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  1. 春日市議会 2017-03-09
    平成29年市民厚生委員会 本文 2017-03-09


    取得元: 春日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    1:                 開議 午前10時02分                ──── ─ ──── ─ ──── ◯委員長(米丸貴浩君) おはようございます。全員出席であります。  ただいまから、市民厚生委員会を開議いたします。  それでは、ただいまから、健康推進部関係の付託議案の審査を行いたいと思います。  なお、委員並びに説明員の皆さんに申し上げます。発言は、挙手により委員長の許可を得て指名を受けた後、1問1答形式で簡潔明瞭に行ってください。  ただいまから、3特会の審議を始めたいと思っております。国民健康保険事業が約123億、それからそれに引き続きます後期特会も約13億、それから介護特会も約66億の、大きな予算審査になると思います。この全ての予算審査を、まずはこの委員会の6人に市民の皆さんは託したと思っても過言ではないと思っておりますので、しっかりとした準備のもと、きょう、審議ができると思っております。審査のほど、委員の皆さん、よろしくお願いします。それから、執行部の皆さんも、それに対する説明と答弁をしっかりお願いいたします。  初めに、第23号議案「平成29年度春日市国民健康保険事業特別会計予算について」を議題といたします。  説明員の説明を求めます。  神田健康推進部長。 2: ◯健康推進部長(神田芳樹君) おはようございます。健康推進部です。よろしくお願いいたします。  本日、市民厚生委員会に付託されております健康推進部関連の議案のうち、特別会計の平成29年度予算3件を説明いたします。  ここで、委員長にお伺いいたします。本日、次第1の国保特会の予算の説明のため黒田納税課長が同席しておりますが、よろしいでしょうか。 3: ◯委員長(米丸貴浩君) 許可いたします。よろしくお願いします。 4: ◯健康推進部長(神田芳樹君) ありがとうございます。  それでは、本日の説明は、次第に沿って順次担当課長が説明いたしますので、よろしくお願いします。 5: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 6: ◯国保医療課長(高尾徳久君) おはようございます。  それでは、第23号議案「平成29年度春日市国民健康保険事業特別会計予算」の説明をいたします。  説明は、さきにお配りしております、表紙の下に国保医療課と書いてあります資料を使って説明させていただきます。
    7: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾課長、長いですから歳入のところで一旦切りましょうか。そして、そこで歳入に関して質疑をお受けして、歳出の説明をしていただいて、また質疑と。そして、最後に全般を通じて質疑ということでよろしいでしょうかね。 8: ◯国保医療課長(高尾徳久君) はい。まず初めに、概要を説明させていただきますけど、概要と歳入は続けてよろしいですか。 9: ◯委員長(米丸貴浩君) 結構です。お願いいたします。  では、引き続き、説明をお願いたします。 10: ◯国保医療課長(高尾徳久君) それでは、資料の8ページをまずお願いしたいと思います。国民健康保険の概要について、先に説明をさせていただきます。  一番上の表が国民健康保険被保険者の状況でございます。平成25年度以降、世帯数、一般被保険者数、退職被保険者数の全てにおいて減少しております。平成29年度も減少傾向は続くものと見込んでおります。  次の表が被保険者の構成比になります。1世帯当たりの被保険者数は年々減少しており、また、退職者医療の被保険者の割合が2%台まで減少していることがおわかりいただけるかと思います。  次の表が介護保険の2号被保険者である40歳から64歳の方になります。この区分の方も年々減少しております。  しかし、一番下の表の65歳から74歳の前期高齢者の区分の方は増加しており、高齢化が進んでいることが言えるかと思います。  続きまして、9ページ、10ページをお願いいたします。平成29年度の当初予算の概要につきまして、28年度と比較して御説明をさせていただきます。9ページが表題にありますように28年度の当初予算、10ページが29年度の当初予算でございます。  それでは、29年度の当初予算の概要説明をさせていただきますが、まず、この棒グラフの見方を御説明いたします。29年度の10ページの左側が歳入、右側が歳出となっております。また、棒グラフの中の各項目のところに記載しておりますが、平成29年度の金額は億単位で記載しております。さらに、その項目の外側、一部を除いて、歳入では左側、歳出では右側になりますけれども、金額は、平成28年度当初予算と比較しましてその増減額を表示しております。割合、パーセントの記載については、平成29年度の歳入歳出に占める割合になっております。また、棒グラフの中の丸数字は款番号になりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、歳入歳出の、まず、棒グラフの間の一番上を見ていただきたいんですけれども、単位は億単位ですけれども、歳入歳出ともに126.4億円となっております。ここに記載しておりませんが、平成28年度と比較しますと3.8億円の増となっております。  次に、右の棒の歳出のほうから御説明させていただきます。  一番上の1)の総務費が、平成28年度と比較して0.3億円ほど増加しております。増加理由としましては、平成30年度の国民健康保険制度改正に伴うシステムの改修費などとなっております。  次に、2)の保険給付費は、28年度と比較しまして1.6億円ほど増加しております。増加理由としては、一般被保険者の療養給付費高額療養費が増加しております。なお、退職被保険者は、先ほど見ていただいたとおり、被保険者の減少が顕著であることから減少すると見込んでおります。  次の3)の後期高齢者支援金等は、平成28年度とほぼ同額でございます。これは、75歳以上の後期高齢者の医療費を現役世代で支援するものでございます。  次の6)の介護納付金も28年度とほぼ同額でございます。これは、被保険者、40歳から64歳の介護保険料相当額の支払い分でございます。  次に、7)の共同事業拠出金は1.9億円ほど増加しております。これは、県内の国保の保険者の医療費の調整制度で、80万円を超える医療費に対するものが高額医療費共同事業医療費拠出金、そして、80万円以下の医療費に対するものが保険財政共同安定化事業医療費拠出金となりますが、ともに事業を運営しています国保連合会が金額を見込むこととなっております。平成29年度については、80万円を超える分の高額医療費共同事業医療費拠出金が増加すると見込まれております。  次に、8)の保健事業費は28年度とほぼ同額となっております。事業内容も同様で、特定健康診査の実施とその受診勧奨事業、その後の特定保健指導健康運動トレーニング事業CKD等重症化対策事業等を予定しております。  歳出で、先ほど28年度と比較しまして3.8億円ほどふえていると御説明いたしましたが、2)の保険給付費と7)の共同事業拠出金が主な増加分でございます。  次に、左の棒の歳入のほうの御説明をいたします。  一番上の1)の国保税が0.5億円ほど減となっております。これは、被保険者数の減少が主な理由でございます。  次に、3)の国庫支出金は1.4億円ほど増加しております。理由は、先ほど歳出で御説明いたしました、2)の保険給付費の増と7)の共同事業拠出金の増に伴うものでございます。  その下の4)の療給交付金は、1.7億円ほど減となっております。これは、退職被保険者の減少が主な理由でございます。  その下、5)の前期高齢者交付金は1.7億円ほど増加しております。理由といたしましては、前期高齢者交付金が65歳から74歳の前期高齢者の医療費の調整のために交付されるもので、最初の被保険者の状況の際に御説明いたしましたとおり、前期高齢者の増加が主な理由でございます。  その下の6)の県支出金は1.8億円ほど増加しております。理由といたしましては、先ほどの3)の国庫支出金と同様、歳出で説明いたしました2)の保険給付費の増と7)の共同事業拠出金の増に伴うもの、及び医療費抑制分の交付金でございます。  次に、その下の8)の共同事業交付金が1.6億円ほど増加しております。理由としては、先ほど歳出で御説明いたしました7)の共同事業拠出金と同様、国保連合会が80万円を超える医療費が対象の高額医療費共同事業交付金について増加すると見込んでおります。  次に9)の繰入金は、0.5億円ほど減となっております。財源不足の補填分であるその他繰入金は0.4億円ほど減となっております。  9ページ、10ページの予算の概要につきましては以上でございます。  続きまして、今度は、予算書等に基づいた科目ごとの御説明をさせていただきますけれども、まず初めに債務負担行為がございますので、薄いほうの予算書ですね、こちらの23ページをお願いします。よろしいですか。  第2表、債務負担行為。2点ございまして、1点目は、納税通知書等印刷及び封入封かん業務委託料でございます。継続でございます。もう1点が、受診券等の印刷及び封入封かん業務委託料でございます。こちらも継続でございます。表の上の分が国保税の、下の分が特定健診の分でございます。債務負担行為は以上でございます。  続きまして、歳入のほうの御説明をさせていただきます。先ほどの資料の11ページを先にお願いしたいと思います。  11ページは国保税の調定額でございます。予算は、収入する額の見込みとなります。調定額は本来、被保険者に課税される額でございます。資料の8ページで御説明しましたとおり、退職被保険者が大きく減少すると見込んでおりますので、調定額も大きく減少すると見込んでおります。一般分につきましても、平成28年度当初予算と比較しますとほぼ同額となっておりますが、3月補正後と比較しますとやはり減少すると見込んでおります。  次に、12ページ、13ページをお願いします。見開きで歳入の総括表となっております。  12ページ、一番左側から、款、項、目となります。一番右側には予算の説明書のページを記載しております。その左側が主な増減理由欄で、中に丸数字が書いてありますけれども、それは、款番号でございます。  では、1款から御説明をさせていただきます。  1款の国民健康保険税につきましては、款合計で、合計欄は網かけで続いているところの一番下のところになりますけれども、対前年度で5,508万5,000円の減でございます。先ほど11ページで見ていただいた調定額に収納率を乗じたものでございます。収納率につきましては、増減理由欄に記載のとおり現年分全体で92%を見込んでおります。括弧内に参考といたしまして、28年度の決算見込み、28年度当初予算のときの見込み、27年度決算を記載しておりますけれども、上昇すると見込んでおります。また、滞納繰越分につきましては17%を見込んでいるところでございます。  1款は以上でございます。  次に3款の国庫支出金を御説明いたします。  まず、目節欄の1-1の療養給付費等負担金現年一般分でございます。これは、一般分の医療費の国庫負担金でございます。計算上、負担率は32%となり、主な増減理由欄に書いておりますとおり、歳出の2款の一般療養給付費がふえておりますので増となっております。次に、2行目の現年後期でございます。後期高齢者の支援金に払う分でございますけれども、主な増減理由欄に記載のとおり、歳入4款の退職者の後期支援金が減っておりますので、結果、増となります。  次に、3行目の現年介護でございます。歳出6款の介護納付金の減に伴って減となります。  続きまして、目節欄の2目1節高額医療費共同事業負担金でございます。歳出7款の高額医療費共同事業医療費拠出金がふえておりますので増となっております。負担率は4分の1でございます。その次の特定健康診査等負担金につきましては、特定健康診査特定保健指導に係る費用の分で負担率は3分の1でございます。  続きまして2項の国庫補助金でございます。  2目普通調整交付金は、主な増減理由欄に書いてありますとおり、先ほどの療給等負担金と同様、療養給付費等がふえておりますので増でございます。続きまして、特別調整交付金は、対象項目のうち未就学児に係る医療費負担が多くて財政に影響があるということによる交付を見込んでふえております。  3款は以上でございます。  次に、13ページに移りまして、4款の療養給付費等交付金でございます。退職被保険者分の医療費に相当する分でございます。社会保険等から来る分で、保険給付の減に伴って減となっております。4款は以上でございます。  次に、5款の前期高齢者交付金でございます。これは、65歳から74歳までの前期高齢者がふえておりますので、増となっております。5款は以上でございます。  続きまして、6款の県支出金でございます。  まず、1番上の行、目節欄の1-1、高額医療費共同事業負担金は、先ほど国庫負担金でもありました同様の負担金で、同じく負担率は4分の1でございます。歳出7款の拠出金の増に伴うものでございます。その次の特定健康診査等負担金につきましても、先ほどの国の負担金と同様、特定健康診査特定保健指導等に係る費用の負担率3分の1でございます。  続きまして2項の県補助金でございますけれども、2-1、1行目、定率交付金でございます。これも、国の療給等負担金と同様の理由で増でございます。それから2行目、財政健全化交付金でございます。財政健全化交付金につきましては、医療費抑制の対象項目に該当すると見込んでふえております。  6款は以上でございます。  続きまして8款の共同事業交付金でございます。  1-1、高額医療費共同事業交付金でございます。主な増減理由欄に書いてありますとおり、80万円を超える医療費に対するもので、事業を運営する国保連合会の見込み額が通知されておりますので、それに基づいて予算を組んでおります。交付額が増ということでございます。それから、その次の2-1、保険財政共同安定化事業交付金でございます。これは、80万円までの医療費の分で、同様に国保連合会の見込みでは減となっております。  8款は、以上でございます。  続きまして、9款の繰入金でございます。  まず、一番上の行と2行目は、それぞれ保険基盤安定繰入金というタイトルでございますが、一番上が保険税軽減分でございます。これは、保険税を軽減した額に対して一般会計から繰り入れるもので、軽減世帯の減ということでございます。太枠は当初予算のところですけれども、その左側を見ていただくと、3月補正後の額と同額になっているかと思います。非常に見込みが難しいことから、その同額を組んでおります。  続きまして、2行目、同じ保険基盤安定の保険者支援分でございます。こちらは、193万円ほど増でございます。こちらは、被保険者ベースで計算いたしますけれども、こちらも非常に見込みが難しいので、3月補正と同額を組んでおります。  その下ですけれども、職員給与費等は、主に歳出1款の総務費を中心に一般会計から事務費が補填されるものでございます。特にふえているものは、国保の窓口業務を現在嘱託職員1人と正職員で行っておりますが、平成29年度は嘱託職員を2人体制にするもので、その人件費が増となっております。また、電算使用料も増加しております。  次に、出産育児一時金につきましては、歳出2款の出産育児一時金の見込みの減でございます。繰り入れは3分の2を繰り入れるものでございます。  そして、その次の財政安定化支援事業でございます。この計算は、保険税負担能力に対する繰入額の減と、増減理由欄に記載しておりますけれども、軽減世帯が多いと、所得も低く負担能力が不足するという考え方から、基盤安定繰入金をもとに計算し繰り入れるものでございます。  以上が、法定の繰り入れになります。  最後に、その他繰入金につきましては、予算編成の歳入歳出の不足額ということで、28年度当初比で4,350万円ほど減となっております。  9款は、以上でございます。  次に、10款繰越金でございます。頭出しでございます。10款は、以上でございます。  次に、11款諸収入でございます。主に延滞金が増額すると見込んでおります。11款は、以上でございます。  歳入の説明は以上でございます。 11: ◯委員長(米丸貴浩君) ただいま、歳入の説明が終わりましたので、これより、歳入部分に関しまして委員の皆さんの質疑をお受けしたいと思います。  質疑はありませんでしょうか。前田委員。 12: ◯委員(前田俊雄君) 非常に説明を聞いておって将来を憂慮するわけですけど。保険税が減ってきて、今後いろいろ医療費がふえてくるようになってきますとですね、歳入歳出のバランスを考えますと非常に心配になってくるところがあるわけです。やっぱり、これから見ると医療費の適正化というのは喫緊の課題だなという形もあるわけです。  そこで、具体的な質問に入りますけど、6款2項、それから定率交付で財政健全化交付金、ここら辺ですね。増減理由の中に医療費抑制分の増とありますね。これは、財政健全化交付金のほうですよね。2-1、定率交付金増、その下の健全化交付金の説明欄の医療費抑制分の増というのは、これはあれですか、どれだけ医療費を抑制したかという結果なのか。単純に医療費抑制に取り組んでいれば交付されるものなんですか。 13: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 14: ◯国保医療課長(高尾徳久君) この財政健全化交付金のですね、医療費抑制分につきましては、平成25年度と平成26年度の医療費を比較しまして、その伸び率が低いという結果から交付される、医療費の伸びが低かったという結果から交付される交付金でございます。 15: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 16: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。だから、努力したところは補助金がふえるということで、より一層進めるべきでしょうけど、県から見たら、交付額の決定というのは、やはり、先ほど言われた25年、26年の抑制の率を根本にして、何らかの計算式で額が決定されるものなんですか。 17: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 18: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 今言われましたとおりで、伸び率が県の平均よりも低くなくてはいけなくて、それがどれだけ低いかによって率が決まってくるという計算になっています。 19: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 20: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員、では、一旦よろしいですか。 21: ◯委員(前田俊雄君) はい、結構です。 22: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。  西川委員。 23: ◯委員(西川文代君) 概要のほうもよろしいですか。資料の10ページです。歳入歳出とありますが、歳入のほうの8)共同事業交付金、そして歳出のほうの7)共同事業拠出金ですね。これは自治体間の調整だと思いますが、32億2,000万円ですかね、拠出金のほうが。交付金のほうが30億5,000万円ですかね。この差額の1億7,000万円、これは、春日市が結局は他の自治体を、助けていると言ったらおかしいですけれども、そういう形になっているかと思いますが、これは昨年の実績と比べたらどんなふうになっていますか。こういう傾向だったと思いますが、これがふえているか減っているのか。 24: ◯委員長(米丸貴浩君) 隣にありますよ、9ページに。 25: ◯委員(前田俊雄君) 9ページに書いてあるじゃないですか。 26: ◯委員(西川文代君) これで、じゃあ、差額すればいいんですね。 27: ◯国保医療課長(高尾徳久君) そうです。 28: ◯委員(前田俊雄君) いや、説明にあったよ。プラス1.9億と。 29: ◯委員(西川文代君) プラス1.9。ということは、30億3,000万円から引けばいいんですね。 30: ◯国保医療課長(高尾徳久君) そうです。 31: ◯委員長(米丸貴浩君) そういうことですね。 32: ◯委員(西川文代君) ちょっと、でも、説明していただいていいですか。計算、私はこっちをしていました。 33: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 34: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 昨年がですね、1.4億円ぐらいの差でございます。そして、29年度が1.7億円ぐらいの差になっておりますので、少しふえている状況ではございます。 35: ◯委員長(米丸貴浩君) 西川委員。 36: ◯委員(西川文代君) そこまで計算して質問したらよかったですね。  そうしますと、春日市は、まだ、高齢化率がどんどん上がっているとか、いろいろ国保の今後を憂慮はしていますけれども、他の自治体に比べたら、28年度に比べたら、来年度は他の自治体よりも比較すれば相対的にはよい状態と見込んで、このような予算になっているんでしょうか。 37: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 38: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 確かに、春日市の場合は、1人当たりの医療費も県下で一番低い、国保の場合はですね、という状況で、また被保険者の数も多いというところでですね、負担がふえているというところがございます。そういう意味では、県下のほかの市町村に比べると財政状況的にはまだいいほうというかですね。というところで負担がふえているというところではあると思います。 39: ◯委員(西川文代君) わかりました。 40: ◯委員長(米丸貴浩君) 課長、あくまであれですよね、春日市の国保財政が潤沢という意味ではなくて、相対的に考えた場合、県内ではまだ……。相対的にはいいよという意味でしょう。もう1回、そこは、間違いのないように説明をしてください。
