春日市議会 2018-09-13
平成30年決算審査特別委員会 本文 2018-09-13
1: 開会 午前9時59分
──── ─ ──── ─ ────
◯委員長(與國 洋君) おはようございます。武末委員から欠席の届けがあっております。定足数に達しておりますので、ただいまから
決算審査特別委員会を開議いたします。
総務部より資料の訂正について申し出があっておりますので、審査に先立ち説明をお受けいたします。
どうぞ。
2:
◯総務部長(内田賢一君) おはようございます。お時間いただきありがとうございます。
先日、主要な施策の成果につきましては記載内容に誤りがあり、御迷惑をおかけしたばかりでございますが、今回、75ページにも
記載内容誤りがあり、正誤表を配付させていただいております。申しわけございません。今後、記載内容につきましては引き続き、記載内容に誤りがないように精査、確認をしてまいりますので。御迷惑をおかけいたしました。申しわけございませんでした。
3: ◯委員長(與國 洋君) 場所を言うことはないんか、必要ないんか。何ページのどこだっていうの言ってよ。
4:
◯総務部長(内田賢一君) 75ページ、正誤表を配付いたしておりますので、ぜひごらんください。
〔
執行部退席〕
5: ◯委員長(與國 洋君) それでは引き続き、第65号議案「平成29年度春日市
一般会計歳入歳出決算認定について」を議題とし、そのうち
教育部関係の審査を行います。
説明員の説明を求めます。
神田教育部長。
6:
◯教育部長(神田芳樹君) おはようございます。教育部です。よろしくお願いいたします。
ただいまから教育部の平成29年度一般会計の決算について説明いたします。
それでは、説明に入ってまいります。
最初に、お手元の別紙1、平成30年度
決算審査特別委員会の説明事項というタイトルの資料の一覧表のうちですね、
教育部所管の案件ですが、表の下から3件でございます。いずれも主要な施策の
成果掲載案件ですので、主要な施策の成果の説明の中で説明をさせていただきたいと思います。
それでは早速、主要な施策についての説明に入らせていただきます。教育部からは29事業を説明します。順次、担当課長が説明いたします。
7: ◯委員長(與國 洋君)
三丸地域教育課長。
8:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) それでは、こちらの主要な施策の成果の冊子の63ページをお開きください。よろしいでしょうか。
9: ◯委員長(與國 洋君) はい、どうぞ。
10:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) それでは、63ページ、
コミュニティ・
スクール事業から始めさせていただきます。
コミュニティ・
スクール事業です。当初予算額524万2,000円、
最終予算額795万7,000円、300万円を増額補正し、その後、28万5,000円を減額しております。決算額744万円、執行残額51万7,000円でございます。
増額補正の理由でございますが、済みません、64ページをお開きください。こちらの上から6行目、4の「市民性が育つ
地域づくりシンポジウム」、この開催費用として、9月議会において300万円を増額補正していただいたものでございます。なお、この事業は
一般財団法人自治総合センターの
助成事業補助を活用しており、補助率は100%でございます。
63ページにお戻りください。それでは、事業の目的から始めさせていただきます。
目的でございます。学校、家庭、地域の三者で子どもを育てる共育基盤を構築し、子どもの健やかな育ちと市民性の育成を目指すとともに、協働の
まちづくりにつなぐことでございます。
内容でございます。主に
四つ取り組みを行っております。1の学校、家庭、地域の取組についてです。
学校運営協議会や実働組織を中心に、三者が連携、協働し、子どもの課題や学校、地域の実情に応じて、さまざまな取り組みを行っております。取り組みの例は中ほどの表に紹介しております。
次に、表の下になります、2の
教育委員会事務局の取組です。
コミュニティ・
スクール事業の改善に向けた検証と、さまざまな機会を捉えた情報提供、市民等への広報・啓発、関係機関との連携体制の構築などを図っております。主な取り組みは(1)から(6)に記載しております。
次に、3の福岡県補助事業「
地域学校協働活動(学校支援)事業」でございます。28年度は
学校支援地域本部導入事業として説明をさせていただきました。平成29年4月に
補助金交付要綱が改正されましたので、これに合わせて事業名を
地域学校協働活動事業と変更しております。なお、事業内容に変更はございません。
コミュニティ・スクールの充実のため、学校と地域とをつなぐ役割として、
地域コーディネーターを29年度は新たに
春日小学校、
須玖小学校、
白水小学校に配置し、前年度までの
春日中学校、
春日西小学校と合わせて5校で支援活動を行いました。
主な支援の内容は、次のページに記載しておりますので、64ページをごらんください。5項目を上げておりますが、主なものとして、
地域連携活動における学校と地域やPTA等との連絡調整や事業周知のための広報活動などを行っております。
次に、4の市民性が育つ
地域づくりシンポジウムです。
コミュニティ・スクールへの市民の理解と協力をさらに広げ、学校、家庭、地域でともに子どもを育てる教育のあり方や協働の
まちづくりに向けての市民意識の向上を図るため、本年2月4日に
福岡女学院大学ギール記念講堂において開催をいたしました。詳しい内容につきましては、表に示しております。
成果でございます。一つ目として、学校、家庭、地域の取り組みについては、教職員や
学校運営協議会委員を対象に、
コミュニティ・
スクール進捗状況評価により現状把握を行い、取り組みの成果の認識を明らかにいたしました。なお、評価結果は
学校運営協議会で確認することにより、今後の方向性について共通理解を図っております。
二つ目に、
地域学校協働活動事業では、
地域コーディネーターを配置することにより学校や地域の負担が軽減されるとともに、連絡調整が円滑に行えるようになりました。
三つ目に、市民性が育つ
地域づくりシンポジウムでは、地域とのかかわりの中で育った
子どもたちや子どもの育ちにかかわった方々による
パネルディスカッションを通して、参加者が
コミュニティ・スクールに関する認識を共有する貴重な場となりました。また、多くの市民の方々に参加をしていただき、広報・啓発の場となりました。今後も市民の理解と協力がさらに広がっていくように努めてまいります。
コミュニティ・スクールは以上になります。
11: ◯委員長(與國 洋君)
高瀬学校教育課長。
12:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 続きまして、65ページの1番上です。
教員用パソコン更新事業でございます。
当初予算額1億63万5,000円、
最終予算額5,201万4,000円。なお、4,862万1,000円を減額補正を行っております。決算額5,201万3,000円、執行残額1,000円でございます。
では、目的です。
市内小中学校の
教員用パソコンを更新し、教育環境の充実を図ることです。
続きまして、内容です。21年度に導入した
教員用パソコンの
老朽化対応として、また、
通級指導教室、
教育支援センター分に
新規配置分として、合計600台分を購入したものでございます。
続きまして、成果です。今回の更新により、公務でパソコンを使用する全ての教員の教育環境の充実が図られたこと、また、
授業用教材の作成や教員間の
情報連携等が容易になり、負担軽減につながったことが上げられます。
続きまして、その一つ下です。土曜日の
教育活動推進事業(
コミュニティ・
スクールスタディ)について説明いたします。
当初予算額391万3,000円、
最終予算額334万3,000円、44万9,000円を減額補正、1万7,000円を減額流用、10万4,000円を減額修正を行っているところです。決算額は307万円、執行済額は27万3,000円となります。
目的です。小学校において国語及び算数に課題を抱える児童に対し、土曜日に反復を中心とした補充学習を行うことで、基礎学力の向上や学習習慣の定着を目指すものです。また、中学において自主学習が行える環境を整えることで、学力の向上や学習習慣の定着を図るものです。
次に、内容です。平成27年度から2年間は県の補助を活用したものですが、29年度からは市費、一般財源により事業を推進しております。小学校においては「まなびや春日」と称し、このページの一番下ですね、下段及び次のページにまたがる表にある8校がございます。そこの4年生から6年生までを対象として、土曜日に、前期と後期の10回ずつ、計20回の実施を行ったものでございます。
参加児童数の合計は、前年度に比べ13.5%増の109人でございました。なお、中学におきましては、
コミュニティ・
スクールスタディ、これはCSSと称しておりますが、職員数の前の廊下に、机、椅子、照明等を配置し、
学習スペースとして放課後、長期休業中または昼休みに、教員やボランティアの協力のもとで自主学習を行ったものです。
続いて、次のページを開いてください。成果になります。表の
算数確認テストの正解率にあるように、この表の前後を比べていただきますと、学習内容の定着を示す結果が見てとれると思います。
続きまして、次です。小学校少
人数学級編制です。
当初予算額3,048万5,000円、
最終予算額2,255万6,000円、なお、792万7,000円を減額補正、2,000円を減額修正しております。決算額2,113万3,000円、執行残額142万3,000円でございます。
執行残の主な理由は、少
人数対応講師に欠員があったためです。29年度1月、つまり、ことしの1月から3月までの欠員募集、これは3名おられました。その任用に備え、予算を確保して、その余剰分を3月議会で減額補正しておりましたが、結果として任用ができたのは2人分であったことがその要因となります。
目的です。小学校の学級を少人数にすることにより、きめ細かな指導体制を整備することでございます。
次に、内容です。小学校6学年を1学年30人以下となるよう、市雇用の
非常勤講師を12人配置いたしました。
成果です。児童一人一人に目が行き届き、きめ細かな指導体制が図られたことです。これにより
子どもたちにとっても、集中力の向上、空間のゆとりや気持ちのゆとりが生まれ、
子ども同士の交流も活発に行うことができました。
続きまして、その一つ下です。
小学校外国語活動及び
外国語指導事業でございます。
当初予算額1,980万9,000円、
最終予算額1,980万3,000円です。6,000円を減額修正しております。決算額1,979万3,000円です。予算残額は1万円でございます。
続いて、目的です。小学校での
外国語活動及び中学校での外国語科の充実を図ることです。
内容です。
外国語指導助手、ALTを4人雇用し、小中学校での外国語、これは英語になりますが、英語の指導に当たりました。小学校においては、18年度から引き続き
外国語活動指導員を2小学校に1人、計6人を雇用することで
外国語活動のさらなる充実を図りました。また、各中学校の代表生徒による英語暗唱・
スピーチ大会を開催するなど、実践的な英語教育を推進しているところです。
成果です。次のページの表ですね、参加者数の推移にありますように、英語暗唱・
スピーチ大会へは、校内選考を経て、46人が参加いたしました。実践的な取り組みを通して、児童生徒の英語への関心や意欲の向上等が図られたと考えております。
次に、その一つ下です。
教育支援事業(
登校サポート)でございます。
当初予算額5,450万6,000円、
最終予算額5,386万円、51万3,000円を減額補正、41万を減額流用、27万7,000円を増額修正しております。決算額が5,313万2,000円、執行残額が72万8,000円でございました。
続いて、目的です。不登校に係る児童生徒の
学校復帰等に向けた指導や相談等を行うことで登校促進、教育及び進路の確保を図るものでございます。また、不登校の要因の一つとされる発達障がいのある児童生徒に係る
特別支援教育の充実も進めるものでございます。
内容です。前年度に引き続き、県の
学校復帰等支援事業のもと、多様な学習活動の展開と体験活動をプログラム化し、個々の実態に応じたコース制の実施や、次の3点に係る、下に3点ございますが、その3点に掲げる不
登校児童生徒への数々の支援や取り組みを踏まえながら、調査研究を行っております。
1番です。
教育支援センターにおける支援では、
センター長以下指導員4名とおはよう指導員3名、非常勤の
スクールカウンセラー1名の9人体制で、学校復帰に向けた指導・相談等を行うとともに、
生活習慣改善プログラムとしての「にこにこキャンプ」による宿泊体験を実施いたしました。
2番目です。学校に対する支援では、不
登校専任教員やスクールソーシャルワーカーの学校配置、また
教育支援センターと連携し、家庭から
スマイルルーム、そして教室復帰とつながる切れ目のない支援を行いました。
3番目です。
特別支援教育士の配置では、個に応じたきめ細かい対応を図るため、専門性を有する
特別支援教育士を配置し、不登校要因の一つとされる発達障がいに係る相談や学校への助言・指導を行いました。その活動件数は、この表にもありますように、29年度の計は312件であり、前年度比で26.3%の増となっているところです。
次に、成果です。これは次のページにもまたがりますが、
教育センターを初め、多くの関係機関や人的資源により協働した支援を行うこと、それにより相談体制が強化され、不登校、不登校兆候の児童生徒やその保護者からの相談・助言を通して、
マンツーマン、また
マンツーマン方式と呼ぶ
個別支援計画を作成するなど、きめ細やかな対応を図ることができました。
なお、29年度の不
登校児童生徒数は、68ページの表にもありますように前年度に比べ、小学校で12人増の71人、中学校で29人増の171人、トータルで41人増の242人と、増加傾向にあります。この表の中なんですが、括弧が示されております。括弧内の左側の数字、これは登校できるようになった数です。右側の数字、これは改善傾向が見られるようになった数になりますが、これを前年度と比較すると、登校できるようになった数には減少が見られるものの、改善まで含めた
トータル合計では、28年度とほぼ同様であると言えます。
続きまして、その下になります。ことばの
教室移転事業でございます。
当初予算額4,022万9,000円、
最終予算額、これは3,718万4,000円。202万8,000円を減額流用、101万7,000円を減額修正を行っているところです。執行残の理由は工事の入札残となりますが、真ん中ほどにあります表のとおり、工事期間が年度末近くであったこと、また、移転に関して追加工事が必要な場合を考慮しまして、その財源として留保したことが執行残となっています。
続いて、事業目的です。ことばの教室の拠点を老朽化した施設から移転することで、教育環境の整備を行うものです。
内容です。ことばの教室を
ハート館かすがから、いきいきプラザ1階西側に移転し、
ハート館かすがを解体いたしました。
成果です。移転に伴い、従前の2階建てから、1階フロアでの活動となることから、動線や教員との目線が十分に行き渡るようになり、教育環境が整備されたこと、また、同じフロアにある子ども・
子育て相談センター等の福祉分野との連携が促進できたことです。なお、今回の移設を機に、ことばの教室という呼称を
通級指導教室に改めております。
次に、下です。
担任サポート事業でございます。
当初予算額3,136万円、
最終予算額、同じく3,136万円、決算額が3,113万6,000円、予算残額22万4,000円でございます。
目的です。集団での
学習活動等が困難な状況にある学級及び障がいや心理的な理由等により個別の指導や支援が必要な児童生徒に対して、
学級運営等の支援を行うものでございます。
内容です。小中学校の通常学級における特別な
教育的支援が必要な児童生徒の状況や学級運営の実態に応じて、
特別支援教育支援員等を配置いたしました。配置実績は表のとおり、全ての学校であり、配置時間数は29年度は前年度に比べ11.7%増加の3万8,433時間でございました。
次のページをごらんください。これは66ページになりますが、成果になります。済みません、ちょっとお待ちください。失礼しました。68ページですね。済みません、今のところは68ページの説明でした。60ページの上のほうに成果を載せております。個別の配慮や支援が必要な児童生徒……。
13: ◯委員長(與國 洋君) 69ページのね。
14:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 済みません、69ページに成果を載せております。
個別の配慮や支援が必要な児童生徒への対応、安定的な学級運営、教育環境の維持を図ることができました。これが成果になります。
続きまして、
チャレンジ精神育成事業でございます。
当初予算額1万5,000円、
最終予算額が3万2,000円です。1万7,000円を修正しております。決算額は2万6,000円となります。執行残額は6,000円となります。
続いて、事業目的です。児童が知力・体力を育むため、
チャレンジKASUGAにみずから挑戦することで、
チャレンジ精神の向上を図るものでございます。
内容です。ここに2点上げておりますが、1点目の知の
チャレンジKASUGAでは、23年度から市の
青少年育成市民会議との共催でスタートいたしたものでございます。7年目となる本年度は、児童だけでなく保護者や一般市民も対象とし、
大谷小学校で国語と算数問題に取り組みました。
2番目の
体力アップチャレンジKASUGAでは、これは26年度から運動の楽しさや
体力アップの
きっかけづくり、
チャレンジ精神の向上を図るためにスタートし、4年目となります。市のスポーツフェスタにて、小学校4年から6年生を対象に長縄跳びにチャレンジいたしました。全小学校から児童722人が学年ごとに38チームを結成し、縄を跳んだ回数で競い合いました。
成果です。1の
チャレンジKASUGAでは、他校の児童と一緒にテストを受けることにより、緊張感を味わいながら、チャレンジする心の醸成に寄与することができました。また、保護者等に対しても、家庭学習の充実の機会等を提供することができました。
2番目の
体力アップチャレンジKASUGAでは、大会を目指す各校の取り組みを通じて、運動の楽しさ、親しみやすさや
仲間づくり、チャレンジすることへの大切さを体験することができました。なお、30年度になりますけれども、30年度の参加者につきましては、児童117名、保護者31名、地域3名の151人となっております。
学校教育は以上となります。
15: ◯委員長(與國 洋君) ここで一旦区切りたいと思います。ここまでの間で質疑をお受けしたいと思います。質疑のある方はお願いいたします。
川崎委員。
16: ◯委員(川崎英彦君) 65ページの土曜日の
