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平成30年市民厚生委員会 名簿 2018-04-20
平成30年市民厚生委員会 本文 2018-04-20

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  1. 春日市議会 2018-04-20
    平成30年市民厚生委員会 本文 2018-04-20


    取得元: 春日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    1:                  開議 午前9時58分              ──── ─ ──── ─ ──── ◯委員長(米丸貴浩君) 全員出席であります。  ただいまから市民厚生委員会を開議いたします。  初めに、委員会記録の署名委員を指名いたします。署名委員に吉居恭子委員を指名いたします。よろしくお願いいたします。  議会閉会中の調査事件に入ります前に、4月1日からの人事異動後の初めての委員会ですので、執行部から自己紹介をお願いしたいと思います。  では、冨永市民部長、よろしくお願いします。 2: ◯市民部長(冨永 敬君) 今、委員長からお話がありましたけれども、本日は、人事異動後の初めての市民厚生委員会でございます。異動しました職員を紹介させていただきます。  内藤市民課長でございます。文化振興課からの異動でございます。よろしくお願いをいたします。 3: ◯委員長(米丸貴浩君) 内藤市民課長。 4: ◯市民課長(内藤厚幸君) 改めまして、おはようございます。  4月1日付で文化振興課から異動してまいりました内藤と申します。  市民部は30年ぶり、市民厚生委員会は6年ぶりということで、まだまだわからないことが多うございますが、一生懸命頑張りますので、よろしくお願いいたします。                 (「私たちは」「もういいでしょ。言うの」と発言する者あ                 り) 5: ◯委員長(米丸貴浩君) 内藤課長、私たち委員会のメンバーは御存じですかね。 6: ◯市民課長(内藤厚幸君) はい。 7: ◯委員長(米丸貴浩君) よろしいですかね。  私と副委員長と前田委員は、前回の市民厚生委員会で御一緒させていただいたかと思います。いわゆる1期生の議員さんがいらっしゃいますので、そこだけ御紹介させてください。  それでは。
    8: ◯委員(白水和博君) 白水です。よろしくお願いします。 9: ◯委員(吉居恭子君) 吉居恭子です。よろしくお願いします。 10: ◯委員(西川文代君) 西川文代です。よろしくお願いします。 11: ◯委員長(米丸貴浩君) この6人の委員、それから議会事務局の吉田主査と、7人でしっかり1年間務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。  それでは初めに、市民部の議会閉会中の調査事件を議題といたします。  なお、委員並びに説明員の皆さんに申し上げます。発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、一問一答で簡潔明瞭に発言を行ってください。  それでは、説明員の説明を求めます。  冨永市民部長。 12: ◯市民部長(冨永 敬君) 改めまして、おはようございます。市民部でございます。よろしくお願いをいたします。  それでは、本日の委員会につきましては、お手元の次第のとおり、報告事項4件、その他の案件1件を予定しております。  まず初めに、報告事項でございます。  ペイジー口座振替受付サービス事業につきまして、大坪納税課長が報告をいたします。 13: ◯委員長(米丸貴浩君) 大坪納税課長。 14: ◯納税課長(大坪寛治君) それでは、報告させていただきます。  納税環境整備の新たな取り組みとしまして、平成30年1月4日から受付を開始いたしましたペイジー口座振替受付サービス事業につきまして、平成29年度受付件数を報告させていただきます。  1月は15件、2月は6件、3月は17件の合計38件でございました。  今後も引き続き、サービスの周知に努め、利用の促進を図ってまいります。  以上でございます。 15: ◯委員長(米丸貴浩君) ペイジー口座振替受付サービスの現在の3月末までの件数の御説明がありましたけれど、これについてお聞きしたいことはありませんでしょうか。よろしいですか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16: ◯委員長(米丸貴浩君) では、引き続き報告をお願いいたします。  冨永市民部長。 17: ◯市民部長(冨永 敬君) 続きまして、訴えの提起(判決内容)につきまして、大坪納税課長が報告をいたします。 18: ◯委員長(米丸貴浩君) 大坪納税課長。 19: ◯納税課長(大坪寛治君) それでは、報告させていただきます。  資料は、訴えの提起(判決内容)についてでございます。A4の横長の分でございます。 20: ◯委員長(米丸貴浩君) では、お願いいたします。 21: ◯納税課長(大坪寛治君) 表面に4件の判決内容をまとめております。裏面は裁判の経過でございます。  まず、裏面の裁判経過をごらんください。  ごらんのとおり、口頭弁論が9回実施されたことに伴いまして、平成29年2月20日の訴状提出から平成30年3月14日の判決言い渡しまで、約13カ月の長期間を要しております。これは、過去の過払い金請求訴訟が口頭弁論3回で結審しておりますことから比較すると、かなりの長期間となっております。  それでは、判決内容につきまして報告させていただきます。  表面の訴えの提起についてをごらんください。中ほどに、訴えの請求内容に対しまして、それぞれの判決内容となっております。  まず、報告事項1につきましては、請求金17万8,174円に対し、17万494円の判決内容で、本市の請求がほぼ認められた判決内容となっております。  次に、報告事項2につきましては、請求金59万8,573円に対し、52万4,743円の判決内容で、本市の請求がほぼ認められた判決内容となっております。  さらに、報告事項3につきましては、請求金21万1,865円に対し、20万7,456円の判決内容で、本市の請求がほぼ認められた判決内容となっております。  最後に、報告事項4につきましては、請求金79万3,838円に対し、5万4,211円の判決内容で、本市の請求が認められない裁判結果となりました。これにつきましては、相手側が、こちらが知り得ない証拠資料として、新規貸し出し停止措置を行った資料の提出を行い、裁判所がその証拠資料を採用したためでございます。  なお、司法による一定の判断を得たこと、裁判が長期化したこと、控訴によって裁判内容が覆るかどうかは不確実なこと、また、控訴にかかる時間や費用を要することなどを総合的に勘案し、控訴をしないとの判断をいたしました。また、相手側も3月29日までに控訴をしておりませんので、この判決が確定いたしております。  以上でございます。 22: ◯委員長(米丸貴浩君) 訴えの提起についての説明がありましたので、質疑をお受けしたいと思いますが、質疑はありませんでしょうか。  前田委員。 23: ◯委員(前田俊雄君) 報告事項4なんですけども、請求に対して、79万3,000円に対して大きな差額があるわけですけども、これまでに、かなり本市としてもですね、相当な弁護士費用とかを支出しているわけですけども、その辺をどのように整理されるわけですかね。 24: ◯委員長(米丸貴浩君) 大坪納税課長。 25: ◯納税課長(大坪寛治君) この報告事項4につきましては、弁護士費用につきまして8万7,655円の精算になっておりまして、まずは、この裁判所で確定しました5万4,211円につきましては、税に充てるよりも滞納処分費が優先いたしますので、まず、この弁護士費用に充てます。それでも差額が満たされておりませんので、差額が生じることにはなりますが、これにつきましては、今回の過払い金請求自体には、この金額しか滞納処分費に充てられませんけど、その後につきましては、捜索等行いまして、そういった中で新たな財産調査を行って徴収をするというような形になろうかと思います。 26: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員どうぞ。 27: ◯委員(前田俊雄君) 滞納者は、この差額分まで加算されるという理屈になるんですかね。 28: ◯委員長(米丸貴浩君) 大坪納税課長。 29: ◯納税課長(大坪寛治君) 加算されるといいますか、滞納処分費はあくまでも税に優先いたしますので、そちらが優先的に充当されなければならないというところになりますので。 30: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 31: ◯委員(前田俊雄君) 扱いの部分は、優先云々は別にしましても、結果的には債務者はですね、その分が余計にですね、支払わなけりゃならないという額が発生したような気がしとるわけですけども。そういう理解は間違ってるんですかね。 32: ◯委員長(米丸貴浩君) 大坪納税課長。 33: ◯納税課長(大坪寛治君) こちらの報告事項4の方、B氏につきましては、今現在でも滞納がございますので、その滞納につきまして、滞納処分──今回は過払い金ですけど、それ以外の財産調査なり何なりをやって、もちろん滞納税に充当しなきゃなりませんので、まずは滞納税に充当する以上のものがあれば、滞納処分費を優先して充当していくと。その残った分については、税に充当するというような形になってくるかと思います。 34: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 35: ◯委員(前田俊雄君) いや、そうじゃなくて。私が今こだわっているのはですね、弁護士費用が8万7,655円、それに対して判決内容が5万4,211円ですから、ざっとこれ引いて3万3,000円ぐらい不足するわけですよね、弁護士費用が。これは、一応、本市のほうが立てかえているような状況でしょうけども、この3万3,000円をですね、どうやって工面するのかなと。例えば、本人に請求するのか、本市のほうが、要するに損失をして扱うのかという、そこら辺の扱いが私が気になったものですからお尋ねしとるわけです。 36: ◯委員長(米丸貴浩君) 大坪納税課長。 37: ◯納税課長(大坪寛治君) あくまでもこちらにつきましては、滞納者に、請求ではないんですが、納めていただく必要がございますので、捜索なりして、動産を差し押さえして、その公売金額で充当していくとかいうような、滞納処分という形でやっていく必要がございます。 38: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 39: ◯委員(前田俊雄君) 滞納処分はそれでいいわけですけど、くどいんですけど、3万3,000円ぐらいがですね、何か、そのB氏から見たらですね、新たに払う義務が発生したのかなという気がしとるもんですから、くどく聞いとるわけです。  それでよろしいんですね、理解をしたら。いずれにしても、B氏が払うべき金になってくるわけでしょう。 40: ◯納税課長(大坪寛治君) そうでございます。 41: ◯委員(前田俊雄君) それを確認したかったんです。よろしいです。 42: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑ありませんでしょうか。近藤委員。 43: ◯副委員長(近藤幸恵君) 済みません、確認なんですけど、B氏に関してですね、現在も滞納している分もあると。ということは、それの上乗せというか、3万3,440円も合算して、また請求をし直すという形と考えてもよろしいんですか。 44: ◯委員長(米丸貴浩君) 大坪納税課長。 45: ◯納税課長(大坪寛治君) そうでございます。 46: ◯副委員長(近藤幸恵君) わかりました。ありがとうございます。 47: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑ありませんでしょうか。白水委員。 48: ◯委員(白水和博君) 済みません、ちょっと教えてもらいたいんですけど、この判決内容の3のところに、訴訟費用はこれを100分し、その割合が5とか1とか97とか93とか、それぞればらばらになってる……、これって何か決まりというか、勝訴したら全額相手負担みたいな話は聞いたことがあったんですけど。 49: ◯委員長(米丸貴浩君) 大坪納税課長。 50: ◯納税課長(大坪寛治君) 済みません、そこの部分につきましては、裁判官の判断でございますので、ここの基準があるかどうかというのはちょっとわからないんですが、一部、こちら、全面的な勝訴ではない部分もあるかと思いますので、そういったところで裁判官のほうでの割合といいますか、なされているんではないかと思います。 51: ◯委員(白水和博君) わかりました。済みません。 52: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。よろしいでしょうか。  今までこの過払い金訴訟というのは、市にとってはほとんどそのまんま入ってきた形で、初めてこういうケースが出てきたということですよね。今後、すんなりいくという表現が正しいかどうかわかりませんけれども、このような事態も出てくると、そういうこともやっぱりあるわけですね。  大坪納税課長。 53: ◯納税課長(大坪寛治君) そうでございます。今回も、やはりこちら側が知り得ない証拠資料が出てきまして、裁判所がそういったものを証拠として採用しておりますので、なかなか私どもでもわからない部分というのがございますので、今、委員長がおっしゃったようなことは十分あり得るというふうに考えております。 54: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございます。よろしいですかね。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、報告事項の3に移りたいと思いますので、報告をお願いいたします。  冨永市民部長。 56: ◯市民部長(冨永 敬君) それでは続きまして、休日開庁について、内藤市民課長が報告をいたします。 57: ◯委員長(米丸貴浩君) 内藤市民課長。 58: ◯市民課長(内藤厚幸君) それでは、休日開庁について御説明をいたします。  資料として、休日開庁実施結果の報告という一枚紙をお配りしておりますので、御確認ください。 59: ◯委員長(米丸貴浩君) どうぞ。 60: ◯市民課長(内藤厚幸君) まず、1の業務区分ごとの集計です。  3月25日は、窓口業務115件、証明書発行51件、電話17件の合計183件の業務を処理しております。4月1日は、窓口業務124件、証明書発行53件、電話12件の合計189件でございました。  2の住民異動等時間帯区分ごと件数です。  3月25日の10時から11時が28件、11時から12時が28件で、合計56件。4月1日の10時から11時が34件、11時から12時が15件で、合計49件。来庁者の約3分の2の方が午前中に来庁されてあります。  3、業務区分、課・担当、日付別詳細件数でございます。  窓口業務、証明書発行及び電話を処理した課担当別、日付別の詳細は、表のとおりでございます。後ほど御確認をお願いします。  今後は、この休日開庁の結果をもとに、来年の本格実施に向けてさらに研究をしてまいります。  説明は以上でございます。 61: ◯委員長(米丸貴浩君) 休日開庁の報告がありましたけれども、これについて質疑はありませんでしょうか。  前田委員、どうぞ。 62: ◯委員(前田俊雄君) 私は、自身の誤った認識かと思いましたけど、休日開庁といいましたら、1階の市民部の部分だけかと思いましたから、しかし、この第3項の業務区分を見ましたら、かなり市民課の部分だけじゃなくて多岐に渡ってますけども、全庁があいてるわけではないんでしょう。あくまでも、休日は市民課の分という理解をしてたんですけど、そうじゃなかったんですかね。  内藤市民課長。 63: ◯市民課長(内藤厚幸君) まずですね、休日開庁で受け付けている業務の中に、住民異動の業務がございます。住民異動になるとですね、例えば、その方が国保の資格を持っていれば、国保の担当での資格の付与が必要になると。年金の資格を持っていれば、年金の資格の異動の処理が必要になると。例えば、お子様がおられれば、教育委員会のほうで学校の入学の手続の処理がという形で、こちらにですね、書いております課は、ほとんどが転入に伴い、付属して処理が必要となる課が出てきているという状況であります。 64: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 65: ◯委員(前田俊雄君) ちょっと表現変えます。  そうしますと、休日に出勤されてるのは、市民課だけではなくて、ここに書かれているそれぞれの課においても職員の方が出勤されているという理解でよろしいんですか。
    66: ◯委員長(米丸貴浩君) 内藤市民課長。 67: ◯市民課長(内藤厚幸君) そのとおりでございます。 68: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 69: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。近藤委員。 70: ◯副委員長(近藤幸恵君) 実施結果の報告をいただきましたけれども、今からいろいろ検討していくということですけども、全体的に3月4月の来庁は転入ですね。転入の全体数を分母としてですね、何%ぐらいがこの開庁日に来たのかというのは、まだ出してらっしゃらないんですか。 71: ◯委員長(米丸貴浩君) 内藤市民課長。 72: ◯市民課長(内藤厚幸君) 今言われたですね、数字については把握しておりませんが、昨年のですね、最後のですね、月曜日に来られたですね、方の合計が546人。今年度のですね、最後の月曜に来られた方の人数が609人で、こちらはふえております。  またですね、昨年の4月の一番最初の月曜日、4月3日でございますが、こちらが470人。ことしの30年4月2日、最初の月曜日の来庁者が517人とですね、こちらのほうについてもふえております。  内容につきましてですね、ことしは特に住民の異動が多かったと。マスコミでも引っ越し難民というふうなことで取り上げられるぐらいでございましたので、数としてはふえておりますが、休日に開庁を実施しなければ、その数がその翌日の月曜日に来られておりますので、一定、窓口の緩和の効果のほうはあったのかなということで、課内のほうでは分析をしております。 73: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 74: ◯副委員長(近藤幸恵君) アバウト的に、効果は非常に高かったというところでしょうけども、やはり数字的にですね、やっぱりきちんとしたものを、パーセンテージとか出して、この有効性をアピールしながら、今後の実施拡大になるかというところをきちっと精査しながら検討していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 75: ◯委員長(米丸貴浩君) 内藤市民課長。 76: ◯市民課長(内藤厚幸君) そこの部分も含めて、今後、分析のほうをさせていただきたいと考えております。 77: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。西川委員。 78: ◯委員(西川文代君) 先ほどですね、ここの表に出ている担当課のほうが出勤をしているということでしたが、通常業務のときと全く同じような形の人員で配置されてたんでしょうか。 79: ◯委員長(米丸貴浩君) 内藤市民課長。 80: ◯市民課長(内藤厚幸君) 市民課とか国保医療課に関してはフルで出ておりますが、基本は、学校関係の手続とかいうふうなものに関しては件数が限られますので、二、三人の出勤という形で、業務を処理できる最低限の人数を確保させていただいたということでございます。 81: ◯委員(西川文代君) わかりました。 82: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんか。よろしいですか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83: ◯委員長(米丸貴浩君) ないようですので、よろしいですかね。  それでは、休日開庁については以上とさせていただきます。  冨永市民部長。 84: ◯市民部長(冨永 敬君) それでは続きまして、人権問題に関する市民意識調査報告について、柚木人権市民相談課長が報告をいたします。 85: ◯委員長(米丸貴浩君) 柚木人権市民相談課長。 86: ◯人権市民相談課長(柚木智子君) 平成29年度春日市人権問題に関する市民意識調査報告書について、御報告いたします。  お手元にカラー版の概要版と、あと、調査の概要と書いたもので、こちらが報告書の抜粋、1ページから9ページになりますけれども、調査の概要になりますので、こちらをごらんください。  本報告書は、市民の人権問題に対する意識と実態を把握するとともに、今年度ですね、平成30年度に策定をいたします人権教育及び人権啓発推進に関する第4次実施計画の基礎資料とするものでございます。20歳以上の男女2,000人を対象としまして、有効回答数746人。回答率にしまして37.4%でございました。  本報告書は3月に作成をいたしまして、本市のホームページにも掲載をしております。また、7月1日号の市報かすがでも概要を掲載をする予定でございます。  なお、詳細につきましては、本日配付しております報告書の概要版と報告書の抜粋のほうをごらんいただけたらと思います。  あわせまして、市報4月15日号でお知らせをしております男女共同参画苦情処理制度について御報告をいたします。  平成18年施行の「春日市男女共同参画を推進する条例」の第22条に基づく苦情処理制度でございまして、毎年、年度当初に周知をしているところでございます。昨年度は、申し出は1件もございませんでした。  説明は以上でございます。 87: ◯委員長(米丸貴浩君) 市民意識調査報告概要版をいただいておりますので、それから、調査の概要も説明資料をいただいています。  これについて質疑はありませんでしょうか。あわせて苦情処理制度も報告がありましたけれども、よろしいでしょうか。  今、概要をいただいたばかりですので、また各委員さんでごらんになられて、またお聞きになりたい点はですね、次の5月の委員会のときでも結構ですので、お聞きになりたい点がありましたら、改めて出していただければと思っております。  まずは、見させていただきましょうかね。よろしいですかね。  近藤委員。 88: ◯副委員長(近藤幸恵君) 調査報告をいただきましたけども、読んでないところもありますけど、これを生かしながら今からの人権に関しての処置とか、啓発とかしていくわけなんですけど、こういうスケジュールとか、そういうものは今の時点でどのようにお考えなんですか。 89: ◯委員長(米丸貴浩君) 柚木人権市民相談課長。 90: ◯人権市民相談課長(柚木智子君) 7月1日号の市報かすがで、この報告の概要を上げると同時に、毎年7月が同和問題強調月間で、人権に関する特集記事を組ませていただいてますので、それに抱き合わせて啓発をしていく予定にしてます。  あとは、今年度策定をします計画の第4次実施計画の基礎資料になりますんで、そういったところを反映させていきたいと思っております。 91: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員、よろしいですか。 92: ◯副委員長(近藤幸恵君) はい、わかりました。  これとあわせて、やっぱり啓発っていうのはすごく必要になってくるんですけども、そのあたりも計画、第4次のところでうたわれてくると確認してよろしいですか。 93: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。よろしいですか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 94: ◯委員長(米丸貴浩君) では、先ほど言いましたように、これについてまたお尋ねしたい点が出てまいりましたら、5月の委員会のときに、また、人権市民相談課長にお尋ねしてください。お願いいたします。  それでは、4項目めは以上とさせていただきます。  では、その他の項目に移りたいと思いますので、冨永市民部長。 95: ◯市民部長(冨永 敬君) 続きまして、その他の項目でございます。  専決処分につきまして、久原税務課長が説明をいたします。 96: ◯委員長(米丸貴浩君) 久原税務課長。 97: ◯税務課長(久原徳子君) 専決処分の内容は、「春日市税条例の一部を改正する条例」及び「都市計画税条例の一部を改正する条例」の制定についてでございます。  例年どおり、地方税法の一部改正に伴い、平成30年4月1日付で施行する必要があるものを、平成30年3月31日付で専決処分をさせていただいております。  改正内容の主なものとしましては、固定資産税と都市計画税になります。30年度は評価がえの年でございますので、土地に係る負担調整措置について、現行の仕組みを3年延長することや特例対象の追加や基準が見直されたことに伴うものなどでございます。  詳細につきましては、6月議会で御報告させていただきます。  また、本日、お手元のほうに、平成30年度の固定資産税と軽自動車税のしおりをお配りしております。住民税のしおりのほうはまだできておりませんので、住民税のしおりは後日またお配りしたいと思います。  税務課は以上でございます。 98: ◯委員長(米丸貴浩君) 専決処分の報告がありましたけれども、あわせて固定資産税のしおり、軽自動車税のしおりをいただいておりますけれども、これについてよろしいですかね。  前田委員、どうぞ。 99: ◯委員(前田俊雄君) 依然としてですね、私は市民からね、「春日市は税金高いもんね」とよく言われるわけですよ。この委員会でもですね、説明をしてもらって、地方税法の場合、同じ税率ですよという説明をするわけですけども、依然として、春日市は高いですよね、高いよねという声が上がるんですけど、そこら辺ちゅうのは窓口なんかでは声は出てないですか。 100: ◯委員長(米丸貴浩君) 久原税務課長。 101: ◯税務課長(久原徳子君) 住民税のほうは、どこでも一緒ですよという御説明をしますが、固定資産税のほうは、今回、評価がえで、やはり地価が上がってますので、ほかのところもでしょうけど、春日市のほうも税金は上がっております。 102: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員、よろしいですか。 103: ◯委員(前田俊雄君) 雑駁に言って、固定資産税はおおむねどのくらい上がっとるんかな。例えば、何%とか、ざっくり言って。 104: ◯委員長(米丸貴浩君) 久原税務課長。 105: ◯税務課長(久原徳子君) 前年度の当初予算との比較になりますが、土地が3.16%ですね。家屋のほうがマイナス0.04%で、家屋につきましては新築の住宅は建ってますが、やはり減価償却といいますか、経年で落ちているところがあります。 106: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 107: ◯委員長(米丸貴浩君) よろしいですかね。 108: ◯委員(前田俊雄君) はい。 109: ◯委員長(米丸貴浩君) 久原課長、負担調整措置に関するところは、そしたらこれ、18、19、このあたりを見とったらいいですかね。土地に関してはね。このあたりを見ておけばよろしいですね。 110: ◯税務課長(久原徳子君) はい。しおりのほうは、昨年度説明したのとほぼ同じになってますので。内容も一緒です。 111: ◯委員長(米丸貴浩君) 結構です。6月に向けて、しっかり見ときます。  ほかにありますかね。冨永市民部長。 112: ◯市民部長(冨永 敬君) 市民部は以上でございます。 113: ◯委員長(米丸貴浩君) 市民部全般についてお聞きしたいことはありませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 114: ◯委員長(米丸貴浩君) ないようですので、これで市民部の所管事務調査及び報告を終了させていただきます。  執行部の皆さんは退席されて結構です。  暫時休憩いたします。              ──── ─ ──── ─ ────                  休憩 午前10時29分                  再開 午前10時37分              ──── ─ ──── ─ ──── 115: ◯委員長(米丸貴浩君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  次に、健康推進部の議会閉会中の調査事件を議題といたします。  なお、委員並びに説明員の皆さんに申し上げます。  発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、一問一答で簡潔明瞭に発言を行ってください。  それでは、説明員の説明を求めます前に、4月1日付で人事異動があっておりますので、健康推進部の職員さんの御紹介をお願いいたします。  佐々木健康推進部長。 116: ◯健康推進部長(佐々木康広君) おはようございます。健康推進部でございます。よろしくお願いいたします。  4月1日の人事異動につきましては、高齢課長の佐々木が健康推進部長に、地域づくり課長補佐の武末が高齢課長にそれぞれ着任いたしております。また、国保医療課長並びに健康スポーツ課長につきましては、引き続き同じ所管、業務を担いますので、よろしくお願いいたします。  お手元に、本年度の健康推進部の監督職以上の──こちらの一枚物でございます、監督職以上の職、氏名、主な業務、連絡先の一覧をお配りしております。こちらは後ほど御確認をお願いいたします。  それでは、それぞれ挨拶をさせていただきます。よろしゅうございますか。 117: ◯委員長(米丸貴浩君) どうぞ、お願いいたします。 118: ◯健康推進部長(佐々木康広君) それでは改めまして、健康推進部長の佐々木でございます。  前任の神田部長が進めてまいりました事業をしっかりと受け継ぎながら、健康、スポーツ、医療、そして介護の一体的な推進を図ってまいりたいと思います。  どうぞよろしくお願いいたします。 119: ◯委員長(米丸貴浩君) 順次どうぞ。