     高尾国保医療課長。 41: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 今、委員長言われましたとおり、春日市の国保財政が潤沢でほかのところを助けられるというか、そういう意味ではなくてですね、医療費は、先ほど言いましたように、春日市が一番低いと。あともう一つ、拠出金の計算の中でですね、被保険者割りというのもあります。ですので、どうしても、人数が多いとそこの部分は負担してくださいというところもありますので、拠出金はふえてはきていますけど、決して財政的に春日市が潤沢というわけではございません。 42: ◯委員長(米丸貴浩君) 余裕があるわけではないということですね。 43: ◯国保医療課長(高尾徳久君) はい。 44: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 45: ◯委員(前田俊雄君) 今の分ですけれども、あくまでも、共同事業交付金、それから拠出金というのは、基本的には、説明欄にもあるように、要するに高額医療費共同事業交付金保険財政安定化事業交付金で、見込み額で80万超えの医療費、それから80万未満のところがあるわけですから、計算式にはあるかわかりませんけど、まだまだ80万超えの医療費が少ないというようなことじゃないんですか。共同事業交付金の性格はそうじゃないんですか。高額医療共同医療交付金、これは、国保連合会の見込みは80万以上の場合の医療費を見て算定される、それから、保険財政共同安定化事業交付金というのは、説明欄にあるように80万未満の医療費、そこら辺が算定基準になっているわけじゃないんですか。 46: ◯委員長(米丸貴浩君) 80万円超えのレセプトも80万円未満のレセプトも、どちらも算定してるんですよね。 47: ◯委員(前田俊雄君) だから、目節から見ると区分されているわけですよ。そこははっきりしないと。単に総額だけで言われとるわけじゃないんでしょう。 48: ◯委員長(米丸貴浩君) 神田健康推進部長。 49: ◯健康推進部長(神田芳樹君) 補足して私のほうから。  歳入の御質問の件でございますけど、13ページに8款がございますね。そして、歳出のほうが、15ページの7款。こちらは、いろいろ事務費とかもあれしておりますけれども、一番上の行が高額ですから、歳出5億の歳入が4.5億と。そして、保険財政共同安定が、歳出27億で歳入が約26億という形でございます。高額医療費の80万以上については、基本的には医療費のみで見ますので、過去の医療費の実績推計等を県内で集めまして春日市に割り振られるという形で、どちらかというと、よそにお金が回っているということは、80万以上の医療費が春日市は相対的に低いと。保険財政のほうは、そういった部分、何より80万以下という意味では、先ほど高尾課長が申しましたように、春日市の医療費そのものが低位にあるという意味で医療費が低いという半面と、それから、この計算の半分がですね、被保険者の小さくて高齢化が進んで医療費が高いところは回らないという意味で、先ほど説明しました被保険者割りが半分入っております。その両方の要素が保険財政の80万未満のところには入っております。  いずれにしても、春日市の医療費が県下でそれほどまだ高くないというところが大きな背景にあると考えています。 50: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 51: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 52: ◯委員(前田俊雄君) 私のお尋ねの仕方が悪かったのかもわかりませんけど、特に、共同事業の交付金とか拠出金の分についてはですね、高額医療費という性格があるものですから、やはり、80万超えのは少ないという。確かに総額もあるでしょうけど、80万超えが少ないという、この春日市の特性は説明の上で押さえていただきたいという思いがあったのでお尋ねしたわけです。よろしくお願いいたします。 53: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 54: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 大変申しわけありませんでした。今、言われていましたとおりでございます。申しわけありません。 55: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。白水委員。 56: ◯委員(白水和博君) 一つ先に確認させてもらいたいんですけど、9款のところの職員給与費等のところで、今、正職の方1名と電算使用料の増と嘱託の方が1名で、それが今度、嘱託の方が2名で合計3名になると。 57: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 58: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 実際、窓口のほうで対応している職員が、嘱託職員は専属で1名、今現在おります。残りを正職員がカバーするというか、交代で対応しているという状況になります。事務量の増加等もありまして、今、嘱託職員専属1名の部分を2名に29年度からして、それプラス正職で対応していくという形です。正職員は、一人だけが専属で窓口というわけではなくて、正職の部分は交代で窓口を当番制でやっております。 59: ◯委員長(米丸貴浩君) 答弁はそれでいいですか。 60: ◯委員(白水和博君) はい。 61: ◯委員長(米丸貴浩君) どうぞ、白水委員。 62: ◯委員(白水和博君) そしたら、電算使用料は、今度、1,045万円ぐらいふえますけど……。 63: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 64: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 今言われました1,000万というのは、総務費関係の事務費全体で1,000万の繰り入れが増という形で、電算使用料だけで1,000万というわけではございません。 65: ◯委員(白水和博君) わかりました。 66: ◯国保医療課長(高尾徳久君) また歳出のほうで御説明します。 67: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。前田委員。 68: ◯委員(前田俊雄君) 9款1項一般会計の繰入金でですね、その他繰入金。当然、繰入金には法定繰入金と法定外繰入金があるわけですけれども、どうなんでしょうか、この法定外……。要するに、形式的にはですね、国保会計は黒字みたいに見えますけれども、実際問題、一般会計からの法定外が多いということで、実質的に春日市の公会計は赤字なんだということです。今回、法定外繰り入れがですね、予算としまして4,357万9,000円減っていますけれども、より会計上の安定に向かっている傾向なんでしょうか。 69: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 70: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 計算上は、昨年の当初と比較しましてその他繰り入れが減っておりますのでいい方向に向かっていると捉えたいとは思っておりますが、ただ、それでも、これだけの額をその他繰り入れにしておりますので、より一層ですね、歳出のほうも削減に努めていきたいと。主な分でいえば、当然、保険給付費が一番大きいわけですから、そのあたりの歳出の削減とかに努めていきたいとは思っております。  以上でございます。 71: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 72: ◯委員(前田俊雄君) あえて申しましたのは、国保会計の形式的な収支が黒字じゃないかと。ある人いわく「黒だったら保険料を下げればいいじゃないか」というような論法があるわけですけど、しかし、春日市の場合には実質的に赤字なんだということは、やっぱり認識を共有すべきだろうという思いで質問したわけでございます。ぜひ、お互い、健全化に向かって進めていきたいなというふうには私自身も思っておりまして、そういった意図で聞きましたので、よろしくお願いします。 73: ◯委員長(米丸貴浩君) 答弁はよろしいですか。 74: ◯委員(前田俊雄君) 結構です。 75: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。近藤委員。 76: ◯副委員長(近藤幸恵君) いろいろな工夫をしながら適正化に努めていかなきゃいけないだろうと思うんですが、国保税の徴収のところで、現年分は全体の92%という計画でいらっしゃいます。やっぱり、ここの滞納とか徴収とか、そういうのも大切になってくるかなと思うんですが、そのあたりは、どのようにお考えでこういう見積もりをなさったんでしょうか。 77: ◯委員長(米丸貴浩君) 黒田納税課長。 78: ◯納税課長(黒田一輝君) 見積もりの件でございますか。 79: ◯副委員長(近藤幸恵君) ごめんなさい、予算です。申しわけありません。 80: ◯納税課長(黒田一輝君) そうですね、幸いなことに、ここ数年、徴収率自体は伸びてきております。考えとしては、予算上の徴収率というのも前はあったんですが、今は比較的、決算値に近いような数字を予算に計上しております。今年度の29年度の見積もりにつきましては、現年分を昨年より0.5上げております。これについてはですね、0.5というのは、予算上では結構大きい数字でありまして、大丈夫かということもあったんですが、より決算に近い数字、ただ、歳入欠陥だけは出さないような数字で計上しております。この見積もりは過去の履歴とかで積算しております。 81: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 82: ◯副委員長(近藤幸恵君) そうですね。0.5%が非常に高いと、大変なことだということは重々承知していますので、そのあたり、納税課のほうで頑張っていただかなければいけないと思っていますけど、手法としたらどういう手法で行われますか。確認です。 83: ◯委員長(米丸貴浩君) 黒田納税課長。 84: ◯納税課長(黒田一輝君) 大きな枠組みとしては、まず二つございます。ずっと実施しております滞納整理の強化が一つあります。もう一つ重要なのが納税環境の整備ということで、この2本柱で今やっております。また歳出のほうで御説明しますけど、納税環境の整備につきましてはペイジーというのも入れて口座振替率を高めようという手法を取り入れております。 85: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 86: ◯副委員長(近藤幸恵君) わかりました。また、歳出のところで詳しく説明してくださるとのことですので、努力をしていただいて国民健康保険税の徴収をよろしくお願いいたします。  以上です。 87: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 88: ◯委員(前田俊雄君) 1款の保険税のほうでですね、主な増減理由のところで、現年分は、今、近藤委員のほうから話があったわけですけど、滞納分でですね、27年決算が17.68、28年当初17、それから28年決算見込みとして19.36ですね。だから、28年度は、当初見込みを考えますと、すごく努力の跡があるわけですけど、これでワンステップアップするかと思うとったら、当初予算、29年見込みが17.0%でですね、やや弱気みたいなところもありましょうけど、逆に言えば、善意に解釈すればですね、滞納分の中でかなり厳しい分があるんじゃなかろうかというような推定をするんですけど、そこら辺はいかがなんですか。 89: ◯委員長(米丸貴浩君) 黒田納税課長。 90: ◯納税課長(黒田一輝君) おっしゃるとおりでございます。確かに、数字だけ見れば決算に近い数字を計上したらいいんじゃないかと思うんですが、滞納繰越分についてはですね、やはり積算自体がちょっと難しいところがあります。実際には努力しておりますので上がるとは思うんですが、現年課税分と滞納繰越分は明らかに違います。納税通知書を送った年が現年度課税分なんですが、それを繰り越していって、滞納繰越分というのは、本当に過去の何年分も積み重なっていて、これをずっと圧縮するために私たちも努力しているんですが、滞納繰越分については積算自体がちょっと難しいところがございまして、実際の予算にはこのような数字で上げさせてもらっています。  ただ、最近はですね、現年課税分の率を合わせたら、もう……。 91: ◯副委員長(近藤幸恵君) 少なくなってるね。低くなってる。 92: ◯納税課長(黒田一輝君) そうですね。滞納繰越分がどんどん減っておりますので、全体の率にすると、滞納繰越分については、見たらわかりますけど、少のうございます。数字としてはですね。答えになってないかもしれませんが。ちょっと難しいところがあって、予算上の数字としては、妥当といいますか、確実に見込める数字を徴収率で上げさせていただいています。 93: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 94: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。日々努力されておられるんでしょうけど、最近の納税課の意気込み、勢いを感じからしたら、もう少し上がるのかなと一瞬思ったもんですから。逆に言えば、滞納の中には諸般の事情があって納められないという方があるんだろうと思うから、いただける方からはいただかれていて、今残っている部分はかなり徴収に厳しい方が残っているんだろうなということを私も推しはかることもできるわけですけど、引き続き、努力をお願いいたします。 95: ◯納税課長(黒田一輝君) わかりました。 96: ◯委員(前田俊雄君) 結構です。 97: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございます。  ほかに質疑はありませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 98: ◯委員長(米丸貴浩君) 歳入に関しては、よろしいですかね。大体、国保税の29年度の傾向がこれで見えてきますので、じゃあ、これの課題についてどうしていくのかというのが、今からの歳出だと思います。よろしいでしょうか、では、歳出に移って……。 99: ◯委員(前田俊雄君) 1点、委員長、申しわけありません。 100: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 101: ◯委員(前田俊雄君) 3款の2項1目の特別調整交付金の理由の中で、未就学児というのを書いていたんですけど、ここら辺をもう少し説明いただけませんか。 102: ◯委員長(米丸貴浩君) 3款の2項の1目。3の2の2の1ですね。 103: ◯委員(前田俊雄君) 特別調整交付金で2,282万6,000円ふえているわけですけれども、理由の中に未就学児云々という説明があって、そこまでは書いているんですけど、もう少し。 104: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 105: ◯国保医療課長(高尾徳久君) これは、特別調整交付金の積算項目の中にですね、一つ、未就学児に係る医療費が大きいところについては交付金を出しますというのがあってですね、その基準を満たしそうだということで、この項目について1,200万円ほどですね、交付金がふえるというふうに今回見込んでおります。これは実際、27年度に新たにできた項目でございまして、なかなか春日市が該当するのかどうかというところの判断が難しかったので今までは上げてきてなかったんですけど、計算した結果、29年度は該当しそうだというところでですね、今回上げさせていただいているというところでございます。 106: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 107: ◯委員(前田俊雄君) この特別調整交付金、27年度決算が概算で7,400万円、28年度予算額が3月補正後5,300万円、29年度が7,500万円とあるわけですけど、今の話のように該当しそうだという表現をされますとですね、過去はゼロなわけで、特別調整交付金の対象は未就学児医療費以外に何かあるんですか。 108: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 109: ◯国保医療課長(高尾徳久君) ほかにはですね、例えば、エイズパンフレットとか後発医薬品の通知とか、保健事業、その他被扶養者の減免、非自発的失業者に係る軽減とか、二十歳未満の方の被保険者の数とか、また、徴収のほうの関係項目とか幾つかの項目があって、その中の一つとしてですね、今回上げさせてもらっている未就学児の医療負担が多いという部分が項目としてあって、そこの部分に……。先ほど言いましたように、27年度にできて、28年度、実際に当初予算を積算する段階では、まだちょっとわからなかったので、27年度末ぐらいだったので、計上していなくて、28年度は補正で実際上げられるかどうか、これから申請なので、その分が該当するかどうかわからない中で3月補正を増してしまうとですね、もらえなかった場合がまずいので。実際ですね。で、29年度については、計算上もらえそうだということで、今回上げさせてもらっているところです。 110: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 111: ◯委員(前田俊雄君) その分で増加したよという理由でしょうけど、ただ、未就学児の医療費ということをですね、考えますと、春日市には乳幼児医療制度があるわけですよね。ここら辺の兼ね合いは何かあるんですか。例えば、未就学児子ども医療費の制度があるわけで、それは、一般会計からじゃなくて国保から出すんでしたっけ。ちょっとそこを。 112: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 113: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 子ども医療に関しては一般会計のほうで負担しております。実際は、春日市は子どもが多いというかですね、ほかのところに比べて高齢化率も低い。若い世代の方が多くて子どもが多くて、そこの医療費負担が多いということです。実際、子ども医療に関しては、全国のほとんどの市町村が実施していまして、子ども医療があるから、その負担が極端に多いという意味ではなくてですね、やはり、世代的に子どもさんが多いというところはあるかと思います。 114: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 115: ◯委員(前田俊雄君) 実際、未就学児の医療費がふえたからとかということではなくて、その対象となる児童数が多いという理解でいいんですか。 116: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 117: ◯国保医療課長(高尾徳久君) そのとおりでございます。この項目自体が先ほど言ったように27年度から始まった項目なので、以前からあれば、当然、今までも積算できたと思いますけど、新たにできた項目で、今回、当初予算で初めて上げさせていただいているところでございます。 118: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 119: ◯委員(前田俊雄君) 先ほど未就学児の医療費とあったものですから、子ども医療費が一般会計でやっているんだったら、現実問題、福岡の未就学児に係る医療費がほとんど減る方向にあるのにですね、おかしいなと思って、あえて聞いたんです。そういった形で、未就学児の児童数がふえているという視点での交付金だったら理解できます。  委員長、よろしいです。 120: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに、歳入に関しまして質疑はありませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 121: ◯委員長(米丸貴浩君) では、歳入に関しては以上とさせていただきます。  それでは、引き続き歳出の説明をお願いいたします。  高尾国保医療課長。 122: ◯国保医療課長(高尾徳久君) それでは、歳出の御説明をさせていただきます。資料の14ページ、15ページをお願いします。  1款の総務費でございます。国保特会における事務費でございますけれども、全体としては2,941万円の増額でございます。  まず、1項の総務管理費でございますけれども、主なものといたしましては、国保広域化に伴って、県単位で資格管理や高額療養費の管理を行うことになりますので、データの送受信に係るシステムの改修が必要になりますので、この費用が増加となっております。また、職員の人事異動等に係る人件費の増、それと、先ほど歳入のほうでも御説明しましたけど、嘱託職員の人件費が増となっております。一方、レセプト点検委託料につきましては、減でございます。また、3目の医療費適正化特別対策の中でですね、レセプト点検、あとジェネリック医薬品、後発医薬品の差額通知、それと医療費のお知らせである医療費通知、このあたりもやっております。  それから、2項の徴税費につきましては電算使用料が増加しております。あと、ペイジー口座振替受付サービス初期登録業務委託料が新規で増でございます。  1款は以上でございますけれども、ここで、ペイジー口座振替受付サービス初期登録業務委託料につきまして、納税課の黒田課長から御説明させていただきます。 123: ◯委員長(米丸貴浩君) 黒田納税課長。 124: ◯納税課長(黒田一輝君) それでは、資料の最後のページでございます。18ページをお願いします。A3サイズの分です。タイトルがペイジー口座振替受付サービス事業です。