教育活動推進事業なんですけど、とてもすばらしい事業なんですが、内容のところでですね、全中学校においてもということで御説明をいただいたんですけど、これにも予算が使われたというふうに認識してよろしいですか。
17: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
18:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) これについては予算を使っておりません。学校の枠、学校に配当している予算の中でのですね、扱いについては学校の裁量で行っておりますが、市教委としての予算の計上は行っておりません。
以上です。
19: ◯委員長(與國 洋君) 川崎委員。
20: ◯委員(川崎英彦君) ありがとうございます。僕も中学校に伺ったときにですね、職員数の前に机並べてあって、ずっと恒常的にていうか、ずっと並べて、いつでも生徒が来ていいよという形で、放課後ですね、勉強したい人はする、して、で、すぐ職員室の前なので、先生が前を通って、質問がある人は手を挙げて先生つかまえてですね、いろいろ勉強教えてもらっているというふうな姿を拝見してて、すごくいいなと思ったんですね。教室でやると、周りに邪魔されたりして、そこだと勉強が集中できていると。これ、すばらしい、全中学校において取り組まれているということで。で、予算もかかっていないですよね。
そこで、まなびや春日なんですけど、で、ここはしっかり予算をとってですね、されてあると。そういうふうな工夫をしていくとですね、多分、予算がないからできないという話に今後もですね、予算削られて、どんどんどんどん縮小になってというようなことにもなる場合もあるとは思うんですけど、予算がなくてもこういうふうにしっかりできるんだということはですね、小学校でも教室、職員室の前にですね、並べて、こういうことをやれば予算なしでも効果が。しっかり予算とられて効果出されてはいるんですけど、そういうふうなことも考えられるのかなと思ったんですけど、そういう検討はされてないんですか。
21: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
22:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 中学校におきましては、例えば部活動までのですね、時間の合い間をですね、使って、こういったものを活用するというのがあります。ただ、小学校につきましては、やっぱり学童との絡みもありますし、また、早く帰らないと、やっぱり日が暮れてですね、
子どもたちをそこの場にいらせるという、学校におらせるということの課題も見えてくると思います。ただ、昼休みとかですね、そういったところの活用も図られるかなと思いますが、やっぱり
子どもたちは昼休み、外でですね、力いっぱい遊んだりしますので、委員さんの御提案についてはですね、校長会等でも一応お示ししたいと思いますが、実現できるかどうかについては学校裁量になるかなと思っております。
以上です。
23: ◯委員長(與國 洋君) そのほか。米丸委員。
24: ◯委員(米丸貴浩君) ページは67ページ、
教育支援事業の中で、内容の3になります。
特別支援教育士の配置のところですけれども、去年、私、これ不登校の原因の一つには、学校、いわゆる
教育委員会が所管するところだけの問題ではないであろうと。そこには家庭等のいろんな複雑な背景もここにあると思うので、福祉の部門と連携してやったらどうですかというお話をしたかと思います。で、これはですね、今、大事なことなんだけれども、当然、去年言ったように、福祉との連携の中でこれがあると理解してよろしいんでしょうか。
25: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
26:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 今回ですね、一般質問の中でも何人かの議員さんからそういったところ、ちょっと聞かれておりますが、まずこの
特別支援教育士の配置についてがですね、まず福祉分野との直接とのかかわり合いは、今のところは行ってはおりません。これは、まず
教育委員会としてですね、必要に応じて配置をしております。ただ、福祉部門との連携は常に視野には入れておりますので、先々はこの
特別支援教育士のあり方についても検討していかなくちゃいけないかなというふうに考えているところです。
以上です。
27: ◯委員長(與國 洋君) 米丸委員。
28: ◯委員(米丸貴浩君) 68ページにも多分これ関連した事業なのかなと、68ページの下に、
担任サポート事業てあって、内容のところにも、通常学級にも、いわゆる特別な
教育的支援を要する子どもさんが在籍してあってふえてますよと書いてありますよね。そう考えればですね、そういう背景があるんであれば、今の福祉部門でもSSTの取り組みっていうのは、やっぱり大事だということでやってるので、今の課長の説明だと、これは福祉とは、事業に関しては直接連携はしてないけれども、大きなところではやっぱりかかわりがあるというふうに私は思ったんだけど、そうじゃないんですか。
29: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
30:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 先ほど私が申し上げたのは、
特別支援教育士ですね、の配置については、直接福祉とのかかわり合いはないと申し上げたつもりなんですけれども。ただ、もちろん不登校の要因とか、いろんな発達に課題がある
子どもたちの支援というのは、福祉抜きではきめ細やかな対応ができません。まず、
教育支援センターにおいてもですね、福祉との連携は今現在もずっととっております。
特別支援教育士のですね、業務の中にも、連携というのがありますので、最初にこの
特別支援教育士を配置した要因の中に福祉との連携を想定しているかどうかということでは、していませんよという回答を差し上げたつもりでした。
31: ◯委員長(與國 洋君) 米丸委員。
32: ◯委員(米丸貴浩君) じゃあ、整理すると、この
特別支援教育士の配置に関してはそうではないけれども、
教育委員会としては、福祉との連携というのは大きな流れのところでは、いわゆる保育所でもやってるし、今年度は予算大きくして今やってるんだけれども、連携は十分あってのこの事業、大きな流れのところではですね、そう理解してていいですね。
33: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
34:
◯学校教育課長(高瀬光弘君)
特別支援教育士の主な任務はですね、主な業務は、
子どもたちの心理検査を行って、その状況を把握する。それを学校、または
教育支援センターに知らしめていくという、そういったところまであります。必要に応じて、就学前の子どもの様子とかも聞き取りながらですね、プロフィール、いわゆる検査結果がより正確なものになるように努めているところです。
今、米丸委員がおっしゃられたようにですね、常に福祉との連携を念頭に置いてですね、今、取り組んでいるところで、その連携強化についてもですね、今後もより密に図っていこうというふうに考えているところです。
以上です。
35: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。吉居委員。
36: ◯委員(吉居恭子君) 済いません、68ページの、さっき言われたけど、
担任サポート事業なんですけども、学校に1人配置されてるみたいなんですが、大体その方が一つの教室っていうか、一つの学級に定着されているのか、それとも、必要に応じて複数のクラスに行ったり来たりというか、そういうふうにされているのか、ちょっと教えてください。
37: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
38:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) この担任サポートにつきましてはですね、よく飛び出しを行う子どもとか、また学級が成立、ちょっと学校の、クラスの中でうろうろして、いわゆる通常の学級運営ができないような、そういった
子どもたちに対するですね、支援を行うものでございます。おおむね各学校に2名から3名ほど配置しております。だから、1名の配置ということではございません。
以上になります。
39: ◯委員長(與國 洋君) 吉居委員。
40: ◯委員(吉居恭子君) ありがとうございます。
41: ◯委員長(與國 洋君) よろしいですか。中原委員。
42: ◯副委員長(中原智昭君) 65ページの
教員用パソコン更新事業ですけど、これ予算のときにも今度の学習指導要綱のICT化をにらんでということで入れるということでお話を聞いとったんですが、現実もう入っているんでしょうけど、そういう方向性で進んでるんですか。
43: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
44:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 基本的に二つ、この目的があって、一つが校務支援を行うこと。もう一つが、例えば授業に使うための教材づくりをするときに、職員間で連携して行えるようにすることがございます。先々ですね、いろんなパソコンを使ったですね、教材づくり、または新学習要領に沿った、のっとったですね、教科の充実化を図るためにですね、使う予定にはしております。
また、
子どもたちに対してはですね、いろんなところで今ちょっと協議を市のほうでも行っているんですけれども、別なパソコンまたはタブレット等の導入等によってですね、
子どもたちのICTの能力、またその活用を図っていこうかなというふうに研究しているところでございます。
45: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。
46: ◯副委員長(中原智昭君) ということは、もちろん各学校の教員相互の連携とかっていうのも、このパソコンでとれるようにシステムを組んであるんですか。
47: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
48:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) いや、そこまでは行っておりません。一つの学校内のですね、先生たちのLANを組むという形になります。だから、学校間につきましてはですね、今、その方向性については内部でも検討はしておりますけれども、今のところその想定はございません。今回のこのシステムついては、それは入っていないところでございます。
49: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。
50: ◯副委員長(中原智昭君) 今後は検討していくという方向性ですか。
51: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
52:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 予算も伴うことでもございますので、そこら辺は、ちょっと慎重に取り扱っていきたいなと思っております。
以上です。
53: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。
54: ◯副委員長(中原智昭君) 別のところなんですけど、67、68の
登校サポートで、68ページの一番下の表、不登校状態による児童生徒の状況の括弧の中の説明のときに、左側が登校できるようになった数で、右側は改善が見られた数と。この改善というのはどういうことを意味するんですか。
55: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
56:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 改善といいますのは、学校に行けなかった子どもがですね、学校に行ってみたい、または学校に行くアクションを少し起こした、そういったものを改善というふうに捉えております。だから、不登校の、ちょっとこれは理念的なものかもしれませんけれども、不登校になっている子どもというのは、学校自体に行けなかった、また、学校に行こうとしても体がついていかなかった、そういった
子どもたちなんですけれども、改善というのはそれが、もう前向きな、前向きに行こうと思っていますとかそういった意思表示がされた、そういったものも含めているものでございます。
以上です。
57: ◯委員長(與國 洋君) 金堂委員。
58: ◯委員(金堂清之君) 65ページの上のパソコン事業、更新事業ですけども、これは随意契約されたんですか、それとも一般競争入札されたんですか。
それと、下の
コミュニティ・スクール、これは8校しかないですけれども、後の4校はどういうふうな状況なのか、ちょっと御説明をお願いします。
59: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
60:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) まず
教員用パソコン事業なんですけれども、これは入札によってですね、業者を決めております。ということで今回、この残がでているのは、入札残が基本となりますので、入札、だから随意契約というわけではございません。
それと、下のですね、土曜日の
教育活動推進事業のほかの学校はどうなっているかということですけれども、この前の年度にはですね、北中ブロック、西中ブロック、これを27年度、28年度行っています。春日北小学校、日の出小学校、春日西小、白水小というふうになっております。で、29年度は、
春日小学校、東小学校、
須玖小学校、天神山小、それと春日原小、南小、大谷小、春日野小ということで、全部の小学校が29年度までに少なくとも一度はまなびや春日を行ったというふうに捉えています。
以上です。
61: ◯委員長(與國 洋君) 金堂委員。
62: ◯委員(金堂清之君) 更新事業ですけれども、一般競争入札ということで安心しましたけども、随意契約するならば、年々その契約するたんびに高くなっていくという状況が生まれますので、その辺は一般指名競争入札で、安い単価でいいものを購入するということに努力してください。
63: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
64:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 心がけていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
65: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。西川委員。
66: ◯委員(西川文代君) 63ページの
コミュニティ・
スクール事業です。
コミュニティ・スクールはですね、やはり本市の特色であり、大きな成果を出している事業と思ってます。ただ、この2番目のところのですね、
教育委員会事務局の取り組みっていうことで、(1)のところですね、
コミュニティ・
スクール進捗状況評価による現状把握と検証ということで、長くやって定着はしているんですけど、さまざまな課題というかですね、課題というか、今後もうちょっとこういうところを進めていきたいというようなところなど、この現状把握、そして検証の中に何か出てきていますか。
67: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
68:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君)
コミュニティ・スクールの進捗状況における検証の結果ですけれども、こちらのほうに表も載せておりますが、64ページの成果のところに表も載せております。これはもう成果認識として評価者のほうが示したものを抜粋しております。この中でも、やはり毎年、浸透状況とかですね、そういうものも上下しているところがあります。これを定着させることがまず大事だと考えております。特に運営協議会を中心とした事業になりますので、運営協議会の中での協議事項、検討事項を充実させるということで、今年度はその中での熟議をしていきたいというふうに考えております。
また、子どもに関しましても、子どもがいかに参画していくか、4者で目標を共有するということを課題にして、それも重点目標として、本年度も取り組んでいるところでございます。
69: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。
70: ◯委員(西川文代君) これはちょっと数値化できる部分での評価で、私が
コミュニティ・スクールの
学校運営協議会の委員をしてたときは、言葉で書くところというのもあったんですね。それは今、評価表の中にはないんですか。特に気づいたことを書く欄というのがあったんですけど、そこら辺の評価の表のほうはどうなっていますか。
71: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
72:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 現在の進捗状況評価に関しましては、文字、言葉で書くところはございません。
73: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。
74: ◯委員(西川文代君) そうしましたら、そういう一校一校のですね、いろんな課題、感じているところみたいなのを表現するというか、意見する場っていうのは、こういう文書じゃなくて、会議の中で伝えるっていう形ですか。
75: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
76:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) この評価結果は運営協議会の中に公表しますので、その中で各学校の課題について共有を図っているところです。
77: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。
78: ◯委員(西川文代君) やはり感じるのはですね、自治会の役員さんとかはですね、すごく意識が高くて、頑張ってらっしゃると思いますけれども、やはりなかなか裾野が広がらない、地域にですね。やはり
コミュニティ・スクール、地域で子どもを一緒に育てる人はやっぱたくさんあったほうがいいので、そこら辺は私は課題かなと思っていますので、今後そこらあたりも進めていっていただきたいと思います。
以上です。
79: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。野口委員。