    120: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 国保医療課長の高尾と申します。よろしくお願いします。  今年度は、国保制度改正の1年目ということでですね、新たに保険者となります県ともですね、しっかりと連携を図りながらですね、国保事業の円滑な運営に努めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 121: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) 健康スポーツ課長の岩隈でございます。引き続きよろしくお願いいたします。健康スポーツ課は、さまざまな事業に取り組んでおりますが、まずは市民の方の健康づくりということで、今年度は新たな取り組みもございますので、いろいろ地域に出向くという取り組みを重視して頑張っていきたいと思っております。よろしくお願いします。 122: ◯高齢課長(武末竜久君) おはようございます。高齢課長の武末といいます。よろしくお願いします。  きょうお話をさせていただきますが、第7期の介護保険事業計画がことしから始まりますので、この計画をですね、しっかりと進めながら、高齢者はもとより、市民の皆様が、春日市に住んでよかったなと実感できるような施策を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 123: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 以上でございます。 124: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございました。  では、座って、このままでさせていただきます。  委員長を務めております米丸であります。今、お話がありましたように、いろんな制度の改定、それから、新しい事業計画も始まります。当委員会もですね、これまでいろんな形で行政視察等を初め、執行部の皆さんには、提言・提案をさせていただいたと思っております。  これがまたですね、いろんな形で、市民の皆さんのためになる提言が、これからもできればと思っておりますので、どうかまた御協力をひとつよろしくお願いいたします。  では、副委員長。 125: ◯副委員長(近藤幸恵君) 副委員長を務めております近藤でございます。よろしくお願いいたします。  今回早速ですね、5月16日に、和光市のほうに視察に参りますけれども、高齢課長のほうからも聞いてきていただきたいというものがありまして、それを合算しながら、今から提出していきたいと思います。  第7期の介護保険事業計画が始まっていくわけなんですけれども、しっかりと市民の皆さんのために、私どもも、委員長が申しましたように努めて、皆さんに幸せになっていただくために、しっかりお互いに行政と私どもと手を組みながら、タッグを組みながらやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 126: ◯委員長(米丸貴浩君) じゃあ、ずっといきましょうかね。 127: ◯委員(吉居恭子君) 吉居恭子といいます。よろしくお願いします。  健康推進部の分は、なかなかいろいろ制度とかもどんどん変わるし、ついていくのが大変なんで、いろいろ教えていただこうと思ってます。よろしくお願いします。 128: ◯委員(西川文代君) 西川文代と申します。よろしくお願いいたします。  熱い佐々木部長のもとに、「春日市高齢者福祉計画2018」「第7期介護保険事業計画」ができ上がって、これからこれをもとにですね、具現化していくというところなので、私たちもしっかりですね、地域に根差して、いろんな提案等、また、勉強もさせていただいて、よりよくなるようにしていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 129: ◯委員(前田俊雄君) 前田でございます。どうかよろしくお願いいたします。  引き続き、謙虚に、しっかり政策を提案させていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 130: ◯委員(白水和博君) 白水です。よろしくお願いします。  武末君とは幼なじみで。小さいときから、はい。少しほっとしたような感じがしています。よろしくお願いします。 131: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、ことし1年間もですね、この6人の委員と、それから議会事務局の吉田主査の計7人で、しっかり務めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、本題に戻りましょうかね。  それでは、健康推進部の閉会中の調査事件、1項目め、第7期介護保険事業計画についてを議題といたします。  説明員の説明を求めます。  武末高齢課長。 132: ◯高齢課長(武末竜久君) それでは、「第7期介護保険事業計画」について説明いたします。  お配りしている資料は、春日市高齢者福祉計画2018、第7期介護保険事業計画とその概要版です。  概要版につきましては、以前お配りしておりましたが、3月に開催されました事業計画検討協議会において、承認いただいたものをお配りしております。今回は、製本された第7期の介護保険事業計画を使って説明いたします。  こちらの本のほうを使って説明いたしますので、よろしくお願いします。  日本では、諸外国では類を見ない速さで高齢化が進行しており、超高齢社会への対応という大きな問題に直面しております。春日市におきましても、戦後生まれの団塊の世代全てが75歳以上の後期高齢者となる2025年に向けて、さらなる高齢化が予想されます。  このような状況の中で、高齢者の皆様が、住みなれたこの春日において安心して暮らしていけるよう、地域包括ケアシステムの推進を図っていかなければなりません。そのためには、介護保険事業の円滑な運営が必要となってきます。高齢者数の推移、介護保険の制度の改正、介護サービスの需要を踏まえた介護保険サービス基盤の整備を踏まえ、方向性を見出していくことになります。  まず、春日市の状況を確認していくために計画書の88ページをごらんください。 133: ◯委員長(米丸貴浩君) どうぞ。 134: ◯高齢課長(武末竜久君) 第7期計画期間及び2025年度における高齢者数の推計を掲載しております。  2018年度から2020年度までには総人口がほぼ横ばいで推移していくことに対しまして、高齢者数は5%から6%増加していく見込みです。また、2025年までには、後期高齢者の数が前期高齢者の数を上回る形で増加していくことが予想されます。2017年度の後期高齢者と比較して、2025年度は4,000人程度の増加が見込まれております。  隣の89ページをごらんください。要介護等認定者数の推計です。  第7期計画期間中は、要介護等認定者の総数は9~10%の増加が見込まれております。2025年度には、後期高齢者の増加に応じ、要介護等認定者数は2017年と比較すると1,400人程度の増加が見込まれます。  次に、介護保険制度の改正を見ていきます。  90ページをごらんください。  今回の厚生労働省が示す介護保険制度の概要は、高齢者の自立支援と要介護状態の重度化防止、地域共生社会の実現を図るとともに、制度の持続可能性を確保することを配慮し、サービスを必要とする方に必要なサービスが提供されるようにするという内容になっております。  大きくは、地域包括ケアシステムの深化・推進として、自立支援や重度化防止に向けた保険者機能の強化の取り組みを行うことや介護保険制度の持続可能性の確保のために、負担割合の一部見直しなどが上げられています。  この第7期計画期間中には消費税の増税や介護報酬の改定が予定されております。  93ページをごらんください。地域密着型サービスの基盤整備について記載しております。  各サービスに係る需要を勘案し、第7期の計画期間において整備予定のサービスについて説明します。  1番目の定期巡回・随時対応型訪問介護看護について、1事業所を整備する予定です。サービス内容は、24時間365日、日中、夜間を通じて、定期的な巡回や利用者からの通報により、訪問介護と訪問看護を行うサービスです。医療と介護を一体的に提供し、在宅生活の限界点を高め、家族介護の負担軽減に効果があり、医療と介護の連携が求められる状況下において追加整備を行うサービスであると考えております。  94ページをごらんください。  5番目の小規模多機能型居宅介護について1事業所を整備する予定です。サービス内容は、事業所への通いを中心に、訪問や宿泊を柔軟に組み合わせて利用できるサービスです。本人の心身の状態や生活状況に応じた多機能のケアを実施することにより在宅生活の限界点を高め、家族介護負担の軽減を見込めることができるサービスであると考えております。  次に、96ページをごらんください。  9番目の地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護について、1事業所を整備する予定です。定員が29名以下の地域密着型特別養護老人ホームです。要介護等認定者数の増加及び重度化から、施設サービスの需要の増加に対応するものです。地域密着型サービスでありますので、入所者は春日市民に限られるものです。  97ページをごらんください。  このような介護サービスの量を見込みまして、給付費の推計をいたします。図表15のとおり、被保険者数の推計、要介護等認定者数の推計等を行い、サービス事業量、事業費、総給付費の推計を行います。2017年度の給付費は54億4,950万2,000円となっております。総給付費の伸びは、104ページの図表22にある──表の上から2段目のところになりますが、総給付費と書いてあるところ、そこと比較して、第7期の3年間の平均給付費と比較しますと、およそ112.3%となる見込みとなっております。  この要因としましては、後期高齢者数がふえることによる要介護等認定者数の増加や重度化によるものです。そのほかにも、介護報酬の改定、2019年度に予定される消費税の増税、先ほどお話ししました7期期間中の介護サービスの基盤整備の影響などが上げられます。  107ページをごらんください。  第1号被保険者の保険料についてです。  この給付費の伸びに対応するために、介護給付費準備基金の活用と保険料の改定を行います。介護保険事業は原則として、50%を保険料、50%を公費──税金ですね、負担しております。第7期の計画期間中においては、65歳以上の第1号被保険者は23%を負担していただくことになりますが、介護給付費準備基金を取り崩すことにより、保険料の負担を軽減し、保険料基準月額を5,800円としております。  なお、介護給付費準備基金の取り崩しの額につきましては、3億5,000万円という説明をしてまいりましたが、最終的に精査した段階で3億4,900万円を見込んでおります。それについては、110ページの図表29の下から3段目に記載しておりますので御確認ください。  保険料の負担については、報告事項の介護保険制度の仕組みについてのところで再度お話をさせていただきます。  ここで、1ページ目、2ページ目、最初のほうにお戻りください。  これまでお話をさせていただきました高齢化の進行……。大丈夫ですか。 135: ◯委員長(米丸貴浩君) ちょっと速いです。  はい、お願いいたします。1ページ目ですね。 136: ◯高齢課長(武末竜久君) 1ページ目、2ページ目をごらんください。  これまでお話をさせていただきました高齢化の進行、要介護等認定者数の増加、介護給付費の増加などに対応するためには、住みなれた地域で自分らしい暮らしを継続できるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援に係るサービスが一体的に提供される仕組みや体制づくりである地域包括ケアシステムの構築が求められています。  行政の力だけでは解決できるものではありません。高齢者はもとより、高齢者を支えるさまざまな関係団体と、行政が目指すまちの将来像とその実現のためのプロセスを共有し、同じ目的のもとに取り組んでいく必要があります。  この第7期介護保険事業計画は、団塊の世代が全て後期高齢者となる2025年を見据え、市に居住する高齢者ができる限り望む暮らしを継続できるよう、地域包括ケアシステムの深化・推進に向けた具体的な取り組みと、その先にある目指すまちの将来像を共有するための指針として作成しております。  11ページをごらんください。 137: ◯委員長(米丸貴浩君) はい、どうぞ。 138: ◯高齢課長(武末竜久君) 目指すまちの将来像の明確化と、その実現のための具体的方針を定めるために、住民へのアンケート調査や、地域住民やその支援者の意見交換を行いました。市民のニーズがどこにあるのか、どんな暮らしを望んでいるかを把握することで、課題の整理を行いました。  12ページ、13ページには、重立った意見を記載しております。  さまざまな意見がございましたが、次の三つのニーズに集約しました。  14ページ、15ページ、16ページにそれぞれ書いてありますので、読み上げます。  一つ目のニーズは、自分らしく健康に暮らし続けたい。二つ目のニーズは、介護等が必要になっても、自分が望む場所で暮らし続けたい。三つ目のニーズは、家族にできるだけ負担をかけることなく生活したいということです。  17ページをごらんください。  このニーズに対応するために、第7期介護保険事業計画の基本理念を、高齢者本人や家族の地域からの孤立を防ぎ、健康づくりや住みなれた地域での生活を市全体で支え合うまちと設定いたしました。  また、三つのニーズそれぞれに対応するために、三つの基本目標を定めています。  18ページをごらんください。  基本目標1、自分らしく生き生きとした暮らしを継続できる体制づくり。基本目標2、多様化・複合化するニーズに対応し、高齢者、家族が孤立しない体制づくり。基本目標3、介護保険等公的サービスの充実と適切な利用体制づくりです。この基本目標に沿って施策を展開していくことになります。  22ページをごらんください。 139: ◯委員長(米丸貴浩君) はい、どうぞ。 140: ◯高齢課長(武末竜久君) 基本目標1、自分らしく生き生きとした暮らしを継続できる体制づくりというところです。ここでは、住みなれた地域で望む暮らしを選択できるよう、早期の介護予防に取り組み、認知機能、身体機能の低下を予防するなど、自分に合った健康維持のための自助の取り組みが基本となります。  取り組みの方針として、1)介護予防に取り組みたいと思える環境(基盤)づくり、2番目、参加する場の選択肢を広げ、みずから選ぶことができる体制づくり、3番目、要介護状態の重度化を防止するための専門職による支援体制の確立の3点があります。  昨年10月から開始いたしました介護予防ボランティア制度は、ボランティアを始めるきっかけづくりや活動の支援、地域での介護予防の取り組みや支え合い体制の推進を目的としており、介護予防事業の継続的な実施と魅力の向上を図りながら、ポイント制度についても、その魅力を発信しながら制度の推進を図っていきます。  また、要介護者等の自立支援、重度化防止に向けた取り組みの重点施策の一つとして、軽度者に対しての状態の維持、改善に向けたサポート体制を構築するための自立支援型の地域ケア会議の実施に取り組みます。  ちょっと飛んで、34ページをごらんください。  個別の事例を通じまして、専門多職種が連携し、自立支援、重度化防止に資するケアマネジメントを支援することで、高齢者の生活の質の向上を目指していきます。  35ページをごらんください。  基本目標2です。多様化・複合化するニーズに対応し、高齢者、家族が孤立しない体制づくりです。ここでは、医療や介護、地域環境、家庭環境、経済面などの生活課題を抱える高齢者が、住みなれた地域や自宅で安心した生活を送るために、自治会の見守り活動などの継続の支援を行いながら、認知症高齢者とその家族が孤立しないための支援、入院・退院、在宅を通した切れ目のない医療・介護サービスの提供体制の整備への取り組みが基本となります。  取り組みの方針として、1番目、地域の見守り体制の充実。二つ目、地域課題に取り組むための仕組みづくり。三つ目、認知症高齢者とその家族が地域で孤立しないための支援体制の充実。四つ目、入院・退院、在宅生活を通じて、切れ目のない医療・介護サービス提供体制の整備。この4点があります。  41ページをごらんください。  地域課題に取り組むためには、さまざまな対応、検討が求められます。多様化・複合化する個別ニーズに対応するために、生活支援コーディネーターの活動を、行政、社会福祉協議会、地域包括支援センターとの情報共有、連携により、継続・推進し、昨年開催いたしました協議体の展開も含め、市全体で地域課題に取り組む仕組みづくりの定着を図ります。  45ページ目をごらんください。  認知症施策総合推進事業として、認知症初期集中支援チームの活動を定着させ、認知症地域支援推進員、認知症サポート医、行政の連携、協働により、早期診断、早期対応につなげていきます。また、認知症の症状や対応のあり方について正しく理解し、認知症高齢者やその家族を見守る応援者となるサポーターを養成する認知症サポーター養成講座を行い、学校、公民館、民間企業などにおいて正しい知識と理解を広めていきます。  53ページ目をごらんください。 141: ◯委員長(米丸貴浩君) どうぞ。 142: ◯高齢課長(武末竜久君) 2017年度に策定された「福岡県地域医療構想」においては、病床の機能分化に伴い、長期入院ができる療養病床数の減少が見込まれております。病院から在宅へのスムーズな流れができるよう、医療・介護のサービスの見える化や、医療職、介護職の情報共有の円滑化、筑紫地区4市1町で協同し、筑紫医師会在宅医療介護連携センターを活用した事業を行い、在宅医療、介護連携の推進を図ります。  市の取り組みとしては、先ほど述べました地域密着型サービスである定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所の追加整備を行います。  次、57ページをごらんください。
     基本目標3、介護保険等公的サービスの充実と適切な利用体制づくりです。  ここでは、家族にできるだけ負担をかけることなく生活し、ひとり暮らし等であっても在宅生活を続けられるよう、その人の暮らしに合った介護サービスの提供を踏まえながら、サービスの水準と負担のバランスを保った介護保険制度の安定的な運営が基本となります。  取り組みの方針として、一つ目、医療制度改革、2025年を見据えたサービス提供体制の整備。二つ目、介護サービスの適切な利用の推進。三つ目、介護事業者に対する適切な支援。四つ目、在宅生活等の継続につながる介護保険給付外サービスの充実の4点です。  59ページ目をごらんください。  取り組み方針1の医療制度改革、2025年を見据えたサービス提供の適切な支援につきましては、在宅生活を支えるものとして、定期巡回・随時対応型訪問介護看護と小規模多機能型居宅介護を整備いたします。また、さまざまな状況により在宅生活が困難になった場合でも、住みなれた春日市で暮らせるよう、地域密着型特別養護老人ホームの整備を行います。いずれのサービスも、公募によるサービスの指定といたします。  取り組みの2といたしましては、保険者機能と地域包括支援センター機能の強化を図ります。  67ページをごらんください。  地域包括支援センターは、地域の高齢者の介護・福祉・健康など、さまざまな面から総合的に支援をいたしております。第6期の事業計画においては、在宅医療・介護連携の推進、生活支援サービス体制整備、認知症施策の推進、地域ケア会議の推進に係る事業が地域支援事業に位置づけられ、地域包括支援センターが中核的な役割を担うこととなりました。  市では、行政と2カ所の地域包括支援センター、社会福祉協議会が地域包括支援センターの機能強化で求められる役割を担い、三者で情報を共有し、緊密に連携をしながら地域包括ケアシステムの構築を図ってまいりました。このような状況を踏まえまして、第7期計画期間中は、現在の体制を維持しながら、引き続き三者の連携を強化し、事業を推進するとともに、長期的な視点から今後の体制のあり方について検討していきます。  取り組み方針4、在宅生活の継続等につながる介護保険給付外サービスの充実につきましては、独居での在宅生活の維持と家族介護の負担軽減のために、緊急通報装置設置事業を見直し、「あんしんコール事業」を開始します。  79ページ目をごらんください。  これまでの緊急通報装置設置事業は、電話回線の有無や種類によって、事業の対象となるべき高齢者であっても利用できないケースがありました。この事業を、住みなれた地域での暮らしを支える基本的なサービスとして、対象者の拡大と事業内容の充実を図っております。これまでのおたすけコールは、従来の事業に相当するもので、85歳以上で独居等の条件を満たす場合は対象者を拡大し、緊急時の通報により、救急車等の出動要請、訪問介護員等の派遣を行います。みまもりコールは、本人所有の携帯電話等を活用し、定期的な連絡により安否確認を行うものです。  このような事業計画に沿った施策を進めていくことで、高齢者の方はもとより、市民の皆様が春日市に住んでよかったと感じていただけるまちとなるよう事業を実施し、地域包括ケアシステムの構築を進めてまいります。  以上で、私の説明を終わります。 143: ◯委員長(米丸貴浩君) 第7期計画の説明が終わりましたので、これより質疑をお受けしたいと思います。  武末課長、今、説明された文言は、この中に書いてあるところをずっと言われたわけではないですよね。ある程度アレンジしたところが入ってますよね。  武末高齢課長。 144: ◯高齢課長(武末竜久君) 基本的には、ここに載っている言葉を拾ってはおりますが、多少つけ加えた部分もあります。 145: ◯委員(前田俊雄君) 高齢課長が同じように、津波が襲ってきたみたいに、こちらのほうが理解、吸収するのが追いつかない。 146: ◯副委員長(近藤幸恵君) 一つ伺ってもいいでしょうか。 147: ◯委員長(米丸貴浩君) いいですよ、近藤委員。 148: ◯副委員長(近藤幸恵君) じゃあ、伺います。  22ページ、自助の取り組みを言っていただいたんですけどね、現場、自助ですね。だから、地域で行うことであったりとか、例えば公民館であったりとか、それから、健康スポーツ課のほうで介護予防のシステムをしたり、使ったりですね、するわけなんですけど、現場の声を一つお伝えしといてもよろしゅうございますか。  公民館のほうの高齢者のほうがですね、「私たちは健康でいたいんだ」と。週1回でもいいから、公民館で健康体操みたいなのをずっと取り組みたいんだと。予防ですよね、介護予防の。例えば、足踏みのありますでしょ。専門家が指導してくださるような。ああいうものを自分たちで取り組みたいんだけども、財政的なものが、今、自治会にかけ合ってるんですけど、それを毎週、週1回とか取り組みたいんだけど、財政的なものがついていけないので、「どうかならんのかね」というですね。というのが、一つありました。  市民はですね、そうやって健康になりたいと。介護保険を使いたくはないという意識はあるみたいなんですね。そこで、行政のほうはどれだけの問いに答えられる、何と言いますか、施策といいますか、指導者の派遣とか、そういうものを持ってあるのかなと。それをリスト化して、きちんと、しかも安価で、とかですね。地域でそういう人がいらっしゃったら、そういうものをボランティア意識で支援してくださる方がいらっしゃったら、そういうまとめたリストとかを自治会とかに提案できるものがあれば、なおいいかなと思ってるんですね。そういうものを今からきちっとつくっていかなければいけないものじゃないかなと思ってるんですね。  今、自治会としての取り組みは、やはり見守りというところが中心でありますけれども、今からそういうのをしていかなければならない。みずから、自分たちでしたいとおっしゃってるわけですよね。それに応えるべき行政でなければいけないかなと思ってますので、その辺の情報の収集とかは、どういう提供をですね、市民に、健康になるための。そういうのは、どのように考えてらっしゃるのか。提案できるもの。今、非常に少ないかなと思ってるんですね。  皆さん、御存じです。いきいきプラザに行けば、そこでできるんだとか、スポーツセンターに行けばできるんだということは御存じです。でも、身近なところで、日常的に健康でいたいというところでは、何か指導を受けたりとか、自分たちで自発的にできたりするものが、今から組み立てられないかなというのが地域の動きでございますけれど、それに対しては何かお考えとかはございますか。 149: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 150: ◯高齢課長(武末竜久君) きのう、私、介護予防の教室にちょっと見学に行ってきたんですが、介護予防のボランティアの方が、ボランティアでいろいろ手伝いながら、高齢者の皆さんと一緒に介護予防の事業を進めてました。そのときに聞いたお話では、ある地区から来ているボランティアさんが、今度、自治会長とお話をして、例えばサロンとかで、自分がここで学んだことをやりたいという話をしたら、サロンとかでやってもらっていいだろうかということで、話がまとまってるというようなことを聞きました。  そういうような形でですね、例えば介護予防教室に来て、ボランティアとして養成された方が各地域に戻ってですね、その地域に住んでらっしゃる方自体が公民館で、こういうふうな事業を進めていくというような形ができていけばいいのかなと、一つのいい例かなと思いましたので、こういった事業が普及していくような形でですね、こちらも考えていきたいと思います。  以上です。 151: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 152: ◯副委員長(近藤幸恵君) ありがとうございます。  やはりね、一つずつ丁寧にしていかないと、自助というのは生まれてこない、育ってもいかないだろうと思うんですよね。そういう介護のボランティアさんをふやすというのも一つですね。ふやしたならば、やはり地域に情報としてきちんと上げていくことをですね、お願いしたいかなと思ってます。  やっぱり住民の皆さんはね、自分の公民館とかで、歩いていけるところで介護予防ができれば、健康になりたいという意識が高いので、その辺をまた、たくさん情報的なものを、そうやって育ているんなら、していただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  今、そのボランティアさんというのは、そういう方というのは何人くらい育ってらっしゃるんですか。わからないですか。ごめんなさい、そしたらいいです。またのときに、それをお伺いいたします。 153: ◯委員(前田俊雄君) これ、計画やから。 154: ◯副委員長(近藤幸恵君) 計画ですね。 