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。  第1号決議案「天皇陛下御即位を奉祝する賀詞決議について」、原案のとおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 124: ◯議長(松尾徳晴君) 全員賛成であります。よって、第1号決議案については原案のとおり可決することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌──────────┐  │日程第10 議員の派遣│  └──────────┘ 125: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第10、議員の派遣についてを議題といたします。
     お手元に配付いたしております「議員の派遣について」のとおり、令和元年10月7日に、令和元年度福岡県中部十一市議会議長会議員研修会が開催されます。  また、令和元年10月10日及び10月18日に、春日市議会報告会を開催します。  お諮りいたします。  地方自治法第100条第13項及び春日市議会会議規則第165条1項の規定に基づき、「議員の派遣について」のとおり議員を派遣することに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 126: ◯議長(松尾徳晴君) 御異議なしと認めます。  よって、「議員の派遣について」のとおり議員を派遣することに決定いたしました。                ──── ─ ──── ─ ────  ┌──────────────────────────┐  │日程第11 議会閉会中における各委員会の調査事件の付託│  └──────────────────────────┘ 127: ◯議長(松尾徳晴君) 日程第11、議会閉会中における各委員会の調査事件の付託についてを議題といたします。  各委員長から、地方自治法第109条第8項の規定に基づき、お手元に配付しておりますとおりに議会閉会中における各委員会の調査事件の付託の申し出があっております。  お諮りいたします。  各委員長から申し出のとおりに議会閉会中の調査に付することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 128: ◯議長(松尾徳晴君) 御異議なしと認めます。  よって、議会閉会中における各委員会の調査事件につきましては、お手元に配付いたしておりますとおりに付託することに決定いたしました。  以上をもちまして、今期定例会の日程を全て終了いたしました。  これにて、令和元年第3回春日市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。                ──── ─ ──── ─ ────                 閉会 午後1時41分  地方自治法第123条第2項及び春日市議会会議規則第88条の規定により下記に署名する。                              令和元年9月26日                   春日市議会議長      松 尾 徳 晴                   会議録署名議員(6番)  川 崎 英 彦                   会議録署名議員(7番)  迫   賢 二...