80: ◯委員(野口明美君) 66ページの一番下の
小学校外国語活動及び
外国語指導事業に関しましてですけども、これ、平成29年度は6人の指導員の雇用になっておりますけれども、これは全て外国人なんでしょうか。
81: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
82:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) ALTは4名になります。日本語、英語ができる日本人がここにある6名ということになります。
以上です。
83: ◯委員長(與國 洋君) 野口委員。
84: ◯委員(野口明美君) この小学校のこの外国語指導の目的がありますけども、これに到達するために、今、市単費で6人ですけども、この12小学校において適正な指導員数は何人ぐらいおったらいいかと見ておられるんでしょうか。
85: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
86:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 市
教育委員会としては、一応6名でですね、まかなっているというふうに考えております。もちろん人数が多ければ多いほどいいんですけれども、やはりその予算をですね、いろんなところでですね、やっぱり活用していきたいということもございますので、最適かどうかはちょっといろんな検討が必要かもしれませんけども、6人で十分に運営できているというふうに考えております。
以上です。
87: ◯委員長(與國 洋君) 松尾委員。
88: ◯委員(松尾徳晴君) まなびや春日の分の66ページの上ですけど、テストの正解率が出してあります。これ、具体的にどういうふうにして比較したんですかね。
89: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
90:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 66ページの一番上のほうの表の
算数確認テストの正解率というところになりますよね。これは、単元が終わった後とかにですね、テストを行いまして、そのテストを集計したものになります。その中で、基本的に実施前と実施後、同じ子どもが来ておりますから、その子どもさんのテストの比較をしていくといったところになっております。ただ、この単位につきましては、パーセンテージでしておりますので、子ども一人一人がどういうふうになったかというよりも、総体的にですね、どれだけ変わっていったかというのをあらわしているグラフになります。
以上です。
91: ◯委員長(與國 洋君) 松尾委員。
92: ◯委員(松尾徳晴君) 試験の内容はもちろん別の問題ですよね、同じ問題じゃないですよね。
93: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
94:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) もちろん別の問題になります。
以上です。
95: ◯委員長(與國 洋君) 松尾委員。
96: ◯委員(松尾徳晴君) 5年生はちょっと少なくなっている、点数が下がっているような感じがするんですけど、それは何かありますか。
97: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
98:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 誤差の範囲だと考えております。もちろんですね、5年生の後期を見るとですね、数字は下がっております。しかし、全体的にですね、上がっております。ただ、もちろん極端にですね、できなかった子が出てくる場合もあります。そういったときに、テストの点数が相対的に下がっていくというふうな、そういった一つの例じゃないかなというふうに捉えております。もちろん、子ども一人一人を見るとですね、確実に上がっている様子がうかがえる、そういうふうに学校からも聞き及んでおります。
以上です。
99: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。松尾委員。
100: ◯委員(松尾徳晴君) ちょっと誤差の範囲ていうことであれしたんですけど、お聞きしたんですけど、誤差で、5%ぐらいだったら誤差ということなんですか。
101: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
102:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) まずですね、テストの内容が違いますので、たまたまその子どもさんが休んだり、時々休んだりしているときがございます。テストするときに、ずっと毎日毎日来ている子どもであればですね、そのテストがかなり上がっていると思いますが、時々休まれている子どもさんは、その単元のところが出てくると、テストがちょっとできなかったといったところもお見受けしていると聞いております。
だから、5%だから誤差の範囲と言うよりも、数値っていうのは、いろんなとり方はあると思います。ただ、5%が低いから効果がなかったというふうには捉えていないというふうに申し上げたいと思っております。
103: ◯委員長(與國 洋君) 松尾委員。
104: ◯委員(松尾徳晴君) あれはわかりますけど、いろいろ誤差ていうのと今の説明ていうのが、ちょっと僕は理解できないんですけどね。ちょっともう一回、説明お願いします。
105: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
106:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 済みません、・・という言葉がですね、適正かどうか、適正でなければ、言葉として取り下げたいと思います。テストを集計してですね、その点数を子どもの数で割る、そういった算数的な数値を比較したところで、このパーセンテージを出しておりますので、子ども一人一人がですね、真剣にテストを行っているといったところはですね、各学校ともですね、認識しております。ただ、あくまでも確認テスト自体の点数が、一部分がですね、極端に低い子どもさんがいた場合、全体的に引き下げてしまうという傾向も否めないかなというふうに思っております。・・ていう言葉が不適正であれば、取り下げたいと思います。申しわけございません。
107: ◯委員長(與國 洋君) 松尾委員。
108: ◯委員(松尾徳晴君) わかりました。ありがとうございました。
それと次にですね、ことばの
教室移転事業、68ページですね、68ページの初めのところ、2番目かな、ことばの
教室移転事業ですね。いいですかね。それについてですけど、これ、どのくらい費用がかかったんでしょうかね、解体について。
109: ◯委員長(與國 洋君) 値段ね。出ますか、移設代金と解体代金のことだと思いますけど。教育部所掌ですかね、その数値は、数値の把握は。高瀬課長。
110:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) この移転につきましてはですね、移転の工事費につきましては、合わせて決算額が2,575万8,000円です。内訳については、ちょっと確認する時間が必要となりますので、少々時間をいただきたいなと思っておりますが、よろしいでしょうか。
111: ◯委員長(與國 洋君) はい。松尾委員。
112: ◯委員(松尾徳晴君) それと一つ聞き漏らしたんですけど、はーと館の名前が「ことばの教室」が、通級指導何とかになったんですね。
113: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
114:
◯学校教育課長(高瀬光弘君)
通級指導教室に変わりました。
以上でございます。
115: ◯委員(松尾徳晴君) ありがとうございました。
116: ◯委員長(與國 洋君) ただいまの松尾委員の質疑に対して、・・という表現を高瀬課長が言われましたけれども、取り消しということを言われております。皆さん、取り消しということについてよろしゅうございますか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
117: ◯委員長(與國 洋君) じゃあ、取り消すということで、・・という表現については削除させていただきますので、よろしくお願いします。
そのほかありませんか。西川委員。
118: ◯委員(西川文代君) 土曜日の
教育活動推進事業ですね、65ページです。これ、3年間やり続けて、そして、今年度からまたちょっと違った形でですね、引き続きレベルアップした形で取り組まれているのはすごくうれしく思っています。で、この29年度がですね、28年度は大学生ていうのは出てきたんですけど、高校生も含めて、民間の教育事業者に依頼し、当日は大学生及び高校生を中心に、それぞれの理解度に合わせた少人数指導を行いましたと。高校生のボランティアかと思いますけど、これはどちらのほうの学校からとか、何か来てたのかなと思いまして、ちょっとお尋ねします。
119: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
120:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 高校生につきましてはですね、ボランティアということでお呼びしているんですけれども、おおむね春日高校と筑紫女学園高校のほうから来ていただいたと聞いています。
以上です。
121: ◯委員長(與國 洋君) ちょっと私のほうから確認したいことがあるんですけれども、不登校対策でいろんな処置をして、ソーシャルワーカーだとかいろんなのが配置されたり、不登校対応策があってます。不登校のそれぞれの原因というのはなかなかわからないと思いますけれども、皆さんが一生懸命、ソーシャルワーカー等活動している方々から、不登校の原因を究明したりですね、あるいはその改善に向けた情報交換というようなことは、この中では行われないんですか。そういう体制はどのようになっているんでしょうか。
高瀬課長。
122:
◯学校教育課長(高瀬光弘君)
教育支援センターを中心にですね、いろんな学校、各学校または代表者、また例えば不
登校専任教員のですね、会議が行われております。その会議が大体、年間4回あるところもあれば、毎月行っている会議もございます。そういったところで情報交換を行います。また、例えばスクールソーシャルワーカーとのですね、福祉の主任児童委員との協議も行ったりいたしております。そういった、いわゆる会議を通しての情報連携というのは常に行っているところでございます。
以上です。
それは
教育支援センターのですね、一つの事業の中でですね、組み込んでいるといったところの整理になります。
以上です。
123: ◯委員長(與國 洋君) 非常に不登校が多いので、
教育委員会としても立ち上げなきゃいけないじゃないかと思いますね、原因の追及と解消に向けて。そういうためにも、今の言われたような連携はちゃんと市としてもきちんと対処していくことが、不登校という意味では多いと思いますので、せっかく配置されている要員を有効に活用するということについて、どのように思っておられるかだけお聞きをしたんです。
高瀬課長。
124:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 原因につきましては、原因と言ったり要因と言ったりするんですけれども、不登校になるきっかけというのは多種多様にございます。おおむねですね、学校に起因するもの、それとか家族、本人に起因するっていう三つに大別はされておりますが、学校、家族と本人に起因するもの、合わせると大体6割を超えるような数字も確認されております。
またですね、いろんなきっかけの内容につきましては、例えば本人に起因するものとしては無気力とか、それとか情緒の混乱、また家族に起因するものとしては、急激な環境の変化、そういった分析も一応行っております。ただ、新規で来られる方がですね、さまざまな要因を持ってこられておりますので、一つだけの要因というわけではございません。ただ、要因分析につきましては、
教育支援センターを核にですね、いろんな分析を今、行っているところになります。ただ、解消とか改善とか、そういったところはですね、1年間だけで見られるものではございません。
125: ◯委員長(與國 洋君) いいです、詳しいことはいいです。ただ、連携をしっかりとって、分析をしていかなきゃいけないということを言ってるんですよ。そういうことをやっておられるかどうかっていう形でお願いします。
126:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 常に心がけておりますが、いま一度ですね、尽力していきたいと思っております。
以上でございます。
127: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。
128: ◯副委員長(中原智昭君) 済みません、ちょっと根本的なこと聞きたいんですけど、
登校サポートの件ですけど、ずっとやっぱり何年も春日市は不登校児童がふえているんですが、根本的に
教育委員会としては学校復帰に向けて指導されてるんですか。それとも、ある程度、例えば
教育支援センターなら、そこはそこで、学校に行けない子は行けない子で、例えば、そこの世界の中で、どう言ったらいいですかね、やっていけることを目指している。根本的なことですけど。
129: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
130:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 根本的なんですけれども、もちろん子どもがですね、不登校になっている子どもが学校に復帰する、いわゆる登校日数をふやすということはですね、一番望ましい形だと思っております。なぜなら、学校、勉強する、その機会を与えるとともにですね、いろんな友達とのかかわり合いの中で社会性を伸ばすと、そういった意図がございます。それとともにですね、やっぱり引きこもりで、全然、学校に1日も来られていないような子どもに対してもですね、少しでも働きかけをして学校に来るといった方策も必要だと思います。
よく言われています
教育支援センターとかでの支援はどうなるかということなんですけれども、もちろん
教育支援センターは出席扱いになりますし、学校に来れなくて、ちょっと違うところだったら行けるといった子どもがおりますので、そういった子どもに対してはちゃんと場を提供してですね、支援をしていきたいと思っております。
だから、さまざまな子どもの状態を見てですね、その対応を行っているんですけれども、やはり出席をしていただきたいなというふうな方向で力を注いでいるところでございます。
以上です。
131: ◯委員長(與國 洋君) 神田部長。
132:
◯教育部長(神田芳樹君) そういう意味でですね、一人一人やはり状況が違いますんで、それこそスムーズにですね、こちらの意図どおりに学校に結びついている方もおれば、なかなか、保護者を含めてですね、御理解や進展がないとかいうのもございますんで、全体的には大きく分けて課長の言ったとおりだと思いますけど、具体的には各学校や
教育支援センターで、一人一人の子どもや保護者の状況に応じてですね、少しでも何らか課題は改善するようにいうところも大きな視点に思って、捉えてやっておるというふうに認識しています。
133: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。
134: ◯副委員長(中原智昭君) 結局ですね、この
登校サポート支援というのを特に、例えば中学校の不登校になると、親の関心というのは確かに進学になってくると思うんですけど、例えばその部分、学校に行けなくても、やっぱり高校に進学できる体制というか、そういう部分にかなりお金を使っていくべきだと思うんですけど、そこのところ、考えというのはあるんですか。
135: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
136:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 高校進学もですね、
教育委員会としてですね、不登校に対する支援のあり方の考え方の一つの大きな柱になっております。だから、進学率を上げる、いわゆる子どもがちゃんと、不登校で学校には行けなかったけど、次のステップにですね、引き継げるようにですね、取り組んでいるところでございます。
なおですね、高校進学もありますし、もうそこから働きに出たいといった個別の考えがございますので、それについては寄り添って対応していきたいなというふうに考えています。
以上です。
137: ◯委員長(與國 洋君) 金堂委員。
138: ◯委員(金堂清之君) この件ですけどね、今説明をお聞きしよったら、本当に今課長が説明されようとは無責任、無責任のような言い方をされますって。だから、
教育委員会として、こういう方々に対してどれだけのサポートしていくかが問題やないかなと。
教育支援センター、
教育支援センターって、実際はそこの学校の子どもでしょう。これがイコールこのままあれしたら、いじめの問題にもなってくると思いますよ。その点はやっぱし今、皆さん方から御質問ありましたけれども、真剣に学校としての対応を明確に出していかんと、この不登校の問題は片づいていかんと思いますよ。
教育支援センター、
教育支援センターって、逃げ道は
教育支援センターっていうような言い方されてますけども、もう少し真剣な説明をしたほうがいいんじゃないかなと思って。無責任きわまりないような説明やったですけどね。
139: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
140:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 説明が不十分で、言い方について御不満があれば、本当に申しわけなかったと思います。
教育委員会として、もちろん学校との連携、それと
教育委員会としての位置づけてあります不登校を中核とした
教育支援センターとのですね、連携を深めながらですね、子どもに沿った対応をですね、密にやっていきたいと考えております。
言い方が、心がちょっと入っていなかったということでございましたら、本当申しわけなかったと思っております。
141: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありますか。米丸委員。
142: ◯委員(米丸貴浩君) 決算ですから、教育部だけの話になってしまわなきゃいけないのはわかってるんですけども、この不登校に関してはですね、もう先ほど部長も課長も言われたように、要因というのはもう