155: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 156: ◯委員(前田俊雄君) 私、今回の第7期でですね、ちょっと注目しておりましたのがね、今、障がい者施策とのですね、関連なんですけども、何か、例えば立てなくなったとかいったときですね、障がい者のサービスなのか、高齢課のサービスなのかということなんだけど、介護優先になってるものですからね、まず、高齢課のほうに行くというような形になってきとるわけですけど、この辺が、例えば生活の上で車椅子の生活になってきたといったときに、介護保険で見るのかですね、障がい者福祉サービスで見るのかっていう部分でですね、そこら辺の介護保険の中でも、障がい者とのかかわり合いがどう整理されるのかなと思って、注目してきたんですけど、どう整理されてるんですかね。 157: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 158: ◯高齢課長(武末竜久君) 基本的には、先ほど前田委員がおっしゃったとおり、介護保険制度が優先になります。第1号被保険者か第2号被保険者かで見るというところで、65歳以上になれば、基本的には介護保険の適用であると考えます。65歳未満の方については、第2号被保険者で介護保険の認定がとれる病状というのがありますので、それに該当するかしないか、しなければ障がいのほうのサービスというところで、基本的には年齢到達というところですね。 159: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木健康推進部長。 160: ◯健康推進部長(佐々木康広君) ちょっと補足させていただきます。  前田委員がおっしゃった部分は、非常に国のほうもですね、大事な視点だということで考えてありまして、共生型ですね、共生型のサービスということが一つのテーマとして上がってきております。おそらく6月議会でまた御提案することになろうと思いますけれども、障がいのサービスを受けてあった方が65歳になられて、通常でしたら介護のほうですので、その障がいサービス使えないと。そうなると、通ってあった施設を出て、今度は介護のほうのデイサービスに行かないといけないと。それが非常に矛盾が出てくるということで、そのままですね、今まで使ってあった障がいのほうで通ってあったところに行ける、そういった仕組みをですね、国のほうは考えてあります。そういった基準等の整備が必要になってまいりますので、これはまた、御提案をしてまいりたいと思っております。非常に大事な視点ということで、今、取り組まれておりますので、よろしくお願いいたします。 161: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 162: ◯委員(前田俊雄君) 特に気にしてましたのが、今、言っていただきましたけど、今まで受けてたサービスが受けづらくなってきたということと、特にまた、自己負担の問題も出てきたもんですから。今、6月ということでございましたので、また時期を見て、この件については。一応、問題提起だけ、きょうのところはさせていただきます。  以上です。 163: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末課長、さっき2号被保険者の方の話されて、あれは特定疾患の話じゃないんですか。障がいでは……。 164: ◯高齢課長(武末竜久君) そうです。済みません。 165: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。  体系的なところを質疑されたらいいかなと思います。これまで委員会の中でもですね、包括支援センターが今のところ北と南で2カ所、これだけ包括の役割がどんどんどんどん大きくなってきて、果たして2カ所でいいんだろうかというのは、過去にも委員会でもいろんなお話をされています。今回、現行どおりで行かせてみようという話なんですけども、そういったところの議論ができたらいいのかなと思っております。  体系的なところで、質疑はありませんか。よろしいですか。  近藤委員。 166: ◯副委員長(近藤幸恵君) まあ、自助の取り組みでしょうけども、介護予防ボランティア制度なんですけどもね、まだまだ全町35地域はいってないみたいなんですけれども、ことしはやはり全部にしていただいて、やっぱりこれは介護予防という視点では押していかなきゃいけないですね。画期的なことでもありますし、しっかりと押していくというのがポイントじゃなかろうかと思うんですけども、その辺はですね、取り組みを、していただけるものと思ってますけど、いかがでしょうか。 167: ◯委員長(米丸貴浩君) 展開についての方向性なりを。  武末高齢課長。 168: ◯高齢課長(武末竜久君) 介護予防ボランティア制度につきましては、それぞれ自治会の中での福祉のあり方みたいなのがありますので、そこをですね、情報を、「ここはこういうふうになってよかったよ」とかいうふうな話を広めていきながらですね、「じゃあうちもやろうか」というふうな形で持っていけるようにですね、自分たちは考えています。 169: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員、よろしいですか。 170: ◯副委員長(近藤幸恵君) もうちょっとですね、強制的とは言いませんけれども、もっと強く、これにかかわっていただくと健康が保てるんだという視点でですね、もっと強く言ってもいいんじゃなかろうかと。  それで、課長おっしゃったように、職員がね、出ていくという部分も、どっかでおっしゃいましたよね、多分、地域のどっかで。そういう部分も、今からたくさん、この計画に伴って行かれるわけですかね。だから、やはりきちっきちっと押していって、このすばらしさも言いながら、自治会によっては温度差もありますでしょうし、諸事情もありますでしょうけど、すばらしいものだと。しっかり胸を張ってですね、伝えながら広めていって。ことしは絶対全ての自治会に入るようにしていただきたいかなと。それと、輪が広がるようにですね、していただきたいと思ってますので、よろしくお願いします。 171: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 172: ◯委員(前田俊雄君) 59ページ、地域密着型の特別養護老人ホームがありますね。当然、地域密着ですから、春日市民だけが利用できると思うんですけども、29床ということがありますけども、この第7期において29床ですけども、需要としたらどのくらいあるもんですかね。充足の問題、需要、供給。供給が今、29床というふうに供給をしようとされてるんですけど。 173: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木部長。 174: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 一つには、これは後ほど少し説明させていただきますけれども、今回の事業計画の中では、地域密着型の特別養護老人ホーム、これは、春日市のほうが指定権限を持っているということで事業計画に載せております。もう一つは、3月議会でもお話ししました広域型の特別養護老人ホーム。こちらのほうは県のほうが指定するということで、ハード部分につきましては、直接県が事業者に交付するということもありまして、この事業計画になじまないということで、載せておりませんので、実態といたしましては、29床の地域密着型の特別養護老人ホームと合わせまして、80床の広域型の特別養護老人ホームの整備に取り組んでいくということでございます。  その中で、需要につきましては、これは、平成29年度の段階で整理をいたしましたときに、きょうも概略で申しますけれども、大体、特別養護老人ホームを待ってある方が130人ぐらいいらっしゃいまして、その一方で、住宅型の有料老人ホームですとか、あるいは介護つきの有料老人ホーム、そういったところで、あきが100ありました。引きますと大体30ということで、一つには、地域密着型の29床というところができております。  ただ、先ほど高齢課長申しましたように、これから療養病床の減少ですとか、そういった中でやはりニーズが出てくるということで、あるいは介護離職の防止。そういったところからも、やはり施設のニーズというのが当然出てくるだろうということで、広域型のほうの80床の整備につきましても取り組んでいきたいということでございます。 175: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 176: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。  特にですね、よく言われる話がですね、あそこの塚原台か、「春日市にあるんだけども入れないもんね」とかね、そういったような相談があったりとかするわけだけども、とはいえ施設は簡単にできるもんじゃないもんですからね。地域密着型ができたら春日市民、優先なりますので、そういったようによそに行けばあきはあるんだけど、春日市でという御希望の方は、そういった方は、今、待機されてる方は、これができれば、春日市民であるがゆえに、優先的に利用できるという理解でよろしいんですかね。 177: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 178: ◯高齢課長(武末竜久君) 春日市民を対象としたサービスですので、おっしゃるとおりです。 179: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。期待します。 180: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。よろしいでしょうか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 181: ◯委員長(米丸貴浩君) 7期計画は6期計画にまた上乗せして厚いですからね、これまで1年間の委員会でのいろんな議論、それから説明等をよく考えてですね、一回読み込んでください。そして、皆さんの中でまた、新しい7期計画の──これの目玉は、前課長がしこたま我々にレクチャーしてくれておりますので、そのあたりからその進捗とかですね、それから、近藤委員からもありましたように、今度は利用者さんの声、そういうところも大事にしながらですね、7期計画の3年間を見据えていきたいと思いますので、まずは読み込みをよろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。  佐々木健康推進部長。 182: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 先ほどお聞きいただきました介護予防ボランティアの数、こちらのほうの事業計画に載っておりますので、そこだけ御紹介させていただきます。  30ページでございます。  30ページの表のほうに、運動ボランティアとはつらつボランティア。はつらつボランティアは、ナギの木苑でレクリエーション等のボランティアしていただいています。あわせまして、こちらの数字が、養成の人数と登録の人数ということでございます。 183: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員、よろしいですか。 184: ◯副委員長(近藤幸恵君) わかりました。そうすれば、この方たちを具体的にお願いしたいという場合は、健康スポーツ課のほうでいいですか。ボランティアさんの要請をしたいとなれば、地域が。 185: ◯委員長(米丸貴浩君) 要請というのは、派遣要請ということですか。 186: ◯副委員長(近藤幸恵君) 派遣要請ですよ。ごめんなさい、計画とはちょっと違いましたね。派遣要請です。結構せっぱ詰まった皆さんのお声なので。 187: ◯委員長(米丸貴浩君) 派遣要請があったときにはどこにお願いしたらいいんでしょうかという質疑です。  武末高齢課長。 188: ◯高齢課長(武末竜久君) 高齢課のほうでお話を聞いて調整をいたしますので、まずはお話を聞かせてください。 189: ◯副委員長(近藤幸恵君) ありがとうございます。 190: ◯委員長(米丸貴浩君) よろしいですかね。 191: ◯副委員長(近藤幸恵君) 市民の皆さんはね、今すぐにでもやりたいという御意思なので、情報的には提供させていただこうと思っています。ありがとうございます。 192: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、調査事件1項目め、第7期介護保険事業計画については、以上とさせていただきます。  引き続き2項目め、地域包括ケアシステムの構築の進捗についてを議題といたします。  説明員の説明を求めます。  武末高齢課長。 193: ◯高齢課長(武末竜久君) 地域包括ケアシステムの進捗について、御説明いたします。  資料はホチキスでとめてある分の、このA3の紙になります。 194: ◯委員長(米丸貴浩君) お願いいたします。 195: ◯高齢課長(武末竜久君) 地域包括ケアシステムの構築は、団塊の世代が75歳以上となる2025年をめどに、重度な介護状態となっても住みなれた地域で自分らしい暮らしを、人生の最期まで続けることができるよう、医療・介護・住まい・予防・生活支援が包括的に確保される体制づくりを進めていくものであります。  資料は、地域包括ケアシステムの構築に向けた春日市の取り組みについてをお配りしております。  前回の説明でお配りしたものから、既にできているもの、今後の取り組み予定のところに、現在の状況を赤い文字で更新しております。今後の取り組み予定については、第7期事業計画で予定としているものを書いております。
     表のほうをごらんください。  一番上の左、目指すところとして、目指すべき地域社会の状態を示しております。  まず、適切に介護サービスを受けることができる環境がある。次に、医療と介護のサービスが切れ目なく提供される仕組みがある。次に、日々の生活を支える体制が整っている。また、介護の予防に取り組む環境がある、これらは地域を含めた多様な主体で担っていただくことになっておりまして、密接に関係しておりますので、一つの項目で整理しております。最後に、安心できる住まいがある、としております。  目指すところ1では、既にできているものの部分で、前回の報告以降、地域密着型サービスである認知症高齢者グループホームを1施設18人の整備や認知症初期集中支援チームの設置、キャラバン・メイト連絡協議会の開催がなされております。今後の予定の部分では、介護基盤の整備として、小規模多機能型居宅介護、地域密着型特別養護老人ホームの整備を予定しております。また、総合相談支援体制の整備では、地域包括支援センター強化機能や自立支援型地域ケア会議の開催、保険者機能の強化として、居宅介護支援事業者指定権限移譲に伴う指導・助言などに取り組んでおります。  目指すところ2では、既にできているものを充実させながら、今後の取り組み予定として、(1)、(3)の医療・介護従事者の連携推進、相談支援については、筑紫医師会在宅医療介護連携支援センターを活用し、在宅医療、介護連携の推進を図っていきます。また、(2)の切れ目のない医療と介護の提供体制の構築として、定期巡回・随時対応型訪問介護看護を整備する予定です。  次に、目指すところ3、4では、既にできているものの中で廃止となった事業もありますが、前回までは取り組み予定であった協議体の設置、資源ガイドブック作成、高齢者運転免許証自主返納支援事業、介護予防ボランティア制度、総合スポーツセンターでの介護予防事業実施などの取り組みができております。また、まちづくり交付金の高齢者支援加算により、高齢者を支える側である各地区自治会に対しての支援を行うことができました。今後の取り組み予定といたしましては、ひとり暮らし高齢者等が安心して生活できる環境を整備するとともに、同居または別居の介護家族の負担軽減等を図るために、あんしんコール事業の推進、普及、啓発を行ってまいります。  地域包括ケアシステムの基盤となるのは、地域の総合力であります。医療機関や介護の専門事業者だけではなく、ボランティア、自治会などさまざまな主体、さまざまな人々がかかわって、地域の中で高齢者を支えていただくことが必要となってまいります。  今後とも、このような本市の特性を十分に生かしながら、地域全体で高齢者を支える体制づくりを進めてまいりたいと考えております。  以上です。 196: ◯委員長(米丸貴浩君) 高齢課長の説明が終わりましたので、質疑をお受けしたいと思います。  今回ですね、和光市さんに行って、いろいろお聞きしてこようと思っております。  所管課からは質問等が出ているということも聞いておりますけれども、我々のほうでもう1回確認してですね、今現在、春日市でここまで来たねというところの確認ができるんじゃないかなと思っております。7期計画ももうちょっと読み込んだ上で、「ここまではできている、でも、ここまで至ったけれども残念ながら道半ばだ。計画ではこういうところを目指していきたい」というところが、和光市さんでお聞きできたらいいかなと思っておりますので、質疑をどうかよろしくお願いいたします。  前田委員。 197: ◯委員(前田俊雄君) 第3項の(3)で、生活支援事業と高齢者等家族支援事業が抹消線が引いてますけど、高齢者等家族支援事業は利用者が少ないというようなことで。この生活支援事業に抹消線が引いてあるんですけど、具体的にはどういう内容だったんですかね。 198: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 199: ◯高齢課長(武末竜久君) 生活支援事業につきましては、ボランティアである訪問員が訪問して、生活支援のお手伝いをするということではありますが、これはもともと社会福祉協議会が行っている訪問サービスとかぶるところがありますので、ここはもう整理させていただいたというところです。あと、まごころ訪問事業と内容がかぶっているというところで整理させていただいたところです。 200: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 201: ◯委員(前田俊雄君) 従来、重複してたから、それを整理、統合したということで、これを消したということで理解していいですね。 202: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 203: ◯高齢課長(武末竜久君) そのとおりです。 204: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 205: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに。吉居委員どうぞ。 206: ◯委員(吉居恭子君) 先ほどの福祉計画の分のときにちょっとお話があった分なんですけども、住宅型と介護つきのほうのあきがあると言われましたけども、そこら辺の、何でそういうあきがあるというのは、使いにくいとか、理由をちょっとお聞きしたいのと、その需要の130人の中の方が、そこに入れるっていう可能性があるというか、多分入れるだろうというのがあるんですか。ちょっとそこら辺を聞きたい。質問の仕方があれなんですけど。 207: ◯委員長(米丸貴浩君) あきがあるけれども、そういう……。 208: ◯委員(吉居恭子君) 現在は入ってないんですよね。入ってらっしゃらないところはやっぱり理由として、住宅型がお金かかるとか、介護つきのほうがどうだとか、そういうのがあるんですかね。 209: ◯委員長(米丸貴浩君) 何か原因等を整理されてありますか。  佐々木部長。 210: ◯健康推進部長(佐々木康広君) これはですね、はっきり申しまして、130待機があって、実際にあきがあるのは、あくまでも、特養にあきがあるんじゃなくて、住宅型老人ホームですとか、介護つきの有料老人ホーム、それ以外の宿泊系ですね、入居系の施設にあきがあるということですので、全くリンクは本当はしてないところなんですけれども、実際どれくらいの整備をしていくかという中で、数としてですね、これぐらいの待機はあるけれども──実際は待機と言われましても、本当は別のところに入ってある方が春日市のほうに入りたいとかいう方もいらっしゃいまして。あるいは既に別の、例えばグループホームとかに入ってある方が待機してあるとかいう方もいらっしゃいます。全てが在宅で待機されてるということでもありませんので、なかなか数を出していくというのが正直難しかったというのがございます。  そういった中で、130待機があるといっても、全て130整備するという計画は難しかったということもありまして、じゃあ、どれくらいの数をというところで、空床が100ということであれば、まずそれを引いてみて、30という数が出てきたということとあわせまして、当然、それだけでは足りないというところで、先ほど申しましたように広域型の整備も検討したところでございます。  実際、あきが100があるからそこに入れるかと言いますと、今、吉居委員おっしゃいましたように、やはり有料型の老人ホーム、介護つき老人ホームは高うございます。特別養護老人ホームにつきましては、食費とか居住費の部分が低所得者につきましては介護の給付のほうで出るということもございますので、かなり費用が抑えられます。そういった意味では、ニーズは必ずしも合致してないということは、おっしゃるとおりだと思っております。  そういった形の整理をしております。 211: ◯委員長(米丸貴浩君) 吉居委員、どうぞ。 212: ◯委員(吉居恭子君) ただ、あきが100あるということであれば、事業者の人も大変だろうなと思って。そこら辺が柔軟にというか、金額にしてもね、いろんな介護つきとかいうのにしても、うまくならないのかなと思って。ちょっともったいないなと、それだけあきがあるというのは。そこら辺をちょっと思ったので。 213: ◯委員長(米丸貴浩君) あきの定義というか、整理ができれば。単純に引き算でできるという話ではなかったというのはわかりましたね。  ほかに質疑はありませんでしょうか。前田委員。 214: ◯委員(前田俊雄君) 今のは高齢者の住宅の問題なんですけども、今、春日市では、市営住宅を順次建てかえしているわけですけども、その建てかえを計画するに当たって、高齢者向けという部分の庁内議論というのは、そういう視点というのはあったんですかね。全く切り離してたんですかね。 215: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 216: ◯高齢課長(武末竜久君) そういった議論はしてないというところです。実際に春日市内には、サービス付き高齢者住宅なり、有料老人ホームなり、そういった件数的に、先ほど申しましたように、100ぐらいのあきがあるといった、そういったところもありますので、そういう民間でできるといったところは、そういったところでできるというふうな判断で、おそらく協議していないというところだと考えています。 217: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 218: ◯委員(前田俊雄君) 数の上であるっていっても、やはり民間というのは、はっきり申しまして、私も聞いたことあるんですけども、とてもとても手が出る金額ではないと。例えば入所するのにですね、最初に保証金が幾らとか言われたらですね、その額を聞きましたらね、とてもですね、「もう結構でございます」というぐらいのですね、引くような高額になりますんでね。確かに数の上では入ってますけども、一般は市民生活の中で、こういう介護状態に落ちていたから、どうしてもそういったところに入らないかんから入れてくださいっていうような状況じゃないですよね。  それを言いましたら、市営住宅もそうですよね。一般の民間のアパート、それから集合住宅、たくさんある中で市営住宅をやるっていうのは、やはり民間ではとてもじゃないですけど入居できないと。それで公的なサービスということで市営住宅はあるわけですね。  そういう視点を考えますと、やはり民間での有料老人ホームなんかはあるわけですけども、高額のためにどうしても一般市民の収入からいくと入れない。だとするならば、公的な施設をという議論が、やるやらないは別にしても、議論があってもいいんじゃないかなというふうに思ったもんですから。たまたま今、市営住宅の建てかえがあるもんですから、庁内議論はあったのかなということをお尋ねしたところですけど、なかったということで、これでとどめておきます。 219: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木部長。 220: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 今、前田委員におっしゃっていただいた意見、非常に重要な視点だと思っております。実際に庁内議論といたしましては、当然バリアフリーですとか、そういった部分の議論はした中で、市営住宅の計画のほうにも、そのあたり盛り込まれている部分がございます。ただ、当然、市営住宅となりますと、低所得の方ですとか、そういう年齢に限らず、そういった部分で必要に方にまず提供していくという、市営住宅側の考え方もありますので、その中で、今度は介護が必要になってまいりますと、ただ単に住宅を提供するということじゃなくて、そこに見守りですとか、食事の提供ですとか、そういった部分が出てきますので、なかなかその部分がリンクしそうで少しリンクしないところもあるのかなということで、ただ、少なくとも、そういう施設につきましては、高齢者の方も入りやすいように、エレベーターですとか、バリアフリーですとか、そういった部分は当然配慮した中で計画はされておりますので、よろしくお願いします。 221: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。もうこれ以上言いません。結構です。 222: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。西川委員。 223: ◯委員(西川文代君) 先ほどの事業計画の中で、今後の高齢化率ですね、人口推計というところがあって、2018年度では21%を超えて、超高齢社会に春日市も突入するという推測、推計が出ています。この3年間の中で、2020年度は22.21に上がって、そしてこれ、見据えているのが、この計画の中で6ページですね。2025年度、この第7期ではないですけど、将来的にはもっと上がって、24.41。そういう中で、基本的に、施設自体を全部建設していくっていうのは、なかなか難しい状況になるのはわかってると思うんですよね。その中でですね、この2のところの、医療と介護のサービスが切れ目なく提供される仕組みがあるっていうところの(2)とか(3)、医療と介護の提供体制の構築とか在宅医療・介護連携の相談支援、ここらあたりをですね、しっかり取り組んでいく必要があるかなと思いますが、そこら辺、ここに今後第7期事業計画の取り組み予定で、筑紫医師会等との連携による在宅医療の充実とか書かれてますけど、このあたりは、どんな形で連携をして、在宅医療の充実を具体的に図っていこうというのは、今、この3年間の計画の中で、何かイメージされていますか。 224: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 225: ◯高齢課長(武末竜久君) この筑紫医師会との連携は、4市1町で行うということになってますので、ほかの市町村と歩調を合わせながらですね、筑紫医師会とどういった形で進めていくかという。まず先行して、重度になっても暮らせるような形である定期巡回・随時対応型訪問介護看護を入れると。で、今、介護予防の話出ましたけど、この年代になっても介護予防を続けてきたおかげで重度にならずに済んだという人がふえていくような形で進めていくといったところが今の考えですね。  具体的に、筑紫医師会とどういった話をするのかというのは、今から先の話になりますので、ここは4市1町、歩調を合わせてですね、筑紫地区一体となって頑張っていきたいと思いますので。  以上です。 226: ◯委員(西川文代君) わかりました。 227: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。前田委員。 228: ◯委員(前田俊雄君) この資料はですね、前、今やっているところを全部拾い出して地域包括を構築するためには、システムを構築するためグループ分けしたという資料の続きというふうに思っていいですかね。 229: ◯委員長(米丸貴浩君) そのようです。そのまま質疑を続けてください。 230: ◯委員(前田俊雄君) 以前ね、そうやって整理してもらっとって、かなりこれ見とったら進んでるなという部分で。  この赤い部分ができたよという、黒い文字の部分はその以前からできていたというふうに理解していいんですか。色分けしてあるもんですから。 231: ◯委員長(米丸貴浩君) 色分けの意味をもう一度説明してください。  武末高齢課長。 