     先ほどのですね、納税環境整備のための新たな取り組みですので、御説明させていただきます。  まず、事業の概要ですが、タイトルの下の囲み枠の中ですね、現行の申込書は紙ですが、この口座振替手続に加えてですね、新たにキャッシュカードによる専用端末での申し込み受け付け、印鑑不要ですが、これを国民健康保険税から導入して、納税者の利便性向上、口座振替の利用拡大及び業務の効率化を図るものでございます。  一番下に「ペイジーとは」ということで、説明しております。収納機関ですね、市役所等と金融機関を共同のネットワークで結んだ、マルチペイメントネットワークと呼びますが、このサービスを活用して行うのを「ペイジー」と呼んでいます。Pay-easyから来ています。今はペイジーだけでも結構通じるようになっているようですね。マルチペイメントネットワークというのは、各金融機関のさまざまな決済に係るデータを伝送するインフラと思って結構です。これを活用して行うのがペイジーといいます。  それでは、簡略した図で、現行と導入後を下に分けております。  まず、現行のほうですが、このようになっています。納税者、市役所、金融機関ですね。一番最後のところですけど、4番の上のほうに書いていますが、印鑑等に不備があった場合ですね、一からやり直しになります。これが、やっぱり多うございまして、1割程度は返却するような状態になっています。通常、何もなくて1週間程度、市経由だったら2週間かかるんですが、これが、また延びるということになります。もしそういうのがあった場合ですね。  導入後のところです。これも簡略化しているんですが、窓口に来ていただいて、キャッシュカードを、専用端末使用と書いていますけど、これで金融機関と直接やりとりができるものでございます。そういう結果がすぐわかるという。キャッシュカードと暗証番号さえあればですね。これを4台設置するように。                 (「4台」と発言する者あり)  はい。納税課と国保医療課それぞれ、今のところの想定では2台ずつ置こうかなと思っております。今のところですね。実際には、それで手続が終わって、後日、開始通知が納税者の方に届くということになります。  その右の横に、このサービス利用のメリットを枠囲みで書いております。  まず、上の丸の納税者ですね。口座振替に係る申し込み書類が簡略化でき、負担感なく口座振替手続が可能ということです。2番目に印鑑レスで処理が可能で、書類の書き直しや印鑑の再押印の煩わしさがなくなりますということですね。続きまして、その丸の下の市のほうですね。受け付けに伴う事務処理が簡略化できるため登録事務の負担が軽減。あと、先ほども言いました、振替までのタイムラグがなくなり、スムーズに移行・変更ができます。それと、納税者、市それぞれの負担が少ないため、口座振替の推進につながります。そして、丸点の四つ目ですね、口座振替の登録に係る書類の搬送が不要なため、コストと時間が削減されると。これはですね、金融機関もメリットが同じでございまして、同じように金融機関も軽減ができると。最後の一番下の米印で、これを健康保険税から先行して行うことで、国の補助金が活用できます。初期経費の負担が軽減できるということです。  それにプラスしてですね、記載はしておりませんが、国保から先行するメリットのもう一つ大きなこととして、国保の資格加入の際は必ず窓口で手続するので、そのときに手続できる、案内できるというのが大きなアドバンテージがあります。新規は、原則、口座振替という流れにすることで、さらに効果を高められるんじゃないかなと思っております。部が分かれましたけど、賦課と徴収でタッグを組んでやっていきますので、よろしくお願いします。  全体事業としてはですね、414万8,000円でございます。その9割以上をですね、補助金で賄えると見込んでおります。                 (「9割。すごいですね」と発言する者あり)  10分の9という割合じゃなくて、結果的に9割ぐらいと。  この運用開始時期は、導入準備期間がありますので、平成30年の1月から開始を予定しております。  このサービスについては以上でございます。 125: ◯委員長(米丸貴浩君) 黒田課長、説明の中で、国保に導入すると補助がつきますよという説明があったんですけど、納税課の2台分も国庫補助の対象になるんですか。  黒田納税課長。 126: ◯納税課長(黒田一輝君) なります。 127: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、引き続き説明をお願いいいたします。 128: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 続けてよろしいですか。 129: ◯委員長(米丸貴浩君) はい、続けてお願いします。 130: ◯国保医療課長(高尾徳久君) では、続きまして、2款の保険給付費でございます。  まず初めに、主な増減理由等欄をごらんいただきたいんですけれども、保険証を使い病院で受診した場合の医療費であります療養給付費と、補装具などの費用になります、後から払い戻す費用である療養費、それと、医療費の自己負担額が一定額を超えた場合に払い戻す費用である高額療養費、これを一般と退職で集計してみますと、そこに記載のとおり、一般分は3億2,000万円ほど増加すると見込んでおります。一方、退職分は1億5,000万円ほど減少するというふうに見込んでおります。これは、その下に記載しておりますけれども、平成25年度から4年間の伸び率が、平均からわかりますように、一般分の療養給付費高額療養費が伸びており、退職分は大きく減少しています。  そこで、1項の療養諸費の1目一般療養給付費でございます。対前年度当初比で、4%ほど増加すると見込んでおります。次に2目退職療養給付費でございます。対前年度当初比で、47.5%ほど減少すると見込んでおります。次に、3目一般療養費でございます。対前年度当初比で17.3%ほど減少すると見込んでおります。次に4目退職療養費でございます。対前年度当初比で62.8%ほど減少すると見込んでおります。  次に、2項の1目一般高額療養費でございます。対前年度当初比で13.5%ほど増加すると見込んでおります。次に、2目退職高額療養費でございます。対前年度当初比で、51%ほど減少すると見込んでおります。  傾向といたしましては、一般被保険者につきましては、8ページで御説明していますとおり、全体の被保険者数は一般でも減少しているもののですね、65歳以上の前期高齢者は増加しており、また、退職者医療のほうの新規適用がないことから、60歳になった方もそのまま一般被保険者のほうになるというところから、年齢が高い、医療費が一般的に高い方、このあたりが一般被保険者の中でも増加したというふうなところからですね、一般に関しては高くなる、増加していくというふうに見込んでおります。また、高額療養費につきましてはですね、やはり高額薬剤や先進医療の関係で今後も増加していくというふうに見込んでおります。退職被保険者につきましては、何度も言っておりますけれども、被保険者数の減少が大きくてですね、減額するというふうに見込んでおります。  続きまして3項の出産育児諸費でございます。出産育児一時金につきましては出産件数が減少すると見込んでおります。  次に、4項の葬祭諸費でございます。葬祭費につきましては、ほぼ同額を見込んでおります。  2款は、以上でございます。  次に、3款後期高齢者支援金等でございます。75歳以上が加入する後期高齢者医療制度を支えるため、後期高齢者医療費の約4割を現役世代が負担する制度でございまして、社会保険診療報酬支払基金に対し後期高齢者支援金を支払うものでございます。概算見込み額が減少したものでございます。  3款は、以上でございます。  次に、4款、15ページのほうになりますけれども、前期高齢者納付金等でございます。65歳から74歳までの医療費に関する不均衡を調整するため、社会保険診療報酬支払基金に対し、前期高齢者納付金を払うものでございます。増減理由欄に記載のとおり、概算見込み額がふえ、前々年度の精算見込み額が減っておりますので、結果、増となっております。  次に、6款介護納付金でございます。40歳から64歳までの介護保険料相当額を社会保険診療報酬支払基金のほうに支払うものでございます。増減理由欄に記載のとおり、被保険者数の減により概算見込み額が減少しております。また、前々年度の精算見込み額も増となっておりますので、合わせて860万円ほど減となっております。  6款は以上でございます。  次に、7款共同事業拠出金でございます。  1目の高額医療費共同事業医療費拠出金が、80万円を超える医療費の調整に係る拠出金でございます。国保連合会の見込みで増額となっております。次に4目の保健財政共同安定化事業拠出金が、80万円までの医療費の調整に係る拠出金でございます。国保連合会の見込みで、少しではありますけれども減額となっております。  7款は以上でございます。  次に、8款の保健事業でございます。8款全体といたしましては、ほぼ前年と同額でございます。なお、1項と2項の1目は、最後に、藤井健康スポーツ課長のほうが御説明いたしますので、私のほうからは、先に2項2目の御説明をさせていただきます。  2目の、はり・きゅう費でございます。施術件数が減ってきておりますので、減額となっております。  次に、10款諸支出金でございます。保険税の還付金でございます。少し減少すると見込んでおります。10款は、以上でございます。  では、最後に、藤井健康スポーツ課長のほうから8款のほうを説明させていただきます。 131: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 132: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) それでは、8款について説明させていただきます。  まず、8款で行っております事業、特定健康診査等事業費について説明させていただきます。  特定健康診査等事業費につきましては、春日市の国民健康保険加入者が特定健康診査を受診し特定保健指導を利用することで、疾患の早期発見・早期治療につなげ、生活習慣病の改善や重症化を防ぎ、加入者の医療費の適正化を目指すものでございます。こちらの特定健康診査等事業費で執行しております主な費目について、説明させていただきます。  まず、嘱託保健師といたしまして2名を配置しているところでございます。主な業務内容といたしましては、特定保健指導対象者への文書及び電話勧奨、また、未受診者対策のための電話での勧奨、情報提供会の実施、重症化予防対策事業など、また、がん検診要精密等のフォロー等を行っているところでございます。  また、そのほかの取り組みといたしましては、相談会保健師謝金。こちらにつきましては、健診の結果についての説明や身体の中で起こっている状態を理解してもらうため等の相談を実施しております。保健師や管理栄養士が1対1で健診結果の見方を説明し、食事や運動の指導を行っているところでございます。  また、特定健康診査啓発記念品褒賞費といたしまして、特定健康診査啓発記念品を渡しているところでございます。これは、ことし、特定健康診査の周知を図るとともに、健康づくりへの関心を高めることを目的とし、市内中学生に対し、春日市特定健康診査受診勧奨PR標語の募集を行ったものでございます。最優秀者1人に対して図書券2,000円分、また、優秀者10名に対して図書券1,000円分をお渡ししているところでございます。ちなみに、こちらの応募件数は、ことし930点の応募がございまして、それに対しまして、市民投票を584票いただいているところでございます。  また、ほかに執行している業務でございますが、印刷費といたしまして、検査値チラシ、これは、採血者全員に対して健診結果に合わせて送付する分、また、検査指導チラシ、これは採血者に対して現場で渡す分、また、受診勧奨通知用の3つ折りの圧着はがき、また、受診勧奨用プライバシー封筒等を印刷費として執行させていただいております。  また、特定健康診査等事務手数料といたしまして、こちらは、春日市国民健康保険の特定健診等におけるデータ管理及び費用決済の代行機関である福岡県国民健康保険団体連合会に対する経費でございます。こちらが、28年度、29年度同額の114万円を執行させていただいているところでございます。  また、金額としては大きなものになりますが、委託料といたしまして、個別健診の業務、こちらは特定健診業務を委託する医療機関に対して支払うものでございます。今回、予算の計上に当たりましては、現在、平成27年度の春日市の特定健康診査の法定報告値は24.6%でございますが、今回、特定健診受診率を27%と設定いたしまして経費を算出しているところでございます。この特定健診受診者数は27%ということで、推計4,282人と算出させていただいております。個別健診に係る経費といたしましては、予算額1,453万円を委託料として計上させていただいているところでございます。  また、集団健診業務につきましては、今、健診の受診率がですね、集団と個別の割合が徐々に個別健診のほうが上がってきているところでございます。26年度ですが、集団健診の受診率が57.8%、それに対しまして個別が42.2%、27年度が、集団健診のほうが54.2%、個別のほうが45.8%という形で、徐々に個別のほうがふえている傾向もございます。そのため、集団健診の委託料に関しましては、28年度は1,161万円を計上していたところですが、1,059万円に減額して計上しているところでございます。  続きまして、特定健康診査受診勧奨業務でございます。こちらにつきましては、28年度340万円に対しまして、29年度は379万円を計上させていただいております。こちらの業務内容といたしましては、当該年度に特定健康診査を実施していない者、約1万2,000名を事業対象者として、実際の受診行動に効果的につなげることができるよう、対象者に優先順位をつけて電話による受診勧奨を行っているものでございます。過去の受診状況や通院治療状況などを確認しながら、保健師、管理栄養士等により、個々の特性に合わせた受診勧奨、保健指導などを行っているところでございます。  続きまして、重症化予防対策事業費でございます。重症化予防対策事業費につきましては、事業概要といたしまして、生活習慣病等による重症化を予防することで、加入者の健康寿命の延伸を図るとともに医療費の適正化を目指すものでございます。  こちらの主な事業といたしましては、CKD等重症化対策業務が主なものでございます。こちらは、経費として予算280万円を計上させていただいております。業務の内容といたしましては、本市国民健康保険では、毎年、新規の透析導入者が十数人程度おり、増加する透析患者の中でも糖尿病腎症による患者は増加傾向にあります。このため、慢性腎症等の重症化予防に重点を置いた保健指導及び医療機関への受診勧奨を実施し、健康の保持・増進を支援するとともに、医療費適正化を図るものでございます。今現在、こちらの28年度の取り組みですが、390人の対象者に対しまして、初回面接を完了した人が44人おります。今、この44人に対して、引き続き継続して指導しているところでございます。  次に保健事業費でございます。  保健事業費といたしましては、頻回受診者訪問事業を行っているところでございます。28年度は26万1,000円の予算を計上していたところ、29年度、25万5,000円で予算計上しているところでございます。こちらの業務内容といたしましては、医療機関へ頻回または重複受診している被保険者に対して、保健師等が適正な受診のための指導や助言及び健康状態に応じた生活指導を行っているところでございます。こちらの予算減額の理由でございますが、県の国保連合会のほうから、毎年、割り当ての人数というのが上がってまいります。その分で、今回、春日市60人で単価を割り戻した金額、25万5,000円の予算を計上させていただいているところでございます。  また、この保健事業費の中には、国保データベースシステム運用管理業務も上げております。こちらの業務内容でございますが、福岡県国民健康保険団体連合会に対しまして、国保データベースシステムの運用管理を委託しているものでございます。KDBシステムで提供するデータ作成及び運用管理業務、またKDBシステムのサーバー機器等の監視・管理に関する業務等を委託しているところでございます。  以上が、主な8款の事業でございます。説明を終わらせていただきます。 133: ◯委員長(米丸貴浩君) 8款の説明が終わりました。これで、全部になりますかね。  高尾国保医療課長。 134: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 以上で歳出のほうの説明を終わらせていただきます。 135: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございます。  藤井課長の説明は、先般1月の委員会で、皆さん、資料をもらいましたね。こういう資料をもらっていますね。これを参照しながら質疑をしていただければよろしいかと思います。1月の17日ですね。  それでは、歳出に関しまして、質疑をお受けしたいと思います。前田委員。 136: ◯委員(前田俊雄君) 医療費の適正化は長年の課題として進めてきているし、その中で、特定健診の受診率向上もまたあるでしょう。その中でですね、前期の委員会から、データシステムということで、結果的に、春日市ではKDBシステムという国保連合会のシステムを使うことを決定されているんですけど、どうなんでしょうか、KDBシステムの活用状況というのは。現実問題、アウトプットされたデータをもとにして、こうしましたという分析結果はまだいただいたことがないものですから、その活用状況がどうかをお聞きしたいんですけど。 137: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 138: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) 現在の活用状況といたしましては、結果としてどういった状況であるかということを確認しているところでございますが、不十分だと自分が感じておる部分につきましては、それを分析して、それを次のところにつなげていく部分が今はまだ不十分かと思っております。そこの部分につきましては、平成29年度に策定いたしますデータヘルス計画、また特定健診の実施計画では、分析評価等に積極的にこれを活用していくというふうに考えているところでございます。 139: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 140: ◯委員(前田俊雄君) 特に、前期委員会では呉市に行って、あそこは民間のシステムを活用して、また、そこら辺の活用についても民間に委託している部分がありました。たしかにそういったこともひっくるめて検討いただいたんですけど、結果的にKDBになったと。ぜひとも、こういうシステムをですね……。適正化、適正化と言葉を繰り返しても適正化にならんわけですから、具体的にどうするかですね。これは、被保険者個々人に関わるでしょうから、ぜひとも、KDBシステムを活用して具体的な施策に取り組んでいただきたいと思います。また、29年度にデータヘルス計画等において、また、いろんな協議の場もあろうと思いますので、その点、どう活用するかということも、ぜひ、お願いしたいと思います。 141: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 142: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) KDBシステムで得られますさまざまな情報、これを最大限有効に活用しないと、結果を見るだけでは何も役立っていることにならないと思いますので、これを本当に有効に活用していくように、さまざまな活用法を考えさせていただこうと思います。 143: ◯委員(前田俊雄君) よろしくお願いします。 144: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井課長、今、KDBの話だけありましたけれども、あわせて、保健事業等評価分析システムというのもありますよね。これは、KDBシステムを補完するものでありますという説明を以前受けております。このシステムの活用によって受診勧奨を行った人の受診状況の経年推移などがわかりますよと、当然、それから市の活動評価分析が可能になってまいりますというようなことも、たしか、受けていると思いますので、あわせて、ここも答弁があるとよろしかったかなと思いますが、いかがでしょうか。  藤井健康スポーツ課長。 145: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) 現在、KDBシステムとの連動について若干まだ不十分な部分がございます。そこの部分がきれいに補完されるようになりましたら、今、委員長におっしゃっていただきました、市民の方の経年の記録をずっと追って見られることになりますので、こちらのいろいろな指導によってどういうふうに改善されたか、あるいは、その方の動向というのをしっかり把握することができるようになると思いますので、さまざまなデータを集積しながら活用させていただければというふうに考えております。 146: ◯委員長(米丸貴浩君) わかりました。次年度計画とかいろいろありますから、それに向けて活用してください。お願いします。  前田委員。 147: ◯委員(前田俊雄君) 先ほどの続きになりますけど、KDBシステムと分析システムというのは、システム開発は全く別のところでしたかね。KDBシステムの中の、また別のアプリケーションとして分析システムがあったんですかね。 148: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 149: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) 開発されている企業までは、今、確認はできないんですけれども、システム自体は全く別のものではあってもKDBシステムと連動させることができるような形でシステムを構築されていることを確認しております。 150: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 151: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。開発会社まで確認する必要はありませんので。それはどこでもいいわけです。要するに、どうリンクしているかで。KDBシステムもですね、途中でいろんなバグがあったりしてシステムのふぐあいがあったみたいですから、ぜひとも、平成29年度は、しっかりとそこら辺はフル稼働させてフル活用をしていただきたいというのが私の願いですので、よろしくお願いいたします。 152: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 153: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) 最大限、データを有効に活用していこうと思っております。 154: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。吉居委員、どうぞ。 155: ◯委員(吉居恭子君) 特定健診についてなんですけれども、27%ぐらいを目標というか、そういう感じと言われたんですが。それと、集団よりも個別のほうがふえてきているというふうにですね。やっぱり、一市民として考えたときにですね、集団健診のほうは、はがきに第1希望から第3希望まで書いて、その日程を考えながらというので、やっぱりちょっと煩雑だったり難しかったり、そういうのもあって、やろうという気になかなか……。