教育委員会だけのことではないのは、もうここにいる皆さん、全ての方が理解されている。そうであればですね、次年度につなげるためには、保幼小連携、これがやっぱり
教育委員会としても根本にはやっぱりあるわけでしょう。そういう形で、今後こういう不登校対策には立ち向かっていきたいと、方向性としては保幼小連携なんだということをおっしゃっていただければ、ちょっとすっきりしたのかなと思っておりました。いかがですか。
143: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
144:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 保幼小連携、もちろん就学前の子どもからのですね、いわゆる予防の側面からのアプローチというのは必要だと思っております。それに対しても長年、福祉分野と連携、どういったことができるかというのをずっと研究を重ねているところですが、委員さんの御提案、御意見もですね、十分に尊重しながら、今後の協議を深めていきたいと思っております。
145: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
146: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、次の説明に移ってください。藤井教務課長。
147: ◯教務課長(藤井謙一郎君) おはようございます。主要の施策の成果、ページ、70ページをごらんください。よろしいでしょうか。
小学校既設空調設備改修事業についてであります。
当初予算額1,741万4,000円、
最終予算額1,328万4,000円、413万円を減額補正しています。決算額1,328万4,000円、執行残額ゼロ円でございます。
目的でございます。老朽化した空調設備を更新することにより、省エネルギー化と教育環境の改善を図るものであります。
内容でありますが、春日南小学校の職員室、校長室、保健室、OA教室、また、天神山小学校のコンピューター教室等の空調設備の改修事業でございます。
成果でございます。省エネルギー化を図るとともに、教育環境を改善することができました。
次に、一つ下をごらんください。小学校普通教室空調設備整備事業についてであります。当初予算額2,317万3,000円、
最終予算額2,059万2,000円、258万1,000円を減額補正しています。決算額2,059万1,000円、執行残額1,000円でございます。
目的でございます。春日原小学校、春日野小学校を除く市内10小学校の普通教室に空調設備を整備することにより、教育環境の改善を図るものでございます。
内容でございますが、10小学校の普通教室への空調設備整備のための現地調査を行い、必要な設計図書の作成を行っております。
成果でございます。平成30年度に行う10小学校の空調設備整備工事の設計を完了いたしました。なお、本件につきましては、本年度夏休み中に工事を実施し、夏休み明けから空調設備は稼働、利用していただいております。
次に、一つ下をごらんください。小学校大規模改修事業についてであります。
当初予算額798万3,000円、
最終予算額2億7,529万3,000円、繰越額2億7,026万2,000円、295万2,000円を減額補正しています。決算額2億4,094万9,000円、執行残額3,434万4,000円でございます。
目的でございます。老朽化した小学校施設の大規模改修を行い、教育環境の改善及び建物の耐久性の確保を図るものであります。
内容でございますが、春日南小学校屋内運動場の大規模改修工事設計業務と平成28年度に設計を実施した天神山小学校の29年度の工事を行いました。
成果でございます。春日南小学校において、平成30年度に行う大規模改修工事の設計を完了いたしました。また、天神山小学校において、昭和55年度に建設された普通教室等の大規模改修工事を実施いたしました。
なお、この小学校大規模改修事業につきましては、お手元に配付されてあるかと思いますが、別紙2の平成29年度決算における実質収支の主な内訳の中で、執行残が多かった主な歳出の項目3に上がっておりますが、こちら、執行残額3,434万3,920円につきましては、基本設計をもとに予算編成を行ったところでございますが、その後、基本設計に基づいての工事の実施及び工費の内訳明細書の作成を行う実施設計の段階で工事費の具体的な積算を行いました。これにより、工事費当初予算額2億6,642万2,000円に対し、設計額2億3,671万2,240円、契約額2億3,207万9,040円となり、当初予算額から契約額を差し引いた3,434万2,960円が不用額となっております。この不用額につきましては、繰越明許費であることから補正減を行うことができず、不用額となったものでございます。
次に、71ページになります。小学校屋上防水改修事業についてであります。
当初予算額1億8,853万3,000円、
最終予算額1億7,360万円、1,443万6,000円を減額補正、49万7,000円を減額流用しています。決算額1億7,359万9,000円でございます。執行残額は1,000円でございます。
目的でございます。春日野小学校、春日南小学校、
須玖小学校、
春日西小学校で老朽化している施設の屋上防水工事を行い、教育環境の改善及び耐久性の確保を図るものでございます。
内容でございますが、4小学校の屋上防水工事のために現地調査を行い、方法を比較・検討し、設計監理及び校舎屋上防水改修工事を行っております。
成果でございます。小学校4校におきまして屋上防水改修を実施し、防水効果を上げることで教育環境を改善し、建物の耐久性を確保することができました。
次に、一つ下をごらんください。天神山小学校増築事業でございます。
当初予算額1億4,291万1,000円、
最終予算額は同額でございます。決算額1億4,117万7,000円、執行残額173万4,000円でございます。
目的でございます。星見ヶ丘地区の開発行為に伴う児童数の増加に対応するため教室を増築し、教育環境の確保を図るものでございます。
内容でございますが、児童推計により、今後必要となる3教室を増築するものであります。
成果でございます。3教室の増築工事を完了し、児童数の増加に対応した教育環境を確保することができました。
次に、72ページをお開きください。中学校普通教室空調設備整備事業についてであります。
当初予算額379万8,000円、
最終予算額1億7,933万7,000円、繰越額1億8,166万円、105万2,000円を増額補正、108万4,000円を増額修正、825万7,000円を減額修正しています。決算額1億7,930万1,000円、執行残額3万6,000円でございます。
目的でございます。
春日中学校、春日東中学校、春日西中学校、春日南中学校、春日野中学校の5校の普通教室に空調設備を整備することにより、教育環境の改善を図るものでございます。
内容でございますが、
春日中学校、春日東中学校、春日西中学校、春日南中学校の4校の普通教室に空調設備を整備することにより、教育環境が改善されるとともに、春日野中学校の空調設備整備のための現地調査を行い、必要な設計図書の作成を行っております。
成果でございます。春日野中学校において平成30年度に行う工事計画を策定することができました。また、
春日中学校、春日東中学校、春日西中学校、春日南小学校において空調設備が整備されたことにより、教育環境の改善が図られました。
次に、一つ下をごらんください。中学校大規模改修事業についてであります。
当初予算額1,573万3,000円、
最終予算額1,074万6,000円、340万6,000円を減額補正、108万4,000円を減額修正、49万7,000円を減額修正しております。決算額1,074万6,000円、執行残額はゼロ円でございます。
目的でございます。老朽化した中学校施設の大規模改修を行い、教育環境の改善及び建物の耐久性の確保を図るものであります。
内容でございますが、春日西中学校屋内運動場の大規模改修工事設計業務を行いました。
成果でございます。春日西中学校において、平成30年度に行う大規模改修工事の設計を完了いたしました。
教務課に関連する分につきましては、以上でございます。
148: ◯委員長(與國 洋君) ここで一旦区切りたいと思います。ただいまの質問の中での質疑をお受けしたいと思います。質疑はありませんか。
岩切委員。
149: ◯委員(岩切幹嘉君) 72ページの中学校の空調の整備事業でありますけども、ここ数年、最近ですけども異常気象で、相当気温が高くなっております。で、教室の温度の設定がですね、高過ぎて、そこに、教室に座ってるだけでも汗が出るっていう声が上がってきているかと思いますが、やっぱりこの温度設定をですね、やっぱりいい環境づくり、学習するいい環境づくりのためにはやっぱり、しっかりとその辺の対応も必要かと思いますが、あんまり気温下げ過ぎると電気代が高くなると、経費の問題もあろうかと思いますが、そこ辺の対応はどうされているのか。
150: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
151: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 今、委員御指摘のとおりですね、中学校においてはことし夏季休暇前、猛暑であったこともございまして、せっかく空調を導入しているのにもかかわらず、若干気ききが悪かったということで、学校のほうからも相談を受けているところでございます。この分につきまして、空調機に自動的に制御がかかり、エアコンのききが悪くなったというところでございまして、その部分につきましては、各学校のほうに出向きまして、この空調の調整を行わせていただいております。
また、学校に対しましては、空調機の使用の手引というのを各学校にお渡ししておりまして、そちらの基準に沿って運用していっていただいているところでございますが、昨今のこの暑い状況、また環境的にもPM2.5など、気温が高くなくても、どうしても窓を閉めておかなければいけないような状況も発生しておりますので、そういった部分につきましては、学校長の裁量によって適切に運用していただいているところでございます。
152: ◯委員長(與國 洋君) 岩切委員。
153: ◯委員(岩切幹嘉君) 後手後手にならないようにですね、せっかく空調を整備して随分と、やっぱり時間がかからないようにですね、現場の対応をしっかり今後ともしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
154: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
155: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 今、委員御指摘のとおり、ほんとこのように貴重なお金をかけさせていただいて空調機設置しておりますので、学校の環境を適切に保てるように、後手にならないように対応してまいろうと思っております。
156: ◯委員長(與國 洋君) 川崎委員。
157: ◯委員(川崎英彦君) 済いません、予算というか決算ではなくて、今年度の運用の話が出たんで、それでちょっと追加で質問したいですけど、いいですか。今、調整してということで何とかなったということで理解していいんですかね。ちょっと聞いたお話では、使用量がふえるとセーブされて、エアコンがカットされ、電源が落ちるというか、とまる。とまるというふうな状態をシステムを変えて、それを修繕というか改善したという理解でよろしいですか。
158: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
159: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 今回、各学校の空調機につきましては、需要電力が空調機を設置することによって増加していくものでございます。そのため、電力需要を抑制する対策を講じる必要があったものの、学校という性質上、教育環境に配慮した対策が必要であると考えております。その中で、空調機の最大需要電力を管理しながら自動制御を行っておりますので、その分の対応をまず夏季休暇前、学校から連絡いただいた際にその都度対応しておりました。また、夏季休暇に入りまして、その期間中にまた対応しておりますので、夏季休暇後につきましては、今のところ学校のほうから、いわゆる暑さのことについてのいろいろな問い合わせは、今あっていないところでございます。
160: ◯委員長(與國 洋君) 川崎委員。
161: ◯委員(川崎英彦君) ありがとうございます。ちょっと難しい話で、僕にはあんまり理解ができなかったんですけど、来年度はこういうことはないということで理解していいですか。
162: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
163: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 今回、中学校につきましては昨年設置いたしまして、初めての夏を迎えたということで、確かに私たちの、もしかしたら検証が不十分だった部分もあるかと思います。ことしの夏の状況を踏まえまして、来年このようなことがないようには対処してまいろうと思っております。
164: ◯委員長(與國 洋君) 川崎委員。
165: ◯委員(川崎英彦君) ありがとうございました。で、関連して同じところなんですけど、春日野中学校が52教室の設計で、ほかのところは工事に入られたんですけど、教室の数が余りにも違い過ぎるんですけど、これは、済いません、説明をお願いします。
166: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
167: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 春日野中学校につきましては、航空機騒音に係る航空騒音防止対策事業として、今回、空調機の設置を進めておるところでございます。そのために、普通教室以外の、いわゆる職員室等の教室等もあわせて必要なところに対応しておりますので、教室数に違いが出ているものでございます。
168: ◯委員(川崎英彦君) ありがとうございました。
169: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。松尾委員。
170: ◯委員(松尾徳晴君) ちょっと空調の関係で今いろいろ説明いただきました。で、私なりにわからないところがちょっとありますので説明をお願いします。空調をつけることによって、電気代が当然上がると思いますね。それで、もちろん初めに動き始めるんですから、29年度は基礎の電気代があるじゃないですか。あれは予算上げられた。しかし、それについてオーバーする可能性が温度によっては出てくるので、それを自動的に、その決められた中で抑えるようなマニュアルとかをつくられたということですね。そして、それで日にちによってじゃなくて、何月から何月までやなくて、温度によって、それはかけるかけないは決めてあるんでしょうかね。そこの辺をまずお願いします。
171: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
172: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 今回のこの制御の部分についてなんですけれども、先ほど、猛暑により自動的に制御がかかったという部分につきましては、これは長い期間の部分ではなくて、いわゆるピーク電力というような形で、その瞬間瞬間、正確には30分間という区切りの単位があるんですけれども、その時間帯において、ある一定基準以上の電力消費することを抑えるための制御を行ったという形になっております。
173: ◯委員長(與國 洋君) 松尾委員。
174: ◯委員(松尾徳晴君) それは最大使用量を抑えるための、契約からオーバーする可能性があるからということですよね。違うとですか。
175: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
176: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 今申しました最大使用、瞬間的な使用量、各学校ごとになります。各学校ごとの使用量のいわゆるマックスの状態、そこの電気のマックスの状態をもちまして、それから翌1年間はそのマックスのところを基準額として電気料金の算定をすることになりますので、できるだけそのマックスの状態を抑えるような形でということで、この制御等も考えているところでございます。
177: ◯委員長(與國 洋君) 松尾委員。
178: ◯委員(松尾徳晴君) それは私の認識と一緒です。それはわかりました。
次いであと、温度の、クーラー使う、使わないなんですけど、次に。これについては、もちろんマニュアルがあるんでしょうけど、期間でよく何月から何月までていうような期間で設定する場合が役所は往々にしてあるんですよね。そうじゃなくて、やはり温度が何度以上なったら使うていうふうに今だんだん動いてきてると思うんですけど、そこら辺は学校に対してはどういうふうにしてあるか。
179: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
180: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 先ほど、小中学校に対しましては、空調設備の利用の手引をお渡ししているということでちょっとお話しさせていただきました。その中で、原則として、使用期間であるとか、温度はこの温度以上のときに使用してくださいということの原則は記載しておりますが、ただし、各学校長の裁量、御判断によりですね、使っていただくというような形で、運用していただくということで、今、対応はしているところでございます。
181: ◯委員長(與國 洋君) 松尾委員。
182: ◯委員(松尾徳晴君) ということは、校長先生の判断によって随分波が出てくる可能性があると。もちろんマニュアルの中ではきちっとしてるんでしょうけど、それからはみ出た分については、可能性はありますよね。
183: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
184: ◯教務課長(藤井謙一郎君) そうですね。学校によって、すごくきき過ぎているとか、その差が余り出るのはまたいろいろ、ちょっともしかしたらよくないことかもしれませんけれども、基本的には各学校とも、生徒、児童の学習環境に適した温度設定で授業ができるようにということで使っていただければというように考えているところであります。
185: ◯委員長(與國 洋君) これは運用の部分でありますので、この程度にしたいと思います。