232: ◯高齢課長(武末竜久君) 赤でしてる分は、前回お配りした資料から追加というか更新でできている部分というところです。今まで、例えば前回は今後の取り組み予定のところで上げていたものが、今の段階ではできましたという形でしてるのを赤文字で示させてもらってます。 233: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 234: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。前回は地域包括ケアシステムの移行準備という段階でのこういった整理だったと思うんですけども、もういよいよもってここまで本格的に充実して、ケアシステムの構築という段階に入ってきたと思ってもいいんですかね。 235: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 236: ◯高齢課長(武末竜久君) この地域包括ケアシステム自体にですね、完成という形はないと考えています。ずっとこれから先、世の中続くに当たって、今では思いつかないような状況がまだ出たり、そのたびにみんなで知恵を出し合ってですね、どうやったらみんなで一緒に幸せに暮らしていけるかというのを、皆さんで考えながらしていくというのが地域包括ケアシステムだと考えておりますので、完成ではなく、皆さんが暮らしていけるような形で随時更新していくというようなものだと思っております。 237: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 238: ◯委員(前田俊雄君) これまでのね、随分いろんな資料をいただきですね、地域包括ケアシステムの「構築」という言葉が使われてきたわけですよ。そういった中でね、確かに日々いろんな環境、これから変わってくるでしょうから、日々進化するものだろうとは思ってるんですけども、一定の水準まで構築されたという理解でよろしいんでしょうか。 239: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 240: ◯高齢課長(武末竜久君) 一定の水準までできていると春日市は捉えております。 241: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。その一言が聞きたかったんです。 242: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんか。  和光市さん、今から行って説明聞くんですけれども、見たり聞いたりしてると、地域の力──地域ケア会議とか、それから今度うちもやる協議体、このあたりがどうも大事だなということをしきりに言ってありますよね。前田委員がおっしゃったのは、一つは制度として、いろんなメニューは春日市はできてきたよねって。この2年間でできてきたよねって。今度は、行政ではできないことがたくさん今からありますっていう。これにも、ボードに書いてあります。確かにそうだと。地域の力をどうやって引っ張り出して、協力を願っていくのかなというところが和光市さんのポイントかなと私は捉えているので、そういうところをしっかりお聞きして、そしてまた、当然、報告会をやりますのでね。そのときにですね、またいろんな提案、提議ができてきたらいいかなと思っておりますので、その点を見ていきましょうかね。  これについては、ほかにありませんでしょうか。いいですかね。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 243: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、調査事件の2項目め、地域包括ケアシステムの構築の進捗については以上とさせていただきます。  それでは、報告事項に入りたいと思いますので、報告をよろしくお願いいたします。  武末高齢課長。 244: ◯高齢課長(武末竜久君) 介護保険制度の仕組みについて説明させていただきます。  資料は先ほどお配りしている分の2枚目になります。カラー刷りで刷ってる介護保険制度の仕組みと書いてある分ですね、お願いします。  3月の定例会におきまして、介護保険制度の仕組みについて整理したものの、資料の要求があっていましたので、別紙のとおり配付しております。  その内容について、御説明いたします。  資料には記載ありませんが、介護保険制度は、40歳以上の人が被保険者となって介護保険料をおさめ、介護や支援が必要となったときにサービスが利用できる支え合いの制度です。  では、資料のほうをごらんください。  資料の左下の黒枠の中をごらんください。65歳以上の方は第1号被保険者、40歳以上65歳未満の方が第2号被保険者となります。  サービスを利用するには、要介護等の認定を受ける必要があります。要介護等認定を受けた方は、アセスメントに基づきまして、ケアプランに位置づけられた介護サービスを利用することになります。ここでは、仮に利用者が1割負担としてお話をさせていただきます。  被保険者のうち要介護等認定者は、ケアプランに基づいて、サービス事業者からサービスを受け、かかった費用の1割を事業者に支払います。右下の枠の中にありますサービス事業者は、サービスの提供を行い、1割を利用者である要介護認定者から受け取ります。残りの9割につきましては、右上にある国民健康保険団体連合会に介護給付費として請求し、国民健康保険団体連合会は介護給付費を事業者に支払います。  次に、国民健康保険団体連合会は、左上の枠内にある保険者である春日市に介護給付費を請求し、春日市は給付費を国民健康保険団体連合会に介護給付費として支払うことになります。  春日市が支払う介護給付費の財源の内訳は、原則として税金が50%、保険料が50%となっております。  左上枠内上段にある税金の内訳は、居宅に対する給付費が、国が25%、県が12.5%、市が12.5%、施設に係る給付につきましては、国が20%、県が17.5%、市が12.5%となります。左上枠内の下段にある保険料のうち、27%が第2号被保険者、23%が第1号被保険者が負担することとなっています。  第2号被保険者の保険料は、第2号被保険者が加入する各医療保険の保険料算定方法に基づいて金額が決められ、介護分、医療分を合わせておさめることになります。各医療保険が徴収した介護保険料は、社会保険診療報酬支払基金に一括して集められ、各保険者──市町村ですね、配分されることになります。  第1号被保険者の保険料は、老齢年金、遺族年金、障害年金が年額で18万円以上の人は、年金から直接差し引いて納付していただくことになります。これを特別徴収といいます。  また、これらの年間の金額が18万円未満の人は、納付書または口座振替で納付していただくことになります。これを普通徴収といいます。  また、特別な例として、年金の年額が18万円以上の方でも、年度の途中で65歳になった場合や他市から転入してきた場合につきましては、一時的に納付書または口座振替で納付していただく場合もあります。  このような形で、皆様からいただいた保険料で介護保険制度が成り立っております。  私からの説明は以上です。 245: ◯委員長(米丸貴浩君) この資料は前田委員からの提案だと思います。  前田委員、ありますか。前田委員、どうぞ。 246: ◯委員(前田俊雄君) 特にね、これが非常に追加でよかったなと思いましたね。特に直接、サービス事業者から市のほうにという、一般的にはですね、いろんな図解を見ますとあるんですけど、春日市の場合は、ここの国民健康保険団体連合会を通してやってるわけですよね。普通の一般的な図には、厚労省なんかの図には、これは確かなかったと思うんですよね。春日市の場合はそういったようなレセプトの……。当然、ここであれでしょう、国民健康保険団体連合会にレセプトの審査もお願いされてるんでしょう。 247: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 248: ◯高齢課長(武末竜久君) そうですね。ここは審査支払機関ですので、保険料のレセプトの確認とか、そういうのも行いながら、介護保険のほうも取り扱っていただいているといったところです。 249: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。
    250: ◯委員(前田俊雄君) その場合に、レセプトの審査というのは、春日市から何か、審査の手数料といいましょうか、委託料か何か払ってるんでしたかね。 251: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 252: ◯高齢課長(武末竜久君) はい。それは、審査支払いの手数料で払っております。 253: ◯委員(前田俊雄君) そういうことですね。了解しました。非常にわかりやすいです。 254: ◯委員長(米丸貴浩君) 介護保険制度の仕組みについてお聞きになりたいことはありませんでしょうか。よろしいですかね。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 255: ◯委員長(米丸貴浩君) 今後の審査のときの資料とさせていただきます。ありがとうございます。  それでは、引き続き報告をお願いいたします。  岩隈健康スポーツ課長。 256: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) 平成30年度版「春日市健康づくり」についての説明をさせていただきます。  こちらの冊子をごらんください。  よろしいでしょうか。 257: ◯委員長(米丸貴浩君) どうぞ。 258: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) 昨年度に引き続きまして、春日市の健康づくりという名称で作成いたしました。このパンフレットは、本市の健康づくり事業についてお知らせするものでございます。  市民の皆様へは、4月1日号の市報かすがとあわせて配付しまして、転入者に対しては市民課の窓口でお渡ししております。市役所本庁いきいきプラザにも配置しております。  パンフレットは、市民にとりましてわかりやすいように、色分けしたインデックスをつけまして、文字数を減らし、活字の読みやすさに配慮して作成いたしております。  また、平成28年度まで、健康カレンダーというような表記でございましたけれども、カレンダーの表記がなくなっております。これは、事業の実施日程については個人通知、市報、ウエブサイト、あるいは別冊の冊子などですね、御確認いただくこととなります。  次に、健康スポーツ課の所掌する部分について、ページを追って御説明いたします。  まず表紙でございます。  こちらには、救急電話相談、医療機関案内等、救急医療、夜間医療当番医についての御案内をしております。救急電話相談、医療機関案内は、便利な短縮ダイヤルを掲載しております。夜間・休日の当番医については、毎月1日号の市報かすがに折り込みということで、市民カレンダーや、あるいは市のウエブサイトにてその月の夜間・休日の当番医をお知らせしてまいります。  次に3ページ、4ページをごらんください。  成人の健康診査でございます。  まず1点目で、生活習慣病の健康診査及びがん検診、各種健診についての御案内で、健康診査実施期間は6月中旬から2月末までとなっております。  生活習慣病の健康診査については、一般健康診査、国民健康保険の特定健康診査及び後期高齢者医療の被保険者に対する健康診査がございます。ただし、後期高齢者医療の被保険者への健康診査の実施主体は、広域連合となっております。  その下、がん検診、各種健診については、当初予算の御説明で申しましたとおり、胃がん検診、胃内視鏡検査がニューということで、新規事業となっております。50歳以上で偶数年齢の方が対象で、料金は2,500円となっております。  4ページには、健康診査の受診方法、個人通知の御案内、結果相談会、血糖値が高目の方を対象としました血糖値を下げる教室を御案内しております。  一番下の欄は、平成29年度健診川柳コンクールで最優秀賞、優秀賞となった作品を掲載し、健診受診をアピールさせていただいております。  次に、9ページをごらんください。  一番下の項目で、高齢者の予防接種でございます。  インフルエンザと肺炎球菌の予防接種の御案内をしております。特に、肺炎球菌ワクチン予防接種については、65歳以上に対する全員接種の事業の最終年度となりますので、今後、市報、未接種者の方を対象とした個人通知を行い、予防接種を勧奨してまいります。  次に、10ページをごらんください。  このページには、栄養・食育及び健康づくりにチャレンジの御紹介をしております。  栄養・食育では、専門職に当たる管理栄養士が実施する、上から栄養相談、離乳食教室やボランティアである食生活改善推進員の協力を得て行う親子料理教室、減塩みそづくり教室などを紹介し、次の段では、食生活改善推進員を養成する栄養ボランティア講座を御紹介しております。  下の段の健康づくりにチャレンジでは、健康ウォークといきいきフェスタ春日の事業を紹介しております。開催日程は、市報や折り込みの市民カレンダーでお知らせしてまいります。あわせまして、25年の活動歴を持ちます春日市ヘルスリーダーの会もPRさせていただいております。  最後に裏表紙をごらんください。  春日市総合スポーツセンターで行われている事業の一部を御紹介しております。市民の皆様の健康づくりを運動面から支えていくものでございます。  私からの説明は以上で、引き続き高齢課長のほうから、高齢課担当の分を御説明させていただきます。 259: ◯委員長(米丸貴浩君) 武末高齢課長。 260: ◯高齢課長(武末竜久君) 続きまして、5ページから9ページの中ほどまでの高齢課が所掌する部分を説明させていただきます。  まず、5ページ目をお開きください。  5ページ目は、65歳以上の方のための元気度チェックです。これは、介護予防の総合事業に位置づけられている基本チェックと同じ内容となっております。  6ページから9ページまでについては、インデックスを介護予防というところ……、前回まではナギの木苑と2項目分けておりましたが、ナギの木苑も一緒にして1項目にまとめております。  6ページの上のほうにある総合スポーツセンターで行われている元気高齢者向けの教室については、先ほどの地域包括ケアシステムの構築の進捗の中でお話しさせていただいた取り組みができたものの中の一つになっております。  全体的にレイアウトの変更を行いまして、いきいきプラザでのいきいきルームやナギの木苑での項目に、どのようなことが行われているのかわかりやすいように写真をふやしております。  内容につきまして大きな変更点は、9ページ目にあります介護予防ボランティア制度についてです。  この介護予防ボランティア制度につきましては、ここにも掲載しておりますが、市報の5月15日号にも掲載してですね、皆さんに推進を図るようにしております。  ボランティア活動をすることで、市民の支援を行いながらも、自身の介護予防にも資する大変有効な取り組みと思っておりますので、こちらも今後も推進していきたいと考えております。  私からの説明は以上です。 261: ◯委員長(米丸貴浩君) 健康づくりの説明が終わりましたけれども、これについてお聞きしたいことはありませんでしょうか。  白水委員どうぞ。 262: ◯委員(白水和博君) 済みません、3ページの胃がん検診のニューのところ、前もらった資料には7月からに。この上に、健診実施期間は6月中旬からってなってるんですけど、前もらった資料は7月からになっています。 263: ◯委員長(米丸貴浩君) 岩隈健康スポーツ課長。 264: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) 確かに、前お渡ししたのは7月からとなっておりましたが、検診自体がですね、個別検診でございまして、体制が整いましたので、6月中旬で。集団検診については7月から始まるんですけど、これは内視鏡は個別しかございませんので、6月中旬から。 265: ◯委員(白水和博君) わかりました。 266: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかにありませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 267: ◯委員長(米丸貴浩君) よろしいですかね。  ないようですので、報告事項の(2)「春日市健康づくり」平成30年度版については、以上とさせていただきます。  ここで暫時休憩いたします。再開を午後1時とさせていただきます。  では、また昼からお願いします。              ──── ─ ──── ─ ────                  休憩 午後0時07分                  再開 午後0時59分              ──── ─ ──── ─ ──── 268: ◯委員長(米丸貴浩君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  それでは、午前中に引き続き、報告事項の3番目に移りたいと思いますので、報告をお願いいたします。  高尾国保医療課長。 269: ◯国保医療課長(高尾徳久君) それでは、報告事項の(3)の平成30年度版「後期高齢者医療制度のお知らせについて」でございます。  後期高齢者医療制度のパンフレットが福岡県後期高齢者医療広域連合から届きましたので、お配りしております。なお、済いません、今回ですね、穴をあけてません。あけるとですね、中に字がちょっと欠けるところがあったので、済いませんがあけてませんので、よろしくお願いします。  それでは、まず初めに4ページをごらんください。 270: ◯委員長(米丸貴浩君) どうぞ。 271: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 今年度の保険料の計算方法は、3月定例会の際に御説明いたしましたとおり、均等割額が昨年度と同額の5万6,085円で、所得割率は昨年度の11.17%から0.34ポイント引き下げられ、10.83%となっております。  次に、5ページをごらんください。  保険料の軽減措置でございます。こちらも3月定例会の際に御説明いたしましたとおり、保険料の軽減特例の見直しが行われております。変更となっているところは、まず1番上の均等割額の軽減のところですが、5割軽減と2割軽減の軽減判定所得が変更となっております。軽減後の均等割額につきましては、均等割額が昨年度と同額となっておりますので、変更はございません。  次に中ほどの、社会保険の被扶養者であった方の保険料の軽減については、7割軽減だったものが5割軽減となっております。また、1番下の軽減特例措置の見直しのところの1行目から2行目に記載されておりますけども、総所得金額等が91万円以下の方の所得割額の2割軽減、これが平成29年度までで廃止されております。  次に、ちょっと飛びまして、11ページをお願いします。よろしいでしょうか。 272: ◯委員長(米丸貴浩君) はい。 273: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 高額療養費の自己負担限度額が8月から改正されます。改正されるところは、負担割合が3割の負担区分が現年並み所得者のところが、現年並み1から3の3区分に分かれることになります。また、その下の負担割合が1割の負担区分の一般の方の外来の月額がですね、月額1万4,000円から1万8,000円に改正されます。なお、年間限度額、これにつきましては据え置きという形になっております。  なお、負担区分の要件につきましては、ちょっと戻っていただいて、8ページのほうに要件が記載されております。ここで確認をお願いします。また、その他のページにつきましては、後ほど御確認をお願いしたいと思います。  説明は以上でございます。 274: ◯委員長(米丸貴浩君) 後期高齢者医療制度のお知らせについての説明が終わりました。ある程度、3月の定例会の中でもこのお話が出たかと思っておりますが、これについてお聞きしたいことはありませんでしょうか。よろしいですかね。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 275: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、報告の(4)に移りたいと思いますので、説明員の説明を求めます。  岩隈健康スポーツ課長。 276: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) 先ほど机上配付しております資料を確認させてください。お手元には月例のスポーツセンターの利用状況が2月、3月、そして年間の集計がございます。なお、年間の集計については確定値まで至っておりませんので、概ねということで御承知おきください。最終的には決算のほうで御説明させていただきたいと思います。2月、3月でございます。それが資料の1です。そのほかに、2017年度施設無料開放人数集計一覧表というのがございます。これはA4の横になってます。こちらです。済みません、これは自主事業の無料開放のですね、集計表でございます。もう1枚、カラーの分で、「からだにリフレッシュ」というのが、今年度の無料開放のスケジュール等が載った分で、カラー刷りとなっております。最後の1枚が、親子野球フェスタ、こちらも自主事業のほうでお配りしております。  では、簡単に、順を追って説明いたします。  まずA3の横の分ですが、先ほど申し上げたとおり、2月、3月と、そして年間集計で、年間集計のほうをちょっとお話しさせていただきたいと思います。3枚目です。  4月から3月の、まず体育館の利用ですが、31万6,751人ということで、これは前年を上回る数字でございます。温水プールにつきましては10万3,338人、こちらはですね、若干減っております。年度の増減についてはさまざまな理由があると思いますので、ちょっとそれについては、また決算までに調べさせていただいて、理由等については分析してまいりたいと思っております。  一番右上が、北スポと西野球場の利用の集計が、北スポーツセンター利用人数が2万5,955人、西野球場利用者人数が1万9,529人ということになっております。こちらの増減等については、何度も申しますが、決算までにですね、分析をさせていただきたいと考えております。  まず、報告の1はそれでございます。  続きまして、2017年度施設無料開放人数集計表一覧表、これ、済いません、トータルがですね、ないので、トータルを先にお伝えしたいと思います。4月から3月までので、合計が2,036名です。こちらのほうを御確認ください。  続きまして、このカラーの分ですね、今年度のアリーナ無料開放実施ということで仕分けしておりまして、一番最初は6月24日日曜日から3月までということになっております。  最後に、5月26日、春日市総合スポーツセンター屋外競技場において、ソフトバンクのOBですね、新垣選手と柳瀬選手によるアカデミーということでなっております。  報告は以上でございます。 277: ◯委員長(米丸貴浩君) 総合スポーツセンターの利用状況等の報告が終わりましたので、お聞きしたいことはありませんでしょうか。  前田委員、どうぞ。 278: ◯委員(前田俊雄君) 一つ、年間については決算までにということをお聞きしとるわけなんですけども、委員長、どうでしょうか。特に今回、指定管理もありましたので、過去にさかのぼってですね、年間推移をグラフ化したものでもつくっていただいたら、よりスポーツセンター、どういうふうな形で推移しているかですね、利用者が。例えば総合スポーツセンターも今回建設したわけやないですか。願わくば、もっと以前からあって、スポーツセンター建てかえましたよねと、で、利用者がこんなふえましたねと、指定管理しましたよねって、またこんなふうにふえましたよというような、こういう増数がですね、推移がわかれば、よりいいのかなというふうに願わくば思ったんですけど、委員長、皆さんにお諮りをお願いします、資料として。 279: ◯委員長(米丸貴浩君) 岩隈健康スポーツ課長。 280: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) 確認です。今、前田委員の御意見ですが、毎年ですね、主要な施策の成果で比較しておりまして、前年度といいますか、28年度を前回の決算、28年度の決算のときに申し上げました。それの対比としては24年度だったんですよ。なぜかというと、体育館の建物が壊されたりありますので、ですから、単純にこの施設がこういう利用状況だったというのをわかる範囲で一表化したものというのだったら可能かと思いますが、そういったものでよろしいでしょうか。 281: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。