難しいのかなと思って。私も今までは個別しかしたことがないです。そういうので言うとですね、もうちょっと、健診をしやすいようにしたほうが受診率が上がるんじゃないかなと思っています。そのためにですね、もうちょっと……。  前、守山市に視察に行ったんですけど、そこでは、例えばなんですけど、県内の病院だったらどこでもいいよとかですね。春日市の場合はそういうふうにいかないと思うんですけど、何かそういうちょっとした工夫をしていただけると受診率が上がって、ひいては医療費の適正化につながるのかなという気がします。  以上です。 156: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 157: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) 今、御意見を頂戴いたしました集団健診の分が、もしかしたら、お申し込みをするに際してわかりにくくて申し込みがしにくい、それで、個人健診のほうに行かれているというお考えではなかろうかと思います。その部分につきましては、現在、はがきで健診の申し込みをしていただいているところです。実は、今年度中も、来年度に向けまして、健診の予約をパソコンで予約することができないかということで、業者等々も通じていろいろ進めていたところでございますが、29年度のこの当初予算には間に合わせることができませんでした。それで、この分につきましては、引き続き、30年度に向けまして、予約の方法につきましては、はがき以外にも何らかのほかの方法もあろうかと思いますので、そういった形で新しい方法等も含めて研究を進めていこうと思っております。  あと、個別健診を受診できる病院ですが、こちらもですね、市内の病院に限らず筑紫地区の病院で交渉がうまく完了した分につきましては、大野城市であるとか、あるいは福岡市であるとかも、可能な範囲で受診ができるように医療機関と調整はしておりますので、この分につきましても、より広がるようにいろいろな医療機関との連携を進めていければというふうに考えております。 158: ◯委員長(米丸貴浩君) 引き続き、答弁をお願いします。 159: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) 済みません。ただいまの分ですが、医師会に加入されている分につきましては県のほうで一括で契約していただいております。また、医師会に加入されていない病院については、個別にいろいろ調整させていただいておりますので、そういった形で多くの病院で受診できるようには、引き続き、いろいろ調整を図っていこうと思います。 160: ◯委員長(米丸貴浩君) 吉居委員、よろしいですか。 161: ◯委員(吉居恭子君) ありがとうございます。 162: ◯委員長(米丸貴浩君) 多分、吉居委員がおっしゃったのは、予約方法が難しいという話と、もう一つの市外の病院でも受診できるんですよねというところですよね。これは、県医師会に加入してあればどこでもできるんでしょう。現に私は「日赤でもいいですよ」と言われているけれども、そのあたりの周知が市民の皆さんにまだ足らないのかなという気はしていて、吉居委員の質疑の中には、そういうところもあったかなと思ったんですけどね。  藤井健康スポーツ課長。 163: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) ただいまの市外の医療機関で受診できるかどうかについては、春日市のほうでも市外で受診できる病院のデータをいただいているところなんですが、実は、かなり変更が多くて、年度の途中から、ここもできるようになりましたとか、そういった形で変動が多くて、なかなか、市として対外的に出すのが難しいところもありますので。一応、市外の病院でお問い合わせがあった場合は、一旦こちらのほうでお受けして、直接病院へ確認した上で御回答させていただいているところでございます。
    164: ◯委員長(米丸貴浩君) わかりました。  前田委員。 165: ◯委員(前田俊雄君) その医療機関の問題なんですけどね。これは、実際の事例なんですけれども、非常に、医療機関においてですね、確かに、市から示された医療機関があって、そこに行ったら、医療機関によって温度差があるんですね。積極的に「どうぞ」というところもあれば、できるだけ控えているというところもあります。例えば、一つの事例としまして、今、別の疾患があって定期的に通院している、定期的な診療を受けているわけですけど、行ったついでに「特定健診もお願いします」と言ったら、「それは、混合診療になるからだめです。それを言われたら医療保険が使える部分も保険が効かなくなりますよ」というようなことがありまして、そう言われますと、「じゃあ、きょうは結構です」というふうになるわけです。医療機関によって、非常に温度差があるような気がしているんですけれども、そこら辺は、どうなっているんですか。医療機関に直接言うしかないんですか。 166: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 167: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) ただいまいただきました御意見、医療機関によって、さまざまに取り扱いが違っているんじゃなかろうかという御意見につきましては、まず、筑紫地区で同じような御意見等が出ていないかを確認させていただきまして、その後、例えば、筑紫医師会あたりに、統一的にこういった御意見もあっているということを伝えた上で、何らかの形で改善するなり、あるいは、統一的に取り組んでいただくようにもし調整可能ということであれば、また、医師会のほうとも相談させていただければというふうに考えております。 168: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。一応、事例としてですね、お伝えしました。 169: ◯委員長(米丸貴浩君) 神田健康推進部長。 170: ◯健康推進部長(神田芳樹君) 筑紫医師会との調整などということで課長が申しましたけれども、実際のところ、やはり委員お尋ねのとおりですね、それぞれの医師において、考え方が違うようでございます。私のほうも、筑紫医師会もしくは医師会内の春日医師団の方と会議その他でお会いしてこのようなお話をしますけれども、特定健診に対する考え方等がちょっと違う部分があります。そこら辺は、先ほど課長が言ったような調整がなかなかすぐにいくのかどうかはわかりませんけど、そういう機会を通じてですね、行政の実情、また先生の考えを聞きながらやっていければと思っております。  それから、ちょっと課長が言い漏らしたかもしれませんけど、平成30年度に向けてですね、今、医師会と国保連合会、県が、お医者さんからですね、データをもらうような仕組み、鹿児島県とかの他県がやっているような仕組みを導入するように検討が始まっております。そうすると、お医者さんが普通に健診を──受診上の血液検査、当然、急性期のデータは使えないと思いますけど、通常、定期的な分の血液検査を提供すると、何がしかの報酬的なものが市町村から払われて、いわゆる情報提供会が仕組みとして成るというような部分も、今、検討がされております。そこの部分が入ってくると、大分、病院における対応がですね、変わってくるのかなというふうにも思っております。それについても、また、進捗があれば追って報告ができると思っておりますので、よろしくお願いします。 171: ◯委員(前田俊雄君) よろしくお願いします。 172: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに、質疑はありませんでしょうか。近藤委員。 173: ◯副委員長(近藤幸恵君) 特定健診のですね、受診率を上げるためには、やっぱり周知が一番だろうと、これに尽きるんじゃなかろうかと考えられます。周知方法として、もう少し努力が欲しいんですけど、何か手法としてお考えの分がありますか。 174: ◯委員長(米丸貴浩君) 今のは近藤委員、部長から今、受診データの提供依頼に関する話がありましたよね。お医者さんのほうから、そういうのが自動的にもらえればというようなことで。ところが、今、受診データ提供依頼事業というのは実際あるわけじゃないですか。ところが、これをいろんな方に聞いてみても小首をかしげられる、「知らないよ」という方がまだまだ多いということは、知っていて受診提供をされないのか、それとも、知らないで受診提供がないのかというところで、近藤委員は、もっと広報があれば進んでいくんじゃないのかなという質疑じゃないかなと思ったんですけど。 175: ◯副委員長(近藤幸恵君) 補足をありがとうございます。 176: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 177: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) まず、現在取り組んでおります広報の状況なんですけれども、市報で記事を大きく使ってですね、8月1日号で28年度は広報させていただいております。また、市民健康診査のお知らせという個人宛の通知の中に、一応、その分を掲載させていただいております。また、いきいきプラザやいきいきフェスタを行っているときに、ポスター等で御案内しているところでございます。また、筑紫地区の商工会、4市1町とのデータ提供の依頼も商工会のほうに一応お願いしているところでございます。また、集団健診でがん検診だけ受けられている市民の方に対しましては、保健師のほうから、ぜひ健診を受診ください、情報提供をという形で依頼をしているところでございます。  ただ、今申されました、直接病院に行っておられて、その病院のお医者様との連携が必要なのかなと思っているところでもあります。毎年、年初めにですね、個別の健診をお受けいただく病院等には、そちらのほうに診療でお見えになられた患者様に、こういった取り組みをしているということで、それも、病院のほうを通じて、ぜひ積極的に進めてくださいということで、お医者様や担当されてある受付の方、また看護師さんのほうにも周知させていただきますとともに、病院のほうに小さなポスターみたいなのも持っていって張っていただくようにお願いしているところです。それでも、今、これぐらいの状況だということでございまして、まだ、ほかにも広報の手段があろうかと思いますので、また、新たな広報の手段を考えながら引き続き努力していこうと思います。 178: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 179: ◯副委員長(近藤幸恵君) ありがとうございます。あの手この手で周知してくださっているようですけど、なかなかこれが上がらないというところが……。さっきの委員会の中でも、キャンペーンを張って、私たちも着ぐるみを着ますよみたいなね、そういうところまで話したときがございましたよね。やはり、キャンペーンを張るというのも大切かなと思います。私も、以前、杉並に視察に行ったんですけど、そのときに、直接そこの視察ではなかったんですが、駅前でですね、やはり市民の方と一緒にキャンペーンを張っている姿を見かけました。駅を使う人に対して働きかけをする、そういうキャンペーンもよろしいんじゃないかと思うんですね。そのときは私ども委員会も手伝うつもりでおりますので、そういうキャンペーンも一応お試しになるといいのかなと。率が上がってくるんじゃないかな、向上するんじゃないかと思っておりますので、また、あの手この手で頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 180: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 181: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) 済みません、御協力のほうまで、本当にどうもありがとうございます。今のキャンペーンの分も含めましてですね、なかなか、この場で、新年度、これをやりますという御約束までは難しいところですが、しっかり、最大限有効な広報の手段を考えまして29年度は実施していこうと思いますので、必要な折には、ぜひ御協力をお願いいたします。 182: ◯副委員長(近藤幸恵君) よろしくお願いいたします。 183: ◯委員長(米丸貴浩君) お願いします。  前田委員。 184: ◯委員(前田俊雄君) ペイジーについてお尋ねですけれども、初期費用はですね、当然かかるんでしょうけど、それは、補助金が出るということですけれども、ネットワークシステムを使う場合のネットワークシステム使用料というのは発生しないんですか。 185: ◯委員長(米丸貴浩君) 黒田納税課長。 186: ◯納税課長(黒田一輝君) ここに上げている、補助が出るのは、初期の登録分でございます。これは上限が300万円ぐらいなんですが。これを最初にしたら次年度以降はないんですが、実際のランニングコストとして手数料としてはですね、この受け付けのサービスのときに取り扱い手数料というのがあります。これは、1件当たり200円ぐらいなんですが、これを今上げています。実際は150円ぐらいになると思うんですが。今の紙の場合にも往復はがきを負担していまして、それは82円の164円なので、ほぼ、それについては今までどおり同額かなということでございます。このペイジーに関してのサービス取り扱い手数料として200円ぐらいを見込んでいるところです。月当たり80件ぐらいで今見込んでいるんですが、これについては、とりあえず3カ月間の分で見込んでいますので、状況を見ながら反映していきたいなと思っています。 187: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 188: ◯委員(前田俊雄君) 結果的に、1件当たり200円というのはネットワークシステムの使用料に当たるんでしょうかね。 189: ◯委員長(米丸貴浩君) 黒田納税課長。 190: ◯納税課長(黒田一輝君) 言い方が足りなかったんですが、これについては、提携する金融機関にお支払いする分です。だから、あくまでもネットワークの協議会には初期の登録だけなんですが、その登録するのに負担金として10万円というのが最初にあります。それは初年度のみなんですが、3年ごとに更新で、協議会にですね、登録料というんですかね、を負担していくことになります。 191: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 192: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。よろしいです。そこら辺のところがちょっと気になったものですから。  もう1件、引き続き、よろしいですか。 193: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員、どうぞ。 194: ◯委員(前田俊雄君) 2款2項の高額療養費のところを見ていますとですね、やはり、一般療養給付費が2.88%増に対して、高額療養費、一般分で6.31%と。総額は違うにしても伸び率がふえてきていますので、いかに高額療養がふえているかというのが顕著です。先ほど特定健診が議論になっていましたけど、やはり、重症化予防ということを本当に真剣に積極的に取り組む必要があるのかなということを感じております。これは私だけの思い込みでしょうか。 195: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 196: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 先ほど、80万以上の分での医療費がふえているというところで御説明させていただいたんですけど、全体的に、薬剤の関係もありますし、透析の患者も先ほど藤井課長のほうがふえているという話をしましたけれども、やはり、高額にかかる方がふえているというのは、現実問題としてあるのかなと思っております。それで、やはり、そういうふうに重症化しないように、また高額の薬剤を使わなくていいような形でですね、過ごしていただけるように、医療費適正化にもまた努めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 197: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 198: ◯委員(前田俊雄君) ということは、私自身の心配、思い込みだけやないですね。そこら辺は共有できるんですね。わかりました。 199: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。  今のはですね、冒頭に市長が述べてありますよね。引き続き、特定健診未受診者対策事業を実施して、特定健康審査の受診率の向上及び特定検査指導実施率の向上に努めるとともに、慢性腎臓病等重症化対策を実施しますよと、重症化予防に取り組んでいきますと市長もおっしゃってありますので、当然のことだと思います。  ほかに質疑はありませんでしょうか。  神田部長、全庁的に春日市医療費等適正化推進委員会というのがあるわけでしょう。こういうところではですね、市長がこうして重症化予防とか未受診者対策をしっかりやっていきたいということを述べてあるから、当然、ここでも議論が出ていると思うんですけど、全庁的には、もうちょっと具体的に、この辺をやってみたいんだと、これを進めなきゃいけないというのが委員会の中では何か出ているんですか。  神田健康推進部長。 200: ◯健康推進部長(神田芳樹君) 今のところ、具体的には出ておりませんけれども、委員会の出席メンバーが抱える費用、例えば、国民健康保険の医療費ということであったり、介護の給付費であったり、障がい者の給付費であったり、生活保護の医療扶助であったり、いわゆる医療費・扶助費関係の中で、生活習慣病等の重症化によって、例えば障がいでも内部疾患に基づいて障がいになる場合もございますので、そういった関連部署が集まっております。それぞれの部署がそれぞれに抱える歳出というか費用が、ある程度右肩上がりであるというような共通認識を持ちながら、その中で、先ほど、ちょっと障がいの例を出しましたけれども、生活習慣病等に起因するものもあるよねという基本的な共通認識は、これまでの間、構築できてきていると思います。  具体的に、じゃあ、例えば生活保護とかいうことで、個別に少しずつですね、事務的に連携とかも始まりましたけれども、今後、今ちょっと考えているのがですね、先ほど御質問にもありましたように、なぜ受診率が上がらないのかとか、過去の委員会でも、こちら側からも、また委員会のほうでも、要は市民の行動を変えなきゃだめですよねというお話がありました。そういった、何をやります、これをやりますというところの、事業をするかしないかというレベルもありますけど、今ある資源をどうやって皆さんが御利用していただけるかと。先ほども質問もあったようなことですね。そういった行動変容に関することであったり、来年度、一般会計にもかかわりますけど、藤井課長が言った、国保で言えばデータヘルス計画とか特定健診の経過、それから健康づくりの計画ですね。一般会計分になりますけど。それら全部がちょうど29年は改定時期になっておりまして。それこそ、後で説明があると思いますけど、高齢者福祉、介護保険の事業計画も改定されます。スポーツの計画も改定されます。つまり、関連する計画が全て改定時期を迎えますので、それについては、そういった視点も十分踏まえてやっていこうと。ということで、何か、そういった実効性がある……。具体的に、戦略の中の手段としてですね、キャンペーンなのか、それとも何かテレビに出てみるかとか、それは、当然、例であり架空の話でありますけど、いろんな方法をですね。まずは、やっぱり、市民の方にわかっていただく、気づいていただく、その手段は何かという、より戦略的なものを築いていければという話を、委員会の中では私のほうからも提案させていただいてですね、一応、その方向で、戦略も、じゃあ、健康推進部、つくるんなら待っていますよというような状況に今なっております。 201: ◯委員長(米丸貴浩君) わかりました。ありがとうございます。  高尾課長の説明の中にもあったように、被保険者数は減っているものの前期高齢者は伸びていると。となると、こういう方々がいつまでもお元気でいらっしゃること、これが医療費の適正化にもひいてはつながっていくだろうし、そこは、今から出てきますけれども、佐々木高齢課長の出番なのかなと思っていましたので、ちょっとお聞きしました。ありがとうございます。  ほかに、質疑はありませんでしょうか。西川委員。 202: ◯委員(西川文代君) 支出の中でですね、先ほどずっと話があっていましたが、保健事業費というのは積極的な部分での支出だと思っています。というのが、国保がきちんと成り立っていくために、ここを強化して、そして市民の福祉の増進という意味でもですね、やはり健康で長生きできるというのは、本当に、これは市を挙げて取り組んでいかなくちゃいけないことですので。昨年度から、そんなには伸びてはいない。ただ、今までお話を聞きましたら、ここに間に合わなかったけれども、今、検討している部分があるということでした。ぜひですね、多少ここに予算がかかっても、それをすることによって医療費の適正化につながりますし、また、市民の福祉の増進につながりますので、そこらあたりを要望しておきます。よろしくお願いいたします。 203: ◯委員長(米丸貴浩君) 藤井健康スポーツ課長。 204: ◯健康スポーツ課長(藤井謙一郎君) 先ほど部長のほうからも御説明いただきましたが、29年度中にさまざまな計画を見直しさせていただくことになりますので、その見直しに合わせ、果たして何が必要なのかというのを検証しながら、30年度以降の予算につなげていけるような形で計画策定を進めていこうと思います。 205: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございます。  ほかに質疑はありませんでしょうか。よろしいですか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 206: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、第23号議案「平成29年度春日市国民健康保険事業特別会計予算について」の審査を終了いたします。  では、午前中の審査は23号議案までにさせていただきまして、午後1時から、引き続き第24号議案、第25号議案の審査を行いたいと思います。  神田健康推進部長。 207: ◯健康推進部長(神田芳樹君) 23号議案の審査が終わったところで、午後につきましては、黒田納税課長のほうは国保特会が終わったということで出席しなくてよろしいでしょうか。 