186: ◯委員(金堂清之君) ちょっと申しわけないですが、春日野中学校、大体なら29年度に、ことしについとかないかんはずなんですが、今年のように暑い状況で、この春日野中学校は航空騒音の補助金が出るちゅうことで1年延ばしてありますけれども、春日野中学校の対応というか、今まで皆さん方はクーラーの中で入ってある、春日野中学だけ1年遅れるというのは、平等性から感じたら、ちょっと補助金の問題じゃありながらも1年延ばしたという状況で、その対応はどうされておるのかと、今、先ほど温度の設定の問題でいろいろ電気料の問題とか、何のためクーラーつけたとですか。
子どもたちが快適に勉強ができる状況にするためにクーラーつけようとでしょう。それが暑うしてたまらんじゃあ、本当、
子どもたちは何のためにクーラーのついとうとっていう言い方をしかねないと思いますので、その辺はやっぱし次年度に考えていただきたいなと思っております。
以上でございます。
187: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
188: ◯教務課長(藤井謙一郎君) まず、春日野中学校の空調の設置についてでございます。春日野中学校の空調設備につきましては、国土交通省を通して、今回補助金を受けているところでございます。その中で、国土交通省の決定を受けて、それから工事を行っております関係で、夏休み中に春日野中学校につきましては工事を完了することができない状況でございます。そのため春日野中学校につきましては、現在……。申しわけありません。春日野中学校だけが1年遅れたということで、そのことについての公平性ということでのお尋ねでございます。大変申しわけございません。今回、春日野中学校の生徒さんに対しては、今回、そうですね、補助金を受けるという理由が……。
189: ◯委員(金堂清之君) そういうことじゃなくて、それは遅れた分については、国の補助金もらいながらやっていく、市債を使わなくていいということやから、私はそれについては賛成なんですけれども、春日野中学校の生徒がことし夏、どういうふうな過ごし方をさせられたんですかって。それだけ1年遅らした関係でどうなったのかということをちょっと尋ねておるところでございますので、これは30年度の予算にという話になるかもしれませんけれども、
子どもたちの平等性からしたら、春日野中学校の生徒はかわいそうと思っておりますのでね、その辺どういう。何かあれをつけられたのか、扇風機だけで終わられたのか、その辺だけちょっとお聞かせください。
190: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
191: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 春日野中学校につきましては、夏休み中に空調機設置完了しておりませんので、9月以降の暑さ対策といたしまして、仮設の空調機を設置しております。この仮設の空調機ですが、春日野中学校は2階、3階、4階に普通教室がございますので、2階、3階、4階の普通教室のある廊下の部分に複数カ所、仮設の空調機を設置いたしまして、また、その冷気を有効に使うために、廊下を透明のビニールシートで幾つか仕切って、その冷気をもって、今、暑さ対策を行っているところでございます。
192: ◯委員(金堂清之君) ありがとうございました。
193: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
194: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、引き続き説明をお願いします。三丸課長。
195:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) それでは、72ページの一番下の段になります。星の館管理運営事業です。
196: ◯委員長(與國 洋君) どうぞ。
197:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 星の館管理運営事業になります。
当初予算額1,295万3,000円、
最終予算額は同額でございます。決算額1,276万2,000円、執行残額19万1,000円でございます。
目的は、天体観測施設としての特徴を生かした事業を通し、適切な施設管理を行い、青少年の健全育成及び市民の生涯学習を図ることでございます。
内容でございます。星の館の施設管理及び事業運営は、天文に関する専門的知識を有する業者に委託をしております。来館者向けの天体・天文現象の観望会や天文に関する工作教室等を実施しております。また、生涯学習のためのきっかけとして、スタッフと一緒に来館者に天文・天体等の案内を行っていただくボランティアを育成する勉強会や、子ども向けの講座等を行っております。運営体系及び来館者数は中ほどの表に記載をしておりますとおり、通常毎週金曜日から日曜日の週3日開館をしております。
成果でございます。月例の観望会や天文講座等のさまざまな事業を通して、大人から子どもまで、多くの方々に星や宇宙に親しむ機会と学びの場を提供し、青少年の健全育成及び生涯学習の推進を図ることができました。29年度は延べ1万5,630人の方々に御利用いただいております。なお、平成29年4月16日には、平成23年度開館から通算来館者数が10万人を突破し、年度末の累計来館者数は11万4,615人になりました。専門の天文指導員はもちろん、学習を続けてこられたボランティアの方々の楽しくわかりやすい天文解説等が来館数の増加につながっております。
次に、弥生の里児童画大賞展事業になります。
当初予算額236万7,000円、
最終予算額212万円、15万6,000円を減額補正し、9万1,000円を流用減額しております。決算額189万円、執行残額23万円です。
目的は、絵を描くことを通じて、
子どもたちの豊かな心と独自性を育み、作品を表彰することによって自尊感情と向上心を育むことでございます。また、作品を展示することにより、市民に児童画を身近に感じていただき、心の潤いを提供することでございます。
内容でございます。29年度はテーマを「感じるまま、思うまま、自由に描こう」として、福岡県内の小学生を対象に募集を行いました。洋画家、日本画家、彫刻家の専門家による審査を行い、本年1月27日にふれあい文化センターサンホールにおいて授賞式を実施し、入賞・入選作品は授賞式後、約2週間ギャラリーにて展示会を行いました。
成果でございます。74ページをごらんください。こちらの表に記載しております一番右が29年度分になります。本年度の応募総数は4,385点でございました。総応募点数は、昨年から112点増加いたしました。市内小学校からの応募も全体の5割を超えております。これは、児童画展の認知度が高まっていることに加え、テーマを自由としたことで、
子どもたちが豊かな発想で描くことができることが増加につながっていると考えております。また、市内小学生の作品も多く入賞しており、受賞の喜びを味わうとともに自尊感情も高まってきたと考えております。
次に、その下になります家庭教育学級事業でございます。
当初予算額341万3,000円、
最終予算額309万円、32万3,000円を減額補正しております。決算額は293万7,000円です。
目的は、家庭教育における保護者の役割が重要になってきていることから、一定の期間、計画的、継続的、集団的な学習の場を提供し、また、学級活動に参加できない保護者へも家庭教育を考える機会を提供し、家庭教育の向上を図ることでございます。
内容でございます。小中学生の保護者を中心に、さまざまな学習の場を提供いたしました。1の表は、年間を通して継続的な学びを行う家庭教育学級についてです。表の一番上の学習会は、講師を招いて行うもので、82人が学級生として参加いたしました。また、3段目に記載しておりますが、学級事業として、学級生みずからが企画運営するさまざまな学習も行っております。真ん中の公開講座は、学級生以外も対象とした事業で、多くの方々に学習の機会を提供しております。
2の入学説明会時における子育て講演会では、市内全小中学校で行われる入学説明会の場で、新入生の保護者を対象に、小学校では基本的な生活環境・生活習慣に関すること、中学校ではスマホ・SNSの使い方など、学校の希望を踏まえ入学までに家庭で行ってほしいことをテーマとして実施しております。
成果でございます。事業を通じて多くの方々へ家庭教育の重要性を学ぶ機会を提供することができました。1の家庭教育学級では、さまざまな講座を通して家庭教育の重要性を学ぶとともに、学級生が講座を企画運営することで学びと交流を深めることができました。また、学級から学校や地域などで活躍する人材を輩出することもできました。
2の入学説明会の子育て講演会では、特にふだんは学習会や公開講座などに参加できない保護者へ家庭教育の重要性を伝え、考えていただく貴重な場を提供することができました。
次に、75ページのアンビシャス広場づくり推進事業でございます。
当初予算額767万円、
最終予算額は同額でございます。決算額733万2,000円、執行残額33万8,000円です。
初めに、申しわけありません、内容の欄にも記載しておりますが、29年度から事業の手法を変えておりますので、そちらのほうから説明をさせていただきます。
この事業は、国、県の補助を受けて実施しております。28年度まで補助金の対象経費として活動を行う団体への補助金と委託料が認められておりましたので、活動団体への補助事業として実施をしておりました。しかし、29年4月に、県の
補助金交付要綱が一部改正され、対象経費から補助金が対象外となり、委託料のみが対象となりました。これを受けまして、平成29年度から実施団体と委託契約を結び、委託事業として実施しております。事業名も補助要綱にあわせて、アンビシャス広場づくり推進事業から放課後子供教室事業に変更しております。
なお、補助の対象要件となる活動内容等には変更はありませんので、各地で行われております活動はこれまでと変わりなく続けていただいております。また、アンビシャス広場という名称につきましても、通称名として使用を続けていただいております。
予算につきましては、年度途中のため、事業名の変更は行わず、事業名はアンビシャス広場づくり推進事業のまま、当初、19節補助金及び交付金で計上していたものを、13節委託料に流用して執行をしております。
それでは、内容の説明に入らせていただきます。
目的は、地域ぐるみで子どもを育む環境づくりのため、
子どもたちにとって身近な施設を活用し、地域住民の参画のもと、
子どもたちへの体験活動等の取り組みを行い、地域教育力の活性化、青少年の育成を通じた地域
コミュニティの充実を図るものでございます。
内容でございます。
子どもたちが放課後等に学校や地域公民館などの身近な施設で、安全で安心に過ごせる居場所、体験活動に取り組む場を、地域と学校が協働して提供しております。29年度は19広場、35会場で、
子どもたちにさまざまな体験交流活動を実施いたしました。また、市主催で、活動者のネットワークづくり事業として、活動にかかわるボランティアを対象に、かすがアンビネットを実施し、安全管理や活動の必要性等を学ぶとともに、交流と連携を図りました。
なお、次に記載してあります表は、アンビシャス広場の参加延べ人数及び開設延べ日数と、ネットワークづくり事業の概要でございます。
成果でございます。
子どもたちは、身近に安心して放課後を過ごす居場所が確保でき、さまざまな体験や地域の方々との交流を通して、地域をより身近に感じることができるようになりました。また、活動する方々も、地域の子どもは地域で育てるという目的と課題を共有することで、地域の課題にも主体的に取り組むという意識の向上が図られたと考えております。
次に、その下の段になります。成人式事業でございます。
当初予算額116万2,000円、
最終予算額137万2,000円、21万円を流用増額しております。決算額126万3,000円、執行残額10万9,000円です。
目的は、新成人の新たな出発を祝い、成人としての自覚を促し、青年を励ますことでございます。
内容でございます。平成30年1月8日成人の日に、ふれあい文化センタースプリングホールをメーン会場に成人式を行いました。対象となる新成人は1,298人、式典への参加者は1,008人でございます。当日は少雨に見舞われましたが、終始混乱もなく、和やかにとり行うことができました。式典の内容は中ほどの表に記載しております。企画運営は新成人6人で構成した実行委員が主体的に行っております。
成果でございます。成果の1点目として、式典等を新成人が主体的に企画運営する成人式を実施することで、参加者全体に一体感が感じられるものとなりました。当日参加した新成人は、式典の運営にかかわる実行委員の姿を見て、みずからも社会に参画することを意識するきっかけになったと考えております。
2点目に、実行委員自身が主催者としてみずから考え行動することで、自分自身の成長につながったと感じているところです。
3点目は、実行委員会議で人権や選挙について学ぶとともに、新成人みずからの視点で学習内容をまとめ、記念品であるアルバムに掲載し、新成人にも広く啓発を行うことができたことです。
また、今回はアトラクションで、須玖タカウタ遺跡から出土した土製鋳型の再現について紹介したことで、春日市の貴重な財産をPRするとともに、ふるさと意識を高めることができたものと考えております。
198: ◯委員長(與國 洋君) ちょっとここで切ります。時間も迫ってますので。ここで一旦切って、質疑をお受けしたいと思います。質疑はありませんか。
近藤委員。
199: ◯委員(近藤幸恵君) 75ページのアンビシャス広場づくりの推進事業でございますが、ここの中に小学校校区の大人や学校関係で組織する放課後子供教室運営委員会に委託していると書いてあります。この決算の中にその費用も入っているかと思うんですが、小学校ごとにこの運営委員会ですね、放課後子供教室運営委員会は構成されているのかということと、委託料は企画内容で変わっていくのかと、この2点をお尋ねいたします。
200: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
201:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 放課後子供教室事業につきましては、小学校区ごとに設けるというふうになっておりますので、12校区に教室を設けております。ただ、春日市におきましては19広場で活動をしております。この19広場を12校区に分けまして委託契約、そこで委員会をつくって契約をしております。
委託料につきましては、例年というか、これまでどおり、1広場につき15万円を委託料としておりますので、学校に配分している、所属している広場ごとによって委託料を算出しているところでございます。
202: ◯委員長(與國 洋君) 近藤委員。
203: ◯委員(近藤幸恵君) それでは、地域にあるアンビシャス広場と同じ委託料、ほぼですね、というお考えでよろしいですね。
204: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
205:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 広場、19広場ございます。実際に活動している会場は35会場になります。広場ごとに15万円の、それも単費で追加しているところもありますが、広場ごとの活動、会場ごとの活動も今度広場ごとにまとめまして、そこで算出し、その広場が受けた委託費を今度会場ごとで使えるように分配をしているところでございます。
206: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありますか。川崎委員。失礼しました。米丸委員。
207: ◯委員(米丸貴浩君) 72から73にかけての星の館管理運営事業ですけれども、来館者の推移を見せていただくと、27年度、28年度が大体1日当たりに換算したら平均で75から79人だったのが、29年度は94.1人と、率にしたら3割以上ふえたというのは、これ課長何がこういう要因なんですか。まずはそこから。
208: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
209:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 28年度、29年度でかなり増幅しております。これは特にですね、9月と3月に、月ごとに見ますと、9月と3月に増加しております。9月が昨年度、28年度の9月が709人でございました。これが29年度は1,535人。
210: ◯委員(米丸貴浩君) 何か特別なことが、そういう天体ショーみたいなのがあったわけですかね。それにしても、これだけの人が来ていただくということは、星の館の認知度が上がったこととあわせて、それから、星の館のこの委託されている方もそうでしょうけど、課長たちのやっぱりたゆまぬ努力の成果かなというふうに私は見てとってたんだけれども、そうじゃないんですか。であればですね、引き続きまたですね、もっと多くの人に来ていただくような魅力ある星の館にしていただきたなと思っております。どうかよろしくお願いいたします。
211: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
212:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 済いません、答え方が悪くて申しわけありません。ありがとうございます。委託、私たちもというかですね、委託事業所のほうも事業をいろいろ組んでおります。今言いました9月と3月に伸びているんですけれども、この日がやはり星を見る機会が多い時期になります。で、このときに、28年度よりも29年度のほうが晴天日が多かったというところが大きいです。あと、3月に関しましては、ちょうどお花見の時期とかですね、ありました。ただ、9月のいい時期を見計らって、星空コンサートなどそういう特別な事業も組んでるところもあると思います。今後も努力してまいります。
213: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。松尾委員。
214: ◯委員(松尾徳晴君) アンビシャス広場でお尋ねします。今回出していただいていますけど、これ例年と思いますけど、前年度との比較がちょっと難しいみたいなんですけど、これは変わったからあれしたのですか。前年度と比べるようにはしていないのはなぜか。
215: ◯委員長(與國 洋君) 前年度との比較が聞きたいと。三丸課長。
216:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 済いません、ほかのところで前年度と比較しておりますが、ここに載せておりません。申しわけありません。来年度から載せたいと思います。実質参加延べ人数は28年度に比べ、若干ふえているところであります。日数につきましては、そう変更はございません。来年度からこちらのほう掲載させていただきたいと思います。