    282: ◯委員(前田俊雄君) 一応、事実は事実としてね、へこんだ分はへこんだ分でいいですから。これは体育館が取り壊したからこうなったよと、原因がはっきりわかればいいわけです。ただ、全体としてどういう推移になってるのか、スポーツ人口がふえてきてるっていうのか減ってきてるというのかという部分がね、傾向がつかめればいいなと思いましてですね。頭の中でなかなかグラフもつくり切れんし、年度で管理しても頭の中でグラフがすぐできないものですから、そういったものが、データに基づくグラフ化したものでもわかればと思っておりますのでということです。 283: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員から、スポーツセンターの建てかえ前と後ですね、その利用者状況の比較ができる資料が欲しいということですが、委員の皆さん、いかがしましょうか。いただきますか。課長、つくれるかな。  岩隈健康スポーツ課長。 284: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) もう一点、確認です。決算は決算でそういった公表をいたしますが、どのタイミング、決算前でもよろしいですかね。 285: ◯委員(前田俊雄君) タイミングとしては時間もかかるでしょうし、都合としたら、決算の時期がよかったらそれでもいいです。きょうはそれがないとだめだというわけじゃなくて、今後の政策をね、議論する上で必要と思ってるもんですから。 286: ◯委員長(米丸貴浩君) 時期としては急ぎはしないけど、決算あるからですね、その前には欲しいという話ですけれども、きょう、あしたの話ではありませんよということですけど、それは部長、課長、大丈夫ですか。  佐々木部長。 287: ◯健康推進部長(佐々木康広君) そうしたら、ちょっとこちらのほうで整理しまして、どの段階でですね、お示しできるかも含めてちょっと考えさせていただきまして、なるべく早い時期にということで。 288: ◯委員(前田俊雄君) はい。それで結構です。 289: ◯委員長(米丸貴浩君) では、資料の提出をお願いいたします。時期はあえて問いませんので、よろしくお願いいたします。 290: ◯健康推進部長(佐々木康広君) はい。 291: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかにありませんでしょうか。近藤委員。 292: ◯副委員長(近藤幸恵君) チラシです。チラシの中にですね、アリーナの無料開放スケジュールはわかりました。その言葉として、バスケット、バドミントン、ソフトバレー、卓球とあるんですが、卓球は卓球の器具を下に持ってくるの。それとも、卓球場の開放のことですか。その辺確認してください。それでよろしいの、間違ってないのっていう話。 293: ◯委員長(米丸貴浩君) 卓球台をアリーナに持ってくるのか。 294: ◯副委員長(近藤幸恵君) そうそうそう。それとも、卓球室のほうが開放があるのかな。でも、卓球室開放ってないから。 295: ◯委員長(米丸貴浩君) 岩隈健康スポーツ課長。 296: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) これまでの前例では1階のほうに持ってきて、ここの場所、サブアリーナとかで卓球をやっていただくという形をとっていたようですが。 297: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 298: ◯副委員長(近藤幸恵君) 卓球室もたくさんありますので、一時開放したらいかがですか。卓球人口すごくふえてますよね、少年たち。そういう提案をしたいと思います。 299: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木部長。 300: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 前回、3月にですね、開放されたとき、サブアリーナでしたけれども、卓球台と、あとバドミントンコート、あとニュースポーツのカローリング、そういったものもきちんとあしらえましてですね、セットした上で御利用いただいということでございます。ただ、なかなかまだ周知がですね、市民の間に十分に広がってるかというと、今後の課題だということもあると思いますので、まずはこのサブアリーナもですね、開放でさせていただきまして、その状況を見ながらですね、今、副委員長からいただきました御意見もまた参考にさせていただきまして、今後、協議していきたいと思います。よろしくお願いいたします。まずは使っていただきたいと思っております。 301: ◯副委員長(近藤幸恵君) よくわかりました。 302: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員、よろしいですか。 303: ◯副委員長(近藤幸恵君) わかりましたけれども、はい。累計見ますと、2,036人の無料開放のとき来ていただいてる。まあまあではなかろうかと。おっしゃるとおり、周知はもう少しするともっとふえるでしょうけども、アリーナのほうに卓球台があると、非常に利便性が悪いんじゃないかと。それより卓球室がたくさんありますのでね、その一部とかいうのもよろしいかと思いますので、考慮してください。お願いいたします。 304: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかにありませんでしょうか。  西川委員、どうぞ。 305: ◯委員(西川文代君) 同じところですけれども、このチラシですね、先ほど、広報がまだ十分ではなかっただろうけれどもということでしたけど、このチラシはどういう形で配布とか掲示とか、これをどういうふうに周知されてるのかっていうのはわかりますか。 306: ◯委員長(米丸貴浩君) 岩隈健康スポーツ課長。 307: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) 基本的に市内の各施設とかに配布する予定ですけれども、あと、個別にですね、1回か何回かやったことあるんですが、学校さん、小学生とかですね、そちらに学級配布とかさせていただいたこともありますので、そして、そのとき反応がよかったんですよ、やはりですね、直前に。やっぱりタイミングと配り方は工夫していってもらいたいし、私どももそこには支援していきたいと思っております。 308: ◯委員長(米丸貴浩君) 西川委員。 309: ◯委員(西川文代君) 先ほど高齢者のほうの予防でもあったんですけど、こういう健康スポーツもですね、される方はとっても利用されてます。そしてもう、十分に運動もされてですね、いいんですけど、やはり習慣がない方ですね、新規の方になるべく足を運んでもらって、そして、それから継続して使っていただくようにすると、春日市の健康スポーツとして効果が出てくると思うんですね。だから、ちょっと経費はかかるし手間もかかるかもしれませんけど、やはりそうやってなるべく新しい方にも来ていただけるような広報の仕方を工夫していただきたいなと思います。よろしくお願いします。 310: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。よろしいですか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 311: ◯委員長(米丸貴浩君) ないようですので、それでは部長、その他の項目に移りたいと思いますが。  武末高齢課長。 312: ◯高齢課長(武末竜久君) きょう、高齢課でお配りしている資料の一番最後に、春日市の高齢者の状況という紙を1枚つけております。こちらのA4の1枚。この一番最後です。よろしいでしょうか。 313: ◯委員長(米丸貴浩君) はい、お願いいたします。 314: ◯高齢課長(武末竜久君) 平成30年3月末現在の高齢者の状況について御報告いたします。  春日市の人口は113万42人、昨年同時期から265人の増加しております。これに対しまして、高齢者は2万3,624人、569人増加しております。この結果、高齢化率は20.9%となっており、昨年度の同時期より0.46%高くなっております。  要介護、要支援の認定者数は3,730人、昨年から98人、2.6%の伸びとなっております。  下のほうの高齢者のいる世帯っていうところですね。高齢者のいる世帯ですが、高齢者の単独世帯数Aは3,945世帯、昨年に比べまして161世帯増加しております。高齢者二人のみの世帯Bというところはですね、4,016世帯、昨年度から、こちらも168世帯増加しております。高齢者のいる世帯は合計で1万6,038世帯となっております。  以上です。 315: ◯委員長(米丸貴浩君) 高齢者の状況の、速報値ではありますけれども、報告があっておりますが、これについて。いいですかね。  佐々木部長、20%を超えた超えたってしばらく言ってたのは、あれは去年じゃなくて、おととしの8月やったんですかね。  佐々木部長。 316: ◯健康推進部長(佐々木康広君) おととしの9月末です。予定では、昨年度中に21%になると見込んでたんですけど、少し鈍化しております。 317: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございました。  引き続き、どうぞ。 318: ◯高齢課長(武末竜久君) もう一点あります。  これは、資料はお配りしておりませんが、介護保険事業の説明の折に触れておりました特別養護老人ホームの整備について、2点報告させていただきます。  1点目は、地域密着型特別養護老人ホームです。計画の中にありましたように、29床以下で春日市民が対象となるサービスです。この地域密着型特別養護老人ホームは、市有地を活用しての整備を予定しております。場所は、白水ヶ丘1丁目の旧ウトグチ中池緑地用地です。地域密着型特別養護老人ホームの建築を条件にその一部を売却し、その代金を活用して、隣地に公園整備を行うものです。今年度中に都市計画課が公園整備に伴う測量業務を行いますので、あわせて当該地区自治会、周辺の住民への説明を行う予定です。そして、何よりも周辺の住民の皆様の御理解がポイントとなってまいりますので、慎重に時間をかけて進めていきたいと考えております。  なお、今回の公募につきましては、小規模多機能型居宅介護との併設を条件とする予定です。このことによりまして、在宅生活の継続を支援することと、継続ができなくなった場合においても、住みなれた春日市に住み続けることができるという地域包括ケアシステムの推進の一助となるものと考えております。  続きまして2点目ですね、広域型の特別養護老人ホームです。「第8次福岡県高齢者保健福祉計画」における特別養護老人ホームの整備計画において、平成31年度中に筑紫圏域に160床を整備されるということになっております。県に確認しましたところ、そのうち80床については春日市での整備が想定されているというところでした。決定ではなく、あくまでも想定しているということで理解しているところです。  この広域型の特別養護老人ホームの整備は福岡県が直接事業者に補助することで建物の整備がなされますが、あくまでも市が整備する整備事業者を選定して県と協議を進めていく必要があります。今回の施設整備におきましても、公募により事業者を募り、プロポーザルによって事業者を選定します。事業者は特別養護老人ホームの建設候補地を選定し、近隣住民の同意を得た上で応募することになります。  福岡県の整備スケジュールに沿って事業を進めていくことになりますが、おおよそ10月末くらいまでに事業者を選定する必要があるようです。  公募要領につきましては、5月17日に行われる介護保険運営協議会にかかって確定させ、5月中には事業者に対する説明会を開催したいと考えております。そして、6月1日から公募を開始したいと考えております。  この件につきましては、あくまでも現時点での情報提供ですので、この内容につきましては御配慮賜りますよう、よろしくお願いいたします。内容がまた固まってまいりましたら、次回の市民厚生委員会において御説明させていただきたいと思っております。よろしくお願いします。  以上です。 319: ◯委員長(米丸貴浩君) 2点、広域型の分と、それから地域密着型の分の測量に関する事前の報告が今、担当所管からあっております。課長が最後に申されたように、いずれにしてもですね、どちらも、地域密着型は今から地元の皆さんに御説明をされていくこと、それから、広域型についても、公募と要綱が5月17日に決定して、それから6月1日から公募が始まるということですので、あくまでこの情報につきましては委員の皆さんだけのお話でありますので、しかるべき時期が来るまでは他言無用ということで承知していただければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 320: ◯委員長(米丸貴浩君) 部長、それでいいですかね。  佐々木健康推進部長。 321: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 御配慮ありがとうございます。特に地域密着型につきましては、市有地の活用ということで、周辺の方々の御理解というのが何よりも大事だと思いますので、慎重に進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 322: ◯委員長(米丸貴浩君) はい、わかりました。  そのほかに何かありませんでしょうか。岩隈健康スポーツ課長。 323: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) 当初予算のときにもお話しさせていただきましたけど、ラグビーワールドカップ2019福岡大会の公認チームキャンプ地に春日市が選定されまして、本日、組織委員会のほうから公表というふうなことになっております。  春日市に来るのが世界第2位というアイルランドの国と、もう一つ、敗者復活戦で、これまだ決まってないんですけど、今、進んでいるチームが来ます。先にその敗者復活戦のチームの試合がありますので、そちらのほうが来て、強豪と言われるアイルランドがその後に来てということで、それまでですね、機運を盛り上げる。そして、スポーツボランティアを育てていくとか、異文化理解とか、そういった盛り上がりをですね、今後考えていきたいと思っておりますので、議会の皆様におかれましても御支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。なお、本日4時30分より、市長によるプレス発表がございます。  以上です。 324: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 補足でいいですか。 325: ◯委員長(米丸貴浩君) 部長、どうぞ。 326: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 私も今回いろいろわかったことがあるんですけど、非常に組織委員会のほうが慎重に進められておられまして、恐らくセキュリティーの問題等もあると思うんですけれども、会場ですとか、あるいはキャンプの期間ですとか、そういった部分も現時点では公表されないということで、地元の自治体でもそこの公表は控えるようにということでございます。あくまでも、今回は春日市でその2カ国が公認キャンプに来られるということだけの情報が組織委員会から公表されて、地元でもそこまでということでございますので。またわかりましたら、その時点で順次お知らせをしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 327: ◯委員長(米丸貴浩君) どうもおめでとうございました。 328: ◯健康推進部長(佐々木康広君) ありがとうございます。 329: ◯委員長(米丸貴浩君) でもね、2チーム、2位が来てくれるちゅうことはありがたいことですよね。 330: ◯健康推進部長(佐々木康広君) はい。ありがとうございます。福岡県ではですね、北九州市、宗像市、本市、久留米市が立候補してたんですけど、その中では春日市だけです。あと、なぜかその段階で立候補がなかった福岡市さんのほうも選ばれまして、非常に近いということでですね、選ばれたことと、あと、施設もですね、今後整備していかなくちゃいけない部分もありますけれども、充実していたということで評価を受けたというふうな認識でございます。  以上です。 331: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございました。  公認キャンプ地についてお聞きしたいことはよろしいですかね。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 332: ◯委員長(米丸貴浩君) また随時、適宜報告をお願いいたします。  部長、以上ですかね。  健康推進部長。 333: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 以上でございます。 334: ◯委員長(米丸貴浩君) 全体を通じて、健康推進部にお聞きしたことはありませんでしょうか。  近藤委員、どうぞ。 335: ◯副委員長(近藤幸恵君) 広域型の特養のことを説明がありました。プロポーザルでということですけれども、土地、建物自体はもう市と全く関係なく、業者が設定するということでよろしいですか。確認です。 336: ◯高齢課長(武末竜久君) 今、近藤委員に御質問いただいたとおりでございます。 337: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員、よろしいですか。 338: ◯副委員長(近藤幸恵君) はい。 339: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかにありませんでしょうか。前田委員。 340: ◯委員(前田俊雄君) 「しゆうち」は私有地の意味なんですか。 341: ◯委員長(米丸貴浩君) 部長。 342: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 二つ今回、2種類整備いたします。一つは、地域密着型の特別養護老人ホームにつきましては、これは春日市の市有地のほうの提供ということになります。もう一つの広域型につきましては、これは副委員長からお話がありましたように、事業者の皆さんが御自分で適地を探してこられて、周辺の方々の同意も得られた上で市のほうにお申し込みになるということでございます。 343: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。日本語は難しいものですから。 344: ◯健康推進部長(佐々木康広君) 申しわけございません。 345: ◯委員長(米丸貴浩君) よろしいですかね。ほかにありませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 346: ◯委員長(米丸貴浩君) ないようですので、それでは、健康推進部の閉会中の調査事件及び報告については以上とさせていただきます。  執行部の皆さんは退席されて結構です。  ここで執行部退席のため、暫時休憩いたします。どうもお疲れさまでした。
                 ──── ─ ──── ─ ────                  休憩 午後1時28分                  再開 午後1時34分              ──── ─ ──── ─ ──── 347: ◯委員長(米丸貴浩君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  それでは引き続き、福祉支援部の議会閉会中の調査事件を議題といたします。  なお、委員並びに説明員の皆さんに申し上げます。発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、一問一答で簡潔明瞭に発言を行ってください。  説明員の説明を求めます前に、4月1日付の人事異動で職員さんも体制が変わっておりますので、まずは部長、よろしくお願いします。  筒井福祉支援部長。 348: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) それでは、福祉支援部も4月1日付で人事異動でメンバーが変わっておりますので、自己紹介をさせていただきたいと思います。  改めまして、福祉支援部長の筒井でございます。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。 349: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) 福祉支援課長の渡邉と申します。今年度もよろしくお願いいたします。 350: ◯こども未来課長(久保山竜治君) こども未来課長の久保山と申します。今年度もよろしくお願いいたします。 351: ◯子育て支援課長(今福保幸君) 4月1日付で子育て支援課長となりました今福です。引き続き子ども関係ですので、職務の内容は変わりましたけれども、関係課と連携して一生懸命頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 352: ◯保護課長(吉田徹也君) 保護課長の吉田です。引き続き、保護課長でございます。よろしくお願いいたします。 353: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、委員会もですね、自己紹介だけをさせていただきます。  委員長を務めております米丸です。今年度はですね、福祉関係の新しい計画も始まりますし、それから、子育てに関するところでは、まだたくさん皆さんの力をかりなきゃいけない場面が多分出てくると思います。間違いなく出てくると思っております。このあたりをしっかり期待しております。  委員会としてもですね、今回また視察に行ってまいりますけれども、いろんな提言をまた執行部の皆さんにできるように、そして、報告会の場でしっかり提言、提案をしていきたいと思っておりますので、また今年度もどうかよろしくお願いいたします。  じゃあ、副委員長。 354: ◯副委員長(近藤幸恵君) 副委員長を務めさせていただいております近藤でございます。よろしくお願いいたします。 355: ◯委員(吉居恭子君) 吉居恭子と申します。よろしくお願いします。 356: ◯委員(西川文代君) 西川文代です。よろしくお願いいたします。 357: ◯委員(前田俊雄君) 前田でございます。よろしくお願いいたします。 358: ◯委員(白水和博君) 白水和博です。よろしくお願いします。 359: ◯委員長(米丸貴浩君) では、この6人と、それから議会事務局の吉田主査の7人体制でしっかり努めてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  それでは、福祉支援部の議会閉会中の調査事件を議題とさせていただきます。  調査事件の1項目め、重症心身障がい者への支援についてを議題といたします。  説明員の説明を求めます。  筒井福祉支援部長。 360: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) 福祉支援部でございます。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。  それでは今回の閉会中の調査事件として報告を求められておりました福祉支援部の案件2件、報告事項1件、その他の報告事項4件につきまして、順次説明させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、調査事件の1件目、重症心身障がい者への支援について、福祉支援課長が説明いたします。 361: ◯委員長(米丸貴浩君) 渡邉福祉支援課長。 362: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) では、重症心身障がい者の支援についてということで、資料が横開きのA4の資料と、あと、県が平成27年3月に「重症心身障害がある方をケアする家族へ」ということで、「レスパイトケア情報ハンドブック」がありましたので、それをつけております。主に説明につきましては、この横開きの分で説明させていただきます。この横開き、全部で5枚ほどあるんですが、説明させていただくのは6ページまでで、あと7ページ以降、障がい者・児の各ライフステージのモデル件数等はちょっと参考程度に見てください。それ以降はですね。あと、最後の障がい福祉のサービス体系、これも参考になっております。  では、説明させていただきます。  1番、重症心身障がいというところ、まず定義から入っていきたいと思います。  1)重症心身障がいとはということですけれども、法的にはですね、児童福祉法による重症心身障がい児の定義のみであります。逆に、障害者総合支援法の中には、重症心身障がい者という定義、言葉とかは一切出てきません。児童福祉法の中にもですね、この重症心身障がい児の規定はどういうところに出てくるかといいますと、主に入所支援の給付にかかわるところでの定義に用いられているようでございます。この入所支援の給付といいますのはですね、一番後ろに障がい福祉のサービス体系とあります。この右側の児童福祉法の枠内の一番下の枠ですけれども、二重丸で障がい児入所支援というところがございます。ここは、認定も給付も全て都道府県がしておりますので、市町村には直接認定、給付はかかわってきません。  児童福祉法、じゃあ中身を読んでみますと、どういう規定があるかと申しますと、児童福祉法の第7条第2項にですね、重度の知的障がい及び重度の肢体不自由が重複している児童で、この児童というのが18歳に満たない者、18歳に満たない重度の知的と肢体不自由が両方ともある方という規定をしております。児についてはこういうことでございます。  もう一つ、類似語が結構ございます。重度障がいや心身障がいとか特別障がいとかですね、ちょっとここも説明させていただきます。これは一般的な定義ですので違うところもあるかもしれませんけれども、まず重度障がい者というのは、各障がい区分といいますか、手帳の種類ですね。身体障害者手帳、療育手帳、精神、それぞれいずれかにおいて、一つでもという意味ですね、重度区分、身体でしたら2級以上、療育はA区分、精神は1級と、これに該当する障がい者と。市の制度に重度障害者医療制度というのがございます。それもやはりここ2級以上、A区分とか1級ですね、これが該当するようでございます。  あと、特別障がい者という言葉がございます。これは幾つかあるんですけれども、給付を目的とする法律の中でですね、対象者として規定するために、ある一定以上の障がいを持つ障がい者と。ですから、法律によっては、そこそこで若干範囲や対象が違ってくるものだろうということになります。  春日市の分では、例えば4ページにですね、6、手当・医療についてという欄がございます。ここに、これは国の制度ではありますが、特別障害者手当というのがございます。こちらのほうは政令で、ある障がいの状態を決めているということで、特別障がい者という名前がついております。  次に、心身障がい者ですけれども、心と体ということで勘違いしやすいんですけれども、精神と体かなって思うんですけれども、心身の「心」のほうは「知的」を意味しまして、後の「体」のほうは字そのものですけれども、身体障がい者、これのいずれかがある方の総称でございます。  ちょっとここで、今から先、定義しないと説明できないところがございますので、3)ここではと書いておりますが、重症心身障がい者とはというところで、児じゃない人はどういう人なのかちゅうところの説明をさせていただきます。  Aは重症心身障がい児で18歳に達した方。結局、療育手帳とか知的障がいと言われる方は18歳未満に発症していなくてはならないというところになります。ですから、18歳までに肢体不自由やですね、知的のそれぞれ重い障がいを持った方が18歳に達した方、その方が大人になった方が重症心身障がい者ということをひとつこれ言えると思うんですが、もう一つ、重症心身障がいと同程度の方もやはりこれは入るんじゃなかろうかと。18歳を過ぎて、例えば知的の方が18歳以降ですね、交通事故にあって肢体不自由になられた、これは特別障がいになるんじゃなかろうか。あくまでもここではですので、そこそこの市町村では若干違うかもしれませんけども、これで説明させてください。  ただし、今度は、じゃあ老人のですね、70、80歳になった方で寝たきりの方とかいらっしゃいます。昏睡状態で体が動かれない。その方を重症心身障がい者と言っていいのかがですね、ちょっとわからない。ここは介護保険等の給付がございますので、ここはちょっと外させていただこうということです。  何でここで定義するかちゅうのは、後で人数とか、春日市でどのくらいいらっしゃるかという人数を調べた上でですね、こういうことを条件づけしないと数が数えられなかったもので、こういうふうな定義をさせていいただいております。  次に、重症心身障がい児や者の方はどういう特徴があるかということですけれども、左の表がございます。各8項目ですかね、寝たきりの方とかですね、コミュニケーションを、こちらの表現が困難とかですね、御本人の表現が困難とかいろいろございます。たん吸引をする人が多いとかですね、いう人がいらっしゃいます。これは、こちらのハンドブックの1ページにも載っておりますので、後で見とってください。  あと、言葉で言ったらこんな感じなんですけれども、右に医学的分類として定義づけられる表がありましたので、それもつけておきます。これ、大島分類でですね、縦欄が知能指数、横欄が運動能力。ここも網かけしております。1、2、3、4のところ、ここが重症心身障がいの方というふうな、医学的分類ではそうされているようです。  続きまして、先ほど申しました同程度の方、Bのところにですね、身体障害者手帳2級以上で、かつ障がい支援区分5以上の意思疎通や表現が困難な方というところがありますけれども、障がい支援区分というのはどんなものかっていうのを2ページの一番上に説明しております。1から6までございます。2ページ目の一番上、5)障がい支援区分ですね、1から6までございまして、数字が多くなるにつれ、重くなっている、支援の度合いが高くなっていくというものでございます。それぞれ障がい福祉サービスは区分の幾つかぐらいから始められるかというところをその下に書いております。  次の対象者数です。これはあくまでも推定でございます。身障者手帳2級以上で、重度の知的障がい者と同等の者を含み、介護保険対象者を除くということで、住民登録者と住民登録外で合計しております。横の欄をですね。縦の欄は児と者で分けております。  住民登録外春日市援護者ちゅうのは、施設入所の方で、国保で言います住所地特例みたいなものでございます。その方が7名と。じゃあ、住民登録者の中では全部で51名、その中の内訳は、児の方が20名、者の方が31名ですね。今度、その51名の内訳は、在宅が17名、施設入所が34名というふうになっております。住民登録外、登録者合わせて58名と推計いたしました。  じゃあ、3番ですが、サービスはどんなものがあるのかということなんですけれども、ちょっと重立ったものですけれども、児のほうにつきましては六つほど挙げております。主なもので、児童発達支援、サービス内容はここに書いてあるとおりです。事業所数につきましては、筑紫地区17カ所のうち8カ所、半数近くは春日市が占めております。次の欄、重症心身障がい児加算該当者、重症心身障がい児の方でしたら点数が多くもらえるということで、その方が何名いらっしゃるかちゅうのをカウントしてみました。これの分につきましては、春日市は3名いらっしゃいました。  あと、2番目は、医療型児童発達支援ですけれども、これは県内、福岡市に2カ所のみで、春日市にはございません。加算該当者もいらっしゃいません。  3番目が居宅訪問型児童発達支援です。こちらは、通所が困難な方にとってはですね、居宅を訪問して発達支援を行う。事業所が出向くというような形ですね。これは今月の4月1日に新たに開設されましたサービスで、登録事業所も、あと該当者も、該当者はまだ4月分の請求はありませんので、今のところゼロでございます。  放課後等デイサービスにつきましては、筑紫地区47カ所で、春日市は11カ所、重症心身障がい児の加算は8人でございます。  あと、保育所等訪問支援は、サービス内容は書いてありますとおりです。事業所は筑紫地区には2カ所しかありませんが、春日市に1カ所ございますと。加算該当者はいらっしゃいません。  6番目、障がい児入所支援につきましては、これも先ほど説明した部分でございます。入所入院の方については重症心身障がい児に対して行われる治療というのが給付サービスの内容ですけれども、こちらは県が認定及び給付しておりますので、春日市には事業所はございません。