208: ◯委員長(米丸貴浩君) 結構です。黒田納税課長、どうもありがとうございました。 209: ◯納税課長(黒田一輝君) ありがとうございました。 210: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、ここで委員会を暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後0時00分                 再開 午後1時59分                ──── ─ ──── ─ ──── 211: ◯委員長(米丸貴浩君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  それでは次に、第24号議案「平成29年度春日市後期高齢者医療事業特別会計予算について」を議題といたします。  説明員の説明を求めます。高尾国保医療課長。 212: ◯国保医療課長(高尾徳久君) それでは、第24号議案「平成29年度春日市後期高齢者医療事業特別会計予算」の御説明をいたします。  まず初めに、こちらの薄い予算書の29ページをお願いします。よろしいですか。  債務負担行為がございます。1件でございます。  納入通知書等印刷及び封入封かん業務委託料でございます。これは、後期高齢者の保険料分でございます。継続でございます。債務負担行為は1件でございます。  続けてよろしいですか。 213: ◯委員長(米丸貴浩君) お願いします。 214: ◯国保医療課長(高尾徳久君) それでは、午前中に使いました国保医療課の資料をお願いしたいと思います。16、17ページをお願いいたします。よろしいですか。総括表の構成は国保と同じつくりになっております。  16ページが歳入、17ページが歳出でございます。16ページ、17ページいずれも、ページ下のほう、太枠29年度当初予算額の規模、それから増減額は、平成28年度比で9,375万6,000円増の13億4,262万7,000円となっております。  主な内容ですけれども、歳入にあっては、被保険者の増に伴う保険料の増、歳出にあっては、歳入1款の保険料の増と連動しますけれども、歳出2款の後期高齢者医療広域連合納付金の増などによるものでございます。  それでは、16ページの歳入のほうから個別に御説明をいたします。  1款の後期高齢者医療保険料でございます。対前年度、1款合計で8,600万円ほど増となっております。  主な増減理由の欄に記載しておりますとおり、被保険者の増が主な理由でございます。また、収納率の見込みは増減理由欄に記載しておりますとおり、現年分の収納率が99%、それから滞納分の収納率が38.15%を見込んでおります。99%につきましては、後期高齢者医療広域連合の目標収納率になっており、それで予算を計上しております。滞納分38.15%の設定は、本市の27年度実績でございます。それを29年度の見込みの収納率として計上したものでございます。  1款は以上でございます。  続きまして、3款繰入金でございます。対前年度で773万4,000円の増でございます。  まず、1目事務費繰入金でございます。後期高齢者医療広域連合の運営のための事務費と本市の後期特会を運営するための事務費でございます。広域連合の事務費はほぼ同額でございますが、本市の事務費が担当職員の変更によりまして減となっております。一方で、保険基盤安定繰入金は、軽減対象者数の増加に伴いましてふえております。  3款は以上でございます。  次に、4款繰越金でございます。頭出しでございます。4款は以上でございます。  次に、5款諸収入でございます。3項預金利子の見込み以外は頭出しでございます。歳入は以上でございます。 215: ◯委員長(米丸貴浩君) 一旦、切りましょうかね。  24号議案の歳入に関する、今、説明が終わりましたので、歳入に関しまして質疑をお受けしたいと思います。質疑はありませんでしょうか。前田委員。 216: ◯委員(前田俊雄君) 収納率が99.00%でやってるわけですよ。仮に97%だったとしたときにですね、どうなるのかなと思って。その2%分は広域連合に対して何らかの形で春日市が補填せないかんのかという、ちょっと基本的なことに入るんですけれども、お尋ねしたいんですけれども。 217: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 218: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 仮に収納率が落ちて保険料収入が減ったとしても、市のほうで補填するということではないです。 219: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 220: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありますでしょうか。いいですかね。なければ、なしとおっしゃっていただければ助かります。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 221: ◯委員長(米丸貴浩君) ないようですので、それでは、歳入のほうの説明をお願いいたします。高尾国保医療課長。 222: ◯国保医療課長(高尾徳久君) それでは続きまして、歳出のほうの御説明をさせていただきます。17ページをお願いします。  まず1款の総務費でございます。全体で268万円の減でございます。
     減額となっているものの理由といたしましては、主な増減理由欄に記載しておりますとおり、担当職員の変更によりまして人件費が減となっております。これが一番大きな減額の理由でございます。そして一方で、増額になっているものがございます。郵便料でございます。平成28年度に区内特別料金の割引率の変更があったものと、あとは被保険者数の増加に伴うものでございます。  1款は以上でございます。  次に、2款後期高齢者医療広域連合納付金でございます。  前年度と比べて9,587万円ほど増加しております。増加理由といたしましては、先ほど歳入で御説明いたしました、保険料と一般会計からの繰り入れによる保健基盤安定繰入金後期高齢者医療広域連合に納付しますので、ともに増加していることから増となっております。  2款は以上でございます。  次に、3款諸支出金でございます。還付金の頭出しでございます。3款は以上でございます。  次に、4款予備費でございます。予備費も頭出しでございます。  歳出は以上でございます。 223: ◯委員長(米丸貴浩君) 歳出の説明が終わりましたので、これより質疑をお受けします。質疑はありませんでしょうか。  高尾課長、2款の説明の中で、郵便料の増は昨年、特定地域内郵便ですかね……。 224: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 区内特別料金ですね。 225: ◯委員長(米丸貴浩君) それの改定がありましたということでしたけれども、私が知っている限りで、違ったらごめんなさい、ことしの6月か7月ぐらいに郵便料が改定になるということをちょっと聞いてはおるんですけれども、今回はそれを見越した分の郵便料の増なんでしょうか。 226: ◯国保医療課長(高尾徳久君) ちょっとお待ちください。 227: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 228: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 現時点では、その郵便料金の改定の分については入れておりません。あくまで、区内特別料金の割引率の見直し、それと被保険者数の増で計算しております。 229: ◯委員長(米丸貴浩君) わかりました。  前田委員。 230: ◯委員(前田俊雄君) ちょっと確認させてください。  私のイメージとして、歳出の中で、特に後期高齢者特会は集めた分を連合会に納めるというのが一つのイメージなんですけれども、例えば、歳入で10億7,597万8,000円ありますね。それから、これと基盤安定ですか、2億617万6,000円、これを合計した分を後期高齢者に納付するという形でいいんですかね。ごめんなさい、もう一回言いましょう。もう一回、最初から復唱します。  1款の後期高齢者医療保険料ありますね。この10億7,597万8,000円、これは当然連合会に納付する分ですね。あと、納付する分は、一般会計から繰り入れる保健基盤安定繰入金、これが2億617万6,000円、この合計した分を連合会に納付するという理解でいいんですかね。 231: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 232: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 広域連合の納付金は、それ以外に広域連合の事務費負担金、これが、繰入金の3款1項1目の事務費繰入金の中の一部、2,100万円ぐらいあるんですけれども、その分も合わせて納付金として納めます。 233: ◯委員(前田俊雄君) そうしたら、合計したらこうなるんですかね。納付金の13億394万3,000円になるんですかね。 234: ◯国保医療課長(高尾徳久君) なります。 235: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 236: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 237: ◯委員(前田俊雄君) 一般会計繰入金で、事務費繰入金の5,744万2,000円のうち2,100万円は連合会のほうに納付をするけれども、残りの3,600万円ぐらいは、こっちの総務費なんかで使われるということでよろしいんですかね。 238: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 239: ◯国保医療課長(高尾徳久君) そのとおりでございます。 240: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 241: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。前田委員。 242: ◯委員(前田俊雄君) 関連してですけどですね、後期高齢者の特会を通さずに春日市から連合会に納付するお金というのはあるものなんですか。 243: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 244: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 一般会計からということですか。 245: ◯委員(前田俊雄君) うん、一般会計からダイレクトに連合会に、特会を通さずに。 246: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 特会を通さずにするのは、市の医療費負担金は、後期高齢者医療の医療費の12分の1が市町村負担になってますので、それは一般会計のほうから直接、広域連合のほうに支払います。 247: ◯委員(前田俊雄君) 申しわけありません。ちょっと基本的なことなんで、頭を整理しながら聞いとかないかんもんですから。 248: ◯委員長(米丸貴浩君) 高尾国保医療課長。 249: ◯国保医療課長(高尾徳久君) 厚い予算説明書の111ページの説明欄の一番上の丸、後期高齢者医療療養給付費負担金、これが市町村がそれぞれ12分の1を負担するというふうになっておりますので、この分の負担金が直接、一般会計が負担している分になります。 250: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 251: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。  後期高齢者事業はよろしいでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 252: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員、よろしいですか。 253: ◯委員(前田俊雄君) はい。 254: ◯委員長(米丸貴浩君) 質疑がないようですので、以上で、第24号議案「平成29年度春日市後期高齢者医療事業特別会計予算について」の審査を終了いたします。ありがとうございました。  それでは続きまして、第25号議案「平成29年度春日市介護保険事業特別会計予算について」を議題といたします。  説明員の説明を求めます。佐々木高齢課長。 255: ◯高齢課長(佐々木康広君) それでは、平成29年度春日市介護保険事業特別会計予算について御説明をいたします。  初めに債務負担行為を御説明しますので、平成29年度の春日市予算書、薄いほうの37ページをごらんください。よろしいでしょうか。 256: ◯委員長(米丸貴浩君) はい。 257: ◯高齢課長(佐々木康広君) 普通徴収納入通知書印刷及び封入封かん業務委託料でございます。介護保険料の通知書発送が6月ということで、4月からの入札では間に合いませんので、毎年度計上しているものでございます。  債務負担行為については以上でございます。 258: ◯委員(前田俊雄君) この分でよろしいですか。 259: ◯委員長(米丸貴浩君) はい、結構ですよ。 260: ◯委員(前田俊雄君) 済いません、ちょっとイレギュラーで。 261: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員、どうぞ。 262: ◯委員(前田俊雄君) この封入封かん業務委託料が国保、それから後期高齢、それから介護であるわけですけれども、この金額は、限度額が違うというのは当然、人数が違うからだと思うけれども、やはり委託する業者というのはみんなばらばらなんですか。 263: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木高齢課長。 264: ◯高齢課長(佐々木康広君) これは一括させていただいております。予算は別々ですけれども、一括して入札の手続をさせていただいています。 265: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。結構です。 266: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは引き続き説明をお願いいたします。 267: ◯高齢課長(佐々木康広君) それでは、歳入歳出予算について御説明をさせていただきます。  高齢課の定例会資料のほうを御用意ください。4ページをお願いいたします。当初予算に基づく内訳表になっております。こちらのほうを用いて御説明をさせていただきます。  表の欄外に、予算に関する説明書のほうのページ数を表しておりますが、この資料の性質上、予算説明書の数値をこの表の中では複数箇所に分割して記載をしたり、また、合わせて記載している部分がございます。単位は1,000円となっております。  一番下のGの枠をごらんください。歳入歳出の総計はともに66億5,788万円で、前年度と比べ、4億1,233万9,000円、6.6%の増額となっております。  右側の歳出から主な内容について御説明をいたします。  まず、Aの給付系の大枠の一番下、給付系、歳出計2)となっている部分でございます。対前年度7.4%の増となっております。  給付系の歳出につきましては、総額については第6期介護保険事業計画で定めた額といたしまして、それぞれのサービスごとの額につきましては平成28年度の実績を踏まえて調整をしたものでございます。また、新しい総合事業の実施に伴い、平成28年度から要支援者を対象とする介護予防サービス──この給付系の中でいきますと上から2行目でございます、この介護予防サービスのうち、訪問介護と通所介護につきましては、給付系から地域支援事業に移っておりますので、これらをあわせて全体として第6期介護保険事業計画との整合性を図ったものでございます。  この中の黄色の一番上、介護予防サービスが対前年度90.5%増と大きく伸びております。前年度の予算編成時において、新しい総合事業に移行をすると見込んだ額が過大であったこと、また要支援者の数が増加をいたしまして、新しい総合事業に移行をしていない、訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリなどの費用が伸びていることの2点が主な要因でございます。  なお、平成27年の12月から平成28年の12月までの間に要支援の1の方が13.4%増、要支援2の方が6.1%増となっております。要支援、要介護を合わせた認定者数は2.7%増でございますので、要支援の伸びが大きいというのが現状でございます。また、要支援者などに対する従来の介護予防サービスの枠組みで見ますと対前年度が21.6%の増額ということですので、全体的に要支援の部分が大きくなっております。  その下、地域密着型介護サービスが、対前年度69.2%増となっておりますが、昨年の9月補正で、定員18人以下の小規模デイサービスの地域密着型移行に伴いまして、予算を居宅介護サービスから地域密着型介護サービスに3億2,000万円程度移しましたので、その補正後の額と比較いたしますと、2.8%増となっております。また、本年8月ごろに開設をいたします、18床の認知症対応型グループホームの給付費もこの中に入ってまいります。  そのほか、地域密着型介護予防サービス、高額介護予防サービス、高額医療合算介護予防サービスの伸びが大きい一方、中ほどの福祉用具購入と住宅改修が、平成28年度の実績を踏まえ減額となっております。  次に、Bの大枠、地域支援事業の右側、オレンジ色の部分でございます。  新しい総合事業に係るもので、介護予防、生活支援サービス事業費は、要支援者などに対する訪問型、通所型サービスで前年度とほぼ同額でございます。その中で、新規事業として、入浴など身体介護の必要性の低い方に対して、短時間の機能訓練、レクリエーションを提供する生活支援型の予防通所事業を実施することにいたしております。新しい総合事業の通所型サービスAに位置づけられます。つまり、緩和した基準によるサービスということで、希望する事業所を指定して行うものでございます。  また、買い物、掃除など軽度の家事援助サービスを提供しております、訪問型サービスB、まごころ訪問事業につきましては、その運営を社会福祉協議会に加えて、シルバー人材センターにもお願いをし、担い手の拡大に努めることにいたしております。  その下の介護予防ケアマネジメント事業費、これが43.9%伸びておりますが、給付系の介護予防サービス計画費と合わせて、要支援者のケアプランの作成等に係る費用を全体で見ますと、対前年度28.3%増となります。全体といたしましては、先ほど申しましたように、要支援者のサービス利用の増加を反映しているものでございます。  次の一般介護予防事業の中では、新規事業として、介護予防ボランティアポイント制度の開始、並びに総合スポーツセンターでの一般介護予防事業教室の実施などによる費用を予算化しておりますが、その他の事業の見直しなどにより、全体としては対前年度0.3%増となっております。その下の緑色の任意事業費の増額分につきましては、給付費適正化に係る嘱託職員の人件費を、これまで青色の事務系の総務管理費のほうに置いておりましたけれども、これを特定財源を活用できる任意事業費に移管したことによるものでございます。  そのほか、任意事業の中では、社会福祉協議会に委託をしております、配食サービスの契約方法を見直すことにいたしております。配食サービスにつきましては、近年、食数が大きく減少してきたことを踏まえ、平成27年度から社会福祉協議会及び地域包括支援センターと協議を重ねまして、両者の連携を強化いたしております。利用者一人一人の情報を、社会福祉協議会と地域包括支援センターが随時共有をいたしまして、適切な見守り、安否確認につなげていただいております。  平成28年度の配食サービスにおける利用者の安否確認の件数、これは配食サービスの担当者から直接利用者の安否確認をした件数でございます。この件数が、1月末までに電話で207件、訪問で56件というふうに及んでおります。  また、全体として、食数につきましても下げどまりつつございます。ここにきまして、社会福祉協議会ならではの配食サービスの意義がより明確になってきたというふうに捉えております。地域包括ケアシステムの生活支援体制の一部として安定的な運営を可能とするため、平成29年度から契約方法を見直すことといたしております。  契約の方法につきましては、これまで単価に食数を掛けるという方式でしたけれども、これを基本額と食数加算額による方法に変更するものでございます。平成29年度におきましては、基本額が863万円、食数加算額が1食459円といたしております。  基本額の内訳は、職員人件費、非常勤職員の人件費の2分の1、車両費の2分の1などでございます。  食数加算額の内訳につきましては、社会福祉協議会から弁当をつくっていただく業者への委託料、また非常勤職員の賃金の2分の1、車両費の2分の1、光熱水費などを含んでおります。  また、利用者の負担金は400円ということで、これは変更しておりません。  次に、従来から利用の低迷が課題となっておりました、高齢者等家族支援事業につきましては、平成28年度、また平成27年度から引き続き、さまざまな形で利用の拡大、周知に取り組んでまいっております。しかしながら、なかなか効果が見えておりませんので、この事業につきましては、第7期事業計画の策定の中で、家族支援の趣旨というものは変えない中で何らか事業の変更ができないかということで、今、新たな事業への転換も含めて検討をしているところでございます。  その下の生活支援体制整備事業の中では、平成28年度に社会福祉協議会のほうに配置をいたしました生活支援コーディネーターに加えまして、新規の事業として、地域における高齢者の支援のための協議の場、いわゆる協議体を設置するための費用を盛り込んでおります。本市におきましては、すでに各自治会で地域支え合いを初めとする、さまざまな高齢者支援活動が行われていることが特色でございますので、この特色を生かした協議体としたいというふうに考えております。  その下の認知症施策総合推進事業につきましては、対前年度7.3%増となっております。新規事業といたしまして、筑紫医師会の協力のもと、認知症サポート医などにより構成する認知症初期集中支援チームを設置し、認知症の初期段階や実態把握の初期の時期からの支援を充実することにいたしております。  次に、Dの調整資金の大枠、右側のピンク色の介護給付費準備基金積立金でございます。