以上です。
217: ◯委員長(與國 洋君) 若干ふえているということで、それに基づいて。
218: ◯委員(松尾徳晴君) これは各自治会で、例えば、地元を出して申しわけないんですけど、小倉の場合は、
春日小学校区でやって、そして、小倉と昇町っていうかな、それと
春日小学校でやっているという、それを15万円、地区で委託料が出てるんで、しているということなんですよね。
219: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
220:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) はい、そのとおりでございます。
221: ◯委員(松尾徳晴君) それから、各地区、地域ごとの人数っていうのは出してあるんですか。これが出てるてことは、当然出てると思うんですけど。
222: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
223:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 実績報告という形で出していただいてますので、各地区分はわかりますが、申しわけありません、ここでは把握しておりません。
224: ◯委員長(與國 洋君) はい。
225: ◯委員(松尾徳晴君) 最後に、これ結構波があるというように感じるんですけど、そのところはどうなんですか。それと、もし波があったら、それに対する人数のですね、多いところと少ないところという意味なんですけど、それが課題になってくると思いますけど、それに対する対応をどうされるか。波がなければ、もうそのままでいいんですけど。多いところと少ないところはかなり差があるんじゃないかなと思います。
226: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
227:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 今、委員おっしゃったとおり、活動の内容によって参加する子どもも変わってまいります。で、いろいろな取り組みを各地区でやっておりますので、こちらに記載しておりますけれども、アンビシャス広場ネットワークづくり事業ということで、活動者を集めて年に2回学習会と交流会を行っています。その中で情報交換を行い、よいものは取り入れていただくというふうな手法をとっているところでございます。
228: ◯委員長(與國 洋君) そのほかに。西川委員。
229: ◯委員(西川文代君) 今のところです。アンビシャス広場づくり推進事業ですね。成果のところの一番最後に、昨年もこの一文がありましたが、今後は活動を担う人材の確保に努める必要がありますということなんですね。で、やはり私が住んでる地区のアンビシャス広場も、誰かおらんねっていう声がですね。なかなかやっぱ継承者がいないていうことが悩みみたいで、そこらあたりに関しての何かアドバイス等、各広場に対するですね、とか行政の支援、そういうのはありますか。
230: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
231:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) ありがとうございます。本当にこれは長年の課題として続いているものでございます。行政としましては、地域活動指導員という嘱託職員を雇用しております。その職員が各広場を順次回って、活動の状況等を把握し、不足、悩み等を聞いています。それを持ち帰り、できる限り自治会なりPTAなりにつなげて活動者をふやしていきたいという思いはありますので、そこを続けてまいりたいと思っています。
232: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。
233: ◯委員(西川文代君) とにかく子どもをですね、預かって、やっぱ責任のある仕事っていうかですね、で、ボランティアということで、やはりなかなかですね、後継者がいなくて、高齢の方がですね、かなり頑張ってらっしゃるっていうのを地区でも印象を受けています。なかなかこれ難しいと思いますけど、いい活動ですので、やはり担ってくださる方がいないとできないことなので、いろいろですね、他の自治体の例とかも、どうやって人材を確保したかとか、そこら辺も調査研究しながらですね、支援していっていただきたいなと思います。
以上です。
234: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
235: ◯委員長(與國 洋君) なしと認めます。
ここで午前中の分を一旦区切りたいと思います。午後は予備の時間になっておりますので、午後に以降繰り越したいというふうに思います。
それでは、ここで暫時休憩させていただきます。午後の開始は13時、1時から実施いたします。よろしくお願いします。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午前11時54分
再開 午後0時59分
──── ─ ──── ─ ────
236: ◯委員長(與國 洋君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
最初に、ことばの
教室移転事業に伴う補足説明をお願いします。
神田教育部長。
237:
◯教育部長(神田芳樹君) 担当課長のほうから費用の内訳、報告させます。
238: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
239:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 午前中のことばの
教室移転事業に関しまして、松尾委員から工事の内訳、工事の費用についてですね、お問い合わせがあった分で、数字がわかりましたので回答させていただきます。
ことばの
教室移転事業につきましては、移転費用にかかわる部分が2,197万8,000円、解体費用に伴う部分が378万円、それと、監理業務にかかわる分が39万5,280円です。これトータルいたしまして、決算額の2,615万3,000円となるところになります。
説明は以上です。
240: ◯委員長(與國 洋君) いいですかね。
それでは、主要な施策の成果が22ページの図書館運営事業から審査を開始いたします。済いません。22じゃない、76ページ、77ページですね。済いません。説明員の説明を求めます。
市場地域教育課主幹。
241: ◯地域教育課主幹(市場結実君) 76ページです。中ほどの事業名、図書館運営事業となります。
当初予算額8,590万7,000円、
最終予算額は同額、決算額8,538万9,000円、執行残額51万8,000円です。
目的です。豊かな人間性を育むことができる市民生活を実現するため、図書館を中心とした読書の
まちづくりの推進及び子どもの読書活動の推進を図ることです。
内容です。市民の暮らしに役立つ図書館を目指して、図書館運営及び関連事業を行いました。
成果です。1、図書館基本運営業務です。済みません、78ページの別紙をごらんください。1番、図書館基本運営業務の平成29年度の主な数値として、上から4行目、貸し出し者数は17万3,205人。上から5行目、貸し出し冊数は80万1,750冊。1の一番下の行です。29年度末の蔵書数は34万176冊となっております。
76ページにお戻りいただいて、成果の1として、貸し出しを初め、さまざまな図書館サービスを提供することにより、豊かな人間性を育むことができる市民生活を実現する生涯学習の拠点としての機能を高めました。
次に2、子どもの読書活動の推進です。78ページの別紙をお願いします。2、子どもの読書活動の推進には、市民図書館から小中学校への貸し出し冊数、4カ月健診でのファーストブック事業、絵本配布冊数を記載しております。あわせて、78ページ中ほどの図書館主催事業の一覧、左端の一番上の項目、子ども向け事業と2番目の項目の講座等の1行目から5行目に記載した事業を子どもの読書活動の推進事業として実施いたしました。
76ページにお戻りいただいて、成果の2として、小中学校図書館や読書ボランティア等との連携により、子どもの読書活動を推進し、読書習慣のさらなる定着を図りました。
次に3、課題解決支援です。済みません、たびたび。78ページの別紙をごらんください。3、課題解決支援の1行目、調査・相談・案内件数は2万8,546件となっております。
77ページにお戻りいただいて、77ページになります、一番上の行、成果の3として、ご案内・しらべものカウンターへの専任職員の配置、情報コーナーの設置及び健康講座、郷土講座などの実施により、利用者が抱える課題の解決の一助となりました。
次に、4、市民及び企業等との協働・連携による図書館づくりです。公募による市民委員2人を含む図書館協議会の開催、市民がサポーターとして参加する夜の図書館事業、棚の整理や本の修理を行う朝活などの市民参加事業の実施により、市民との協働による図書館づくりを推進することができました。また、児童カウンターで
子どもたちに人気のカタツムリをモデルにした図書館キャラクターの名前を募集したところ、201件の応募があり、「くるくる」という名前に決まりました。図書館内だけでなく、ホームページや図書館広報紙など幅広く登場し、
子どもたちが図書館に親しむ契機となりました。雑誌スポンサー制度では、市内企業等の支援21件、19万7,252円を受け、図書館資料の充実を図ることができました。
次に5、図書館利用が難しい市民へのサービスです。大活字本や朗読CDなどを追加整備し、高齢の方や障がいのある方に図書館サービスを提供することができました。また、移動図書館車で市民図書館から離れた地区に出向いたり、地域文庫等への図書の貸し出し支援を行うことにより、市民図書館への来館が難しい方にも、身近な場所での図書館サービスを提供することができました。昨年11月には、人口が急増している星見ヶ丘へ移動図書館車の運行を開始し、乳幼児やその保護者の利用がふえました。
続きまして、77ページの中ほど、事業名、市民図書館指定管理事業です。
当初予算額はゼロ円、
最終予算額は同額、決算額ゼロ円、執行残額ゼロ円です。
目的です。市民図書館に指定管理者制度を導入することで、利用者の利便性の向上及び管理運営の効率化を図ることです。
内容です。市民図書館の運営に関する実績を有する団体に対して指定管理者の募集を行いました。その結果、1団体の応募を受け、書類審査と面接を行い、株式会社図書館流通センターを指定管理者として選定しました。その後、市議会の議決を経て、指定管理者として決定し、30年4月1日から34年3月31日までの4年間の基本協定を締結しました。なお、指定管理者制度導入に当たっては、図書館協議会及び読書ボランティア団体に対し、指定管理者制度導入の目的及び効果等について説明を行い、今後の図書館運営への理解と協力を求めました。
成果です。市民図書館を管理運営するに当たり、民間事業者のノウハウを活用することで市民サービスの向上を図るとともに、効率的かつ利便性の高い図書館運営を行う準備が整いました。
説明は以上です。
242: ◯委員長(與國 洋君) 図書館関連の事業の説明が終わりましたので、ここで区切らしていただいて質疑をお受けしたいと思います。質疑はありませんか。
西川委員。
243: ◯委員(西川文代君) 76ページの成果のところの2です。中学生読書活動推進事業を2校ということで、昨年はですね、春日東中と春日西中、昨年というか28年度ですね。で、29年度は春日北中、春日野中って書いていますけれど、これはやはり違う学校をこうやってやっていくということで進められているんでしょうか。
244: ◯委員長(與國 洋君) 市場主幹。
245: ◯地域教育課主幹(市場結実君) おっしゃるとおり、27から29年度の3カ年で、各年度で2校ずつ、6校にそれが行き渡るようにという形で計画的に3年間で進めた事業となります。
246: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。
247: ◯委員(西川文代君) 感想ですけれども、やっぱり今、なかなか本離れ、中学生とか特にですね、携帯とかですね、そういうのがあるので、こういう取り組みはとてもいいと思います。よろしくお願いします。
248: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
249: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、次に移らせていただきます。神崎文化財課長。
250: ◯文化財課長(神崎由美君) 文化財課でございます。文化財課は82ページから86ページまでになっております。
それでは、82ページをお開きください。中ほどになります。国指定史跡須玖岡本遺跡保存活用計画策定事業です。
当初予算額397万6,000円、
最終予算額378万円、補正減額19万6,000円、決算額368万2,000円、執行残額は9万8,000円でございます。
目的でございます。国指定史跡須玖岡本遺跡について、適正な保存活用のため、保存活用計画を策定することで将来にわたって史跡の価値を維持し、活用を進めながら後世に継承することを目的に実施するものです。
内容です。本事業は平成28年度、29年度の2カ年事業として実施したもので、平成29年度は専門家や地元自治会の代表等から構成される保存活用計画策定委員会において、その下の表、保存活用計画策定委員会に記載しております第3回から第5回までの記載の内容での協議を行いました。
また、83ページになりますが、市民懇談会として記載しております第1回の須玖岡本遺跡についての岡本地区住民懇談会では、地区回覧板で呼びかけ、岡本地区に住んでおられる住民に遺跡の保存活用についての意見聴取の場を設けました。
第2回の相談会は、第1回を受け、特に御質問の多かった建築についての内容を中心にお話をさせていただき、その後、個別の相談の場を設けました。
第3回の市民懇談会は、市報、ホームページを通じ、市民の皆様向けに参加を呼びかけ、計画の考え方をお伝えするとともに、ワークショップ形式で須玖岡本遺跡の保存や活用についての御意見や要望をお伺いしました。
第4回は、これまでの御意見を受け、計画の理念や方向性が大まか固まりましたので、計画案の報告を行う場を設けました。この場で御意見を伺うこととあわせ、パブリックコメントの紹介も行いました。その後、パブリックコメントは本庁及び資料館での計画書案配置、ホームページにより実施いたしましたが、意見はございませんでした。
成果でございます。成果としては須玖岡本遺跡保存活用計画案を策定し、計画書を作成することができました。計画書については現在、奴国の丘歴史資料館ウエブサイトにアップしております。
続きまして、83ページの遺跡発掘調査事業でございます。
当初予算額8,615万9,000円、
最終予算額6,694万9,000円、補正流用による減額1,921万円、決算額5,789万3,000円、執行残額905万6,000円でございます。当該執行残額につきましては、主に遺跡発掘作業員等の賃金がその要因でございますが、詳細は後ほどの不用額の際に説明をさせていただきます。
目的でございます。埋蔵文化財を開発等による棄損、滅失から保護し、本市の貴重な歴史的資料として後世に継承することを目的としております。
内容です。家屋の新築、建てかえや事務所、マンションなどの建設といった開発が行われる場合には、未調査の遺跡が破壊される可能性があります。このため、これらの計画をされる所有者は文化財課窓口において事前審査の依頼を行います。依頼を受けましたら、これまでの調査結果等を踏まえ、調査が必要とされる場合は
試掘調査を行い、その結果によっては本調査を実施しております。これらの調査等実績については、表に掲載しておりますとおり、平成29年度は発掘調査は文書審査3件を含む
試掘で74件、その中で本調査は6件ございました。うち自宅分4件です。平成29年度は前年度と比して、事前調査については微増、
試掘調査は3割増程度、本調査はほぼ横ばいといった状況でした。なお、調査等実績の表の下の本調査実績については、掲載のとおりでございます。
成果でございます。本調査と
試掘調査を合わせた77件の調査によって、市の貴重な歴史的資料の保護に寄与いたしました。
続きまして、84ページの資料館事業でございます。
当初予算額は320万8,000円、
最終予算額は320万8,000円、決算額は317万5,000円、執行残額は3万3,000円でございます。
目的です。この事業は歴史体験講座や特別展示等の事業を通じて、市民に歴史や文化に関する学習の場を提供するとともに、広く文化財への理解と関心を深めることを目的としております。
内容です。各事業の名称と参加人数等については、主催事業参加者数の表のとおりです。なお、表の一番下にございます9、文化財ボランティアは、それぞれのボランティアの方の数でございます。それらを除き、前年度と比較いたしますと、資料館事業参加者は前年度5,196人から6,075人と、約1割強増加いたしました。これはマスコミ等で何度も取り上げられた須玖タカウタ遺跡の石製・土製鋳型等を展示した須玖タカウタ遺跡発掘調査成果展、考古企画展の入場者が昨年度の考古企画展に比べ618人と多く、主な増加要因ではないかと考えているところです。
成果です。29年度の来館者は1万2,154人あり、本市の文化財を知っていただくことができました。また、各種体験事業により、文化財のさらなる普及啓発を図ることができました。
続きまして、同じく84ページ下段になります。奴国の丘歴史資料館ミュージアムグッズ製作事業でございます。
当初予算額は45万2,000円、
最終予算額は33万4,000円、補正減額が11万8,000円、決算額は33万4,000円、執行残額はゼロ円でございます。
目的です。ミュージアムグッズを通じて本市の文化財や歴史を発信するとともに、来館者が感動や思い出を気軽に持ち帰ることができるよう、ポストカードの製作を行うというものです。
85ページになりますが、内容でございます。春日市奴国の丘歴史資料館ポストカードの表にありますとおり、春日市所蔵の弥生時代の遺物をポストカードにした「春日の出土遺物」8種類、そして、春日原駅前にお住まいだった写真家、井上孝治氏の昭和30年代ごろの春日市の懐かしく温かい風景や人々の暮らしぶりを切り取った写真を絵葉書にした「想い出の街かすが」20種類の二つのシリーズをそれぞれ5,000枚及び1,587枚購入し、販売するというものでございます。販売に関しては、市報で告知するとともに、9月26日の西日本新聞朝刊でも紹介記事を掲載していただいています。また、11月13日には図書館担当が行った夜の図書館事業の春日モノクロ写真館のブースでも販売を行ったところでございます。
成果です。平成29年度は9月1日から資料館での販売をいたしました。9月1日から3月末の7カ月間で「春日の出土遺物」197枚、「想い出の街かすが」247枚の計444枚を販売し、本市の歴史や文化財を思い起こすポストカードを持ち帰っていただくことができました。