該当者はこちらのほうでは、別に通知が来るわけではありませんので、把握ができない状態でございます。  4番目、次のページですけれども、今度は重症心身障がい者に特に関連する障がい福祉サービスについてです。全部で五つでございます。重度訪問介護、こちらのほうが筑紫地区、事業者数としては47カ所ございますが、春日市には12カ所と。受給者は2名いらっしゃいます。備考欄にも書いておりますが、4月1日で一部改正により、入所・入院中の方でも利用が可能になりました。重度障がい者等包括支援、これは重症心身障がい者の方とかのニーズはこれが一番高いのかなと思いますけれども、九州では福岡市に1カ所です。全国的にこれを利用されていらっしゃる受給者は30名です。県内は3名のみです。というのが国保連合会のデータを見てわかりました。  あと、3番目、療養介護。こちらのほうは、病院の施設において、中でですね、看護、介護、日常生活上の援助を行う分ですけれども、事業所は筑紫地区にはございません。どういう人がなるかというと、ALSで気管切開されてある方、呼吸管理を行う必要がある人で障がい支援区分が6、一番最重度の方ですね。筋ジス患者または重症心身障がい者であって、5以上の方というふうになっております。こちら8名いらっしゃいます。  4番は施設入所支援でございます。こちらは通所じゃなくて、ずっと入所されていらっしゃるという意味ですね。97名ほどいらっしゃいます。  5番目、日常生活用具の給付ということで、これ、在宅の方に、重症心身障がい者に限らず、4級とか3級の方でもこれは支給しております。例えば、蓄便袋、畜尿袋、俗に言うオストメイトというやつですね、それとか、重症心身障がい者の方はたん吸引等がございますので、ネブライザーですかね、あちらの給付をしております。大体、非課税の方は基準額まででしたら無料です。市県民税課税の方は1割負担をしていただいている状態です。  あと、5番目、ことしの4月1日にですね、総合支援法が改正になりました。重症心身障がいに関連する事項としては、5条、三つございます。先ほども説明しましたが、1点目は居宅訪問型ですね。通所が困難な方の児童発達支援が新たにできました。2番目、これも先ほど説明しましたように、重度訪問介護ですが、入院入所中でも利用可能になっております。あと、報酬の金額の改定、前からこの制度はありましたけども、金額が改定されております。それは、要医療児支援体制加算及び指導員加配加算という形で、右に備考に書いてある事業所が該当となります。  続きまして、4ページ目でございます。  手当、医療についてでございます。主な手当、福祉支援課のほうでは四つほどで、一番下に窓口というところを書いております。福祉支援課で四つほど、あと、こども未来課で1個、あと、医療関係については国保医療課で1個という形で挙げております。  まず、特別障害者手当と障害児福祉手当でございます。これは、在宅重度障がい者に対して給付されるものでございます。両方とも国の制度ではございますが、特別障害者手当は二十歳以上、障害児福祉手当は二十歳未満というふうになっております。これはもちろん、やはり所得制限はございます。支給額も、特別障害者手当は月額2万6,810円と、児の福祉手当は1万4,580円となっております。国庫負担、ともに4分の3でございます。  受給者数値、これは春日市の今の受給者数が大体何人いるかちゅうのをここに書いております。「まごころ」と書いてあります。これは「まごころ」の掲載ページですので、後で御参考にしとってください。  あと二つですね。春日市心身障害者福祉手当及び春日市重度障害者介護手当でございます。これは、まず、心身障害者福祉手当のほうは、在宅の方で心身に重度の障がいがある方、対象要件としましては、いずれかですね。身障手帳1級、療育手帳A、精神手帳1級のいずれかの方ですね。こちらも所得制限がございます。あと、月7,000円です。これは市独自、単費でございます。受給者数は1,050名と。  その右ですけれども、重度障害者介護手当ですね。これは介護する人に支払うものでございます。居宅、在宅で重度障がい者を常時介護している者に対して払うものでございます。対象要件は3歳以上で、次のいずれかに該当される方です。こちらのほうは所得制限はございませんが、月額6,000円、こちらも市独自、単費でございます。受給者数35名でございます。  あと、これは国の制度になります特別児童扶養手当でございます。こちらのほうは障がいを有する児童を看護、養育している者に支給するものです。対象要件はここに書いているとおりでございます。こちらももちろん所得制限がございます。支給額については1、2級でそれぞれ金額が違います。  市で、こども未来課では県に申請書を信託するのみでございますので、補助率とかいうのは事務費を除いてはございません。事務費のほうの補助率はございます。受給者数は約220名ということになっております。  あと、医療のほうですが、重度障害者医療費支給制度でございます。こちらは、いずれか該当する方ですね。重度ですから、身障手帳2級以上、療育手帳A、合併というんですかね、あわせて身障手帳3級で、かつ療育手帳B1と、精神手帳が1級です。所得制限もございます。あと、支給額は、この自己負担額を除いた金額が支給額となります。自己負担は月通院の場合、500円まで、入院は1日300円から500円と。あくまでもこれは原則ではございますが。補助率につきまして、これは県の制度ですので、県の補助は2分の1です。対象者が大体1,700名という形になっております。国保医療課が担当しております。  あと、5ページに参ります。重症心身障がい者に関連する課題としてですが、やはり二つ、これ似たものなんですけれども、施設の件になります。緊急時に受け入れができる入所施設のショートステイ等が少ないというのが1点、医療的ケアができる通所施設が少ない、これが2点目でございます。これ挙げたのは、今回ですね、第5期の「障がい福祉計画」を作成するに当たりまして、アンケートをとっております。このアンケートも再来年の「長期行動計画」のためにアンケートをとっておりますが、その中のアンケートの言葉の中にもですね、以下の5点のですね、やはり施設的に緊急時のショートステイが利用できる施設が欲しいとかですね、いろいろ出ております。やはり施設関係の要望は多いように感じとられました。  じゃあ、施設ってどういうふうになっているのかということですけれども、重症心身障がい者で特に医療的ケアの必要な方ちゅうのは、在宅の方では7割ぐらいの方が医療的ケアが要るそうでございます。医療型の短期入所を実施しているのは県内どのくらいあるかちゅうのは、県が資料を出しておりますので、ここに件数だけですけれども、挙げております。全部で35でございます、できるのがですね。これ、各保健所圏域で挙げております。筑紫地区は1カ所となっております。それで、介護老人保健施設ですけれども、重症心身障がい者も受け入れはあいてたらできますよというような形でございます。全体的に35カ所ですけど、近隣圏域、どういう施設が実施しているかちゅうのは、全部で福岡、糸島、筑紫ぐらいを広げて見た場合、10カ所ございました。一番下の筑紫保健所圏域10番、リハビリハイツアシスト桜台、これは筑紫野市にございます。本来でしたら、介護老人保健施設が大もとであります。あと、1から9は所在も町までしか載せておりませんが、9施設ほどありました。全部で10施設ほどですね、あります。  そして、次のページ、6ページですけれども、重症心身障がい児や者の方の施策はどうするかちゅうところですが、先ほども申しましたように、給付にとってはなじみがないところでございます。ですけど、声とかは聞く機会もございますし、市にとってもどうかしなくちゃいけないというところで、今のところですけれども、県に働きかけるというのがまず一つの手かなということで、平成28年度の県の中でですね、福祉事務所長会というのがございます。ここに国、県の要望とか上げるところがございます。  春日市では、受け入れ施設の充実について県に要望いたしております。この表の左側は要望事項でございます。右側が県の回答になっております。市のほうでは受け入れの人数の拡大が進んでおらず、その深刻度は増す一方ですと。施設の充実に関し、次の点に対して財政的に支援等実効性のある措置を講じられますよう要望しますちゅうことで、三つほど挙げております。  それに対し、県のほうの回答ですけれども、県も重症心身障がい者の実態調査を平成25年にしているようでございます。26年度からは既存の介護老人保健施設を活用した短期入所サービスの拡充を定めており、これまでに10施設の介護老人保健施設が短期入所サービスを始めたと。先ほど申しましたこの分でございます。そのうちの1個が筑紫保健所地域の分でございます。平成29年度からですね、医療機関にも医療型短期入所事業導入の働きかけを行い、引き続き、医療型短期入所事業所の拡充を進めてまいりますと。国もちょっと予算措置がされないので、また引き続き要望してまいりますという県の言葉もいただいているところです。  これを福祉事務所長会ですけれども、一番下の欄ですけれども、平成28年度の県の市長会にもですね、春日市は久留米市とともに同じような要望をしているところでございます。これは国、県に対して要望しているところでございます。  あと、10ですけれども、これは障がい者の各ライフステージのモデルケースで、これはあくまでも参考です。これは重症心身障がい児・者に限ったことではございません。例えば、障がい児・者の人が手帳の1級か療育手帳のAを持っとけばこういう制度が受けられますよというのを示しているところでございます。7ページは1)として、両親プラス20歳未満の在宅障がい児ですね。これは3人いますけども、左二人が保護者としていただいて、その吹き出しのところで親がもらえる金額とかいう話ですね。右側が本人がもらえる金額ちゅうことで、手当や医療、交通、住宅、税とか、そこら辺で書いております。各制度名の横、例えば右の一番上、1)障がい児福祉手当、11ページとか書いておりますが、このページは「まごころ」の掲載ページになっておりますので、後で御参考にしとってください。  2)につきましては、それが両親プラス二十歳以上の在宅になった場合どうなるかですね。これも範例を書いております。取り消し二重線、例えば右の手当のところでの障害児福祉手当というのは二十歳過ぎたらありませんので、前ページから該当しなくなった制度です。その下、特別障害者手当、12ページと書いております。これは、それにかわるか新たに該当する制度を下線にしております。今度は9ページですけれども、二十歳以上の在宅障がい者の方にとってはどういう制度があるかちゅうのも書いております。この3パターンをライフステージ別のモデルケースとして書かせていただきました。  一番最後が、いろいろ、サービスの体系ですね。障がい者の福祉サービスの障害者総合支援法か児童福祉法の中から出ているのがサービス内容ではございます。児童福祉法と障害者総合支援法は年齢によって区分されているところでございます。  以上、ちょっと駆け足になりましたが、重症心身障がい者の支援についての説明を終わらせていただきます。 363: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございました。  重症心身障がい者の支援についての説明が終わりましたので、これより委員の皆さんの質疑をお受けしたいと思います。これについては、今回、委員会で東京都の墨田区さんに行って、訪問事業をやってあるということですので、そのあたりをお聞きしたいなと思っておりますし、対象者の把握についても、墨田区はどうやってるんだろうというのもあえてまたお聞きしてみたいなと思っております。墨田区さんのホームページをつらつら見てますと、グループホーム開設に向けて、公募がどうも始まるみたいです。そういうのをちょっときょう見つけまして、いいタイミングだったかなと思っております。33年度が開所予定と書いてあったと思います。もう一回確認しておきます。  これについて質疑をお受けしたいと思いますが。  前田委員。 364: ◯委員(前田俊雄君) 説明の中では福岡県とかありましたけども、やはり先ほど、今回視察で墨田区とか行ってきますけども、東京都のほうでは重症心身障がい者のいろいろな施策があるんですけども、よくよくたどっていきましたらですね、東京都がやはり熱心になってるんですね。これもパンフレットがあるんですけども、東京都の重症心身障害児等在宅療育支援事業とかですね、こういうパンフレットなんかもつくってやってるみたいなんですけど、福岡県はどうなんですかね。やはり、今後は重症心身障がい者・児にも力を入れていこうというような動きはあるんですか。従来どおり、特に、継続ということですかね。 365: ◯委員長(米丸貴浩君) 渡邉福祉支援課長。 366: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) 重症心身障がい者・児の福祉サービスといったら、特に法律以上のことは今のところ予定はありません。ただ、施設についてはですね、先ほども県の要望して回答もらったりというところでの段階ですね。ただですね、これ調べていった中で、給付については福岡市がどうも始めているみたいには書いてありましたですね。ですが、県のほうは今のところは動きはございません。法律以上のことはですね。 367: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 368: ◯委員(前田俊雄君) ここで今、法律と言われますと、当然、東京都もですね、同じ法律のもとにあるわけですから、東京都も法律範囲内でやっているんだろうと思いますからですね、福岡県もその程度のことはできるのかなと思ってお聞きしたわけですけど。現実問題、重症心身障がい者ちゅうのは、基本的に対象される人数も少ないから、市単独でやるしかないという部分もあるんですかね。今後やる、やらんは別にですよ、市町村がやはり注目してやるしかない施策なんですかね。 369: ◯委員長(米丸貴浩君) 現状としてはですね、制度上。  渡邉福祉支援課長。 370: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) そうですね。する、しないにかかわらず、今のところするとすれば、市単独になってくると思いますね。ですから、医療的ケアとかですね、そこら辺がありますので、市単独でですね、なかなかやるのはちょっと厳しいのかなと。するならば、やはり県がすべきところだとは感じているところです。今、国もですね、重症心身障がい児とか者の法改正とか、じわっとは進んでますので、これから先は、少しずつではありますがふえていくんじゃなかろうかとは思います。  あと、各市町村してらっしゃるところを見てたら、重症心身障がい者の捉え方がそこそこで違うみたいですね。墨田区さんはですね、とにかく重症心身障がい児が大人になった人じゃないとだめじゃないかと。だから、同じ程度であっても、18歳前か18歳以降で切られてるんじゃないかなと思うんですよね。状態は同じでもですね。なかなかそれが私ども、これに携わったことがない者にしてみればですね、それもちょっと不思議だなと。説明の中でも、重度訪問介護二人いらっしゃるんですけれども、3ページ目のところ、一人の方は18歳未満から重症心身障がい児で、今、30とか40歳とかになった方、もう一人は二十歳以上で交通事故にかかわられて同じような感じなんですよ。この制度を始めるならば、墨田区の制度だと、一人の人は該当しない、一人の人は該当するっていう形だから、どうかなと思ったりもするんでですね。静岡を見たら、両方、静岡市もしているみたいなんですけどね。こっちは両方いけるのかなと。ちょっと詳しくはわからないんですけどね。ですから、ちょっとここは私どもも未知の部分ではありますので、そこも聞いていただければ。 371: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 372: ◯委員(前田俊雄君) 現実ですね、春日市で重症者の御家庭に訪問しますとですね、何ができるかというよりも、何とかしてあげなければという部分というのがあるもんですから、何か春日市が今後ですね、やる上でのヒントがあればと思って行ってきますので、質問事項も聞いておりますので、しっかり勉強してきます。  以上です。 373: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。  墨田区さんは重症心身障害児(者)介護者支援事業というのをやってあるけども、やっぱり対象要件は「18歳に到達するまでに」ですね。1級、2級が。                 (「国の定義にのっとってやってるということでしょう」と発
                    言する者あり)  ほかに質疑はありませんでしょうか。  課長、4月1日から総合支援法が改正になって、それで、やっていただかなければならない範囲が少し広がったと思うんですけど、この中にも、3ページの一番下に書いてありますけれども、重度訪問介護、これの部分かな。これまで入院したらっていう範囲の拡大が今度の改正法の趣旨でしょう。 374: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) そうです、そうです。今までは使えなかったんですけども。 375: ◯委員長(米丸貴浩君) そのことですよね。 376: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) そうです、そうです。 377: ◯委員長(米丸貴浩君) このお二人の方はそうしたら……。まあ、4月からだからですね。  渡邉福祉支援課長。 378: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) このお二人はですね、在宅です。 379: ◯委員長(米丸貴浩君) ですから、この方々がもし何かあって入院されても、継続してサービスを受けられるということですね。そうなったときはですね。  ほかに質疑はありませんでしょうか。西川委員。 380: ◯委員(西川文代君) 2ページのところですね。この対象者、推定ということですけれども、しっかり把握できてありがたいなと思ってますけど、この重症心身障がい者ってなってるところに、合計31名で在宅9名ってなってますね。やはりよく言われるのが、自分がまだ元気なうちはいいけど、この子が大きくなって、自分も年をとったときにどうするんでしょうかと。やっぱり私たちもお宅訪問したんですね。そのときも、お子さんはもう二十歳過ぎぐらいの方で、お母さんが50代か60代に差しかかられてですね、その方がまた10年、20年ってなったときに、お母さんももうちょっと体力も無理と、そういうような方で、この在宅の方9名の中に、かなり年齢が高くてっていうような方とか、そこら辺あたりまでは把握できないでしょう。そういう方はどうなってるのかなと思うんですよね。 381: ◯委員長(米丸貴浩君) 渡邉福祉支援課長。 382: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) 年齢は、これですね、調べ方といいますのは、このサービスを受けるには身障手帳は2級以上は必ず持ってある。あと、療育手帳はですね、とってもとらなくてもいいからですね、Aをとってらっしゃる方は全部オーケーなんですけど、あとは1件1件、知的に該当するんじゃないかなちゅうのを拾い上げて積み上げたので、年齢的なところは調べればわかるとは思いますが、皆さん言われるのは、やっぱり親が逝った後というのはですね、重症心身障がいの方に限らずですね、そこら辺はテーマになっていますので、グループホームとかですね、もうちょっとつくっていかなくちゃいけないんじゃないだろうかと。  それともう一つは、えらく高齢になりましたらですね、今度は介護保険施設のほうということになりますので、そこら辺の、者と介護保険の区別もぼやっとなりますので、とりあえずここは65歳未満の方の数字で。 383: ◯委員(西川文代君) 65歳未満。 384: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) はい。介護保険該当者というのが大体65歳以上になりますので。そういうところでしております。 385: ◯委員(西川文代君) はい、わかりました。 386: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんか。いいですかね。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 387: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは調査事件の1項目め、重症心身障がい者への支援については以上とさせていただきます。  渡邉課長、まだ何かありますか。 388: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) いえ、何もないです。 389: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、調査事件の2項目め、アプローチ・スタートカリキュラムについてを議題といたします。  説明員の説明を求めます。  筒井福祉支援部長。 390: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) それでは調査事件の2件目、アプローチ・スタートカリキュラムについて、こども未来課長が説明いたします。 391: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 392: ◯こども未来課長(久保山竜治君) アプローチ・スタートカリキュラムについてということでございます。  資料のほう、A4縦で3枚御用意をさせていただいております。主に1枚目のほうで箇条書きで頭出しをさせていただいておりますが、1枚目に沿って御説明をさせていただきたいと思っております。2枚目、3枚目のほう、また後ほど御説明しますけれども、参考で見ていただきたい事項になっております。  それでは御説明させていただきます。アプローチ・スタートカリキュラムについて。1、まず、アプローチ・スタートカリキュラムを御説明いたします前に、なぜこのようなカリキュラムが必要とされるのか、根拠となる課題から御説明させていただきたいと思います。  資料の1、小1プロブレムとは何かということでございますが、これは小学校に入学したばかりの1年生が学校生活にうまく適応できないために起こす問題行動とされております。また、こうした不適応状態が継続し、クラス全体の授業が成立しない状態に陥っていることを指す場合もございます。小学校の入学直後、主体的な遊びを中心とした活動から受動的、受身的なカリキュラムとしての学びに生活の中心が変わります。幼児教育から小学校教育へ指導が一変する段差をうまく乗り越えられないために起こる問題だとされています。小学校に入学したばかりの児童は精神的な幼さなどから、小学校での集団行動がとれず、その混乱を解消できないまま、教師の話を聞かない、指示に従わない、一定時間を静かに過ごすことができないといった状態に陥り、授業中勝手に歩き回る、教室から出ていってしまうなどの行動が見られます。                 (「ちょっと待ってくれるかな」と発言する者あり) 393: ◯委員長(米丸貴浩君) 引き続き、お願いいたします。 394: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 問題とされているのは、一旦この不適応状態が継続してしまいますと、適応するために児童も指導する側も多大なエネルギーと時間を費やいてしまうという可能性が非常に高いということが問題とされております。  次に2番の、この小1プロブレムが起きる主な要因について御説明させていただきます。家庭や地域、幼稚園や保育園、小学校など、社会全体の問題として、資料の(1)、(2)のような要因があると言われております。  まず(1)、環境の急激な変化への適応が困難であることです。問題のところで言いましたけれども、幼稚園や保育園では主に遊びや体験が重視をされるのに対し、小学校では教員による座学での教科学習が中心となります。また、チャイムに合わせて時間どおりに動くというものは幼稚園や保育園にはございません。このような学習スタイルの変化と同時に、施設面及び集団の規模が大きくなる。それに伴って人間関係が複雑になる。コミュニケーション対象が広がるといった児童を取り巻く環境が大きく変わるといった要因があり、この段差をうまく乗り越えられないことが要因の一つであると言われております。  次に、(2)のコミュニケーション力や自己調整力の課題ですが、小1プロブレムの要因として、学習スタイルの変化とあわせまして、人とのコミュニケーションの減少にも要因があると考えられております。核家族化が進み、家の中でコミュニケーションをとるのは御両親のみ。その上、地域との交流も少なくなり、近所のお兄ちゃん、お姉ちゃん、おじさん、おばさんなどと接する機会が非常に少なくなっています。かつては、いろいろな人とのコミュニケーションを通じて人との接し方や基本的な生活習慣を身につけられていたのに、最近ではそれが自然に学べなくなっていることがございます。この結果、集団行動になじめない子どもがふえるなどの問題につながり、小1プロブレムを引き起こすと考えられております。  コミュニケーション力や自己調整力の課題は、主に次の1)と2)の二つのケースに多く見受けられると言われております。1)発達に課題や困り感があり、コミュニケーション自体がうまくいかないケース。2)発達に課題があるわけではないですが、月例等の差によりコミュニケーションがうまくいかないケース。これは同じ6歳でも、4月生まれと3月生まれというような、一番大きな差としてはそういう状況になります。  このコミュニケーション力には二つの側面があると言われております。資料の米印の箇所になりますが、一つは人間関係を維持する力のこと、二つ目は課題に集中し、人と協力していく力のことです。このそれぞれは絡み合っていますが、少し違っています。人間関係の維持とは、仲良くすることとか、いざこざがあっても解決することです。昨今のいじめの問題は人とのつきあいの中で多く生まれています。だから、仲よくする、嫌なことがあってもうまく対応するという力も幼児期から伸ばしていく必要があると考えております。人間関係は発達の時期によって相手や性格などの要因も関与しますので、人間関係を維持することの力を高めていくことは今までどおり大切なことであると考えております。  これに対して、2の集中力、協力することは学びに向かう力だと言われております。従来の日本の教育現場では、仲よくしていく面は比較的強調されてきました。学びに向かう力とは、物事を諦めずに挑戦することができる、人の話が終わるまで静かに聞ける、人に自分の気持ちを伝えたり、相手の意見を聞いたりすることができるといった自己調整力のことであり、子どもたちが学校で他者とともに学ぶために最も大切なことであると考えております。  学校での学びには、学習に集中して取り組むこと、できないときに頑張ろうと自分を励ますこと、諦めずに学習を続けていくことが大切で、こうしたことを可能にするのが自己と感情を調整する力です。子どもたちは、幼稚園や保育所では友だちと遊ぶ中でけんかをしたり、友達と仲直りの中で人との折り合いを経験しながら、だんだんと自己と感情のコントロールを学んでいきます。しかし、学びに向かう力としての協力につきましては最近言われ始めたばかりです。学習という面から考えると、これからは集中力や協力する力をつけることが大事だと考えられております。  続きまして、3のアプローチカリキュラムとはですが、幼児教育におけるアプローチカリキュラムとは、小学校の学習や生活に滑らかに接続できるように、5歳児後半において共同的な学びやかかわり合い、助け合い、伝え合いなどの活動を充実させたり、環境などを工夫したりした指導計画のことで、例えば、昼寝の中止、集団遊びや共同的な活動の重視、身支度や後始末を手際よくする、数や時計の意識等の取り組みがございます。  これに対して、受け入れ側であります小学校教育におけるスタートカリキュラムというものがございます。目的は同じでございますが、内容としましては、小学校入学当初において、学校生活への適応を図り、生活課の学習を中核とするなど、合科的、関連的な指導の工夫を取り入れた指導計画のことでございます。例えば、幼児期の生活に合わせた1限目の集団遊び、集団活動、身支度や後片づけの時間を確保する、時間割の組み合わせを工夫する、上級生とかかわりを持つ等の、そういった取り組みをさせています。  続きまして4番目の、現在、春日市直営の保育所で取り組んでいることになりますが、保幼小の連携、接続が意図されたカリキュラムとまでは構成されておりませんが、小学校生活への準備段階という意味合いで、生活面、活動面、人とのかかわりの三つの観点から、次のような取り組みを行っています。  