平成29年度は、基金運用収入分のみの積み立てを予定しておりまして、対前年度99.5%減となっております。  次に、F、事務系の大枠の右側の青色の部分につきましては、総務管理費の増額は、昨年度の機構改革を踏まえ、介護保険事業特別会計で人件費を支弁する職員の数をふやしたこと、また第7期介護保険事業計画の策定費用を計上したことなどによるものでございます。この第7期介護保険事業計画の予算につきましては、平成28年度の予算におきまして、債務負担行為を設定しておりまして、既に平成28年12月に契約を締結いたしております。契約の金額は267万9,000円となっておりまして、契約の相手方は西日本リサーチ株式会社、契約の内容につきましては、第1号被保険者に対するアンケートの実施、また分析、計画策定の支援、計画表印刷等となっております。  なお、お手元にアンケートを2種類お配りしておりますので、こちらのほうは後ほど御確認いただきたいと思います。一つが、平成29年春日市介護予防日常生活圏域ニーズ調査でございます。中ほどに波線を引いておりますけれども、春日市内の要支援、要介護認定を受けておられない65歳以上の方1,200人にお送りしているものでございます。もう一つの平成29年春日市在宅介護実態調査、こちらのほうは、こちらも春日市にお住まいですが、居宅介護サービスを受けられている方1,000人にお送りしているものでございます。この2種類のアンケート、3月の11日には発送することにいたしております。なお、このアンケートの項目につきましては、高齢者福祉計画介護保険事業計画検討協議会のほうにお諮りをいたしまして、その御意見をいただき、内容を整理したものでございます。  次に、先ほどの資料の4ページにお戻りいただきまして、Fの事務系の青色の徴収費でございます。介護保険料の特別徴収に係るシステム改修の費用などを計上しまして増額となっております。このシステム改修ですけれども、介護保険料の年金からの特別徴収の部分でございます。4月、6月、8月の仮徴収と、10月、12月、2月の本徴収の額の平準化を図るため、現在、仮徴収の8月の分で調整しておりますが、その8月の負担が一時的に非常に高くなる方が出てまいりまして、ここは苦情が多いところでございます。これを、8月から2月までの4回で平準化するように今回改修をしたいというふうに考えております。  また、介護認定審査会費につきましては、介護認定審査会委員の2年に1回の交代の時期になっておりまして、その総会が4月にございます。総会、そして研修会の開催等踏まえた負担金の増額などによるものでございます。  歳出は以上となります。  続きまして、左側の歳入予算につきましては、上のほうから、Aの給付系の特定財源につきましては、歳出の給付費に定められた比率を乗じて算定しております。また、黄色の第1号保険料につきましては、その下の地域支援事業のオレンジ色、緑色の部分と合わせまして、その総額は第6期介護保険事業計画で定めた額を予算に計上いたしております。  Bの大枠、地域支援事業の左側のオレンジ色の2行目、国交付金が対前年度18.4%の減となっておりまして、その下の調整交付金が皆増となっております。これは、新しい総合事業につきましては、給付費と同様の調整交付金の制度が導入されたことに伴い、国の基本的な交付金が事業費の20%というふうになりまして、後期高齢化率等を反映した調整交付金によって、全国的な財源の調整が図られることとなったものでございます。  次に、Cの過年度精算金の左側のグレーの部分、保険料延滞金などの部分が、対前年度67.2%減となっております。これは延滞金の率の変更が影響しているものでございます。  次に、Dの調整資金の左側、ピンク色の部分につきましては、介護給付費準備基金からの繰入金2,726万7,000円を見込んでおります。これは、歳出の給付費及び歳入の保険料、いずれも第6期介護保険事業計画に合わせて計上した中で、平成29年度に徴収する保険料では不足する見込みのため、基金から繰り入れを予定するものでございます。  Fの事務系の左側の青色の部分につきましては、一般会計からの職員給与費と事務費の繰入金などを計上しております。職員給与等繰入金及び事務費繰入金がいずれも増額となっておりますが、歳出の部分で御説明いたしました内容に基づき、繰入金等の調整を行ったものでございます。  5ページをごらんください。介護給付費の推移を平成25年度から平成29年度まであらわしております。右から2列目が、前年度当初予算との比較をいたしておりますが、その下から3行目の給付費合計につきましては、前年度から4億1,786万4,000円の増額となっております。平成28年1月から、総合事業開始に伴い、要支援者に対する訪問型サービス、通所型サービス、これに伴う介護予防ケアマネジメント、総合事業審査支払手数料を移行させておりますので、下から2行目で、これらに係る額の増加分を加えますと、総合計としては、一番下の4億2,537万円、対前年度7.3%の増となります。総額といたしましては、第6期介護保険事業計画に計上した額を用いております。
     6ページをごらんください。地域包括ケアシステムの構築についての概念図でございます。たびたびこちらのほうはいろいろ説明させていただいておりますけれども、ここにあります地域包括ケアシステムの姿、これを意識しながら、平成29年度介護保険事業特別会計の予算を編成しているところでございます。  7ページをごらんください。春日市の介護予防日常生活支援総合事業、新しい総合事業の平成29年度の全体像でございます。先ほどの予算の説明と重なりますが、再度確認の意味で、ここで全体の説明をさせていただきます。  左から、介護予防日常生活支援事業、新しい総合事業は、上の介護予防生活支援サービス事業と、下の一般介護予防事業によって構成されます。このうち介護予防生活支援サービス事業といたしましては、訪問型サービスと通所型サービス、そしてこれらに係る介護予防ケアマネジメントから成ります。訪問型サービスである春日市予防訪問事業といたしましては、平成28年4月に開始しました現行相当事業と、同年1月から先に開始しました、まごころ訪問事業、訪問型サービスBがございます。  平成29年度は、この訪問型サービスBの委託先として、シルバー人材センターを加えて担い手の拡大につなげるとともに、緩和した基準により事業者が実施する訪問型サービスAの平成30年度以降の開始に向けて、調査、検討を進めてまいりたいというふうに考えております。なお、シルバー人材センターの訪問サービスは、シルバー人材センターの会員の方に行っていただきます。  また、通所型サービスである春日市予防通所事業といたしましては、平成28年4月に開始しました現行相当事業に加えて、平成29年度は、新たに通所型サービスAとして、生活支援型予防通所事業を開始いたします。国が想定しております住民主体のサービスにつきましては、これはいろいろ検討してまいりましたけれども、介護保険制度の枠内で行うことにより、ケアプランに位置づけるなどの制約も出てまいりますので、一般会計の高齢者祝金の見直しに伴う、まちづくり交付金の高齢者支援加算や、一般介護予防事業の講師派遣などにより、ふれあいいきいきサロンやカフェ、また一部の地区で始まっております生活サポート事業、こういった自治会の自主的、主体的な取り組みを支援していくことにより、地域全体で高齢者を支援する体制づくりを進めてまいりたいというふうに考えております。  8ページをごらんください。一般介護予防事業の充実についての資料でございます。  まず、新規事業といたしまして、1の総合スポーツセンターにおきまして、一般介護予防事業教室を開設いたします。当初予算額は156万円となっております。内容といたしましては、比較的運動強度が高い元気な高齢者、65歳以上の高齢者向けの教室で、ストレッチ、筋トレ系、マット運動などを行うことにいたしております。回数等ですけれども、3カ月で10回、これを1クールとする教室を2教室開催いたします。これを年間で6クール行うことにいたしております。  その他関連事業の見直しといたしまして、(1)いきいきルームと地域包括支援センターとの連携強化を図りまして、認知症対策ですとか一般介護予防事業、生活支援型デイサービス事業などを含めた切れ目のないフォローアップ体制を確保してまいりたいというふうに考えております。また、市の直営で実施をしてまいりました「転ばん塾」と「おたっしゃ塾」につきましては、平成29年度は、これに当たっておりました嘱託職員を1名減といたしまして、これらの教室を委託し、いきいきルームの事業などの介護予防事業と一体的に実施をしていくことにいたしております。  (2)につきましては、地域リハビリテーション活動支援事業につきまして、平成28年度の事業の評価を踏まえ、さらに充実を図ってまいりたいというふうに考えております。  (3)につきましては、市が育成をし、いきいきプラザなどで活動をしております運動ボランティアを、地域の要望に応じて派遣するなど、その活動の場を拡大していくものでございます。これは、介護予防ボランティアポイント制度と一体的な運用をしていきたいというふうに思っております。  次に、2の介護予防ボランティアポイント制度の開始でございます。当初予算額は、82万4,000円となっております。  事業の目的は、ボランティア自身の介護予防、社会参加を図るとともに、地域の支え合い体制の構築を推進するものでございます。制度の概要といたしましては、介護予防に関するボランティア活動に対し、実績に応じたポイントを付与し、たまったポイントは市内公共施設の利用助成券と交換することができるものといたします。対象者につきましては、介護保険の被保険者である40歳以上のボランティア、対象となる活動は、(1)から(3)にあげております介護予防ボランティア活動といたします。  各自治会のほうに今からお話をしていきますけれども、自治会の御協力をいただければ、地域のサロンなどでボランティアとして活動されてる方々にも、この制度を積極的に利用していただきたいというふうに考えております。  ポイントの設定につきましては、おおむね1時間以上の活動1回で1ポイントを付与することとし、1日2ポイントを上限としております。  ポイントの交換につきましては、10ポイントごとに施設利用助成券のセット1,000円分、これを1冊交付いたしまして、年間5冊、5,000円分を上限といたします。なお、ポイントは5,000円を超えても全部つけていただきまして、御自分の活動実績が御自分で把握できるような形にしたいと思っておりますし、また活動の多い方には感謝状を用意するなど、何らかの対応を考えていきたいというふうに考えております。  利用助成券対象施設といたしましては、総合スポーツセンタートレーニング室、温水プール、いきいきルーム、老人福祉センター「ナギの木苑」など、介護予防活動を行うことができる施設を中心に調整をしているところでございます。なお、この施設利用助成券は、御家族あるいは他の方々にも差し上げることができることとしたいというふうに思っております。それによりまして、御自分だけではなくて、御家族とかお知り合いの方にもこの介護予防活動、健康づくりを広げていただければと、そういうふうに考えております。  ポイントの交換につきましては、あわせて、障がい者福祉の推進に寄与する観点から何らかの工夫ができないか検討をしているところでございますが、基本的には、介護予防に係るボランティアをした成果として、自分や周りの人たちの介護予防活動に生かせるようなポイントを付与する仕組みとすることによって、この制度の対象とならない方々にも一定の御理解をいただけるんではないかというふうに考えたところでございます。  スケジュールといたしましては、予算可決後、自治会などとの調整を行いまして、本年9月ぐらいからボランティアポイント手帳を配布し、10月からポイントの付与を開始、平成30年4月からポイントの交換を始めたいというふうに考えております。  9ページをごらんください。生活支援サービスの体制整備についてのイメージ図になっております。図の下のバックアップの支援体制の充実・強化のところで、生活支援コーディネーターにつきましては平成28年度に設置しておりまして、平成29年度には、いわゆる協議体を設ける予定でございます。  予算といたしましては、協議体の参加者謝金として、一人7,500円の10人の2回分、合計15万円を計上いたしておりますが、そのメンバーまた謝金の額につきましては、現在、慎重に検討をいたしております。執行段階で調整をさせていただきたいというふうに思っております。  10ページをごらんください。認知症初期集中支援チームの設置についての資料でございます。  平成29年度からの新規事業となります。このチームは、複数の専門職が、認知症が疑われる人、または認知症の人とその家族を訪問しまして、認知症の専門医による鑑別診断を踏まえて、観察・評価をし、本人や家族の支援など初期の支援を包括的、集中的に行うことにより、自立生活のサポートをしようとするものでございます。  春日市認知症初期集中支援チームにつきましては、筑紫医師会から御推薦をいただきます認知症サポート医1名、認知症地域支援推進員、これは地域包括支援センターにそれぞれ1名ずつ現在おりますが、今後ふえていく見込みでございます。その推進員が2名、市の高齢課職員が保健師など2名ということで、最低5名で構成をしたいというふうに考えておりまして、かかりつけ医などとの連絡・調整につきましては、筑紫医師会の支援を受けることにいたしております。  平成29年度の当初予算額としては、報償費として認知症サポート医、あるいはその他の医師の派遣などに支払う分が、1回2万円で、総額32万円。筑紫医師会の連絡・調整手数料として、一括して10万8,000円、計42万8,000円となっておりまして、この内容につきましては、筑紫地区4市1町と医師会との間で調整した額でございます。  なお、他の市におきましては、医療機関に委託をされているところもございます。筑紫地区の中では、そういったこともございますので、全体の額としては異なりますけれども、先ほど申しました報償費、あるいは筑紫医師会への連絡・調整手数料、この部分につきましては4市1町で足並みをそろえております。  下の図をごらんください。中央部分にありますように、認知症初期集中支援チームにつきましては、先ほど申しましたように、筑紫医師会から推薦いただく認知症サポート医と認知症地域支援推進員、これは医療系と介護系両方いらっしゃいます。そこに高齢課の保健師などが加わって編成するということで、市の直営で運営をいたします。  右側のイメージ図の流れにありますように、1)認知症の疑いがある高齢者家族や地域住民などからの認知症地域支援推進員に相談があった場合に、2)認知症地域支援推進員が実態把握のために訪問しまして、その時点でできるだけの助言、支援等は行うことにいたしております。その上で、3)随時認知症サポート医と市高齢課職員、認知症地域支援推進員を交えたチーム員会議、これを月1回程度開催いたしまして、今後の支援方針を検討したいというふうに考えています。件数によっては2カ月に1回とかなるかもしれませんけれども、予定としては月1回程度は開催していきたいというふうに考えております。  その後、4)、5)で早期の医療機関の受診に向けた勧奨をするなど、必要に応じてかかりつけ医などの医療機関、ケアマネジャー、介護保険事業者などとの連携を図りながら、集中的な支援を行ってまいりたいというふうに考えております。基本的には、集中的ですので、6カ月程度をめどにしまして、当然その後もフォローはしてまいりますけれども、目安としては6カ月程度を一つの期間として、集中的な対応を行ってまいりたいというふうに考えています。  先ほど申しましたように、かかりつけ医などとの連絡・調整につきましては、筑紫医師会の支援を受けるということで医師会のほうにもかかわっていただくようにいたしております。  平成29年度の介護保険事業特別会計予算につきましては以上でございます。 268: ◯委員長(米丸貴浩君) ただいま25号議案の説明が終わりましたので、これより委員の皆さんの質疑をお受けしたいと思います。  質疑はありませんでしょうか。白水委員。 269: ◯委員(白水和博君) 済いません。居宅介護予防福祉用具購入と居宅介護住宅改修が、18.3と19.5と当初予算が減ってるんですけど、これから在宅での介護がふえていくのに、この予算が減ってるのは別に問題はないんでしょうか。 270: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木高齢課長。 271: ◯高齢課長(佐々木康広君) 確かにおっしゃるとおりだというふうに考えております。ただ、この住宅改修と福祉用具につきましては、毎年ふえる年もあったり減る年もあったりということで、一つには、ある程度普及をした中で減ってるという要素もあるのかなというふうには考えています。なかなか原因が現時点ではつかみきれておりませんけれども、また一つには、平成27年8月から、一定以上の所得がある方の費用負担割が2割になったということも少し影響しているのかなというふうに捉えております。いずれにいたしましても、これまでの実績を踏まえまして平成28年度につきましてはこの予算にしておりますけれども、当然ながら年度途中にでも件数が伸びてくれば、その予算は確保してまいりたいというふうに思っております。 272: ◯委員長(米丸貴浩君) 白水委員、よろしいですか。 273: ◯委員(白水和博君) わかりました。 274: ◯委員長(米丸貴浩君) 住宅改修が整ってきたことと27年の8月から2割負担なった方がいらっしゃる影響だということですけれども、佐々木高齢課長、制度は皆さん御存じなんでしょうかね。そういうところは要因の一つにはないんでしょうか。  佐々木高齢課長。 275: ◯高齢課長(佐々木康広君) 基本的には、建築事業者の方等からかなりそういう周知がされているようですし、またケアマネジャーあるいは地域包括支援センターのほうに御相談があった場合、適切なそういうアドバイス、助言等はされているようですので、制度を御存じなくて利用されていないということはあまりないのかなと思っておりますが、現時点で全て普及したということではございませんで、要は必要な方がそこで整備をされたら一旦落ちつくと、また、新たに必要な方があった時点でまたふえると、そういった形でふえたり、少し減ったりということを繰り返しているようでございます。 276: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございます。  質疑はありませんか。前田委員。 277: ◯委員(前田俊雄君) 今の関連ですけどね、いろんな春日市のほうでは住宅の建てかえ等もあってる中において、最近の新しい住宅見てましたらね、最初からバリアフリーとか将来を見通したような建築物もよく見られるわけですけれども、そういったこともあるんじゃないでしょうかね。建てかえ時に一気にやってしまおうという、そういった傾向もあることはあるんでしょうね。 278: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木高齢課長。 279: ◯高齢課長(佐々木康広君) 申しわけありません、そこは把握はいたしておりませんが、今、議員がおっしゃったこともあるかもしれません。申しわけございません。 280: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員、よろしいですか。 281: ◯委員(前田俊雄君) よろしいです。 282: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。前田委員。 283: ◯委員(前田俊雄君) 全体的になんですけれども、第6期の29年は最終年になるわけですよね。27、28、29ですね。そういった中で、どうしても第6期になし遂げなければならない一つの制度の中でどうしてもここがおくれてる部分というのは、済いません、概括的な話で申しわけないんですけど、あって、それを平成29年度の予算の中に集中させたという部分は何かありますか。抽象的で申しわけないんですけれども。 284: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木高齢課長。 285: ◯高齢課長(佐々木康広君) 基本的には、第6期介護保険事業計画に基づきまして事業は進んでいると思っております。ただ、当然ながら、これは市のほうではなくて民間の介護事業者等が、介護基盤につきましては自主的にされる部分もございますので、その分は別といたしまして、市のほうで事業計画に基づいてやるといたしておりましたのが、まずは認知症高齢者グループホームの設置、これが介護基盤の整備といたしましては事業計画にあげていたものでございます。これにつきましては、若干時期はずれ込みましたけれども、この分も事業計画の中でできるということになっておりますし、また、新しい総合事業につきましては、むしろ事業計画よりも前倒しをしてやっているということで、基本的には事業計画に沿った形で事業運営ができているかなというふうに思っております。 286: ◯委員(前田俊雄君) わかりました。 287: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。西川委員。 288: ◯委員(西川文代君) 資料の5ページです。介護給付費の推移、平成25年度から平成29年度ということですけれども、毎年毎年の伸びがですね、かなり大きくて、29年度も7.3%増ということですけれども、ここで聞いていいのかな、今後もこの形で、いろんな施策を通して抑えていくということはありますけれども、基本的には今後も伸び率がこのぐらいの形で伸びていくという形で見込まれているんでしょうか。 289: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木高齢課長。 290: ◯高齢課長(佐々木康広君) 基本的には、平成29年度の予算につきましては、先ほど申しましたように、第6期の介護保険事業計画で定めた給付費の額にしておりますので、実際にここまで伸びるかというと、少し落ちるのではないかというふうに考えております。と申しますのは、平成28年度の今度の3月補正で給付費は減額させていただいておりますが、説明させていただきましたように、想定よりも要支援者の数が現在ふえていると。認定者の数は大体予測どおりですけれども、要支援者の軽いほうの方がふえているということもございまして、少なくとも29年度はここまで、当初予算で設定しましたところまでは伸びないのではないかというふうには考えております。  ただし、基本的な方向性としては、まずは高齢者の方がふえてまいりますし、特にこれから団塊の世代の方々が次第に後期高齢者のほうに移っていかれますので、後期高齢者になりますと、特に認定率が極端に上がってまいります。そうなりますと、そこは当然ながら給付費も上がっていくだろうというふうに考えております。