続きまして、奴国の丘フェスタ2017でございます。
当初予算額は400万円、
最終予算額は400万円、決算額は393万5,000円、執行残額は6万5,000円でございます。
目的でございます。この事業は、奴国の中心地であったとされている本市の歴史や遺跡及び奴国の丘歴史資料館やドームを市内外に広く周知し、文化財に対して理解と関心を高めることで郷土への誇りや愛着を育むことを目的としております。
内容です。関係団体と弥生の里かすが奴国の丘フェスタ実行委員会を組織し、市民の意見を取り入れながら実施をいたしました。内容は表のとおりですが、体験広場として実施している勾玉や土笛づくり、資料館バックヤードツアー、周辺史跡をめぐる奴国ラリー、また、歴史公園のステージでは風の丘コンサートとして、オカリナの和田名保子さんや平松愛理さんによるステージイベントを実施いたしました。また、食品バザーの会場では、地元須玖商工店会の協力で、オリジナルのナコクッキーという勾玉等をかたどったスイーツの製作販売や赤米入り米すくいで大いに盛り上げていただきました。平成29年度からは、初めて春日北中、春日中の中学生がボランティアとして参加し、勾玉づくりや火起こしなど、小さな
子どもたちに一生懸命教える大変ほほえましい姿が見られました。
成果です。多くの方々に来場いただいたこととあわせまして、地域や学校等の関係者で構成される実行委員会や、60人ものボランティアの協力による運営、自治会、社会教育団体等による食品バザー出店など、多くの市民の積極的な参加によりフェスタ全体が盛り上がり、春日市と文化財に対しての興味、ひいてはみずからが暮らすまちへの誇りと愛着の醸成に寄与することができました。
続きまして、同じく85ページ下段の出土遺物のレプリカ製作事業でございます。
当初予算額は984万7,000円、
最終予算額は984万7,000円、決算額は970万9,000円、執行残額は13万8,000円でございます。
次のページ、86ページになります。目的でございます。平成26年度からマスコミ等でその発見を大きく取り上げられた須玖タカウタ遺跡5次調査において出土した多鈕鏡の石製鋳型や銅貨等の土製鋳型のレプリカを作成することで、市内外の展示に活用し、本市の文化財を広く周知するものでございます。
内容です。表のとおり、鋳型のレプリカを製作いたしました。特に、樹脂である程度固めてはいるものの、土製鋳型はもろく、型どりによる形成ができなかったため、三次元測量を行い、そのデータをもとに3Dプリンターで出力することで、資料に触れることなくレプリカを製作いたしております。
成果です。実物資料に変えてレプリカを展示することで、資料の破損や劣化を防ぐことができるようになるとともに、全国のさまざまな文化財関連施設へのレプリカ貸し出しにより、春日市の貴重な遺跡の価値や意義を周知することが可能になりました。なお、現在製作されたレプリカのうち4個体分、10個は、文化庁主催の「発掘された日本列島2018新発見考古速報」展で全国を巡回をしているところでございます。
教育部の主要な施策の成果は以上でございます。
251: ◯委員長(與國 洋君) 説明が終わりました。ここまでのところで質疑をお受けしたいと思います。質疑はありませんか。
岩切委員。
252: ◯委員(岩切幹嘉君) 83ページの遺跡発掘調査事業でございますけども、遺跡発掘調査が終了すると報告書を作成されますが、それはこの中の予算に入ってるんですか、まずは。
253: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
254: ◯文化財課長(神崎由美君) 今お尋ねの遺跡調査事業の中に報告書の予算が入っているかということでございます。こちらについては、結論としては入っている状況になっています。今、結論というふうに申し上げたのが、遺跡の発掘調査につきましては、今年度もそうなんですけれども、ぎりぎりに調査するものなどがございます。ですので、その年度内に報告書を作成するというのが困難な状況になっておりますので、そちらにつきましては翌年度のこの項目での予算でという形で作成をしているところでございます。
255: ◯委員長(與國 洋君) 岩切委員。
256: ◯委員(岩切幹嘉君) 報告書は多分、その場所の遺跡の調査が終わると、それで1冊ということですよね、まずね。で、これ結構立派な製本された報告書で、内容的に言えばちょっと専門的な表現はあるんですけども、全体の遺跡の形容がよくわかる報告書なんですが、これ大体、一つの遺跡調査が終わったときに何冊作成されていますか。
257: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
258: ◯文化財課長(神崎由美君) 一つの遺跡につきましては一つ。一つの遺跡発掘調査につきまして、一つでございます。
259: ◯委員長(與國 洋君) 岩切委員。
260: ◯委員(岩切幹嘉君) もっと、1冊やなくて5冊か6冊作成されると、その活用がですね。1冊だったら活用のしようがないと思うんですが。
261: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
262: ◯文化財課長(神崎由美君) 印刷部数のことだということで、失礼いたしました。印刷部数につきましては、おおよそ300ぐらいを刷っている状況でございます。
263: ◯委員長(與國 洋君) 岩切委員。
264: ◯委員(岩切幹嘉君) で、その300冊の活用は、どういうところに配付とか、その活用どうなっていますか。
265: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
266: ◯文化財課長(神崎由美君) 配付先についての御質問でございます。配付先につきましては、全国の大学、こういった歴史関係の施設、博物館等に配付をしております。そして、残りにつきましては、販売のほうに回しているところでございます。
267: ◯委員長(與國 洋君) 岩切委員。
268: ◯委員(岩切幹嘉君) 意外に春日市民の方々にこの報告書の存在はあんまり知られていないと思うんですね。販売にするにしても、どこでどう買っていいのか。この報告書ていうのはですね、物すごく読むと、見ると、写真もあって、ちゃんと図式もありますし、さらに市民の方々がですね、深く理解する大きな要素になると思いますので、そこ辺の周知に力入れていただきたいんですが、その販売はどういった形で周知されて、どこで売っていらっしゃいますか。
269: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
270: ◯文化財課長(神崎由美君) 周知につきましては、現在ホームページで掲載、周知のほうをしているところです。そして、過去のものについてはまだできてはいないのですが、最近のものにつきましてはPDF化をして見られるような形にはしている状況です。そして、販売の場所については、資料館でのみ行っているところです。
271: ◯委員長(與國 洋君) 岩切委員。
272: ◯委員(岩切幹嘉君) やっぱり何かの機会があるたんびにですね、やっぱりその報告書の存在と手に入ると、買うこともできるということを、ちょっといろんな機会でぜひともアピールしてください。
273: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。米丸委員。
274: ◯委員(米丸貴浩君) 84ページのミュージアムグッズ製作事業ですね。まずですね、これ、岩切委員も今、言われたんですけれども、このポストカードかな、ポストカード、これ、まずどこで売ってるのかというのと、7カ月間で約500枚近く売れているということですけど、まだまだ在庫は大丈夫なんですかね。
275: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
276: ◯文化財課長(神崎由美君) まず、お尋ねのどこでというところなんですが、こちらにつきましては、資料館のほうで販売のほうさせていただいているところでございます。
で、在庫のほうなんですけれども、8月末現在の在庫の数になりますけれども、今年度の8月末でよろしゅうございますか。平成30年8月末現在の販売数ということで……、在庫数でございます。在庫数のほうが、「春日の出土遺物」のほうになります。こちらが在庫、もともと5,000つくったのですが、4,733。そして、「想い出の街かすが」につきましては、こちらが1,587購入のほうさせていただいております。今、在庫が1,325ございます。
以上です。
277: ◯委員長(與國 洋君) 米丸委員。
278: ◯委員(米丸貴浩君) まだまだ在庫もあるということですけど、まず、販売窓口が1カ所ということは、私ども委員会で視察に行くときに、先方市さんに私が下手な説明で、「春日市、こんなですよ」て言うよりも、見せたほうが、目で見ていただくほうが、「ああ、なるほどね」とわかる、やっぱりいいものだと私は思ってるんですね。そうであればですね、春日を市内外に発信するためには、窓口がここだけってのはいかがなもんかなと。
それで、ちょうどですね、今度、市民課窓口レイアウト改修が年末年始にありますので、ああいう市民の皆さんが集まるようなところ、待って集まるようなところに、それから歴史コーナーも、どうもできるやもしれないと聞いていますので、そういうところにもですね、これ出して、先ほどの岩切委員も言われた遺跡の発掘報告書とかもですね、こういうところで、目につくところにもっと置いて販売することが大事かなと思っておりますので、どうか御検討されてくださいね。次年度の予算につながるようにしてください。
それと、在庫まだまだたくさんあるようですので、新しいまたいろんな出土品とかがこれから出てくるやもしれません。そういうときにもですね、ポストカードの更新っていうか、メニューの追加といいますかね、そういうのも後々はやっぱり考えられていくんですかね。そうすると、こういう効果がね、費用対効果としては上がってくるんじゃないかと思いますが、見解をお聞かせください。
279: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
280: ◯文化財課長(神崎由美君) まずは、お褒めいただきましてありがとうございます。先ほど、最初におっしゃられたほうになると思いますけれども、本庁舎のレイアウトの変更に伴って、歴史コーナーみたいなのができるというようなお話でございました。まだ詳細のほうは私どものほうは詳しくは聞いていないところなんですけれども、もしそういうところがありましたらですね、ちょっと他所管のということなので調整のほうも必要になるかと思いますけれども、販売について話を持っていくなりして、検討のほうさせていただきたいというふうに思います。
それと、新しい絵葉書についてですね、そういったものについての考えということなんですけれども、こちらについてはですね、ぜひ今後とも進めていけたらということで考えております。今つくっておりますのが弥生時代を中心としたもの、そして、昭和の春日の状況ということになっておりますので、できたらですね、これをもう少し深めたり、もしくは時代を少し広げたりとかですね、そういった形で、いつの日かそういったことができればいいかなというふうには考えているところでございます。ありがとうございます。
281: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。吉居委員。
282: ◯委員(吉居恭子君) 済みません、84ページの資料館事業なんですけど、下のほうの見学受け入れ実績というところで、学校っていうのがありますけど、これは例えばどこ……。小学校とか中学校とか学年とかクラス単位とか、そういうのがちょっとわかれば。
283: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
284: ◯文化財課長(神崎由美君) 今、お尋ねがありました見学受け入れの実績ということなんですけれども、これにつきましてはですね、学校については小学校が主なものになっています。小学校のですね、低学年がですね、昔の暮らしということでそういったもので見学をされる、そして、小学校5、6年ぐらいになると歴史の関係ですね。私たちの先祖の、昔の暮らしみたいなことでお見えになられるという状況になっています。
ただ、済いません、数字についてはですね、学校ごとの数字ということになりますか。済みません、今、持ち合わせていない状況なんですけれども。
285: ◯委員長(與國 洋君) 吉居委員。
286: ◯委員(吉居恭子君) 学校ごとていうよりは、例えば担任の先生とかの行ってみようかという感じでなってるのか、例えば、どこどこ学校だと5年生は全部行きましょうみたいな感じなのかなと思って。分かれば。
287: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
288: ◯文化財課長(神崎由美君) ただいまのお尋ねについては、学校ごとで、その学年ごとで受け入れをしているかどうかというようなお尋ねになられますか。ということでしたらですね、そういったことで受け入れのほうは、ほとんどがその形で受け入れをさせていただいている状況です。
289: ◯委員長(與國 洋君) いいですか。そのほかありませんか。西川委員。
290: ◯委員(西川文代君) 82ページの国指定遺跡須玖岡本遺跡保存活用計画策定事業ですね。で、29年度でもう策定が完了しているということで、今、ウエブサイトに載っているということです。で、策定委員会、2年間の中で5回、それと市民懇話会も4回開いてですね、市民と納得感を持ちながらつくっていただいたのはありがたいと思っています。で、パブリックコメントがですね、たまたま時期なんでしょうけれども、年末と年始、もう何かばたばたして、もしかしたら時期をずらしてもなかったのかもしれませんけど、これは時期に関して、もうちょっと考慮して考えていただいたらありがたかったなと思いますけど、この時期じゃないとちょっと策定に間に合わなかったとかなんでしょうか。
291: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
292: ◯文化財課長(神崎由美君) お見込みのとおりですね、この時期につきましてはですね、やはり私どもちょっと厳しかったかなというふうには考えているところなんですが、文化庁とかに出す、補助いただいて作成しておりますので、この時期ではないと厳しかったというのはあります。それで、ちょっとこの時期にさせていただいたのですが、それと一方ですね、この時期であると、ちょうど須玖岡本に住んでいらっしゃる方々も含めてですね、里帰りとかされる方たちもいらっしゃるかなというふうに考えておりまして、そういった若い世代の方っていうんですかね、もしかしたら戻ってこられるかもしれない方々の御意見ももしかしたらいただけるかもしれないということで、そういった意味も含めてちょっとできたらなというふうにはちょっと裏では考えてあったところではあります。
以上です。
293: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。
294: ◯委員(西川文代君) で、保存して後世に継承するていうことですね。それはもう、もちろん大事なことです。ただ、私たちが期待してるのは、これを活用して、春日市の魅力にしてほしいっていうのがあるんですね。で、もうウエブサイトに載っているってことですけど、まだちょっと私も勉強不足で見てないんですが、活用していくような方向性みたいなものがちょっとこの委員会の中でのこの項目を見る限りですね、どのぐらい議論されたんだろうかというところがありますが、実際どうなんでしょうか。
295: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
296: ◯文化財課長(神崎由美君) 議論のほうはたくさんしていただきました。活用に向けてもですね、こちらのほうが活用計画というふうにもなっておりますので、活用に向けてもいろんなお話をしていただいたところでございます。先ほどおっしゃった部分につきましてはですね、項目の中でも活用の方向性ということで、もちろんその地域の方と一緒に守っていきましょうということだったり、あるいは
まちづくり地域づくりとも連携していきましょうということで、住民の地域福祉向上にも寄与できないかということ、あるいは調査段階からですね、住民の方々と一緒にできはしないかというようなことだったりとか、学校教育、社会教育でも活用していきましょうと、そういった活用についての方向性は出させていただいているところでございます。
297: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。竹下委員。
298: ◯委員(竹下尚志君) 済いません、83ページの発掘事業のところでですね、発掘の申請があって、今、発掘待ち、これは何件あって、それで、何カ月今ぐらいの待ちがあるのか、ちょっと教えてください。
299: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
300: ◯文化財課長(神崎由美君) 今現在のということでお答えさせていただく形になるかと思います。今現在でいくと、今現在も実際、待ちというよりは並行してずっと協議が続いているという状況にはなっているかと思います。特に、住宅関係の開発の関係ですね、そういった受託関係の発掘に関しましては、このところちょっとやっぱりふえておりまして、ずっと協議が続いている状況になっております。できたところ、協議が調ったところから予定を入れて、その年度のこの時期ということで入れていく形にはなっているんですけれども、今年度につきましてはですね、受託はほぼいっぱいという状況になっておりまして、並行して今進めているのが二、三件あるかなという状況にはなっている状況です。
で、待ちというちょっとお尋ねもあったんですが、待ちというのがですね、調ったところからということになりますので、ちょっと待ちのちょっとカウントの仕方が難しいかなというふうに思っているんですが、タイミングが悪れば次年度という形の状況も生じてくるということになっています。
301: ◯委員長(與國 洋君) 竹下委員。
302: ◯委員(竹下尚志君) おおよそ何カ月先ぐらいから始めるというのはわからんの。それはわかりますか。
303: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。
304: ◯文化財課長(神崎由美君) わかるという言い方ではないかもしれないのですが、今現在もう受託の分がほぼいっぱいになってる、今年度につきましてはですね、いっぱいなっているという状況がございまして、その遺跡範囲の大きさとかにも影響するんですけれども、そこが小さければですね、もしかしたらどこかの枠に入れることができるかもしれないですし、やはり大きければ今年度は厳しいですということになりますので、そういった意味では半年は待っていただくという状況が生じてくる可能性は出てきます。