まず、生活面ですが、時間を見て、自分で考え行動する。そういった観点から、食事の量や食べる時間を自分で決める。座る姿勢に気をつけて、椅子に座る習慣をつける。午睡、お昼寝のない生活になれる。靴の履き方、これは靴箱で立って靴を履くといった、そういった経験をするなどに取り組んでおります。  次に、活動面ですが、鉛筆の持ち方や線の書き方から文字を書く経験をする。自分の名前を書いてみる。園外保育や交通安全教室を通して交通ルールを知って守る。小学校への散歩。小学校のALTの先生と英語に触れる機会を持つなどに取り組んでおります。  最後に、人とのかかわりの面では、小学生との交流、これは1年生、5年生。それから、その園の卒園児と、同窓会や運動会を通して小学校生活への不安を受けとめながら、楽しそう、できそうだという期待や自信につながるような、無理のない交流や体験ができるように配慮をしております。さらに、教師との交流。これは卒園式に校長先生に来ていただいて、祝辞をお話ししてもらうとか、小学生との交流の際に教師と面識を持つ。この先生、知ってる先生だという認識を持ってもらう。そういった取り組みを通しまして、小学校での学習や生活にうまく移行できるよう、現在は配慮をしております。  次に5番目の、入学準備としての取り組みから保小連携としての学びと発達の接続へということですが、今後はこのアプローチカリキュラムを、さきに挙げました小1プロブレムの要因と課題、これを一つ一つ分析し、子どもの発達の状況に応じた接続カリキュラムへとすることが重要だと考えております。幼稚園や保育所から小学校の学習や生活に滑らかに接続できるよう工夫された接続期のカリキュラムです。幼稚園や保育所で取り組みますアプローチカリキュラムと小学校で取り組みますスタートカリキュラム、この双方から、接続期に育てたい子どもの資質に向けて理論面、実践面から捉えられるよう作成されなければならないと考えております。幼稚園、保育所では小学校生活につながる活動を、小学校では幼保での経験を生かした指導の工夫が必要であり、前提としまして、双方の指導の取り組みの状況をよく知るといったことも重要になってくると考えております。それには、保育現場での取り組みを小学校や家庭、地域に知っていただく、また、保育の現場も学校での取り組みを理解した上で、お互いの取り組みがスムーズに連携できるよう進めていくことが重要であり、また、今後の課題であると考えております。  なお、資料の2枚目になりますけれども、御参考までに、現在の新保育所保育指針、これにおけます、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿というのを図でお示ししております。  それから、資料の3枚目ですけれども、東京都港区への御視察をしていただけるということで、ぜひ見ていただきたい点について現場の声を取りまとめましたので、あわせて御確認いただければと思っております。  説明は以上でございます。 395: ◯委員長(米丸貴浩君) アプローチ・スタートカリキュラムについての説明が終わりましたので、質疑をお受けしたいと思います。質疑はありませんでしょうか。  この件は港区に行って見てまいりますが、まずは吉居委員、どうぞ。 396: ◯委員(吉居恭子君) 数字の4番のところに、1ページの前半の、直営の保育所で取り組んでいることとしてありますけれども、民間の保育所のほうにはこういう感じをしてますとかいうのを、そことの情報は別々にされてるんですか。 397: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 398: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 現在は連携とまでは行っておりません。それぞれで、まだ学校に入ったときに困らないようにというレベルでの取り組みでございます。 399: ◯委員長(米丸貴浩君) 吉居委員、どうぞ。 400: ◯委員(吉居恭子君) 結局、保育園も自分の子がどこに行くかわからないということで、ある程度のあれがあるといいなと思って。特に市がですね、直営の保育所でこんなふうに取り組んでますよというのがきちんとしたのがあるということは、もちろん民間のほうもあると思うんですけども、それがばらばらというのはちょっとどうかな。同じような感じとは思うんですけどね。 401: ◯委員長(米丸貴浩君) アプローチ・スタートカリキュラム自体が、小1の壁というのは今までもあったわけですよね。ああ、私が言ったらいかんか。  まず、福祉支援部長。 402: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) まだ春日市の場合は、アプローチ・スタートカリキュラムについてシステム化された状態にはなっておりませんので、それを今後やっぱり、そういうふうなシステムになっていくような形でやっていかないといけないというのは認識はしてるんですけど、ですから、まずそれが統一的に私立の保育園も含めて、こういうふうにアプローチカリキュラムしますよっていうのを提示されないと、恐らく今はそれぞれの保育園でですね、入学に困らないように対応してる状況にとどまってるっていうことで御認識いただければと思います。今後の課題です。 403: ◯委員(吉居恭子君) わかりました。 404: ◯委員長(米丸貴浩君) 今福子育て支援課長。 405: ◯子育て支援課長(今福保幸君) 小1プロブレムというのがあって、学校のほうでは学習指導要領に従って、学力の向上に取り組みたいんだけど、それがまだできない状態の子どもたちが入ってくる、そのずっと手前の状態の子どもたちがいて、大変に困っているということはずっと聞いておりますので、まず、こども未来課の手足として動ける直営の保育所で、まずモデル的な取り組みをつくって、効果を検証した上で広げていかないと、なかなか、じゃあ何をやればいいんですかと言われてもなかなか難しいので。まず体系的なものを考えてお示しするのも大事ですけれども、わかっているところからまずやってみるというのも一つあるんじゃないかなというふうに考えております。やれば必ず効果があるものだというふうに思いますので、体系的なものをつくり上げていきながら、実践面でもやれるもの、で、効果が期待できそうなものからやっていくということが大事なんじゃないかと思います。 406: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 407: ◯副委員長(近藤幸恵君) やれるところからとおっしゃいますけれども、やはりこれは教育委員会と連携をしなきゃいけないことなので、学校の事態とか幼稚園、保育園にここまで協力いただければここで学校のほうではこんなに伸びるんだというものは必ずお持ちのはずですね、教育委員会のほうはですね。だから、それでしたら、連携会議みたいのがありますね、保育園にしたって幼稚園も。そういうところでアプローチ・スタートカリキュラムというのを、どっちかっていうと積極的に提案した方がよろしいんじゃないでしょうかね。モデルというのは大切かもしれませんけどね。そういうやり方もあるんじゃないでしょうかね。強制じゃありませんよ。だけど、こうするほうが子どもにとってはもよりいいという、それは見えてることでしょうから。そういうのも一つありじゃないんですか。どうでしょう。 408: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 409: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 現在、まだ課題は多いですけれども、カリキュラムとして着手をするときにはですね、必ず学校のほうと連携をしないと進めていくことはできませんので、着手をすることによって連携の機運が高まり、さらに進むと思っております。 410: ◯副委員長(近藤幸恵君) もう一つよろしいでしょうか。 411: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 412: ◯副委員長(近藤幸恵君) これをしていくということに当たりましては、一番最初のですね、小1プロブレムがなぜ起きるかという主要な要因というところはですね、私、妊娠期から始まってることだろうと思うんですね。だから、そのあたりも分析しながら、子育て講座とか、幼稚園のですね、乳幼児のとこのとか、ああいうときもありますので、健康課とも連携しなければならないところですよね。                 (「健康課、ありません」と発言する者あり)  なかったかな。健康スポーツ課じゃなくて、子育て支援課でした。そことしっかりタッグを組みながらやらなければいけないことだろうなと思いますので。もう妊娠期から始まっていくことじゃなかろうかと思ってますので、そのあたりも御検討なさって、これはやっぱり始めていくべきことだろうと私は思っておりますので、頑張っていただきたいと思っております。 413: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんか。前田委員。 414: ◯委員(前田俊雄君) 私はね、この問題はね、きちんと言葉をね、整理すべきと思うんですよ。アプローチ・スタートカリキュラムというふうにですね、調べたら出てきませんよ。きちんとね、アプローチカリキュラム、スタートカリキュラムという縦分けでやるとね、一遍で出てきます。アプローチ・スタートカリキュラムという形にするとですね、ほとんど出てこないですよ。  私もいろいろ調査したんですけどね、国立教育研究所ではですね、きちっとそこら辺、縦分けであるんですね。具体的にはですね、国立教育政策研究所ではですね、幼少接続期カリキュラムというふうにまず整理をされている。その中には、アプローチカリキュラム、これは就学前のカリキュラムですと。それから、就学後がスタートカリキュラムですよということをきちんとですね、言葉を整理した上でですね、ずっと内容を説明してあります。一気に言ってしまうと、要するにアプローチ・スタートカリキュラムというと、今、国立教育政策研究所の言葉をかりると、幼少接続期カリキュラムとなるわけですよね。そこら辺、非常に最近の言葉ちゅうのはね、いろんな言葉を使ってますんで、言葉を縦分けてね、きちんきちんと議論していかないとと思いますよ。  だから、今、こども未来課なり、やるとするならば、アプローチカリキュラムが今、緊急の課題、今後やっていく課題で、直営保育所でやる問題なんですね。それから、スタートカリキュラムが、はっきり言ったら、所管としたら学校教育課あたりで研究してもらう問題なんです。で、接続をどうするかというと、こども未来課、そして教育委員会ときちんと協議をするという形で、きちんきちんと縦分けながらね、進めていかないと、私はこれはうまくいかないなちゅうのが私の、机上ですけど、机上での研究の整理なんです。  ですから、あくまでもできるのは、アプローチカリキュラムを一つの事業として軸になるわけですよね。そこら辺をね、ぜひそこら辺の言葉をね、ちょっと整理しながらね、今後ちょっといろいろ説明してほしいなと思うんですけど。今、直営でやられているのは、アプローチカリキュラムをやられてるわけでしょう。 415: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 416: ◯こども未来課長(久保山竜治君) アプローチカリキュラムとまで熟成されたものではございません。あくまで、小学校に入学した後に、その子どもたちが困らないようにという観点が非常に強いものでございます。ですので、今回、御説明した要因や課題、それから前田委員のほう、用語の縦割りにきちんと吟味されたものではございませんので、今後はそれぞれのプログラムをきちんと把握した上でですね、接続できるプログラムへと昇華させていくことが重要だと思っております。 417: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 418: ◯委員(前田俊雄君) 今、指定管理、それから民設民営、民間の保育所があるわけですけど、恐らくこういった投げかけをしますとね、逆に、うちはこんなことやってますという事例がいっぱい逆に出てくると思います。時々、民間の保育所の園長と話をしますとね、よく、そういうアプローチカリキュラムなんていう言葉は使われませんけど、やはり後で小学校に上がったときに困らんようにこうしてますということでね、いろんなことをやられてると思いますのでね、ぜひそういう中で研究されて、直営での事例をつくりながら、体系化する必要がある、これは。  で、これは教育委員会にも投げかけて、教育課のほうでもスタートカリキュラムを検討してくれと、足並みそろえながら、どこかの時点できちんと統合する形にしていかないと、本当の意味での効果は出ないなと。例えば、こども未来課で課長のところが一生懸命頑張っとっても、教育委員会があっち向いとったらですね、せっかくのやってきたことが台無しになりますので、そういった整理もお願いいたします。 419: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 420: ◯こども未来課長(久保山竜治君) アプローチカリキュラム、スタートカリキュラムそれぞれ、もちろん小学校、幼稚園、どちらも大なり小なりやはり取り組んであると思います。それから、家庭や地域のほうでもですね、当然取り組んであることであろうと思いますけれども、それぞれの取り組みを知るということがまずは第一歩になろうと思いますので、そこから始めて調査をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 421: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員、よろしいですか。 422: ◯委員(前田俊雄君) はい。私ね、せっかく港区の取り組みをですね、聞いてきますので、いいとこどりしましょう。そして、春日市版をつくりたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 423: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑ありますか。 424: ◯委員(前田俊雄君) 私はよろしいです。 425: ◯委員長(米丸貴浩君) よろしいですか。西川委員。 426: ◯委員(西川文代君) 事例のことを言われてたので。ちょうど春日中学校で、須玖保育所との連携で15年共育プログラムに取り組んでるかと思うんですよね。なので、そこも小学校に保育所から上がる子もおられると思うので、そういうところからもいろいろと研究されていけばいいかなというふうに思います。今後ですけど。  以上です。 427: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑ありませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 428: ◯委員長(米丸貴浩君) この件はですね、タイトルを「アプローチ・スタートカリキュラム」としたのは実は私でありまして、港区さん、それから世田谷区さん、ほかでも埼玉とかですね、あちこちやってあるようです。それぞれで呼び名がまた違うのかな。港区さんも小学校入学前教育カリキュラムというのもあるし、それから、その中ではアプローチに関するところ、いわゆる入学前のところですね、それから入学後のところと切り分けてやっていただいておる関係上、今回、教育委員会がですね、港区さんの場合は大分力を入れて主導的にしてあるので、はた、我々が聞きに行ってよかったのかなというのは危惧したところではありますけれども、議会事務局に確認してもらって、それは問題ないと。それから、先方の保育所担当、幼稚園担当の方も出てこられるということでしたので、これは問題ないということが一つ。  それから、アプローチの部分だけを聞いてもですね、西川委員もちょっと言われましたよね、今。15年サポート。うち、これをやってる以上、じゃあスタートの部分を取り入れて聞いてはおかないと、片方だけ聞くというわけにはいかないよねと。当然、学校の先生たちの協力がないことには、これ、成り立たないと私は考えているので、今回、それで「アプローチ・スタートカリキュラム」とさせていただきました。その部分は課長を責めないでくださいね。私の判断でしたので、申しわけないなと思ってますので。 429: ◯委員(前田俊雄君) あえて、私、真に受けまして、「アプローチ・スタートカリキュラム」で随分いろんな情報収集してきたんですよ。ほとんど出てこなかったんです。今度は切り分けて「アプローチカリキュラム」だと、どっと出てくる。「スタートカリキュラム」を見たらどっと出てくるわけですね。よくよく、先ほど言いましたように、国立教育政策研究所のやつのレポートを見たら、そういうふうな縦分けでなってて、よそもそういうふうになってるなということであったもんですから。今後の議論をする上でもね、それはきちんと整理したいと思って、あえて言ったようなわけです。  しかし、まさにおっしゃるとおり、もう連携していくしかないですよ。いい加減、行政の縦割りの弊害だけは私はやめるべきと思いますし、十分連携しながらやるべきだと思います。 430: ◯委員長(米丸貴浩君) 教育委員会さんが皆さんに配りましたよね。年度末に、成果ちゅうかね、何かピンク色の。あれ、私、確認したんですね。そうしたら、「幼保小中の15年間を見通した情報の共有化、また、学校や家庭が抱える諸課題の解決を福祉部局、教育委員会、保育所、園等が連携して対応する15年子育てサポート事業を展開してきました。しかし、関係各機関との連携や調整を担う負担が学校現場にとっては大きく、事業継続が困難な状況にあります」というレポートが書いてありますね。ということは、なかなか、どっちかがやれば何とかなるよという話ではなくて、どっちもが連携していく。春日市の場合は、今回、こども未来課が主導になるのかなというふうに私は捉えておったんですけど、そういう認識でまずはよろしいんですかね。
     久保山こども未来課長。 431: ◯こども未来課長(久保山竜治君) それでよろしいと思います。 432: ◯委員長(米丸貴浩君) それで、直営の中が何となく固まってきたら、これを民間に展開していく、学校は当然のことながら。民間はその後ですよね。そして、全市的に小1問題の解決に取り組んでいくという方向性でよろしいですね。  久保山こども未来課長。 433: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 方向性、それでよろしいかと思います。まず、きちんとした取り組みをですね、学校のほうに知ってもらって、効果的な取り組みをしてるなと思ってもらうことが重要、取っかかりの最初のスタートとしては重要かなと思っております。興味を持っていただくとですね、先生方も見に来ていただけると思いますし、そこに対して御意見もいただけると思っております。  以上です。 434: ◯委員長(米丸貴浩君) 質疑はありませんでしょうか。  これは私が担当してるんで、1点か2点、よろしいですかね。副委員長、交代してください。 435: ◯副委員長(近藤幸恵君) 委員長、交代いたします。  米丸委員。 436: ◯委員(米丸貴浩君) 今度、港区さんにお聞きするに当たってはですね、公立、私立の保育所、保育園の関係というのは先ほど前田委員がおっしゃったのでそれでいいかと思います。家庭との連携に関しては、春日市は今、保育所、家庭との連携、この小1問題に関して、そのあたりは何か取り組まれている事例というのはあるんですか。 437: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 少しお待ちください。 438: ◯委員(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 439: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 今回の資料の3枚目でですね、ぜひ見てきていただきたいところで挙げてますとおりですね、その中の質問に、家庭との連携でどのようにされてるかというところでですね、挙がってますとおり、今現在はですね、家庭との連携というのはうまくできてないところです。具体的な取り組みというのは、今、上がってきていないところでございます。 440: ◯副委員長(近藤幸恵君) 米丸委員。 441: ◯委員(米丸貴浩君) それは、課長、公立の保育所、園と家庭のところでは余りこれちゅうのはないけれども、民間さんでは何かあるんですかね。どうなんですかね。いかがでしょうか。 442: ◯副委員長(近藤幸恵君) 久保山こども未来課長。 443: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 当然、今、挙げました取り組みをですね、御家庭の連絡帳とかで書いてるということは、情報を発信しているというところはあると思うんですけれども、私立のほうでは今のところ把握をしておりません。申しわけありません。 444: ◯副委員長(近藤幸恵君) 米丸委員。 445: ◯委員(米丸貴浩君) では、民間の動きを把握とまでは行っていないということでよろしいですか。 446: ◯副委員長(近藤幸恵君) 久保山こども未来課長。 447: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 申しわけありません。現在は把握できておりません。 448: ◯委員(米丸貴浩君) わかりました。続けていいですか。 449: ◯副委員長(近藤幸恵君) 米丸委員。 450: ◯委員(米丸貴浩君) それからですね、学校との連携、15年サポートをやってるというのは我々の完全な所管じゃないから、何となくしか聞こえてこないからよくわかんないんですけれども、学校の先生と、それから保育園、保育所等の連絡会みたいなものというのは、この15年サポートを含めてでしょうけど、具体的には何かやってあるんですか。 451: ◯副委員長(近藤幸恵君) 久保山こども未来課長。 452: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 現在の取り組みをですね、現場のほうに聞き取りをしている中でですね、就学前相談、これは保育から学校、教育委員会等への事前の情報提供だったりとかですね、それからそれに基づいてですね、先生方のほうから、これは学校によってということですので統一した取り組みではありませんけど、参観のほうに見えられたりしてるケースはあるということで聞いております。  以上です。 453: ◯副委員長(近藤幸恵君) よろしいですか。米丸委員。 454: ◯委員(米丸貴浩君) 学校現場も保育所現場も、それぞれの今のところばらばら──ちょっと表現悪い。各校、各園、それぞれの動きでしかないということでいいんですかね。例えば学校もですね、校長先生が変わっちゃったら、よく動きが変わったとかいう声は聞こえるんだけど、それぞれのこういうでこぼこのあるような、今、現状だということでいいですか。 455: ◯副委員長(近藤幸恵君) 今福子育て支援課長。 456: ◯子育て支援課長(今福保幸君) 一つだけ補足しておきますと、保育要録というものがございまして、子ども一人一人について保育要録というのを作成して、これは学校のほうに送らなければならないことになってます。ただ、それをどのぐらい活用されたというのは学校によって温度差があるというところがございますし、1対1の関係ではなくて、例えば須玖保育所から須玖小学校というのが一番多いんですけど、春日小学校に行く子どももいれば、ひょっとしたら日の出小学校とか。学校のほうもいろんな園から来るので、多対多の関係になって、連絡会も結構何か、数多くしなきゃいけないというところはございます。熱心な学校はそれぞれの園と必ずそれぞれ連絡会議を開いて、情報交換をしてるという状況です。 457: ◯副委員長(近藤幸恵君) 米丸委員。 458: ◯委員(米丸貴浩君) まず市の、こっちの現状がわかんないとね、向こうに行ったときに、春日市さん、どこで困ってるんですか、それが聞きたいところだから。港区さんもですね、平成26年やったんかな、最初、大分苦労されてるようなことはちょっと書いてありますので、保育所よりも幼稚園が前面に出てきてるんで、そこは幼稚園と保育所を置きかえて、いろいろそういう官民の連携とか、幼保小の連携と、それから家庭のことも大分連携やってあるようですから、そういう幾つかの切り口で聞いてきたいと思っております。また、報告会を楽しみに待っとってください。 459: ◯副委員長(近藤幸恵君) いいですか。 460: ◯委員(米丸貴浩君) ありがとうございます。 461: ◯副委員長(近藤幸恵君) 委員長交代いたします。 462: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございました。  アプローチ・スタートカリキュラムについて、質疑はよろしいでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 463: ◯委員長(米丸貴浩君) ないようですので、調査事件の2項目め、アプローチ・スタートカリキュラムについては以上とさせていただきます。  それでは引き続き、報告事項に移りたいと思いますので、報告事項の説明をお願いいたします。  筒井福祉支援部長。 464: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) それでは、次の報告事項に移ります。  待機児童の速報値について、こども未来課長が報告いたします。 465: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 466: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 待機児童の速報値についてでございますが、御報告の前に、再度、待機児童の定義について御説明をさせていただいた上で御報告をさせていただきたいと思います。  まず、待機児童とはですが、調査日時点において保育の必要性が認定され、保育所等の利用の申し込みをしているが、その利用ができていない者の人数であります。  その把握に当たっての注意書きがございまして、この注意書きを含めたものが待機児童の定義と呼ばれるものでございます。最新の定義では、この注意書きが8点あり、順にその概要を申し上げますと、1点目が、保護者が求職活動中の場合は待機児童に含める。ただし、調査日時点において求職活動を行っておらず、保育の必要性が認められない状況にあることが確認できた場合は待機児童数に含めないこと。2点目が、広域利用を希望し、利用できない場合は利用申込者が居住する市町村で待機児童としてカウントすること。3点目が、付近にある幼稚園、企業主導型保育事業所などを利用している児童は待機児童に含めないこと。4点目が、一定期間待機の状態が続いている場合で、保護者に利用の希望がないことが確認できた場合は待機児童から除外することができること。5点目が、保育所等を利用しているが、第1希望でない等の理由で転園を希望している場合は待機児童数に含めないこと。6点目が、利用の申し込みがあり待機となっているが、利用開始の希望日が調査日よりも後の日の場合は、当該調査日の調査では待機児童数に含めない。7点目が、保護者の意向を確認しながら、ほかに利用可能な保育所等の情報提供を行ったにもかかわらず、特定の保育所等のみを希望し待機している場合は待機児童数に含めないこと。ただし、特別な支援を要する児童の受け入れ体制が整っていない等のやむを得ない理由があって特定の保育所等を希望している場合は待機児童数に含める。8点目が、育児休業中の保護者については、保育所等に入所できたときに復職することを確認できる場合は待機児童数に含め、できない場合は含めないと。ただし、その場合においても、育児休業を延長した者等の人数を適切に把握し、引き続き利用調整を行うこと。以上の8点が注意書きとしてございます。  以上、この定義を踏まえまして、待機児童の速報値でございますが、保育所の新設、これはどろんこ保育園でございますが、これにより利用定員の増を図りましたが、本年3月議会においても御説明いたしましたとおり、利用の申し込みが特定の年齢、これは1歳児が非常に多かったんですけれども、特定の保育所に集中する傾向が例年以上に著しいため、昨年度の待機児童数とほぼ同レベルとなる見込みでございます。ちなみに、平成29年度は74名でございました。  報告は以上でございます。 467: ◯委員長(米丸貴浩君) 待機児童の速報値でありますけれども、平成29年度が74人、そのあたりということですね。それでいいですね。  西川委員。 468: ◯委員(西川文代君) 例年よりですね、特定の保育所に集中するっていうことでしたけど、この条件の中に、ほかに入れる保育所があるのにそこにこだわって入らない人は待機児童には入れないっていうことがあったと思うんですね。