ただ、一つには、国自体がこれに対する対応として介護保険制度の見直し等もされておりますので、そういった中で市としてどういうふうに対応していくかということになろうかと思います。一つには、この新しい総合事業、あるいは生活支援体制整備のほうでも上げておりますけれども、やはり地域全体で高齢者の方々を支えていく体制づくり、それとあわせまして、介護の予防、この部分を今から強化していかないといけないかなというふうに考えております。 291: ◯委員長(米丸貴浩君) よろしいでしょうか。ほかに質疑はありませんでしょうか。白水委員。 292: ◯委員(白水和博君) これからたくさんいろんな事業等始まっていきますけれども、今、地域包括センターは2カ所ですよね。これを東西南北4カ所、これだけいろいろ認知症の施策とかが始まっていきますけれども、集中支援チーム等、将来的にそういうふうな設置の考えとかはありますでしょうか。 293: ◯委員長(米丸貴浩君) これはね、前もちょっとね、質疑があったと思うけど。今のところの事業計画を、説明ください。  佐々木高齢課長。 294: ◯高齢課長(佐々木康広君) 基本的には、現在、第7期の介護保険事業計画を策定しているところですので、その中で方向性は見出してまいりたいというふうに考えています。従来から、この市民厚生委員会を初め、議会のほうからもいろんな御意見をいただいております。地域包括支援センターはこの体制でいいのかという御意見でございますので、そういった御意見も踏まえまして、春日市としてどういうふうにあるべきかという方向を探ってまいりたいと思っております。ただ、基本的に春日市の場合は、非常に地域が狭隘な中で、ある意味、効率的なサービスの提供ができる部分がございますので、その中でどこまで広げていくかということはございます。国のほうで基本的な方向性を打ち出しておりますのは、体制強化ということで、基幹型の包括支援センターなり機能強化型の包括支援センター、そういったところも国のほうとしては志向しておりますので、そういったところも踏まえながら春日市としてどういった体制をとっていくかということで検討してまいりたいと思っています。 295: ◯委員長(米丸貴浩君) 多分、白水委員が言いたかったことはですね、今、包括支援センターがいろんな事業を、今年度も付加してやっていらっしゃって、その事業量に対して体制整備がついていってるのかなという、多分危惧の御質問だったのかなと思っております。また、計画の中でしっかり委員会の意見も聞いて、取り込んでいただければと思います。  佐々木高齢課長。 296: ◯高齢課長(佐々木康広君) 済みませんでした。そういった意図ということで受けとめさせていただきたいと思います。  基本的には、包括支援センターだけではございませんで、これは以前、一般質問の中でも回答させていただきましたけれども、春日市の場合は、一つには社会福祉協議会の方々が、以前から地域福祉ということでかなり地域に入っていただいてやっていただいております。それとあわせまして、市の高齢課のほうでも、ほぼここで今やっております事業につきましては、むしろ地域包括支援センターというよりも高齢課のほうで進めておりますので、ある意味、高齢課、社会福祉協議会、そして地域包括支援センター、その全体的な体制をどうしていくかという方向も見据えながら考えていきたいと思っております。ありがとうございました、貴重な御意見。 297: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。前田委員。 298: ◯委員(前田俊雄君) いろいろ国のほうも、歴史をたどれば、介護保険制度を創設したわけですけれども、どうもいろんな制度をいじっているみたいですけれども、いじるたびに、市町村の第一線の基礎自治体の負担がどんどんふえてきているような感じがしています。そういった中で、仕事をふやすのはいいんでしょうけれども、それに伴って、国として財政的な支援はしてくれているのかなというのがちょっと気になるわけですけれども、そこら辺はどんな感じなんですか。 299: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木高齢課長。 300: ◯高齢課長(佐々木康広君) 基本的には、国のほうが市町村に求めていく部分が、どちらかと言いますと、地域支援事業の部分が市町村の創意と工夫が求められる部分になります。その中では、国のほうといたしましても、国が提唱する事業については一定の財源を用意した形で、この範囲であれば介護保険の財源の中でやっていいというメニューを示していただいておりますので、それは十分に活用していくべきかなというふうには考えております。ただし、やっぱりどうしても人的な部分は市のほうの一般会計のほうの負担になっておりますので、そこのところはなかなか、国のほうからの支援というのが、少しどうなのかなという気はいたしております、正直申しまして。 301: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 302: ◯委員(前田俊雄君) 確かにいろんなことを見ましたら、キャッチフレーズはいいですよね。地域の創意工夫と。住みなれた地域でと。非常にキャッチフレーズはいいわけですけれども、歴史的に、介護保険できましたけど、だんだん基礎的自治体の市町村の負担がふえてきて、何かこう、国が少し押しつけてるような印象があるもんですから、あえて言ったわけですけれども。実際、いろんな県なんかとのやり取りをする中で、そういったこともあったりするんじゃなかろうか思ったんですけれども、そういった意味では、ここまで来たら、お互い知恵を出しあってやっていくしかないでしょうからですね、ともかく、いろんな形の中で知恵を出し合いましょう。それしかないんじゃないですかね。 303: ◯高齢課長(佐々木康広君) ありがとうございます。 304: ◯委員長(米丸貴浩君) ほかに質疑はありませんでしょうか。  質疑をさせていただきますので、委員長を交代します。お願いします。 305: ◯副委員長(近藤幸恵君) 委員長を交代いたします。  米丸委員。 306: ◯委員(米丸貴浩君) まずは、地域リハビリテーション活動支援事業費というのがありますね。5款の2項の1目の一般介護予防事業の中にありますね。いわゆるリハビリ専門職の方、理学療法士さんとか作業療法士さんを最大4時間まで定期的に派遣してというのがありましたよね。地域における介護予防事業を取り組みますよというのがあったと思います。これは、昨年度からの新規事業でやってあって、大変好評だったと。地域からの申し込みが多くて、たしか去年の6月の補正ですぐ増額補正した分じゃなかったですかね。それで、地域全体で支えていく体制をつくろうということであれば、去年の実績からすると増額にはなっているものの、しょっぱなで補正したぐらいですから、このぐらいで足りるのかなという懸念が一つあったんですが、いかがなんでしょうか。 307: ◯副委員長(近藤幸恵君) 佐々木高齢課長。 308: ◯高齢課長(佐々木康広君) この事業は平成28年度からの事業ということで、事業開始早々、御案内したところ非常に申し込みが多かったということで、6月に補正をさせていただきました。当然ながら、補正する前の額よりも執行のほうが多くなっておりますけれども、補正した額全て使い切っているかというと、そこまでは至っておりません。と申しますのは、従前からやっております、継続しております講師派遣事業というのがございまして、そちらが各団体2時間までとなっております。そちらのほう使ってあったところがこちらの地域リハビリテーション活動支援事業を使われたり、逆に、そちらの従来からの講師派遣事業でいいというところもありますので、全体といたしましては、昨年の当初予算の段階よりも、当然ながら利用はふえておりますけれども、補正させていただいた分全部は多分執行はできないというふうに考えています。 309: ◯副委員長(近藤幸恵君) 米丸委員。 310: ◯委員(米丸貴浩君) ということは、地域リハビリテーション活動支援事業と一緒にあわせて、介護予防、事業名で言えば、介護予防普及啓発事業と一緒に考えれば、地域のことは確かにふえてますよね。予算規模で見てもかなりふえてますよね。480%ぐらいですもんね。ということでよろしいわけですね。わかりました。  続けてよろしいでしょうか。 311: ◯副委員長(近藤幸恵君) どうぞ。米丸委員。 312: ◯委員(米丸貴浩君) それから、先ほど協議体の話の中、今度は生活支援体制整備のほうで、高齢課長から、協議体の設置については、地域の特色を生かした協議体をつくりたいという答弁が、説明があったんですけれども、地域の特色を生かしたというのは、今ある資源、例えばカフェとか、カフェは全部あるわけではないですからね、そういうところを今ある資源を生かしたという意味なんでしょうか。それともまた別の意味で、地域の特色というのがあるんでしょうか。これはどう理解したらよろしいでしょうか。 313: ◯副委員長(近藤幸恵君) 佐々木高齢課長。 314: ◯高齢課長(佐々木康広君) これは、春日市の特色という意味でございます。平成21年度から安心生活創造事業に取り組んでおりまして、本年度、平成28年度にほぼ全ての地区でその体制が整ってきたという中で、それぞれ春日市の場合は、各地区ごとのいろんな福祉委員たちの話し合いの場も持たれてますけれども、中学校区ごとの役員研修会などで、それぞれ、福祉でしたら福祉委員さんたちが集まって中学校区ごとに話し合いの場を持たれるとか、あるいは、年に2回ほどは全地区の福祉委員さんなどが集まる研修会の場を持っていただくとか、そういった形をやっておりますので、そういった地域の支え合い等が非常に活発に行われているということが春日市の特色であろうと。その基盤の上に立った協議体にしたいということで、何か新たに設けるというよりも、これまでのそういった資源の上にこの協議体を設けていきたいというふうに、今、考えているところでございます。  一つには、既に各中学校区ごとに設けられております、そういった役員研修会なり、あるいは福祉委員さんたちの話し合いの場であり、あるいは地域全体の自治会長さんの中での福祉の担当の方が集まられる会議の場であったり、そういった既存の会議なりも活用させていただきながら、なるべく無理がないような形で考えてみたいというふうに思っております。  ただ、それだけではやはり資源全体を把握していくことは難しゅうございますので、専門職の方、こういった方々にもそれなりの専門部会と申しますか、そういった中で集まっていただく機会も設けていきたいと。それにつきましても、これまでケアマネジャーさんたちの情報交換会等も活発に行っておりますので、そういったものも生かしながらということで、なるべく、新たにまた会議をふやしたりとか、負担をふやしたりということがないような形でやっていきたいというふうに思っております。 315: ◯副委員長(近藤幸恵君) よろしいでしょうか。米丸委員。 316: ◯委員(米丸貴浩君) まだいいですか。 317: ◯副委員長(近藤幸恵君) はい、どうぞ。 318: ◯委員(米丸貴浩君) そこはそうしたら、生活支援コーディネーターさんがずっと今まで資源の充実、そういうことを目指すためにいろんな調査をやってこられたじゃないですか。これがここに生きてくるということなんですか。そういう理解でよろしいですかね。 319: ◯副委員長(近藤幸恵君) 佐々木高齢課長。 320: ◯高齢課長(佐々木康広君) ありがとうございます。そういう方向にしております。  生活支援コーディネーターのほうと市の高齢課のほうで今進めておりますのが、2種類の資料の作成を進めております。一つは、資源ガイドブックということで、市内のいろんな介護サービス以外の、例えばカフェですとかサロン、あるいはそれ以外の健康運動教室ですとかそういった通いの場、それ以外の生活支援のいろんな事業、あるいは、例えば、介護タクシーですとかそういう交通支援、さまざまなそういう生活支援の地域の資源を集めた資源ガイドブックというものをつくりまして、これを実際にサービスを調整されるケアマネジャーさんたちに利用していただこうということで今、整理をしております。この分が近々にはでき上がってくると思いますので、一つはそういったものを使っていきたい。  もう一つ、今つくっておりますのが、生活支援コーディネーターと市の職員が全ての地区を回りまして、それぞれの自治会で取り組まれている高齢者支援活動、それをほかの自治会のほうに紹介できるような、今、情報共有資料を作成しております。ただ単にどんな事業がされているかということじゃなくて、その中で特色ある事業を取り上げていただいて、それを運用するためにどんな苦労をされているかとか、そういったお話もお聞きしながらそういう資料をまとめているところでございます。できましたら、こういった資料をそういう協議体等にお諮りをしながら、全市的に情報共有ができるような形に持っていきたいと思っております。 321: ◯委員(米丸貴浩君) その件はわかりました。 322: ◯副委員長(近藤幸恵君) よろしいですか。  次。米丸委員。
    323: ◯委員(米丸貴浩君) あと1点だけ。新規事業で認知症初期集中支援チームを設置しますよということで、先ほど資料が10ページにありましたね。チームの設置についてずっと書いてあります。ここで知りたいのは、これまでも地域包括支援センターにも認知症地域支援推進員さんをずっと配置してやってきたわけだけれども、それのさらなるステップアップとして、ここでは包括に配置されている推進員さん、ここに今度は筑紫医師会が入ってきて、認知症サポート医をこうして専任で置いてもらうと。これは、認知症の初期の方、御家族の方、今本当に困ってある方が、まずどこに相談したらいいんだろうと。これは先ほどのお話だと、私の中では、包括支援センターがいわゆる窓口、コンシェルジュ的な役割を果たしていくのかなと思ったんですけれども、その辺がちょっとわかんなかったです。そういう理解でよろしいんでしょうかね。 324: ◯副委員長(近藤幸恵君) 佐々木高齢課長。 325: ◯高齢課長(佐々木康広君) 基本的には、今、委員長がおっしゃったように、地域包括支援センターに置いております認知症地域支援推進員が窓口になっているということは今後も変わりません。そういった中で、特に認知症の疑いがある、しかしながら、医療サービスも介護サービスも受けられてないような方がいらっしゃる。そういった方をなるべく早く医療機関につなぐ必要があるとか、あるいはそういった方を受けてあるけれども、やはり認知症の症状が顕著で非常に対応に苦慮されているといった御相談があった場合に、このケースについては、認知症サポート医、専門医の話を、助言を聞きながら対応を検討していったほうがいいと、そういう案件をまとめてチーム委員会議等に諮りまして集中的に対応していくという流れになります。そして場合によっては、これについては、かかりつけ医ともう少し連携を取ったほうがいいということであれば、かかりつけ医のほうとも連携を取ると。その際に、筑紫医師会のほうに少し連絡・調整等にお手伝いいただくといったことになります。 326: ◯委員(米丸貴浩君) そうかそうか、わかりました。 327: ◯副委員長(近藤幸恵君) 米丸委員。 328: ◯委員(米丸貴浩君) 認知症が疑われる人、範囲はここなんですね。私はもうちょっと違うのかなと思って。申しわけない。 329: ◯副委員長(近藤幸恵君) 佐々木高齢課長。 330: ◯高齢課長(佐々木康広君) 認知症が疑われる人、または認知症の人になります。 331: ◯委員(米丸貴浩君) わかりました。ありがとうございます。 332: ◯副委員長(近藤幸恵君) 米丸委員。 333: ◯委員(米丸貴浩君) 結構です。ありがとうございます。 334: ◯副委員長(近藤幸恵君) 委員長を交代いたします。 335: ◯委員長(米丸貴浩君) はい。では、ほかに質疑はありませんでしょうか。前田委員。 336: ◯委員(前田俊雄君) 予算の説明資料の416ページ、一番最初の2)、地域包括支援センター運営事業費というのがあるわけですけれども、今、北と南に地域包括支援センターがあるわけですけれども、この地域包括支援センター自身というのは、春日市の場合、民間事業所ですよね。それに対して、運営費というのは、やはり民間事業者ですから民間自身が基本的に独立採算でやるというのが基本なんですよね。ここにある委託料というのは、市のほうからこういった事業、例えば今あったような認知症地域支援推進員ですね、医療系、介護系とか言われてましたけれども、こういったこともお願いしますよといった部分に対する委託料という理解でいいんですか。 337: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木高齢課長。 338: ◯高齢課長(佐々木康広君) 一つ、認知症のほうにつきましては別に予算がございます。419ページ、認知症施策総合推進業務、この分が地域包括支援センターのほうに別枠で委託をしております。  先ほどの416ページの委託料につきましては、地域包括支援センターの基本的には包括的な支援業務のほうにお願いしておりまして、地域包括支援センターは二つの側面を持ってあります。一つはそういった総合相談支援ですとか権利擁護ですとか、あるいはいろんなマネジメント関係の業務、これは包括的な支援事業としてこの委託料の中でお願いしてます。もう一つは、要支援者の方に対する介護予防の計画、介護の計画ですね、あるいは、今度新しい総合事業の介護予防ケアマネジメント、こういった部分は包括支援センターを春日市が委託をしている法人が、指定介護予防支援事業者として別にそちらのほうの指定を受けて、そちらのほうにお願いしているということになります。ですから、計画をつくられる分は、1件幾らで別枠で介護給付費の中から出ております。給付費なり総合事業の中から出ています。こちらのほうの委託料は、あくまでも基本的な相談ですとか、支援ですとか、そういった部分の委託料になります。 339: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 340: ◯委員(前田俊雄君) そういう理解だったんですけれども、先日も、現地ですね、両センターを視察したときでもですね、あれだけのスタッフを抱えられて相当の費用がかかっていらっしゃるだろうに、営利企業ではないでしょうから大きな利益は要らないでしょうけれども、採算が取れてるのかなという不安があったわけです。それに対して私たちは、地域包括支援センターに対して、先ほどからの議論を聞いても、過度にいろんな期待をしておるわけですね。しかし、期待しても、やはり民間企業である限りですね、採算が取れないとできないだろうと思ってですね。逆に期待してお願いするのであれば、それなりの委託料を払わないかんなというようなことが気になりましてね、聞いたわけですけれども。  やはり今後とも、2カ所の包括支援センターでということであれば、より密接な関係もあるし、そこら辺の部分もいろんな配慮をしていかないかんのかなと思うわけですけれども。やはり、両法人ともしっかりした法人ですから、そこら辺は任せっとってもいいと私は思ってるんですけどね、逆に言えば、行政のほうが期待してこれやって、あれやってと言ったら、先ほど言ったように、委託料もふえてくるということになるわけですよね。そこら辺はどうですか。 341: ◯委員長(米丸貴浩君) 佐々木高齢課長。 342: ◯高齢課長(佐々木康広君) この分も第7期の介護保険事業計画の中でどのくらいのボリュームの、基本的な業務、先ほど申しました業務をお願いするかということによってくると思います。非常に難しいのが、先ほど申しました、地域包括センターには二つの性格がございます。市のほうが委託をしている地域包括支援センターと、指定介護予防支援事業者としての性格の両方がありまして、同じ方々がその二つの役割を持っていただいているということで、なかなか難しい部分はあります。実際、どちらの仕事でされているのか。ケアプランをつくられる部分は介護予防支援事業者のほうでされてるし、相談に応じる分は地域包括支援センターの相談業務でされていると。そのあたりはなかなか整理が難しいというのが、もともとこの制度にはございます。そういった中で、ただ、こちらのほうの介護給付費なり、あるいは総合事業のほうで1件幾らでお支払いしてますけれども、明らかにそこの部分がやはり負荷がかかっているとか足りないという状況であれば、その部分は委託のほうを見直していく必要があるかなと思っておりますけれども、現在はそれぞれ包括センターで4人ずつの委託料をお支払いをしておりますけれども、実際にいらっしゃるのは、両センターとも8人ずついらっしゃいまして、それぞれ両方の仕事を兼ねてしていただいているという状況になっております。 343: ◯委員(前田俊雄君) 理解しました。 344: ◯委員長(米丸貴浩君) よろしいでしょうか。  ちなみに計画配置人員は、北が10人、南が9人ですよね。それだけで、さっき白水委員が言われよったけど大丈夫かなって、頑張ってるのにっていうことですね。  ほかに質疑はありませんでしょうか。よろしいでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 345: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、第25号議案「平成29年度春日市介護保険事業特別会計予算について」の審査を終了いたします。  これで3議案とも終了いたしましたけれども、皆さんのほうから、聞き漏らし等がありましたら、ここでお受けしますが、ありませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 346: ◯委員長(米丸貴浩君) ないようですので、議案審査は以上といたします。  ここで、暫時休憩いたします。  執行部の皆さんは退席されて結構です。どうもお疲れさまでした。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後3時25分                 再開 午後3時39分                ──── ─ ──── ─ ──── 347: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  以上で本日予定されておりました日程は全て終了いたしました。  ところでですね、私のほうから委員会運営上、委員長といたしまして確認すべき事項がありますので、お諮りします。  3月2日、第11号議案審査の過程におきまして、西川委員から、「もしそれが私のテープとか聞き起こして違いましたら訂正させていただきます」との発言がなされております。  まずはテープの確認はなされましたでしょうか。それから、この発言にあります措置はいかがしましょうか。 