305: ◯委員長(與國 洋君) 竹下委員。
306: ◯委員(竹下尚志君) わかりました。それはね、発掘してみらなわからん話ですから、そこの内容によってね、早く終わるところもあるし遅く終わるところも。なぜこういう質問をするかというと、やはり市民からそういう個人住宅の要望、依頼があったら即できるような、日ごろから、やっぱ技術者の育成とか確保をしとかんと、ここ一、二年でそういう事態じゃないと思うんですよ。今までずっと続いてきとんだろうと思うんですよ。そうであれば、やっぱり育成しとったり、確保しとったりせんと、やっぱり市民の希望のニーズに対応できないんじゃないかなと思う。
なぜそういうこと言うかというと、私の知り合いの人がね、それを頼んだら、その土地を買う人がおったということで発掘せないかんちゅう状況が出てきて、そして、市のほうにいったら、半年以上、1年ぐらいはかかりますよという話を聞いて、それを相手に言ったら、相手はその契約を解除されたということで、非常にね。まあ損得はないんでしょうけど、契約まで終わって、その発掘のためにね、それがキャンセルになったっちゅう事例もあるわけですよ。
そういうことで、そこんにきばね、ここ一、二年でそういう状態じゃないんであるので、これから先、ずっと続くと思いますよ。思うので、そういうところもちょっと工面して、改善してもらいたいなと思っています。
以上です。
307: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
308: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、次の説明をお願いします。神田部長。
309:
◯教育部長(神田芳樹君) それでは次に、歳入歳出決算書の歳出の不用額について説明をいたします。
教育部所管分は15件ございます。決算書の94ページをお開きください。順次、担当課長から説明いたします。94ページでございます。
310: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
311:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) それでは、94ページの真ん中ほどになります。項目で言いますと、10款1項2目事務局費です。節は1節報酬です。
この1節には二つの課ですね、学校教育課と教務課がかかわっており、13の事業がございます。不用額239万4,654円のうち、主なものは少
人数学級編制対応講師の138万6,262円と
スクールカウンセラー報酬分57万5,000円です。この少
人数学級編制対応講師につきましては、先ほどの主要な施策の成果でも触れましたけれども、1月から3月までの欠員の募集数に対し、採用数が満たなかったことによります。
なお、
スクールカウンセラーにつきましては、活動時間に応じて支払う性質のものですので、年度末までの執行に備えたものとなります。
続きまして、節で二つ下、3節職員手当等です。この節には、29年度の課のベースでいきますと3課、学校教育課、教務課、人事法制課がかかわっており、正職員や嘱託職員の時間外手当にかかわる8項目の事業がございます。不用額のうち、教育部にかかわる額は18万3,173円であり、嘱託職員の時間外勤務手当の執行残になります。
続きまして、よろしいでしょうか。
312: ◯委員長(與國 洋君) はい、どうぞ。
313:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 続きまして、次のページ、95ページの一番上の項目です。15節工事請負費です。
不用額はことばの教室の移設工事等の入札残になります。これは別添で配付された資料にあります平成29年度決算における実質収支の主な内訳の中の、執行残が多かった主な歳出の4番目にことばの教室移設があります。それに当たるものになります。
主要な施策の成果におきましては、移転と解体の工事について触れておりますが、それ以外の関連した工事、例えば室内の防球ネットの取りつけや照明増設工事など八つの工事を実施し、その執行残5,580円を含めたものとなっております。年末また年度末にかけての工事であったことから、追加工事が必要な場合を考慮し、財源として保留したことが不用額の理由となります。
2目は以上となりますが、続けてよろしいですか。
314: ◯委員長(與國 洋君) 次のもう1項目まで行きましょう。
315:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 続けて、96ページをお開きください。項目はこれ1目になりますが、11節の需用費です。
この不用額には小学校全体にかかわる水道光熱費や消耗品、印刷費、修繕料のうち不用額のある85項目が該当しております。その全てが執行残です。主なものは、小学校全体の水道料でございます。その不用額は492万8,855円です。年度末までの執行を考慮し、留保したものでございます。また、小学校12校分に係る費用額は合わせて94万972円になります。
これでこの目は終わりますが、続けてよろしいですか。
316: ◯委員長(與國 洋君) はい。
317:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 99ページをお開きください。99ページの項目でいうと、20節扶助費でございます。
この不用額の主なものは、小学校の要保護・準要保護児童援助費、いわゆる就学援助費です。入学準備金、学業品費や修学旅行費、医療費などを援助しているものになります。29年度の12月補正において、入学準備金の単価の見直しによって、963万4,000円を増額補正を行いました。不用額の要因としましては、入学準備金のみ受給者が見込みより少なかったことによります。
12月の補正時点では328人、率で言うと27.0%と最大を見込んでおりましたけれども、実際は年度内に認定されたのが174人、14.3%であったことによります。なお、35人が翌年度に、いわゆる30年度中に申請し、認定されております。
続けてよろしいですか。
318: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長の分はここで切りましょう。今までの項目で質疑をお受けします。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
319: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、引き続きお願いいたします。藤井教務課長。
320: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 続きまして、101ページをお開きください。101ページの不用額の欄の一番下の部分になります。
10款2項3目15節工事請負費、不用額3,607万7,400円でございます。不用額の主なものは、午前中、主要な施策の成果で説明申し上げました小学校大規模改修事業の工事請負費不用額が3,434万2,960円、同じく主要な施策の成果で御説明申し上げました天神山小学校増築事業の工事請負費不用額が173万3,760円でございます。不用額が生じた理由でございますが、入札により業者選定いたしましたが、当初予算額より安価に契約することができたためでございます。
3目につきましては、以上でございます。
321: ◯委員長(與國 洋君) 続いてちょっと行きますかね。高瀬課長。
322:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) それでは、102ページをお開きください。102ページです。項目で言うと、節では11節需用費になります。
この不用額には、中学校に係る水道光熱費や消耗品、印刷費、修繕料のうち、不用額のある45項目が該当しております。その全てが執行残です。主なものは水道料であり、その不用額は65万3,162円です。
なお、中学校6校分の不用額は合わせて150万3,789円です。このうち、一番不用額が大きかったのは、春日西中の修繕料の執行残30万2,948円になります。
続けてよろしいでしょうか。
323: ◯委員長(與國 洋君) はい、どうぞ。
324:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 続けて、104ページをお開きください。扶助費です。
この不用額の主なものは、中学校の要保護・準要保護児童援助費、いわゆる就学援助費です。不用額の要因は、受給者が決算見込みよりも少なかったことによります。29年度の12月補正にて、入学準備金の単価の見直しにより、1,166万7,000円を増額補正行いましたけれども、不用額の要因といたしましては、小学校同様、入学準備金の受給者が見込みより少なかったためです。
なお、12月補正時点で323人、27.0%を最大で見込んでおりましたけれども、実際は年度内に認定されたのが202人であったことによります。なお、28人が翌年度、つまり30年度に申請し、認定されているところです。
2目は以上となります。
325: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。
326:
◯地域教育課長(三丸瑞恵君) 続きまして、105ページをごらんください。下の段になります。
10款4項1目社会教育費3節の職員手当になります。不用額は156万4,324円でございます。この項目は、人事法制担当が所管する一般職の職員手当と地域教育課の嘱託職員の手当になります。地域教育課に関するものにつきましては、このうちの3万5,044円でございます。
1目は以上になります。
327: ◯委員長(與國 洋君) じゃあ、ここで区切りますかね。今までの説明について質疑をお受けします。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
328: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、次、引き続きお願いします。神崎課長。
329: ◯文化財課長(神崎由美君) 文化財課でございます。決算書の107ページになります。中ほどにございます4目の文化財保護費でございます。
それでは、まずは7節賃金で、不用額529万2,134円でございます。この内訳は、遺跡発掘調査費372万9,334円、受託事業遺跡発掘調査費156万2,800円で、遺跡等の発掘にかかわる屋外作業員等の賃金の不用額でございます。遺跡発掘調査費については、緊急調査用として留保していたもの、また受託分については、発掘調査が年度末近くにまでかかる関係で減額補正することができず、不用額が発生したものです。
続きまして、13節の委託料で、不用額108万6,561円でございます。主な要因は二つ、文化財施設管理業務委託料の樹木管理に係る緊急対応分と、先ほど申し上げました遺跡発掘調査費緊急調査分の測量等に係る委託料の執行残でございます。いずれも緊急対応分の留保により不用額が発生したものです。
最後に、14節の使用料及び賃借料で、不用額219万1,665円でございます。遺跡発掘調査費、受託事業遺跡発掘調査費、文化財施設管理費における不用額です。この主なものは、遺跡発掘調査費158万9,640円、受託事業遺跡発掘調査費59万7,754円の両事業費の発掘調査用機器等賃借料の残額でございます。
これは、発掘現場の重機等の賃借料でございますが、この不用額の主な原因も、先ほどの7節賃金13節委託料と同じ理由で、遺跡発掘調査費の緊急対応用の留保分と調査終了時期の関係で補正減額できなかったものが不用額となったものでございます。
4目は以上です。
330: ◯委員長(與國 洋君) 引き続きやりますか、お願いできますか。高瀬課長。
331:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) それでは、111ページをお開きください。111ページです。項目は節で、上から二つ目、11節の需用費になります。よろしいですか。
332: ◯委員長(與國 洋君) はい。
333:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) この不用額は学校給食にかかる燃料費や消耗品、修繕料のうち、不用額のある36項目が該当しており、その全てが執行残になります。その不用額の主なものが燃料費です。552万8,464円が残となります。
これは南太平洋東部で発生したラニーニャ現象、いわゆる海域が寒くなるという現象、エルニーニョの反対なんですけれども、それの影響で強い寒気に覆われることが予測されたために燃料費がかさむということの対応として予算を留保しておりました。結果として執行残となったものでございます。
なお、学校分の不用額は、合わせて29万1,890円になります。以上です。
334: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。
335: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 同じく111ページの13節委託料、不用額157万2,369円でございます。
この不用額の主なものとして、156万9,095円が中学校給食調理等業務に係るものであります。
不用額が生じた理由でございます。11月までの喫食率実績をもとに、12月から3月までの食数を算出し、248万1,000円を3月議会において減額補正したところでありますが、食数を算出するに当たって、月ごとの喫食率が一番高かった9月の数値により年度末までの経費を算出しておりましたので、その差額が不用額となったものであります。
以上です。
336: ◯委員長(與國 洋君) 高瀬課長。
337:
◯学校教育課長(高瀬光弘君) 同じページの1番下です。20節の扶助費になります。
この不用額の主なものは、要保護・準要保護児童援助費、学校給食費としての学校給食に係る就学援助費です。
不用額の要因は、受給者が決算見込みよりも少なかったことによります。これは12月補正で減額を行っていますが、その時点で小学校が1,351人を見込んでいましたけれども、結果として決算は1,318人であった。また、中学校を835人を見込んで計上していたんですが、決算としては818人であったことが主な要因でございます。
説明は以上です。それとともに、教育部の歳出決算の説明を終わります。
338: ◯委員長(與國 洋君) 不用額の説明が終わりましたが、ここで質疑をお受けしたいと思います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
339: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、質疑を終了します。
何か教育部として補足して説明する事項は何かありますか。
340:
◯教育部長(神田芳樹君) 執行部からは説明は以上ということで終わりたいと思います。
341: ◯委員長(與國 洋君) 委員の皆さんで、教育部関連で全般を通して質疑はありませんか。
松尾委員。
342: ◯委員(松尾徳晴君) 済みません、最後の最後に。これは教育部だけじゃないんですけど、予算の中で補正と流用と修正と出てきます。補正はもうしょっちゅう聞きますんでわかるんですけど、流用と修正、これの、ある程度意味はわかるんですけど、正確なあれを短くおっしゃっていただいたら助かります。
343: ◯委員長(與國 洋君) できますか、じゃあ。
344:
◯教育部長(神田芳樹君) 正確と言われますと、細かい数字関係とか科目関係はちょっとあれですけれども、まず予算、予算書で議決いただく、目までいただいてると思うんですけども、その目内の中で、いわゆる私どもの執行権の範囲内ということで、財務規則に基づいてですね、その目内で費目が、目ということは同じ目的という中でですね、目の中で例えば委託料と使用料とか、そういう形の節間でですね、不足が生じた、例えば使用料が不足が生じた、委託料が執行残が出たということで、その分をこっちに回すとかいう形が流用ということになります。で、これについては、庁内の手続上は財政課の合議が要りますので、簡単にいうと庁内の財政課まで含めた手続になります。
一方、修正はですね、よくあるのが11節の需用費、消耗品とかいろんな費目が需用費の中にありますよね。同じ節の中でそれが生じた場合、これについては、所属長、課長の判断、決裁権の範疇でできるようになっております。
ただし、いずれにしても必要であるということ、それから確実に持ってくるほうの予算に余裕があるという判断のもとに適正に、教育部については適正に処理をしておると考えております。ちょっとですね、具体的な部分が正確に答えられなくて、済みません。
なお、流用等の例外についてですね、予算書の中には、例えば国保特会とかでは多分予算書の冒頭にですね、こういう場合はそのルールを超えてもできるとかいう例外規定を決めて議決をいただいている例もあるかと思います。
以上でございます。
345: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。野口委員。
346: ◯委員(野口明美君) 済みません、不用額のですね、101ページですけども、101ページの一番下の15節工事請負費でございますけども、この不用額の説明といたしまして、小学校の大規模改修と天神山小学校の工事請負費の不用額ということで、予算より安価にできたという御説明でございましたけども、この安価になった、この具体的なこの中身、これをちょっと教えてください。
347: ◯委員長(與國 洋君) 入札残じゃなかったかな、説明のときに。
348: ◯委員(野口明美君) 課長、最初に繰越明許費で聞きましたので、いいです。
349: ◯委員長(與國 洋君) いいですか。そのほかありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
350: ◯委員長(與國 洋君) なしと認めます。以上をもちまして、質疑を終了させていただきます。
以上で教育部の審査を終了いたします。どうもお疲れさまでした。
〔
執行部退席〕
これで予定をしておりました審査は全て終了いたしました。
その他、委員の皆様から第65号議案に対し、質疑漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
351: ◯委員長(與國 洋君) ないようでありましたら、第65号議案に対する質疑を終結いたします。
次回の委員会は9月21日金曜日の代表者会議の終了後、議案の採決及び委員長報告案の調整となっております。よろしくお願いいたします。
以上で、本日の
決算審査特別委員会を散会いたします。お疲れさまでした。
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散会 午後2時01分...