そこがちょっと、はい。 469: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 470: ◯こども未来課長(久保山竜治君) これは、定義の条件の中にある特定の園のみということではなくて、希望を第1希望、第2希望と聞いておりますが、そこが集中をしてるという傾向が著しかったということであります。 471: ◯委員長(米丸貴浩君) 西川委員。 472: ◯委員(西川文代君) そうするとですね、保護者の方もいろいろな口コミじゃないですけれども、もちろん近いとかですね、いろいろ利便性はあるかと思いますけど、保育の内容とかですね、そういうのに人気があるとか、そういうことが出てきてるっていうことでしょうか。 473: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 474: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 保育所の申し込みに当たってですね、見学をしていただいてますので、当然、その園の雰囲気だったり、指導の方針だったりで、当然好みは分かれてくるところではあると思いますけれども、そこのみに特定しているということではないと。当然、そこも入ってるとは思います。 475: ◯委員長(米丸貴浩君) よろしいですか。 476: ◯委員(西川文代君) はい。 477: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。近藤委員。 478: ◯副委員長(近藤幸恵君) 新設されたどろんこ保育園ですけれども、こないだ開所式がありまして、ちょっと見たところでは、まだまだ定員には当然満たないんですけど、済みません、数字はどのくらい今、定員になってるんでしょうか。教えてください。 479: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 480: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 4月1日はですね、73名で入所をスタートしてて、当然、こちらの保育園も1、2歳児に希望が集中したということを聞いております。現在は定員150名の半分以上、90名近く行ってると思います。 481: ◯副委員長(近藤幸恵君) 90名。 482: ◯こども未来課長(久保山竜治君) はい。73名で4月1日スタートしておりますが、5月1日入所予定が十数名いると聞いておりますので、約90名。 483: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員、よろしいですか。 484: ◯副委員長(近藤幸恵君) ええ、いいです。独特な保育スタイルであるのでですね、申し込まれる方もちょっと多いかなと思いながらも、なかなか保育所選ぶのはね、やっぱり地の利であったりとかありますのでですね。でも150、うまくいく可能性は高いのかなと期待しながら、待機児童が少しでも減るように。ありがとうございます。 485: ◯委員長(米丸貴浩君) 吉居委員、どうぞ。 486: ◯委員(吉居恭子君) 定員数から言うと、待機児が多いというふうに思うんですけど、やっぱり保育士さんが足りないというのはまだ引きずってるんですか。  それと、いいですか。 487: ◯委員長(米丸貴浩君) じゃあ、一問一答で。 488: ◯委員(吉居恭子君) 済みません。 489: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 490: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 直営の保育所ですが、嘱託職員のほうがですね、現在も募集はしておりますけれども、約10名ほど足りてないという状況はあるように聞いております。 491: ◯委員長(米丸貴浩君) その対処、対応は。そこまで言わなくていいですか。例えばね、今、10名足りないとおっしゃったじゃないですか。足らないのはやっぱり困るわけであって、じゃあ、何かしたらという解決策が、この時期になったら確保ができそうだとか、めどとしてですね、そういうのというのは何かあるんですか。  今福子育て支援課長。 492: ◯子育て支援課長(今福保幸君) 前任者でございますので、3月までのやったことでございますが、人事と打ち合わせまして、急遽、報酬額を見直しまして、大体6,000円から8,000円程度引き上げたのと、主担任保育士と一般の保育士の間に処遇改善2の分野別専門リーダーに当たるような職階を設けまして、グループで主担任を持っているような場合に若干責任が重くなるので、それに相当する職階を一つ設けて、全体的に賃金引上げたというのは一つございます。  それと、初めての試みとして、時期が遅くて効果としてはあらわれなかったんですが、タウンワークという求人誌があります。あれはリクルートがつくってるやつで、あれを使いますと、インターネットで検索したときに、インディードですかね、あれを検索したときに上位のページに上がってくるという効果がありますので、インターネットで探される方が今多いでしょうから、そういうところでも目立つようにという取り組みを始めたところです。今後はちょっと、これは組合とかも絡んでくることにはなりますけど、任期つき職員を導入するとか、そういったことも検討していくようなお話は聞いております。 493: ◯委員長(米丸貴浩君) 吉居委員、よろしいですか。どうぞ。 494: ◯委員(吉居恭子君) それと、未満児の分がね、小さいゼロ歳の分、1歳未満の分がやっぱり希望が多いちゅうことなんですけど、それってやっぱり、保育所自体の容量というか、のほかに、それもやっぱり保育士さんの数も関係あるんですかね。1歳未満児のお部屋が足りないとか、そうじゃなくて。そもそも。 495: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 496: ◯こども未来課長(久保山竜治君) やはり3歳未満児のほうがですね、基準としまして、保育士さんのほうの数が非常に必要数を求められておりますので、当然、そこには関係はございます。 497: ◯委員長(米丸貴浩君) 吉居委員。 498: ◯委員(吉居恭子君) そうしたら、保育士さんがいっぱい集まれば、未満児の分も解決するっていう、ある程度ですね、という感じなんですかね。そうではない。そもそもの春日市の保育園の中での未満児分のお部屋というか、定員数っていうのがそもそも少ないという感じなんですか。 499: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 500: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 当然、保育士の人数というのも重要なんですけれども、人数が充足してもですね、3歳未満児がふえれば、施設の配置等もまた構成を考えないといけなくなってきますので。 501: ◯委員長(米丸貴浩君) 弾力的運用として、構成を少し変えるわけでしょう。3歳以上の枠というか、こっちを多くして、未満児を広げるとか、そういうことをやってあるんじゃなかったっけ。違いましたか。  今福子育て支援課長。 502: ◯子育て支援課長(今福保幸君) 弾力的運用ということで、大体保育所のお部屋の面積というのは定員よりも余裕がございますので、もちろん保育士がいれば、弾力的運用ということでやっていくんですけれども、かなり3歳以上児の伸びが緩やかであるのに対して、3歳未満児のほうが大きく伸びる見込みですので、これが施設をふやすだけではなくて、一つ課題として挙げていたと思うんですけど、以前。定員構成の見直し。その場合は当然、体格が全然違いますので、ゼロ、1、2歳と3歳以上児では。一部、設備の改修というのもひょっとしたらやらなければいけないんじゃないかなというのは想定していたところです。 503: ◯委員長(米丸貴浩君) 吉居委員、よろしいですか。  西川委員。 504: ◯委員(西川文代君) 今までの話をですね、聞いていくと、今まで施設をふやしてですね、定員をふやして、そして待機児童を解消するという方向を思ってて、今度どろんこ保育園もできて、もうこれでと思ったんですけど、やはり今の課題は保育士不足と、それと、結局、未満児もそうですけど、ゼロ歳児、1歳になっていない子どもは保育士一人に対して3人しか見れませんよね。そういうことで、結局数が要るわけですね、保育士さんの。そこが足りてないっていうことが大きな課題で、そこを解消しないと、施設をつくってももう厳しいのかなっていうのを感じました。  そこで、現場の意見なんですけれども、やはり春日市はですね、同じ仕事をしてるけど、これは福岡市は財政も豊かだからかもしれませんけど、保育士さんの給料が高い場所に移る。だから、やはり春日市で保育士の免許を持ってらっしゃる方が福岡市で仕事をされています。やっぱり同じ仕事をして、子育てがある程度終わって、私たちぐらいの年代の人でまだやれる方も、外に出てしまってらっしゃるんですね。  だから、やはりそこら辺の処遇をですね、もうちょっとしっかり考えないと、多分、保育士不足は、なかなか春日市で働いてくださる方が難しいのかなというのは現場の保育士さんの話を聞いて思いました。 505: ◯委員長(米丸貴浩君) 今福子育て支援課長。 506: ◯子育て支援課長(今福保幸君) ちょうど私がまだ前職にいたときに、嘱託職員である保育士にアンケートを実施しております。その結果を見ると、もちろん金銭的な処遇というのもあるんですけれども、ほかに、責任が重いとか、ローテーションが窮屈だとかいったのも多うございますので、そういったものも踏まえた対策はしていかなければならないのかなと思います。  それから、報酬面で言えば、平成32年度に会計年度任用職員というものに移行しますので、当然、この場合は、常勤の場合は期末手当の支給が始まるんですね。そういったことで、かなり報酬面では改善されるんじゃないかなと思っております。基本的には、常勤職員で整備をしていくというふうに聞いておりますので、報酬面については一定整備されていくのかなと思います。
     ただ、ほかの面では、必要な職員数を確保しないといけないというのが、当然、ローテーションを緩やかにするというのはあるんですけれども、ほかの面も配慮なり改善をしていくところかなと。  逆に評価されているところもありまして、非常にやりがいがあるとか、勉強ができるとかいうところを評価されているところもあったんで、そういうところは引き続き、今までと同様に努力をしていくというのが肝心かなと思いました。  以上です。 507: ◯委員長(米丸貴浩君) 西川委員。 508: ◯委員(西川文代君) 直営のですね、保育所で、嘱託職員の方が10名も不足していると。だから、定員まで預かれないということですよね。というふうに聞いてます。ちょっとそれはですね、早急に解決をするような何か手立てをですね、いろいろ調査研究をして、頑張っていただきたいなと思います。  以上です。 509: ◯委員長(米丸貴浩君) たしか前、保育士不足を、前期やったですかね、どこ行ったっけ……。                 (「江南市じゃなかった。ああ、米原か」と発言する者あり)  米原市か、向こうに行ったときに、市がちょっと不確定でごめんなさい。潜在保育士さんの掘り起こしを委員会として、前期やったですね、行ったときに、何で保育士さんが集まらないんだろう。それから、新卒も来てくれないんだろうっていう理由をずっといろいろ聞いたときに、今福課長が今言われたとおりだったんだけど、責任感が物すごいと。数人の命を預かってるって緊張感。これが処遇以上に理由の一つだというのをたしかあのときに言われて。  だから、処遇だけで片づくんかなって最初は我々も思っとったんだけど、そこだけではないねというのがわかって。処遇の改善に関しては一遍に倍になるとかいう話っていうのは、財政の話もあるわけだから無理。でも、着実に上げていただいておるようだし、あわせて、いろんな課題も我々も見ていかないかんなと、そう思っているところですね。委員会はたしかそういう意見で帰ってきたと思います。いろいろあるということでいいですかね。  ほかに質疑はありませんでしょうか。この件はよろしいですか。前田委員、どうぞ。 510: ◯委員(前田俊雄君) 課長が言った待機児童の定義はあれですか、平成29年3月31日の通知の分ですかね。それ以降、変更はあってないんですかね。定義のほうは。 511: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 512: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 変更はあっておりません。 513: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 514: ◯委員(前田俊雄君) あえてこれを聞くのはね、マスコミ等でね、随分隠れ待機とか、いろんなごまかしてるみたいないうようなことがあったもんですからね、ちょっと私も待機児童の定義について過敏になっとるんですけど、それが最新でよろしいんですね。わかりました。 515: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。よろしいですかね。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 516: ◯委員長(米丸貴浩君) また、いずれ保育所不足とかのところは調査事件で上げるなり、それから、直営保育所のこの件については、また情報等がありましたら、適宜報告をお願いいたします。  それでは、その他のほうに移りたいと思いますので、順次、報告をお願いいたします。  筒井福祉支援部長。 517: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) それでは次に、3のその他の報告事項に移ります。  最初に、「第5期障害者福祉計画・第1期障害児福祉計画」について、福祉支援課長が説明いたします。 518: ◯委員長(米丸貴浩君) 渡邉福祉支援課長。 519: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) 去年からの「長期行動計画」の協議会の委員会で「障害福祉計画」の素案を持っておりましたけれども、今回、3月、「長期行動計画」の協議会の委員会の会長から市長のほうに答申がございまして、今度、概要版を、今、皆様にお渡ししております。正式な「障害福祉計画」のほうもできましたので、来月の閉会中の委員会の中でですね、報告事項として説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  続けてよろしいですか。 520: ◯委員長(米丸貴浩君) はい、どうぞ。お願いいたします。 521: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) (2)ですけれども、福祉ぱれっと館の交流スペースについてでございます。これは去年の4月からですね、ぱれっと館にございます交流スペースであります喫茶オルゴール、4月にあそこを運営しておりました手をつなぐ育成会のほうが撤退されまして、4月以降ですね、暫定的に宰府福祉会のゆり工房のほうで、暫定的に継続で喫茶店を経営してくれないかちゅうことで、暫定的にはしてたんですけども、29年度末、ことしの2月、3月ですね、協議しました結果、今年度の4月よりですね、正式に宰府福祉会のほうがですね、あそこを使わせてくれというか、あそこをB型の就労継続支援事業所として、そして、実習生とかを受け入れたりとかですね、したいのでということで、喫茶オルゴールを継続するちゅうことを条件にですね、協定を結んでおります。引き続き、あそこでパンも売れますしですね、宰府福祉会のほうにとっても、パンの売れ行きも伸びますし、あそこ、B型就労継続支援事業所として使うということであれば受給者の方もふえられる。あと、あそこにお勤めになられる障がいの方の就労の場ともなります。私どもも、市のほうとしましてもですね、継続できるということと、もう一つは、手をつなぐ育成会のほうの補助金にですね、今までは年間30万ほど補助をしておりましたが、それもなくなるということで、受給者、利用者、社会福祉法人、市にとっても一番いいことだろうということで協定書を締結しておりますので、今後とも皆様、御利用のほうをよろしくお願いいたします。  2番目の交流スペースの件については以上でございます。 522: ◯委員長(米丸貴浩君) 交流スペースの件についてお聞きしたいことは。よろしいですか。  近藤委員、どうぞ。 523: ◯副委員長(近藤幸恵君) ゆり工房さんに関しては、今、使ってらっしゃる事業所として、就労支援施設として使ってらっしゃるんですけど、そこに補助金が行ってるというわけではないということで今の説明を解釈してよろしいんですか。 524: ◯委員長(米丸貴浩君) 渡邉福祉支援課長。 525: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) 福祉団体の補助金として手をつなぐ育成会に差し上げていただけで、あそこは福祉サービスの事業所でございますので、補助金等は一切ございません。  以上です。 526: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 527: ◯副委員長(近藤幸恵君) そこの事業所として使ってらっしゃるんですけど、そこの家賃といいますか、そういうものは発生するんでしょうか、どうでしょうか。 528: ◯委員長(米丸貴浩君) 賃料。 529: ◯副委員長(近藤幸恵君) 賃料。 530: ◯委員長(米丸貴浩君) 渡邉福祉支援課長。 531: ◯福祉支援課長(渡邉慎一君) 福祉の場交流スペース、地域の場でございますので、今までどおり、あそこは家賃等は発生しません。 532: ◯副委員長(近藤幸恵君) わかりました。 533: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかによろしいですかね。交流スペースはよろしいですかね。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 534: ◯委員長(米丸貴浩君) また皆さんでコマーシャル、機会あるごとによろしくお願いいたします。  それでは引き続き、報告をお願いいたします。  今福子育て支援課長。 535: ◯子育て支援課長(今福保幸君) 平成30年度版の春日市子育てガイド「すくすく」ができ上がったので配付をいたしております。後ほどごらんいただければと思います。なお、きょう以降にほかの議員さん方にも議会事務局を通じて配付する予定としております。  以上です。 536: ◯委員長(米丸貴浩君) 子育てガイド「すくすく」については何かありますか。よろしいですか。  前田委員、どうぞ。 537: ◯委員(前田俊雄君) この製作費はどこかで委託して、安くできとるんでしょう。コマーシャルも入って。 538: ◯委員長(米丸貴浩君) 今福子育て支援課長。 539: ◯子育て支援課長(今福保幸君) 株式会社ホープと契約をしまして、広告掲載料をもって作成ということで、予算は1円も使っておりません。ただでございます。 540: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかにありますか。よろしいですか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 541: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは引き続き、最後の報告をお願いいたします。  久保山こども未来課長。 542: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 春日どろんこ保育園の園舎竣工についてでございます。先ほど待機児童のところでも少し触れさせていただきましたが、昨年度より整備を進めてまいりました春日どろんこ保育園ですが、先日、落成式でごらんいただいたかと思いますが、無事竣工し、4月1日より供用を開始しております。  報告は以上でございます。 543: ◯委員長(米丸貴浩君) どろんこ園は、白水委員は残念ながら欠席されましたけれども、2階に地域支援ルームがあります。あそこを、お聞きしたら、いつでも保護者の方でも何でもない方、我々でも、いつでも来て見てくださいということですから、白水委員もどうか2階に、コーヒーぐらい出るかな、1回見に行ってください。コーヒーあったかどうかわかりませんが。入場は御自由という事でしたので、また皆さんの目で、その後の状況を確認されたらいいかなと思っております。  部長、以上でしょうか。  筒井福祉支援部長。 544: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) 済みません、レジュメにはございませんが、その他の報告事項で1件追加がございますので。平成29年度の放課後児童健全育成事業と児童センターの事故発生状況をこども未来課長のほうから報告させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 545: ◯委員長(米丸貴浩君) はい。では報告をお願いいたします。  久保山こども未来課長。 546: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 平成29年度における放課後児童健全育成事業学童保育及び春日市児童センター事故発生状況を取りまとめさせていただきましたので、御報告いたします。  放課後児童健全育成事業におきましては、昨年度、7件事故が発生しております。8名の児童がけがをされております。このうち6件、6名の児童はけがも完治し、また元気に通ってきているとの報告を受けております。1件2名の児童につきましては、発生が3月末ということもあり、現在、治療中であるとのことです。いずれの事故につきましても、命にかかわる等、重大事項等は発生しておりません。  次に、児童センターでの事故発生状況ですが、白水児童センターにおいて3件の保険対応等事故が発生しております。こちらも2件は治療等を終了しております。1件は4月13日現在、治療中、通院中との報告を受けております。須玖児童センター、光町、毛勝児童センターにおきましては、保険等対応事故の発生はございませんでした。  報告は以上でございます。 547: ◯委員長(米丸貴浩君) 事故の報告がありましたけれども、これについてお聞きしたいことはないですか。  前田委員。 548: ◯委員(前田俊雄君) その事故はあれですけど、事故の起きた原因というのはどうぞしっかり検証して、再発防止に最大限努めるようにお願いしたいと思います。 549: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 550: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 報告のほうも経緯と詳細を受けておりますので、内容等をしっかり確認をして、また同じようなことが起こらないように対応してまいりたいと思います。 551: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員、よろしいですか。どうぞ。 552: ◯委員(前田俊雄君) 各事故の内容というのはすぐ報告できるような状態なんですか。 553: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 554: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 各事故の内容につきましてはですね、事故発生日、事業所名、児童の学年、性別、それから病状、事故の概要ですね、事故要因、改善策等を報告上げてもらってますので、その内容等確認をして、また次の対応等も考えることができるようになっております。 555: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 556: ◯委員(前田俊雄君) 次回の委員会のときに報告の詳細を求めたいと思います。 557: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員から、学童保育、それから児童センターの事故の報告について詳細な報告を出していただきたいということですけれども、資料の提出ですね。準備できますか。部長、出してもらって結構ですか。構いませんか。特定の個人名が書いてあるとか、そういうのがなければ。あるのかな。 558: ◯委員長(米丸貴浩君) 久保山こども未来課長。 559: ◯こども未来課長(久保山竜治君) 学童保育のほうはですね、特定のお名前等は入っておりませんので、すぐにコピーをしてつくれる状況であります。児童センターのほうが個人名が入っておりますので、そちらを……。 560: ◯委員(前田俊雄君) 5月にしよう。次の委員会のときに、きちんと報告で上げましょう。 561: ◯委員長(米丸貴浩君) 個人名はそしたらカットした部分で、次の委員会までに、5月に提出して、それぞれ報告ができるようにしてください。資料の提出をお願いいたします。それでよろしいですかね。 562: ◯委員(前田俊雄君) はい、よろしいです。 563: ◯委員長(米丸貴浩君) 特に学童保育は、これまで支援員さんが足らない、ずっと求人を出していると。改善策もいろいろ、前課長のときにもお聞きはしているものの、いまだに支援員さんがどうも入ってないような現状があるというふうに聞いております。そういうのが原因で事故が起こるんだったらこれは問題ですからね。5月に資料の提出をよろしくお願いいたします。  部長、以上でしょうか。 564: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) はい。以上でございます。 565: ◯委員長(米丸貴浩君) 全体を通じまして、福祉支援部にお聞きしたいことはありませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 566: ◯委員長(米丸貴浩君) ないようですので、福祉支援部の所管事務調査及び報告を終了いたします。  執行部の皆さんは退席されて結構です。  ここで暫時休憩いたします。              ──── ─ ──── ─ ────                  休憩 午後3時29分                  再開 午後3時32分              ──── ─ ──── ─ ──── 567: ◯委員長(米丸貴浩君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
     そのほか、委員の皆さんから何かございませんでしょうか。  西川委員、どうぞ。 568: ◯委員(西川文代君) 視察のときに二人ずつペアで報告をっていうような形のことを前回ちょっと言われてて、そのペアというのがよくわからないんですけど。 569: ◯委員長(米丸貴浩君) 一人で聞いて、まあ、みんなで聞くんだけど、実際に報告書を書くときに私がいつも困るのは、どうやったかなというのをテープをもう一回聞いて、それで報告書をつくるんですけど、報告書をつくるときに、やっぱり聞いた人の主観が入るじゃないですか。それで、二人で担当を決めておけば、自分が悩んだときに、これはこういうふうにとったんだけど、説明を、これでどうって聞けるじゃないですか。そういう意味で、しっかりペア組んで聞いとってくださいねっていう意味だったんですけどね。そういうふうです。 570: ◯委員(西川文代君) メーンは、今後、調査項目、調査表をつくった方がある程度まとめられて。 571: ◯委員長(米丸貴浩君) 原案をつくってもらえれば。 572: ◯委員(西川文代君) 原案つくってもらって、それに対して少し何かあれば。 573: ◯委員長(米丸貴浩君) 加筆、修正とか、もっとこういうことがあったよとかいうのを次の人にバトンタッチしてして、してもらえればいいのかなと思ったんですけど。 574: ◯委員(西川文代君) わかりました。 575: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかにありませんでしょうか。いいでしょうか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 576: ◯委員長(米丸貴浩君) ないようですので、以上で本日の市民厚生委員会を散会いたします。どうもお疲れさまでした。              ──── ─ ──── ─ ────                  散会 午後3時32分...