348: ◯委員(西川文代君) 済みません、テープの確認はしてないです、今のところは。早急に、今でも間に合えばさせていただくという形で。 349: ◯委員長(米丸貴浩君) 一つは、訂正という発言があったんですけれども、発言の訂正というのは、原稿とか数字の読み違い──先般も前田委員がKDBをCKDでしたかね、それとか、数字を読むときに、150万というところを140万と思わず言ってしまった、そういうことが訂正という言葉になります。そういう字の読み違い等の字句に限定されるものでありますので、発言の趣旨を変更することは残念ながらできませんので、しかるべき措置をとっていただくようにお願いいたします。  前田委員。 350: ◯委員(前田俊雄君) 西川委員がいる前で大変申しわけないけど、第11号議案の審査の過程で西川委員が、今福課長がいらっしゃるときはいいですけれどもと、いらっしゃらなかったら云々と言って、「危惧される」という発言があったわけですけれども、私、この発言というのは極めて私は重大な発言と思ってるんですよ。といいますのは、執行部が説明する以上、また、条例案というのは私文書じゃなくて公文書なんですよね。それも議会にかけるほどの重要なものなんですよ。それで、執行部としても、今福課長から説明があったように、人事法制課とも十分協議した上で執行部を代表して今福課長は説明されているわけですから、今福課長の個人的な文章の見解で言ってるわけではなくて、きちんと執行部として整理した上で発言されているわけですから、それに対して、「今福課長がいらっしゃるときはいいですけれども、いらっしゃらなかったら云々危惧される」という発言はですね、私は取り消されて、それから議事録から私は抹消されたほうがいいと思いますけれども。その辺は委員長、どのような取り計らいを。 351: ◯委員長(米丸貴浩君) 発言の取り消しというのは、原則は発言者の方の自発的な行為によって措置されるというのは、西川委員も既に御存じのとおりと思います。前田委員からまず、それはどうかなと。大事なことですから。  それから、今定例会の委員会の冒頭に、3月の議会、全てのこういう委員会の記録も、6月ぐらいからですかね、ウエブ上で出ますよと、ですから、熟慮の上慎重に発言のほどお願いしますということは私も冒頭に宣言したと思います。そういうことを鑑みますと、一つは、執行部もやっぱり困るのかなということも懸念されますし、何よりも西川委員にとっても、その後で、誤解のないようにという答弁があったとしても、それで前段が消えるわけではありませんので、措置されたらいかがかなという今、御意見でした。それに対して西川委員が、それは措置は判断をされることだと思っております。 352: ◯委員(西川文代君) わかりました。 353: ◯委員(前田俊雄君) 特にね、大事なことでですね、要するに市民厚生委員会は、条例案というのをそういう軽い認識で審査してるのかということを疑われかねないからですね、やっぱり西川委員のためにも、あの部分は発言を取り消されたほうが私はいいと思う。 354: ◯委員(西川文代君) 今テープ入ってるんですかね。 355: ◯委員(前田俊雄君) 入ってます。 356: ◯委員(西川文代君) 私自身が、その文言ということにこだわったんですね、あの部分は。それで初めてそういう5人以内とかいう表現を聞いて、一般的に考えたときに、以内だと、委員会のときも申し上げましたけれども、二人でもよいという文言だけ捉えれば、そういうふうになってしまうから、そういうことになることを危惧して、この5人以内という表現を別の表現にできないものかというところがありました。今福課長の説明の中で、他自治体を調べたときに、別の表現をしているところもあると。別に5人以内っていうふうにせずに、別の人数設定をしているところがあるというような説明と私は受けとめたんですね。そこはテープを聞きなおしてみないとわからないです。そうであれば、春日市は何も、今回の条例の条文の中に委員数を5人以内と表記しなくてもいいんではないかというところも考えました。なので、まだそこら辺のところが、テープの確認もできていませんし、他自治体の件に関しても、済いません、まだ調べられておりませんので、そこをしっかりと自分で確認した上で判断させていただきたいと思います。 357: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員。 358: ◯委員(前田俊雄君) そうじゃなくてね。言葉として、そういう議論があった上で、「今福課長がいらっしゃるときはいいけども」と、その部分ですよ。それが結果的に、この議案、すなわち条例案を軽視している、執行部の説明を極めて軽視しているということなんですよ。あなたがどうして、他市がどうのというのはこだわりはこだわりでいいかわからんけど、発言ですよ。最終的にそういった疑問を持ちながら、要するに、「今福課長がいらっしゃるときはいいけども」という、この語句なんです。これが明らかに議案を軽視している、執行部の答弁を軽視しているというところなんですよ。 359: ◯委員長(米丸貴浩君) 西川委員。 360: ◯委員(西川文代君) それがやはり、何でもそうなんですけれども、字句だけを捉えて結局見ていく形で、条例案としてあの分を通してしまったときに、例えば、事故が起こったときの検討委員会を二人で行っていたという形になった場合、今福課長がおっしゃられたのは、そういうことはあり得ないとおっしゃいました。しかし、あの字句だけを捉えれば、二人でも特に何ら問題がないという形で通っていってしまうんではないかと思うんですね。そこらあたりなんですよ。そうすればやっぱり明確に人数が、そうやって二人などでは行わないような形の人数設定をするべきではないかなと思いましたので、そのようなことになったわけです。条例案だけがずっといったときに、5人以内だったら二人でもいいっていうことにならないでしょうか。 361: ◯委員(前田俊雄君) 私も前回のときに、これこういったような構成をするときの基準として、通常は上限を定めるんです、上限を定めた上で、こういった部門の方から指名いたしますよという形の中で。そうでないと、5名と言ったら、逆に言えば、緊急時があったとします。事故なんていうのはいつ起きるかわからないんです。仮に、あなたが先日言われた、8名とか言われたけれども、8が5にしてもそうでしょうけども、5人以上とか5人と定めたときに、緊急時に開かなければならないし、当然のことながら、委員に対してなっていただけませんかと、はい、わかりましたと、同意が必要なんですね。任命が必要なんです。こういう任命行為が必要なんです。緊急を要するときに、あすでも開かなければならないというたときに、4人は承諾が取れたと、任命もできたと。あと一人がどうしても見つからない、しかし会議は明日にでも開かないかんといったときに、あなたみたいに5人と定めたときに開けないんです。あすでも開かなければならない調査委員会が開けない。これによって、事故における明らかにすべき事項がおくれる、それに対して、社会から春日市は何してるんだという批判を浴びるという事態を招くわけです。そのために、こういう委員会なんかは5人以内という表現を使うわけです。そのために、第2項において、わざわざこういった委員構成は学識者ということにしとるわけです。通常、そのようにするわけです。 362: ◯委員長(米丸貴浩君) 西川委員。 363: ◯委員(西川文代君) そうであればですね、私はその答弁を今福課長にしていただきたかった。やはり、5人以内というふうに上限を定めるのは、緊急事態もあります。あのときの説明は、5人以内としても二人ということなんかはあり得ない、これだけの対象者をしてますから、もう4人、5人になるような形で持っていきますとおっしゃったんですよ。だから、それに対しては、それは今福課長がそう考えていらっしゃるでしょうけれどもということなんですよ。だから、今のところ基本的には頼んで5人選びたいけれども、今、前田委員がおっしゃったように、緊急事態があり得ますから、二人でもやらなくちゃいけないこともありますから、こういう設定をさせていただいときますとおっしゃったら、私は全部クリアに理解できました。そこの答弁がなかったものですから、そこは誤解が生じたと思います。そういういろいろ議論の流れがあるからですね。そこだけは、私は今の前田委員のお話を聞けば理解できます。 364: ◯委員長(米丸貴浩君) 今ですね、議案の中身の5人以内という「以内」の表現の可否について問うてるのではなくて、西川委員の発言の中に、「・・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」という発言があったので、これが未来永劫ずっと残っていくということ自体がいかがなものかというのが最初の前田議員の発議だったと思うんですけれども。 365: ◯委員(前田俊雄君) それを一番心配してるんですよ。 366: ◯委員長(米丸貴浩君) 表記の有無の解釈については、西川委員は西川委員の考えでいらっしゃれば、それはそれでいいと思っております。 367: ◯委員(前田俊雄君) 先ほど、冒頭言いましたようにね、あくまでも、今福課長は市長にかわって市を代表して説明したわけですよ。だからそこのところで、そういう立場の人に対して、それも公文書として重要な議案として出てきているものに対して、「今福課長がいらっしゃるときは」という、このフレーズが私は問題視をしているわけですよ。 368: ◯委員長(米丸貴浩君) ですから、そこの部分を取り消すのか取り消さないのかというところの今発議ですので、いかがされますかということです。 369: ◯委員(西川文代君) わかりました。本定例会中で委員会がある間に取り消しをすればいいんですよね。まだ、時間がありますか。 370: ◯委員長(米丸貴浩君) 近藤委員。 371: ◯副委員長(近藤幸恵君) 確認をしたいというお気持ちもおありのようですので、今、多分、事務局が議事録、会議録を落とし込んでると思いますので、どうぞ配付してください。そうすると確認する必要もありませんので、今、せっかく発議があっておりますので、現段階で確認ができるかと思って、それに沿って、西川委員が取り消すのか、取り消さないのか、はっきりしていただきたいと思います。 372: ◯委員(西川文代君) わかりました。 373: ◯副委員長(近藤幸恵君) では、事務局。 374: ◯委員長(米丸貴浩君) じゃあ、資料を配っていただいてよろしいですか。  暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後3時53分                 再開 午後4時08分                ──── ─ ──── ─ ──── 375: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  会議録の資料を御一読いただけたかと思いますので、御意見があればお伺いしますが。  近藤委員。 376: ◯副委員長(近藤幸恵君) 会議録を読む限り、やはり5ページの中ほどにありますように、西川委員の発言の中に、「・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」という言葉があります。これは明白な事実でございますので、やはり私も取り消しをなさるほうがよろしいかと思いますよ。  以上です。 377: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございます。ほかの委員の皆さんから何かありましたらお受けしますが。前田委員。 378: ◯委員(前田俊雄君) やっぱり、今福課長の、1ページに、「速やかに組織をして、その検証に入らなければならない」という言葉も入っておりますし、人事法制課とも相談したということ、また、同機関を設けたときに使われる表現ということがありますし、運営する場合には当然人事とも相談をするということもありますので、組織としてきちんと選ぶんだという意思の説明があっておりますんで、やっぱり西川委員、先ほど言ったように、取り消されたほうが私はいいと思いますよ。 379: ◯委員長(米丸貴浩君) 白水委員は何かありますか。 380: ◯委員(白水和博君) 自分も、この部分ですね、「きちんとしていただけるということを信じておりますが」というのは余り……。撤回したほうがいいんじゃないかなと思いますね。 381: ◯委員長(米丸貴浩君) 吉居委員はいかがですか。 382: ◯委員(吉居恭子君) 3ページ目の一番上を見ると、8人以内だったらいいという感じもあるんですよね。だから、最後まで見ると、「以内」ということをずっと言われてるみたいやけど、そこじゃなくて、人数だったのかなとも思いますけど、それからいくと、何か思ってる、言ってることがちょっとずれたりしてるかなとちょっと思って。やっぱり、私が見たのは、5ページ目の削除を最小にするとすれば、5ページ目の西川委員の丸の三つ目ですね、そこで「よろしくお願いします」って、そこで「はい」って言われたんで、了解されたのかなって思うんで、そこぐらいかなと自分では思ってます。それ以降はちょっと削除したほうがいいんじゃないかなと。感想いいですかと。感想だから「はい」で。思いました。 383: ◯委員(西川文代君) 最終的には私の判断ですよね。私の気持ちを言わせていただいていいですか。 384: ◯委員長(米丸貴浩君) どうぞ。 385: ◯委員(西川文代君) いろいろ話がつながっておりまして、私が「はい。感想いいですか」の前の今福課長の答弁、「私の答弁の仕方がまずくて御理解いただけなくて申しわけありません。通常ですね、こうやってコンテンツを列記している場合は、最低でもその人数は必ず確保するというのは事務のやり方でございます。「以内」となっているから一人でいいとか、二人でいいとか、これまでもいたしておりませんし、これからもそういうふうにすることはございませんので、最低でもこの学識、弁護士、医師それと事業に関し事務経験がある者、この4人については必ず任命をしていくということで御理解いただければと思います。よろしくお願いします」。やっぱり、この文章というか、この答弁が、かなり今福課長のちょっと……。御理解いただければ4人について必ず任命をしていくと。そうすると、最初の答弁のときには、緊急時だったら2名の場合も出てくる、でも、ここでは4人については必ず任命をしていくというふうに書いてます。これはだから、字づらで言えば、先ほども申しましたように、5人内というのは2名でもいいわけですし、ただ、それが本当にそこを理解した上でこの条例を通すんであれば、私は全く問題ないんですよ。だから、「事務のやり方でございまして」とか、最初は二人でも緊急でやらなくてはいけないのに、「4人については必ず任命をしていくということで御理解いただければと思います」というようなところに関して、ちょっと私は解せない部分がありましたので、何もこれがだめだっていうことじゃなくて、そこを全体としてどう理解してるかということがありましたので、こういう言葉が出ました。  ただ、前田委員のほうからその前に、条例の表記の仕方というのはこういう上限を定めるし、そういうところも理解しなくてはいけないですよという御意見もありましたので、その後、皆さんが理解して、そういうことであれば問題ないですということで再度締めくくっていますので、特にここの字づらだけを私は捉えて、やっぱ流れがありますので、私としては特に、これは私の失言ともしとられればそうでしょうし、責任において特に撤回する意思はないです。 386: ◯委員長(米丸貴浩君) わかりました。 387: ◯委員(前田俊雄君) もういいです。 388: ◯委員(西川文代君) 済いません、ありがとうございます、皆さん。 389: ◯委員(吉居恭子君) 一つだけいいですか。言わないほうがいいかな。後でいいです。 390: ◯委員長(米丸貴浩君) いやいいよ。言うて。 391: ◯委員(吉居恭子君) 西川委員の思いなんですけれども、5人以内じゃいかんで、じゃあ8人以内とかですね、そのぐらいの形ぐらいのほうがって言ってるけん、8人以内だったらいいってことですか。 392: ◯委員(西川文代君) そういうことじゃなくて、5人以内の捉え方っていうことをずっと議論してたんですよ。5人以内といったら……。まあ、もうこれ以上いいじゃないですか。 393: ◯委員(前田俊雄君) 最後にもう一回だけ。繰り返しなりますけどね。くどいようだけど、私が何を言ってるかまだ理解されていないから。要するに、議案という審査中に、「・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」という言葉があってるわけですよ。ここをしてるんですよ。あなたのこの言葉は、どう言おうが、条例案という公文書を軽視している、執行部の答弁を軽視しているととられても仕方ないです。 394: ◯委員(西川文代君) いいですか。執行部の答弁を軽視してるんじゃなくて、審査してます。
    395: ◯委員(前田俊雄君) してるって、この言葉が。 396: ◯委員長(米丸貴浩君) この発言自体がね。 397: ◯委員(前田俊雄君) もういいです。私は結構です。これ以上言いません。私はあなた自身の今後のことを考えて言ったわけですけど、もう言いません。いいです。 398: ◯委員(西川文代君) ありがたいと思ってますけど、私自身が最終的に納得が……。 399: ◯委員長(米丸貴浩君) 西川委員には取り消すという意思はないということでありましたので。  近藤委員。 400: ◯副委員長(近藤幸恵君) 私は動議を出したいと思います。  3月2日の第11号議案審査において西川委員の発言中に、「・・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」との不適切な発言があると思われましたので、取り消すよう求めたいと思います。 401: ◯委員長(米丸貴浩君) ただいま近藤委員から、発言取り消しを求める動議が提出されました。  お諮りいたします。  発言取り消しの動議に賛成の委員の挙手を求めます。                   〔賛成者挙手〕 402: ◯委員長(米丸貴浩君) ありがとうございます。賛成多数であります。  よって、本動議は可決されました。  ただいま動議が可決されたことに伴い、西川委員の発言中、不適切な箇所の発言の取り消しを命じます。 403: ◯委員(前田俊雄君) ちょっと待ってください。その不適切な箇所というのを具体的に示さんと。 404: ◯委員長(米丸貴浩君) 不適切な箇所はですね、近藤委員からお話が提出動議の中にありました。改めて確認いたします。「・・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・…… 405: ◯副委員長(近藤幸恵君) ごめんなさい、・・・・。失礼いたしました。 406: ◯委員長(米丸貴浩君) 「・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」の部分でよろしいでしょうか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 407: ◯副委員長(近藤幸恵君) はい。 408: ◯委員長(米丸貴浩君) この部分の発言を取り消すことといたします。  ここで暫時休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後4時21分                 再開 午後4時25分                ──── ─ ──── ─ ──── 409: ◯委員長(米丸貴浩君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  ただいま発言箇所を提示いたしましたけれども、前後関係からいきますと、その後に私が「・・・・・・・・・・・」云々と、「・・・・・・・・・、・・・・・・・」という私の発言を取り消す必要があると思いますので、お諮りします。  これは取り消してもよろしいでしょうか。お願いします。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 410: ◯委員長(米丸貴浩君) その後ですね、それを受けまして、今福課長の「・・・・・・・・・・・・・・」という受け答えがありますので、この部分までを消したいと思いますが、いかがでしょうか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 411: ◯委員長(米丸貴浩君) 執行部、それでよろしいですか。 412: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) はい。 413: ◯副委員長(近藤幸恵君) そこだけでいいですか。 414: ◯委員(前田俊雄君) 「・・・・」はいいと。「・・・・」は消さんでいいと。 415: ◯委員長(米丸貴浩君) それ以下はいかがしますか、執行部の皆さん。 416: ◯委員(前田俊雄君) 「・・・・」という言葉は。 417: ◯委員長(米丸貴浩君) 「・・・・」だけを。  それでは、今福課長の答弁は、「附属機関の委員の任用に関しては」というところから始まるという表現でよろしいでしょうか。執行部よろしいですか。部長いかがですか。 418: ◯福祉支援部長(筒井ひとみ君) はい、大丈夫です。 419: ◯委員長(米丸貴浩君) 前田委員、よろしいですか。 420: ◯委員(前田俊雄君) はい。 421: ◯委員長(米丸貴浩君) 白水委員、よろしいですか。 422: ◯委員(白水和博君) はい。 423: ◯委員長(米丸貴浩君) 吉居委員、いかがですか。 424: ◯委員(吉居恭子君) はい。 425: ◯委員(西川文代君) 私には何の権利もないんですね。わかりました。  いや、わかりません。初めて動議を出されたので、他の委員の方の意見に従うしかない立場、状況ということだと理解いたします。 426: ◯委員長(米丸貴浩君) それでは、ただいま確認しておいた部分の発言の取り消しと、それから議事録からの削除を議会事務局が処置してください。処置をお願いいたします。  これにつきましては以上です。よろしいでしょうか。  ほかに委員の皆さんから、それから執行部の皆さんから何かありましたらお受けしますがありませんでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 427: ◯委員長(米丸貴浩君) これにつきましては以上とさせていただきます。  それでは次回の委員会は、3月21日火曜日午前10時から議案の採決及び委員長報告案の調整となっております。  これをもちまして、本日の市民厚生委員会を散会いたします。どうもお疲れさまでした。  執行部の皆さんどうもありがとうございました。                ──── ─ ──── ─ ────                 散会 午後4時28分...